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【五等分の花嫁】風太郎「俺は二乃と幸せになりたい」【安価SS】
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2 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 20:22:11.88 ID:IQ/I3zo/O
二乃「え?」
皿を洗う二乃の手が止まった。
風太郎「この前の返事のつもりだったのだが」
二乃「それって、あんたも私の事、好きってことよね?」
風太郎「すまんがそれはわからない。でも、嫌いじゃない。むしろ気になる」
二乃「うん……」
二乃が恥ずかしそうに顔を耳まで真っ赤にしている。
風太郎「だから、お前の好きという気持ちに答えられていないかもしれないが」
風太郎「もっと二乃の事を知りたい。その気持に偽りはない。だから、付き合ってみようぜ」
二乃「いいわよ」
そんな中途半端な返事だったが、二乃はOKしてくれた。
何も結婚を前提に付き合うって訳じゃない。軽い気持ちでお互い合っているかどうか試してみようってだけだ。
そんなノリのつもりだったが、ふと隣で皿を洗う二乃を見ると、その横顔、そのうなじが……俺の原意識の奥にある花嫁姿とダブって見えて、俺は慌てて二乃から目をそむけた。
3 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 20:24:13.64 ID:IQ/I3zo/O
・ 五等分の花嫁の主人公、上杉風太郎がヒロインの二乃とお付き合いするSSです。
・ 基本的に風太郎が安価で行動していきます。コンマ判定もあります。
・ 風太郎の(一応の)目標は、二乃とハッピーエンドを迎えることです。
・ パラメーターは@二乃の好感度 A二乃への愛情 B幸せカップルポイント の3つです。
・ @二乃の好感度が高いほど、二乃が積極的に仲良くなろうとしてきます。
・ A二乃への愛情が高いほど、他の姉妹からの攻撃に対する防御力が高くなります。
・ Bこのポイントをマックスにすることが目標です。@とAが高いほど上がりやすいです。
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 20:26:44.47 ID:AHn0oaPoo
きたい
5 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 20:27:39.86 ID:IQ/I3zo/O
バイトを終えて……
二乃「それじゃあ私達、カップルになったってことでいいのよね?」
風太郎「改めて確認されると、照れるな」
二乃「光栄に思いなさいよ、私のはじめての彼氏になるんだから」
風太郎「ああ、よろしく頼むぜ!」
二乃「それじゃあ、お付き合いにするにあたって、色々確認しないとね」
二乃「私達の関係だけど、他の子達にはどうしましょうか?」
二乃「私以外から告白されていたとかないわよね?薄々気がついているかもしれないけど、あんたの事好きな子だっているんだから」
風太郎「告白は……されていないな」
二乃「ならいいけど。でも、あの子達にどう報告しましょうか……傷つけなきゃいいけど」
二乃は姉妹の事を心配しているみたいだ。
二乃「みんなに報告する?それとも隠す?」
初期パラメーター
二乃の好感度 ■■■■■■■■□□
二乃への愛情 ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■□□□□□□□□□
最初の方針は重要だ。
↓1
@ 全員に一斉に報告する
A 個別に根回しする
B 秘密にする
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 20:34:15.56 ID:AHn0oaPoo
1
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 20:34:22.19 ID:JiOZMWvko
1
8 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 20:49:52.25 ID:IQ/I3zo/O
風太郎「次の勉強会の時、全員に報告しよう」
隠してもいつかはわかることだ。それに、こういうことは最初にしっかりしておくのが大事だ。
二乃「大丈夫かしら……」
二乃は心配そうにしている。
風太郎「まあ、あいつら驚くだろうな」
なんたって俺と二乃は水と油だった。そんな二人が付き合うとなったら驚きだろう。
風太郎「心配するな。きっと祝福してくれるさ」
二乃「わかった。信じるわ」
二乃は真っ直ぐ俺を見つめた。この信頼に応えるには、誠実である必要がある。
二乃「でも、付き合えるなんて、夢みたいだわっ」
二乃「私の事、しっかり幸せにしなさいよ、フー君♡」
これまで適当に聞き流していたが、付き合った途端、二乃のフー君呼びが気恥ずかしくなる。
二乃「あと、大事な事、最初に伝えておくわね」
二乃「浮気したら絶対許さないから」
二乃「私と付き合う時、守って欲しいのはそれだけ。それじゃ、今日は一緒に帰りましょ!」
こうして俺たちは晴れてカップルとなった。
だがこの時俺は甘く見ていた。幸せになるためには乗り越えなければならない試練が多いということを。
そして俺たちは試練を乗り越えれば乗り越えるほど、固い絆で結ばれていく関係なのだ。
9 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 21:56:30.61 ID:IQ/I3zo/O
一花「おっはー、フータロー君♪」
通学路のいつもの場所で一花とばったり遭遇した。
一花「ん?なんかいいことあった?顔がにやけているぞ」
風太郎「なんでもない」
一花に覗き込むように顔を見られて、思わず目をそむけてしまう。
開いた制服の胸元が視界の端に見えて目に毒だ。
昨日、俺は二乃と付き合う事になった。夜は二乃とのこれからの関係を想像して、なかなか寝付けなかったが……
今日の放課後の勉強会で、俺達の関係をみんなに報告する。そう決めたが……
一花「怪しいなー……そうそう、フータロー君にプレゼントがあったんだ」
そう言って一花はカバンから何かを取り出した。
一花「はい。これ。映画の試写会のチケット。私がちょい役で出てる奴」
映画……二乃と最初のデートにはいいかもしれない。そんな事をいちいち考えてしまう。
一花「これあげる」
風太郎「おお、サンキュー」
一花はチケットを1枚俺に渡した。
一花「それじゃあ今週末、一緒に私の勇姿を見に行こー!」
風太郎「ちょ、ちょっと待て!」
10 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 21:57:26.20 ID:IQ/I3zo/O
一花「ん?」
しまった。これは一花からのデートの誘いだったのか……!そういえば、一花も俺の事を……
三玖の姿での、遠回しな告白姿を思い出してしまう。
風太郎「これは……受け取れない」
今の俺は二乃と付き合っているんだ。一花と二人っきりで映画に行く訳にはいかない……
一花「え?なんで?」
一花は顔色を変えない。「女優の私のお誘い、当然受けるよね?」と自信満々だ。
一花に好意を寄せられていること。それは光栄だ。でも、俺は二乃と……
↓1 どうやって一花の誘いを断りますか?
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 22:05:33.67 ID:JiOZMWvko
週末は私用があって行けなくてな
12 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 22:28:57.26 ID:IQ/I3zo/O
風太郎「週末は私用があって行けなくてな」
一花「ふーん、私用って何?」
今日の一花はぐいぐい来る。真っ直ぐ目を見つめられると、俺はタジタジになった。
風太郎「とにかく!週末は映画、行けないから!」
一花「そっか」
そう言って一花は後ろを向いた。
なんとか一花の誘いを無難に断った。
一花と一緒に登校する間、彼女は不気味な程無言だった。
誘いを断って拗ねてるのか……
風太郎「おっ。あそこにみんないるぞ」
遠くに二乃、三玖、四葉、五月が仲良さそうに並んで歩いている。
俺は一花と二人きりでいるのに耐えられなくなり、彼女たちの方へ駆け出そうとした。
一花「待って」ギュッ
13 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 22:34:48.72 ID:IQ/I3zo/O
一花に制服の袖を掴まれた。
一花「あのねっ、フータロー君、大事な話、していいかなっ」
一花「実は私……」
嫌な予感がした。この先の話を聞くと、面倒な事になる。
四葉「あれ?上杉さんに一花!」
遠くでそんなやり取りをしていると、目のいい四葉が俺たちの姿を発見した。
風太郎「その話は、放課後の勉強会が終わったあと……よければ聞くから」
風太郎「とりあえず、今はあいつらと合流しようぜ」
一花「……」
なんとか上手いこと逃げ切った。
14 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 22:36:41.70 ID:IQ/I3zo/O
四葉「二人はよく一緒に登校していますねっ」
五月「一花はいつも買い物していますが……そんなに買い食いしていたら太りますよ」
一花「あはは、五月ちゃんに言われたくないなぁ」
二乃「……」
風太郎「……」
二乃と一瞬目があって、俺は慌てて顔をそむけた。
三玖「?」
なんだか気恥ずかしくなる。昨日までただの家庭教師と生徒の関係だったが、今日から俺たちは恋人なんだ。
恋人らしいことはまともにしていないが……俺たちが本当の意味で恋人になるのは、おそらく今日の勉強会で全員に報告して祝福を受けてからになるんだろう。
15 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 22:37:55.28 ID:IQ/I3zo/O
午前の授業中も、遠くに座る二乃を気がついたら目で追っていて、勉強に集中出来なかった。
やはり恋は勉強の天敵なのだろうか。学生時代に恋愛にうつつを抜かすやつはそこが人生のピーク。その説は事実なのかもしれない。
三玖「フータロー」
風太郎「んあ?」
三玖「朝から変だよ、今日の君」
気がついたら授業は終わっていて、昼休み前だった。
学生たちは皆、仲のいい友達と食堂に出かけたり、机を並べて飯をくったりしている。
三玖「フータロー。今日のお昼はどうするの?」
風太郎「食堂かな。いつもの焼肉定食焼き肉抜きだ」
俺は背伸びをして、椅子から立ち上がった。
三玖「そんな貧乏なフータローに。はい、これ」
そう言って三玖が紙袋を差し出してきた。
風太郎「なんだ?これ?」
三玖「パン。焼いてきたんだけど」
風太郎「パン……ああ、お前パン屋で働いていたな」
三玖「まだ、お店に出せるレベルじゃないんだけどね、練習で……結構、いいのが焼けたから」
三玖「味見、して欲しい」
三玖「よければ、一緒にお昼食べない?」
↓1 三玖のパンを受け取りますか?
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 22:39:15.23 ID:AHn0oaPoo
貰えるもんは貰っておこう
受け取る
17 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 23:02:23.95 ID:IQ/I3zo/O
風太郎(貰えるもんは貰っておこう)
風太郎(別にパン貰うくらいいいだろ。昼食代浮くし)
風太郎「サンキュ、三玖」
三玖の焼いてくれたのはクロワッサンだ。三玖は俺の隣に座ってパン袋を広げた。
風太郎「それじゃあ頂きます。んっ」モグモグ
風太郎「うまいっ!こりゃあうまいっ!貧乏舌な俺にもわかるが、焼き立てのパンは違うぜ!」
風太郎「本物の竈で焼いたパンだな、こりゃ!それに、おこげがいい塩梅でカリッとしているっ!」
風太郎「こりゃー、何個でも食えるぞ!」モグモグ
三玖「よかった。フータローに喜んでもらえてっ」
三玖の満面の笑みに、少しドキッとした。
三玖「一応、気に入ってくれたときのために……たくさん焼いてきた」
そう言って三玖はカバンからもっとおおきな紙袋を取り出した。
三玖「賞味期限は今日中。お家でらいはちゃんにも食べてもらってね」
風太郎「うん、これはらいはも喜ぶなぁ」
18 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 23:05:05.77 ID:IQ/I3zo/O
二乃「あら。美味しそうなパンの香りね」クンクン
五月「三玖!私の分はないのですか!」
三玖「げっ」
香りにつられて五月と二乃がやってきた。
三玖「みんなの分もちゃんと作ったから……今日の勉強会で振る舞おうと思って」
二乃「そうそう実は今日、私もお弁当作ってきたんだけど」
そう言って二乃はカバンから弁当箱を2個取り出した。
おそろいの弁当箱だ……
二乃「材料が余っちゃっただけよっ!勘違いしないでっ、あんたのためにって訳じゃなくて、食材がもったいなかったからなんだから…!」
クロワッサンを食ったせいでお腹が膨れてしまっている。
二乃「無理に食べなくてもいいわよ。三玖のパンでお腹いっぱいならね」
二乃「余ったお弁当は五月にでもあげるから」
↓1 二乃のお弁当を受け取りますか?
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 23:13:15.00 ID:JiOZMWvko
そりゃ受け取るよ
20 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 23:34:55.45 ID:IQ/I3zo/O
風太郎「いや、ありがたく頂戴するぜ!」
そんな事言われて受け取らない男がいるか?
いくら三玖のクロワッサンでお腹が膨れていても、二乃が作ってくれた弁当は食う。
それが筋ってもんだろ?
二乃「……♡」
二乃は嬉しそうにしていた。
弁当箱を開けると、可愛らしいタコさんウインナーに卵焼き、ほうれん草のおひたしにご飯。
よくあるお弁当だ……ご飯にトッピングでハートマークが描かれている事以外は……
五月「うわっ(ドン引き)」
二乃「何よ、いいじゃない、これくらい……」
三玖「……」
風太郎「……///」
俺は急いで二乃の弁当を食った。
午後の授業は腹が重たくて、まともに内容が入ってこなかった。
やはり恋愛は勉学の敵のようだ……
21 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 23:40:53.09 ID:IQ/I3zo/O
今日の放課後は中野家での勉強会だ。
このアルバイトをしてから、上杉家の生活もずいぶんと楽になった。
勉強を教えるだけじゃなく、五つ子共のメンタルケアもしないと行けないのが面倒だが……
最近はなんだか彼女たちの関係もぎくしゃくしているみたいだ。
その原因は自惚れているように聞こえるかもしれないが、俺にあるのだろう。
年頃の5人の女の子に男が1人。嫌われたままであれば問題なかったかもしれないが、彼女たちの信頼はそれはいつの間にか恋心に変わっていった。
全く、頭がお花畑な連中だ。信頼と友情は全く別の感情であるのに、いつの間にか恋心に収斂していく。
そして、俺もいつしかその馬鹿な感情に飲み込まれていた。
あの二乃と付き合うだなんて。我ながら、どうしてあの日、そんな提案をしたのか、わからなくなる。
四葉「それじゃあ、今日も勉強会、始めましょー!」
風太郎「待ってくれ、四葉。勉強会の前に、大事な話がある」
五月「大事な話って……また父がなにかあなたに言ったのですか?」
風太郎「いや、そういう話は特にないが……勉強とは関係のない、全くの私事なんだが」
二乃と目が合った。二乃は強く頷いて俺の決断を後押しした。
22 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/21(日) 23:48:17.69 ID:IQ/I3zo/O
一花は何やら不穏な気配を感じ取ったのか、眉をひそめている。
三玖は不安そうに俺の顔を見つめていた。
四葉はキョトンとしていた。
風太郎「実は、俺……!二乃と付き合う事にしたっ!」
場が静まり返った。
風太郎「ずっと前に、二乃から告白されていて、返事は保留していたんだが」
風太郎「昨日、二乃にその返事をした結果」
風太郎「付き合う事になったんだ」
五月「二乃、本当ですか?」
二乃「ええ。彼の言っていることは事実よ」
四葉「そんな……二乃と上杉さんが……」チラッ
一花「……」
三玖「……」
二乃「悪びれるつもりはない。私は正々堂々、戦ったんだから」
二乃「だからこそ、私はあなた達に認めて欲しい。祝福して欲しい……!」
そう言って二乃は深々と姉妹に頭を下げた。
二乃「私と彼、付き合う事になったけど、みんなに認められて、初めて私は幸せになれるわっ」
二乃「お願い、祝福を」
二乃はどんな時も真っ直ぐだ。そんな姿勢に、俺は惹かれていたのかもしれない。
↓1
コンマ50以上 姉妹全員からの祝福を手に入れる カップルポイント 1+
コンマ50未満 祝福は手に入れられず
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 23:49:02.05 ID:9Fg0/lKV0
あ
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 23:51:42.32 ID:lLb1kTimo
ラウンド1、ファイッ!
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 23:54:44.95 ID:JiOZMWvko
知ってた
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/21(日) 23:55:15.04 ID:Ep+FTCoto
ここではもらえないほうがおもろそうだな
27 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/22(月) 00:09:50.32 ID:HDylQj85O
爆弾が落ちた後のように長い長い沈黙だった。
姉妹全員の顔がこわばっている。
時期尚早だったか。しっかり根回しする必要があったのか。それとも秘密にしていればよかったのか。
そう後悔してしまうほど、重苦しい沈黙だ。
沈黙を破ったのは三玖の涙だった。
三玖「うっ……ううっ……」ポロポロ
勉強会のテーブルに供された、少し焦げたパンを俺はじっと見た。
三玖の想い。三玖の好意。三玖の気持ち。
俺はそれに気がついていた。それなのに、こんな乱暴な報告をしてしまったことを少し悔いた。
でも、仕方がないことだ。どこかで言わないといけない。どこかで、区切りを付けないといけない。
俺は二乃を選んだ。その気持に後悔はない。しかし、何かを選ぶということは、何かを選ばないという決断だ。
選ばれなかった彼女の気持ちから俺は逃げようとしていたんじゃないか。
28 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/22(月) 00:18:11.74 ID:HDylQj85O
本気で、三玖の気持ちに向き合っていたか?三玖だけじゃない。一花もだ。
一花が俺の事を好きだったのは、間違いない。
三玖に扮した姉妹の誰かが、一花の気持ちを代弁していた。
あのときの三玖……俺は……
わかっていた。でも、その気持から逃げたかった。
それで、最後に、直接、告白してくれた二乃を選んだんじゃあないのか?
一花「三玖、泣かないで……」
そうやって慰める一花も目に涙を溜めていた。
五月「二乃。その返事をするには、私達、時間が必要です」
四葉「わ、私は……!」
四葉「二乃が幸せになるなら嬉しいっ」
四葉「でも……みんなが幸せになれないなら……」
二乃「四葉、あんたの言うみんなの幸せって何?」
四葉「え?」
二乃「もし、ここで彼が私じゃなくて三玖と付き合うって報告していたら」
二乃「あんた、どうしたの?」
29 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/22(月) 00:19:14.18 ID:HDylQj85O
二乃「三玖の幸せは祝福できるけど、私の幸せは祝福出来ないって訳!?」
風太郎「二乃、落ち着けって」
四葉「そんなこと、ないよ……」
二乃「いい加減、八方美人はやめなさい。それならまだ、一花みたいに自分が付き合えないから祝福できないって、はっきり顔に書いてる方が、マシよ」
五月「言い過ぎです!二乃!」ボコッ
五月が思いっきり二乃の頬を叩いた。
二乃「何よっ!このっ!」バコッ
デジャブだ。二乃は思いっきり五月の頬を叩き返した。
二乃「なんであんたは祝福できないのよっ!」
五月「それは私も彼の事が好きだから!」
二乃「なっ……!」
風太郎「え?」
30 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/22(月) 00:21:48.29 ID:HDylQj85O
五月「あっ……」
五月の思わぬ告白に、場がまた静まった。
五月「ううっ……と、とにかく、好きになってしまったものは、仕方ないんですっ!」
五月「こんな家、もういられませんっ。さよならっ」
四葉「ま、待って!五月!」
五月はまた財布なしで家を飛び出した。
一花「二乃。私達、一旦距離を置こうよ。私も、全部飲み込むには時間が必要」
三玖「うっ、ううっ……なんで、二乃……二乃じゃなければっ、姉妹じゃなければっ、祝福できたかもしれないのにっ……」
他の3人は五月を追って家を出ていった。
中野家のリビングには俺と二乃だけが取り残された。
さきほどまで賑やかだった、その空間はがらんとしていて、俺達の船出は前途多難なものとなったのである。
プロローグ 終わり
続く
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/22(月) 00:35:40.29 ID:+dg4g9bJo
前途多難だなぁ
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/22(月) 00:49:00.19 ID:I6i56kFDo
乙!
順風満帆ヨユーヨユーコンマ神もそう言ってる
↓
何でこんなことに……
よりは早めに問題が顕現してそれを解決していく方がいいと思う…思いたい……
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/22(月) 02:24:17.27 ID:8QI52EEMo
乙
楽しみに待ってた。頑張って捌いてくれ
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/22(月) 15:47:48.60 ID:ZnBujObiO
大丈夫、悪いときは全部悪い方向に落ち続けるから
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/04/22(月) 19:54:31.45 ID:saanZNtX0
しょっぱなからBAD ENDの予感しかしないんですがそれは
36 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/22(月) 22:50:37.68 ID:xWjYPMVG0
二乃「おまたせっ。ごめん、待った?」
風太郎「いや、時間ぴったりだ」
週末、俺は二乃と駅前の広場で待ち合わせてデートをすることにした。
あんな悲しい事があったが、別に喪に服しても始まらない。
デートは二乃の提案だった。
二乃「せっかくお付き合いするんだから恋人っぽいことしましょうよ」
二乃はどこまでも前向きだ。
祝福が得られなかったからと言ってそれを引きずることはせず、あくまで楽しくお付き合いしようとしていた。
お洒落な洋服にばっちり気合の入ったメイクで現れた二乃にドキッとしたのは秘密だ。
一方の俺はというと、ヨレヨレのシャツにズボン。少し釣り合わない感じもする……
二乃「それじゃあフー君、エスコートしてよねっ」ギュッ
そう言って二乃が腕を組んできた。
ここはなんとかデートで二乃を喜ばせてやりたい。
↓1 最初のデートはどこに行きますか?
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/22(月) 22:51:47.70 ID:+dg4g9bJo
ウィンドウショッピング
38 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/22(月) 23:14:26.90 ID:xWjYPMVG0
風太郎「とりあえずショッピングモールの中を徘徊するぞ」
二乃「ふーん、ウィンドウショッピングってわけね。いいじゃない」
風太郎(実際デートなんてどうすりゃいいかわからんが……)
風太郎(らいはの持っている少女向け漫画雑誌の大人のデートプラン特集を参考にしたぞ!)
風太郎(中でもこのウィンドウショッピングは金がかからないのが俺好みだ)
風太郎(さあ、これで二乃を喜ばせて男を上げる事が出来るか……!)
二乃「ねえねえ、見てよ。あれ、最近流行りのアロマグッズ!」
二乃「これは面白い形の美肌ローラーねぇ。ほら、グリグリ」
二乃「ねぇねぇ、このピアス、一花が欲しがってた奴だわ。ちょっと背伸びしすぎじゃない?私達、まだ高校生よ」
二乃「あの服は四葉がいつも着てるやつね。いつまでたってもお子様なんだから」
二乃「ほら、このボーダーのシャツとか似合ってるんじゃない?カッコイイわよ?」
二乃「え?値段が高すぎる?はぁー……お洒落にお金かけなさいよ、たまには」
↓1 成功判定
コンマ 50以上 二乃、満足
コンマ 50未満 二乃、不満 (二乃の好感度 -1)
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/22(月) 23:15:43.75 ID:lZ6MAMkf0
はい
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/22(月) 23:21:05.37 ID:j7r2rqA10
ホイ
41 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/22(月) 23:44:59.17 ID:xWjYPMVG0
風太郎(二乃に引っ張られるようにして色々な店を回った)
風太郎(正直、ものなんて安くて長持ちすれば何でもいいという価値観の俺には、二乃のお洒落で消費主義的な価値観は理解が出来ない)
風太郎(まずこんなに買い物に時間をかける必要はあるか?)
二乃のテンションが空回りした後、、俺の憮然とした表情に気がついたのか、二乃の元気が少しなくなっていた頃……
風太郎「なあ二乃。お前がトイレ行ってる間にこれ買ったんだけど」
二乃「ん?」
風太郎「さっきの店でお前が欲しがっていたミサンガ。……ほら、プレゼントだ」
風太郎「一応、お揃いで俺も同じの買ったから」
風太郎「安物かもしれないが……もしよければ」
二乃「ありがとっ。宝ものにするわっ」ギュッ
二乃「ほら、あっちの服屋で服選ぶわよ」
風太郎「おいおい、また服選びかよ……」
二乃「お礼に、絶対フーくんに似合う今日1番の服、見つけるんだからっ」
ウィンドウショッピングの間にささやかなプレゼントをしたら、二乃は笑顔になった。
なんてちょろい奴だ。
……
二乃はウィンドウショッピングに満足した!好感度が高い状態をキープした。
42 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/23(火) 00:01:52.00 ID:HvJTJ8TZ0
午前中一杯、ウィンドウショッピングをして、俺達はショッピングモール内のレストランでランチをした。
風太郎「そういえば、あいつらの事聞いてもいいか?」
結局あの後のことはよくわからない。
五月は俺の家に来なかったので、野垂れ死にしていないか少し心配だった(学校には来ていたので大丈夫だとは思っていたが)。
二乃「とりあえず、一旦戻ってきたみんなと話し合ったわ」
二乃「で、色々あって……みんな、昔のマンションに戻ったの」
二乃「とりあえず私だけ、みんなで借りたボロアパートで暮らしている状態」
風太郎「おい、大丈夫なのか?」
二乃「私の心配はしなくて大丈夫よ。家事洗濯料理全部自分で出来るから。心配なのはあの子達の方」
二乃「絶対栄養バランス崩れてるわよ」
だが、年頃の女子高生が一人暮らしは色々大変だろう。もちろん、五人暮らしももっと大変だっただろうが。
二乃「今はせいせいしてるわ!部屋狭かったのよね、プライベート空間もなかったし」
二乃「だから、フーくんは心配しないで。姉妹の問題は私がなんとか解決するから」
二乃は気丈に振る舞っていた。だが、これは俺の責任でもあるのだ。なんとか、手助けはしてやりたいが……
43 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/23(火) 00:03:15.58 ID:HvJTJ8TZ0
ランチを食べて、午後も何件かお店を回った後、日が暮れる前に俺たちは別れた。
最初のデートとしては上々の出来だったと思う。
後半のウィンドウショッピングは、俺もそこそこ楽しめた。世の中には色々おもしろいものがある。
ジョークグッズを見たり、最近のゲーム機を見たり、参考書を選んだり(これが1番楽しかった)、二乃といい感じにウィンドウショッピングを満喫した。
まさに初々しい高校生カップルのデート。
二乃の笑顔が見れたのが、今日の1番の収穫だった。
初デートを成功させて、カップルポイントが1アップした!
二乃の好感度 ■■■■■■■■□□
二乃への愛情 ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■□□□□□□□□
44 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/23(火) 00:12:30.70 ID:HvJTJ8TZ0
風太郎(来週末もデートの約束をしたけど)
風太郎(二乃と遊んでばかりじゃ駄目だ)
風太郎(俺のせいで、姉妹がばらばらになってしまったのだから……なんとか、俺に出来ることはないだろうか)
風太郎(個別に相談して、二乃との仲を取り持つべきか)
風太郎(いや、今は何もしないほうがいいのか?俺が下手に動くと事態がややこしくなる気もする)
風太郎(どうしよう……このままだと、五つ子の家庭教師の仕事もクビになっちまう)
風太郎(いや、あくまで俺は仲良しな五つ子に戻って欲しい。純粋にそう思うからこそ、行動するべきか?しないべきか?)
↓1 どうしますか?
@ 姉妹の誰かと接触する (指定)
A 今は姉妹の問題に対して何もしない
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/23(火) 00:13:36.28 ID:oytTi5tl0
三玖
46 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/23(火) 00:15:22.48 ID:HvJTJ8TZ0
後日に続く。
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/23(火) 00:18:35.75 ID:YPyDI+jRo
どっちにしても嫌な予感しかしない
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/23(火) 00:22:20.11 ID:HiWuCWN7o
おつ
風太郎の方を動かせるから前回より難易度低い(願望)
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/23(火) 17:09:36.27 ID:RMawmGwU0
三玖から漂う地雷臭
原作の最近の流れだと一花が変装して色々としてるんだっけ…一と三が組んだらヤバそう
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/23(火) 21:22:16.62 ID:Ir+qy8o+0
争え……もっと争え……
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/04/24(水) 21:43:40.59 ID:seJPIRjjO
前回は他の姉妹と肉体関係を持ったのが最大の過ちだった
性欲に流されるな風太郎
52 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/27(土) 00:56:09.36 ID:4K+q+6WU0
三玖「あっ」
風太郎「三玖。話がある」
まずは三玖を味方につけよう。家庭教師を始めたばかりの頃、最初に俺の事を信頼して授業を受けてくれたのが三玖だ。
今回の問題も三玖が解決の突破口になるかもしれない。
俺はパン屋のバイトを終えて帰路につく三玖を出待ちし、話しかけたのだが……
三玖「ト、トイレ!急いでいるからっ」トタトタ
三玖は俺を避けるように駆け出した。
風太郎「待て!三玖!話だけでも聞いてくれ!」
俺は三玖を追いかけた。
……
53 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/27(土) 00:59:12.50 ID:4K+q+6WU0
三玖「ハァハァ……」
風太郎「フーッ……ずいぶんと走ったな、ハァ、ハァ」
俺も三玖も汗だくだ。
三玖と追いかけっこをした昔の事を思い出した。
三玖「話しって何?」
風太郎「お前たち姉妹のことだ」
三玖「フータローには関係ない」
風太郎「いや、関係ある」
三玖「それは二乃と付き合っているから?」
風太郎「違う。俺は二乃のことだけじゃなくて、お前らのことも心配だ」
三玖「なんで?」
風太郎「それは、お前らは俺の生徒で……友達だから」
三玖「……」
54 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/27(土) 01:03:13.79 ID:4K+q+6WU0
風太郎「友達を心配しないやつはいないだろ」
風太郎「一花も三玖も四葉も五月も、俺の大事な友人だ。その友人達が、俺のせいで大切な家族の1人と仲違いしている」
風太郎「俺に出来ることなら何でもする!その上でお願いだ」
風太郎「俺と二乃の仲を祝福しろとまでは言わない」
風太郎「二乃に寄り添ってやってほしい。二乃の奴、今は気丈に振る舞ってるけど、根っこは寂しがり屋だ」
風太郎「姉妹から拒絶されたままだと、きっとあいつは駄目になる。そうならないよう、お前が側にいてやってほしい」
風太郎「二乃が五月と喧嘩して家出した事があったよな?あの時も1番二乃の事を思って、1番二乃の側に寄り添っていたのはお前だった」
風太郎「そんな三玖が側にいてくれたら、きっと二乃は救われる」
風太郎「頼む」
俺は深々と三玖に頭を下げた。
55 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/27(土) 01:10:01.41 ID:4K+q+6WU0
三玖「フータローって私の想い知ってたよね?」
三玖は俺の事を……
俺は何も答えることは出来なかった。三玖の気持ちには返事をしないまま、二乃と付き合った。
三玖との関係は、曖昧のまま。告白されていないんだから、返事をする必要もない。そう思っていた。そうやって逃げていた。
三玖「私の想いに気が付きながら、幸せを掴んだ二乃と寄り添えだなんて。仲良くしろだなんて」
三玖「すごい残酷なこと言うんだね、フータローは」
返す言葉もない。顔から嫌な汗が流れる。
三玖「もちろん、二乃のことは大事に思っているよ。でも、今は、二乃をみると、ドロドロとした気持ちがふつふつ湧いてくる」
三玖「だから、そっとしておいて欲しかった」
三玖「……顔あげて、フータロー」
俺は三玖の顔を直視できなかった。
三玖「そのお願いには見返りが必要」
三玖「あなたのこと、忘れさせて」
三玖「最後の思い出に、キスして欲しい」
三玖「キスしてくれたら、忘れてあげるから……フータローへの気持ち。そうしたら、きっと、私は二乃のこと、祝福できると思う」
そう言って三玖は目を瞑った。
あの時の、あの誓いの鐘の前でのあの子との……この時の三玖がダブって見えた。
↓1 三玖にキスしますか?
コンマゾロ目で二乃に目撃される
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/04/27(土) 01:17:51.35 ID:xs9CQkJ50
するな
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/27(土) 05:29:14.74 ID:iobM/Lzyo
どっちやねん
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/27(土) 06:05:08.08 ID:qyxngCnio
しないでいいんじゃねえの?
59 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/27(土) 12:04:33.12 ID:4K+q+6WU0
風太郎「すまないがそれはできない」
三玖「!」
風太郎「お前の気持ちに気がついていないと言ったら嘘になる」
風太郎「だが今の俺は二乃と付き合っている身だ」
風太郎「二乃を裏切るようなことは出来ない」
風太郎「その上ではっきり伝えておく」
風太郎「俺はお前のことは」
三玖「いやっ聞きたくないっ!」
三玖はヘッドホンを耳に付けて、駆け出した。
今の俺に彼女を追いかける体力は残っていなかった。
彼女との捩れた関係を修復する術を、今の俺は持ち合わせていない。
60 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/27(土) 12:05:06.81 ID:4K+q+6WU0
週末。二乃との2回目のデート。
風太郎(この前はウィンドウショッピングだったな)
風太郎(今週はどこにしよう)
↓1 どこでデートしますか?
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/27(土) 12:13:47.01 ID:qyxngCnio
動物園
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/27(土) 21:37:23.42 ID:9sPI87OJo
前回の反省が活きているな
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/28(日) 00:31:39.90 ID:NoIxfSGoO
この調子なら上杉さんniceboatは防げそうだな
ただ安価とコンマが暴走して前回みたいな五股√になったり
上杉さんが二乃に一途でも病んだ姉妹に上杉さんと二乃が分割されそうなのが怖いが
64 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/28(日) 12:29:43.55 ID:zNKWyAkG0
二乃「動物園とはなかなかいいチョイスじゃない、フー君」
風太郎(ウィンドウショッピングと違って金かかるが……デートの定番だ)
風太郎(これで二乃も楽しんでくれればいいが)
二乃「みてみて、ウサちゃんとふれあいコーナーもあるわよ!」
風太郎「二乃はうさぎが好きなのか……意外だ」
二乃「意外って何よ」
風太郎「あ、いや……女の子っぽい一面もあるんだなーと」
二乃「私のこと何だと思ってたわけ……まあいいわ。ほら、フー君も抱いてみなさいよ」
風太郎「うおっ。意外と重いんだな、うさぎって」
二乃「『人参あげると喜びます。人参スティック一本100円』。高っ!アコギな商売ねっ!でも買っちゃう!」
二乃「はい、大好物な人参ですよ〜はい、あーん」
俺の腕の中に収まっていたうさぎに二乃は餌付けしていた。
二乃「ふふふっ、すごい勢いで食べてるわ」
風太郎「まるで五月みたいな奴だな……」
65 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/28(日) 12:35:39.77 ID:zNKWyAkG0
二乃「知ってる?三玖はハリネズミが好きなのよ」
二乃「まあ可愛いけど、うさちゃんみたいに抱きしめられないのは残念よね」
風太郎(三玖……あの後、大丈夫だったかな)
二乃「ねえ、話聞いてる?」
風太郎「ああ、ハリネズミが俺の事を好きなんだろ?」
二乃「何も聞いてないじゃない……フー君の好きな動物のとこ行きましょ」
風太郎「この動物園にゴリラいるかな」
二乃「へー、ゴリラのどこが好きなの?」
風太郎「賢いとこ。マップを見るとアッチの方にサルの仲間たちの檻があるらしい」
二乃「結構混んでるわね」
風太郎「はぐれないように手、つなごう」ギュッ
二乃「……うん」
そんな流れで俺は二乃と手を繋いで一緒に動物園をデートした。
2回目のデートしては上々だ。カップルポイントがアップした!
二乃の好感度 ■■■■■■■■□□
二乃への愛情 ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■■□□□□□□□
……
66 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/28(日) 12:36:42.20 ID:zNKWyAkG0
動物園を夕方まで満喫した帰り道
……
二乃「今日は楽しかったわね」
風太郎「たまには外で動物をみるってのもいいもんだな」
二乃「そういえば、先週三玖となにかあった?」
風太郎「いや、何もなかったぞ」
二乃「ならいいけど」
これも女の勘というやつだろうか……
二乃「はぁ……」
風太郎「ため息多いな、どうした?」
デート中も二乃は楽しみながらもふと見るとため息をついていることが多かった。
67 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/28(日) 12:39:50.16 ID:zNKWyAkG0
二乃「ご、ごめんなさいっ!せっかくの楽しい時間に、心配かけちゃって!」
風太郎「教えてくれよ、俺と二乃の仲だろ」
二乃「……今まで、こんなに姉妹喧嘩が長引いたこと、なかったのよ」
二乃「一花が四葉のおやつを勝手に食べた時も、私と五月があなたの件で仲違いした時も、姉妹みんなが仲を取り持って、仲直りできた」
二乃「今回のは、今までの喧嘩と違う」
二乃「姉妹みんなが私の敵。もしかしたら、このまま私達、バラバラになっちゃうんじゃないかって」
二乃「だんだん不安になってくるの」
二乃「って、私らしくないわね、こんな弱音吐くなんて。フー君は気にしないでっ。私もなんとか他の子と仲良く出来るよう、頑張ってるからっ」
風太郎「二乃……」
喧嘩が長期化して、仲直りの糸口がつかめず、二乃の精神はダメージを受けているようだ。
弱った二乃は簡単に口説けそうだ……だが、2回目のデートの後ではまだ早い気がする。
それに二乃の心の傷に付け入るような真似は正義に反する気がする……
↓1 二乃を口説いてみますか?(成功率 30% 失敗すると二乃の好感度-1)
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/28(日) 12:59:34.39 ID:roeO/y8go
まだやめとく
69 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/28(日) 13:26:37.59 ID:zNKWyAkG0
二乃を家の近くまで送って、そのまま俺は家に帰った。
少しずつ二乃と心の距離は近くなってきている気がするが、姉妹問題が俺たちの関係に重くのしかかっていた。
……
風太郎(先週は三玖と接触を試みて失敗した)
風太郎(今週こそはなんとかしないと)
風太郎(まずは誰か1人、こっちの味方に引き込むべきだ)
風太郎(4人の中で、俺の事を好きではなくて、姉妹仲を大切にしていて、二乃と俺の仲を応援して味方になってくれそうな奴)
風太郎(あー、そんな都合のいい奴はいねーかなぁ)
↓1 誰と接触しますか?
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/28(日) 13:30:52.41 ID:TtHVbSTQO
三玖
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/04/28(日) 13:30:53.03 ID:vNiY1maJ0
四葉
72 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/28(日) 13:48:13.24 ID:zNKWyAkG0
風太郎(そんな都合のいいヤツいないか……)
風太郎(なら、まずは三玖の問題から解決しないと)
俺は放課後、三玖を帰り道で待ち伏せした……
風太郎「三玖!」
三玖「ひゃっ」
風太郎「話がある、聞いてくれ!」
三玖「っ!」
三玖は俺をみるなり、脱兎の如く駆け出した。
この前の一件で、相当嫌われてしまったのだろうか。それはある意味で望むところだが……三玖と二乃は仲良くして欲しい。
全力疾走する三玖を俺は追いかけた。
……
↓1 コンマ 50以上で三玖に追いつける
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/28(日) 13:54:22.63 ID:s+G6Dtuxo
えい
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/04/28(日) 13:56:34.19 ID:gBOveVqW0
四葉の方に行ってくれ…!
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/28(日) 19:11:52.58 ID:JPtekZ+0o
ナイスフークン
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 00:46:30.99 ID:TnW95ESo0
攻めやすそうな四葉あたりを狙うべきじゃ無い?
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 00:47:30.81 ID:a7kKoRAoo
盛大にヒント出されてても安価とる人間が好きなキャラ選んだんだからしゃーない
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/04/29(月) 03:30:06.79 ID:Jl06ww6X0
このスレに限っては四葉もめんどくさいことになりそうだけどな
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 10:53:13.62 ID:gWGhO0bI0
爆弾は大きければ大きいほど、多ければ多いほど良いと思います
連鎖爆発とかステキじゃない?
80 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 13:59:20.38 ID:qehlkgh40
三玖「ハァ、ハァ……ハァ、ハァ」
風太郎「うおおおぉぉぉ!」
俺は全力疾走で三玖を追いかけた。
風太郎「話を聞いてくれ、三玖!」ガシッ
三玖をなんとか捕まえることに成功した。
三玖「ううっ……なんで……そっとしておいてくれないの……」
風太郎「あっ」
三玖は今にも泣き出しそうだった。
事実上振られた相手に追いかけ回され、姉妹との仲を祝福するようお願いされる……
三玖の立場を考えると辛いものがある。
三玖「で、フータロー……話って何?」
風太郎「いや、その……」
三玖の泣き顔を見たい訳じゃない。俺は二乃と幸せになりたいが、三玖にも幸せになってほしい。
どうやったら、三玖に、二乃と仲良くして貰えるのだろう。どうやったら三玖が俺と二乃の仲を祝福してくれるのだろう。
どうやったら、三玖が納得して幸せになれるんだろう。
風太郎「二乃と仲良く……できねーか?」
三玖「仲良くはもちろんしたいよっ!そんなこと、フータローに言われるまでもない!」
81 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 14:02:23.51 ID:qehlkgh40
三玖は少し怒っていた。
三玖「でも、仲良くするには……私達の関係を規定しないと」
三玖「フータロー、今度ははっきり言うね」
三玖「私はあなたが好き。二乃よりも、他のどの姉妹よりも早くあなたの事を好きになったのは私」
風太郎「!」
三玖「演技じゃないよ。本気だよ」
三玖から真っ直ぐ告白されて……俺の心拍数は一気に跳ね上がっていた。
もし最初に告白されたのが二乃じゃなければ。二乃に返事をする前に三玖から告白されていたら。
俺は三玖を選んでいたかもしれない。
三玖「この想いはもう止められない」
三玖「ねえ、フータロー……二乃と別れて、私と付き合って」
三玖は俺の耳元で囁いた。
二乃をとるか、三玖を取るか。究極の選択だ……
↓1 なんて答えますか?
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 14:06:13.25 ID:a7kKoRAoo
それは出来ない
二乃のことが好きだから
83 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 14:17:09.38 ID:qehlkgh40
三玖の事が嫌いな訳じゃない。三玖に俺は何度も救われた。恩もある。
三玖の好意に気がついてから、三玖とお付き合いした後の事を想像して布団の中でニヤニヤしていたこともある。
そんな俺でも、通すべき筋はある。
三玖のことは好き。それを曲げずに答えるには、もうこの答えをはっきり言うしかない。
風太郎「それは出来ない」
風太郎「二乃のことが好きだから」
三玖の目を見てはっきりと伝えられた。
何かを選ぶという選択はとても楽だ。幸せに向かって真っ直ぐ進むだけでいい。
でも、それは同時に何かを捨てるという選択であり、捨てるという行為には痛みを伴う。
俺は今、激しい痛みを必死に堪えていた。
そして、その俺の痛み以上に、捨てられるという痛み、拒絶されるという苦しみを三玖は味わっている。
↓1 コンマ
50以上 三玖は風太郎の選択を受け入れる
50未満 三玖、風太郎の選択を拒否する
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 14:18:58.18 ID:fyg/Ije4o
うい
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 14:35:04.68 ID:qyo+jI8hO
やっぱフー君が一途でも苦しい展開が続くな
86 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 14:35:49.19 ID:qehlkgh40
三玖の瞳が深く暗く沈んでいくのを俺は見逃さなかった。
三玖「わかった」
そう答えると三玖は立ち上がって、スカートについた土埃を払った。
三玖「なら私もはっきり言うね」
三玖「二乃とはもう仲良く出来ない」
風太郎「あっ……」
三玖「最初に好きだったのは私なのに。二乃なんて、最初はフータローのこと馬鹿にしていたよ」
三玖「フータローのこと好きな私の気持を知った上で、何度もからかってきたし、馬鹿にしてきた」
三玖「それなのに、後から強引に告白して……私の気持ち、知っているくせに!」
三玖「フー君呼びだって、私が最初に考えたんだよ?それを当てこするように、二乃は私の前で…!」
三玖「いくら姉妹でも、泥棒猫とは仲良く出来ない」
三玖「ごめんね、フータロー。……私にだってプライドはあるもん」
そう言って三玖はまた駆け出した。
風太郎「待ってくれ!三玖!俺はお前の事を……!」
好きだった。
でも今の俺に、三玖を追いかける資格はなかった。
遠くに消えていく三玖をただ、ぼんやりと眺めることしか出来なかった。
俺のせいで、三玖と二乃の関係に深い亀裂が入ってしまった……
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 14:41:55.90 ID:a7kKoRAoo
アチャー
88 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 14:57:19.76 ID:qehlkgh40
四葉「上杉さん、上杉さん!」
風太郎「あ?」
四葉「ここのところお疲れですか?今も目を開けて寝てましたよ?」
風太郎「ああ、すまない……」
週末は二乃とデートの予定だ。
だが、デートを前に、三玖の問題をなんとかしないと……
放課後、学級長としての仕事を四葉と一緒にしながら、考え事に耽ってすっかり居眠りをこいてしまった。
気がつけば四葉が大半の書類整理をしてくれていた。
四葉「そういえば最近、アッチの方はどうなんです?」
風太郎「アッチ?」
四葉「二乃とはうまくいってるんですか?」
風太郎「ああ、まあ、ぼちぼちな」
四葉「わおっ!それは良かった!で、どこまで進んだんです?お二人の関係♡」ししし
風太郎「う、うるせー……作業に集中するぞ///」
一花や五月とも気まずくなって会話が出来ない中、四葉だけが俺の癒やしだ。
四葉「忘れないでくださいね。上杉さんが誰を好きになってどんな恋をしたとしても……私は全力で応援します」
風太郎「!」
そうだ。四葉なら。頼るのは癪だが、四葉ならなんとかしてくれるかもしれない……!
風太郎「実は……」
四葉「でも、上杉さん。応援はしますが、上杉さんが姉妹の誰かを傷つけるようなことしたら」
四葉「絶対に許しませんから」
風太郎「お、おう……」
そこで話はそれっきりになってしまった……
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 15:30:23.98 ID:8uzwUsKWO
詰んだな
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 20:20:48.44 ID:Pu+MjXXMo
いやそこは助けを求めるべきかと
安価じゃないんでたわごとです
91 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 23:15:04.44 ID:qehlkgh40
二乃「あ〜〜映画のラスト、ロマンチックだったわね〜」
二乃「恋のサマーバケーションの続編、間違いなかったわ」
二乃「最後に沈みゆく豪華客船の甲板で永遠の愛を誓い合うシーン。そして無言のキス!」
二乃「ねえねえ、フー君はどうだった?」
風太郎「前作観てないが、なぜラブロマンスが途中から豪華客船を舞台にしたミステリーになったのかわからなかった」
二乃「細かいこと気にしすぎよぉ。ドキドキハラハラしてキュンキュンできればいいのよっ、映画なんて」
二乃「あと、沈没する際に、海に落ちる乗客の中に一花いるらしいけど見つけた?」
風太郎「人がゴミのように海に落ちるあのシーンか……ウォーリーを探せより難しそうだな」
今週のデートは映画館。映画を見終わった後、近くの喫茶店に入って適当に二乃とお茶を楽しんだ。
92 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 23:17:05.18 ID:qehlkgh40
風太郎「なあ、三玖、なにか言ってたか?」
二乃「三玖?さあ?あんた、三玖となにかあったの?」
風太郎「いや、何もないならいいんだが」
俺は、三玖の「二乃とはもう仲良く出来ない」という一言がずっと心に棘のように刺さっていた。
こいつらが元の仲良し五つ子に戻る日は来るのだろうか。
その一方、俺はというと二乃と3回目のデートでずいぶんと距離も近くなってきた。
喫茶店でお茶した後は、ショッピングモール内をぶらぶら歩いて、ゲーセンで時間を潰し、陽が暮れる頃にはデート終了。
俺たちは手をつなぎ、家路についた。
二乃「最近思うのよ。もう私達姉妹は元に戻れないんじゃないかって」
二乃はそんな事をポツリと言った。
93 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 23:18:44.14 ID:qehlkgh40
二乃「高校を卒業したら、どのみちみんな別々な道へ進まないといけない」
二乃「きっとその新しい場所で新しい出会いがあって、私達姉妹は今までのように5人一緒って訳にはいかない」
二乃「その別れが少し早く訪れたっていうだけ。だから、フー君は気にしなくていいから」
二乃は、俺が姉妹仲をバラバラに引き裂いてしまって心を痛めているということを察してか慰めるようにそう言った。
二乃は、一見あたりがきつくて誤解されるけど、心の芯には誰よりも姉妹を、他人を思いやれる優しい気持ちがある。
俺はそこに惹かれたのかもしれない……
二乃「ねえ、フー君。好きよ」
風太郎「俺も好きだ」
夕闇の中で二乃と目があった。
二乃が目を瞑った。
ここまで二乃との関係は順調だ。でも、目を瞑る二乃の顔を見ると、ふとあの日の五月の顔がフラッシュバックしてきた。
みんなをこのままにして、二乃と幸せになっていいんだろうか。
↓1 二乃と幸せなキスをしますか?
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 23:19:46.76 ID:XR/uSc7ko
します
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 23:20:00.26 ID:fyg/Ije4o
しとけ
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 23:21:13.09 ID:a7kKoRAoo
する
姉妹仲の解決と恋人を不安にさせるのは別
97 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 23:37:01.70 ID:qehlkgh40
そこから先、俺達に言葉はいらなかった。
唇と唇を重ね、愛を確かめあうような長いキス。
二乃「ぷはっ。……フー君、上手じゃない?初めてじゃないの?」
風太郎「初めてだ、こんなキス」
お互い顔は真っ赤だ。あの時、五月(の格好をした誰か)とした時は、交通事故みたいなもんだ。
相手が二乃とわかっていて、お互い好きという気持ちを確認するようなキスは……
二乃の唇はやけどするくらいに熱かった。
キスをしてカップルポイントが1アップした!
二乃への愛情が1アップした!
二乃の好感度 ■■■■■■■■□□
二乃への愛情 ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■□□□□□□
二乃をアパートまで送る間、俺達は無言で手を繋いでいた。
二乃の手も汗ばんでいるのがわかる。まだ、キスの衝撃が冷めやらぬまま、気がついたらアパートの前に到着していた。
二乃「どうする?フー君」
風太郎「あ?」
二乃「……ウチで晩御飯でも食べていく?」
風太郎「え?」
二乃「……」
家の前で二乃に誘われた。何度かお邪魔したことのある中野家の五つ子のアパートには今、二乃しかいない。
↓1 中野家にお邪魔しますか?
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/29(月) 23:38:14.25 ID:agypG4aqo
する
99 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/29(月) 23:56:03.38 ID:qehlkgh40
二乃「らいはちゃん、大丈夫?ちゃんとメールした?」
風太郎「ああ、今日は晩飯いらないって送ったら、了解だとさ。夜は親父も帰ってきているから大丈夫だろ」
お言葉に甘えて二乃の家にお邪魔する事にした。
太陽は西に沈み、すっかり夜になっている。
台所から、二乃が何かを炒めている音が聞こえる。五人で暮らしていただけあって、そこそこ広いアパートだ。
前に来た時はとても手狭に感じたが、二乃1人では持て余すだろう。
台所からする芳ばしい香りを堪能しながら、俺は居間でキョロキョロしていた。
机の下にアルバムを見つけた。
俺はそれを開いた……
100 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/30(火) 00:12:37.59 ID:kiM7pzzN0
赤ん坊の頃の5人の写真だ。今でも変装されると誰が誰だかわからないのに、なおのことわからない。
小さい頃の5人。みんな笑顔で楽しそうだ。
お母さん?の後ろ姿。亡くなったと聞いた。
少し成長した五つ子。京都のあの子にそっくりだ。
リボンをした子がいる。これが四葉だろうか?
この頃になると、次第に面影が見えてきた。この元気なのは一花。後ろで引っ込んでる人見知りそうなのが三玖。
美味しそうにカレー食べているのが五月。そして、ちょっと色気づいているのが二乃……
黒ずくめの衣装。葬式の写真だ。
中野父がいる。姉妹の顔は見えない。
うって変わって、南国の写真。姉妹の水着姿がしっかりと収められている……
101 :
◆NjOgVWN4E2
:2019/04/30(火) 00:15:23.95 ID:kiM7pzzN0
二乃「こら!勝手に見るんじゃないわよ!」ポコッ
風太郎「ああ、すまん」
二乃「人の水着姿でニヤニヤしちゃって!代わりに今度、あんたも昔のアルバム見せないさいっ」
風太郎「俺のアルバムはないが、らいはのでよければ」
二乃「らいはちゃんの!?それはすごい価値じゃないっ!四葉に高く売れそう」
風太郎「人の大切な妹の写真を売らないでくれ」
二乃「はい、今日は気合いれてみたわよっ。四川風チキンライスと、ブルゴーニュ風白身魚のカルパッチョ、旬の夏野菜で作ったパトゥルジャン・イマム・バユルドゥ」
風太郎「なんだかわからんがすげーっ!」
二乃「世界三大料理である中華、フレンチ、トルコ料理のコラボレーション、おあがりよっ」
貧乏舌な俺にも、二乃が料理が上手だというのは伝わってくる。
だが、らいはの料理と比べてどうだ……!?
↓1 判定
コンマ 50以上 悔しいけど二乃の料理の方がうまいな 二乃への愛情1アップ
コンマ 50未満 やっぱ1番はらいはの貧乏飯だわ 二乃への愛情1ダウン
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