【R18】八幡「…………しっぽ?」沙希「見た?」姫菜「え、しっぽり?」【俺ガイル】

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337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 05:19:09.92 ID:wntvf6DFO
乙です
こういうプレイ好み
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 06:11:08.71 ID:8ZuepxM/O

ほんと性豪だなヒッキー
339 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2020/12/09(水) 19:22:13.28 ID:r0E5dlp2O
 海老名さんも、ついでに俺も川崎のテクニックでベッドの上でぐったりとしていた。
 いや、髪を乾かすのと耳掻きをしてもらっただけなんだが。

「ねー、八幡くん。サキサキ私のお嫁さんにちょうだい?」

「やらねえよ。俺は川崎の所有物だけどそればっかりは認めねえ」

「むう、ケチー」

 そんな俺たちを呆れたような目で見ている川崎。
 二人ともこんな状態のため、タオルやドライヤーを片付けさせてしまった。申し訳ない。
 が、いつまでも余韻に浸っているわけにはいかない。俺は身体を起こす。
 川崎がやれやれとソファーに腰を下ろしたところで、俺より先に海老名さんが動いた。

「あ、サキサキ、ありがと。お礼と言ったらなんだけど、良かったら私の身体、足置きに使う?」

 ごほっと飲みかけていたペットボトルのお茶を吹き出しそうになる川崎。
 そのあとジト目で俺を見るが、俺は慌てて首を振った。何も言ってねえって!

「どうしたの?」

「いや…………海老名、それ八幡に言わされてんの?」

「え、何で?」

 きょとんとするその表情に川崎は溜め息を吐く。
 うむ。昨日の俺の説が証明されて何よりだ。とりあえずドヤ顔を川崎に向けておこう。

「くっ、ムカつくねその顔…………二人とも、今からお仕置きするよ」

「「はい!!」」

「何でそんな嬉しそうなのさ…………」

 俺はともかく海老名さんはノリだろう。足置き関連の説明もしてないし。
 が、ハモるほどのいい返事の前に川崎はこめかみを押さえる。
 俺たちはベッドの上で正座をしながら川崎を待つが、残念ながらお仕置きは諦めてしまったようだ。
 呆れた表情で羽織っていたバスローブを脱ぎながらベッドに上がってくる。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/12/09(水) 19:23:29.63 ID:r0E5dlp2O
「でもさすがにあの短時間で三回も出したからまだ元気ないみたいだよ」

 海老名さんはそう言って俺の下半身を見る。
 それはインターバルあったうえに耳掻きやらの癒しタイムだったからな。ちょっとの刺激だけですぐに立つ。

「そんなもんあたしが一言言えばすぐに大きくなるよ」

 川崎が俺の肩に手を置き、耳元に口を寄せる。
 そこから囁かれた言葉が俺の脳を刺激し、下半身に血流を集めた。

「八幡。あんたのチンポであたしのおまんこの奥を突いて、美味しい精液でお腹の中を満たしてほしいんだけど」

「…………っ!」

「もちろんキスしながら、舌擦り合わせて絡めながら、ね?」

「うわ……一瞬でこんな大きく…………」

 海老名さんが俺の肉棒の変化に驚愕する。
 川崎が満足そうに微笑み、ベッドに寝転がりながら脚を開いた。

「ほら、あたしのおまんこ、八幡のチンポ欲しくてもうこんなに濡れてる。きて…………」

 両腕を広げて俺を誘う川崎。
 もちろん逆らうことなく俺は川崎に覆い被さり、唇を合わせながら肉棒を秘口に押し当て、そのままゆっくりと埋めていく。
 大量の蜜を溢れ出させているそこはほとんど抵抗なく俺の肉棒を受け入れたが、奥まで挿入された瞬間にぎゅううっと全方位から締め付けてくる。
 …………嘘だろ? ついさっき連続であれだけ出して、精力回復や増強もされてないのに、早くも射精感が込み上げてきた。
 まあそれは仕方ない。むしろ川崎の中が気持ち良すぎるのが悪いんだ。
 心の中で責任転嫁をして俺は腰を振って肉棒を出し入れしようとしたが、その前に身体から力が抜けてしまう。
 どうやら絡めた舌から啜った唾液によって脱力の呪いをかけられてしまったらしい。
 何故このタイミングでと思ったが、喋れないくらい効果が強く、俺にはどうすることもできない。

「海老名」

「はっ、はい」

「一人でオナってないで、ほら」

「!? い、いいの?」

「いっぱい舐めてやってよ」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/12/09(水) 19:24:59.52 ID:r0E5dlp2O
 どうやら海老名さんは自分で慰めていたらしい。って、おい。何を!?
 俺の背中に回されていた川崎の腕が下半身に伸びて尻を掴み、左右に押し広げた。
 そのさらけ出された穴に海老名さんの舌が這う。

「う、あ…………」

 条件反射のように声が出て腰が震える。
 羞恥心込みの快感がヤバイけどマジで恥ずかしい。

「れろ……ご主人様…………お尻の穴、舐めながら…………オナニーさせていただきます…………んっ…………」

 尻に熱い吐息がかかると同時に舌の動きが大胆になっていく。
 散々っぱら舐められたあと、突き出した舌がずぷぷっと穴の中に侵入してき、くいくいと掻き回される。
 ああ。
 出したい。出したい。射精したい。
 海老名さんの舌が直接脳を掻き回しているかのようで、快感が暴れまわる。
 さらに川崎の尻尾が先端で陰嚢を撫でてきて、気が狂いそうなほどだった。

「海老名、八幡そろそろイきそうだってさ。激しくしてやって」

「んー」

 川崎の言葉に海老名さんは呻くように返事をし、舌の動きを大きくする。
 蜜壺の肉棒への締め付けがより一層強くなると共に、尻尾が陰嚢に絡み付いて揉むような動きになる。

「さ、美味しいのいっぱいあたしのおまんこに出しちゃおっか」

 川崎にキスされ、舌を絡められて少し強めに吸われる。
 それと同時に脱力の呪いが解かれ、俺はすぐに亀頭を子宮口にぐりぐりと押し付けた。
 あ、あ、出る、出る…………。
 尻の穴を舌で掻き回されながら、陰嚢を尻尾で揉まれながら、舌を絡める激しいキスをしながら、子宮口に亀頭を吸われて射精するぅっ…………!

「んうっ!」

 俺はびくんと身体を震わせる。
 出た、出たっ…………!
 射精っ…………精液中出しっ…………気持ち、いいっ…………!
 川崎の肉襞も、舌も、子宮口も、尻尾も、海老名さんの舌も。
 全てが俺に快感を与えて射精を促す。
 まだ、出る…………すげ……いい…………。
342 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2020/12/09(水) 19:26:12.87 ID:r0E5dlp2O
「うあっ…………」

 全て出し切ってぼうっとしながら余韻に浸っていた俺は、海老名さんの舌が抜かれる感触に思わず声をあげてしまった。
 お陰ですっかり意識ははっきりしたが。

「ふふ、いっぱい出たね」

 頑張った御褒美と言わんばかりに川崎が俺の頭を抱き締めながら撫でてくる。
 こんなふうに射精を褒められると心がどんどん堕落していきそうだ。とっくに堕ちきっている気もするが。

「ほら、チンポお掃除してあげるから抜いてこっちに入れなよ。海老名はあたしのおまんこね」

 川崎はそう指示を出して口を開ける。
 俺は言われた通り身体を起こして川崎の中から肉棒を抜き、その口内に差し込む。

「んっ…………」

 唇と舌で綺麗にされ、尿道内に残ったものを吸い出される。
 時折呻くのは海老名さんの舌が秘口周りを這っているせいだろうか。
 終わった頃にはやはり変わらない固さを保ったままの肉棒がそそりたっていた。

「まだ頑張れそうだけど体力的には少しキツいでしょ? 少し休もっか」

「そうしようよ。私も八幡くんのお尻舐めながらのオナニーが気持ち良すぎて下半身がくがくー」

 確かに海老名さんの足の動きが少々覚束ないようだ。
 俺もさすがにちょっと疲れた。

「じゃ、一眠りだね。起きたらお昼ごはんにしよ」

「うん。三大欲求を満喫しちゃお」

 俺は二人の間に寝かされ、それぞれに腕枕をする形で左右から身体を寄せられる。
 これじゃ寝れるものも寝れないじゃないかと思ったが、すぐに聞こえてきた二人の寝息に釣られるように俺もいつの間にか夢の世界に落ちていった。
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/09(水) 20:04:26.46 ID:cZ7pr/GVO
乙です
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 19:55:10.89 ID:aannCLRx0

海老名さんいいわぁ
345 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/01/08(金) 12:42:32.77 ID:bK/yOKitO
 この二人の場合、目を覚ましたら何かしら悪戯されていた、というパターンは多い。
 しかし今日は俺が目覚めてもまだ眠ったままだった。
 とはいっても左右の腕も足もがっちりとそれぞれ二人にホールドされていてろくに動けない。
 押し付けられる柔らかい感触から逃げる気もないが。

「……………………」

 右を見ても左を見ても全裸の美少女である。俺は改めて今の状況と幸運を噛み締めてしまう。
 ほんと、人生ってわからねえもんだな。去年の俺に言っても絶対信じてもらえないぞこれ。いや、今だって夢じゃないかと疑うこともあるが。
 しばらくすると川崎も目を覚まし、俺と視線が合う。
 ぎゅ、とより強く抱き付いてきつつ手を俺の肉棒へと伸ばす。
 当然のようにそれは肥大化しており、確認した川崎はくすりと笑いながら陰茎を指先で撫で始めた。
 快感で身動ぎしたせいで海老名さんも目を覚まし、状況をすぐさま把握したようで、同じように指先で陰嚢を撫でてくる。

「う、あっ…………」

 思わず声が漏れ出てしまう。
 両手両足ともしがみつかれているので抵抗もできない。する気もないけど。
 指先だけから掌で。
 そして撫でるだけから揉むような動きに変化していく。
 それに合わせてつい腰が動いてしまい、しごかせるような動きになる。

「ふふ、気持ちよさそうだね。今回はおまんこやおっぱいじゃなくて手で出しちゃう?」

「あ、あ…………ま、待って、待ってくれっ」

 俺が情けない声で懇願すると二人の手の動きが止まる。
 魅力的な提案ではあったが、それよりも…………。

「…………ん、顔がいいの?」

 言い澱んでしまったが、川崎が目線で察したのか聞いてきて、俺は躊躇いがちに頷く。
 さっき二人に顔でされたのが忘れられず、あのまま射精してみたいという欲求が燻っていたのだ。

「どうする? このままあたしたちがする? それとも立ってする?」

 あっさりと俺の要求は受け入れられ、むしろやり方を尋ねられた。
 俺が無言で立ち上がると、二人は心得たようにすぐに俺の肉棒の前に座って顔を寄せる。
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:43:15.48 ID:bK/yOKitO
「ほら、どうするか命令してもいいし自分で好きなように押さえ付けたりしてもいいよ」

「八幡くん、私の顔、好きに使ってぇ…………」

 そう言われて俺は半分ほど理性が飛び、二人の後頭部に手を回して二つの唇で肉棒を挟み込む。
 そのまま腰を前後に振って、しごかせるように動く。

「うっ…………し、舌っ……口開けて、舌出してくれ」

「ん……」

「んー……」

 二人が言われた通りにし、舌と唇が激しく肉棒を這う。
 唾液が絡みながら時折吸われ、油断するとすぐに達してしまいそうだ。
 一旦動きを止めて一息ついたところで、川崎が顔の方向を変えて頬を肉棒に押し付ける形になる。

「これもいいんでしょ? ほらほら」

「えへへ、マーキングマーキング」

 海老名さんも便乗して二人でごしごしと頬擦りをしてきた。
 ヤバいヤバい!
 出る、出る!

「うあっ! あっ! あっ!」

 俺は堪える暇もなく二人の顔によってあっさりと射精まで導かれてしまう。
 とっさに川崎が亀頭を包むように手を添えたので精液が飛び散るようなことはなく、どぷどぷとその柔らかな手のひらに放たれる。
 全て出し終わったあと、俺は押さえていた二人の頭を解放して大きく息を吐いた。

「どう? あたし達の顔、気持ち良かった?」

「ああ……すっげ、良かった…………」

「だよねー。サキサキの手にすごいいっぱい出てるし」

「飲む?」

「うん」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:43:46.61 ID:bK/yOKitO
 短いやり取りのあと、海老名さんは川崎の手に溜められた俺の精液を舌で掬い取り、喉を鳴らして飲み込んでいく。
 そして川崎は射精を終えたばかりの肉棒を口内に含み、お掃除をし始める。
 尿道内のを吸い出される快感は何度やられても慣れることはなく、つい呻き声をあげてしまう。

「ん、ごちそうさま。美味しかったよ」

「八幡くん、お疲れさま」

「……………………おう」

 俺は短く返事をし、その場に座り込む。
 さすがに少し足がガクガクしている。

「さて、そんじゃそろそろお昼ごはんにしよっか」

「そうだな」

「そだねー。たんぱく質はもうたっぷりいただいたけど」

「なにエロ親父みたいな下ネタ言ってんのさ」

 俺たちはベッドから下り、備え付けのバスローブを羽織った。
 下着はつけていないのでチラチラといろんな物が見えそうで、つい目線をやってしまう。
 それに気付いた川崎はギリギリ見えるか見えないかくらいまで裾や襟を捲ったり拡げたりと俺を挑発する。
 あの。やっと落ち着いた下半身がまた反応してしまうんで止めてもらえないですかね。
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:44:16.31 ID:bK/yOKitO
 持ち寄った昼食を摂り、片付けたあと川崎と海老名さんはベッドでごろごろしている。
 俺はソファーでソウルドリンク、いわゆるマックスコーヒーを飲んでいた。

「サキサキのごはん美味しかったー。料理の腕前も半端ないよねー」

「見栄えのするものやお菓子とかはそんなに得意じゃないけどね。家の手伝いしてるし、まあ慣れかな」

「家事以外に弟妹のお世話もしてるんでしょ? ほんとすごいなあ…………」

「大変と言えば大変だけど好きでやってることだしね。予行演習だと思えば苦にならないさ」

「予行演習? 何の?」

「八幡と結婚して子供生んだ後の話」

 それを聞いてコーヒーを噴き出しそうになってしまう。
 いやいやいやいや、何言っちゃってるの川崎さん!?

「け、結婚って…………」

「この間さ、八幡に…………むぐっ」

 俺は慌ててベッドに駆け寄り、川崎の口を手で覆う。何で平然とそんなこと話してんだ!?
 目が笑っていてからかっているのはわかるが、恥ずかしいのでマジやめて。

「ふふ、情熱的だね」

「え、あ」

 ベッドの上で押し倒し、口を手で塞ぐ。
 端から見れば強引にコトを及ぼうとしているふうに見えなくもない。
 俺は慌てて離れようとするが、その前に川崎はバスローブをはだけさせて胸をさらけ出す。
 揺れるその双丘を目にして一瞬動きが止まり、その隙に抱き寄せられて身体の位置を入れ替えられた。
 半裸、というかほぼ全裸の川崎にのし掛かられながら見下ろされる。

「ん…………ふふ、大きくなったのがおしりに当たったよ」

「あ、う…………んっ」

 俺が何か言う前に唇が合わさって舌で口内を蹂躙される。
 能力も使われていないのに身体の力が抜けていく。
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:44:46.77 ID:bK/yOKitO
 絡め取られた舌が吸われて引っ張り出されたところで一旦川崎は唇を離す。

「ほら、海老名も来なよ」

「え、い、いいの?」

「今さら遠慮するものでもないでしょ」

 川崎の呼び掛けに海老名さんは眼鏡を外してこちらに顔を寄せる。
 三人で舌を突き出して激しく擦り合わせ、唾液を啜った。
 互いのバスローブに手をかけて脱がせ合い、舌だけでなく身体も密着させて直に体温を伝えていく。

「はあ…………頭、くらくらする…………キスだけで、イっちゃいそう…………あんっ!」

「おまんここんなに濡らしてる。指があっさり入っちゃった」

「あっ、やあ…………指じゃなくて、八幡くんのおチンポがいい…………」

「ふふ、だってさ八幡。使わせてやんなよ」

「あ、ああ。姫菜、俺のを姫菜のまんこで気持ち良くしてくれよ」

「は、はいっ…………」

 海老名さんの局部を指でいじっていた川崎が一旦俺の上からどき、海老名さんが騎乗位の体勢で俺にまたがる。
 肉棒に手を添えて自らの秘口に押し当て、ゆっくりと沈めていく。

「はあっ……はあっ…………おチンポ…………気持ちいい…………」

 海老名さんは腰を上下させてずぷずぷと肉棒を出し入れさせる。
 自ら動かなくとも肉襞に擦られるのは気持ち良い、が。

「海老名、知ってるでしょ。八幡はチンポの先っぽをおまんこの奥でぐりぐりされるのが好きなのさ。ちゃんと一番奥まで突っ込ませないと」

「っ…………で、でもっ…………刺激強すぎて、壊れちゃいそうで…………」

「知らないよそんなの。チンポ使わせてやってる時点であんたの要望は叶えたんだから、あとはしっかりオナホールとしてのお役目を果たしな」

 川崎はそういって海老名さんの腰に手を添え、背中にのし掛かるように体重をかけた。
 ずんっ、と肉棒がより深く挿入され、子宮口まで到達する。
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/08(金) 12:45:13.76 ID:bK/yOKitO
 海老名さんは感極まった声をあげるが、川崎は容赦なく身体を揺すり、海老名さんに更なる快感を与えていく。

「ほら、腰振って。ご主人様の精液をおまんこにくださいって言いなよ」

「あっ! あっ! 精液っ! ご主人様の精液くださいっ! おまんこオナホに、中出ししてくださいっ!」

 是非もない。
 すでに限界まで快感を与えられていた俺はベッドのスプリングを利用して下から幾度も突き上げる。
 達する直前に海老名さんの最奥部に亀頭を押し付け、遠慮なく思うがままに射精した。

「あはあっ! 出されたっ……! ご主人様のおチンポでイかされながら中出しされたぁっ…………」

 俺は射精するたび、海老名さんはそれを受け止めるたびに身体を痙攣させ、快感にうち震える。
 全て出し切った頃には海老名さんは全身を脱力させ、俺の方に倒れ込んできた。
 それを受け止め、お礼代わりに軽く頭を撫でてやると、ほう、と溜め息を漏らす。

「ね、八幡くん」

「あん?」

「あのさ、変なおクスリとか使ってないよね?」

「何だ突然? 何でだよ」

「だって、おかしくない? いつまで経っても慣れないくらい気持ちいいし、全身すごい敏感になっちゃってるし」

 実は心当たりがないわけでもない。
 いやまあ川崎の、サキュバスの能力なんだけど。

「ちょっと妄想すると、すぐ暴走しちゃうし…………」

「「それは元から」」

 おお、突っ込みがハモってしまった。
 川崎が苦笑いしながら続ける。

「ただ単に海老名がとんでもなくエロいってだけでしょ。思考も身体も性癖も」

「それはまあ否定しないけど…………」

「それより八幡のチンポお掃除フェラするから早くどきなよ。そんで今度はあたしのおまんこの奥でぐりぐりするんだから」
351 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/01/08(金) 12:45:41.76 ID:bK/yOKitO
「んんっ……! 嘘……おチンポ、また大きくなってびくんってした…………」

「ほら、八幡のチンポがあたしのおまんこ待ちわびてんのさ」

 川崎の言葉に肉棒が反応してしまったうえに、即座にバレた。いや、隠すことでもないんだけど。
 海老名さんの中から抜かれると、すぐに川崎の口内にくわえられ、舌と唇を使ってじっくりと丁寧にお掃除される。
 ヤバい。情けない声が出そう。
 俺は咄嗟に海老名さんを抱き寄せ、胸の突起に吸い付く。
 が、その行動がよくなかったのか偶々か、肉棒から感度上昇と精力回復を付与されてしまう。

「ん、うっ…………」

「ふう、もうチンポこんなに固くて大きい…………入れちゃうからね」

 川崎は海老名さんと同じように俺の身体を跨ぎ、肉棒を体内に呑み込むべくゆっくりと焦点を合わせて腰を下ろしていく。
 一番奥まで到達した瞬間、子宮口が亀頭に吸い付き、早く精液を飲ませろと言わんばかりに快感を与えてくる。
 もちろん先っぽだけでなく、襞が全体を締め付けながらうねっているし、数ヶ所で不規則に特に強く締まるのがヤバい。
 これで腰を振ったりして擦られていたら一瞬で射精していたに違いない。
 むしろそうしない理由は何だと川崎の顔を窺うと、子宮口を突かれたせいか蕩けきった表情でだらしなく口を開けていた。
 そりゃそうか。川崎にとっても弱点だもんな。

「……………………」

 その淫靡な表情は海老名さんにも、誰にも見られたくない。
 俺が海老名さんの頭を掴んで自分の胸に寄せると、海老名さんはすぐに察して俺の乳首に舌を這わし始める。
 顔を上げないよう片手で押さえ付け、もう片手を川崎の胸に伸ばしてそれを揉みしだく。
 俺も川崎も腰を動かすことはなかったが、それでも少しずつ快感はどんどん高まっていく。
 あ、ヤバいヤバい。もう、出そう。
 そろそろ堪えるのも限界な頃、海老名さんが俺の乳首を強めに吸ってきた。
 それを皮切りに俺は射精へと導かれ、全身が快感の波に包まれる。

「うっ! うあっ! ああっ!」

「んっ! 来たぁっ! 八幡の精液! 奥ぐりぐりされてっ!中出しイき、いいっ!」

 川崎の中で大量の精液を放ち、それを受け止めた川崎が絶頂に達した。
 俺は腰を突き上げて子宮口に亀頭を押し付けながら射精し、川崎はそのたびに身体を痙攣させながら仰け反らす。
 うああ…………気持ちいい…………。
 意識……遠くなりそう…………。
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/08(金) 19:59:51.56 ID:8/118uWvO
ふぅ
乙です
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/09(土) 17:46:20.35 ID:e+NRO47T0

エロすぎて抜くのが追い付かない
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/09(土) 23:18:21.16 ID:TKRbyA1Co
更新おっおっ
355 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/01/24(日) 20:25:16.02 ID:QdwuSFalO
 達し終わって大きく息をしながら余韻に浸っていると、川崎も落ち着いたのか振り乱した髪を整えながら掻いた汗を拭う。
 今度は海老名さんがお掃除をしようと結合部付近に顔を寄せてくる。
 川崎は苦笑しながら腰を上げて肉棒を抜き、すかさず海老名さんはそれを咥えて体液を舐め取っていく。
 そのお掃除が終わったあと、俺達は並んでベッドに寝転がった。

「っはー…………満足したぁ…………」

 海老名さんがぐうっと伸びをしながら呟く。
 川崎がその様子を見つつ俺に身体を密着させてくる。

「海老名はああ言ってるけどあんたはどう? 騎乗位じゃなくて、もっと自分で思う存分腰振って射精したいとかはない?」

「あー、そうだな…………」

 そんな会話のあと、二人で海老名さんを見る。
 視線に気付いた海老名さんは慌ててベッドの端まで後ずさった。

「いやいや、無理無理無理無理」

「でもご主人様に逆らうとお仕置きが怖いよ?」

「あ、う…………」

 しばらく絶句した海老名さんだったが、川崎のにやけた表情に気付いてむくれた顔に変わる。
 俺もにじり寄る振りを止めた。

「ちょっと、からかうなんてひどくない?」

「ふふ、悪かったね。でもまだ八幡は全然余裕で頑張れるよ」

「え」

 いや、別に余裕ってわけじゃないからね。確かにまだ可能だけれども。
 襲われる心配はなさそうだと判断したのか、海老名さんは再び俺に身体を寄せてくる。
 俺は左右に腕を伸ばし、二人に腕枕をする体勢になった。

「ま、今日の目的は充分に達成できたかな」

 海老名さんの不満を解消する。それが本来の今日の目的だった。
 途中ですっかり忘れていたけども。
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/24(日) 20:26:08.28 ID:QdwuSFalO
「でもやっぱ私一人じゃ耐えられないなあ。ていうかサキサキと二人でもいっぱいいっぱいかも」

 それは多分川崎も海老名さんを攻めてるからだと思うんだが。
 川崎はサキュバスとしてのエネルギーを得るために相手を気持ち良くしているからな。快感が強いほど良質のエネルギーらしいし。
 まああえて反論はしない。隠れ蓑くらいにはなってやろう。

「何ならもうやめとく?」

「やめないってわかってて聞いてるよねそれ」

 くすくすと笑う川崎に憮然とする海老名さん。
 が、すぐに表情を変えて俺の方を向く。

「飽きられないように努力するからこれからもよろしくね」

「努力って、何だよ?」

「んー、スタイル維持とか、好みのプレイとか」

「好みとか言っても俺は別に特殊な性癖してないぞ」

「え、でもコスプレエッチとかハメ撮りとか好きでしょ?」

「誰がいつそんなこと言った?」

「じゃ、想像してみてよ」

「想像って…………」

「看護士さんの格好をしたサキサキに『おチンポ腫れてますね。今治療しますので』って言われたり」

「っ……!」

「ビデオカメラ持ってるサキサキにおチンポ踏まれて『何こんなに大きくしてんの? あんたの恥ずかしいとこ、全部撮ってるよ』って言われたり」

「…………!」

「どうかな……って」

「ちょっと八幡、なんでチンポ大きくさせてんのさ…………」
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/01/24(日) 20:26:47.68 ID:QdwuSFalO
 いや、海老名さんに言われたことを想像したら下半身が勝手に。
 というか相手が川崎だからなのであって、そういうプレイ自体を積極的にしたいわけじゃない。

「そういえばあたしのエロ画像見ながらオナったこともあったもんね。新しいオカズ提供のために今度やってみる?」

「初めてヤった時は色々私を撮ってくれたでしょ。スマホでもいいから撮りながらしてよ」

 それは今までもやったことはあったと思ったが、大半は事後だったかな。
 というか海老名さんを攻めている時ってだいたい俺も川崎に攻められてたりするし、あまり余裕もないのだが。
 しかし二人は結構乗り気なようで、もう次回の計画を立てたりしている。
 こうなるともう俺に反論の余地はなく、されるがままに流されるのみだ。
 そしてやはり体力を消耗していたのか、二人の会話をBGMにいつの間にか俺は寝入ってしまっていた。
358 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/01/24(日) 20:28:02.60 ID:QdwuSFalO
 目を覚ますと二人も寝息を立てていた。
 ていうか腕を組んできている川崎はともかく、海老名さんはなんで俺の足にしがみついているんだ…………?
 そして気怠い下半身と体力で察する。これ、寝ている間に二、三発くらい搾り取られたな。
 川崎専用の精液製造器としては別に不満はないが。

「……っと、そろそろ起こさないとヤバいか」

 時計を見ると、後始末のことを考えたらそんなに余裕があるわけでもない時間だ。
 俺は二人を揺すって起こす。
 順番にシャワーを浴び、身嗜みを整えてホテルを出た。

「はぁー、充実した一日だった」

 海老名さんが満足そうに呟く。
 川崎も似たような表情で御機嫌のようだ。
 一方俺は精力回復まで使われていたようで体力が回復しきれておらず、少し足元がふらつく。辛いと言うほどでもないので誤魔化す必要はないが。
 ちなみに寝ている間に何をされたかは聞いていない。あの場でまたエロい事を言われたらさらに延長戦しかねなかったからな。

「じゃ、今日はありがとうね」

「ん、また学校で」

 海老名さんが手を上げ、川崎がそれに返事をする。
 …………って。

「おい、葉山や三浦たちはいいのか?」

「「あっ」」

 二人して忘れていたらしい。マジか。
 余計なことを言わなければ面倒を回避できたのか。しまった。
 慌ててスマホを取り出した海老名さんはなにやら連絡をしていた。
 しばらくして俺らに振り向き、確認してくる。

「夕ごはん一緒に食べようって言ってるけど、サイゼでいい?」

「サイゼなら構わないぜ」

「あたしも大丈夫。今日は遅くなるって言ってあるし」

 返事を聞いた海老名さんは再びスマホで連絡をし、俺達は揃って指定のファミレスへと歩き出した。
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 22:00:34.59 ID:CE1X9g1NO
乙です
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 13:46:31.51 ID:z1A1KbuoO
おつ
なにげに会話劇も楽しみにしてる
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 13:48:12.41 ID:z6VcoIeyo
おつおつ
ちなみに過去のスレ分ってまとめてどっか投稿されてたりする?
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 19:52:28.41 ID:bwWXV0BUO
まとめサイトってことか?
完結してないから無いんじゃない?
363 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/02/25(木) 22:12:02.30 ID:sK93XjMSO
 そろそろ目的地が見えてくるか、というところで海老名さんがスマホを取り出す。
 たぶん三浦あたりから連絡が来たのだろう。

「優美子たち今お店に入ったとこだって。席取ってあるみたいだよ」

「そうか」

「あ、それでね、男女別でお話したいらしいから私とサキサキと優美子ってのと、八幡くんと隼人くんのグループね」

「……………………」

 俺と川崎が同じタイミングで回れ右をするが、すかさず海老名さんは俺達の腕を掴んで逃がさないようにする。
 いやいや、葉山と二人でってどんな罰ゲームだよ。え、むしろ俺を相手にする方が罰ゲームだって?
 そんな過去の黒歴史は忘れた。

「はいはい、さっさと行くよー」

 一応約束した以上無理に抵抗するのもあれだし、おとなしく海老名さんに引きずられる。
 川崎も似たようなもので、いまいち気が乗らないようだ。なんだかんだこいつも人見知りだしな。サキュバスになってもそれは変わらない。
 …………俺がいるかいないかでこうも変わるのは何となく嬉しい気がするが。
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:13:01.61 ID:sK93XjMSO
「やあ」

「…………おう」

 俺が近付くと爽やかなイケメンが笑顔で手を上げる。
 言うまでもなく葉山だ。

「まだ何も注文してないけど俺はもう決めてある。ほら、メニュー」

「いや、大丈夫だ。店員呼ぶぞ」

 そう言って俺は呼び出しベルを押す。
 葉山は怪訝な顔をしているが、やってきた店員に淀み無く注文する俺に少し驚いたようだ。
 俺くらいのサイゼリストになればメニューを暗記していることなんて当然なんだがな。
 ドリンクバーで飲み物を用意し、二人とも腰を落ち着けたところで早速葉山が切り出してくる。

「ちょっと聞きにくいことを聞くかもしれないが…………」

「気を使うほどの仲でもないだろ俺らは」

「そうか、気の置けない親友だと思ってくれているのか」

「おい待てふざけんな」

 葉山の薄ら笑いに俺は突っ込みを入れる。
 何で俺みたいなのがお前のような陽キャと親友にならねばならんのだ。

「俺はそれなりに比企谷を気に入ってるんだけどな…………まあそれはともかく」

 葉山はぎゅっと真面目な表情になる。
 俺も茶化す雰囲気を潜め、居住まいを正した。

「大事なことから聞いておく。姫菜を泣かせたりはしてないか? ああ、もちろん下ネタ的な意味じゃないぞ」

 後半でいきなり雰囲気ぶち壊してんじゃねえよ。
 お前そんなキャラだっけ?

「姫菜は性格や趣味嗜好があれなところもあるが、大事な仲間だしな。不幸な目にあっているならどうにかしたいと思っている」

 そんで突然真面目に戻るな。
 突っ込んでいいかわかんねえよ。
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:13:57.74 ID:sK93XjMSO
「あー…………とりあえず今の状況は海老名さんが自分で望んでる通りなはずだ。本人にも確認してもらっていいが」

「そうか…………で、だ」

 ずいっと葉山はこちらに身体を乗り出してくる。
 テーブルを挟んで対面に座っているからそれほど近くなったわけではないが、少し声を潜めながら聞いてきた。

「どっちが本命なんだ? 両方か? それとも身体だけの関係だったりするのかい?」

「おい、さっきからキャラがブレてねえか? そんな興味津々な表情してんなよ」

「らしくないのは認めるが…………わかるだろ? こんな会話できる相手なんていないし、少しテンションが高くなっているんだ」

 確かにわからないでもない。葉山の周囲、というかうちの学校は男女とも外見レベルが全体的に高めな割に恋人持ちが多くない。
 こそこそ男同士で集まってエロ話をすることはあっても実体験の話などなかなかする機会はないだろう。
 いつもクールぶっている葉山も健全な男子高校生だったというわけだ。

「まあ意外と言えばお前が三浦とそういう関係だってのも意外だな。そんな素振りは見えなかったと思うが」

「あー……いや、元々そんなつもりはなかったんだ……………………だけどな」

「別に言いたくなければ言わなくていいぞ。聞きたいとも思わんし」

「ある日カラオケに行こうって集まりがあったんだが」

「言いたいのかよ」

「ちょっとみんな都合が悪かったり用事があって途中で抜けたりしてさ」

「腹減った。ミラノ風ドリアまだかな」

「その日の優美子はいつもより少し大人っぽくて」

「ガムシロたっぷりのコーヒーうめぇ」

「おい聞いてくれ比企谷」

「おかわりどうすっかな。たまにはコーヒー以外でも…………」

「部長会議の時に活動記録としてスマホで撮った写真に戸塚が写っているんだが」

「話を聞こうじゃないか。相談事とかもあれば遠慮するな。一応これでも奉仕部在籍だからな」

「君のその変わり身の早さには感心するよ」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:14:46.85 ID:sK93XjMSO
 そこまで話したところで注文したものが届いたので、一旦話を打ち切った。店員に聞かれるのは気まずい。
 ドリアはまだ熱いのでハンバーグを切り分けつつ、店員が近くにいないのを確認してから話を再開する。

「で、何だっけ? いつもと違う三浦の色っぽさにムラムラして誘われるままホテルにしけこんで肉欲に負けてヤってしまってそのままずるずると今の関係になってるって話だったか?」

「言い方! しかもまだそこまで話してない」

「違うところあったら訂正してくれ」

「合ってるけどさぁ…………」

 葉山は拗ねたように延々とフォークでくるくるパスタを巻いている。
 なんだろう。こいつこんなに気安く話せるやつだったか? たぶんある種の仲間意識が働いているのだろうけど。

「ちゃんと正式に付き合ってんのか?」

「ん、ああ。ちょっと順序が逆だけど、ホテルでコトが終わったあとにね」

 その辺は俺も似たようなものかもしれない。
 むしろ俺の方が特殊な事例だろう。当たり前だが。

「本当は高校時代には彼女なんて作らないつもりだったんだけどな」

 作れない、ではなく、作らないというあたりモテ男の余裕を感じる。
 昔の俺なら脳内でぶん殴ろうとしてカウンターくらってボロボロにされるところだ。あれ、想像でも引き立て役?

「でも、一応秘密にしておいてくれよ。まだ誰にも言ってないんだ」

「ああ。別に言いふらすような相手もいないしな」

「そうでもないだろ。しかもわりと俺達の人間関係って被ってないか?」

「それもそう…………いや違う。お前の繋がりが広すぎてその中に俺の知り合いが含まれてるだけだ」

 奉仕部だってクラスメートだって生徒会だってそうだ。
 広義の意味では被っているんだろうけど、全体量では俺と葉山じゃ比べるまでもないし。
 だからって言いふらすことはないのには変わらないが。
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:16:05.50 ID:sK93XjMSO
「それに多くの女子が騒いだら煩わしいしな。休み時間の寝たふりがつらい」

「寝るんじゃなくて寝たふりなのか…………」

 最近は減ってきてるけどな。
 川崎とか戸塚とか戸塚とか戸塚とか戸塚が話し掛けてくれたりするし。

「でもま、三浦とくっつくってのもそこまで意外じゃない。どっちかと言えば一番可能性高かっただろ」

「ん、まあな。なんだかんだ優美子が一番近くにいる女子だしね。むしろ君の方が意外だよ。改めて聞くけど本命はどっちだ?」

「あー、川崎だよ。俺は川崎とくっついてる」

「まあそうだろうな。聞いておいてなんだけど姫菜ではないと思っていた。姫菜が君に熱い視線を送っていたことなんかないからね」

「それじゃ川崎が俺に熱い視線を送っていたように聞こえるんだが」

「そうじゃないか」

「え?」

「俺もちょっとだけ駆り出された川崎さんに対する奉仕部の活動あっただろう? あの後辺りから少しずつ視線が向き始めていたじゃないか。文化祭以降くらいからは特に顕著に」

 え、マジで?
 しかも他人にバレるくらい?

「あとこの前あった教室で川崎さんが告白された時の出来事、大半は冗談だと思っていたようだけど、俺には本気に見えたし」

 …………あれか。
 今思い出しても少し恥ずかしくなるセリフを川崎は言っていたな。

「だからそれはいいんだ。気になるのはなんでそこに姫菜が絡んでいるんだろうってところだ」

「あー、単刀直入に言うとだな、俺と川崎が校舎の人が来ない場所でイチャついてるのを見られてバラされたくなかったら自分も混ぜろって脅してきたんだ」

「え」

「まあ信じられないだろうけど」

「…………いや、ありそうなことかもしれない。というか姫菜なら何でもありな気がする」

 マジかよ。
 嘘ではないが、そんなあっさり信じられるとは予想外だ。
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:17:20.48 ID:sK93XjMSO
「それより脅されるようなイチャつきって、まさか学校で…………」

「……………………」

 俺が顔を逸らすと葉山は信じられないというような表情になる。
 いやまあ俺も油断していた。まさかあの場所が見つかるなんて思ってなかった。

「もっと周りに気をつけろよ。それとその場所を教えてくれ」

「いやいやお前利用する気満々じゃねえか。目立つやつはリスク高いからやめとけっつうの」

「ちっ」

「舌打ちすんな」

「しかし姫菜がねえ…………迷惑だったら一言言っとこうか? 優美子から」

「自分じゃなくて三浦かよ。まあ大丈夫だ、なんだかんだ楽しんでるからな」

「しかし川崎さんがいい気しないだろう?」

「ん?」

「え?」

「ああ、それなら尚更平気だ。楽しんでるのは俺じゃなく川崎の方だから」

「…………マジか」

「俺は川崎だけで構わないっていうか手一杯っていうか…………でも川崎も楽しそうだし俺も嫌ってわけじゃないからな」

「俺の中の川崎さんのイメージがだいぶ変わったな…………」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/25(木) 22:18:33.35 ID:sK93XjMSO
「まああれだ、俺と川崎の関係は別に隠しているわけじゃないが、わざわざ言いふらすものでもない。ただ海老名さんとかの方は黙ってた方がいいだろ」

「そうだな。ちなみに君と川崎さんの関係を知っている人は他にいるのか?」

「海老名さんを除けば、互いの家族と平塚先生と戸塚くらいかな」

 家族と言っても大志辺りはまだ知らないかも知れないが。
 俺んちはもう両親まで知ってるどころか紹介までしちゃってるし。

「戸塚はともかく平塚先生が意外だな。何か言われてないか?」

「快く祝福してくれているよ」

 嘘ではない。
 それ以上の関係があるだけだ。

「結衣や雪ノ下さんも知らないのか?」

「たぶんな。知ってても聞かれたことはないのでわからんが」

「しかし、そうか…………」

「何だ?」

「いや、何でもない」

 そんな話をしつつ注文したものを食べ終えるが、女子たちの方は一向に話し終わる様子がない。
 声こそ潜めているものの盛り上がっているようだ。

「俺の恥ずかしい話とか暴露されてねえだろうな…………」

「やめろ比企谷、俺まで不安になってきたじゃないか」

「なんだ、恥ずかしい話あるのか?」

「ノーコメントで」

「ほぼ答えじゃねえか」

 そこからもだいぶだらだらと話し、業を煮やした葉山が女子たちの席に行くと、時間を指摘されて皆慌てて帰る準備をし始める。
 どうやら本人達が思っている以上に時間が経過していたようだ。
370 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/02/25(木) 22:20:36.48 ID:sK93XjMSO
 レジで会計を済ませ、店前で解散する。

「ヒキオとは話せなかったし、今度あーしともお喋りしよ。それと、二人のことよろしく」

「あ、ああ」

 別れ際に三浦がそんなことを言ってきて俺は短く返答する。
 川崎とはそんなに相性よくなかった気がするが、随分柔らかくなったな。
 葉山は三浦を送っていき、海老名さんとは駅前のバス停で別れた。俺は川崎を送っていく途中で確認する。

「どんなこと話してたんだ?」

「そっちと大差ないと思うよ。関係とかきっかけとか。秘密を共有してる仲ってことで険悪になったりはしなかったし」

「それなら何よりだ」

「ところで、明日の祝日は暇?」

「俺に川崎以外の用事があると思うなよ。あったらとっくに話してる」

「自慢気に言うことじゃないでしょ…………なら、コブ付きデートしない?」

「コブ付き? …………ああ、京華か」

「うん。明日は京華とあたしだけ予定がなくてね。よかったら一緒に動物園でも行かない?」

「ああ。是非」

 確か県内の学生以下なら無料で入れる動物園だ。俺も小さい頃小町と行ったことがある。
 そこそこ施設も充実していたし、今の俺でも充分楽しめるだろう。

「よかった。じゃ、あとで時間と待ち合わせ時間、連絡するね」

「おう、頼む」

 やがて川崎家に到着し、軽く唇を合わせてから川崎が家に入るのを見届けて俺も帰路に着く。
 そういえば俺たちって普通のデートとかあんましてねえな…………。
 あ、葉山から戸塚の写真もらうの忘れた。
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 01:05:08.86 ID:qVHCdi0HO
乙です
エロ以外な会話珍しい
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 20:03:26.33 ID:c8l9+MTu0

果たして普通のデートが普通のまま終わるのか
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/26(金) 22:05:59.95 ID:3r4S8Sxho
おつおつ
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/02/27(土) 08:35:51.90 ID:k6PuXpz6O
これ、三浦さんもサキュバスの可能性が微レ存
375 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/03/12(金) 23:55:34.83 ID:Ku68pYgcO
 川崎と二人だけなら自転車でもよかったかも知れないが、京華がいるならバスで移動しようということになった。
 昼食は作ってきてくれるとのことなので、朝飯を食ってしばらくしてから出掛ける準備を始める。と言っても荷物なんて財布とスマホくらいのものだが。
 そろそろ家を出るかという時間になった頃、惰眠を貪っていた両親が起きてきて姿を現した。
 川崎と動物園に行ってくる話をすると、明らかに多すぎる小遣いを渡される。
 いや、それはありがたいんだけど、『一生分の運を使って射止めた女性なんだからどんな手段を使ってでも手放すな』とはどういうことだ。金の力を使えってか?
 まあ何でもいい。まだ俺たちは学生の身。もらえるものはもらっておこう。
 ちなみに補足しておくと、一生分の運を使ったというのはまるっと同意する。
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:56:08.60 ID:Ku68pYgcO
 待ち合わせ場所に着くと、ちょうど向こうもやってきたところだった。

「よう、おはよう」

「ん、おはよ」

「はーちゃんおはよー」

 もう早くもない時間だが、とりあえず定型文の挨拶をする。
 川崎の荷物を持ってやり、動物園に向かうバスの列に並んで乗り込む。
 そこそこ混んでいて座ることは出来なかったが、ある程度の常識がインストールされている京華ははしゃいだり騒いだりすることもなくおとなしくしていた。
 手間のかかった小さい頃の小町を思い返してみると実に楽だ。お礼というか御褒美に今日はうんと楽しませてやろう。
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:56:51.52 ID:Ku68pYgcO
 しかし大人しかったのもバスから降りて動物園の入口受付を通るまでで、柵の中で歩いている鹿を見つけた京華はぐいぐいと繋いでいる俺たちの手を引っ張る。

「さーちゃん、はーちゃん、鹿さん! 鹿さん!」

「はいはい、慌てなくても鹿さんは逃げないよ。もう少し近くで見てみようね」

「うん!」

 近くまで寄ってみるとなかなか立派な角を持つ個体もいた。
 その角で客に怪我をさせたりしないためだろう、柵は二重になっていて触れ合う距離までは近付けない。
 それでも京華は目をきらきらさせながら鹿が闊歩する様子を見ている。

「けーちゃん、鹿さんを背景に写真撮ろっか。比企谷、京華を抱き上げてやって」

「お、おう」

 そう言って川崎はデジカメを取り出したが、俺じゃ誘拐犯の写真に見えたりしないだろうか?
 そんな心配をしつつ京華を抱えると、タイミングよく鹿がこちらを向いたので良い写真が撮れたようだ。
 確認するとちょうど京華の腕で俺の顔の大半が隠されており、腐った目もそこまで気にならなかった。一安心。
 まだ入口付近なので入場口がよく見えるが、どんどん新しい客が増えてきている。家族連れだったりカップルだったり。

「京華、よかったら肩車するか?」

「いーの? するする!」

 はぐれにくいようにそう提案すると、京華は喜んで返事をした。
 ひょいと抱え上げて肩車の体勢になると、頭上ではしゃぐ声がする。

「はーちゃんあっち! お猿さんがいっぱいいる!」

「ああ。じゃ、鹿さんにバイバイして行ってみようか」

「うん!」

 京華が鹿に手を振ったのを確認して俺は猿山に向かって歩き出し、川崎は微笑ましいものを見るような表情をしながら俺たちの後を着いてくる。
 うん。たまにはこういうのも悪くない、な。
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:57:38.34 ID:Ku68pYgcO
 猿から始まり、キリン、象、ライオンなどのメジャーな哺乳類を見ていき、中央の広場に着いた頃にはそろそろ昼食かという時間になっていた。

「お昼作ってきてるから、あの空いてるベンチで食べよ」

「ん、そうすっか」

 京華を頭上から下ろし、備え付けの水道で手を洗ってから皆でベンチに座る。
 川崎が用意したのはおにぎりとおかずの詰め合わせだ。
 京華用に少し小さめのおにぎりもあるのもすごいし、ピクニックみたいにウインナーがタコさんになっていたり卵焼きもわざわざ甘いのと甘くないのと両方あったりする。マジですごくね?

「じゃ、いただきます」

「いただきまーす」

「ん、召し上がれ」

 俺はおにぎりを一つ手に取り、ぱくりとかぶり付く。
 うん、旨い…………いや、ほんとに旨い。早く次のを食べたいのとじっくり味わいたいのの二つの気持ちがせめぎ合う。
 ぎりぎりで後者が勝ち、ゆっくりと咀嚼する。
 言葉にせずともその様子で悟ったか、川崎は少し照れ臭そうに笑った。

「さーちゃんのごはん、今日は特においしー!」

「ふふ、ありがとけーちゃん。よく噛んで食べるんだよ」

「うん!」

 京華もそう感じてるってことは雰囲気や気のせいではないってことか。特別な日だから栄養とか度外視して旨さだけを求めた結果とかだろうか?
 俺はそれらをじっくり味わいながら腹を満たしていった。
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:58:16.09 ID:Ku68pYgcO
 昼食を終えて後片付けをした俺たちは、今度は小動物触れ合い広場に向かう。
 恐る恐る差し出したニンジンスティックを勢いよく食べていく兎を見て京華は歓声を上げる。
 ペンギンコーナーでは予想外の羽毛の手触りに俺も川崎も驚きの声を出してしまう。
 最後に爬虫類区画を少し怖いので遠目に眺めて動物園を出た。

「京華、楽しかったか?」

「うん! 象さんが大きくてね、兎さんが可愛くてね」

 一緒にいたからわかっているのにそれを懸命に伝えようとしてくるところはやはり子供なんだなと感じる。
 もちろんそれが可愛いし微笑ましいんだが。

「そういやこの後ってどっか行くのか?」

 夕飯までには帰るという予定だったが、それにはまだ早い。
 いや、別にもう解散でも構わないんだが。

「んー、そうだね…………けーちゃん」

「なにー?」

「いつもの温泉、今から行っちゃう?」

「行くー!」

 いつもの温泉、ということは。
 今日は搾精はなしだと思っていたので、俺はごくりと唾を飲み込む。

「あんたもいいよね?」

「ああ、大丈夫だ」

 なんとか平静を装い、バス停でバスに乗り込む。
 まあ確かにいつもなら明日する予定だったし、今日会っているなら今日になるくらい予想できたことだったな。
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:58:51.43 ID:Ku68pYgcO
 祝日なので、周囲に知り合いがいないかどうかいつもより念入りに確認しながら温泉施設に入る。
 手続きをして脱衣所に入った頃にはもう俺の肉棒は期待で大きくなっており、二人に隠し通せるものでもないので開き直ってさっさと全裸になった。

「はーちゃん、早く早く」

「あ、こら、お行儀悪いよ…………もう」

 同じく手早く服を脱ぎ散らかした京華が俺の手を引っ張り、川崎が苦笑しながらそれをまとめる。
 いつもならちゃんと叱るのだろうけど、今日は仕方ないといった感じだ。
 かけ湯をしたあと京華は俺の肉棒に手を伸ばし、固さを確かめるようにそっと撫で回す。

「んうっ…………」

「はーちゃんのおちんちん、熱くて固い……」

「ふふ、いっぱい飲ませてもらいなよ」

 やってきた川崎も俺の肉棒に触れ、びくっと俺の身体が仰け反った。
 その反応を楽しむかのようにサキュバス姉妹は笑いながら俺の肉棒とその周辺を撫でる。

「さ、けーちゃん、いつもみたいに綺麗にしてあげなよ。また石鹸でぬるぬるのお手々でごしごししてあげちゃう?」

「ううん、今日はねー、京華のベロでぺろぺろして綺麗にするのー」

 そう言って京華は小さな口から小さな舌を出す。
 俺が何かを言い返す前に川崎が俺をひと睨みしてそれを封じた。
 いや、あの、今日は歩き回って汗かいたし、それを舐めさせるのはどうかと。

「ほら八幡、京華が綺麗にしてくれるってさ。嬉しいでしょ?」

 …………御主人様にそこまで言われたらもはや断ることも出来ない。
 俺は京華に向き直る。

「京華、その小さくて可愛い舌で舐めてくれるか?」

「うん! おちんちん綺麗にして、いっぱい気持ちよくしてあげるー」

 京華は仁王立ちする俺の前に来て肉棒に顔を寄せ、舌を這わせ始める。
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:59:22.86 ID:Ku68pYgcO
「う、あ、あ」

「こら、けーちゃん、サキュバスの能力ばかりに頼ってちゃダメ。最初くらいは手とベロだけで気持ちよくしてあげなさい」

「ん、はぁーい」

 いきなり能力を使われまくって精力増強されたり感度上昇されたりで俺は思わず呻いたが、すぐに川崎が止めてくれた。
 京華はちょっとだけ拗ねた返事をしたあと、能力を解除して再び肉棒に舌を這わせていく。
 すぐに達することはなくなったが、一度精力増強されて作られた精液は消えるわけもなく、早く外に出たいと精巣内で暴れまわる。
 それを知ってか知らずか京華は根元から陰嚢の方へと舌を移動させていく。
 玉を頬張られて吸われる快感は何度されても慣れることはなく、足をがくがくさせながら俺は身体を仰け反らせた。

「はーちゃん、京華の玉舐め、気持ちいーい?」

「ああ……すっげ…………気持ちいいぜ」

「じゃあ、頑張ったごほうびに、はーちゃんの精液飲ませてくれる?」

「お、おう。えっと、直接飲むか?」

「うん! あー…………」

 元気よく返事をし、京華は大きく口を開けて肉棒の先端を含む。
 大きく、といっても元が小さいので咥え込んだりは出来ないのだが。
 ぺろぺろと亀頭に舌が這わされるが、まだすぐに射精するほどでもなく、ただ快感を甘受する。
 なのに京華は口を離して突然とんでもないことを聞いてきた。

「はーちゃん。はーちゃんは京華がおちんちん舐めてるとき、さーちゃんに何をされたら嬉しい?」

「……!?」

「ベロ絡ませながらのちゅー? お顔をおっぱいでぱふぱふ?」

「そ、そのっ…………」

「けーちゃん、そんなの決まってるでしょ。当然八幡の大好きなアレさ」

 俺が戸惑って言葉が出る前に川崎が代わりに答える。
 アレって何だ、と思う間もなく川崎は俺の後ろに回り込んでしゃがみ、躊躇なく俺の尻に顔を寄せて穴に舌を這わせた。
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/12(金) 23:59:49.79 ID:Ku68pYgcO
「あうっ!」

 身体と同時に肉棒も反応し、京華の頬をぺちんと叩く。
 川崎は容赦なくぐいぐいと舌を中まで押し込む。

「あは、はーちゃんの顔、気持ちよさそう。京華も頑張るから、精液いっぱい出してー」

 そう言って京華は再び亀頭を咥えて舌を這わせ始め、尿道口を的確に刺激しながら肉棒を両手でしごき、射精に導こうとする。
 川崎は穴の中を舌でかき回し、陰嚢を激しく揉みしだく。
 サキュバス姉妹に前後の穴を舌でほじくられ、肉棒をしごかれながら陰嚢を揉まれる。こんな刺激に耐えられるわけがない。
 俺は一瞬で射精まで持っていかれ、声が出ない程の快感に打ち震えながら京華の口内に精液を吐き出した。
 昨日あんなに出しまくったのに、何日溜めたんだと思われるほどの量が出て、京華はそれを飲み干していく。

「んっ…………んっ…………」

 懸命に手を動かしながら喉を鳴らし、射精が終わったあとも尿道内のを吸出してお掃除を終えるまで口を亀頭に付けっぱなしだった。
 ようやくそれが離れたと同時に川崎も後ろの穴から舌を抜き、俺はその場にへたりこんでしまう。

「はあっ…………はあっ…………すげ……気持ち良かった…………」

「はーちゃんの、おいしかったー」

「よかったねけーちゃん。どうする、おかわりする?」

「いいの? するー」

「え? ちょ、ちょっと待っ…………んぐっ……」

 反論する前に川崎が俺の頭を抱き抱え、豊満な胸で口を塞がれてしまう。
 達した直後で力が入らない状態でははね除けることもできず、抵抗する気力も奪われる。
 京華が再び亀頭を咥えた瞬間、川崎の尻尾が肉棒に絡み付き、しごきながら強制射精の能力が使われた。
 さっきので溜まったものは全部出したと思ったのにまたもや大量の精液が放たれて京華の口内に飛び散っていく。
 やべ…………あたま、イっちまいそう…………。
383 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/03/13(土) 00:00:18.62 ID:fs4k0tLiO
「ふう…………」

 あー……お湯が気持ちいい。
 さっき京華に二発分、そのあと川崎に一発搾り取られて疲れた身体に染み渡る。
 京華はお湯をぱちゃぱちゃと跳ねさせて遊んでいて、川崎はそれの相手をしていた。
 元気だなと思ったが、よく考えたらエネルギーを摂取したばかりなので当然と言えば当然か。
 充分暖まってから湯船を出て、能力で水分を弾いて服を着る。
 コーヒー牛乳をみんなで飲んでから温泉施設を出ると、そろそろ帰宅時間になる頃だった。

「じゃ、送っていくぜ」

「大丈夫? 疲れてない?」

「まあ平気だ」

 少しだけ足がふらついていたが、そこまで気にするほどのものでもない。京華を真ん中にして三人で手を繋ぎ、川崎家に向かって歩き出す。
 他愛もない話をいくつかしているとやがて川崎家が見えてきた。京華を家に入れたあともう一度川崎が出てくる。

「今日は、ううん、いつもかな。ありがとうね」

「こっちこそ、な。畏まって言われるほどでもないぜ」

「ふふ、そうだね。でもちょっと搾り取り過ぎちゃったかな? 今週は週末までナシで」

「ええー…………」

「その代わり、今度の土日は泊まり掛けでいっぱいしよ? あたしも予定空けとくから、ね?」

 くすりと笑う川崎に俺は馬鹿みたいにこくこくと頷く。
 二人きりとは言ってないが、それでも楽しみである。まだ連休も明けてないのに、俺はもう週末が待ち遠しくてたまらなかった。
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:59:20.23 ID:rmL0GXESO
ふぅ
乙です
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 06:40:19.30 ID:kSjnPfEo0

ほんと八幡絶倫やな
386 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/03/21(日) 12:14:00.04 ID:f752nLs3O
 翌日。俺はいつものように屋上で川崎と昼食を取っていた。
 昨日のに比べて野菜多めだったが、そこまで気にはならない。味もしっかりしてるしな。
 腹が満たされ、空の弁当箱を回収した川崎は俺に向けて両腕を広げる。

「ほら、昨日のお礼。京華を甘やかしてくれた分、今度はあたしがあんたを甘やかしてあげるよ」

 園児と一緒にしないでほしい。
 なぜなら俺は子供ではあり得ないヨコシマな気持ちを持っているからな!
 胸に顔を埋めるようにもたれ掛かると、川崎は頭を抱き締めて撫でてくれる。
 あー……めっちゃ癒される…………。
 胸の柔らかさに対しての邪念も霧散して心地好さだけが残り、俺も川崎の腰に腕を回す。
 このまま眠れたら幸せだろうなと思ったが、授業をサボるわけにもいかない。
 平塚先生の授業なので二人揃ってサボっていたらバレバレでお小言が飛んでくることだろう。

「そういえば平塚先生から打診があったよ、どうする?」

「どうするって、俺が判断することじゃない。俺は御主人様に従うだけだぞ?」

「たまには自分の意見も言ってみなよ」

「つってもな…………ちなみに平塚先生はどこまでご所望なんだ?」

 三日に一回くらいのペースでやってくる小町みたいに自慰の手伝いで指を貸す程度ならいつでもいいのだが。
 しかし残念ながらそうではないようだ。どうやらがっつりを希望らしい。

「そろそろあたしより大きいおっぱいが恋しいんじゃない?」

「いや、御主人様ので間に合ってるし」

「そう? そういえば最近また少し大きくなったけどわかる?」

「もしかしたら、と思ってたけどやっぱりそうなのか」

「たぶんもう由比ヶ浜より大きいと思うよ、どう?」

「あいつの正確な大きさを知っているかのような前提で話すな」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/21(日) 12:14:32.94 ID:f752nLs3O
 とりあえず平塚先生に関してはもう一度川崎が話をするということになった。
 放課後。いつもなら野暮用で奉仕部を休むのだが、その野暮用は昨日のうちに済ませてあるので、今日は素直に部室に向かう。
 その旨は由比ヶ浜経由で雪ノ下まで伝えてあるので、顔を見せても特に疑問には思われなかった。
 しかし滅多に訪問者などいないのだから理由なんかなくても少しくらいサボらせてくれてもいいんじゃねえかなあ?
 などと考えつつラノベの新刊を読んでいると、部室のドアがノックされる。あれ、俺フラグ建てちゃいました?
 由比ヶ浜が軽く返事をしながらトテトテとドアに駆け寄って開けると、悩みなんぞなさそうなイケメンが姿を現す。
 なら陰キャぼっちの俺にはかかわり合いのないことだな。

「あれ、隼人くんどうしたの?」

「ちょっと比企谷に男同士の相談があってね。彼を借りても構わないか?」

「へえ、珍しいね。ゆきのん、大丈夫?」

「ええ、構わないわ」

「というわけだ比企谷。少し付き合ってもらえるか?」

「……………………」

「おーい、比企谷」

「……………………」

「…………そういえば戸塚の写真渡してなかったな」

「よし、自販機のとこでも行くか? あそこなら今なら人もそんなにいないだろ」

「ヒッキー…………」

「比企谷くん…………」

 本を閉じて立ち上がった俺に何やらゴミを見るような視線を向ける雪ノ下と由比ヶ浜。
 奉仕部として労働しようという俺に対して向けていい目じゃないぞそれは。
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/21(日) 12:15:10.70 ID:f752nLs3O
「ほら」

「サンキュ」

 俺は葉山が差し出したマッ缶を受け取る。
 いけすかない奴からの施しとはいえマッ缶に罪はないのでありがたく戴いておく。

「相談事のお礼と言ったじゃないか。何だよ施しって」

「高身長イケメン文武両道陽キャが陰キャぼっちに奢るんだ。施し以外の何物でもない」

「卑屈になりすぎだろ…………言っとくけど美少女クラスメート二人と肉体関係持ってる時点で比企谷は相当恵まれてる方だからな」

 葉山は呆れたように言う。
 実際はもうちょっと関係を持ってる相手はいるのだが、わざわざここで言う意味もない。
 マッ缶の蓋を開けながら俺は話を切り出す。

「で、相談って何だよ? 三浦か?」

「よくわかったな」

「むしろ他にないだろ…………倦怠期で別れたかざまあ」

「そんなわけない…………と言いたいが、少しは当たっているかもしれない」

「何?」

 倦怠期と言うには早すぎるだろうから別れるの方か? しかし端から見て問題があるとも思えないのだが。
 雪ノ下にやり込められたイメージが強いが、三浦だって結構な優良物件である。
 外見は言わずもがな、成績だって悪いわけではないし、我が強いが一度懐に入れた相手には面倒見がいいし。少なくともそこら辺の有象無象の女子よりは葉山の隣にいるのに相応しいだろう。

「正直に言うと俺は優美子が好きだしちゃんと大事にしてやりたいと思ってる。ただ、優美子は少し嫉妬深いみたいでね…………」

「ははあ…………束縛してくるのか、不安そうにしてるのか、どっちだ?」

「後者だ、ていうか今のでわかったのか?」

 わからいでか。俺や川崎にはほぼ無用な心配だが、葉山は違う。
 葉山の周りには人が多く集まり、葉山はそれを邪険にすることはない。例えそれが葉山目的で近付く女子相手でもだ。やんわりと窘めたりそれとなく回避することはあっても。
 ひょっとしたらそんな女子たちに奪われてしまうのでは、という不安は三浦がどんなに自信家であっても拭いきれないに違いない。
 そして葉山はそれがわかっていてもなお、自分の葉山隼人というキャラクターを崩すことはない。崩すことはできない。
 それは葉山の美点であり、欠点でもあるのだろう。
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/21(日) 12:15:55.91 ID:f752nLs3O
「同じような立場だったら、比企谷はどうする?」

「まず同じような立場にはならない。俺には群がる人がいないからな」

 同じような立場というならむしろ三浦の気持ちの方がまだわかる。
 相手が優れた異性だという点においては。

「じゃあ例えばだ、例え話として聞いてくれ。仮にだな」

 やたら仮定を強調してくる。
 いいから早く言え。

「雪ノ下さんや結衣が比企谷のことを好きだったとして、川崎さんがそれを不安がっていたら、どうする?」

「……………………」

 まずその仮定があり得ないのだが、もしそんなことになっても今の川崎なら『愛人くらいの立場にならしてあげてもいいんじゃない? もちろんあんたが向こうに本気になったら死ぬ寸前まで搾り取ったあと一生た勃たないようにしてあげるよ』くらいは言いそうだ。
 もっともそんなことを葉山に馬鹿正直に言うわけないが。

「切り捨てるよ。今の俺にとって奉仕部は大切な居場所の一つだけど、川崎がいい思いをしないのなら、俺はそれを躊躇わない」

「…………強いな、比企谷は」

「そんなことねえよ。ただの人間性の違いだ。俺と川崎はそうなっても構わないと思ってるが、お前が同じような行動をしたら三浦は逆に悲しむだろ。そういうのができないのが葉山であって、三浦はそういう葉山が好きになったんじゃねえのか?」

 俺がそこまで話したところで沈黙が下り、葉山は自分の持つコーラを口に含む。
 俺も珍しく饒舌になってしまい、喉を潤すためにマッ缶をあおる。
 改めて考えるとすげえ恥ずかしい会話してんな俺。しかもあの葉山と。

「俺は、どうするべきだと思う?」

「知るかそんなもん。ただ、そうだな…………二人きりの時はたまにはキャラを変えてたらどうだ?」

「どういうことだ?」

「例えば、めちゃくちゃに甘えてみるとか。ギャップ萌えとか意識して」

「…………ふむ」

 マジかこいつ。
 適当に言っただけなのに真剣に考え始めやがった。
390 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/03/21(日) 12:17:16.16 ID:f752nLs3O
 話すだけでも楽になる、という効果があったのかは知らないが、葉山は俺に礼を言って去っていった。
 マッ缶を飲み干して部室に戻ると雪ノ下と由比ヶ浜に少し質問されたが、一応守秘義務ということで黙っておく。葉山と三浦がくっついたこと自体話せないしな。
 しかしすでに事情を知っている川崎は例外だろう。翌日の昼休みの昼食時に川崎にかいつまんで話す。もしかしたらアドバイスがあるかもしれないし。

「まあ余計なことしなくていいんじゃない? そうそう離れることはないと思うよあの二人なら」

「俺もそこまで心配してねえけどな。でも本人達からしてみりゃ深刻な問題なんだろ」

「でもギャップ萌えは面白いかもね。あたしもあんたの可愛いとことか甘えるとこ見てドキッてするし」

「…………キモいだけじゃねえか?」

「そんなことないって。でも、そうだね。今日はあたしが甘やかしてもらおうかな」

 昼食を食べ終えた後、川崎は俺にもたれ掛かってぎゅうっと抱き付いてきて、俺は柔らかさと匂いにどぎまぎしながらも川崎の頭を撫でてやった。
 嬉しそうに微笑みながら俺の胸に顔を埋めているのを見て思い当たる。
 そういえば俺も川崎の笑顔を見た時ドキッとしたな。知り合った頃は仏頂面だったり気だるそうだったりの表情が多かったから。
 なるほど。俺はともかく美男美女のギャップというのは適当に言った割に悪くないのかもしれない。

「ところで今週末の件だけど、お泊まりは平気?」

「ああ、大丈夫だ。時間も資金もな」

「資金はスポンサーいるから心配しなくていいよ」

「スポンサーて、平塚先生か?」

「そ。ついでに海老名もいるから」

「俺は構わないけど、海老名さんまでいて先生はいいのか?」

「むしろ先生から言い出したんだよ。一晩中だったらあんたの情欲を受け止めきれないかもしれないから応援を呼ぶぞって」

「え?」

「ふふ、遠慮しないであたし達三人に思う存分滾ったものをぶちまけなよ」

 川崎はくすくすと笑いながら顔を上げ、俺の頬にキスをする。
 それが離れると同時に昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 12:26:55.31 ID:B6GDnj3co
おっつおっつ
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/21(日) 12:46:55.79 ID:oatu8O6MO
乙です
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 15:05:10.63 ID:MpKo0wpC0
さあ、エロヒロイン三人の出番だ!
394 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/03/28(日) 18:51:12.58 ID:W9/3crTjO
 なんだかんだ上手くいったのだろう。あれから葉山が相談に来ることはなかった。
 が、ちょくちょくどうでもいいことで声を掛けてくることが多くなり、安寧の時間を崩されている。
 戸塚とのお喋りの最中に交じってくるなんて万死に値するぞこの野郎。戸塚も楽しそうにしているから何も言わないけど。
 ちなみに三浦にも挨拶くらいされるようになったので、まさかこの前のアドバイスが原因ではと疑っている。

「あたしも三浦に少し話し掛けられてるね」

「そうなのか。以前は水が合わなかったみたいだけど」

「あー、一応原因みたいなのはあってさ。ほら、あたしが夜のバイトしてた頃」

「あれか」

「あんた達が差し向けた葉山のあれ、三浦が見てたみたいでさ」

「え」

「それで葉山があたしに気があるんじゃないかと疑って、あたしに当たりが強かったんだって。事情話したら謝られたよ」

「そんなことがあったのか。悪いな、俺らの行動で迷惑かけて」

「別に平気だけどね…………あ、来たよ」

 俺と川崎の前に平塚先生の車が止まる。
 助手席にはすでに海老名さんが乗っていた。

「待たせたな、乗りたまえ」

「はい、お邪魔します」

 俺と川崎は後部座席に乗り込んだ。
 そう、現在は土曜の昼下がり。俺達はお泊まり会の待ち合わせをしていたのである。

「コンビニかスーパーかに寄っていくかね? 一応あそこはルームサービスで食事も出来るが」

「飲み物くらいは買っていこうかと。コンビニ寄ってもらっていいすか?」

「わかった」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:51:40.19 ID:W9/3crTjO
 途中でコンビニに寄り、いくつか買い物をする。
 そして車に戻るときに気付いたので平塚先生に確認してみた。

「窓にスモークかけたんすね」

「ああ、内部が日焼けしそうだから前々から考えていたんだ。この前時間あったからようやくだな」

「これなら今からここであたしと八幡がサカっても外からは見えないね」

「おいやめろずるいぞ。ホテルに着いてからにしたまえ」

「そうだよ。私だって早くしたいのに」

「はいはい」

 そんな会話をしつつ車は山の方へと入っていく。
 しばらくして見えてきたのは以前にも使った車訪問専用のラブホテルだった。
 門をくぐり、車を止めてシャッターを下ろし、四人で部屋内に入る。

「さて、急く気持ちもあるがとりあえずシャワーだな。どうする?」

 平塚先生が荷物を置くなり聞いてきた。
 そのどうするには湯を溜めて浸かるのかとか一人ずつなのかとか色んな意味があるのだろう。
 そういえばこの前この四人で来た時は俺が一人でシャワー浴びてる間に三人がベッドでおっ始めてたな。

「そうだね…………八幡のチンポももうギンギンだけど、焦らす意味も込めてみんなでお風呂入ろっか。もちろん身体洗うだけでヤらないよ」

「オッケー。じゃ、準備しちゃうね」

 川崎の言葉に海老名さんがそそくさと動いてお風呂のタイマーをセットする。
 え、あれ、俺の意見は?
 はい、ありませんね。

「しかし比企谷も好き者だな。こんなものを用意させるとか」

「え、何の話ですか?」

「ハメ撮りするからそれぞれデジカメを持ってこいなんて言うとはな。撮るのは構わないがやはり少し恥ずかしいぞ」

「言ってません!」

 言ったのは主に海老名さんだ!
 川崎が積極的賛成で俺が消極的賛成、どう考えても海老名さんが首謀者である。
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:52:32.69 ID:W9/3crTjO
 しかし、三人とも俺の前にデジカメを置いて並べられて、俺は何も言えなくなった。

「ふふ、あたしのやらしいとこ、たくさん撮ってよ」

「許可なんかいらないからね、好きなだけ撮って」

「動画も撮れるやつだ。写真も動画もいっぱい撮るがいい」

 三人に言われて俺はごくりと唾を飲み込む。
 ていうかいつも暴走しがちな俺にカメラを構える余裕はあるのだろうか。
 そんなことを考えているうちにお湯が溜まったようで、タイマーが鳴った。
 とりあえず風呂に入ってから考えよう。
 なんて思っていたが、そんなことを考える余裕などなかった。
 結局みんなで入ることになったので三人の裸体が俺の眼前にあるわけで、情欲を抑えるのにいっぱいいっぱいなのである。
 順番にシャワーを浴びつつも俺の股間をちらちらと窺う女性陣だが、俺だってみんなの身体から目が離せない。
 浴槽に浸かって身体が湯に隠れたときはついほっとしてしまった。

「んー、残念。デジカメが防水だったらこのお風呂シーンも撮られていたのになあ」

「どうせ湯気で曇って見えづらいと思うがな」

「八幡。風呂から上がったらそのギンギンのチンポ、誰のどこで抜きながら撮るか考えとくんだよ」

「……………………」

 駄目だ、全然気が休まらねえ。
 心臓がばくばくしてるのは風呂で身体が温まったからだけじゃない。期待と興奮が限界突破しそうだ。
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:53:27.66 ID:W9/3crTjO
 風呂から出て身体を拭き、俺はとりあえず裸のままソファーに座る。
 バスローブはさすがに四人分は用意されていなかったしな。

「そういえば八幡、デジカメの使い方わかる?」

「ん、ああ、たぶん大丈夫だろ」

「ならそれぞれ一回試してみようか」

 川崎が自分の持ってきたデジカメを俺に渡して簡単に説明する。
 そのあと俺の前に座り込み、顔を肉棒に寄せてきた。

「お、おい」

「テストテスト。ほら、撮って」

 そのまま川崎は大きく口を開けて肉棒を咥え込み、目線をこちらに向ける。
 俺は言い様のない興奮は覚えながらカメラを構え、シャッターを切った。
 カシャリとシャッター音が鳴り、川崎は身を震わせながら口を離し、恍惚とした表情で画面を覗き込む。

「ん、撮れてる撮れてる。エロいね…………」

「じゃ、次は私のやつの番だね」

 海老名さんがデジカメを俺に渡したあと、同じように俺の股間に顔を寄せた。
 眼鏡を外してそそりたつ肉棒に頬擦りし、カメラを向けると微笑みながらピースまでしてくる。
 その撮影が終わると今度は平塚先生の番だ。
 平塚先生はその豊満な胸で肉棒を挟み込む。

「ほら、比企谷はこれが好きだろう? ぺニスが私の胸で包まれているところ、撮るといい」

 俺は平塚先生から受け取ったカメラを構え、こちらに顔を向かせながらシャッターを切る。
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/03/28(日) 18:54:01.57 ID:W9/3crTjO
 三人のフェラ、顔ズリ、パイズリの撮影を終えた俺は、昂った情欲に息を荒くする。
 肉棒がびくんびくんと脈打ち、それを見た三人が俺をベッドに誘う。

「八幡、こっち来なよ。時間はたっぷりあるしたくさん気持ちよくなろ?」

「八幡くん、いっぱい犯して、いっぱい撮って」

「ほら比企谷、私達がそのぺニス鎮めてやるから、来い」

 花の蜜に誘われる虫のように、俺はふらふらとベッドに向かって歩き出す。
 むしろ駆け寄って飛び掛かって襲わなかっただけ褒めてもらいたい。理性をフル稼働させてサイドテーブルにデジカメ類を置き、ゆっくりとベッドに上がった。
 川崎が俺の隣に座り、耳許で囁く。

「遠慮しないでね。何でもしていいし何でもしてあげるから、あんたの好きにしちゃって」

 残念ながら俺の理性はその言葉で吹き飛んでしまった。
 川崎を押し倒し、ベッドに組み伏せる。

「ん、どこがいい? おまんこもお口も、あんたのチンポ気持ちよくさせる準備ができてるよ」

 が、俺はその言葉に首を振る。
 訝し気な表情の川崎の耳許に口を寄せて小声で聞く。

「沙希の、顔を、汚したい…………いいか…………?」

 一瞬ののち、すぐに理解したようで川崎は頷いた。
 本当にあれだけで解ったのかと疑ったが、自分の胸を横から支える姿勢を取ってくる。
 俺がわかりやすいだけなのか……?
 ともあれ希望は叶えてくれるらしい。俺は川崎の身体を跨ぎ、肉棒を胸の間に挟ませた。
 ぎゅっと左右から押さえてくれて、柔らかいものに包まれて思わず呻く。

「んぅ……気持ちいい…………」

「ふふ。ほら、撮らなくていいの?」

「あ、ああ」

 俺は傍らに置いた川崎のデジカメを撮って構える。
 画面越しに見るその光景はいつもとまた違って見え、より強い興奮を覚えた俺は夢中でシャッターを切った。
399 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/03/28(日) 18:54:39.52 ID:W9/3crTjO
「むう。胸ならむしろ私の方だろうに」

「まあまあ平塚先生、たぶん八幡くんはサキサキの顔が精液で汚されるのを見たいんですよ」

 横でそんな会話が聞こえるが、気にする余裕はない。
 無意識に快感を求めて腰が前後に動いてしまう。

「いいよ、八幡。顔で受け止めてあげるから、思いっきり射精しちゃいなよ」

「う、あ、あ……出る…………一週間溜めた精液っ…………沙希の、胸でしごいて……沙希の、顔に、かけるっ……!」

「ほら、イっちゃいなよ。腰振って気持ちよくなって、びゅーって出して」

「あ、あ…………あうっ! うっ! ううっ!」

 胸に挟まれた肉棒が震え、我先にと飛び出た精液が川崎の顔に降り注がれる。
 顔を上げて口を開けながら川崎はそれを受け止め、俺は快感に身を委ねながら射精を繰り返した。

「はあっ…………はあっ…………」

 全て出し切り、ようやく落ち着いてきた俺は大きく肩で息をする。
 のろのろと腕を上げてカメラを構えると、川崎はにこりと精液まみれの笑顔をこちらに向けた。
 何枚か撮ったあとに口を開いてお掃除させろと要求してきたので、俺はその口内に胸から離した肉棒を差し込む。
 散々に舌が這い、そのシーンも撮っておけばよかったと思い当たったのは中のものまで吸い出された後だった。

「ん、こく…………八幡の美味し…………」

「沙希……すげえ気持ち良かった…………」

「ふふ…………海老名、あたしの顔を掃除して。先生は八幡の相手してやって」

 川崎は脇の二人に声をかける。
 海老名さんは川崎に寄って顔に舌を這わせて精液を舐め取り始めた。
 それを見つつ俺は川崎のデジカメを置いて平塚先生を抱き寄せる。

「先生、俺まだ全然出し足りないんで、先生のまんこ使わせてもらっていいですか?」

 俺の言葉に平塚先生は少し恥ずかしそうにしながら小さく頷き、ベッドに横になる。
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 19:39:36.95 ID:4sn5a0lPO
乙です
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 06:27:17.08 ID:Hkrzo/jWO
おつ
402 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/04/30(金) 22:21:37.00 ID:Xug+bEhDO
 指で秘口に触れるとすでにそこは愛液が溢れてとろとろになっていた。
 余程期待して興奮したか自分で慰めていたのかはわからないが、これなら前戯も必要ないだろう。俺は平塚先生の足を開かせて身体を割って入らせ、肉棒を押し当てる。

「んんっ!」

 半分ほど挿入したところで平塚先生はびくんと身体を震わせ、甘い吐息を漏らす。特に敏感な箇所が擦られたようだ。
 俺はそこで一旦動きを止めて平塚先生のデジカメを手にし、結合部や平塚先生の身体を撮る。

「はあっ…………んんっ…………」

 平塚先生はシャッター音が鳴るたびに興奮で身を捩らせ、艶やかな声をあげた。
 ぐっと腰を進めて肉棒を最奥部まで埋めると、その豊満な胸を揺らしながら全身を震わせる。
 先ほど川崎にお掃除された際に肉棒にたっぷりとサキュバス特製唾液がまぶされたが、それが平塚先生の膣内にも塗り込まれていく。
 付与された感度上昇やその他諸々の能力のせいで全身に広がる快感がとんでもないものになり、俺は止まれずに肉棒を出し入れし始めた。
 奥を突くたびに川崎よりも大きなその胸が淫靡に揺れ、それを見つつ俺はデジカメを操作する。

「平塚先生、今度は動画です。教え子チンポで感じてるとこ、撮ってあげますからね」

「はうっ……ああっ…………!」

「ほら、気持ちいいって言ってくださいよ。撮られながらハメられてる感想、カメラに向かって言ってください」

「い、いいっ! 私の感じるところ、
教え子ぺニスに突かれて擦られて、気持ちいいっ!」

「俺もすげえ気持ちよくって腰が止まらないです。だからこのまま中に出してもいいですよね? ありがとうございます」

 返事を聞く前に有無を言わさせずお礼を言い、俺は動きを早めた。
 サキュバスの唾液は飲むよりも性器に塗り込まれる方が効果が高いようで、俺も平塚先生も快感に翻弄される。

「あっ! あっ! ああっ!」

「ああ……先生のまんこ、気持ちいいです…………そろそろ中出ししますよ。もちろん責任なんか取りませんけど」

 より一層動きを激しくすると、平塚先生は身体をくねらせながら声をあげる。
 柔らかな肉襞の締め付けがさらにきつくなり、射精を促すように快感を与えてきた。
 感じている平塚先生の顔や出し入れしている結合部などを撮っていたが、そろそろ余裕がなくなっている。
 もちろん俺は遠慮することなどなく、亀頭を最奥部に押し付けながら精液を吐き出した。
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/30(金) 22:22:29.92 ID:Xug+bEhDO
「…………っ! …………っ!」

 平塚先生も達したようで、口を大きく開けながらもかすれた声しか出ないままに身体を仰け反らす。
 俺は射精の快感に包まれながらも、悶える平塚先生をしっかりと動画に収めた。

「ふぅ…………あー……気持ち良かったですよ、先生」

 腰を揺すって最後の一滴まで奥に注ぎ込んだあと平塚先生に礼を言うが、虚ろな目をしたまま返事がない。気を失っているわけではなさそうだが、意識半ばといった感じだ。
 とりあえず肉棒を引き抜いて身体を痙攣させるのと、だらしなく手足を投げ出して秘口をひくつかせているのを撮っておく。
 ついでに動画だけでなく写真も。

「ふふ、なんだかんだノリノリじゃないのさ」

 川崎が寄ってきて笑ったあと、肉棒をくわえてお掃除をしてくれる。
 海老名さんはというと、いつの間にかぐったりと横になっていた。
 たぶん興奮して自分で慰めたか川崎にちょっかい出して反撃されたかして
達してしまったのだろう。
 となると再び昂った肉棒は川崎が相手をしてくれるのだろうか…………って、川崎の動きがお掃除の域を超えている。
 もう中のも全部吸い出されているのに唇でしごいてくるし、まぶされる唾液にはまた能力が付与されていた。
 このままだと遠からず達してしまうかもしれないと思ったところで川崎は顔を上げ、海老名さんのデジカメを俺に手渡しながら持ち主を指差す。

「さ、今度は海老名をいじめてやってよ。軽くしかイってないからもっと激しく、ね」

「…………おう」

 本当にいいのかと思ったが、御主人様には逆らうまい。
 俺はデジカメを動画撮影モードにして構えながら海老名さんの足の間に身体を割って入れる。

「え、あ…………」

「姫菜、自分で広げた足を抱えて、入れてくださいって言うんだ」

 こちらに気が付いた海老名さんはすぐに俺の言うことに従い、膝裏に手を通してデジカメに視線を向けた。
 達した直後なうえに更なる興奮のせいで息が荒かったが、どうにか言葉を紡ぐ。

「お、おチンポ…………入れてください…………イったばっかりの敏感おまんこごしごし擦って……壊れるとこ、撮ってくださいっ…………あっ、ああっ!」

 俺は望み通りに肉棒を秘口に突っ込み、最初から容赦なく出し入れし始める。
 海老名さんは襲い来る快感に悲鳴を上げ、顔をぶんぶんと振った。
 やはり塗り込まれた川崎の唾液のせいで感度が増幅しており、早くも絶頂に達してしまったようだ。俺は一旦動きを緩め、身体を震わす海老名さんを撮る。
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/30(金) 22:23:34.21 ID:Xug+bEhDO
「ご、ごめんなさいっ…………ご主人様のおチンポを気持ちよくさせるためだけのおまんこオナホなのに、また先にイってしまいましたぁっ…………」

「気にするな。それより顔、こっち向けろ」

 海老名さんは俺が構えたデジカメに向かってピースサインをしながら笑顔になろうとするが、乳首を指で軽くつねってやるとその表情が快楽に歪む。
 俺は静止画撮影モードに切り替えて幾度となくシャッターを切ってやる。
 今は眼鏡を外しているが、その分首に着けているチョーカーが目立つ。まさに首輪のようだ。

「はあっ…………はあっ…………」

 撮られるたびに達する勢いで海老名さんは身震いし、俺がデジカメを下ろすときにはもう肩で大きく息をしていた。
 川崎も俺の背中側から抱き付きながらその様子を興味津々で見ている。

「海老名、どう? たっぷり撮られて満足した?」

「い、いえ……オナホのお務めが、まだ終わってませんから…………」

「ふふ、だって、八幡。海老名の中に出すまで頑張りなよ」

 頑張る、というほどのものでもない。
 このシチュエーションなうえに回復させられた精力や上げられた感度のせいでさっきから我慢を繰り返しているのだ。

「安心しろ姫菜、ちゃんと生で中出しするとこまで撮ってやるよ。嬉しいだろ?」

「は、はいっ! お願いしますっ…………あっ、ああっ!」

 俺が腰の動きを再開すると海老名さんは大きく仰け反る。
 再び動画撮影モードに切り替えて撮り始めるとこちらに顔を向けようとするが、肉棒で膣内を抉られるととてもそんな余裕はなく、ただ声をあげ続けるだけだった。
 幾度も出し入れし続けてそろそろ限界が近くなった俺はデジカメを自分の下腹部に向ける。
 亀頭を一番奥に押し付けながら射精し、結合部ぎりぎりまでレンズを寄せてその様子を動画に収めた。
 画面越しに見るその光景にまた興奮を覚え、腰を揺すって最後の一滴までしっかり注ぎ込む。
 もちろん肉棒を抜いた後の秘口や海老名さんの蕩けた表情を撮るのも忘れない。

「あんたほんと凄いね。海老名までそんな状態にしちゃって」

 確かに海老名さんも平塚先生と同じように意識は失っていないものの、その痴態を隠すことなく四肢を投げ出していた。
 が、俺が思うに原因は肉棒に塗り込まれた川崎の唾液のせいなのだが。
 慣れてない二人はサキュバスの能力によって引き出された性的欲求に体力が追い付いておらず、こんな状態になってしまったのだろう。
 精液を中に出されるまで満足しきれずに達し続けるとかある意味地獄ではある。
 …………おっと、川崎が海老名さんの秘口に口を付けて精液をすすり始めた。これもちゃんと撮っておかないと。
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/30(金) 22:24:21.34 ID:Xug+bEhDO
「さて、あたしの番…………って言いたいとこだけど」

 ちら、と川崎はベッドの上を見る。
 二人が手足を伸ばして寝転がっているので少々手狭だ。
 が、いち早く復活した平塚先生が俺達の視線に気付き、海老名さんを引っ張って二人でベッドの端に寄る。
 海老名さんは半分無意識のまま平塚先生に抱き付いていた。ちょっと眼福。

「あたしがしてあげるから、あんたは好きなように撮ってなよ」

 そう言って川崎は自分のデジカメを渡しながら俺を押し倒し、まだそそりたつ肉棒に顔を寄せる。
 お掃除しつつじっくり快感を与えてくる舌の動きを俺はしっかりと動画に収めておく。

「ん……れろ…………今から玉の方もしてあげるから、ちゃんと撮ってね」

「ああ、撮るから頼む」

 レンズを更に近付け、川崎が俺の陰嚢を頬張るさまを撮る。
 時々静止画モードにしてシャッターを切るのも忘れない。
 そうしてじっくりたっぷり弄くられて、肉棒は早くもっと気持ち良くなりたいと主張するようにびくんびくんと脈打っていた。

「ふふ、すっごい美味しそう…………どうする? 精液あたしの口の中に出して飲むとこ撮る? それともおまんこでしごかれる方がいい?」

「…………さ、沙希のまんこで、しごかれたい、です」

「いいよ。あんた専用のおまんこでチンポしごいてあげる。入れるとこからちゃんと撮っときなよ」

 川崎は身体を起こして俺の下半身を跨ぎ、肉棒の先端を秘口に押し当てる。
 カメラ写りを気にしながらゆっくりと腰を下ろしていき、肉棒を飲み込んでいく。

「んんっ…………久々のチンポ、奥まで来たぁっ…………」

 それまで余裕そうだった川崎が、肉棒が奥に届いた瞬間から雌の表情になる。
 もちろんその様子も撮ったし、小刻みに腰を振るのに合わせて胸が揺れるのも逃さない。
 そんなふうにデジカメを構えている俺に川崎は結合部を見せ付けるような体勢になった。

「チンポで擦られて、すっごい気持ちいい…………今、クリ弄られたら、すぐにイっちゃいそう…………」

 俺に向けて挑発するように言う。
 一度静止画モードにして繋がっているところをアップで撮ったあと、再び動画撮影モードにしながら片手を結合部に伸ばす。
 親指の腹で陰核を撫でるように擦ってやると、川崎は一瞬で達してしまった。
406 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/04/30(金) 22:25:53.97 ID:Xug+bEhDO
 俺は蠕動しながら肉棒を締め付ける膣内にイかされそうになるのを必死で堪える。
 矯声を上げながら全身を痙攣させる川崎をしっかりと動画に撮った。

「はあ…………八幡……あんたもイきそうなんでしょ? いいよ、このまま出しちゃって」

 確かにもう限界寸前ではある。しかしこのまま出したくはない。
 俺はデジカメの撮影モードを終えて傍らに置き、川崎の身体を引っ張って抱き寄せた。
 そのまま肌を密着させながら唇を合わせて舌を絡め、ぐりぐりと腰を揺すって亀頭を子宮口に擦らせる。
 吸い付いてくるその感触に俺は我慢が効かなくなり、思いっきり川崎の中に射精した。

「んっ…………んっ…………」

 ぐちゅぐちゅと絡ませた舌の間から呻き声が漏れる。
 すっげ、いっぱい出る…………気持ちいい…………。
 快感で頭が真っ白になりながらも舌と腰を動かし続け、川崎に精液を注いでいく。
 長い射精が終わって唇が離れると、俺は脱力して荒い息を吐いた。

「はあっ…………はあっ…………」

「ふふ、すごく気持ちよかったし美味しかったよ。お疲れさま」

「ああ……俺も…………」

「無理しないでいいよ、だいぶ体力を精力に変換しちゃったからね。ゆっくり休んでなよ」

 川崎はそう言って俺に唾液を飲ませてくる。
 導眠効果があるのか、すぐに目蓋が重くなってきた。

「少し……寝る…………」

「いいよ、お休み」

 ちゅ、と頬に唇が当てられる。
 その感触を最後に俺は深い眠りへと落ちたのだった。











ちょっと前に八幡×静を投下しました
良ければ読んでやって下さい
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/01(土) 21:59:32.72 ID:OQL6P/OWO
来てた
408 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/05/25(火) 20:14:51.55 ID:p1lTBqYxO
 意識が戻ってきて俺は状況を思い出す。
 目が覚めてからもしばらく半分寝たような状態でいたのだが、ソファーに座っているであろう女性陣の会話が聞こえてきたのでつい耳を澄ませてしまう。

「そうだな。私は騎乗位が一番好きだな。好き勝手に動いて気持ちよくなるのもいいが、比企谷が気持ちよさそうな顔をして私の中で果てた時にはたまらない充足感が全身に走るよ」

「「わかる」」

 何の話をしとんねん!
 …………思わず脳内で怪しい関西弁で突っ込んでしまった。
 おかげでばっちり意識が覚醒したが、今起きるのも気まずいので眠った振りをしておく。

「目が腐ってるくせに快感を我慢してる時の表情がやけに可愛く感じるのは私だけか?」

「あ、わかります。八幡くんて責められてるときすごくそそられる顔してますよね」

「八幡はあたしにいじめられるの大好きだからね、あの顔されるとますますいじめたくなっちゃう」

 なんだろう、すごく居たたまれない気分になる。
 が、動けないので聞き流すしかない。

「私はね、正常位で覆い被さられるのが好き。組み伏せられながら激しくおチンポ出し入れされると『あ、ろくに抵抗もできないこの体勢で中出しされちゃうんだ』って思うと頭がぼうっとして身体が熱くなっちゃうの」

「「わかる」」

 今度は海老名さんの意見に川崎と平塚先生がハモりながら返事をする。
 何なのこの人たち。

「キスしながらもいいけど、耳元で『中に出すぞ』って言われるのも、すごくぞくぞくしちゃう」

「そうだな、比企谷は結構いい声しているからな。なかなかくるものがある」

「あたしもあの声で囁かれると『もうどうにでもして!』なんて思っちゃうね」

 …………俺の声ってそんなに特殊か?
 いや、たぶんその時の気分の問題だろう。
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/25(火) 20:16:05.67 ID:p1lTBqYxO
「あたしは対面座位が一番好きかな。身体を密着させて強く抱き付き合いながら子宮口をチンポでぐりぐりされると、一瞬でイっちゃう。そんでそれがまた最高」

「「わかる」」

 はいまたハモりましたー。
 …………しかしそうなのか。川崎にとってサキュバスの弱点なのだから、苦手意識もあって一番ではないと思っていたが。

「あたしの場合頭真っ白になって色んなこと口走っちゃうからキスしながらがいいんだけどね」

「奥を突かれてイくことなんて都市伝説クラスだと思っていたんだがな」

「イってるのにそのまま中に出されると気持ちよすぎて失神しそうでちょっと怖いくらい」

 川崎はともかく他二人がそんなふうになったのは間違いなく川崎のせいです。
 俺が開発したとか勘違いしないでほしいんだが。

「ま、結論を言っちゃえばあたしはどんな体位でも好きなんだけどね。八幡相手なら」

「むう、惚気おって…………川崎」

「あげないよ。八幡はあたしのもの」

「無理ですよ先生。たぶんサキサキに何かあったら八幡くんも後を追っちゃうくらいですよ」

「だろうな」

「そんなことはないけどね」

 え。
 俺はそんなつもりなんだけど。
 川崎に否定されるのは地味にショックだ。

「あたしに何かあったら八幡にはあたしの妹をよろしくって言ってあるから」

「え、妹って、あの…………」

「そ。京華はめちゃくちゃ八幡に懐いてるからね。もっとも、八幡を残してあたしに何かあるわけもないけど」

「わからんぞ。嫉妬に狂った女教師がある日突然…………」

「先生、自白してますよそれ」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/25(火) 20:16:39.20 ID:p1lTBqYxO
「ま、そんなことよりこんな話をしてたらちょっと、ね」

「あ、うん」

「そう、だな」

 三人の空気ががらっと変わる。
 そのまま立ち上がって俺の方に向かってくる気配がした。
 今目覚めたふりをしようか、と考えている間に川崎が素早く寄ってきて俺と唇を合わせ、舌を絡めながら唾液を流し込んできて俺はそれを飲み込む。
 精力増強や感度上昇の呪いを受けて身体を起こすと、海老名さんと平塚先生もベッドの上に乗ってきた。

「八幡、まだまだ大丈夫だよね?」

 舌出して、という指示に従うと、三人が顔を寄せて舌先でそれを舐めてきた。
 あ、すげえ、気持ちいい…………。
 快感の電流が舌から脳を経由して下半身に走り、肉棒がびくんびくんと震える。

「今度は二人ずつね。撮るのはこっちでやるから」

 川崎はそう言ってシーツを剥ぎ取り、俺を再び横にさせる。
 平塚先生はガチガチに固くなった肉棒を掴み、俺の下半身を跨いですでに濡れている自分の秘口に押し当てた。
 あ、もしかしてさっき言ってた好きな体位をそれぞれやって、他一人がサポートしつつ残り一人が撮るってことなのか?
 予想は当たっていたようで、川崎は俺の顔を隠さないように耳や首筋などを舌で責め、平塚先生はゆっくりと腰を下ろして肉棒を飲み込んでいき、海老名さんはその様子を撮っている。

「んうっ…………」

 情けない顔を撮られるのに抵抗があったが、その思考は与えられる快感によって脳から追い出された。
 くちゅくちゅと耳に突っ込まれている川崎の舌の音が頭の中に響き、平塚先生の肉襞でしごかれ、俺は仰け反りながら声を漏らす。
 空いた手を下半身に伸ばして親指で平塚先生の陰核を弄ると、一際大きく身体を痙攣させて平塚先生は達した。

「あっ! ああっ!」

 イきながら小刻みに腰を振って自分の感じるところに肉棒を擦らせる動きに、俺は必死に射精したい衝動を堪える。
 が、その最後の抵抗も川崎によってこじ開けられてしまった。耳を強めに噛まれながら射精を促されたのだ。

「あうっ! うっ! ううっ……!」

 精液が放たれ、平塚先生の中に注がれていく。
 腰を震わせながら喘ぐ俺の様子を平塚先生は淫靡な表情で見つめていた。
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/25(火) 20:17:35.93 ID:p1lTBqYxO
 しばらく俺は快感の余韻に浸っていたが、平塚先生が小さく声を出して眉をひそめる。
 挿入されっぱなしの肉棒がすぐにまた全快状態になり、中を抉ったからだ。

「んっ…………なんて凶悪なペニスなんだ、私一人では手に追えんな……抜くぞ」

 宣言と同時にすかさず海老名さんが結合部にデジカメを寄せる。
 中から抜かれて大きく反り返る肉棒をすかさず川崎が口を開けてくわえ込む。
 温かい口内で舌が這う感触に俺は呻き、その様子や平塚先生の局部を海老名さんは興奮しながら撮影していた。

「ふふ、どうする海老名? 順番譲ろうか?」

「え? でもサキサキの番…………」

「そんなに下半身もじもじさせながらメスの顔されちゃったらね。それにあたしの後だと八幡の精液、空っぽになっちゃってるかもよ」

 川崎の言葉にごくりと唾を飲む海老名さん。
 ていうか順番なんていつどうやって決めたんだ?

「ほら、こんなに大きくて美味しそうなチンポ、早く犯されたいでしょ?」

「……っ!」

 もう我慢できないというように海老名さんはこくこくと頷く。
 俺の方も川崎の舌と唾液によってすっかり回復させられているので準備は万端である。

「ふむ、なら今度は私が撮影してやろう」

 平塚先生が別のデジカメ、たぶん海老名さんのを用意し、海老名さんは自分が持っていたのを傍らに置く。どうやらされる対象のデジカメで撮っているようだ。
 そのまま横になって足を開き、俺を誘う。

「八幡くん……私のおまんこ、犯してください」

「ああ。姫菜のまんこ、使ってやるから感謝しろ」

 俺は起き上がって足の間に身体を入れる。
 平塚先生といい海老名さんといい、さっき三人で話し合っていた体位を御所望のようだ。
 肉棒を秘口やその周囲に擦り付けながら海老名さんに覆い被さり、組み伏せる体勢を取った。

「あ……んっ…………」

 何かを問われる前に俺は唇で海老名さんの口を塞ぎ、舌を差し込む。
412 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/05/25(火) 20:18:21.04 ID:p1lTBqYxO
「んっ…………んうっ…………」

 海老名さんは俺の舌に吸い付きながら腰を揺らして肉棒を受け入れようとする。
 が、俺が意識して穴に入るのを避けているので、肉棒は只表面を撫でるだけだった。
 平塚先生は下半身がわに回り、その様子を撮っているようだ。

「んっ……はあっ…………お、お願いします…………私の、おチンポしごき穴、使ってくださいっ…………」

「責任取る気もないのに中に出すぞ、いいのか?」

「は、はいっ……穴の奥は精液捨て場になってますから、好きなだけ出してくださいっ…………!」

 離した唇から懇願の言葉が溢れてくる。俺は望み通り肉棒を秘口に押し当て、そのまま一気に奥まで突っ込んでやった。
 もちろん少し体重をかけて僅かな抵抗すらできないように、だ。
 果たして海老名さんは甲高い声を上げながら両手両足を使って俺にしがみつき、全身を痙攣させながら達してしまったようである。
 まだ入れただけなのに。俺と平塚先生との絡みを見ていてよほど興奮が高まっていたか?
 いや、回復させられた俺も油断するとすぐにイってしまいそうではあるのだが。

「あっ…………あっ…………」

 海老名さんはびくっびくっと身体を震わし、連動するように蜜壺が俺の肉棒を締め付ける。
 その快感をじっくり味わうために動きを止めていたが、唐突に予期せぬ別の快感が俺を襲った。
 声が出るのはかろうじて抑えたが、この先我慢できる気がしない。
 案の定俺の尻の穴に這った川崎の舌は、今度は穴の中に入ってこようとしてくる。
 待って。待ってくれ。
 こんな状態でもし穴の中を舌で掻き回されたら、一瞬で。

「…………っ! うあっ……!」

 舌が、入ってきた。
 ぬるぬるが、中で、暴れて。
 もう、じっとしていられない。
 俺は川崎の動きを阻害しないよう腰を小刻みに揺すり、亀頭を海老名さんの子宮口に押し付けて快感を貪る。

「姫菜っ…………出るぞ……受け止めろっ…………!」

 穴に塗り込まれる川崎の唾液によって感度が増幅され、マッサージされるように陰嚢が激しく揉まれる。
 俺は海老名さんの耳元で限界を伝え、そのまま大量の精液を鈴口から吐き出した。
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/26(水) 00:55:56.90 ID:akWJkKOBO
乙です
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/29(土) 12:17:01.54 ID:k5mdQA95O
エロい
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/31(月) 15:26:16.30 ID:iNrvY8ja0
撮ってる映像はいくらで買えますか?
416 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/06/06(日) 23:23:43.37 ID:Tihxt1fRO
 どぷっどぷっと海老名さんの子宮に注ぎ込むたびに俺は呻き、海老名さんはびくんびくんと全身を震わせて俺の身体にしがみついてくる。
 上がる声は掠れ気味で、凄まじい快感に恐怖すら覚えているようだった。

「あっ…………あっ…………腰、ない…………溶けちゃってる…………身体……壊れちゃったぁ…………」

 もはや反応も虚ろで、出し切って俺が身体を起こしても反応が鈍い。
 川崎もそれを覗き込んで、少しやり過ぎたかという表情をした。

「すごいな…………私もこんなふうにされた時はこんな顔だったのか?」

 腰を引いて肉棒を抜き、それらやひくついた秘口を撮影し終えた平塚先生がぽつりと呟く。
 海老名さんはあまり人様に見せられないようなだらしない表情だったが、確かに平塚先生も似たようなのをしたことはある。自分じゃわからないだろうけど。
 さて、その海老名さんは未だに四肢を投げ出して身体を痙攣させているので、ベッドが少々手狭だ。
 そんなことを考えていたらベッドから下りた川崎に手を引かれ、ソファーに連れていかれて座らされた。
 その俺の前に跪いて川崎は股間に顔を寄せ、二人分の体液にまみれた肉棒に舌を這わせる。

「ん、うっ…………」

 舌によるお掃除が始められ、俺は思わず呻く。
 その様子を見て平塚先生は川崎のデジカメを持ち出して撮影し始めた。

「本当は海老名が撮る番なのだがな。あの状態だから私が代わりに撮ってやろう」

 じっくりと舌や唇が這ってお掃除されるさまを撮られ、俺の肉棒は射精する前と遜色ない固さと大きさを取り戻す。
 サキュバスの能力による回復無しで、だ。
 全て舐め取ったあとそれを見てうっとりとした表情をした川崎は、立ち上がって俺の足を跨いでくる。

「八幡……好き…………」

 たった一言で俺の脳や心を揺さぶる言葉を吐き、そのまま唇を合わせながらゆっくりと腰を下ろしていく。
 肉棒が川崎の中に呑み込まれていき、その熱くて柔らかい感触に一気に理性を持っていかれる。
 ああ、気持ちいい…………。
 俺たちは互いの背中に腕を回し、強く抱き締め合う。
 慣れた体位ではあるのだが、学校の屋上の時とは違って二人の身体の間に余計なものはなく、体温が直に感じられた。
 それがまた情欲を誘い、激しく舌を絡め合いながら腰を揺する。

「んっ……ふっ…………んうっ…………!」

 俺は腰の位置を調整して遠慮することなく川崎の奥を突くが、川崎はそれを受け入れつつさらに強く抱き付いてきた。
 ぎゅうぎゅうと肉棒を締め付ける蜜壺は早く精液を寄越せと主張しているかのようだ。
 そこから与えられる快感に身を委ねつつ幾度も奥を突き、出し入れを繰り返す。
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/06(日) 23:25:05.00 ID:Tihxt1fRO
「はあっ、さ、沙希っ…………」

 何とか堪えていたがさすがに限界が近く、俺は唇を離す。
 その際に引かれた唾液の糸が妖しく煌めき、それがさらに興奮を高まらせていく。

「も、もう、出る…………このまま出すぞっ…………!」

「ん……イって…………あたしも、もうイきそう…………八幡の精液、中出しされながらイきたいっ…………!」

「ああ。平塚先生に撮ってもらってるから、一緒にイこうぜ…………!」

「んっ……!」

 川崎は何かを言いかけて慌てて俺と再び唇を重ねてくる。まるで何か余計な事を言いそうになってそれを防ぐかのようにだ。
 もっとも、俺だって理性無くしたら何を口走るかわかったもんじゃないけどな。
 俺たちは上下で繋がり、強く抱き合いながら激しく身体を揺する。
 あ……出る…………出る…………!
 びくんっと俺の身体が大きく震え、川崎の中に精液を吐き出した。

「んっ……! んっ……!」

 嘘だろ。平塚先生や海老名さんと続けて出してるのに、まだこんなに出る。
 気持ちいい…………気持ちいい…………!
 精液が飛び出るたびに脳を焼くような快感が襲ってくる。
 俺は腰を揺すり、長い時間をかけてたっぷりと川崎の中に精液を注ぎ込んだ。
 達し終わって唇が離れたあとも俺たちは余韻に浸り、川崎はくったりと脱力して俺に体重を預けてくる。
 それを抱き止めて背中を撫でてやりながら俺は平塚先生に声をかけた。

「平塚先生、俺らの、撮ってくれましたか?」

「ああ、すごいのが撮れたぞ。エロく見せようとするAVなんかよりずっとエロいのがな」

「それはあとで見返すのが楽しみで…………んっ」

 会話の途中で川崎にキスされて中断される。
 表情を窺うと目がとろんとしていて少し虚ろだ。
 あ、激しく達したせいで意識が怪しいやつだこれ。まあサキュバスの弱点である子宮口をこれでもかというくらい突きまくったからな。
 背中だけでなく抱き締めて頭も一緒に撫でてやると、満足そうにしながら俺にもたれ掛かってくる。
 平塚先生も察したようで、そっとデジカメでの撮影を終わらせてその場から離れた。
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/06(日) 23:26:33.49 ID:Tihxt1fRO
 しばらく頬を擦り付けたり軽くキスをしてきたりしたあと、ようやく正気を取り戻したようで俺と顔を見合わせる。
 何かを言いかけて口をつぐみ、ちらっと平塚先生の方を窺う。
 ああ、そうか。

「大丈夫だ、ずっとキスしてたし何も変なことは言ってねえよ」

「あ、うん」

 少しほっとした様子で改めて俺に抱き付いてくる。
 どうやら本当に意識が虚ろだったようだ。

「でもほんと凄いね、まだあたしの中で大きいまんま。もしかしてまだ満足してないの?」

「いや、満足はしてる。でも川崎と裸で抱き合ってたらそりゃ…………」

 色々押し付けられてるしな。おっぱいとかおっぱいとかおっぱいとか。
 こんなに柔らかくて大きいものがむにゅむにゅと押し潰される感触に反応しないわけがない。
 その柔らかさの中にしっかりとした芯があるのは空手で鍛えた筋肉だろうか? それで支えているので形も立派なものになっているのかもしれない。
 そう思うとますます川崎の胸の価値が上がったように感じてしまう。せっかくだからまた後で顔を埋めさせてもらおう。

「ふふ。じゃ、抜くよ。お掃除してあげる。欲情しないでね」

「…………善処する」

 しないわけないが、我慢できないほどではないだろう。
 本気を出されなければ、だが。
 川崎は腰を上げて肉棒を抜き、再び俺の前に跪く。
 デジカメは平塚先生に持っていかれたが、幸い俺のスマホが傍のテーブルに置いてあったのでそれを取り、カメラアプリを起動する。
 撮ろうとしているのが動画でなく写真なことに気付いたか、川崎は所々で動きを止めて目線を向けてきた。
 もちろん遠慮なくシャッターを切りまくり、結局それに興奮して限界まで肉棒を大きくしてしまったのだが。

「ん、もう……こんなに固くして…………」

「わ、悪い」

 川崎が感心と呆れを混ぜたような表情をする。でもつい謝ってしまったけど半分くらい川崎の責任じゃね?
 いつもよりじっくりたっぷり丁寧にお掃除されたら誰だってこうなるだろ?

「こんなの見せられたら、あたしの方が我慢できなくなっちゃうじゃないのさ」

 そう言って川崎は大きく口を開き、肉棒を一気に喉奥まで咥えこんだ。
419 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/06/06(日) 23:28:11.16 ID:Tihxt1fRO
 唇の輪が肉棒を締め付けながら上下し、舌が様々な形で這わせられる。
 動きがゆっくりしたものから段々速くなっていき、それはさっさと精液を口の中にぶちまけて飲ませろという行動だ。
 そして、出さないのなら強制的に射精させるぞと言わんばかりにこちらに視線を向けてきた。
 しかし強制射精の能力を使われるまでもなく俺はあっという間に限界近くまで追いやられ、慌ててスマホのカメラアプリを動画撮影モードに切り替える。
 撮影を開始すると同時に川崎はさらに動きを激しくして容赦なく責め立ててき、一気に絶頂まで持っていかれてしまう。

「うっ! ううっ! ううっ!」

 肉棒が激しく震え、川崎の口内に白濁液をぶちまけた。
 おもいっきり身体を反らしながら声をあげたい欲求を堪え、その様子をスマホに録画しつつ小刻みに腰を振って精液を放つ。
 さすがにさっきまでの射精よりかは少なかったが、それでもそれなりの量が川崎の口内に溜められていく。
 俺が出し終えると川崎は一旦肉棒から離れてスマホに向けて大きく口を開ける。
 溜められた精液を見せ付けたあと口を閉じて喉を鳴らし、再び口を開けて飲み込んだことをアピールした。
 その悪戯っぽい表情に堪らなくなり、俺はスマホを傍らに置いて川崎の身体を引き寄せて抱き締める。

「んっ……ふふ、どうしたのさ急に」

「なんか、嬉しくて……こうしたくなっちまった」

 このままベッドで抱き合ったまま一眠りといきたいところだが、残念ながらベッドは今空いていない。というか別に眠くもないしな。
 ちなみにベッドの方を見ると、海老名さんが平塚先生に抱き付きながら胸に顔を埋めていた。あれはあれで羨ましい。
 近付くこちらに気付いた二人は身体を起こす。

「ごめんねサキサキ。順番譲ってもらった上に撮影係もサボっちゃって」

「いいよ別に。八幡のチンポそんなに気持ちよかった?」

「うん、最高だったぁ。先生、ちゃんと撮ってくれましたか?」

「ああ。なんなら今から鑑賞会といくか?」

 いや待ってくれ。それは色々とまずい。
 それに時計を見るともういい時間だ。

「あの、それよりそろそろ夕飯にしませんか?」

「む、そうだな。体力使ったし腹も減っただろう。ルームサービスで好きなのを選ぶといい」

 とりあえず危機は去ったようで、俺たちはメニューを見ながら注文したいものを選び始めた。
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/07(月) 00:03:56.02 ID:dRrTY8SVO
ふぅ......
乙です
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/07(月) 00:32:33.78 ID:pOwSrbqKO
絶倫が過ぎる
422 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/06/30(水) 19:30:31.12 ID:+/zQrIiWO
 タッチパネルのルームサービスを注文したあと順番にシャワーを浴びて汗を流し、俺はとりあえずトランクスとシャツを着る。メシ時に裸ってのもどうかと思うしな。
 用意されていたバスローブは三着分だったのでそれは女性陣に譲ったのだ。

「じゃ、届く時間まであと十五分くらいかな? それまでお喋りでもして待ってようか。八幡は膝枕とおっぱい顔埋めどっちがいい?」

「どうせお喋りには参加しないだろうという意見には賛成だが、選択肢はその二択しかないのか?」

「別のがいい?」

「…………膝枕で」

「はいはい、おいで」

 川崎がソファーに座って太ももをポンポンと叩く。
 俺は横になってそこに頭を乗せた。

「はぁー、また見せ付けてくれちゃって」

「くっ、川崎は嫁に来ないし比企谷は婿に来ないし。どうすれば二人に亀裂を入れられるんだ」

 平塚先生、物騒なことを言うのは止めてください。
 しかも本人を目の前にして。

「馬鹿なこと言ってないで。それぞれ自分に合うパートナーでも探しなよ」

「とは言ってもなあ」

「この関係が楽でいいし、八幡くんだけじゃなくてサキサキも一緒にいるってのが大きいから」

「あたし?」

「そうそう。エッチしてる時に積極的に手伝ってくれたりとか」

「あと耳掃除とか髪の世話とかも心地いいものだしな。むしろ比企谷がいない時でも甘やかしてほしいくらいだ」

 うん、やっぱこれ俺じゃなくて川崎ハーレムだわ。
 まあサキュバスとしては異性同性関係なく性的に惹き付けられるのはわかるが、世話焼きとかの点は間違いなく川崎本人の資質だろう。
 基本的に超優良物件だし。
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:31:22.53 ID:+/zQrIiWO
「それで思い出したけど今日はまだしてなかったね。八幡、耳掃除する?」

「いや、昨日昼休みにしてもらったから大丈夫だ」

「なに? 神聖な学舎でけしからんな。罰としてそこを代われ」

 普段からもっといかがわしいことを色々しているのに今更である。
 というかこのポジションを譲る気はない。注文が届くまでのわずかな至福の時間なのに。
 抵抗の意を示すために俺は顔を川崎の腹の方に向け、腰に腕を巻いてしがみつく。
 平塚先生の舌打ちが聞こえた気がしたが、すぐに川崎に頭を撫でられ始めて気にならなくなる。眠くはならないがぼーっとしてくるなこれ。
 しかし幸せな時間というのはあっという間に過ぎていくもので、注文したものがすぐに届いた。
 俺は身体を起こし、みんなで食卓を囲む。

「川崎は少食だな。それで足りるのか?」

「サキサキってもっと食べるイメージだけど、もしかしてダイエット中とか?」

 確かに他と比べて川崎の分は量が少ない。
 が、それは少食というわけではなく別口でエネルギーを補給しているからだ。
 もちろん主に捕食されているのは俺であるが。

「あたしはいつもこんなもんだよ。コスパいい身体なんだろうね。ダイエットなんかしたことないし」

「はい今の発言全世界の女子を敵に回したー!」

「私もスタイル悪くない方だと思うが、どれだけ維持に努力していると思ってるんだ!」

 いやあの、平塚先生はもう少しラーメンと酒を控えるところからじゃないですかね?
 そんな心のツッコミを読まれたか、平塚先生はぎろりと俺を睨む。何も言ってないのに。

「煙草をやめたら食欲が増えてしまってな、ジムに行く回数も増えた。しかし煙草と酒とラーメンのどれかをやめるなら健康的に考えて煙草からだろう。世間も喫煙者に厳しくなっている風潮があるしな」

「ぶっちゃけキスするときとかに煙草の臭いがするのもどうかと思いますし。気にしない人は気にしないんでしょうが、まだ学生の身である俺としてはちょっと」

「私は平塚先生が吸ってる姿とかは似合ってるし格好いいとは思うんですけどね」

 それはわかる。妙に様になっているのだ。
 一枚絵として美しいというか。
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:32:10.88 ID:+/zQrIiWO
「まあ最近は吸わなくなったことによるストレスも感じなくなった、というかこういう関係になってからいい感じに色々ストレス解消できているからな」

「ホルモンとか関係してるんですかね? 艶が出てるとか色気増えたとか話題になってますし」

 そういやそんな話題出てたな。
 たぶんそれにはサキュバスによる手解きも一役買っていることだろう。
 そんな雑談をしつつ俺たちは食事を終えた。
 歯を磨いたりテレビを見たりと各々がのんびりと適当に過ごす。
 が、ドラマを見終えた海老名さんが番組表をチェックしてとんでもないことを言い出した。

「そういえばこれ、AVも見れるんだよね。みんなで見る?」

「海老名、それ年齢制限あるやつじゃない?」

 いや、ラブホ使ってる時点でそれはどうかと。
 だいたいこのご時世そんな法律をきっちり守ってるやつなんて極稀だろうに。

「んー……あ、じゃあさっき撮ったやつ、あれ見よ」

「そうだな。私も見てみたいぞ」

 確かに自分たちで撮ったやつなら年齢制限は関係ないだろうが……みんなで見るのか?
 海老名さんは機械関係に多少詳しいらしく、手早くテレビとデジカメを接続して色々設定し始める。
 やがて準備ができたらしく、ソファーをどかしてテレビに向かって半車座になってカーペットの上に座った。

「では、これから公開ショーを始めます。ぱちぱちー」

 え、拍手する流れ?
 平塚先生はノリノリで、川崎は苦笑しながら、俺は流されるままに拍手する。

「まず、今日撮った写真がスライドショーで流れていき、そのあと動画が自動で順番に映る設定になってます。最初は平塚先生のから」

「私からか」

 海老名さんがスタートさせると、平塚先生のあられもない写真が次々と映し出されていく。
 肉棒を胸に挟んでいるところから始まり、様々な痴態を経て最後に騎乗位で達するところまで。
 女性陣は賑やかに声をあげたり平塚先生を揶揄ったりしていたが、動画に切り替わったあたりで雰囲気が変わる。
 特に平塚先生は太ももをもぞもぞさせながら画面を食い入るように見ており、それを確認した海老名さんが何やら川崎に耳打ちした。
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:33:00.63 ID:+/zQrIiWO
「先生、下半身が切ないんでしょ? あたしたちが手伝ってあげるから自分で慰めなよ」

「え?」

 川崎がそう言って平塚先生の隣につき、海老名さんが反対側に陣取る。
 それぞれ左右の手を取って自ら慰めさせるように下半身に持っていかせ、さらに俺にも指示を出してきた。

「ほら八幡、後ろから手を回しておっぱい揉んであげなよ」

「あ、ああ」

 俺はそれに従うべく平塚先生の後ろに回り、その豊満な胸を揉みしだく。
 平塚先生はびくんと身体を震わせ、川崎と海老名さんに太ももやら腹やらを撫で回されてついに自分で下半身を慰め始める。

「ふ……んっ…………んんっ…………」

「ほら先生、画面見なよ。先生のおまんこに八幡のチンポが出し入れされてるよ」

「う、ああっ…………!」

 平塚先生の下腹部からくちゅくちゅと水音が響く。
 映像を見てからさらに指の動きが激しくなり、声が大きくなる。
 俺は少し強めに乳首をつねってやり、快感を与えてやった。
 画面の中の俺がびくんと腰を震わせて射精すると同時に、画面の中と外の平塚先生二人が同時に絶頂を迎えた。

「はっ…………はっ…………」

 荒い息を吐きながら小さく身体を痙攣させて俺にもたれ掛かってくる。
 それを見届けた海老名さんはデジカメの再生を止めた。
 川崎は性的エネルギーを得ているのか、平塚先生の下腹を撫で回す。

「はあ…………少し恥ずかしかったが、気持ちいいものだったな」

「じゃ、次は私の番で」

 今度は海老名さんのデジカメが接続され、同様に画像や動画が流れ始める。
 さっきと同じようなポジションになり、俺は海老名さんの胸を揉む。

「んっ……ああっ…………!」

 羞恥や躊躇なく海老名さんは自慰行為を始め、艶やかな声を漏らし出す。
 その行動に遠慮は見られず、映像が途切れるまでの間に軽めのを入れれば三回くらい達したようだった。
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:33:50.99 ID:+/zQrIiWO
 そして川崎の番が回ってくる。
 少し呆れや照れが混ざっている表情だったが、やめることはせずに流れる画像を見て昂ってきているようだ。
 動画になった頃に自分の股間に手が伸びていき、それに合わせて俺は背後から腕を回して川崎の胸を揉み始める。
 しかしこの状況は天国のようで地獄だった。
 美女美少女の胸を代わる代わる揉めるのは嬉しいが、それに加えて女性の自慰行為と先ほどまでの性行為の記録を見せられているのだ。
 なのに俺はそそりたった肉棒に触れることも許されない。いや、このまま川崎の背中に擦り付けて精を放ったって怒られはしないと思うけども。
 ただなんとなく性奴隷のプライドとして射精への欲求を堪えているだけだ。
 そうこうしているうちに川崎が絶頂に達し、デジカメの再生が終わる。

「ん…………こういうのも悪くない、ね」

「一人でするよりずっと気持ちいいよねー」

「虚無感がなく、むしろ充足感があるな」

 みんなそれぞれの感想を口にする。
 が、川崎はすぐに俺の様子に気付いたようだ。
 正確には俺の肉棒の状態に、だが。

「ああ、八幡のチンポすごいことになってるね。早く出させてあげないと可哀想かな?」

「ほらほら、おチンポ入れる穴いっぱいあるよー。好きなの使って」

「なんなら挟むところもあるぞ。遠慮するな」

 みんな思い思いのポーズで俺を誘う。
 が、俺は名残惜しくも首を振ってそれを断った。
 海老名さんと平塚先生は訝しんだが、川崎はすぐに察したようで悪戯っぽい表情になる。
 ていうか川崎って俺に関して察し良すぎじゃね? 性奴隷契約したから心の中まで読めるようになったとかないよね?
 そんな思いをよそに川崎は立ち上がって俺の手を取り、ソファーに座らせる。

「海老名、先生。八幡はあたしたちのが羨ましくて自分もオナニーでイきたいんだってさ。手伝ってあげよ」

「あ、そういうことか」

「セックスとオナニーは別物だしな。わかるぞ」

 二人とも納得した顔でこちらにやってくる。
 正直あまり直接的に言われるのは恥ずかしいのだが。
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/06/30(水) 19:34:31.74 ID:+/zQrIiWO
 俺の隣に座った川崎がそっと肉棒を握り、耳元で囁く。

「あたしの手、使っていいよ。これでチンポいっぱいしごいて」

 俺の足の間に跪いた海老名さんが顔を寄せてくる。

「玉をしゃぶってあげるから、うんと気持ちよくなってね」

 俺の後ろ、ソファ越しに平塚先生が俺の顔を掴んで仰向けにさせ、柔らかな胸を押し付ける。

「ほら、これが好きだろう?」

 もう、我慢などできるはずがない。
 俺は川崎の手の上から自分の肉棒を握り、上下に動かし始めた。
 ぬるんと海老名さんの舌が陰嚢に這い、声を抑えるために平塚先生の乳首に吸い付く。

「ふふ、あたしの口で受け止めてあげるから、いっぱい出しなよ」

 俺だって思春期の男子であり、自室で自家発電に励んだ回数など数えきれないくらいある。
 しかし今は状況が雲泥の差だ。
 美人教師の巨乳に吸い付きながら美少女クラスメートに陰嚢を舐められ、更に別の美少女の手を使っての自慰。その上、精液を出す先はティッシュなどではなく、口の中で受け止めるべく亀頭に唇を付けてくれる。
 そんなシチュエーションに耐えられるはずもなく、早くも射精感が近付いてきた。
 俺の手の動きが速くなったのを確認して海老名さんは陰嚢を頬張って激しく啜り、平塚先生は俺の上半身を撫で回す。
 川崎は空いた手同士を俺と繋ぎ、射精を応援するかのように指を絡めて握ってくる。
 あ。
 あ。
 もう。
 限界……。

「んんっ!」

 俺は全身を震わせて絶頂に達し、肉棒から精液を放って川崎の口内に注ぎ込む。
 気持ち良い。
 気持ち良い。
 川崎とするようになってからも何度か自分ですることはあったが、そのどれよりも気持ち良い。
 快感に身を焼かれながら思う存分に俺は肉棒をしごき、射精し続けた。
428 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/06/30(水) 19:35:32.35 ID:+/zQrIiWO
「はあ……はあ……」

 平塚先生の胸が顔から、海老名さんの口が陰嚢から、川崎の手と唇が肉棒から離れ、解放された俺は四肢を投げ出してぐったりとソファーにもたれ掛かる。
 三人に対してお礼か何か言うべきなのだろうが、息が上がってなかなかうまく喋れそうにない。
 そうこうしているうちに海老名さんは俺の隣に座り、精液を全部飲み干した川崎と一緒に俺の頭を撫でてくる。それに続くように後ろの平塚先生も。

「八幡の精液美味しかったよ、ありがとう」

「気持ちよかった? お疲れさま」

「射精頑張ったな、えらいぞ」

 いや、止めてくれ。
 そんなふうに甘やかせたら駄目人間への堕落が加速してしまうぞ。
 しかも俺自身はそれに抵抗できないし。

「さて、キリのいい時間だしそろそろ寝る準備するか?」

「そうだね、いつの間にかこんな時間」

「さすがに疲れたね。あ、でももう一回お風呂入りたいかな。汗かいちゃったし」

 なんだかんだでもうすぐ日付が変わる時間になっていた。
 言われた途端、身体の疲れを自覚する。確かにお湯に浸かりたい気分だ。

「じゃ、またみんなで入ろうか。何かするかはその時の気分次第でってことで」

 川崎の言葉にみんな頷く。
 これ、結局更に疲れるやつじゃねえかなあ?
 もちろん大歓迎ではあるんだが。そういうふうに思える自分の精力に改めて感心しつつ、俺たちは浴室へと向かった。
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 19:56:33.29 ID:9zxdl9GRO
乙です
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 22:29:29.45 ID:EZc0GWg0o
八幡の酷使しすぎてもげないか心配になるなw
更新おつです!平塚先生がかわよい
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/01(木) 05:02:14.62 ID:V02Rf35wO
そして海老名さんはエロい
432 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/07/18(日) 20:18:48.88 ID:9YdLHyHHO
 シャワーを順番に浴びて汗を流し、浴槽に浸かる。
 もちろん俺が最後なのだが、入った瞬間に平塚先生に腕を引っ張られて後ろから抱き付かれる体勢になった。

「ちょ、何するんですか先生。あと胸が背中に当たってます」

「嫌いじゃないだろう? どうしてもというなら無理やり振りほどくんだな」

 平塚先生がにやにやしながら言う。
 というかこんな時って男女の位置逆じゃねえかなあ?
 とりあえず平塚先生の腕をどかして立ち上がろうとする。

「いやおいちょっと待て。こういう時は『まあ嫌じゃないですけど…………』とか言いながら身を任せるもんだろう?」

「俺と平塚先生だけならそうしますけど今は川崎がいますんで…………」

 俺がそう言った途端川崎と海老名さんが吹き出す。
 とりあえず御主人様の機嫌を損ねていることはないようでひと安心だ。
 いや、そこまで心が狭くないのはわかってるけどね。むしろおおらか過ぎるくらいだが、念のため。

「くくっ…………八幡、いいよそのままで。元々今日は平塚先生のための日だし、スポンサー様のご機嫌も取っときなよ」

 まあそういうことなら。
 俺は抵抗を止めて平塚先生の腕の中で大人しくする。

「なあ川崎。比企谷の君に対する愛情、少し重すぎやしないかね?」

「ん、あたしの方からのも重いからバランス取れてるよ」

「ホントか? 心だけでなく身体も大変だろうに。三人がかりで相手してこれだぞ」

 言うなり平塚先生は俺の股間に手を伸ばして肉棒を掴んだ。
 まあ立ってるのバレてるよな。
 でもこれはわざとじゃないし、さすがに精力もそこまで残っていない。
 通常なら巨乳美人教師に裸で抱き付かれて背中に胸を押し付けられながら肉棒を握られるなんて、あっという間に興奮状態全開になるんだろうけど。

「今日のはまた違うでしょ。三人だからこそ燃えたってのもあるだろうし、ハメ撮りなんてプレイをしたらね」

「そだねー。私もすごい興奮しちゃったし」

「海老名は何でも興奮するじゃないのさ…………」
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 20:20:28.33 ID:9YdLHyHHO
「でもちょっと心残りあるなあ。エッチな漫画みたいにもっと卑猥なセリフ言って盛り上がるつもりだったのに、全然そんな余裕なかったし」

「私は自分のペースで動いてたから多少の余裕はあったが、本気の比企谷の動きは理性吹っ飛ぶからな。仕方ない」

 いや、あの、その原因の大半は俺でなく川崎なんですが。
 まあ言うわけにはいかないけども。

「まあむしろそれで生々しさ出てただろう、あの映像には。編集して売ったら一財産になるぞ」

「止めましょうよそんな心臓に悪いこと言うのは。別に金に困ってるわけでもないっすよね?」

「冗談だ冗談。でも比企谷も市販のAVなんかより興奮しただろう?」

「市販のAVなんか知らないですけど…………まあ悪くなかったです」

「こんだけおっ立たせておいて反応悪いな」

 平塚先生が俺の肉棒を軽くしごく。
 おい、まさかここでおっ始めちゃう算段ですか?
 しかしすぐに手を離し、再び俺の胴に腕を回してくる。

「はあ…………どこかに比企谷のコピーが落ちてないかな…………」

「いきなりなに突拍子もないこと呟いてんですか……俺みたいな男なんていくらでもいますって」

「「「それはない」」」

 三人の声がハモる。え、なに、満場一致?
 みんな一瞬顔を見合わせ、ふふっと笑い出した。こんな時俺はどういう顔をすればいいのかわからないの…………。
 そんな綾波思考を遮るように川崎が立ち上がる。

「そろそろ出よっか。よかったらまた二人には耳掃除してあげるよ」

 海老名さんと平塚先生は喜びの表情になるが、沼にはまっていることに気付いていない。
 一見川崎が奉仕しているように見えるが、実はされている方がそれに依存しかけているのだ。
 もう二人は御主人様から与えられる気持ち良さに抗えないぜ、くくく。
 俺? もちろん俺は身も心も堕ちてどっぷり取り込まれているぞ。
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/18(日) 20:21:45.96 ID:9YdLHyHHO
 そんなわけで湯上がりの美女の屍が二つ、ベッドの上に転がっていた。
 犯人は川崎沙希。死因は溢れ出る幸福感。凶器は耳掻き棒。

「ふにゃ……幸せ…………」

「汚いかもしれんが、今度から自分でやらずに溜めてから川崎にお願いするか…………」

「いや、タダでやったりはしないからね」

 え、マジ?
 俺も何か対価を用意すべきだろうか?

「んー、お金?」

「いらないよ。八幡を身体で満足させてあげるのが条件かな」

「そんなのでいいなら今後も頑張る」

 いや、普通に考えてそっちの方が価値あるし、むしろこっちが金を払うレベルなのだが。
 まあ川崎は耳掻きする時にも感度を上げて気持ちよくさせているようだし、サキュバスだけのオリジナルテクニックだと言えばそうなのだろうけども。

「で、八幡。あんたはどうする?」

「ああ、さっきも言ったけど俺はこの前してもらったばっかりだから」

「そう? じゃ、そろそろ歯を磨いて寝よっか」

 交代で洗面所で歯を磨き、改めてベッドに集まる。
 どういうポジショニングにするのかと思っていると、平塚先生が俺に手招きしてきた。

「比企谷、こっちに来い。今日は私と一緒に寝てもらうぞ」

「ん、行っといで」

 川崎の許可も下りたので俺は平塚先生の方ににじり寄る。
 横になった平塚先生は自分の胸辺りに枕を置き、そこに俺の頭を乗せるように指示してきたので素直に応じておく。

「ふふ、これはいい抱き枕だ。私はこのまま寝るから比企谷は私の胸を堪能しておくがいい」

 平塚先生は俺の頭を抱き抱えるようにし、俺の顔は柔らかな胸に埋まる。
 堪能はするけど寝れるかなこれ…………。
 さすがにあれだけ出したからそこまで発情はしないけれども。
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/07/18(日) 20:23:01.62 ID:9YdLHyHHO
 しかし予想に反し、俺はめちゃくちゃぐっすり眠れてしまった。むしろ少し寝過ぎで身体がだるいまである。
 まあ健全な男子にとって最高級品レベルの寝具を使っているのだから当然と言えば当然か。
 時計を確認すると、早朝というわけでもないが遅いとも言えない時間だった。

「ん…………」

 俺を拘束していた平塚先生の腕の力が緩む。
 その瞬間を狙い、俺は腕から抜け出して起き上がる。
 隣では川崎と海老名さんが抱き合って寝ていた。実に百合百合しい。
 というかもはや芸術並みに美しい絵面だ。せっかくなので一枚撮っとこう。
 スマホでそれを撮影して満足した俺は、とりあえずシャワーを浴びることにした。寝汗はかいてないが、もう少し頭をすっきりさせたいしな。
 浴室に入ってぬるめのシャワーを浴びていると、入口の方から人の気配がした。なんとなくだが川崎のような気がする。

「や、おはよ」

「おう、おはよう」

 全裸のままの川崎が朝の挨拶をしながら入ってくる。
 軽く返してしまったが、せっかくなのできちんと挨拶しておこう。
 俺は川崎の足元にひざまづき、足の甲に唇を付ける。

「御主人様、おはようございます」

 それを見て川崎は呆れともとれる苦笑の笑顔になった。
 が、不満があるわけではないらしく、そのまま俺と同じようにシャワーを浴び始める。

「二人はまだ寝てるのか?」

「うん。でもまあそろそろ起きるんじゃない? だからその前に、ほら」

 シャワーを止めて俺に向けて両腕を広げてくる。
 それに包まれるように俺は川崎と抱き合い、唇を重ねた。
 しばらく触れ合うだけだったが、少し激しくしようかと思ったところでまたもや浴室の入口が開く。

「朝っぱらからお盛んなことだな」

「おはよー二人とも」

 平塚先生と海老名さんが入ってきたのだ。
 ちなみに俺は今の川崎とのキスですでに下半身が臨戦態勢になってしまっている。
 それに気付いた三人はにぃっと悪巧みしそうな笑顔を浮かべた。
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 21:07:34.42 ID:s8gmTIsso
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