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【安価・コンマ】孕ませハーレム子孫繁栄!

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211 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 01:12:38.56 ID:tsjkNsk50
 じゃあ早速始めるで。
212 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 01:21:21.02 ID:tsjkNsk50
俺「うぁっ!?」


 あるだろ?
 教室とかで机に突っ伏して居眠っているとビクッ、ってなって起きる事。
 今俺はそれで起きた。
 手を動かす。
 わさわさと青い草が俺の手に触れ、さざめいた。


俺「て……転生、した、のか?」


 いや……転移だ。
 俺はいわゆる異世界転移をしたのだ。
 まあ一度生き返っているが。
 俺はまず起き上がり、自分の服装を確認した。
 白いTシャツにズボン、ってこれ病院にいた時の服装まんまやないかい!
 鎧も皮の服すらなし。
 あたりは鬱蒼とした森だ。
 今魔物に襲われたら死ねるな……
 とりあえず、歩いてみるか。
 じっとしていても仕方がない。
213 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 01:30:01.89 ID:tsjkNsk50
 俺がなんとなく人の痕跡がある方向に歩いて人を探していると、急に甲高い悲鳴が聞こえてきた。


俺「何事……!」


 今のは女の子の声か?
 助けを求めていた声だったな……
 ああ、クマがいたら仕方がない!
 俺は悲鳴が聞こえた方に駆けた。
 もし駆けつけそこにクマがいたなら、俺の人生もそこまでだったという訳だ……!
 俺はなぜかとっても身軽になった身体を揺らしながら、森をかき分けていったのだった。


 駆けつけるとそこには妖精のような少女が!
 どうなってた?>>下
214 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 01:31:56.42 ID:tsjkNsk50
 寝るで。
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 01:36:08.66 ID:i69wsSUDo
ネコのような動物に押さえつけられていた
216 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 09:29:32.28 ID:qYSjIvay0
妖精「や………あ……!」


化け猫「ヅルウウウウウウ……ヅルウウウウニャアアアアアアアン……!」


 私が駆けつけてみると、ちょっとした広場のような場所に、少女と巨大な化け猫がいた。
 恐らく少女が化け猫に捕食される寸前。
 少女は化け猫の前脚の中で脱出を試みていたが、努力虚しく化け猫の前脚はピクリとも動かない。
 一瞬化け猫が超巨大に見えたが、そんなに大きくは無く、子牛ほどの大きさだった。
 というかもう虎だろこれ。
 でも猫なんだよなあ。
 どちらにせよ驚異的な存在だろう。
 そして、俺が化け猫の大きさを見間違えた理由でもある少女。
 彼女はぱっと見14、15歳ほどの少女のようだったが、サイズ感が違った。
 頭身などはそのまま、全体的な大きさだけが普通の人間の3分の1ほどなのだ。
 少女は、化け猫の爪にかかってズタズタにされたであろう、恐らく少女の物の血が滲んだ白いワンピースを着ている。
 そして新緑のような長い髪をストレートに下ろし、人間の物とは思えないような美しい金色の瞳を持っている。
 小人などの亜人の類かとも思ったが、よく見れば背にトンボの羽のような物が付いており、妖精であるということが推測される。
217 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 09:37:44.23 ID:qYSjIvay0
 何にせよあの少女を助けよう!


俺「おい!」


化け猫「ヅニャアン?」


 俺がそう叫ぶと、化け猫はぬうと俺の方を向いた。
 二つの巨大な瞳が俺を捉えた。
 あ、やべえ。
 多分勝てねえ。
 というか絶対勝てねえ。
 素手ならなおさらだ。
 化け猫が少女から足を離し、俺の方に向いた。


化け猫「ヅガアアアアアッ!!」


 ブワワワッ、と化け猫の毛が逆立ち、同時に俺の全身の汗腺という汗腺から汗が吹き出る。
 怖えよおおお。
 どうしろってんだよおおおお。
 ともかく今の優先順位、最高位は俺の命、次にあの少女の命だ。
 白状だなんて思うなよ。
 何かあれば逃げるのも手だ……!


 どうやって少女を助ける?(初っ端から最高難易度のクエストやで。最悪、ここで死ぬで)>>下
218 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 09:38:25.84 ID:qYSjIvay0
 まあよっぽど下手やらかさない限りは大丈夫やで。
 安価下。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 09:41:50.83 ID:EH1xklY+O
石投げた後逃げる
220 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 11:45:21.75 ID:pFZTJDBU0
 絶対に接近戦は無理だ。
 何か良いものでも……!
 そう悩んでる間にも化け猫がジリジリと間合いを狭めてくる。
 その時、俺の視界にまあまあな大きさの石が映った。
 俺は素早く拳より数回り大きい石を拾い上げ、力のかぎり化け猫に投げた。


俺「くらいやがりゃあああああっ!」


 ゴッキン


化け猫「ヅブッ……!」


俺「おっほ……!」


 自分でも変な声が出るほど、石は綺麗に化け猫の鼻先にぶち当たった。
221 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 13:09:09.72 ID:pFZTJDBU0
 というかなんか俺強くなってね?
 身体も軽やかだし……


化け猫「ヅ、ヅヅヅッ……!」


 石の当たりどころが悪かったのか、化け猫はフラッとよろめいた。
 しかし、次の瞬間にはしっかりと地面を踏みしめ、ギロッと俺のことを睨みつけた。
 とりあえずあの少女に注意は行っていない……
 今だ!


俺「化け猫ぉ! こっちにおいでえ!」


 俺は駆け出した。
 茂みの間を駆け抜け、なるべく距離を離す。


化け猫「ヅルウウガアアアアッ、ヅカアアアアアアッ!!!」


 しばらくして、背後の茂みからガサガサと音が聞こえてきた。
 狙いどおり追ってきたか……!
 だがこっからどうする!
 奴は今鼻が使えない……
 それをなんとか利用できれば、なんとかなるか!?



 どう倒すか、振り切るか>>下
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/17(金) 13:12:01.72 ID:9IN+iYKco
自分はなるべく音などを立てないように身を潜めつつ
明後日の方向に石を投げてそちらに誘導する
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 13:12:37.16 ID:xphXufEz0
木に登って真上から奇襲
224 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 14:17:27.24 ID:pFZTJDBU0
 俺は一度身を潜めることにした。
 茂みに隠れ、まず奴の狙いから外れる。


化け猫「ヅニャアアアア………ヅニャアアアアアアアアアアア………」


 俺を見失った化け猫が、鼻を上に向け匂いを嗅ごうとする。
 だがボタボタと垂れる鼻血が絡まって嗅ぎづらいのか、鼻をプピュプピュと鳴らしながらうっとしそうに首を振る。
 良し……今がチャンス……!
 俺は近くにあった石を少女がいる方角とは真反対の方向に石を投げた。
 ガサッ、と茂みが鳴った。


化け猫「ヅニャッ!!」


 そっちか!
 というように化け猫が駆けて行った。
 ガサガサと茂みが揺れる音が遠ざかって行った。


俺「…………よし………!」


 化け猫の後ろ姿が見えなくなった頃、私は立ち上がり、なるべく音を立てないように先ほどの少女の所に戻ることにした。
225 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 14:19:20.33 ID:pFZTJDBU0
 ミスった。
 私じゃないで。
 こいつの一人称は俺やで。
226 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 16:52:57.86 ID:pFZTJDBU0
妖精「ひ、ぃぃっ………!」


 俺が茂みから姿を表すと、妖精の少女はビクッと驚き、カタカタと身体を震わせた。
 どうやら逃げなかった、いや、逃げられなかったらしい。
 背中の羽はよく見れば一枚が半分ほど破れてしまっている。
 それに足もさっきの化け猫にやられたらしく、立とうにも立てなそうだ。
 よく見れば身体も所々爛れている。
 あれは今ではなく、もっと昔に負った火傷だな。
 とにかく、いつあの化け猫が戻ってくるとも知れない。
 今はこの妖精を連れて安全な場所に逃げなければ……!


俺「>>下」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/17(金) 16:54:57.44 ID:quyebMbD0
へいべいびー、むーぶ、ほろーみー
228 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 16:59:35.72 ID:pFZTJDBU0
 >>227
 Hay baby move follow me.
 再安価でええか。
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 17:01:48.17 ID:958DANQgo
最安価?
なら「よう、生きてるかー?」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/05/17(金) 17:02:09.63 ID:iGLl3UWF0
自分は敵じゃないと伝えて安全な場所まで運ぶ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 17:05:16.84 ID:958DANQgo
あーうんごめんちょっと主人公と口調がマッチしてはないね
なんかうまくカッコつけようとしてるけど動揺や恐怖がバレバレっ感じが妥当なのかな
今から変更が間に合うなら…
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 17:05:32.28 ID:fijD2yKV0
台詞で安価するならせめて口調合わせろよ
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 17:09:21.20 ID:958DANQgo
悪かったよ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/17(金) 17:13:00.55 ID:quyebMbD0
なんかアレだったらさいあんかでも
235 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 17:15:04.06 ID:pFZTJDBU0
俺「よう、生きてるかー……?」


 俺はとりあえずその妖精にそう話しかけた。
 妖精は俺の問いかけに身体を更に震わせ、後ろにジリジリと下がった。


俺「あー……心配しなくていい。俺は、君の敵じゃ無い、よ? 大丈夫だ。あの猫も、追い払ったから」


 まあ、振り切って逃げて来たんだが………
 俺がそう弁明すると、妖精の少女は少し身体の緊張を解いた。


俺「大丈夫だ。怖くない。大丈夫だから」


 ところで、言葉は通じているのか?
 明らかに日本人ではないし、そもそも異世界だしな……
 転生もの特有の自動翻訳よ、付いていてくれ……!


妖精「あ……あなた、は?」


 よっし!
 俺は言葉が通じたことで心の中でガッツポーズを決めた。


俺「>>下1」


 妖精の少女の運び方>>下2
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 17:31:08.60 ID:RJ0bEuzDO
俺はその…ここからずっと離れた遠い所から旅人みたいなものだな
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 17:42:23.58 ID:EuqyshiYo
潰さないように着ているものを風呂敷みたいに使って背負う
238 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 17:56:47.17 ID:pFZTJDBU0
 >>237
 ゆうて50cmだけどな。
 着ているもので背負う、やな。
239 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 18:07:18.93 ID:pFZTJDBU0
 別にええけど、もっとロマンチックな持ち方は無かったんかい。
 お姫様抱っことかお姫様抱っことか。











俺「俺は、その……」


 異世界から来た、というのは言わない方が良いだろうな。
 遠いところ、と説明すれば良いか。


俺「……ここからずっと離れた遠いところから来た、旅人みたいなものだな」


妖精「たび……びと……」


俺「とにかく、ここを離れよう。……そうだ」


 俺はTシャツを脱ぎ、地面に敷いた。
 シャツ一枚のメタボがミニマムな少女の前にいる……
 危ない絵面だな。


俺「これで包んで運ぼう。足も痛いみたいだし、ちょっとした担架だ」


 俺がそういうと、妖精の少女は驚いたように首を横に振った。


妖精「……た、高い服……ち、血が滲んで……l


俺「大丈夫だって」


 これ1000円ちょっとだし。
 俺は妖精の少女をシャツの上に寝かせ、風呂敷のようにクルクルと巻いた。
 羽が折れないように、傷口に当たらないように。
 巻かれたシャツの上からぴょこっと少女の頭が出ている。


俺「ちょっと汗臭いけど、ごめんね。痛くないかい?」


妖精「だ、大丈夫………です…………楽、です………」


俺「よし……」


 俺は少女を背に背負った。
240 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 18:10:52.44 ID:pFZTJDBU0
妖精「……………」


 とにかく安全な方に行かないと………そう思って辺りを見回していると、妖精の少女が小さい手である方向を指差した。


俺「そっちに行けば、安全なのか?」


 妖精は無言で頷いた。
 よし、急がないと……
 俺はなるべく音立てないように、早足で妖精の少女の導くままその場を移動した。
241 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 18:18:54.44 ID:pFZTJDBU0
 しばらく進むと、俺たちはレンガの壁のような物に行き当たった。
 レンガはびっしりと噛み合っており、その上部には鋭い剣山のような物が並んでいる。
 侵入者を容易く寄せ付けないような構造になっているようだ。


俺「ここか……」


妖精「」コクン


俺「で、どっから入れば良いんだ?」


 俺がそういうと、妖精は静かに右を指差した。


俺「了解」


妖精「」コクン
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/05/17(金) 20:14:23.85 ID:kXfAaBC70
主安価さばきうまいな
このままこの路線でいってほしいわ
243 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 12:00:04.59 ID:UQoCIS2Y0
 >>242
 せやろか。
 自覚皆無やな。
 ありがとうございますやで。
244 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 12:38:48.68 ID:UQoCIS2Y0
俺「ほー、教会かあ」


 さっき行き当たった場所から壁に沿って少し歩くと、すぐに鉄格子の門のようなところに着いた。
 鉄格子の向こうにまあまあな敷地が広がり、教会のようなものも建っているのも分かる。


俺「たしかに安全そうだな。どうやって開ければいい?」


妖精「ハァ、ハァ、ハァ……」


 妖精は答えない。
 代わりに、熱く、小さい吐息が俺のうなじにハアハアと吹きかけられている。


俺「どうした?」


 俺は背負っていた風呂敷Tシャツを回し妖精の少女を見た。
 すると、少女は目を潤ませ、顔を耳の先まで赤く染まらせ、苦しそうに肩で息をしていた。
 さっきまでこうではなかった。
 明らかに異常だ。


俺「おい、ど、どうした?」


妖精「ハァ、ハァッ……あ、あちゅい……あちゅぃ、よぉ………ハァッ、ハァッ……!」
245 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 13:26:58.41 ID:UQoCIS2Y0
俺「まさか傷の熱か……? いや、違うな……」


 妖精の体温は分からないが、ともかく計ってみない事には分からない。
 そう思って少女の額に手を当てようとした時だった。


妖精「はぷ……」


俺「っ!?」


 突然、少女がその俺の手を掴み、咥え込んだのだ。
 俺の人差し指と中指を小さい口の中いっぱいに含み、ちゅぱちゅぱと舐める。
 どこか恍惚とした表情で舌を使いながら、14か15の少女が飴のように俺の指を舐め続ける姿は、ロリコンではない俺もエロく感じてしまった。


俺「……そ、そうするといくらか楽なのか?」


妖精「ん……ふぅ……」コク……


 な、なら仕方がないな……
 このまま舐めさせておこう。
 俺は反対の手で少女の熱を計る。


俺「やっぱりすごく熱い……しかも全身か………原因は分からないが、どちらにせよ人を呼ばなくては……」
246 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 15:02:45.65 ID:UQoCIS2Y0
 この状況を見られるのはいささかマズいかもしれないが、仕方がない。
 俺は教会に向かって力のかぎり叫んだ。


俺「おーい! 誰か、いませんかー! 助けてくださーい!」


 すると、しばらくして教会の入り口から誰かが顔を覗かせた。
 優しそうな女性だ。
 修道服を着た、絵に描いたようなシスターだった


???「はーい、今行くのでそのまま動くな」


 前言撤回。
 可愛らしい声から一瞬でドスの効いた声になった。
 そしていわゆる美ドス声だった。
 扉から出てきたシスターは左手に1メートル程ある既に引き絞ったボーガンを持っていた。
 矢は杭のように大きく、明らかに対人用じゃない大きさだ。
 そしてシスターの目線と標準を結んだ直線上にはしっかりと俺がいる。
 殺す気100%じゃねえか。
 シスターは俺にしっかり狙いを定めたままゆっくり歩いてきた。
 そして一ミリも標準をずらさないまま鉄格子を開いた。


シスター「フィーちゃんから手を離せ」


俺「ア、ハイ」


 ごめんなさい殺さないでください。
 俺は妖精の少女から手を離しホールドアップした。
 左手がよだれでびちょびちょだった。
 つうと銀の糸が伸びた。
 で、この妖精の少女フィーちゃんって言うんだ。


妖精「ハア……ハア………」


シスター「言い訳を聞こうか」


 どうする>>下
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 15:06:36.78 ID:Ms1bnPhO0
正直にこの子が化け猫に襲われたのを助けたことを話す
248 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 21:34:28.80 ID:UQoCIS2Y0
 説明シーンが面倒だから割愛。
 因みに見たところシスターは人間。


 ◆◇◆◇◆



シスター「フィーちゃん、この話本当?」


 シスターがそう聞くと、フィーは身体をよじらせながら頷いた。


シスター「化け猫、ですか……少々マズいですね………」


 そう言うとシスターはギャリギャリとハンドルを回し、張り詰めていた弓を解放した。


シスター「疑った事は申し訳ございませんでした。お礼も言いますが、今はとりあえずフィーちゃんの介抱が優先です。その錠前で門を閉めて付いてきてください」


俺「あ、はい」


 シスターはそういうとボーガンを背負い、喘ぐフィーを抱き上げた。
 なんだろう。
 このシスターからは強い女というよりも歴戦の戦士感がぷんぷんする。
 俺はシスターの言った通りしっかりと錠を閉め、彼女を追って教会に入っていった。
249 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 21:55:20.74 ID:UQoCIS2Y0
 ◆◇◆◇◆



俺「あの、フィーちゃんは………」


 シスターが介抱と言ってフィーを奥の部屋に連れて行って数十分。
 その間俺は緑茶を飲みながら時間を潰していた。
 この世界に緑茶という物が存在するかは分からないが、味は完全に緑茶のそれだった。
 シスターが戻って来たため、俺はそう聞いた。


シスター「心配ございません。体調は良好。足の怪我も大したことないようです」


 彼女はそう淡々と告げた後、俺の向かいに座った。


シスター「因みにこの話し方は別に貴方を嫌っている訳では無いので気を悪くしないでください。もとよりこういう話し方ですので」


俺「あ、はい」


 シスターはため息をつき、まずは深々と俺に頭を下げた。


シスター「先ほどはあんな不敬な態度を取ってしまい、申し訳ございませんでした。フィーちゃんの命を救っていただき、とても感謝しております」


俺「あ、いえいえ……人間として当然の事をしたまでです」


 実は、その直前にも二人救っている、と威張りたいのをぐっと抑え、よくある『人間としていないな』の謙遜をする。
 シスターは顔を上げ、表情を変えぬまま続ける。


シスター「知っているとは思いますが、あの化け猫はここいらには現れた事のないとても強力な魔物です。それを追い払ったあなたはさぞかし腕の立つ戦士であるとお見受けします。失礼ですが、どちらに所属しているのでしょうか。ダイムラー帝国ですか。手ぶらで森にいたという事は、もしや修行中だったのですか」


 どう説明する>>下
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 21:58:04.45 ID:YPDUkN0xo
転生を含めて身の上を話す
251 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 06:10:26.33 ID:+XXjN1Rc0
 ハーレムとかセックスの加護とか神の事とか「以外」の転移した経緯について説明。



 ◆◇◆◇◆



シスター「なるほど……シズキ・ナカダさん……転移者、ですか」


 シスターが私に緑茶のおかわりを入れながらそう呟いた。
 緑茶美味え。


俺「あ、あの。俺以外でそんな体験をしたっていう人の話とかって………」


 転移者について俺がそう聞くと、シスターは頭をひねった。


シスター「ううん………特に無いですね。もしそんな話があったとしても、頭がおかしい人物として受け止められるでしょうね。今の私みたいに」


俺「すいません……」


 結構毒舌だな。
 毒舌と言うか歯に衣着せぬと言うか。


シスター「ですがまあ、今は真実として受け止めた方が都合が良いですね。その方がこの見たこともない材質の服などの謎も解けますし」


 因みにシャツは洗濯中で、今はシスターに渡された布の服を着ている。
 なんだか ぼうぎょが すこし あがった ような きがする。


シスター「そういえば、申し遅れました。私、ここの教会兼孤児院でただ一人働いているシスターのエクレア(名前だけ>>196からいただいたで。ハーレムにはならん)と申します」


俺「エクレアさん、ですか。よろしくお願いします」


シスター「どうか私のことはシスターエクレアとおよびください」


俺「あ、すいません………」


 シスターエクレアは気にしないでくださいと首を振った。
 そして一息つくと、急に深刻そうな表情になった。
252 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 06:12:50.81 ID:+XXjN1Rc0
 シスターの容姿も大体>>196の通りやで。
 ただし容姿以外の設定については色々変えさせてもらうで。
253 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 07:05:05.30 ID:+XXjN1Rc0
シスター「ところでナカダさん。急ですみませんが、一つ、頼みたい事が有るのですがよろしいですか」


俺「はい」


 頼み事か……
 なんだ?
 まあ事と次第によっては断るけど。


シスター「先ほど貴方が話していた巨大な化け猫についてなのですが、恐らくそれはニャンガルキャットという種類の猫で、この地方では見られた事のない種類です。非常に高い攻撃性や身体能力から要注意生物の認識されています。なので恐らく、この教会の周りの壁もやすやすと乗り越えてしまうでしょう。先ほども言ったように、ここは孤児院、子供たちが居ます。ですが、私だけでニャンガルキャットから子供たちを守り切るのは不安が有ります。ですからどうか、子供たちの安全のためにもニャンガルキャットを討伐するのを手伝っていただけないでしょうか。少しのお力添えで構いません」


 あいつを討伐だって……?
 そんなことが………
 そういやシスターどデカイボーガン持ってたな。
 行けるわ。


 どうする?>>下
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 07:17:25.39 ID:I7F4b9Ah0
少しのお力ぞえって具体的になにすんの?
255 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 11:12:40.59 ID:+XXjN1Rc0
俺「その、お力添えって……具体的に、何をすれば良いんですか?」


 俺がそう聞くと、シスターは頷いた。


シスター「そうですね。失礼ながらもし良ければ、囮をしてもらいます」


俺「おとり」


シスター「はい。最大限貴方の安全は確保します。貴方にあのニャンガルキャットの注意を引きつけて貰っている間に、私がボーガンで貫きます」


 シスターがどこかボーガンの引き金
 まあ確かに俺に戦闘力は無いけどさ……


俺「>>下」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 11:13:47.51 ID:VthGlGzeo
了承する
257 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 11:14:32.53 ID:+XXjN1Rc0
 ミス


 シスターがどこか自信有り気な顔でボーガンの引き金を引くような動作をした。
258 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 11:51:47.35 ID:+XXjN1Rc0
俺「分かりました。あいつを倒すためなら、手伝います。どの道倒さなければ俺が無事に過ごせませんし………」


シスター「ですね。利害の一致、ということで。ありがとうございます。礼は致します」


 うん、あの猫がいたらこの教会も出れないし、この教会に泊まることになっても安眠は絶対に出来ないな。
 ………というか泊まらせてくれるのか?


俺「じゃあ、図々しいようですが、しばらくここに泊まらせていただけませんか?」


シスター「宿泊、ですか」


俺「ついでに働かせて貰えれば……この世界のお金も持っていないし、寝る場所も無いし………衣、食、住が1ミリも揃って無い状態で外に放り出されたら俺死ぬので………」


 (生きていく上で 至極当然な必要な事なので無安価)
 (あとフィーとの関係を発展させるため)


 これはどうしても譲れない。
 ラノベとかではここで身体を求めたりするが、先が見えない上に愛されてもいない女性を抱くのは………
 というか俺のスペックではむぅりぃっ!


シスター「いいでしょう。最近、子供が増えたのでその世話を手伝って貰います。宿泊する、と言う事で少し少ないですが、相応の対価は支払いましょう」


俺「ありがとうございます」


 一応、俺だって社会人だ。
 働きノウハウは備えてるつもりだ。
 ………その前に、命賭けなきゃいけないけどな………
259 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:05:45.25 ID:+XXjN1Rc0
 昼 シスターとの話し合いの直後



俺「参ったな………」


 俺はソファーにもたれかかって頭を抱えた。
 ニャンガルキャット………
 どう考えてもベンガルトラだろ、あれ……
 頭身そのままの猫……だからこそ、ヤバい。
 強いだろうな……
 作戦の結構は夕方らしい。
 それまで、もうしばらく時間がある。
 へいの外には出れないから、教会の中を散策してみるか?
 割と広いらしいしな。


 どこに行く? もしくはどうする?>>下
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 12:15:21.01 ID:5xpDPMxGo
散策ついでにフィーの様子が気になるので見に行く
261 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:24:40.27 ID:+XXjN1Rc0
 では、先に孤児の子達の安価。
 フィーのような境遇の子が多いから人目を避けた森の奥に有る、という設定やで。

 性別、名前、種族、見た目、年齢、境遇、その他設定、備考、などなど。好きに書いてええで>>下5人分
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:29:55.77 ID:VthGlGzeo
質問ーこの子達はハーレムメンバーに入らん系?
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:33:53.18 ID:fkQWPHln0

シェリー
人間
黒髪 めがね 垂れ目 低身長 むちむちぼいん
17
264 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:38:07.70 ID:+XXjN1Rc0
 >>262
 基本的に無い。
 ただし、入れたきゃ相応の行動、安価をするがええ。
 しっかりキャラメイクしたキャラ以外のキャラ(例を上げればシスター)とかも、行動によっちゃ……やで。
265 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:38:55.12 ID:+XXjN1Rc0
 >>263
 すまん、境遇は書いて欲しいで。
 後4人。
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:44:20.74 ID:I7F4b9Ah0
【名前】ミシュラ
【性別】女
【種族】夢魔
【見た目】ボロ布フードをかぶりあまり顔や肌が見えないようにしている。12歳とは思えぬ乳とエロ尻。
巻き角が生えストレートの紫髪で可愛らしい顔
【年齢】12
【境遇】夢魔だがエッチがクソ雑魚のため同族から追い出され捨てられさ迷ってるところを拾われた。
同年代の同じ孤児の男の子から性を貰っていることを申し訳なく思っている
【備考】夢の中でもエッチがくそ雑魚のためフェラや手コキのみですませている
【その他設定】夢の中の出来事はダイレクトに現実の自分にも影響がある

267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:48:48.05 ID:sKTYfeTtO

シェリー
人間
黒髪 めがね 垂れ目 低身長 むちむちぼいん
17
>>263
では境遇など追加
元はお嬢様だが家が没落し奴隷商人に身売りされるも荷馬車が謎の襲撃を受け転倒、その隙に逃走しシスターに匿われる
幼い頃から読書家で勉強が好き
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:56:58.69 ID:VthGlGzeo
回答ありがとうございます


ローガ
多腕族(3本腕、右2本)
銀短髪、褐色肌、未熟ながら引き締まった体躯
10
腕の数が揃ってないので捨てられていた(書き置きがあった)
ガキ大将くん、自分の境遇も悲観していない。そもそも他の多腕族に会ったことがない
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 12:58:14.42 ID:L5devo320
性別 女性
名前 サーリア
種族 精霊
見た目 緑色のポニーテール。身長157cm。野山を走り回ったり農作業に従事しているため、細身だがしっかりした体格。スタイル良し
年齢 15
境遇 深い森の中の精霊が住む郷の王女だったが、幼い頃に魔族に郷を襲われ、付き人に連れられてかろうじて逃れ、紆余曲折あり、この孤児院にたどり着いた
その他設定 心優しく、好奇心旺盛で明るい性格。弓と料理はかなりの腕前
精霊の王女として十分過ぎる、膨大な魔力を持つ。その魔力は彼女がいることで孤児院の周りでは作物がとても良く育ち、シスターや子供達の体調や魔力にも良い影響を与えるほど
270 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:59:36.93 ID:+XXjN1Rc0
 >>266-268
 ありがとやで〜。
 あと2人。
271 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 13:00:33.09 ID:+XXjN1Rc0
 ミス、あと1人。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 13:08:22.71 ID:RK84eJ4b0
性別 女
名前 ルーシェ
種族 人魚
見た目 青色のロングストレート髪とすらりとしたしなやかな体形。下半身は魚のそれだが魔法で人間の足に変えることも可能
年齢 14
境遇 人魚の肉を食べると不老不死になれるという迷信を信じた人間の手によって故郷が荒らされここまで逃げ延びてきた
その他設定 本来は多少内気だが無口というほどではないが、魔法で人間体になっているときは代償として一切喋れなくなる
273 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 15:18:51.45 ID:+XXjN1Rc0
 俺はとりあえず教会の敷地内を散策することにした。
 敷地の形は割と綺麗な丸で、広さは良くある広めの校庭くらいだ。
 敷地内には、教会の他に畑があり、そこで野菜などを栽培しているようだ。
 まずはキッチンにでも行ってみるか……
 俺はソファーを立ち上がり、伸びをした。
 その時、誰かが廊下から俺がいるリビングを覗いているのに気づいた。
 それは、低身長で黒髪の、メガネの少女だった。
 高校生くらいか?
 しかし低身長ながら、スタイルがとても良く、むちむちのボインだった。
 まあ、もちろん性的な目では見ない。
 そんな目で見たら、失礼だからな。


俺「どうか、したのか?」


 なるべく怖がらせないように、俺はそう話しかけた。


メガネっ娘「あ……あの……ありがとうございます……」


俺「…………?」


 何に感謝をしているんだ……?
 俺がそう思っていると、慌てたようにその少女は物陰から出てきて、頭を下げた。
274 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 15:24:40.28 ID:+XXjN1Rc0
 念のため。




 採用されたのは「メガネっ娘:シェリー」「夢魔:ミシュラ」「多腕族:ローガ」「精霊王:サーリア」「人魚:ルーシェ」


 やで。
275 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 15:33:16.98 ID:+XXjN1Rc0
メガネっ娘「あ、すいません……! 私、シェリーって言います!」


 シェリーって言うのか。
 日本人に近い顔だな。
 シェリーはばっと顔を上げた。


メガネっ娘「あの、あの、あれです、あの、あれ、あの……ありがとうって言うのは、フィーちゃんを助けてくれて、です!」


俺「>>下」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 15:37:21.98 ID:GuCzDFX6O
『気にしないでくれ』って言って子供にするみたいに頭を撫でる
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 15:39:27.66 ID:65WoJr8E0
お礼というのは言葉だけでは不十分なのだよ?特にそれが大きな事であれば尚更ね
278 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 15:48:36.37 ID:+XXjN1Rc0
 >>277
 欲望が露骨っ。
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 15:49:35.01 ID:mNsHKvQjo
はっちゃけ過ぎるとシスターにパイルバンカーされそう
280 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 16:10:55.66 ID:+XXjN1Rc0
俺「気にしないでくれ」


メガネっ娘「あうっ!?」


 俺は子供にするみたいにシェリーの頭を撫でた。
 シェリーはビクッと一回震えたが、その後は「ぁぁぅぅぅ………」と言いながら、気持ち良さそうにしばらく俺に撫でられ続けた。


俺「……………」


メガネっ娘「ぁぁぅ……ぁぅうぅ………………はっ!?」


 ハッと、細めていた目を開け、シェリーが驚いた声を上げた。


メガネっ娘「あ、ちょっ………や、やめてくださひっ……!」


俺「おっと………済まない」


 俺は撫でる手を止めた。


メガネっ娘「な、撫でるのは、べ、別に良いですけど………と、取りあえずありがとうございましたっ!」


 そう言ってシェリーは走って行ってしまった。
 …………完全に親戚の子の感覚で撫でてしまった。
 まあ、良いか。
281 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 16:20:46.73 ID:+XXjN1Rc0
 この世界に方角という概念があるかどうかは知らないし、あったとしても分からない。
 だから分かりやすいように以後は教会のエントランス、敷地の鉄格子の門方面を南、反対を北と仮定して説明する。
282 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 16:57:20.54 ID:+XXjN1Rc0
 まず、教会の東方面にあるキッチン。
 シチューの良い香りが漂って来ている、と言うことは誰かが夕食の下準備でもしているのか?
 俺はキッチンを除いて見た。
 そこには緑色の髪をした少女がシチューの仕込みをしていた。
 細身だが体格がしっかりしていて、スタイルが良い。
 ………というか髪の隙間から四、五本双葉がピコッと上に伸びている。
 なんだあれ。


緑髪「あ……キジュは………」


 俺がシチューの匂いに釣られてキッチンの中に入ると、少女は俺に気づき、俺の方を向いた。
 …………キジュ?


緑髪「シスターが話していたナカダさんですね?」


俺「ああ、うん」


 少女はシチューを混ぜるおたまから手を離した。
 ………なぜかおたまはまだくるくる回っている。
 双葉の少女は俺に頭を下げた。


緑髪「ホンジュは、サーリアと言います。シスターから話は聞きました。本当にありがとうございます」


 …………ホンジュ?


俺「>>下」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 16:58:50.02 ID:er7f8+zgO
いや、たいしたことはしてないよ。引き付けて逃げるので精一杯だったからね
284 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 17:35:21.42 ID:+XXjN1Rc0
俺「いや、大したことはしてないよ。情けない事だけど、引き付けて、逃げるので精一杯だったからね」


緑髪「いえ、ご謙遜を。ニャンガルキャットを振り切るなんて、よほどの腕の立つジュでなければ出来ません。フィーちゃんを救ってくれて、ありがとうございました」


 …………ジュ?
 なんか、頭の双葉がピクピク動いてる……
 なんだろう、すっごい気になる。


俺「ところで、失礼なんだけど……その、ジュって、何?」


 俺がそう聞くと、双葉の少女は「あっ」と言って顔を上げた。


緑髪「すいません、失礼しました……ちょっと独特ですが、私の種族の呼び方なんです。ジュが「人」で、ホンジュが「私」、キジュが「あなた」、タジュが「三人称」の単数、ジュリンが「あなた達」などの複数詞です」


 ………ジュって、もしかして「樹」?
 樹、本樹、貴樹、他樹、樹林………
 なんで日本語……
 ま、いいか。


俺「今夜は、シチューかい?」


緑髪「そうです。全部、ここで作った野菜なんですよ」


 ちょっと見えた庭の畑で作ったやつか。


俺「美味しそうだな」


緑髪「無事にシスターとニャンガルキャットの討伐を済ませたら食べれるので、頑張ってください」


俺「無事にって……がんばるよ」


緑髪「はい!」


 とりあえず俺は、キッチンを後にした。
285 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 18:01:29.19 ID:+XXjN1Rc0
 次に、教会の北の礼拝堂。
 ちょっと小さいが、よくインターネットとかで見た教会その物だった。
 ステンドグラスの貼られた窓から、色とりどりの日光が差し込んでいる。
 ちょっと目に痛いな。
 パイプオルガンは無いが、荘厳な雰囲気がとても良い。
 そうやって異世界の教会の雰囲気を楽しんでいた時だった。


??「貴方は……」


俺「うお!?」


 なんでさっきまで気づかなかったのか、礼拝堂の真ん中にフードを被った少女が座り込んでいた。


フード「………貴方、シスターが言っていたナカダって奴ね………ふうん………」


 その少女は立ち上がり、俺を品定めするように眺めた。
 少女はお世辞にも綺麗ではない長い黒いローブを着ており、肌がほとんど見えていない。
 俺からは鼻から下しか見えない。
 フードの端から覗く紫色の髪が怪しく光っている。
 しかし、そんな長いローブを着ながら、彼女の体型はある程度把握出来た。
 幼い声と背丈からは想像も出来ないほどの大きい胸。
 爆乳かな。


フード「私は、ミシュラ。あなた、割とイイ男じゃない……まあ、良いわ。フィーちゃんを助けてくれて、ありがとう。心から、礼を言うわ」


俺「>>下」
286 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 18:02:28.15 ID:+XXjN1Rc0
 緑髪→双葉


 安価下。
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 18:05:06.94 ID:l28BjKgP0
「おっぱい揉みてぇ…」(いやいやたいしたことはしてないよ)
288 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 18:25:52.82 ID:+XXjN1Rc0
俺「おっぱい揉みてぇ……」


フード「え?」


 しまった。
 異世界に来て命の危機に晒されたりした為か、欲求が溜まって口が滑ってしまった。


俺「あ、いや、その………」


フード「…………ふーん。男って結局、みんなそう………だけど残念だったわね。私の胸はもう、1人の男に捧げているの」


 彼氏持ち………っていうか捧げてる!?
 こんな歳でもうそういう事しているのか……
 最近の子は元気だなぁ……
 良く考えたら俺も最近の子の部類に入るか。


俺「いや……ただ、口が滑っただけだ。すまない、そんなつもりは、無かったんだ……」


フード「ふーん、へー、そー………」


 ぐいぐいとフードの少女が俺に迫る。


フード「シスターに言いつけようかしら?」


俺「ごめんなさい本当にそれだけはやめてください殺されます」


フード「フフフ……まあ、シスターならやりかねないわね………良いわ、言わないであげる。その代わり、ここにいる間は私の言うことを聞いてもらうわよ」


俺「………はい」


 マジか〜っ………
 なんか、変なところで主導権握られてしまった………


フード「フフフ………」


 少女はそう笑った。
289 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 18:28:29.69 ID:+XXjN1Rc0
 すまんが、設定により、ミシュラのエロ安価は無いで。
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 18:29:15.62 ID:MFL4Ztvd0
※こいつはクソザコである

って事でいいんだよね?
291 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 18:38:41.82 ID:+XXjN1Rc0
 >>290
 いや。
 ヘラの加護のせいやで。
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 18:40:36.41 ID:MFL4Ztvd0
あ、いやそういうのではなく
>フード「フフフ………」
> 少女はそう笑った。
>※ただしこいつはクソザコである
という感じ?
293 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 18:41:43.02 ID:+XXjN1Rc0
 >>292
 すまん、分からん。
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 18:43:31.57 ID:MFL4Ztvd0
タダの酔っぱらいのネタなので気にしないでくらさい
295 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 18:49:18.93 ID:+XXjN1Rc0
 >>294
 ほい。
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/19(日) 18:52:55.37 ID:65WoJr8E0
>>277ブッ込んでやれば良かった?
297 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 21:59:32.50 ID:+XXjN1Rc0
俺「あの少女には逆らわないでおこう……バレたら死ぬ………」


 俺はそう思いながら、庭に出た。
 一応子供達のプライベートスペース以外は見回り終わったから次は外を見てみようと思ったんだ。
 すると、教会の東らへんで木刀を振るっている上裸の少年を見つけた。
 銀色の短髪に、褐色の肌の少年だ。
 うわあ、めっちゃ身体締まってる。


銀髪褐色「フンッ……フンッ……!」


 両手で木刀を振り、右手でダンベルを握っている。
 …………ん?
 腕が、三本ある。


銀髪褐色「フンッ………お……」


 その少年が俺に気付いた。
 もう一本の腕は、肩のちょっと下の位置にもう一個肩のようなものから生えている。


銀髪褐色「おう、お前がシスターが言っていたナカダって奴か! なんだそのだらっしない身体は。運動しろよ!」


俺「唐突にダメージ喰らわせてくるな」


 その少年は二本の右手で親指を立てながら俺に強烈なダメージを与えた。
 運動するか………


銀髪褐色「筋肉は裏切らねえからな! 筋トレは良いぞ!」


俺「うん」


 どっかで聞いた事あるぞそのキャッチワード。


銀髪褐色「まあ、それは置いといて。フィーちゃんを助けてくれて、マジでありがとうな! 感謝してるぜ!」


俺「>>下」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 22:06:55.19 ID:xSKEJcbrO
フードの子の彼氏って君のこと?
299 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 23:20:34.44 ID:+XXjN1Rc0
俺「どう致しまして」


銀髪褐色「あっはっは! 筋肉ねえ割にやるな! 俺の名前はローガ! よろしくな!」


俺「ああ、よろしく」


銀髪褐色「ん? もしかしてこの腕が珍しいのか?」


 少年は俺が三本目の腕を気にしているのを察したのか、そう言った。


銀髪褐色「いいだろ! 一本多いの! 鍛える達成感も一本分多いんだぜ!」


俺「ああ。良いな」


 多分、そう言う種族なのだろう。
 少年は誇らしそうに三本の手でピースを作った。


俺「………ん?」


 その時、俺は少年の銀髪に別の色の髪が混じっているのを見つけた。
 綺麗に光っている紫色の髪だ。
 なんか、すごくさっき見たような気がするんだが。
 それに、良く見れば褐色の肌にキスマークが付いている。


俺「もしかしてだけど……フードの子の彼氏って、君?」


銀髪褐色「なっ!?」


 俺がそう指摘すると、褐色の少年はわかりやすく同様し、ダンベルを落とした。
 そして視線を右上に反らしながら、腕を三本綺麗に前に組む。


銀髪褐色「………そ、それがなんかお前に関係あんのかよ……///」


 おぅおぅ、頬を赤らめちゃってさあ、ヒューヒュー。
 青春かおい。
 いや、よくよく考えたら俺こんな事言えねえや。
 彼女をめっちゃ邪な目で見てたからな………
 気まずいな。
 とりあえずは、この場を離れよう。


俺「いやあ、ちょっと気になっちゃって」


銀髪褐色「べ、べべべっ、別に良いだろっ! よそもんのお前に言われる筋合いはねーよっ////!」


俺「じゃ、俺はここら辺で。お幸せに〜」


銀髪「あ、おい! お前っ/////!!」


 俺は急いでその場を離れた。
300 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 07:15:32.33 ID:5NB4N6ji0
 その後、魔法的な力が働いていそうな四季とりどりの野菜が豊富に実る畑を見終わった後、最後に俺が見て行ったのは、西側にあるちょっとした小池だ。
 いや、綺麗ではあるが、流れが無いから定義上は沼か。
 まあ語感上池と呼んでおこう。
 俺はその池を覗き込み、魚などをボーっと観察していた時だった。


人魚「………………」


俺「うぉあう!?」


 いつのまにか、水面下から少女が俺の事を見つめていた事に驚き、俺は尻餅をついた。
 少女はスーっと水しぶきの一つも立てずに水面から胸のあたりまで上がって来た。
 と言っても、しっかり水着のような胸当てはしているが。
 流れる清流のような青いストレートの髪を持ち、体格はスラリとしている。
 そして何より、下半身が魚で、首から肩にかけた側面に、エラのような切り込みがいくつもある。
 人魚だ。
 その人魚の少女は尻餅を付いている俺に向かって話しかけて来た。


人魚「…………オドロカシてゴメね。アナタ、シスターがイッテたオデブさんネ? ワタシは、ルーシェってイウノ………フィーちゃをタスケてクレテ……ホントに、アリガぶくぶくぶくぶくぶくぶく」


 どうやら、ちょっとシャイな性格のようで、途中からズブズブと池の沈んでいっている。
 もう頭のてっぺんまで沈んでいる。
 おーい、戻ってこーい。


俺「>>下」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 07:23:06.93 ID:GqH+06XDO
「戻らないと山葵つけて食べるぞ」
302 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 07:28:16.91 ID:5NB4N6ji0
 >>301
 流石に再安価でええか、これは。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 07:35:38.37 ID:zYOp0fxko
(手を伸ばしても届かなくなったので)どういたしまして…
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 20:15:59.75 ID:Vw6IZCzro
>>302
ええで
305 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 20:29:08.10 ID:5NB4N6ji0
 手が届かなくなってしまったため、俺はルーシェの頭を撫でようとしていた手を静かに引いた。
 シェリーみたいに撫でたかった……


俺「どういたしまして………あと俺の事はおデブじゃなくてナカダって呼んでくれ」


人魚「がぼ、ごがぼがぼ………ぷはっ、ウン、ワカタ、ナカダ」


 やっぱり痩せよう……


人魚「ちょとマッテね………オチカヅキのシルシにオミアゲあげる」


 そう言ってルーシェは後ろに反り返り、トプンと水中に姿を消した。
 なんだ……?
 それよりも、この池割と深いな。
 落ちないようにしないと。
 彼女の影は何かを探すようにスイスイと水底を動き回っている。
 そして、ガッ、と何かを捕まえるような仕草をしたのが見えた。
 魚がお土産かな?
 ザバッ、と少女が水面から浮き出て来た。


人魚「タコ」


 なんで池にタコが。
 それに目が四つあるし多分それタコじゃなーい。
 人魚の少女の口に咥えられた色鮮やかなタコはグネグネと必死に抵抗し、なんとか逃げようともがいている。
 やんわりと断ろう。


俺「いや、いいよ。そんなの貰っちゃ悪いし、食べ方も分からないから……」


人魚「エ? コウヤッテ………あしをカミチギルんだヨ」


 ニチチチッ


タコ「ぴぎいいいい!」


俺「実践しなくて良いから。あとそれ鳴くんだ。逃してあげなさい」


人魚「ハーイ……きゃ!」


 人魚の少女がそう言って手を離すと、タコは足に歯型をつけられたお返しにとこれまた色鮮やかな極彩色の墨を少女に吹き付けてから素早く去って行った。
 髪から身体から粘度の高い液体に包まれた少女は、鬱陶しいように髪を手でとかしながら言った。


人魚「うえ、ベトベト………これオユでアラワナキャおちないノニ……」


俺「ごめん、なんか俺のせいで………」


人魚「ウウン、イイノ。オフロはいらなキャ……」


 そう言って人魚の少女は身体をよじらせ器用に陸に上がった。
 陸に出ても大丈夫なのか? と一瞬思ったが、それは心配無いようだ。
 少女の魚のような下半身は溶けるようにして形を変え、人間の足になったのだ。
 長めの腰布を巻いていたためすっぽんぽんでは無いが、少女が立ち上がった時によろめき、転んだ事で見えてはいけないところまで全て見えてしまった。
 アイムノットロリコンアイムノットロリコン………!


俺「大丈夫か……?」


 俺が手を差し出すと、少女は顔を赤らめながらその手をとり、おぼつかない足取りで立ち上がった。
 そして一言も話さずに頭を下げ、教会の方に駆けて行ってしまった。
 そうやって走ると危ないって………
 ………また転んだ。
 そして全開。
 流石にいたたまれないため、俺は目を逸らした。
306 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 21:16:30.36 ID:5NB4N6ji0
 その後、俺は教会内に戻った。
 そう言えば、あの妖精の子、フィーの容体はどうだろうか。
 さっきから少し時間が経っているから少しは良くなっているだろうと思い、俺は彼女の部屋に足を運んだ。
 その道中シスターの部屋を少し覗いたら、あんなに無表情だったシスターが笑みを浮かべながら片刃のサーベルを研いでいたのでそっ閉じした。
 シスター怖。
 あの人俺が思ってる修道女と違う。
 冷たいものが背を這うのを感じながら、俺はフィーの部屋の前に来た。
 扉を叩き、入って良いか聞く。


俺「俺だ。ナカダだ。その、様子が気になって来た……入っても、良いか?」


 中から小さく、苦しそうな「はい」という返事が聞こえて来た。
 俺はそおっと扉を開けた。
307 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 21:19:33.35 ID:5NB4N6ji0
 彼女は、彼女専用の小さいベッドに横たわっていた。
 俺が入ると身体をよじらせ、俺の方を向いた。


妖精「……その節は……本当に、ありがとうございました」


 俺は本日6か7回目くらいのお礼を言われた。
 しかし、彼女自身の口から出たその言葉が、一番心が温かくなった。
 彼女は目を潤ませている。


 どうする?>>下
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 21:30:22.18 ID:zQOcjDWq0
頭ナデナデしたりほっぺプニプニしてみる
309 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 22:39:13.12 ID:5NB4N6ji0
俺「体調は、どうだ。もう、辛く無いか?」ナデナデ……


妖精「………はい」コク……


俺「怪我も直ぐ治りそうで、良かった」ナデナデ……


妖精「ありがとうございます………」………モジ


俺「色んな子から感謝されたぞ。シェリーって子からも、サーリアって子からも、ミシュラって子からも、ローガって子っからも、ルーシェって子っからも………沢山の子から感謝された。君を救ってくれて、ありがとうって。フィー、愛されてるな」プニプニ………


妖精「はい…………あの…………」モジモジ………


 フィーが頬を紅潮させ、プルプルと震え始める。
 どうしたのだろう。
 因みに全く関係の無い事だが、俺は彼女の頭をナデナデしたり頬をプニプニしたりしている。
 ああ本当に手触りの良い事感触の良い事。
 兄貴の赤ちゃんの生まれたばかりの頃を思い出す。
 可愛いなあ………
310 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 23:49:41.04 ID:5NB4N6ji0
俺「………あの、もし嫌だったらやめるけど……?」


 念のため俺はそう聞く。
 最悪これがセクハラと捉えられてシスターに報告されたら、俺が死ぬからだ。
 しかし、フィーは黙ったままプルプルと首を横に振り、俺がする事に身を任せた。
 撫でられ、頬を揉まれ。
 真っ赤になりながらそう好き勝手される姿は、とても官能的だった。


妖精「ん……んふっ………ひ、ぅ………♡」


 なんかヤバそうな声が出ている気もするが、これはスキンシップだ。
 なんか感じているような声を出しているが、これはあくまでスキンシップだ。
 スキンシップだよスキンシップ。
 よし、健全健全。
 ところで、俺は彼女を愛でている間に彼女の左手の甲に不思議な物を見つけた。
 魔法陣のような、紋のような、そんな模様だ。
 それは、彼女が色っぽい声を上げるたびにチカッと光る。
 なんだろう……
 まあ、あとでシスターに聞くか。
 その時、不意に扉が開いた。


シスター「ナカダさん。そろそろ出発……そろそろフィーちゃんから離れろ」


 そう言ってシスターはどこかに隠し持っていた巨大なソードを俺に向けた。
 あ、そういやこの人もいるんだった。


俺「>>下」
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