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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/02(水) 23:45:22.27 ID:MMmD5bNBo
⊃ま丶)  GANTZ の 安イ西 コソマ スレ だす



τめぇ達の 命は、なく ナょ りま ι た。

辛斤 しい命を ぅイ吏ぉぅ と 私の勝手です。

といつ 王里  屈なわ レナ だす。


こわカゝら 主人公 ⊃ <丶) です 手イ云ぇくだちい

↓1【名前 小生別 年歯令】
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/02(水) 23:58:31.25 ID:CfGvTK/U0
南川かなえ 女 19歳
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 00:03:11.14 ID:uPSKZSlvo
南 丿hh カゝナょえ 女 1q歳

ジジジ…

↓1〜3【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 00:05:32.14 ID:wCB0BV4SO
気が強くて気に入らないこと・許せないことには積極的に首を突っ込むタイプ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 00:06:44.25 ID:RsPSxR6p0
学生時代は色んなスポーツ部に入ったりしたが性格的に人に突っかかることが多かったので長く続いていなかった。運動神経抜群
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 01:16:32.91 ID:uPSKZSlvo
今レよ 連才殳ιτも怒ら ねです
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 01:20:16.55 ID:RsPSxR6p0
趣味はぬいぐるみづくりと結構乙女。年齢=彼氏いない歴で素敵な彼氏を作りたいと思ってはいる
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 01:21:31.57 ID:RsPSxR6p0
>>5は「態度が悪い、気に入らない先輩や仲間などと揉めたりして」に変更で来たらお願いします
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 01:28:59.17 ID:uPSKZSlvo
ジジジ…

↓1【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?】
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 02:08:11.85 ID:RsPSxR6p0
眠いので連取りだったら安価下に
「不良に絡まれている少年をほっとけなくて、間に入り少年を逃がすが喧嘩に勃発
喧嘩途中で後ろからパイプで叩かれ打ち所が悪くて血が出血し続けて死亡(不良はそのまま怖くて逃亡した)」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 02:41:55.98 ID:uPSKZSlvo
これ カゝ らぉ前の ス〒─勺フ を判定ιます

暫<こうレヽぅの が 糸売く レナ ど こん ナょ もん だから 言帝めτくだちい

連 耳又 りしても誰も 怒ら ねです

↓1【コンマ下一桁判定:サイヅ(おおきさです)】
098:L
7654:M
321:S

↓2【コンマ下一桁判定:レヽのち(HPだす。0 レニ ナょると 死にです。0は10扱いだす)】

↓3【コンマ下一桁判定:かしこさ(豆頁のよち。0は10扱だす)】

↓4【コンマ下一桁判定:めいちゆう(エ攵撃あてマす。来歴でぼー ナょ すしテ ます)】
098:4
7654:3
321:2

↓5【コンマ下一桁判定:つヨさ(了勺ッ勹ナンバーワン。来歴でぼー ナょ すしテ ます)】
098:4
7654:3
321:2

↓6【コンマ下一桁判定:ぼうキ″ょ(ガまんします。来歴でぼー ナょ すしテ ます)】
098:4
7654:3
321:2

↓7【コンマ下一桁判定:はや、ナ (スピーどだす。来歴でぼー ナょ すしテ ます)】
098:4
7654:3
321:2

↓8【コンマ下二桁判定:惡運(世ノ中ぜン部運だす)】

↓9【コンマ下一桁判定:???(育ちゃす レヽ カゝ 否か)】
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/11/03(木) 07:37:14.36 ID:4rJOFGEN0
神の存在を感じるか
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 08:08:00.75 ID:jQHw2cd6o
はい
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 08:44:39.16 ID:Uuv+cmbE0
ほい
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 08:46:00.93 ID:RsPSxR6p0
ゾロ目
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 08:59:27.84 ID:Uuv+cmbE0
連取り良いのよね?
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 09:09:38.72 ID:jQHw2cd6o
ほい
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 09:16:45.34 ID:Uuv+cmbE0
へい
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 09:59:05.03 ID:LDO/TQ5+o
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 10:11:47.77 ID:U0HPlXSY0
玄野
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 10:18:40.53 ID:U0HPlXSY0
ゾロ目だから何かほしいところ
22 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/03(木) 19:46:51.71 ID:uPSKZSlvo
惡運で `/″口目 が 出 ナニ ン だすね

ぢわ これ ぁレナ″ます

女子 きなの 一う あげます

お好きに どーぞ

↓1

1いっぱい もの 才寺τる
2ょく ねからない つよい カ
3好きなス〒─勺フ 1上げです
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 19:51:55.02 ID:RsPSxR6p0
1か3かな?2は超能力だろうし
1は物を作るってどういう意味だろ?ガンツで武器を作れるということ?
安価下
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 19:54:06.82 ID:LDO/TQ5+o
1
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:03:48.75 ID:uPSKZSlvo
ゎーいわーい これでτ″きめがり

【名前 小生別 年 歯令】南 川 カゝナょえ 女 1q歳
【れべろ/けいけンさ】0/3
【サイズ】M
【レヽのち】5
【かしこち】6
【めいちゆう】2
【つヨさ】3
【ぼうキ″ょ】2
【はや、ナ】3
【アイテム】З⊃まτ″才寺っていける(スーツ含む)
【惡運】77

ス〒─勺フは 裏で言十算する から 別レニ 気にしねぇでも いレヽ ナニ″す

で、もぅちょつと だけ 続くんι″ゃ

↓1【コンマ下一桁判定:お部屋に経験者い ナニ か?】
09876:いろ
54321:いねー
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 20:04:44.37 ID:RsPSxR6p0
いない
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:08:17.99 ID:uPSKZSlvo
いるみたぃ ですわ

↓1【コンマ下一桁判定(0=10):何人いた?】

↓2【コンマ下一桁判定(0=10):ぉ前とー糸者に来た人たちは何人でつか?】
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:09:39.13 ID:RsPSxR6p0
少ない
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:09:48.16 ID:LDO/TQ5+o
ほい
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:10:19.91 ID:RsPSxR6p0
悪くない配分
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 20:16:04.03 ID:uPSKZSlvo
τめーも含めて ちょーど 10人です

色々あんどくせー 安イ西も もう少して おわりだす

申ι言尺ぁ丶)ませンが やれ

ス〒─勺スを裏τ″作るの ヵ″・/ツ頑張るから

連 耳又 りしても誰も 怒ら ねです

↓1〜9【参加者】

☆名簿テンプレ
【名前 小生別 年 歯令】
【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 20:19:54.74 ID:uPSKZSlvo
名前ナょんてなく てもいい だす

名字たけでも 名前だけで も可

人間τ″ナょ<τも 気に もません
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:20:00.96 ID:RsPSxR6p0
【名前 小生別 年 歯令】
木城太郎(きじょう たろう) 男 24歳
【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
普段は大人しく優しい青年だが、銃を握ると性格が激しくなる(こち亀の本田みたいに)。銃マニアで趣味はサバゲー。図書館で働いている。経験者
【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
サバゲー最中でクマと出会い殺されてしまう
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:27:09.86 ID:RsPSxR6p0
【名前 小生別 年 歯令】
双海翔子(ふたみ しょうこ) 女 29歳
【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
現代女子というのを表している少女。基本的にはサバサバしているが興味がないことには淡泊(ただし根は悪い人ではない)
好きになった相手には貢ぐタイプで恋愛にたいしては純粋(純愛)すぎる点が玉の傷。仕事はOL
【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
貢いでいた彼氏は実は自分に貢がせるための道具しか思っていらずに一方的に別れさせられた(しかも新しい彼女が)
ショックでビルの屋上に飛び降りは自殺
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 20:50:18.78 ID:LDO/TQ5+o
【名前 小生別 年 歯令】
本田 男 31歳
【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
プロ野球選手。性格は温厚で心優しい。盗塁のスペシャリストで観察力が良く足も速い。
【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
前の日の試合で頭部に死球を受ける。直後の検査では問題がなかったものの、その後自宅でくも膜下出血を起こし死亡
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 21:08:06.06 ID:Uuv+cmbE0
【名前 小生別 年 歯令】
水無 蓮花(ミズナシ レンカ) 30歳

【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
10代の頃から歌手として活躍していた世界的な歌姫。
舞台役者の仕事もしており、身体もほどほどには鍛えていた

【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
舞台の奈落から落ちた転落事故
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/03(木) 21:35:42.77 ID:RsPSxR6p0
>>34の年齢は26歳で。29でその死因原因はやばいので

【名前 小生別 年 歯令】
田村剛(たむら つよし) 男 45歳

【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
職業はトラックの運転手(経歴は長い)。結構のヘビースモーカーで見た目と体格がヤクザみたいにいかつい(髪形はボウズ)
威圧感もあるようで顔と合わせて怖い人と思われがち。
だが、実際は情に熱い気のいいおっさん(ちょっと高圧的な所があるが)
妻と娘一人いたが、稼ぎが悪く中々家に帰ってこないなどの理由で離婚された(剛は妻と娘の写真を肌身は出さず今でも持っている)

【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
仕事の途中で一服中に銀行強盗に遭遇し、銃を向けられて車で移動。
その後、隙を見て抵抗するが銃が暴発して弾が彼に当たる。
犯人はその後捕まったが、剛は病院に搬送途中で死亡(出血死)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/03(木) 22:19:49.96 ID:uPSKZSlvo
先 レニ 来た三人を経験者と レヽぅことにしナょす

なか ナょかつぉい 女又 になりそつで す
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/11/04(金) 00:01:53.14 ID:u2un/+M2O
【名前 小生別 年 歯令】
片桐 悠斗 (かたぎり ゆうと) 18歳

【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
元引きこもり。中学校時代のいじめが原因で女性が苦手。
自己啓発本を読んで影響されてようやく外にでる気になった矢先に死んだため若干精神的に不安定

【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
外に出られるように訓練すべく、外出した矢先に工事現場近くで落ちてきた鉄骨の下敷きになり、死亡
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/04(金) 00:21:30.02 ID:AYBW2meW0
【名前 小生別 年 歯令】
赤崎朱(あかざき あかね) 女 17歳(高校2年)

【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
不良少女(不良仲間がいる)。男勝りで1人称は「オレ」。身体能力は高い。
大雑把で考えるより体が動くタイプ。後先をよく考えずに問題を起こすことが多い。
またかなえのように「気が強くて気に入らないこと・許せないことには積極的に首を突っ込むタイプ」でもある(好きなことはかわいいものであり、かなえと色々と気が合う)
家は由緒正しき家柄だが、母親と喧嘩していて今は家出中。

【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
不良仲間に貸してもらったバイクで走行するが、よく説明を聞いていなかったためにブレーキをどうすればいいかわからなく他の車と衝突してしまう。
その時に体に破片など刺さったりして死亡する(一緒に乗っていた仲間は軽傷)


主人公と気が合いそうなタイプで作った
あと男女比を同じにしたいから残りは男にしたい所
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 02:33:03.04 ID:AYBW2meW0
【名前 小生別 年 歯令】
江島慎吾(えじま しんご) 男 27歳

【と″ん ナょ 女又 だすか?(来歴)】
億ション住まいの数十億以上を稼ぐデイトレーダー。
性格はマイペースで人を慣れ慣れしく関わっては、からかったり煽ったりする変人。
興味がないものにはとことん興味がなく、逆に興味がわいたものには積極的に関わる。
暇というものが嫌いで楽しめるものはなんでも楽しむ。
その正体は、今世間を騒がしているシリアルキラー(警察もその正体も掴んでいない)
なんとなく思い付きで人を殺している。それでも特定されないように色々気を付けて人を殺している(理由は「退屈だったから」程度である。
普段はそのような狂気は出さないが星人との闘いでは…)

【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
殺そうとした思った人物がまだ生きていて思わぬ反撃を食らった。


長すぎなら来歴は1〜2行と5行を採用で。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/04(金) 11:03:57.59 ID:u2un/+M2O
【名前 小生別 年 歯令】
山田 信士(やまだ しんじ) 38歳

【と″ん ナょ 女又 だすか? (来歴)】
いわゆる冴えないサラリーマン。
窓際族で、日々をただただ生きていた。
嫁と2人の子供がいるが、家庭環境は冷え切っている。

【イ可 デ 歹ヒ んだんだすか?(死因)】
銀行強盗の現場に偶然いあわせ、逃げようとしたところを見つかり撃たれた。
43 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:28:58.93 ID:g7c/Lcgio
急レニ 女台まゑんτ″す
44 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:30:58.00 ID:g7c/Lcgio
* ┐°□ロ─グ


「あなたは損する子ね」

小学生の頃、お母さんから言われた

意味が分かったのは高校生になッてから
ソフトボール部に入ッてた時

何だか知らないけど同級生イジメてイバッてる先輩に

「一年とか二年先に生まれたからッて、そんだけふんぞり返れるのッてなんかァ……スゴいですねーッ」

ってイヤミを言ったらすんごくいじめられたことがあッて。

そッから

「あー、自分ッて損する人なんだなあ」ッて気づいたんだ
45 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:32:01.12 ID:g7c/Lcgio
アタシ、気が強いらしい

気に入らないことがあると、すーぐ人につッかかていくから。うん、自覚はある
ふつうは我慢するものなんだッて。それはムリでしょ

だから色々……めんどくさくて人と仲よくするのッて苦手
あんまり人と関わりたくなくて、それで高校卒業して就職したのは近所のホームセンターの品出し

うん、確かにビミョーだけど
学校でそんな仲良くもない奴らとへらへらするよりは楽

うん、うん、だいじょーぶ
そっちも大学頑張ってね じゃーね

ピッ

*
46 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:32:38.24 ID:g7c/Lcgio
――ホームセンター

南川かなえ(以下かなえ)「上がりまーす」

店長「はいかなえちゃんおつかれ様ーッ」

店長「あッ、あッ、そうだ、かなえちゃん」

かなえ「?」

店長「待ッて待ッて。今日さ、夜……10時くらいからなんだけど……飲み行かない?」

店長「いやッ! ねッ? 二人きりとかじゃあないのよ? みんなでさー……なんか」

かなえ「……アタシ、未成年ですけど」

店長「い、いやいやいやッ別にね、お酒は飲まなくてもいいんだけど」

かなえ「お疲れ様でーす。上がりまーす」

店長「……」

パートのおばちゃん「難しい年ごろなのよ、きっと」
47 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:33:06.85 ID:g7c/Lcgio
――帰り道

かなえ「……」

かなえ「いや……セクハラだろ……あれ……」

かなえ「キモいンだよあのデブ……ッ、死ねッホントに……」


「あっ、ちょっと、やっやめてくだっ、あっ」


かなえ「……?」

かなえ「どっちだ……」

かなえ「そっちね……」ダッ
48 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:33:32.69 ID:g7c/Lcgio
少年「お金ッ、ないですからッホントに勘弁してくださいッて」

不良A「おいおいおいおいおいおい、お前さーあれだろ? この制服、二高の」

不良B「お金、あるだろ? あるでしょ?」

少年「いやッないですッてお願いしますもう――」

不良B「殺すぞ」

少年「!」

不良B「鉄パイプ……ほら、そこで拾ったんだよ……」

不良A「こんなんでもさ……こーとーぶ? とか殴ったら死ぬんだよ、人間」

不良A「頭良いならさあ、分かるよなァ? だから――」


かなえ「おいコラ」

不良「!」
49 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:34:01.77 ID:g7c/Lcgio
かなえ「そこの……少年。早く逃げなよ」

かなえ「あと、できればケーサツ。呼んどいて」

少年「……!」ササッ


かなえ「行ッたか……」

不良B「おい、ネーちゃん。なにしてくれんだ――」

かなえ「あのさ、オッサンたち」

不良B「!」

かなえ「アタシ……さ、高校の時、柔道もやッてたから……2か月くらいだけど」

かなえ「だからさ……強いよ。はッきり言ッて」

かなえ「逃げた方、いーんじゃない?」

かなえ「アタシ、そういう悪いことする奴大ッ嫌いだから。容赦しないよ」

不良A「!!」

50 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:34:34.68 ID:g7c/Lcgio
ゴッ

ドカッ

グシャ

バキッバキッ

ブシュ……ニチャ……グチュ

かなえ「あ、やべ」

……どさっ
51 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:35:25.86 ID:g7c/Lcgio
不良A「ッべー、ッべーわ」

不良A「やべぇよ、これ。どーする? 血めッちゃ出てる。殴りすぎたかよ?」

不良B「ビビんなッ! 逃げんべ。誰も見てねんーだから」



かなえ(とは言ったものの――)

かなえ(だいぶ……やられちゃったな……もう立てねー。女の顔殴るとかサイテー)

かなえ(気絶してたみたいだな。どれくらい寝てた……)

ズキン

かなえ「ぐッ!!」

かなえ(後頭部はねーだろ、後頭部は。頭……いてー)

かなえ「コブ、出てるかな……触ッてみよ」

ヌチャ…

かなえ「あ……? 血……?」

ズキンッ

かなえ「あぐァッ!? いっだァ!!」
52 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:36:29.71 ID:g7c/Lcgio
かなえ「あ……あ……」

かなえ(なんだ……これ……)

かなえ(いたいンだけど……これ……)

かなえ(おい少年……早くおまわり呼んで来いよ……まさか……ただ逃げたの?)

かなえ(寒……)

かなえ(また……損しちゃッたよ……)

かなえ(死ぬ……かも)

かなえ(……)

53 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:36:56.10 ID:g7c/Lcgio


かなえ「ん……」

眩しさを感じ、かなえは目を開いた

かなえ「お……ここ病院?」

天井は白かった。記憶にない風景に、自分が助かったことを確信した

でも、何かおかしい。後頭部に感じる感触は固い。体に感じる感触も同じだ
自分が今寝そべっているのはベッドではないらしい。

そう気づいた時――

「あ、起きましたか?」

かなえ「ひぁッ!?」

見知らぬ男がかなえの顔を覗き込んだ
54 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:37:22.44 ID:g7c/Lcgio
かなえ「な、なに? あんた誰?」

かなえは驚き、起き上がった

かなえ「え……?」

驚きは収束することなく膨れ上がっていく

起き上がったかなえの目の前に鎮座するのは巨大な黒い玉。
そしてこの場所は病院ではなくどこかのビルの一室。
大きな窓の向かい側からは、かなえが住む街の中央に位置する巨大な駅が見えた。外はもう暗かった
55 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:38:29.91 ID:g7c/Lcgio
奇妙な状況ではあるが更に奇妙なのは、この部屋にいる顔ぶれだった

年齢層がバラバラだ

さっきかなえに声をかけてきた前髪の長い若い男。今はかなえの方を見て心配そうにおろおろしている
よく見れば、そのワイシャツの下からは黒いラバーのような生地の『何か』が見えた

もう一人は黒いボディスーツのようなものを着た若い女。かなえには興味がないようで鏡で自分の顔を確認していた

次は野球のヘルメットを被った男。この男も若い女と同じような黒いボディスーツを着ていた。
床に寝そべりストレッチを行っている
この3人は妙だった。この状況に適応しているのか落ち着き払っているのだ
それに彼らは皆似たような黒いスーツを着ているようだ

他の人々はガヤガヤと混乱、困惑の声を上げていた
56 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:38:56.96 ID:g7c/Lcgio
かなえ「あ……!! 水無蓮花……?」

まずかなえの目に留まったのはテレビでよく見る芸能人の姿だった
『水無蓮花』この名前を聞いて知らないと答える者はあまりいない
彼女は女優。10代の頃から活躍しており、現在は歌手やミュージカル女優としての地位を確立している

去年の大河ドラマで見せた演技は老若男女に感動をあたえたものだ

そんな彼女も現在の状況に戸惑っているようだった

水無蓮花(以下水無)「え……? なに……?」


「おいッ! なんだよッ! てめーらはよォッ!」

かなえ「わッ……」

水無「きゃッ!」

今、怒鳴り声を上げたのは部屋の隅で落ち着きなく貧乏ゆすりをしていた男だ
風貌は厳つく、裏の仕事を行う人を思わせる
厳つい中年男は続ける。言葉は黒い玉の側に居る黒いスーツを着込んだ3人に向けられていた

「おめーらが連れて来たんだろここまでッ!」
「鉄砲で俺を脅してッ! 車出させてッ!」
「おまわりと銃撃戦なッて!」
「その後……ほらッ! 俺をどうにかしてここまで連れて来たんだろ!? こンの強盗野郎がよォ!」
「おらッ! なんか言えコラッ!」
57 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:39:22.48 ID:g7c/Lcgio
厳つい男のセリフはなんとも支離滅裂で混乱していることを感じさせた
怒号は不安の裏返しだった

それはかなえも、恐らくこの部屋に居る数人も同じことだ

しかしさっきのは不安を煽る言葉ではあったが
彼らが厳つい男の言う強盗や自分を襲った不良の仲間であるとは思えない

どちらかといえば、彼らも連れてこられた被害者、そんな雰囲気が――

ジジジ…

かなえ「!」
58 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:40:08.22 ID:g7c/Lcgio
突然、一本の光の線がかなえの足下を這い出した

かなえ「えッ!? 何ッ!? これ……えッ!?」

光は音を立てながら徐々に上へ上へと登っていく

その光は何か一つの形を作り上げているようだった

かなえ「あ……あぁあ……!」

水無「これ……人……ッ?」

光が作り出したのはスーツを着た少々小柄なサラリーマンであった
厳つい男はまた声を張り上げる。だがその声は驚きからか言葉が進むにつれ弱く小さくなっていくのだった

「おいッ! なんだ……これ……マジか……よ……」
59 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:40:34.32 ID:g7c/Lcgio
「新しい人は7人、全員で10人……よッし! これで全員かな! 一応……いつものやるか」

困惑する人々もこの不可思議な状況に言葉を失った時、ヘルメットを被った男が立ち上がり手を叩いた

「はい! 皆さん! こッち見てー!」

「驚かれている人も多いかもしれないけど……皆さん恐らくここに来る前、ちょッと危険な目とか痛い目にあッたと思うンです!」

「そこの女の子! 君はここに来る前に何か危険な目にあった?」

かなえ「あ、アタシィ!? アタシ……不良に絡まれてそれで頭の後ろ殴られて……」

「そこの……水無さんは?」

水無「えッ……私は……別に……」

水無「あッ!」

水無「私そういえば……舞台稽古してて足踏み外して奈落に……」

「そこのイケメンくんは?」

ヘルメットの男は、今まで他の人々に混ざらず何か言う訳でもなく窓をボーッと見ていたもう一人の細身の男にも聞いた

「僕? 僕は……そうッスね。ちょっと、刺されて」
60 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:41:02.44 ID:g7c/Lcgio
ヘルメットの男は続けた

「そう! そんな感じでみんなはそれぞれ違う場所≠ナ違う理由≠ナ危ない目に合ッてここに連れてこられた訳です」

「ここに前からいた俺ら3人も同じです! 強盗なんかじゃない」

「事態が飲み込めないだろうけれど! とにかく今は時間がないし、説明する時間もないから!」

「この黒い玉……から出てくるスーツを着て、好きな武器取って。とにかく俺らに着いてきて――」

「生き残ッてください! 話はそッからッつーことで!」


かなえ「は……? 生き……残る?」
61 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:41:55.24 ID:g7c/Lcgio
一度静かになった部屋は再び賑やかになった
厳つい男、先ほど来たサラリーマンはヘルメットの男に詰め寄る

「おい! どういうこッた生き残るッて! これからカチコミにでも連れてかされて鉄砲玉にでもなれッてのかよ!!」

「家に帰してくれ! なんだか分からないがとにかく帰してくれ!」

ヘルメットの男はそれに返すことなく、前髪の長い男と話をしていた

「すいません本田さんいッつもこういうことやらせちゃッて」

本田「木城くん気にせんといいよ。こういうのなら俺の方得意だから」

木城「助かります」

本田「……さーて、今回は何人戻って来られるか」
62 :⊇レヽつは見ての通りのイ可の脈糸各もナょい文字の羅歹リだす ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:44:12.09 ID:g7c/Lcgio
辛斤ιい 朝カゞ来 た

希望の朝ナニ″

喜ひ″レニ 胸を閉レナ 大空アぉレナ″

ラ゙/″才の 声に イ廴聿ゃカゝナょ胸を

この香ゑ 風 ニ開けよ

ξれ一二三
63 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:44:58.01 ID:g7c/Lcgio
かなえ「……え?」

水無「ラジオ体操……?」

本田「そろそろか……」

木城「……」

明らかに場違いな歌が黒い玉から突然流れた

静さを再び取り戻した部屋の人々の視線は黒い玉へ向けられた
玉に文字がぼんやりと表示された

かなえ「これ……なに……?」
64 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:45:54.53 ID:g7c/Lcgio
τめぇ達の 命は、

無く ナょ りま ι た。


辛斤 しい命を

どぅイ吏ぉぅ と

私の勝手です。


といつ 王里  屈なわ レナ だす。
65 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:46:34.95 ID:g7c/Lcgio
ガシャッ

かなえ「わッ」

黒い玉が開く

そこにはいくつかのアタッシュケースと銃が収められていた

ケースには拙い文字で名前が書かれている
名前と言ってもあだなであり、どれが誰なのかは分からない

かなえ「銃……?」

おもちゃのような形をした銃だった
これが自分たちにどのように関係するものなのか……見当もつかない
66 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 16:49:22.82 ID:g7c/Lcgio
玉が開くと同時に、玉の表面に何かが映し出された

かなえ「次から……なんなのいッたい」

↓1【今回の星人はイ可ナニ″すカゝ?】

☆星人テンプレ
【名前】
【特徴】
【ロぐせ】
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/04(金) 17:00:39.59 ID:AYBW2meW0
【名前】
ニンニク星人
【特徴】
とてもいきがくさい
【ロぐせ】
いまいそいでいるので
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/04(金) 17:06:40.08 ID:AYBW2meW0
ごめん>>67はなしでできたら。ねぎと被ってた

【名前】
こびと星人
【特徴】
ななにんいる
ぼすがいる
【ロぐせ】
われわれはやくだちますから
69 :安イ西 途中無効シませω 責任持って安イ西だしてくだちい ょзι<  ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 18:50:08.46 ID:g7c/Lcgio
ニンニク星人

【特徴】
つよい
めっさゃくちい
すぐどっかいく

【ロぐせ】
いまいξいでいるので


表示されたのは顔が赤くて妙に鼻の大きい人間らしき者の写真だった
玉に書かれた星人という意味はよく分からないが、かなえ達はそれを見て口々に話し始める

「いつ帰してくれんのぉー? オレ、高橋にバイク返しに行かなきゃなんだけどー」

「ひッ! 女……女だ……」

かなえ「なに……? 星人?」

水無「なんなの……?」


「なんかの番組じゃないッスか?」

かなえの後ろで言ったのは先ほどの本田≠ニ呼ばれていたヘルメットの男に質問されていた細身の男だった
細身の男は馴れ馴れしく話し始める

江島「あ、すンません。僕、江島ッて言うモンです。デイトレーダーやってます」

江島「見てくださいよ。あそこにいる本田ッて人。あの人、ソストバンクの選手じゃないですか?」

江島「盗塁すごい人」

かなえ「あ……そういわれてみれば何か前、バラエティに出てたような」

江島「それに水無さんもいるじゃないですかァ……芸能人でしょ? あなただって」

水無「え、えぇ」

江島「逃走中みたいなヤツ、やるんじゃないかなーッて」

水無「あ、あぁ!」

江島「それなら今、ここに来るまでのことが全部は仕込み≠セッたッてことで辻褄合いますよ……」

水無「そ、そうね! そう……かも!」

かなえ「え、えぇ……そう、かァ?」
70 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 19:04:11.88 ID:g7c/Lcgio
かなえ(アタシは信じらんないけど……他の奴らはどうなんだろう)

かなえ(パニックになったらめんどくさいことになるよね)

↓1【コンマ下一桁判定:落ち目(笑)は3以下で ン|犬 シ兄 できます】

↓2【コンマ下一桁判定:ヤクザもどきは4以下で ン|犬 シ兄 把握できます】

↓3【コンマ下一桁判定:かたぎりくんは3以下で ン|犬 シ兄 把握できます】

↓4【コンマ下一桁判定:不良処女は7以下でン|犬 シ兄 把握できます】

↓5【コンマ下一桁判定:バッファロービルは9以下で ン|犬 シ兄 把握できます】

↓6【コンマ下一桁判定:窓際の山田くんは2以下で ン|犬 シ兄 把握できます】
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/04(金) 19:06:27.39 ID:AYBW2meW0
ほい
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:08:46.81 ID:kbmhQ8uTO
ぽい?
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/04(金) 19:09:29.15 ID:I2EPurUJO
はい
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:11:12.39 ID:hSQTTRl5O
ksk
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:15:43.96 ID:KsxlByWVO
ほっ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:17:24.79 ID:hSQTTRl5O
ラスト
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/04(金) 19:22:16.31 ID:AYBW2meW0
死亡は田村と江島でOK?
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:26:11.62 ID:hSQTTRl5O
逆じゃね?把握できたのが二人だから残りが……
79 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 19:27:43.01 ID:g7c/Lcgio
江島の『この状況がゲームである』という発言を聞いた数人は安堵した

水無「ゲームよね、そうよねッ。生き残れば帰してもらえるのよねッ」

水無は震える手を隠し、笑い出した

「あぁ……ゲームかよ。途中で帰ってもいーよな」

「やッぱり僕には無理だ……家に帰りたい。引きこもッちゃいたい……あぁ……」

学生服の二人は自分の世界に入り込んでいる
一方最後に来たサラリーマンはというと、まだ黒服の3人に詰め寄っていた
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:30:02.04 ID:AYBW2meW0
>>78
念のために次のためにキャラと星人を作っておくか
81 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 19:39:55.29 ID:g7c/Lcgio
厳つい男が部屋の奥へと消えたと思うと、また戻って来た

かなえ「お……」

その恰好は最初に居た3人と同じ黒いスーツ姿であった
男は本田の肩を叩く

「……あんた、ソストバンクの本田だろ?」

本田「あ、あぁ……はい。そうだけど」

「さッきは……悪かった。頭を冷やしたよ。さッきまで強盗に襲われてよ……そいつに撃たれたんだ……パニックになッていた。恥ずかしいが」

本田「来た時は皆こんなモンですよ。あ……スーツ、着てくれたんですね」

「あぁ、何が何だか分からんがよ。取り合えずただ事じゃねぇッてのは分かった」

「全部信用したッて訳じゃないが……アンタらに着いていく。その方がいいんだろ?」

本田「まぁ……そうッすね。生き残る確率は上がると思う」

「そうかよ……分かッた。とにかく着いていこう。終わッたらこれが≠ヌーいうことか教えてくれるんだよな」

本田「もちろん!! ……全部、教えます」
82 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 19:52:43.38 ID:g7c/Lcgio
田村「俺は田村ッちゅうもんだ」

本田「あ、はい。よろしく……です」

*

江島「じゃ、僕も着替えよっかな」ヌギ

かなえ「お、おいッ! あんたここで着替えるのかよ! ダメだろ!!」

江島「でも時間ないらしいし。イヤなら後ろ向いてたら?」

江島「それに……着替えないの?」

かなえ「グッ……」

かなえ(でも時間がないのは確かだな。色々信じられないけど……どうしようかな)

↓1【才寺っτいきたいもの選ンでくだちい 2っまで持つていけだす】
1黒いスーツ
2奥の部屋にある刀みたいなやつ
3玉の中に入ってた銃
4玉の中に入ってた大きい銃
5玉の中に入ってた特に変な形の銃
6変な機械
7ゴツいマシン(これを選ぶとほかの物を持っていけない)
83 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 19:54:15.53 ID:g7c/Lcgio
【05:00】
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:56:25.96 ID:AYBW2meW0
5はYガンで6は7は100点武器?
個人的には1と5かな……安価下
85 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 19:56:36.41 ID:g7c/Lcgio
才寺っτレヽレナゑものは3つまでですた ごめωナょ、ナレヽ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 19:57:11.35 ID:u4tZTaokO
1、2
87 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 19:58:39.35 ID:g7c/Lcgio
↓1【もう1個どつぞ】
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 20:00:24.30 ID:AYBW2meW0
5
他の人は使わないだろうし。6も気になるが次の機械に
89 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 20:43:40.68 ID:g7c/Lcgio
かなえ(しゃァーない。アタシも着替えるかァーッ)

かなえ(急がないと……)

かなえは一旦部屋を出、着替えることにした
アタッシュケースに書かれてあったあだ名はブアイソー
恐らく自分のことだと取ってきたのだ

スーツはいつ採寸されたのか丁度合うように出来ており、服を全て脱がない内には着られないようだった

薄い胸を覆うブラジャーを外し、誰にも見られていないことをもう一度確認した後、パンツも脱ぎ捨てた

黒いスーツは上下のパーツから成っており円盤状のパーツがところどころにくっ付いていた
スーツの見た目は一見コスプレ衣装。これを着たところで何かが変わるとは思わない。

だが着なかったことで何か起こるのは、怖い。

そうこうしている間に着替えは終わる。案外着やすいものだ

奥の部屋に落ちていた刀の柄のようなものをとりあえず持ち、更に玉の中に入っていた変な形の銃をもぎ取り、準備は完了、な訳だが

かなえ(変な形のやつが一番強いッて相場が決まッてるだろ!)

かなえ「で……」

かなえ「どうやって行くんだ?」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 20:48:49.62 ID:AYBW2meW0
原作でも加藤と岸本は状況判断できているとはいえないから、ここで状況判断できていない奴にも生存コンマしてほしい所
91 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 20:58:45.53 ID:g7c/Lcgio
本田「どうッて……ねェ?」

木城「説明するのは難しいですね……光がバーッてなってキラキラーッて」

本田「ホントそうとしか言えないよねェ」

容量を得ない答えに田村とかなえは困ってしまった
だが、その答えはすぐに分かることとなる

ジジ…

本田「お、俺からか」

かなえ「うわッ」

本田が先ほど来たサラリーマンが現れた時の状況と逆を辿るように頭の先から消えていくのだ

田村「おい! 大丈夫かよ!」

本田「大丈夫ですよ。こうやって強制移動させられるんです、毎回」

本田は残った口で話した

かなえ「あ……アタシも――」

かなえも同じように、そして部屋の中に居る人々も光の線に切り取られるように消えていった

92 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 21:21:21.93 ID:g7c/Lcgio
かなえ「……うおッさむッ」

気づくと、かなえは人気の少ない住宅街の路地に立っていた
転送させられてきたらしい。実感はない

隣には木城と名乗る男もいた
かなえは「あの」や「ちょっと」と話しかけたが彼が返してくることはなかった

本田「おーいッ! おーいッ!」

すると前から本田がやって来た。隣には田村と江島もいた。それとかなえと目を合わすこともなかった女も

本田「木城くん。他の参加者≠ヘもうどッか行ッちゃッたよ」

木城「……そうですか」

田村「追いかけないのか?」

本田「いや、諦める。ここらは敵の巣ですから。深追いして孤立すれば……死ぬ」

田村「敵? ……あの玉に出てた何とか星人のことか? もしかして俺らはこれからそいつ――」

本田「そうです。その星人を殺しに行くんです」

本田「信じられないだろうけれど……」

本田「そこの……そこの君」

かなえ「またアタシ?」

本田「君も一緒に行くだろう?」

↓1
1いく
2いかない
3その他
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/04(金) 21:30:45.72 ID:bg9VktLy0
94 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/04(金) 21:48:37.71 ID:g7c/Lcgio
急レニ中断ιます
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/05(土) 01:10:19.16 ID:CkNdXYks0
これは期待
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/05(土) 09:47:29.59 ID:ySx0osWm0
護身的には水無と赤崎には生き残ってほしい所
97 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 01:43:09.46 ID:0v0kRhMio
急レニ 女台まゑんτ″す
98 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 01:59:31.11 ID:0v0kRhMio
かなえ「行くよ……一緒に。決まッてンでしょ」

かなえは精一杯威勢を張って強がって見せた
しかし足は少し震えていた

本当は怖い。異様な状況に異様な空気を肌に感じ、内心怯えていたのだ
だが、ここでそれを見せるのは自分の性格が許さない

かなえ(ここではぐれたら……絶対死ぬ。100パー死ぬ)

かなえ(そんなの……イヤ)

かなえ(でも……こいつらにナメられるのもムカつく)

そんなかなえの感情など彼らにとっては関係ないもの
恐らく経験者≠ナある木城と本田、それともう一人は集まって話し合いを始めていた

本田「木城くん、敵は?」

木城「10人くらい。見て」

木城は手首を軽く振ると、そこに画面が表示された。何かのレーダーらしい

本田「ほー、そーだねー。動きから見て……ん?」

本田「固まッて動いてる……? グループになッて?」

木城「ええ、こッちに気が付いてるかもしれない」

本田「やッかいだねぇ。どーする? あ……双海さんはどう思う」

本田は今まで二人の輪に入ってこなかった女性に声をかけた

双海「あ……私?」

双海「私は来たばッかりだし分かんないから……パスで」

本田「あ、あぁ、そう」

かなえはこの女性の声を聞いたのはこれが初めてだった
99 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 02:14:23.03 ID:0v0kRhMio
木城「動きから見て、まだこッちがどこにいるかは気が付いてないみたい。僕らが来たこと自体は分かッてるけど」

木城「僕、あそこで狙撃≠オて来ます」

木城は自分の横にあるアパートの屋根を指さした。そんな場所にどうやって登ろうというのか

木城「本田さんはここにいる人達と一緒に見張ッてて」

本田「了ー解ッ」

本田「――だッてさ」

本田はかなえらの方を向き、言った


田村「だッてさ、ッて言ッたッて。どうすりゃあいいんだよ」

かなえ「そーだよ」

江島「大人しくしてろッてところでしょ?」

江島が口をはさんだ

江島「あの木城ッて人がリーダーッてところでしょ?」

江島「あの人の側に居れば何とかなるッて感じ」

本田「あー、まぁ……そーねッ。そういうこと。だから、みんな俺の側を離れないよーに」


かなえと田村は何とも釈然としない表情を隠せずにいた
自分のよく分からないところで事が進んでいくのはなんとも気持ちの悪い感じがするからだ

しかし、自分たちが危険に晒されないよう動いてくれているのは確か
その為、何も言えずにいた
100 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 02:22:10.72 ID:0v0kRhMio
木城「じゃ、行ッて来ます」

本田「ああ。下≠ヘ任せて」

木城「ええ」

こうして軽く話した後、木城は手首の機械を何やら操作しだした

そして、消えた

かなえ「えッ?」

本田「こうやッて透明にもなれンだよ。すごいッしょ?」

かなえ「ああ……」

ここまで訳の分からない状況に置かれれば声も出ないものだ
微かに着地した音が聞こえたアパートの屋根を見て、かなえはため息をついた
101 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 02:38:50.10 ID:0v0kRhMio
アパートの天井は弱い風が吹いていた

透明になった木城は手首の機械を頼りに標的を探した

木城(どこだ……どこだ……)

木城(……)


木城(居たッ! 見つけたッ!)

誰からも見えないが、木城は大きめの黒いライフルを構え、スコープを覗いた

スコープの向こうに居るのは5体のにんにく星人

顔、皮膚の色は人間離れしているが、姿形は人間に近い
恰好もタンクトップにジャージと人間的だ。これが社会に潜み生きる宇宙人≠ネのか、それは木城にも分からない

木城(これから殺す奴に情けなんて……かけられるかよッ)

警戒しているのは分かるが、こちらが狙っているとは気づいていない

トリガーを引き、目標を固定した。木城が器用に上下あるトリガーを操作すると、複数の目標に攻撃を当てることができる
狙うは5体全て

当てるまでは良い。問題は1発で殺せる≠ゥだ

↓1〜5【コンマ下二桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/06(日) 02:40:55.90 ID:AtMY1F3Q0
加藤
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 02:47:46.20 ID:7bIWAmcho
高い方がいいの?
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/06(日) 02:48:58.98 ID:AtMY1F3Q0
稲葉
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 02:51:28.59 ID:cKKXcQWMo
コンマなら連投ありだよね
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 03:10:51.37 ID:AtMY1F3Q0
ラスト
107 :ぇ車才殳臨木幾応変レニぉねιゃす  ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 03:31:15.43 ID:0v0kRhMio
間抜けな音が、かなえの頭上を流れた

かなえ「!!」

田村「何か来たのか!?」

本田「あはは、あれはね、木城く――」

双海「銃の音。ビビりすぎ。うるさい」

本田の言葉を遮ったのは双海と呼ばれた女だった

かなえはその物言いが気に入らず、双海を睨む
しかし、かなえが放ったとげとげしい視線は彼女の視界には入らなかったようだ

*

額を流れた汗は木城の長い前髪を濡らした

銃撃は確かに当たったはずだった
銃は着弾してから数秒、間を置いて、その効果を見せ始める

星人の身体は突然膨張し始め、破裂した。腕は風船を膨らませたかのように膨張しちぎれ飛ぶ

足を撃たれた者はその痛みに絶叫し、紫色の血をまき散らしながらのたうち回る

更に大型ライフルの威力は星人のみならず周囲にも及んでいた

路地裏突き当りにあったブロック塀は無残に砕け散り、その巨大な破片はにんにく星人を下敷きしたのだ


そこまでは良かった

木城(どこだ……どこに……どこに行った……?)

スコープの向こうで苦しんでいる星人は 2体

3体、星人が消えた

木城(僕らみたいに……姿を隠したのか……?)

木城(まさか――)

いやな気配を感じ背後を確認する
が、何も変わりはない

木城(良かッた……下も変化はないらしい)

木城(透明化能力……あるいは……瞬間移動)

木城(どッちだ? どッちが正しい?)
108 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 03:48:36.03 ID:0v0kRhMio
木城(いや、今はどッちでもいいか……)

考えるより先、とにかく逃げ遅れた2体を始末する方を選んだ木城は再び銃のグリップを握った

逃げ遅れたとされる2体は銃撃を受け、上半身を飛ばし呆気なく動かなくなった



木城が本田のところへ戻って来た

本田「どうだッた?」

木城「5体の内2体、殺した。3体は撃ッたことは確かだしダメージも受けてた……と思う」

木城「でも……消えた」

本田「消えた?」

木城「ええ。瞬間移動か何かして逃げたンだと思うんです……レーダーの反応もさッきからおかしい……」

本田「なるほどねェ……」

かなえ「どうなッてるの? その星人……? とかいう奴ら」

本田「うーん……ちょッと手間取りそうだなァ」

田村「……俺らにもできることはあんのか?」

本田「いや……どーだろ」

かなえ「どーだろッてさァ……その煮え切らない態度、どうにかならないの?」

本田「……」

*
109 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 04:02:55.50 ID:0v0kRhMio
そんな時、水無蓮花は銃を片手に一人住宅街をさ迷い歩いていた

水無「……」

正確に言えば、カメラとスタッフを探していた
自分がどこでいつの間に撮られているのか知らない限りは気が済まないのだ

水無は顔に出さないもののその実、苛立っていた

それは自分がこのような番組≠ノ出させられている状況にだった

水無はプライドが高い女であった
10代の頃から歌手として活動してきており、それなりの地位を確立してきた彼女は、歌番組またはドラマ以外の番組への出演をよほどのことが無い限り断ってきたのだ

バラエティ番組やお笑い番組を低俗なものとし、蔑んできた彼女にとって今のどっきり番組%I状況が我慢ならないのだ

水無(マネージャーの奴どこに行ッたの)

水無(こんなくだらないこと……させやがッて)

江島という男に「これはゲームだ」と言われてからすっかり安心した半面、こうして怒りがこみ上げてくるのだ

↓【コンマ下二桁判定:06以下で星人に遭遇】
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 04:10:11.45 ID:UTca53190
ほい
111 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 04:19:25.55 ID:0v0kRhMio
水無(いない……どこにあンの……カメラ)

水無(高性能かよ……ッ!)

歩き疲れたその時、一つ向こうの道に車が見えた

大きな通りに出られるらしい
水無はそちらに向かって歩き出す

水無(良かッた……この辺り暗くて怖いのよね……)

その時であった

ピンポロパンポン ピンポロパンポン

水無「?」

彼女の耳に何やら間抜けな音が聞こえて来た
何かを告げるチャイムあるいは何かを警告する音らしい
しかしこれは何なのかは分からない

水無「携帯の着信?」

ポケットを探るが何もない。そもそも彼女の携帯電話の着信音はそんな音ではなかった

不思議に思い辺りを見回しながらも、水無の足は大通りへと向かっていた

↓【コンマ下二桁判定:06以下で ち〜ω】
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 04:34:25.06 ID:UTca53190
連取なら安価下
113 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 04:37:51.28 ID:0v0kRhMio
すまな 、ナ い ここτ″言丁正

06以下で ち〜ω

07以上τ″ち〜ωナょのτ″すナニ

という言尺で生存
114 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 04:54:47.12 ID:0v0kRhMio
ピンポロパンポン ピンポロパンポン

水無はこの音に不気味さを覚え、大通りに出るのをやめた
それは本能によるものだった。それ以上の理由はない

水無「はァ……いつ帰れるのよ……」

*

髪の明るい女子高生は初めからこのゲーム≠ノ参加するつもりなどなかった

性格としては、かなえと同じく気に入らないことには積極的に首を突っ込んでいく性質ではあるが、この意味不明な状況に感情移入できるほど彼女は冷静ではなかったのだ

ここに来る前、仲間から借りたバイクで事故を起こしてきた彼女はとにかく詫びを入れねばと考えていた

その為、するべきは今、このくだらないゲームから抜け出すことだ
そうして彼女は水無と同じく、大通りへと向かっていた

↓1【コンマ下二桁判定:02以下で星人と遭遇】
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 05:09:46.31 ID:AtMY1F3Q0
ほい
116 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 05:21:31.03 ID:0v0kRhMio
転送されて来たこの住宅街は寂れており街灯も数えるほどしかない
その数えるほどの街灯も寿命が尽きかけており、時折不規則に点灯するのだった

「うッわ……こわ。早く帰んないと」

それに恐怖感を抱いた女子高生は大通りへと足早に歩き出す

ピンポロパンポン ピンポロパンポン

耳元で妙な音が聞こえるが、気にしてはいなかった

↓1【コンマ下二桁判定:03以上でち〜ω】
117 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/06(日) 05:37:32.58 ID:0v0kRhMio
急レニ中断ιます

安イ西下
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 06:28:32.70 ID:AtMY1F3Q0
00
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 08:23:01.33 ID:9gBgt/YLO
おぉう…まぁ、誰かしらはこうなるか…
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 08:52:20.96 ID:AtMY1F3Q0
03はほぼ無理だよ……次のキャラに望みをかけるわ
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 08:56:08.04 ID:eDwgGbzvo
逆に水無は良く生きながらえたな
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 14:03:07.64 ID:Jv7Eg9y1o
バトロワみたいに範囲外に出ると死ぬの?
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/06(日) 14:10:53.89 ID:AtMY1F3Q0
>>122
原作読んでね。そこは
124 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/07(月) 16:47:29.01 ID:ZG7Qj5nvo
急レニ 女台まゑんτ″す
125 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/07(月) 16:50:18.35 ID:ZG7Qj5nvo
急レニ 女台まゑんτ″す
126 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/07(月) 16:51:07.42 ID:ZG7Qj5nvo
急レニ 女台まゑんτ″す
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/07(月) 17:02:18.32 ID:bUYFpykS0
どうした
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/07(月) 17:34:48.82 ID:bUYFpykS0
どうした
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/07(月) 19:02:12.11 ID:bUYFpykS0
どうした
130 :ゅっ>(ゝー⊂才殳禾高ιτぃ、ナます  ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/07(月) 20:36:55.53 ID:ZG7Qj5nvo
更に大通りへ向けて奥へと進んだその瞬間

女子高生の頭が、大きく膨らんだ

「ぷァ」

喉から上がって来る空気

それが間抜けな声として発せられた後、彼女の頭は爆発した
何が起こったかさえ分からぬまま、脱落≠オてしまったのだ

街灯の光は消え、死体の存在は誰かに踏まれるかするまで気づかれることはないだろう

*

一つ先の通路

サラリーマンは本来自分が帰るべき場所――つまり、会社へ帰ろうとしていた
本来帰るべき場所として、そこを選ぶということ自体適切ではない

しかし、全てがうまくいっていない#゙にとっては会社とは自宅より比較的∴タ心できる場所なのであった

(こッちなら駅に近い……そこでタクシーを拾ッて……クソッ、厄介なことに巻き込まれたばっかりに)

その後ろを着いて歩くのは顔色の悪い制服姿の学生だった

何故学生は木城ら共に行かず、彼らの話に耳を貸さず帰ろうとするサラリーマンに着いて行ってしまったのか
それは女≠ェいたからだ

彼は女性恐怖症だった
それは中学時代、女子から酷いイジメを受けたことに起因する
彼自身、気はかなり弱い方であったが、このゲーム≠ノ参加する意欲は他の新参≠謔闔揩ソ合わせていた
それは彼の現実逃避願望を叶えてくれそうだから、という理由だが

そんな情けない事情の重なりでこのような事態に陥っているという訳だ

こうして歩き始めてから五分は経っている

「あの……あの……すいません……ちょッと……ねぇ……」

学生が精いっぱいの勇気を振り絞り、初対面のサラリーマンに声をかけているのだが、その声が届くことはない

↓1【コンマ下二桁判定:36以下で星人と遭遇】
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/08(火) 06:11:02.23 ID:jpzEMRabO
ぽい
132 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/08(火) 06:28:08.30 ID:qy1Lu5Yqo
↓1【コンマ下一桁判定:窓際族とカゝ ナニ 、キ″ (ゝ >んカゞ出会っナニ星人レま?】
09:手負ぃのにんに > 星人2人
87:手負ぃのにんに > 星人とそれを庇うやつ
6543:にんに> 星人1人
21:にんに > 星人のガキ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/08(火) 07:03:28.56 ID:jpzEMRabO
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/08(火) 07:11:17.18 ID:vy5ottb30
昨日は大変でしたね
135 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 17:29:39.69 ID:dn+qvd7Eo
急レニ 女台まゑんτ″す
136 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 17:39:14.28 ID:dn+qvd7Eo
不意に、強烈な臭いが二人の鼻を突いた為、足を止めた
この臭いに覚えがある。ニンニクの臭いだ

「お前……さッきからニンニク臭いんだが」

サラリーマンはやっと学生の方を向き、彼を睨んだ

「い、いや! 僕じゃないです!」

学生は答えた
そう、この臭いはどちらのものでもない
彼らに近づくにんにく星人から放たれた臭いなのだ

↓1【コンマ下一桁判定:レニωレニ>星人レまと″⊇ レニ レヽ ナニ?】
098:遠く
7654:ちょっと離れたところ
321:目の前
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 17:39:28.47 ID:84E5lGXr0
どうなる
138 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 17:58:23.84 ID:dn+qvd7Eo
「おい……あれ……なんだ?」

サラリーマンが気配に気づき、指をさした

その先、少し離れた場所で二人を睨みつけるにんにく星人の姿があった

学生は叫ぶ

「あれが『にんにく星人』ですよッ! あれを倒さなきゃいけないらしいですッ!!」

「は……? は……?」

サラリーマンは自分の目を疑った
特殊メイクにしてはよくできている。いや、出来すぎている
星人は人間の姿に似ていたが、やはり何かが違う。それはまるで地球上のものでない何か別の生物にも見えた

その時、にんにく星人は二人に向かって怒鳴った

にんにく星人「私達の仲間を殺したのはあなた達ですかッ!? あなた達ですねッ!!」

にんにく星人「私はあなた達を許しませんッ! なので私はこれからあなた達を殺しますッ! その後、全員を殺しますッ!」

声から怒りは伝わるが、言葉は妙に丁寧であり、何か英語を直訳した時のような不自然さを感じさせた
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 17:59:58.14 ID:4lv2GqQCO
これ何にも持ってないんだっけ
……死にそう
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 18:02:41.65 ID:84E5lGXr0
絶体絶命かな
気付けないだろうが
141 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 18:09:31.64 ID:dn+qvd7Eo
「おい……逃げるぞ」

サラリーマンがそう言い、学生の方を見やった
しかし、学生は既にやる気≠ナあり、星人に向けて銃を構えていたのだ
サラリーマンは学生のシャツを引っ張った

「おいッ! どういうつもりだ! それにその銃……」

「持ッて来てたんです。これでアイツを撃てば良いンでしょ……? やりますよ、僕は」

「そんなバカなこと……あれはゲームの……何か……キャラだろ!? 逃げれば追ッかけて来ないだろ!! きッとそういう指導≠受けてるはずだ!!」

「いや……アイツ、絶対宇宙人ですよ……そんな気がするんです」

「そんな訳が……」

にんにく星人「攻撃するつもりですかッ!? それならすぐに私はあなたを殺します!! 今行きます――」

にんにく星人はそう言った瞬間、二人の目の前から消えた

「あれッ、アイツどこに――」


二人の背後に立つにんにく星人がいた
にんにく星人は学生に向けて大きく腕を振りかぶる

↓1【コンマ下二桁判定:40以下でかたぎりくん避ける】
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 18:16:05.18 ID:4lv2GqQCO
てい
143 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 18:29:08.03 ID:dn+qvd7Eo
「う……わッ」

学生は咄嗟に叩きつけられた拳を避けた
拳の風圧から、星人の攻撃の威力を想像させる。二人の背筋に嫌な汗が伝った

「なんだ……これ……ゲーム……なんだろ……?」

サラリーマンは自分の手が震えていることに気づいた

「いや……ムリだろ……これ……あ、ああああ」

「うわあああああああああッ」

逃げる
それが彼にとっての最善の選択だった
だが、足が思うように動かず、星人から距離を離すことはできなかった

一方、学生は銃を強く握り、星人に向ける
勝てる。そう思えた。銃が彼に勇気を与えていたのだ

「当たれッ」

↓1【コンマ下二桁判定:84以下でぎょーん】
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 18:30:04.86 ID:4lv2GqQCO
おりゃ
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 18:30:35.87 ID:4lv2GqQCO
あっ…
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 18:35:55.56 ID:1K/igyQ9O
どっちがぎょーんかはまだ分からんぞ
147 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 18:36:06.65 ID:dn+qvd7Eo
ぎょーん

「あッ」

外れた

引き金を引いた時、間抜けな音が鳴り響く
その音に驚き、銃を明後日の方向に向けてしまったのだ

にんにく星人は自分が撃たれたと思い、一瞬怯んだもののすぐに元に戻り学生に再び拳を叩きつけた

↓1【コンマ下二桁判定:35以下でかたぎりくん避ける】
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 18:37:51.23 ID:1K/igyQ9O
はい
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 18:43:20.71 ID:4lv2GqQCO
かたぎりくん意外としぶてぇ
150 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 18:48:27.36 ID:dn+qvd7Eo
「ふッ!」

見切ったとばかりに学生はにんにく星人の拳を再び避けた

(行ける……勝てるぞ……僕……いや……オレッ)

予想以上に自分が動けることに自分自身が驚いていた
今まで送って来た不安な日々が嘘のように思え、学生の口端がにやりと上がった

それを尻目にサラリーマンは逃げ続けていた

(無理だ……これ……やばいゲームだろ……きッと……死ぬッこれッ)

幸い自分は狙われていない
自分が逃げ切るまで学生が死なないことを祈っていた

(あのバカが死ねば次は私に来る……ッ! もう少し頑張ッてくれよ……!)

↓1【コンマ下二桁判定:35以下で窓際の山田くん逃走成功】
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:00:41.14 ID:84E5lGXr0
生か死か
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:03:18.28 ID:Eiyny+/Z0
>>151
生だったな
153 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 19:09:10.05 ID:dn+qvd7Eo
(良かッたこれで逃げられる……早く助けを呼ばないと……交番を探さなければ……)

サラリーマンの姿は夜の住宅街に消えていった

学生はそんなことにも気づかず、にんにく星人と戦闘を続けていた

「次は外さないッ!」

にんにく星人「ッ」

銃の使い勝手を確かめる為、今度は慎重に相手の頭を狙う

↓1【コンマ下二桁判定:84以下でぎょーん】
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:09:25.81 ID:uuWLaWAqO
でも逃げた先が安全とも限らないんだよなぁ
155 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 19:12:55.12 ID:dn+qvd7Eo
ぎょーん

「当たッ……たのかッ?」

青い光が上がり、にんにく星人にそれが命中したようだった
しかし当たった感触がしない。にんにく星人も撃たれて苦しんでいるようには見えない

学生は小首をかしげた

↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:14:37.79 ID:Eiyny+/Z0
死ぬ
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:15:22.82 ID:uuWLaWAqO
大きければいいのか小さいほうがいいのか……
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:18:01.18 ID:Eiyny+/Z0
>>157
ニンニク星人のダメージ判定ぽいから高い方がいい気がする
159 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 19:21:51.62 ID:dn+qvd7Eo
学生が戸惑っている暇はない

にんにく星人は再び攻撃の手を向ける

だが、学生は驚かない。自信があった

2度できたのだから今度も避けられる。そんな確信があった

「来るなら来いよッ……オレは……強いぞッ……」

↓1【コンマ下二桁判定:35以下でかたぎりくん避ける】
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:22:33.83 ID:84E5lGXr0
天意
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:23:00.19 ID:Eiyny+/Z0
死んだか?
162 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 19:38:43.50 ID:dn+qvd7Eo
「ぁれ」

ずん、という鈍い音が聞こえた
避けきれなかったのだ
にんにく星人が振り下ろした拳を受け、頭蓋は砕け、眼球は勢いよく飛び出した

首の骨は折れ、頭はあらぬ方向に曲がる

学生はその場に倒れ、二三度痙攣した後動かなくなった

辺りは再び静かになる

にんにく星人はフンと鼻を鳴らし、その場を去ろうとした
その時であった

にんにく星人の太い首元が急に膨張し始めた
突然のことに驚くにんにく星人は慌て首を抑えるが膨張を止めることはできず破裂してしまう

にんにく星人「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」

首の肉が割け、苦しみもがく星人
紫色の血が学生の血を塗りつぶした

しかし、にんにく星人はまだ死んでいない
銃が破壊したのは肉までであり、器官には達していなかったのだ
にんにく星人、彼らの身体は人間とは比にならないほどの頑丈さを持っていた

星人は唸りながら次ぎの標的を探し、消える
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:44:03.20 ID:Eiyny+/Z0
残念だったね。ここでさければ生き残っていたのに
164 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 20:06:14.60 ID:dn+qvd7Eo
*

「そこで提案なンですが」

と、木城は言った。彼は続けた

木城「2手に分かれて行動した方がいいと思うンです」

木城「レーダーでは敵が分散してるのが分かります……さッき逃がした奴らが何かを伝えたと思う……」

木城「僕はもうちょッとこうして狙撃を続ける……でも一体一体をこうして狙うのッて効率が悪いかな……ッて思ッて」

木城「制限時間は余裕あるンだけど……」

木城「どう、思いますか」


本田「俺はそれでもいいと思う」

双海「わたしも……」

江島「僕もいいと思う……ま、特に理由はないけど」

田村「よく分からねぇが……まぁ」

かなえ「うん……」


木城「じゃあ僕と本田さんのチームで分かれて……行動しよう」

↓1【と″、ナз@于─厶に力□わ(ゝますカゝ】
1木城チーム
2本田チーム
3その他
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 20:10:18.01 ID:84E5lGXr0
2
166 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 20:22:19.49 ID:dn+qvd7Eo
木城「どちらに着いていくかは自分で決めて」

双海「わたしは……木城さんに着いてく」

江島「ふーん……じゃ、僕も」


かなえ「アタシは本田さんに」

田村「俺もアンタに着いていくよ」

本田「分かッた。じゃあ、木城くんこれからはこういう感じで」

木城「えぇ。お気をつけて」

本田「ありがと……木城くんもな。もうすぐ……100点だろ?」

かなえ(100点?)

木城「ええ……恐らくさッき狩ッた2体で100点になッたと思うンですけど……」

本田「そッか……」


本田「行こうか」

かなえ「うん」

田村「ああ……」
167 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 20:31:18.35 ID:dn+qvd7Eo
*
本田、かなえ、田村は現在地より住宅地少し奥の方へ歩いた

田村「アンタがここにいるッてことは……何か危険な目に合ッたッてことだろ?」

本田「えぇ……そうッスね」

田村「何が合ッたんだ?」

本田「去年の……6月かな。デッドボール受けたンですよ」

田村「ああ! でもあの後だッて普通に……」

本田「ええ。でも家に帰ッてから……死んじゃッて」

田村「……死んだ? どういう……」


かなえ(野球なんて分かんねーし。つまんねー……)

かなえ(でも帰るに帰れないし……はぁ)

↓1【コンマ下二桁判定:77以下で星人と遭遇】
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 20:36:36.19 ID:wIh+Cm2kO
169 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 20:44:32.51 ID:dn+qvd7Eo
↓1【コンマ下一桁判定:3人が遭遇した星人ほ?】
0:瀕死のにんにく星人二人
9:重症にんにく星人とそれを庇う奴
8:首を抑えたにんにく星人
765432:にんにく星人
1:にんにく星人のガキ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 20:46:56.03 ID:nwttaHPno
171 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 21:05:10.01 ID:dn+qvd7Eo
探すまでも無かった。にんにく星人は案外あっさりとかなえ達の前に姿を現したのだ

本田「おーいたいた。自分から出てくるとはいい度胸だなー」

にんにく星人「あなた達!!」

かなえ「うわ……」

黒い玉に映し出されていた物と同じ姿をした人型がかなえの目の前にいる
その人とも自分の知る動物とも違う姿に目まいのような感覚を覚えた
逆に本田は言うと、落ち着いており冷静に星人を観察していた

にんにく星人「許しません!! 許しません!!」

本田「へぇ……喋るタイプか……形は人型。前にもいたなこんなの」

↓1【コンマ下一桁判定:レニωレニ>星人レまと″⊇ レニ レヽ ナニ?】
098:遠く
7654:ちょっと離れたところ
321:目の前
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/11/09(水) 21:08:59.85 ID:wIh+Cm2kO
どこだ
173 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 21:36:53.04 ID:dn+qvd7Eo
本田は腰に挿した二本の刀を抜き、それらしく構えてみせた

本田「どう? 二刀流〜ッ」

本田「ちょッと離れてるか……でもダイジョブやろ」

相手との距離を計り、星人に向かって行った

田村「お、おい! 戦うのか!?」

本田「そうですよ。二人はそこで見てなッて……戦うッてのはこういうことだッてのを……見せてあげるから」

早歩きする形で星人に近づいていく本田。その眼は狩るもの≠フそれだった

刀の間合いに入った本田はにんにく星人に斬りかかる

本田「ほらァッ」

↓1【コンマ下二桁判定:96以上で命中?】
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 21:37:54.90 ID:r2QHCrbQo
99
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 21:38:05.04 ID:vQF2j5pV0
おう
176 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 21:39:19.80 ID:dn+qvd7Eo
96以下τ″ιナニ

よって命中?
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 21:43:23.77 ID:uuWLaWAqO
よかったよかった…回避率高すぎてカウンターで死ぬかと
178 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 21:49:39.50 ID:dn+qvd7Eo
本田「でァァッ!! ……あれ?」

命中したはずだった。狙いは悪くはなかった
しかし、そこにはにんにく星人の姿がなかった

本田「あいつどこに……」

その時、田村が叫んだ

田村「後ろだッ!!」

本田の背後に消えたにんにく星人が現れる。にんにく星人は本田の脇腹に蹴りを放つ

本田「やべッ……」

↓1【コンマ下二桁判定:50以下で回避】
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 21:50:17.43 ID:uuWLaWAqO
あっ、だめだ
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 21:51:10.01 ID:84E5lGXr0
セーフ
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 21:52:32.54 ID:uuWLaWAqO
しかし最初のアレといいスーツ着ててこの回避率って
短距離ワープとか持ってんのかね?
182 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 21:57:25.81 ID:dn+qvd7Eo
間一髪のところで本田はその蹴りを躱すことができた
まぐれではなかった
スーツを着ている間の身体能力は人の限界を超えた行動が可能となる
星人と戦うにはこれが必要なのだ

本田「ふーッ、ふーッ、あぶねェー。焦ったァ〜」

本田「次……やッてみる?」

本田はかなえを指さした

かなえ「えッ、アタシ? アタシも戦うの!? さッき『見てろ』ッて言ったじゃん!」

本田「いや……ゴメン、撤回」

本田「コイツ……強い、かも」

↓1【かなえはどんな行動をする? (持ち物:特に変な形の銃、本田と同じ刀)】
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 21:58:55.66 ID:Eiyny+/Z0
変な銃を星人に向かって使う
184 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 22:04:08.02 ID:dn+qvd7Eo
かなえは自分の腰に提げていた銃のことを思い出した
撃つとどんなことが起こるかは分からないが、気になっていたのだ

試し撃ちのつもりだった

かなえ「これッ? これ使ってもいいのッ!?」

かなえは本田に聞く

本田「ああッ! どーぞッ!」

かなえ「じゃあ……」

おもちゃの銃でさえ握ったことのない彼女であったが使い方はそれとなく知っている
構えて、狙いを定めて撃つだけだ

そしてかなえは引き金を引いた

↓1【コンマ下二桁判定:42以下で命中】
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 22:05:08.60 ID:Eiyny+/Z0
高い
186 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 22:15:09.11 ID:dn+qvd7Eo
銃は不気味な音を立てる
そこから射出されたのは3つの弾丸のようなものだった

弾丸は青い軌跡を描きながら、にんにく星人のすぐ横を素通りしていった

外した

かなえ「あぁッ!」

田村「何やッてんだ! 俺に任せろッ!」

黙ってみているわけにはいかないとばかり田村が普通の物より一回り大きい、ショットガン状の銃を構え星人に放った

↓1【コンマ下二桁判定:49以下で命中】
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 22:17:21.60 ID:vQF2j5pV0
おいう
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 22:18:44.57 ID:Eiyny+/Z0
またコンマ60とか呪われているのかよ!?
189 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 22:23:18.78 ID:dn+qvd7Eo
田村「どうやッて撃ちゃあいいンだよこれ……」

とは言ってもこちらも素人。上手くいくはずもなく
銃撃は失敗に終わった

本田「おいおいおいおいッ頼むよ……うわッ」

そうこうしている間に、にんにく星人は態勢を整え再び本田に攻撃を仕掛けて来た

にんにく星人「がああああああああああッ!!」

↓1【コンマ下二桁判定:50以下で回避】
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 22:55:18.08 ID:weWTmKN70
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 22:57:41.96 ID:81Su+5Tmo
すげえ
192 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 23:05:34.33 ID:dn+qvd7Eo
本田「ッ!!」

これも何とか回避成功
当たれば一たまりもなさそうだが、振りが大きい分避けることは容易い

本田「次はこッちの番な……!」

本田は二振りの刀を構え、星人を挑発した

本田「ヘイヘイヘーイッ、ビビッてんのか〜〜〜?」

にんにく星人「ぐ、ぐぐ」

本田「こッちはさぁ……遊びでやッてる訳じゃないの! 本気なの! マジ!」

本田「命かけてさぁ……やッてんの!!」

本田は跳躍し、高く刀を振りかぶる

本田「次は外さねェッ!」

↓1【コンマ下二桁判定:96以上で命中か?】
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:06:08.01 ID:vQF2j5pV0
どっち
194 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 23:08:23.58 ID:dn+qvd7Eo
以下です以下
訂正訂正
よって命中
195 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 23:15:20.08 ID:dn+qvd7Eo
やや大振りな斬撃がにんにく星人に迫る

にんにく星人「ふうううううううう」

にんにく星人「があああああああああッ」

かなえ(あれ? さッきみたいに瞬間移動しないのか……?)

↓1【コンマ下二桁判定:55以下でにんにく星人回避】
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:15:42.96 ID:m1bhrvuvo
うら
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:15:44.23 ID:weWTmKN70
ほい
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:17:40.19 ID:uuWLaWAqO
瞬間移動にはスタミナ使うとかかね
近接相性悪いな……

あと死んだけど強かったんだなひっきー
199 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 23:18:08.95 ID:dn+qvd7Eo
本田「おらああああッ!」

↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:19:27.23 ID:Eiyny+/Z0
[ピーーー]
201 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 23:30:21.60 ID:dn+qvd7Eo
刀はにんにく星人の両腕を容易く切断した

かなえ「うッ……おえぇッ……うヴ……」

吹き出る紫色の血はニンニクのような臭いを漂わせながら辺りに散る。本田の顔を濡らす
その断面からは人間の骨に近い物が飛び出し、レモンを力任せにつぶした時のような音を出していた
にんにく星人の悲鳴を聞いたかなえはたまらず嘔吐した
敵とはいえ、そのやられ様を見せられて気分が良い訳はない

だが、まだにんにく星人は生きていた
息も絶え絶え、腕の痛みに赤い顔を歪ませ、歯を血が出るほど食いしばりなんとか意識を保っている

本田は叫ぶ

本田「トドメだッ! トドメをさせッ!」

かなえ「う……ぐ……」

↓1【かなえはどんな行動をする? (持ち物:特に変な形の銃、本田と同じ刀)】
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:31:43.64 ID:vNpjxAAfO
とにかく銃で撃ちまくる
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:31:48.93 ID:vQF2j5pV0
刀で頭を狙いトドメ
204 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 23:39:51.24 ID:dn+qvd7Eo
かなえ「銃……ッ」

さっき外してしまった銃をもう一度構え、にんにく星人へ向けた
自分の手で生物を殺すと考えるとこれほど恐ろしいことはない。だが、やらなければやられる

かなえ「お願い……死んで……ッ」

引き金を引く指は少し震えていた

かなえ「うああああああああああああああッ!!」

↓1【コンマ下二桁判定:84以下で命中】
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:41:54.09 ID:vQF2j5pV0
えい
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 23:42:31.64 ID:Eiyny+/Z0
Yガンだから転送だな
[ピーーー]のが怖いかなえには最適か?
207 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/09(水) 23:59:36.96 ID:dn+qvd7Eo
かなえは引き金を何度も何度も引いた
いくつかは外れたが、その内の一つは目標の手前でワイヤーのようなものが現れ、星人を緊縛した

にんにく星人「ぐ……が……」

三つの弾丸は地面に錨のように地面に突き刺さり固定される
こうなればもう動けない

かなえは銃の能力に驚いた

かなえ(殺せない銃……?)

本田はまた叫んだ

本田「転送するんだッ! そのまま『上』に送れッ! 下の引き金だッ!」

かなえ「う、『上』へ送る……?」

本田「逃げられるかもしれないから早くッ!!」

↓1【送る? 送らない?】
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 00:00:43.49 ID:XlpTpt5P0
送る
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 00:01:26.25 ID:dDxuLFcc0
送る
210 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/10(木) 00:10:52.45 ID:2B31Mez2o
かなえは言われた通り下に設置された引き金を引いた

にんにく星人「許さな――」

すると、にんにく星人の頭頂部辺りから光の線のようなものが現れた
それはかなえらが転送されて来た時のものと同じような光だった

光はにんにく星人を頭の先から分解するように消失させていく

気づけばその姿は1分と無しに見えなくなっていた

かなえ「終わッた……?」

本田「ふーッ、お疲れ〜」

かなえ「あの……終わったの?」

本田「え? ああ……まだいるだろうけどね。最初にしてはやるんじゃない? いい筋してるよ、キミ」

かなえ「はあ……」

戦いが終わった実感はなく、かなえはただ茫然と足元にある自分が吐いた吐しゃ物をジッと見ていた
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 00:13:49.87 ID:Ba5pGKa50
勝てて良かった
212 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/10(木) 00:25:43.04 ID:2B31Mez2o
*

とあるアパートの屋根の上。木城はその上で再び狙撃を始めていた

木城(2人で固まっているのは後2組だけ……これを倒したら次は各個で潰していく形にしよう)

腕に付けられたレーダーを頼りに集団で動いている星人を撃破していくつもりだ

木城(……いたッ)

↓1【コンマ下一桁判定:見つけたのは?】
09876:瀕死のにんにく星人二人
54321:重症にんにく星人とそれを庇う奴
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/10(木) 00:26:29.05 ID:XlpTpt5P0
ほい
214 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/10(木) 00:34:58.97 ID:2B31Mez2o
スコープが捉えたのは腹部から多量に出血したにんにく星人とそれを庇うもう一人であった

一方が一方の肩を貸すように歩いている

木城(星人のクセに仲間おもい……か)

木城(僕には関係ないな……)

木城(どうせどっちもころすんだし……そのまま仲良く死ねッ……!!)

↓1〜2【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 00:35:28.53 ID:0PyVpVBfO
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/10(木) 00:35:38.38 ID:XlpTpt5P0
ほい
217 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/10(木) 00:43:26.96 ID:2B31Mez2o
木城「また……まただッ! クソッ!」

手負いの一体は確実に消し飛んだ
しかし問題はもう一体の方。また、消えたのだ
何が起きているか分からない上に、苛立ちが募る

木城「あいつら……あいつら、どこへ飛びやがッた!?」

木城「クソ……ッ!」

*
218 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/10(木) 00:49:13.63 ID:2B31Mez2o
急レニ中断ιます

ン欠レま素人糸且の出番 生ま残れゑカゝιら
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/10(木) 00:50:35.65 ID:XlpTpt5P0

俺は今のうちに次のメンバー作っておくぜ
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 00:52:58.91 ID:0PyVpVBfO
乙、改めて惜しい気がするがこれがGANTZよなぁ
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/10(木) 01:01:24.25 ID:XlpTpt5P0
無駄だと思うけどもし「かなえ」を漢字にするとしたら「叶」かな?「佳菜恵」もありだけど
222 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/11(金) 23:01:23.08 ID:HHcPrat+o
急レニ 女台まゑんτ″す
223 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/11(金) 23:09:15.04 ID:HHcPrat+o
*

それでも水無蓮花は帰る≠アとを諦めてはいなかった

暗い街に一人置き去りにされた不安からか、しきりに片手に持った銃を撫でている
実際のところ置き去りにされたのではなく自分から離れていっただけなのだが

さっき自分を邪魔した謎の音

それの正体は未だ掴めない

しかし深刻には考えていなかった
おおよそ番組の用意した嫌がらせか何かだと思っていた

カメラの向こうで他人が自分を見て嘲笑っているかと思うとなおさら腹が立ってくる

水無は大通りへ向けて再び足を動かし始めた

↓【コンマ下二桁判定:12以下τ″星人ι″ぇ曹ぇ禺】
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 23:09:50.27 ID:4bsplXsD0
どうだ
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/11(金) 23:17:37.51 ID:aDBUP4sV0
水無運がいいな
226 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/11(金) 23:20:43.96 ID:HHcPrat+o
ピンポロパンポン ピンポロパンポン

水無「また……ッ! 一体何だッての!?」

水無「ちょッと! カメラどこッ! カメラ出て来なさいッ!」

水無は存在するはずもないカメラに向かって怒号を飛ばす

水無「何よ……何なのこの音は……ッ」

もう足が止まることはない。こうなれば意地でも大通りへ出て自分のマンションへ帰るつもりだった
思い返せば今日は腹の立つことばかりだった

共演者の自分に対する陰口

『落ち目』。自分は裏でそう呼ばれていた

自覚はあった。年齢には勝てない
30ともなれば色々な物事の転換期だ。水無は今までそれにことごとく失敗してきた、と感じている
若い売り出し中の女優に自分が本来いる場所を取られた、そんな気がしてならい日々を最近はずっと送っていた

19の頃、自分が出演していた番組をたった4つしか変わらないアイドルに奪われたことがある

その時から彼女は既に老い≠ヨの恐怖を感じていたのだ

上に立つ者の恐怖。素人には分かるまい

彼女は小走りに進む

水無「クソ……ッ、クソクソクソ……ッ!!!」

↓1【コンマ下二桁判定:13以上でち〜ω】
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 23:25:23.24 ID:4bsplXsD0
ち〜ω
228 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/11(金) 23:38:24.46 ID:HHcPrat+o
水無の足が不意に止まった

そしてそのまま道にどさりと倒れこむ

頭はない

アジアで最も美しい女優と呼ばれた彼女の顔も今や肉の欠片に過ぎない

彼女もまた何も分からないまま脱落≠オてしまったのだ

*

「ひぃっ……ひぃいいッ……はぁあああ……」

路地裏にて
今の今まで走っていたサラリーマンは息も切れ切れ、その場にへたり込んだ

運動不足の身体が恨めしい
短い脚が空しい

後ろを見るに誰も追って来ないところを見るに自分はどうやら逃げ切れたらしい

自分の無事に、はぁとため息をついた

さて、ここで彼は考えた

これからどうすべきか

↓1【コンマ下二桁判定:59以下τ″星人ι″ぇ曹ぇ禺】
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 23:42:07.12 ID:PLj6xlKx0
水無脱落かぁ…
230 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/11(金) 23:50:45.02 ID:HHcPrat+o
考える暇はなかった

サラリーマンの目の前にはまたもにんにく星人が現れたのだ

「そんな……もう……ダメだ……」

↓1【コンマ下一桁判定:窓際の山田君カゞぇ曹ぇ禺ιナニ星人レま?】
09:瀕死のにんにく星人二人
87:重症にんにく星人
65:首を抑えたにんにく星人
43:にんにく星人
21:にんにく星人のガキ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 23:51:01.37 ID:4bsplXsD0
ワンチャンあるぞ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/11(金) 23:56:12.67 ID:aDBUP4sV0
重症でも星人だから
233 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/11(金) 23:58:32.95 ID:HHcPrat+o
絶望するサラリーマン

だが、よく見ると様子がおかしい
そのにんにく星人の腕はちぎれ飛び、腹はえぐれ紫色の血を多量に流していた

息をのんだ。まさか、と思った

もしや、このにんにく星人を攻撃したのがさっきの学生なのではと推理したのだ

「あのバカガキ……そこまでやッたのか……? もしかしてあの銃で……?」

↓1【コンマ下一桁判定:レニωレニ>星人レまと″⊇ レニ レヽ ナニ?】
098:遠く
7654:ちょっと離れたところ
321:目の前
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 00:01:54.24 ID:lHo5GInr0
うお
235 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 00:16:23.16 ID:SlkdjFGgo
離れた場所にサラリーマンは居た。これなら逃げ切れるかもしれない
戦うつもりは無かった。少なくとも今は、まだ

「勝ち目があるンだろ……ッてことはさァ……」

「じゃあ……逃げるよ……私は……」

「それで……逃げ切ッて……生き残る……生き残ッてやる……!!!」

にんにく星人「許さない……許さない……」

「うおおおおおおッ!!」

サラリーマンは走り出した。できるだけ遠くへ、そして目的の場所へ

にんにく星人はそれを見逃さない

路地裏から出、逃げるサラリーマンを追う

「逃げ切ッてやるッ」

「逃げ切ッて……うああああああああああッ!!」

「おおおおおおおおッ――」

にんにく星人と距離を離していく
一つ先の角を曲がればもう自分の姿は見えないだろう。そう思い、角を曲がったところ
どん、と何かにぶつかった

「あ、あれ……なんでッ……?」

鼻先が紫色の液体に濡れる
にんにく星人の血だった

サラリーマンは回り込まれていたのだ

この辺りは一方通行だったが、どうにかしてにんにく星人はサラリーマンを追いかけ角で待ち伏せていたのだ

「お、おい……嘘だろ……嘘……だろ……おい……は、はは」

にんにく星人はそのまま無言で、彼に頭突きを放った

↓1【コンマ下二桁判定:45以下で窓際の山田君回避】
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 00:16:49.38 ID:OKIirxma0
死亡
237 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 00:29:11.73 ID:SlkdjFGgo
パラパラと土煙が辺りに立ち込めた

サラリーマンは目を開く
まだ自分が生きていることに驚きながら、頭上を見た

そこには、ブロック塀に頭を突っ込み呻くにんにく星人の姿があった

彼がとっさに身をかがめた時、塀にぶつかってしまったのだろう
初めて自分の短躰が役立ったと思える瞬間だった

(よしッ……この隙に……)

サラリーマンは再び走り出した。もうにんにく星人が追いかけてこないことを願いながら


にんにく星人はまだ立っていた
ブロック塀から顔を抜き、辺りを見回す。サラリーマンの姿はない
少し向こうで弾む息とどたどたと走る足音が聞こえるくらいだ

にんにく星人「ぐううううううう……ぐううううううう」

にんにく星人「がああああああああああああああああああッ」

にんにく星人は叫ぶ
その眼からは薄紫色の液体が漏れ出ていた

そして、消える
238 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 00:41:33.98 ID:SlkdjFGgo
「……はぁ……」

サラリーマンは何かを探していた
今まで自分が帰るために歩いて来た道を戻りながら、何かを探していた

どうやら道に迷ってしまったらしい

ここには自分の探すものがないと分かり、大きくため息をついた


ぬちゃり


物音がした

「!?」

液体が落ちる音、液体が付いた物を引きずる音

電灯に照らされたのは数分前自分が振り切った血濡れのにんにく星人だった
音の出所はにんにく星人の足だった。履いているスニーカーは抉れ、足の指は半分曲がっていた


「あ……ああ……あああああああああああッ!」

サラリーマンは悲鳴を上げた

にんにく星人は飛びかかる

↓1【コンマ下二桁判定:45以下で窓際の山田君回避】
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 00:44:52.80 ID:sngsbs1T0
生存
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 00:47:32.49 ID:OKIirxma0
結局残ったのは6人か
まあ、次のメンバー加入の時に最大10人来たとしても楽か
241 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 00:57:21.73 ID:SlkdjFGgo
にんにく星人は歩いていた
足下が覚束ない。ブロック塀に体を寄せ、引きずるようにゆっくりと動く

片手にはサラリーマンの頭が握られていた

にんにく星人は歩く
同朋を殺した敵を探すため。生きるために

*

「おい……大丈夫か?」

かなえ「え……ああ……はい」

惨状の余韻から抜け出せず、ぼんやりとするかなえを心配して声をかけてきたのは田村だった

田村「まぁ……ありゃあ……な……しかたねェ……俺もよ……吐きそうだッた、正直」

かなえ「うん……」

かなえ(あの人は……平気なのかな)

かなえは本田を見た。かなえ達の少し前を歩く彼はどこ吹く風
鼻歌交じりに刀をバットのように振って遊んでいた

↓1【コンマ下二桁判定:77以下で星人と遭遇】
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 00:59:35.91 ID:OKIirxma0
遭遇
243 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 01:12:19.47 ID:SlkdjFGgo
本田「いないねえ」

田村「だな……」

大分遠くまでやって来た三人だったが、今度は星人に遭遇することはなかった

かなえ「……」

ピンポロパンポン ピンポロパンポン

かなえ「ッ?」

田村「あン?」

そこで三人の頭の中で不思議な音が響いた

本田「あーここがエリアの端ね。おじさん、女の子ッ! これ以上奥に行っちゃダメだよ!」

かなえ「ど、どういうこと?」

本田「……頭が爆発して死ぬ」

田村「はァ!?」

本田「本当だよ……それ以上説明しようがないんだけど……あッ」

本田は指をさした

かなえ「? ……ぁッ!!!」

服装で分かる。その先に居たのは水無蓮花、の身体だった
その周りには目や歯、肉片などが散らばっていた。かなえは口元を抑える

かなえ「うッ……うえッ……」

田村「おいこれ……」

本田「星人狩りには……範囲があッてね……俺たちはそこから外へは出られない……出たら……こうなる……出たから……こうなる」

かなえ「……!!!」

田村「逃げられない仕組みッてことかよ……俺らが何したッてンだよオイ!!」

本田「それは……分からない」

↓1【この土易ι″居る言隹カゝと言舌をιてくだちい(複数ぇ巽才尺可)】
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 01:14:15.38 ID:lHo5GInr0
田村と本田
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 01:16:32.18 ID:OKIirxma0
おっちゃんは実はいい人枠になってほしいから生き残ってほしいわ
246 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 01:17:11.12 ID:SlkdjFGgo
かなえ「ねえ……オッサン達さ――」

田村「オッサンじゃねェッ! 田村さんだ」

本田「まだ31なんスけど……」

↓1【どんな話をする】
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 01:21:51.01 ID:OKIirxma0
これからの方針。どれだけ星人がいるかわからないけどむやみに動くのは時間などの無駄な気がする
ルールに詳しい本田さんに星人の位置を知る機会とかそういうのがないか聞く
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 01:22:40.01 ID:OKIirxma0
>>247
できれれば一行目に「得策ではない」のも追加で
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 01:29:34.85 ID:OKIirxma0
×機会
〇機械


色々すいません
250 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 01:36:22.97 ID:SlkdjFGgo
かなえ「これから……どーすンの?」

本田「どーッて?」

かなえ「これから……またああやッて星人? 探して……殺すの?」

本田「……?」

かなえ「効率がわりーんじゃねーの、ッて思うンだけど、どうなの」

本田「効率……」

かなえ「ムヤミに動くのは時間のムダだッて思ッただけ」

かなえ「ルールに詳しいオッサンなら分かるでしょ?」

本田(俺……オッサンじゃなくて本田……)

かなえ「星人の場所とか分かる武器とかないの」

本田「あ、あぁ……」

本田「コントローラー≠ゥな。木城くんが使ッてるやつ……」

かなえ「コントローラー?」
251 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 01:48:01.85 ID:SlkdjFGgo
本田「俺らはレーダー<bて呼んでるけど……あれなら敵の場所が分かる」

本田「ちなみに今日の星人は全部で11体……増える可能性がない訳じゃないけどね」

本田「他にも木城くんがやッてた自分の身体を見えないようにするとか、戦闘エリアを調べるのとか、制限時間を見るのも全部これでできる」

かなえ「へぇ……そうなんだ」

かなえ「木城さんのとこに行けば良かッたかな」

本田「……」

↓1【コンマ下二桁判定(×0.6):ポンちゃんとの女子感度半リ定】

↓2【コンマ下二桁判定(×0.7):ヤクザもどきとの女子感度半リ定】
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 01:48:48.39 ID:OKIirxma0
低い
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 01:50:22.23 ID:jmfzbj1To
254 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 01:57:57.24 ID:SlkdjFGgo
本田「ま……今度……持ッてくればいーんじゃないッ……?」

かなえ「ん……」

田村(オイオイオイ……なんだあの口の利き方。見てるこッちが恥ずかしい)

田村(これからが不安だな……)

ポンちゃん(好感度23:「いやー怖いなー最近の女の子。近寄らん方がええかな」)
ヤクザもどき(好感度16:「なんだこのガキ……口の利き方がなッてねェ。最悪だ。心配して損した」)

*
255 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 02:27:02.42 ID:SlkdjFGgo
*

マンション屋上

木城「ふゥ……ッ」

木城がスコープから目を外すと、遠くで大きな破壊音が聞こえた
引き金を引いて一間置いての爆発が発生したのだ

木城(これで固まッてる奴らは片づけた……残りは一体ずつ潰していくか……)

木城はマンション屋上から飛び降り、自分にかけていた不可視化を解いた
マンション屋上からの飛び降り、普段ならそんなこと誰も考えつくことではないが今≠ネら別だ
多少の衝撃はスーツが肩代わりしてくれる

木城は下≠見張っていた2人に言う

木城「殲滅はもうすぐだ。行こう。星人を皆殺しにするまで戦いは終わらない」

*
256 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/12(土) 02:32:57.36 ID:SlkdjFGgo
急レニ中断ιます

素人糸且全滅
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 02:37:11.44 ID:OKIirxma0

個人的には次のゲームに行っても大丈夫のようにメンバーは十分作った
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 09:27:46.04 ID:cjUMXOHP0
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/12(土) 10:23:41.37 ID:DY2hYke8O
おつおつ
260 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 19:57:25.95 ID:orc2wNCYo
急レニ 女台まゑんτ″す
261 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 20:06:34.63 ID:orc2wNCYo
*

本田「……」

田村「……」

会話がない

さっきから3人は黙ったまま、にんにく星人を探していた

理由は明白
かなえの横柄な態度が本田と田村の癇に障ったからだ

当の本人はそれに気が付いていない

かなえ(何でこいつら黙ッてンだろ……)

その程度しか考えていないのだ

↓1【コンマ下二桁判定:77以下で星人と遭遇】
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 20:15:18.20 ID:hzJ/wSdW0
00
263 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 20:19:06.10 ID:orc2wNCYo
本田「お……」

田村「ああ……」

かなえ「ッ……!」

↓1【コンマ下一桁判定:3人カゞぇ曹ぇ禺ιナニ星人レま?】
09:重症にんにく星人
87:首を抑えたにんにく星人
6543:にんにく星人
21:にんにく星人のガキ

↓2【コンマ下一桁判定:レニωレニ>星人レまと″⊇ レニ レヽ ナニ?】
098:遠く
7654:ちょっと離れたところ
321:目の前
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 20:22:26.10 ID:/wD7MEWRo
h
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 20:38:08.15 ID:hzJ/wSdW0
00
266 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 20:54:53.91 ID:orc2wNCYo
そこには塀に寄りかかりながらそれを頼りに歩く血に濡れのにんにく星人が居た

かなえ「ひッ……」

かなえが小さく悲鳴を上げた。にんにく星人の手にはサラリーマンの頭が握られていた
にんにく星人は3人を睨み、語りだす

にんにく星人「ねえ……」

本田「……?」

にんにく星人「私たちをが何かしましたか……私たちは……通りがかッただけ……中継地点として……この場所を……通ッただけ……」

かなえと田村は不気味な姿から放たれる自分たちのよく知る言語に驚いた

田村「なんだ……こいつ……星人ッてンだから……宇宙人じゃねェのか……?」

かなえ「さッき戦ッた星人も人間の言葉……喋ってたけど……これは……」


にんにく星人「同朋を殺したことは……許しません……許しま……」


本田「騙されるなッ!!」

本田がにんにく星人の言葉を遮るように叫ぶ

本田「あいつは俺たちの標的(ターゲット)だ!! それ以上もそれ以下もないよ……!!」

本田「殺すぞッ!」

本田は刀を一本抜き、にんにく星人に近づく

↓1【コンマ下二桁判定:96以下で命中】
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 20:56:34.46 ID:LNRD5ijS0
えい
268 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 21:10:45.52 ID:orc2wNCYo
本田「ッしゃぁオラッッ!」

かなえ「あ……」

田村「クッ……」

殆ど身動きの取れないにんにく星人の首を切り落とすのは簡単だった
星人の手から力が抜け、サラリーマンの頭がゴロリと地面に転がった

本田「よッし……次行ッてみようか……じゃんじゃんさぁ……」

返り血を浴び、顔を紫色に濡らした本田は肩をグルリと回す

「……狂ッてやがる」

呟いたのは田村だった

*

そこから2ブロック離れた場所で
木城らは残りの星人を駆逐する為、歩いていた

彼らも会話はない

木城はミッション≠早く終わらせる為
双海は早く家に帰る為
江島は――

それぞれの目的が一致することはなく、聞こえぬ不協和音は今も鳴り響いていた

木城は腕の機械を確認する

木城「もうすぐだ……近くにいる」

↓1【コンマ下一桁判定:3人カゞぇ曹ぇ禺ιナニ星人レま?】
0987:首を抑えたにんにく星人
654:にんにく星人
321:にんにく星人のガキ

↓2【コンマ下一桁判定:レニωレニ>星人レまと″⊇ レニ レヽ ナニ?】
098:遠く
7654:ちょっと離れたところ
321:目の前
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 21:11:28.41 ID:hzJ/wSdW0
00
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 21:14:05.03 ID:+QYa0hcz0
眼前
271 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 21:29:08.67 ID:orc2wNCYo
江島「ホントだ…………いた」

江島の目の前にいたのは、にんにく星人だった
しかし、思っていたよりその背格好は小さい

にんにく星人のガキ「あ……ああ……」

どうやら子供らしい

木城「ッ!」

木城は江島の声に反応し、星人に向けて素早く銃を放った

はずだった

木城「またッ……またか……!」

消えた

双海「居たッ! 奥ッ!」

双海は叫び、指をさす
見ると、向こう側で遠くへ走ろうとする人影があった
どうやったかは知らないが、今の銃撃をかわして逃げたらしい

双海「待てッ……!!」

双海は刀を構え、それを追いかける

江島はと言うと、攻撃する動きを見せず、逃げるにんにく星人の子供を見て何やら考えているようだった

↓1【コンマ下二桁判定:80以下でバッファロービル推理】
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 21:33:10.14 ID:+QYa0hcz0
推理
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 21:34:59.58 ID:hzJ/wSdW0
江島は多分今のメンバーの中で一番頭がいい
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 21:38:59.08 ID:+QYa0hcz0
他に頭脳派が居ない上に知能犯だから飛び抜けてるだろうな
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 21:42:49.48 ID:hzJ/wSdW0
次の時に一応、頭脳派か空気をよくしようとする人を出した方がいいかな?
今のままだと多分、バラバラ
276 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 21:44:33.32 ID:orc2wNCYo
江島は、ああそうかと手を打ち、そして木城に話しかけた

江島「木城……サン? あ、木城クンッて呼んでもいい?」

木城「え……? 何ですかこんな時に……!」

江島「ちょーッと気になることがあッて」

木城「は……?」

江島「あのガキ……テレポートしたんじゃないかなーッて僕、思うンですよ」

木城「知ッてますよ! それぐらい……ッ! 何回も何回も逃げられたンだから……!」

江島「でもね……おかしくないですか? テレポートできるなら……今、逃げる必要ないですよね」

江島「そンな能力を持ッてるなら、テキトーに僕らの背後とかに回り込んで攻撃とかしますよ……しまくります。少なくとも僕なら」

江島「そうしないところを見ると……コイツ、テレポートするのに回数制限みたいなの、あると思うンですよ」

江島「見てくださいよ……あのガキ……」

江島「耳とか鼻から……血……出てる」
277 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 22:05:49.97 ID:orc2wNCYo
江島「それにアイツ……ほら、ポケットに……機械みたいなの入ッてる」

江島「あンまり近づくと何か――」

江島「ッて、もう……遅いか」

木城「あッッ!!」


今まで逃げていた、にんにく星人の子供は突然立ち止まり双海の方を振り返った
双海もそれに伴い、足を止めた

双海「えッ!? 何ッ!? 何?」

にんにく星人のガキ「……」

双海「え……?」

にんにく星人のガキ「……」

にんにく星人のガキ「いまいそいでいるので」

にんにく星人のガキ「いまいそいでいるので……ッ!!」

にんにく星人の子供は機械をポケットから取り出し、機械にささるピンを引き抜いた

双海「これは……?」

双海「防犯……ベル……」


ぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよ

甲高い音が流れる
防犯ベルに似たその機械は夜の街にこだました

*

本田「なんだ!?」

かなえ「サイレン? 違う?」

その音は別の場所に居る本田らの耳にも届いていた

*

木城「あれは……!!」

ぐにゃりとにんにく星人の子供の背後の空間が歪んだ。街灯の光がそれに吸い込まれるように消えていく
歪んだ空間は、内側からこじ開けられるように黒いトンネルのようなものを作り出す
それは、何処かに通ずる扉のようにも感じられた

江島「おッ!」

トンネルから何者かが現れた

木城「……!」

大人のにんにく星人だ
一人、また一人と這い出てくるのを三人は黙って見ていた。不用意に動くと、何かが起きるかもしれない
そう感づいていたからだ

トンネルから現れた大人のにんにく星人は3人
二人は無傷、一人は首から流血している星人だった
3体の大人にんにく星人は子どもを守るように、立ちふさがった

にんにく星人A「子どもを守ります」

にんにく星人B「子どもを殺そうとした現地の方を殺します」

首にけがをしたにんにく星人「ウゥ……グウウウ……」

トンネルが塞がり、にんにく星人らは行動を開始する

木城「来るぞッ! 気を付けろッ!!」
278 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 22:14:14.17 ID:orc2wNCYo
木城「危ないッ!」

木城は叫ぶが遅い。助けに行きたくとも、単独で子供を追いかけた双海とは距離がありすぎた

にんにく星人A「がああああああッ!」

にんにく星人は双海に拳を振り上げる
その攻撃方法は単に腕を振り上げて下すだけの簡単なものだったが、当たれば一たまりもない
それは星人の筋肉質な身体から見て、簡単に分かることだった

双海「ッ!」

↓1【コンマ下二桁判定:40以下でメンヘラ回避】
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 22:14:37.44 ID:+QYa0hcz0
命中
280 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 22:16:34.72 ID:orc2wNCYo
↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 22:17:32.42 ID:/wD7MEWRo
h
282 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 22:25:47.82 ID:orc2wNCYo
双海「がッ!」

頭を殴られ、その勢いで双海は地面に叩きつけられる
しかし彼女は意識を失いかけながらも、立ち上がろうとしていた

双海「くッ……」

だが、星人の攻撃は続く
囲まれる形で星人らは次々と双海へ攻撃をしかけた

にんにく星人B「ッ!!」

↓1【コンマ下二桁判定:40以下でメンヘラ回避】
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 22:26:19.07 ID:/wD7MEWRo
k
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 22:26:21.74 ID:LNRD5ijS0
せr
285 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 22:35:54.27 ID:orc2wNCYo
背中へ向けて下ろされた星人の足
これを何とか避けた双海は再び立ち上がる

双海「……ッ!」

その前には首から血を流したにんにく星人が

双海は咄嗟に身構えた

↓1【コンマ下二桁判定:40以下でメンヘラ回避】
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 22:36:24.14 ID:+QYa0hcz0
o
287 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 22:52:30.90 ID:orc2wNCYo
双海「はァ……はァ……はァ……」

全ての攻撃を避け切った双海だったが、頭に受けたダメージが大きかったのか立っているのがやっとのようだった

木城「ッ! よくも……ッ!」

木城は怒りを抑えきれず、銃を構えた

江島「……」

↓1【コンマ下二桁判定:80以下でバッファロービル助言】
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 22:53:24.71 ID:+QYa0hcz0
そら
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2016/11/17(木) 23:01:28.30 ID:hzJ/wSdW0
その気になれば簡単にXガンで殺しそうだな。江島
290 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 23:22:24.01 ID:orc2wNCYo
江島「木城クン、あいつら……大人の奴らもテレポートするンでしょ?」

江島「ダメだよ、そう無暗に攻撃しちゃあ……あッちの女の子も僕たちも共倒れになる」

江島「奴らがあのガキと同じなら……テレポートに回数制限があるなら……」

江島「奴らは自分に攻撃が来ない限り、テレポートを使わない! 温存しているッ!」

江島「僕たちに反撃を仕掛けてくる可能性は低いンだよ!」

江島「ここは……そうだね、あの女の子から敵を離すことを優先させた方が良い」

江島「この銃……複数の敵に照準を合わすことができるンだろ?」

江島「全員は捌ききれない……まずはガキ合わせて2体からこッちに引き付けるんだッ……」

↓1【コンマ下二桁判定:60以下で木城くん理解】
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 23:24:22.86 ID:PPaEjK2FO
292 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 23:32:33.23 ID:orc2wNCYo
木城「……何を言ッてるんだ……アンタ……?」

江島「……」

木城「僕に指図するのか……?」

銃を構えた木城に積極的に話しかける者はいない
所謂人が変わる<^イプだった
銃を持つと彼は気性が荒くなる。それでも今までは抑えていたのだが、敵の対処不可能な瞬間移動に苛立ちは限界を超えていた

木城「いいですか……江島……さん……」

木城「黙ッて見ていろ」

木城は銃の下にある引き金を引き、全ての星人に照準を合わせ、続いて上の引き金を引いた

江島は首を振り、木城の側を離れていった
293 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 23:35:37.68 ID:orc2wNCYo
↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 23:36:28.30 ID:+QYa0hcz0
やったか!?
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2016/11/17(木) 23:39:59.17 ID:hzJ/wSdW0
0が10なら多分倒した
296 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 23:46:44.88 ID:orc2wNCYo
にんにく星人のガキ「ぎゃッ」

小さく悲鳴を上げた後、粉々に吹き飛んだのはにんにく星人の子供だった

木城「よ、よし……! 他は――」

木城「あ――」

そう、江島の予見通り、攻撃の手は全てこちら≠ノ向けられた
先にテレポートを使っていた子どもは攻撃を受けた
しかし、まだそれ≠していない大人は

木城の目の前にいた

子どもを殺され怒りに駆られた星人は目標を変え、次々木城に襲い掛かる

江島(恐らくガキが使ッていた機械は大人を呼び寄せる装置……あれはテレポートした内に入らない……)

江島(ま……木城クンはヤバいかもね、マジで)


にんにく星人A「うおおおおおおあおあああああああああッ!」

↓1【コンマ下二桁判定:35以下で木城くん回避】
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 23:48:44.95 ID:+QYa0hcz0
正念場
298 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 23:49:30.95 ID:orc2wNCYo
↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/17(木) 23:50:15.52 ID:LNRD5ijS0
せr
300 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/17(木) 23:56:16.33 ID:orc2wNCYo
腹部へ繰り出された一撃は、木城の内臓を破裂させた

木城「か……」

木城は血を吐き、その場に倒れこんだ
しかし攻撃は続く

にんにく星人B「ッ!!」

↓1【コンマ下二桁判定:35以下で木城くん回避】
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 00:00:18.87 ID:pmVzFRFK0
あい
302 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/18(金) 00:08:59.85 ID:MatoIzKao
背中を踏みつけられた、その時だった

木城「あ……」

木城が情けない声を上げた

江島「ん?」

異常に気付いたのは江島だった
木城の着る黒いスーツのレンズ状の部分から液体が漏れ出ていた

江島「これは……?」

江島が木城に聞いた

木城「スーツが――」

木城「スーツが…………壊れた……」

木城は這いまわり、にんにく星人から逃げようとする


首にケガをしたにんにく星人「ごぁぁぁぁぁぁぁあぁっ!」

↓1【コンマ下二桁判定:35以下で木城くん回避】
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 00:11:00.73 ID:DGm1BOBTO
江島ww
304 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/18(金) 00:13:17.36 ID:MatoIzKao
↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 00:15:40.45 ID:DGm1BOBTO
a
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 00:16:07.34 ID:pmVzFRFK0
さい
307 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/18(金) 00:32:46.77 ID:MatoIzKao
木城「あ――」

木城が手を江島の方に伸ばした時だった

めしゃり、と音がした

木城「ッッ〜〜〜〜ッ!?」

地面を這う木城の右手は星人に踏み砕かれた
次に左手、右足、左足

江島「へぇ……」

江島(スーツは壊れることもあるンだ……覚えておこ)

双海「そンな……イヤあああああ……ッ!!」

地面が赤く染まった。木城の意識はない
辛うじて息はある。それも風前の灯火、といったところか
星人たちは動かぬ木城を気の済むまで痛めつけた

江島「で、次は僕らの番ッて訳ね……」
308 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/18(金) 00:33:24.73 ID:MatoIzKao
急レニ中断ιます

ピンチ
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 00:33:57.44 ID:iistTCbgo
ギリ生きてるか
……これ割と大ピンチじゃね?
310 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 15:44:15.19 ID:Sxdmhn74o
急レニ 女台まゑんτ″す
311 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 15:54:44.15 ID:Sxdmhn74o
双海は倒れる木城の目に絶望を感じ、発狂しかけていた
彼女は、今回二回目のミッションに参加

前回は木城と本田が助けてくれたこともあって難なく生き残ることができた
星人を一体、撃退できた程だった

そんな勇敢な彼が今、生死の境を彷徨っている

双海「いや……そンな……」

彼女の中には仲間意識と呼ばれるものが備わっていない

双海「いや……いやよ……そンな……」

双海「死にたくない……死にたくない……死にたく……ないッ!!」

この状況で彼女の頭の脳裏をよぎるのは自分の死ぬ姿だった

双海「うわァァァァッ!!」

双海は捕獲用の銃を構え、がむしゃらににんにく星人に向かって引き金を引きまくる

↓1【コンマ下二桁判定:60以下で命中】
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 15:55:30.28 ID:OJtqYP5W0
m
313 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 15:58:24.73 ID:Sxdmhn74o
首にケガをしたにんにく星人「!?」

↓1【コンマ下二桁判定:55以下で回避】
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:01:12.54 ID:OJtqYP5W0
d
315 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 16:14:58.91 ID:Sxdmhn74o
ワイヤーは星人に向かって真っすぐ進んでいった

それ故に、軌道は読みやすく
軽々と避けられてしまった

双海「そン……な……」


にんにく星人A「無駄なことです」

それを尻目に、もう一人のにんにく星人は木城の頭に足を掛け――

双海「ああッ――」

ぐしゃりと踏みつぶした


にんにく星人B「次はあなたです」

江島「……ッ」

星人らは、この場で全員を殺さぬ限り逃がしてはくれない
江島は目を瞑り、何かを考えていた

にんにく星人は、それを意に介さず拳を振り上げる

↓1【コンマ下二桁判定:45以下でバッファロービル回避】
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:15:46.86 ID:w6FeaViA0
生きろ
317 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 16:18:16.72 ID:Sxdmhn74o
江島「……」

↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:25:25.08 ID:OJtqYP5W0
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:29:08.99 ID:UprBRKc2o
せっかく命中したのに回避判定までされるとはついてないな…
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:34:10.94 ID:c7o24tD6o
超速回避→直撃回避の二段階、完全に初見殺しだししゃーない
321 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 16:44:25.69 ID:Sxdmhn74o
江島「がッ……!」

江島は星人の拳をもろに受け、その衝撃で2m程吹き飛ばされた

江島「いてて……あぁ……なるほど……痛いな……痛い……これは」

江島はスーツに着いた砂を払い、立ち上がった
そこでふと、自分の身体に異変がない≠ニいう異変に気が付いた
体中に殴られた時、並の痛みはあるものの、骨はなどは折れていなかった

江島「あぁ……これだけダメージを肩代わりしてくれるんだ。便利だね、これ」

江島(しかし、これ以上は耐えられないかもね……木城クンみたいにスーツが壊れる可能性もある)

江島(う〜〜〜〜〜〜ん厄介だな)

江島(どうしよう)

江島は妙に呑気だった

江島はテスト≠行っていた
今、自分がこれらの装備を用いて何ができるのか、何ができないのか
木城が生きていた先ほどまでは彼の動きを見て学習していたのだが、実際自分に攻撃の目が向けられているので、そうもいかない

次は回避のテスト≠行う

江島(さっきも避けるつもりだッたんだけど……あいつら早いな。さッすが宇宙人)

江島(本気で避けるにはどうすれば……あー、クソ。思いつかないや)

江島(気の持ちようで何とかならないかなぁ)

続いて首にケガをした星人が飛びかかってくる

江島(えーと……避ける、避ける、避ける、避ける……ッ!)

↓1【コンマ下二桁判定:90以下でバッファロービル回避】
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:46:18.91 ID:9VEmL1D00
ほい
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:48:32.13 ID:w6FeaViA0
ピンポイントで当たっていくスタイル
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:50:20.75 ID:OJtqYP5W0
これは痛恨のミス
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:52:39.52 ID:9VEmL1D00
ごめん。ガチでROMする
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:53:58.97 ID:w6FeaViA0
ドンマイ
次頑張ろう
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:54:26.38 ID:OJtqYP5W0
運はどうしようもないさ
328 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 16:58:26.66 ID:Sxdmhn74o
江島(しまッた。タイミングがずれた!)

江島の思いが通じたのか、彼の身体は軽く浮き上がるように飛び上がった
しかし、遅かった

にんにく星人は飛び上がろうとした江島の足を掴み、地面に叩きつけようとする

江島「がッ――」

江島はアスファルトの地面に頭を打ち付けた

江島「あ……」

スーツから液が漏れている

江島「マジかぁ」


双海「ああああああああッ……!!」

敗北を悟った双海が叫びながら逃げていく

↓1【コンマ下二桁判定:50以下でメンヘラ逃亡成功】
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:58:50.17 ID:OJtqYP5W0
o
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 16:59:09.65 ID:w6FeaViA0
どうだ
331 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 17:06:05.58 ID:Sxdmhn74o
江島「あ」

遠く、見えなくなっていく双海を見て、江島は笑った
半狂乱で逃げ出す彼女を見て、いつか自分が趣味≠ナ狩った獲物を思い出していたのだ

江島「ふふ。まぁ、そうするよね」

江島「あー。でもさぁ。運命ッてスゴイと思わない? 星人サン」

江島「だッてさァ……回り回ッて今は僕が獲物なんだよ?」

立ち上がり、にんにく星人らの顔を見る
その表情は怒りに歪んでいた

江島「そういう顔、するんだ」


にんにく星人は目の前の獲物に向けて渾身の蹴りを放つ

↓1【コンマ下二桁判定:17以下でバッファロービル回避】
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 17:07:41.52 ID:c7o24tD6o
むーりぃ…
333 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 17:28:51.60 ID:Sxdmhn74o
こんな時だったが、江島は自分が注文していた調理器具がまだマンションに届いていないことを思い出した

江島「あ、やべ。アマゾ――」


ここには誰もいない

あるのは弾けた肉片、四肢と頭を砕かれたモノ、それと上半身下半身が分離したモノだけだった

*

本田「木城くん……大丈夫かな」

本田は首をひねった
数分ほど前、本田らの耳にも入って来た防犯ベルのような音

あれが星人が発した何かだとすれば、不安だ

田村「おい……音がどこで聞こえていたかは分からねぇがよ……助けに行ッた方がいいんじゃねェのか?」

かなえ「アタシもそう思う……最悪、死ぬかも、なんでしょ?」

本田「まぁね……でも、木城くんくらいのヤツが死ぬなンてないだろうから……」

本田「……」

↓1【コンマ下二桁判定:77以下で星人と遭遇】
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 17:30:39.98 ID:w6FeaViA0
そい
335 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 17:39:02.87 ID:Sxdmhn74o
そんな不安とは裏腹に星人は見つからなかった

本田「数が少なくなッているからね……いや、困ッたな」

かなえ「困ッたッて何も始まらないじゃん。どこにいるンだよォ……」

田村「むむ……」

↓1【この土易ι″居る言隹カゝと言舌をιてくだちい(複数ぇ巽才尺可)】

↓3【どωを言舌をすゑ?】
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 17:59:32.94 ID:w6FeaViA0
連投になるけど、20分近く誰も書かないし書くよ

かなえで
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 18:05:44.12 ID:c7o24tD6o
かなえが誰かと、だよね?本田に戦い方もっと詳しく聞きたい
338 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 18:23:09.82 ID:Sxdmhn74o
じゃぬそれでようごぎんすね

>>337で進めます
339 : ◆TDQAGPbTlDU. [saga]:2016/11/20(日) 18:35:14.87 ID:Sxdmhn74o
かなえ「てかさァ……オッサ……本田さん」

本田「何だい?」

かなえ「まだ星人……いるんでしょ?」

本田「あぁ、全滅させているなら、さッきいた部屋へ帰れるはずだからね」

かなえ「じゃあさ……戦い方、教えてくれない? 強そうだし」

本田「え……今、ここで?」

かなえ「そりゃアタシも――」

↓1【選択せよ】
1「一人でも戦えるようになりたいし」
2「自分の身は自分で守らないと」
3
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 18:37:24.60 ID:CqX2zUaTO
うーんこのどっち選んでも好感度下がりかねない感じ
2
341 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 18:48:39.09 ID:Sxdmhn74o
かなえ「自分の身は自分で守らないと……思ッたんだ……アタシ」

かなえ「あいつら……何か、怖い」

かなえ「でも……逃げられないし」

かなえ「人に頼ンの……嫌、なんだ」

かなえ「だから……教えてよ」


本田「……そうか……」

本田「分かッた。時間は少ないけど、大事なところだけ教える」

本田「これでも野球選手なンだ。後輩に指導とかしたことも……ないことはない」

本田「田村さんも来て……戦い方、というか確実に殺すためのやり方=c…教えます」


ポンちゃん(好感度26:「目の前で死なれるのは気分が悪いからね」)好感度上昇
342 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 19:00:47.62 ID:Sxdmhn74o
かなえと田村が本田から学んだことは三つ

『急所や弱点を探して殺すこと』

『無力化させてから殺すこと』

『敵に感情移入せず殺すこと』

本田はこれに「俺も完璧にできてるとは限らないけど」と付け加えた
お世辞にも良いアドバイスとは言えない。しかし、かなえは戦う上での心構えを学べた、気がした

*

突然ですがレベルが上が(ゝました

好まをステ─タスを一つ選択して > だちい

1上げてや(ゝます

↓1【どれがぃぃですか?】

1【レヽのち】
2【かしこさ】
3【めいちゆう】
4【つヨさ】
5【ぼうキ″ょ】
6【はや、ナ】
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 19:06:53.22 ID:qs2QxqaTo
3
344 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 19:18:35.02 ID:Sxdmhn74o
*

双海「ハァ……ハァ……ハァ……」

双海は本田らを探していた
頼るところといえば、彼しかいない

木城が殺され、恐らくもう一人の男も死んだだろう
3体に囲まれれば助からない

今はとにかく走るしかない
メイクが崩れるのも、失禁し、スーツの内側が蒸れるのも気にしていなかった
とにかく今は助けを呼ばなければ

↓1【コンマ下二桁判定:86以下で星人と遭遇】
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 19:32:41.63 ID:w6FeaViA0
ほい
346 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 19:37:48.34 ID:Sxdmhn74o
↓1【コンマ下一桁判定:レニωレニ>星人レまと″⊇ レニ レヽ ナニ?】
098:遠く
7654:ちょっと離れたところ
321:目の前
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 19:49:31.65 ID:qs2QxqaTo
h
348 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 20:07:55.17 ID:Sxdmhn74o
双海「あ――」

そこには、にんにく星人らが待ち構えていた
自分がここに来るのを知っていたかのように

双海はすかさず銃を抜き、星人らに向けた。その手は震えていた
逃げ場はもうないらしい
頭を砕かれた木城の姿が自分と重なる

勝てない

3対1。絶望と恐怖に苛まれながら、彼女は戦うことを決めた
生き残る為。理由はそれだけだった

にんにく星人はじわじわと距離を詰め、双海に襲い掛かろうとする

後ずさりしようと足を動かしたが、恐怖のあまり思うようにいかない

にんにく星人A「ぐおおおおッ!」

双海(死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない)

にんにく星人は両手を組み大きく振り上げ、拳を叩きつけた

↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 20:09:06.99 ID:w6FeaViA0
ほい
350 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 20:17:35.09 ID:Sxdmhn74o
双海「ぐ……あああああッ……」

振り下ろされた拳は彼女の左肩を簡単に砕いた

しかし、それで良かった。これは彼女の目論見通りだった
彼女の右手には銃が握られていた

銃口はにんにく星人の腹にしっかりと付けられていた

↓1【コンマ下二桁判定:46以下で???】
351 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 20:19:37.16 ID:Sxdmhn74o
訂正56以下で???
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 20:19:37.24 ID:BQefTj0lo
353 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 20:31:37.59 ID:Sxdmhn74o
にんにく星人A「ッ!」

事態に気づいたにんにく星人はすかさず瞬間移動を行う
双海の背後に現れ、反撃を行うべく腕を乱暴に振り上げた

にんにく星人A「があああああああッ」

にんにく星人A「あッ――」

突然、身体の自由が利かなくなった
縛りあげられたような感覚。何故か

双海「ハァッ……ハァっ、ハァっ」

双海「……ッたく……動きがワンパターンなのよ……アンタたちさ……」

双海「自分が攻撃されそうになッた時、そいつの背後に瞬間移動して反撃する……見切ッた……自分の後ろに銃を向けなおせばいいだけ――」

にんにく星人A「?????????」

双海「見切ッたッて言ッてンのよォぉぉッ!!」

ワイヤーに雁字搦めにされたにんにく星人は転送≠ウれ、消えていく
双海は緊張感で涙を流しながら残った二体に向かって叫んだ

双海「来いよッ!! ぶッ殺す!! ぶッ殺してやるから!!」
354 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 20:44:09.73 ID:Sxdmhn74o
双海は見ていた

木城が殺されるまでの様子、更には江島のテスト≠
そこから割り出された計算、と言うほど小難しい物ではない。彼女は単純にそう気づいた≠セけ
追い込まれて発揮された火事場の馬鹿力のようなものだ

同朋が突然消えたことに混乱しながらも、星人らは攻撃を止めない
彼女の挑発に乗ったのかもしれない

にんにく星人B「ああああああッ!」

↓1【コンマ下二桁判定:70以下でメンヘラ回避】
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 20:44:38.04 ID:qs2QxqaTo
l
356 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 20:58:19.10 ID:Sxdmhn74o
双海「ッ!!」

1体の攻撃を軽くいなす
自分の身体がまるで別人になったかのように軽い
追い込まれたことによる精神の高揚が彼女にここまでさせているのか

首にケガをしたにんにく星人「ううううう……」

↓1【コンマ下二桁判定:20以下でにんにく星人が双海に瞬間移動が見切られたことに気づく】
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 20:58:39.61 ID:w6FeaViA0
そい
358 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 21:15:34.18 ID:Sxdmhn74o
にんにく星人B「……何をしましたか……? 何をした……?」

理解が追い付いていないらしい
星人らは苛立ち双海に問う。もちろん教えるつもりは無い

双海「う、う、うるせーッ。うるせェーーーーッ!!」

1体は倒せたが、次はどうか分からない。双海は手を震わせながら、引き金を引いた

当たる保証はないが、やらなければ死ぬ

双海「次はお前……ッ!」

↓1【コンマ下二桁判定:57以下で命中】
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 21:25:33.34 ID:qs2QxqaTo
かわせ
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 21:33:20.41 ID:c7o24tD6o
命中判定だから攻撃だ
あたってよかった
361 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 21:40:46.75 ID:Sxdmhn74o
双海が引き金を引くと、にんにく星人は消えた
ここまでは予測済みだ。一発目はわざと外す

次に、奴はどこへ行くのか

双海「次は――」

距離を離してくる
そう予想し、現在地より少し奥に向けてもう一度引き金を引いた

狙い通り。ワイヤーは真直ぐ飛んでいき、移動を完了した星人に絡みつく

双海「やッた!!」

すかさず下の引き金を引き、身動きの取れない星人を上≠ヨと送った

双海「あと……一人。あと……一人」

目の前にいるのは首にケガをしたにんにく星人ただ一人だけであった
これを倒せば終わる。そんな確信と共に、もう一度だけ双海は銃を構えた
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 21:42:12.68 ID:c7o24tD6o
勝ちたい…
363 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 22:04:49.65 ID:Sxdmhn74o
最後のにんにく星人は破れかぶれに双海に襲い掛かる

双海「来いッ……! 来いよぉ……!」

防御姿勢は敢えて取らない
最初に送った$ッ人と同じように引き付けて、撃つ。そのつもりだ

↓1【コンマ下一桁判定:勺″乂─゙/″判定 言十算レよ裏τ″ゃ丶)ます】
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 22:10:35.21 ID:adHojY0NO
勝つんだ!
365 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 22:26:59.38 ID:Sxdmhn74o
双海「一発耐えれば……ッ!」

スーツにかかる負荷は大きい。しかし、これで終わるなら――
みしりと双海の顔面に拳が突き刺さる
脳が揺れる感覚と共に撃つ¥備をした

どこに瞬間移動するか、それを予測し星人を捕える

双海(上手くいッてよ……お願い……ッ!)

コンマ数秒の判断が自分の生死を決める
双海は祈るように、にんにく星人を見た

↓1【コンマ下二桁判定:86以下で命中】
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/20(日) 22:30:32.53 ID:Qs7a6R63O
そい
367 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 22:58:15.12 ID:Sxdmhn74o
首にケガをしたにんにく星人が最後の一体だったらしい
転送が終わると共にこちらの%]送も始まった
双海はその場にへたり込んで、戦いの終わりに心から安堵した

双海「やッと……帰れる……良かッた……良かッた……」

双海「あぁぁ……」

*

「おい! どーなッてンだよ!!」

叫んだのは本田だった

部屋に戻って来たかなえは部屋の広さにただただ驚いていた
部屋に戻って来れたのはたったの4人
そこに木城や彼に詰め寄ったサラリーマンはいない

かなえは部屋に戻って来ない木城はどうなったのかと尋ねた
本田は「星人に殺られた」と答えた

木城らは皆、星人に殺された、らしい
かなえは想像ができなかった

それは本田も同じのようだった
現に苛立ち、一緒にいたとされる双海に詰問しているのだから

居心地悪そうにかなえと田村は、部屋の中央にある黒い玉を見ながら、何か始まってくれることを願った


それぢわ、ちいてんをはじぬる


願いが通じた、そんなわけではないが黒玉に文字が表示された

かなえ「何……? 採点?」
368 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 23:04:12.05 ID:Sxdmhn74o
ポンちゃん 5てん
TOTAL 52てん あと48てんでおわり

メンヘラ 15てん
TOTAL 20てん あと80てんでおわり

ブアイソー 5てん
TOTAL 5てん あと95てんでおわり

ヤクザもどき 0てん
じゅうはずしすぎ
みかけだおしすぎ
369 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/20(日) 23:13:08.17 ID:Sxdmhn74o
急レニ中断ιます
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 01:17:53.04 ID:w3mmJA1To
余裕はないし、点数はまだまだ当然足りないし……
バッファローとかたぎりくんあたり、生きてたら戦力になってくれそうだったし惜しいなぁ
強めの沸いたら詰まない?
371 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 11:27:26.40 ID:dG3scAwko
急レニ 女台まゑんτ″す
372 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 11:48:47.76 ID:dG3scAwko
黒玉から映し出された点数
戻って来ない人々
そして、自分たちがここへ連れてこられた理由

かなえには沢山の疑問があった

本田「木城くんはもうすぐ100点だッたンだ! でも……なんでッ!」

双海「わッ、わたしのせいじゃ……」

田村「おい……」

この不毛口論を止めたのは田村だった

田村「本田さんよォ……そこまでにしようや」

本田「なにッ」

田村「落ち着こうぜ……それに……」

田村「この戦いが終わったら……知ッてることを教える……そういう約束だッたろうよ」

本田「あ……ああ……」

本田は何かを噛みしめるように視線を下げた
そして、拳を固く握りしめ、かなえと田村を見る

本田「分かッた……教えよう」

本田「でも、俺が知ッてることだけだ……この『ガンツ』には……謎が多すぎて……俺でも分からないことがあるから……」
373 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 12:07:28.90 ID:dG3scAwko
本田は「信じられないような話だと思うけど」と前置きし、ポツリポツリと語りだした

本田「最初俺は、アンタたちが来た理由を『違う場所≠ナ違う理由≠ナ危ない目に合ッて』、ここ≠ヨ運ばれて来た、と言ッただろ……?」

本田「あれは厳密には違う」

本田「死んだンだ……ここに来た奴は……何かしらの理由で死んで……ここに転送されてきた」


かなえ「死んだ……? だッてアタシらは現にこうして――」

田村「生き返ッた……ッてことか?」


本田「それは……よく分からない。でも……ここに来る前。自分が死にかけてたッてのは……覚えてるだろ?」

本田「……この部屋には死んだはずの人間が転送≠ウれて来る」

本田「そして、こうして……あの星人≠ニかいう奴らと戦わされるンだ。強制的に……ね」


強制的。その言葉でかなえは思い出す。戦いを放棄して逃げた水無蓮花は、頭が破裂して死んでいた


本田「戦いが終わればこの部屋から出られる。もう帰ることができるはずだ」

本田「だけど、これで終わりじゃない」

本田「いつかは分からないけど……俺たちはまたこの部屋に集まることになる。それも強制的に」

本田「人はまた補充されるだろう」

本田「戦って、死んで、死んだ分は補充されて……」

本田「その繰り返しだ」


かなえ「!」
374 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 13:31:53.13 ID:dG3scAwko
かなえ「繰り返しッて……!」

かなえは、本田の言い様に放り出されたような心持ちになった
繰り返し。即ち、この戦いから抜け出せない。あるいは抜け出せたものはいないのか

それは田村も同じだった

田村「誰がそんなことを……それなら――」

おとなしく死んでいた方がマシだ――
そう言いかけて口を噤んだ

田村にも家族はいる
正確にはいた
稼ぎが悪い上、家にもなかなか帰って来られないのを理由に出ていかれてしまった妻と娘だ

黒玉がある部屋に来る前
つまり、強盗に襲われていた時の事
車を出せと脅され、頭に銃を突きつけられながら運転している最中
ずっと握りしめていたのは、その%人と自分が映った写真だった

死んでいた方がマシ

嘘だ

田村は今、愛する妻と愛する娘に無性に会いたい自分がいることに気づいた
そして、この異様な状況の中で、自分が生きていることに、生き返ったという事実に感謝の念さえ覚えていた

田村「いや、なんでもない。だが……だがよ……」

しかし不安はある

田村「希望≠ヘねェ……のか? 例えば……その繰り返し≠ゥら出る方法……とかよ……」
375 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 13:41:43.72 ID:dG3scAwko
本田「――ある」

かなえ「!」

田村「!」

かなえ「そ、それッて……?」


本田「さッき……点数が表示されただろ? 『ガンツ』に」

かなえ「ガンツ?」

本田「ああ……黒玉のことだ。あれは『ガンツ』ッて呼ばれている……らしい」


本田「――星人には……一体につき……点数が配分されている。内訳は分からないが」

本田「それで……合計100点を取れば……特典≠ェもらえるンだ」

かなえ「特典=c…?」

本田「ああ……」
376 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 13:57:20.02 ID:dG3scAwko
本田「一つ、この部屋で戦ッて来たこととか、この部屋に関すること全部……記憶を消されて戦いから解放される=v

かなえ「!」

田村「そうすれば、この戦いを止められるンだな!」

本田「まだあるよ」

田村「ッ」

本田「二つ、強い武器がもらえる=Bこれを選ぶのはよッぽどの変わり者か……戦うのが好きな奴だけだと思うケド」

本田「最後……死んだヤツを生き返らせる=v

田村「生き返らせるゥ!? そらどういう……」

本田「戦いの中で死んだとか……そういうヤツを再生することができる……そういうシステムだそうだ」
377 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 14:15:30.05 ID:dG3scAwko
本田「田村さん、約束通り説明したよ。これでいいかな」

田村「あ、ああ……」

本田「あ、もう一つ言い忘れていた」

本田「この部屋のことは絶対誰にも言っちゃいけない」

本田「部屋の中にある武器とかスーツとか……持って帰ってもいいけれど……人に見せるのはナシだ」

本田「破れば……水無さんみたいに頭が爆発して死ぬ」

本田「この戦いは100点でも取らない限り逃げられない……」


かなえ「……」

本田「他に何か聞きたいことはある?」

↓1
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 14:20:37.17 ID:y+df1NwOo
スーツや武器の詳しい使い方
379 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 15:00:35.61 ID:dG3scAwko
かなえ「武器……それと、あのスーツ≠フ使い方、教えて」

田村「確かに……あれの使い方が分からねぇと足手まといになッちまう。教えてくれ」

本田「そう……だッた。これに詳しいのは木城くんくらいだから上手く説明はできないけど――」



かなえ(思いのほか長かッた……)

かなえ(ええと、スーツ≠ヘ……全身を強化してくれる)

かなえ(小さい方の銃≠ニ大きい方の銃≠ヘ敵の身体を破裂させたりできる)

かなえ(アタシが使ッた捕獲用の銃≠ヘワイヤーで縛り付けた敵をどッかへ送れる)

かなえ(後……刀=H それとレーダー=c…?)

かなえ(ああもう! オッサンの説明下手すぎッ)

かなえ(アタシも……帰ろうかな……疲れたし――)

↓1
1普通に帰る
2誰かと話してから帰る(複数選択可)
3その他
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 15:02:56.55 ID:LUlSucLlo
2
双海と話してみたいな
あと本田にお礼
381 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 15:21:33.56 ID:dG3scAwko
かなえ「あッ……」

かなえは、部屋の隅でメイクを直している双海を見た
彼女にはあまり良い印象は持っていない
が、ここから付き合って行く以上、ずっと無視し続けるわけにもいかないだろう

そう思い、何となくではあるが声をかけてみることにした

↓1【どんな話をする?】
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 15:57:19.89 ID:8Pua2s/xo
お互い変なことに巻き込まれちゃったけど、
巻き込まれた以上仕方ないしこれから一緒に頑張ろう的な
383 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 16:09:37.06 ID:dG3scAwko
かなえ「あのォ」

双海「……何」

双海は機嫌が悪いようだった
それもそのはず、先ほどまで本田に木城のことについて詰問を受けていたからだ

かなえ「あの……大変なことに……巻き込まれちゃいましたね……お互い」

かなえは自分から話題を振るのが下手だった

双海「は? 何、急に」

かなえ「でも、こうなッた以上……これから一緒に――」

かなえ「頑張っていきましょうねッ!!」

双海「……」

↓1【コンマ下二桁判定(×0.7):メンヘラとの女子感度半リ定】
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 16:13:48.01 ID:J3pdgFv/0
あい
385 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 16:29:37.67 ID:dG3scAwko
双海「……」

かなえ「わッ、わッ、なんだッ、ちょッあンま見んなッ、おいッ」

双海は、かなえをジッと見つめた
慣れない視線にかなえは思わず顔を隠す

かなえ(うわ……キレーな顔してんな……)

が、その瞳にかなえは映っていないようだった

双海「じゃあ……わたし帰ります」

本田「ああ――」

双海は帰った

かなえ「あ、あれ? あれー」


メンヘラ(好感度01:「……」)
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 16:41:58.38 ID:LUlSucLlo
低すぎワロタ
387 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 17:12:09.67 ID:dG3scAwko
かなえ(フタミ……ッて人帰ッちゃッたし……他にすることと言えば……)

かなえ「あ!」


かなえ「本田さん」

本田「?」

かなえ「今日は……ありがとう、ございまッ、ござまいした! あ――」

不愛想で礼儀を知らないかなえであったが、そんな彼女であるが故に日々気を付けていることがあった
とりあえず、ありがとうと言ってみる
社会に入ってからというもの、知らぬ人に頭を下げる機会も増えた
しかし、それでは彼女自身が持たなかった
悩みぬいた末に思い付いたのが、間の持たない空気に遭遇した時とりあえず感謝やお礼をして場を収束させる方法であった
彼女からすれば気恥ずかしい行為なので、これをすると必ず彼女の顔は真っ赤になるのだった

本田「あ……ああ」

上手くいった、のか

かなえは部屋を後にした

ポンちゃん(好感度31:「へぇ、ありがとうとか言えるんだ」)
388 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 18:26:28.28 ID:dG3scAwko


午前二時過ぎ
かなえが自宅の玄関を開けると、母親が飛び出してきた

かなえの母は「何かあッたの?」とだけ聞き、「何も」とだけ答えるとそのまま黙って寝室へ戻っていった

かなえ「あ……」

母が口にしたのは二言だけ
だが、その表情は心配と、かなえが帰って来た安堵に溢れていたことをかなえは理解した
ここで彼女は、自分がどれだけ心配をかけていたかに気が付いた

かなえ「……」

自分は死んだはずの人間だった、らしい。まだ、信用はしていないが
それが本当だとして、その時母はどうなってしまうのだろう
かなえは考える

結論は出ない
申し訳ないという気持ちばかり前に立ち、「お母さん、ごめんなさい」と独り呟いた
389 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 18:39:08.67 ID:dG3scAwko
――朝

昨日あったことが嘘のよう
かなえは布団からもぞもぞと顔を出した。顔に朝日がかかり、眩しい

かなえ「7時……か」

出勤までまだ時間はある

かなえ「あと10分……」

↓1【自由行動:ガソシじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 18:48:38.22 ID:LUlSucLlo
とりあえず普段通りに……二度寝?
391 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 19:35:37.78 ID:dG3scAwko
かなえ「二度寝……しよ」

普段通りの二度寝
もう一度起きる頃には厄介な眠気と寝不足からくる頭痛は消えているだろう
そう考え、かなえは目を瞑った



かなえ「あッ! ああッ!?」

時計は8時を指していた
始業時刻は8時30分から。どう考えても間に合わない

かなえ「お、お母さんッ! なんで起こしてくれないンだよォ!」

叫ぶが返事はない
かなえの母はとっくに仕事へ出かけてしまったのだ

かなえ「走って15分だから……着替えてメイクして髪なおして……」

かなえ「だああああああああ」

↓1【コンマ下二桁判定:60以下で間に合う】
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 19:36:54.11 ID:y+df1NwOo
k
393 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 19:50:35.34 ID:dG3scAwko
かなえの朝はこうして慌ただしく始まる
これが彼女の日常だった

*

ホームセンターにて

かなえ「おはようございまーす」

何事もなかったかのように時間は過ぎて行った



↓1【他の奴らの日常: イ也 人 の 生 シ舌 を 司見 み見すゑなんτ惡 走耳又 ロ未 τ″すね(複数選択不可)】
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 19:59:45.98 ID:y+df1NwOo
本田
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 19:59:46.30 ID:dLxhUSPE0
双海


バッファロービル殺しちゃったのが欲しいなぁ……次回のキャラは気を付けるか
396 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 20:50:30.65 ID:dG3scAwko
九州が誇る球団『ソストバンクホークス』の練習場
そこでは、数人の選手が守備練習に励んでいた。その中には本田の姿もあった

「いくぞォー」

コーチが叫んだ後、本田の前にボールが飛んでくる

ボールは本田の数メートル手前で落ち、勢いよく転がった
彼は素早く反応する。転がるボールを追いかけた。更に2塁から逸れて左脇、軌道を変え大きく弾んだボールをグラブに迎え入れる
すかさずそれを返球。持ち場へ戻っていく

シーズンオフ中も練習は欠かさない

球団に残留を決めた本田は、来年へ向け調整を始めていた

調子は良い。あの$いに巻き込まれてから8か月経った
以前よりケガをしにくい体質になったらしく、年齢の割に多少のムリが効くようになった

練習に参加していたチームメイトが声をかけてきた

「よぉ、ポン。調子良さそうだなー」

本田「そうね……まぁボチボチ」

「せッかく復帰したンだから頑張ろうぜ。な!」

本田「ああ。まだまだ……まだまだやれるよ」

「おう! あ、話は変わンだけどさ、お前、最近仙台よく行ッてるらしいじゃん」

本田「あ……」


だが、気持ちは晴れなかった
木城の死――

本田が初めてガンツ部屋に来た頃、助けてくれたのは木城だった
それから半年以上、二人で何とか生き残ることができていた。力を合わせ星人を撃破したこともある
年は離れているが、戦友、命の恩人であった

そんな彼がまさかこんなところで

そう思うとやるせない

木城が死んでから数日、本田は彼を生き返らせることばかり考えていた
397 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 20:56:42.82 ID:dG3scAwko
*

かなえ「あ……れ」

かなえはある日の帰り道、思い出したようにある場所≠訪ねた

自分が死んだはずの道だ

背後から鉄パイプのようなもので殴られ、頭から多量な出血をした、はずだった

そこには血糊一つ付いていない綺麗な道路があった

誰かが綺麗に掃除をしたとでもいうのだろうか

記憶が混濁していて、出血などしていなかったのではないか
自分自身に問う。が、そんなはずはない

何が起きているのか全く分からないまま
この空間の得体のしれなさに気味悪さを感じ、その場を後にした

↓1【自由行動:ガソシじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 21:22:54.18 ID:cCaVXqWfO
死んだ日というかできごとを知ってる奴(原因のチンピラか逃げた男)とかさがせたりしないか
399 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 21:36:39.17 ID:dG3scAwko
かなえ「……あの後、アタシどうしてたのかな」

意識を失ってから、あの部屋≠ナ目を覚ますまでの間、何が起きていたのか

知っているとすれば、自分を襲ったチンピラ二人か、かなえが助けようとした男子学生だけ

かなえ「探して……みッか」

↓1【コンマ下二桁判定:63以上で発見】
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 21:37:19.23 ID:y+df1NwOo
401 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/22(火) 21:40:14.03 ID:dG3scAwko
急レニ中断ιます
402 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 00:12:37.60 ID:kLfEnpsjo
急レニ 女台まゑんτ″す
403 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 00:24:26.67 ID:kLfEnpsjo
かなえが助けた少年
彼を探すのは簡単だった。来ていた制服は市内の有名校のもの
学校付近を歩くとすぐそれらしい人物に出会うことができた

声をかけると――

少年「す、すいませんでした。すいませんでしたッ!」

ギョッとした顔になり、謝りながらその場を逃げるように去って行ってしまった

チンピラも同じだった

かなえも品性の良い人間であった為、彼らの屯すような場所は分かる
そこを幾つか尋ねる内、奴らに出くわした

かなえ「よ……元気……?」

不良A「あ、ああ……」

不良B「マジ・……かよ」

まるで人を妖怪の類であるかのように見たチンピラ達は

不良A「いやホントそんなつもりじゃなかッたンス! マジにッ!!」

不良B「保護観察中だから……カンベンして……」

と、別に何も言っていないかなえに金を無理やり握らすと、すぐさま逃げて帰っていった

かなえ「……」

かなえ「結局、何にも分からずじまいかァ……」

かなえ(ま、分かッたところで……何も変わらないか)

かなえ(あんまし深入りすると頭爆発しちゃうらしーし……やめとこ)

かなえ(あ、今月のミラクルジャンプ、この金で買お)

*

↓1【他の奴らの日常: イ也 人 の 生 シ舌 を 司見 み見すゑなんτ惡 走耳又 ロ未 τ″すね(複数選択不可)】
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 00:25:28.13 ID:a06H+Se+0
双海


彼氏に振られて自殺したのに生きていたらどういう気持ちなんだろう
405 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 17:03:50.58 ID:kLfEnpsjo
*

昼間のオフィス街、普通のOL双海祥子は会社でコピーを取っていた

付き合っていた男への当てつけに、彼女が働くこのビルから飛び降りると騒ぎ立ててから……正確には飛び降りてから早一か月
偶然、ガンツ≠ニ呼ばれる黒い玉に選ばれたおかげで命は助かった
とはいうものの、彼女は依然社内で腫物のように扱われていた

白昼堂々子供のように泣きわめき、自殺を止めるよう説得した上司も振り切って彼女はフェンスを乗り越えた

そこから記憶はないのだが、どうやらその後、自分は早退したことになっているらしい

最初のミッション≠終えた次の朝、恐る恐る会社へ行ってみると、昨日まるで何もなかったかのように仕事が始まっており、双海はかなり驚いていた
それが気を使われている≠ゥらだということに気づくまで、そう時間はかからなかった

今はこうして、働く部署も変えられ、コピーのみ取らされている

死んでしまいたい気持ちは変わらない
が、彼女が実際に行動を起こさないのは、前回の自殺衝動が勢いで行われたものに過ぎないからだ

元・彼氏に未練はない
自分の理想とする男性でなかったということが明らかとなったからだ
そうなってしまえば、もう二度と彼に対しての興味は沸かない。熱が冷めるように、記憶から抹消されていく

日常生活の中で、ガンツについて考えることはあまりない
あるとすれば、早くこの戦いから解放されたい、と思うくらいだ

あの戦いは彼女にとって苦痛でしかない

*
406 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 17:10:57.67 ID:kLfEnpsjo
*

戦いが終わって2週間が経った

かなえは普通に働き、普通に生活をしている

自分が戦っていたなんて遠い昔のことのように思えてくる

店長「かなえちゃーん発注おねがーい」

かなえ「あ、はいッ! はいッ! えーッと……」

おばちゃん「かなえちゃん腐葉土来たよーッ!」

かなえ「はいッはいッ!」

↓1【自由行動:ガンツじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 17:24:39.46 ID:a06H+Se+0
仕事が終了後に最初の頃に大学について話していた友人(?)と久々に連絡を取る
408 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 18:15:23.64 ID:kLfEnpsjo
仕事終わりふと、東京の短大に通う友人の顔を思い出した
高校の頃はほぼ毎晩と言っていいほど、夜、電話をしていた仲だった

今は遠く離れ、その電話の頻度も減っている

かなえは何となく懐かしい声を聞きたくなった

かなえ「電話番号は……ッと」

かなえ「……」

↓1【コンマ下二桁判定:77以下で繋がる】
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 18:16:02.80 ID:gjxeq2tco
k
410 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 18:23:05.70 ID:kLfEnpsjo
「お留守番サービスに接続します。ピーとなったら――」

かなえ「……」

かなえは伝言を残さずそのまま電話を切った

かなえ「チェッ……」

道路に転がる石ころを一つ蹴飛ばす
それはコロコロと転がりながら、側溝へと落ちて行った

かなえ「ふん…………」

↓1【他の奴らの日常: イ也 人 の 生 シ舌 を 司見 み見すゑなんτ惡 走耳又 ロ未 τ″すね(複数選択不可)】
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 18:24:29.76 ID:a06H+Se+0
やくざモドキ
412 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 19:13:26.95 ID:kLfEnpsjo
*

田村剛は休暇を貰っていた
銀行強盗に人質となっていたことは、テレビなどですぐに会社に伝わり、大事を取ってとのことだった

だというのに田村は今、高速道路でトラックを走らせている。それは何故か――

到着したのは県を二つ跨いだとある場所のとある民家

トラックから降り、玄関の前に立つ

田村「ぐッ……」

チャイムに触れようとした
そこで、指の動きが止まった

田村「怖ぇ……怖ェよ……にんにく星人より……」

田村「5年……5年も会ってねぇンだぜ……? 養育費振り込むだけ……」

田村「……帰るか……な」

身体の震えと独り言が止まらない
全てを諦めて、後ろを向いた
その時だった

「あ――」

玄関の扉が開く音と共に、懐かしい声が聞こえた

「あなた――」

別れた妻の声だった

田村「……」

田村は後ろを向いたままだった
こんな時、どんな顔をしていいのか分からず、前を向く踏ん切りがつかない

「大丈夫……だッたの……?」

声が震えている
そんなに自分に会いたかったのか、などと淡い期待が湧いてしまった

田村(ンな訳……)

田村はそれを振り払うようにトラックへと戻っていこうとする

「待ッて!!」

田村「無理だ!!」

「!」

田村「……すまねェ。ちょッと……ちょッとだけ……来ただけ……だからよ……いや……何となく」

田村「それだけ……だから……な……じゃあ……な」
413 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 19:27:27.98 ID:kLfEnpsjo
迷いを忘れようと歩き出す
足取りは、重かった
だが、できるだけ早く。離れられるよう歩いた

そこで――

「おかあさん、だれか来たの?」

と、再び覚えのある幼い声が聞こえ、田村の足が止まった

田村「幸枝……ッ」

帰ろうと思っていた
決意が揺らぐ

田村「幸枝ッ!!」

思わず田村は振り返ってしまった

目の前の少女は首を傾げ、彼にこう尋ねる

「おとう……さん?」

田村「……ああ……父ちゃんだ……父ちゃんだよ……」

田村「よォ……幸枝……元気……だッたか……?」

彼の顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた

田村の元妻は彼に近づき、その涙を手で拭った
彼女もまた、泣いていた

「お茶でも……飲んでいってよ。今……お昼ご飯食べようとしてたの……」
414 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 19:31:11.86 ID:kLfEnpsjo
「――人質となったのは仙台市在住の田村剛さん45歳
強盗に撃たれ一時意識不明の重体となりましたが、病院搬送中行方不明となり――」

*
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 19:33:34.79 ID:a06H+Se+0
ああ……コピーだから…
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 19:36:12.90 ID:lh/zUp/Uo
かなしいなぁ……
でも今は生きてるし……
417 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 19:42:35.41 ID:kLfEnpsjo
*

かなえ「あれッ!?」

昼飯時、職場の事務所でテレビを見ていたかなえは驚いた

テレビに出ているのは、死んだはずの水無蓮花だった

本人の弁によれば、舞台の奈落から落ち、足の骨を折る大けがをしたが今月から舞台に復帰するのだそうだ

かなえは意味が分からないまま、とりあえずテレビの電源を消した

店長「あッちょッと! ……僕も見てるンですけどォ……」

↓1【自由行動:ガンツじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/23(水) 19:48:50.76 ID:ccgO//bHo
休憩時間に職場のネットで戦争の動画を漁る
419 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/11/23(水) 20:06:24.93 ID:kLfEnpsjo
急レニ中断ιます
420 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 15:01:29.80 ID:Ids1uh1Do
急レニ 女台まゑんτ″す
421 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 15:02:47.40 ID:Ids1uh1Do
ディスプレイに映し出される戦車の姿

かなえは休憩中、職場のパソコンを勝手に借りて動画を見ていた

かなえ「……」

見ていたのは戦争の動画だった

何故これを見ようと思ったのか自分でもわからない

かなえ「おお……」

空爆された町が次々土煙を上げながら崩れていく
割れたガラスは辺りに散らばり、その上を何処かの国の人が裸足で歩いていた

不思議と怖い思いにならないのは何故だろう
一か月前、自分があの場所≠ナ戦っていた経験が恐怖心を麻痺させているからだろうか

店長「店のパソコン勝手に使わないでよォ……」

↓1【他の奴らの日常: イ也 人 の 生 シ舌 を 司見 み見すゑなんτ惡 走耳又 ロ未 τ″すね(複数選択不可)】
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 15:12:40.98 ID:zNezlK950
田村
423 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 15:35:21.51 ID:Ids1uh1Do
*

とあるパーキングエリアにて――

仕事に復帰した田村はトラックを降り、休憩中だった

喫煙所には誰もいなかった

凝り固まった肩を叩きながら、ため息を一つ吐く
久しぶりの仕事は楽ではない

一服しようと煙草の箱を取り出す為、作業着の胸ポケットに指を掛けた

その時

田村「おおッと」

尻ポケットから振動音。それと流行りの歌が流れた
田村の携帯電話の着信音だ

田村は電話に出た

田村「……ああ。俺だ」

田村「大丈夫、今、休憩中」

田村「……おう。だけど今週はダメだ。仕事が入ってる」

田村「来週の日曜日なら……」

田村「ああ……幸枝が行きたい場所ならどこにでも……連れて行くさ」

田村「聞いておいてくれ……どこに行きたいか」

田村「それと……なに食べたいか――」

田村が元妻と娘に会いに行ってから、何か≠ェ変わり始めていた
大きな変化ではない
だが、田村の生活は確実に悪くない方向に変わり始めていた

田村は電話を切った後、何やら携帯を操作し始めた

田村「『付近』……『遊園地』……」

*
424 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 15:45:59.34 ID:Ids1uh1Do
*

かなえ「……」

店長「あッ、あッ、か、かなえちゃんもお昼ご飯?」

かなえ「はい」

店長「お、おッ、お弁当? もしかして……手作り?」

かなえ「あ、はい。手作りッス」

店長「スゴイなァ……スゴイ。僕なんか毎日コンビニ弁当で――」

かなえ「店長太いッスからね」

店長「ぁ……うん。はい」

↓1【自由行動:ガンツじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 15:46:51.74 ID:FkVenzDe0
前回繋がらなかった友達にまた連絡してみる
426 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 16:36:24.29 ID:Ids1uh1Do


かなえは今、仕事帰り
残業続きで時計は23時を指していた。しかし明日も早い

かなえ「帰って風呂入って準備して……1時」

かなえ「8時に出るから……6時半前に起きて――」

かなえ「はぁ……」

憂鬱だった

自然と電話に手を伸ばしていた
かけたのは以前の友人
前回かけた時は出なかったが――

↓1【コンマ下二桁判定:77以下で繋がる】
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 16:36:56.23 ID:GHYD8IsQO
428 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 16:55:22.21 ID:Ids1uh1Do
『……もしもし? かなえ?』

かなえ「あ、繋がッた……元気?」

『あ、うン! 元気だよ!』

かなえ「あの……さ……今、時間ある?」

『えッと……』

電話の向こうはガヤガヤと騒がしい
男の声も聞こえる。電話する友人に向かって「誰ー?」と聞いているらしい

かなえ「あ――」

かなえ「ごめん。ごめんね、こんな時に」

かなえ「また今度話そうね。じゃあね……」

ピッ

かなえ「……」

かなえ「…………」

かなえ「バーカ」

↓1【他の奴らの日常: イ也 人 の 生 シ舌 を 司見 み見すゑなんτ惡 走耳又 ロ未 τ″すね(複数選択不可)】
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 17:44:28.44 ID:zNezlK950
田村
430 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 21:52:14.87 ID:Ids1uh1Do
*

空がオレンジ色に染まる頃

楽しい時間は早く過ぎるものだ
今、田村の手を握る小さな掌もあと数分すれば離れて行ってしまう

「お父さんありがとう」

などと元気に今日の感想を言う娘の姿に、彼は戸惑いを覚えていた

数年ぶりに自分と出かけた娘がこんな感想を抱くものなのだろうか

田村(そう言え、と教えられたのだろうか)

聞いてみたい気もするが、今の和やかな空気を壊したくはないし、何よりその答えをしるのは怖い

次に会えるのは来月だそうだ

色々と浮かんでは来るものの、また会えるのは素直に嬉しい

しかし、脳裏に移るのは、あの戦い≠フ風景だった

来月

それまで

それまでは何としてでも――

田村(生き残る……理由ができちまッた……ッてか?)

*
431 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/25(日) 21:56:50.76 ID:Ids1uh1Do
そろそろブァイソ─の日常が思ぃつかを > をってさました

でもミステムがまだだって言ってますかろ

そうぃうてとです

↓1【自由行動:ガンツじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
432 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/26(月) 01:49:10.51 ID:Xkvg34oco
age
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/26(月) 14:31:20.04 ID:aDtqAK10O
にんにくを見てテジャヴに怯える
434 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/26(月) 17:19:54.11 ID:Xkvg34oco
*

仕事帰り
閉店前のスーパーマーケットは物が安く売られている

かなえ「うわ……何も売ッてないンですけど」

かなえ「にんにく……にんにく……」

かなえ「……豚汁ににんにく入れるなんて……家だけだよ」

かなえ「にんにく……にんにく……あ、あッた」

かなえ「にんにく――」

にんにくと言えば――

かなえ「……」

僅かに鼻を突くにんにくの匂いが、奴らの血の臭いを思い出させた
青みがかった血
腕を斬り落とされ苦しみもだえる姿

かなえ「ひッ……」

また戦わねばならないのか
呼ばれる時は近い
そんな気がして、にんにくを持つ手が震えた

*

↓1【他の奴らの日常: イ也 人 の 生 シ舌 を 司見 み見すゑなんτ惡 走耳又 ロ未 τ″すね(複数選択不可)】
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/26(月) 23:16:48.21 ID:l6tGW7kd0
双海
436 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/27(火) 01:24:32.76 ID:jLSUkwboo
中断ιます
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 09:01:45.42 ID:+CNGWo+iO
上手いなあこの人
438 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/30(金) 23:49:02.89 ID:757dDRMIo
急レニ 女台まゑんτ″す
439 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/30(金) 23:56:39.01 ID:757dDRMIo
*

双海「はぁ――」

独りの部屋で双海祥子は煙草に火をつけた

普段は好んで吸うものではない
今日は特別≠セ

嫌なことがあった日だけ。一本だけ吸う

今日の理由は――色々だ

職場で腫物のように扱われること
ヒールが折れたこと
元カレから来た突然のメールetc…

一塊のOLである双海にとって会社と自宅の往復だけが彼女の生活だった
世界は狭く、苦しい

双海「チッ」

白い壁にガラスのコップを投げつけたが気が晴れる訳がない

灰皿に置かれた煙草から登る煙が薄暗い部屋を灰色に曇らす

非日常の訪れを願っていた十代の頃を思い出す
今はその非日常でさえ面倒なものに感じていた

*
440 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/30(金) 23:58:55.91 ID:757dDRMIo
ゃ っ レよ°(ゝ導入 カゞ 思ぃ ⊃ カゝ を レヽ @ τ″適当 ι″


↓1【自由行動:ガンツじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
441 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2016/12/31(土) 15:46:25.97 ID:OEJ8DGdyo
age
442 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2017/01/01(日) 01:55:21.55 ID:WoekfWhko
age
443 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2017/01/01(日) 13:08:22.45 ID:WoekfWhko
age

↓1【自由行動:ガンツじ呼び出し食ろうまで自由じ生活してみましょう】
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 14:34:19.98 ID:SNa57LA40
GANTZスーツ着て武器使う練習しとく
無理なら↓
445 : ◆rY/DoChOJ2VM [saga]:2017/01/01(日) 23:21:56.66 ID:WoekfWhko
それほでさません
持ってくチャンスがそことかめそことかにめったのですが
どこだったかな─

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446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/02(月) 00:27:30.93 ID:rZyy3xBE0
前回あまり話せなかった友達にまた連絡する
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/29(日) 19:32:08.12 ID:xpMTgss10
続き待ってるぞ
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