幼馴染「好きだよ、女ちゃん」

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41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 22:38:30.02 ID:tLlctUQG0
女「失礼しまーす……って、あれ?」




いるはずの保健室の先生がおらず、中はがらんとしている。
ドアを見ると、外出中の壁掛けが。




女「うわ……まあ、ベッド借りるくらいならいっか。 ほら、横になって」

幼「ん……」




あたしに言われた通り、彼女が横になる。
あたしに背を向けて。




女「取りあえず、先生が来るまではここにいるから。 教室に戻れるようになったらいつでも言って」

幼「ん……」

女「……」

幼「……」




授業中の時間帯だからか、保健室内はとても静かだった。
時折彼女が鼻をすする音が響く以外は。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 22:40:55.52 ID:tLlctUQG0
幼「……小学生のときの修学旅行のことを、思い出しちゃって」




急に、彼女が静寂を破った。




幼「あのとき……グループ分けするとき、真っ先に一緒になったよね」

女「……そだね」




覚えてたんだ、彼女も。




幼「修学旅行のとき……すごかった。 初めて二人きりでいろんなところに行って、初めて二人きりでいろんなものを見て。 女ちゃんと一緒なら、なんだってキラキラしてた」

女「……」

幼「でももう、あの頃には戻れないんだなって。 そう思ったら、勝手に涙が出てきちゃって……情けないよね……」

女「……そんなことないよ」

幼「女ちゃんは、ずっと我慢してたんだもんね。 何年も、辛い思いをしたまま」

女「……」

幼「でも……でも、やっぱり……」




ずっと背を向けていた彼女が、あたしのほうに向き直った。
その顔は、涙で濡れていた。
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 22:42:47.57 ID:tLlctUQG0
幼「やっぱり、無理だよ……サヨナラなんて、バイバイなんて、言わないでよ……っ」

女「っ……」

幼「女ちゃんの気持ち、嬉しかった……辛い思いをしてまで私のためにって。 でも……女ちゃんは、優しすぎるよ」




彼女が手を伸ばして、あたしの両手を包み込んだ。




幼「あなたは、昔からそう。 自分のことは後回しで、いつも私のことばかり。 お菓子を選ぶときも、おもちゃを選ぶときも、ヒーローショーの握手会の順番だって、次が最後なのに私に譲ってくれた」

幼「私、ずっとあなたの優しさに甘えてた。 ずっと、あなたを頼ってた。 でも……あなたのワガママを聞いたことはなかった」

幼「ねえ……いいんだよ? 少しくらい、ワガママを言ってくれたって。 私が一番じゃなくて、自分が一番だって。 ……自分が一緒にいたいから、私と一緒にいるんだって」




……そうだ。
あたしの中で、幼ちゃんはいつも一番だった。
一番仲が良くて、一番大切な女の子。
だから、いつも幼ちゃんを守っていた。
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 22:43:45.52 ID:tLlctUQG0
女「……それは、できないよ。 幼ちゃんのこれからを、壊したくない」

幼「……ばか」

女「わっ!?」




幼ちゃんがあたしの手首を掴んで、ベッドに引きずり込んだ。




幼「……一緒に寝転んだのって、いつぶりだろうね」

女「……それは覚えてないや」

幼「私も……」




こつん、と、幼ちゃんがあたしの額に額を当ててくる。




幼「……優しいね、本当に。 でも、その優しさは間違ってる」

女「え? んっ、むっ……!?」




突然、唇に柔らかい感触が。
それが幼ちゃんの唇だって気が付くのに、時間はかからなかった。
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 22:57:38.79 ID:tLlctUQG0
幼「ん……これが、私が女ちゃんと一緒にいたい理由だよ」

女「冗談、だよね……?」

幼「……もう一回すれば、本気だって信じてくれるかな?」

女「えっ、いやっちょっ、ん、んんっ……!」




再び、幼ちゃんにキスをされる。
女の子同士なのに、こんな。
……そう思いつつ、なぜか嫌がっていないあたしがいる。




幼「ん……ちゅ……」

女「ちゅ……んむ……」

幼「ん、ふは……」

女「ぷは……」

幼「……冗談じゃないって、わかった?」

女「……」




十分、伝わってきた。
涙に濡れているけど、瞳を見ても本気だってわかる。
でも。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:07:32.64 ID:tLlctUQG0
女「……まだ、わかんない」

幼「……」




あたしがそう言うと、幼ちゃんはきょとんとした顔をして。




幼「……くすっ。 なら、わかってくれるまでしちゃうから」

女「ん……」




そう言ってあたしに覆い被さって、またキスをしてくる。
両手の指と指とを絡めて、ぎゅっと握ってきて。
あたしも、握り返す。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:10:53.42 ID:tLlctUQG0
幼「んちゅ、ちゅ……ん、わかってよぉ……」

女「んむ、はぁっ……わかんない、ぜんぜんわかんない……」

幼「女ちゃんのいじわる……ちゅ、ちゅ……」

女「んっ、ちゅ、ちゅぅっ……」




……どうしよう、気持ちいい。
気持ち良くて、心地良い。
女の子とキスをするのが、幼ちゃんとキスをするのが全然嫌じゃない。




幼「ん……え、わっ」




ごろんと転がって、今度はあたしが上になる。
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:15:18.71 ID:tLlctUQG0
幼「あ、ん……ちゅ、ちゅむ……」

女「ちゅっ……んちゅ……」

幼「んぅ……だめだよ、わかってくれるまで私がするんだから……」




ごろんと転がって、再び幼ちゃんが上に。




女「ん、だめ……もっと教えてほしいからっ……ん、む……」

幼「や……私がするからっ……ん、ちゅ……」




キスをしながら、ベッドの上をごろんごろんと転がる。
落ちないようにこそ気を配っていたけれど、そもそも狭いベッドの上だし、だんだんヒートアップしてきてしまって。




女「ん、んぅっ……? わぅっ!?」

幼「あぅっ!?」




結局、ベッドの上から転がり落ちました。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:18:24.92 ID:tLlctUQG0
女「い、いたた……幼ちゃん、大丈夫……?」

幼「いたた……う、うん、平気……」




隣で悶絶する幼ちゃんと、目が合う。
そうしたら、なんだかおかしくなってきてしまって。




女「……ぷっ」

幼「ふふっ……」

女&幼「 「あははははっ!」 」




笑いがこみ上げてきて、幼ちゃんと一緒にしばらく笑い合った。
久しぶりだった。
心の底から、こんなに笑ったのは。




女「あっはは……ひー、ひー……何してんだろね、あたしたち」

幼「ふふふっ、ほんとにね」

女「……そろそろ戻ろっか、教室に」

幼「……うん」




最後にもう一度、キスをして。
ベッドを整えてから、手を繋いで、あたしたちは保健室を出た。
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:25:23.11 ID:tLlctUQG0
―――――――――――――――――――――――




先生「幼馴染さん、もう大丈夫ですか?」

幼「はい」




幼ちゃんが席に着くのを見送ってから、あたしも席に着いた。




先生「すみませんが、グループ分けや部屋割りはもう決めてしまいました。 結局公平になるようくじ引きにし、幼馴染さんと女さんのぶんは私が引きましたが……」




黒板を見ると、確かにグループや部屋に名前が書かれている。
ふーん……あたしのグループはそこか。
幼ちゃんとは別なんだ。
部屋は…………ん?




51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:30:58.34 ID:tLlctUQG0
先生「幼馴染さんと女さんが、ちょうど二人部屋のところになってしまったのですが……大丈夫でしょうか?」

女「……」

幼「……」




席は遠いけど、思わず顔を見合わせる。




幼「……はい、大丈夫です。 公平にくじ引きで決めたことですし」




幼ちゃんは、そう毅然と答えたけれど。
耳まで赤くなっていることに、果たして気が付いているだろうか。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:44:50.24 ID:tLlctUQG0
―――――――――――――――――――――――




その日から、あたしたちの関係は変わった。
学校でも、学校の外でも一緒にいるようになって。
一緒に、登下校するようにもなって。
でも、昔と違うのは……。




女「お、おはよ……幼ちゃん」

幼「あ、う、うん……おはよ……」

女「……」

幼「……」

女「……行こっか」

幼「……うん」




あのとき……保健室での一件が、あたしたちの頭の中を支配していて。
気恥ずかしさと気まずさから、あまり話せなくなってしまって。
でも、一緒にいたくて。
一緒にいるけど、話さない、何をするわけでもない。
修学旅行に行くまでは、こんな中途半端な関係が続いた。
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:48:59.55 ID:tLlctUQG0
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女「ぶぁー! おなかいっぱいー!」




ばふんと、ふかふかのベッドに飛び込む。
やってきました、修学旅行当日。
いろいろな行程を終え、初日最後の行事である夕食も終えて、もはや後に残るは自由時間と消灯の時間だけになった。




幼「いっぱい食べてたもんねぇ」




ベッドにうつ伏せになるあたしの横に、幼ちゃんが腰掛けた。




女「バイキングってヤバイね……食べすぎるー」




体を起こして、幼ちゃんと並んで座る。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/17(火) 23:50:53.00 ID:tLlctUQG0
幼「今日の行程……楽しかった。 でも、女ちゃんがいなかったから……」

女「あ、あはは……あたしも楽しかったけど、できれば幼ちゃんと一緒が良かったなぁ」

幼「ねー……」

女「うん……」

幼「……ね、女ちゃん。 確か、この自由時間でどっか行くって友だちと約束してなかったっけ?」

女「幼ちゃんこそ、誰かの部屋に遊びに行くんじゃなかった?」

幼「……」

女「……」




シーツに置かれたあたしの指と幼ちゃんの指が、絡む。




幼「……たまには、サボっちゃおうかなって」

女「……あたしも、かも」

幼「ん……ね、女ちゃん……」

女「うん……?」




幼ちゃんがぐっと距離を詰めてきて、顔と顔が近づく。
……あのときのように。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:01:54.46 ID:bgN2I3ly0
幼「……キス、しちゃったよね」

女「……うん」

幼「私たちの関係って、なんだろうね……?」

女「……」




昔は、仲の良い幼馴染だった。
ちょっと前までは、ただのクラスメイトだった。
でも、今は……。




女「……わかんないけど。 恋人……ってやつなのかな?」

幼「……ふふっ」

女「な、なんで笑うのさ」

幼「ううん……やっぱりわかってくれてたんだね、私の気持ち」

女「う」

幼「ね……じゃあ、どうしてあのとき、わからないフリをしてたの?」

女「……わかってるくせに」

幼「んー? わかんないなぁ……♪」




そんなことを言いながら、肩に頭を乗せてくる。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:04:17.25 ID:bgN2I3ly0
幼「なんでだろー……?」

女「〜〜〜〜っ……」




本当に、幼ちゃんはあたしを困らせるのが得意だ。
でも、それは。




幼「なんでかなぁ……♪」

女「……幼ちゃんと、もっとキスがしたいって思っちゃったからだよ」




いつもいつもあたしが折れるのが早すぎるからじゃないかって、今思った。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:07:03.12 ID:bgN2I3ly0
幼「えっ、そうなの? 気づかなかったなぁ」

女「まったく、白々しい……」

幼「じゃあ……どうして、キスを受け入れてくれたのかな?」

女「……それは、幼ちゃんもまだ言ってないよね。 あたしにどうしてキスしたのかって」

幼「ちゃ、ちゃんと私の気持ちって言ったし」

女「キスの気持ちってなに? わかんないなぁ」

幼「なっ、お、女ちゃんだっておんなじ気持ちでしょっ!」

女「え? わかんないよ? 違うかもしれないし」

幼「な、な……」

女「やっぱり、幼ちゃんが先に言うべきじゃないかなぁ」

幼「なっ……わ、わたしっ、私はっ、女ちゃんにほっとかれてずっと寂しい思いをしてたんですけど!? してたんですけど!!」

女「ぐっ、そ、それは今関係ないでしょ!!」

幼「あるもん! だから、女ちゃんが先に言ってくれないと私ずっと寂しい!!」

女「な、なら、あたしだってたまにはワガママ言いたいんだし! ずっと甘やかしてきてあげたんだから、たまにはあたしのワガママを聞いてくれてもいいんじゃないの!?」

幼「そ、そんなことでワガママ言うって恥ずかしいと思わないの!?」

女「幼ちゃんだって言ってることはワガママそのものだからね!?」

幼「しょっ、しょうがないじゃん! だって、だって、好きな人には私より先に好きって言ってほしいんだもん!」

女「あたしだって、好きな人から先に好きって言われたいよ!」

幼「う……うう〜〜……っ」

女「ぐぬぬ……」

幼「……」

女「……」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:07:56.28 ID:bgN2I3ly0
顔を真っ赤にして、見つめ合う。
……でも。
結局先に折れるのは、いつも……




幼「好きだよ、女ちゃん」

女「……へっ?」

幼「ほ、ほら! 私は言ったよ! 次は女ちゃんの番だからね!!」




いつも、あたしのはずなのに。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:09:32.43 ID:bgN2I3ly0
女「ご、ごめん! ちょっと聞こえなかった! もっかい言って!?」

幼「なっ、何言ってんの!? 次は女ちゃんの番だし!!」

女「聞こえなかったからノーカン! ノーカンだから!」

幼「ばかばかっ、言わないっ!! ぜったい言わないっ!!」

女「言ってってばっ、このっ!」

幼「きゃ……!?」




幼ちゃんの手首を掴んで、押し倒す。




幼「やっ……言わないっ……!」

女「もう一回言ってくれないと……んっ!」

幼「んぅっ!?」

女「は……キス、するから」

幼「やだ……女ちゃんが言ってくれるまで、キスもしないもん」

女「ん……」

幼「ん、んぅ……」

女「ん、ちゅ……ほら、してるよ……? キス……」

幼「ん、ふ……こんなの、キスじゃないし……んむ……」

女「……屁理屈ばっかり。 口開けて」

幼「へ?」

女「ん」

幼「んむっ!?」




少し開いた幼ちゃんの唇の間に、舌を挿し込んだ。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:11:31.57 ID:bgN2I3ly0
幼「ん、んんっ! んーっ!」

女「んっ、れろっ……れろれろっ……」

幼「は、ぁ……ふぁむっ、あ……れろ……」




幼ちゃんの舌に舌を絡ませると、ぴくぴくと幼ちゃんの身体が震えた。




幼「ん……ちゅむ、ちゅるるっ……くちゅっ……んぷぁぁ……」

女「んちゅ、れるっ……んぁ……」




唇と舌が、唾液の糸を引いて離れる。




幼「……女ちゃん、強引すぎだよ」

女「幼ちゃんほどじゃないよ」

幼「……もう」




幼ちゃんが、抱きしめてくる。
あたしも、抱きしめ返す。




幼「……大好き、女ちゃん」

女「あたしも大好きだよ、幼ちゃん」




微笑み合ってから、お互いに吸い寄せられるようにキスをする。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:13:11.22 ID:bgN2I3ly0
幼「ん……しゅき……んっ、ちゅ……」

女「んぅ……すき、ようちゃ……んっ、ちゅるっ……」

幼「んぁ……おんな、ひゃ……ちゅくちゅくっ、んんっ……」

女「ちゅるるっ……はぷっ、すき、ひゅきっ……ちゅっ、んっ……」

幼「んんっ、あ……すき、らいすきっ……ちゅっ、ちゅぷっ、れろぉっ……」




何度も何度も、想いを伝え合いながらキスをする。
頭が真っ白になるくらい、気持ちいい。
というかもう、頭が真っ白になっている。
ただ、とにかく幼ちゃんが欲しい。




女「ちゅぷっ……んっ、は、あっ……!?」

幼「あ……やわらかい……ん、ちゅ……」




幼ちゃんの手があたしの上着の中に侵入してきて、直接あたしの胸に触れた。
それだけで、身体が反応してしまう。
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:15:48.76 ID:bgN2I3ly0
女「幼ちゃんののほうがやわらかいよ、ほら……」

幼「はぅっ……! ん、んむぅっ……!」




あたしも幼ちゃんの上着の中に手を突っ込んで、ブラをずらして直接胸に触れた。
キスをしながらむにむにとお互いの乳房を揉み合って、時折固くなった乳首を引っ掻いたり、摘んだりとかして。




女「あっ……! つよいっ、よぉっ……ちゅっ、ぢゅるっ……!」

幼「やっ、あっ……! 女ちゃんがっ、つよくするからっ……ひゃふっ、んふ、れるっ……!」




誰かに触られるのなんて、初めてで。




女「あ、あ……! だめ、だめっ……!」

幼「ふぁっ、あ……! びりびりきちゃうっ、びりびりきちゃうぅっ……!」

女&幼「 「〜〜〜〜〜〜っっ!!!!」 」




身体中がびりびりして、勝手に身体が震えて、言うことを聞かない。
一人でしたとき、こんなことになったことない。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:16:45.21 ID:bgN2I3ly0
女「あっ、はっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

幼「は、はぁっ……はーっ、はぁっ、はぁっ……」

女「はぁっ、はぁっ、幼、ちゃんっ……」

幼「女ちゃんっ……んちゅ、ぢゅるっ……」




あんなに気持ちよくなっても、まだ身体の熱が収まらない。
求め合うようにキスをしながら、お互いのアソコに手を伸ばした。




幼「んちゅ、あ……女ちゃんのココ、すごいことになってる……」

女「はんっ……幼ちゃんのココだって……」

幼「あっ……! ふっ、ちゅぅっ……」




幼ちゃんのアソコは、熱くて、すごくぬるぬるしていて。
すごく興奮してるんだなって、わかる。
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:20:25.91 ID:bgN2I3ly0
女「あっあ……! ココ弄られるの、おっぱいよりきもちいいっ……!」

幼「あっ、ふぁっ! わ、私もっ……ひゃあんっ!」

女「やっ、あっ、あーっ! んぅぅっ!」

幼「はぅっ、あっ、あ……んんんっ!」




幼ちゃんの指が、ぬるぬる擦ってきて。
あたしの指が、幼ちゃんのをぬるぬる擦って。
指まで気持ちよくなっているような感じがする。




幼「だめっ……いっちゃうっ……もういっちゃうっ……!」




ぷるぷると震えながら、幼ちゃんが言う。




女「あたしもっ、いきそうっ……! 幼ちゃんに弄られてっ、ふぁあっ!」

幼「あっ……いくっ……! はっ、あっ、あっ……っっ!!」

女「あっ、んっ、くぅぅ……っっ!!」




さっきよりも強烈な快感が、あたしの身体と意識を襲う。
もがくように、幼ちゃんと強く抱き合った。
意識がぼんやりしてきて、しかし身体の熱はまだ残っている。
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:23:18.61 ID:bgN2I3ly0
女「はあ……はあ……」

幼「はあっ……はあっ……」




拙い動きであたしと幼ちゃんは服を脱ぎ捨て、裸になって抱き合った。




幼「ん……これ、すごい……」

女「あったかくて、安心する……」

幼「うん、でも……」

女「ん、あ……っ」

幼「あ、は……っ」




ぎゅっと抱き合うと、あたしの胸と幼ちゃんの胸が押し潰し合って。
乳首と乳首が触れ合って、絡み合って。




幼「あっあっ、これっ、気持ちいいっ……♪」

女「乳首っ、擦れあってるっ……! ふぁ……♪」




胸だけでなく身体全体を擦りあわせるように、幼ちゃんが身体を動かす。
あたしもそれに合わせて、交互に動く。




幼「は、は……っ、ね、女ちゃん……」

女「はあっ、はあっ……なに……?」

幼「ココ……擦り合わせたら、どうなるのかな……?」

女「んっ……!」




濡れそぼったあたしのアソコに触れて、幼ちゃんが囁く。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:24:32.67 ID:bgN2I3ly0
幼「ココとココ、くっつけると……女の子同士でも、赤ちゃんできちゃわないかな……?」

女「はあっ、はあっ……できないよ、女の子同士だもん……」

幼「ん……そうかな……」




幼ちゃんが起き上がって、あたしの足を腕に抱える。
そのまま足を絡めてきて、あたしのアソコと幼ちゃんのアソコが……。




幼「んっ!」

女「あ……!」




にゅるにゅると、あたしのアソコと幼ちゃんのアソコが絡み合う。
ぬるっとしていて、融けそうなくらい熱い。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:31:30.62 ID:bgN2I3ly0
幼「はあっ、はあっ……これ、赤ちゃんできちゃいそう……」

女「そんなわけ……んっ!」




幼ちゃんが、少し腰を捻るように動かした。
ぬち、って音を立てて、擦れ合った。




幼「んぅっ! ちょっと擦れるだけで、きもちいい……! ね、女ちゃん……?」

女「な、なに……?」

幼「私たち、こんな……修学旅行先のホテルで、女の子同士でこんなことして……変態かな……?」

女「……今の幼ちゃん、えっちすぎるよ。 赤ちゃんとか、変態とか……んっ! あっ、ちょっ、うごかっ、んっ、あっ!」




急に、幼ちゃんの腰があたしのと擦り合わせるように動き始めた。




幼「ふぁっ、あっ! そうっ、なのっ! わたしっ、えっちなのっ! ずっとずっと、女ちゃんのこと考えてっ、ふぁっ! ひと、りでっ……んんぅっ!」

女「幼ちゃんっ……あっ、やっ! すごいっ、熱いっ……!」

幼「ほらっ、ほらぁっ……! こんなにぐちゅぐちゅでっ、見てないとどこからが女ちゃんなのかわかんないくらいでっ、赤ちゃん、できそうだよっ……?」

女「だから、女の子同士じゃ……んっ! なんでそんなに、赤ちゃんにこだわるのっ……!」

幼「だって……あっ! んっ……はぁっ、女ちゃんに、私の赤ちゃんっ……んんっ! うんで、ほしいからっ……!」

女「っ!? ……〜〜〜〜っっ!!」



幼ちゃんの言葉を聞いた瞬間。
頭の中で何かがはじけて、一瞬で何も考えられなくなった。
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:35:28.72 ID:bgN2I3ly0
幼「あ……今、イッた……? イッちゃった? 私の赤ちゃん産んでほしいって聞いて、イッちゃった……?」

女「っ……はあっ、はあっ……うん……」

幼「いいよ……いっぱい、イこ? いっぱいイッて、いっぱい、私の赤ちゃんっ、孕んでっ……!」

女「ふぁああっ!? あーっ!!」




幼ちゃんの動きが激しくなって、ぐちゅぐちゅと擦れる音が大きくなる。




幼「あっ、あっ! 孕んでっ、私の赤ちゃんっ! はっ、んあっ! あーっ!」

女「ちょうだいっ、幼ちゃんのっ、幼ちゃんの赤ちゃんっ! んあっ、ふああっ!」

幼「はあっ、はあっ、女ちゃんっ、女ちゃんっ!」

女「はっ、はっ、幼ちゃんっ、幼ちゃんっ!」

女&幼「 「んぁあっ! ああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーっっ!!」 」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:36:31.13 ID:bgN2I3ly0
―――――――――――――――――――――――




幼「お背中流しまーす♪」

女「うう……一人で洗えるのにぃ……」




あのあと、5分くらいあたしたちは気絶してしまって。
目が覚めて、お互いの身体がどろどろになってることに気が付いて。
部屋に備え付けてあるお風呂に、あたしたちは入っていた。




女「うぅ……なんか、すごいこと言っちゃった気がする……」

幼「気がする、じゃなくて、言ってたよ。 私の赤ちゃんちょうだいって……んっ!」

女「言わないで……って、何してんの!?」

幼「何って……女ちゃんの背中を洗ってるとこだけど?」

女「いやいや、おっぱい擦り付けてるだけじゃん!? タオル使おうよ!」

幼「タオルなんかに女ちゃんの肌を任せられるわけないでしょ! 私が洗うの! ほら、次は前!」

女「いやいやっ、前はいいから! 自分で洗うから!」

幼「女ちゃんに女ちゃんの肌を任せられるわけないでしょっ! 私が洗うのっ!!」

女「言ってることメチャクチャだよ幼ちゃん!?」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:37:57.65 ID:bgN2I3ly0
幼「いいから前っ……んっ!」

女「ふぁんっ!」




ボディソープまみれの幼ちゃんの胸が、あたしの胸を押し潰す。
固くなった乳首と乳首が強くキスして、弾き合う。




幼「んぁ、あ……こら、なんで乳首固くしてるの……」

女「はっ、んっ……! 幼ちゃんだって、固いよ……」

幼「これは、体洗ってるだけなんだから……そんなえっちな声出しちゃっ、ふあぁっ♪」

女「えっちな声だしてるの、幼ちゃんのほうじゃんっ……っ、んんぅっ♪」

幼「やっ、だって……きもちいいよぉっ……!」

女「あっ、あふっ……すごい、にゅるにゅる、乳首がっ、んあぁっ!」




胸と胸とを激しく擦り合わせるたび、泡が立ってあたしと幼ちゃんの間を白く埋める。
視覚的にも、感覚的にも幼ちゃんとひとつになってしまったみたいで、おかしくなりそう。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:39:21.38 ID:bgN2I3ly0
幼「はあっ、はあっ……あ……にゅるにゅるが、無くなってきちゃったね……」

女「あ……う、うん……」




ボディソープがほとんど泡になってしまったのか、最初のようなぬめりがかなり弱まってしまった。




幼「……もっと、使っちゃおっか」

女「あ……待って」

幼「え?」

女「座ったままだと、しにくいから……あたしが下になるから、幼ちゃんが上に乗っかって」

幼「え……下、タイルだよ? それなら私が下になるよ」

女「ううん、大丈夫だから。 あたしが下になるよ」

幼「だから、女ちゃんは優しすぎるんだってば。 たまには私に甘えてよ」

女「今まで通り、幼ちゃんがあたしに甘えてよ。 ずっと……放っておいた責任が、あたしにあるんでしょ?」

幼「それは……」

女「気にしないで、あたしが下になる。 それより……一緒に、気持ちよくなろう?」

幼「……っ! 女ちゃんだって、えっちすぎるよっ……♡」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:42:07.38 ID:bgN2I3ly0
―――――――――――――――――――――――




女「……」

幼「……」




結局お風呂場でも、近くにいても離れ離れだった三年間くらいを埋め合うようにお互いを求め合ってしまった。
それでようやく、コトを終えて。
あたしたちは、二人並んで一つのベッドでうつ伏せに倒れ込んでいた。
もう一つのベッドは、荷物置きにしてある。




幼「備え付けのせっけん、ぜんぶつかっちゃったね……」

女「幼ちゃん、ボディソープがなくなったからって、シャンプーとかコンディショナーとか、固形石鹸まで持ってきたもんね……」

幼「ホテルの人に怒られるかな……」

女「盛り上がりすぎだよ……」

幼「だって、女ちゃんもえっちなんだもん……止めてくれる人がいないと、歯止めが効かないよ……」

女「明日どうしよ……体動くかな……」

幼「んうう……ちからはいらない……」

女「あたしも……」




ふう……と、二人同時に大きなため息を吐きだした。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:46:42.56 ID:bgN2I3ly0
幼「初めてだったのに……女ちゃんの気持ちいいとこ、ぜんぶわかっちゃうような感じがしちゃって」

女「わかる……あたしも、幼ちゃんが気持ちいいとこ、わかるような気がしてた」




顔を見合わせて、笑い合う。




幼「……相性良すぎだね」

女「……ずっと一緒だったもんね」

幼「でも、最近は一緒にいてくれなかったじゃん。 三年間くらい」

女「う。 でも、一緒にいたときのほうが長いでしょ」

幼「関係ないよ。 私怒ってるんだからね」

女「ごめんなさい……」

幼「……嘘。 私のためだったんだもんね。 ちょっと独りよがりだけど」

女「うう……」

幼「でも……そうやって私のことを真っ先に考えてくれる、優しい女ちゃん。 私は大好きだよ」

女「幼ちゃん……」

幼「……ん、んんー……」




もぞもぞと、幼ちゃんが一人で身悶えてる。




幼「キスしたいんだけど、体動かない……」

女「キスは、もういつでもできるからいいんじゃないかな……さっきもいっぱいしたし……」

幼「……そうだよね」

女「これからは、ずっと一緒だからね」

幼「うん」

女「……おやすみ、幼ちゃん。 大好きだよ」

幼「おやすみなさい、女ちゃん。 私も大好き」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:49:13.41 ID:bgN2I3ly0
―――――――――――――――――――――――




それから、修学旅行はつつがなく終わって。
あたしと幼ちゃんの関係は、もとに戻った……というよりもむしろ戻ることはなく、いろいろすっ飛ばしてもはや別の領域になってしまった。




幼「お邪魔しまーす……」

女「どうぞー……あれ、妹はまだ帰ってきてないや」




そんなある日。
一緒に下校中に、幼ちゃんが久しぶりにあたしの家に行きたいと言い出して、こうして家に連れてきたわけで。




幼「……あんまり変わってないね」

女「リフォームとかしてないしね。 あたしの部屋、こっち」

幼「うん、覚えてる」




階段を上って、あたしの部屋に向かう。
それだけで、幼ちゃんはすごく懐かしんでいる。
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:51:55.65 ID:bgN2I3ly0
幼「まさか、また女ちゃんの部屋に入れるなんて、思ってもなかったなぁ」

女「……ごめんね」

幼「あっ、ううん! 私もごめんっ、すぐこんなこと言っちゃって。 それに、私も女ちゃんも悪くないって、結論づけたでしょ?」




修学旅行のあと。
これまでの三年間くらいについて、さんざん謝ったり謝られたりして。
あたしたちが謝り合ってもどうしようもないって、気が付いた。




女「それでも、突き放したのはあたしだし」

幼「もう。 ほんと……ばか」

女「ん、んむ……」

幼「ん……ほら、そのおかげで、今があるから。 壁を乗り越えたらもう、あとは幸せしかないよ?」

女「……そだね。 いい加減、入ろっか」

幼「うん」




ドアを開けて、幼ちゃんをあたしの部屋に招き入れる。




幼「あ……家具、変わってる。 でも、配置は変わってないんだね」

女「うん。 やっぱり、同じところに同じものがないと落ち着かなくて」

幼「ふふ、女ちゃんらしいね」




そう言って、幼ちゃんはぐるりと部屋を見回して、机の上にあるものに目を留めた。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:52:34.66 ID:bgN2I3ly0
幼「……これ……」




幼ちゃんが手に取ったのは、あの写真。
あたしたちの、中学校の入学式のときの写真。




女「その写真がどうかしたの?」

幼「……私もね、これを机の上に飾ってるの」

女「え」

幼「だって、この写真が最新で……最後だったんだもん」

女「……幼ちゃん」




あたしは無意識で選んだものだった。
でもたぶん、そういうことを感じて選んだんじゃないかなって後になって思っていた。




幼「でも……これからは、いっぱいいっぱい、撮れるよね」

女「うん。 二人で一緒に」

幼「えへへ……嬉しいな」




幼ちゃんがベッドの縁に腰掛けた。
あたしもその隣に腰掛ける。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:53:20.32 ID:bgN2I3ly0
女「……幼ちゃん。 あたしが突き放しても、あたしのことを覚えててくれてありがとね」

幼「当たり前だよ。 ずっと好きだったんだから」

女「うん、じゃあ……ずっと好きでいてくれて、ありがとう」

幼「うん……これからも、ずっと好きでいるよ」

女「幼ちゃん……あたしも、これからはずっと、幼ちゃんのことが好きでいるよ……」

幼「女ちゃん……」

女「幼ちゃん……」




あたしたちの顔が、近付いていく。
あと一ミリで唇と唇が触れ合うところで。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:54:16.45 ID:bgN2I3ly0
幼「……ちょっと待って」

女「……ん、え?」




すんでのところで、幼ちゃんが顔を離した。
……すごく怖い顔をして。




幼「これから『は』って……どういうこと?」

女「えっ?」

幼「これから『も』じゃないの?」

女「えっ……あ、えーと……」




……細かい、鋭い。
ヘタに嘘をついても、結局後になってバレることは目に見えている。
それなら今包み隠さず白状した方がいいと、一瞬で頭の中で考えた。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:56:26.28 ID:bgN2I3ly0
女「そ、それは……今までは、幼ちゃんのこと、恋愛感情をもって見てなかったというか……」

幼「私以外に好きな人がいたことがあるってこと?」




……鋭い。




女「じ、実は、お、男の子と付き合ったことが一回だけあって!」

幼「……へえー?」




幼ちゃんの目が、一瞬で濁った。




女「あ、あの! 違うの! き、キスまでしかしてないし! まだ処女だから!」

幼「ふーん……ファーストキス、私じゃないんだ……」

女「ち、小さい頃、結構キスしたよね!?」

幼「恋人としてのファーストキスは、私じゃないんだね……」

女「そ、それは……そのう……あっ、でも! あんまり合わなくて、すぐ別れたから!」

幼「……女ちゃんのビッチ」

女「き、キスまでしかしてないよ!? それにその人が最初で最後だよ!?」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:57:39.11 ID:bgN2I3ly0
幼「もういい、何も言わないで」

女「えっ、あのっ? ちょっ、なんで服を脱がそうとするの?」

幼「身体に直接聞くから」

女「そういう言葉どこから仕入れてくるの!?」

幼「あと、私以外で染められた身体、ぜんぶ私で染めるから」

女「たぶんこないだの修学旅行で十分染められたよ!?」

幼「いいから黙ってて。 全部女ちゃんの身体に聞くから。 どれだけその人のことが好きだったのか、どれだけドキドキしたのか、私のことひとりぼっちにさせたくせに、自分は恋なんてしちゃってどれだけ鼻の下伸ばしてたのか」

女「ご、ごめんなさい……本当にごめんなさい……」

幼「ううん、許さない」

女「あっ、やっ、ちょおおっ!!」

妹「幼お姉ちゃんいるのっ!?」バターン




服を全て脱がされかけたところで、突如あたしの部屋のドアが勢いよく開け放たれた。
そこにいたのは、妹。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 00:59:14.58 ID:bgN2I3ly0
女「あ……」

幼「あ……」

妹「あ……」




数秒……いや、数十秒?
場の空気が固まる。




幼「……いや、あの、そのね? えっと……」

妹「……うん、いや、うん。 わかった、なんか納得できた」

女「納得って……」

妹「幼お姉ちゃん……わたしが相談を受けたとき、どうしてお姉ちゃんと仲直りしたいのって聞いたの覚えてる?」

幼「え、うん……」

妹「そのとき、お姉ちゃんのことが好きだからって言ってたよね」

幼「あ……うん」

女「なぬ?」

妹「それ……そういうことだったんだね」

幼「……うん」

妹「ふーん……そっかそっか、うん、わかった。 期待以上というか、斜め上の結果になったけど、二人が仲直りしたんなら、それでいいよ。 ……おかえり、幼お姉ちゃん」

幼「……うん、ただいま」

妹「じゃ、ごゆっくり……と、この家でするのは勘弁してね? 壁薄いから結構聞こえるよ」

女「しっししししないしっ!!」

妹「ふふっ、それじゃね」




妹が部屋から出ていく。
まさか、早々と妹バレするとは……。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 01:00:43.79 ID:bgN2I3ly0
幼「……なんか大人だね、妹ちゃん」

女「……そだね」

幼「よかったよ。 私たちのこと認めてくれたし」

女「うん……」

幼「というわけで、続きしよっか? 許してないからね? 無しになってないからね? うやむやになんてなってないからね?」

女「いやいや、今ここじゃするなって言われたよね!?」

幼「ここじゃなければいいんでしょ? 私の部屋に行こ? 今両親いないし、いっぱい声出せるよ?」

女「いっ、いやいやっ……」

幼「私がいなかった三年間、何をしてたのか……ぜーんぶ、教えてもらうからね♪」

女「許してー!!」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/18(水) 01:06:24.13 ID:bgN2I3ly0
おわりです、ありがとうございました。
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 01:13:33.55 ID:IDJusLPPo
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 01:43:50.99 ID:hZGFZ93DO
おつ
良くできた妹だ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 11:25:50.87 ID:ha9BfsObo
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/18(水) 18:40:41.87 ID:pZ8FaGfEO
あーイチャコラがもっと見たいんじゃー
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/19(木) 00:24:48.99 ID:egCRS4zz0

最高だった
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 06:23:25.25 ID:0wGqwqko0
すごい世界だ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/01/21(土) 22:57:49.26 ID:8nwaI3cho
最高かよ
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