【五等分の花嫁】風太郎「俺は二乃と幸せになりたい」【安価SS】

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1 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 20:18:40.60 ID:IQ/I3zo/O

あの期末試験の後の告白から数ヶ月後。

波乱の修学旅行から帰ってきた後、俺は二乃の告白の返事をする事にした。

最初は二乃の言う通り最悪の出会いだった。性格がひねくれていて、俺はこいつに何度も煮え湯を飲まされていた。

お洒落にばかり気を使って、中身のないすっからかんの今どきの馬鹿。

そう思っていたが、告白されてから二乃を意識して見ると今まで二乃のわかりやすい外見しか見ていなかったのは馬鹿な俺の方だと気が付かされた。

社交的で料理上手、姉妹思いの二乃にどこか惹かれていく自分がいた。

最初はきっぱり断るつもりだったが、修学旅行を経て、二乃の魅力に気が付き、どう返事していいのかわからなくなっていた。

二乃の事が好き?いや、好きかと問われるとわからない。

でも、日が立つにつれ、俺の中で二乃が嫌な奴からちょっと気になる奴に変わっていたのは事実だ。

そんな二乃にいつまでも返事をせず、キープしておくような真似をするのは不誠実だと思った。

そんなわけで、バイト中に二人っきりで皿を洗っている時、俺は二乃に告白の返事をした。

風太郎「なあ、俺たち付き合ってみないか?」
2 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 20:22:11.88 ID:IQ/I3zo/O

二乃「え?」

皿を洗う二乃の手が止まった。

風太郎「この前の返事のつもりだったのだが」

二乃「それって、あんたも私の事、好きってことよね?」

風太郎「すまんがそれはわからない。でも、嫌いじゃない。むしろ気になる」

二乃「うん……」

二乃が恥ずかしそうに顔を耳まで真っ赤にしている。

風太郎「だから、お前の好きという気持ちに答えられていないかもしれないが」

風太郎「もっと二乃の事を知りたい。その気持に偽りはない。だから、付き合ってみようぜ」

二乃「いいわよ」

そんな中途半端な返事だったが、二乃はOKしてくれた。

何も結婚を前提に付き合うって訳じゃない。軽い気持ちでお互い合っているかどうか試してみようってだけだ。

そんなノリのつもりだったが、ふと隣で皿を洗う二乃を見ると、その横顔、そのうなじが……俺の原意識の奥にある花嫁姿とダブって見えて、俺は慌てて二乃から目をそむけた。

3 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 20:24:13.64 ID:IQ/I3zo/O

・ 五等分の花嫁の主人公、上杉風太郎がヒロインの二乃とお付き合いするSSです。

・ 基本的に風太郎が安価で行動していきます。コンマ判定もあります。

・ 風太郎の(一応の)目標は、二乃とハッピーエンドを迎えることです。

・ パラメーターは@二乃の好感度 A二乃への愛情 B幸せカップルポイント の3つです。

・ @二乃の好感度が高いほど、二乃が積極的に仲良くなろうとしてきます。

・ A二乃への愛情が高いほど、他の姉妹からの攻撃に対する防御力が高くなります。

・ Bこのポイントをマックスにすることが目標です。@とAが高いほど上がりやすいです。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 20:26:44.47 ID:AHn0oaPoo
きたい
5 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 20:27:39.86 ID:IQ/I3zo/O

バイトを終えて……

二乃「それじゃあ私達、カップルになったってことでいいのよね?」

風太郎「改めて確認されると、照れるな」

二乃「光栄に思いなさいよ、私のはじめての彼氏になるんだから」

風太郎「ああ、よろしく頼むぜ!」

二乃「それじゃあ、お付き合いにするにあたって、色々確認しないとね」

二乃「私達の関係だけど、他の子達にはどうしましょうか?」

二乃「私以外から告白されていたとかないわよね?薄々気がついているかもしれないけど、あんたの事好きな子だっているんだから」

風太郎「告白は……されていないな」

二乃「ならいいけど。でも、あの子達にどう報告しましょうか……傷つけなきゃいいけど」

二乃は姉妹の事を心配しているみたいだ。

二乃「みんなに報告する?それとも隠す?」

初期パラメーター
二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■□□□□□□□□□


最初の方針は重要だ。
↓1
@ 全員に一斉に報告する
A 個別に根回しする
B 秘密にする
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 20:34:15.56 ID:AHn0oaPoo
1
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 20:34:22.19 ID:JiOZMWvko
1
8 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 20:49:52.25 ID:IQ/I3zo/O

風太郎「次の勉強会の時、全員に報告しよう」

隠してもいつかはわかることだ。それに、こういうことは最初にしっかりしておくのが大事だ。

二乃「大丈夫かしら……」

二乃は心配そうにしている。

風太郎「まあ、あいつら驚くだろうな」

なんたって俺と二乃は水と油だった。そんな二人が付き合うとなったら驚きだろう。

風太郎「心配するな。きっと祝福してくれるさ」

二乃「わかった。信じるわ」

二乃は真っ直ぐ俺を見つめた。この信頼に応えるには、誠実である必要がある。

二乃「でも、付き合えるなんて、夢みたいだわっ」

二乃「私の事、しっかり幸せにしなさいよ、フー君♡」

これまで適当に聞き流していたが、付き合った途端、二乃のフー君呼びが気恥ずかしくなる。

二乃「あと、大事な事、最初に伝えておくわね」

二乃「浮気したら絶対許さないから」

二乃「私と付き合う時、守って欲しいのはそれだけ。それじゃ、今日は一緒に帰りましょ!」

こうして俺たちは晴れてカップルとなった。


だがこの時俺は甘く見ていた。幸せになるためには乗り越えなければならない試練が多いということを。

そして俺たちは試練を乗り越えれば乗り越えるほど、固い絆で結ばれていく関係なのだ。


9 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 21:56:30.61 ID:IQ/I3zo/O
一花「おっはー、フータロー君♪」

通学路のいつもの場所で一花とばったり遭遇した。

一花「ん?なんかいいことあった?顔がにやけているぞ」

風太郎「なんでもない」

一花に覗き込むように顔を見られて、思わず目をそむけてしまう。

開いた制服の胸元が視界の端に見えて目に毒だ。

昨日、俺は二乃と付き合う事になった。夜は二乃とのこれからの関係を想像して、なかなか寝付けなかったが……

今日の放課後の勉強会で、俺達の関係をみんなに報告する。そう決めたが……

一花「怪しいなー……そうそう、フータロー君にプレゼントがあったんだ」

そう言って一花はカバンから何かを取り出した。

一花「はい。これ。映画の試写会のチケット。私がちょい役で出てる奴」

映画……二乃と最初のデートにはいいかもしれない。そんな事をいちいち考えてしまう。

一花「これあげる」

風太郎「おお、サンキュー」

一花はチケットを1枚俺に渡した。

一花「それじゃあ今週末、一緒に私の勇姿を見に行こー!」

風太郎「ちょ、ちょっと待て!」
10 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 21:57:26.20 ID:IQ/I3zo/O

一花「ん?」

しまった。これは一花からのデートの誘いだったのか……!そういえば、一花も俺の事を……

三玖の姿での、遠回しな告白姿を思い出してしまう。

風太郎「これは……受け取れない」

今の俺は二乃と付き合っているんだ。一花と二人っきりで映画に行く訳にはいかない……

一花「え?なんで?」

一花は顔色を変えない。「女優の私のお誘い、当然受けるよね?」と自信満々だ。

一花に好意を寄せられていること。それは光栄だ。でも、俺は二乃と……

↓1 どうやって一花の誘いを断りますか?

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 22:05:33.67 ID:JiOZMWvko
週末は私用があって行けなくてな
12 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 22:28:57.26 ID:IQ/I3zo/O

風太郎「週末は私用があって行けなくてな」

一花「ふーん、私用って何?」

今日の一花はぐいぐい来る。真っ直ぐ目を見つめられると、俺はタジタジになった。

風太郎「とにかく!週末は映画、行けないから!」

一花「そっか」

そう言って一花は後ろを向いた。

なんとか一花の誘いを無難に断った。

一花と一緒に登校する間、彼女は不気味な程無言だった。

誘いを断って拗ねてるのか……

風太郎「おっ。あそこにみんないるぞ」

遠くに二乃、三玖、四葉、五月が仲良さそうに並んで歩いている。

俺は一花と二人きりでいるのに耐えられなくなり、彼女たちの方へ駆け出そうとした。

一花「待って」ギュッ
13 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 22:34:48.72 ID:IQ/I3zo/O

一花に制服の袖を掴まれた。

一花「あのねっ、フータロー君、大事な話、していいかなっ」

一花「実は私……」

嫌な予感がした。この先の話を聞くと、面倒な事になる。

四葉「あれ?上杉さんに一花!」

遠くでそんなやり取りをしていると、目のいい四葉が俺たちの姿を発見した。

風太郎「その話は、放課後の勉強会が終わったあと……よければ聞くから」

風太郎「とりあえず、今はあいつらと合流しようぜ」

一花「……」

なんとか上手いこと逃げ切った。
14 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 22:36:41.70 ID:IQ/I3zo/O

四葉「二人はよく一緒に登校していますねっ」

五月「一花はいつも買い物していますが……そんなに買い食いしていたら太りますよ」

一花「あはは、五月ちゃんに言われたくないなぁ」

二乃「……」

風太郎「……」

二乃と一瞬目があって、俺は慌てて顔をそむけた。

三玖「?」

なんだか気恥ずかしくなる。昨日までただの家庭教師と生徒の関係だったが、今日から俺たちは恋人なんだ。

恋人らしいことはまともにしていないが……俺たちが本当の意味で恋人になるのは、おそらく今日の勉強会で全員に報告して祝福を受けてからになるんだろう。



15 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 22:37:55.28 ID:IQ/I3zo/O

午前の授業中も、遠くに座る二乃を気がついたら目で追っていて、勉強に集中出来なかった。

やはり恋は勉強の天敵なのだろうか。学生時代に恋愛にうつつを抜かすやつはそこが人生のピーク。その説は事実なのかもしれない。

三玖「フータロー」

風太郎「んあ?」

三玖「朝から変だよ、今日の君」

気がついたら授業は終わっていて、昼休み前だった。

学生たちは皆、仲のいい友達と食堂に出かけたり、机を並べて飯をくったりしている。

三玖「フータロー。今日のお昼はどうするの?」

風太郎「食堂かな。いつもの焼肉定食焼き肉抜きだ」

俺は背伸びをして、椅子から立ち上がった。

三玖「そんな貧乏なフータローに。はい、これ」

そう言って三玖が紙袋を差し出してきた。

風太郎「なんだ?これ?」

三玖「パン。焼いてきたんだけど」

風太郎「パン……ああ、お前パン屋で働いていたな」

三玖「まだ、お店に出せるレベルじゃないんだけどね、練習で……結構、いいのが焼けたから」

三玖「味見、して欲しい」

三玖「よければ、一緒にお昼食べない?」

↓1 三玖のパンを受け取りますか?

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 22:39:15.23 ID:AHn0oaPoo
貰えるもんは貰っておこう
受け取る
17 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 23:02:23.95 ID:IQ/I3zo/O

風太郎(貰えるもんは貰っておこう)

風太郎(別にパン貰うくらいいいだろ。昼食代浮くし)

風太郎「サンキュ、三玖」

三玖の焼いてくれたのはクロワッサンだ。三玖は俺の隣に座ってパン袋を広げた。

風太郎「それじゃあ頂きます。んっ」モグモグ

風太郎「うまいっ!こりゃあうまいっ!貧乏舌な俺にもわかるが、焼き立てのパンは違うぜ!」

風太郎「本物の竈で焼いたパンだな、こりゃ!それに、おこげがいい塩梅でカリッとしているっ!」

風太郎「こりゃー、何個でも食えるぞ!」モグモグ

三玖「よかった。フータローに喜んでもらえてっ」

三玖の満面の笑みに、少しドキッとした。

三玖「一応、気に入ってくれたときのために……たくさん焼いてきた」

そう言って三玖はカバンからもっとおおきな紙袋を取り出した。

三玖「賞味期限は今日中。お家でらいはちゃんにも食べてもらってね」

風太郎「うん、これはらいはも喜ぶなぁ」
18 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 23:05:05.77 ID:IQ/I3zo/O

二乃「あら。美味しそうなパンの香りね」クンクン

五月「三玖!私の分はないのですか!」

三玖「げっ」

香りにつられて五月と二乃がやってきた。

三玖「みんなの分もちゃんと作ったから……今日の勉強会で振る舞おうと思って」

二乃「そうそう実は今日、私もお弁当作ってきたんだけど」

そう言って二乃はカバンから弁当箱を2個取り出した。

おそろいの弁当箱だ……

二乃「材料が余っちゃっただけよっ!勘違いしないでっ、あんたのためにって訳じゃなくて、食材がもったいなかったからなんだから…!」

クロワッサンを食ったせいでお腹が膨れてしまっている。

二乃「無理に食べなくてもいいわよ。三玖のパンでお腹いっぱいならね」

二乃「余ったお弁当は五月にでもあげるから」

↓1 二乃のお弁当を受け取りますか?

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 23:13:15.00 ID:JiOZMWvko
そりゃ受け取るよ
20 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 23:34:55.45 ID:IQ/I3zo/O

風太郎「いや、ありがたく頂戴するぜ!」

そんな事言われて受け取らない男がいるか?

いくら三玖のクロワッサンでお腹が膨れていても、二乃が作ってくれた弁当は食う。

それが筋ってもんだろ?

二乃「……♡」

二乃は嬉しそうにしていた。

弁当箱を開けると、可愛らしいタコさんウインナーに卵焼き、ほうれん草のおひたしにご飯。

よくあるお弁当だ……ご飯にトッピングでハートマークが描かれている事以外は……

五月「うわっ(ドン引き)」

二乃「何よ、いいじゃない、これくらい……」

三玖「……」

風太郎「……///」

俺は急いで二乃の弁当を食った。

午後の授業は腹が重たくて、まともに内容が入ってこなかった。

やはり恋愛は勉学の敵のようだ……
21 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 23:40:53.09 ID:IQ/I3zo/O


今日の放課後は中野家での勉強会だ。

このアルバイトをしてから、上杉家の生活もずいぶんと楽になった。

勉強を教えるだけじゃなく、五つ子共のメンタルケアもしないと行けないのが面倒だが……

最近はなんだか彼女たちの関係もぎくしゃくしているみたいだ。

その原因は自惚れているように聞こえるかもしれないが、俺にあるのだろう。

年頃の5人の女の子に男が1人。嫌われたままであれば問題なかったかもしれないが、彼女たちの信頼はそれはいつの間にか恋心に変わっていった。

全く、頭がお花畑な連中だ。信頼と友情は全く別の感情であるのに、いつの間にか恋心に収斂していく。

そして、俺もいつしかその馬鹿な感情に飲み込まれていた。

あの二乃と付き合うだなんて。我ながら、どうしてあの日、そんな提案をしたのか、わからなくなる。

四葉「それじゃあ、今日も勉強会、始めましょー!」

風太郎「待ってくれ、四葉。勉強会の前に、大事な話がある」

五月「大事な話って……また父がなにかあなたに言ったのですか?」

風太郎「いや、そういう話は特にないが……勉強とは関係のない、全くの私事なんだが」

二乃と目が合った。二乃は強く頷いて俺の決断を後押しした。
22 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/21(日) 23:48:17.69 ID:IQ/I3zo/O

一花は何やら不穏な気配を感じ取ったのか、眉をひそめている。

三玖は不安そうに俺の顔を見つめていた。

四葉はキョトンとしていた。

風太郎「実は、俺……!二乃と付き合う事にしたっ!」

場が静まり返った。

風太郎「ずっと前に、二乃から告白されていて、返事は保留していたんだが」

風太郎「昨日、二乃にその返事をした結果」

風太郎「付き合う事になったんだ」

五月「二乃、本当ですか?」

二乃「ええ。彼の言っていることは事実よ」

四葉「そんな……二乃と上杉さんが……」チラッ

一花「……」

三玖「……」

二乃「悪びれるつもりはない。私は正々堂々、戦ったんだから」

二乃「だからこそ、私はあなた達に認めて欲しい。祝福して欲しい……!」

そう言って二乃は深々と姉妹に頭を下げた。

二乃「私と彼、付き合う事になったけど、みんなに認められて、初めて私は幸せになれるわっ」

二乃「お願い、祝福を」

二乃はどんな時も真っ直ぐだ。そんな姿勢に、俺は惹かれていたのかもしれない。


↓1
コンマ50以上 姉妹全員からの祝福を手に入れる カップルポイント 1+
コンマ50未満 祝福は手に入れられず 

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 23:49:02.05 ID:9Fg0/lKV0
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 23:51:42.32 ID:lLb1kTimo
ラウンド1、ファイッ!
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 23:54:44.95 ID:JiOZMWvko
知ってた
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 23:55:15.04 ID:Ep+FTCoto
ここではもらえないほうがおもろそうだな
27 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/22(月) 00:09:50.32 ID:HDylQj85O

爆弾が落ちた後のように長い長い沈黙だった。

姉妹全員の顔がこわばっている。

時期尚早だったか。しっかり根回しする必要があったのか。それとも秘密にしていればよかったのか。

そう後悔してしまうほど、重苦しい沈黙だ。

沈黙を破ったのは三玖の涙だった。

三玖「うっ……ううっ……」ポロポロ

勉強会のテーブルに供された、少し焦げたパンを俺はじっと見た。

三玖の想い。三玖の好意。三玖の気持ち。

俺はそれに気がついていた。それなのに、こんな乱暴な報告をしてしまったことを少し悔いた。

でも、仕方がないことだ。どこかで言わないといけない。どこかで、区切りを付けないといけない。

俺は二乃を選んだ。その気持に後悔はない。しかし、何かを選ぶということは、何かを選ばないという決断だ。

選ばれなかった彼女の気持ちから俺は逃げようとしていたんじゃないか。
28 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/22(月) 00:18:11.74 ID:HDylQj85O

本気で、三玖の気持ちに向き合っていたか?三玖だけじゃない。一花もだ。

一花が俺の事を好きだったのは、間違いない。

三玖に扮した姉妹の誰かが、一花の気持ちを代弁していた。

あのときの三玖……俺は……

わかっていた。でも、その気持から逃げたかった。

それで、最後に、直接、告白してくれた二乃を選んだんじゃあないのか?

一花「三玖、泣かないで……」

そうやって慰める一花も目に涙を溜めていた。

五月「二乃。その返事をするには、私達、時間が必要です」

四葉「わ、私は……!」

四葉「二乃が幸せになるなら嬉しいっ」

四葉「でも……みんなが幸せになれないなら……」

二乃「四葉、あんたの言うみんなの幸せって何?」

四葉「え?」

二乃「もし、ここで彼が私じゃなくて三玖と付き合うって報告していたら」

二乃「あんた、どうしたの?」
29 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/22(月) 00:19:14.18 ID:HDylQj85O

二乃「三玖の幸せは祝福できるけど、私の幸せは祝福出来ないって訳!?」

風太郎「二乃、落ち着けって」

四葉「そんなこと、ないよ……」

二乃「いい加減、八方美人はやめなさい。それならまだ、一花みたいに自分が付き合えないから祝福できないって、はっきり顔に書いてる方が、マシよ」

五月「言い過ぎです!二乃!」ボコッ

五月が思いっきり二乃の頬を叩いた。

二乃「何よっ!このっ!」バコッ

デジャブだ。二乃は思いっきり五月の頬を叩き返した。

二乃「なんであんたは祝福できないのよっ!」

五月「それは私も彼の事が好きだから!」

二乃「なっ……!」

風太郎「え?」
30 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/22(月) 00:21:48.29 ID:HDylQj85O

五月「あっ……」

五月の思わぬ告白に、場がまた静まった。

五月「ううっ……と、とにかく、好きになってしまったものは、仕方ないんですっ!」

五月「こんな家、もういられませんっ。さよならっ」

四葉「ま、待って!五月!」

五月はまた財布なしで家を飛び出した。

一花「二乃。私達、一旦距離を置こうよ。私も、全部飲み込むには時間が必要」

三玖「うっ、ううっ……なんで、二乃……二乃じゃなければっ、姉妹じゃなければっ、祝福できたかもしれないのにっ……」

他の3人は五月を追って家を出ていった。

中野家のリビングには俺と二乃だけが取り残された。

さきほどまで賑やかだった、その空間はがらんとしていて、俺達の船出は前途多難なものとなったのである。


プロローグ 終わり

続く
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 00:35:40.29 ID:+dg4g9bJo
前途多難だなぁ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 00:49:00.19 ID:I6i56kFDo
乙!

順風満帆ヨユーヨユーコンマ神もそう言ってる

何でこんなことに……
よりは早めに問題が顕現してそれを解決していく方がいいと思う…思いたい……
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 02:24:17.27 ID:8QI52EEMo

楽しみに待ってた。頑張って捌いてくれ
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/22(月) 15:47:48.60 ID:ZnBujObiO
大丈夫、悪いときは全部悪い方向に落ち続けるから
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/04/22(月) 19:54:31.45 ID:saanZNtX0
しょっぱなからBAD ENDの予感しかしないんですがそれは
36 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/22(月) 22:50:37.68 ID:xWjYPMVG0

二乃「おまたせっ。ごめん、待った?」

風太郎「いや、時間ぴったりだ」

週末、俺は二乃と駅前の広場で待ち合わせてデートをすることにした。

あんな悲しい事があったが、別に喪に服しても始まらない。

デートは二乃の提案だった。

二乃「せっかくお付き合いするんだから恋人っぽいことしましょうよ」

二乃はどこまでも前向きだ。

祝福が得られなかったからと言ってそれを引きずることはせず、あくまで楽しくお付き合いしようとしていた。

お洒落な洋服にばっちり気合の入ったメイクで現れた二乃にドキッとしたのは秘密だ。

一方の俺はというと、ヨレヨレのシャツにズボン。少し釣り合わない感じもする……

二乃「それじゃあフー君、エスコートしてよねっ」ギュッ

そう言って二乃が腕を組んできた。

ここはなんとかデートで二乃を喜ばせてやりたい。


↓1 最初のデートはどこに行きますか?
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 22:51:47.70 ID:+dg4g9bJo
ウィンドウショッピング
38 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/22(月) 23:14:26.90 ID:xWjYPMVG0
風太郎「とりあえずショッピングモールの中を徘徊するぞ」

二乃「ふーん、ウィンドウショッピングってわけね。いいじゃない」

風太郎(実際デートなんてどうすりゃいいかわからんが……)

風太郎(らいはの持っている少女向け漫画雑誌の大人のデートプラン特集を参考にしたぞ!)

風太郎(中でもこのウィンドウショッピングは金がかからないのが俺好みだ)

風太郎(さあ、これで二乃を喜ばせて男を上げる事が出来るか……!)


二乃「ねえねえ、見てよ。あれ、最近流行りのアロマグッズ!」

二乃「これは面白い形の美肌ローラーねぇ。ほら、グリグリ」

二乃「ねぇねぇ、このピアス、一花が欲しがってた奴だわ。ちょっと背伸びしすぎじゃない?私達、まだ高校生よ」

二乃「あの服は四葉がいつも着てるやつね。いつまでたってもお子様なんだから」

二乃「ほら、このボーダーのシャツとか似合ってるんじゃない?カッコイイわよ?」

二乃「え?値段が高すぎる?はぁー……お洒落にお金かけなさいよ、たまには」


↓1 成功判定
コンマ 50以上 二乃、満足 
コンマ 50未満 二乃、不満 (二乃の好感度 -1)

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 23:15:43.75 ID:lZ6MAMkf0
はい
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 23:21:05.37 ID:j7r2rqA10
ホイ
41 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/22(月) 23:44:59.17 ID:xWjYPMVG0

風太郎(二乃に引っ張られるようにして色々な店を回った)

風太郎(正直、ものなんて安くて長持ちすれば何でもいいという価値観の俺には、二乃のお洒落で消費主義的な価値観は理解が出来ない)

風太郎(まずこんなに買い物に時間をかける必要はあるか?)

二乃のテンションが空回りした後、、俺の憮然とした表情に気がついたのか、二乃の元気が少しなくなっていた頃……

風太郎「なあ二乃。お前がトイレ行ってる間にこれ買ったんだけど」

二乃「ん?」

風太郎「さっきの店でお前が欲しがっていたミサンガ。……ほら、プレゼントだ」

風太郎「一応、お揃いで俺も同じの買ったから」

風太郎「安物かもしれないが……もしよければ」

二乃「ありがとっ。宝ものにするわっ」ギュッ

二乃「ほら、あっちの服屋で服選ぶわよ」

風太郎「おいおい、また服選びかよ……」

二乃「お礼に、絶対フーくんに似合う今日1番の服、見つけるんだからっ」

ウィンドウショッピングの間にささやかなプレゼントをしたら、二乃は笑顔になった。

なんてちょろい奴だ。


……

二乃はウィンドウショッピングに満足した!好感度が高い状態をキープした。
42 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/23(火) 00:01:52.00 ID:HvJTJ8TZ0

午前中一杯、ウィンドウショッピングをして、俺達はショッピングモール内のレストランでランチをした。

風太郎「そういえば、あいつらの事聞いてもいいか?」

結局あの後のことはよくわからない。

五月は俺の家に来なかったので、野垂れ死にしていないか少し心配だった(学校には来ていたので大丈夫だとは思っていたが)。

二乃「とりあえず、一旦戻ってきたみんなと話し合ったわ」

二乃「で、色々あって……みんな、昔のマンションに戻ったの」

二乃「とりあえず私だけ、みんなで借りたボロアパートで暮らしている状態」

風太郎「おい、大丈夫なのか?」

二乃「私の心配はしなくて大丈夫よ。家事洗濯料理全部自分で出来るから。心配なのはあの子達の方」

二乃「絶対栄養バランス崩れてるわよ」

だが、年頃の女子高生が一人暮らしは色々大変だろう。もちろん、五人暮らしももっと大変だっただろうが。

二乃「今はせいせいしてるわ!部屋狭かったのよね、プライベート空間もなかったし」

二乃「だから、フーくんは心配しないで。姉妹の問題は私がなんとか解決するから」

二乃は気丈に振る舞っていた。だが、これは俺の責任でもあるのだ。なんとか、手助けはしてやりたいが……
43 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/23(火) 00:03:15.58 ID:HvJTJ8TZ0

ランチを食べて、午後も何件かお店を回った後、日が暮れる前に俺たちは別れた。

最初のデートとしては上々の出来だったと思う。

後半のウィンドウショッピングは、俺もそこそこ楽しめた。世の中には色々おもしろいものがある。

ジョークグッズを見たり、最近のゲーム機を見たり、参考書を選んだり(これが1番楽しかった)、二乃といい感じにウィンドウショッピングを満喫した。

まさに初々しい高校生カップルのデート。

二乃の笑顔が見れたのが、今日の1番の収穫だった。


初デートを成功させて、カップルポイントが1アップした!

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■□□□□□□□□
44 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/23(火) 00:12:30.70 ID:HvJTJ8TZ0

風太郎(来週末もデートの約束をしたけど)

風太郎(二乃と遊んでばかりじゃ駄目だ)

風太郎(俺のせいで、姉妹がばらばらになってしまったのだから……なんとか、俺に出来ることはないだろうか)

風太郎(個別に相談して、二乃との仲を取り持つべきか)

風太郎(いや、今は何もしないほうがいいのか?俺が下手に動くと事態がややこしくなる気もする)

風太郎(どうしよう……このままだと、五つ子の家庭教師の仕事もクビになっちまう)

風太郎(いや、あくまで俺は仲良しな五つ子に戻って欲しい。純粋にそう思うからこそ、行動するべきか?しないべきか?)

↓1 どうしますか?

@ 姉妹の誰かと接触する (指定)
A 今は姉妹の問題に対して何もしない 
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/23(火) 00:13:36.28 ID:oytTi5tl0
三玖
46 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/23(火) 00:15:22.48 ID:HvJTJ8TZ0
後日に続く。
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