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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十八輪目】
- 402 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/30(火) 00:09:04.26 ID:/X5wj0hSo
-
でも、勇者部としては全く軽くはない
だから、選んだのは別の方法
みんなのことを信じて
みんななら大丈夫だと思って神婚を選択した
いろいろ言われるかもしれないが
それでも、天乃は神婚する
天乃「みんなの前で改めて言うわ。きっと、そこでみんなの意見を求められると思う」
それに賛成か、否か
方法がないこと、信じているからこそであるこそ
色々と加味して、賛成と反対で意見が分かれることになるかもしれないが。
天乃「千景たちも正直に言って頂戴」
千景「……私は覆さないわ。それでも?」
天乃「ええ」
そうでなければ意味がない
天乃がそうしたいと言ったから。
だからその選択を後押しするなんて言うのは、誰もしない
それぞれの意見を、しっかりと述べてくれる
それも、みんなへの信頼だ
- 403 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/30(火) 00:17:46.18 ID:/X5wj0hSo
-
天乃「だから、千景もお願いね?」
千景「……貴女と言う人は」
千景は呆れたように零して、目を伏せる
記憶にある、天乃の先祖久遠陽乃とは似ているようで全く違う
彼女は仲間と言うものを信頼してはいなかった
仲間だとは思っていたのかもしれないが
本当に心を許した相手はあの中には居なかったように思う
同じ……とは言えないかもしれないが
心の距離を置く者同士としてのシンパシーを感じていたのかもしれない
だから、どれだけ近づいてきていても
そこに心はないように感じていた
でも、天乃は違う
本当にみんなのことを信じている
みんなのことを心から想っている
陽乃とは違って、自分自身よりも心が先行しているようにさえ、感じる
千景「ええ、分かったわ」
だから、千景は困った人だと苦笑を浮かべながらも頷いた
正直に、自分の意見を述べよう。と
- 404 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/30(火) 00:28:19.42 ID:/X5wj0hSo
-
では、時間も時間なのでここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
開始時に、時間経過の安価
陽乃「私って同族?」
千景「そう感じたわ」
陽乃「仲良くしてあげようとしたのに」
千景「それが不気味だったのよ」
千景「あの時の貴女は、本心を感じられなかった」
千景「……だから逃げたのよ。私は」
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 00:34:50.98 ID:ROTxxCb2O
- 乙
これからの流れは定まったな
しかし勇者部と婚約してるのに結婚式はまだまだ先になりそうだな
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 00:43:23.60 ID:tMxbjpshO
- 乙
久遠さんもただ神婚で犠牲になる気ではない辺り成長が垣間見えるな
あと陽乃さん本当に孤独だったんだな…一人でも理解者がいてくれたらなぁ
- 407 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/30(火) 23:01:48.17 ID:/X5wj0hSo
-
では、遅くなりましたが少しだけ
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 23:07:16.14 ID:tMxbjpshO
- 平成ラスト回来たか
- 409 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/30(火) 23:08:08.03 ID:/X5wj0hSo
-
√ 2月2日目 昼 (病院) ※金曜日
01〜10 東郷
11〜20 若葉
21〜30
31〜40
41〜50 夏凜
51〜60
61〜70
71〜80 歌野
81〜90
91〜00 友奈
↓1のコンマ
※ぞろ目なら全員
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 23:12:03.52 ID:qczai/iWO
- あ
- 411 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/30(火) 23:32:25.89 ID:/X5wj0hSo
-
√ 2月2日目 昼 (病院) ※金曜日
運命のお昼
みんなの体調は戻らないままで
面会させることはまだできない。と、看護師は言う
天乃「祟りの影響……よね?」
原因不明の高熱
未知の病気と言うことも考えられなくはない
でも、祟りの可能性の方がはるかに高い
あるいは
祟りの富鉱によって、その未知の病気に罹ってしまったか
天乃「治すこと自体に、私の力が必要である可能性はないのかしら?」
祟りが天乃に影響を及ぼす可能性や
病気が天乃に移ることを懸念しての、待機
だが、それ自体が罠で
天乃が何とかしない限り苦しむことになるとしたら?
天乃「最悪ね」
どちらも、考えが間違っていた場合のリスクは相当なものだ
- 412 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/30(火) 23:44:16.43 ID:/X5wj0hSo
-
みんなを助けに行った結果、天乃が病気になった場合
みんなが治るを待った結果、みんなが生命力を奪われてしまった場合
最悪の想像の二つを思い浮かべ、くっと奥歯を噛む
本当にこのまま待っていて良いのか
本当にみんなの祟りは退いてくれるのか
そんな不安を感じ、目を瞑る
九尾を呼ぶべきかもしれない
あるいは、沙織を呼んで状況を詳しく聞くべきかもしれない
天乃「ただ一つ言えるのは、ぼうっとしてることだけは絶対にありえないということね」
何かをするべきだ
みんなの回復を待つのであれば、
待っているなりのすべきことがあるはずだ
1、九尾
2、沙織
3、精霊
4、イベント判定
↓2
- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 23:45:58.13 ID:zYZHogA0O
- 2
- 414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 23:46:23.15 ID:+F/mRQz30
- 2
- 415 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/01(水) 00:07:07.26 ID:2xg9opoIo
-
天乃「沙織、聞こえていたら出てきて欲しいのだけど……」
九尾達とは違って半精霊である沙織は、
すぐに出てくる。なんていうことは出来ない
それができるのは、精霊としての力をフル活用しているときだけ
だから、まずは声をかける
それが精霊を通して、沙織に伝わる
そうすれば――
沙織「聞こえてるよ」
天乃「わざわ呼び出してごめんね?」
沙織「ううん、全然気にしないで」
――沙織は応えて、出てきてくれる
沙織「一応、精霊のみんなには伝わってきてるって言うことだけは伝えておくね」
天乃「やっぱり、知ってるね」
沙織「精霊同士に繋がりがあるから」
隠そうとしない限り、話は筒抜けだと沙織は苦笑して
沙織「だから、隠さずにエッチしてると郡さん達も同じようになっちゃうって話だよ」
天乃「それは……いまするべき話だったかしら?」
- 416 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/01(水) 00:21:36.02 ID:2xg9opoIo
-
大赦からの要求、天乃の考え
それはもう、勇者部のみんな以外には伝わっていると沙織は言う
夏凜達に伝えていないのは、
今は悩ませていい状態ではないと沙織たちが判断したからだ
考える時間は与えるべきだけれど
身体が弱っている中に、不安にさせるような問題は抱えさせたくはない
天乃「みんなは、まだ全然?」
沙織「うん……まだ厳しいね」
この様子だと、夕方や夜になっても治っていない可能性もあるらしい
曰く、祟りによって生命力が奪われているのだが
それが熱を持ち、高熱となってみんなを苦しめているとのこと。
つまり、病気や何かではない……が
沙織「今無理に力を渡すのは得策じゃないと思う」
天乃「……拒絶反応が起こる?」
沙織「その可能性がある」
祟りによる力があまりにも、強すぎるのだ
そこに天乃の力と、神樹様の力
それが重なり合い、ぶつかり合ってしまったら
大変なことになる恐れがあった
沙織「我慢したほうが良いって、あたしは思うよ」
- 417 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/01(水) 00:24:02.14 ID:2xg9opoIo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
元号は変わってしまいましたが、
このスレは変わらず引き続き行っていきますので宜しくお願いします
- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 00:28:13.77 ID:m1ve4IvjO
- 乙
こちらこそ新時代でもよろしくですー
そしてどうなる勇者部
- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 03:24:14.93 ID:HM1mRbZFO
- 乙
令和おめでとう!
- 420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 19:55:58.92 ID:xvPERBveO
- 今リリスパとのコラボやってるけど
もしもあっちの神樹様が久遠さんを呼び出したらなんてシチュエーションを妄想してしまった
- 421 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/02(木) 21:55:14.75 ID:eoOacCDoo
-
では少しだけ
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 21:57:34.27 ID:+l15+QFDO
- よしきた
- 423 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/02(木) 23:06:34.70 ID:eoOacCDoo
-
沙織「久遠さんの気持ちは分かるけどね」
いち早くみんなを助けたい
その気持ちは分かると、沙織は言う
沙織だって、
天乃が苦しんでいて自分に出来ることがあるなら
真っ先にやりたくなってしまう
たとえそれで自分が死んでしまう可能性があってもだ
だがそれでは天乃が報われない
本当の意味で救われることもない
だから、我慢する
我慢したほうが良いと、言う
みんなが助かっても
天乃が犠牲になるのでは、何も救えてなどいないからだ
天乃「……そうね」
大丈夫よ。と、天乃は微笑んで
天乃「ちゃんと分ってるから」
- 424 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/03(金) 00:12:02.74 ID:QA/t4Brxo
-
天乃「みんながいてくれなきゃ嫌だなんて我儘を言ったのは私なんだもの」
自分が欠けてはいけないと言うことくらい、良く分かっている
だから、大丈夫
無理をするつもりはない
強行するつもりだってない
天乃「心配しなくていいわ」
沙織「そっか……」
安堵したように言う沙織は
少し考える素振りを見せて、天乃を見る
沙織「久遠さんが考えてるのは待つのが正しいかどうか。だよね」
天乃「沙織は、分かる?」
沙織「未来を見通すほどの力はあたしにはないよ」
残念だけどね。と
沙織は目を伏せて、零す
それだけの力があればどれほどよかったか
沙織自身が一番、悔しく思う
沙織「回復しつつあるのは事実。それで治まるかどうかなんだよね、問題は」
- 425 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/03(金) 00:21:27.19 ID:QA/t4Brxo
-
これで回復しても
すぐにまた再発するのなら様子見をしている場合ではないし
回復してしばらく落ち着いてくれるのなら
それを見計らって力を分け与えたほうがいい
時期を待たずに力を分け与えるのも
待ちすぎるのもみんなにとってリスクが高い行為だ
力を取り戻して間もない天乃が力を分け与えるというのも危険だ
だから……待つべき。
本来ならそう思うのだが。
沙織「誰か一人に力を分けてみる?」
天乃「そんなことして平気なの?」
沙織「一人だけなら、何かあったときに対処しきれると思う」
もちろん、沙織は天乃の力を完璧に理解しているわけではないし
みんなの状態についても内面深くまで管理できていないため
はっきりと言えたことではないのだけれど。
沙織「少し考えてみてもいいんじゃないかな?」
沙織は、待つか力を分けてしまうかの選択肢に
ひとつ、分岐を作った
- 426 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/03(金) 00:31:57.00 ID:QA/t4Brxo
-
時間がかかってしまいましたが
ここまでとさせていただきます
明日は恐らくお休みとなるかと思いますが
出来れば、22時ころから
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 00:52:02.50 ID:25EFo0LPO
- 乙
力を分けるにしても慎重にいきたいところだな
- 428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 02:02:45.44 ID:BLlMIz67O
- 乙
悩ましいなこれは
- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 19:38:37.33 ID:4EBMamkIO
- 次の週はゆゆゆい版やろうず
陽乃さんと久遠さんの鬼畜コラボ見たい
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 22:07:33.82 ID:PO0b/+vOO
- 陽乃さんと久遠さんに振り回される赤嶺ちゃん見たい
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 07:57:35.72 ID:kIk4gfNkO
- 陽乃さんは何処かドSなイメージがあるせいか赤嶺ちゃんと会ったらあんなことやこんなことしてそう
- 432 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/04(土) 21:35:20.65 ID:hc14qnH/o
-
では少しだけ
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 21:37:46.99 ID:O8zr3XsSO
- やったぜ
- 434 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/04(土) 21:45:49.99 ID:hc14qnH/o
-
√ 2月2日目 昼 (病院) ※金曜日
01〜10
11〜20 友奈
21〜30
31〜40
41〜50 夏凜
51〜60
61〜70
71〜80 東郷
81〜90
91〜00 神託
↓1のコンマ
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 21:47:19.36 ID:yAqo2VM80
- ふんすっ
- 436 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/04(土) 22:27:29.12 ID:hc14qnH/o
-
√ 2月2日目 夕 (病院) ※金曜日
沙織の案は、賭けてみる価値のあるものだろう
言っていたように一人分なら、負担は軽い
一人分なら異常があってもその力を抜くことは容易い
だから、やってみてもいいのでは。と、天乃は思う
しかし、その実験台にされる子は
もしも失敗した場合、かなりの苦痛を強いられることになる
天乃が言えば、みんな二つ返事で受けてくれるだろうが
天乃自身がそれは避けたい
でも、どうにかしなければならない
天乃「板挟み……」
しなければならないことと、したくはないこと
前にも後ろにも進めない
天乃「どうにかしなくちゃいけないのに」
どうすべきかが、悩ましい
もどかしくて、ちょっぴりイラっとしてしまう
でも、苛立って仕方がないと息を吐く
- 437 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/04(土) 22:48:26.93 ID:hc14qnH/o
-
もし、力を一人に分け与えて様子を見るのなら
誰にするべきか
夏凜はそのご先祖様が、陽乃から力を与えられている
天乃のように力を自由に扱うなんてことまでは出来ないが、
力を分け与えられた際の反動は抑えられることだろう
また、天乃の力を与えられた―引き受けた―経験のある友奈と東郷に関しても
力そのものは消失したとはいえ、
一度は経験がある体は、うまく取り込んでくれるかもしれない
しかし……
天乃「安全なやり方では、意味がない」
夏凜達が問題なくても、
そういった保険の一切ない風達にも問題がないとは限らない
つまり、
本当に確かめる気があるのならば、
危険性の高い風達に確かめる必要がある
天乃「……一番私から遠い、園子。とかね」
- 438 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/04(土) 23:52:20.98 ID:hc14qnH/o
-
園子は二年もの間、最も神に近い状態にあった
そこからは落ち着いたものの、
神樹様の力を素材にした体である園子は
やはり、天乃から程遠い存在のままだ
その園子が無事ならば、風達も同じように無事であることだろう
だが、リスクは大きい
天乃「相当、苦しむことになるわね」
二年も苦しんできたのに
また、苦しませてしまうことになる
ほんの一時で終われば良いのだが
園子の状態からして、長引くことは殆ど確実と言ってもいい
天乃「やるなら園子、やらないなら待つ」
どうするべきか
1、精霊
2、園子で試す
3、イベント判定
↓2
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 23:58:12.30 ID:O8zr3XsSO
- 2
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 23:58:21.79 ID:9RNyaQnwO
- 2
- 441 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 00:11:20.74 ID:nz4BH5tXo
-
ではここまでとさせていただきます
明日は、出来れば少し早い時間から
天乃「園子、ちょっと試させて」
東郷「私ではだめなんですか?」
天乃「ええ、園子じゃないとダメなの」
東郷「……」ギリッ
園子「あれれ〜? おかしいぞ〜?」
東郷「冗談よ、そのっち」
- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 00:18:58.99 ID:fK299PFhO
- 乙
園子には申し訳ないけど痛みを伴う選択をせざる負えないか…
とにかくまずはみんなに説明しないとだな
- 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 00:20:18.94 ID:wAxqeqp5O
- 乙
今まで影の薄かった園子に大役が回ってきたな
- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 10:18:02.57 ID:yIOK53/pO
- そういや力を分ける方法って血の代わりに母乳を与えるんだっけ?
- 445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 12:22:08.31 ID:CmIfQLu6O
- 嫁たちのなかじゃ唯一久遠さんと肉体関係持ったことないよなまだ
出産関係でバタついてて
- 446 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 20:20:51.09 ID:nz4BH5tXo
-
では少しだけ
- 447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 20:23:58.10 ID:uiB99AZyO
- あいあいさ
- 448 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 20:59:29.79 ID:nz4BH5tXo
-
天乃「……園子に、お願いするしかないわね」
悠長に待ち続けて
あの時やっておけばよかった。と言う後悔よりは
挑戦して、
取り返しのつく失敗をしたほうが良い
もちろん、失敗しないのならそれが一番ではあるのだが。
天乃「辛いわよね、きっと」
神樹様の力、祟りの影響、天乃の力
交わることの難しい力が入り乱れるのだ
体の中がかき乱されるような苦痛を味わうことになるだろう
もしかしたら、神樹様の力で成り立っている体の一部が機能不全を起こすかもしれない
でも、必要なことだ
天乃「必要だからって、無理させたくはなかったけど」
いいよ。と、園子は言ってくれる
きっと笑顔で答えてくれる
天乃「ごめんね、園子」
安全な選択がある中で
もっとも苦しむであろう園子にお願いをする
そんな、冷酷な研究者のような考えをしなければならなかったことに
天乃は悔やんで、唇を噛む
- 449 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 21:31:15.40 ID:nz4BH5tXo
-
流石に追い込まれ過ぎてしまった
それもこれも自分が何もできなくなったせいだ……と
全てを背負い込もうとは、思わないけれど
責任の一端はあるだろうと天乃は思う
天乃「みんなは頑張ってくれたし、力不足だとは思わない」
でも、適材適所と言うものがある
神樹様の寿命がギリギリになる前に決着をつけることが出来てさえいれば
巫女を犠牲にした奉火祭は行われなかった
それがなければ、みんなが祟られることもなかった
天乃「言っても仕方がないことでは、あるのだけど」
右手の人差し指の付け根を、ぐっと押し込む
弱い力、頼りない力
何も出来ないただの少女だと実感させられる
天乃「未来の為に子供を産んだ……だから、私はもう役には立たないのかもしれない」
九尾に言わせれば、絞り粕といったところだろうか
最後まで使い切れば死ぬ
実際、神樹様の種を用いなければ死んでいた
でも、それでもだ
天乃「やれることがあるのならやるわ。もちろん、死なないために」
そうすると決めたのだから頑張って。と
少女が怯えてしまわないように、弱い自分に、はっきりと言った
- 450 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 21:37:45.48 ID:nz4BH5tXo
-
01〜10
11〜20 悪いこと
21〜30
31〜40
41〜50 夏凜
51〜60
61〜70 悪いこと
71〜80 友奈
81〜90
91〜00 東郷
↓1のコンマ
※空白は園子
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 21:39:11.21 ID:vqD7XFND0
- ぬわーーっっ!!
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 21:44:46.08 ID:uiB99AZyO
- 危ねぇ…
- 453 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 22:05:55.18 ID:nz4BH5tXo
-
カツン、カツンと松葉づえを鳴らしながら
巧く歩けない天乃にとっては長い廊下を進む
車椅子を使うほうが良いと若葉は言ったが、リハビリの為にもと断ったのだ
天乃「はぁ……ふぅ」
松葉杖を壁に立てかけて、息を吐く
他の患者が通ることのない特別な通路は静かで
天乃のため息すらもうるさく聞こえる
だからだろう、万が一に備えて同行していた若葉は不安そうに眉を顰めた
若葉「やはり、車椅子の方が良かったんじゃないか?」
天乃「あら。私のことお姫様抱っこしたくはないの?」
若葉「それとこれとは関係ないだろう」
天乃「帰りは……そうして貰えると嬉しいなって話よ」
にっこりと笑って見せる天乃に
若葉は呆れた表情で「まったく」と笑った
若葉「そんなことを言う余裕があるなら大丈夫だな」
天乃「冗談じゃないのに……良いわよ。千景に頼むから」
若葉「千景は流石にお姫様抱っこはしないと思うぞ」
- 454 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 22:50:13.02 ID:nz4BH5tXo
-
天乃「そう? 案外、頼めばやってくれると思うけど」
若葉「説得する必要があるだろう」
じゃないとやって貰えないぞ。と
若葉は松葉杖を手に取って、天乃へと手渡す
天乃「何とかなるわよ。今の話だって聞いてるだろうし」
若葉「……聞いてるだろうな」
精霊として千景ともつながっている若葉は、
どこからともなく聞こえる私は絶対にやらないわ。という
断固たる意志の元にある拒絶を聞きながら、苦笑する
でもなんだかんだやってくれるだろうと思っていることは、伝えない
天乃のお願いという甘えは中々に、断れないのだ
若葉「ともかく、あと少しだ。頑張れ」
天乃「ん」
カツン……と、小さな音がする
まったく動かない左足
地に足ついての支えにすらならない分歩きにくいが
それでも何とか進んでいく
若葉「……無理はするなよ」
天乃「園子にさせる無理はこれくらいじゃ済まないもの……大丈夫」
笑う天乃の額に浮かぶ汗は、尋常ではなかった
- 455 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/05(日) 23:27:45.38 ID:nz4BH5tXo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば少し早い時間から
園子との交渉
天乃「だっこして?」
千景「嫌よ」
天乃「お願い」
千景「嫌って言ってるでしょう?」
天乃「……お願い」ギュッ
千景「あぁもう……なんで私なのよ」
- 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 23:39:07.35 ID:uiB99AZyO
- 乙
わがまま久遠さん可愛いなぁ
あと松葉杖と聞いて変身出来なくなった某鬼隊長を思い出した
- 457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 00:51:02.52 ID:59RTAXzWO
- 乙
杖で歩けるまでになったのか
- 458 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/06(月) 20:13:59.36 ID:wyFHEP+no
-
では少しだけ
- 459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 20:16:44.81 ID:lUBLaJgYO
- よしきた
- 460 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/06(月) 20:35:32.96 ID:wyFHEP+no
-
友奈「くっ……久遠先輩!?」
病室に入ってすぐに、友奈の声が響く
松葉杖の音が聞こえていたのだろう
友奈や東郷はベッドから降りようとしているし、
這い出そうとして失敗した手が見えているベッドもある
天乃「久しぶり……かな?」
友奈「久しぶりじゃないですっ!」
はにかんで見せる天乃と、
怒ったように声を張り上げる友奈
転げ落ちる勢いで出てきた友奈は急いで天乃の体を支えるために手を出す
自分の体のことよりも天乃を気遣ってしまったのだろう
祟りによる熱すぎる体温は天乃へと伝わっていく
天乃「……汗びっしょりね」
友奈「久遠先輩ほどじゃないですよ」
天乃「そう?」
友奈「そうです」
動いたわけじゃないので。と
友奈は笑みを見せる
それが気丈に振舞っているものだと天乃は分かっていても口にしない
友奈も同じだからだ
- 461 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/06(月) 20:55:18.38 ID:wyFHEP+no
-
友奈「ごめんなさい、久遠先輩から来ることになっちゃって」
天乃「ううん、気にしなくていいから」
友奈「……もう歩けるんですね」
天乃「ちょっと、無理をすることになるけどね」
まだ、完全に自由になっていない身体
無理をしなければ歩けないわけだけれど
多少の無理は、リハビリにも必要だから。と、天乃は苦笑する
拭いてもぬぐいきれない汗は疲れもあるが、苦しさから来るものもあるだろう
天乃「今日はちょっと、園子……と、みんなに話があってきたのよ」
夏凜「園子……?」
天乃「ええ、園子は話せる?」
天乃が以前使っていた窓際のベッド
その対面にいる園子の部分だけがカーテンに遮られていて
念のため、問いかける
園子「……大丈夫だよ〜」
天乃「大丈夫そうには、感じられないんだけど」
園子「ちょっと、疲れちゃってるだけなんよ」
笑い交じりの声
でも、疲弊しているのが分かってしまう弱弱しい声だった
- 462 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/06(月) 21:18:25.18 ID:wyFHEP+no
-
友奈に支えられながら、園子のベッドへと近づいてカーテンを開く
疲れ切った園子の笑顔は辛さが目に見えていて
浮かべられている笑顔が、それをより強調させる
園子「天さん……動けるようになってよかった」
天乃「本当にね」
左足は不能だけれど
松葉杖を使えば歩くことが出来る
時期に松葉づえに慣れて、体もちゃんと取り戻せて
今日みたいな苦労はしなくて済むようになる
天乃「でも、貴女達が寝込んでいたら、ダメなのよ」
園子「えへへ……天さんの手、気持ち良い」
天乃「冷たい?」
園子「うん……ひんやり柔らかマシュマロだねぇ」
天乃「そう、じゃぁもう少し触っててあげる」
天乃の体温が多少低いのもあるかもしれないが
園子の体温が、熱すぎる
そのことを口にはせずに、額に触れて
滲む生ぬるい汗を指で拭って、前髪を少しだけ避ける
天乃「話、聞ける?」
園子「そうしててくれたら、頑張って聞くんよ」
- 463 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/06(月) 21:53:51.88 ID:wyFHEP+no
-
天乃「あんまり無理されても困るけど……」
優しくなでながら、後ろの友奈に目を向ける
友奈は風のベッドの近くの椅子に座って、
夏凜たちはベッドで体を起こして、天乃たちの方に注目する
問題はあるが、大丈夫
そんなみんなの頑張りに天乃は頷く
天乃「力を分ける件だけど、まずは園子だけにやろうと思ってるの」
東郷「それは試す。と言うことですか?」
天乃「その通りよ」
樹「私達じゃダメなんですか?」
一番苦しそうな園子
それよりは自分たちにするほうが良い
そう考えているであろう樹に、天乃は首を振る
天乃「一番影響が大きいからこそ、園子じゃないとダメなのよ」
園子「一番悪い人が大丈夫なら、そうじゃない人は大丈夫。だからだよね」
天乃「……ええ」
- 464 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/06(月) 22:05:49.40 ID:wyFHEP+no
-
実験台にされると分かっていても、笑顔の園子
天乃は申し訳ないという表情は見せずに答える
天乃「正直、祟りの影響も大きいから予想がつかないのよ」
次に何が起こるか分からない
でも、力を与えたことによる悪影響があっても困る
だから、一人だけ……園子に試すのだと、
天乃は自分の考えを説明する
危険だ。という呟きこそ漏れたが
それが必要なことであり、
現状での最善策なのだと、誰もが咎めない
園子「私は良いよ〜……大変そうだけど、でも、打開するためには必要なことだから」
風「あたし達じゃダメ……か」
夏凜「少し貰った私達では到底役に立たないわね」
友奈「園ちゃん、大丈夫?」
園子「なせば大抵、なんとかな〜る」
にこっと、園子は笑う
みんなは委ねるつもりで、園子はやる気
天乃「……やっぱり、誰も止めはしないのね」
分かっていた結果を前にして
天乃は嬉しいなどとは、思えなかった
- 465 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/06(月) 22:11:34.15 ID:wyFHEP+no
-
では、少し早いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
園子(ようやく、ようやくなんよ)ドキドキ
園子(ここまで長かった……本当に、長かった)
天乃「顔紅いし、熱も上がってきてるわ。やっぱり止めましょうか?」
園子「え〜……犯すよ?」ニコッ
天乃「えっ?」
夏凜「東郷がうつったんじゃないの? あれ」
東郷「人を病気みたいに言わないで」
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 22:16:30.18 ID:lUBLaJgYO
- 乙
ついに園子にも濃厚なラブシーン来るか…?
物語的にも愛の力で乗り越えて欲しい場面ではあるけど
- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 01:58:50.22 ID:koZaMp4tO
- 乙
おまけの寸止めで笑った
- 468 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/07(火) 22:23:11.79 ID:sLyIjrFqo
-
すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日は出来れば通常時間から
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 22:29:37.84 ID:5Pe2y/DUO
- 了解ですー
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 08:11:04.99 ID:7IhP/EbEO
- 乙
祟りの一件がどうにかなってもまだ神婚の話が残ってるんだよな…
- 471 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/08(水) 20:56:26.90 ID:aIq9U3Y6o
-
では少しだけ
- 472 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 20:59:53.76 ID:2kb8NEBx0
- いえす
- 473 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/08(水) 21:14:28.08 ID:aIq9U3Y6o
-
夏凜「嬉しくなさそうね」
天乃「……ちょっと、複雑」
天乃は深刻なことではないことを示すかのように苦笑する
みんなが協力的なことは、喜ぶべきだし
ありがたいことではある
だが、それが危険なことであればあるほど、
喜ぶことは難しい
若葉達を還すか否かで話し合ったこともあって、
みんながただすべてを頷いてくれるわけではないということは良く分かっている
考えたうえでのものだと分かっている
でも、それでもやっぱり……嬉しいとは言いにくかった
天乃「もちろん、みんなの為にって手を貸してくれることはありがたいのだけど」
園子「天さん、罪悪感は……要らないんよ」
天乃「うん、分かってる」
弱弱しい園子の頬に触れたまま、微笑む
せっかくの厚意
それに対して罪悪感を抱いていては、
その思いを足蹴にするようなものだ
- 474 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/08(水) 21:32:26.54 ID:aIq9U3Y6o
-
天乃「だから、複雑なんだけどね」
罪悪感を抱くつもりはないけれど、
天乃自身の心に嘘をつかないのであれば素直に喜べない
天乃「………」
祟りの件
それに対して、天乃が打とうと考えていた手の一つ
園子の体を借りての力の譲渡のテストは、話した
でももう一つ、話すべきことがある
神婚をする。という大切なこと
当然ではあるが、神様と本当に結婚するわけじゃない
あくまで、バーテックスの親玉を引き摺り出すための手段
でも、失敗したら神婚は成立する
天乃を犠牲に人類は神の眷族となって
永遠の安寧を得ることが出来る……ことになってしまう
それは勇者部にとってはあってはならないことだ
- 475 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/08(水) 22:00:29.78 ID:aIq9U3Y6o
-
友奈「久遠先輩、どうかしたんですか?」
天乃「ちょっと、考え事をね」
友奈「祟りのことですか?」
天乃「ええ」
祟りのことについて。と言うこと自体は嘘じゃないから、
友奈は少し誤魔化した答えであることには、気付かない
困った用意、ぎゅっと胸元に手を宛がう
見せられないほどに穢れてしまった身体
それを見せてしまったらどれほど憤るだろうか
どれほどの無理をさせる決心をさせてしまうのか
その不安が、痛み以上に重く、友奈に息を飲ませる
風「祟りのことって、力を分ける以外に何かできることがあるの?」
樹「もしかして、力を分けるのって聞かされてた以上に負荷がかかるとかですか?」
天乃「ううん、あれ以上ではないはずよ」
天乃自身の力を消耗するため
酷く弱るということはすでに勇者部のみんなに伝わっている
多少の誤差はあるけれど
それ以上に酷いとなると死すら覚悟しなくてはならないため
そこまでではないはずだと、天乃は言う
- 476 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/08(水) 22:18:44.21 ID:aIq9U3Y6o
-
東郷「そのっちのことが心配ですか?」
天乃「かなりの負担をかけちゃうもの……心肺だわ。凄く」
逃げているわけではない
ただ、聞かれていることに答えているだけ
答えながら、考える
今すぐに神婚のことを打ち明けるべきか
少し、時期を見計らってから……
そう、せめて、園子が精神的にまで追い詰められないように
力の譲渡が無事に終えられるまでは話さないでおくか
体調の万全を期すのであれば、後者であるべきだが
時間的猶予を考えるのであれば、今すぐ話すべきかもしれない
どちらも、悪いとは言えないが……
生命の危機に直結する力の譲渡のことを考慮すべきではと、天乃は思う
1、今は話さない
2、実は、神婚を考えているの
↓2
- 477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 22:20:19.38 ID:RGQ/Kx0O0
- 2
- 478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 22:20:48.47 ID:8gxoy0tqO
- 2
- 479 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/08(水) 22:32:43.25 ID:aIq9U3Y6o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
天乃「実は、神婚を考えているの」
風「……そういえば、まだ冷えるから薪が欲しかったのよねぇ」
東郷「あれ使えば暫く持ちそうですよ、風先輩」
樹「束にするのは私がやりますね」
友奈「わーっ! ちょっと落ち着こう? ねっ? ねっ!?」
- 480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 22:41:54.60 ID:qy1q/sEYO
- 乙
祟りの実験と神婚とでお互いに命懸けになるんだよなぁ
特に久遠さんは身体の酷使っぷりが…
- 481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 02:27:11.47 ID:XfqphzXsO
- 乙
神婚がいつになるかはわかんないけどその時までに勇者部が復調してないとって考えるとやっぱり園子に頑張ってもらうよりほかないよなあ
- 482 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/09(木) 20:35:51.64 ID:kx1UFWWwo
-
では少しだけ
- 483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 20:43:15.42 ID:bLDHPEGRO
- よっしゃー
- 484 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/09(木) 20:53:59.58 ID:kx1UFWWwo
-
天乃「こんな時に申し訳ないとは思うのだけどもう一つ相談があるの」
東郷「申し訳ないなんてそんなことありません」
友奈「そうですよっ久遠先輩っ」
ありがとうと言いたいけれど
言えなくて、天乃は笑ってごまかす
友奈の優しい心を感じる表情
それを曇らせてしまうことが、申し訳なくて。
天乃「実は、神婚をしようと思ってるの」
東郷「神前式のことですか?」
天乃「ううん、違うわ」
教会式とは違う、日本の挙式
それではないかと上げた東郷の言葉を否定する
息を飲んで、真正面の園子を見る
二年前からの付き合いだからか
大赦の奥深くに居たからだろうか
園子は察しているような表情だった
天乃「神様……神樹様と結婚をするの」
- 485 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/09(木) 21:34:33.18 ID:kx1UFWWwo
-
風「神様と結婚……?」
天乃「ええ」
樹「どういうことですか? どうして……」
東郷「大赦ですか?」
また、余計なことを。
強い憤りを感じさせる東郷のつぶやき
大赦が原因であると断定しているかのような鋭い瞳
満開のことや、園子のこと
奉火祭の件などいろいろありすぎたのだろう
東郷にとって、大赦は忌むべき組織でしかないのかもしれない
東郷「……また、またですか」
天乃「強制されたわけじゃないわよ。東郷」
東郷「誰かのためだという言葉は、久遠先輩にとっての強制です!」
夏凜「それには同意するけど、天乃だって単に自分一人の犠牲で済むなら。って考えてるわけじゃないんじゃない?」
今までとは違う
犠牲になろうとしているわけじゃない
そう確信しているような夏凜の言葉
東郷は不機嫌さを隠しきれていないながらも
ぐっと引き下がって首を振る
- 486 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/09(木) 21:53:34.95 ID:kx1UFWWwo
-
夏凜「私たちが反対することくらい、天乃は分かってる」
友奈「そう、だよね」
園子「……そうだねぇ」
今の天乃であれば
勇者としての力の有無に関わらず押し込むことが出来る
比較的非力である樹でさえ、天乃を抑えることは出来るだろう
そんな状態でありながら、止められると分かっていることを相談してきたのだ
考えなしに承諾したわけじゃないはずだ
園子「天さんには天さんの考えがある。それも、今までとは違う、ちゃんとみんなが幸せになるための考え」
天乃「それは買い被りすぎだわ」
園子「そうかな〜?」
天乃「そうよ。だって、必ずって、約束はできないもの」
これは博打だ
天乃自身の命と、人類の在り方をかけた博打
もしも失敗をしたら、天乃は本当に神様と結婚してしまうし、それだけではすまない
天乃「失敗したら、私は死ぬわ。神樹様に魂を持っていかれちゃうの」
東郷「なっ……そ、そんな反対ですっ!」
幸せになるためであるのだとしても
また、命を失わせてしまうようなことなんて、させたくない
- 487 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/09(木) 22:16:26.92 ID:kx1UFWWwo
-
東郷「そのっちに力を渡して、私達にも力を渡して……その状態でやるんですよね?」
神婚ですべてにかたがつくのであれば、
園子に無理をしてもらう必要はない
それをやるということは、少なくとも神婚はみんなに力を分け与えた後になる
つまり、天乃の神婚は万全な状態では行われない可能性が非常に高い
神婚が生命力を削って行われるのであれば
与えられる猶予は限りなく短いだろう
そんなの、許せるわけがない
東郷「久遠先輩にやらせるくらいなら、私がやります」
天乃「東郷、それは――」
東郷「私は勇者であり巫女でもある……神婚を行う価値があるはずです」
沙織「それは無理だよ」
どこにいたのか。
おもむろに姿を見せた沙織の無情な一言が続く
沙織「これは神託で選ばれたことなんだ。久遠さん以外の何者にも、代わることは出来ないよ」
- 488 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/09(木) 22:17:13.56 ID:kx1UFWWwo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日は恐らくお休みになるかと思います
再開は明後日、通常時間から
- 489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 22:37:08.60 ID:bLDHPEGRO
- 乙
あくまで天の神に対する囮としての神婚だが…
この説得にはかなり骨が折れそうだな
- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 01:48:31.90 ID:CTKXsf3uO
- 乙
本人たちの結婚式もまだだからなあ
- 491 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/11(土) 20:40:13.08 ID:gGyv6LMqo
-
では少しずつ
- 492 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 20:46:57.12 ID:tOnJFh74O
- やったぜ
- 493 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/11(土) 21:23:45.36 ID:gGyv6LMqo
-
東郷「神託……ッ!」
歯ぎしりさえ聞こえそうな、憤った東郷の声
神託と言う抗えない強制力を提示されたからだ
神託が天乃でなければだめだという以上
それ以外のなにかでは成立させられない
奉火祭のように、巫女か東郷か。
そんな選択はなく、天乃が持っていかれてしまう
そして、天の神ではなく神樹様
祟りのように勇者達を苦しめるようなことはないだろうけれど
加護を与えてはくれなくなってしまうかもしれない
もしそうなのであれば……
友奈「久遠先輩、それ以外に出来ることはないんですか?」
苛立ちを見せる東郷を一瞥し、友奈は天乃へと問う
東郷を鎮めるためには、
神婚を止めるにせよ止めないにせよ
納得させられる何かが必要だから。
友奈「夏凜ちゃんが言ってたけど……ただ犠牲になるだけじゃない考えがあるんですよね?」
- 494 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/11(土) 21:43:44.66 ID:gGyv6LMqo
-
東郷「久遠先輩が死んじゃうのよ? それを――」
友奈「うん……でも、だから。じゃないかな」
友奈は、難しいことは言えないよ。と前置きをすると
困ったように、はにかむ
自分の考えがあっているかどうか、不安なのだろう
そんな友奈に、園子は軽く頷く
園子「……教えて、ゆーゆ」
友奈「う、うん」
東郷「………」
友奈「犠牲になるつもりがない久遠先輩が、犠牲になるかもしれないことをしようとしてる」
それってね。と、友奈は天乃を見る
追い込まれていると、分かったからだろう
無理をさせたくはなかった天乃に無理をさせてしまうことになっているからだろう
少しだけ、唇を噛むのが見えた
友奈「それをするだけの理由があるんだと思う。もちろん、誰も犠牲にならないためだよ?」
- 495 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/11(土) 22:08:00.51 ID:gGyv6LMqo
-
東郷「でもっ」
夏凜「東郷。あんたが天乃に無理をさせたくないって思ってるのは、分かってるわよ」
こういう議論の場で
天乃の考えに対しての反論を述べて、反感を買う
それも覚悟をしてのことだ
天乃のためを思ってのことだ
嫌われるのだとしても、少しでも天乃の為になるのであれば、為すことが出来る
そういう人だと、夏凜は思っている
夏凜「でも、そうせざるを得ない状況なんでしょ?」
天乃「……私の本心を言えば、神様となんてお見合いすらもしたくないわ」
風「天乃、神樹様嫌いだったしね」
天乃「ええ」
お見合いが嫌なのだ
結婚だって当然、避けられるならば絶対に避けていることだ
それでも神婚を行うのには、
みんなが言ったように理由があって。
天乃「それでも私が神婚をするのは親玉を引き摺りだすためよ」
- 496 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/11(土) 22:28:14.64 ID:gGyv6LMqo
-
天乃「神婚をするなんてなったら、天の神は何が何でもぶち壊しに来るでしょうね」
人類を神の眷族とすることに怒り狂うか
天乃という極上の贄を持っていかれることに怒り狂うか
それとも、両方か
だが、来ることだけは確実
天乃「みんなには、その親玉を討伐して欲しいの」
園子「親玉を倒せば、祟りも、神樹様の寿命の問題も何とかなるかもしれないからね」
東郷「そんなこと……」
沙織「東郷さんは、出来ない?」
東郷「久遠先輩が無理をしなくてもできるかもしれないじゃないですか」
祟りの件だって
天乃の力を得られれ葉時間を稼ぐことが出来る
そうするれ葉、戦う力を得られるし
親玉を引きずり出すような何かだってなせるはず
天乃の話は早計だと、東郷は切り返した
- 497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 22:31:54.12 ID:tOnJFh74O
- 東郷さん粘るなぁ
- 498 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/11(土) 23:35:16.44 ID:gGyv6LMqo
-
東郷「久遠先輩の力を借りて、祟りに抗えば出てきてくれるかもしれません」
樹「それは、そうかもしれないですけど……」
風「それまで神樹様の寿命が持たないかもしれないわよ」
夏凜「神樹様の力が本当になくなったら、私達も戦えない」
亡くなることがなかったとしても
消耗しすぎて、勇者に回すような余裕がなくなってしまうかもしれない
時間はないが、余力もないのだ
どちらかがあるのならばまだ、方法があったかもしれない
しかし、ないのが現実
東郷「下手に待って、余計に追い込まれるのを避けたい……ですか」
天乃「ええ」
東郷「………」
それでも何とかする手立てはないのか
それを考え、見つけられなかったのだろう
苦悶の表情を浮かべた東郷は目を伏せる
東郷「だからって、久遠先輩にこれ以上無理をさせるなんて」
嫌だ。
そんなの、許せない
なにより、そうせざるを得ないような状況に追い込まれるような
自分の未熟さが、許せない
握りしめる拳は、食い込む爪は
痛覚を乗り越えて、血を滲ませる
東郷「……その神婚、止める手立てはあるんですか?」
- 499 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/12(日) 00:14:05.42 ID:wCpd/gjyo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日は出来ればお昼ごろから
- 500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:15:05.40 ID:w+ZuArZK0
- おっつー!
- 501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 00:22:18.04 ID:pHIDoJXJO
- 乙
東郷さん…普段猥談とかしてる分こういう時は真面目で優しい子なんだなぁと
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