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【fgo】ランサー「ローマがローマだ」ケイネス「え?」【zero】
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49 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/16(月) 00:11:12.12 ID:Ea/j6n7g0
バーサーカー「ええ、それが貴方にとって最優先すべき治療です」
バーサーカーによる問診が終わった
その後少しの間静寂が場を支配する
桜「おじさん?バーサーカー?」
すると、桜がドアから顔を覗かせる。
バーサーカー「サクラ、こんな時間まで何をしていたのです?
健康のために子供は寝る時間でしょう」
気持ち優しげなトーンで桜を注意するバーサーカー
桜「でもおじいさまが…」
その桜の言葉を聞いたバーサーカーは事態を察したようだった
バーサーカー「なるほど
またあの衛星が最悪な部屋ですか
分かりました、この屋敷の虫とあの手の部屋はすべて焼き払ってきましょう」
その後、バーサーカーが虫蔵を焼いて回ろうとしたが
臓硯による必死の説得でどうにかそれを回避することができたのだった
(とはいえ虫蔵の衛生状態の改善と虫たちが人間に対して害を持たないことが証明されるまで桜の訓練は中止することになったが…)
臓硯(これは奴らが脱落するまで虫蔵を使えんな
まあ、2,3日の辛抱じゃろう)
雁夜「俺は…」
50 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/16(月) 00:13:02.29 ID:Ea/j6n7g0
このぐらいが理想かな…
次の話は、地の文なしの日常編です
あと、関係ないことですがこのSS書いてたらアルジュナ出ました
書けば出るってホントだね
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/01/16(月) 00:37:21.78 ID:zhILogpi0
勝つだけなら桜がどんな目に遭っていたのか時臣に話し、葵と凛にもばらすとか聖杯戦争、魔術を無視したやり方は有る。
時臣は知った所で相変わらずだろうけど、凛や葵は知ればどう動くか…愉悦が滾るな。
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/16(月) 06:42:12.07 ID:sg3P9C6w0
おつおつ
53 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/16(月) 23:02:10.47 ID:Ea/j6n7g0
-間桐邸-
雁夜「…バーサーカー、何してんだ?」
バーサーカー「サクラ、そっちの洗剤を取ってください」
桜「うん…これ中身が入ってないよ?」
バーサーカー「なんとそうですか。カリヤ、この洗剤の替はありますか」
桜「あ、おはよう雁夜おじさん」
雁夜「うん、おはよう。で、これは何をしているのかな」
バーサーカー「掃除です。この屋敷はすべてに置いて衛生的とは言えませんから」
臓硯「悪かったのう。ちなみに洗剤の替えはないぞ」
バーサーカー「なるほど、カリヤ買ってきなさい」
雁夜「無茶言うな、この成りで昼間から外出なんてできるか。
自分で買ってこい」
バーサーカー「分かりました、では資金をいただけますか」
雁夜「臓硯」
臓硯「貴様にくれてやる金などない」
雁夜(コイツ昨日のことを根に持ってやがる…)
バーサーカー「へぇ」
臓硯「ん?どこへ行く?」
雁夜「おい臓硯、あっちって金庫なかったか?」
臓硯「な!そr」ドゴォォン
バーサーカー「あるじゃないですか」
雁夜 臓硯「」
バーサーカー「では行ってきます」
雁夜「あ、待ってくれ」
バーサーカー「いかがしましたか?」
雁夜「その服のままでは目立つ、何かに着替えて行け。
あと、桜ちゃんも連れていってやってくれないか」
バーサーカー「分かりました、サクラ」
サクラ「なぁに?バーサーカー」
バーサーカー「貴方も一緒に買い物に行きましょう」
サクラ「えっと、おじいさま…」
臓硯「ふん、行けばいい。どうせ今は虫蔵を使えん」
サクラ「ありがとうございます」
バーサーカー「カリヤ、着替えは?」
雁夜「ああ、すぐに出す」
雁夜(Tシャツでいいかな)
54 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/16(月) 23:02:47.22 ID:Ea/j6n7g0
-アインツベルン城-
セイバー「バイクの試し乗りですか?」
切嗣「ああ、あのアーチャーともいずれ戦うことになるだろう。
それに備えて高速機動のできる乗り物を用意した」
セイバー「なるほど、それを試してこいと」
切嗣「騎乗スキルがあるからいらないとは思うが一応試しに乗っておいて欲しい。
他の陣営の同行は把握してある、奴らは昼間に動くつもりはないようだ」
セイバー「聖杯戦争のルールに従順なのですね」
切嗣「ああ、やりやすいことこの上ないよ。
とにかく、頼んだぞ。
あと、日没までには帰ってこい、暗くなればまた奴らが動き出す。
ほら、これが偽装免許と鍵だ」スッ
セイバー「どうも、ルキウスですか」
切嗣「ああ、一応警察に見つかったときのためにな
適当な偽名で作っておいた」
セイバー「かしこまりました、緊急の際は令呪をお願いします」カッカッカッ
アイリ「あ、セイバー。お出掛け?」
セイバー「ええ、少しバイクで町まで行ってこようかと」
アイリ「そうなの?じゃあ少しお金を渡しておかなくちゃね」
セイバー「いえ、そんなお気遣いなく」
アイリ「駄目よ、せっかく出かけるんだから楽しんでこないと」
セイバー「はぁ、では好意に甘えさせていただきます」
アイリ「いってらっしゃい、お土産期待しているわね」
55 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/16(月) 23:03:31.54 ID:Ea/j6n7g0
-冬木商店街-
セイバー「ふむ、いろんな店がありますね」テクテク
※バイクは近くに止めてきました
女子高生A「ねえ、あの人超かっこよくない?」ヒソヒソ
女子高生B「マジじゃん、背も高いし、スーツ姿もヤバい似合ってる」ヒソヒソ
セイバー「周りの視線が…」
???「お前のような異国の美男子が珍しいのだろう
お前に落ち度はない堂々としていろ」
セイバー「…ランサー
さもずっと一緒にいたかのような雰囲気を出さないで下さい
あと、何故にタンクトップなのですか」
ランサー「この身はローマである」
E:タンクトップ
セイバー「もう分かったのでいいです」
???「おや、その健康そのものの肉体はランサーですか」
セイバー ランサー「ん?」
ランサー「買い物か、バーサーカー」
バーサーカー「ええ、掃除用具を買いに」
E:Tシャツ
セイバー(なんだこれは…)
56 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/16(月) 23:04:46.83 ID:Ea/j6n7g0
とりあえず導入だけ
セイバーのツッコミ地獄が始まる(多分)
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/17(火) 18:05:50.15 ID:N64rKxtVO
乙
懐かしのマサルさんと同じノリを感じる。
58 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/29(日) 14:30:41.18 ID:pgB201e00
セイバー「で?なんで付いて来るんですか?」
ランサー「他の英霊と邂逅できる機会なのだ、ならば楽しむべきだろう?」
バーサーカー「私はただの帰り道ですので」
セイバー「はぁ…、ちなみにバーサーカー。そちらのお嬢さんは」
桜「間桐桜です」(バーサーカーと手をつないでいる)
セイバー「これはご丁寧に。私はセイバーです」ニコッ
ランサー「ローマはr
セイバー「こちらはランサーです」
ランサー「うむ」
バーサーカー「マスターから彼女も買い物に連れて行って欲しいといわれまして」
セイバー「サーヴァントが子守り…?」
ランサー「……幼子よ」
桜「?」ビクッ
ランサー「我らとここら一帯を回らぬか?」
セイバー「いきなりどうしたんです?ランサー」ヒソヒソ
ランサー「バーサーカーのマスターもさすがにただ子守りを任せた訳ではなかろう」ヒソヒソ
セイバー「何か連れだしてほしい理由があったと…?」
ランサー「であろうな、察しが良くて助かる。だが、バーサーカーはこのまま帰ろうとしている。これはマスターの思惑に反しているのではないか」
セイバー「なるほど、それで時間を引き延ばそうと」
バーサーカー「何をコソコソとしているのです?やることは済ませたので帰りたいのですが」
セイバー ランサー(これは気づいてないな…)
59 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/29(日) 14:31:20.43 ID:pgB201e00
ランサー「私はこちらの幼子に聞いているのだ」
桜「えっと…バーサーカー、ダメ…?」
桜(あそこには出来るだけ帰りたくないよ…)
バーサーカー「サクラは彼らと回りたいと?」
桜「うん…」
バーサーカー「仕方ないですね…」ナデナデ
セイバー(このような優しい顔もできるんですね)
ランサー「ではとりあえず…」
セイバー「ごはんですね!腹ごしらえですね!」
ランサー「然り!腹が減っては戦はできぬ!」
セイバー「まったくです!どの時代でも通ずる言葉ですね!」
バーサーカー「はぁ…、サクラは何が食べたいですか?」
桜「えっと…」キョロキョロ
『紅州宴歳館・泰山』
桜「あそこがいい…」
セイバー「中華ですか、いいですね!」
ランサー「いざ行こう!ローマはそこにあり!」
バーサーカー 桜「」スタスタ
セイバー ランサー「…」ポツン
セイバー「行きましょうか」
ランサー「うむ」
60 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/29(日) 14:32:10.41 ID:pgB201e00
-店内-
セイバー「すいません、これとこれとあとこれもお願いします」
ランサー「同じものを」
バーサーカー「私はこれを」
桜「小籠包…」
店員「はい、かしこまりました」
バーサーカー「それにしても現代はいいですね」
ランサー「ほう、楽しんでいるか」
バーサーカー「いえ、衛生環境が」
セイバー「まあ、そうですね。我々のころとは比べ物にならないくらいには綺麗ですね」
バーサーカー「ええ、おかげで全面消毒を施さなくて済みます」
ランサー「衛生環境など強く意識する時代ではなかったからな」
バーサーカー「それでも気をつけるに越したことはありませんから。食事前にはこのアルコールを使ってください」
店員「お待たせしました」
セイバー「お、来ましたね」
-別の席-
綺礼「麻婆豆腐1つ」
店員「はい」
綺礼(時臣師が休暇をくれるとはな)
時臣『聖杯戦争はこれより激化するだろう、今のうちに何かしたいことはやっておきなさい』
綺礼「このあとはレコードでも見てみるか」
スイマセん、コレトコレトアトコレモオネガイシマス
綺礼(ん?あれはセイバーとランサーとバーサーカーか)
ソレニシテモゲンダイハイイデスネ
綺礼(神秘を秘匿する気なしか…)
店員「お待たせしました」
綺礼「まぁ私が気にすることでもなかろう」
61 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/29(日) 14:32:55.40 ID:pgB201e00
-セイバー達-
セイバー「すごく美味しいですねこれ」モグモグ
ランサー「ああ、素晴らしい。ローマ料理とはまた違った趣がある」ガツガツ
バーサーカー「もう少し落ち着いて食べたらどうですか」
桜「熱い…」
バーサーカー「貴女はゆっくりでいいですよサクラ」
セイバー「この麻婆豆腐もs…ガフッ」
ランサー「どうs…ンッ」
バーサーカー 桜「?」
セイバー「辛っ!何ですかこれ、尋常じゃない辛さだ」ゴホッゴホッ
ランサー「ふん、この程度なんてことはないこれもrrrローマだ」ゴキュゴキュ
セイバー「では貴方がそのまま飲んでいる水のピッチャーは頂きますね」
ランサー「待て!やめろ!」
バーサーカー「…すいません、新しいピッチャーを貰えますか」
店員「はーい」
桜「騒いでごめんなさい」
店員「いえいえ、たまにいるんですよね。あまりの麻婆の辛さにこうなる人」
-綺礼-
ギャーギャー
綺礼「同盟でも組むのではなかろうな」
綺礼(一応帰ってから報告しておくか)
綺礼「麻婆豆腐のお替りを頼む」
店員「はい」
62 :
設定
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/29(日) 14:33:56.36 ID:pgB201e00
・知名度補正
ナイチンゲール>黒ひげ>メフィストフェレス>
ファントム(オペラ座の怪人)>ベティヴィエール(エクスカリバー)>>
ロムルス>アルジュナ
・ベティヴィエールの扱いについて
アヴァロンを触媒に召喚されたのはエクスカリバーであり彼はあくまでアルトリアの代わり。
アルトリアが英霊の座にもおらず聖杯戦争戦争にも参加できないため現在のエクスカリバーの持ち主であるベティヴィエールが召喚された。
エクスカリバーに引っ付いた魂であり肉体はほぼ崩れかけているため、霊体化もできる。
知名度補正はエクスカリバー準拠。
63 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/01/29(日) 14:35:27.16 ID:pgB201e00
一応裏ではいろいろ考えてるんです
ではまた
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 15:11:11.44 ID:8rRHmFaDo
おつおつ
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/01/29(日) 15:29:51.14 ID:x6JMamma0
乙
日常回いいね
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 15:55:37.55 ID:m+09AJFVo
乙乙
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/01/29(日) 17:08:14.29 ID:KCSrEfHS0
乙
英霊の経歴からすれば聖杯戦争は座に戻るまでの僅かな期間でもなりたかった自分を演じられ、遊び感覚で願いが叶うゲーム
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 19:40:57.30 ID:wJM06SKqO
なおディルムッド
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/31(火) 12:48:41.23 ID:rDUB8mN40
ヘタ打つと3回の命令権に振り回されて使い倒される可能性もあるけどな
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/31(火) 14:24:27.69 ID:XJtNZKUPO
座に戻れば記憶無くなってチャラになるからセーフ
71 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:19:47.19 ID:tjgauAzm0
-ウェイバ-
ウェイバー「ほら!服買ってきたぞ」スッ
ライダー「おお!さすがでおじゃるなマスターwww」スッ
ウェイバー「まったく、じゃあ行くぞ」
ライダー「どこに行くでござるか?」
ウェイバー「昨日船借りたおじいさんのところ」
ライダー「えぇ、返すのぉ。貰ってしまえよ」
ウェイバー「あのなぁ、僕の暗示だって絶対じゃないんだ。少なくとも暗示がかかっているうちにちゃんと返しておかないと後々大変なことになるかもしれないだろ」
ライダー「ふーん、へっぽこでござるなぁ」
ウェイバー「うるさいな!ほら、行くぞ。お前がいないと運転ができないんだ」
ライダー「拙者が必要…?ふっwwwしかたないでござるなwww」
72 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:20:14.94 ID:tjgauAzm0
-商店街-
ウェイバー「何かお世話になった時には”KASHIORI”?を送るのがこの国のしきたりらしい」
ライダー「ほほぉ」
ウェイバー「おばあさんに貰った地図ではあの店みたいだな」
ライダー「では行くでござる!いざ出陣!」エイエイオーッ
ウェイバー「あ!待てよ!」
73 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:20:50.27 ID:tjgauAzm0
-煎餅屋-
ウェイバー「うーん、どれがいいんだ?ライダー、聖杯からの知識で何とかならないか?」
ライダー「聖杯から与えられる知識は日常生活に支障をきたさないレベルでござる。だから拙者も一般常識とこの国のサブカルチャーについての知識しか持ち合わせておりましぇーんwww」
ウェイバー「サブカルチャーとかいらないだろ!しかもお前一般常識も持ち合わせていないし」
ギャーギャー
???「む?あの外人さんたち何か言い争っているッス」
???「こらー!そこの二人!お店の迷惑になるから喧嘩はやめるッスー!」
ウェイバー ライダー「ん?」
ウェイバー「ライダー、彼女なんて言ってる?」
ライダー「ふんふん、なかよくケンカしなって言ってるでござるな」
ウェイバー「仲良く喧嘩ってなんだよ。とりあえずライダー通訳頼む」
ライダー「任された」
少女「周りの迷惑を考えて欲しいっす」
ライダー「周りの迷惑を考えろだとよ」
74 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:21:20.73 ID:tjgauAzm0
ウェイバー「…確かにちょっと騒ぎすぎた。悪かったな」
※ここからは通訳を通して会話しています
少女「それで何を騒いでいたッスか?」
ウェイバー「ただの喧嘩だ、気にしないでくれ」
ライダー「マスター、マスター。この娘に選んで貰ったらどうでござるか?」
ウェイバー「だいじょうぶなのか?この娘」
ライダー「お嬢さん、拙者達”KASHIORI”?を買わなくてはならないでござるが、何を選べばいいか分からず困っていたでござる」
少女「おじさん、変な日本語使うんスね。ござるとか今の日本ではほとんど使われてないッス」
ライダー「ずーん」
ウェイバー「なんて言ってる?」
ライダー「おじさんの日本語変だって言われた…」
ウェイバー(やっぱりこいつの話し方おかしいのか)
ウェイバー「って今はそのことはどうでもいい」
ライダー「どうでもいいって…拙者がおじさんって呼ばれたでござるよ!こんなにピチピチハンサムフェイスの拙者が!」
ウェイバー「そっちかよ!心底どうでもいい!いいから頼むんだろ、その娘に」
少女「?」
ライダー「ああそうでござった、お嬢さん」
少女「菓子折りを一緒に選んで欲しいんスか?別にいいッスよ」
ウェイバー「そうか、ありがとう」
少女「お礼とかいいっす。あ、自己紹介忘れてましたね。私は藤村大河ッス」
ライダー「藤村・TIGERって名前らしいでござるよ、この娘」
ウェイバー「僕はウェイバー・ベルベット。で、こっちが…」
ライダー「ブラック・ベイヤードでござる」
ウェイバー「おい」
ライダー「真名を隠してるんだからいいじゃないでござるか」
ウェイバー「真名丸出しだよバカ!せめてロバート・メイナードとかにしとけよ!」
ライダー「マスター、次にその名前出したら殺すぞ?」
大河「ああもう!また喧嘩を!」
ウェイバー「…はぁ、よろしく頼むTIGER(ネイティブ)」
大河「なんか、すごくいい発音でタイガーって呼ばれた気がするッス」
75 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:21:51.00 ID:tjgauAzm0
-遠坂邸-
時臣「アーチャー、君も紅茶を飲むかい?」ユウガー
時臣(昨日は一歩間違えば殺されるところだったからな。少しでも機嫌をとらないと)
>>41参照
アーチャー「では、いただきましょう」
時臣「分かった少し待っててくれ」スタスタ
アーチャー「…紅茶とはチャイのことですよね?」
〜〜〜
アーチャー「なるほど、香辛料とかは入らないのですね」
時臣「使う茶葉の種類は同じだけどね」
アーチャー「なるほど」
時臣「それでアーチャー、君は今日の予定を決めているのか」
アーチャー「はい?」
時臣「おそらく、聖杯戦争は今日の夜辺りから激化するはずだ」
アーチャー「その根拠は?」
時臣「昨日の戦いを見て、各々のサーヴァントの特徴は各陣営把握しているはずだ」
アーチャー「キャスターがまだいないようですが」
時臣「いや、璃正神父によればどこの誰がマスターだかは知らないが召喚はされているらしい」
アーチャー「…」
時臣「もともとキャスターのクラスは正面からの打ち合いに適したクラスではない。昨日の戦いは傍観者に徹して策を練っていてもおかしくない。聖杯戦争はすでに始まっているということだ」
アーチャー「それでマスターはどうするおつもりです?」
時臣「さっきも言った通り、おそらく他の陣営はサーヴァント達への対策を練って今日の昼間にでも準備をするはずだ。私もやっておきたいことがある」
アーチャー「…遺書でも書くのですか?」
時臣「君もそんな冗談を言うのだな、君がいれば負けることなんてない。そうだろ?」
アーチャー(ええ、貴方が私の中に深く踏み込んで来ないのであれば冗談で済みます)ニヤッ
時臣「まあ、要するに息抜きをする最後のチャンスになる。綺礼くんにも先ほど休むように伝えた、君も今日は外へ出るなりしてゆっくりしたまえ」
時臣(昨日のように簡単に心を乱されてもらっては困るからね)
76 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:22:19.51 ID:tjgauAzm0
-アインツベルン城-
切嗣「やはり冬木ハイアットホテルにケイネスはいるのか」
舞弥「はい、1フロア丸々貸し切って自らの魔術工房としている様です」
切嗣「分かった、ホテルを爆破しよう」
舞弥「……はい」
切嗣(なんだ?今の間は)
切嗣「君には爆弾を設置して来て欲しい。爆弾を仕掛ける場所は僕が指定する」
舞弥「分かりました」
切嗣「あと、爆破の時は近くにセイバーを控えさせておく」
舞弥「セイバーを?マダムはどうなさるおつもりです?」
切嗣「君に守っていて貰いたい。ケイネスのサーヴァントはランサーだ。やつはああ見えて鋭いところがあるみたいだしね」
舞弥「切嗣が見つかる可能性もあると?」
切嗣「ああ、大丈夫だとは思うが。君とアイリは城の地下にでも隠れていて欲しい」
舞弥「城はもぬけの空に見せると?」
切嗣「そういうことだ、一応魔術対策とトラップはしておこう」
舞弥「分かりました」
切嗣「ああ、あと。はい」スッ
舞弥「ケーキバイキングのチラシとお金?」
切嗣「もしもランサーに見つかった時用に、『ケーキバイキングを探して見当違いのフロアに来てしまった一般客』を装っていてくれ。ついでにそこのビュッフェかなにかで昼食でも取ってくるといい」
舞弥「分かりました」
切嗣「嬉しそうだな、舞弥」
舞弥「いえ…そんなことは…」
舞弥(ケーキバイキングに行こう)
切嗣(意外だな…そんなにビュッフェが楽しみか)
切嗣「作戦は今日の夜実行する」
77 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:22:59.77 ID:tjgauAzm0
-間桐邸-
雁夜「」ペラッ
臓硯「貴様が魔術の本を読んでおるとはどういう風の吹き回しじゃ」
雁夜「お前には関係ないだろ」
臓硯「ふん、そうか」
雁夜「ゾウケン、1つ頼みがある」
臓硯「なんじゃ」
雁夜「遠坂の魔術について聞きたい」
臓硯「ほう、良いじゃろう。遠坂のことはよく知っているからのう」
雁夜「頼む」
臓硯「まず遠坂永人という男はな…」
雁夜「魔術のことだけでいい!」
-そのころのセイバー達-
セイバー「では撮りますよ〜」
E:使い捨てカメラ
ランサー「ローマ!」
桜「ほら、バーサーカーも」
バーサーカー「いえ、私は///」
78 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/01(水) 17:25:10.46 ID:tjgauAzm0
笑えよ、今日書いた部分だけで4時間はかかっているんだぜ…
それはそれとして実は舞弥だけ生きるか殺すか決まってません
どうしたものか
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/01(水) 18:19:11.32 ID:qRDNelA7O
キャラを生かすか[
ピーーー
]か悩んだら重症にでもしとけって前どっかのスレで聞いた
ちなみにそのスレはエタッた
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage ]:2017/02/01(水) 20:37:12.95 ID:mxG2war50
舞弥の生死?、決めてないならコンマで決めたらどうでしょう?1〜4死亡、5〜9生存、0特殊が出た場合は切嗣が途中で死に舞弥がマスターに
そんな感じで決めて行くように、
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/01(水) 20:50:06.99 ID:aits4xArO
それやっちゃったらただの安価コンマスレなんじゃ…
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/02/01(水) 21:34:02.18 ID:vKHf6KIP0
キャラをどうするか決めていないなら生死不明で保留と言う手も有る。バーサーカーが治療して一命を取り留めた。エクスカリバーを託され死ななかった。都合の良い奇跡は無くやっぱり死んでいたとか後々の流れで決められる。
時臣の傾向、癖とか魔術以外の要素を知っておかないと勝てる戦いも勝てない。情報源を考えると情報を魔術に絞ったのは妥当な判断にも感じる。
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/01(水) 21:48:30.59 ID:O7LHGUV7O
迷った時は殺したほうが良いって婆ちゃんが言ってた
てか生かすか[
ピーーー
]か迷っているようなキャラを残しておいても後々の扱いでまた困るだけだしさっさと殺して物語から退場させておけ
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/02(木) 00:21:26.97 ID:oP0AQsQno
>>81
>>1
がレスでコンマ判定(更に言えばどのレスで判定を取るかは
>>1
だけの秘密)すれば安価スレにはならないだろう
実際、進行に運を絡めたい時隠し判定として何度かしたことがある
85 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/02(木) 21:51:08.92 ID:O3QlVM8J0
-ケイネス陣営(朝)-
ケイネス「町に出たいだと?」
ランサー「ああ」
ケイネス「何を言っている、今は聖杯戦争中だぞ」
ランサー「現代のローマを見て回りたいのだ」
ケイネス「十分見ただろ!忘れたとは言わせんぞ」
ランサー「この町は見ていない」
ケイネス「召喚してすぐにいろいろなところに連れていっただろう!?私は早めに来て準備したかったのだ、それをお前が…」
ソラウ「そこまでにしなさいケイネス」
ケイネス「ソラウ…」
ソラウ「確かに、召喚してすぐにいろんな国を回ったわ。でもねケイネス、ローマ(世界)は広いのよ?そんな短い期間でローマを網羅できるわけないじゃない!」
ナレーション(Cv.丹下桜)「説明しよう!ソラウは召喚1日目でローマに染まり、ケイネスに神祖殿を連れた観光旅行を強制していたのだ!」
ケイネス「する必要ないだろう!ただでさえ入国が昨日で工房が不完全なのだ、今日は工房の作成を手伝ってもらう」
ランサー「マスターよ」
ケイネス「聞きたくはないが何だ?」
ランサー「工房の作成は帰ってから手伝おう、だから頼む」
ケイネス「駄目だ」
ランサー「頼む!」バッ
Y
ソラウ「あぁ!あれはローマのポーズ!尊い…尊いオブ尊い…」
ケイネス「駄目なものは駄目だ!」
ソラウ「ケイネスそんなにイライラしてはハゲ…あ」
ランサー「やめるのだソラウ、マスターの頭はまだ大丈夫だ」(善意)
ソラウ「そ、そうね…ごめんなさい。まだあと1,2年は大丈夫よね」(悪意なし)
ランサー「だいたいそれくらいか…」
ケイネス「黙れ!二人して人の頭皮を侮辱しおって!ああもう、行けばいいだろう!ただし、帰ってきたら魔術工房の作成を絶対に手伝ってもらうからな」
ランサー「マスターよ、恩に着る」
ケイネス「さっさと帰って来いよ」
・・・・
・・・
・・
・
ランサー「ということがあったのだ」
セイバー「あなたのマスターには心底同情します」
86 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/02(木) 21:53:50.21 ID:O3QlVM8J0
今日はちょっとだけ
あと舞弥はこの先登場させないことにします
彼女の生死はあなたの心の中に…
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/02/02(木) 23:23:23.07 ID:dR5rTjGu0
乙
遊び半分の鯖とマジの主側の温度差が…ローマの心残りは弟関係だろうけど、それはそれとして現代を満喫していますね。
舞弥はシュレディンガーの舞弥ですか。
88 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/08(水) 16:14:47.31 ID:FGGLzZvo0
-キャスター陣営-
龍之介「メフィストの旦那ァ!どうだ今度の作品は」
キャスター「すぅぅんばらしいですYO!リュウノスケェ!」
龍之介「だろ!これは自信作だったんだ」
キャスター「それで?これには何かすごい機能でもあるんですか?」
龍之介「聞いて驚いてくれよ、ここに幼女が祀ってあるだろ?この乳首を押すと…」
芸術品「ウィーン」
龍之介「飴が出てくる」
キャスター「ォウ」
龍之介「…」
キャスター「…」
龍之介「駄目だ!こんなの全然違う」
キャスター「これが完成品だとしたらワタクシ、舌が地面に付くぐらい驚いてしまいます」デローン
龍之介「すげぇ!舌が地面に付いてる」
キャスター「安心して下さいリスケェ!私が付いていますよ。そのうちアサシンの宝具に負けないような芸術品が作れますよ」
龍之介「ありがとう旦那…あ!これあげるよ」
キャスター「ペルォンペルォンキャンデーですか、ひひひwwwありがとうございますぅ!」ペロギュルル
龍之介「すげぇ!旦那の舌が蛇の様だ!」
キャスター「次は教会にでも行きませんか?何かインスピレーションを得られるかもしれませんよ?」
龍之介「確かに歴史的な芸術品は宗教に絡んでいることも多い…流石だよ!」
キャスター「ワタクシはこれでも飽くまで悪魔ですから。契約者に英知をささげるのも仕事ですのでぇ…ひひひwww」
89 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/08(水) 16:16:28.83 ID:FGGLzZvo0
続きはまた夜にでも
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/08(水) 16:21:57.53 ID:fE3CsaA3o
乙乙
安定のキャスター陣営で安心した
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/08(水) 16:24:40.93 ID:ayCvN5e0o
おつ
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/02/08(水) 22:15:05.25 ID:UelY2odF0
乙
安定の龍之介
93 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/09(木) 00:46:11.62 ID:FhX0+z0Z0
夜に続きを書けるといいましたがごめんなさい無理です
明日の昼くらいには書けると思います
94 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/09(木) 13:06:29.17 ID:FhX0+z0Z0
-ライダー陣営-
老人「ん?おお、あんたらか!」
ウェイバー「どうも」
ライダー「ボートを返しに来たでござる」
老人「昨日は勢いで貸しちまって返してくれるか不安だったが、ちゃんと来てくれて良かった」
ウェイバー「ボートありがとうございました、これ…えぇっと?つまらないものですが?」
老人「ああ、これはご丁寧にありがとうよ」
ライダー「これいいボートでござるな。よく整備も行き届いてる」
老人「お!分かるか?このボートはな…」
95 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/09(木) 13:07:00.02 ID:FhX0+z0Z0
-商店街-
ウェイバー「えらい長く話し込んだな」
ライダー「いやぁ、これは拙者も予想外でござるよ。あのジジイ、自分のボートによほど自信があったようでござる」
ウェイバー「お前もやっぱり自分の船は大切か?」
ライダー「そりゃあそうでござるよ、船は海賊にとって何にも代えられない宝でござる。奪われたり沈められたりは絶対にされたくないでござるな」
ウェイバー「ふーん」
ライダー「だからサーヴァントになってまた愛しの“クイーンアンズリベンジ”に会えたのはうれしかったでござるな」
ウェイバー(こいつも海賊らしい一面があるんだな)
ライダー「まぁ一番うれしかったのはオタクカルチャーが盛んな日本に召喚されたことでござるけどな」
ウェイバー「よし、死ね」
ライダー「えぇ…拙者が一体何をしたっていうんだ」
ウェイバー「大体おまえはなぁ…」
ライダー「お?“アドミラブル大戦略”…?なんか拙者好みの幼女がいるでござる!」
ウェイバー「聞!け!」
ライダー「マスターこれ欲しいでござる」
ウェイバー「は?ゲーム?」
ライダー「一生のお願いでござる!まぁもう一生は終えてるけどなwww」
ウェイバー「いやだよ、なんで僕がそんなもの」
ライダー「仕方ない、略奪するか」
ウェイバー「待て待て待て待て!分かった買うからやめろ!その代わり他のもの欲しがるなよ?」
ライダー「わーい、ありがとう(幼女感)」
ウェイバー「はぁ…」
96 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/09(木) 13:07:28.48 ID:FhX0+z0Z0
-アーチャー-
アーチャー「マスターに言われて外に出たはいいがやることがないな…」
※一文無し
おばあちゃん「ふうふう」フラフラ
アーチャー「…(することもないし人助けも悪くはないか)」
アーチャー「ご老人、大変なようでしたらお荷物持ちましょうか?」
おばあちゃん「へ?いいのかい?悪いねぇ…」
アーチャー「いえいえ」ニコッ
〜〜〜
アーチャー「息子さん夫婦のお家へ行くのですか」
おばあちゃん「そうなんだよ、でも迎えに来てくれるはずの息子が急な用事で来れなくなったみたいでねぇ。お兄さんが荷物を持ってくれて良かったよ。力持ちなんだねぇ」
アーチャー「大したことではありません」
おばあちゃん「ありがとねぇ、助かるよ」
アーチャー「おや、ここではありませんか?」
おばあちゃん「本当だねえ」
アーチャー「荷物を中まで持っていきましょうか?」
おばあちゃん「ここまで来たら大丈夫だよ、ありがとう。そうだ!お礼に…」ゴソゴソ
アーチャー「?」
おばあちゃん「はい、羊羹」
アーチャー「ありがとうございます、ありがたく頂きます」
おばあちゃん「じゃあねぇ」
アーチャー「はい、お元気で」
アーチャー「…羊羹?」
97 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/09(木) 13:07:57.89 ID:FhX0+z0Z0
-公園-
アーチャー(カルナ…お前はいつもどういう気分で人助けをしていたんだ?)
アーチャー「せっかく貰ったのですし、いただきましょう」
アーチャー(…あれ?これはどうやって食べれば?)
少女「後…もうちょっと…」ヨジヨジ
子供「お姉ちゃん頑張って!」
アーチャー(少女が木登りをしている)
アーチャー「何をしてるのですか?」
子供「?あのね、僕の風船が木に引っかかっちゃってね。あのおねぇちゃんが取ってくれようとしてるの」
アーチャー「なるほど」
少女「よし取れた!あ…」ズルッ
アーチャー「危ない!」ポスッ
98 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/09(木) 13:08:39.36 ID:FhX0+z0Z0
少女(お姫様抱っこ…)
少女「あ、ありがとうッス///」
アーチャー「ケガはありませんか?」スッ
少女「はい!大丈夫ッス!あ、少年これ」
子供「わーい、ありがとう!お姉ちゃん!じゃーねー!」
少女「もう手を離しちゃだめッスよー!」
アーチャー「お嬢さん」
少女「あ、すいません。改めてありがとうございました」
アーチャー「いえ、その…少し聞いていいですか」
少女「へ?」
アーチャー「なんであの少年を助けたのですか?自分の身を危険に晒して」
少女「危険って程危険でもないですよ」
アーチャー「それでも何の得もなかったでしょう?」
少女「質問の意図は分からないけど…人を助けるのに意味なんているッスか?損得は関係なくて、私がそうしたいからしただけッス」
アーチャー「…そうですか」
少女「あ!そうだ!」タッタッタッ
アーチャー「?」
カチャッガコン
少女「はい!お茶!」スッ
アーチャー「え?」
少女「助けてくれたお礼ッス」
アーチャー「損得は関係ないのでは?」
少女「損得は関係ないけど、人に良いことしてその見返りがあっても悪いことではないッス」
アーチャー「…そうですか、ありがたく頂きます。あと、もう一つ聞いていいですか?」
少女「どんとこいです!」
アーチャー「これはどうやってどうやって食べれば…」
E:羊羹
99 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/09(木) 13:12:01.61 ID:FhX0+z0Z0
日常回でも苦悩するアルジュナ
なんで羊羹なのかと聞かれたらインド人コピペを参考にしているからです
次で日常回は終わりです
次回!「聖杯問答」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/09(木) 13:16:07.06 ID:H4q4X4qLO
職場のインド人が羊羹気に入ってその内職場で羊羹が大流行して冷蔵庫の備蓄が羊羹になったってやつか
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/02/09(木) 22:23:58.36 ID:a+wq/Ayu0
ウェイバーきゅんカワイイ、聖杯問答でメイド服着せて給仕させたい。
102 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/20(月) 23:58:59.35 ID:aKKVz2Nm0
-公園(少女が去った後)-
アーチャー(羊羹おいしい)モグモグ
???「おや、良いものを食べていますね」
アーチャー「セイバーですか」
セイバー「どうも」
ランサー「私もいるぞ」
バーサーカー「会えてよかった、さて治療の続きと行きましょう」
アーチャー「まだ日は高いのですが、やる気ですか?」
セイバー「ただの通りすがりですよ、休憩できる場所を探していました」
アーチャー「ならば私は帰らせていただきます。羊羹も食べ終わりましたし」
ランサー「まあ待て、せっかく時代の違う英霊が4騎も集まったのだ。少しは世間話でもするべきだと思わぬか?」
???「げ!」
???「ウハッ!拙者好みの幼女発見!」
桜「ひっ!」
セイバー「5騎になりましたね」
バーサーカー「サクラに近づかないでください、汚れます」
ライダー「はい?BBAはお呼びではないのですけど!!」
ウェイバー「いや!周りを見ろよ、こんなにサーヴァントが…」
ランサー「おびえる必要はない、ライダーのマスターよ」
セイバー「私たちに今、事を構える気はありません」
アーチャー「それで?世間話とは?」
バーサーカー「そうですね、とりあえずアーチャーの治療から始めましょう」
セイバー(この状態のバーサーカーが問答などできるのか?さっきもそれでひどい目にあったし)
アーチャー「ケンカを売っていると解釈していいのですね」
ランサー「今するべきはそのような話でない。ここに集うは聖杯を求めし者たち、然らば」
ランサー「我々はこれより聖杯問答を行う!」
103 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/20(月) 23:59:53.42 ID:aKKVz2Nm0
アーチャー「聖杯問答?自らの望みを晒せと?」
ランサー「そうなるな」
バーサーカー「アーチャー、貴方は…」
『ランサー』
皇帝特権:EX 発動
扇動:EX 獲得
ランサー「バーサーカーよ、今はまだ耐えるのだ」
バーサーカー「何故?」
セイバー(治療中のバーサーカーが話を聞いた?)
ランサー「今のままではアーチャーは頑なに治療を受けようとしないだろう」
アーチャー「…」
バーサーカー「そうかもしれませんね。でも安心なさい、どうであろうと私は殺してでも彼を治療します」
ランサー「この問答で治療の糸口が見つかるとしたら?」
バーサーカー「ほう?」
ランサー「もしかすると、アーチャーの病の核はその望みにあるかもしれぬ。治療のために黙って参加してみぬか?聖杯問答に」
バーサーカー「…いいでしょう、それが治療のためになるのならば」
ランサー「では聖杯問答を始めよう」
セイバー「望みを言えば、真名が割れる可能性もあるでしょう」
ランサー「なんとなくは皆把握しているであろう?サー・ベティヴィエール」
セイバー「…貴方相手では隠せないようですね、神祖ロムルス」
ランサー「アーサー王関連で隻腕の騎士といえば一人しかいまい」
アーチャー「ふっ、割れてしまいましたね真名が」
セイバー「貴方も割れているのですよ、授かりの英雄」
アーチャー「なっ!」
セイバー「正解だったようですね、もう少し駆け引きの練習をしては?」
ウェイバー「円卓の騎士に帝国神祖、インドの大英雄まで…。どうなってんだよ!この3騎士たちは、規格外すぎる…」
ライダー「そして拙者は黒ひげにござる〜」
セイバー「そして貴女は白衣の天使フローレンス・ナイチンゲールですね?」
バーサーカー「それであっていますが一つ。私は天使などではありません」
セイバー「それは失礼しました」
ランサー「これで真名の心配はなくなったな。安心しろ菓子(たいやき)もある」
セイバー「あっ…」
バーサーカー「安心なさいアルコールもあります。食べる前にはこれで手を殺菌してください」
ライダー「飲む方じゃねぇのか」
ランサー「たいやきは行き渡ったな。では、セイバーお前からだ」
バーサーカー「殺菌もしましたね」
104 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:00:25.59 ID:Cuo58AiY0
セイバー「望みを言えと?」
ランサー「然り」
セイバー「はぁ…、私は一度だけでいいから王の安らかな顔が見たいのです」
ウェイバー「アーサー王の安らかな顔?」
セイバー「正確には彼の王の人としての顔です」
セイバー(全てが嘘というわけではない、あの時までの私であればそう願っていたはずだ)
ランサー「言いたいことは理解した。そこまで思われているとは、お前の王が羨ましいものだ」
セイバー「さて次は、ライダー辺りにしましょう」
ライダー「聖杯にかける望みぃ? 海賊たる黒髭に、そんなものがあるはz…ハーレム作りたーい!」
セイバー「…」
ランサー「…」
全員「…」
ランサー「次は…」
アーチャー「言い出しっぺの貴方が言うべきでしょう」
ランサー「ない」
アーチャー「は?」
ランサー「願いなどはないといったのだ。私は飽くまでローマを求めるものがいるから召喚に応じたまで、現代の世界(ローマ)を見て回ることも目的ではあるが」
アーチャー「召喚されること自体が望みであったと?」
アーチャー(召喚されたのがコイツではなくアイツならば…)
ランサー「そうともいえるな。では、バーサーカー」
バーサーカー「ありません、そんなもの。私は治療を必要としたものがいたから召喚されただけ。本当に願いが叶うのかもわからない聖杯を求めるつもりなどありません。ああでも…」
桜「でも?」
バーサーカー「手を洗うボウルくらいには使えそうですね」
ウェイバー「ボウル…万能の願望気をボウル…」
ランサー「最後はアーチャーだな。まさか皆が望みを発表した中で一人だけしない訳にもいくまい」
アーチャー「永遠の孤独…」
ランサー「ん?」
アーチャー「私は誰からも干渉されない、永遠の孤独をこそ望みます」
セイバー「ああ、なるほど」
ウェイバー「分かるのか?」
セイバー「アルジュナの最期はヒマラヤで隠居を送っていたそうです。おそらく…」
105 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:00:52.83 ID:Cuo58AiY0
アーチャー「セイバー、それ以上はやめてください。そこから先を言うのであれば私は今、弓を引かざるを得なくなる」
セッシャゲームシタイカラカエリマスルー
ア、バカナニヲカッテニー
セイバー「…そうですか」
ランサー「これで、全員話したか。ん?ライダーは何処に?」
バーサーカー「帰りましたよ、ゲームがどうとか」
セイバー アーチャー(いつの間に…)
アーチャー「では、解散にしましょう。日も暮れそうだ」スタスタ
バーサーカー「!待ちなさい、アーチャー!」タタタタ
桜「待って…バーサーカー…」
セイバー「サクラ」
桜「?」クルッ
セイバー「今日は楽しかったですよ」ニコッ
桜「…ありがとう、セイバー」タタタタ
セイバー「私たちも帰りましょう」
ランサー「お前はそのまま帰るのか?」
セイバー「いえ、マスターにお土産を買うのと、写真の現像に」
ランサー「ならば私も付いて行こう」
セイバー「そういえばランサー」
ランサー「どうした?」
セイバー「あなたの望みは本当にあれだったのですか?」
ランサー「見抜いていたか。あの場で指摘しないでいたのはありがたい、流石に気恥ずかしいのだ。そうだな、本当に本当に願いが何でも叶うのならば」
セイバー「ならば?」
ランサー「もう一度だけでいい、弟と笑い合いたい」
106 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:01:22.33 ID:Cuo58AiY0
-アーチャー&バーサーカー-
バーサーカー「待ちなさい、アーチャー」
アーチャー「まだ何か?」
バーサーカー「あなたの治療が終わっていません」
アーチャー「私の精神は病んでなどいない」
バーサーカー「私の嫌いなものは、治らない病気と治ろうとしない患者です」
アーチャー「私はどちらに該当すると?」
バーサーカー「治る病気も治そうという意思がなければ治りません。あなたが抱えている問題も分かりました、一度自分に素直になる必要がある」
アーチャー「素直?」
バーサーカー「永遠の孤独は真の望みではない」
アーチャー「!」ギロリ
バーサーカー「アルジュナ…知識はあります。きっとあなたは此度のランサーがロムルスでがっかりしたのでしょうね」
アーチャー「黙れ…」
バーサーカー「アーチャー、貴方はその妄執を捨てられない限り病は治らない」
桜「バーサーカー…」タタタタ
アーチャー「黙れ!この娘がどうなってもいいのか!」スッ
桜「!」
バーサーカー「自分が何をしているのか分かっているのですか!?」
アーチャー「お前自身に矢を突き付けても止まらないだろう?だから…」ハッ
アーチャー(私は何を…)
バーサーカー「そういうところが貴方を…」
アーチャー「うるさい!煩い!五月蠅い!ウルサイ!私を見るなぁぁぁぁぁ!」ダッ
バーサーカー「アーチャー!」
桜「バーサーカー」ギュッ
バーサーカー「サクラ?」
桜「帰ろう?」
バーサーカー「…そうですね」
107 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:01:49.18 ID:Cuo58AiY0
-ウェイバー陣営-
ウェイバー「なぁライダー」
ライダー「なんでござるか?」ピコピコ
ウェイバー「良かったのかよ、途中で抜けてきて」
ライダー「別にいいでござろう?マスターも真名を知れたしぃ」ピコピコ
ウェイバー「そうだけどさ…」
ライダー「あぁ!幼女が死んじゃう!」ピコピコ
ウェイバー「そいつは諦めろ、それより今はそっちのそいつを使って攻めた方がいい」
ライダー「嫌だー!幼女を見殺しになんて!」ピコピコ
ウェイバー「お前なぁ!そんな進め方してたらクリアできないだろ!ほら、僕の言うとおりに操作しろ」
ライダー「しかたないでござるなぁ」シブシブ
この後、二人で仲良く徹夜した
108 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:02:15.62 ID:Cuo58AiY0
-セイバー陣営-
セイバー「ただいま戻りました」
アイリ「あ!お帰りセイバー、お土産は?」
セイバー「はい、羊羹を買ってきました」
アイリ「ありがとう、セイバー!」
切嗣「帰ったか」
セイバー「ええ、他のサーヴァントと行動を共にしていました」
切嗣「何か収穫はあったか?」
セイバー「真名の答え合わせができた位ですね。あと、羊羹を買ってきました」
切嗣「そうか。それはまた後だ、出かけるぞ」
セイバー「貴方とですか?」
切嗣「ああ、ランサー陣営を討つ」
109 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:02:46.37 ID:Cuo58AiY0
-ランサー陣営-
ランサー「戻った」
ソラウ「お帰りなさいませ、神祖様」
ランサー「ああ、これは土産だ」
ソラウ「感謝の極み」
ケイネス「遅かったな、いや!本当に遅かったな!」
ランサー「さぁ、工房作りを手伝おう」
ケイネス「もう終わったわ!帰るのが遅すぎるのだ!」
ランサー「仕事が早い、優秀だなマスター」
ソラウ「流石ねケイネス!」
ケイネス「!ふ、ふん!当然だ、私は時計塔のロードなのだからな」
丹下「ちょろい」
110 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:06:17.46 ID:Cuo58AiY0
-アーチャー陣営-
時臣「アーチャー?」
アーチャー「はい、いかがしましたか?マスター」
時臣「…いや、何でもない。そういえば息抜きはできたか?」
アーチャー「………ええ、おかげさまで」
時臣「それならよかった、今夜は偵察に徹しよう」
アーチャー「打って出ないと?」
時臣「ああ、今日は調査を行っていたのだがね。キャスターの痕跡が一切発見できなかった」
アーチャー「本当に召喚されていたのですか?」
時臣「それは間違いないらしいのだがね…。まあ、そういうことだ。遠坂たるもの余裕を持って優雅たれ、キャスターの能力も姿も分からないうちからあまり動きすぎない方がいい」
アーチャー「承知しました」
アーチャー(私は英雄アルジュナだぞ…?)
111 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:07:42.34 ID:Cuo58AiY0
-バーサーカー陣営-
桜 バーサーカー「ただいま戻りました」
雁夜「お帰り、二人とも。楽しかったかい?桜ちゃん」
桜「うん」
雁夜「それならよかった、ほら手を洗ってきな」
桜「」コク
タタタタ
雁夜「桜ちゃんを連れだしてくれてありがとう、バーサーカー」
バーサーカー「いいえ、彼女の治療にも関わることですから」
雁夜「…なあバーサーカー。俺、決めたんだ」
バーサーカー「…」
雁夜「勝つよ、時臣に。聖杯戦争がどうとか、泥を塗ってやるとかではなく。俺個人として勝ちたい」
バーサーカー「それは良かった」フッ
バーサーカー(精神の方は心配いらないようですね、たとえ負けても今の彼ならば…)
雁夜「今笑わなかったか?バーサーカー」
バーサーカー「笑ってなどいません」キリッ
雁夜「いや」
バーサーカー「笑ってなどいません」
雁夜「…もういいや」
バーサーカー「夕食の準備をしましょう」
雁夜「消毒用アルコールは控えめで頼む、納得できないならレポートも書いてあるから」
バーサーカー「いいでしょう、使用するのは適正量内に収めておきます」
雁夜「頼むぞ?本当に…」
112 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/02/21(火) 00:09:09.81 ID:Cuo58AiY0
長げえよ聖杯問答
何か当初の予定と内容違うし
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/02/21(火) 11:55:14.89 ID:oDU5UHeGo
ローマ
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[ sage ]:2017/02/21(火) 20:17:13.11 ID:gEPTLU4/0
原作と同じような聖杯問答にならなくて良いのでは?
そもそもマスターの面子は同じでも、サーヴァントは全員違うのだから異なる結末なるのはある意味当然ですし
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/02/21(火) 22:35:02.32 ID:BBLn8oJC0
聖杯問答はこれで良かったと思います。
バーサーカー的には隠し事はOKでしたか。
時臣は鯖との相性が相変わらず悪い。
116 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/02(木) 15:35:07.99 ID:1yBi/VYZ0
-言峰教会-
綺礼「どうだ?このレコードは?」
二人が聞いているのは綺礼が昼間に買ってきたレコード
あまり有名ではないアーティストのものだ
曲の方も大したものではない
アサシン「素晴らしい…強く込められた怒りが聞こえる」
そんな曲であっても彼らには関係ないようだ
綺礼「曲自体は大したことはないが、この曲に込められた感情にはすさまじいものがある。売れないレコードにもこのような楽しみ方があるのだな」
綺礼はもう自らのゆがんだ価値観を隠すことなどしない
気付いてしまったのだから彼の持つ罪人のような魂に
アサシン「最初は好きで始めたのだろうに、気づけば売れない自分自身と自分の才能を評価しない周りへの怒りのみに濡れていたか」
アサシンがレコードに含まれる感情を推察する
堕ちた夢の悲しき末路を
綺礼「愚かしいな、だが人の不幸と醜い感情こそが我が愉悦となる。その点ではこの曲を作った者はいい仕事をした」
楽しく音楽鑑賞を行っていた二人に邪魔が入る
時臣から渡されていた通信用礼装だ
綺礼「いかがしましたか、時臣師?はい、はい、分かりました。ではそのように」
時臣と通信を行う綺礼を尻目にアサシンは歌い続ける
アサシン「♪〜♪〜」
綺礼「アサシン、ランサー陣営の偵察に向かうぞ」
歌っていたアサシンを連れ,綺礼は教会を出ていった
117 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/02(木) 15:35:41.69 ID:1yBi/VYZ0
-冬木ハイアットホテル-
部屋の窓からケイネスが避難する人々を見下ろしている
ホテルに対して爆破予告があったようだ
ケイネス「階下の人間たちが避難をしているな」
だがケイネスは逃げない
分かっているのだ、その予告が嘘であることを
ランサー「巻き込まぬための配慮か、なかなかできた人間だ」
ランサーが首謀者を褒める
ホテルで戦闘を行うことでの被害者を減らすための配慮だと
ケイネス「神秘の秘匿を行う魔術師であれば当然だ。とはいえ、魔術師の工房に入り込むとはよほどの自信家か大馬鹿者であろうな」
それを当然のこととケイネスは言う
それはそうであろう。神秘は秘匿されるものでありそれを暴かれることを魔術師は必ず防がなければならない
また、見られた際の予防線を張ることも重要なのだ
激しい戦闘が行われることが予想される中、爆破予告というのは隠蔽に対しては効果的なようだ
ランサー「入念な準備をしている可能性もある。警戒は怠るな」
ランサーはケイネスにこの敵対者に対する注意を促す
ケイネス「ほう…この工房に挑むための準備か、例えばどのような?備えは万全だぞ?」
彼には自らの工房に自信がある
彼は自分がロードであることに強い誇りを持っている
その自分が作った工房が敗れるはずがないと
ランサー「ホテルのフロア丸ごと壊すとかな」
爆破予告が本当であった場合のことを言っているようだ
ケイネス「確かに土台を崩されてはこの工房もひとたまりもないな。だが、そんな大胆なことをするものなどおるまい」
魔術師の戦いである聖杯戦争において現代兵器を扱うという発想がケイネスにはない
無論、神秘は秘匿する魔術師がそのような派手なことをするとも思っていない
ランサー「可能性や手段の一つとして考えておくがいい」
ランサーも手段としては考えたが実現するとは思っていないようだ
118 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/02(木) 15:36:47.99 ID:1yBi/VYZ0
ケイネス「ソラウ」
ソラウ「何かしらケイネス?」
ケイネス「私が守り切れるとは限らん、この部屋にいてくれ」
下手に最初から離れているよりも守れる可能性は高いと踏んだのだろう
ケイネスは自分の近くにいることをソラウに言った
ソラウ「ローマ!」
ソラウが元気よく返事をする
ランサー「ローマ!」
ランサーも負けじとローマコールを行う
ケイネス「ハァ…」
二つのローマの隣でケイネスは大きな溜息を吐いた
119 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/02(木) 15:37:15.94 ID:1yBi/VYZ0
-ホテル周辺-
セイバー『粗方避難が終わったようです』
霊体化していたセイバーが切嗣に伝える
切嗣「そうか、では…」
切嗣がリモコンを操作する
その瞬間、ホテルのとある階は爆発しホテルの周りにいた人間たちは悲鳴を上げる
そのまま重力に任せてホテルは崩れていった
切嗣「フッ」
作戦が成功したことに切嗣は微笑する
セイバー『あの程度でランサーがヤれるとは思いませんが』
セイバーは自らの懸念を伝える
切嗣「構わない、少なくとも工房と礼装を削ることはできただろう。ランサーのマスターも聖杯戦争に向けた備えはしてきただろうからな、おそらく大量の礼装を持ってきていたはずだ。これで戦力は大幅ダウンだろう」
相手が強いのであれば一度で仕留めるのではなく、少しずつでも削っていく
ゲリラ戦ならば珍しいことではないが魔術師としては珍しい戦法であった
セイバー『サーヴァントが強いならマスターを狙うですか…』
定石ではあるがセイバーは複雑な顔をしていた
切嗣「卑劣だと思うか?」
何と言われようが変える気はないが一応聞いておく
セイバー『いえ、私がランサーに勝てればこのようなことはせずに済んだのでしょう。私に文句を言う資格などありません』
彼もさほど気にしてはいないようだ
切嗣「そうか」
切嗣はいまだ騒がしいホテルに背を向けて歩き出した
しばらくして路地裏へと足を踏み入れる
セイバー『…切嗣』
セイバーは何かに気が付いている様だった
切嗣「ああ」
切嗣もセイバーの意図を汲んでいる様である
人っ子一人いない場所へと切嗣は入っていく
セイバー「出て来るがいい、いるのは分かっている。サーヴァントの気配は消せてもマスターの気配までは消せないようだな」
120 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/02(木) 15:37:42.80 ID:1yBi/VYZ0
霊体化を解いたセイバーが声を上げた
綺礼「…」
アサシン「…」
姿を現したのは綺礼とアサシンのペアだった
切嗣「言峰…綺礼…」
綺礼が一歩前に出て話し出す
綺礼「衛宮切嗣、貴様はいつぞやの私の問いに“戦いの果てに望むものは恒久的世界平和だ”と答えたな」
切嗣「ああ」
綺礼の唐突な質問にも彼は平然と返す
綺礼「あれは事実か?」
切嗣「ああ」
綺礼による確認
それに対する肯定
綺礼「そうか…私は分からなかったのだ。万人が美しいと思う物を美しいとは思えず、この身を捧げるに足る理念も目的も見つからなかった。お前と同じだ衛宮切嗣、利益のない戦いにこの身を投じてきた」
綺礼はまるで舞台にいるかのように語り出す
切嗣「…」
綺礼「だが、父に言われて参加しただけのこの戦いの中で見つけたのだよ!私の答えを!愉悦を!」
セイバー「…」
セイバーは目の前の男に薄ら寒いものを感じていた
アサシン「歌うか?唄うか?謡うか?」
アサシンの問い
綺礼「ああ!謳おうアサシン!私は悪をこそ愛する!人の不幸や苦痛に愉悦を感じるのだ!」
綺礼は吠えるように答え、歌う
アサシン「クリスティーヌ!クリスティーヌ!愛しい君へ私は歌う!」
綺礼「父よ!世界よ!醜き苦痛に私は歌おう!」
切嗣「もういい」
121 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/02(木) 15:38:09.94 ID:1yBi/VYZ0
興が乗っていた二人を切嗣が制止した
セイバー「ええ、貴方は生かしておいてもロクなことにならない」
セイバーが剣を抜く
切嗣「ここで終わりにするぞ」
目の前の外道をただ倒す、倒さなくてはならない
綺礼「…いいだろう、人の本性たる闘争を否定するものよ。子供の戯言のような望みを打ち砕き、その絶望を我が愉悦としよう」
アサシン陣営とセイバー陣営の戦いが始まった
122 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/02(木) 15:40:29.84 ID:1yBi/VYZ0
あれ?言峰君は精神汚染スキルでも付与されたのかな?
最近はアルジュナといい言峰といい何が書きたいのか分からなくなってきたよ…
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/03/02(木) 21:04:44.59 ID:GyPeKocZ0
キャラが生き生きしていて良いじゃないですか。
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 22:28:53.35 ID:+cbIX2EDO
その内、
人間を人形に造り変えたりして・・・。
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/02(木) 22:40:55.48 ID:Zut/qBmI0
ここまで自覚して開き直ってるとルックスが五次の言峰神父で脳内再生されるw
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/03(金) 01:06:52.21 ID:PnDGVh1rO
意外と相性いいな
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/03/04(土) 18:50:42.73 ID:+/zMGytv0
言峰は性善説を取っているけど、切嗣は現実に敗れ性善説を捨てざる得なかったから聖杯に縋っている。
自分の感性はありふれた物だと言峰が知ったらどうなるのだろう。
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/05(日) 03:07:22.64 ID:SnXhng6eo
>>126
ベディも今は目的の為には手段は選ばないスタンスだしな
129 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/09(木) 18:34:57.51 ID:ZsOFJlq00
-路地裏-
綺礼とアサシンの攻撃にセイバー達は防戦一方だった
セイバー「チッ…」
アサシンの暗闇に紛れた攻撃、気配遮断スキルをうまく使っている
綺礼はセイバーを警戒してか近付かず、黒鍵を投げて威嚇を行う
路地裏での戦闘はセイバーの武器の動きを制限していた
切嗣「クッ…」
綺礼に対し発砲を行おうとしていた切嗣をアサシンが狙う
セイバー「危ない!」
セイバーがアサシンを切り捨てようとするが避けられてしまう
セイバー(やり辛い)
セイバーが苦戦しているのは路地裏の狭さのみが原因ではない
アサシンは令呪によって強化を施されており、ステータス以上の速度を発揮している
さらに切嗣の存在が枷になっていた
暗闇の中、隠れる場所も多いアサシンを切嗣のことを守りながら撃破するのは大変な苦労である
かと言って綺礼に集中すれば切嗣がアサシンに狙われてしまう
切嗣『セイバー』
相手の攻撃を捌きながら二人は念話を行う
セイバー『はい』
切嗣『うまく広いところに出られないか?』
セイバー『難しいですね…ただ走るだけでは追いつかれる可能性があります』
ただでさえ令呪で強化された速度は脅威なのだ
狭い路地の中でそれに背中を向けることは愚行といえる
切嗣『建物の中では障害物を増やすだけか…』
セイバー『キリツグ、宝具を使用する許可をいただけますか?』
宝具の出し惜しみで敗北しては意味がない
切嗣『…いいだろう』
切嗣はセイバーが宝具を使用することを許可した
セイバー「では…剣を取れ、銀の腕(スイッチオン・アガートラム)」
130 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/09(木) 18:35:28.66 ID:ZsOFJlq00
セイバーがその場から一歩だけ離れる
空気が変わった
そのまま囁くようにその真名を告げる
白銀に輝く腕から光が湧き出る
――その光が肉体を包み込む
綺礼「宝具か!」
アサシン「ああ美しい!なんと美しい光か!その輝きは我が麗しの歌姫にも引けを取らぬ」
アサシンはセイバーの宝具に見とれている様だった
しかし、万人に美しいといわれるものが理解できない綺礼にとってその光はただ不愉快なだけだった
綺礼「アサシン!その光を濁らせろ!」
セイバー「失礼します、キリツグ」
セイバーが切嗣を抱え壁を走り出す
切嗣「グッ!」
それなりの速度が出ており生身では内臓に多少の負荷が掛かっているようだ
セイバー「我慢してください」
セイバーも内側から体を焼かれる痛みを我慢して壁を登り続ける
綺礼「くっ!」
上に逃げられてしまっては攻められる方向は限られる
剣士相手に分かり切った攻撃を行う気は起きなかった
アサシン「いかがする?」
綺礼「私にも考えがある、行くぞアサシン!」
二人はセイバーたちが登った建物へと入っていった
131 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/09(木) 18:35:55.51 ID:ZsOFJlq00
セイバー「さて…」
セイバー達は屋上に到達したようだった
セイバーが切嗣を地面へと下す
切嗣「こちらの有利な場所に出られたのはいいが、どうするつもりだ?奴らがノコノコとやってくるとは思えないな」
セイバー「かと言って彼らが撤退を選ぶとは考えられません。キリツグ、貴方はアサシンの宝具を知っていますね」
一度聞いているはずだが今一度確認を行う
切嗣「ああ、醜悪なオルガンのようなものだった。おそらく、魔力か音か何かを照射するタイプの宝具だろうな」
それを聞いたセイバーはうなずいて
セイバー「それなら、彼らが取る手段は限られてくるでしょうね」
と言った
切嗣「何?」
セイバーには相手が取るであろう行動が想像できていた
もちろんそれに対する策もだ
セイバー「ガウェインの真似事というわけではありませんがね」
体を包んでいた輝きが剣へと移動する
-建物内-
幾階登ったのか、彼らは建物の8割ほどを登り終えていた
綺礼「このくらいでいいか」
いきなり止まった綺礼にアサシンは不思議そうな顔をした
アサシン「?」
綺礼「令呪を持って命ずる宝具を上方へ即時使用せよ」
令呪を使用する
建物ごとセイバー達を排除するつもりらしい
アサシン「地獄にこそ響け我が愛の唄(クリスティーヌ・クリスティーヌ)!!」
アサシンの後ろに宝具が現れる
綺礼「さらに重ねて命ずる、己の限界を超えて宝具を使用せよ」
令呪の使用により通常以上の速度で宝具への魔力の充填が完了する
また、追加で使用した令呪により万が一にも生き残ってしまう確率を排除している
綺礼「逃げる暇もないだろう?ここで終わりだ!」
綺礼は勝利を確信するが
132 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/09(木) 18:36:25.33 ID:ZsOFJlq00
綺礼「は?」
突然伸びて来た閃光により宝具ごとアサシンは両断された
何が起きたのか考える前に綺礼は撤退を行っていた
セイバー「逃げられたか?」
割れ目の中をセイバーが降りて来て辺りを見回した
切嗣「どうだ?」
少し遅れて切嗣が階段で降りて来る
セイバー「マスターの姿が見えませんがアサシンについては手ごたえがありました。撃破できたと断言しましょう」
切嗣「そうか、厄介だな…。それにしても相手を建物ごと焼き切るとはな」
素直な感想をセイバーに告げる
セイバー「先に相手の行動を予測して攻撃の準備をしておけば先手を取れますからね」
どうやら屋上から剣戟を伸ばしアサシンを両断したようだった
切嗣「予想か攻撃が外れていたらどうするつもりだった?」
セイバー「予想についてはどうにでもなります。それと攻撃を外すことはまずないです。何のために相手が宝具を使うまで待っていたとお思いで?」
切嗣「なるほど、宝具を使う際の魔力で相手の位置を断定したのか」
セイバー「こちらはすでに真名を開放していましたからね。相手に魔力の変化を悟られない自身もありました」
セイバーが行ったのは開放した魔力を剣に乗せて放っただけだった
切嗣「分かった、言峰については後で処分しよう。とりあえず今日のところは、人が集まってくる前に退散するぞ」
こうして二人はアインツベルン城へと帰っていった
133 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/09(木) 18:36:58.88 ID:ZsOFJlq00
-冬木ハイアットホテル跡地-
ホテルのがれきの下に銀色の物体がうごめいていた
ケイネス「くそっ!」
ランサー「まさか本当にホテルごと叩き壊すとはな」
ソラウ「敵ながらなんてローマなの…」
134 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/09(木) 18:37:58.96 ID:ZsOFJlq00
無理があるのは分かってますとも!
でも、バンスゥにしなかったのは褒めてください
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/09(木) 19:49:03.43 ID:+d8FTY0TO
乙
アサシン無くした綺礼の今後が怖いなあ
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/03/09(木) 20:14:15.51 ID:aeoTN7pL0
戦争が終わったらメタルバンドを組みそうなローマなソラウに全部持って行かれた
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/10(金) 00:41:33.20 ID:wHqnUQpPo
女は強いな
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/03/10(金) 14:50:28.98 ID:W9ffhaOlO
綺礼にとってアサシンは最愛の友みたいな存在だからなぁ。
・・・そういえば龍之介とキャスターって教会に向かっているんだっけ?
・・・あっ(察し)
139 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/18(土) 23:16:55.71 ID:P58c6x/B0
-言峰教会-
綺礼「♪」
綺礼は歌っていた
彼の歌はまたうまくなっていた
璃正「ここにいたか綺礼」
綺礼「!」
いきなり入ってきた璃正神父に綺礼は驚き、歌を中断する
璃正「アサシンがいなくなって落ち込んでいると思っていたが大丈夫そうだな」
仲の良さそうだったアサシンを失った綺礼を心配している様だった
だが、実際は逆である
綺礼(技術的なことをもう少し教わりたかったのは確かだが…あの最後は悪くなかった)
彼は自慢の宝具ごと叩き切られ、最後の瞬間に歌を奏でることすらできなかったアサシンの姿に愉悦を感じていた
綺礼「私を探していたようですが何か御用ですか?」
璃正「綺礼よ、お前はどうしたい?」
唐突な父の問いかけに綺礼は尋ねる
綺礼「どうとは?」
璃正「お前は今まで私の頼みで聖杯戦争に参加していた」
綺礼「はい」
璃正「だが、アサシン亡き今聖杯戦争に参加する必要もない」
綺礼「はい、だから私はもう一度聖堂教会に戻ろうかと思っているのですが」
璃正「聖堂協会では何をするつもりだ?神父か?それとも…」
綺礼「代行者です」
今までのようにただがむしゃらに戦場を駆け巡るわけではない
標的の思いが無に帰す瞬間、今までやってきたことがなくなる時の相手の絶望に愉悦を感じる
彼はもはや聖職者とは言えない理由でもう一度代行者をやろうとしていた
璃正「…私はなアサシンには感謝しているのだ。お前は歌っている自分の姿を見たことがあるか?」
綺礼の選択の理由も聞かず璃正は質問をする
綺礼「いえ」
璃正「恥ずかしながらな、私は父として初めてお前のあのような顔を見たよ。お前が歌っているときの顔は実に楽しげだった」
綺礼「…」
正確には歌は彼の愉悦を表に出す手段であり彼が楽しんでいるのはもっと別のものだ(最近は歌そのものも少し楽しくなっているようだが)
140 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/18(土) 23:17:25.25 ID:P58c6x/B0
璃正「なぁ、綺礼」
綺礼「はい」
璃正「この教会を継ぐ気はないか?」
綺礼「私が…ですか?」
いきなりの父の言葉に綺礼は困惑していた
璃正「ああ、お前が代行者をしていたのは強い信仰心からだと思っていた。だが違ったようだ、お前はずっと自らの欲するものを探していたのではないか?」
綺礼「!?私は…」
父が自らの今までの行動の意味に気づくとは思っていなかったようだ
璃正「言わなくともよい。あの時お前の顔を見て気づいたのだ私が考えてきたお前と見てきたお前の違いに。私とお前は別の人間だ」
綺礼「…」
璃正「綺礼よ、もう代行者をする必要はない。私は苦行により悟りを得ようとしたがお前もそうである必要はない」
綺礼「父上…」
璃正「あの顔をしたお前ならばきっと立派な神父になれる」
綺礼「はい…」
璃正「すぐに結論を出す必要はない。それともうひとつ」
璃正は懐から何やらチケットのようなものを取り出し
璃正「今朝教会を訪れた方に貰ってな、聖杯戦争を戦ってくれた礼というわけはないが」
綺礼「オペラのチケットですか」
璃正「隣の市にウィーンから来ているそうなのだがな、どうだ?行ってみるか?」
綺礼「よろしいのですか?」
璃正「ああ、存分に楽しんで来い」
そう言って璃正は教会を後にした
綺礼(父上、貴方は私の本性を知ったときどのような顔をするのだろうか)
綺礼は考える
綺礼(信じていた息子に殺されるとき貴方はどのような顔をする?)
綺礼「今日あたりやってしまうか」
不穏な決意を固める綺礼だったが、すぐに準備して出発しなければオペラの開園時間に間に合わないことに気づき教会を後にした
141 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/18(土) 23:17:50.34 ID:P58c6x/B0
-地下水道内-
キャスター「さて」
龍之介「行きますかね」
142 :
最近スランプな>>1
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/18(土) 23:19:31.86 ID:P58c6x/B0
アサシンと綺礼をそんなにすごく仲良く書いた気はなかったんですけど
読み返したら仲良しですね、精進します
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/03/19(日) 10:04:04.27 ID:bUoPMQ1Go
おつおつ
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/03/19(日) 12:26:57.66 ID:YgygMTLs0
乙
アサシン的に悲劇は悲劇で楽しみそう。相性の最悪と最良って矛盾無く成立するんだ…。
145 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/26(日) 00:15:13.67 ID:IrEW9bLQ0
-ライダー陣営-
ウェイバー「やばい、徹夜でゲームしたせいで出遅れた」
結局、ゲームをクリアするまで徹夜してそのまま眠っていたらしい
ライダー「さて、一週目はクリアしたしやりこむか」
焦るマスターをよそにライダーは余裕そうだ
ウェイバー「焦れよ!アサシンが脱落したんだぞ!」
ライダー「マスターが狙われる危険は減ったでござるな」
ウェイバー「へ?」
ライダーの言葉にウェイバーは素っ頓狂な声を上げる
ライダー「そうでござろう?行動するにあたって気配を遮断してサーヴァント本体ではなくマスターを狙う相手なんて早く脱落するに越したことはないでござる」
ウェイバー「う、確かに…」
思っていたのと違う返しにウェイバーはすこしライダーのことを見直しそうになる
ライダー「じゃあマスターは勝手に聖杯戦争をどうぞ」
前言撤回
ウェイバー「いやいやいや!お前も来いよ!」
ウェイバーはすっかりとツッコミが板についてきた自分が嫌になった
ライダー「えー?もうマスターが狙われる心配はないんだから勝手に行くでござるよ」
そういってゲームのコントローラーを握る
ウェイバー「うるさい!まだキャスターがいる!あいつもマスター狙いで行かれると困るじゃないか」
何もしないで漁夫の利で勝っても自分の評価をあげることにはつながらないとウェイバーは考えていた
ライダー「拙者は対魔力が低いので〜」
ウェイバー「そこは考えてある。ほら行くぞ」
彼には自分の考えに対する自信があるようだった
ライダー「でもでもだってだって」
ウェイバー「ああもう!帰りにゲームセンター寄っていいから!」
あまりに話を聞かないのでご褒美で釣ることにする
ライダー「マジで!?行くでござる行くでござる行くでござる」
146 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/03/26(日) 00:16:05.50 ID:IrEW9bLQ0
少しの間1レス投下が増えると思いますがよろしくお願いします
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga sage]:2017/03/26(日) 13:11:52.11 ID:a7RAdB7h0
了解
危険を冒さずに危機回避ってウェイバーの運は英霊並
148 :
◆vn2AztKwUw
[saga]:2017/04/13(木) 23:54:01.65 ID:Tmb6vqaT0
-河原-
ライダー「マスター、取ってきたでござるよ」
ライダーがボートにいくつかの試験管を乗せて帰ってくる
ウェイバー「ああ、場所は忘れてないだろうな」
地図を見ながらライダーに問いかける
忘れていたらもう一度取りに行かせるつもりだ
ライダー「当然!海賊の能力なめないで欲しいものですなぁ」
距離も順番も忘れてなどいない
ウェイバー「はいはい」
彼はライダーから受け取った試験管の水に自らの血を垂らす
ライダー「そんなので本当にキャスターの場所が分かるでござるか?」
ウェイバー「見つからなかったら別の方法を試すだけだ」
ライダー「地味…」
彼の想像していた魔術に比べてしょぼかったようだ
ウェイバー「うるさいな!僕じゃあこのくらいしか出来ないんだよ!」
ウェイバーは怒鳴るがライダーは聞いていないようだった
試験管の水の色は変わっている
ライダー「お?」
ウェイバー「なんだよ…こんな量の魔力が水に溶けてるなんて普通じゃない…」
ライダーには分からないがウェイバーは驚いている様だった
ライダー「その水はこの地点のものでござる」
ライダーが迷いなく地図を指す
ウェイバー「そこから上流には魔力の反応がない…ということはここら辺の下水道にでもいるのか?」
ライダー「ああ、魔力を直接垂れ流ししてんのか」
ライダーもやっと原因が分かったようである
ウェイバー「とりあえず行ってみよう、次の行動はそこで決める」
ライダー「あいあいさー」
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