このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十九輪目】
- 353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/22(月) 22:08:56.49 ID:lahiLEYiO
- 乙ですー
久遠さんはどうなってしまうのだろうか…
- 354 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/24(水) 20:32:51.36 ID:plNsQjxeo
-
では少しだけ
- 355 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/24(水) 20:41:18.38 ID:plNsQjxeo
-
√ 2月9日目 夜 (病院) ※木曜日
千景「なんだか、いつも眠っている気がするわ」
そんなことはないはずなのにね。と
千景は微笑交じりに呟いて、いくつもの機械に酸素マスクといった
一目で非常に厳しい状態であると分かる天乃を見守る
天乃自身も夏凜への力の譲渡は決して軽くならないことは承知の上だっただろう
だが、それでも予想を上回ってしまっただろうことは想像に難くない
じわりじわりとなぶり殺しにされているかのような凄惨な姿を
出来ることもなくただ見ているしかなかった苛立ちは今も胸にある
千景「久遠さん、大丈夫だとは思うけれど……このまま息を引き取ったりしないで」
声をかけるが返答はない
時折苦しそうに歪む顔からは、返答代わりに口から血を噴き出すのではないかとさえ思えてしまう
それほど、天乃の体は限界に来ていた
それは肉体に留まらず精神的にも及んでいるだろうと千景は首を振る
夏凜達の一件があり、声を奪われ、直前での大きすぎる反動
直近でも厳しいと言わざるを得ないが、それ以前から苦しみ続けてきた天乃の心身の負荷は想像できるほどのものではない
かつて精霊の力を用いることで自身の闇の部分を大きくさせることに至った経験のある千景でさえ
ここまでではなかったはずだと考える
少なくとも、現状のような信頼のおける友人たちの関係が構築できていればあの事態は防げた
だが、天乃の状態はそんな信頼関係など焼け石に水のようなものでしかない
- 356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/24(水) 21:11:51.10 ID:IAJsOewLO
- 来てたか
- 357 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/24(水) 21:30:13.67 ID:plNsQjxeo
-
眠る主に何かできることはないかと千景は考えるが
目を覚ました時に最低限の明かりの中で独りぼっちになっていることがないようにと
寄り添うことくらいしかできないとすぐに至る
普段なら別段気にするようなことでもない些細な欠片だとしても
膨れ上がった風船に触れようものなら無視することは出来ない
徹夜をする必要はないが、精霊という体の状態が不眠を可能としているため、
しても損はないし、目を覚ました時にすぐに反応してあげられるのならそれが良いと千景は思うが
その反面、精霊とはいえ人間扱いする天乃が面倒をかけたと気に病むのではないかと思いもする
精霊だからと言えば頷いてはくれるとしても納得はしないだろうし、貸し一つにでもするのが天乃と言う少女だ
千景「貴女と陽乃さんはやっぱり違うわね」
久遠陽のと言う天乃の先祖のすべてを知っているわけではないが
知りえている一部の情報から考えても違う
根本的な部分の甘さ……と言えばいいのかは分からないが
言動こそきつい陽乃にも他者を思いやる気持ちがあるのはかつて共にいたひなた達からも聞こえてはいた
しかし、親類や友人らの多くに裏切られた過去を持つ陽乃は捨てきれない優しさを踏み躙るほどの憎悪を持ってもいた
仕方ないことだと思いつつ、それこそが天乃と陽乃の決定的な違いだと言えるのかもしれないと千景は感じる
天乃が人を恨んだり憎んだりすることはそう多くない
昨今に至っては、どれだけ裏切られようと天乃は自分自身の責任を考えるのではないかと言う危うささえ見えるほど
少しは他人の責任にしても罰は当たらないだろうにと考えるが
それが出来るような人間ではなかったからこそ、いい意味でも悪い意味でも
ここまで来ることが出来たのだと思えば仕方がないとも思う
- 358 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/24(水) 21:44:08.35 ID:plNsQjxeo
-
千景「でもこれからは少しは人のせいにすることも考えたほうが良いわ」
こんな状況に陥る要因でもある穢れの減少を喜んでいいのかは疑問ではあるが
そのおかげで、人間らしく多少の負の感情を持ったとしても大した問題にはならないはずだ
天乃は責める気が全くないし
樹は樹でそのことを気に病んでいるので
責め立てろなどと言う気は毛頭ないが、喉を傷めたのだって元を辿ればやはり樹が悪い
あんなことを言い出さなければ、
あれほどまでに感情的になることも、無理に声を出そうとすることもなかったはず
もっとも、穢れの減少が回復力の低下につながっているのであれば
運悪く樹が起因となっただけでしかないのかもしれないが。
千景「……寝耳に説教なんて、私も乃木さんに近づいたわね」
呆れ混じりに呟いて、苦笑する
どこからか若葉の反論が聞こえた気はするが、病室は静かだ
千景「…………」
じっと天乃を見ていた千景は
死神であったころの記憶と知識も一応は引き継いでいるためか、
このまま目を覚まさなければ、九尾は何らかの手段を講じるかもしれない。と
心に沸く不安を感じながら顔を上げると、脱力とともに息を吐く
少なくとも、九尾が講じる最終手段がまともなはずがなかった
- 359 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/24(水) 22:02:59.82 ID:plNsQjxeo
-
九尾は天乃を一番に考えている
それも驚くほど極端に
九尾は天乃の害になるような要素を徹底的に排除しようとするが
その行動が天乃の外になるかならないかは考慮の外だ
もちろん、その行動が余計に大きな害になるのなら避けるが
そうでなければ実行するのが九尾である
夏凜達が代わりに色々とやっているから今までは問題なかったけれど
神婚の儀に関しては夏凜達の干渉が難しい領域のものになる
それゆえに、九尾の手が加えられるのではないかと千景は危惧していた
天乃が死ぬようなことにはならないとして、
それ以外の人類が滅びる可能性もあるのが、恐ろしい
千景「誰か、神婚を代われれば……なんていうのは無駄ね」
神婚自体やらないのが最良ではあるが、
それをしない場合には世界が滅ぶと言われれば避ける手はないのが現実だった
千景「直前に目を覚ますなんて危険なことにはならないで欲しいけど」
どうなるのかは、分からない
- 360 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/24(水) 22:04:08.04 ID:plNsQjxeo
-
01〜10 樹
11〜20 若葉
21〜30
31〜40
41〜50 友奈
51〜60
61〜70
71〜80 沙織
81〜90
91〜00 九尾
↓1
- 361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/24(水) 22:05:14.19 ID:IAJsOewLO
- あ
- 362 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/24(水) 22:25:12.80 ID:plNsQjxeo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/24(水) 22:31:25.63 ID:IAJsOewLO
- 乙
九尾は久遠さんのためなら他人の犠牲も辞さないからな…
でもここまで来たらもうどうにもならないのだろうか
- 364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/24(水) 22:56:02.38 ID:HUsXZm0RO
- 乙
とにかくまず目覚めることだな
- 365 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/25(木) 21:05:15.23 ID:UNnXmEPQo
-
では少しだけ
- 366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/25(木) 21:06:23.88 ID:G3KWO18+O
- よしきた
- 367 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/25(木) 21:19:59.56 ID:UNnXmEPQo
-
天乃の眠る病室で静かに寄り添い続ける千景に「少し良いか?」と声がかかる
振り返った千景の目に映る西暦時代の今は友人だと胸を張れる若葉は
少しばかり神妙な雰囲気を纏っていた
千景「久遠さんを一人にするつもり?」
若葉「そこはみんなが補ってくれるさ」
千景「……わかったわ」
みんながみんな天乃の力あってこその存在と言うこともあって、
プライバシーなどお構いなしに感じ取れる千景は
精霊としての感覚に触れてくる複数の存在を認める
つまるところ、千景を除いた歌野達が結託しての呼び出しというこ都にはいささか不安もある千景だったけれど
断る理由はすでにないと、承諾する
千景「見てるのは乃木さんじゃないなら……忠告はいらないわね」
若葉「それはどういう意味だ」
千景「寝込みを襲う可能性があると意味よ」
若葉「す、素直……だな」
困ったように言う若葉の横を抜け、
病室の扉に手をかけた千景は「行くんでしょう?」とせかすように出ていく
後を追うことになった若葉は後ろ髪を引かれる形で天乃を一瞥して歩を進めた
- 368 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/25(木) 21:38:40.53 ID:UNnXmEPQo
-
千景「久遠さんには聞かせたくない話? それとも、あまり騒がしくしたくないだけ?」
今でこそ容態は安定している―と言える方なだけ―天乃が眠る病室では
囁き声でもあまり響かせたくはないと言う配慮の可能性もあると、千景はあえて後付けする
若葉があまり良くない顔をしていると言う時点で
良い話ではないことはもう確定しているようなものなのだが。
若葉「騒がしくすべきではないと思ったのも大きいな」
千景「残りは?」
若葉「心配しなくても、そう重い話をするつもりはないよ……今後の話だ」
千景「進路相談は学生で一番重い話だって噂を聞いたことがあるわ」
若葉「どことなく、天乃に似てきたな」
千景「そう?」
ああ言えばこう言うと言うとやや悪く聞こえてしまうけれど
論点をずらすような茶化し方が天乃のからかい方に似ていると感じたのだろう
しかしそれゆえに、
若葉は楽し気というよりは寂しげな笑い声を零す
天乃が元気ならばいざ知らず、そうではないことの多い最近ではあまり聞かなかったからだ
- 369 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/25(木) 21:54:59.72 ID:UNnXmEPQo
-
若葉「千景、このままこっちに残るつもりはないか?」
千景「それは……」
若葉「あぁ、もちろん戦いを終えた後の話だ」
千景「生き残る前提なのね。乃木さん」
若葉「そうできなかったら、みんな仲良く死ぬだけだからな」
どのような死に方をするのかは分からないが、
天乃か勇者部か
どちらかが欠けても誰かの手によって世界が終わることだろう
であれば、敗北した後のことを考える必要は全くない
割り切りの良い若葉にやや不気味なものを見る表情を見せた千景だったが
理解は出来ると、目を逸らす
若葉「歌野達が同行するのは、あくまで目的があるからだ」
千景「私にも――」
若葉「ないとは言えないが、どちらかと言えば天乃達の傍に居る方が楽しいんじゃないか?」
千景「乃木さんもそうでしょう?」
若葉「否定は出来ないが目的がある。取り戻した世界をこの目で確かめたいんだ」
だが、千景は違うだろうと若葉は問うように言う
若葉「友人として、何があるか分からない世界に出ていく私達を気遣ってくれるのは嬉しいが千景は千景の姿態ようにして欲しい」
- 370 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/25(木) 22:14:33.24 ID:UNnXmEPQo
-
ごく普通の友人関係からは少し踏み入ったものであることはそうなのだが
千景が天乃に抱いている好意と言うものは、別に恋愛をしたいと言ったものでは全くないし
心のよりどころとしてはこれ以上にないほど最良であることは明白だった
元々は記憶を失っていたせいで
粗雑さのない丁寧な少女だった名残が残ってしまっていることも無関係とはいえないけれど
天乃の傍に居る千景は非常に思いやりがあって優しい少女だ
西暦時代の千景も、今の千景も
結局は千景であることには変わりがないし
どちらに良し悪しを言う気は毛頭ない若葉だが
それでもやはり、ほかの精霊が出ていくからと自分もという流れは避けて欲しいと求める
若葉「天乃の傍に居る時、千景はとても満ちているように私には見えた」
千景「………」
若葉「状況が状況だ。戦いを終えてすぐに出ていくわけでもないから時間はあるからすぐに答えを出せとはいわない」
しかし、今こうして、与えられている猶予があるのならば
自分の今後を考えるのも悪くはないのではないかと若葉は思っていた
もっとも、
天乃が伏せっている今、寝る間も惜しんで寄り添おうとしている自分の心を見つめなおそうと言うのなら
戦いを終えた後の道を分かつのは目に見える事実なのだけども。
若葉「せっかくだ。好きに生きようじゃないか」
千景「精霊って、生きているって言えるの?」
若葉「少なくとも、私達の主は……いや、友人はそう考えているだろう?」
- 371 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/25(木) 22:20:46.44 ID:UNnXmEPQo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/25(木) 22:31:43.49 ID:G3KWO18+O
- 乙
千景も生前は苦労人だったもんな…
西暦時代が不遇な分千景にも今の時代を幸せに生きてほしいなぁ
- 373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/25(木) 23:48:25.77 ID:eqjcQLFKO
- 乙
久遠さんとの約束?っていうかご褒美?もあるし帰ってこないわけにはいかないよな若葉
- 374 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/26(金) 21:48:47.49 ID:up6pn23Jo
-
遅くなりましたが少しだけ
- 375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/26(金) 21:53:55.30 ID:FhM7t0z3O
- やったぜ
- 376 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/26(金) 22:09:37.00 ID:up6pn23Jo
-
千景「友人ね……そう、友人ね」
馬鹿にしたつもりはなくとも笑みが零れる
それは嬉しいという感情から生まれるもので
堪えようと思えば堪えることも出来るのだろうけれど
する意味はなくて。
昔は抱くこともなかった言葉を噛みしめる
千景「乃木さんはもう少し、疎い人だと思っていたわ」
若葉「馬鹿にしてるな?」
千景「馬鹿にはしてないわ。からかっているだけ」
若葉「そういうところだぞ」
千景「友人があれだから」
その受け売りみたいなものよ。と、千景は笑う
薄れた時代には叶うことのなかった笑みを目にした若葉もまた
嬉しそうに笑みを浮かべて見せた
あの時代には見ることのなかった少女としての笑み
今なお戦いの中におかれている身ではあれど
それが見られると言うことは十分に心のゆとりがあると言うことだ
- 377 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/26(金) 22:26:27.87 ID:up6pn23Jo
-
千景「そうね……貴女の言う通りかもしれない」
自販機の低い冷却音に包まれる休憩スペース
背もたれのない椅子に手を沈ませる千景はおもむろにそんなことを言って下を向く
だが鬱屈とした気持ちで俯いたわけではないと分かっている若葉は
長い髪に隠れる千景の表情を見えないながらに思う
千景「私は満ち足りてるわ」
西暦時代によりどころにしていた高嶋の方の友奈がいない寂しさはあるが
それを補うことが出来ないわけではない
それほどに、満たしてくれている
自分を友人だと言ってくれる人たちに囲まれている暮らしは
死ぬ前の自分がどうあがいても得られないと諦めてしまっていたものだからだ
それの代わりとして半ば依存する対象であった友奈に今の気持ちを話したらどうなるだろうか
それを考えて、千景は「あぁ」と漏らす
怒ることはないだろう
私もあってみたかったなぁ。とか、良かったね。とか
友奈はきっと嬉しそうに笑ってくれるだろうと思う
千景「手放すのは、惜しいわね」
若葉「そうか」
- 378 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/26(金) 23:00:35.78 ID:up6pn23Jo
-
千景のそれは殆ど独り言ちたようなものだったが、
若葉はそれを答えとして受け取ったのか、反応する
千景もそれが誤解ではないためか反論する素振りもなく笑顔を見せた
いくばくかの申し訳なさが滲んでいるのはかつての友としての責を感じているからかもしれない
若葉「好きに生きようと言ったのは私だぞ」
千景「それでも、外の世界を任せることになるわ」
若葉「歌野達もいる」
それに。と付け加えた若葉は過去の無茶っぷりを思い出してか
気恥ずかしそうな苦笑をこぼす
若葉「今は無茶も無理をしようなんて考えは持たないさ。無理なら逃げ帰るし、助けも求めるよ」
何かがあっても深追いをすることはないことを誓うと言う若葉をまじまじと見つめると
おもむろに緊張の糸を解すため息をつき、千景は口を開く
千景「初めからそういう貴女だったら、私も苦労しなかったのに」
若葉「それは私も思うよ。だが、余裕がなかったんだ……分かるだろ?」
千景「今の私なら分かってあげられるわ」
若葉「どっちもどっちじゃないか」
最終決戦の近い夜
緊張感の薄れた二人の少女の楽し気な声が木霊する
過去の後悔
悔やむことは多いし、反省すべきことも数多くあるが
それに沈められていては今ここにいる意味はないと、二人は心を同じくしていた
- 379 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/26(金) 23:01:43.33 ID:up6pn23Jo
-
√ 2月10日目 朝 (病院) ※金曜日
01〜10 天乃
11〜20
21〜30 園子
31〜40 九尾
41〜50
51〜60
61〜70 夏凜
71〜80
81〜90 風
91〜00
↓1
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/26(金) 23:05:07.10 ID:FhM7t0z3O
- あ
- 381 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/26(金) 23:28:24.77 ID:up6pn23Jo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
千景「もしかしたら」
若葉「ん?」
千景「高嶋さんじゃなくて、乃木さんに依存していた可能性もあるのよね」
若葉「止めてくれ、面倒なことになる」
千景「大丈夫、上里さんとは結託するくらいだから」
若葉「それが面倒だと言ったんだが!?」
- 382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/26(金) 23:33:52.22 ID:FhM7t0z3O
- 乙
お互いに辛い過去を乗り越えてきた二人ならもう負ける気がしないな
そしてみんなの思いに応えて久遠さん復活来るか…?
- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/27(土) 00:19:10.61 ID:ta6bgR06O
- 乙
久遠さん目覚めてよかった〜
- 384 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 19:26:22.58 ID:hCeoPaEco
-
遅くなりましたが少しだけ
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/28(日) 19:43:40.85 ID:ZkBtNNzGO
- きてたか
- 386 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 20:01:05.88 ID:hCeoPaEco
-
√ 2月10日目 朝 (病院) ※金曜日
天乃「ぶ……げほっ」
千景「久遠さん……?」
何の前触れもなく、咳き込んだかと思えば吐血する
酸素マスクが血に塗れてしまったせいか、何らかのエラーによってけたたましい警告音が鳴り響く
痛ましく痙攣する天乃の手を握った千景は、声をかけながらナースコールを押すと
出来る限りゆっくりと酸素マスクを外し、吐き出された鮮血が布団を汚していくのを横目に、
タオルで口元を拭い、血が鼻をふさぐことがないようにと確保する
天乃「ぅ……」
千景「しっかりして! 閉じないで!」
僅かに開いた瞼から見える焦点の合わない瞳
また眠りに付こうと言うかのような目の動きに千景は思わず声を上げてしまう
このまま眠ってしまったら二度と目を覚ますことがないような気させする
早く、早く。
看護師たちが来ることを心の中で急かし、手に力が込みすぎていることにすら気付かずに、
千景は天乃をじっと見続ける
顔を見せていれば、瞼が閉じることなく自分を見ようとしてくれるのではないかと、思って
- 387 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 20:08:10.60 ID:hCeoPaEco
-
暫くして駆け付けた看護師たちに半ば押し出されるような形で病室の外へと追いやられた千景は、
フラフラと後退りすると、背中を壁にぶつけてそのまま崩れるように座り込む
何かあると思ってはいたが、いきなりするとは思っていなかった吐血、痙攣する体
あまりにも異常な状況を目の当たりにして、さすがに耐えられなかったのだろう
若葉「千景、大丈夫か?」
千景「だい、丈夫よ……」
球子「真っ青じゃないか」
千景「このくらい、少し休めば平気よ」
ため息をついた千景は天を仰ぐように顔を上げ、
額に当てた手が視線までも覆っていることすら気にせずに、じっと目を凝らして……閉じる
酸素マスクを外した時に付着したのだろう
天乃の血に汚れた手が、頬を汚す
千景「まさか、あそこまでなんて」
若葉「流石に予想外だったな」
球子「天乃ならありえないことじゃなかったけど、突然だったからなぁ」
あまりにも唐突で、不意を突いた衝撃的な出来事
それに慌ててしまったことを申し訳なく思う千景に対し、球子たちは励ますような言葉を向ける
実際、自分たちがいたところで瞬時に冷静な行動は出来なかっただろう。と
病室の中から聞こえる慌ただしい声に耳を傾ける
- 388 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 20:24:24.68 ID:hCeoPaEco
-
看護師たちの必死に呼びかける声が絶え間なく、
医師の指示が力強く飛ぶ
ただ、電気ショックなどと言った心肺停止に用いられる言葉が聞こえてこない事から察するに、
最悪の状態には陥っていないのだろうかと若葉は感じる
しかし油断は出来ないだろう
若葉「友奈たちに伝えるか?」
球子「もう沙織が伝えてるみたいだ」
若葉「そうか……」
沙織が伝えているのなら、飛び出してくるようなことにはならないだろうと安堵し、
息を吐くように呟いた若葉は、座り込む千景へと目を戻す
大丈夫だと言ってはいるものの、間近で見てしまったあの光景は心に傷をつけてはいないだろうかと心配にはなる
千景はそんな若葉の心情を察してか、無理に笑うようなことはしなかったものの
大丈夫だから心配しないで。と口にする
千景「久遠さんなら、きっと大丈夫」
球子「なんだかんだ、次入れたときにはもうけろっとしてたりするかもな」
千景「だと良いけれど、それは難しいと思うわ」
あの光景を見てしまった身としては、万全な姿を見せて貰えるとまでは、楽観できない
それでも、ベッドの上で困った顔くらいは見せてくれるだろうと思う
口を利くことが出来なくてもいいから、起きていて欲しいと願う
- 389 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 21:12:15.11 ID:hCeoPaEco
-
入っても大丈夫ですよと言う声に誘われて
天乃の病室の中がまだ騒がしかった頃に合流した友奈と風を含んだ5人で入っていく
本当は沙織も来たがっていたが、
精霊間での連絡のやり取りを樹たちに伝えるために残る必要があり
向こうに残ったままなのだ
運び込まれたときは清潔だった様々な器具が真っ赤に汚れた状態で棚の上に置かれているのを見て、
千景は一瞬、不安になるがそれにカバーが欠けられるのとほぼ同時に、医師から声がかけられた
「命に別状はありませんので、安心してください」
ベッドに横になっている天乃はしっかり整えられた状態で、
体こそ起こしてはいなかったが、目は開いているのが見えた
友奈「久遠先輩……」
天乃「っ」
声こそないが、何とか笑みを浮かべようとしたのだろう
笑顔と言うよりも苦悶の表情に見える天乃は諦めて、医者の方に目を向けた
「ただし、しばらく動くことは難しいかと思います。安静にしていれば数日で戻るでしょう」
はっきりと答えた医師ではあったが、その発言には自信がないのだろう
千景の目には、顔を顰めているのが見えた
- 390 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 21:24:40.75 ID:hCeoPaEco
-
風「数日ってどのくらいですか?」
「私もはっきりとさせたいとは思いますが、そこまで詳しくは分かりません」
数日で戻るとは言ったものの、それはあくまで順調に回復した場合の話であり
何かがあれば数日の回復なんて出来なくなってしまうし、
もしかしたら、そのなにかしらによって数日も経たずに回復するかもしれない
霊的医療班に属する医師ではあるが、それでも天乃の容態については把握しきれないことが多かったのだ
千景「とにかく、安静にしていればいいのでしょう?」
若葉「そうは言うが……」
千景「何とかなるように願うしかないわ」
祈るのも願うのも似たようなもののような気はしたが、
祈ると言うのは何か違う気がして故意に避けた千景は、
天乃の複雑そうな表情を一瞥すると、医師に目を向ける
千景「手術とかはするの?」
「いえ、その点は心配いりません」
答えのようで答えではないが、答えだった
本来なら手術が必要になりそうな状態であるのも事実だが、
天乃の場合、手術に体が耐えきれない可能性もあるほか、超常的な力による回復力もあるため
下手に手術を行ってしまえば逆に取り返しのつかないことになってしまう可能性もあるからだ
とにかく安静にしておくことが必要です。と言った医師は、看護師に呼ばれて、部屋を出ていく
残された千景たちは、天乃を囲むようにして集まり、そっと手に触れる
- 391 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 21:39:31.89 ID:hCeoPaEco
-
千景「一先ず目を覚ましたことは良かったわ。あとはゆっくり休んで」
神婚の儀まで時間はそんなに残されていない
間に合うかどうかは非常に分の悪い状況ではあるが
だからと焦っても何も変わらないし
今更何かできることもなく、ただ、休んでいてもらうほかにない
球子「ゆっくりしてるんだぞ」
友奈「園ちゃん達も大丈夫ですから、心配しないでくださいね」
風「天乃は自分のことだけ考えときなさい」
少しでも安心できるように
心に負担をかけることがないように
夏凜達が無事に回復していることを伝えた風達は、
天乃が笑うことさえ難しいのを感じて、唇をかむ
ここまで弱ったのは初めてかもしれない
だが、天乃が頑張っているのだからこちらが折れるわけにはいかないと言う意地か
気丈な笑みを見せた風達は、「みんなにも話してくる」と病室を出ていく
そのあとを見送った若葉と千景は、傍に居るからと優しさを見せて
天乃の前髪をさっと払う
千景「寝てなさい」
若葉「そんな風に言わなくてもいいと思うが……そうだな。そばにいるから安心して休むと良い」
天乃は何かを言おうとしたような表情を作るが、声も出ないしうまく動かせない
それでも、ごめんね。と、言いたいのだろうと察した千景は「そういうの良いから」と、断った
- 392 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 21:49:04.20 ID:hCeoPaEco
-
1、精霊組
2、勇者組
3、イベント判定
↓2
※精霊組の場合、若葉達精霊組の会話
※勇者組の場合、友奈達勇者組の会話
- 393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/28(日) 22:01:28.93 ID:ZkBtNNzGO
- 2
- 394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/28(日) 22:02:34.28 ID:AgH6Mktk0
- 2
- 395 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/28(日) 22:20:46.17 ID:hCeoPaEco
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
勇者組なので、勇者側
天乃の回復はもう少し
- 396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/28(日) 22:30:42.10 ID:ZkBtNNzGO
- 乙
これだけ死にかけてるのにこのあとまたもや命を懸けなければならない久遠さん…
- 397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/29(月) 02:04:38.91 ID:YVYSCW5RO
- 乙
神婚まであとどれくらい時間あったっけ?
- 398 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/29(月) 21:00:49.45 ID:9rp4Nwd1o
-
では少しだけ
- 399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/29(月) 21:01:52.49 ID:JmoXeR8+O
- あいあいさ
- 400 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/29(月) 21:17:38.49 ID:9rp4Nwd1o
-
天乃が目を覚まし、良いとは言えない状態ではあるが峠は乗り越えたという話はすぐに勇者部のみんなへと伝わった
油断は出来ないが、一先ずは安心してもいいのではと東郷が胸を撫で下ろす
園子ももう少し安静にしておくべきと言う話ではあったが、目を覚ました
夏凜の回復は想定通りに順調
目を覚まさないとさえ思われた天乃も、一応は意識を取り戻している
最悪の状態からは脱したのではないかと考え、東郷は戻ってきたばかりの風へと声をかけた
東郷「久遠先輩は神婚の儀を行えそうな状態でしたか?」
風「いや、どう考えてもやらせないべきな状況に決まってるでしょ。まぁ、そうとも言ってられないからやって貰うことにはなっちゃうんだけど」
友奈「笑うのも難しいって感じだったから、本当にただ起きられただけなんだと思う」
東郷「出来るなら、私がやりたいくらいですが……」
残念ながらそれは出来ない
無理だと分かっていることを呟くむなしさを感じる東郷は、
悔しそうに歯噛みすると、少しだけ軋む音が病室に聞こえる
樹「明後日、でしたよね?」
友奈「うん。夏凜ちゃんと園ちゃんは間に合うと思うけど、久遠先輩はやっぱり難しいと思う。無理やり連れだされることになりそうだけどそこは沙織さん達が何とかしてくれる……かな?」
風「無理にでもするって話してたけどね、沙織は」
友奈「私達の誰かがついていけたらいいんですけど」
樹「普通なら立ち入れない場所……神樹様の世界、だったっけ?」
風「そっ。樹海ともまた違う本当に神の世界って話だし、どうやって介入したもんかねぇ」
- 401 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/29(月) 21:40:03.80 ID:9rp4Nwd1o
-
樹「介入するの?」
風「その必要があるならだけどね。正直に聞きたいんだけど、戦力を割く余裕があると思う?」
天乃の前では大丈夫だなんだと口をそろえることもするみんなだが、
天乃がいない場では、自信たっぷりに平気であるとは言えなかった
最初に比べれば十分な力が身についているし、ある程度やりあうことも難しくはないだろう
しかし、樹はハンデを背負ったままで、次の戦いに出てくるのはバーテックスではなくその親玉であるとされている超常の存在
かつて苦戦したレオ・スタークラスターでさえ、その力と比べれば齢と考えるべきだとさえ、友奈達は思う
西暦時代の勇者である若葉達も対峙したことのない最恐の敵
これでもかと幾重にも準備をしたところで、微量な差にしかならないのではと言う不安がある
一日一日経過して刻限が迫ってくるたびに、胸が痛くなる。と、東郷は苦しそうに笑う
友奈「こんなことは言いたくないですけど、難しいと思います」
前向きでいられることが取り柄だった友奈も、
そればかりではいられないことを学び、逃げるように前を向くのではなく
それに躓くことがあったとしても進むことが大事なのだと、学んだ
だからこそ、難しいことは難しいと認め口を開く
友奈「でも風先輩、大事なのは諦めるか諦めないかなんです。私達が諦めない限り、勇者の心が挫けない限り、希望はある」
そっと、自分の胸に手を当て、風を、東郷を、樹を
今ここには居ない夏凜や園子、若葉達を見る
友奈「今までだって、無理だと思うことは沢山あったじゃないですか。でも、諦めなかったからこそここまでこれたんだと思います
色々違うこととか、難しいことはあるかもしれないですけど、でもそれだけは変わらないんじゃないかなって」
- 402 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/29(月) 21:57:23.94 ID:9rp4Nwd1o
-
東郷「そうね……友奈ちゃん」
諦めるつもりなんてなかった。ただ少し、弱音を吐いてしまいたかった
そんな笑みを浮かべた東郷は、友奈の言葉に同意すると息を吐く
渦巻いていた不安が完全に拭われることはないけれど
でも、その慎重さもまた必要なことなのだろうと東郷の瞳が光を携える
風「まぁ、あたし達ってこれまで打ちのめされること色々あったしね」
樹「そのほとんどを、久遠先輩が肩代わりしてくれてたけど」
東郷「だからこそ苦しんだような気もするわ」
友奈「久遠先輩が何が何でも頑張ろうとするのは、自分たちが頼りないからなんじゃないかとか……色々」
東郷「勇者部を解散しようかって悩んだこともあったような気がする」
樹「ほんと、気付いたら一年と言いますか、まだ一年っていうくらいにいろんなことがありすぎたような気がします」
風「おかげで留年しそう」
東郷「そこは風先輩の怠慢と言うことで」
風「祟りやらなんやらあったんだから仕方がないじゃないっ!」
あーもうっと声を上げた風は「神だか何だか知らないけど叩ききってやる」と、
唸り声に似た声で言い切って、枕を引き裂く勢いで掴む
風「天乃の代わりに専業主婦になるのもありっちゃありじゃない?」
東郷「全然できそうなので、風先輩次第なのでは? 久遠先輩に罪悪感を抱かせる覚悟があればの話ですが」
- 403 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/29(月) 22:05:31.62 ID:9rp4Nwd1o
-
風「あーあたしも子供産みたい」
樹「夏凜さんがいないからって言いたいこと言い過ぎじゃないかな」
呆れて言う樹を見ていた友奈は夏凜ちゃんがここに居たら悪態付きそう。などと思い、
綺麗に整えられたままのベッドに目を向ける
天乃と夏凜と園子
三人も抜けた病室は十分に埋まっているはずなのに、広く感じてしまう
東郷「それで、どうしますか?」
風「どうするもこうするも、満開は惜しみなく使っていくしかないわ」
東郷「万が一に備えて、誰か一人満開を残しておくべきでは?」
天乃に何かがあった場合に対応するため
少なくとも一人は満開を使わずに残しておいた方がいいのでは? と言う東郷の提案
東郷自身と、園子に関してはシステム変更後に満開を使ってしまっているため、
もう、守ってくれる精霊の力はないし、満開を行うことも出来ない
そのうえで、もう一人の力も温存するのはいかがなものかと、風は悩む
1、園子も含めてから考える方がいい
2、温存する方向で考える
3、天乃を信じ、温存せず全力で挑む
↓2
- 404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/29(月) 22:19:45.29 ID:/2BikXFEO
- 1
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/29(月) 22:20:56.07 ID:JmoXeR8+O
- 1
- 406 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/29(月) 22:28:18.41 ID:9rp4Nwd1o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
神婚の儀は12日目
夏凜は早ければ昼、園子は夕か夜に復帰
何もなければ11日目には二人とも復帰
- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/29(月) 22:32:26.97 ID:/2BikXFEO
- 乙
もうそんなに迫ってたのか
緊張してきた
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/29(月) 22:51:05.82 ID:JmoXeR8+O
- 乙
確か前に14日目まであるって聞いてたけど2日余るのか
神婚以外で何か別のイベントでもあるのかな?
- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 04:14:16.00 ID:HByAhXdnO
- 乙
最終決戦だけじゃなくて久遠さんがフラフラのまま神婚迎えるって心配もあるんだよなこれ
- 410 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 20:22:21.82 ID:0995EObRo
-
では少しだけ
- 411 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 20:35:05.62 ID:0995EObRo
-
風「やっぱり園子も含めて考えましょ」
暫く考えた風は、そう答えた。
風達が考えて出した答えでも園子が反対するようなことはないだろうし
それが悪い方向に向かっているのでない限り、
それで行こうとついてきてくれることだろう
けれど、やはり園子も交えたほうがより良い答えを出せるのではと思う
それは風だけでなく、友奈たちも思うことのようで
同意だと言わんばかりに頷く
友奈「園ちゃんが戻ってくるときは夏凜ちゃんもいるし、その方がいいよね」
樹「時間は確かにありませんが、急ぎ過ぎても良くないと思います」
東郷「久遠先輩の状況を鑑みれば、急いだ方がいいような気もするけれど……」
風「東郷の言い分も間違ってないわよね。というか、無視できない部分が確かにある」
天乃の今の状況は、
いい方向に向かっているものの、それは結局悪い中でのいい方向と言うだけで
危機的状況を脱せたわけではないのだ
東郷が初めに危惧していたように、
最悪の場合、天乃はボロボロのまま神婚の儀を行わなければならない
もし、それが巫女を救いに行ったときのような状況で行われることであるならば
肉体はともかく、精神に多大な負荷がかかることだろう
そうなった場合、今の天乃が耐えられるのか。など、不安要素は大きい
- 412 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 20:42:36.66 ID:0995EObRo
-
風「でも、それにばかり囚われてたら本質を損なうことになりそうで……なんかね」
自分でも臆病な感じがしてもやもやするんだけどと漏らした風は、
苦笑いしながら頬を掻くと、ふと息を吐く
ほんの少しヘラついていた気分を吐き出したのか、
張りつめた表情で風は続ける
風「あたしたちの目的はみんなで生き残ることなのよ。神婚の成立はもちろん、誰かが死ぬなんてもってのほか」
友奈「……死んじゃうかもしれないん、ですよね」
言葉の重さを感じるように一拍挟んだ友奈の声に
樹と東郷は息を飲んで、目を細める
そうだ。死ぬ可能性がある
園子は自信たっぷりに傷つくことなど慣れていると言ってはいたが、
死ぬことになれているわけではないし、その恐怖は払しょくできるはずがない
精霊による加護をなくしている東郷達は敵の攻撃次第ではその時点で即死だし、
他のみんなだって攻撃を受け続けたり、満開を使えば死の危険がぐっと近づく
風「怖いもんは怖い。自分たちが死ぬことも、天乃を失うことも」
樹「だからこそ、出来る限り完璧な作戦を考えるべき……だよね? お姉ちゃん」
- 413 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 21:01:12.71 ID:0995EObRo
-
言葉を繋いだ樹の問いかけに、
風は驚くような様子もなくうなずいて、笑みを見せる
東郷「急いては事を仕損じる……ですか」
風「東郷が天乃のことを考えてくれてるって言うのは分かる。あえて、反対する立場でいてくれるのもすっごく助かってる」
それでいい、それが良い。
同意してもらえれば自分の考えに自信が持てるし、
話もスムーズにまとまってくれるので行動に移しやすい
しかし、欲しいのは自信でも事のスムーズさでもない
より堅実な手段だ
そういう時に、反対意見を述べて欠点を考えるようにしてくれるのはありがたいと風は思う
だけど、一人一人では限界がある
しかも、超常を相手にするのだ
万全に万全を喫したとしても不十分であると考えるべきだ
であれば、突拍子の無いことを言ったりふざけることがあっても
やるときはやってくれるであろう園子の意見も取り入れておきたいし、夏凜の冷静な一言も欲しい
東郷「別に、ふてくされてるわけでも不満があるわけでもないですよ。このくらいで、反旗を翻すつもりも毛頭ありません」
励まされているように感じたのだろう、
そんなことは不要だと遠回しに言う東郷は困ったように笑う
東郷「そのっち達の意見を求めるのは賛成です」
時間はないが時間はある。
その考えに頷いて、各々考えつつもう少し待つことにした
- 414 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 21:12:43.68 ID:0995EObRo
-
√ 2月10日目 昼 (病院) ※金曜日
01〜10
11〜20 夏凜
21〜30
31〜40
41〜50 九尾
51〜60 園子
61〜70
71〜80 歌野
81〜90
91〜00 沙織
↓1
- 415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 21:20:05.39 ID:fix6/jHOO
- あ
- 416 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 21:33:49.02 ID:0995EObRo
-
1、精霊組
2、勇者組
3、イベント判定
↓2
※精霊組の場合、若葉達精霊組の会話
※勇者組の場合、友奈達勇者組の会話
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 21:36:50.89 ID:fix6/jHOO
- 3
- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 21:37:35.25 ID:BBsvJ1bv0
- 1
- 419 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 22:10:44.73 ID:0995EObRo
-
√ 2月10日目 昼 (病院) ※金曜日
若葉「天乃が目を覚ましたのは僥倖だったが、まだまだ気は抜けないな」
球子「あのまま死んでもおかしくなかったし目を覚ましただけましなんだろうな」
東郷達も心配していたが、若葉達もまた天乃のことが心配で
目を覚ます覚まさないに関わらず、神婚を行わなければならなかった可能性を危惧していた
もちろん、当人の意識がなければ成立しない可能性もあったが、
神樹様とのつながりは肉体ではなく精神体が担うのであれば
肉体的なダメージは無視されてしまうこともあり得た
精神での直接的な対話なら、口が利けるか利けないかも関係ない
若葉「千景は天乃が目を覚ましたのは偶然だと思うか?」
千景「どういう意味? 何らかの意思が働いたとでも言いたいの?」
球子「それはないだろ。出来るとしたら九尾だけど、タマ達がずっといたんだぞ?」
歌野「九尾さんなら気付かないうちにハンドを加えるなんてブレックファースト前、なんじゃない?」
千景「だとしても、思わせぶりな何かをするはずよ」
あの人なら。と
死神の記憶も併せて九尾のことを思い描いた千景は、
悪だくみする九尾の顔に少し顔をしかめた
千景「乃木さんは何か感じたの?」
若葉「いや……だが、あまり楽観したくはなくてな。馬鹿みたいだが、裏がありそうで少し怖くもあるんだよ」
心配性なだけかもしれないけどな。と、若葉は自分自身に呆れたように答える
- 420 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/30(火) 22:14:46.42 ID:0995EObRo
-
では、途中ですがここまでとさせて頂きます
明日もできれば通常時間から
- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 22:19:56.29 ID:fix6/jHOO
- 乙
この状況で九尾がおとなしくしてるのもそれはそれで不気味なものがあるな…
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 23:20:43.54 ID:3EX9JQ33O
- 乙
緊張感が続くな
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/31(水) 02:38:59.36 ID:Cr/nymeyO
- 乙
神婚ってどんな感じになるんだろうな
原作だとそこまで掘り下げてなかったし
- 424 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/31(水) 20:53:14.96 ID:wJtxiZ/vo
-
では少しだけ
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/31(水) 20:55:15.95 ID:JMqjJwIjO
- よっしゃ
- 426 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/31(水) 21:23:07.43 ID:wJtxiZ/vo
-
千景「乃木さんの言いたいことも理解は出来るわね」
球子「千景も疑うのか?」
千景「疑うかどうか以前の話よ」
九尾ならば、何かしていてもおかしくはない
ある種の信頼めいたものがある千景は
では何をしたのかと考えて、首を振る
天乃が目を覚ましたのなら、目を覚ます何らかの手助けか
それとも、神樹様や天の神に対しての抵抗か。
九尾なら、どれでもやりそうだし
いっそ全部やってしまっていてもおかしくない
元からある不穏さに加えて、九尾自身の万能さが難しくさせる
千景「あの人のことだから、私達がどうしようもなくなるまでは手を出さないと言う可能性もあるわ」
歌野「それ見たことか。なんて言いそう」
若葉「神樹様の力を借り受けること自体、九尾は反対していたことだからな……だが、
それならむしろ、何も言わずに手を加えるなんてことはないだろう?」
千景「そう。九尾の場合、私達に見せつけるくらいのことはすると思うわ」
若葉「……だから、九尾は何もしてないと?」
千景「あくまでその可能性がある。と言う程度だけど」
- 427 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/31(水) 21:49:02.32 ID:wJtxiZ/vo
-
本当のところは九尾でなければ分からないことだが、
人間性というべきか、獣性というべきか
どちらもあり得るような存在だ
なら九尾に聞けばいいとは思うけれど
聞いたら聞いたら答えてくれるとは限らないし
それこそ、思わせぶりなことを言うだけ言って悩ませた挙句「それ見たことか」とでも笑うに違いない
球子「結論、言っていいか?」
呆れた表情ですっと手を上げた球子を千景たちが見つめる
答えを促す視線はどれも似ていて
どうせ分かってるんだろうにと漏れ出かけた言葉を飲む
球子「九尾に関しては考えるだけ無駄だろ」
歌野「う〜ん……コンセントね」
若葉「そっちにあるぞ」
歌野「それじゃない」
指さされた二つの穴に目を向けることなく否定し、頷く
精霊であっても理解できない九尾のことなんて、考えるだけ無駄
不安はあるにはあるが、そればかりに目を向けていてもどうにもできない
歌野「私達はフューチャーでハピネスを掴むためにすべきことを考えるべきだわ」
- 428 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/31(水) 22:16:44.41 ID:wJtxiZ/vo
-
水都「でもうたのん。全く考えないのもダメだと思うよ」
歌野「それはそうだけど」
球子「って言っても、九尾だってめちゃくちゃにしようとか考えてるわけじゃないだろ?」
若葉「九尾はそんなこと考えるような精霊じゃない」
純粋に、天乃のことだけを考えて行動する
ただそれだけのこと。
それで天乃以外に被害が出るのだとしても、
九尾にとっては天乃が無事ならそれでいいがゆえに、関係のないことだ
だからこそ厄介で、捨て置けないのだが。
千景「久遠さんのためという根本的な部分は揺るがない」
若葉「それ基準なら、少なくとも天乃の害になるような手は加えてない……か」
水都「後々体調に影響が出るようなことはまず避けるかと」
邪魔になるような存在を消すようなその場しのぎは行うだろうが
天乃に副作用があるような治し方をするはずがない
もちろん、天乃が望めば別かもしれないが……それこそ神樹様の種を使うことだったわけで。
若葉「不安はあるが、それを信じて先を考えるしかないか」
千景「犬吠埼さん達が考えていたことでも引き継ぐつもり?」
1、そうだな。天乃の傍には精霊がいたほうが良い
2、いや、九尾の話だ
3、それは風達に任せよう。私達は力の使い方だ
↓2
- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/31(水) 22:19:52.78 ID:JMqjJwIjO
- 1
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/31(水) 22:25:53.62 ID:w7PdhLtY0
- 2
- 431 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/07/31(水) 22:30:31.51 ID:wJtxiZ/vo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
若葉「九尾のことなんだが……千景」
千景「なにかしら」
若葉「あれは、本当は千景の精霊だろう? 違うか?」
千景「違うわ」
若葉「なん……だと?」
球子「それの前振りだったのか!?」
歌野「若葉、疲れてるのよ貴女」
- 432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/07/31(水) 22:38:59.64 ID:JMqjJwIjO
- 乙
邪魔者を捕食するようなマネしようものなら久遠さんのメンタルに深刻なダメージが入るだろうしな
九尾のことを信じるしかないか…
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/01(木) 04:00:07.39 ID:XmFksFOFO
- 乙
園子や夏凜も気になるな
- 434 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/01(木) 22:22:04.99 ID:nRb5UIVxo
- すみませんが
本日はお休みとさせていただきます
明日できれば通常時間から
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/01(木) 22:23:49.25 ID:fIVjscJqO
- 了解、乙ですー
- 436 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/02(金) 21:34:03.72 ID:Pb3NjLzTo
-
では少しだけ
- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 21:37:05.34 ID:q1/cBB4cO
- かもーん
- 438 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/02(金) 22:25:19.35 ID:Pb3NjLzTo
-
若葉「嫌、九尾の話だ」
球子「九尾のことは疑わないってことにしたんじゃないのか?」
それなのにと呟く球子が困惑を表すように首をかしげると
若葉は少し考える素振りを見せて、苦笑する
若葉「私は偶然か否かと言っただけで、九尾を持ち出したのは千景だぞ」
疑いがあるのかないかで言えば、首を振るのにも躊躇するところではあるが
天乃の件に関して九尾がどうだこうだというのは、
若葉が本来目的としていた九尾の話とはずれてしまっている
千景「なら、乃木さんはあの人に何があると?」
歌野「なんでもありそうだけど、そういうことじゃないんでしょ?」
若葉「そうだな……九尾を限定して言うようなことでもないのではないか。とは思うが」
それは若葉や千景たちのように、
西暦時代の勇者の姿を模していない精霊を対象としての言葉だと補足する
若葉自身、それがあり得るのかどうかは推測の域を出ない
記憶の中にある彼女はもうボロボロで、出来ることなど少なかったように思えるからだ
若葉「結論から言うと、九尾には陽乃の魂の欠片が入っているんじゃないかと思うんだ」
水都「陽乃さん……ですか?」
千景「話には聞いてるだろうけど、久遠さんのご先祖よ。そして、私達の同期」
- 439 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/02(金) 23:03:45.90 ID:Pb3NjLzTo
-
陽乃と接点のなかった水都に答えた千景は
若葉を横目に組んだ腕を解く
千景「そう思う根拠はあるの?」
若葉「無い……が、私達のような存在があって、陽乃本人がいない理由もない」
陽乃は身勝手さの目立つ人ではあったが、
それでいて優しさをしっかりと持っていた
全てを他人に押し付けて一人楽な道を逝くようなことは出来ない人だったと、若葉は記憶している
それゆえに、
若葉たちの魂を残しながら、陽乃自身の魂は解放しているなんて言うことは
聊か考えられなかった
もし、それがあり得るとするなら
他人は出来ても自分は出来ないか
陽乃の魂は別の何かに奪われてしまったかだ
前者ならば救いはあるが、後者であれば救いがない
それなら、バーテックスの後は陽乃の魂を解放する方法を探したいと若葉は思う
歌野「九尾じゃなくて、火明命って可能性もあるわよね?」
若葉「ああ、十分にある」
千景「確かに、彼女自身がいない理由はないけど……」
若葉「いる理由もないと?」
千景「いるなら真っ先に矢面に立つと思うわ。あの人、ヘイトを集めるのがまるで義務のようなことばっかりだったでしょう?」
- 440 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/02(金) 23:15:28.36 ID:Pb3NjLzTo
-
勇者部が崩壊するかもしれなかった満開の真実の時や
犬吠埼の両親の件など
頼んでもいないのに出てきて
自分の力があるからだなどと言い出してもなんら不思議ではないと
過去の記憶を頼りに考えた千景は顔を顰める
いるならいるで出てこない理由が気になるし、居ないならいないでなぜいないのか
若葉とは別の意味でそこに疑問を持って、若葉へと目を向けた
千景「直接聞いて答えて貰えると思う?」
若葉「天乃が聞けばな」
歌野「今は無理ってことになるわね。話だけしておいて、後は任せちゃう?」
水都「今の久遠さんの負担になるようなことは控えたほうが良いんじゃないかな」
千景「そこは乃木さんがそこを気にしている理由によるわね」
なにか外すことのできない理由があるのならば、
それを暴かなければならないし
そうではなく、好奇心だとか片手間の疑問であるなら
無理して暴くようなことでもない
みんなの目が自分へと向いたのを感じた若葉は、逡巡すると口を開く
若葉「陽乃なら、今の天乃をどうにかできるんじゃないかと思ってな」
そういった若葉は、「それに」と、続けて
若葉「可能なら見せてやりたいと思たんだ。今の世界はきっと、陽乃が望んでいたものに近いからな」
最期に見た陽乃の顔を思い浮かべながら、
きっと喜んでくれるだろうことを想い、笑みを見せた
- 441 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/02(金) 23:16:13.99 ID:Pb3NjLzTo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 23:44:42.93 ID:q1/cBB4cO
- 乙
大分前に陽乃さんの魂は砕け散ったって死神が言ってたな
陽乃さんを復活させる方法はあるのだろうか…
- 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/03(土) 00:12:30.92 ID:GR21hNQCO
- 乙
>>176をこの件とするなら千景は知ってるよね
- 444 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/03(土) 20:40:21.90 ID:wQNtxn5Do
-
では少しだけ
- 445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/03(土) 20:47:05.25 ID:Lt99jxq7O
- おk
- 446 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/03(土) 21:26:28.40 ID:wQNtxn5Do
-
千景「乃木さんの気持ちは分かるけれど、陽乃さんを取り戻すのは難しいんじゃないかしら」
若葉「陽乃の魂について知ってるのか?」
千景「死神の頃の記憶が正確なら。だけど」
千景は自分の持っている死神の記憶から陽乃の魂の行方についてを引き出す
度重なるバーテックスとの闘いと、それに用いた力によって
陽乃の魂は死に際にはもうすでにないにも等しいほどに欠けていた
その傷が災いしてか、魂は砕け散って消えてしまったのだ
その一部は確かに九尾が握っている
だが、それで復活が果たせるかと言われれば答えは否だろう
千景「どこまで消えてしまったのかは分からないけれど、私達のように半分もの魂は存在してない」
以前ほり起こしていた過去の遺物……というかタイムカプセル
あそこに保存されていたものが健在ならば話も少しは変わったかもしれないが
陽乃の髪はその効力を瞬くに使い果たして消滅してしまっている
球子「なるほどなぁ……つまり、魂は魂でも半分くらいは必要ってことか」
歌野「で、九尾がその一部を持ってるって言うのは確かなの?」
- 447 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/03(土) 22:14:35.52 ID:wQNtxn5Do
-
千景「持ってるわ」
勇者の力を使うにあたって、代償として差し出し分の魂
ゆえに同じ理由で千景も一部の預かりがある
だからこそ千景は九尾の力を扱える
しかし、陽乃の力の一部を与えられた少女の家系である夏凜にも魂は継承されているかと思えば、そうでもない
であれば、通常の魂が辿るように召されてしまったか
力による代償での寿命の短さのため、消滅してしまったか
それとも……
神樹様の力を感じる方角をじっと睨んだ千景は、
若葉へと向き直る
その可能性は言っても仕方がない
千景「ともかく、あの人の持っているものだけではどうにもならないわ」
若葉「そうか……それは残念だ」
千景「………」
九尾が持っている分、千景が持っている分
それを合わせた上で、天乃を依り代とすれば何とかなるかもしれないが
- 448 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/03(土) 23:19:37.08 ID:wQNtxn5Do
-
天乃は陽乃にかなり近しい存在だ
姿もそうだが魂さえもそうであると、死神の記憶と力を併せ持つ千景は視ることが出来るし
魂を狩る死神の力のおかげか
似ている魂であれば、代用することも可能だとも分かってしまう
だが、それが可能であると分かったとしても
天乃が犠牲になるのなら、若葉はそれを行おうとはしないだろう
千景「あの人のことで話したいのはそれだけ?」
若葉「もう一つあったが、それはもう話し終えたからな」
千景が言い出したことだと言っていたが
それも話の一つだったらしい若葉は苦笑気味に鼻で笑う
球子「陽乃がいれば、天乃の力を何とかすることも出来るかもしれないんだけどなぁ」
水都「幸い、九尾さんは久遠さんのことにおいては味方ですしその点については九尾さんに助力頂きましょう」
歌野「それしかないわね」
頼まなくとも全力を尽くしてくれるとは思うが
陽乃が取り戻せない以上、最も知恵があるのは九尾だ
今後も天乃に関してh九尾に頼っていくということで
若葉達は方針を決めた
- 449 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/03(土) 23:22:28.34 ID:wQNtxn5Do
-
√ 2月10日目 夕 (病院) ※金曜日
01〜10
11〜20 友奈
21〜30
31〜40 千景
41〜50 九尾
51〜60
61〜70
71〜80 天乃
81〜90
91〜00 夏凜
↓1
- 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/03(土) 23:23:12.54 ID:Lt99jxq7O
- あ
- 451 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/08/03(土) 23:44:15.99 ID:wQNtxn5Do
-
ではここまでとさせていただきます
明日は出来ればお昼ごろから
久遠さん視点に戻ります
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/08/03(土) 23:50:14.89 ID:eB7+2UVcO
- 乙
ちょっとは回復してるかなあ?
451.87 KB Speed:0.3
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)