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小林オペラ「この裁判の逆転の逆転の逆転」
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30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:44:06.21 ID:aa7GqzznO
真田P「あの、鬼瓦割さん…ライブまで後4日もありません。ので、できる限り練習に来ていただかないと…」
鬼瓦割「…つっても、面倒臭えんだよ。同じ動きを何時間の繰り返したりでよ」
真田P「…それが、アイドルの仕事ですから」
鬼瓦割「……チッ。やっぱそうなるってか。……仕方ねぇか」ボリボリ
シャロ「ほっほら!やっぱり聞き分けの良い良い人って!」
鬼瓦割「ちょっと、血でも見てくるかな……」ボキッボキッ
ミルキィホームズ「「「「きぃいいやぁぁああああああああああああああああ!!」」」」ダダダダダダダダダダダダ
タタタタタタスターンスターンスターン
小林(蜘蛛の子散らすように逃げていった…)
カーンッ トタン
シャロ「うわぁあああん!!頭打ちましたぁああ!!先生ぇええ!!!!」ガシッ
小林(そして逃げ遅れた子兎は仲間に助けを求める……まんま野生の動物だな)
真田P「あの、皆様。関係者が不審に思うので机の下から出てもらえると嬉しいのですが…」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:44:50.46 ID:aa7GqzznO
洲水「…鬼瓦割さん。アイドルがしちゃいけない顔ばかりしてると、いつかゴシップ誌にある事無い事書かれるよ?」
鬼瓦割「そういうてめぇも、休憩時間になると一人でどっか行くのを止めたらどうだ?あ?」
篠田「まぁまぁお二人方〜。廊下で喧嘩しちゃ駄目ですよぉ。それに、プロデューサーさんが見てますよ〜?」
洲水「………」
真田P「えっ?ああ…はい。出来れば…その」
鬼瓦割「……チッ」
小林(何だか、殺伐としているな。…アイドル業というのも大変なんだ)
マネージャー「まぁまぁ、鬼瓦割さん。覚えも早いし踊りには問題ありませんでしたし」
プロデューサー「体力はうちの事務所一だからね!…真田くんの次くらいに」
鬼瓦割「そういう事なら、もう少しふけっていても良いって事だよな?」
真田P「いえ、鬼瓦割さんの場合は腕の動きが他のアイドルよりも大きく、繊細さが少し足りませんので練習には来て貰わないと…」
鬼瓦割「本当、気持ち悪いくらいに良く見てるよなぁ。アンタ」
真田P「はい。私は貴方の担当でもありますので」
鬼瓦割「…………」
篠田「いやぁ〜♪鬼瓦割さんも愛されてますねぇ〜」
鬼瓦割「チッ」
小林「…あの、君達?いい加減机の下から出てきてくれると嬉しいんだけど」
ネロ「シー!黙ってて小林!バレたら僕達アイツに食べられちゃうんだから!」
小林「君達は初対面のアイドルにどんなイメージを持ってるんだ…」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:45:16.00 ID:aa7GqzznO
鬼瓦割「分かった。出りゃぁ良いんだろ出りゃぁ」スタスタスタ
真田P「ありがとうございます。頑張ってきてください」
洲水「ふぅー。本当、鬼瓦割も素直じゃないね」
コーデリア「皆!オーガは去ったわ!机から出るわよ!」
ネロ「おっす!」バッ
エルキュール「は…はい…!」ババッ
姫百合「…貴方達は素直すぎます。自分に」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:45:47.49 ID:aa7GqzznO
真田P「…それでは、この部屋になります」カチッ
小林「川澄特別レッスン室……ですか」
小林(名前からして、本当に特別扱いされてるんだな。その茉莉音さんって人は)
コンコン
<はーい
プロデューサー「茉莉音ー、美樹、先生。ちょっと邪魔するよー?」
<あっはいどうぞー
ガチャッ
美樹「何か用?プロデュ…ああっ!ミルキィホームズじゃん!」カチリ
シャロ「はい!お久しぶりです美樹ちゃん!」ピョンピョン
ネロ「茉莉音は?」
美樹「ああ、茉莉音ちゃんならあそこに…」
茉莉音「………あっ」
シャロ「あっ!」
シャロ「茉莉音ちゃぁ〜ん!」ダダダダダ
茉莉音「あっ危ない!シャーロックさん!」
バチイィンッ
シャロ「えっ?」
グオオオオオオッ
シャロ「きゃぁああああああああああっ」
バッチィイイイイイイイイン
コーデリア「シャロォ!?」
小林「シャーロックゥ!?」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:46:18.98 ID:aa7GqzznO
ネロ「いっいきなり飛び上がったと思ったら天井にぶつけたよ!?」
美樹「あー……そうだった御免」
エルキュール「な…何が…」
茉莉音「……このレッスン室は、練習の精度を上げる為に。罠を仕掛けているんですよ」
茉莉音「ちょっとでもミスすると、文字通り痛い目に合う部屋なんです」
姫百合「ええ……」
小林(…本当に大事にされているのか疑問に感じてきた)
バババッ
先生「あらぁああ!貴方達、この世紀の魔窟である私の教室へよ・う・こ・そ♪」パチクリ
コーデリア「っ!?」
姫百合「!?」
ネロ「うぉぅ……」ヒクッ
プロデューサー「おー先生!ライブまで後4日も無いけど茉莉音はどんな感じだい?」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:47:04.51 ID:aa7GqzznO
先生「んもう、本当に最高のコンディションよ!練習始めてから一週間が経つけど、二人とも私の罠を美しくすり抜けていくのよ!」
先生「私がノンケだったら、見惚れていたわぁ!」キラキラキラ
マネージャー「わぁ、そうなんですかぁ」
エルキュール「」
真田P「…ごぶざたしております。先生」ペコリ
先生「あっ!やだ真田ちゃんも居たのぉ!?」
先生「来るって分かってたら、おめかししてたのにぃ!んもう!プロデューサーったらイケズぅ!!」
プロデューサー「ははは!アンタがおめかししたら最早化物にしか見えないだろ」
先生「やっだぁ!もう、プロデューサーったら冗談がお好きねぇ♪」
姫百合「あ…あの…小林さん…」
小林「う、うん?」
姫百合「なっ…なんでしょう。あの強烈なインパクトを持つ男性の方は……」
小林「ええと、見た感じ茉莉音さんのレッスン教師みたいだね」
姫百合「いや、あの…それはそうなんですが…」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:48:12.41 ID:aa7GqzznO
先生「あっ」
小林「ん?」
先生「やっ…やだ!ちょっと貴方!すっごいイケメェンじゃない!?」
小林「え?あっ…僕ですか?」
先生「プロデューサー?もしかしてついに私の要求呑んでくれたのぉ!?イケメン男性アイドルユニットを作ってくれるって!」キラキラキラ
プロデューサー「いやだから作るつもりは無いって!作ったとしてもお前の所為で1日持たずに全員から辞表出されるわ!」
先生「やっだぁ!いくらなんでも私だってアイドルに手は出さないわよぉ」
マネージャー「美樹ちゃん茉莉音ちゃん。この先生のいう事、信用できる?」
美樹「ううん全然!」
茉莉音「ずっとライバル事務所の男性ユニットの話ばかりするので、不安でいっぱいです…」
小林(見事に信用されてないな…)
先生「あらぁ、じゃぁこのイケメンは一体どんな理由でここまで来ちゃったのぉ?」
プロデューサー「それは…」
コーデリア「きょっ教官も茉莉音さんのコンサートに行けるように交渉しに来たのよ!」
ネロ「そうだよ!だから茉莉音ちゃんに会いに来たんだよ!」
小林(いや、別にそこまでして行きたくも無いんだけど…)
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:48:50.79 ID:aa7GqzznO
茉莉音「ははは…別にそこまでしなくても了承くらい……」
小林「だから、さすがにそこまで迷惑はかけられないって」
ネロ「えー?でもさー」
先生「やっだぁ!迷惑なんかじゃ、ん無いわよぉ!私の目の保養に、もうちょっと居ても良いのよ?」
茉莉音「…………」
小林「ははは…申し訳ありませんが、僕もちょっと忙しい身でして…」
茉莉音「……こっ…」
小林「?」
茉莉音「小林 オペラさん!!!?」ガガガーン
コーデリア「!」ビクッ
ズルッ
美樹「あっ」
プロデューサー「あっ」
マネージャー「あっ」
先生「あっ」
茉莉音「えっ?」
グゥオオオッ
茉莉音「えっ!?」
ドゴォオオアアアアアアアッ
茉莉音「」 パラパラ…
「茉莉音ちゃぁぁあああああああああああああん!!!」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:49:51.64 ID:aa7GqzznO
茉莉音「………」
小林「…え、ええと…」
ネロ「とりあえず大丈夫?天井に頭突き抜けてたけど」
シャロ「ふぁ〜あ…あっ!茉莉音ちゃんおはようございます!」フリフリ
茉莉音「………」
コーデリア「…茉莉音ちゃん?どうしたの?さっきから黙って…」
茉莉音「…………」
茉莉音「……その…」
シャロ「?」
茉莉音「どうして……ミルキィホームズの皆さんと小林オペラさんが…一緒に居るんですか?」
ネロ「何でって、小林は僕達の教官だよ?」
コーデリア「最近までイギリスに行っていて私たちと離れていたけど、また戻って来てくれたの!」
エルキュール「小林さんから…探偵の極意を……教えて貰って…」
シャロ「先生が居るから!今のミルキィホームズが居ると言っても過言じゃ無いんです!」フンスッ
茉莉音「……えっ」
茉莉音「ぇぇぇええええええええええええ!!!?」ビックゥ
ネロ「ちょっそんなにビックリする事かなぁ…?」
茉莉音「ビッビックリもしますよ!だって、あの小林少年がミルキィホームズの教官だったなんて!」
茉莉音「わ…私の憧れの人が…」ボソッ
小林「…え?今、何て言ったのかな?」
茉莉音「…………」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:50:28.77 ID:aa7GqzznO
美樹「へぇ〜、アンタがかの有名な小林少年…ねぇ?」ニヤニヤ
小林「いや、もう少年っていう年でも無いけどね」ハハ
シャロ「茉莉音ちゃん!先生の事知ってたんですか!?」
茉莉音「え…そりゃぁ、有名な人だし…」
先生「やっやだぁん!そこのイケメン!小林少年って事は…アイドルとは違うベクトルの男子だったのねぇ!?」ビックゥ
小林「いや、まぁ確かに僕はアイドルではありませんが…」
先生「それじゃぁ先生!サイン貰おうかしら!このレオタードに直接書いてくれない?この腰ら辺に直で」スッ
小林「ええっ!?いやいやいや、それはちょっと…」
コーデリア「きょっ教官に近づかないでください!」ババッ
真田P「先生。申し訳ございませんが。客人にセクハラは止めてください」
先生「あぁらぁ。今のセクハラだった?ごめんなさいねぇ。じゃぁ、真田くん…」
洲水「うちのプロデューサーに手を出したら、こっちが許さないよ」ギロッ
先生「やっやだわぁ洲水ちゃん怖いお目目ねぇ。何もそういうつもりは無いわよぉ」
先生「と・こ・ろ・で、篠田ちゃんと洲水ちゃんもここに居るって事は、彼女達も私の授業を受けるって事ぉ?」ジリッ…
篠田「」ゾッ
洲水「」ゾッ
真田P「いえ、彼女達は彼女たちのレッスンがあります。まだ先生のお世話になる事はありません」
先生「なぁんだぁ。残念ねぇ。私の授業を受けたらスタントマンにだってなれるのにぃ」
真田P「いえ、恐れ多いです」
篠田「…良かったぁ」ホッ
洲水「……”まだ”?」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:51:07.31 ID:aa7GqzznO
先生「うう〜ん…それにしても」チラッ
ネロ「」ゾッ
先生「この子達も中々可愛いわねぇ〜…私の手に掛かれば、最高のアイドルに仕立て上げる事もできるけどぉ?」ペロッ…
シャロ「せっ…先生!この人怖い!この事務所で会って来た中で一番怖いです!!」ガクガク
小林「そっそうだね…僕もちょっと怖いよ…」
コーデリア「男性女性、どちらかがセクハラで訴えてもこの人間違いなく勝てません!」
小林「それを堂々と言うのはどうかと思うけど…」
茉莉音「……それで」
シャロ「うん?」
茉莉音「ミルキィホームズの皆さんが…私達にどのような用なんでしょうか?」
茉莉音「それも、小林オペラさんと…お友達と真田さんとプロデューサー…マネージャーさんも連れて」
ネロ「ああ、この事務所の人達は案内してくれただけだから用事は無いよ」
真田P「ええ。少し申し訳無い気持ちです」
美樹「ふーん、じゃぁ招待券についての事?それでお友達も連れて行きたいって交渉しに来たの?」
シャロ「わぁ!凄いです美樹ちゃん!どうして分かったんですかぁ!?」
美樹「ふっふーん!こっちも探偵の洞察力ってのをやってみたかったのさ!」ドヤッ
シャロ「うぇえええ!」ビックン
姫百合「……そんな驚かなくても、ちょっと考えれば分かる事ですよ」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:51:49.70 ID:aa7GqzznO
茉莉音「ああ、招待券を友達分出してくださいって事ですか」ニコッ
小林(正直、無理だったらそれでも良いんだけどね)
プロデューサー「それか小林くんを飛び入r」
小林「そういえばレッスンを中断させてしまっているかな僕達!?ははは!それじゃぁちょっと僕はお暇しようかな!」
ネロ「逃がすな真田!小林は今ここから逃げようとしている!ここで逃がしたら小林は多分もう戻ってこない!」
プロデューサー「なんだってぇ!行け真田くん!羽おい責めだ!」
真田P「失礼します」ガシッ
小林「うわぁ!ちょっと!?何この連携プレー!どれだけ僕を拘束したいんだ!?」
ネロ「ここで小林を逃がしたら僕達は再び地獄のような生活を送る事になるからね…悪いけどやすやすとは逃がさないよ」ニヤニイヤ
コーデリア「そうなんですか教官!?また私達を置いていくつもりですか!?」
エルキュール「もう…じゃがいも生活は…嫌……!」
シャロ「そっ…そんな……先生……先生ぇえ!!」グスッ
小林「どうしてそこでそう繋がるんだ!?過剰思考過ぎるよ!」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:52:23.45 ID:aa7GqzznO
茉莉音「…あっあの!」
小林「ビクッ あっ…何かな?」
茉莉音「…その、ミルキィホームズの皆さんには、私も大変お世話になっています。皆さんの大切な人なら、私も喜んで招待したいです」
スッ
小林「えっ」
茉莉音「そっ…それに。私自身もおこがましいかもしれませんが、小林さんのファン…なのです。小林さんに私のステージを見てもらいたいと思っています…」
茉莉音「なっなので…是非、是非……/////」プルプル…
茉莉音「わっ…私達のステージを見てください!」スッ!
小林「………」
小林「……」
小林「…分かった。ありがとう」スッ
茉莉音「!」
小林「楽しみにしているよ。その…クリスマスライブ」ニコッ
茉莉音「っ」パァアア
茉莉音「はいっ!」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:53:05.85 ID:aa7GqzznO
美樹「ふぅう↑。茉莉音ちゃんも青春だねぇ」ニヤニヤ
シャロ「やりました!先生もヒメちゃんもコロンちゃんも茉莉音ちゃんのライブに行けますよ!皆!」
コーデリア「………………そうね」
ネロ「…でも、何かちょっと面白くないなぁ………」
タッ
篠田「おっと!私達の事も忘れちゃ駄目ですよ茉莉音さん!」
茉莉音「あっ…篠田ちゃん」
洲水「…一応、私達も同じステージに立つんだから。負けないよ、お互い」
美樹「お〜?先輩ウィズトップアイドルの挑戦と聞いたぞそれ〜?」
篠田「構いませんよ!私達の夢はタダ一つ!」
篠田「このアイドル界のお花畑で!私達は一際輝く華となるのです!」
バタンッ
藍川「おっしゃぁあ!良く言ったぜぇ!篠田っち!」
篠田「藍川さん!」
ジャッキー「…バウッ……」
洲水「あっ…ジャッキーも」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:53:38.71 ID:aa7GqzznO
エルキュール「」ビクッ
コーデリア「え?ええと…ジャッ…ジャッキー?」
姫百合「す…凄く…大きいんですが…」
ジャッキー「……………」
小林(本当にでかいな…座高だけで真田さんの胸まである……いやいや、これ何種だ?)
ネロ「わぁ!すっごい大きい犬っ!!」ガバァッ
シャロ「先生ぇー!モフモフですよ!モフモフ!」 モフモフッモフッ
ジャッキー「…………」
藍川「はっはっはぁ!何だ君達はぁ!?うちのジャッキーに勝手にモフモフしてぇ!初対面なのに遠慮がないなぁ!あはっはぁ!」
先生「やだぁ!ジャッキーちゃぁん♪んもうっ!私が犬アレルギーじゃなかったら食べちゃいたいくらい可愛いわぁ♪」
藍川「はっは!良かったなジャッキー!このオカマがアレルギー持って無かったらお前ケバブにされてたぞぉ!」
ジャッキー「…バウッ……」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:55:01.11 ID:aa7GqzznO
真田P「藍川さん。ジャッキーさん。おはようございます」
ジャッキー「…バウッ……」
藍川「おっとぉプロデューサー!オッスオッス!今日も顔怖いねぇ!新入りの子がヤクザの事務所に来たかと勘違いしちゃうじゃないのさ!」
藍川「この私みたいにねっ!」ドヤッ
ジャッキー「…………」
真田P「…その節は申し訳ございませんでした。以後、気をつけます」ペコリ
藍川「はっはっははぁ!冗談!冗談だってば!それより、事務所行ったらプロデューサー達の姿が無くてさぁ、ちょっとビックリしちゃったぜ僕ぁ!」
プロデューサー「あっ…そういえば今、事務所が蛻の空だな」
姫百合「何やってるんですか貴方達…」
プロデューサー「仕方がない。マネージャー!お前事務所に戻ってくれ」
マネージャー「えっ?でもまだ私小林さんにサイン貰ってな…」
プロデューサー「戻れ」
マネージャー「わっ分かりましたぁああ〜!」ドタドタドタ
真田P「あっ、それでは私も…」スッ
洲水「アンタはまだ。私達にまだ今日の日程伝えてないじゃない」グイッ
真田P「…申し訳ございません。まだ栗野腹さんが来ておりませんが、とりあえず皆さんの分だけでも…」
「ここに居るよ」
真田P「えっ?」
ヌゥウウッ
栗野原「……やっほぉおぉおお〜〜…」ヌウウッ
シャロ「ぎゃぁぁあああああああああああああああ!!!!!」ビックゥウウンッ
ネロ「うわぁあああ!犬から人間が出てきたぁああああ!!!」ビクビックウウン!
ジャッキー「…………」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:55:45.06 ID:aa7GqzznO
真田P「…ジャッキーさんの毛の中に居たのですか」
プロデューサー「本当、この娘に至っては神出鬼没だよなぁ」
藍川「おっとぉ!ジャッキーくんの毛の中に居たのかぁ!私も全然気づかなかったぞぉ!かくれんぼしたらマロンちゃん、一生見つからないだろうねぇ!」
篠田「まさにかくれんぼの達人ですね!」
栗野原「クックック…そんな称号……不都合しか無さそうだけどねぇ…ケケケ」
真田P「おはようございます栗野原さん」
栗野原「もう午後だよ。…まぁいいや。おはようプロデューサー。今日も呪われそうな顔してるねぇ…ケケケ」
真田P「えっ……」
栗野原「私は好きだよぉ?その陰気くさそうな顔……クケケケケ…」
真田P「はっ…はぁ……」ポリポリ
小林(…ここのアイドル達、負けず変わらずキャラの濃い娘達ばかりだな)
小林(…好き嫌いが分かれそうだ)
プロデューサー「まぁいいや、これで全員だっけか?」
藍川「あれれ?あと、鬼瓦割さんとアーグニャちゃんと御子柴ちゃんが居ないよ?」
洲水「鬼瓦割はさっき倉庫で見つけたよ」
真田P「御子柴さんは部屋。アーグニャさんは日本語教室です。……そろそろ終わる頃だと思いますが」
篠田「御子柴ちゃんは部屋かぁー…。それじゃぁ!私ちょっと呼んでくるね!」タタタタタタタ
真田P「あ、それでは私もアーグニャさんを迎えに行きます」スタスタスタ
洲水「ああ、ちょっと…私達の日程は?」
藍川「まぁまぁスミスっち!このクリスマスライブ間近のクッソ忙しい時期、練習以外に無いって!いつも通りだよ!」
洲水「…だから、どこを直すとかを一人ひとりアドバイス貰ってるでしょ私達。それが無いとどうしようもないでしょ」
藍川「…………」
藍川「あっ」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:56:14.23 ID:aa7GqzznO
栗野腹「クックク…まぁ、私はいざとなったら霊媒すれば良いだけだけどねぇぇ…ケケケ」
美樹「…いやぁー、本当個性豊かなアイドルがいっぱいいるねーBRチーム。」
ネロ「こうなるとちょっとこんがらがっちゃうよね」
姫百合「……本当に纏まっているのか不安になってきますよね」
プロデューサー「その点は大丈夫だ。私達の教育技術は賜物だからね!」
小林(まぁ、バラバラだったらここまで大きなステージに上がれなかっただろうしね)
バタンッ
小林(…ん?)
アーグニャ「…Приветー…みなさーん…」フラフラァ
藍川「おーアーグニャちゃぁん!相変わらず冒頭何言ってるか分からないけど、来たんだねぇー!」
アーグニャ「…ムニャルムニャル……ワタシ…トテモ…眠イデース…」フラフラフラァ
アーグニャ「……グゥ…」
洲水「寝るな寝るな。これからレッスンだぞ」
プロデューサー「というか真田くん日本語教室まで迎えに行っちゃったぞ?…呼び戻さないと」ピッポッパ
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:56:42.61 ID:aa7GqzznO
ピリリリリリリリリ
先生「あっ、臨時休憩時間は終わりよ!さぁ、茉莉音ちゃんも美樹ちゃんもレッスンに戻るわよ!」
茉莉音「あっ…はい!」
美樹「ええ〜…またあの色んな意味で地獄のようなレッスンをぉ〜?」
プロデューサー「あっそれじゃぁ私達もここを出っ…あっ真田?アーグニャ事務所に来たから戻って来ていいぞ?」スタスタ
洲水「…じゃぁ私も、プロデューサー探してくるから」
先生「それじゃぁ小林くぅん?ごめんなさぁいねぇ?もし、私とお話したかったらこの名刺を…」
小林「えっあっ…はい……」
証拠ファイル�Aレッスンの先生の名刺
【名前と連絡先とスリーサイズと電話番号が書かれている。キスマークが大きく覆われている】
小林(これ…パッと見キャバクラの名刺に見えるな)
シャロ「ええー?もう茉莉音ちゃんとバイバイなんですか?」
ネロ「ようやく会えたんだから、もうちょっとお話したいんだけどなー僕も」
アーグニャ「ふぁぁ……Спокойной ночи ……グゥ………」
藍川「ほらほらー!おやすみなさいくらい日本語で言わないと私困惑しちゃうよー?ここで寝ちゃ駄目だー!」ダンダン
ジャッキー「…………」
先生「あらぁ。皆この部屋に残りたいの?茉莉音ちゃん大人気ねぇ。それじゃぁ……」
先生「茉莉音ちゃんと一緒に、私の熱いレッスンを受けるかしらぁ?」ニタァ……
シャロ「バイバイ茉莉音ちゃぁーん!また会いに来るからねぇー!」ブンブン
ネロ「クリスマスライブ楽しみにしてるよー!頑張ってねそれじゃさようならバイバーイ!」ダダダダ
コーデリア「お体をお大事に!検討を祈りますわ!」ドダダダダダダダダ
アーグニャ「Доброе утро!!!レッスンに行きましょう!」カッ
藍川「おおっとぉ!やる気だねぇアーグニャちゃん!よっぽどあのオカマレッスンが嫌かぁ!」
ジャッキー「…………」スタスタスタ
姫百合「失礼します」スタンスタンスタンスタン
小林(今、皆の心が一つになった!)
小林「………」
先生「…」パチクリ
小林「そっそれじゃぁ僕も…」
茉莉音「こっ…小林さん!ミルキィホームズさん!」
小林「…ん?」
茉莉音「………ライブ、楽しみにしてください!」ニコッ
小林「…………」
小林「…うん。ありがとう」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:57:45.86 ID:aa7GqzznO
【横浜鶴舞薫レッスン教室 12月20日 午後3時26分】
小林(そして僕達は、プロデューサーの後を追っていくうちに色々なアイドルと出会い、その度にスケジュールやライブの確認)
小林(時には僕達をそっちのけで明後日の方向へと進み、ミルキィホームズの皆も姫百合くんも探検しにどこかへと消えた)
小林(そして今――僕は)
小林(この広いレッスン教室の中で迷子になっていた)
小林「マズイ…よなぁ」
小林(正直、このまま僕がレッスン教室から出て帰るのは容易い事だ。彼女達の心配は無いだろう)
小林(問題は彼女達が僕を探しているとして、勝手に帰ったら失礼に当たってしまうわけで…)
小林「…あっ」
真田P「あっ」
小林「どっ…どうも」
真田P「ええ。どうも小林さん」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:58:28.35 ID:aa7GqzznO
小林「…何を、しているんですか?そんな所で」
真田P「…いえ、この部屋はその、御子柴さんの部屋なのですが」
真田P「篠田さんが入ったっきり出てこなくて…。鍵も掛かって途方に暮れていた所です」
小林「鍵が?」
真田P「ええ、あっ!だからと言っておかしいわけでは無いのです」
真田P「御子柴さんは、その…極度の人見知りでして」ポリポリ
小林「はぁ」
真田P「レッスン以外は大体自室で一人、何をしているのか分かりませんが鍵を閉めたまま閉じこもるのです」
小林「ははは…それは大変ですね」
小林(どうしてアイドルになったんだろう)
真田P「…元々は、篠田さんの友人で彼女がここに連れてきた子なんですよ」
小林「えっ?」
真田P「私がこのような身なりと顔。そして背が高さで酷く怯えさせてしまった事があるのです」
小林「えっ、あの…僕、口に出していましたか?」
真田P「ですが、それも無くなり御子柴さんはじょじょに綺麗な笑顔に…あっ!申し訳ございません。彼女のプロデュースの癖で…」ペコペコ
小林(この人も、結構苦労しているんだなぁ)
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 20:58:56.61 ID:aa7GqzznO
真田P「しかし…」チラッ
真田P「……そろそろ部屋から出て貰わないと困るのですが…」
小林「この後、何か?」
真田P「はい。この後ライブに関する打ち合わせとレッスンが」
小林「そうなのですか…」
真田P「篠田さんもこの部屋に居るのでしょうか…」チラッ
小林「うーん…何かしらの事件が起こってなければ良いんですけど…」チラッ
小林「…………」
真田P「あの、失礼します御子柴さん。レッスンの時間です。」コンコン
小林「……」
真田P「…あの、篠田さん?いらっしゃいますか?御子柴さんも居るのは――」
小林「…あっあの……真田……さん」
真田P「?はい。なんでしょう」
小林「……足元を、見て貰ってもよろしいですか?」
真田P「足元ですか?」チラッ
真田P「…………えっ」
小林「…はい。ドアの隙間から…流れてるの…これ、血…ですよね?」
真田P「……………」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:00:00.15 ID:aa7GqzznO
ドンッ!!ドンッ!!!!
小林「!」
真田P「御子柴さん!?篠田さん!?何をやっているのですか!?開けてください!!」
小林「真田さん!落ち着いてください!」
真田P「…っ!御子柴さん!!篠田さん!!!!」ドンッ!!ドンッ!!!!!
小林「真田さん!扉を叩くだけじゃ駄目です!」
小林「鍵を壊す勢いで蹴破りましょう!!」
真田P「!!」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:00:39.84 ID:aa7GqzznO
/: .: .: .: .: . : ./ _,,.-‐''" / / / ̄|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: . _,,.-‐'': : : : : 三 二 ニ ― / || | ̄|| | || | || |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//:: : : : : : : : / / 三 二/ || ― | || |_|| |_|| |: .: .: .: .
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/: .: .: .: .: .: .//: : : : ヽヾ`;;:} 三 二 ニ ― /__|| .| || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : Z::::Z,,, / / = ̄ .|_|| 三 二 ニ ―: .: .: .
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/: .: .: 三 二 ニ ― : : <:::::/ ̄, |_|| / // .: .: .
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54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:01:06.14 ID:aa7GqzznO
小林「凄い…一蹴りで……!」
真田P「篠田さん!御子柴さん!!」
篠田「」
真田P「!!」
真田P「篠田さん!どうしたんですか!?しっかりしてください!!」
篠田「」
小林(!手にジュースの入ったグラスを持っている…)
真田P「篠田さん!?篠田さん!!」
小林「……」ピトッ
小林「…大丈夫、眠っているだけだ。外傷も目立った所は無い」
真田P「…よっ…良かった…」
小林「…………それよりも」
小林「あれは………あれが…御子柴さんなのか?」
真田P「ハッ そうです御子柴s……」
真田P「」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:01:33.59 ID:aa7GqzznO
小林「……この、華の造形をした花瓶……の下に彼女の頭が……いや頭が潰されている…」
真田P「………っ」
小林「…真田さん」
小林「………これは、間違いなく殺人事件だ」
真田P「…いっ今すぐ警察を呼びます…!!」ピッピッピ……
小林「……………」
小林(落ち着け…落ち着くんだ僕…!)
小林(まず、警察が来る前にこの殺害現場の状況を十分に把握する必要がある)
小林(もし、被害者の殺害時刻が現時点の時刻と差異が無ければ…真犯人は近くに居る!)
小林(まずは被害者の周辺を調べ……)
小林(……………)
小林(……僕は、今殺人事件が起こったにも関わらず冷静に判断し行動に移している……)
小林(これは…探偵としては良い傾向かもしれないが…人間としては…)
小林「…とにかく、捜査だ」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:02:03.74 ID:aa7GqzznO
→【凶器の石の華】
小林(被害者である御子柴さんの頭を完全に潰している)
小林(この壷を持ち上げて被害者の頭を確認する度胸は、僕には無い)
小林「……ん?」
小林(そういえば、この壷が凶器と言う割りには壷が綺麗すぎるな)
小林(いや、血や肉片は付着しているが…鈍器として用いられたとしたらひび割れや変形が少なすぎる)
小林(無いと言っても良いくらいだ……)
証拠ファイル�B凶器?の壷
【大きな華をモチーフとした石壷。ひび割れや変形がほぼ無い】
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:03:10.96 ID:aa7GqzznO
→【篠田が飲んだジュースのグラス】
小林「グラスが割れている…中身はオレンジジュースか」
小林(篠田さんは眠っていた。という事はこのジュースを飲んで眠らされたと考えるのが妥当か)
小林(このジュースに関しては神津と鑑識が明らかにするだろう。睡眠薬入りかどうかはその時に聞こう)
証拠ファイル�C割れたグラスとジュース
【篠田さんが飲んでいたと思われるジュース。中に睡眠薬が入っていた可能性が有り】
小林「…………」
小林(しかし)
小林「一体誰に盛られたんだ…?」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:03:38.77 ID:aa7GqzznO
→【机上の写真】
小林「ん?これは……」
小林(…この写真に写っている人が御子柴さんなのだろうか?)
小林(そしてその隣に移っている女性は……一体…これは何だ?)
小林(赤い×印で顔が潰されている…どういう意味だろう?)
証拠ファイル�D御子柴さんの写真
【写真には二人の人物が写っている。被害者と被害者の母親。母親の顔が赤い×印で潰されている】
真田P「はい…はい!早急にお願いします!」ピッ
小林「…あの、真田さん」
真田P「え…はい。なんでしょうか?」
小林「この写真に写っているのは…御子柴さんで間違いありませんか?」
真田P「…えっ?あっ!はい!御子柴さんとその母親に……」
真田P「……どうして母親の顔が赤く塗りつぶされているんですか…?」
小林「(…………)真田さん」
小林「どうやら、この事件は想像以上に複雑のようです」
真田P「えっ…」
小林(これだけの証拠では、現状が全く分からない)
小林(それに、警察が来るまで現場保存の為に引き出しの中を開ける訳にもいかない…凶器である壷を動かすなんてもっての他だ)
小林(……神津達を、G4を待つしか無いのか…!)
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:04:21.67 ID:aa7GqzznO
【横浜鶴舞薫レッスン教室 12月20日 午後3時45分】
ダンッ!!!!!!
小林「!」
神津「………」
小林「…来たか。神津」
シャロ「せっ先生!この騒ぎは…一体なんなんですか!?」
コーデリア「あのっ!急に警察の方達が私たちを部屋に拘束するって!教官!?」
小衣「ちょっとアンタ達!うっさい!黙ってなさいよ!」
プロデューサー「…ちょっとこれは、一体何が起こったんだい?小林少年と、真田。」
真田P「…………」
神津「…小林」
神津「…………」
姫百合「あっあの!小林さん!一体ここで何が起こったんですか!?」
洲水「……プロデューサー。何だか凄く浮かない顔してる」
真田P「…………」
アーグニャ「Это странно……プロデューサー…元気ありません…」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:05:05.77 ID:aa7GqzznO
神津「…一体何があった」
小林「この部屋には鍵がかかっていた。それで僕達は扉の鍵を壊し、中に入ったんだ」
小林「その時から既に…こんな状況になっていたんだ」
神津「……………」
次子「っつー事は、ここで寝てるお譲ちゃんもそのままの状態って訳かい?」
小林「…ああ。そうなる」
次子「…ふぅーん」
ネロ「異議あり!」ビシッ
小衣「はぁ!?ちょっと何!耳元で叫ばないで!」
ネロ「今、この現場で矛盾があったから突きつけただけだよ」
平之「矛盾…ですか?」
ネロ「そうだよ。何で居るのアンタ達」
小衣「…は?」
ネロ「G4って怪盗事件担当でしょ?現場をチラっと見た感じ、どう見ても殺人事件だった」
神津「………」
ネロ「これは、明らかに矛盾していると思うな」
平之「………」
咲「………」
小林「…ごめんネロ。矛盾していたとしても…そんなに疑問を感じない」
ネロ「えっ」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:05:58.06 ID:aa7GqzznO
次子「んあ。あー私たちさぁ?今まで二度もサイコパス殺人に関わって来たからさぁ」
咲「警視の一声さえあれば、殺人事件でも介入できるようになったってわけ〜」
神津「…俺は許可した覚えが無いがな」
小林(それはそれで大問題のような)
シャロ「えっ……」
エルキュール「まっ…また…さっ…殺人?」
神津「…………」
小林「…まぁ、でもそういうわけだ神津」
小林「この事件、どう見ても殺人事件。そして僕は第一発見者だ」
神津「…ああ、そういう事になるな」
小林「そうだ。それを踏まえて言える。ここにある証拠品だけでは不明な点が多い」
神津「…………」
小林「まず、このグラスのジュースには睡眠薬が混入していた可能性がある。そして、この壷は凶器と言う割りにはひび割れも変形も少ない」
神津「…………」
小林「そして、極めつけはこの机の上の写真。被害者と思われる人物とその母親が…」
神津「小林、良く聞け」
小林「?どうしたんだ?」
神津「……我々に情報提供。指示をしてくれるのは良い」
神津「だが、我々はお前のいう事は聞けない」
小林「……えっ?」
ネロ「…どういう事なのさ」
神津「小林、今回のケースにより。お前には」
神津「特殊捜査権限を与えることが出来ない」
小林「!?」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:06:35.68 ID:aa7GqzznO
コーデリア「どっどういう事よ!?」
「はんっ!当然の事よ!」
スタスタスタスタ
小林「っ!……北芝検事」
北芝「…久しぶりねぇ。探偵オペラ」
北芝「悪いんだけど、今回はアンタに特殊捜査権限を発動させる事はできないわ」
シャロ「なっ…なんでですかぁー!!」
ネロ「それって、ただのアンタの私怨じゃないの…?」ギロッ
神津「……北芝検事の事情とは関係が無い」
神津「特殊捜査権限は、いついかなる時でも発動できる物では無いという事だ」
小林「…そっそれってもしかして…」
神津「…ああ、小林。お前が事件の第一発見者の時点で」
神津「お前にも事件の容疑が少なからず存在する」
小林「っ!」
シャロ「!」
ネロ「!」
コーデリア「!」
エルキュール「!」
姫百合「!」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:07:26.00 ID:aa7GqzznO
神津「…事件の容疑を被っている者に特殊捜査権限を与えるわけにはいかない」
神津「つまりはそういう事だ。悪いが明日の裁判の日まで、お前達は身動きが取れない」
小林「そんなっ…」
北芝「はっ!ざまぁないわね。これじゃぁ安楽椅子探偵でも事件解決は無理じゃないかしら?」
北芝「アンタにまだ、不明の点があるって言うのならね!!」
小林「ぐっ…」
北芝「…まぁでも、特殊捜査権限がかけられても、容疑があっても弁護権は失わないから今回の事件でも弁護してみたら?」
北芝「そして準備不十分のまま弁護席に立つ屈辱、受けてみるがいいわ!あーっはっはっは!」
ネロ「なんだとー!毎回小林に負けてるくせに生意気なぁー!」
コーデリア「そーよそーよ!今となっては負け犬の遠吠えにしか聞こえないわ!」
ジャッキー「…バウッ……」
小林「あっ…ジャッキーくん居たんだ…」
小衣「そうよ!ババアあんた調子に乗らないで頂戴!」
北芝「アンタはどっちの味方なのよ……」
北芝「…まぁいいわ。あんた達は明日の裁判まで留置所で身動きが取れないでしょうし」
小林「っ!?」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:08:10.20 ID:aa7GqzznO
姫百合「りゅ…留置所……」
北芝「誰が告訴されるか、楽しみにしているが良いわ」
北芝「あぁーっはっはっはっは!!」
神津「……不当な逮捕はしない」
神津「中でも最もサイコパスの可能性が高い人物を拘束、告訴するつもりだ」
小林「…………」
小林「…という事は、つまり…!」
神津「お前がそいつを弁護するのは勝手だが、あまり警察を舐めない事だな」
神津「…連れて行け」
巡査部長「はっ!!」
タッタッタッタッタッタッタ………
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:08:43.03 ID:aa7GqzznO
【留置所 12月20日 午後4時44分】
ネロ「クッソー!何だよ神津警視のあの態度!」プンプン
コーデリア「いくらなんでも!私たちをこんな所に押し込んだ上にあの仕打ち!今まで事件を解決したのは私たちなのに酷いと思います!」プンプン
小林「いや、仕方無いよ…。僕にも容疑がかけられているのは事実だし」
シャロ「でも!先生が殺人なんてする筈ありません!」
エルキュール「そっ…そう…です…!」プルプル
小林「うん、いや今回容疑にかけられるのは僕じゃなくて…」チラッ
真田P「………………」
洲水「…プロデューサー。その…さ、あんまりそんな暗い顔しないでよ」
藍川「そうですよ!こういう時こそ…時…こそ……」
藍川「……………」
藍川「…ごめん。さすがに不謹慎すぎた」
洲水「…まぁそうだよね。御子柴さんが…ね。まさか…………」
アーグニャ「…………」
鬼瓦割「チッ そもそもいつ自殺してもおかしくない野郎だったのは確かだけどな」
洲水「…ちょっと?鬼瓦割?」
鬼瓦割「だって、顔を合わしてもヒソヒソと逃げる奴だぞ?私なんて声も聞いた事無いんだぜ?」
洲水「…………」ギロッ
アーグニャ「……喧嘩…ダメ…」フルフル
藍川「まっまぁまぁお二人ともぉ。ちょっち落ち着いてぇ〜」
二人「「黙ってて(ろ)!!」」
藍川「うひぃ!」ビクッ
エルキュール「きゃぁああああああ!!」ビクッ
シャロ「猛獣がぁああ!猛獣が唸り始めましたぁー!!」
ネロ「大丈夫だよ皆!猛獣は檻の中に居て僕達は…檻の中だぁ!うわぁああああああ!!」
姫百合「………元気ですねぇ」
小林「……本当」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:09:49.64 ID:aa7GqzznO
真田P「あの…お二人とも、お止めください…お願いします」ペコッ
洲水「…………」
鬼瓦割「………チッ 興が失せた」
茉莉音「…それだけでも良かったです。だって、私たちの仲間が…殺されたんですもの…」
美樹「これ以上、犠牲者出したくないからねー」
鬼瓦割「………おい、言葉に気をつけろツインテール」
小林「…………」
小林(やっぱり荒れてるなぁ。…仕方ないか)
小林(今回の事件、刑事側に告訴されるのは間違いなく…”篠田さん”)
小林(理由は、殺害現場の部屋に殺害時に居た人物として、真犯人の容疑に一番近い人だからだ)
栗野原「……………」サクッ サクッ
藍川「…うん〜?栗野原っちは何をしてるのかな〜?」
栗野原「…この事件の真犯人を……呪い殺そうとしているの」
栗野原「呪殺は刑罰に処されないからねぇ〜…よっぽどの事が無い限り。ケケケッ」サクッサクッ
藍川「あっあのさマロンっち?お人形さんが血まみれになってるんだけど…どのような効力があるのそれ?」
洲水「ていうか犯人が誰かハッキリしていなくても効力あるの?それ」
真田P「…栗野原さん止めてください。貴方が血を流す必要はありません」
真田P「貴方が傷ついてしまえば、私が困ります」
栗野原「…………」
栗野原「…プロデューサーがそういうのなら、仕方無いねぇ。クケケッ…」
小林(アイドル達には彼に任せれば安心そうだな)
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:10:45.88 ID:aa7GqzznO
鬼瓦割「…それより、黒プロデューサーとバカ乳とオカマはどうした?あいつらも容疑あるんじゃないのか?」
藍川「あらっ?ええとそれは〜…」
真田P「先輩とマネージャーは事件当時、事務所に居たので容疑外です。先生は…その…」
先生「はぁ〜い♪私はKO↑KO↓に居るわよぉ〜☆」
鬼瓦割「居たのかよ……」チッ
茉莉音「すごい離れた所に居ますね」
先生「こういう時でもライブの為にレッスンを怠ってはいけないわ!もうライブまで……」
真田P「…殺人事件が起こった以上、クリスマスライブは中止です。それも…不謹慎ではありますが。メインメンバーに欠員が出てしまっては、表に出る事も出来ません」
茉莉音「えっ………」
先生「あら……残念ね。茉莉音ちゃんも美樹ちゃんも凄くダンス上手くなったのにぃ…」シュン
ネロ「…やっぱりこういう事態になっちゃうと、ライブは中止だよねぇ…」
シャロ「楽しくはしゃげませんもんね…」
茉莉音「……………」
小林(…茉莉音さん、酷くガッカリしてるな。)
小林(クリスマスライブ…本人も楽しみにしていたんだな……可哀想に)
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:11:12.23 ID:aa7GqzznO
ガターンッ
小林(…ん?)
看守「小林オペラ、面会だ。出ろ」
シャロ「えっ何?先生?」
コーデリア「教官だけ…一体どういう事でしょう」
小林「あの、一体誰が……」
看守「ここでは伝えられない。来い」
小林「………分かりました」スッ
シャロ「!」
シャロ「せっ先生!もし被告人でしたら!弁護してあげてください!」
ネロ「多分、一番不安なのは刑事側に訴えられた人だからね」
小林「……ああ。分かった」
小林(勿論、そうするつもりだ。このまま裁判が終わるまで何もしないまま終わるわけにはいかない)
小林(……だが、何だ?この、胸騒ぎは?)
小林(いや、胸騒ぎだけじゃない。この強烈な違和感……気持ちの悪さ…)
小林「…………」
小林(…この事件、何かが隠されている。それも、酷く臭う何かが)
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:11:49.99 ID:aa7GqzznO
【留置所 12月20日 午後5時02分】
小林「………」
小林「きっ君は……!」
コロン「師匠!こんな所で何しとるんや!?」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:12:36.64 ID:aa7GqzznO
小林「コロンくん!君は留置所には居なかったのか…!」
コロン「うん?まぁ、気づいたら公園のベンチで眠ってたんやけどな」
コロン「そんな事よりも、これどないなっとるん?」
コロン「あの胡散臭い銀髪の眼鏡の兄ちゃんに師匠の居場所を聞いたら、留置所と聞いておったまげたで!」
コロン「しかも姫百合やミルキィホームズの皆も留置所に閉じ込められとる言うて…何に巻き込まれたんや?」
小林「……実は、その………」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:13:04.10 ID:aa7GqzznO
→【殺人事件】
コロン「…ほんまかいな?」
小林「ああ。事務所の持つ練習所で殺人事件が起こった」
小林「そして事件現場に近かった僕達が容疑者として拘束された。そして僕は第一発見者だ」
コロン「…ふ〜ん?ほ〜ん?……そして、何か分かったんか?師匠」
小林「……分からない」
コロン「ん?」
小林「容疑にかけられた探偵に特殊捜査権限が貰える事は無い。だから僕はここに居るわけで…」
コロン「あっ………」
コロン「…………」
小林「あっいやその。でも裁判で大体の証拠は出揃うと思うしそんな悲観にならなくても…」
コロン「……ふっ」
小林「ふ?」
コロン「ふはーっはっは!こんな時こそ!名探偵コロン様の出番や!」ガタッ
小林「うわっ!?」ビクッ
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:13:43.51 ID:aa7GqzznO
コロン「安心せぇ師匠!ウチはこの事件で誰よりもアリバイがある!そして関西でも有数な探偵や!」
コロン「だからウチには特殊捜査権限が下りる筈やで!」フンス
小林「………」
小林(確かにそう…だけど)
タンタン
コロン「師匠!これからウチは師匠の為にこの事件の捜査してくるで!」
コロン「そして!新しく暴かれる証拠品を楽しみにしてーな!今日までにおったまげるほどの証拠品を持ってきたるわ!」
小林「……それは、非常に助かる」
コロン「おっしゃぁああ!やる気出てきた!それじゃぁ行くでぇ!名探偵コロン!捜査開始ぃいい!!」ピュゥウウウ―
小林「…………」
イソゲイソゲー!キョウマデニシショウニユウリナショウコヒンソロエルンヤー!
小林(…ミルキィホームズに負けないくらい、彼女も騒がしい子だな)
小林「でも、ちょっと頼れる子…かな」クスッ
看守「はい、以上今日の面会は終了です」
小林「えっ」
看守「今日はもうこれ以上の面会は許されませんので、あっしからず」
小林「……」
小林(ごめんコロンくん…証拠品…間に合わなかったね……)
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:14:11.61 ID:aa7GqzznO
【留置所 12月20日 午後5時30分】
シャロ「そうなんですか。コロンちゃんが…」
小林「うん、幸い彼女にはアリバイがあるからね」
ネロ「ちぇー。結局の所あの露出魔、棚から牡丹餅だよねー」
姫百合「しかし、これで私たちにも証拠品が回ってくる可能性が高くなりました」
小林「はは…そう……だね」
小林「…………」
小林「……あの、皆さんちょっと良いですか?」
洲水「?」
真田P「はい。何でしょうか」
小林「…僕は明日、この事件の被告人を弁護します」
茉莉音「!?」
鬼瓦割「…おいちょっと待てよ。被告人って事は、御子柴を殺した奴の事だろ?」
洲水「さすがに、私もそれはどうかと思うけど?」
栗野原「……もう、遅い。私が…呪いをかけたからネ……ケケケ」
小林「……その、被告人が」
小林「篠田さん…だったとしてもですか?」
藍川「!?」
栗野原「!!!」
アーグニャ「……Вы, наверное шутите?」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:14:57.25 ID:aa7GqzznO
洲水「……どういう事?」
小林「今回の事件、事件の容疑者として最も疑わしいのは篠田さんです」
小林「刑事側が告訴する人物として最も最有力なのは間違いないでしょう」
藍川「いっいやいやいやいや」ブンブンブンブン
藍川「篠田っちが!?絶対有り得ないでしょ!よりによって一番殺人に無縁じゃん!篠田さんなんて!」
洲水「…私も、ジョークとしては笑えないなそれ」
小林「冗談ではありません。本当の事です」
真田P「…………」
先生「ええ〜?でも、篠田ちゃん。BRの中でもすっごく良い子よぉ?そんな子が殺人なんてぇ…」
小林「それを確かめる為に、僕は法廷に立ちます」
小林「この事件の、真犯人を突き止める為に」
洲水「…………」
鬼瓦割「…………」
藍川「…………」
栗野原「…………」
アーグニャ「…………」
真田P「………そう…ですか」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:15:51.13 ID:aa7GqzznO
シャロ「大丈夫ですよ!小林先生なら絶対に!裁判に勝って見せます!」
ネロ「そうだよ!事件なんてアッサリ解決しちゃうんだから!」
コーデリア「教官に出来ない事なんて無いんです!」
エルキュール「大船に…どんぶらこ…どんぶらこ…」
小林「…みんな、ありがとう」
小林(正直、僕はそんなに自信無いんだけど…)
鬼瓦割「…で?どうするってんだよ」
小林「はい。まずこの事件当日の事柄を整理する為に」
小林「皆さん一人一人に事件当日何があったか聞かせてください」
洲水「……それって…」
栗野原「私たちの事…疑ってるぅ?」
小林「いえそうではありません」
小林「事件当日に皆さんがどこに居たのか、把握する必要があるのです」
鬼瓦割「…………」
アーグニャ「…………」
真田P「……分かりました」
スッ
真田P「皆さんも、小林さんにアリバイを話してください」
洲水「………分かった」
藍川「…分かった。まぁ仕方無いよね」
鬼瓦割「……こうなった以上はな チッ」
アーグニャ「…Да。Понимаю…分かりました」
栗野原「しょうがないねぇ…ヒヒッ」
小林「…ご協力、感謝します」
小林(現場の捜査が出来ない今、僕ができる事は)
小林(事件関係者から話を聞いて、どんな些細な情報も手に入れる事だ!)
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:16:19.13 ID:aa7GqzznO
→【真田Pのアリバイ】
真田P「…AM6時に起床。6時十分に歯の洗浄。終えたら昨日下準備した食材で朝餉の準備を。」
真田P「いつもの通り7時13分の東海道本線の普通列車で通勤。7時55分にはタイムカードを切り今日のスケジュールの確認を…」
小林「…あっあの、私生活の事までは報告しなくても大丈夫なので…」
小林「真田さんは僕と同じ事件の第一発見者です。アーグニャさんを迎えに行った後の事を教えてください」
真田P「…はい。あの後、先輩から電話が掛かってきてアーグニャさんが練習場に来たという報告を受けました」
真田P「その後皆さんのレッスンの時間を念のため先輩に報告。一度練習場に戻り御子柴さんを迎えに行きました…その後は」
小林「分かりました。結構です。その後の事は理解しています」
小林(…聞いた所、変わった所は無いな)
洲水「……タイムカードを切って私たちのスケジュールを確認した後、何してるの?」
真田P「え」
藍川「あっ!それ私も気になるなぁ〜。誰のスケジュール表を一番最初に見るのかも何気に〜」
アーグニャ「Понятно…アーグニャがここに来る時間ハ…ダイタイお昼頃デス」
鬼瓦割「…学校の勉強とかあるからな。一応」
真田P「…あの?」
栗野原「キキキ…そんな早く事務所に来て…プロデューサーは何してるのかなぁ?」
洲水「…確かに気になるね。そこん所どうなの?プロデューサー」
真田P「…………」
小林(真田さんが困惑している…)
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:16:56.45 ID:aa7GqzznO
→【鬼瓦割さんのアリバイ】
小林「鬼瓦割さんは、ずっと倉庫に一人で居たのですか?」
鬼瓦割「…勝手に決め付けんなよてめぇ」
小林「すっすみません…」
鬼瓦割「だけど、残念ながら一人では無かったぜ」
小林「…え?」
鬼瓦割「黒プロデューサーに倉庫から引っ張られて、強引にレッスンの参加させられてたんだよ。私は チッ」
真田P「鬼瓦割さん…私の忠告通りに」
鬼瓦割「…ふん、一応ライブも控えているからな。仕方無くだ仕方なく」
鬼瓦割「そん時の事は黒プロデューサーとダンスの先生に聞けばぁ一発で分かるだろうよ」
小林(つまり彼女もアリバイがあるって事か)
洲水「……………」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:17:40.79 ID:aa7GqzznO
→【洲水さんのアリバイ】
小林「僕達が居ない間、洲水さんは何をしていたのかな?」
洲水「…私たちは川澄プロデューサーに連れられてレッスン場に行かされたよ」
小林「えっ?」
洲水「鬼瓦割とはその時一緒になったの。なんなら川澄プロデューサーと藍川さんとアーグニャさんも一緒だったけど」
藍川「そうですぜぇーい!このロシアのロリっ子もホレホレー!」
アーグニャ「Да-да。容疑者の私達が言うのもナンですが、カワスミプロデューサーなら証明できマス」
小林(…つまりこの三人もアリバイがあるという事か)
小林(川澄プロデューサーとマネージャーは物理的に殺人は不可能…それに性格から嘘をつく事はなさそうだ)
小林(…もし本当に何も隠していなかっただけど)
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:18:41.60 ID:aa7GqzznO
→【ミルキィホームズのアリバイ】
小林「一応、君たちにも確認しておくよ」
シャロ「はい!あの後私達はプロデューサーについていったのです!」
ネロ「しかし!そこではぐれて僕達は!」
コーデリア「迷子に!」
エルキュール「なってしまったのです…」シュン
姫百合「…本当、栗野原さんが居なかったらどうなっていたことか…」
小林「栗野原さん?」
栗野原「ケケッ…私はジャッキーにしがみついて川澄プロデューサーを追っていたんだよ」
栗野原「でも、まさかジャッキーが川澄プロデューサーじゃなくてこのカラフルな娘達についていくなんて…ビックリしたよ。本当に。ククケケ」
小林「…それで、どうしたんだい?」
シャロ「折角なので、栗野原さんに練習場を見学させていただきました!」
コーデリア「茉莉音ちゃん以外にも、沢山のアイドルユニットの人達が練習していましたわ」
ネロ「いきなりG4がやってきて僕達を捕まえるまではねぇ〜」
小林「ははは…楽しそうで何よりだね」
小林(これは彼女達もアリバイがある…のか?)
姫百合「…これが本当の事ですので呆れますよね」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:19:19.81 ID:aa7GqzznO
→【茉莉音ちゃんのアリバイ】
小林「一応、君たちのアリバイも聞いて良いかな?」
茉莉音「あっはっはい!」ピシッ
美樹「…って言っても。私達に説明できる事なんてたかが知れてるからねぇ」
美樹「何せ、ここ最近は泊り込みで練習ばっかりしてるから。昨日からずっとレッスン室から動いてないんだよねぇ〜」
先生「んもう!その分だけ貴方達はダンスが上手くなってるんだ・か・ら♪」
小林(それってほとんど監禁なんじゃぁ…)
茉莉音「あっあの、…本当です。私達は」
茉莉音「事件当日から、文字通り日付が変わった後もずっとレッスン室から一歩たりとも動いていません…」
美樹「雑誌の撮影とかポスターとかの外部の仕事は全部断ってさぁー。私、レッスン室で焼肉食ったの昨日が初めてだよ」
先生「でも美味しかったでしょぉ〜?事務所直々からの国産黒毛和牛パーティ!」
茉莉音「……野菜がありませんでしたね」
美樹「正直食事後の運動は肉の脂が腹ん中回って吐きそうになったよ」
美樹「でも、それも全部水の泡かぁ〜…中止は残念だなぁ〜本当」
茉莉音「…………」
小林(また、彼女に悲しい顔をさせてしまった)
小林(しかし、これで残りの三人もアリバイが成立した…という事か)
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:19:52.43 ID:aa7GqzznO
小林(つまり、この時点でアリバイが成立していないのは篠田さんと)
小林(………)
小林(…僕、か。)
真田P「…………」
洲水「…………」
鬼瓦割「…………」
藍川「…………」
アーグニャ「……………」
栗野原「…………」
茉莉音「…………」
美樹「…………」
小林(明日の裁判、本当にどんな展開になるんだろう。まさか、また僕が被告人になるわけじゃないよな…?)
シャロ「だっ大丈夫ですよ皆さん!」
バッ
シャロ「この事件は!私達の先生!かの有名な小林オペラ先生が担当するんですから!」
ネロ「そうだよ!小林が担当して解けなかった謎なんて一つも無いんだ!」
コーデリア「教官がこの事件に取り組めば!絶対に真犯人だって分かるんだから!」
エルキュール「だから…大船に…どんぶらこ……」
姫百合「……確かに今は不安かもしれません。気分も優れないでしょう」
姫百合「ですが、今は私達に任せてみてはくれませんか?」
小林(…いや、それは有り得ない筈だ。神津の捜査なら、今までの裁判の通り真犯人までの筋が分かるようにしてくれる)
小林(G4だって馬鹿じゃない。神津の居るG4ほど有能な警察組織も早々無い。無い筈だ……)
小林(なのに…何なんだ?さっきから感じる…)
シャロ「だから安心してください!先生と私達が居ればこの事件!あっという間に解決してみせちゃいます!!」
小林(この……猛烈な違和感は…!!)
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:20:32.59 ID:aa7GqzznO
小林(そして僕は、事件の発見直後から明日行われる裁判までのこの違和感が)
小林(この事件の重要なファクターであった事を)
小林(裁判当日になるまで気づくことは無かった………)
【続く】
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/05/31(火) 21:21:15.24 ID:aa7GqzznO
証拠ファイル�@真田Pの名刺
【名前と連絡先と会社名が書かれている。何故か名前欄が小さい】
証拠ファイル�Aレッスンの先生の名刺
【名前と連絡先とスリーサイズと電話番号が書かれている。キスマークが大きく覆われている】
証拠ファイル�B凶器?の壷
【大きな華をモチーフとした石壷。ひび割れや変形がほぼ無い】
証拠ファイル�C割れたグラスとジュース
【篠田さんが飲んでいたと思われるジュース。中に睡眠薬が入っていた可能性が有り】
証拠ファイル�D御子柴さんの写真
【写真には二人の人物が写っている。被害者と被害者の母親。母親の顔が赤い×印で潰されている】
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/31(火) 21:21:42.58 ID:aa7GqzznO
今回はこれでおしまいです。次回は裁判パートです。
続きはこのスレで投下致しますので、お待ちいただけたら幸いです
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/31(火) 22:05:10.08 ID:aa7GqzznO
原作に出てこないキャラの自分勝手なイメージ
洲水と篠田
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/31(火) 22:07:17.04 ID:aa7GqzznO
鬼瓦割(おーがわ)
藍川
ロシア人
呪いの人
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/05/31(火) 22:08:35.07 ID:aa7GqzznO
プロデューサーと化物
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/31(火) 22:12:17.50 ID:lxdTJF5Wo
乙でした。
先生が想像以上に化け物で吹いた
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/31(火) 23:25:32.78 ID:HnbkImhro
乙
楽しみにしてる
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/31(火) 23:47:06.72 ID:wz+LvPVNO
おつ
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/01(水) 01:05:45.03 ID:76Lq8FOJo
おつにゃーん
このPとアイドル達どっかでみたことあるような気がしますねぇ
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/01(水) 19:29:29.92 ID:456WiuSl0
おつ
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/06/02(木) 21:54:52.28 ID:Pr5rGxCy0
乙
事件に遭遇して冷静に隅々まで調べ始めないことに違和感あったがそりゃ捜査しない方が普通でしたね……
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/06/07(火) 23:23:44.96 ID:BA4U5M160
先生バケモノ過ぎワロタ
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/06/14(火) 19:07:54.10 ID:jWkE+i760
もうそろそろ
>>1
は逆裁6クリアしただろうか
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/06/21(火) 17:12:47.25 ID:2Ys9P0syO
すみません長くなりました。今日の深夜ごろに続きを投下致します。
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/21(火) 17:59:17.33 ID:8KiBz86CO
おー、楽しみにしてます
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/06/21(火) 20:54:23.77 ID:cDpSDH+w0
待ってた
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/06/21(火) 22:33:01.09 ID:pHCAi9B7O
投下します
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/06/21(火) 22:33:33.53 ID:pHCAi9B7O
【横浜裁判所 第二控え室 12月21日 午後1時02分 】
小林「……………」
小林(結局)
小林(本当に裁判当日になるまで留置所から出して貰えなかった……)
小林(検察側は一体どのような準備をして、この事件についてどう考察したのだろう)
小林(想像するのは容易いけど、確信は持てない)
小林(………全ては裁判が始まるまでどんな考察も充てには出来ないか…)
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:34:11.99 ID:pHCAi9B7O
白い髪の少女「でも、何も考えないよりはマシだと思うよ?」
小林「ん…まぁそうだけどね」
白い髪の少女「それよりも、本当に彼女を弁護するの?」
小林「それは愚問だね。彼女を弁護しなければこの事件の真相には辿り着けないだろうし」
白い髪の少女「ふーん、そっか。それは間違いないけど多分後悔するんじゃない?」
小林「後悔?それってどうし…」
小林「………」
小林「…って、どうして君が僕の隣に座っているんだい?」
白い髪の少女「ん?」
小林「いや、ん?じゃなくてだね…」
小林「あっ!そういえば君、怪盗アルセーヌの裁判の時でも会った…ような」
白い髪の少女「えー、他にも英国から日本までの飛行機でも会ったでしょ?」
小林「…ああ。確かに会っている」
小林「一つだけ聞いても良いかい?」
白い髪の少女「んー?」
小林「…僕が日本に来てから、この一連の事件に君の姿を見たという人が居る」
小林「一度被告人にされた姫百合くんも、白い髪の少女を見たと言った」
白い髪の少女「………」
小林「…これは、偶然なのか?それとも」
白い髪の少女「偶然だよー」
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:34:45.08 ID:pHCAi9B7O
小林「…偶然?」
白い髪の少女「うん、私はサイコパスって人たちだっけ?その人には興味が無いよー」
小林「………」
白い髪の少女「でも、サイコパスって人達は私に興味があるみたいだけどー」
小林「………え?」
白い髪の少女「いや、興味があるのは君の方かな?だって君、人間辞めてきてるし」
小林「…ちょっちょっと待ってくれ!?一体どういう…」
「小林さん!」
小林「!」
エルキュール「…………」
小林「あっ…エルキュール」
エルキュール「…いっ今…一体誰と喋って居たんですか…?」
小林「ああ、ええと…この娘は…」
小林「………あれ?」
小林(居ない……?)
「先生ー!」
「師匠ー!」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:35:17.39 ID:pHCAi9B7O
小林「っあ、君たち…大丈夫だったのかい?」
シャロ「はい!今回の事件は私たちが容疑者です!」
コロン「せやせや、だから今回は被告人のアイドルの容疑が解けても、次に師匠やら他のアイドルやら…色んな候補がおるからな」
コロン「そりゃぁもう血眼で証拠品を漁りまくったでっ!」フンスッ
小林「そっそれは頼もしいね…」
ネロ「んで、現場を引っ掻き回したせいで公務執行妨害として僕たちと同じ留置所に入れられたんだよねー」
コロン「んなぁー!それは言わんといてーなっ!」アタフタ
小林(………………)
コロン「あっ安心せぇや師匠!ちゃんと怪しい物は……」
コロン「………」
コロン「…一つ!一つだけでも見つけたからっ!な?」
小林(一つ…か)
証拠ファイル�E壊れたカセットテープ
【被害者の部屋に落ちていたカセットテープ。真っ二つになっている】
小林(今回こそ本当にダメかもしれない)
小林「…ありがとう。コロンくん」ニコッ
コロン「!」パァアアア…
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:35:52.11 ID:pHCAi9B7O
小林(本当…どうしよう………)
シャロ「あっ!篠田さん!」
篠田「……………」
ネロ「おっ!今回の依頼人登場だよ。小林」
小林「えっああ、どっどうも…」
篠田「…………」
小林(…やっやっぱり被告人にされたのか…この娘…)
篠田「……っ」キッ
篠田「今回はよろしくお願いします!小林さん!」ペコリ
小林「えっ?…ああ、こちらこそ頑張ります!」
美樹「まぁまぁ篠田さ〜ん?そんなに固くならないでも良いじゃなぁい?」
洲水「いや、アンタここがどこか分かってんの?裁判所だよ?篠田も容疑者にされてるんだし」
真田P「いっいえ、そっその。しっしっ篠田さんがししし心配することはなな無いと思いまます」ガタガタ
真田P「こっ小林さん…そのっ小林少年が…しし篠田さんのべべ弁護士をしてくれるるなならら…」ガタガタガタガタ
洲水「プロデューサーは当事者でもないのにビビリすぎ」
茉莉音「でも、言ってる事は間違ってませんよ!」
茉莉音「篠田さんの弁護士は、あの!有名な小林オペラさんなのですから!余計な心配はきっと!きっと無用です!」キラキラ
小林「ど…どうも………」
真田P「………」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:37:22.58 ID:pHCAi9B7O
真田P「っ」パァンッ(両手で自分の頬を叩く)
ミルキィホームズ「「「「!」」」」ビクッ
真田P「…その通りです。篠田さん」
真田P「私たちは貴方を信じています。ですから、貴方も信じてください」
真田P「本当に殺っていないのなら、この裁判は必ず。私たちが…いえ、小林オペラさんが決着を着けて頂けます」
篠田「………ふふ」
真田P「………」
篠田「大丈夫だって!そんな事分かってますよ!プロデューサーさん!」パンッ
篠田「私の弁護士はあの!探偵小林オペラなんですよ!?絶対に私を無罪にしてくれる筈です!」
篠田「私の勝訴は!絶対です!最後まで!それを信じて頑張ります!」
小林「…………」
白い髪の少女≪それよりも、本当に彼女を弁護するの?≫
小林≪それは愚問だね。彼女を弁護しなければこの事件の真相には辿り着けないだろうし≫
白い髪の少女≪ふーん、そっか。それは間違って無いけど、多分後悔するんじゃない?≫
小林「………」
小林(いや、余計な事は考えるな。そもそもそんなの確信すら無いじゃないか!)ブンブン
篠田「この裁判でも!勝訴という名のどでかい華を咲かせてみせますよっ!」ブイッ
オー! パチパチパチパチパチ
藍川「やるねぇー!篠田っち!」
栗野原「ケケッ…まぁ、篠田が殺人犯なら、今頃私の呪いで…フヒヒ」
アーグニャ「Желаю удачи! 篠田さん!」
洲水「…まぁ、いつもながらそういうキャラだよねー篠田は」
鬼瓦割「………フンッ」
真田P「私も…応援しています」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:38:24.86 ID:pHCAi9B7O
篠田「えっへへー!ありがとうみんな!そしてプロデューサー!」
篠田「そして小林さん!」
小林「えっ?あっはい!」
篠田「今回はどうぞ!よろしくお願いいたします!」ペコリ
小林「えっ?あ…どうも」ペコリ
ネロ「…そのやりとり、二回目だよ」
小林(…………)
小林(…皆良い子だ。見た感じ、悪い人なんて一人も居なさそう…だけど)
小林(やっぱり…昨日からこの違和感は拭えないな…)
小林(………一体)
小林(この事件の裏には、何が隠されているっていうんだ!?)
小林(…それとも、僕の思い違いか?)
小林(…………………)
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:39:17.28 ID:pHCAi9B7O
【横浜裁判所 第一法廷室】
ザワザワ…ザワ……
カッ!!
裁判長「これより!篠田久留美のサイコパス殺人を審議致します!」
裁判長「弁護側、検察側、準備はよろしいですかな?」
北芝「検察側、準備完了しているわ」
小林「弁護側。……………」
裁判長「……………」
北芝「……………」
小林「……………」
裁判長「……弁護側!何か言わないと分かりませんよっ?!」
小林「いっいやその…ずっと留置所に居たもので…」
北芝「…準備が、完了していないという事かしら?」
北芝「問題無いわ。こちらの準備は完了している」
北芝「神津くんと私が証拠品の提出をするから、それで賄いなさい」
小林「うぅ…………」
小林(検察側の証拠を、弁護士の僕が使うのか………)
小林(北芝検事のいつにましてのあの顔、…僕が不利になる物で間違い無さそうだ)
北芝「まったく、しょうがない探偵ね。子供を相手してるみたいだわ」
小林(割れ物注意の書かれたダンボールに乗っている検察側に言われたくないよ…というか、それ崩れたら今度こそ北芝検事死なないのか?)
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:40:13.06 ID:pHCAi9B7O
カッ
裁判長「それでは北芝検事。事件の概要をお願いします」
北芝「了解したわ」
北芝「今回の事件の被害者は御子柴華子(15)職業はアイドルをしていたそうよ」
裁判長「アイドル…?」
北芝「正直くっだらないお遊びみたいな物よ。あんな歌って踊るだけで客から大金搾取するなんて、キャバクラと変わらないわ」
小林(…今、全てのアイドルファンを敵に回したぞこの人…)
北芝「そして被告人は篠田杏子(16)彼女も被害者と同じくアイドルをしているわ」
北芝「この事件は、被告人が被害者の頭を叩き潰し、後日部屋に戻り隠すように壺を乗せて自分で睡眠薬入りの飲み物を口に含んだ」
北芝「睡眠薬入りの飲み物を飲んだのは、自分も被害者に見せる為に敢えて飲んだのでしょうね」
小林「異議!!」
小林「その概要について、二つ異議を唱えさせて頂きます!」
北芝「………」
小林「まず!壺を載せる必要は何ですか!?壺が凶器じゃないのなら、どうして乗せる必要があったのですか!」
小林「そして、睡眠薬を飲んだ時の言い分!その理由が弱いです!実際、殺したのなら普通に逃げれば良かったんじゃないですか!?」
北芝「異議あり!!」
北芝「…早とちりは恥を生むわよ弁護人」
小林「…!」
北芝「それを今から証言するんでしょう?ねぇ?」ドヤァ…
ダンッ
北芝「裁判長、検察側は第一の証人の召喚を要求するわ!」
カッ
裁判長「……検察側の要求を許可します」
裁判長「係員、証人を連れてきてください」
北芝「………」
小林(…北芝検事………)
小林(前回の裁判で、何度も要求を断られたから出来て当然な事まで要求し始めたな…)
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:41:25.77 ID:pHCAi9B7O
神津「……………」
北芝「証人、名前と職業を」
神津「…名は神津玲。職業は警視正をしている」
小林(……今思えば、警視正が証言台に立つって凄い光景だな)
北芝「ふふん、神津くん?この事件の概要も知らないノータリン君に親切に事件の事を教えてやりなさい?」
神津「………弁護人には、若干ながらもこの事件の容疑がかけられている」
神津「だから、特殊捜査権限も与える事も出来ないまま、我々が拘束した」
小林「………」
神津「……小林」
神津「本当に良いんだな?」
小林「……ああ、教えてくれ。この事件の概要を」
神津「……………」
神津「……分かった。後悔しても知らんぞ」
北芝「♪」
小林(今の僕には証拠品という証拠品がほとんどない。だからこの証言の矛盾を指摘してもほぼ無駄だろう)
小林(それに神津の事だ、神津の証言には矛盾がほとんど無いに違いない)
小林(だからこの証言では、なるべく揺さぶって情報を出来るだけ多く引き出すんだ!)
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:41:58.10 ID:pHCAi9B7O
【証言開始】
�@被害者と被告人は友人関係にあった。これは被告人も肯定している。
�A死亡時刻は12月20日の深夜2時。頭部は重量車のタイヤのような物で轢き潰されている。
�Bそれ以外の傷が無いのを見て、被害者はほとんど抵抗しなかったと解釈した。
�C死体は部屋に移動されていた。だが、被告が潰れた頭部の近くで飲み物を飲むのは明らかに異常だ
�Dそして被告には被害者の死亡時刻時にアリバイが無い。
�E以上の事を持って、我々は被告人篠田杏子を拘束した。
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:42:53.02 ID:pHCAi9B7O
小林「異議っ!!!」
小林「なっ…何なんだ神津!?このっ………未知まみれの証言はっ!?」
神津「…お前が慌てるのも無理は無い。裁判が始まるまでお前は留置所に居たのだからな」
小林「いやっいやいや!現場はっ!?壺はっ?!あの部屋は事件現場じゃなかったのかっ!!?」
神津「……小林、昨日言ったハズだ」
神津「…”警察を舐めるな”とな」
小林「!!」
小林「しっしかし…だとしても、僕には準備が……」
ダンッ
北芝「……さっき…言ったでしょう」
北芝「”神津くんと私が証拠品の提出をするから、それで賄いなさい”って…警察側の証拠の共有を認めてるのよ!!」
北芝「お望みならどんな証拠でも…なんなら弁護側に有利な証拠だって出してあげるわ。まぁ…そんなもの存在すらしてないけどねっ!!」
北芝「あぁーっはっはっはっはっは!!!」
小林(……くそぅ…浦島太郎になった気分だ……)
小林(というより…殺害現場を調査もしないで弁護どころか尋問ができるのか…!?)
裁判長「…弁護人、理不尽だという気持ちは分かります」
裁判長「しかし、証拠の無い状況で挑んだ以上覚悟はしてもらいますぞ」
神津「覚悟は決めたのだろう?小林」
小林「うぅ……」
カッ
裁判長「それでは弁護人、尋問を始めてください」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:43:55.33 ID:pHCAi9B7O
【尋問開始】
�@被害者と被告人は友人関係にあった。これは被告人も肯定している。
小林「待ってくれ!」
小林「その…友人が友人を殺したのですか?一体何の為に?」
神津「被告はサイコパス容疑がかけられている」
神津「サイコパス容疑が掛けられれば、難癖とつけられる動機の立証も難しくないだろう」
小林(つまり…動機なんてどのようにも取れるって事か…)
小林「いいのか…?そんな事で………」
神津「強いて言うなら。被害者が行動する際は、ほとんど被告人も同行だったそうだな」
神津「それほど長く一緒に居れば、すれ違いも多少は存在するだろう」
小林「ぐぅ………」
北芝「女同士の乳繰り合いは興味ないわ。気色悪い。証言に戻って頂戴。神津くん」
神津「了解した。して、被害者の……」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:45:35.80 ID:pHCAi9B7O
�A死亡時刻は12月20日の深夜2時。頭部は重量車のタイヤのような物で轢き潰されている。
小林「待ってくれっ!!」
小林「どっ…どういう事なんだ!?部屋には血が部屋中に飛び散っていた!」
小林「それに…被害者は僕たちが事務所に居た時には死んでいたのかっ?!」
小林「そして…轢き潰されただって!?まさか!被害者の頭部にタイヤ痕が……」
神津「落ち着け」
神津「興奮するのも分かるが、今は俺が証言している最中だ」
小林「…うっ、………すまない」
神津「まず部屋にあった血だが、あれは被害者の物で間違い無い。」
神津「あの壺の中に被害者の血が溜まっていて、底に穴が開けられていた」
証拠ファイル�B凶器?の壷を書き換えた。
↓
【中に被害者の血が溜まっていて、底に小さな穴が開けられていた】
神津「そして、第一発見が真田氏とお前…昨日の午後3時45分」
神津「その時既に、死後13時間は経っていたのは間違いないだろう」
証拠ファイル�F御子柴華子の解剖記録
【死亡推定時刻は12月20日午前2時前後。頭部を重量車のタイヤのような物で轢き潰されている以外に外傷は無い】
神津「そして凶器に使われた車。タイヤに血痕が付着しているトラックが」
神津「本物の事件現場に放置されていた」
小林「ほっ…本物の事件現場?」
神津「ああ、大胆にも事務所の隣の空き地にな」
神津「地主の通報から特定できたらしい。血液も被害者の物だった」
神津「…だが、奇妙な事に。そのトラックには指紋もエンジンが動いた跡も熱も全く無かった」
証拠ファイル�G凶器のトラック
【事務所近くの空き地の上に放置されていた。血液は付着していたが、エンジンが動いた跡も指紋も無く、誰かが乗った痕跡が無い】
小林「ちょっと待ってください。事務所の近くの空き地ですか?」
小林「被害者が殺されたのなら悲鳴があったハズです。誰もその悲鳴は聴いていないのでしょうか?」
神津「……それも、奇妙な話ではあるがな」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:47:00.22 ID:pHCAi9B7O
�Bそれ以外の傷が無いのを見て、被害者はほとんど抵抗しなかったと解釈した。
小林「待ってください!」
小林「ほっ…ほとんど抵抗しなかったのですか!?悲鳴も?!」
神津「…我々が想定する限り、この事件の犯人は」
神津「トイズで人を動けなくする事が出来る。そう解釈している」
小林「…それでは、被告人篠田杏子さんが金縛りのトイズを持っていると?」
神津「可能性はある」
ザワザワ…ザワ……
カッ
裁判長「…しかし」
裁判長「実際のところ、どうなのでしょうかな?」
神津「…本来トイズは一人で複数持つことは出来ません」
神津「しかし、本来の力の一部を隠して。自身の能力を偽る事は可能です」
神津「…まぁ、可能性は絞られますが」
裁判長「なるほど」
裁判長「では、被告人のトイズは一体?」
神津「…”スローモー”」
裁判長「…すっすろーもー?」
神津「被告は、トイズの力で自分の時間を早くし、視界に映った物の時間を遅く感じさせる事が出来るそうです」
小林「…………えっ」
小林(はっ…初耳だぞそんなの!)
証拠ファイル�H篠田杏子のトイズ
【”スローモー”視界に映った物の動きを遅く感じさせるトイズ】
裁判長「…しかし、その能力と金縛りとはどのような関係が?」
神津「いえ、そもそも」
神津「本当にスローモーなのかは断定出来ていません。体内時間を操る能力だけだとすれば」
神津「そしてそれが、”自分以外”でも可能だとすれば。被害者の時間を遅くすることで回りを早くし轢き潰すのに逃げる隙どころか思考も許せぬ状況が作れます」
神津「後はトラックを動かせば悲鳴を上げさせる事なく殺す事が可能です」
裁判長「ふむ、確かに道理にはかなってますね」
小林「…うっうう………」
小林(思いもよらない証拠品が集まってくる………)
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:48:15.40 ID:pHCAi9B7O
�C死体は部屋に移動されていた。だが、被告が潰れた頭部の近くで飲み物を飲むのは明らかに異常だ
小林「待ってください!」
小林「そのっ異常と決めつけるのは…早計じゃないでしょうか!?」
神津「………小林」
神津「お前、それ本当に言ってるのか?」
北芝「一見するとバカでかい壺に頭を潰されて死んでるのが一目で分かるその状況でわざわざグラスにジュース注いで飲む奴が…」
ダンッ
北芝「そんな頭のおかしい行動する奴がサイコパス以外にどこに存在する!!」
小林「異議!!」
小林「だとすれば、ある疑問が現れます!」
神津「……疑問?」
小林「そうです。確かに死体の横でジュースを飲むなんて異常な行為ですが」
小林「ジュースには睡眠薬が盛られていたそうですね?」
北芝「……………」
小林「その睡眠薬を盛ったのは、一体誰なんですかっ!!」ダンッ
神津「……小林」
小林「?」
神津「被害者は、睡眠不足に悩まされ睡眠薬を常用していた」
神津「…あとはわかるか?」
小林「……………」
小林「…あっ!まさか……」
神津「被害者は寝る前に睡眠薬で溶かしたジュースを飲んでから寝るんだそうだ」
北芝「間抜けで頭のおかしい殺人犯は現場工作している時に喉が渇いて冷蔵庫からジュースを取り出し」
北芝「それを睡眠薬入りだと知らないで気を失った。こんなところかしら?」
小林「うっ」
神津「……被告人に知っているかどうかカマをかけてみた所」
神津「どうやら知らなかったらしく。更に飲んだ事を肯定している」
小林「…………」
神津「…そういう事だ。つまり」
神津「被告人は被害者の横でジュースを飲んだ事は事実。そして」
神津「そのジュースには、被告人が愛用していた睡眠薬が溶かされて混入していたのだ」
小林「………うっ」
小林「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ガガァアアンッ
証拠ファイル�I睡眠薬
【被害者が常用していた。ジュースに溶かして飲んでいる】
小林(うっ…くっくそぉ……揺さぶって情報を引き出せば引き出すほど)
小林(どんどん突破口が閉じられて追い詰められている気がする……)
神津「…更に我々は、もう一つ被告人を告訴した理由がある」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:48:58.59 ID:pHCAi9B7O
�Dそして被告には被害者の死亡時刻時にアリバイが無い。
小林「待ってください!」
小林「深夜二時ですよ?そんなもの……」
ダンッ
小林「アリバイが無いなんて当然の事じゃないか!!」
神津「そうだ。だからお前らには留置所に入って貰っている」
神津「一番容疑が強いのが被告人なだけで、お前も容疑者に含まれている事を忘れたか?」
小林「異議っ!」
小林「僕は昨日の深夜2時。その時間は本を読んでいたよ」
小林「事務所には姫百合君もコロン君も居たから。彼女たちが証人になるし、彼女たちのアリバイも立証される」
神津「………………」
北芝「ふん、証拠としては決定的じゃない上に弱いわ」
北芝「そんなものでアリバイが成立するなんて、思わない事ね!」ビシッ
小林「…………」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:49:25.27 ID:pHCAi9B7O
�E以上の事を持って、我々は被告人篠田杏子を拘束した。
小林「待ってください!」
小林「…本当にそれだけの理由で篠田さんを告訴したんですか?」
北芝「何?証拠としては十分だと思うけど?」
小林「だとしても、何か足りませんか?」
神津「……何が足りない?」
小林「もし、本当に殺害現場が事務所近くの空き地なら」
小林「どうやって部屋まで運んだのですか?被害者の頭は潰れています」
小林「事務所まで運ぶ途中にそこらじゅう血まみれになると思うのですが」
北芝「…何かに入れて運んでいたたのよ」
小林「では、その何かは見つかってますか?」
神津「……当然だ」
小林「…だったら!」ダンッ
小林「その”何か”を!証拠品としてここに―ー」
北芝「異議あり!!」
北芝「…あなた、馬鹿なの?」
北芝「壺の中には、被害者の血が溜まってたのよ?」
小林「………………」
小林「あっ!!!!!」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:49:54.45 ID:pHCAi9B7O
神津「…我々警察は壺の中に被害者が居たという前提で途中操作を進めていた」
神津「お前なら察すると思っていたのだが」
小林「…うっ…ぐぐっ」
北芝「全く、よくもそんな知識で裁判に出ようと思ったわね」
ダンッ
北芝「私に二度も勝って調子に乗ってるみたいだけど……」
北芝「これなら容赦なく叩き潰せそうね!!この阿呆が!!」
小林「………………ぐ…ぐぉおおおおおおおお!!!」
小林(そもそも…僕を捜査させなかったのは君たちじゃないか……!)
神津「…もう反論は無いのか?」
神津「無ければ、ここで俺の証言は打ち止めだ」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:50:21.21 ID:pHCAi9B7O
神津「…以上が、我々警察側が決した事件の概要だ」
小林(…想像とは違っていたけど)
小林(やっぱり…いや、証拠の数もあるからか。この尋問で反論は出来ない!)
カッ
裁判長「なるほど。確かにその状況では被告人が一番怪しい」
裁判長「…しかし」
裁判長「事件が起こったのが昨日の深夜だとすれば、被告人が殺害したという決定的な証拠は無い訳ですか?」
神津「……ああ、確かに証拠は無い」
小林「!」
小林(証拠が無いのに…篠田さんを疑っているのか…!?)
神津「だが、証言はある」
小林「っ!」
ダンッ
北芝「検察側は事件当日、現場で被告人を目撃した証人を手配している!」
北芝「裁判長、証人の召喚を要求するわ」
裁判長「……分かりました。証人の召喚を認めます」
北芝「ククッ」ドヤッ
小林(北芝弁護士…要求が認められるのが嬉しいんだな…)
裁判長「それでは係官!証人をこちらに連れてきてください!」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:51:33.96 ID:pHCAi9B7O
???「……………」
小林「……………」
北芝「…証人。名前と職業を――」
小林「異議っ!」
小林「あっあのっこの人…あれですよね!?」
???「…………」
北芝「あれって、何言ってるのアンタ」
小林「いやいやいや!この人昨日事務所で見ましたよ!事務所に入っていた泥棒です!!」
裁判長「なっ」
裁判長「なんですってぇえええ!?証人!貴方は泥棒を働いていたのですか!?」
北芝「…………」
???「チィ!ばれたか!」
シュバッ シュルシュルシュル
???「へへっでもここに用は無いのさ!アバヨ!」ガラララ
北芝「係員」パンパン
係員「はっ!」ガラガラガラガラガラ
バチバチバチバチゴゴゴゴゴゴグルグルグルグル
???「おおっとぉ!なんだその機械はぁ!そんなものでこの俺様、怪盗マリネ・ファン・ラバー様が…」
北芝「ってぇぇえええええ―――――!!!!」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:52:26.64 ID:pHCAi9B7O
|! i| :
|! i| i
|! ∨|
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┌─────┐ i |! i|
│ │ i! |! i|
│ │ |∨ i!
│ │┌─| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| i|! i|
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│ │ i! |! i| └──‐┘ │ │
│ │ |i |! i| i | │
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│ │ |l l| |___/
│ │ |l l| !
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└─────┘ \ |l : l|
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. く> ヾ< /Υ 〉 !| _ |] ー '´/
}l 〈_::」/ :!:i: 〈/ __ l { /
. \、 /, __ .:|.:|: . _ノ::::\\ 、ヽ. __/
\ー ' 「:::::// . :.:|:.:.v!: . \:::::// ー ( /
) ) 〈:::::// . . : ::!:.: .:|: : .  ̄ i ー '/
. \ 、 // l7  ̄ . : :|: :: :!: :. :|: : : . . . l> il フ∠/
. \ー ' i! . . .: : :|!: : |..: . :l : く]: . i. . !:l //
\\ il 、〈〉 i . . : <>!|: :,' .:: .: | : : !: : !:. . . ノ::l // l7
):.:\ 八:.\_ 人 )、 : : ノ.:V.: : .::.: :!: :人 八,、 ノl / : ノ,、 /: (
.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ファン「ぎゃぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:52:52.12 ID:pHCAi9B7O
裁判長「…………………」
小林「…………………」
北芝「…係員。黒焦げになってる証人を立たせなさい」
係員「はっ」バッ
北芝「息してるか確認しなさい」
係員「はっ!大丈夫であります!」
北芝「そう、なら起こしなさい」
係員「了解しました!おらぁっ!」ボゴォッ
ファン「ぐっふっ!!」ブホッ
小林(腹パンかよ…)
北芝「さて…次に逃げ出したら……」ガコンッ
≪レベルツーニヒキアゲラレマシタ≫バチバチバチバチゴゴゴゴゴゴグルグルグルグル
北芝「分かってるわよね?」
ファン「…………はい」
北芝「じゃぁ証言しなさい。貴方が昨日の深夜に見た物を」
ファン「……………はい」
小林(可哀想に、すっかり萎んじゃったな…彼)
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:53:18.29 ID:pHCAi9B7O
【証言開始】
�@あの時は茉莉音ちゃんのパン……事務所の近くを歩いていました。
�A…ごめんなさい。怪盗の仕事の為に事務所を下見してました。
�B事務所のロッカールームの場所は分かっていたので、あとはどう侵入するか考えてました。
�Cその時、パキパキという音が響いたのは覚えてます。でも、それが何の音かは分かりません…
�Dでも、篠田久留美ちゃんがニコニコしながら真っ暗な事務所の中で歌っていたのは覚えています…
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:54:52.77 ID:pHCAi9B7O
北芝「被告人が事件当日、殺人の音があったその時に事務所の中に居た」
北芝「そして殺人の横で歌っていた…それは間違い無いわね」
ファン「はい…」
小林「異議!」
小林「彼が見たのは、事務所で歌の練習をする被告人の姿です!」
小林「それに、事務所近くが殺人現場だとして…殺人の最中、彼女は事務所の中に居た」
小林「この証言だと…被告人が殺人を犯したどころか、立派なアリバイがあるじゃないですか!」
北芝「異議あり!」
北芝「トラックには指紋もエンジンも動いた跡が無かった」
北芝「これが何を意味するか分かる?犯人は手に触れずともエンジンを動かさずともトラックを動かすことができたのよ!」
北芝「方法はどうあれ、犯人は動く必要が無かったと考えられるわ」
北芝「そして、篠田久留美のトイズはスローモー…このトイズを被害者に使えば」
北芝「その場から逃げるどころか、悲鳴なんて出す事も出来ないでしょうね」
小林「うぅっ……」
バンッ
北芝「この証言、尋問できるものならやってみなさい」
北芝「できるもんならねっ!」
小林(うっ…何か…何か無いのか…?)
小林(どんな些細な事でも良い…この証言に、矛盾が……)
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:55:30.73 ID:pHCAi9B7O
【尋問開始】
�@あの時は茉莉音ちゃんのパン……事務所の近くを歩いていました。
小林「待ってください!」
小林「証人、貴方…一体何を探していたんですか……」
ファン「悪いが、それは言えないな。なぜなら俺は証人である以前に怪盗なのだからなっ!」
ファン「さすがの俺も手の内は明かさないぜ!はぁーっはっはっはっは!」
北芝「……」ガコン
バチバチバチバチゴゴゴゴゴゴグルグルグルグル
ファン「茉莉音ちゃんの下着です!コンサートとかで履くのは見せパンと聞いてから!本物の下着が欲しいなって!」
ファン「だから俺は!その些細な疑問から怪盗になるって決めたんですよっ!!」
小林(……うわぁ)
北芝「汚らわしい……いっそ死ねば良いのよアンタなんて」ガコンッ
≪レベルスリーニヒキアゲラレマシタ≫バババババババババババ
ファン「待って!全部話す!全部話しますから許してぇ!!」
北芝「ふん、痛い目に会いたくなければ洗いざらい話しなさい!」
北芝「この裁判が終わったら、次はアンタが裁かれる番よ!」
小林(北芝検事…彼、検察側の証人なのにえらい敵意向けてるな…)
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:56:02.77 ID:pHCAi9B7O
�A…ごめんなさい。怪盗の仕事の為に事務所を下見してました。
小林「待ってください!」
小林「それじゃぁ昨日事務所で見た貴方は、やっぱり盗みを働いていたのですね?」
ファン「やっぱりって…俺を警察に突き出したのは貴方達じゃないですか?」
小林(……ああ、そういえばそうだったかな…)
小林「ちなみに、それは何時ごろでしたか?」
ファン「怪盗は常に時間を気にする。それは時間が盗みにとって重大な意味を表すからだ」
小林「分かりました。それで、何時だったんですか?」
ファン「……………2時くらい?」
小林「なんで疑問形なんですか!」
北芝「…どうやら証人のオツムは怪盗にしてはよろしく無いようね」
小林(うう…こんなの証言にならないよ……)
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:56:53.46 ID:pHCAi9B7O
�B事務所のロッカールームの場所は分かっていたので、あとはどう侵入するか考えてました。
小林「待ってください!」
小林「ロッカールームの場所…?それは、どこですか?」
北芝「…弁護人、何を聞いているの?」
小林「え?」
北芝「まさか…アンタも泥棒を…」
小林「するわけが無いでしょう!何考えてるんですか!」
ファン「はっはっは!よくぞ聞いてくれたぞ同士!」
小林「同士じゃありません!」ダンッ
ファン「あれは、隣の空き地と隣接している面でな、空き地からも木が邪魔して俺の姿は見えない」
ファン「そうつまり!姿を隠して脱出するには格好な場所なのだよっ!!」
小林(嬉々と犯行の事を喋り始めたぞこの人……)
証拠ファイル�J空き地と事務所の間の木
【空き地からも事務所からも、この木が邪魔して見る事が出来ない】
北芝「そんな情報は、次の裁判で引き出しなさい!」
北芝「こいつの犯行なんて、この裁判では何の意味も持たないわ!」ダンッ
小林「………………」
小林(果たして、そうだろうか?)
カンッ
裁判長「なるほど、空き地に…ねぇ」
小林「…その空き地の近くで、何か物音はしませんでしたか?」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:57:28.22 ID:pHCAi9B7O
�Cその時、パキパキという音が響いたのは覚えてます。でも、それが何の音かは分かりません…
小林「待ってください!」
小林「………その、パキパキ…という…音は……」
ファン「――んんー…強いて言うなら……ゴミをつぶしていたのかな?」
ファン「堅いけど軽い物を潰してる音だから、大した物じゃないだろうし、DQNかもしれないし怖いから直接は見てないけど」
小林「…………」
北芝「…どうやら、殺害現場が事務所の隣の空き地であった事は間違いないようね」
ファン「え?殺害?何が?」
北芝「そして、犯行が可能だったのはその場に居た人物…もしくは、事務所に居た人物」
北芝「そういう事に、ならない?」
小林「ぐっ…!」
北芝「証人、貴方事務所の中に誰か居なかったかしら?」
ファン「事務所の中?…マリネちゃんは居なかったかな」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/06/21(火) 22:57:59.63 ID:pHCAi9B7O
�Dでも、篠田久留美ちゃんがニコニコしながら真っ暗な事務所の中で歌っていたのは覚えています…
小林「待ってください!」
小林「本当に篠田さんが事務所の中に居たのですかっ!?」ダンッ
ファン「本当だっ!俺がアイドルの顔を間違える訳が無かろう!」
ファン「クリスマスライブに上がるアイドルの全員のスリーサイズだって言えるぞ!まず鬼瓦割ちゃんが一番おっぱい大きくて上から93……」
ガッシャァァァン……
ファン「ひぃぃっ!」ビクゥッ
小林「なっ…何の音だ?」
コラ!オヨナシクナサイ!
ウルセー!ナンダカムシズガハシッタンダヨクソヤロォオ!
北芝「………」
小林「………」
裁判長「…どうやら、少しデリカシーの無い質問だったようですね」
北芝「…とにかく」
北芝「被告人は事件当日事務所の中に居た。そして証人は事務所と事件現場の間に居た」
北芝「証人は事件現場を見ていた被告人を見たという事になるのよ!」ダンッ
小林「うっ……!」
北芝「それに、事件現場を目撃したのなら。どうして警察に通報しなかったのか」
北芝「そんな矛盾が生まれるのだけど、…大丈夫かしら?」ニヤッ
小林「………」
小林(本当に、そうなのか?この証言、矛盾が生まれているのか?)
小林(どうする?このままゆさぶるか?)
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