京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【最終第三ステージ】

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122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/28(水) 19:17:20.99 ID:y2AAuwNJ0

桃子「はいいぃっ!!」ブンッ


 カンッ、カカンッ!  カンッ、カンッ、カカカンッ、カカンカンッ!!


薄暗い書庫の中で、金属と金属が激しくぶつかる音と共に、黄色い火花がいくつも散る。

モモの連撃は、一秒間に五〜六発以上と思われるほどのスピードがあったが…


桃子「……!」カンカンカカンッ

桃子(な…? ば、バカな…?)カンキンッ、カキィンッ!

桃子(私の全力の斬撃を、全部ハサミで受け流している…??)ヒュンッ、キィンッ、キキィンッ!

桃子(私のこのダガーナイフは、王国一の鍛冶屋の名匠さんに鍛えてもらった、硬度・耐食性・ねばり、その全てが最高峰のカスタムナイフ…)

桃子(それに対して、戒能さんのハサミは、どう見てもそこら辺の町工場で量産されてる粗悪なただの素鋼…!)

桃子(まともに斬撃を受ければ真っ二つに折れるはずっす。それなのに、ハサミに傷一つつけず受け切っている…?)
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/28(水) 19:18:47.40 ID:y2AAuwNJ0

桃子(“受け方”っす…! 私の斬撃を正面から受けるのではなくって、斜め横から受け流すようにいなしている…!)カカンッ、ヒュンッ、キキィンッ!

桃子(こ、こんな…! 私の得意なナイフの技術でも、これほどの差が…?)シャキィンッ、キンッ! ガキィンッ!

桃子(く…! それなら… これならどうだっ!すぅっ!!)バッ

良子「!?」


突然、くるりと踵を返して、敵に背を向けたモモ…

そして、


桃子(くらえっ!!)ポチッ!


  ビョォンッ!


モモが、後ろを向いたまま…

逆手に持っていたナイフの柄の尻にある「スイッチ」を押した途端…

刃の部分が取っ手から離れ、猛烈なスピードで弾丸のように良子の豊満な胸に飛び込んでいった。
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/28(水) 19:19:48.90 ID:y2AAuwNJ0

桃子(フフ…w 私のこのダガーナイフは、実は刃が射出可能なスぺツナズ・ナイフなんっす!)

桃子(これならいくら戒能良子でも・・・)クルッ!

桃子「ファッ!?」


良子「グッドです。 今のは少しヒヤッとしましたよ…w」ズオオオォ…


良子の左手には… 超スピードで射出されたナイフの刀身が握られていた。


桃子(と、飛んできた刃を、指でつまんで止めた…??)

桃子(ば、バカな!? このスぺツナズ・ナイフの発射速度は時速80km以上っすよ!?)

桃子(それを、この距離で見切って掴むなんて… 人間業じゃないっす! あ、いや、魔族っすけど…!)
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/28(水) 19:21:18.99 ID:y2AAuwNJ0

良子「ふふ、やはりバトルは楽しいですね…!w さあ、もっとこのファンタスティックなダンスを・・・」

良子「エンジョイしましょうか!w」ニタアァ…


桃子(こ、こ… これが、四天王……!)

桃子(や、やばいっす、やっぱり、私一人で立ち向かうなんて… 無理ゲー過ぎっすか…?)カタカタ…


果たして… モモは、この強大な敵を倒し、魔界歴程を持って仲間の元に戻れるのか…?


☆バトルイベント発生! <東横桃子VS戒能良子> 

・東横桃子ステータス HP1831 戦闘レベル54

・戒能良子ステータス HP2000 戦闘レベル70(魔法不使用Ver.)


※コンマバトルルール

1、レスされたコンマ以下の数が「偶数」なら桃子の攻撃、「奇数」なら良子の攻撃となる。

2、攻撃力は、「コンマ以下の数」×「戦闘レベル」÷10。 例えば、コンマの数が「60」ならば、偶数なので桃子の攻撃。 戦闘レベルの54をかけて「60×54÷10=324」で、324の分だけ良子のHPを削ることが出来る。(小数点以下がある場合は四捨五入)

3、相手のHPを先に0以下にした方の勝利。(0以下になっても戦闘不能になるのみ、死にはしません。また、モモは良子のHPを500以下にすれば、逃げることも選択可能)

(コンマの受け付けは、まずは明日7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可とします)
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/28(水) 19:35:37.60 ID:TVn4c3Zp0
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/28(水) 22:04:15.80 ID:orPqlWQa0
よっと
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 00:55:06.93 ID:vLs2D6Vv0
偶数
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 06:10:18.85 ID:osmZYX5/0
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:02:37.54 ID:TjKWy3JD0
コンマ 60、80、93、85

モモの攻撃→60×54÷10=324・80×54÷10=432

良子の攻撃→93×70÷10=651・85×70÷10=595


良子「さあ、もっとこのバトルをエンジョイしましょう!w」


四天王戒能良子VS東横桃子・・・!

良子は、まったく本気を出していないにも関わらず、強化版アーミー・モモの全力の攻撃を難なくいなしていた…


桃子(遊んでる… まだ遊んでるっすこいつ…!)

桃子(まるで掌の上で弄ばれてる気分っす… 屈辱っす!)

桃子(で、でも、とにかくあがいてみるしかないっす。 倒すまで出来なくても、せめて隙をついて逃げ出せれば…!)
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:03:43.97 ID:TjKWy3JD0

良子「さあでは、これは返しますね」ポイッ

桃子「!?」


 カランカラン…


良子の手を離れたスぺツナズ・ナイフの刃が、床の上で転がって乾いた音をたてた。


良子「刃を装着しなさい。 得物がなくては困るでしょう?」

良子「仕切り直しとしようじゃないですかw」

桃子「……」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:04:49.75 ID:TjKWy3JD0

桃子「ふん、いらないっすよ、もう…」

良子「……」

桃子「敵の情けは受けないっす!」ブンッ! ビシィッ!


床の刃を蹴り飛ばす。

それは、良子の、人体でもっともよけづらい場所―― 正中線上のみぞおちに向かって真っ直ぐ飛んでいった。


良子「っと」サッ


それでも良子は、ワンステップで軽くかわしたが…


桃子(今っす!)サッ、フッ!

良子「!?」ドッ!【-324】


桃子が、隠し持っていたストローのような筒を口に加え…

吹き出された針が、顔をかばった良子の腕に刺さっていた。


桃子(しめたっ! これでヤツの機動力は奪ったっす!)
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:05:37.55 ID:TjKWy3JD0

良子「…暗器を使ってきましたか。 なるほど、グッドチョイスです」チャッ

桃子「よ、余裕ぶるのもここまでっす! 抜いても遅いっすよ。 その針には、しびれ薬が塗ってあるっす」

良子「……」

桃子「即効性っす。 三十秒もしないうちに、体全体、痺れて動けなくなるっすよ」

良子「そうですか。 では、試してみましょうかね…」ブンッ

桃子「!?」


桃子の視界から良子が消えた。
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:06:29.48 ID:TjKWy3JD0

桃子(へあ…? え、ど、どこに??)キョロキョロ

 フー…

桃子「!??」バッ


突然、後ろから耳に息を吹き掛けられたモモは大きく跳びのいた。


桃子「なっ、なな…?///」

桃子(バカな…? いつの間に後ろに…?)

良子「ふふ…w ちゃんと動きますよ?私のボディは」

桃子「…ど、どうして…? ちゃんと刺さったのに…」

良子「私は、140種以上の毒物と、20種以上の睡眠薬に耐性をつける訓練を修めています」

良子「それくらいは、戦場を駆る傭兵として当然のこと… ユーのしびれ薬は残念ながらあまり効果のないタイプだったようですね…w」

桃子「… ま、マジっすか…??」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:07:20.26 ID:TjKWy3JD0

桃子(くそっ、チート過ぎるっす… バケモノにも程があるっす! こうなったら・・・)

桃子(最終手段! “あの能力”を使うっすよ!!)ババッ!

良子「ん!?」


両手をだらりと下げたまま、ノーガードで良子へと跳んだモモ…


良子(なっ?!)ブンッ


意表をつかれた動きに、良子は一瞬戸惑って動きが止まったが、すぐに最速の右直突きを撃ち込んでいた。

が――


 ぶわああぁっ…!!


良子「はっ!?」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:08:19.24 ID:TjKWy3JD0

良子の拳は確かにモモに当たった…

が、モモの体は、まるでその拳に突き崩される幻のように…

ゆらりと歪んで、空気の中へ融けていくように無くなってしまったのである!


良子「!?? ほ、ホワッツ? 一体、何が…??」キョロキョロ


桃子(ふふ…w さすがに驚いてるっすね…w)ユラア…

桃子(やっぱり大事に温存しといて良かったっす! この能力…!)


そう…!

モモは、能力付与の神から授けられた、あの「一分間だけ無味無臭の気体になれる」力を発動したのである!
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:09:23.07 ID:TjKWy3JD0

良子「消えた…? 気配も何も… は!」ギィッ、バタンッ!


半開きになっていた出口の扉を閉めた良子…


桃子(ちっ…! カンがいいっすね。 閉められたらこのまま外に逃げることは出来ないっす)スウゥ…

桃子(この能力が発動できるのは一分間だけ… モタモタしてるヒマはないっす! ならば…)

桃子(闘うまでっす! やってやるっすよ!)スウッ!


 グイッ


良子「ん!?」


右手首をつかまれたような気がして、視線を落とした良子が… 驚愕の表情になった。


良子(なっ!? これは・・・??)


なんと・・・ 良子の手首をつかんでいるのは、空中に浮いたモモの「手」だけだったのである…
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:10:10.96 ID:TjKWy3JD0

 ブワアアアァ…


良子「は? あ・・・??」


驚いて固まっている良子の前で、徐々に、その「手の先の部分」… つまり上腕、肘、二の腕、肩… というように、順番に体が現れてくる。

そして・・・


 ガシィッ!!


良子「あっ、ぐぅ・・・?!!」


ようやくその全てを現したモモの体は… 「跳びつき腕十字」の体勢で良子の右腕に絡みついていた。


良子(さ、サブミッション…?!)


桃子「ふふっ、どうっすか…?」ギギィ…

桃子「これが私の究極のステルス闘法っす! この右腕・・・もらったっすよおぉっ!!」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:11:00.99 ID:TjKWy3JD0

 ギリイィ・・・!


良子「ぬうぅ…!!」【-432】


全身の力で良子の腕を捻り上げるモモ… さすがの良子も苦悶の表情を浮かべた。


桃子(よ、よし、腕が伸びきってきたっす!)ググ…

桃子(あと少しで肘の靭帯を破壊し…) 良子「ぬああああぁっ!!!」ぶんっ

桃子「あっ!?」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:12:06.05 ID:TjKWy3JD0

 ビュンッ!  ドッゴオォッ!


桃子「ぐっ、がぁ…!?」グラ…【-651】


良子は、モモに絡みつかれたまま、右腕を大きく振り回し… 

遠心力の力ですっぽ抜けてしまったモモは5mほども飛んで、本棚に後頭部をしたたかに打ちつけてしまっていた…


桃子(いてて…! ど、どういうバカぢからっすか… あっ!!?)


気づいた時にはもう遅かった。

体を起こしたモモの視界に入ってきたのは、今まさに振り上げられようとしている良子の右脚…!


桃子(しまっ!)


 ドゴオオォンッ!!


桃子「ぶっはああぁっ!!??」=3【-595】


宙に・・・モモの真っ赤な鮮血が舞った。
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:13:06.31 ID:TjKWy3JD0
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ーー

 ピシッ、パリィーンッ!


憩「あ、あれ…?」

京太郎「ん? どうしたんすか、憩さん?」

憩「あ、いや… エリクシールの瓶が…」


回復薬の小瓶にヒビが入って砕け… 中身が漏れ出てしまっていた。


憩「なんもしとらんのに、勝手に割れたんや」

京太郎「え…?」

憧「不吉ね… まさか、モモの身に何か…?」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:13:56.95 ID:TjKWy3JD0

魔王城の外、森の中に潜んでいる京太郎パーティ一同は、潜入したモモの帰りを今か今かと待っていた。


怜「…東横が潜入してから、3時間経っても戻ってこぉへんかったら突入するんやろ。 今、何時間くらい経ったんや?」

照「私の腹時計によると二時間半くらい…」

憧「そうね… モモが魔王城に入ってから、今、2時間34分経過…」スチャッ

憧「あと26分経っても、モモが戻ってこなかったら… 突入する」

憩「モモちゃん無事やろか…? やっぱ、何かあったんじゃ…」

京太郎「だ、大丈夫っすよ! アイツなら… きっと、平気な顔で戻ってきますって!」

京太郎「情報をゲットするのに、時間がかかってるんですよ、きっと…」


努めて明るく振舞う京太郎だが、その顔には明らかに不安の陰が浮いていた。


京太郎(モモ…)

憩(モモちゃん…)

怜(東横…)

照(東横さん…)

憧(モモ… お願い、無事に戻ってきて…!)ギュッ


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143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:14:57.28 ID:TjKWy3JD0

魔王城内・地下書庫


桃子「うっ、ぐうぅ・・・!!」ボタボタ

良子「残念でしたね… もう少しで私の肘をブレイクできたのに…w」ククク…


強烈なサッカーボールキックをまともにくらったモモは、床に四つん這いになり、口から血を滴らせていた。

その前で、戦神戒能良子は悠然と立っている…


桃子(し、しまったっす… 思わず手を放してしまったっす…!)ウウ…

桃子(完全に極まって… 勝つチャンスだったのに…!)ボタボタ…
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:16:08.54 ID:TjKWy3JD0

良子「さあ… まさかこれでフィニッシュではないですよね?」

良子「もっとトゥゲザー… 二人で一緒にエンジョイしましょうよ、バトルを…!」ニタアァ…

桃子「………」


桃子(強い… 強過ぎるっす…!)

桃子(魔法抜きで手を抜いているのにこの強さ…)

桃子(やっぱり、私なんかが、単独でかなう相手なわけないっす…!)
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/29(木) 19:17:11.52 ID:TjKWy3JD0

桃子(で、でも・・・)スッ…


モモは、懐に隠した魔界歴程をそっとさわってみた。


桃子(私には、この、大事な情報をみんなに渡すという任務があるっす…)

桃子(私は諜報員っす。 たとえ命を落とすことになっても… 自分の役割は果たすっす!)ググゥ…


立ち上がり始めたモモを、良子が、嬉しそうに見つめる…

その瞳は、冷徹かつ圧倒的悪魔的…! モモが命をかけて自分に向かってきてくれることに対する期待感で溢れていた。


桃子(みんな… 待ってて下さいね… 私は戻るっすよ…!)

桃子(こんな私を、必要としてくれる仲間たちのためにも――)

桃子(私は負けないっす!!)カッ!


モモの、その美しいエメラルドグリーンの瞳に、炎が宿っていた。


☆コンマバトル二回目! <東横桃子VS戒能良子> 

・東横桃子ステータス 残りHP585 戦闘レベル54

・戒能良子ステータス 残りHP1244 戦闘レベル70(魔法不使用Ver.)


※コンマバトルルールは>>125の通りです

コンマ受け付け明日7:00まで、日付が変わってからの連投は可。
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 20:43:05.74 ID:5rp8iHME0
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/29(木) 22:17:34.73 ID:ydO+H9hy0
いけっ!
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/30(金) 01:01:09.37 ID:L1jeIFiy0
さあ
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:00:48.40 ID:mvhZhlMn0
桃子撃沈――

「逃げる」を選択可能なところまではあと一歩でした

よく頑張った…っす…!
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:02:02.52 ID:mvhZhlMn0
コンマ 74、73、37

モモの攻撃→74×54÷10=399.6 四捨五入し400

良子の攻撃→73×70÷10=511・37×70÷10=259


桃子(こんな私を、必要としてくれる仲間たちのためにも――)

桃子(私は負けないっす!!)カッ!


戦神戒能良子を相手にしてのタイマン勝負――

圧倒的不利な状況に立たされながらも、モモはあきらめていなかった。

仲間たちが自分の帰りを待っているのだ… なんとしてでも、戻らなくては――!
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:03:56.66 ID:mvhZhlMn0

良子「………」ゴゴゴゴゴゴオオォ…!


桃子(まともにやって勝てる相手じゃないことは、よぉーく分かったっす)

桃子(とにかく、なんとかして隙をついて逃げる…!)チラッ…


良子の背後に、部屋の出口のドアが見える。 どうにかしてあの外に出る事さえできれば…!


桃子(ふ、ふふ…w 戒能良子… 余裕ぶっこいてるのを後悔させてやるっすよ…)

桃子(これが私の・・・最後の奥の手っす!!)サッ、ブンッ!


 ドッ!、ボワワワアァ〜〜ン!!


良子「ん!?」


モモが腰のポーチからピンポン玉のような物を出して床に叩きつけると… 辺り一面がアッという間に白煙に包まれた。
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:05:33.10 ID:mvhZhlMn0

桃子(さああぁ今っす!)ササササ…!


良子から距離をとって、半円を描くようにしてドアに向かうモモ…


 ガチャッ! ギイイィッ…!


桃子(よ、よし、開いたっす! これで逃げ…)

 がしっ!

桃子「うっ!?」


ドアまで到達したモモだったが… 白煙の中からにゅっと伸びてきた手が、モモの左手首を掴んでいた。


良子「煙幕… そんなイージーな発想でこの私から逃げられるなどと…」

良子「バッドチョイスです。 これはペナルティが必要ですねっ!」グイッ!

桃子「あっ!」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:07:10.60 ID:mvhZhlMn0

 ガキィッ!


桃子「ぐうぅ!?」


モモの手首を引き寄せた良子は、そのまま相手の腕を自分の右わきに挟み込んで捻り上げた。

立ったまま入れるサブミッション・わき固め…! 先ほどのモモの跳びつき腕十字の意趣返しである。


 ギリギリイィ…!


桃子(しまっ! 折れ・・・)


数々の過酷な戦場を渡り歩いた良子に、躊躇は一切なかった…

モモがアッと思った時には、“ぼきり”といやな音がして、左腕の肘から先が有り得ない方向に曲がっていた。【-511】
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:08:36.81 ID:mvhZhlMn0

 ダンッ!!


良子「なっ!?」


が――、その直後、良子は信じられない光景を目にした。

モモは、折れた左腕がよけいに傷つくのもかまわず、両足を体の下に引きつけて、バネをきかせて思い切り床を蹴って跳ね上がったのだ…!


桃子「ああああああああぁぁっっ!!!」ブンッ!

良子「がっ!?」ゴッ!【-400】


モモの後頭部が良子の鼻に激突…! 鼻血が宙に舞い、さすがの良子も思わず手を放した。


桃子(い、今っす!!)タタタ…!
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:10:27.62 ID:mvhZhlMn0

遂に外の廊下に出たモモは、折れた左腕を右手で押さえながら駆け出した。

だが・・・


 ゴッ!!


桃子「あ・・・!はぁ・・・・?」ガクゥ…【-259】


背後から、良子の手刀が一閃――

首筋にモロにくらったモモは、まるで糸の切れた人形のように… その場に倒れていた。


桃子「………」グッタリ

良子「ふふ…w いいファイトでしたね…」

良子「なかなか楽しめました。 今は安らかに眠りなさい…」ゴゴゴゴオオォ…!


決着――!

ジャイアントキリング成らず…!

最後に立っていたのは、やはり戦神・四天王戒能良子…!!


※ ×東横桃子 VS 戒能良子○ (決まり手・首筋への手刀)

東横桃子最終HP−185(戦闘不能)

戒能良子最終HP844 
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:12:19.64 ID:mvhZhlMn0
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怜「おい…新子、いつまでここにおるんや?」

憧「……」

怜「もうとっくに3時間経っとるやろ。 突入するんとちゃうんかい」

憧「で、でも…」


“モモが潜入して3時間経っても戻らない場合、全員で突入する”と提案したのは憧だった。

今現在、3時間を20分程オーバーしている。

しかし、憧は…


“桃子『えへへ、ごめんなさいっす! ちょっと道に迷っちゃったっす!w』”


今にも、モモがそんなことを言いながら笑顔で戻ってくるような気がして、突入の決断を出来ずにいた。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:14:25.57 ID:mvhZhlMn0

京太郎「憧…」スッ

憧「…京太郎?」

京太郎「…行こうぜ。 もし、アイツが魔族に捕まっちまったんなら…」

京太郎「救い出せるのは、俺たちしかいねーんだからよっ!」

憧「! そ、そうだね… よし!」ザッ!
  

意を決して立ち上がった憧…


憧「じゃあ行くよ…! 魔王城攻略… 一応、ここからは賢者の私が指揮をとらせてもらうね」


神妙な表情で、他四人が憧を見上げる。

モモが戻ってこなかったことで、全体の緊張感が増していた。


憧「私たちのミッションは、魔王打倒とサキ姫の救出… そして捕まっているかもしれないモモを見つけること…!」

憧「これは、私たちの最後の戦い… 途中で、誰かが倒れることになるかもしれないけど…」

憧「どんなことがあっても、たとえ一人になっても、あきらめずにこのミッションは必ず達成する…!」

憧「私たち一人一人が、その心構えで臨めば、絶対、最後には私たちが勝つ――!」


憧「自分と仲間たちを信じて… いざ、出陣よ!!」


京照憩怜「「「「 おうっ!!!! 」」」」


ついに… 京太郎パーティVS魔王軍団の総力戦が開始された。
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:15:56.29 ID:mvhZhlMn0





京太郎「うっお… 広いな結構…! さすがは大魔王の城だな!」キョロキョロ

怜「天井高いなぁ… この城建てるのになんぼかかったんやろな」スタスタ

憧「し…!あんたたち、あんまり大きい声出さないでよ…! どこに魔族が潜んでるか分かんないんだから…」

憩「せやでーぇ。 トラップやなんらかの防衛システムがあるかもしれへんから、一瞬でも気ぃ抜いたらあかんで!」


京太郎たち五人は、城内の… モモも通ったあの長い回廊を歩いていた。


照「・・・サキと東横さんはどこにいるのかな…」テクテク

憧「牢ならば多分地下… でも、サキ姫は、最上層の魔王の間の近くに幽閉されてる可能性も高いと思う」テクテク

怜「しっかしほんま広いな。 これはそう簡単に見つけることはできんやろな…」

憩「やっぱり… モモちゃんが戻ってこぉへんかったのは、痛いなーぁ…」

憧「うん… まずは、モモの発見・救出を第一目標にする。 みんな、地下に向かうよ…!」


パーティ一同は、階段を見つけ、魔王城最下層へと降りていった…
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:17:22.49 ID:mvhZhlMn0





憧「…ん?」ピタッ

京太郎「お…、別れ路だな。 どうする?」


薄暗い最下層の通路… 京太郎たちはT字路に突き当たっていた。


憩「右へ行くか左へ行くか…」フンフム

照「悩むね。 どっちに地下牢があるのかな…?」

怜「ふふw、こりゃウチのダウジングが役に立つ時がきたようやな!w」ハリガネー

憧「いや、ちょっと待って」

怜「? なんや?」

憧「ここは・・・二手に分かれようか。右にも左にも行く」

京太郎「え?」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:18:56.62 ID:mvhZhlMn0

京太郎「分かれる? 大丈夫かよ?」

憧「うん、人数が減るのは確かに敵に遭遇した時のリスクという面ではマイナスだけど…」

憧「分かれて両方の通路に行けば、それだけ早く見つけられる可能性が高まるでしょ?」

憧「これだけ広いなら、いったん二手に分かれて… あとで落ち合えるようにした方がいいと思うの」

怜「ふぅん… ま、分かれるのはええけど、どういうメンバーにするんや」

憧「そうだね… 魔法を使える私と園城寺さんを分けて…」

憧「園城寺さんの方に、物理攻撃の得意なテルさんと京太郎…」

憧「そして私の方には、後方支援が得意な憩さんがついて、お互いにまずは地下牢を目指す…!」

憧「いいかな? 一時間後に、またこの場所で落ち合うってことで!」


憧の判断により、パーティは憧&憩組、怜&照&京太郎組に分かれ、それぞれ、右、左へと進んでいった…
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:20:55.07 ID:mvhZhlMn0





憧&憩サイド


憧「……」テクテク

憩「だんだん暗くなってくなーぁ… てゆーか、まだ魔族の一人も出てこぉへんな」テクテク

憩「話の出来る低級モンスターでも出てくれれば、とっ捕まえて拷問して、情報吐かせるって手もあるんやけどなぁ…」スゥ…


殲滅のナース・憩が取り出したメスが、暗がりの中で妖しく光る…

と――


憧「…!」ピタッ

憩「ん? どうしたん憧ちゃん?」

憧「シッ…! 憩さん、何か、聞こえない?」

憩「え…?」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:22:33.26 ID:mvhZhlMn0

ジッと押し黙り、耳を澄ます二人…

すると――


 … ワーワ――ッ…!  キャーキャ――ッ…! ……


憧「…ん?」


… トキニハハヤリニナガサレテェ〜♪  リボンデオメカシシチャウノヨォ〜〜♪ …


憩「…は?」


… ピ――ピ――ッ!  ヒュ――ヒュ――ッ!!  ウオオオオオォォ――ッ! ハヤリーン!  ケッコンシテクレエエェ――ッ!! …


憧「・・・な、何コレ? 歌…? それに、歓声…??」

憩「な、何が起きてるんや? こんな地下で…?」

163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/30(金) 19:23:51.22 ID:mvhZhlMn0
今日はここまで、安価・コンマはありません
また明日からバトルスタートしていくのよー
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:08:11.87 ID:wfQjKeDg0

魔王城内に先行して単独で潜入していたモモは、時間になっても京太郎たちの元に戻ってこなかった…

それに伴い、パーティメンバーは、いよいよ全員で城への突入を開始…!

まずは地下牢を探しに城の最下層に向かい、分かれ路で憧&憩、怜&照&京太郎の二手に分かれた。

そして、憧と憩の二人は、その場にそぐわぬ奇妙な歌声と歓声を耳にし…?



… トキニハハヤリニナガサレテェ〜♪ …ヒュ――ヒュ――ッ!!  ウオオオオオォォ――ッ! ハヤリーン!  ワアアアアアアァァァ――ッ!! …


薄暗い廊下の向こうから聞こえてくる怪しげな声…


憧「・・・な、何コレ? 歌…? それに、歓声…??」

憩「な、何が起きてるんや? こんな地下で…?」

憧「…あ、扉が……!」


まるで、映画館にあるような大きな観音開きの扉がある。


憧「この扉の向こうから声が… …ん?」ギイィ…

憧「わっ!??」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:10:49.61 ID:wfQjKeDg0

 ウワアアアアアアアアァァァ―――――ッッ!!!


憧「こ、これは…?」

憩「なな、なんやこりゃ!??」


姫子「きゃああああぁぁはっやりさあああぁぁ―――ん!!」ウオーッ=3

豊音「はっやりいいぃ――んっ! ちょ――KAWAIIよおおぉぉぉ―――っ!!」フンガーッ=3

泉「うおおおおおぉぉ――っっ!! はやりさんこっち向いてええぇぇ――――っっ!!」ウッキャーッ!=3

玄「おもち! おもち!! おもちぃ!!! おもちですのだああああああぁぁ――――っ!!」ムホアアァーッ!=3

爽「はやりいいぃんんっっ! オラァッ! パンツ見えるとこまで来いよこのやろおおおぉぉっ―――――っっっ!!!」ムガアァーッ!=3
  

はやり(28)『みんなっ!ありがとぉ―――っ!!☆ はやり、みんなのこと、だぁい好きだよぉ―――っ!☆』ハヤヤッ!


そう… そこは、数千人の観客収容の巨大なコンサート会場になっており… ステージの上では、あの痛々しい魔族アイドル(28)がマイクを持って歌っていたのである!
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:13:16.27 ID:wfQjKeDg0

憩「なんなんやこりゃ…? う、ウチ、幻でも見とるんか…? どうして魔王城の地下にこんな所が…」

憩「あのふりふりのオバ…じゃない、おねーさんは・・・角、翼、尻尾の魔族3点セットがあるっちゅーことは魔族やなぁ… 観客は魔族と人間が入り乱れとるけど」

憧「憩さん、そういえば私、噂で聞いたことがある」

憩「憧ちゃん?」

憧「魔族四天王の一人はアイドルで、魔族・人間問わずにファン(奴隷)が大勢いると…」

憩「な? そ、それじゃ、あのふりふりが四天王の一人なんか?」

憧「多分… 自分の歌を聴かせることで人々を洗脳し、死ぬまでファン(奴隷)として搾り取る恐ろしい魔族アイドル……」

憧「アレが四天王が一人、瑞原はやり(28)――!」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:15:20.42 ID:wfQjKeDg0

 ウオオオオオオオオォォ――ッ!!  ピ――ピ――ッ!!  ヒュ――ヒュ――ッッ!!  ワアアアアアアアアアアァァァ―――――ッッ!!! ………


はやり『はっああぁ――い!☆ みんな、今日ははやりのライブにようこそぉ――っ!☆』


ステージ上の魔族アイドル(28)は、MCを始めた。


はやり『ここでみんなに、はやりからのサプライズプレゼントだよっ! 実はぁ、今日のステージは、特別ゲストを招待してるんだぁ♪☆』


 ナニ?ゲスト?  ダレヤロ?  ガヤガヤザワザワ……


はやり『ふふふ!w みんなも楽しみだよねっ! では早速、その特別ゲストを紹介したいと思いまぁ――っす!☆』

はやり『じゃあぁーんっ! 特別ゲストはあちら! この魔王城に攻めてきた勇者一行の皆さんだYO!☆』バッ


憩「ファッ!?」

憧「はい…?」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:17:01.19 ID:wfQjKeDg0

突然、はやりが、客席の後ろで見ていた憩と憧の方に手を掲げると、スポットライトが一斉に二人を照らした…


憩「うっ、眩し…!」

憧「し、しまった、見つかった…!」


はやり『ん? あれれ…? 五人いるはずだけど、二人だけなのカナ?☆』

はやり『まあいいや! じゃあみんな! あのゲストさんたちをはやりの所に連れてきて!☆』


 ワアアアアアァァ―――ッ!  ドッオオオオオォォ―――ッ!!


憩「どひっ!?」=3


はやりの合図で、大勢の観客が二人の元へ押し寄せ… まるで胴上げでもするかのように抱え上げてしまった。


憩「ちょっ、わ…?! 何すんねんあんたら! ひゃっ?/// ちょい!ヘンなとこ触らんといて!!///」=3

憧「く…! こいつら、歌で洗脳されて操られてんのよ…!」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:20:18.78 ID:wfQjKeDg0

わっしょいわっしょいとばかりに運ばれて、ステージの上へぽいっと投げ込まれてしまった憩&憧…


憩「ててて… ひどい目に遭うたわ…」イテテ…

憧「なんなのよまったく…?」


はやり『お二人サン! はやりのステージへようこそぉ――っ!☆』ハヤヤ

憧「… 瑞原はやり… あんた、魔王配下の四天王の一人、瑞原はやりよね?」キッ

はやり『いかにも!☆』フンス!

憧「どういうつもりなのよ、私たちが敵であることは分かってるんでしょ… なんなのこの茶番は…?」

はやり『むふふ…w 敵とか味方とかは、はやりにとってはどーでもいいんだなーぁ…w アイドルのはやりにとって大事なのは、如何にエンターテイメントであるか…! それだけだYO!☆』

憩「エンターテイメント??」

はやり『そ!☆ だからあなたたち二人にはぁ・・・このステージ上で、はやりと闘ってもらうゾ!☆』

はやり『“HP取り合いクイズ合戦”でね!☆』

憧「く、クイズ??」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/01(土) 19:23:29.66 ID:vIibEVSG0
クイズ…咲ちゃん…うっ、頭が…
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:23:32.45 ID:wfQjKeDg0

憧「フザケてんじゃないわよ! クイズ…? なんで私たちがそんなことを…」

はやり『そんなの、面白そうだからに決まってんじゃーん♪☆』ハヤヤ

憩「い、いや、そんなことより、あんた、私たちの仲間がここに潜入したこと、知っとるんやないか…?」

はやり『ん? うん、あの黒髪で影のうすーい子だよね。 知ってるよ?☆』

憩「! い、今、どこにおるんや? 無事なんか?」

はやり『無事と言えば無事だし、無事じゃないといえば無事じゃないねぇ…w☆』ニタア…

憧「! あんた…! モモに何を…?」ギラァ…

はやり『おっと!☆ 落ち着いて♪ はやりはボーリョク反対だよ♪』

はやり『だいじょーぶ! その子が今どうしてるか、見せてあげるから。 はーいカモン! “魔道幻影”!!☆』バッ!


 ヴ――ン……


憩「ん?」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:28:28.60 ID:wfQjKeDg0

はやりがステージ背後に右手を掲げると、そこに、巨大なスクリーンが現れた。

そしてそこに映し出されたのは…


“桃子『…… zzzz…』スースー…”


病室のような場所でベッドに横たわり、静かに寝息をたてているモモの姿だった…

その左腕は石膏で固められていて、頭にも包帯が巻かれている。


憩「も、モモちゃん!」

憧(! ぶ、無事だった… でも、あのケガは…?)

はやり『ふふ、あの子はねぇ、むぼーにも良子ちゃんとタイマンで闘って、コテンパンにヤラれちゃったんだなー☆』

憧(ヨシコ…? もしかして、戦神・戒能良子…?)

はやり『でも安心して! ちゃんと城内の医療施設で治療してあげて、まだ目が覚めないけど安静にしてるから☆』

憩「あんたぁ…! すぐにウチをモモちゃんのとこへ案内するんや! さもないと・・・!」スチャッ!


憩が右手にメスを四本、構える。


はやり『わわわ!? だから落ち着いて! はやりはそーゆー乱暴なの嫌いだなー☆』

はやり『それに・・・勘違いしてもらっちゃ困るナw あの子は魔王軍の人質だよ? つまりぃ・・・』

はやり『主導権は、はやりが握ってるんだよぉ…?』ニタア…

憩「…!」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:30:27.39 ID:wfQjKeDg0

憧「・・・条件を、聞こうか」

はやり『ん?』

憧「私たちをこんな所に連れ込んで、こんな映像を見せて…」

憧「何を企んでるのか知らないけど、モモを返してもらうには… 何か条件があるんでしょ?」

はやり『ふふw、話が早くて助かるなー♪ その通り! あの子を返して欲しくば…』

はやり『ここではやりとクイズ合戦をして、勝つこと! それしか方法はないYO!☆』


瑞原はやりVS新子憧&荒川憩によるクイズ勝負―― 究極の頭脳対決が始まろうとしていた。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:33:33.17 ID:wfQjKeDg0

10分後…

憩と憧は、ステージ上に用意された椅子に座らされ、動けないようにベルトで腰を縛られていた。

眼の前には台があり、その上に赤いボタンがある… クイズ用の早押しボタンである。

少し離れた所に、はやりも同じ体勢で座っていた。

二人とも、はやりの提案に乗って、モモを助けるためクイズ合戦に応じることにしたのである…


憩「はあ… まさか魔王城に来て、クイズ対決させられるとは思わんかったで…」

憧(…本当に、こんな茶番に勝ったからって、大人しくモモを返しくれるか分からないけど…)

憧(今のところ応じるしか手はない。 とにかく、相手のステージに乗った上で、勝つしかない…!)
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:36:19.50 ID:wfQjKeDg0

恒子『レイディィ〜〜〜ス、エェ〜ンド、ジウェエエェ〜〜ントゥルマアァ――ンッ!!』

恒子『お待たせしましたァ! これより、魔族四天王瑞原はやり! ぶいえす…』

恒子『勇者パーティ賢者&ナース!による、“勝つのはどっちだ! 早押しクイズ対決!!”を行いまぁすっ!!』


 ワアアアアアアアァァ――ッ!!  ヒュ――ヒュ――ッ!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ……!!
 

恒子『司会進行はワタクシ! MTV(魔界テレビ)アナウンサー、福与恒子が務めさせて頂きますッ! どうぞヨロシクゥ!!』

憩「ん…? あんた、タ・コース国の勇者権争奪マッチで司会しとらんかったっけ?」

恒子『細かいことは気にしない!w さああぁ、ではでは始めるぞォッ!!』カッ
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:39:55.23 ID:wfQjKeDg0

恒子『まずはルールから! っていってもまあ、カンタンだけどねっ!』

恒子『クイズは早押し式! スクリーンに出てきた問題を、分かったら赤いボタンをターンとぶっ叩いて答えるアレですね!』

恒子『そして、コレは答えた人に点数が加算される方式ではなく、“答えられなかった方に罰ゲーム”が実施されるという方式なんですねェ!!』

恒子『罰ゲームは、座っている椅子に地獄の高圧電流が流されて、HPが削られるという方法…』

恒子『それでHPが減って0になって、闘えなくなった方の負け!というわけなのですっ!!』

恒子『勝負は一対二だから、二人がかりの賢者さんたちの方が有利に見えるけど…』

恒子『我らがはやり姫は何しろアイドルでありながら“魔界一の才女”と言われてますからねぇっ! クイズでは圧倒的な強さを誇りますッ!』


はやり「ふふふ〜ん♪☆」


憧(ふん… 瑞原はやり、余裕ぶっこいてるけど、クイズならお手の物…! 大賢者である私と、パーティ内で最も頭がキレる憩さんなら…)

憧(まず負けることはない!)


はやり「……☆」ニタアァ…


※各プレイヤーの現HP(電撃が流されると、HPが300減る。0以下になったら戦闘不能)

新子憧   1006
荒川憩   1291
瑞原はやり 1800
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:42:21.65 ID:wfQjKeDg0

恒子『それでは早速第一問目ェッ!!』ポチットナ!


 ヴ――ン…


恒子が手元の魔道石板を操作すると、スクリーンに問題が表示された…


憩「ん? これは・・・」


“第一問 次の数を素因数分解し、その数の和を求めよ  「8128」”
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:43:58.86 ID:wfQjKeDg0

恒子『おおおぉ? 何コレ? これはまた、一問目から超難問…!』

恒子『こんなの暗算で解ける人いるの?』

 ピンポォーンッ!

恒子『さああ! 一問目、誰が最も早くボタンを・・・って、ピンポン?』


憧「……」ゴゴゴゴオオオォ…


恒子『おおっ? もう賢者の新子選手がボタンを押している…? ちゃんと計算したの?』

恒子『で、では、新子選手、答えをどうぞ…』


憧「8128を素因数分解すると、2の6乗×127… つまりその和は、139」


恒子『・・・せ、正解です! 新子選手第一問目正解ィ!!』
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:45:55.65 ID:wfQjKeDg0

 オオオォ…! スッゲェ、サスガケンジャ!  マジカ?  ハヤリン… ザワザワガヤガヤ…


はやり「は、はややや…?」


恒子『いやいや、これにはさすがのはやりさんもビックリといった表情です…!』


憩「す、凄いな、さすが憧ちゃん…!」

憧「ふふ…w ま、計算なら任せてよね♪」キイィーン…!


圧倒的スピードで第一問をクリアした憧…!

そう、彼女は、能力付与の神から授けられた「集中するとスーパーコンピューター並の演算が出来る」能力を早速発動していたのである…!
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 19:47:41.02 ID:wfQjKeDg0

恒子『ではでは! ルールですので、罰ゲームを実施させていただきますよォッ!!』

はやり「ひゃ…? こ、こーこちゃん、やさしく、して、ネ…?☆」ウルッ

恒子『いや、コレ、手加減とか出来ないようになってるので… お覚悟ォ!!』ポチットナ!


 バリバリバリバリバリバリバリバリバリ…!!


はやり「あびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃああぁっ!!??☆」=3(HP1800→1500)
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 20:10:29.32 ID:wfQjKeDg0

はやり「…………☆」プスプスプスウウゥ…


憧「うわ… アイドルが半焦げに…」アレハクライタクナイ

憩「ほ、ほんまにエンターテイナーやなぁ…」カラダハッテル…


はやり「…むふっ!☆ 大丈夫! はやりはこれくらいどーってことないよーん!☆」ヒョコッ!

はやり「次こそははやりが先に答えるからねっ! こーこちゃん、ネクストクエスチョン、カモォーン!!☆」


恒子『はい! では…第二問目は、こちらぁ!!』ポチットナ!



☆頭脳イベント発生!(ここからはレスにて、読み手の方々に答えて頂きます)


“第二問 次の三人を背の高い順に並べよ 「井上純」「姉帯豊音」「ハギヨシ」”

“第三問 「土」の右には「寿司」がある。「傘」の右には「赤」がある。では、「へそ」の右にあるのは何か? ※ヒント:答えは二文字の動物”

“第四問 「むorかorぜ」←これは、何を表しているか? ※ヒント:明華”


※お一人、二問まで答えられます。制限時間は、今日は「24:00」まで。レス締め切り後に、すぐ答え発表を書きます。

正答のレスが合った場合は、憧&憩のどちらかが答えます。(そのレスのコンマ以下が偶数なら憧、奇数なら憩が答える)

憧&憩が答えられた場合は、はやりが電撃を受け、HPが削られます。

24:00までに正答が無かった問題は、あとではやりが答え、憧&憩の両方が電撃を受け、HPが削られます。

はやりを先に0以下にすれば憧&憩の勝ち。 先にHPが無くなれば、はやりが勝って、憧と憩は両方とも戦闘不能に。


モモ救出の為に奮ってご参加下さい、どうぞよろしく!
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/01(土) 20:16:01.21 ID:wfQjKeDg0
しまった! >>181一部訂正


ד第四問 「むorかorぜ」←これは、何を表しているか? ※ヒント:明華”



○“第四問 「むorいorぜ」←これは、何を表しているか? ※ヒント:明華”


失礼しました
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/01(土) 21:11:01.18 ID:/IdYdoNz0
第二問はわからないけど、
第三問の答えは「ねこ」だね
「へ」は「は行のえの段」その右にあるのは「ね」
「そ」は「サ行のおの段」その右にあるのは「こ」
第四問の答えは「むかいかぜ」だね
「or」は日本語で直すと「か」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 00:05:43.75 ID:ZghdrySq0
回答あざす、正解です!
第二問は答えが無いため、はやりが正答
>>183のコンマが18で偶数の為、第三・四問は憧が正答
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 00:09:46.18 ID:ZghdrySq0

はやり「こーこちゃん、ネクストクエスチョン、カモォーン!!☆」

恒子『はい! では…第二問目は、こちらぁ!!』ポチットナ!


 ヴ―ン… パッ!


“第二問 次の三人を背の高い順に並べよ 「井上純」「姉帯豊音」「ハギヨシ」”


タァーンッ!  ピポーォンッ!!


恒子『お…! 今度は間髪入れずにはやりさんがボタンを押しましたッ! 答えどうぞぉ!!』

 
はやり「こんなのかんたぁーんっ!♪ 高い方から順に、豊音ちゃん(197)、ハギヨシさん(187)、純ちゃん(183)の順だねっ!☆」

 ピポピポォーンッ!

恒子『正解ですッ! 今度ははやりさんが一勝オォッ! これで取り返したぞォ!!』


憧「こ、これはちょっと、私たちに分かるわけないじゃん…」

憩「計算して分かる問題ちゃうもんなぁ…」


はやり「むふふっ! 三人ともはやりのファンだからねー♪ ステージから客席を見てると、みんなの背の高さとかはよく分かるんだよっ☆」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 00:11:28.11 ID:ZghdrySq0

恒子『では…賢者チームのお二人、覚悟はいいですね?w』ジリッ…

憧「は、早くやっちゃってよ…」

憩「ウチ、Sと見せかけての隠れMやから、多分平気やでーぇ♪」

恒子『では受けてもらいましょうっ! お覚悟ォ!!』ポチットナ!


 バリバリバリバリバリバリバリバリバリ…!!


憧「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙んんンン゙んゔうぅ―――っっ!!?///」=3(HP1006→706)

憩「わっきゃあああああアアァアァぁぁ―――んんっっ!?!///ww」=3(HP1291→991)
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 00:15:53.01 ID:ZghdrySq0

憩「はぁ〜〜…w こりゃなかなか…w AED100個分くらいの電気ショックやわぁ〜〜…w」ハアハア

憧(くぅ〜…きっつぅ…! オシッコ漏れちゃうかと思ったじゃん…!///)ハアハア…


はやり「でゅふふっ!w さあさあ! ここからははやりの単独オン・ステージだYO!☆」


ところが…


“第三問 「土」の右には「寿司」がある。「傘」の右には「赤」がある。では、「へそ」の右にあるのは何か? ※ヒント:答えは二文字の動物”


憧「これは“ねこ”ね… ひらがなの五十音表思い浮かべればすぐ分かる。 「へ」のすぐ右にあるのは「ね」、そして「そ」の右にあるのは「こ」だからね」

はやり「どっっブォお%おおおwおおtお#おぉぉjぉぉ―――っっっッッ!?!?☆」バリバリバリバリ…!!(HP1500→1200)


“第四問 「むorいorぜ」←これは、何を表しているか? ※ヒント:明華”


憧「この答えは「むかいかぜ」。「or」は日本語で直すと「か」だもの、簡単カンタン♪」

はやり「わびじゃあgあ@ああぱあ$あああkあぁwぁぁ――――っっっッッ?!?!☆」バリバリバリバリ…!!(HP1200→900)
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 00:17:47.89 ID:ZghdrySq0

はやり「・・・・・・」プスプスプスプスプスウゥゥ・・・・


賢者憧、その本領を発揮…!

はやりは計三発もの電撃を喰らい、丸焦げ…!


憧「…な、なかなか凄いリアクションするね… さすが芸能人…」タラリ

憩「でも、アイドルやなくてお笑い芸人の方が合っとるんちゃうかーぁ…?」


はやり「ナンダッテ?! こーんなぴっちぴちアイドルに向かって、なんてことゆーのカナッ!☆」ピョコンッ!

はやり「まだまだぁ! さあこーこちゃん、ネクストクエスチョン、カモォ――ンッ!だYO!!☆」ハヤッ!
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 00:21:15.36 ID:ZghdrySq0
今日はここまでだし

各プレイヤー現HP

憧   706
憩   991
はやり 900

また明日クイズバトルの続きやっていくので、よろしくです
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 18:59:11.87 ID:nSTH0ywo0


はやり「次こそははやりが先に答えるからねっ! こーこちゃん、ネクストクエスチョン、カモォーン!!☆」ハヤッ

恒子『はい! でも、その前に… ここらでちょいと各選手の残存HPを確認しておきたいと思います! こちらァ!!ババンッ!


“各プレイヤー現HP”

 新子憧   706
 荒川憩   991
 
 瑞原はやり 900


恒子『今のとこ、賢者チームは1回、はやりさんは3回もの罰ゲームを受けてHPを減らされていますが…』

恒子『はやりさんは元々のHP値が高いので、これでようやくハンデがなくなり対等の勝負になった…という風にも見受けられますねェ!』


憧(確かに… 私たちは二人がかりでも、先にあっちに答えられたら二人とも電撃を受けなきゃいけないんだから、条件は同じ、むしろHPの点ではまだこちらが不利かもしれない…)

憧(何しろ私は残りHPが706しかない。 この電撃は一発で一気に300もHPを削ってくるから、もしもう一回喰らえば私の残りHPはわずか406に…!)

憧(まだまだ強敵が待ち構えているのに、こんなとこでそんなに体力を減らされちゃったらもう致命的…! たとえここを乗り越えられても、絶対あとの戦いで倒れることになる…)

憧(対して、瑞原はやりは残り900… ならばあと3回の電撃でちょうど0に…! 四天王の一人を倒すことが出来る!)

憧(ここから絶対3回連続で答えて・・・ヤツを倒す!!)キッ
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:00:38.86 ID:nSTH0ywo0

恒子『さあ! では次の問題にまいります! 皆さん、準備はよろしいですか?』

恒子『第五問目は、こちらァ!!』ポチットナ!


 ヴーン… パァッ!


憧「!」

憩「これは…?」

はやり「はやや?」

ーーーーーー
ーーーー
ーー
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:02:25.47 ID:nSTH0ywo0

憧&憩が、はやりとのクイズバトルを続けていた頃…

分かれ路で左の方へ行った、怜&照&京太郎の3人は…!


照「お腹すいたぁ… ねえ京太郎、休憩してオヤツにしようよ…」トボトボ

京太郎「な、何言ってるんすか… せめてモモを助け出すまでは我慢して下さいよ…!」

怜「はあ… 歩き過ぎてうちもう足が棒や。 京太郎、お前の堅い太ももで我慢したるから、膝枕してーな」

京太郎「分かれてからまだ10分くらいしか経ってませんよ? もう少し頑張って下さいよ…」

怜「生きるんてツライなぁ…」ハア


我儘を言う照&怜を、京太郎がなだめすかしながら先へと進んでいた…


京太郎(ちっ…! 憧のヤツ、二手に分かれるのはいいけど、なんでこんな振り分けにしたんだよ…?)

京太郎(この二人の面倒みる俺の身にもなってくれよ!)


と、そのとき…!


?『………』ジィーッ…


移動型監視カメラの役割をもつモンスター・ガンキューが、斜め上からじっと3人を見ていた…

ーーーーーー
ーーーー
ーー
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:04:03.52 ID:nSTH0ywo0

魔王城モニタールーム


晴絵「……」カチャカチャ

晴絵「おや、あれは…?」

“モウスコシガンバッテクダサイヨ…  イキルンテツライナァ…”

晴絵「! よし、発見したぞ…! 勇者一行のうちの、3人だな…」


城内各所に配置中のガンキューたちの映像をチェックしていた、魔王軍参謀赤土晴絵…!


晴絵「地下にいたのか… 捕虜にしたあの黒髪の子を探しているみたいだな」

晴絵「ふふ…w そんな所をいくら探しても、仲間は見つからないぞ…?」ククク…

晴絵「さてしかし、相手が3人となると… ここは咏さんを呼んで一気に……」

?「赤土さん」ヌッ

晴絵「ファッ!?」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:06:06.85 ID:nSTH0ywo0

良子「………」ゴゴゴゴゴゴゴオオオオォ……


突然、晴絵の背後から声をかけてきたのは…

モモをほぼ再起不能にまで痛めつけた、あの戒能良子!


晴絵「な…なんですか戒能さん、いたんなら先に声かけて下さいよ!」

良子「ソーリー。 傭兵で戦場にいる時は、常に気配を消すようにしていたので、つい…」

晴絵「で…なんですか?」

良子「はい、その3人ですが… 私が相手をしても構わないですかね?」

晴絵「え…」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:11:57.46 ID:nSTH0ywo0

晴絵「実力を疑ってるわけじゃないですけど、戒能さんはあの諜報員の子と闘ったばかりだし…」

晴絵「ここは咏さんに行ってもらおうと思ったんですが」

良子「私のボディの心配なら必要ありません。 むしろ戦場では、手負いになってからが戦闘の本質を実感できるというもの…」

良子「それに… ちょっと、私にグッド・アイディーアがあるものですから…w」ニタア…

晴絵「…!」ゾクッ

晴絵「わ、分かりました… しかし、殺さないように手加減して下さいね…?」

晴絵「我々魔族は人間族と抗争中ですが、余計な怨みを買うのも、のちのち厄介ですからね…」

良子「オーライ。 では・・・」ザッ

良子「出でよ!ソロモン72柱が一柱・・・! 地獄の将軍・魔神“ガミジン”!!」ブワアアアアァァ…!!

晴絵「ひ…!?」


魔人戒能良子、遂にその本当の力・・・“召喚術”を発動!

晴絵の眼の前に現れたのは、上半身は馬、下半身はマッチョな人間という、半人半獣のなんとも異様なる姿の魔神…!


良子「フフ…w ガミジンの能力は、“魂を自在に操ること”…! これからイントゥルスティングなモノが見られますよ…!w」ゴゴゴオオォ…!

ーーーーーー
ーーーー
ーー
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:13:41.03 ID:nSTH0ywo0

魔王城地下通路


 スタスタ、テクテク…

照「…ね、ねえ、京太郎…」ピタッ

京太郎「なんですか… オヤツならもうちょっとあとに…」

照「いや、そうじゃなくて、その、私…///」モジモジ

京太郎「え?」

照「お、オシッコ、したくなってきちゃったんだけど…?」

京太郎「はい…?」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:15:16.29 ID:nSTH0ywo0

怜「ションベンか。 そこらへんにシャ―ッとやってまってもええんやないか?」

照「そんなこと、王女たる私がするわけにはいかない…」モジモジ

京太郎「しょ、しょうがないっすね… 魔王城にトイレってあるのか…?」

怜「そらあるやろ。 魔族だってうちらと同じようにションベンくらい・・・ホヒッ!??」ビクッ!


突然、ぶるりと身を震わせた怜…


京太郎「…ん? 怜さん? どうかしましたか?」

怜「・・・・・・」ボォー……

怜「…イヒッ!w あは…w な、ナンデモナイヨォ〜〜?w」カクカク

京太郎「…は?」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:16:49.97 ID:nSTH0ywo0

何か、怜の雰囲気が変わったことに違和感を感じつつも… 

京太郎は、火急の用としてトイレを探し、5分後、廊下の途中に無事公衆トイレを発見した。


照「あ、ありがとう京太郎! ちょ、ちょっと行ってくるね!!」ダダッ

京太郎「は、はい、ここで待ってますから…」

怜「……」


トイレの前に残された、京太郎と怜…


京太郎「…あの、怜さん、さっきなんか変な喋り方してましたけど… 大丈夫っすか?」

怜「ん? なんや、なんのことや。 うちならい、イツモドオリやでぇ〜?w」カクカク

京太郎(? なんか、喋り方だけじゃなくて、動きも… 少し機械的な感じになってんだけど…? なんだこれ?)
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:17:56.21 ID:nSTH0ywo0

怜「なあ京太郎、それより…」スッ

京太郎「はい?」


突然、京太郎にぴたりと身を寄せてきた怜…


京太郎「な、なんですか??///」

怜「二人っきりやなぁ…w」ニタア…

京太郎「へ…? は、はあ、そうっすね…?」

怜「京太郎、男と女が二人っきりになったら、することは一つやろ…?///」ポオォー…

京太郎「!??」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:20:27.11 ID:nSTH0ywo0

怜は、いつの間にかその頬を紅潮させ、妙に艶めかしい雰囲気になっていた…


京太郎「な、なんですか怜さん…? お、俺をからかうのはやめて下さいよ!///」

怜「からかってなんかおらんで… なあ、京太郎…」ススゥ〜…!

京太郎「うっ!?///」ビクッ!


思わず身を震わせる京太郎…!

なんと… 怜が、その柔らかい手で、京太郎の股間をさすり上げてきたのだ…!
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:24:39.28 ID:nSTH0ywo0


怜「うちと・・・スケベせえへんか?」

京太郎「は、はいっ!??」

怜「ふふ…w ごっつ気持ちよくしたるでぇ…?」ニタアアァ…

京太郎「…!!」


☆エロイベント発生! 京太郎、どうする…?

1、京太郎「じゃ、じゃあ…/// そこの個室に二人で入りましょうか…?」グフォフォ…

2、京太郎「怜さん! しっかりして下さいっ!!」パチィーンッ!

3、その他(セリフや行動等)


※先に2票入った方で行動。3は、提案があって、一つ賛同レスがついたら行動。


ーーーーーー
ーーーー
ーー
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 19:26:07.59 ID:nSTH0ywo0

魔王城地下・ライブ会場


 ワーワ――ッ!  キャーキャ――ッ!!  ハヤリーンッガンバレェーッ!  ケンジャチームファイトォーッ!  ザワザワザワ…


恒子『さあさあ! 盛り上がっております四天王瑞原はやりVS賢者チームによる、“勝つのはどっちだ! 早押しクイズ対決!!”ウゥッ!!』

恒子『佳境に入ってまいりましたこの対決・・・本当に、勝つのはドッチなんだァ?!』

恒子『さあ、では続きまして第五問目は・・・!こちらァ!!』ポチットナ!


 ヴーン… パァッ!


憧「!」

憩「これは…?」

はやり「はやや?」


☆頭脳イベント(二回目)発生! (答えを書き込んで下さい。一人二問まで回答可)

“第五問 洋榎「このギョーザめっさ美味いな! …ん? キヌは食わへんのか?」ムッシャムッシャ

絹恵「だってそのギョーザ、“んんくく”が入ってるから、私はちょっと…」

     洋榎「な、なんやて、“んんくく”?」   ※「んんくく」とは何?”


“第六問 木:WD 部屋:RM 宮永咲の好きな物:??  ??に入るのは?”


“第七問 咲-Saki-最新18巻で表紙を飾ったはやりん…! そして裏表紙には五決で闘ったメンバーたちが!

     そこで問題… 次の四人で、“裏表紙にいない”人は誰? 「末原恭子」「上重漫」「獅子原爽」「桧森誓子」”


※制限時間は、今日も「24:00」まで。

正答のレスがあった場合は、憧&憩のどちらかが答え、はやりが電撃を受けてHPを削られます。(そのレスのコンマ以下が偶数なら憧、奇数なら憩が答える)

24:00までに正答が無かった問題は、あとではやりが答え、憧&憩の両方が電撃を受けてHPが削られます。


>>201のエロイベントと同時進行。片方だけでもいいし、両方書き込みしてもらっても構いません。
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 20:58:32.51 ID:vPgAGw5N0
安価2

五問は「にんにく」
六問は「BK」か?
七問は「上重漫」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/02(日) 22:54:01.75 ID:KwH8iLGN0
>>203
あ、いやん/// 一人二問までだから、全部答えたらダメっす…
でも、三問全部正解だし、もうしょうがないので、一人二問までとか無かったことにします。 頭脳イベントはこれにて終了!
コンマは51で奇数なので憩が答えます。 また少しあとで書きます。

これで(28)もオシマイだぜっ!w(暴論)

>>201の安価はまだ継続中なので、お願いします。
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 23:40:34.17 ID:/xBVEICn0
2
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 00:04:12.24 ID:qyk2FCcT0

 ヴーン… パァッ!


クイズ対決五問目の問題は…!


“第五問 洋榎「このギョーザめっさ美味いな! …ん? キヌは食わへんのか?」ムッシャムッシャ

絹恵「だってそのギョーザ、“んんくく”が入ってるから、私はちょっと…」

     洋榎「な、なんやて、“んんくく”?」   ※「んんくく」とは何?”


恒子『おろ? これは…?』

恒子『愛宕姉妹の会話が… “んんくく”? なんなんでしょう?』


憧「…?」

はやり「はや…?」


 タァンッ!  ピポーォンッ!!


恒子『お…! 今度はナースが即座にボタンを押しました! どうぞぉ!』

憩「答えは・・・“にんにく”や!」

憩「理由は、“ん”も“く”も“二個”ずつあるから… 二ん、二く、でにんにくっちゅうわけやなーぁ♪」

 
 ピポピポォーンッ!


はやり「ギニヤアアアアアアあああああぁぁ――――っっ!?!?」バリバリバリバリ…!!(HP900→600)
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 00:05:37.40 ID:qyk2FCcT0

憩の正答で、はやり、HPわずか600に…!

そして…


“第六問 木:WD 部屋:RM 宮永咲の好きな物:??  ??に入るのは?”


憩「これは、英単語から“OO”を抜いとるんや。 そして、サキ姫といえば大の読書好き… つまり“BOOK”から“OO”を抜いて、答えはBK!」

はやり「どぅぶぉろぉゲエエエえええええぇぇぇ――――っっ?!?!」バリバリバリバリ…!!(HP600→300)


“第七問 咲-Saki-最新18巻で表紙を飾ったはやりん…! そして裏表紙には五決で闘ったメンバーたちが!

     そこで問題… 次の四人で、“裏表紙にいない”人は誰? 「末原恭子」「上重漫」「獅子原爽」「桧森誓子」”


憩「これは簡単! 答えはスズちゃん…「上重漫」や!」

憩「ウチは“直観映像記憶素質”の能力があるからなーぁ♪ 一度見たモノは、なんでも写真みたいに正確に思い出すことが出来るんやで!」

はやり「うぁばらじゃあああアアアアアアァァァ――――っっ!?!?」バリバリバリバリ…!!(HP300→0)
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 00:07:30.68 ID:qyk2FCcT0

はやり「・・・・・・」シュウウウウゥゥ〜〜〜〜・・・・!!


恒子『け…決着です! 一気にカタが着いてしまったアアァッ!!』

恒子『魔族四天王・瑞原はやり丸焦げ…!w HPは完全に0にッ!!』

恒子『早押しクイズ対決・・・勝者は賢者チームのお二人ですッ!!』


 ワアアアアアアァァ―――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ…!!  ハ、ハヤリン…


憩「よっしゃ! 四天王の一人を倒したでっ!」

憧「う、うん、良かった…」ホッ


※頭脳イベント「早押しクイズ対決」結果

○新子憧&荒川憩 VS 瑞原はやり× (回答数6対1)

・新子憧戦闘レベル52→55(勝ったので、回答した数だけアップ)
・荒川憩戦闘レベル45→48

勝負後憩のヒール発動
憧HP706→756
憩HP991→1021
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 00:08:58.39 ID:qyk2FCcT0

憧「でも… あの魔族、本当に約束通りモモの所まで案内してくれるのかな…?」

はやり「! それならだいじょーぶっ! はやりに二言は無いよっ!☆」ピョコンッ!

憩「ひゃっ!? HP0やのに動いとる…??」

はやり「はやりは丈夫だからねっ☆ 闘えなくても、歩くくらいのことは出来るよっ♪」ハヤヤ

はやり「約束通り、スパイの子のとこに案内してあげる。 二人とも、はやりの後についてきてっ!☆」


こうして… 憧&憩は、はやりに案内されて、魔王城中層部にある、モモのいる病室へと向かったのだった…

210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 00:09:37.94 ID:qyk2FCcT0
今日はここまでなのよー
エロイベントは2でイキマス
また明日
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:00:53.98 ID:q1Ec9Zus0

魔王城地下通路・トイレ前


怜「うちと・・・スケベせえへんか?」

京太郎「は、はいっ!??」

怜「ふふ…w ごっつ気持ちよくしたるでぇ…?」ニタアアァ…

京太郎「…!!」


照がトイレに行っている間に、突然京太郎を誘惑してきた怜…!


京太郎(お、おおおっ、落ち着け俺…! こ、こんなの、どう考えてもおかしいだろ…? 何かの罠だっ!)

京太郎(絶対、本当の怜さんはこんなことしねぇ…! 多分… ニセモノなのか、何かヘンなのに乗り移られてんだ…)

京太郎(くっそ! 怜さんわりぃ! 許せっ!)バッ!

京太郎「怜さん! しっかりして下さいっ!!」パチィーンッ!

怜「わぁばらじゃっ!?!?」=3
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:02:55.33 ID:q1Ec9Zus0

京太郎のビンタでくるりと半回転した怜は、ばたりとうつ伏せに倒れた…

と――、その背中から、一瞬、何か馬のような姿の幻影が飛び出し、幽霊のように透明になって消えていった…


京太郎(お? なんだ今の?)

怜「・・・京太郎、キサマァ・・・ 何すんねんっ!!」ガバッ!

京太郎「あ、良かった、戻った…」ホッ

怜「あん…? 何ワケ分からんこと言うとるんや!」=3

怜「うちのカワイイほっぺちゃん殴っといて… どう落とし前つけるつもりやグゥルアァッ!!」グイッ!

京太郎「どふっ!?」=3
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:05:27.06 ID:q1Ec9Zus0

京太郎のムナグラをつかむ怜…

30cm近くも身長差があるのに、京太郎は足が浮きそうになった。


京太郎(ちょ…! こ、この人、マジで病弱なのか…??)ムググ…!

照「な、何やってんの? 仲間割れやめて…」オロオロ


いつの間にかトイレから出てきた照が困惑した表情で止めに入る。


怜「じゃかましゃあっ! テルは黙っとき…!」


と――、そのときだった。


 パチ、パチ、パチ、パチ……


怜「あん…?」ギロッ
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:07:26.07 ID:q1Ec9Zus0

良子「ふふ…w 私の仕掛けたハニートラップをクリアするとは…」パチパチ

良子「なかなか見込みがありますね、今回の勇者は…w」ゴゴゴゴオオォ…!


拍手をしながら悠然と現れたのは、四天王戒能良子――!


照「!? 出たなっ、魔族…!」ギラッ

怜「お前は…戦神戒能良子…?」

良子「ウェルカム魔王城へ。 勇者一行の皆さん」

良子「こんな地下をうろついて… あのお仲間を探しているのですか?」

京太郎「! モモを…モモを知っているのか?!」

良子「いえす、知っていますよ… なかなか骨のある少女でしたねw」ニタアァ…
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:09:14.04 ID:q1Ec9Zus0

怜「! 貴様ァ…! 東横をどうしたんや!!」ブワアアアァァ…!


怜の碧い瞳の中に緑色の炎が現れ、尋常ならざる量のオーラがその身体から湧き出す…!

が… 怜の鬼の形相にも眉一つ動かさず、良子は続けた。


良子「諜報員の少女は私に負けてケガをして… この魔王城のどこかで眠っています」

良子「もしユーたちが私をディフィート出来れば… その場所を教えてあげてもいいですよ…?」


 びゅんっ


良子「!?」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:10:55.81 ID:q1Ec9Zus0

良子の言葉が終わるか終らないうちに、怜のチャクラムが良子の顔面めがけて飛んでいた。

が――


良子「これは… 円月輪? 面白い得物を持っていますね」スチャッ…

怜(な…!? この距離で、うちのチャクラムをつまんで受け止めたやと…?)

良子「ふふw、焦る必要はありません。 ゆっくり…バトルをエンジョイしましょう!」カッ


四天王戒能良子VS怜・照・京太郎…! 

魔王城の地下にて、またもや死闘の火蓋が切って落とされようとしていた…


ーーーーーー
ーーーー
ーー
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:13:12.80 ID:q1Ec9Zus0

魔王城中層部


はやり(28)「はあ、はあ、はあぁ… や、やばい、はやり、めまいがしてきた…☆」ハアハア

憧「ちょ、ちょっと、大丈夫…?」

憩「仕方あらへんなーぁ… ウチがヒールしたるで、ちゃんと案内頼むで」パアアァ…!

はやり「わーいありがとぉーっ!☆」ハヤヤ


四天王はやりに連れられて、憧・憩の二人は、モモがいるという城の中層部まで来ていた。


はやり「さ、もうすぐだよ! あの角曲がったら、すぐ右側にある部屋だから・・・ん?」

?「よお、はやり…」ヌウッ…


突然、その角から、赤い着物姿の小柄な魔族が姿を現した。


憩「…ん?」

憧(!? ちょっ、アレって…?)


咏「はやりサンよ、人間なんか連れてさ、どこ行くんだ…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオォォ……!


大魔王に次ぐ魔族bQ、三尋木咏だった…

218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/03(月) 19:14:25.40 ID:q1Ec9Zus0
今日はこれだけ
ちょっと間あいて、次は多分また週末から投下していきます
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 21:07:56.44 ID:ZWMh6oGl0
一難去ってまた一難か
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:00:09.69 ID:pY/1q1Go0


咏「はやりサンよ、人間なんか連れてさ、どこ行くんだ…?」ゴゴゴゴゴオオォォ……!


もう少しでモモのいる部屋…!というところで、憧たち三人の前に現れたのは、四天王筆頭・魔族bQの三尋木咏…!


はやり「う、咏ちゃん…?」タジッ 

咏「質問に答えろよ。 人間連れてどこ行くんだ?」

はやり「え、えっとぉー… あの捕虜になってる人間の子の所に… はやり、この子たちに勝負で負けちゃったからぁ…☆」ハヤヤ…

咏「ふぅーん…?」ギラ…!
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:02:26.01 ID:pY/1q1Go0

咏「あたしは馴れ合いはごめんだねぃ、人間は私たち魔族の敵だ…」

はやり「……」

憩「ちょい、なんやあんた?いきなり出てきて… うちらは勝ったらモモちゃんのとこに案内してもらうっちゅー約束の勝負で、きっちり勝ってきたんやで!」

咏「あ?」ギロッ 

憩「ひっ?!」

憧「う…!?」


咏が一睨みしただけで… 憧も憩も、心臓に刀剣でも突き立てられたような… 言い知れぬ恐怖を感じ、身をすくませた。


憧(・・・や、やばいやばいやばい!コイツはやばい…!!)カタカタダラダラ… 


憧の本能的なカンが最大音量で警鐘を鳴らし… 恐怖に揺すぶられた筋肉が痙攣し、それに伴って大量の汗が全身から噴き出す…


憧(た、多分この魔族、“魔界最強の炎術師”三尋木咏だ…!)ダラダラ…

憧(強い… とてつもなく強い…! 私が今まで出会ってきた、どんな敵よりも、遥かに…!)ガタガタ…


一対一ではまず勝てない。

憩と二人がかりでも、多分勝てない…

いや、パーティ全員、六人総がかりでも勝てるかどうか…? もはや桁が違う…!
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