京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【最終第三ステージ】

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222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:04:54.33 ID:pY/1q1Go0

憧(ど、どうしよう…? ああもう! モモはすぐそこにいるってのに、なんて間が悪い…!)

憧(一旦退却するしか、ない…?)


咏「うーん…でもまあ、はやりサンがそう言うならしょーがないかねぃ? 会わせてやんよ、その捕虜の子にさ」ケロッ

憧「へ?」ホッ

咏「…ただし、あんたらも捕虜としてな… ベッドの上で、仲良く3人で枕並べなw」ゴゴゴォ…

憧「!!」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:07:44.77 ID:pY/1q1Go0

憧「え? こ、ここは…?」

憩「な、なんや、どうなったんや?」


咏が、その扇をさっと広げた途端、周囲の景色がまるで“めくれる”ように変化し…

憧と憩はいつの間にか広々とした砂漠のような場所に立っていた。

空にはどんよりとした不気味な紫色の雲が垂れ込めている…


憧「ここは・・・“異界”?」

咏「異界っちゅーよりは“亜空間”だねぃ。 私が召喚した、リアルとはまた位相の異なる空間さねw」スッ

憧「!?」バッ
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:09:20.33 ID:pY/1q1Go0

振り返ると、10mほど離れた場所に咏が悠然と立っていた…


憩「く、空間の召喚…? ゲートも開かずにか??」

咏「んー? 別にこんなん大した魔法じゃねーぜ? 知らんけどw」

憧(い、いや、空間の操作はあらゆる魔法属性の中でも最も難度の高い技術… くそっ! やっぱりこいつ底が知れない…!)


咏「ここはちょっとやそっとじゃ壊れねーからさ、思いっきりヤリ合うのにはちょーどいいんだよねぃ…」チッ、シュバッ!


咏が親指と人差し指を擦り合わせると、ふわっと、紅い炎が掌の上に浮かんだ…


咏「さあ… あんたら、ここから出るには、私を倒してこの空間召喚のマジックアイテムの扇を壊すしかないぜ…?」ニタァ…

咏「ケシズミになりたくなけりゃ、覚悟決めてかかってくるんだねっ!」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:10:40.79 ID:pY/1q1Go0

憧(ちっ…! こ、こうなったらもう、、ヤルしかないっ!!)

憧「憩さん! 二人がかりで…全力で行くよっ!」バッ

憩「分かっとる!」ババッ!


右、左と分かれて駆け出す憧&憩…


憩(まずは牽制… コレでも喰らえっ!)シュンッ!


憩が走りながらクロスさせた両腕を開くと、八本の銀のメスが咏へと飛ぶ!


咏「ふん…」ギロッ、ジュッ!  シュウウウウゥゥ〜〜…!


憩「へあ?!」

憩(な、なんや今の? 睨んだだけで、ウチのメスが全部融けて…蒸発した??)


咏「遊んでんじゃねーよw 早く全力で来いって!w」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:13:34.88 ID:pY/1q1Go0

憧「言われなくても・・・全力で行くよ!!」バババッ

憧「くらえっ! “ジャイアント・ファイヤーアロー”!!」ブォンッ!

咏「ん…?」


直径5mはあろうかという巨大な火の玉が浮かび、空気を焦がしながら咏を襲う…!


憧(魔法を使う人なら、その名を知らぬ者はいない・・・魔族最強の火炎術師三尋木咏・・・!)

憧(でも、私だって国家随一の法術師! そして五属性の中でも、火属性の魔法はお手の物…!)

憧(さあぁどう受ける? 三尋木咏!)
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:16:12.94 ID:pY/1q1Go0

咏「は…w なんだこりゃ? 子どもの火遊びか?」ブンッ! ビュ――ン…

憧「は?!」


憧の火の玉は… 咏が扇を一薙ぎしただけで、虚空の彼方へと吹っ飛んでいった…


咏「いけないねぃ… 人間ごときが炎を操ろうとしちゃあさ…w 火傷すんぜ? 知らんけどw」

憧(く、くそっ! だ、だったら・・・コレならどーよっ!!)バッ

憧「火の女神エフリートに仕えし炎の精霊たちよ…! 我が元に収束し、その真の姿を現せッ!!」

憧「出でよ火鳥・“ファイヤーバード”ォ!!」カッ!


 ブワアアアアアアアアアアァァ・・・!!


憩「ひゃっ?」

咏「お?」


憧が魔杖の箒神を一回くるりと回転させて掲げると… その上空に、巨大な火の鳥が現れた…!


憧(どーよ! このファイヤーバードは、私の火属性最強の魔法…!) 

憧(その灼熱の翼はあらゆる有機物を灰塵に還す… コレでも火遊びなんて言える?)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:17:41.76 ID:pY/1q1Go0

ファイヤーバード『グルルルルウゥ…!』バッサバッサ…


その紅の両翼をはばたかせながら、咏を睨みつける火の鳥…!


咏「へー… ちょっとは見直したよ。 あんたも火炎術師ってわけかい。 …じゃ、まあ、冥土の土産に見ていくがいいさw」

憧「はい?」

咏「“魔界の獄炎”ってヤツをね…!」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオォォ…!!
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:22:22.04 ID:pY/1q1Go0

  ズモモモモモモモオオオオオオォォ・・・・・!!


憧「う…?」グラグラ

憩「な、なんや、地震…?」グラグラ


天地を揺るがしながら… その地獄の鳥は姿を現した。


咏「出でよ煉獄の支配者・・・! 邪炎鳳凰・“朱雀”!!」バッ!


 ブワアアアアアアアアアアアアァァァァ・・・!!


憧「どひっ!?」
憩「げえぇっ!?」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:23:46.35 ID:pY/1q1Go0

顕現せしめしは・・・天を覆い尽くさんばかりに魁偉鴻大な火の鳳凰!!


朱雀『………』ゴゴゴゴゴゴゴオオォ…!

ファイヤーバード『ピ――ッ!?』ガクブル


その神の鳥の前では、憧の召喚した火の鳥など可愛いスズメのようなモノ…!


憧「は、はは…w ど、どーすんのコレ…??w」チョロ…

憩「わ、分っかんねー…w」タラリ…


ーーーーーー
ーーーー
ーー
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:25:29.76 ID:pY/1q1Go0

魔王城地下トイレ前


良子「これは… 円月輪? 面白い得物を持っていますね」スチャッ…

怜(な…!? この距離で、うちのチャクラムをつまんで受け止めたやと…?)

良子「ふふw、焦る必要はありません。 ゆっくり…バトルをエンジョイしましょう!」カッ


四天王戒能良子VS怜・照・京太郎…! 

魔王城の地下にて、遂に対峙した四人…!


京太郎(…な、なんだコイツ…? 今まで見てきた魔物たちと… 何か決定的に違うぞ…?)ハアハア


聖剣を握った京太郎の手に汗がにじみ… 緊張から息が荒くなってゆく。


怜「京太郎… 下手に動くんじゃないで。 アイツは“デビルマスター”戒能良子や…」

怜「魔界の戦地では戦神として崇められた伝説の魔族傭兵や。 ほぼラスボス級やと思った方がええ…」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:29:35.33 ID:pY/1q1Go0

照「…本当に、お前を倒せば、東横さんの場所を教えてくれるの?」ユラァ…

良子「オフコース。 “倒せれば”の話ですがね…w」

照「そう… じゃあ… 死なない程度に殺してやるっ!!」バッ!

照「ターボ・コークスクリュ――ッ!!」ブワアァッ!

良子「!」


数々の魔物を屠ってきた照の右拳が唸るッ!


良子「ふ…w こんなもの…」スッ


スウェーで軽くかわそうとした良子… だが、その時!


照「……」ピタッ

良子「ん!?」


怜(ん? アレは…?)

京太郎(す、寸止め? なぜ?)


なぜかピタリと止まった照の拳…

だが、次の瞬間、怜と京太郎はその驚愕の技に目を剥いた。


照「かかったな!w くらえっ! コークスクリュ――・・・」ググ…

照「 リ バ ー ス !!!」ブアッ!
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:31:28.20 ID:pY/1q1Go0

 ブワアアアアアアァァッ!!


良子「なっ!?」ヨロヨロッ!


怜(ほえ? アレは・・・?)

京太郎(拳を逆回転させながら引き戻している…?)

京太郎(そうか! 全く逆の動きをすることで、相手をブッ飛ばす効果のコークスクリューを、“相手を引き寄せる”技に変えたんだ…! すげえさすがテルさん!)


良子「く…! うっ!?」

 ゴオオオオォォッ!!

良子(! しまっ)


“引き寄せる”風圧で、よろよろと前にたたらを踏んだ良子の目に…

回転しながら迫る照の左拳が映る!


京太郎(よっしゃ! 右拳で相手を手繰り寄せて…左拳で相手を打つ! 必殺必中じゃねーか!)


 パアアァンッ!!


固い拳が、肉を打つ音が、城内に響き渡った。


ーーーーーー
ーーーー
ーー
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:33:16.87 ID:pY/1q1Go0

魔王城中層部・亜空間


朱雀『ギョオ゙オ゙ォッ!』ブンッ!

ファイヤーバード『ピ―ッ!!』=3


三尋木咏が召喚した地獄の炎鳥朱雀…!

その灼熱の翼の一薙ぎで、憧の火の鳥はアッという間に消滅してしまった。


憧「そ、そんな!? 私のファイヤーバードが…!」カタカタ

咏「ふふ…w さっ! 仲良くケシズミになりなっ!w」ヴォンッ!
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:34:30.56 ID:pY/1q1Go0

朱雀『ギョオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オォ――ッ!!』ズオオォッ!!


咏が扇を振り下ろすと同時に、まるで天災のような炎の波・・・“迫りくる怒涛の火力”が憧と憩を襲う!!


憩「あ…!」

憧(きょ、京太郎…!)


その刹那、二人の脳内に、走馬灯のように過去の出来事が駆け巡った…

236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:36:04.59 ID:pY/1q1Go0
ーーーーーー

照「んっ、なぁ・・・?」

良子「フフ…w 危ないところでした…」グググ…


間一髪…! 前へよろけながらも、照の左拳を右掌でガッチリと受け止めた良子…!


京太郎(! バカな? アレを素手で受けた…?)


照「ちっ…!」ババッ


いったんバックステップで距離を取る照。


良子「やりますね。 忘れていましたよ、冷や汗という感覚を…w」ニタア…

良子「一対三… フフ、これなら、私が本気を出しても少しは耐えてくれますかね…?」ビチッ、ズモモモォ…!


良子の髪留めが吹っ飛び、ざわざわとその薄紫の髪が逆立ち始め… 全身から黒いオーラが噴き出すと共に、周囲の床や壁がガタガタと振動を始めた。


京太郎(うお…? じ、地震? い、いや、あのオーラのせいで床が揺れてんのか?)

怜(リミッターを外しよったか… いよいよ来るで…!)
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 19:39:56.20 ID:pY/1q1Go0

良子「さああぁ人間たちよ! 開眼して見なさい!!」

良子「賢王ソロモンの名に代わって命じる…! 出でよソロモン72柱が二柱!! 地獄の魔神“アスタロト”!“バルバトス”ゥ!!」カッ!


 ゴオオオオオオオオオオオォォ・・・・・!!!


照「む…!」
怜「ちっ…」
京太郎「うっお…!?」


遂に戒能良子、その本当の力“召喚術”を発動! 現れたるは二体の魔神…!

一体はビキニアーマーに身を包んだやたらとグラマラスな美魔女…、もう一体は中学生くらいに見える金髪のロリ魔神だった。

それらが、それぞれ良子の右腕と左腕に下半身を蛇のようにからませたまま、その妖しく光る眼で京太郎たちを睥睨する…!


良子「さあ!パーティの始まりですよ! 皆でエキサイティングなダンスを踊りましょう!!w」


☆バトルイベント発生・コンマバトル開始!(殲滅戦)

対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行

・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩   (48)
21〜40→憧   (55)
41〜60→怜   (45)
61〜80→照   (67)
81〜00→京太郎 (62)

※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。

※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。

※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。


<現時点の各HP(もし0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩   1021
新子憧    756
園城寺怜   841
宮永照   1051
須賀京太郎 1356

戒能良子  1200(モモとの戦闘後844から少し復活)
三尋木咏  2000
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 22:56:21.02 ID:vPImemt+0
どや
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 23:14:16.73 ID:OefJwEJQ0
はい
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 23:24:21.23 ID:fycVmjTp0
偶数
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/08(土) 23:41:02.09 ID:xSwvNMxq0
やばっ、1レス抜けてた
>>222と223の間に↓

ーーーーーーー

一度収まった咏の凶悪なオーラが、再び、更にその禍々しさを増して噴き出す…


はやり「ちょ、ちょっと、咏ちゃん、こんな所で暴れたらお城が壊れちゃうよ?☆」

咏「ふん、そんなん知らんしw」

はやり「赤土さんにまた怒られちゃうYO!」=3

咏「わぁーったよ、しょーがないねぃ…」サッ


ヴウゥ――ン・・・!


憧「ん!?」

ーーーーーーー
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 00:18:47.72 ID:G6zKcYiQ0
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 00:54:38.78 ID:GLEf8WDeo
はい
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 05:37:14.96 ID:0e4tHB2u0
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 18:58:42.44 ID:k+7XSWUr0
コンマ 02、73、23、72、78、96
・攻撃(02、72、78、96)→ 憩1・照2・京太郎1
・ダメージ(73、23)→ 照1・憧1

ーーーーー

〜魔王城中層部亜空間〜


咏「ふふ…w さっ! 仲良くケシズミになりなっ!w」ヴォンッ!

朱雀『ギョオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オォ――ッ!!』ズオオォッ!!


咏が召喚した獄炎の巨鳥・・・“朱雀”が憧と憩に襲いかかるッ!!


憩「あ…!」

憧「く…? ば、爆風障壁!“ウインドウォール”ウゥッ!!」バッ
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:00:09.11 ID:k+7XSWUr0

 ギュルルルルルウウゥ―――ンッ!!


大急ぎで風の精霊を召喚し、周囲に竜巻を造り出した憧…


憧(つ、通常の火炎攻撃なら、これでほとんど防げるはずだけど…)

咏「笑わせんじゃないよっ!w そんなんで私の“朱雀”を防げるかいっ!w」


朱雀『ギョギョオ゙オ゙オォッ!!!』ブオォォンッ!!


アッという間に竜巻をかき消してしまった“朱雀”が目の前に迫るッ!


憧(は、はは…w やっぱり?w)タラリ
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:01:32.55 ID:k+7XSWUr0

憧「わじゃっ? あじゃじゃじゃじゃじゃじゃああぁっ!?!?」=3【-180】(HP756→576)


全身を紅蓮の炎に包まれ、5、6mほども吹っ飛ばされた憧…!


憧「・・・・・」プスプスプスプスゥ…

咏「ふふ… まずは一匹…w」

憧「… う、ううぅ…」ムクッ

咏「おろ? 生きとるねぃ?」

憧(あ…熱かったぁ…! パッシブ(常時シールド)張ってなかったら、ほんとにケシズミになってた…)ハアハア
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:03:40.94 ID:k+7XSWUr0

憧(ちっ…! あたしのぴっちぴちのお肌ちゃんに水ぶくれが…!って、それどころじゃない!)バッ

憧(シールドなんか張れない憩さんは、今のタダじゃ済まない…!)キョロキョロ


身を起こし、慌てて憩を探す憧… 

と――


憩「………」バァーン…

憧「ふぇっ? な、何そのカッコ?憩さん?」


憩は、いつの間にか宇宙服のようなモノをその身にまとっていた。


憩「何って・・・医療用の防護服やで?」ケロリ

憧「へ…?」

憩「伝染病が流行ってる地域とかで着るヤツやなーぁ♪ 抜群のバリア性で、どんな小さな微粒子もウイルスも100%防げるんや♪」

憩「しかもコレは魔力で強化しとるから、耐火性も抜群…! 今くらいの炎ならなんともないで?」

憩「…あ、ごめんな! コレ一着しかないから、憧ちゃんの分までは無いんや。 堪忍やで〜ぇ」

憧「……」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:05:01.39 ID:k+7XSWUr0

咏「ふぅーん… 今のでほぼノーダメかい。 ま、でも、いつまで耐えられっかねぃ?」ブンッ!

朱雀『グルギョオ゙オ゙オォ――ッ!!』ブォーンッ!


憧「ひ…! ま、また来た!!」

憩「さてと… コレがあのバケモンに効けばええんやけどなーぁ…」ゴソ…

憧「!? な、ナニソレ? 憩さん?」


憩はどこからか、ちょっとした丸太ほどの大きさの注射器を取り出した…


憩「マジカルシリンジや。 そして中身は・・・」

憩「強力な消火・冷却効果がある薬品“炭酸カリウム水溶液”やでっ!」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:06:58.35 ID:k+7XSWUr0

憩「さあぁ来いッ! ウチの顔射はちょいキツイでぇっ!!」ブッバァッ!!

朱雀『ギョオ゙ォッ?!』バシャァッ!【-96】(HP2000→1904)


向かってきた朱雀の顔面に、シリンジで炭酸カリウム水溶液をぶっかけた憩…!

朱雀は、一瞬怯んだかに見えたが…


朱雀『グルギョギョオ゙ォ―――ッ!!』=3=3


憧「お、怒ってる…? 効いてない…?」

憩「やっぱり、焼け石に水やなーぁ… こら本格的にまずいで…!」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:08:51.74 ID:k+7XSWUr0

〜魔王城地下トイレ前〜


良子「さあ!パーティの始まりですよ! 皆でエキサイティングなダンスを踊りましょう!!w」カッ!


両手に魔神を携えながら、狂喜の笑顔を浮かべる“デビルマスター”戒能良子!


良子「まずは・・・ユーに意趣返しと行きますかね」ギロッ

照「!」

良子「アスタロト! どうぞやってしまいなさいッ!」


アスタロト『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ヴォオオオォッ!!』ババッ


良子の右腕に絡みついていたグラマラスな魔神が、咆哮をあげながら照に襲い掛かる…!


 ヴンッ!!


照「っく!」サッ


その爪の初撃を間一髪かわす。 だが、その直後――


アスタロト『ブボアアアアァ――ッッ!!』ブホアッ!

照「いっ!?」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:11:09.57 ID:k+7XSWUr0

横にかわした照に向かって、その魔神は突然、真っ黒な毒霧を吹き掛けたのだ…!


照「……!??」モゴモゴ【-160】(HP1051→891)


京太郎「な…? テルさんの体に毒霧がまとわりついた…?」

怜「あかん! 多分粘着性の有毒ガスやで!」


良子「クク…w その通り、アスタロトの最もストロングな武器は、その悪臭を伴う有毒ガス…!」

良子「まとわりつかれればもう離れることはありません。 徐々に皮膚がただれ、ボディが融けていく…」

良子「何も見えない瘴気の中、絶望に身をよじらせながら逝きなさい…!w」ククク…w


照「……!!」モガモガ
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:12:46.51 ID:k+7XSWUr0

京太郎「や、やべえっ、テルさんが融けちまう…?!」

怜「京太郎! こうなったらコレや! コレであの霧を吹き飛ばすんやっ!」スッ

京太郎「…はい?」


唖然とする京太郎…

怜が手渡したモノは、なんの変哲もないただのウチワだった。


京太郎「え、は? で、でも、こんなモノで…」

怜「ええから行ってこいっ! テルが融けてスライムになってまったらお前の責任やで?!」

京太郎「は、はい、じゃあ…」スッ


京太郎が、滑稽にも照に向かってウチワを振り上げた時だった。


照「ガトリング・コーク・スクリュ―――ッ!!!」バァッ! パアアァ―――ンッ!!

京太郎「どひっ!?」=3


毒霧を突き破って四方へと飛んできた照の連撃…!

京太郎はもう少しで直撃を喰らうところだった。
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:14:59.20 ID:k+7XSWUr0

京太郎「て、テルさん…? だ、大丈夫ですか?」ヘタッ

照「………」モグモグモグ

怜「ん…? なんやアイツ、なんか食っとるんか?」


良子「? アスタロトの毒霧を、拳圧だけで吹き飛ばした…?」

良子「シット…! おかしいですね、その霧に包まれれば意識が朦朧として、動けなくなるはずですが…」

照「うん、あんまり臭いから、コレを使わせてもらった」ンベッ

良子「!?」


べっと出した照の舌の上には、薄緑色のビー玉のようなモノが載っていた。


良子「それは…?」

照「超刺激がウリの“爆発ミントキャンディー”… コレを舐めると、眠気とか臭気とか全然感じなくなる」

照「オヤツにとっといて良かったよ…w」ニタア…
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:18:16.33 ID:k+7XSWUr0

照「ふふ…w 頭がスッキリしたついでに、“あの能力”を使っちゃおうかな…!」

照「能力付与の神様からもらった、私の新能力を…!」ゴゴゴォ…


 ズオオオオオオオオオオォォ・・・・!!


京太郎「ん…?」

怜「な、なんやありゃ?」

良子「…?」


照の頭上の宙空に、何か、大きな、赤いモノが形作られていく…

そしてそれは、徐々に平べったい“直方体”の形となっていき…


 ヴヴヴヴヴゥ・・・ガコオオオォンッ!!


京太郎「へ?」
怜「は?」
良子「What?」


衝撃…! というか笑撃…!

現れたのは… なんと長さ5mくらいはあろうかという、巨大な“ポッキーの箱”だったのである!


照「見せてあげるよ! 私の新能力・・・『お菓子を召喚して武器にする』能力をね!!」カッ
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:20:30.40 ID:k+7XSWUr0

照「くらえっ! チョコ・スティック・ミサァ――イルッ!!」ドゴォッ!

良子「なぁっ!?」


 バシュバシュバシュバシュバシュウウゥ―――ッ!!!


照がポッキーの箱の底に拳を叩きつけると、それが引き金となって箱がパカリと開き…

中から12本の巨大ポッキーがロケットのように飛び出し、魔神アスタロトを穴だらけにするっ!


アスタロト『・・・・・』シュウウウゥゥ〜〜〜ッ!【-134】(HP1200→1066)

良子「な…なんの! 地獄の魔神たちには当然再生能力があります。 これしきで・・・ファッ!?」


上を見上げた良子の表情が引きつる。

そこには、今度は巨大な“タイヤキ”が浮いていたのである…!
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:21:59.99 ID:k+7XSWUr0

照「さああぁ行けっ! タイヤキくんアタァ――ック!!」ブワァッ!


人食いザメほどもありそうなタイヤキが、空中を泳いで魔神アスタロトに襲い掛かる!


アスタロト『ヌ゙ヴヴゥンッ!!』ブンッ! ドバチャァッ!!

アスタロト『! …!?』モガモガ【-134】(HP1066→932)

良子「うっ、あ、アスタロト…?」


そのタイヤキを爪の一撃で破壊したアスタロトだったが… 破けたタイヤキの腹から大量のあんこが噴出!

魔神の両目を塞いでしまっていた。


照「さあ今だよっ! 京太郎、やっちゃって!!」

京太郎「はいっ!!」ザッ!
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/09(日) 19:25:32.03 ID:k+7XSWUr0

京太郎「くらえっ!! “トルネードスラッシュ”!!」タァーンッ! ザンッ!!

アスタロト『グッ! ウウゥ…!?』シュウウゥゥ〜〜…【-124】(HP932→808)


跳躍し、空中できりきりと回転しながら威力を高めた京太郎の斬撃は、アスタロトを袈裟切りにぶった斬り…

そのままそのグラマラスな魔神は消滅していった。


京太郎「よしっ! 一体倒したぞ!」

照「すごいね京太郎、今のは新技だね」

京太郎「はい、俺も強くなるための特訓をしてきましたからね…!」ドヤ

怜「ふふ…w こりゃ、うちは昼寝しとっても二人だけで倒せそうやなぁ…?」

怜「さあさあ、ションベン漏らす前に降参した方がええんちゃうか? 戒能良子!w」


良子「……」


☆コンマバトル二回目! 対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行

・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩   (48)
21〜40→憧   (55)
41〜60→怜   (45)
61〜80→照   (67)
81〜00→京太郎 (62)

※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。

※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。

※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。


<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩   1021
新子憧    576
園城寺怜   841
宮永照    891
須賀京太郎 1356

戒能良子   808
三尋木咏  1904
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 19:32:44.36 ID:0e4tHB2u0
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 20:02:04.55 ID:YIhJajE90
てい
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 21:57:35.38 ID:G6zKcYiQ0
さて
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/10(月) 01:22:21.22 ID:k0SqMT4bo
はい
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/10(月) 02:02:39.33 ID:f9x7GvKo0
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:00:52.59 ID:+Q6DQxyY0
コンマ 36、55、38、22、33
・攻撃(36、38、22)→ 憧3
・ダメージ(55、33)→ 怜1・憧1

ーーーーー

〜魔王城中層部亜空間〜


朱雀『グルギョギョオ゙ォ―――ッ!!』=3=3


憧「お、怒ってる…? 効いてない…?」

憩「やっぱり、焼け石に水やなーぁ… こら本格的にまずいで…!」


獄炎の巨鳥朱雀の顔面に、強力消化液をぶっかけた憩だったが… ほとんど怯んだ様子はない…!


咏「はんw そんなモンが“朱雀”に効くかい… それに、私が扱える魔界の獄炎は朱雀だけじゃないぜ…?」ゴゴゴゴゴゴオオオォ…!


咏のその鳶色の目が妖しく光り輝き… 髪がざわざわと浮き上がり始め、全身を覆っていた紅蓮のオーラもその大きさを増していく…!


憩「ま、まだなんか出す気なんか…?」

憧「冗談でしょ…?」


“もう勘弁してくれ”という思いが二人の脳内を駆け巡る。

しかし… 一片の情けすらかける様子もなく、灼焔魔鬼・三尋木咏はその扇を振り上げた。


咏「踊れ炎・・・!」ズオオオオォォ…

咏「喰らえッ! 地獄の業火・・・“カイザーフレイム”!!」バァッ!!
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:02:54.74 ID:+Q6DQxyY0

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオォォォッッ!!!


憩「ひ!?」
憧「うっ?!」


猛烈な炎の竜巻が、周囲の空気を焦がしながら二人に迫りくるッ!


憧「け、憩さん! 私の後ろに隠れて!」

憩「へ!? ど、どないするつもりなんや?」

憧「いいから! 早く!」バッ


憩の前に立ち塞がった憧は、大急ぎで呪文を唱え始めた。


憧「雷の精霊、風の精霊、氷の精霊よ…!」ブツブツ

憩(な…? さ、三属性同時召喚? そんな、無茶な…?)

憧「すべからく我が元に集い・・・我が求めに応じ敵を砕け!!」

憩(あ、あかん! そんな事したら、いくら憧ちゃんでも体がもたんでっ!)

憧「ふ、風雷乱舞氷嵐・・・! “ボルトストォ―ム・ブリザードオオォ”ッ!!」バッ!
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:04:53.47 ID:+Q6DQxyY0

 バリバリバリィッ! バチバチバチバチバチバチイイィ――ッ!!


憩「ひえぁ…?!」


憧の両手から繰り出された電撃を伴った猛吹雪が、正面から咏の炎の竜巻に激突…!

二つのエネルギー波が、空中で凄まじいつばぜり合いを始めた。


憧「…ぐふっ!!」ブッ!

憩(! あ、憧ちゃん、鼻血が…! やっぱり三属性同時なんて無茶なんや…!)

憧「うっぐぅ…! うああああああああああああああぁぁぁぁっっ!!!」ブンッ!!


 ザシュウウゥッ! プシュウウウウゥゥ〜〜〜!!・・・


咏「お?」

憧「………」ハアハアハア…

憩「! ま、マジかいな…!」


憧渾身のトリプル属性魔法は、なんとか、咏のカイザーフレイムを受けきり… 相殺して共に消滅していた…【-330(55×2×3)】(咏HP1904→1574)
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:06:15.57 ID:+Q6DQxyY0

が、次の瞬間、


朱雀『ギョギョオオォ――ッ!!』ブォンッ!

憧「がっ!?」ドォッ=3【-180】(HP576→396)

憩「あ、憧ちゃん!?」


上空から猛烈な勢いで降下してきた炎鳥朱雀が憧を弾き飛ばし…

数m吹っ飛ばされた憧は、後ろの廃墟のようなモノの壁に激突し、がらがらと瓦礫と共にくずれ落ちた。
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:07:43.00 ID:+Q6DQxyY0

憩「憧ちゃん!!」タタタッ

憧「・・・・・」グッタリ

憩(く…! これはあかん… もうほとんど闘える状態やないで…!)

憩(HPもかなり削られてしまっとるようやし、これ以上闘ったら命に関わる…)

憩(ウチが治療やヒールをかけてあげられればええねんけど、戦闘中にそんな時間、相手がくれるわけあらへんし…)

憩(もう無理や、これは… 背に腹は代えられん…!)

憩「憧ちゃん、もうこれ以上は無理や… 降参しよう」

憧「…!」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:09:28.73 ID:+Q6DQxyY0

憩「白旗あげれば、あの魔族だって命まではとらんやろ?」

憩「捕虜になるんも辛いけど、モモちゃんに会えるやろうし、あとで、必ず、残ってるテルさんたちが助け出してくれるはずや…」

憧「………」


咏「んー? なんだい作戦タイムかい? 早くしてくんないかねぃw」フリフリ


朱雀を浮かせたまま余裕の表情の咏… 彼女本人はまだ完全にノーダメージといっていい…


憩「残念やけど、ウチらとアイツとじゃ、魔力量も戦闘値も違い過ぎる。 このまま闘っても勝ち目はあらへん…」

憩「ここは悔しいのはぐっと我慢して、降参を…」

憧「いや、待って、憩さん…」ググゥ…

憩「!?」


満身創痍ながらも立ち上がった憧… だが…


憧「わ、私にもまだ手は・・・がふっ!?」ゴボッ

憩「憧ちゃん!?」


鮮血が舞う。 今度は鼻血ではない。 憧が口から血を吐いたのだ。


憩(喀血…? あかん! 内臓か気道に傷が…?)
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:10:46.66 ID:+Q6DQxyY0

憩「憧ちゃん! 動いたらあかん! ほんまに死んでまうで!」

憧「・・・は、はは・・・w 何よ憩さん、これくらいで、そんな必死こいた顔して・・・w」ニタアァ…

憧「わ、私はねぇ… 国家一の賢者で、法術師なのよ… コレくらいの、修羅場は、何度も、くぐり抜けてきてる…!」ググ…

憩「そ、そんなこというても、もうウチらに闘う手は…」

憧「いや、手ならあるよ… 憩さん…」


憧「最後の手段・・・“古代魔法”を撃つ!!」
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:13:28.22 ID:+Q6DQxyY0

憩「こ、古代魔法!?」

憧「うん… 遥か昔、神話の時代… 神や天使が普通に地上にいて、人間と交流していた時代…」

憧「その時代の魔法は、今よりも、ずっと強力だった… その“禁断の魔法”を使えば、“普通では有り得ない事”が起きる… そして、あのバケモノを倒すことだって…できる!」

憩「で、でも、し、失敗したら、どうするんや…?」


古代魔法はこの上なく強力だが、実戦向きではない――。

どんなに訓練を積んだ魔道士、法術師でも、その成功率は2、3割程度… しかも失敗すればその代償として命を落とすことも有り得る。

さらに・・・


憩「それに、古代魔法って、詠唱にめっちゃ時間かかるんやろ? そんなの発動する前にヤラれてまうで…」

憧「うん、でも、私なら、一分あれば… 一分だけあれば、古代魔法の詠唱を、完成させることができる…!」

憧「憩さん、お願い、アイツを… 一分間だけ引きつけて…!」

憩「……」

憧「そうすれば… 必ず、私が、アイツを倒す!!」カッ!


ーーーーーー
ーーーー
ーー
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:15:47.70 ID:+Q6DQxyY0

〜魔王城地下トイレ前〜


怜「さあさあ、ションベン漏らす前に降参した方がええんちゃうか? 戒能良子!w」


良子「……」


良子の召喚した魔神を一体倒し、勢いに乗る怜、照、京太郎…!


怜「さーてほんじゃまあ、うちは昼寝の準備でも・・・んぉっ!?」バッ、ザシュッ!【-160】(HP841→681)

怜「・・・この・・・ やりおったなキサマァ・・・!」ゴゴォ…


左頬をおさえながら、怒りの表情で良子を睨む怜… 

その頬から、つぅーっと赤いモノが垂れてきた。


良子「ふん… 魔神を一体ディフィートしたくらいで、調子に乗ってもらっては困りますねぇ…w」ニイィ…


京太郎「ん?な、なんだ…? 何が起きたんだ?」

照「矢だよ… アレが放った矢が、園城寺さんの頬をかすったんだ」


 ジャキィ…!


良子の左腕の方に絡みついているその魔神は、今度はいっぺんに十本ほどの矢を弓につがえた。
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/10(月) 19:18:06.68 ID:+Q6DQxyY0

良子「フフ…w 魔神バルバトスは、30もの魔界の軍団を統率する破壊と殺戮の化身…!」

良子「ウェポンの扱いでは、彼女の右に出る魔神はいません。 さあ、覚悟はいいですか…?」ズモモォ…

良子「バルバトス! 開戦です! かかれっ!!」カッ


バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォッッ!!』シュバァッ!


 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!


京太郎「うあっ!?」
照「くっ!」
怜「ちぃっ!」


十本もの矢が空中を埋め尽くすように飛び、一度に京太郎たちに襲い掛かるッ!


 ズグムッ!


?「あ・・・!」


冷たい金属が、肉にメリ込む音が、魔王城内に響き渡った。


☆コンマバトル三回目! 対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行

・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩   (48)
21〜40→憧   (55)
41〜60→怜   (45)
61〜80→照   (67)
81〜00→京太郎 (62)

※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。

※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。

※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。


<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩   1021
新子憧    396
園城寺怜   681
宮永照    891
須賀京太郎 1356

戒能良子   808
三尋木咏  1574
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/10(月) 19:29:00.37 ID:St4MXf3m0
おりゃ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/10(月) 20:12:07.80 ID:wVBV/0dvo
はい
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/10(月) 22:19:26.85 ID:FnUjAW920
偶数を
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 00:29:24.43 ID:FnnKZytUO
せいっ!
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:04:29.75 ID:T1ZHVwfi0
コンマ 37、80、85、43
・攻撃(80)→ 照1
・ダメージ(37、85、43)→ 憧1・京太郎1・怜1

※ここまでの各チームの「合計攻撃回数」→憧&憩は4回、怜&照&京も4回(共にギリギリで古代魔法も全体バフも発動せず!)

ーーーーー

〜魔王城中層部亜空間〜


憧「私なら、一分あれば… 一分だけあれば、古代魔法の詠唱を、完成させることができる…!」

憧「憩さん、お願い、アイツを… 一分間だけ引きつけて…!」

憩「……」

憧「そうすれば… 必ず、私が、アイツを倒す!!」カッ!

憩「憧ちゃん…」


甚大なダメージを受けながらも、諸刃の剣である“禁断の魔法”古代魔法を使う事を決意した憧…!


憩「分かった… 憧ちゃんがそう言うなら、ウチも覚悟を決めるで…!」ヌギヌギ


耐火性の防護服を脱ぎ始めた憩。 少しでも身軽に動けるようになるためである…


咏「おーい、作戦タイムは終わったかい? そろそろ行かせてもらうぜ?」

咏「ふふ…w 今度はコレなんかどうよ? 邪炎爆裂・・・“フレイムブラスト”ォ!!」ブワァッ!

憩「!」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:06:11.32 ID:T1ZHVwfi0

 ゴオオオオオオオオオォォッ!!


二人のもとへ…真っ赤な突風が襲いくる!


憩「ふん、これくらいならウチでも・・・そりゃっ!」ブンッ


 “ぼふぅんっ!”


咏「お?」


憩が、炎に向かって何か白い石のようなモノを投げると… 一瞬にして猛烈な煙幕が立ち上って二人を覆い隠した。


咏「ん〜? どこに消えた? 分っかんねーなこりゃ…w」キョロキョロ


憩(どや! 使うたんは医療用の“ドライアイス”や!)ススス…

憩(ふふ…w 血液やワクチンの保管や、薬品製造時の冷却材としても、ドライアイスは医療現場で重宝しとるんやでっ!w)
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:07:22.70 ID:T1ZHVwfi0

憧「ふるべゆらゆらとふるべ… 高天原に神留坐す神漏岐神漏美の命以ちて…」ブツブツ


巫女服の憧が、胸の前で“印”を結び、古代魔法の詠唱を始めた…

その足元に魔法陣が現れ、徐々に大きくなっていく…!


憩(よし…! ウチの仕事は、あと一分間、あのバケモンを引きつけて詠唱中の憧ちゃんを守ること…!)チラッ

憩(一分ならウチがなんとかしたる! 憧ちゃん、必ず詠唱を完成させるんやでっ!)ダダッ


詠唱を始めた憧を目の端で確認した憩は、煙にまぎれて咏の背後に回り込んだ。
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:08:44.52 ID:T1ZHVwfi0

憩(さあぁ! スキをつけばコレも効くはずや! くらえっ!!)ブンッ!

咏「ふん…」サッ、ジュウゥーッ!!

憩「い゙っ!?」


咏の背中にむかってメスを投げた憩だったが… 咏は前を向いたまま後ろに扇を振り、灼熱の炎でメスを融かしていた。


憩(な、なんで…? ウチの姿は見失っとったはずやのに…?)

咏「…あのなぁ、本当にどこ行ったか分っかんねーわけねーだろ…?」ゴゴゴォ…

咏「お前らの動きなんて、目をつぶってても“気”だけで察知できんだよっ! ナメんなっ!」カッ

憩(ち…! どこまでバケモンなんやコイツは…?)
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:10:30.39 ID:T1ZHVwfi0

咏「さあて… 可愛いナースちゃん、焼き加減は何がお好みだ? ウェルダンか? それともレアかねぃ?w」スゥ…

憩「え…? じゃ、じゃあ、ミディアムレアで、お願いしよっかなーぁ…なんて…w」ハハハ…

咏「了解! 美味しく焼き上げてやんよ!w 邪炎爆裂・フレイムブラストォ!!」ブワァッ!

憩「!!」


その炎の突風は、アッという間に憩の無防備な体を包み込んだ…


憩「………」メラメラメラ…

咏「ふう、さてと、とりあえず一人片付き・・・ん?」

憩「…… ぶっはっ! し、死ぬかと思ったでほんま…!」ハアハア

咏「あん? ノーダメ…? な、なんでだ?」


よく見ると… 憩の体を、うっすらと黄色いオーラのようなモノが覆っていた。


咏「…? なんだそりゃ? 結界か?」

憩「ふ、ふふ…w 賭けやったけど、うまくいったみたいやな…w」

憩「これは、この世界で最も熱に強い生物・・・“超好熱性メタン菌”や!」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:11:50.85 ID:T1ZHVwfi0

咏「メタン菌…??」

憩「せや。メタン菌は、35億年前からこの世界で生き続けとる“古細菌”の一種…」

憩「現在よりずっと苛烈やった原初の地球の環境で生活しとった、超タフネス菌や!」

憩「何しろこのコらは火星でも生きられるんやからな… そんくらいの炎はかえって喜ぶだけやで!w」


新能力“微生物を召喚、操作できる”力で咏の炎を見事封じた憩…!


咏「へえぇ…面白いねぃw 微生物でバリアーなんて、初めて見るよ」

咏「でも、そんなもんが、私の獄炎にどんだけ耐えられっかねぃ…?」スゥ…


咏が、再び扇を振り上げた時だった。


憩「今や! かかれ!!」ブワァッ!

咏「!?」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:13:35.77 ID:T1ZHVwfi0

憩を守るように覆っていた黄色いオーラが、突如咏へと襲い掛かり、その小柄な体を包み込んだ。

そして…


咏「お、おおぉ…?!」ボォッ!  ボボボボオオオオ――ッ!!


紅蓮の炎が・・・なんと咏自身の体を覆い尽くす!!


憩(どや! メタン菌は火に強いだけやあらへん… その名の通り、超可燃性ガス・メタンを生成する菌なんや!)

憩(炎の術を発動する時に、メタンガスを吹きかければ、当然その炎は逆に術者を攻撃する…!)

憩(イチかバチかやったけど、うまくいったで… これならあの魔族もさすがに・・・)

憩「ファッ!?」ギョッ


咏「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・!!


憩「…う、う、ウソやろ…??」ガタガタ…


“迫りくる怒涛の火力”三尋木咏は、真紅の獄炎をその身にまといながら、平然と嗤っていた。


憩「ど、どうして…? ひ、火が効かへんのか?」カタカタ

咏「笑わせんじゃねーよ… この私の術を返すだって…?」ボボボボオオォ…!

咏「真の火炎術師は、炎に対する耐性があるんだ。 自分の火で焼けるなんて、そんな間抜けなテツを踏むわけねーだろっ!」クワッ
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:15:32.86 ID:T1ZHVwfi0

憩(くぅ…? や、やっぱり、ウチが一人で防げる相手とちゃう…!)

憩(で、でも、もうそろそろ憧ちゃんが古代魔法を…)チラッ…

咏「ん…?」


この時… 憩が、つい憧の方へと視線を送ってしまったのがいけなかった。


憧「禊祓ひ給ふ時に生坐せる祓戸の大神等…」ブツブツゴゴゴゴゴオオオオォ…!


咏(!? な、なんだありゃ!??)


咏が… まだ詠唱中の憧と、その足元の直径10mほどまでに成長した巨大な魔法陣に気づいてしまったのだ…!


憩(し、しまった! 気づかれた?)
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:16:52.65 ID:T1ZHVwfi0

咏(アレは… 古代魔法? いつの間に…?)

咏(そうかい… このナースちゃんは、私を足止めする目的で一人で向かってきてたんか…)

咏(冗談じゃねーぞ! 古代魔法なんか発動されたら私だってタダじゃすまない…! 潰す!)バッ

咏「か、火炎連弾! “バーニングバレット”ォ!!」ゴオオオォォッ!!


ビュビュビュビュビュビュウウウ――ンッ!!


憧「!?」

憩「あ…!」


無数の炎の玉が、詠唱中で無防備の憧に、雨あられの如く降り注いだ…


 ドドッ! ドドドドドドドドオオオオォォ――ンッ!!


憩「あ、憧ちゃーん!!」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:18:18.22 ID:T1ZHVwfi0

憧「・・・・・・・」プスプスシュウウウウゥゥ〜〜〜…【-180】(HP396→216)

憩「あ、ああぁ、憧ちゃん…!」

咏「ふぅ… 危ないとこだったねぃ… 私もちょい肝を冷やしたよ」フウ


火炎連弾をまともに喰らった憧は、巫女服があちこち黒焦げとなり、地に倒れ伏していた。

もうぴくりとも動かない。

あの巨大に成長していた魔法陣も、消滅してしまっていた…


憩(ああ…! ごめん憧ちゃん! もう少しやったのに… ウチが視線を送ったせいで、アイツに気づかれてまった…)

憩(古代魔法は、途中で詠唱が中断されたら、もう発動されない… もう一回、イチからやり直すしかあらへん…!)

憩(く…! で、でも、このバケモンを倒すには、憧ちゃんの古代魔法しか方法はないんや!)クワッ

憩「憧ちゃん! 立つんやぁ! 立ってもう一回魔法を撃つんや!!」


憧「………」グッタリ…


憩「憧ちゃん! 立てえぇ―――っ!!!」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:19:18.37 ID:T1ZHVwfi0

〜魔王城地下トイレ前〜



良子「バルバトス! 開戦です! かかれっ!!」カッ


バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォッッ!!』シュバァッ!


 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!


京太郎「うあっ!?」
照「くっ!」
怜「ちぃっ!」


十本もの矢が空中を埋め尽くすように飛び、一度に京太郎たちに襲い掛かるッ!


京太郎「く…!」キンキンキィンッ!

怜(ちぃ…! あんま体力使いたぁないんやけどな… ここはしゃあない! “ダブル”!!)キイィーン…サッサッサッ!
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:20:35.65 ID:T1ZHVwfi0

京太郎はその聖剣で矢を打ち払い… 怜は未来視の能力を発動、矢の軌道を読んで避ける…

だが…!


 ジャキィッ! シュバァッ! ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――ンッ!


魔神バルバトスが、すかさず第二撃の矢束をつがえ、再び矢の雨が降ってきた…!


京太郎(く…! ま、またかよ?!)キンキンキィーンッ!

怜(あ…? こ、これ、あかん!!)


いくら予知の目で軌道を読んでも、いつまでも避けきれるものではない…!

怜がその時見た“未来”は、脳天にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。


怜(うあああぁっ!? しまった! お、終わりや…!)ギュッ!


 ズグムッ!


城内に、冷たい金属が肉にメリ込む音が響いた…
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:22:22.45 ID:T1ZHVwfi0

怜「…? う・・・あ・・・?」パチィ…


思わず目をつぶった怜が、おそるおそる目を開くと、そこには・・・


京太郎「と、怜さん… だ、大丈夫っすか…?」ポタポタ…【-160】(HP1356→1196)

怜「きょ、京太郎!?」


なんと、京太郎が、怜の脳天に刺さるはずだった矢を、左手のひらで受けていたのである…!


怜(!? う、うちが見た“確定未来”に、割り込んできた…? きょ、京太郎、凄いやんか…!)

京太郎「だいじょぶっすか? ケガないっすか怜さん…?」

怜「だ、大丈夫や… 京太郎こそ、その手、平気なんか?」

京太郎「なぁーに俺は丈夫しか取り柄ないっすからね! これくらい全然・・・イテテ・・・w」ズボッ!

怜「……」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:23:08.64 ID:T1ZHVwfi0

怜「すまんな、うちのために… あれ…?」フラ…

京太郎「! 怜さん!?」ガシッ!


ふらついて倒れそうになった怜の体を、京太郎が支える。


京太郎「ほ、本当に大丈夫っすか? どこかケガでも…」ギュッ…

怜「ち、違う! ちょい貧血でふらついただけや!///」【-160】(HP681→521)
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:24:27.90 ID:T1ZHVwfi0

怜「い、いつまでも支えとらんでも大丈夫や!/// 放さんかい!///」

京太郎「はいはい…」パッ

怜(…なんや京太郎… 痩せとるけど、けっこうええ筋肉しとるんやな…///)ドキドキ…

京太郎「あ、そういえばテルさんは・・・ほあっ!?」


照「………」ドォーンッ…


京太郎「な、なんすかそれ? テルさん…??」


照は、いつの間にか畳のように巨大な“堅焼きせんべい”を召喚して、それを盾にして身を守っていた…


照「すごいでしょ。 イセ名物の極堅焼きせんべい… これ、歯じゃ割れないから、トンカチで叩いて食べるんだよ」テルテル
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:25:30.32 ID:T1ZHVwfi0

良子「戦闘中にラブコメにコントですか…? いい御身分ですね…」ユラァ…

良子「バルバトス! かかれっ! 殲滅するのです!!」

バルバトス『ヴオ゙オ゙オ゙オ゙ォーッ!!』ジャキィッ! シュバァッ!


 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!


京太郎「くっそ! またかよ!」

照「二人とも私の後ろに…」スッ

京太郎「テルさん?」


京太郎と怜をかばうように矢面に出た照が・・・左腕を前に出し、右腕を大きく引く、“あの姿勢”をとった。


照「魔神だかなんだか知らないけど、いつまでも・・・」

照「調子に乗るなっ! “ドラゴン・コークスクリュー”ウウゥ―――ッッ!!!」ブワアァッ!!
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:27:54.99 ID:T1ZHVwfi0

 ゴオオオオオォォ―――ッ!!  バチバチバチバチイイィッッ!!


良子「Oh!?」

バルバトス『グオ゙オ゙ォッ?!』=3


邪淫城の戦いで見せた照の必殺技“ドラゴン・コークスクリュー”…!

その、猛烈に回転して突進する竜の腕は、矢を全て叩き落とし… その爪はバルバトスの肩に強烈な一撃を見舞っていた。【-134】(HP808→674)


京太郎「よっしゃ! さすがテルさん!」

怜「相変わらずえらい破壊力やな…」


良子「今のは… 古代竜のアームだけを召喚した…?」

良子「フフ…w なかなか味なマネをしますね… 面白い…!w」ゴゴォ…

良子「グッドです! さあぁ皆さん、もっとエキサイティングなダンスにしていきましょう!!w」カッ!


☆コンマバトル四回目! 対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行

※もし戦闘不能になった場合は、それ以降のそのキャラのコンマは無効となる。

・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩   (48)
21〜40→憧   (55)
41〜60→怜   (45)
61〜80→照   (67)
81〜00→京太郎 (62)

※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。

※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。(発動されれば、それ以降のコンマに影響する場合もある)

※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。


<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩   1021
新子憧    216
園城寺怜   521
宮永照    891
須賀京太郎 1196

戒能良子   674
三尋木咏  1574
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 19:40:42.25 ID:7n9ZQBnw0
はい
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 22:17:40.23 ID:EgrsuGsq0
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 22:36:00.53 ID:s1aZt4NW0
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/12(水) 05:12:19.81 ID:ZYXhnGm+O
奇数ばっかりだね
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:04:42.42 ID:Mqu880V+0
>>289一部訂正

×怜がその時見た“未来”は、脳天にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。

○怜がその時見た“未来”は、眉間にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。


頭頂部に矢が立っとったらギャグやw
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:05:47.54 ID:Mqu880V+0
コンマ 25、23、53、81
・攻撃→ 無し
・ダメージ→ 憧2・怜1・京太郎1

※ここまでの各チームの「合計攻撃回数」→憧&憩は4回、怜&照&京も4回(共にギリギリで古代魔法も全体バフも発動せず)


“良子「クク…w 咏さん、どうやらコンマのゴッドは私たちの味方のようですね…w」”

“咏「そうみたいだねぃ♪ ま、知らんけど!」”


四天王強し、憧轟沈…!

ーーーーー

〜魔王城中層部亜空間〜


憩「憧ちゃん! 立つんやぁ! 立ってもう一回魔法を撃つんや!!」

憧「………」グッタリ…

憩「憧ちゃん! 立てえぇ―――っ!!!」


古代魔法の詠唱中に攻撃され、ばったりと倒れ伏した憧…

が――


憧「…大丈夫よ、憩さん…!」ムクゥ…

憩「!!」

咏「お?」

憧「そんな、でっかい声で叫ばなくたって… 聞こえるって…」ヨロォ…

憩「あ、憧ちゃん…!」ウルウル

咏「……」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:06:59.49 ID:Mqu880V+0

咏「ふん… 見た目によらず意外とタフだねぃ。 そのまま寝てりゃいいもんを…」

憧「ふふ…w だ、だってさぁ… 寝てたら、あんたが倒れるところが、見れないじゃん…?」ハアハア…

咏「私を倒す? ハッ!w 何言ってんだ? 打ち所が悪かったのか?w」

憧「あ、あたしは正常よ… 古代魔法さえ発動させれば、あんたみたいなバケモノだって、倒すことができる…!」

咏「アホか!! 古代魔法なんて詠唱に時間のかかるヤツ、もう発動させるわけねーだろがっ!」


憩(せや… 詠唱を途中で中断されたことで、古代魔法はキャンセルされて、せっかく育てた魔法陣も消えてまった…)

憩(発動するには、もう一回、イチからやり直すしかない。 でも… 気づかれてしまった今、もう一分間もアイツを引きつけることは不可能や…!)


だが… それでも、大賢者憧は不敵に笑った。


憧「ギリギリで、間に合って、良かったよ・・・」ハアハアハア…

咏「は…? 何を一体…?」

憧「死ぬのよあんたは…! この私の魔法で死ねるなんて、光栄に思いなさいよね!」カッ
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:08:02.28 ID:Mqu880V+0

憩(?? な、なんや? 何を言ってるんや憧ちゃんは… ただのトラッシュトークやない…? あっ!?)

咏「うぉっ!?」


二人は、その時になって初めて気がついた。

上…! 上空に、巨大な魔法陣が浮いていることに!


咏「な、なあぁ…??」

憩(! そ、そうか! 憧ちゃんの魔法陣は消えてしまったんやない…! 完成して、魔法を発動させるために上に移動してたんや!!)

憩(ぎりぎりで詠唱が間に合ったんや…! やったで! これでコイツに勝つことができるっ!!)


憧「古代魔法発動・・・・・!!」ゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・!!

憧「喰らえっ!! “神罰の矢”!!!」バァッ!!

咏「!?」


 パアアアァ――ッ!!!


その瞬間、上空の魔法陣が目も眩まんばかりに光り輝き、辺り一面が真っ白になった。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:09:08.38 ID:Mqu880V+0

だが!!


咏「くぁ…! た、立てよ獄炎の柱ァ! “ギルディアンヘルファイヤー”アアァ――ッ!!」バアァッ!


 ゴオオオオオオオオォォッ!! パリイイイィィ――ンッ・・・!!


憧「え!?」

憩「あ!?」


咏が召喚した、まるでバベルの塔の如き巨大な火柱により、憧の魔法陣は粉々に砕け散った。


憧(そ、そんな、発動直前に壊れ…!)


そして―――


 ズウウゥンッ!!


憧・憩「「!!??」」


真っ白だった世界は一転、真っ黒い、漆黒の闇に包まれた。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:10:10.51 ID:Mqu880V+0

憧「こ、これは…?」

憩「な、なんや? 急に夜に…?」キョロキョロ


まるで墨でも流したように真っ黒になってしまった空…


咏「ふん… 夜じゃねーよ! よく見てみろっ!」スウゥ…


漆黒の世界の中、紅のオーラに包まれた咏の身体がふわりと浮く…


憧「え…? うっ!?」

憩「!! こ、これって・・・!」


 ゴオオオオオォォ……!!  メラメラメラメラァ…!!


その黒い空は… よく見ると、何かうねうねと蠢いていたのだ…!


憧「こ、これ・・・“黒い炎”!??」


そう、空全体を、咏の出した地獄の黒炎が覆っていたのである。
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:11:14.14 ID:Mqu880V+0

憧「バカな…? な、なんなのよコレ…??」ガタガタ

憩「こ、こんなん、一人の術者が扱えるレベルとちゃうで…!」ガクブル


咏「ったく、焦ったぜ… 人間ごときがこの私に、まさかコレまで出させるとはねぃ…!」ズモモモォ…

咏「お祈りは済んだかい…? これで終わりだッ!」カッ

咏「唸れ魔界の黒炎よ…! 終焉の炎!! “カタストロフィ・フレイヤ”アアァ―――ッ!!」ブワアァッ!


憧「あ・・・!」


真っ黒な“空”全体が崩れるように・・・憧たちの上に降ってきた。
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:12:40.39 ID:Mqu880V+0

 ドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオォォ――――ッッッ!!!


憧「ああっ!?」=3

憩「ぐううぅっ!」=3


咏「さあぁどうだい?w 私の奥義の味は・・・ん?」


憩「くっうぅ…!」ググゥ…!


メラメラと燃え盛る黒い炎の中、立ち上がった憩…


憩(め、メタン菌のバリアーで、なんとか耐えられたで… 広範囲な分、威力はそこまででもなかったみたいやな…)ハアハア

憩(あ、でも、憧ちゃんは…?)チラッ


憧「・・・・・」プスプスプスプスウゥ……【-180】(H216→36)


憩「あ、憧ちゃん…!」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:14:34.75 ID:Mqu880V+0

咏「ナースちゃんだけ生き残ったかい。 ほんじゃまあ・・・」

咏「一気にトドメ刺してやるよッ!」バァッ!!


四天王最強三尋木咏! またもや、その恐るべき魔扇を振り上げる…!


咏「地獄の業火!! “カイザーフレイム”ゥッ!!!」


 ゴオオオオオオオオオオオォォ―――ッッ!!!


憩「ひぃ!?」


迫りくる猛烈なる炎の竜巻ッ!


憩(あ、あかん、もうダメや…!)

憩(ごめんみんな…! ここでお別れや!!)ギュウゥ…!


観念して憩が目をつぶった、その時だった――





憧「出でよ光の盾ェ!! “ライトウォール”ウゥッ!!」バァッ!

憩「!?」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:16:35.24 ID:Mqu880V+0

 バリバリィッ! バチバチバチバチイィ――ッ!!


憩「あ、憧ちゃん!!」

憧「んっ、ぐぎぃっ! ぐぎぎぎいいぃ・・・!!」バリバリィ…


満身創痍ながらも、最後の力を振り絞って憩を守る憧…!


憧「あっ、ぎいぃっ! がっあ・・・!」ブシッ、ブシュゥッ!


その、光の盾を展開する憧の両手があちこち裂け、真っ赤な血が噴き出す…!


憩(あ…あかん! んな無茶したら死んでまう!! 憧ちゃん!!)
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:18:13.95 ID:Mqu880V+0

咏「へえ、やるねぃ…! でもその体で、私のカイザーフレイムを最後まで防ぎきれっかねぃ…?w」


 ゴオオオオオオオオオォォ――――ッ!!・・・・・


憧(か、神様、お願い…! あと、少しだけ、私に、力を―――!)

憧「うああああああああああああああああぁぁぁ―――――――!!!」ブォンッ!!

憩「憧ちゃんっ!!」


ドドオォッ! ズオオオオオオォォ――――ンン・・・・・!!!

310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:19:31.35 ID:Mqu880V+0

憧「・・・・・・」ハアッ、ハアッ、ハアッ……

憩「あ、憧、ちゃん・・・?」


渾身の力で咏のカイザーフレイムを消滅させた憧は・・・放心したように立っていた。

そして――


憧「・・・ごめん、逃げ、て・・・ 憩、さん・・・・」バタリ…【-180】(H36→-144)


最後にそう言うと… ゆっくりと、静かに、憧は倒れた。
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:20:37.92 ID:Mqu880V+0

憩「あ、憧ちゃん…! し、しっかりしてや!!」ユサユサ


軽くゆすってみるが、もう全く、ぴくりともしない。


憩(い、息はある… で、でも、このままやと… ほんまに死んでまうっ!)

咏「さあて…」ユラァ…

憩「!!」

咏「どーするよ? あんた一人になっちまったぜ?w」

憩「……」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:24:57.53 ID:5If4M/vP0

憩(このぉ…! よくも憧ちゃんを…!)ギラ…

憩(で、でも… ウチ一人でコイツに勝てる可能性なんか、ほぼ0や…)

憩(く、悔しいけど、ここは・・・)


唇を噛んだ憩は、絞り出すようにソレを言った。


憩「こ、降参や… う、ウチらの、負けや…!」

咏「……」

憩「た、頼むから… 憧ちゃんに、治療をさせてや…」

咏「ふん… ま、私も鬼じゃないからねぃ…w」ニタァ…

咏「あの諜報員の子もいる病室に案内してやんよ。 ついてきな」バッ

憩「!」


咏が扇を開くと、また景色が“めくれる”ように変化し… 亜空間は消え、元の魔王城の通路に戻ってきていた…


憩(く…! い、今は、捕虜の身になってやるけど…)

憩(ウチらはまだ負けとらん…! テルさん、怜ちゃん、京太郎クンの三人がまだ残っとるんや!)

憩(三尋木咏… あとで、必ず… 憧ちゃんの仇をとったるからなっ!)キッ!



※ ×新子憧&荒川憩 VS 三尋木咏○ (決まり手・カイザーフレイム)

各最終HP
憧 −144(戦闘不能)
憩 1021(ギブアップ)

咏 1574
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:26:04.52 ID:5If4M/vP0
今日はこれだけ、コンマは無いのよー
VS良子の方はまた明日進めていきます
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:01:37.51 ID:sbQB0q+k0

〜魔王城地下トイレ前〜


良子「フフ…w なかなか味なマネをしますね… 面白い…!w」ゴゴォ…

良子「グッドです! さあぁ皆さん、もっとエキサイティングなダンスにしていきましょう!!w」カッ!


照の超奥義ドラゴンコークスクリューにも、全く臆する様子をみせない戦神・戒能良子…!


京太郎(くっそ、こいつ… 闘いを楽しんでる?)

照(強い… 底が見えない…!)

怜(ちっ…! さっきダブル使うたせいで、まだちょっとふらふらすんで…)

怜(でも、テルと京太郎の二人が頑張っとるのに、うちだけガチで観戦決め込むっちゅーわけにもいかへんしなぁ…)

怜(何か、ラクに攻撃できる技は・・・あっ、そや!)ピコーン

怜(うちも、能力付与の神から新能力をもらっとったんや! そう…“相手を、自分を献身的に看病させたくなるようにマインドコントロールできる”能力を…!)

怜(クク…w 新能力、いつ使うの? 今でしょ!!w …って、ちょっと古いか…)
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:04:27.63 ID:sbQB0q+k0

怜(とにかくちょうどええわ。 戒能に幻術をかけて、強制的にうちにヒザマクラをさせる…)

怜(そうすれば当然スキだらけになるんやから、あとは残りの二人がなんとかしてくれるやろ)

怜(ほな、イクでぇ…! 覚悟しいや戒能良子! そのフトモモもらったで!w)ギンッ! ジイイィー…!


良子「…ん?」


怜の瞳が緑色に光り、強烈な眼光が良子を射抜く…!

だが…


 モヤモヤモヤァ〜〜…


怜(…ん? な、なんやこりゃ?)
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:06:45.96 ID:sbQB0q+k0

 モヤモヤモヤモヤアアァ〜〜〜…


怜(な、なんや? 霧みたいなモンが出てきて、うまく幻術をかけられ… んん!?)


よく見ると… 良子の背後に、何か、古代のシャーマンのような恰好の魔人がおり、その魔人が持つ鏡から霧が湧き出ているようだった。


怜(? 誰やあのアバンギャルドなおっさんは… アレも戒能の魔神か?)


良子(クク…w 愚かな! この私に幻術をかけようなどと…w)ククク…

良子(私は、テスカトリポカの常時エフェクトにより、その手の攻撃を受けることはありません!)

良子(古代アステカの邪神である“テスカトリポカ”の名は、ナワトル語で「煙を吐く鏡」という意味…)

良子(彼が持つ鏡から放出される煙幕は、どのようなオカルティックなパワーをも無効化することができるのです)

良子(フフ…w 逆にユーを地獄に落としてあげますよ… 幻術とは、こうやるのですッ!)ギンッ!!


怜(お、おお、おぉ…? な、なんやあぁ・・・??)フラフラァ…


良子のその紫紺の瞳に見つめられた怜は、逆に、幻想の世界へと誘われていった・・・


ーーーーーー
ーーーー
ーー
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:08:06.81 ID:sbQB0q+k0

怜「・・・おっ!?」パチッ!

怜「こ、ここは・・・?」キョロキョロ

怜「なんやここ、学校やんか。 いつの間に…?」


怜が目覚めた場所は、彼女の母校… センリヤーマ魔法学校だった。

その敷地のベンチに腰掛けていたのである。


怜「なんで学校に… 夢か…?」

怜「いや、夢やあらへん。 リアルや。 ベンチの感触もあるし…」スリスリ

怜「懐かしいなぁ… ようこのベンチで、竜華にヒザマクラさせて寛いだもんや… んっ!?」


 トキー!  タタタタ…


怜「な…? りゅ、竜華??」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:09:34.23 ID:sbQB0q+k0

竜華「久しぶりやな! 怜! 会いたかったで!」タタタ…

怜「竜華…? なんでここに? あんた、卒業して帝都の魔法大学に行ってたんじゃ…」

竜華「うん、今帰省中なんや♪」

怜「ほー… そりゃまた…」

怜「ほならちょうどええわ。 なあ竜華、久しぶりにヒザマクラしてくれへんか?」ゴロンッ

怜「竜華のむっちむちのフトモモ、ずっと味わいたかったんや…」グフォフォ…


早くもベンチに横になった怜。 だが…


竜華「…あ、あんな、怜、実は、うちな…」モジモジ

怜「ん? なんやはよせんかい。 頭疲れるわ」

竜華「ヒザマクラは… もう、遠慮したいんや」

怜「は?! なんでや!??」ガバッ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:11:14.72 ID:sbQB0q+k0

怜「なな、なななな、なんでや…? なんでいきなり、そんなこと言うんや!?」

竜華「うち、卒業してからも、怜と遠距離恋愛続けてきたけど…」

竜華「今日で終わりにしたいんや。 もう、普通の友達に戻りたいんや…」

怜「は・・・??」


もはや、竜華の言葉の解釈に、怜の脳がついていかない。


怜「なな、なななっ、ナンデ…? ナンデナノ??」

竜華「実はな、うち… 怜よりも、好きな人ができてまったんや///」テレッ

怜「なんやとぉぉっ!!!」=3
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:13:06.19 ID:sbQB0q+k0

怜「ど、どこの馬の骨やソイツは…! どんな女や? あ、も、もしかして… セーラか? セーラなんか??」

竜華「ううん、違う、女の子やない… かっこいい男の子やで♪」

怜「は!?? オトコ・・・???」ナニソレ

竜華「うん! 実は怜に紹介したくて、今日ここに連れてきたんや。 須賀くん! 出てきてええでぇー!」

怜(は? スガ・・・?)


竜華が呼ぶと、校舎の陰から、金髪の長身の男が現れた。


京太郎「初めまして、須賀京太郎といいます。 竜華さんとお付き合いさせてもらってます…」

怜「な、なにぃ! 京太郎! お前、いつの間にうちの竜華を…!」=3
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:14:43.57 ID:sbQB0q+k0

竜華「? なんや? 二人って知り合いなん?」

京太郎「いや、別に… こんなコケシみたいな人、知らねーよ俺?」

怜「はい? こ、コケシ・・・??」

京太郎「それより竜華、早く行こーぜ? デートの時間が減っちまうよ」グイッ

竜華「あ、ちょ、慌てんで京太郎…///」

京太郎「クク…w 今日もこのカラダ、かわいがってやるからさぁ…!」モニュッ!

竜華「あ、あん/// きょ、京太郎、外ではやめてや・・・///」








怜「」ブチッ
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