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男「そんな気分じゃないんだけどな…」ガチャ 元カノ「いらっしゃー、あ」
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69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:32:25.27 ID:UufttMEs0
男「そうか…」
元カノ「…んで?」
男「…怒ってるのか?」
元カノ「んなわけないじゃん」 パチ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:33:09.70 ID:UufttMEs0
男「…ん。…で、…その彼女が、1度の触れ合いで何度かイったあとで、一緒に眠ると」
元カノ「…うん」
男「俺たちは夢の中でも、一緒にいることができたんだ」
元カノ「ほおー…それは、起きた後に2人で確認したの?」
男「ああ…会話から景色から、何から何まで、覚えていることが同じだった。夢の中でも、起きたら確認し合おうって」
元カノ「…すごいね」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:33:45.19 ID:UufttMEs0
男「それだけじゃない…夢で、俺たちは空を飛んだり、2人で暮らしてたんだ…自分でも信じられない」
元カノ「…夢の中でかぁ」
男「…話しても信じてもらえないから、誰にも話さなかった。これは彼女と俺だけの秘密だから」
元カノ「うん。…今はもう夢で会えないの?」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:34:36.05 ID:UufttMEs0
男「会えないな。会えなくなった」
元カノ「…そうなんだ」
男「…でも、でもな」
元カノ「うん?」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:52:53.94 ID:UufttMEs0
男「たまに見える…いや、感じるんだ。彼女の存在を。たぶん、ここにいるんだろうなって瞬間がある」
元カノ「…それはどんなときに?」
男「…まさに、今だ。今この瞬間、この空気感、香り、雰囲気、全てだ。」
元カノ「…じゃあ、いるんじゃないかな」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:54:53.12 ID:UufttMEs0
男「…」
元カノ「…」
男「…実は元カノも感じてるんじゃないか?」
元カノ「…何を?」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:55:24.90 ID:UufttMEs0
男「…事故ってからずっと、彼女の存在を」
元カノ「…」 パチパチ
男「…」
元カノ「…」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:55:57.55 ID:UufttMEs0
男「…言いたくないならいい」
元カノ「そうじゃない」
男「…じゃあなんだ?」
元カノ「そうじゃない…そうじゃないの…。わたし、あの人には、彼女には感謝してる」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:56:51.23 ID:UufttMEs0
男「…」
元カノ「事故の後に、自分が何を、どうしていくべきか、私に指針を示してくれたんだと思ってる」
男「…」
元カノ「それに昔に、ストーカーしてたときは、ずっと男のこと話そうとしなかったけど…仲良くなってからは…」
男「…」
元カノ「私にはずーっと教えてくれてた…『私には、勿体ない人が一緒にいてくれてる』って。『私には、あの人しかいない』って。ずーっと、聞いてた」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:57:38.53 ID:UufttMEs0
男「…」
元カノ「…悔しかった…羨ましかったよ…。今は、だいぶ楽になったけど…」
男「…」
元カノ「…事故から目覚めてからずっと、彼女の存在は近くにある…それは確信してる」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:58:10.56 ID:UufttMEs0
男「…」
元カノ「誰かを癒す力が使えるようになってから、ずっと」
男「…そうか」
元カノ「きっと、この力が彼女そのものなんじゃないかって思う」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 00:58:40.38 ID:UufttMEs0
男「…」
元カノ「だから、だからこそ悔しいの。結局は、私の力じゃなくて、彼女の力でしょう?」
男「…いや、違うな」
元カノ「どうして?」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:21:40.54 ID:UufttMEs0
男「俺は今まで、こんな風に癒してもらったことは誰にもない。それに」
元カノ「…」
男「たとえ、その力がもとは彼女のものだとしても、受け継がれたのだとしても、それを使える”器”が”度量・技量”が”資格”があったのは、元カノだけだ。ほかには誰もいない。世界中で元カノ、ただ1人だけだろ」
元カノ「…」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:23:17.80 ID:UufttMEs0
男「元カノしかいない。君は特別だ。手を握ってもらったとき、分かった。なぜ特別か、わかるか?」
元カノ「…ううん」ブワ
男「…もう彼女はどこにもいないからだ…肉体的な意味では、もう2度と、現れないからだ…」
元カノ「…」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:23:55.14 ID:UufttMEs0
男「…」
元カノ「…うん…そうだね…そうだよね…」ポタ
男「…俺はそれを、そいつと、ずっと向き合ってきた…元カノが事故の後、その力と向き合ってきたように」
元カノ「…うん」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:24:27.43 ID:UufttMEs0
男「…どんな力があっても、身体がなければ、生きていなければ、共感し合うのは難しい。…もしかしたら、彼女はそれを見越したのかもしれない…」
元カノ「…」
男「…だから、誇っていい。それができる自分を。世界中でただ1人の自分を」
元カノ「…うん」ブワ ポタ
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:24:58.80 ID:UufttMEs0
男「…俺にはできない…元カノにしか…できないことだ…」
元カノ「…うん」
男「…」
元カノ「…」ポタ
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:25:28.27 ID:UufttMEs0
男「…ハンカチ」スッ
元カノ「…ありがと」スッ フキ
男「…」
元カノ「…」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:25:59.41 ID:UufttMEs0
男「…」
元カノ「…」スッ
男「…?」
元カノ「…ねえ」ヒザツキ
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:26:28.03 ID:UufttMEs0
男「…ん?お、おい」
元カノ「…全身全霊で癒してあげる…時間が過ぎても、男を完全に癒せるまで」ベルト カチャカチャ
男「ちょ、ちょっとまて」
元カノ「やだ」チャック スー
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/18(日) 01:29:18.22 ID:UufttMEs0
つづく
>35
今日はここまでです。ありがとう。
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/08/18(日) 08:27:19.79 ID:luOnYg5M0
やりはじめちゃうのか…R板だから仕方ないんだろうけどこの雰囲気のままお店出て欲しかった
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:30:41.44 ID:Gztx752N0
男「わかった。わかったから」
元カノ「何が?」
男「…俺たちは、ここで終わるべきじゃない」
元カノ「えっ…」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:32:30.31 ID:Gztx752N0
男「…時間が足りない。ここで触れ合って離れるには、言葉が、答え合わせが足りないだろ」
元カノ「…」
男「…俺はもっと元カノの話を聞きたい。それに、もっと俺の話も聞いてくれ」
元カノ「…うん… 」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:33:06.57 ID:Gztx752N0
男「…まだ、早い」
元カノ「…分かった」
男「…元カノ、連絡先は?」
元カノ「あ…私…番号も、アドレスも…前と変わってなくて…」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:33:42.19 ID:Gztx752N0
男「え、マジで?」
元カノ「2台持ってる…昔のやつ…変えられないし、捨てられなくて…」
男「…そっか」
元カノ「…変えちゃうと、男ごと、どっか消えちゃう気がするから…」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:34:26.19 ID:Gztx752N0
男「どこにもいかないよ」
元カノ「うん…」
男「不安か?」
元カノ「少しね…」
男「自信が足りないのか?」
元カノ「…」
男「…なら、まずはそこから変えていこう」
元カノ「…うん…」
―――――――――――――――――
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96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:35:35.53 ID:Gztx752N0
6年後
墓地
ミーンミーン…
男「(.…彼女…
…もう知ってると思う…ずっとそばにいてくれてるんだろうから…
…
…俺たち…結婚するよ。
…こうやって、俺たちが立ち直れたのも…
…生きていられるのも…働いていられるのも…ぜんぶ…
ぜんぶ…君のおかげだ…
…ありがと…ありがとな… )」
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:36:17.29 ID:Gztx752N0
コツコツ…
男「遅かったな」 フリムキ
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:37:09.40 ID:Gztx752N0
男「!?」
彼女「あはは。何そのかお」
男「?!どうなってる?!」
彼女「んー、生き返っちゃった」 テヘ
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:37:44.64 ID:Gztx752N0
男「信じ…られない…」
彼女「まあまあ、そんな顔しないで」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:38:22.79 ID:Gztx752N0
男「夢…か…?」
彼女「男ー」スッ ギュウ
男「んっ」ズン
彼女「ずっと、こうしたかったよー」ギュウウ
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:38:57.86 ID:Gztx752N0
男「っ…この香り…」
彼女「…この肩まわり…なつかしい…ねぇ…いまここでしちゃおっか…」ササヤキ
男「は?!」
彼女「だって…もう我慢できないし。それに…」サワ
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:39:37.42 ID:Gztx752N0
男「っつ」
彼女「…男のココも、硬くなってきてるよ…?」スリスリ
男「や、やめろ…」
彼女「…ずっと見てたよー、私がいない時に1人でしてたのも。えっちなビデオは主観モノが好きなのねー、まったくもー」ウラスジ スッ
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:40:10.53 ID:Gztx752N0
男「やめてくれ……離れろ!」バッ
彼女「ふふふっ」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:41:01.64 ID:Gztx752N0
男「…君は…君は、もういない…!俺は…知ってる…知ってるんだ!嫌と言うほど…!」
彼女「…」ニコ
男「もう…幻想を追いかけるのは…やめた…夢の中で、君を探すのも…」
彼女「…」ニコニコ
男「この香りを…そこらじゅうで探すのも…俺は…俺は…」ブワッ ズッ ヒザツキ
彼女「うん。そうだね」ヨシヨシ
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:41:44.88 ID:Gztx752N0
男「…俺は、”彼女”と一緒になる…!…君を…君を追いかけるのは、もうやめたんだ!」
彼女「…よく言えました」ギュウ
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:42:31.45 ID:Gztx752N0
男「っ…この…感じ…」ポタッ
彼女「…うん」ヨシヨシ
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:43:34.27 ID:Gztx752N0
男「…君を…愛してた…誰よりも…君しか…俺には…」ポタポタ
彼女「…うん。知ってるよ。ずーっとそばにいたから」ヨシヨシ
男「ずっと、会いたかった…」ブワリ
彼女「私も、会いたかったよ…だから、ずっとそばにいた」ナデナデ
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:44:14.77 ID:Gztx752N0
男「…ありがとう…ありがとう…」ポタポタポタ
彼女「うん…」ヨシヨシ
男「…」ポタリポタリ
彼女「…男は…もう、だいじょうぶだね」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:45:15.50 ID:Gztx752N0
男「…」
彼女「私がいなくても、へいき」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:45:46.34 ID:Gztx752N0
男「…まさか…もう…」
彼女「…愛してるよ」ササヤキ スッ
男「!待ってくれ!行かないでくれ!頼む!」
彼女「…たまには思い出して。そしたらそばに行けるから。ほら、うしろ向いて。彼女がくるよ」スーッ ニコッ
男「待って…!」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:47:07.35 ID:Gztx752N0
ミーンミーン…ミーン…
今カノ「…おと…おと…こ…男…」
男「…っ!」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:48:07.96 ID:Gztx752N0
今カノ「気がついた?」
男「…ここは…」
今カノ「あの人のお墓の前。お祈りし過ぎて眠ちゃったの?はは」
男「…」バッ ギュウ
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:48:43.22 ID:Gztx752N0
今カノ「んっ…男…どうしたの?」ギュ
男「…」
今カノ「…」
男「…お願いだ…どこにも…いかないでくれ…もう1人になるのは…耐えられそうに…ない…」ギュウ
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:49:52.17 ID:Gztx752N0
今カノ「うん…それは私もだよ。男…なにかあったの?」
男「…ここに…ここにいたんだ…さっきまで…話してたんだ…あっという間に…いなくなって…」
今カノ「あの人が?」
男「ああ…」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 21:57:21.91 ID:Gztx752N0
今カノ「そう…」
男「…でも…きちんと、話しておいた…結婚することも…感謝してることも…」
今カノ「うん…」ギュ
男「…」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 23:26:07.72 ID:Gztx752N0
今カノ「どこにもいかないよ」ス
男「ん…身体が…軽くなってく…」
今カノ「…楽になったら…お墓、きれいにしよっか ニコ」
男「……そうだな」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2019/08/21(水) 23:27:04.78 ID:Gztx752N0
今カノ「あ、ガーベラ買い占めてきたよー。そしたら遅くなっちゃった」
男「…そっか。ありがと。 ニッコリ」
おしまい
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/08/22(木) 03:40:01.46 ID:cCrDDG2do
乙
最初思ったよりも綺麗な話だったな
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