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ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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771 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2026/04/26(日) 01:39:22.49 ID:h6sTeiUM0
バーネット「……そうね、お見事だわ」肩をすくめると小さく拍手をした……
ベアトリス「やっぱり貴女が犯人だったんですね……」
バーネット「ええ、そうよ」
ベアトリス「それで、これは誰の差し金ですか? 共和国ですか?」カマをかけるために敢えて王国側の立場にたって問いただす……
バーネット「そんなんじゃないわ、あくまでも私が個人的にやっただけ」
ベアトリス「ただ姫様を攻撃するためにこんなことを? 最悪の場合、大逆罪に問われかねないんですよ?」
バーネット「それでもよ」
ベアトリス「そこまでして姫様を憎むなんて……どうしてですか」思わず一歩詰め寄り、少し背の高いバーネットを下から見上げるようにしてにらみつけた……
バーネット「そうね……どうせバレてしまったんだもの。もう明らかにしたっていいわね……」
…そう言うなりぐいとベアトリスの服の襟元を掴むと壁に押しつけ、膝の間に脚を割り込ませると片手であごを上向かせて唇を重ねた…
ベアトリス「!?」
バーネット「ん……んふ……んちゅ……」
ベアトリス「ん、んん……っ!」バーネットの冷ややかそうな眼でにらまれたかと思うと青白い顔が急に眼前に迫り、薄くてひやっとした唇が重ねられた……
バーネット「ん、あむっ……ちゅぅ……」
ベアトリス「いやぁっ……んっ、んあ……は……離して……!」
…アンジェたちからある程度の格闘技は教わっているとはいえ、腕を押さえられた状態から騒ぎを起こさず振りほどくことはできそうにない……顔をそむけるが蛇のように細長い舌が頬を舐め、唇をこじ開けて口内にぬらりと入ってくる…
ベアトリス「んんっ……んふ……ぅ!」
バーネット「んちゅ、あむ……ちゅ……ぅ///」
ベアトリス「ふう……んっ!」ぐいぐいと押しこまれる中でバーネットに足払いをかけ、二人して分厚い豪奢な絨毯に転がった……
バーネット「ベアトリス、私は……ずっと貴女のことをこうしたいと思っていたのよ……!」
ベアトリス「!?」
バーネット「かいがいしくて愛らしくて、小さな身体にあどけない顔……私だけのものにしたかった……!」首元のリボンを引きむしるようにほどき、くるぶし近くまであるロングスカートをかき分けるようにしてたくし上げていく……
バーネット「なのにシャーロット王女が……あの女が貴女のことを独り占めにして貪って汚すから……!」
ベアトリス「姫様はそんなこと……!」
バーネット「見てしまったのよ、貴女が王女の寝室から出て行くのを……!」
ベアトリス「……っ!?」
バーネット「こんなに小さくて可愛いベアトリスを、あの女はすました顔をして夜伽の相手にさせている……どんなにか憎らしく思ったことか!」
ベアトリス「そ、それは……っ///」まさか「状況さえ許せば毎夜でも乳繰り合う仲だ」とは口が裂けても言えっこない……
バーネット「でももし事が公になってしまったらベアトリス、貴女に害が及んでしまう……だからせめてあの女が苦しんで、貴女にこれ以上手を触れないようになればいいと……」涙を目に溜めながらスカートをたくし上げ、ペチコートをずりおろそうと指をかける……
ベアトリス「ミス・バーネット、そんなにまで私のことを……」
バーネット「そうよ……おたわむれにいちゃついている連中とは違って、私は本当に貴女の事が好きなのよ……!」
ベアトリス「……ちゅっ」軽くだが、唇にそっと口づけをした……
バーネット「!?」
ベアトリス「ごめんなさい。貴女の気持ちには応えられそうにありません……でも、そこまで想ってくれたことは嬉しく思います……」
バーネット「ベアトリス……」
ベアトリス「でも、このままじゃあお互い不幸になっちゃいます……このことは二人だけの秘密にして内務卿に報告することもしませんから、穏便に済ませることにしませんか?」とっさの機転でノルマンディ公のエージェントであるフリをした……
バーネット「でも、どうやって?」
ベアトリス「私は任務の都合からシャーロット王女の侍女を続けないといけませんし、ミス・バーネットから辞職を申し出てくれればどうにか事態を収めることができます」
バーネット「そんなことが……?」
ベアトリス「はい。そうすればタイバーン(刑場)で首に縄をかけられたりロンドン塔で幽閉されたりせずに済みます……私からのせめてもの贈り物だと思って受け取ってくれませんか?」
バーネット「……分かったわ。誰にも口外しないし騒ぎ立てることもしないと約束する……こんなことをした以上どんな目にあったって仕方がないのに助けてくれるなんて、やっぱりベアトリスは優しいわ」服の乱れを直しながら、子供のように素直な笑みをみせた……
ベアトリス「それが取り柄ですから……♪」相手の好意を利用して嘘をついたことに良心の疼きを覚えながら、泣き笑いのような微笑を浮かべた……
ベアトリス「さあ、他の誰かに見つかる前に退散しましょう」
772 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2026/05/09(土) 10:56:48.44 ID:3JTuKCHh0
バーネット「……誰もいないわ」
ベアトリス「それじゃあ先に出てください、私は少し間を空けてから戻ります」
バーネット「ええ、ありがとう……それと……大好きよ///」
ベアトリス「ありがとうございます、ミス・バーネット……さぁ、今のうちに」
…背中を押すようにして廊下に向かわせると執務室の扉を閉め、ひっくり返ったものや調度の乱れがないかを確かめようとした…
アンジェ「……ご苦労だったわね」
ベアトリス「っ!」
アンジェ「そう飛びあがることはないわ、私よ」プリンセスほか数人しか知らない隠し扉からすっと現われ声をかけた……
ベアトリス「ふぅ、びっくりした……アンジェさん、途中で介入してくれるって話だったのになんで来てくれなかったんですか?」
アンジェ「貴女が独力でうまく切り抜けられそうだったからよ。なかなか口先が達者になったわね」
ベアトリス「口先が達者って……その言い方はないですよぅ」
アンジェ「失礼、話の作り方が上手になったと言い換えるわ。それはそうとあんな状況下で「泥棒猫」である私が割って入ってご覧なさい、あの女に激昂されて何が起きるか分かったものじゃなかったはず。だから私が顔を出さない方が正解だったし、結果として上手くいった」
ベアトリス「それもそうですね。ところでミス・バーネットとの話ですが……」
アンジェ「辞職のこと? そうね、穏便に片付けるならあれ以外にやりようはないでしょう。必要な手続きならあとでどうにかするわ」
ベアトリス「よかった……」
アンジェ「ちっとも良くないわ。スキャンダルを抱えた嫉妬深い女なんて火薬庫の火花みたいなものよ。いつどこで爆発するか分かったものじゃない……できることなら口封じのためにすぐにでも始末したいところよ」
ベアトリス「アンジェさん……!」
アンジェ「分かっているわ。今回の件は誰も介在させず内々に処理すると決めたのだから、あの顔色の悪い女には静かに退場してもらえばいい」
ベアトリス「そ、そうですね……ところでアンジェさん」
アンジェ「なに?」室内に乱れがないか念入りに確認している……
ベアトリス「もしかして怒ってます?」
アンジェ「なぜ?」
ベアトリス「いえ、だって……さっきからミス・バーネットのことをずいぶん……」
アンジェ「あの女が余計な面倒を作ってくれたことに不愉快さを覚えているだけよ、それだけ」
ベアトリス「そうですか、てっきり姫様のことをあしざまに言われて頭に来ているのかと……」
アンジェ「いいえ。私は任務を確実にこなしたいだけ、私情を挟むことはしない」
ベアトリス「……」
アンジェ「余計な事を考えている暇があるなら絨毯のめくれた部分を直しなさい。あと数分したら私も寝室に戻る」
ベアトリス「はい」
アンジェ「……ベアトリスに勘づかれるなんて、私もまだまだね」
ベアトリス「なにか言いましたか?」
アンジェ「なにも」
…数日後…
バーネット「それじゃあね」
ベアトリス「はい」
…宮殿の裏側にある目立たない通用口でお別れを言いに来たベアトリス……バーネットは地味な灰紫色のデイドレスと頭のボンネット、編み上げ靴に手に提げたトランクと旅装を整えており、ベアトリスに簡単な挨拶を済ませると振り返ることもなく歩き去って行った…
ベアトリス「……」プリンセスに時間を作ってもらってバーネットを見送りに来ていたベアトリスは彼女を見送るとすぐ勤めに戻ったが、どこか考え込むような調子で側仕えをこなしている……
プリンセス「……気になるの?」
ベアトリス「はい、どうしても……私だったらどう思うかな……って、つい考えてしまって……」
プリンセス「ベアトのそういう優しいところに彼女も惹かれたのでしょうね」
ベアトリス「そんな……優しいだなんて///」バーネットには申し訳ないと思いつつも彼女の好意には一種の迷惑じみた怖さを感じていたが、プリンセスからの好意には純粋な嬉しさと喜びを覚えてしまう……
プリンセス「ふふ……さ、午後になったらメイフェア校に戻って溜まっている課題を片付けることにしましょうね♪」
773 :
◆b0M46H9tf98h
[sage saga]:2026/05/19(火) 00:33:37.16 ID:2jPijgb30
…その晩・メイフェア校…
プリンセス「……やっと終わったわ」
ベアトリス「お疲れさまでした、姫様。お休み前の暖かい飲み物をお持ちしますね」
プリンセス「ありがとう、ベアト……難しいレポートだったものだから、すっかり肩がこっちゃったわ♪」公務の時には見せない砕けた態度で腕を回すプリンセス……
ベアトリス「でしたら肩でもお揉みしましょうか?」
プリンセス「ベアトだってもう寝に行きたいでしょうに、そんなわがままを言っては悪いわ」
ベアトリス「そんなことありません。私は姫様にお仕えできて嬉しいですから……///」思わずそう口走ってから顔を真っ赤にするベアトリス……
プリンセス「まぁ、ベアトに愛されて私は果報者ね……でもせっかくだから飲み物にしましょう。それと、ベアトも付き合ってくれること♪」
ベアトリス「わ、分かりました///」
…しばらくして小ぶりな盆に陶器の水差しやカップ、菓子皿などを乗せて戻ってきたベアトリス……暖炉の温もりがまだほのかに残っている部室のテーブルに手際よく夜食のセットを並べ、プリンセスの優しいがうむを言わさない「お願い」に従って向かいに腰かけた…
プリンセス「あら、今夜は温かいミルクね?」
ベアトリス「夜も遅い時間ですし、紅茶では目が冴えてしまうかと思って……姫様が紅茶をお飲みになりたいようでしたらすぐ……」
プリンセス「ううん、いいの……それより、はい♪」お湯で温めておいたカップにミルクを注ぎ、それから隠し棚からとりだした瓶を開けて中身を少し垂らした……
ベアトリス「姫様、それは?」
プリンセス「カルヴァドスよ。少しだけ入れると味もいいしお腹も暖まるわ♪」
…すでに封は切ってあるものの、ドロシーが秘蔵してちびちび飲んでいる上物のカルヴァドス(リンゴ酒)をちょっぴり失敬し「ドロシーさんには内緒よ?」と唇に人差し指をあてておどけると、ベアトリスのカップにも注いだ…
ベアトリス「姫様、私はそんなに……!」
プリンセス「まぁまぁ、少し多かっただけだからきっと大丈夫よ……さ、乾杯♪」軽くカップを持ち上げ、優雅にホットミルクを味わうプリンセス……温かくて優しいミルクの味と、カルヴァドスの甘いリンゴの香りとアルコールの暖かさが喉からお腹にじんわりと広がっていく……
ベアトリス「いただきます……わ、良い香りがして美味しいです」
プリンセス「ね?」
…最低限の灯りにしぼった深夜の部室でこっそり食べるお夜食とミルクは小さな背徳感と軽い空腹を満足させてくれる……思っていたより水差しのミルクが残っていることに気づいたプリンセスは二杯目を注ぎ、先ほどよりすこし大胆にカルヴァドスを垂らした…
ベアトリス「姫様、少しお過ごしではありませんか……?」
プリンセス「私なら平気よ、公務でもお酒をいただく機会はあるもの……それよりベアトは大丈夫?」
ベアトリス「はい、私も全然大丈夫です。このお酒、口当たりがまろやかで美味しいれす♪」丸っこくてあどけない顔をぽおっと赤らめ、少しろれつの回らない口調のベアトリス……
プリンセス「あらあら、ベアトったらもう……♪」
…卓上の小さなランプに照らされてふわふわと心地よさそうにしているベアトリス……小皿の菓子をつまみミルクを飲み干すと食器を片付けにかかったが、手元が少し危なっかしい…
プリンセス「ベアト、食器の片付けは明日にしましょう? その調子だとお皿を落としてしまうわ」
ベアトリス「いえ、そんなことは……それにミルクが乾いてこびりつく前に片付けないと……」酔って意地っぱりになっているのか首を振って盆を片付けようとした矢先、水差しが傾いて倒れかかった……
プリンセス「いけないっ……!」とっさに受けとめてどうにか水差しを割らず音も立てずに済んだが、底に残っていた生温かいミルクが脚を濡らした……
ベアトリス「すみません姫様っ……!」
…盆を置くと布巾をとり、あせあせとしゃがみこんでこぼしたミルクを拭き取りにかかる……飾りこそ少ないが愛らしい淡いミント色のネグリジェ姿をしたベアトリスが座っているプリンセスの前で四つん這いになり、少しお尻を突き上げた格好であたふたしている様子を見て、プリンセスの口角が吊り上がる…
プリンセス「だから私が言ったでしょうに……もう、ストッキングが濡れてしまったわ」
ベアトリス「申し訳ありません、いま拭き取りますから……」
プリンセス「だぁーめ、布巾で拭き取るだなんてつまらないわ♪」
ベアトリス「あの、ではどうすれば……?」
プリンセス「舐めて?」
ベアトリス「ふえっ!?」
プリンセス「な・め・て♪」生温かいミルクが沁みた純白のシルクストッキングでベアトリスの頬をくすぐり、それからその足を口元へと近づけた……
ベアトリス「そ、その……姫様……///」
プリンセス「あら、ベアトったら私の言うことが聞けない?」頬杖をつき、足先でベアトリスのあごを上向かせる……
プリンセス「……さ、良い子のベアトなら出来るわね♪」
ベアトリス「ふぁ、ふぁ……い♪」小さな両手でプリンセスの足を包み込むと、可愛らしい桃色の舌を出して足指を舐め始めた……
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