男「安価でモンスター娘のハーレムを作る」スライム娘「その2です」スララ「に!」

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309 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/12(水) 13:12:45.94 ID:zesgHwqF0
〜エピローグ、数日後〜

???「………………ああ、君か。うん。頼まれていた薬は、どちらも出来たよ」

???「こっちが石化病を治す薬。1日二錠で1ヶ月分だ。で、こっちが、キメラ細胞の暴走を抑える薬、こっちは即効性で一回、四人分だ。なに、代金はいらない。この薬は魔族である君の血のおかげで出来たようなもんだからね」

???「…………まさか、キメラ細胞の暴走を魔族の遺伝子が抑えるとは、私もびっくりだよ。…………危険を省みず性交した君にもびっくりだけどね」

???「…………それにしても、こんな山脈の中に隠れたというのに、見つかるもんなんだね。やっぱり、魔族だから、かな……………」

???「ははは。……………ああ、幸せだよ。…………でも、あの子達には私のことは言わないでくれ。私達は死んだ…………それで良いんだ」

???「ああ、連れが帰ってきたようだ。ちょっと待ってくれ」

???「…………おかえり、ノア」

310 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/12(水) 13:13:18.04 ID:zesgHwqF0
〜エピローグ2〜

コンコン

???「はーい……………」

パカッ

???「えっと……………すいません、どちら様でしょうか……………?」

ガチャッ

???「えっ、あれっ、鍵……………えっ、ちょっと待て、待て貴様ぁっ!」ドタドタドタ!

幼女「……………………………」ピキ…………

???「っ………………!? ……………………………な、なにが目的だ…………………………!? む、娘だけは、娘にだけは、手を出さないでくれっ……………! 頼むからっ………………!」

???「………………え? ………………っそ、そうだ…………………石化病だ…………………一週間前から、目も、覚まさなくなって…………………そ、それが、お前に何の関係が………………………!」

幼女「…………………………」ゴクン…………

???「な、なにを、の、飲ませっ……………?」

幼女「…………………………んっ…………」パチッ

???「……………………………えっ………………」

幼女「………………………………んんん…………………あれ………………………おとう、さん…………………?」

???「え…………も、モーナ…………? モーナ…………!」ガシッ………!

幼女「い、いたい、お父さん…………!」

???「あ、す、すま、ない……………も、もう、二度と目を覚さないかと……………!」ボロボロボロッ…………!

???「あ、あんた、なにもんなんだ…………? か、金を払って言われても、払えるもんなんて……………」

ピカッ

???「……………えっ…………お、お前っ…………!? え、な、何が…………!? なんで、俺、忘れて…………?! ……………な、なにが、目的、なんだ……………?!」

幼女「お父さん…………?」

???「……………なんでも、するから…………お願いだ、娘、だけは…………………えっ、そんな物が目的じゃない…………?」

???「……………………く、詳しく聞かせてくれ…………」

???「……………」

???「………………つまり、もしあそこでキメラを殺すことに成功していても、俺たちは、金も貰えずに口封じの為に国から消されていた、と……………?」

???「そう、だったのか………………」

???「……………ああ。俺に出来ることなら、なんでも。…………娘を救ってくれた恩だ」

幼女「まだ、指とか動かないけど…………」

???「それは、これからゆっくり治していこう……………」

???「……………国を…………? ………………そうか……………良いだろう。協力しよう。………他の仲間も集める。…………………み、三日後か? ……………ああ、頑張ってみよう………………本当に、あんたにはなんと礼を言ったらいいか……………!」
311 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW :2020/02/12(水) 13:20:20.27 ID:zesgHwqF0
一旦区切りです。
あと初めて┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドが変換される事を知った。
312 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 07:40:33.84 ID:uu1/FBIO0
〜数日後、魔王城〜

男「と言うわけであの魔法科学の国で革命を起こし、二大政党制に改革して参りました」

魔王「おつかれ…………あれ、ワシそんな司令出したっけ」

男「いえ、ただの私の独断ですが、一応報告しておこうかと」

魔王「なるほど。…………まあ、お疲れ様だった。細かいことは報告書にまとめてくれれば良いが………………その様子を見るに、そのモンスター娘は、新しく嫁にしたのか?」

男「はい。魔法科学の国で創り出されたキメラの内1人でして、私と生前知り合いでして、私と同じくチキュウからの転生者であるシイコです」

キメラ娘C「はい。椎奈志位子と言います。新しく、男さんのお嫁さんになりました」

魔王「ふーん、生前の知り合い…………って前世の記憶戻ったの!?」

男「あれ、言ってませんでしたっけ。まあ思い出した訳では有りませんが、おおよそその通りです」

魔王「教えて欲しかった…………」

キメラ娘C「あ、あと、こっちは尻尾のシーウィズちゃんです」

蛇「しゅるしゅる」

魔王「尻尾が蛇の頭だとより一層キメラっぽいな…………………って指(?)輪ぁっ!?」

蛇「しゅるぅ♡」

男「はい。シーウィズも俺の嫁です」

魔王「…………………男…………………………………自分の娘を嫁にしたときは、こやつも行くとこまで行ったな、と思ってたのに……………………………………蛇て…………………………………」

蛇「しゅるぅ、しゅるるぅん♡」

キメラ娘C「私だってそんな気持ちですよ…………………」
313 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 07:40:59.59 ID:uu1/FBIO0


金龍娘『おお、我らが主が帰ってきたぞ。また嫁が増えたようだのぉ』

リザード娘「おかえりーだー」

デュラハン娘「主…………………っ!」

男「ただいま。思ったよりも時間がかかってしまった」

スライム娘「この子が新しい子ですか?」

男「ああ。シイコとシーウィズだ。これからよろしくな」

キメラ娘C「あっ、えっと、は、はじめまして皆さん!」

蛇「しゅるる」

虎娘「ねぇ、ココハ、あれって…………」

狐娘「うん。キメラ、だね。いろいろ違うところはあるけど」

ウサ娘「って、弟君。その蛇ちゃんも指(?)輪付けてない?」

サキュバス娘「あ、マジだ」

サキュバス友「たしかこの指輪ってさ、女として堕ちたっていうショーコだったよね………………?」

人魚娘「そう言えば2人紹介してたような……………まさか?」

男「ああ。シーウィズも俺の嫁になった。仲良くしてくれ」

蛇「しゅるるん♡」クネン♡

吸血鬼娘「…………………やっぱり主殿には敵わないのじゃ………………」
314 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 07:41:42.92 ID:uu1/FBIO0
これでキメラ娘編は終わりですが、多分後半のストーリーがメタくそ分かりづらかったと思うので、解説と裏設定を入れときます。
長いので面倒くさかったら読み飛ばしても良いです。
四人のキメラ娘を助けた男は討伐隊の記憶を依頼を受けた辺りから消して、家に数時間で帰し元の生活に戻しました。
その後、とある山脈から他のキメラ娘と同じ魔力の波を感知した男が波の元を辿り山脈の洞穴に行くと、化け物のような生物が二匹いました。
とても警戒された男ですが、落ち着いて話してみるとどうやら研究長とノアである事が判明し、すぐに警戒は解かれました。
なぜこの2人が生きていたかと言うと、他の生物はキメラ娘の愛液を浴びてしまうと普通の細胞がキメラ細胞の影響を受け暴走し、キメラ化と言う名の崩壊を始めるようですが、キメラ化した研究長の精液を今一度ノアが浴びた事によって、ノアにもキメラ細胞による暴走が起こりました。
暴走したノアの愛液を浴びた研究長は新たに変質したノアのキメラ細胞により新しい暴走を起こし、再び暴走した研究長のキメラ細胞を浴びたノアのキメラ細胞もまた暴走し……………そうしてお互いの精液と愛液で暴走を連鎖させあった結果、奇跡的に身体が最適化され、暴走の収束に至ったと言うことです。
しかし、自分達の身体は最適化されたとはいえ、もし子供が産まれてきたときにその子が無事でいるかどうか分からない、と言う話を聞いた男は、自身がシイコ、No.Cと性交をし、また特に何も起こらなかった事を伝えると、何かを思いついたのか研究長は男に自身の研究所から無事な研究機材を持ってきてほしいと頼みました。
直ぐに男が持ってきた研究機材をフル稼働させ、研究長が男から採取した血液を調べてみると、どうやら高い力を持つ魔族の細胞はキメラ細胞の暴走を抑制する効果が有ることが分かりました。
そうしてキメラ細胞の暴走を抑える手段を得た研究長は、礼として男に頼まれた「石化病の薬」と「キメラ細胞抑制剤×4」を作ることを約束しました。
男がなぜこの薬を作らせようとしたかというと、前者の薬はもちろん他のキメラ娘達に使うため、後者の薬はとある計画の為です。
そうして数日後、完成した薬を受け取った男はまずキメラ娘達の所に跳び、安全な性交、生活、出産を可能とする薬を、バービー、ナンシー、アンディー、ノエルに飲ませました。
因みに、説明を聞いたノエルは目を輝かせ、女騎士であるアンゼリカは別の意味で目を輝かせてアシュラをにらんでいたそうです。
また、石化病を治す薬は、ノエルを討伐しに来ていた部隊のリーダーの、石化病が進行し、既に余命が数ヶ月となっていた一人娘に飲ませました。
なぜそんな事をしたかというと、そのリーダーは実力があり、相当の人脈もあります。
この前は娘の病気を治すための薬を買うために莫大な金が必要で、仕事としてキメラの討伐に参加することになったのです。
しかし実はこの国からの討伐依頼には裏があり、勇者であれ誰であれ、国のトップシークレットであるキメラ達の存在を隠す為に依頼が終わった後には関係した者を「始末」する予定だったのです。
その事をたまたま知った男は討伐隊のリーダーに恩を売り、記憶を戻し、また他の隊員の記憶を戻していき、その関係者を「始末」するという国の計画を伝え、革命の灯火を焚き付けました。
あとは勝手にリーダー達が頑張り、魔科学の王国は改革され、男が提案したとおりの二大政党制となったのでした。
以上です。
解りづらかったらいつでも質問してくだっし。
315 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 07:44:15.45 ID:uu1/FBIO0
〜数日後、ある部屋〜

リザード娘「おっ、ぉきゅあ゛っ♡ きゅふぇっ♡」ビクンッ、ビクゥッ♡

吸血鬼娘「おひぃっ♡ 主殿っ♡ 主殿ぉっ♡」ピクッ♡ ピクピクッ♡

男「はぁっ、はあっ……………! ルルちゃんっ……………! カゲロォッ…………!」バチュン、バチュン、バチュン、ドチュン♡

男(今俺は、カゲロウとルルノーベルを抱いている。俺の精子は特別魔力が濃く、例え妊婦に膣内射精したとしても安全で、なんなら逆に赤子の栄養となるらしいが、妊娠している時は極力本番はしないようにしている。しかし、カゲロウは卵生のため本番をしても安心だ。ちなみに今の状況を実況すれば、右手で四つん這いになっているカゲロウの尻尾をもみながら膣を愛しつつ、左手で同じく四つん這いになっているルルノーベルに手マンをしている、という状況だ。カゲロウの中はやはり変温動物らしく少しひんやりしている。しかし、それもまた良い。日頃の狩りや訓練で引き締まった細いその身体は、みっちりと膣の密度を上げ、凄く締め付けてくる…………………っ…………出そう、だ………………!)

男「カゲロウッ…………………! 出るぞっ!」バチュン! パチュン! グリュッ♡

リザード娘「きゅあぁぁぁん♡ きゅぁふぅぅうぅぅん♡」ビク! ビク♡

吸血鬼娘「あっ、わ、妾もっ♡ イくのじゃっ♡ イくのじゃぁぁあっ♡」カクッ、ガクン♡

男「ふぅっ……………………ぅぅっ……………!」ボビュルルルルルルルルルルルルルゥッ♡ ビュブゥッ♡

リザード娘「ぁっ……………あぎゅ…………………♡ ぎゅるっ……………………………♡ きゅぅぅ……………………………♡」ブシャッ、プシャァ♡

吸血鬼娘「はぁっ………………♡ あんっ………………………♡ ぉぉ………………………♡」ブシャァァッ♡ ピュルッ、ピュピュッ♡

男「ふぅ………………………んっ…………………!」ズ、ズズッ………………………チュポンッ♡

リザード娘「あひっ♡ あきゅん………………………♡ きゅぁぅぅぅ………………………♡」ドチャッ、ビクビクッ、ドッロォ…………………♡

吸血鬼娘「ぉー…………………♡ はぁ、はぁ………………♡ カゲロウは気絶したのぉ………………♡ つ、次は、妾じゃあ、主殿ぉ♡」

男「ああ、分かってるよ…………………」ピト…………

吸血鬼娘「あ……………ちょっと、待ってたもぉ、主殿…………………」

男「なんだ?」

吸血鬼娘「あいや、その……………したいプレイがあっての……………?」

男「…………………言って見ろ」

吸血鬼娘「さ、催眠プレイをしたいのじゃあ……………あ、主殿を妾の傀儡にして、好き勝手してみたいのじゃあ………………♡」

男「…………まあ、良いぞ。いつでも解除は出来るからな」

吸血鬼娘「あ、ありがたき幸せなのじゃあ♡ じゃあ、早速…………………♡」ポワワワワワワワ……………♡

男(今回はあえて抵抗しない。ルルノーベルの我物化(テンプテーション)を受け入れ、なおかつ危なくなったら無意識に覚醒できるように…………………)クラッ…………

男「……………………」

吸血鬼娘「主ど……………男よ。…………妾は誰じゃ?」

男「……………………我がご主人様、ルルノーベル様でございます」

吸血鬼娘「ほ、ほんとに言ってるかの!? ヤラセじゃないのじゃな!?」

男「はい、ご主人様」

吸血鬼娘「あ、ああああ♡ 今、この瞬間、主殿が我が物に………………♡ と、とてもゾクゾクするのじゃあ♡ わ、妾の足を舐めるのじゃあ♡ 垢の一片も残さないように、舐めとるのじゃあ♡」ゾクゾクゾクッ♡

男「はい、ご主人様。んれろ」ジュプッ、ジュププッ、ジュルルルッ

吸血鬼娘「あっ、ああっ♡ あ、主殿の舌使いぃっ♡ あああっ♡」ビクン、ビクン♡

男「んじゅるるるるっ、じゅるっ、ちゅぷっ、れおれぉっ、んれぉっ」ズルルッ、ベロォッ、ベロベロ

吸血鬼娘「あっ………………! ……んあっ……………! …………はぁっ…………………はぁっ………………♡ あ、足を舐められただけで…………………イ、イったのじゃあ…………………♡」ポタポタ……………♡ ピクン、ピクン……………♡

男「ご主人様、両足舐めとり終わりました」ツルペカーン

吸血鬼娘「さ、流石は早いのぉ、主殿……………いや、男よ。じゃあ、次はお主のせいで汚れたここを舐めてもらおうかの……………♡」クパ……………♡
316 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 07:44:43.96 ID:uu1/FBIO0
男「はい、ご主人様。じゅぷっ」パクッ、ジュルルルルルルッ、ズルルンッ♡ ズュルルルッ♡ ジュプジュプ♡

吸血鬼娘「あっ、ちょっ、激しっ、あああっ、あっ♡ ああああああっ♡ やめっ♡ ああああ゛あ゛あ゛あ゛っ♡ やぁああああああああっ♡♡♡」ガクン、ガクッ♡ ガグゥッ♡ ピーン♡

男「ん、んんっ、んんんっ、むっ、んむっ」ジュルルルルッ、ジュプジュプ、ジュプジュプジュプジュプジュプジュプジュプジュプ♡♡♡♡♡

吸血鬼娘「はっ! あっ♡ はぁっ♡ やめっ、やめてたもぉっ♡ やめ、あ、イグッ、イグのじゃぁっ♡ イグのじゃああああぁあぁぁああぁぁっ♡」ブジャァアアアアァアアァァァアアアァァァッッッ♡♡♡♡♡

男「ふっ…………ふぅっ………………」ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ……………

吸血鬼娘「こっ…………この、た、たわけ、が、あ…………………♡ しゅ、主人が、やめよと、言ったら、や、やめぬかぁ……………♡」ビグンッ、ビググンッ♡

男「すいませんご主人様」

吸血鬼娘「ば、罰じゃ……………動くでないぞ……………『鎖黒錠躍』っ……………♡」ヂャラララララララッ

男「……………………」ガシャン

吸血鬼娘「い、いつもはお主が主導権を握っておるからのぉ………………せめて、今日だけでも、妾が主なのじゃあ……………♡」

男「はい」



吸血鬼娘「おっ……………………おぉ………………………あ……………んぁぁ…………………♡」ゴボボボッ、ドボッ、ドボッ♡

男「大丈夫でしょうか、ご主人様」ドビュッ! ドビュルゥゥゥッ♡

吸血鬼娘「あ、ああ………………♡ や、やっぱり、あ、主様には、か、敵わん、のじゃぁ……………♡ で、でもっ…………たまには、こんなプレイも、クるのじゃ……………♡ ………さあ、我物化を解くぞ……………♡」ポワワワワワァ…………♡

男「……………おはよう」

吸血鬼娘「はぁ〜……………はぁ〜……………♡ ど、どうじゃったかのぉ……………?」

男「不思議な気持ちだったな。まあ、でも良かったぞ。これからもやりたいと思ったらいつでも良いぞ」

吸血鬼娘「わ、分かった、のじゃ……………♡」
317 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [sage]:2020/02/16(日) 09:18:10.83 ID:uu1/FBIO0
一旦区切りです。
318 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:25:13.00 ID:uu1/FBIO0
〜回想、十年前〜

タタタタタタタッ!

チュン! チュチュン!

ワタシ「〜〜〜〜…………!」

シーネーチャン「フォイアちゃん…………!」

ワタシ「コ、コワい、よぉ……………!」

シーネーチャン「大丈夫だよ、大丈夫…………! ぜ、絶対、生きて帰るからね……………!」ギュッ………!

ワタシ(コメタキニーチャンが死んでカラ、15年。ワタシはシーネーチャンと共にセカイヘイワの為に動いていタ。…………でも、まさか、テロリストに襲撃されるナンテ……………! 覚悟は、してイタ、のに……………コワい……………!)

テロリスト「******っ!」ジャキンッ!

シーネーチャン「危ない!」

ワタシ「アッ…………! シーネーチャン…………」

バラタタタタタタッ

ビチャビチャッ、ドチャッ

ワタシ「エッ……………」パタタッ

シーネーチャン「あ…………がふっ………………! が、ぁぁっ……………!」ドクドクドク…………

ワタシ「シーネーチャンッ! シーネーチャァンッ!」

シーネーチャン「に、逃げ、て…………逃げて…………フォイアちゃん…………」……………フッ……………

ワタシ「…………………アッ」

ワタシ「……………シーネーチャン……………シー、ネーチャン……………」ユサユサ…………

ワタシ「……………………」

テロリスト「*****、*******」チャキッ

ワタシ(…………誰かノ銃が、落ちてル……………)ダッ

テロリスト「****?」タタタタン

ワタシ「……………はァッ…………!」ピョイン! スタッ、ヒョイ、ジャキン! タァン!

テロリスト「*、*******っ!? *、**……………!」ドサァッ

ワタシ「ウ、ウグ………テ、テが」ビリビリ………

ワタシ(…………死んだシーネーチャンを連れテ、逃げないと……………アレっ、シーネーチャンの死体は……………? どこ行ったの………ナンデ………!?)

他のテロリスト「*******!」

ワタシ(…………とりあえず、今ハ、生き残る。…………それがせめて、今のワタシが、死んだ二人のタメに出来るコト……………!)タッ、タッ、タッ……………
319 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:26:12.54 ID:uu1/FBIO0
〜数年後〜

ワタシ「ワタシはフォイアと言いマス! 今日からこの部隊に入ることになりまシタ! よろしくお願いいたしマス!」

女兵士A「元気な娘がはいって来たね」

ガチムチA「女だぁ? 使えんのか?」

ガチムチB「ウチの女よりは使えるっちゃぁ使えるかもな。ぎゃははは!」

女兵士B「あぁ? もっかいいってみろよぉ?」ギロォン

部隊長「まあフォイア。気にしないでくれ。こんな奴らだ」

ワタシ(やっぱりウワサどーり下品でスネ。………でも、フクシュウを果たす為にハここに入らなきゃ。この程度は屁でもありまセン)

部隊長「お前ら。このフォイアは数年でこの部隊までのし上がってきたエリートだぞ。もしかしたらお前らより優秀かもな」

ガチムチC「はぁあ? エリートぉ? はんっ、エリートでも女だろ? 男に勝てるわけないじゃ無いか。はっはっは………」

ワタシ「やりマスか?」

ガチムチC「はぁ?」

部隊長「おい、フォイア。初日からあんまり騒ぎは………」

ワタシ「大丈夫デスよ、部隊長サン。………第一印象はダイジデスから」

部隊長「…………分かった」

ガチムチC「ああん?! 無視してんじゃねーよ女ァ!」ドン!

ワタシ「ワタシの名前ハ………」ガシッ、グルン

ガチムチC「え?」フワッ

ワタシ「フォイア、デスので!」ドォンッ!

ガチムチC「ぐげはぁ!?」ドカァン!

ワタシ「フゥ…………………アイキドウ、カラテ、ジュウドウ………シズキさんの母国のブジュツは、カンパしてマスので!」

女兵士B「ヤるじゃん」

ガチムチD「こっ、こいつ何しやがった!」

ワタシ「ウケて立ちますヨォ! ドッカラでもかかって来てくだサイ!」

部隊長「はぁ………………やれやれ…………………」
320 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:27:04.52 ID:uu1/FBIO0


ワタシ「カンパ〜イ!」

ガチムチ達「「「カンパ〜イ!」」」ガチャァン!

ガチムチE「いやー、それにしてもフォイアさん、強いですね!」

ワタシ「特訓ガンバったもん! ……………復讐のタメに、ね…………………」

ガチムチF「復讐か。………フォイアさんも色々あったんだな」

ワタシ「ソ、復讐。18年前に、ワタシの愛するヒトを奪ったテロリストを、ワタシは許さない…………………! コメタキさん…………………!」ギュッ………………!

女兵士A「そうか…………………コメタキ?」

ワタシ「ん。うん。コメタキ。あの伝説のコメタキだヨ。ワタシの、オット(予定)ダッタのに…………………っあーっ! 冷たいビールウマい! んぐっ! んぐっ!」ゴクゴクゴク!

女兵士A「マジか………………あのコメタキがフォイアの夫だったなんて………………」

ガチムチE「いや、18年前っつったら、フォイアさんもまだ5歳だよな? 結婚は……………」

ワタシ「18年前はできたんだヨ!」

ガチムチG「そういやぁそうだったな……………でも結婚してたってのはウソっぽいな」

ワタシ「うぐ……………で、でも、結婚はスル予定だったんだヨ! そ、それなのニ、それなのニ、こ、コメタキさん、は……………! か、カエッテ、こなくテ……………! う、うううぅっ……………! うわああぁああんっ!」

女兵士C「あー! お前ら泣かせた!」

ガチムチH「ちっ、ちげえよ! フォイアさん! フォイアさん大丈夫!?」

ワタシ「コメタキさあぁあぁぁぁあんっ! うわあぁぁぁぁぁぁぁあぁんっ!」

部隊長「……………強いんだが、心はまだ幼いのが、欠点なんだよな………………」

女兵士B「そっすね」
321 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:27:40.76 ID:uu1/FBIO0
〜数年後〜

ダラタタタタタタタタタタッ!

ガチムチB「がはっ……………!」

ワタシ「バーナー! ……………くっ……………!」ピョン! ザザザザザッ!

女兵士B「やられたか!?」

ワタシ「バーナーが……………」

ガチムチE「そうか…………っ…! 伏せろ!」

ワタシ「言われなくともっ!」ダダッ! ズザッ! タァン! タタァン!

テロリスト「ぐはっ!」

テロリスト「ぐぇっ…………………!」

ワタシ「っ……………!」キィンッ、ポイッ!

ドカァァァン!

ワタシ「よし……………!」

女兵士C「フォイア! 首領まであと少しだ! 粘れ!」

ワタシ「ああ…………………!」

ワタシ(見ているか、コメタキ……………! ワタシは成長したぞ……………! 必ず、必ずお前の敵を討ってやるからな………………! 必ずッ!)



ダァン! ダァン! ダァン!

テロ首領「*****…………! ……………**…………………」ドサッ!

ワタシ「や、やった…………………ぐっ………………」ポタポタッ…………!

………………ダダダダダ!

女兵士A「…………! フォイア! フォイア、大丈夫か!? 今、今救援が来るからな…………!」

ワタシ「やったぞ…………! ワタシは、やったぞ………………!」

女兵士A「ああ、やったな…………! もうしゃべるな! 血が………………!」

ワタシ「やったぞ………………コメタキ………………!」ドサァッ…………

女兵士A「フォイアァァッ!」
322 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:28:07.37 ID:uu1/FBIO0


ワタシ「……………………っん………………? っいたっ………………!」ズキンッ……………

部隊長「……………ッフォイア……………!」

ワタシ「あ……………部隊長、か………………ここは、病院、だな…………………ワタシは、何日ぐらい眠っていた………………? 組織は、どうなった………………? ……………誰が、死んだ?」

部隊長「3日だ。……………組織は、壊滅した。フォイアのおかげだ。……………部隊は、5人、死んだ」

ワタシ「そう、か…………………しばらく、1人にしてくれ………………」

部隊長「……………分かった」



ワタシ「もう、撃たれた右足は使い物にならないらしい。……………切除こそしないものの、もう戦闘員として動くことは………………」

女兵士A「……………もともとあの首領を倒すのが目的だったんだろう? ……………潮時じゃないか………………?」

ワタシ「……………そう、だな。…………………軍を抜けよう………………」



部隊長「………………軍を抜けるんだってな」

ワタシ「………………ああ。全ての悪が滅した訳じゃないが、それでも、しばらくは平和が保たれるだろう。……………ワタシが抜けたとしても、次の兵士を育てるだけの時間は、十分にあるはずだ」

部隊長「…………………なあ、フォイア。この前言っていた事、考えてく………」

ワタシ「断る。………………何度も言っているが、ワタシには既に心に決めた相手がいる。……………たとえ死んでいても、ワタシには、彼しかいないんだ」

部隊長「…………………そうか。残念、だ…………………」

ワタシ「………………退院したら、彼の故郷に移り住もうと思う。………………だから、みんなと笑いあえるのも、退院までだ。……………もう、その話は止めてくれ」

部隊長「………………分かった。…………………………辛いことを思い出させて、すまなかった…………………」

ワタシ「いや、良いんだ……………」
323 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:29:05.79 ID:uu1/FBIO0
〜回想終わり、現在、とある教会〜

あ、あれ、シスタープリンスじゃない……………?
そうよ! わぁ……………! 今日もカッコいい……………!
ねえ知ってる? この前男の人だと思って告白した人がいるんだって。
えー、そんな人いるの?
私。
あんたかいっ!

ワタシ(……………シスター・プリンス。ワタシはなぜか一部の人、主に女子高生等からそう呼ばれ親しまれている。別に意識している訳じゃないが、ワタシの立ち振る舞いがまるで王子のように見えることから、この名前がつけられたらしい。……………まあ、別に不服とかではないから、良いが……………)ザッ、ザッ

小学生「あー、シスター! おはようございます!」ペコリ!

ワタシ「ああ、おはよう。今日も元気が良いな」

小学生「はい!」

ワタシ「気をつけて行けよ」

小学生「はーい!」

ワタシ(五年前、ワタシは日本に移り住み、日本語も、日常会話ならほとんどは今のようにスラスラと喋れることが出来るようになった。色々あって今はこの教会で寝泊まりをし、シスターをやっている。こういった落ち葉掃き等の雑用も仕事の一部だが、一番の仕事は、悩める人々の懺悔を聞くことだ。…………まあ、相談室みたいな物だな。どうやら私の懺悔室は評判が良いらしく、平日でもまあまあな人が足を運んでくる)

ワタシ「………………ペタングの時間か。着替えるとしよう」



ワタシ「はっ」ボスッ

きゃぁきゃぁ!

ワタシ(…………投げるたびに老人ホームのお婆さま方が歓声を上げる)

おじいちゃん「あー、取られちまったわい。フォイアさんは上手いのぉ。ハンデをつけてもらっても敵わんのぉ」

ワタシ「ありがとうございます」

おばあちゃん「ふっふっふ。次はわたくしのターンですよぉ………!」ペキパキッ……

ワタシ(あんなに指を鳴らして大丈夫なのだろうか)

〜昼、懺悔室〜

ワタシ(懺悔。それは自らが犯した罪を悔い改め神様の前に告白する事。ワタシはそれを神様の代わりに聞き、神様に伝える…………それが、ワタシの仕事)ガラガラガラッ

ワタシ(懺悔室の解放だ)
324 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:29:32.54 ID:uu1/FBIO0


小学生「あ、ありがとうございました…………!」

ワタシ「また悩みが有れば、来てくださいね」

ワタシ(……………今日は、そろそろ終わりか? …………閉めるか)ガラガラ……

???「あ………すいません…………も、もしかして、もう、おしまいですか…………?」

ワタシ「あ、いえ。まだやっていますよ。あなたで最後…………」

ワタシ「っ………!?」ガタガタッ………!

???「ど、どうされました?」

ワタシ(そ、そんなはずない………! あ、あの人は、あの人は死んだはずだ……………!)

ワタシ「い、いえ、な、なんでも無いです……………ざ、懺悔しに来られたのですよね?」

???「はい」

ワタシ(なんで、この人は、あの人にこんなに似ているんだ…………? それに、あの当時のままの顔で、もう、ワタシよりも………………………落ち着け、ワタシ。あの人は、死んだ。この人物は、別人だ…………血が近いか、それともただのそっくりの人物だ……………落ち着け、落ち着けワタシ……………)

ワタシ「で、では、お、お聴きしましょう…………」

???「はい………その、昔、僕の事を好きと言ってくれていた子がいたんです」

ワタシ「っ…………はい………それで………?」

???「結婚までしてくれるって、その子は言っていたんですけど………色々あって、その子とは離れてしまって…………連絡も取れず、そのまま時間が経って、僕は他の人と結婚したんです」

ワタシ「そ、そう、ですか…………」

???「………結婚もしたんですけど、色々あって、その子と連絡が取れるようになったんです。…………それで、どうすれば良いかと思って………」

ワタシ「どうすれば、とは…………?」

???「相手は自分の事を覚えているか分からないし、もしかしたらもうパートナーがいるかも知れない。まだ連絡は取っていないんですが、取るべきなのでしょうか………? 僕と妻との関係や、その子の周りの人達との関係がギスギスしそうで、取るべきかどうか、まよっているんです…………」

ワタシ(そ、そんな事言われても………………でも…………………ワタシなら……………………)

ワタシ「……………一度、取ってみてはいかが、ですか……………? ………浮気だけはしてはいけませんが、彼女があなたの事を覚えていようが、覚えていなかろうが、昔の知人なら、一度取る価値はあると思います」

???「…………そうですか………………」
325 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/16(日) 21:30:11.58 ID:uu1/FBIO0


フォイア「ワタシからはそうとしか言えません…………すいません」

男(それが、今のフォイアの気持ちって事だな…………俺の事は覚えているようだし…………さて。そろそろネタバレをするか、それとも……………)

どうする?>>下
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 21:56:15.47 ID:Z72DSWV6O
ちょっと驚かしながら打ち明ける
327 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/17(月) 18:03:17.10 ID:ahmTYxY70


男「…………では、一度取ってみることにします」

フォイア「はい……………」

男「…………ところで、さっきからなんでしょうか? 僕の顔に何か付いていますか?」

フォイア「あ、いや…………ただ、その、ワタシの知人に似ていたもので………………お気になさらず……………………」

男「似ている、ですか……………似ていると言えば、僕もずっと、あなたが似ていると思っていました」

フォイア「…………………? 何にですか?」

男「昔、僕の事を好いてくれていたあの女の子に、です。たしかここに写真が…………あ、これです」ピラ………

フォイア「…………っ!? こっ、これ、は……………!?」

男「………………似ていませんか? 丁度、20歳ぐらい成長した姿に……………」

フォイア「あ、あなたは……………? あなた、は…………………………?」

男「……………………久しぶり、と言うのも、おかしいか。…………まさか死んだ俺とは思わないから、仕方ないよな」

フォイア「ど、どうして……………! どうして、あなたが………………! な、なんで…………………!」ポロポロポロ……………

男「『色々あって』…………な。死の世界から、舞い戻ってきた」

男(実際は行ってすら無いんだけどな)

フォイア「………………ちがう……………! あの人は、死んだ…………………! 死んだものは帰らない………………お前のような偽物に、騙されるものか………………………!」

男(……………まあ、そうなるよな)

男「初めて君が俺に抱いてと迫ってきたのは、○△街の◆◇ブロックの裏路地で……………」

フォイア「……………………………な、なんで、そ、それを、知ってる………………?」

男「そこで君は、『ニーチャン、スキ、ダイテ』と言いながら股をひら……………」

フォイア「や、やめろっ! そ、それ以上言うなぁっ!」

男「…………………もしかしたら、俺が死んだ後他の男が出来たのか?」

フォイア「い、いや、ほ、他の男など………………ワ、ワタシは、コ、コメタキ、一筋、で………………………! 彼氏も、結婚も……………! ぅっ、ううぅっ…………………!」ポロッ………………ボロボロボロボロッ!

男「………………悲しい思いをさせてすまなかった。………俺は、戻ってきた」

フォイア「あ、あああぁっ………………! ああぁあああぁああぁぁぁっ………………!」
328 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/17(月) 18:03:44.73 ID:ahmTYxY70
〜夕方、とある公園〜

フォイア「ほ、本当にっ、さ、寂しくでっ……………! ず、ずっど……………! コ、コメタキだけがっ、こ、心の支えでっ……………!」ギュウッ…………

男「…………………好きなだけ泣け」ナデナデ

フォイア「うゎあっ……………! あぁあぁんっ………………! ぐ、ぐすっ………………! はぁっ………………はぁっ………………そ、そ、そうだ、コ、コメタキ…………………ぐすっ」

男「なんだ?」

フォイア「ワ、ワタシ、が、頑張ったんだぞ………………! コ、コメタキが死んだ後、シ、シーネーチャンと、世界平和のために働いて…………………あ、シーネーチャンは、十年前に、死んで…………………う、うぅっ………………………! コメタキを殺したのと、同じテロ組織に撃たれて………………! ワタシを、守って…………………!」

男「……………そうだったのか」

フォイア「それから、ワタシは…………………ぐすっ………………復讐を誓った………………復讐の為に身体を鍛えて、軍に入った。……………そして、五年前に、テロ組織を壊滅させた。………………足を撃たれて、もう軍人として働けなくなったワタシは、軍を抜けて、コメタキと、シーネーチャンの母国であるこの国に来た……………それから、色々とあって、あの教会のシスターになったんだ…………………」

男「……………………テロリストを、壊滅させたのか?」

フォイア「………………ああ。犠牲は少なくは無かったが、それでも、それで沢山の人々の命が救えたなら……………」

男「……………………良くやったな」

フォイア「…………………………うぅっ……………!」



フォイア「………………それで、コメタキ……………さっき、あなたは懺悔しに来ただろう?」

男「そうだな」

フォイア「………………あれって、ワタシの事だったのか……………?」

男「ああ。君の事だ」

フォイア「だとしたら………………も、もしかして、もう、コメタキは………………」

男「………………もう、結婚している。ほら」キラリ

フォイア「そう……………なのか………………」シュン…………

男(………………フォイアは、あからさまに悲しそうな顔をしている)

男「まだ俺の事が好きなのか?」

フォイア「っ……………!? そ、そんな、事………………」

男「…………」

フォイア「……………あ、ある……………で、でも、ぜ、全然、もう、未練なんて無いからな…………コメタキだって、奥さんもいるんだし……………ぐすっ……………ワタシはもう、コメタキと釣り合うには歳を取りすぎた………………コメタキも、奥さんを大切にしてやれ……………」

男(奥さん『達』、なんだけどな…………………)

…………どうする?>>下
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 18:13:00.08 ID:igWuD1gpO
全部事情を話してからプロポーズする
330 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/19(水) 15:26:31.41 ID:xnAWSC5m0
男「……………フォイア。これから話すことは、もしかしたら君には信じられない事かもしれない。聞いてくれるか?」

フォイア「…………もう、何を言われても驚かないさ。死んだはずの想い人が生き返って、あの時の姿のまま目の前にいて…………しかも既婚だって事を聞いただけで、もうワタシの気持ちはいっぱいいっぱいだ………………」

男「あー……………その妻、なんだがな。今合計で23人いる」

フォイア「そうか……………………………………………………………………………………えっ? なんだって?」

男「妻が23人いる」

フォイア「え、はっ………………えっ? にじゅう、に……………?」

男「子供は8人いて、内3人は妻だ。たしか、今は10人ほどの妻が妊娠している」

フォイア「え、えっと、ここ、日本、だよな……………? あれ……………? えっ……………………?」

男「ああ、そうだ。ここは日本だ。…………だが、俺が住んでいるのは日本じゃない。異世界なんだ。俺はそこに転生し、次期魔王として、勇者を倒すために着々と準備を進めている」

フォイア「………………いっ…………いくら、コメタキ、と言えど、そんな事、し、信じれると、思うか……………?」

男「まあ、普通はそんな反応だよな………………因みにだが、こっちの世界で死んだシイコも、今は俺の嫁として暮らしているぞ」

フォイア「………………………………シーネーチャン、も………………?」

男「この話を聞いた上で……………フォイア。俺と結婚してくれないか?」

フォイア「えっ。………………それは、浮気相手になれ、と言うのか? シスターであるこのワタシに……………?」

男「いや、浮気じゃない。俺は23人の妻達をみんな等しく愛している。俺は、いわゆるハーレムを作ったんだ。……………俺はフォイアに、その一員にならないかと、提案しているんだ」

フォイア「でも、そ、そんな事、出来ない…………ワ、ワタシは、そんな輪の中には……………」

男「………………………たしか、君は俺にシイコとの重婚を勧めて来なかったか?」

フォイア「そ、それは、言ったかも知れないが………………えっ………………23人…………………? ………………は、はははっ……………………じょ、冗談は、やめてくれよ…………………」

男「おや、驚かないんじゃ無かったのか?」

フォイア「だ、だって、そ、そんな、ウソ………………」

男「信じないのなら証拠を見せてやろう」ヒョイッ

フォイア「えっ? へっ? ちょ、コメタキ? ワ、ワタシを持ち上げて、どうするつもりだ?」

男「もちろん、証拠を見せるのさ。…………異世界旅行は初体験か?」

フォイア「え、ま、待て、待てコメタキ! 待て! ど、どこに連れて行…………コメタキィイイィィイィィィッ!?」

男「黙ってろ、舌噛むぞ。………………あと、俺の今の名前はコメタキじゃない。男だ」ダダダダダダダダ!

フォイア「男おおおおぉおぉおおおぉぉっ! とま、止まってくれええぇえぇえぇぇっ!」
331 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/19(水) 15:27:26.08 ID:xnAWSC5m0
〜男の屋敷〜

フォイア「はぁーっ……………! はぁーっ………………!」ガクガクブルブル

男「まさか途中でガイセンドリと遭遇するとは……………大丈夫か、フォイア」

フォイア「ぁ、あぁぁぁ………………あんな、あんな、バカでかい、バケモノみたいな鳥が、そ、存在、するなんて………………怖い………………………………!」ガクブル…………

男「流石に急に異世界は刺激が強すぎたか………………?」ガチャッ

スライム娘「あ、旦那様。お帰りなさいませ。あ…………そちらの子は、新しいお嫁の方ですか?」

男「おう、スーラ」

フォイア「ひいっ!? か、身体が、す、透け、透けて……………!?」

男「フォイア。このスーラが、俺の初めての妻だ」

スライム娘「どうも」

フォイア「え、えええぇっ……………! じゃ、じゃあ、ほ、他の、奥さんも……………」

リザード娘「おがえりだぁ。ん? あだらしい子だかぁ?」

フォイア「あゎあぁあっ!? こ、コモドオオトカゲッ!?」

リザード娘「むっ、失礼だぁな。………『こどもーとかげ』ってなんだ?」

虎(娘)「ちょっとぉ! 返しなさいよ私のパンツ!」ドドドドドド

狐娘「あはははははっ!」スィーッ

フォイア「ふわぁあああぁっ!? 燃えながら空飛ぶ美少女に喋る青いトラ!? あ、美少女が凍った……………」

デュラハン娘(身体)「〜〜〜〜〜〜♡」ドタドタドタ

デュラハン娘(頭)「主ーっ! 拙者の身体が脱走したーっ! 止めてくれーっ!」

ドラゴン娘「待てレイアの身体ーっ!」バッサバッサ!

ウサ娘「待ってー! あ、弟くんおかえり」

フォイア「あばばばばばっ!? く、首無し騎士にその生首っ……………! また、空飛ぶ美人……………あ、ウサ耳の子は割と普通………………」

ウサ耳「なんか失礼じゃないかな!?」

金龍娘『我が主よ。金の鉱脈の中に魔力を含んだミスリルがみつかった。是非とも調査を願いたい』ドスドスドス

フォイア「………………………………ドラ、ゴン………………」

男「なんで今日に限ってこんなカオスなんだ…………………」

キメラ娘C「あっ、男さんお帰りなさい。どうしたんですかその子………………って、えっ、フォイア、ちゃん……………………?」

蛇「しゅるるる?」

フォイア「………………スライム………………生首………………ドラゴン…………………シーネーチャン………………」グルグルグル……………

キメラ娘C「え、なんで、フォイアちゃん? えっ、男さん、ど、どういう事ですか?」

男「迎えに行って、こっちの世界について教えるために連れてきたんだ。な、フォイア……………」

フォイア「    」ブクブクブクブク…………

男「フォイア!?」

キメラ娘C「フォイアちゃん!?」
332 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/19(水) 15:28:16.07 ID:xnAWSC5m0


フォイア「……………う、うーん………………………………んん……………?」パチッ

フォイア「ゆ、夢…………………………?」ゴシゴシ……………ムクリ…………

男「ああ、おはよう」 

キメラ娘C「フォイアちゃん…………………」

フォイア「じゃなかったな…………」フラァッ…………………

男「ちょっ、フォイア! もう一回気絶されると面倒臭い!」

フォイア「はっ」ガバッ

フォイア「……………………せ、説明を、頼む…………………」

男「ああ。…………まあ、ほとんど説明しきったがな。この通り、俺にはもう何人もの妻もいるし、子供もいる。……………それを踏まえた上で、プロポーズの返事を欲しい」

フォイア「返事って………………し、シーネーチャンは、これで良いのか……………? 自分以外にも、奥さんがたくさんいて………………」

キメラ娘C「うん、フォイアちゃん………………私、この中では一番の新参者だけど、みんな凄く優しくしてくれて、楽しいよ。男さんも、23人も奥さんがいるからって、一人一人を絶対軽く見ないの。めいぃっぱい愛してくれるんだよ…………………私も、フォイアちゃんが新しい奥さんになりたいなら、大歓迎だよ…………………」

蛇「しゅるしゅるぅ」

フォイア「そ、そんな、ワタシ、ワタシ、なんて、もう、歳が…………………」

男「歳なんて気にしない。伸ばす方法はいくらでもあるし、妻の中には二百歳を越える長寿だっているんだぞ? ………………それに、君はキレイだ」

フォイア「き、キレ、イ………………………………?」

男「ああ。とても美人で、凄くキレイだ。君の気持ちを、受け止めたい。君が永らく願っていた夢を、叶えさせてあげたい。………………………………これでもフォイアは、嫌なのか?」

フォイア「……………………………ちょっと、ま、待ってくれ…………色々な事が同時に起きすぎて、混乱しかない……………………少し、シーネーチャンと二人だけに、してくれ………………………」

キメラ娘C「………………………………」

男「………………ああ、分かった。答えが決まったら、呼んでくれ………………」
333 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/19(水) 15:32:53.16 ID:xnAWSC5m0


ガチャッ

男「……………………………どんな話をしたんだ?」

キメラ娘C「私が死んだ後の話とか、男さんの事とか、この世界の事とか………………あと、夜のお話とか、ですかね…………………………♡」

蛇「しゅるぅん………………♡」

男「夜の話って…………………はぁ………………」

男「…………………じゃあ、シイコは少し待っていてくれ。……………俺が出てくるまではな」

キメラ娘C「…………………………はい…………………♡」

男「………………入るぞ」ガチャッ

フォイア「……………………はい」

男「……………………シイコから話を聞いただろう? ………………そういうことだ」

フォイア「シーネーチャンから聞いて、事情は分かった……………………勇者を倒すために必要な事だったなら、仕方は無いとは思う………………でも、産まれたばかりの娘まで妻にするなんて、道徳的にどうかと………………それに、シ、シーネーチャンの尻尾の蛇まで……………?」

男「そっちの世界とこっちの世界では論理観が違うんだ。そっちから見れば、異様に見えるだろう」

男(…………こっちの世界の基準でも、俺は異様らしいけどな)

フォイア「……………………分かった………………コメタキ……………いや、男……………ワタシは…………………」

男(……………フォイアは、ダメか…………? ……………もし断ったら、記憶を消して、元の生活に戻してやろう)

フォイア「………………もう一度、言ってくれないか…………………?」

男「ん? 何をだ?」

フォイア「何をって、き、決まってるだろう……………? ぷ、プロポーズを、も、もう一回だけ………………//」

男「……………………ああ。解った」

男「…………………………俺の女になってくれ、フォイア。…………俺と、結婚してくれ」

フォイア「…………………………んっ……………♡」コクリ………♡ キラリッ…………

男(……………指輪がついたな。色々あったが、これで、もう前世の俺の心残りは、無くなった、って事だな……………。ああ、良かった。不思議と、清々しい気分だ……………)

フォイア「……………………ぅっ……………ぐすっ……………! ひぐっ……………!」

男「………………どうした? なんで泣いている?」

フォイア「う、嬉しく、てっ…………………! 嬉しくて、な、涙がっ、ぐすっ……………………………! おっ、男ぉぉぉぉ…………………!」

男「…………………」スッ

フォイア「ひぐっ、ぐすっ……………………っん………………!?」チュッ

男「………………んっ……………」チュッ、チュルルッ……………

フォイア「ふぅ…………ふぅ………………ん、んむぅ……………♡ はぁぅ………………ん……………………………♡」チュ、チュゥッ………………♡

フォイア「ぷ、はぁ……………! ど、どうしたん、だ……………? きゅ、急、に………………♡」ペロ…………

男「…………落ち着いたか?」

フォイア「ん…………あ、ああ。少し、お、落ち着いた………………」

男「もう、あんまり君の泣き顔は見たくないと思ってな。……………もう君は俺の妻なのだから」

フォイア「あ、ああ………………♡」

男(……………そろそろ、良いな。これ以上引き延ばす理由もない。抱くとしよう)

どう犯しますか?(例:絶対に快楽堕ちさせるほど激しく。恋人のように優しく)媚薬もあります。ちなみに、部屋の外ではシイコとシーウィズが耳を押し当てて聞いています。安価下。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/19(水) 15:58:58.90 ID:KJ7zfpKWO
丁寧に優しく抱きながら淫語やフェラなどを教え込む 最後は騎乗位で奉仕させながら〆る
男はシイコ達が聞いているのに気がつかないがフォイアが気づき、挑発するよう喘ぎ声を大きくして喘ぐ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/19(水) 16:02:11.75 ID:6PE6Hi+UO
最初は長年の望みを叶えてやるように
やってほしいことを一つ一つ聞き出しながら
優しく抱いてやる
心を満足させてあげた後は
男や世界がこれまでのものと違うことを
改めて体で思い知らせてやる為に
シイコとシーウィズを招き入れて
鍛えていた筈の体力が尽き果てるまで
滅茶苦茶に快楽で犯し続けて
いつでも男抱かれることが喜びの魔族の妻として生きることを誓わせる

シスターで人間だったのが
今回抱いてやることで何らかのモンスターや人外に
変質したりしないかね
336 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [sage]:2020/02/19(水) 17:58:03.42 ID:8K7QI0kR0
>>335変質はしませんね。特殊なアイテム、それこそキメラ細胞のような物を使わない限りは、変質はしません。
しかし、男の嫁となり指輪がついた事で力が分け与えられ、「人間」という種族としてとても強くはなっています。今現在人類で彼女に勝てる者は恐らくいないでしょう。
また、寿命も延び、肌がプルプルツヤツヤになったりしています。
337 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/20(木) 20:21:54.92 ID:3NlzgA4L0
男「……………じゃあ、フォイア。丁度ベッドもある事だし、初夜としようか」ヌギッ、

フォイア「ああ……………え、初夜、えっ?」

男「初夜、という言葉は知ってるだろう?」ヌギヌギ、パサッ、パササッ

フォイア「知ってはいるが…………ぬ、脱ぐ手を止めろ! あ、ああぁ…………な、なんて逞しい、肉体なんだ………………すごい……………」

男「これでも魔族最強だからな。さあ、俺も見せたんだから、次はフォイアの番だぞ。その修道服を脱いで貰おうか」ムッキムキィ

フォイア「ま、まってくれ、ワ、ワタシはシスターだぞ……………! そんな、ふしだらな事などしてしまったら………………」

男「結婚をしている時点でアウトな気もするが……………その心配はない、フォイア。ここは異世界だ。…………神の目は届かないさ」

フォイア「ぅ、ぅぅ………………わ、解った…………ワタシの、負けだ………………でも、ワタシの身体なんて見ても面白くないぞ…………? 最近体重も増えてきたし………………」

男「いいから脱げ」

フォイア「ぅ…………脅迫じゃないか……………………………お許しください、神様……………」スル、スルスル…………

男(修道服が脱がれていき、少しずつフォイアの生まれつき褐色の肌が露わになっていく。毛は処理しているようだな……………今、完全に脱いだ。今フォイアが着ているのは、下着だけだ)

フォイア「あなたが初めてだ…………ワタシが、こんな羞恥な姿を晒したのは…………」

男「ふむ………確かに、一見肉付きが良いように見えるが、殆どは筋肉じゃないか? 軍を抜けた後も、運動は続けていたようだな」モニュッ

フォイア「あゎゃぁ!? きゅうに揉むなぁっ!」

フォイア「……………た、確かに運動は続けていたが…………でも、だらしないだろう?」

男「だらしがないなんてとんでもない。太ってる訳じゃないし、むっちりしていながら皮下に分厚い筋肉を感じられて、とても良いぞ」モニュモニュ

フォイア「だ、だから……………!」プルプル………

男「それにしても、シスターという割には、黒い下着をつけるなんてな。黒いブラに黒いパンティ…………エロいじゃないか」

フォイア「ち、ちがっ、こ、これは、落ち着いた色で……………!」

男「まあ、エロいから何でも良い。……………じゃあ、始めるぞ、フォイア。今から君を抱く。…………良いな?」

フォイア「……………ぅぅ……………お、お願い、する………………♡」

男「…………よし……………口、開けろ…………………ん………………」チュッ………

フォイア「はぁ、はぁ……………♡ はふぅ…………ん、んぅ………………♡ はむっ…………♡」ジワ……………♡

男(まずは、ブラジャーから………………)プチッ…………パラ…………

フォイア「っ…………………! ん、んぁ……………………はぁ、はぁ、はぁ…………………♡」

男「こら、隠すな。……………イヤイヤじゃない。ほら、手を離せ。昔のフォイアはあんなに大胆だっただろう? …………………よし、いい子だ。……………ほう、綺麗なピンク色だ」

フォイア「そ、そんなに、まじまじと見ないでくれぇ……………////// ほ、ほんとに、恥ずかしい……………♡」ボヨヨン…………

男「何も恥ずかしくない。綺麗だよ。……パンツは、自分で脱いでみろ」

フォイア「あ、ああ……………♡」ス、ススゥ……………スルン………♡

男「ここの毛も真っ白なのか。………少し濡れているな」

フォイア「見るなぁ…………////」ジワ…………♡

男「恥ずかしくないさ。…………俺のズボンも脱いで、それから、フェラをしてくれ」

フォイア「ふぇら……………? なんだ、それは…………?」

男「舐めるんだ。無理そうなら、別に良い」

フォイア「な、舐める…………? わ、わか、った……………」ズッ………ズルルッ
338 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/20(木) 20:32:50.50 ID:3NlzgA4L0
バルンッ! ビコンッ、ビコンッ

フォイア「…………え、えへっ………? あ、あうっ……………♡」スゥッ、スゥ、ハァ………♡

男「どうだ? 舐めれそうか?」

フォイア「はぁ、はぁ……………♡ なるほど、な……………………♡ た、たしか、ふぇ、ふぇら、と言うんだったな…………♡ あ、ああ、すごい、匂いだ…………♡ ん、ん………………♡」ペロ……………ペロ、ペロ、ペロ……………♡

男「良いぞ、その調子だ……………そのまま、少しずつ舐める面積を増やして行くんだ…………」

フォイア「ぁ……………♡ はぁ、ん……………♡ ………っ……………っぁ……………♡♡ …………………ふぅっ………………♡」ペロ、ペロォ、ペロォ、ペロォ、ペロォ、レロォ、レロォ、レロォ…………♡

男「胸でも挟むんだ……………良いぞ、フォイア………………」ナデ、ナデ…………♡

フォイア「はぁ、はぁ…………んっ、はぁ……………♡ き、気持ち良いか、男……………♡ 気持ち良くなって、くれているか…………♡ んっ……………ぁっ………………♡ んぅ…………………♡」ペロペロ、ペロォ、グニュッ、グニュゥ♡ ペロォン、レロッ、レロレロッ、グニュルルッ♡

男「ああ、ちゃんと気持ちいいぞフォイア…………良い子だ、良い子だ…………はぁ…………ぅっ……………!」ナデナデ…………♡

フォイア「ふ、ふふっ…………♡ ん、んろぉ…………♡ はぁ、ん、はぁっ………♡」グニュルッ、チュプゥッ、ペロンッ、ペロンッ、グニュ、グニュ♡

男「はぁっ………………くっ……………す、ストップだ、フォイア…………一旦、離してくれ……………………」

フォイア「はぁ、はぁ……………♡ ん…………♡」ペロリ…………♡

男「良かったぞ、フォイア…………………次は、俺の番だな………………」グィッ、トサッ………

フォイア「あ……………………………………♡ おと、こ………………♡」モジッ…………♡

男「ここが、君のおまんこだ。って、もうビチャビチャじゃないか」クチュ…………

フォイア「はぁっ!♡? あっ、や、やめっ、さ、触らないでくれっ♡ ……………………はぁ、はぁ…………こ、こんなに、なんで、濡れて……………………?」ピクッ…………♡

男「これは愛汁って言ってな、エッチな気分が高まれば高まるほど、こうして分泌されるんだ。ビチャビチャって事は……………………もう、分かっているよな?」

フォイア「はぁ、んっ…………………………♡」コクンッ…………♡

男「挿れるぞ……………ふぅっ………………」プチュ…………ズプ……………♡

フォイア「はぁっ、ぁぁぁっ……………! あ、あっ♡ あつ、熱いっ♡ ぁ、ぁああぁあつ♡」

男「ふぅ…………ふ…………」ズズッ、ズチュ……………プチュッ……………♡

フォイア「あ、な、なんか、オクで当たって……………♡」

男「処女膜だ…………破る時、少し痛むぞ………………行くぞ……………!」ズッ…………ブツッ、ブチッ…………!

フォイア「ぅっ…………! つぅ……………!」ギュッ…………!

男「はぁ…………はぁ……………」ブチンッ! ブチブチッ…………!

フォイア「ぁっ………! ふーっ………! ふーっ……………!」ギュゥゥゥ…………! ツゥ………

男「はぁっ…………!」グッ、ブチィンッ♡

フォイア「ぁ、ぁああああぁあっ♡ あーっ、あ……………! ははぁぁっ、はぁぁっ…………♡」ビク、ビク…………♡

男「…………ふぅ…………大丈夫か……………?」

フォイア「だ、大丈夫、だ…………♡ 痛いけど、気持ちぃい…………♡ つ、続けて、くれぇ…………♡」

男「ああ、フォイア……………良いぞ、気持ち良いぞ……………」グリ…………♡

フォイア「あ゛っ♡」ビクン♡

フォイア(ふーっ、ふーっ…………♡ ああ、男の、気持ちぃい…………♡ か、身体の芯まで、気持ち良くて、熱い……………♡ ……………ん……………?)

キメラ娘C「はー…………はー……………♡」サワサワ、スリスリ…………♡

シーウィズ「しゅはぁ、しゅはぁ……………♡」クネクネズリッズリッ…………♡

フォイア(あ、ぁあ…………♡ シーネーチャンが覗いてる…………ワタシと男の、覗いてるぅ……………♡ 男は気づいて無いみたいだが………………そう、だ……………♡)

フォイア「う、動いてくれぇ…………♡ 男ぉ…………♡ 動いて欲しい……………♡」

男「解ってるさ……………ふっ……………!」ズズ、ズズズッ、ズチュゥゥ♡

フォイア「ああっ、あ゛ぁっ♡ 男っ、男ぉっ♡」
339 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/20(木) 20:55:46.91 ID:3NlzgA4L0
男「フォイア………このまま聞いてほしい。何か、やりたい事はあるか? 長い間待たせてしまった詫びに、フォイアの願いを聞きたい……………っ……………!」ズルルルッ、ルッ、パチュゥ………♡

フォイア「あぁっ…………! はぁっ、はぁっ…………ワ、ワタシは、た、ただ男と一緒にいたい…………♡ それで、それで、たくさん、子供を作りたいっ……………♡ ぁああっ…………♡」

男「もちろんだ。何人だって産ませてやる…………! 他には、無いか? 何か、俺とやりたいと思っていたことが、あるんじゃないか……………? んっ……………」ズチュルルル……………チュプン♡

フォイア「おぁっ♡ …………はーっ、はーっ……………♡ っあっ…………♡ そ、それなら、で、デートしたい…………♡ 日本の、デ○ズニーランドに、一緒にデートしたいっ♡ はぁっ、は、ぁんっ♡」

男「おやすい、ご用だ……………ふぅ…………………」ズズニュッ、ニュチュンッ♡

フォイア「いぎっ……………♡ あ、あとは、け、結婚式を挙げたい……………っ♡ □□国で、シーネーチャンと一緒にっ……………♡ んあぁあっ♡ あ、ぇぁっ……………♡」ギュゥゥッ…………♡

男「ああ、挙げよう、結婚式……………はぁ、はぁ………………」ズニュ、ズズッ、チュプンッ♡

フォイア「お、男ぉ……………♡ あ、あとは、映画、とか、アイスとか、タピオカとか……………♡ 街で、シーネーチャンと一緒にデートしたい…………♡ みんなに羨ましがって、欲しい…………………♡ 自慢の夫を、見せつけたいっ♡」

男「好きなだけ、行ってやる………………………!」ズズズッ、ゴチュンッ♡

フォイア「あ、あああぁっ、お、男っ♡ あ、な、なんかっ、ああああぁああっ♡」プシャアッ♡

フォイア「はーっ♡ はぁぁっ♡ お、おもらし、し、しちゃっ、た………………?」ギュゥッ……………♡

男「これは漏らしたんじゃない。絶頂したんだ。…………また絶頂しそうになったら、ちゃんと『イく』って宣言するんだぞ?」

フォイア「わ、分かったぁ………………♡ ああ、イったぁ………………♡」ピクンッ、ピクンッ………………♡
340 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/20(木) 20:56:23.66 ID:3NlzgA4L0
男「よし、体勢を変えようか……………」グィッ、グルンッ

フォイア「ひゃぁっ……………? んえっ!?」ドチュビグンッ♡

フォイア「おぇ、お、おっきいのが、おっ、奥、までっ、挿入って……………♡」ピクンッ、ピグッ……………♡

男「騎乗位だ。さあ、自分で奉仕してみろ……………」

フォイア「ん…………………♡ ふぅっ、ふぅっ……………♡ ん、んんっ………………! んぉぉ……………っ♡」ググッ……………ズチュ♡

男「全然腰が上がってないぞ?」

フォイア「あげる、上げるぅっ……………♡ ん、んぐぅっ…………………んひぃっ♡」ズズズズッ、ドチュンッ♡

男「その調子だ………………続けろ……………!」

フォイア「はぁ、はぁ………………っ、ぁっ、あぁぁっ、ぁっ、あっ、あっ、ああっ♡ あぁっ♡ んああっ♡」ブチュチュ…………パチュンッ♡ パチュ♡ パチュン♡ パチュゥ♡ パチュンッ♡

男「ぐっ、ううっ……………! い、良いぞっ、フォイアッ! ふぅっ、ふっ、はぁっ………………! ぐぅっ…………!」

フォイア「あん、あん、あっ♡ あぁっ♡」パチュン♡ プチュン♡ コチュン♡

フォイア(聞こえてるか、シーネーチャン、それとシーウィズちゃん…………♡ ほら、ワタシがこんなに喘いでいる声…………♡ ああ、そんなにおまんこ弄ってしまって………………♡)

キメラ娘C「はぁっ、はぁっ、はぁっ………………♡ あんなに……………♡ フォイアちゃんが……………♡」クチュクチュクチュクチュクチュ……………♡

シーウィズ「ふしゅーっ♡ ふしゅーっ♡」クネクネクネクネ

フォイア「はぁっ、あ、あ、あっ、あん、あぁっ、あぇ♡ ぃ♡ あっ♡ あぃい♡ はぁっ♡ ぉっ、男っ♡ 男♡ 好きっ♡ 好きぃ♡ 好きだっ♡ 男ぉっ♡」パチュ、パチュ、パチュ、パチュ、プチュ、パチュ、パチュ、パチュンッ♡

男「俺もだ、フォイアッ…………! 愛してるっ……………! 愛してるフォイアァッ…………!」

フォイア「ぁ、だめ、だめだめだめっ♡ イく、イきそうっ、イく、男ぉっ♡ 男ぉぉぉおっ♡」バチュン♡ パチュンッ♡ ドチュンッ♡ コリッ♡ コリィッ♡ ゴチュゥッ♡

男「俺もだ…………! フォイアッ……………フォイアァッ!」ググッ、グガボヂュンッ♡

フォイア「はっ、あ、あへっ……………?♡」ビク

男「ぐ、ぉぉぉぉおおおおおおぉぉっ…………………! っうっ……………!」ビュブルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥウゥ〜ッ♡ ボッビュゥウウゥウゥゥゥウゥゥ〜ッ♡

フォイア「あ、あつ、熱いっ、あひっ、あっ、ああっ、あああっ、ああああっ♡ 男、あ、こりぇ、あっ♡ あ、ずっと、流れ込んで、あっ♡ 長いっ♡ あぇっ♡」ビグン! ビグン! ビクゥッ♡ ゴボ、ゴポポッ……………♡

男「まだ、でるっ、フォイア……ッ…………受け、取れっ…………………!」ブビュ、ビュブ……………ドグンッ! ドグドグッ♡ ドボビュ、ドブブンッ♡

フォイア「おあっ、あああっ♡ えぁっ♡ あ゛あ゛ぃっ♡ あっ………………へひっ……………………………………♡」ビク、ビグンッ、ビクゥ……………………♡

男「ふぅ、ふぅ…………………んっ……………!」ビュー………………ドブッ………………♡

フォイア「あ………………………ぁあっ…………………♡ ……………ぃっ………………♡」タップン………………♡

男「はぁ………………はぁ………………………………っ……………………ふぅ……………」

男「……………ど、どうだ、フォイア……………俺に、子種を注がれた、感触は…………………?」

フォイア「はひぃ………………はひぃ…………………♡ す、すご、かった………………♡ 意識が、と、飛びそうだった……………♡ はぁ…………………♡ あぁ、生命の、脈動を感じる、ぞ………………♡ あひっ…………………♡ 温かい………………♡」サスサス……………

フォイア「でも……………まだ、行けるぞ………………♡ この程度では、ワタシは、バテない、ぞ…………………♡」

男「よし……………じゃあ、続けるぞ………………」

フォイア「い、いや、その前に、待ってくれ…………………もう一つ、やりたい事がある……………………」

男「なんだ………………?」

フォイア「……………………シーネーチャンと、2人で…………いや、シーウィズちゃんも含めて3人で、男に抱かれたい………………♡」チラッ…………

キメラ娘C「はぁ…………はぁ……………………っ!?」

シーウィズ「しゅるっ……………!?」トロトロ…………

ガタッ

男「ん……………? ああ……………なるほどな……………ほら、遠慮せずに来い、シイコ、シーウィズ。…………3人まとめて、抱いてやる」

キメラ娘C「は……………はい…………………♡」ポタ、ポタ……………

シーウィズ「しゅるぅん……………♡」

341 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/20(木) 20:57:11.58 ID:3NlzgA4L0


フォイア「あ、あ、あっ、あっ♡ あ、ああっ、あっ♡」ピクンッ、ビクッ、ビクゥッ♡

シーウィズ「しゅっ、しゅるるるっ♡ しゅあぁっ♡ しゅるぅ♡」クネンッ、クネクネンッ♡

キメラ娘C「あ、いやぁっ♡ 男さんっ♡ ひゃああぁああっ♡ 壊れるぅううぅうっ♡」ビグンッ♡ ビクッ♡ ビクッ♡

男「ふぅ、ふうっ、ふうぅぅっ……………! はぁ、はぁ……………!」グチュグチュ、パン♡ パン♡ グチュグチュグチュ……………♡

男(俺が今何をしているかって? 右手はフォイア、左手はシーウィズ、チンコはシイコと言えば大体分かるだろう? 全員精液で顔も胃も膣内もドロッドロだ。………………ふぅっ……………くぅっ……………!)

男「17発目、出すぞぉっ…………!」バチュン♡ バチュゥンッ♡ グッチュグッチュグッチュ♡

フォイア「ああっ、あっ、あぅっ♡ ひぁっ♡」ビク、ビグンッ♡ ビククッ♡

シーウィズ「じゅるっ、じゅるるっ、ごぽっ♡」クネッ、クネッ♡ クネレンッ♡

キメラ娘C「ああっ、お腹またふくりぇるっ、ふくりぇるぅううぅぅっ♡」ギュゥッ、パタパタパタパタパタパタパタパタッ♡

男「ふんっ……………ぐうぅぅっ!」ビュ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ♡ ビュッ、ビュルルルルゥウウゥゥ〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡

キメラ娘C「おげっ、はびっ♡ は、おへっ………………♡」フッ………………ボゴッ、ゴボゴボッ、ゴボボボボッ♡

フォイア「あ、ああ、あっ、あんっ、あああっ♡ んぁっ♡ んんっ♡ はっ♡ っあああっ♡ あひっ♡」ブシャァアアァァッ♡ ガクガクガクッ♡ ガクッ♡

シーウィズ「しゅるぅううぅぅ〜〜〜っ…………♡ しゅるぅ…………………♡ しゅる…………………♡」ピッチピッチ……………♡ ピチンッ……………♡ ピクピクン……………♡

男「はぁ………………はぁ………………シイコ…………………」ビュル、ビュ〜………………♡

キメラ娘C「はっ………………はっ……………………あへ……………………♡」ピク、ピクピク……………♡

男「気絶、したか…………………ふぅっ…………………!」ズ、ズズズッ………………ズボンッ! ビュルルルルルルッ♡ ビュブゥ〜〜〜〜〜ッ♡

フォイア「はぁ♡ あはぁ♡ せーしのシャワーだ………………♡」アーン…………♡ ビチャビチャビチャッ、パタタタッ♡

シーウィズ「しゅあ………………♡」アーン………♡ ビチャッ♡ ビチャアッ♡

キメラ娘C「すぅ……………♡ すぅ…………………♡」バチャアッ♡ ビチャッ♡

フォイア「ごっくん………………♡」ゴクッ…………♡

シーウィズ「んっ、ぐんっ♡」ゴッグン♡

いつでも男抱かれることが喜びの魔族の妻として生きることを誓わせる

男「………………フォイア…………今日から君は、魔族である俺の妻だ。この先、命朽ち果てるまで、俺の妻で居続けることを誓ってくれるか?」

フォイア「ち、誓う………………♡ ワ、ワタシは、あなたの、妻、だ…………………♡」

男「よく言えた。…………まだイけるな?」ビキンッ、ビキンッ、ビキンッ♡

フォイア「えっ………………ま、待て…………さ、流石に、無理だ…………………お、男っ? ほ、本当に無理だとっ………………」

男「俺の妻ならば……………問答無用だ」ドチュウッ♡

フォイア「ぃうっ♡」

342 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/20(木) 20:57:42.52 ID:3NlzgA4L0
〜そして、時は満ちた〜

男(時は満ちた…………とうとう明日、勇者が魔王城に来る。……………決戦だ)

ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ♡

男(妊娠によって決戦に参加できない嫁は数人いるが、その中でハチカとロッソは無事出産を迎え、決戦に参加出来ることになった)

ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ♡

男(また、スーラやスララ達も不参加だ。彼女達には基本的に攻撃力と言うものが存在しない。一応龍をも発情させる強力な媚薬があるが、防御力が低いために勇者の攻撃など受けたら即死してしまうだろう。一応足止め用のアイテムとして媚薬は持っていくが、効果もあまり無いと考えた方が良いだろう。彼女達は非戦闘員なのだ。戦闘が劣っているからと言って、差別するつもりも毛頭無い)

ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ♡

男(…………ところで俺が何をしているかって? それはもちろん…………)

スライム娘「んっ、んっ、んぅ、んふっ♡」ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ♡

男(もし、万が一、億が一にでも、俺が死んだ時の為に、俺の血であり、生きた印である精子を残しているんだ…………!)

男「くっ、で、出る、ぞっ………♡ スーラッ…………はぁっ♡」ドビュ〜〜〜〜〜〜〜ッ♡ ボッビュ、ボビュゥウゥゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜ッ♡

スライム娘「ん、んぐっ♡ んぐっ♡ んごくんっ♡ ごぐっ♡ んくぅっ♡」ゴクゴクゴクゴクゴクゴク……………♡

男「ふぅぅぅっ、ぅうううぅぅうぅっ………………♡」ビュブウウウウウウウゥウウゥッ♡ ビュブンッ…………♡ ドブ、ドブッ、ドブンッ………♡

スライム娘「んっ…………んぐっ、ん………ごっくん……………♡ ぷはぁ…………♡ はぁ…………けぷっ…………♡ も、目標の、100リットル達成、です、旦那様……………♡ これで、向こう数十年は子孫を増やす事が出来ます…………♡」ニュルルルルルッ……………タポンッ♡

男(俺の精子を、スーラ特製のスライム製精子タンク、いや、精子バンクに詰め、ハチカの力で冷凍保存しておく…………これで、スーラの言った通り、寿命的にも量的にも、数十年は持つだろう。もし俺が死んでも、これで子孫は増える訳だ…………)

男「ぜぇ…………ぜぇ……………ぜ、前世合わせて、人生で一番出した……………って、ちょっとつまみ食いしているだろ」

スライム娘「あ、バレました…………? うふふ…………♡」ドクン、ドクン…………♡

男「まあ良い……………よし…………じゃあ、寝るとするか。明日に向けて、な……………」ギシッ……

スライム娘「…………はい、旦那様。……………死んでは、イヤですよ……………?」

男「死なないさ。……………絶対にな」パサッ………

スライム娘「信じています………………♡」ギュッ………

男(そうは言っても…………これが最期の夜になるかも知れない。俺は最愛の妻であるスーラを抱きしめて、互いに肌を密着させて、眠りについた………………)

343 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/20(木) 20:59:10.36 ID:3NlzgA4L0
とうとう最終決戦ですが………>>1が何か忘れてたら教えてください。
例えば取り忘れている安価とか、あれば。
無ければこのまま決戦です。
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/20(木) 21:48:06.12 ID:bBm6VSBs0
大丈夫だと思います
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/20(木) 22:12:42.35 ID:tCoTy6LaO
デスネー
さあどうなるやら
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 01:25:55.52 ID:Oye7Pt0g0
フォイアとのエッチシーンやりたい事を聞くくだりすごくよかった…結婚式挙げたいのかわいい
キメラ娘と蛇を交えた4Pもエロっエロでたまらんです
347 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 06:02:33.80 ID:RtUUrBWj0
>>346エロい、良いと言ってくれて嬉しいです!
348 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 14:08:27.43 ID:owcoai5c0
〜翌朝〜

男「情報は?」

ゴブリン長「はい。勇者たちの情報はあまり変わりませんが……………パーティーメンバーが1人増えていると言うことが分かりました」

男「キメラか?」

ゴブリン長「ああ、はい。そのようですが…………知っているんですか?」

男「ああ、なら問題はない。情報感謝する」

〜魔王城正門前〜

男「……………みんな。とうとう、この日がやってきた。この戦いに負ければ、俺達は全てを失う。………ならば、どうすれば良いか。答えは明白。勝てば良い。ただし、絶対に殺してはならない。全員、生け捕りにしろ。しかし敵は殺しにかかってくる。だから、死なないことに死力を尽くせ! 敵はボコボコにしろ! 半殺しだ! 俺の女として、嫁として、絶対に死ぬことは許さないッ!」

嫁達「「「「「おおおおおおおおおおっ!」」」」」

男(以前カレルの決闘の時に使用した魔道具のVRを使うことも考えたが、不可能だろう。勇者パーティーがほいほい腕輪を付けさせてもらえるとは思わないし、つけようとまごまごしている間に殺されてしまうだろうから、最初からその作戦は切り捨てる事にした)

乳牛娘「行ってらっしゃい、ダーリン♡」

男「ああ、ミル。君の乳料理のお陰で、今日のコンディションも最高だ。ありがとう」チュッ♡

乳牛娘「ん………………そう言われるとうれしぃです……………♡」

リザード娘「がんばってくるだよ、旦那さん。無事をいのってるだぁよ!」

男「ああ、頑張る。カゲロウ、行ってくる」チュッ♡

リザード娘「きゅ……………♡ んだ…………!」

デュラハン娘「例え姿は見えなくとも、拙者の心は常に主のそばに在る。…………必ず、帰ってきてくれ………………!」

男「ああ、レイア。君の分まで頑張ってくるよ……………行ってくる」チュッ♡

デュラハン娘「はぁ……………♡ ご主人様ぁ…………………♡」

サキュバス友「行ってらっしゃいダーリン! サルルッ♡ ん、んんっ、んちゅっ♡」

サキュバス娘「ん、んれろっ………ぷはっ♡ うんっ、絶対、帰って来るしっ♡ シシリアちゃんっ♡」

男「シシリアも、お腹の子供に気をつけてくれよ。じゃあ………」チュッ♡

サキュバス友「うん……………信ぢてるし…………♡」

スライム娘「…………旦那様。行ってらっしゃいませ…………♡」

スララ「がんばてね!」

スライム子達「「「「「ぴーぴーぴー!」」」」」

男「ああ、スーラ、スララ、スラコ、スラミ、スライミー、スラル、スラッピ、ス(ry」チュッ、チュッ、チュッ、チュッ、チュッ、チュ(ry♡

スライム娘「………寝室を整えて、お待ちしております…………♡」

男「………ああ…………♡」

ショゴス娘「てけり! てけりり!」

男「ああ、カルル。良い子でな」

ショゴス娘「てけり…………てけりっ////」ズイッ

男「……………はいはい………」チュッ

ショゴス娘「てけりぃ…………♡」イヤンイヤン………♡
349 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 14:08:55.71 ID:owcoai5c0
男「………………よし。じゃあ、行くか……………」

ドラゴン娘(ビキニアーマー)「ああ! 正義気取りの奴らをぶっ飛ばしてやる!」

狐娘「いくよー!」

虎娘「勇者ねえ………ちょっと楽しみだわ」

ゴブリン娘「準備はバンタンぎゃ! 棍棒が唸るぎゃよ!」ムキッ!

ウサ娘「お姉さんはサポートに徹するよ!」

吸血鬼娘「ふふふ。妾の軍団の力、とくと見せてや………おい、そこ、喧嘩をするなっ! こらっ! 整列! せいれーつ!」

サキュバス娘「2人分、頑張るしっ! ほっ、はっ、ふっ!」シュルンッ、シュルシュルシュルッ!

金龍娘『こはぁぁぁぁぁぁ…………我の鎧の前に、敵はいない。全員轢き潰してみせよう』

悪魔娘「勇者………………」ジャララッ………

人魚娘「お母さん、いってくるからね。応援してね♡」

人魚子「かぷかぷ」パチャパチャ

キメラ娘C「えっと、フォイアちゃん、何それ?」

褐色娘(表記を褐色娘に統一)「Barrett M82。地球から持ってきた、最強とうたわれるスナイパーライフルの一つだ。男の指輪で強くなった今の私なら、反動を無視して2キロ先のペットボトルのキャップを開けることが出来、これで、直接の戦闘能力のないワタシも、サポートが出来る」カチャッ

キメラ娘C「そ、そうなんだ…………」

蛇娘(表記を蛇娘に統一)「しゅるん」

男「準備は良いな………行くぞ!」

全員「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」
350 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 14:10:32.48 ID:owcoai5c0
〜味方陣営〜


攻撃:めちゃくちゃ高い
魔法:一切使えない
防御:めちゃくちゃ高い
特技:なし
その他:なし
351 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 14:11:02.45 ID:owcoai5c0
ドラゴン娘
攻撃:めっちゃ高い
魔法:火、まあまあ強い
防御:めちゃくちゃ高い
特技:龍化
その他:レイアのビキニアーマー装備

狐娘
攻撃:普通
魔法:火、めちゃくちゃ強い
防御:まあまあ高い
特技:なし
その他:なし

虎娘
攻撃:すごく高い
魔法:氷、そうとう強い
防御:そうとう高い
特技:虎化
その他:なし

ゴブリン娘
攻撃:そうとう高い
魔法:一切使えない
防御:普通
特技:なし
その他:超重量の棍棒装備

ウサ娘
攻撃:まあまあ高い
魔法:土、まあまあ
防御:普通
特技:穴掘り
その他:耳が良い

吸血鬼娘
攻撃:普通
魔法:テンプテーション、鎖召還、すごく強い
防御:まあまあ高い
特技:吸血
その他:召還、チェス騎兵・黒石白石

サキュバス娘
攻撃:まあまあ
魔法:テンプテーション、発情、めっちゃ高い
防御:普通
特技:性技(今回においては完全に無力)
その他:パッシブ魅了

金龍娘
攻撃:すごく高い
魔法:火、強い、地、めちゃくちゃ強い
防御:めちゃくちゃ高い
特技:金操作
その他:金の鎧が剥がれ落ちるとスピードアップ

悪魔娘
攻撃:めちゃくちゃ高い
魔法:いろいろ、強い
防御:すごく高い
特技:なし
その他:蛇腹険ウロボロス装備

人魚娘
攻撃:低い
魔法:水、めっちゃ強い
防御:まあまあ高い
特技:遊泳
その他:なし

キメラ娘C
攻撃:めちゃくちゃ高い
魔法:一切使えない
防御:めっちゃ高い(シーウィズはめちゃくちゃ高い)
特技:二つある脳による超反応
その他:なし

褐色娘
攻撃:普通
魔法:一切使えない
防御:低い
特技:遠距離射撃
その他:Barrett M82装備
352 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 14:11:39.15 ID:owcoai5c0
〜敵陣営〜

勇者
攻撃:めちゃくちゃ高い
魔法:攻撃、補助、回復、そうとう強い
防御:めちゃくちゃ高い
特技:なし
その他:神聖装備により魔族に大ダメージ

モンク
攻撃:めっちゃ高い
魔法:神聖魔法、強い
防御:すごく高い
特技:徒手空拳
その他:なし

魔道士
攻撃:普通
魔法:全て、めちゃくちゃ強い
防御:まあまあ高い
特技:なし
その他:杖装備

スカウト
攻撃:普通
魔法:普通
防御:普通
特技:小道具や罠を使う
その他:ステータスで侮ることなかれ

天使
攻撃:めっちゃ高い
魔法:回復、神聖魔法、めっちゃ強い
防御:めちゃくちゃ×2高い
特技:なし
その他:無鉄砲

キメラ娘B
攻撃:すごく高い
魔法:無属性魔弾、強い
防御:普通よりは少し高い
特技:なし
その他:制御リング装備
353 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 14:13:27.53 ID:owcoai5c0
男は勇者と、シイコはバービー(キメラ娘B)とぶつかります。
他のモンスター娘が勇者とバービーを含めた六人の内誰とぶつかるか決めます。これは多いので、時間が経ったら(十分以上開いたら)練取りしても構いません。
因みに、転移の罠を使い勇者パーティーは六方向にバラバラにされるので、基本的に1対多です。

ドラゴン娘>>下1

狐娘>>下2

虎娘>>下3

ゴブリン娘>>下4

ウサ娘>>下5

吸血鬼娘>>下6

サキュバス娘>>下7

金龍娘>>下8

悪魔娘>>下9

人魚娘>>下10

褐色娘>>下11
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 15:34:18.89 ID:t0aJZiH00
モンク
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 15:47:25.19 ID:t0aJZiH00
天使
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 16:00:50.45 ID:t0aJZiH00
天使
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 16:02:12.84 ID:GVzk72dsO
魔道士
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 16:15:14.65 ID:GVzk72dsO
魔道士
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 16:30:39.82 ID:GVzk72dsO
勇者
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 16:48:30.99 ID:GVzk72dsO
天使
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 16:49:50.99 ID:RFFpD0cBO
スカウト
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 17:10:48.13 ID:RFFpD0cBO
間違えた
金龍娘はモンクでお願いします

安価↓
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 17:11:12.04 ID:t0aJZiH00
スカウト
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 17:58:41.28 ID:Y1cezc0KO
モンク
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 18:19:58.05 ID:fYNVr4Hv0
キメラ娘B
366 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 18:22:58.85 ID:RtUUrBWj0
>>365その、自分で投げといてなんですが、ここはキメラ娘同士の一騎討ちにしたいかなと…………
よろしいですか?
安価↓
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 18:23:54.16 ID:fYNVr4Hv0
まとめると

勇者…男・吸血鬼娘
モンク…ドラゴン娘・金龍娘・人魚娘
魔道士…ゴブリン娘・ウサ娘
スカウト…悪魔娘
天使…狐娘・虎娘・サキュバス娘
キメラ娘B…シイコ・フォイア

かな
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/21(金) 18:25:55.17 ID:fYNVr4Hv0
じゃあ、勇者で
369 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/21(金) 18:35:42.77 ID:RtUUrBWj0
>>368ありがとうございます。
370 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:07:41.96 ID:YrKj35sP0


ザッ、ザッ、ザッ、ザッ…………

勇者「みんな、気を抜くなよ…………」

モンク「分かっているよ…………!」

スカウト「…………やはり魔界だな。『罠達』がザワ付いている………」

魔道士「足元に気をつけよ………おっと」パシッ

キメラ娘B「あっ…………す、すいません…………」

天使「う、ううう…………やっぱりこっちの世界は頭が痛くなりますね…………」ズキズキ………

勇者「………………」

スカウト「……………っ!? ヤバいっ、全員逃げっ」フッ

勇者「えっ」フッ

キメラ娘B「アレンさっ………!?」フッ

魔道士「クソが! 罠かぁっ!?」フッ

天使「ひぇええぇええぇえっ!?」フッ

モンク「う、ウソ………こ、こんな事で……………」フッ
371 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:08:42.83 ID:YrKj35sP0
勇者…男・吸血鬼娘・褐色娘
モンク…ドラゴン娘・金龍娘・人魚娘
魔道士…ゴブリン娘・ウサ娘
スカウト…悪魔娘
天使…狐娘・虎娘・サキュバス娘
キメラ娘B…キメラ娘C
372 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:09:33.98 ID:YrKj35sP0


天使「………えぇええぇええぇえっ!?」ドサッ!

天使「あ、あわわわわっ……………! ……………あ、あれ………? 魔王城の場所は変わって、ない……………? でも、向きが、変わってる……………?」

ガキィンッ!

天使「あわっ!?」シュバババッ!

虎娘「くっ…………………! 意外と動けるわね、あの天使…………………!」

狐娘「あっ、来た! はぁっ!」ドォオオオォオオォオオッ!

天使「えっ、ちょっ、ま、待ってください! ひゃああああっ!」ジュッ

サキュバス娘「よし、倒した……………って駄目ぢゃんっ! 生け捕りだったよね!? あわわ…………………消し炭になっちゃったし…………………………」

狐娘「大丈夫……………………この程度じゃ、あの子は……………………」

天使「あちっ、あちっ、ふーっ、ふーっ………! ひ、ひどいですねぇっ! 不意打ちだなんてっ!」

狐娘「ほらやっぱり!」

サキュバス娘「マヂで!?」

虎娘「……………無傷、ね…………多分、私の魔法を食らっても駄目だったわね………」

天使「あなた達、魔王の使いですかっ?」

虎娘「使いって言うか………まあ、そうよ。あなたを生け捕りに来たわ」

天使「そうですか………じゃあ、私も反撃しますよ! 覚悟してくださいねぇっ!」ジャキンッ!

狐娘「この子、強いよっ!」

虎娘「気をつけて、2人とも…………!」

サキュバス娘「特訓の成果、見せてやるしぃっ!」
373 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:10:38.08 ID:YrKj35sP0


魔道士「くっ………」スタッ

魔道士「転移の罠か…………っ…………でも、なぜこんな何の変哲も無い所に…………?」

ブンッ!

魔道士「うをっとぉっ!?」

ドコォオオンッ!

ゴブリン娘「外したぎゃっ!」ミシミシ、ズポンッ!

魔道士「ゴブリン、だと? し、しかも可愛い!? それに、どんだけの質量を振り回しているのかのぉ!?」

ウサ娘「はいやぁああっ!」

魔道士「うぉお!? こっちからもかのぉっ!!」ボォッ!

ウサ娘「危なっ!」ドンッ!

魔道士「空中に土壁を出し、それを土台にして避けた、か………………………土魔法を使う兎耳人に、メスのゴブリンかの………ヘンテコな組み合わせだのぉ」

ゴブリン娘「ぎゃぎゃっ! そう言っていられるのも今の内ぎゃぁっ!」

ウサ娘「えーん、サポートに徹するって言いましたのに、何で主戦力扱いなんですか…………! ………でも、弟くんに期待されたら、お姉さん頑張っちゃいますよ!」

魔道士「ふん………魔王の使いかのぉ。ワシに勝てると思うで無いでのぉっ!」ボボボボボボッ!

ゴブリン娘「大人しくお縄につくぎゃぁよぉっ!」

ウサ娘「はいぃいいいぃいやぁっ!」
374 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:11:33.97 ID:YrKj35sP0


スカウト「クソッ………俺とした事が…………転移の罠に気づけないだなんて…………!」

悪魔娘「お前は………勇者の仲間か?」

スカウト「っ、誰だっ!?」ババッ!

悪魔娘「はーん、見たところそうらしいな。俺の事は新聞とかで見たことあると思うが?」

スカウト「お、お前は………人間を裏切り、魔族の手に堕ちたって言う、元初代勇者カール!」

悪魔娘「正解だよ。説明ご苦労。………ん? お前、先祖に勇者、というか、俺がいないか?」

スカウト「なぜ、分かった…………?」

悪魔娘「やっぱりか…………いや、なんていうか、顔が似ているからな」

スカウト「………………本人の前では隠せないか………………そうとも、俺は初代勇者の……あんたの、妹の子孫だ。初代勇者様よ…………どうして、魔族の手になんか堕ちた?」

悪魔娘「どうして、か……………人魚側には、快楽によって悪堕ちしたってなってるだろうが…………………………あえて理由を言うのなら、贖罪、だ。神に操られて、罪のない命を奪った事に対しての、贖罪なんだ……………………」

スカウト「……………よく分からないが、要は自分からその道を選んだって事か?」

悪魔娘「まあ、そうだ。…………五割ぐらいはそれで合っている。あとの五割は…………………………ふぅっ……………♡」ゾクッ

スカウト「おいおいおいおい初代勇者様よ……………………」

悪魔娘「ははっ……………まあ、縁談はここまでにしよう。お前は見たところそんなに強く無さそうだが、それで勇者パーティーが勤まるのか?」

スカウト「心配はご無用だ。俺の武器は頭と手先………………うっかりしていると、踏んじまうぞ?」

悪魔娘「踏む……………? ……………それはどうい……………」カチッ

悪魔娘「………………う?」

スカウト「そんなふうにな。喚陣衂業(ヨジジクゴウ)、『溢堰爾蝶(イツセキニテフ)』」

ドドファッ!

悪魔娘「のぁあっ!?」
375 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:11:59.41 ID:YrKj35sP0


モンク「っ!」バッ! ババッ!

モンク「……………………いるのは分かっているのよ」

ドラゴン娘「やはりバレたか」ガサ

金龍娘『我らはこやつを生け捕りにすれば良いのか?』ガサガサガサガサ

人魚「はい、そのようです!」ガサ

モンク「……………………思っていたより沢山いたわ。あなたたち、魔王の手先ね?」

ドラゴン娘「半分正解、といったところだな。悪いが小娘よ、早速だが、眠って貰うぞ!」ドンッ!

モンク「ふんっ!」ガギッ!

ドラゴン娘「ほう、なかなかやるじゃないか………………!」ギリギリギリギリ……………!

モンク「勇者には劣るけど、これでも勇者一行よ……………! 舐めないで…………頂、戴っ!」ゴッ!

ドラゴン娘「ふっ……………!」ヒュッ、スタッ!

金龍娘『はぁっ!』ドドドドッ! ドガンッ!

モンク「はぁあああぁっ!」ゴギィンッ!

金龍娘『く、こやつ、我の突進を、殺しおった!?』

モンク「カウンターッ!」ブンッ! ガゴォンッ!

金龍娘『が、はぁあああっ!?』ズズーン!

人魚娘「ナギさんっ! ぅむむむむぅっ……………! えい!」ゴボボボボボボボボ、ザバアアアァアアァンッ!

モンク「なんて量の水っ!? ……………でも…………私には、そんなの効かないっ! ……………………『三戦立ち』…………………!」ドシィンッ………………!
376 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:12:27.85 ID:YrKj35sP0


キメラ娘B「アランさん…………プーサん……………マイさん……………ミリィさん……………ガネーシャさん……………みんな、どこ行ったの………………」

キメラ娘B「……………………考えても、仕方ない………………私はもう、弱い子じゃないもん……………………! 魔王城に………………!」ザッ、ザッ、ザッ、ザッ……………!

キメラ娘C「……………行かせないよ、バービーお姉ちゃん……………」スタッ

キメラ娘B「えっ……………!? ナンシーちゃん…………………?」

キメラ娘C「うん。…………………ごめんね、こんな事になって。………………私、こっち側だから」

キメラ娘B「こっち側って……………そんな、どうして……………?」

キメラ娘C「拾ってくれた人が、こっち側だっただけ。バービーお姉ちゃんだって、勇者に拾ってもらったんでしょ?」

キメラ娘B「そう、だけど………………こんなこと、ダメだよ……………だって、魔王は世界を滅ぼそうとしてるんだよ?」

キメラ娘C「…………………勇者は、魔王を殺そうとしているんでしょ?」

キメラ娘B「………………っ……………で、でも、そ、それは人間を守るために………………!」

キメラ娘C「魔王も、魔族を守るために人間と戦っているの。……………世界って、何? 人間の世界? だったら、勇者は魔族の世界を壊そうとしている、『魔王』だよ」

キメラ娘B「……………………………そうだね……………………………」

キメラ娘B「…………………………どうしたの、ナンシーちゃん。人が、変わっちゃったみたい……………………」

キメラ娘C「………………今は、敵だから。本当は、もっとゆっくり話したい。再会を喜び合いたい。でも…………………………敵だから……………………!」

キメラ娘B「……………………分かった。覚えてる、私達のルール。お互いの意見がぶつかってる時は、どうするんだっけ?」

キメラ娘C「どっちかが引く。もしくは……………………」

ドンッ!

ドガンッ!

キメラ娘B&C「「拳で、語り合うっ!」」
377 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:14:25.43 ID:YrKj35sP0


勇者「………………………………」フォンフォンフォンフォン……………

勇者(………………良かった。探ってみたところ、一応みんなは無事みたいだ…………………転移の罠で俺だけ転移されなかったから、どうした事かと…………………)

勇者(でも、罠があるって事は、誰か張った奴がいるということ。それに、張った意図もあるということ………………まさか、魔王が俺を一人にするために……………………?)

ガサッ

勇者「っ!」ズザッ!

男「いやぁ、まさかこんなにあっさり事が上手く行くとはな。………………勇者殿」

勇者「お、お前は、この前のバービーちゃんのっ!?」

男「覚えてもらっていて光栄だ」

勇者「まさか、お前がやったのか……………………? なんでだ、味方じゃ無かったのか!?」

男「勇者殿。俺は一言も君の味方だなんて言ったつもりは無い。あのときはバービーを助けるために、結果的にそっち側についたみたいになっただけだ。それに、俺はあの時言っただろう? 『今ここで』君達と戦う理由は無い、ってな」

勇者「じゃ、じゃあ…………………」

男「ああ。今がその時だ」

勇者「ほ、他のみんなは!? 他の仲間はどうした!?」

男「それぞれ戦いやすいように少し離れた場所にワープさせて貰った。そろそろ戦い始めているだろうな…………………ほら」

ズズゥン……………!

勇者(くっ、助けに…………………!)

男「そうは行かないぞ勇者殿。君が他の仲間を助けに行くには、俺を倒してからじゃないと駄目だ」

勇者「そっちの都合なんて知るか………! 二人いれば、倒して次に行くスピードも上がる! だから俺は……………!」

男「あ? 自分の立場分かっていないのか? 『俺が君を足止めしている』んじゃない。『君が、俺を、他の仲間の所に行かないように足止めしなきゃいけない』んだよ」

勇者「………………………………!」

男「念の為言っておくが…………………俺は、魔王じゃないが、ラスボスだ。君にとっての、最後の壁だよ」

勇者「なん、だと…………………………!?」

男「さて…………ではそろそろ行くぞ、勇者…………………俺の戦い方に卑怯とか言うなよ? こっちだって命掛かってんだ」

ズラァッ!

勇者「なっ!?」

吸血鬼娘「さあ、お主ら、訓練の見せ所のじゃあ! 砕けたら拾ってやるから、存分に死ぬ気でやるが良いのじゃあっ!」

黒石達「「「「「「わんわん! わんわんわんわん!」」」」」」

白石達「「「「「「…………………にゃ」」」」」」スンッ……………

チェス兵達「「「「……………」」」」ビシィッ!

勇者「こんなに大勢で襲いかかって……………恥ずかしくないのか……………!? 魔王…………じゃない、えっと………………………」

男「……………………………………………男だ」

勇者「男!」

男「………勇者殿には申し訳ないが、何一つ恥ずかしくは無い。なぜなら俺には愛する妻たちがいるのでな。絶対に勝たなきゃいけないんだ」

勇者「く、くそ………………この、数は…………………………」

男「数ばかり気にしてて良いのか勇者殿。例えばほら……………その右肩とかな」

勇者「え………………? …………っ!」チッ

ビシッ!



褐色娘「………………風、西3.2、湿度25、温度20……………試験射撃、成功…………………」ニコッ

378 :あばんぎゃると ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 10:14:52.92 ID:YrKj35sP0
勇者「うっ………………!? …………な、なにを、した?」

男「今の一瞬で避けたことは褒めてやろう。脳天に当たらないように気をつけろよ。………………行くぞ! 勇者!」

吸血鬼娘「かかれぇ!」

召還兵達「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」」

ビシッ!

勇者「くっ……………! こ、この、卑怯者めえええぇえぇっ!」
379 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/23(日) 20:31:40.82 ID:XxY1iFL10
>>378勇者のセリフを修正します。

ビシッ!

勇者「くっ……………! こ、この、卑怯者めえええぇえぇっ!」



チュンッ!

勇者「くっ……………! ………うぉおおおおぉおおおおおおおおおっ!」
380 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:51:16.43 ID:mYdKyHXb0


狐娘「狐火、飛んでって! はあっ!」ボンッ! ボンッ! ボンッ! ドゴンドゴンドゴンッ!

天使「おりゃっ!」タタタタタタタタッ! ピョーン

狐娘「直撃したのにっ!」

天使「『神の吐息戦鎚撃(メイスブレス・オブゴッド)』!」

狐娘「やぁっ!」バッ!

ガゴオオオンッ! ビシビシビシッ!

サキュバス娘「あんなの喰らったらマヂ死ぬしぃっ!」

虎娘「えいゃああああっ!」ヒュオオォォ…………ガギンガギンガギンゴチガキーン!

天使「えい!」バギィイイン!

虎娘「攻撃力も防御力もバリ高ってどういうことよぉっ! あんたどう見ても回復役でしょおっ!?」

天使「私、天使ですからっ! 神の加護があるんですよ! 『神気纏い双光戦鎚(ゴッドライトニングメイス)』っ!」ブォンッ!

狐娘「っ!」ババッ!

メゴォッ!

虎娘「地面が、抉れたっ……………いや、消滅したっ!?」

サキュバス娘「攻撃も効かないし、ああああああんなのどうすればっ!」

狐娘「はぁっ!」ボアッ!

天使「無駄ですよっ!」ブブンッ!

虎娘「やっぱり何をしても効かない……………! どうすれば………………!」

サキュバス娘「うわああああこっち来たしいいいいいいっ! くっ、受けきれないなら………………!」

天使「えい、やぁっ!」ゴォッ!

サキュバス娘「受け、流すっ!」トゥルンッ

天使「うわぁっ!?」ツルーン!

サキュバス娘(双剣術、秘技、水滑りっ!)

天使「あいでえっ!?」ガゴオンッ!

狐娘「やった! 自爆したっ!」

虎娘「敵の攻撃じゃなくて自分の攻撃だったから通ったのね………………」

天使「いっ、たあああ……………こ、こんなに、いたいの、初めてですよぉ……………! 血も、出ましたしぃ……………! ………………ふんっ!」バサァッ!

虎娘「羽っ!?」

サキュバス娘「マヂでっ!?」

天使「もう怒りましたからね……………まともに戦ってすらあげませんから!」バッサ、バッサ、ドヒュン! コォォォ…………!

虎娘「ヤバいっ! 守りに全力を尽くしてっ! サルルもこっちに!」ビキバキビキバキッ!

サキュバス娘「分かったしっ…………!」ダダダッ!

狐娘「炎バリアッ!」ドォッ!

天使「神の裁き、くらってくださいっ! 『神槌・流☆星☆群(メイス・メテオ)』っ!」ボボボボボボボボボボボボボボッ!

狐娘「あれ……………上に投げてる?」

虎娘「バカ、よく見なさいっ! あれ、落ちてくるわよっ!」

狐娘「え、じゃあ、もしかしてメテオって………………えええええええええええっ!?」

キラキラキラッ

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

サキュバス娘「うわあああああああああああああっ!?」

虎娘「はぁっ!」ビギィンッ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!
381 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:52:39.24 ID:mYdKyHXb0


魔導士「『ダンス・フレア』!」ゴォォォォォォ……………!

ウサ娘「『土壁』っ!」ボボボボボボッ!

ゴブリン娘「ふんっはっえいっぎゃっ!」ボンボンボンボンボン!

魔導士「『グリーン・スプレッド』!」メキメキメキッ!

ウサ娘「『土塊』っ!」ミシミシミシ………!

ゴブリン娘「やあっとおっんぎゃっぎゃあっ!」バキッ! バキッ! ベキッ!

魔導士(思ったよりやるのぉ…………兎耳族の方は土を味方に付け全てを防御し、ゴブリンの方は超重量の棍棒で魔法を真っ正面から相殺しおる。範囲魔法でカタを付けてしまうかのっ!)

魔導士「『ブリザード・ハザード』ッ!」ビュゴオオオオッ!

ウサ娘「うわあっ!」ピョンピョンピョーン!

ゴブリン娘「あぎゃっ!?」コテッ、コキーン!

ウサ娘「オルクちゃあんっ!?」

魔導士「やはりすばしっこいのぉ……………でもまずは一匹………………なっ!?」

ゴブリン娘「……………っ、んぎゃあっ!」バキャアッ!

ゴブリン娘「ふぅーっ………ふぅーっ………危なかったぎゃあっ………………!」シュウウウウウゥゥ…………

ウサ娘「よかったあっ……………!」

魔導士「か、身体の表面だけ、だと……………!? ……………どうやら見くびっていたようだの」

ウサ娘「オルクちゃんこっちに!」

ゴブリン娘「ぎぎゃあっ!」ドンッ!

ゴブリン(喰らうが良いぎゃ! オレ達のタッグ技!)

ウサ娘「ふっ……………はあっ!」ガシッ! ドカアンッ!

魔導士「…………なにをしてるでの?」

ズズッ…………

魔導士「……………ん?」

ゴブリン娘&ウサ娘「「アース・クラッシュ(ぎゃ)っ!」」

ドゴォンッ!

魔導士「なぁっ!? そんなバカなっ!?」

ゴブリン娘「空中に浮いちゃえばこっちのもんぎゃ! レイセねーちゃん!」

ウサ娘「はいっ! 『土塔』っ!」ドズズズズズズッ!

ゴブリン娘「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃああああっ!」ガゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン!

ウサ娘(お姉さんが作った大きい土の塔を、オルクちゃんがだるま落としみたいにぶっ飛ばす! 対空の為に生み出した、超力技だよっ!)

魔導士(ふっ………魔導士であるワシが、空で不自由になるとでも?)フワッ

魔導士「『マジック・バリア』」ヒィンッ

ウサ娘「あっ」

カキンキンキンキンキンキンキン

ウサ娘「(・_・;)」

ドゴン!ドゴドゴドゴドゴ!

ウサ娘「きゃあああああああっ!」ピョピョピョーン!

魔導士「ふん、魔法でワシに勝とうなど、愚かよの……………」
382 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:53:05.84 ID:mYdKyHXb0
ゴブリン娘「それはどうかぎゃねっ!」

魔導士「なっ…………どこだっ!? ……………上っ!?」

ゴブリン娘「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぁっ!」グルングルングルングルングルングルンッ!

魔導士(そ、そうか、こやつ、あの土のブロックの一つに自ら乗って………………! マズいっ!)

魔導士「『ファイ・レイン』ッ! 『サンダー』ッ! 『アイス・フィールド・シールド』ッ!」ボボボボボバチバチィッ! ゴキィンッ!

ゴブリン娘「ぐっ…………ぎあああっ…………! で………でも、この回転は止まらないぎゃあっ!」グルングルングルグルグルグルギュルルルルルルルルッ!

魔導士「まさかっ!?」

ゴブリン娘「さあ、喰らうぎゃあああああっ!」バッ………ゴオオオオオオオオオオンッ!

魔導士「が、ああああっ…………!」ビシッ………! ビシメシバギッ!

魔導士「ぐはああああぁっ!!!!」ドコオオオオオオオォオオォンッ!

ゴブリン娘「っ……………しゃああぁあぁ…………………!」ヒュー…………

ウサ娘「オルクちゃんっ!」ピョン! バッ! ガシィッ!

ゴブリン娘「イテテテ……………オレ達、やったぎゃよ……………!」

ウサ娘「うん、お疲れ様……………そうだ、あの魔法使いさんを捕まえなきゃ……………」
383 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:53:35.97 ID:mYdKyHXb0
ドカアアアアアアアンッ!

ゴブリン娘「んぎゃっ!?」

ウサ娘「な、なにっ!?」ビリビリ…………!

魔導士「フウウウウウウウウゥゥゥゥゥ……………………アァ………………痛いのぉ………………」メキメキ………………ボギンッ…………! パァァァ…………………

ウサ娘「た、立つ? 普通…………………?」

ゴブリン娘「ヤバいぎゃ、回復してるぎゃ! 今の内ぎゃよ!」ドンッ!

ウサ娘「うん! 『土………」ピョンッ!

魔導士「『ダークネス・カタストロフ』」ボォ…………………

ゴブリン娘「ぎゃっ!?」ズッ

ウサ娘「あっ!?」ズッ

ドフゥッ!

ゴブリン娘「あぎっ……………………! ぎゃあああああああああっ!?」メギィッ…………ドカアァンッ!

ウサ娘「がっ………………………かっ……………………………!」ドカアアアッ!

魔導士「……………………不可避の暗黒魔法……………ワシにも反動は来るが、負けるよりは良い………………これをワシに使わせたこと、褒めてつかわすでのぉ…………………」ズズッ……………

ゴブリン娘「ぎ、ぎぃぃぃ…………………!」

ウサ娘(わ、私は土魔法でいくらか相殺出来たけど、オルクちゃんが危ない………………! どうにか、しなきゃ………………!)
384 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:54:08.69 ID:mYdKyHXb0


カチッ

悪魔娘「クソまたかっ!」

バフォォッ!

悪魔娘(毒のクセに聖なる力込めてんじゃねぇよ! クソ、少しでも吸い込んだら一気に体力持ってかれちまうっ………………!)ババッ!

スカウト「なかなか強いな初代勇者様」

悪魔娘「てめえ卑怯だぞ真面目に正面から戦えっ!」ジャララララララララッ!

スカウト「おっと、ふんっ!」シュシュシュシュシュシュシュ

キキキキキキキンッ!

悪魔娘「ちょこまかちょこまかとぉっ! ……………あっ」ピンッ

スカウト「呼陣惺業(コジセイゴウ)、『餓迅傷嘆(ガジンシヨウタン)』」

ドシュシュシュシュシュッ!

悪魔娘「幾つ仕掛けてあんだ! ……………クソこっちもかっ!」ピピピピピンッ

スカウト(あーあー滅茶苦茶に走っちゃって………………『廼椴怖廸(ダイタンフテキ)』『琶妖節偸(ワヤウセツチユウ)』『珠薙憎臨(シユチニクリン)』……………あー、もうわかんねぇな)

ボボーン! ボカーン! ドォォンッ! ボガドーン! ビカッ! パボーン! ガピーッ!

スカウト(まあ、このまま勝手に死んでくれたら一番楽なんだが…………………)

ジャララララララララララッ!

スカウト「そうはいかねぇよな勇者様っ!」バッ!

悪魔娘「はぁっ………! はぁっ………! ふざけやがって……………! んだよこのネバネバ…………!」ネバネバベタベタ

スカウト「俺は大真面目だ勇者様。あんたみたいに天から授かった力も魔法もねぇ、おおよそ平均の俺が勇者パーティーとして活躍するには小細工しか無かったんだよ。まあ、小細工でのし上がったんだがな。……………ふっ……………よくやってるだろ?」

悪魔娘「ああ本当に良くやってるよ……………だとしても普通に戦えよオイッ!」ジャララララララララッ!

スカウト「そう来られると一番困るんだよなっ!」バラバラバラッ! フワァッ…………

悪魔娘「ウロボロスが、紙切れに逸らされたっ……………!?」

スカウト「只の紙切れじゃねぇぜ…………神様から籠を受けた、聖札だぁ……………! 喚陣衂業! 『貭天罰塔(シチテンバツトウ)』っ!」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

悪魔娘「もう罠とかいうレベルじゃねぇぞ!?」

スカウト(このそびえ立つ七つの塔は神敵に天罰を下す……………その避雷性の粘液を被ったのが運の尽きだったな………………!)

ゴロゴロゴロゴロ……………………

悪魔娘「くっ…………!」バババッ!

ビカッ!

ドカアアアアアアアアアアンッ!

悪魔娘「ぐっ、ああああああああああああああああああああっ!!!!」
385 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:55:08.67 ID:mYdKyHXb0


モンク「ふぅぅ……………!」ズシィン……………! ポタ、ポタ………………

人魚娘「う、ウソでしょぉ…………! あんな大波を、微動だもせずに受け止めるなんて……………!」

モンク「さあ、来なさい………………!」ザッ……………!

ドラゴン娘「はははははははっ! 面白いぞぉっ! 血湧き肉踊るとは、この事かぁっ! 行くぞ! ナギィッ!」メキメキメギッ!

金龍娘「きゅるるるるるっ!」

人魚娘(あの鎧、伸びるんだ)

モンク「ビキニアーマーのままドラゴンになった!? って言うか、金龍声かわいっ」

金龍娘「」ビシッ

金龍娘『そのセリフを、貴様が言うなああああああああっ! それは我が主の専売特許だああああああっ!』ゴオオォォォォッ!

モンク「なんか怒って燃えたっ!?」

ドラゴン娘「ごおおぉおおおっ! 私も行くぞおおおおおおぉおおおっ!」ボオオォオオオォォォオッ!

モンク(くっ……………! 片方の龍は纏っている金が熱せられて溶け始めている…………触ったら、火傷じゃ済まなそう………………もう黒龍の方は…………こっちも、黒い鱗が真っ赤になっている。……………どっちに触っても大火傷は免れない、か………………いや、あの技がある………………!)

モンク「ふ、ぉぉぉぉぉおおおおおお……………………っ!」ググググググ………………

ドラゴン娘「はあっ!」ゴォッ!

金龍娘『うおおおおおおっ!』ドドドドドドドドドドドド!

モンク「『双龍突き』ッ!」ボボッ

ドラゴン娘「が…………………ぐあっ!?」メゴッ! ドカァンッ!

金龍娘『ぐうっ………………………!』ミシッ! バキィンッ!

モンク(火傷する前に………………一瞬で引く! …………まさかこの技を本当に二匹の龍に使う事になるなんて思わなかったけど…………)

金龍娘『大丈夫か、ロッソ!』

ドラゴン娘「ぐ、ぐぅぅ……………!」

金龍娘『くっ………貴様ぁぁあああぁ!』

モンク(金の鎧を纏っている龍には効かなかったか…………でも、鎧は剥がせ…………)

金龍娘『はぁああっ!』ドッ!

モンク「はっっっやぁっ!?」ババッ!

金龍娘『だぁあああああぁああっ!』ガゴォンッ!

人魚娘「わ、私全然活躍出来てない…………何か出来ること………」オロオロ………

ドラゴン娘「ぐぅ…………! アバラを、やったっぽいな…………調子に乗るもんじゃ、無いな……………つぅ……!」シュルルル………

人魚娘「あ、ロッソさん! あわわ…………! わ、私に出来る事は、何か…………?」タタタタッ…………!

ドラゴン娘「ああ………アクア…………すまない、水治療をしてくれ…………!」

人魚娘「は、はい…………!」コポポポ…………

金龍娘『ぅがああああぁああああぁああっ!』ボォオオオォオオオッ!

モンク(あっつ! …………鎧を剥いだら速くなるタイプだっただなんてっ! くっ、キツいキツいキツいっ!)

金龍娘『大人しく、捕らえられろぉおおぉっ!』ドルルッ! バシャァアァンッ!

モンク(金のしぶきの一粒が肌にあたるだけでめっちゃ熱い…………! ………こうなったら……………!)
386 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:55:35.37 ID:mYdKyHXb0
モンク「……………ぐっ………!」ガブッ、ブシャッ………!

金龍娘(むっ………!? 自らの手首を、噛みちぎった………!?)

モンク「神聖魔法、我流……………『嚇熱の型』…………!」ミシミシ………! カァァァァァ…………!

金龍娘『なにっ!? その、姿はっ!?』

モンク(嚇熱の型………血を捧げる事で、紅き鬼の力を一時的に使う事ができる。効果が切れるまでは、私は正気を失い鬼と化す。効果が切れる時は、失血で意識を失う時………だから、勝負は一瞬! 今なら、融けた金だって、熱くない!)ドォッ!

ドゴォオッ!

金龍娘『こんなにも、力が、変わって…………!?』ギリギリギリギリギリ…………!

モンク「ぐぁあああああぁあああああああああぁああっ!」メシメシッ……! ドパァン!

金龍娘「きゅぅんっ!?」ドゴン! ドゴドゴン! ドカァン!

モンク「ふーっ………! ふーっ………!」ボタボタボタ…………

モンク「ぅああああぁあああぁぁぁああぁあああああああっ!」ドンッ!

ガコオンッ!

モンク「ぐ、ぐぅ!?」

ドラゴン娘「アクア、感謝する………! ぐっ…………!」ミシッ………!

ドラゴン娘(怪我がまだ完治してない…………! だが、こいつを私が止めねば、アクアも、ナギも……………こいつさえも…………! もはやこいつには意識は無い。怒りのままに力を振るっている……………止めねば、生け捕りにしろと言われたこいつの命さえ危ない!)

人魚娘「頑張ってください! ロッソさん!」

金龍娘『ロ、ロッソ…………! た、頼んだ、ぞぉ……………!』

モンク「ぐぉおおおおぉおおおおおおおっ!」

ドラゴン娘「ははははははっ………! 熱いじゃないかっ! 赤鬼(セッキ)と化した少女よ! 私が決着をつけてやろう!」

ドコォオオォオオッ!
387 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:56:56.45 ID:mYdKyHXb0


バキィッ!

キメラ娘B「ぐっ…………………ああああっ!」ブォンッ!

バギィッ!

キメラ娘C「ぐぅ…………! っ、やあああああっ!」ブンッ!

ベキィッ!

キメラ娘B「はぁっ…………………! はぁ、はぁ……………っ、ふぅっ………………!」ブブンッ!

バキキッ!

キメラ娘C「っ………………………………! ………………………………プッ」コロンッ

キメラ娘C「………………………………おおおおおっ!」ブゥンッ!

パカンッ!

キメラ娘B「ああっ……!」ドサッ!

キメラ娘B「………………………………くっ!」ムクリ……………………ブンッ!

バギッ!

キメラ娘C「ぐぅ……………………ふぅ、ふぅ…………………」

蛇娘「しゅ、しゅるしゅる…………………!」

キメラ娘C(いいの、シーウィズ。心配しないで。これが、私達の戦い方…………………)

キメラ娘C「はああああああっ!」ブンッ!

バキョォッ!

キメラ娘B「あぐぅっ………………!」…………ドサッ………………!

キメラ娘B「はぁ………………はぁ……………げほっ……………げほぉっ…………………!」

キメラ娘C「…………………バービーお姉ちゃん。お姉ちゃんじゃ、私には勝てないよ…………………? …………もう、やめよう……………………? ………………大人しく、捕まって頂戴…………? 絶対に、悪くはしないから……………」

キメラ娘B「…………………まだよ…………………! まだ、負けた訳じゃない………………………………! げほっ……………………! ……………………歯だって、一本飛ばしたし………………………!」

キメラ娘C「…………………………でも、お姉ちゃん、もうボロボロだよ………………………? もう、立てないよ………………………!」

キメラ娘B「…………………まだ立てる…………………! まだ、強くなる………………………!」

キメラ娘B(……………その為なら………………ナンシー相手なら……………制御リングを外しても!)カチッ

ガランガラン……
388 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 18:57:46.73 ID:mYdKyHXb0
キメラ娘C「バ、バービーお姉ちゃんっ!?」

キメラ娘B「………………今日の為に、私だって頑張ったの。新参とは言え、アレンさんのパーティーの一員よ…………自分で、力の制御ぐらい、出来る…………!」ググッ…………!

キメラ娘C「あ、危ないよっ!」

キメラ娘B「受けて、ナンシー! それで、私は勝つ!」ブンッ!

バッギィッ!

キメラ娘C「が、ぁっ…………!?」フラッ……!

キメラ娘B「ぐ、ぅ…………!」ミシッ

キメラ娘C「………! ほら、やっぱり、バービーお姉ちゃんの身体にも負担がかかってるよ………! もう、止めようよ!」

キメラ娘B「止めたら、恨むから……………ここから、マジ勝負にするよ………!」

キメラ娘C「…………分かった、マジね。……………行くよっ!」ドッ!

キメラ娘B「………うんっ!」ドォンッ!

バガァンッ!

キメラ娘B「………がふっ…………!」

キメラ娘C「………っ!」

キメラ娘B「……止めないで…………!」

キメラ娘C(強い…………! でも、バービーお姉ちゃんも、ダメージ受けてる………! ………バービーお姉ちゃんの為にも、早く決着を着けなきゃ!)ザザッ!

キメラ娘C「あああああぁあああぁああああああああっ!」ドォンッ!

キメラ娘B「くっ…………ぅおおおぉおおおおおおおおおぉおおおおっ!」ドォンッ!

ドッゴォッ!
389 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 19:02:58.62 ID:mYdKyHXb0


勇者(マズい、非常に、マズいぞこれは…………!)

ドドドドドドドドドッ!

黒石達「「「ガウバウゴウバウバウ!」」」

白石達「「「ブニャニャニャニャニャ!」」」

勇者(絶え間ない、この犬と猫と人間のゴーレムからの死を恐れぬ攻撃、どこから飛んでくるかわからない謎の攻撃、そして…………!)

男「はぁっ!」ドゴッ!

勇者「ぐ、くぅっ……!」ギリギリギリ……………!

勇者(完璧な正確さで聖剣の腹を狙って来る男の攻撃! そこを狙われては聖剣の力も発揮できないし、下手をすればソードブレイク(武器破壊)されてしまう事すらありえる………! …………くっ! まずは、ゴーレムだっ!)ギリッ!

勇者(聖痕一閃、『コメットテール(ほうき星の尾)』っ!)フォンッ!

吸血鬼娘「引けぃっ!」

ババッ!

黒石「きゃんっ!」バキャッ! シュンッ

白石「みぃっ!」パキィンッ! シュンッ

勇者(本当に、強い……! 軍隊としてよく出来ている…………! たった二体しか仕留められなかった上に、無限に湧いてくるゴーレムの内二体だけ倒したって何にも状況は変わりやしない……………!)

チュンッ

勇者「うぉっ!」バッ!

黒石達「「「「バウンッ!」」」」ガブガブガブ!

白石達「「「「フシャーッ!」」」」バリバリバリ!

勇者「ぐぅっ!? こ、『煌星』っ!」カッ!

ババババッ!

勇者(全部避けられたっ!? こ、こっちがダメージを受けてばかり、だ…………! このままでは、負ける…………!)

チュンッ

勇者「く、くぅっ…………!」チッ、グラッ

男「だぁっ!」ブォッ!

勇者(しまっ…………! ………仕方ない、この体制からは少々キツいが………! 聖なる、絶技! 『聖天の霹靂』ぃっ!)カォオオォオッ!

ガッ、キィンッ!

男(どんなに凄い技だって、当たらなければ何の意味もない………剣を纏うオーラだって、刃でなければ触れてもそんなに痛くはない………だから、俺はさっきからずっと剣の腹を狙っていた。……………残念だったな)ギギッ!

バキィンッ!

勇者「はぁ…………はぁ…………………………えっ」

ヒュンヒュンヒュン…………サクッ

勇者「………………聖、剣が……………折れ、た……………?」

男(どんなに強い素材で作った剣だって、どんなにしなやかな素材で作った剣だって、許容量以上の衝撃を与えれば折れる。特に、聖剣とは違う性質の魔力を込めた俺の拳を何度もぶち当てれば…………聖剣は、折れる)
390 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 19:10:24.88 ID:mYdKyHXb0
勇者「そ、そんな、ウソだ……………! 聖剣が、そんな……………!」ガクッ

吸血鬼娘「…………『鎖黒錠躍』」ジャラララララッ、ガシャンッ

勇者「あっ…………ぐ、ぐうぅっ…………!」ググググッ…………!

吸血鬼娘「無理じゃよ。その鎖はお主の魔力を吸って更に強くなる。…………諦めよ」

勇者「………諦めろだなんて、そんな事、出来るわけだいだろぉ………!」

男「……………さて、勇者殿。私たちはあなたを殺す気はない。あなたの仲間もな」

勇者「なにっ………………?」

男「ただ私たちは、あなた方に勝ったという事実と、今後魔王様を襲わないと言う約束を結び、そして平和条約の締結をしてほしいだけだ」

勇者「平和条約、だと……………? そんな事を言って、人間を騙し討ちするつもりだろう!」

男「……………五代目勇者の時、人類側から魔族側に平和条約の締結が求められた。…………その事は知っているだろう?」

勇者「………………!」

男「そうしたら、結末も勿論知っているはずだ…………………安心しきった魔族は、人類の不意打ちにより壊滅した。平和の大使として潜んでいたスパイが魔王を殺し、無力の魔族は蹂躙された。……………皆殺しにされた。…………………卑怯者はどちらかな?」

勇者「そ、それは…………魔族が王を暗殺する計画を立てていたからじゃ………………」

男「そんな事はない。ただ魔族は平穏に暮らしたかっただけだったんだ。……………それに、王を暗殺する計画を立てていたのが誰にせよ、皆殺しはやりすぎだろう?」

勇者「そ、それは、次の魔王が産まれない為に、と…………」

男「そうだな。確かに次の魔王が産まれたら大変だよな? じゃあ俺も同じ事をしようか。魔の王を暗殺しに来た勇者を殺し、次の勇者が産まれないように人類を皆殺しにしよう。そうしよう」

勇者「っ……………! や、止めてくれ…………! そ、それだけは………………!」

男「……………………もちろん、こんな事態は最悪の結果だ。回避する方法はある。例えば、勇者が二度と魔王を襲撃しないという反省文を400字詰めの原稿用紙5枚分書き、血の確約書で人類と魔族の間で平和条約を結んだりすれば、な」

勇者「……………分かった。降伏する……………そちらの条件も、全て飲み込む……………だから、お願い、します………………」

男「……………………賢明な判断だ、勇者殿。今から反省文の内容を考えておくが良い」

勇者(ところで、何故原稿用紙で反省文………………)

男「ルルちゃん、みんなにもう戦いは終わったと伝えてくれ。総員引き上げだ」

吸血鬼娘「分かったのじゃ。さてお主ら、全員分の石は拾えたかのー?」

チェス騎兵「はい。一つの欠けもなく回収いたしました」

吸血鬼娘「うむ、ご苦労じゃ」

勇者(…………………終わったのか。俺の、俺達の旅は……………魔王の部下の、ラスボスを名乗るこんな奴に負けて………………はぁ……………でも、不思議と悪い奴では無さそうだな…………………)
391 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 19:10:57.90 ID:mYdKyHXb0
ポゥ……………

勇者(…………………ん? 聖剣が…………………?)

聖剣『…………………愚かな勇者よ』

勇者(か、神様…………………申し訳ございません。ですが、魔族と平和条約を結ぶ事に……………)

聖剣『こんな結末は望んでいない。我々が望んでいるのは明確な黒か白、勝利か敗北だ。こんな曖昧な、面白くもない結末は望んでいない』

勇者(ど、どういうことですか……………? 敗北も、望んでいたと言うのは、どういうことですか……………?)

聖剣『愚かな勇者よ。キャラクターは黙って我々に従っていれば良いのだ。均衡などいらない。早く魔王を倒しリセットするのだ。グダったお前のクエストなどもはや見たくもない。せめてラストバトルぐらいは楽しませてくれると思っていたのたが、地味でつまらなかった。腹立たしい』

勇者(神様? ど、どういう事ですか? ですが、平和は…………)

聖剣『もういい。黙れ。貴様に力を授ける。その力で早く魔王をブチ殺して新しい歴史を始動させる歯車の一つとなれ』

男「……………………ん? どうした、勇者殿?」

勇者「わ、分からない……………聖剣が、神様が、何か言って………………」

聖剣『』フワ……………

吸血鬼娘「ん?」

聖剣『』グルンッ!

ドスッ!

勇者「…………………………え? …………………がふっ……………???」ドロッ

男「勇者っ!?」

聖剣『さあ、イベント戦だ。勇者は命と引き替えに新たな力に目覚め、魔王を倒しましたとさ……………………せめて美しいエンディングを見せてくれよ』ズズ、ズズズズッ……………

勇者「え、え……………あ、お、男……………これ、は……………? ……………がっ、があああああぁああああぁっ!?」ガクガクガクガクガクッ!

ズプンッ

バキィンッ!

吸血鬼娘「わ、妾の、鎖を……………?


勇者:
・・・・・まおうめ
きさまをたおして せかいにへいわを とりもどす !
さあ かくごしろ !(ピカーッ !)


男(おいおいおいおいおいおいおいマジかよマジかよマジかよ! ラスボスは第二形態があるってか!? 折れた聖剣も元通り、なんならさっきよりデカく、派手に、それに強くなってやがるっ! どっから持ってきたか分からない、剣と同じぐらい派手な鎧に、喋っているのに真顔のまま口すら動かない顔、傷も全快……………! クソ神共の仕業かぁっ!?)


勇者:
いくぞ ! まおう !(ブンッ !)


男「伏せろっ!」ガッ!

吸血鬼娘「うぐっ!?」ドタッ!
392 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 19:11:34.02 ID:mYdKyHXb0
ズッ

チェス騎兵黒「…………ご、ご主人、様……………」

チェス騎兵白「も、申し訳、ございません…………………」

ガラァンッ!

吸血鬼娘「お主らぁっ!?」

男(チェス騎兵達が……………いや、天と地が、裂けた!? 木も、岩も、山も、全て………………! 範囲エグすぎだろぉっ!?)

ガラガラガラガラ……………!

褐色娘「きゃあああぁああああぁあっ!?」

男「っ…………フォイアッ!」ダダダダダダ! バッ!

ガシィッ!

男「はぁっ、はぁっ……………!」

褐色娘「お、男……………♡ …………………………あ、あれは、あれは、何………………?」


勇者:
いくぞ ! まおう !


男「神に操られた哀れな傀儡だ……………! とりあえず逃げるぞ! フォイア! ルルちゃん!」

吸血鬼娘「うむ!」

褐色娘「あ、ああ…………!」


勇者:
まて ! まおう !(ダダダダ)
393 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 19:52:10.93 ID:mYdKyHXb0
以下勇者決戦後半戦(決着編)
394 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 21:32:41.79 ID:mYdKyHXb0


狐娘「ぅっ! ぐううううぅぅぅうっ!」ゴォォォォォォォッ!

虎娘「耐えてっ! 耐えてぇぇええっ!」ギギギギギギギギギギギ!

サキュバス娘「う、うわぁぁ…………!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!

天使(残念ですけど、無駄な努力ですね。この神の裁きは、永遠。それこそ、私が疲れてやめない限り続きます。しかし、神の祝福を受けている私は疲れることも、魔力が尽きることもない。残念ですけど、終わりです)ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッ!

虎娘「だ、ダメ、だわ……………! もう、シールドが持たない………………! くっ、ぐぅっ!」メキメキメキッ!

虎(娘)(この姿になっても、おそらく、少し寿命が長引くだけ……………! どう、すれば………………!)

狐娘「チカお姉、ちゃん……………! はぁ、はぁ………………………!」ゴォォォォォォォッ!

虎(娘)「…………ココハ……………………!」バキッ、ベキッ……………!

サキュバス娘「…………………………あたし、行く……………!」

狐娘「えっ!?」

虎(娘)「行くって…………この、メイスの豪雨の中を………………!?」

サキュバス娘「うん…………あたしが行くしか無い…………! 二人とも、あたしにバリア張れる?」

狐娘「も、もう一枚、だけなら………………でも、熱いよ?」

虎(娘)「私が氷でコーティングするわ! 長くは保たないけど、それで行ける!?」

サキュバス娘「うん、行ってみる…………………!」

狐娘「じゃあ、さんにーいちで行くよ! さん、にー、いち……………はい!」ボゥッ!

虎(娘)「はぁっ!」ペキパキッ!

サキュバス娘「ちょべりぐっ………! じゃあ2人とも、ちょっとだけ耐えててっ!」ドンッ!

サキュバス娘(メイスを土台にして、あの子のとこまで跳ぶ……………たまに被弾しても、二人のバリアがあるから、ダイジョーブだしっ……………!)ババババババッ

天使「ふぁぁぁ……………ん?」

サキュバス娘「あくびなんてしちゃって、ヨユーぢゃん」バッ!

天使「え、ええっ? えええっ?!」

天使(なんでなんでなんでっ?! で、でも、焦ることなんて無いっ……………私は鉄壁だし、打ち落としちゃえば………………………!)

サキュバス娘「天使サマ。カミサマってさ、ココも守ってくれんの?」ピラッ

天使「え………………」



ドドドドドド……………

狐娘「あっ、止んだ………………!」

虎(娘)「はぁ、はぁ…………………! あ、危なかったわ………………………!」ドサッ…………

狐娘「カルルちゃん、やってくれたんだね…………!」

虎娘「ええ。私達は結局何も出来ず、ね………………」

サキュバス娘「そんなこと無いし」パタパタパタ……………

狐娘「あ! カルルちゃん! ありがとーっ!」

サキュバス娘「どいたしまして。…………でも、あたしもありがと。2人のバリアがあったから、あたしはこの子にたどり着けた」グイッ

???「ぁ………………………ぐすっ………………………」グルグルマキー

虎娘「捕まえたのね……………って、あれ?」

狐娘「なんか、さっきと違くない? 髪も羽根も黒いし……………」

サキュバス娘「あーいや、実はさ………………」
395 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 21:34:10.79 ID:mYdKyHXb0


天使「や、やめっ、あ、あなた、な、なに、をっ、あっ、ああっ♡」ガク、ガクガク♡

サキュバス娘「ダイジョーブダイジョーブ、ゼーンブあたしに身を任せて♡」クチュクチュクチュクチュクチュクチュ♡

天使「いや、いやっ♡ いやぁっ♡ ああああああぁああっ♡」プシャアアァアアッ♡

サキュバス娘(ふふ…………やっぱり、天使サマ弱かったし……………♡)

天使「はぁ……………♡ はぁ………………………♡ …………………あ、神、様…………………? えっ、ちょっ、待ってください……………神様。神様! お許しください! お許しください! お、お許しくださいっ…………! ………………神様? 神様! 神様ぁっ! ………そんな……………かみ、さま……………あ、ああぁ、ぁ………………………」ザワザワザワザワ……………

サキュバス娘(っ!? 毛も、服も、真っ黒に……………?)

堕天使「神様……………嫌です………………捨てないで………………なん、で………………………………」ポロポロポロポロ……………

サキュバス娘(………………とりあえず、ルルちゃんから貰った鎖で縛っておくし)ジャラジャラグルグル………………



サキュバス娘「ってことなんだけど。なんか聖なる力も無くなったみたいだし………?」

狐娘「あー………かわいそうな事しちゃったね…………」

サキュバス娘「えっ? あたしのせー?」

虎娘「もちろんカルルちゃんのせいじゃ無いわ。多分、それは『堕天』よ。カルルがエッチな事をして、その子を………イかせちゃったから、天使として、神の遣いとして追放されちゃったんだと思うわ」

サキュバス娘「あ、ああ………………ご、ゴメンね…………?」

堕天使「…………もう、良いです。どうでも良いです……………煮るなり焼くなり、好きに…………う、ぅうっ……………! え、ぇええぇえぅっ…………!」

サキュバス娘「………………ゴメンね…………」

狐娘「……………とりあえず、行こう?」

虎娘「…………ええ。確か、魔王城に集合だったわね。…………行くわよ」

堕天使「…………………はい……………」ジャラ………

ズッ

虎娘「……………ん?」

狐娘「な、なに? この、身の毛がよだつ感じ…………」

サキュバス娘「………! み、見てあれ!」

ガラガラガラガラ……………!

虎娘「や、山が…………!? あそこって、男のところじゃ………!」

狐娘「勇者と戦うって言ってたけど…………勇者あんなに強いの!?」

サキュバス娘「…………とりあえずあたし達も行こ! あんたも来て!」ヒョイッ

堕天使(……………担がなくても、自分で歩くのに………………それにしても、神様はまさか聖剣のあの力を解放したのでしょうか……………………まあ、もう堕天した私には関係のないことですがね………………)
396 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 21:39:13.04 ID:mYdKyHXb0


魔導士「アァ………これは使うと見ての通り黒い影が身体を侵食してのぉ………百年は落ちないんでのぉ……………本当に最後の手段だったんだがのぉ」ザック、ザック、ザック………

ウサ娘(う、ぐぅ………ふんっ!)バッ! ババッ!

ゴブリン娘「レ、レイセ、姉ちゃん……………ぐ、ぅう…………」

ウサ娘「と、とにかく、今は逃げるよオルクちゃん!」ダタダタダタダタ!

魔導士「ふふふふふふ……………逃さぬわぁっ! 『バインド・プリズン』っ!」メギギギギギッ!

ウサ娘「あっ…………!」

魔導士「心配せんで良い…………一瞬で、楽にしてやろうぞ……………」

ウサ娘(ど、どうしよう…………完全に、囲まれた……………もう、ダメかな………………)

ゴブリン娘「………レイセ、姉ちゃん…………さ、作戦が、ある、ぎゃ……………」

ウサ娘「な、なに……………?」

ゴブリン娘「…………この、ルル姉ちゃんの鎖さえ、あいつに巻きつけられれば…………魔力を、吸えるぎゃ……………その魔力で、あのまほうつかいを捕まえるぎゃ……………!」

ウサ娘「そ、それが出来れば、したいけど…………」

魔導士「…………即死魔法…………『アル・イル・ウル・エル・オル……………』」

ゴブリン娘「作戦は、こうぎゃよ…………」コショコショ………

ウサ娘「…………………………うん………………分かった……………」

魔導士「『……………ヌル・ネル・ノル・ハル・ヒル・フル・ヘル………………』」

ウサ娘「……………最後の、魔力だよ…………! 『土穴』………!」ボゴォオォッ!

ゴブリン娘「…………じゃ、行ってくる、ぎゃ……………」ズルッ………

魔導士(うむ…………? 一人だけ逃したのかの………? 最期の最期に自らを犠牲にして、一人を逃すとは、賢明と言えば賢明だの。まあ、後から追うけれどの……………………)

ボコッ

魔導士(………っ!? いや、逃したのではないっ! 不意打ちをするつもりでの! ………だが、土を盛り上がらせるとは、残念だったの! 即死魔法は、今、詠唱し終わるでのっ!)

ウサ娘「オルクちゃんっ! 危ないっ!」

魔導士「『…………ワル・ヲル・ンル』っ! はぁああぁあぁぁぁああっ!」バフォンッ!

…………シーン…………

魔導士「……………………………………安らかに、眠れい…………」

バゴーンッ!

魔導士「………な、に………?」

ゴブリン娘「呼ばれて飛び出てぎゃぎゃぎゃぎゃーんっ! ぎゃーっぎゃっぎゃっぎゃっぎゃ!」ジャラララララッ!

魔導士(ま、まさか、棍棒、か………!? 棍棒を囮にして、後ろに回っていたと!? そんな、そんなバカなっ!?)

ゴブリン娘「はぁあああぁああああぁあっ!」ジャラララララララッ! グルグルグルグルガシャァンッ!

ウサ娘「ありがとうオルクちゃんっ! 魔力全快だよぉっ!」ジャラッ!

魔導士「こ、この鎖はぁあああぁあああああっ!?」

ウサ娘(そう、ルルちゃん特製魔力吸収の鎖! 端っこはオルクちゃんに、もう一方は私が持っている! 『土穴』を魔法使いさんの背後まで繋げて、オルクちゃんはその中を進む! 棍棒を囮にして即死魔法を回避! そして鎖を魔法使いさんにローリングして私は魔力をドレイン! あー、上手く行きすぎてテンションがハイマックス! これ全部オルクちゃんのアイディア! オルクちゃん頭良い!)

ウサ娘「『土鎖』! 『土牢』ぉ! 『土錠』ぉぉぉおお!」ボゴッ! バゴォッ! ガチャァアアァンッ!

魔導士「〜〜〜〜っ!」モゴモゴ

ゴブリン娘「ふっ…………呪文も唱えられなくて、魔力も無くなれば、まほうつかいも負け、ぎゃ………」フラァ………

ウサ娘「オルクちゃん!」ダタタタ! ガシッ!

ゴブリン娘「あ、姉ちゃん………ちょっと…………寝るぎゃ……………」カクッ…………スゥ、スゥ………

ウサ娘「オルクちゃん…………………良かった、本当に寝ただけみたい…………」

魔導士「〜…………っっ…………」モゴモゴモゴ

ウサ娘「…………心配しなくても、大丈夫だよ。絶対に悪いようにはしないから。……………今はちょっと、オルクちゃんが寝てるから静かにしててね……………」シー………

魔導士「……………………」………コクリ………
397 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 21:39:47.91 ID:mYdKyHXb0
魔導士(……………まさか、負けてしまうとはのぉ…………この妙な鎖のせいで、魔力もすっからかんじゃ………………殺されるのかのぉ……? …………それとも、本当にこやつが言うように、悪くはしないのかのぉ…………? ……………まあ、今は土の牢獄のお陰で指一本動かすことが出来ないでの。大人しくしているかのぉ…………)

ズッ

魔導士「っ…………!?」ゾワワワッ……………!

ウサ娘「ねんねんこーろりねんころりー…………♡」ユーラユーラ、トントン………

ゴブリン娘「ん…………んぎゃぁ……………♡」スヤァ…………

魔導士(お、おい! お主ら! ヤバい、何かヤバい事が起きているでの! ありえないぐらいに高い魔力と、虚無を感じさせる恐怖…………! 気づくでのっ!)モゴモゴモゴモゴ!

ウサ娘「…………どうしたの? 静かにしててって………」

ガラガラガラガラ……………!

ウサ娘「…………えっ!?」

魔導士(なにが起きているでの? く、首も回せないから全く見えないんでの!)モゴモゴ!

ウサ娘「あ、あっちって、弟くんが勇者くんと戦っているところじゃ………!? …………い、一応、行ってみよう……………! よい、しょっ…………」オンブッ

ゴブリン娘「ん、きゅぅ……………♡」スヤァ………

ウサ娘「レッツゴー………!」ダタダタダタダタダタ…………

……………

魔導士(……………………え、ワシ置いてけぼりかの?)

ウサ娘「忘れ物忘れ物」…………ダタダタダタダタ!

魔導士(おお、戻って来たでの)

ウサ娘「これこれ、オルクちゃんの棍棒っ」ボゴッ

ウサ娘「今度こそレッツゴー!」ダタダタダタダタ……………

……………

魔導士(結局置いて行かれたでのっ!)モゴ!
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/26(水) 21:40:11.87 ID:yjJFLz6b0
ふつうに可哀想だな天使…
399 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 21:41:25.72 ID:mYdKyHXb0
魔導士(……………まさか、負けてしまうとはのぉ…………この妙な鎖のせいで、魔力もすっからかんじゃ………………殺されるのかのぉ……? …………それとも、本当にこやつが言うように、悪くはしないのかのぉ…………? ……………まあ、今は土の牢獄のお陰で指一本動かすことが出来ないでの。大人しくしているかのぉ…………)

ズッ

魔導士「っ…………!?」ゾワワワッ……………!

ウサ娘「ねんねんこーろりねんころりー…………♡」ユーラユーラ、トントン………

ゴブリン娘「ん…………んぎゃぁ……………♡」スヤァ…………

魔導士(お、おい! お主ら! ヤバい、何かヤバい事が起きているでの! ありえないぐらいに高い魔力と、虚無を感じさせる恐怖…………! 気づくでのっ!)モゴモゴモゴモゴ!

ウサ娘「…………どうしたの? 静かにしててって………」

ガラガラガラガラ……………!

ウサ娘「…………えっ!?」

魔導士(なにが起きているでの? く、首も回せないから全く見えないんでの!)モゴモゴ!

ウサ娘「あ、あっちって、弟くんが勇者くんと戦っているところじゃ………!? …………い、一応、行ってみよう……………! よい、しょっ…………」オンブッ

ゴブリン娘「ん、きゅぅ……………♡」スヤァ………

ウサ娘「レッツゴー………!」ダタダタダタダタダタ…………

……………

魔導士(……………………え、ワシ置いてけぼりかの?)

ウサ娘「忘れ物忘れ物」…………ダタダタダタダタ!

魔導士(おお、戻って来たでの)

ウサ娘「これこれ、オルクちゃんの棍棒っ」ボゴッ

ウサ娘「今度こそレッツゴー!」ダタダタダタダタ……………

……………

魔導士(結局置いて行かれたでのっ!)モゴ!
400 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 21:45:28.15 ID:mYdKyHXb0
重複してしまいました。
>>398今後の色々な事も考えて堕天して貰いました。また、鉄壁天使の倒し方もこれしか思いつかなかったので、ごめんなさい………
401 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/26(水) 22:03:28.86 ID:mYdKyHXb0
>>384
籠→加護
402 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/28(金) 21:58:41.08 ID:zbkP++rL0


スカウト「…………まさかあれを喰らってまだ立つとはな」

悪魔娘「初代勇者は、伊達じゃ、ねぇよ…………………………! でも、まだ来そうだな………………………………………!」フラ、フラ…………………!

ゴロゴロゴロゴロゴロ……………

スカウト「その通り。次の一撃で、あんたは死ぬ。死なずとも、もはや立ち上がることは不可能だろう。遺言があれば聞こうか?」

悪魔娘「いや、良い………………………………………破ぁっ!」ギュラララララ…………ドパァンッ! ビチャビチャビチャッ!

スカウト「………むっ?」

悪魔娘「どうやら、このネバネバが避雷針っぽかったからな。どうだ? 当たりか?」

スカウト「…………正解だ。だが、ただ避雷針ってだけだ!」クイッ!

ゴロゴロゴロ………ビカッ!

悪魔娘「操作も出来るのかっ!」ババッ!

ドカァンッ!

悪魔娘(それでも、やはり手動な分速度も遅いし精度も低い…………! これなら、タイミングを掴める!)

スカウト「『貭天罰塔』、四季咲きの振り、『胡象露吹(ゴゾウロツプ)』!」クイッ! クイックイックイッ!

ゴロゴロゴロゴロゴロ! ビカビカビカビカビカッ! ドドドドドドドドドドドドドドォンッ!

悪魔娘「く、ぅぉおおぉおおおぉっ!?」

スカウト(雷の雨だ………! 普通の奴なら、避けられるハズが無いが………)

悪魔娘「はぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ババババババババババババババババッ!

スカウト(まあ勇者様は避けるよなっ! だが、さすがにこの技はその状態で避けられないだろう!)ババッ!

スカウト「孤疾業(コトワザ)! 『亜蘇在斗・緒亡志乃・讐咲乱(アスアリト・オモフココロノ・アダザクラ)』ッ!」バラバラッ!

悪魔娘「っ!」

スカウト(喰らえ………! 考えうる限り、最強の手札だ!)カッ………!

悪魔娘(なに………!? 散らばった札の一枚一枚から、桃色の花をつける木が…………?)ババババババババババババババババババッ!

フワッ………………………………ヒラヒラヒラヒラ……………………

スッ
403 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/28(金) 21:59:38.86 ID:zbkP++rL0
悪魔娘「…………………………………………っ!?」ブシュウッ!

悪魔娘(そういう、事かっ! この花…………!)

スカウト(そう、見た目は地味だが、この木こそ最強の切り札。全ての花びらは、薄く、鋭利な刃だ。風に舞い縦横無尽に揺らめく花吹雪、地に降り注ぐ無数の雷の牙。もはや回避は不可能! 初代勇者さまには悪いが、細切れになってもらう!)

ドドドドドドドドドドドドドドッ!

ヒラヒラヒラヒラ……………

悪魔娘(クソ……………! これがこんな時じゃなきゃ、幻想的なんだけどな! 早めに決着つけないと、冗談抜きで死ぬ! ウロボロスよ………………タイミングを見計らえ!)ザシュッ! ザシュ、ブシュッ! サクッ、ブシュブシュ!

スカウト「……………喰らえ、俺のなけなしの魔力………………『ウィン』!」ヒュオォォォ…………

悪魔娘(あ、クソ! あいつ………………! 花びらが肌の表面を滑るくらいならまだ良いが、風にのって身体を貫通したら本格的に駄目だ……………! 避けるしか…………………無い!)スルスルスルキンキンキンキンキン! …………………ブシャアアッ!

悪魔娘「が、ぐぅっ………!」ブシャ、ボタタタッ………!

スカウト(直撃か……………? ……………いや、まだ、生きている……………! まさか、避けたのか!?)

悪魔娘(ウロボロスを持ってしても、避けきれなかった……! が、致命傷は、免れたぞ………………………! ………………………………おかげで、時は、満ちた!)ジャキンッ!

スカウト(なにかをする気だ………! される前に一気に勝負を付ける!)ズッ………!

ドドドドドドドドドドドドドドッ!

ヒラヒラヒラヒラ……………

スカウト「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………! 『ダブル・ウィンドゥ』!」ゴォオオォオオオオォオオ!

悪魔娘(うねる2つの風渦………! あまり高位の魔術ではないが、花の刃が舞う今の状況では威力がケタ違いだ! …………ウロボロス、俺たちも行くぞ!)ジャラジャラジャラジャラ!

スカウト「喰らえぇえぇぇえぇえぇええええええっ!」ビュゴォォォォオオォォオオォオオォ!

ドカァンッ! ドドドドドドドドドドッ!

スカウト(よし、雷が直撃した! そのまま、細切れだ!)

プシュゥゥゥゥゥゥ………

悪魔娘「…………ありがとうよぉ、お陰で、良いエネルギーが貯まったぜ……………」バチバチバチバチバチバチ……………

スカウト「な、何……………!? 花びらが、避けてる…………!?」

悪魔娘「雷は、お前だけの専売特許じゃねえんだよ………! 俺の必殺技、知ってるか………?」バチッ! バリバリバリバリ…………!

スカウト「く、く、そぉぉぉおおおぉ! 『惨寒死温(サンカンシオン)』っ! 『雨臟夢僧(ウゾウムゾウ)』っ! 『韋芃導々(イフウドウドウ)』っ! ぉおおおおおおおおぉおおおおおおおおおおおっ!」バラバラバラバラバラッ!

バキバキバキドゴォオオオォオォォバボォオオォオオォオオオオガゴガアアァアアァアアァアアッ!

悪魔娘「聖痕一閃! 『煌星の影』!」バヂバヂバヂバヂバヂイイイィイイィッ! フォッ………

バファッ

スカウト(くっ、全部相殺された! もう小細工は効かない………! こうなったら、最後の手段だ!)

悪魔娘「はぁぁぁああぁああぁっ!」ドォンッ!

スカウト「ぁあっ! だぁあああああっ!」ボゴォンッ!

悪魔娘「が、がはっ………!?」

スカウト(俺の持っている全罠の力を、全解放っ! 最終自爆業、『吼禅舌業(クウゼンゼツゴ)』ォオオオォオオォォオオォッ!)

ドッ……………………!











……






………
404 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/02/28(金) 22:00:10.66 ID:zbkP++rL0










悪魔娘「…………『聖天の……………霹靂』っ!」

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリィッ!

スカウト「が、が、はっ…………………」プスプス…………ドサッ

悪魔娘「ふぅ…………………」ジャラララララッ、グルグルグルグルグルー

スカウト「…………な、なぜ…………………なぜ、俺は、生きている……………………? どうして、殺さなかった………………?」グルグルマキー

悪魔娘「お前の事は生捕りにしろって、俺の『ご主人様』から言われているからな。…………お前の自滅技は、相殺させて貰った。ちょっと、俺もダメージを受けたけどな………………くっ………………」ボタボタボタ………

スカウト「……………そう、か………………はぁ…………………俺の、負け………だよ……………」

悪魔娘「…………大変か? 勇者の血族は…………」

スカウト「………………ああ……………大変だよ……………そう言うだけで凄い期待されるからな……………でも、ここまで頑張ったんだぜ……………? 手作りで罠作って、頑張ってよ……………御先祖様のお兄さんよ……………神から力を貰ったあんたには分からないだろうけどよ………………」

悪魔娘「……………良くやったな」

スカウト「ははっ……………別に勇者を嫌っている訳じゃ無いんだぜ……………? 運もあるし、何より力を貰う相応の過去があるだろうからな……………ほら、こんなくっちゃべってる暇ねえだろ………? とっととご主人様とやらに俺を引き渡しちまえよ…………」

悪魔娘「…………とりあえずは、そうするとしよ……」ジャラ………

ズッ

悪魔娘「っ………!?」ババッ!

スカウト「………どう、したんだ…………?」

悪魔娘「この、この、威圧、は…………? 身に覚えがある魔色…………? 例えるなら、神の祝福を受けたような…………?」ビリビリ………

ガラガラガラガラ……………!

悪魔娘「山がっ…………!?」

スカウト「…………なんだ、ありゃ…………?」

悪魔娘「で、でも魔王城に…………いや、行ってみるとするか……………我が主の元に行こう」

スカウト「………………ん? 『ご主人様』じゃないのか?」

悪魔娘「う、うるさい………///// 行くぞ!」グイッ! ダダダダダダッ!

スカウト「ぐぇっ」

405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/03/03(火) 11:18:54.77 ID:1B33RoYW0

天使は想像主の神がアレだし
堕天はしたけれど男(だけでなく元勇者の悪魔嫁とかも)が
色々してあげる展開とか期待しても良いのかな
406 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/03/05(木) 18:50:17.85 ID:BW0L/32p0


ドラゴン娘「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!

モンク「あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁっ!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!

人魚娘「す、すごい……………」

金龍娘『も、物凄い、戦いだ…………』

ドラゴン娘「オラオラオラオラオラオラオラァッ!」ドドドドドドドドドドドカァンッ!

モンク「ぐっ……………ぁあああああああああああああああああ!」ピョン、タンッ、タンッ、フォンッ!

ドラゴン娘「ふぅぅぅ……………ぅぁあああだあああああぁああああぁあああっ!」ボォォオオオオォオオゴォオオオオォオオオオォオオッ!

ドカァアアアァアアァアァァァァァァアアアンッ!

ビリビリビリビリッ!

人魚娘「きゃぁああぁぁっ!?」パヒューン

金龍娘『アクア!』パシッ

人魚娘「あ、あ、ありがとうございます…………」

ドラゴン(娘)(龍状態の時の表記をドラゴン(娘)に統一)「はあぁあああああああっ!」メギメギッ! ドンッ! ブンブン! ドゴォン!

モンク「ぇえええぇえええええぁあああああああああぁあああああああっ!」ドガドガドガドガドガドガァッ! ガギィッ! バギィンッ!

ドラゴン(娘)「うぉはぁああああああああああああ!」ボォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

モンク「がぁっ! ぁあああっ! ぐ、ぐぐぅ………!」ボッ! バフォッ! ガッシィイイィッ!

ドラゴン(娘)「な、なにっ…………は、離せ!」

モンク「あああああああああああああああああああああああああああっ!」ブゥンッ! ドカァァァアアアアンッ!

ドラゴン(娘)「………ご、はっ………がはっ!」

金龍娘『ロッソ!』

人魚娘「ロッソさぁんっ!」

モンク「ふしゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…………………………………!」

モンク「っ、ぉぁあああぁああああああああっ!」バンッ! ググッ…………!

ドラゴン娘「ぐっ!? はっ!」シュルルッ、ババッ!

モンク「づぁああああぁあああああぁああああっ!」ドッカァアアアァアアアアアアアンッ!

ドラゴン娘「なんて威力だよ…………! ………………っ!? お、お前、その手……………!」

モンク「ふぅうううぅううぅぅぅぅ…………ふぅううぅぅぅぅぅううぅぅううぅ……………」メキメキメキメキ…………

金龍娘『あ、あの腕は、本物の赤鬼の腕かっ………!? 昔に一度だけ、チラリと聞いた姿にそっくりだ………!』

ドラゴン娘(まさか、変異し始めているのか………!? マズい………早めの決着を付けねば、完全に変異してしまう……………! そうなったら、戻すのは難しいだろう………………!)

モンク「ぎゃぉおおおおおおぉおおおおおおおおおおおぉおっ!」ボォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

ドラゴン娘「ぐ、おおおおおおおおおおおおおおおっ! とまれええええええええええええええええっ!」ドガギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!
407 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/03/05(木) 18:51:25.17 ID:BW0L/32p0
金龍娘『そろそろ、我も行くとしよう…………完治こそしてはいないが、まだ戦える…………!』

人魚娘「…………は、はい、ナギさん……………………!」

金龍娘『金よ、来い…………我が鎧となれ!』ドロロロロロロロロ……………………ピカァン!

モンク「ぐぎゃおおおおおおおおおおおおっ!」ドバゴォンッ!

ドラゴン娘「しまっ……………………がああああああああぁあああっ!」ドサッ!

モンク「ぶるるるるっ…………………ぶるうぅ、こぉおおぉぉぉぉ……………………!」メギメギメギメギ………………!

金龍娘『行くぞおおおおぉぉぉっ! はああああああああぁあああああぁあああああああっ!』ドッ!

モンク「うがぁっ!? げあああぁああっ!」

ガゴォンッ!

ドラゴン娘「ナギ!? 大丈夫なのか!?」

金龍娘『大丈夫では無い………………! しかし、そんな事は今は問題ではない! 見よ! この娘、角まで生えてきている! これ以上赤鬼になり更に強くならない内に一気に畳み掛けるぞ!』

ドラゴン娘「ああ!」

モンク「げああああああああああああああああああああああああああああああ!」ドド、ボボッ!

金龍娘『がぁああああっ!』バババッ!

ドラゴン娘「はああぁあああっ!」ババババッ!

金龍娘『赤鬼化が進む瞬間だ! その時、かすかに一瞬動きが止まる! その一瞬に全てを賭けるぞ!」

ドラゴン娘「ああ!!!!!」

モンク「お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛おぉぉぉぉぉぉぉおおおお゛っ!」メギメギメギメギメギ!

金龍娘『今だああああああっ!』ドルルルルッ!

ドラゴン娘「いっけええええええええええええええええええええええっ!」ドンッ!

ボギィンッ!

モンク「………………………………………………がっ………………?!」

ガラァンカラァンッ…………

ドラゴン娘(ツノを………………へし折ってやったぞ…………!)

金龍娘『金縛(カナシバリ)っ!』ドルルルルルッ!

ガチーン!

モンク「が………………あ、ああ………………」ガクッ、シュゥゥゥ………

ドラゴン娘「はぁ………はぁ……………も、戻った…………」
408 :あばんぎゃるど ◆X0vo94uImPEW [saga]:2020/03/05(木) 18:51:50.17 ID:BW0L/32p0
人魚娘「手とかは戻りましたけど………折れた角だけ、戻りませんね…………」

金龍娘『恐らく、へし折ったせいで戻らなくなってしまったのだろう。独角のモンクか………まあ、魔力の塊である角は、あって困る事は無いだろう。気になったら削れば良いしな』

ドラゴン娘「とりあえず、鎖で縛っておくぞ」グルグルジャラジャラ………

モンク「ぅ…………うぅ………………」

金龍娘『………じゃあ魔王城に戻るか。こやつを連れて我が主の元に行かなければ…………』

ズッ

ドラゴン娘「…………っ………?」ゾクッ………!

金龍娘『な、なんだ、これ、は…………?』

人魚娘「とりあえず、傷だけ治しておきますね」コポポ………

ドラゴン娘「アクア、な、何も感じないのか?」

人魚娘「え? なにをですか?」

ガラガラガラガラ……………!

人魚娘「………えっ!?」

ドラゴン娘「っ! 男の方角だ!」

金龍娘『あの威圧感は、あちらから来たぞ………! 何か、我が主にあったのじゃ………………!』

ドラゴン娘「…………行くぞ! アクア、ナギ!」ドッ!

金龍娘『あ、ロッソ! ………アクア、その少女を拾って我に乗れ!』

人魚娘「はいっ!」ヒョイ、バッ!

金龍娘『行くぞっ!』ドドドドドド………

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