【R18】八幡「…………しっぽ?」沙希「見た?」姫菜「え、しっぽり?」【俺ガイル】

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437 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/07/27(火) 17:28:04.82 ID:ZjGkM3BEO
「さて、とりあえず身体洗おっかな」

 あの、海老名さん。普通そのセリフのあとはシャワー浴びるとかじゃないですかね?
 なんで奥にあったマットをいそいそと準備しだすんですか?

「ほう、ローションみたいな石鹸もあるのか」

「いっぱい常備されてるってことはたっぷり使うことを想定してるよね」

 平塚先生と川崎も乗り気のようだ。
 俺はこのあと繰り広げられる光景の予想図にますます股間をいきり立たせてしまう。

「ほら、八幡。おいで」

 敷かれたマットに座った川崎が俺を誘う。
 近付くとそのまま仰向けにさせられ、たっぷりとローションを身体に塗りたくられた。
 三人は自分の身体にもローションをかけ、俺の上にのし掛かってくる。

「う、ああっ…………」

 柔らかいものが押し付けられ、俺は思わず声を出す。
 腕にも。足にも。腹にも。胸にも。
 柔らかでぬるぬるが這い回り、それに肉棒が反応して更に固さを増していく。
 手のひらに触れたものは誰のどこかもわからないままに揉みしだき、俺の方からも擦り付けるように身体を揺する。
 三人は場所を入れ換えて代わる代わる色んなところを刺激してくるが、特に川崎は尻尾で肉棒で悪戯してきた。
 感度を上げさせながらも射精禁止の呪いをかけ、俺に地獄のような天国を味わわせてくる。
 一旦うつ伏せにされて背面ももみくちゃにされ、陰嚢までぬるぬるの手で揉まれて勃起が痛いくらいだ。

「はあっ…………はあっ…………」

「ふふ、じゃあ洗い流すよ」

 俺が息を荒くしていると川崎がシャワーを準備し、身体の上から皆がどく。
 仰向けになったところで肉棒を撫でられながらお湯をかけられ、俺の脳に更なる快感の電流が叩き付けられる。
 もう。
 限界だ。
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 17:28:43.34 ID:ZjGkM3BEO
「あっ……」

「どうした?」

 しまった、みたいな声を出す川崎に平塚先生が訝しむ。
 それに構わず俺はゆっくりと身体を起こす。

「あー、ごめん。八幡、ぷっつんしたかも」

「ぷっつんって…………はっ!?」

「あっ」

 思い当たることがあるのか、海老名さんと平塚先生が顔を見合わせる。
 気にせず俺は川崎の腕を掴み、マットの上に押し倒す。
 そのまま足の間に身体を入れ、逃げられないようにのし掛かった。

「は、八幡、ちょっと落ち着いて。あんたの好きなおっぱいでチンポ挟んであげるから一旦離れ…………んむっ」

 川崎の唇を自分ので塞ぎ、腰の位置を調整して肉棒の先端を秘口に押し当てる。
 先程の身体の擦り付け合いで興奮したのか、川崎のそこもすでに愛液で溢れかえっていた。
 遠慮なく腰を進めて肉棒を差し込むと、あっさりと奥まで受け入れてくれる。
 が、最奥部に亀頭が押し付けられた瞬間、凄まじいキツさで肉棒が締め付けられ、子宮口が吸い付く。
 そして弱点を突かれた川崎は全身を震わせ、くぐもった悲鳴を漏らしながら絶頂に達した。

「……!!?」

 それは如何なる偶然か。
 あるいは悪魔の悪戯か。
 川崎も想定していなかったであろう出来事が起こった。
 サキュバスの能力による射精禁止の呪いが解けたと同時に、一部の能力がごく一時的に俺に移されたのだ。
 あとから考えてみれば、これは最高の相性を持つ二人がきちんと主従契約を結んでおり、その上で様々な要因が重なったからこそ出来たことなのだろう。たぶん再現しろと言われても無理だ。
 だけどこの時の俺は何の疑問も持たず、与えられた能力をフル活用した。
 なぜか能力の使い方はわかる。肉棒で蜜壺を擦りながら川崎の感度を上げていく。

「っ! っ!」

 びくんびくんと俺の身体の下で川崎が幾度も痙攣し、子宮口を突かれるたびに絶頂を繰り返す。
 元は自分の能力とはいえ俺という媒介を経ているためか無効化などはできないようで、ただただ俺に翻弄されている。
 口内に差し込んだ舌に無我夢中でむしゃぶりついてくるのを楽しんでいたが、俺の方にも限界が来た。
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 17:29:49.68 ID:ZjGkM3BEO
「ん……うっ……!!」

 俺は宣言なく川崎の子宮口にぐりぐりと亀頭を押し付けながら精液を放つ。
 はあ……すげ、気持ちいい…………。
 川崎は大きく腰を跳ねさせながらそれを受け止め、どこかに飛ばされないようにするが如く俺の首に腕を回して必死にしがみつく。
 快感を堪えながら長い射精を繰り返し、終わったあとも萎えない肉棒でじっくりと達した蜜壺の感触を味わった。
 ようやく余韻が覚めて身体を起こすと、回されていた腕がずるりと落ちて川崎は四肢を投げ出すようにぐったりとする。だらしなく舌まで出して、失神に近い状態のようだ。
 正直俺の肉棒と劣情は全然治まっていないのだが、大丈夫。まだここにはあと二人いる。

「ひっ…………!」

 川崎から肉棒を抜いて振り向くと、平塚先生が奇妙な悲鳴を上げる。望むものをこれから与えようというのに何を怯えているのだろうか?
 俺は平塚先生の足を掴んで引き寄せて正常位に持ち込み、抵抗されないよう脱力の能力を使いながら肉棒を突っ込む。

「はうっ! あああっ!」

 同じように感度を上げさせつつ肉棒を出し入れし、膣内をたっぷりと蹂躙する。
 川崎の時と違って唇を塞いだり覆い被さったりしないのは、快感に喘ぐ声と突くたびに揺れる胸を楽しむためだ。
 時々その胸の間に顔を押し付けて柔らかさを感じつつ、平塚先生の中を突きまくる。
 が、いつの間にか平塚先生は達しすぎて声もかすれてしまい、やはり失神直前のような状態になってしまっていた。
 俺もそろそろ限界が近かったので、揺れる胸を揉みしだきながら遠慮なく中に射精する。
 あー……中出し、気持ちいい…………。
 今回分を全て出し切り、俺は大きく息を吐いた。
 そして平塚先生の中から肉棒を抜き、残った一人の方に向かう。

「あ、あの、八幡くん。ほら、おチンポ汚れてるから、私のお口でお掃除します。だから」

 海老名さんが何か言っているが俺はそれに反応しない。
 咄嗟に逃げようとしたのか俺に背中を向けたが、構わずそこを捕まえて引き寄せ、後背位で肉棒を突っ込んだ。
 なんだ、こんなにぐしょぐしょに濡らして期待してたなら逃げることもなかろうに。それともこの体位を望んでいたのか? ならお望み通りこの体勢で思う存分犯してやるよ。
 やはり同じように海老名さんの感度を上げていきながら肉棒を激しく出し入れし、尻に腰をぶつける音を響かせる。
 あっさりと絶頂に達した海老名さんは矯声を上げながら背中越しに許しを請うが、今の俺にそれが響くことはなく、ただただ腰を振って犯し続けるのみだ。
 その声も段々か細くなってきた頃、俺は陰嚢に残っていた精液を全部出し切る勢いで射精した。
 出てる出てる…………最高っ…………!
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 17:30:58.20 ID:ZjGkM3BEO
 が、結局それでも満足しきれなかった俺はそれからもう一周し、三人を順番に徹底的に犯す。
 そして我に返った時、今度は美女の屍が三つ、マットの上に転がっていた。
 犯人は比企谷八幡。死因は気が狂うほどの快感。凶器はサキュバスの能力を使う肉棒。
 いや、この場合俺は疑似インキュバスになったとでも表現した方がいいのか? よく知らないけどサキュバスの男版がインキュバスでいいんだよな。
 あれ、でもこの種族に男はいないって以前聞いたような…………。
 まあ今はそんなことどうでもいい。とりあえず完全に気を失っているこの三人をどうしようか。
 一番耐性のある川崎ですらこの有り様だ。

「…………一人ずつ身体拭いてベッドに連れていくしかないか」

 こんな時に身体を綺麗にしたり余計なものを弾いたりする能力が使えれば便利なのだが、もう時間切れのようでどの能力も使えなかった。
 だが。
 もし、あれが偶然なのではなく。
 川崎と肌を重ねることによって俺も人間離れしていくのだとしたら。

「……………………」

 俺はぶるっと身体を震わす。
 そうなったら。
 より川崎に近付けて。
 川崎と共依存みたいな関係になったり。

「……………………」

 いやいや、こんなの妄想だ妄想。あり得ない未来や願望を想像してにやにやするんじゃない。
 鏡見ろ、今すごい気持ち悪い表情してるからな、俺。
 幸い三人が目覚めることはなく、顔を見られずにすんだ。どうにかベッドに全員寝かすことができ、俺は一息つく。
 というか疲れたな。寝るつもりはなかったが、俺ももう一眠りしてしまおうか。

「……………………」

 どこで寝ようかとベッドに目をやると、そこそこ狭くて誰かと誰かの間に挟まる形になる。そう、いずれも全裸の美女の間に、だ。
 むくむくと欲望と肉棒が起き上がる。が、さすがにこの状態で犯すのは気が引けてしまう。

「…………今日は平塚先生の日らしいですし、先生の手を借りますね」

 俺は平塚先生の横で膝立ちになり、手を取って俺の肉棒を握らせた。
 そのまま上下にしごかせながら胸を揉む。
441 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/07/27(火) 17:32:10.16 ID:ZjGkM3BEO
「あー、気持ちいいですよ平塚先生。寝てるとこすいませんけど、おっぱいにぶっかけちゃっていいですよね? ありがとうございます」

 様々な形でしごかせ、もう片方の手も取って陰嚢を揉ませる。
 別に起きても構わない行動であったが結局目を覚ますことはなく、やがて俺に射精感が訪れてきた。
 宣言通りこのまま亀頭を胸に押し当てて射精しようと思ったが、やはりその大きな胸に抗えるものではない。
 予定を変更して俺は平塚先生の身体を跨ぎ、胸に肉棒を挟ませる。
 射精したとき髪や顔に精液が飛び散らないように胸の上辺りに平塚先生の両手を持ってきて重ねさせ、壁代わりにさせた。
 準備を万端に終えた俺は改めて肉棒を平塚先生の胸の間でしごき、もみくちゃにする。
 以前に川崎と海老名さんの手を借りた時にも思ったが、寝ている相手の身体を使って気持ちよくなるのは背徳感がすごい。
 さらに興奮が高まった俺はあっさりと平塚先生の胸と手に精液を吐き出した。

「あっ……あー…………いい…………」

 さすがにこれまでと比べると少ないが、それでも充分多いと言っていいような射精量だ。
 平塚先生の手と胸の間が精液まみれになる。
 男子生徒の間では人気の平塚先生の身体でこんなことをしているとバレたら嫉妬の炎で焼かれてしまいそうだな。
 そんな益体もないことを考えつつ備え付けのウェットティッシュで俺の体液を拭き取っていく。

「平塚先生、すごく気持ち良かったです。ありがとうございました」

 感謝の気持ちを込めて眠ったままの平塚先生の頭を撫でると、少しくすぐったそうに、それでいて嬉しそうに僅かに微笑んだ。
 俺はそのまま横になり、昨晩と同じように平塚先生に腕枕をしてもらう体勢で俺も眠りについた。
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 17:38:15.52 ID:1vtL2quZO
ふぅ
乙です
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 20:18:04.56 ID:dtQ1g4zso
オツカレー(_´Д`)ノ~~
444 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/08/16(月) 23:33:46.36 ID:MTg2B4JmO
 とはいってもうとうとするくらいの浅い眠りだったので、周りが起きる気配を感じて俺も目を覚ました。
 平塚先生の腕から頭を上げ、軽く挨拶をする。

「どうも。改めておはようございます」

「おい、比企谷。今は意識はっきりしてるか? 暴走してないだろうな」

「何すか暴走って。初号機じゃあるまいし」

 突っ込みを入れつつ俺は身体を起こす。
 が、平塚先生は横になったまま下から俺を睨むだけだ。いったい何だ?
 脇の様子を窺うと、海老名さんもぐったりしたまま視線を俺に向けている。

「八幡くんのおチンポのせいで下半身動かないよー…………」

「腰が抜けて身体起こすのすら億劫なんだぞまったく…………」

 ああ、そういうことか。
 でも俺がああなったのはそもそも女性三人が必要以上に俺を興奮させたからじゃないですかね?
 つまり俺は悪くない。うん。

「というわけでお説教するから。八幡、こっちにおいで」

 ソファーの方に座っていた川崎が俺を手招きする。
 御主人様に言われたら仕方ない。俺が悪いと認めて甘んじて叱られよう。

「……………………なんで嬉しそうなのさ」

 いそいそと川崎の前で正座をする俺に川崎は呆れたような声を出す。
 まあそりゃ御主人様にお仕置きされるわけだし。
 長期間のぼっちをこじらせた俺は、中身の正負に関係なく言葉をかけてもらえるだけでも嬉しいという厄介な性質を持っているのだ。
 思えば出会った頃の雪ノ下のいる奉仕部にいまだ在籍できているのはこれが原因の一つかもしれない。今はだいぶ丸くなっているが。

「踏まないからね」

 とりあえず踏んでもらおうと頭を下げたが、即座に川崎に否定される。残念。
 ならば足を舐めようかと思ったが、引っ込められてそれも叶わない。
 じゃあ俺はどうやって御主人様の奴隷であることを表明すればいいんだ!?

「何もしなくていいから…………それよりさ、あれ、何だったの?」
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:34:25.56 ID:MTg2B4JmO
 あれ、とはさっきの俺の使った能力についてだろう。
 海老名さんや平塚先生に聞こえないよう声を潜めながら自分の見解を述べる。

「ふうん…………じゃ、もうあんなことはできないんだ」

「んっ…………ああ、たぶんな」

 川崎が足を伸ばして俺の肉棒をつま先でつつき、思わず反応してしまう。
 御主人様の裸体を前にしてそんなことされたら勃起してしまうのも致し方ない。
 しかしそれを意に介さず川崎は備え付けのタブレットを取り、操作し始める。

「とりあえず朝ごはん頼もっか」

 みんなの意見を聞いていくつかのセットを注文する。どうやら三十分くらいで届くようだ。
 川崎はタブレットを戻してソファーから立ち上がり、俺の腕を取ってベッドの方へと向かう。
 そのまま放り投げられるようにされ、俺はベッドに横たわった。

「八幡のチンポ大きくなったけど、先生、使う?」

「いやいやいやいや、無茶言うな。もうすでに足腰立たないのにこれ以上されたら帰りの運転もできなくなるぞ」

「私も無理だからね! ていうか昨日どころかさっきも散々やったのに、八幡くんのおチンポ何なの…………?」

 何なのと言われても返しに困るが、淫魔の道具だったらこれくらいは必須だろう。
 その淫魔は俺の身体に覆い被さってくる。

「残念。おまんこは今あたしのしか空いてないってさ」

「むしろ他に必要ねえよ」

 耳元で囁き合い、そのまま唇を重ねて舌を絡める。
 背中に腕を回して抱き締め、体温と柔らかさを感じながら力を込めた。
 俺の肉棒はさらに固さを増したが川崎の方も準備ができているらしく、もそもそと腰を動かして位置を調整してくる。
 亀頭が濡れた割れ目に触れ、熱さを伝えながら飲み込まれていく。
 川崎は一旦身体を起こし、腰を上下させて肉棒を体内に出し入れさせ、敏感な箇所を擦らせながら快感を甘受した。
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:35:33.46 ID:MTg2B4JmO
「この体力と性欲はすごいな。これが若さか」

「いや先生、この二人が特別なだけですよ。私もエロい方だと自覚してますけどついていけないですし」

 平塚先生と海老名さんが傍らで呆れたように会話している。でも二人とも川崎や俺に負けないくらい性欲強い気がするんだが。
 いや、川崎の場合性欲と食欲を混同している部分もあるから一概には言えないけど。
 その川崎は周囲に構わず腰を振り、俺の肉棒を味わうのに夢中になっている。
 さっき海老名さんが言ったように朝っぱらから結構な回数をしたのでまだ俺に余裕はあったが、川崎の尻尾が陰嚢に絡み付いてきた。
 あ、これはあれだ。自分の一番気持ちいいタイミングで射精させるための段取り。俺のことを男どころか人間としてすら認識せず、ただ自らの快楽を得るための手段。
 その道具扱いに俺は歓喜で打ち震え、無抵抗でされるがままになる。
 そして訪れた絶頂の時に、俺は情けない声を上げながら御主人様の中で果てた。
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:36:30.57 ID:MTg2B4JmO
 満足そうな表情で俺に体重を預けてくる川崎を抱き締めながら余韻に浸っていると、ようやく回復したらしい平塚先生に呼び掛けられる。

「いつまでくっついてるつもりだ二人とも。朝食来てるぞ」

 まだこのままでもいい、と思いつつもさすがに体力がヤバい。朝食の匂いを嗅いだ途端に空腹感を覚える。
 川崎は腰を上げて肉棒を自分の中から抜き、口と舌で体液を舐め取り始めた。
 じっくりお掃除されて綺麗になったあと俺も起き上がり、川崎と共にベッドを降りてソファーに向かう。
 みんなで手を合わせて挨拶し、各々注文した物を食べ始める。

「あ、先に言っておくが私はもう今日は充分だからな」

「私も」

「ん、いいの? せっかく先生のための日なんだから遠慮しないでいいのに」

「無茶言うな。しかしあれだな、学校であまり比企谷が最後までしたがらない理由がわかった。暴走したら取り返しのつかないことになる」

「ですねー。失神したり声抑えられなくなったりしたら大変ですもん」

 いや、暴走するのはするだけの原因があるからなのだが。そう思うのなら多感な男子高校生を昂らせ過ぎないでいただきたい。理由も見当外れだし。
 でもせっかくなので提案しておこう。

「なら仕方ないですね。何か起こる前に俺たちの関係は今日までということで」

「「それはない」」

 平塚先生と海老名さんの声が綺麗にハモる。残念ながらこの関係はまだ続くようだ。
 しばらく雑談しつつの朝食を終え、食器を片付ける。
 とはいっても返却用の小窓の棚に持っていくだけだが。

「さて、昼過ぎ頃にここを出ることにしようか。どこかで昼食を取ってから解散しよう。もちろん私持ちでな」

「え、いいんですか?」

「なに、ファミレスくらいなら大した金額でもあるまい」

「なら遠慮せずご馳走になります。お礼に今から八幡のチンポを…………」

「今日はもう勘弁だと言ったじゃないか!」

 川崎が言い終わる前に平塚先生が突っ込みを入れる。
 しかしそれだとあと二時間くらいか。
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/08/16(月) 23:37:10.55 ID:MTg2B4JmO
「じゃ、最後にもう一回順番にお風呂入っとこうか。海老名、じゃんけんしよ」

「え、何で?」

「負けた方が八幡と一緒に入るのさ。平塚先生は運転あるからね」

 海老名さんは緊張した面持ちになる。あの、俺一人で入る選択肢はないんですかね?
 果たして、じゃんけんで負けたのは海老名さんだった。
 絶対川崎は面白がってやってるだろこれ。

「あ、あの…………」

 平塚先生、川崎と順番にシャワーを浴び、俺と海老名さんが浴室に入った途端、海老名さんは少し怯えた声を出す。
 別に襲ったりするつもりはないんだが。

「お、お口でご奉仕させていただきますから…………おまんこはもう許していただけないでしょうか……?」

 少し本気のトーンで懇願してくる。え、マジで俺がまだ満足してないとか思われてんの?
 確かにまた股間を大きくさせてるけど、女子と二人で風呂場にいる時点でそうなるのも仕方ないだろう。
 しかしあっちからしてくれると言うのを断る理由はない。

「いいのか? 姫菜はこれを突っ込まれるの好きだろ?」

「あっ…………す、好きですけど、家に歩いて、帰れなくなっちゃいます…………」

 海老名さんの手を取って肉棒に触れさせると、一瞬躊躇ってから断ってくる。
 いつもの誘い受け演技でなく本心のようだ。

「わかった。なら口開けてくわえてくれ」

「はい…………」

 海老名さんは俺の前にひざまづき、そびえ立つ肉棒を口に含む。
 そこから何かする前に俺は海老名さんの頭を掴み、腰を前後させて口内に出し入れし始める。

「んんっ…………」

 諦念でされるがままになっている、ということはまったくなく、海老名さんは積極的に肉棒に舌を這わせたり唇に力を込めて締め付けたりした。
 そうさせながら幾度も唇の輪でしごいていると、やがて射精感が訪れてくる。
449 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/08/16(月) 23:38:37.55 ID:MTg2B4JmO
 俺は一旦腰を引き、口内から肉棒を抜く。

「姫菜、まんこは勘弁してやるから選べ。どこに出してほしい?」

「あ、あの」

「顔にかけられたいか? 口の中に出してほしいか? 胸にかけてやろうか? 今ならおねだりすればまんこの中に注いでやってもいいぞ」

「っ…………! く、口に……私の、お口まんこに出して、飲ませてくださいっ…………!」

 少しの間逡巡し、海老名さんは口内射精を懇願する。
 望み通りに再び肉棒を口の中に突っ込み、唇で激しくしごかせた。
 角度や速度を変えて徹底的に頬の内側や上顎も犯し、海老名さんの頭を玩具のように扱いながら快感を高めていく。
 そして宣言もなしに俺は射精し、海老名さんの喉奥に精液を放つ。

「うっ……うっ…………出てる……全部、飲めっ…………」

 噎せたりもせずそれらを受け止め、海老名さんは喉を鳴らして精液を飲み込んでいった。
 全部出し終えたあとはそのまま尿道に残ったものまで吸い出され、しっかりとお掃除される。

「んっ……はあ…………お口犯されて、イっちゃったぁ…………」

 肉棒から離れた海老名さんが恍惚の表情で呟く。
 どうやらまたしばらく立てなくなったようなので、俺が代わりにシャワーを浴びさせてやり、汗を流す。
 身体を拭いてやって抱き上げながら浴室を出ると、川崎と平塚先生が呆れと驚愕の入り交じった表情でこちらを見た。

「まさか、本当にヤったのか?」

「あ、いえ、口でだけです。ただ、それだけでも私イっちゃいまして……」

「海老名は口の中にも性感帯あるしね。でも正直八幡の精力には驚くけども」

 いやまあそれに関しては自分でもそう思う。
 どうなってんだろうな俺の身体って。

「じゃあもう少し休んだら出るか」

「はい」

 そんなふうにして今回のお泊まり会は終わりを告げた。
 この一晩で俺は何発出したのか数えるのも怖い。だけど満足そうにしている女性陣の顔を見る限り、俺は少し自信を持ち、自分を褒め称えていいような気分になったのだった。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 00:50:17.78 ID:uXqD+jewo
腎虚になりそう(素朴な感想)
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 21:53:42.48 ID:n3nYNDqxO
八幡枯れてしわしわになってそう
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 22:04:29.15 ID:I1PTQkLyO
乙です
453 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/09/01(水) 19:36:17.51 ID:m0K176Y9O
 そんな爛れた連休も終わり、平日が始まる。
 さすがに頑張りすぎたのか、火曜日夕方に京華に飲ませて以降はしばらく休息期間にすると言われた。俺自身は問題ないと思っているのだが。
 まあ御主人様命令に逆らうものでもない。いつ搾精されてもいいように心構えだけはしておこう。

「でももし我慢できなさそうだったらすぐに言いなよ? 夢精なんかして無駄にされたら勿体ないし」

「ああ」

 とは言っても基本的に命令された以上我慢はするものなのだが。
 溜めれば溜めるほどサキュバスにとって美味しくなるわけだしな。

「この前海老名や先生に出したやつも美味しかったし、エネルギーとしての質も最高だし。サキュバスの能力をフルパワーで使い続けても十日くらい保ちそう」

「そういえば性的エネルギーってよくサキュバスの能力に使ってるけど、体力にも変換できるんだよな? 要は普通の食事と一緒で」

「うん。さすがにそれはサキュバスとしての資質だから、自分自身限定で他人には使えないけどね」

「じゃあエネルギーが枯れたら何か不都合あるのか?」

「肉体的にはそんなに不都合はないけど、やっぱり満たされない感じがあったよ。だから八幡からもらえるようになって本当によかった」

 そう言って川崎は俺の頭を撫でた。
 なんだか気恥ずかしくて川崎の表情が見れず、俺は質問を止めて膝枕されている状態から川崎の腹に顔を埋める。
 特に抵抗などはされずそのまま頭を撫で続けてきたので、昼休みいっぱいまで太ももを堪能した。
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/01(水) 19:36:48.39 ID:m0K176Y9O
 そして次の日。
 昼休みに昼食を終えたあと、俺は川崎に向かって土下座していた。

「そんな頭下げなくたっていいってば…………昨日あたしああ言ったんだし」

 川崎は戸惑いと呆れが入り交じった声を出す。
 そうは言っても内心で『御主人様の御命令とあらばいくらでも我慢できる』とか思っていながらこのざまなのだ。
 情けないというか申し訳ないというか。

「いや、搾り取ってほしいってのはいいんだけど、今回随分期間短くない? あたしは構わないし責めるつもりもないけどさ」

「その、昨晩、ですね、御主人様のことをずっと考えてまして」

「っ…………」

「今日も、朝からずっと頭から離れなくて、過去の経験とか思い出したりしてたら、はい」

 下半身に血流が集まりすぎて授業も疎かにしてしまったのだ。
 性欲による思考と肉体の悪循環でまた近いうちに夢精してしまうかもしれない。
 そうなる前に恥を忍んで御主人様にお願いしているわけなのだが。

「あの、情けない性奴隷ですいません…………どうか、どうか捨てないで下さい」

「だから捨てないってば…………むしろ性奴隷としてなら優秀じゃないのさ」

 そう言って川崎は片足の靴を脱ぎ、器用につま先を俺の顎に添えて顔を上げさせる。
 その表情を見る限り、本当に怒ったりはしていないようだ。良かった良かった。
 とりあえずその足の指を舐めるべく靴下に手を掛けるが、ひょいとかわされてしまう。

「あっ」

「余計なことしなくていいってば。ほら、こっち座ってチンポ出しなよ」

 川崎は靴を履き直して自分の隣を指差す。
 言われた通りにしようとするが、座った途端川崎の方から俺の股間に手が伸びてきた。
 俺がもたもたしていたせいだろうか、申し訳ない。

「今日はおまんこじゃなくていい?」

「は、はい。大丈夫です」

 こちらから懇願している立場なので異論はない。
 搾精してもらえるだけでも万々歳である。
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/01(水) 19:38:00.00 ID:m0K176Y9O
「ん…………」

 川崎は俺の下半身に顔を寄せ、すぐに肉棒が生暖かい感触に包まれる。
 唇の輪が上下し、どんどん俺を昂らせていく。
 が、中途半端なところで川崎は口を離して顔を上げた。

「準備はこんなもんかな。せっかくだからレベルアップしたあたしの能力、味わってよ」

 そう言って川崎は尻尾を俺の目の前に持ってくる。
 何を、と思う間もなくそれは変形を始めた。
 どんどん棒状に膨らんでいき、片手の指ではとても一回りできないような太さになる。
 最後に先端の真ん中に穴が空き、粘膜のようなものが蠢いているのを見せ付けられた。

「こ、これ…………」

「ふふ、そう。尻尾で作ったおまんこだよ」

 言うなり川崎はその尻尾の穴で肉棒を一気に飲み込む。
 いきなり与えられた快感に声が出そうになり、俺は慌てて手で口を塞ぐ。

「この尻尾おまんこのいいところはね、普通におまんこに中出しされるのと同じくらいの効率でエネルギーが吸収できること。それと相手には快感を与えてもこっちに性的快感はないこと。だから」

 川崎は言葉を切って俺の頭を掴み、自分に振り向かせた。
 手を下ろさせられて俺の情けない表情が晒される。

「あんたの気持ち良さそうな顔が、じっくり眺められるよ」

 尻尾が激しく上下に動いて肉棒がしごかれ、脳を焼く快感に俺は歯を食い縛る。
 ぐっちゅぐっちゅと淫靡な音が響き、射精を促すように締め付けが強くなっていく。
 本当に川崎の膣内と遜色ない気持ち良さと動きだ。

「ほら、我慢しないで出していいよ。あたしの尻尾おまんこに中出ししちゃお」

 それでもしばらく堪えていたが、もう限界が近い。
 俺は許可をもらうべく口を開く。

「も、もう……出ますっ…………尻尾、まんこで……飲んで下さいっ…………!」

「いいよ、出しちゃいな。ぜぇんぶ飲んであげる」
456 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/09/01(水) 19:38:42.50 ID:m0K176Y9O
 さらに尻尾の動きが激しくなり、とうとう俺は射精してしまう。
 悦楽に歪んだ表情をじっくりと川崎に見られながら、俺は幾度も尻尾の中に精液を放った。

「あっ……あっ……ああ…………っ」

「んっ……ふふ、美味し…………ほら、腰揺すって、全部出して」

「う、ああ…………気持ち、良い…………」

 やがて全て出しきり、俺は大きく息を吐く。
 が、その尻尾は口のようにも動かせるらしく、尿道内のものまで吸い出してくる。
 予期しなかった快感に俺は身体を痙攣させながら声を漏らしてしまう。

「あ……あ…………御主人様…………ごめん、なさい……」

「何を謝ってんの?」

「俺なんかを、こんなに、気持ち良くしてもらってるのに…………俺からは、何も…………」

「こら、いつも言ってるでしょ。あんたからは色んなものをいっぱい貰ってるって。いい加減その自己評価の低さを見直しな」

 最近は自分でもそこそこ自画自賛していいくらいには成長していると思う。
 が、時折過去の駄目人間さが思い出されてついつい卑屈になることがあるのだ。俺からすればギブアンドテイクが明らかに釣り合ってないし。
 まあ性奴隷なんてそれくらいでいいだろうと最近は開き直り気味だが。
 そんなこんなで予鈴が鳴るまで、俺たちは余韻に浸ったまま身体をくっ付けていたのだった。
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/01(水) 19:46:14.32 ID:EL75cBK1O
乙です
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/02(木) 19:56:46.91 ID:p9rRl56pO
ついにタイトル通り尻尾でしっぽり・・・
459 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/09/28(火) 23:41:38.37 ID:1LczULTRO
 奉仕部部室でだらだらと過ごしていたが、やはり昼休みのことをついつい思い出してしまう。
 尻尾で搾り取られるの、気持ち良かったなあ…………。

「ヒッキー、ニヤニヤしてるのキモいんだけど」

「気持ち悪い顔に拍車がかかっているわよ。いったい何を考えているのかしら?」

「えっ、あ、いや、と、戸塚は関係ないぞ!?」

 あ、やべ。
 ホームルーム直前に戸塚に似たようなことを言われたのを思い出して名前出してしまった。
 戸塚はもうちょっとオブラートに包んでてくれたけどな。

「なーんだ、彩ちゃんのことか」

「いえ、納得しては駄目よ由比ヶ浜さん。戸塚くんなら構わないわけではないでしょう?」

 なにやら勝手に解決したようだ。
 え、何? 俺戸塚のことを考えてる時こんな感じになってんの?
 もう少し気を付けないとな……。

「あー、ちょっと飲み物買ってくるわ」

 今のままだと何をやっても集中力が疎かになりそうだ。
 俺は小銭入れを取って立ち上がる。

「私は野菜ジュースでいいわ」

「あ、えと、あたしはレモンティーで」

 なぜかナチュラルにパシらされることになった。
 ついでだし、飲み物代を先に渡してきたので別に構わないんだけども。
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/28(火) 23:42:14.54 ID:1LczULTRO
 自販機で三人分の飲み物を購入し、部室に戻る途中で三浦と海老名さんに出くわした。
 とはいえ学校では親しくする仲でもない。俺はスルーを決め込む。
 が、向こうはそう思わなかったようで、三浦が俺を引き留める。

「こらヒキオ。完全無視とかマジありえないし」

「いや、別に話すこともないだろ。陰キャぼっちに何を求めてんだよ」

「今のヒキオがぼっちとかないない」

「だよねー。この前もファミレスで濃厚なはやはちを繰り広げてたし」

「飯食ってただけだろうが」

「てゆーか隼人はあーしのだから。ヒキオになんか渡さないよ」

「いらねえよ…………俺には川崎だけでいい」

「ほら、やっぱぼっちじゃないじゃん」

「う…………」

 むう、三浦に上手いこと論破された。
 ていうか普通に会話してしまってるな。

「でもなんかさ、詳しいことは聞いてないけど隼人の相談に乗ってくれたらしいじゃん?」

「えっ、そんな美味しいシチュエーションが!? どうしてその場に呼んでくれないの!?」

「海老名落ち着けし。まあ、あーしからもお礼言っとく。隼人結構ヒキオのこと気に入ってるっぽいしこれからもよろしくってことで」

「あまりよろしくされる事態になってほしくはないんだが…………」

「気にしない気にしない。じゃ、また」

「ばいばいヒキタニくん。また」

 そう言って二人は手を振って行ってしまった。
 しかしあの二人とこうやって話すようになるとは少し前までなら信じられないな。
 川崎とのアレから俺を取り巻く環境ががらりと変わったように感じる。女を抱くと男は変わるとよく言われるが、これもその一環だろうか?
 抱くと言うより抱かれたってのが正しいだろうけども。
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/28(火) 23:42:42.81 ID:1LczULTRO
 そもそも俺自身がそんなに変わったつもりはないので、むしろ川崎周辺が変わって俺がそれに巻き込まれているといった方が近いかもしれない。
 俺の変化したところといえば、戸塚&小町至上主義から川崎最優先になったことくらいだし。
 そしてそろそろまた情事を思い出して表情がヤバくなりそうなので思考を止め、部室に戻って二人に飲み物を渡す。

「ありがとヒッキー」

「ありがとう」

 二人とも素直に礼を言ってくる。
 出会ったばかりの頃の雪ノ下は一言どころか余計な文が大量に付属していたことを考えると、これも変化になるのだろうか?
 ちょっと物足りないとか考えてしまうあたりやはり俺はドMなのかもしれない。
 今度また御主人様にいじめてもらおう。
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/28(火) 23:43:21.02 ID:1LczULTRO
 そんなわけで翌日の昼休み、俺は再び川崎に土下座していた。
 といっても今回は謝罪ではなく頼み事のためだが。
 しかし川崎から返ってきたのは呆れたような声だった。

「いじめて下さいって……あんたバカじゃない?」

「いや、勘違いしてもらっては困る。性的な意味の方でだから」

「わかってるよそんなの。そうじゃなかったら本当にバカじゃないのさ」

「なら頼む。できれば男としての尊厳が徹底的に破壊されるくらいのを」

「そこまで言われるとサキュバスのあたしでも引いちゃうんだけど…………まあいじめること自体は吝かでないしいいけどさ」

「もちろんただとは言わない、何でもするぞ。足も舐めるし椅子にもなる」

「あんたがやりたいだけでしょそれ…………ま、だったら週末までにしっかり溜めときな」

 言うなり川崎は尻尾を伸ばして俺の肉棒に射精禁止の呪いをかける。
 ありがたい。これなら以前あったような予期せぬ夢精とか不測の事態が避けられるからな。
 安心して昼飯を再開できるというものだ。

「いや、昼ごはんの最中にいきなり土下座するようなあんたの思考は安心できないんだけど」

「すまん、つい勢い余って」

「まあいいけどね。ところで最近小町はどう? あたしもしばらく相手してないけど」

「二日に一回くらいのペースで夜に俺の部屋に来て自慰して満足してるよ。今のところ俺が指で手伝ってるくらいだ」

「でもそのうちまた物足りなくなってくるだろうから、どこかで相手してあげないとね。いっそホテル連れ込んじゃう?」

「それだったらいつものとこじゃなくてもっと人目つかないところにしないとな」

 実の妹を犯す相談というとんでもないことをしながらその日の昼休みを俺たちは過ごしたのだった。
463 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/09/28(火) 23:44:02.40 ID:1LczULTRO
「というわけで小町、今度の日曜空いてるか?」

「どういうわけかはわからないけど一応空いてるよ。何かあるの?」

「俺と川崎がデートするんだけど、お邪魔虫になるつもりはあるか?」

「いやいや…………って、え、それってまさか」

 意図を察したのだろう、小町の箸の動きが止まる。
 というか夕食時に話す内容ではなかったかな?

「えっと、沙希さんがうちに来るのかな?」

「いや、出掛ける。一緒に行くか?」

 俺の質問に小町は二つ返事で答える。まあ断るとは思っていなかったけども。
 その日を楽しみにしてか、日曜まで小町が俺の部屋に来ることはなかった。
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 06:17:01.81 ID:qHKjLLW3O
乙です
465 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/10/31(日) 23:25:32.39 ID:NNZjEwzZO
 さて、待ちに待った週末がやってきたわけだが。
 俺ときたら早速やらかしてしまった。

「これは……いくらなんでも…………」

 待ち合わせ場所に着いた俺はそう呟く。
 辺りは薄暗く、人通りも殆どない。
 当たり前といえば当たり前だ。まだ電車の始発も出ているかどうか怪しい時間なのだから。

「まるで小学生だな…………」

 俺は自嘲気味に笑う。
 まあいい。待つのは別に苦手ではない。
 手近にあったベンチに腰掛け、スマホを取り出す。
 せっかくだから最近滞っていたソシャゲでも進めておくか。
 が、驚くことにそこから三十分もしないうちに川崎がやってきた。

「いや、早すぎるだろ」

「あんたが言えることじゃないでしょ」

 川崎が呆れながら俺の隣に座る。
 ただそれだけなのに俺の心臓がどくんと跳ねた。
 どんなに肌を重ねてもこの距離に慣れない。
 こんな川崎みたいな美少女が俺とただならぬ仲だなんて未だに夢じゃないかと思うこともあるし。
 どうか夢なら覚めないで欲しい、なんて陳腐な言葉が脳に浮かぶ。

「で、何でこんなに早く来たんだ?」

「昨晩小町から連絡あったからね。挙動不審なほどそわそわしててたぶんめちゃくちゃ早く家を出ると思いますって」

 おのれ小町。俺の御主人様をこんな早い時間にご足労掛けさせる真似しやがって。
 いや、原因は俺なんだけど。来てくれたのは正直嬉しかったし。

「でもこの時間だとまだちょっと早いね。少しここで潰してから行こっか」

 確かにラブホの料金が安くなる時間にまでもう少しある。
 川崎は俺に身体を寄せ、頭を肩に乗せてきた。いや、だからこれだけで緊張のあまり固まるんじゃないってば、俺。
 とりあえず動揺していない見栄を張り、川崎の腰に手を回す。
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/10/31(日) 23:26:09.77 ID:NNZjEwzZO
「そういえば八幡、あんた後悔とかしてない?」

 川崎の唐突な質問に俺は首をかしげる。人生において後悔は多々あるが、川崎に関しては特に思い当たらないぞ。
 反省することならあるけど。

「ちょっと言葉が足りなかったね。あたしたちさ、身体の関係から始まったようなものじゃない?」

「まあ、そうだな」

「一気に深い仲になっちゃったわけだけど、ラブコメみたいな経験もしてみたかったとかさ」

「ラブコメみたいなって……」

「ちょっとお互いいい感じになったけどなかなか勇気が出なくて踏み込めない、みたいな甘酸っぱい青春をさ」

「あー、少なくとも俺はそういうのいらないな」

「そう?」

「なんつーか、痛い目を見たことがあるから、むしろ川崎みたいに一気に迫ってくれないと怖くて逃げちまうと思う」

「ふうん」

「だから、その、ありがとうな。こう言うのも変だけど、俺を選んでくれて、俺に迫ってくれて」

「あたしのやりたいようにしただけだからお礼なんていらないよ。あたしもサキュバスとしては余計な過程よりもさっさとこういう関係になりたかったからね」

 そう言うと川崎は俺の身体に腕を回してぎゅうっと抱き付いてくる。
 普通ならそれは男性側の意見なのだろうが、つくづく川崎がサキュバスで良かった。
 柔らかさと匂いで俺の下半身が反応しているのに気付いても嬉しそうにしてくれるし。

「時間もちょうどいいしそろそろ行こっか。たっぷり搾り取ってあげるよ」
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/10/31(日) 23:26:51.40 ID:NNZjEwzZO
 いつものホテルに到着し、部屋に入るなり俺は川崎に抱き付く。

「その、さっき言ってなかったことだけどな」

「なに、どうしたのさ?」

「確かに身体から始まったような関係だけど、それまでは恋愛対象としてはあまり意識してなかったけど、今は御主人様が……沙希が一番だから」

「んっ……! い、いきなりそんな恥ずかしいこと……ああ、もう!」

 川崎は顔を真っ赤にしつつ目を背ける。
 いつもこれ以上に恥ずかしい言葉や行為をしているはずなのだが。

「やっぱいじめるのはナシ。あたしのしたいようにするから」

「ん……」

 川崎が俺と唇を合わせてくる。
 が、すぐに離れ、ベッドに連れていかれて寝かせられた。
 まだ服も脱いでいないのに、すぐにまたキスをされる。今度は舌を絡める激しいやつだ。

「んっ……んっ……」

 唾液を送り込んできたので俺はそれを嚥下する。
 かっ、と身体が熱くなり、一気に快感が増す。どうやらいろんな能力を使われたようだ。
 感度向上に精力増強、さらに射精禁止に脱力と、サキュバスの呪いのオンパレードである。

「好きにさせてもらうからね。覚悟しなよ」

 川崎は一旦ベッドから下りて服を脱ぎながらそう言う。
 許可なんていらない。俺は御主人様の所有物なんだから好き勝手に扱って欲しい。
 そう伝えようとしてもほとんど声さえ出せないのがもどかしい。

「ふふ……八幡、好き…………」

 一糸纏わぬ姿になった川崎は上下反対に俺の顔を覗き込んできた。
 そのまま唇を重ね、舌を差し入れてくる。
468 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2021/10/31(日) 23:27:28.99 ID:NNZjEwzZO
「んっ…………」

 どうにか舌を伸ばすくらいの力は残っており、川崎のと激しく擦り合わせる。
 が、この体勢でのそれは。

「ん……はぁ…………ふふ、これだと舌の上同士の一番感じるとこ、いっぱい擦り合っちゃうね。もっと、しよ」

 いつもとはまた違う激しいディープキスに俺は凄まじい興奮に襲われる。
 口内をめちゃくちゃに犯され、下半身の肉棒がびくびくとズボンの中で痙攣した。射精禁止の呪いがなければすでに達していたかもしれない。

「チンポ、キツそうだね。脱がしてあげる」

 まるで子供にするみたいに、横にきた川崎に俺は服を脱がされていく。
 恥ずかしいが身体に力が入らないので仕方ない。
 そうこうしているうちに俺も全裸にされてしまった。

「ん、素敵……ちゃんと美味しそうなチンポに仕上げてきてくれてありがと」

 そそりたった肉棒を見てうっとりした川崎は俺の頬にキスをする。
 すぐに肉棒に触れてくれるのかと思いきや、そのまま俺の顔にキスの雨を降らせ、舌を這わす。
 耳たぶや耳の穴からこめかみ、まぶた、額、頬、顎と、余すことなく顔中をその舌が這い回る。
 そこからさらに首筋や鎖骨を経て、じっくりたっぷり全身を川崎の舌と唇で愛撫された。
 ただし、肉棒以外。

「はあっ……はあっ……!」

 全身から快感を与えられ続け、俺の息が荒くなっていた。
 つらい。射精したい。
 痛みを感じるほど勃起している肉棒をしごいて精液を出したい。
 腕がまともに動かせない上にそもそも射精自体ができないのでしごいても無駄なのだが。

「八幡も限界みたいだけど、あたしもすごいことになってるよ。ほら」

 川崎が俺の手を取って自分の股間に導かせる。
 指が触れたそこは凄まじい熱を持っていて、ぐっしょりと濡れていた。

「このままあんたの指でいじるのも魅力的だけど……やっぱりもう精液欲しくてたまらないってあたしのおまんこが言ってるから、入れちゃうね」

 そう言って川崎は俺の身体を跨ぐ。
 肉棒を秘口に押し当て、焦点を合わせた。
 早く。
 早く早く。
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 05:13:43.14 ID:GqvxzXg9O
乙です
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/05(金) 07:46:36.12 ID:DpPRNOp/o
お、来てた乙乙
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 22:07:51.77 ID:6VhyPnh6o
ふーん、えっちじゃん。
472 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:10:44.99 ID:eBfZymSNO
 しかし川崎は秘部を亀頭に擦り付けるだけで、なかなか腰を下ろさない。
 力が入らないのはわかっているのに俺はどうにか腰を突き上げて挿入したがってしまう。
 わずかに身動ぎしたのを川崎が察する。

「ん……早く入れたい?」

 聞かれたって返事も頷くこともできない。ガチの脱力状態だ。
 が、代わりに反り返った肉棒が有り余るほどに主張している。

「ふふ、チンポびくびくしてる……」

 川崎は嬉しそうに笑うと、そのまま俺に覆い被さってきた。
 抱き付いてきたまま俺の耳元に口を寄せて囁く。

「射精はもうちょっと我慢してて」

 腰を沈めて肉棒をようやく膣内に受け入れてくれたが、奥まで入れずに出し入れして浅いところで擦らせる。
 快感だけがどんどん高まっていくが、まだ射精禁止の呪いが解けていないので当然達することができない。
 力が入らない状態で組伏せられて犯されるのはまるで捕食されているみたいで、それはそれで嬉しいのだが。

「んっ……最高のご馳走になりそ…………奥まで入れるよ」

 川崎は身体を起こし、さらに深く腰を落とす。
 ずんっ、と肉棒が最奥部まで挿入され、亀頭が子宮口を突く。
 本来サキュバスにとって弱点であるそこを突かれると射精禁止の呪いが自動的に解けるのは、一番深いところで精液を受け止めるためだろう。
 解けた呪いは射精禁止だけなので、堪える力の出ない俺はあっさりと絶頂に達してしまった。
 実験で電気を流された蛙みたいに手足がびくんびくんと痙攣し、精液を川崎の中に注ぎ込む。
 川崎は両手を自分の頬に当て、感極まった表情でそれを受け止める。

「あっ……! あっ……! 出されてる……美味しっ…………気持ちいっ……!」

 いつも教室で澄まし顔をしている川崎からは想像できないような淫らな表情になり、それがまた欲情をそそる。
 小刻みに腰を揺すられ、最後の一滴まで搾り取られていく。
 川崎も達したようで、俺の長い射精が終わると同時に反らし気味だった身体ががくんと前のめりになる。
 そのまま再び俺の身体に覆い被さり、満足そうな顔で大きく息を吐いていた。
473 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:11:56.47 ID:eBfZymSNO
 背中に腕を回して抱き締めたり頭を撫でたりできないのがもどかしい。早いとここの脱力の呪いも解いてくれないだろうか。
 しかし川崎は少し身体を起こし、俺の顔を覗き込んでくる。

「ふふ、まだチンポおっきいまんま……おかわりもらうね」

 そう言うなりまた腰を上下に動かし、肉棒をしごきだす。
 達した直後で敏感になっていて凄まじい快感が襲ってくるが、抵抗する力も言葉も出ない。
 意識が飛びそうなほどの悦楽の波に溺れながら俺は再び射精する。
 これ、もういじめてもらってるようなもんじゃね?

「ん……すっごい…………間髪入れずの二発目なのに、量も味もこんなに……」

 川崎はうっとりとした表情をしながら子宮で俺の精液を受け止めた。
 全部出せと言わんばかりに腰を揺すり、肉棒に刺激を与える。

「八幡……好き、好きぃ…………絶対、絶対あんたのこと手放さないからね」

 ちゅ、ちゅと連続で俺の顔にキスの雨を降らせてくる。
 ずるい。俺からだって言いたいことはたくさんあるのに。
 俺が返事すらできないままに、川崎はさらに腰を動かし始め、肉棒を膣内に出し入れしていく。

「ぁ…………」

 溢れ出る愛液から肉棒に対して更なる感度向上の呪いがかけられ、俺の口から呻き声が漏れ出た。
 快感の電流に脳が焼ききれそうで目がちかちかする。
 程なくして三度目の射精をしたと同時に俺の意識はブラックアウトした。
474 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:12:53.12 ID:eBfZymSNO
 そして俺が目覚めて真っ先にすることは、川崎の存在と時間の確認である。
 時間はまだ昼にすらなっていない。まあおっ始めたのが早朝なのでそんなもんだろう。
 川崎は横で俺の腕を枕にしながら寝息を立てている。ちゃんとそこにいることに安心し、ふうっと息を吐いた。
 いい加減川崎との情事の後に、これは夢じゃないかと疑うのはやめたい。が、幸福が過ぎるとそれはそれで不安になってしまうわけで。
 こんな俺に、と思うのは自己評価が低すぎるだろうか?

「ん……」

「あ、悪い。起こしたか?」

 もぞもぞしたかと思うと川崎が目を開ける。まだ少し眠そうだ。
 そういやさすがに呪い関連は解けてるな。

「ううん、大丈夫。それより少し無茶させちゃったけど平気?」

「ああ、すげぇ気持ち良かったし平気だ」

「うん……ね、もう少し寝ててもいい?」

「ああ。今日は早かったしな」

「うん、起きてご飯食べたらまたいっぱいしようね」

 俺の目が覚めるようなことを言いながら、川崎は俺にくっついて再び眠りに入る。
 あんだけ搾り取られたのに今の言葉と身体の柔らかさで下半身が反応してしまった……。
 いや、とりあえず俺も寝よう。少しでも体力を回復させておかないと御主人様を満足させきれないかもしれないからな。
475 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2021/11/30(火) 21:13:58.20 ID:eBfZymSNO
 なんだかとても幸せな夢を見ていた気がする。意識がはっきりしてくると、それは現実とリンクしていたせいかと察した。
 俺に被せられているシーツが膨らみを持っており、肉棒に生暖かい感触が走っている。
 そっと捲るとやはり川崎が俺の肉棒に舌を這わせていた。

「ん、ちゅ……おはよ……れろ……」

 俺と目が合っても動きを止めず、むしろより激しくしてくる。
 もしかしてさっき言ってたご飯ってこっちのことだったのだろうか。確かにサキュバスにとってはご飯だろうけど。

「う、あ…………」

 どれだけの間責められていたのだろうか?
 射精までそう遠くないのを感じ、俺は呻く。

「ん……出して……美味しいの、飲ませてよ……」

 川崎はそう言って口を開け、肉棒をくわえ込む。
 唇の輪が上下してしごかれ、舌が亀頭を這い、陰嚢も揉まれて一気に昂る。

「あ……あ……ああっ! あっ……! あっ……!」

 びゅくびゅくと川崎の口内に精液を放ち、その快感に声が漏れ出る。
 全部出し尽くすまで川崎の動きは止まらず、射精が終わってもに尿道に残ったものを吸い出されるまで離れることはなかった。

「ん…………ふふ、ほんとは口の中に溜めてじっくり味わおうと思ったけど、あんまり美味しいからもう全部飲んじゃったよ」

 そう言って川崎は口を開けて中を見せ付けてくる。
 なんだか嬉しくて愛おしくてたまらなくなり、俺は川崎を抱き寄せた。

「あん……ね、頭撫でて……」

 すりすりと俺の胸に頬擦りをしながらねだってきた。
 もちろん断る理由などなく、請われるままに頭を撫でてやる。
 しばらくして満足したか、川崎は顔を上げて俺に尋ねる。

「起き抜けでいきなり汗かいちゃったね。お風呂入る?」

「そうだな」

 サキュバスの能力を使えばこの汗だくの不快感もすぐになくなるだろうが、それでは情緒がない。
 メシ前に心の洗濯といこう。
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 21:27:37.49 ID:dZKL4uZPo
乙です
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 19:31:59.59 ID:9x0gG0J+0
おつです
[たぬき]
478 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/02/03(木) 20:55:41.30 ID:8DmCvgFHO
 川崎がベッドから下りて立ち上がり、俺はそれに続く。
 が、川崎の身体が目に入った途端、俺の動きが止まった。

「ん、どうかしたの?」

「あ、いや…………」

 俺は慌てて目を逸らす。
 しかし川崎は俺の顎に指を添えて自分の方に向かせ、目を合わさせる。
 ときめいてしまったが、この顎クイって男が女にやるのが普通じゃねえかなあ?

「あたしの裸に興奮した?」

「興奮っていうか……見惚れた」

「っ…………またあんたはそういうことを不意打ちで…………ってかもう見慣れたでしょ」

「そんなわけないだろ」

 裸体を見慣れるどころか、ただそばにいるだけでまだドキドキするし、なんなら学校で視界に入るだけで挙動不審気味になったりもする。
 昔の俺はよくもまあ教室で平然と過ごせていたもんだ。意識していなかっただけかもしれないが。
 そんなことを言うと川崎は俺の首に腕を回して軽く頬擦りしてきた。

「あたしだってやばいよ。あんたが日に日にどんどん格好よく見えてくる。こんなに素敵だったっけってよく思ってるよ」

「……さすがにそれは気のせいじゃねえかな」

「恋は盲目、なんて言うしね。でも大丈夫、ちゃんと冷静になって考えても八幡のこと好きだから」

「お、おう……その、俺も、だ」

「ん、ありがと」

 ちゅ、と俺の頬に口付けをした川崎は、改めて俺の手を取って風呂場へと向かう。
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/03(木) 20:56:59.63 ID:8DmCvgFHO
 ざあっとシャワーで汗を流し、二人で浴槽に浸かる。
 川崎はいつも通り俺の足の間に座り、背中を俺に預けてもたれ掛かった。

「ふう、幸せ……ほら、腕回してよ」

「あ、ああ」

 いつも通りどぎまぎしながら川崎の腹に腕を回して抱き締める。
 腕や胸から伝わる体温に興奮し、下半身が反応してしまう。

「ん…………ふふ、大きくなったの、当たってる」

「そりゃ、まあ……」

「じゃあお風呂から出たら、ご飯の前にあたしの上で好きなだけ腰振っていいよ。咥えさせて唇でしごくのも、挟んでおっぱいでしごくのも、締め付けるおまんこでしごくのも、どれでも」

「っ…………!」

「もちろん好きなとこに射精していいからね。喉の奥に出して直接飲ませてもいいし、顔にかけちゃってもいいし、おまんこの奥をぐりぐりしながら中に出してもいいし」

 川崎が淫靡な表情を見せながら挑発するように言う。
 その言葉の一つ一つが脳に染み込んでいき、俺を昂らせる。

「さ、沙希っ…………!」

「ん、我慢できなくなった? いいよ、ベッド戻ろ」

 俺にあてられたか川崎も欲情したようで、頬を上気させながら立ち上がる。
 もはやタオルで拭く時間も惜しく、サキュバスの能力で余計な水分を弾き、浴室を出て早足でベッドに向かう。
 改めて確認するまでもなく、川崎の秘所からは大量の蜜が溢れ出ていて太ももまで濡れていた。
 もう前戯の必要もなく俺は川崎をベッドに押し倒し、足の間に身体を入れて肉棒をその穴に押し当てる。

「沙希っ……沙希のまんこ、犯すっ…………チンポしごいて、中で出すからっ…………!」

「いいよ、来て……チンポちょうだい…………たくさん犯して、美味しい精液飲ませてぇ…………!」

「沙希っ……!」

 俺は川崎に覆い被さり、腰を沈めて肉棒を挿入した。
 一気に奥まで突っ込むが、歯を食い縛って一瞬で達することだけはどうにか堪える。
 襲い来る快感に理性をふきとばされないように必死だ。
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/03(木) 20:58:09.74 ID:8DmCvgFHO
 しかしそんな努力も川崎の囁きによって無駄になる。

「八幡っ……早く、精液出してぇ…………中出しされながら、イきたいっ…………!」

 サキュバスの弱点である奥を突かれた川崎が懇願してきた。
 もちろんそれに逆らえる俺ではなく、請われるまま射精に向けて腰を振り始める。
 舌を絡めながら幾度も肉棒を出し入れし、ギリギリまで我慢してから一気に解放して精液を川崎の中に放つ。
 あっ……あっ……気持ち、いい…………。
 精液が尿道を通り抜けるたびに腰が震えてしまう。
 それを受け止める川崎も、俺にしがみつきながら全身を痙攣させた。
 たっぷりと余韻に浸ってから唇に離して身体を起こすと、だらしなく手足を投げ出した川崎が満足そうな表情になる。

「あは……美味し…………腰、抜けちゃいそう……」

 恐ろしいことに、その言葉と表情に俺はまたもや欲情してしまう。つくづく自分の精力が怖い。
 川崎もそれに気付いたようで、大きく口を開けながら指し示す。
 固いままの肉棒を引き抜き、俺は川崎の顔をまたいで四つん這いになり、その口にそれを差し込んだ。

「んっ…………」

「あ、うっ……ああっ…………」

 舌が亀頭や肉茎を這い回り、唇の輪が上下し、尿道に残ったものを吸い出される。
 俺が動かなくとも川崎の口は的確に快感を与えてき、その気持ち良さに声が漏れ出てしまう。
 まだ出したくない。もうしばらく川崎の口内での気持ち良さを味わっていたい。
 そんなふうに思っても無駄なようで、川崎の唾液に仕込まれたサキュバスの能力で感度や精力が底上げされて射精寸前まで押し上げられる。

「あ、あ……出る、出る…………」

「ん、いいよ。あたしの名前呼びながら出して」

 一瞬だけ口を離して川崎はそう俺に要求する。
 すぐに咥えなおされて動きがより一層激しくなり、一気に限界が近付いてきた。

「あっ、あっ、沙希っ、沙希ぃっ! 出るっ、沙希の口の中に出るっ! 出すから、飲んでくれっ!」

 俺自身も腰を揺するように振り、快感を求める。
 川崎の動きとの相乗効果で訪れた悦楽の波は凄まじく、すでに今まであれだけ射精したとは思えないほどの量の精液が放たれた。
481 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/02/03(木) 20:59:11.51 ID:8DmCvgFHO
「あっ……! あっ……! 出てるっ……沙希の口に……俺の精液……出してるっ……!」

 最後の一滴まで。全部、飲ませたいっ……!
 俺は腰を振るのを止めず、快感の波が収まるまで川崎の唇で肉棒をしごき続けた。

「はあ…………はあ…………」

 いつの間にかお掃除まですべて終わらされており、ようやく理性が戻ったところで俺は川崎の口内から肉棒を引き抜いた。
 川崎は身体を起こして、俺に口内を見せ付ける。

「ふふ、全部飲んだよ。美味しかったし、喉に貼り付くくらい濃かった」

 サキュバスとしてはエネルギーにするのだから当然のことなのだが、俺はそれが妙に嬉しくなって川崎を抱き締めた。
 川崎も特に抵抗せずベッドに押し倒され、俺を抱き返してくる。

「ここからもう一回戦行ってもいいけど、さすがに何か食べないと身体持たないよ。まだ今日は長いんだから」

「ああ。でも、もう少しだけこのままでいいか?」

「ん、うん……」

 ぎゅ、とお互いの腕の力を少しだけ強める。
 ムードをぶち壊すような俺の腹の音が鳴るまで、ずっとそうやって俺たちはくっついていた。
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/03(木) 22:03:07.68 ID:2uETLTD6O
乙です
483 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/03/06(日) 21:26:59.72 ID:jm5c2gbNO
 全裸で食事、というのはなんとも間抜けな姿なので、とりあえず二人ともガウンを羽織る。
 とは言っても川崎は俺からエネルギーを充分に搾り取ったので軽くつまむ程度だったが。
 逆に俺は体力を消耗しているのでしっかり食べなければならないが、ソファーに座るそんな俺の太ももに川崎は頭を乗せて横になっていた。
 いわゆる膝枕だが、時折すりすりと頬を擦り付けてくるので少し落ち着かない。

「ん…………」

 頭を撫でてやると心地良さそうに微笑む。
 うん、なんというか。
 かつてはわずかに触れることさえ女子に忌避されていたことを考えるとすごいことだよなこれ。もっとすごいこともしているので今更だが。
 胸がきゅっと締め付けられるような感覚があり、川崎を愛おしく感じる。
 手早く食事を終えた俺は頭を撫でつつ、もう片手で川崎の手を握った。

「ふふ」

 指を絡めて繋いだその手を見ながら川崎はより嬉しそうに笑う。
 絶対。
 絶対川崎から離れないし川崎を離さない。
 改めてそんな決心をしたところで、川崎は身体を起こす。
 俺のすぐ隣に座り直してもたれ掛かってきたので、俺は川崎の腰に手を回してやった。
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:28:07.06 ID:jm5c2gbNO
 そんなふうにしばらくくっついていたが、問題が沸き上がってくる。
 当然と言えば当然なのだが、俺がまた欲情してきたのだ。
 いや、だって、ガウンしか着てない柔らかい身体が密着しているし、胸の谷間が丸見えだし。

 そんな俺の視線と下半身の反応に気付いたか、川崎がくすりと笑い、俺の手を取る。
 何を、と聞く間もなくその手を自分のガウンの合わせ目から入れさせ、柔らかな胸に触れさせた。

「あ……」

「ふふ、いいよ。あんた専用のおっぱい、好きなだけ触って」

「あ、ああ」

 俺はその張りのある胸を撫で、指を沈めるように揉みし抱く。
 固くなった先っぽも軽く指で弾いてやると、川崎の身体がぴくんと跳ねた。

「ん……もっとぉ…………」

 じれったくなったか川崎はガウンを脱ぎ捨てて身体の位置を変える。
 俺の足の間に座るようにし、脇から腕を通させて後ろから両方の胸を揉ませる体勢だ。

「八幡におっぱいいじられるの、好き…………ね、うなじ吸いながらして…………」

「ああ。御主人様の首に痕が付くくらい吸ってやるよ」

 俺は川崎のうなじに唇を付け、強く吸いながら胸を揉む。
 手に収まりきらないほどの大きさのそれは指をしっかりと押し返す弾力を持ち、俺を夢中にさせる。
 もう隠すつもりもない大きくなった肉棒を川崎の腰に押し当てながら乳首を弄ると、艶かしい声が川崎の口から漏れ出た。
 その声が脳に叩き付けられ、我慢できなくなった俺は唇を離して川崎に懇願する。

「ご、御主人様っ……ここに、挟ませてくださいっ……」

「ふふ、ベッド行こ…………チンポ挟みながらおっぱいいじって……ああ、そのまま腰振ってチンポしごいて、精液顔にかけてくれると嬉しいよ」

 もう、駄目だ。
 挑発するようなその言葉に俺の呼吸が荒くなる。

「もちろん出す時はあたしの名前呼びながら、ね」

 そう言ってベッドに横たわる川崎に、俺は襲いかかるようにその身体を跨ぐ。
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:29:15.53 ID:jm5c2gbNO
「すご……ちゃんと挟まないと、すぐ逃げちゃいそう…………」

 ギンギンに固くなって反り返る肉棒に川崎はうっとりとした目を向ける。
 俺は少し前傾姿勢になり、川崎の胸の間に肉棒を差し込んで左右からぎゅっと押さえ付けた。

「ああ……すべすべで柔らかい御主人様の胸、気持ちいい…………」

「ちょっとくらい乱暴にしてもいいからね。いっぱい気持ちよくなりなよ」

 胸を左右から押さえる俺の手に川崎は自分の手を添え、ぐいぐいと揺すったり力を込めたりする。
 肉棒がもみくちゃにされ、思わず声が出てしまう。
 そんな俺をからかうように川崎は肉棒の先端に向けてふっと息を吹き掛け、俺は思わず身体を仰け反らせた。
 それだけに飽きたらず頭を起こし、反動で突き出された亀頭に舌を這わす。

「あっ、あっ、それっ、だめっ!」

 自分から逃げることは出来ず情けない声で懇願するが、川崎の舌先は動きを止めずに尿道口まで責めてくる。
 少し腰を引けばいいだけなのに、それが叶わない。
 柔らかな胸と生暖かい舌に翻弄され、射精寸前まで追い込まれてしまう。

「さっ、沙希ぃっ……もう、出そうっ…………精液、沙希の顔にかけたいっ……!」

「いいよ。今回は口を閉じて、全部あたしの顔で受け止めてあげる。腰振っておっぱいでしごいて射精してよ」

 そう言って川崎は舌を離して口と目を閉じ、俺を待ち構える。
 我慢など出来るはずもなく、俺は腰を振り始めて川崎の胸で肉棒をしごく。

「沙希っ……出る、出るっ…………沙希の綺麗な顔っ、俺の精液で汚すっ…………あっ! ああっ!」

 びゅくびゅくと肉棒の先端から精液が放たれていき、川崎の顔に飛び散る。
 その光景に興奮し、俺は幾度も射精を繰り返す。

「あっ……あっ……沙希の顔に、精液かけてる…………胸でしごいて……こんなに、汚しちまってるっ…………」

 やがて段々と勢いがなくなり、全て出し切ったところで俺は大きく息を吐いた。
 肉棒に押し付けていた双丘から手を離すと、すぐにまた川崎が口を開ける。
 俺はそこに肉棒を差し込み、じっくりと川崎の口と舌によるお掃除を堪能した。
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:30:18.15 ID:jm5c2gbNO
 綺麗になった肉棒を引き抜くと、今度は川崎は顔中に飛び散った精液を指で掬い取り、次々と口に含んで飲み込んでいく。
 目を閉じたままうっとりとした表情で喉を鳴らすその様は実に淫靡だ。
 それに見惚れていると、川崎からおねだりが飛んでくる。

「ね、八幡……おまんこ、いじって…………あんたの精液飲んでるだけでイっちゃいそうだけど、中途半端にイきたくないから……」

「あ、ああ。足、開いてくれよ」

「ん…………」

 川崎は両膝を立てて足を開く。
 秘口からはすでに大量の蜜が溢れており、俺はごくりと生唾を飲み込む。
 そこに口を付けて思いきり啜って舐め回したい欲求に駆られたが、御主人様はこっちの方がいいだろう。
 俺は足の間に身体を入れ、先程のお掃除で再び固くなった肉棒を膣内に突っ込んだ。

「んっ!? んんんんっ!」

 肉棒は達したばかりで敏感になっており、与えられる快感に少しばかり恐怖を覚える。
 が、不意打ちで奥を突かれた川崎はそれ以上の快感に打ち据えられたようで、口内の精液を飲み込みながら大きく身体を仰け反らせて絶頂に達した。

「あっ……あっ……嘘、でしょ……まだこんな固くて大きいチンポ…………気持ちい…………精液飲みながら……突かれて、イっちゃった…………」

 びくっびくっと全身を痙攣させながら感極まったように呟く。
 ひとしきり余韻に浸ったあと、再び顔の精液を指で掬って口に含む。
 そしてそれを飲み込むたびに悦楽に身体を震わせた。

「ああっ……美味し…………おまんこの奥にチンポ押し付けられながら飲む精液、最高っ…………」

「…………」

 さっきからヤバい。
 川崎のセリフが頭にじんじん響く。
 もう何度も大量に出しているのに、また射精させろと肉棒が疼いている。
 が、今の俺は御主人様が精液を美味しく飲むための道具に過ぎないので、なんとか理性が飛ぶのを堪えた。
 子宮口が亀頭に吸い付いてくる快感にも歯を食い縛る。

「はあぁ…………八幡、ごちそうさま……」

 川崎は目を開け、満足した声で俺に礼を言う。
 両手を広げて俺を誘ってきたので、俺はそのまま川崎に覆い被さる。
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/03/06(日) 21:31:00.38 ID:jm5c2gbNO
「ん……ね、あんたまた出したいんでしょ? いいよ」

「……いいのか?」

「うん。でもその代わりにさ」

 川崎は俺の耳元で要求を囁く。
 その内容だけで射精しそうになるのをなんとか我慢し、確認するように川崎の顔を見る。

「ね、さっきみたいなことを言いながら、中に出してよ…………」

 御主人様にそう言われたら逆らうことはできない。
 いや、最初からそんなつもりは微塵もないが。
 俺はゆっくりと腰を動かして肉棒を出し入れし始める。

「沙希っ……沙希っ……俺専用の沙希のまんこ……チンポいっぱいしごいて、中に出すからなっ……」

「うんっ……うんっ……もっと、もっと言ってぇ…………あたしがあんたのモノだって言ってぇっ…………」

「沙希っ……全部、俺のもんだ……この唇も、胸も、まんこも……全部、全部、一生俺のもんだっ…………俺の精液、中に出して刻み付けてやるっ…………!」

「うんっ……! でももうとっくに全身で八幡のチンポと精液覚えちゃってるよっ……! 大きさも、形も、味も、熱さも、全部、全部っ……!」

「ああ……俺の、俺のためだけの沙希のまんこ……すげえ気持ち良くしてきて、もう我慢できないっ…………」

「出して、出してぇ…………八幡の精液、中に出されながらイきたいっ!」

「沙希っ! 出すぞ! 俺専用のまんこにっ、中出しするっ!」

 俺は限界を迎え、川崎の子宮口に亀頭を押し付けながら射精した。
 サキュバスの能力で回復してもらったわけでもないのに今までと遜色ないくらい、いや、下手をすればそれ以上の量の精液が吐き出される。
 あっ……あっ……所有権を主張しながら、川崎の中に出すの、気持ち、いい…………。
 俺は何度も名前を呼びながら白濁液を放つ。
 全て出し終わったあとも、俺は余韻に浸るように川崎の名前を呟き続けた。
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 21:31:31.20 ID:n3jfW7gdo
お、更新乙
489 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/03/06(日) 21:32:12.80 ID:jm5c2gbNO
 肉棒を引き抜き、大きく息を吐きながら川崎の隣に横たわると、今度は川崎が身体を起こす。
 顔を俺の下半身に寄せてお掃除をしてもらい、思わず呻き声が出てしまった。

「ん……美味しかったよ」

「気持ち、良かった。ありがとうな」

 川崎は俺の肩辺りに頭を乗せて身体をくっ付けてくる。
 柔らかさと温かさが心地いい。

「なんかあたしのお願いばっかり聞いてもらっちゃってるね。ちゃんとあとでいっぱいいじめてあげるから期待してなよ」

「ああ。その時には今度は俺が御主人様のモノだって言いながらしてほしいぜ」

「ん、もちろん」

 わかってるよと言うように川崎は俺の頬に口付けをしてきた。
 それが嬉しくて、俺は体勢を変えて川崎を抱き締める。
 川崎も抵抗せず、俺の胸に頬を擦り付けてくるので、少し力を強めた。
 ああ。
 川崎が愛しい。
 絶対離さないからな。
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 22:00:28.37 ID:uK0lC9meO
ふぅ
乙です
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/04(水) 13:11:31.08 ID:CNs7MEn5o
久しぶりに見に来たらめちゃくちゃ投稿されてた
このssしゅきぃ🥰
492 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/05/05(木) 00:11:06.13 ID:NcelUsZ+O
 別に眠かったわけではない。
 が、柔らかな川崎の身体を抱き締めるのが心地よく、いつの間にかうとうとしてしまったようだ。
 俺の腕の中で川崎も寝息を立てている。
 喉が渇いたのでそっと川崎から離れてベッドを下り、買ってきていたペットボトルのお茶を飲む。
 すぐにベッドに戻ろうとしたが、タイミング良く目を覚ましたのか川崎がこちらを睨むように見ていた。
 少し寝ぼけ眼のようだが。

「……なんで、目が覚めた時に隣にいないの?」

 さすがにちょっと理不尽ではないだろうか? いや、俺が動いたせいで起こしてしまったのならそうでもないか。
 とりあえずベッドに潜り込んでそっと川崎を抱き寄せる。
 さて、少々判断が難しい。どんなモードで謝るべきだろう?
 謝罪一択なのはこの際気にしない。

「沙希、悪かったな」

 まずは普通に謝ってみた。失敗だったら土下座なりなんなりしてみよう。
 川崎は俺の身体に腕を回し、顔を胸に擦り付けてくる。

「ん……もっと、ぎゅってして」

「ああ」

 俺は腕に力を込める。
 それに反応して川崎がほうと溜め息を吐いた。

「八幡といれるのが幸せ過ぎて、目が覚めるたびに夢じゃないよねって確認しちゃう…………怖がらせないでよ……」

「沙希……」

 胸がいっぱいになる。俺と同じようなことを考えてくれていたなんて。
 手を川崎の頭に添えて撫でる。
 しばらくそのままされるままになっていたが、今度は胸が熱くなってきた。比喩的な意味でなく、物理的にだ。
 川崎の耳が真っ赤になっているのが確認できた。これはあれだ。
 意識が覚醒しきってなくてついぽろっと出た言葉が恥ずかしくなってるやつ。俺も経験あるからな。
 俺の胸に伏せていて見えないが、川崎の顔もリンゴみたいに赤くなっていることだろう。

「八幡……」

「おう、なんだ?」

「こっち向かずにベッドにうつ伏せになって」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:11:41.50 ID:NcelUsZ+O
 いやちょっと待て。羞恥心からの八つ当たりを俺にしようとしてないか?
 とは言うものの御主人様の命令だし八つ当たり相手を他の誰にも譲る気はないので、俺は素直に従う。

「膝立ててお尻こっちに突き出して……そうそう、いい子だね」

「んうっ……!」

 尻の穴に川崎の舌が這い、俺は声を漏らす。
 それに気を良くしたか川崎はどんどん舌の動きを激しく大胆にしていき、快感を与えてくる。
 生暖かい感触が穴の中に入ってきた時は身体が震え、肉棒がびくびくと痙攣してしまう。感度を上げられた穴の中を散々っぱらに掻き回され、頭がおかしくなりそうだった。

「ん……ほら、今度は仰向けになって足を開きなよ」

 舌を引き抜いた川崎は俺の尻をぺちぺちと叩き、俺は言われたままに動く。
 だらしなく弛んでいる表情が恥ずかしくて顔を手で隠していたが、川崎は容赦なくその手を払い除けて覗き込んできた。

「ふふ、かわいい…………その顔、もっともっと蕩けさせてあげる」

 川崎は開いた俺の足の間に割って入り、尻尾の先端を肉棒のような形に変化させる。
 それを自分の下腹部から生えているかのように腰に添え、俺の膝裏に腕を通した。
 男女逆だがほとんど正常位の体勢になり、尻尾が俺の穴に突き立てられる。

「あっ! ああっ!」

「どうしたの、八幡のお尻犯してあげてるのに、お礼の言葉がないよ。あたしの性奴隷だったら、こんな時は何て言うの?」

「あっ! あっ! ありがとうっ、ございますっ! 御主人様にっ、お尻、犯していただいて、嬉しいですっ!」

 飛ぶ。飛ぶ。理性が飛んでしまう。
 川崎の尻尾で腹の内側が抉られ、前立腺が刺激され、肉棒がびくんびくんと痙攣している。
 女の子みたいな声をあげて俺は全身をくねらせた。

「ふふ、ほら」

 川崎が一旦動きを止め、俺の腕を掴んで反り返った肉棒を握らせる。
 それだけで射精しそうになるのを何とか堪えるが、離すのは許してくれそうにない。

「だ、だめ……出る…………」

「いいよ出して」
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:12:22.87 ID:NcelUsZ+O
 川崎は俺の尿道口の前に手のひらを構える。
 それで精液を受け止めてくれるようだ。

「八幡が自分でチンポしごいて射精するところ、見ててあげるからね。もちろん手で受け止めた精液も全部啜って飲んであげる」

「はっ、はいっ……射精、しますっ……! 御主人様にお尻犯されながら、チンポしごきますっ……!」

 俺は肉棒を握る手を上下に動かし、激しくしごく。
 川崎と目が合うと羞恥心と快感が混ざり合い、射精感がこみ上げてくる。

「あっ……あっ……出る……出る……!」

「いいよ、この中の精液、全部びゅーって出しちゃいなよ」

 空いた手で陰嚢を揉まれ、俺は限界を迎える。
 それと同時に突っ込まれている尻尾の暴れ方が一際大きくなり、もうまともな声が出ない。
 両足を川崎の腰に巻き付けてしがみつくようにし、背中を仰け反らせながら俺は射精した。
 あっ…………。
 あっ…………。
 気持ち、良い…………。
 もう。
 何も考えられない…………。
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:16:38.73 ID:NcelUsZ+O
 気を失っていたのは数分らしい。
 意識を取り戻すと、精液にまみれた俺の肉棒と腹の上を川崎が口と舌でお掃除してくれていた。
 頭を撫でてやると川崎がこちらを向く。

「ん、起きた? ちょっと感度上げすぎたかな?」

「いや、大丈夫だ。すっげぇ気持ち良かった」

「ならよかった。でも気持ちよかったのはわかるよ。こんなに美味しいし」

「うああっ……!」

 いきなり先っぽに口を付けて精液を吸い出され、油断していた俺は身体を跳ねさせる。
 再び意識が持っていかれそうになるのを耐え、お掃除が終わった川崎を抱き寄せた。

「御主人様……今度は…………」

「うん……今度はあたしの穴に八幡のをもらうね………」

 いまだに固くそそりたつ肉棒に川崎はうっとりとした目を向け、身体を起こす。
 先ほどと同じで俺が下で川崎が上だが、入れる方と入れられる方が逆だ。
 川崎は俺の身体を跨いで肉棒を自分の秘口に押し当て、ゆっくりと腰を下ろしていく。

「あっ……あっ……チンポ、入ってくるぅ…………」

 肉棒が温かくて柔らかいものに埋まっていく。
 やがて根元まで包まれると、今度はもう離さないと言うようにぎゅううっと締め付けてきた。

「あんっ……奥まで、きたぁっ……好き、好きぃ…………八幡のチンポ、大好きぃ…………」

「御主人様。俺のチンポ、気持ち良いですか?」

「うんっ……気持ちいいっ…………何回出しても、固くて大きいまんまで何度もあたしを気持ちよくしてくれるチンポ…………もう、これ無しじゃあたし生きていけないよぉ…………」

 そう言いながら川崎は腰を上下させてずぷずぷと肉棒を出し入れさせる。
 俺のこの精力だとむしろ俺が川崎無しじゃ生きていけないレベルだと思うのだが。

「奥っ……奥まで入れるよっ……あたしの弱いとこ、八幡のチンポでぐりぐりさせて、イくからっ…………」

「イってください御主人様。俺が見ててあげますから」

「うんっ……見ててっ……!」
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/05/05(木) 00:17:26.60 ID:NcelUsZ+O
 川崎は深く腰を沈め、子宮口を亀頭に押し当ててそのまま腰を揺すり、大きく身体を仰け反らせながら達した。
 ふるふると揺れる胸を下から支えるように揉みしだきながら俺はその光景を眺めている。
 さっき出したばかりでなかったら堪えきれず俺も一緒に腰を振って射精したくなるような、そんな淫靡な景色だ。
 もちろん実際にそうしても川崎は怒らないだろうけど。

「はっ……はっ……イったぁ…………八幡……見てて、くれた……?」

「ああ。すっげぇエロくて、綺麗だった。こんな御主人様を持てて、俺は嬉しい」

「ふふっ、それを言うならあたしの方こそだけどね」

 胸に添えたままの俺の手に自分のを重ねて微笑む川崎に、俺の心臓が高鳴る。
 愛しさと情欲が同時に訪れ、それに肉棒が反応した。

「んっ……チンポ、射精したいって暴れてる…………いいよ……このままおまんこでしごいてあげるから、中でいっぱい出して…………」

 川崎は再び腰を動かし始める。
 きゅうきゅうと締め付けてくる膣でしごかれ、襲い来る快感に声が漏れそうになったがかろうじて堪えた。
 しかし川崎は容赦なく責めてきて、我慢しても無駄だと言うように射精を促してくる。
 俺は川崎の背中に手を回して抱き寄せ、唇を重ねながら下から腰を突き上げた。

「んっ! んんっ!」

 重なった唇から互いの声が漏れ出る。
 二人の動きが一致して快感が何倍にもなっていく。
 ついに俺は限界を迎え、川崎の一番奥に精液を吐き出した。
497 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/05/05(木) 00:18:02.32 ID:NcelUsZ+O
 今日はそれが最後の交わりとなり、時間までは微睡んだり無言で抱き合ったりしながら過ごす。
 夕方前にホテルを出たあとは川崎の買い物を手伝い、家まで送り届ける。

「ん、ここでいいよ。今日はありがと。また明日ね」

「ああ、また明日。小町も一緒にな」

「ん」

 そう。明日は小町も交ざるのである。
 なので一応少し時間は遅めなのだ。
 俺一人ならまだしも、兄妹揃って早朝から出掛けるのは親に怪しまれるからな。
 荷物を川崎に渡し、軽くキスをしてから俺は帰路に着いた。
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/05(木) 01:41:35.43 ID:G+58NsMPo
乙です
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:39:31.24 ID:ihDcxAkHO
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:51:07.44 ID:eyEab1hro
おー久々更新。乙乙
501 : ◆zO7AQfurSQ [saga sage]:2022/06/22(水) 23:55:55.77 ID:TyOisANwO
「行ってきまーす」

「ます」

 朝食を終えた小町と俺は、ようやく起きてきた親に声をかけて家を出る。
 小町は鼻唄を鳴らしながら歩いていて、実に上機嫌のようだ。
 待ち合わせ場所が見えてきた頃、ちょうど反対側から川崎が歩いてきていた。

「あ、沙希さんだ。おはよーございます!」

「ん、おはよ」

 小町が駆け寄って抱き付き、川崎はそれを受け止めながら挨拶をする。
 う、羨ましいなんて思ってないんだからねっ!

「八幡もおはよ」

「おう、昨日ぶり」

 というわけで普通に挨拶する。
 いつもみたいに早朝ではないので人目あるしな。

「じゃ、行こっか。小町は挙動不審にならないようにね」

「はいっ」

 ホテルに入るときに変な動きをすると怪しまれるかもしれない。そんなわけで前もって言い含めておいたのだ。
 特に問題なく受付を済ませ、部屋に入ると小町はきょろきょろと見回り始めた。
 そんな様子に苦笑しながら川崎はソファーに荷物を置き、早速風呂の準備を開始する。

「一応準備だけしとくけど、シャワーとかしてきた?」

「ん、軽くな。ガチで入ると親に怪しまれるし」

「どうする? 入ってくる?」

「小町次第で」

「了解」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/06/22(水) 23:56:46.16 ID:TyOisANwO
 川崎はベッドの上ではしゃいでいる小町に声をかける。

「小町、どうする? シャワー浴びる?」

「あ、はい。やっぱちょっと緊張して汗かいちゃったので」

「わかった。一人でいい? それともあたしと一緒に入る?」

「え、えっと、一人で大丈夫です」

 そう言って小町はそそくさとバスルームに向かう。以前川崎に返り討ちにされた記憶があるしな。
 川崎は苦笑しながら着いていって設備の説明だけしてきた。そういうのに詳しくなるほど川崎とここに通ってんだなぁ…………。
 戻ってきた川崎が俺の横に座り、身体を寄せてくる。

「今日は小町のための日だからあんまりいじめてあげられないけど、我慢できる?」

「いや、昨日あれだけいじめてもらったし…………」

「そう? 隙あらばしてほしいってここは言ってるみたいだけど」

 川崎が俺の股間を撫でる。
 すでにズボンの中で大きく固くなっており、肉棒は存在感を主張していた。

「そんなこと、されると……我慢、できなくなるだろ……」

 そうは言ってもやめさせられないあたり俺の意志は弱い。
 どころか、つい川崎の手に押し付けるように腰を浮かせてしまう。

「ふふ、八幡かわいい…………でも今日は小町を添えての精液を味わうって決めてるからね」

 そんなまるで料理みたいに。
 いや、サキュバスにとっての食事だからそんな的外れでもないのか。

「小町の中にいっぱい出しなよ。そんで美味しいのをあたしに頂戴」

 耳元で囁かれて、それだけで達しそうになる。
 川崎の尻尾で肉棒を撫でられて射精禁止の呪いをかけられなかったら、情けなくズボンの中で暴発していたかもしれない。
 その頃になって小町がバスルームから出てきたので、川崎は俺から身体を離す。
 色々と危なかった……。
503 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/06/22(水) 23:58:20.03 ID:TyOisANwO
 小町をベッドに座らせて自分もその横に付き、川崎は何やら囁いている。
 耳をすませて聞いてみると、どうやら『今日は小町のための日だから遠慮しないでいい』みたいなことを言っているようだ。
 とりあえず俺も小町の隣に座る。

「あたしと八幡の方がきっともっとすごいことたくさんしてるから、どんなやらしい事要求したって平気だよ」

 いや、それは胸を張って言うことじゃない。でもまあ小町に遠慮させないために必要なことではあるが。
 要求具合で言うなら海老名さんとかの方が圧倒的に上だろうし。

「じゃ、じゃあ、二人で小町をいっぱい気持ちよくしてください」

「ふふ、いいよ。まずはキスからね」

「んっ…………」

 川崎が小町と唇を重ねる。
 最初は啄むようなキスから始まり、だんだん舌を絡めるような激しいものに変わっていく。
 御主人様と実の妹が織り成すその淫靡な光景に俺はごくりと唾を飲み込んだ。

「ん、はぁ…………」

「ほら、今度は八幡がキスしてやって。激しいやつね」

「あ、ああ」

 川崎と離れた唇は今度は俺のと重なる。
 そうやって舌を擦り合わせている間に川崎は小町の耳やうなじに舌を這わせ、じっくりと愛撫していく。
 力が抜けたか、小町はベッドに倒れ込んで荒い息をしていた。

「はっ……はっ……お兄ちゃんのキス……いつもよりすごい…………」

 いや、それはたぶん勘違いだ。
 川崎のサキュバスの能力で感度を上げられているからなのだが、説明するわけにもいかない。

「ふふ、もっともっと可愛がってあげるよ。八幡もおいで」

 全裸になった俺達はベッドの中央に移り、小町の両側に陣取る。
 顔を寄せて三人で舌を突き出して擦り付け合い、俺と川崎は小町の小振りな胸を片方ずつ揉みしだく。
 ぴんぴんに尖った乳首が感じるようで、触れられるたびに小町は喘ぎ声を漏らした。
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/06/22(水) 23:59:51.08 ID:TyOisANwO
「八幡、今度は小町のおっぱいを気持ちよくしてあげよ」

「おう」

 俺と川崎は顔を小町の胸に持っていく。
 口を開いて乳首を咥え込もうとしている光景に小町が焦った声をあげた。

「ちょ、ダメっ……! 今っ、そんなことされたら……!? あっ! あああっ!」

 二人で左右同時に吸ってやると、小町はびくんっと身体を仰け反らす。
 さらに下腹部に手を伸ばし、俺は濡れそぼった膣内に指を入れてかき回し、川崎は陰核を弄くる。
 上げられた感度のこともあって小町が耐えられるはずもなく、あっさりと絶頂に達してしまう。
 俺達は小町がイき終わるまで優しく舌と指を動かし続けてやった。
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/06/23(木) 00:00:28.33 ID:0DRU8N9DO
「はあっ……はあっ……」

 手足を投げ出してしばらく身体を痙攣させていた小町だが、ようやく落ち着いてきたようだ。
 呼吸が安定してきて横にいる俺達の手を握ってくる。

「ふふ、どう? 気持ちよかった?」

「は、はい……いつもお兄ちゃんにしてもらう時よりも、ずっと…………」

「二人でだし声も遠慮なく出せるしね。でも今日はこれで終わりじゃないよ」

 そう言って川崎は小町の手を俺の肉棒に触れさせる。
 小町はその熱さと固さに、俺は小町の手の柔らかさに思わず声を出した。

「今日は小町のおまんこに、八幡のチンポ入れてもらっていいんだよ。さ、おねだりして」

「お、お兄ちゃん…………小町に、これ、入れて……」

「そんなんじゃわかんないよ。ちゃんと言いな」

「う…………お、お兄ちゃんのチンポ……小町のおまんこに入れてください…………」

 潤んだ目で恥ずかしそうに懇願してくる。
 小町の手に撫でられた肉棒がさらに一回り大きくなった気がした。
 川崎が頷いて許可を出したのを確認し、俺は小町の足の間に割って入る。
 まだ射精禁止の呪いは解けていないので、入れた瞬間暴発することはないはずだ。肉棒を軽く愛液にまぶして濡らしたあと、先端を秘口に押し当ててゆっくりと腰を進めていく。

「あっ……あっ……お兄ちゃんの、入ってくるぅ…………」

「入れるだけじゃないでしょ。そこからどうしてほしいのか言わないと」

「わっ、わかりませんっ……ちょっと擦れるだけで、もうっ……!」

「そう? じゃ、身体の方に聞かないとね」

 俺は川崎に合図され、小町を抱き起こしたあと俺が後ろに倒れ込む。
 いわゆる騎乗位の体勢だ。
506 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/06/23(木) 00:01:20.49 ID:0DRU8N9DO
「あっ、あっ、ああっ…………」

「ほら、好きなように動いていいんだよ。気持ちよくなろ?」

「あ、やぁっ……腰、止まらないですっ……!」

 小町は小刻みに腰を揺すり、肉棒を擦らせる。
 無意識に快感を求めているようで、身体が勝手に動くらしい。

「それでいいんだよ。気持ちよくなるの、あたしも手伝ってあげる」

 川崎は小町を後ろから抱き締め、片手を結合部に持っていって陰核を弄る。
 声をあげながら身体を反らして揺れた胸を俺は下から支えるように揉みしだく。

「ほら、イきそうならイっていいよ。声を出してイっちゃいなよ」

「あっ! あっ! あああっ!」

 川崎が声を掛けて指の動きを少し激しくしたとたん、小町はあっさりと絶頂に達してしまう。
 びくんびくんと全身を痙攣させ、襞が肉棒を締め付けながら何度も身体を震わす。
 俺はその熱さと柔らかさに耐えながら小町の達する様を眺めていた。
507 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/06/23(木) 03:01:38.60 ID:uVFlTaJw0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/06/23(木) 06:35:43.78 ID:AgAxQUYgO
乙です
509 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/07/31(日) 22:34:49.75 ID:Nvwbsqw9O
「はっ……はっ……」

 小町は川崎にもたれ掛かりながら大きく肩で息をする。
 川崎はその小町の頭と下腹部を優しく撫でていた。

「ふふ、ちゃんと自分で動いてイけたね。えらいえらい」

 出た。サキュバスの、というか川崎の必殺技の甘い誉め言葉。
 あれを耳元で囁かれるとマジで心が堕ちるんだよなあ。
 案の定小町もうっとりとした表情で川崎を見上げている。

「沙希さん……」

「さ、チンポ使わせてくれた八幡にお礼言おっか」

「はい……お兄ちゃん、チンポありがとう。すごく気持ちよかった…………」

 これ、流されてるけど、あとで恥ずかしくなるやつじゃないか?
 俺も似たようなことあったし。
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:35:40.50 ID:Nvwbsqw9O
「で、どうする? まだ八幡の方は満足してないけど」

「ちょ、ちょっと替わってもらっていいですか? 敏感になってて下半身に力が入らなくて…………」

「ん、よいしょ」

「あんっ……!」

 川崎が小町の身体を持ち上げ、肉棒を引き抜く。
 刺激を与えられつつもまだ達してない肉棒がびんと反り返って震えた。

「あは、美味しそ」

「うっ……!」

 川崎が肉棒を咥え、俺は呻き声を上げる。
 このまま口の中に出させてくれるのかと思ったが、射精禁止の呪いを解かれる様子はない。
 なのに唇と舌の動きは激しくなり、どんどん昂りだけが大きくなっていく。
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:37:39.34 ID:Nvwbsqw9O
「ん…………ふふ、精液出したい?」

 口を離した川崎が、肉棒をしごきながら耳元で囁いてくる。
 俺がこくこくと頷くと、頬にキスをしたあと小町に向き直った。

「小町。八幡が小町のおまんこに精液出したいってさ」

「……!」

「小町はどう? チンポ突っ込んでもらって、精液中出しして欲しい?」

 小町は返事に躊躇するが、川崎が小町ににじり寄って唇を重ねながら身体をまさぐる。
 そして何事かを囁いたあと、小町を俺の方へと向き合わせた。

「ほら、恥ずかしがらずに言ってみなよ」

「お、お兄ちゃん…………」

 小町がもじもじしながら俺に声を掛ける。
 恥ずかしいのか目を合わさないままゆっくりと足を開いていく。
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:43:33.30 ID:Nvwbsqw9O
「あ、兄のチンポを欲しがるようなはしたない妹おまんこでごめんなさい……チンポでイかされながら、中出しされたいです……」

 そこまで言って小町は真っ赤な顔を手で隠してしまう。
 普段から結構恥ずかしいこと言ったりしてるはずなんだが、ホテルのベッドという状況がそういう気分にさせているのだろう。
 俺は小町を押し倒し、足の間に身体を入れる。
 肉棒を突き立てると、狭くてきついはずの穴はあっさりとそれを受け入れるが、その途端ぎゅううっと締め付けが増した。

「あっ、あうっ!」

「ぐ、うう……」

 小町の身体が跳ね、俺は快感に呻く。
 川崎が後ろから抱き付いてき、口を耳元に寄せて囁いてくる。

「ほら、頑張って。小町をイかせたら射精させてあげる」

 そう言われて俺は懸命に小町の弱いところを探り当て、肉棒で刺激を与えていく。
 幾度も中を擦り上げられ、やがて小町は全身を震わせて絶頂に達した。
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:45:24.31 ID:Nvwbsqw9O
 後ろから抱き付いてきている川崎が俺の耳たぶを噛み、尻尾を陰嚢に巻き付けてくる。
 先ほどの宣言通り射精させてくれるらしい。
 小町の一番奥を突いた瞬間に射精禁止が解除され、俺は呻きながら精液を小町の中に放つ。

「はあっ……はあっ……」

 焦らされた分、量も快感の度合いも凄く、射精が終わったあとも俺は呼吸が荒いままで余韻に浸る。
 小町も手足を投げ出しながら虚ろな目をしていたが、どこか満足げだった。

「ふふ。小町、気持ちよかった?」

「は、はい……下半身が、まだふわふわしてます……」

 川崎が小町の下腹を撫でる。
 エネルギーを吸収しているのだろう、それが美味しいのかうっとりとしていた。

「さ、沙希……抜くから、その……」

「ん、いいよ」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga sage]:2022/07/31(日) 22:46:28.06 ID:Nvwbsqw9O
 川崎は髪をかきあげて俺と小町の結合部に顔を寄せる。
 小町の中から肉棒を引き抜くと、すぐさまそれをくわえてきた。

「う、ああ…………」

 その丹念なお掃除に思わず声が出る。
 川崎は俺のを一滴残らず吸い尽くしたあと、今度は小町の秘所に口を寄せていく。
 溢れ出た精液と愛液を啜られて小町が身を捩る。
 お掃除が終わる頃にはもうぐったりとしている状態だった。

「ふふ、汗だくになっちゃったね。少し休んだら今度はみんなでお風呂入ろっか」

 川崎が俺たちの頭を撫でながらそう提案してきた。
 なんだろう。していたのは俺と小町のはずなのに、結局川崎に翻弄された気がする。
 いや、別にいいんだけど。
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/07/31(日) 22:47:35.91 ID:Nvwbsqw9O
「はふぅ、極楽ですなぁ」

 シャワーで汗を流して浴槽に浸かると、小町が大きく息を吐きながらそう呟いた。
 ちょっと年寄りくさいが、まったくの同意なのでつっこまないでおく。

「温まったらあとで二人とも頭洗ってあげるからね」

「あ、いや、俺は」

「いいんですか!? ぜひお願いしますっ!」

 御主人様の手を煩わすわけには、と断ろうとしたが、小町が食い気味に了承する。
 その上川崎に抱き付き、苦笑されながらも頭まで撫でてもらっていた。
 くそっ、これだから甘え上手の妹は!
516 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/07/31(日) 22:48:21.68 ID:Nvwbsqw9O
 結局髪を乾かすところまでやってもらい、小町は実にご満悦な表情でソファーに座った。
 ちなみに俺もしてもらっている。

「んー、沙希さんすごいです。こんなサラサラな髪なんて久しぶりかも。どんな技術なんですか?」

 サキュバスの特殊能力です、とは言えまい。
 川崎も誤魔化すように愛想笑いしながらベッドに腰掛けた。

「さてね。それより小町、まだ甘やかしタイムは終わってないよ」

「え」

「耳掃除してあげるからこっち来な」

 そう言ってぽんぽんと自分の太ももを叩く川崎。
 傍らには耳掻き棒と綿棒が用意されており、小町は素早い動きでベッドに横たわり、川崎の足に自分の頭を乗せた。
 ふふふ、残念だったな小町。
 わくわくしているところ悪いが、天国に見せかけた地獄の始まりだぜ。
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/08/01(月) 04:21:15.12 ID:tgy+Jy7QO
乙です
518 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:32:34.61 ID:+VZxmgVuO
「ふにゃ…………」

 川崎に耳掻きをされた小町はすっかり骨抜きにされ、両耳が終わる頃にはほとんど眠っているような状態だった。
 足の代わりに枕を頭に添えてやり、川崎は立ち上がる。

「小町寝ちゃったね。それじゃ八幡、イチャイチャしよ」

「お、おう」

 突然言われて俺はどもってしまう。
 それを意に介さず、川崎はソファーにいる俺の隣に座り、俺に抱き付いてきた。
 腰辺りに柔らかいものが押し付けられ、胸に頬擦りされて一気に俺の心拍数が上がる。

「んー……ふふ」

 速くなってる心音を聞いて川崎は悪戯っぽく微笑み、抱き付く腕に力を込めてきた。
 俺は川崎の腰に手を回し、空いているもう片手で頭を撫でる。
519 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:33:29.23 ID:+VZxmgVuO
「ん……それ好き……」

 御主人様の要望に応え、俺は頭を撫で続けた。
 時々手櫛のように髪に指を絡めるが、全く引っ掛からない。これもサキュバスの恩恵だろうか?

「…………」

 しばらくそうしていたが、ふと視線を感じて目をやると、小町がこちらを見ていた。いつの間にか意識を取り戻していたらしい。
 それに気付いた川崎は身体を起こして俺から離れる。
 ちょっと残念。

「ふふ、あたしの耳掻き、そんなによかった?」

「は、はい。あの、でも、小町の事は気にせず兄と続きをどうぞ」

「別にいいのさ。八幡とはいつでもいちゃつけるしね」

 そう言って川崎は小町の隣に座り、自分の胸に顔を埋めさせるように抱き締める。
 めっちゃ羨ましい。
520 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:34:24.94 ID:+VZxmgVuO
「いつでもって、もしかして学校でもエッチなことしてるんですか?」

「さあね」

 いやいや川崎。その返答はほぼイエスと同意義語だぞ。
 心の中で突っ込むが、川崎は気にせず小町の身体をまさぐり始めた。
 尻や太ももを撫で、頬や首筋にキスをする。

「んっ……そ、そんなことじゃごまかされませんよ…………んうっ……」

 おもいっきり誤魔化されそうである。
 川崎の手や舌の動きが大胆になっていき、小町も逃げる素振りを見せない。
 突如目の前で繰り広げられる御主人様と妹の絡みに、俺の肉棒はガチガチに固く反り返ってしまった。
 正直それをオカズに自分でしごきたいと思ったが、そこは性奴隷の意地を見せてなんとか我慢する。

「ほら、小町の感じてるとこ見て八幡のチンポがあんなになってるよ」

「あっ……や、やぁっ…………」

 小町が恥ずかしそうに視線を逸らす。
 結構今さらな気もするが。
521 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:35:13.70 ID:+VZxmgVuO
「八幡のチンポ、ここに入りたいってさ。小町はどう?」

 そう言って川崎は小町の秘口に指を入れて軽くかき回す。
 小町は川崎にしがみつきながら腰をびくびくさせた。

「…………しぃ、です」

「ん? 聞こえないよ」

「ほ、欲しいですっ…………お兄ちゃんのチンポ、おまんこに入れて欲しいですっ!」

「ん、よく言えました」

 ちゅ、と小町の頬にキスをしたあと、川崎は小町を寝かせて足を開かせた。
 無言で促され、俺はベッドに上って小町の足の間に身体を入れる。
 川崎に肉棒を掴まれ、導かれるままに俺はそのまま小町の中に突っ込んだ。

「んん、ああっ……!」

 ぐうっと小町の背が反り返る。
 かくいう俺も、肉棒を締め付ける柔らかさに声が出そうになってしまう。
 なんとか堪えながら腰を前後に動かし始めるが、いつの間にかサキュバスの感度向上の呪いを受けており、その動きが止まらなくなってしまった。
522 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:36:21.58 ID:+VZxmgVuO
「小町っ……小町っ……!」

「お兄ちゃんっ……! お兄ちゃんのチンポ……気持ちいいっ……!」

「俺もっ……小町のまんこ、すげぇ気持ちいいぞっ……!」

「あ、あ……小町、もうイっちゃいそう……早くて、感じすぎちゃってごめんなさいっ……!」

「いいぞ、イけっ。イったら、俺もイくからっ……!」

「うんっ……うんっ……!」

 俺が腰の動きを速めるのと同時に川崎が小町に覆い被さり、唇を重ねて舌を絡める。
 少し嫉妬したが、今日は小町のための日なので我慢だ。
 代わりに川崎の尻に手を伸ばして揉みしだく。無許可だがこれくらいは許してくれるだろう。
 しばらくして小町が身体を痙攣させながら達し、肉棒に与えられる妹からの締め付けに耐えられなかった俺はそのまま精液を小町の中に放つ。
523 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:37:14.68 ID:+VZxmgVuO
 射精が終わったあと、川崎が期待に満ちた目でこちらを見てくる。
 望み通り肉棒を小町の中から引き抜いて川崎の前に晒すと、嬉しそうにそれをくわえ込む。
 お掃除、なんていうのは生ぬるいくらいに舌と唇を使って体液を啜ってきた。
 尿道内のを吸い出された時には情けない声を出しながら腰が震えてしまう。

「ん……美味し…………」

 やがて肉棒をすっかり綺麗にし終えたあとは、今度は小町の秘口に唇を付ける。
 収まりきらずに溢れ出る精液がなくなるまで舌が這わされ続け、その間ずっと小町は喘ぎ声を出し続けていた。
524 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:37:59.08 ID:+VZxmgVuO
「あうう……き、気持ちよかったけど、腰が…………」

 そんなふうに呻く小町に川崎は苦笑しながら腕枕をし、頭を撫でている。
 ていうか、あの、そういうのは普通男の役目じゃないですかね?
 いや、我が御主人様は俺なんかよりずっと男らしい一面もあるけど。

「このくらいでへばってどうするのさ。本当に八幡の女になりたかったらもっと激しく犯されても受け止められるようにならないと」

「え…………」

 小町が驚愕の視線をこちらに向ける。
 あの、川崎さん。誤解されるようなこと言うのやめてもらえませんか。
 俺の絶倫は御主人様限定なんで。

「さ、沙希さんは平気なんですか?」

「ん、あたしは体力ある方だし、八幡とのエッチも大好きだからね。八幡がプッツンしない限り大丈夫さ」

「プッツンって……何ですか?」

「それはね」

「ストップストップ」
525 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:41:11.41 ID:+VZxmgVuO
 何かとんでもないことを言い出しかねないので俺は慌てて待ったをかけようとするが、川崎は小町に回していた腕を解き、抑えようとした俺の手を逆に掴んで引き寄せてきた。

「わ、ぷ…………」

 仰向けになった川崎の上に倒れ込み、顔が胸に埋まるように抱き締められる。
 恐ろしいことにここから脱出できない。

「ま、並大抵じゃ八幡の女は務まらないね。あたしがこのポジションに付けたのはほんとにラッキーさ」

「ほえー……お兄ちゃん、絶対沙希さんのこと手放しちゃダメだよ。こんな人、絶対今後現れないからね」

 返事をしようにもできない。
 顔全体で感じる柔らかさが動くのを拒否してしまう。

「あたしの方が手放さないよ。きっかけも普通じゃなかったけど、誰にも譲らない」

「お二人の付き合うきっかけってどんなんでしたっけ?」

「あたしが身体で誘惑してなし崩し的に。あとはそこから本気にさせた」

「えっ?」
526 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:42:00.00 ID:+VZxmgVuO
「八幡は別にあたしに恋愛感情あまり持ってなかったしね。ちょっと退っ引きならない事情があって形振り構わず迫ったのさ。今ではこうしてあたしを愛してくれてるけど」

「…………なんか気になること色々ありますけど、とりあえず一つ聞きます」

「いいよ、何?」

「言ってて恥ずかしくないですか?」

「恥ずかしいに決まってるじゃない」

「恥ずかしいんですか」

 恥ずかしいのかよ。
 いや、聞いてる俺も恥ずかしいけど。
 もしかしてこの体勢って、俺に顔を見られたくないとかそういう意味でもあるんだろうか?

「まあでも受け身でいたらいつまでも進展なんかしないしね。ライバルも多いし」

「ヘタレなお兄ちゃんは自分から行くことなんてないですからねー」

 おいおい。一応昔は告白経験それなりにあるんだぞ。成功したことは一度もないけど。
 しかしライバルて誰だ? 戸塚と戸塚と戸塚以外に思い浮かばないが。
527 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/09/28(水) 22:50:43.76 ID:+VZxmgVuO
「ちなみにこいつシスコンだから小町もあたしにとってライバルだよ」

「兄妹だから……ってのは身体重ねてる時点で言い訳になりませんね」

「あたし独占欲強いから、八幡を貸すのはともかくあげることなんかできないからね」

「いや、独占欲強いなら普通は貸すこともしませんてば……」

「そこはまあ事情あってね」

「どんな事情があれば恋人を貸せるんですか……」

 正体がサキュバスで精力をより美味しくいただくためです、なんて説明できるわけもない。
 小町が呆れた声を出すが、川崎はそれには答えない。
 ていうか、あの。
 何度も顔にむにゅむにゅがむにゅむにゅされてむにゅむにゅって、俺の下半身がそろそろヤバイんですが。
 我ながら驚く回復力である。
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/09/29(木) 06:35:35.88 ID:o53dC5P0O
乙です
529 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:20:44.64 ID:DW1fHcZ9O
「んー……小町」

「はい、何でしょう?」

「八幡のチンポ、まだ大きくて固いまんまで、満足しきってないみたいだけどどうする?」

「えっ…………」

 声とともに後ずさる気配がする。
 というかこの展開、既視感があるぞ。

「小町が望むなら……」

「いやいや無理です! 小町、壊れちゃいます」

「だってさ八幡。残念だけどそのチンポ気持ちよくさせるとこ、あたしのおまんこしか空いてないよ」

 いや、充分っていうか最高クラスのとこなんですがそれは。
 まあ川崎の身体だったらどこだって最高なんだけども。
530 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:21:40.24 ID:DW1fHcZ9O
「もう準備できてるから、好きな時に好きなだけ突っ込んでいいよ。あ、もちろん出す時は一番奥でね」

「さ、沙希っ!」

 そんなふうに誘惑されて我慢できるわけがない。
 俺は川崎の胸から顔を上げ、身体を動かして肉棒を秘口に押し当てる。
 そのまま腰を進めて一気に奥まで突き立てると、襞がきゅうきゅうと締め付けて快感を与えてきた。

「あんっ……チンポ、来たぁっ…………」

 川崎が気持ちよさそうな声を上げてよがる。
 もちろん俺も声が出そうになったが、それは何とか堪えた。危うく『御主人様』って呼ぶところだったぜ。

「ふふ、小町。あたしがいてよかったね。もしあたし抜きで八幡とこういう仲になってたら、毎日こんな感じで抱かれるとこだったよ」

「お兄ちゃん、絶倫すぎでしょ……」

 異議あり!
 俺がこうなったのは十割川崎のせいだ!
531 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:22:07.40 ID:DW1fHcZ9O
「でも今回も満足させてあげられなかったら、また小町にこの性欲が向かっちゃうかも。ちゃんと気持ちよくさせないと。例えば小町が一緒に手伝ってくれたりとか」

「え、ど、どうすれば」

「それは自分で考えなよ。凶悪チンポでおまんこ壊されたくなかったらね」

「う……え、えいっ」

 小町は膝立ちになって俺の頭に腕を回し、その小振りな胸に埋めさせるようにする。
 これはあれか。さっきの川崎の真似なのだろう。大きさとか柔らかさは段違いだけど。
 ちょうど口元に来たピンク色の乳首に俺は遠慮なく吸い付く。

「んんっ……」

「あは、妹のおっぱい吸いながらあたしの中に出したいんだね。腰がすっごい激しくなってる」

 川崎を気持ちよくさせようとか、もっとじっくり川崎の中を味わいたいとか、そういう考えは一切合切吹っ飛んでいた。
 ただ射精したい、川崎の中で果てたい、それだけを思って俺は腰を振る。
532 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:22:39.02 ID:DW1fHcZ9O
「ほら八幡、あたしのおっぱいが空いてるよ。これ揉みながら出すのも好きでしょ」

 川崎に導かれるまま俺は両手を伸ばし、その柔らかな二つの胸を少し乱暴気味に揉む。
 そうしているとやがて射精感が訪れてくる。
 あ、あ、出る、出る…………。
 川崎の胸を揉みながら。
 小町の乳首吸いながら。
 射精する……中出しする……。
 沙希の、中に、精液、出すっ……!

「んんっ!」

 俺は呻き声を上げながら射精した。もちろん御主人様の望み通り子宮口に亀頭を押し付けながらだ。
 乳首に少し歯を立ててしまって小町が身体を震わす。
 精液を体内で受け止めた川崎が仰け反る。
 その二人に構わず、俺は心ゆくまで白濁液を川崎の中に注ぎ込んだ。
533 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:23:22.66 ID:DW1fHcZ9O
「ふ、う…………」

 長い射精が終わり、俺は小町の乳首から口を離して大きく息を吐く。
 小町の腕も同時に俺の頭から解かれる。

「はあ……お兄ちゃん、こっち吸うの激しすぎ……」

「ん、ああ、悪い」

 俺は小町の背中に腕を回して引き寄せ、さっきとは反対の乳首をくわえた。
 そのまま吸うと小町の身体がびくんと震える。

「な、なんで」

「片方だけじゃ嫌なんだろ? こっちもちゃんと吸ってやるから」

「ち、違っ……ああっ!」

 弱々しい抵抗を無視し、俺は小町の乳首をたっぷりといじめる。
 舌を這わせ、吸い、甘噛みし、それらを繰り返す。
 唇を離した頃にはくったりとして、そのままとさりとベッドに倒れ込んでしまった。
534 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2022/11/21(月) 22:26:19.12 ID:DW1fHcZ9O
「乳首だけでイかせるなんて、実の妹に対して鬼畜じゃないのさ」

 下から川崎が揶揄してくるが、尻尾が小町の下半身をまさぐってたのを俺は見逃してない。
 たぶん感度上昇も使ってるだろそれ。

「小町のおっぱい吸ってたらまだチンポ大きいまんまだね。このままもう一回おまんこで気持ちよくなる? それとも一旦お掃除する?」

 川崎は口を大きく開けて中を見せびらかす。
 ぬらぬらと動く舌に欲情を抑えきれず、川崎に覆い被さってその口内に舌を突っ込んで川崎のと絡める。

「んっ……」

 それを受け入れた川崎は背中に腕を回しながら俺の唾液を啜った。
 腰を揺すり、亀頭をぐりぐりと最奥部に擦らせる。
 子宮口が吸い付き、襞が絡み付く。
 気持ちいい。気持ちいい。
 俺は長い時間をかけて思う存分じっくりと川崎の中を味わい、たっぷりと精液を吐き出した。
535 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2022/11/21(月) 22:28:56.23 ID:DW1fHcZ9O
 しばらく意識が飛びかけていた川崎だったがやがて正気に戻り、その口で肉棒をお掃除してもらう。
 それが終わる頃に小町も起きてくう。
 が、やはり疲労感はあったので小町を真ん中にして川の字で一眠りすることにした。
 結構疲れていたのか三人ともあっという間に夢の世界に旅立ち、目が覚めた頃にはもうそこそこいい時間になってしまっている。

「そろそろ引き上げよっか。小町、満足できた?」

「そりゃもう。しすぎなくらいで」

 最後に一人ずつもう一度シャワーを浴び、ホテルを出る。
 まだ少し足腰にきているのか、小町が俺の腕にしがみついてきた。
 それに遠慮してか川崎がいつものように腕を組んでくることはなかったが、今日は仕方ないか。
 川崎を送り届けてから俺と小町は帰路に着く。
 明日は性奴隷としての仕事はお休みだと言われたので、余計なことをしてのチャージとかがないように今夜は早めに寝るとしよう。
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/11/22(火) 07:10:00.24 ID:kqy42XsVO
乙です
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