魔王「おまえは女だ」ふたなり勇者「認めねえ」

Tweet

239 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/24(水) 22:02:34.47 ID:zLYT6wB50

勇者「あーほんっと腹立つ!」ガンガン

魔王「岩に当たるな。落ち着け」

勇者「どうしてもイライラが止まんねえんだよ!!」

魔王「……はあ」

魔王「レジスタンスについて今一度調べてみる必要がありそうだ」

勇者「オレもう関わりたくねえんだけど」

魔王「俺もだが、連中をどうにかしないことにはな」

魔王(特に、ミステルのローゼに対する執着は異常だ。再びローゼを襲おうとする可能性は否めない)

魔王(この手でローゼを守りたいと強く思った)

魔王(尤も、俺はローゼより遥かに弱いのだが)

勇者「八つ当たりせずにはいられねー!!」ゴッ ガラガラ

魔王(そういえば、ローゼのにおいがいつもと少し違う気がするな)

魔王「……!」
240 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/24(水) 22:03:06.76 ID:zLYT6wB50
つづく
遅くなって申し訳ない
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/24(水) 22:10:14.60 ID:IDQf0/Mso
>>240
お疲れ様です
気にすんな、続けてくれただけでも嬉しい
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/24(水) 22:18:58.10 ID:sY4At38H0
乙です
自分のペースで書いてもええんやで(にっこり)
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/24(水) 22:58:43.01 ID:1T6KGfyPo
乙
244 : ◆O3m5I24fJo :2018/10/27(土) 18:15:50.05 ID:gPMLZ+VF0

Episode 10


魔王「…………」

勇者「おい、どうしたんだよ」

魔王「…………」

勇者「おい」

魔王「ローゼ、おま、えは……」

勇者「あ?」

魔王「…………」

勇者「おい、何だよ」

魔王「……お前は、女だ」

勇者「……は?」
245 : ◆O3m5I24fJo :2018/10/27(土) 18:16:25.50 ID:gPMLZ+VF0

勇者「何言ってんだよ」

魔王「においでわかった。お前は、遺伝上、女……だ……」

勇者「……!?」

魔王「以前はどっちつかずのにおいだったが、体は確実に女として成長しているのだ」

勇者「嘘だろ……オレ、一応……精液、出せるんだぜ。玉だってついてる」

魔王「お前の男としての機能は不完全だ」

魔王「何らかの原因で両性具有となってしまったが、本来の性別は女――」

勇者「っざっけんな!!」

勇者「てめえがオレのことを女だって思いてえだけじゃねえのか!?」

魔王「そ、それは違う!」

勇者「どうせお前だってミステルの野郎と同類なんだろ!」

魔王「あやつと一緒にするな!

勇者「オレを女として見てるんだろ!?」

魔王「っ……」

魔王(以前からローゼに惹かれていたのは事実だ)

勇者「……ほんっと、誤魔化すの下手だよな、お前」
246 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:17:13.92 ID:gPMLZ+VF0

勇者「……許さねえ」

勇者「オレが男の慰みものにされるだけの性別だなんて、認めねえ!」

魔王「ろ、ローゼ!」

勇者「…………」

ゴッ






247 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:17:44.40 ID:gPMLZ+VF0

魔王「う……」

魔王(ここは……何処かの山小屋か?)ジャラ

魔王(鎖……?)

魔王(俺の服は何処だ。何故何も着ておらぬ)

勇者「……よお」

魔王「ローゼ……?」

勇者「言っとくけど、その鎖、ぜってえてめえの力じゃ切れねえからな」

魔王(加護の力が籠められている。腕力も……封じられているようだな)

魔王(魔術も使えぬ……使えるのは不死の力だけか)

勇者「全部の加護を得なくても、このくらいのことならできるみてえだ」

魔王「何を……するつもりだ……?」

勇者「……オレが男だってことを証明してやるんだよ!!」
248 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:19:05.08 ID:gPMLZ+VF0

勇者「おら、これ舐めろよ」

魔王「っ!」

勇者「早くしろ」

魔王(ろ、ローゼのっ……)

勇者「捻じ込むからな」グッ

魔王「んぐっ……!」

勇者「間違っても歯ぁ立てるんじゃねえぞ」グチュッグチュッ

魔王「っ……っ……!」

魔王(口内が……熱いっ……!)

勇者「てめえの口マンコ、なかなかイイ具合じゃねえか」

魔王「むぐっ……んっ……ぁぇっ……」
249 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:19:51.71 ID:gPMLZ+VF0

魔王(息が……苦しい……!)

勇者「……おい、なんだよこれ」

魔王「……」

勇者「なんで半勃ちになってんだよ」

魔王「ぷはっ、はあ、はあ……」

勇者「お前、もしかしてそっちの気の奴だったのか? あ?」

魔王「……?」

勇者「男が好きなのかって聞いてんだよ!」

魔王「違う!」

勇者「じゃあなんで勃ちかけてんだ? とんだ変態だよなあ!」グニグニ

魔王「あっ……」ビクッ

勇者「うっわ、踏まれて硬くなるとか、マジねえわ。そっか、お前マゾだもんな」

魔王「はあ、はあっ……ローゼ、も、やめ……」

勇者「そんなに気持ち良いのか? あ゛!?」

魔王「っ、うっ……ああぁっ……くっ……」
250 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:22:04.69 ID:gPMLZ+VF0

勇者「我慢汁垂れ流してドッロドロじゃねえか! 変態! このド変態!」

魔王「ローゼ、ローゼっ……あああっ!」

ドクンッ とくとくとく……

勇者「うっわ、はっや」

魔王(イッてしまった……好きな女の目の前で、好きな女の足で……!)ジワ

勇者(……こんなに濃いのが普通なのか?)

勇者(ちくしょう……!)

魔王「ろーぜ……?」

勇者「てめえの精液でてめえの穴ン中犯してやるよ」

魔王「っ!?」

魔王「お、おい……やめてくれ!」

勇者「へえ、ケツの穴も人間と同じ見た目してんだな」ツプ

魔王「ひっ」
251 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:22:33.30 ID:gPMLZ+VF0

勇者「ははっ、一足先に童貞卒業させてもらうぜ」

魔王「あっ、ぐぅっ……むり、むりだっ……! はいらなっ……」

勇者「押し込めば入らねえなんてことねえだろ」ググッ

魔王「あがっ……」ピクッピクッ

勇者「ほら、すっぽりだ」

魔王(痛い……! あまりの圧迫感に息さえもままならぬ!)

勇者「スラムじゃあな、女は貴重だからって、男に走る野郎も少なくなかった」

勇者「掘られた男がどうなるか知ってるか? どんどん女になってくんだよ」

勇者「てめえも女にしてやる」グッグッグッグッ

魔王「こわれ、こわれるっ! もっ……やめてくれっ!」ポロポロ

勇者「泣いたって無駄だっつの」
252 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:22:59.78 ID:gPMLZ+VF0

ズッズッズッズッ……

魔王「んっ……」ジィン

魔王(なんだ……? 腹の奥が……熱い……!?)ピク

魔王「あっ、あっ、はあぁっ……」

魔王(声が勝手に……)

勇者「てめえ、感じてんのか? 初めてだろ?」

勇者「うっわ、傑作だな。よっぽどの才能の持ち主だぜ、お前」

魔王(嘘だろう……?)

魔王(こんな、こんな行為で、女のように感じるなど)

魔王(あり……えない……)

魔王「あああっ……あっうっ、んぐっ……」

勇者「良いザマだな魔王様よぉ! 今のお前完全に女だぜ!」

勇者「腰をよじって高い声を出して、こんなの男じゃねえよなあ!」

魔王「くっう、あっ、あ、ぁ……っはあっあっあっあっ!!」
253 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:24:08.62 ID:gPMLZ+VF0

勇者「いやらしく吸い付いてくるぜ、お前のケツ穴!」

勇者「そんなに男が欲しいのか? とんだ淫乱だよな! ははは!」

魔王「ちがっあああっ! 俺は、俺はあああっ!」

魔王(駄目だっ……もう何も考えられない)

魔王(抵抗するには、あまりにも甘すぎる……!)

魔王「あっあっあっあっあっあっ……いやだぁぁぁ……あああああっ!!」

勇者「イきそうなのか? いいぜ、イけよ! 中に出してやる!」

魔王「ああああああああああっ!!!!」

勇者「くっ……う…………はあ……」
254 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:24:35.75 ID:gPMLZ+VF0

勇者「これから毎日慰みものにしてやるよ」

勇者「どうせ旅してたって馬鹿な人間達に邪魔されるしな!」

魔王「…………」

勇者「じゃあな」

バタン

魔王「…………」

魔王「……………………」
255 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:25:02.12 ID:gPMLZ+VF0

魔王(……浅はかだった)

魔王(気が動転して喋ってしまったが、あのタイミングでローゼが女だと告げるべきではなかった)

魔王(もっとあいつの気持ちを考えてやれていれば……)

魔王「…………」

魔王(ローゼに女として傍にいてほしい想いも高ぶっていた)

魔王(俺は自分の感情を優先してしまったのだ)

魔王(だから、あいつにこれほどのことをさせてしまう結果になった)

魔王(あいつをひどく傷つけてしまった)

魔王(俺は……大馬鹿者だ)
256 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:25:29.60 ID:gPMLZ+VF0

――
――――――――

魔王(何日経ったのだろうか)

魔王(2日程度の様な気もするが、7日ほど過ぎ去っているかもしれぬ)

魔王「あっ、はっぁっ……うっ……」

勇者「今自分がどんな顔してるかわかるか?」

勇者「クソしてるのを見られてる犬みてえな顔だぜ!」

魔王「う……っ……」

勇者「ははは! クソ犬! このクソ犬!!」

魔王「ろ……ぜ…………」

魔王「……れが……おれが……わるかった……」

勇者「…………」

魔王「すまなかっ……」

勇者「今更遅えんだよ!!」グッグッ

魔王「がっあぁっ! ぐうぅっんんっ……!」
257 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:26:04.94 ID:gPMLZ+VF0

魔王「っ…………」

魔王(こんな形であっても、好きな女と繋がることができているのなら、いいではないか)

魔王「ふうっはあっ、はああっあっあっあっ……」

勇者「何素直に喘いで腰振ってんだよ!」

勇者「っとに気持ちわりぃな」

勇者「今日はもうやめだ」

魔王「そ……んなっ……」

魔王「ローゼっ、頼む、行かないでくれ! 今やめられると……体がっ……」

勇者「てめえで慰めてろ」

魔王「ローゼ、ローゼっ……!」
258 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:26:31.86 ID:gPMLZ+VF0

勇者(男の声、男の体、男の心……)

勇者「くそっ!」ダン

勇者(あいつは、オレが欲しいものを当たり前のように持っている)

勇者(許せねえ……!)







259 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:27:00.26 ID:gPMLZ+VF0

勇者(食料が尽きそうだな。麓の町に行ってくるか)

勇者(……折角だし、あいつに土産でも用意してやるか)



※分岐

 性玩具を買う

→男を呼ぶ
260 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:27:45.65 ID:gPMLZ+VF0

ガチャリ

魔王「……?」

魔王(足音が多いな……)

大男1「へえ、犯してほしい魔族ってのはこいつのことか」

大男2「顔も体もなかなかイイじゃねえか」

魔王「……!?」

魔王「ローゼ、これは」

勇者「報酬はここに置いとくからな」ジャラ

大男1「楽しませてくれよ」クイッ

魔王「っ」

勇者「……」

魔王「ローゼ、行くな! 待ってくれ! 嫌だ!!」

勇者「お前は男が大好きなメスだろ? 喜べよ」

魔王「違う! 俺はっ……俺は相手がお前だったから耐えられたんだ……!」

魔王「他の者になど」

勇者「余計きめえっての」

ガチャ

魔王「ローゼ! ローゼ!!」
261 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:28:13.97 ID:gPMLZ+VF0

勇者(今更後悔したって、遅えんだよ)

勇者(これは、オレのことを女だって言った罰だ。あいつが悪いんだ)

勇者(あいつが……悪いんだよ……!)

勇者(……オレ、なんでこんなことしてるんだ?)

勇者(裏切られた気持ちでいっぱいになって、でも、こんな酷いこと……)
262 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:28:50.26 ID:gPMLZ+VF0

どれほど叫んでも、声は届かない。
届かない言葉なんて、なくなってしまえばいい。


心が痛いのは、あいつに恋をした記憶があるからだ。
苦しみの原因となる思い出なんて、なくなってしまえばいい。


全てが白く、霞んでいく。
263 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:29:21.80 ID:gPMLZ+VF0

ガチャ

勇者「うっわ、ひでえ臭いだな、この部屋」

勇者「おい魔王、寝てんのか。起きろ」

魔王「……?」

勇者「臭くて仕方ねえから体拭いてやる」

魔王「…………?」

勇者「寝ぼけてんのか?」

魔王「??」

勇者「……なあ、オレのこと、わかるか……?」

魔王「……?」

勇者「何か言えよ、なあ」

魔王「…………」

勇者「……嘘だろ、おい」

魔王「…………?」

勇者「……壊れちまった」
264 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/27(土) 18:30:08.43 ID:gPMLZ+VF0
tsuduku
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 21:52:21.25 ID:Rl6QcTlw0
なんか違う方向に行っちまったな
残念
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 01:12:02.66 ID:7FaSgZQ3o
名前有りとかくっさ
ここでやる意味あんの?
なろう行けばいいのに
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 20:40:52.47 ID:+i10WvIF0
乙

最高におもろいしいつも予想の斜め上行くし凄いわ

…今日の更新はないのかな?
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 23:57:01.46 ID:JfxxUPSK0
>>267
露骨すぎるよいしょに無駄な改行
まさか自演か?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 00:08:17.71 ID:VUNmsbfRo
無駄な改行があると自演の証拠になるらしい
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/29(月) 00:48:13.71 ID:OoYpFKiZo
>>268
作者のツイッター見てみなよ
ダメージ受けてるからこの調子で叩けば潰せそうだぞ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/29(月) 02:19:00.90 ID:eXxdhwK+o
わざと露骨に擁護すれば作者潰しし放題
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 09:07:27.67 ID:03b/4XS60
無駄な改行が自演認定されてる理由を推理してみた

荒らし「この作者潰したいな」

荒らし「作者ってSSと同じように普通のレスでも改行する癖ありそう。皆もそう思うだろう」

荒らし「露骨によいしょしたコメントを書いて改行入れて、ID変えて自演認定すれば完璧!」

こういうことかな?
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 13:20:16.32 ID:RNrMaOMAO
>>168
いっておくけど自演ではないよ、作者とは別人。
まぁあまり言うとあれだけど
【安価もあるよ】甘くてしょっぱい恋のお話。
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540728144/
ここの作者。
そしてなんでここの作者が嫌われてるのかわからんけど、叩かれるようなことしてたの?
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 13:22:14.65 ID:EOZ6KGduO
乙です
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 13:29:46.24 ID:RNrMaOMAO
>>273
ごめん>>268だった
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 14:12:50.41 ID:E+3w7lnR0
雑談所で絡んできた荒らしが粘着してここに来たんだと思う
面白いSSを書ける作者は自演認定して潰してなんぼだろみたいなこと言ってたし
この作者が特別叩かれるようなことをやらかしたわけではない
スルー推奨
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/29(月) 15:19:47.26 ID:p5SPXvtWo
は?
ツイッターやブログ()やってる時点で叩かれても文句言えないだろ
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 18:02:42.37 ID:eGfXDoFU0
乙はよ
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 18:17:36.06 ID:S5Z3WkPKo
幻覚オチかとおもた
乙
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 18:56:14.82 ID:6TlDK8J8O
おつおつ。基地外は放置で。
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/30(火) 19:26:04.76 ID:XYTHCkfiO
ちな、作者のTwitterてどこ?
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 08:50:25.89 ID:Q2XaMUMr0
酉で検索すれば出てくるよ
283 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:13:25.86 ID:Y4CWEl4x0
こっちはただ鬱なエロが書きたいだけのバッドエンド直行ルートなので、本編だけ読みたい方は読み飛ばしていただけたらなと
こっちの分岐は今回の話を含めて2話で終わります
284 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:14:19.87 ID:Y4CWEl4x0

Episode 11


勇者「これで綺麗になったな」

魔王「…………」

勇者(旅を続けようにも、こいつの記憶を戻さねえとどうしようもねえ)

勇者(髪と肌の色は、こいつに教わった術で人間っぽくできた)

勇者(問題はツノだな……)

勇者(ツノを髪の毛にすることまでは流石にできねえ)

勇者「……ごめんな。これ、折るぞ」

ボキッ ボキッ

ゴトゴト

勇者(加護の力で包んだ袋に入れれば、折れた状態を保てそうだ)

勇者「ごめんな、ごめんな」

魔王「…………」

狼「くぅーん……」
285 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:14:57.97 ID:Y4CWEl4x0

勇者「飯の食い方、わかるか?」

魔王「?」

勇者「掬ってやるから、口開けろよ」

魔王「?」

勇者「ほら」

魔王「……」

勇者「噛め。『噛む』って、わかるか?」

魔王「…………」

勇者「こうするんだよ」モグモグ

魔王「…………」モグ
286 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:15:35.20 ID:Y4CWEl4x0

勇者「星、綺麗だな」

魔王「…………」

勇者「…………」

勇者(オレのせいで……)

勇者「……ごめん」

魔王「?」

勇者「……謝っても、どうしようもないよな」

勇者「腕の良い医者を見つけてやるから」

魔王「…………」ブルッ

勇者「寒いのか?」

魔王「……」ギュ

勇者「そうだな。くっついた方が、あったかいよな」

魔王「…………」
287 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:16:09.80 ID:Y4CWEl4x0

翌日の夜

勇者「やっぱ長いと洗いにくいな……」

ワシャワシャ

魔王「……」

勇者「だからって、髪まで勝手に切りたくねえし、そもそもオレ文句言える立場じゃねえしな」

魔王「……」

勇者「耳に水入ってねえか? ほら、拭くぞ」

魔王「…………」

勇者「少しはさっぱりしただろ」

魔王「……」コク
288 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:16:51.25 ID:Y4CWEl4x0

勇者「寝るか。火、消すぞ」

魔王「…………」

勇者「何もじもじしてんだよ。何処か痒いのか?」

魔王「っ……」

勇者(……勃ってやがる)

魔王「……!」ガバッ

勇者「うおっ」

魔王「…………」モミモミ

勇者「ちょっ、おい」

勇者(オレは……拒否できる立場じゃない)

勇者「触りたきゃ触れよ……」

魔王「はあ、はあ」モギュ

勇者「いっつ…………」
289 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:17:57.93 ID:Y4CWEl4x0

勇者(何も覚えてなくても、しっかり本能は残ってんだな)

勇者(服……脱がされてく……)

ペロッ ちゅぱっ じゅるっ……

勇者「ああ、ったく……赤ん坊じゃねえんだから……」

魔王「っ……っ……」チュウチュウ

勇者「んっ、……っ……はっ……」

勇者(やべ、オレも勃ってきた)

魔王「…………」モゾモゾ

勇者(下に……手が……)

勇者(くそっ、くすぐってえっ……)
290 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:18:25.77 ID:Y4CWEl4x0

勇者「おい、そっちは舐めんなよ……きたねえって……」

勇者「ひっ」ビクッ

勇者「そこ、女の部分っ……うっ……」

勇者(中に舌が入ってきた……!)

勇者「あっ……んっ……ぁ……あっ」

勇者(気持ち良いわけでもねえのに勝手に声が出ちまう、ちくしょう)

魔王「フーッ……フーッ……」

勇者「……これから、どうすりゃいいのかわかんねえのか?」

勇者「…………」

勇者「ここ、こうすんだよ」グッ

勇者「いって……くそ……」ズプズプ

魔王「っ……」

勇者「ははっ、どうだよ、具合はよ……一応、処女だったんだぞ……」

魔王「はー……はーっ……」
291 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:20:33.91 ID:Y4CWEl4x0

勇者「やっぱお前のでかすぎだろ……」

勇者(でも、この程度の痛み……甘んじて受け入れねえと……)

勇者「つっ、はぁっ、ぐっ……! うっ、うっ……んっ……」

勇者(……こんなことをして、オレはこれで罪滅ぼしでもしてるつもりなのか?)

魔王「…………」

勇者「何情けねえ顔してんだよ……オレのこと、心配してんのか?」

魔王「……」

勇者「抜いたところで、それどうすんだよ」

魔王「…………」

勇者「……口でしてやるよ」
292 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:21:24.33 ID:Y4CWEl4x0

勇者(……かてえな)

勇者「気持ち良いだろ?」

魔王「っ……! っ!」ビクッビクッ

勇者「何処がいいかくらい、オレだって半分は男だからよくわかってるんだよ」

魔王「はあっ……っ……」

勇者「出していいぞ」

魔王「ふっ、はあっ……っ!!」

ドクンッ

勇者「けほっ……。満足したか?」

魔王「……」コク

勇者「そうか」

魔王「…………」ギュ

勇者「放せよ。オレ、河原で顔洗ってくるから」

魔王「…………」

勇者「……すぐ、戻ってくるからさ」
293 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:21:52.51 ID:Y4CWEl4x0

チュンチュン

勇者「ふあ……はあ。朝か」

ジリ……ジッジッ……ジリジリ

勇者(なんだこの音)

勇者「……!」

勇者「おい何勝手にナイフなんて使ってんだよ!」

魔王「っ」ビクッ

勇者「あぶねえだろ! ……髪、切ってたのか?」

魔王「……」コク

勇者「なんでだよ。お前、髪の毛大事にしてたじゃねえか」

魔王「…………」

勇者「……もしかして、オレが洗いづらそうにしてたからか?」

魔王「…………」

勇者「お前、記憶がなくても、優しいままだよな……」

勇者「ナイフ、渡してくれ。整えてやるから」
294 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:22:29.74 ID:Y4CWEl4x0

――
――――――――

医者「……余程ショックなことがない限り、ここまで酷い状況にはなりませんよ」

医者「一体何があったのですか」

勇者「…………」

勇者「その……オレ、こいつに八つ当たりしちゃって……」

勇者「……尊厳も、何もかも踏みにじっちまった」

医者「……ふうむ」

勇者「自分でも、どうしてあそこまでイラついてたのかわかんねえんだ」

勇者「嫌なこと続きではあったけど……」

医者「あなたも年頃の女性ですからね。その時、肉体的な変化はありませんでしたか」

勇者「え……」

医者「男性の私がはっきり言うのは少々抵抗があることなんですけどね」

勇者「……あの後、初めて血が流れた」

医者「よくいらっしゃるんですよ。生理前のイライラが酷くて、人間関係を壊してしまう方」

勇者(そういや、メリッサもたまに理由もなく不機嫌になってたな……)
295 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:23:12.87 ID:Y4CWEl4x0

医者「リラックスするのが最善ですね」

医者「定住して穏やかに過ごしてください。自然と記憶が戻るかもしれません」

勇者「……そうか」

医者「しかし……彼は魔族の血を引いているでしょう」

勇者「え……」

医者「私は一応医者ですからね。人間と魔族の違いくらいわかります。どれほど人間に似せていても」

医者「流石に、半魔を診るのは久しぶりですが」

勇者「は?」
296 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:23:47.89 ID:Y4CWEl4x0

勇者「オレの力で誤魔化してるだけで、こいつ、本当は純魔族の魔の気をもってんだぜ?」

魔王「…………」

医者「どう説明すればいいのか……体の基礎的なつくりは人間に近いのです。いや、ちょっと語弊がありますね」

勇者「……?」

医者「例えば、家を作るとします。骨組みを作り、壁紙や外壁を貼り、内装を整えていく」

医者「そしてほぼ完成に近い形になってから、骨組みはそのままに、壁や中身を全くの別物に置き換える」

医者「彼はそんな体なのです」
297 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:27:58.88 ID:Y4CWEl4x0

医者「何らかの方法で、後天的に純魔族と同等の力を得たのでしょう」

医者「体が健康なのも、おそらくそのためでしょうね」

医者「半魔は生まれてくること自体滅多にありませんし、生まれたとしても大人になれることは更に稀です」

医者「光の気と闇の気が反発して、大抵は虚弱な体質になりますからね」

勇者(こいつが……人間の血を引いている?)

医者「彼が17歳というのは本当ですか」

勇者「ああ、記憶を失う前にこいつ自身が言っていたんだ」

医者「魔族の17歳なんて、人間だと2歳児ほどですからね」

医者「成長スピードはほぼ人間と同じくらいだったのでしょう」

勇者(そういえば……フリージアはこいつより年下に見えるのに、150歳っつってたな)
298 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:28:25.21 ID:Y4CWEl4x0

勇者「こ、こいつ、魔族ではあるけど、人間と仲良くしようとしてたんだ」

勇者「決して人間の敵じゃない!」

勇者「だから……」

医者「魔族だからって、無闇に排除しようとは思いませんよ」

医者「患者は患者です。過去にも半魔を診たことだってあります」

勇者「……信じていいんだな」

医者「…………」

医者「私の初恋の相手は、半魔の少女でした」

医者「体が弱い上に、人間からも魔族からも迫害されていたので、あっけなく逝ってしまいましたが」

医者「まあそんな感じの過去があるので、魔族全てが悪だとは思ってないんですよ」

勇者「…………そうか」

医者「もしこの土地に住むのなら、定期的に診察いたしますよ」

医者「彼が人間にとって無害かどうかは私も気がかりですからね」
299 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:29:12.24 ID:Y4CWEl4x0





勇者(医者がいる町のすぐ隣の農村で家を借りた)

勇者(静かな良い土地だ。村人達は、他所者のオレ達を暖かく迎え入れてくれた)

勇者(若者が減っているから助かるという理由らしい)

勇者(……勇者は暗殺されたと噂を流した。その方が都合が良かった)

勇者(そしてレジスタンスは、ほぼ壊滅状態らしい)

勇者(オレが流した噂に尾ひれがついて、暗殺の犯人はレジスタンスだということになり、)

勇者(レジスタンスの意見に反対していた人間達の襲撃を度々受けたそうだ)

勇者(……もう、そんなことはどうだっていい)

勇者「なあ」

魔王「なんだ? マリア」
300 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:29:38.62 ID:Y4CWEl4x0

勇者「記憶、全く戻らないのか?」

魔王「……思い出す必要を感じられないんだ」

魔王「だって、俺は今、とても幸せだから」

勇者「……そうか」

勇者(魔王は……グランは、言葉は案外早く取り戻すことができた)

勇者(ただ、記憶が戻る様子は全くない)

勇者(思い出さない方が、こいつにとってはいいのかもしれない)

勇者(犯されたことが辛くて、忘れたんだ)

勇者(無理に思い出せば、その時こそ本当に壊れる可能性だってある)

勇者「…………」

魔王「なあ、マリア。俺とマリアは、夫婦なのか?」

勇者「は?」
301 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:31:46.80 ID:Y4CWEl4x0

魔王「その……裸で体を重ねるあの行為は、夫婦でしかしないものだと聞いたから……」

勇者「…………」

魔王「俺が記憶を失う前から、そうだったのか?」

勇者「……友達だった」

魔王「?」

勇者「仲の良い、友達だったんだ」

魔王「……そうか」

勇者「…………」

魔王「マリア? どうした?」

勇者「畑の様子見てくる」
302 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:32:35.50 ID:Y4CWEl4x0

農民1「この頃、魔族の動きが怪しいらしいねえ」

農民2「親人間派の魔王様がずっと行方不明で、悪い魔族が何か企んでるらしいが」

農民2「こんな田舎には大して情報も入ってこないからなあ」

勇者(……もう、時間がねえ)

勇者(オレ1人でも旅を続けるべきか? でも……)

魔王「マリア!」

魔王「俺も一緒に行く。心配だからな」

勇者「…………」
303 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:33:33.09 ID:Y4CWEl4x0

勇者(こいつを1人でこの村に置いていくしかねえのかな)

勇者(オレは、こいつに食わせてもらったメシの分、働く約束がある)

魔王「……俺は、初めて会った時からお前のことが好きなんだ」

魔王「とはいっても、最初に目を覚ました頃のことはおぼろげにしか覚えていないのだが……」

勇者「なあ、お前は、オレにどうしてほしい?」

魔王「どうして、とは」

勇者「オレに何をしてほしい?」

魔王「……ずっと一緒にいてほしい」

魔王「お前は俺に世話を焼いてくれて、たくさんのことを教えてくれて……俺は、お前に恩返しがしたい」

魔王「だから、これからもここで共に暮らしたいんだ」

勇者「……そうか」

勇者(お前がこうなったのは、オレのせいなのにな)
304 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:34:18.44 ID:Y4CWEl4x0
つづく
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 23:42:41.03 ID:hTvqUDrPo
おつ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 23:53:14.69 ID:+LjzhiZ6O
なるほど分岐有りか
乙乙
307 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:05:55.59 ID:DyjMFreD0

Episode 12


勇者(元々オレは、世界なんてどうなろうが知ったこっちゃないって思ってたじゃねえか)

勇者(できるだけ、今の魔王の望みを叶える存在でいよう)

勇者(……父様、母様……ロディアはどうなる?)

勇者(このまま放っておいたら、オレの家族だって犠牲になるかもしれない)

勇者(この村だって、いつまで平和が続くかわかったもんじゃない)

勇者「っ……」

魔王「どうした? 何か嫌なことでもあったのか?」

勇者「お前は、何も心配しなくていいんだ」
308 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:06:22.25 ID:DyjMFreD0

農民3「魔炎帝カルなんとかかんとかが、必死こいて勇者と魔王を探してるって話知ってるか?」

農民4「物騒だねえ。……勇者様、本当に死んじまったのかねえ」

農民3「新しい勇者様が生まれたって話も聞かないし、優しい魔王様だけでも見つければなあ」

勇者「…………」

勇者(オレが馬鹿やらかしたせいで、人々の心が不安と恐怖に支配されていく……)

農民4「魔王様の直属の部下だった四天王も、その魔炎帝の部下になったってねえ」

勇者「なっ……」

勇者(そんなわけがねえ……!)

農民3「強力な洗脳の魔術を使ったんだろ?」

農民4「いよいよ、戦争になるかもしれないねえ」
309 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:13:10.09 ID:DyjMFreD0

勇者「…………」

勇者(自分で蒔いた種なんだ。自分で刈り取らねえとな)





夜

勇者「なあ、グラン。……抱いてくれないか」

魔王「そっちから誘うなんて、珍しいな」

勇者「たまにはいいだろ」
310 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:13:37.28 ID:DyjMFreD0

勇者「はあっ、くうっ……」

魔王「マリアっ……」

勇者(オレはこいつのことが好きだった)

勇者(もっと早く、自分の気持ちを認めるべきだった)

勇者「グランっ、グランっ……!」

魔王「愛している、誰よりも」

勇者「ああ、お前って、本当に純粋で……」

勇者(こいつのすべてが羨ましかった)
311 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:14:09.10 ID:DyjMFreD0

――――――――
――

勇者「……絶対、戻ってくる」

勇者「だから、少しだけ待っていてほしい」

勇者「じゃあな、グラナティウス」





魔王「……マリア?」

魔王(いない……)

狼「くぅーん……」

魔王「……手紙?」

魔王「…………!」
312 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:14:35.95 ID:DyjMFreD0

魔王(彼女は、毎日何かを考え込んでいた)

魔王(1人で抱え込まず、俺に話してほしかった)

魔王(話せない理由が何なのか、ずっと気になっていたが……)

魔王(結局、詳しいことは明かさないまま、彼女は行ってしまったのだな)

魔王「…………」グシャ

魔王(いつも、彼女が何処かへ消えてしまうような気がして、俺は怖くてたまらなかった)

魔王「……このまま大人しく待ってなどいられるものか!」
313 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:15:40.94 ID:DyjMFreD0

勇者「いっけね、あいつのツノ荷物に紛れこんでるじゃねえか」

勇者「……まあ、オレが死んだら勝手にあいつのところに帰るだろうし、」

勇者「生きてたら生きてたで、あの村に戻って渡せばいいし、今から引き返すほどのことでもねえか」

勇者(綺麗だよな、これ。まるであいつの心みてえだ)

勇者「グラン……」
314 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:16:17.42 ID:DyjMFreD0






勇者(くそっ、神殿遠いな。もう何週間も歩きっ放しだ。足がいてえ)

勇者(ガリィを置いてきちまったから癒しもねえし……)

勇者「…………!」ゾワッ

ゴオオォォォォォォォ

勇者(空気が、地面が、水面が、震えている)

勇者「……魔族の軍勢じゃねえか!」
315 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:16:46.81 ID:DyjMFreD0

ザシュッ ザンッ ガキン ゴッ

勇者「はあっ、はあ……キリがねえ」

風の将軍「やはり生きていたか、勇者よ!」

風の将軍「貴様が人間如きに殺されるわけがないからな。生きていると信じていたぞ。くくっ」

勇者「っ……」

地の将軍「一向に姿を現さぬから、町を1つ1つ潰して探し始めたところだ」

水の将軍「グラナティウスは一緒ではないのか? 尻尾を巻いて逃げ隠れたか。愚かなものよのう」

勇者「てめえ、封印されたはずなのにどうして……!」

水の将軍「我が主を誰と心得る? 魔炎帝カルブンクルス様ぞ!」
316 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:17:26.99 ID:DyjMFreD0

勇者「!」

勇者(なんだ、この巨大な魔の気は……!)

魔炎帝「……ほう、貴様が当代の勇者か」

勇者(2メートルはありそうな体躯。低く響く声。圧倒的な存在感)

勇者(僅かにあいつと似ている魔力……!)

魔炎帝「我が名はカルブンクルス。正統なる魔王の後継者だ」

魔炎帝「勇者よ、グラナティウスは何処にいる」

勇者「知らねえよ!」

魔炎帝「知っている目だな。知っていて尚、隠すことで守ろうとしている」

勇者(やべえ……こいつはマジでやべえ)

勇者(加護が3つだけじゃ足りねえ!)
317 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:17:55.89 ID:DyjMFreD0

魔炎帝「そう身構えるな。我が計画には勇者と魔王が必要なのだ」

魔炎帝「ここで葬るつもりはない」

魔炎帝「尤も、愚弟の居場所を吐かぬのなら少々痛い目を見てもらうことになるがな」

勇者「……どういうことだ。散々殺そうとしたくせによ」

魔炎帝「死ななかったからこそ利用価値を見出しただけのこと」

魔炎帝「詳しく説明する必要などない。貴様はただ我が問いに答えればいいだけだ」

魔炎帝「それとも、ここで九大天王を相手に戦うか?」

勇者「……戦ってやる」

勇者「戦ってやるよ!」
318 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:19:07.20 ID:DyjMFreD0

魔王(マリア……何処にいるのだ)

狼「……」クンクン

狼「! バウワウ!」

魔王「彼女の匂いがそこに残っているのか!?」

狼「バウ!」ダダッ

魔王「そっちの方角に続いているのだな!」

魔王(この森を抜ければ、きっと彼女に……!)

魔王「――――!」

魔王(魔物の屍の山ではないか)

魔王「うっ」

魔王(風上にいたから血のにおいに気がつかなかった)

狼「バウバウ!」

魔王「……大丈夫だ。行こう」
319 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:20:08.60 ID:DyjMFreD0

勇者「うおおおおおお!!!!」

洗脳岩漿「……」ギィン

勇者「くっ!」

勇者(弾き飛ばされた先には……奴がいる!)クルン

勇者「食らえっ!!」

勇者(加護の力を最大出力で浴びせてやる!)

魔炎帝「……ふん、この程度か」バシッ

勇者「あっ……」ゴロゴロ

魔炎帝「軽く弾いただけのつもりだったのだが、腹に大穴が開いてしまったか」

魔炎帝「もう助からぬな。人間の体がここまで脆いとは誤算であった」

魔炎帝「次の勇者が誕生するまで待たねばならぬ。まあ大した問題ではない」

勇者「っ……はっ…………」ヒクッヒクッ

魔王「…………!!」
320 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:20:58.47 ID:DyjMFreD0

魔王「ローゼ! ローゼ!!」

勇者「おま……ど……して……」

魔王「しっかりしろ!!」

勇者「その呼び方……きお、く……も……ったのか?」

魔王「記憶……」

魔王「あ……あ…………ああああ!」

勇者「…………」

魔王「そうか……俺は……俺は…………」

魔炎帝「漸く姿を現したと思ったら、なんだその姿は。人間そのものではないか」

魔王「…………」

狼「クーン……くぅぅぅ」

勇者「こ……れ……」
321 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:21:30.33 ID:DyjMFreD0

魔王「……俺の、ツノ?」

勇者「ごめ、んな……」

魔王「……俺は……」

魔王「どんな目に遭っても、お前を嫌うことができなかった。憎めなかった」

魔王「ただ悲しくて、現実から逃げてしまった」

魔王「だが、記憶と言葉を失っても、お前への恋心だけは覚えていた」

魔王「……愛している。ローゼ」

勇者「ずっと、言えなかっ……た……けど……」

勇者「オレ、ほんと……ぅは……おま……えのこと……」

勇者「…………」

勇者「――――――――」

魔王「っ…………」

狼「バウ! アウアウ! バウウウ!!」

魔炎帝「ふん、血は争えぬな」

魔炎帝「父子揃って聖なる一族の女を愛するなど」
322 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:22:00.03 ID:DyjMFreD0

魔王「……カルブンクルス」

魔炎帝「さて、どうする?」

魔王「…………」

魔炎帝「大人しく不死の力を我に渡せ。命だけは助けてやらんでもないぞ。貴様に勝機はない」

魔王「……本当に、そう思っているのか?」

魔炎帝「矮小な人間の腹から産まれた貴様が、この我に勝てるわけがなかろう」

魔王「1つだけ方法がある」

魔炎帝「何?」

魔王「その様子では、かつては正当な後継者だったというのに、父上からは知らされなかったようだな」

魔炎帝「…………」

魔王「……不死の力を反転させると、強力な死滅の力となる」

魔王「その規模がどれほどのものになるかは予測がつかぬが、少なくとも……」

魔王「お前の野望を阻止することだけはできる」

魔炎帝「……!」
323 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:23:43.38 ID:DyjMFreD0

魔王「巻き込んですまないな、ガリィ」

狼「……くぅん」

魔炎帝「やめろ愚弟!」

魔王「俺も、貴方も、仲良く地獄逝きだ――兄上」







324 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:24:43.61 ID:DyjMFreD0

その地には、白い荒野だけが残った。





BAD END
325 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:25:52.51 ID:DyjMFreD0
すみません趣味に走りすぎました
次からメインルートです
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/01(木) 21:36:47.89 ID:tntOk/4ZO
乙です
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/02(金) 08:03:35.82 ID:+ppvp2gvo
嫌いじゃないぜこういうのも……!
乙
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 20:42:52.37 ID:Wlb1pfdK0
更新はまだですか…
329 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 19:59:35.95 ID:iYmlbJZA0

Episode 13


勇者(食料が尽きそうだな。麓の町に行ってくるか)

勇者(……折角だし、あいつに土産でも用意してやるか)

※分岐

→性玩具を買う
 男を呼ぶ
330 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:00:32.73 ID:iYmlbJZA0

夜

ガチャ

勇者「メシは食い終わったか」

魔王「……ローゼ……」

勇者「ほら、これ、何かわかるか?」

魔王「……!?」

勇者「流石に童貞でも知ってんだろ? 大人の玩具だぜ」

魔王(ローターに……張形……)

勇者「始まる前に、自力で取れねえようにしとかねえとな」グイ

魔王「や、やめ」

魔王(両の手に繋いだ鎖を術で連結させ……頭上の壁に固定された)

魔王(手が全く自由にならぬ)

勇者「ついでに猿ぐつわ噛ませとくか。舌を切って一時的に死ぬこともできねえからな」

魔王「むぐっ、う……」
331 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:10:05.88 ID:iYmlbJZA0

カチッ

ヴィイイイイイイイイイ

勇者「人肌に反応して吸い付いてくるから、そう簡単には取れねえぞ」

魔王「うーっ……うぐうぅう!!」

勇者「ははっ、乳首を責められただけでバッキバキに勃起してんじゃねえか」

勇者「ほら、亀頭用のもあるんだぜ。すっぽり覆ってやるよ」

魔王「!?!? んぅぅぅぅううう!!!!」

勇者「これでケツの穴犯されたらどうなっちまうんだろうな?」ズボッ

魔王「んうううう!! うーっ!!!!」

勇者「痛いのか? 気持ち良いのか? どっちだ? お?」

魔王「んぐっ、んぐうう! んんんん!!」

勇者「後者みてえだな! ははは!」

魔王(腹の中で振動が暴れている――!)ガクガクガクガク

勇者「うわ、太ももの痙攣すっげー」

魔王「う! うう! んぐううう!!」

勇者「そのまま一晩中1人で楽しんでろよ。オレが込めた魔力が尽きねえ限り止まんねえからさそれ!」

魔王「ううううう!!」

魔王(頭も体も焼き切れて壊れてしまう――!!)

バタン
332 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:10:44.68 ID:iYmlbJZA0

翌日

勇者(どうなったかなあいつ)ガチャ

魔王「…………」

勇者(よっぽど激しく暴れたんだな。傷だらけだ)

勇者(治りが遅いのは加護の力が混じったオレの魔力のせいだろう)

勇者(……体、拭いといてやるか)

魔王「……ぅ」ピク

勇者(オレも、こんな体が欲しかったな)

魔王「…………」

勇者(しばらく起きそうにねえか)
333 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:11:47.75 ID:iYmlbJZA0

勇者(そういや、昨日町から帰る途中うまそうな木の実が成ってたな)

勇者(食料は充分あるけど採りに行くか)

勇者(――きれいな青空だな)

勇者(風が気持ち良い。でも、それが心地悪い)

狼「…………」

勇者「最近元気ねえぞお前」

勇者(そりゃ、主人があんなことしてたらげんなりもするか)

勇者「お、見つけた。あの赤いやつだ。よっ、と」

勇者「やっぱ甘くてうまいな。ほら、ガリィ」

狼「……」ムシャムシャ

勇者(あいつにも……)

勇者(…………)

勇者(……なんで、食わせてやろうかななんて思っちまったんだろう)

勇者「あれ、なんか……腹いてえ……」
334 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:12:36.13 ID:iYmlbJZA0

ガチャリ

勇者「…………」

魔王「ろ……ぜ……?」

勇者「…………」

魔王「ど……ぅした……?」

魔王(あれは……俺の服か)

勇者「……ごめん」

魔王「……何かあったのか?」

勇者「はは、なんでオレの心配なんかしてんだよ。散々な目に遭わされてるくせによ」

魔王「…………」

勇者「……オレ、女だった。お前の言うとおりだった」

勇者「……ごめん」

魔王「……………………」
335 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:13:12.27 ID:iYmlbJZA0

勇者「……術、解いたから。帰れよ」

魔王「……なあ」

勇者「…………」

魔王「…………」

勇者「……さっさと帰れ」

魔王「……………………」

魔王(何も、言わない方がよさそうだな)

シュン

勇者「…………はあ」
336 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:13:51.61 ID:iYmlbJZA0

魔王城

執事「ぼっちゃま! 5日間も何処に行っていたのですか!」

魔王「……すまぬ。湯浴みの用意をしてくれ」

執事「仕事がたんまり溜まっております……が、今日はお休みになられた方がよろしいでしょうね」

魔王「…………」

魔王(ローゼ……)
337 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:14:47.18 ID:iYmlbJZA0

勇者「あー……」

勇者(オレ……メリッサをヤッた連中と同類になっちまったんだな)

勇者(やべ、死にてえって思っちまった)

勇者(何があっても生きるって誓ってんのに)

狼「くぅーん……」

勇者「……最低だ」

勇者(あいつ……大丈夫かな)

勇者(大丈夫なわけねえか。一生のトラウマになるだろ、あんなの)

勇者(もう、オレのところには来ねえだろうな)

勇者「…………」
338 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:16:04.56 ID:iYmlbJZA0

勇者「ほらガリィ、村が見えてきたぞ」

村の女「! 銀髪の髪……勇者様では?」

勇者「ああそうだよ」

村の女「助けてください! 魔物が近くの洞窟に棲みついているんです! 既に何人か襲われてしまって」

レジスタンスの男「奥さん、我々にお任せください! 勇者に頼んでも新たな厄災を生み出すだけだと言っているでしょう!」

勇者「こんな場所にまで来てるのかよ……はあ」

勇者「こっちだって金がかかってんだ。仕事を奪われるわけにはいかねえな」

レジスタンスの男「金が欲しいならくれてやる。ならば問題はないだろう?」

勇者「……」イラッ

勇者「こっちにだってプライドはあんだよ! んなもんで退くかっつの!」

レジスタンスの男「しかしだな」

勇者「あ、やっぱいいわ。やる気出ねえ。金はいらねえし仕事もくれてやる」

レジスタンスの男「え……?」

勇者「大体お前等なんでこんな場所でまでオレの邪魔すんだよ……故郷の王様倒すのが目的だろ」

レジスタンスの男「ふん。仲間探しのための旅をしているだけだ」

勇者「あっそ……」
277.12 KB Speed:0.1   ↑ VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可):

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行


スポンサードリンク


Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)