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小林オペラ「この裁判の逆転の逆転の逆転」
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330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:29:28.91 ID:okmjwADoO
ジャッキー「………………」
北芝「………証人、名前と職業……」
北芝「…………」
北芝「自分で言ってておかしい事に気づけるのって、哀しい事なのね」
姫百合「どっどうするんですか?小林さん!」
ネロ「どうするのさ小林!」
コーデリア「どうするのですか!?教官!」
小林「どっ…どうしよう……皆……」
ネロ「…………」
コーデリア「…………」
姫百合「………とにかく、私たちのやるべき事は時間稼ぎです」
姫百合「この無意味な尋問でも、神津警視正の役に立てれば…!」
裁判長「……ちなみに」
裁判長「この尋問で何の情報。そして無意味だと分かったその瞬間……」
裁判長「速やかに判決に移動し、即閉廷させて頂きます!」
姫百合「!!」
小林「どっ…どうして……?」
北芝「どうして?……当たり前でしょうがこの阿呆がぁあああ!!」ダンダンダンッ
裁判長「よろしいですね?弁護人」
小林「………(くっくそう…時間稼ぎになるかと思ったら……余計にピンチに……!)」
カンッ
裁判長「…それでは証人、証言をお願いいたします」
ジャッキー「……………」
裁判長「……しかし、本当に大人しいですなこのワンちゃんは」
裁判長「このまま、何も喋らないのではないでしょうか」
北芝「…少なくとも人語を喋る事は無いでしょうね」
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:29:55.83 ID:okmjwADoO
【証言開始】
�@ ……………………
�A …………バウ………
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:30:54.29 ID:okmjwADoO
北芝「………………」
裁判長「………………」
小林「………………」
裁判長「……弁護人」
裁判長「尋問、するのですよね?」
北芝「…弁護人、今なら許してあげるわ」
北芝「今すぐ謝ってこの茶番を終わらせて、この裁判を終わらせるというのなら。この無茶ぶりを許してあげる」
北芝「でも、もしこのまま続行するというのなら……」
北芝「貴方に法廷侮辱罪を施行させる!!!」ダンッ
姫百合「…どっ…どうしましょう……小林さん……」ダラダラダラ
小林「……………分かりました」
北芝「ふん、どうやらそこまで阿呆じゃなかっ…」
ダンッ
小林「尋問を…やらせてください」
北芝「なっ………!?」
裁判長「……分かりました」
裁判長「それでは、尋問をお願いします」
北芝「………検事局に入ってから結構長いけど……」プルプルプル
北芝「こんな裁判……初めてだわ……!」プルプルプル ピクピク
裁判長「…奇遇ですね。私もです」
小林(僕もです……)
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:31:26.37 ID:okmjwADoO
【尋問開始】
�@ ……………………
小林「待ってください!」
小林「証人…証言して貰えませんか?」
小林「貴方が現場で見た、殺人現場を」
北芝「異議あり!!」
北芝「犬が喋ると思ってるんだぁ!?アンタの頭はファンタジーか!!」
北芝「どうしても証言させたいのなら…バウリンガルでも持ってきなさい!それでもこの犬、私たちの言葉は理解できないでしょうけどね!!!!」
小林「ウッ………!!」
裁判長「……弁護人。分かってますね?」
裁判長「有力な情報が出てこなった時点で、この裁判は閉廷させて頂きます」
小林「…は……はい………」
ネロ「…………」
小林「…そっそうだネロは動物の言葉が分かるんだったよね?」
小林「何か、分からないかな?」
ネロ「…何かって言われても…まだ吠えてすらないよねジャッキー」
小林「そ…そうだね………」
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:31:58.94 ID:okmjwADoO
�A …………バウ………
小林「待ってください!」
小林「吠えた…吠えたぞネロ!何か…言ってないか?」
ネロ「………………」ダラダラダラ…
小林「…ネロ?」
ネロ「だっ…駄目だぁ…駄目だよ小林ぃ………」
ネロ「ジャッキー…あの事件の事何一つ理解してない……」
小林「えっ」
ネロ「そもそも…分かってないよ。あの事件の事…全く」
ネロ「さっきの鳴き声で分かった。ジャッキー…拾われてから嫌という程みんなに撫でられたり遊ばれたりされていたからか」
ネロ「無我の境地に達している……」
小林「…そっそれって……」
ネロ「………うん」
ネロ「僕のトイズでも……有力な情報は得られないよ…」
小林「……そっ」
小林「そんなぁああああああ!!!」ガガーン
裁判長「……弁護人」
裁判長「…分かってますよね?」
小林「まっ…待ってください!まだ!尋問は終わっていません!」
裁判長「それでは、早く済ませてください」
裁判長「証人もほとんど動かず置物みたいになっています」
小林「うっ……ううううう……」
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:32:33.42 ID:okmjwADoO
姫百合「…もう…駄目……なんでしょうか?」
コーデリア「ヒメ!諦めちゃ駄目よ!教官なら…教官ならなんとかしてくれる筈!」
ネロ「最早小林一人頼みってのも…結構絶望的なんだけどね……」
小林「……………」
小林(これは……もう賭けるしかない…!)
小林(あらゆる証拠品を突きつけて…賭けるしか……)
小林(もう……当たって砕けろだ!!)
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:32:59.06 ID:okmjwADoO
19時40分に再開します
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:40:54.18 ID:okmjwADoO
→�Aに証拠ファイル�E壊れたカセットテープを突きつける
小林「異議!!」
小林「…北芝検事。このカセットテープが何か分かりますか?」
北芝「……被害者の最後の音声よね。それが今回の尋問に何か関係あるの?」
裁判長「正直…全く関係性が見られませんが」
小林「……そうでしょう」
小林「ですが、これは再生してみると分かります」
北芝「……は?」
裁判長「弁護人、それは一体どういう事でしょう?」
小林「この音声を聞いた時のジャッキー君の反応」
小林「それが!事件当日の状況の手がかりになる筈です!」
北芝「……何を、言ってるの?」
カンッ
裁判長「…正直、弁護人の伝えたいことが全く分かりませんが…」
裁判長「良いでしょう。この証拠品を再生してください!」
小林(頼む…頼むぞ…!何か…反応してくれ!)
ジャッキー「………………」
小林(反応してくれなかったら……この裁判は……!!)
ジャッキー「……………………………」
カチッ
キュルルルルルルルルル………
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:41:27.78 ID:okmjwADoO
【テープの音声】
御子柴≪…………≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪……あはっ≫
御子柴≪あは…あはははははは…あは……≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪お母さん……お母さん…私ね?ねぇ、お母さん?≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪お母さん?私を産んでくれてありがとう?ね?≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪そして……ごめん…ごめんねぇぇぇぇぇ……!!≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪私…駄目だよぉおぉお!!もう……駄目だぁぁあー……!!≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪だってこの写真…!もう……もうこの写真…!!………うわぁぁぁぁああああ!!!いやだぁああああああ!!!!!≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪ごめんなさいごめんなさいごめんなさい助けて助けて助けて助けて!!≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪ねぇお母さん!聞こえてる!?聞こえてるの!?ねぇ!!この音声!本当にお母さんに聞こえてるの?!届くの!?≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪やだぁあああ!やだ…私……まだ……やりたい事が…………≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪……プロデュ……真…田……さん……≫
ジャッキー「………………」
御子柴≪…………………………………………≫
ゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッ
ジャッキー「ワン!!ワン!ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン!!!!!!!!!!!!」
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:42:08.91 ID:okmjwADoO
北芝「うっうわぁああ!?」
裁判長「なっなんですか!?」
ネロ「!」
小林「こっこれは…!」
ネロ「……小林…」
ネロ「なんだか…凄く興奮してるよ。ジャッキー」
小林「そっそれは、見て分かるけど」
ネロ「違う…そうじゃないよ」
ネロ「犬は、人間よりもずっと聴覚が発達してるんだよ?」
小林「!」
ダンッ
小林「裁判長!!先ほどジャッキー君が反応した箇所!!」
小林「その音量を上げてください!!」
裁判長「わっ分かりまし……」
ジャッキー「ワン!!ワンワンワンワンワンワンワンワン!!!!!!」
裁判長「かっ係員!証人を退廷させてください!!」
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:42:35.65 ID:okmjwADoO
【テープの音声】
御子柴≪……プロデューサー……真…田……さん……スキ……デシタ…≫
御子柴≪…………………………………………≫
ゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッ タスケテ ゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッ
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:43:02.87 ID:okmjwADoO
裁判長「こっ…これは…!」
北芝「聞こえた…今何か聞こえたわよ!?」
ザワザワ…ザワザワザワ……ザワ
カンッ
裁判長「静粛に!静粛に!」
裁判長「弁護人!これは一体!?」
小林「はい。被害者が飲み物を飲みほそうとしている音の中に紛れて、誰かの声が聞こえましたね」
小林「それもハッキリ、「タスケテ」と」
裁判長「しっしかし…これも被害者の声では?」
小林「被害者は飲み物を口に含んで飲んでいました。そんな時にこんなハッキリと声が出ますかね?」
姫百合「そっ…それじゃぁ…これは……一体…誰が?」
コーデリア「なっ…なんなの…?これ……」
カンッ
裁判長「これより!20分間の休憩を挟みます」
裁判長「それまでに、検察側は声の鑑定を」
北芝「……了解したわ」
裁判長「それでは、一時休廷!」
カンッ!!
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 19:43:30.87 ID:okmjwADoO
次は19時50分からです。しばらくお待ちください
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 19:51:40.73 ID:okmjwADoO
【横浜裁判所 第二控え室 12月23日 午前11時11分】
姫百合「…………」
小林「…………」
ネロ「…僕も小林が弁護するのを見て長いわけじゃないけど…」
ネロ「今回の事件程、ギリギリなものは無いよ…多分、今までの事件でもダントツで」
コーデリア「でっでも!仕方ないじゃない!依頼人が犯人だって分かってる裁判なのに…」
姫百合「そうです。むしろよく持ちこたえましたよここまで」
小林「ほとんど奇跡が起きたようなものだけどね…」
小林(この奇跡が…どこまで持つのか……)
プルルルルルルルルルルルル プルルルルルルルルルルルル
小林「!G…G4からだ!」
ネロ「!」
コーデリア「!」
姫百合「!」
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:52:32.24 ID:okmjwADoO
ピッ
小林「もっ…もしもし!」
神津≪俺だ。そっちの状況はどうだ?≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
コーデリア「こっこっちの事よりも!今はそっちの事です!」
ネロ「エリーと茉莉音と美樹は見つかったの!?」
神津≪…いや、まだだ≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
次子≪つっても、この土砂降りの中じゃぁ…車の中でもよく見えねぇぞ≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
ネロ「なんだよ!思わせぶりな通信しといて!!」
姫百合「…あの!何か手がかりが見つかったのですか!?」
小衣≪………………≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
咲≪……正直、小衣はお手上げ状態≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
小衣≪…うるさい!お手上げじゃない!考えてるだけよ!!≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
小林「………その、すまない。神津」
神津≪…その様子だと、そっちの方も散々らしいな≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
神津≪誘拐された三人のGPSはおそらく犯人の手によって破壊されている≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
神津≪だが、壊されるまでの形跡は情報として残っていた≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
小林「!」
神津≪今、咲がその形跡を発見した。途中から三人全員が一つに集まり移動し、途中で途切れている事から運ばれている途中で壊されたと思われる≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
神津≪PDAが壊されるまでの時間。付近の監視カメラの映像の情報収集も行っている。このまま行けば時間の問題だ≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
小林「そっ…それなら!」
咲≪でも…それが参ってんだよねぇ〜≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
咲≪向こうも結構ヤリ手らしくて、カメラに映らない程度に移動しているみたいだし。ダウンロードもこの土砂降りの中、亀並に遅いし…もうイライラだよぉ≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
ネロ「それって……PDAが破壊された後がまだ分からないって事…?」
小衣≪だから!それを小衣が考えてるのよ!この後の手を!!≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
咲≪このままだと、感づかれて逃げられる可能性も無いわけじゃないんだよねぇ〜。…最悪、殺されてるかも≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
小林「!」
姫百合「そっそんな…事…。なんとかならないんですか!?」
小衣≪だぁーかぁーらぁー!それを小衣が考えてるのよー!!≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
平乃≪…今のところは、まだ絶望的です≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
ネロ「…………」ダンッ
神津≪だが、こっちの事はあまり気にするな≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
コーデリア「なっ!?」
神津≪こっちは俺達が何とかする。お前たちは裁判に集中しろ≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
神津≪今、篠田が有罪になって人質が殺されれば、俺達もどうにもできない≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
次子≪だから…頼む!もう少しだけ時間稼ぎしてくれ!≫ ザザザザザザザザザザザザザザ
ネロ「…………」
コーデリア「…………」
小林「……ああ、分かったよ神津」
神津≪…また、連絡する≫
ピッ
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:53:15.44 ID:okmjwADoO
ネロ「……また、あの裁判に戻るの?時間を稼ぐことしかできない。あの裁判に…」
小林「…………」
コーデリア「でっでも…もうそれしか……」
「ちょっと、小林オペラ」
小林「………あっ」
小林「北芝検事…」
北芝「…アンタ」
北芝「さっきの裁判の低落はなんだったのよ?」
小林「…………」
ネロ「…アンタには分からないだろうさ」
コーデリア「こっちには…こっちには時間が必要なん……」
北芝「人質の事考えてたの?」
ネロ「!」
コーデリア「!」
姫百合「………!」
小林「…知ってたんですか?」
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:54:01.18 ID:okmjwADoO
北芝「スピーカーで通話してたら嫌でも聞こえるわよ。さっきの声、神津くんよね?」
小林「はい。…神津とG4が…」
北芝「……あっそ」
北芝「なら、私はいつも通りで行かせてもらうわね」
コーデリア「!」
北芝「被告人が有罪と決まっている裁判なら、容赦しなければ決して負ける事も無いでしょうし」
コーデリア「あっ…貴方…!こっこんな…状況で…!!」
北芝「それに」
北芝「神津くんが捜索してるなら大丈夫でしょ」
小林「…!」
北芝「いい?私は今回の事件、一切容赦しないわ」
北芝「絶対に篠田久留美を有罪にしてみせる。貴方の大好きな真実も、それを求めてるでしょうからね」
ネロ「…シャロはどうするつもり?」
北芝「……どうでもいいわね」
北芝「もし事件に関係しているのなら、そいつも有罪にしてやるだけよ」
小林「…………」
北芝「それじゃぁそろそろ鑑定も終わってる頃でしょうし、私は行くわ」
北芝「せいぜい、負けた時の遠吠えの言葉でも考えておきなさい」スタスタスタ
小林「…………」
ネロ「なんだよアイツ!本っ当に感じ悪いなぁ!」
コーデリア「今回の事件…例え検察側が正しかったとしても、あの検事に負けるのは悔しいです!」
小林「……でも」
小林「彼女も彼女なりに、気を使ってくれたんだと思うよ。僕たちに」
コーデリア「……え?」
姫百合「…………」
「弁護人。そろそろ再開廷します」
小林「はい」
小林(大丈夫だ…向こうも事情が分かってくれている筈だ)
小林(なら僕は、検察側の主張に異議を唱えて時間を稼ごう)
小林(そして、隠されたもう一つの真実を突き止めるんだ!)
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:54:38.71 ID:okmjwADoO
【横浜裁判所 第二控え室 12月23日 午前11時17分】
ザワザワ…ザワ……
カッ!!
裁判長「これより!篠田久留美のサイコパス殺人の審議を再開します」
裁判長「北芝検事。声の鑑定の結果は出ましたか?」
北芝「………………」
小林「……………」
北芝「…………ウソヨ…イヤ…ウソジャナイ…?」
北芝「イヤ…タシカニイテモ…オカシクナイ……ジャァ…イッタイドウイウイミ…」
小林(?北芝検事がおかしいぞ?)
姫百合「……一体、どうしたんでしょうか」
裁判長「…あの、北芝検事?」
北芝「モウ…モウ…ワケガワカラナ…」
カンッ
裁判長「北芝検事!」
北芝「ピィッ!」ビクッ
裁判長「先ほどの、声の鑑定は済みましたか?」
北芝「…………ええ。出たわ…」
小林「!」
ネロ「!」
コーデリア「!」
裁判長「…それでは、その声の主は一体誰だったのでしょう?」
北芝「………この……声の主は……」
北芝「………被告人”篠田久留美”……」
小林「………えっ」
小林「ぇぇぇええええええええええええ!!!?」
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:55:23.51 ID:okmjwADoO
ザワザワ…ザワザワザワ……ザワ
カンッ
裁判長「静粛に!静粛に!」
裁判長「北芝検事、それは本当の事なのですか?」
北芝「ええ。確かにそれは間違いないわ」
北芝「しかし!この声が記録されたという事は!被告人が被害者と一緒に居た事は明白!」ダンッ
北芝「間違いなく!被告人は被害者が死ぬ直前に一緒に居たのよ!」
小林「異議!!」
小林「それじゃぁ!あの”タスケテ”という言葉は何だったのですか!?」
小林「どうして今から死ぬ被害者の近くで被告人が助けを求めていたのですか!!」
北芝「異議あり!!」
北芝「それは大した問題ではない!!」
北芝「被告人が被害者の死の直前まで一緒に居た。それが一番の大問題よ!!」
小林「ぐぅっ…!!うっぐっ!!」
北芝「更に言えば被害者が睡眠薬入りのジュースらしき物を飲む前に命乞いのような事を叫んでいる」
北芝「もし被告人が無関係なら、その叫びに異常性を感じないわけが無い!!」
小林「……………」
小林(たっ……確かにそうだ……)
小林(僕は…彼女の本性を知っている。……だから、判断が少し鈍っているのかもしれない)
小林(それに、御子柴さんのトイズが僕の顔で轢き潰される所をシャーロックが見ている以上…被害者は…ん?)
小林(顔を…変えるトイズ…?)
小林(……………)
小林(……あ?)
小林(あ……ああああああああっ!!!?)
小林(まっまさか……でも、これが真実なら……!!)
小林(例え違っていたとしても…この状況から異議を唱え時間を稼げる筈!)
小林(だけどそれは…おそらく誰一人として信じてくれないかもしれない)
小林(でも、この異議を唱えなければ最悪のまま審議は終わってしまう…!)
小林(……どうする…!?)
→異議を唱える
異議を唱えない
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 19:58:11.26 ID:okmjwADoO
小林「異議あり!!」ダンッ
北芝「!」
小林「…ここで、一つ別の可能性が生まれている事に気づきませんか?」
北芝「……どういう意味?」
小林「あの音声に録音された被告人の助けを求める声。そして被害者の絶叫」
北芝「何が言いたいのよ」
小林「……あの時、本当に死んだのは…被告人じゃないのですか?」
北芝「…はぁ?何を言ってるのよ。死んだのは被害者よ?被害者の御子柴華子」
小林「いいえ、本当は違ったのです」
裁判長「…どういう事ですかな?」
小林「…実はあの時、あの場で殺されたのは……」
→御子柴華子
篠田久留美
シャーロック・シェリンホード
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:00:29.04 ID:okmjwADoO
ダンッ
小林「篠田久留美なのです!!」
北芝「………はぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!???」
小林「そう!この事件…被害者と被告人が逆だったのです!!」
裁判長「どっどういう事なのですか!?弁護人!」
北芝「そうよ!そんな飛躍した論理出さないで証拠出しなさいよ証拠!!」
小林「……検察側は被害者のトイズが何かお分かりですか?」
北芝「んなの当然でしょ!被害者のトイズは顔だけを別人……に………!!」
小林「はい、その通りです。この事件、被告人は被害者の顔に装っている可能性があります」
北芝「………本当に馬鹿馬鹿しい仮設立てるわね貴方」
北芝「だったら…あの死体は何だったのよ!!被害者のあの死体は!!」
小林「……検察側は、あの死体を御子柴さんの部屋で見つけた。または事務所の人数を参考にして特定したそうですね?」
小林「しかし、御子柴さんのトイズが判明している以上、それは証拠不十分となります!!何故なら―――」
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:01:01.85 ID:okmjwADoO
→証拠ファイル�F御子柴華子の解剖記録を突きつける
小林「被害者は顔を潰されて、一目見ただけでは誰なのか分からないからです!!」
北芝「うぐぅぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」ガガーンッ
小林「それも、大型の車に潰されたそうですよね。原型も残らない筈です」
北芝「…そんなの…関係無いわ…」
北芝「篠田久留美の身元調査は完了していた!あれは間違いなく篠田久留美!事件の真犯人である被告人だったわ!!」
小林「……それじゃぁ、勿論」
小林「この調査も、確認済みなんでしょうね?」
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:01:38.19 ID:okmjwADoO
→証拠ファイル�H篠田杏子のトイズを突きつける
北芝「そっ…それは…!」
小林「…彼女のトイズは”スローモー”です。自分の回りが遅く感じるのだとか」
小林「そのトイズの確認方法は、そのトイズを持ち合わせていなくても可能だったのでは?」
小林「何か早業を見せつけてやれば、大方納得もするでしょうしね。他に確認方法も少ないでしょうし」
北芝「くく…ぐっ!!」
ダンッ
小林「裁判長!ここで一つの大きな疑問点が現れました!」
小林「この疑問を解決のために…被告人、篠田久留美の召喚を要求します!!」
裁判長「…………」
裁判長「北芝検事、異議は無いですか?」
北芝「……………」
北芝「…冷静に考えれば、別に検察側に不都合な事が無いわね」
北芝「異議なし。連れてきなさい」
裁判長「分かりました」
裁判長「係官!今すぐ被告人を証言台まで!」
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:02:15.15 ID:okmjwADoO
篠田「……………」
北芝「…証人、名前と職業を」
篠田「ええと、私の名前は篠田久留美!今はアイドルと被告人を兼業でしています!」
小林「それは兼業とは呼びません…」
北芝「…証人、まずは単刀直入に聞くわ」
北芝「貴方は、被害者が死ぬ最後の音声を録音している時に傍に居たわね?」
篠田「………?」
ダンッ
北芝「とぼけても無駄よ!このテープの中には記録されてるんだから!」
北芝「か細くても、小さく呟く貴方の声がね!!」
篠田「………ええと、最後の音声?何ですかそれ?」
小林「…被告人。申し訳ありませんが…これは聞き逃すことが出来ません」
小林「このカセットテープを一度お聞きください」
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:02:41.95 ID:okmjwADoO
≪カセットテープ再生中≫
篠田「………………」
裁判長「…ふむ、やはりいつ聞いてもハッキリ聞こえますな」
北芝「小さな声ではあるけどね」
篠田「…ああ〜。なるほどなるほど」
ネロ「!」
姫百合「認めるのですか…?貴方がその場に居た事を」
篠田「うん。これなら説明できると思うしね!」
小林「…篠田さん。証言してください」
小林「貴方はこの時、何故御子柴さんと一緒に居たのかを」
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:03:07.21 ID:okmjwADoO
【証言開始】
�@これ、御子柴ちゃんが演技の練習の為に撮ってた音声だよー
�A私も、横で練習してたんだー。御子柴ちゃんと同じ題材で
�B邪魔にならないように、私は小さな声で撮ってたんだけどね
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:03:37.61 ID:okmjwADoO
北芝「異議あり!!」
北芝「貴方…ふざけてるの?そんな言い訳が通用すると思ってるのかしら!?」
篠田「えー?でも、これが真実ですよーそれとも」
篠田「私が嘘を言っている証拠があるんですか?」
北芝「現に被害者は殺されているじゃない!!」ダンッ
篠田「それじゃぁ、このテープがいつ録音されていたのかは?」
北芝「うっ…!」
篠田「私は覚えてますよ!確か……一か月程前だったかな!」
裁判長「……なるほど、演技の練習ですか…」
裁判長「最近は、アイドルの方も女優業をされる方も多いので、納得はできますね」
裁判長「弁護人、どうですか?」
小林「…………」
小林「とりあえず、尋問をさせてください」
裁判長「分かりました。」
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:04:06.49 ID:okmjwADoO
【尋問開始】
�@これ、御子柴ちゃんが演技の練習の為に撮ってた音声だよー
小林「待ってください!」
小林「…一体、何の練習だったのでしょうか」
篠田「ん?あー…確か悲劇の物語を私たちで作って、それで練習したみたいな!」
篠田「いつかドラマのオファーが来た時に、私たちの演技力を見せつけてビックリさせてやろうねって!」
裁判長「…まぁ、確かに演技にしては凄く迫真的でしたな」
コーデリア「ええそうね。まるで本当にあったかのように………」ジロ
篠田「?」
小林「……という事は、本件の事件には関係の無い事なんですね?」
篠田「うん!そりゃぁ勿論!」
小林(………ん?)
【このテープは事件とは関係無いを疑問点として覚えますか?】
→はい
いいえ
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:04:33.23 ID:okmjwADoO
→はいを選ぶ
小林「……………」
小林「分かりました。証言を続けてください」
篠田「オッケー!任せてよ!」
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:05:12.13 ID:okmjwADoO
�A私も、横で練習してたんだー。御子柴ちゃんと同じ題材で
小林「待ってください!」
小林「同じ題材…つまり、殺される役をやっていたという事ですか?」
篠田「そう!どうだった?殺されるーって感じだったでしょ?」
篠田「それでも御子柴ちゃんは演技凄すぎだけどねー」
小林「…ここまで大声を出して、近隣からの苦情は来なかったのですか?」
篠田「来ない来ない!だって、これ撮ったのは音響室だよ?全然だって全然!」
小林(一か月前にどんな状況だったのか分からないけど……)
小林(………ん?)
【絶叫して苦情も何も無かったという事を疑問点として覚えますか?】
→はい
いいえ
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:05:38.36 ID:okmjwADoO
→いいえを選ぶ
小林「……………」
小林「分かりました。証言を続けてください」
篠田「了解!でも、こんな事件と関係ない事証言しても大丈夫なのかなー?」
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:06:05.50 ID:okmjwADoO
�B邪魔にならないように、私は小さな声で撮ってたんだけどね
小林「待ってください!」
小林「…性格と比べて、結構控えめですね」
篠田「演技と本性とは関係ないよ!それは女優業の人を観察すれば一発で分かる事だよ!」
小林「まっまぁ…それはそうですが」
篠田「でも、私も磨けば演技力はつくけどねー」
篠田「御子柴ちゃんも、あんなに大声出せるならいつも出せば良いのに」
小林(一体、どこまでが本当の事なのだろうか…)
小林(………ん?)
【被害者の声が大きかったという疑問点を覚えますか?】
→はい
いいえ
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:06:31.74 ID:okmjwADoO
→いいえを選ぶ
小林「……………」
小林「…はい。ありがとうございました」
篠田「まぁ、こんなものかなー。でも、憧れるなー女優業!」
北芝「…………ふん」
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:06:57.11 ID:okmjwADoO
姫百合「一体、どこまでが嘘でどこまでが本当なのでしょうか」
小林「…いや、恐らく全部信用できないだろう」
姫百合「!」
ネロ「だったら、突きつけ放題じゃないか!小林!」
小林「いや、こういう証言だからこそ慎重に突きつけなくちゃいけない」
小林(まずは揺さぶって、疑問点を覚えるか覚えないかを選んでから)
小林(最も疑問の強い証言を突きつけよう)
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 20:07:24.69 ID:okmjwADoO
次は20時15分再開です
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 20:15:50.20 ID:okmjwADoO
→�@に証拠ファイル�E壊れたカセットテープを突きつける
小林「異議!!!」
小林「……篠田さん、貴方言いましたね?このテープは事件とは関係ないと」
篠田「うん!それは当然の事じゃないですか。だって、演技の練習を録音しただけですもん!」
小林「…だとすれば、一つおかしな点があります」
小林「どうして犯人は、このテープをへし折ったのでしょうか?」
北芝「!」
小林「事件と直接関係ないのなら、テープをへし折る意味が分かりません」
小林「もし本当に、これが演技の練習だったのなら!」ビシッ
篠田「………」
篠田「…んー、多分恥ずかしくなっちゃったんじゃないかな?」
小林「はっ…恥ずかしい…?」
篠田「うん。御子柴ちゃんは恥ずかしがりだから、自分の声を聴いたときに耐え切れなくてへし折ったかもしれないよ」
篠田「いやむしろ、そっちの方が有り得るかも!」
小林「うっ……!」
北芝「……確かにへし折られたテープには指紋はついていなかったわね。指の跡は出たけど」
北芝「でも、例え強くへし折ったとして一か月も前の指跡が粉で検出されるかしら?」
篠田「いやいや、録音したのが一か月前なだけで、へし折ったのはいつかまでは分かんないじゃないですか」
北芝「………くっ」
篠田「もしかしたら、つい最近なのかもしれないでしょ?」
裁判長「なるほど、確かに筋が通っています」
小林(うっ…裁判長の篠田久留美に対する心証が良くなっていく…)
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:16:21.45 ID:okmjwADoO
カンッ
裁判長「……どうやら」
裁判長「弁護側の主張は、もうここで崩れたみたいですね」
小林「!」
裁判長「もし、このテープが事件当日の物と関係無いのだとしたら。被害者と被告人が入れ替わっていた事など」
裁判長「とても考えられません」
篠田「?それってどういう事なんですか?」
小林「………………」
北芝「……そこの弁護士は、貴方を御子柴が変装していると考えているのよ」
篠田「……!」
小林「…?」
篠田「………」
篠田「あっ!ごめんなさい。あまりにも突拍子すぎて…ちょっとビックリしちゃいました!」
篠田「でも、凄い発想力ですよね!推理作家になったら本も売れそうですよ!」
小林(今…篠田久留美の様子がおかしかったような…)
北芝「…まぁ、例え被告人が被害者と入れ替わっていたとしても何も変わらないけどね」
小林「…………」
北芝「この事件の真犯人は、今そこに立っている」
ダンッ
北芝「被告人、篠田久留美!検察側の主張は決して崩れない!!」
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:16:57.57 ID:okmjwADoO
「待った!!!!」
小林「!?」
北芝「!?」
ネロ「!?」
コーデリア「!?」
姫百合「!?」
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:18:08.21 ID:okmjwADoO
裁判長「………なっなんですか!?今の声は!」
小林「……あれ?」
小林「声のした方向には…誰も居ないぞ?」
≪あの!待って!待ってください!お願いします!≫
北芝「!証拠品の中から声が聞こえるわ」
小林「……えっ!?」
姫百合「なっなんですかこれ!?見覚えがありませんが…!」
係官「あっ!あの、これは……先ほど法廷の前に設置されていて…」
係官「得体のしれないものなので、とりあえず保留にしておいたものなのですが…」
≪すみません!お願いします!私の話を聞いてください!≫
小林「いっ一体…何なのですか?あなたは………!?」
≪……私は」≫
≪御子柴さんを殺すのを手伝った…共犯者です≫
ネロ「………」
コーデリア「………」
姫百合「…………」
小林「………は?」
北芝「は?」
≪…あの、いきなりで信じてくれないかもしれませんが…私…脅されていて…≫
≪今も…姿を隠さないといけないので出てこれませんが…本当なんです!本当に…殺すのを手伝わされて……あの大型車を…!!≫
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:19:22.55 ID:okmjwADoO
ザワザワ…ザワ……
「オイ…ナンナンダヨコレ…?」 「オドサレタ?……ジケンノキョウハンシャ…?」
カンッ
裁判長「おっ落ち着いてください!静粛に!」
小林「つまりそれは…自供するという事ですか?」
≪はっ…はい!そうです!だって……だって…!≫
ダンッ
北芝「…弁護人、そのうるさい小包の電源を切りなさい」
小林「えっ」
北芝「このタイミングで、わざわざ通信してくるなんて。どう考えてもおかしいわ」
北芝「信じるに値しない。こんな無駄な証言、する必要がない」
小林「…………」
姫百合「しっしかし…」
北芝「しかしじゃない!これはどう考えても罠でしょうが!早く切りなさいよ!」
≪そっそんな…!罠なんかじゃありません!≫
≪話を聞いてくれないと…せっかく集めたこの三つの証拠品が…無駄になっちゃうじゃないですか…!≫
北芝「三つの証拠品?ですって?」
小林「三つ……?」
≪はい…このまま話を聞いてくれないとなると…うう…私は……今すぐにでも…≫
≪この証拠品を…壊さなくちゃいけないんですぅぅ…≫カチャリッ カチャッ
小林「っ!!!!!!!!」
姫百合「!!!」
ダンッ!!
小林「さっ裁判長!話を!この通信機からの話を聞きましょう!!」
姫百合「そっそうです!この事件には証拠品が少ないのは事実ですから!!」
ネロ「どっどうしたのさ二人とも!いきなり切羽詰まったように張り出して!」
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:20:19.53 ID:okmjwADoO
コーデリア「そうよ!こんなの…罠に決まってるわ!」
小林「……さっきの”三つの証拠品”って所で気づいたんだ…」
ネロ「三つの証拠品?そんなの、信用できる訳…」
コーデリア「…まっ…まさかっ!?」
姫百合「はい。その証拠品は間違いなく……」
姫百合「人質の…”三人”です」
ネロ「!!!」
コーデリア「!!!」
裁判長「………弁護側は、そう申していますが。よろしいですか?北芝検事」
北芝「………もう、勝手にしなさいよ」
北芝「意味のない証言だった場合、切り捨てるつもりだから」
≪…はい。ありがとうございます……≫
小林(…うぅ……すまない…北芝検事…)
北芝「それで?まず単刀直入に聞くわ」
北芝「貴方を脅していた真犯人。その名前を申しなさい」
≪はい…。忘れもしません。有名人ですもの≫
≪私を…脅して…御子柴さんを殺した……あの人の名前は………≫
≪…………≫
≪……シャーロック・シェリンホードです≫
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:21:23.53 ID:okmjwADoO
ネロ「………えっ」
コーデリア「ぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええ!!!!??????????」
ザワザワザワ…ザワ……ザワ……
カンッ
裁判長「静粛に!静粛に!」
小林「…………」
小林(やはり…そう来たか…)
バンッ
北芝「証人!貴方……それは信じられる証言なんでしょうね?」
≪はい…間違いありません≫
北芝「馬鹿馬鹿しい!」
北芝「検察側はシャーロックが共犯者だと主張しているけど…それでも証拠は弱いばかり」
北芝「ましてやそいつが主犯だという証拠は、絶対にない!!」
≪でも…でも…!≫
≪…お願いです。証言させてください≫
姫百合「…どっどうするんですか?小林さん」
小林「……………」
小林(…目の前のスピーカーは、間違いなく偽りの真実を語るだろう)
小林(審議に良くない事は承知している。だけど…!)ピッ
プルルル…プルッ
次子≪おっす!そっちで何かあったのか?≫
小林「……証言台に、誘拐犯と思わしき通信機が証言します」
次子≪…!≫
咲≪それ…マジ?≫
小衣≪小林!絶対に切るんじゃないわよ!こっちにも聞こえるようにしなさい!≫
小林「はい。分かっています」
小林(奴の居場所の手がかりが見つかるかもしれない!)
小林(とにかく揺さぶって、怪しい所を突きつけて…奴の居場所の手がかりを見つけるんだ!)
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:21:52.17 ID:okmjwADoO
【証言開始】
�@あの時私は、謎の団体に誘拐されて小屋に監禁されました
�Aその時、シャーロック・シェリンホードが現れ仲間を引き連れてこういったのです
�B「御子柴華子を殺せ」って…
�Cその後の事は…分かりません。目隠しをされて事件現場である空き地に連れられたのですから…
�D篠田久留美さん?すみません。その人の事は分かりません…
�E今は…どこかに身を潜めています。場所を言う訳にはいきません
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:22:29.63 ID:okmjwADoO
北芝「…………」
裁判長「……………」
小林「……(なっ…なんなんだ?この証言は…)」
裁判長「…なるほど。という事はつまり」
裁判長「シャーロック・シェリンホードが謎の団体の一員だったと、そういう訳ですな?」
≪はい……≫
裁判長「それで、被告人である篠田久留美さんの事は知らない。と?」
≪……はい。まさか、あいつらがそんな事までやっていたなんて…≫
コーデリア「…よっよくもこんな嘘八百な証言を…!」
小林「矛盾を暴きたい気持ちは分かるよコーデリア。でも、今は…」
小林「奴の証言から居場所の情報を引き出さないと…」
裁判長「それでは弁護人。尋問をお願いします」
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:23:39.96 ID:okmjwADoO
【尋問開始】
�@あの時私は、謎の団体に誘拐されて小屋に監禁されました
小林「待ってください!」
小林「それは…本当の事なんですか!?」
≪はい…本当の事です≫
小林「その事を証明する証拠などはございますか?」
≪……ごめんなさい。今は姿を現すわけにはいかないので…≫
≪証拠品は…三つあるんですけど……≫
北芝「その実在する。という事を証明することは?」
≪…はい。分かりました。ちょっとやってみます≫
≪少し…あらっぽいかもしれないけど…≫ カチャリッ
バンッ!!
小林「!!!!!?」
≪―――ッ!!――――ッ!!≫ドンドンドン
裁判長「なっ…何やら向こうで暴れているような…」
小林「わっ分かりました!!分かりましたから!もう十分です!」
小林「証言を続けて下さい!!」
≪信じてくれて嬉しいです。それでは…証言させて貰いますね≫
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:24:13.05 ID:okmjwADoO
�Aその時、シャーロック・シェリンホードが現れ仲間を引き連れてこういったのです
小林「待ってください!」
小林「…それは本当に、シャーロックだったのですか?」
≪はい。間違いありません≫
小林(…シャーロックを犯人に仕立て上げるつもりなら、そう主張するだろうな)
コーデリア「そんなの信じられるわけ無いじゃないのよ!!」 ダンッ!
姫百合「コーデリアさん!今は落ち着いてください!」
ネロ「そうだよ!今機械に怒っても仕方無いよ!」
小林「……ちなみに、何を言っていたのですか?」
≪…あれは忘れもしません。最初聞いた時は、聞き間違いかと思いました≫
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:25:35.24 ID:okmjwADoO
�B「御子柴華子を殺せ」って…
小林「待ってください!」
小林「…どうして、御子柴華子を殺せとシャーロックが命じたのでしょうか?被害者とシャーロックには接点がありません」
≪……分かりません。でも、一つだけ思い当たる事が…≫
北芝「…思い当たる事?」
≪はい。その団体には御子柴さんも所属していた可能性が…あるのかもしれません≫
≪それか、借金をしていたとも聞きました。…私が運ばれた車の中で≫
小林「それで…団体に入っていたシャーロックが御子柴を殺すように命じたと?」
≪……そうとしか、考えられないかと思います≫
裁判長「ふむぅ…」
裁判長「確かに、シャーロック・シェリンホードがそのおかしな団体に所属していたとなれば動機はありそうですな」
小林「異議!!」
小林「しかし!シャーロックが団体に所属していたという証拠はありません!!」
≪…でも、私は見たんです!≫
≪御子柴を殺すように命じた、あの冷たい目は…今でも忘れられません…!≫
ネロ「…もしさぁ、今証言台に居るのが通信機とかじゃなくて実体だったら」
ネロ「思いっきり一発ぶん殴ってるよ……」
小林「…気持ちは分かるけど、今は落ち着いてくれ」
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:26:34.09 ID:okmjwADoO
�Cその後の事は…分かりません。目隠しをされて事件現場である空き地に連れられたのですから…
小林「待ってください!」
小林「…目隠しをされて、空き地に連れられたのですよね?」
≪はい…そうですね≫
小林「ならば、車の中での話を聞いた事を詳しく話して貰えませんか?」
≪分かりました…≫
≪まず、御子柴さんは親の借金を背負っていて、母親が沈められてると聞きました≫
≪でも、それが災いして殺さなくてはならなくなったそうで…ああ…なんて恐ろしい…!≫
≪何で!ただのお金で罪も無い人が殺されなくてはならないんでしょうか!?そして…≫
≪あいつら…私の知らない所で偽装工作して篠田さんに迷惑を…罪を…!≫
小林「…………」
小林(この証言、何かおかしなところは無いか?)
→ある
ない
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:27:04.11 ID:okmjwADoO
→あるを選ぶ
小林(…それじゃぁ、どれがおかしいだろうか?)
→御子柴の借金
殺人の計画
偽装工作
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:27:47.30 ID:okmjwADoO
→御子柴の借金もしくは殺人の計画を選ぶ
小林「……証人、どうして御子柴さんは殺されなければならなかったのでしょうかね?」
≪それは…ただ計画の為に……!≫
小林「御子柴さんには借金が背負わされてました。」
小林「…おかしいですよね?もし、借金が関係しているのなら」
小林「殺したら、回収できなくなるじゃないですか」
≪…………≫
小林「証人、そこは疑問に思わなかったのですか?」
≪…でも、借金で殺されるのは……疑問に思わないと思います≫
≪それに…私もあの時は何が何だか分からなくて…≫
小林「…………」
小林「では、どうして篠田久留美さんに罪を被せたのか。証言してくれますか?」
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:28:15.17 ID:okmjwADoO
�D篠田久留美さん?すみません。その人の事は分かりません…
小林「待ってください!」
小林「…貴方は、現場で篠田さんを見ていないのですね?」
≪はい。……私は、ただ殺人の手助けをしただけです…≫
小林「……ネロ、どんな感じだい?」
ネロ「…ごめん小林。僕、さすがに通信口からじゃぁ嘘ついてるかどうかは分からないよ」
小林「そっそうか……」
ネロ「それに、トイズ使わなくてもこの証言が嘘八百って事は分かってるからね」
小林(しかし、本当に証人は篠田久留美を見ていないのだろうか?)
小林(……少し、カマかけてみるか)
→事務所の中の事
凶器の事
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:28:42.56 ID:okmjwADoO
→事務所の中の事を突きつける
小林「空き地の隣に事務所がある事は、知ってますか?」
≪え?……はい。何か建物があった事は知ってますけど…≫
小林「その建物の中に何があったか、思い出せませんか?」
≪ええと…暗くてよく見えませんでした≫
小林「”よく見えなかった”…ですか。なるほど」
小林(これは…証言に加えた方が良いのかな…?)
→証言に加える
証言に加えない
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:29:11.06 ID:okmjwADoO
小林「裁判長!この証言は非常に重要です!」
小林「証言に加えてください!」
裁判長「分かりました…。証人、証言に加えてください」
≪え?はい…分かりました≫
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:29:56.87 ID:okmjwADoO
�E今は…どこかに身を潜めています。場所を言う訳にはいきません
小林「待ってください!」
小林「どうして…言う訳にはいきませんか?」
≪はい…居場所を特定されるのが怖くて…≫
ネロ「…もしここで居場所を言えば、警察に保護されて安心だと思うんだけど」
≪だっ駄目です!もし…警察がここに来たら……この証拠品を……≫
≪壊さないと!私の身が危ないんです!!≫チャキッ
小林「っ!!わっ分かりました!居場所は言わなくても良いですから止めてください!!」
≪…そう言ってくださると、うれしいです≫
小林(ううう…何てやりにくい尋問なんだ…!!)
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:30:33.64 ID:okmjwADoO
�F事務所の方は暗くて、よく見えませんでした
小林「待ってください!」
小林「それは…間違いないのですか?」
≪はい。深夜なので、誰か居た…という訳では無さそうですけど≫
小林「……いえ、あの時確かに事務所には人が居ました」
小林「おおよそ、二人くらいの人物がね」
≪え?そうなんですか…知りませんでした…≫
小林「……………」
小林(ううぅ…僕の異議が軽く流されるからやりにくい…)
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:31:00.23 ID:okmjwADoO
小林「…ちなみにネロ、トイズで探知はできそうかい?」
ネロ「さすがに無理だったよ。あれも匿名サーバーを複数使っての証言だ」
ネロ「…よくもまぁ、身を潜めてるなんて言えたもんだね。ここまで用意周到しておいて」
小林「そうなのか…」
小林(うかつに異議を唱えたら、人質が殺されかれない…)
小林(ここは、慎重の証拠品を突きつけなければ…)
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 20:31:27.64 ID:okmjwADoO
次は20時40分からです。しばらくお待ちください
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 20:42:10.18 ID:okmjwADoO
→�Fに証拠ファイル�L隠しカメラの映像 を突きつける
小林「異議!!」
小林「……証人。事務所が暗くて見えなかった。それは本当ですか?」
≪え?はい…そうですが≫
小林「…残念ですが、それは通りません」
小林「この映像を見て分かるように、事務所から空き地を見る際は問題なく見えています」
小林「おかしいですよね?空き地には街灯が無く、寧ろ事務所側の方に光源が多い筈なのに」
裁判長「……あっ!」
ダンッ
小林「証人、これは一体どういう事ですか!?」
≪………………≫
≪ええと、確か……これは………≫
≪くっ車…!車が動いている時に光がすごくて…≫
北芝「異議あり!!」
北芝「凶器に使われた大型車にはエンジンが掛かっているどころか触れられた跡すら無いのよ」
ダンッ
北芝「そんな状態で!どうやってヘッドライトが点くのかしら!?」
≪うっ…うう…………≫
≪うわぁぁああああああああああああああああ!!!! バァンッ! バァンッ! バァンッ!≫
≪―――ッ!!! ――――ッ!!!!!! バタバタ≫
裁判長「なっ…何やら大変な事になっているようですが…」
小林「まっ待って!落ち着いて!落ち着いてください証人!!」
≪……はぁー…!……はぁー…!≫
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:42:51.42 ID:okmjwADoO
≪………そうです。私は見たあそこは事務所じゃなかったのです≫
小林「…え?どういう事ですか?」
≪私は違う方向を見ていたのです…空き地の隣は…事務所だけじゃありませんから…≫
北芝「…確かに、空き地の隣はコンビニが建ってたわね」
小林「そっそれなら…分かりました……」
≪…ごめんなさい…。私…トラウマが多くて……≫
姫百合「どっどうするんですか小林さん…。これじゃぁ、迂闊に発言できませんよ…」
小林「…えっええと…そっ…それじゃぁ……今度は少し直接的じゃない証言で…」
小林「好きな食べ物とか、誕生日とか証言してもらえたりとか……?」
北芝「……………」
裁判長「……………」
裁判長「弁護人の要求を却下します」
北芝「次は、当然”現場で何があったのか”を証言して貰うわ!」ダンッ
小林(うっううぅ…また刺激しなければ良いけど……)
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:43:18.67 ID:okmjwADoO
【証言開始】
�@あの時の事は…あまり思い出したくありません
�A私は…直接御子柴を殺したわけではありません
�Bシャーロックさんがトラックを動かし殺し、私は彼女が用意した壺の中に遺体を入れました
�Cそして、御子柴さんの部屋まで動かしたのです。…凄く重かった
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:43:56.07 ID:okmjwADoO
裁判長「…なるほど」
裁判長「あの壺の事を、すっかり忘れていましたな」
北芝「…………この証言は、信じる価値ありそうね」
ネロ「あの壺の事、シャロが持ってきた物だと言い張るつもりらしいね」
小林「……………」
裁判長「それでは弁護人、尋問をお願いします」
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:44:25.62 ID:okmjwADoO
【尋問開始】
�@あの時の事は…あまり思い出したくありません
小林「待ってください!」
小林「思い出したくないのなら、無理に言わなくても良いのでは無いでしょうか」
小林「ほら、証人には黙秘権が……」
北芝「異議あり!!!!」
北芝「そんな訳にいくわけ無いでしょうが!!アホッタレ!!」
裁判長「弁護人、ちょっと黙っててください」
小林「うぅぅっ…すっ…すみません……」
小林(迂闊な事言うと、エルキュール達が殺されるから尋問したくないんだけど…)
小林(やるしかないのか……)
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:45:04.31 ID:okmjwADoO
�A私は…直接御子柴を殺したわけではありません
小林「待ってください!」
小林「それでは、どうしてあなたは連れてこられたのですか?」
≪……多分、証拠隠滅には本当の他人を使った方が得策だからだと思います≫
≪アリバイもあって動機も無い誰かが証拠隠滅をすれば、捜査も難航するんじゃないかな…って≫
北芝「…確かに、それほど面倒くさい事はないわね」
小林「……つまり、貴方は捨て駒として使われただけなのですか」
≪はい…≫
小林「それでは、被害者を殺したのは……?」
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:46:31.35 ID:okmjwADoO
�Bシャーロックさんがトラックを動かし殺し、私は彼女が用意した壺の中に遺体を入れました
小林「待ってください!」
コーデリア「シャロがそんな重い物動かせる訳ないじゃない!!」ダンッ
ネロ「そうだよ!シャロを舐めるなー!!」
姫百合「お二人は証人を刺激しないでください!」
小林(後、何気にシャロを蔑してるよねその発言…)
小林「…あの壺は、シャーロックが用意した物なのですね?」
≪はい。…最初は何に使うか分かりませんでしたが…≫
小林「分かりました。遺体を壺に入れた後どうしたのですか?」
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:47:30.00 ID:okmjwADoO
�Cそして、御子柴さんの部屋まで動かしたのです。…凄く重かった
小林「待ってください!」
小林「それは…一人ですか?」
≪はい。シャーロックさんはあの後どこかに逃げてしまったので≫
≪私がしょうがなく指定地まで運ぶこととなりました…≫
小林「…一人だったのなら、逃げれば良かったのでは?」
≪……………だって≫
≪一人になっても、”奴ら”に見られてたのは間違いないんですもの…≫
小林「そっそうですか……」
小林「ちなみに、それは被害者を殺害してからいつぐらいの事ですか?」
≪そんなに時間は掛からなかったと思います。……1時間くらい後でしょうか≫
小林「…………」
小林(何か、凄い違和感を感じるな…)
小林「分かりました。ありがとうございます」
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:47:59.47 ID:okmjwADoO
姫百合「中々それらしい事を言いますよね。あの証人」
小林「うん。シャーロックが主犯だと主張している以外はね」
ネロ「後、自分は被害者アピールもね」
コーデリア「つまり全滅です」
小林(…しかし、突っ込みを入れる箇所が少ないのは事実だな)
小林(気になる所に証拠品を突きつけてみようかな……なるべく刺激しないで)
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/07/03(日) 20:48:29.02 ID:okmjwADoO
次は20時55分からです
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:56:02.65 ID:okmjwADoO
→�Cに証拠ファイル�C割れたグラスとジュース
小林「異議!!」
小林「……御子柴さんを殺害した後、部屋に一人で移動した。間違いありませんか?」
≪はい。それは間違いありません≫
小林「……だとすれば…おかしいんですよ」
≪?何がですか…?≫
小林「この遺体の第一発見者は、犯行時刻の11時間後に御子柴さんの遺体を発見しています」
小林「そしてそこには、睡眠薬入りのジュースを飲んで意識を失っていた篠田久留美が居たのです」
ダンッ
小林「もし、篠田さんが部屋に入った時に既に壺が部屋にあったのなら!」
小林「どうして無関係の篠田さんが御子柴さんの遺体に気づかなかったのでしょうか!!」
≪………えっ!!?≫
≪そんな…知らない…そんなの私……聞いて……≫
小林「!」
小林(こいつ…篠田久留美が偽装工作された部屋で意識を失っていた事を知らないのか?)
北芝「聞いてない?当然でしょ」
北芝「貴方、事件後には団体に誘拐されてたんだから」
≪………………≫
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 20:57:02.05 ID:okmjwADoO
「……多分、篠田さんは遺体が入っていた事を知らなかったんじゃないかな?」
小林「……」
≪だって私は、遺体を壺に入れただけなんですよ?それだけなら分からないんじゃないですか?≫
≪篠田さんは遺体に気づかずジュースを飲んだと考えれば……≫
北芝「異議あり!!」
北芝「それは…有り得ないわ」
≪!≫
北芝「発見時、遺体は頭の上に壺が乗っている状態だったのよ」
≪…それ、ただの悪ふざけじゃないですか?≫
≪シャーロックさんが、捜査の攪乱の為に…≫
小林「…残念ですが、その時シャーロックにはアリバイがあります」
小林「ミルキィホームズの皆と、栗野原さんが証明できますよ」
≪……………≫
小林「それに、この証拠品を見る限りだと被告人は知らなかったとは思えないのです」
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:00:09.58 ID:okmjwADoO
小林「冷蔵庫に入っているジュースを飲む際には、必ず冷蔵庫を開ける必要があります」
小林「そして冷蔵庫には、被害者の血液反応が出ました」
≪………え?≫
小林「更に、その血液を拭き取った後さえあります」
小林「とても”知らなかった”とは思えないのですよ!」ダンッ
≪……うっ≫
≪うわぁぁあああああああああああ!!! ダン ダン ダン≫
≪―――――ッ!! ――――ッ!! バタバタバタ≫
姫百合「こっ小林さん!刺激しないでってさっきから言っていたのに!!」
小林(しっしまった…!つい………)
≪……………≫
≪……でも、それでもシャーロックさんが殺した事は間違いありませんよね?≫
小林「…!」
≪だって…、それは事件の後の事ですよ?犯行時の時とは関係…ありません≫
≪あの時…殺したのはシャーロックさんなのです!!お願いです!信じてください!!≫
≪信じてくれないと……死んじゃうよぉ……!!≫
ネロ「ぐっ……くっ!!」
小林(……クソッ!この状況でシャーロックの無実を訴えるのは…無理…なのか?)
≪本当に…本当にシャーロックさんなんです!殺したのは……アイツなんです!!!!≫
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:01:10.65 ID:okmjwADoO
カッ!!!
バゴゴオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ネロ「うわぁぁああああああああああああああああああああ!!!!!」
コーデリア「きゃぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
北芝「うきゃぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ガコンッ
北芝「あっ!?あああああああああああああ!!!!」ガココーンッ
ガシャン!
ガシャン!!
ガシャァアアアンッ!!!!
裁判長「うぉおおおおおおおおおおおおお!!!!北芝検事が倒れて割れ物のダンボールが!!」
姫百合「ひっひぃいい!!」
≪なっ何?何ですか?一体、何なんですか!?」≫
小林「みっ皆さん落ち着いてください!ただの!ただの雷です!」
ネロ「はぁ…はぁ……状況が状況なだけに…超ビックリしたよ…」
コーデリア「しっ…死ぬかと思いましたわ……」
≪なっなんだぁ…ただのゴゴォオオオオオオオ……雷ですかぁ≫
小林「はい。なので安心して………!?」
小林「………!!」
姫百合「…え?どうしたんですか?小林さん…」
小林「……………」
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:02:03.24 ID:okmjwADoO
小林「…神津、さっきの聞こえたか?」
神津≪ああ。おおよそ10秒くらいだ≫
ネロ「小林?一体何の話をしてるの?」
小林「…エルキュール達が見つかる」
姫百合「!」
コーデリア「ほっ…本当ですか教官!?」
神津≪咲!小衣!横浜裁判所から3キロ以内を徹底して調べろ!≫
小衣≪了解!≫
咲≪了解…!≫
神津≪小林、後10分…いや、5分時間を稼いでくれ≫
小林「…ああ、分かった!」
ブツンッ ツー… ツー……
小林「……………」
北芝「…ふんっ…!ぬっ…!」
北芝「……っしょぉ!!…ゼェー!…ハァー!……」
裁判長「おお、北芝検事…無事でしたか」
小林(よく生きてたな…)
北芝「……どうしたのよ弁護人?」
北芝「何か異議があるのなら、唱えてみなさいな」ニヤッ
小林「……分かりました」
ダンッ
小林「証人!貴方がシャーロックを真犯人として告訴しようとも…証拠が足りません」
≪そっそんな!でも…でも……本当にシャーロックさんが犯人なのに…≫
小林「なら、証拠を出して貰えませんか?」
小林「シャーロックが本当に殺人を犯したという証拠…それかもしくは」
北芝「”心当たり”とかぁね……」ニヤッ
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:03:54.49 ID:okmjwADoO
≪……………≫
小林「現場には、確かにシャーロックのPDAが埋められていました」
小林「しかし、そのPDAの中には宛先が不明のメールが届いていたのです」
小林「……天城茉莉音さんからのメールが。それも、わざわざ匿名サーバーを用いた物をね」
≪……………≫
小林「茉莉音さんとシャーロックは友人関係があり交流もありました。そんな人から匿名サーバーをわざわざ使ってメールするでしょうか」
≪……………≫
≪…ちょっと待ってください。匿名サーバーが使われてたんですか?≫
小林「はい。それも特定不可能な…≫
≪そして、宛先が天城茉莉音だったんですか?≫
小林「はい。シャーロックの友人……」
≪それじゃぁ、間違いなくシャーロックさんはあの殺人団体の仲間です≫
小林「……何ですって?」
≪マリネと書かれた匿名メールは、あの団体から送られてくる殺人依頼のメールです≫
≪それは間違いありません。私の携帯の中にも同じような物がありますから≫
小林「………はい?」
≪私にも、同じようなメールが送られてきたんです。……今、シャーロックさんのPDAはありますか?≫
小林「はっはい。証拠品として…」
≪それじゃぁ、今から送りますから見てください≫
ピピッ!
ネロ「!シャロのPDAからメールが来た!」
小林「!」
北芝「弁護人!今すぐそのメールを提出しなさい!!」
小林「はっ…はい!!」
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:04:22.30 ID:okmjwADoO
to:re:マリネちゃん
こんにちは、倉田 麻里さん。お久しぶりです。
そっちは今暗くないですか?ちょっと仕事して欲しい事があります
12月20日の午前二時に事務所の隣の空き地まで来てください。
運んでほしい物があります
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:05:49.17 ID:okmjwADoO
裁判長「こっ…これは?」
北芝「パッと見、殺人依頼には見えないけど…」
≪でも、それで私は分かりましたよ?運ぶものも、何もかも……≫
≪恐らく、シャーロックさんには全部口頭で伝わっていたのかもしれませんが……≫
≪………でも、シャーロックさんに届いたメールにはもう一つの意味があったんだと思います≫
小林「もう一つの…意味?」
≪はい。恐らく偽装工作です…≫
≪マリネちゃんとシャーロックさんに交流関係があるのは秘密裡にされてません。知っている者も多いです≫
≪なので、それを利用していた可能性が…凄く高いです≫
小林「…………うっ」
小林「うぉおおおおおおお!!!」ビクッ
ザワザワザワ…ザワ……
「タシカニサツジンイライナラ、トクメイデモオカシクナイヨナ」「ジャァ、ヤッパリシャーロックサンガサツジンヲ?」
≪常に宛先も名前も変わってしまうのですが…間違いありません。最後にお久しぶりですもついていますし…≫
≪シャーロックさんに届いたのは、間違いなく殺人団体からのメールです≫
姫百合「そっ…そんなめちゃくちゃな…」
コーデリア「……でも、この証言を崩すには証拠品も無い…」
ネロ「僕のトイズでも、匿名サーバーを使われたんじゃ…」
小林「…否定はできても…崩すことができない……」
小林(…まさか…待っていたのか?)
小林(僕がこのメールを突きつけるのを…!)
裁判長「…これは、とても驚きの事実です」
裁判長「これが本当の事なら、シャーロック・シェリンホードは疑いなく被害者を殺した犯人と言えるでしょう」
北芝「…………っ!」
裁判長「それで、どうですか?弁護人。何か異議はありますか?」
裁判長「…と言っても。今は弁護側に非常に有利な状況ですが」
小林(異議…異議…!)
小林(この状況…異議を唱えられるのか?)
→異議を唱える
異議を唱えない
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:07:09.35 ID:okmjwADoO
→異議を唱えるを選ぶ
小林「異議!!」
小林「いくら匿名サーバーが使われていようとも!それが殺人団体から送られてきた確証はありません!」
≪ありますよ≫
小林「えっ」
≪私への送信先とシャーロックさんへの送信先が一緒だったら、それが証拠です≫
ネロ「確かに番号が一緒だよ…」
小林「うっ……!」
≪それに、シャーロックさんの内容が殺人依頼に見えないのは、偽装工作だって証言したじゃないですか…≫
裁判長「確かに、そう考えれば辻褄が会いますね」
小林「しっしかし!これが偽装工作に使われた証拠も…!」
北芝「そんな証拠…残ってると思ってるの?」
北芝「それに…証拠が少ないのは、私たちも一緒よ…!」
小林「うっぐっ…!」
カンッ
裁判長「…どうやら、立証されたようですね」
裁判長「共犯者からの自白。それを受け入れるのなら……」
裁判長「弁護人、北芝検事、異議はありますか?」
→異議を唱える
異議を唱えない
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:08:17.58 ID:okmjwADoO
→異議を唱えるを選ぶ
小林「異議あり!!」
北芝「異議あり!!」
小林「あのメールの届き主をシャーロックが把握していない可能性もあります!」
北芝「寧ろそっちの方が多いわよ!宛先名が知人のメールに警戒無く現場に来た可能性の方がね!!」
裁判長「…そうおっしゃっていますが、どうでしょうか?」
≪多分、それは無いんじゃないですかね…だって≫
≪送信するには、団体も知らなきゃ送れないですし…≫
≪それとも、シャーロックさんはその時現場に居なかったのですか?≫
小林「ウッ……!」
≪誰かがアリバイを証明できるのなら私も納得しますけど…無いんでしたら……≫
≪私はシャーロックさんが全ての主犯と主張させて頂きます≫
裁判長「……どうなのですか?弁護人。北芝検事」
裁判長「まだ、異議がありますか?」
→異議を唱える
異議を唱えない
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:08:45.43 ID:okmjwADoO
→異議を唱えない
小林「うっ…うぅ………」
小林「うぅ…う………う………」
小林「………………」
小林「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
小林「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
小林「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:09:17.34 ID:okmjwADoO
ネロ「………」
コーデリア「………」
姫百合「………」
裁判長「…どうやら、弁護側に異議は無いようですね」
裁判長「検察側は…」
北芝「…………………」
裁判長「…どうやら、同じのようです」
カンッ
裁判長「それまで!」
裁判長「この裁判はもう審議を必要としません」
裁判長「これは極めて明確な事件です」
裁判長「よって、これより判決を下します」
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:09:47.44 ID:okmjwADoO
「待った!!!!」
小林「!」
北芝「!」
裁判長「!」
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:10:20.08 ID:okmjwADoO
裁判長「………貴方は」
真田P「……その判決、ちょっと待ってください!」
裁判長「いっ一体何の用でしょうか?」
裁判長「貴方は、この事件に関係が…」
真田P「いえ、多いに関係あります」
真田P「御子柴さんを殺したのは……この私なのです」
北芝「…なっ」
北芝「なにぃぃいいいいいいいい!!!!?」
小林「!!」
カンッ
裁判長「そっそれは…自白ですか!?」
真田P「……はい」
篠田「…………」
裁判長「…とにかく、話してください」
裁判長「貴方があの時、何をしていたのかを」
真田P「………分かりました」
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:10:55.26 ID:okmjwADoO
真田P「あの時私は、二階でデスクワークをしていました…というのは本当です」
真田P「しかし、一つ隠していた事があります」
真田P「私は二階の窓から事件現場を覗きトイズでトラックを動かし殺しました」
真田P「御子柴さんは…睡眠薬を飲ませて横にした後です」
真田P「私がシャーロックさんと初めて出会ったのは殺人を起こしてから9時間も後の事。なので彼女は関係ありません」
真田P「篠田さんも関係ありません。全て…私一人がやった事です」
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:12:16.48 ID:okmjwADoO
小林「…………」
北芝「…………」
裁判長「…最早、何がなんだか分からなくなってきましたが」
小林(……とうとう真田さんまで出てきてしまった…!)
小林(くそっ…まだか!まだなのか!?神津!)
裁判長「証人、本当にそれは自白ととっても良いのですか?」
真田P「はい。間違いありま」
篠田「ちょっと待ったぁ!」
小林「!」
真田P「!?」
篠田「…プロデューサー。いくら優しいからって犯人を庇っちゃ駄目だよ!」
篠田「それに、私知ってるんだよ?二階からじゃ絶対に空き地の中は見えないってこと」
真田P「いえ、そんな事はありません。ちゃんと見え……」
篠田「裁判長さーん!この写メ見てくれませんか?」
裁判長「どれどれ…。これは…女の子がいっぱいな写真ですな。窓は…木の茂みが邪魔で全く見えませんが」
篠田「そうなんだよー。だってそれ、プロデューサーが働いてる部屋の写真だもん」
小林「!」
北芝「!」
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:12:59.22 ID:okmjwADoO
裁判長「……なるほど」
裁判長「確かにこれでは、窓からトイズを用いたとしても動かす事は不可能ですね」
真田P「まっ…待ってください!本当に!本当に…私が!」
カンッ
裁判長「証人の意見は通りません」
裁判長「それ以上証言されるのなら、偽証罪を覚悟して貰いますが」
真田P「………っ!!」
ガクッ
真田P「……申訳…ありません……小林……さん…」
ネロ「…あの野郎…どうしてもシャロを犯人に仕立て上げる気だ…!」
≪……私の主張は変わりません≫
≪私は!この命を懸けてでもシャーロックさんを告訴します!!≫
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:13:34.25 ID:okmjwADoO
ザワザワ…ザワ……
「オイ、コレッテドウイウコトダ?モウワケワカンナインダケド」 「トリアエズワカルノハ…シャーロックサンガサツジンイライノメールヲウケテイタコトダヨナ」
「オイオイ、ソレッテモハヤ…ドウカンガエテモ」 「シャーロックサンガハンニンジャナイカ…」
「ソレニ、ツウシンキノコモイノチカラガラジハクシテキタンダロ?ソレヲウタガウナンテ…」 「……モウ、アキラカジャナイカ」
「……シャーロック・シェリンホードヲ有罪ニ!!」
「クルミチャンヲ無罪ニ!!」
「有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!」
「無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!」
小林「……………」
姫百合「…かっ完全に傍聴席が……シャーロックさんの敵に…」
ネロ「…うっ…くっ…くそぉおおおおお……!」
小林(…まだ…まだ…なのか…?神津……!)
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:14:09.88 ID:okmjwADoO
プルルルルルルルルルルルル プルルルルルルルルルルルル
小林「っ!!!」
ネロ「きっ来た!」
コーデリア「きょっ教官!早く!」
ピッ
小林「もっもしもし!」
次子≪………あー……その……旦那?≫
次子≪そっちの方…今どうなってる?≫
小林「…どうなってるって?」
姫百合「聞いての通りですよ」
「有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!有罪!」
「無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!無罪!」
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:15:14.40 ID:okmjwADoO
次子≪…………≫
姫百合「もう…もう限界…です……」
ネロ「後、どのくらい掛かるのさ!早くしてよ!お願いだから!」
次子≪………≫
次子≪…あのな、覚悟して聞いてくれ≫
小林「え…?」
次子≪小衣と咲が先ほどの雷の誤差で場所は特定できた。…できたんだ…≫
次子≪だけど…そこは……≫
咲≪…東京湾の、ど真ん中≫
姫百合「……は?」
小衣≪…図られたのよ…あいつらに…≫
小衣≪警視も…居ないし……もう…もう……≫
小衣≪これ以上…!どうする事もできない!!≫ダンッ
ネロ「…え?………え?」
咲≪もう…無理…証拠も…何も……無い…≫
平乃≪警視正も…偵察に行ったきり戻ってきません……≫
コーデリア「…嘘…でしょ?嘘………よね?」
小衣≪……………≫
小林「……………」
小衣≪……ごめん、なさい…≫
ブツンッ
ツー… ツー…
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:15:40.14 ID:okmjwADoO
小林「………………」
裁判長「……弁護人?」
小林「………………」
裁判長「…弁護人!」
小林「………………」
裁判長「…どうやら」
裁判長「弁護側も、もう異議は無いようですね」
北芝「…!」
ダンッ
北芝「ちょっと…小林!!何してるのよ!!小林!!」
北芝「アンタが!アンタが今ここで異議を立てなかったら…!!」
カンッ
裁判長「…もう結構です」
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:17:15.67 ID:okmjwADoO
裁判長「共犯者からの勇気ある自白。これにより事件の真相は立証されました」
裁判長「事件の主犯は、検察側が共犯者として告訴したシャーロック・シェリンホード」
裁判長「そして被告人の篠田久留美には、犯行が不可能でした」
裁判長「偽装工作の部屋での異常な行動は、事件の主犯であるシャーロック・シェリンホードが壺から抜き出し配置した」
裁判長「被告人は、それまで壺の中に被害者が入っていた事など知らなかったのでしょう」
裁判長「そして、睡眠薬が入っていた事など知らないままジュースを飲んだ…」
裁判著「これは、極めて明確な事件です。議論の余地はありません」
≪…ほっ本当ですか!?≫
≪良かったぁ…私の自供が、事件を真相に導いたのですね!≫
小林「………………」
裁判長「…もう、異議も無いみたいですね」
≪はい。…そして、もうこれで…≫
≪この三つの証拠品も、必要無いみたいですね…… カチャリ≫
ネロ「…!!」
コーデリア「!!!」
小林「………!?」
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:18:41.34 ID:okmjwADoO
小林「まっ…待て!待ってくれ!!」
小林「なっなんでだ…どうしてだ!?今!僕の依頼人は……」
≪はい!確かにそういう約束…”でした”よね?≫
小林「え……?」
≪でも、貴方は約束を破ったじゃないですか≫
≪……私の身が危ないから、警察は呼ばないでって…≫
小林「……!!」
姫百合「バ……バレて……」
ダンッ
小林「たっ…頼む!頼むから…!その…三人には…!人質…には!!」
≪……ごめんなさい。駄目です。だって、この証拠品があったら…私の身が危ないんです≫
≪事件が解決したのなら、壊さなきゃいけません≫
コーデリア「おっ…お願い…や……やめ……て…」
ネロ「………………っ」
小林「やめろ……やめろぉ!!」
小林「頼む!殺さないでくれ!篠田久留美は!彼女は!!ちゃんと……!!」
≪…………そうですね。そのお礼はしなくちゃいけません≫
≪ありがとうございま”した”。小林オペラさん………≫
バァアアアアアンッ!! バァァンッ!! バァァアアアンッ!!
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:19:15.11 ID:okmjwADoO
小林「」
ネロ「」
コーデリア「」
姫百合「」
「…………………」
「……………」
「………」
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:20:33.93 ID:okmjwADoO
「聞こえるか?小林」
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:21:13.04 ID:okmjwADoO
小林「!」
小林「そっ…その声…は…!」
「……ああ、俺だ」
「たった今、エルキュール・バートン。天城茉莉音。法条美樹を拘束し監禁していた誘拐犯を逮捕した」
「先ほどの銃声は、俺の銃の物だ」
小林「…!」
「安心しろ、殺してはいない。ただ、関節をいくつか撃ち抜かせて貰った。命に別状はないが、気は失っている」
姫百合「かっ…神津警視正!」
北芝「!!」
北芝「かっ神津くん!?…どっどうして!?」
「…候補は二つあった。咲と小衣は気づいていなかったが、どちらも平等に可能性のあった位置だ」
「だから、途中から別行動で行かせて貰った。そしたら、俺の方が正しかった…それだけだ」
小林「…かっ…神津!」
小林「皆は!エルキュールは!?茉莉音さんは!?美樹さんは!?」
「……………………」
「……小林…さん………」
小林「!!」
「…うっ動ける…体が…動きますよ…!」
「やっ…やった…!私たち…解放されたんだ…!!あの…トイズから!!」
「…私たち…は…大丈夫…です……。トイズで身体を動けなくされていましたが……今は…もう……」
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:21:41.62 ID:okmjwADoO
コーデリア「…………」
コーデリア「…うっ…ううう………!!」
ガタンッ!
コーデリア「ううぅ…うっ……あああああああああああ……」ポロポロポロポロ
ネロ「…やっ…やったよ……」
ネロ「間に合った……間に合ったんだ………小林…」
姫百合「……………」ジワッ…
姫百合「………ッ」ギュッ
小林「………………」
小林(救えた……エルキュール達を…誰一人欠ける事無く……)
小林(良かった……!!)ガクンッ
「今から、 ブブブ そっちに向か ブブブ ぅ」
小林「………?」
「その裁判 ブブブブブ ま ブブブブブブブブブ」
小林「神津?おい…?神津!?」
コーデリア「なっ…何よこれ…!?」
ネロ「…!?ハッキングだ…この通信機に何かハッキングが――」
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:22:44.41 ID:okmjwADoO
―――ブゥゥウウウン…―――
≪……計画失敗。計画失敗。S=1534番を処分してください。S=1534番を処分してください。≫
≪方法、手段は問いません。S=1534番を処分してください。繰り返します。S=1534番を処分してください。≫
≪S=1534番を処分してください≫
―――ブツン―――
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:23:49.05 ID:okmjwADoO
………………
………
…
篠田「…………………」
裁判長「……では、先ほど起こった事が何なのかは分かりませんが」
裁判長「この裁判も、これで終わりを迎えようとしています」
篠田「……タっ…………」
篠田「タスケ…テ………」カタカタカタカタ
小林「…………(これで、終わりだ)」
ネロ「さぁ!もうこれで僕たちに人質は居ないよ!」
コーデリア「早速奴の息の根を止めてやりましょう!」
小林「…いや、もうその必要も無いみたいだよ」
姫百合「そうですね。もう、彼女には”有罪にしてもらう”以外に選択肢はありませんから」
裁判長「この審議では、さまざまな議論が飛び交い、いくつもの真実が現れました」
裁判長「…弁護人、これで三度目の勝訴となりますね」
篠田「…っ!!」
小林「はい。…そういう事になりますか」
北芝「…全く、この私が三回も貴方に負けるなんて…屈辱よ」
篠田「……いっ…いや……」
カンッ
裁判長「…それでは、判決を―――」
篠田「待った!!!!!!!」
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:24:51.74 ID:okmjwADoO
篠田「私が!!私が!!!!殺したの!!」ガシッ
篠田「私が!!私が篠田久留美を!!!!!!殺したの!!!!!!!」
裁判長「なっ…何を言ってるのですか?」
裁判長「篠田久留美は、貴方じゃないですか」
篠田「ちっ…違う…!!私は……本当は……!」
小林「異議あり!!」
ネロ「自分の罪を自白するなら、ちゃんと嘘偽りなく言って貰えるかな?さっきのプロデューサーみたいにじゃなくて!」ビシッ!
コーデリア「もし本当に貴方が殺したというのなら、それを証明してください!!」ビシッ!
姫百合「この事件の被害者は、御子柴華子ですよ?どうして、自分の名前が出てくるのですか!!」ビシィッ!
小林「……篠田久留美さん。もし、貴方が篠田久留美じゃないというのならば……まずはその証明をしてください」
小林「勿論、僕たちが納得する方法でね!!」ビシィィッ!
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:25:35.60 ID:okmjwADoO
篠田「………………」
篠田「しょ…証明………」
篠田「でっ…できる…できるよ…うん…できる…」
篠田「…あっあああ…トイズ…早く…トイズを………」
篠田「…あああれ…?早く…早く……トイズを……!!トイズを!!!」
篠田「っ」
篠田「ぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」ガシッ
ガンッ!!!!!!
篠田(シャロ)「ああああ!!あっ…できた…トイズが…発動……」
篠田(シャロ)「…え?あ…違う…違う…!この顔じゃ…この顔じゃな……!!」
篠田(シャロ)「いやぁぁああああああああああああああああああ!!!!!!」
ガンッ!!!!!!
篠田(洲水)「私…私の顔……わ…私……ちっ違う…」
篠田(洲水)「…なんで…?何で戻らないのぉおお!!?」
ガンッ!!!!!!!!
篠田(藍川)「違う!違う!違う!違う!」
ガンッ!!!!!!!
篠田(鬼瓦割)「これも違う!!私の顔!私の顔!!!」
ガンッ!!!!!!!
篠田(小林)「何で!?何で何で何で!!」
ガンッ!!!!!!!
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:26:10.29 ID:okmjwADoO
篠田(栗野原)「いっ嫌だ!死にたくない!!死にたくない死にたくない死にたくない」
ガンッ!!!!!!!
篠田(アーグニャ)「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない」
ガンッ!!!!!!!
篠田(茉莉音)「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない」
ガンッ!!!!!!!
篠田(美樹)「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない」
ガンッ!!!!!!!
篠田(プロデューサー)「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない」
ガンッ!!!!!!!
篠田(マネージャー)「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
ガンッ!!!!!!!
篠田(先生)「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
ガンッ!!!!!!!
篠田(北芝)「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
ガンッ!!!!!!!
篠田(エルキュール)「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
ガンッ!!!!!!!
篠田(ネロ)「いやだぁああああ!!いやぁぁああああああああああああああああああああああ」
ガンッ!!!!!!!
篠田(コーデリア)「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ガンッ!!!!!!!
篠田(姫百合)「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガンッ!!!!!!!
篠田(コロン)「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
ガンッ!!!!!!!!!!!!
篠田(真田P)「あっ」
ガゴグシャッ
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/07/03(日) 21:26:45.80 ID:okmjwADoO
御子柴「」
御子柴「」 ヨロヨロ…ヨロ…
御子柴「」 ガクリ
ブシュァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
シャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
シャァァァァアアアアアア………
ピュルルルル……ピュルッ………
御子柴「」
バタンッ
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