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都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達…… Part13
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547 :
カレー煮込む前に投下する花子さんとかの人
◆7JHcQOyXBMim
[sage]:2022/01/31(月) 17:44:13.05 ID:hcB114oa0
■いままでのあらすじ
「みんなで遊ぼう」「みんなで遊ぼう人狼遊戯」
↓
>>510-513
「人狼遊戯のその後に」
↓
>>533-542
「次世代ーズ 「いよっち先輩からの質問」」
↓
今から投下するの
ハ_ハ
('(゚∀゚∩ いくよ!
ヽ 〈
ヽヽ_)
548 :
簡単なご返答
◆7JHcQOyXBMim
[sage]:2022/01/31(月) 17:46:04.89 ID:hcB114oa0
(あれ?)
手洗いから戻る際中、早渡はわりと大きめのサイズの蜘蛛の姿を見たような気がした。
そう、結構大きい。サイズ的に、軍曹ことアシダカグモだろうか。
あれは物体Gすら捕らえるという最強クラスの狩人。益虫として放置されていたのだろうか。
どちらにせよ、物陰に戻っていったから関係ないか。
「――――――り神の御仁は、今は警戒を強めていて、そうやすやすとは――――」
「だからって――――そもそも、お前、どこでアレと接触――」
部屋に戻る途中、診察室の方から「先生」と、鬼灯……周りが言っている様子から想像するに、「地唄師匠の鬼灯先生」その人の会話の断片が聞こえてきて。
微妙に、不穏な単語が混じっていたような気がしつつ、早渡は皆のいる部屋へと戻った。
まだ、きちんと答えを聞いていない部分が、あるのだから。
549 :
簡単なご返答
◆7JHcQOyXBMim
[sage]:2022/01/31(月) 17:48:23.15 ID:hcB114oa0
「…………「先生」が退室しといて正解だったか」
ぽそり、と灰人が口に出したのを、慶次は聞き逃さなかった。
その意味を、ふと考える。
(……そういや、あの白衣がそもそも発狂するに至った原因は確か……)
「………………邪魔だな、「ピエロ」」
(ん?)
……今、聞こえた呟きは、誰のものだった?
酷く冷え込んだ、同時に心底苛立っているような、そんな声だったような……
軽く皆を見回したが、俯いたままの憐以外は大体皆、何やら思案していた。呟いたのなら、他にも誰か聞きとめていたはずだが気にしている様子のものはいない。
憐が呟いたとしたら違和感を感じるし、気のせいだっただろうか。
…………そう考えていたら、早渡が戻ってくる。
す、と、皆の意識と視線がそちらを向いたが、憐はうつむいたままだった。
「さて、っと。俺達が、「狐」の配下も全員殺そうとしているか、だけど」
相変わらず、直斗はにこにこと笑っているままだ。
いくら物騒な話題になろうとも、変わらない。心の内を見せないための笑顔を続けている。
「……「狐」についてる人達、基本的には誘惑にかかった被害者、だから……殺さずにすむのが、一番なんだけど……」
先ほどとあまり変わらぬ、弱々しいような。気弱さや心細さを感じさせる声で、憐がそう答えた。
憐の、普段の行動やら言動やら見ていれば、「できる限り殺したくはない」と、そういう事なのだろう。
もっとも、同時に、そうやりたくともできない事もわかっている。そんな様子の声だ。
「全て、生かしたままは難しいでしょう……特に、契約者の方ではなく、都市伝説そのものとなりますと……」
「「狐」に誘惑されてる状態じゃなくとも、人を害する意思があるなら、って事ね」
龍哉と優が続けてそう答えてきた。
そう、問題はそこだ。
ただ「狐」に誘惑されて操られての行動であれば、それはただの被害者でしかない。
だが、元から、人に害をなすような者の場合。誘惑が溶けたらそれはそれで普通に人へと害を与え続けるだけ、になりかねない。
そういう存在となると、どうしても処分する必要性があるという事だ。
一応、契約者ではなく都市伝説そのものの方だけをさして答えていたが。契約者であろうとも、元から悪人である場合はただ取り押さえるだけは難しい可能性がある。
……それこそ、土川 羽鶴のような例もある。一応あれは生かされたが。あれより酷い相手だと難しくなるだろう。
「……「狐」の配下と会話、だけど…………できるかどうか、は、わからない」
「会話したいなら、「組織」に身柄確保される前にさっさと接触しないと。多分、聞く暇すらないわよ。どうしても会話したいなら、融通利かせてもらえるようにはしてみるけど」
晃の言葉に続けていた神子が、お父さんの胃が死なない程度に、とぼそっと続けていた。
……確か、神子の父親は…………あぁ、うん。胃の無事を願っておこう。
「…………なるたけ、九割殺しで抑える」
「それ本当に抑えてる?大丈夫?うっかりもう一割いかない?」
「そこまで貧弱なら、元から話ほとんど聞き出せねぇだろ」
「……遥には後でよく言い聞かせとく」
遥の返答には流石に早渡からのツッコミと灰人からのフォロー……フォロー……?が入った。
確かに、遥の戦闘力を考えると、相手次第では本気で九割殺しが十割になりかねない。
…………それくらいの存在なのだ。「ベオウルフのドラゴン」、と言うより竜種の類の契約者と言うやつは。
遥の場合、祖父が「黄金伝説のドラゴン」との契約を維持している者であるため、そっちを見本にしている可能性があるからあまり自分の実力を気にしていなさそうだが。
550 :
簡単なご返答
◆7JHcQOyXBMim
[sage]:2022/01/31(月) 17:49:50.13 ID:hcB114oa0
「九宮空七、だったな。「組織」の方……と言うか、CNoとANoでは、少なくとも彼女が「狐」に加担してるって情報はないんだよな?」
遥と灰人が睨み合いかけたところで、直斗が話題を逸らすようにこちらとかなえに問うてきた。
問われると思っていなかったのか、かなえはやや慌てた様子だったが。
「あぁ。こっちが見た範囲ではなかった……なかったよな?」
「う、うん。なかった、と思う……」
『主の傍で見ていたが。そのような名前や、先ほどの画像の面影がある女子はいなかったはずだ』
ぬぅ、とかなえの傍に「岩融」が姿を現した。
今までずっと姿を消していたそれが姿を現したのを見て、東が「わ」と驚いたような声をあげたのが聞こえた。
「俺達が閲覧できない範囲の資料にあった場合は別だけどな。それこそ、SNoとか」
「あそこの資料は閲覧制限厳しいものね…………あ、「組織」のDNoの資料でも覚えないわよ、その子については」
神子も、そうきっぱり言い切った。
彼女の父親はDNoではそこそこ、上の位についている。担当契約者がアレ(憐の父親だが)なのと当人が仕事人間なところがあるせいで未だに割を食っている面はあるが情報は確かだ。
……そして。
「「獄門寺組」にて集まっている情報にて、その方の情報はありません」
「「首塚」も同じく。おふくろが見せてくれた資料にもなかった」
「……「教会」の情報でも、なかった、と思う」
「「レジスタンス」に集まってきている情報の中に、その名前はないな」
「「マッドガッサー一味」として。その名前、「狐」の手駒の中に確認していないわ」
「……ん…………データ見直したけど、ない」
龍哉が、遥が、憐が、灰人が、優と晃が続ける。
いくつもでる集団の名前に、東が目をぱちぱちとさせていた。
「みんな、違うところからの、情報……?」
「そりゃ、ある意味みんな所属違うからな」
「俺は、厳密には俺が所属してるんじゃなくてお袋がだけどな」
口に出された疑問に、直斗と灰人が答えている。
そう、この連中はみな、所属している集団が違うのだ。
まぁ、「獄門寺組」や「マッドガッサー一味」は「首塚」との結びつきが強いし、遥や憐のように片親が「組織」絡みと言うパターンもあるが……
「気になるようだったら、「先生」と鬼灯さんにも聞いとくといいよ。「先生」なら、「薔薇十字団」からの情報知ってるはずだから」
結構上の方の情報も、と付け足す直斗。
……あぁ、本当。
ここにいるだけで、だいぶ、多方面の情報が集まる。
(愛百合からの情報がだいぶ偏ってたってのがわかったのも。まぁ、勉強の一つか)
多方面からの情報が集まるなら、それを吸収るするまで。
……そして。それを、仕事に活かしていくだけの事だ。
to be … ?
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