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【艦これ】マジカルチ○ポ提督 3スレ目【ア艦これ】
- 778 : ◆9.kFoFDWlA [saga]:2018/02/18(日) 00:44:17.90 ID:mMU0Aq6J0
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※マジでインフルなめてた。寝ても薬飲んでも治んねえ。なんだこれ。キツい
>>617-646からの続き
【姫初め企画SS:夕立編】
正月を迎えた鎮守府、そこは地獄だった。なおいつものことであるもよう。
そこかしこが『中東の激戦区か何か?』って具合に見事な廃墟と化していながらも、新鮮ピチピチな現役戦地ド真ん中だ。
「ガーーーッデム!!」
叫ぶのは工作艦明石である。ガチの工作艦である。通称・ドクター・明石ックレコード。万能の天才発明家としての側面も併せ持つ、最速最適最強の工作艦であった。
「こ、口搾艦って……そ、それはちょっと、恥ずかしいし……」って感じの明石だ。フェラチオ上手なのに苦手なのだ。興奮しすぎて冷静になると恥ずかしくなるとか。誰だよ貴様。
阿鼻叫喚や命乞いという名の天使の歌声が響き渡り、硝煙の香り漂う黒煙をくゆらす業火の華が乱れ咲き、肉が爆ぜ骨がへし折れ、味方と思っていたあの子も、あの子も、みんなみんな私のために死ね――――!
そう言わんばかりのこの場所はまさにパラダイスであり、薔薇女獄である。
「ガッデム! ガッデム! ガーーーッデムッ!!」
割を食うのはいつもいつも明石だ。今も頭をがりがりと掻き毟りながらガッデムを叫んでいる。無神論者の癖に。
――――頻繁に爆裂四散する鎮守府の惨状に嘆き、業を煮やした彼女は考えた。
もう壊されるのが前提として考えてしまおう。そのあと作り直せばいいじゃない、と。
地下奥深くに待機していた数百機ものトイ・リアニメイター(玩具修理者、ドクターアカシックレコード謹製)と呼ばれるロボをフル出撃させ、同時にその手腕を振るい、突貫にして丁寧に鎮守府を幾度となく再誕させてきた。
これらと彼女が全面改修に当たれば、例え更地になろうとも15時間もあれば内装や家具に至るまで元通りにできるのだから、ここの明石も大概ハイスペックである。なお食料や燃料の備蓄庫は地下にあるので無事だ。そこにまで被害が及べば明石も大淀もプッツンしてうっかり改二になるだろう。
要求に提督との『夜明けの珈琲券(提督と二人きりで一晩を共にする権利を行使できるスペシャルチケット)』を十回分要求する点はかなり強かではある。
そんな明石はエッチの時には初心い感じでつないだ手が羞恥で震えていたりキスする際にもぎゅっと目を瞑りすぎてちょっとぶちゃいくになってしまったりする。
その初々しさと染みるような提督への純愛が提督のお気に入りであった。汚した時や羞恥プレイをしたときの反応が実に王道ながらもいいらしいよ。ゲッスが。
五月雨時空の彼女たちは一体何だったのか。
「ぽいぽいぽーい♪ とーちゃくっと♪」
そんな明石さんに後は全て任せた、別に任せてないけど知ったこっちゃねえっぽいので、夕立はてーとくさんに可愛がってもらってくるねとばかりにぽいぽい進む。
そうして辿り着いた提督の住居。鎮守府本館の最上階、最奥の角部屋だ。馬鹿と権力者は高いところがお好き。そして夕立もまた高いところが好きだった。お察しである。
初めて、提督とまぐわった時のことを覚えている。
未知の感覚に混乱しつつ、どんどん指先から身動きが取れなくなった。痺れるような感覚が全身を包んで、それでもなお己の下腹部にある、提督が好きなそこは、淫らに蠢いていたという。
自らの内側にある狭い道――――そこを蹂躙する雄の根が嘶きながら、それを褒め称えた。素晴らしい、気持ちいいと。
それは嬉しかった。嬉しくはあった。
あの時に抱いた感情、興奮が、色鮮やかに夕立の脳裏によみがえる。――――楽しい記憶でありながらも、屈辱の記憶であった。
夕立は、事戦いにおける勝敗の結果を、とても大事にしている。
初陣、あれはきっと負けだった。気持ちよくされて、気持ちよく使われていた。
自分から、気持ちよくしてあげたわけではない。それが悔しかった。
だから――――。
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