【R18】八幡「…………しっぽ?」沙希「見た?」姫菜「え、しっぽり?」【俺ガイル】

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237 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/04/23(木) 23:49:21.43 ID:KTLrr+D/O
「ん、う…………うっ……! ううっ…………!」

 俺は対面座位のままびくんっと身体を震わせて川崎の中に精液を放った。
 土曜以来の膣内射精だ。一番奥に亀頭を押し付けて思う存分に注ぎ込む。
 それらを受け止めきった川崎は俺と重ねていた唇を離し、満足そうな溜め息を吐く。

「はあ……美味しい…………サキュバスになって良いことも悪いことも色々あるけど、一番幸せなのはこの瞬間かも…………」

「お、俺も…………んっ……」

 突然の告白に動揺し、俺も性奴隷として幸せだと伝え返したかったがその前に再び唇を塞がれてしまう。
 今日は昼食も手早く終えたので残り時間にも少し余裕があり、一度出したあとも繋がったまま昼休み終了直前まで抱き締め合った。
 さすがにもう一回やるほどではなかったが。
 口でお掃除してもらっただけですぐにまた臨戦態勢になるが、また明日のお楽しみということで。
 川崎も少し名残惜しそうに肉棒に軽くキスをする。
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:49:57.78 ID:KTLrr+D/O
「ね、今日はこっちでいい?」

 翌日の昼休み、川崎は昼食を終えた後に指で自分の開けた口を指し示す。
 少しだけ出した舌をチロチロと動かし、俺の欲情を刺激する。

「…………い、いちいち質問しなくても」

 何せ俺は川崎の性奴隷なのだから。
 聞いてくるのでなく命令さえすれば俺は従うのみである。

「ん、じゃあ御主人様からの命令だよ。あたしに、飲ませて」

 そう言って川崎は俺の前にしゃがみこみ、口を大きく開けて待ち構えた。
 え? これって、俺の方から動けということなのか?
 すでにズボンの中で肉棒は期待で大きくなってはいるけれども。俺が上位にいるようで少しだけ落ち着かない。
 いや、するけれどね。

「ん…………」

 立ち上がってファスナーを下ろして肉棒を取り出し、口に差し込むと川崎は嬉しそうに呻く。
 温かい粘膜に包まれる感触に俺も声が出そうになったが、どうにか堪えた。
 唇の輪が前後しながら締め付けてき、様々に舌が這い回る。昂りがどんどん大きくなっていき、あっという間に射精感が押し寄せてくる。
 自分でする時や海老名さんとかにしてもらう時はそんなことないのに、川崎にしてもらう時だけは早漏と疑われるレベルで達してしまいそうになるのだ。

「ん、う…………」

 そのねっとりとした動きに俺はついに声を漏らしてしまう。
 いつの間にか俺の方から腰を振り、川崎の口に肉棒を出し入れしていた。
 川崎はそれを受け入れたまま手を動かし、ズボンの上から陰嚢を掴んで揉みしだく。
 あ、あ、ヤバい。サキュバスの能力を使われてるわけでもないのに、もう、出る…………!
 その様子に気付いたか、川崎は俺の方を見ながらぎゅむぎゅむと唇を締め付けてくる。
 我慢してないで早く出せと言わんばかりに空いた手で根元をしごく。

「っ…………! ううっ…………!」

 ぴんと足が伸びて身体が反り返り、声が出ないよう口を手で覆いながら俺は射精した。
 びくっびくっと腰を震わせながら川崎の口内に精液を放つ。
 あっ…………あっ…………気持ち、いいっ…………!
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:51:22.78 ID:KTLrr+D/O
 射精が終わった後もじっくりたっぷりねぶるようにお掃除され、へたり込みそうになるのを何とか堪える。
 尿道内のものを吸い出されて口が離れた途端、俺は糸が切れたようにすとんと腰を下ろした。

「はあ…………はあ…………」

「ん……こく…………ふう、御馳走様。大丈夫? 腰抜けた?」

「ああ……すっげ、気持ち良かった…………」

「ふふ、いっぱい出たもんね。でもまだ大きいまんまだよ。もう一回出しとく?」

「いや、さすがに時間ないしな」

 俺だけならまだしも、川崎も揃って授業をサボっていると何かしら疑われかねない。
 特に次の授業は国語だし、平塚先生にはほぼ察せられるだろう。

「そう? じゃあ代わりにおっぱいでも揉んどく?」

「じゃあも代わりにもなってないだろそれ。むしろ我慢できなくなるし」

「でもあんたのチンポはおっぱいに挟まれたがってるんじゃない?」

 そう言って固くなっているままの肉棒をつんつんとつつく川崎。
 本当に我慢できなくなるからやめてほしい。

「ほら、ぴくぴくしてるじゃないのさ」

 それは川崎が触ってるからなのだが、確かに川崎の胸でしてもらうというのも魅力的だ。
 今度の土日は会えないが、早ければ来週の火曜の温泉の時にでもしてもらおうか。
 そこまで考えたところで予鈴が鳴る。
 名残惜しつつも俺は肉棒をズボンにしまい込み、衣服を整えた。

「そういえばあんた週末は何か予定あんの?」

「ないぞ。今の俺に御主人様絡み以外であるわけないだろ」

 以前の俺にはもっと何もないけどな。
 まあ俺がぼっちなのは川崎も知るところではあるし、見栄を張ることもないだろう。
 適当にだらだら過ごすとしよう。そんなふうに思っていたわけだが。
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:51:56.31 ID:KTLrr+D/O
「というわけで週末は私たちが相手をしよう」

「しまーす」

 ……………………ええー?
 翌日の昼休み。なぜか屋上に出ず、途中の踊り場で昼食を取ることになったわけだが。
 しばらくして平塚先生と海老名さんが加わったかと思うと、いきなりそんなことを言われた。
 川崎の方を窺うと平然としながら弁当に箸を伸ばしている。どうやら全部川崎の差し金のようだ。

「いや、間に合ってるんで」

「嘘をつくな。比企谷ほどの男が二日も我慢できるわけないだろう」

「それ褒めてるんだか貶してるんだかわからないんですけど」

「褒めてるよ。ヒキタニくんの精力すごいもんね」

 一応誰かに聞かれないよう小声で会話しているが、ちょっとハラハラする。
 まあこんなとこにくる奴なんてそうそういないだろうけど。

「そもそも我慢できなくさせるために邪魔をしにここにいるわけだしな」

「いやあの、俺と川崎がいつも昼休みにヤってるみたいな流れにしないでもらえます?」

「違うのか?」

「違います」

 嘘は言ってない。
 月曜日はだいたいやってないし、溜めさせるためにしばらくお預けされることだってある。
 が、どうにか断ろうとする俺をこともあろうに御主人様が背後から撃ってきた。

「いいから相手してやんなよ。実費払いを条件にさ」

「ええ…………」

「たまにはいいじゃない。そんで経験値貯めてあたしをもっと悦ばせてよ」

「そうそう。たまにはサキサキ抜きでヤっとこうよ」

「色々試しておくのも大切な経験だぞ」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/04/23(木) 23:53:18.53 ID:KTLrr+D/O
「いや、今俺の他に経験しようがない人たちにそう言われても…………」

「「うぐっ…………!」」

 あっ、やべ。
 見えない剣が二人の身体に刺さった感触がしたわ。
 恨み節や鉄拳が飛んでくる前に誤魔化しとこう。

「でも二人が相手ってどうやるんですか? 一日ずつとか?」

「そこは比企谷に任せよう。要望があればそれを通すし、ない部分はこちらでセッティングするつもりだ。なるべく平等だけは心掛けてもらいたいがな」

「えーと、じゃあとりあえず…………本番はしませんよ」

 そう言った瞬間、二人の顔色が絶望に染まる。
 いや、予想出来たことだろうに。

「な、何で?」

「何でって、いつもそんな感じだろ」

「でもサキサキの許可があればいいんでしょ? サキサキがいるときはしてくれてるし避妊すれば問題ないんじゃないの?」

「あー…………」

 どうしたものか。
 川崎がいればサキュバスの能力で避妊させることはできるが、それ以外の方法だと完全とは言えずわずかでもリスクが発生する。
 以前聞いたところによると多少間を開けても大丈夫らしいが、やはり避けられるものならそうした方がいいだろう。
 なら別方面から躊躇わせよう。

「覚悟は、あるか?」

「え」

「もし俺が理性失って欲望のままに襲ったとして、それを受け入れる覚悟はあるか?」

「うっ…………」

 海老名さんも平塚先生も怯んだ表情をする。川崎もいるときの俺の精力を思い出したのだろう。あるいは二人だけの時に交わった回数の話を聞いていたか。
 ちなみに川崎はくっくっと可笑しそうに笑っている。
242 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/04/23(木) 23:55:22.14 ID:KTLrr+D/O
「そうだね。比企谷の精力と体力って半端ないからね。ちゃんとコントロールさせないと身体ぶっ壊れちゃうかも」

「そ、そこはほら、私と平塚先生の二人がかりなら何とか」

「あ、もうひとつ条件な。相手するのは一人ずつで」

 これは俺が逆に無理やりされることを恐れてのことだ。
 それこそ二人がかりで襲われたら男女の差があっても抵抗しきれないかもしれないしな。
 海老名さんと平塚先生は迷った末にその条件に頷いた。

「じゃ、俺からはそれくらいです。場所や時間の振り分けは二人に任せますんで」

 そう言うと二人は話し合いを始める。
 それを見ながら俺は小声で川崎に話し掛けた。

「なあ、いいのか?」

「よくなきゃ許可なんて出さないし二人に打診したりしないよ」

「でも…………」

「そんな重く考えなくっていいって。そもそもサキュバスは本来は性に奔放なんだし」

「そうかもしれないけどさ」

「…………おまんこの奥突いてれば満足しちゃうようなチョロいサキュバスばっか相手にしてるといつまで経ってもレベルアップしないよ」

「っ…………!」

 突然の言葉に俺は少し仰け反り、そんな俺の様子を見て川崎は楽しそうに笑う。
 くそ、見てろよ。
 今度絶対この御主人様をひぃひぃ言わせてやる!
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 05:58:19.45 ID:2cOoHcs5O
乙です
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 13:44:28.00 ID:IpF7H7lxO
サキサキ抜きで抜くのか
245 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/05/04(月) 23:54:31.59 ID:2Et1Fd4uO
 結局話し合いの末に俺は土曜は海老名さんとラブホテルに行き、日曜は平塚先生の家にお邪魔することになった。
 この順番によって何かがあっても恨みっこなしと言っていたが、そんな変化があるものなのか?

「前日に搾り取り過ぎて翌日に支障が出るとかじゃない?」

「ああ、なるほど」

 土曜の早朝、川崎家の近くで待ち合わせた川崎が俺の疑問に答えた。
 それは確かにありそうな話だ。

「ま、あんたの普段からの精力だと心配いらないと思うけどね。でも念のため、ほら」

「ああ」

 そう言って川崎は俺と唇を合わせて唾液を流し込んでき、俺は舌を軽く絡めながらそれを飲み込む。
 もちろん能力が付与されているが、それは俺から提案したことだ。

「でも本当に必要? 精力増強も回復上昇もさ」

「あの二人だって結構なもんだろ。連日で相手するなら用意しとかないと」

「普段からあたしの相手してんのに? 別にいいけどね」

 実は後付けの理由で、本当は今日も川崎と会うためだなんて言えない。
 すっかり俺は川崎に依存してしまっている。さすがに良くないとは思っているんだが。

「じゃ、行ってくる。温泉旅行、楽しんで来てくれ」

「ん、そっちもね。アドバイス、いる?」

「…………お願いします」

 背中を向けて立ち去ろうとしたところで俺は情けなくも振り向いた。
 いや、だって、川崎がいなくて長時間他の女とそういう空間にいるなんて不安で仕方ないし。
 川崎もまさか肯定されるとは思わなかったようで、苦笑している。
 きっちり助言は貰ったけど。
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:55:07.68 ID:2Et1Fd4uO
 指定時間より早めに待ち合わせ場所に来たが、海老名さんはすでに到着していた。こちらを見つけて手を振ってきたので軽く振り返す。
 一応内緒の関係ではあるのだからあんま目立たないで欲しいというのに、満面の笑みで早足で寄ってくる。
 川崎との関係なら最悪バレてもどうとでもなるが、海老名さんや平塚先生となるとバレること自体が良くない。何か上手い言い訳を考えておかないと。

「んー、でも平塚先生ならともかく、私とのは別にいいんじゃない? 公序良俗に反してるって訳でもないし」

「いや、反してるだろ…………」

 生徒と教師は間違いなく反しているだろうが、海老名さんとの場合は正直わからない。
 が、他人から見たら良く思われないのは間違いないのでとりあえずそう言っておく。特に戸部。

「まあまあ。決定的瞬間さえ見られなければごまかせるでしょ」

「海老名さんとはグループカーストが違いすぎて一緒にいる時点でおかしいんだよなあ」

「大丈夫大丈夫、私の方は適当に言い訳できるから。それよりはヒキタニくんの方が心配じゃない?」

「俺は聞いてくるやつすらいないから。なんならクラスのやつに『海老名さんと一緒に歩いてた根暗そうな男って誰だ?』とか噂されるまである」

「さすがにそこまで存在感ないってことは…………」

「ないか?」

「ノーコメントで」

「もう肯定してるよねそれ」

「あとはほら、いきなり言われて咄嗟に反応できなかったりとかはあるんじゃない? ヒキタニくんってコミュニケーション苦手だし」

「まあ親しくもないやつに言われたらそれはあるかもな」

「結衣や雪ノ下さんに言われても?」

「う…………」

「あと戸塚くんとか」

「浮気を疑われてはいけない。戸塚にはちゃんと納得してもらえる言い訳を考えて誤解されないようにしないと。いや、それ以前に予防しておくべきだな。もうこういう関係は止めよう海老名さん」

「急に饒舌になりすぎ!?」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:56:19.06 ID:2Et1Fd4uO
 そんな下らない会話をしながら俺たちは目的地付近までやってくる。
 その頃になると海老名さんは口数が少なくなり、周囲に人目がないのを確認して俺に腕を絡めてきた。
 俺は特に抵抗せず、海老名さんはさらに身体をくっつけるようにしてくる。少し歩きにくい。
 明らかに欲情しているのが見てとれ、建物に入って部屋を選ぶ頃には息まで荒くなっていた。

「んんっ…………!」

 エレベーターに乗ったときにちょっとした悪戯心で組まれている腕を動かして海老名さんのお尻を撫でると、身体をくねらせながら色っぽい声が上がる。
 相当キテるなこれ。
 正直靴を脱いで部屋に入った途端襲われるかと思ったが、自制心をフル稼働させたようで、いったん俺から身体を離して荷物をソファーに置いた。

「おい、姫菜」

「は、はいっ!」

 とりあえず川崎から受けたアドバイス通りに、まずは名前で呼び掛ける。
 それだけで海老名さんの奴隷スイッチが入ったようで、俺の方に振り向いて直立不動の体勢になった。

「体温も上がっててずいぶん興奮しているみたいだが、もしかしてもう下着濡らしてんのか?」

「……………………」

 俺の質問に海老名さんは首を振って否定する。
 おや? 川崎の予想ではここでその通りだと答えてお仕置きをねだられるパターンだったのだが。

「し、下は、はいて、ません…………」

「は?」

 海老名さんの思わぬ言葉に俺は間の抜けた声を出してしまう。
 はいてないって…………いや、今日は丈の長いワンピースだなと思ったし、お尻を撫でた時結構ダイレクトに色々伝わってきたけども。
 サキュバスの予想を上回ってくるとはなかなかやる。

「………………スカート、捲ってみろ」

「はい…………」

 海老名さんは言われた通りにスカートの裾を掴み、ゆっくりとたくし上げていく。
 膝を越えたあたりですでに内腿から愛液が伝わってきており、周辺を濡らしている。
 やがて全てが晒け出されたところで海老名さんの両足がもう立っていられないというようにがくがくと震え始めた。
 俺は濡れそぼった局部をひとしきり眺めたあと、服を脱ぐように命じる。今日は川崎がいないので服が汚れたりした場合処置できないしな。
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:57:18.19 ID:2Et1Fd4uO
「ぬ、脱ぎました…………」

 さすがに上は着けていたようで、ブラを外して形の良い胸を晒したあと、再び俺に向き直る。
 台詞だけ聞くとしおらしく感じるが、その表情は恍惚として先ほどよりさらに息が荒い。

「よし、いい子だ。御褒美をやるから次の三つから選べ」

「は、はい」

「1、せっかくホテルに来たし風呂に入るか。身体洗ってやろう。2、もう我慢できなさそうだな。俺も手伝ってやるからオナっていいぞ。3、俺に御奉仕させてやる。もちろんオナりながらでも構わない」

「3! 3でお願いします!」

 二番を聞いて表情を輝かせた海老名さんだったが、三番を聞いて食い気味に答えてくる。
 何かもう足にすがり付いてくる勢いだ。
 それどころかズボンまで脱がそうとしてくるし。ふぇぇ……この子怖いよう…………。
 待ての命令をどうにか言い聞かせて俺は自分で服を脱ぎ始めるが、初めて女とヤる時の童貞のようなギラギラした視線を感じる。
 俺の初体験は色々特殊だったが。

「よし、こっちに来い」

「はい…………」

 ベッドの淵に座った俺が声を掛けると、海老名さんはすぐに俺の前に来て跪く。
 うん、いやまあ。確かにどこにとは言わなかったけどさ。てっきり隣に座るかと思ったが、こうくるとは。
 でもよくよく考えると、俺も川崎に対しては同じ行動をとりそうだ。
 海老名さんは息を荒くしながら俺の命令を待っていたが、すぐに我慢できなくなったのか俺に懇願してくる。

「ご、御主人様…………いい、ですか?」

「ああ。好きにしろ」

 俺はスマホを構えながら足を開く。
 海老名さんはスマホに目線を向けながらそそりたつ肉棒に顔を寄せる。

「そんなに好きか?」

「はい…………おチンポも、撮られるのも、大好きです…………」

 そう言って海老名さんは肉棒に頬擦りをしてくる。
 眼鏡はかけっぱなしなので亀頭が時々当たってずれたりするが、もはやそれすらもエロく見えてしまう。
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:58:07.35 ID:2Et1Fd4uO
 少しずつ動きがエスカレートしていき、唇や舌が茎を這い始めた。
 両手は自分の股間に伸び、もぞもぞと動かしている。
 が、それもつかの間、よほど我慢していたらしく、海老名さんはあっさりと絶頂に達してしまう。

「ひぁっ……あっ…………あんっ…………」

 びくっびくっと身体を仰け反らせ、小さな悲鳴を繰り返す。
 それでも目線だけはスマホのカメラから外さなかったが。画面越しに見るとまた違ったエロさがあるよな。

「はあ……はあ…………」

 ふらっと海老名さんの身体が揺れ、俺の足にもたれ掛かった。
 いまだ快感が身体を巡っているのか時折痙攣させている。
 手を伸ばしてそっと頭を撫でてやると心地好さそうな表情をしたが、すぐにはっと頭を起こす。

「も、申し訳ありません御主人様…………私…………!」

「気にすんな。気持ち良かったか?」

「は、はい……良すぎて、こんなに早く…………うう…………」

 自分でもその早さに驚いているようだ。
 が、俺の方もそんなに余裕があるわけではなかった。朝川崎に受けたサキュバスの能力が段々と効果を発揮してきたのである。
 それでもまだ耐えられないというほどではない。俺はスマホを置いて海老名さんを立ち上がらせ、少し乱暴気味に胸を揉む。

「んんっ…………」

 海老名さんはぴくっと身体を震わし、きゅっと乳首を指で摘まんでやると切なげな声が上がる。
 俺は背中に手を回して海老名さんを抱き寄せ、その乳首を口に含んで思い切り吸ってやった。

「あはあぁぁっ!」

 びくびくっと全身を痙攣させながら俺の首に腕を回してしがみついてくる。
 吸うだけでなく唇で強めに挟み込んだり舌で舐め上げたりすると、そのたびに声が漏れ出た。
 反対側の乳首も同じようにしてやると、もう立つことも難しくなったか俺の太ももに座るように腰を下ろす。
 ぐちゅ、と熱く濡れた感触がした。胸を弄るだけでこの濡れ様は予想以上だ。
 俺は口を離し、海老名さんをベッドに横たわらせる。
 脇に置いてあったスマホを再び手にし、足を開かせると海老名さんは自らの手で局部を広げて晒け出す。
 そこを撮影しながら俺は右手中指を蜜壷に突っ込んだ。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/04(月) 23:59:13.18 ID:2Et1Fd4uO
 そのまま感じるところを探り当てながら指を出し入れすると、きゅうきゅうとその指を締め付けてくる。

「あっ! はっ、ああっ!」

「ほんとエロいまんこだな。指一本だけでそんなによがりやがって」

「ごっ、御主人様の指が、気持ちよくって! 自分でするのと全然違います!」

「嘘つけ。さっきも自分でしてて気持ち良くなってたじゃねえか」

「あ、あれは、御奉仕させていただきながらだからで…………ああっ!」

「ほら、我慢しなくていいぞ。これを自分で弄ってイってしまえよ。ちゃんと撮っててやるから」

 一瞬だけ親指で肥大化した陰核をつつくと、海老名さんの身体が仰け反った。
 そのまま自分の指でその陰核をぐりぐりと弄りだし、矯声を上げ始める。

「あっ! あっ! イく、イくぅっ!」

「姫菜、『イくとこ撮ってください』って言え」

「おっ、おまんこっ! イくとこ撮ってくださいっ! あっ! あっ! ああっ! あっ!」

 海老名さんは何度か短い悲鳴を上げ、そのまま絶頂に達した。
 びくんびくんと身体を震わせながら快感を享受する。
 イき終わって俺は指を抜き、ひくつく秘口をしっかり撮影してから俺はスマホを脇に置いた。そろそろ俺も限界が近い。
 その様子に気付いたか、海老名さんがこちらに顔を向ける。

「御主人様……私の身体、好きなように使って下さい…………御主人様さえ良ければ、おまんこも…………」

「そうだな」

「えっ…………」

「今日俺をしっかり満足させてくれたら、今度川崎と一緒にここに来て、姫菜のまんこ使ってやるよ。もちろん一度で終わるわけないがな」

「は、はいっ!」

 俺の言葉に表情を輝かせ、海老名さんは身体を起こす。もう何でもしますって顔だな。
 とりあえず海老名さんの手を取って肉棒を握らせ、ゆっくりと上下にしごかせた。
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 00:00:10.71 ID:ChkDR8lAO
 すぐに海老名さんは自分で動かし始め、俺の様子を窺いながら刺激する。
 空いた方の手で陰嚢を包み込むように握り、揉みしだく。
 それだけでもう俺は射精感が込み上げてきた。さっきからずっと我慢していたからな。

「ああー……もう、出そうだ…………」

 その言葉に海老名さんは少し慌てるが、俺は何も言わない。
 どうするかは自分に任されたのだと判断した海老名さんは大きく口を開けてその肉棒をくわえこんだ。
 頭を上下に振って唇と手で肉棒をしごき、舌を亀頭に這わせる。
 その感触に耐えきれず、俺は遠慮なく海老名さんの口内に精液を放つ。

「おっ……ああっ…………出た出たっ…………気持ち、いい…………」

 頭を押さえて離れないようにし、腰を揺すって幾度も射精する。
 すべて出し切ったあとも海老名さんの口内の温かさを感じながら余韻に浸った。

「ああー、出した出した。結構な量だっただろ、飲めるか?」

「ん…………」

 大量の精液を口に含んだまま海老名さんは顔を上げて身体を起こす。
 こく、こく、と何回かに分かれて喉を鳴らし、精液を飲み込んでいく。

「はあ…………すっごい量だった……喉にも絡むくらい濃くて…………頭くらくらしちゃう…………」

「呆けてんなよ。まだやることあるだろ」

「ん……はい…………おチンポ、お掃除させていただきます…………」

 再び海老名さんは俺の下半身に顔を埋め、肉棒に舌を這わせ始める。
 体液をすべて舐め取らせたあと、尿道内に残ったものもしっかり吸い出させた。

「ん…………御苦労だったな。とりあえず風呂でも入るか?」

「えへへー。はいっ」

 俺の言葉に海老名さんはにこやかに返事をし、準備をするべくバスルームへと向かった。
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 01:25:42.30 ID:hfTFpmeDo
可愛ヨ
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 01:31:27.63 ID:xuxrdtXro
ふう、乙です
海老名さんのエロは中々見かけないからそれだけで新鮮!
254 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/05/05(火) 23:57:14.85 ID:2lqXXBa1O
 シャワーで汗を流し、湯が張られたお湯に浸かる。
 海老名さんも同様にするが、俺と違うのは頭にタオルを巻いていることだった。髪が濡れるのを嫌ったのだろう。

「よいしょっと」

 海老名さんは俺の隣に来て身体を寄せ、俺の腕を自分の腰に回させる。
 特に抵抗する意味はないのでされるままになるが、少しだけ落ち着かない。
 ていうか海老名さんは平塚先生と同じく性的欲求を充たすために俺とこういうことをしているはずなので、恋人っぽいことをしたいわけではないと思うんだが。
 それとももしかしてリア充の間ではこれくらいのスキンシップは知り合いレベルでもやることなんだろうか?
 そんな益体もないことを考えていると、海老名さんが身体の向きを変えた。具体的に言うと俺の方に。
 そのまま俺の身体に両腕を回して抱き付いて胸を押し付けてき、片足を乗せてくる。
 俺の太ももに触れた股間は明らかにお湯でない粘液が溢れていた。

「え、海老名さ……」

「ごめん八幡くんっ…………キスして、いい?」

 聞いてきた割に返事を待たずに海老名さんは俺の口に吸い付いてき、舌を突き出してやると嬉しそうに自分のと絡めてきた。
 股間はそのまま俺の太ももにぐりぐりと押し付け、俺を使っての自慰行為を続ける。
 どうしていいかわからないので、とりあえず回していた手を伸ばしてお尻を揉んでやると、繋がった唇の間から甘い吐息を漏らす。
 しばらくそんな動きを繰り返し、やがて海老名さんの全身がびくんっと震えた。どうやら達したらしい。

「んっ……! んっ……! んんっ……!」

 幾度か身体を痙攣させ、そのまま脱力して俺の身体に寄り掛かってくる。
 離れた顔から窺える表情は満足げなものだった。

「ヤバいなあ…………私、八幡くんとサキサキのせいでどんどんエッチになっちゃってる」

 いや、身体はまだしも性格は最初から変わってなくね? 突っ込みは野暮だろうし口には出さないけど。
 しかし川崎にはああ言われたけど、正直海老名さんはサキュバスなんかよりずっとチョロい気がする。
 別にサキュバスがチョロいってわけでもないんだけどさ。

「八幡くんのおチンポもまたこんなに大きくなってる…………出しちゃう?」

「あー……いや、風呂出てからでいいだろ」

「うん」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 23:57:44.66 ID:2lqXXBa1O
 そろそろ出るか、と思って二人とも立ち上がる。
 が、海老名さんがふらついて、俺は慌ててその身体を支えた。

「おい、大丈夫か?」

「ご、ごめん。ちょっと下半身に力が…………」

 まあ無理もないか。短い時間であんだけしているんだし。
 俺は海老名さんを横抱きにして抱え上げ、湯船を出る。

「え、わ…………」

 エロ目的以外で俺なんかにこういうことをされるのは不本意かもしれないが我慢してもらおう。
 脱衣所で下ろしてバスタオルを渡してやる。

「…………そういうとこだよね」

「え、俺何かやっちゃった?」

 海老名さんの呟きに俺はどこぞの主人公みたいな台詞を吐いてしまう。
 やっぱりさっきのは良くなかったか? お姫様抱っこくらいは本当に好きな人にしかしてほしくなかったのかもしれない。
 しかし今さら遅いし謝るのも何か違う気がするので、とりあえずとぼけることにした。

「んー、何でもない」

「そ、そうか」

 俺もバスタオルを手に取り、海老名さんに背を向けて身体を拭き始める。
 腐女子である海老名さんに尻を向けるのは一抹の不安があったが、海老名さんが座り込んでいるので仕方ない。正面や横を向くといきり立った肉棒を目の前に晒してしまうことになるからな。

「わっひゃあっ!?」

 あらかた拭き終わったところで不意に尻の穴に生暖かい感触が走り、俺は奇妙な声を上げながら飛び退く。
 振り向くと案の定と言わんばかりに海老名さんがしゃがんだままにじり寄っていた。

「な、何を……?」

「え、おチンポ大きくしながらお尻こっちに向けたから舐めろってことかなって…………」

「違う!」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 23:58:51.08 ID:2lqXXBa1O
 腐女子とは別の意味で尻が狙われてしまった。
 いや、うん、嫌いなわけじゃないんだよ。でも不意討ちはやめてほしい。

「はあ…………もう立てるか?」

「うん」

 俺が手を差し出すと、海老名さんはそれを握り返して立ち上がる。
 さて、備え付けのバスローブでも羽織るか、と思ったが、手を繋いだまま海老名さんに引っ張られて脱衣所から出てしまう。
 …………まあいいか。
 海老名さんがベッドに座り、俺が隣に腰掛ける。
 脇に置いてあった眼鏡を着け、チョーカーを首に巻く。
 いるか、それ?

「いるでしょ。八幡くんの性奴隷だっていう証だよ」

「そんないかがわしいもんを学校にまで着けてくるのもどうかと思うが」

「じゃ、今はいいでしょ。ほらほら、おっきくなってるおチンポ鎮めるためにここにある精液ゴミ箱使おうよ」

「性奴隷よりランク下がってんぞ」

 ただまあ確かに川崎に色々呪われて能力が付与されている状態なので、出し足りない感じではある。
 俺は海老名さんの手を取って肉棒を握らせた。

「海老名さんは、もういいのか?」

「ん……もう一回、いい?」

「じゃ、お互いにし合おうぜ。手だけ貸す感じで」

「うん…………」

 俺たちは片手を自分の、もう片手を相手の性器に伸ばす形になる。
 肉棒を握らせた海老名さんの手の上から俺が掴んでしごく。
 秘口に突っ込んだ俺の指に海老名さんは自分の指を添えて中を掻き回す。
 互いの手を使った自慰行為に酔いしれ、快感を受ける。
 達さないように、達さないように、それでいて気持ちいいように慎重に動いたが、それでも限界は近付いてきた。
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/05(火) 23:59:21.29 ID:2lqXXBa1O
 それは海老名さんも同じだったようで、呼吸のペースが早くなっている。
 このまま射精してもいいのだが、それだと部屋内に精液を撒き散らしてしまう。いくらラブホテルとはいえまずいだろう。

「海老名さん…………口でし合おうか?」

「うんっ…………!」

 俺の提案に海老名さんはこくこくと頷く。
 手を離して俺がベッドの中央で横たわると、海老名さんが俺の顔を跨ぎながら覆い被さってくる。
 ぐっしょりと濡れた秘口に口を付けるのと同時に、肉棒が生暖かい感触に包まれた。
 声が出そうになるのを堪えて俺たちは互いの性器を舌と唇で激しく愛撫し合い、もともと限界が近かった俺たちはほぼ同時に絶頂に達する。
 海老名さんは秘口をひくつかせながら愛液をとめどなく溢れさせ、陰核を舐め回す俺の口回りをたっぷりと濡らす。
 俺は腰を浮かせながら小刻みに振り、肉棒を海老名さんの唇でしごかせて口内に大量の精液を吐き出す。

「っ…………! っ…………!」

 二人とも声にならない声を上げ、悦楽を甘受した。
 脱力したあとの余韻のひとときがまた心地いい。

「っ……はぁー…………気持ち良かったぁ…………」

「俺もだ。サンキュ、な」

「んー」

 のそのそと海老名さんは身体の位置を入れ替え、俺の真横に寝転がる。
 さすがに少し疲れた。
 今日はちょっと早起きだったしな。

「少し寝るか?」

「うん、一緒に寝よー。集合早かったし楽しみで昨晩なかなか眠れなかったし」

「遠足前の子供かよ」

 俺たちはベッドのシーツに身体を潜らせる。
 何も着ないままだったが、意識した途端に睡魔が襲ってきたのでどうでもよくなった。
 眼鏡を外した海老名さんが俺の腕を枕にする体勢になったところで俺は夢の世界へと旅立つ。
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 08:17:51.81 ID:4dlNR9YAo
ふぅ
乙です
259 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/05/24(日) 23:45:06.76 ID:MDubf3uRO
「っ…………」

 下半身の快感に身体が反応し、俺は目が覚めた。
 また寝ている間に御主人様に搾り取られているのかと思ったが、どうもそうではないらしい。眠る直前までの記憶を取り戻し、下半身で動くシーツの膨らみは海老名さんだと思い当たる。
 そして大きく足を広げられて刺激されているのは肉棒でなく、陰嚢の方だった。
 舌で転がされ、頬張られてしゃぶられ、一本一本皺を伸ばされて間を舐められ、空いた方も間断なく指でマッサージするように揉まれる。
 気持ちいいけど何だこの状況? 起きてない振りをしてた方がいいのか?
 もう味すらもなくなっているんじゃないかと思うほど散々っぱらに愛撫され、海老名さんはようやく口を離した。
 シーツから這い出てきた海老名さんに対して俺は咄嗟に寝た振りを続けてしまう。別にそんなことする必要はないはずなんだが。

「んー…………」

 しばらく俺の様子を窺っていたようだが起きてないと判断したらしく、俺の身体に抱き付いてきた。
 いろんな柔らかいところを押し付けられ、興奮が高まる。これで起きないのも不自然かと思い、俺は目を開けて海老名さんの身体に腕を回す。

「あ、御主人様……起きましたか?」

 どうやら寝る前とは違い、性奴隷モードになっているようだ。息を荒くし、頬が上気している。
 俺の太ももに押し付けてくる股間はすでに濡れており、熱くなっていた。
 俺は無言で海老名さんの後頭部に手を添え、そそりたつ肉棒にぐいっと持っていく。
 すぐさま海老名さんは口を開けてそれをくわえこみ、柔らかい感触に包まれる。

「姫菜、口でチンポ出し入れしたいなら一回、口に出し入れされたいなら二回、俺の足を叩け」

 俺の問いに海老名さんは、ぽん、ぽんぽん、と一回、二回叩いてくる。
 どうやら両方がお望みのようだ。海老名さんの頭を両手で掴んで上下させ、同時に自分の腰を上下して肉棒を激しく唇でしごかせた。
 噎せないように喉を突かないように注意はするが、それでも勢いがついてしまうことはある。しかし海老名さんは抵抗することもなくされるがままになっている。
 いや、されるがまま、というのは違うか。
 唇を強弱をつけつつ締め付け、唾液をたっぷり絡めて啜り、舌を這い回らせてくる。
 さっきの玉舐めによってチャージされたため、もう射精までそう遠くない。

「っ……はぁ…………姫菜っ……もうすぐ出る…………オカズにしてやるから、まんこ見せろっ…………」

 俺の命令に従い、海老名さんは肉棒をくわえたまま俺の身体に重なってくる。
 先ほど互いに口でし合った時のような体勢だが、俺の方からは仕掛けず、海老名さんの頭を掴んだままだ。
 海老名さんの秘口は大量に蜜を溢れさせており、指で広げてその源泉を俺の眼前に晒す。
 物欲しそうにひくつく穴の光景に俺の興奮は一気に高まり、肉棒をしごかせる動きを更に激しくした。
 お……お……出るっ…………。
 遠慮も躊躇いもなく、俺は思うがままに好きなように海老名さんの口内に射精した。
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:45:53.12 ID:MDubf3uRO
「ああー…………」

 大量の精液をすべて海老名さんの口内にぶちまけ、俺は突き上げた腰を下ろしながら大きく息を吐く。
 射精は終わったが、まだ余韻に浸りたい。
 俺は腕を動かし、まだ硬度を保っている肉棒をくわえたままの海老名さんの頭を少し捻らせて、亀頭を頬の内側に押し当てた。

「んっ……んんっ…………」

 びくんと海老名さんの身体が跳ねる。そういえば口内に性感帯があるとか言ってたな。
 俺はそれを探り当てながら亀頭をぐりぐりと押し付ける。
 柔らかな粘膜が気持ちいい。まだ尿道内に残っていたぴゅっと精液が飛び出ていく。
 海老名さんは興奮が抑えきれず、自分の指で局部を弄り始めた。
 と言ってもそれはわずかな間のことで、あっという間に絶頂に達してしまう。
 全身を痙攣させたあと、ふっと脱力して俺の身体に体重がかかる。
 両手を頭から離すと、海老名さんは肉棒を口内から解放し、はぁはぁと荒い息を吐く。
 しばらくしてようやく落ち着いてきたらしく、身体の上からどいて俺の横に寝転がってきた。

「はあー…………お口、責めていただいてありがとうございました、御主人様」

「ああ」

 俺は素っ気なく返したが海老名さんは気を悪くすることもなく、身体を刷り寄せてくる。
 少しの間そうしていたが、それは腹の音によって中断された。

「腹、減ったな」

「お昼食べよっか」

「おう」

 朝が早かった上に、時間を確認するともう昼を過ぎていた。そりゃ腹も減るか。
 備え付けのバスローブを着て買ってきた昼食の準備をする。
 海老名さんはパスタとサラダ。俺はパンとおにぎりだ。
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:46:45.52 ID:MDubf3uRO
「んー、幸せ。エッチして、寝て、ごはん食べて」

「三大欲求全部してるな。一緒にいる男が俺なんかじゃなきゃもっといいんだろうけどな」

「そんなことないってば」

「世辞はいらねえって。靴の裏に付いたガムくらい味のない男だぞ俺は」

「その例えはよくわかんないけど…………たぶんそれ聞いたらサキサキ怒るよ」

「川崎は何故か俺を過剰に持ち上げるからな…………」

 サキュバスにとって都合がいい男だし、何でかわかんねえけど俺を好きだと言ってくれるし、色眼鏡で見ているんだろうけど。
 俺が本気で川崎に勝てるとこなんて国語の成績だけじゃねえかなあ。

「うーん、八幡くんは自分を過小評価し過ぎだと思うけどね。昔はそうだったかしれないけど、それに引きずられすぎじゃないかな? 今はだいぶ変わってるんじゃない?」

 まあそれはあるかもしれない。似たようなことを他からも言われてるし。
 自分じゃわかんねえけど。

「少なくともさ、女三人を手玉に取ってる時点で並みの男よりは優れてると思うよ。生物学的に」

「手玉って…………取ってるのは川崎であって俺じゃないだろ」

「うん、そこは否定しないけど…………それでも身体を任せてもいいって思われてるだけでもすごいんじゃない?」

 そんなもんだろうか?
 海老名さんも平塚先生もたまたま俺がそういう場面にいたから、だと思うのだが。

「八幡くんでもいい、だったかもしれないけど、八幡くんじゃ嫌だ、ってことはないんだよ」

「そうか…………ありがとな」

 最低限ヤるに値する男としては見てもらってるわけか。川崎のオプションなだけかもしれないが。
 とりあえず礼を言っておこう。気恥ずかしいので目を反らしながらだが。
 ついでにさっさと話題も反らしておこう。
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:47:32.40 ID:MDubf3uRO
「あー、このあとはどうすんだ? もう引き上げるのか?」

「ダメダメ、夕方までは付き合ってもらうよー」

「マジか。別にいいけどさ」

 そうこうしているうちに二人とも昼食を終えたので、順番に洗面所で歯磨きをする。
 そういや川崎といるときはサキュバスの能力を使うからあんま歯磨きなんてしなかったな。
 歯磨きを終えて冷蔵庫にしまっておいたペットボトルのお茶を取り出して喉を潤す。マッ缶も買っておいたが、キスやら舌絡めたりやらしたときにコーヒー味というのもさすがに興醒めだろう。
 海老名さんはすでにバスローブも眼鏡も外してベッドの縁に座り、俺を手招きする。
 俺も全裸になって海老名さんの隣に腰掛けた。

「わひゃっ」

 つんと脇腹をつつかれて変な声を出してしまった。
 いきなり何をするんだ?

「ごめんごめん。でもこれも変わったとこじゃない? 最近鍛えてるでしょ」

「ああ、暇な時間に筋トレくらいは」

「するようになったのはサキサキと付き合いだしてから?」

「ん、まあ…………」

「だよね。以前より結構がっちりしてきてびっくりしたもん」

「以前よりって……比べられるような機会あったか?」

「ふっふーん、私の目にかかればクラスの男子全員の体つきを把握するなんて造作もないことだよ。同じクラスになったら一通りチェックしてるからね」

 いや、ドヤ顔で言う内容じゃないだろそれ…………怖いぞ。
 でも男女逆にしたら漫画やアニメで主人公の悪友が持っていそうなスキルではある。

「でもこれなら受け専じゃなくて攻めもいけそう。まさかのはやはちじゃなくてはちはやが現実的に…………」

「前者も現実にはねえからな? 俺の身体は川崎のもんだって言ってるだろ」

「今は私のものだよー。えいっ」

 海老名さんは俺の首に腕を回して自分の胸に抱き寄せる。
 二つの柔らかな胸の間に俺の顔が埋まった。
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:48:16.52 ID:MDubf3uRO
「私もさ、バストアップ運動とかしてるけどなかなか大きくなんない。効果あるのかなあれ」

「あったら小ささで悩む女性はいなくなるんじゃねえの? 個人差はあるのかもしんねえけど」

 実際効果のほどは俺も気になるところだった。
 もしかしたら格差に日々悩んでいる奉仕部部長を笑顔にしてやれるかもしれないしな。別に貧乳がゆえの鉄面皮とは限らないけど。

「やっぱ八幡くんのゴッドハンドで揉んでもらう方がいいのかな。八幡くんも大きい方が好きでしょ?」

「なんだよゴッドハンドって。それに俺は大きければいいってものでもないと思うが」

「えー、でもサキサキも平塚先生も大きいよ」

「俺は胸の大きさで川崎を好きになったわけじゃない。例え川崎の胸が小さくても何も変わんねえよ」

「じゃあ小さいおっぱいも好き?」

「正直に男として言えば大小拘わらず好きだ」

「…………うん、そうだね」

 海老名さんはさっきから俺の頭を抱き抱えつつ二の腕を使ってむにゅむにゅと胸を顔に押し付けてきている。
 そのせいで股間の愚息は大きく反り上がっており、それを見ただろう海老名さんは満足げに頷いた。
 意趣返し、というわけでもないが、俺は少し頭を動かして口元にきた乳首を唇で挟み込んで軽く吸う。

「んっ、いきなり…………変な声出ちゃった」

「この胸も好きだからな」

「もう……あ、そうだ。授乳手コキってのしてあげようか? さすがにこんなのしたことないでしょ」

 ある。
 普通にある。もちろん川崎にしてもらった。
 川崎に膝枕してもらいながら胸を吸って、肉棒をしごいてもらって…………あれは気持ち良かった。

「マジで…………ほんとサキサキにエッチなことじゃ勝てない」

「何と勝負してんだよ」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:49:02.63 ID:MDubf3uRO
「眼鏡以外で勝てるところ…………もうコスプレエッチくらいしか…………」

 いや、マンネリ打破じゃねえんだから。
 だいたい俺基準で言うなら何をしたって川崎に勝てるわけないんだが。
 もちろん川崎がサキュバスというのもあるし、川崎を御主人様として崇めているからな。
 それよりも。

「…………おい、姫菜」

「はっ、はい」

「姫菜のせいでこうなってるんだから責任持って鎮めろ」

「わ、わかりました御主人様…………」

 名前を呼び捨てるとそれだけで奴隷スイッチが入ったようで、声が艶っぽくなっていた。
 俺を解放してベッドの上で正座し、指示を窺う。

「どのようにいたしましょうか。何でも申し付けて下さい」

「姫菜はどうしたい?」

「っ……!」

 自分に振られるとは思っていなかったようで、驚愕の表情になる。
 たぶん今頭の中は色んな事がぐるぐる渦巻いているだろう。
 あれもしたい。これもしたい。だけどあまりに自分本意だと性奴隷としての価値が薄れかねない。
 迷ったあげく、海老名さんは両手を差し出してきた。

「て、手で、しごかせて、いただきます」

「ああ、頼む」

 改めて俺の隣に座り直し、腕を伸ばして肉棒を握る。
 そのままゆっくりと上下に動かして擦り始め、舌を突き出して俺の唇に這わせてきた。
 俺も舌を差し出すとすぐに絡めてき、吸い付く。

「ん……ちゅ…………」

 自分の口内に導き入れ、俺の舌を唾液ごと啜り、唇で締め付ける。
 まるで肉棒を愛撫するかのようだ。
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/05/24(日) 23:49:49.52 ID:MDubf3uRO
 しばらくはそれらから与えられる快感を堪能していたが、さすがにこのまま出すのはもったいない。
 俺は唇を離して手の動きを止めさせ、海老名さんを抱き抱えてベッドの中央に横たわらせる。
 その身体をまたぎ、肉棒を柔らかな双胸に押し付けた。

「あ、あの、御主人様。胸でしたいのなら私が動いて…………」

「じっとしてろ。今俺は姫菜の胸を楽しんでるんだ」

「は、はい」

 さすがに仰向けで挟めるほど海老名さんの胸は大きくない。いや、寄せれば可能なんだろうけど。
 肉棒を擦り付けたり、亀頭で乳首をつついたり。
 直接的な刺激よりもこのシチュエーション自体に興奮する。海老名さんも似たようなものらしく、乳首をびんびんに尖らせながら息を荒くしていた。

「あっ……ああっ……御主人様のおチンポに、おっぱい犯されてるぅ…………」

「嬉しいか?」

「はいっ、はいっ…………嬉しいですっ…………! 好きなだけ、使ってくださいっ…………」

 実はもう結構限界だったのだ。遠慮なくこのまま最後まで使わせてもらうとしよう。
 俺は肉棒を小刻みに擦り付けたあと、先っぽを乳房に沈むように押し当てながら自分の手でしごく。

「ん、ううっ…………うっ! ううっ!」

「あっ、あんっ、熱いっ……!」

 程なくして俺は達し、海老名さんの胸に精液をぶちまけた。
 白濁液を撒き散らしてその白い肌を汚していくその様に興奮し、亀頭を擦り付けながらすべて出しきる。

「はあ……はあ…………」

「んっ……ああ…………あ……あっ! ああっ!」

 射精が終わり、大きく息を吐いたところで突然海老名さんが仰け反りながらびくんっと痙攣する。
 まさか。

「あっ……あっ…………」

 マジか。
 精液かけられただけで達してしまったらしい。嘘だろ…………。
 しばらく放心状態だったので俺が後始末をする。いや、体液をティッシュで拭くくらいだけど。
 結構な回数をこなして体力使ったせいか、海老名さんはそのまま気を失うように寝てしまった。
 せっかくだし俺ももう一眠りするか。
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/05/24(日) 23:50:35.10 ID:MDubf3uRO
「ご、ごめん。まさかいつの間にか寝ちゃうなんて…………」

「いや、別に。俺もそういう時あるからさ」

「そうなんだ」

 なんだかんだぐっすり眠ってしまい、目覚ましタイマーを仕掛けてなかったら寝過ごしていた可能性がある。
 最後に軽くシャワーを浴びてから俺たちはホテルを出た。

「でも、うん。いい一日だったよ。今日はありがとう」

「ああ」

「でも今度サキサキと一緒にって約束も忘れないでね」

「善処いたします」

「うわ、やる気少な。もっとヤる気出していこうよ」

「今ニュアンスおかしくなかったか?」

 そんなどうでもいい会話をしつつ海老名さんを途中のバス停まで送っていく。
 去り際に笑顔で手を振ってくるあたり、満足はしてくれたようだ。
 さて、明日は平塚先生と、か。
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 05:59:58.67 ID:laqQH6KjO
乙です
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 12:11:43.28 ID:+IL8lGcyO
もしかして海老名さんってエロいのでは?
269 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/06/09(火) 22:27:11.51 ID:Ua7/PORCO
 海老名さんとは違い、平塚先生は昼からの時間を指定してきた。
 昼食後にということだったので、午前中にちょっとだけ小町の相手をしてやってから家を出る。
 向かう先は平塚先生の家だ。呼び鈴を鳴らすとすぐに反応があってドアが開く。

「どうも、御指名ありがとうございます。デリヘルサキサキのヒッキーです」

 拳骨が脳天に飛んできた。
 軽い冗談なのに。

「むしろだいたい合ってるから冗談にならんぞ。誰かに聞かれたらどうする」

「いや、誰も信じないでしょこんなの。普通に生徒が教師を訪ねただけで」

「職員室でなく自宅に訪ねることはそうそうないと思うがな」

 まあ一応周囲の確認と言い訳用の参考書は用意はしてある。
 招かれるままに俺は平塚先生の家に上がり込んだ。

「昨日海老名とだったのだろう? どうだった?」

「ええ、早朝から夕方までこってり搾り取られましたよ。最後は満足そうでしたが」

「そ、そうか、海老名も性欲が強い方みたいだしな。それで、大丈夫なのか?」

「俺ですか? まあ問題はないかと」

 伊達にサキュバスから専属の精液製造機に任命されてない。
 ちょっと前までは俺自身が信じられないほどの精力だ。どうやら川崎相手限定というわけでもないらしい。
 昨日の朝に川崎にかけてもらった呪いはすでに効果を失っているし。

「そういや海老名さんは朝からだったのに平塚先生は昼からなんですね」

「うむ。社会人になるとたまの休日は昼まで惰眠を貪りたくなるものなのだ。もっとも、川崎が昼食を作ってくれると言うのならその限りではないがな」

「もうすっかり胃袋掴まれてますね。俺もですが」

「嫁に寄越せ」

「駄目です」

 そんなやり取りをしつつ、俺は平塚先生の淹れてくれたコーヒーを口にする。
 もちろん俺はたっぷりの砂糖入りで、先生はブラックだ。
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:27:51.10 ID:Ua7/PORCO
 しかしどういうわけだろう?
 順番やら場所やらを決めるときにはあんなに乗り気だったのに、今は全然がっついてこない。
 まるで童貞が賢者モードになったかのような…………まさかな。

「いや、正直今にも飛び掛かって襲うくらいの欲求はあるぞ。訳あって我慢しているだけだ」

「なんすかその訳って」

「まあおいおいわかるだろう。それよりちょっと聞きたいことがあるのだが」

「はあ」

 今さら何だろうか?
 どうも聞きにくいことのようで、平塚先生はどう切り出すか考えているようだ。

「あー……実はこの前合コン、という程でもない男女の集まりがあってな」

 仕事関係か同窓会あたりだろうか。
 そこでまた何かやらかしたのか?

「その、少し態度を変えてみたりしたんだ。あと煙草も吸わないように」

「そういえば最近は吸ってるとこあんま見ませんね。それで、どうでした?」

「めちゃくちゃモテた」

「えっ?」

「男共がわらわら寄ってきて、他の女に嫉妬深い目で見られた」

「そ、それはそれは…………あの、マジですか?」

 疑いの言葉を口にしたが、別に平塚先生は不良物件というわけではない。以前俺自身もそう言ったし、顔もスタイルも整っているのだから不思議はないのだ。
 ただ性格に少し難ありというか男らしさが溢れたりしてるというか。

「ただ、うん、ちょっと疲れた。控え目に大人しくしたり年相応なりに可愛い子ぶったりは性に合わないようだ」

「そりゃ大人が語尾に『にゃん』とか付けるの意識したら疲れますよ」

「年相応と言っただろうが。そんな語尾付けとらんにゃん」

「うわキツ」

 拳骨が飛んできた。
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:28:29.01 ID:Ua7/PORCO
「いてて」

「からかうからだ馬鹿者」

「そんで、聞きたいことって結局何ですか?」

「あー、その時の男たちの目がな」

「胸に集まりましたか?」

「む、わかるか」

「そりゃまあ。平塚先生みたいに立派なもの持ってれば無理もないっすよ。でもそれで男を責めるのはやめてください」

「いや、責めたりはしないさ。むしろ私の持つ武器として積極的に利用させてはもらうが」

「前も言いましたが安売りだけはしないでくださいね」

「うむ。それで聞きたいことというのは男目線での胸に対する考えなのだが」

「はあ、参考になるかはわかりませんが俺でよければ」

「やはり大きい方がモテるのか?」

「個人の嗜好にもよるでしょうけどモテるでしょうね。人より大きければまず目立ちますし」

「ちなみに比企谷はどうなんだ?」

「俺は大小拘わらず好きです」

 小町の小振りな胸だって可愛くていいと思うしな。
 本人は川崎のを見て少し分けてほしいと思っているようだが。

「まあ巨乳フェチでも好きになった相手なら関係ないと思いますよ。趣味嗜好と恋愛は別物ですし」

「そんなもんか」

「それでもまあ男の本能として言わせてもらうとですね」

 俺は一旦そこでコーヒーで口を潤す。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:28:56.22 ID:Ua7/PORCO
「大きな胸を見たら触ったりつついたり揉んだり吸ったり舐めたり顔埋めたり背中に押し付けてもらったり腕組んで押し付けてもらったり男のアレを挟ませたり擦り付けたりしたいんですよなんなら揺れるのを見ただけで有頂天になりますし谷間がちらっと見えるだけでもその日は御機嫌で過ごせますしそれくらい女性の胸には男の夢が詰まってるんですつまり大きければ大きいほど多数の男性の夢が詰まってるということですねちなみに胸が二つあるのは夢の他に希望もあるからだと言われてます」

「あ、ああ」

 なぜか平塚先生が引いている。
 ちょっと一般的男性の意見を述べただけなのだが。

「まあ要するに、胸が大きいのは男相手には有利ってことですよ。ってか言われるまでもないんじゃないですか?」

「あー、いや…………」

「何です?」

「つまり、私はこの有利な武器を持っているのに性格や態度がそれ以上に足を引っ張ってたのかと思ってな」

「大丈夫、これからですこれから」

「否定するとかのフォローはないのか」

 そう呆れつつ平塚先生はコーヒーを飲み干し、立ち上がって俺の隣に座る。
 そういえば今日はずいぶんラフな格好だな。
 まあ出掛ける予定もないならそんなもんか。小町も家ではよく下着に近い格好でうろついてるし。

「とにかく、男というのは私が思っているよりずっと胸が好きなのだな」

「そりゃそうですよ。争いも平和も産み出せますし」

「ならこれからも上手いこと活用していかないとな」

 そう言って平塚先生はぐいっと俺の頭を引き寄せて自分の胸に埋めさせる。
 とりあえず抵抗はせず、されるがままになった。ていうか抗えないだろこんなの。

「比企谷も私の特製ベッドがお気に入りだろう。早速使うか?」

「……………………お願いします」

「うむ、ベッド目的以外でも好きに使うがいい」

 平塚先生は嬉しそうに笑い、上着とブラを脱いで横たわる。
 さすがのモノをお持ちで、海老名さんとはボリュームが全然違う。以前本人が言ったように、サキュバスたる川崎もこれには敵わないだろう。
 俺は手を伸ばし、夢中になってその柔肉を揉みしだいた。
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:29:52.96 ID:Ua7/PORCO
「うん……やっぱこれ、思春期男子の多い高校の教師が持ってていいもんじゃないですよ。授業に集中できなくなります」

「好き放題揉んでる状態で言われてもな……それに教師に限らず発育のいい女子ならうちの生徒にも何人かいるだろう?」

 確かに。実際のところ由比ヶ浜や川崎のスタイルは結構男子の目を引いているし。
 そんなことを考えながら俺は平塚先生の胸に顔を埋めようとして思いとどまる。
 このまま俺の好き放題に動いたって駄目だ。川崎にも少しレベルアップしろと言われたしな。
 川崎に不満を持たせているわけではないが、満足度が上がることにこしたことはない。俺は一旦手の動きを止めて平塚先生の下半身の服に手を掛ける。
 平塚先生は特に抵抗せずに腰を浮かし、脱がされやすくしてくれた。

「んっ…………」

 全裸になった平塚先生の足を開かせて秘所に指を這わせると、ぴくんと身体を痙攣させた。
 すでに濡れているそこは秘口にも指をあっさりと受け入れる。

「ん……はうっ…………」

 身体を震わすたびにその大きな胸がふるふると揺れる。まるで男を誘うように。
 俺は我慢が効かず、自分の服を脱いで肉棒をさらけ出し、平塚先生の腰を跨いだ。
 それを待ってましたと言わんばかりに平塚先生は自分の胸に手を添え、双丘の間に設置された肉棒を柔肉で挟み込む。

「う、あっ…………」

「ふふっ。ほら、比企谷はこれが好きだろう?」

 左右からもみくちゃにされ、かと思うとぎゅうっと圧迫される。
 本来自分の手でやろうとしたことを平塚先生が先回りしているので、俺は一切動かずにされるがままになっていた。
 そして視覚的にも刺激が強すぎる。何しろ生徒のために教師が率先して自分の胸で肉棒をしごいてくれているのだから。
 腰を振りたい欲求をどうにか抑え、目を閉じて与えられる柔らかな快感に集中する。
 多分今俺はものすごく気持ち悪い表情をしていることだろうが、平塚先生は構わず動いて快感を与えていく。

「へえ、気持ち良さそうじゃないのさ」

 が、突然聞こえた声に俺は驚く。まさか今の声は!?
 目を開けて振り向くとそこには川崎がいた。

「な、何でここに!? 温泉旅行じゃなかったのか?」

「ん? 旅行から帰ってきたの午前中だしね。それよりいいことしてるじゃない」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/09(火) 22:31:06.32 ID:Ua7/PORCO
 特定の場面と一部の台詞だけ切り取るとまるで浮気がばれた男みたいだ。
 実際は全然違うが。
 というか、平塚先生が今日の待ち合わせを午後にした理由がわかった気がする。多分川崎を旅行が終わったあとにでもと誘ったのだろう。
 だから音もなく侵入してきた川崎を見てもこうして俺の下で平然としているわけで。
 可笑しそうににやつきながら胸の動きを続けられ、耐えたはずの射精感がまた込み上げてくる。

「う、あ……出そう…………」

「駄目だぞ、このまま出されて飛び散らせたら部屋が汚れてしまう」

 そう言って平塚先生は動きを止め、俺の身体を押して胸から肉棒を解放させた。
 いや、このタイミングで川崎が来たことといい、絶対言い訳でしょそれ。
 が、それに突っ込みを入れるような野暮なことはせず、川崎の方を窺うと笑顔でゴーサインが出る。
 俺は平塚先生の足を開かせて身体を割って入らせ、肉棒を濡れた秘口に押し当てた。

「先生、そんなに川崎に見られながらこれが欲しかったんですか?」

「見られながらというか、川崎がいないと比企谷は入れて…………あああっ!」

 俺は平塚先生の返答を待たず、腰を進めて肉棒を穴に突き入れる。
 平塚先生はびくんっと身体を震わせ、背中を仰け反らせた。

「それに、部屋を汚したくないなんて言うってことは、このまま射精して欲しいってことですよね? 教え子チンポでまんこ抉られて、精液中出しして欲しいから、それを許可してもらうために川崎を呼んだんでしょう? だったら言ってくださいよ、中出しされて気持ち良くなりたいって」

「いっ、意地悪、言わないでくれぇっ…………ああっ……んむっ」

 腰をリズミカルに打ち付けながら平塚先生を責めると、いやいやするように首を振る。
 さらに大きな声が上がるかというタイミングで下着姿になった川崎が唇を塞ぐ。
 当然それだけでなく、舌も絡めながら平塚先生の口内に唾液を注ぎ込んでいた。
 あ、あれ感度上がるやつだ。
 よっぽど溜まっていたのだろう。平塚先生はその効果により、一瞬で上り詰めてしまう。
 ぴんっと爪先が伸び、くぐもった声が合わさった唇から漏れ出る。全身を痙攣させ、腰をくねらせる。
 それに連動して膣が肉棒を締め付け、更なる快感を与えてきた。

「あ、あ、出るっ……平塚先生の中にっ、出しますっ…………!」

 宣言と同時に川崎が身体を起こし、下着を取って胸をさらけ出して俺の眼前に持ってくる。
 俺は躊躇いなくそれに顔を埋め、乳首に吸い付きながら射精した。
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 01:55:29.78 ID:P3auqqjqo
わっふるわっふる
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 06:14:58.46 ID:Vllncf0GO
ふぅ
乙です
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 12:25:34.39 ID:bW7IpWfAO
ヒッキーおっぱい星人すぎない・・・?
278 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/07/07(火) 21:25:50.22 ID:9J9fdFNYO
 別に母乳とかが出るわけでもないのに俺は必死に川崎の乳首を吸い続けた。
 いつか。出るように俺がしてやれたら。
 そんな不謹慎なことを考えた背徳感で精液の飛び出る勢いが増した気がする。
 すべて平塚先生の中に出し終えると、俺も川崎の胸から唇を離す。

「はあ…………はあ…………」

「ふふ、頑張ったね」

 再び川崎は俺の顔を胸に引き寄せて埋めさせ、頭を撫でてくる。
 そんな誉められ方をするとますます駄目人間になっちまうからやめて欲しい。俺から拒否する気は一切ないし。
 ひとしきり俺の頭を撫でたあと、今度は俺と平塚先生の繋がってるところに顔を寄せ、うっとりとした表情で平塚先生の下腹部に手を当てた。
 はあ、と甘い吐息を漏らすのは、放たれた精液のエネルギーを美味しく摂取しているからだろう。
 頃合いを見計らって肉棒を中から抜くと、すぐに咥え込んでくる。

「んっ…………」

「ん、ちゅ……れろ…………じゅる…………」

 達した直後で敏感になっているが、それを意に介さず激しくお掃除された。
 舌と唇が這い、吸われ、しごかれる。
 その快感に俺の肉棒は射精前と変わらない固さと大きさを取り戻してしまう。
 このままもっと続けて欲しいと思ったが、川崎は口を放して今度は平塚先生の局部へと吸い付いた。
 中に注ぎきれずに溢れ出た精液を啜り、指で届く範囲のものまで掻き出されて口に含む。
 それに附随する快感に平塚先生は足をバタつかせて身体をくねらせながら声をあげたが、川崎にのし掛かられている上に俺が足を押さえ付けたので翻弄されるままの状態だ。
 幾度も達したのだろう、川崎が身体を起こした頃には、平塚先生はびくっびくっと全身を痙攣させながら人様に見せられない表情をしていた。

「ちょっと刺激強すぎたんじゃねえか?」

「でも満足そうだよ。あんたはどうだった? 気持ち良かった?」

「あ、ああ」

「へえ…………」

 川崎は俺の頬を撫でたあと、指を顎に添えて見つめ合う体勢になる。
 その目は少しだけサディスティックな光を帯びていた。

「あたし以外の女に出すのがそんなに良かったんだ…………?」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:26:42.64 ID:9J9fdFNYO
 一瞬言葉に詰まったが、特にやましいことをしてるわけでもない。いや、世間一般的にはしてるんだけど。
 俺は川崎から目を逸らさずに答える。

「ああ。川崎がいてくれて、川崎が見ててくれたからな」

「ふうん」

 俺の返答に川崎はくすりと笑い、ちゅ、と軽く唇を合わせてきた。
 もっと激しくしたいと思ったが、残念ながらその前に離れられてしまう。

「さて…………先生、大丈夫?」

「気を失ったりは、してないぞ…………」

「普通はセックスで気絶なんかしないよ」

 どの口が言うんだ御主人様。
 俺を含めて被害者は複数いるぞ。平塚先生も経験者だし。

「でも、ま、気持ち良かったでしょ?」

「そうだな。比企谷のぺニスの凶悪さに翻弄されまくってしまったよ」

 いや違います。俺にそんなテクニックはありません。
 全部サキュバスの能力のおかげです。

「今日は先生のための日だからね。思う存分味わってってよ」

「ま、待て待て! 少し休ませてくれてもいいだろう?」

「でも比企谷のチンポはまだやる気満々だよ。ほら、ここに入りたがってる」

 川崎は平塚先生の足を大きく開かせる。
 どうやら下半身に力が入らないらしく、抵抗なく秘所をさらけ出した。
 ぐりぐりと陰核を弄りながら秘口を指で広げる。

「比企谷、入れてやって」

「あっ、ちょ、ちょっと待っ……ああっ!」

 すいません先生。でも俺、御主人様には逆らえないんで。
 俺は平塚先生の中に肉棒を遠慮なく突っ込んだ。
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:27:36.88 ID:9J9fdFNYO
「ふ、ああっ!」

 びくんと平塚先生の身体が跳ね、表情が快楽に歪む。
 襞が絡み付いてきゅっと肉棒を締め付け、言葉とは裏腹に待ち望んでいたことを証明する。
 その期待に応えるべく、俺はゆっくりと腰を振り始めた。

「あー……すっごい締め付けてきますよ先生のまんこ。そんなに喜んでくれるなんて、俺嬉しいです」

「あっ! あっ! あひぃっ! こ、擦れるぅっ…………!」

 何度も達した直後なうえにサキュバスの能力によって感度も上がっているようで、少し動くだけで平塚先生は全身を悶えさせる。
 俺は平塚先生を引っ張り起こして一瞬だけ対面座位の体勢になり、そのまま俺だけ後ろに倒れ込んで騎乗位にさせた。

「ほら、自分の好きなペースで動いていいですよ。嫌なんだったら抜いてもいいですし」

 一瞬躊躇したが、平塚先生はゆっくりと腰を上下し始める。さっきの俺よりもなお遅い速度であったが。
 揺れる胸を下から支えるように掴み、揉みしだく。
 声が漏れる前に川崎が平塚先生の唇を塞ぎ、舌を絡め合う。
 その光景に俺の肉棒はますますいきり立ち、中を抉った。

「ふ、う…………んうっ!」

 肉棒の出っ張りで腹の内側、気持ちいい部分を小刻みに擦らせていた平塚先生が小さく悲鳴をあげる。
 どうやらまたもや達したらしい。身体を震わせながら川崎にしがみつく。

「ん……先生、早すぎ。そんなに比企谷のチンポ気持ち良かったの?」

「い、いや、こんなはずは…………」

 自分でも戸惑っているようだ。まあサキュバスの能力を使われてるなんて夢にも思わないだろう。
 これを繰り返されるとますます俺自身が勘違いされかねないので少し控えてほしいのだが。
 それはさておき。そろそろ俺も動きたい。
 平塚先生の膣肉でしごかれて射精感が近付いてきているのだ。

「ところで、比企谷の方もそろそろ限界みたいだよ。先生のおまんこでイきたいってさ」

「え、いや、ちょっとだけ休ませて…………」

「比企谷、いいよ」

「ああ」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:28:34.94 ID:9J9fdFNYO
 川崎の許可が出たので、俺は平塚先生の胸から手を離して臀部を掴み、腰を下から突き上げる。

「ひうっ!?」

 最奥部を亀頭で突かれた平塚先生は仰け反りながら悲鳴をあげた。
 同時に揺れる胸の迫力はそばで見ていた川崎も感心するほどで、それを見たくて俺は幾度も突き上げを繰り返す。

「あっ、あっ、や、やめっ…………」

「大丈夫だよ先生。さっきも言ったように今日は先生の日だからね。たっぷり気持ちよくしてあげるよ」

 川崎が平塚先生の背後に回って抱き付き、腕を伸ばして指で陰核と乳首を摘まむ。
 それと同時に陰嚢に尻尾が絡み付いてきた。あ、これ強制的に射精させられるやつだ。
 おそらくすぐに平塚先生もイかされるだろう。俺は覚悟を決めて襲い来る快感に備える。

「…………っ! ……………………っ!」

 平塚先生は大きく身体を震わせ、声にならない声をあげた。
 俺も歯を食い縛り、快感に翻弄されながら精液を放つ。
 腰を揺すって肉棒を擦り、平塚先生の中にたっぷりと射精する。

「はあ………………」

 出し切って余韻に浸り終わり、俺は四肢を投げ出して大きく息を吐いた。
 平塚先生もふらりと脱力し、後ろの川崎にもたれ掛かりながら息を荒くしている。

「ど、どうだ…………気を、失ってないぞ…………」

「いや、何と戦ってんすか……」

 まあ川崎に本気で責められたらそれもしょうがないかもしれないが。
 普段からそれを受けている俺だって意識ぶっ飛ぶことがあるし。

「まだ余裕ありそうだね先生。もう一回くらいヤっとく?」

「いやいやいや恐ろしいことを言わないでくれ。もう充分満足したから」

「比企谷はどう? まだ先生のおまんこで出したい?」

「えーっと」

「も、もう今日は勘弁してくれ。そうだ、また胸でしてやるから、な?」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:29:21.34 ID:9J9fdFNYO
 平塚先生は慌てて手を振る。
 まあ充分性欲は解消しただろうし、今日は平塚先生のための日であって本人がもういいと言うなら無理強いはしない。

「なら残り時間はあたしがもらってもいい?」

「ああ、構わん。持ってってくれ」

「でも最後にお掃除だけ」

 川崎は肉棒が抜かれた秘口に吸い付き、溢れ出てきた精液を啜る。
 舌では届かないところも指で掻き出し、舌で掬い取っていく。
 その行為でまたもや平塚先生は達してしまった。

「はっ……はっ…………私を、壊す気か…………?」

「まさか」

 くっくっと楽しそうに笑う川崎。
 平塚先生は脱力して横になってしまった。なんだかんだ満足そうではあるが。

「さて、比企谷はどうする? お掃除なしでもうあたしのここに入れちゃう?」

 こくこくと馬鹿みたいに俺は頷く。
 溢れる愛液を啜りたい気持ちもあったが、そこに入れる快感を思い出すともう我慢が効かない。
 川崎は俺の身体を跨ぎ、亀頭を自分の秘口に押し当てる。

「あんたと先生の体液たっぷりのチンポ、いただきます、っと」

「う、ああっ…………」

 腰が沈められて肉棒が川崎に飲み込まれる。凄まじい快感が俺を襲い、思わず声が漏れ出てしまう。
 海老名さんより。平塚先生より。御主人様のが一番気持ちいい。
 さすがにここでそれを口にすることはないが。

「あは……美味し…………もっとぉ…………」

 川崎はうっとりとした表情をしながら呟き、腰を揺すった。
 肉棒がさまざまに締め付けられ、更なる快感が俺に降り注ぐ。
 駄目だ。気持ちよさのあまり何を口走るかわからない。平塚先生もこの場にいる以上それはまずい。
 自分の口を塞ぐために俺は平塚先生を誘う。
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 21:29:50.73 ID:9J9fdFNYO
「せ、先生っ……胸、いいですか?」

「ああ、ほら」

 平塚先生は身体を起こして俺の顔に自分の豊満な胸を被せてくる。
 それに顔を押し付けながら乳首を吸う。
 同時に川崎が更に動きを速め、精液を搾り取ろうと肉棒を激しく擦りあげてきた。
 そんな責めに今の俺が抵抗できるはずもなく、とどめと言わんばかりに子宮口に亀頭を押し付けさせて吸い付かれ、あっという間に射精まで導かれてしまう。
 俺は平塚先生の乳首をくわえながら全身を震わせ、大量の精液を川崎の中に吐き出した。
 ああ…………すっげ……気持ち、いい…………。
284 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/07/07(火) 21:30:41.72 ID:9J9fdFNYO
「今日はわざわざ来てもらってすまなかったな」

「いえ」

 コトを終えて後始末をし、寛いだところで平塚先生がそう声をかけてきた。
 だいぶ満足そうで、心なしか肌が艶々している気もする。

「これからもよろしく頼むぞ。その代わり私の胸でよければいつでも比企谷のぺニスを挟んでやる。今日はしなかったがそのまま射精するのも好きだろう?」

「う……まあ、そん時はお願いします」

 隣に座る川崎は俺の反応にくすくすと笑いながら茶を飲んでいた。何だかなあ。
 そんなふうにしばらく歓談し、そろそろおいとまする時間になった。

「じゃ、あたしたちはこれで」

「うむ、世話になった。気をつけて帰るようにな」

「ええ、ではまた学校で」

 俺と川崎は平塚先生の家を出て、川崎家に向かう。
 もちろん川崎を送り届けるためだ。

「あたしのいない間はどうだった? どんなことしたか、聞かせてよ」

 人通りが少ないとはいえ、往来でなんて事を聞くんだこの御主人様は。
 一応周囲に気を遣い、小声で昨日と今日の出来事を聞かせながら、俺は川崎を家まで送り届けたのだった。
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 05:56:57.20 ID:bgmJp3oZO
乙です
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 23:15:22.53 ID:+KX/muh1O
もうすぐけーちゃんwktk
287 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/07/31(金) 21:07:14.77 ID:wk/d1eXmO
 何だかここ最近のことを思い返してみると川崎とヤったとか川崎とヤったとか川崎とヤったとか他の女子(平塚先生含む)とヤったとかそういう記憶ばかりが鮮明だが、俺とて一介の学生である。
 そんなわけで先日行われた定期テストの結果に一喜一憂するのであった。
 が。

「すごいじゃんヒキタニくん。私は平均点より少し上かなってくらいだったよ」

「簡単にしたつもりはなかったのだがな、自分の採点を何度も見直してしまったぞ。いや、驚いた」

 こんなメンツで称え合うとは思いもよらなかった。
 月曜日の昼休み。例によって例のごとくいつもの場所に行こうとしたら川崎から『今日も海老名と平塚先生がいるから扉手前で』との連絡があったのだ。
 そこで直前の授業で返却された国語のテストの話になったのは自然ではあるが。

「満点なんてやるじゃない。得意科目っていっても一位取ったの初めてなんでしょ?」

 そう、俺は満点を取ってしまったのである。しかも学年でただ一人の。
 川崎の言う通り、雪ノ下と葉山を抜いてのトップだ。
 確かに嬉しいし目標としていたことではあるが、こうも複数人にストレートに誉められると戸惑ってしまう。

「いや、俺が得意なの国語だけだし、数学とかは、ほら……」

「しかし点数は伸びていて赤点は余裕で回避したのだろう?」

「なんで平塚先生がそれ知ってるんすか?」

「数学だけではない。比企谷の成績は他の教科もチェックしているぞ!」

「何偉そうに言ってるんですか!? 担任でもないのに!」

「部活の顧問ではあるぞ。勉学に差し支えたら部活動について考えねばならんだろう」

「成績落ちたらやめさせてくれるんですか?」

「徹底的にスパルタ教育するよう雪ノ下に進言する」

「勘弁してください」

 命がいくつあっても足りない。
 まあ実際は雪ノ下でなく、川崎に苦手分野をちょこちょこ教えてもらっていたわけだが。
 川崎には本当に感謝している。
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:07:56.23 ID:wk/d1eXmO
 それに教えてくれたことそのものだけでなく、モチベーションも川崎によるものだ。
 勉強は出来ないより出来る方がいいのは当たり前だが、川崎と今の関係になってそれを明確に意識するようになった。
 普通とは少し違う道を歩んでいる、歩まなければならない川崎と俺。
 ならばどんなことがあっても選択肢が増えているに越したことはないだろう。苦手な数学だっていつか何かで必要になるかもしれない。
 できることなら資格関係も取っておいた方がいいのだろうが、それは大学以降にと計画している。

「ま、最近比企谷頑張ってるからね。御褒美あげよっか?」

 これ以上俺のモチベーションを向上させてどうしようってんだ、という提案を御主人様がしてきた。
 もちろん断れる俺ではないのでついつい箸を止めて期待に満ちた目で川崎を見る。

「ほら、頭撫でてあげるからこっち来なよ」

「いや、子供じゃねえんだから…………」

 腕を広げて誘う川崎に俺は呆れた声を出した。
 そんなんで喜ぶくらい単純だと思われてんのか俺は。
 が、御主人様に反論するわけにもいかないので、黙って箸を置いて頭を寄せる。
 川崎はそれを受け止めて顔を自分の胸に埋めさせるように抱き抱え、そっと頭を撫でてきた。

「よしよし、偉い偉い。学校でも予備校でも頑張ってたもんね。あたしはちゃんと見てたから」

 やめよう。そういうガチなのはやめてくれ。泣きそうになってきちゃうだろ。
 正直川崎と二人だけだったら思いっきりしがみついてたかもしれないが、海老名さんと平塚先生の存在がそれを押し止めた。
 まあ胸の柔らかさはしっかり堪能するんですけどね。

「おい、校内で不純異性行為をするんじゃない」

「あたしと比企谷は不純じゃないからいいの」

 平塚先生の咎めに川崎は軽く返す。
 が、俺はその川崎の言葉にどきりとしてしまう。
 こういう何気ない一言にいつまで心を掻き乱されるのだろうか。少しは慣れないと恥ずかしい。

「まったく隙あらばいちゃつきおって…………昨日もそうだったしな」

「え?」

 平塚先生の言葉に反応したのは俺でも川崎でもなく、海老名さんだった。
 しまった、という表情になるが、時すでに遅く、海老名さんは平塚先生に詰め寄る。
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:08:34.17 ID:wk/d1eXmO
 結局平塚先生は昨日あったことを吐かされ、それを聞いた海老名さんは不満顔になった。

「でも、それもこれもヒキタニくんが悪いんだよ。サキサキがいないと最後までしてくれないから」

「じゃあ他に男作ればいいじゃない。比企谷はあたしのものなんだよ」

「それは嫌」

 川崎の提案は即座に否定される。
 ていうか海老名さんが俺にこだわるのって後腐れがないのと、勘違いによるテクニックなんだろうなあ。
 性癖的には好条件の相手ではあると思う。特に前者。
 トップカーストに属していることからもわかるように海老名さんは外見は良く、端的に言えばモテる。自分の恋愛沙汰が煩わしいと思っている海老名さんには迷惑なんだろうけど。
 氷の女王たる三浦のガードがなければもっとちやほやされて男子の取り巻きも大勢いたことだろう。その辺は由比ヶ浜も同じようなものか。
 そう考えると三浦っていいやつなのかもな。基本怖いとしか思わないが。

「じゃあ今週末にでもする? 月曜の祝日入れて三連休だし一日かけてたっぷりと」

「え、いやー、それはちょっとキツいかなー……って」

「最後までしたいんじゃないの?」

「一日中ってのは無理だよ、私じゃ耐えきれないもん…………」

「だったらやっぱりあたしがいる時の方がいいじゃないのさ」

「まあ海老名と私の二人がかりでも比企谷の本気を受け止めきれんだろうしな。素直に川崎と一緒の方がいいんじゃないか」

「先生は来られないんですか?」

「仕事と里帰りで時間があまり取れそうにないから今回はパスだな。昨日充分満足させてもらったし」

「じゃあまた三人でだね」

 なんか俺の意思を確認しないままどんどん話が進んでいる。いや、逆らうつもりもないけれど。
 口を開くくらいならこのまま川崎の胸を堪能してる方がいい。
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:09:01.80 ID:wk/d1eXmO
 そんなふうに昼休みを過ごしていたらついつい昼飯を途中から食べ損ねるところだった。
 川崎の胸を堪能するのに時間を使いすぎてしまったようだ。
 なんとか急いで食べ終え、予鈴と同時に俺達四人は腰を上げる。

「じゃ、海老名は日曜の朝からってことで。時間はまた知らせるよ」

「オッケー、よろしくね」

「今さら節度どうこう言う気はないが、ほどほどにな」

「善処します」

 ちなみに土曜は川崎の一人占めである。
 多分明日京華に飲ませたあとは土曜までおあずけになるんだろう。そしてきっとたっぷりいじめられるに違いない。
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:09:44.88 ID:wk/d1eXmO
 翌日もいくつかの教科のテストが返ってきたが、特に不満はなかった。どれも予想通りかそれ以上の点数だったしな。
 そんな結果を反芻しながら待ち合わせ場所でしばらく待っていると、川崎と京華が手を繋ぎながら姿を現した。
 いつもの温泉施設に向かう途中、俺とも手を繋いだ京華が話し掛けてくる。

「ねー、はーちゃん。はーちゃん学校のお勉強で一番だったってほんと?」

「国語だけな。さすがに全部じゃない」

「でもすごい! あとでけーかがはーちゃんにごほうびあげるね」

「お、そいつは楽しみだ」

 まあそうは言っても子供の言うことだ。そんな大したものじゃないだろう。
 むしろ川崎に頭を撫でられたのこそ子供っぽい扱いだが。
 そんなふうに油断していた時期が、俺にもありました。

「け、京華っ…………んっ…………」

「んー、ちゅ、んむ」

 いつものように受付で手続きを済ませ、浴場に入った俺は京華に翻弄されていた。
 椅子に座らされてまずキスをされ、そのまま小さな舌を使って俺の口内に唾液を流し込んできたのだ。
 それを受け入れて嚥下した途端、サキュバスの能力が発動する。
 しかも一つじゃない。感度上昇、精力増強に加え、脱力もだ。しかも何度も重ねがけされ、それでいて射精禁止が俺を縛る。
 まだ触れられてさえいない俺の肉棒が痛いほどに膨らんでそそりたち、びくんびくんと痙攣している。
 やっと唇が離れた時にはようやく終わったかと一息つく。
 そんなわけがないのに。

「じゃあはーちゃん、約束通り今からごほうびー。けーかがおちんちん洗ってあげるね」

「ま、待っ…………」

 むしろ今からが本番であった。
 射精も封じられているこの状態で敏感な肉棒に触れられたらそれだけでどうにかなってしまうかもしれない。
 しかし身体の力が入らず、倒れないように背中で支えてくれている川崎も抵抗を防ぐ体勢だ。
 苦笑いしながら見ているので助けは期待できない。
 石鹸を泡立てている京華の手が恐ろしいものに見えてしまう。

「おちんちんさん、きれいになーれ」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:10:10.87 ID:wk/d1eXmO
 泡まみれの小さな両手が肉棒を優しく撫でる。
 普段だったらそれだけで射精してしまうほどの快感だったが、呪いによってそれも叶わない。
 まともに声も出ず、その手の動きにただただ翻弄される。
 撫でられるだけでなく時折しごかれ、陰嚢を揉まれ、亀頭を手のひらで包まれ、泡をシャワーで流される頃にはもう俺にはまともな理性がなかった。

「終わりー。はーちゃん、きもちよかった?」

「ちょっとけーちゃん、やりすぎだよ。はーちゃん壊れちゃいそう」

 俺はぐったりと川崎にもたれ掛かっており、元気なのは股間の肉棒だけだった。
 背中に川崎の胸が押し付けられているが、今はそれを喜ぶ余裕すらない。

「ほら、はーちゃんの精液出すからお口用意して」

「はーい。はーちゃん、けーかのおくちにいっぱい出してね」

 京華が肉棒の尿道口に唇を付け、川崎の尻尾が肉棒に絡みつつ先端で陰嚢を撫で始める。
 射精禁止の呪いをかけたのは京華なのだが、別個体である川崎でもそれを解かせることができるんだろうか?
 快感でぼうっとした頭でどうでもいいことを考えるが、すぐにそんなのは弾け飛ぶ。
 尻尾でしごかれると同時に呪いが解除されて強制的に射精させられ、全身に悦楽の波が襲いかかった。
 脱力の呪いは解かれなかったので堪えることも声を出すこともできず、ただただ身を任せるのみだ。

「んっ、んっ、んくっ…………」

 京華の口内に大量の精液を勢い良く吐き出し、それを京華は喉を鳴らして懸命に飲み込む。
 が、その勢いと量のあまり、唇の端から漏れてしまう。
 まだその小さな口では無理もないことだろうが、川崎は苦笑しながら腕を伸ばしてそれを指で掬い取る。

「こく、こく…………ぷはっ」

「こらけーちゃん、まだお口離しちゃダメでしょ。はーちゃんイき終わってないよ」

「う、うん…………はむっ」

 息苦しかったのか京華は一旦口を離し、深呼吸する。
 が、川崎に注意されてまだ精液が出てる尿道口に再び唇を付けた。

「そうそう。けーちゃんがイかせたんだからちゃんと最後まで責任持って飲まないと」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/31(金) 21:10:38.13 ID:wk/d1eXmO
 最後に残ったものまで吸い出され、しっかりお掃除もされて、俺はだらしない表情を晒しながら快感の余韻に浸っていた。
 とことん感度を上げられたせいか、なかなか意識がはっきり戻らない。それを察した川崎は京華を風呂へと促す。

「けーちゃん、はーちゃんはまだしばらくこのまんまみたいだからお湯に浸かっておいで。泳いだりしたらダメだからね」

「うん、わかった」

 京華はにこっと笑いながら立ち上がり、湯船の方に向かう。
 それを見届けた川崎はそっと俺と唇を重ねて唾液を飲ませてくる。
 ようやくそれで脱力の呪いも解け、手足も動くようになった。

「う、あ…………」

「大丈夫? あの子結構無茶させてきたでしょ」

「まあ何とか…………」

「あたしもちょっとだけ飲ませてもらったけどすごく美味しかったよ。気持ちよかったみたいだね」

 どうやら感覚のリンクはしていなかったらしい。
 まあここで発情するのもどうかと思うしな。

「ああ。すっげぇいっぱい出たしな…………あんなに出たの久しぶりだ」

「え、あの量を出したことあんの?」

 いや、何で川崎が知らないんだよ。
 どう考えたって川崎の中に出す時だろうが。

「あそこまでの量を出すなんて…………ああ」

 何かに思い当たった声を出すが、そのまま黙りこくってしまう。
 続きを促すと少し顔を赤くしながらそれを話した。

「た、たぶんあたしも理性トんだ時だと思う。そ、その、美味しくて気持ちよすぎて、はっきり覚えてないけど、すごい量だった」

「そ、そうか」

 その表情やめてください御主人様。
 また発情してしまいます。
294 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/07/31(金) 21:11:21.57 ID:wk/d1eXmO
 しばらくしてようやく落ち着き、湯船に浸かってからロビーのソファーでのんびり座る。
 隣で一緒に牛乳を飲んでいた京華が周囲を確認し、人がいないのを見計らってそっと俺に謝ってきた。

「はーちゃん、ごめんなさい。ちゃんと全部飲めなくて…………」

「ん、気にすんな。今日は特別多かったし、もうちょっと大人になったらできるようになるさ。充分気持ち良かったしな」

 そう言って頭を撫でてやると不安そうな表情がたちまち笑顔になる。
 それにほっとし、そのまま三人で川崎家へと向かった。
 二人を送り届けて俺も帰ろうとしたが、その前に京華を先に家に入れた川崎に呼び止められる。何だ?

「今日はありがと。無茶させてごめん、大丈夫?」

「ああ、もう平気だ」

「じゃ、なんかお礼でしてほしいこと考えといて。エッチなことは土曜までお預けだけど」

「あー…………じゃあ、その」

「うん」

「御主人様が俺にしたいこと、してほしいことを俺に叶えさせてください」

「はあ?」

「俺は、御主人様のもので、御主人様の奴隷だから、御主人様に尽くしたい」

 すこし恥ずかしがりながらもそう伝えると、川崎は突然顔を伏せてしゃがみこむ。
 え、どうしたんだ?

「やめてよ…………そんなこと言われたら、土曜まで我慢できなくなっちゃうじゃないのさ…………」

「あ、えっと、悪い…………」

「も、もう今日はこれで。また明日ね」

 川崎は目も合わせずに家に入ってしまった。
 ……………………なにそれ可愛い。
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/31(金) 21:19:29.84 ID:ht9ERvVbo
乙です
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/01(土) 22:36:59.69 ID:gY193UmuO

いつも楽しみにしてる
297 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/08/27(木) 22:37:10.19 ID:rMocGcMNO
 パコーン、パコーンとテニスボールがラケットで打たれる音が昼休みに響く。
 そんなテニス部の自主練を眺めながら俺は昼食を取っていた。そう、最近あまり来なくなったかつてのベストプレイスだ。
 ラケットを振るテニス部員の片割れである戸塚を眺めながら食う昼飯は旨い。
 時々俺の方を見ては小さく手を振る戸塚に、実に癒される。

「あれ?」

 そんな俺を見かけて声を上げたのは海老名さんだった。
 いつもなら教室で例のグループで飯を食っているはずなのだが、いくつかの飲み物を抱えているのを見る限り、食後の飲み物をじゃんけんで負けた人が買いに行くやつをやったのだろう。
 パシリにされる性格でもないし、負けたらちゃんと役目を果たそうとするだろうし。

「サキサキといないなんて珍しいね。喧嘩でもした? 私が付け入る隙ある?」

「ねえよ。喧嘩もしてない。これも川崎の作ってくれた弁当だし」

「あ、そうなんだ」

 珍しく川崎と一緒ではない昼休み。
 実は接近禁止令を出されてしまい、簡単な挨拶と弁当箱の受け渡しくらいしか許されていない。
 理由は『週末まで我慢できなくなるから』だそうだ。今まで似たようなことがあったのに近付くことも許されないのは、たぶん例の発作が原因だと俺は推測する。
 そう、いじめたくなってしまうというアレだ。
 俺は平日だってどんと来いなのだがあっちはあっちで何かあるのだろう。御主人様とのスキンシップが不足気味だが、奴隷としては耐えねばなるまい。

「じゃあ今度の日曜は予定通りだね。よろしくー」

「ああ」

 深くは突っ込まれなかった。飲み物を運ぶ最中だったのは幸いだったな。
 日曜に三人でする約束を控えた海老名さんには悪いが、正直俺にはその前日のことで頭がいっぱいになりかけている。戸塚は除くけど。
 そんな平日を過ごし、やがてやってきた週末。
 気が急いてしまった俺はだいぶ早く家を出て待ち合わせ場所へと向かってしまった。
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 22:38:02.81 ID:rMocGcMNO
「おはよ」

「おう」

「早いね」

「そっちこそな」

 俺たちの会話はそれだけだった。
 お互い無言で歩き出す。
 ふわっと漂う川崎の匂いがヤバい。何か色々としてしまいそうになるのをなんとか堪えている状態だ。
 多分川崎も同じだったのだろう。心なしかホテルに向かう速度がいつもより少し早い。
 部屋を決める時間すら惜しいかのようにさっさと指定し、エレベーターに乗り込む。
 早く。
 早く早く。
 早く早く早く。
 駆け込むように部屋に入ると、すぐに俺たちは力一杯抱き締め合う。
 性的欲求ではなく、ただただ川崎に触れられることが嬉しい。俺は腕の中の川崎をより愛しく思った。
 しばらくそうしていて多少満足した俺が力を弛めると、川崎が顔を俺の方に向けて目を閉じる。

「はち、まん…………」

 切なそうな声を出すその唇に自分のを重ねると、嬉しそうな雰囲気が伝わってきた。
 が、川崎はそこから何をするでもなく、ただ俺に身を委ねている。
 舌を絡めるでもなく、吸い合うわけでもない。
 これは。

「んっ……もっと…………」

 一旦唇を離すと、すぐにまたとろんとした表情でキスをねだってくる。
 間違いない。いつものいじめっこモードではなく、甘えん坊モードだ。
 結構レアで、ドSでなくM気味になる。サキュバスの本能とは違って川崎自身が心の奥底で持っている願望だが、滅多に表には出てこない。
 お尻の穴を責められまくったり、かしづいて足の指を一本一本丁寧にしゃぶらされたりしないのは性奴隷としては残念だが、これはこれでそそるので御主人様のために尽くしがいがある。
 もっともこの状況では俺が性奴隷として振る舞うのを川崎は嫌がるので注意しなければならないが。

「沙希、脱ごうぜ。もっと沙希の体温とかを感じたい」

「ん」

 俺の言葉に川崎は素直に頷いて自分の服に手を掛ける。
 やがて俺たちは全裸で向き合った。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 22:39:11.56 ID:rMocGcMNO
 しかしそれもつかの間で、すぐに川崎が抱き付いてくる。
 押し付けられる柔らかな胸の感触に俺の肉棒が反応し、すでに大きくなっているのにますます硬度を増してしまう。
 自分の腹でそれを確認した川崎は息を荒くしつつ俺に懇願してきた。

「は、八幡っ、チンポ、舐めて、いい?」

 いつもなら命令するか問答無用でベッドに組伏せてしてくるのに、今回はわざわざ許可を求めてくる。
 もちろん断る理由もないが、その前にしておかなければならないこともあったので一旦ストップをかけた。

「その前に射精できないようにしてくれよ。今まで溜めてた分は全部沙希の中で出したいからな」

「うんっ、うんっ、チンポに直接射精禁止の呪いをかけてあげるっ、だから」

「いいぞ。これ、好きにしろよ」

 俺は川崎の手を取って肉棒を握らせる。
 すぐにその場にしゃがみこみ、川崎はいきり立ったそれに舌を這わせ始めた。
 唾液を擦り付けて呪いをかけたあとは好き放題にしゃぶってくる。
 舌を這わせるだけにとどまらず、付着した唾液ごと啜ったり咥えて唇でしごいたり。

「ん、はぁ…………チンポ、おいし…………」

「沙希、玉の方もしてくれよ。好きだろ?」

「好き、好きぃ…………」

「んじゃ、こっち来いよ」

 俺は川崎を立ち上がらせてからベッドに誘う。
 後ろに手をついて座り、足を開くとすぐに川崎はその間に顔を埋めてくる。
 陰嚢に舌の生暖かい感触が何度も走り、頬張られて吸われるたびに俺は声を漏らした。
 たっぷりと川崎の玉舐めを堪能したあと、俺は川崎に尋ねる。

「沙希、俺は沙希のまんこに出したいけど、お前がそのまま飲みたいなら口でもいいぞ?」

「やっ、嫌っ…………八幡の精液、あたしのおまんこに欲しいっ…………」

「わかった。どうする、自分で動くか?」

「ううん。八幡に、してほしい…………」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/08/27(木) 22:40:21.30 ID:rMocGcMNO
 川崎はそう言ってベッドに横たわり、足を開いて俺に向けて秘口をさらけ出す。
 そこはもう前戯も必要ないほどに濡れそぼっていた。

「この八幡専用サキュバスおまんこに、チンポと精液ちょうだい…………」

 この言葉で理性を失わなかった俺を誉めてもらいたい。
 暴走してたら間違いなくさっさと一番奥まで突っ込んで射精していたことだろう。
 いや、それこそ川崎の望み通りなのだろうけれど。
 俺は奥まで入れず、入り口辺りをカリ首で擦るように小刻みに出し入れする。
 これだけでも充分すぎる程に気持ちよく、呪いがかかってなければすぐにでも達していたに違いない。
 射精できないのは苦しいけど、川崎が髪を振り乱しながら喘ぐ光景はその価値があるものだった。
 が、さすがにもう限界だ。

「沙希、奥まで入れるぞ」

「ま、待って……あたし、壊れちゃう…………もっと、ゆっくり…………」

「愛してるぜ、沙希」

 川崎の制止の声など聞かず、俺は一気に川崎の奥まで肉棒を突っ込んだ。
 先端が子宮口に吸われる感触が心地よく、逃げられないよう腰をしっかり押さえてぐりぐりと亀頭を押し付ける。
 射精禁止の呪いは解けたのだがまだ堪え、川崎の乱れる様をじっくりと観察した。
 身体を仰け反らせながら矯声を上げ、全身を痙攣させて何度も絶頂に包まれていく。
 それを見届けたあと、俺はもう我慢できなくなり、溜まった欲望を川崎の奥に解放する。

「沙希っ、沙希ぃっ! あっ! ああっ!」

 出てる。
 出てる。
 すっげぇ出る。
 凄まじい量の精液が放たれて川崎の中に注ぎ込まれる。
 気を失いそうなほどの快感に襲われながら俺は幾度も射精を繰り返した。
301 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/08/27(木) 22:41:29.16 ID:rMocGcMNO
「はあっ…………はあっ…………」

 長い射精が終わり、肩で息をする。気持ち良かった…………。
 川崎も快感の余韻に浸っているようで、投げ出した四肢を時折震わせながら満足そうな笑みを浮かべていた。
 が、突然我に返ったようにはっとした表情をし、しばらく呆然と俺を見つめたあと、顔を逸らしてシーツを引っ張って隠す体勢になる。
 あ、これ。甘えん坊モードが解けて恥ずかしくなったんだな。
 俺からすればそこまで大したことでもないし可愛いと思うのだが、川崎はそうでもないようだ。
 まあいつも御主人様として振る舞っているし、川崎からすれば何か思うこともあるんだろう。
 俺はあまり触れないようにする。

「沙希、口で綺麗にしてくれよ」

「……………………ん」

 しばらく躊躇っていたが、やがて顔を出してこちらに向け、口を大きく開ける。
 俺は川崎の中から肉棒を引き抜き、川崎の顔を跨ぐようにしてその開かれた口内に差し入れた。

「ん……ちゅ、れろ…………ちゅう…………」

 舌が絡み付いて体液が舐め取られ、残ったものまで吸い出される。
 そんなお掃除フェラを堪能し、心地好い感触を存分に味わった。
 やがてすっかり肉棒は綺麗にされたが、当然と言えば当然のように出す前と変わらぬ固さと大きさになってしまっている。
 それを確認した川崎は身体を起こしながら俺の耳元で囁く。

「ね、今度はお風呂でしよ…………いつも京華がやってるチンポ洗い、あたしがやってあげる」

 その言葉に俺はこくこくと頷く。
 それを見た川崎はくすりと笑い、待ってろと俺に言い残して準備をすべく浴室へと向かう。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 05:05:05.37 ID:ET4AhufFO
ふぅ、乙です
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 12:59:30.03 ID:j+/BVwbb0
サキサキかわいい
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 05:21:34.24 ID:zEIGLlbA0
八幡さあ
いじめられるの超期待してんじゃん
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/21(月) 00:13:49.03 ID:nyP5locm0
いつでも待ってる
306 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/09/24(木) 00:37:50.31 ID:WQATNzTjO
 とりあえず浴槽にお湯が溜まるまで待つことになったが、戻ってくるときに川崎の足取りが一瞬ふらついたのを俺は見逃していない。いつものことを考えるとさもありなんといったところだ。
 それでも弱みを見せたくないのか甘えたことが恥ずかしいのか、いかにも平気ですって表情で俺の隣に座る。
 まあ俺もそれを言及するほど野暮ではない。たぶんこの先も誤魔化しのために俺に色々要求してくるだろうが、それは俺も望むところなので問題ない。
 むしろもっと甘えてくれても構わなかったのだが。あの運命の日にした約束もあるし。

「ね、八幡…………キス、しよ。激しいやつ」

「おう」

 そんなことを考えていると川崎からおねだりがくる。
 命令でないあたりまだ甘えん坊が抜けきっていないようだが、本人が気付かないうちに俺は唇を重ねた。

「んっ…………」

 川崎の唇の端から切なげな声が漏れる。
 それに興奮した俺はすぐに舌同士絡めつつ、川崎の豊満な胸に手を伸ばした。
 その弾力と柔らかさは何度触れても飽きることはなく、夢中で揉みしだく。

「ん……八幡…………強く、吸って…………」

 一瞬唇を離したところでそう請われ、俺は川崎の舌を自分の口内に招き入れて強めに吸う。
 唇で挟み込み、唾液を啜ると川崎の身体がびくんと跳ねた。
 そうしてたっぷりと舌をいじめ抜き、一呼吸置いた頃にはもう川崎の表情はだらしなくとろんとしている。
 これはもしかしたらもう一度甘えん坊モードが来るかもしれない。

「ね、八幡…………」

「お、おう。何だ?」

「お尻、こっち向けて…………」

「え?」

 期待していたのとは裏腹に、川崎の口から出た言葉はそれだった。
 いや、ちょっといきなりすぎだろ!

「早く四つん這いになって…………まさか、嫌なの?」

「い、嫌ってわけじゃないんだが」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:39:12.45 ID:WQATNzTjO
 ちょっとテンパっていると、タイミング良くピーという音が響いた。
 どうやら風呂の準備が終わったらしい。

「ん、残念…………お尻はまた後でね」

 どうやらやめる気はないらしい。
 川崎は立ち上がり、俺の手を取って一緒に浴室へ向かう。

「さ、そこ座って足開いて」

 俺にそう指示し、ボディソープを取って泡立て始める。
 その泡としなやかな指で洗われるのだと思うと、ますます俺の肉棒はいきり立ってしまった。

「いつもお疲れさま。これからもよろしくね」

 川崎は俺の前に座って慈しむようにそっと肉棒に触れ、ゆっくりと撫でるように手のひらを擦り付けてくる。
 時折指先で陰嚢を転がしたり、小刻みに震わせてみたり。
 与えてくる快感が心地好く、俺は思わず溜め息を漏らした。

「はあ…………ぬるぬる……気持ちいい…………」

 いつもしてくれる京華には悪いが、やっぱり川崎にしてもらうのが一番気持ちいい。
 もっとしごいて欲しい、と思ったところで川崎の手が一旦離れる。
 あれ、もう終わりか?

「ね、八幡。あたしのおっぱい好き?」

「あ、ああ」

「じゃあさ、おっぱい吸いながら手で洗われるのとおっぱいでチンポ洗われるの、どっちがいい?」

「!?」

 いきなり究極とも言える二択を出されて俺は戸惑ってしまう。
 が、すぐに答えは出た。

「む、胸で、洗って、ほしいです」

「ん。ちょっと待ってね」

 川崎は追加でボディソープを泡立て、それを自分の胸に塗りたくっていく。
 その際にふるふると揺れるのがまた扇情的だ。
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:40:56.92 ID:WQATNzTjO
「お待たせ。さ、足もっと開きなよ」

 言われるままに足を開き、そこに川崎が身体を差し入れる。
 そのまま前屈みになって泡だらけの胸の間に肉棒を挟み、両手で左右からむにゅうっと押し付けた。

「う、あ…………」

「ほらほら、気持ちいい?」

「いいっ…………あったかくて柔らかくて、気持ちいい…………」

 川崎は嬉しそうに微笑みながら肉棒を胸でもみくちゃにする。
 強く押し付けたり上下に揺らして擦ったり。
 正直もういつ暴発してもおかしくない。頼み込んで射精させてもらおうか、と考えたところでまたもや川崎は身体を離す。
 なんかさっきからタイミングがいいのか悪いのか。

「もう充分綺麗になったでしょ。流すよ」

 シャワーを用意して互いの石鹸を流していく。
 がちがちに固くなっている肉棒から洗い流されると、川崎は愛おしそうに先端に口付けをしてきた。

「ちゅ…………ふふ、すっごい元気。こっちもずっしり詰まっててたくさん出そう…………」

 そう言って陰嚢を手で転がすように撫でる。そう思ってるなら早く出させて欲しい。
 しかし川崎はまだ焦らすつもりのようで、二人で浴槽に浸かり、俺の頭を自分胸元に抱き抱える。
 当然それに逆らうわけもなく、俺は顔を胸に押し付けつつ乳首を唇で挟み込んで吸う。

「んっ…………お風呂から上がったら、今度はおまんこにチンポ突っ込みながら吸って…………あたし、あれ好きなんだよ」

「…………上がってからじゃなきゃ、駄目か?」

「ふふ、そうだね。それじゃ」

 川崎は正面に来て俺の身体を跨ぎ、肉棒を秘口に押し当てる。
 対面座位の体勢で腰を下ろして肉棒を体内に受け入れ、喘ぎながら身体を反らして胸を晒す。
 女子にしては川崎は高身長なのでこの体勢もそんなに無理はなく、俺は遠慮なくその胸にしゃぶりついた。

「んっ、あっ…………八幡っ……」

 川崎が切なげな声で俺を呼ぶ。
 ダイレクトに俺の脳を刺激してきたが、どうにか理性を失わず両の乳首を吸い続ける。
 もちろん腰を動かしたりすると一瞬で絶頂に達しかねないのでそっちはじっとしているが。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:42:24.83 ID:WQATNzTjO
 しかし川崎が悶えるたびに柔肉が肉棒を締め付け、俺自身が動かなくともどんどん快感が与えられて昂っていく。
 もうそろそろ限界が近く、胸から顔を離すと、川崎もそれを察したようだ。

「出そう?」

「ああ。御主人様の中に、思いっきり出したい」

「いいよ。キスしながら、して」

 最近学校では御無沙汰だったので、久々の対面座位でキスハメからの膣内射精だ。
 川崎は俺の腰に自らの足を巻き付けてしがみつきながら唇を合わせてくる。
 俺は突き出される舌に自分のを絡め、強く抱き締めながら身体を揺すった。
 互いに喘ぎ声を漏らし、快感を求めあう。
 やがて俺は耐えられなくなり、川崎の一番奥で射精する。
 信じられない程の量が川崎の中に注ぎ込まれ、気を失いかねない悦楽の波が全身を襲う。
 風呂場であることを思い出してぎりぎりのところで意識を繋ぎ止めることができたのは僥倖だろう。
 川崎は達し終わったあとも余韻に浸っているのか目が虚ろで、脱力して俺に体重を預けているし。
 これがベッドの上とかだったらそのまま寝かせてやりたいところだが、生憎そうもいかない。
 気付け代わりというわけでもないが、俺は川崎の頭と背中を軽く撫でてやる。

「ん…………気持ちよかった…………八幡の精液、美味しい…………」

 川崎は俺の頬に軽く口付け、きゅっと抱き締めてきた。
 ちなみに俺の肉棒は全然萎えていない。

「とりあえずお風呂から上がろっか。今度はベッドの上でお願い」

「ああ。嫌だって言っても止めないぜ御主人様」

「ふふ、頼もしいね」

 繋がったままベッドまで行こうかとも思ったが、さすがに濡れた身体では良くない。
 いや、川崎のサキュバスの能力を使えばなんてことないんだろうけど、それは情緒がないだろう。
 俺たちは少しふざけあいながら互いの身体を拭きあう。仕上げは結局その能力を使ったけど。
 ちょっとだけ格好つけてベッドまでは川崎を横抱きにして運ぶ。いわゆるお姫様抱っこというやつだ。

「いつも思うけど、あたしって軽い方じゃないのによく平然と持ち上がるね。運動部でもないのに」

「まあ筋トレくらいはしてるからな」

「何か目的あんの?」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/24(木) 00:45:12.94 ID:WQATNzTjO
 こういう時のために、とはさすがに言いづらい。
 幸いすぐにベッドに着いたので、川崎を寝かせてその上に覆い被さる。
 すぐに川崎も俺の背中に腕を回してきたのでそのまま抱き合いながら唇を重ねた。
 肉棒が準備万端とは言ってももう二回も出したし多少の余裕はある。俺は唇と舌で川崎の全身を愛し始めていく。
 頬や顎、首筋から鎖骨。
 二の腕から指先まで。
 豊満な胸やへそ周り。
 足の付け根に太もも。
 もちろん足の指だって一本一本丁寧にしゃぶる。
 そして最後はこれ、俺にしか見えない尻尾だ。
 川崎をうつ伏せにさせ、根元部分を甘噛みしつつ舌を丁寧に這わせながら先端までじっくりと。
 それらに感じてくれているようで、足の間に見える秘口からとろとろと蜜が溢れ出てきていた。
 もう充分だろう。
 俺はそのまま川崎に背中から覆い被さり、尻の辺りを跨ぐようにして肉棒をその秘口に挿入する。
 いわゆる寝バックという体位だ。

「あ、んっ…………チンポ、きたぁっ…………」

「無許可で入れて悪いな。お仕置きならいくらでも受けるぜ」

「じゃあ、あたしもあんたもイくまで、抜かないで…………」

「お仕置きになってないぞ」

「あたしがそうしてほしいから、いいの」

 俺はその言葉を聞いて了承し、ゆっくりと腰を動かし始めた。
 川崎の弱いところを擦るように肉棒を出し入れし、その膣内の温かさと柔らかさと締め付けをたっぷり堪能する。
 そろそろ限界が近くなり、俺は身体を起こし、繋がったまま川崎の腰を持ち上げて膝立ちにさせた。
 寝バックのままだとあまり二人で一緒に激しく腰を動かすことがしにくいからな。

「んっ…………はちま…………ああっ!」

 ずんっと奥を突くと、川崎の身体が跳ねてぐうっと仰け反った。
 苦しそうな声を上げるが、自分からも腰を揺すってより気持ち良く肉棒を受け入れようとしている。
 さらに興奮が高まった俺は川崎の腰を掴んで何度も子宮口を突く。
 川崎は学校内や京華の前では絶対に上げることのない艶やかな声を部屋中に響かせ、何度も絶頂に達していた。
 その声を聞きながら俺は亀頭を一番奥に押し付け、小刻みに腰を揺すりながら射精して大量の精液を川崎の中に注ぎ込んだ。
311 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/09/24(木) 00:46:12.56 ID:WQATNzTjO
「はあ……あん…………」

 長い射精が終わって肉棒を引き抜くと、川崎はころんと横になりながら大きな溜め息を吐く。
 表情から察するに、満足してくれたようだ。
 目が少し虚ろだったが、軽く頭を撫でてやるとすぐにこちらを向き、大きく口を開いた。
 俺がその口に肉棒を差し入れると、すぐに唇や舌でお掃除をし始める。
 あー……気持ちいい…………。
 中のものまで全部吸い出され、綺麗にされたあとは川崎の隣に横たわる。
 川崎はすぐに俺の胸に顔を埋め、背中に手を回してきた。

「ね……このまま少し寝ていい?」

「ああ。ゆっくり眠りなよ御主人様」

「ん…………」

 頭を撫でてやるとすぐに川崎は寝息をたて始める。
 普段は大家族の長女として忙しない身だしな。こういうときは少しでも休ませてやりたい。
 もちろん精神的にも肉体的にも癒した上で、だが。
 満足げに、安心感に溢れた表情で寝ている川崎に、俺は奴隷としての達成感を得て一緒に夢の中へと落ちていった。
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 05:25:29.94 ID:wJhbK21io
ふぅ
乙です
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/27(日) 00:36:10.78 ID:ccFqV69M0
きてた、乙
いつも楽しみにしてます
314 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/10/26(月) 22:32:46.94 ID:j7KybH0EO
 意識が覚醒し、俺は目蓋を開ける。
 時計を確認すると、まだそんなに時間は経っていないようだ。
 横で寝ている川崎を起こさないように注意しながら、俺はそっとベッドから降りた。

「ふう…………」

 備え付けの冷蔵庫に入れていたペットボトルの水を飲み、一息つく。
 汗をかいたので水分が身体中に染み渡るのが心地好い。
 …………しかし水分といえば不可思議なことがある。川崎といるときはほとんどトイレに行きたくならないのだ。
 いや、なんとなくサキュバスの能力の一つだろうなと当たりはつけているのだが、本人に確認したことはない。
 気にしなくてもいいのかもしれないが、海老名さんや平塚先生もそうなので、そこから疑問に思われたりしないかと疑心暗鬼気味になっているのだ。
 そんなところから答えに辿り着くなんてまずあり得ないことだろうけども。

「ん…………」

 声がして振り向くと、ベッドの上で川崎が身を起こしていた。
 まだ少し眠そうな表情のまま俺を見て、誘うように両手を広げる。
 御主人様の御要望通りすぐに戻ってベッドのシーツに潜り込むと、ぎゅうっと力強く俺に抱き着く。

「目が覚めたとき、傍にいてくれなきゃイヤ…………」

「ああ、悪かった」

 そっと川崎の頭に手を乗せて撫でてやると、川崎は心地好さそうにすりすりと俺の胸に頬を擦り付ける。
 しかし、俺達は二人とも全裸なわけで、当然川崎の柔らかいものが押し付けられるわけで。
 肉棒が固くなっているのは隠しきれるものではない。どころか、川崎は少し身体を下げ、胸の間に肉棒を挟み込む始末である。

「うっ…………」

「ふふ。腰振ってもいいよ。なんならこのまま出しちゃっても」

 抗いがたい誘惑をしてくるが、俺は首を振って断る。
 その柔らかい胸で擦り始めたら多分止まれない。射精の許可は下りたが、できることなら川崎の中か口で出したい。
 それを察したか、川崎は俺を仰向けにさせて起き上がる。

「ほら、八幡。あんたの大好きな奴隷チンポ専用のおまんこ。ここに出したかったらおねだりしなよ」

 そう言って川崎は指で広げて俺に秘口を見せ付けてきた。
 綺麗な色のそこは愛液を溢れさせながらひくついており、俺の理性を剥がす匂いを放つ。
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:33:46.60 ID:j7KybH0EO
「ご、御主人様っ!」

「なに?」

「お、俺は御主人様専用精液製造器です…………俺の性奴隷の務め、果たさせてください…………御主人様の中で、射精させてくださいっ…………!」

「あたしのおまんこに飲ませたい?」

「はいっ……御主人様のために、頑張って作りましたっ…………」

「ふふ、遠慮なくいただいちゃうね」

 川崎は俺の身体を跨いで肉棒を掴み、先端を自分の秘口に押し当ててゆっくりと腰を沈めていく。
 熱くて柔らかい襞を押し広げていく感触に俺は思わず仰け反ってしまう。

「ああ……八幡のその顔……可愛い」

 そう呟いたあと、川崎は俺と唇を合わせて舌を口内に侵入させてくる。
 口内をたっぷりと凌辱されながら蜜壺で肉棒をしごかれ、凄まじい快感が全身を襲った。
 俺は川崎の臀部を鷲掴みにし、腰を突き上げて肉棒の先端を子宮口に届かせる。

「ああんっ!」

 びくんと川崎の身体が跳ね、離れた唇から淫靡な声が漏れ出た。
 何度も繰り返すとその都度声が出てより強く肉棒を締め付けてくる。
 入れた瞬間から射精しそうなのをずっと堪えていたが、そろそろ限界が近い。
 俺は改めて御主人様におねだりをしようとしたが、その前に再び唇を塞がれてしまう。
 激しく舌が絡まり、川崎の身体全部が俺の射精を求めてくる。
 尻尾で陰嚢をぐりぐりと撫でられて中のものを全部寄越せと要求され、俺は幾度も痙攣しながら精液を吐き出した。
 ああ…………川崎の中に出すの、気持ちいい…………。
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:34:32.61 ID:j7KybH0EO
 全て出し切って唇が離れ、俺は肩で息をする。
 川崎も満足そうに俺の頬に自分の頬を擦り付けてきた。

「んー…………今回も気持ちよかったぁ」

「俺もだ。すげぇ良かった」

「うん、すっごく美味しかったしね。気持ちいいの、伝わってきたよ」

 そう言って川崎は何度か俺の頬にキスをし、身体を起こす。
 そして肉棒を抜こうと腰を浮かせたところで俺は両手で臀部を掴んで止めた。

「……………………」

「……………………」

 …………いや違うんだ。俺の意思じゃなく腕が勝手に。
 川崎が俺を見てにぃっと笑う。

「まだ出し足りないの?」

「い、いや」

「嘘ばっかり。まだチンポ固いまんまじゃないのさ」

「その、出し足りないんじゃなくて、まだ、御主人様まんこを、感じてたいから…………」

「ふふ、いいよ。動かないで包んでてあげるから、じっくり味わいな」

 再び川崎は俺に覆い被さってくる。
 その身体を受け止め、俺は川崎の背中に腕を回して少し強めに抱き締めた。
 あー、すっげぇ幸せ…………。
 好きになった美少女クラスメートと思う存分身体を貪りあって。
 セックスして。
 生で中出しして。
 抱き合いながら余韻に浸って。
 これ以上の何かを求めたらバチが当たりそうだが、この御主人様は更に色んなものを俺に与えてくれる。
 絶対。絶対離さないし大事にするし俺の全てをもって尽くす。
 改めてそう決心して俺は抱き締める力を強めた。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:35:19.52 ID:j7KybH0EO
 そんなカッコつけた心情ではあったが、身体の方はまた川崎を求めたくなってしまった。固いままの肉棒がさらに膨張して脈打ち、呼吸が熱を持つ。
 察した川崎はそれを受け入れ、むしろ望むところだと言わんばかりに腰を動かし、そのまま抜かずに追加で二回ほど搾り取られてしまった。

「はぁー…………おなか、いっぱい…………」

 俺の上で乱れまくった川崎は満足そうに自分の腹を撫で回す。
 さすがに少し疲れたか、一旦ベッドから降りて水分補給をしてソファーに腰掛けようとする。
 これはさっきの誓いを実行するチャンス!
 すかさずソファーの前に移って、御主人様の疲れた足を楽にさせるべく足置きになるために四つん這いになる。
 が、その俺の献身的な行動はドン引かれただけで終わってしまった。

「そんなこと海老名だってしないでしょ」

 いや、すると思うけど…………。
 M気質と言う面では俺と海老名さんは結構似通っているところがあるしな。
 しかし御主人様がお望みでないのなら仕方ない。俺は素直に身体を起こし、御主人様の足を取ってマッサージをし始める。
 これには川崎も御満悦のようで、されるがままだ。

「あー、気持ちいい……この手技で色んな女を落としてるんだね」

「人聞きの悪いこと言うな」

 ほとんど俺じゃなく川崎のせいだろうに。
 それにマッサージなんて川崎以外にはしてないぞ。

「お返しは何がいい? 膝枕で耳掻きか、おっぱい枕でもう一眠りか」

 魅力的な提案だったが、俺の行動自体が御主人様への感謝の返礼のつもりだったので遠慮しておく。
 あ、ついでに足の指も舐めておこう。

「んっ……あんたそれ好きだね。味なんかしないでしょ?」

 それを言ったら身体のどこを舐めたってほとんど味のするとこなんかないぞ。
 まあ好きなのは事実だし、少々特殊かもしれないが川崎限定なので構わないだろう。
 じっくりたっぷり丁寧に味わっていると、案の定俺の肉棒は再びそそり立つ。

「お返しは決まったね。ベッドで横になんなよ」

 川崎はその肉棒を見て妖艶な笑みを浮かべながら俺に命令した。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/10/26(月) 22:35:59.27 ID:j7KybH0EO
 御主人様の指示通りベッドに横たわると、そのまま俺の身体にのし掛かってくる。
 焦点を合わせて肉棒を呑み込んだあと、腕を押さえ付けられ、足も絡ませられ、身動きが取れなくなってしまう。
 口内を舌で蹂躙されながら小刻みな動きで少しずつ快感が与えられるその様は、ゆっくりと補食される生け贄のようだ。
 しかし俺は一切抵抗も逆らいもせず、されるがままになる。御主人様に全てを捧げた性奴隷なのだから当然だろう。
 唾液を飲まされて感度も上昇させられるが、自分から動くのはなんとか堪える。
 やがて川崎の腰の動きが速くなっていき、肉棒に与えられる快感がさらに高まっていく。
 もうそろそろ限界だ、といったところで少し体勢を変えて最奥部まで肉棒を招き入れられた。
 亀頭が子宮口に吸い付かれ、俺は耐えきれずに射精してしまう。

「うっ……! んっ……! んううっ…………!」

 繋がったままの唇から二人の声が漏れ、凄まじい快感を互いに与え合う。
 達し終わったあとも俺達は長い間余韻に浸り、離れることはなかった。
319 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/10/26(月) 22:37:27.84 ID:j7KybH0EO
「んんー…………満足したよ……」

 時間になって後始末を終え、部屋から出る前に川崎が大きく伸びをした。
 心なしか肌もつやつやしている気がする。

「俺の仕事に御満足いただけたようで幸いです。御主人様」

「うん。あんただけにしか出来ない、あんただけにしかさせたくないお役目だからね。ありがと」

 そう言って俺の頬にキスをしてくる川崎。
 御機嫌な様子で腕を組んできてそのままホテルを出る。

「でもだいぶ搾り取っちゃったけど明日は平気? 海老名もいるし。なんなら少し回復させとこうか?」

「大丈夫だ。御主人様がいてくれたらそれだけで何度だっていける」

「ふふ、優秀な奴隷だこと」

 それに関しては自分でも恐ろしいくらいだが。
 でも多分サキュバスの能力関係なしに川崎以外の女だったらここまで頑張れない気はする。
 そんな世界線は有り得ないだろうから考察するだけ無駄だろうけどな。
 俺は川崎を家まで送り届け、明日の予定を確認してから帰路についたのだった。
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/27(火) 05:50:46.77 ID:iNuv1kmLO
乙です
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/28(水) 15:57:27.74 ID:6No4X70x0
さす八

322 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/11/18(水) 22:48:25.64 ID:2IZO2NtqO
「あれ?」

 海老名さんが訝し気な声を出した。
 何かと思って視線を辿って、それを理解する。
 川崎もどうしようかと思案顔だ。

「んー、別のとこにしよっか」

 そう。
 三人で待ち合わせて向かったいつものラブホテルは満室の表示が出ていたのだ。
 三連休の中日な上に朝早めなので泊まりの連中もまだほとんどチェックアウトしていないのだろう。

「別のとこって、心当たりでもあるのか?」

 俺が他に知っているといえば平塚先生と車で行ったところか京華を連れていったところくらいしかない。
 どちらもここからでは少し遠いのでちょっと候補にはならないか。

「ここら辺はどこも一杯みたいだし、あっちの方行ってみる? いくつかあったでしょ?」

「そだねー。出鼻挫かれちゃったけどまだまだやる気満々だし」

 少しくらいはへこたれてもいいんですよ海老名さん?
 まあこの状況で女性陣に逆らえるはずもなし。俺は黙って二人のあとを付いていく。
 しばらくして目的地に到着する。見たところ満室はなく、どこでも入れそうな感じだ。だが。

「三人以上お断りとかされないか? 駄目なところもあるだろ」

「それだったら入口で止められるでしょ。とりあえずどっか入ってみようよ。八幡くん、選んで」

 俺かよ。
 とりあえずなんとなく目についたところを指差し、そちらに向かう。
 料金なんてどこも似たり寄ったりだし、実際に中を見ないとわからないだろうから、どれを選んだって変わらないだろうしな。
 そして、敷地内に入って建物入口をくぐろうとしたところで、その事件は起こった。
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:49:15.30 ID:2IZO2NtqO
「あ、すいま、せ……ん…………」

「いえ、こちらこ……そ…………」

 ちょうど出てきた人とぶつかりそうになり、咄嗟に止まってお互いに謝り合う。
 その声にやけに聞き覚えがあった。
 というか葉山だった。

「え、あ…………えっと」

「隼人ー、どしたん?」

 マジかよ。
 葉山の後ろから顔を覗かせたのは我がクラスの獄炎の女王こと三浦だった。
 しかしこの二人ならまあ有り得なくもない組み合わせかなとどこかで納得はできる。川崎も海老名さんも二人に驚きはしているが、絶句といった感じでもない。
 が、俺と川崎と海老名さんという組み合わせは向こうにとってどれだけの衝撃なのか想像もつかないだろう。

「へえ。優美子と隼人くん、そういう関係だったんだ」

「……………………ちょっと話をしたいんだけど、いい?」

 先にいち早く冷静になったのは三浦の方で、海老名さんの言葉に反応する。
 この場面では何も誤魔化しようがないし、話をしたいというのもわからないでもない。
 が。

「悪いね。そっちは終わってすっきりしてんだろうけど、こっちは今からで溜まるもの溜まってんの。あとにしてくれる?」

「…………じゃあ夕ご飯一緒にどう? 何も話し合わないのは落ち着かないっしょ」

「ん、なら海老名経由で連絡するよ」

 基本的に相性がよくない川崎と三浦ではあるが、さすがにこんなところで言い争ったりはしない。
 それ以降言葉を交わすことなくすれ違い、俺達はホテルの中に入る。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:49:59.76 ID:2IZO2NtqO
「いやびっくりしたな」

「そうだね」

 特に三人でも問題なく、部屋に入ったところでようやく俺はそんな言葉を口にした。
 川崎も平静を装っていたが、内心ではそれなりにテンパっていたようだ。意外と人見知り、というかコミュ障だしな。
 え? 俺が言うなって? はい、その通りです。

「私も全然気付かなかったよ。学校じゃ変化なかったしいつからなんだろ?」

「海老名さんも知らなかったのか。なら話ってのは互いに秘密にしとこうってんだろうな」

「向こうからしてみればこっちの関係の方が驚きだろうけどねー」

 というか海老名さんは結構平然としている。
 俺たちや葉山たちも含めて立場的に一番アレなのは海老名さんだと思うのだが…………。

「ま、悪いようにはならないでしょ。ところで、どうする? とりあえずお風呂からにする?」

「うん、そうしよそうしよ。あっ、ここマットがある!」

 風呂場を覗いた海老名さんがそんな声をあげる。
 まあ一瞬冷や汗もかいたし、風呂に入るのは賛成だ。
 お湯を張るまでの間、葉山たちに聞かれたらどう答えるかの打ち合わせをしておく。

「ん、準備できたみたいだね」

 完了を知らせるアラーム音が鳴り、俺達はソファーから立ち上がって風呂場へと向かった。
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:50:41.18 ID:2IZO2NtqO
 無駄な抵抗と知りつつもタオルを腰に巻いて二人のあとに続くが、やはりすぐに剥ぎ取られてしまった。
 全裸で堂々としている女子二人とは反対に恐縮して縮こまっている俺だが、股間の肉棒だけは自信満々に自己主張して反り返っている。
 それを見た川崎も海老名さんもギラギラした目をしながら唾を飲み込む。

「すご…………ね、触っていい?」

「あー、えっと…………」

 どうしようかと川崎を窺うと、川崎は伸ばしかけている海老名さんの手を押さえた。
 どうやら許可が下りなかったようだ。

「サ、サキサキ……?」

「海老名、あんたは八幡の何なの? ちゃんと自分で準備しないと駄目でしょ。チンポに奉仕したいなら手以外でしなよ」

「!? そ、そうだね」

 ?
 いまいち川崎の言っていることがわからない。
 が、海老名さんは理解したようで、俺に向き直る。

「あ、あのっ、ご主人様のおチンポ迎え入れるために、おまんこ濡らしてほぐしておきます。その間、顔や口でおチンポにご奉仕して、よろしいですか?」

 もう海老名さんのその表情はすっかり発情しており、息を荒くしている。
 すでに手は俺の許可なく自分の股間をまさぐり始め、全身を上気させていた。

「ああ、好きにしていいぞ」

「ありがとうございますっ」

 俺の言葉に返事するなり即座に座り込み、肉棒を顔に擦り付けるように頭を振る。
 まるでマーキングのようだが、普通俺が動いて海老名さんにするもんなんじゃねえかなあ?

「あっ……はっ……おチンポ…………おチンポ、好きぃ…………」

 って。
 何かヤバい薬キメたみたいな反応になってんぞ。多分川崎のサキュバスの能力なんだろうけど。
 その川崎も俺の前にしゃがみこみ、海老名さんと同じように肉棒に頬擦りし始めた。

「あ、うっ…………」

 美少女二人の頬に肉棒を挟まれてしごかれる光景は凄まじく興奮を煽り、昂りがとんでもないことになっていく。
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:51:42.29 ID:2IZO2NtqO
 このまま射精したい欲求をなんとかはね除け、俺は腰を引いて肉棒を二人の顔から引き離した。

「あ、おチンポ…………」

「んー? あたしたちの顔擦り、気に入らなかった?」

 海老名さんは残念そうな表情をし、川崎はからかうように言ってくる。絶対わかってて言ってるだろそれ。
 肉棒はびくびくと震え、早く射精させろと要求しているようだ。
 が、まだ川崎は準備ができていないし、むしろそれは折り込み済みだろう。サキュバスはその気になったら一瞬で整えられる。

「…………姫菜」

「っ、は、はいっ!」

 名前を呼ばれたことで期待を高めたか、海老名さんの返事の声が少し上擦った。
 まあその期待は間違ってないのだが。

「俺に好きなように扱われて道具みたいにされるのと、自分で動いて俺に奉仕するの、どっちがいい?」

「っ…………ど、道具がいいです! 私の身体、オモチャにしてください!」

 その返事に満足そうに頷いたのは俺じゃなく川崎で、そのまま立ち上がって海老名さんをマットの方まで連れていく。
 ついでに何か耳打ちしていたが、またアドバイスか何かしているのだろうか?
 俺が近付くと海老名さんはマット上で横になり、脚を開いて秘口を指で広げてさらけ出した。

「ご、ご主人様のおチンポ専用穴です。好きなように、使ってください」

 ひくひくと蠢く穴からは大量の蜜が溢れ出ており、受け入れる準備は万端のようで、俺は遠慮なくその穴に肉棒を突っ込んだ。
 それと同時に川崎が海老名さんとキスをし、唾液を流し込んで飲み込ませる。

「はうっ! うああんっ!」

 おそらく感度上昇の能力を使われたのだろう。海老名さんは一瞬で達してしまい、離れた唇から矯声を上げながら全身を震わせる。

「う、嘘っ、おチンポ入れただけで…………はううっ!」

 構わず肉棒の出し入れを始めると海老名さんはさらに身体をくねらせる。
 快感のあまり無意識に逃げるように身体が動いていくが、俺は海老名さんの腰を掴んで引き寄せ、子宮口を突くように肉棒を奥まで埋めた。
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/18(水) 22:52:57.89 ID:2IZO2NtqO
「あんっ! くる、くる、すごいのきちゃうっ! 壊れちゃう!」

「壊してほしいだろ? チンポ気持ちいいって言え。中出ししてくださいっておねだりするんだ」

「おっ、おチンポ気持ちいいですっ! おまんこ壊れるくらい激しくしてっ、御主人様の精液っ、中に出してくださいっ!」

 その言葉の直後、川崎が今度は俺と唇を合わせて舌を絡めてくる。
 今回の唾液には何の付与もなかったが、それでも俺を興奮させるには充分だった。
 スパートをかけるように俺は腰を振る動きを速め、幾度も海老名さんの奥を突く。

「んっ……! んううっ……! うっ……!」

 短い呻き声とともに俺は海老名さんの中に精液を吐き出し、快感に打ち震える。
 全て出しきり、唇が離れた川崎は俺の顔を見て微笑む。

「ふふ……気持ち良さそうな八幡の顔、かわいい…………」

 だらしなくなっているであろう俺の表情をそう評価し、頬に軽くキスをする。
 しばらくしてようやく余韻が晴れ、海老名さんを窺う余裕が出来た。

「あっ…………あっ…………」

 いまだに身体を痙攣させながら声を漏らす海老名さん。どうやら相当激しく達してしまったようだ。
 とは言ってもその顔はとても満足げなものだったが。
 とりあえず連動して揺れる胸に手を伸ばして揉みながら呼び掛ける。

「おい姫菜、お礼の言葉はどうした?」

「んっ、はあ…………おまんこオナホ使っていただいて、ありがとうございます…………私なんかのおまんこで気持ちよくなってもらえて、光栄でした…………んんっ……!」

 自分の台詞に自分で興奮して感じるという器用なことをする海老名さんであった。
 俺もその言葉に満足し、腰を上げて海老名さんの中から肉棒を引き抜く。
328 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/11/18(水) 22:53:52.45 ID:2IZO2NtqO
1は隼人×優美子も好きなんです
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/19(木) 05:56:21.12 ID:Ur5RIMnAO
乙です
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/19(木) 06:36:50.92 ID:lvtt2n9uO


まさかのはやゆみ
期待
331 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/11/30(月) 21:56:38.99 ID:txsiyndEO
 二人分の体液にまみれた肉棒にすぐさま川崎は顔を寄せて、口内に咥えこむ。
 舌が這ったり尿道内のを吸い出されたりとお掃除をされて、その心地好さについため息が出てしまう。
 川崎も良質の栄養を摂取できて御機嫌のようだ。リズミカルに頭を動かして唇で肉棒をしごき、一滴残らず搾り取っていく。
 手の方は海老名さんの下腹部を撫でており、中に出された精液からエネルギーを吸収している。

「んっ…………か、川崎っ…………!」

 ところが、川崎は一向に肉棒から口を離さず、それどころかさらに舌の動きが激しくなっていく。
 達したばかりで敏感になっている俺は思わず抗議するが、もちろんそれで止まる御主人様じゃない。
 口内の奥までずっぽりと咥えこみ、口全体で肉棒に刺激を与えてくる。
 昨日も散々搾り取ったのに、他人の体内に出したのやお掃除分では物足りないらしく、直飲みを御所望のようだ。
 それが御主人様の望みとあらば性奴隷兼精液製造器としては叶えないわけにはいかない。
 というか俺の意思に関係なく俺の下半身はフル稼働して、精液を新たに作って放つ準備をしている。
 やがて川崎の口内愛撫に耐えられなくなり、俺は声を上げながら全身を震わせて射精した。
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 21:57:44.94 ID:txsiyndEO
 全て出し終わったあとも川崎はなかなか肉棒から口を離さず、散々っぱら唇と舌でいじめられた。
 顔が離れた瞬間に俺は脱力し、へたりこんでしまう。下半身に力が入らず、手をついて身体を支えている状態だ。
 時間が経って復活した海老名さんがその様子を見て驚愕する。

「嘘でしょ…………私でイったばっかなのにもうサキサキの口で出したの?」

「八幡の精力と回復力は半端ないからね。二回目でもすごく粘っこくて喉に絡み付いて、美味しいけど飲み込むのも一苦労さ」

 くすくすと笑いながら川崎は俺の腕を引っ張り、海老名さんと入れ替えるように俺をマットに寝かせる。
 仰向けでなくうつ伏せ状態にだ。

「じゃ、そんな頑張った八幡にはご褒美をあげないとね」

 ご褒美。何だろう?
 うつ伏せってことはエロいことじゃなく、背中をマッサージでもしてくれるんだろうか?
 横目で見てみると、川崎はボディソープのボトルを取って、自分の手で泡立てている。
 ああ、背中洗ってくれるのかな?
 案の定その泡が俺の背中に塗りたくられていく。川崎だけでなく、海老名さんの手も一緒にだ。
 なるほど、確かに女子二人に背中を洗ってもらうなんてなかなか出来ない経験だろう。洗うというより撫でられている感じだが、そこはあまり気にすることでもない。
 なんて思って油断していたら、いきなり重さとともに柔らかい感触が俺の背中を襲う。

「う、おお…………」

「ふふ。じゃ、ご褒美始めるよ」

「八幡くんの身体、きれいにしてあげるからね」

 その正体は二人の身体自身であり、やはり泡まみれになっている胸をスポンジに見立てるようにして俺の背中を擦る。
 むにゅむにゅとした四つの柔らかな山が俺の背中全体を這い回り、俺の興奮を高めていく。

「んー、ソープランドってこんな感じなのかな?」

「ふふ、だったらさぞかし高い料金だろうね。二人の現役女子高生にこんなことさせるなんてさ」

「ていうか年齢的にアウトでしょ」

 川崎と海老名さんはリズミカルに身体を動かしながらそんな会話をしている。
 こっちは下半身も疼いてそんなに余裕はないというのに。
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 21:59:11.09 ID:txsiyndEO
「サキサキと八幡くんだけの時もよくこういうことしてる?」

「んー、どうだろ? 昨日は石鹸付けた胸で挟んでチンポ洗ってあげたけど、身体全体をこんなふうにってことはあんまりしてないね」

 あの。
 当事者の前でそういう生々しい会話やめてもらえませんかね?
 いや、川崎も当事者だけど。

「でも喜んでるみたいだし、これからはもっとしてあげてもいいかな。せっかくだから背中以外もね」

 そう言って川崎はだんだんと身体を下の方にずらし、腰回りや尻、太ももへと移っていく。
 足にしがみつくように腕を回し、胸に挟むようにしながらボディソープを擦り付けて洗っていった。
 海老名さんは動きを大きくし、川崎がいなくなって広くなった背中全体をフォローするように動く。
 正直なところ背中側で良かったと思う。もしこの光景が視界に入ったらそれだけで理性を失いかねないだろうからな。
 いや、当たり前だろ。女子二人が胸を使って身体洗ってくれるなんてシチュエーションを目にしたら、理性なんて一瞬で吹っ飛んで絶対何かやらかしている。
 二人の身体のどこかに肉棒を挟ませてしごくか、はたまたどっちかの穴に突っ込んで腰を振りまくるか。
 いずれにせよ、そうやってすぐに射精してしまっていただろう。
 今でもいっぱいいっぱいだし。
 しかし川崎はそのあと絶望的な言葉を口にした。

「よし。じゃ、八幡。今度は仰向けになんなよ」

 その言葉に俺は動かない。
 意志は強い方だと自負しているが、川崎に対しての煩悩関係では耐えられなかった時が怖いし。
 が、躊躇って動かない俺に業を煮やした川崎は、強引に俺の身体を表返した。

「あ…………」

「わ…………」

 びくんびくんと脈打って震えている肉棒を目の当たりにして二人が声を出す。
 俺は俺で上半身を泡まみれにした二人の姿にごくりと唾を飲み込んだ。
 場が一瞬沈黙に包まれるが、いち早く川崎が動く。

「また昨日みたいに洗ってあげるけど、今度はそのまま出しちゃってもいいからね」

 言うなり川崎は俺の足の間に身体を入れ、自分の胸で肉棒を挟んで左右から押し付けつつ揺すって擦りあげる。
 昨日より余裕がなく、俺は腰を振りたい欲望を必死で押さえ付けた。
 そんな俺の胸板に海老名さんが横から自分の胸を押し付けるように上半身をのし掛からせてくる。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 22:00:29.77 ID:txsiyndEO
「感じちゃうからおまんこは触らないでね」

 海老名さんはそう言いながら俺の手を取って自分のお尻に導きつつ、柔らかな胸をごしごしと俺に擦り付けた。
 もう。
 駄目だ。

「んっ……いいよ、しっかり挟んでてあげるからいっぱい動きな」

「あんっ……揉み方、やらしー…………でも、もっとぉ……」

 俺は海老名さんのお尻をむにむにと揉みしだきながら腰を動かす。
 昂った欲望に抑えがきかない。勿体無いと思いつつも川崎の胸で肉棒をしごくのをやめられない。
 あ。あ。出る、出る…………!

「あうっ!」

 短い悲鳴とともに精液が肉棒の先端から飛び出た。
 撒き散らされる前に川崎は先っぽを胸で包み込むようにし、射精の勢いで暴れるのを押さえ付ける。

「あは、出てる出てる。すごい量…………おっぱいから妊娠しちゃいそう…………」

 うっとりしながらそんな言葉を呟き、小刻みに揺すって最後まで搾り取りにくる。
 俺はびくっびくっと痙攣しながらそれを受け入れ、快感の余韻に浸った。
 対象は違うがあそこに口に胸にと女体三ヵ所射精フルコースを味わって、これ以上ないほどの幸福感だ。

「石鹸まみれだから舐めたりできないね、これ」

「そうだね、シャワーで洗うしかないよ。八幡、流すからね」

 胸から肉棒を解放した川崎は、シャワーを取って俺達の身体の石鹸や精液を洗い流していく。
 ちゃんとエネルギーは吸収したようで、ずいぶん肌が艶々しているのは気のせいではないだろう。
 が、何故か少し不機嫌な表情になっている。何だ?

「…………ねえ、海老名だけじゃなくてあたしのも触ってよ」

 そう言われて俺は気付く。
 片手がまだ海老名さんのお尻に触れたままだったが、なんとなくそれが気に入らなくて拗ねていたらしい。
 嫉妬されているようでちょっとだけ嬉しくなり、それを悟られないよう俺はもう片手を川崎のお尻に伸ばす。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/30(月) 22:01:44.88 ID:txsiyndEO
 すべすべで肉付きのいいそのお尻を揉みしだくと、川崎の表情が嬉しそうなものに変わった。
 シャワーのあとに肉棒を咥えられて尿道内に残ったものを吸い出され、俺はびくんと腰を震わす。
 快感の余韻に少し身体をふらつかせながらもどうにか起き上がり、三人で浴槽に浸かる。

「あー…………」

 思わず溜め息のような声が出るが、川崎も海老名さんもご満悦の表情だった。
 ここの浴槽はそこそこの広さがあったが、それでも二人は俺に身体を引っ付けてくる。

「んー、極楽…………エッチした後のお風呂って気持ちいいよね。八幡くんとサキサキには感謝感謝」

「え、あたしも?」

「そりゃそうでしょ。八幡くん貸してくれるし、それどころか一緒にやってくれるし」

「独り占めの方がいいんじゃないの?」

「ううん、それは多分無理。サキサキいないと最後までしてもらえないし、してもらっても私だけじゃ受け止めきれないし」

「まあ確かにね。あたしもかなり性欲強い方だけど、時々八幡に負けちゃうし」

 そうかなあ?
 俺が川崎にギリギリ着いていけてるくらいだと思うんだが。
 むしろ普通の人間がサキュバスに敵うわけないと思うぞ。

「すごいよね。もう三回も出しちゃってるのにまだ元気で、余裕そうだし」

「昨日もあたしがあんだけ搾り取ったのにね」

 そう言って二人して俺の肉棒に手を伸ばして撫で回す。
 左右から柔らかい身体を押し付けられているので当然それは勃起状態にあるわけで。

「ふふ、また出したいってぴくぴくしてる…………ね、八幡、どうやって出したい?」

「どうやって、って…………」

「さっきちょっとやったみたいに、あたしと海老名の顔で挟んでそのまま出してみる?」

「あ、いいね。顔ズリって言うんだっけ?」
336 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/11/30(月) 22:03:03.60 ID:txsiyndEO
「せっかくだからもっと二人でないとできないところで挟んであげよっか?」

「私たちがキスしてる唇の間におチンポ差し込んでしごくとか」

「あたしたちが抱き合ってる横から胸の間にチンポ入れて腰を振るとか」

「二人でおまんこくっ付けて擦り合わせてる時に真ん中におチンポ入れてみるとか」

「いいよ、何でも叶えてあげる。してみたいこと、言ってみな」

 なにお前ら。いつの間に打ち合わせとかしてたの?
 息の合った耳元での囁きに、俺の肉棒がさらに硬度を増す。

「その、とりあえず…………」

「うん?」

「沙希の中に、出したい…………」

 俺の言葉に海老名さんは呆れ、川崎は苦笑する。
 何でだよ? 今の俺の存在の原点はそれだぞ。
 それに今日はまだ川崎の中に出してないし。

「いや、さっき言われたようなこともやってみたいけどさ、一番はとりあえずそれかなって」

「はあー……ま、八幡くんだししょうがないか。サキサキのこと好き過ぎだもんね」

「ま、まあな」

 そうはっきり言われると若干照れが入ってしまう。
 心なしか川崎も少しもじもじしているようだ。

「…………とりあえずそろそろ上がろっか。汗かいて喉も渇いたし」

「そうだねー。あ、サキサキ。またドライヤーお願いしていい?」

「はいはい。なんなら耳掻きもする?」

「え、いいの? じゃあまた私の穴にサキサキが固い棒を突っ込んで掻き回してもらおっかな」

「言い方」

 そんなふうにじゃれあいながら俺たちは風呂から上がったのだった。
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