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【禁書】上条「野球大会で優勝したぞ!」操祈「1回裏☆」【安価】

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786 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 22:11:20.51 ID:62cgq/N0O
上条「―――」


看取「だーれだ❤」ガバッ



上条「うわぁっ!? 誰だ!?」

看取「ナイスリアクションだゾ☆」

上条「あ、看取か!」

看取「アッタリ〜♡」ギュゥ

上条「当たってる当たってるっ」

看取「当ててるんだゾ」

看取「ふっ」

上条「あっ」


・・・・・


上条「公衆の面前でアレしちゃダメ」

看取「ちぇっ、ゴメンナサーイ」

看取「デモデモ」

上条「ん?」

看取「キモチよかったでしょ?」グネッ

上条「――――///」

上条「そういうのは、―――…………二人っきりの時でな///」

看取「………///」

上条「照れるなッ///」
787 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 22:17:11.16 ID:62cgq/N0O
・・・・・


m酉「
788 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/04(月) 22:53:24.55 ID:62cgq/N0O
看取「ダーリン💛」ベタベタ

上条「あまりくっつくなよ、動きづらいだろ」

看取「ダッテダッテ寒いしぃ」

上条「じゃあ、俺のマフラー貸してやるから」

看取「えへへ、あったかぁい」

上条「おう、ロシアで大活躍した逸品だぜ」

看取「?」


看取(何言っているのかわからないけど。ふっふっふ、わざと首を無防備する作戦大成功☆)

看取(ふがふが…ふにゃ〜、ダーリンの匂いだぁ)

看取「〜♪」

上条「………」

上条(びっしり完璧なコーデ決めてる。でもこんな寒いのにマフラーをしてない…)

上条(もしかしてマフラーないのかな…)

上条(十五学区は学園都市一の繁華街――ちょうどいいな)

上条(よし、マフラーをプレゼントしよう)

上条「どこに行こうかな」



@高級品を扱うお店―――買えるかなぁ
Aちょっぴり背伸びをしてブランドものを
Bファッションはおしゃれではなく機能性! ズバリUN○QLO
Cファッションセンターしま○ら
D古着屋はいいぞっ

安価下2
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 22:58:56.94 ID:Bid01Wiho
3
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:02:27.25 ID:SfymxA+t0
3
791 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/05(火) 00:03:25.04 ID:Qx4Sq3TZO
上条「……服屋ってどこにあるかな」

看取「なにダーリン、ファッションに興味あるの?」

上条「え?」

看取「よーっし! じゃあこのファッションリーダー看取ちゃんがダーリンをコーデしてあげよう!」

上条「!」

上条「コーディエ!?」

看取「違う」


・・・・・


看取「サテサテ、ここ十五学区は学園都市イチの繁華街――つまりサブカルの中心地!」

看取「ファッションアイテム買うならこの街でしょ!」

上条「おお、洋服から和服に民族衣装からサブカルファッションまで…ずらぁーっと服屋が並んでるな」

看取「さーって色々見ていくぞー!」

上条(これなら、看取へのマフラーだって――)





看取「ダーリン、これ来てみてー」

上条「ハイハイ」

看取「イイ! イイじゃん! 超似合ってる!」

上条「お、マジで!?」

看取「じゃあ次これ」

上条「ハイハイ」

看取「キャーーーー☆ マジでやばーい! かっこよすぎィ」

上条「あ、ありがとう!」

看取「じゃあ次これ――」

上条「……ハイ」



上条「結構試着したな…こいつら一体いくら―――!?」

上条「………みみ、みみみ、みみみみ、看取ちゃん?」

看取「ハァイ、なぁにダーリン」

上条「これ一着一着がバカみたいにお高いんですけど…。総額軽く十ウン万―――」

看取「んー買っちゃうゾ☆」

上条「!?」

看取「ヤッパリ推しには課金しないとネー」ぐーるぐーる

上条「や、やめろ看取! それは破滅する奴の目だ!!」
792 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/05(火) 00:51:03.95 ID:Qx4Sq3TZO
・・・・・


上条「俺にはこういうのでいいんだよ」

看取「えーユニ○ロぉ?」

上条「おバカ! ユ○クロをバカにするんじゃないわよ! ロシアの極寒でもヴェネツィアの海の中でもアビニョンの小麦粉でもダメにならなかった性能は一番なのよっ!」

看取「なんでピーコ。――てか、ロシアとかイタリアとかなんで行ってんのサ。つーか小麦粉ってナニ」

上条「いやいや俺みたいな庶民はいつも背伸びしちゃダメなんだよ。たまにはいいけど」

上条「日常品を身の丈に合わないモンで固めてたから、いつか破綻するぜ」

看取「ブーブー」

上条「そこっ、あからさまにブーイングしない! お店の人に迷惑でしょっ」

上条(俺の所持金じゃあ、アレは手が出ねぇからな。なんとしてでも金を出すならマフラーにしたい―――なら)


上条「あれれー?www」

上条「もしかして看取ちゃんはブランド物で身を固めればファッションセンスがあるって思っちゃってる人なのかなーwwww」プークスクス

看取「ナッ」

上条「真にファッションセンスを問うなら、有名なブランドとか高い服じゃなくて、着る人に合ったデザインがいい服を選べるかどうかじゃないのかなー?wwww」

看取「ナナッ」

上条(――って、この前、コンビニで立ち読みした雑誌に書いてあった!)

看取「フーン。フーーーーーン…フゥーーーーーン……」

上条(おっとー? なにやら怖い顔してるぞー?)

看取「……いいよぉ。じゃあこうしましょう」

上条「な、なんだよ」

看取「このユニク○でお互いのファッションコーデを選んで、どっちが似合っているかショーブしよっか」

看取「負けた方がお勘定を持つってコトで」

上条「!?」

看取「アレだけ啖呵切ったんだからー断る理由はないよ、ネー」

上条「――――――」

上条「いいぜ、その勝負乗った!」

看取「ヨーシヨシ、じゃあ1時間後に集合で!」





上条「…………受けなくていい勝負に乗ってしまった」

上条「でも受けた勝負はキッチリやらねぇとな!」

上条「カワイイ彼女のコーデ? やってやらぁ!!」


上条さんのファッションセンスコンマ下1
奇数→看取の事をよく分かっているのはこの俺だ
偶数→ファッションリーダーKAMIJO(笑)
793 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/05(火) 00:52:09.54 ID:Qx4Sq3TZO
毎度毎度中途半端だけど
ごめんなさい、今日はここまでにさせてください
ありがとうございました


次回はGW最終日6日の18時からはじめます
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 00:52:29.92 ID:wC0Fno26o
795 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 18:20:57.62 ID:6oDiZIGYO
はじめます
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 18:22:49.44 ID:2rLs/UHgo
OK
797 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 18:58:36.54 ID:6oDiZIGYO
上条「……うーむ」


ガヤガヤ
ヒソヒソ
ヤダーナンデココニ男子ガー?
マサカ女装?
男ノ娘キドリ?ヤダー


上条「想像以上にアウェイだぞ…?」カチャカチャ

上条「……これとかどうかな」

上条(そういえばいつも看取が着ているのは色がある服が多いな)

上条(黒とかピンクとかダークグレーとか)

上条「………こういうのはどうだろ」


〜一時間後〜


看取「あ、キタキタ。早いね」

上条「すぐに決まったぜ」

看取「じゃあこれ試着してみて」

上条「そっちもよろしく!」


・・・・・


上条「黒メインのシックな感じか」

上条「値段もそこそこか。いいんじゃないかな?」


看取「だ、ダーリン、着替え終わった?」


上条「お、おう! 今出るぞ!」

看取「じゃあせーの、で一緒に」

上条「わかった!」

「「せーのっ」」


シャッ! シャッ!
798 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 19:48:36.68 ID:6oDiZIGYO
看取「……///」

上条「――――」

看取「これ…真っ白なんだけど…///」

上条「めっちゃキレイ…だな」

上条(やっぱり美人だから何でも似合うとは思っていたが……ここまでとは)

看取「あ、ありがと///」

看取「ダーリンも似合ってるゾ…///」モジモジ

上条「――――」


看取(ゴメンね、ダーリン。白は…私には似合わないナ)


上条「で、勝敗はどうする?」

看取「え?」

上条「勝敗だよ、勝敗。どうやって決めんだよ」

看取「そうだナー」

看取「あ、店員さん!」


女性店員「はいー、どうなさいましたー?」

看取「どっちの方がファッションセンスあります?」

女性店員「そうですねーーーーーー」

女性店員(彼氏さんのお客様はぶっちゃけ私の好みですが、彼女さんのお客様の方は何か気取っていうか意識高すぎってカンジっていうか―――)

女性店員「彼氏さんの方ですね!」

看取「しゃっっ!」

上条「OH…」

女性店員「…?」

看取「じゃあお会計ヨロシクー」

上条「トホホ」



上条さんは洋服代2万円使った!
799 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 20:18:30.61 ID:6oDiZIGYO
・・・・


看取「イヤー悪いなー! こんないい服を貰っちゃってー」

看取「さすがファッションリーダーKAMIJO(笑)さん」

看取「〜♪」

上条「くっそー」

上条(まぁいいや。喜んでくれているみたいで何よりだ)

上条(目的の物はマフラー。…良い物をプレゼントしてあげたい)


上条「―――おっ」ピーン


上条「あれは…マフラー専門店?」

看取「ホー、マフラーに興味があるのかな?」

上条「ああ、ちょっと見に行ってきていいか?」

看取「イイヨー」

上条「看取も見に行くか?」

看取「私はこれがあるから、マフラーはいいかな」

看取「…あ、向こうの手袋専門店にいるネ!」

看取「一時間後にシューゴーで」

上条「リョーカイ」ラジャッ


上条(真っ白にそのマフラーは似合わないだろう)

上条(よし! 出来るだけ良い物を買おう!)

上条「――――」

上条「ど、どれにしよう…」


上条さんの決断力コンマ下1
奇数→即決即断
偶数→優柔不断
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 20:21:53.30 ID:2rLs/UHgo
801 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 21:32:06.77 ID:6oDiZIGYO
上条「右の白色のマフラーにしようか…左の黒のマフラーか…いや、長いのもいいけど…短いのもアリか…うーんこの…」チンタラチンタラ


・・・・・


看取「思っていたよりイイのがあったから、早く終わっちゃった」

看取「〜♪」

看取「ダーリン、驚くかな。手袋ないみたいだから、サプライズにあげちゃったら」

看取「ふふ、しかもペアルック。ホントにどこにでもいるバカップルみたいだ」


看取(楽しいな…好きな人とのデートってホントに楽しい)

看取(ワクワクする。いつもドキドキしてて、この人の為ならなんでもしたくなる)

看取(逆になんでもしてほしくて、見てほしくて、ずっと傍にいてほしくなる)

看取「こんな生活、ずっと続けばいいのになぁ///」ハー


看取「……トーマくん、遅いな」

看取「迎えに行っちゃお」




「よう、もしかして警策看取か?」




看取「―――――――――――――――――――――――――――」

看取(幸せな気分は台無しになった)


「あーぁっやっぱりそうだ! 俺だよ俺俺! 覚えてるか?」ズカズカ


看取(浮かれポンチな心は冷水をぶっかけられる)

看取(聞き覚えがある野太い声。大きな拳と痛みは脳髄がまだ覚えている)

看取(後ろから呼び止められたソノ男を、私はよく知っている)


「久しぶりだな、才人工房以来か。いやぁ奇遇だな。こんな所でどうしたんだ? 研究者…じゃなくて、教師として注意しないとなぁ」


看取「―――」スタスタスタ

看取(こういう手合いは虫だ。こういう手合いは無視だ。何事もなかったかのようにやり過ごせ)

「ちょっ、待てよ」ガシッ

看取「………」

看取(ホント、立ち止まらなきゃよかった。最初から無視していたら手首をつかまれなかったのに)

看取(あの時と変わらないゴツゴツとした大きな指が手首と肩を掴み、そのまま――)


「逃げるな」


看取「っ」

「にしてもあれからちょっとしかたってないのに、まぁ色気づいて……キャラに似合わないぜ、清楚系はよ」ムニムニ

看取「………――――」

「聞いたぜ? おまえ学園都市にケンカ売って失敗して暗部落ちしたんだって? 俺たちに復讐でもしようとしてたのか? ざまぁねぇなオイ」

「あーでも最近、テレビで見たぜ。学園都市野球大会で大活躍だったじゃねぇか。あの頃と全然人相違うくてビックリしたぜ」

「つーかさっきまでベタベタくっついて歩いてたのって同じチームのカミジョーだろ? 知ってる知ってる。この街の野球好きなら知らねぇ奴いねぇよ」

「へー。おまえら付き合ってんの。可哀そうだねー、アイツ。知っているのか? おまえのコト。代わりに教えてやろうか? おまえが実は――」
802 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 21:37:44.24 ID:6oDiZIGYO
看取「………」

看取「ネェ、ここじゃアレだから、あそこの裏路地行きませんか?」スッ

「――――」

「いいぜ、久しぶりにじっくり話そう」ニチャァ

看取「私もじっくり聞きたい事があって。ねぇ、才人工房の研究員の人たちって今、なにやってるの?」スタスタ

「さぁ知らねぇ。どこぞのレベル5に消されたって話だが…俺と一緒にクビになった奴ならまだ元気だぜ。ほら、おまえがよく知ってる」スタスタ

「そいつら集めて新しいプロジェクトが立ち上がろうって話があるんだ」

「おまえも来るか? みんなおまえに会いたがってるだろうぜ」

看取「……でもそのまえにやることがあるデショ」ニコッ

「にひっ…わかってんじゃん。ここなら誰にも見つからないし、じゃあ早速―――…」トントン

「?」クルッ

液化人影「………」ヌルッ

「!!!??!?!??」ベチャッ

「もがっ!? もががっ」ジタバタ

液化人影「―――」スカンッ

「――――」ブラーン



看取「――――」スッ

看取(液化人影で顔を覆い鼻から侵入。脳を一撃で突き刺す。血痕を残さない暗殺法―――暗部にいたってのを知ってたのに警戒しないバカが悪い)

看取(手袋買っていてよかった。後で買い換えないと。それと街の監視カメラの改竄を――ああ、時間が足りない)

看取(とりあえずそこのマンホールに捨てておくか。このゴミはネズミさんが食べてくれるでしょ)

看取(これなら発見は遅れる――そのまえに)

看取「……スマホは…ああ、あった」ピッピッピッ

看取「………あった。こいつら――」

看取「―――」





ズルッ…ズルッ…ズルッ…ゲシッ

ヒューーーーン

スパパパァンッ

ズァァンッ


看取(一応、能力でバラバラにした。これで発見はかなり遅れるだろう)

看取「―――」つスマホ

看取「………コレが運命なら笑っちゃうね」

看取(ここまで来たら、私はもう日常には戻れない…)

看取「ごめんね…ダーリン…トーマくん…」スタ、スタ、

看取「あ、そうだ。プレゼント…」

803 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:05:28.59 ID:6oDiZIGYO

・・・・・


上条「おっそいなぁ、看取の奴…」

看取「――――」

上条「……お、いたいた!」

看取「!」ビクッ

看取「………」

看取「イヤーモー、私の方が先って思ってたのにぃー」

上条「いやいや、これでもかなり迷ったんだぜ?」

上条「結構いいマフラー買えたんだが…どうだ、似合うか?」

看取「ウン、スッゴク似合ってる」

上条「だろー? って事で、はい」ファサッ

看取「え」

上条「こっちは俺からおまえへのプレゼント……どうだ?///」

看取「これは…」

上条「ホントはおまえに上げようって一つしか買わないつもりだったんだ

上条「だけど、おまえに似合いそうなのがたまたまペアルックで……その、バカップルみたいだからアレでイヤだったなら言ってくれて構わない…///」

上条「いまの白色の服に合わせて、白のマフラーにしてみた。気に入らなかったら…ごめん」

看取「………」ポカーン

上条「看取?」

看取「―――ふふっ」

看取「あはははははは、あはははははは―――――」ゲラゲラ

上条「なっ、そこまで笑う事あるか!? もしかして俺のファッションセンスが笑うほどおかしいのか!?」

看取「違う違うwwwアハハハ、おっかしーwwww」

看取「まさか同じことを考えているなんて!」

上条「って事は看取も?」

看取「ハイ、手袋。私のと同じ、ペアルック❤」

上条「わぁ、ありがとう看取! 大事にする!」

看取「私も。この服もマフラーも思い出も…絶対に大切にするから…」



上条「看取、何かあったのか?」



看取「…―――」ポロッ

看取「アレ?」

上条「看取」

看取「アレ? アレレ? おっかしーな」ポロポロ

看取「あはは、ゴメンね、チョット待ってね。今すぐに――あ、ゴメン、チョット待ってて。すぐに戻るから…」ダッ

上条「!」
804 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:26:21.10 ID:6oDiZIGYO

上条「ちょっと待ってくれ!」ガシッ

看取「イタッ!」

上条「……手首いきなり掴んでゴメン、痛かったか。でも、こうでもしないと――このまま戻ってこない気がして」

看取「―――」

看取(強く手首を掴んだ手は緩む。そして強くも優しく抱き寄せられた)

看取(新品の洋服の香りと、大好きな人の香りでくらっとする。酷く安心する。ずっとここにいたい――けど私は生憎、白は似合わない)


上条「看取、何かあったかは言いたくなかったらいい。けど、絶対に傍から離れないから。だから」

上条「逃げるな」

看取「――――」

看取(ああ、プレゼントなんて無視して、逃げればよかった)

看取(最初から無視していれば、手首を掴まれなかったのに――ここに離れられなくなる事もなかったのに)




上条(一目見た瞬間に勘付いた)

上条(安物だが質のいい新品の白色のコート。その裾がちょっとだけ汚れていた)

上条(あれは泥か埃か。本当に微かな汚れを見つけた)

上条(何事もそつとない看取らしくない。なにか焦っていたのか。らしくない)

上条(そもそも顔に出過ぎだった。その大借金を清算しようと首を括って償おうとする表情は、最強の男に立ち向かって死のうとしたアイツの顔を思い出す)

上条(ああ、そして何より―――血の匂いがした)

上条(これでも散々修羅場鉄火場を潜ってきた。血も見てきた。彼女に何があったかはおおよそ予想がついた)

上条(――ここで看取の手を離せば、この女は二度と俺の前には現れない)

上条(その予感に従い、俺は彼女の手をとった)



看取(マッタクわたしも落ちたものだ。暗部でそれなりのコトをやってきたつもりだったが、暗部から足を洗って早一年半)

看取(こんなシロウトさんにバレるなんて鈍ったってもんじゃない)

看取(でも心の底で気づいてもらいたかったのかもしれない)

看取(今まさにこの街の闇に再び堕ちようとするのを、止めてくれるんじゃないかと―――)


看取「ダーリン…ダーリン。トーマくん…トーマくん…」ギュゥッ

看取「ゴメン、ゴメンね…もう離さないから、離さないで」ポロポロ


看取(そして期待通り、彼は堕ちようとする私の手を掴んでくれた)

看取(もう離れたくない。離さない)


上条「わかった。俺はもう離さないから、離れるなよ」


上条(予感は的中した。やっぱり看取は…ああ、なんてこった。二度と、二度と看取をこんな目にあわせるものか)

上条(不幸なのは俺だけで十分だ。毎朝タンスに足の小指をぶつけてもいい。だから看取を不幸になんてさせてたまるか)
805 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:40:21.21 ID:6oDiZIGYO


ザワザワ
ナンダナンダ?
ナニガアッタ?


上条「―――///」

看取「―――///」


上条「と、とりあえず離れよう。天下の往来でこのままは目立つから…///」

上条「あ、一旦帰ろう! 仕切り直しで――」

看取「ウ、ウン…でもダーリン。ちょっと今の顔で外を歩きたくないな、ナーンテ…」

上条「え?」

看取「アハハ、メイクが…」デローン

上条「キャッ、キャーーーーー!?」



・・・・・



上条「とりあえず紙袋被ってくれ! マフラー入ってたヤツ!」ガバッ

看取「ヒドイッ!」

看取「リアクションもそうだけど扱いがチョーヒドーイ!」

看取「ソリャ、メイクはカンペキにキメてるけどー」

上条「悪かったって!」

上条「とりあえず、どこかで休憩できる場所―――」ウロウロ

上条「ファミレス? 喫茶店? いやいや、今だとすげー怪しい…」ウロウロ

上条「カラオケボックスは……ここらへんねぇな!」ウロウロ

看取「ネェネェダーリン? 今どこ歩いてるのー?」

上条「え? 今ってそりゃ――――」


【ホテルPAWA】


上条「――――――」


ホテルで休憩しますか?
はい→お二人で1万円になります
いいえ→パワポケのサクセスってなぜかここで別れるよね

安価下2
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 22:40:54.99 ID:2rLs/UHgo
807 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/06(水) 22:46:16.76 ID:6oDiZIGYO
今日はここまでですありがとうございました
次回は金曜日の20時から始めます



R18描写が苦手な方ってもしかしていらっしゃる…?
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 08:34:53.71 ID:yCJAuxMUo
はい
809 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/08(金) 18:42:27.72 ID:paiF/wvYO
所要あり今日は延期
明日の19時から改めて…
810 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 19:05:33.33 ID:U/jMxNtrO
っはじまます
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 19:06:58.30 ID:3kdeXZWao
OK
エンディングまであとどのくらい?
次作の構想できてる?
812 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 20:15:57.36 ID:U/jMxNtrO

上条「………」ドッドッドッ

看取「………」ドッドッドッ



看取「ネ、ネェ、ここってもしかして…ってかもしかしなくても……」

上条「違う」

看取「ラブホ――」

上条「違う! ホテルPAWAだ!」

上条「某ゲームでたびたび登場するあのホテルと同じ名前で、デートの毎になぜか朝そこで別れてなぜか弾道が上がったりするという曰く付きのホテルと同じ名前だが」

上条「ここは決してラブなホテルじゃなくて、どこにでもある休憩施設だッ!」

看取「そんな頑なに否定しなくても」

看取「デモデモ、ご休憩ですか?ご宿泊ですか? よく見たら学生さんですよねー? 爪長いですねー爪切りはないですよってオバチャンに聞かれたよね」

看取「てかお風呂スケスケだし。外からマルミエ・ロマエじゃん」

上条「……が、外国人観光客がホテルの代わりに使ってるから普通のホテルデス」

看取「あっ棚のなかAVばっかり。電マもバイブもある。アーカイブ揃ってるジャン。この0.01mmって書いてある箱ってナニかなー?」

上条「ハイハイ! ここはラブホです! ここしかなかったんです! 近くにあるお化粧できる場所なんて!」///

看取「マ、いいけど。学園都市の繁華街にもこんなのあるのは知らなかったしぃ」

上条「学生の街だから風紀を乱す施設はないのかと思ってたぜ」

看取「休憩12時間固定で1万かぁ…足元見てる感あるよネー」

上条「は、初めてラブホ入ったから相場はわからねぇ…」

看取「私もぉ」


上条「…………」

看取「…………」

看取「………///」

上条「………///」

看取「―――――――///」

上条「―――――――///」



上条「きゅ、急に黙るなよ。会話が途切れたら、その…恥ずかしいだろ……」

看取「そ、そこはオトコノコの役目でしょ…」

看取「と、とりあえず、顔を洗って、お化粧落としてくるから―――」

看取「その、ヤルかどうか、決めてね……///」ボソッ


バタンッ


上条「―――――――」

上条(ど、どどどどどどどどど、どうする!?)

上条(俺、ここでど、ど、童貞卒業するのか!? いや看取が初めてになるのか? いや大歓迎だけれども!!)

上条(いきなりのイベントすぎてど、どうすれば――)



R18イベントを行いますか?
はい→添え膳喰らわばなんとやら。コンマで追加好感度判定
いいえ→終了

※苦手な方の為にイベント終わりに本日更新分を>>で表示

安価下2
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 20:24:33.83 ID:3kdeXZWao
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 20:40:26.24 ID:ACTWmY0ao
1
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 20:40:51.30 ID:ACTWmY0ao
ミス
はい
816 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 22:02:35.68 ID:U/jMxNtrO





パシャッ…ジャバジャバ

キュッキュッ


看取「――――」フゥ

看取(……ヤッパ、メイクしようかな。イヤイヤ、待ってくれないデショ)

看取(このまま行かないとダメかな…)

看取「……」

看取「ダイジョーブ。私のカレシを信じろ…トーマくんなら、きっと受け入れてくれる…」




上条「ふーーーーっ」ソワソワソワ

上条「よし、覚悟は決めた!」

看取「……おまたせ…」ヨソッ

上条「!」ビクゥッ

上条「お、おう看取! は、早かったな…」


看取「ダーリンってもしかして……童貞?」


上条「ど、童貞ちゃうわっ!」アセッ

看取「……童貞なんだ」

上条「……ハイ」

看取「まぁイイけど。誰だって初めてはあるんだし」

看取「じゃあ…ヤロっか」

上条「――――」ドッドッ

看取「固くなりすぎw」

上条「るせー」
817 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 22:40:29.23 ID:U/jMxNtrO



※ここからR18です ご注意ください




上条「俺、そんな知識ほとんどないから。一体どうすりゃいいのか…///」モジモジ

看取「ヤダーカワイイー///」

上条「なっ! じゃあ看取はどうなんだよ―――んっ」チュッ

看取「ダイジョーブ❤ 私に任せて…」

看取「とりあえず、ぬごっか」

上条「………え」








上条(俺はパンイチにひん剥かれた。)

上条(看取は下着姿。上下黒の、かなりエロい奴だった。そうとう気合が入って家を出たのだろう)

上条(二人立ったまま、十秒くらい言葉が無かった)


上条「そんなにジロジロ見るなよ。恥ずかしいだろ」

看取「だってスッゴイ筋肉だもん、見惚れちゃうのはトーゼンよね」

看取「そっちこそチラチラ見過ぎ。ま、私の勝負下着に悩殺されちゃうのもトーゼンだけど❤」

看取「……と言っても操祈ちゃんと比べたら私は物足りないんだけどねー。男の人って大きいのがスキだし」

上条「看取」

看取「ナニナニ?」

上条「―――めっちゃ可愛いよ」キリッ

看取「キャッ❤ いきなりイケボで言わないで、照れるジャン///」ベシッ

上条「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」

看取「ア、ゴメン」



チュッ///


看取「んっ―――じゃ、パンツ脱いで」

上条「ほぇ」

看取「パンツあるとやる事できないっしょ」
818 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 22:47:24.32 ID:U/jMxNtrO

上条「うぅ…笑うなよ」ヌギッ


息子「オハヨウサン」テルンッ


看取「ふふ、かわいいチンチン」

上条「いうなっ! そのセリフは男にダメージデカイ!」

看取「デモデモ男の人って大きさより膨張率っていうジャン―――……じゃあ、いくよ///」チュッレロッ

上条「!」ビクッ

看取「ふふ、かわいっ」レロレロ


上条(やべー、超気持ちい)

上条(これがフェラって奴か。看取が俺の陰茎を舐めてる)

上条(自分の手しか触った事がない箇所を、口でアイスキャンディーみたいに舐めてる)

上条(一舐めごとに腰が引ける。頭が沸騰する。目玉が上がる。立っているのが精いっぱいだ)


上条(手持ち沙汰の右手で彼女の頭を撫でる)

看取「んっ/// はっ……んちゅっ…ぱっ)

上条(サラサラとしてしっとりとした手の感触が心地いい。チンコも気持ちいい)

上条(あの看取が、俺のチンコ舐めてる)

上条(それだけで興奮する)


上条さん膨張率コンマ下1
01-30→緊張していて…
31-80→いつものサイズです
81-00→当麻じゃなくて馬
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 22:55:18.64 ID:NwMPoT7no
820 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 23:17:04.94 ID:U/jMxNtrO

上条(―――そういえば、ここ最近、オティヌスの事や勉強の事があったから、忙しくて性欲を発散するのを忘れていたのを思い出した)

上条(だからか性に敏感になっているらしい)

上条「ぁ、きもちいい」

上条(アホみたいに口に出た)

看取「ありがと、んっ」

上条「あっ///」

看取「んぁ/// アハ、大きくなってきた…ちゅっ」

上条(ギンギンと真っ赤になったイチモツをさらに舐め、そして)

上条「ぁ、それはダメだっ///」

看取「逃げちゃヤーダ❤ あーんっ」

上条「あっ」

看取「じゅるっ…ちゅっ…ぱちゅっ…じゅるっ」

上条「あ、あ、あっ、」

上条(我慢汁とヨダレでテラテラになった陰茎を一心不乱に舐め啜る看取。下品な音がエロさと気持ちよさを引き出す)

上条(そしてとうとう、精子が上がってくるのを感じた)

上条(こんなに気持ちがいいの、我慢なんて出来っこない。でもやめてほしくない。こんな快楽、知ってしまったらもう止まれない)

上条「あっ、あっ、あぁっ―――看取、で、」

看取「むぐっ」

上条(出る、という前にはもう出し切っていた)

看取「んっ!? んぐっ、げほっ―――んちゅっ、ちゅ〜〜〜っ」

上条「あっ、あ―――ハァ、ハァ、ハァ」ヘタッ

看取「〜〜〜っぱ。ん、濃――パァ、こんなに出らゃった」

上条(いっぱいに白濁液が口の中に。凄い、自分でやるより3倍出てる)

看取「ん、ゴックンッ――んあ、濃厚❤」

上条「……///」

看取「モウ、出る出るって言ってよ。ビックリしちゃった」

上条「ゴメン、気持ちよすぎた」

看取「フフフ、ありがと」

看取「ジャアジャア、次は私がキモチよくしてもらおっかなー」ギシッ

上条「?」

看取「今度は私を、ナ・メ・テ❤」

上条「」
821 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/09(土) 23:45:42.54 ID:U/jMxNtrO
上条「センセー、どこを舐めればいいのでせう」

看取「モーニブチンめー」プンプン

看取「じゃあどこでも触っていいよ。今なら、彼女のオッパイもオマンコも触りホーダイだよ」ムチッ

上条「///」

上条「じゃあ、胸から///」ムニッ

看取「あんっ///」ビクッ

上条「!?」

看取「モー! そんなおっかなびっくり触らないでよー! こしょばゆいじゃんあははは」

上条「むっ」

上条(どうやら看取ちゃんはもう少しハードな方がお好みらしい)

上条「じゃあ、こんなのはどうだ?」

看取「へ? んっ!?///」ギュッ

上条「すげー、超やわらけぇ…はは、絹旗みたいになってる」

上条(実は前々からすごく触りたかった。温泉に行ったときはもちろん、もっと前…プールや海に行ったとき。この白い肌を触って愛でたかった)

上条「あ、あー気持ちいい」

看取「ちょっと、おっぱい触りすぎ…てか強いよ…あっ」

上条「このブラ、すげぇカワイイ。俺の為に着てくれたの?」

上条(あ、看取の首筋美味しそう)チュッ

看取「んっ/// うん、実は、ダーリンとデートするときはコレって決めてたんだけど…あっ/// まさか、いきなりだから…ちょっと内心ビックリしてる」

上条「ありがと」

看取「どうたしまして。―――じゃあ下もヤロっか///」

上条「うん」

看取「マンコ見るの初めてだよね」スルスル

看取「ど、どう…かな?」

上条「……すげーキレイ。綺麗なピンク色」ホー

看取「アリガト///……あはは、褒められてばっかりだ。ていうか視すぎ。至近距離で見ちゃヤダ…鼻息荒いよー」

上条「照れた顔もメッチャカワイイ」チュッ

看取「アンッ…ヤメてもー悶絶で殺す気カナ? あぁっ」ビクッ

上条(若干濡れている膣口に唇を重ねてみる。ビクリと反応があった。思い切って舐めてみた)レロッ

看取「んっ――」ビクッ

上条(これにも反応があった。ちょっと面白く感じる。看取はさっきまでの俺のように、自分の陰部に意識を集中させている)

上条(この反応は嬉しい。俺の行為が、好意が相手に伝わるという幸福感。もっと感じさせたい)

上条(どれ、素人の付け焼刃だが、この手と指と舌で満足してあげよう――)


上条さんのテクニックコンマ下1
上条さん膨張率コンマ下1
01-30→痛いを通り越して激痛
31-80→幻想殺しは伊達じゃない
81-00→目が…目がぁっ!
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:47:58.67 ID:ACTWmY0ao
823 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 00:22:29.61 ID:sNCAZEDPO
上条「はぁ…はぁ…///」スリスリ

看取「あは、くすぐったいよ///」

上条(膣口をしばらく撫でてみたが反応が薄い)

上条(――と、気づいたが、陰部を見開くと上の方にポッチがあった)

上条(陰核…クリトリスという奴か。それを指で弄ると)

看取「んぐっ…!? あっ? あぁ!?///」

上条(面白いように腰が跳ねた)

看取「イッ――!?///」

上条(これはいい反応をする。どうやらクリトリスが弱点のようだ)

上条「あ、だんだん濡れてきた。気持ちいいのか?」

看取「ハァ、ハァ、ウン、そこ、弱いの…」

上条「じゃあ、こうは?」

上条(クリトリスで左手で遊びつつ、右手の中指を膣に突っ込んだ)

看取「〜〜〜〜!///」

上条「うぉっ!? スゲェ力…」

上条(まるで万力に挟まれているような感覚。熱湯のように熱くうねる膣の中を指で出し入れする)

看取「ハーッ❤ ハーッ❤」

上条(最初は第二関節も入らなかったが、何回か出し入れしていくうちに根元まで入るようになった。そのころ、看取は肩で息をするようになっていた)

上条(さらに向こうが見てみたい。次は指を二本にし立ててみた。指先に固い物が当たる、と)

看取「んっ!?」

上条(感度良好。興味本位で固い所を指を掻きまわす。一緒にクリトリスも攻める)

看取「んぅ、ぁぁああ〜〜〜/// あっ、あっ、ぁぁっ」

上条(まるで獣のような鳴き声をして看取は喘ぎ悶える。この反応が嬉しくて嬉しくて、つい力が入ってしまった)

看取「きもちいいっ、きもちいいから、ちょっと待っ―――あ、あぁあぁ〜〜〜〜〜///」ブシューッ

上条「うぉっ!?」

上条(潮だ。看取は右手の中指を強烈に締め付け、体を痙攣させながら絶頂を迎えた)


上条「ご、ごめん、看取! 調子に乗りすぎた!!」アセアセ

看取「イイってことよー。っていうか、ホントに初めて? スッゴク手慣れている感あって怪しいんですケドー」

上条「いやホントだって!」
824 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 00:42:55.69 ID:sNCAZEDPO
上条(―――実は記憶喪失前はかなりのヤリチンで散々女を喰い漁っていて、体が覚えてました…なんて事はないよな?)

看取「デモデモ、自分じゃなかなか出来ない絶頂までさせてもらったんだから、イイとしますかー」ハーッハーッ

看取「ジャア、本番しましょっか」

上条(来た)

上条(とうとう、俺は童貞を捨てる。心臓がバクバクしてる)

看取「………」ドキドキ


上条「そ、その前に一つ確認していいか?」

看取「なに?」

上条「今更だけど、看取って初めてじゃないよな?」

看取「――――」

看取「ウン、違うよ。処女なんてとっくの昔に失くしてる」

上条「―――――――――」

看取「ここまで来たなら言うけど」

看取「実はね、私、施設育ちなんだ。それもカナリヤバイ所」

看取「そこでチョットやらかして、長い間物置…っていうか牢屋…折檻部屋?に閉じ込められて」

看取「運が悪かったというか何というか」

看取「コトごとに殴られるわ蹴られるわの毎日。トイレもご飯もロクにさせてもらえなかったなぁ」

看取「その時、私、ハジメテを奪われたの」

看取「閉じ込められて数日たって、何回か嬲られた時、デブでギトギトな研究室の下っ端のパシリみたいな奴。私が一番毛嫌いするタイプに」

看取「上司が無能だの、先輩がウザいだのサンザン垂れごと言って、暴力振るうだけ振るって」

看取「そのあと興が乗ったのか、そいつの性癖だったのか」

看取「気づいたら犯されてた」

看取「殴られて体が痛いのか、破瓜で痛いのか、熱出して朦朧としていたから曖昧だったけど。気が付いたらマンコから精液垂れ流してた」

看取「それからミンナのタガが外れたのか、ご飯持ってきたセンセーとか見張りのゴリラみたいなオッサンに色々された」

看取「私、チットモ清純じゃないよ。清楚なんて世界から一番かけ離れた、ゴミダメから生まれたような女なの」

看取「私に白は絶対に似合わない」

看取「どう? 軽蔑した? チンコ萎えちゃった?」

上条「―――――――」



上条漢コンマ下1
奇数→――安心した
偶数→……それでも俺は――
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:44:03.66 ID:A7DupLDuo
826 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 01:02:24.14 ID:sNCAZEDPO
上条「………」

上条「まぁたしかにビックリしたよ。看取は時々何か儚い所あったし、4人と一緒にいるとき積極的だけどいざって時は一歩引いている感じあったし」

上条「何か訳アリなんだろうなーって薄々は思ってた」

上条「けど、まさかここまでとは…」

看取「軽蔑した?」

上条「まさか。軽蔑するのはおまえに酷い目合わせた奴であって、おまえが軽蔑されることはないだろ?」ナデナデ

上条「まぁ確かに、俺は確かに自分で汚い人間だって思っているかもしれない。それくらいの事をされた過去があるんだし」


上条「………それでも俺は―――警策看取を愛しているのには変わりない」


看取「……ホント?」

上条「ホントもホントだぜ」


上条「自分で自分の事を許せないで、過去に悩んでいて、自分なんて、と心の中で言い続けていて」

上条「自分より操祈やドリーの方が女の子としてキレイだとか思っているかもしれない」


上条「でも俺は全然思わないね。警策看取は世界で一番綺麗な女性の一人だ」

看取「―――」

看取「…そ、そんなのウソだよぉ」

上条「俺が口酸っぱく看取は綺麗だ綺麗だと言っても信じてくれなくてもいい」

上条「それでも俺がおまえのことを綺麗だと言い続けるし、心の底から惚れている事は信じてほしい」

上条「俺はおまえを愛している。過去にどんなことがあったとしても」


看取「――――――」

看取「アリガト、トーマくん」

看取「私もあなたを愛している……だからお願い…」

上条「ん?」

看取「どうか、未来に何があっても私も愛してくれますか…?」

上条「あったりまえじゃん」ナデナデ

看取「―――アア、貴方が私の恋人でよかった」グズッ
827 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 01:19:38.91 ID:sNCAZEDPO

ギシッ


上条「………じゃあ、入れるぞ」

看取「ウン…いいよ、来て。あはっ、すっごい、フェラした時より大きい…入るかな…」

上条「ぜ、善慮します」ヌリヌリ

看取「ハァ…ハァ…」

上条「…ハァ、ハァ」ヌリヌリ

看取「ンッ、はっ…ハァ、ハァ」

上条「……ハァ、ハァ」ヌリヌリ

看取「ハァ……ハァ………――――あれ?」

上条「……い、入れる穴ってどれ? これか?」

看取「イヤ、それ尿道!」

看取「セッカクのいい雰囲気が台無しじゃん!」

上条「め、面目ない…」

看取「童貞らしくて安心したけどさ! っていうか思い切り指入れてたデショさっき!」




TAKE2



上条「………じゃあ、入れるぞ」

看取「ウン、来て…ここだから…」くぱぁ

上条「うっわ、めっちゃエロイ…」ヌリヌリ

看取「十分に濡れているから、すんなり入ると思う…」

上条「あ、入りそう…これか」ヌルッ

看取「あ、来た来た…んっ――」


上条「あっ、入った❤」ヌプッ

看取「はっ…ヤバッ、思ってた以上に大きい…///」

上条「動くぞ…うっ、狭い…めっちゃくちゃ熱い――」

看取「熱いっ…あっ…んぁ」

上条「スゲェ、チンコのカリが引っ掛かる! ハァ、ハァ――」グィ∼

看取「んっ―――」


上条さんと看取さん相性コンマ下1
01-30→三擦り半
31-80→イク時は一緒です
81-00→今夜は寝かさないぞ
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 01:20:30.36 ID:vt//zCcSo
829 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 01:44:22.07 ID:sNCAZEDPO
上条「あぁっ…はぁ、はぁ…」

看取「アハハ、入れて抜くだけでマンシンソウイ。こりゃ三擦り半で終わりかなー?」

上条「ハッ、舐めるなよー。アッヘアヘにしてやんよっ――ふーっ」グィー

看取「あっ―――ん〜〜〜っ……ハァハァ…止まった」

上条「ふっ、ふっ、ふっ――さっきは半ばで引いちまったけど、次は全部いれるぞ…」グイ∼

看取「えっ!? あれで全部じゃ――キャッ…ん〜〜〜〜〜〜」

上条「ふぅ、全部入ったぜ…」

看取「うぅ…お、おっきぃ…正常位でここまでって…」チカチカ

上条「奥に何かを感じる…これが奥か?」

看取「イヤイヤ、もう奥とっくに突き破ってるから、ぅ、子宮がつぶれりゅっ…」チカチカ

上条「看取、大丈夫か?」

看取「ウン…馴染むまでこのまま……その間、チューしよ」

上条「わかった…ちゅっ、ちゅっちゅっ」

看取「んっ…あ、舌も出して、くちゃっ、ぬちゃっ…ん、唾液交換しよ///」

上条「ああ…ちゅぱっ、ちゅっ、くちゅくちゅ…」




上条「はぁ、はぁ……/// 落ち着いたか?」

看取「ウン、だいぶマシになったかも」

上条「じゃあ動くぞ…ふっ」ヌプ∼

看取「あぁ〜〜〜っ」ゾクゾク

上条「やべぇ…超キモチイイ…」グイィ∼

看取「あっ」

上条「ダメだ、ゴメン、ペース上げるぞ」

看取「キテキテ」

上条「、ッ、ッ、ッ」ヌッヌッヌッ

看取「あっ、あっ、あっ、あっ///」

上条「あーやべぇ…腰が止まらねぇ」

看取「気持ちいいよぉ…マジでヤバい…相性マジでばっちりすぎて…あ、ヤバイイク! こんなに早くにイクの初めて!」パンパンパンパン

上条「俺もヤバイ! 上がってきた!」パンパンパンパン

看取「あぁっ、あっ、ぁつ…あ、あ、あぁぁぁあ――――」パンパンパンパン

上条「――――」パンパンパンパン

上条「ところで看取さんや、看取さんや。重要な事を忘れてた…」パンパンパンパン

看取「エ?」パンパンパンパン

上条「俺、ゴムつけたっけ」パンパンパンパン

看取「ヘッ?」サーッ
830 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 02:02:40.60 ID:sNCAZEDPO
看取「―――そういえばつけてない!」

看取「マジでイク5秒前にそれ言うのアリ!? あっ、あっ、ヤバイって抜かないと赤ちゃんできちゃぁっ」ガクガクッッ

上条「あーマジでゴメン! あ、でもヤバイ出るかも!」パチュッパチュッパチュッ

看取「あぁっ、あ、あっ―――――」ガクガクガク

上条(うぅっ、絞りとられる!)

上条「ごめん、出る!」ビュッ

看取「ああ〜〜〜〜〜っ///」ビュルルルル



上条「ハァ…ハァ…ハァ…」

看取「……ハァ…ハァ…ハァ」

上条「………ゴメン」

看取「……セキニン、取って、くれたら…許す」

上条「あーでも、気持ちよかった…」

看取「………」ジーッ

上条「なに」ビコーン

看取「ゼンゼン満足してないってカンジ」

上条「デスネ」

看取「ま、ナカダシ一回されたら二回も三回も変わらないよねー」


看取「アッタマきた。もう私でしか勃起できない体にしてやる」ガバッ

上条「ひぇっ」

看取「ちょっとゴロンしたままねー」

上条「お嬢さん一体なにを!?」

看取「騎乗位って知ってる?」



・・・・・・



看取「あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ―――」パチュ!パチュ!

上条「ハァッ、ハァッ、あ、やべ、また出る!」ビュッ

看取「あ、あ〜〜〜!」ガクガクガクッ

上条「ハァ…ハァ…ハァ…/// ちょっと水…」クピクピ

看取「ゼー///、ゼー///、ゼー///」

上条「おーい、大丈夫かー?」ペチペチ

看取「マジでナンなの…童貞にここまでやられるなんて…ウソよ…」

上条「つかぬことを聞きますが、件の事件はいつのお話で?」

看取「中1から中2くらいまで」

上条(2年前か…ブランクあるとはいえ、ちょっと自信が出てきた)

看取「チョット酷い事思ってたでしょ」

上条「ゴメン。でも看取がそこまで気持ちいいのは、嬉しいぜ」

看取「バーカ」

看取「ジャ、ラスト行きますか」

上条「うっへ、まだやるのかよ」

看取「アラアラ? ムスコは正直で元気だぞー?」
831 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 02:19:09.23 ID:sNCAZEDPO
・・・・・


看取「あっ、あっ、あ、この体位、すきぃっ」グチュグチュ

上条「俺も…あっ、ヤベェ、色々擦れてヤベェ!」



看取(抱き合いながら足を絡め腕を絡め、唇を交わしながら腰を振る…)

看取(それだけなのに、頭がチカチカする程に気持ちが良くて、泣き叫ぶほど嬉しくて、涙が出るほど幸せだ)

看取(恋人の喘ぎ声がここまで耳をくすぐる音楽だとは思わなかった)

看取(お互いが一糸纏わぬ獣になって溶けあうのが、ここまでの快楽だとは想像だにしなかった)


看取「きちゃう゛っまだぎちゃうっ。あぁっ」ビクビク

上条「ハッ、ハッ、ハッ///」


看取(性行為は暴力の延長線だと思っていた)

看取(ただただ痛みと苦しみと絶頂と、負の感情を精液と一緒に押し付けられる行為だと思っていた)

看取(だけど、そんな世界を彼は一変させてくれた)

看取(上条当麻。キミが恋人で本当によかった)

看取(きっと彼に出会えたこと、彼に抱かれていることこそ、一生分の幸運に違いない)


看取「あっ…あっ―――あ、いぐっ! イクイクイクイクイク!」ガクガク

上条「看取、出すぞ! おまえの中に!」

看取「出して! 中に出して! トーマくんの赤ちゃん孕ませてぇっ!」ビューッ

上条「出る―――!」

看取「あっ――――! あ―――――!?」



看取(なのに、なんで)



警策看取「…………………」



看取(あのころの私が彼の背後に立っていて、あんな目をして立っているのだろう)

看取(どうしてあんな真っ黒な目をして、眉間にしわをこれれでもかと寄せて、こういうのだろう――)



警策看取「この街を許すな――」



看取(――私は子宮で精液を搾り取る感覚でオーガズムに至り、私の意識はここで途切れた)
832 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 02:47:16.00 ID:sNCAZEDPO
・・・・・


チュンッ
チュンチュン


看取「―――ん」

上条「……くかー」

看取(あ、もしかしてこれが噂の朝チュンって奴か)

上条「ぐー」

看取「ニヒヒ、カワイイ顔してる。ウリウリ」グニグニ

上条「むにゃむにゃ…」

看取「にやっ――どれ、お姫様には目覚めのキッスを―――」


操祈「――――――」


看取「―――………お、おはよう操祈ちゃん」

操祈「おはようじゃあないわよぉ。帰らないなら連絡の一つでも寄越しなさぁい」

操祈「特にそういう行為をするときはね」ギロッ

看取「ゴメンゴメン、つい成り行きで忘れてた…アハハ」

看取「えーっと――ゴッメーン☆童貞奪っちゃった♡ テヘペロッ☆」

操祈「テヘペロじゃあないわよぉ…」グヌヌヌ

看取「操祈ちゃーん、その辺にしないと血の涙で制服が汚れちゃうゾー? 今日はガッコーじゃないのー?」

操祈「――――」つリモコン

看取「ステイ!ステイ! リモコン降ろして!」

看取「ワルかったと思ってるよ。順番で言うなら最初は操祈ちゃんからがスジだし。恋人になったのも一番最初だし、ネンキだって違うしね」

看取「でもケイケンホーフである私がリードなかったら、きっとぐっだぐだで何もなく終わってたと思うゾ」

操祈「それ、自分で言ってて悲しくないのぉ? 悲劇力は私より上でしょうに」

看取「それでもスキだって言ってくれたモーン。なら堂々とするのがスジってモンじゃん?」ナデナデ

操祈「……はぁ…とにかく、ドリーが心配してたから。あと監督もぉ。あの2人の心配性力舐めちゃダメよぉ」

看取「ダイジョーブ、あとでフォロー入れとくから」

操祈「どうだか」

操祈「お金は私が出しておくから、寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきなさい。出席日数危険力ヤバメなのにさらに迷惑かけたら承知しないわよぉ」

操祈「……あと、ちゃんとお風呂入ってから帰ってきなさいよぉ。すっごい臭いよここ。うぷっ。じゃあ、私は行くわぁ」スタスタ

看取「リョーカイ」

看取「ああ、ちょいと待って操祈ちゃん、一言いい?」

操祈「なぁに?」

看取「コンナ私も愛してくれたんだ、トーマくんは。大丈夫だよ、あなたたちも絶対に愛してくれるから」

操祈「――――」

看取「学校頑張ってね〜♪」ノシ

操祈「………」バタンッ
833 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 03:05:37.89 ID:sNCAZEDPO

看取「ラッキー♪ ホテル代浮いちゃったー♪」

看取「オヤオヤオヤ? ここにテントが」


バサッ


息子「―――」ビキーン



看取「朝立ちかぁ」

看取「……ジュルリ」ソロー


・・・・・



上条「――――」パチッ

上条「やりすぎた…」

上条(初めてとは言え、飛ばし過ぎたらしい)

上条「疲労感がヤバいな…。夕方から深夜までぶっ続けだったし」

上条「ん」


息子「………」シナ


上条「朝立ちぬ」


上条「さすがに使いすぎたか」

看取「オヤオヤ、あ、お目覚めかな?」ホカホカ

上条「おはよ、看取。俺もシャワー浴びる…体中カペカペだ」

看取「オソヨー、だねダーリン」ツヤツヤ

上条「なんかツヤツヤしてるな」

上条「ん? おそよ?」

看取「オソヨ」

上条「今何時?」

看取「朝の10時周ったところ」

上条「―――今、何時だっけ」

看取「月曜日だよ? いい朝だね!」

上条「―――――――――――――――」

看取「オヤ、ナニからナニまで諦めたような表情。次は夕方までやる? やっちゃう? 私は付き合うゼ!」

上条「ふ、フフフフフ、今月も補修地獄…フフフフフ、不幸だァぁああアアアアアアアアアアア!!!!!」



上条さんのHPが20下がった

看取さんの好感度が★1あがった
上条さんは童貞を卒業した

看取さんとの逢瀬
1→良
2→良
3→良

看取さんとの逢瀬で好感度が★3上がった

警策看取……★★★★★★★★☆☆
834 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 03:14:32.80 ID:sNCAZEDPO
――2月下旬

上条「もう2月下旬か…雪が降ってきたな…」カリカリカリ

上条「今月末には期末テストがあるな」カリカリカリ

上条「……遊びたい。デートしたぁい」


芹亜「コラッ! 手が止まってるぞ! 留年したいのか!」

上条「ヘブッ」ベシッ

吹寄「そこっ間違ってる!」

上条「ぐはっ」ゴンッ

土御門「メイド…メイドが欲しい」プシュ∼

エツァリ「妹さんが定期テスト一位取ったらどんなメイド服でも着てあげると言ってましたよ」

土御門「コォォオオオ」ガリガリガリガリ

青髪「つっつーは正直やねー。ボクはもう一年小萌先生と一緒のクラスなら留年しても」

小萌「あ、私は来年、3年生のクラス担任になる予定ですー」

青髪「コォォオオオオ!!」ガガガガガガガガ


上条「うぅ、看取、操祈、ドリー、オティヌスぅ…」


芹亜「……はぁ、明日は休みにしてあげるけど…ハメ外し過ぎるなよー」

上条「!」


現在の上条さん 所持金8万0000円
HP:55/140 学力:20


野球/休む/遊ぶ/デート/バイト/勉強

野球
練習or試合=HP-20 指定した仲間or彼女の好感度

休む
HP+30
追加…安価のコンマがゾロ目でHP+50

遊ぶ
HP-20/指定した仲間との好感度+10〜30

デート
HP-20/彼女とデート好感度☆1〜4

勉強
HP=+20
学力=+10〜20


※5月下旬からオティヌスの手術可能

安価下2


食蜂操祈……★★★★★☆☆☆☆☆
警策看取……★★★★★★★★☆☆
ドリー………★★★★★☆☆☆☆☆
オティヌス…★★★★★★★★★★
安価下2
835 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/10(日) 03:27:02.14 ID:sNCAZEDPO
今日はここまでです
ありがとうございました
エロシーンは初めての試みで書きましたがどうでしたか?
楽しんで読んでいただければ幸いです

次回は月曜日の20時から始めます



エロシーン抜きで今日の分は
>>812
>>816
>>832
>>833
>>834


>>811
エンディングは5月から8月ほど予定
オティヌス√はほぼ確定
みーちゃん√はまだ七分
みさきち√はチラ見せ程度
ドリー√は0%
ハーレムエンドにはまだ遠いかと

次作の構想はまだ未定です
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 05:21:52.22 ID:Bjdszfc7o
デート
ドリー
837 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/11(月) 20:48:20.92 ID:/RJdYk6wO
ごめんなさい、明日の19時に変更でおなしゃす…
838 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/12(火) 19:37:56.64 ID:IctSTQLKO
遅れました
20までにした安価埋まればはじめます

埋まらなければ明後日木曜日の15時からに変更
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 19:40:04.99 ID:0qdVsYf4o
デート
ドリー
840 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/12(火) 20:20:24.17 ID:IctSTQLKO
遅れましたが始めます
841 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/12(火) 21:09:56.42 ID:IctSTQLKO
〜次の日〜

――上条宅


上条「さーって愛しの彼女たちと遊ぼっかなぁ〜」ウキウキ

オティヌス「いやいや、勉強しろよ。単位ヤバいんだろ?」ゴソゴソ

上条「うっ」

オティヌス「それに私には用事がってな。生憎と逢瀬はできん」

上条「ええ!? そんな…」シュン…

オティヌス「そう残念がるな、。あーあったあった。最近は寒いからな」バッサバッサ

上条「どこか行くのか…?」


ピンポーン


操歯「おーい、オティヌス。準備は出来たか? あまりに遅いと垣根の奴が暴れかねん」

オティヌス「ちょっと待ってくれー!」スルスル

上条「あれ? 操歯?」

操歯「やぁ、テスト勉強頑張れよ」

オティヌス「最近忙しそうだったからな、言ってなかったが、今日はカエルの所に行って検査だ」

上条「初耳なんですけど。ついて行こうか?」

オティヌス「だから勉強しろバカ。私の事は私でやる! まったく、ほとんど私に言わずに計画を進めやがって」プンプン

オティヌス「なんだ? サプライズプレゼントにしたかったのか?」

オティヌス「おまえは大人しく勉強しろ勉強!」

オティヌス「よし! じゃあ私は一日いないから! 行ってくる!」

操歯「では恋人は借りていく。生物なら後で教鞭取ってやるから、我慢してくれ」」バタンッ


しーん


上条「……」

上条「――――」ピポパッ

上条「あ、操祈? 今日――」


操祈『ごめんなさぁい、今日は別の派閥との会合なのぉ! お勉強頑張ってねぇ』バタバタ


上条「………」

上条「―――」ピポパッ

上条「あ、看取? 今日、デートし――」


看取『アー。ゴメーン。今日はチョット外せない用事が…あっ、猟虎ちゃんどこ行ったかなー!?』

看取『ジャアジャア、今日はゴメンね? お勉強ガンバッ』ブッ

上条「……」

上条「ほ、包囲網敷かれてやがるッッ!!」


・・・・・


吹寄「――チームメンバー全員に連絡しました」パチンッ

芹亜「よし。くれぐれも奴を遊ばせるな」

芹亜「勉強させろ。すっごく気の毒だけど、今回の学年末テストで赤点とって留年とか――」

芹亜「――卒業してもしれないんだけど!」
842 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/12(火) 21:32:32.24 ID:IctSTQLKO
パッ


エツァリ「――監視カメラ、起動しました」

芹亜「よくやった。あとで御坂のブロマイドを褒美にくれてやるわ」ペッ

エツァリ「ぐへへ、ありがとうごぜぇます。ありがとうごぜぇます。エヘヘヘ」ペコペコ

吹寄(だんだんキャラが崩れてきたなぁ…)


上条『……グズッ』


吹寄「泣いてるわね…」タプンッ

芹亜「ちょっと可哀そうになってきたけど…」タプンッ

芹亜「くっ、私たちが家庭教師しに行こうか」プヨンッ

吹寄「ダメです! それじゃあ上条当麻の為になりません!」プヨンッ

エツァリ(その豊満な胸の美少女二人が家庭教師していては集中もなにもありませんよ。―――私は別ですがね!)ドヤァッ

吹寄「目標、問題集を開きました」

芹亜「いい加減に観念したか…うむ、可哀そうだが…獅子は我が子を谷底に落とすという――」

吹寄「貴方はあの男の母ですか」


ピンポーン


吹寄「誰か来ました!」

芹亜「!?」





上条「……? 誰だろ。はーい」パタパタ



ガチャッ


ドリー「おにーちゃーん! あーそーぼー!」ガバッ

上条「!?」
843 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/12(火) 22:00:13.52 ID:IctSTQLKO



吹寄「!?」

芹亜「!?」

芹亜「バカなの!? ドリーへの連絡は!?」

吹寄「しました! ですがなぜ…―――」



ドリー「えへへ、おにいちゃんすきー」グリグリクンカクンカ

上条「お、おぶ…ど、ドアを開けるとドリーがタックルしてきた…」

ドリー「?」ブーブー

ドリー「あれ? でんわだ、だれだろ」

ドリー「はーい」

吹寄『ちょっとドリーさん? どういうつもり? メール見た!?」

ドリー「? メール? なんてかいてあったの?」

吹寄『はぁ!?』



芹亜「見せて!―――!」



『チームの皆様へのお知らせ』

『我がチームの主将、上条当麻は来週の学期末テストで赤点を取ると留年の危機にありますので』

『本日、どうか遊びの誘いが来ても断るようにお願い致します――』


芹亜「まさか、ドリーは漢字が読めない…!?」ガクガク

芹亜「最悪だ、勉強どころじゃない!」

吹寄「……いい? 上条当麻は今とってもピンチなの。お勉強しないとヤバイんだけど!」

ドリー『わかった! おにいちゃんがサボらないようにカンシすればいいんだね!』ニコー!

ドリー『あ、おにいちゃん、ゲームしていい?』

吹寄(ダメだ、全然わかってない…!)
844 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/12(火) 22:35:30.84 ID:IctSTQLKO
・・・・・


上条「ジュースあるけど飲む?」ニコニコ

ドリー「ありがとー!」カチャカチャ

ドリー「えいっ、えいっ」フリフリ

上条「ここに置くぞー」

ドリー「はーい」カチャカチャ

上条「―――――」コトッ

上条「……おにいちゃんもやっていいか?」

ドリー「ダメー! おにいちゃんはおべんきょう!」

上条「……はい」



上条「――――」カリカリカリカリ

上条「…………」チラッ

ドリー「えっ、ほやぁっ!」ミニスカフリフリ

上条「……///」カリカリカリカリ

上条「―――」チラッ

ドリー「おりゃっ、てやっ!」ミニスカチラチラ



上条「――――」チラー

ドリー「?」

上条「!」バッ

上条「―――」カリカリカリカリ

ドリー「〜♪」カチャカチャ


上条(パンツが、見えそう!)

上条(しゅ、集中出来ねぇ!)



上条さんの自制心コンマ下1
奇数→ドリー! これを履いてくれ!
偶数→じーーーーーーっ
845 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/12(火) 22:37:10.57 ID:IctSTQLKO
ごめんなさい、今日はここまでにさせてください
明後日木曜日の14時から始めます

ありがとうございました

コンマ下
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 22:37:39.64 ID:9XnSPwWmo

ガン見
847 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 14:22:23.69 ID:ULO/2qe9O
はじめます
848 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 14:53:26.89 ID:ULO/2qe9O
ドリー「―――よーっし、ダルシムやっとたおした〜……ん?」


上条「みえ…みね…みえ、ない…いや、みえ……みえそう……もうちょい」


ドリー「?」

ドリー「おにいちゃん? なんでおねんねしているの? おべんきょうは?」

上条「――――ハ!」

上条「あ、ああ、すまん!」ガバッ

上条「ちょっと行き詰ってて考え事してた」アセアセ

上条「イヤー、ドリーがいてくれて助かるなー」カリカリカリ

ドリー「………」

上条(さすがに苦しいか!)

ドリー「どういたしまして!」ニコー

上条(っぶねーーー! あっぶねぇーーー!!!)




吹寄「―――」チッ

芹亜「―――」チッ

吹寄「どっちが悪いと思いますか?」

芹亜「男の部屋にミニスカはいてくるドリーに原因あるけど、ガン見してるバカ後輩が悪い」

吹寄「同感です」つスマホ


prrrrrrrr


ドリー「? またセーリちゃんから」

ドリー「はーい。え? うん、わかったー!」ピッ

ドリー「おにいちゃん、かしてほしいものがあるんだけど」

上条「なんだ?」



849 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 14:53:52.41 ID:ULO/2qe9O
・・・・・


ドリー「これがジャージかぁ!」

上条「芋ジャージでよかったのか? しかも俺の」



吹寄「ドリーの性格上、あのファッションはあり得ません。恐らく警策さんのチョイスかと」

芹亜「く、泥棒ネコめ…」

芹亜「しかしすんなり着替えたけど、服に頓着しないのか?」


ドリー「みーちゃんにかってもらったおようふくダメっていわれたのはざんねんだけど」

ドリー「おにいちゃんのにおいすきー!///」スンスンスハー



芹亜「好感度上がってるけど!?」

吹寄「まさかの匂いフェチ!?」

上条『そ、そか…///』

芹亜「照れるな。遠まわしに体臭クサいって言われてるんだぞ!?」



ドリー「さて、ゲームのつづきつづき…」パラパラ

ドリー「んー、かみがじゃまだな――きっちゃおっか。ハサミある?」

上条「!? やめろドリー! ここで髪を切るな、せっかく伸ばしてるんだから! そもそもここで切るな掃除が大変になる!」

ドリー「じゃあむすんで」

上条「」



上条さんのヘアメイクテクニックコンマ下1
奇数→勉強に忙しい。ここは手短に。芋ジャージといえば三つ編み!
偶数→インデックスにとうとうできなかった髪型を実践する時が来た
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 15:03:12.26 ID:FEBJ5jjuo
テクニシャン
851 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 16:31:16.43 ID:ULO/2qe9O
上条「―――ほう」スクッ

上条「この俺にヘアメイクをしろと?」スタスタ


ガラッガチャガチャ


ドリー「ほへ?」

ドリー「おにいちゃんなにをさがしているの?」

上条「ああ、あったあった。あの時、買ってそのままだったな」

上条「これか? これは――」ニヤァ




美琴「こんにちわー」ガチャ

美琴「差し入れ持ってきたけど食べるー? アイツ、ちゃんと勉強してるー? ――って」

芹亜「………」

吹寄「………」

美琴「どうしたの、死んだ目をして」

美琴「え? モニターを見ろって?」ドレドレ

美琴「―――」



上条「これはどうだ?」ジャーン

ドリー「あはははは! へんなかみがたー!」

上条「ふはははは、ならば次は――」


イチャイチャ


美琴「―――めっちゃイチャイチャしとる」

吹寄「あれこれ2時間、ノートを広げたまま放置…」

美琴「……」



上条「ふぅ、こんな感じでどうだ?」

ドリー「わぁ、すごいカワイイ! エヘヘ、ありがと♡」チュッ

上条「どういたしまして」チュッ

ドリー「あ、おにいちゃんのにおいすきー。もっとかがせて、ちゅーさせてー///」ベタベタ

上条「あはは、くすぐったいからやめー。あはは」イチャイチャ



芹亜「カーーーッ! カーーーーッ! 甘い! 甘いわボケ! あずきにあんことアイスを乗せたプリンとシュフォンケーキのような!」

芹亜「……いや美味そうだけど。今度試そうかしら」

芹亜「兎に角! この、ようやく付き合いたてのぎこちなさが抜けてイチャイチャし始めてカップルのようなクソ甘さ! 胸焼けがする!」

芹亜「おい御坂、コーヒー淹れてくれ。とてつもなく苦い奴だ」

吹寄「御坂さん…私もお願いするわ。うぅ、そこっ、くっつぎすぎ! ベタベタしちゃダメでしょ。あーまたキスしてる。首筋におい嗅ぎすぎ! ――御坂さん?」
852 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 16:40:57.73 ID:ULO/2qe9O

美琴「あqwせdrftgyふじこlp――――ぷしゅーーー」

吹寄「好きな男が別人とイチャイチャしてるのを目撃して頭がオーバーヒートしてる…」

美琴「ふ、ふふふ、わ、私と同じ体の別人がアイツにチュッチュしてる…首とか頭とかの匂い嗅いでる…ふ、ふふふ、の、脳が破壊される……///」

美琴「あ、でも私と同じ遺伝子なんだから、私か…ふふふふふ、嬉しいなぁ、嬉しいなぁ…あ、でも辛いです…」

吹寄「別世界に行ったわね」

芹亜「NTRした心を自分と置換した妄想で逃げたが、あまりにも自分のキャラと乖離していてエラーが起こったか」

芹亜「どれ、ここは御坂の差し入れとやらをば――うむ、シュークリームか。張り込みにはあんぱんと牛乳だろうに…しかし! スパーキング!」スパァンッ

美琴「むぐっ!? もぐもぐ…うぅ、あまぁい」ダバー

芹亜「帰ってきたか。いくらおまえのクローンだが別人は別人だ。しっかししろ。ほかにイイ男はいるさ」

吹寄「は? クローン?」

芹亜「なんでもない」

美琴「う、ぐずぐず…」

芹亜「さ、今やる事は泣く事じゃない。一言言ってやれ」m9ビシィッ

芹亜「巨乳の私よりあんな貧乳女を選んだクソヤロウにな」ビキビキ

美琴「すいません雲川さん、それは私にも効きます」ズーン

吹寄「そっちも傷心じゃないですか」タプンッ

美琴(帰りたい…)



上条『――――』イチャイチャ

ドリー『―――』ベタベタ



美琴「―――」

美琴「……あーでもだんだん腹立ってきた。あはは、悲しいのか怒ってるのかよくわからないや…」バチバチ

美琴「すーーーーっ」



上条「匂い嗅ぎすぎだドリー」ハァハァ

ドリー「おにいちゃん、おにいちゃん」スーハースーハー

上条(触っちゃおうかな、どこか。いいよな、付き合ってるし。こんなに無防備だから――)



バチッ
ガガッ―


上条「!?」

上条(なんだ? テレビとかケータイとかが一斉にノイズを――)


『ベンキョウ…シロォ…―――』


上条「ひぃっ」ビクッ

ドリー「?」

『イイ加減ニ、ベンキョウ、シナサァァァァアアアアイイイイ!!!!!』

上条「ひぃいい! は、はぃいい!!」ガバッ ガリガリガリガリ
853 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 17:22:11.92 ID:ULO/2qe9O
上条「―――――」

ドリー「………」

ドリー(みことおねえちゃん、かな?)

ドリー(テレビやコンセントとか、いろんなばしょにカメラがあるなーってさいしょからおもってたけど、みことおねえちゃんのしわざだったかー)キョロキョロ

ドリー(…みーちゃんでもみさきちゃんかなっておもったけど。おねえちゃんならダメかな。だっておねえちゃんは、おにいちゃんのカレシじゃないし)

ドリー(ソクバクしたりカンシしたりしていいのはコイビトになってからって、みさきちゃんがいってた)



吹寄「監視カメラの場所が割れました! 3番から8番、エラー! 2番も壊されました!」

芹亜「なに!?」

吹寄「生きているのは1番だけです!」


ドリー『おねえちゃん、おねえちゃん。みことおねえちゃん』

ドリー『いーけないんだー♪ プライバシーのしんがいはどうかとおもうよー』バチッ


美琴「―――」

吹寄「全カメラ…壊されました」

芹亜「くっ、復旧はできる?」

吹寄「予備のカメラを起動します! ――! ダメです、予備も壊されました!」




上条「? ドリー何やってるんだ? 部屋のあちこち歩きまわって」

ドリー「ううん! なんでも。ちょーっとムシがいたから!」

上条「ゲッ! クモか!? Gじゃないだろうな」

ドリー「もーまんたいだよー。ちゃんとこわしたから」

上条「こわした?」


ドリー「それよりっ! おべんきょうはもういいでしょ? ねぇねぇ、あそぼうよー」グィー

上条「えっと、それは――ゲームはどうした?」

ドリー「てっけんもストリートファイターはあきたもん」

上条「ん、じゃあ」


上条さん克己心コンマ下1
奇数→俺にはやるべきことがある
偶数→よーっしこうなったら徹底的に
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 17:52:10.81 ID:2rAamGSto
哀れみこっちゃん
855 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 18:29:59.40 ID:ULO/2qe9O
吹寄「打つ手なし、か」

芹亜「くそっ、上条め。童貞を捨てた奴はただの獣だ! 今頃、部屋の中の効果音がイチャイチャから別の音になるぞ!」

美琴「いま、なんて」

芹亜「あっ」ババッ

美琴「ふ、ふふふふふ、あははははははは!」


美琴「先に私が好きだったのに! ずっと好きだったのに!」

美琴「いつぞやはラスボスに寝返ったかと思えば!」

美琴「いつのまに一番嫌いな奴に横取りされて! 私をいい様に操ってた悪役だった女にも掻っ攫われて! まさかまさか自分のクローンにも先越される!」

美琴「しまいにゃソイツに説教されるとはアッハッハッハッハ! アッハッハッハッハ!」ガクガク


芹亜「お、おい大丈夫か…?」

吹寄「み、御坂さん…」


美琴「あはははは! 笑えない! 笑えないわぁははははははは!!!」

美琴「アイツ、ヤる事ヤってたんだ! ヤッバイわー! 私いま、なんでもデキそう!」

美琴「初春さんには劣るけど、その気になればアンタんちの家電なんて乗っ取れるんだから……」

美琴「―――同じ電気使いの妹がぶっ壊したカメラの一つや二つ! 復旧できなくて何が超能力者、じゃああああああああああーーーーーーいっ!!」バリバリバリバリッ



ビリビリッ



ドリー「!」ビクッ

ドリー(え、うそっ。ちゃんとカメラこわしたのに!)



美琴「へっ、甘いっての! ショートさせた電気回路を私の能力で無理やりこじ開けたわ!」

吹寄「全カメラ復旧しました!」

芹亜「でかした第三位!」

美琴「朝飯前だっての! 今の内に!」

芹亜「今手配した! 次はマジックミラー号作戦だ!」
856 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 18:53:09.44 ID:ULO/2qe9O

上条『んじゃあ』スクッ

吹寄「立ち上がったぞ! 何をする気だ!」

美琴「獣がやる事は一つ!」

芹亜「イチャイチャするつもりだ…エロ同人みたいに!」



上条「ほいっ」ドサドサドサッ

ドリー「これは…?」

上条「ああ、マンガ」

ドリー「まんが?」

上条「まさか読んだことない訳ないよな…」

上条「まあ俺が集めてた奴とか(まぁ記憶喪失前だけど)、青ピーとか土御門から借りたやのとかあるぞ)

上条「相当量あるから、暇つぶしになるだろう」

ドリー「ふぅん」ジトー

上条「なんだよ」

ドリー「わたしよりおべんみょうのほうがいいんだ」

上条「そりゃあな。留年とかしたくねぇし」

ドリー「………ねぇ、ガッコーってどんなところ?」

上条「中学生なのに子供みたいなこと聞くんだなぁ」

ドリー「だっていったことないもん。みさきちゃんがいうにはただただめんどうなところだってきいてたけど」

上条「そうだなー。先生から授業受けて、勉強して、いい点とって進級して、いい成績取っていい大学とかいい所に就職する――って考えだとメンドクセーけど」

上条「別にそれだけがすべてじゃない」

上条「友達とダベって遊んで騒いだり。委員長とか先生にボコられたりするけど、ダチとバカやってるのが一番楽しいかな」

上条「まぁなんだ。気が合う奴と一緒に何かをして、場所と時間を共有する。楽しいかどうかはそいつ等しだいだけど」

上条「俺の場合はとても楽しい。学校ってのはそういうところだ」

ドリー「ふーん…」

ドリー「よくわからないけど…たのしいのかー」
857 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 19:09:16.13 ID:ULO/2qe9O
ドリー「―――わたし、おにいちゃんとおなじガッコーにいきたい」

上条「そうか、そうか―――はぁっ!?」

上条「ど、ど、ドリーさんや? いまなんと?」

ドリー「おにいちゃんとおなじガッコーにいきたい」

上条「Whats!?」



芹亜「ぶっ!?」

吹寄「!」

美琴「は、はぁぁぁああああああああああああああ!?」



ドリー「だって、たのしいんでしょ? おなじトキとバショをキョウユウ?するんでしょ?」

ドリー「だったらわたし、おにいちゃんのコーコーにいく」

ドリー「コーコーセイカツってのをしてみたい」

上条「イヤイヤイヤイヤイヤ」

上条(そういえばドリーって高校生だっけ…つーか何歳だっけ…あらやだ俺、この子の詳しいプロフィール全然知らないわぁ)

上条「ドリーは高校生なのかなー?」

ドリー「ううん。でもなりたい」

上条「どーすれば…」



吹寄「あらいいんじゃない? ドリーちゃんいい子だし能力高いし、学校としては大歓迎―――って二人とも」

芹亜「この場合、どうする? 奴はクローンだけど。おまえの妹なんだけど!」ヒソヒソ

美琴「どうしろと! てか、学習装置にかけられていないから学習レベルがそこいらの小学生より下よ!? 高校編入どころか高校受験も難しいわよ」ヒソヒソ

美琴「ていうか、あの子があのバカと一緒な学校にいくとか―――行くとか…」ウルウル

芹亜「常盤台はそのままエスカレーターだからなぁ。常盤台の顔があのTHE★普通高校に編入するには、常盤台の看板を捨てないとダメなんだけど」

芹亜「まぁ捨てるどころか泥を塗るな。在校生からOGや理事会まで総出でシメにかかるぞー」

芹亜「ま、叶わん夢から覚める事だ」ポンポン

美琴「ぐず…」

吹寄(ただ単にライバル作りたくないだけなんだろうなぁ。醜いですよ雲川先輩)

芹亜「ともかく断るべきだけど。御坂美琴のソックリさんが編入とか、目立ちすぎて一騒動起きるレベルだ」



上条「―――」

ドリー「はいれるかな? どうかな? どう思う?」



ドリーの未来を決める?コンマ下1
奇数→勉強がんばればワンチャン
偶数→ドリーじゃあ難しいだろー
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 19:13:43.11 ID:ltVTe+Yeo
よくよく考えると御坂さんの脳が破壊される女ばっかなんだな
859 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 19:32:12.39 ID:ULO/2qe9O
上条「勉強頑張ればワンチャンあるんじゃね?」

ドリー「ホント? じゃあドリーもおべんきょうするー!」



芹亜「アホーーーーー!!!!」

美琴「あぁぁあぁあああああああああああああああああ!!(絶望)」

吹寄「なに騒いでるんですか…」



ドリー「おべんきょうおしえて♡」

上条「いいぞぉ。俺バカだけど」

ドリー「ダイジョーブ。こうみえて、オベンキョーはカンペキだから!」フンスッ

上条「じゃあ、ここは」

ドリー「こうだよー」サラサラ

上条「おー凄い、合ってる!」

ドリー「カインさんからおしえてもらったの!」

ドリー「カンジはハンプクだからレンシューしなさいっていわれてるけどやってないんだー」アハハ



芹亜「ヤメテ! マジでこの子、ウチ来そうなんだけど。っていうか、よくよく考えたら第5位の洗脳で入学どころか編入もできるけど!」

美琴「アハハハハ! 私、夢に見たアイツとのイチャイチャ高校生活(ラブコメ)が今始まりゅ!」フラフラ

芹亜「御坂ぁぁあああ妄想ザ・ワールドから帰ってこーい! それ以上、脳を破壊すると能力が! カメラが!」ガクガク

美琴「あははー、遅刻するわよー」グールグール

吹寄「あぁっ、カメラがっ!」


上条「じゃあここは?」

ドリー「ここをだいにゅうしてーこうなんだ!」サラサラ

上条「なるほどなるほど。すげーわかりやすい! 今まで雲川先輩や吹寄に教えられてもわからなかったのに! ドリーはすごいなぁ」ナデナデ

上条「あいつら、最終的にどつくわ怒鳴るわ根性論だわで全然わからなか―――」



ブツンッ



芹亜「あ゛?」

吹寄「お゛?」
860 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 20:20:02.77 ID:ULO/2qe9O
―訂正とお詫び―


カインさん←×
カイツさん←○

日本全国100万人のカイツ=ノックレーベンの女性高校生ファンのみなさまにお詫び申し上げます

――――――――



芹亜「今、カメラが壊れる前、なんて言った?」

吹寄「私もあまり聞き取れませんでしたが」

芹亜「聞き間違いかな? 聞き間違いならいいだけど」

芹亜「私たちの教え方が、あのハナタレ小娘より下って……聞こえなかった?」

吹寄「いいえ。私の耳に届いたのも恐らく空耳だと願いたいですけど――私たちの教え方が、ドヘタクソと聞こえましたが」


芹亜「………」

吹寄「………」

美琴「あははー私ドリー」グルグル



「「よし、カチコミ行くか!」」








ドリー「!」バチッ

上条「――−」ゾワッ




バッコーーーンッ!



上条「なんだ!? 壁がふっとんだ!?」

上条「隣の部屋――土御門の部屋に何が…」

上条「! み、御坂!?」

雷神美琴「――――」グォングォングォン

上条「アイェェエエ! 雷神モード!? 雷神モードナンデ!?」

雷神美琴「アハハ、もう、頬っぺたにご飯粒ついてるぞ。えいっ☆」バチッ

上条「……なんて!? ってキャーーー!?」キュィンッ


吹寄「イチャイチャカップル発見。悪・即・斬。ただちに制裁する」

芹亜「部屋間違えて隣の部屋カチコんじゃったけど、土御門の部屋だったからオッケー!」

上条「ふ、二人とも…なんでここに?」

「「家庭教師に来た」けど」

上条「カテキョー!? カテキョーはカテキョーでも後ろにヒットマンがつくぞ!?」

芹亜「あれはNTR力で己の現界を天元突破しただけだ。MNRはどうしたとか、キャラ崩壊じゃあないかとか、そんな世界観に問題はない。ある程度ストレス発散すれば元に戻る。はずだ――まぁそんな事より」


「「で、誰の教え方がドヘタクソだって?」」ゴキゴキッ☆

美琴「はいあーん♡」ビリッ


上条「あぁぁああああん、不幸だぁあああああああああああああああ!!!!!」
861 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 20:38:03.52 ID:ULO/2qe9O
―――――
――――
―――


――夜


ドリー「だ、大丈夫?」

上条「だ、大丈夫…」プスプス


吹寄「うむ、おまえにしては上出来の点数だな。小テストは合格だ」

芹亜「ま、こんな所だろう。間違えたら後ろの電撃娘から熱いお仕置きが待ってる状況なら間違える訳にもいかんけど」

上条「つ、疲れたぁ…」


美琴「ぐずぐず…」

吹寄「ほら、いつまでぐずってるの。帰りますよー」ペチペチ

美琴「ぐー」

吹寄「寝ちゃった…」

芹亜「寝かせてやれ。御坂は御坂で最近、色々大変だったからなぁ、上条よ」ジトォ

上条「え、俺?」

芹亜「自覚なし…いや脈無しか。どうして同じ顔なのに…」

上条「?」

芹亜「いやなんでもない!」

芹亜「吹寄、御坂を担げ。日常的に筋トレしてるおまえのパワーの出番だけど」

吹寄「いえ、私のは健康の為に――まぁお安いですけど」ヒョイッ

上条(野球はじめてからパワー付きやがった…)

芹亜「では私たちはここでお暇する。引き続き、おまえは勉強する事」

吹寄「ドリーさん。あなたも帰りなさい。こんな獣と一緒にいたら喰われるわよ」

上条「ばっ、そんなことすっかよ!」

「「どうだか」」

ドリー「?」


吹寄「兎に角、来週の学年末テスト、絶対に落とさないこと!」

芹亜「留年したら覚えておけよ?」



バタンッ



上条「………」

ドリー「………」
862 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 21:01:40.29 ID:ULO/2qe9O
上条「やっと、静かになったな」

ドリー「ホント。あーあー、おにいちゃんとふたりっきりになれたとおもったら、いちにちのハンブンもなかった」

上条「また今度な」

上条「さて、もう遅いし。ウチに帰るか?」

ドリー「そのコトなんだけど――」




看取『あ、ゴメーン! ゴミそう……げふんげふん、今、ケッコウ立て込んでて――今晩帰れないと思うから操祈ちゃんにヨロシク!』ブッ

操祈『あ、ごめんなさぁい! ほん……げふんげふん、派閥の会合が色々白熱力しちゃてっててぇ――今晩は戻れないと思うから、看取さんに言っておいて!』ブッ


ドリー「ってコトで、ふたりともかえってこないの」

上条「――――」

ドリー「おねがい! おにいちゃんのへやにおとまりさせて!」

上条「え」

ドリー「それでいっしょにねて! みーちゃんかみとりちゃんといっしょにねないと、ねむれないの!」

上条「へ」

ドリー「このとおり!」パンッ

ドリー「カミさまホトケさまカミジョーさま、どーかどーか」ナムナム

上条「いやーさすがに女の子をウチに泊めるのは―――」


インデックス『とーま、とーま、お腹すいたー』ギュルルルルル…


上条「―――過去一年くらいあったけど…いや、俺は風呂場で寝てたし!」

ドリー「ならいいでしょ?」キュルッ

上条「うっ、上目遣いで懇願されると弱い!」

上条「どうする…俺、ドリーと一緒のベッドに入って―――理性を保つ自信がねぇぞ…」



上条さんの脳内〜理性vs本能〜
@いいぜ! 布団の中でナニをするかわからねぇけど
Aいいけど、俺はずっと勉強してるから先に寝てな! 寝ている間なら…
Bさすがにアレだから送ってあげよう。送り狼? はてなんのことか
C助けて! 小萌先生(一日終了)

安価下2
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 21:03:44.69 ID:u7B0Djjeo
864 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/14(木) 21:03:57.14 ID:ULO/2qe9O
今日はここまで
ありがとうございました

次は土曜日の16時から始めます
カミジョーさんはドリーのコトを知らない体でオナシャス


おなかすいた(インデックス感)
どこもお店閉まってるの忘れてた…コロナめ


安価下
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 21:09:10.42 ID:HQa2X6Sdo

1
866 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 16:41:26.81 ID:ilOTILgLO
遅れました始めます
867 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 17:21:59.73 ID:ilOTILgLO
ドリー「――――」キュルル

上条「うっ」

上条「はぁ…」

上条「その顔は弱いからあまりやらないでくれ…」

ドリー「じゃあ!」

上条「ただし文句は言うなよ!」

ドリー「うん!」



オティヌス『今日はもう遅いから病院に泊まる。くれぐれも変な事をするなよ』

上条『わかってるよ』



上条「とは言ったものの…」カリカリカリ

上条「―――」

ドリー「〜♪」

ドリー「ねぇおにいちゃん、なんでおんなのこのパジャマあるの?」

上条「あー、ちょっと事情があってな。インデックスが居候してたんだよ。それはアイツの」

ドリー「ふぅん…」ジトー

上条「手は出してないぞ。そういう関係じゃない」

ドリー「なにもいってないよ。ちょーっとちっちゃいけど、まぁいっか」

上条(あ、ドリーがウチに泊まることを、3人に伝えないと…)スマホポチポチ

ドリー「ダーメ」スッ

上条「スマホ返せ」バッ

ドリー「だーめっ! みーちゃんたちにおしえちゃ」

ドリー「きょうは、ひみつのおとまりかいなんだゾ☆」

上条「操祈のマネ似てないぞー。てか、どやされるの俺なんだが…」

ドリー「わたしからいっておくから」ニコニコ
868 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 17:50:37.61 ID:ilOTILgLO
上条「とりあえず勉強してるから、先に寝ててくれ」カリカリカリ

ドリー「えー、おにいちゃんといっしょがいい」

上条「……わかった、先に布団に入ってろ。この問題集、もうすぐ終わるから」

ドリー「はーい」



上条(と言ったものの)


ドリー「すー…すー…」Zzz


上条「眠ってんじゃん」

上条「眠れないってのはなんだったのか。5分もたたずに夢の中じゃねーか」

上条「………」

上条「ま、たまには浴槽で寝るのもアリか……風邪、引かねえといいけど」


上条「――――」カリカリカリカリ

上条「……うーん、ここの公式どれ使うんだったか…」

上条「たしか間違えて御坂の電撃喰らって覚えたはずなんだけど……」

ドリー「……うぅ、むにゃむにゃ」

上条「ん」

上条「………」

ドリー「うーん、おにいちゃん、だいすきぃ…」

上条「……」ナデナデ

上条(御坂で思い出したが、ドリーと御坂ってそっくりだよな…)

上条(アイツはいつも眉間にしわ寄せてビリビリしてくるけど、ドリーはいつもニコニコしててかなり印象が違うし)

上条(それに、ドリーは腰まである長髪だから、顔が隠れてて今まで気づかなかったけど)

上条(髪をいじった時に見た顔の作り…御坂と同じだった。まるで、御坂を子供っぽくしたような)

上条(御坂美琴には約2万人のクローンがいる。半数はすでに死亡して、9,970人が今も生きている)

上条「妹達(シスターズ)…ドリーがその一人……? いや、まさかな」

上条(妹達と比べて人間味溢れている…というか人間味がありすぎる。と言って、打ち止めや番外個体とも違う匂いを感じる)

上条「御坂と同じ電撃使い。御坂と同じ顔。御坂と同じ背格好…違うのは髪の長さだけ」サラサラ

ドリー「ふへっ…」ギュッムニッ

上条「!?」

上条(ファッ!? ファッ!? ファーーーー!! お、俺はなにもやってないよ。やってない)

上条(ドリーが俺の手を握って、自分の胸に押し当てただけだぁっ!)


ムニムニ


上条「………いや、御坂のクローンじゃないな。意外ある?」ムニムニ

上条「―――」むらっ


最後の問題に行き詰った。眠るのにはまだ早いが…
@ベッドに潜り込もう……げふん、眠ろう(エッチあり)
Aどれ、確かめねば。とりあえず…(エッチなし)
Bされっ! マーラよ! カリカリカリカリカリ(★1獲得で終了)

安価下2
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 18:15:01.77 ID:7gOU6Wcio
870 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 18:30:25.78 ID:ilOTILgLO
お風呂とご飯休憩
21時にまた来ます
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 18:32:34.77 ID:0zbRi+Ryo
2
872 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 21:54:03.88 ID:ilOTILgLO
一時間遅れですが
つづき始めます
873 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 22:46:20.45 ID:ilOTILgLO
上条「……」ムラムラ

上条(いけない事をしている気分になるな)

上条「―――」ムニムニ

上条「……」

上条(頭に血が上っているのに背中が寒い)

上条(胸から手を放す…けど、俺の手をしっかり握ったままのドリーに手。これを起こさずに解くのは難しいだろう)

上条「……ふぅ、これくらいにしてやめよう。これ以上やると後に引けな――」

ドリー「うーん」ゴロンッ


ブンッ


上条「――へぶっ!?」バキッ

上条「あいったぁぁ…」

上条「へ? 今、俺殴られ…」

ドリー「うーん…」グルッ

上条「ぎゃっ!?」メキッ

上条「……うぉ…テクニカルにコメカミにキック…」プルプル

上条「……ドリーってもしかし寝相が――」




猟虎「大丈夫なんですか、警策さん。おうちに帰らなくて」コソコソ

看取「さみしいケド、まぁドリーのアレから解放されるのだけは良かったかなぁ」コソコソ

猟虎「アレ?」



帆風「……誰かが一緒にお布団に入らないと暴れる?」

操祈「そうなのよぉ。いつも私と看取さんで川の字で就寝してると大丈夫なんだけどぉ」

操祈「一人だったりちょっと離れてると…」

帆風「キックとグーの嵐…」

操祈「……同居初日の夜は二人して不眠だったわぁ」タハハ

操祈「最近看取さんもなんだか忙しいしぃ…もしかしたらあの子、当麻さんの所にいたりして」


猟虎「その場合だと、上条さんタコ殴りですね。アハハ」

看取「イヤイヤ、まさか。その場合だったらダーリン…」


「「大丈夫かなぁ」」




上条「ぐぉ…鳩尾に、ソーラープレキサスブロー…」プルプル
874 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 23:06:10.65 ID:ilOTILgLO
上条「……はぁ、はぁ」フラフラ

ドリー「んーっ」ゴロッ

上条「ひぃっ」ブンッ

上条(ほ、本気の拳…は、鼻へし折られるかと思っ)


グイッ


上条「イダダダダ!」

ドリー「ぬぅー」

上条(後頭部掴まれた! 何が来る!? 頭付きか?」グイッ


ボフッ


上条「?」

上条(やわらか――)

ドリー「むぎゅー」ギュー

上条(あ、これもしかして胸に顔押し当てられ……い、息がっ!)ジタバタジタバタ




看取「アレがキツかったなー。ドリーって抱き着き癖があって。体ならいいんだけど、頭掴まれると数分胸に…」

猟虎「……呼吸出来ないのでは?」

看取「操祈ちゃんは一回死にかけてたよ」

猟虎「ひぇっ」



上条さん生還コンマ下1
01-30→上条が死んだ!
31-80→腋がガラアキだ!
81-00→こうなれば仕方ない。拳を握る
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 23:10:23.28 ID:aCg5D74io
876 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/16(土) 23:50:47.09 ID:ilOTILgLO
上条「んーーーーっ! んぅ、んぐっぅぅうううーーーーーー!!!!」ジタバタジタバタジタバタ

ドリー「……」スヤスヤ

上条「んっ……―――――」バタッ

上条「……」パタンッ






ドリー「ん…」ゴロンッ

上条「――――――」

上条「…………かはっ!」ガバッ

上条「げほっ、げほっ、げほっ、はぁ、はぁっ、はぁっ!」

上条「ぜー……ぜー…ぜー…」

上条「い、一瞬、呼吸が止まってた…心臓止まりかけた。視界がチカチカする」フラフラ

上条「………ドリー…」

上条「む、手が解放された。うっわ、痕ついてら」グッパグッパ


ドリー「………うーん…」

ドリー「胸、苦しい…」ブチッ

上条「!?」

ドリー「すーっ、はーっ…むにゃ」ぷるっ

上条「!? ブラつけてねぇ! 直でパジャマ着てたのか!」

ドリー「むにゃー」ガバー

上条「 無 防 備 ! 」

上条「おっぱいおっぴろげじゃねぇか…」

上条「……」ムラッ

上条(人間、命の危機を感じたら、性欲が強くなるという)

上条「―――」スッ



上条さん性欲に正直コンマ下1
01-30→……ボタン、しめてやろう
31-80→揉むくらいならバレないよな
81-00→―――いっそ舐めるか
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 23:55:05.39 ID:aCg5D74io
878 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/17(日) 00:23:13.23 ID:wPb1cd5vO
上条「―――///」


ムニムニ


上条「はぁ…きもちい…」ムニムニ

ドリー「ん…」

上条「やっぱり御坂よりデカイな…いや、御坂のはみたことないけど、水着でしか」

上条「温泉ん時は恥ずかしくて注視できなかったけど、めっちゃキレイな形。柔らかいんだけど確かな弾力性があって、スベスベしてて気持ちいい」

上条「やべぇ、ずっと揉んでいられる」モミモミ

ドリー「あはは、くすぐった…んっ///」

上条「いっちょ前に感じてる…どれ、乳首もイジってやろう。……綺麗なピンク色」コリッ

ドリー「んっ///」ビクッ

上条「――――」ゾクッ


ギシ…ギシ…


上条「マウントなら殴ってはこれまい…。どんとこい寝相パンチ」


モミモミコリコリ


ドリー「あっ…///」ビクビクッ

上条(眠っている女の子のオッパイめっちゃ揉んでる…背徳感がやべー)モミモミ

上条(どうする? この先もやっておくか? 青ピーからちょっと前に貰ったエロ本みたいに、パイズリとかしちゃう?)

上条(ドリーのサイズなら出来るか…よしっ)

上条「はぁ、はぁ、はぁ」ゴソゴソ


むわっ


ドリー「むっ、くさい」ピクッ

ドリー「にゃーっ」ビリッ

上条「ふぎゃっ!?」ババババババッ



ドリー「すぴー」

上条「……ここで放電とか…股からの感電したから、幻想殺しはムリか―――」ビリビリ


ドリー「…おもいっ」ゲシッ


上条「ぐぇっ!?」ドテーンッ

上条「無理やりマウントから蹴り出された…! ベッドから落ちて頭を机の角に強打とか……ぐぉおおおお!」

上条「………俺の息子…臭いのか……シャワー、浴びてこよう」
879 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/17(日) 00:44:25.57 ID:wPb1cd5vO
・・・・・・


上条「……」ホカホカ

上条「シャワーから帰ってきたら、ドリーが180度回転していた件」

上条「しかもパジャマのズボンまで脱いでるし」

上条「もう、パンツ一丁じゃねぇか。色気もクソもねぇ」

上条「まさか、御坂もこんな寝相じゃあねえよな?」



美琴「へっぷしっ! 誰か噂してるわね…」

黒子「おや、まだ起きてらっしゃったのですか」ガチャッ

美琴「黒子より先に寝たら、襲われるかもしれないじゃない」

黒子「あはははーそんな事は―――」

黒子(キェェエエエ!! もうすぐ美琴お姉様が卒業してしまうというのに、今だ一度も褥を共にできずゥゥキィイイイイェェエエエエエエエエエエ!!!)

美琴(アンタの考えは丸々お見通しなのよ黒子ぉ! 寝不足は美容の天敵っていつも言ってるのは黒子じゃないのぉお!!)



※深夜0時過ぎ。この時間、就寝中の者と活動中の者、成育の差が出るのはここであるのを、後に御坂美琴は後悔するのであった。



上条「ふぅ、俺のTシャツと短パンをなんとか着させたぞ…暴れるわ、殴られるわで…どっと疲れた…」

上条「――寝るか」

上条「……つっても同じベッドは…大丈夫かな…俺、殴られねぇよな?」

上条「安全の為に風呂場で寝るか? いやでもこの調子だとそのうち外で歩きそうな勢いだ」

上条「―――ええい、ままよ!」ギシッ


バサッ


上条(おう、イイ感じにドリーの体温でヌクヌクになった布団!)

上条(これはすぐに眠れそうだけど…―――狭い)

ドリー「ん――」ゴソゴソ

上条「ん?」

ドリー「ぎゅーっ」ムニャムニャ

上条(ぐぇぇっ! 抱き着かれてる! 熱烈なハグというには、うぐっ、苦しい!)

上条(こ、この場合は無理やりにでも呼吸を確保できる体勢を―――)グイィイ

上条「はぁ、はぁ…あ、ポジション決まれば結構いい感じに…」ウトウト

上条「ああ、眠くなってきた。これはストンと眠れるぞ…」


上条さん安眠コンマ下1
01-30→その夜、アナコンダに食われる夢を見る
31-80→もう、ドリーなしじゃ生きていけない
81-00→一か所がめっちゃギンギンする
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 00:51:12.99 ID:UYHE1QTKO
そい
881 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/17(日) 01:45:26.17 ID:wPb1cd5vO
・・・・・


ドリー「………」ギュゥ

上条(あれから恐らく1時間くらい…経ったわけだが…)

上条「ずーーーーーっと同じ体勢で寝がえりがうてない」

ドリー「むにゅ、むにゅ…おにいちゃん、だいすき…」

上条(寝言…夢の中でもデートか)

上条「…//////」

上条「俺も好きだぞ…///」ボソッ

ドリー「えへー」ニマー

ドリー「んー…」ムチュー

上条「へ」


チュッ


上条「!?」

ドリー「ちゅっ…ちゅぱっ…ちゅっ…ちゅっ、じゅるっ///」

上条「〜〜〜〜〜〜〜〜!?///」

ドリー「チュッ///」スルスル

上条「―――――――――――///」

上条(き、キスもし始めた…! ふ、太腿が足に絡んでくる!)

上条(ヤバイヤバイ、股間がっ、上条さんのエクスカリーバが///)ムクムク


ムスッコ「ビキーン」


ドリー「むちゅー…」チュパチュパ

上条「〜〜〜〜〜///」

上条(か、体が動けないからシゴけねぇ――うわぁあ、生殺しだぁああああああああああ!!!)ギンギンギン


882 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/17(日) 01:53:30.55 ID:wPb1cd5vO
ちゅんっ ちゅんっ ちゅんっ




ドリー「ふぁぁあああ」ガバッ

ドリー「よくねたぁ…んーっ、グッドモーニングだねおにいちゃん!」

ドリー「おにいちゃん?」


上条「―――――」ギンギンギン


ドリー「おにいちゃん。どうしたの?」

上条「なんでもないよ? おはよう。いいあさだね」

ドリー「なんでそんなにつかれたかおしているの? オメメがまっかっかだよ?」

上条「それはドリーがちゃんと寝ているか見てたからだよ」

ドリー「おにいちゃん、なんでおくちがベッタベタなの?」

上条「朝起きるといつもこうなんだよ」

ドリー「………おにいちゃんのズボン、なんかもりあがってるよ? ギンギンだよ」

上条「これは男子共通の生理現象だよ。限界を超えた姿さ」

ドリー「ふぅん…」

ドリー「あ、いつのまにかパジャマがおにいちゃんのTシャツになってる!」

上条「何を言ってるんだい? 最初っからTシャツだったじゃあないか。あはは、ドリーったらとぼけちゃって」

ドリー「おにいちゃん…さっきからコワイ」

上条「あっはっはっは」

上条「さぁ、朝になったし。ドリーはウチに帰りな。操祈と看取が帰ってくるまえに帰らないとややこい事になるぞ」

ドリー「あ、そっか」ヌギヌギ

上条(生着替えすな)ギンギン

ドリー「泊めてくれてありがとうね、おにいちゃん!」バタンッ

上条「ああ、これでやっと、眠れる―――)スッ
883 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/17(日) 02:06:14.59 ID:wPb1cd5vO
―――――
――――
―――



――くるしい


―――くるしい





うまれてから、ずっとおみずのなかにいた



おみずのなかで、ずっと、うきっぱなしで、ゆめのなか


ふわふわふわふわ、ゆめのなか


ゆめにはいつも、おともだちがいて



たったヒトリのおともだちは、とってもいいにおいをしたおんなのこ





いじわるだけど、とってもやさしいおんなのこ


いっしょにあそんでくれた、とってもとってもたいせつなおともだち





でもすぐにいなくなっちゃった






かなしいぁ、かなしいなぁ






ふたりめのおともだちは、とってもきれいなおんなのこ



すなおじゃないけど、とってもやさしいおんなのこ



みーちゃんのフリをしてともだちになってくれた、とってもとってもやさしいおともだち





でもおあそびのとちゅうで、おなかがいたくなっちゃって、びっくりさせちゃった



すごくふあんで、こわくて、さむくて、あつくてくるしくてくるしくてくるしくて


みじめでつらくてなみだがでそうだったけど、わかっていたけど、じかんがきた



――ああ、わたしはシぬんだ
884 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/17(日) 02:14:12.91 ID:wPb1cd5vO



イタミとクルシミで、アタマがぱぁんしそうな、しかいのなかで


みさきちゃんはわたしのてをにぎってくれた



あ、ああ、ほんとうにやさしいコ


ないてほしくないからわらってみたけど、わらえたかしら




わからないけど、まぁいいや、それよりねむくてさむくてあつくてつめたくてつらくてだるくていたくていたいイタイタイタイタイタチアチアタタタタアアア




―――きをうしなうほど、■たかった





のうみそがハレツしそうななかで、おとなのセンセーたちはわたしをみて、


「ああ、だめだな。ここまでだ」「よくもったほうだ」「これでコモリからジユウになれる」「これでジッケンがサイカイできる」「イヤイヤ、コレモじっけんダロ」


ナニヲイッテルノカワカラナイ




ことばのいみ、も、わから、ない



ただ、いたい


これだけはハッキリしている


ゆびいっぽんもうごかせないけど


うでをふりまわして、ナイゾーをてでこねくりまわして、あたまをたたきつけてしまいたいほど


すっごく、いたかった



けど、ゼンゼンウゴケナイ


なぜならわたしは、おみずのなか


おみずのなかで、ふわふわ、ふわふわ、ういている




うまれたときからずっと、ずっと、ずっと――――おみずのなかで、ういたまま




そして、きょうもゆめをみつづけた
885 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/17(日) 02:25:08.22 ID:wPb1cd5vO




―――いつからか、しろいオバケのゆめをみた




ずっと、ずっと、たたかってまけて、コロされるゆめをみた




まいにち、まいにち、ゆめをみて



まいにち、まいにち、ころされた




でもゆめだから、だいじょうぶ…めざめることはないけど、ゆめからさめたらわすれている




そして、いちまん、さんじゅういっかいめの、シをみていたとき―――おにいちゃんがいた





―――――
――――
―――




上条「ぶはぁっ―――」ガバッ

上条「………」ハァハァハァ

上条「夢? くそ、質の悪い。悪夢だ…」


上条(夢の中で夢を見ていた。悪夢のなかで悪夢を見ていたような感覚。内容はほとんど忘れたけど…強烈に思い出すのは死のイメージと)


上条「俺…?」

上条「まったく意味が分からん」

上条「―――」

上条「二度寝しよ」ガバッ


ドリーさんの好感度が★1あがりました

上条さんのHPが20減りました


ドリーさんとの逢瀬
1→不
2→良
3→合

ドリーさんとの逢瀬で好感度が★1上がった


ドリー………★★★★★★★☆☆☆
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