やちよ「魔法少女裁判よ」ひなの「私が裁判長?」

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1 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 11:48:05.65 ID:rMQ3p7j50
今イベのifルートです
2 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 12:40:25.48 ID:rMQ3p7j50
バグに巻き込まれてここに立ててしまいました。問題がないならばこのまま続けたいと思います。R要素はありません
3 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 12:43:05.89 ID:rMQ3p7j50
ねむ「それで裁判長は万年桜に頼もうと思うのだけど」

やちよ「だめね」

やちよ「あなたたちのことを信用してないわけじゃないけど、やはり万年桜の調整者が当事者では中立性に疑義がでるわ」

やちよ「万年桜の情報収集のシステムを構築しているのが里見さんともすればなおさらよ。これではとてもみんなを説得できない」

ねむ「三審制とかにしてもだめかな」

やちよ「結局裁くのがウワサなら、何審やろうが同じことよ」

うい「……」

鶴乃「でもじゃーどうするの?」

やちよ「裁判という形式をとるなら、裁判長には中立な人を頼まざるを得ないわ。たとえ私たちにその資格がなくてもね。」

やちよ「裁判以外の方法があればいいのだけど。難しいでしょうね、ほかの方法は」
4 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 12:46:08.82 ID:rMQ3p7j50
廃工場にて

ひなの「――それで私に裁判長を引き受けてくれないか、と」

やちよ「ええ」

ひなの「本当なら調整屋とか、あなたや和泉がふさわしかったのだろうがな…」

やちよ「調整屋はそもそもこの裁判にかけろという声まであるくらいだから…いろはとういちゃんが私と一緒に住んでいることも周知の事実なのよね…」

十七夜「自分も、今回環君とそれなりに長い時間共闘したからな。端からみれば客観性がないように思われるだろう」

ひなの「確かに私には環いろはとの交流はあなたたちほどはない。しかしやはりアタシにそんな器は…」

十七夜「百も承知だ。そもそもそんな器の魔法少女などいない。少なくとも神浜にはな」

やちよ「しかし、だからと言って、あの二人が裁判もやらずに死ぬことも、放免となることもあってはならないと思うのよ」

ひなの「待ってくれ。二人が死ぬってどういうことだ」

十七夜「あの二人は死のうとしている。ウワサによる裁判を提案したのもそのためだ。私が直に確かめた」

やちよ「柊さんはウワサを自由に設定できる。裏を返せば自分たちが極刑になるように操作もできてしまう」

十七夜「13歳に耐えられる罪の重さではなかったということなのだろうな」

ひなの「……」

やちよ「二人が罪に生きて向き合う『儀式』についてあれこれ考えてみたのだけど、結局私たちにはこれしか思いつかなかった」

ひなの「…」

ひなの「……誰かがあの二人を裁かなければならない。その役目を引き受けられるのが私しかいないというのなら――」
5 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 12:52:16.64 ID:rMQ3p7j50
裁判当日
法廷弁護人控室(調整屋別室)にて

ねむ「さて、八神やちよが弁護人になってるのはいいんだよ。僕たちが指名したからね。」

ねむ「おかしいのはここにお姉さんとういがいることだね。僕は選任した覚えはないんだけど。この中の誰かが選任したの?」

みふゆ「いえ」

みたま「……私は誰も選任してないわ」

月咲「私たちは十七夜さんがいいって言ったんだけど、『光栄至極の極みだが自分には向いていない』って」

灯火「わたくしも選任してないんだけどなー。言ったじゃない?お姉さまとういは役不足だって。向いてないって自分でも思うでしょ?」

ねむ「ここで欲不足は誤用だよ、灯火。」

灯火「一々細かいんだよ、ねむは」

うい「おかしいね」

ねむ「うん?」

いろは「うん。おかしいよね、うい」

いろは「これから裁判で極刑を受けようとしている人が、弁護人の能力を気にするなんて変だよ」

灯火「……和泉十七夜ィ」

ねむ「やれやれ、僕たちには内心の自由もないんだね」

十七夜「テロリストに内心の自由などあるものか」

ねむ「とんでもない発言が飛び出した」
6 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 12:56:55.53 ID:rMQ3p7j50
いろは「それでね、なんで二人が私たちを外したのかなって話してたら、やちよさんが」

いろは「私たちに神浜中の魔法少女の憎悪が向くのを防ぐためだろうって」

灯火「わたくしたちの心を勝手に読まないでよね」

ねむ「それで?僕たちの思いは汲んでくれないのかな?僕たちがしでかしたことでお姉さんとういにみんなの憎悪が向くなんて、死ぬよりつらいことだよ」

いろは「そんなのなんてことない。私は二人が死ぬ方がよっぽどつらいよ。死ぬより辛い」

灯火「お姉さまはわたくしたちがみーんな忘れてる時からずっとそうだったよねえ。わたくしたちにそんな風に気に掛ける価値なんてないんだよ」

うい「どうしてそんなこと言うの?」

灯火「だって事実だもーん。」

ねむ「ういとお姉さんの友人にこんな罪を犯した人間はふさわしくないと思うよ、本当に。」

いろは「確かに灯火ちゃんとねむちゃんが背負っている罪は、二人で背負うには重すぎるものかもしれない」

いろは「だから、その罪を私たちにも背負わせてほしい」
7 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 13:01:32.76 ID:rMQ3p7j50
灯花の漢字間違えていました。すいません

灯花「何言ってるの?お姉さまは関係ないじゃん」

いろは「あるよ。あなたたち三人は私を助けるために契約したんだよね?」

ねむ「それはそうだけど…」

灯花「きっかけがそうだっただけだよ。わたくしたちは自分のやりたいことをしただけだよ」

うい「違うよ。本来の二人はそんな人じゃないもん」

ねむ「ういは優しすぎるんだよ。君たち二人に会う前の僕たちなんてろくなもんじゃなかったんだ」

うい「違うよ!」

灯花「違わないんですー」

いろは「ねえ、二人の言う通りだと仮にしてさ、灯火ちゃんとねむちゃんは、たぶんういのことを忘れたからああなっちゃったってことなんだよね」

ねむ「そうだと思うよ。ういがいたらあんなこと絶対にしなかったとは思う」

うい「そして、私のこと忘れたのは、私を救ったから」

いろは「私とういは、確かにねむちゃんと灯火ちゃんに救われたんだよ。そしてその結果として二人があの参事を引き起こした」

いろは「だから私たちは灯火ちゃんとねむちゃんの罪を一緒に背負うって決めたの」

灯花「……」

ねむ「勝手なことを……」

やちよ「……ねえ、いろはが頑固なのは知ってるでしょう?見たところういちゃんもそうね。」

やちよ「こうなったらもう絶対にひかないわよ。どんな手段を使ってでも弁護席にたどり着いて居座るでしょうね」

灯花「……」

ねむ「もう好きにして……」
8 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 13:02:19.32 ID:rMQ3p7j50
キリがいいので今回はここで区切ろうと思います
9 : ◆jYs2TmgLFc [sage]:2019/03/29(金) 15:27:47.00 ID:rMQ3p7j50
すいません。トリップだけ返させていただきます。次の書き込みの名前でやっていきます
10 : ◆ubUwzHgOw5Q4 [sage]:2019/03/29(金) 15:28:35.03 ID:rMQ3p7j50
これでいきます
11 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:32:11.73 ID:kLjQ+nN90
やちよさんの苗字を間違えました。以後気を付けます
それでは続きを投下します
12 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:34:28.46 ID:kLjQ+nN90
法廷(調整屋)にて

十七夜「というような経緯で我々はこの裁判を行うことを決定し、その役職者を選任した。裁判長は都ひなの、検察側に常盤ななか、遊佐葉月。傍聴席の諸君、この案に異論はないか」
……

十七夜「異議がないのであれば以降の進行役を裁判長殿に譲る。私は以後助手に徹しよう」

ひなの「引き継いだ裁判長の都ひなのだ。弁護人はすでに選任されている。七海やちよ、環いろは、環うい。なおこれは承認事項ではない。」

ひなの「判決と進行は日本の法律と判例も参照して行う。では検察側からお願いする」
13 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:36:47.51 ID:kLjQ+nN90
ななか「本法廷での審理事項は、みなさんご存じのとおり、神浜に多大な被害をもたらした先日のワルプルギスの夜の襲来です」

ななか「かなりの規模の魔女でした、我々が一人もかけずに撃退できたこと、死者が一人も出なかったことは奇跡であり、結果論にすぎません」

ななか「これを招来させたのがマギウスの翼。本件の被告人はこのマギウスの翼の中心メンバーだった者たち、即ち柊ねむ、里見灯火、梓みふゆ、天音姉妹。およびこれに協力していた八雲みたま」

ななか「検察側は、柊ねむと里見灯火に極刑、梓みふゆに無力化刑、天音姉妹と八雲みたまに制限刑を求めます。以上です」
14 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:38:08.08 ID:kLjQ+nN90
ひなの「弁護側反論を」

やちよ「えー、まず検察側が上げた者の中に複数名、そもそも訴追されること自体がおかしい人がいるわ」

やちよ「まず天音姉妹。彼女のマギウスの翼における役職は白羽根マギウスにの意思決定に関与できる立場ではなかった」

やちよ「これは梓みふゆも同様よ。なぜこの三人が訴追されているの?」
15 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:40:51.16 ID:kLjQ+nN90
葉月「天音姉妹は羽根の中では別格の存在だった。マギウスの翼には天音姉妹がいると騒動前から認識していた方も多いと聞くよ。」

葉月「天音姉妹と梓みふゆはマギウスの翼の初期からの中核メンバーで広告塔としての勧誘を担い、他の羽根たちを統率していた」

葉月「マギウスの翼をここまでの組織にしたのはこの三人の責が大きい。」

葉月「特に梓みふゆはマギウスに意見できる唯一の構成員だったとされている。」

ななか「この三人はワルプルギスの夜襲来は知らされていなかった、ないし反対していたようですが、マギウスの翼が最初に起こした大事件、キレーションランドの大量殺人未遂には積極的に関与していました」
16 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:43:04.81 ID:kLjQ+nN90
やちよ「でもキレーションランドの件は訴追されていないでしょう?」

ななか「そうでしたね。失礼しました。」

ななか「ええ。誰かを犠牲にしてでも救われたいという思い自体は完全には否定しきれません。」

ななか「それだけ切実であったことは理解します。ですから焦点を当てているのはワルプルギスの夜を招来させたことのみです」
17 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:46:36.52 ID:kLjQ+nN90
やちよ「梓みふゆと天音姉妹がマギウスの翼に貢献してきたのは、まさに自分が救われたいという思いからよ。」

やちよ「その点では他の羽根たちとなんら変わらない。」

やちよ「天音姉妹の貢献度というのも不明確なのよね。羽根の中で上位、ということ以上のものは資料からは読み取れない」

やちよ「どれほどの権限が与えられていたのかは不明確。」

やちよ「梓みふゆについても、マギウスに意見できる立場と言っても、結局それを採用するか否かにはマギウスの絶対的な裁量があった。」

やちよ「ワルプルギスの夜招来計画は直前まで知らなかったし、反対したことでマギウスに殺されかけている。」

やちよ「ワルプルギス招来以外のマギウスの翼の行いは不問、とするならば彼女たちも訴追されるべきではないと考えるわ」
18 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:49:07.79 ID:kLjQ+nN90
やちよ「それと八雲みたまの訴追理由、マギウスの計画に協力していたというけれど、ワルプルギス計画以外のマギウスの所業を不問とするならば、これに協力したことも不問にならないとおかしいわ」

やちよ「あれほどの組織を相手に完全に中立を保つことは難しかったでしょうし」

ななか「しかしマギウスの翼構成員は調整屋の常連でした。調整屋が記憶を見たことでワルプルギスの夜の将来を知っていた可能性があります」
19 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:51:34.70 ID:kLjQ+nN90
ひなの「どうなんだ、マギウスの二人、ワルプルギスの夜のことを調整屋が知っていた可能性はあるか?」

ねむ「うーん。あれを思いついたのは計画の割と直前だったからね。羽根に伝わったのはさらに後だから、漏れることはないんじゃないかな」

ねむ「僕もワルプルギス計画が頭にある状態で調整屋に行った覚えはないよ。知らなかったんじゃないかな」

灯花「わたくしもねむと同じだよ」

やちよ「この二人に嘘をついてまで八雲みたまをかばう理由はないわ」
20 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:53:22.31 ID:kLjQ+nN90
葉月「でも、マギウスはもう一人いたでしょ?アリナ=グレイはどうなのかな?」

ねむ「アリナが計画を知った後に調整屋に行ったか、だよね?正直わかりかねる。僕はほとんど別行動をとっていたから」

灯花「わたくしもずっと一緒だったわけではないからねー」

ななか「アリナ=グレイから知ることはできた可能性があるわけですね。知らなかったとは言い切れません」

やちよ「逆よ。知っていたと言い切れない限り裁くべきではない。裁判の基本よ」
21 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:54:14.66 ID:kLjQ+nN90
やちよ「以上弁護側としては、梓みふゆ、天音姉妹、八雲みたまの訴追を取り下げることを求めるわ」

ひなの「どうなんだ検察側。そちらが取り下げないならこちらで対応することになるかもしれないが」

ななか「弁護側の主張をのみます」
22 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:57:12.23 ID:kLjQ+nN90
あきら「ななか、中々苦しい滑り出しだね」

かこ「やちよさんは、さすが大学生って感じです」

美雨「いや、おそらくここまでは想定通りネ」

かこ「え?そうなんですか?」

美雨「ななかもマギウス以外のメンバーを裁くつもりはないと思うネ。だからおとなしく引き下がったヨ。

美雨「自由意志で参加していた構成員が多すぎる。これを全部裁くとなると、神浜の魔法少女の分断を招くことになりかねないネ。」

美雨「やっぱりワルプルギスを知っていたか知らないかで線引きする他ないと思うヨ。」

あきら「じゃあなんで訴追したのかな?」

まさら「みんなの納得を得るため、でしょうね」

美雨「そう。これはマギウスの構成員を私たちが受け入れる儀式ネ。

美雨「たとえ合理性がなくても、私たちの中にくすぶる意見は、この公開の法廷ですべて出し尽くす必要があるということネ」

あきら「となると――」
23 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 15:59:26.83 ID:kLjQ+nN90
やちよ「それで次に二人への刑罰なんだけど、本気で極刑なんて適用できると思ってるの?」

ななか「それだけの惨事を引き起こしたと思いますが」

やちよ「何の法律に準拠してるのかしら?」

葉月「えーと殺人未遂?」

やちよ「日本国憲法下で殺人未遂に極刑なんて聞いたことないわ。どんな前例を踏襲してるのかしら?」

ななか「内乱罪、というのはダメでしょうか」

やちよ「それは日本の統治機構を破壊するような行為に適用される罪よ。神浜で暴れたくらいで適用されるものではないわ」

やちよ「というか、法律的には、そもそも彼女たちの年齢で極刑なんてありえないのよ」
24 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 16:01:36.08 ID:kLjQ+nN90
ななか「しかしですね、日本の法律を参照するとは言っても、どこまで参照するのかという問題がありますよ」

ななか「結局のところ、これは法律に基づいた正式な裁判ではないわけです」

やちよ「可能な限り日本の法律は参照するべきだと考えるわ。そうじゃないとこれは本当にただのリンチになってしまう」

やちよ「事件としても、物的被害は甚大でも死者は出ていない。法律を参照できないレベルの例外的な重大事案ではないと主張するわ」

ひなの「検察側、反論は」

葉月「特にないよ」

ひなの「では弁護側の主張を認める」
25 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 16:03:18.32 ID:kLjQ+nN90
やちよ「それとね。無力化刑だっけ?これが下されると変身できなくなるわけだけど、これが下された場合はその分グリーフシードは供給されるわけよね?」

葉月「やっぱりそうなる?」

やちよ「当然よ魔法少女が変身できないってことはグリーフシードを調達できないってことよ?極刑と同じじゃない」

ななか「そうですか」

ひなの「検察側も異論ないようだな。裁判長としては、極刑があり得ない以上、事実上の極刑も不可と考える」
26 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 16:05:29.33 ID:kLjQ+nN90
いろは「やちよさん凄いです!」

ねむ「有能な弁護人というのも困りものだねえ」

灯花「被告人の意思を無視する弁護人って有能なのかなー」

ねむ「そもそも僕たちのためにまじめに働くってのが計算外だよ」

ねむ「大学生の七海やちよに頼んだ方が安心だからって、ういとお姉さんをあきらめさせるための方便のつもりだったんだけど」

やちよ「いくらなんでも極刑なんて容認できるわけがないでしょう」

うい「あれ、これ私たちいらなくない?」

やちよ「何を言ってるの。ここからがあなたたちの出番よ。」

うい「え?」

やちよ「私、極刑さえ回避できれば後はいいかなって考えてるのよ。これから先も私に任せていいのかしら?

やちよ「あとはあなたたちが勝ち取るべきだと思う」

いろは・うい「……はい!」

ねむ「いやもう本当にみんなもう帰っていいんだけど」

27 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 16:06:43.75 ID:kLjQ+nN90
まさら「ここまでは計算通りなのかしら」

美雨「ななかの性格上、極刑を本心から望んでいたわけではないだろうからネ。ただ――」

まさら「厳罰は望んでいる、のかしらね?」
28 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/03/30(土) 16:07:18.57 ID:kLjQ+nN90
今回はここまでにします
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 16:10:03.94 ID:/9JoH0ZV0
公式より読み応えあるわ
30 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/04/01(月) 12:47:56.15 ID:ISCE55f30
投下します
31 : ◆ubUwzHgOw5Q4 :2019/04/01(月) 12:50:39.82 ID:ISCE55f30
ひなの「次に量刑の審議に移る。弁護側、何か主張あるか」

いろは「ええとですね、まず、そもそもことが起きた経緯なんですけど」

いろは「私を三人が助けようとして、そしたらその場にいたういが魔女になりかけて、ういをこの世界から切り離したら、二人がういを忘れてしまった、ということにあるんです」

いろは「ういはたぶん二人の心のなかの、とても大切な中心にいたんじゃないかなと思うんです」

いろは「ういのことを忘れなければ二人はこんなことをしなかっただろうと二人は言っています」

いろは「ういのことを忘れたのは、ういを助けようとしたから。これって同情すべき点ですよね?」
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