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キミとアタシのパラドクス
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32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/14(金) 21:41:04.77 ID:VHDgBOvNO
ほしつば
ブレードジップはただでさえ趣味枠の格闘で両手潰すから産廃と言われてる
性能そのものが悪いわけではない
33 :
◆RDtBw.I80b8Q
[sage saga]:2018/12/15(土) 00:27:41.67 ID:EfHY37zH0
test
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2018/12/15(土) 00:30:38.67 ID:EfHY37zH0
>>31
頭がいいアズワンはほしつば 悪いアズワンはせいよくって呼ぶ
俺はスケベだから性欲派
>>32
マジか、絶対カデ翼と組んで悪さすると思ったんだけどな。まあそもそもブレードジップどころか新武器すらでねーからどうしようもないんだがな
続き
それから暫くの間、俺はカーディナルが墜落した方を見て放心していた。
本当にやったのか?俺達は助かったのか、これで死ななくてもいいのか?
「はぁ...はぁ...」
シャーリー「...ったべ」
「あぁ...何だって?」
息遣いしか聞こえない中、シャーリーが何かを呟く。
シャーリー「かっちゃった!!私達、帝国のAR打ちかましちゃったべ!?」
そのシャーリーとの会話で、俺は改めて危機を乗り越えたことを実感した。
「...勝ったのか。はは、そっか...。勝ったんだな!?俺達!!」
シャーリー「すごいすごーい!!」
喜びのあまり、大量の冷や汗をかいている事もお構い無しにシャーリーに抱きつくと、彼女も血塗れになった腕を回してくる。
お互い血と汗にまみれて何がなんだか分からなかったが、取り合えず生きているという事実を確認したかったのだ。
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2018/12/15(土) 00:31:39.21 ID:EfHY37zH0
シャーリー「やるじゃないお前!!」
「まあそれほどでも...あるかな?」
シャーリー「...カーディナルに見つかった時、正直もう諦めてたべ。ここで夢も果たせずに死んじゃうんだなって」
「でもまさか倒しちゃうなんて!!一体お前、何者ゴフッ」
シャーリー「シャーリー!?」
深手を負った状態ではしゃいだ所為か、シャーリーが口から血の溜りを吐き出す。
こんな所で祝勝会を開いている場合ではなかったのだ。早く彼女を安全な場所へ連れて行かなければ。
OP『アズワン君聞こえる?今味方が向かってるから、もう少しだけ辛抱して!』
「お願いします、シャーリーが危ないんです!!」
オペレーターの言葉を聴き、今度こそ本当に助かったと言う実感を握り締める。
通信から間もなくして、味方の援軍が到着し、シャーリー達は彼らに先導されるがまま戦場を後にしたのであった。
そして帰りの道すがら、記憶喪失である彼はARを走らせながら、ある一つの疑問を抱く。
何故自分は、この機械<AR>の動かし方を知っていたのだろう、と。
俺は一体、何者なのだろうか。
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2018/12/15(土) 00:32:33.52 ID:EfHY37zH0
先導されて二、三十分は経っただろうか、ようやく彼らの拠点に着くようだ。
下を見渡す限り緑が広がり、とてもそこに拠点があるとは思えないのだが...。
シャーリーは彼らと合流してすぐに、準備していた医療班らしき人たちに引き渡した。
当然俺は彼女の付き添いを申し出たのだが、ARを操作できるのが君しかいないと言われ、仕方無しに一旦分かれる形になったのだ。
OP『現地の医療班、整備班共に受け入れ準備できています。...シールドウォーリアーのアズワン、指定されたポイントへARを進めてください。...はい、そのまま真っ直ぐです』
オペレーターの指示の元、シルバーウォーリアーをMAPにポイントされた場所へ動かすと、地面に生えた木々が揺れ始め、野生の鳥達が慌しく飛び立つ。
秘密基地よろしく開かれた地表の穴の中には、外の自然とは全く馴染まない、機械工廠が広がっていた。
シルバーウォーリアー『ARを格納庫へ接続中。...接続完了しました。出撃、お疲れ様でした』
「ふう...」
仕事が一段落し、一つ伸びをする。
あまりの緊張の所為か体中の至る所が硬くなっており、軽い筋肉通のような症状を訴えていた。
コックピットの搭乗ハッチが開かれ、外に出ると、薄暗い格納庫の中を所狭しと沢山の人が動いているのが分かった。
その中にはストレッチャーに乗せられたシャーリーとそれに付き添う医療班の姿もあった。
慌てて機体から駆け下り、彼女に近づこうとすると、がたいの良い数人の男達に行く手を阻まれる。
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2018/12/15(土) 00:35:28.81 ID:EfHY37zH0
「えーっと、通してもらえると嬉しいんですけど」
「...」
こちらの言葉を耳にしても彼らは微塵も反応せず、仁王立ちの姿勢を崩す事はなかった。
それに加えて、彼らが俺に向ける視線には敵意を孕んでいるように感じる。
「...もういいよ。そこ、通させてもらうから」
特段恨みを買う事をした覚えはないので、彼らの非常な態度にあきれた俺は、これ以上構っていられないとばかりに体を押し通そうとする。
「待て」
「待つわけないだろ。いいからさっさと」
そこまで言いかけた途端、通り抜けようとした俺を彼らは腰に携えていた銃器で押し戻してきた。
続いて先頭にいた男が手を挙げると、後ろにいた男達が銃口をこちらへ向ける。
「...何すんだよ、洒落になってないぞ!!」
「貴様には悪いが、これもリスクマネジメントの一環なんだ。こちらの指示に従ってくれ」
「はあ?なにがリスクマネジメントだ、こちとら死ぬ気であんたらの仲間を...」
助けたんだぞ、と続くはずだったのだが、その言葉は俺の口から紡がれる事はなかった。
気づいた時には男達に組み伏せられ、とどめとばかりに一発、頭に銃器で殴打を加えられる。
なんで俺がこんな目に...。
工廠の冷たい床を味わいながら、俺は意識を手放す事となった。
38 :
◆/AtHzjDjor1f
:2018/12/15(土) 00:37:17.71 ID:EfHY37zH0
鳥忘れ取ったわ...
39 :
◆RDtBw.I80b8Q
:2018/12/15(土) 00:38:10.69 ID:EfHY37zH0
鳥って8文字までじゃないのか
40 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/15(土) 00:41:35.10 ID:EfHY37zH0
>>35
訂正
シャーリー「やるじゃないお前!!」
「まあそれほどでも...あるかな?」
シャーリー「...カーディナルに見つかった時、正直もう諦めてたべ。ここで夢も果たせずに死んじゃうんだなって」
シャーリー「でもまさか倒しちゃうなんて!!一体お前、何者ゴフッ」
「シャーリー!?」
深手を負った状態ではしゃいだ所為か、シャーリーが口から血の溜りを吐き出す。
こんな所で祝勝会を開いている場合ではなかったのだ。早く彼女を安全な場所へ連れて行かなければ。
OP『アズワン君聞こえる?今味方が向かってるから、もう少しだけ辛抱して!』
「お願いします、シャーリーが危ないんです!!」
オペレーターの言葉を聴き、今度こそ本当に助かったと言う実感を握り締める。
通信から間もなくして、味方の援軍が到着し、シャーリー達は彼らに先導されるがまま戦場を後にしたのであった。
そして帰りの道すがら、記憶喪失である彼はARを走らせながら、ある一つの疑問を抱く。
何故自分は、この機械<AR>の動かし方を知っていたのだろう、と。
俺は一体、何者なのだろうか。
41 :
◆8q7KFBa2gova
[saga]:2018/12/15(土) 02:27:51.81 ID:EfHY37zH0
「...いってぇー」
あまりの寝心地の悪さに目を覚ますと、俺は独房のような部屋に着の身着のままの状態で床に放り出されていた。
口の中には鉄の様な不快な味が広がる。どうやらさっき殴られた時に口の中をきったらしい。
「はー。ったく、ここの連中はジュネーヴ条約を知らんのかねぇ」
ひとまず体中についた埃をはたき起こすと、おあつらえ向きにおかれた椅子に腰をかける。
「おーい。どうせどっかから見てんだろ?動物園の見せもんじゃねーんだからさっさと話聞きに来いよー」
「あんまり来るの遅いとしまいには歌い始めるぞっと」
それ以降、ブツクサと独り言を話し続けるも、この部屋に現れる者は誰もいなかった。
「え、これマジでカメラで監視とかされてないのか?」
「うわめっちゃ恥ずかしい奴じゃんこれ」
内心顔から火が吹き出そうだったが、ここで挙動不審に陥ると余計に恥ずかしくなるので俺は
「とりあえず、歌うか」
構わず歌う事にした。
42 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/15(土) 02:28:54.94 ID:EfHY37zH0
「But all I wants is easy action, baby~ Heh heh heh!!」
「...煩いぞ」
3曲目の終わり頃に、ようやく尋ね人が現れた。
そいつは俺を銃器で殴った張本人でもある、男達を束ねていたリーダーであった。
道行く人に彼の写真を見せてこの人の職業を当ててくださいと尋ねたら、百人中百十人ぐらいがソッチの道の人と答えるだろう。
こいつに殴られて、よく口の中の切り傷とたんこぶで済んだなと自分自信に感心してしまう。
「お客さん第一号が厳ついおっさんかよ。もっとかわいこちゃんが良かったな」
男は俺の戯言に耳を傾けず、机の目の前にデバイスを放り投げる。
薄っぺらい液晶には、見るからに人相の悪い男が映し出されていた。
「こいつに見覚えはあるか?」
「...いや全く知らん。あんたの生き別れた兄弟か?」
先程の冗談同様、スルーされるかと思ったのだが、男は僅かに眉間に皺を寄せると腰に挿していた警棒のようなものに手をかける。
流石にもう一度痛い思いをするのは嫌なので、慌てて真面目に返答をした。
43 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/15(土) 02:30:05.77 ID:EfHY37zH0
「ちょ、冗談冗談!...知らねーよこんなオッサン、誰だ?」
「本当にか?」
「本当と書いてマジ。ってか正直な話、自分の事すらよく分かんないんだよ。多分記憶喪失じゃないかなって思うんだけど」
「...歌は覚えているのにか?」
「そういえばそうだな...。ってか、ちゃっかり聞いてんじゃねーか。どうだった?俺の歌」
「次、無駄な事を話したらお前をコイツで殴る」
「ハイワカリマシタ」
「...お前の着ている服と,胸に着けているバッヂ、見てみろ」
はあ、と彼に言われるがまま視線を自分の体に向ける。
服装の方は全体的に黒で統一されていて、襟や裾に紅色のラインが走っている。
一言で表せば、学生服のような、それとも軍服のような、といった感じであろうか。
そしてバッジのエンブレムには、三本の剣が地面にそれぞれ交差するように突き刺さっており、その上から真ん中の剣に垂直に交わるように御旗が描かれている。
正直エンブレムに関しては、作った奴のセンスが悪いとさえ思う。
多感な時期の厨坊が考えそうなデザインだな。
44 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/15(土) 02:31:43.42 ID:EfHY37zH0
「で、俺が身に着けている服とバッヂがどうしたんだ?」
「これを見てみろ」
そういって彼は手元の端末を操作すると、液晶に新たな画像が映る。
それは確かに俺にとって見覚えのあるものであった。
「これってナギって奴が身に着けてた」
「イ・リアスタ帝国の奴らの軍服だ」
彼の言うとおり、先程戦ったナギが着ている服である。
そして改めて見返すと、軍服のデザインは配色こそ違うものの、俺の着ている服にそっくりであるし、エンブレムも御旗がない状態の物であった。
「もしかして俺、帝国側の人間として疑われているのか?」
それならば彼らの態度にも納得がいく。
敵である可能性が高い人間を自分達の基地に招きいれるなんて気が気ではなかっただろう。
45 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/15(土) 02:32:49.22 ID:EfHY37zH0
「...今の所、その線が高いとこちらは踏んでいる。」
「冗談じゃない!たしかに身元不明の怪しい人間で記憶も吹っ飛んじまってるけど、帝国の奴らとさっきまで戦ってたんだぞ!?」
「そうやって恍けて、こちらに潜入する作戦かもしれないだろうが」
「そんな事言われたって、俺には自分を証明するものが無いんだ。大体シャーリーを助けた事はどう説明をつけるつもりだ?」
「殺そうと思えば、俺は自然な形で彼女を殺せたぞ」
「...後の判断は上と決める。もう少しで来る予定だからそれまで待ってろ」
「マジかよ...魔女裁判に掛けられている気分だぜ」
まさか敵ARを退ける大金星を飾ったはずが、一転して死刑宣告を食らうとは。
上と一緒に決めるといったが、こんな奴の親玉なんてもっとやばい奴が出てくるのがオチだ。
それから数分の間、俺は生きた心地がしなかった。
どうせならシャーリーと抱き合った時、どさくさに紛れておっぱいでも揉んどきゃよかったな...。
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 13:05:32.93 ID:RI7STjR/0
>どさくさに紛れておっぱいでも揉んどきゃよかったな...。
揉むほどあるか・・・?
47 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:08:12.20 ID:HLX/4QoS0
「やあ、待たせたね。シャーリーちゃんの容態が気掛かりだったもんで」
これからの先行きに頭を抱えていると、部屋の外から声が聞こえてきた。
ガチャリと音を立てて、味けない鉄扉が開かれると、男が飄々とした歩みで中に入ってくる。
アルビノのような色素の薄い髪を生やした彼は、よっこいしょと向かい側の椅子に腰をかけた。
この男がさっき言っていた上の人物なのか?
こちらの勝手な思い込みだが、更に堅物がやって来ると思っていたので拍子抜けだ。
まあ、思っていたより話が通じそうで何よりなのだが。
「ダリルさん、ちゃんと彼にお持て成ししてくれた?大事な客人なんだから」
どうやら厳つい男の名はダリル、と言うらしい。
ダリルは彼にそう言われると、俺の聞き間違えだろうか、胸を張りながら
ダリル「ええ、イサカさん。言われた通りしっかり”お持て成し”をしました」
と自信げに答えた。
「おい待て。ここのお持て成しとやらは、頭を銃で殴りつけて軟禁する事を指すのか?」
イサカ「えっ。ちょっとダリルさん、話が違うんだけど」
ダリル「違うのですか?」
イサカ「あー。…すまない翔君。僕らの手違いで君にはひどい事をしたみたいだ。申し訳ない」
「はあ」
イサカ「まあ、こんな情勢だから殺気立つのも仕方がないんだ。彼にも悪気は無いし、どうか許してやってくれ」
ダリル「すまん」
「はあ…」
空いた口が塞がらない、とはこう言う事を指すのだろうか。
とりあえず彼らに敵意がない事が確認できた俺は、どうでも良くなってしまった。
それよりも彼に問いたい事が一つある。
48 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:09:53.04 ID:HLX/4QoS0
イサカ「で、どこから話そうか。多分、聞きたい事が山ほどあるでしょ」
「…アンタ、俺の事を知っているのか?さっき、俺の事を”翔”って呼んだよな」
先ほどの会話で、彼は確かに俺の事を”翔”と呼んだはずだ。
何故名前を知っているのか?ひょっとしたら、俺の事を知っているんじゃないのか?
イサカ「ああ、名前についてはシルバーウォーリアーにそう登録されていたからね。違うのかい?」
「…いや、そう言う事か」
イサカ「君については知らないなあ、悪いね。まあ名前も覚えていないのなら、これからは翔って名乗ればいいじゃないか」
残念ながら俺に関しての情報は持っていないみたいだ。ただ、名前がないのは不便なので、彼の提案を飲むことにしよう。
翔「じゃあそうさせて貰う。…後は、何から聞けば良いのやら」
分からない、と両手を軽く上げ、ワザとらしく首を振ると、イサカは苦笑いしながらも言葉を続ける。
49 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:19:13.03 ID:HLX/4QoS0
イサカ「そりゃそうか。そうだな、何処から話そうか。…この星はキザナっていう星なんだ。」
イサカ「この星には星血と呼ばれるエネルギーみたいなのが沢山あってね。それを使って結構文明が発達してるんだ。例えばそのテキストデバイスだって、星血エネルギーで動いてる」
イサカ「まあ小競り合いこそあれど、資源問題には縁がない世界だから結構平和”だった”んだ」
翔「”だった”?」
イサカ「そう、”だった”。ほんの数年前にある国でクーデターが起きてね。国がある勢力に乗っ取られたんだ。それからというもの、その国は他国が占有する星血を求めて、戦争をふっかけ始めた」
翔「その国ってのが」
ダリル「イ・リアスタ帝国だ」
イサカ「イ・リアスタ帝国は、それはもう凄まじい速さで勢力を拡大して行った」
翔「他の国は黙ってそれを見てたのか?」
イサカ「いいや、勿論抵抗したさ。それでも帝国は国々を易々と打ち倒し、占領していった。特に立地に恵まれている訳もないのに、だ」
50 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:20:27.30 ID:HLX/4QoS0
翔「…ARか?」
イサカ「冴えてるね。そう、ARの存在が大きかった。今まで大規模な戦争が無かったから、他国はARなんて兵器を作る必要がなかった」
イサカ「開戦当時は帝国がARの圧倒的な戦力で国々を蹂躙していった。それはもはや戦争とは呼べない、一方的な虐殺だったよ」
イサカ「時が経って、ようやくこちら側にもARとそのパイロットのアズワンが揃い始めて、同じ土俵に立てたんだ。だけど如何せん遅すぎた。その頃には帝国は、もはや他国とは比較にならないの程の戦力と領土を持っていた」
イサカ「反抗勢力は僕たちみたいな反乱軍がポツポツと沸く位で、他の国は帝国に従属するか、中立な立場を装っている」
翔「…」
イサカの話を聞けば聞くほど、この星の現在の情勢が如何に悲惨である事がわかる。
悲痛な面持ちで黙っていると、ダリルが口を開いた。
51 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:21:36.02 ID:HLX/4QoS0
ダリル「このままじゃいけない」
イサカ「ああ、そうだ。彼のいう通り、これ以上帝国の好き勝手にさせてはいけないし、させないためにも僕たちがいる」
ダリル「…ここにいる皆は、戦火に追われて逃れてきたものだったり、身寄りを失った人が大半を占めているんだ。誰もがこの悲惨な戦争を食い止めたいんだよ」
イサカは机の上で握りしめた両手に更に力を入れながら、こちらに力説する。
その彼の目には、確固たる信念が宿っているように受け取れた。
翔「…大体の話はわかったよ。で、その話を聞かせて、俺をどうするつもりだ?」
イサカ「別にどうもしないさ…と言いたいところなんだけど。君、ARに乗れるよね」
彼の言う通り、俺はシルバーウォーリアーに乗って帝国の奴らと戦った。
この話の流れから、彼らの言いたい事に見当がつく訳だが。
52 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:22:30.76 ID:HLX/4QoS0
イサカ「実は誰もがARに乗れるって訳じゃないんだ。色々条件が必要でね」
イサカ「ARに乗れるアズワンは本当に少ない。我が反乱軍でも僕を入れて3人しかいないんだ」
イサカ「だから提案なんだけど、翔君、うちの軍に協力してくれないかな?」
イサカ「勿論タダとは言わない。最低限の衣食住は保証するよ。…どうせこれから行く当てないんだし、悪くない提案だと思うけど」
予想通りだ。貴重な戦力であるアズワンをみすみす手放すわけが無いのだ。
そして彼の言う通り、悪く無い提案だ。どうせこのまま外へ出ても3日も経たずに野垂れ死ぬのが目に見えている。
だが言われた通りにするのも癪なので、少しだけ冗談を挟むことにしよう。
53 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:25:27.31 ID:HLX/4QoS0
翔「いや、悪いが俺には夢があってね。この美声でのし上がって、この星のスターになるつもりだ」
イサカ「アハハ!面白いことを言うね、翔君。で、スターになってどうするつもりだい?」
翔「戦争をやめさせてやるぜ。俺の歌を聞けえぇぇぇ!ってな」
イサカ「それなら仕方ないか。ダリル君、彼を外まで送ってやってくれ。そうだな、手ぶらでお見送りするのも申し訳ないから、食料を幾らかと、扱いやすい小型のサブマシンガンでも…」
イサカ「ああ、因みにここら辺、夜になると野生の猛獣がウヨウヨ出るからね」
翔「冗談だから!!…えっと、イサカさん、だっけ。これからよろしく頼むよ」
危うく放り出される所で、俺はイサカの話を遮る。これだから冗談の通じない奴は…。
イサカ「ああ、こちらからも宜しく」
差し出された右手と固く握手を交わす。
こうして翔はイサカ率いる反乱軍に身を連ねる形となったのだ。
イサカ「まあ翔君の歌声で世界を救うよりかは、ウチでARに乗って世界を救う方が現実的だよねぇ」
翔「アンタも聞いてたのか」
イサカ「あれ、基地内放送で皆に丸聞こえだったからね」
翔「エッ、じゃあ俺の独り言もか?」
イサカ「うん」
翔「あああああああああああああ!!!」
ダリル「…俺は悪く無いと思うぞ、お前の歌」
翔「うるせえ!フォロー下手かお前は!!!」
54 :
◆RDtBw.I80b8Q
[saga]:2018/12/20(木) 03:30:38.56 ID:HLX/4QoS0
>>46
この世界のシャーリーちゃんはおっぱいあるかも知れないだろ!!
まあ無いんだけどな。
あとブレードジップ出たんだけど、とんでもない勢いでRPが溶けたわ。楽しいけど
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/01/12(土) 00:45:20.16 ID:2rSctuk60
刃刀刃とブレードジップで三刀流たのしいれす(^p^)
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/01/26(土) 03:03:35.60 ID:AMnb31IE0
本スレで怪の文が頑張ってるから俺も続き書くわ。テスト期間終わったらだけど
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