【五等分の花嫁】風太郎「俺は二乃と幸せになりたい」【安価SS】

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102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 00:16:20.24 ID:a8I/ut5/0
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 00:17:16.47 ID:s8+nI41Wo
この貧乏舌め
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 00:28:41.81 ID:8PleiTxMo
飯うまキャラでも五割とは厳しい
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 00:35:12.57 ID:uPri5Z8no
三玖の料理とすら比べられない舌だから多少はね
106 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/30(火) 00:35:13.06 ID:kiM7pzzN0
風太郎(確かに上手い。このチキンライスなんて、カラッと炒められて香辛料がよく混じり合っている)

風太郎(それにこの白身魚。らいはは間違ってもカルパッチョなんて作らないし、舌でシャッキリポンと踊るこの新鮮な味わいは料理屋で出てきても恥ずかしくないだろう)

風太郎(そして最後のよくわからんトルコ料理!茄子の中に冷えた野菜が詰まっただけで、ここまで鮮烈な『夏』を感じさせる味わい!)

風太郎(まるで夏野菜の爆弾!それがチキンライスとカルパッチョと喧嘩せず、絶妙なハーモニーを卓上で演出しているッ!)

風太郎(二乃の料理の腕は確かだ)

風太郎(しかし、俺が食いたかったのは余所行きの上手い料理じゃなくて、毎日食いたくなるような美味い家庭の味だ)

風太郎(らいはの料理のレパートリーは10個もないが、毎日食っていても飽きない何かがある)

風太郎(それに比べて二乃の料理は……時々食うには確かにいいだろう。でも、毎日、こんな料理が出てきたらうんざりしちまう)

風太郎(この料理は『上手い』んであって、『美味い』じゃあない)

風太郎(フッ。二乃もまだまだらいはには及ばないみたいだな)

二乃「どう?美味しかった?」ワクワク

風太郎「ああ。上手かったよ。ごちそうさん」


決して口には出さないが、彼女の料理をおふくろの味と比べてしまうのは男のサガ……

心の中で二乃の料理をダメ出しして、愛情が相対的に1下がってしまった。

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■■■□□□□□□
107 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/30(火) 01:06:56.28 ID:kiM7pzzN0

そんなこんなで二乃に夕食をご馳走になり、一緒に皿洗いをした後……

がらんと広い中野家のリビングで俺たちは二人っきりになった。

嫌でも先程のキスを意識してしまう。

恋人になって、デートして、手を繋いでキスをした。

問題はその後だ。二乃の奴、突然大胆に俺を誘うからホイホイ家に上がってしまったが。

その後の事を考えていたのだろうか。

二乃は落ち着きなく髪を弄りながら、時々俺の方をチラチラみている。

時刻はすでに20時を回っていた……

二乃「夕方の話の続きだけどね」

二乃はそう言って俺の手をぎゅっと握ってきた。

二乃「正直、あなたとお付き合いしたこと、少し後悔しているのよ」

風太郎「え?」
108 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/30(火) 01:14:02.57 ID:kiM7pzzN0

二乃「時折、教室で三玖と目が合うの。じっと私の方をみて、何かをいいたそうにしている」

二乃「その目に最近、怨みの籠もった炎が宿っているようにみえるの」

二乃「あんな目でみられたことなかったから、怖いのよ」

二乃「一花も、五月も、私と目を合わせようとしてくれない」

二乃「どうしようもなくって、四葉を頼ったりしているんだけどっ、四葉も『応援するよ』って言ってくれるだけで」

二乃「最近、四葉とも喧嘩しちゃったの。『応援するって言うけど、あんたがなにかすると悪い方向に行くのよ!』って怒鳴っちゃって」

二乃「そしたら、四葉、凄い悲しそうな顔で『ごめんね』って」

二乃「ねえ、フー君。私、どうしたらいいのかしら?」

二乃「このまま、姉妹バラバラで、祝福も得られず……私って幸せになれるの?」

二乃「私は、ただ正々堂々と戦っていただけなのに」


そうか。二乃は二人っきりになって、俺に弱音をぶちまけたかっただけなんだ。

気がついたら、二乃は俺の胸の中で泣いていた。

俺はそんな二乃が愛おしくて、でも、姉妹仲を引き裂いてしまったことの罪悪感でいっぱいになりながら、精一杯、胸の中で泣く二乃を慰めた。

二乃の俺に対する好意。そして姉妹を大切に想う気持ち。どちらも二乃の魅力だ。

俺は、せめて姉妹仲に関して、なにかしてやりたかった。でも、俺がやったことは三玖との関係をこじらせただけ。

今の俺に、二乃を幸せにする資格はあるのだろうか?

二乃「ねえ、フー君……1人の夜は寂しいわ」

涙目になった二乃と目が合った。

弱った二乃は簡単に口説けそうだ。

↓1 二乃を口説いてみますか? (成功率 40% コンマ 60以上で成功!)
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 01:22:44.36 ID:gTvpbpak0
やめとく
110 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/04/30(火) 01:32:53.84 ID:kiM7pzzN0
後日に続く。

二乃の飯がらいはより美味ければ安価なしで風太郎は二乃を口説いていました。
失敗した場合、好感度が下がるわけではなく、マルオお父さんが出現して風太郎の胃に穴が空いていました。
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 01:33:23.72 ID:uPri5Z8no
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 01:42:24.08 ID:s8+nI41Wo

50%が無理なのに40%とか怖くて無理だわ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 02:39:10.92 ID:zK0J/IgMo
連休中でもボリューム変わらんな乙した
スレ民が冷静だな
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 04:05:51.70 ID:Xh8ScqPB0
なんしても幸せにしたい
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/30(火) 15:12:09.71 ID:V58KDfwf0
一花に「おめーのせきねーです」したり五月に「おめーのぱいねーです」したりしてもいいじゃない
116 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 14:35:34.64 ID:usKlEzcuO
風太郎「結局あの後はなんとか二乃を慰めて家に帰った」

風太郎「一気に家族を4人失った二乃の悲しみを俺は癒せてあげることが出来たのだろうか」

風太郎「二乃をなんとしても幸せにしたい」

風太郎「だが、同時に他の姉妹の事も気になってしまう」

風太郎「俺にはもう彼女たちを幸せにする資格はない」

風太郎「でも、姉妹が幸せじゃないと二乃だって笑って幸せになれないんじゃないか」

……

一花「やっほー、学級委員長クン」

放課後、図書館へ向かう途中、一花に話しかけられた。

一花「最近どう?二乃とはうまくいってる?」

先日五つ子で大喧嘩した後、一花とは気まずくて会話すらしていなかった。

そんな時に突然二乃の話をふっかけられて、面を食らってしまった。

一花は祝福には時間が必要と言っていた。もう吹っ切れたのだろうか。そうだとしたらありがたいことこの上ないのだが。

一花「それで……先週はどうだった?お家でデートしたんでしょ?」

風太郎「なっ……!なぜそれを!何もなかった!二乃の飯食っただけだっ」

一花「ってことは本当にお家に遊びに来たのか。それなのに何もなかったって本当〜?ちゃんと清く正しい男女交際してる〜?」

一花のカマかけに引っかかるとは。俺も余裕がなくなっているのかもしれない。

一花「あ、そうそう。君に手伝ってほしいことがあって話しかけたんだ」

一花「美術の先生から明日の授業で使う画材を倉庫から取ってきて欲しいって頼まれたんだけど」

一花「結構な重さがありそうで、男手を探してたの」

一花「手伝ってくれるよね?彼女のお姉さんの頼みだぞっ」


↓1 一花を手伝いますか?
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 14:50:09.76 ID:pbEJ96f+o
罠っぽいけど手伝ったほうがいいかな
118 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 15:22:30.09 ID:usKlEzcuO

断る理由も特にない。

風太郎「わかった、手伝おう」

一花「やった!それじゃあついてきて。倉庫はアッチだから」

……

普通の学生は通りもしない離れにその倉庫はあった。こんな場所に倉庫があるとは3年間ここに通っていて知らなかった。

一花「昔の部活棟だって。今は新しくて綺麗なのが出来たから、全部引っ越して、物置になっているみたい」

掃除もおざなりなのか、やけに埃っぽい。

一花「ここだよ」

一花がお使いを頼まれたという倉庫は、その部室棟の1番奥にあった。

一花が鍵を開けたが、建付けが悪いのか、長らく開けてないせいで蝶番が錆びついているのか、扉はなかなか開かなかった。

一花「結構汚いなぁ」

倉庫の中は意外と広かった。外から陽がうっすらと差し込み、中の様子が見える……

床にいつの時代のかわからない雑誌が転がっている……GTOが載っていた頃のマガジンだ……

運動部が使っていたであろう、筋トレマシーンや使われなくなった野球道具などが転がっている。

古びたマットが敷いてあった。年月を経て、黄ばんでいるようだ。

風太郎「はやく見つけて出ようぜ、こんなとこ。で、美術の画材はどこだ?」

一花「先生はダンボール箱に入ったキャンバスって言ってたけど。どこだろう」

俺は棚を手当たり次第探した。

一花「ねぇ、フータロー君」

気がついたら一花が隣にいた。

一花「あったよ、ダンボール箱」

風太郎「でかした!」

119 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 15:52:57.59 ID:usKlEzcuO

たしかにキャンバスが詰まったダンボール箱は重かった。これは女子1人に頼む仕事ではないだろう。

俺たち二人で持ってなんとか持ち上がるくらいだ。

一花「なんだか林間学校を思い出すね」

風太郎「あの時みたいに閉じ込められてずぶ濡れにならなきゃいいがな」

一花「ふふふっ」

ダンボールを扉の前まで運び、ドアノブに手をかけた。

風太郎「ん?」ガチャガチャ

一花「あれ?どうしたの?」

風太郎「建付けが悪いのかっ、ドアが開かないっ」ガッチャガチャ

必死にドアを引いてみたが、蝶番が馬鹿になっているのか、ドアが開かなくなっていた。

一花「引いて駄目なら押してみろだよっ、フータロー君っ」

風太郎「うおおおっ!」ガチャガチャ

力任せにドアを引いたり押したりしたが、開く気配はない。

風太郎「くそっ、お前といるとよく閉じ込められるな」

どうやって脱出したものか。


↓1 どうしますか?
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 15:55:28.68 ID:qP0LRGHn0
携帯で助けを呼ぶ
121 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 20:31:12.88 ID:usKlEzcuO

風太郎「ここは携帯で助けを呼ぶぞ!」

一花「任せた」

風太郎「おい、お前ケータイは」

一花「あはは、教室に忘れちゃった。取ってすぐ戻る予定だったから」

風太郎「じゃあ頼みの綱は俺のケータイだけってことか」

俺はカバンから携帯電話を取り出した。

風太郎(まずい、充電が赤マークだ……全然使ってなくて充電習慣がない上に、最近二乃とよくチャットするから、減少が思ったより早い)

風太郎(ギリギリ、1人に連絡出来るかどうか、というところか)

さて、誰に連絡しよう……

↓1 誰に助けを呼びますか?
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 20:37:32.61 ID:ZNMbx9VsO
三玖
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 20:39:14.12 ID:rqawn/aSO
正気か?
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 20:48:02.27 ID:pbEJ96f+o
こりゃ行かないほうがよかったぽいな
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/05/01(水) 21:19:44.08 ID:pWGJdpHI0
二乃と四葉はバイトで五月は用事(食レポ)で消去法で三玖ならわかる
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 21:21:12.01 ID:+sW5UTZ6o
安価だからこういうこともあるさ
127 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 21:23:25.37 ID:usKlEzcuO
風太郎(こんな時頼れるのは……)

風太郎(二乃は友達と遊びに行くって言ってたな)

風太郎(四葉はさっき校庭を走っている姿を見かけた)

風太郎(となると五月か三玖の二択。三玖はこの時間も図書館で勉強している可能性が比較的高い)

風太郎(気まずい……が、助けを求めないとこのまま一花と倉庫に閉じ込められっぱなしだ)

風太郎「頼むぞ、三玖」

俺は意を決して三玖に電話をかけた……

三玖は3コールで電話に出た。

三玖「もしもし」

風太郎「三玖、今学校にいるか?」

三玖「今忙しいんだけど……何?」

風太郎「大至急、お前の助けが欲しいんだ。実は今、倉庫に閉じ込められていて」

三玖「……」

風太郎「離れにある倉庫だ、職員室を右に曲がって、渡り廊下を超えた、昔の部室棟!場所わかる?」

風太郎「その忙しい用事終わったら、助けに来て欲しい!頼む、三玖だけが頼りだ!」

風太郎「実は一花も一緒に」ブツッ……


一花の名前をいい終わらない内に、ケータイの電源が切れた。

今度買い換える時はバッテリーが長持ちするやつにしないと。

三玖にとりあえずピンチは伝わったはずだ。

しかし二乃とのことで一悶着あって、三玖との関係は俺の中で出会ったばかりの時期を除くと過去最低水準まで冷え込んでいるから心配だが……
128 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 21:38:52.00 ID:usKlEzcuO

一花「三玖来てくれるの?」

風太郎「返事は聞けなかったが、多分大丈夫だ。何度も俺のピンチを救ってくれた三玖だからな」

一花「信頼してるんだね、三玖のこと」

風太郎「まあな」

一花「でも三玖助けに来てくれるまで暇だねー」

風太郎「勉強道具はカバンに入ってるが、勉強するか?」

一花「もーっ、こんな時まで勉強、勉強……もう私には関係ないからいいや」

風太郎「え?」

一花「今度、大きな映画のオーディションが東京であるの。それ受けようかなーと思ってて」

一花「一応、全国の映画館で上映されるやつで、役はヒロインの姉。結構セリフもあるし、見せ場もある重要なポジション」

一花「受かったら、仕事忙しくなるよー。今までみたいに、学業と二足のわらじじゃ出来ない」

一花「社長さんからは東京の芸能系の高校に一応転校って形で上京を提案されたんだ」

一花「もちろんオーディションは落ちるかもしれない。でも、落ちても結局、それはいいきっかけだと思うんだ」

一花「女優の夢、叶えるなら本気で取り組まないとね。恋が叶わなかった分、夢は叶えなくっちゃ」
129 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 21:49:47.89 ID:usKlEzcuO

風太郎「そうか」

内心、一花の話に衝撃を受けながらも、俺は想像以上に感情を込めずにそう答える事が出来た。

五人全員卒業させるのが俺の仕事だと思っていた。だが、夢を本気で追う一花を引き止める資格は……

ここまで6人で頑張ってきたのに、突然一抜け宣言をされて、俺も思うところはある。

だが、夢へ挑戦する彼女の人生に対して何かを言えるほど、俺は無責任じゃないはずだ。


一花「でね、フータロー君。そのお姉さん役なんだけど、実はキスシーンもあるちょっと大人な役なんだ」

一花「せめて、ファースト・キスは、好きな男の子としたかったな」

一花「ねえ、フータロー君……私の気持ち、わかるよね?頭いいんだから」

そういいながら一花はぐっと距離を詰めてきた。

一花「キス、しようよ」

薄暗い放課後の倉庫の中には俺と一花しかいない。

一花の心臓の音も聞こえてしまいそうな距離感だ……


↓1 どうしますか?
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 21:51:03.71 ID:pbEJ96f+o
しないよ
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 21:51:14.27 ID:5s8GnfCn0
しろ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 21:51:38.36 ID:v3VILtep0
する
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 21:57:15.97 ID:qP0LRGHn0
一花だし、キスシーン云々どころか転校の話しさえキスさせるための嘘だった、とかでも驚かない
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:01:52.98 ID:8c+4flYrO
ぎりぎりセーフ
135 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 22:03:22.94 ID:usKlEzcuO

一花が目を閉じてゆっくり顔を近づけてきた。

一花にこんなに迫られて、求められて嬉しくない男なんているはずがない。

でも、俺の脳裏に過ぎったのは、二乃だった。二乃とキスをした時の、あの甘い一時を思い出す。

ここで一花とキスしたら、これからどんな顔して二乃とキスをすればいいんだ?

風太郎「待て、一花」

俺はなんとか一花を押し留めた。

風太郎「それは出来ない」

一花「……」

風太郎「俺には、二乃がいるから。すまん」

一花「お願い」

そう言って一花は俺の手を取って自分の胸に押し当てた。

風太郎「お、おい!」

一花「こんなこと頼まず、すっぱり忘れようと思っても、鳴り止まないんだよっ!胸のセンサーがっ!」

一花「聞こえる!?感じる!?この胸の音っ!」

一花「お願いだよ、フータロー君……キスして……忘れさせて……」

風太郎「……すまん」

俺はゆっくりと一花の胸から手を引いた。

やけどしそうなくらい、一花の体は熱かった。

136 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 22:19:24.20 ID:usKlEzcuO

それから居心地の悪い、長い長い沈黙。

一花は体育座りで微動だにせずうずくまっている。

俺は、何が正しくて何が正解なのか、テストと違って答えの無い難問と延々と格闘していた。

一花も上京してこれから新しい出会いが待っているだろう。

いろんな男とも出会うだろう。その中には俺なんかよりずっといい男はいっぱいいるはずだ。

そんな中から素敵な出会いをすればいい。初恋なんて甘酸っぱい思い出で十分だ。

俺はふと、竹林の事を思い出していた。

きっと、10年もしたら、一花にとって俺とは、俺にとっての竹林程度の存在。

俺も盗撮したりしたが、今となっちゃ笑い話。

そんな竹林ごときに今の俺の幸せや不幸を押し付けることは責任転嫁が過ぎるという話だ。

悲しいが、俺は一花の幸せに関して責任は持てない。俺が責任を持つのは二乃だけなんだ。

そう、必死に自分に言い聞かせて、うずくまって泣いている一花から目を背けていた。

……

風太郎(しかし、死ぬほど気まずい……三玖、はよ来い!)

↓1 コンマ 50以上で三玖が到着 
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:20:09.30 ID:NJcbmdzPo
はよこい
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:20:35.29 ID:NJcbmdzPo
来ねえ!
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:21:02.72 ID:pbEJ96f+o
やっぱこのスレコンマ運呪われてるわ
140 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 22:33:51.67 ID:usKlEzcuO

風太郎(何をもたもたしているんだ、三玖ぅ〜〜!)

風太郎(よく思い出せば、電話の向こう側から、パンが焼ける音がしていたな)

風太郎(あいつ、バイト中だったのかも……となると、バイト終わるのは夜か……)

風太郎(こりゃ、本格的に、自力で脱出する方法を考えねーと)

風太郎(最悪、前みたいに火をつけてスプリンクラーと火災報知器鳴らすってのもありだが)

風太郎(この点検されていないような天井の装置がきちんと働くかは……賭けってところか)

風太郎(最悪、大火事になって中から焼死体2つ発見ってシナリオも……)

風太郎(そういえば倉庫内の高いところに天窓があるな)

風太郎(あれを開けて脱出?だが、また肩車作戦しないといけない)

風太郎(あとは倉庫には比較的なんでも揃ってそうだが)

風太郎(さて、どうするかな……)

↓1 どうしますか?(諦めて助けを待ったり、一花を慰める方向もありです)

141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:35:37.69 ID:y20FnT/BO
一花とセックスする
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:36:49.14 ID:r+4WJHhAo
泥沼決定
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:39:40.25 ID:+sW5UTZ6o
安価スレでよくあること
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:46:24.75 ID:z6AJHN+t0
面白いと思ってるのかな?
まあ、しゃーないっすね
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/05/01(水) 22:47:43.83 ID:sFa+F9U00
THE END.
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:48:01.79 ID:pbEJ96f+o
やっぱ一花見捨てときゃよかったな
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:49:08.68 ID:sGrhyeQbo
台無し
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 22:55:49.03 ID:qP0LRGHn0
まぁ自由安価ありってこうやって一回で全て台無しにされる危険性があるものだよな
149 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 23:08:51.25 ID:usKlEzcuO

※自由安価を出す以上、織り込み済みですが、ゲームの根幹に関わる行動は二乃への愛情が防御因子になります※

風太郎(駄目だ。脱出の方法が思いつかない)

換気の悪い倉庫の中は蒸し暑い。

暑さで思考力が奪われる。ここは待つしかないか……

それとも一花とセックスするか。

風太郎(ん?今、俺は何を考えたんだ)

頭の中で、異質な思考がノイズのように走った。それは、太古の昔に預言者が得たという天啓というモノに近いのかもしれない。

暑さのために頭がいかれたのか。極限状況に追い詰められ、俺の本能が刺激されたのか。

一花「暑い……」

そう言って一花は制服の上を脱いだ。

汗ばんだYシャツの下に下着が見える。

一花「ハァ……ハァ……」

閉鎖空間に一花の艶めかしい息遣いが響く。

一花「退屈だね、フータロー君」

一花の甘い声がした。泣き腫らした顔が、やけに扇情的だった。

一花「三玖、まだ来ないんだよね?今日、バイトのはずだよ」

知ってたのか。

一花「誰も来ない密室に若い男女が二人っきり」

一花「せっかくだし大人の真似事、してみようよ」

そう言って一花は倉庫の中のマットの上で仰向けに横になった。

一花とセックス……一花とセックス……一花とセックス

頭の中で響く絶対者の命令に俺は必死に抗った。

↓1 二乃の愛情 5/10
コンマ 50以上で 理性が本能に打ち克つ
コンマ 50未満で 勃起してしまう (二乃への愛情-1 次の判定へ進む)
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:09:17.98 ID:pbEJ96f+o
はぁ
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:10:23.34 ID:pcxV1IGSO
ナイス
中学生以下の脳味噌した奴の浅知恵が通らなくて良かった
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:10:31.93 ID:v3VILtep0
ほぅ
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:14:03.83 ID:+sW5UTZ6o
やるじゃん
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:14:19.71 ID:NJcbmdzPo
コンマ神「楽しんで頂けているかな?」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:31:46.51 ID:7fgwS1sBo
やるなー
156 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/01(水) 23:35:10.12 ID:usKlEzcuO

風太郎「いや、ダメっしょ」

二乃への愛情の勝利! 愛情がさらに1深まった!

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■□□□□□□

一花「えー、ケチ」

風太郎「ほら、お前も馬鹿やってないで服着ろ」

一花「……本気なんだね、二乃のこと」

風太郎「ああ。俺はあいつの事が好きなんだ」

一花「ふー……完敗かな」

そう言って一花は乱れた服を整えて、扉の方へ向かった。

一花が何度か扉をガチャガチャしたら、ドアはあっさり開いた。

風太郎「お前ッ!」

一花「ごめんごめん、内側から鍵閉めてたの忘れてた」

一花「二乃への愛、本物なんだね。悔しいけど二乃の姉として祝福するよ、二人のこと」

一花の笑顔に俺は呆れて怒る気も失せてしまった。

やれやれ、とんだいたずらだ。

俺は一花の頭に軽く拳骨を浴びせた後、一緒にダンボール箱を職員室まで運び、一花と一緒に下校した。

一花にお詫びとしてジュースもおごってもらい、俺たちの間にあったわだかまりがすっと溶け、元の鞘に戻ったような感じがあった。

雨降って地固まる。試練を乗り越えた後の、絆は格別なものだ。

しかし、同時に少し寂しくもあった。俺と一花の間にはっきりと境界線が引かれ、俺達はもうこれ以上近づくことはないのだから。


風太郎「あと、なにか忘れているような……」


三玖「バイト切り上げて、倉庫に来たけど誰もいない件」

一花編 終わり

後日へ続く。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:46:47.40 ID:+sW5UTZ6o
不憫でワロタ
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/01(水) 23:54:12.90 ID:pbEJ96f+o
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 04:21:07.89 ID:rkhTd6PQo
不足にも備える>>1とコンマ神が素敵
三玖よ一回殴っても許されるぞ
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/02(木) 07:29:03.56 ID:TjyP0/dP0
三玖はお姉ちゃんブン殴って風太郎拘束レイプしても許されると思う
161 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/02(木) 15:46:36.33 ID:tzCe4adGO

二乃「聞いて聞いて!昨日、一花と一緒に買物して映画みちゃった!」

二乃「さらに三ツ星レストランでお洒落なディナーも食べちゃったのよっ」

二乃「なんだか、久しぶりに一花と二人で遊んでとっても楽しかった」

二乃「ご飯食べた後、これからのこと、色々話し合ったわ」

二乃「一花、私達のこと祝福してくれるって」

二乃「フー君が、私のために一花を説得してくれたのよね?」

二乃「……ありがと」

週末のデート。二乃は何時になく上機嫌だった。

姉妹から祝福を得た意味は大きい。

二乃の孤独が癒やされてとてもいきいきしている。

一花との命がけの倉庫での戦いは無駄じゃなかったみたいだ。

姉妹の問題を1/4解決したことで、二乃の好感度が1アップした。カップルポイントが1アップした。

二乃の好感度  ■■■■■■■■■□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■□□□□□


二乃「それで、お礼といったらあれだけど」

二乃「なんでも1個、この二乃様がフー君のお願い叶えてあげるわっ」

二乃「彼女として、私が出来ることなら……なんでもしてあげるわよ」

一花から祝福を手に入れたご褒美をくれるらしい。


↓1 二乃に何をしてもらいますか?
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 15:50:59.54 ID:Hxc7LyJNO
軽く唇が触れるくらいのキスはしてもいいんじゃね?
もちろん無理強いはせずやんわりと頼む感じで
163 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/02(木) 16:24:26.86 ID:tzCe4adGO

風太郎「それじゃあ二乃には体で褒美を払ってもらう事にするか」

二乃「体で……」ゴクッ

俺はそう言って二乃の肩を掴んだ。

風太郎「もちろん無理強いはしない。あくまでご褒美だからな。嫌だったら逃げてもいいんだぞ」

二乃「あ、あううぅ……///」カァ

二乃は顔を真っ赤にしていた。

二乃「フ、フーくんが……望むなら……覚悟は、してきたわ」

二乃「初めて、だから、満足させられるかわからないけどっ」

二乃「一花と仲直りさせてくれたんだもの……お礼に……いいわよっ」

風太郎「何いってるんだ?ご褒美といえば……キッスだろ///」

二乃「え?」

風太郎「軽く唇が触れる感じでいいからな。舌とか入れなくていいから。」

風太郎「もちろん、無理強いではない。安価でなんでも出来るからと言って、二乃を傷つけるような非紳士的なふるまいはNGだぜ」

風太郎「嫌だったら嫌と言ってくれ。こういうのはカップル同士の合意が大事だからな」

二乃「……目、つぶりなさい」

風太郎「おう」ドキドキ

二乃「一花のこと、ありがとう」チュッ

二乃の唇が俺の唇に軽く触れた。

二乃とのキスは特別だ。一花の誘惑を振り切って、二乃からご褒美のキスを貰った。


↓1 
コンマ 50以上 キスで満足する
コンマ 50未満 キスのみでは満足出来ず
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 16:27:03.58 ID:ngdgTuKso
あい
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 16:39:37.52 ID:Xb0kbjqXo
なんだおめー性欲ねーのか菩薩か
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/05/03(金) 13:11:31.77 ID:lBnZG5WJ0
フーさんったら
フレンチキッスで満足しないでよ
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 16:50:06.44 ID:eVu1Qxuw0
次は五月あたりかな?

ちなみにフレンチキスはディープキスのことだぞ
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/03(金) 19:13:29.56 ID:RFc3gKPZ0
プー太郎は妹でないと欲情しないモノホンなんだよ
169 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/03(金) 21:57:09.96 ID:6A1TRgn/O
二乃の唇の柔らかい感触がまだ残っている。

デートの後、俺ははたから見ると引かれるほど顔をほころばせ、家に帰った。

二乃は少し不機嫌になっていたが、俺は満足だ。

これ以上望むとバチがあたる。何事も程々が1番だ。

風太郎「ただいまー」

玄関を開けるとらいは謹製のカレーのにおいがする。

そうそう、デートを早めに切り上げたのもこれが目的なのだ。今日はローテーション的に晩御飯はカレーライス。

らいはの作るカレーは至高の一品だ。二乃に晩ごはんを誘われたが当然断らせて頂いた。

らいは「お兄ちゃんおかえりーお風呂にする?ご飯にする?それとも勉強する?」

風太郎「今日はカレーライスの気分だぜ!大盛りで頼む!」

らいは「ごきげんだね、なにかいいことあった?」

風太郎「晩御飯がカレーってだけで俺のテンションはマックスだぜ!」HAHAHA

らいは「でも、大盛りは難しい、かな……」

風太郎「え?なんでや!?コスパ的にたくさん作って取り置きした方がいいから多めに作るやろ?それに出張で親父いないから絶対余るやんけ!」

らいは「それはそうなんだけど」

風太郎「今日は俺、腹いっぱい食べたい気分だっちゅーの!お兄ちゃん、らいはのカレー大盛りじゃなきゃやだぁやだやだぁ!」

らいは「あの、実は……お客さんがいて」

五月「す、すみません、お邪魔してます」

風太郎「……」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 21:59:01.32 ID:Ecle8qY8o
草不可避
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 22:03:26.08 ID:0ylPfS1TO
女女性の顔を見て露骨にテンション下げる男
お前ハーレムものの主人公としてもっと自覚持てよなーホラホラ
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 22:09:44.66 ID:ShBANhxSO
でもあちこちの女に手ぇ出したらniceboatされるんでしょう?
173 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/03(金) 22:11:18.96 ID:6A1TRgn/O

風太郎「また家出か」

五月「察しが良くて助かります」

風太郎「はぁ……今度は誰と喧嘩したんだ?」

五月「実は一花と」

風太郎「! 珍しいな、お前らが喧嘩するの」

五月「方向性の違いという奴です」モグモグ

何で喧嘩をしたのかはあえて触れないでおこう。

それより問題は我がもの顔で貧乏な俺の家に転がり込んでカレーを俺の1.5倍は多く食べるこいつのメンタルだ。

らいは「五月さん、おかわりあるよー?お兄ちゃん、五月さん優先でいいよね?」

風太郎「ああ」

五月「それではお言葉に甘えて……あ、でも、らいはちゃんの分、足りなくないですか?」

らいは「私は大丈夫!」

五月「しっかり食べないと育ちませんよっ。ほら、私の肉あげますから。はい、らいはちゃん、あーん」

らいは「わわ〜〜ありがとう、五月さんっ、あーん。もぐっ」

五月「上杉君にも……人参でいいですか?はい、あーんして」

風太郎「いや、おかしないか?」

五月「さ、流石にあーんはやりすぎですね、忘れてくださいっ」

とりあえず言いたいことを色々抑え、俺は黙々とらいはのカレーを食った。

らいはが楽しそうにしている手前、俺は五月に強く言えないのだ……
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 22:14:51.25 ID:PHnaWpTKO
これだから[ピザ]は・・・
175 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/03(金) 22:35:37.18 ID:6A1TRgn/O

五月「ぷふー、お腹いっぱいいただきましたー」

らいは「五月さん、五月さん、トランプで遊ぼっ」

五月「いいですよっ。ババ抜きで勝負です!」

らいは「わーいっ。お兄ちゃん勉強ばっかりで遊んでくれないから、トランプ新品同然だよ」

五月「たまには上杉君も一緒にどうです?」

風太郎「断る。俺は来週の授業の宿題が……そういえばお前、宿題は終わったか?」

五月「ギクッ」

風太郎「馬鹿野郎!トランプ中止!勉強だ!」

らいは「五月さんと遊べないの……?」

風太郎「ううっ……くそっ、風呂湧くまでだぞ」

らいは「やったー!」

五月「負けませんよ、らいはちゃん!」

小学生と同じレベルで遊べるこいつの将来が心配になるぜ。

……

らいは「お風呂湧いたみたい、一緒に入ろー?」

五月「うぐぐ……2勝7敗……もう一戦!もう一戦!」

らいは「えー、五月さんの癖わかっちゃったからもういいよー」

五月「じゃあ次は7並べで勝負です!戦略性中心のゲームなら……高校生の私が負けるはずないです」

風太郎「らいは先風呂入ってこい。俺はこいつとサシで話がある」

らいは「それじゃあお先ー」

らいはを追い払って、俺は五月と話し合うことにした。
176 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/03(金) 22:54:24.17 ID:6A1TRgn/O

風太郎「さて。五月。早速だが、一花にごめんなさいして家帰れ」

五月「それはできません」

風太郎「あのなあ……そうだ、一花のマンションがダメなら二乃の暮らす昔のボロアパートに行けよ」

五月「二乃とも喧嘩中ですから」

風太郎「そういやそうだったな……というか、二乃とも早く仲直りしろよ……」

五月「お願いします。ほとぼりが冷めるまでここに……おいていただけないでしょうか?」

風太郎「お前、金はあるか?昔の二乃みたく、ホテル行けよ。ホテルの飯の方が美味いぞ」

五月「お財布、また忘れちゃったんですよ……」

風太郎「俺の家も余裕ないんだ。お前をおいて置けるほど、広くもない。エンゲル係数もこれ以上増やせない」

五月「お願いしますっ。家事掃除洗濯、なんでもします。なんなら、らいはちゃんに勉強だって教えちゃいますよ」

風太郎「それは……らいはも困ると思うぞ」

五月「お願いします。お礼はしっかりしますから」

五月はそう言って頭を深く下げた。

前も同じことがあった時は仏心を出して居候を許した。

まあ、あの時は五月はらいはの遊び相手としてそこそこ役にたっていたし、親父にも気に入られてなんだが第二の妹として馴染んでいた気もする。

ゴミ捨てもしてくれるし、食費くらいは払うから結局のところさほど迷惑ではなかったのだが……

あの頃と違うのは、俺が二乃と付き合っているということ。

そして、五月も俺の事を……

そう考えると、こいつと同居するのはなんだか危険な気もするが、俺の自意識過剰だろうか。

五月をどうするか……

↓1 どうしますか?

177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/05/03(金) 22:59:06.17 ID:7eEJwdCw0
泊める
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 23:01:00.91 ID:sRVyVPg3o
二乃に申し訳が立たん
仲直り手伝うから家には泊めない
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 23:02:09.41 ID:sD8izj7pO
泊めるってのは今日一日だけにも聞こえるがどうなんだろ
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 23:16:51.36 ID:eVu1Qxuw0
安価だから仕方がないな
のちのち挽回するしかない
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/05/03(金) 23:22:56.61 ID:Ssme4q250
もしものときはフータローがボロアパートに逃げればいいな(適当
182 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 00:08:42.26 ID:vCUXGE/PO

風太郎(まあらいはも一緒にいるし、さほど問題になる行動にはでないだろう)

風太郎「はぁ……仕方ない。今日一泊だけだぞ」

五月「!」

風太郎「明日には一花と仲直りしてマンション帰れよ」

五月「ありがとうございます!」パァ

らいは「お風呂上がったよー」ホカホカ

五月「らいはちゃん!なんと今日、お泊りの許可が出ました!」

らいは「やったね、五月さん!今日も川の字で一緒に寝られるよっ」

らいはと五月はピョンピョン飛び跳ねて喜んでいた。

やれやれ、騒がしいことこの上ない。

……
183 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 00:10:25.82 ID:vCUXGE/PO

夜。

結局、前のように俺たち3人は川の字で寝た。

真ん中のらいはさすがお子様という感じで、30分もしない内に寝息をたてて眠ってしまった。

俺はというと、落ち着かなかった。

五月の方に背を向け、布団にくるまって二乃の事を考えていた。

今日は色々あった。二乃とデートして、お礼にキスまでしてもらって……るんるん気分で帰ったら五月がいた。

二乃とデートをしたあとの悶々とした気持ちを、らいはにバレないよう、こっそりトイレで処理しようと思っていたのだが、五月がいたら流石にできない。

それで俺はやけにイライラしていたわけだ。

興奮して目が爛々としてなかなか寝付けない。五月はもう寝たか?寝てくれていたら、トイレにこっそり行こうか……

五月「上杉君」

風太郎「うわっ」

耳元で五月の声がした。

五月は音をたてず、俺の布団に近づき、静かに入り込んできた。
184 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 00:15:55.79 ID:vCUXGE/PO

風太郎「お前……!」

五月「静かに。らいはちゃんが起きます」

風太郎「どういうつもりだ」

五月の息遣いも感じてしまう距離だ。俺は小声で冷たく五月に問いただした。

五月「お礼をさせて下さい」

五月「お金のない私に出来る精一杯のお礼です。寝付きをよくするか、疲労回復か、選んで下さい」

風太郎「はあ?」

五月「寝付きをよくするを選ぶなら私が添い寝してあげます。私の経験上、誰かと同じ布団で寝ると安心してぐっすり眠れるものですよ」

五月「疲労回復を選ぶなら私が布団の中でマッサージしてあげます。」

五月「選んで下さい。さあ! ↓1 にしましょう!」ハァハァ


二乃への愛情 6/10
コンマ 40以上で五月の提案拒絶可能
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 00:17:14.64 ID:dIBORFuGO
とりあえず添い寝
これって40以上で強制で断るってことか?
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 00:17:22.16 ID:gTKAVRBoo
添い寝にしとこう
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 00:18:24.95 ID:9YLx/Erwo
まあそれだけですむわけなかったよねよすよふ
188 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 00:41:17.42 ID:vCUXGE/PO

五月は前から少しずれている。

混浴の温泉にも友達だからという理由で裸で侵入してくるし、いくらお礼をしたいからとはいえ、男の布団にパジャマ姿で潜り込んでくる。

隣にらいはがいるとはいえ、五月は襲われるリスクを考慮しているのか?

少しこいつの将来が心配になった。

風太郎「……」

五月「や、やっぱりマッサージは……忘れて下さい」

五月「そ、添い寝で……お願いします」

どんなマッサージをするつもりだったんだ。

俺は無言で五月に圧力をかけた。

頭に二乃の事が過ぎった。姉妹とはいえ、他の女と同じ布団の中で一晩過ごすのは、彼女に対する裏切りじゃないのか。

いや、ただ添い寝するくらいなら許されるか……

五月から風呂上がりの石鹸のいい匂いがする。

五月「……ごめんなさい、お礼と言うのは嘘です」

俺の無言の圧力に耐えかね、五月は告白した。
189 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 00:45:17.50 ID:vCUXGE/PO

五月「私自身が寂しかったんです。無茶を言ってあなたの家に押しかけて、同じ屋根の下で寝れるだけでも安心出来ると思っていたんですが」

五月「あなたが二乃と付き合ってから、姉妹がバラバラになって」

五月「マンションで4人で暮らしてますけど、実はほとんど会話がないんです」

五月「三玖はふさぎ込んでるし、四葉も家だと静かで、一花もこの前まで目すら合わせてくれませんでした」

五月「そんな一花が、みんなの前で突然、あんな提案して」

五月「仲良し姉妹に戻ろう。二乃のこと、祝福しよう。このままじゃお母さん悲しむよって一花が言ったんです」

五月「そうしたら三玖は癇癪起こして一花と取っ組み合いの喧嘩をはじめて」

五月「四葉は我関せずという感じで、その喧嘩を止めようともしないで」

五月「わ、私は……そんな家にいるのが嫌で、飛び出して来たんです」

五月「寂しくて寝付けないのは私なんですよ、上杉君」

五月「今夜だけでいいですから。添い寝、してくれますか?」


↓1 五月と添い寝しますか?

190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/05/04(土) 00:46:41.78 ID:ngCkd7Gt0
しない
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 00:47:31.39 ID:Wz6B+iafO
する
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 00:47:33.38 ID:aGnu2atmo
しない
193 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 00:51:02.90 ID:vCUXGE/PO
後日へ続く
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 00:51:24.92 ID:Xcz2RyYmO
添い寝はなしでも、寝付くまで手を握るとか撫でるとかあると思うの
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 01:06:34.82 ID:9YLx/Erwo
おつおつ
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 04:14:12.33 ID:CDOv5Z6so

四葉やべー方向に行ってそう
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 17:11:06.22 ID:Vi1D3HB8O
賢明な判断
悶々とした状態で五月と添い寝したら絶対やってしまう
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 18:35:40.55 ID:2mPYNS890
浮気は論外、だが二乃に一途でも他の姉妹が狂って襲いかかって来る
…なんかもう前回の四葉みたいに駆け落ちエンドがベストな気がしてきた
199 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 21:41:42.11 ID:+NkuMNUN0

風太郎「駄目だ、出てけ」

五月「あっ……」

俺は五月を布団から押し出した。

思い浮かぶのは二乃の顔だ。二乃と同じ顔をした女。それでも二乃じゃない女。

そんな彼女と同衾などして、俺の理性は耐えられる自信がなかった。

五月「……わかりました」

五月は泣きそうな顔をして布団から出た。

俺の良心がズキッと締め付けられる。彼女の心の隙間を埋めてやることは俺にはできなかった。

五月「さよなら、上杉君」

五月「二乃と幸せに」


誘惑を振り切って二乃への操を守り、二乃への愛情が1アップした!

二乃の好感度  ■■■■■■■■■□
二乃への愛情  ■■■■■■■□□□
カップルポイント ■■■■■□□□□□


……
200 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 21:44:29.66 ID:+NkuMNUN0


朝。

らいは「えーっ、五月さん、もう帰っちゃうの?」

五月「昨夜はありがとうございました。いつまでも甘える訳にはいきませんから、私は私で頑張ってみます」

五月はらいはの頭を優しくなでた。

五月「らいはちゃん、体には気をつけるんですよ。あと、お兄ちゃんのこと。どんな時でも家族は大事です。彼の事を大切に」

らいは「うんっ」

五月「それじゃあお世話になりました」

そう言って朝、五月は玄関から出ていった。

らいは「五月さん、またカレー食べに来てくれる?」

そのらいはの問に、五月は微笑むだけで何も答えなかった。

家へ帰る五月の後ろ姿は少し寂しそうだ。

らいはは俺のズボンをギュッと握った。何かを聞きたそうに、それでもらいはは何も尋ねなかった。

俺と五月は一度すれ違い、そのまま離れ離れになっていく星と星のようだ。

いつか時間が、この感情すら風化させるだろう。

さよなら、五月。


201 : ◆NjOgVWN4E2 :2019/05/04(土) 22:07:42.10 ID:+NkuMNUN0

二乃「ねえ、聞いてよフー君」

二乃「先日ね、五月と仲直りしたわ」

二乃「お互い、感情的になって殴り合った事を謝りあったの」

二乃「でも、悔しい」

風太郎「え?」

二乃「私、ずっと五月に謝りたかった。でも、どうやって声をかけていいのかわからなかったのに」

二乃「今回は五月からごめんなさいって言って来たわ。先手を取られた敗北感、わかる?」

二乃「あの子に何があったのかしら?すごく大人びてて……まるでお母さんみたいだったわ」

風太郎「そうか……」

二乃「何ニヤニヤしてるのよ?五月となにかあったの?」ギロッ

風太郎「いや、何もなかった。だからこそ、じゃあないか?」

俺は五月の幸せを願った。それくらい許されるだろう。


姉妹の問題を2/4解決したことで、カップルポイントが1アップした。

二乃の好感度  ■■■■■■■■■□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■■□□□□
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