小林オペラ「この裁判の逆転の逆転の逆転」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 20:20:36.16 ID:aa7GqzznO
トイズ、それは選ばれし者の心に咲く奇跡の蕾

そして現れた大探偵時代。

それは、トイズを花咲かせた探偵と怪盗が美しさを競う会う時代であった。

だが、今や大アイドル時代

アイドル達もまた、美しき花を咲かせ競い合う時代。

その中にもう一つ、その花達とは比べ物にならない程に大きく輝き

美しき花達を摘み、残虐に殺してしまう花があった。

探偵はトイズを正義に使い

怪盗はトイズを悪事に使い

アイドルはトイズとエレメントを駆使し、人々に夢と希望を与える。

そして、サイコパスは―――トイズを殺人に使う

それらを凌駕し輝く為だけに大きなトイズを欲し続け

血で汚れた花畑の中心で、誰よりも美しく輝き続け人々を魅了し続けるのであった……



第四話  「紅い花畑の中心で」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:21:36.91 ID:aa7GqzznO


小林(前回の裁判から一ヶ月近く経った)

小林(神津が調べているサイコパスの調査が進められている…事は知っているが)

小林(何故か、今回ばかりは僕に情報が貰えない)

小林(僕だって無関係では無い筈だ。だからどうして情報をくれないのか神津に問い詰めた所)

神津『お前がおおいに関係しているからだ』

小林(…と、返答された。僕が関係しているなら、余計知るべきではないのかと思うが…)

小林(そこは神津も思う所があるのだろうと、観念して今に至る)

小林(…………)


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:22:11.78 ID:aa7GqzznO

【小林オペラ横浜事務所  12月20日 午前10時11分】


小林「もうそろそろ、クリスマスか…」

小林(…思えば、彼女達とクリスマスを共に過ごすのは初めてな気がする)

小林(……そして冷静に考えれば、彼女達はクリスマスには実家に帰っている事であろう事に気づく)

小林(そうだよ、クリスマス以前に学園では冬休みだ。普通の生徒なら実家に帰っている事だろう)

姫百合「……ふぅ、小林さんもコーヒー入れますか?」

小林「うん。貰おうかな」

小林(…恐らくクリスマスにこの事務所に居るのは、今や学園の生徒では無い姫百合くんと…)

コロン「ウチもコーヒー頂戴!師匠と同じ奴やで!」

姫百合「ブルーマウンテンのブラックですけど、大丈夫なんですか?」

小林(この冬でも薄着のコロンくんかな……)

小林(油断すればスグに脱ぐ少女とこの事務所では最年少の少女…こういっちゃなんだが、非常に犯罪の臭いがする)

小林(僕だけでも、誤解を特にアンリエット会長からされないように彼女達をホテルに泊めて僕一人で過ごした方が無難じゃないだろうか?)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:23:43.72 ID:aa7GqzznO

姫百合「…ああ、そういえば小林さん。クリスマスはどうするんですか?」

小林「ん?」

姫百合「いえ、ミルキィホームズの皆さんはそれぞれ家に帰られるでしょうし。私もずっとここに居るわけにもいきません」

姫百合「なので、私もそろそろ自分探しの旅を再開しようかと…」

小林「…うーん、それなら題無いと思うよ。彼女達ならクリスマスパーティを開くと思うし。それに君を呼ばない筈が無い」

小林「寧ろ、僕がどこかのホテルに泊まる事にするよ。元々そのつもりだったし」

コロン「ええー!?師匠はクリスマスパーティ参加しないん!?」

小林「はは…さすがに女の子が6人で男が僕一人だと、僕の居場所が無さそうだから」

小林「一応地元の友人を誘って飲みにでも行こうかなって。一応僕も成人だし」

小林(お酒は飲めないけど)

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:24:47.54 ID:aa7GqzznO

姫百合「……………」フムッ

姫百合「…多分、無理だと思いますけどね。それ」

小林「え?」


バッタァアアンッ


シャロ「先生!大変です事件ですよ事件!」

コーデリア「私達!茉莉音ちゃんのクリスマスコンサートに招待されましたの!」

ネロ「以前、依頼で助けたお礼なんだってさ。開始5分で無くなったチケットをタダでくれるなんて。」

ネロ「本当、転売したらいくらくらいになるやら」

エルキュール「そ…その……だから…その……小林さんと…ヒメさん…も」オドオド

小林「うっうわっ、待って。落ち着いて君達」

シャロ「落ち着けませんよ!だって!あの茉莉音ちゃんのコンサートなのですよ!?それもクリスマスの!」

ネロ「関係者である僕達も、思いっきりはしゃがないとねーその日」

姫百合「…茉莉音さん?それって、アイドルのあの人ですか?」

シャロ「はい!そーなんです!あの茉莉音ちゃんです!!」

小林「姫百合くんは知っているのかい?」

姫百合「はい。日本では結構有名なアイドルですから」

ネロ「そうそう。それで、僕達は茉莉音の依頼を……」

ネロ「……って、小林?」

小林「ん?」

コーデリア「あの…もしかして茉莉音ちゃんを知らないんですか?教官は…」

小林「ははは…いやぁいくらなんでも、僕が君達の依頼人の事を全部知っているわけじゃないし…」

シャロ「そうですよ!だって先生だってエレメントを探してくれるお手伝いをっぇぇぇぇえええええええええええええええ!!!???」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:25:33.37 ID:aa7GqzznO

ネロ「知らないんじゃん!!全っ然!!」

コロン「ん?マリネ?クリスマスはフランス料理にでもするんか?」スッ

ネロ「お前も日本に居た癖に知らないの!?天城茉莉音!」

コロン「アマギマリネ?マリネって言えば…魚使ったフランス料理の…」

シャロ「アイドルです!」

コロン「……魚とフランス人のアイドル…?」プシュー

姫百合「コロンさんの脳内処理がパンクしたみたいですね」

コーデリア「教官!イギリスで会ったんじゃありませんでしたか!?姿は見たでしょう!?」

小林「うっ…うーん……会ったっけ…」

姫百合「小林さん…いくらなんでも国民的アイドルを知らないとかありませんよ」

コロン「ウチも知らんで!ツカそもそもアイドルなんて興味無いしな!」ドンッ

コロン「大体!ドームでコンサートする意味が分からへん!ドームは雨の日でも野球する為のもんや!勝手に何さらしとるっつーねん!」プンプン

ネロ「小林良いの!?今小林はこの馬鹿と同じレベルなんだよ!」

小林「…さすがにそれはコロンくんにも失礼じゃないか?」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:26:29.23 ID:aa7GqzznO

コーデリア「とっとにかく!私達はクリスマスに茉莉音ちゃんのコンサートに行くのです教官!」

小林「そっかぁ…楽しんでおいで」

シャロ「そう!だからコロンちゃんも一緒に茉莉音ちゃんのコンサートに!」

コロン「師匠が行かんならウチも行かん」

ネロ「ヒメも一緒に僕達と騒いで!」

姫百合「いえ…私、騒がしいのはちょっと…」

エルキュール「皆さん……と。……あれ?」

シャロ「…って何でですか先生!行きましょうよ一緒にー!」

小林「いやでも、招待されたのは君達だろ?余計に人数増やしたら向こうも困ると思うんだけど」

ネロ「そんな事ないよ!寧ろ小林なら逆にサインねだられるかも。ねぇヒメ!?」

姫百合「満員のコンサートに人数増やして来るのはさすがに失礼だと思います」

コロン「ウチらは三人でクリスマス過ごす境、勝手に楽しんでいけばええやん?」

姫百合「そうですね。今横浜は物騒ですし私達は小林さんの傍に居るという事で」

ネロ「…………」

コーデリア「そ…それじゃぁ教官は一緒に来てくれないのですか…?」

小林「うっうん…。サイコパスの事もあるし、神津の調査も長引きそうだしね」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:27:07.82 ID:aa7GqzznO

ミルキィホームズ「「「「…………」」」」

ミルキィホームズ「「「「はぁ……」」」」ションボリ

シャロ「先生…来ないんですかぁ…」

ネロ「…どうする?コンサート。行く?」

エルキュール「……でも、招待されたから……行かないと…」

コーデリア「そうね……4人だけでも、行かないと失礼よね…」

小林(一気にテンションが下がったな彼女達)

シャロ「でっでも…良いんですか?言っちゃいましたよ?茉莉音ちゃんにも先生達を連れてくるって」

ネロ「サプライズの為に名前すら言わなかったのにね」

コーデリア「あっ…でも、そろそろお迎えが」

小林「……お迎え?」

姫百合「コンサートは今日なんですか?」

ネロ「ん?いや?でもそろそろ…」


バッタァァアアアアアアアアアンッ


小林「!」

姫百合「!」

コロン「おわぁっ!?」ビクゥッ


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:27:34.97 ID:aa7GqzznO


???「…………」


小林「……あの?」

小林「どちら様…ですか?」


???「…………」


???「…あっ…あいたたたぁ……」ズキズキ

???「うう…迎えに来たのは良いけど…頭と胸打っちゃったぁ……」サスサス

姫百合「…えっええと?」

コロン「………」

シャロ「…ああー!ホルスタインさん!」

ネロ「茉莉音のマネージャー!!」

小林「…え?」

マネージャー「あははー。ミルキィホームズの皆さん。お久しぶりですー」フリフリ

姫百合「ああ、お迎えの…」

コーデリア「ハイ。お久しぶりです。その節はどうも」

エルキュール「チケット…ありがとうございます」

マネージャー「いえいえ良いんですよー茉莉音ちゃんを復活させてくれたお礼は、まだまだ返しきれ無いんですからぁー」ニコニコ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:28:11.63 ID:aa7GqzznO

シャロ「あっ!それじゃぁその返しきれないお礼で私達以外にも人を連れてきても良いですか!?」

マネージャー「えええ〜?それはどうでしょう。ただでさえ満員なのに、私がそれを増やせる権限はぁ〜」

シャロ「そっ…そうですか」ガクー

小林「ね。君達だけで行った方が良いんだよきっと」

マネージャー「そうですねー。申し訳無いですけど保護者の方は少し……」

マネージャー「………」

小林「?」

マネージャー「……あ、あのう…」

小林「何でしょうか?」

マネージャー「貴方……もしかして…小林……オペラさん?」

小林「ええ、そうですが」

マネージャー「………」

小林「………」

マネージャー「…………」

小林「……?」

カチッ  ピッピッピ  プルルルルル

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:28:40.52 ID:aa7GqzznO

ガチャッ

マネージャー「あっ!もしもしプロデューサーさん!?小林さん!小林オペラさんがミルキィホームズと一緒に居ました!」

小林「あの?」

マネージャー「本当ですって!今から写真送りますから!」ピッ

小林「ちょっと?」

マネージャー「あの小林さん!私と一緒に写真撮ってください!」ダキッ

小林「えっ?」パシャッ

マネージャー「もしもし!写真は見てもらえましたか?……はい!わっ分かりましたぁ!今すぐ事務所に連れてきます!!」アタフタ

小林「はい?」

マネージャー「小林オペラさん!」ガシッ


マネージャー「私達のコンサート…いえ、事務所に、来てください!」






小林「ェェェェェええええええええええええええええええええええええええ!!!?」



13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:29:18.84 ID:aa7GqzznO

シャロ「それじゃぁ!先生も私達と一緒にコンサートに来てくれるんですか!?」

マネージャー「それは勿論!大歓迎です!寧ろ来てくれないと困りますよぉ!」

ネロ「なぁんだ!それじゃぁ決まりだね小林!クリスマスは思いっきり盛り上がろうよ!」

小林「いっいやいやいやいや!あの僕はサイコパスの調査が!」

コロン「師匠が行くならウチも行くでぇ!」ドンッ

コーデリア「ほら!ヒメも」ズイッ

姫百合「ええ…ええええええ…」

マネージャー「それじゃぁ今すぐ車を出しますので!皆さん乗ってください!」

小林「いやだから!というよりコンサートはクリスマスじゃないのか!?どうして今僕が――」

マネージャー「これでプロデューサーさんも喜んでくれますよ!飛び入りで小林オペラさんが入ってくれたら…」

小林「ちょっとっ!?それ僕をステージに上げて歌わせようとしてますよね!?」

シャロ「それじゃぁ私は先生の右ー!」

コーデリア「じゃぁ私は教官の左ね!」

ネロ「ちぇ、小林の隣は埋まったかぁ。…シャロの右で良いよ」

エルキュール「それじゃぁ…私は…コーデリアさんの左…」

小林「君達もちゃっかり僕を逃がさないつもりだよね?僕を中心に押して扉から遠ざけて」

コロン「ウッ…チョット…苦し……」ギュゥウウウ

姫百合「……私だけ助手席で良かったんでしょうか?」

マネージャー「それじゃぁステージの大成功を祈って!出発ー!!」



ブロロロロロロロロ……



14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:29:53.45 ID:aa7GqzznO


【川澄芸能事務所 12月20日 午後12時34分】



小林(とうとう来てしまった……)

ネロ「いやぁしかし、茉莉音ちゃんに会うのも久しぶりだよね」

シャロ「あの後、国民的アイドルとして不動の地位を手に入れた茉莉音ちゃん!」

コーデリア「テレビを見るたび私達の鼻が高くなるわ!」

エルキュール「元気…そうで。嬉しい……」

小林「…君達は嬉しそうだね。ははは…」

コロン「」

姫百合「圧迫されて意識の無い探偵が一人居ますけど…この人、内臓とか潰されてません?」

マネージャー「あっ、ここが事務所になるんですよ〜?小林さん」

小林「あっはい。……って、そういう事じゃなくて!」

小林「ここまで連れてこられても、僕はステージには…」

マネージャー「あれぇ?私、小林さんをステージに出すなんて言いましたっけぇ?」キョトン

小林「あの、しらばっくれても駄目ですよ…ちゃんと僕以外にも聞いた人は」

マネージャー「それはプロデューサーさんに聞きましょう〜。それじゃぁ入りますね〜」コンコン

小林(これ、僕の意見が通りそうに無いな)

マネージャー「失礼します〜」ガチャリ

シャロ「はぁーい!茉莉音ちゃん!こんにちは〜!」

ネロ「お久ー!呼んでくれてありがとね!」

コーデリア「今回は!私達の教官もお呼びになっているのよ!」

エルキュール「あっ……ひっ!」




???「…………」ゴゴゴゴゴゴ



15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:30:20.66 ID:aa7GqzznO


ミルキィホームズ「「「「…………」」」」

ガシッ

小林「ん?」

エルキュール「こっ…怖いっ……!」ブルブル

ネロ「…………」

ネロ「……ええと、…強盗?」

コーデリア「…そっそうね。この強面の人!以前まで見なかったわ!!」

シャロ「先生!怪盗…いえ強盗です!事務所に強盗が居るのです!」

マネージャー「ええっ!?強盗!?どこっ!?どこっ!?」キョロキョロ

???「…………」

小林「…………」

小林(日本に来てから今更だけど、今回は特に失礼極まりないな…)

姫百合「皆さん落ち着いてください。どうしてあの人を関係者としての考慮を…」

???「チィ!ばれたか!」

姫百合「えっ?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:30:46.50 ID:aa7GqzznO

シュバッ   シュルシュルシュル

???「へへっでも御用な物は手に入ってるのさ!アバヨ!」ガラララ

小林「えええ!?本物!?」

シャロ「せっ先生!どうしましょう!」

姫百合「…コーデリアさん!今すぐ彼を捕まえ……」

ガシッ

???「え?」






????「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





シャロ「」

ネロ「」

コーデリア「」

エルキュール「」

コロン「」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:31:22.48 ID:aa7GqzznO


???「うっうわぁ!なっ…何だお前ぇ!?」

????「……ちょっと、こちらまで来てもらいます」ズイッ

スタスタスタスタスタ

???「いっいやあああ!!離せぇ!俺は…ただ!茉莉音ちゃんの生着替えを――」


バタンッ



姫百合「」

小林「……あの、すみません今のは?」

マネージャー「…ああー本当に強盗が入ってたんですねぇ。戸締り忘れてたのかな?」

シャロ「……はっ!」シャキーン

小林「ああ、おかえり」

シャロ「先生!何か…何かもっと怖い人が入ってきました!」ガシッ

ネロ「僕も見た!あんな堅気の人を見たのは初めてだよ!?ヤクザ!?この事務所ヤクザと関わりあるの!?」

コーデリア「」(放心)

エルキュール「」(気絶)

コロン「」(瀕死)

小林「いっいやぁ。多分違うと思うけど……」


ガチャリ


????「…ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。先ほどの人は警察に引き渡しましたので」

シャロ「きゃぁぁあああああああああ!!出たぁぁぁあああああああああああ!!!!!」ビックゥゥウウン

ネロ「うわぁあああああああああああああああ!!!」ビックゥウウ

コーデリア「」(気絶)

エルキュール「」(気絶)

コロン「」(心肺停止)ビクッ

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:32:30.19 ID:aa7GqzznO

マネージャー「あっ!お疲れです真田くん。真田くんは鉄壁の警備ですねー」ニコニコ

真田P「………」スッ

真田P「あっはぁ……その、私は警備員ではなく…」ポリポリ

ガチャリ

プロデューサー「おっす真田君!クリスマスライブ、準備は出来ているか?」バシッ

真田P「あっ!プ…プロデューサー!はっはい。BRさんの人たちの練習も順調です」

プロデューサー「うむ!今回は君の初の大仕事だ!上手くやってくれよ?」ニヤニヤ

真田P「…はい。貴方の望み通りになるよう精進します」オドオド

小林「………あの?」

真田P「!」

真田P「あっ…申し訳ございません。ご挨拶が遅れました」ペコリ

小林「は…はぁ。どうも」

真田P「私、こういう者と申します」スッ

小林「名刺…ああ。貴方はこの事務所のプロデューサーなのですか」

プロデューサー「それも新人ホカホカだぞ。お手柔らかに頼んだぞ」

プロデューサー「……って、うぉおおおおおおおお!?」ビックゥ

小林「なっなんでしょう?」ヒクッ

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:33:43.24 ID:aa7GqzznO

プロデューサー「ほっ……本物の小林オペラ…で…でしょうか?」フルフル

小林「え?ええ…まぁ」

プロデューサー「…………」

プロデューサー「…ほっ…本当に横浜に来ていたのか……」

マネージャー「はい!私も一目見た時はビックリしまして」

真田P「小林オペ…えっ!あの……」オドオド

真田P「も…申し訳ございません!その、お土産の一つも用意できずに…!」オロオロ

小林「……はは。その、」

小林(名乗る前に紹介が終わっちゃったな…)

シャロ「やっやっぱり先生は業界でも凄い人なんですか!?」ズイッ

プロデューサー「そりゃぁ凄いってもんじゃないよ。こちとら隙あれば事務所に入れたいくらいだ」

ネロ「実際!小林が芸能活動したらどのくらい稼げるの!?」ズイッ

真田P「えっええと……恐らく、”億”程の利益にはなるかと…」

シャロ・ネロ「「億ぅ!?」」ガガーン

小林(いやいやいや……)

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:35:35.12 ID:aa7GqzznO

ネロ「小林!これはチャンスだよ、今この流れは!絶対アイドルになるしかないって!」ズイ

シャロ「私!先生がアイドルになったら一番のファンになりますよ!」ズイ

真田P「あの、名刺に連絡先がありますので。興味がありましたらウチに…」

小林「……非常に困る要求を僕にしないでくれるかな?」

プロデューサー「まぁ、でも今回はアイドルのコンサートだから。さっきマネージャーが言ってた飛び入りとかはさすがに練習してないし無いかな」

マネージャー「ええ〜?絶対受けると思うんですけど…」

プロデューサー「駄目駄目。コンサートまで後4日しか無いんだぞ?それまでに何とかなるとも思えない」

真田P「さすがに私も…そう思います」

マネージャー「ええ〜……」ガックシ

小林「ははは…それを聞いて安心しました…」

プロデューサー「だから、アイドルのコスプレさせて端っこで躍らせてみよう。そして最後にネタバラシすれば話題にはなる筈だ」

マネージャー「わぁ!それは面白そうな事になりますね!」

小林「それ聞いてより一層不安になりました。帰って良いですか?」

真田P「あの先輩。さすがにそれはドン引きなのでは……」


ガチャリ

???「おっすおっす!!プロデューサーさん!来てしまいましたよ!」

????「………おはよう」ペコリ

シャロ「あっ!まり……ん?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:37:13.35 ID:aa7GqzznO

ネロ「ええっと……誰?」

姫百合「…仮にもアイドルの人たちに失礼ですよ。この人たちもテレビに出てる――」

姫百合「……………」

小林(ああ。名前、出てこないんだ)

真田P「ああ、おはようございます。篠田さん。洲水さん」ペコリ

篠田「プロデューサーさん!今日もバリッバリ練習しますよー!!」

洲水「……センター右の子と後ろの子、二番目の歌と三番目の歌のサビ。そのズレがあるから調整よろしく」

真田P「はい。クリスマスまでには間に合わせます」ペコリ

シャロ「…………誰?」

ネロ「小林は分かる?」

小林「いや、その…僕もテレビあまり見ないから」

コーデリア「」

コーデリア「ハッ」

コーデリア「そっそれよりも茉莉音ちゃん!茉莉音ちゃんはどこ!?」キョロキョロ

真田P「茉莉音さん…?申し訳ありません。私は担当では無いので…」

コーデリア「ぎゃぁあああ!!出たぁあああああ!!!」ビクゥッ

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:38:08.75 ID:aa7GqzznO

プロデューサー「…茉莉音なら、個別レッスンを受けてるところだよ。後一時間くらいで終わるんじゃないか?」

シャロ「ええ!?そっ…そうなんですか?」

ネロ「なーんだ。じゃぁもうちょっと遅く来た方が良かったんじゃん」

小林(そもそも、この事務所に来る理由なんてあるのか…?)

洲水「…………」

篠田「あっ!プロデューサーさん!プロデューサーさん!」

真田P「はい、なんでしょうか篠田さん」

篠田「あの色鮮やかな四人組みと地味な男の人と女の人は誰ですか?」

コーデリア「色鮮やかって……」

シャロ「私達の事でしょうか?」

小林「そして地味とは僕の事だろうか」

姫百合「私も入ってますよね」

コロン「」

真田P「はい。彼等は、かの有名な小林オペラさんと。……」

真田P「……………」

ネロ「そして地味な男の人しか名前を知らないとか……」

姫百合「私に関しては救いようがありませんよね」

コーデリア「私達は!この小林オペラ教官が率いるミルキィホームズよ!」

真田P「…………?」

小林(本当に知らないようだね…)

篠田「小林?オペラ?何だか聞いた事あるねぇ〜。洲水ちゃんは知ってる?」

洲水「ううん。全く」フルフル

小林「うん。今まさに自己紹介が必要な状況だねこれ」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:38:45.33 ID:aa7GqzznO

シャロ「了解しました!私の名前はシャーロック・シェリンホード!」ビシィッ

ネロ「僕の名前は譲崎ネロ。人の心が読めるのさ」ビシィー

コーデリア「私はコーデリア・グラウカ。教官の下で探偵をしています」シャリィー

エルキュール「」(気絶)

ミルキィホームズ「「「私達4人は!ミルキィホームズ!!」」」ビシシー☆

篠田「ふーん?」

洲水「………」

真田P「失礼しました。私はこういう者です」スッ



証拠ファイル@真田Pの名刺

【名前と連絡先と会社名が書かれている。何故か名前欄が小さい】



小林「あっ…どうも」

篠田「それよりもプロデューサーさん!皆はどこに居るの!?」

真田P「藍川さんと栗野原さんは第二スタジオでレッスン。御子柴さんは部屋です。アーグニャさんは日本語教室へ。鬼瓦割さんはまだ来ていません。」

洲水「ふぅん。よく把握してるねアンタ」

真田P「いえ、仕事ですので」

篠田「そのくらい愛されてるって事ですよ私達!」

洲水「…どうせ、”仕事”なんだろうけど」フー

シャロ「せんせぇー……盛大にスルーされましたぁ…」グスッ

コーデリア「あの娘達…本格的に私達に興味を示さないわね……」

小林「というよりも、探偵に興味が無いだけじゃないかな?ははは…」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:40:04.11 ID:aa7GqzznO

洲水「……で?」

小林「ん?」

洲水「どうして居るの?どう見てもアンタら関係者じゃないよね?」ズイッ

小林「えっ?あっ……」

真田P「洲水さん。この方達は茉莉音さんが巻き込まれた事件を解決してくださった方達で…」

洲水「………ふーん。まぁ、どうでもいいけど」スッ

洲水「アイドルにただ会いたいだけのミーハーはウチのプロデューサーに追い出して貰うから」

真田P「大丈夫です洲水さん。もう既に追い出しましたので」

洲水「?」

プロデューサー「それに、この小林オペラは――」

小林「ステージにはあがりませんからね絶対」

真田P「それに、彼女達は茉莉音さんに用があるとの事なので。行き先は同じです」

マネージャー「…あっ!という事はそうなりますね」

篠田「……じゃぁ、このヘンテコな格好した人達もレッスン場に来るの?」

コーデリア「ヘンッ…」

姫百合「テコッ……」

真田P「はい。そういう事となります」

小林(臆せず言ったな……僕のこの格好も変なのだろうか?)

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:40:31.75 ID:aa7GqzznO

プロデューサー「おおっと!そうだな。久しぶりに茉莉音も喜ぶぞ〜?」

シャロ「はい!私も皆さんも会うのを楽しみにしています!」ウズウズ

姫百合「私は会った事無いので、会いに行っても良いのか分かりませんが…」

小林「僕も直接は会った事無いね。……帰ろうかな?このままだと本当にライブに関わせられる可能性が…」

ネロ「ほら、エリーも起きて」ザクッ

エルキュール「ヒゥッ!?」ビクッ

小林「ネロ、鉄ヘラをそんな使い方しちゃいけないよ」

ネロ「ほら、そこの露出魔も」ザクッ

コロン「」ビクッ

コロン「」

ネロ「……………あっ」

小林「トドメ刺した!今トドメ刺したね!?」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:41:06.14 ID:aa7GqzznO

エルキュール「え…ええと…一体何が……」

マネージャー「あっ、そちらで白目剥いて床に寝ている女の子もお連れの方なのですかぁ?」

姫百合「あっええと、この子は……」

篠田「……あっ!私この子知ってる!」

小林「……え?」

篠田「大阪に旅行行った時、串カツのオブジェクトにソース塗りたくっていた子だ!!」

姫百合「全然知らない人です。どこかやっておいてください」

真田P「了解しました」ズイッ

ネロ「くぅっ……僕達よりもこの露出魔の方が姿を知られているなんて…!」

小林「いや、こんな形で知名度上げても生活し辛くなるだけだと思うよ…」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:42:15.21 ID:aa7GqzznO

【横浜鶴舞薫レッスン教室 12月20日 午後2時04分】


シャロ「わぁ、この建物のどこかに茉莉音ちゃんが居るんですか!」

真田P「はい。そういう事になります」スタスタスタ

洲水「って、結局ここまで来てるし…大丈夫なの?これ」

プロデューサー「大丈夫大丈夫!探偵であろう者なら勝手にツイッターとかファイスブックに載せる訳なんて無い筈だから」

ネロ「えっ?載せちゃ駄目なの?」ピコーン

小林「…ちょっと?今、何?さっきの音……」

マネージャー「でも、お昼休みも終わったばかりだから。なるべくお静かにお願いしますね」

ミルキィホームズ「「「「はーい!!」」」」

姫百合「…………」

小林「ふふ、彼女達も大きくなったものだ」

姫百合「……教官としての立場だった時とは少しおかしな方向ですが」

小林「でも、あんなに怖がっていた真田さんにもうあんなに警戒心を解いている」

小林「人付き合いが良いことは、僕も見習わなくちゃいけない事かもしれないね」

姫百合「……そうかもしれませんが、端から見ると」

シャロ「あっ!見てください!このポスター美樹ちゃんがセンターです!」

ネロ「おっ!この松ぼっくりチョコのポスター、茉莉音が映ってる」パシャパシャ

コーデリア「見て!あそこに私達も映ってるわ!ほら!観客席に座ってるアレ!」

エルキュール「休憩室……本がいっぱい……」

姫百合「確っ実に幼児退行しているように見えます」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:42:47.87 ID:aa7GqzznO

シャロ「あっ!もしかしてあの大きな扉ですか!?」

真田P「いえ、あそこは第二倉庫でして…」

シャロ「ちょっと見てきます!」タタタタタ

真田P「あっあのっ!?」

バターンッ

シャロ「キュウ!」

小林「シャーロック!?」ガーン

マネージャー「ああ〜…今のは痛そうですねぇ……」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:43:34.76 ID:aa7GqzznO

スタッスタッスタッ

???「……………」

コーデリア「ちょっとシャロ!イキナリ走ったら危な…ひっ!?」ビクッ

ネロ「ちょっとどうし……ひっ…人を殺しそうな目……」

エルキュール「………」ブルブル

シャロ「痛たたた……ごめんなさい茉莉音ちゃん。いきなり扉が開いて…」

???「…………」ズズズズズ

シャロ「ぉぅ……!」ビクッ  スススススス

シャロ「せっ…先生!先生!」グイッグイッ

小林「うっうん。怖いのは分かったから。とりあえず謝ろうね?」

真田P「おっ…鬼瓦割さん……また倉庫の中に居たんですか…」

鬼瓦割「………ファーア…ああ、プロデューサー。」ポリポリ

シャロ「そうですよね!あの強面のプロデューサーと比べたら怖くありません!それに」

シャロ「こういう怖い顔の人ほど中身は良い人だって!この事務所では相場が決まっているんです!ね?」

鬼瓦割「あ”あ”んっ?」ギロリッ

シャロ「」ビクッ

ネロ「」ビクッ

コーデリア「」ビクッ

エルキュール「」ビクッ

小林「お、おう…」ビクッ

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:44:06.21 ID:aa7GqzznO

真田P「あの、鬼瓦割さん…ライブまで後4日もありません。ので、できる限り練習に来ていただかないと…」

鬼瓦割「…つっても、面倒臭えんだよ。同じ動きを何時間の繰り返したりでよ」

真田P「…それが、アイドルの仕事ですから」

鬼瓦割「……チッ。やっぱそうなるってか。……仕方ねぇか」ボリボリ

シャロ「ほっほら!やっぱり聞き分けの良い良い人って!」

鬼瓦割「ちょっと、血でも見てくるかな……」ボキッボキッ

ミルキィホームズ「「「「きぃいいやぁぁああああああああああああああああ!!」」」」ダダダダダダダダダダダダ

タタタタタタスターンスターンスターン

小林(蜘蛛の子散らすように逃げていった…)

カーンッ  トタン

シャロ「うわぁあああん!!頭打ちましたぁああ!!先生ぇええ!!!!」ガシッ

小林(そして逃げ遅れた子兎は仲間に助けを求める……まんま野生の動物だな)

真田P「あの、皆様。関係者が不審に思うので机の下から出てもらえると嬉しいのですが…」


31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:44:50.46 ID:aa7GqzznO

洲水「…鬼瓦割さん。アイドルがしちゃいけない顔ばかりしてると、いつかゴシップ誌にある事無い事書かれるよ?」

鬼瓦割「そういうてめぇも、休憩時間になると一人でどっか行くのを止めたらどうだ?あ?」

篠田「まぁまぁお二人方〜。廊下で喧嘩しちゃ駄目ですよぉ。それに、プロデューサーさんが見てますよ〜?」

洲水「………」

真田P「えっ?ああ…はい。出来れば…その」

鬼瓦割「……チッ」

小林(何だか、殺伐としているな。…アイドル業というのも大変なんだ)

マネージャー「まぁまぁ、鬼瓦割さん。覚えも早いし踊りには問題ありませんでしたし」

プロデューサー「体力はうちの事務所一だからね!…真田くんの次くらいに」

鬼瓦割「そういう事なら、もう少しふけっていても良いって事だよな?」

真田P「いえ、鬼瓦割さんの場合は腕の動きが他のアイドルよりも大きく、繊細さが少し足りませんので練習には来て貰わないと…」

鬼瓦割「本当、気持ち悪いくらいに良く見てるよなぁ。アンタ」

真田P「はい。私は貴方の担当でもありますので」

鬼瓦割「…………」

篠田「いやぁ〜♪鬼瓦割さんも愛されてますねぇ〜」

鬼瓦割「チッ」

小林「…あの、君達?いい加減机の下から出てきてくれると嬉しいんだけど」

ネロ「シー!黙ってて小林!バレたら僕達アイツに食べられちゃうんだから!」

小林「君達は初対面のアイドルにどんなイメージを持ってるんだ…」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:45:16.00 ID:aa7GqzznO

鬼瓦割「分かった。出りゃぁ良いんだろ出りゃぁ」スタスタスタ

真田P「ありがとうございます。頑張ってきてください」

洲水「ふぅー。本当、鬼瓦割も素直じゃないね」

コーデリア「皆!オーガは去ったわ!机から出るわよ!」

ネロ「おっす!」バッ

エルキュール「は…はい…!」ババッ

姫百合「…貴方達は素直すぎます。自分に」


33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:45:47.49 ID:aa7GqzznO

真田P「…それでは、この部屋になります」カチッ

小林「川澄特別レッスン室……ですか」

小林(名前からして、本当に特別扱いされてるんだな。その茉莉音さんって人は)

コンコン

<はーい

プロデューサー「茉莉音ー、美樹、先生。ちょっと邪魔するよー?」

<あっはいどうぞー

ガチャッ

美樹「何か用?プロデュ…ああっ!ミルキィホームズじゃん!」カチリ

シャロ「はい!お久しぶりです美樹ちゃん!」ピョンピョン

ネロ「茉莉音は?」

美樹「ああ、茉莉音ちゃんならあそこに…」

茉莉音「………あっ」

シャロ「あっ!」

シャロ「茉莉音ちゃぁ〜ん!」ダダダダダ

茉莉音「あっ危ない!シャーロックさん!」

バチイィンッ

シャロ「えっ?」

グオオオオオオッ

シャロ「きゃぁああああああああああっ」

バッチィイイイイイイイイン

コーデリア「シャロォ!?」

小林「シャーロックゥ!?」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:46:18.98 ID:aa7GqzznO

ネロ「いっいきなり飛び上がったと思ったら天井にぶつけたよ!?」

美樹「あー……そうだった御免」

エルキュール「な…何が…」

茉莉音「……このレッスン室は、練習の精度を上げる為に。罠を仕掛けているんですよ」

茉莉音「ちょっとでもミスすると、文字通り痛い目に合う部屋なんです」

姫百合「ええ……」

小林(…本当に大事にされているのか疑問に感じてきた)

バババッ

先生「あらぁああ!貴方達、この世紀の魔窟である私の教室へよ・う・こ・そ♪」パチクリ

コーデリア「っ!?」

姫百合「!?」

ネロ「うぉぅ……」ヒクッ

プロデューサー「おー先生!ライブまで後4日も無いけど茉莉音はどんな感じだい?」

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:47:04.51 ID:aa7GqzznO

先生「んもう、本当に最高のコンディションよ!練習始めてから一週間が経つけど、二人とも私の罠を美しくすり抜けていくのよ!」

先生「私がノンケだったら、見惚れていたわぁ!」キラキラキラ

マネージャー「わぁ、そうなんですかぁ」

エルキュール「」

真田P「…ごぶざたしております。先生」ペコリ

先生「あっ!やだ真田ちゃんも居たのぉ!?」

先生「来るって分かってたら、おめかししてたのにぃ!んもう!プロデューサーったらイケズぅ!!」

プロデューサー「ははは!アンタがおめかししたら最早化物にしか見えないだろ」

先生「やっだぁ!もう、プロデューサーったら冗談がお好きねぇ♪」

姫百合「あ…あの…小林さん…」

小林「う、うん?」

姫百合「なっ…なんでしょう。あの強烈なインパクトを持つ男性の方は……」

小林「ええと、見た感じ茉莉音さんのレッスン教師みたいだね」

姫百合「いや、あの…それはそうなんですが…」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:48:12.41 ID:aa7GqzznO

先生「あっ」

小林「ん?」

先生「やっ…やだ!ちょっと貴方!すっごいイケメェンじゃない!?」

小林「え?あっ…僕ですか?」

先生「プロデューサー?もしかしてついに私の要求呑んでくれたのぉ!?イケメン男性アイドルユニットを作ってくれるって!」キラキラキラ

プロデューサー「いやだから作るつもりは無いって!作ったとしてもお前の所為で1日持たずに全員から辞表出されるわ!」

先生「やっだぁ!いくらなんでも私だってアイドルに手は出さないわよぉ」

マネージャー「美樹ちゃん茉莉音ちゃん。この先生のいう事、信用できる?」

美樹「ううん全然!」

茉莉音「ずっとライバル事務所の男性ユニットの話ばかりするので、不安でいっぱいです…」

小林(見事に信用されてないな…)

先生「あらぁ、じゃぁこのイケメンは一体どんな理由でここまで来ちゃったのぉ?」

プロデューサー「それは…」

コーデリア「きょっ教官も茉莉音さんのコンサートに行けるように交渉しに来たのよ!」

ネロ「そうだよ!だから茉莉音ちゃんに会いに来たんだよ!」

小林(いや、別にそこまでして行きたくも無いんだけど…)

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:48:50.79 ID:aa7GqzznO

茉莉音「ははは…別にそこまでしなくても了承くらい……」

小林「だから、さすがにそこまで迷惑はかけられないって」

ネロ「えー?でもさー」

先生「やっだぁ!迷惑なんかじゃ、ん無いわよぉ!私の目の保養に、もうちょっと居ても良いのよ?」

茉莉音「…………」

小林「ははは…申し訳ありませんが、僕もちょっと忙しい身でして…」

茉莉音「……こっ…」

小林「?」

茉莉音「小林 オペラさん!!!?」ガガガーン

コーデリア「!」ビクッ

ズルッ

美樹「あっ」

プロデューサー「あっ」

マネージャー「あっ」

先生「あっ」

茉莉音「えっ?」

グゥオオオッ

茉莉音「えっ!?」

ドゴォオオアアアアアアアッ

茉莉音「」 パラパラ…


「茉莉音ちゃぁぁあああああああああああああん!!!」


38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:49:51.64 ID:aa7GqzznO


茉莉音「………」

小林「…え、ええと…」

ネロ「とりあえず大丈夫?天井に頭突き抜けてたけど」

シャロ「ふぁ〜あ…あっ!茉莉音ちゃんおはようございます!」フリフリ

茉莉音「………」

コーデリア「…茉莉音ちゃん?どうしたの?さっきから黙って…」

茉莉音「…………」

茉莉音「……その…」

シャロ「?」

茉莉音「どうして……ミルキィホームズの皆さんと小林オペラさんが…一緒に居るんですか?」

ネロ「何でって、小林は僕達の教官だよ?」

コーデリア「最近までイギリスに行っていて私たちと離れていたけど、また戻って来てくれたの!」

エルキュール「小林さんから…探偵の極意を……教えて貰って…」

シャロ「先生が居るから!今のミルキィホームズが居ると言っても過言じゃ無いんです!」フンスッ

茉莉音「……えっ」

茉莉音「ぇぇぇええええええええええええ!!!?」ビックゥ

ネロ「ちょっそんなにビックリする事かなぁ…?」

茉莉音「ビッビックリもしますよ!だって、あの小林少年がミルキィホームズの教官だったなんて!」

茉莉音「わ…私の憧れの人が…」ボソッ

小林「…え?今、何て言ったのかな?」

茉莉音「…………」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:50:28.77 ID:aa7GqzznO

美樹「へぇ〜、アンタがかの有名な小林少年…ねぇ?」ニヤニヤ

小林「いや、もう少年っていう年でも無いけどね」ハハ

シャロ「茉莉音ちゃん!先生の事知ってたんですか!?」

茉莉音「え…そりゃぁ、有名な人だし…」

先生「やっやだぁん!そこのイケメン!小林少年って事は…アイドルとは違うベクトルの男子だったのねぇ!?」ビックゥ

小林「いや、まぁ確かに僕はアイドルではありませんが…」

先生「それじゃぁ先生!サイン貰おうかしら!このレオタードに直接書いてくれない?この腰ら辺に直で」スッ

小林「ええっ!?いやいやいや、それはちょっと…」

コーデリア「きょっ教官に近づかないでください!」ババッ

真田P「先生。申し訳ございませんが。客人にセクハラは止めてください」

先生「あぁらぁ。今のセクハラだった?ごめんなさいねぇ。じゃぁ、真田くん…」

洲水「うちのプロデューサーに手を出したら、こっちが許さないよ」ギロッ

先生「やっやだわぁ洲水ちゃん怖いお目目ねぇ。何もそういうつもりは無いわよぉ」

先生「と・こ・ろ・で、篠田ちゃんと洲水ちゃんもここに居るって事は、彼女達も私の授業を受けるって事ぉ?」ジリッ…

篠田「」ゾッ

洲水「」ゾッ

真田P「いえ、彼女達は彼女たちのレッスンがあります。まだ先生のお世話になる事はありません」

先生「なぁんだぁ。残念ねぇ。私の授業を受けたらスタントマンにだってなれるのにぃ」

真田P「いえ、恐れ多いです」

篠田「…良かったぁ」ホッ

洲水「……”まだ”?」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:51:07.31 ID:aa7GqzznO

先生「うう〜ん…それにしても」チラッ

ネロ「」ゾッ

先生「この子達も中々可愛いわねぇ〜…私の手に掛かれば、最高のアイドルに仕立て上げる事もできるけどぉ?」ペロッ…

シャロ「せっ…先生!この人怖い!この事務所で会って来た中で一番怖いです!!」ガクガク

小林「そっそうだね…僕もちょっと怖いよ…」

コーデリア「男性女性、どちらかがセクハラで訴えてもこの人間違いなく勝てません!」

小林「それを堂々と言うのはどうかと思うけど…」

茉莉音「……それで」

シャロ「うん?」

茉莉音「ミルキィホームズの皆さんが…私達にどのような用なんでしょうか?」

茉莉音「それも、小林オペラさんと…お友達と真田さんとプロデューサー…マネージャーさんも連れて」

ネロ「ああ、この事務所の人達は案内してくれただけだから用事は無いよ」

真田P「ええ。少し申し訳無い気持ちです」

美樹「ふーん、じゃぁ招待券についての事?それでお友達も連れて行きたいって交渉しに来たの?」

シャロ「わぁ!凄いです美樹ちゃん!どうして分かったんですかぁ!?」

美樹「ふっふーん!こっちも探偵の洞察力ってのをやってみたかったのさ!」ドヤッ

シャロ「うぇえええ!」ビックン

姫百合「……そんな驚かなくても、ちょっと考えれば分かる事ですよ」

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:51:49.70 ID:aa7GqzznO

茉莉音「ああ、招待券を友達分出してくださいって事ですか」ニコッ

小林(正直、無理だったらそれでも良いんだけどね)

プロデューサー「それか小林くんを飛び入r」

小林「そういえばレッスンを中断させてしまっているかな僕達!?ははは!それじゃぁちょっと僕はお暇しようかな!」

ネロ「逃がすな真田!小林は今ここから逃げようとしている!ここで逃がしたら小林は多分もう戻ってこない!」

プロデューサー「なんだってぇ!行け真田くん!羽おい責めだ!」

真田P「失礼します」ガシッ

小林「うわぁ!ちょっと!?何この連携プレー!どれだけ僕を拘束したいんだ!?」

ネロ「ここで小林を逃がしたら僕達は再び地獄のような生活を送る事になるからね…悪いけどやすやすとは逃がさないよ」ニヤニイヤ

コーデリア「そうなんですか教官!?また私達を置いていくつもりですか!?」

エルキュール「もう…じゃがいも生活は…嫌……!」

シャロ「そっ…そんな……先生……先生ぇえ!!」グスッ

小林「どうしてそこでそう繋がるんだ!?過剰思考過ぎるよ!」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:52:23.45 ID:aa7GqzznO

茉莉音「…あっあの!」

小林「ビクッ あっ…何かな?」

茉莉音「…その、ミルキィホームズの皆さんには、私も大変お世話になっています。皆さんの大切な人なら、私も喜んで招待したいです」

スッ

小林「えっ」

茉莉音「そっ…それに。私自身もおこがましいかもしれませんが、小林さんのファン…なのです。小林さんに私のステージを見てもらいたいと思っています…」

茉莉音「なっなので…是非、是非……/////」プルプル…

茉莉音「わっ…私達のステージを見てください!」スッ!

小林「………」

小林「……」

小林「…分かった。ありがとう」スッ

茉莉音「!」

小林「楽しみにしているよ。その…クリスマスライブ」ニコッ

茉莉音「っ」パァアア

茉莉音「はいっ!」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:53:05.85 ID:aa7GqzznO

美樹「ふぅう↑。茉莉音ちゃんも青春だねぇ」ニヤニヤ

シャロ「やりました!先生もヒメちゃんもコロンちゃんも茉莉音ちゃんのライブに行けますよ!皆!」

コーデリア「………………そうね」

ネロ「…でも、何かちょっと面白くないなぁ………」

タッ

篠田「おっと!私達の事も忘れちゃ駄目ですよ茉莉音さん!」

茉莉音「あっ…篠田ちゃん」

洲水「…一応、私達も同じステージに立つんだから。負けないよ、お互い」

美樹「お〜?先輩ウィズトップアイドルの挑戦と聞いたぞそれ〜?」

篠田「構いませんよ!私達の夢はタダ一つ!」

篠田「このアイドル界のお花畑で!私達は一際輝く華となるのです!」


バタンッ


藍川「おっしゃぁあ!良く言ったぜぇ!篠田っち!」

篠田「藍川さん!」

ジャッキー「…バウッ……」

洲水「あっ…ジャッキーも」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:53:38.71 ID:aa7GqzznO

エルキュール「」ビクッ

コーデリア「え?ええと…ジャッ…ジャッキー?」

姫百合「す…凄く…大きいんですが…」

ジャッキー「……………」

小林(本当にでかいな…座高だけで真田さんの胸まである……いやいや、これ何種だ?)

ネロ「わぁ!すっごい大きい犬っ!!」ガバァッ

シャロ「先生ぇー!モフモフですよ!モフモフ!」 モフモフッモフッ

ジャッキー「…………」

藍川「はっはっはぁ!何だ君達はぁ!?うちのジャッキーに勝手にモフモフしてぇ!初対面なのに遠慮がないなぁ!あはっはぁ!」

先生「やだぁ!ジャッキーちゃぁん♪んもうっ!私が犬アレルギーじゃなかったら食べちゃいたいくらい可愛いわぁ♪」

藍川「はっは!良かったなジャッキー!このオカマがアレルギー持って無かったらお前ケバブにされてたぞぉ!」

ジャッキー「…バウッ……」

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:55:01.11 ID:aa7GqzznO

真田P「藍川さん。ジャッキーさん。おはようございます」

ジャッキー「…バウッ……」

藍川「おっとぉプロデューサー!オッスオッス!今日も顔怖いねぇ!新入りの子がヤクザの事務所に来たかと勘違いしちゃうじゃないのさ!」

藍川「この私みたいにねっ!」ドヤッ

ジャッキー「…………」

真田P「…その節は申し訳ございませんでした。以後、気をつけます」ペコリ

藍川「はっはっははぁ!冗談!冗談だってば!それより、事務所行ったらプロデューサー達の姿が無くてさぁ、ちょっとビックリしちゃったぜ僕ぁ!」

プロデューサー「あっ…そういえば今、事務所が蛻の空だな」

姫百合「何やってるんですか貴方達…」

プロデューサー「仕方がない。マネージャー!お前事務所に戻ってくれ」

マネージャー「えっ?でもまだ私小林さんにサイン貰ってな…」

プロデューサー「戻れ」

マネージャー「わっ分かりましたぁああ〜!」ドタドタドタ

真田P「あっ、それでは私も…」スッ

洲水「アンタはまだ。私達にまだ今日の日程伝えてないじゃない」グイッ

真田P「…申し訳ございません。まだ栗野腹さんが来ておりませんが、とりあえず皆さんの分だけでも…」

「ここに居るよ」

真田P「えっ?」

ヌゥウウッ

栗野原「……やっほぉおぉおお〜〜…」ヌウウッ

シャロ「ぎゃぁぁあああああああああああああああ!!!!!」ビックゥウウンッ

ネロ「うわぁあああ!犬から人間が出てきたぁああああ!!!」ビクビックウウン!

ジャッキー「…………」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:55:45.06 ID:aa7GqzznO

真田P「…ジャッキーさんの毛の中に居たのですか」

プロデューサー「本当、この娘に至っては神出鬼没だよなぁ」

藍川「おっとぉ!ジャッキーくんの毛の中に居たのかぁ!私も全然気づかなかったぞぉ!かくれんぼしたらマロンちゃん、一生見つからないだろうねぇ!」

篠田「まさにかくれんぼの達人ですね!」

栗野原「クックック…そんな称号……不都合しか無さそうだけどねぇ…ケケケ」

真田P「おはようございます栗野原さん」

栗野原「もう午後だよ。…まぁいいや。おはようプロデューサー。今日も呪われそうな顔してるねぇ…ケケケ」

真田P「えっ……」

栗野原「私は好きだよぉ?その陰気くさそうな顔……クケケケケ…」

真田P「はっ…はぁ……」ポリポリ

小林(…ここのアイドル達、負けず変わらずキャラの濃い娘達ばかりだな)

小林(…好き嫌いが分かれそうだ)

プロデューサー「まぁいいや、これで全員だっけか?」

藍川「あれれ?あと、鬼瓦割さんとアーグニャちゃんと御子柴ちゃんが居ないよ?」

洲水「鬼瓦割はさっき倉庫で見つけたよ」

真田P「御子柴さんは部屋。アーグニャさんは日本語教室です。……そろそろ終わる頃だと思いますが」

篠田「御子柴ちゃんは部屋かぁー…。それじゃぁ!私ちょっと呼んでくるね!」タタタタタタタ

真田P「あ、それでは私もアーグニャさんを迎えに行きます」スタスタスタ

洲水「ああ、ちょっと…私達の日程は?」

藍川「まぁまぁスミスっち!このクリスマスライブ間近のクッソ忙しい時期、練習以外に無いって!いつも通りだよ!」

洲水「…だから、どこを直すとかを一人ひとりアドバイス貰ってるでしょ私達。それが無いとどうしようもないでしょ」

藍川「…………」

藍川「あっ」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:56:14.23 ID:aa7GqzznO

栗野腹「クックク…まぁ、私はいざとなったら霊媒すれば良いだけだけどねぇぇ…ケケケ」

美樹「…いやぁー、本当個性豊かなアイドルがいっぱいいるねーBRチーム。」

ネロ「こうなるとちょっとこんがらがっちゃうよね」

姫百合「……本当に纏まっているのか不安になってきますよね」

プロデューサー「その点は大丈夫だ。私達の教育技術は賜物だからね!」

小林(まぁ、バラバラだったらここまで大きなステージに上がれなかっただろうしね)

バタンッ

小林(…ん?)

アーグニャ「…Приветー…みなさーん…」フラフラァ

藍川「おーアーグニャちゃぁん!相変わらず冒頭何言ってるか分からないけど、来たんだねぇー!」

アーグニャ「…ムニャルムニャル……ワタシ…トテモ…眠イデース…」フラフラフラァ

アーグニャ「……グゥ…」

洲水「寝るな寝るな。これからレッスンだぞ」

プロデューサー「というか真田くん日本語教室まで迎えに行っちゃったぞ?…呼び戻さないと」ピッポッパ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:56:42.61 ID:aa7GqzznO

ピリリリリリリリリ

先生「あっ、臨時休憩時間は終わりよ!さぁ、茉莉音ちゃんも美樹ちゃんもレッスンに戻るわよ!」

茉莉音「あっ…はい!」

美樹「ええ〜…またあの色んな意味で地獄のようなレッスンをぉ〜?」

プロデューサー「あっそれじゃぁ私達もここを出っ…あっ真田?アーグニャ事務所に来たから戻って来ていいぞ?」スタスタ

洲水「…じゃぁ私も、プロデューサー探してくるから」

先生「それじゃぁ小林くぅん?ごめんなさぁいねぇ?もし、私とお話したかったらこの名刺を…」

小林「えっあっ…はい……」



証拠ファイルAレッスンの先生の名刺

【名前と連絡先とスリーサイズと電話番号が書かれている。キスマークが大きく覆われている】



小林(これ…パッと見キャバクラの名刺に見えるな)

シャロ「ええー?もう茉莉音ちゃんとバイバイなんですか?」

ネロ「ようやく会えたんだから、もうちょっとお話したいんだけどなー僕も」

アーグニャ「ふぁぁ……Спокойной ночи ……グゥ………」

藍川「ほらほらー!おやすみなさいくらい日本語で言わないと私困惑しちゃうよー?ここで寝ちゃ駄目だー!」ダンダン

ジャッキー「…………」

先生「あらぁ。皆この部屋に残りたいの?茉莉音ちゃん大人気ねぇ。それじゃぁ……」

先生「茉莉音ちゃんと一緒に、私の熱いレッスンを受けるかしらぁ?」ニタァ……

シャロ「バイバイ茉莉音ちゃぁーん!また会いに来るからねぇー!」ブンブン

ネロ「クリスマスライブ楽しみにしてるよー!頑張ってねそれじゃさようならバイバーイ!」ダダダダ

コーデリア「お体をお大事に!検討を祈りますわ!」ドダダダダダダダダ

アーグニャ「Доброе утро!!!レッスンに行きましょう!」カッ

藍川「おおっとぉ!やる気だねぇアーグニャちゃん!よっぽどあのオカマレッスンが嫌かぁ!」

ジャッキー「…………」スタスタスタ

姫百合「失礼します」スタンスタンスタンスタン

小林(今、皆の心が一つになった!)

小林「………」

先生「…」パチクリ

小林「そっそれじゃぁ僕も…」

茉莉音「こっ…小林さん!ミルキィホームズさん!」

小林「…ん?」

茉莉音「………ライブ、楽しみにしてください!」ニコッ

小林「…………」

小林「…うん。ありがとう」




49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:57:45.86 ID:aa7GqzznO

【横浜鶴舞薫レッスン教室 12月20日 午後3時26分】


小林(そして僕達は、プロデューサーの後を追っていくうちに色々なアイドルと出会い、その度にスケジュールやライブの確認)

小林(時には僕達をそっちのけで明後日の方向へと進み、ミルキィホームズの皆も姫百合くんも探検しにどこかへと消えた)

小林(そして今――僕は)

小林(この広いレッスン教室の中で迷子になっていた)

小林「マズイ…よなぁ」

小林(正直、このまま僕がレッスン教室から出て帰るのは容易い事だ。彼女達の心配は無いだろう)

小林(問題は彼女達が僕を探しているとして、勝手に帰ったら失礼に当たってしまうわけで…)

小林「…あっ」

真田P「あっ」

小林「どっ…どうも」

真田P「ええ。どうも小林さん」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:58:28.35 ID:aa7GqzznO

小林「…何を、しているんですか?そんな所で」

真田P「…いえ、この部屋はその、御子柴さんの部屋なのですが」

真田P「篠田さんが入ったっきり出てこなくて…。鍵も掛かって途方に暮れていた所です」

小林「鍵が?」

真田P「ええ、あっ!だからと言っておかしいわけでは無いのです」

真田P「御子柴さんは、その…極度の人見知りでして」ポリポリ

小林「はぁ」

真田P「レッスン以外は大体自室で一人、何をしているのか分かりませんが鍵を閉めたまま閉じこもるのです」

小林「ははは…それは大変ですね」

小林(どうしてアイドルになったんだろう)

真田P「…元々は、篠田さんの友人で彼女がここに連れてきた子なんですよ」

小林「えっ?」

真田P「私がこのような身なりと顔。そして背が高さで酷く怯えさせてしまった事があるのです」

小林「えっ、あの…僕、口に出していましたか?」

真田P「ですが、それも無くなり御子柴さんはじょじょに綺麗な笑顔に…あっ!申し訳ございません。彼女のプロデュースの癖で…」ペコペコ

小林(この人も、結構苦労しているんだなぁ)

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 20:58:56.61 ID:aa7GqzznO

真田P「しかし…」チラッ

真田P「……そろそろ部屋から出て貰わないと困るのですが…」

小林「この後、何か?」

真田P「はい。この後ライブに関する打ち合わせとレッスンが」

小林「そうなのですか…」

真田P「篠田さんもこの部屋に居るのでしょうか…」チラッ

小林「うーん…何かしらの事件が起こってなければ良いんですけど…」チラッ

小林「…………」

真田P「あの、失礼します御子柴さん。レッスンの時間です。」コンコン

小林「……」

真田P「…あの、篠田さん?いらっしゃいますか?御子柴さんも居るのは――」

小林「…あっあの……真田……さん」

真田P「?はい。なんでしょう」

小林「……足元を、見て貰ってもよろしいですか?」

真田P「足元ですか?」チラッ

真田P「…………えっ」

小林「…はい。ドアの隙間から…流れてるの…これ、血…ですよね?」

真田P「……………」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:00:00.15 ID:aa7GqzznO




ドンッ!!ドンッ!!!!



小林「!」

真田P「御子柴さん!?篠田さん!?何をやっているのですか!?開けてください!!」

小林「真田さん!落ち着いてください!」

真田P「…っ!御子柴さん!!篠田さん!!!!」ドンッ!!ドンッ!!!!!

小林「真田さん!扉を叩くだけじゃ駄目です!」

小林「鍵を壊す勢いで蹴破りましょう!!」

真田P「!!」

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:00:39.84 ID:aa7GqzznO


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    /: .: .: .: .: .: . _,,.-‐'': : : : :  三 二 ニ ―     /  ||   | ̄|| | || | || |: .: .: .: .
    /: .: .: .: .: .: .//:: : : : : : : : / /     三 二/  || ― |  || |_|| |_|| |: .: .: .: .
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   /: .: .: .: .: .: .//: : : : ヽヾ`;;:} 三 二 ニ ―    /__||    .|  ||  .|   |: .: .: .: .: .
  /: .: .: .: .: .: .//: : : : Z::::Z,,, / /        = ̄     .|_|| 三 二 ニ ―: .: .: .
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 /: .: .: 三 二 ニ ― : : <:::::/ ̄,                       |_||   / // .: .: .
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54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:01:06.14 ID:aa7GqzznO


小林「凄い…一蹴りで……!」

真田P「篠田さん!御子柴さん!!」

篠田「」

真田P「!!」

真田P「篠田さん!どうしたんですか!?しっかりしてください!!」

篠田「」

小林(!手にジュースの入ったグラスを持っている…)

真田P「篠田さん!?篠田さん!!」

小林「……」ピトッ

小林「…大丈夫、眠っているだけだ。外傷も目立った所は無い」

真田P「…よっ…良かった…」

小林「…………それよりも」

小林「あれは………あれが…御子柴さんなのか?」

真田P「ハッ そうです御子柴s……」

真田P「」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:01:33.59 ID:aa7GqzznO

小林「……この、華の造形をした花瓶……の下に彼女の頭が……いや頭が潰されている…」

真田P「………っ」

小林「…真田さん」

小林「………これは、間違いなく殺人事件だ」

真田P「…いっ今すぐ警察を呼びます…!!」ピッピッピ……

小林「……………」

小林(落ち着け…落ち着くんだ僕…!)

小林(まず、警察が来る前にこの殺害現場の状況を十分に把握する必要がある)

小林(もし、被害者の殺害時刻が現時点の時刻と差異が無ければ…真犯人は近くに居る!)

小林(まずは被害者の周辺を調べ……)

小林(……………)

小林(……僕は、今殺人事件が起こったにも関わらず冷静に判断し行動に移している……)

小林(これは…探偵としては良い傾向かもしれないが…人間としては…)

小林「…とにかく、捜査だ」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:02:03.74 ID:aa7GqzznO


→【凶器の石の華】

小林(被害者である御子柴さんの頭を完全に潰している)

小林(この壷を持ち上げて被害者の頭を確認する度胸は、僕には無い)

小林「……ん?」

小林(そういえば、この壷が凶器と言う割りには壷が綺麗すぎるな)

小林(いや、血や肉片は付着しているが…鈍器として用いられたとしたらひび割れや変形が少なすぎる)

小林(無いと言っても良いくらいだ……)




証拠ファイルB凶器?の壷

【大きな華をモチーフとした石壷。ひび割れや変形がほぼ無い】



57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:03:10.96 ID:aa7GqzznO



→【篠田が飲んだジュースのグラス】



小林「グラスが割れている…中身はオレンジジュースか」

小林(篠田さんは眠っていた。という事はこのジュースを飲んで眠らされたと考えるのが妥当か)

小林(このジュースに関しては神津と鑑識が明らかにするだろう。睡眠薬入りかどうかはその時に聞こう)




証拠ファイルC割れたグラスとジュース

【篠田さんが飲んでいたと思われるジュース。中に睡眠薬が入っていた可能性が有り】




小林「…………」

小林(しかし)

小林「一体誰に盛られたんだ…?」



58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:03:38.77 ID:aa7GqzznO


→【机上の写真】


小林「ん?これは……」

小林(…この写真に写っている人が御子柴さんなのだろうか?)

小林(そしてその隣に移っている女性は……一体…これは何だ?)

小林(赤い×印で顔が潰されている…どういう意味だろう?)




証拠ファイルD御子柴さんの写真

【写真には二人の人物が写っている。被害者と被害者の母親。母親の顔が赤い×印で潰されている】



真田P「はい…はい!早急にお願いします!」ピッ

小林「…あの、真田さん」

真田P「え…はい。なんでしょうか?」

小林「この写真に写っているのは…御子柴さんで間違いありませんか?」

真田P「…えっ?あっ!はい!御子柴さんとその母親に……」

真田P「……どうして母親の顔が赤く塗りつぶされているんですか…?」

小林「(…………)真田さん」

小林「どうやら、この事件は想像以上に複雑のようです」

真田P「えっ…」

小林(これだけの証拠では、現状が全く分からない)

小林(それに、警察が来るまで現場保存の為に引き出しの中を開ける訳にもいかない…凶器である壷を動かすなんてもっての他だ)

小林(……神津達を、G4を待つしか無いのか…!)


59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:04:21.67 ID:aa7GqzznO


【横浜鶴舞薫レッスン教室 12月20日 午後3時45分】



ダンッ!!!!!!



小林「!」

神津「………」

小林「…来たか。神津」

シャロ「せっ先生!この騒ぎは…一体なんなんですか!?」

コーデリア「あのっ!急に警察の方達が私たちを部屋に拘束するって!教官!?」

小衣「ちょっとアンタ達!うっさい!黙ってなさいよ!」

プロデューサー「…ちょっとこれは、一体何が起こったんだい?小林少年と、真田。」

真田P「…………」

神津「…小林」

神津「…………」

姫百合「あっあの!小林さん!一体ここで何が起こったんですか!?」

洲水「……プロデューサー。何だか凄く浮かない顔してる」

真田P「…………」

アーグニャ「Это странно……プロデューサー…元気ありません…」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:05:05.77 ID:aa7GqzznO

神津「…一体何があった」

小林「この部屋には鍵がかかっていた。それで僕達は扉の鍵を壊し、中に入ったんだ」

小林「その時から既に…こんな状況になっていたんだ」

神津「……………」

次子「っつー事は、ここで寝てるお譲ちゃんもそのままの状態って訳かい?」

小林「…ああ。そうなる」

次子「…ふぅーん」

ネロ「異議あり!」ビシッ

小衣「はぁ!?ちょっと何!耳元で叫ばないで!」

ネロ「今、この現場で矛盾があったから突きつけただけだよ」

平之「矛盾…ですか?」

ネロ「そうだよ。何で居るのアンタ達」

小衣「…は?」

ネロ「G4って怪盗事件担当でしょ?現場をチラっと見た感じ、どう見ても殺人事件だった」

神津「………」

ネロ「これは、明らかに矛盾していると思うな」

平之「………」

咲「………」

小林「…ごめんネロ。矛盾していたとしても…そんなに疑問を感じない」

ネロ「えっ」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:05:58.06 ID:aa7GqzznO

次子「んあ。あー私たちさぁ?今まで二度もサイコパス殺人に関わって来たからさぁ」

咲「警視の一声さえあれば、殺人事件でも介入できるようになったってわけ〜」

神津「…俺は許可した覚えが無いがな」

小林(それはそれで大問題のような)

シャロ「えっ……」

エルキュール「まっ…また…さっ…殺人?」

神津「…………」

小林「…まぁ、でもそういうわけだ神津」

小林「この事件、どう見ても殺人事件。そして僕は第一発見者だ」

神津「…ああ、そういう事になるな」

小林「そうだ。それを踏まえて言える。ここにある証拠品だけでは不明な点が多い」

神津「…………」

小林「まず、このグラスのジュースには睡眠薬が混入していた可能性がある。そして、この壷は凶器と言う割りにはひび割れも変形も少ない」

神津「…………」

小林「そして、極めつけはこの机の上の写真。被害者と思われる人物とその母親が…」

神津「小林、良く聞け」

小林「?どうしたんだ?」

神津「……我々に情報提供。指示をしてくれるのは良い」

神津「だが、我々はお前のいう事は聞けない」

小林「……えっ?」

ネロ「…どういう事なのさ」

神津「小林、今回のケースにより。お前には」


神津「特殊捜査権限を与えることが出来ない」


小林「!?」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:06:35.68 ID:aa7GqzznO

コーデリア「どっどういう事よ!?」

「はんっ!当然の事よ!」

スタスタスタスタ

小林「っ!……北芝検事」

北芝「…久しぶりねぇ。探偵オペラ」

北芝「悪いんだけど、今回はアンタに特殊捜査権限を発動させる事はできないわ」

シャロ「なっ…なんでですかぁー!!」

ネロ「それって、ただのアンタの私怨じゃないの…?」ギロッ

神津「……北芝検事の事情とは関係が無い」

神津「特殊捜査権限は、いついかなる時でも発動できる物では無いという事だ」

小林「…そっそれってもしかして…」

神津「…ああ、小林。お前が事件の第一発見者の時点で」

神津「お前にも事件の容疑が少なからず存在する」

小林「っ!」

シャロ「!」

ネロ「!」

コーデリア「!」

エルキュール「!」

姫百合「!」

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:07:26.00 ID:aa7GqzznO

神津「…事件の容疑を被っている者に特殊捜査権限を与えるわけにはいかない」

神津「つまりはそういう事だ。悪いが明日の裁判の日まで、お前達は身動きが取れない」

小林「そんなっ…」

北芝「はっ!ざまぁないわね。これじゃぁ安楽椅子探偵でも事件解決は無理じゃないかしら?」

北芝「アンタにまだ、不明の点があるって言うのならね!!」

小林「ぐっ…」

北芝「…まぁでも、特殊捜査権限がかけられても、容疑があっても弁護権は失わないから今回の事件でも弁護してみたら?」

北芝「そして準備不十分のまま弁護席に立つ屈辱、受けてみるがいいわ!あーっはっはっは!」

ネロ「なんだとー!毎回小林に負けてるくせに生意気なぁー!」

コーデリア「そーよそーよ!今となっては負け犬の遠吠えにしか聞こえないわ!」

ジャッキー「…バウッ……」

小林「あっ…ジャッキーくん居たんだ…」

小衣「そうよ!ババアあんた調子に乗らないで頂戴!」

北芝「アンタはどっちの味方なのよ……」

北芝「…まぁいいわ。あんた達は明日の裁判まで留置所で身動きが取れないでしょうし」


小林「っ!?」

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:08:10.20 ID:aa7GqzznO

姫百合「りゅ…留置所……」

北芝「誰が告訴されるか、楽しみにしているが良いわ」

北芝「あぁーっはっはっはっは!!」

神津「……不当な逮捕はしない」

神津「中でも最もサイコパスの可能性が高い人物を拘束、告訴するつもりだ」

小林「…………」

小林「…という事は、つまり…!」

神津「お前がそいつを弁護するのは勝手だが、あまり警察を舐めない事だな」

神津「…連れて行け」

巡査部長「はっ!!」



タッタッタッタッタッタッタ………



65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:08:43.03 ID:aa7GqzznO

【留置所 12月20日 午後4時44分】



ネロ「クッソー!何だよ神津警視のあの態度!」プンプン

コーデリア「いくらなんでも!私たちをこんな所に押し込んだ上にあの仕打ち!今まで事件を解決したのは私たちなのに酷いと思います!」プンプン

小林「いや、仕方無いよ…。僕にも容疑がかけられているのは事実だし」

シャロ「でも!先生が殺人なんてする筈ありません!」

エルキュール「そっ…そう…です…!」プルプル

小林「うん、いや今回容疑にかけられるのは僕じゃなくて…」チラッ

真田P「………………」

洲水「…プロデューサー。その…さ、あんまりそんな暗い顔しないでよ」

藍川「そうですよ!こういう時こそ…時…こそ……」

藍川「……………」

藍川「…ごめん。さすがに不謹慎すぎた」

洲水「…まぁそうだよね。御子柴さんが…ね。まさか…………」

アーグニャ「…………」

鬼瓦割「チッ そもそもいつ自殺してもおかしくない野郎だったのは確かだけどな」

洲水「…ちょっと?鬼瓦割?」

鬼瓦割「だって、顔を合わしてもヒソヒソと逃げる奴だぞ?私なんて声も聞いた事無いんだぜ?」

洲水「…………」ギロッ

アーグニャ「……喧嘩…ダメ…」フルフル

藍川「まっまぁまぁお二人ともぉ。ちょっち落ち着いてぇ〜」

二人「「黙ってて(ろ)!!」」

藍川「うひぃ!」ビクッ

エルキュール「きゃぁああああああ!!」ビクッ

シャロ「猛獣がぁああ!猛獣が唸り始めましたぁー!!」

ネロ「大丈夫だよ皆!猛獣は檻の中に居て僕達は…檻の中だぁ!うわぁああああああ!!」

姫百合「………元気ですねぇ」

小林「……本当」

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:09:49.64 ID:aa7GqzznO

真田P「あの…お二人とも、お止めください…お願いします」ペコッ

洲水「…………」

鬼瓦割「………チッ  興が失せた」

茉莉音「…それだけでも良かったです。だって、私たちの仲間が…殺されたんですもの…」

美樹「これ以上、犠牲者出したくないからねー」

鬼瓦割「………おい、言葉に気をつけろツインテール」

小林「…………」

小林(やっぱり荒れてるなぁ。…仕方ないか)

小林(今回の事件、刑事側に告訴されるのは間違いなく…”篠田さん”)

小林(理由は、殺害現場の部屋に殺害時に居た人物として、真犯人の容疑に一番近い人だからだ)

栗野原「……………」サクッ サクッ

藍川「…うん〜?栗野原っちは何をしてるのかな〜?」

栗野原「…この事件の真犯人を……呪い殺そうとしているの」

栗野原「呪殺は刑罰に処されないからねぇ〜…よっぽどの事が無い限り。ケケケッ」サクッサクッ

藍川「あっあのさマロンっち?お人形さんが血まみれになってるんだけど…どのような効力があるのそれ?」

洲水「ていうか犯人が誰かハッキリしていなくても効力あるの?それ」

真田P「…栗野原さん止めてください。貴方が血を流す必要はありません」

真田P「貴方が傷ついてしまえば、私が困ります」

栗野原「…………」

栗野原「…プロデューサーがそういうのなら、仕方無いねぇ。クケケッ…」

小林(アイドル達には彼に任せれば安心そうだな)

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:10:45.88 ID:aa7GqzznO

鬼瓦割「…それより、黒プロデューサーとバカ乳とオカマはどうした?あいつらも容疑あるんじゃないのか?」

藍川「あらっ?ええとそれは〜…」

真田P「先輩とマネージャーは事件当時、事務所に居たので容疑外です。先生は…その…」

先生「はぁ〜い♪私はKO↑KO↓に居るわよぉ〜☆」

鬼瓦割「居たのかよ……」チッ

茉莉音「すごい離れた所に居ますね」

先生「こういう時でもライブの為にレッスンを怠ってはいけないわ!もうライブまで……」

真田P「…殺人事件が起こった以上、クリスマスライブは中止です。それも…不謹慎ではありますが。メインメンバーに欠員が出てしまっては、表に出る事も出来ません」

茉莉音「えっ………」

先生「あら……残念ね。茉莉音ちゃんも美樹ちゃんも凄くダンス上手くなったのにぃ…」シュン

ネロ「…やっぱりこういう事態になっちゃうと、ライブは中止だよねぇ…」

シャロ「楽しくはしゃげませんもんね…」

茉莉音「……………」

小林(…茉莉音さん、酷くガッカリしてるな。)

小林(クリスマスライブ…本人も楽しみにしていたんだな……可哀想に)


68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:11:12.23 ID:aa7GqzznO


ガターンッ



小林(…ん?)

看守「小林オペラ、面会だ。出ろ」

シャロ「えっ何?先生?」

コーデリア「教官だけ…一体どういう事でしょう」

小林「あの、一体誰が……」

看守「ここでは伝えられない。来い」

小林「………分かりました」スッ

シャロ「!」

シャロ「せっ先生!もし被告人でしたら!弁護してあげてください!」

ネロ「多分、一番不安なのは刑事側に訴えられた人だからね」

小林「……ああ。分かった」

小林(勿論、そうするつもりだ。このまま裁判が終わるまで何もしないまま終わるわけにはいかない)

小林(……だが、何だ?この、胸騒ぎは?)

小林(いや、胸騒ぎだけじゃない。この強烈な違和感……気持ちの悪さ…)

小林「…………」

小林(…この事件、何かが隠されている。それも、酷く臭う何かが)


69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:11:49.99 ID:aa7GqzznO


【留置所 12月20日 午後5時02分】


小林「………」

小林「きっ君は……!」












コロン「師匠!こんな所で何しとるんや!?」



70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:12:36.64 ID:aa7GqzznO

小林「コロンくん!君は留置所には居なかったのか…!」

コロン「うん?まぁ、気づいたら公園のベンチで眠ってたんやけどな」

コロン「そんな事よりも、これどないなっとるん?」

コロン「あの胡散臭い銀髪の眼鏡の兄ちゃんに師匠の居場所を聞いたら、留置所と聞いておったまげたで!」

コロン「しかも姫百合やミルキィホームズの皆も留置所に閉じ込められとる言うて…何に巻き込まれたんや?」

小林「……実は、その………」



71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:13:04.10 ID:aa7GqzznO


→【殺人事件】


コロン「…ほんまかいな?」

小林「ああ。事務所の持つ練習所で殺人事件が起こった」

小林「そして事件現場に近かった僕達が容疑者として拘束された。そして僕は第一発見者だ」

コロン「…ふ〜ん?ほ〜ん?……そして、何か分かったんか?師匠」

小林「……分からない」

コロン「ん?」

小林「容疑にかけられた探偵に特殊捜査権限が貰える事は無い。だから僕はここに居るわけで…」

コロン「あっ………」

コロン「…………」

小林「あっいやその。でも裁判で大体の証拠は出揃うと思うしそんな悲観にならなくても…」

コロン「……ふっ」

小林「ふ?」

コロン「ふはーっはっは!こんな時こそ!名探偵コロン様の出番や!」ガタッ

小林「うわっ!?」ビクッ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:13:43.51 ID:aa7GqzznO

コロン「安心せぇ師匠!ウチはこの事件で誰よりもアリバイがある!そして関西でも有数な探偵や!」

コロン「だからウチには特殊捜査権限が下りる筈やで!」フンス

小林「………」

小林(確かにそう…だけど)

タンタン

コロン「師匠!これからウチは師匠の為にこの事件の捜査してくるで!」

コロン「そして!新しく暴かれる証拠品を楽しみにしてーな!今日までにおったまげるほどの証拠品を持ってきたるわ!」

小林「……それは、非常に助かる」

コロン「おっしゃぁああ!やる気出てきた!それじゃぁ行くでぇ!名探偵コロン!捜査開始ぃいい!!」ピュゥウウウ―

小林「…………」


イソゲイソゲー!キョウマデニシショウニユウリナショウコヒンソロエルンヤー!


小林(…ミルキィホームズに負けないくらい、彼女も騒がしい子だな)

小林「でも、ちょっと頼れる子…かな」クスッ

看守「はい、以上今日の面会は終了です」

小林「えっ」

看守「今日はもうこれ以上の面会は許されませんので、あっしからず」

小林「……」

小林(ごめんコロンくん…証拠品…間に合わなかったね……)



73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:14:11.61 ID:aa7GqzznO


【留置所 12月20日 午後5時30分】


シャロ「そうなんですか。コロンちゃんが…」

小林「うん、幸い彼女にはアリバイがあるからね」

ネロ「ちぇー。結局の所あの露出魔、棚から牡丹餅だよねー」

姫百合「しかし、これで私たちにも証拠品が回ってくる可能性が高くなりました」

小林「はは…そう……だね」

小林「…………」

小林「……あの、皆さんちょっと良いですか?」

洲水「?」

真田P「はい。何でしょうか」

小林「…僕は明日、この事件の被告人を弁護します」

茉莉音「!?」

鬼瓦割「…おいちょっと待てよ。被告人って事は、御子柴を殺した奴の事だろ?」

洲水「さすがに、私もそれはどうかと思うけど?」

栗野原「……もう、遅い。私が…呪いをかけたからネ……ケケケ」

小林「……その、被告人が」

小林「篠田さん…だったとしてもですか?」

藍川「!?」

栗野原「!!!」

アーグニャ「……Вы, наверное шутите?」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:14:57.25 ID:aa7GqzznO

洲水「……どういう事?」

小林「今回の事件、事件の容疑者として最も疑わしいのは篠田さんです」

小林「刑事側が告訴する人物として最も最有力なのは間違いないでしょう」

藍川「いっいやいやいやいや」ブンブンブンブン

藍川「篠田っちが!?絶対有り得ないでしょ!よりによって一番殺人に無縁じゃん!篠田さんなんて!」

洲水「…私も、ジョークとしては笑えないなそれ」

小林「冗談ではありません。本当の事です」

真田P「…………」

先生「ええ〜?でも、篠田ちゃん。BRの中でもすっごく良い子よぉ?そんな子が殺人なんてぇ…」

小林「それを確かめる為に、僕は法廷に立ちます」

小林「この事件の、真犯人を突き止める為に」

洲水「…………」

鬼瓦割「…………」

藍川「…………」

栗野原「…………」

アーグニャ「…………」

真田P「………そう…ですか」

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:15:51.13 ID:aa7GqzznO

シャロ「大丈夫ですよ!小林先生なら絶対に!裁判に勝って見せます!」

ネロ「そうだよ!事件なんてアッサリ解決しちゃうんだから!」

コーデリア「教官に出来ない事なんて無いんです!」

エルキュール「大船に…どんぶらこ…どんぶらこ…」

小林「…みんな、ありがとう」

小林(正直、僕はそんなに自信無いんだけど…)

鬼瓦割「…で?どうするってんだよ」

小林「はい。まずこの事件当日の事柄を整理する為に」

小林「皆さん一人一人に事件当日何があったか聞かせてください」

洲水「……それって…」

栗野原「私たちの事…疑ってるぅ?」

小林「いえそうではありません」

小林「事件当日に皆さんがどこに居たのか、把握する必要があるのです」

鬼瓦割「…………」

アーグニャ「…………」

真田P「……分かりました」

スッ

真田P「皆さんも、小林さんにアリバイを話してください」

洲水「………分かった」

藍川「…分かった。まぁ仕方無いよね」

鬼瓦割「……こうなった以上はな   チッ」

アーグニャ「…Да。Понимаю…分かりました」

栗野原「しょうがないねぇ…ヒヒッ」

小林「…ご協力、感謝します」

小林(現場の捜査が出来ない今、僕ができる事は)

小林(事件関係者から話を聞いて、どんな些細な情報も手に入れる事だ!)


76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:16:19.13 ID:aa7GqzznO


→【真田Pのアリバイ】


真田P「…AM6時に起床。6時十分に歯の洗浄。終えたら昨日下準備した食材で朝餉の準備を。」

真田P「いつもの通り7時13分の東海道本線の普通列車で通勤。7時55分にはタイムカードを切り今日のスケジュールの確認を…」

小林「…あっあの、私生活の事までは報告しなくても大丈夫なので…」

小林「真田さんは僕と同じ事件の第一発見者です。アーグニャさんを迎えに行った後の事を教えてください」

真田P「…はい。あの後、先輩から電話が掛かってきてアーグニャさんが練習場に来たという報告を受けました」

真田P「その後皆さんのレッスンの時間を念のため先輩に報告。一度練習場に戻り御子柴さんを迎えに行きました…その後は」

小林「分かりました。結構です。その後の事は理解しています」

小林(…聞いた所、変わった所は無いな)

洲水「……タイムカードを切って私たちのスケジュールを確認した後、何してるの?」

真田P「え」

藍川「あっ!それ私も気になるなぁ〜。誰のスケジュール表を一番最初に見るのかも何気に〜」

アーグニャ「Понятно…アーグニャがここに来る時間ハ…ダイタイお昼頃デス」

鬼瓦割「…学校の勉強とかあるからな。一応」

真田P「…あの?」

栗野原「キキキ…そんな早く事務所に来て…プロデューサーは何してるのかなぁ?」

洲水「…確かに気になるね。そこん所どうなの?プロデューサー」

真田P「…………」

小林(真田さんが困惑している…)


77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:16:56.45 ID:aa7GqzznO


→【鬼瓦割さんのアリバイ】



小林「鬼瓦割さんは、ずっと倉庫に一人で居たのですか?」

鬼瓦割「…勝手に決め付けんなよてめぇ」

小林「すっすみません…」

鬼瓦割「だけど、残念ながら一人では無かったぜ」

小林「…え?」

鬼瓦割「黒プロデューサーに倉庫から引っ張られて、強引にレッスンの参加させられてたんだよ。私は   チッ」

真田P「鬼瓦割さん…私の忠告通りに」

鬼瓦割「…ふん、一応ライブも控えているからな。仕方無くだ仕方なく」

鬼瓦割「そん時の事は黒プロデューサーとダンスの先生に聞けばぁ一発で分かるだろうよ」

小林(つまり彼女もアリバイがあるって事か)

洲水「……………」


78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:17:40.79 ID:aa7GqzznO


→【洲水さんのアリバイ】



小林「僕達が居ない間、洲水さんは何をしていたのかな?」

洲水「…私たちは川澄プロデューサーに連れられてレッスン場に行かされたよ」

小林「えっ?」

洲水「鬼瓦割とはその時一緒になったの。なんなら川澄プロデューサーと藍川さんとアーグニャさんも一緒だったけど」

藍川「そうですぜぇーい!このロシアのロリっ子もホレホレー!」

アーグニャ「Да-да。容疑者の私達が言うのもナンですが、カワスミプロデューサーなら証明できマス」

小林(…つまりこの三人もアリバイがあるという事か)

小林(川澄プロデューサーとマネージャーは物理的に殺人は不可能…それに性格から嘘をつく事はなさそうだ)

小林(…もし本当に何も隠していなかっただけど)


79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:18:41.60 ID:aa7GqzznO


→【ミルキィホームズのアリバイ】



小林「一応、君たちにも確認しておくよ」

シャロ「はい!あの後私達はプロデューサーについていったのです!」

ネロ「しかし!そこではぐれて僕達は!」

コーデリア「迷子に!」

エルキュール「なってしまったのです…」シュン

姫百合「…本当、栗野原さんが居なかったらどうなっていたことか…」

小林「栗野原さん?」

栗野原「ケケッ…私はジャッキーにしがみついて川澄プロデューサーを追っていたんだよ」

栗野原「でも、まさかジャッキーが川澄プロデューサーじゃなくてこのカラフルな娘達についていくなんて…ビックリしたよ。本当に。ククケケ」

小林「…それで、どうしたんだい?」

シャロ「折角なので、栗野原さんに練習場を見学させていただきました!」

コーデリア「茉莉音ちゃん以外にも、沢山のアイドルユニットの人達が練習していましたわ」

ネロ「いきなりG4がやってきて僕達を捕まえるまではねぇ〜」

小林「ははは…楽しそうで何よりだね」

小林(これは彼女達もアリバイがある…のか?)

姫百合「…これが本当の事ですので呆れますよね」


80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:19:19.81 ID:aa7GqzznO


→【茉莉音ちゃんのアリバイ】



小林「一応、君たちのアリバイも聞いて良いかな?」

茉莉音「あっはっはい!」ピシッ

美樹「…って言っても。私達に説明できる事なんてたかが知れてるからねぇ」

美樹「何せ、ここ最近は泊り込みで練習ばっかりしてるから。昨日からずっとレッスン室から動いてないんだよねぇ〜」

先生「んもう!その分だけ貴方達はダンスが上手くなってるんだ・か・ら♪」

小林(それってほとんど監禁なんじゃぁ…)

茉莉音「あっあの、…本当です。私達は」

茉莉音「事件当日から、文字通り日付が変わった後もずっとレッスン室から一歩たりとも動いていません…」

美樹「雑誌の撮影とかポスターとかの外部の仕事は全部断ってさぁー。私、レッスン室で焼肉食ったの昨日が初めてだよ」

先生「でも美味しかったでしょぉ〜?事務所直々からの国産黒毛和牛パーティ!」

茉莉音「……野菜がありませんでしたね」

美樹「正直食事後の運動は肉の脂が腹ん中回って吐きそうになったよ」

美樹「でも、それも全部水の泡かぁ〜…中止は残念だなぁ〜本当」

茉莉音「…………」

小林(また、彼女に悲しい顔をさせてしまった)

小林(しかし、これで残りの三人もアリバイが成立した…という事か)


81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:19:52.43 ID:aa7GqzznO

小林(つまり、この時点でアリバイが成立していないのは篠田さんと)

小林(………)

小林(…僕、か。)

真田P「…………」

洲水「…………」

鬼瓦割「…………」

藍川「…………」

アーグニャ「……………」

栗野原「…………」

茉莉音「…………」

美樹「…………」

小林(明日の裁判、本当にどんな展開になるんだろう。まさか、また僕が被告人になるわけじゃないよな…?)

シャロ「だっ大丈夫ですよ皆さん!」

バッ

シャロ「この事件は!私達の先生!かの有名な小林オペラ先生が担当するんですから!」

ネロ「そうだよ!小林が担当して解けなかった謎なんて一つも無いんだ!」

コーデリア「教官がこの事件に取り組めば!絶対に真犯人だって分かるんだから!」

エルキュール「だから…大船に…どんぶらこ……」

姫百合「……確かに今は不安かもしれません。気分も優れないでしょう」

姫百合「ですが、今は私達に任せてみてはくれませんか?」

小林(…いや、それは有り得ない筈だ。神津の捜査なら、今までの裁判の通り真犯人までの筋が分かるようにしてくれる)

小林(G4だって馬鹿じゃない。神津の居るG4ほど有能な警察組織も早々無い。無い筈だ……)

小林(なのに…何なんだ?さっきから感じる…)

シャロ「だから安心してください!先生と私達が居ればこの事件!あっという間に解決してみせちゃいます!!」



小林(この……猛烈な違和感は…!!)



82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:20:32.59 ID:aa7GqzznO


小林(そして僕は、事件の発見直後から明日行われる裁判までのこの違和感が)

小林(この事件の重要なファクターであった事を)



小林(裁判当日になるまで気づくことは無かった………)







【続く】
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/05/31(火) 21:21:15.24 ID:aa7GqzznO

証拠ファイル@真田Pの名刺

【名前と連絡先と会社名が書かれている。何故か名前欄が小さい】




証拠ファイルAレッスンの先生の名刺

【名前と連絡先とスリーサイズと電話番号が書かれている。キスマークが大きく覆われている】





証拠ファイルB凶器?の壷

【大きな華をモチーフとした石壷。ひび割れや変形がほぼ無い】





証拠ファイルC割れたグラスとジュース

【篠田さんが飲んでいたと思われるジュース。中に睡眠薬が入っていた可能性が有り】






証拠ファイルD御子柴さんの写真

【写真には二人の人物が写っている。被害者と被害者の母親。母親の顔が赤い×印で潰されている】




84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 21:21:42.58 ID:aa7GqzznO
今回はこれでおしまいです。次回は裁判パートです。
続きはこのスレで投下致しますので、お待ちいただけたら幸いです
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 22:05:10.08 ID:aa7GqzznO
原作に出てこないキャラの自分勝手なイメージ
洲水と篠田

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 22:07:17.04 ID:aa7GqzznO
鬼瓦割(おーがわ)
藍川
ロシア人
呪いの人

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/31(火) 22:08:35.07 ID:aa7GqzznO
プロデューサーと化物

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 22:12:17.50 ID:lxdTJF5Wo
乙でした。
先生が想像以上に化け物で吹いた
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 23:25:32.78 ID:HnbkImhro

楽しみにしてる
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/31(火) 23:47:06.72 ID:wz+LvPVNO
おつ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/01(水) 01:05:45.03 ID:76Lq8FOJo
おつにゃーん
このPとアイドル達どっかでみたことあるような気がしますねぇ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/01(水) 19:29:29.92 ID:456WiuSl0
おつ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/02(木) 21:54:52.28 ID:Pr5rGxCy0

事件に遭遇して冷静に隅々まで調べ始めないことに違和感あったがそりゃ捜査しない方が普通でしたね……
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 23:23:44.96 ID:BA4U5M160
先生バケモノ過ぎワロタ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/06/14(火) 19:07:54.10 ID:jWkE+i760
もうそろそろ>>1は逆裁6クリアしただろうか
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/06/21(火) 17:12:47.25 ID:2Ys9P0syO
すみません長くなりました。今日の深夜ごろに続きを投下致します。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/21(火) 17:59:17.33 ID:8KiBz86CO
おー、楽しみにしてます
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/21(火) 20:54:23.77 ID:cDpSDH+w0
待ってた
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/06/21(火) 22:33:01.09 ID:pHCAi9B7O
投下します
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/06/21(火) 22:33:33.53 ID:pHCAi9B7O
【横浜裁判所 第二控え室  12月21日 午後1時02分 】


小林「……………」

小林(結局)

小林(本当に裁判当日になるまで留置所から出して貰えなかった……)

小林(検察側は一体どのような準備をして、この事件についてどう考察したのだろう)

小林(想像するのは容易いけど、確信は持てない)

小林(………全ては裁判が始まるまでどんな考察も充てには出来ないか…)
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2016/06/21(火) 22:34:11.99 ID:pHCAi9B7O

白い髪の少女「でも、何も考えないよりはマシだと思うよ?」

小林「ん…まぁそうだけどね」

白い髪の少女「それよりも、本当に彼女を弁護するの?」

小林「それは愚問だね。彼女を弁護しなければこの事件の真相には辿り着けないだろうし」

白い髪の少女「ふーん、そっか。それは間違いないけど多分後悔するんじゃない?」

小林「後悔?それってどうし…」

小林「………」

小林「…って、どうして君が僕の隣に座っているんだい?」

白い髪の少女「ん?」

小林「いや、ん?じゃなくてだね…」

小林「あっ!そういえば君、怪盗アルセーヌの裁判の時でも会った…ような」

白い髪の少女「えー、他にも英国から日本までの飛行機でも会ったでしょ?」

小林「…ああ。確かに会っている」

小林「一つだけ聞いても良いかい?」

白い髪の少女「んー?」

小林「…僕が日本に来てから、この一連の事件に君の姿を見たという人が居る」

小林「一度被告人にされた姫百合くんも、白い髪の少女を見たと言った」

白い髪の少女「………」

小林「…これは、偶然なのか?それとも」

白い髪の少女「偶然だよー」
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