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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十九輪目】
- 702 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 20:00:07.04 ID:ByjBWaYOo
-
√ 2月12日目 昼 () ※日曜日
01〜10
11〜20
21〜30 九尾
31〜40
41〜50
51〜60
61〜70
71〜80 千景
81〜90
91〜00
↓1
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 20:02:21.01 ID:CB5vxoxcO
- あ
- 704 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 20:11:06.08 ID:ByjBWaYOo
-
では、少し中断します
21時頃に再開する予定です
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 20:14:15.06 ID:CB5vxoxcO
- 一旦乙
安定のさおりん
- 706 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 21:09:40.53 ID:ByjBWaYOo
-
ではもう少しだけ
- 707 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 21:25:15.00 ID:ByjBWaYOo
-
「では、久遠様」
ここから先は、一人で向かわなければならないと、送り出される
左足が動かせなくても、松葉杖はない
もちろん、車椅子もない
神婚の儀に向かうための装束に着替えさせられた天乃は、
右足に体重をかける形で、無理やりに地に立つ
水都「久遠さん……」
沙織「大丈夫」
禊の時とは打って変わって
不安そうな声を絞り出す水都を、沙織は抱き寄せる
歌野を見送った記憶が、想起されているのかもしれない
だけど、その時とは違う
一人じゃない
みんながいる。希望がある
だから
天乃「………」
天乃は何とか振り返ると、
二人に向かって微笑み、手を振る
大丈夫。そう、想いを届けるために
- 708 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 21:42:13.35 ID:ByjBWaYOo
-
天乃が神婚の儀に向かう一方で、
夏凜達はかつて、天乃達が護ろうとした大橋へと向かう
九尾や歌野達の観測から敵が現れるであろう方角を推測し、
その最も適した場所が、大橋であると考えたのだ
夏凜「今頃、天乃は禊を終えてる頃よね」
東郷「沙織さん達が、少しうらやましいわね」
友奈「じゃぁ、全部終わったら、みんなで温泉に行こうよ」
風「あぁ……いいわね。自腹になるかもだけど」
体を自由に動かすほどの力がない天乃は、
禊でさえも、人の手を借りなければ行うことは出来ない
それに手を貸すのは、きっと、あの二人
だから、東郷達は全部終わった後の温泉で、
天乃の体に触れようと画策する
そんなことしなくても、天乃ならば求めれば受け入れてくれるだろうが、
やはり、驚く顔も愛らしいと思う東郷としてはそういうこともやめられない
樹「久遠先輩の体って、東郷先輩と同じくらい白いですよね」
東郷「でも、久遠先輩の方が綺麗よ。何というか、こう……」
夏凜「東郷はバラ、天乃は百合だしね」
東郷「それは、貶されているの?」
今日滅ぶか否かの瀬戸際の世界で、
それを知りながら、バカげたことを考えている勇者を咎める声はない
- 709 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 21:51:03.08 ID:ByjBWaYOo
-
樹「百合の花言葉って、久遠先輩にぴったりな気がします」
どんな色であっても
百合は純粋と、無垢、白百合は純潔と、威厳
黄色の百合は、陽気、オレンジ色は、華麗
そして、天乃の髪色でもあるピンク色の百合は……虚栄
いい意味でも、悪い意味でも
天乃はそんな人だった
風「なによ夏凜、あんた花言葉の勉強してるの?」
夏凜「勉強なんてしてないわよ。見たことあるだけ」
東郷「夏凜ちゃんは勤勉だものね」
夏凜「なによ。その顔」
ちょっとばかり悪い笑顔を見せる東郷に、
夏凜はにらみを利かせた視線を送るが、
間にいた園子の笑顔が、遮る
園子「女の子同士の【ユリ】を調べてたんだよね〜?」
夏凜「んなっ」
樹「あっ図星だ」
風「ずぼっしーだ」
夏凜「活きの良い喧嘩じゃない、よし表出ろぉっ!」
- 710 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 22:15:39.03 ID:ByjBWaYOo
-
天乃が神婚の儀に向かっている不安をかき消そうとしているかのような、賑やかさ
笑顔はあるが、恐れもある
しかし、そればかりではいられない
なにより、多少の余裕がある方が、勇者部は最も力を発揮できる
園子「天さんには聞かせられないねぇ〜」
夏凜「天乃は天乃で、ああ見えてボケに回ると言うか……全力で楽しみに来るから」
困ったものだと、夏凜が悪態をついた瞬間に……それは訪れた
夏凜「なに!?」
地を割くような、轟き
天をも穿つような、轟音
夏凜達の乗っていたバスは突然の揺れにハンドルを抑えきれず、
ブレーキがかかる前にガードレールに突っ込んでいく
友奈「きゃぁぁぁぁっ」
風「ちょっ、友奈っ!」
園子「だめっ!」
衝突は衝突を生み
バスの中には悲鳴と荷物が飛び交い
小さな体の子供さえ、座席から浮き上がる
樹「間に合ってッ!」
樹が慌てて勇者の力を展開し、
車外に吹き飛びそうな子供や、友奈の体を捉える
だが、それでバスが停まるわけではない
勢いを殺しきれず電柱へと衝突し、横転へと傾く
けれど、バスは倒れることなく斜めのままに停まる
恐る恐ると顔を上げた人々の視界の先で、
大きな狐がバスを支え、赤い瞳が車内を覗く
天乃の精霊である、九尾だ
九尾「呆けるな小娘共! 奴が来ておる。さっさと出てこんか!」
九尾が本来の姿で姿を見せたということは――つまり、戦いが始まることを示していた
- 711 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/01(日) 22:20:52.06 ID:ByjBWaYOo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 22:26:16.75 ID:VSUjA16aO
- 乙
煩悩じみた話から一転、決戦の時が…
久遠さんと勇者部の視点どちらも気になるなぁ
- 713 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 23:59:33.97 ID:sxfhvPLvO
- 乙
まさかのバス直接攻撃
- 714 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/02(月) 22:40:21.70 ID:UzHDRn3io
-
すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日は出来れば、通常時間から
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 23:16:33.47 ID:xGQg39/mO
- 乙ですー
- 716 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/03(火) 20:52:23.53 ID:jHir5TOjo
-
では少しだけ
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 20:58:21.16 ID:tjdhlT4JO
- あいあいさ
- 718 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/03(火) 21:11:37.02 ID:jHir5TOjo
-
焼け爛れていく肌のような不気味な空模様
傷口から溢れ出てくる血にも似た悍ましさを感じさせる何かが、ゆっくり、ゆっくりと
世界の縁、神樹様の根が作る壁の向こう側から、入り込んでくる
空を覆うその姿は、まさしく……天の神のようで
息を飲む人々の傍ら、勇者部の面々の傍に姿を見せた若葉達は各々の手にする武器を強く握る
かつて、絶望が空を覆いつくした
人々の心に大きな爪痕を残したその出来事は、天空恐怖症候群と呼ばれた
しかし、それは子供のお遊びでしかなかったのかと、若葉は歯を食いしばる
吹く風は結界外の炎を巻き込んだのか、熱く
肌に纏わりつくようにして抜けていく
総毛立つ空気感、目を覆いたくなるような超常的な現象
事態を飲み込めない人々の、しかし、本能的に畏れを抱く心の小さな呟きが聞こえてくる
若葉「ぐ……」
勝てるのか?
無事で済むのか?
生半可な未来像など、抱いている余裕なんてなかったんじゃないか?
強く持とうとしていた心に、皹が入る
だが――
歌野「ノープロブレム!」
若葉「!」
その絶望的状況の中、たった一人の勇者として人々を守り続けた勇者、白鳥歌野の声が轟く
歌野「みんながいる。そうでしょ? 若葉!」
- 719 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/03(火) 21:32:29.27 ID:jHir5TOjo
-
力強い言葉を裏付けるように、千景が、球子が、
そして、今を生きている勇者部の面々が頷く
夏凜「私達が目指してることが簡単なことじゃないってことくらい、初めから分かってたことじゃない」
球子「それでも、タマ達はやるって決めた。そうだろ?」
若葉「………ああ」
柄を強く握りしめていた手を解き、胸に押し当てて……握りこむ
恐れに膨れ上がっていた心臓の音が鎮まっていくのが伝わってくる
確かに、天を覆う恐怖は絶大だ
だが、天はこちらにある
そして、ここで負ければその天までもが天の神によって奪われてしまう
人間は弱い
勇者とて、力をあるだけの人間であり
弱者である事には変わりがないだろう
しかし、だけど、だとしても
隣に友がいるのならば
心に想う人がいるのならば
若葉「そうだ。そうだな……何を、恐れる必要がある」
園子「怖い思いはもう、こりごりだねぇ〜」
若葉「全てはこの日の為にあったんだ――行くぞッ!」
立ち向かえない道理など、あるはずもなかった
- 720 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/03(火) 21:59:08.52 ID:jHir5TOjo
-
天の神の力は絶大で、
天の神の姿を現した世界は追い込まれるように樹海化していき、
やがて、世界は完全に、いつもの戦いの場へと変化した
千景「………」
神樹様の樹海化は間に合わず、その姿は人々の目に映り
その存在は明るみに出た
樹海化するまでほんの数分間だったし、
戦いが無事に終われば、人々にとっては瞬く間に終わった出来事でしかないかもしれない
これが架空の世界であれば
人々の祈りが、願いが、勇者の力になることだろう
しかし、この戦いは人類の存亡をかけたものではあるが
勇者達にあるのは、自分たちの我儘だけだ
千景「……最終決戦が、ヒーローの我儘の戦いなんてクレームものよね」
樹「そうでしょうか」
ヒーローだから
勇者だから
我儘なんて言うなと、心に蓋をさせるのなら
もし、人々がそんな物語を望んでいるのだとしたら
それは、神々に滅ぼされても仕方がないのではないかと、樹は思う
友奈「ヒーローだって人なんだ。生きてるんだ……だから、おかしくなんてないよ」
- 721 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/03(火) 22:30:50.61 ID:jHir5TOjo
-
隣に立つ友奈の優しく、力のある声に樹は目を向ける
最終決戦と呼ぶべき過去最大の敵を前にしての笑顔は、
勇者となっているときの桃色の髪も相極まって、追い続けている先輩のようで
樹は、思わず笑みを浮かべる
樹「そうですね。きっと、久遠先輩も同じようなこと言うと思います」
千景「久遠さんなら、どう言うかしら」
無欲がヒーローの条件だと言うのなら、私は悪役で良い
もしかしたら、あっけらかんとそんなことを言いながら、満面の笑みを浮かべてくるかもしれない
そしてきっと、「私は大赦に嫌われてるし」なんて、皮肉をぼやくのだ
風「ありえる」
球子「なんだなんだ何の話してるんだ?」
夏凜「不真面目な話でしょ。どうせ」
気を引き締めてかかるべきこの場面で、この気軽さ
けれど、各々に責任を感じていて、重みを感じていて
だからこそ、隣り合う勇者達との、勇者部らしい他愛のなさを欲しているのだろう
それを思い、本来ならば自分の前に、あるいは傍らにいたはずの愛すべき勇者をその目に見て
夏凜はいないと分かっていながら、微笑みを向ける
夏凜「ま、なんとかなるでしょ」
軽口一つ、両手にそれぞれ刀を握り
心の内から燃え上がっていきそうな活力を胸に秘めて
夏凜「古今無双、久遠天乃が伴侶――三好夏凜、参る!」
周囲から「ここぞとばかりに」というような笑い交じりの呟きが聞こえたが
夏凜は天の神が最も忌まわしく思っているであろう存在であり、
自分が心に抱く想い人の名を力強く告げ、切っ先を天を覆う存在へと差し向けた
- 722 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/03(火) 22:39:27.91 ID:jHir5TOjo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば、通常時間から
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 22:47:44.06 ID:umClreUmO
- 乙
いよいよ始まったか
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 22:50:02.11 ID:tjdhlT4JO
- 乙
ついに天の神がお出ましか…
久々に戦闘パートになるのかな
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/04(水) 08:01:58.79 ID:GvlaeNrWO
- 乙
全員ではないが精霊とはいえ天の神との戦いに西暦勇者も参戦するのは熱い展開だな
- 726 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/05(木) 22:10:14.26 ID:vodSlRkjo
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 22:13:29.25 ID:3F4itjXkO
- やったぜ
- 728 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/05(木) 22:36:16.70 ID:vodSlRkjo
-
若葉「天乃は神樹様にたどり着いては……ないな」
千景「まだ、神樹様と距離はあるわね」
球子「防人か?」
風「天乃に何かあった?」
歌野「神樹様に近づくスピードが変わらないのよ」
結界の中というのもあって、
神樹様の力は全体に満ち満ちているが、
それでも、神樹様の源がある場所は目に見えているし、
一際強い力も感じる
そこに近づく主たる天乃の力はそこまで強くはないが
ゆっくりと、しかし一定の速度で移動を続けている
何らかのサポートがあるのは確実だが
それが何なのか、掴めない
夏凜「防人なら集団でしょ? 点々と力を感じないなら、神樹様本人……本木? じゃないの?」
友奈「意外に、木の根っこが移動してたり」
園子「そんな感じはするね〜」
- 729 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/05(木) 23:01:01.68 ID:vodSlRkjo
-
目の前の難敵よりも、天乃の心配
遅れはしたものの、
樹海化したことで、生身の一般人が直接傷を負うことこそなくなったが
今は微弱な力となっている天乃が狙われやすく、危うさが増したのは、不安になってしまう
だからと言って、そればかりに気を取られているわけにもいかない
夏凜「東郷達は後ろから援護、満開を使った組は出来る限り後ろにいる事。いい?」
風「出し惜しみしてられないでしょ」
樹「でも、満開を使っちゃってると、精霊に守って貰えないよ」
東郷「そうね……でも、私や球子さんはともかく、そのっちや風先輩……特に夏凜ちゃんや友奈ちゃんは無理だわ」
遠距離や中距離組ならば
まだ、何とか戦うすべを持っているが、
近距離である夏凜達や、拳というほぼ0距離で戦わなければならない友奈なんかは、
満開をしたからと言って後ろに下がっていては、戦いようがない
それに、近づかなければどうとでもなる。なんて、安易な相手ではないだろう
- 730 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/05(木) 23:27:09.90 ID:vodSlRkjo
-
風「みんな、準備は良い?」
ここから先は、チームとしての連携も必要な場面はあるが
個々の能力でしのがなければならない場面が多くあることだろう
だが、みんなの表情は力強い
必ず勝つと、生き残ると
若葉「西暦に散った身なれど、魂はここにある。ならば、果たすべき誓いもまた、ここにある」
球子「今度は、絶対に守って見せる」
千景「……そうね。負ける気はないわ」
歌野「ワンフォーオール、オールフォーワン。何とかなるわ」
西暦に生きた、勇者達
各々の思いを抱く先代の頼もしさを背に、
現代を生きる友奈たちは前を向く
友奈「久遠先輩が帰ってくるまでが戦いです」
風「別に、アレを倒して終わらせてもいいんでしょ?」
夏凜「出来るならね。まぁ……一筋縄にはいかないでしょうけど」
樹「それでも、やれることをやりつくすまで、戦うだけです」
園子「ボロボロになってもいい。でも、死んだりするのは……駄目だよ」
東郷「そのっちの言う通り」
あの日、銀を失った悲しみを、嘆きを
もう二度と、味わうことがないように
この世界が滅び、もう二度と、楽しむことが出来なくなってしまわないように
風「勇者部……ッ!」
ファイト!!! と、全員が口をそろえて、声を上げた
- 731 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/05(木) 23:39:49.11 ID:vodSlRkjo
-
1、移動
2、作戦
3、一時待機(敵が先攻)
4、戦闘おまかせ(久遠さん側に移ります)
↓2
※3、4以外は再度安価
※MAP:https://i.imgur.com/V35FniC.png
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 23:43:52.76 ID:3F4itjXkO
- 2
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 23:48:08.45 ID:LrBOyj/z0
- 2
- 734 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/05(木) 23:48:28.69 ID:vodSlRkjo
-
1、ガンガン攻める
2、散開し、包囲する
3、慎重に行動する(移動マスを少なく、敵の動きに合わせて変動)
4、命を大事に(移動を控え、敵の動きに合わせる)
↓2
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 23:50:54.03 ID:LrBOyj/z0
- 2
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/05(木) 23:53:03.54 ID:FKJ5UHBQO
- 4
- 737 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/06(金) 00:01:48.97 ID:RVgcAOBFo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 00:07:27.18 ID:M3gvj3upO
- 乙
絶対に生きて帰るぞ…!
あと戦闘の合間に久遠さんパートもあるのだろうか
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/06(金) 07:59:16.31 ID:S12e0145O
- 乙
1ターン目から侵食率ヤバくね…?
- 740 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/06(金) 23:21:43.83 ID:RVgcAOBFo
-
すみませんが本日はお休みとなります
明日、出来れば少し早い時間から
- 741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 05:55:48.70 ID:HNCqS6P+O
- 乙
- 742 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/07(土) 21:30:26.15 ID:oyZg6/seo
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 21:38:29.55 ID:bRy/Kgs0O
- きてたか
- 744 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/07(土) 22:33:23.92 ID:oyZg6/seo
-
言わずもがな、作戦は命を大事に
敵の動き、攻撃
些細なことにも油断せずに、確実に生き残るための行動に徹する
単独での行動は控えるべきだが、
まとまっていると、それだけ攻撃も集中することになる
程よく散開し、カバーしあえる程度の距離を保って戦うべきだろう
夏凜「……とはいえ、初見。なのよね」
戦い慣れた……というほどではないけれど、
見覚えのあるバーテックスであれば
多少、適切な戦い方というのも分かっているし、考えることも出来る
しかし、大ボスたる天の神の化身が相手では
こんな攻撃をしてくる。こう動けばいい
ここが弱点だ。という話もない
そんな状況で、精霊に守って貰えなくなることもあるのだから
満開もここぞという状況まで温存すべきか
風「夏凜、どう?」
夏凜「どうも何も、下手に攻撃すべきじゃないでしょうね」
- 745 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/07(土) 23:09:42.57 ID:oyZg6/seo
-
勇者は普通、空を飛ぶことは出来ない
各々が満開を使うことで、
ある程度空中戦に対応することも不可能ではないが、
基本は跳躍での戦闘になってしまう
それでは、天を戴く神の力に抗うことは出来ない
友奈「どんどん進んでくる……このままじゃ、久遠先輩のところに行かれちゃうよ」
東郷「まだ、私の最大出力よりも遠いわ」
威嚇射撃――神様に威嚇というのもおかしな話だが、
牽制する攻撃も不可能だ
高く、遠すぎる
では、どうするか
夏凜「さっき話した通り、回避優先。し過ぎずやらなすぎずの散開でr程度の距離を保つ。できる?」
東郷「努力する」
一番、移動力のない東郷は、目を向けてきた夏凜に頷いて答える
広範囲の集中砲火を浴びせられた場合、高確率で回避が難しい
もっとも、足が動かせるようになったことで
以前と比べればだいぶマシではあるが、治ってからさほどリハビリできていない現状
全力での行動は避けたいのが心情だ
もちろん、必要であれば、壊れてしまうほどの全力も辞さないが。
- 746 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/07(土) 23:50:12.87 ID:oyZg6/seo
-
若葉「行くか、待つか」
球子「好機は寝て待てっていうけどな」
千景「果報は寝て待て。よ。土居さん」
樹「運に任せていたら、神様には勝てないと思います」
とても自然に、樹はそう口にした
最近はおどおどすることもなく、
中学生というより、もうちょっと大人びた雰囲気を感じさせる樹は
神を見上げ、力のある瞳でそれをしっかりと見つめる
樹「待つのは、久遠先輩でこりごりです」
風「……立派なこと言うと思ったら、それが本音?」
樹「えへへ」
歌野「じゃぁ、どうする? 行く?」
夏凜「慎重にって、話したばっかりなんだけど」
1、移動
2、敵の行動を待つ
3、精神:加速(移動力+2)
↓2
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 23:54:52.73 ID:Xx1zTkB7O
- 3
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 23:58:08.03 ID:OZ3BWMKI0
- 3
- 749 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 00:10:32.45 ID:g8fALRkeo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日は出来れば昼頃から
戦闘開始
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 00:21:40.02 ID:0QP2y7soO
- 乙
久遠さんが神樹様のところにたどり着くにはどれくらいかかるんだろうか
天の神が倒せなくても久遠さんが間に合えばなんとかなる?
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 03:26:19.84 ID:iytGA+Q8O
- 乙
久遠さんの情報が入ってこなくてドキドキするな
逆にピンチもあり得るのでは?
- 752 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 14:15:32.18 ID:g8fALRkeo
-
では少しずつ
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 14:16:20.88 ID:LcVDtdC5O
- よしきた
- 754 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 14:45:13.16 ID:g8fALRkeo
-
夏凜「とにかく、集中」
体の中に廻る力に意識を集中していく
神樹様の力と、天乃から分け与えられた力
目に見える場所にいなくとも
すぐそばで支えてくれる、とても強い力
夏凜「天乃、私は、私のできることを」
足へと力を集中し、自分の出せる限界を超えさせる
逃げ切れない、届かない
そんな後悔するわけにはいかない
なれば、力の限りを尽くそう
踏みしめる樹海の根が、ミシリと音を立てる
そこまで強く踏んだつもりはない
けれど、込めた力が想像を超えていく
夏凜「……成せば、なる」
- 755 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 14:59:53.82 ID:g8fALRkeo
-
1、移動
2、敵の行動を待つ
↓2
https://i.imgur.com/bF7UmMj.png
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 15:14:38.81 ID:LcVDtdC5O
- 2
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 15:17:41.15 ID:7GW8t2I6O
- 1
- 758 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 15:26:54.57 ID:g8fALRkeo
-
1、最前線(J7:最大距離)
2、その他(マップより指定)
↓2
→MAP:https://i.imgur.com/bF7UmMj.png
- 759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 15:33:31.87 ID:2nagK/VYO
- 1
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 15:34:21.78 ID:0PfFQUZS0
- 1
- 761 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 16:06:32.85 ID:g8fALRkeo
-
夏凜「私が先攻する! 友奈たちは様子を見ながら散開!」
風「ちょっ、夏凜!」
風達の声を置き去りに、駆け抜けていく
みんなに慎重にと言っておきながら
一人先行して抜けていくのは裏切り行為だろうか
いや、愚かな行為だろうか
だが、一人駆け抜けていけば、敵の目はそこに向く
嫌でもだ
例え神であり、人間など虫けらのようなものだと認識しているとしても
僅かでも神の力を借り受けた勇者を無視は出来ないだろう
満開を使うのが一番だが、それはここぞと言うときに取っておきたい
園子「にぼっしーっ!」
夏凜「………」
園子の声は、良く聞こえる
悲痛さのある叫びは、三ノ輪銀を重ねてのことだろう
だが、止まるわけにはいかない
- 762 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 16:51:32.96 ID:g8fALRkeo
-
近づくにつれて、天の神の化身の姿がより大きくなっていくように感じる
空を覆う姿はまさしく神だ
だとして、だからと言って、止まる足はない
天乃と約束をしたのだ
必ず生き残ると
夏凜「はっ……」
若葉達だけでなく、
友奈たちがどこに向かっていくのかを、感じる
満ち満ちた神樹様の力ではなく、譲り受けた天乃の力のおかげだろう
若葉達精霊が天乃の力で互いの位置を把握していたのと同じ効果が、
今は、夏凜達に与えられているのだ
夏凜「……助かる」
歌野と樹が右翼、園子は中寄りの右翼
友奈、若葉、千景が左翼
風は中央突破で夏凜の後ろに続き、
東郷は後衛に少し下がって、最終的な防衛ラインを築く
球子はその東郷を守るように立つ
- 763 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 17:50:36.46 ID:g8fALRkeo
-
園子「にぼっしー……」
独断専行、天乃に告げ口すれば叱って貰えるだろうか
そんなことを考えながら、急いで夏凜の後を追う園子は、
先に見える紅き勇者に、かつての友を幻視する
まだ、精霊による加護も無い頃の戦い
当たれば大怪我では済まない中、
武器の効果を前回にまで引き出し
降り注ぐ死の雨を傘のように広げた槍で防ぎ続けていたのだから
無力だったとは言えないだろう
けれど、園子は自分が有力だったとは思えない
力があれば、守れたのだ
力がなかったから、失ったのだ
けれど、それを気負って死に向かうことなどする気はない
背負って一人、駆け抜けていった友がいた
その背を負うように、罪を背負って迷わず歩いていく先輩がいた
園子「だからね、その背中は晒しちゃいけない」
背中を任せる人が必要なのだ
戦場だろうと、日常だろうと
どこでだって、その手に余ることがあるのだから
一緒に抱えてくれる仲間が、必要なのだ
- 764 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 18:15:53.82 ID:g8fALRkeo
-
全力で追いかける
追いかけ、辿り着いても敵の攻撃が一度は挟まってしまうかもしれない
夏凜の早さなら、回避できないこともないだろうが
敵の攻撃が全く予想もつかない以上
絶対はないと思っていたほうが良いだろう
だが、ある程度の推測ができる
バーテックスの集合体たるレオ・スタークラスターは
吸収したバーテックスの技を使用することが出来る
であれば、親玉であるあの円盤はすべての攻撃を可能とし、
その威力も、範囲も、何も
全てを超越していることだろう
園子「……ゆーゆたちは反対側、うたのんいっつんの師弟ペアが私達を追いかけてきてる。か」
どこを狙ってくるか
煩わしさで言えば、真っ先に向かってきている夏凜かもしれないが
合理的に考えれば、まとまって潰せるところを狙ってくるだろう
園子「にぼっしー、無理はしないで」
- 765 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 18:24:48.29 ID:g8fALRkeo
-
それぞれが、配置につき始める
回避を捨てる覚悟で刀を手に突貫すれば、攻撃の一つも放てるだろう
だが、届くだろうか
天を戴く神々の化身に
夏凜「…………」
単独で先行しておきながら。とは思うが、
怖気づいているわけじゃない
無茶はしても無理はしない
そうしなければ、守り抜くことは出来ないが、生き残ることも出来ないのだ
満開を使っていなければ、精霊の加護が与えられる
だが、それも完全ではなく、万全でもない
もはやひび割れた盾だ
夏凜「どうする」
動くか、留まるか
先手必勝とは言うが、後手必敗とは限らない
1、攻撃(突撃:威力300)
2、待機(回避+5)
↓2
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 18:30:12.77 ID:n9rV/PnbO
- 2
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 18:33:48.00 ID:xV4f9159O
- 2
- 768 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 19:20:06.93 ID:g8fALRkeo
-
????→夏凜 命中判定↓1 01〜49 命中 ぞろ目切り払い
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 19:20:46.49 ID:M+OYUvyOO
- あ
- 770 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 19:56:19.56 ID:g8fALRkeo
-
血生臭く染まった空
台風の目のような中心部が、光を放つ
夏凜「!」
何かが来る
直観的に判断した夏凜が下がった瞬間、目の前を一筋の光が貫く
それは、精錬されたスコーピオンの槍のように凶悪な輝きを放ち、
撃ち貫いた樹海の根の命を削り取る
夏凜「来い……こっちにこいッ!」
その声が届いたのか、届いていないのか
定かなのは、敵の目は夏凜に向いていると言うことだ
一筋だった光は、流星群のように降り注ぐ
ごくりと息を飲み、肺の時間を止める
日本刀を握る左右の手に呑み神経を集中させる
回避をすべく足を止めたが、回避は無理だ
であれば、すべきことはただ一つ
杭を打ったように足を止め、枯れた木の根がぐりゅりと抉れるのを足に感じる
- 771 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 20:12:43.25 ID:g8fALRkeo
- 夏凜に203ダメージ
夏凜「ふっ……ッ!」
右手の一振りで、数本の槍を薙ぎ払う
次の数本を、左手で薙ぎ払う
少しずつ、少しずつ
切り払う速度を上げていく
夏凜「このぉぉぉぉッ!」
切り払う速度を上回って降り注ぐ残酷な光の雨が、
だんだんと疲弊した夏凜の刀を――砕く
夏凜「くっ」
頬を掠り、手首を貫き、足を穿つ
精霊の加護はあるが、それを容赦なく貫いてくるのだ
夏凜「まだっ、まだっ、まだだぁぁぁぁぁッ!」
追加で呼び出した刀の鍔元が穿たれ、吹き飛ぶ
武器一つとなった夏凜は、防ぎきれない一撃を受け、膝をつく
滴るのは汗ではなく、夏凜の血
まだ赤く、汗で少しばかり薄れた血
夏凜「かふっ……ふっ……わ、たしは……ッ!」
穢れ切った樹海の根を踏み、力を込めて、ふらつく体を起こしていく
まだ、終われない。始まったばかりなのだ
たった一撃に屈していたら、勝つことなど、出来ない
- 772 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 20:34:38.14 ID:g8fALRkeo
-
夏凜「……っ」
左手が、震える
手首を貫かれたせいだろう
力を入れようとすると痛みが鋭く迸り
木を強く持っていないと、刀を取りこぼしてしまいそうな不安が残る
足も痛い
呼吸するのも、辛い
夏凜「だと……してもっ……ごぷっ」
これが、本当の戦い
体は実際に傷つくし
簡単に血が流れてしまう
そして、同じくらいに容易く、命を落としてしまうのだろう
夏凜「わたしは……私は」
刀を突きさし、体を支える
たった一度の攻撃で、酷く、弱ってしまった
だが、だとしても
夏凜「……まだ、死ねないッ!」
- 773 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 21:25:16.53 ID:g8fALRkeo
-
友奈「夏凜ちゃん……」
夏凜の中に感じる力が、大きく削がれたのを感じた
きっと、血が流れたのだ
みんなもそうだが、夏凜の中に宿る力は二種類ある
一つは元々借り受けている神樹様の力
そしてもう一つが、久遠家という【血族】の力
友奈「久遠先輩の力、怪我すると弱るんだ」
流れる血液は、ある意味では生命力ともいえるだろう
天乃の力は、その生命力を消費しての行使に近いため
怪我をすればするほど、その力は弱まっていく
天乃のように、自ら作り出すわけではない夏凜達だからこその、欠点だ
若葉「友奈! 無理に先行するな! 相手の出方を待て!」
友奈「無理に攻撃はしません」
若葉「天乃はきっと戻ってくる。戻るまで耐えれば、私達の勝ちだ」
友奈「倒せませんか?」
若葉「口だけでなら」
友奈「……そうですか」
これが夏凜ならあるいは、天乃なら
油断はしたくないからとかいうだろうし、にこやかな笑みを浮かべているかもしれない
だが、若葉は真剣な表情を崩さない
だから、それは偽りなく本心だと友奈は感じた
- 774 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 21:47:51.58 ID:g8fALRkeo
-
若葉「………」
友奈には、嘘をついてよかったのかもしれないと、
その背中を見ながら、若葉は口惜しむ
だが、その小さな嘘で何が護れるのか
たった一瞬、士気を維持できたからと言って
戦局を覆されることなく、
天乃が戻ってくるまでの時間稼ぎを完遂できるだろうか
答えは、否だ
若葉「……不甲斐ない先輩で済まない」
だが、不甲斐ないなりに先輩だ
そして、天乃の力を色濃く借り受けている勇者
この場で最も、力を発揮できるのだ
それは、後ろからついてきている千景が一番ではあるのだろうが、
それでも、負けるつもりはない
若葉「欲するは命、ならば、懸けるべくもこの命だろうッ!」
勇者たちの満開
それと匹敵するほどの力を得られる切り札
それを胸に、若葉は駆け抜けていく
- 775 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 21:56:11.85 ID:g8fALRkeo
-
1、剣撃(威力1200・CRT+15)
2、精神コマンド
3、待機
→MAP:https://i.imgur.com/jQP1nn9.png
↓2
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 22:04:35.81 ID:M+OYUvyOO
- 1
- 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 22:06:43.56 ID:0PfFQUZS0
- 1
- 778 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 22:09:53.61 ID:g8fALRkeo
-
夏凜→???? 命中判定↓1 01~95命中 ぞろ目・01~15CRT 85~95撃ち落とし
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 22:14:13.31 ID:M+OYUvyOO
- あ
- 780 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/08(日) 22:17:02.39 ID:g8fALRkeo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
????に1232ダメージ
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 22:24:11.21 ID:M+OYUvyOO
- 乙
夏凜ちゃん良くも悪くも久遠さんが憑依してる感じがするな
久遠さんが戻るまで持ちこたえてほしいところだが…
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 07:59:35.55 ID:DuKk5BD+O
- 乙
久遠さん不在のせいか園子のヒロイン感がすごいな
- 783 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/09(月) 20:13:39.38 ID:votGoLiLo
-
では少しだけ
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 20:36:33.86 ID:a9kWbBGDO
- きてたー
- 785 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/09(月) 20:50:13.14 ID:votGoLiLo
-
夏凜「よく、来たじゃないの……」
ほんのわずかではあるが、距離が縮まった
跳躍することが必須にはなるが
この距離ならば、刃が届く
夏凜「ぶった切ってやるッ!」
園子「待ってにぼっしーっ!」
滾る紅蓮の思いを胸に、
すぐ隣にまで来ていた園子の手を振り切って、跳ぶ
跳躍中は非常に無防備になってしまう
接近してくる勇者の気配を察知しての対地迎撃として生み出された無数の火の玉が、
夏凜めがけて降り注ぐ
夏凜「くっ」
二手三手切り払おうと、
襲い来る火炎は勢いをそがれることなく、むしろ増えていく
空中で久留里と身をひるがえした夏凜は、
一度、樹海の根へと降りたち――前転
園子「っわぁ!?」
背後の爆発を助走として一気に体を起こして駆ける
- 786 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/09(月) 21:06:32.82 ID:votGoLiLo
-
夏凜「っは……」
園子の悲鳴が聞こえた
痛みによる叫びというよりは、驚きによる声
特に問題はないだろうと、
前を見、天を仰いで討つべき相手を見定める
夏凜「天の神ぃッ!」
迫りくる火球をそのままに、
樹海の根を駆け巡り、
上り坂の代用品を駆け上がって、力強く蹴り上がる
夏凜「とどけぇぇぇぇッ!」
火の玉を切り払い、
その力を奪い取ったかのような断罪の焔を、その刀は身に纏う
左手に握る刀を消滅させ、右手の刀にすべてを委ねる
夏凜「せぇぁッ!」
力を集中させたことで、
包む炎はその勢いを増して、天の神の赤さと相対してなお輝きを損なうことなく――引き裂く
- 787 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/09(月) 21:18:55.81 ID:votGoLiLo
-
神の力と神の力が衝突し、爆発を巻き起こす
吹き飛ばされた夏凜は、
勢いよく回転しながら頃合いを見計らって
刀を樹海の根に突き立て、手首を痛める前に手放して転がる
夏凜「かはっ……はっ……はぁっ」
敵の直接的な攻撃を受けたわけではないとはいえ、
間近での爆風は衝撃が強く
根への衝突も相まって、骨の髄まで痛みが響く
夏凜「げほっ」
血の味が広がる
血を吐いたのは、見なくとも分かる
これが天乃の痛みなのか
いや、違う。この程度ではない
夏凜「まだ……まだ戦える」
天乃はもっと苦しんだ
天乃はもっと痛かった
それでも、戦いに身を投じて生き残り
退いてなお、尋常ではない苦しみにもがいていた
夏凜「私はまだ、戦える」
満開だって、残しているのだから
- 788 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/09(月) 21:46:55.13 ID:votGoLiLo
-
園子「にぼっしーっ!」
夏凜「っ」
園子「慎重に戦うんじゃなかったの? 生き残るんじゃなかったの?」
夏凜「けふっ……痛い」
園子「みんな無事ならそれで良い。は、天さんの悪い癖だよ!」
駄目だったころとは言えないが、良かったとも言えない
自分の命を切り崩して、一心不乱に守り抜いて
確かに救われた
けれど、それ以上に苦しまされた
自分はそこにいない時間が多かった
目の前で見ていられなかった
傍で寄り添ってあげる事すらできなかった
だから、傍で見てきた夏凜達のすべてを分かるとは言えないのかもしれない
だけど大橋を破壊される結果に終わってしまったあの戦いと変わらなかったのなら
また、新たに巻き込むことになってしまったことを背負っていたのなら
それはどんなに、頑固な強さだったか
園子「頑張るのは良いよ。でも、だからってそんなに無理してたら死んじゃう」
そっと、夏凜を抱く
本当は天乃の役目だが、いないからこそこうなっているのだから仕方がない
園子「お願いにぼっしー……天さんが好きなら分かって」
- 789 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/09(月) 22:05:04.75 ID:votGoLiLo
-
夏凜「っ……」
別に、気負っているわけではない
口でそういうことは出来るけれど
実際にそうであるのかなんて、こんな非常時に抱きしめられている現状を鑑みれば
残念ながら否であることは、確かだ
夏凜「無理、してた?」
園子「してた」
夏凜「いなくなりそうだった?」
園子「……うん」
夏凜「そっか……ごめん」
戦える間はまだ大丈夫
だけど、大丈夫なのは自分だけ
一心不乱な戦いは、死に一直線に見えたことだろう
園子「あとで、天さんに告げ口する」
夏凜「示談で済まない?」
園子「済ませない」
夏凜「分かってた、はずなんだけど」
無理をし過ぎれば、三ノ輪銀を彷彿とさせ、園子と東郷
そして、天乃を苦しませることになると
夏凜「はぁ……」
園子「神婚の八つ当たりもいいけど、天さんの笑顔、見たくないの?」
夏凜「見たい……というか、そのためだったのよ」
本末転倒とはこのことかと、夏凜は呆れたように天を仰ぐ
少しばかり、気圧されてしまっていたようだ
- 790 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/09(月) 22:13:03.04 ID:votGoLiLo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 22:23:19.30 ID:a9kWbBGDO
- 乙
夏凜ちゃんのダメージが思ったよりキツそう
だけどそのっちのおかげで久遠さんの二の舞にならずに済んでよかった…
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/09(月) 23:37:04.96 ID:EisS90b1O
- 乙
まあ戦いはまだ長いからな
じっくり行こう
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 08:03:34.12 ID:3Vt3pTINO
- 乙
みんな無事ならそれでいい(自分除く)とかいう事故犠牲のかたまり
久遠さん告げ口されても強く言えなそう
- 794 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/10(火) 22:13:33.84 ID:yf2FVwFzo
-
では、少しだけ
- 795 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/10(火) 22:21:20.32 ID:yf2FVwFzo
-
歌野「三好さんは……ストップしたかしら」
燃え盛る炎の衝突
それによって生み出された爆発
吹き抜けていった肌を焼く風の名残を払うように頭を振った歌野は
静まった中心付近を一瞥し、呟く
向こうには園子がいる
普段は物腰柔らかな子だが
その実、芯のしっかりした子だと歌野は思っており、
園子が一緒にいるなら大丈夫だろうと迷いを拭い、振りかえる
歌野「樹、満開はトランプ。出来る限り使わないで」
樹「分かってます……けど、出し惜しみもしてられないと思います」
命を捨てる覚悟で戦うのは間違っていると思いつつも
それくらいの覚悟を持って戦わなければ、天の神を討ち果たすことなどできはしないだろう
むしろ、それだけの覚悟をもってしても
圧倒的な力量の差を前に、敗北の可能性さえあるのではないかと、
樹は心の片隅に不安を残す
負ける気はないが、絶対に勝てるとは言わせない
それほどの強大さが、目の前にはある
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 22:24:14.70 ID:lCBSjBMlO
- きてたか
- 797 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/10(火) 22:37:33.00 ID:yf2FVwFzo
-
樹「出来ることのすべてを、尽くすべきなんじゃないかって、思うんです」
歌野「それで死んだら、元も子もないわ」
樹「それはそうですけど、でも、命懸けで立ち向かわなきゃ本気なんだって伝わらないこともあるのかなって」
天乃は常に、命懸けだった
その背中は偉大で、憧れで
けれど、その道を進むことはしてはいけない
それは険しいのではなく、死の道だ
天乃が使役し、今は千景となっている伊邪那美
彼女がいたとされる黄泉の国
そこへと至る黄泉比良坂
まさしく、天乃が歩んできた道そのものだ
しかし、そこに踏み入る覚悟なくば、神をも下す人間の強さは証明することは叶わないのではないか
樹は、神様の理不尽さゆえに、示すべきものの遠さを思う
樹「満開は、そのあとによっては死ぬ可能性もあると思います。でも、そこで怖気づいていたら、本気だって、言えるんでしょうか?」
歌野「……それを分からないとは思わない。ミーもシンキングしたわ」
樹「大事なのは、それをどう扱うかですよね?」
同意を求める樹の瞳を見つめ、
歌野はふっと息を吐いて、藤蔓を握る手に力を籠める
- 798 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/10(火) 22:47:32.98 ID:yf2FVwFzo
-
あの日の自分は、どうだったろうか
絶望し、諦め、屈したか
いいや、そんなことはない
確かに敗北した
守るべきものを守り切れず、奪われ、自らも損なった
けれど、その胸に希望はあった
託したものがあった
死を覚悟しながらも、生への希望を抱いていた
歌野「………」
満開も、同等の力を発揮する切り札も
すべからく危険な代物であることは確かだ
だが、だからと言ってそれを封じ、限界ぎりぎりまで行使しない
そんな生半可な戦い方でしのぎ切れる相手だろうか
歌野「そうね。正しいジャッジメント……大事なのは、スピリッツ」
命を懸けるとは、魂を懸けると言うことだ
それの宿っていない力で、神を屈せるだろうか
1、為せば成るかもしれない
2、出し尽くしてこそ、誠意だ
↓2
- 799 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 22:48:37.70 ID:lCBSjBMlO
- 1
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 22:52:14.31 ID:5ZLiB94F0
- 1
- 801 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/09/10(火) 22:54:31.66 ID:yf2FVwFzo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば、通常時間から
死ぬ気で戦うか、生きる気で戦うか
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