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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:26:45.16 ID:f/zE4YVAO
立て乙
3 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/23(月) 23:29:23.68 ID:eHh5cKvro

√ 11月08日目 昼() ※月曜日


01〜10 芽吹
11〜20 
21〜30
31〜40 夕海子
41〜50
51〜60 大赦
61〜70 勇者大好き星屑くん
71〜80 
81〜90 ばてくす
91〜00

↓1のコンマ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:30:09.57 ID:f/zE4YVAO
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:30:45.65 ID:zA5y9LJ8O
6 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/24(火) 00:02:14.53 ID:ufvDNbL0o

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


園子「互いの思いをぶつけあってこそ、より濃厚なものが出来上がるんだよね〜」チラッ

東郷「! ……それはまるで夜の営みのように熱烈なものなのよ」

夏凜「そう? 快感を何層にも丁寧に塗り重ね馴染ませて相手に自分を溶け込ませていくことだって、十分営みって言えるでしょ」

夏凜「でもね、本当のセックスはぶつけるんじゃない。心と心を絡み合わせて感じるもんなのよ。体だけで満足してるなら自慰でもしてろ!」ビシッ

東郷「なっ……ま……負けたわ」ガクッ

風「………」カタカタカタ

友奈「風先輩、勇者部にツッコミを依頼しても風先輩しかできません……!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:11:54.88 ID:W9qL6SN2O

!じゃねえよww
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:11:55.31 ID:cMZpgJ08O

なんだかんだ言って夏凜ちゃんも溜まっていらっしゃったか…
それでも東郷せんせーより遥かに健全に見える不思議
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 11:32:22.67 ID:NEPG+mOhO

大丈夫よ楠さん、世界は私が守って見せる。それが、打ち勝った者の責任だもの

風が言ってたこの台詞を純粋に言いそうだから久遠さんは凄い…こんなこと言われたら委ねるしかなくなると思う
10 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/24(火) 23:22:19.83 ID:ufvDNbL0o

遅くなりましたが、少しだけ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:24:50.36 ID:k6BVxEttO
よしきた
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:38:12.43 ID:5UEKilyt0
来てた!
13 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/25(水) 00:08:21.00 ID:Y03hca3Lo

√ 11月08日目 昼() ※月曜日


瞳「……あっ」

新しい勇者システム、それを扱う覚悟

心持新たにした勇者部の面々を引き連れ、

とは所定の場所に向かうだけ。という段階になって、瞳は小さく声を漏らす

忘れ物をしたわけじゃない

ちゃんと考えていたし、対策も練った

それも念入りに、知られることがないように。

それにもかかわらず、壁が近づき人の姿の途絶えた道を封鎖するように止まった車

その近くにいる人の姿を見てしまったからだ

夏凜「あれって……」

園子「うん、安芸先生……だね」

いつもと変わらずに大赦の装束に身を包んではいるものの、

その見慣れた姿だからこそ、園子は複雑そうな声色で断言する

瞳「バレないように手は打っていたはずなのですが……」

風「勇者部全員が学校を休んだからバレるのは必然だったけど、流石に早いわね」

友奈「学校か病院からの連絡かな?」

風「ん〜……あるいは安芸先生はもしかしたらこういうことするって解ってたのかも」
14 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/25(水) 00:22:51.18 ID:Y03hca3Lo

園子「私もふーみん先輩と同意見なんよ」

道をふさがれており、わき道を通って逃げるという手も使えないため、車が止まる

その揺れをものともせずに呟いた園子は、

フロントガラスを通して安芸先生らしき大赦の人を見つめた

園子「天さんの体の状態は病院から伝わってるし、多分、大赦の人間として久遠家の力のこともある程度知ってるはずだから」

だから、神樹様の力の一部である種

それを求めてくるだろうということは考えられたのだろうと園子は思う

樹「それなのに、安芸先生だけしかいないのはなんでなんだろう? 普通ならもっと大勢で来るんじゃないかな」

東郷「安芸先生も見逃すこと前提で話すために来た。大勢いても無駄だと分かっている。実は大赦職員の関係は冷え切っている……とか」

風「真面目な顔で冗談言うな」

夏凜「って言っても、大勢だろうが一人だろうが止めても無駄なのは事実よね」

そう言った夏凜も園子と同じように安芸を見定める

仮面のせいで、表情も考えも何も読めそうにはない

風「じゃぁなに、通りたければ私を殺していきなさいとか?」

東郷「世界を犠牲にする可能性もあることをするから、安芸先生自身が身をもって確かめようということですか」

園子「そのつもりなら、きっと先生は仮面を外してくると思うんよ」
15 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/25(水) 00:39:18.79 ID:Y03hca3Lo

天乃の状況を知っていて

その解決に必要な事であると知っていて

それでも、大赦の装いのままの目の前に現れた理由

園子「……あくまで、安芸先生は大赦であるつもりなんよ」

友奈「園ちゃん?」

園子「大赦にとって、天さんは最悪見捨てるしかない対象なのが現状だよね?」

夏凜「子供が産まれることは確定してるから久遠家ではなく天乃に関してはその可能性もあるか」

風「…………」

天乃が使えていた久遠家の力が子供に受け継がれつつあり、

天乃自身がもうその力を使うことができないという話が伝わっているのならなおさらだろう

ここまで冷酷無比な考えを持つとは考えたくないが、

極端に言ってしまえば、天乃は【世界の役には立たなくなった】のだ

そんな存在に世界を生き延びさせる方法の一部を分け与え

守るべき世界を危険に晒すなど、大赦という組織は容認することはできないはずだ

それは【無垢な少女たちしか勇者になれない】

だから【お役目によって犠牲になることも致し方ないこと】

それに似た考えを持ち、持たせるところからも想像できなくはなかった

瞳「もしあれなら私がいきますので、勇者部の皆様はこっそり降りて勇者になって跳躍していくという手もありますが……」


1、ここは避けて先を急ぐべき
2、ここは避けるべきじゃない


↓2
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:40:15.64 ID:ukWyHLIFO
2
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:43:26.97 ID:dElh9ZgCO
2
18 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/25(水) 01:24:54.82 ID:Y03hca3Lo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



東郷「……そういえば、ピーマンが嫌いだったわよね?」

園子「でもわっしー、ここにピーマンはないんよ」

東郷「決めつけは早計よ園っち! ピーマンはないけれど、マn――っ!?」ヒュンッ

友奈「……惜しい」ギュッギュッ

東郷「あの……手拭き握って固めながら言わないで友奈ちゃん」

友奈「大丈夫だよ東郷さん、痛いのは一瞬だから」ニコッ

東郷「何も大丈夫じゃないわ!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 01:28:14.57 ID:ukWyHLIFO

マンピーのG SPOTかな?
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:06:20.72 ID:aIONTHoHO

終了オマケの裏表紙のような乱れっぷりすこ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 08:18:25.24 ID:66H7ZXxyO

性的快楽を知った無垢な少女たち…
そんな勇者部にまだ力を貸してくれる神樹様って一体…
22 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/25(水) 23:44:22.12 ID:Y03hca3Lo

遅くなりましたが、少しだけ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 23:47:36.03 ID:el8TDRADO
かもん
24 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/26(木) 00:15:47.78 ID:m4gdMsQ0o

夏凜「いや……」

夏凜の小さくともはっきりとした声が車内に広がって、

みんなの視線が夏凜へと注がれていく

夏凜「ここは避けるべきじゃない」

瞳が言うように、避けて通ることはできるだろうし

むしろそれが最も確実で、簡単な方法なのだと夏凜は思う

もしかしたら、みんなも同じ考えをしているのではないか。とも

けれど、夏凜は東郷と園子を一瞥して、

夏凜「もしも、園子達が言うように向こうには向こうなりの考えがあるなら、受けて立つべきだと思うわ」

風「それが不利益に繋がるとしても?」

夏凜「避けても避けなくても、向こうが私達の行動に察しがついてるならどうせ後で跳ね返ってくるなにかはあるでしょ」

東郷「むしろ、ここで大赦の一員である安芸先生にだけでも話を付けておく方が利点はあるって夏凜ちゃんは思うのね……一理あるわ」

風によるあえての反論に対し、同意する東郷の呟き

厄介なことを後回しにすることも必要だが、

それを先に行っておくことも必要なことはある

夏凜「友奈」

友奈「えっ、な、なに……かな」

夏凜「相手は大赦だし大人だから……園子達には悪いけど厄介と言うか、いろんな意味でリアリストだと思うのよ」

友奈「りありすと……?」

園子「ピーターパンに無視されちゃうってことなんよ」

樹「ややこしくなってますっ」
25 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/26(木) 00:37:35.82 ID:m4gdMsQ0o

風「要するに、天乃とかアタシ達の考えとは真逆になるってこと」

友奈「………」

風「夢とか、理想とかで語っても無駄な可能性が高い」

乃木園子や鷲尾須美の状況を知っていながら、

仮面をつけることを選び、

かつての自分とは違う自分でいようとした人なのだ

場合によっては、芽吹よりも説得が難しい相手。ということになる

夏凜「だからこそ、芽吹の説得の前哨戦にもってこいってわけ」

友奈「私が安芸先生? を説得すればいいの?」

園子「最悪、出来なくても仕方がないと思う」

樹「押し通るのはあまり気が進みませんけど……」

どうしようもなかった場合にはそうすることもやむを得ない

同じく考える勇者部はそれぞれに頷いて、覚悟を決めた目を友奈へと向ける

そんな中、風だけは笑っていて。

風「難しく考えなくて良いから、軽ーく夢でも語って見せればいいのよ」

友奈の背中をたたいた
26 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/26(木) 01:04:00.55 ID:m4gdMsQ0o

友奈「夢……?」

風「現実的じゃないとか、可能性は低いとか、タイムリミットだとか。アタシ達のやりたいことはかなり難しいでしょ?」

それでいて犠牲にしなければいけないことは多く、

ハイリスクながらハイリターンになるとは限らない

だから反対されるだろう、批難されるだろう

それは大赦だけでなく、芽吹たちにもされることだ

風「きっと、簡単じゃないとかそう言うことだって言ってくる。口だけでは何とでも言えることだって言われるかもしれない」

それでも天乃の為に、みんなの為にやり遂げてみせると、

力強く言い切れるかどうかなのだ

世界中を敵に回し、希望を奪って私的に利用する

そんな神樹様にたたり殺される可能性さえ出てくるような大罪を犯す自覚があるのかどうか。

それをはっきりと、希望をもって口にできるのであれば

流石の大赦の一員でも身を引いてくれるかもしれない

風「でも、向こうが何言おうと関係ない。難しいとか不可能とか大罪だとかそんなこと知ったことじゃない」

友奈「っ」

風「だってあたし達みんなの目的は変わらないんだから」

だからね、友奈。と、風は言う

本来、声をかけるべき副部長

まだはるか遠くに感じるその姿のひとかけらでも、友奈に感じさせてあげられればと。

犬吠埼風は部長として紡ぐ

風「自分の気持ちを全力で伝えなさい、友奈」

楠芽吹への説得、それを行うための前哨戦へと風は友奈を送り出す
27 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/26(木) 01:12:25.11 ID:m4gdMsQ0o

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


風「………」

友奈「………」

東郷「あの、このやり取り車から降りてから――」

風「ゆうな! ゆうな……皆までゆうな!」

安芸「……テイク2入るなら飲み物飲んでいいですか? 流石に暑くて」

瞳「あ、はーいっ。安芸さん5分休憩でーす! カメラ向き変えて映り込み避けてくださーい」

夏凜「いや、代表して友奈が行くだけだから全員下りなくても良いと思うんだけど」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 01:14:34.39 ID:B6Rf0Vo2O

友奈の活躍パート期待
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 08:04:22.52 ID:HKcD2pySO

くあゆシリーズでは久遠さんに先回りされることが多いせいかヒロイン感マシマシな友奈ちゃん
ここでの説得でイケメンさ見せられるか
30 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/26(木) 23:56:49.27 ID:m4gdMsQ0o

すみませんが本日はお休みとさせていただきます
可能であれば、明日は19時ころからの再開
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 00:12:39.87 ID:mPqrLPkqO

把握しました!
32 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/27(金) 23:50:37.30 ID:iP3TTc3Ho

では少しだけ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 23:52:38.83 ID:fciGOnNPO
来たか
34 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 00:32:23.00 ID:rO1kUonQo

「…………」

すぐ手前で車が止まって数分、

ようやくドアが開かれ、降りてきたのは勇者部の一人

勇者部の面々がその中にいることは想定していた彼女にとっては驚くようなことではなく、

変わらず、近づいてくる姿を仮面を通して見つめる

勇者適正の一番高かった結城友奈

人のために全力を尽くそうとする性格などでもそうだが、

過去の英霊から引き継がれた【友奈】という名を冠している特別な存在

過去の惨劇の記憶を喪失し、偽りを植え付けられた東郷美森や、

久遠天乃に関して間違いではないが正解でもない情報を与えられていた犬吠埼家

満開のシステムというものを知って以降反発的な態度も見せていた三好夏凜

彼女たちが反旗を翻す可能性は十分に考えられていたし、

無関係なはずの学校の生徒たちが反発したことでその警戒はより厳しくなっていた

それでも、友奈までそちら側に完全に組するとまでは大赦も考えてはいなかった

甘い考えだと言われればそれまでだが、

彼女の性格的に大勢を犠牲にする可能性のあることに手を出すとは思えなかったからだ

友奈「あの……安芸先生。ですか?」

「……ただの神官です」

友奈「…………」
35 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 01:11:15.24 ID:rO1kUonQo

近くにまで来た友奈の問にさらりと答えた神官――安芸は、

友奈以外の勇者も、車を運転していたであろう大赦に属しているはずの大人も降りてこないのを確認する

その一方で、仮面越しで視線の動きを感じられていないのだろう、

黙り込んでしまった神官を困ったように見つめていた友奈は不安を吐き出すように息をついた

友奈「あの……久遠先輩の件、ですよね?」

「…………」

友奈「世界にとって、私達がしようとしてることは悪いことだから。やっちゃいけないことだから」

「それが分かっていて、行くのですか?」

友奈「それでも、助けたいんです」

悪いことに手を出すとしても

それが大きな被害をもたらすことになるのだとしても

たった一人の命を救うために行動するのだと友奈は素直に答える

ここまで来たのだ、知られているのだ

もう隠し立てする意味はないし

そもそも、自分には嘘なんて付けないのだと分かっているからだろう

友奈「久遠先輩は頑張ったんです。凄く、頑張ってくれたんです」

話に聞いただけの二年間

それがどれだけ壮絶で、凄惨で、心と体にどれほどの負荷がかかるものなのか

友奈は想像することしかできない

けれど、それでも天乃の普通とは言えない生き方と状況を見て、感じたものは嘘ではないと思う

友奈「だから、報われるべきだって思います」
36 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 01:28:57.45 ID:rO1kUonQo

「それで世界が失われるとしてもですか?」

友奈「危なくはなるかもしれない……けど、無くなることは絶対にないと思います」

大勢の犠牲が出る可能性、世界が滅んでしまう可能性

しかし、それらはあくまで可能性でしかないし、

天乃を救おうとしてもしなくてもそれらの危機的な可能性は当然ながら存在している

けれど、天乃はそう言うことが見逃せる性分ではない

友奈自身も、自分がそう言った他者の犠牲などに耐えられるような性格ではないと自覚しているが

それ以上に強く嫌悪感を示すのが天乃だと思っている

痛みや苦しみ、それによる絶望感

全く感じない、考えないなんて言うことは友奈には出来ない

怖いと思う、辛いと思う、苦しいと思うし、痛いとも思う

我慢して言葉にしなくても、心の内側で蝕まれていく

しかし、天乃は違う

少なくとも、以前の天乃は平然と自分が犠牲になることを受け入れるのだ

怖い、辛い、苦しい、痛い

そんな感情も、我慢している素振りさえ見せることなく【そう言うものだから】と、受け入れる

友奈「そんな久遠先輩が、関係ない人たちの犠牲を受け入れられるはずがないんです。見逃せるはずがないんです」

きっと、何が何でも救おうとするだろう

それこそ、自分が犠牲になる以外の方法が見つからなかったら犠牲にしてしまうかもしれない

だからこそ、世界が危機にさらされることがあっても絶対に失われることはあり得ない

そして、それゆえに

友奈「だから勇者部は、久遠先輩を助けるだけでは終われない。久遠先輩も助けて世界も救うんです。そう、約束したんです」

自分の考えを率直に述べる

風に言われたように、ただ自分達がなすべきと思っていることを述べる

その瞳は力強く、意思も感じられるものだった

けれど、神官の仮面は変わらない

「神樹様の種を用いれば久遠天乃を救うことは可能かもしれません。しかし、世界を救う保証はどこにありますか? それをなぜ、約束することができるのですか?」
37 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 01:29:48.84 ID:rO1kUonQo

途中ですが、ここまでとさせていただきます
可能であれば明日、少し早い時間から
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 01:54:12.08 ID:7hOOinOHO

安芸先生も手強いな
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 06:40:30.68 ID:hGfUOoaRO

逆に安芸先生さえ説得できればメブたちとの衝突は避けられるかも
40 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 21:14:22.17 ID:rO1kUonQo

では少しずつ
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 21:17:18.84 ID:mBuhEuQVO
やったぜ
42 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 22:13:10.94 ID:rO1kUonQo

「確かに彼女の力は強力です。復帰することができれば改めて攻勢に出ることも可能かもしれません」

しかし。と、安芸は続けて言う

冷徹ささえ感じるような無機質な声で

「彼女は戦えない。違いますか?」

天乃は胎内に新たな命を宿しており、

力が譲渡されていっているせいで力がつかえないという

もしも力が使えるようになったとしても、

妊婦の体ではバーテックスはおろか星屑とさえ戦うことは出来ないだろう

「神樹様ももう、限界が近いのは勇者である結城様にも伝わってきているかと思います」

友奈「それは……はい、聞いてます」

「久遠様が絶大な力を持っていても、神樹様の力が尽きてしまうまでに再度戦地へと赴くことが出来るようになるのですか?」

友奈「難しいかもしれないです。けど――」

「きっとなんとかなる。ですか?」

感情の起伏を感じない言葉ではあったが、

そのあとに続いたため息が呆れから来ているものだと、

友奈ははっきりと感じた

大人としてか、大赦の一員としてか、

それとも、天乃達二年前の勇者の知り合いとしてか。

それは分からないが、【失望している】のだけは確かだった
43 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 22:28:14.56 ID:rO1kUonQo

「現実は、それほど簡単な話ではありません」

友奈「っ」

「確かに、単純に解決できることも世の中には溢れていることでしょう」

それこそ、複雑に考えるよりも

単純に簡単に導いた答えが正解であることも決して少なくはない

しかし、世界のすべてがそうたやすい事柄であるわけでもないのだ

そこに人知を超えた存在や事象が絡んでくるのであれば、なおのこと

きっとこうなってくれるだろう。などという希望的観測での行為は自殺行為にも等しい

「ですが結城様。ことは切迫し、猶予も残されてはおりません。一つ一つ、慎重に事を為さねばならないのです」

友奈「……慎重に考えて、久遠先輩を犠牲にするんですか?」

「やむを得ないと考えています。世界と一人の命。どちらが重いのかは考えるまでもなく明白ではないでしょうか?」

それこそ。

そのつぶやきは、天乃達の知り合いであろう安芸先生ではなく、

大赦に属する神官の一人なのだと感じるほどの静かな声だった

「単純明快でしょう」

友奈「く、久遠先輩は……」

友奈は恐怖や緊張ではなく震えてしまう手を胸の前で握り合わせて、俯く

風には自分の思いを告げて来いと言われた、背中を押された

その思いに自信はある。けれど、そのすべてを踏みにじられてしまいそうで

友奈は思わず、言葉に詰まってしまった
44 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 23:30:35.62 ID:rO1kUonQo

「そもそも、結城様は犠牲と言われますが、本当に犠牲なのでしょうか?」

友奈「どういうことですか?」

「久遠様は久遠家の力による影響で命を落とされる可能性がある。それは、血筋による運命なのではありませんか?」

バーテックスとの戦いによる負傷などで心や体に酷い障害を負い、

それによって死に至るというのならば、犠牲と言えるかもしれない

しかし、天乃の場合はそうではない

久遠家が代々迫られてきた力による薄命

それが近づいてきたことによる衰弱が死につながるというだけだ

友人達からしてみれば受け入れられないことかもしれない

しかし、安芸は大赦の一員として告げる

「久遠様の死は犠牲ではなく力による代償に等しいと、私達は考えています」

友奈「でもっ、久遠先輩はこの世界の為に――」

「心得ています。ですから、手厚く支援を行ってきました。例え反逆に近しい行いをされようとも……一定の警戒こそしましたが、援助はさせていただきました」

それはこれからも変わらないと安芸は言う

天乃が死んでしまった後も、

子供の為の費用などは全面的に大赦が協力すると約束する

それは例え、久遠家がしっかりと引き取ることを約束したとしてもだ

「戦うことのできる年齢である久遠様が失われることは惜しく思います。ですが、定めであれば仕方がありません」
45 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/28(土) 23:43:10.45 ID:rO1kUonQo

友奈「定めなんて……そんな……久遠先輩は……」

少し前の天乃なら受け入れていただろうと友奈も思う

それが自分の運命だからと

悲観する様なこともなく、当たり前のような笑顔で

もしかしたら「ごめんね」とか、苦笑いしながら言うだけで終わろうとしていたかもしれない

けれど、天乃は死にたくないと言い、死なせたくないと言った

それなのに。

他人が、死ぬのが運命だからと受け入れていいのだろうか

他人が、死ぬのが運命だから受け入れろと言っていいのだろうか

本来なら死を受け入れていた人が、死にたくないと我儘を言ってくれたのに。

友奈「っ……」

「世界を救うために神樹様の種は必要不可欠です。それを奪うことは許されません。お引き取りを」

神官は極めて冷徹に述べる

まるで機械人形であるかのように無感情に。

流石の友奈にでさえ、怒りを沸かせるような無関心さを持っていた



1、ふざけないでください……っ、久遠先輩が死ぬなんてそんなの、運命じゃないです!
2、久遠先輩は、世界の為なら死んでもいいって言うような人です。でも、その久遠先輩が死にたくないって言ったんです
3、私達にとっては、久遠先輩が必要不可欠で、奪われることなんて許されないんです
4、わかりました――それなら、力づくで奪います

↓2
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 23:43:54.99 ID:qr9OlXahO
2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 23:51:22.20 ID:mBuhEuQVO
1
48 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/29(日) 00:06:34.79 ID:m7HAhXX6o

では、ここまでとさせていただきます
明日はできれば昼頃から


風「あっ」

夏凜「ん?」

園子「ゆーゆが宣戦布告したんよ、わっしー」

東郷「友奈ちゃん……」

樹「できれば、戦いたくはなかったですね」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:10:13.21 ID:B4TARcZTO

意地になっちゃう友奈ちゃんかわいい
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:12:39.41 ID:BPWcr9XBO

夏凜ちゃんが言ってた通りどう足掻いても争いは避けられないか
そしてあの友奈ちゃんでさえ怒らせるとか大赦ェ…
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:14:51.63 ID:i3j3hEOo0

勇者部は今ある意味それが合理的な面とかから見たら正しくないことだって理解しててそれでもやろうとしてるから正論ぶつけてもそりゃね...
52 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/29(日) 22:01:22.84 ID:m7HAhXX6o

遅くなりましたが、少しだけ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 22:10:55.98 ID:59FjuFZeO
かもーん
54 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/29(日) 22:41:37.87 ID:m7HAhXX6o

友奈「っ……」

言ってはいけない、吐き出してはいけない

自分の中の強い抑圧が働いて、友奈は自分の手首を強く握りしめたが

それでも抗いきれずに友奈は呟く

友奈「ふざけないでください……っ」

「…………」

友奈「久遠先輩が死ぬなんてそんなの、運命じゃないです!」

絶対に違う、絶対にない

天乃がそう言われても仕方がないような人生を生き、

宿命を与えられていると言われても仕方がないような状況ではある

しかし、そんなことを認めるなど友奈にはできなかった

友奈「ずっと頑張ってきたんです。安芸先生なら分かるんじゃないんですか? 私なんかよりも、知ってるんじゃないですか?」

安芸先生であるはずの神官は何も答えない

だが、

仮面をつけていて表情も視線の方向も分からないけれど、

その目は自分に向けられているように友奈は感じた

友奈「それなら……久遠先輩は報われるべきだって思います。子供を産んだら、お母さんとか女の人とか、あと、高校生とか……」

そう言うのになって、

今までできなかったこととか、やりたくても避けてきたようなことを一杯するんです。と、友奈は言うと

少し間をおいて、首を振る

友奈「安芸先生はさせてあげたいって思わないんですか?」
55 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/29(日) 23:01:02.89 ID:m7HAhXX6o

友奈「私達は自分たちのしようとしてることが大変な事だって言うのは、分かってるんです」

安芸に言われるまでもなく、自分たちでとても悩んだことだ

そして、改めて天乃に問われて考えそれでも選んだ茨の道だ

世界を敵に回すことになる

罪のない人たちを犠牲にする可能性がある

だからやめるべきだという周りの言葉は確かに正しい

けれど、それでもだ

友奈「私達は久遠先輩を助けたいんです。助けるって決めたんです」

「多くが失われることになっても、ですか?」

友奈「大赦にとっての世界が神樹様なら、私達にとっての世界は久遠先輩なんです」

だから、抗う

何があっても、何を犠牲にしてでも

それが悪であるのだとしても

天乃の望みがすべてを救うことであるのならば、足を踏み外してでも目的にたどり着く

友奈「だから」

友奈は強くこぶしを握る

勇者に変身していないから力は常軌を逸したものではないが

勇者になる以前から鍛えていたこと、

勇者になってから鍛えていたこと

それによる力は、容易に神官の体を叩き伏せることができるだあろう

友奈「道を開けてください安芸先生、一人の犠牲も、出来たら出ない方がいいと思うから」
56 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/29(日) 23:21:41.18 ID:m7HAhXX6o

友奈から強い敵意は感じなかった

しかし、その拳が確実に自分に向かってくるということも安芸は感じていた

殺すほどの力は出さないとは思う

けれど、殺してしまうことも視野に入れているような気がした

「……条件は同じ、ですか」

自分たちが久遠天乃という犠牲を認め、甘んじているのと同じように

勇者たちは安芸や神樹様、世界の犠牲を認めているのだ

違いがあるとしたら、出来得る限り犠牲を失くそうとしているのか、あらかじめ犠牲を出すことを確定させているかの違い

言葉にしてみれば、ほんの些細な違いだ

「ですが、結城様。大赦は認めません。貴女方の行いは反逆行為として厳しく取り扱われることでしょう」

勇者に接触する久遠家という存在は、

文字通りの毒として扱われ、隔離されることになるかもしれない

だが……それは結局

世界への反逆が、大赦への反逆となるだけでしかない

安芸は友奈に一礼すると車に乗り込み、車が通れるように道を開けて止まる

「……どうぞ、自らの行いが妨げようとしていること、その罪をその身に感じ、瞳に焼き付けてきてください。考えも変わるでしょう」

友奈「…………」

悲しさと、辛さと苦しさと

見たくはなかった、感じさせたくはなかったものを感じさせ

その何よりも思いであろう罪を感じたことのある友奈は、

安芸の最後の抵抗のような一言に怯えるようなそぶりは見せなかった

友奈「久遠先輩に託されたんです、どんなものがあったとしても私達の考えは絶対に変わりません」

そしてはっきりと、自分の意思を述べたのだった
57 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/29(日) 23:23:09.63 ID:m7HAhXX6o

√ 11月08日目 (壁の外) ※月曜日


01〜10 
11〜20 戦闘中
21〜30
31〜40
41〜50 戦闘中
51〜60
61〜70
71〜80 ばてくす
81〜90
91〜00

↓1のコンマ

※空白なら芽吹接触
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:23:43.81 ID:B4TARcZTO
59 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/29(日) 23:36:32.07 ID:m7HAhXX6o

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
HDDが破損気味なので、場合によってはしばらくお休みを頂くことになる場合もあります


東郷「安芸先生」

東郷「時間がないからこそ私達はその道が悪路だとしても遠回りするんです」

東郷「そうしなければ救えないものがあるから」

東郷「久遠先輩がいてこその世界」

東郷「いなくなってしまったら結局世界が終わるんです」

園子「そう――世界に絶望した勇者の手によって……!」

風「なにそのRPGゲームの続編みたいな設定」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:52:05.57 ID:hhgk8N4+O

ついにくめゆ勢と接触する時が…
メブ以外のメンバーはどんな反応するのだろうか
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 00:31:55.56 ID:Hx70feKqO

コンマギリだったな
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 10:46:37.10 ID:a1LxzuxHO

友奈が一般人を殴るっていうのは想像できないけど
世界を危険に晒すことに比べれば些細なことだし直接的な責任になるからこそ殴れるのかな…
63 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/30(月) 23:33:38.21 ID:1YYKMg+xo

おそくなりましたが、すこしだけ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 23:42:12.58 ID:wsX/z0BpO
よしきた
65 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/31(火) 00:01:06.07 ID:v41v9YsPo

√ 11月08日目 (壁の外) ※月曜日


壁の外は想像していた以上に灼熱の地へと変貌していた

一番経験があり、

こんな状況でも穏やかでいてくれそうな園子でさえ、驚きを隠せないほどに。

勇者へと変身しているからこそ耐えられるであろう熱さ

飲み込む空気も重く熱く、呼吸をするたびに苦しさがましていくような錯覚さえ覚える

風「……まるで地獄だわ」

遠く離れた場所にはなるが、星屑がいる上に、

バーテックスになろうとしたであろう残骸もちらほらと見える

そして、マグマのような真っ赤な大地

地獄と呼ぶにふさわしいその光景を目の当たりにして――夏凜達は一歩踏み出す

夏凜「地獄ってより墓場よ墓場。当然、あいつらのだけど」

樹「作りかけのバーテックスが雰囲気ある……かも」

呟きながら身を寄せてきた樹に笑みを浮かべながら、

友奈は軽く頷いて額を拭う

神官に言われた妨げようとしているモノ

それを見てもなお、誰一人通して止まろうとはしないみんなの背中を見つめて

だから言ったんです。と、友奈はひそかに思った
66 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/31(火) 00:20:05.58 ID:v41v9YsPo

園子「わっしーどう? 見える?」

長距離狙撃用の銃を構え、スコープを覗東郷に声をかける

端末を見ても確認できるのは同じく端末を所持している勇者と敵

防人は対象外なのか、範囲外なのか名前はない

その代わりとして東郷に見て貰ったのだが。

東郷「ううん、見えない……範囲外の可能性が高いわ」

友奈「方向はこっちであってるよね?」

夏凜「確認はしてあるから平気なはずだけど……」

四方八方真っ赤な世界

背後の神樹様だけが目印になりそうな状況で自信を持つことは難しいが、

防人が目指す近畿地方の方角は確認してある

第一地点の場所も把握済みだ

それでも見えないとなれば

夏凜「なんかあったでしょ。アレ……暑いとなんかなるやつ」

風「心筋梗塞?」

夏凜「それもあるけどそうじゃない」

東郷「蜃気楼のこと?」

樹「それで見えなくなっちゃってることもあるのかな?」

園子「蟻さんみたいになっちゃってて混ざっちゃってる可能性もあるんよ〜」
67 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/31(火) 00:32:25.57 ID:v41v9YsPo

遠くにいるのならそれだけ小さく、この赤色に紛れ込んでしまっている可能性は否定できない

とはいえ、蜃気楼に関しては違うのではと風が口をはさんだ瞬間

辺りの雰囲気が変わったのを感じて、夏凜が刀を引き抜いた

夏凜「周囲警戒! 樹は風の後ろで射出待機!」

樹「はいっ!」

夏凜「最悪でも撤退はなし、突っ切るわ!」

幾度となく感じた戦いの張りつめた空気感

だが、向かってくる星屑の姿はなく生成されるバーテックスの姿もない

数分間その場から動かずに息を潜めていた夏凜達は、

戦意の矛先が自分たち以外の存在であることを確信して、地を蹴り出す

園子「防人も訓練はつんでるけど、生身の人間には変わりない……急ぐよ〜!」

風「だからって満開はなしよ園子! それは最終手段!」

友奈「急いで急いでそれでも間に合わなかったら……ですね」

樹「…………」

漁夫の利という言葉を使いたくはない場面ではあるが、

ある程度手負いになってくれていれば、自分たちとは戦わずに渡してくれるのではないか。と

そんな考えを持ってしまった樹は首を横に振る

出来るのなら戦いたくない

だからと言ってそんな卑怯な手を使いたくはない
68 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/31(火) 00:51:20.96 ID:v41v9YsPo

樹「東郷先輩、見えますか?」

東郷「走りながらだと揺れるから――」

東郷が言い終わるよりも先に東郷の体に糸を巻き付けた樹は、

その体を持ち上げて、移動を肩代わりする

樹「――補佐します」

東郷「ありがとう。少しそのままでお願いね」

移動をしながらスコープを覗くのは至難の業だ

だが、身体を支えてくれるのであれば話は別

肉眼で周囲を確認し、浮遊する星屑を確認した東郷はその姿をスコープに収め、

そのまま追跡していく

勇者たちから離れていく星屑はだんだんと降下し始め、

そして――何かの集団と交錯する寸前で弾かれ、撃退されていくのが見えた

東郷「見えたわ。方位そのまま、距離約1000!」

風「戦闘中……ぽい、わよね?」

東郷「ですが優勢……いえ、まもなく撃退可能に見えます」

園子「端末には敵影無しです、サー!」

夏凜「……勇者じゃないっていっても元々は勇者になろうとしたんだから、そりゃ適正武器さえあれば星屑くらいなら問題ないか」

風「ならこのままの速度で追いつくわよー、全員走れーッ!」

戦闘が行われているという緊迫感から一転

いつもながらの少し抜けたような風の掛け声に合わせ、みんなが駆け抜ける

端末と目視で周囲を警戒しながら、東郷には動向を監視させつつ距離を詰めていった勇者部は

巫女である国土亜耶を連れているせいか速度の遅い防人に素早く追いついた
69 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/07/31(火) 00:57:30.56 ID:v41v9YsPo

では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
防人と合流


東郷「距離1000!」

風「なにそれ、センチ?」

夏凜「何言ってんのよ、メートルに決まって――」

東郷「マイルです。風先輩、夏凜ちゃん」

風「……園子、満開」

園子「あれれぇ〜?」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 00:58:16.39 ID:pBDMeqdhO

センチだと肉眼で確認できるだろwww
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 01:01:11.95 ID:ZWx1WazsO

これは視力低下フラグだな

ゆゆゆの漫画とか全部終わるらしいけど久遠さんもこの章で終わるんだっけ?
本当になにもなくなっちゃうな…
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 08:08:06.75 ID:LwqBOvPNO

防人たちからしたら悪夢の連戦となってしまうのだろうか

このシリーズも長いことやってきて独自の世界観を積み上げてきたからな…できるならくあゆシリーズでのゆゆゆい編も見てみたいなぁ
現状でも数人そろっていないし、陽乃さん関連が余りにも救いが無さすぎるから何かフォローしてあげたい
73 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/01(水) 00:03:21.32 ID:EHTO2DbYo

すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日は出来れば少し早い時間から


棗と雪花に関しては陽乃編でのみルート次第で交流できる予定ではありますが
今回の物語終了後に続編を開始するかは未定になります
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 06:44:21.52 ID:NUDz9frBO
乙です
陽乃さんルート…久遠さん以上に難易度高そう
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 19:27:25.65 ID:kMbHDeTqO
どうせルート入る選択肢がシビアなんでしょ知ってる
でも久遠さんスレはやり方次第で全員救済出来るから好き
なおバッドエンドはエグい模様
76 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/01(水) 23:19:04.62 ID:EHTO2DbYo

遅くなりましたが、少しだけ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 23:21:17.25 ID:s17AFQlAO
あいよ
78 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/02(木) 00:04:58.11 ID:qbZ5K8T5o

それは、防人達

そして芽吹にとっても想定外の事態だった

夕海子「芽吹さん! 接敵!」

芽吹「!」

同じ部隊に所属する信頼できるメンバーの一人、弥勒夕海子

彼女の叫ぶような声に導かれて振り返ると

小さかった【敵】はだんだんと大きくなりながら人型へと落ち着く

それは敵でもなんでも何でもなく、芽吹がかつて望み、関わりを持つことになった勇者たちだった

芽吹「三好さん……?」

夏凜「…………」

疑問符を浮かべながら呟いた芽吹を一瞥した夏凜は、

初めて見る映像以外の勇者の姿に騒めき立つ防人に守られ、隠れてしまっている亜耶を見つめる

夏凜「種は使ってない……わよね?」

亜耶「は、はい。目的地はここからもう少し先に進んだ場所になるので……」

シズク「おいおい……勇者様がこんなところにまで何の用なんだ?」

あんまり穏やかな感じじゃなさそうだが。と

シズクが呟いたのを耳にした雀が僅かに身構え、不安げに目を向けてきたのを感じて

芽吹は一歩前へと進み出た

芽吹「何をしに来たの? 久遠先輩はもう平気なの?」
79 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/02(木) 00:26:53.38 ID:qbZ5K8T5o

普通に声をかけても無視をされる可能性がある

そのために、わざわざ久遠天乃の名前を持ち出す

シズクと同様に芽吹もただならない雰囲気を感じており、

並び立つ夕海子もどこか警戒心を感じさせる表情をしている

芽吹「まだ子供は生まれていないのよね?」

友奈「うん、それはまだなんだ」

芽吹「結城さ――」

友奈「芽吹ちゃん、あのね、お願いがあってここに来たんだ」

学校で、病院で

結城友奈という少女がどのような子であるのかを芽吹は見てきた

明るく、活発で人懐っこく、何事もポジティブに考えられると思われていたが

実は感情的になりやすい部分もあって、怒ったり悩んだり悲しんだりと人並みの感情の起伏があるのだと知った

だから、友奈が覚悟を決めた顔つきをしていても不思議には思わなかった

芽吹「時間があまりないけれど、聞くだけなら」

友奈「神樹様の種を譲って欲しいの」

単刀直入に友奈は言う

隠しても、誤魔化しても、これは駄目なのだ

真っ向から対立し打ち負かした結果ならばともかく

騙して強奪したのが露見したら、天乃を傷つけてしまうことになるからだ
80 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/02(木) 00:33:03.82 ID:qbZ5K8T5o

勇者様が何を言っているのか分からないという者もいれば、

自分たちのお役目を引き継ぐのではと能天気なことを考える者もいる

だが、芽吹をはじめとしたチームはそんな甘い考えは持てなかった

もちろん、雀は「お役目交代だよメブー! 帰ろう、勇者様がなんとかしてくれるって!」と

この地獄のような場所から逃れられることを喜ぶそぶりを見せたが、

それもすぐに静まって

雀「そ、そんなことないよね……」

悲しそうに呟いた

芽吹「……一つだけ、聞いてもいいかしら」

友奈「うん」

芽吹「…………」

勇者全体に声をかけたはずなのに答えを返したのは友奈一人で

他の誰も黙り込んでいるのを芽吹は確認すると

交渉は結城さんに委ねているのね。と、察して真っ直ぐ見つめなおす

芽吹「神樹様の種は巫女でなければ扱えないと聞いているわ。それをどうするつもりなの?」
81 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/02(木) 00:44:17.29 ID:qbZ5K8T5o

では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
明日は開幕安価になるかもしれません



東郷「神樹様の種を何に使うかですって? 愚問よ楠さん!」

芽吹「!?」

東郷「久遠先輩の下腹部に立派な神樹様を植え付けて今度は私達が孕むのよ」

芽吹「……だろうと思った」フイッ

シズク「おい待て分かっちゃうのかよお前!?」

亜耶「違います……芽吹先輩は諦めただけです……」

シズク「良く分からないが諦めたらそこで終わりだぞ!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 00:49:19.70 ID:FKYNZKZ9O

実際久遠さんが神樹様生やしたら後継者問題全部解決するんだよなあ
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 07:59:37.22 ID:+R7EaEBzO

何気に雀とシズクはここでくあゆ初登場か
オマケでさっそくシズクが突っ込み担当になってるけどw
84 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/02(木) 23:58:35.84 ID:qbZ5K8T5o

すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日は出来れば19時ころから
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 03:07:40.70 ID:5D8EZfHLO
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 19:21:40.90 ID:Df1SyF4HO
マダカナー?
87 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/03(金) 20:26:57.56 ID:jzlN1ClYo

では、遅くなりましたが少しずつ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 20:33:40.74 ID:CCaD17DSO
よっしゃ
89 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/03(金) 21:13:56.02 ID:jzlN1ClYo

シズク「おいお前まさか――!」

夕海子「シズクさん。ここは芽吹さんに任せておきましょう」

シズク「だが」

夕海子「勇者にも事情があるご様子。まずは話を聞くべきですわ」

ただ、その内容が何であろうと、

世界を救うために必要なピースをそれ以外の理由で譲渡することは考えにくいと夕海子は思う

それが例え以前に親交があり

穢れによって苦しんでいるという久遠家の人間の為であっても。

夕海子「……聊か、薄情ではありますが」

世界か個人か

そう考えれば答えは明白だった

それが例え薄情であり、人道に反するものだとしてもだ

もっとも、【防人としてなら】ではあるのだが。

芽吹「結城さん、この種は今ある世界の希望だということは分かっているのよね?」

友奈「うん」

芽吹「正しく使わなければ人類は滅亡してしまう可能性があるということも分かっているのよね?」

友奈「分かってる。けど、それでも私達には必要なんだ」


1、お願い芽吹ちゃん、久遠先輩を助けるにはそれしかないの
2、世界を犠牲にする覚悟はある。でも、そんなつもりはないよ
3、久遠先輩が助かれば神樹様の種を使わずに救う方法が見つかるかもしれない。ううん、きっと見つけてくれる
4、それを使わないと、久遠先輩は1年以内に死んじゃう可能性があるって言われたんだ……だから


↓2
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 21:15:09.60 ID:5D8EZfHLO
1
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 21:15:34.22 ID:CCaD17DSO
4
92 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/03(金) 22:12:50.06 ID:jzlN1ClYo

友奈「それを使わないと久遠先輩が一年以内に死んじゃう可能性があるって言われたんだ……」

芽吹「っ……」

友奈「だから」

友奈が言葉を止める

悲しそうな表情を見せるのは、天乃が死んでしまう可能性があるというだけではなく

世界を危険に晒さなければいけないということもあるのだろうと芽吹は思う

友奈「だから、芽吹ちゃん。神樹様の種を譲ってもらいたいの」

芽吹「……なる、ほど」

雀「メブー?」

芽吹「そう言うことですか。いえ、何となく想像はついていましたが」

そう呟きながら振り向いた芽吹は、

種を持っている亜耶ではなく、久遠家と天乃の状況の一部を知っている夕海子へと目を向けた

夕海子「私が決めてよろしいのですか? だとしたら、答えは一つしかありませんわよ?」

芽吹「でしょうね……貴女はそういう人だから」

ふっと息を吐いた芽吹は夕海子から亜耶へと目を向ける

亜耶も天乃と会ったことがあるからなのか複雑な表情を見せたが

少し躊躇いながら自分の持っていた神樹様の種を芽吹へと手渡す

亜耶「芽吹先輩、判断はお任せいたします」

芽吹「良いの?」

亜耶「芽吹先輩にとっても久遠先輩は無視できない方だと思います……それに、勇者様はきっとどうしてもそれが必要なんだと思います」
93 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/03(金) 22:47:31.11 ID:jzlN1ClYo

勇者になる為の端末が大赦にて保管されていることは巫女である亜耶の耳にも入っていたのだ

今回のお役目になにか不備があって、

勇者に救援要請が出されたというのなら理解もできるが、

そんな様子がないどころか、神樹様の種を個人的な理由で渡してほしいという

つまり、端末に関しても

正式な理由なく譲渡……あるいは奪われた可能性さえあるということになってくる

すでにそこまでしているのなら

断られたからと言って、そのまま踵を返してくれる可能性は低い

芽吹「…………」

シズク「おい楠、分かってるよな? 俺達は役目があってここにきてるんだぞ」

芽吹「その通りよ。安易に渡せるようなものでもないこともね」

シズク「だったら迷う必要なんてないだろ。久遠ってやつがどんな奴なのか俺は知らないが、世界よりも大事な奴なのかよ」

芽吹「少なくとも勇者にとっては世界よりもだいじな存在らしいわ」

友奈「芽吹ちゃん、ダメ……かな」

懇願する様な声に芽吹は目を向けなおす

芽吹「ダメと言ったら、どうするの?」

友奈「その時は……戦う」

芽吹「人間と? 味方であるはずの私達と?」
94 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/03(金) 23:18:37.33 ID:jzlN1ClYo

芽吹「いえ、愚問だったわね」

天乃の為にどこまでできる覚悟があるのか

彼女に対する思いがどれほどまでなのか、芽吹は見てきたのだ

そんなことは聞くまでもないし

友奈の表情を見れば一目瞭然だった

悲し気でありながら、覚悟を決めている瞳

それは例え人間相手であろうと戦うというものに他ならない

芽吹「…………」

雀「メブーは、メブーにとっては、久遠先輩って言う人はどんな人?」

芽吹「嫌いな人、面倒な人、良く分からない人……あの人は不思議だわ」

答えにならない答えを返した芽吹は、

少し遅れてそのことに気づいたように苦笑いを浮かべる

芽吹「結城さん、神樹様の種を久遠先輩に使ったとして、世界が救えなければ意味がないのでは?」

友奈「でも、世界を救えたとしても久遠先輩が救えなかったら意味がない」

芽吹「久遠先輩が守った世界ですよ?」

友奈「だからこそ久遠先輩は生きていく権利があると思う。だから、死んじゃうことを運命だなんて認めらないんだ」

芽吹「そうですか……」
95 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/03(金) 23:57:17.71 ID:jzlN1ClYo

悠長に話している場合でも場所でもないことは分かっている

聞くだけ無駄であることも分かっている

けれど、それでも芽吹は形式的に必要な気がして問う

勇者だって人間であり、少女なのだ

大切な人がいるのは当たり前で、何よりも守りたいと思うのは当たり前で

それはもしかしたら、世界なんかよりもずっと大切なものになりうる可能性もあって。

芽吹「最後に一つだけ、教えて」

友奈「なに?」

芽吹「コレを使うことで、久遠先輩が助かるのは絶対? それでも助からない可能性というものは存在しているの?」

友奈「…………」

本当のことを言えば、絶対に救えるというものではない

むしろ、それを使うことで助けることができるかもしれないというのが真実だ

穢れに冒されていたことで天乃の体は神樹様の力に反発し

その副作用によって、症状が悪化してしまったりするかもしれない

もちろん、その対策も考えてはいるのだが……


1、まだ大変なことはあるけど、でも絶対に助けるつもりだよ
2、うん、絶対に助かるよ
3、助からない可能性はある……けど、なんとかする


↓2
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 23:59:08.43 ID:5D8EZfHLO
1
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:05:53.24 ID:AJkMC0v70
1
98 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/04(土) 00:48:12.46 ID:jjbsAOgjo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


友奈「助からない可能性なんてない」

友奈「久遠先輩は何があっても助ける……たとえ、悪魔に魂を売り渡してでも!」

芽吹「な……ッ!?」

シズク「主人公の台詞じゃねぇ!」

亜耶「主人公は久遠先輩では?」

夏凜「あいつはヒロインだから」

夕海子「では、主人公はわたくしに決まりですわね! 次回からは弥勒夕海子は勇者である。に変更ですわ!」

シズク「いや、それはねーわ」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:19:46.70 ID:L8L20NQCO

久遠さんがヒロインという風潮
しゃーない
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 07:47:58.26 ID:K1S7+jwEO

それで久遠さんが完全復活したら売り渡した魂を取り戻しに行きそう
101 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/08/04(土) 23:22:06.47 ID:jjbsAOgjo

では少しだけ
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