【安価】浅紫女学園の暗殺科目

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1 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 12:30:38.62 ID:kGc80kFS0
私立浅紫女学園、伝統ある女子校であり、大正から続く厳格な女学園。

華族の子女の為という側面が強かった為か、礼を重んじている。

俗に言えばお嬢様学校という表現が近い。

……その中で護身から始まり、戦時には諜報員育成として国から援助を受けている教育がある。

「おはよう、新任教師くん」

学校に着いた彼は、職場の上司に話しかけられる。

主任、とだけ聞いている。

「経歴等はこの紙の通りだね? よし」

1年間の隠れ蓑にする代わり、彼は暗殺や諜報を叩き込む教師として働く。

?「よろしくお願いします」

彼の挨拶を受けながら、彼の個人情報を記された資料に目を通す。



安価
『名前』
『外見』
『性格』
『その他』
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 12:35:07.70 ID:hr8raRDa0
『名前』瓜生 咲人(うりゅう さくと)
『外見』長身で細身だが鍛え上げられた体つき。髪は銀の短髪
『性格』冷静沈着で温厚。ツッコミ気質
『その他』料理好き。仲の良い妹がいる
3 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 13:34:40.88 ID:kGc80kFS0
仕事でヘマをした彼は1年間行方をくらます為全寮制のここへきた。

セキュリティを考えればかなりの好条件だ……が。

咲人(前任者がいなくなった理由が理由だ)

暗殺されたらしい。

誰に、とは愚問だろう。

十数人の生徒全員が容疑者であり、かつ加害者である可能性が高い。

咲人(殺されてやる気はない……全員殺す気で教えてやる)

こちらからは過激な手段を取れない、ここもネックだ。

咲人(……さて、と)

教室の中は静かだ、担任が死んでしばらく学級閉鎖していたせいか出席率が悪いらしい。

初の登壇を考えればまだ気楽に行ける、半分以下の生徒ならば気を張れば対処できる。

咲人「おはようございます!」

暗殺も潜入も得意分野だ、まずは好かれるように努力することにした。

咲人(女子ばっか……なのは当たり前だよな)



安価
『名前』
『外見』
『性格』
『その他』
14:00まで
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 13:41:55.63 ID:xl5DgLAy0
『名前』八咲 針子 (やつざき はりこ)
『外見』 黒髪ロング メカクレ 長身 巨乳
『性格』 人見知り 照れ屋
『その他』全身髪から胸の谷間まであらゆるところに暗器を隠し持っており
     男が近づくとパニックになって殺そうとしてくる
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/25(土) 13:43:44.51 ID:kYqS/yL10
『名前』桜内桃子(さくらうち ももこ)
『外見』 緩いウェーブの掛かったセミロングの桃色の髪。背は年齢の平均くらいで巨乳(Fカップ)
『性格』 大人し目でおっとりした口調で一言で言えば『女の子らしい女の子』。しっかりとしていて母性が強く世話焼きな性格
『その他』 お嬢様育ちではないがきちんと試験を受けて合格した生徒で学校でも珍しい優等生。ちなみにお嬢様ぽい感じだがれっきとした庶民育ち
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 13:52:43.58 ID:DtwUzHA/0
『名前』影山 静香(かげやま しずか)
『外見』黒髪おかっぱの小柄な少女
『性格』気弱で常にオドオドビクビクしている
『その他』自分の気配を完全に[ピーーー]ことができる
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 13:56:22.54 ID:gweu9hQ5o
『名前』霧原 のどか(きりはら のどか)
『外見』水色髪をリボンで二つに結んだ、背は小さく華奢で幼い印象を受ける気弱そうな少女
『性格』子供っぽく守ってあげたくなるようなドジっ子を演じているが、実はかなりの腹黒
『その他』抜く手も見せぬ卓越した抜刀術の使い手。暗殺には仕込み傘を使用し、標的は初太刀で仕留めることを鉄則としている
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 13:56:50.60 ID:D1OyWV4MO
『名前』山本 アリッサ
『外見』フワフワブロンドヘアをポニーテールでまとめている パッチリしたツリ目気味の青い瞳 蠱惑的な爆乳に大きな尻
『性格』大雑把で大らか しかし戦闘モードに入ると機械人形のような冷酷かつ冷静に振る舞う
『その他』重火器の扱いに長けており特にライフルによる遠距離狙撃が得意
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/25(土) 13:57:48.02 ID:VxBBGtosO
『名前』 南雲 湊(なぐも みなと)
『外見』 ロングのツインテール。身長155程度。童顔で子供っぽく見えるが、スタイルが良くて胸が大きい
『性格』 明るく元気。天真爛漫で人懐っこいが、一方でしっかりもので気配りのできる優しい性格
『その他』 名家のお嬢様であるが、それを感じさせない人懐っこさで、いろんな人とすぐに仲良くなれる。ぽやぽやしているように見えるが、努力家の優等生で生徒会長だったりする
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 13:58:50.25 ID:Q09jLVY7O
『名前』山口 咲(やまぐち さき)
『外見』茶髪ロングヘアの爆乳(Kカップ)すこしぽっちゃりしている
『性格』天然
『その他』胸を揉まれると性格がエロくなり相手を誘惑するようになる
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 13:59:13.86 ID:QmF6sGg+O
『名前』神楽美玲(かぐら みれい)
『外見』金髪のツインドリルの美女。巨乳(Eカップ)
『性格』デンプレの高飛車のお嬢様。口は悪いが、実はツンデレで努力家
『その他』神楽財閥のご令嬢で。過去の出来事で男嫌い。
武術の心得があり、剣や銃器などあらゆる武器を使いこなす
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/25(土) 13:59:52.63 ID:xUBEk039O
『名前』東雲 風花(しののめ ふうか)
『外見』白のショートヘアーに赤目で幼児体型。
『性格』見た目とは裏腹に少々妖艶な雰囲気を持つからかい好きな楽天家 一人称は『アタシ』
『その他』ドSっぽく振る舞っており本人もドSだと思っているが、実際は自覚無しのドM。
自分の幼児体型をひどく気にしている。
13 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 14:49:12.64 ID:ivs3sfV4O
咲人「…………」

出席は9名、彼は目ざとく見渡す。

咲人「神楽、影山、霧原、桜内、東雲、南雲、八咲、山口、山本……これで全員か」

思ったよりも人がいる、それが初見の感想だ。

潜入する為に人前に出ることもあるが、18の目が自分を観察しているのは慣れない。

咲人「俺は瓜生 咲人、本職は潜入だが殺しもやる……1年間、よろしく頼む」

……拍手はまばらだ。

咲人「また国数英は俺がやることになった、質問はあるか?」

のどか「はいはーい、瓜生先生教えられるの?」

咲人「偽造だが教員免許はある、それに他の学園で教えたこともある」

アリッサ「先生はスパイと言うことでよろしのでしょうか?」

咲人「大雑把に言えばな、暗殺も一通りできる」

美玲「……なぜこの学園に?」

咲人「欠員が出たらしく俺に頭を下げてきた、ちょうど休みも取りたかったから来た」

風花「先生もやっちゃっていいのかなぁ?」

咲人「やられない奴に白羽の矢が立ったと理解してくれ」

咲「し、試験は……」

咲人「国数英は普通の試験通りに……暗殺科目は上と相談する」

……数度の質問を交わすうち、ホームルームが終わる。

咲人「それじゃあ、次の授業に備えろ」

一言投げ、彼は教室を後にする。
14 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 15:01:20.07 ID:ivs3sfV4O
…………1日目がなんとか終わった。

咲人「……女の子と興味は凄いな……」

地形を把握しようとした休み時間や、学食を食べに食堂へいった昼休みは凄かった。

恐ろしく異性がいないこの女学園で若い男というだけで良いのだろう、常に人だかりができていた。

正直あそこに暗殺者がいれば対処できなかったかもしれない。

咲人「……はー……」

内ポケットを探り、タバコがないことに気づく。

屋上のベンチで1人今日のことを思い出す。

……完全下校が済んだチャイムがなると、彼はもう一度息を吐く。

暗殺の授業の始まりだ……これから30分間、彼は殺されないよう立ち回らなければならない。

勝ち目は二つ、逃げ切るか暗殺者を全員捕らえるか。

咲人「……あの9人、どう立ち回るんだか……」

ひとまず気持ちを入れ替え、校舎へ入る。

……初日で殺される無様を晒さないよう、気合いを入れる。

咲人(本職に狙われるよりは、だいぶ楽だろうがな)



安価
結果
15:30まで
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 15:06:36.90 ID:XUha63zDO
時間一杯まで逃げ切れるが終了後影山がずっと自分の背後にピッタリいたことに気づく
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 15:12:15.37 ID:cAN+s2Gw0
アリッサの狙撃
本人ではなく背後の花瓶を撃ち抜く
ワザと外したのが丸わかりの挑戦的な一撃であった
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 15:17:02.97 ID:ky7ySJAoO
逃走中、樹の影に身を潜めていると真上から声が。
見上げると風花が咲人を挑発するように見下ろして太い枝の上に立っていた。
……が、スカートの中が見えていることを指摘してその隙に逃れた。
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 15:25:45.91 ID:XoLcUEntO
南雲が見事な統率力と洞察力を見せ、咲人包囲網を作り上げるが、自分なら切り抜けられると判断
しかし、南雲はなぜか仲良くなるためと、無邪気なスキンシップをしかけてきて、別の意味で不意をつかれる咲人
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 15:29:15.56 ID:jRHrGaRp0
逃走中に咲が自分で仕掛けたとりもちの罠に引っ掛かっているのを見かける。
自分の罠にかかった罰として乳を吸ったり揉んで反省を促す
20 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 16:59:50.85 ID:ivs3sfV4O
針子「うああああっ!!」

桃子「えいっ!」

2人はナイフを使い彼を追い詰めていた。

湊『そのまま閉所へ、逃げ場を奪って』

無線越しに桃子は指令を受け、半狂乱な針子を見る。

咲人(トイレに意識が向いてるな……)

彼はあえて女子トイレに向かい、2人を撃退する方法を考える。

針子「ああああっ!!」

咲人「よっと!」

突進してきた針子の側頭部に掌底を叩き込み、意識を一瞬奪う。

桃子「針子ちゃ、きゃぁっ!?」

気を取られた桃子も足払いを躱せず、針子が倒れた個室に押し込められる。

素早く掃除用具の入ったロッカーを倒してつっかえ棒にする。

湊『すぐアリッサとのどかがむかうから』

奪った無線の情報を元に、彼は場所を移すことにする。
21 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 17:09:33.16 ID:ivs3sfV4O
咲人「参加者は7人ってところか」

まず湊、その下に針子に桃子、アリッサとのどか。

美玲と静香は無線越しに聞いた様子では積極的ではないようだ。

咲人「このままアリッサとのどかはやり過ごせる……っ!?」

目の前の花瓶が突然砕ける……いや、狙撃だ。

咲人「……アリッサか」

むかう、とは狙撃位置にと言う意味らしい……これでは遅かれ早かれのどかも来る……。

湊『アリッサ、見つけた?』

アリッサ『んん、まだねぇ……どこかに隠れたのかしらぁ?』

……窓から彼女の位置を確認する。

アリッサ『たっぷり歓迎しないとねぇ?』

彼を見つけたアリッサは、にこやかに手を振る。

咲人(迂闊だな、外されなかったらとられてた……)

自戒しつつ、校庭の方へ向かう。
22 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 17:26:22.09 ID:ivs3sfV4O
咲「ひやあああっ!?」

……校舎の隅から聞こえた無様な悲鳴の元へやってくると、咲が一人でとりもちに絡まっていた。

どうやら抵抗したようで、服も乱れ胸もあらわになっている。

咲人「しっかりしてくれ山口」

手足を縛りながら、放り出された胸を揉む。

咲「んっ、ひゃぁっ!?」

咲人「次回は頑張れよ」

手早く無力化し、玄関から校庭へ出る。

……屋上を見ると湊の後ろ姿が見えた、あの位置から指示をしていたのだろう。

窓から針子と桃子、そして救出したのであろうのどかが歩いているのも見えた。

風花「やはりここにきたわね!」

……頭上を見上げると、二丁拳銃を下に構えた風花がいた。

咲人「東雲!」

風花「命乞いかしら!?」

咲人「パンツ見えてる!」

風花「えっ、きゃぁっ!?」

慌てて足を閉じようとし、枝から足を滑らせる。

……同時に、終了のブザーが鳴る。

風花「しっ、静香っ、たすけて!」

静香「うん……」

突如、彼の背後から静香が現れる。

咲人「……ずっといたのか?」

静香「は、はい……女子トイレの、辺りから」
23 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 20:17:34.26 ID:ivs3sfV4O
30分の逃走劇ののち、彼は教室に皆を集める。

……やはり美玲はおらず、また湊も教室に来ていない。

咲人「俺ははじめての実地訓練だったが、想像以上に強い」

その言葉に何名かはざわめき立つ。

咲人「全体としてはクラスメイトらしく纏まっている、あとはここの実力が伴えばプロでも食える」

……暗殺者8名に追われる状況に、どんなプロが陥るかは考えない。

咲人「アリッサと静香は一部では俺以上の才能がある、今回力を発揮出来なかった奴らもきっとそうなんだと思う」

彼は初めて教師として接するなりに、うまく褒めようと努める。

湊「おっ、遅れました……!」

息を切らしながら湊は教室に入る。

どうやら設置した小型カメラを回収していたらしい。

咲人「湊か、お前の指揮も……」

湊「さすがです先生! 私の作戦の裏をかくなんて!」

そう言い、湊は小型カメラを落としながら抱きついてくる。

咲人「ん……?」

想像した方向とは別の反応に、少しだけ反応が遅れる。

咲人「……あー……この時間以外も暗殺の相談は受けるから、みんな励むように、月水金の放課後に行うけど参加自体は自由だ」

適当に切り上げ、彼は教室から出て行く。

咲人「地の利を叩き込まないとなぁ……」
24 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 20:24:30.63 ID:ivs3sfV4O
……彼は次の授業に備え、深夜までノートに向かう。

計画は綿密に立てるタイプだ、なんの計画もなしにはいられない。

咲人(そろそろ寝るか)

深夜一時、彼は寮の一階の部屋で眠りにつく。

……疲れや緊張があったのか、思ったよりも早く睡眠につく。

咲人(マットレスがあるのは、なかなか……幸せだ……)

身に付いた浅い眠りの中で、ベットの中の武器を握りながら眠る。
25 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/25(土) 20:56:27.17 ID:ivs3sfV4O
翌日も、彼は教室に向かう。

咲人「……少ないな」

桃子「お、表向きは不良生徒の集まりですからねー」

咲「先生が男の人だからじゃないですか、男の子嫌いの人学校にはいますもん」

たしかに、そう言う生徒だからこそ女学園に来た可能性がある。

静香「………………」

湊「……前任の先生を暗殺成功して、一部の人はもう必要ない、って」

彼は首の骨を鳴らしつつ息を吐く。

咲人「ま、他の授業は免除されてるしなここは、試験さえ出てくれればいい」

軽く笑いつつ、数学の教科書を置く。

咲人「小テストだ、内容は復習だから気軽にやってくれ」



安価
昼間おきたイベント
21:30まで
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/25(土) 21:01:06.66 ID:nTYfhBNB0
桃子が手作りのお弁当を咲人にくれた
最初は罠かと警戒するが桃子が先に食べて毒とかないのを証明してもらう
普通においしく、感想を言ったら嬉しそうに笑っている彼女を見てなぜこのメンバーにいるか疑問に思う
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:03:42.02 ID:YheeIgCj0
屋上に行ってみたらお昼寝中の静香がいた
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:05:08.11 ID:cAN+s2Gw0
アリッサのロッカーから大きな音を立てて中に詰め込まれていた機関銃やらサブマシンガンやらが転がり落ちた
ちゃんと整頓してしまっておけと注意する
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:07:25.82 ID:nw+1WFTMO
南雲が元気にお昼ご飯を一緒に食べようと誘ってくる
南雲に誘われて付いていくと、東雲や山本など、他の子達もいて、和気あいあいな雰囲気に
南雲が手作り弁当を少しわけてくれて、味が抜群だった
完全に気配を消したはずの影山に、普通に明るく話しかける南雲に驚かされる一幕も
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:09:25.10 ID:EL3Gi3Ry0
影山がまた気配を消して近づいてきたと思ったらジュースを渡してきた
どうやら彼女の手作りらしい
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/25(土) 21:13:24.94 ID:nTYfhBNB0
>>26は「証明してもらう」じゃなくて「証明する」でした
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:15:22.95 ID:dAUQNde/o
のどか含む複数から話しかけられるものどかにだけ塩対応
指摘されるとコイツだけ他意が隠しきれてないと告げる
33 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 01:25:57.41 ID:0zUtrEzb0
桃子「先生、お弁当作ってみたんです!」

ババンと言いながら彼に桃子は見せつける。

咲人「……美味しそうだな」

桃子「もー、見た目じゃなくて!」

不満げに言う彼女に対し、彼は弁当の中のおかずを一品銀製の箸でつまむ。

咲人「あーん」

桃子「あんっ、ってちがいます!」

美味しそうにミニハンバーグを食べた桃子を見て、毒はないと判断する。

咲人「じゃあ……いただきます」

……ミニハンバーグは噛めば噛むほど肉汁が溢れ、冷めているにもかかわらず実に美味だった。

咲人「美味しいな桃子、才能あるよ」

桃子「やった!」

無邪気に笑う彼女に、不意に問いを投げる。

咲人「なぁ、なんで桃子は暗殺者になろうと思ったんだ……?」



安価
桃子の理由
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 01:28:56.52 ID:HnyNfh6jo
学費ただだったし…(こんなとこいるので倫理観はしんでる)
35 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 01:46:53.57 ID:0zUtrEzb0
昨夜の模擬戦でも目立った活躍もしていない、性格も穏やかで優しい。

適性も、この道を目指す動機も見えない。

桃子「みんなには、秘密ですよ?」

咲人「ああ」

桃子「学費をただにしてくれるって」

……前言撤回。

彼女の倫理観は、人より緩い。

桃子「前の先生も契約上問題ないんですよね、死んじゃうの」

咲人「ああ、そうだよ」

彼女は間違いなくこのクラスの生徒だと、彼は再認識する。
36 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 09:44:58.67 ID:0zUtrEzb0
……昼食を食べ終え、彼は屋上に足を運ぶ。

咲人「流石にフェンスが高いな……」

息抜きベンチにでも座ろうとした時……寝息を立てている存在に気がつく。

静香「……すぅ……すぅ……ん、ゅぅ……」

咲人「みないと思ったら……」

ベンチで寝息を立てていたのは、静香だった。

彼は起こそうかどうか、少しだけ悩む。



安価
咲人の行動
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 09:51:09.19 ID:FocYBAxDO
起こそうとしたが、ついつい頭を撫でるのを楽しんでしまう
38 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 11:53:54.88 ID:0zUtrEzb0
咲人「静香……」

ソッと手を伸ばしかけ、彼はやめる。

そのまま頭を撫でると、シルクのような黒髪が指に絡まる。

咲人「寝顔はこんな感じなんだな……日向ぼっことは、なかなかいい趣味だ」

少しだけ笑いながら、彼は上着をかけてやる。

咲人「さて……あまり騒いで起こすのもかわいそうだしな……」

彼は下見を切り上げ、屋上から出て行く。
39 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 12:05:36.47 ID:0zUtrEzb0
咲人「女子校とはいえ、お嬢様学校は整理されてるな」

学校に潜入する機会は少ないが、そもそも学校とは思えないほど清潔だ。

アリッサ「おっくれちゃったぁ」

咲人「……ま、来る分にはいいさ」

アリッサ「寂しかったぁ?」

くすくすと笑いながら、荷物をロッカーに入れようとする。

ガラガラガラ!と音を立てて銃器が崩れてくる。

咲人「淑女らしく整頓しろっていおうか、それとも道具の管理はしろのほうが効くか?」

アリッサ「あ、あははぁ……片しまぁす」

苦笑いしながら置き勉ならぬ置き銃を片し始める。



安価
咲人の行動
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 12:11:40.94 ID:HnyNfh6jo
皆の過去を調べよう
41 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 12:39:36.83 ID:0zUtrEzb0
咲人「……流石に安全装置はかかってるな」

アリッサ「もー、先生ー!」

頬を膨らせながら銃をロッカーにしまう。

咲人「隠し場所は一箇所にするよりもばらけさせた方がいい、今回みたいに見つかれば処分される」

アリッサ「はぁい」

……唇を尖らせながら、拗ねたアリッサの掃除を手伝う。

咲人「……なあ、俺が来る前とか……何かあったか?」

前任のことなど、あえて伏せられていると感じた。

なぜ、アリッサがここまで警戒するかもわからない。

アリッサ「さぁてね?」

はぐらかすように、彼女は笑う。
42 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 13:13:33.02 ID:0zUtrEzb0
湊「先生っ、ここにいたんですねっ」

食堂で軽食を取っていた彼に、湊が話しかけてくる。

風花「ねぇ、先生なんてどうでもよくない?」

アリッサ「もぉー、そんなこと言わないの風花」

3人は姦しく笑いながら彼の周りの席に着く。

注意深く観察すると、湊は普段から他者に対し意識を向けているのがわかる。

湊「あ、そういえば桃子ちゃんのお弁当食べてましたよねっ、私も食べてみてください!」

咲人「ん、じゃあ遠慮なく」

卵焼きに箸を伸ばしてみたが、見かけ通り美味だった。

湊「あ、シズちゃんもおいでよー!」

静香「ぁ……は、はい……」

アリッサ「わっ、相変わらず隠れるの得意ね……」

風花「というか、なんで見つけられるのよ……」
43 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 17:46:18.08 ID:yPF4VhCNO
……3人が去った後も、静香は彼のそばから離れる様子はなかった。

咲人「え、ああ……ジャケットな、ありがと」

無言で差し出された上着に、彼は少しぎこちなく袖を通す。

静香「あ、あの……これ……」

彼女が差し出したのは、不純物が見える不透明な液体が入ったボトル。

咲人「ジュースか?」

静香「はい……ミックス、ジュースです……」

フタを開けると、柑橘系の香り……毒はなさそうだ。

咲人「ありがとうな、静香」

彼は笑いながらミックスジュースを飲む。



安価
咲人の行動
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 18:00:47.12 ID:DtemXlBB0
このジュースは静香の手作り?料理得意?と聞いてみる
思わず他の料理も食べてみたいと言ってみる
45 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 23:31:17.99 ID:0zUtrEzb0
静香「ま、また作りましょうか?」

咲人「うん、頼むよ静香……得意なのかこれ」

静香「はい……ふ、フルーツを使った、デザートとかも、作ります……」

咲人「美味しそうだ、今度食べてみたいな」

彼は優しく笑いかけ、頭を軽く撫でる。

咲人「美味しかったよ、ありがとうな」

静香「えへへ……」

照れ臭そうに笑う彼女は、噛みしめるようにからのボトルを眺める。
46 : ◆s5lK.O1sXQ [saga]:2019/05/26(日) 23:40:19.89 ID:0zUtrEzb0
のどか「せんせーい!」

放課後、帰ろうとしていた彼にのどかが駆け寄ってくる。

咲人「……霧原か」

のどか「なんか、他の子と扱い違くないですかー?」

頬を膨らませる彼女に、少しだけ言い澱み。

咲人「演技が下手くそだ、少なくとも警戒している相手にはつけ入れられない……風花みたいに突っぱねた方がやりやすい」

……少しだけ、彼女の頬がひきつる。

のどか「もー! 仲良くしたいだけですよー!」



安価
咲人の行動
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 23:43:43.68 ID:WJhepCksO
わざと話に乗ったフリをして、脅す材料を手にいれてみる作戦
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