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イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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1 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2017/12/31(日) 02:55:46.48 ID:tFq+4OSd0
このssは前作『イタリア百合提督「着任しました」』の続きになっております
お読みになる前に注意事項として…
百合・レズ表現があります
イタリア王国海軍の艦艇がメインになります
このss独自の世界観が含まれています
「艦これ」未プレイですので、実際の「艦娘」とは異なるオリジナルのキャラクターであったりします
更新はひどく遅いです
……もしここまで読んだ中に苦手なものがありましたら、そっと閉じて頂ければと思います
…また、これらの事柄を了解して下さった方は、どうぞお付き合い下さいませ
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2018/01/01(月) 18:08:45.76 ID:VY6wd8DWo
前スレ
イタリア百合提督「着任しました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1482850820/
3 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/02(火) 00:57:26.66 ID:nkom9ZfR0
>>2
さっそくリンク貼ってくれてありがとうございます
まずはあけましておめでとうございます…とりあえず整理をかねて、登場人物やここまでのあらすじなどを投下していきます
4 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/02(火) 01:43:06.02 ID:nkom9ZfR0
…登場人物…
フランチェスカ・カンピオーニ少将
本作の主人公で、いわゆる「提督」
二十代後半にしてローマのスーペルマリーナ(海軍最高司令部)に勤務し、驚異的なスピードで大佐になっていた能力の持ち主だったが、その「華麗な女性遍歴」がスキャンダルに発展しそうになり、上官にあたる「お爺ちゃん大将」のはからいで二階級特進の上、好奇の目や追及の手を逃れるため、南イタリアにあるのんびりした鎮守府「タラント第六鎮守府」に「栄転」、司令官として着任した
イタリア人にしては控えめな顔立ちだが、長身で「ド級戦艦並み」の大きな胸とむっちりしたふともも、艶やかな唇にきれいな指の持ち主…腰まで届く長い髪は金と明るい栗色の中間で、瞳は金色。甘い優しい声は耳に心地よい
特技は艦隊指揮に射撃と料理、「色男でも言えないような」甘ったるい口説き文句に、女性のチャームポイントを見つけること…車の運転も上手い
趣味は可愛い女の子とキスすることと、60〜70年代のカンツォーネ(イタリアン・ポップス)を歌う事、それに美味しい物を食べること…意外と機械いじりやメンテなども好きだったりする
母親のクラウディアと、事実婚をしているもう一人の母親「シルヴィアおばさま」のお陰で、幼いころから女性にしか興味がない筋金入りの百合属性
「据え膳はいただき、据えてない膳は持ってくる」「来るものは拒まず、去る者は出さない」などなど、上官・同僚・部下を問わず、いつも誰かを恋人にしている……むっちりした大人のお姉さまが好みだがロリからお姉さままで、長所があればそこを魅力に感じる優しい性格で、選り好みもしない主義
鎮守府では美味しい物を食べ過ぎ、胸やお尻、太ももがきつくなっているが、水泳と射撃以外の運動はたいてい苦手なので、カロリー消費が出来ていないのが目下の悩み
愛車は深青色の「ランチア・フラミニア」の4ドア・ベルリーナ
………
軽巡「ライモンド・モンテクッコリ」
「R・モンテクッコリ」級軽巡のネームシップ。1935年生まれで大戦を無事に生き抜き、戦後は練習艦として1964年まで長くイタリア海軍に在籍していた
「コンドッティエーリ」(傭兵隊長)型と言われる、中世の傭兵隊長たちの名を採ったイタリア軽巡の第三世代。ウンベルト・プリエーゼ造船官による「プリエーゼ式防御シリンダー」の円筒形をベースにした特徴的な艦橋と、バランスのとれた瀟洒(しょうしゃ)なデザインはスマートで美しく、兵装や速度性能も優れていたため以後のイタリア軽巡の基本形になった
…艦名の由来になった「ライモンド・モンテクッコリ」はオーストリア・ハンガリーの軍人で、対オスマン・トルコ戦争やプロイセン皇位継承戦争などを指揮し、現役引退後は戦術研究に明け暮れた研究熱心な「機動の天才」という人物
艦娘の「ライモンド・モンテクッコリ」はほどよく落ち着いた金色の髪を高めのポニーテールに結び、すらっとしつつメリハリの効いた身体をしている高校生ぐらいの女の子。性格はいたって律儀で真面目……当初は提督に優しくしてもらい、憧れと恋心の混じったような感情を抱いているだけだったが、着任早々に大浴場で提督と「愛を交わして」以来百合に目覚め始め、以来生真面目なだけではなく甘い一面や、可愛い嫉妬心なども見せるようになってきた
…提督の付けた「ライモン」という呼び方は気に入っていて、鎮守府の面々からは「妻」や「提督の嫁」と言われてからかわれている
妹の「ムツィオ・アッテンドーロ」はミラノ・スフォルツァ家の開祖の傭兵隊長が名前の由来…「スフォルツァ」(厳しい)性格と言うアッテンドーロの性格は受け継いではいないが、ナポリの巡洋艦戦隊にいたせいか、単刀直入に物を言うさばさばした性格で、何かと生真面目な姉「ライモン」をせっつくこともしばしば…こちらは43年ナポリ港空襲で失われてしまったが、どちらもイタリア海軍の淡いライトグレイをまとった姿が魅力的な軽巡
制服代わりの服も淡いライトグレイのワンピーススタイルで、胸元には白波のようなフリルが少しついたデコルテ、首にはイタリア王国海軍の星章を模した首飾り。すらっと長い脚には黒のニーハイソックスかストッキング…ワンピースは濃淡のグレイで幾何学線模様を描いた迷彩仕様もある
………
戦艦「コンテ・ディ・カヴール」
1915年生まれで、第一次大戦当時の最新鋭戦艦と言う「おばあちゃん」ながら、1933年から受けた大改装で艦の六割を作り変え、見事にモダンなデザインへと生まれ変わったド級戦艦
艦名は「イタリア統一の三傑」(ガリバルディ、マッツィーニ、カヴール)のうち、イタリア独立の支持を取り付けるためにニースやモナコをフランスに割譲した現実主義者で、親フランスの立場を取っていた宰相「カヴール伯」カミーロ・ベンゾから
艦娘「コンテ・ディ・カヴール」は年齢を感じさせないみずみずしい豊満な「ド級戦艦」体形で、長い金茶色の髪は優雅な内向きカールにしている
…少し困り眉で目尻を下げている様子は「甘々なお姉さま」と言う性格を見事に表している。おっとりした優しい性格で提督を甘やかすのが大好き……大戦中はまともに作戦行動をしないうちに「タラント空襲」を受け着底、修理のために北イタリアのトリエステまで移動するも修理が終わらず、イタリア敗戦時にはドイツに渡らないようにと連合軍の空襲で撃沈された……などなど、目立った活躍がないせいか何かと欲求不満で色欲も持て余し気味…ライモン、ドリアなどに続いて提督と愛し合った仲で、現「秘書艦」
…妹は古代ローマの名将の名を持つ「ジュリオ・チェザーレ」(ユリウス・カエサル)で、こちらはチェザーレの著作「ガリア戦記」の影響から一人称が「チェザーレ」な武人で、よく真紅のマントをひるがえしている……髪はローマの屋根瓦のような明るい赤茶色で、髪が薄いのを気にしていたチェザーレの影響か、髪を後ろで束ねただけのシンプルなまとめ方をしていても、セットには時間をかけるなど髪型にうるさい……戦後「ノヴォロシースク」としてソ連に引き渡された影響か、とにかくイタリアに戻って姉に会えたことと、イタリア料理を食べられることが嬉しいらしい
カヴールはよくイタリア海軍の防空識別帯の「赤と白の斜線」が首元に入った淡いグレイのタートルネックとスカート、黒のストッキングとエナメルハイヒールを身につけている……一方チェザーレはタートルネックに肩章の付いた軍人風の上着を羽織り、紅のマントをなびかせている
………
5 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/03(水) 03:16:29.52 ID:uFND3CJ90
クラウディア・カンピオーニ
提督の母親で、服飾デザイナーだったが「せわしないのに疲れたから」となかば引退し、地元カンパーニア州でのんびり暮らしている…長い金髪とむっちりした豊満な体、それに甘い声がチャーミングな提督のお母さまで、熱心に提督を「教育」した張本人
とにかくキスと女の子が好きで、提督の姉に見えるほど若々しい……趣味の料理はとても上手で、その腕前は提督も歯が立たない
………
シルヴィア・カンピオーニ
提督の「おばさま」で、クラウディアのパートナー…短く切った栗色の髪と、あっさりした物言いが魅力的なきりっとした大人の女性……趣味は射撃と猟で、銃やナイフの扱いがうまい
誰もがほれぼれするような凛々しさは、提督が百合に目覚めたきっかけの一つ
愛車はイタリアン・レッドに塗った初代「アルファロメオ・ジュリエッタ」
………
百合野 深雪(ゆりの・みゆき)准将
通称「百合姫提督」
夏から秋にかけて行うことになった、イタリア海軍主催の「深海棲艦への戦術・知識交換プログラム」のため、海上自衛隊「横須賀第二鎮守府」から派遣されてきた准将で、「タラント第六」に派遣されてきた…提督と同じく二十代後半
(※設定上、階級は「海将補」などではなく、「准将」などと世界基準に統一されている)
豊かな黒髪にきめ細やかな肌、整った涼しげな顔立ちはまさに大和撫子そのもので、声も「横須賀の能登麻美子」とか「鎮守府の菊池桃子」などと言われるほど透き通っていて美しい
…以前ローマに短期赴任した際に、言葉に苦労していたところを提督がアパートに泊めて以来、すっかり「仲がいい」……交換プログラムの際も会えるかどうか定かでないにもかかわらず、日本から百合漫画や郷土のお菓子など様々なお土産を山ほど持ってきてくれた…百合好きなのもあるが、とにかくお姫様のような雰囲気から「百合姫提督」、提督からは「姫」と呼ばれている
一見おしとやかなだけに見えるが、「大艦巨砲主義」によらない戦略や戦術は実戦的で、スピード昇進の理由は「戦績に応じた臨時昇進」以外にも、あまりの切れ者ぶりに「あれは山口多聞の子孫らしい」とか「山本五十六の遠縁らしい」などという噂が広まったためだとか……優れた能力の持ち主ながら、士官学校の論文でイタリア海軍を研究するなど、多少風変りな面があるせいか、呉、舞鶴、佐世保などで戦果を挙げてきたにもかかわらず「いわくつき」の艦娘ばかりを集めた「横須賀第二鎮守府」の司令になっている…おかげで「弾除けのお守りに」と、とある部分の毛を「すっかり剃られてしまった」らしい…が、それを含めて艦娘たちが好きという変態なところも……
…大雪の日に産まれたので「深雪」という名前になったが、特型駆逐艦で唯一戦前に事故喪失した艦が「深雪」なので「縁起が悪い」と、一時期は自分の名前が嫌いだったという
愛車は濃緑色の初代「マツダ・ロードスター」
………
一等巡洋艦(重巡)「足柄」
百合姫提督に随行してきた「妙高」型重巡の艦娘
その、居住性を犠牲にしてまで高性能を追い求めた低いシルエットは、戦前の「スピットヘッド観艦式」へ参加した際、背の高い「州」(カウンティ)級重巡を見慣れたイギリスの記者に「飢えた狼」と皮肉交じりで紹介されたこともある
本来は神戸生まれのハイカラさんで、スピットヘッド観艦式に続いて欧州歴訪をするなど才女でもある…艦娘になっても外国語に堪能で、艶のある黒髪と紫の服に包まれた姿が精悍で美しい
百合姫提督とは当初「エス」的な「大正ロマンあふれる」奥ゆかしいお付き合いをするつもりだった…が、百合姫提督や周りの艦娘たちのおかげですっかり教育され、今では布団の上でも狼に…
………
二等巡洋艦(軽巡)「龍田」
百合姫提督に随行してきた「天龍」型軽巡の艦娘
「天龍」型軽巡自身は大正年間、イギリスで誕生した新しい艦種「軽巡洋艦」のアイデアを早速とりいれ、世界の最先端を行く艦となった艦だが、排水量3500トンはスペースに余裕がなさすぎ、後に5500トン型軽巡を生むことになった……艦のレイアウトはイギリス、主砲はフランス式の「14サンチ砲」と、まだ外国に学んでいた大正初期の日本艦らしい初々しさがある
艦娘「龍田」は短く切った紫がかった黒髪に優しい声が可愛らしい…が、白鞘の日本刀を差し、黒に銀の「昇り龍」の入った着物をはだけているさまは、どう見ても極道の姉御にしか見えないとも…百合姫提督を熱愛しているが、かなりの偏愛で拘束しているように見えることもしばしば……得意な歌は百合姫提督に向けて心をこめた「天城越え」
………
6 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/04(木) 00:55:40.90 ID:jOGF2ogB0
ジェーン・ミッチャー准将
アメリカ海軍「ノーフォーク鎮守府」から派遣されてきた提督
チョコレート色の艶やかな肌と制服からはち切れそうな豊満な体型、ブロンドの髪が印象的
性格は親切かつあけっぴろげで、好き嫌いもはっきりしている……実力もあったが、ビアンで褐色の肌を持っている女性士官、おまけに細かい規則にうるさい「平時の海軍」のせいで何かと脚を引っ張られ昇進が進まなかった…が、太平洋岸の「サン・フランシスコ鎮守府」にいた際、レセプションに連れてきた艦娘に「サービス」しろと言った議員を派手にノックアウトし、それが気短な太平洋艦隊司令官「マティアス中将」の目に止まって気に入られるように…今では制服組トップの海軍作戦本部長(CNO)になったマティアス大将への配慮か、周りも遠慮がちになって鎮守府運営もやりやすくなったらしい……いつも「教養がない」と冗談めかしているが、実は読書家で、タフなだけではない文武両道の提督
…ちなみに戦中の名指揮官「マーク・ミッチャー」提督とは縁もゆかりもないとのこと
レセプションの一件の後、マティアス司令官に「転属先の空きができるまで避難させてやる」と派遣されたナポリで空母入港とかぶってしまい宿をとり損ね、当時ナポリ所属だった提督に声をかけられてアパートへ転がりこむことに……「何かいやらしいことしようとしたらどうする気だったの?」と、提督が聞かれた時は「もし無理に何かしようとしてもノックアウトできるから」と考えてオーケーしたとのこと
指揮下の艦娘たちには常日頃からバーベキューパーティやお出かけなど、様々なイベントを開いてあげているが、食べ盛りの艦娘数百人が所属している鎮守府を指揮しているだけあって財布が追い付かず「いつもピーピー」だという…
射撃の腕は海軍でもトップ二十人に入るほどで、愛用のピストルは自分で数丁分のパーツを組みたてた「コルト.45」こと「M1911」のカスタム銃
愛車はクロームイエローの1971年型「シボレー・バラクーダ」で、趣味は映画
………
空母「エンタープライズ」(CV-6)
ミッチャー提督に随行してきた「ヨークタウン」級空母二番艦の艦娘
艦名「エンタープライズ」としては七代目で、レイテ、マリアナなど太平洋における海戦のほとんどに参加し十数回の損傷を受けながらも生き残った強運と戦績から、通称「ビッグE」や「グレイゴースト」などと呼ばれた
戦訓から学んで数次の対空火器増強を行い、ハリネズミのように40ミリ・ボフォース機銃や20ミリ・エリコン機銃を搭載している…また、装甲甲板こそないもののダメージ・コントロール能力に優れた名艦
アメリカ海軍としては初期の空母ながら搭載機も多く、最大で96機搭載可能と言われる
艦娘のエンタープライズは「ビッグE」だけに「巨大」と言ってもいい高身長で、ブロンドの髪は戦前の流行のようにカールさせている。タイトスカートからはみ出し、はち切れそうなふともも、何かと揺れる爆乳は「ビッグE」とからかわれるが、実際のカップはそれ以上とも……ミッチャー提督のよき補佐役
………
駆逐艦「フレッチャー」(DD-445)
ミッチャー提督に随行してきた「フレッチャー」級駆逐艦の艦娘
フレッチャーは日本の特型駆逐艦…特にその後期型に対抗するべく空前絶後の175隻が整備された大型駆逐艦。建造隻数も多いが一隻ごとの質も極めて高く、37ノット近い最高速度に高い対艦・対空性能、さらにレーダーやVT(磁気感知式)信管など、優れた電子工学機器を搭載した艦隊型駆逐艦の傑作
艦娘の「フレッチャー」は駆逐艦とは思えないメリハリのあるボディに金髪ポニーテールで、雲形迷彩の「メジャー12」を彷彿とさせるブルーグレイとダークグレイのワンピースを着ている。何かと優秀なこともあってミッチャー提督とも親しく話す仲……妹が多すぎ見分けをつけてもらえないことがあるのが悩みのタネ
………
7 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/04(木) 03:06:06.20 ID:jOGF2ogB0
マリー・エクレール大佐
フランス海軍・地中海方面艦隊所属で、南仏にある「トゥーロン第七」鎮守府の司令
淡い金髪に水色の瞳にほっそりした身体、流行のファッションをまとって高級な化粧品を使いこなし、パリ風のお嬢様言葉で話す
そのお洒落でイヤミ、フランス以外を何かと見下す性格はパリジェンヌそのもの…が、実際は「花の都」パリに憧れ、地元を出るために海軍士官になったプロヴァンス出身の田舎娘…ファッションセンスやアクセントはパリで馬鹿にされないために覚えたもので、たいていは見事なパリジェンヌに見えるが、やり過ぎの感もある……理論は一流のフランス海軍だけあって理屈をこねるのは得意だが実戦経験は乏しく、机上の空論になることも多い
パリの海軍司令部に所属している時に「流行しているから」とファッションレズを始めたが、連絡将校の少佐としてローマに派遣された際、提督に口説かれるとすっかり惚れ込んでしまい、一時期同棲するなど深い関係に…
そのせいで提督にはすっかり弱点を知り尽くされていて、「フランスの偉大さ」を鼻にかけたり、「イタリア海軍など物の数ではありませんわ」などと提督に議論を吹っかけるたびにその時のことでからかわれ、場合によっては首輪をつけられ鞭を振ってもらったりとすっかり調教済み…エクレール提督自身も普段は何かと「海軍司令部の意向に沿うように」と、肩がこりそうな完璧な生活スタイルを送っているからか、提督に会うと安心してすっかりデレデレの誘いネコ気質に……
「タラント第六」派遣中、提督が熱を出した時に看病してくれるなど、心根は優しい所もある
愛車は「ド・ゴール大統領も乗っていた」からと、黒のシトロエン「DS19」
……
戦艦「リシュリュー」
エクレール提督に随行してきた「リシュリュー」級戦艦の艦娘
四連装二基、八門の主砲を全て艦首に装備し、後部に艦橋と副砲、水上偵察機の格納庫を設けると言う、イギリスの「ネルソン」「ロドネー」にも似た風変りなレイアウトの超ド級艦……第一次大戦での評価が低く、予算も削られ新戦艦を持っていなかったフランス海軍が、イタリアの「リットリオ」級戦艦建造の情報を受けてこれに対抗するべく計画した…が、開戦時にもだらだらと建造を続け、フランスの敗北が必至となったところで慌ててダカールに脱出、ヴィシー・フランスに属したり、その後連合国に加わったりと時代に翻弄され、戦後も長く「フランスの威信を見せつける」ために在籍していた
迷彩がグラデーションだったり煙突とマストを一体化したりするなど、かなり凝ったデザインをしている
艦名は智謀に優れた名宰相「リシュリュー」から名付けられている
艦娘「リシュリュー」はモノクル(片眼鏡)に白髪のロール髪、実際の艦影を彷彿とさせる前は豪華で後ろは飾り気のないエキセントリックなドレスを着ている…ファッションセンスはともかく、常に利害を考え落ち着いて行動する策士
………
練習巡洋艦「ジャンヌ・ダルク」
エクレール提督に随行してきた練習巡洋艦「ジャンヌ・ダルク」の艦娘
長らく練習巡洋艦に旧式軽巡をあてがっていたフランス海軍が、ようやく専用の軽巡として建造した練習巡洋艦。同時期の優れたフランス軽巡「デュゲイ・トルーアン」級を参考に、速度を27ノット(公試時)まで落として雷装をなくし、客船のようなプロムナード・デッキを設けるなどした以外はほぼ同じ装備でまとめた……長距離航海に向いたバランスのいい練習巡洋艦で、戦後も長く愛された優秀艦
艦娘「ジャンヌ・ダルク」は三つ編みの金髪を頭に巻きつけたお姫様風の髪型に、剣を腰に提げ、銀の胸甲とブルボン王家の「金の百合」が入った白い胸帯、白いドレス…といかにも「ジャンヌ・ダルクらしい」恰好をしている
常にフランスの栄光と神の加護を信じ、思い込みが激しく熱っぽい…が、田舎者だった「ジャンヌ・ダルク」の影響か、お化粧やファッションには自信がない。エクレール提督を「モン・コマンダン」(私の司令)と呼び、熱烈に崇拝している
………
8 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/04(木) 03:12:40.81 ID:jOGF2ogB0
メアリ・グレイ少将
イギリス海軍地中海艦隊「ジブラルタル第二」鎮守府の司令
ふわりと伸ばした金髪と深い茶色の瞳、その顔立ちは古風で美しい。紅茶はダージリンを好み、鼻にかかったようなキングス・イングリッシュを見事なアクセントで話す…「レディ」の称号こそ使っていないが、明らかに貴族にしか見えない優雅な提督……相手が気軽に話せるように気を配っているが、時折さりげないイヤミを言う辺りもイギリス貴族ならでは…
提督とはローマの「戦術・知識交換プログラム」で初めて会ったが、フランスのエクレール提督をやりこめたので興味を持った様子
………
戦艦「クィーン・エリザベス」
グレイ提督の随伴艦「クィーン・エリザベス」級戦艦の艦娘
第一次大戦時の大海戦「ユトランド沖海戦」に新鋭高速戦艦として参加したド級艦
最高速度25ノットは第二次大戦レベルでみるともはや高速ではないが、姉妹艦「ウォースパイト」などと共にノルウェーでドイツ水雷戦隊を壊滅させたり、地中海でイタリア艦隊と交戦したりと活躍を見せた
第二次大戦中エジプトのアレクサンドリア港在泊中にイタリア軍コマンド部隊「デチマ・マス」隊の「SLC」(人間魚雷…吸着機雷付きの水中スクーター)に機雷を仕掛けられ大破、半年ほど行動不能になった
いずれにせよ新戦艦の建造が進んでいたことから、大戦後半はさして暴れ回ることもなく過ごした
艦娘「クィーン・エリザベス」は「エリザベス」だけにどこかの「最凶エレベーターガール」を彷彿とさせ、金髪に金色の目をしていて王冠を被り、宝石の入った王笏を持ち、たいていの提督ではかなわないような凄まじい気迫をはなっている……性格は自称「好奇心を抑えられない愛くるしい性格」らしい…
………
軽巡「エメラルド」
グレイ提督の随伴艦「E」級軽巡の艦娘
第一次大戦中に帝政ドイツ海軍が計画していた高速敷設巡洋艦「ブルンマー」級を捕捉、撃破するために建造された高速軽巡…結局第一次大戦には間に合わなかったが、バランスのいい兵装と細い船体に搭載した二基の駆逐艦用主機のおかげで、計画通りの高速を発揮した…イギリス軽巡で最もスマートな一隻
第二次大戦に入ってもその高速は貴重で、ポケット戦艦「アドミラル・グラーフ・シュペー」追撃戦、地中海戦域などで活躍した
艦娘「エメラルド」は長身のほっそりした身体に、先端がエメラルド色にグラデーションしている銀髪、きれいなエメラルド色の瞳…と、妖精のような姿をしている
………
シャルロッテ・ヴァイス中佐
ドイツ連邦海軍のフレガッテンカピタン(中佐)で「ヴィルヘルムスハーフェン鎮守府」の司令
鋭い灰色の目にプラチナゴールドの髪をそっけなく束ねている
グレイ少将と同じくローマで少し会話しただけだが、口調も厳しく厳格そうな様子は中佐には見えない存在感がある
………
戦艦「ビスマルク」「ティルピッツ」
ヴァイス中佐の随伴艦「ビスマルク」級戦艦の艦娘
ドイツが再軍備宣言をする前から海軍内で密かに計画が進められていた超ド級艦。目的はイギリスを締め上げる通商破壊戦としただけあって、主砲の門数や口径よりも速度や防御に意識が払われている…一見すると地味に見えるスペックながら初期のレーダーを搭載したり、副砲や高角砲を多く搭載したりと実戦向き
ビスマルクは初出撃でイギリスの巡洋戦艦「フッド」を轟沈させ、艤装も間に合わないまま同行していた「プリンス・オブ・ウェールズ」にも被害を与えるなど奮闘したが、「ソードフィッシュ」複葉雷撃機の魚雷攻撃で舵機を損傷、フランスのブレスト港まで百数十キロと言う所で集中攻撃を浴びて撃沈された(ドイツでは自沈したという説もある)
二番艦「ティルピッツ」は大型艦の損失を恐れたヒトラーの命令でノルウェーのフィヨルドに引きこもっていたが、イギリスがイタリア海軍を参考にしたあの手この手のコマンド作戦を受け損傷、最後は「ランカスター」爆撃機の超大型爆弾に止めを刺された
…一番艦「ビスマルク」は言わずと知れた「鉄血宰相」ビスマルク、二番艦「ティルピッツ」は帝政ドイツ艦隊の生みの親である海軍提督の「ティルピッツ」から
艦娘「ビスマルク」は金髪を束ね、鉄血宰相だけに自他を問わず厳格で熱血…妹ティルピッツの事は姉として好ましく思っているが、うまく伝えられていない
艦娘「ティルピッツ」はノルウェーのフィヨルド暮らしが長かったせいか青白い肌に北海のような灰色の髪で、かなり引きこもりがち…爆撃で止めを刺されたせいかとにかく飛行機が嫌い
………
9 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/04(木) 03:15:15.06 ID:jOGF2ogB0
ジュリア・アントネッリ中佐
シチリア島にいるP-3「オライオン」対潜哨戒機の飛行隊長。モトグッツィの大型バイクと黒のライダーススーツが似合う格好いいタイプの女性で、同性によくモテる…本人も無類の女好き
提督とは軍の射撃場で知り合い「濃厚なお付き合い」をしていた関係で、直近の作戦で艦娘たちの支援のために哨戒ルートを変えてくれた
………
ナタリア・カルリーニ大佐
海軍測量部の大佐。提督と付き合っていた「恋人」の一人で、作戦のために海図を優先して回してくれた…美人でアルトの声が色っぽい
………
マリア・ヴィオレッタ少佐
海軍航空隊の作戦課に所属している少佐。数年前、提督と独身宿舎で変態チックな「メイドとお嬢様ごっこ」に興じていたところを海軍憲兵に見つけられ、提督のせいにしようとした…結局知り合いの憲兵だったので見逃してもらえたが、それ以来提督には頭が上がらない
………
ルチア
イタリアでさまざまな福祉活動をしている「社会福祉公社」を通じて、「タラント第六鎮守府」に引き取られた若いメスの保護犬。白いコリー系の雑種でボルゾイの血が強く出ているらしく、脚が普通のコリーよりも長い…避妊手術とトイレトレーニング済みで、可愛らしい上に賢い
………
10 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/05(金) 01:10:46.87 ID:jNNqHhzZ0
…夏の日の午後・提督の自室…
提督「ふわぁ…ぁ……」午後の暖かい日差しに照らされながら、ベッドの上で「うーん…」と伸びをする提督……長い髪をベッドに広げ、そのむっちりした裸体を桃色のタオルケットが覆っている…
…この休暇に入る前、日々の哨戒や多少の支援任務以外で初めて「南部イオニア海管区」司令部から命令された大型作戦……しかも難しい作戦だったチュニジア沖「ケルケナー諸島方面」への人道支援物資・輸送作戦…要は輸送潜水艦を使ったイタリア版「東京急行」…と、リビア沖での「輸送船団攻撃」の二作戦を無事に終え、年度末の夏季休暇で久しぶりにカンパーニア州の実家に戻ってきた提督……久しぶりに子供に戻った気分で平らげた美味しい昼食とワインのおかげですっかり眠くなった提督は、母親のクラウディアがそのままにしておいてくれた自室のベッドに転がり込むと、しばらく眠りこけていた…
ライモンド・モンテクッコリ(ライモン)「ふふ…おはようございます」狭いシングルベッドで添い寝をしながら、ちゅっ♪…と「お目覚めのキス」をしてくれたのは軽巡の艦娘「ライモンド・モンテクッコリ」…提督言うところの「ライモン」だった
提督「おはよう、ライモン…私ったらあれからまた寝ちゃったのね」
ライモン「はい…でもいいと思います。せっかくのお休みなんですから♪」
…さっきまで甘ったるいようなキスを交わしていただけあって頬を桜色に染め、気おくれしたように、はにかんだ笑みを浮かべるライモン…普段は高めの位置で結んでいるポニーテールは解かれていて、しなやかで長い亜麻色のような金髪がきらきらと陽光にきらめいた…
提督「それもそうね…でも、せっかく招待してあげたのにそれじゃあつまらないでしょう?」
ライモン「そんな、お気になさらないで下さい…それに、提督の寝顔を見ているだけで嬉しかったですし……///」
提督「あらあら、そんな風に言われたら狼になっちゃうわよ…♪」目を細めてにっこりする提督
ライモン「も、もう…///」
提督「ふふ、冗談よ…さ、起きて庭の散歩でもしましょう?」
ライモン「はい…えーと、それじゃあ提督の着替えを……」
提督「いいの。ここは私の部屋だから自分が一番よく分かっているわ…それにライモンはお客様なんだから、あくせくしなくていいのよ♪」そう言ってウォークイン・クローゼットになっているアルコーヴ(小部屋)に入ると、置きっぱなしだった服をごそごそとかき回し始めた…
ライモン「そうですか、でしたらお言葉に甘えて…」ベッドの上で起き上がり、ヘアゴムで手早く髪をまとめるライモン…提督の部屋は割ときれいに整えてある執務室とは違って、机の上に数冊の本が置きっぱなしになっている……「しゅるっ…ぱさっ」と、提督が衣擦れの音を立てて着替える中、ライモンは小説らしい文庫本を見るでもなしに取り上げた……
提督「…読みたかったら読んでもいいわよ?」
ライモン「いえ…特にそう言うつもりでは……っ///」返事をしながら提督の方を向いた瞬間、真っ赤になるライモン…
提督「うふふっ…お互い普段からずいぶん裸も見ているのに、まだ私の下着姿で赤くなって……本当にライモンは可愛いわ♪」
ライモン「だって…提督、その下着は反則です///」
提督「そう?…そんなに際どいかしら」クリーム色がかった張りのある肌に紺のレースが付いた下着を履いたまま、改めて自分の身体を見おろす提督…
ライモン「いえ…その///」下着自体はおとなしい方ではあったが、日頃過ごしている鎮守府での美食がたたってサイズの合わなくなった生地が、ヒップに食い込んでいる…
提督「あー…そう言われれば確かにこの下着はきついわ…でもどうしようかしら、そうなるとここに置いてある下着はほとんど全滅だし……」
ライモン「出来るだけゆるい物を選ぶしかないのでは…とにかく、何か着てもらえませんか///」
提督「…下着を着ているじゃない♪」
ライモン「いえ、ですから…もう少し刺激の少ない格好をなさってくれませんか」
提督「はいはい…それじゃあちょっと待っててね♪」また小部屋に引っ込むと、今度は前よりも長くごそごそと服をかき回している…
ライモン「…どうですか?」
提督「ふぅ…なんとか見つけたわ、どう?」現れた提督はライムグリーンの縁取りがされた白のサマードレス姿で、ライモンの前でくるりと回ってみせた
ライモン「はい、それなら清楚で可愛らしいです♪」
提督「よかった…それじゃあ行きましょうか」…すっと手を差しだす提督
ライモン「はい…///」そっと差しだされた手を握って、指を絡めた…
11 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/05(金) 02:47:02.06 ID:jNNqHhzZ0
…居間…
クラウディア「おはよう、フランチェスカ♪」提督の「お母さま」クラウディアは、もっちりと柔らかそうな身体を白いワンピースで包み、午後のお茶をすすっている…
提督「おはよう、お母さま……もう、こんな時間になる前に起こしてくれればよかったのに」
クラウディア「あら…私はてっきりフランチェスカが「お昼寝中」だと思ったからお邪魔しなかったのよ♪」
ライモン「…っ///」
提督「ふぅ、全く…お母さまは相変わらずね」
クラウディア「ええ、私は今日も朝からシルヴィアと……ねぇフランチェスカ、お母さまが朝からシルヴィアと何をしたか…知りたい?」
提督「聞かなくても分かるわ…でしょう、シルヴィアおばさま?」
シルヴィア「そうね、だいたいいつもの通りよ…もっとも、今日は猟に行くから早くにベッドから出たけれどね」居間に入ってきたシルヴィアはクリーム色のさっぱりしたスラックスに薄手のセーターを着て、手にコーヒーカップを持っている…
提督「それにしても…おばさまは相変わらず猟が得意なのね♪」
シルヴィア「まぁ、そうね…フランチェスカはどう、射撃の練習はしていた?」
提督「ええ、鎮守府に射撃用のレーンがあるから…まぁまぁね」
ライモン「提督は射撃がとってもお上手で…最初は少し驚きました」
シルヴィア「そうかも知れないわ。フランチェスカはあんまりそういうことが得意そうには見えないから」
ライモン「ええ。どちらかといえばお洋服にお化粧とか…」
シルヴィア「でしょうね。まぁ、射撃は子供の頃から私が教えたから経験が長いし…他の運動はあんまり得意じゃなかったけれど」
クラウディア「ふふ、シルヴィアは教え方もとっても上手で…この娘ったらずーっとシルヴィアにくっついていたわ♪」
提督「ちょっと止めてよ…昔の話なんて///」
クラウディア「別にいいじゃない♪…あのころはフランチェスカもお母さまにうんと甘えてくれて……もう、食べちゃいたいほど可愛かったわ♪」
ライモン「……提督はいまでも可愛いですよ///」
クラウディア「…あらあら♪」
シルヴィア「ふ…それもそうね」
提督「…ライモン///」
ライモン「いえ…だって///」
アッテンドーロ「あら、姉さんたちで何を話しているの?」
…そう言って二階から降りてきたのはライモンの妹「ムツィオ・アッテンドーロ」……提督の実家にお邪魔したいと言いたかったものの、なかなか切りだせないでいたライモンにつきあい、夏季休暇の申請を出さずにいた…さらにライモンが「わたし、提督と二人きりになったら絶対我慢できなくなっちゃう」と、いらぬ心配をしていたので「お目付け役」も兼ねてついてくることにした妹…
提督「あらムツィオ…服を着替えたのね♪」
アッテンドーロ「ええ、さっきの格好じゃちょっとくつろげないから」…淡いグレイの柔らかそうなフレアースカートに、あっさりした白のブラウスがスタイルのいい身体によく似合っている
クラウディア「あら、いい色合いのグレイね…よく似合ってるわ♪」デザイナーだけあって、ぱっと気が付く…
アッテンドーロ「どうも…で、姉さんたちは何の話をしてたの?」
ライモン「えーと、提督が子供の頃の話を…」
アッテンドーロ「へぇ…それは私も聞きたいわ」
提督「ねぇ、ムツィオ。私の子供時代の話なんて聞いてどうするの?」
アッテンドーロ「別にいいじゃない…どうせ表はまだ暑いでしょうし、夕食までいい気晴らしになるわ」
クラウディア「うふふ…それじゃあ決まりね♪」
12 :
◆b0M46H9tf98h
[saga]:2018/01/06(土) 00:54:09.74 ID:2zJBT5Wy0
提督「もう…お昼にそう言う話はしたんじゃなかったの?」
クラウディア「もちろんしたけど、もっといっぱい話したいじゃない♪…それに、あなたが眠くなってお部屋に戻ってからは、私もシルヴィアもずっと聞き役に回っていたんですもの♪」
提督「え…」
ライモン「その…すみません、提督……でも、提督が鎮守府でどう過ごしていらっしゃったかと聞かれたら、答えないわけにもいかなくて……」
アッテンドーロ「姉さんってば、そう言う割にはノリノリでいっぱい暴露してたわよ♪」
提督「あー……うん、平気よ。普段の生活は規則正しいイタリア海軍軍人に恥じないものだから、何も心配いらないわ♪」わざとすっとぼけてみせる…
アッテンドーロ「…ぷっ…くくっ♪」
提督「…何かおかしいかしら?」
アッテンドーロ「ええ…ふふっ……だって、おかしくって…くくくっ…お腹がよじれそうよ……あははっ!」
クラウディア「もう、ごまかさなくたっていいのに♪……ライモンちゃんから聞いたわよ、鎮守府ではずいぶんと楽しくやっているみたいじゃない♪」
シルヴィア「いつの間にか、フランチェスカも大人になってたってことね…この間まで小さいちいさいと思ってたのに…」
ライモン「…あ、そうでした。クラウディアさん、シルヴィアさん。よかったら提督が子供だった時のことを聞かせて下さい♪」
クラウディア「あぁ、はいはい…そうでした♪」
シルヴィア「よかったらもう一人の「艦娘」さんも呼んであげたら…コーヒーも淹れたし、ビスコッティもあるわ」
ライモン「そうですね、それじゃあ呼んできます♪」
提督「…お母さま、お願いだからあんまり恥ずかしい話はしないでよ?」
クラウディア「んー、何の事かしら…私にはよく分からないわ♪」
シルヴィア「…大丈夫よ、フランチェスカ。クラウディアに限って、あなたが本気で嫌がるような事を話したりする訳ないわ」
提督「ええ。そう思うけれど一応…ね」
クラウディア「もう、相変わらず心配性なのね…?」
提督「それを言うなら「用心深い」って言って欲しいわ……あ、戻ってきたみたい」
ライモン「チェザーレさんを呼んできました…「少し髪を整えたらすぐ行く」と言ってましたよ」
アッテンドーロ「ふふ…髪にうるさいチェザーレのことだから、きっと洗面台をひっくり返すような騒ぎを起こしてからに決まっているわ」
チェザーレ「……チェザーレの髪について何か言ったか、アッテンドーロよ?」
…階段を下りてきて居間を見渡すようにしながら、堂々たる口調で聞き返した「ジュリオ・チェザーレ」…長身でよく張ったふくよかな乳房、きゅっと引き締まったお腹に長い脚……まるでアスリートのような身体を五分袖のサマードレスに包み、威風堂々とやってきた…
アッテンドーロ「あら、ずいぶんと早かったわ……いえ、まぁ「チェザーレ候は髪に気を配っておられるからお出でになるまで少しかかるのでは」と、言ったまでですよ♪」
チェザーレ「それをナポリ流に砕いて言ったわけであるな…まぁよい。せっかくの機会なのだ、母君には提督が幼いころの話をうんとしてもらおうではないか♪」
クラウディア「はいはい…それと、お昼にもいったけど「クラウディア」って呼んで♪」
チェザーレ「おぉ…申し訳ない、クラウディア」
クラウディア「ふふ、よろしい…それじゃあフランチェスカの子供時代を話してあげましょうね♪」
ライモン「はい、お願いします♪」
アッテンドーロ「待ってたわ♪」
チェザーレ「うむ、「ガリア戦記」と同じくらい興味深いな♪」
提督「……お手柔らかに頼むわ、お母さま」
………
13 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/06(土) 11:22:19.42 ID:2zJBT5Wy0
クラウディア「そうね、なら……この子がまだ…いくつの時だったかしら?」
シルヴィア「あの時の話なら確か…五歳とか、そのあたりだったと思うけど?」
クラウディア「うんうん、そうだったわ♪」
アッテンドーロ「提督が五歳のころ……うんと可愛い子供だったろうってこと以外、想像も出来ないわ」
ライモン「そうね、わたしもそう思うわ」
クラウディア「ええ、フランチェスカったらもうとにかく可愛くて♪…それでね……」
………
…提督・五歳の頃…
クラウディア「おはよう、フランチェスカ…ちゅっ♪」可愛らしいぬいぐるみにかこまれて布団に包まれている娘に屈みこみ、頬におはようのキスをするクラウディア…
提督(幼)「んんぅ…おはよう、クラウディアおかあたま……ちゅ♪」くりっとした目に大人しい外見のフランチェスカ(提督)がクラウディアの頬にキスを返す
クラウディア「さ、もう太陽が出ているわよ。朝ご飯を食べにいらっしゃい♪」
提督(幼)「はぁい♪」
提督(幼)「んぁー…がらがらがら……」丸い房飾りのついたパジャマ姿の提督はクラウディアに連れられて洗面台に立ち、顔を洗い、歯みがきとうがいと済ませる…
シルヴィア「おはよう、フランチェスカ…ん♪」食堂でコーヒーをすすりつつ、「コリエーレ・デラ・セラ」紙を読んで朝食を待っているシルヴィア……まだあどけない様子の提督がやってくると、左右の頬にキスをした
提督(幼)「うん、おはよう……シルヴィアおかあたま…ちゅっ♪」身を屈めているシルヴィアに届かせようと背伸びをして、頬にお返しのキスをする提督…
クラウディア「はい、よくできました…それじゃあ、「お母さま」が朝ご飯を持ってきてあげるわね♪」
提督(幼)「うんっ。わたし、おかあたまの作るご飯大好き♪」
クラウディア「あらあら、嬉しい事を言ってくれるわね…♪」…挨拶のキスよりちょっと長めのキスをふにふにと柔らかい桃色の唇にすると、バレエのようにくるりと一回転して台所に入って行った…
シルヴィア「フランカはいい子ね、そうやってお母さまをほめてあげて。えらいわね♪」(※フランカ…「フランチェスカ」の縮めた名前)
提督(幼)「うんっ、だっておかあたまの「ちゅう」は、やわらかくていい匂いがするし…だからいっぱいしてほしいの♪」
シルヴィア「そうね…確かにクラウディアの「ちゅう」は甘くてとろけそうよね……」幼い子供ならではの生真面目な様子で話す提督に微笑を浮かべ、コーヒーカップに手を伸ばした…
提督(幼)「ねぇねぇ、シルヴィアおかーたま…」まだまだ舌っ足らずな口調で「お母たま」の袖をそっと引いた…
シルヴィア「なぁに、フランチェスカ?」
提督(幼)「昨日おかあたまとクラウディアおかあたまがしてた「ちゅう」は、いつもの「ちゅう」とちがってたけど…どうして?」
シルヴィア「……「昨日のキス」って言うと、どこでしていたキスのこと?」(…だからあれほどドアを閉めてからにしようって言ったのに)
提督(幼)「うーんと…わたし、夜にね、お手洗いに行きたくなっちゃったの……それでね、その時におかあたまが「ちゅう」してるのが見えたの」
シルヴィア「うん…それはね、大人同士に使う「ちゅう」なの……だからフランカには使ってあげられないの」
提督(幼)「そうなの…でも、わたしがおっきくなった時にはおかあたまはもっとおっきくなってるよね……?」
シルヴィア「ええ、そうね」
提督(幼)「…それじゃあわたしは、ずーっとおかあたまと「おとなのちゅう」はできないの?」
シルヴィア「大丈夫よ…フランカが大きくなったら私はもっと大きくなっているでしょう、なら「大きい同士」でちゃんとできるわ」
提督(幼)「そっか…よかったぁ♪」
シルヴィア「そうね。…さ、ミルクを飲んでクラウディアお母さまが戻ってくるのを待ちましょうね」
提督(幼)「はぁーい」
………
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/06(土) 12:20:13.76 ID:rNzt0xDuo
提督かわいい
>>1
前スレ1000は1のために取らないんだ。取ってこいよ
15 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/07(日) 00:56:05.72 ID:awA39HyH0
>>14
そう言うものなのですね…教えて下さってありがとうございます……無事に取ってまいりました
それでは数日かけてクラウディアとシルヴィア×提督(幼)を投下してまいりますので…
16 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/07(日) 01:39:04.16 ID:awA39HyH0
クラウディア「……って言うことがあったの…それを聞いたらもう可愛くって♪」
提督「///」
ライモン「ええ……間違いなく可愛いですね///」
アッテンドーロ「もう…最高じゃない……♪」
チェザーレ「うむ、幼い提督も悪くないな……休暇明けに鎮守府へ戻ったら、アルキメーデ級にでも頼んでみるか…」
(※アルキメーデ級…古代・中世の高名な学者を艦名に取った中型潜。艦娘「アルキメーデ」級はおしゃれなケープや飾りのついた帽子、「月と星の杖」などを身に着けていて、どこぞの「錬金術士」たちをほうふつとさせ、日々実験や発明を続けている……有益な発明もあるにはあるが、提督としては鎮守府を「N/A」で吹き飛ばしたりしないよう祈るばかり…)
クラウディア「それでね、この話にはまだ続きがあって…」
………
…
クラウディア「はーい、お待ちどうさま。それじゃあ朝食にしましょうね……どうしたの、シルヴィア?」
シルヴィア「クラウディア、フランチェスカは「昨日の」見てたそうよ…だから言ったでしょう」
クラウディア「だって、仕方ないじゃない……それに最初にしてくれたのはシルヴィア、あなたよ♪」
シルヴィア「はぁ…たしかにそうだけど……でも、止めてくれたっていいじゃない」
提督(幼)「おかあたま…ケンカしてるの?」あどけない顔に少しだけ心配そうな表情を浮かべる…
クラウディア「…いいえ、お母さまとシルヴィアは「とっても仲良し」よ♪」
シルヴィア「そうね、それは間違いないわ」
提督(幼)「じゃあ、おかあたまたちで「ちゅう」できる?」
クラウディア「もちろんよね、シルヴィア…んっ♪」
シルヴィア「んっ…これでいい、フランカ?」
提督(幼)「んー……あっ!」
クラウディア「どうしたの、フランチェスカ?」
提督(幼)「さっきシルヴィアおかあたまが、「あれは『おとなどうしに使うおとなのちゅう』だから」って言ってたの……おかあたまは二人ともおとなだから「おとなのちゅう」じゃないとだめじゃないのかな…?」
シルヴィア「あー…」
クラウディア「ええそうね…お母さまたちは大人だから、ちゃんと「大人のちゅう」じゃないといけないわね♪」
シルヴィア「…ちょっと、クラウディア」
クラウディア「ふふ…大丈夫よ、任せておいて♪」ピンクのフリル付きエプロン姿で、こっそりウィンクを投げるクラウディア…
提督(幼)「……おかあたま?」
クラウディア「あのね、フランチェスカ…「大人のちゅう」はいつもする訳じゃないのよ♪」
提督(幼)「…どうして?」
クラウディア「それはね…「大人のちゅう」はとっても時間がかかるから、いつもしていたら一日が終わっちゃうの……だから、「大事なとき」や時間がある時、それも「大好きな人」や「時間をかけてあげたい人」にだけにするの♪」
提督(幼)「じゃあクラウディアおかあたまとシルヴィアおかあたまは「だいすきなひと」なんだ♪」
クラウディア「ええ、そうよ…」
シルヴィア「……ふぅ」
クラウディア「…だからちょっとだけシルヴィアと「大人のちゅう」をするわね♪」
シルヴィア「え…ちょっと」
17 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/07(日) 02:39:47.59 ID:awA39HyH0
クラウディア「いいじゃない…ちょっとだけ♪」
シルヴィア「クラウディア…言っておくけど娘の前なのよ?」
クラウディア「…でも、このまま間違って「あいさつの一つ」なんて覚えるよりは、ちゃんと「大人同士のちゅう」を理解させた方がいいと思うの」
シルヴィア「うーん……まぁそれも一理ある…か」
クラウディア「…それと、娘に「大人のキス」を見せつけるのもなかなかいいと思わない?」
シルヴィア「……おおかたそんなところだろうとは思っていたわ…じゃあ本当に少しだけよ?」
クラウディア「ええ♪…それじゃあフランチェスカ」
提督(幼)「うん」
クラウディア「お母さまがシルヴィアとちょっとだけ「大人のちゅう」をするから…朝ご飯は少しだけまっててね♪」
提督(幼)「うんっ…♪」
クラウディア「それじゃあ…まず「大人のちゅう」は挨拶から始めるの……シルヴィア♪」
シルヴィア「何、クラウディア?」
クラウディア「…秋の夜露のようにそっと耳に届く貴女の声……冬の落ち葉のような栗色をした貴女の髪…それに、春を迎えて開いたばかりのカーネーションのような貴女の唇…それを考えただけで私の胸は夏のティレニア海のようにときめくの…♪」……あっという間に目をうるませ、即興で四季をつづった愛の言葉をささやくクラウディア
シルヴィア「クラウディア……私が貴女の心を夏の海のようにときめかせるなら、きっと私は太陽なんだろうね…じゃあ、おいで……優しく暖めてあげるから…」つとクラウディアの腰に手を回し、そっと抱き寄せる…
クラウディア「んっ……ふ…♪」
シルヴィア「んっ…ちゅっ……ん、んっ///」
クラウディア「んふ…んっ、ん、んんっ♪……ん、ちゅぷっ…れろっ…ちゅっ、ぴちゅっ……ちゅぷ…っ♪」
シルヴィア「んっ、んんぅ…んっく…んっんっ、んぅぅ…!?」
提督(幼)「わぁ…///」
クラウディア「ん、ん、んっ、んちゅ…ちゅるっ、ちゅ…っ……んふっ、ちゅ、んくっ…ちゅぽっ……はぁぁ…っ♪」…絡みあわせていた舌先からすーっと垂れた唾液が、朝の明るい光に照らされて金色にきらめいた……
シルヴィア「ぷはぁ…っ……ちょっと、クラウディア…あなた自分で「少しだけ」って言ったでしょう///」
クラウディア「だって……日差しの中で見るシルヴィアが格別きれいに見えたんですもの♪」
シルヴィア「ふぅ…それにしたって甘すぎるわ///」
クラウディア「ふふっ…フランチェスカ、これで「大人のちゅう」は分かったかしら♪」
提督(幼)「う……うん///」
シルヴィア「……ほらごらんなさい、やっぱりこの子には刺激が強すぎたみたいよ」
クラウディア「…さぁ、どうかしら……ねぇフランチェスカ、お母さまたちの「大人のちゅう」はどうだったかしら♪」
提督(幼)「うん……あのね…」
シルヴィア「…正直に言っていいからね?」
提督(幼)「とっても…きれいだった……///」顔をぽーっと赤らめて、椅子からずり落ちそうなほど脱力して座っている…
クラウディア「あら嬉しい♪…綺麗だったのはシルヴィア?」
提督(幼)「ううん…ふたりとも……お日さまが明るくて、おかあたまたちがきらきらしてみえたの…///」
シルヴィア「そう…あれを「きれいだった」なんて……やっぱりクラウディアの娘だけあるのかも知れないわね…」
提督(幼)「ねぇ、おかあたま…」
クラウディア「なぁに、フランチェスカ♪」
提督(幼)「わたし、おおきくなったらおかあたまたちとけっこんする…それでね、おかあたまたちといっぱい「おとなのちゅう」するの///」
クラウディア「まぁ、嬉しい♪…それじゃあ、お母さまはフランチェスカが大きくなるまで待っていてあげるわね♪」
提督(幼)「うんっ♪…シルヴィアおかあたまも、わたしがおおきくなるまでまっててね?」
シルヴィア「ええ、待ってるわ……あー、何て言うのかしら…朝から今世紀最大の「パンドラの箱」を開けた気分ね…」
クラウディア「もう…こんなに可愛いフランチェスカがどうして「パンドラの箱」なの?」
提督(幼)「おかあたま…またケンカなの?」
シルヴィア「あぁ、大丈夫よ…それより、クラウディアが作ってくれたせっかくの朝ご飯が冷めるわ……さ、朝食にしましょうね?」
提督(幼)「うんっ♪」
18 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/08(月) 00:25:24.09 ID:lVvBYBT10
………
クラウディア「…って言うことがあったの、まぁ何とも純粋で可愛かったわ♪」
シルヴィア「ちょっと、クラウディア…あの時の愛の言葉、まだ覚えていたわけ?」
ライモン「……それが今の提督を生んだきっかけですね///」
アッテンドーロ「ええ、間違いなくね…」
チェザーレ「うむ……なんと言うか、思っていたより強烈であった…な」
提督「///」
クラウディア「ほら、シルヴィアも何か話してあげたら?」
シルヴィア「そうは言ってもね…たいていはクラウディアと一緒に子育てしていたわけだし……」
提督「…シルヴィアおばさま、お願いだからもう少し大人しい思い出をお願い」
シルヴィア「ええ……そうね、それじゃあ…」
アッテンドーロ「…別の話があるのね♪」
シルヴィア「あるわ…あれはフランチェスカが八歳ごろの事だったわね…」
………
…提督・八歳のころ…
クラウディア「…フランチェスカに射撃を教える?」
シルヴィア「ええ、あの子もいくらか興味を持っているみたいだし……ああいうものは早いうちに覚えた方がいいわ。それに何だって使えて損はしないから」
クラウディア「あなたが教えるの?」
シルヴィア「ええ、そうなるわね…まぁ隣近所がいる訳じゃないし、迷惑はかからないわ」
クラウディア「でも、あの子ったらまだあんなに小さいけど…大丈夫かしら?」
シルヴィア「小さいうちに正しい使い方を覚えた方が事故は少ないわ。馬鹿なことをしでかすのはたいてい付け焼刃の連中って決まっているもの」
クラウディア「うーん…あなたが覚えさせたいなら私は反対しないけど……気を付けてね?」
シルヴィア「もちろん」
…とある日…
シルヴィア「フランカ、ちょっといい?」
提督(幼)「どうしたの?シルヴィアおかあさま」……いくらか大きくなった提督は桃色のフリル付きワンピースを着て本を読んでいたが、子供らしいきょとんとした顔をして首をかしげた
シルヴィア「今日はね、フランチェスカに射撃を教えてあげようと思うの…よかったら私の部屋においで?」
提督(幼)「いいの?……クラウディアおかあさまには聞いた?」
シルヴィア「ちゃんと聞いたわ」
提督(幼)「それで、おかあさまはいいって?」
シルヴィア「ええ…ただし、基本の約束事を守るならね」
提督(幼)「…どんなおやくそく?」
シルヴィア「それは私の部屋で話してあげるわ…汚れてもいいような服に着替えてからおいで?」
提督(幼)「はーい」
………
19 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/08(月) 01:22:34.17 ID:lVvBYBT10
…シルヴィアの自室…
提督(幼)「…シルヴィアおかあさま、入ってもいい?」…少しよれてきたクリーム色の丸襟付きのブラウスと、茶色のズボン姿でやってきた
シルヴィア「ええ、どうぞ」
提督(幼)「うわぁぁ…すごい……」
…まだ小さいフランチェスカは、シックで大人びたシルヴィアの部屋に入るとあたりを見回した……射撃と猟が得意なシルヴィアだけあって、部屋には子供がいじるには危険なものが色々と置いてある…そのため普段は鍵をかけてあり、提督にとっては入ったことのない「聖域」のようになっていた……壁には数丁の散弾銃が掛けてあり、小さい棚には口径ごとに並べた銃弾メーカー「フィヨッキ」の箱が置いてある…
シルヴィア「さて…と……まず、ここに入ったから時はフランチェスカも大人だから、必ず「銃を扱う時の約束事」を守ること…いいわね?」
提督(幼)「うん…」普段のシルヴィアとは比較にならないほど厳しい顔をしているので、幼い提督にも約束を守らないと怖いことがあるのは理解できたらしい…緊張した面持ちでうなずいた
シルヴィア「よろしい…じゃあ、ここにおいで?」
…天板を痛めないよう木の板が敷いてある部屋の机には、ライトスタンド、すみっこに取り付けてある万力、それに様々なねじ回しや工具箱…それに一挺のほっそりしたライフルが置いてある……部屋には銃の木部に塗る亜麻仁油とガン・オイル、それに少しの硝煙が混じった、独特のひんやりしたような空気が流れていた…
提督(幼)「うん」そっと歩いて机に近寄るとシルヴィアが提督を持ち上げ、自分の膝の上に乗せた…
シルヴィア「これでよし…と。…それじゃあ約束事を言うからね」
提督(幼)「…うん」
シルヴィア「じゃあ一つ目…絶対に撃つ時以外は引き金に指をかけない……ここよ」細身のスポーツライフルの引き金を指差した
提督(幼)「指をかけない…」
シルヴィア「そうよ…引き金に指をかけたら、その時は相手を殺すつもりだと言うことよ……よく冗談で指をかける馬鹿者がいるけど、そうなったら相手から撃たれても文句は言えないのよ」
提督(幼)「…」
シルヴィア「二つ目…絶対に銃口をのぞかない」
シルヴィア「……私は直接見たわけじゃないけど、前に撃発不良の銃を調べようとして銃口をのぞきこんだ人がいてね…片目をなくしたわ」
提督(幼)「…ひっ」
シルヴィア「どんなことがあっても銃口をのぞいちゃいけないわ…いい?」
提督(幼)「うん…絶対にのぞかない……」机の上に置かれた綺麗なライフルをこわごわと見つめる提督…
シルヴィア「じゃあ三つ目…人に銃口を向けない」
提督(幼)「人にむけない…」
シルヴィア「ええ……これは一つ目と同じ。引き金に指をかけるとか、銃口を向けたら「お前を殺す」って言うのと同じよ。そうなったら何をされても文句は言えないわよ…いいわね?」
提督(幼)「うん…わかった」
シルヴィア「この三つだけでいいわ…守らないと死ぬことになるから、絶対にこの三つは守りなさい……いいわね?」
提督(幼)「うん…ぜったいまもる」
シルヴィア「あと、これは私とあなたの約束事ね…銃におかしなことがあったら必ず私を呼びなさい、怒ったりしないし、絶対にすぐ行ってあげるから」
提督(幼)「わかった…なにかあったらシルヴィアおかあさまをよぶね」
シルヴィア「そう…フランチェスカは立派ね、それじゃあそのライフルを触らせてあげる….22口径のスポーツライフルよ」木部は絹のように滑らかで、銃身や金属部はオイルを引かれ、漆塗りのように艶を持っている……
提督(幼)「わ…重い……」
シルヴィア「最初はそうかもしれないわね…じゃあ、操作してみましょうか」ボルトアクションの槓桿(こうかん)を引いてみせた…
提督(幼)「んんっ……くっ…」
シルヴィア「ちょっとあなたの力だと固いかも知れないけど…慣れればスムーズに動かせるようになるわ」
提督(幼)「んっ!」キシンッ!……ボルトが動いて薬室が開いた
シルヴィア「そうそう…そこに弾薬が入るのよ」
20 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/08(月) 02:03:40.56 ID:lVvBYBT10
提督(幼)「どのたまが入るの?」
シルヴィア「.22ならこれね…ちょっといい?」
提督(幼)「?」
シルヴィア「悪く思わないでね…」小さい5.6ミリ×15(.22口径)の弾を箱から取り出し、その先端を強くふとももに押し付ける…
提督(幼)「っ!……いたいよぉ…シルヴィアおかあさま…ぁ」
シルヴィア「ごめんね、フランチェスカ…痛いでしょう?」
提督(幼)「うん…ぐすっ……」
シルヴィア「こんな痛いものを撃ちだすのよ…軽々しく使わないようにね?」
提督(幼)「うん……」
シルヴィア「さ、私が撫でてあげるから……ね、もう痛くないでしょう?」しばらくふとももに手を置いて、そっと撫でてあげるシルヴィア…
提督(幼)「うん…おかあさまのおててはひんやりしてて、いたいのがなくなったみたい……」
シルヴィア「よかった…じゃあ裏の森に行って練習してみましょうか」
提督(幼)「うん…っ!」
………
…数か月後・裏の森の小さな原っぱ…
提督(幼)「シルヴィアおかーさま、みてみて?」ライフルを優しく台に置いて耳当てを外すと、小走りでボール紙の標的用紙を持ってきた
シルヴィア「どれ…あら、ずいぶん上手になったわね……このままじゃあ私の方が教わる側になりそうね」ベネリの散弾銃を置くと、自慢げに的の用紙を見せに来た提督を眺め、「ふふっ」と笑みを浮かべた…
提督(幼)「そんなことないよぉ…シルヴィアおかあさまはどの銃でもとっても上手だもの♪」
シルヴィア「あら、ありがと…それじゃあそろそろお昼に戻りましょう……遅れたらクラウディアに怒られちゃうわよ」
提督(幼)「うーん……ねぇ、おかあさま」
シルヴィア「なぁに、フランチェスカ?」
提督(幼)「……もうちょっとだけ、撃っていかない?」
シルヴィア「お昼には戻るって言ってきちゃったわよ?……そろそろ片付けないと」
提督(幼)「でも…せっかくじょうずになってきたから……」
シルヴィア「ふー…仕方ないわね。じゃあ、あと弾倉一つ分だけよ……そのかわり、後ろで見ていてあげるから」
提督(幼)「おかあさま、見ててくれるの?…うれしいっ♪」…さっそく銃を置いてある台に駆け戻り、息を整えると耳当てをつける……慣れた手つきで小さい弾倉を込め、肩に銃床を当てるとボルトを動かし、引き金を引いた……
シルヴィア「…うん、上手になったわ……今度はもうちょっと大きい口径の銃にしてもいいかもしれないわ」提督が五発入りの弾倉を撃ちきると、感心したように言った…
提督(幼)「ほんと?」
シルヴィア「ほんとよ…さ、戻ったら手を洗って、それからお昼にしましょうね」
提督(幼)「はぁーい♪」
………
21 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/08(月) 02:56:11.14 ID:lVvBYBT10
シルヴィア「それ以来ずーっと射撃だけは欠かさずに続けていたわ…森の散策にも必ず持って行ってね」
クラウディア「一度なんか銃にオイルを塗るのに手ごろな布がなかった物だから…食卓用の布巾を持って行っちゃって……」
提督「あー…あの時はさすがに怒られたわね」
クラウディア「それはそうよ、しかもおろして間もなかったから…でも、おかげで射撃と水泳は得意になったわね」
提督「あと料理もね…これはクラウディアお母さまのおかげ♪」
クラウディア「うふふっ…ありがと♪」
提督「…それにしても懐かしいわね、裏の小川とかうちの海岸にある浅瀬でよく泳いだわよね……それで、お母さまの作ったお弁当を持ったシルヴィアおばさまが一緒に来てくれて、泳ぎ方を教えてくれたのよね♪」
シルヴィア「そうだったわね…まぁ、あそこは流れが緩いし、水も温かいから脚もつらないのよ」
提督「…そうだ、よかったらライモンたちも後で泳ぎに行きましょうか♪」
ライモン「それもいいかもしれませんね…あ、でも泳ぐとは思ってなくて…水着を持ってこなかったかも……」
チェザーレ「おやおや。チェザーレは一応持って来たが……貸せるほど似通った体型ではないしな…アッテンドーロ、そなたはどうか?」
アッテンドーロ「私だって持ってこなかったわ…誰も見てないでしょうし、裸で泳げば?」
ライモン「いえ、そんな……いくら泳ぐだけとはいえ、裸で外をうろうろするなんて恥ずかしいです///」
アッテンドーロ「はぁ…相変わらず律儀なことで……じゃあ下着とか?」
ライモン「いえ、それも…///」
クラウディア「んー…ちょっと待っててね♪」ふと立ち上がると、階段をあがって行った…
ライモン「…提督、クラウディアさんはいったい何をしにいったんですか?」
提督「うーんと…多分だけど、どこかに水着の二、三着はしまってあるんじゃないかしら……」
アッテンドーロ「それにしたって…私たちに合うような水着があるかしら……クラウディアのはどう考えたって胸が余るし、シルヴィアは長身すぎるわ」
提督「そうよね…でも、何かしらの物があるから上がって行ったのでしょうし……あ、戻ってきたわ」
クラウディア「お待たせ…っ♪」
…胸を揺らしながら軽やかに階段を降りてきたクラウディアは、何枚かの服をテーブルの空いた場所に置き「じゃーん♪」と両手を広げてみせた…
ライモン「あの…これは?」
クラウディア「水着よ、ちょっと古いけど♪」
提督「ねぇ、これって……」
クラウディア「ええ、あなたの着ていたものよ……ふふふっ、取っておいてよかったわ♪」
ライモン「なるほど……って///」
アッテンドーロ「あら、姉さん…赤くなっちゃってどうしたのよ♪」姉の事となるとなおさら察しのいいムツィオが、妙にニヤニヤしながら聞き出そうとする…
ライモン「もう、分かってるでしょう…提督の水着ってことは……もう、何を言わせるつもり///」
チェザーレ「なるほど、そう言うことか……全く、ライモンドの生真面目なことよ♪」からからと笑って菓子皿のビスコッティをつまんだ
提督「ね?……もっとも、その律儀な所が可愛いのよね♪」
アッテンドーロ「ええ、全く…我が姉ながら時折むしょうに撫でくり回したくなるわ♪」
クラウディア「そうね…ライモンちゃんは純粋で……まるで天使みたい♪」
シルヴィア「こら、娘の連れてきた恋人にちょっかいをかけないの」
クラウディア「……なぁに、妬いてるの?」…小首を傾けていたずらっぽく聞いた
シルヴィア「まさか…クラウディアはどんなに遊んでるふりをしてても、いつも私の所に戻ってくるでしょう……嫉妬する理由がないわ」
クラウディア「まぁ…///」
提督「ふふっ、お母さまたちったら…まだ熱々みたいね♪」ぱちりとウィンクを飛ばした…
………
22 :
◆b0M46H9tf98h
[saga]:2018/01/10(水) 00:55:29.88 ID:ByffOlPl0
…夕方…
クラウディア「あら、もうこんな時間…残念だけど泳ぎに行くのは明日にしましょう?…それじゃあ私は夕ご飯の支度に取りかかるから、みんなはゆっくりしていてね♪」
ライモン「あの…わたしもお皿やグラスを並べたりとか、少しはお手伝いしますよ?」
クラウディア「いいのいいの、ライモンちゃんたちはここを実家だと思ってくつろいで…ねっ♪」
提督「そうね、なんて言ったってお客様なんだから♪…お母さま、私が手伝うわ……」
クラウディア「うふふ、フランチェスカもいいの。普段は忙しいんでしょう?…今日ぐらいゆっくりしなさいな♪」
ライモン「その……わたしも提督とお話しをしていたいです///」
提督「ふふ、分かったわ♪…じゃあお母さま、お言葉に甘えさせてもらうわね」
クラウディア「ええ♪……それじゃあシルヴィア、少し手伝って?」
シルヴィア「ええ、今行くわ。フランチェスカ、ちゃんとライモンドたちのお相手してあげるのよ」
提督「分かってます、シルヴィアおばさま♪」
シルヴィア「そう、ならいいわ」
ライモン「…シルヴィアさん、普通にしていても凛々しい方ですね」
提督「ええ、そうね♪……ところで」
ライモン「?」
提督「その水着、合わせてみたら?」
ライモン「…えっ///」
提督「だって明日「泳ぎに行こう」って言っているのに、その場になって身体に合わなかったら困るわ…夕食までまだ間があるし、しばらくお部屋で合わせてみたらいいと思うの」
アッテンドーロ「まぁ、それもそうよね。じゃあ私は部屋で着てみるわ……チェザーレ、よかったら手伝ってくれません?」
チェザーレ「ふふふ、承知した…それではライモンドよ、そなたは提督に手伝ってもらうといい♪」
ライモン「え?…いえ、だって別に水着を合わせるのにそんな付きっきりになるほどの事はないと……あっ///」
アッテンドーロ「提督にしっかり見立ててもらいなさい、姉さん…チャオ♪」指をひらひらさせて「じゃあね♪」の仕草をすると、ちょっと意地悪な笑みを浮かべ階段を上って行った…
ライモン「あの…チェザーレさん……」
チェザーレ「…ライモンドよ、恐れずにルビコン川を渡るのだ……さ、アヴァンティ(前進)♪」…まごまごしているライモンの背中をとんっ…と一つ突いて、階段の方に押しだした
ライモン「えっ、いえ…それじゃあチェザーレさんを呼んだ意味は何だったんです?」
チェザーレ「なに、この老嬢はゆっくり骨休めするつもりで付いてきただけの事よ……しっかりな♪」
ライモン「///」
提督「…さ、行きましょう♪」
ライモン「は…はい///」
23 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/10(水) 02:36:05.89 ID:ByffOlPl0
…カンピオーニ家・台所…
クラウディア「♪〜ふーん…ふふーん……」手早くパセリを刻みつつ、ご機嫌で鼻歌を歌っているクラウディア……薄いセーターの袖をまくりあげ、可愛らしい桃色のエプロンを着ている…指にはめている指環と、手首につけている小さな金時計はちゃんと外して片隅にあるガラス鉢に入れてあり、よく見ると薬指の所に少しだけ白さが目立つ場所がある…
シルヴィア「今日はことさらに機嫌がいいわね。久しぶりにフランカが帰って来たから?」…帆布地のようなしっかりした生地でできた、飾り気のない白いエプロンを首からかけると後ろで紐を結び、それから指環と時計を外して置き場所に乗せた……
クラウディア「ええ、それもあるわ…でもね、それだけじゃないの♪」
シルヴィア「…と、言うと?」
クラウディア「……あの子ったら、あんな素敵な女の子を三人も連れて来て……ふふふっ、なんだか私まで若返った気分♪」
シルヴィア「…それだけ?私はてっきり「あの子ったらすっかり大人らしくなって…これまでは独身宿舎で暮らしているのをいいことに、いろんな女の子たちと遊んでばかりで……」とでも言うのかと思ったわ」
クラウディア「あら、そんなこと言わないわ。優しく手を取ってくれる女性(ひと)がいる限り、私は手を差しだすことに決めてるの♪…だから他の蝶々さんたちに誘惑されないよう、貴女を連れてミラノからここに戻ってきたんじゃない♪」少し身体をくねらせて、下から上目遣いで見上げてくるクラウディア…
シルヴィア「そうだったわね…で、何をすればいい///」
クラウディア「そうねぇ…それじゃあこのカサゴをさばいてもらえるかしら?」
シルヴィア「分かったわ」
…魚のアラ(頭やヒレ)をニンニクの香りをつけたオイルでじゅーっと焼きつけ、そこに白ワインを振り入れる……さらに地元で採れた小さな鯛にカサゴ、イカの胴体や脚、汁気が出るように甘酸っぱいイタリアン・トマトと白インゲン豆など適当な野菜を放り込み、コンソメスープで伸ばしながらぐつぐつ煮こみ、塩や粗挽きの黒胡椒、オレガノなどのスパイスを振り入れる…
クラウディア「さてと…よかったらこれもお願い♪」カウンターの上には伸ばしてあるパスタ生地が置いてある…
シルヴィア「はいはい」棚にしまってある麺棒のような棒を取り出した…よく見るとこの「麺棒」にはギザギザが付いていて、生地を伸ばすように転がすとパスタが切りだせるようになっている……
クラウディア「できた?」
シルヴィア「ええ…入れる?」
クラウディア「ん、お願いね」
シルヴィア「入れたわよ…しばらく手は離せないから、何かお願いされても無理よ」ごぼごぼ言って沸きあがっているパスタ鍋に生パスタを入れる…
クラウディア「ええ、分かってます……よいしょ♪」台所の後ろの方で衣擦れの音をさせながら、何かごそごそやっているクラウディア
シルヴィア「どうしたの、何かちくちくする物でも服に入った?」
クラウディア「いいえ……料理をしているせいか、何だか暑くって♪」
シルヴィア「そう?…別にいつもとさして変わらな……い…」
クラウディア(裸エプロン)「で、パスタはどうかしら♪」…ピンクのエプロン以外の着ている物を全部脱ぎ捨てて、いたずらっぽいチャーミングな笑みを浮かべている
シルヴィア「ちょうど茹で上がったけど…お湯が跳ねたらやけどするわよ///」
クラウディア「茹で上がったならもう大丈夫よ……それに、あなたの愛ほど熱くはないでしょうし♪」
シルヴィア「…そうね、それでお次はどうするの?」
クラウディア「まずはアクアパッツァの味見をしないと…ね♪」大さじで綺麗なオレンジ色のスープをすくい「ふー…♪」と冷ますと軽くすすった…
シルヴィア「どう?」
クラウディア「んふふっ…ちょっと待って、味見させてあげるから♪」もう一度大さじでスープを取って冷ますと、今度は自分の胸に軽く垂らした…
クラウディア「はい、どうぞ♪」
シルヴィア「ふふっ…では試食させてもらうわよ」クラウディアの「たゆん…っ♪」と揺れている柔らかい乳白色の乳房に舌を這わせる…
クラウディア「んっ…お味はいかが?」
シルヴィア「美味しいわよ……そういえば、こっちはどうかしらね」ドルチェ(デザート)に用意してある、とろっと煮こまれた桃のコンポート…砂糖と赤ワインで煮た白桃がボルドー風の紅に染まり、ひんやりと冷やしてある……シルヴィアは深い赤紫色のシロップをすくうと、クラウディアの肩口に垂らした…
クラウディア「んっ、冷たい…っ♪」
シルヴィア「大丈夫、すぐに舐めてあげるから…ん、ちゅ……♪」
クラウディア「…どう?」
シルヴィア「甘くていい香りがするわ…満点ね」
クラウディア「よかった。でも、本当のドルチェは……♪」
シルヴィア「夕食の後…ね。……フランカたちに聞かれても知らないわよ」
クラウディア「ふふっ♪…さっき「熱々みたいね♪」なーんて言われたし、ちゃんと「期待に応えて」聞かせてあげようかなー……って♪」
シルヴィア「全く、親子そろって似たものどうしっていう訳ね…♪」
………
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/10(水) 19:26:09.42 ID:s7tnMKiAo
ママ百合すき
25 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/11(木) 00:13:46.22 ID:kvUfhev60
>>24
グラツィエ…大人百合やおねロリはなかなか少ないので多めに入れていこうと思っております
あと、一つ訂正なのですが…アクアパッツァ(イタリア版ブイヤベース)はコンソメで伸ばさないみたいですね…魚介と白ワイン、トマトの汁気だけで作るものだとか…ついうっかり書いてしまいました…
…何はさておき、しばらく夏のイタリアで提督たちが百合百合していきますので…
26 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/11(木) 01:06:52.84 ID:kvUfhev60
…夕食時・食堂…
クラウディア「あら、みんなちゃんと揃っているわね。えらいえらい♪」何事もなかったかのように微笑んでいるクラウディア…
提督「ふふ、だってお母さまの夕食を食べ損ねたくはないもの…ね、ライモン?」
ライモン「は…はい///」頬を赤くして、内股になっているふとももをもじもじとこすり合せるライモン…
チェザーレ「…で、水着はどうだったのだ?」
提督「それが誂えたようにぴったりなの…胸は少しゆるいけど、問題になるほどじゃないわ」
チェザーレ「そうか、それは何より……ところで、なんともいい香りではないか♪」
クラウディア「うふふっ、せっかくお客様が来てくれたんですもの…うんとごちそうしないと♪」
シルヴィア「そう言うことよ…さ、みんなグラスはある?」
提督「ええ」
ライモン「あります」
アッテンドーロ「こっちもあるわ」
チェザーレ「うむ、ちゃんとあるぞ」
クラウディア「じゃあシルヴィア、みんなに注いであげて?」
シルヴィア「分かってるわ…それじゃあ、まずは乾杯と行きましょう」
クラウディア「それじゃあ、乾杯♪」
提督「乾杯♪」
ライモン「では、いただきます……こくっ、こくんっ」
クラウディア「どう、ライモンちゃん?」
ライモン「美味しいです、何というか…素朴なワインですね」
アッテンドーロ「…そうね、偉そうなワインって言う感じではないけど……食卓に置いておきたいワインね」
チェザーレ「うむ。いいワインであるな」
クラウディア「あら…フランチェスカ、あなたの連れてきたお客様はなかなかの美食家揃いみたいね♪」
提督「あー…鎮守府の食生活を考えるとそうなるわね」
クラウディア「別にいいのよ…うふふっ、むしろその方が張り合いがあっていいわ」
…カンピオーニ家の食堂は明るい白の壁に、いかにもそれらしい唐辛子やニンニクの玉がひもで吊るしてあり、使いこまれたどっしりした木のテーブルと背の高い椅子は何度も拭かれているせいで色がくすみ、少し飴色を帯びている……テーブルの上には前菜として小さくちぎったレタスとカリフラワー、粗めに刻んだベビーコーンを和えたサラダ。それに陶器のつぼに入っている、海産物がどっさり入ったアクアパッツァと、手打ちのリングイネによく絡むローマ風のポモドーロ……濃い色のチーズは太鼓型の塊から切り出したばかりで、しっとりと艶やかな黄色をしている…
提督「ふふ、相変わらず美味しそう…♪」
クラウディア「さぁ、どうぞ♪」…ライモンたちにサラダを取り分け、提督にもたっぷりとよそった
提督「ありがと、お母さま♪」
クラウディア「どういたしまして♪」
アッテンドーロ「んっ…んむ……これ、美味しいわね♪」
チェザーレ「ふむ、なるほど…このさくさくした歯ごたえが心地良いな」
シルヴィア「アクアパッツァもどうぞ…クラウディアの自信作だから」
クラウディア「あんっ、もう……そんなに期待されたら困るわ♪」
アッテンドーロ「ふーん、それじゃあいただくわ…」
クラウディア「どう?」
アッテンドーロ「……美味しいわよ、クラウディア♪」
クラウディア「ほんと?…よかったわ」
提督「お母さまの作る料理にまずい物なんてなかったわ…んっ、パスタもすごく美味しい♪」
27 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/11(木) 01:51:21.22 ID:kvUfhev60
シルヴィア「…もう少しワインをどう?」
ライモン「あ、はい…では半分ほど」
クラウディア「…二人ともお皿が空よ、もっと食べる?」
アッテンドーロ「もらうわ……すごく美味しいもの」
チェザーレ「うむ、ちょうだいしよう」
提督「お母さま、チーズを切ってあげましょうか?」
クラウディア「そうね、お願いするわ♪」
…しばらくして…
提督「ふー…美味しかった……やっぱりうちの食事はいいわ」
チェザーレ「うむ…心おきなく食べたな」
ライモン「美味しかったです…でも、少し食べ過ぎちゃいました……」
アッテンドーロ「あー…もう満腹」
クラウディア「あら…せっかくドルチェを冷やしておいたのに……いらない?」
ライモン「…ドルチェですか♪」
アッテンドーロ「そうねぇ…その分くらいはお腹を空けてあるわよ」
チェザーレ「ふむ…チェザーレも甘い物は好物である」
クラウディア「なら決まりね、少し待ってて♪」
提督「…ところでおばさま」
シルヴィア「なに?」
提督「二人でお料理する時は、今でもあの「儀式」をしているの?」
シルヴィア「ええ、してるわ」
ライモン「…儀式?」
アッテンドーロ「…なにそれ?」
提督「ふふ…おばさま♪」
シルヴィア「ええ……実はクラウディアが台所で決めているルールなんだけど「身に着けている装身具は外す」って言うのがあって…」
提督「…うちの鎮守府にも取り入れさせてもらっているわ……いつもつけている指環や時計はどうしても汚れが付いているし、反対にせっかくのアクセサリーに料理の油やごみが付くのも嫌でしょう?」
シルヴィア「クラウディアもそっくり同じことを言っているわ…「料理人がひき肉をこねたりしている時に、指環なんかをしているとあきれる」って……実際にお店でも「指輪がすっぽ抜けて料理に入ってた」なんていうこともあったりするみたいだし」
アッテンドーロ「…じゃあ指環を外すのが「儀式」なの?」
提督「んふふっ、それがそうじゃないの……ね、おばさま♪」
シルヴィア「ええ…それで台所には指環や時計を入れる器があるんだけど……料理を終えたら相手の指に指環をはめてあげて、同時に「誓いのキス」みたいに口づけをするわけ」
提督「それも鎮守府に取り入れようかとは思ったわ♪」
チェザーレ「…別に今からでも遅くはないぞ?」
提督「いいのっ?」
ライモン「…提督」
提督「こほん……でも、「食堂のお手伝いの当番だからキス」というのはなんだかそっけないわね…まぁ止めておきましょう」
ライモン「ええ、それがいいと思います」
アッテンドーロ「そうね…どうせ好きな娘どうしは言わなくたって「キス、キス、キス」でしょっちゅうしてるんだから」
提督「まさに「もう夢chuなの」…っていう訳ね♪」
ライモン「だって、好きな人との口づけは我慢では解決できませんし……」
チェザーレ「なるほど…ライモンドが言うと実感がこもっている分、説得力があるな♪」
ライモン「///」
28 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/12(金) 00:44:34.22 ID:JpHXp/qH0
…食後…
ライモン「…クラウディアさん、ドルチェの「白桃のワイン煮」……美味しかったです♪」
クラウディア「そう、よかったわ。それじゃあ私はお皿を洗うから…その間にライモンちゃんはお風呂でも浴びて来たら?」
ライモン「いいんですか?」
クラウディア「ふふ、いいわよ。私がお皿洗うのを待ってたら遅くなっちゃうもの♪」
ライモン「うーん、それもそうですね……じゃあお言葉に甘えて」
クラウディア「ええ、ぜひそうして♪」
提督「それなら私がバスタオルを持ってきてあげるわね…あと、これ♪」何やら和風のイラストが描いてある箱を手渡した
ライモン「何です?」
提督「百合姫提督にもらった入浴剤…鎮守府へのお土産だけど、少しだけくすねて来たの♪」
ライモン「いいんですか?私が使っちゃって」
提督「もちろんいいわ…おばさまも入る時に使って?」
シルヴィア「ありがとう、楽しませてもらうわ」
ライモン「…あの、提督は?」
提督「私は後で…シルヴィアおばさまとつもる話でもしながら待たせてもらうわ♪」
アッテンドーロ「ほら、私も汗を流したいんだから早く行ってきなさいよ」
ライモン「あぁ、ごめんなさい…ではお先に入らせてもらいます」
シルヴィア「ふふ、ゆっくりでいいからね」
…しばらくして…
ライモン「出ましたよ、提督」…顔を火照らせ、パイル地のシンプルなバスローブに身を包んでいるライモン……しっとり濡れた髪がバスタオルにくるまれ、白い肌はほんのりと桜色に染まっている……
提督「はいはい♪…ムツィオも先に入ってきたら?」
ムツィオ「あら、悪いわね…それじゃあお先に♪」
チェザーレ「うむ、存分に旅のほこりを流してくるといい…それでだな、ポンペイの噴火を調査に行って住民を助けようとしたプリニウスだが……」
ライモン「チェザーレさん、一体何の話をしているんです…?」
チェザーレ「あぁ…ちょうどこの記事にポンペイの発掘調査が行われたとあってな」…数日前の「レプブリカ」紙を拡げてみせた
提督「チェザーレの得意分野ですもの、歴史を勉強をさせてもらっている所よ♪」
シルヴィア「さすが「ジュリオ・チェザーレ」ね。古代ローマに詳しいだけあって面白いわ…うちに置いてあるアンフォラの謎も解けたし」
ライモン「アンフォラ…玄関にあったあれですね」
提督「ええ。チェザーレの見立てによると、あれは古代ローマ時代のワイン輸送用だったみたい…もっとも、あちこちにひびが入っているし、そのままだと底がすぼまっていて立たないから、転ばないように鉄の枠をつけたしてあるけど」
チェザーレ「あれは「B型アンフォラ」というやつだな…カサ立てとは恐れ入ったが」
シルヴィア「まぁね…昔クラウディアがのみの市で「安かったし雰囲気があるから」って買ってきちゃってね……そのままじゃどうしようもないし、私が鉄枠を作って傘立てにしたわけ」
ライモン「傘立てなんかにしちゃって大丈夫なんですか?」
シルヴィア「歴史的価値は全然ないから大丈夫…持ち手も片っぽ取れてるし」
ライモン「なるほど……」
アッテンドーロ「みんな、出たわよ♪」
ライモン「ずいぶん早いのね…?」
アッテンドーロ「だって、ねぇ…提督やシルヴィアには悪いけど、お風呂だけは鎮守府の方が格段に上だわ……だから頭と身体だけ洗って、パッと済ませてきちゃった」大きく肩をすくめてみせる
提督「んー…まぁ、そうよね」
シルヴィア「フランチェスカ…鎮守府のお風呂はそんなにいいお風呂なの?」
提督「ええ、何しろ泳げるくらいだもの」
チェザーレ「うむ。しかも大きい浴槽だけではなくて、熱帯植物の生えている小さな中庭であったり、小さいあずまや付きの風呂がしつらえてあったり……まぁ、ローマの「カラカラ浴場」もかくやと思われるほど立派であるな」
シルヴィア「ならうちのお風呂じゃ満足できないわね…まぁ、狭いなりにさっぱりしてもらえればいいんだけど」
アッテンドーロ「あぁ、ごめんなさい…別にけちをつけるつもりじゃないの」
29 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/12(金) 01:35:05.19 ID:JpHXp/qH0
シルヴィア「別にいいわよ…ま、チェザーレも入って」
チェザーレ「うむ…それではありがたくいただくとしよう」新聞をたたんでテーブルに置くと、堂々とした歩みで浴室に歩いて行った…
提督「……それにしても、ムツィオ」
アッテンドーロ「なに?」
提督「いえ…ライモンもそうだけど、あなたたちって結構着やせするタイプよね」
アッテンドーロ「ちょっと、何言ってるのよ?」
ライモン「て…提督っ///」
提督「だって…こうやって見ていると意外と大きいし……♪」
ライモン「もう…ここで言うことですか?」
アッテンドーロ「本当よね…全く、少しは場所を考えて欲しいわ」そう言ってあきれたように手のひらを上に向けると、寄せられた胸がぷるんっ♪…と揺れた
提督「ここは私の実家なんだし、少しくらい良いじゃない…♪」いたずらっぽいチャーミングな表情を浮かべ、ウィンクを投げた
ライモン「もう、提督ったら…さっきもそんなことを言って……」
アッテンドーロ「へぇ…やっぱり♪」
ライモン「あっ……き、聞かなかったことにして///」
アッテンドーロ「ふふん…姉さんの頼みでもそれは無理ね」
ライモン「もう…ムツィオのいじわる///」
アッテンドーロ「私って隠し事と嘘が苦手なのよ♪」
提督「あらあら…ばれちゃったわね、ライモン?」
ライモン「うー…提督が胸の話なんてするから……」
提督「ごめんなさい…ほら、私が慰めてあげる♪」たゆんっ♪…手招きしながらたわわな胸を寄せる
ライモン「もう、そういうことじゃありませんっ…///」
シルヴィア「ふふ…仲睦まじいわね」
提督「ええ、シルヴィアおばさまとクラウディアお母さまくらいね♪」
ライモン「あの…そういえば」
シルヴィア「…何かしら?」
ライモン「提督がずっと「シルヴィアおばさま」とおっしゃっておられますが…その、どうも関係がよく分からなくて」
提督「あー…私はすっかり馴染んでいるけれど、言われてみればそうね……」
シルヴィア「そうね、ちゃんと話しておいた方がすっきりするでしょうし……ま、昔話はチェザーレとクラウディアが戻って来てからにしましょう」
クラウディア「呼んだかしら?」
シルヴィア「ええ…ちょっと私たちの馴れ初めの話をする必要がありそうだから」
クラウディア「……そうね、このままだとみんなも戸惑っちゃうものね」
提督「あのね…お母さまもおばさまも、無理に話そうとしなくてもいいのよ?」
クラウディア「ううん、いいのよ…私たちやあなたにとっては大事な話だし……それに、シルヴィアの事でうんと惚気を聞かせてあげられる機会だもの♪」
アッテンドーロ「…参ったわね」
チェザーレ「どうかしたのか、アッテンドーロよ?…おや、クラウディアも」頭を拭きながらバスローブ姿で現れた
クラウディア「うふふ、チェザーレは堂々とした立ち姿で本当に惚れ惚れしちゃうわね…さぁ、座って♪」
チェザーレ「うむ…で、一体どうしたのだ?」
シルヴィア「あー、何ていうのかしら…この際だから私とクラウディアの関係をはっきりさせた方がいいと思って……まぁ、あんまり面白い話ではないけれどね」
チェザーレ「ふむ…深いわけもありそうに見えるゆえ、無理にとは言わぬが?」
クラウディア「ふふ、ありがと♪…でも、気持ちのいい性格をしたあなたたちになら……話してもいいと思ったの♪」
チェザーレ「ふむ、さようであるか…」バスローブの胸元を整え、居住まいを正したチェザーレ…
30 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/12(金) 02:15:38.57 ID:JpHXp/qH0
クラウディア「…さてと♪」クラウディアは二階から一冊のアルバムを持って来た…
チェザーレ「これは?」
クラウディア「昔のアルバム。私がミラノでデザイナーをしていて、シルヴィアと出会う前の…ね♪」
………
…提督が生まれる前・ミラノ…
クラウディア「はぁ…」
…一軒のカフェでため息をつき、所在なさげにカプチーノをかき回すクラウディア……華やかなオープンカフェには小粋な格好をしたモデルや奇抜な色合いを着こなしたデザイナー、それに色っぽい女優のタマゴたちや、風変りでエキセントリックな格好をしている美大生などが座っている…時折、向かいあわせに座った二人が指を絡ませて手を握ったり、熱っぽい視線を交わしているあたりが、少しだけ他のカフェとは異なっている…
クラウディア「…」コーヒーをすするでもなく頬杖をつき、ため息ばかりをついている…すると時おり、ひそひそとうわさをやり取りする声が耳に入ってくる……
小生意気なモデル「…信じられないわ、彼女だけはそういうことはしないと思っていたのに……」
つんとしたモデル「…全く……あきれちゃう……」
クラウディア「ふぅ…」
奇抜な格好のデザイナー「…まさか本当に…どうして……」
黒と白の服を着たデザイナー「……どうにかして慰めてあげたいけど…」
クラウディア「はぁ…ぁ……」コーヒーカップの表面にため息を吹きかけながら、ただ座っている…と、一人の女性がふらりと入ってきた…
カフェの店員「…いらっしゃいませ、何になさいましょうか♪」フリル付きスカートをひらめかせ、目のぱっちりした可愛い店員が声をかける
短髪の女性「…カプチーノをお願い。スプーマ(泡)は少な目で甘さは抑えて」…シックなタートルネックセーターに栗色のスラックスを着て、ごくあっさりしたメイクをしている
店員「はい、承知しました…その、相席でも構いませんか?」
女性「ええ」
店員「では……あの、こちらの席でよろしいですか?」
女性「先客の女性がいいなら構わないわ」
店員「はい、うかがってまいります♪……あの」
クラウディア「…あぁ、何かしら?」
店員「相席の方、よろしいでしょうか?」
クラウディア「え…?」視線をあげると、整った凛々しい顔立ちの女性がこちらを見ている…
クラウディア「あっ…ええ、いいですよ///」
店員「では、お客様…こちらへどうぞ♪」
女性「…失礼、座らせていただくわね」
クラウディア「ええ、どうぞ……はぁ…」
店員「お待たせしました…カプチーノ、スプーマは少な目の甘さ控えめです。他に何かありましたら……♪」そう言いつつ小首を傾げ、期待したような表情を浮かべている…
女性「グラツィエ…でも大丈夫よ」
店員「そうですか……なにかありましたらお気軽にどうぞ♪」紺色のスカートをひらひらさせ、足取りも軽く戻って行った…
クラウディア「ふぅ…」
女性「…」静かにカプチーノをすすっている…
クラウディア「…」
女性「…ごめんなさい、少しいいかしら」
31 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/13(土) 01:33:08.01 ID:rlXTx3OE0
クラウディア「あぁ…何か……?」
女性「いえ…出しゃばりかもしれないけど……貴女、ずいぶん気分が沈んでいるようだから」
クラウディア「…まぁ、そうですね……はぁ…」
女性「…何か深いわけがあるようね」
クラウディア「ええ、まぁ……その…」
女性「…よかったら私に話してみない?…別に告解を聞く神父さまでもなければ、心理学者っていう訳でもないけど」
クラウディア「…親切にありがとうございます……じゃあ、少しだけ私の話を聞いてくれますか?」
女性「ええ、いいわよ」
クラウディア「実は…恋人に振られちゃって……それだけならまだ平気だったと思うのですけど、それが原因で知り合いとの関係もぎくしゃくしちゃって……」
女性「へぇ…貴女みたいなきれいな女性をね……そのお相手はずいぶん目がないのね」
クラウディア「いえ…」
女性「…じゃあ私は黙っていてあげるから、好きなように話してみたら?……例のミダース王のお話に出てくる床屋が「王様の耳はロバの耳」ってささやいた穴ぼこだと思ってくれていいわ」
クラウディア「…ふふ、それじゃあ風が吹くと歌になって聞こえてしまいますね」
(※ギリシャ神話…「触ったものを金に変えられる能力」を望んだせいで物を食べたり飲んだりできなくなったミダース王が、「金に変える力」を清水で洗い流してから笛の上手い牧神「パーン」を敬うようになり、神々の演奏比べの時に「パーンの勝ちだ」と意地を張った…すると他の神々に「お前の耳はロバの耳らしいから、ふさわしい耳をつけてやる」と魔法をかけられてしまったというもの……ミダース王付きの床屋は髪を切る以上頭を見ないわけにはいかないが「耳の事を口外したら死刑にする」と脅され、言いたくなるのをこらえるために砂の穴を掘ってささやいた……が、そこから生えたアシが風に吹かれると「王様の耳はロバの耳」と鳴り始め、国民たちにばれてしまったと言う話)
女性「…よかった、やっと少し笑ってくれた」
クラウディア「ええ、ありがとう…この数週間は毎日が灰色だったから……やっと話すだけの元気が出た気がするわ」
女性「そう…」後は促すでもなく、黙ってカプチーノをすすっている女性…
クラウディア「その……恋人に振られたのは、私が「自分の子供が欲しい」って言ったからなの」
女性「それで別れたの?…失礼だけど、子供を欲しがっている彼女を振るなんて……その「恋人」はずいぶんと軽薄な関係を望んでいたようね」
クラウディア「いえ…その、わたしも相手の言うことがよく分かるの……だって、向こうにしてみれば自分の子供じゃないわけだし…」
女性「ん?……なに、その恋人とは別な相手の子供なの?」眉をひそめてカプチーノをひとすすりした…
クラウディア「えーと…その……そういう言い方も出来るけど、こればっかりは今の科学ではどうにもできなくて…」
女性「つまり…相手に子供を作る能力がないって言うこと?」
クラウディア「ええ」
女性「なるほどね…でも別れるなんてよっぽどなのね」
クラウディア「ええ…やっぱり子供を欲しがると、それまでのは単なる「ファッション」だったみたいに思われて……」
女性「ん…?」
クラウディア「……別れる時に彼女も「あのね、クラウディア…貴女の他の部分が嫌いになったわけじゃないの。だから、お友達としてなら仲良くするし、もし他の誰かにイヤミでも言われたら私がかばってあげる」って言ってくれたんです…それに知り合いたちもたいていは理解してくれるけれど……やっぱりいろんな人がいるから…」
女性「なるほどね……って、ちょっと待って?」
クラウディア「?」
女性「今…「彼女」って言った?」
クラウディア「ええ」
女性「あー…なるほど」
クラウディア「えーと…何か?」
女性「いえ…何でもないの……なるほどね」
クラウディア「?」
32 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/13(土) 02:28:09.73 ID:rlXTx3OE0
女性「えーと、まとめるとこうね……あなたと彼女の意見が食い違って、結局二人は別れた。しかもあなたの考えに理解を示してくれない知り合いも多いせいで、どうにもミラノにいると居心地が悪い…と」
クラウディア「ええ…まぁそういうことね……」
女性「ならいいじゃない…そう言う考えに理解のある人を見つけて恋人にすれば」カプチーノをすっと飲み終え、深い色の瞳でじっとのぞきこんだ…
クラウディア「それもそうだけど……なかなか私の知り合いには…///」
女性「……なら、私でどう?」
クラウディア「えっ…///」
女性「…実を言うと、今の今までそんな関係があるなんて考えたこともなかったわ…でも、話を聞いてから貴女の事を改めて見たらとっても可愛いし……意外に女性同士で、って言うのも悪くないんじゃないか…って」
クラウディア「じゃあ…あの、このカフェに入って来たのも全然そう言うつもりじゃなくて……?」
女性「ええ。ちょっと親密すぎる感じで手を握っていたり、少し変わった感じの人が多いようには感じたけど…ファッションやモードの関係者なんて多かれ少なかれ毛色の違ったところがある、くらいにしか思わなかったわ……むしろそう言うお店なの、ここ?」
クラウディア「ええ…だってほら」…そっと視線を向けた先には、さっきオーダーを取りに来た可愛らしい店員に注文をしながら、すべすべのふとももをそっと撫で上げるデザイナーの姿がある……
女性「ふふ、どうやら貴女の話は本当みたいね…そういえば、自己紹介もまだだったわ」
クラウディア「あ…こちらこそ話を聞いてもらったのに……クラウディアです」
女性「私はシルヴィア…よろしくね……」
クラウディア「シルヴィア…ステキなお名前ね」
シルヴィア「そう?…クラウディアだっていい名前じゃない……それにしても「赤ちゃんを身ごもる」って決めた時は、大変な勇気が必要だったでしょう」
クラウディア「ええ…相手の男性はとっても大人しい控えめな方で「いいよ、僕は君に『選んでもらった』っていう思いだけで生きていける」って言ってくれたけど……」
シルヴィア「…貴女の方が大変よね……病院も探さないといけないし」
クラウディア「ええ…だからそろそろミラノを離れようとは思っていて……」
シルヴィア「…実家に戻るの?」
クラウディア「はい…カンパーニア州に」
シルヴィア「じゃあ、こうしましょう……まずはお互いの事を良く知り合うために、もっと時間をかけてお話をする…その上で、私のアパートがあるローマで病院を探すか、カンパーニア州で探すか決める」
クラウディア「ふふ、そうね…でもまずはコーヒーを飲み終えてからにしましょう……もうすっかり冷たくなってるわ」手のひらを上に向けて軽く肩をすくめた
シルヴィア「…なら私が飲むわ。妊婦さんにカフェインは毒だから」
クラウディア「あ、でも私の飲みかけだから……」
シルヴィア「…唇をつけたのはどっち?」カップに手を伸ばすと聞いた
クラウディア「そっち側よ…あ、そっちが口をつけた方……!」
シルヴィア「…コーヒーと間接キスをごちそうさま」
クラウディア「///」
シルヴィア「じゃあ行きましょうか…車はすぐそこに停めてあるの……一応言っておくけど、つつもたせや誘拐犯の一味じゃないわよ」
クラウディア「ふふ…見れば分かるわ♪」
シルヴィア「そう?…じゃあ行きましょう」
………
33 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/13(土) 03:29:31.28 ID:rlXTx3OE0
クラウディア「そうやってお互いに一目ぼれで……今でもそうだけど、シルヴィアったらとにかく凛々しくて素敵だったの♪」
シルヴィア「あー、何ていうのかしら……あの時は「目が覚めた」感じだったわ」
クラウディア「ふふっ…で、生まれたのがフランチェスカっていうわけ……だからシルヴィアはもう一人の母親みたいなものね♪」
ライモン「なるほど…その……なんと言うか…」
アッテンドーロ「…驚いたわ」
チェザーレ「うむ……たまたまカフェで会った相手といきなり結ばれるとは…」
シルヴィア「きっかけはそうだけど、それからお互いに時間をかけて趣味や嗜好を確かめたり……それに家を訪ねてみたりして、一年以上かけて相性がいいか調べたのよ」
クラウディア「そうだったわね…それでお互いに納得して、同棲することにしたの♪」
シルヴィア「あとはもうフランチェスカの知っている通り……クラウディアは優しいし、甘え上手で可愛いわ」
クラウディア「シルヴィアはいつも凛々しくて、いつも私を気遣ってくれるの♪」
シルヴィア「そうね…でも、クラウディアを見ていると「気遣ってあげないといけない」と言うよりも「気遣ってあげたくなる」って言うのが正しいわ」
クラウディア「ふふ…それを言うならシルヴィアも「意識して気遣ってくれる」のではなくて「自然と気遣ってくれている」のよね♪」
提督「…ね、分かったでしょう」
ライモン「その…熱々ですね……///」
提督「私はいつもこういうやりとりを聞かされていたのよ?……もう甘いこと甘いこと」
アッテンドーロ「ご愁傷様…そう考えると、提督は控えめに育ったものね」
提督「ええ、全く…ほら、また始まった……」
クラウディア「…もう、あの時のキスは舌がとろけそうだったわ……///」
シルヴィア「ふふ…それよりもクラウディアが最初に抱きついてきた時「なんて暖かくて柔らかいんだろう」…って思ったわ」
クラウディア「あの時は夢中で触ったりこねくり回したりしてたものね…♪」
シルヴィア「私の乳房は固くて、大きさもあんまりないから……クラウディアのはもっちりして、まるで柔らかいパン生地みたいに指が埋まるようで…おまけにベビーパウダーみたいな甘いいい匂いがするし……」
クラウディア「あらあら♪…でも私はシルヴィアの引き締まった胸……好きよ?」
シルヴィア「ふふ、嬉しい事を言ってくれるわね」
提督「…で、アルバムを見せてあげるつもりじゃなかったの?」
クラウディア「あぁ、そうだったわね……それで、これがその時の写真♪」真っ赤なアルファ・ロメオ「ジュリエッタ」の前でクラウディアの腰を抱き、口元に微笑を浮かべているシルヴィア……
ライモン「これがクラウディアさん…で、こっちがシルヴィアさんですね」
シルヴィア「ええ、そうよ…こうやって見ると、クラウディアはちっとも年齢を重ねていないみたいね」
クラウディア「…シルヴィアこそ♪」ちゅっ♪…と頬にキスをするクラウディア
シルヴィア「ふふ…娘たちが見ているわよ」
クラウディア「…いいじゃない♪」
提督「ふふっ…それじゃあお母さまたちの邪魔にならないよう、私はお風呂に入ってきます♪」
ライモン「そ…そうですね……では、わたしも失礼します…///」
アッテンドーロ「じゃあ私はルチアの様子を見に玄関へ行ってくるわ……鹿肉をもらっていたけど、ちゃんと食べたかしらね?」
チェザーレ「ふむ…しからばチェザーレも髪を整えよう……ライモンド、よかったら手伝ってくれまいか?」
ライモン「あ、はい」
クラウディア「…うふふ、みんな行っちゃったわ……ねぇ、シルヴィア♪」
シルヴィア「もう…せめて寝室に行くまで我慢できないの?」
クラウディア「んー…抱っこして運んでくれるなら我慢するわ♪」
シルヴィア「分かった…それじゃあお姫様抱っこしてあげる……何しろわたしのお姫様だものね」ちゅっ…♪
クラウディア「うふふっ…ありがと♪」
………
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/13(土) 11:22:30.98 ID:hOml3nUDo
ママ百合の濡れ場はありますか?
35 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/13(土) 11:45:17.80 ID:rlXTx3OE0
…二人の寝室…
シルヴィア「ふぅ…よいしょ……ほら、着いたわよ」…どうにか片手でドアを開けるとベッドまでクラウディアを運び、そこで降ろした
クラウディア「ふふ、ありがと……でも私、まだお風呂に入ってないのよ?」ベッドの上で両手を頭の上に投げだし、いたずらっぽい笑みを浮かべるクラウディア…
シルヴィア「私だってまだよ……んっ♪」クラウディアの柔らかな唇に薄い唇を重ねる…ついばむような軽いキスをしながら手をつないだ
クラウディア「んっ…ふ……もっとキスしたくなっちゃった?」
シルヴィア「ええ…でも、キスだけじゃ物足りないわ」
クラウディア「あらあら……シルヴィアったら♪」
シルヴィア「ふふっ…ん、ちゅっ……」
クラウディア「んっ…ちょっと待って……きゃあっ♪」
シルヴィア「待てないかもしれないわ……んちゅ…ちゅ……ちゅっ…れろっ…」
クラウディア「んちゅっ…ん、んっ、んっ……れろっ、ぴちゃ…ちゅるっ……んふっ…♪」
シルヴィア「…それじゃあ、脱がしてあげましょうね」
クラウディア「ええ…♪」
シルヴィア「相変わらず絹のような肌ね……同じものを食べているはずなのに、どうしてこうも違うのかしら」…クラウディアの白くて滑らかな身体を見て、少しだけうらやましそうなシルヴィア……
クラウディア「だって私は家の中にいることが多いし……せいぜいお庭で草花の手入れをするくらいだもの」
シルヴィア「それにしたって…相変わらずしっとりして、手に吸いつくみたいね」むにっ…と乳房を揉みながら感心したような口調のシルヴィア
クラウディア「んんっ…あんっ……あふっ♪」
シルヴィア「少しだけフランカがうらやましいわね…」
クラウディア「んっ、んぅ…どうして?」
シルヴィア「…おっぱいの時期はいつもこの乳房を吸っていたわけでしょう?」
クラウディア「うふふっ……なにそれ♪」
シルヴィア「いえ…見ていたらそう思ったの」
クラウディア「ふふっ…もう出ないけど、よかったら吸ってみる?」
シルヴィア「そうね、せっかくだから……ん、ちゅぅ…っ」
クラウディア「んぁぁっ…あんっ、んんっ……もう、甘噛みはだめよ…んんっ♪」
シルヴィア「ん、ちゅぅ…ちゅぅ……れろっ…」
クラウディア「ひゃうっ、くすぐったい……あんっ、ちょっと♪」しっとりした唇を半開きにして、困ったような表情を浮かべるクラウディア…
シルヴィア「…じゃあこっちも」ベッドの上で体勢を立て直すと座ったような形になり、そのままクラウディアのもちもちのふとももを押し広げた…
クラウディア「ひぅっ…ん、んっ……もう、何をするつもり♪」
シルヴィア「ドルチェをまだ頂いてないから…ん、ちゅっ…じゅるっ……」脚の間に顔を埋めて、舌を差しいれるシルヴィア…
クラウディア「はぁぁ…んっ♪」ぞわぞわとしびれるような感覚に身体をくねらせ、甘い吐息をもらす……
シルヴィア「ここはピンクの真珠みたいな色合いなのね…それに、温かくてとっても気持ちいい……」舌を抜くとゆっくりと自分の指を舐めあげ、それから濡れた花芯に滑り込ませた……
クラウディア「全くもう…んんっ♪」
シルヴィア「……どう、にちゃにちゃ言っているのが聞こえる?」
クラウディア「ええ…もう下半身がじんわりして…すっかりとろとろになってるの……でも、もっと♪」
シルヴィア「…じゃあ、お風呂はまだいいわね?」
クラウディア「…ええ♪」
………
36 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/13(土) 11:54:09.18 ID:rlXTx3OE0
>>34
行き違いのような形になってしまいましたが、シルヴィア×クラウディアの百合を投下してみました…二人の昔話はちょっと重いような気がしていたので、口直しにどうぞ…
…この後は一応提督×ムツィオ、提督×チェザーレ(チェザーレ×提督)…の予定で、その後は提督があんな目やこんな目にあったりあわなかったり……の予定です
37 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/14(日) 03:02:18.52 ID:xLujqCA00
…しばらくして・玄関脇…
アッテンドーロ「よしよし…綺麗に食べたわね」アッテンドーロは玄関から入ってすぐの場所…犬には居心地の良さそうな隅っこにしゃがみこむときれいに舐めつくされている餌の皿を見て、それから満足げに寝転がっているルチアに声をかけた……
ルチア「フゥッ…♪」鎮守府で飼いはじめたばかりの真っ白な雑種犬「ルチア」は、コリー系の犬らしい笑顔「コリースマイル」を見せ、気だるげに尻尾を振っている…
アッテンドーロ「…満足した?」
ルチア「ワフッ…♪」組んだ前脚の上にあごを乗せ、軽く返事をする…
アッテンドーロ「そう、ならいいわ……じゃあついでに撫でてあげるわ♪」玄関脇に置いてあったブラシを取り上げると、長い毛足をくしけずりつつあちこちを撫でる…
ルチア「ワフッ……ハッハッハッ…♪」頭や尻尾の付け根をかいてあげると心地よさそうにごろりと転がり、おなかをさらした…
アッテンドーロ「はいはい、かけばいいのね…?」
ルチア「ワフ…ッ♪」
アッテンドーロ「この辺がいいかしら…どう?」
ルチア「♪」ぱたりぱたりと尻尾を振り、存分にかいてもらう……
アッテンドーロ「うわっ……ちょっと、舐めないでよ」心地良いのが気に入ったのか、ぺろぺろとアッテンドーロの手を舐めるルチア…
ルチア「ワゥン…?」
アッテンドーロ「……もう、仕方ないわね…まぁ、どうせ歯みがきもしなくちゃいけないし…また明日ね♪」お休みを言いつつ頭をひと撫でしてやり、洗面所に向かった…
…一方・浴室…
提督「ふー…浴槽こそ小さいけど、なんだか童心に帰った気分♪」…四つ脚の付いた浴槽に長身をどうにかねじ込み、窮屈な体勢でお風呂に入る提督……ふくらはぎから先は浴槽からはみ出し、両腕を浴槽の枠に乗せてシャワーを流している…
提督「さてと…頭も身体もきれいになった事だし、そろそろ出ましょうか……よいしょ♪」ざぁ…っと湯気を立ててお湯が流れ、その中ですっと立ち上がった…
提督「……えーと、タオルは…相変わらずいつもの場所なのね♪」久しぶりの実家ながら、家具や物の配置はほとんど変わっていない…浴室から出ると棚からふかふかのタオルを取り出し、身体に巻きつけようとした……と、ドアが開いてアッテンドーロが入ってきた…
アッテンドーロ「ふふ、何のかのと言って可愛いワン公よね……って///」
提督「あら、ムツィオ…ルチアの様子を見てきてくれたの?」そう言った瞬間に巻きかけたタオルがはらりと落ち、ずっしりした乳房が「たゆんっ♪」と揺れた…
アッテンドーロ「ちょっと、ルチアの事はいいから早くタオルを巻きなさいよ…目のやり場に困るじゃない」(相変わらず豊満な「ド級戦艦」体型ね…胸は大きいし先端もきれいな桃色…ヒップは色つやもよければ張りがあって……って、姉さんじゃあるまいし///)
提督「はいはい♪…それで、ルチアはどうだった?」タオルを拾い上げて巻きつけると、ドライヤーを取り出した…手を洗いたいアッテンドーロのために身体を片側に寄せると、ドライヤーのスイッチを「冷風」に入れ、髪が傷まないように乾かし始めた…
アッテンドーロ「鹿肉は気に入ったみたいね、お皿はすっかり舐めつくしてあったわ…ついでに少し撫でてきてあげたから、今はお休み中じゃないかしら?」
提督「そう、ならよかったわ♪」
アッテンドーロ「そうね」手をせっけんで洗うと持って来た青い歯ブラシを取り出し、歯磨き粉をつけた…
提督「そうそう、わたしも歯を磨かなくちゃ…ちょっと失礼♪」鏡に向かって歯を磨いているアッテンドーロの前に腕を伸ばすと、コップに入っている歯ブラシを取ろうとした…
アッテンドーロ「んー……んっ!」…両手を洗面台に突いてのけぞるように身体をどけた瞬間、歯ブラシが口から落ちた
提督「あ、ごめんなさい……っ!?」慌ててアッテンドーロの歯ブラシをつかもうとして腕を伸ばした途端、バランスを崩した提督…
アッテンドーロ「うわ…っと、大丈夫?」提督が倒れそうになった途端、両手でしっかりと抱き止めるようにして支えた…見た目こそ大人びた高校生くらいとはいえ「艦娘」なだけあって、提督が倒れかかって来てもしっかり受け止めた…
提督「え、ええ……///」(わ…ライモンもそうだけど、ムツィオの身体も細身なのにメリハリがあって……いい匂いがする///)
アッテンドーロ「……ねぇ、提督」
提督「な、何かしら…?」
アッテンドーロ「いつまで抱きついているわけ?」
提督「あっ…ご、ごめんなさい///」甘い匂いを嗅いでいたうなじから顔を離すと、ぎこちなく謝った
アッテンドーロ「ふぅん……それだけ?」
提督「…え?」
アッテンドーロ「…姉さんだけじゃないのよ?……貴女の事が好きなのはね」…ぐっと身体を伸ばして、洗面所の壁に押し付けるようにしてキスをする
提督「んっ……ん、んぅ…♪」…またしても巻いたタオルがはらりと解け、今度はそのまま床に落ちた……
38 :
◆b0M46H9tf98h
[saga]:2018/01/15(月) 01:05:18.86 ID:fEw3W6jI0
アッテンドーロ「…ん…ちゅるっ………それにしても提督はきれいな瞳をしているわよね…朝日みたいな金色で……吸い込まれるみたい……」ぐっと片膝をあげると、提督の脚の間に割り込ませた…左手は提督のあごに添え、右手の人差し指で鎖骨からつーっ…と身体を撫で下ろしていく……
提督「あっ…あっ……ひうっ///」ぎりぎり触れるか触れないか…と言うような具合で身体をなぞっていく指先に、思わず甘い吐息をもらす提督……
アッテンドーロ「へぇ…提督ったらそんな物欲しげな表情も出来るのね……♪」口の端で「ふふ…」と笑うと、そのまま胸の谷間を滑らせ、S字を描くようにわき腹、へそ…そしてまだ風呂上がりの湯気が残っている秘所へと撫でていった……
提督「あっ…んんぅ……あふっ…くぅ……///」
アッテンドーロ「へぇ…提督ったらもうすっかり濡れそぼっているじゃない……そんなに私としたかった?……それとも…姉さんの事を考えてこんなになったの?」耳元でささやくアッテンドーロ…
提督「んんぅ…もう、そんなこと言わないで……今はそのスマートな姿、ささやく声……それにほっそりした指をした貴女が欲しいの……ライモンと比較するなんてできな…んあぁぁ…っ///」
アッテンドーロ「…そう、ならうんと愉しませてもらうわね♪」くちゅっ…ちゅくっ♪
提督「ひぁぁぁっ!…いいのっ、そこっ……んぁぁ、とろけそう…っ♪」
アッテンドーロ「…ここ?」じゅぶっ、ずちゅ…っ♪
提督「んっ、あぁぁ…っ……ひぐぅぅっ♪」
アッテンドーロ「ここがいいみたいね…それにしても提督の膣内は温かくて…しかも吸い付くようね……♪」
提督「んっ、ふぅ……ムツィオ…///」
アッテンドーロ「そんなに切ないような声を出さなくたって、ちゃんとしてあげるわよ……ほら、脚をあげて?」
提督「ん、んぅ…お願い、じらさないで……ぇ♪」
アッテンドーロ「ふふ、だめよ…美味しい果物はちゃんと皮を剥いて、種を取ったりしないと美味しくないでしょ……ちゃんと下ごしらえをしないと、ね♪」
提督「はぁ、はぁ…はあ…っ♪」
アッテンドーロ「あらまぁ、すっかりトロ顔になっちゃって……仕方ないわね、それじゃあしてあげるわよ♪」…それまで頬や髪をそっと愛撫していた左手と、とろとろに濡れた花芯をまさぐっていた右手を放すと、提督の両脚を小脇に抱え込んで軽く広げた…そしてそのままにじり寄って、ぴったりと濡れた箇所を合わせた……
提督「んっ、んっ、んっ…あっ、ん……あぁっ♪」くちゅっ…にちゅっ……と、貝やカタツムリが張りついたような音を響かせる…
アッテンドーロ「ん、んぅ…提督のここは最高よ……とろとろに濡れて…いやらしい音までさせちゃって♪」
提督「だって……腰がしびれて…とろけそう……はひぃ♪」
アッテンドーロ「そう…じゃあもうちょっとスパイスを……♪」耳元に顔を寄せた…
提督「な…なにをするつもり///」いやらしい責め方を期待して瞳を輝かせ、困ったような照れ笑いを浮かべて顔をそむけている……
アッテンドーロ「愛しているわよ……フランチェスカ♪」そう言った瞬間ほっそりした人差し指をいっぱいに突き入れた
提督「そんなのずる……んはあぁぁっ♪」ぶしゃぁぁ…と粘っこい蜜を噴き出しながら身体をひくつかせ、甘い叫び声をあげた
アッテンドーロ「…ずるいも何もないわ♪……そぉら、もう一回♪」
提督「んひぃぃっ…もっとぉ♪」
アッテンドーロ「んふふっ…道理で姉さんが病み付きになるわけね……ほぉら♪」
提督「ひぐぅぅっ…もう、腰が抜けちゃいそう……んあぁぁっ♪」
アッテンドーロ「なに、これだけしてあげているのに「抜けちゃいそう」なだけ?……何だかくやしいわ…こうなったら必殺の533ミリ魚雷をお見舞いしてあげるわ…ねっ!」ずぶずぶっ…ぐちゅっ♪
提督「はぁぁぁっ♪…ムツィオの指…長いからっ……ひぅぅっ、んあぁぁっ♪」
…しばらくして…
アッテンドーロ「はぁ…はぁ……はぁー…ありがと、提督……姉さんには悪いけど、おかげでうんと愉しませてもらったわ♪」
提督「ひぃ…ふぅ……はひぃ♪…いいの、わたしも身体が溶けちゃいそうなほど気持ちよかったし…それに……ムツィオが求めてくれて嬉しかったわ///」
アッテンドーロ「…そういう歯が浮くようなセリフを吐いていると、二回戦に突入しちゃうわよ?」
提督「二回戦ねぇ……せっかくだからしましょうか♪」
アッテンドーロ「…今日は止めておくわ。姉さんのために体力を取っておきなさい♪」
提督「ふふっ、そうね……それに、歯を磨かないと♪」
アッテンドーロ「ええ、そうね…ほら、提督の歯ブラシ」
提督「…ありがと♪」
………
39 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/15(月) 01:19:21.09 ID:fEw3W6jI0
…とりあえず今日はここまでで、ムツィオ×提督をやってみました……ムツィオは姉のライモンに比べてナポリ風な、少し勝気ではきはきした感じにしたかったのですが、どうだったでしょうか……また、もしかしたら数日ほど間が空いてしまうかもしれませんが、気長に待っていて下さればと思います……
…訂正…
>>6
ミッチャー提督のプロフィールで愛車を「71年型シボレー・バラクーダ」としていましたが、正しくは「プリマス・バラクーダ」です、失礼しました…ちなみにイメージとしては「刑事ナッシュ・ブリッジス」でサン・フランシスコの坂道を駆け抜けているアレです…
40 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/19(金) 02:29:08.90 ID:WHSWptBS0
…翌朝・提督の部屋…
ライモン「…ど、どうでしょうか///」
…昨夜は提督のシングルベッドに二人で入り、お互いに指を絡めたり、優しく触れるようなキスを交わしながら眠りについた二人…朝食をくつろぎ用のガウン姿のままで済ませると、今は家の脇にから出られる海辺に家族揃って出かけようと着替えている……昨日は軽く身体に当ててみただけだった、十代の頃の提督が着ていた水着を着て、恥ずかしげに立っているライモン
提督「んー…ちょうどいいように見えるわよ。それにとっても可愛いわ♪」
ライモン「可愛い…ですか///」…白いセパレートスタイルですっきりしたデザインの水着に、化粧品や日焼け止めと言ったものが入っている小ぶりなハンドバッグを持ち、麦わら帽子をかぶっている
提督「ええ、とっても…私はその水着が合わなかったからうらやましいわ♪」提督は家に置いてあった黒いシックな水着で、やはり少しきつくなっていたが、ひもを緩めに結んだりしてどうにかこうにか身体を押し込んでいた……足はデッキシューズのような軽い靴で、夏の地中海ならではの眩しい陽光対策にはサングラスを掛けている
ライモン「そうでしょうか…色も涼しげな白で、提督ならとっても似合うように思えますが?」
提督「うーん…デザインは好みだったのだけど……胸回りがすぐきつくなっちゃって…」苦笑いを浮かべライモンをの水着姿を眺める提督…かたわらにはレモネードの瓶や浜辺に敷くシート、大きなバスタオルが詰め込んである柳のバスケットが一つ……
クラウディア「二人とも、準備は出来たかしらー?」
提督「はーい、今行くわ…それじゃあ、行きましょう♪」…階段の下から呼びかけてきたクラウディアに答えると、するりとライモンの指に自分の指を絡ませ
てにっこりした
ライモン「はい♪」
…玄関…
提督「お待たせ…チェザーレ、その水着とっても優雅ね♪」
チェザーレ「うむ、かたじけない」…チェザーレは何ともエレガントなライトグレイのパレオ付きのワンピーススタイルで、頭には豪奢な帽子を傾けてかぶっている
提督「本当の事ですもの♪……ムツィオ、私のお古だけどちゃんと着られた?」
アッテンドーロ「ええ、おかげさまでね…でもちょっと胸がゆるいわ」アッテンドーロの水着は胸元がV字に切れ込んでいる大人びたレオタードスタイルの水着で、左右で白と黒に分かれた生地を中央で重ねたようなデザインが、ヴィヴィッドで高級なイメージを与える…手首には首輪とつながっているリードの輪っかが通してあり、かたわらではルチアが待ちくたびれたように尻尾を振っている
クラウディア「んふふっ、フランカは胸が大きくなるのが早かったから……おかげで私はうんと水着選びを楽しませてもらったわ♪」そう言って目を細めるクラウディアはさっぱりした薄い青のワンピースに大きなバスケットを持ち、嬉しげに頬に手を当てた…
シルヴィア「…確かにクラウディアは毎シーズンごとに、色んな水着を買ってきたりもらったりしてたわね」そう言ってクラウディアを眺めたシルヴィアは巻いたシートとパラソルを小脇に抱え、引き締まったしなやかな身体をホールターネックのブラと綿の半ズボンで包んでいる…
提督「そうそう…で、私も十代の中頃には気が付いて「お母さま、私を着せ替え人形にするのは止めて?」なんて言ったこともあったり……でもまぁ、おかげでライモンたちが水着を着られたわけだし♪」
クラウディア「ね、よかったでしょ?」
提督「んー…まぁ、そういうことにしておくわ♪」
シルヴィア「…昔話はいいけど、早く行かないと熱さが耐え切れなくなるわよ?」
クラウディア「はいはい、相変わらずシルヴィアはせっかちさんね♪」
シルヴィア「そういうクラウディアは相変わらずおっとりしているわね…さ、行きましょう」クラウディアの腕に自分の腕を絡め、ドアを開けた…
…カンピオーニ家の庭はクラウディアの好みに任せ、手前には背の低いクロッカスや小ぶりな花々が華やかに咲き、黄色っぽいレンガで囲われた水道の回りは水っぽい場所を好む水仙がすんなりと伸びている。日当たりのいい場所には淡い桃色や目の覚めるような黄色の花をつけたバラのこんもりした茂みと、涼しい木陰に白い花をつけた背の高い百合、そして古い黄色っぽいレンガ塀にはクレマチスのようなつる性の植物が絡めてある……庭の一部は家庭菜園で、イタリア料理には欠かせないトマトとバジリコが植えてある…
アッテンドーロ「きれいな庭ね…ところで、どう行けばいいのかしら」
シルヴィア「こっちよ。昨日は裏の林の間に流れている小川で泳ごうかと思ったけど、この夏は川の水が少ないから…海岸に行きましょう」…母屋と同じく白い壁と赤茶色の瓦で出来た車庫を脇に見ながら庭を抜けていくと、茂みや岩の間を抜けてくねくねと曲がっている細い道が黄色い小さな砂浜に続いている
アッテンドーロ「ここはシルヴィアたちの海岸なの?」
シルヴィア「ええ。見ての通り陸から続いている道は他にないし、我が家の専用みたいなものね」
提督「そうなの。私も小さい頃からシルヴィアおばさまやお母さまとうんと泳ぎに行って…ふふ、懐かしいわ♪」
41 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/22(月) 11:57:33.15 ID:vbYXciqE0
クラウディア「そうだったわねぇ、フランカは泳ぎも上手で……それに透けた水着からほの見える白い肌に、濡れた髪をかきあげる仕草が色っぽくて♪」
提督「自分の娘をそういう目で見ないでちょうだい…まぁ、一応褒め言葉として受け取っておくわ」
クラウディア「うふふ♪」
チェザーレ「…さて、この小道を降りていけばよいのだな」
シルヴィア「そう言うこと」
…海岸…
アッテンドーロ「へぇ…小ぢんまりとしてていい感じじゃない♪」
ライモン「可愛らしい場所ですね」
提督「気に入ってくれてよかったわ…さ、まずはパラソルを拡げてシートを敷きましょう♪」…茂みの間を抜けて浜辺に出た提督たちは、パラソルを黄色い砂浜に突きたて、シートを敷いて重しになる石を乗せた
アッテンドーロ「うーん、波は穏やかで風はなし。最高の海水浴日和ね…さ、泳ぎに行きましょうよ♪」
提督「私はまだ準備が出来てないわ。まずは日焼け止めを塗らないと」
アッテンドーロ「あらそう…姉さん」
ライモン「なぁに、ムツィオ?」
アッテンドーロ「…提督に日焼け止めを塗ってあげなさいよ♪」…にやにやと「分かっているわよ」といった笑みを浮かべ、派手なウィンクをした
ライモン「…えっ!?」
提督「そうね、お願いするわ♪」顔や腕に日焼け止めを塗っていた提督も「後ろは自分で塗れないから」と、日焼け止めクリームの瓶を差しだした
ライモン「ごくっ……じゃあ、塗りますね///」
提督「ええ、お願い♪」
ライモン「…まずは……肩口から」後ろから水着のスリップを解くと、肩ごしにたゆんっ♪…と弾む、ずっしりと柔らかそうな乳房が見える……提督の白くてなだらかな肩にとろりと甘い匂いのするクリームをたらすと、ライモンはそっと塗り広げた……
提督「ふぅ、ライモンったら日焼け止めの塗り方まで優しいのね……マッサージみたいで気持ちいいわ♪」
ライモン「そ、それはよかったです…次は背中に塗っていきますね///」
提督「ええ、それじゃあうつ伏せになるわね……んっ♪」肩甲骨の辺りを優しく揉みほぐすようにライモンの手が動いていき、思わず甘い吐息をもらす…
ライモン「///」
提督「んんぅ…んぁ……気持ちいい…♪」
ライモン「き…気持ちいいですか///」
提督「ええ……んっ、あぁ///」
クラウディア「あらあら、フランカったらあんな可愛い娘に日焼け止めを塗ってもらって…うらやましいわ♪」
シルヴィア「クラウディアには私がいるでしょ……ほら、塗ってあげるからサマードレスを脱いで?」
クラウディア「ええ…♪」するりとサマードレスを脱ぐと、下にはビキニスタイルの水着を着ていた…生地は柔らかな身体つきのクラウディアによく似合う桃色で、フリルとサイドリボンが付いている…
シルヴィア「じゃあ塗ってあげるから…」綿のハーフパンツを脱ぐと、その下にはサイドがきゅっと切り上がった白の水着を着ていた…しなやかな脚と引き締まったヒップが、ぴんと生地を張りつめさせている…そのまま後ろに座ると日焼け止めを手に取った……
クラウディア「んっ…シルヴィアに塗ってもらっていると愛撫されているみたいで好きよ……♪」
シルヴィア「そう…ならうんと気持ち良くなってもらわないと」
クラウディア「はぁぁ…んっ……そこ、気持ちいいの…あふっ♪」
シルヴィア「ふふ、そういうとろけるような甘い声を出すところは母娘とも同じね…前もやってあげましょうか?」
クラウディア「…んふふっ、そんなに私のおっぱいを触りたいの?」
シルヴィア「明るい海岸で眺めたり触ったりするのはまた格別だから…で、どうするの?」
クラウディア「うふふっ…お好きなだけどうぞ♪」
シルヴィア「…じゃあ塗るわね」
ライモン「……あ、あんまりそう言う声をあげないで下さいっ///」
提督「…だって、ライモンの手が……んっ、あふっ…ふぁぁ♪」
アッテンドーロ「…これじゃあ海水浴をしに来たのか、浜辺でいちゃつこうと思って来たのか分からないわね、チェザーレ?」
チェザーレ「はは、チェザーレは大方こうなるだろうとは思っていたぞ…それではアッテンドーロよ、ルチアを交えて遊ぶとしようか」
42 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/23(火) 01:06:24.41 ID:aQh8OBzQ0
ライモン「…提督、塗り終わりましたよ///」
提督「それじゃあ海に入りましょうか……ライモン?」…ライモンは自分の手を見つめながら開いたり閉じたりを繰り返している
ライモン「…あ、はい///」(提督、相変わらず手に吸いつくような触り心地だった…///)
提督「泳がないの?」ずっしりと豊かな乳房をきつい水着にどうにか包むと、微笑を浮かべて小首をかしげた…
ライモン「い、いえ…提督も一緒に泳ぎましょう」
提督「ここではフランチェスカでいいって言ったでしょう?…ところで、ライモンは日焼け止めを塗らないの?」
ライモン「えっ…!?」
提督「昔は小麦色に焼けた肌の方がいいって言われてたけど、近頃は過度の日焼けは身体に悪いっていうし…どうする?」片手で日焼け止めクリームの瓶を揺さぶりながらにこにこと微笑んでいる
ライモン「えーと…その……フランチェスカはどう思いますか///」
提督「私はどっちでもいいわ…白いライモンも可愛いし、日焼け跡がくっきり残っているライモンも捨てがたいわね♪」いたずらっぽい視線を向け、頭の中ではこんがりと日に焼けたライモンの水着を脱がしているらしい提督…
ライモン「も、もう…じゃあ露出しているところだけお願いします///」
提督「ふふ、お任せあれ♪」
…しばらくして…
ライモン「はぁ…はぁ……もう、これじゃあ愛撫と変わらないじゃないですか///」
提督「ふふ…さっきは私が気持ち良くしてもらったから♪」
ライモン「…も、もう///」
アッテンドーロ「二人とも、まだいちゃついてるの?早くしないと午前が終わっちゃうわよ?」
提督「ふふっ…それじゃあ行きましょうか」
ライモン「はい……いっぱい楽しみましょうね♪」
提督「ごめんなさい、ムツィオ…遅くなったわ」
アッテンドーロ「ま、私はいいけどね…姉さんも入ってごらんなさいよ、水温もちょうどいいわ」
ライモン「ええ…わぁ、暖かくて気持ちいい♪」波打ち際で脚を水に浸し、両手で海水をしゃくって身体に跳ねかけるライモン
アッテンドーロ「ふふ……そーれっ!」いきなり両手で水をかけるアッテンドーロ
ライモン「わっ…もう、いきなり何をするのっ?」
アッテンドーロ「二人でいちゃついていて遅かった罰よ……ついでに提督も…ねっ!」
提督「あんっ…もう、やってくれたわね♪」バシャバシャと海に駆け込み、アッテンドーロに浴びせ返す提督
アッテンドーロ「普段から運動不足のあなたに負ける訳ないでしょう…が♪」
提督「うっぷ…ライモン、二人で挟撃しましょう♪」
ライモン「了解…それっ♪」
アッテンドーロ「あ、姉さんも提督に味方するわけ?」
ライモン「先に浴びせてきたのはムツィオだもの…えーいっ♪」
アッテンドーロ「この…チェザーレ、支援を要請するわ!」
チェザーレ「ふむ、致し方ないな…ルチア、チェザーレと一緒においで」
ルチア「ワンワンッ♪」チェザーレの脇で水しぶきをあげながら駆けるルチア
チェザーレ「さてと…えいやっ♪」のんきなかけ声とは裏腹に、もの凄い勢いで水を浴びせてくるチェザーレ
提督「うわっ…!?」
チェザーレ「それっ」
ライモン「きゃあっ…!?」
チェザーレ「ふむ…それでは支援は終了だ」
アッテンドーロ「え、いくら何でも支援が短くないかしら?」
チェザーレ「うむ、戦艦は被弾しないのが一番なのでな…あとはムツィオに任せる」
アッテンドーロ「ち、ちょっと…!」
43 :
◆b0M46H9tf98h
[saga]:2018/01/23(火) 02:07:36.04 ID:aQh8OBzQ0
提督「はぁー…疲れた」水のかけっこから早々に退却すると、少しばかり水泳を楽しんだ提督……濡れた身体からしずくを滴らせながら海岸に戻ると熱い砂浜に座り込んで、まだ水かけを続けているライモンとアッテンドーロを微笑ましい様子を眺めている
ライモン「もう、負けませんからねっ♪」
アッテンドーロ「私だって♪」
提督「ふぅ…風は気持ちいいし、ライモンたちは可愛いし……言うことなしね」
ライモン「えいっ♪」
アッテンドーロ「この…っ♪」
提督「ふわぁ…日差しが暖かくて気持ちいいし、何だか眠くなってきちゃったわね……でも昼寝するには早いし、何か眠気覚ましでもないかしら…」
ライモン「ムツィオ、これで決着です…きゃあっ///」両手で水をかけた瞬間、はらりと水着の紐が解けた…慌てて胸元を押さえるライモン
提督「ん、一気に目が覚めたわ……それにしてもライモンったら、お日さまの下で見てもきれいな桜色で…ふふっ♪」
アッテンドーロ「姉さん、そのまま待ってて…今付け直してあげる」
ライモン「う、うんっ…お願い」
アッテンドーロ「全く、姉妹のお遊びだって言うのにムキになるから……あぁ、あった」
チェザーレ「…ライモンド、大丈夫か?」
ライモン「え、ええ…提督が学生時代に着ていた水着だったものですから……ちょっと胸がゆるくて」
チェザーレ「そうか…つまりあの乳房は昔から大きかったのだな……まさに「ローマは一日にしてならず」ということか」
ライモン「チェザーレさん、ことわざはいいですから…///」
チェザーレ「なに、そう動揺することもあるまい…どのみちここには婦人しかおらぬし、そもそも隠し立てすることなどない間柄ではないか」
ライモン「そ、それはそうですが…///」
…一方・パラソルの下…
クラウディア「あらあら…ライモンちゃんの胸もなかなか美味しそうね♪」軽く水に入ってひと泳ぎすると、戻ってきてシートの上に寝転がっているクラウディア…脇には遠泳を済ませてきて、まだ胸を上下させているシルヴィアが座っている…
シルヴィア「ちょっと、娘の恋人までつまみ食いするつもりじゃないでしょうね」
クラウディア「さぁ、どうかしら♪」
シルヴィア「…そんな暇があるなら私の相手をしてほしいわ」クラウディアの上に屈みこむと、塩辛い唇でキスをした…
クラウディア「あ…んっ……んちゅっ、ちゅぱ…ちゅぷっ///」
シルヴィア「ちゅる…っ……ふぅ、貴女の口で塩辛いのが中和されたわ」
クラウディア「でも、今度は私の唇がしょっぱくなっちゃった……それに、塩水のせいかしら…こっちもひりひりするの///」砂の付いたふとももをこすり合せ、熱っぽい瞳で見上げる…
シルヴィア「…フランカたちに見られてもいいの?」
クラウディア「ええ…あの娘たちにシルヴィアがどんなに素敵か見せつけたいから///」
シルヴィア「だからってなにも見せつけなくたって…それにクラウディアのとろけた顔は私だけのものにしておきたいわ」
提督「ほーら、ルチア…おいでー♪」
チェザーレ「よーし、いい子だ……それ、この流木だぞ♪」
ルチア「…ワフッ、ワンワンッ♪」
ライモン「ムツィオ、あそこの沖まで泳ぎに行きましょう?」
アッテンドーロ「いいわね…今度は水着が脱げないように頼むわ」
クラウディア「うふふっ…今なら誰も見ていないわ♪」
シルヴィア「もう…仕方ないわね」…水着のへりをずらして、少し骨ばった指を差しいれた
クラウディア「んっ…あんっ♪」
………
44 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/24(水) 01:38:10.78 ID:iW9w/Wnt0
提督「はー…疲れた♪」提督はチェザーレと二人でルチア相手に流木を使って遊んであげていたが、無尽蔵に体力があるらしいルチアに走り回らされ、ヘトヘトになってパラソルの下に戻ってきた……全身に心地よい疲労感を感じて、シートに寝転がる提督…
提督「喉も乾いたし…レモネードがあったわよね」バスケットをごそごそとかき回し、瓶に詰めた冷たいレモネードとグラスを取り出した…
提督「ごくっ…ごくっ……ふぅー…」
チェザーレ「…やれやれ、何とも元気なワン公よ」
ルチア「ワフッ…♪」…びしょびしょに濡れた身体をぶるぶるっと身震いさせつつ、流木をくわえて満足そうなルチア……一方のチェザーレは置いてあった優雅な帽子をかぶり直すと提督の脇に座り、長い脚を投げ出した
提督「お帰りなさい、チェザーレ」
チェザーレ「うむ、今戻ったぞ…おや、何やら涼しげなものを飲んでいるな……チェザーレにも一杯もらえないだろうか?」
提督「ええ、そこのバスケットに入っているから好きなだけどうぞ…グラスはここにあるから……」シートの上に出したグラスを一つ取って、チェザーレに差しだした…
チェザーレ「うむ、かたじけない……おっと!」
提督「きゃっ!……チェザーレ、大丈夫?」提督の身体越しに上体を伸ばしてレモネードの瓶を取ろうとしたチェザーレだったがバランスを崩し、寝転がっていた提督の上にのしかかった…
チェザーレ「うむ、チェザーレは平気だが……提督の双丘はなんとも柔らかいな///」…とっさに両手をついたチェザーレだったが、その右手はむっちりと弾力のある提督の乳房をつかんでいた……しみじみと感想をもらしながら、改めて胸を揉むチェザーレ
提督「もう、チェザーレったら…ほーら、早くどいて♪」空いている右手で、つんっ…とほっぺたをつつく提督
チェザーレ「ほう……本当にどいてしまって良いのか、提督よ?」ゆったりと乳房をこね回しながら、ささやくように問いかける…
提督「……ううん、どかないで///」
チェザーレ「そうであろう、こんなにも太陽が眩しいのだからな……んっ///」そのまま顔を近づけ、そっと唇を重ねる二人……ルチアだけがその様子を見ながら、両前足に挟んだ流木をかじっている…
提督「んっ…んふっ……んんっ///」シートの上に押さえつけられながら、口中に熱い舌をするりと入れられた提督…その瞳はとろりと焦点から外れ、身体の力も抜けている……
チェザーレ「んふっ…じゅぷっ……れろっ…ん♪」
提督「んはぁ……はぁ、はぁ、はぁ……///」砂浜からの照り返しで金色に光る唾液の糸をたらしつつ、色つやのいい唇を半開きにしてチェザーレを見上げた…
チェザーレ「砂浜で愛を交わすと言うのも…一興であるな……♪」提督のきつそうな水着をほどくと、たゆんっ…と丸っこい乳房が揺れ、所々についていた砂粒がぱらぱらとこぼれ落ちた……
提督「そうね、せっかくの夏休みだもの……いっぱい愛して…ね///」
チェザーレ「そう言われると…たまらんな♪」くちゅり♪…水着の中に手を入れ、しっとりと湿った提督の秘所に指を差しいれるチェザーレ……
提督「あぁっ…んんぅ♪」
チェザーレ「ふふ…昨夜もライモンドとお楽しみだったであろうに、まだ足りぬのか」
提督「だって……んんぅ、んぁぁ♪」シートの上で身体をくねらせながら、とろけたような表情で続きをせがむ提督…
チェザーレ「全く、チェザーレもずいぶん好色な提督を持ったものよ♪」ぐちゅぐちゅっ、にちゅっ…♪
提督「ひっ、あぁぁっ…んあぁぁぁっ♪」
チェザーレ「おぉ、チェザーレの指がねっとりと粘っこいぞ……どれ、味見でもしようか」じゅぶっ…と指を引き抜き、しげしげと眺める
提督「だ、だめ…恥ずかしいわ///」そう言いつつ期待した表情を浮かべている提督
チェザーレ「なに、お互いに隠すことなどない仲ではないか…んむ、少ししょっぱいな♪」
提督「も…もう、何も言わなくたって///」
チェザーレ「まぁ、よいではないか……さて、今度はもっと奥まで参るぞ♪」
提督「……ええ、チェザーレにいっぱいかき回して欲しいの///」
チェザーレ「……済まぬ、提督よ…そこまで言われると、このチェザーレもこらえきれぬ」…ぐちゅぐちゅっ、じゅぶっ!
提督「あぁぁっ、ひぐぅぅっ♪…もう、チェザーレったら急に激し……んあ゛ぁ゛ぁぁっ♪」
チェザーレ「提督の喘ぎ声も捨てがたいが、ここは一旦静かにしてもらおう……んちゅっ、ちゅぅぅっ♪」
提督「ん゛ーっ、ん゛っ…んんっ……♪」がくがくと腰をひくつかせていたが水着から蜜をたらし、とろりとふとももを濡らした……
45 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/27(土) 01:32:27.74 ID:vGlgU3sI0
チェザーレ「じゅる、じゅるっ…ちゅぽっ……さてと、提督は物わかりがいいからチェザーレがこれ以上言わなくとも静かに出来るな?」
提督「…」かくかくと首を動かしてうなずいた
チェザーレ「うむ、よろしい…おや、ライモンドたちも戻ってきたようだ…」
ライモン「あ、提督はもう戻っちゃったのかしら…?」
アッテンドーロ「かもね。見たところチェザーレとルチアもいないし、クラウディアたちも……///」
ライモン「…せ、せっかくだからもう少しだけ遊んでいきましょうよ…ね、ムツィオ///」
アッテンドーロ「そ、そうね…///」
チェザーレ「ふむ、どうやらここに放り出してある着替えやらバスケットやらで二人からは隠れているらしい……となると、なおさらこんなところを見つかるわけにもいくまいな♪」ずぶっ…ぐちゅっ♪
提督「っ…んっ///」
チェザーレ「おやおや、チェザーレがそう言った矢先にとろりと濡らして…提督はこういうのもお好きか♪」くちゅくちゅっ…ぬちゅっ♪
提督「…っ、んっ……んふぅぅっ♪」唇を噛みしめ、ふとももをびしょびしょに濡らしながら上体を引きつらせて、必死にこらえているように見える…が、その表情はすっかりとろけきっていて、提督自身もすっかりこの状況を愉しんでいる……
チェザーレ「ほほぉ……月並みな表現だが、提督の暖かくてとろりと濡れた花芯がきゅうきゅうとチェザーレの指に吸いついてきているぞ…?」くちゅり…ぐちゅっ♪
提督「…ん……くぅ///」耳元でささやくチェザーレに、提督は脚を閉じてふとももをこすり合せた…
チェザーレ「ふふ…喘ぎ声をこらえる提督の何と愛らしいことよ……しかし、こうしてとろけた表情を見ていると…」
提督「?」
チェザーレ「何というか、こう……むらむらと嗜虐的な欲求が湧きあがって来るな…♪」
提督「…あ」にたりと口角をあげて微笑むチェザーレを見て、ぞくっとするような予感を覚えた
チェザーレ「うむ、決めた。さっきの口づけは大変よかったのでな……提督が秘所を責められつつ、どこまで息を止めていられるか試してみようではないか♪」
提督「……あの、チェザーレ…ちょっと待っ…」
チェザーレ「声を出したら可愛いライモンドやクラウディアたちにばれてしまうぞ?……それでは、始めるとしよう…ん、ちゅぅ…れろっ、んちゅぅぅ♪」同時に人差し指と中指を突き入れ、ぐちゅぐちゅと提督の膣内をかき回すチェザーレ…
提督「んっ、んぐぅ゛ぅっ……ん゛ーっ♪」
………
…しばらくして…
提督「はぁ、はぁ…はあっ……もう、チェザーレったら…危うく窒息するところだったじゃない」
チェザーレ「まぁそう言うな。不意のキスで目を丸くしている提督も可愛くてな…ついやってしまったのだ」
提督「…相変わらず口が上手いんだから」
チェザーレ「弁舌はキケロにも褒められたと言うのが自慢でな……さて、改めてレモネードをちょうだいしよう♪」
提督「はいはい…んっ///」
チェザーレ「ごくっ、ごくっ……どうした、提督よ?まだ身体がうずくのか?」
提督「え…ええ……あれだけされたから、腰がぞわぞわして…んっ///」ふとももをこすり合せるたびに「にちゅっ…」という、まるでタコや貝類を水槽から引きはがしたような音をさせている…
チェザーレ「ふふ…チェザーレは満足したぞ♪」
提督「もう、チェザーレの女たらし…///」
チェザーレ「ふふ、お褒めにあずかり恐縮である…提督、身体が熱いなら海でさっぱりさせたらどうだろうか」
提督「…なら立たせて///」
チェザーレ「承知承知♪それ、肩を貸そう♪」
ライモン「…あれ、提督?それにチェザーレとルチアまで?」
チェザーレ「おぉ、ライモンド…遠泳はどうであった?」
ライモン「気持ち良かったですよ……ところで、今まで何をしていたんです?」
チェザーレ「提督もチェザーレも疲れてしまってな、パラソルの下でぐっすりと寝こけていた所よ……ルチアは退屈だったであろうから、もう少し遊ばせてやってもらえぬか?」
ライモン「あ、はい…ルチア、おいで♪」
ルチア「ワンッ♪」
チェザーレ「…さ、早く海に入ってそのねっとりした愛液を流すことだ♪」
提督「…ええ///」
46 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/27(土) 02:20:39.91 ID:vGlgU3sI0
提督「あー…ひんやりして気持ちいいわ」
チェザーレ「うむ、少し焼けた肌に沁みるが……これも夏らしくて良い」
提督「ええ、そうね♪」…と、クラウディアがライモンたちに向かって「しーっ」と唇に人差し指を当てるジェスチャーをしながら、提督の後ろからそっと近づいた……
クラウディア「…フランカっ♪」ぎゅむっ♪…と後ろから飛びつき抱きついたクラウディア
提督「ひゃあっ!?…って、お母さま?」
クラウディア「うふふふっ…久しぶりの海水浴は楽しいでしょうけど、そろそろお昼にしましょう?」
提督「ええ、そうね……って、どうして裸なの///」振り向いて絶句する提督
クラウディア「さて、どうしてかしら…♪」ふざけてファッションモデルのようなポーズを取ってみせるクラウディア…白く輝く肌、大きくて柔らかそうな乳房にもっちりしたふともも…と、ふっくらと甘く柔らかそうな身体を惜しげなく陽光にさらしている
提督「もう、ライモンたちもいるのよ?」
クラウディア「うふふ…目の保養になるでしょ♪」
シルヴィア「目の保養どころか、その美味しそうな裸を見たら心臓麻痺を起こすわ…さ、死人を出す前にこれを着なさい」後からやってきたシルヴィアが、ゆったりしたパイル地のバスローブを渡した…
クラウディア「もう…シルヴィアったら、そんなに私の身体を見せたくないの?」
シルヴィア「ええ。私は欲張りだから、クラウディアは私だけのものにしておきたいわ」そう言ってぎゅっと後ろから抱きしめる…
クラウディア「まぁ…///」
提督「はいはい。お母さまたちの惚気は素敵だけど、聞いているとお昼を食べないうちにお腹が一杯になっちゃうわ…みんな、そうなる前にお昼をいただきましょう?」
ライモン「…そ、そうですね///」
アッテンドーロ「そうね、今のはかなり『ごちそうさま』だったわ」
チェザーレ「ふふ…まさに「この母親にしてこの提督あり」であるな♪」
提督「あー…ルチアもおやつにしましょうね?」
ルチア「ワフッ…♪」濡れた身体をぶるぶるっ…と震わせると、提督の脚元にまとわりついて尻尾を振った…
ライモン「ええ、ルチアにもちゃんとおやつを用意して……」急に振り向くと水平線に目をこらした
提督「…どうしたの?」
ライモン「今、沖合に何かいたような気がして…すみません、気のせいだったようです」
提督「少し疲れたんでしょう……後で一緒にお昼寝しましょうね♪」
ライモン「も、もう///」
………
…
青白い肌の娘「…見つけた」
全身白っぽい娘「…よろしい、後は接近できる機会を待て」
青白い肌の娘「…了解」
………
47 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/28(日) 03:05:56.79 ID:rtGIQUE+0
…数日後・朝…
声「……く、…とく」
提督「んー…むにゃ……」裸身をくるむ肌ざわりのよいタオルケットの感触と身体を揺すぶるやんわりとした揺れに身を任せ、心地よい眠りを堪能している…
声「…いとく……きてください……」
提督「んふふ……すぅ…」
別の声「…のね、フランカを……ときは……ると目を覚ますわ♪」
声「…かりました……ん、ちゅぅ///」
提督「ん……んっ、んんぅ?」柔らかな感触がいきなり唇に押し当てられ、甘い香りが鼻腔をくすぐった……息が苦しくなってぱっちりと目を覚ました提督…
提督「…ふわぁ…ぁ……」
ライモン「…さすがに効果てきめんですね///」
クラウディア「ね?…おはよう、眠り姫さん♪」
提督「おはよう、お母さま……今の「おはようのキス」はライモン?」
クラウディア「うふふっ、そうよ…さぁ、そろそろ朝食を食べにいらっしゃい♪」
提督「ええ……んーっ、今日もいい天気ね。こういう天気だと朝寝坊も気持ちがいいわ♪」
ライモン「もう、いくら何でもお寝坊ですよ…あんまり提督が遅いので、ムツィオと先に朝食を済ませてきちゃいました」
提督「いいんじゃないかしら…さてと、それじゃあ起きるとするわ♪」
…提督はベッドから「よいしょ」と起き上がると、ウォークイン・クローゼットになっているアルコーヴ(入れこみ)から洋服を取り出し、どうにか身体に合いそうなものを着た……その横では提督のお尻が悩ましげに揺れるのを見ながらライモンが頬を赤らめ、困ったような表情を浮かべている…
提督「それじゃあ私は朝食をいただくとしましょう…ライモン、よかったら食後のコーヒーを付き合ってくれる?」
ライモン「ええ、もちろんです///」
…食堂…
提督「ふふっ、どれも美味しそう♪」
シルヴィア「ええ、美味しかったわよ。何しろクラウディアの料理だものね…ん、ちゅ……おはよう、フランカ」
提督「んっ…おはよう、シルヴィアおばさま♪」
シルヴィア「さ、冷めないうちに食べなさい?」ほっぺたにおはようのキスをすると、また「レプブリカ」紙を読む作業に戻ったシルヴィア…傍らにはコーヒーカップが置いてあり、時折すすっては満足げなため息をついた…
提督「それじゃあ…♪」
…目の前のお皿には、もっちりとしたフォカッチャ風の生地とパリパリの皮が絶妙な丸パン、広げた手ほどもありそうな香味野菜入りハムのスライス……パンにじんわりと染み込んでいる黄緑色のオリーヴオイルに、トマトとナスにズッキーニで出来た冷菜、アンチョビを詰めた酢漬けのオリーブ……果物にはみずみずしいスイカとメロンのスライス……と、南イタリア風の献立がにぎにぎしくテーブルに並んでいる…
提督「…んぅ、おいひい♪」
クラウディア「美味しい?…よかった♪」目の前に座っているクラウディアは頬に手を当て、にこにこと笑顔を浮かべている
提督「んむ……このハムが好きなのも覚えていてくれたのね」…ハムは中に小さく角切りにしたチーズやインゲン豆、脂身が散らしてあって、小さい頃から提督の好物だった
クラウディア「ええ。今年の夏は帰って来るって聞いて、お肉屋さんで買って来たの♪」
提督「ありがとう、お母さま……ふぅ、食べたわ♪」…最後にオリーヴをつまんで口に入れると、食後のコーヒーに取りかかる提督……
アッテンドーロ「で、うちの提督は起きてきたの…って、起きてるじゃない」
提督「おはよう、ムツィオ♪」
アッテンドーロ「おはよう、提督。どうせ昨晩は姉さんとお楽しみだったんでしょう…隠しても無駄よ?」
提督「ええ、もちろん…それに隠す気なんてないわ♪」
ライモン「///」
シルヴィア「ふふっ…ところでフランチェスカ」
提督「なぁに、おばさま?」
シルヴィア「後で射撃でもどう?せっかく戻ってきたんだし、久しぶりにあなたの銃を調整したら?」
提督「そうね、最近この辺りにもお肉が付いちゃったし…姿勢が変わったから照準も合わせないと……」困ったように自分の胸を見おろしつつ、両手で下から支えるようにしてぽよぽよと揺らす提督…
シルヴィア「それじゃあ後でね…ライモンドたちもよかったらいらっしゃい」
ライモン「はい、お邪魔させていただきます」
48 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/29(月) 02:56:42.30 ID:6B9Fttih0
…シルヴィアの部屋…
シルヴィア「いらっしゃい。さ、入って」
ライモン「お邪魔します…わ、壁に銃が掛けてあるんですね……」
アッテンドーロ「へぇ、シックでいい趣味ね。気に入ったわ♪」
チェザーレ「うむ、丁寧に扱われている道具を見るのは気持ちがよいな」
シルヴィア「ありがとう…どうぞ、そこにかけて?」ライモンたちに椅子をすすめて、自分は作業台の片隅に軽く腰を下ろした
ライモン「…あ、ありがとうございます」…シルヴィアの部屋はシックな濃い茶色の家具と白い壁で統一されていて、ガンオイルと木部に塗る亜麻仁油の匂い、それに少しだけ煙草の香りが漂っている……壁のあちこちには散弾銃やライフルが専用のラックにかけたり、お洒落なヴェルヴェットを敷いたケースに収められて優雅に並んでいる…
提督「この部屋に入るのも久しぶりね…コレクションも相変わらずきれいだし、何だか落ち着くわ」
シルヴィア「褒めてもらって嬉しいわ。あなたの銃は今出してきてあげるからね」
ライモン「提督、提督…」鍵のかかった隣の部屋に入っていくシルヴィアを目で追いながら、ライモンが提督をつついた…
提督「なぁに、ライモン?」
ライモン「いえ…これってかなりすごいコレクションだと思うのですが……」艶やかなクルミ材の銃床も美しい、フランキの垂直二連ショットガンを眺めて言った…
(※フランキ…「ルイージ・フランキ」「ルイギ・フランキ」などとも言われるイタリアの銃器メーカー。散弾銃、狩猟用ライフルが主だが、以前は海軍制式採用の「フランキ・LF-57」短機関銃や「フランキ・SPAS12」散弾銃などの軍用小火器も作っていた)
提督「そうね…この散弾銃も軽く百万は下らないんじゃないかしら」
(※ユーロと復活したリラが並立している設定…リラと円がだいたい同じレートになっている)
ライモン「ひゃ、百万ですか…」
提督「おばさまは華美な飾りを入れないからその値段で済むけれど、もっと高い銃はいくらでもあるのよ?」
アッテンドーロ「…なかなか贅沢な趣味ってわけね。提督、この銃は?」かなり使いこまれているが綺麗に手入れされて、丁寧に壁のフックに載せてある一丁を指差した
提督「あぁ、これ?…ベネリの12ゲージ散弾銃で、おばさまのお気に入りなの……ほら♪」よく見ると引き金の上、機関部の金属に刻印が入っている…
(※ベネリ…イタリアの機械・銃器メーカー。「ベネリ・スーペル90」など軍用散弾銃を多く手掛けている)
アッテンドーロ「えーと、なになに…「シルヴィアへ愛を込めて…クラウディア」って彫ってあるわね」
シルヴィア「そうよ。それは私たちの結婚記念にクラウディアが注文してくれた散弾銃なの、今でも時々使わせてもらっているわ……はい、あなたの銃よ」口の端に笑みを浮かべて嬉しそうに言いながら、ガンケース数個を抱えて戻ってきた
提督「ありがとう、おばさま…さっそく開けさせてね♪」
シルヴィア「あなたのなんだもの、好きになさい…その間に私は隣で他のを手入れするわ」そう言って椅子にかけてあったエプロンをつけた…
チェザーレ「ほう、隣にも銃がしまってあるのか…よかったらチェザーレにも見せてもらえないだろうか」
シルヴィア「…フランカ」
提督「大丈夫よ、口は堅いわ…ね、チェザーレ?」
チェザーレ「うむ、何があってもチェザーレは他言しないと約束しよう」
シルヴィア「そう…ならどうぞ」
提督「せっかくだから私も行くわ…おばさまのコレクションは本当にすごいもの♪」
シルヴィア「ふふ、それじゃあみんなでいらっしゃい」
49 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/30(火) 02:48:45.69 ID:Jk7dVIxL0
…隣の部屋…
チェザーレ「おぉぉ…これは素晴らしい……」
ライモン「これだけあったら一個小隊ぐらい楽々とまかなえそうですね…」
アッテンドーロ「あきれた、鎮守府の小火器保管庫よりもたくさんあるんじゃない?…戦争でも始めるつもりなの?」
提督「私も初めて見た時はそう思ったわ……それだけじゃなくて状態もすごくいいの」
シルヴィア「貴重なコレクションだもの…そうね、あなたたちの世代ならこの銃はお馴染みじゃないかしら?」シルヴィアは壁に掛けてある数丁の短機関銃から一丁を選び出し、フックから下ろした…
ライモン「あ、知ってます…ベレッタ短機関銃ですね」そっと受け取って重さを確かめるように抱えた…
シルヴィア「ええ、M1938「モスキト」(蚊)ね…ちなみにどれもちゃんと動作するわ」
ライモン「え…」
提督「そうなの、だからこの部屋にある銃のほとんどは違法よ……民間人のフルオート火器の所有は許可されないし、これだけあるとなおの事…ね」
シルヴィア「まさかこれだけの歴史的遺産をスクラップにしろって言うの?…冗談じゃないわ、余計なお世話よ」…肩をすくめるとラックからカルカノM1891/38歩兵用ライフルを降ろし、きちんと手入れされ暖かみのある木部を撫でた……隣には戦中のドイツ軍が使っていたスコープ付きの「Kar98」狙撃銃がかけてあり、横にはフランキの「LF-57」短機関銃とイスラエル製の傑作短機関銃「UZI」(ウージー)が並んでいる…
アッテンドーロ「確かに綺麗な物ばかりね…」辺りを見回してしきりにうなずいている…
チェザーレ「これに比べたら海軍博物館もかたなしかも知れぬ…うぅむ」
…部屋にある博物館のようなケースにはピストルが並び、ベレッタ・ピストルはシルヴィアが揃えている分を年代順に「M1934・M1935」「M1951」「M84」「M92」と並べている…壁のカルカノ・ライフルは6.5ミリ口径の「M1891」、銃身の長い「M1891/41」など数丁が銃剣と一緒に掛けてあり、狙撃用スコープは棚の引き出しに収まっている……床には古くなった絨毯を敷いてあり、その上には「がらくた」として有名な「ブレダ・M30」軽機関銃が二脚を拡げて据えてあり、その隣にはどうやって入手したのか、大戦中のドイツ軍が頼りにしていた軽機関銃、「1943年製」の刻印もくっきりと入っている、ピカピカの「MG42」汎用機関銃が置いてある……
アッテンドーロ「あー…提督」…しばらく銃を観賞していたアッテンドーロが不意に声をあげた
提督「なぁに、ムツィオ?」
アッテンドーロ「提督が最初にこれを見たのはいつ頃なの?」
提督「あれはたしか……私が高校生ぐらいの頃だったと思うけれど…どうして?」
アッテンドーロ「いえ…初めてライフルを持った頃の話は聞いたけど、十代の頃の提督ってどんなだったのか気になって……」
提督「あー…その頃の私は大人しい「いい子」で勉強もよく出来たし、家庭教師のお姉さんにもうんと褒められていたわね」
アッテンドーロ「大人しいはともかくとして、「いい子」だったって言うのは本当かしら……学校の先生を口説いて色々と「おまけ」してもらっていたんじゃないの?」
チェザーレ「はははっ、提督ならやりかねんな♪」
提督「もう、失礼ね…私がそんなことすると思う?」
ライモン「えーと、申し訳ないですが……こればかりは提督を信じて「その通りです」とは言い切れないですね」
提督「むぅ…シルヴィアおばさま、今の聞いた?」
シルヴィア「聞いているわよ…そうね、フランカの学生時代がそんなに気になるのならクラウディアに聞いてみなさいな。きっと話したくてうずうずしているでしょうし」
提督「そうね、それがいいわ。私とおばさまは銃の手入れにしばらくかかるし、その間お母さまが一人ぼっちではつまらないもの…みんな居間でお茶でも飲みながら聞いてみたら?」
アッテンドーロ「そうね、それはいいかも知れないわ…姉さんはどうする?」
ライモン「うーん…そうね、せっかくだから聞いてみたいわ♪」
アッテンドーロ「じゃあ決まりね…チェザーレはどう?」
チェザーレ「ふむ…この銃器室も名残惜しいが、まだまだ夏休みはある……ご一緒させてもらおう」
提督「ふふ、じゃあ行ってらっしゃい…おばさま、一緒に銃の手入れをしましょう♪」
シルヴィア「ええ」
ライモン「…それでは提督、また後で♪」
提督「はいはい♪」
………
50 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/30(火) 04:06:13.67 ID:Jk7dVIxL0
…居間…
クラウディア「…あの子の学生時代?」
アッテンドーロ「ええ、どんな子供だったの?」
クラウディア「そうねぇ……この辺りは小さくて小学校が隣の自治体(コムーネ)にしかなくって…車で送り迎えするにしても小さいフランカには大変だし、授業もそこまで難しくなかったから、必要な分だけ出席したら後は家庭教師のお姉さんを頼んで、あんまり学校には通わせていないの」
ライモン「そうなんですか」
クラウディア「ええ。でもあの子ったらとってもお利口さんで…詩とかオペラの文章、歴史のお話なんて簡単に覚えていたわ♪」
………
…提督・十歳前後の頃…
提督(小)「おかあさま、みてみて♪」…半分にたわめた紙を後ろ手に持ちながらにこにこしている
クラウディア「なあに、フランカ?」新しい服のデザインを考えていたクラウディアは手を止めて小首をかしげた…
提督(小)「あのね、今回の「イタリア全国統一テスト」が返ってきて…結果のところに「歴史と国語がとってもよく出来ています」って書いてあるの♪」レーダーチャートのついた多色刷りの用紙を広げて見せる子供時代の提督…
クラウディア「そう、それじゃあお母さまに見せてね……まぁ、とってもいい成績じゃない♪」よしよしと頭を撫でるクラウディア
提督(小)「えへへぇ…ねぇおかあさま、ごほうびをちょうだい?」きらきらした目で見上げてくる提督
クラウディア「はい、よくできました…ちゅっ♪」
提督(小)「ん、ありがと…それじゃあシルヴィアおばさまにも見せてくる♪」
クラウディア「はいはい…あ、ちゃんとエンリカにも見せるのよ?」
提督(小)「はーい♪」
…しばらくして・提督の部屋…
エンリカ「さてと…統一テストが返って来たのよね?」…フィレンツェの美大を目指して貯金をしている提督の家庭教師「エンリカお姉さん」が椅子に腰かけ、隣にちょこんと座っている提督に尋ねた
提督(小)「うん♪」
エンリカ「その様子だといい結果だったのね?」
提督(小)「あのね「歴史と国語がよく出来ています」…だって♪」
エンリカ「どれどれ…へぇ、確かにほとんど満点ね」
提督(小)「ねぇねぇ、エンリカお姉ちゃん…」チュニックの袖を軽く引っ張る提督…
エンリカ「ん?…なに、どうしたの?」
提督(小)「あのね、クラウディアおかあさまとシルヴィアおばさまにはもらったけど…エンリカお姉ちゃんもごほうびをくれる?」
エンリカ「別にいいけど…「ごほうび」って言ったってお姉さんはお菓子とか持ってきてないし、あげられる物なんて筆記用具くらいしかないわよ?」
提督(小)「ううん…あのね、エンリカお姉ちゃん……」
エンリカ「なに、何が欲しいの?」
提督(小)「わたしね…エンリカお姉ちゃんに「ちゅう」して欲しいの///」
エンリカ「そうね、成績もよかったしそのくらいは……えっ?」
提督(小)「お姉ちゃん……「ちゅう」してくれる?」
エンリカ「えーと…「ちゅう」ってキスのことでいいのね?」
提督(小)「うん、おかあさまとおばさまにはしてもらったけど、エンリカお姉ちゃんにも「よくできました♪」って「ちゅう」して欲しいの……だめ?」
エンリカ「いや…お姉ちゃんがもしフランカちゃんと「ちゅう」したら、クラウディアお母さんやシルヴィアお母さんに怒られちゃう……」
提督(小)「んー…それじゃあお姉ちゃん、この「ちゅう」はお姉ちゃんとわたしで「二人だけのヒミツ」にしよう……ね、それなら大丈夫?」
エンリカ「えーと…あのね……」
提督(小)「おねえちゃん…「ごほうびのちゅう」は算数も出来ないとだめ?」少し悲しげに結果の用紙を眺めている
エンリカ「ううん…これだけできたんだもの、お姉ちゃんがちゃんと「ごほうびのちゅう」してあげる♪」
提督(小)「わぁ、ありがとう……んーっ」顔を上に向けて目をつぶり、唇を軽く突きだす提督…
51 :
◆b0M46H9tf98h
[saga]:2018/01/31(水) 02:00:15.91 ID:Ywmr4LgL0
エンリカ「あ、えーと……それじゃあキスしてあげるからね…ちゅっ♪」額の髪をかきあげてエンリカが軽くキスをすると、提督(小)が目を開けて何やら不満げな顔をしている…
提督(小)「むぅ…」
エンリカ「え、なに…何か間違えた?」
提督(小)「エンリカお姉ちゃん……んっ♪」急に小さいふっくらとした両手でエンリカの頬を押さえ、上体を伸ばして唇を重ねた…ぷにっとした提督の唇の感触がエンリカに伝わってくる……
エンリカ「ぷはっ…ち、ちょっと!?」
提督(小)「あのね…お姉ちゃんとの最初の「ちゅう」は唇にしたかったの……わたしとお姉ちゃんの最初の「ちゅう」だから、だいじにしてね?」瞳をキラキラさせて、いかにも子供らしい生真面目な様子で言った…
エンリカ「…あ、ありがとう……大事にするわ///」
…数年後…
提督(中)「…エンリカ先生、できました♪」…十代も半ばの提督は急に胸もふくらみ、声も小さい頃より甘さが増していた……最初は子供の少ない田舎町で「年齢が近いお姉さん」と言うこともあって家庭教師をお願いしていたエンリカ…彼女も今や高校生になったが、クラウディアたちの好意もあって相変わらず隣で授業を教えている……
エンリカ「どれ、見せて……ふんふん、問題は「この時の主人公の気持ちを書きなさい」…ね」
提督(中)「…これでいいと思いますか?」
エンリカ「ごめん、ちょっと腕をどけて……あっ///」答案をのぞきこもうと身体を伸ばした瞬間に少しバランスを崩し、提督にもたれかかるような体勢になったエンリカ…
提督(中)「きゃっ…!」
エンリカ「ごめんね、大丈夫…?」
提督(中)「…私は大丈夫です。先生は?」
エンリカ「う、うん…私も平気……今どくからちょっと待って」(うわ…今まで数日おきに会っていたから気づかなかったけど、フランカったら凄く柔らかい///)
提督(中)「あの、先生……」
エンリカ「な、何かしら…フランカ///」
提督(中)「…どかなくても、いいです……んっ」
エンリカ「んっ…ん、ん、んちゅ……っ///」
提督(中)「…せんせい……///」
エンリカ「…し、しばらく休憩ね……ん、んちゅ……」
提督(中)「あふっ、んっ……先生」
エンリカ「なに、フランカ?」
提督(中)「私…エンリカ先生の事が好き…もっといっぱいキスしたい……♪」
エンリカ「…これでもし終わらなかったら、次回までの宿題にするからね……ん、ん、ん、んっ……んくっ…ちゅっ……ちゅるっ…んくっ、んぅっ……れろっ、ちゅるっ…///」
提督(中)「あふっ…ん、ん、んくっ…ちゅく、ちゅぽっ…んっ、んんっ……はぁ、はぁ、はぁ……んちゅっ、ちゅるっ…///」
エンリカ「…んちゅっ……はぁはぁ…ふぅ……ほら、休憩はおしまい///」(それにしても何て気持ちいいキス……これじゃあ年下の生徒なのに、丸っきりいいようにされてるじゃない///)
提督(中)「…エンリカ先生、大丈夫?」
エンリカ「大丈夫よ……それにしても、どこでこんなキスを覚えたの?」
提督(中)「えーと…誰にも言わない?」
エンリカ「言わないわ、先生の口が固いのは知っているでしょ?」
提督(中)「じゃあ……実は、お母さまとおばさまに教えてもらったの///」
エンリカ「うぇっ!?……え、映画とかじゃなくて?」
提督(中)「うん…お母さまは私が子供の頃から「いい、フランカ?…良い大人になるには教養が大事よ♪」って言ってて……」
エンリカ「…まぁ、それは大事よね」
提督(中)「それで私が子供の頃は「ピッツァの上手な食べ方」や「フォークとナイフの持ち方」とか…それで、最近は「相手の女の子が悦んでくれるようなキスは「好き」「愛している」って言う気持ちを込めたときにだけできるの♪」って……気持ちはいっぱい込めたけど、先生は……気持ち良くなってくれたかしら?」
エンリカ「えーと…ね、正直に言うと……」
提督(中)「…う、うん」
エンリカ「……とろけるみたいだったわ…ちゅっ、んちゅっ……///」
提督(中)「よかったぁ…ん、んふっ…んちゅっ///」
52 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/01/31(水) 03:37:02.11 ID:Ywmr4LgL0
…さらに一年後…
エンリカ「それにしてもフランカが高校生ねぇ…正直、急にあなたが大きくなったような気がするわ」
提督(高校生の頃)「ふふっ、そんなおばあちゃんみたいなこと言って…せいぜい三つぐらいしか違わないんですよ?……ところで、宿題でもらって来たこの問題が分からなくて…教えてもらえますか?」
エンリカ「ええ、ちょっと待ってね……何これ、最近の子はこんな難しい問題をやってるの?」
提督(高)「いえ、学校の国語(イタリア語)の教科書はちょっと簡単なので……高三クラスの教科書です」
エンリカ「あー、進度によって授業ごとにクラス分けするアレか…ちょっと待ってね……」あごに手を当てて眉をひそめている…
提督(高)「…ねぇ、先生///」そっとふとももに手を置き、耳元でささやいた…
エンリカ「ちょっと…あなたが「宿題が分からないので手伝って下さい」って電話してきたから来てあげたのよ?」
提督(高)「ふふっ…だってエンリカ先生に会いたくって///」
エンリカ「いいけど、宿題が終わらなくて困るのは誰?」
提督(高)「大丈夫です、分からないのはそれだけですから……あ、それともう一問だけ」
エンリカ「ほらやっぱり…なに、どの問題?」
提督(高)「その…先生にキスしてもらうにはどうしたらいいのか分からなくて……模範解答を教えてくれませんか///」
エンリカ「そんなの簡単よ、今みたいにおねだりすればいいわ…ん、んちゅ……ちゅるっ、ちゅぷっ…」
提督(高)「んふっ、んぅ……ちゅるっ…あ、んっんっ…んはぁ……ちゅぅっ…///」
エンリカ「ん…んくっ……んちゅ……んんぅ、舌が…入って……んふっ、んくぅぅ…///」
提督(高)「エンリカ先生……脱がしますね……んちゅ、ぴちゅっ♪」
エンリカ「普段からクラウディアさんみたいなきれいな人を見慣れてるあなたからしたら、私のがりがりの身体は面白くないんじゃ……あっ、んんぅ…ひゃうっ///」
提督(高)「先生の…ちゅっ……身体は、お母さまたちとはまた違うけれど…ちゅぅ…すらっとしてて……綺麗です…んちゅっ…♪」はだけさせたブラウスからのぞくエンリカの肌に顔を近づけ、鎖骨、胸元、脇腹…とキスしていく…
エンリカ「んんぅ…フランカ、あなたこそしっとりして柔らか……ちゅぷっ…んぅっ///」提督のふとももに手を伸ばして下着をずり下げると、絵筆で出来たタコのある指でぎこちなくまさぐった…
提督(高)「んんぅ…エンリカ先生……手もひんやりしてて…んっ、んんっ♪」
エンリカ「…フランカこそ、温かくてとろっとしてる……んあぁぁっ///」
提督(高)「あ……先生はここが弱いんですね…んふふっ、すごい濡れちゃってます…よ♪」
エンリカ「そうなのっ…んぁぁっ、そこっ……んっ、あぁっ///」
提督(高)「それじゃあ…ふとももをのせて……こうして…」
エンリカ「あっあっあっ…それ、いいっ……あぁぁっ!」くちゅくちゅ…と水音を立てて、昼下がりの日差しが照らす床で重なり合う二人……と、急にドアがノックされた…
クラウディアの声「フランチェスカ。エンリカ先生……飲み物を持って来たけど、入っていいかしら?」
エンリカ「…っ!?」
提督(高)「ちょっと待って、お母さま…今問題を解いているところなの♪」…くちゅっ、にちゅっ♪
クラウディア「そう、それならもう少し後にしましょうか?」
提督(高)「ううん、もうすぐ終わるから……そこで待っていてくれる?」
エンリカ「…ちょっとフランカ……んぐぅ!?」何かを言おうと開きかけた口に舌を絡められ、同時に濡れた秘部にほっそりした指を入れられた…
提督(高)「しーっ…ばれないようにがんばろう、先生っ?」
エンリカ「ん、くぅぅ…んんっ……んんぅぅっ///」奥歯を食いしばって身体をひくひくさせるエンリカ…ふとももをつたって蜜がとろりと垂れている……
提督(高)「…んふふっ。もし「お母さまに見られちゃったら」と思ったらすごくどきどきして気持ち良かった……さ、早く服を直さないと♪」
クラウディア「フランカ、そろそろいいかしらぁ…?」
提督(高)「もうちょっと……はい、終わったわ♪」
クラウディア「それじゃあ入るわね…二人ともこんな暑い時間に勉強していたから冷たいものが欲しかったでしょう♪」
提督(高)「ええ。ありがとう、お母さま♪」
エンリカ「ふー、ふーっ…ありがとうございます……」
クラウディア「……フランカ」ふと床に目を留めると、グラスを渡すときにこっそり耳打ちした
提督(高)「…なぁに、お母さま?」
クラウディア「…エンリカ先生の下着、落ちてるわよ♪」すっかりお見通しのクラウディアは、ぱちりと小さなウィンクをしてみせた…
53 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/02/01(木) 01:42:00.38 ID:II/4TQjd0
…夕食時…
アッテンドーロ「…って言うような話を聞かされたわ」…夕食に並んだピッツァ・マルゲリータを皿に載せ、さらに卵をたっぷり使った鹿肉のピカタを取る…さっぱりした赤ワインでニンニクの風味が効いた鹿肉を流し込む……
提督「あー…まぁそう言う感じではあったわ。ちなみにエンリカ先生は夢がかなってフィレンツェで芸術家になっているそうよ♪」…提督は薄い生地にチーズがとろりと溶けた、火傷しそうなマルゲリータをふーふーさせながらくるりと丸めて口に運んだ……それから夏場の常備菜になっている、バジルがほどよく使われた野菜の煮込みをたっぷりとよそい、唐辛子入りのオリーヴ油を少しかけた…
ライモン「あの、そう言う問題では…」
チェザーレ「はははっ、チェザーレもこれには参った♪」普段は威風堂々とした武人として提督を支えるチェザーレだが、女たらしで有名だったチェザーレらしく、意外に好色な所もある…今も提督の浮いた話を聞いて「分かっている」といった笑みを浮かべてみせた……
クラウディア「…ところでフランカ、あのつんとしたお嬢さんはどうしてるの?」
提督「どのお嬢さん…もしかしてマリーのこと?」
クラウディア「そうそう、前に一度だけ泊まりに来てくれたじゃない…フランス海軍のマリーちゃんよ♪」
提督「あぁ、マリーね…そう言えばまだ見せてなかったかしら」部屋に戻ると、数枚の写真と細長い箱を持って来た提督…
クラウディア「なぁに…それ?」
提督「この間の交流プログラムで「タラント第六」に来た提督たちの写真よ♪」
シルヴィア「へぇ、三人も来たのね…」
提督「ええ、来訪する提督たちは数の都合で前期と後期の二回に分けてあるのだけど……驚いたことに前期の提督は全員知り合いだったの。で、これがその時の写真♪」…写真には提督を始めミッチャー提督、百合姫提督、エクレール提督と鎮守府の艦娘たちがずらりと勢ぞろいしている…
クラウディア「あらまぁ、この黒髪のお嬢さんはとっても可愛らしいわ…あ、この金髪はマリーさんね♪」
シルヴィア「…こっちの褐色の人はアメリカの提督?」
提督「ええ。このグラマーな女性がアメリカのミッチャー准将…私がナポリにいた時から知り合いで「ジェーン」って呼んでいるわ♪」
クラウディア「それで、このお嬢さんは?」
提督「彼女が横須賀の百合姫提督。で、他の荷物にまぎれて忘れていたのだけど…お母さまたちに姫からのお土産♪」何やら金文字で漢字が印刷されている緑色の箱を渡した…
クラウディア「ねぇ、フランチェスカ…これ、なんて読むの?……シルヴィア、貴女ならわかる?」
シルヴィア「えーと、私も漢字はあんまり強くないけど…とりあえず「清酒」って書いてあるのは分かるわ。つまり日本のお酒ね」
提督「ええ、何でも鎮守府でしか買えないらしいの……えーと、もらったメモがどこかに…あぁ、あった」
クラウディア「開けてもいいかしら♪」
提督「お母さまたちへの贈り物なんだから好きにして?…えーと、このお酒は清酒「友鶴」っていうそうよ……口当たりはいいけどかなり度数が高いお酒だから「『友鶴』だけにひっくり返らないよう」注意してほしいって書いてあるわ」
シルヴィア「それじゃあ後でいただくとしましょう……ね、クラウディア?」
クラウディア「ええ、食後にちょっとずつね♪…あ、そう言えば」
提督「なに?」
クラウディア「この間、街の雑貨屋さんに売れ残った手持ち花火をもらったのだけど…よかったら後でしましょうか♪」
ライモン「わぁ、夜に花火なんてきっと綺麗です♪」
アッテンドーロ「へぇ、いいじゃない…ねぇ提督?」
提督「ええ、いいわよ。それじゃあ花火を楽しみながらワインでも傾けましょう」
クラウディア「それならいっそ、この「友鶴」を砂浜に埋めて冷やしましょう…ね、シルヴィア♪」
シルヴィア「クラウディアの好きなようにしていいわよ…それじゃあ後で浜に行きましょう」
提督「夜は意外と冷えるから、みんな羽織るものを忘れずにね?」
ライモン「はい♪」
チェザーレ「承知した」
アッテンドーロ「ええ、分かってるわ」
………
54 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/02/02(金) 02:16:55.81 ID:sKFudJ4p0
…夜・海岸…
提督「バケツの準備はいい?」
ライモン「はい、ここにあります…♪」残り火で火事になったり火傷をしたりしないよう用意したバケツを置くと、提督と手をつないで少し恥ずかしげな笑みを浮かべるライモン…
アッテンドーロ「さ、早くやりましょうよ」
クラウディア「ちょっと待ってね…チェザーレもどうぞ♪」
チェザーレ「うむ、かたじけない」
クラウディア「フランチェスカ、あなたにも…はい♪」
提督「ありがと、お母さま。…ライモン、一緒に火をつけましょう?」
ライモン「はいっ♪」
チェザーレ「ふふ、仲睦まじい光景であるな……どれどれ、チェザーレも一つやってみるかな」小さい打ちあげ花火と手持ちの花火が数種類入っていて、チェザーレのは火を付けるとシューッ…と紅い火が空に上っていった…
チェザーレ「おぉ、なかなか綺麗ではないか…♪」
ライモン「ふふ、こういう小さな花火もいいものですね…///」提督にくっつくようにして小さな手持ち花火を眺めている
提督「そうね。あら、ライモン…肩が冷えているわ……ほら」ゆるいガウンをふわりと肩にかけてやり、二人でくるむように羽織った
ライモン「…あ///」
アッテンドーロ「ふぅん…姉さんは提督と熱々のようだから、私は一杯いただくことにするわ……クラウディア、よかったら私にもくれないかしら」
クラウディア「はい、どうぞ♪…んー、このお酒、甘みがあって美味しい♪」
シルヴィア「あんまり飲み過ぎちゃだめよ」
クラウディア「ええ。でも…もし酔ったら抱っこして運んでくれる?」
シルヴィア「もちろん…」波が洗う砂浜に埋めておいた「友鶴」をきゅーっとあおり、ピックにさしたチーズや黒オリーヴ、刻んだタコと言ったおつまみをちびちびとつまんだ…
…しばらくして…
クラウディア「ふふふっ、楽しかったわねぇ…♪」
シルヴィア「クラウディアったら、少し酔っているみたいね……さ、約束通り運んであげるわ。フランチェスカ、悪いけれど後はお願い」クラウディアをお姫様抱っこし、慎重に小道を歩いていく…
アッテンドーロ「こうやって静かにやる花火もなかなかいいものだったわね…さてと、後はもう寝るだけ…と……ふぁぁ」花火のごみを持つとあくびをしながらシルヴィアに続いた
チェザーレ「ふむ、チェザーレはこれから入浴させてもらおう…それから髪の手入れを行わねば♪」
アッテンドーロ「うぇぇ…だとしたら数時間は化粧台の灯りが点きっぱなしね……」
チェザーレ「済まぬな、ムツィオ…しかし、最近はどうも髪の質が気になってな」
アッテンドーロ「別にどうもなってないわよ…するっと指が通るじゃない」
チェザーレ「そう言うな、これもチェザーレなりのたしなみなのだ……」
ライモン「…提督、それじゃあわたしたちも行きましょうか……少し名残惜しいですが///」
提督「ふふ、二人きりになれる機会はこれからもいっぱいあるわ…さぁ、行きましょう♪」優しく唇にキスをすると、そっと肩に手を回した…
…部屋に戻った提督はパジャマ姿のライモンを迎え入れ、化粧台の前に座らせたライモンの髪を優しく梳いてやりながら、穏やかな気分でおしゃべりを続けていた……が、急に額に手を当てるとあきれたような声を上げた…
提督「いけない…っ」
ライモン「どうかしましたか?」
提督「ええ、砂浜に置いておいた「友鶴」を忘れてきちゃったわ……ちょっと取りに行ってくるから、ここで待ってて?」
ライモン「でも、提督はもうナイトガウンですし…明日ではいけませんか?」
提督「あそこだと満ち潮になったら流されちゃうかもしれないし…姫が重いのにわざわざ持ってきてくれたお酒だもの、取って来るわ♪」
ライモン「足元に気を付けてくださいね…?」
提督「大丈夫、懐中電灯を持って行くわ♪」
55 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/02/02(金) 03:11:29.45 ID:sKFudJ4p0
…再び海岸…
提督「えーと、どこに置いたかしら…」懐中電灯を振りながら波打ち際を探す提督…と、黒く湿った砂の穴に半分埋めてある瓶を見つけた
提督「あー、こんなところに…ようやく見つけたわ……♪」ちゃぽちゃぽと瓶を振って量を確かめると、砂を軽く払ってから片手にぶら下げた…波打ち際に背を向け、家の方に戻ろうとする提督……と、音も立てずに二つのシルエットが海から上がってくると、そっと提督の背後に近寄った…
青白い姿「…」指を開いたり閉じたりしてハンドサインを送る青白い肌の娘…
白い姿「…」軽く頷く真っ白い肌の娘…胸元には白化したサンゴのような白っぽい首飾りが下がっている……
提督「さてと、それじゃあ戻るとしましょうか…ライモンも待っているでしょうし……っ!?」不意に腐りかけた海藻と潮の匂いが混じったような臭いが鼻をつき、気になって振り向こうとした提督…
白い肌の娘「…!」その瞬間に提督へとびかかり口元を押さえ、同時に昆布かイカのようにぬるぬるした腕で提督の首を締め上げる…
提督「ん、んっ…んんっ、んーっ!」長身の提督がもがいているにも関わらず、びくともしない白い肌の娘…
青白い肌の娘「…急げ」
白い肌の娘「…」ぎゅうぎゅうと首を締め上げ、じたばたと暴れる提督を押さえこむ…
提督「ん゛ーっ!…んっ、ん………」首にかけられた粘っこい筋肉質の腕を意識しながら必死で懐中電灯を振り回し、後ろの相手を引きはがそうとする提督…が、「きーん…」と甲高い音と同時に息が苦しくなり、とうとう視界が真っ暗になった……
青白い肌「…よし、撤収する」
白い肌「了解…」二人は提督を抱えたまま沖合のシルエットに向かって泳ぎだし、最後に「ちゃぽっ…」と水音を残して海に消えた…
…居間…
ライモン「それにしても、提督はずいぶん遅いですね……」
チェザーレ「ふぅー…入った、洗った、出た!」ほかほかと湯気を立てながらバスローブを羽織り、頭にタオルを巻いているチェザーレ…
ライモン「そんな、チェザーレじゃないんですから」
チェザーレ「いかにもチェザーレはチェザーレだが…それよりライモンドはどうしてここに?」
ライモン「えぇと、そう言う意味ではなく……実は、提督が忘れ物を取りに浜に行ってまだ戻ってこないんです。なので今から探しに行こうかと…」
チェザーレ「ほう?…よかったらチェザーレも同行するか?」
ライモン「いえ、わたしだけで平気だと思いますが……」
アッテンドーロ「二人ともどうしたのよ?」
チェザーレ「おや、ムツィオも来たのか…何でも提督が海岸に忘れ物を取りに行って、まだ戻らぬらしい」
アッテンドーロ「そうなの?じゃあ私が見て来るわ。…もしかしたら足でもくじいたのかも知れないし。姉さん、ルーチェ(灯り)を」
ライモン「持ってるわ…それじゃあチェザーレさん、ちょっと待っていて下さい」
チェザーレ「いや、チェザーレもついて行くとしよう…庭からも照らした方がよく見えるだろうからな」もう一つあった懐中電灯を取り上げ、入るかどうか試す…
ライモン「ありがとうございます」
チェザーレ「なに、構わぬよ…まぁ、提督の事だからな。きっと夜空に見惚れていたと言ったところであろう」
ライモン「ならいいですが…」
………
…海岸…
ライモン「…っ、ムツィオ!」
アッテンドーロ「ここにいるわ…これ、提督が持っていた懐中電灯なんでしょ?」
ライモン「うん、お酒の瓶も落ちてるし……それに何より」
チェザーレ「この生臭いような臭い…間違いあるまいな」
ライモン「あぁ、もう…わたしが一緒に行けば良かった……それにもっと早くにおかしいって気づけば…っ!」
チェザーレ「仕方あるまい…こんなことは前代未聞だからな。とにかく、付近を探すことにいたそう」
アッテンドーロ「探照灯でもあればいいんだけど…ねぇ、装具なしで艦を呼び出せると思う?」
ライモン「やってみなければ分かりません…とにかくあのバチあたりな深海棲艦に砲撃をお見舞いしてやります!」
チェザーレ「待て、ライモンド!提督ごと連中を撃沈する気か?…それより近隣の鎮守府に連絡を入れて、この辺りで不審な艦影を捉えていないか聞くのが先決だろう」
ライモン「ですが、このままでは最悪の事態すら…!」
チェザーレ「それはあるまい…もし提督を葬る気ならわざわざ連れて行ったりはせぬはずだ……とにかくクラウディアたちにも事情を説明して、それから対策を立てるのがよかろう」
ライモン「…了解……提督、無事でいてくださいね…」
56 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/02/02(金) 03:49:05.87 ID:sKFudJ4p0
シルヴィア「…フランカがさらわれた?」
チェザーレ「うむ…こちらも油断していたとはいえ、まさか海から上がって来るとは……」
クラウディア「それで……あの子は大丈夫なのかしら…」
チェザーレ「それについては何とも言いかねる…が、連中がどこの誰であろうとチェザーレは提督を助けるために全力をもってすることを約束いたそう」
シルヴィア「とりあえずはそれで十分よ…で、何か必要なものは?」
チェザーレ「まずは電話をお借りしたい。近隣の鎮守府に敵影を捉えていないか聞いて回るつもりなので…それに、場合によっては我が鎮守府の面々にも動いてもらうことになるやもしれんからな……」
ライモン「いえ、たとえ戦艦だろうと空母だろうとわたしが切り込んで海の底に送り返してやります!…提督、心配しないで下さいね。貴女のライモンが必ず助けに行きますから……」
アッテンドーロ「姉さん、少しは落ち着きなさいな…提督だって子供じゃないんだから、きっとうまい脱出の手段を考えているわよ」
ライモン「うぅ、それはそうですけど……」
シルヴィア「とにかく電話と…もし銃が必要なら好きなのを持って行きなさい」
チェザーレ「かたじけない…」
…一方・海中…
青白い肌の娘「こちら「トーベイ」…目標を確保、帰投する」…あちこちに白化したサンゴや牡蠣殻がくっついた幽霊船のような艦内で、通信用アンテナを伸ばして電文を発信する、戦時のイギリス潜「T」級第一グループの深海棲艦「トーベイ」……
白い肌の娘「こちら「タリスマン」……対象は気を失うも無傷、現在追撃なし」…同じく「T」級潜の深海棲艦「タリスマン」……胸に下げたタリスマンを片手でもてあそびながら、寝台に横たえた提督を眺めている……
トーベイ「これでキーズ大将もお喜びになることだろう…」感慨深げに腕組みをしつぶやくトーベイ…
タリスマン「ふふ…ロンメルほどの大物ではないにしろ、これならヴィクトリア・クロスも夢ではないな…それにしても、ムッソリーニの提督には女もいるのか……?」いぶかしげに眺めているタリスマン…
…カンピオーニ家・居間…
チェザーレ「あぁ、ドリアか…夏休み中だと言うのに済まぬ、実はな……」クラウディアの仕事部屋にある電話機を持ってきてもらい、事情を説明するチェザーレ…
チェザーレ「そうなのだ、おそらく連中にさらわれたらしい……何、出撃する?…出撃してどうするのだ、連中ごと提督を沈める気か?」
チェザーレ「さよう…もし皆がそれを聞いても動揺しないよう、ドリアには落ち着いてふるまってもらいたい」
チェザーレ「うむ、よろしく頼む」受話器を置くと、すぐ次の電話に取りかかった…
ライモン「チェザーレさん、わたしにも何かお手伝いをさせて下さい…何かしていないとわたし、心配で心配で…不安ばかり大きくなって……」
チェザーレ「承知した…ではライモンド、そなたは提督の携帯電話や手帳を見て、手を貸してくれそうな人を探してもらいたい」
アッテンドーロ「チェザーレ、私は?」
チェザーレ「ムツィオ、そなたはライモンドの見つけた人物のリストを作ってチェザーレに教えてくれ」
アッテンドーロ「了解…それなら姉さんのそばにいてやることも出来るわね」
チェザーレ「うむ…そうしてやってくれ」
………
57 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/02/03(土) 01:50:07.07 ID:ESolOgJe0
…一応、本編を進める前に解説を入れておきます……かなりのスロウスタートで申し訳ないですが、引き続きがんばりますので…
英潜「T」級…イギリス海軍が1930年代に整備していた「O」「P」「R」級を更新するために計画した複殻式船体を持つ哨戒用潜水艦で、ロンドン条約のあおりを受けてサイズを縮めなければならなくなったが、その分隻数を増やし、無難で堅実な設計が幸いし、イギリス潜水艦隊の中核を担った……大戦中は改良を加え続け、隻数はグループ合わせて53隻にも上る
基準排水量は1090トン、主機はディーゼル2500馬力(水上)・電動機1450馬力(水中)で速度15.75ノット/9ノット。
兵装は21インチ(53.3センチ)魚雷発射管を10門(艦首6門、艦首水上発射口2門、司令塔脇の舷側水上発射口に2門)、司令塔前面張りだしに4インチ(10.2センチ)砲Mk12(Mk�]�U)1基、他にブリティッシュ.303口径(7.7ミリ)の機銃3基を装備…魚雷16本は二回分の斉射に足りないので継戦能力は低い代わりに、一回に十発を同時斉射できるので大型艦でも撃沈できる
…大戦中はその優れた実用性のおかげか本来の哨戒、攻撃以外にもイギリスらしい様々なコマンド作戦や「奇想天外なびっくり作戦」の母船として駆け回り、ノルウェーに潜んでいた戦艦「ティルピッツ」に対する小型潜水艦による特殊作戦「ソース作戦」では豆潜水艦「X艇」の曳航などに活躍した
…「T」級第一グループの「タリスマン」「トーベイ」も1941年11月17日(ゴムボートでの上陸自体はその数日前)、英軍の攻勢の前に「敵の指揮官を取り除き、ドイツ軍をパニックに陥れる」ためのコマンド作戦、リビアのイタリア植民村だった「ベダ・リットリア」に居を構えたロンメル将軍の司令部を襲撃する作戦で、隊員を輸送する任務を請け負った……が、「砂漠のキツネ」ロンメル将軍は数か月前に前線近くへ移動しており不在、同じくらい重要な補給部の幹部将校もいたがメンバーの早とちりや指揮官の負傷などでこれも襲撃に失敗……この作戦の立案者でもあったイギリス・コマンド作戦の計画責任者キーズ提督の息子も戦死と、作戦は完全な失敗に終わった…
(詳しい資料としては当事者に取材しているパウル・カレルの「砂漠のキツネ」がある)
58 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2018/02/03(土) 02:52:55.39 ID:ESolOgJe0
…どこかの洞窟…
提督「むぅ…ん…」ずきずきする頭を抱え、うっすらと目を開けた提督…辺りは磯臭い湿った洞窟で、雫が滴るような岩が天井を形作り、湿っぽい粗末なマットレスを敷いた素っ気ないパイプベッドの上に寝かされていた……
タリスマン「おや、お目覚めか…」
提督「ええ。どうやらお客様としてお招きされたようね……招待状をもらっていたら、ちゃんとドレスを着てきたのだけど…」
タリスマン「冗談が言えるなら大丈夫だろう…私の後についてこい、陛下がPOW(捕虜)の話を聞きたいそうだからな」
提督「分かったわ…その前に化粧直しをさせてもらえる?」
タリスマン「髪をとかしたいならそこに櫛がある……言っておくがその櫛でどうこうできるほどこちらはひ弱ではないから、無駄な抵抗はするな」
提督「分かってるわ…まだ首が痛いもの……」どこかから流れ着きでもしたのか、柄が半分ほど折れているプラスチックの櫛で髪をとかす…鏡はないので仕方なく、岩のくぼみの水たまりで身づくろい出来たかを確かめる……
タリスマン「もういいだろう…」
提督「はいはい…全く、英国人はせっかちなのね……」提督は「深海棲艦由来」のねばねばした粘液が付いたナイトガウンを見おろして肩をすくめた…
…洞窟の廊下は意外と乾いた砂で出来ていて、所々に拾い物らしいランタンやランプが置いてある……時々行きかう深海棲艦はどれもセーラー服や英国風のドレススタイルに見えなくもない格好をしていて、色はいずれもイギリス地中海艦隊の迷彩にそっくりな、白っぽい地色に明るい灰白色と薄いグリーンの迷彩をしている…が、よく見ると地の色はすっかり白化したサンゴや波に洗われてしまった貝殻、灰色の部分は牡蠣殻やフジツボ、グリーンの部分はぬめぬめした藻類が張りついていて、まるで幽霊船に取り込まれ呪われた海賊たちのように見える……しばらくタリスマンに連れられて歩くと、急に天井の高い場所に出た…
タリスマン「陛下、例の捕虜を連れてきました」
女性の声「よろしい…トーベイ、タリスマン……ご苦労であったな」
提督「…」周囲にずらりと並んだ深海棲艦たちに多少緊張感を覚えつつも提督がじっと見つめると、広い空間の一番奥に岩棚が削れてできた玉座のような場所があり、そこに宝冠をかぶった深海棲艦が座っているのが見えた……と、その深海棲艦が座ったままラインダンスのように脚を上げると、ぬめっとした脚から何かを外した……
宝冠の深海棲艦「これをタリスマン、トーベイに与えよ…そなたらの働きに対する感謝の念であると…」お付きらしい深海棲艦にそれを渡し、そのお付きが二人に仰々しく授ける…
タリスマン「…身に余る光栄です、陛下」
トーベイ「これからも陛下と大英帝国のために、身命を尽くしてまいります…」
提督「…いったい何かしら……って、ガーターベルト…?」(もとよりガーター勲章はそう言う経緯で生まれたって言うけれど…ちょっと時代錯誤じゃないかしら)
深海棲艦たち「「ジョージ国王陛下、万歳!大英帝国に栄光あれ!」」
宝冠の深海棲艦「ありがとう、皆……ところで誰か、その捕虜を余の近くに連れてまいれ…話が聞きたい」
深海棲艦「さぁ、陛下の前へ…」大柄な深海棲艦に軽く腕をつかまれ、丁寧ながら否応なしに歩かされる……近くで見ると、岩でできた「玉座」には豪奢なクッションが置かれ、真っ白な深海棲艦の宝冠には綺麗な珊瑚珠(サンゴを磨いたもの…綺麗な紅や欧州で珍重されるピンク色がある)や真珠、小粒ながら見事なダイヤモンドがちりばめてある…
提督「………」冷たい目でじっと見られ、このままマストにでも吊るされるのかと思うとぞっとして、すくみあがりそうになる提督…
宝冠の深海棲艦「さて……」
提督「…ごくっ」
宝冠の深海棲艦「…まずは余の部下が手荒な真似をしたことをお詫びいたしましょう、カンピオーニ少将。…余はクィーン・エリザベスです」
提督「…その、女王陛下……そちらの招待の方法にはいささか驚きましたが…まだ無事でおりますから」
クィーン・エリザベス「…イタリアの提督に指揮能力があるかは存じませんが、少なくともユーモアのセンスがあるようですね」
提督「…お褒めいただき光栄です……それで、私のような一介の少将にどのようなご用でしょうか」
クィーン・エリザベス「あぁ…それはですね……」
………
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/03(土) 13:25:48.13 ID:NdIXnyLSo
乙々のんびり読んでる。(スロウスタート面白いよね)
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