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【安価】奴隷を買って好きにいじれ

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636 :オパビー :2019/03/13(水) 17:17:43.30 ID:yggsYy8s0
 >>634 くだぎつね!(変態)
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 17:20:49.21 ID:hcgSVoZLo
コンマで
偶数ウグイス
奇数シラサギ
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 17:21:24.98 ID:2ctxoSh10
最初はウグイスに
可能なら途中で引き抜いてシラサギに挿入して残りを射精
639 :オパビー :2019/03/13(水) 17:27:11.77 ID:yggsYy8s0
 >>633 長文ありがとやで。
 本当に参考にさせてもらう。
 マオの胎児は淫紋消したついでにやっちゃったけど、今度同じ感じになったらちゃんと安価で聞くで。
 あと義手はまさかワイも射的の景品でdelutaruneは思わなかったで。
 片翼の嫁も萌える。
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 17:36:32.64 ID:YFHaN5Zzo
>>639
反応ありがたいです
胴長のオコジョだとどこまで奥まで挿れられるかとかめちゃくちゃ気になります!
最初は全然入らなそうでも慣らして行くというのは考えてた
あと鳥兜さんを冷やして元気付けてあげる管狐とか妄想してました
641 :オパビー :2019/03/13(水) 17:49:40.50 ID:yggsYy8s0
 俺はチンコをシラサギに挿れた。
 下りてきた子宮のぱっくりと開ききっていた子宮口を容易くこじ開け、子宮の再奥を突く。
 カリまで入り、それががっちりと子宮口に引っかかった。

シラサギ「おぐ」

 びゅっ…………

 射精の前線が、子宮に到達した。

俺「>>下」
642 :オパビー :2019/03/13(水) 17:51:04.21 ID:yggsYy8s0
 >>640 腹ボコォは確定ですね(歓喜)

 安価下。
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 17:58:42.63 ID:YFHaN5Zzo
だ、大丈夫か!?
昔を思い出すように痛く苦しくさせてすまない
(射精して少し理性的になった)
644 :オパビー :2019/03/13(水) 18:09:17.20 ID:yggsYy8s0
 >>643 んー、なんか違うやな。
 そのセリフは射精したあとのセリフに使う。
 この安価は射精する瞬間のセリフや。
 再安価。
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 18:12:56.93 ID:zHhRQI4u0
俺の子を孕め…!
646 :オパビー :2019/03/13(水) 20:25:49.60 ID:yggsYy8s0
俺「俺の子を、孕めっ………!」

 ビュブウウウウッ、ビュググググッ、ビュールルルッ

シラサギ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ

ウグイス「っ…………

 シラサギが絶叫した。
 ウグイスはシラサギの頭をぎゅっと抱きしめ、シラサギに精液が延々と注ぎ込まれる様子をどこか嬉しそうに見守っている。
 子宮が膨れるが、カリが栓の役割をし、一滴たりとも子宮の外へ精子を逃がさない。
 卵管の奥まで卵子を追え。
 受精しろ。

俺「くぅ…………ふぅっ!」

 ドボンッと射精の第二波がシラサギの子宮に打ちつけられる。

シラサギ「おが、ああ、う…あ

 …………しまったっ!
 俺はチンコを引き抜いた。
 子宮がカリに引っかかり、ガボッという音がした。

 ドボボボボッ、ドブウッ

 シラサギの膣口から精子が滝のように流れ出る。

俺「だ、大丈夫かっ!?」

 シラサギの呼吸が弱々しい。
 まさか昔の恐怖を思い出してまた先程のように…………!

シラサギ「はぁっ、はぁ…………んぅ

 シラサギはコクリと頷いた。

俺「大丈夫…………か。良かった。すまない。以前を思い出すように、痛く苦しくしてしまって…………」

 俺がそう言うと、シラサギが今度は首を横に振った。

シラサギ「んう…………いいんれす…………鋼様だから。あの男たちと比べものにならないくらい…………気持ちいいから……………

 ウグイスはシラサギの頭を撫でながら、優しく語りかける。

ウグイス「良かったね、シラサギ……………

シラサギ「うん。ウグイスお姉ちゃん…………

 ウグイスはそう言いながら俺の目を見る。
 次は、私、と。
 分かっているさ。

俺「…………このままでは風邪を引いてしまう。一旦、風呂に入るか」

ウグイス&シラサギ「「はい………」」
647 :オパビー :2019/03/13(水) 20:31:42.02 ID:yggsYy8s0
 next 露天風呂の中でウグイスに大量中出し 〜シラサギの自慰を添えて〜
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 20:36:25.07 ID:YFHaN5Zzo
勘違いだったのに拾って下さり有り難い
649 :オパビー :2019/03/13(水) 20:39:37.69 ID:yggsYy8s0
 やっぱりハートいくつかいれると強制的に画像になっちゃうみたいやで。
 あとwwを一個入れただけで二個になる。
 wwww(2こ)
 というか二倍になる。
 
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/13(水) 20:44:15.39 ID:K8CPWpN7o
芝はメール欄にsagaでいけるはず
ww
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 21:23:20.38 ID:nPffHNv0o
とりあえずsaga置いとけばおけ
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/13(水) 21:36:54.53 ID:90WEjfA9o
ハートは普通に表示されてるな
自分以外のレスに書かれたハートも画像になってるならブラウザの問題かと
どうだろ→♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
653 :オパビー [saga]:2019/03/13(水) 21:49:13.11 ID:yggsYy8s0
ww(2つ)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
654 :オパビー [saga]:2019/03/13(水) 21:49:50.17 ID:yggsYy8s0
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
655 :オパビー [sage]:2019/03/13(水) 21:51:43.26 ID:yggsYy8s0
 saga有能。
 sageとどう違うん?
 wwww(2つ)
656 :オパビー [saga]:2019/03/13(水) 22:04:23.01 ID:yggsYy8s0
俺「ふぅ……………」

ウグイス「んふぅ…………」

シラサギ「あああああああああ……………」

 温泉は、良い。
 俺達は揃って息をついた。
 俺の右脇にシラサギ、左脇にウグイスがいる。
 先程まであんなに乱れていたのに、今はただ温泉に浸かっている娘のようだ。

ウグイス「……………………」

 前言撤回だ。
 俺の左手が湯の中で何者かに掴まれ、誘導される。
 指が柔らかい何かに触れる。
 うむ、なんだこれは。
 ぷにぷにとした隣り合った2つの小さな餅のような物。
 指で広げるとその間が裂け、中はまるでナメコのようにヌルヌルとしている。
 ふむ、なんだこれは。
 疑問に思った俺は人差し指を入れ、その中を探る。
 するときゅっと指が締め付けられた。

ウグイス「ん……………」

 俺はそこを思い切り内側に押し込む。

ウグイス「んんんんっ…………♡」

 押せば響く美しい声。
 まるで楽器のようだ。

 …………ふざけるのも大概にしよう。
 要するに俺の左手をウグイスが自分の恥丘まで誘導させたということだ。
 そんなに欲しいのだったら指よりもいい物をくれてやろう。
 欲しいなら欲しいと言えばくれてやるのだが。

俺「>>下」
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 22:09:52.04 ID:K8CPWpN7o
まだたり無かったか…?
(sagaはそういった変換を切るやつ、sageは書き込んでもスレが先頭にいかないってものやったかな)
658 :理解した。別にsage切ってもええんやで [saga]:2019/03/13(水) 22:39:25.08 ID:yggsYy8s0
俺「まだ足りなかったか?」

 俺は欲求不満そうなウグイスの膣内を弄りながらそう聞いた。

ウグイス「だ、だっ………んひゅ………だって、私まだ鋼様の精子……………んんっ………どぷどぷしてもらって無くって…………んくぅ♡」

 ビクビクと震え、俺の左腕に抱きつきながらウグイスがそう言った。
 ……………ふぅ。
 一旦休んでいたチンコがまた反りたって来てしまった。
 ウグイスの視線が俺の股間に釘付けになる。

俺「………欲しい時は、何て言うんだ?」

 俺は少し意地悪にそう言った。

 ウグイス、どんな様子でどんな言葉でおねだりしたか>>下
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 22:58:28.48 ID:JFMXJLLgO
ご主人様の鬼金棒で私の中をいっぱいにしてください、とハート目笑顔でくぱぁ
660 :オパビー [saga]:2019/03/13(水) 23:37:48.06 ID:yggsYy8s0
(日本語で目をハートにするという表現が見つからなかったから目がハートになってるつもりでお読みやで)

 ウグイスは俺がそう言うと、顔を真っ赤にした。
 そして(目をハートにしながら)口角を上げ、舌を出し、両の翼で自分の膣口をくぱぁと大きく広げ、さもチンコがほしいというような笑顔で言った。

ウグイス「ご、ご主人様の鬼金棒で、私の中をいっぱいにしてくださいっ♡♡♡」

 ……………思った以上の、破壊力だ。
 俺のチンコがビキッとまた膨張する。

俺「良いぞ。だが一つだけ」

ウグイス「ひゃっ……♡」

 ざばぁっ

 俺はウグイスの脇を持ち上げ俺の前に浮かせた。
 位置を調整し、チンコと膣口をぴったりと合わせる。

シラサギ「ん? あ………!」

 ようやく異変に気づいたシラサギがしまった、という顔をする。

俺「ご主人様、ではなく、鋼様、だ」

ウグイス「はい♡ はがねさま…………♡」

 ズンッ

ウグイス「んああああああああああっ♡」

 ズッポリと、根元までは入れないが、ちょうど子宮口に当てるようにウグイスを落とした。
 やはりいい声で鳴く。
 ウグイスはぽっこりと膨れた腹に翼を当てた。

ウグイス「はぁっ……んくぁっ…………♡」

シラサギ「また、また勝手に始めてるうっ! ずるいですっ!」

 シラサギが俺の右腕にすがりついてきて、私も私もという。
 そうは言うが、ついさっき中出ししたばかりだろう。
 シラサギの膣から先程出した精液がまたごぷっと溢れ、シラサギがんぁっ、と嬌声を上げた。

俺「(このまま安価どおり自慰らせるつもりで)>>下」
661 :オパビー [saga]:2019/03/13(水) 23:39:30.41 ID:yggsYy8s0
 やっぱりsagaいれても何らかの原因で画像になっちゃうとこのハート♡は消えるみたいや。
 コードのハート♥にするわ。
662 :安価来なくて暇4 :2019/03/14(木) 00:12:57.10 ID:2tSZq6+a0
 大雪鳥兜と管狐のストーリーはもう出来上がってるけど、二人とも幸せになるってことでええな。
 あと忘れてるだろうが、写影機と万能薬ってアイテム持ってるで。
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/14(木) 00:18:25.21 ID:uAlZfPNXo
この俺が良いと言うまでイカずに乳首だけでオナニーしていろ
(写影機って動画も撮れるんかな…
664 :オパビー :2019/03/14(木) 00:21:31.26 ID:2tSZq6+a0
 >>663 動画は無理やな。
 あくまで写真だけやが、5分も待つような物じゃなくて一瞬でとれるで。
665 :オパビー :2019/03/14(木) 00:59:35.82 ID:2tSZq6+a0
俺「この俺が良いと言うまでイカずに乳首だけで自慰していろ」

シラサギ「ええっ…………わ、分かりました…………」

 シラサギはそう言うと俺とウグイスの前の岩に座り、結合部を凝視しながら自慰を始めた。
 俺はウグイスをまた浮かす。

 ズズッ、ズゥッ

ウグイス「ぃい、ん、ぉっ………

 そして下ろすっ!

 ズンッ

ウグイス「んあゅうううっ

 子宮が降りてきて浅くなっている。
 子宮口がチュッと俺の亀頭と口付けをした。
 俺はユサユサとウグイスを揺すり、子宮の入り口を叩く。

 コンッコンッコツンッ、コチュッ

ウグイス「ああらめええっ、こんこんってするのらえええっ

 バサッバサッとウグイスが羽ばたく。
 おいおい、そんなに羽ばたいたら抜けてしまうぞ………!
 と…………

 フワッ

 ウグイスが、浮いた。

 ズリュッ

 亀頭の先、抜けそうなギリギリのところまで膣口が上がった。

ウグイス「んはぁっ…………

 そして、ウグイスの身体は重力に従い落ちていく。

 ズゴチュンッ!

ウグイス「あああああああああああっ

 まるで歌声のような歓声を上げるウグイス。
 ウグイスの全体重がチンコにかかり、何の抵抗もなく一気に再奥まで、子宮の奥さえも貫いた。
 俺のチンコは根元まで、全てウグイスに飲み込まれた。
 まさか、ここまで飲み込むとは。

ウグイス「えへ……………うぶっ、げっ」

 内臓を圧迫され、腹をチンコの形に大きく膨らませたウグイスの口から先程飲み込んだはずの精液があふれでた。

ウグイス「ええっ、おぶ、げええっ………!」

 ビチャビチャッ、と温泉の水面に白濁色が広がる。

俺「だから………」

 言っただろう、と俺が言おうとした瞬間に、ウグイスがまた羽ばたいた。

 フワッ

俺「ウグイスっ、やめっ」

 ゴジュンッ!

俺「おおああっ!」

ウグイス「あ…………かぁっ………

 それでもウグイスは深くまで貫かれ嬉しそうだ。
 口からゴボゴボと精液を吐きながら、また羽ばたく。

 ズズズッ、ゴチュンッ、ズズズズ、ゴッチュンッ!!
666 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 06:15:18.87 ID:2tSZq6+a0
 羽ばたき、抽送っ!
 なんという破壊力。
 膣内壁が尋常でないほど動き回り、ガポガポとカリに引っかかる子宮口がまた強い刺激を与える。

 ズチュンッズジュンッバコンッズボオォッ♥

シラサギ「んうっ♥ ふう♥ はぁ♥」

 激しい水音がなる結合部を見ながら、シラサギが胸だけを弄って自慰を続けている。
 言われたとおりにやっているようだ。
 ………いや、よく見てみれば時折ガクガクと身体を痙攣させ、膣口から潮を噴いてる。
 思いっきりイッてるじゃないか…………
 やはりイクなというのは難しかったようだ。
 まあ仕方がない。
 こっちが終わらったら、シラサギもまた抱いてやろうぞ!

 ガボコッズコッジュブウッドチュッ♥

ウグイス「らああああっ♥ んえあああああ♥」

俺「ウグイスゥゥゥッ! イクぞぉぉぉっ!」

ウグイス「らいっ♥ はがねさまのっ♥ あかちゃんんっ♥」

 俺はウグイスの腰をつかみ、自分の腰へと打ちつける。
 ボゴッ、とウグイスの腹が突き上げられる。

俺「>>下」
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 07:01:44.15 ID:ejQUMo1Uo
愛してるぞ…!
668 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 08:22:54.25 ID:Wx87qjxh0
俺「愛してるぞっ…………!」

 ドボッ、ブヴュウウウウッ、ビュググググッ、ビュブ♥

ウグイス「あ゛〜〜〜〜〜っ♥ んんあ〜〜〜〜っ♥」

 ごくごくと子宮が精液を呑み込んでいく。
 ゴボゴボと腹が膨れていく。
 ガクガクと痙攣しながら、ウグイスが顔を上げ、繋がって出されながら俺と口づけをする。
 ジュブジュブと互いの舌を絡ませあい、愛を誓う。

ウグイス「ああっ、あああっ♥」

俺「はぁっ、ウグイスゥ、元気な子を生んでくれよぉ」

ウグイス「はいいっ、はいいいっ♥」

 その時俺は、彼女の左翼の薬指に何かがはまっているのに気づいた。
 これは………

俺「さっきの駄菓子の指輪、まだつけてたのか?」

 ウグイスは(目をハートにして)はぁはぁといいながら、ゆっくりうなづいた。

ウグイス「婚約…………指輪………♥」

 ………可愛い奴だ。
 俺はウグイスを持ち上げ、チンコを引く抜いた。

ウグイス「ああっ、らめ、精子出ちゃうっ♥」

俺「心配するな…………出たらまたっ、注いでやるっ………んあっ………!」

 ゴボボッ、と音を立て、精液が溢れる。
 湯に精液が混じり、少し白濁色に濁った。
 俺は一人で自慰をしていたシラサギを抱き寄せた。

シラサギ「んっ………♥ 鋼様っ………♥」

俺「ウグイス、シラサギ。鬼ヶ島に戻ったらそんな駄菓子の指輪じゃなくて、きちんとしたやつを作ってやる…………もちろん、決して切れることのない鋼鉄製のな」

 ウグイスとシラサギは(目をハートでいっぱいにしながら)林檎のように顔を赤くした。
 さて…………もっと注いでやるとするか。

ウグイス「あっ♥」

シラサギ「んふぃっ………♥」


 〜〜〜
669 :オパビー :2019/03/14(木) 08:28:08.31 ID:Wx87qjxh0
 〜30分後〜

 ああ。
 確かに、噂に違いは無かった。
 確かに、昇天するほどの気持ちよさだ。
 秘湯とは、凄いな。

 ゴボッ

ウグイス「ひっ……… んう

 ふう。
 のぼせそうだ。
 そろそろ出るか。

 俺は膣口から精子を垂らしているウグイスとシラサギを抱え、露天風呂を出た。
670 :オパビー :2019/03/14(木) 08:40:36.26 ID:Wx87qjxh0
 〜〜〜

俺「冷たい牛乳買ってきたぞ」

ウグイス「精子のあとに牛乳…………」

シラサギ「さすがにお腹一杯です」

 売店から戻ってきた俺にウグイスとシラサギが不平を漏らす。
 選択を間違えたな。
 一人で飲むか。
 2人はタプタプになっている腹をさすった。

ウグイス「なんだか、もう妊娠したみたいです」

シラサギ「お母さんですよ〜………なんちゃって?」

 俺達が風呂を出てから四半刻(30分)ほどが経った。
 窓を開け涼しい風を受けながら、しばらく休んでいたのだ。
 もうそろそろ日が暮れる。
 あと半刻(一時間)ほどしたら帰る準備をしなければ。

俺「…………ふぅ」

 流石に疲れた。
 俺は畳に倒れ込み、ため息をついた。
 これでウグイスもシラサギも俺の嫁だ。
 未来が、見える。
 鬼と烏天狗の子ども達に囲まれて、俺とウグイスとシラサギが暮らす未来が。
 良いな。
 俺はまずウグイスとシラサギに気持ちを伝える事にした。

俺「>>下」
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 08:52:55.14 ID:4ujSJhW70
これからは死ぬまでずっと一緒だ
いや…死んだ後もか
672 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 11:39:16.59 ID:ccDQGHqE0
俺「これからは、死ぬまで一緒だ」

 床に寝ころびながら、俺が言う。

俺「いや…………死んだ後もか」

 死がその仲を分かてども。
 一緒にいれればいい。

ウグイス「はい」

シラサギ「ずっと、一緒です」

 ウグイスとシラサギが俺の脇に寝転がり、川の字になる。
 そして、股間に翼を伸ばす。

俺「おっと。流石に今日は疲れた。明日またすればいい」

 俺が翼をそっと遮ると、ウグイスとシラサギがぶぅと口を膨らませた。

俺「勘弁してくれ………」

ウグイス「………分かりました」

シラサギ「また明日ですね」

 …………明日もやるのは決定事項のようだ。
 身の危険を感じた俺は起き上がった。
 ふと思い立ち、持ってきた荷物の中から酒を取り出した。

ウグイス「それは………?」

俺「地元の………鬼ヶ島特産の酒だ。『灼熱地獄』なんていう物騒な名前がついてるが、灼熱のように永遠に冷めないという意味合いを込めて婚姻の決め酒としても飲まれている。どうだ? 飲むか?」

 ウグイスもシラサギも酒を飲んだ事はないだろうが、おちょこ一杯程度なら大丈夫だろう。

ウグイス「飲みますとも」

シラサギ「わ、私も飲んで良いんですか?」

俺「ああ。少しならな」(実際は駄目やで。この世界だけの話や)
673 :オパビー :2019/03/14(木) 11:48:31.76 ID:ccDQGHqE0
 俺はおちょこ二杯と杯を出し、おちょこには水を入れてから少しだけ酒を注いだ。

 トッ

 トッ

 トプトプトプトプトプッ

 俺達の前に、酒が並べられた。

俺「これから先、よろしくな」

 ウグイスとシラサギが頭を下げる。

ウグイス「こちらこそ」

シラサギ「よろしくお願いします」


 くいっ


 喉を溶岩が通り抜けるような感覚。
 焼ける、というより、溶けるようだ。
 やはり鬼ヶ島の酒は旨い。
 ウグイスとシラサギは…………

ウグイス「あちっ、あちっ!」

シラサギ「喉がぁ〜、喉がぁ〜」

 ばたばたと走り回り、口を開け喉に風を送っている。
 あれでもまだ濃かったか。
 …………水をくんでこよう。


 ウグイスは酔ったら陽気になる。シラサギはどうなる>>下
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/14(木) 11:53:42.19 ID:+MuLv/t+o
実はめちゃくちゃ弱くて吐く(先程の精液も)
675 :オパビー :2019/03/14(木) 12:08:30.80 ID:ccDQGHqE0
 ゴクゴクゴクッ

俺「大丈夫か」

ウグイス「まだ熱いです………」

シラサギ「喉がぁ………」

 やはり鬼と烏天狗では酒に対する耐性が違うか。
 しかしあれだけ割ってここまでとは。
 原液で飲んだら喉が潰れるかもな。
 特にウグイスには飲まないように注意してやろう。

シラサギ「あのっ…………」

 シラサギが翼を挙げる。

俺「どうした?」

シラサギ「はぁっ、はぁっ…………う………」

俺「っ!」

 俺は急いでシラサギを水洗式の厠へと抱えた。

シラサギ「おうううううううっ」

 シラサギが吐いた。
 あれだけ薄めて少量を飲んだだけでも吐くほど弱かったか。
 悪いことをした。
 だが婚姻酒は飲むことに意味があるから、その点は問題がないだろう。

シラサギ「えう、えおおおおおおっ」

 先程胃に取り込んだ精液もまとめて吐く。
 厠の水が白く染まる。

シラサギ「えええっ、おお…………はぁっ、はぁっ」

 俺は背中をさすってやりながら、シラサギに聞く。

俺「吐ききったか?」

シラサギ「はぁっ、はぁっ…………らいじょうぶ、れす………」

 チリ紙で鼻周りを拭き取り、口をゆすがせる。

俺「気分は良くなったか」

シラサギ「あい………」

 良かった。
 シラサギは酒禁止だな。
 これも仕方がないことだ。

俺「安静にしておけよ」

シラサギ「はい………」

 俺はシラサギの手を繋ながら居間に戻った。
676 :オパビー :2019/03/14(木) 12:24:05.87 ID:ccDQGHqE0
俺「ウグイスは大丈夫か? 吐き気はしないか」

 ぐったりしているシラサギに水を飲ませ、部屋の隅で休ませた後、俺はウグイスに聞いた。

ウグイス「らい」

 大丈夫か………
 らい?

俺「…………大丈夫か?」

ウグイス「らい」

 いや、ダメそうだ。
 顔は真っ赤になり、浴衣は肩がはだけ、呂律は回っていない。
 完全に酔っている。

ウグイス「しらあぎやん、らいおぶ?」

シラサギ「ウグイスお姉ちゃんの方が大丈夫じゃなさそう」

ウグイス「ええ〜? わらしがよっれるっれ? いあいあわらしゃしらふだお」

 素面では無いことだけは明らかだ。

ウグイス「えへへへ〜。なんらか、たのしいお」

 ヤバそうだ。
677 :オパビー :2019/03/14(木) 12:26:23.45 ID:ccDQGHqE0
 陽気な酔い方ってのが分からんから安価するで。
 やけに陽気になったウグイスは何をする?>>下2つ
 あとどんな言動が陽気な酔い方かも教えてくれれば喜ばしきやで。
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 12:28:51.51 ID:wRI1DYx8o
明るい歌をうたう

普段しないようなスキンシップとか…?(言動)
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 12:30:20.34 ID:cKuu9X0I0
サーゲロ好きいてワロタ

安価なら悲惨な思い出もめちゃくちゃ明るい歌で歌って欲しいわ
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 12:30:50.96 ID:QtrNvbN6O
シラサギを思い切りお姉ちゃんっぽく可愛がる。

普段ならちょっと隠すようなことを言ってみたりとか?
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 12:31:50.81 ID:cKuu9X0I0
おっと歌がかぶったので安価下のを入れて頂けるとありがたい
682 :オパビー :2019/03/14(木) 12:44:36.57 ID:ccDQGHqE0
ウグイス「えへへ。いっきょくうらうお」

 もうしばらく様子を見てみよう。
 ふらふらしながら、ウグイスが立った。
 倒れた時に直ぐ支えられるように、俺はシラサギの近くによった。

ウグイス「ええ〜、みなあま。このうるいう。このあび、はられらまのおよめになりあした〜。うれしい、きゃっ

 ウグイスが恥ずかしそうに頭をかく。

ウグイス「え〜、もりろん、しらあぎらんもいっちょれう。ぱりぱりぱり〜」

 ウグイスが拍手をした。
 俺も拍手をする。
 シラサギはこんなウグイスお姉ちゃん見たくないというふうに壁に向かっている。
 まあ酔いが醒めるまで待つしかないな。

ウグイス「よろおびのきもちおこめれ、うたいあす」

 ウグイスがうふふと笑う。

ウグイス「このうたあ、むかりおあさんにきかせれもらったせいようのうられう。おもいれのうたらんらお」

 くるくるとウグイスが回る。

ウグイス「きいれくららい………」

 すぅ………
 ウグイスが息を思いっきり吸い込んだ。
683 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 12:55:30.09 ID:ccDQGHqE0
 友人よ 調べ変えて
 いざ声 ほがらかにあげん
 歓喜の歌

 楽し 楽しや 歓喜よ
 神の火 天津乙女よ
 迎えよ 我らを 光の殿へ
 汝が手の結ばん 奇しきあやに
 生きとし生くなる 人みな友ぞ

 汝が手の結ばん 奇しきあやに
 生きとし生くなる 人みな友ぞ

 こよなき友なる いとしき妻を
 かちえて幸ある 人よ歌えよ
 歌えよ 一人の友だに持たば
 さあらで寂しき 者は去るべし

 歌えよ 一人の友だに持たば
 さあらで寂しき 者は去るべし

 ものみな歓喜を 天より受けて
 良し悪しへだてず 幸に輝く
 酒あり 愛あり 真の友あり
 虫さえ喜び 天使は空に

 酒あり 愛あり 真の友あり
 虫さえ喜び 天使は空に
 神の御前に立てば 見よ見よ

 行け 行け 限りなき大空高く
 あまたの太陽の 飛び交い馳せ行くごとく
 いざ走れ 友よ
 勝利に赴く英雄のごと
 いざ走れ 友よ

 いざ走れ 友よ
 勝利に赴く英雄のごと
 いざ 英雄のごとく

 歓喜よ 神の火 天津乙女よ
 迎えよ 我らを 光の殿へ
 汝が手の結ばん 奇しきあやに
 生きとし生くなる 人みな友ぞ
 汝が手の結ばん 奇しきあやに
 生きとし生くなる 人みな友ぞ

 抱かん諸人 心合わせて
 見よ星の座に 聖なる父います
 地に伏しあがめずや 主を仰がずや
 星散る彼方 父なる主います
684 :オパビー :2019/03/14(木) 13:01:00.22 ID:ccDQGHqE0
俺「!?」

シラサギ「!?」

ウグイス「えへへ〜。ひらしぶりらったらら、ちゃんろうらえらかな? いろう、よろこびのうら、うぐいるれした」

 怒涛の歌だった。
 ベロンベロンによっていたウグイスは歌ってる間だけ目をカッと見開き、まるで覚醒していたかのように歌っていた。
 凄い、以外に言葉が思い浮かばない。
 やはりウグイスは声が良いだけではなく、才能もある。
 というより、才能に溢れている。

ウグイス「はくしゅ〜」

 俺は気づけば拍手をしていた。
 シラサギも、羽で地面を叩いていた。
 こればかりは、賞賛せざるを得ない。
 酔っているが。
685 :オパビー :2019/03/14(木) 13:14:22.41 ID:ccDQGHqE0
ウグイス「えへへ〜。しあさぎら〜ん」

シラサギ「ひょえ!?」

 ウグイスは不意にシラサギに抱きついた。

ウグイス「かわいいれぇ、かわいいれぇ、とおもいらがらちかずいれいったら、いらんれすよ………そこにしらさりらんがぁ ああかわいいれぇ

 小動物を愛でるように、ウグイスがシラサギを撫で回す。
 シラサギは戸惑いながら、されるがままにされた。

シラサギ「どうしましょう。ウグイスお姉ちゃんが変です」

俺「もう少し見ていようじゃないか」

シラサギ「あれっ、鋼様。なんか楽しんでません?」

 楽しんでなんかいないさ。
 …………いや、酔っているウグイスも新鮮だな、と思っているだけでな。

ウグイス「かわいいれぇ。しららぎわほんおにかわいいれぇ。おねえらんこんらにかわいいしらさりらんがいれ、ほこらしいお〜

シラサギ「あうう…………」

 なーでなーでなーで。

 まあシラサギもまんざらではなさそうだし、良いじゃないか。
686 :オパビー :2019/03/14(木) 13:44:01.99 ID:ccDQGHqE0
ウグイス「かわいいれぇ。はがれさまのたれにがんばっれえらいれぇ」

シラサギ「あれ、ウグイスお姉ちゃん?」

ウグイス「あ、きいれきいれ、はあれさあ。さっきらってねぇしらさりらん、おふろはいるあえにれぇ…………」

 うん?
 温泉にシラサギが入る前にどうしたって?

シラサギ「わー! だめだめ! ウグイスお姉ちゃんそれは言わない約束っ…………」

 シラサギがバタバタと暴れるが、ウグイスは気にせず続ける。

ウグイス「くびわろはれんちなしらぎとろーっ、ていっれ、わらしといっろにしゃてきにもういっらいいっらんらお」

 ほう。
 首輪と破廉恥な下着をとりに。

俺「危ないじゃないかシラサギ! また男に囲まれたらどうするつもりだったんだ!」

 俺は怒った。
 初めてシラサギに向かって怒った。
 シラサギが動きを止め、目に涙を浮かべる。

シラサギ「ううっ………ご、ごめんなさいっ。そ、そっちのほうが、鋼様が喜ぶと思って、二人でお小遣いを使って一回だけやったんです………で、でも取れなくて………」

 はぁ…………
 俺のため、か。

俺「あのなシラサギ。それでお前がまた発作が起きて死にかけたらどうするつもりだったんだ。そのまま死ぬぞ。そんなことをしてまで、とりに行くべき物だったのか?」

 シラサギがしゃくりあげ始める。
 だって、だって、と小さな声で言っている。
 その時、ウグイスが口を開けた。

ウグイス「わらしがわるいんれすよぉ。わらしがとめらかったから。もしらにかあったら、おれえらんがまもっれあげるっれいっらんれすお」

 ウグイスが自分の頭のかんざしを抜いた。
 きらりとかんざしが光る。

ウグイス「もししららぎらんになにかあっらら、ひとごろしになってでもあなたをまもってみせる、っれ。かっこつけれらんれるよらずかしい〜! きゃ〜

 …………そうか。
 それで、危険を冒したのか…………
 俺のせいでも、あるな。
 ウグイスとシラサギは自分自身で身を守らせるべきじゃない。
 俺が守らなくてはいけないのだ。
 俺は、ウグイスになでられながら泣いているシラサギに言った。

俺「>>下」
687 :オパビー :2019/03/14(木) 13:52:12.32 ID:ccDQGHqE0
 ベロンベロンのウグイスの言葉読めなかったらもう少し抑えるで。
 とうかここなんて言ってるのかわからない、ってところは教えるで。
 安価下
688 :オパビー :2019/03/14(木) 14:35:18.70 ID:2tSZq6+a0

 セックス終わったから言うけど、さっきセックスするまえにやったシークレットコンマは
 40以上 首輪セット
 60以上で更に 破廉恥な下着

 をゲットできるコンマだった。
 実は裏で射的をやっていたっていう。
 要はボーナス追加コンテンツ。

 安価下。
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 15:02:02.54 ID:hsZIRAbHo
そんなことさせない
何があっても俺が守ってやる
690 :オパビー :2019/03/14(木) 15:16:36.50 ID:2tSZq6+a0
俺「そんなことはさせない。何があっても、俺が守ってやる」

シラサギ「ぐ、ぐすっ。ごめんなさいっ……………」

ウグイス「わらしも、ごめんれぇ。あそこでしららぎらんをとめれおくべきらったお。わらしっれあぶらっかしいから、ぜえんぶ、はがれさあがまもっれね?」

俺「ああ。分かっている」

 ウグイスが酔っ払いながらも、申し訳無さそうにした。
 一応、完全に酔っている訳ではなさそうだ。

ウグイス「じゃあここられもういっきょくうらうお。きいれくらさい」

 前言撤回。
 完璧に酔っぱらっていた。
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 15:34:12.10 ID:QtrNvbN6O
(喜ぶと思って、は嘘じゃないんだろうけど、前日を踏まえるとこの娘受け入れられるために危険を省みなかった印象が)
692 :オパビー :2019/03/14(木) 15:34:22.63 ID:2tSZq6+a0
 〜〜〜

ウグイス「忘れてください…………」

シラサギ「ウグイスお姉ちゃん…………」

 あの後。
 ウグイスは何曲か続けて歌った後、疲れたと言って俺の腕の中で寝てしまった。
 割と大音量の歌だったため、旅館中に響いていただろう。
 それが下手な歌だったらいいが、なにせウグイスだ。
 まるで本当の歌手、それも劇場の大看板のような素晴らしい歌声だったからか、廊下の前に何人もの客が集まってきてしまった。
 なんとか散らしたが、それほどまでに人を引きつけるほどウグイスの歌は素晴らしかった。

 そしてウグイスの目が覚め、今に至る。
 ウグイスは一眠りして酔いも醒めたらしいが、酔っている間のことを覚えていたらしく、先程とは逆にシラサギの腕の中で慰められている。

シラサギ「ウグイスお姉ちゃん…………」

ウグイス「シラサギちゃああん…………」

 シラサギは微笑んでいった。

シラサギ「あんなことも、あるよ」

ウグイス「………………」

 ウグイスはがっくりとうなだれた。

ウグイス「何にもなかった何にもなかった何にもなかった何にもなかった何にもなかった…………」

 ウグイスが現実逃避をしている。
 シラサギはその頭をポンポンと撫でた。

シラサギ「帰りましょうか」

俺「ああ」

ウグイス「うううぅ……………」
693 :オパビー :2019/03/14(木) 16:01:14.35 ID:2tSZq6+a0
 次の日。

師範「おはよう鋼。遅かったじゃないか」

俺「おはようございます。すいません」

 温泉に行き、しっかりと全身を休めた俺は、一日ぶりに道場の床を踏んだ。

師範「強くなった顔をしてるな。良き。守るべき妻達が出来た、という顔だな?」

俺「っ! なぜ、それを」

 ウグイスはともかく、『達』だ。
 シラサギの事は教えていない。
 ウグイスとシラサギはまた留守番だ。
 やはりシラサギは男に対する過剰な恐怖心があるらしく、むしろ昨日のあの出来事のせいで酷くなったようだ。
 それにしても、どうやって俺が複数人と結婚したことが分かったんだ。
 俺がそう思っていると、浅右衛門はくくと笑った。

師範「勘だ勘。顔を見るだけで大体わかる」

 浅右衛門は竹刀をぶんと振った。

師範「強くなったのさ……お前が前より。それで分かった。守るべき物が出来れば、強くなるのさ。ただ…………」

 もう一度、ぶんと振る。
 次の瞬間、俺は首もとに突き刺さろうとしていた竹刀を叩き軌道を逸らした。

師範「良い反応だ。ただ………一つだけ気をつけよ。守るべき物が壊れた時、的確に動け。出来なければ、お前も壊れる。そして、二度となにも守れなくなる………気をつけよ」

 そう言った浅右衛門の顔に、一瞬影が落ちたように見えた。
 俺は頷いた。

俺「>>下」
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 16:51:36.77 ID:vinHP7qI0
もしかしてそれは師範の実体験なのか?
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 18:03:16.24 ID:yI4wfh2BO
エビフライ語
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 18:03:51.99 ID:yI4wfh2BO
誤爆 ごめん
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 19:24:18.94 ID:+tvWGMX/o
どこ誤爆だ気になるやんか卑怯だぞそれ!
698 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 19:38:36.46 ID:2tSZq6+a0
 >>695 www
699 :オパビー :2019/03/14(木) 19:50:42.37 ID:2tSZq6+a0
俺「肝に命じておきます」

 考えたくはない。
 それに、起こっても欲しくないが、例えばウグイスかシラサギのどちらかが死んだとき。
 俺が哀しみに暮れている暇は無いと言うことだ。
 もう一人を、死んだ一人の分まで全力で守り通さなければいけない。
 残った光も失ってしまわないように。

俺「それは、師範の実体験なのですか」

 俺は浅右衛門にそう聞いた。

師範「……………………………ああ」

 浅右衛門は受付でこっくりこっくりと船を漕いでいる桃霧に目をやる。

師範「………哀しいかな、哀しいかな。目の前で大切なモノを壊され、それに泣きすがり絶望したばかりに更に失った。なんと、哀しいかな」

 その瞳は、深い闇色に染まっていた。
 聞いてはいけないことを聞いてしまったかもしれない。

師範「もしあの時、哀しみを力に変えることが出来たなら…………もしあの時、冷静にいつも通りに動くことが出来たなら、あるいは……………」
700 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 19:52:38.68 ID:2tSZq6+a0








 ゾクッ













 浅右衛門の口が、左右に裂けた。





師範「私に殺されることも、なかったやもしれないな」
701 :オパビー :2019/03/14(木) 19:54:47.53 ID:2tSZq6+a0
 シラサギに義羽のこと教えるのすっかり書き忘れてたで。
 というわけで前日(温泉帰り)に戻るわ。
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 20:06:01.25 ID:ejQUMo1Uo
ヒェッ
703 :オパビー :2019/03/14(木) 20:15:49.21 ID:2tSZq6+a0
 温泉から帰ってきて。

俺「三人で寝るのか?」

 暑いと思うぞ。
 しかし、ウグイスは聞かない。

ウグイス「いえ、でも蚊帳は一つしかありませんし、鋼様だけ蚊帳の外というのは少し…………」

シラサギ「そうです! 鋼様いつも蚊に噛まれたところ掻いてるじゃないですか。だから夜くらいは蚊帳の中に!」

 その気持ちは嬉しいのだがな。
 昼の出来事があった直後に一緒に寝るというのは…………

ウグイス「一緒に寝ましょうよ」

シラサギ「そうですよ」

 ううううむ。
 二人が合わさると怖いんだが。
 明日の朝気づけば性交に持ち込まれてそうで。

俺「…………分かった。汗臭いって言わないでくれよ」

ウグイス&シラサギ「「やったー!」」

 はぁ………
 まあ、悪くはないか。


 〜〜〜〜


 俺が素振りを終え布団に戻ってくると、二人が間を開け寝ころんでいた。

ウグイス「さあさあ川の字ですよ」

シラサギ「鬼さんこっちら」

 ………………可愛いなもう。
 俺はどっかりとその間に寝転がった。

ウグイス「はぁ…………鋼様の二の腕抱き枕…………幸せです

シラサギ「こっちもです

 両脇から、胸を押し付け気味にウグイスとシラサギが腕に抱きついてくる。
 暑い。
 二人も暑い筈なのだが、幸せそうだし、今日は我慢してやるか。

俺「そうだ、シラサギ」

シラサギ「ん? なんですか、鋼様?」

 さて、本題だ。
 俺は懐から一枚の綺麗な紙を取り出した。
 昼になぜか射的の景品に置いてあって、俺が獲得したものだ。

 どのようにこれを説明するか>>下
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 20:31:17.31 ID:ejQUMo1Uo
もし腕がまた使えるようになるとしたらどうするか聞いて説明
705 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 22:28:28.96 ID:2tSZq6+a0
俺「なあ、シラサギ」

シラサギ「はい。その紙は………?」

 俺は天井を見ながら聞く。

俺「もし、翼がまた使えるようになったら、どうする?」

シラサギ「翼が、ですか………」

 シラサギは俺の腕に額を擦り付けながらこたえる。

シラサギ「前みたいにまた、ウグイスお姉ちゃんと一緒に、空を飛びたいです」

 やはり、空を飛びたいのか………
 シラサギは時折何でもないところで翼を羽ばたかせ、重心を崩し転んでしまう。
 シラサギは、まだ片翼に慣れて無く、両翼があると思い羽ばたいてしまうと言っていた。
 ………慣れていない訳ではない。
 シラサギは片翼でも普通に生活しているし、重心も普段はきちんととれている。
 片翼になったのも、もう何年も前のようだ。
 しかし羽ばたいてしまう。
 空が見えるとき、もう一度飛ぶことに、憧れているから。

俺「>>下」
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 22:31:54.45 ID:Tr5s2JW70
なら・・・もう一度飛ぶ可能性にかけてみるか?
707 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 22:55:46.92 ID:2tSZq6+a0
俺「なら……………もう一度飛ぶ可能性に賭けてみるか?」

シラサギ「え………」

ウグイス「まさか、その紙は………!」

 俺は2人によく見えるように申込書を月明かりに照らす。
 金色で縁取られた淡い黄色の紙。

俺「これで、シラサギの翼を作ることが出来る。だが、この技術の性質上、人によっては適合しない事がある。そうなったら、それはただの外見の義羽、シラサギは飛べない。飛べない可能性があると知っても、義羽を作るか?」

 義羽は作れる、だが動作については適合する事を願うしかない。
 適合すればそれこそ手足のように動かすことが出来るが、もし適合しなければ動かすことが出来ない。
 不適合者は稀にいるらしいが、それがシラサギでないことだけを祈ろう。

シラサギ「もちろん、飛びたいですっ…………!」

 シラサギは目に涙を浮かべながら、大きく頷いた。
 よし。
 そうと決まれば今度、これを送るか。
 ウグイスとシラサギはより一層俺の二の腕を抱きしめた。
708 :オパビー :2019/03/14(木) 22:57:01.04 ID:2tSZq6+a0
 因みに翌朝は朝から盛ったで。
 さて、書ききったし浅右衛門の所に戻るで。
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 23:05:11.57 ID:ejQUMo1Uo
おつしょうがないね
サブも魅力的なキャラが多いから楽しみ
710 :オパビー [saga]:2019/03/14(木) 23:06:32.20 ID:2tSZq6+a0
 氷のように冷たい空気が降りた。
 背筋を恐怖が這い上がる。
 浅右衛門は奪われたのではなく、奪ったのだ。
 誰かから、大切な何かと本人の命を。
 実体験とは、そういうことか。
 これ以上踏み込むのは危険だ。
 俺はそこで質問を切り上げた。

師範「くくく。では鍛錬に励めよ。殺意を鍛えよ。守るべき物を守るために、な」

 そう言って浅右衛門は他の生徒の所へと歩いていった。
 山田浅右衛門…………
 得体の知れない恐ろしさとは、こういうことをいうのだな。
711 :オパビー :2019/03/14(木) 23:09:56.90 ID:2tSZq6+a0
 イベントが無くなったで。
 シラサギの義羽の仕立てシーンは地味だし、終わっても届くのだいぶ先だし。
 そろそろ鬼ヶ島に帰るシーンにする?
 鬼ヶ島に帰っていろいろやったら、あとはエピローグになるやで。
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 23:11:06.47 ID:uAlZfPNXo
鬼ヶ島戻ろか
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 23:27:57.94 ID:ejQUMo1Uo
帰って火緋金様の反応見たいしね
714 :オパビー :2019/03/14(木) 23:30:19.04 ID:2tSZq6+a0
 では最後に浅右衛門と戦って帰るで。
715 :オパビー [saga]:2019/03/15(金) 08:17:00.67 ID:MdzMuRsV0
 今日で、剣術の稽古が終わる。
 つまり俺が江戸に来てから1ヶ月が経ったと言うことだ。
 ウグイスは相変わらず美しい歌を奏で、シラサギは男に対する恐怖心がそうとう薄れた。
 もう俺以外の男を見ても大丈夫だ。
 近くに俺がいるという条件付きだがな。

 ちょうど稽古も終わるし、今日鬼ヶ島に帰ろうと思う。
 まだ色々と学びたいことはあるが、あまり長く鬼ヶ島を離れる訳にもいかない、
 嫁が出来たことも火緋金様にお伝えしなければ。

 この1ヶ月で、俺は相当に強くなった。
 殺気の切り替えをほとんど完璧に出来るようになった。
 江戸に来た時と比べれば、まだ浅右衛門と戦えるだろう。
 ………………戦える、か。
 戦ってみようじゃないか。


 〜〜〜


俺「今一度、戦って貰えないでしょうか」

師範「……………いいぞ」

 稽古の終わり、今日は最終日のため昼に俺は浅右衛門にそう言った。
 稽古場の隅から、ウグイスとシラサギが応援する。
 あの2人には既に浅右衛門が滅茶苦茶に強いと伝え、またそれと戦うということも伝えている。
 浅右衛門はくくと笑った。

師範「そうだその目だ。良いぞ。前に言ったように殺す気でこい。全力で来い。私が本気で受けて立とう。桃霧!」

受付嬢「はいっ!」

 桃霧がたたたっと走って来て、くるくるっと宙返りをした。
 浅右衛門が刀と化した桃霧を掴み、抜いた。
 シュルルルンッ、と心地の良い音がして、その美しい刀身が姿を表す。

師範「宜しくな。桃霧」

 チンッと刀を納める。
 稽古場の空気が変わった。
 生徒たちは稽古を止め、揃って壁際に整列する。
 唯一横助という生徒だけが合図のために残る。

師範「たった一ヶ月でよくここまで成長したなぁ鋼」

俺「新しい事を学んだだけです」

師範「くくく。凡人は学んだだけでは強くは慣れんよ」

 ズオオオッと浅右衛門が殺気を表に出し始める。
 黒い炎のようなものが浅右衛門の背後に立ち上る。
 実際はそんなものは無いが、そうと幻視させるかのような殺気だ。
 やはり、浅右衛門は強い。

 だがっ、負けない!

師範「横助。気絶すんなよ」

弟子1「はい!」

 気絶だと?
 なぜあいつが気絶する要素が…………
 まあいい。
 今は浅右衛門だけに集中する。
 筋肉が有り得ないほどの殺気に晒され、硬直する。
 ほぐれろ…………
 ほぐれた。
 よし。
 握力を込め、抜刀に備える。
 浅右衛門も姿勢を低くし、いつでも俺を殺しにくる構えだ。
716 :オパビー :2019/03/15(金) 08:34:45.58 ID:MdzMuRsV0
 横助が手を上げた。
 あれが下ろされれば、開始だ。
 一瞬で、終わらせてやろう。
 浅右衛門がギリギリと力を貯める。
 横助の手が動いた。

横助「はじ

 ドンッ!

 俺は一気に殺気を解き放った。
 浅右衛門の殺気とぶつかり合う。
 まるで空気そのものが震動するような気配を感じた。
 抜刀。
 横凪。
 相手を刀ごと両断する超質量の刀技。
 この道場に来た時に、浅右衛門に放ったものだ。
 しかし、浅右衛門はいなそうともせず、真っ向から俺に突きを放ってきた。
 まさか相打ちになるつもりかっ。
 いやっ、違う。
 俺だけが死ぬ。
 ガクッと姿勢を落とし、その突きを避ける。
 浅右衛門は跳んでいた。
 横凪を避けつつ、俺を[ピーーー]ために。
 刀の質量を利用し、俺は素早く半回転し浅右衛門に向く。
 既に浅右衛門の第二撃が来ている。
 無造作な縦振り。
 しかも俺に背を向けたまま。
 なるほど姿勢を変えなければ素早い二撃が出来る筈だっ!
 俺は刀でいなし起動を変える。
 その時、刀が跳んだ。
 いつの間にかにこちらを向いていた浅右衛門が突きを繰り出していた。
 避けられない。
 死んだ。
 浅右衛門の突きは、俺の額に突き刺さった。


 ゴッ


 ん?
 ゴッ?

 俺は後ろに倒れ込んだ。

師範「強くなったな。私に三手目を放たせたのは、お前が初めてだ。独眼の鬼よ。また機会があれば戦おうぞ」

 フッと浅右衛門の殺気が静まる。
 負けた。
 浅右衛門は抜刀すらしていなかったのだ。
 鞘に納めたまま戦っていた。
 まだ、これでも本気では無いのか。
 俺の額から血が垂れる。
 俺は仰向けのまま、ため息をついた。

俺「無茶苦茶だ…………」

 勝てない。

師範「くくく。ほめ言葉と受け取ろう」

 浅右衛門はくくくと笑った。
717 :オパビー :2019/03/15(金) 09:25:08.83 ID:MdzMuRsV0
ウグイス「あれっ、負けた?」

シラサギ「何も見えなかったです…………」

 ウグイスとシラサギが俺が倒れている事に驚いている。
 俺は起き上がった。

弟子1「……………」

 見れば、横助が手を上げたまま倒れて気絶している。

師範「起きろっ」

弟子1「はっ!」

 横助が浅右衛門に竹竿で叩かれ、目を覚ました。
 まさか、殺気か?
 殺気で気絶したのか。
 近距離に、それも俺と浅右衛門の殺気がぶつかり合う所にいたからか。
 殺気は人をも気絶させるのか。

弟子1「師範負けました?」

師範「馬鹿。勝った」

弟子1「ですよね!」

 俺は立ち上がり、ウグイスとシラサギの元へ寄った。

俺「帰るか」

ウグイス「血が出てますが」

俺「唾でもつければ治る」

 俺はそういったが、シラサギが水を持ってきて俺の額を洗った。

シラサギ「……………」

 俺の額を洗い終わると、シラサギは満足そうに頷いた。

俺「今度こそ帰ろう」

ウグイス&シラサギ「「はい」」

 俺は入り口まで来ると、最後に道場に一礼した。

桃霧「じゃあね〜、ウグイスちゃんシラサギちゃん。げんきでね〜!」

 桃霧が手を振る。

ウグイス「ありがとうございました!」

シラサギ「また遊びましょうね!」

 2人はパタパタと翼を振りかえした。

師範「強くなれよ」

 桃霧の隣に立つ浅右衛門が腕を組んだまま言った。

俺「はい」

 返事はそれだけで充分だ。
 もっと強く。
 もっともっと強く。
 いつか、浅右衛門を倒してみせる。
 俺達は道場を去った。
718 :オパビー :2019/03/15(金) 11:00:19.07 ID:0SrlGF6z0
ウグイス「ららららー……………らららららー……らぁ、らららー………♪」

 船に揺られながら、ウグイスが船首で歌っている。
 不思議と魚が集まり、ウグイスの歌を聞いているようだ。
 船酔いでぐったりしている膝の上のシラサギを撫でながら、俺は遠ざかる江戸を見る。

 ぎぃ………ぎぃ………

 短い一ヶ月だった。
 道場に入り、浅右衛門に負け、ウグイスを買い、ウグイスを劇場に連れていき、ウグイスがさらわれ、ウグイスを助けて、シラサギを引き取り、温泉に行き、契りを交わし。
 短い一ヶ月だった。
 しかし、俺は色々と変わった。
 強くなった。
 守るべき物ができた。
 ウグイスと、シラサギ。
 奇しくも俺が命を助け、再会した今は無き村の娘たち。
 俺の妻。
 永遠に、守り通してやる。

 ぎぃ………ぎぃ………

ウグイス「らー、らーらーらーらー……………らぁら、らーら………らーらー……ららー……………♪」

 ウグイスの夢。
 前に聞いてみた事がある。
 やはり、歌手になることのようだ。
 あの声を持っているのなら、すぐに叶うだろう。
 鬼ヶ島の劇場で、ウグイスの歌が響く。
 何人の男が聞き惚れるだろうか。
 残念だったな。
 何人の男が惚れたとしても、あの歌声は俺の物だ。
 毎日、欠かさず聞こう。
 いつ、何時でも俺のために歌わせられる。
 大看板歌手の、何人もの男を惚れさせる歌声を。
 楽しみだ。

 ぎぃ………ぎぃ………

 シラサギの夢。
 ずっと、俺のそばにいれれば、それでいい、と言っていた。
 今は膝の上で寝ている。
 もう、叶っている夢だな。
 飛べない天使に、翼を授けた。
 あと3ヶ月もすれば、出来上がった翼が鬼ヶ島に届くだろう。
 無事適合した義羽は、どう動くだろうか。
 どれほど美しくこの天使を空に飛び立たせるだろうか。
 楽しみだ。

 ぎぃ………ぎぃ………

 俺の夢。
 強く、まだ強く。
 何年でも、何十年でも強くなり続ける。
 強くなる、目的も出来た。
 守る。
 何年でも、何十年でも守り続ける。
 家族に囲まれて。
 家族………
 そう言えば、夫婦の間には子供が産まれるのか。
 まだ妊娠の兆候はない。
 …………楽しみだ。
719 :オパビー :2019/03/15(金) 11:02:57.81 ID:0SrlGF6z0
船頭「そぉろそろ着くぞお」

 船頭が言った。
 ああ、降りる準備をしようか。

俺「起きろ」

シラサギ「おおう…………」

 気持ち悪そうな声を出しながら、シラサギが起きた。


 〜〜〜
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 11:15:04.73 ID:HjWP96T4o
乗り物にも弱いのか可愛いわ
人前でザーゲロしたりしないように気をつけろよー
721 :オパビー :2019/03/15(金) 11:16:04.27 ID:0SrlGF6z0
火緋金様「まずはよく帰ってきたと言おう」

俺「は! この鋼只今戻って参りました!」

 俺は頭を下げ、火緋金様に帰還の言葉をかける。
 ウグイスとシラサギも俺に続いて頭を下げる。
 俺は帰ってきて早々、火緋金様の謁見の間に案内された。
 なにかやらかしたか?

火緋金様「聞いたぞ、鋼。お前江戸で強姦殺人犯を捕らえたようじゃないか」

俺「はは!」

火緋金様「江戸で娘が消える事件、俺の部下が何ヶ月も追っていた事件だ。それをまさかお前が捕まえて戻ってくるとはな。よくやったぞ!」

俺「ははあ!」

 お褒めの言葉を頂いた。
 有り難き幸せ。

火緋金様「娘が既に殺されていたのは胸が痛いがな。そちらの娘、その強姦殺人犯に捕まっていた娘だと聞いたぞ。お前が引き取ったのか。良いことだ」

俺「は!」

 俺は再び頭を下げた。
 火緋金様が頭をあげるようにと言い、俺とウグイスとシラサギは頭を上げた。

俺「ところで火緋金様。一つ宜しいでしょうか」

火緋金様「どうした? 鋼よ」

 俺は頭を上げ、火緋金様にウグイスとシラサギを示した。
 この2人の事を紹介しよう。

俺「>>下」
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 11:26:46.29 ID:WCTvwbGYO
妻二人です
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 11:27:34.21 ID:HjWP96T4o
責任を持って身請けした
ゆくゆくは妻としたいと考えているがお許しいただけるでしょうか
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 11:28:23.08 ID:HjWP96T4o
おっと江戸(風)だから上から許可とかいらんか
725 :>>722だけだと説明に乏しいから>>723と合体させたで :2019/03/15(金) 11:49:43.06 ID:0SrlGF6z0
俺「この度、このウグイスとシラサギの二人を妻として迎え入れることにいたしました。お許し頂けるでしょうか!」

 火緋金様は一瞬驚いたような顔をしたが、直ぐに元の表情に戻り、言った。

火緋金様「許すも何も、別に俺の許しを貰う必要はないだろう。大切にせよ」

俺「はっ! 一生をかけて守ってゆきます!」

 俺がそう言うと、火緋金様は朗らかに笑った。

火緋金様「はっはっは。男の鬼が生まれれば、俺の元に持ってくるが良い。名を授けてやろう」

 おお………!
 名を……………!

俺「ありがたきっ、幸せ!」

火緋金様「ああ」

 鬼ヶ島の盟主より名を授かるのは、素晴らしきことだ。
 かく言う俺も先代盟主紅蓮(グレン)様よりこの名を授かっている。
 名付けられた鬼は強く、逞しく成長する。

火緋金様「鋼の妻たちよ」

ウグイス&シラサギ「「はい」」

火緋金様「鋼を宜しくな。こいつ頭が硬いから無茶なことも突き通しちまうんだ。だから、抑止力になってやれよ」

 すでに浅右衛門に挑むという無茶をやらかしている俺はなんとも言えない。

ウグイス&シラサギ「「わかりました!」」

 二人の返事はとても力強く、覚悟を感じた。
 俺、そんなに信用が無いか。

火緋金様「あっはっはっは! いい返事だ! 鋼、良い嫁を貰ったじゃないか!」

 火緋金様まで………

俺「は。有り難き、お言葉………」

 俺は、少しだけ日々の行動を反省した。
726 :オパビー [saga]:2019/03/15(金) 12:00:08.46 ID:0SrlGF6z0
 というわけで、まあ終わりや。
 あとはエピローグやで。
 ヒラナリと同じ五年後にするで。
 子ども達の名前を決めてもらうんやが、参考までに火緋金の妻達と子どもの名前やで。
 全員鬼の純血家系や。

妻1:金剛(コンゴウ)
妻2:真珠(シンジュ)
妻3:白金(ハッキン)
子1(女):紅玉(コウギョク)
子2(女):碧玉(セイギョク)
子3(女):翠玉(スイギョク)
子4(男):黄金(オウゴン)
子5(男):白銀(シロガネ)

 あと生まれてくる種族やが、男の子は父方の種族に、女の子は母方の種族になることが「多い」で。
 まだ安価じゃないから焦んなや。
727 :オパビー [saga]:2019/03/15(金) 12:04:13.95 ID:0SrlGF6z0
 というわけでその後安価。

 ハガネの五年後>>下1
 ウグイスの五年後>>下2
 シラサギの五年後>>下3
 ウグイスの子供(人数のみ)>>下4
 シラサギの子供(人数のみ)>>下5
 どんな家庭を築いているか>>下6
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 12:17:05.95 ID:qvZV8uC5o
鬼ヶ島一の道場の師範に
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 12:23:36.96 ID:HjWP96T4o
歌手として活躍。たまに戦災を受けたとこに復興支援コンサートもしてる
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 12:42:58.81 ID:lJM5zKW7O
見た目は色気のある美人に、中身は大きく変わらず
二人の手伝いをしながら「そばにいれればいい」を実践し続けている
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 12:48:32.65 ID:p1QY+YNno
2人
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 13:04:11.51 ID:bRxN4M3R0
3
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 13:25:29.71 ID:FSmSfO2Yo
島の理想といわれる程円満
734 :オパビー [saga]:2019/03/15(金) 13:48:28.85 ID:RWu1npoL0
 おk。
 じゃあ子供安価。

 ウグイスの子。『名前、性別、種族、年齢』>>下1・2
 シラサギの子。『名前、性別、種族、年齢』>>下3〜5

 たぶんこれがハガネ編最終安価やで。
735 :オパビー :2019/03/15(金) 13:52:59.55 ID:RWu1npoL0
 あんま安価連発すんの良くないんやろうけど。
 安価下。
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