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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】
- 2 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 18:29:38.89 ID:8ClIDT+Io
-
√ 12月2日目 夜(病院) ※火曜日
01〜10 友奈
11〜20
21〜30
31〜40 園子
41〜50
51〜60 おやすみ
61〜70 沙織
71〜80
81〜90
91〜00 夏凜
↓1のコンマ
※おやすみはこのまま翌日に移行
体調判定は飛ばします
- 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 18:41:58.60 ID:nWK+Ps1IO
- あ
- 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 18:44:19.31 ID:8Qqla1gWO
- オヤスミー
- 5 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 19:19:39.67 ID:8ClIDT+Io
-
√ 12月2日目 夜(病院) ※火曜日
夏凜「…………」
樹「夏凜さん、寝ないんですか?」
夏凜「ん? 一応、隣のベッドだからもう少し見とく」
樹「そうですか……」
夏凜「何かあった?」
静かに寝息を立てる天乃、細く伸びた白い手を握る夏凜
呟きとともに流れるような視線を向けた樹の表情は影があって
夏凜はためらわずに声をかけた
樹「THE TOWER……塔の正位置です」
夏凜「それ、樹のタロットカードってやつよね?」
樹「はい。それで何気なく占ってみた結果、塔の正位置でした」
塔の正位置と言われても
タロットカードに詳しくない夏凜には何が言いたいのか分からない
樹も当然、それが分かっているからか、
引いたであろうカードを夏凜の前で取り出す
樹「塔の正位置は、急激な変化や人生に大きな影響を与えるような喪失など、あまり良くない意味を含んだものです」
- 6 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 19:40:42.44 ID:8ClIDT+Io
-
夏凜「さっき何気なくって言ってたけど……」
樹「はい。一応、私達……久遠先輩達みんなの今後を占った結果です」
塔のカードは、
人間のエゴイズムのようなものを現し、
それを打ち砕く雷はまさしく勇者部が受ける可能性のある天罰とされている
これはいわゆる、バベルの塔。と呼ばれるものだ
それゆえに、悪くとらえられがちなカードではあるが、
これには決して悪くはない意味も含まれている
それは、この結果を与えられた者次第ではあるのだが。
樹「このカードには、さっき言った意味のほかに、人生に大きな影響を与える転機。ターニングポイントという意味もあります」
夏凜「まさしく私達ってわけだ」
樹「はい。ですが、きっとこのカードはそれ以上の意味を持つんじゃないかと私は思っています」
夏凜「それ以上の意味……?」
樹は軽くうなずくと、
塔のカードをもとに戻して、息を吐く
これは自分の考えだ
だから、言うべきではないという自分の一歩引いてしまう弱さ
その自分に、樹は心の中で「大丈夫」と声をかける
今はもう、自分が自分であることを誇りに思うことのできる心があるから
樹「もしかしたら、私たちは先に進むかどうかを考える必要があるんだと思います」
夏凜「先って、樹……まさかあんた」
夏凜の驚く表情にまっすぐ向き合い、樹は頷く
樹「神樹様に守られ、外に出ていくのを止めるか、加護を抜け、本当の意味で踏み出すか。決断する時が近いのかもしれません」
- 7 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 19:50:19.99 ID:8ClIDT+Io
-
1日のまとめ
・ 乃木園子:交流有(神罰)
・ 犬吠埼風:交流有(神罰)
・ 犬吠埼樹:交流有(私たちの考え、神罰)
・ 結城友奈:交流有(神罰)
・ 東郷美森:交流有(神罰)
・ 三好夏凜:交流有(神罰)
・ 乃木若葉:交流無()
・ 土居球子:交流無()
・ 白鳥歌野:交流有()
・ 藤森水都:交流有()
・ 郡千景:交流有(神罰)
・ 伊集院沙織:交流有(神罰)
・ 九尾:交流有(神罰)
・ 神樹:交流無()
12月02日目 終了時点
乃木園子との絆 86(高い)
犬吠埼風との絆 109(かなり高い)
犬吠埼樹との絆 97(とても高い)
結城友奈との絆 116(かなり高い)
東郷美森との絆 128(かなり高い)
三好夏凜との絆 150(最高値)
乃木若葉との絆 99(かなり高い)
土居球子との絆 44(中々良い)
白鳥歌野との絆 44(中々良い)
藤森水都との絆 36(中々良い)
郡千景との絆 46(中々良い)
沙織との絆 128(かなり高い)
九尾との絆 69(高い)
神樹との絆 ??(低い)
- 8 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 19:57:28.59 ID:8ClIDT+Io
-
√ 12月3日目 朝(病院) ※水曜日
01〜10 園子
11〜20
21〜30
31〜40 友奈
41〜50
51〜60 夏凜
61〜70 東郷
71〜80
81〜90
91〜00 若葉
↓1のコンマ
- 9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 20:00:23.29 ID:8Qqla1gWO
- あ
- 10 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 20:22:06.10 ID:8ClIDT+Io
-
√ 12月3日目 朝(病院) ※水曜日
天乃「あ……頭が痛くない」
それもそうだ
夕方に眠ってから、夜に起きることもなく
そのまま朝を迎えてしまった
それでいつもより早く起きているとかならともかく
いつもの時間よりも遅いのだから、
それだけ、精神的にも疲弊していたということなのだろう
天乃「…………」
誰かに握られていた右手へと、目を向ける
布団の中に入っていた温かさもあるが
夜、誰かが握ってくれていた感触も確かにあって
天乃「……夏凜、かな」
ちょっぴりかさついた、努力を感じる夏凜の手
きっとそうだと、天乃は右手を左手で覆うように、胸元へと持っていく
天乃「ふふっ」
対処法があるとはいえ、
神罰……祟りがあるという不安はぬぐえていないし、
その先への不安もまだまだあるが、
少しだけ、心が安らぐような気がする
- 11 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 20:35:06.14 ID:8ClIDT+Io
-
天乃「それにしても、私の血……ね」
それで誓約を行うと九尾は言っていた
どのように行うのかまで話してはいなかったけれど
説明を省いた辺り、
何か準備が必要なほどのものではないということだろう
もしくは、
一番重要なのは天乃の体調だったか。
天乃「なにをするのかしら」
誓約を行う。というのがヒントになるかもしれない
であれば……
そっと、唇に触れる
誓約、婚約どんな違いがあるのかまで、
天乃は細かく知っているわけではないが
昨日の友奈たちの反応の通りならば、そういうことなのかもしれない
天乃「なんかちょっと、ドキドキするわね」
1、勇者
2、精霊
3、イベント判定
↓2
- 12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 20:42:00.59 ID:8Qqla1gWO
- 3
- 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 20:43:15.58 ID:9RdkRxAM0
- 3
- 14 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 20:55:04.79 ID:8ClIDT+Io
-
√ 12月3日目 朝(病院) ※水曜日
01〜10 風
11〜20 若葉
21〜30 東郷
31〜40 球子
41〜50 友奈
51〜60 夏凜
61〜70 歌野
71〜80 園子
81〜90 沙織
91〜00 樹
↓1のコンマ
- 15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 21:09:24.84 ID:8Qqla1gWO
- あ
- 16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 21:10:15.16 ID:8Qqla1gWO
- あ
- 17 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/02(日) 21:30:29.91 ID:8ClIDT+Io
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
・樹のタロット「塔の正位置」はワンオラクルで実際に引いたカードを採用
・クロススプレッドでは、最終結果「運命の輪の正位置」
夏凜「いうようになったじゃない、樹」
樹「それもこれも……久遠先輩がいたから。です」
夏凜「ほんと厄介だわ。天乃は」
樹「そうですね。でも、みんなのために一番つらい思いをしてくれたのも、久遠先輩ですから」
夏凜「知ってるわよ。だから付き合ってあげんのよ。どんだけ高い理想にだって天乃が望むなら」
- 18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 21:45:43.03 ID:8Qqla1gWO
- 乙
原作の悪夢…ただでさえ見ててキツかったのにそれをさらに×6ってなんて鬼畜な…
久遠さんは出産に専念しないといけないとはいえ勇者部は大丈夫だろうか
- 19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 00:27:04.67 ID:yPWEij9+0
- 乙
久遠さんが6人を一人ずつ救出するのも見たい気もするジレンマ
- 20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 07:01:25.94 ID:+SSbSYsPO
- 乙
手の感触だけで夏凜とわかる久遠さんの愛らしさ
クロススプレッドは最終結果が言葉通りならケルト十字ってやつかね10枚くらい使うやつ
それで運命の輪の正位置が事実ならタロットスゲーよ
他の結果も知りたいわ
- 21 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/03(月) 20:02:04.44 ID:L1iKrreco
-
では、少しだけ
- 22 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/03(月) 20:26:47.80 ID:L1iKrreco
-
√ 12月3日目 朝(病院) ※水曜日
沙織「良かった。元気そうだね」
天乃「沙織……私」
沙織「三好さんにお休みのキスされたと思えばすやすや寝ちゃって、朝まで起きないんだもん。心配したよ」
むしろさせすぎちゃったのかな。と
沙織は悪くはないのに、申し訳なさげな苦笑いを浮かべる
笑ってこそいるけれど、
昨日の夜起きなかったのは心配させたはずだ
また、穢れなどの影響で苦しんでいるんじゃないか
しばらく目を覚まさなくなってしまうんじゃないか。と
天乃「…………」
沙織「九尾さんが疲れがたまっていただけだから明日にでも起きるって言ってたからさすがにそこまで心配してなかったから平気だよ」
天乃「でも、夏凜はそばにいてくれたのよね?」
沙織「んー……結構遅くまでいたかな。そばにいるって言った手前離れたくなかったんだと思う」
天乃「やっぱり……」
- 23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 20:39:07.53 ID:4uA4hnsvO
- さすが旦那や
- 24 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/03(月) 20:49:06.30 ID:L1iKrreco
-
ぐっと手を握る天乃を一瞥した沙織は、
なぜだか嬉しそうに笑って、「分かるよね」とつぶやく
みんなも努力しているし鍛錬している
それでも、必死にがっばってきた期間の長い夏凜の手は、
みんなよりも努力の跡がある
それを分からない天乃ではない
沙織「久遠さんにもやることができたわけだから、ゆっくり体を休めてね」
天乃「やることができたって言っても、血を分けるだけでしょう?」
沙織「んー……そう簡単な話じゃないと思う」
天乃は出産で体力を持っていかれているか
出産間近の緊張感などで体力が削られていたりすることだろう
そんな状態で血を持っていかれる挙句、
恐らくだが、力も持っていかれることになるはずだ
出産と誓約による体力と力の消耗は
正直に言って致命的なことだろう
沙織「もしかしたら、一番つらいことになるかもしれない」
天乃「それでいいわ。ううん、そうじゃないと割に合わないと思う」
- 25 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/03(月) 21:14:41.68 ID:L1iKrreco
-
沙織「また久遠さんはそういうこと言う」
天乃「だって――」
沙織「久遠さんは確かに寝てることが多いよ? ずっとベッドにいて無力に感じるかもしれないよ?」
でも、その分頑張ってたはずだ
自分が傷つくことも厭わずに、
世界のため、みんなのために尽くしてきたはずだ
それをさんざん、みんなで言ってきたというのに
沙織「休んでいいくらいに久遠さんは頑張ったんだから、つらいことはもうしなくていいんだよ。本当は」
しなくていいし、させたくない
けれど世界は理不尽だから
望みをかなえるためにはまだまだ苦しまなければならない
沙織「それに、そんなこと言ってると三好さんに怒られるよ?」
天乃「なんで夏凜が出てくるのよ」
沙織「一番、影響がありそうだから?」
楽しんでいるような表情で言う沙織をちょっぴりにらんで
天乃はため息をつく
こういう時の沙織は、茶化して返すだけだ
1、それで、天の神が出てきたときの勝算はあるの?
2、そういえば、沙織のお父さんは何も言ってきてないの?
3、みんなにだけ頑張らせているだけで、精神的には辛いのよ
4、全部終わったら何でもしてあげるから、ちゃんと、戻ってくるのよ?
↓2
- 26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 21:17:06.05 ID:4uA4hnsvO
- 4
- 27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 21:19:20.24 ID:aGh98Vtm0
- 1
- 28 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/03(月) 21:43:59.67 ID:L1iKrreco
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
天乃「勝算はあるの?」
沙織「え? だって戦い終えたら子供も生まれて心なくエッチし放題だよ?」
天乃「えっと……一応してる、わよね?」
沙織「まだ3割のエッチ力だよ。10割のエッチ力は妊娠するやつ」
天乃「もう産みたくないんだけど」
沙織「産まぬなら、孕ませてよね、久遠さん」ニコッ
夏凜「酷い、それはひどすぎるでしょ……あんた」
- 29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 21:58:31.71 ID:4uA4hnsvO
- 乙
さおりんの変態トーク久々に見たw
戦いが終わったらしばらくイチャイチャしたりえっちしたりな平和な日常も見てみたいな
- 30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 23:03:45.49 ID:yPWEij9+0
- 乙
ひと段落したらいちゃいちゃ三昧だな
- 31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 06:59:14.41 ID:9dDv7RMsO
- 確かにモチベーションは段違いだな
スパロボ的に言えば気力200で常時魂、不屈、根性、必中、閃きがかかりそう
- 32 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/04(火) 20:09:58.76 ID:DONV1PRxo
-
では少しだけ
- 33 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/04(火) 20:30:35.26 ID:DONV1PRxo
-
天乃「それで、天の神が出てきたときの勝算はあるの?」
沙織「みんなで協力すれば、大丈夫だよ」
思う。とは付け加えない
それは自分の考えを述べるとき使うし、思いを述べるときに使うものだが
今の答えは、確定させておくべきだ
いや、確定しているのだから、わざわざ不安要素を付け加える必要はないだろう
沙織「西暦の勇者、二年前の勇者、そして今の勇者。各世代の力を終結させるんだからね」
負けるわけがないよ。
たとえ、敵が神様であったとしても
畏れなければ、集った人の力は神にも匹敵させることができるはずだ
沙織「そもそも、神様っていうのは人の信仰心がなければその力を維持できないんだよ」
忘れ去られてしまったら終わってしまう。消えてしまう
だから、神様というのは人の信仰心―関心―によってな立っているという話が良くある
天の神の存在とその強さを前にすると、
そんなのは創作でしかないと言いたくなってしまうが
過去の人々の畏れ、それを知る大赦に畏れ
それが力を与えているのだと考えれば、多少は辻褄もあう
沙織「だから、畏れなき勇者たちの力は神を打ち破る。その手に希望がある限り、勇者は負けない」
- 34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 20:41:18.36 ID:sJV3YMngO
- かっこいい…
- 35 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/04(火) 21:17:02.94 ID:DONV1PRxo
-
天乃「ずいぶんと、自信たっぷりに言うのね。私が心配するから?」
沙織「信じてるから。だよ。久遠さんだって、不安なのはみんなが無理をする事であって、負けることではないよね?」
天乃「……沙織とは違うわ」
本当に信じているのなら、
天の神に勝てるのか。なんて問いかけはしないだろう
それだけ、精神的に不安になってしまっているだけなのかもしれないが
信じ切れているのか、わからない
それがまた不安になりそうで
沙織「久遠さんは絶賛ネガティブ祭り開催中なんだね」
天乃「……そうね。考えること考えること、全部悪い方向に考えやすいみたいなのよ」
沙織「三好さんに一緒にいて貰ったほうが良いんじゃないかな? まぁ、あたしとかでもいいけどね」
天乃「そういうこと言わないで。足手まといになってるって、悩みそう」
沙織「そっか……」
天乃の状態を察してか沙織は悲しそうに言うと微笑む
自分の状況を掴めている辺り、
まだ完全に落ち切ってはいないという安心感があったからだ
沙織「不謹慎だけど、弱ってる久遠さん可愛いよね」
天乃「何言ってるのよ、貴女らしく……らしい、わね。うん」
- 36 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/04(火) 21:43:37.79 ID:DONV1PRxo
-
沙織「こう……押し倒したらいつもと違って驚いたりしないんだけど、なんかこう、罪悪感がわきそうな顔しそう」
天乃「それを本人に言うの?」
沙織「えへへ」
困った表情こそするが、顔を赤くはしない
何言ってるのよ。と
ちょっぴり怒ったような反応はしなかった
沙織「あれだよね、したいならしたらいいじゃないって、ちょっと冷たい感じで言うの」
天乃「無理やりされるのは、嫌よ」
沙織「まぁ、したいって言えばさせてくれるもんね」
無理やりする理由がない
それに、無理やりするという部分に関しては、
天乃にも―自分にも悪い部分がないとは言えないとはいえ―思い出したくはないような経験がある
それを知っていて、強引な手を取るほど関係は悪くない
沙織「でも、元気になったらいろいろやってみたいことがあるんだよね」
天乃「そうね、ちゃんとお話もしないといけない相手がいるし、ちゃんと、やるべきこともあるから」
沙織「………うん、そうだね。そうだよ」
- 37 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/04(火) 22:10:05.14 ID:DONV1PRxo
-
本当は違うことを考えていた。なんて言えない
ちゃんとわかってはいるけれど、
今はまた別の、ちょっとした特別なことを考えていたし、言おうとしていた
でも、ネガティブな考えばかりになってしまうと言っていたのに、
ちゃんと、ネガティブじゃないことを考えられているのだ
余計なことは言えなかった
沙織「やりたいことやろう。一杯やろう。そのために、みんなで頑張ろう」
ちょっとの無茶くらいなんてことはない
だからって、無理しすぎて深追いだけはしないように。
沙織「だから久遠さんも、ちゃんと療養してよね」
天乃「しないほうがよさそうな気がする」
沙織「……理解が早いね」
にやりと。笑って見せて沙織は言う
沙織「でも残念だけど、療養して貰っちゃうからね」
何なのよ。もう。と、天乃は困った表情で、
でも、嫌悪感は全く感じられなくて
一際嬉しそうな笑みを、沙織は浮かべた
- 38 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/04(火) 22:11:47.62 ID:DONV1PRxo
-
√ 12月3日目 昼(病院) ※水曜日
01〜10
11〜20 若葉
21〜30
31〜40
41〜50 球子
51〜60
61〜70
71〜80 歌野
81〜90
91〜00 九尾
↓1のコンマ
- 39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 22:14:02.51 ID:sJV3YMngO
- あ
- 40 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/04(火) 22:25:58.10 ID:DONV1PRxo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
東郷「…………」
風「ん? 東郷、ぼーっとしてどしたー?」
友奈「東郷さん、新しいエッチなこと考えるよりも学校の準備したほうが良いよ」
東郷「違うの友奈ちゃん。ただ、久遠先輩に自分で満開してみてほ――痛っ」ベシッ
夏凜「今日体育あるらしいから体操服用意しておいたわよ」
東郷「体育倉庫……」フッ
樹(あぁ……東郷先輩の我慢が限界のようです)
- 41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 22:36:55.50 ID:sJV3YMngO
- 乙
天の神との決着の後も家の事とかでもう一悶着ありそうな予感
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 23:11:11.11 ID:7uRLL9/iO
- 乙
結婚式とかいろいろあるしな
- 43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 08:15:55.44 ID:49qnYZe5O
- 乙
久遠さんが自分で満開(意味深)したらヤバイわ
東郷達が頼めばしてくれるだろうけど…ヤバイわ
- 44 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/05(水) 20:24:42.38 ID:OpTLoZANo
-
では少しだけ
- 45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 20:26:31.50 ID:zmZFEEN6O
- よしきた
- 46 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/05(水) 20:47:13.55 ID:OpTLoZANo
-
√ 12月3日目 昼(病院) ※水曜日
天乃「感じ取れなくなるのも不憫なものだわ」
普通の子には、神樹さんの力などを感じ取ることができないとはいえ、
元々できていたことができなくなると、とても不憫に感じてしまう
みんなが戦う必要がなくても
精霊の姿を感知できないため、一人きりの寂しさが増す
今までは、部屋には自分一人でも
精霊の姿を感知出来ていたからこその安心感があったのだと
今更ながらに思う
天乃「奉火祭はみんなが阻止してくれる……お祖母ちゃんはどう思うのかしら」
天乃たちにとっては勝利を確信できる方法だが、
大赦にとっては不確かで、不安しかないものだろう
300年前だって、2年前だって
勇者は決して勝てたとは言い難い
むしろ、敗北した、見逃してもらった
そう言うほうが正しいだろう
- 47 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/05(水) 21:21:01.36 ID:OpTLoZANo
-
天乃「お祖母ちゃんが何を言っても、奉火祭を阻止したことを後悔はしない」
でも、悪いことだとは思う
犠牲にしなければならないということは悪いことだと言えるが、
祖母の言った、子供の我儘で左右されていい世界ではないというのも理解出来る
銀や過去の勇者や巫女たちが命がけで守った世界を守るべきだ。という言い方ではなかった
それらの犠牲があったからこそ続けることのできた世界を
身勝手な理由で途絶えさせられないという責任感を感じるものだった
天乃「……怒るかしら」
祖母にとっての悪手であることは確かだが
九尾は、祖母のやり方を妨害できることを楽しんでいるように見えたし
九尾の反応を見れば怒りを通り越してあきれ果てるかもしれない
天乃「……はぁ」
胸元に手を当てながら、大きく息を吐く
あと半週ほどで奉火祭が行われ、
今まで以上にない神樹様と大赦に対しての反逆を行う
まだ在庫のあった神樹様の種とは違って、
奉火祭は妨害をすることになるため、取り返しがつかない
それを分かっていて行うため、成否にかかわらず立場が危うくなる
天乃「これで世界を救えなかったら、大変なことになるんでしょうね」
- 48 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/05(水) 21:42:43.37 ID:OpTLoZANo
-
もちろん、みんながそんな結末を認めるわけがないことは分かっている
天乃だって、そんなことは認められない
自分の命を救うためである以上、
自分の我儘で乱した以上、
失敗してしまった。なんていう結果は絶対にダメだ
そんなことになるくらいなら……
天乃「……その力は、私にはないわ」
子供が産まれたとしても
しばらくは力が使えるようにはならない
それこそ、神樹様の種を使って体調を戻してからになることだろう
そうでなければ、無理やり力を使うことになるため
最悪の事態は避けられない
最も、そうしなければならない時点で最悪の事態なのだが
天乃「駄目ね、結局」
沙織はああいっていたが、心のどこかではやっぱり、不安なのだ
1、精霊
2、イベント判定
↓2
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 21:48:06.80 ID:au7YpnifO
- 2
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 21:50:22.04 ID:zmZFEEN6O
- 1
- 51 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/05(水) 21:52:20.06 ID:OpTLoZANo
-
1、九尾
2、千景
3、球子
4、若葉
5、歌野
6、水都
↓2
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 21:56:14.74 ID:zmZFEEN6O
- 6
- 53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 21:56:39.59 ID:Qfk+R1QP0
- 5
- 54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 21:56:42.47 ID:au7YpnifO
- 4
- 55 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/05(水) 22:14:05.32 ID:OpTLoZANo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
歌野と交流
- 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 22:24:07.90 ID:zmZFEEN6O
- 乙
久遠さん完全復活までの道のりは長いなぁ…
天の神との戦いには間に合うのだろうか
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/05(水) 22:28:51.34 ID:nCwxbxODO
- 乙
取り敢えずはみんなに頑張ってもらうしかないな
- 58 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/06(木) 20:16:20.34 ID:G84SdBlho
-
では、少しずつ
- 59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 20:20:18.41 ID:8lNLFCsjO
- かもーん
- 60 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/06(木) 20:51:14.99 ID:G84SdBlho
-
天乃「ねえ、歌野。今平気?」
何もない空間に向かって、声をかける
いるかどうかわからないから
居なければただの独り言になってしまう
歌野「いるわよ、久遠さん」
呼びかけてから数分
どこからともなく姿を見せた歌野は、少し困った表情を浮かべていた
何か困ったことがあったから、出てくるのに時間がかかったらしい
歌野「……なんというか、樹ちゃんがあそこまで言うとはノーシンキングだったわ」
天乃「そうね。どんどん、しっかりした子になっていってると思う」
気づいてはいたし、時折そのしっかりした一面を見せてくれるから
もう、驚くほどのことではないけれど嬉しく思う
しかし、それと同時に
あの初々しい感じのままではいることができないような環境に引きずり込んでしまったのかもしれない。と
風が考えていそうなことを感じる
歌野「今思えばあんな諦めるようなこと、樹ちゃんが認めるわけがなかったわ」
天乃「そうなの?」
歌野「久遠さんは、どんとのう。だったかしら」
- 61 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/06(木) 21:13:58.16 ID:G84SdBlho
-
あれは天乃が寝込んでいるときの話だったか
歌野自身が話したわけではないが、
樹は言ったのだ「頑張っている人の隣で、もう駄目だなんて口が裂けても言えない」と
樹たちにとっては、
消滅する可能性がありながら歌野達の力を使うなどというのは諦めたようなものだ
たとえ、歌野達がそんなつもりがなかったとしてもだ
結果的に天乃の願いをかなえられないのなら、ダメだ
歌野「樹ちゃんはベリーストロング。もちろん、単純なパワーじゃなくてね」
精神的な部分において、
勇者部の中でも随一な部分にまで成長しつつある
元々弱弱しいい部分の強かった樹が
天乃のために、歌野達のために、
自分に自信が持てるようになろうと頑張ってきたからこそだろう
歌野「本当に、樹ちゃんたちなら倒せるかもしれないわ」
天乃「天の神を?」
歌野「イエス。神様さえも」
- 62 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/06(木) 21:51:55.95 ID:G84SdBlho
-
おだてているわけでもお世辞でもない
本当に、そう思えてくるのだ
こんなにも絶望的な状況なのに
奉火祭へと介入して巫女のみんなを救い、
神様相手には【なせば大抵なんとかなる】の精神で挑む
勇者部五箇条
ごく普通のことだったり
ちょっぴり適当なことを書いているように思えるけれど
でも、適度に抜けているような内容というのが
言葉通り適しているのかもしれないと歌野は思う
歌野「天の神を倒せたら、壁の外のヘルワールドも元通りになったりするかもしれないわね」
天乃「あぁ、そうね。確かに」
考えてはいなかったけれど
天の神はバーテックスの親玉であり、
外の世界を作り替えた張本人でもある
それを倒すことができれば元通りになるというのは、ない話ではない
1、外の世界が元通りになったら、諏訪に行きたい?
2、樹にあんなこと言わせたんだもの、頑張らないとね
3、ねぇ、水都さんは穢れの影響どう? 最近は問題ないように感じるけれど……
4、ねぇ歌野。陽乃さんがどうしてみんなの魂を込めたのか分かる?
5、ねぇ歌野。もう二度と自分たちが犠牲になるような提案はしないで
↓2
- 63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 21:53:53.50 ID:8lNLFCsjO
- 1
- 64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 21:58:08.63 ID:STWZz8KU0
- 1
- 65 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/06(木) 22:09:06.47 ID:G84SdBlho
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
運良くすべてがうまく終わった後のその後の話
- 66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 22:28:17.23 ID:8lNLFCsjO
- 乙
うたのんも驚く樹ちゃんの成長
あと卒業旅行に諏訪に行く番外編とかも面白そう
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/06(木) 23:11:13.09 ID:t+CHw8vwO
- 乙
新婚旅行でもいいぞ
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/07(金) 13:02:07.35 ID:GfMSCdRuO
- 外の世界滅んでるからそういう気分にはなれないのでは?
記念にいく場所ではないよ
- 69 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/07(金) 20:55:36.49 ID:e6mL/GNLo
-
では、少しだけ
- 70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/07(金) 21:11:52.66 ID:6WCCScKaO
- はいよー
- 71 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/07(金) 21:32:03.41 ID:e6mL/GNLo
-
天乃「外の世界……」
外の世界が元に戻ったなら、
どんな世界になっているのかは、わからないけれど
もしも元通り―死んでしまった人は戻らないだろうが―になったら
歌野は諏訪に戻ることを望むのだろうか
そんなことを思って、歌野を見る
天乃「外の世界が元通りになったら、諏訪に行きたい?」
歌野「えっ?」
天乃「歌野と水都の故郷でしょ? 諏訪は」
歌野「それは、そう。だけど……」
天乃「もしも世界が元に戻ったらの話よ」
歌野は諏訪で勇者として戦っていたのだ
その結果を知っているとはいえ、
さすがに、喜んで見に行きたいような光景が広がっているとは思えない
すべて元通り
でもそれは景色だけだろう
道行く人は一人もいない
天乃「もしかしたら、火が消えるだけかもしれないしね」
- 72 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/07(金) 22:08:16.38 ID:e6mL/GNLo
-
火が消えるだけでは、記憶で見た崩壊した街並みは変わらない
あの惨状が広がっているだけかもしれないのだ
歌野も、本来そのつもりで言ったのだろう
少し表情を暗くしたものの
振り払うような仕草を見せて、困った笑みを浮かべる
歌野「そうね。リターンする必要があるわ。ゴーイングマイホーム」
いや、違う
歌野「マイ農場が待っているわ」
どうなってしまっているのか想像に易いが
歌野は努めて笑顔で言う
手入れのし甲斐がある
また、1から歩むと考えればいいスタートかもしれない
諏訪どころか、昔の武将のように一県の長になれるかもしれない
そこまで考えて、
歌野は「あれ……?」と、声を漏らす
- 73 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/07(金) 22:50:10.88 ID:e6mL/GNLo
-
天乃「どうかしたの?」
歌野「もしかしたら、スペシャルに最高な方法を思いついたかもしれない……」
天乃「?」
天の神を倒す方法を今の話で思いついたのなら凄い
だが、違うだろう
では何を思いついたのか
天乃が問うよりも早く、
歌野は自分自身の頭の中で吟味を終えて、口を開く
歌野「もしも壁の外がクリーンになったら、建国するのはどう?」
天乃「えっ?」
歌野「そうすれば、何のしがらみもなくなるわ」
衣食住の問題が大きすぎる気がするのだが、
食に関しては、農業を発展させればなんとかなるだろう。という考えなのか
いずれにしても
天乃「それは……それこそ、最終手段じゃない?」
奉火祭を妨害したことで
世界をすくったとしても大赦からは嫌われてしまうかもしれないし
平和な世界を壊した―時間の問題だったが―として
一般の人々から忌み嫌われてしまうようになるかもしれない
そうなった場合の、逃げ道
天乃「本当、それは最終手段でお願いしたいわ」
- 74 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/07(金) 22:53:11.33 ID:e6mL/GNLo
-
√ 12月3日目 夕(病院) ※水曜日
01〜10 園子
11〜20
21〜30
31〜40 友奈
41〜50
51〜60
61〜70 九尾
71〜80
81〜90
91〜00 夏凜
↓1のコンマ
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/07(金) 22:57:30.02 ID:hfpN5xnG0
- あ
- 76 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/07(金) 23:18:42.26 ID:e6mL/GNLo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
園子「建国?」
樹「国民全員に久遠先輩の血が流れてるのかな?」
夏凜「たしかに」
東郷「つまり、近親……」チラッ
風「こっちをみるなこっちを」
- 77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/07(金) 23:29:44.06 ID:6WCCScKaO
- 乙
久遠さんなら性格的に崇められたりされるのは嫌だろうし
小さな村とかで自由に暮らす方が向いてそう
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/07(金) 23:32:31.83 ID:0hk4iSAWO
- 乙
崇められるのが嫌→身近な存在でいたい→つまり誰でも抱ける姫様(意味深)
- 79 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/08(土) 20:19:30.98 ID:Ouwni6xho
-
では、少しだけ
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 20:22:38.92 ID:TFbRU2p1O
- おk
- 81 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/08(土) 21:04:37.04 ID:Ouwni6xho
-
√ 12月3日目 夕(病院) ※水曜日
園子「天さん、ぎゅー!」
天乃「ん、んん?」
園子「ぎゅー」
両手を差し出して、ニコニコと笑みを浮かべる園子は
学校から帰ってきた着の身着のまま
外の寒さを物語っている冷気が制服から感じられる
天乃「寒かったのね」
園子「えへへ」
手袋をしていたであろう手も、
部屋にいた天乃からしてみれば、触れると冷たい
天乃「おいで」
その手をきゅっっと握って、引く
優しくしようとしなくても
今の天乃には引き倒すほどの力はない
園子のもう片方の手が乗っかったベッドが軋りと音を立てる
近づく園子は天乃の体を押さないようにと気を付けながら
導きにしたがってぬくもりに触れる
園子「ゅー」
天乃の首元
体を冷やさないようにと少し厚みのある患者衣の中に
園子のくぐもった声が吸収されていく
- 82 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/08(土) 21:28:36.82 ID:Ouwni6xho
-
天乃「外、寒そうね」
園子「んー外の熱に耐えるために、冷やす必要があるんよ」
結界の外
天の神による灼熱の地獄
それに耐え忍ぶために、冬の寒さがより厳しくなっていっているのかもしれないと園子は言う
冬場でなかったら、どうなっていたのだろうか
いや、夏場などであれば、神様の集合体ではあるが、大樹である神樹様の力が少しは強まっていたかもしれない
天乃「……なんて」
園子「ん〜?」
天乃「なんでもないわ」
腕に抱かれ、密着したまま。
呆けたような反応を見せる園子に天乃は微笑みながら、答える
天乃「神樹様が頑張っていなかったrあ、今頃夏日になっていたかもしれないわね」
園子「そうなったら二回目の夏休みなんよ」
本来は冬休みになる部分を、夏休み
けれど、そんな異常気象になった場合、
恵を下さる神樹様に何かがあったのではないか。と
人々が不安になってしまうことだろう
大赦が頑張って隠ぺいを図ろうとしても、
自然の猛威はさすがにごまかすことはできないだろうから。
そう考えれば、冬というのは不幸中の幸いだったかもしれない
- 83 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/08(土) 21:50:54.75 ID:Ouwni6xho
-
天乃「それで? 何かあったの?」
園子「ん〜ん。ただ温まりたかっただけ」
天さんあったかいから。と、
園子はより密着するように、天乃の体へと腕を回す
それでも締め付けるような力が入ってこないのは、
園子が子供に負荷がかからないように気遣っているからだろう
子供がいるから。
遠慮がちになるのだろう
天乃「……それは、違う」
園子「え?」
天乃「あ、ううん。変なこと考えちゃって」
園子「大丈夫?」
天乃「大丈夫」
子供は天乃や園子たちだけじゃない
力を貸してくれた悪五郎達みんなの希望だ
それなのに、悪く思うわけにはいかない
- 84 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/08(土) 22:18:48.15 ID:Ouwni6xho
-
しかし、子供がいることで園子たちが我慢しているのは事実だ
天乃自身も、出かけることや学校に行くこと
色々と我慢しなければならないことがあるのだから
関係的な意味ではなく、他者の体として扱わなければならない園子たちは
それ以上に我慢していることだろう
もっとも、性的なことに関しては、
そこまで我慢してはいなかったけれど。
それも、最近は控えめだ
出産が近づいているということもあって
体力を消耗させすぎないようにしてくれているのかもしれない
天乃「…………」
園子「天さん?」
1、エッチなこと、したくならないの?
2、我慢させてごめんね
3、全部終わったら、園子はどうしたい?
4、思ったけれど、私は結局みんなが助からなければ助からないのよね
↓2
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 22:22:36.62 ID:EKwOIFIn0
- 1
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 22:22:42.70 ID:SD81j4Pro
- 2
- 87 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/08(土) 22:49:51.39 ID:Ouwni6xho
-
では、ここまでとさせていただきます
明日はできれば昼頃から
園子「確かに、私だけじゃなくみんな我慢してるんよ。天さんを孕ませたいって!」
天乃「……えっ?」
夏凜「んな機能ないんだけど」
上里「大丈夫ですよ。IPS技術さえあれば同性であろうとも子供を作ることはできますから」
夏凜「は? え? 誰!?」
上里「ふふっ、通りすがりの巫女です」
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/08(土) 22:56:31.46 ID:TFbRU2p1O
- 乙
そのっちはタイミングの関係で唯一いまだにえっちできてないからなぁ
あと久遠さんの体力的にせめて孕ませる側にさせてあげて…
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 00:11:27.78 ID:NQbnSadQo
- 乙
産んだ後の初夜は回数的に園子が相手になるんだろうか
- 90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 00:19:38.05 ID:YtzDXD690
- 乙
まず種入れるうんぬんの関係の方が先になりそう
- 91 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 14:05:38.57 ID:wuDQwzd3o
-
では少しずつ
- 92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 14:06:17.82 ID:MVPVJhWdO
- よっしゃ
- 93 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 14:57:56.66 ID:wuDQwzd3o
-
天乃「……我慢させてごめんね?」
園子「我慢?」
天乃「ほら、子供の件とかあるでしょ? だから園子にはいろいろ我慢させてるんじゃないかなって」
園子「確かに、わっしーたちが出来て、私ができてないコトもあるし、我慢してることはあるんよ」
出かけたいし、いちゃいちゃしたいし
まだできていないエッチなことだってしてみたいと思う
天乃の体のためにも必要なことだという話なのに
出来るようになったかと思えば、
今度は天乃ができなくなってしまった
園子「でも、こうして一緒にいられるだけで充分。満足してるんよ」
東郷……鷲尾須美と違って、
二年間の記憶を失くしたわけではない天乃は、
園子に会いに行こうと思えば会えないわけではなかった
それでも、やるべきことが多く、
触れ合う機会は極端に少なかった
だから友人たちと一緒にいることがあまりできなかった園子としては、
一緒にいることができるというだけでも満足できる
むしろ、普通の人にとっては当然なことが
園子にとっては貴重なものであり、これ以上を望んでいいものかと。迷ってしまいさえする
- 94 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 15:37:06.36 ID:wuDQwzd3o
-
園子「それに、別にエッチなことがすべてじゃないんよ」
したいかしたくないかと言えばしたいけれど。
そういいつつ園子は目を逸らす
ゆっくりと息を吸い込んでいくと、温まった天乃の匂いがする
看護師による丁寧な介護のかいあって清潔な匂いなはずなのに
どこか、食欲に似たものを刺激する甘い匂いを感じる
それはきっと、好きだからだ
恋をしているからだ
それを感じるだけで、寂しさを感じなくなる
園子「むふー」
天乃「園子?」
園子「んふふ」
天乃「ちょ、ちょっと……?」
わざとらしい園子の鼻息が首元をくすぐる
満足げで、でもちょっぴりいたずら心が含まれていそうなくすぐったさ
天乃の困った反応にも、園子は「むふぅ」と変な声を返す
- 95 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 15:57:51.74 ID:wuDQwzd3o
-
天乃「貴女が今してることは、エッチなことじゃないわけ?」
園子「匂いを嗅ぐくらいは、エッチじゃないんよ」
天乃「そうかしら……」
抱き合うくらいなら
嬉しい時や感情が高ぶったときなんかに
誰だってやることはあるだろう
けれど、抱きしめた相手の匂いを嗅ぐなんて言うことをするだろうか
いや、しないからと言って
それがエッチなことだと考えてしまうのは
早計というよりは、雑なかんがえかもしれない
ただ
天乃「んっ……ちょ、園子……」
もはや吸い付くような密着感で
すんすん。すんすん。と
鼻を鳴らすことが普通の行為だとは……いえない
天乃「くすぐったい、くすぐったいのっ!」
園子「もう少しだけ」
離れようとした天乃の体を抱きしめて、鼻を埋める
胸元に埋めないのは、園子に残ったたった一つの良心
- 96 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 16:41:08.60 ID:wuDQwzd3o
-
園子「これでも、我慢してるんだけどなー」
天乃「うぅ」
園子「そういわれたら抵抗できない天さんは、やっぱり受けなんよ」
天乃「受け?」
園子「何でもない」
力を抜いて、されるがままを受け入れようとする天乃に
園子笑ってごまかす
本当に優しいし、甘い
なんでも好きなことをさせてくれる
だから、我慢をすることが難しいのだ
したいといえばさせてくれるから
してといえば、考えてくれるから
園子「だから、好きなことをするのは全部大丈夫になってからでいい」
天乃「良いのに、痛いことととかじゃなければだけど」
園子「フラグは立てたくないんよ」
少しはやり残したことがある方が、
生に執着できるだろうから
園子「……生よりも性かも」
ぼそりとつぶやいた園子の声は、天乃の耳には届かなかった
- 97 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 16:59:36.18 ID:wuDQwzd3o
-
√ 12月3日目 夜(病院) ※水曜日
01〜10 東郷
11〜20
21〜30
31〜40 若葉
41〜50
51〜60
61〜70 夏凜
71〜80
81〜90
91〜00 園子
↓1のコンマ
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 17:00:18.52 ID:P/QtxNDWo
- ほいさ
- 99 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 17:38:27.61 ID:wuDQwzd3o
-
√ 12月3日目 夜(病院) ※水曜日
また一日が終わる
みんなに阻止してもらうことを決めたとはいえ
いや、そう決めてしまったからこそ、その日が来る怖さがある
みんななら大丈夫だろう。
そう思う気持ちと
万が一のことがあったらという不安
否応なく不安が増す今は、時間が過ぎるのが早い
天乃「学校に行くのが怖い、帰ってきてくれたのがうれしい」
完全に翻弄されてしまっている胸の内を呟きながら
天乃はゆっくりと瞬きをする
体が重く、眠気がある
このまま目をつむれば眠れるが
起きたときに、誰もいなくなっているのではという不安が募る
天乃「やってられないわ」
本当に、弱くなってしまっている
- 100 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2018/12/09(日) 18:03:58.60 ID:wuDQwzd3o
-
夕方、園子に触れてより強く実感することになったが、
戦いに出ていたころの力が全くない
いざという時は自分の力を使うだなんて言っているが
その力がどこにあるというのだろうか
樹海の根と根の間を飛んだだけで息切れを起こしてしまう
その間を飛びきることができずに落ちてしまう
そんなレベルの貧弱さを感じる
天乃「……筋力、落ちたかしら」
鍛錬を全くしていないせいで、
一次るしく衰えてしまったのは確かだし、
子供を作ったことによるつわりで酷く消耗したこともあり
天乃の体は限界に来てしまっているということだろう
はたして、すべてを終えた後で普通に生活することができるのだろうか
天乃「足も、耳も、味覚も……色々、無くなっちゃってるから」
神樹様の種ですべてが元通りになってくれればいいが
全部が元通りになる。というのはさすがに望みすぎていることだろう
1、眠る
2、イベント判定
3、勇者
4、精霊
↓2
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/09(日) 18:12:40.56 ID:P/QtxNDWo
- 2
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