加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」

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434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 02:16:27.49 ID:DQpcpo490
提督(だが、決して性欲に負けたからではない。港湾夏姫の執念の深さは、ここで何とかしなくては必ず後々問題を起こすと確信したからだ)

提督(その情動を抑圧することが不可能ならばいっそ、手綱を締めながら発散させるべきだろう。もちろん、容易な事ではない)

提督(それほどに港湾夏姫のその漆黒の意志は強い。だが、目的を達成する手段に体を使ったことが港湾夏姫の敗因だ)

提督(確かに、男女の仲で無理を押し通すのにそれは最も効果があるだろう。しかし諸刃の剣であることを港湾夏姫は分かっていなかったようだ)

港湾夏姫『アァ!!テイトク!!コンナ……コンナのシラナイ!!ダメ!!トケちゃう!!』キュン キュン

提督『なら溶けろ!!溶けてしまえ!!』パンパンパン

港湾夏姫『アァダメェ!!イヤァ!!トケちゃう!!トケちゃうわ!!トケちゃうううううううううう!!』ビクンビクン

提督『っ!!くっ……はぁ……!!』バチュン ビュルルルルルル

提督(体をのけ反らして絶頂に耐える港湾夏姫の最奥で俺は限界を迎えた。最高の放出感だった。俺は港湾夏姫にのしかかる様に、しかし痛くないように手をベッドにつきながら倒れこんだ)

提督(豊満な女体が俺を迎える。荒い息を吐いていた港湾夏姫の手が俺の背中に回された。そして強く抱きしめられる)

港湾夏姫『……♡』スリスリ

提督(まるで恋人にするように甘えて頬を摺り寄せてくる港湾夏姫。もはや完全に俺の虜となっていた)

提督(きっと港湾夏姫はちょっとした火遊びのように考えていたに違いない。しかし、実際は大やけどすることになった)

提督(もともと、港湾夏姫にとって俺はその命を助けることを命令した命の恩人だった。港湾夏姫もそのことを理解していたのだろう)

提督(そして俺が港湾夏姫の同胞を守ると誓ったことは、極限状態であったことも手伝って港湾夏姫の俺に対する心証をかなり良好なものにしていた)

提督(そんな俺の甘い言葉は心の壁を容易に潜り抜けて港湾夏姫の心に届き、与える快楽をむしろ進んで自らの脳髄や下腹部の最奥に染み渡らせた)

提督(誰にも心奪われていない状態でそんなことをされれば、誰だって港湾夏姫のように簡単にその心を差し出してくるだろう。俺は港湾夏姫の耳元に口を寄せると囁く)

提督『復讐するのは認める。多少痛めつけるのも赦そう。ただし、絶対に殺さず、後遺症が残るようなことをするな。そうだな……あとで良いものをあげよう』

提督『それであの子を犯してしまえ。同意なしに相手を犯すことは殺すことの次に、もしかしたら殺すこと以上に相手を征服することだろう。いいな?』

港湾夏姫『……んっ、ちゅぅ……れろれろ……』ダキッ ギュッ

提督(俺の言葉に港湾夏姫はまず濃厚なディープキスで答えた。舌が俺の舌に絡まり、その親愛の情を伝えてくる)

港湾夏姫『はっ……モシそうシタラ……アナタのココロにスコシダケでもワタシの居場所ヲツクッテくれる?』ジッ

提督(至近距離で見つめられる。どこか不安そうで、縋るような表情を浮かべて。俺は微笑んで見せると愛情をこめて優しくその頭を撫でた)

提督『何を言うかと思えば。それは今君が作ったばかりじゃないか。言った通りにしてくれるね?』ニコリ ナデナデ

港湾夏姫『……!!アァ、ダイスキ……♡テイトクの言ウ通リにスルわ。んっ……はむ……』キュン トロン

提督(幸せに表情を蕩けさせそう答えた港湾夏姫は再び濃厚な口付けを求めてきた。体に回された手にさらに力が込められる)

提督(胸が俺の胸板に押し付けられ、女性らしい柔らかさをこれでもかと伝えてきた。俺も港湾夏姫に応えるようにして舌を絡ませた)

提督(こうして、復讐の鬼と成り果てていた港湾夏姫は容易く空母水鬼を殺すことを止めた。しかしそのことを知る由もない空母水鬼の悲痛な声を盗聴器が拾う)
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 02:19:43.42 ID:DQpcpo490


空母水鬼「ひっ!?ご、ごめんなさい!!お願い……赦して……!!あれは違うんです……私、貴女を殺したくて殺した訳じゃないんです……!!」

港湾夏姫「……ソウ。じゃあキカセテ?どうしてワタシをコロシタノ?ドウホウたちヲウラギッタノ?……オシエてクレルわよネ?」

空母水鬼「そ、それは……っ……し、死にたくなかったから……あのまま戦っても……勝ち目は無かった……」

空母水鬼「私、死にたくなくて……あの日、日本に降伏することを受け入れざるを得なかったあの時、私は誇りも気位も全部失いました……」

空母水鬼「私はそれまで世界は自分の想い通りになると、私が主人公だと信じていました。でも、違った……不貞腐れました。もう何もかもどうでもよくなりました」

空母水鬼「死のうと思ったんです。でも、死ねなかった。それで、気が付きました。何もかも滅茶苦茶になっちゃったけど、それでも私は死にたくない」

空母水鬼「それ以来、私にとって一番大事なものは自分の命になって……でも、あなた達が南極で立ち上がった」

空母水鬼「勝ち目がありました。絶好の雪辱のチャンスでした。そして何よりなんとかできるかもしれないのに同胞を放っておけなかったんです」

空母水鬼「だから、もう一度だけ頑張ろうと思いました。でも、ダメだった……作戦は失敗して奇跡を願って前の戦争の時みたいに絶望的な戦いを死ぬまで続けるしかなくなって……」

空母水鬼「完全に心が折れたんです……何をしてでも生き残りたくて……一度日本を裏切った私は、パースを明け渡すくらいしておかないと降伏しても殺されるかもしれなくて……」

空母水鬼「貴方は絶対降伏なんてしないって分かってた……だから私は……貴女を……うぅ……殺したくなかったけど、仕方なかったんです……ごめんなさい……赦して……!!」

港湾夏姫「……ソウ。ワタシはソンナ身勝手なリユウでコロサレタのね。イタカッタ。クルシカッタ。コワカッタ。……赦せるト、思うカシラ?」

空母水鬼「……!!ごめんなさい……命だけはどうか……!!っ!!そうです、私を助けてください!!私たち二人ならきっとここから脱出できます!!」

空母水鬼「降伏しても無駄だと痛感しました!!もう二度と裏切りません!!死刑にされるくらいなら奇跡を願って絶望的な戦いを続ける方がまだましです!!」

空母水鬼「ですからお願い、助けてください!!この手錠と足枷を外してください!!一緒に逃げて戦列に戻りましょう……!?」

港湾夏姫「……フフッ……ウフフフフ……アッハッハッハッハッ!!イッショにニゲテ戦列にモドリマしょう?ナニをイウカとオモエバ……」

空母水鬼「て、敵だって未だ状況は厳しいはずです……まだ勝ち目はあります……!!諦めなければなんとか……」

港湾夏姫「アノネ、ワタシにトッテソンナことはモウドウデモイイの。イマのワタシにトッテタイセツなのはオマエに復讐スルコトダケよ」スッ ナデナデ

空母水鬼「っ!!」ビクッ
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 02:25:45.97 ID:DQpcpo490


港湾夏姫『フフ、ヒドイキズね。ムチでウタレタのカシラ?イイザマだわ。トテモ醜クテ、オマエにぴったり』グッ ガリガリガリ

空母水鬼『い、痛い!!痛い!!痛いです!!お願いです、止めてください!!』ズキン ズキン

提督(港湾夏姫が空母水鬼の服とブラを切り裂いて脱がし、露出した背中の鞭で打たれた傷を爪で引掻く。傷を抉られる痛みに空母水鬼が悲鳴をあげた)

港湾夏姫『アア、ナンテ赤くテ暖かイ……!!イイニオイだわ。ンッ……ぺろぺろ……ウフフ、コレが復讐のアジナノネ?ナンテ甘美ナノカシラ!!』

空母水鬼『お願いです……赦してください……!!』ポロポロ

提督(空母水鬼の美しい白い肌を鮮血が伝う。痛みに身を捩り、顔を歪めて涙を流す様に背筋がゾクゾクする。俺の中の嗜虐心がそそられた)

港湾夏姫『モット飲ミタクナッテしまうワ。コンナンジャ足りないモノ。モット、ソウ、浴びるヨウニ』ツゥー ニタリ

空母水鬼『!!』ゾワッ

提督(港湾夏姫の手が空母水鬼の首筋を這う。空母水鬼が一層怯えた表情を浮かべ、港湾夏姫が獰猛に笑う)

港湾夏姫『カンジルワ、オマエの脈ヲ。オマエの心臓がケナゲにそのカラダに血をメグラセテイルのを。ぺろっ……モシココをカミチギッタラ、キットワタシの望みハ叶うノデショウ。かぷっ』

空母水鬼「いやぁ……!!いやぁああああ!!や、止めて!!お願いです!!止めてください!!殺さないで!!やだぁああああああああああ!!」ボロボロボロ

提督(港湾夏姫が空母水鬼の首筋、薄皮一枚を隔てて頸動脈のある場所を舐め、歯をたてる。空母水鬼の必死の命乞いが響いた)

港湾夏姫『っは、アハハハハ!!ナンテ無様なのカシラ!?ミットモナク泣きワメイテ恥も外聞もナイ!!』

空母水鬼『ひっ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……お願いです……何でもしますから命だけは……』ブルブルブル

提督(港湾夏姫は空母水鬼の尊厳を踏みにじり、嬲ることを愉しんでいた。空母水鬼の体は見ていて哀れな程に震えている)

港湾夏姫『助ケテ欲シイとでも?オマエがワタシにシタ仕打チを考エレばワタシがドウ答エルか分カルと思うケレド』

空母水鬼『うぅ……ぐすっ……ひっく……しにたくない……しにたくないですぅ……うぅうううう……!!』

港湾夏姫『アァ……イイワ、そのヒョウジョウ……!!モットミタイ……!!オマエの動脈をキリサイて意識アルママ死ンデイクのを見てミタイ!!』

空母水鬼『やだぁ……やですぅ……!!』

港湾夏姫『デモ……デキナイの。アノヒトがコロスナって言うカラ』

空母水鬼『……えっ?』ピクッ

港湾夏姫『いろいろアッテね。ワタシに復讐のちゃんすをクレル代ワリにコロサナイってアノヒトと約束シタノ』

空母水鬼『……!!』

港湾夏姫『マア、コレカラ死刑にスルのダカラ勝手にコロサレタラ困ルッテトコロかしら。ダカラワタシはオマエを凌辱スルワ。尊厳を穢シ尽くしてヤル。ソレガワタシのオマエへの復讐』

空母水鬼『っ!!……り、凌辱?』

提督(港湾夏姫の言葉に一縷の希望を見出したように笑みを浮かべた空母水鬼。しかしすぐにその表情は絶望に変わる)

提督(震える声で港湾夏姫の言葉を繰り返す。港湾夏姫が昨日渡したソレを取り出し、空母水鬼に見せつけた)

港湾夏姫『見て、コレ。凄いデショ?』スッ

空母水鬼『……!!』ゾワッ

提督(それはいわゆるペニバンと呼ばれるものだ。普通のと違いV字型にディルドが付いており、装着者の秘所にも挿入されるようになっている)

提督(しかも人体の構造的に男と女がする様にした場合、装着者側のディルドが抜ける方向に力がかかってしまうが、これはそれとは逆方向に力がかかる様に工夫された構造をしている)

提督(それによって装着者が相手を突けば突くほど装着者自身もディルドに自らの秘所を突かれることとなるのだ。まったく、よくもまあこんなものを開発するものだと感心する)
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 02:29:13.44 ID:DQpcpo490
港湾夏姫『タダのマガイモノだけど、マガイモノなりにイイトコロがアルノ。ミテ、コノいぼいぼ。コンナの挿レタラ、キット凄いデショウね♡』

空母水鬼『ごくっ……!!』

提督(女を啼かせるためだけにデザインされた凶悪な形状のソレを目を見開いて見つめる空母水鬼。そんな彼女に見せつけるように港湾夏姫が自らの秘所にディルドを挿入していく)

港湾夏姫『ンッ……アァ……フゥ……フフッ……垂れチャウ……スコシ入りキラナイクライが丁度イイノよ……ソノホウが強引にカラダの奥をツラヌカレルアノ感じを愉シメルから……』ヌププププ ゾクゾク ニタァ

空母水鬼『ま、まさか……』ゾワワ

港湾夏姫『コレでオマエを犯すワ。ドレドレ?……スコシ濡れてるケド、ハジメテにはフジュウブン。イタイでしょうネェ……?』スッ クチュクチュ

空母水鬼『あぁ……いやぁ……!!』ビクッ フルフルフル

提督(港湾夏姫が空母水鬼の秘所に手を伸ばし、手淫する。空母水鬼が腰を引いた。嫌がる様に首を振る)

港湾夏姫『ドウ?タイセツなハジメテをケガサレるキブンは。オマエは犯サレテ処女をチラス。シカモ相手はワタシ……オンナで、オマエのココを征服スルのはムキブツよ』

空母水鬼『や、やめて……!!』

港湾夏姫『アァ、イイ声、イイ表情……!!オトコのキモチが理解デキルわ。コンナノ、ガマンできるわけナイ……!!ンッ……アハァ……!!』ピトッ ググググ

提督(モノが固く怒張してしまっていた。俺は二人を前から移すカメラの映像に集中する。空母水鬼の秘所に、ディルドが宛がわれた。柔肉が押し開かれていく)

空母水鬼『や、やめてください……!!やぁ、いたい!!いたいです!!うぅ……あぁああああああ!!いたいいたい!!』ガシャガシャ ズキズキ ブツン

港湾夏姫『アァン!!スゴイ……感ジタわ、オマエの処女膜がコンナ無機物にムザンにツラヌカレル瞬間ヲ……!!』グププププ

提督(空母水鬼が痛みに体をのけ反らした。目を見開いて悲鳴をあげる。その秘所にディルドが挿入されていく)

提督(処女だった証である紅い鮮血が空母水鬼の内股を伝った。破瓜の際の出血量には個人差があるとは聞いているが、空母水鬼は結構多いようだ)

空母水鬼『いやぁああああ!!いたいぃ……!!う、動かないでください……!!』ズキンズキン タラリ

港湾夏姫『ソンナノ無理にキマッテルじゃなイ!?ダッテ、コンナ気持ちイイ……!!アァ!!コレ、スゴイワ!!オクがぐりぐりされて、気持ちイイ!!』グリグリグリ

空母水鬼『ひぎぃいい!!いたいよぉ!!お願い赦して!!もう止めてぇええええ!!』ビクビク ポロポロ

港湾夏姫『アハハハハ!!まだまだコレカラよ!?コンナのジョノクチだわ!!アノカラダの一番オクを激シクツカレテ征服サレルヨウナ激シイぴすとんをオマエにもオシえてアゲル!!』パンパンパンパン

空母水鬼『やだぁああああああああああ!!血が!!血が出てますぅ!!抜いて抜いて抜いてぇええええええええええ!!』グップグップ ズキンズキン ダラダラ

港湾夏姫『アァ!!気持ちイイ!!トケちゃいそうだわ!!モットイイ声で啼イテ見せナサイ!!』

空母水鬼『っ……!!うぐぅ……!!あぁ!!やめてぇ!!ぬいてぇ!!やだやだやだぁ!!いたいいたい!!』

提督(内股になって必死に自らの秘所の異物感と痛みに耐える空母水鬼を嘲笑いながら自らの快楽の為に腰をふる港湾夏姫。空母水鬼が悲鳴をあげて嫌がっている。たまらなかった)
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 02:34:34.54 ID:DQpcpo490
伊168「……♡」クイクイ

提督「!!」

提督(いままで大人しく俺に甘えながらその光景を見ていたイムヤが俺の袖を引っ張る。そちらに目を向けると妖しく微笑みながらスク水の自らの秘所を覆う部分をずらして見せた)

提督(そこは既にとろとろに出来上がっている。俺はズボンと下着を脱ぎ、はち切れそうなものを露出させるとイムヤに俺を跨らせた)

提督「……!!」グイッ ヌプッ

伊168「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」ズププププ

提督(そしてためらうことなく挿入させる。イムヤが必死に嬌声を我慢していた。しかし俺の意識は港湾夏姫と空母水鬼に夢中だ)

提督(港湾夏姫が空母水鬼の後ろから立ちバック体勢で激しく腰を打ち付けている。その手は空母水鬼の双峰を乱暴に揉みしだいていた)

提督(そんな官能的な映像を楽しみながらイムヤをまるでオナホのように扱う。なんという贅沢だろうか!!俺の中の獣性が満たされる)

港湾夏姫『イイ!!イイ感じよ!!モット!!モットツヨク!!アァ!!クル……クルわ!!クルゥ!!アァ!!アァアアアアアアアアアア!!』ゾクゾクゾク ビクンビクンビクン

空母水鬼『うぅうううう……!!ぐすっ……ひっく……えぐっ……えぐっ……』グッタリ

提督「っ……くぁ……!!」バチュン ビュルルルルルル

伊168「くふっ!!っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!っ……はぁ……はぁ……」ビクンビクンビクン ダキッ ギュッ

提督(暫くして、絶頂を迎えた港湾夏姫の嬌声が響き、体が跳ね、その巨乳が暴れた。空母水鬼が悲痛な喘ぎと呻きが混ざったような声を漏らす)

提督(俺もイムヤの秘所をひときわ強く突き、本能のままにぶちまけた。イムヤが息を漏らし、押し殺した嬌声をあげる。その体がビクビクと痙攣する)



空母水鬼「……」

空母水鬼(もう心身ともにダメでした。強引に犯された下腹部と乱暴に揉みしだかれた胸に感じる鈍痛も、どうでも良かったです)

港湾夏姫「アァ……はぁ……はぁ……スッゴクヨカッタワ……でもマダマダ足りナイ……ナノニオマエはモウ犯サレルコトに慣レテシマッタ」

港湾夏姫「ココを抉ル異物のソンザイをウケイレテしまった……マア、アタリマエね。ソウイウフウにデキテイルのダカラ。でもワタシ、マダオマエの悲鳴ガキキタリナイの。ダカラ……」ゴソゴソ スッ

空母水鬼「ぁ……いやぁ……!!」

空母水鬼(なのに、それを見て死んでいた心が恐怖で甦ってしまいました。毒々しい赤色の太く長い大きな蝋燭。どう使うつもりなのか、嫌でも理解してしまいます)

港湾夏姫「オオキイでしょ?たっぷり愉シメルわ。ソウゾウするだけでイってシマイソウ……!!コノ背中のキズにトケタ蝋がタレタらオマエはドンナ声で啼いてクレルのカシラ?」ニタリ

港湾夏姫「ドンナ風にミを悶えサセテクレルのカシラ?アァ、コレホド男性がウラヤマシク思うコトはナイワ。オマエのナカが締まるカイカンを感ジルコトができないナンテ!!」ゾクゾクゾク

空母水鬼(目の前の悪魔に本能的な恐怖を感じます。こいつは私を虐め、嬲り、穢し、辱めることを愉しんでいる……!!)

港湾夏姫「コレダケじゃない、ホカにもタクサンあるノヨ?ミテ、イケナイ玩具がコンナにイッパイ!!ジカンはたっぷりアルわ。愉シミマショウ?」バッ

空母水鬼(悪魔が床に鞄の中身をぶちまけました。中身が散乱します。鞭に、実物を初めて見るアナルビーズやもうどう使うのか分からない何かまで……!!もういやぁ!!)

空母水鬼「お願い赦して……やだぁ……だ、だれか助けて……!!いや、やめて!!やめてぇええええええええええ!!」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 02:38:57.02 ID:DQpcpo490


提督(港湾夏姫による空母水鬼の長い長い凌辱が終わった後、イムヤは警備に戻り俺は部屋で一人、港湾夏姫が戻ってくるのを待つ)

港湾夏姫「……」コンコン

提督「どうぞ」

港湾夏姫「……」ガチャリ

提督「港湾夏姫。戻ったか」

港湾夏姫「……ロウヤのトビラのマエであのケイビの潜水艦ムスメに会ッタわ。勝チ誇ッタ表情デワタシを見テタ」ジッ

提督(そう呟き、じっと俺を見つめる港湾夏姫。その表情は嫉妬の色がありありと見える。それに加えて発情しきっていた。頬は紅く染まり、目は潤んでいる)

提督「……そうか」

港湾夏姫「ネエ、テイトク。ワタシのカラダのネツ、マダ冷メないミタイなの。オネガイ……どうにかシテ」ハラリ

提督「!!」

提督(港湾夏姫が、体に纏っていたローブをその場に脱ぎ捨てる。その下は全裸だった。豊満な胸の先端は硬く自己主張しており、秘所は愛液に濡れている)

提督「いいだろう……来い、港湾夏姫」

港湾夏姫「♡」パァッ ダキッ ギュッ

提督(俺の言葉に港湾夏姫は妖しい笑みを浮かべると胸に飛び込んでくる。そして強く抱きしめてきた。どうやらまだ夜は終わらないようだ)



提督「おはよう、空母水鬼」

空母水鬼「……」ハイライトオフ ギロリ

提督(牢の前に立ち、挨拶する俺に空母水鬼がゆっくりと顔をあげる。そして表情を歪ませ、虚ろな、しかし確かな怨みを込めた目で俺を睨みつけた。憔悴しきっている)

提督「君の処分が決まった。来るんだ」

空母水鬼「……」

提督(俺の言葉に空母水鬼が僅かに怯えた様子を見せる。しかしすぐに怯えは消え、ただただ恨めし気な表情を浮かべ、怨念の込められた視線で俺を睨みつけてくる)

提督(俺の言葉は空母水鬼からしてみれば死刑が執行されるということに聞こえるはずだ。もっと激しい反応をするかと思ったのだが……)

提督(あれほど死を忌避していた空母水鬼とは思えない。もはや空母水鬼は死を受け入れているようだった。どうやら港湾夏姫の凌辱は空母水鬼によく効いたらしい)
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/05(木) 02:46:48.33 ID:DQpcpo490
伊勢&日向「「……」」ガチャン カチャカチャ ガチャッ

空母水鬼「……」ノソノソ

提督(俺の護衛兼空母水鬼の監視役の伊勢と日向が無言で空母水鬼の拘束を外した。手錠と足枷だけになった空母水鬼が牢から緩慢な動作で出てくる)

空母水鬼「……」ギロリ

提督「……」ジッ

提督(よほど俺を怨んでいるのだろうな。空母水鬼はずっと俺を睨んでいた。俺はその視線を真っすぐ見つめ返す)

提督「……ついて来い」フイッ スタスタ

空母水鬼「……」スタスタ



政府高官「これが深海棲艦ですか……」

空母水鬼(どこか、処刑場に連れていかれるものだと思っていました。でも提督に連れてこられたのは瀟洒な応接間です)

空母水鬼(そこには軍服ではなく正装に身を包んだ民間人、おそらく日本政府の高官が居ました。まるで珍獣でも見るかのようにじろじろと無遠慮に見てきます)

空母水鬼「……」ギロリ

政府高官「っ……」

空母水鬼(どうせ殺されます。殺意を込めて睨み返してやりました。相手もそれなりの立場の人間だけあり露骨に狼狽えたりはしませんでしたが、硬い表情で目を逸らします)

政府高官「本当に信頼できるのできるのか疑問です。もし同じことが起きた場合、強固に寛大な処置を訴えた貴方の責任問題となりまよ。今ならまだ間に合いますが、本当にいいのですね?」

提督「もちろんです」

政府高官「分かりました。元海軍特別艦娘大佐、空母水鬼。畏くも天皇陛下はお前たち逆賊が降伏した場合、その罪をお赦しになられるとご聖断あそばされました」

空母水鬼「……えっ」



空母水鬼「えっと……」

提督(おそらく予想だにしなかったのだろう。空母水鬼は政府高官が去った後も呆然自失として未だに事態を把握できていないようだった)

提督(俺は隣に立っていた空母水鬼に向き直る。空母水鬼が俺を見た。その紅く輝く瞳にはただただ困惑の色のみが浮かんでいる)

提督「君の死刑は取り消された。療養の後に帝国海軍籍の特別艦娘に復帰してもらう。我々が君にした仕打ちに対して思うことはあるだろう」

提督「しかし君たちの行いに対して致し方無いことであったことをどうか理解してほしい。我々の誰も望んで行ったことではない」

提督「昨晩の港湾夏姫の件に関しても同様だ。彼女の協力を取り付けるためには仕方がなかった。君を殺したがる彼女を何とか説得するのは大変だったぞ」

空母水鬼「……!!」

提督(俺の言葉を聞いてようやく事態を飲み込むことができたのだろう。信じられないというような表情で目を見開く空母水鬼)

提督「私は決して利用するだけ利用した後に捨てるような真似はしない。必ず報いる。まあ君は私の事を信じず罵詈雑言を浴びせてくれたがな」

↓×1〜3 
提督は自らの立場を賭けてまで自分を信用してくれ、命を助けてくれた。それに対して自分は提督を疑い、自分を裏切って切り捨てたのだと確信して罵詈雑言を浴びせたことを踏まえて空母水鬼の反応
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 05:38:34.47 ID:k3cxlG1To
相当の代償を払うことにはなったが結果的に殺されずに済んだことに対し
色んな感情が入り乱れるものの筋を通すことに理性が働いたのか
泣きじゃくりながら土下座して感謝の意を伝える
その様は提督の嗜虐心をある程度満たす

提督こそ自分が真に仕えるべき主だと認めた瞬間に強烈に発情する
港湾夏姫の凌辱とは真逆の密月を迎え、上も下も後ろも提督の愛で征服される

落ち着いてから以前の自分の愚行を改めて見つめ直す
提督の仲介下にて過去の行いや特にムラクモの件について吹雪型や日向型たちに直接謝罪する
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 06:55:52.07 ID:rroHCxmZ0
死を免れた安堵のせいか全身の力が抜けてへたれこんでしまい、それまで我慢してきた感情を露にして嗚咽を漏らす
落ち着いた後、それまでの行いを気まずそうに謝罪し、完全に信用したわけではないと前置きしつつも提督に協力することを約束する
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 07:22:29.06 ID:RcNX/oI7O
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 07:24:47.42 ID:cjvbWjvjO
自分が足掻き続けてきた言動は
全てこの男の掌の上だったのかと悟る
ふと多くの深海勢が提督を慕い続けていることに
納得がいきこの男ならば自分を守るだけでなく
自分の全部を受け止めてくれる存在だと認識が刷り込まれる
どうか激しく犯して罰を与えてほしいと頼み込む(ただの願望だと提督に見抜かれる)
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 13:31:34.69 ID:FCwJYlVYo
はっちゃんでかした
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 17:58:51.77 ID:PPSxHRd/0
空母水鬼「……!!」

提督(それは、言葉で形容できない表情だった。自らの行いと、その結果払う事になった大きな代償に対する後悔や罪悪感、怒り、悲しみ、苦しみなどの感情の嵐)

提督(俺に対する拷問や凌辱から空母水鬼を守らなかったことに対する激情。身を挺して命を助けたことに対する感謝。信じず、罵詈雑言を浴びせたことに対する引け目)

提督(そして命が助かったことに対する歓喜。それらすべてが複雑に混ざり合った果てに浮かんだ表情だった)

空母水鬼「……」スッ ペタン

提督(ふと、暫く俺を見つめていた空母水鬼がその場に正座する。そしてそのまま頭を下げて土下座した)

空母水鬼「あ……ぐすっ……ありがとう……ございまし……た……!!うぅ……ひっく……」ブルブル ポロポロ

提督(そして俺に泣きじゃくりながら感謝する。その体は怒りか、あるいは恐怖か、はたまたもっと別の感情の為にか、可哀想になるぐらい震えていた)

提督「……!!」ゾクゾクゾク

提督(そんな空母水鬼の様に俺の中の残酷な嗜虐心が満たされる。あの空母水鬼が)。その優秀さに裏打ちされた自尊心の持ち主が)

提督(上に立つことを当たり前のように考えており、何もかもすべてが思い通りになると信じて疑わなかったこの女が)

提督(さんざんに打ちのめされ、完全に屈服し、哀れに震え、泣きじゃくりながら俺に対する悪感情を押し殺しながらひれ伏し、感謝している……!!背筋がゾクゾクする……!!)

提督(それに加えてここで堕とすべきだという冷徹な考えが頭をよぎり、正当性を得た欲望がこの子の身も心も堕として身も心も我が物にせんと逸っていた)

提督(……だがしかし、それと同じくらいか、あるいはそれ以上にこの子を思いやる気持ちも湧き出てきていた)

提督(数多くの勇敢な軍人たち、そして何よりムラクモの死を招く一因となったこの女にたいしてついこの間まで何もかも焼き尽くさんばかりの怒りと殺意を向けていたというのに)

提督(それなのにこの子を憎み切れなかったのは、この子がただのゲスという訳ではなかったからだろう。俺は……)



空母水鬼(あの後、提督はまるで思いやる様に私の頭を撫で、優しい言葉をかけてくれました)

空母水鬼(そして今、私は提督の部屋で提督と二人っきりで暖かい飲み物を飲みながら自分の想いを吐露してしまっていました)

空母水鬼(内容はあの日私を拷問するあの人に言ったのとそうかわりません。そして自分を卑下した私に提督は、そんなことない。私を信じると、これからは自分が私を守ると言いました)

空母水鬼「本当ですか……?私は……醜い裏切者で、そのくせ貴方が裏切ったと思い込んで……自分の事を棚に上げて口汚く罵ったんですよ……?」

空母水鬼「私が貴方なら、こんな女信用できません……!!信じる、守るだなんて……あり得ません……」ギュッ フルフルフル

提督「……」スクッ

空母水鬼(無様にも手を強く握りしめ、震えながらそう呟いた私に提督は向かいのソファーから立ち上がると私の隣に座り、私の肩を抱いて頭を撫ではじめます)

空母水鬼(その力加減とかが凄く優しくて……私を思いやっての行動なのは明らかでした。提督は包容力があって、暖かくて……安心します)
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 18:03:26.85 ID:PPSxHRd/0
提督「いや、信じる。君を信じる事に何ら躊躇いは無い。君が日本を裏切って同胞の為に戦ったことは、確かに我々から見てみれば好ましくない」

提督「しかしそれは間違いなく君が同胞の為に戦うという気高く貴い、いわば黄金の精神の持ち主であるという事の確かな証左だ」

提督「そして俺は、それなのに今回このような事になってしまったのは仕方のない理由があったからだとわかっている」

提督「前の戦争で敗戦したという大きな挫折に君の心はひどく……それこそ、致命的なまでに傷つき、弱ってしまった」

提督「立場的に他に頼ることもできず、君はその傷を癒すこともできていなかった。だからこそこのような事になってしまったのだろう」

提督「しかし、もう大丈夫だ。俺が君の頼るべき者となろう。君を守ると誓う。いつか君の心の傷が癒えるまで」

提督「だからどうか俺に協力してほしい。少なくとも、もうこれ以上君たちと我々がお互いを理解していないことが理由で殺し合わずにすむ世界を創るために」

空母水鬼「……!!」

空母水鬼(あぁ……今、理解しました。死にぞこなった私が今回のような生き恥曝してまでも今まで生き延びてきたのは、きっと私はこの人の為に生きる為だったのだと)

空母水鬼(民族の尊厳と海の支配者としてのプライド、そして積み上げてきた自尊心という捧げるべき主を失って彷徨い、腐っていた私の魂)

空母水鬼(その新たな主がこの人であると今、確信しました。提督の為ならこの命ですらもう惜しくない。ですがこのことは決して言葉にしません。言葉にできるような軽いものではないんです)

空母水鬼「っ……!!んちゅ……んふ……」ダキッ ギュッ

空母水鬼(衝動のままに提督に抱きついて口付けします。凌辱され尽くしてしまった私にたった一つだけ残されていた初めてでした)

空母水鬼(それを、この人に捧げることができた……この感情はもう言葉にすることは不可能でした。提督が私を抱きしめ返してくれます)

空母水鬼(心臓が跳ねました。未だかつてこれほどまでの幸せを感じたことはありませんでした)



空母水鬼「むぐむぐ……じゅるじゅる……れろれろれろ……」ドロリ

提督(空母水鬼がその秘所から白濁液を垂らしながら俺の股間に口を埋めている。俺は空母水鬼の頭を撫でる)

提督「っ……空母水鬼……もう大丈夫だ……」ナデナデ

空母水鬼「……じゅる」ダキッ ギュッ

提督「!?」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 20:19:43.38 ID:PPSxHRd/0
提督(俺の言葉にむしろ空母水鬼は俺の腰に強く抱きつき口淫を続ける。俺は、あえて放置した。最初、一回港湾夏姫の口に出した)

提督(凌辱された空母水鬼はこういう行為に恐怖心を植え付けられていた為に、ワンクッションおいたのだ。フェラを調教しつつその口を征服した。もっとも、最初から初めてとは思えないテクニックだったが)

提督(そういった事に興味津々でいろいろ予習していたのだろう。その後、空母水鬼がシャワーを浴びたいと懇願してきたのでその間、俺はベッドで待った)

提督(いつもなら気にせずそのまま押し倒すのだが、空母水鬼の目に何か強い意志が込められていた為にあえてそうしたのだ)

提督(少ししてシャワーから戻って来た空母水鬼。背中の傷を見られたくないと着衣での行為を望んでいたが、それは断る)

提督(俺に何か悪い感情を持たれないかどうかを気にしていたからだ。背中に痛々しい傷があろうと俺は気にしない)

提督(強引に服を剥ぎ、お前の全てを受け入れ、愛し、信じ、守ると耳元で囁き誓う。涙を流して喜んだ空母水鬼を優しく丹念な前戯で愛のある快楽に蕩けさせ、恐怖心を塗りつぶした)

提督(そして正常位で挿入する。こんな上物の初めてをあんなガラクタに奪わせてしまったことを後悔した。最上級の快楽を捧げてくる空母水鬼の蜜壺は俺に一発で終わらせることを赦してはくれなかった)

提督(連戦を経た俺のモノはさすがにアレだったが、空母水鬼の口淫が与えてくる快楽にこの熱心な雌に褒美を与えんと再び固く怒張していく)

提督「……」ギンギン

空母水鬼「っ……」ジッ

提督(俺のモノが完全に臨戦態勢に戻ると空母水鬼が口を離す。そして俺を見上げた。ゆっくりと口を開く)

空母水鬼「あ……あの人にこっちでもできるようにされちゃったんです……さっき綺麗にしました……してくれませんか?後ろから」

提督「!!」

提督(そういう空母水鬼は自らの、雄に本能的な欲情を掻き立てさせる臀部に手を添える。恐る恐ると言った感じで俺を窺いながら)

空母水鬼「後ろからするのは怖いですけど、全部提督に上書きして欲しいんです。嫌なら、全然いいんですけど……」

提督「そんなわけないだろう。後で怖気づいてももう止まらないぞ。自分から男を誘ったのだ。覚悟できているな」

提督(淫らな懇願をする空母水鬼に興奮する。俺は空母水鬼を四つん這いにさせた。そしてはち切れんばかりのモノをそこに宛がう)

提督(港湾夏姫にバックで凌辱されたことがフラッシュバックしたのか、体が震えていた。空母水鬼の背中は深海棲艦特有の、文字通り美しい雪のような肌が無残に傷つけられていた)

提督(痛ましいことこの上ない。だが、どこか倒錯的な美しさがある。俺は後ろから空母水鬼にのしかかり、柔らかい体を愛撫し、頭を撫で、頬に触れながらその耳元に口を寄せ、甘い声で囁いた)

提督「安心しろ、空母水鬼。すぐにお前からこうして欲しいと懇願してくるようになる」



空母水鬼「謝るべきではないかもしれません。時にはそれが冒涜となることも理解しています。ですが、あえて言わせてください。本当に……申し訳ありませんでした」

提督に肯定されたことで空母水鬼は卑屈になって同胞たちの為に戦ったことまで否定したりはしなかったが、ムラクモを死に追いやってしまったことについて謝罪した

↓×1〜3 吹雪型と伊勢型の反応
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/03/06(金) 20:48:02.67 ID:sWVzR40PO
駆逐艦娘たちは許せるわけないと突き放す
伊勢と日向は謝罪を受け入れるがそれ以上の反応をしない
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 20:52:55.56 ID:qWyfvHuhO
命懸けの戦争であってお互いに仲間を
殺し合っている以上こうなると理性的に返す
感情的になりそうなメンバーを
理性的な駆逐や伊勢日向が止め
許すかどうかは今後仲間として戦い
戦争が終わってからにしてほしいと終わらせる
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 21:08:04.84 ID:usgFtVop0
深雪や初雪など一部の駆逐艦娘は今更謝られてもムラクモは帰ってこないと冷淡な怒りを滲ませる
吹雪や磯波などはそれを宥めようとするが、よりにもよって叢雲があっさり許す姿勢を見せてしまったことで一触即発の空気が流れる
伊勢・日向は駆逐艦娘達を一喝して鎮めた後、誠意は行動で見せろ、そうすれば見る目も変わるとだけ言い残す
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 21:17:17.04 ID:3wHcVzwF0
深雪「今更なんなんだよ。お前の自己満足の為に謝られてもこっちは迷惑だ」ジロリ

初雪「ムラクモはもう……帰ってこない……それが全てでしょ……」ジロリ

「「「「……」」」」ジロリ

提督(空母水鬼の謝罪に対して深雪と初雪が突き放すような言葉をかける。その眼差しにはかつての燃え盛るような怒りはもう見当たらない)

提督(それは底冷えするような静かな、しかしとても深いものへと性質を変えていた。姉妹によって個人差があれど、その多くが同じ静かで深い怒りの眼差しを空母水鬼へと向けていた)

空母水鬼「っ……」タジッ

提督(それを受けて空母水鬼がたじろぐ。ムラクモの死を招いたことに対して彼女の姉妹や戦友たちに謝罪したい)

提督(そんな空母水鬼の希望を尊重してその機会を作りはしたのだが……正しかったのか分からない。いや……きっとこういったことに正解は存在しないのだろう)

提督(重い空気の中、沈黙が続き、ある程度こうなるだろうと予測していた俺が、無粋だろうが一声かけようとした正にその時、吹雪が口を開いた)

吹雪「……みんな。これは、戦争だから……空母水鬼……さんも、そうしようと思ってやったわけじゃないよ」

「「「「!!」」」」

提督(深雪たちの驚愕の視線が吹雪に集中する。俺も驚いてしまった。日ごろからしっかりしていると思っていたが、なんと成熟した精神の持ち主なのだろう)

提督(四捨五入したら十歳の子供の言葉とは思えなかった。同じ境遇でそう言える人間は大人の中でも少ないだろう)

磯波「そうです。それに、こうして謝りに来てくれました。その気持ちを汲んであげてもいいんじゃないでしょうか?」

「「「「っ……」」」」

提督(磯波がそう続く。言葉にせずとも数人が言外に同意を示していた。他の姉妹たちが動揺する)

提督(怒りを滲ませていた子たちも悪い子たちではない。きっと吹雪と磯波が言ったことも分かっているのだろう)

提督(だが、姉妹が殺されたということは吹雪型の子たちにとってどれほどの衝撃的だったのか計り知れない。赦せなくて当然だ)

提督(他の子たちが狭量なのではない。むしろ吹雪と磯波たちが、赦すことができる子たちの方が特異なのだ)
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/08(日) 21:49:42.77 ID:3wHcVzwF0
叢雲「そうよ。感情的に殺し合うようになってしまったらそれはもう戦争じゃないわ。ただの殺し合いよ」

提督(そして、叢雲もまた子供らしからぬ思考をする特異な精神の持ち主だった。しかし子供らしい情動の持ち主でもあり、気高く勝ち気で高飛車な性格をしている)

提督(それが今回凶とでてしまった。叢雲は深雪や初雪たちが大事な姉妹が殺されていることに配慮せず、どこか上から目線で諭すようにそう言ってしまったのだ)

「「「「!!」」」」ゾクン

深雪「お前に……お前なんかに分かるか……分かってたまるか……あたしの気持ちが……ムラクモを殺されたこの想いが……!!」ワナワナワナ

初雪「っ……!!」ジワァ ツゥー ギロリ

叢雲「っ!?な、何よ……!?私、何か間違った事言った!?」ビクッ キッ

提督(向けられた大切な姉妹を失った駆逐艦娘たちの感情の嵐が込められたプレッシャーに、自覚なしに地雷を踏みぬいた叢雲が動揺しつつさらに火に油を注ぐような事を言ってしまう)

伊勢「そこまで!!」

「「「「っ!!」」」」ビクッ

提督(事態を収拾しようと口を開こうとした瞬間、伊勢の一喝が部屋に響いた。駆逐艦娘たちは皆一様にびくりと肩を震わせると恐る恐る伊勢を窺う)

提督(伊勢はそんな駆逐艦娘たちを見回すと無言で空母水鬼の方を向いた。二人の視線が絡み合う。暫し、無言の時間。伊勢が口を開いた)

伊勢「誠意は行動で見せなよ」

提督(ただ一言だけ空母水鬼にそう言うと、もう空母水鬼のことなど眼中にないと言わんばかりに俺に向き直る)

伊勢「提督、駆逐艦娘たちの事は私に任せてはもらえませんか?」

提督「わかった、任せよう。君なら心配ない。頼んだぞ」

伊勢「ありがとうございます。お任せください、提督。という訳だから、行くよ、皆」

「「「「了解……」」」」

提督(駆逐艦娘を引き連れて部屋を出ていく伊勢。それまでずっと壁に寄りかかり、腕を組んで目を瞑っていた日向が目を開けた。空母水鬼を横目に見て口を開く)

日向「お前の行動次第で、きっと見る目も変わるだろう」

提督(それだけ言って背を向け部屋を出ていく日向。空母水鬼は俯いてしまっていた。俺は空母水鬼の隣に寄り添うとその肩を抱く。そんな俺に空母水鬼は寄りかかる様にして体を預けてきた)



神鷹「お願いです、提督!!私を信じてください!!」

提督(あれから数日、緊急で東京に呼び戻された俺は時間を見つけて神鷹に会っていた。彼女が会って話をしたいと懇願してきたからだ)

提督(日本に帰化し、ドイツ系日本人となっていた彼女はドイツ側につかなかったし、ドイツ側も彼女を引き入れようと何か干渉してくることもなかった)

提督(しかしドイツ系である彼女を信用しない人間は多く、神鷹自身もドイツの奇襲攻撃に酷く動揺していたが、ドイツと戦う事を望まなかった)

提督(その結果、神鷹は逮捕、投獄されていたのだ。ドイツへの憎悪から彼女に死刑にしようとする動きもあった)

提督(しかし大多数の人間が対深海棲艦戦争や連合国との戦いで活躍していた彼女を殺すことを望まなかったのだ)

提督「シャルンホルスト……」

神鷹「神鷹と呼んでください、提督!!お願いです……私は、確かにヨーロッパでドイツを侵略する為に戦うことはできませんでした……」

神鷹「それでも、日本は私の母国で、私は日本人です……たとえ生まれはドイツで、日本の血が流れていないとしても……!!」

神鷹「そして今、日本は危機を迎えています!!なのにこんな所でじっとしてはいられません!!」

神鷹「捨て駒でも結構です!!その覚悟があります!!ですから……私にも戦わせてください……!!」

↓×1〜3 提督の反応
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 22:05:28.78 ID:+UI80WI7o
神鷹の懇願を聞き入れる
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 22:18:33.09 ID:4zJGZAnC0
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/03/08(日) 22:19:16.51 ID:IFHLScp1o
当然だ
君を信じているよと優しく声をかけ懇願を聞き入れる
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 22:22:19.52 ID:g22Xf+Nl0
心意気は買うが、できるだけ無謀な戦闘は避けて他の艦娘と足並みを揃えるように忠告した上で受け入れる
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 06:45:58.54 ID:SFUG53tr0
提督(俺にシャルンホルストと呼ばれて悲痛な表情を浮かべ神鷹と呼んで欲しいと訴えた時の悲痛な表情は、神鷹が日本人であることの何よりの証明だ)

提督(そして捨て駒にされてもいいから戦わせて欲しいという覚悟は並大抵のものではない。この子を信じ、想いに応えられなくては提督失格だろう)

提督「分かった、神鷹。君が帝国海軍の軽空母娘として復帰できるように取り計らおう」

神鷹「……!!提督……Danke schön!!」パァッ



大本営統帥部長「ハワイは日本にとって重要な拠点だが南極の深海棲艦にとっては戦略的価値の低い拠点のはずだった。しかし最近、敵の活動が確認されている」

大本営統帥部長「現地には規模は大きいが通常戦力しか配備されていない。敵の大規模な攻撃があった場合、ハワイは陥落する可能性がある」

大本営統帥部長「艦娘の艦隊を編成してハワイに送る必要があるだろう。その艦隊の編成と指揮を君に任せる。しかし現在の戦況は予断を許さない」

大本営統帥部長「よってハワイに派遣する艦隊の規模は必要最小限に抑えておきたい。そこで君にはまずハワイへ行って現地で敵の活動状況の調査と防衛態勢の確認をしてもらいたい」

提督「分かりました、お任せください」



ヒューストン「Colorado, The Devil`s Fleet clears for action.(コロラド、悪魔の艦隊は戦闘準備完了しました)」

コロラド「OK. Thank you Houston. It seemed an eternity.(OK、ありがとう、ヒューストン。一日千秋の思いだったわ)」

ヒューストン「はい、今日という日を待ちわびていました。あの日の屈辱を忘れたことはありません」

コロラド「復讐の時間よ。卑怯者どもに騙し討ちの代償を奴らの命で支払わせてやるわ。第一特殊任務艦隊、出撃!!」
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 06:51:36.17 ID:SFUG53tr0


帝国海軍提督「バカな……こんな事あり得ない……!!」

提督「っ……!!」タラリ

提督(司令部の窓から燃え盛る真珠湾を見る。その上空には黒い塗装で機体の一部が緑や赤、青色に発光している航空機が飛んでいた)

提督(ハワイに到着してホノルルの司令官に挨拶している時だった、それが始まったのは。かつて我が帝国海軍が行ったような見事な奇襲攻撃だ。戦艦や空母が炎上し、沈んでいく)

帝国陸軍将軍「深海棲艦め……!!」ギリッ

提督「いや、違う……!!」

帝国陸軍将軍「なん……だと……!?どういう意味だ、提督!?」キッ

提督「あれは深海棲艦の航空隊ではない……!!塗装や装飾で上手く偽装してそれらしく見せてはいるが、そもそも深海棲艦の航空隊はああいう飛行機ではない……!!」

帝国陸軍将軍「ではあれはなんだというのだ!?」

帝国海軍提督「あれは……アメリカ軍だ!!」



帝国陸軍将軍「何をしているんだ!?早く本土へこのことを連絡しろ!!」

帝国陸軍通信兵「やってます!!ですが通じないんです!!通信妨害が酷くて……有線も死んでいます!!おそらく海底ケーブルを切断されたのかと……!!」

帝国陸軍将軍「っ……!!こんな事が……!!」ブツッ タラリ



ヒューストン「敵艦はすべて沈み、砲台陣地も沈黙しています!!空を飛んでいるのは友軍機のみ!!敵戦力はすべて撃破しました!!我々の勝利です!!」

コロラド「素晴らしいわ!!祝砲が必要ね?だからもっと撃ちなさい!!もっとよ!!Japどもを皆殺しにするの!!」ニタァ

ハワイは合衆国にとって屈辱の象徴である上に、位置的に喉元につきつけられた短剣でもあった。放置することなど考えられない
かつての眠れる巨人は完全に覚醒し、今や怒れる巨人となっている。武力でハワイを取り戻すことは合衆国にとって容易いことだった
しかし国内、国際の情勢がハワイを武力で解放することを許してくれなかった。だが、状況は変わった。アメリカが日本から武力で奪還することは問題になる

では、深海棲艦からなら?深海棲艦が日本からハワイを奪い、そしてその深海棲艦から合衆国がハワイを奪還する。それなら問題ないではないか
日本はハワイを返せと言ってくるかもしれない。しかしかつて日本がしたように相手の言葉に耳を傾けず、無視すればいい
日本が怒って戦争を仕掛けてくればそれはむしろ好機だ。合衆国は被害者として振舞いながら日本を完膚なきまでに撃破し、あの極東の地はすべて合衆国のものとなるだろう

しかし現実はそううまくいかない。深海棲艦がハワイを攻撃、占領することはまずないだろう。奴らにとってハワイを占領する理由がない
そんなときにどうすればいいのかはジャップが中国で、そしてナチがポーランドでやって見せてくれたではないか

この作戦は深海棲艦を装ってハワイを奪還するという参加者の他は少数の人間しか知らない不正規な作戦だった
事実が露見することを防ぐためにハワイに居る日本人は軍人も民間人も皆殺しにするという残酷な作戦だ

↓×1〜3 日本人は皆殺しにする作戦であると知っていたことをふまえて作戦開始直前にハワイに提督が着任していたことを知ったアイオワとサラトガの心情
※ニ人とも愛国心のあるアメリカ人であり、提督のことを愛しているが大日本帝国を嫌っていて作戦成功を聞いた時に大喜びしたことをふまえて
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/03/09(月) 11:04:47.70 ID:g1D6viRDO
最悪のニュースを聞いて、日本人を皆殺しにすることは本当は悪いことだとわかっていた。してはいけないと理解していた、それを大日本帝国への憎悪と真珠湾の騙し討ちを理由に正当化していたと戦争の狂気に精神を侵されていた二人は正気に戻る
そしてそのことの罰が神から与えられた。最愛の人がその作戦に巻き込まれて死ぬという考えられる限り一番重い罰がと絶望する
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 14:12:06.11 ID:kqUhj9aA0
いつかの大戦と状況が真逆であることにアイオワが気付く
その上で自分たちが相手にしているのが他でもない提督であることから
自分たちは破滅への扉を開いたのではと悟り後悔と恐怖にかられる

サラはそんなアイオワに対して自分たちの優位と絶対性が揺るぎないことを確信しており
いざとなれば提督だけでも匿うか活躍の恩赦で救えば良い
あくまで国と名誉の為に自分たちの力と作戦を信じれば良いと皆を含めて鼓舞し続ける
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 15:37:24.22 ID:Wt4fJTJwo
継続して日本は叩きのめす、提督は助けるを最優先に行動すると自身に言い聞かせる
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/09(月) 22:22:19.24 ID:SFUG53tr0
アイオワ「A……Admiralが……ホノルルに……?」

アメリカ軍情報将校「ええ。どうやら提督は攻撃の直前にホノルルへ着任していたようです。偶然にも厄介な人物を葬り去ることができました」

アイオワ「っ!!!!……。葬り……去る……」ゾクン サァッ

アメリカ軍情報将校「何か言いましたか?……アイオワ?大丈夫ですか?」

アイオワ「……」フラフラフラ



サラトガ(提督が……あの人があの作戦に巻き込まれたなんて……!!作戦が成功したってことは……もう提督は……)

『Fire!!』

ダンダンダンダン

提督『』グッタリ ドクドクドク

サラトガ「いやぁああああああああああ!!!!嘘よ!!嘘嘘!!あり得ない!!そんな事あっていいわけない!!嘘よそんなことぉ……!!」ボロボロボロ

サラトガ(M1ライフルの.30-06スプリングフィールド弾が提督の体を貫き、肉片や骨片、血液が飛び散る光景が……提督を即死させる様が嫌でも脳裏に浮かんでしまう)

サラトガ「うぅううう……うぁああああああああああ!!あぁああああああああああ!!ぐすっ……ひっく……」

サラトガ(分かっていた……ハワイの日本人を皆殺しにするというこの作戦がいけないことだという事ぐらい……そんな作戦を実行してしまったことに対する罰がこれだというの……!?)

サラトガ「なんて酷い……!!私たちだって好きでやった訳じゃないのに……!!最初に始めたのは日本なのに……!!」

サラトガ(自分の言い分がとても自分勝手で醜いものだって分かってる……それでも、止められなかった)

サラトガ「日本があんな事するから!!だから私たちもやるしかなかった!!悪いのは日本じゃないですか!?なのにこんな……あんまりです、主よ……!!」



アイオワ「ごめんなさい……ごめんなさい……私は決してしてはいけないことをしてしまいました……虐殺に加担してしまいました……」ハイライトオフ ブルブルブル

アイオワ「謝ります……私にできることは何でもして償います……だからどうか……Admiralを……私の最愛の人を返してください……お願いします……どうかお慈悲を……主よ……」ポロポロポロ



コロラド「……」

ヒューストン「……」

コロラドやヒューストンたちの目の前には大量の日本人の死体が積み上げられてできた山があった
撃ち殺された者もいれば、黒焦げになっている者もいる。この中の多くが艦砲射撃で死んだことは明らかだった
それはつまり自分たちが殺したという事だ。軍人はおろか民間人、それもお年寄りや赤子までこの手にかけたのだという事を踏まえて
↓×1〜3 コロラドとヒューストンの反応
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/03/09(月) 22:40:01.65 ID:iGEF5FaNO
日本人どもに一泡ふかせ爽快な気分のはずだったのに
目の前の凄惨な光景に息がつまる
ふと死んだ彼らにも家族があり、日々の生活があったことが頭をよぎり
自分の親しい人が目の前の死体の山に紛れ込んでいるような錯覚に陥り動揺する
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 22:45:07.68 ID:Wt4fJTJwo
464
嗚咽、項垂れるコロラドを
沈痛な面持ちで無言のまま抱き寄せるヒューストン
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/09(月) 23:37:19.36 ID:1mkdtUG60
お互いこれは戦争なんだ、間違ってはいないはずなんだと自己正当化を図ろうとするが、眼前の光景がそれを阻害する
罪悪感とこの先どうなるのかという不安で押し潰されそうになり、逃げるように足早に立ち去った
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 22:40:51.08 ID:IDCAWED20
コロラド(私たちは雪辱を果たした。かつて騙し討ちで真珠湾を攻撃し、多くの戦友を殺した日本人に復讐してやった。最高の気分だった。ついさっきまでは)

コロラド(上陸した私たちが見たのは、山のように高く無造作に積み上げられた日本人の死体だった。その中には軍人だけでなく、民間人……老人や赤ん坊までいた)

コロラド(これを私たちがやったのだと思うと、息が詰まる。気分が悪くなる。背筋がぞっとする)

コロラド(こいつらは敵だ。卑劣な騙し討ちでアメリカ人を沢山殺した。民間人であろうと不当にハワイを占領して居座っていた。こいつらはみんな悪い奴らだ)

コロラド(だからこうなって当然だ。それは、間違いないはずなのに……私たちが間違っているように感じた)

コロラド(……いや、きっと私たちが間違っているんだ。私たちは戦争を変えてしまった。軍人だけでなく、民間人まで殺すような悍ましいものに)

コロラド(私たちは分かっていなかった。大日本帝国に対する憎悪に昂るままに日本人を皆殺しにしてやれと歓喜しながらさんざん砲撃してやった。それが、どういうことかという事を)

コロラド「……!!」ハッ

コロラド(ふと、その中に見つけてしまった。それは黒焦げになりつつも母親とその子供だろうと分かった。その腕に我が子を守ろうと抱きしめていたに違いない)

コロラド(ちょうど出撃前に会った大親友の赤ん坊を抱っこした時のことを思い出す。赤ん坊というのはとても尊い存在だと感じた)

コロラド(無意識のうちに自分がその子に歩み寄っていたことに、その傍らに膝をついた時に気が付いた。至近距離で黒焦げになった赤ん坊の死体を見る……背筋を恐怖が這いまわった)

コロラド「っ……!!」ゾワリ ジワァ

コロラド(してはいけないことをしてしまった。私は戦争を変えてしまったんだ。このことが敵に知られたら、敵もまた同じことをするようになる)

コロラド(目の前の死体が、大親友とその赤ん坊と重なった。自分の家族や友人たちがこの中に紛れ込んでいるような錯覚、罪悪感とその恐怖に耐えられなかった)

コロラド「うぅ……ぐすっ……ひっく……!!」ポロポロ ガタガタ

ヒューストン「……」ダキッ ギュッ

コロラド(つい項垂れて嗚咽を漏らしてしまっていると、抱きしめられる。ヒューストンだった)

コロラド(ヒューストンもまた沈痛な表情を浮かべている。年下にこうされて恥ずかしいと感じる余裕は無かった)



カツ カツ カツ

提督「Who(誰だ)?」

アトランタ「USS Atlanta. Or, maybe it`s better to introduce myself Ōtori(USS アトランタ。それか、鳳って言った方がいいかもね). Nice to meet you」ハイライトオフ

提督「鳳……!?そうか、君が……初めまして。私は大日本帝国海軍の提督だ」

アトランタ「この攻撃は出撃直前に説明されたの。だから警告できなかった。ゴメンね。さあ行きましょう、提督さん。貴方を逃がすわ」
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/11(水) 22:55:56.20 ID:IDCAWED20
提督「いや、いい……私にはやらなくてはいけないことがある」

アトランタ「はぁ、何言ってるの?貴方は情報を引き出す為に生かされているの。用が済んだら必ず殺されるわよ」

アトランタ「もうすでに貴方以外の日本人は皆殺しにされたわ。貴方の命令を聞いて投降した兵士たちもね」

提督「っ……ああ、聞いた。痛恨の極みだ。アメリカが口封じのためにハワイの人間を皆殺しにするとは思っていなかった。せいぜい、一生収容所暮らしにする程度だと思っていた」

提督「忘れていたよ……戦争は変わった。世界大戦の後、誰かが戦争は英雄譚で謳われたような美学も何もないただ苦痛と絶望と死が溢れる地獄になったと言ったと聞いた」

提督「だが、それすらもまだ今回の戦争にくらべればマシだろう。戦争は軍人だけでなく民間人までもを狙って殺すような悪夢に成り果ててしまった」

提督「死んだ人々には謝っても謝り切れない……しかし、生き恥を曝してでも俺は生きて、この日米開戦の危機を何とかしなくてはならない」

提督「それは日本で生きる人々の為であり、アメリカの人々の為でもある。そして何よりここで殺された人々へ私ができる最大の償いだと確信している」

カツカツカツ

「「!!」」

コロラド「誰かいると思ったら貴女だったの、アトランタ。何をしているの?こんな所で」

アトランタ「それはこっちのセリフ、コロラド。何しに来たの?」

コロラド「……そいつに言わなくちゃいけないことがあるの。それで、貴女は?」

アトランタ「私も貴女と同じ。まあ、もう終わったけどね。失礼するわ。Bye」

コロラド「Bye. ……お前があのAdmiralか。聞いたわ、お前の提案。恥ずかしいと思わないの?大勢死に追いやっておいて、自分は醜く命乞い?」

提督「……恥ずかしいと思うし、何より申し訳ないと思っている。しかし、死が死んでいった人々への償いになるとはかけらも思わない」

コロラド「……へぇ。じゃあどう償うつもりなの?」

提督「これ以上の悲劇を起こさせないことでだ」

コロラド「!!」

提督「現在、我が日本とアメリカは戦争の危機に陥っている。俺は何をしてでも日本とアメリカの戦争を避けなくてはならない」

提督「もしアメリカと戦争になればいままでと比べ物にならない程の人が死ぬことになる。絶対にそんな悪夢を現実のものとしてはいけない」

提督「だから私は証言する。ハワイは深海棲艦の攻撃を受けて私以外は民間人まで全滅したと。そして偶然近くに存在した君たちアメリカ軍が深海棲艦からハワイを解放したのだと」

↓×1〜3 アトランタとコロラドの反応
※アトランタはまだ日本が枢軸国と同盟して連合国と戦っていたころにソロモンで捕虜になり、
その際に提督が深海棲艦にしたような方法で日本のスパイへと洗脳されていることとコロラドと提督の会話まで盗み聞きしていたこと
そしてコロラドは提督とアトランタの会話を聞いていないことを踏まえて
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 00:18:06.45 ID:2xrqHEz90
アトランタ(別にあの男……提督さんがどうなろうと知ったこっちゃないけど、死なれたらあたしが困るのよね。”戦争を止める”か……。あたしには関係ないね……。うっ……!頭痛い……)洗脳の後遺症がありつつもどこまでも冷めた様子のアトランタ。コロラド(アドミラル……この男の嘘の証言で戦争の危機を回避出来るなら利用してみるのもアリだわね。私だって悲惨な戦いを望んでいるわけじゃないわ!それにこの人の眼差し……何故かこの人ならやってくれるかもという希望を感じさせる……。取り敢えずこの人をここから出してあげないと……)提督の証言一つで戦争を回避出来る確証は全く無いが今は提督を信じて自分に出来ることをやろうとするコロラド
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 01:41:51.39 ID:4DqoVBpB0
コロラド
そんなものはただの世迷言だ、いずれ真実が白日の下に晒されるだけでもはや止める術など存在しない
半ば投げやりな態度で提督の提案を一笑に付し、手にかけようとする

アトランタ
コロラドが提督を手にかける直前で静止させる
提督の言う通りに事が進めば無駄な争いは生まれないし、バレたとしても提督は必然的に日本に復帰できなくなるので、提督を裏切り者に仕立てあげてアメリカ軍の提督として指揮を執らせればいいと説得する
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/03/12(木) 01:42:23.14 ID:vgWDfvl/O
アトランタは提督と自分を比べてそのありかたに羨望と嫉妬を覚える
コロラドは心が弱っていたこともあり提督に惹かれはじめる
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/12(木) 01:45:11.26 ID:SO5+PvKRo
アトランタ
提督の話を聞いたコロラドの反応や様子から
提督を逃がす以外に現状の打開策が出てくるかもしれないと様々な手で探ろうとする

コロラド
四面楚歌の状況でなおも打開策どころか米国側の譲歩を引き出させようとする提督の知略に一抹の畏れを抱くも
まだ彼の事を推し量る必要があるとみて
敢えて挑発ととられる様な質問を投げ掛け続けてみる
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/12(木) 21:46:38.84 ID:+6iz2qVN0
コロラド「……!!」

コロラド(こいつ……なんて目をしてるのよ……!!どうしてそんな自信満々でいられるわけ……!?)

コロラド(でもその強い自信と意志に漲った眼光を見ていると……この男ならやってくれるかもしれないという気持ちになってくる)

コロラド『あんな赤ん坊まで殺してしまった!!人の道から外れるような事をしてしまった!!お前たちのせいで!!』

コロラド(そう爆発してしまいそうな感情の奔流をこの大日本帝国海軍の高官にぶつけてやるためにここに来た)

コロラド(だって、間違いなくこの男にも責任の一端はあるもの。じゃないとおかしくなってしまいそうだった)

コロラド(でも、Admiralのその言葉に私は何も言えなくなってしまった。考えさせられる。私だって、悲惨な戦いを望んでいるわけじゃないわ)

コロラド(もしこの男の提案に乗ることで戦争の危機を回避することができるのならそれもありね)



コロラド「戦争を避けるために、お前は日本の不利益になるような嘘を吐くというの?お前たちが大きな犠牲を払ってまで守り通そうとしたハワイを手放すことになるのに」

提督「……ああ、そうだ。我々がハワイを保持することにこだわったのは国防のためだ。戦争にならないのなら、ハワイを占領する意義はなくなる」

提督「いろいろ確執ができてしまったが、対話で解決できると信じている。我々は戦争を……凄惨な殺し合いを望んでいるわけではない。そしてそれは君たちも一緒だと確信している」

アトランタ「……」

アトランタ(提督さんとコロラドさんが真剣に話し合っている。でも、全部どうでも良かった。私にとって唯一大切なのはあの人だ。私はあの人のために生きている)

アトランタ(アメリカも、日本も、戦争も心底どうでもいい。ただ、あの人に喜んでもらいたいだけ)

アトランタ(そして……ほんの少しで良いから私を見て欲しい。愛して欲しい。そのためにもここで提督さんに死なれたら困る)

アトランタ(だってもし提督さんを私が助けたってあの人が知ったら、きっとすごく喜んでもらえるはずだから。まあ、そうでもなきゃ提督さんがどうなろうと知ったことじゃないけど)

ドドォーン

アトランタ「!?」



コロラド「爆発!?っ……」ギロリ

提督(突然の爆発音にびくりと反応したコロラドは爆発音が続き、明らかに敵の攻撃だと理解すると俺を睨みつける。これが日本軍の攻撃だと思っているのだろう)

提督「もしこれが我々の攻撃だとしたら、我々は君たちの攻撃があることを攻撃前に知っていた事になる」

コロラド「っ……うるさい、そんなの分かってるわ!!これは深海棲艦の攻撃よ!!」

提督(俺の言葉にコロラドは牙を剥くと噛みつくようにそう怒鳴る。そうだろう。もともとハワイ近海で深海棲艦の活動は確認されていたのだ。しかし、今とは……)

提督「そうなるな。彼女たちの陽動作戦に違いない。なんてタイミングの悪い……君がここに居るということは、あまり状況は良くなさそうだな」

コロラド「あまり良くないどころじゃないわ!!最悪よ!!完全に奇襲されてる!!」

ジリリリリリリリリリリ

「「!!」」

提督(けたたましいベルの音が響く。敵の攻撃で火災が発生したのだろう。コロラドが俺を見る。泣きそうな顔をしていた)
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 02:40:56.62 ID:rSZ4VyEPO
寝落ち?乙です
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/13(金) 03:52:50.17 ID:YDd0+ysP0
コロラド「あっち向いてなさい!!見たら殺す!!」キッ

提督「っ!!わかった」サッ

コロラド「はぁっ!!っ……私の信頼を裏切ったら、死ぬほど後悔することになるわよ!!ついて来なさい」バギン

提督「もちろんだ。信頼には必ず応える。ありがとう、コロラド」

提督(コロラドが牢屋の扉を蹴り破ってくれる。小さくともさすが戦艦娘だな。俺は急いで牢屋から出つつコロラドにそう応えつつ、礼を言った)

提督(そして俺たちは並んで階段へと小走りで向かう。そこで上から降りてくるアトランタと看守の伍長と鉢合わせした)

アトランタ「っ、コロラド、提督さん」

コロラド「アトランタ、伍長!!大丈夫、牢屋は蹴り破ったわ!!逃げましょう!!」

アメリカ陸軍下士官「了解!!火は燃え広がりつつありますがエントランスはまだ大丈夫です!!」

コロラド「分かったわ!!」

提督(四人で廊下を走る。伍長が先導し、俺の左右をコロラドとアトランタが挟むようにして。いきなり廊下の明かりが消えた。電源が死んだのだろうか)

提督(もう夜だった。しかし外の明かりや炎のおかげで暗いが十分に視界が確保されている。エントランスに着き、刑務所から出ようとしたその時だった)

ヒューン

提督「っ!!伏せろ!!」バッ

アトランタ「うっ!?」ドサッ

コロラド「きゃっ!?」ドサッ

ドゴォン

提督(あの音が聞こえた。俺は両脇の二人を抱いて強引に倒れこむ。直後、爆発。少しして自分がまだ生きていることに気が付く)

アメリカ陸軍下士官「」

提督(顔をあげると前を走っていたはずの伍長が肉塊と変わり果てている様が視界に飛び込んでくる)



アトランタ「……!!」ゾクッ

アトランタ(もし提督さんに伏せさせられなかったら、あたしも伍長みたいになっていたかもしれなかった。提督さん、あたしの事を助けてくれたんだ)

アトランタ(提督さんの手が肩に回されて、強く抱きしめられている。とても力強くて安心した。提督さんの体温を感じる)

アトランタ(あの人にこうされたのはもうずっと前だった。ふと、思ってしまう。私はずっとあの人の言葉を信じてあの人の為に頑張っているのに……)

アトランタ(なのにあの人はあたしを抱きしめてすらくれないんだ……本当にあの人はあたしの事を想っているの……?)

アトランタ(あたしはこのままあの人を信じていいの……?不安になる……疑ってしまう……あの人を疑ってはいけないのに……っ……頭が……痛い……)ズキンズキン



提督「二人とも、大丈夫か!?」

アトランタ「っ……大丈夫」コクリ

コロラド「……!!」コクコク

提督(手で頭を押さえ、顔をしかめつつもこくりと頷いてそう言ったアトランタに対してコロラドは声もでない様子だ)

提督(いっぱいいっぱいといった表情で壊れた玩具のように何度も首を縦にふる。艦娘らしくこういうことに慣れていないのだろうな。海での戦いしか経験していないに違いない)
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/13(金) 04:02:16.60 ID:YDd0+ysP0
提督「よし、では行こう。さあ立って」

アトランタ「……」スクッ

コロラド「っ……ぁ、あれ……!?な、なんで……!!」ブルブルブル

提督(問題なく立ち上がるアトランタ。彼女は大丈夫そうだ。しかしコロラドは駄目だった。立ち上がろうするが、立ち上がれない。体がぶるぶる震えている)

提督「っ……コロラド、背負うぞ。いいな?」グイッ

コロラド「ご、ごめんなさい……」

ヒューストン「コロラド!!アトランタ!!」

「「「!!」」」

提督(腰が抜けたコロラドを担いで運ぶために背負おうとしていたところで声が聞こえてくる。そちらを見ると小集団がこちらに向かって走ってきていた)

コロラド「ひ、ヒューストン!!みんな!!」

提督「っ!!集まりすぎるな!!外で集団になるんじゃない!!散開しろ!!艦隊での対空戦闘とは違う!!」

ゥーン ダダダダダダダダダダ

コロラド「っ!!!!」

提督(俺が警告した直後だった。機関銃の音、そして土煙と血煙。一瞬の出来事だった。少ししてその惨状が露になる。立っている者は誰もいない。いや、たった一人だけ体を起こした)

ヒューストン「……」ベッタリ

提督(先程まで一緒に走っていた戦友の血や肉片を全身に浴び、呆然とした表情を浮かべている。どうも無傷のようだった。なんて運のいい子だ。しかし彼女は動けない。助けに行かなくては)

提督「っ!!」ダッ

コロラド「っ!!Admiral……!!おねがい……ヒューストンをたすけて……!!」ポロポロポロ

アトランタ「……」ジッ



中間棲姫「っ!?くっ!!」ハッ

中間棲姫(それは提督だった。私は反射的に射撃を中止してしまう。再度機銃掃射を加えようと機体を旋回させると、一人だけ体を起こしている奴が見えた)

中間棲姫(そして愚かにもそいつを助けようとしたらしい奴が建物から飛び出してきた。呆然自失とした様子の生き残りに向かって駆けていく)

中間棲姫(そいつらを二人纏めて葬り去ってやろうと射撃を開始した瞬間だった。偶然、何かが燃え上がり明るくなり、奇跡的に生き残りを伏せさせるために飛び掛かった愚者の顔が見えた)

中間棲姫(それは、提督だった。慌てて再突入を試みつつ付近の別の機体を同じ地点へ向かわせる。一分もかかってない。けれどそこにはもう提督も生き残りもいなかった)

中間棲姫「……!!う、撃てなかった……もう敵同士なのに……絶対にここで殺しておくべきだったのに……!!」タラリ



コロラド「ヒューストン!!ヒューストン!!」ダキッ ギュゥゥゥ

ヒューストン「コロラド……」

アトランタ「良く死ななかったと思う」

提督「はぁ……はぁ……運が良かった……弾切れか、あるいは何らかのトラブルか、明らかに敵の掃射が短かった」

提督「ともかく、私はまだ生きている。そして君たちも。じきに敵の空襲も終わるだろう。今はただ生き残ることに集中しよう」

↓×1〜3
一連の出来事を踏まえてコロラド、ヒューストン、アトランタの心情と行動
及び中間棲姫の心情
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 07:40:41.85 ID:QnU76HToo
コロラド(ヒューストンが助かって良かった……!アドミラル……なんて冷静で勇敢な人なんだろう!私は何も出来なかったのに!この人が居なかったら私もここまで来れなかった!今はこの人を信じてついて行こう!)アトランタ(提督さん……支持が的確過ぎでしょ。もしかしてこんな修羅場をいくつもくぐり抜けてきたんじゃ?今はこの人に従ったほうが得策みたい。まさか助けにきた人に逆に助けられるとはね。でもこの不思議な安心感と心強さは何だろう……)ヒューストン(一緒に居た人達が一瞬で死んでしまった……。何が何だか良く分からないうちに提督に助けられた。この人が居なければ私も今頃……。後でお礼を言わなきゃね)中間棲姫(提督を逃してしまった。あの時、私のタコ焼きの餌食にしておくべきだった。あの人を見逃せば後々こちらにとってまずい事になりかねないけれど……。反撃されない内に一旦引き上げて提督の事を仲間に報告したほうが良さそうね)
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 08:16:57.82 ID:HSu6GNtQ0
コロラド
自分のみならずヒューストンまで命懸けで助けてくれたことで、提督への信頼感が増す
それと同時に、異性としても意識し始めてしまったため、これはただの吊り橋効果だと必死に自分に言い聞かせる

ヒューストン
提督に助けられた直後にようやく自分の状況を把握できたが、目の前で自分以外が皆殺しにされたことで今まで感じたことのない恐怖を抱く
その結果、極度の緊張と不安を生み出し、過呼吸を引き起こす

アトランタ
徐々に洗脳されていた頃の感情を取り戻してくるが、一方で、洗脳とは関係のないところでコロラドやヒューストンに嫉妬に似た感情を抱く
それが洗脳の記憶と組み合わさり、自分が一番提督に尽くし愛されなければならないという歪んだ独占欲へと変貌していく

中間棲姫
提督を撃てなかったことを心のどこかで安堵している自分に腹が立つ
そして、何故提督がアメリカ軍の艦娘を庇ったのか疑問に思い、(ハワイがアメリカ軍に制圧されたことも踏まえて)よもやアメリカ軍に寝返ったのではないかと思い込む
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/13(金) 08:25:57.94 ID:az4Tt7RiO
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/06(月) 04:05:19.45 ID:uVcB2lKqo
待つわ
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 17:17:05.29 ID:C2hl+pJso
続きこないかなあ
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 02:56:40.53 ID:6j5x0iADo
このご時世、生存報告だけでもほしい…
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 20:25:47.51 ID:KTHs0qj00
待ってる
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 22:34:29.11 ID:ppb1L3m4o
舞ってる
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/07/04(土) 06:29:29.50 ID:uyGxv/knO
>>1もコロナにかかってしまったのだろうか
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/04(土) 13:03:15.05 ID:snHa1jZo0
コロナ不況の影響を喰らってるんじゃ?
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 13:41:09.84 ID:O/p8x6lJo
待ってる
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/04(金) 22:59:01.10 ID:UwJlrHCgo
待ってる
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/03(土) 00:34:54.24 ID:l+DXIEX6o
待ってる
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 09:56:52.08 ID:2IwqAeVgo
展開に行き詰まってるの?
相談してくれてもいいのよ?
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/10/09(金) 05:12:21.22 ID:IhF+FEsy0
パースたんのエッチシーン見たいお(´;ω;`)
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 20:05:22.24 ID:gWlx4Seao
復活してくれ…
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 01:49:15.70 ID:sUyi6Npdo
復活…
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/12/01(火) 16:19:23.88 ID:R6V9Rl2A0
ザオリクーーーーーーーーー!!!
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/23(水) 21:11:50.06 ID:ddMyFCu/0
生き返れ生き返れ...
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/17(日) 20:01:45.08 ID:v2vdbCbho
待ってる…
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/21(日) 01:26:21.85 ID:9+UXvmrao
早く続きを…
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/03/02(火) 03:49:50.20 ID:AKENfJrz0
私松輪!いつまでも待〜つ〜わ
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 20:12:43.08 ID:s3meDzvp0
気がつけばもう1年か……
( ?∀?)マダカナー
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/03/26(金) 00:49:21.48 ID:MRhy9/nr0
私松輪!いつまでも待〜つ〜わ
501 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/26(金) 03:46:33.37 ID:DsopwsC60
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502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/16(日) 21:25:08.30 ID:riWHoWdso
はよ
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/06/28(月) 23:49:06.20 ID:fPg/9WfE0
私松輪!いつまでも待〜つ〜わ
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 00:16:16.17 ID:Jx9xJi0eo
来いよ
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/04(土) 23:42:28.70 ID:i6XJHZbfo
待ってる…
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/07(木) 20:58:43.86 ID:dTs3mp9Go
まだか
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/10/12(火) 02:23:05.97 ID:9YGNE/Oc0
流石にもう更新はされないかぁ、好きやったで
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/10/13(水) 23:34:42.35 ID:MWfFXmpLO
まだ諦めないぞ
だけどもう無理ならそう言ってくれ
じゃないと諦められない
このまま待ち続けるのは辛い
終わるなら一言でいいから言って終わらせてくれ
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 21:56:15.28 ID:bOylu9B8o
待ってる
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/12/31(金) 23:48:17.47 ID:eczTH+2ro
よいお年を
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/01(土) 20:59:29.09 ID:5VCqvE4eO
まだだ、まだ終わらんよ
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2022/01/29(土) 11:08:10.41 ID:W8fUQke50
待ってるよ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2022/01/29(土) 15:21:57.28 ID:7CnXQ5zC0
あきらめろ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/11(金) 17:24:02.66 ID:d5F5zI550
ヒューストン「……っ!!あ、あぁ……そんな……そんな……!!はぁ……はぁ……うっ、げほっ!!げほっ!!げほっ!!うぐっ、はぁ、はぁ、はっ、はっ」マッサオ ガタガタガタ

提督「っ!!」

コロラド「ヒューストン!?どうしたのヒューストン!?ヒューストン!!」ゾワッ

提督(コロラドにヒューストンと呼ばれている彼女はその青ざめた端正な顔を恐怖に歪める。そして激しく咳き込むと過呼吸の症状を見せた)

コロラド「しっかりしてヒューストン!!ヒューストン!!」フルフルフル

提督(そんなヒューストンにコロラドは悲痛な声で呼びかける。ヒューストンの頭を撫でる手は震えており、コロラドもまた恐怖と不安に冷静さを欠いていた。過呼吸を発症した相手にこれではまずい)

提督「大丈夫だ、コロラド。私に任せてくれ」ポン

コロラド「A, Admiral……わ、分かった……」コクコク

提督(地べたに座り込みながら抱き合う二人のすぐ横に膝を付き、コロラドの肩に手を置いてまっすぐ目を見つめながらそう伝える。コロラドは何度もうなずきながらヒューストンの体を委ねてきた)

提督(ヒューストンはコロラドに力なくしがみ付いていたが、それをゆっくりと引き剥がして正面から抱きしめる。血の匂い。血塗れだが柔らかく温かく震えている体)

提督「ヒューストン。大丈夫だ。もう何も心配ない。私が君を守る。ゆっくり深呼吸するんだ」ギュッ ナデナデ

ヒューストン「はっ、はっ、はっ、はっ、げほっ!!げほっ!!ふっ、ふっ、ふっ」ギュゥウ

提督(ヒューストンが痛いぐらいに体を抱きしめてくる。俺はヒューストンの背中と後頭部にそれぞれ手を回し、優しくなでる。その耳元で歌を歌った)

提督(以前聴いたジョニーが凱旋する時のフォークソングアレンジだ。原曲よりもゆったりとしていて落ち着ける曲だと思う。それ以外にアメリカ人ならだれもが知ってそうな落ち着ける曲を知らないしな……)



提督「When Johnny comes marching home again…… Hurrah…… Hurrah……♪ We`ll give him a hearty welcome then…… Hurrah…… Hurrah……♪」ナデナデ

コロラド(Admiralはヒューストンを抱きしめて優しく撫でながらまるで子守歌のようにジョニーが凱旋する時を歌う。ヒューストンの呼吸がだんだんとゆっくり、落ち着いてきた)

コロラド「……」ジッ

コロラド(私はAdmiralの横顔を見つめる。この人はさっき私とアトランタの命を助けてくれた。そして、自分の命も危なかったのにヒューストンのことも)

コロラド「……」キュン

コロラド(私の一番奥のところが、きゅっとした。この人に……Admiralにぜんぶぜんぶ委ねてしまいたくなる。この人にならぜんぶ任せられると思った)

コロラド「……っ!!」ハッ

コロラド(ってなんてこと思ってるのよ私!!違う違う!!ああもう!!おかしくなりそう!!今の私、正気じゃない……そうよ……これも……今感じてしまったこの気持ちも……全部違う……そう……吊り橋効果よ……)
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/11(金) 17:25:49.04 ID:d5F5zI550


提督「大丈夫かな?」

ヒューストン「ええ……大丈夫よ……」

提督「それを聞いて安心したよ」

提督(俺はヒューストンの頭と背中に回してい手を戻す。ヒューストンもまた俺の背に回していた手をするりと解いた。ヒューストンがどうすればいいのかわからないといった表情で俺を見つめている)

提督「よし、では次の行動にかかるとしよう」スクッ

コロラド「次の行動って……どうするつもりよ?」キロリ

提督(立ち上がった俺にコロラドが強い口調で問い掛けてきた。コロラドに目を向けると一瞬だけ動揺したように表情が揺らぐ。向けてくる敵意は不自然で……無理矢理そう振舞っているように感じた)

提督「現状把握だ」

コロラド「逃げるのならこれ以上ないチャンスだと思うけど?」

提督「そんなつもりはないよ」

コロラド「……そう。とりあえず旧太平洋艦隊司令部の建物へ向かいましょう。あそこが司令部として使われる予定だった。司令官たちはまだ通常艦隊の旗艦から移動してなかったけど……」

ヒューストン「そうですね。生き残りもきっと集合してくるはずです。情報も集まるでしょう。そう遠くないですし、走れば十分ほどで着くかと」

提督「わかった、そうしよう」

提督(不気味な空襲警報のサイレンが響いているが、いつの間にか上空から敵機の姿が消えていた。高射砲の音も止んでいる。聞こえるのは炎が燃え盛る音、何かが誘爆したのか遠くから響いてくる爆発音)

提督(攻撃の第一波は終わったようだ。……遠からず第二波が来るだろう。コロラドとヒューストン、アトランタと共に上空を警戒しつつも急ぎながら港へ向かう)

アトランタ「……」グイッ

提督「っ!?」

提督(途中、急に腰に手を回され強引に引き寄せられる。驚き、その手の主を確認するとアトランタだった。アトランタがそっと耳元に口を寄せ、ウィスパーボイスで囁く)

アトランタ「提督さん、あたしから離れないで。絶対に。じゃないと提督さんを守れない」

提督「アトランタ……ありがとう。だが、私よりも自分自身を優先してくれ。私も自分の身ぐらい自分で守れる」

提督(そう返した俺にアトランタはジッと俺の目をのぞき込む。その幻想的な感じのする仄暗い霧のようなグレーの、しかしどこか昏い瞳の奥底を見透かすことはできない。アトランタが立ち止まる。俺も立ち止まった)

アトランタ「……ちゅっ」

提督「!?」ビクッ

提督(いきなり、キスされた。こんな時に場違いな柔らかい唇の感触。アトランタの甘い女の子の香り。つい動揺してしまう。アトランタは口を離すと俺の腰に回していた手で俺の手を握る)

アトランタ「手、離さないでね」

提督「あ、ああ……」

提督(アトランタが再び足を進める。小走りに。俺はアトランタに手をとられたまま港への道を進んでいった。一瞬の出来事で、今のが本当にあったことなのか分からない。だが、強く握られた手がさっきの出来事が現実だと示していた)
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/11(金) 17:27:07.99 ID:d5F5zI550


中間棲姫(ハワイへの進出。そしてそこを拠点としての実施されるサンフランシスコとサンディエゴの海軍基地への強襲は、アメリカ西海岸における戦いの決定打となるはずだった。あそこの『船渠』を破壊する)

中間棲姫(艦娘たちの恐るべき継戦能力の源である船渠は特定の場所にしか建設できない。北米大陸の西海岸にあるその二ヵ所だけ。それを失えば太平洋艦隊は継戦能力を失う)

中間棲姫(太平洋艦隊の艦娘たちも甚大な被害を受けるだろう。けど彼女たちが鉄道で東海岸へと撤退することを阻止するのは不可能。でも東海岸の船渠で入渠してアメリカがその被害を立て直すのには時間がかかる)

中間棲姫(アメリカ人たちが態勢を立て直す前に今度は東海岸で大西洋艦隊に決戦を挑む。私たちのほうが戦闘力自体は高い。少なくとも緒戦は我々が優勢となることは今までの経験から間違いない)

中間棲姫(大西洋艦隊を撃破してノーフォークやブルックリン、そしてカナダのハリフォックスの海軍基地を撃破すれば、敵は北米大陸における船渠をすべて失うこととなる)

中間棲姫(そうなればアメリカは降伏するしかなくなる。新大陸の全てが我々のものになる。陸における私たちの私たちによる私たちのための『国家』ができる)

中間棲姫(陸の世界へ堂々と足を踏み入れることができるはずだった。そう、我々の目的はアメリカ大陸の支配だ。全戦力の七割を対アメリカ合衆国戦に割いていた)

中間棲姫(残りの三割の戦力をもってして大日本帝国の海軍戦力が我々のアメリカ大陸侵略を妨害できないようにするために動いている)

中間棲姫(船団護衛や対枢軸国との戦闘に戦力を割かなくてはいけない連合国に対しては対米戦のついでで十分。アゾレス諸島を拠点化しての牽制だけで十分。余裕のない彼らは主体的に何かをしてくる可能性は限りなく低い)

中間棲姫(そして周辺に脅威が存在せず、間違いなく我々の前に立ちふさがるであろう大日本帝国に対しては奇襲攻撃から新型戦略爆撃機の発進基地の確保。そして爆撃によって船渠を破壊)

中間棲姫(それにより敵艦娘の継戦能力を奪う。それが同胞たちの描いていた青写真だった。アジア方面を担当する同胞たちは大日本帝国の本土へ侵攻し、降伏させる気満々だったけれど)

中間棲姫(けどそれは、アゾレス諸島沖海戦とシンガポール沖海戦で彼に阻止された。敵として彼と対峙していた時、彼は我々にとって正に悪夢だった)

中間棲姫(そして味方となった後、悪夢は守護者へと変わった。そして今、彼はまた悪夢となった。裏切りに手を染めた私たちに残されたのは勝利か、さもなくば死だ)

中間棲姫(あの時を、走る彼を仕留めるチャンスだったあの時を思い出す。勝つためにもあそこで彼を亡き者としなくてはならなかった。なのに、できなかった。撃てなかった)

中間棲姫(そのことに安堵してしまっている自分が腹立たしい。どちらの側に立っているの?中途半端な愚か者ね……何を今更そんなことを?醜い裏切り者が……そう自分に唾棄する)

防空理護姫「うそデショ……あァ……ソンナ……!!あじあニイルんじゃナカッタノ……!?」マッサオ フルフル

中間棲姫「……私も、見間違いであって欲しい」

防空理護姫「忌々シイきつね憑キ……滅ブべきフジョウリ……あぽめーかねーすておす……!!アノ男コソが終わりのハジマリだった!!かんむすめジャナイ!!」

防空理護姫「ウタレヅヨイ程度ならドウとでもナッタ……スクナクトモともあんなヒドイマケカタはしていなカッタ……アレさえ居なケレバ!!アノトキもアンナ……アンナことにナラナカッタノニ……」

防空理護姫「勝てるノニ!!ハワイからさんふらんしすこトさんでぃえごの船渠をハカイできればあめりかに勝てるノニ!!ナンデいるノヨォ……!!」

中間棲姫「……」

中間棲姫(彼がハワイにいる。それを知った彼女は激しく動揺して狼狽えていた。警戒についている他の部下たちがこの姿を見られずに済んでよかった。見られたら士気に悪い影響がある)

防空理護姫「コンドはナニヲするツモリ……!?ゼンブうまくイッテルはずナノニ!!ナンノ心配もナイはずナノニ!!全部アレのテノヒラの上でオドラサレテイルみたいにカンジル……」

防空理護姫「何かがオカシイ……ソウヨ……はわいは日本がセンリョウしているハズ……なのにナンデあめりか軍がイタ……!?しかもアンナ……日本のグンカンが湾内で沈ンデいて……」

中間棲姫(彼女は手で口を押えながら血の気のない顔で考えている。その疑問は私も持っていた。彼がなぜあそこでアメリカ人と一緒に……あれは明らかにハワイの日本軍をアメリカ軍が攻撃して全滅させている)

中間棲姫(まさか、アメリカに寝返った……?そうとしか思えない。でも、あり得ないと感じる。不測の事態だった。彼は何を考えている?あそこで何をしていた?嫌な汗が背筋を伝う。彼女の気持ちが痛いほどわかった)

中間棲姫(けれど不測の事態はあったものの奇襲攻撃は成功した。彼我の戦力差は圧倒的。作戦は順調どころか理想の展開だった。いくら彼でもどうしようもない。負けるはずがなかった)

中間棲姫「どちらにせよ、現在の状況は理想的な展開。敵の残存戦力は少ないし周辺に他の敵戦力は見当たらない。戦力差は圧倒的。負ける要素がない。彼にも不可能はある」

防空理護姫「っ!!ソ、ソウ……ネ……ソウヨネ……いくらアレでもこのアットウテキ戦力差をどうこうスルのはフカノウ。負けるはハズが……ナイ……」
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/11(金) 17:28:13.06 ID:d5F5zI550


提督(アメリカ旧太平洋艦隊司令部、そして大日本帝国海軍ハワイ警備府司令部が設置されていた建物には特殊作戦のため秘密裡に編成された第一特殊任務部隊)

提督("The Devil`s Fleet(悪魔の艦隊)"の生き残りが集結しつつあった。そこで情報を収集する。日本人である俺に対し嫌悪感を露わにし、情報を共有することを渋る者も多かった)

提督(しかしその場で最先任かつ最も階級の高いコロラドが俺の同席を認め情報共有を命令したことでなんとか情報を得ることができた。現状は、悪かった)

提督(分かっていたことだが、第一特殊任務部隊の通常艦隊はそのことごとくが撃沈されていた。現在、飛行艇や小型艦艇による生き残りの捜索救助が行われているとのことだ)

提督(司令官や参謀たちは戦死したらしい。よって、コロラドが第一特殊任務部隊における最上級者となったことが明らかになった)

提督(また、現在の第一特殊任務部隊に残された戦力は大きく低下していた。通常艦は湾内に居た輸送船と駆逐艦をいくつか残して全滅)

提督(艦娘たちも半数が死傷し、生き残りも我々大日本帝国に対する奇襲攻撃と深海棲艦の奇襲に対する応戦で消耗している)

提督(航空戦力はほぼ全滅。生き残りは飛行場へ移動していた通常艦隊空母の艦載機が少しと空母娘の航空隊、そして数機の飛行艇)

提督(陸上戦力は未だ確認中だが完了を待っている時間はもうないだろう。攻撃が終わってから一時間近く経っている。いつ第二波攻撃が来てもおかしくない)

提督(我々は司令部を良い目標となるそこから適当な建物に移動した。万が一敵の攻撃があっても目標とならないような、しかし付近へ散開した残存戦力がそれぞれ連絡を維持しやすい場所の建物へと)

提督(現状、コロラドがここにいる全部隊の司令官となっている。しかし、艦隊戦闘においてプロフェッショナルであろう彼女も戦域レベルでの状況判断と決断は荷が重いようだった)

提督(そういう教育を受けていないし経験を積んだこともないのだから当たり前だ。俺はコロラドに監禁場所へ連れていくという名目で廊下を歩かされる。隣にはアトランタがいた。監視のためと俺にずっとついてくるのだ)

コロラド「……」ジッ

提督(個室へと入り、振り向いたコロラドが縋るように俺を見る。この戦域において戦域レベルでの状況判断と決断ができる唯一の人物である俺の助けを求めていた)

提督「深海棲艦はハワイの占領を目的としているだろう。そして現有の戦力でそれを阻止するのは不可能だ。おそらく君たちにはハワイを本格的に確保するための後詰が控えているのだろう」

提督「しかしそれなりの大規模な部隊を深海棲艦に襲われる危険があるのに海上で待機させるわけがない。サンディエゴかサンフランシスコで待機しているはずだ」

コロラド「……」コクリ

提督「君たちが我々への奇襲攻撃を成功させた時点でその後詰を呼んでいたとしても、これから行われるであろう深海棲艦たちのハワイ占領を目的とした侵攻には間に合わない。撤退するしかないだろう」

コロラド「っ……そう……ね……本国からも撤退の許可が出た……でも撤退の準備に時間がかかるわ。敵は近い。準備中や撤退中に敵の追撃を受けたら……」

提督「被害は拡大するだろう。最悪、輸送船は全滅するかもしれないし、君たちも無事では済まないかもしれない」

提督「しかし……君たち行動可能な艦娘たちだけで今すぐ撤退を開始すればおそらく追撃を受けることなく無事に撤退できる」

コロラド「っ!!」キッ

提督(俺の言葉にコロラドが目を見開き口を開くが言葉は出てこない。この戦い初めて経験したであろう凄惨な戦場の真実がコロラドの心を蝕んでいるのだ)

提督「……」ジッ

コロラド「!!」ピクッ

提督(恐怖に怯え揺らぐコロラドの目をじっと見つめる。互いの視線が交差した。瞬間、コロラドがの表情が何か別の感情で歪む。体を震わせながらも鋭い眼光で俺を睨んだ)

コロラド「っ……仲間を見捨てるなんて……あり得ないわ……」フルフルフル キロリ

提督「ああ、そうだ。それだよ、コロラド」

コロラド「……?」

提督(俺の言葉にコロラドが困惑したように眉根を寄せる。あの頃、どんなに厳しく絶望的な状況であろうとも戦うことができるのなら。彼女たちの瞳からこの崇高な光が消えることは無かった)

提督「アメリカンスピリッツだ。我々の大和魂とは別の、しかし勝るとも劣らないものだ。かつてこの上なく心強い仲間であり、今や我々にとって一番恐ろしい敵となってしまった」

提督「しかし、こうしてまた頼もしく思うことがあるとは。あの頃に戻ったかのようだよ。懐かしい……」ニコリ

コロラド「……。私たちを貴方たちの敵にしたのは、他の誰でもない貴方たちよ……」

提督(コロラドが複雑な表情で目をそらしながらそう呟く。俺の心にも、時代のうねりに翻弄されたやるせない、叫びたくなる感情の嵐が吹き荒れた。それを無理矢理押さえつける)

提督「……しかし、今この時だけ。我々はあの頃のように戻れるはずだ。コロラド、I have "The Ruse"(私に"良い考え"がある)」

コロラド「"The Ruse(良い考え)"……」
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/11(金) 17:31:37.55 ID:d5F5zI550


ヒューストン「Ten-hut(気を付け)!」

コロラド「At ease(楽にして). これからの方針を伝えるわ。私たちは味方撤退の時間を稼ぐために打って出る」

「「「「!!」」」」

コロラド(私の言葉に場の空気が張り詰める。皆が真剣な表情で私に注目していた。頼もしい仲間たち。今から私は、私を含めたこの場の全員の命をベットして勝負しなくちゃいけない)

コロラド(Admiralの提案した作戦は無謀ではない。それでもハイリスクだった。けれど、ハイリターンが望める。上手くいってもリターンがない可能性もあるけど)

コロラド(それでも、するだけの価値があると思った。この"TARFU"な状況を何とかすることができる。分の悪い賭けじゃない。それに……あのAdmiralの作戦だ)

コロラド(噂は聞いてる。嘘みたいな活躍。特に追い詰められた時や圧倒的不利な状況で奇跡的な勝利を何度もその手にしてきた)

コロラド(あのウォースパイトもAdmiralに一目置いているらしい。さすがに恋仲ってのは尾鰭が付いているだけだろうけど。私はAdmiralの作戦をみんなに伝える。発案者が彼であることを伏せて)

コロラド「空襲してきた敵機の中に陸上機がいたわ。つまり陸上機の航続距離内に陸上型深海棲艦が存在する。そしてその候補地はただ一つ。ジョンストン岩礁よ」

コロラド「私たちは唯一場所が分かっているジョンストン岩礁の敵を攻撃するわ。この海図を見て。艦隊はこのドロップポイントまでPBMに搭乗して飛んでいく」

コロラド「敵に遭遇しないよう北へ迂回しつつ、レーダーに映らない低空飛行でね。夜だけど今日は満月で明るいし波も高くない。合衆国海軍のパイロットの練度は世界一よ。余裕だわ」

コロラド「ドロップポイントに到着したら降機してジョンストン岩礁の敵を強襲する。やつらに思いっきり”かまして”やりなさい!!」

コロラド「暴れまくってあいつらをわからせてやったらすぐにこのランディングポイントまで移動。待機しているPBMに搭乗してヤバくなる前に帰る。いいわね?」

「「「「Yes, Ma`am!!」」」」



提督「通信部隊や航空隊は大丈夫そうか?」

コロラド「ええ、もちろんよ。準備は完璧。あとは、やるだけ。蹴散らしてやるわ」

提督(出撃前の最後の挨拶に来たコロラド。ついさっきまで居た怯えて震えるか弱い女の子はもういない。そこに居たのは我々帝国海軍の最も恐るべき敵。合衆国海軍の戦艦娘だった)

コロラド「じゃ、行くわね。勝ってくるわ」

提督「幸運を」

提督(歩いていくコロラドは振り返ることなく手を上げて応えた。部屋のドアが閉まる。俺は一応捕虜という扱いのため、部屋から出ることは許されていない。飛び立つ飛行艇を見送ることすらできないのだ……)
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/11(金) 17:33:43.65 ID:d5F5zI550


中間棲姫(暫く静かだったハワイの敵が発信した謎のモールス信号。私はすぐにそれが和文モールスであることに気が付いた。今までのアメリカ軍の通信ではない。日本軍だ)

中間棲姫「っ!!!!」ゾクッ

中間棲姫(そう意識して解読した瞬間、心臓が止まりそうになった。ある一文とそれに続く四桁の数字。知っている。私はこれを知っている。この暗号の意味することを……!!)

中間棲姫「ニ、ニイタカヤマノボレ……!?」タラリ

防空理護姫「ニイタカやまノボレ……?龍宮コトバというコトハ……ニホン……っ……ナニかしらカノ暗号デショウネ」

中間棲姫「そう……これは暗号……以前、一度だけ使われた……」

防空理護姫「ド、ドウイウイミなの……?」

中間棲姫「……攻撃実施は本日とするって」

防空理護姫「コウゲキ……!!」サァッ

中間棲姫「けれど帝国海軍に動きがあれば必ず我々の哨戒線に引っかかるはず……それに昔使用した暗号をもう一度使うなんておかしい」

防空理護姫「ソウヨ……テイコク海軍はゼッタイにウゴいてナイ……!!」

中間棲姫(喉がカラカラだった。何かが起きている。それが何なのか把握できていない。まるで深い霧の中、崖に向かって歩いているような……)

中間棲姫(そんな……そんな何の根拠もないはずなのに背筋が凍るような恐怖をどうしようもなく頼りないように感じる論理で強引に押さえつけるしかなかった)



コロラド「Let`s Rock'n'Roll(お楽しみの時間よ)!!蹴散らせ!!」

「「「「Hoo-yah!!」」」」

コロラド(敵の数は多い。けれど私たちの逆襲に混乱を通り越して恐慌状態に陥っていた。練度が低い。ひよっこたちね。奴らも限界を迎えつつあると思うと安心できた)

ネ級「Φασκέλωμα(呪われろ)!!ヤツラ何処から湧いてキタ!?」

リ級「カッテいたんジャないノカ!?ドウシテここが攻撃サレテル!?」

コロラド(血と炎と砲火。敵のほうが多い。でも私たちが圧倒している。最高の気分だった。爆音、爆発、独立記念日の花火大会みたい。敵艦隊の旗艦を捉える。姫級、『防空理護姫』。"ごちそう"だわ……!!)

コロラド「Target in sight!!姫級よ!!プランB!!艦隊を分けるわ、ヒューストン!!あなたの指揮であいつを月まで吹っ飛ばしてやりなさい!!」

ヒューストン「Yes ma`am!!聞いたわね皆!?艦隊、前へ!!」

コロラド(作戦計画では敵旗艦が鬼か姫級であった場合は戦力を割いて攻撃することになっていた。私は引き続きジョンストン岩礁へ向けて突撃を続ける)

コロラド「そろそろ敵艦隊を突破するわ!!敵機が来る!!任せたわよ、アトランタ!!」

アトランタ「Wilco(了解)」
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/11(金) 17:36:27.51 ID:d5F5zI550


南方戦艦新棲姫「攻撃サレタ……!?」

南太平洋空母棲姫「!!」

防空理護姫『ソウヨ……デモ戦死はスクナイしマダ戦える。トモカク、現在のジョウキョウは意味フメイ!!少なくともこのセンイキにはあめりか軍とニホン軍が存在シテイル!!』

防空理護姫『ヤツラがお互いにテキタイしているのキョウトウしているのかスラ我々は分かってイナイ……

防空理護姫『タシカなのはキョウリョクな敵カンタイがフキンに存在シテイル可能性がタカイというコト!!ソコラジュウからヤツラのデンパを受信シテイルでショ!?』

南方戦艦新棲姫「タ、タシカニ西カラ東ニかけて広範囲カラもーるす信号ヲ受信してイル」

防空理護姫『それは帝国カイグンのモノで『トツレ』が『突撃準備隊形ヲ作レ』、『ト』レンソウで『全軍突撃』、ソシテ『トラ』レンソウで『我奇襲ニ成功セリ』をイミするラシイ!!』

南方戦艦新棲姫「ツマリあの信号ハ哨戒中のセンスイカンやショウカイキのものでなく、敵カンタイやコウクウタイがハッシンしているモノで、ヤケニ多いノハ位置がバクロするのをフセグための偽装というコトカ」

南太平洋空母棲姫「ハワイの敵センリョクは壊滅シテイルけど敵カンタイの規模はフメイ……敵カンタイの捜索ゲキハの方が重要。トイウヨリ……」タラリ

南方戦艦新棲姫「今このシュンカン敵のコウゲキを受けてもオカシクナイ……!!各員にツウタツ!!我々は敵に位置をホソクされている可能性がタカイ!!直ちにゲンザイイチを離れ敵カンタイの捜索にアタル!!」



提督(俺の謀略はコロラド達による反撃と生き残りの航空隊に帝国海軍の暗号を使用した情報戦によって敵に間違った判断をさせ、時間を稼ぐことだ)

提督(我々の思わぬ反撃に加えてあたかも付近に帝国海軍の部隊が存在し、今まさに更なる攻撃を開始せんとしているかのような通信を実施することで奴らは存在しない敵の存在を確信するはずだった)

提督(そんな俺の謀略に見事に嵌った敵深海棲艦は、我々の予想以上の時間を存在しない帝国海軍の捜索に費やした。夜が明けると飛び立つ大量の偵察機)

提督(当然、彼女たちが探すものが見つかるはずもなく時間は無為に過ぎていく。昼過ぎ、”騎兵隊”が到着した。アメリカ合衆国海軍の艦隊がハワイ付近に展開したのだ)

提督(昨晩、コロラドからの緊急通信で状況を把握したアメリカ軍は素早く動いたようだった。俺がそうしたように、艦娘たちを航空機でハワイ付近まで空輸してきたのだ)

提督(あの攻撃の後、通信でそのことを知ったコロラドは通常戦力等を撤退させたが、自分たちはホノルルに残ることを決断した。その時は深海棲艦がいつ捜索を打ち切りハワイへの侵攻を再開するかわからなかった)

提督(しかし、おそらく日の出の後、偵察機による捜索がある程度行われるまでは捜索が行われると考えたためだ。その場合、少しだけ時間を稼ぐことができれば援軍が到着する。その時間稼ぎができると判断したのだ)

提督(俺も撤退する部隊と一緒にアメリカ本土へ送られそうになったが、コロラドたちを説得してここに残ることができた。もっとも、説得は非常に簡単だったが)

提督(コロラドたちは俺を確実に確保するため安全な所へ送らなくてはならないという事は分かっていたが、厳しい状況に強い不安を感じていたのだろう。本心では俺に一緒に残って貰いたいと思っていたようだった)

コロラド『……分かったわ。Admiral……ここに残ることを許可します……』ギュッ

提督(自分が明らかに間違った判断をしている。自分の心の弱さに負けて。それをコロラド自身も理解しているのだろう。俯き、苦虫を嚙み潰したような表情で手を固く握りしめながらそう言ったコロラド)

提督(その表情はどこか背筋をゾクゾクとさせ、嗜虐心が擽られた。っ……話が脱線したな。ともかく、俺はホノルルに残りコロラド達は時間稼ぎのための過酷な戦いをすることもなく援軍が到着した)

提督(それを知った深海棲艦たちはハワイ占領を諦め撤退していった。そして今、安全を確保した援軍たちが哨戒に就く子たち以外が真珠湾に入港してきているようだった)
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/11(金) 17:47:53.56 ID:d5F5zI550


コロラド「ワシントン!!サウスダコタ!!」バッ ダキッ

ワシントン「コロラドさん、無事でよかったわ」ギュッ

サウスダコタ「こうして、生きてまた会えただけで嬉しい」ギュッ

コロラド「っ……戦死者がでたわ……たくさん……」ジワッ ポロポロ

ワシントン「……それは、仕方ないわ。コロラドさん。戦争だもの……」ウルッ

サウスダコタ「……想定外の事態だった。厳しい状況の中、生き残れた者も多い。誇るべきだよ、コロラド」

コロラド「ぐすっ……あ、あとね……私……み、民間人を……たくさん殺しちゃった……皆にも……させちゃった……うぅ……あ、赤ちゃんだって……殺しちゃった……!!」ブルブル ボロボロ

「「っ……」」

ワシントン「……コロラドさん。死闘で、侵略者があらゆる人間的な感情を踏みにじってくるのに、抵抗する人々がボロボロになった倫理や道徳にいつまでも縛られていたら……正義は無くなってしまうわ……」

サウスダコタ「始めたのは、奴らだ。悪事を犯した奴らが酷い報いを受けただけだよ。……コロラド、あの提督を捕虜にしたのだろう?今、どこにいる」



バンッ

提督「!!」

提督(ドアが乱暴に開かれる。そこに立っていたのは二人の若い女性だった。一人は眩いロングの銀髪。頭頂部あたりでぴょんと一房跳ねている。所謂、アホ毛というやつだ。水銀のような美しい銀の瞳)

提督(もう一人はとても不思議な、光が当たっていいる外側は青く、しかし光の当たらない内側は赤く、ところどころひとすじだけ白く見える髪をロングにしており、メッシュを入れるように一部を染めているのか右側頭部あたりに白い星が浮かんでいる)

提督(言葉にすると異様なそれはしかし、彼女を実際に見てみると芸術品として完成されていた。ブラックダイヤモンドのような煌めく暗い灰色の瞳)

提督(彼女たちはその整った顔に嫌悪と怒りに満ちた表情を浮かべ俺を睨みつけていた。俺は立ち上がり、正対する。ずかずかと入り込んでくる二人)

コロラド「ワシントン!?サウスダコタ!?」

アトランタ「お待たせ。なんかあった?」ガチャッ

サウスダコタ「……You scum, bastard, fuckin' JAP(この最低最悪のクソジャップめ)!!」グッ ドゴォ

提督「ぐっ!?っ……」ドサッ

ワシントンが提督の顔面に右ストレートを叩き込む。首がもげていないという事は艦娘の力を発揮してはいないのだろうが、人間としては全力だろう
あまりにも突然のことで提督はもろにそれを喰らって床に倒れこんだ。脳が揺らされ意識が朦朧としている。咥内を切ったのか口から血が流れた。
ワシントンとサウスダコタの剣呑な雰囲気に危機感を覚え何とか宥めようと無駄な努力をしながら付いてきていたコロラドとコーヒーを二人分淹れてキッチンの扉を開けたアトランタは
サウスダコタの右ストレートが提督を打ち抜きその場に倒れこむ光景を目の前で目撃することとなった
また、詳しくは知らないハワイ関連のおそらく不正規戦闘に従事して、自身も評価していた合衆国海軍の提督や同じ艦娘の戦友たちを含む大勢の死傷者が発生するような激しい戦闘を戦ったコロラドと無事再会し、
想像を絶するような過酷な戦闘で消耗しきり、悍ましい闇を背負わされ、精神がすり切れそうな彼女を前にして珍しくサウスダコタとの確執を忘れていたワシントン
その言葉にできない激情をすべての元凶である大日本帝国、その中でもアメリカにとって特に悪名高い帝国海軍の提督にぶつけてやろうとしていたが、サウスダコタに目の前で獲物をとられた


↓×3 アトランタとコロラド、ワシントンの反応
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/11(金) 19:11:30.41 ID:XUfXGHgh0
・アトランタ
コーヒーを持っていたことも忘れて提督の下に駆け寄る
提督の顔を胸に抱き寄せて痛く無いのかや何故殴られたのかを訪ね
サウスダコタに殺意のこもった無機質な視線を向ける
コロラド
追撃を加えようとするサウスダコタの手を掴み
泣きながら提督にやったのと同じ位の威力で
自分も殴ってほしい、罰を与えてほしいと頼む
ワシントン
自分以外がとった激情任せの言動に呆気にとられ真っ先に理性を取り戻す
サウスダコタの行動を肯定しつつも場の異様な空気を何とかしようと努めにかかる
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/11(金) 22:10:57.66 ID:xNw74YyaO
アトランタ
手に持つコーヒーの中身をサウスダコタにぶっかけ全身タックル。殺すつもりでサウスダコタを攻撃する

コロラド
悲鳴を上げて提督に駆け寄る。提督の口から流れる血に恐慌状態に陥り錯乱しながら提督を抱き締める

ワシントン
一連の流れに呆気にとられるがサウスダコタがボコされる展開にwktk しながら観戦
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/11(金) 22:44:54.31 ID:t+PXrc4io
生きてた!良かった!

安価522で
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/11(金) 22:59:52.24 ID:mDHHPpqoo
おかえりなさい
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/11(金) 23:16:53.84 ID:OvNOBlI+O
SS速報避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/13(日) 10:57:50.14 ID:uvf0sf/70
コロラド「……ぇ?ぁ……!!」サァッ

アトランタ「っ!!」ギラリ バシャッ ドンッ

サウスダコタ「熱っ!?なにしやがうぐっ!!」ドサッ

ワシントン「えっ!?アトランタ……!?」

コロラド「いやぁああああああああああ!!Admiral!!」バッ

アトランタ「死ねアバズレ……死ね……!!!!」グッ ドゴッ ドゴッ

サウスダコタ「ぶっ!?ぐっ……!!」タラリ

ワシントン「り、理解が追い付かないけど……良い画だわ」

サウスダコタ「あぁああああ!!」グイッ

アトランタ「うわっ!?」ドサッ

提督「っ……」グッタリ タラリ

コロラド「Admiral!!Admiral!!しっかりして!!っ!!血、血が……!!」ダキッ ユサユサ ビクッ サァッ

提督(何が起きたのかよくわからなかった。何かがおかしい。口の中が生暖かく、鉄の味がしていることに気が付く。涙を零しながら目の前でコロラドが何か言っているようだ)

提督(なんて言っているんだ……?うっ……揺らさないでくれ……猛烈な気持ち悪さだった。視界の端で誰かに馬乗りになって殴りつけていたアトランタが背中から倒れる)

提督(マウントポジションをとられていた子が強引に体を起こしたようだった。あの子……そうだ……俺はあの子に……コロラドが俺を強く抱きしめてくる)

コロラド「Admiral……!!Admiral……!!」ダキッ ギュゥゥゥゥ ポロポロ

サウスダコタ「やめろバカ!!気でも狂ったか!?」タラリ フラフラ ギロッ

アトランタ「死ね!!おっ死ね!!」ドガッ ドガッ

サウスダコタ「いっ!?ぎぃ!!チッ!!」ビキッ ブチッ

ワシントン「わお、いいのが入ったわね」

アトランタ「おっ死ねアバズレ!!」グッ

サウスダコタ「てめぇが死ねアトランタ!!」ガシッ ブンッ

アトランタ「うっ……!?がっはぁ……!!」バンッ ドサッ

提督「!!」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/13(日) 11:07:03.93 ID:uvf0sf/70
提督(背中から倒れた姿勢のまま俺を殴った子に強烈な蹴りを入れていたアトランタは、三度目の蹴りを入れた瞬間その足を掴まれる)

提督(そしてそのまま壁に向けて投げ飛ばされた。壁に激突し、床に叩きつけられるアトランタ。壁のアトランタが叩きつけられた所はクレーターのように陥没している)

提督(普通の人間なら死んでいてもおかしくない。艦娘といえど無事ではすまないような事態だ。何とかアトランタのもとへ向かいたい。しかし俺の体は言う事をきいてくれない)

提督「ア……トラ……ンタ……!!」

ワシントン「ち、ちょっと待ちなさいサウスダコタ!!今のはシャレにならないわよ!?」

サウスダコタ「あぁ!?てめぇの目は節穴かワシントン!?あいつの方がシャレになってなかっただろうが!!殺す気で来てたぞ!!」ギロリ

ワシントン「っ」タジッ

サウスダコタ「うぐっ……クソ、脳を揺らされた……血が……鼻、折れてないだろうな……?」フラフラ ドクドク

ワシントン「ど、どうしようコロラドさん……コロラドさん?」

コロラド「Admiral……お願い……死なないで……!!」ブルブルブル ハイライトオフ

ワシントン「っ!?大丈夫ですかコロラドさん!?」

ウゥーーーーン

ワシントン「なっ!?」

サウスダコタ「空襲警報……!?」



真珠湾がアメリカ軍に奇襲された日の昼ごろには日本はハワイとの通信が途絶したことを把握していた
帝国海軍軍令部は至急艦隊を編成しミッドウェーまで航空機で移動させてからハワイへ向かわせる方針を決定するとともに、
艦隊がハワイへ着く前に潜水艦娘の中でも偵察能力に長ける潜水空母娘にハワイの状況を調べさせる事を決定した
それを受けた艦娘艦隊司令長官は比較的ハワイに近い海域で活動していた何名かの潜水空母娘にハワイへの急行と水偵を用いた偵察を行う事を命令した
その中の一人である彼女は命令を受け取ってすぐに全速力でハワイ近海へと向かい、一日後、作戦海域に到着した
彼女は水偵を発艦させ、レーダーに捉えられないように低空飛行で真珠湾へと向かわせる。そして到着直前で偵察に適した高度へと上昇させた
見たのは戦艦や空母を主力とした通常艦隊が真珠湾で無残に撃沈されている様とその周辺に停泊したり航行したりしている合衆国海軍の艦娘たち
そして爆撃や砲撃を受けたように廃墟と化したホノルル市街と司令部前の旗ポールに掲揚された風にたなびく星条旗だった。眼下の街で空襲警報のサイレンが鳴り始める
彼の地で何が起きたのかはもうわかった。見える限りの敵戦力も把握した。高射砲の射程に入ったり敵の戦闘機が上がってきたりする前に偵察機を引き返させる

↓×1〜3 潜水空母娘一人と提督に対する思い。そしてそこに居た提督も無事ではないことは確実で、最悪……いや、おそらく死亡しているという事実に対する心情
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/13(日) 11:23:22.73 ID:4lChuC9V0
提督への思いよりも先に、あと何度このような
破壊と殺戮が繰り返されるのだろうと虚しさにかられる
提督に対して、今度こそここまでの廃墟と化した空間では
助かる筈が無いと思う一方で、今度は一体どうやってここから
奇跡的な生還を披露してくれるのだろうと期待する思いを同時に抱く
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/13(日) 16:20:00.69 ID:4CpTTN1tO
潜水空母娘は伊58

提督の指示でまるゆや事情を知る他の艦娘たちと共にU-511を匿い続ける傍ら
提督との肉体関係のあるU-511や他の伊号潜水艦娘たち数人の艶かしい会話に触発され
いつしか自身の提督への恋心を自覚する様になった
吊り橋効果にも期待しつつ恋を成就させる為に今回の超高倍率の偵察任務を引き受けた

目前の惨状から深い絶望感に襲われるも
提督なら決して諦めないだろうと己を鼓舞しつつ
自身の運を頼りに懸命に提督を探す
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/13(日) 17:35:12.90 ID:5CxSPR2Do
>>529

>>530
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/14(月) 11:27:36.85 ID:KL7D1NrqO
伊58(どうしてこんな酷いことが起きるの……世界は平和になったんじゃなかったんでちか……?いや……きっと平和なんてないんだ。小さい頃は戦争なんてなくて……平和だって思ってた……)

伊58(……でも、幼すぎて知らなかっただけでち。きっとあの頃からずっと、本当に平和だった時なんてないんだ。大化の改新だって、平家物語だって、戦国時代だって)

伊58(新撰組だって、日本海海戦だって、何か良い事みたいに扱われてるけど、全部血の流れた戦いだったでち。あと何回こんなことが繰り返されれば……世界は平和になるのかな……)

伊58「……」ハイライトオフ

伊58(それを見て何があったのかを察したでち。ハワイには軍民合わせて三万人の人がいた。拠点の規模に対して比較的少ないのはここが最前線だから。人がいる区画は限られてる)

伊58(その区画を囲うように黒い線が……火災が起きた跡がある。っていう事は、逃げられないように焼夷弾で炎の壁を作ったんだ。皆殺しにするために……入念に計画された明らかにそれを目的とした攻撃)

伊58(攻撃されたのは通信が途絶えたあの日に違いないでち……ちょうど提督がハワイに着く予定だった日。提督も音信不通ってことは、攻撃に巻き込まれたってこと。こんな手際の良いやつらが提督をみすみす逃がす訳ない)

伊58「っ……」ジワァ

伊58(この気持ちを自覚したのはつい最近でち。きっかけはあの日。提督とユーを二人きりにしちゃったあの日に、ゴーヤは気づいちゃった……)

伊58『……さーて。今日はもう疲れたでち。早く部屋に戻って寝たい気分。だからお先に失礼するよ。お休み、二人共』

U-511『っ!!G……Gute nacht, でっち!!』

提督『っ!あ、ああ。お休み、ゴーヤ』

伊58『っ……?』スタスタスタ ズキン

伊58(心に感じる痛み。何か取り返しのつかない過ちを犯してしまったような感覚。二人のことが気になって気になって仕方がなかった。それで気づいちゃったでち。ゴーヤは……提督が好きなんだって。結局、寝れなかった)

伊58『……そ、そういえばユー』

U-551『?』

伊58『提督とは、うまくいったでちか?』

U-511『……Ja///』カァッ コクン

伊58(顔を赤くして恥ずかしそうに俯いたユーは、小さな声で、でも確かにJa(うん)って言った……あの時、平静を装っていたけど……本当はその場で轟沈しそうになってたでち)

伊58『そ、その……した……の……?』ドクン ドクン

U-511『///』コクン

伊58『……どうだった?』ハイライトオフ

U-511『うぅ……その、ね……すごくよかった///』モジモジ
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/14(月) 11:36:56.54 ID:KL7D1NrqO
伊58(幸せそうな顔。そのあと、部屋で寝込んだでち。始まる前に終わってしまった、いや、自分で終わらせてしまったゴーヤの恋。でも、そうじゃないって知った。あの日、偶然イムヤとイクの話を聞いたから)

伊58『……』スタスタスタ

伊168『うわ、なにこの水着。紐じゃん』

伊19『スリングショットなの。提督もきっと喜ぶのね』

伊168『えー水着姿とか裸なんていつも見せてるんだから逆に綺麗な服とか可愛い服着た方が喜ぶんじゃない?』

伊58『!?』ピクッ ピタリ

伊19『今度の休みにグラサンとかしてバレないようにしてこれ着てビーチとかプールで提督と並んで歩くのね』

伊19『提督はイクみたいな可愛いくてえっちな体した子にこんな格好させて歩かせてるってこととそれを周りに見せつけてるってことに興奮して夜はケモノになるの』

伊58『ぇ……』ドクン

伊58(イムヤとイクの話は提督とそういう関係だって言ってるようなもので……ユーが居るのに……いや、もしかしてユーの方があとかも……というか、あの二人は提督が他の子ともそういう関係でもいいでちか……?)

伊58『ユー。提督とはうまくいってるでちか?』

U-511『Ja. もちろん』

伊58『それならよかった。……でも、ユーもたいへんでちね』

U-511『えっ?』

伊58『てーとく、人気あるから。きっと大変。もしかしたら略奪愛とか狙ってる子もいるかも』

U-511『ふっ。それは絶対大丈夫』クスリ

伊58『そ、そうでちか。それならよかったでち』

U-511『……まあでも、Admiralならうわきも赦しちゃうかな』

伊58『!!』ドクン

伊58(うわきも……ゆるしちゃう……なら、いいよね……?ユーがそういうなら……イムヤもイクもしてるんだし……ゴーヤがしたって……いいでちよね……?そんな昏い炎がゴーヤの中で燃え上がった。だからゴーヤは……)

伊58(今回この任務に割り当てられたのはゴーヤにとって絶好のチャンスだと思ったでち。提督のピンチに颯爽と現れるゴーヤ。そうすればきっと提督もゴーヤのことを意識してくれるはず。……そう思っていたのに)

伊58「っ」キッ

伊58(いや、違う。まだあきらめちゃだめだ。提督は、どんな時だって一度も諦めたりしなかった。どんな時も、思いもしなかったような解決策を閃いて何とかしちゃう。そんな人でち)

伊58(ソビエトでも北アフリカでも大西洋でもシンガポールでもそうだった。今回もきっとそうでち。提督は、きっといきてる。また奇跡を起こしているに違いないよ。なら、ゴーヤは……)

伊58「待っててね、てーとく。今ゴーヤが行くよ」

伊58(電信で偵察結果を報告する。個人的感想を排除して、ただ見たありのままの状況を。報告を終わらせて、ゴーヤはそのままハワイへ向かうでち。自分の直感を信じて)

↓×1〜3 先ほどの右ストレート事件の騒動を踏まえて、これからの対応を協議しなくてはならないコロラドの精神状態
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