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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その14

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303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 11:39:23.53 ID:OszMKe1TO
(――この身体以外で、アベル様を笑顔にさせてみたいです///)

(でもどうすれば良いのか方法が分かりません……)

(まずは私が出来ることからですね!)ヌギヌギ

こうか
304 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:30:33.35 ID:Rr/F8y440
こんばんはー
それでは短いですが、ティアデート最後の追加判定まで進んでいきたいと思います
305 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:31:26.30 ID:Rr/F8y440
穏やかな時間。公園での休憩

偶数:アベル
奇数:ティア

コンマ11

 1 1


奇数ゾロ目:膝枕は膝枕だけど……

――


ソヨソヨ…


アベル「いい風だ……」

ティア「はい。お天気もよくて、本当に……」ポカポカ

アベル「帝国にも、こういった場所を作りたいものだな」

アベル「何もかもを忘れて、自然の中でこうやって風に吹かれる」

アベル「そして可愛らしい動物が過ごす、触れ合える」

アベル「こんなにも平和な時間は、俺や帝国には無縁の存在だったからな……」

アベル「……」

アベル「俺は昔、聖国での暮らしに憧れていたこともあるんだ」

ティア「そ、そうなのですか?」

アベル「ああ。差別も無く、飢えも無い。神の名の許に誰もが平等な国」

アベル「帝国の子供の目には、本当に眩しく映ったんだ」

ティア「……」

アベル「勿論、今は帝国が問題を抱えていたように、聖国には聖国の問題があったことも理解している」

アベル「父上を下した以上、俺は責任を持って帝国と運命を共にしなければならないこともな」

アベル「だがやはり、聖国には昔の俺が描いた幸せもこうして確かに実在していた」

アベル「ありがとう、ティア」

ティア「い、いえ! 私はただ……///」


306 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:32:55.36 ID:Rr/F8y440
ティア「私も、帝国の良い面を知れたから、アベル様にも聖国の良い面を知って頂きたくて……」

アベル「帝国の、良い面?」

ティア「はい。……元々は、司教様達の教えの影響も大きかったのですけど」

ティア「私達聖国の民にとって、王国は堕落した国。帝国は野蛮な国という認識でした」

アベル「……間違ってはいないんだがな」

ティア「いいえ、間違っていますよ?」

ティア「確かに、パトラさんのお話しを聞くと王国には堕落された方も多いのでしょう」

ティア「でもそれを語るパトラさんはそうじゃない。決して全ての人が堕落しているわけではありませんでした」

ティア「帝国もそうです。あの日、皇帝の剣で粉々に砕かれるマラート司教の姿は多分、一生記憶から消えません」

ティア「思い出すだけで、身体が震えてしまうくらい……」ブルブル…

ティア「でも、同時にあの日はカインさんに助けられて……そして、アベル様にお会いすることができました」

ティア「怖い思いをしたけど、いいこともあった。帝国にも、ちゃんと優しい人がいた」

ティア「兵士の人達も強面の方が多いですけど、私が治療した時は、笑顔でお礼を言ってくれました」

ティア「平等を良しとする聖国も……陰では、そうでなかった部分もあります」

ティア「結局……どこの国にも、いい人も悪い人もいる。いいところも悪いところもある」

ティア「国の一括りで決めつけないで、もっとしっかりと自分の目で見てみる……」

ティア「聖国から出た私が、気がつくことのできた大切なことです」

ティア「そしてその機会を与えて、救ってくださったアベル様には、本当に感謝しかありません」

ティア「アベル様、本当にありがとうございます」ペコリ

アベル「……/// 最初にティアを連れ出したのはカイン兄様だ。礼ならそっちに頼む///」フイッ

ティア「ええ、カインさんにも感謝していますよ?」フフ

ティア「それでもやっぱり……一番はアベル様なのです」コテン…

307 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:34:50.40 ID:Rr/F8y440
アベル「ティア……」ナデ…

ティア「皆さんがアベル様を慕う気持ち……よくわかります」

ティア「それに、アベル様の傍にいるだけでなんだか安心感があるんです」

ティア「だからきっと、動物たちもすぐにアベル様に懐いたんだと思いますよ?」

アベル「そういうものなのか?」

ティア「はい。優しさを持たない人に、あの子達は近寄りませんよ」

ティア「それに……ふぁ……?」

アベル「ティア?」

ティア「アベル様にこうして撫でて頂けると……ますます安心してしまうといいますか……」

ティア「なんだか、気持ちよくて、眠気さえもが……」カクンカクン…

アベル「そ、それは陽気のせいじゃないか?」

ティア「ふあぁ……ご、ごめんなさい……」ウツラウツラ…

アベル「……結構歩いたからな。ティアも知らず知らず疲れが溜まっていたのかもしれん」

アベル「少し、横になるといい。俺の膝でよければ貸そう」

ティア「お、おそれ、おおい……」ムニャ…

ティア「それに、食べて、すぐ横に、なると……」

ティア「だらしない、からだにぃ……」ポテ…

ティア「んみゅ……」

ティア「……」スヤァ…

アベル「……」ナデナデ…


308 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:35:35.40 ID:Rr/F8y440
……



ティア「くー……くー……」

アベル「いい寝顔だな……」

アベル「やはり疲れが溜まっていたんだろう」

アベル「アーシャ達とティアの体力差をもう少し考えておくべきだったか」

アベル「今度は、もっと気を遣わないとな」ナデナデ…

ティア「んぅ……」コロン…

アベル「おっと。危ない、俺側に寝返りをうったか」

アベル「流石に地面に顔面衝突させるわけにはいかんからな……」

アベル「起こさないように、慎重に少し腕で支えてやるか」グイ…

アベル「このまま俺の方に顔を向けていれば、転がり落ちることもあるまい」

ティア「……くーくー」

アベル「よし、まだ寝ているな……」








ティア「……」ドキドキドキドキドキドキ

ティア(はわわわわぁぁぁぁぁ///)

ティア(つい眠気に負けてしまいましたが……)

ティア(起きるなり、なんなんですかこの状況!?///)

ティア(神よ、これは私への試練なのですかっ!?///)

ティア(ア、アベル様の逞しい太ももの感触……///)スリスリ…

ティア(アベル様のいい匂い……///)スーハー…

ティア(そ、それに……///)ゴクリ…




ティア(ちょっと顔を動かせば、アベル様のおちんちんがすぐそこに……!?///)

ティア(……って、駄目です駄目です! 肉奴隷以外でもって、さっき誓ったのに……!///)

ティア(……)


追加特殊判定
↓1コンマ二桁

309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 23:36:22.94 ID:xnUB/q4G0
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 23:37:22.34 ID:F2DySRH6O
このドピンクシスターめ!
311 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:38:57.38 ID:Rr/F8y440
あぶねええぇぇぇぇ!!!(白目)
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 23:39:17.86 ID:8FIq67I80
1足りなかったか…
313 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:51:41.90 ID:Rr/F8y440
ムラムラティア、我慢できる?


95>94(ああぁ……欲しい、欲しいけど駄目なのぉ……///)

※基準値を下回った為、さっきの誓いを守って我慢成功!

※でもすっごくギリギリだ!

――


ティア(あっ、あっ……///)モゾ…

ティア(アベル様に、撫でられてる……///)

ティア(それに、ちょっとだけ身体動かすと……)ムニュウ…

ティア(おっぱいが、アベル様の太ももに押されて……///)


ムニュムニュ…


ティア(あ、はぁぁ……こう動けば……)モゾ…

グニ!

ティア(あぅ、乳首……いいの……♪)グリグリ…

ティア(このまま、ずりずりと動けば……)ズリ…

ティア(アベル様が、アベル様が……だ、だめなの……)グッ…




アベル「だ、大丈夫かティア? もぞもぞ動いてやはり俺の足では寝ずらかっ――」




ティア「はわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?///」ビクビクビクーン!

アベル「うおぅ!?」ビクッ!

ティア「ご、ごごごごごごめんなさいアベル様ぁぁぁぁぁ!?」グルン!

アベル「待てティア! そっちに転がると坂に……!」


コロン…


ティア「あれ?」


コロンコロン!


ティア「ああああぁぁぁぁぁぁ!?」コロコロ!

アベル「ティアアアァァァァ!?」ダッ!



ティア(これは罰なのですね……)コロコロ…

ティア(神よ、どうか私に強き意志をお与えくださいっ……!)コロコロ…


……


――

314 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/04/30(木) 23:54:42.71 ID:Rr/F8y440
最後の判定を取ったあたりで今日はここまで
ティアのコンマは極端だったりギリギリだったり気が休まりませんね(白目)
なんとか我慢はできたので、この後は平和に帰宅となります

そして次のデート相手を先に決めておこうと思います
ロウル、シア、パトラ、エリスのいずれか
↓1〜3多数決コンマ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 23:57:55.41 ID:A9MFXiuQO
おつおつ
次は平和にロウル行っておきたい
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 23:58:24.01 ID:wi6N8a7rO
おつおつ
コンマさんマジトリックスター

次はロウルで
エリスは最後、二連聖国もちょっと避けてみたい
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/30(木) 23:59:29.29 ID:AP+JGzSDO

ロウル
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 00:01:17.49 ID:34Q88c1IO
シアさんも気になるがこの流れだと真っピンクになりかねんしロウルで健全デート
319 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/01(金) 00:03:26.80 ID:2Ln124Uj0
思ったより埋まるのが速かった……
次のデートはロウルとなりました。
明日は来れるか少々怪しいので、↓1以降で先にロウルとのデート内容なども募集しておきます
本日もありがとうございました!
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 07:28:52.24 ID:E6F/PJ2cO
貧民街を回りながらアベルと色々な思い出を振り返る
あるいは裁縫に使う物品をロウルの希望で見てから
アベルがロウル為に女の子らしい服を買ってあげようと服屋へ
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/01(金) 08:13:19.19 ID:14wVe/BK0
ロウルに誘われアベルのお裁縫チャレンジ
簡単なもので大丈夫です
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/02(土) 00:52:24.03 ID:H+dThFdKO
ロウルは両親いないんだっけ?
もう挙がってるけど服を見に行くのはいいな。あんまり着飾るイメージ無いからこそたまにはって感じで
323 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:06:55.56 ID:7N5CDY5B0
こんばんはー
日を跨いでしまいましたが、次の判定部分まで少しだけ再開です

ロウルとのデート内容は思い出の地を巡りつつ、服屋でロウルの服を見たりアベル裁縫チャレンジとなりそうですね
そうなると帝国内かな?
324 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:07:31.96 ID:7N5CDY5B0
――

……



アベル「だ、大丈夫かティア?」

ティア「は、はい。ご迷惑をおかけしました///」

アベル「すまないな。やはり俺の足では寝心地が悪かっただろう」

アベル「今度は予め寝具一式を持参すべきか……?」

ティア「い、いえ決してそのようなことは!?」ワタワタ

ティア「むしろ私には過ぎたご褒美といいますか……///」

ティア「多分、私以外の皆さんもきっとお喜びになると思いますよ?」

アベル「そ、それはそれでなんだか恥ずかしいな……///」

ティア(私の方が恥ずかしいことを考えていたのは、黙っておきましょう///)

アベル「まあ、休めたというならそれでいいんだが……」

アベル「それじゃあティア、次はどこに向かう?」

ティア「……」

ティア「いえ、今日はもう帰りましょう」

アベル「え? もういいのか?」

ティア「はい。奥の森もありますけれど、深入りすると結構時間がかかってしまいますからね」

ティア(それに何より、私の下着がもう……///)トロトロ…

アベル「そうか……」

アベル「では、他の動物はまたの機会に見せてもらえるか?」

ティア「!!」

ティア「はい、勿論です!」

ティア「こ、今度は……」

ティア「今度は、私がお弁当をご用意致します……///」

ティア「アベル様ほど、上手くできるとは思えませんけど……」

アベル「そんなことはないよ。次を楽しみにしているぞ?」

ティア「えへへ……///」


……

――
325 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:08:15.02 ID:7N5CDY5B0
――

……


ティア「えっと、次はこっちですね」テクテク

アベル「来た道とは違う道で帰るのは何故かと思ったが……」テクテク

アベル「なるほど、こういうことか」

ティア「はい。保護区域は景観を壊さない為に建造物も少ないのですが」

ティア「こちらはその分、聖国式の建築物が多いのです」

ティア「特にここは、古き時代から残っている歴史深い通り……」

ティア「異教徒と誰かを排してしまう前の時代からあった場所なんです」

アベル「ここも、俺に見せたかった場所というわけだな」

ティア「はい。賑やかさは無いですけど、とても落ち着いて安らぐ場所でしょう?」

アベル「落ち着く、かは難しいな」

アベル「厳かというか、気を引き締めざるをえない空気と言うか……」

ティア「ふふ、やっぱりそうですよね」

アベル「?」

ティア「聖国の人でも、この辺りは特に神の御力を感じる場所として有名ですから」

ティア「何かに迷ってしまった時、揺らいでしまった時、神に新たな誓いをたてたい時……」

ティア「そんな時に、ここを訪れる人は多いのです」

ティア「そして……あの泉の中で、神の像にお祈りをするんですよ」

アベル「あそこか。あの女神が、聖国の神の姿なのか?」

ティア「いえ、あれは聖書に記載のある神の御姿の一つに過ぎません」

ティア「神は大いなるお方。その姿は定まっていませんし、歴代の聖王様でも感じ取れるのは神の声のみ」

ティア「いつの頃からかはわかりませんが、あの像の御姿は聖国の民の中では馴染み深いものになっていますけど」


326 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:09:04.93 ID:7N5CDY5B0
アベル「いかにも、慈愛に溢れているという具合だな……」

ティア「ええ。だからこの御姿が特に広まっているというのもあるのでしょう」

アベル「聖国のわかりやすい象徴ということか。ん、この像は……」

ティア「四天様の像ですね。四天様も聖書にその御姿の記載があるのです」

アベル(シュタイナーが生み出したものとそっくりだな……)

ティア「四天様も天使様を束ねる長にして、神の補佐を担う大いなる存在」

ティア「この世の理を司り、我々をお守りくださっているんですよ」

アベル「神に並び、聖国の信仰を集める存在か……」

アベル「それにしては、随分と像が小さいな?」

ティア「それは仕方がないんです。神の像との比率の関係が……」

アベル「……神は四天が小さく見える程に巨大なのか?」

ティア「ええ、何しろ大いなる方ですから!」

アベル(……シュタイナーが天使を作れるならば、神に似せて作れるのではないかと思ったこともあるが)

アベル(この体躯では、シュタイナーの魔力でも作成は厳しかったということか)

アベル(或いは、彼も流石に偽神は作りたくなかったのか……今となってはわからないか)

アベル「……色々と、考えさせられる場所だな」

ティア「ええ……」

アベル「ところでティア、俺にここを見せたかったということは、俺に神の像の前で誓いをたてろと言うことか?」

ティア「ち、違います違います!?」ワタワタ

327 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:09:55.50 ID:7N5CDY5B0
ティア「アベル様は神の信徒ではありませんから、無理強いはできませんよ」

ティア「ただ、ここも聖国を象徴する場所ですし、落ち着いた場所ですからご紹介したくて……」

ティア「あ、あと……」

アベル「あと?」

ティア「私は少し神に懺悔をしないといけないなって……///」

アベル「な、何かあったのか?」

ティア「い、言えません!///」

ティア「神への祈りや懺悔の内容は、あまり他言しないものですよ?///」

アベル「そうなのか……」

ティア「すみません、少しだけ……」スッ…


ティア「……」オイノリ

神の像「……」



アベル「……」

アベル(ティアの祈る姿……流石に、様になっているな)

アベル(凄く真剣だ。彼女も色々とある身、信ずる者に伝えたい言葉は沢山あるのだろう)






ティア(神よ! 愚かな私をお許しくださいっ!)

ティア(私は肉欲に幾度となく溺れかけたはしたない女ですっ!)

ティア(でも……)

ティア(――仕方がないんですっ! 私はもうアベル様専用の身体になっちゃったんですっ!)

ティア(新たな生命のためとかではなく、ただ私の身体に刻まれた快楽が忘れられないんですっ!)

ティア(悔いています! 悔いております! 本当なのですっ!)

ティア(だから、だからどうか慈悲深き我らが神よ……)

ティア(私に、欲に抗う意志の力を。そして……)


神の像「……」



アベル(一体何を祈っているのだろう……)


……

――
328 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:10:26.33 ID:7N5CDY5B0
――


……


【帝国・アベルの城塞】



アーシャ「あら? 思ったよりも早かったですね?」

ティア「その、私の問題もありまして……///」

アベル「結構動いたからな。ティアには疲れがたまりやすかったかもしれん」

アベル「まあ、行けなかった場所はまた今度な」

ティア「はい……///」

アーシャ「あらあら」フフ

アーシャ「その様子だと、二人とも楽しめたみたいですね?」

ティア「///」

アベル「ああ。聖国の良い場所を巡って来たよ」

アベル「帝国にもああいった場所は欲しいところだな」

アベル「しかしアーシャがここにいるとなると……」

アーシャ「ええ、相変わらずローズさんの部隊にお仕事は全部持っていかれているわ」

アーシャ「明日もおでかけねアベル?」ニコニコ

アベル「むぅ……今日の反省を踏まえるなら、相手の体力にも気を遣って……」ブツブツ…

ティア「アベル様、私は元気ですから大丈夫ですよ……!?」

アーシャ「ふふ、アベルは結構そういうこと気にしがちだから」

アーシャ「あの様子だと、今夜もまた色々悩んじゃうかしら?」クスクス

アーシャ「ティアちゃん、アベルとのお出かけはどうでした?」

ティア「よ、よかったです///」

ティア「……」

ティア「それで、あのですね……今度は、私がお弁当を用意したいのですが……」

ティア「アーシャさんさえご迷惑でなければ、お弁当の作り方を教えていただけると……」チラ…

アーシャ「あら、アベルったら早速お弁当作り始めたんですね」

アーシャ「ええ。私ももっと上達したいし、喜んで協力させて貰いますね?」

ティア「ありがとうございます……!」


……


――
329 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:11:35.39 ID:7N5CDY5B0
――



ロウル「……」ピクピク

ロウル「どうやら、ティアさんも満足されてお戻りになられたようですよ?」

シア「よかったです〜。ティアさん、かなり緊張していましたからね〜」

パトラ「……」

パトラ「き、緊張度合なら、私も負けていないと思いますよ?ドキドキ

パトラ「シアさん、毎日このくじ引きをするの止めにしませんか?」

パトラ「こちらも、心の準備というものが……」

ロウル「およ? それじゃあパトラさんはくじを引かない、アベルさんとのおでかけ無しでいいんですか?」

パトラ「そ、それとこれは別ですっ!?///」

エリス「……」ドキドキ…

シア「ほら〜、エリスさんもさっきからずっとドキドキして待っているんですよ〜?」

シア「勿論、私も〜」ドキドキ…

エリス「パトラさん、多分みんなドキドキしています……」

パトラ「そ、そうですよね。何しろアベルさんと一日おでかけ……」ドキドキ

ロウル「もー、お散歩なんですからそこまで緊張しなくていいんですよ皆さーん?」

ロウル「引かなきゃはじまりませんし、そろそろ行きましょう!」

シア「そ、それじゃあ……」




一同「「せーの……っ!」」シュッ!






ロウル「……おぅ!?」アタリ!



330 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:12:12.05 ID:7N5CDY5B0
パトラ「あ、ロウルさんが当たりですね」ホッ…

エリス「ロウルさんなら緊張もしていませんし、ちょうどよかったかもしれません」

シア「私達は、今の内にこの緊張をどうにかしておきましょう〜」





ロウル「」ガタガタガタガタガタ




一同「「!?」」



ロウル「あばばばば……ま、まさか私が引いちゃうなんて……!?」ガタガタ

ロウル「だ、大丈夫でしょうか!? アーシャさんにティアさん、確実にアベルさんの中で敷居は上がっていますよね!?」

ロウル「どうしようどうしようどうしよう……」

ロウル「私、本当にアベルさんとただお散歩したかっただけなのに……」

ロウル「お散歩だけとわかったら、アベルさんもつまらないでしょうし……」グルグル

ロウル「私は一体どうすればっ!?」



パトラ「一番緊張していたのロウルさんじゃないですか!?」ガーン!

エリス「だ、大丈夫ですよロウルさん。アベル様なら、どんなことも受け入れてくれますから!」アセアセ

シア「そうですよ〜。難しく考えない方がいいと思いますよ〜?」

ロウル「うぅ……」

ロウル(困りました……)

ロウル(確かにアベルさんなら、とは思いますけど……)

ロウル「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 00:12:32.55 ID:AhGRt12A0
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/03(日) 00:14:01.73 ID:DggszuWHO
デート編入ってからみんなコンマ荒ぶってないか?w
333 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/03(日) 00:15:39.68 ID:7N5CDY5B0
開幕ゾロ目ってこれもう二桁入るくらい被弾しているんじゃないですかねぇ!?(白目)
と、とにかく判定をとったあたりで今日はここまで

ただロウルのデート内容に問題はないんですけど、女の子らしい服がいざとなると思いつかない……
こちらはちょっと考えるか、安価に頼ってしまうかもしれません
本日もありがとうございました!
334 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 22:57:46.54 ID:NoqUyt7e0
こんばんはー
コンマがこの後もあらぶらないことを祈りつつ、ロウル編ゆったり進めて行こうと思います
335 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 22:58:33.78 ID:NoqUyt7e0
特殊判定結果
ロウルのデートへの心の余裕

コンマ55

 5 5

奇数ゾロ:「お散歩だけじゃ駄目……もっと身体を張らないと!?」グルグル


※精一杯アベルにアプローチしますが……
※若干後の判定が増えます

――


ロウル(アーシャさん……)

ロウル(なんでもできる、頼れるお姉さんです)

ロウル(でも、最近はたまーに変なことを言いだします)

ロウル(何故か私の耳と尻尾も時々羨ましそうに見られている気がしますし……)

ロウル(以前ご一緒した時の様子からしても、どうにもペットな扱いを望まれています)

ロウル(もし、アーシャさんとアベルさんのおでかけが『そういった散歩』なのだとしたら……)

ロウル(わ、私もやっぱり四つん這い首輪した方がいいんですか……!?)グルグル

ロウル(……)

ロウル(いや、アーシャさんはそれでも分別はしっかりしている人です)

ロウル(貴重なお休みですから、きっと有意義に使ったに決まっています)ウンウン

ロウル(……じゃあティアさんは?)

ロウル(アベルさんの部隊では一番の新人で、エリスさんと同じく最年少です)

ロウル(なんというか、見た目や佇まいにあの不安な戦闘技能……守ってあげなきゃって気分になる人ですよねぇ)

ロウル(でも、それに反するかのようなとんでもないものをお持ちですからね)

ロウル(ご本人は気にしているようですし、リーナさんのあの反応からして聖国には居づらかったかもしれません)

ロウル(それでもやっぱり、あれは嫉妬を通り越して凄いとしか言えません)

ロウル(あの揉み心地たっぷりなシアさんより大きいわけですから、アベルさんも夢中になっているかも……)

ロウル(それに、アベルさんへのあの懐きっぷり。私も最初からそうしていればなぁ……)

ロウル(あの様子なら、たとえ外でも喜んで裸になるくらいは……)

ロウル(……)

ロウル(いや、ティアさんも聖国の敬虔な信徒ですからね)

ロウル(流石にそんな真似はしないでしょう。こんなことを考えちゃうだけで、それこそ神様に怒られますね)



336 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:01:22.11 ID:NoqUyt7e0
ロウル(つまり結局、二人ともやましいこともなく普通に楽しまれて……)チラ…


エリス「?」


ロウル(エリスさん……誰よりも早く、私よりも早く、本当に子供の頃からアベルさんを想ってきた人)

ロウル(あんなちっちゃい頃から今まで、ひたすらにアベルさんの為にあらゆる努力を欠かさない尊敬できる人)

ロウル(一夫多妻にすら寛容で、こんなくじ引きすら許してくれる。本当に頭があがりません……)


シア「?」


ロウル(シアさん……多分、アベルさんの計画が大きく動く切っ掛けを作った人)

ロウル(いつでも誰にでも優しくて、アベルさんの命も救ってくれて、そして私達の性教育の師でもあります)

ロウル(あげくあの身体ですからね。どう頑張っても勝てるわけがありませんよ……)


パトラ「?」


ロウル(パトラさん……シアさんと同じく、王国との良好な関係は彼女がいなければ成り立たなかった筈です)

ロウル(貧民街の子供達からも慕われて、それを嫌な顔一つ見せずに面倒を見る優しくて頼りになる本当の貴族)

ロウル(でも鎧で隠しているだけで、シアさんと同じくらい魅惑的な身体の持ち主。その差にアベルさんも……)


ロウル「……」






ロウル(だ……駄目ですってこれえええええぇぇぇぇぇ!?)

ロウル(アーシャさんとティアさんが、え……えっちなことしていなくても、この後が駄目……!)

ロウル(私よりもずっと肉感的なお二人に、一番アベルさんへの忠愛が高いエリスさん!?)

ロウル(ぜぇったいにアベルさんの方が我慢しきれなくなりますって!)

ロウル(どうしようどうしよう、折角の二人きりのおでかけ。ちゃんと思い出にしたいです……)

ロウル(でも皆さんいい人ばかりで、しかもスタイルもよくて、私だけが貧相で……)

ロウル(――こ、こうなったらやられる前にやるしかないんですか!?)グルグル

ロウル(アーシャさんとティアさんがまだなら、私の方から今の内に行った方がいいんですかねぇ!?)グルグル!?


337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:05:56.72 ID:IsMAdWeJO
ティアは半ばアウトだったよね…
残るメンバーだとシアが本気でデート中発情しそう
338 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:06:44.22 ID:NoqUyt7e0
ロウル「あーうー!?」グルグル!



シア「ま、ますます混乱しちゃったみたいです〜?」

エリス「ロウルさん……」

パトラ「しかし、エリスさんとロウルさんは幼少期からアベルさんと共に過ごしてきたのでしょう?」

パトラ「私やシアさんと比べると、緊張はしにくいと思っていましたが……」

エリス「いいえ、パトラさん」フルフル

エリス「確かに私達は、アベル様とずっと一緒でした」

エリス「でも、ずっと一緒で……家族のようなものだったんです」

エリス「私にとってもロウルさんにとっても、アベル様は頼りになる……お兄さんで」

エリス「後になってその地位と目的を知って、仕えるべきご主人様になってからは……」

エリス「そういう感情を持ってはいけないと、蓋をしていたんです」

エリス「だから、アベル様に……あ、愛して頂ける今は///」

エリス「なんでもないようなことでも、気恥ずかしさを覚えてしまうものです……///」

パトラ「な、なるほど……///」


ロウル「ええそうですよそうですよ! キャベツを信じていた頃が懐かしいですよぉ!///」

シア「できればあの時のことは忘れて下さい〜///」パタパタ!

シア「……でも、だからといってアベルさんとロウルさんの信頼関係は無くなっていませんよ〜?」

シア「緊張するかもしれませんけど、ここはいつも通りの自然体が一番いいんじゃないかな〜って〜」ポヤポヤ

ロウル「し、自然体……ですか」ゴクリ

ロウル「……」


……


――

339 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:10:21.84 ID:NoqUyt7e0
――



……翌日




マックス「あ、アベル皇子。おはようございます! 今日はどちらにおでかけですか?」

アベル「おはようマックス。行き先はまだ決まっていないんだが、今日もしばらく留守にするだろう」

アベル「しかしすまないな。本当に休暇も取らずに働き詰めで大丈夫か?」

マックス「いえいえこの程度は大丈夫ですよ。ローズさんが連れてきたメイドと執事もいますしね」

マックス「それにキアラちゃんとフィーアちゃんに、重い建材運ばせて怪我させちゃうなんて嫌ですしね」

アベル「あの二人も時々無茶をするからなぁ……」

アベル「すまないマックス。苦労をかけるが、よろしく頼む」

マックス「ええ、もちろんですよ!」ビシ!

マックス「まあ見ててくださいって。あと数日以内に元の鍛錬場に……ん?」



ロウル「およ、お早いですねお二人とも。おはようございます」ペコリ



アベル「ああ、おはようロウル」

マックス「おはようロウルちゃん」

アベル「……」

マックス「……」

マックス「ところで……」


特殊判定
↓1コンマ二桁


340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:11:02.18 ID:X0evG4uDO
はい
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:11:49.18 ID:kReO1g+k0
342 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:26:20.61 ID:NoqUyt7e0
攻めすぎぃ!

ロウルのアプローチ作戦。服の布面積で誘惑だ!


18(かなり最小限。身軽だけどふともとやお腹周りは全部出てる)

――


マックス「そ、その格好に荷物、ロウルちゃんとアベル皇子が出かけるのかな?///」

ロウル「ええ。今日はお願いしますよアベルさーん?」ウリウリ

アベル「あ、あぁ……///」



マックス(うおぁぁ……おっぱいは無いけど、なんだこれ……なんだこれ!?)ドキドキ

マックス(え? ロウルちゃんってこんなに身体……ええぇ!?///)ドキドキ

アベル(ど、どうしたんだロウル……今日はまた一段とその、布が少ないような……?)ドキドキ



ロウル(ああああぁぁぁ……///)カアァ!

ロウル(み、見られてますね! 見られてますよこれはぁ……///)

ロウル(アベルさんは表情を崩していませんけど、心なしか頬が赤いですし……)

ロウル(マックスさんに至ってはもうしっかり視線を感じます……///)

ロウル(でも、これで確信しました。たとえ胸が無くとも、私はまだ戦えます……!)グッ!



ロウル「いやぁ、晴天に恵まれてこれも日頃の行いですかねぇ///」

ロウル「むしろ暑いくらいで、こんな陽気でいつものローブや装備なんてつけられませんよねぇ」パタパタ

ロウル(本当に顔だけはすっごく熱いです……)

アベル「そ、そうだな……///」

アベル(暑い……のか?)

アベル(いやしかし、確かにいつもロウルには耳と尻尾を隠すローブばかり……)

アベル(よし、ロウルの希望を聞いて可能であればあの場所へ……)

アベル「それじゃあ今日は一日よろしくなロウル」

ロウル「ええ、期待してますよアベルさん?」ニヤリ


マックス(す、すげぇアベル皇子! もういつもの顔に戻ってる……)

343 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:35:17.20 ID:NoqUyt7e0

アベル「ロウルは行きたい場所とかはあるか?」

ロウル「ん〜……そうですねぇ」ムムム

ロウル「……」

ロウル「それではですね……」



……




マックス「……すごかったなぁ」ドキドキ


ティア「あ、マックスさん。おはようございます」ペコリ

マックス「あ、おはようティアちゃん。と、アーシャさんも?」

アーシャ「おはようございます。っと……その様子だともうアベルとロウルちゃんは出かけちゃった後かしら?」

マックス「え? ええ。ついさっきですけどね」

アーシャ「うぅ、ティアちゃんとのお料理に夢中になって、ロウルちゃんへのアドバイスが遅れてしまうなんて……」

マックス「アドバイス?」

アーシャ「そう。……ロウルちゃん、格好はどうでしたか?」

マックス「どうって、その……///」

マックス「か、かなり刺激的というか、太ももが眩しいというか……///」

アーシャ「ああ、やっぱり……」ガクリ

ティア「ロウルさん、大胆です……///」

マックス「だ、だよね/// でもアーシャさんのその反応だと、何かまずかったんですか?」

アーシャ「実は私も一度犯してしまった過ちなのだけれど……」



アーシャ「――アベルは女性の過度な露出は苦手なんですよ……」



マックス「」

ティア「」


……


――

344 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:43:54.79 ID:NoqUyt7e0
――


……


【帝国・貧民街】



アベル「本当によかったのかロウル?」

ロウル「何がです?」

アベル「折角の休みだというのに、向かう先がここではいつもと変わらないだろう?」

ロウル「だから言ったじゃないですか、お散歩だって」

ロウル「それに、丸っきりいつもと同じわけでもないでしょう?」

ロウル「アベルさんも私もほら、こんな軽装です」

ロウル「今まではどうしても警邏や公務での来訪で、武装した状態でばかり来ていましたからねぇ」

ロウル「皇族の一人が無防備にここを歩くだなんて、ちょっと前までは誰も想像もできなかった筈です」

ロウル「……ちょっと、改めて昔と今の違いを実感したかったんですよ」

アベル「ロウル……」

ロウル「あっ、もしかしてアベルさんあれですか!?」

ロウル「ここには†聖暗黒騎士アベル†の装いじゃないと来たくなかったとかですかぁ?」ニヤニヤ

ロウル「それならそうと言ってくれれば、ちゃんと用意しましたのにぃ」ニヤニヤ

アベル「だ、誰がそんなことを言った!? そんなわけがないだろう……」

アベル「正直、俺も黒騎士としての立ち振る舞いには結構気を張っていたんだぞ?」

アベル「今となってはカイン兄様が尽く悶えるのにも少し共感してしまうぐらいだ……」

ロウル「あー、あの人はあの人で思い出したくない過去作ってましたもんねぇ」

ロウル「しかもそこから復帰する要因がまた思い出したくない凄惨なものですし……」

アベル「言ってやるな……」


345 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:49:16.52 ID:NoqUyt7e0
ロウル「しかし黒騎士の姿で無いことに不満がないなら、一体どうして?」

アベル「いや、元から不満は無いよ」

アベル「ただ、ロウルが俺に遠慮をしたのではないかと、そう思っただけだ」

ロウル「あっははは! この私が、アベルさんに遠慮するわけないじゃないですかぁ!」

ロウル「私、思ったことはアベルさん相手でもがんがん言っちゃいますからねー?」

アベル「はは、そうか。それならいいんだが」





アベル「……ロウル、やはり少し肌を出し過ぎなのではないか?///」





ロウル「んっ!?///」ビクン!

ロウル「や、やぁですよぉアベルさん?」ドキドキ

ロウル「元々私は身軽さが売りで、軽装のことが多かったでしょう?」

アベル「それはそうだが、軽装にも限度というものが……」

ロウル「い、いいですかアベルさん? 弓兵は素早さ身上なんですよ?」ドキドキ

ロウル「どの道、弓を射れない程に接近されたらお終いです」

ロウル「そうなると防具なんてあって無いようなもの。むしろ拘束具とも言えてしまうかもしれません」

ロウル「つまり弓兵が完全な状態、完璧全力の機動力を確保するには、可能な限りの装備品を脱ぎ去ってしまうのが一番なんです!」

ロウル「そう、これは今後に備えた私の更なる飛躍のためなんですっ!」ドキドキ

アベル「そ、そうだったのか。すまない……」

ロウル「いえいえ、わかっていただければそれでいいんです」

アベル「……///」ドキドキ

ロウル「……///」ドキドキ



346 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/04(月) 23:52:03.59 ID:NoqUyt7e0
アベル(と、ということはなんだ……?)

アベル(これから先、ロウルの装備はこれくらい際どいものになるということか……!?)ドキドキ


ロウル(ああああぁぁぁぁ! や、やっぱり大胆に攻めすぎましたかねこれはぁぁぁぁ!?///)

ロウル(で、でもちゃんと大切なところは隠していますし、まだ大丈夫ですよね……?///)ドキドキ





少年「あ、ロウルねーちゃんだ!」タタタ!

少女「それに、鎧着てないけどアベル様だ!」タタタ!




アベル「んっ!?」ピクン!

ロウル「っぉ!?」ピクン!


アベル「おお、久しぶりだなお前達」ドキドキ

ロウル「お元気そうでなによりです」ドキドキ

アベル&ロウル((こ、子供達の前では平常心でいないと……))



少年「なぁアベル様、なんかいま帝都の方が大変だって聞いたんだけど大丈夫なのか?」

少女「その、元皇帝陛下がまたあらぶっている、とか?」

アベル「はははは……いや、大丈夫だ。心配はいらないよ」

ロウル「ちょっと運動不足っていうだけで、また皇帝に返り咲こうというわけではないですよ」

ロウル(多分、今のところは……)

少年「そっか。アベル様達がそういうなら大丈夫なんだろうけど」

少女「それにしても珍しい……というより、初めてかも?」

アベル「何がだ?」

少女「鎧を着ていないアベル様。相変わらず真っ黒だけど、お洋服だけだし……」

少年「……」


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:53:24.96 ID:UQzQCeoIO
はい
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:53:30.75 ID:kReO1g+k0
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/04(月) 23:54:16.20 ID:kReO1g+k0
判定次第では今日も白目でるかなー?
350 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/05(火) 00:04:20.17 ID:YRBFPA0Y0
特殊判定結果


1:少年のロウルの格好に対する反応(子供補正+10)

96+10

= 1 0 0 ( エ ロ い )>85


※子供故にド直球での指摘入ります(白目)
※指摘されたので後ほど……?


2:貧民街の現在の治安(三皇子の功績により合計補正+15)

75+15

=90(今までが嘘みたい。たまに残党がいるけど治安はとってもよくなりました)>50

※基準値を超えたため、襲われる心配も無くなりました

――


少年「いやお前、アベル様も珍しいけどさ……」

少年「それ以上に凄いものがあるだろ……///」ドキドキ


アベル「ん?」

ロウル「え?」

少女「なに?」








少年「――なんか今日のロウル姉ちゃんすっげーエロい///」ドキドキ







ロウル「ん゛っ!!?」ビクンビクン!

アベル「ほら見た事かロウル! わかったら俺の上着を貸すから少し隠せ!」バサ!

ロウル「///」プシュウゥゥゥゥゥ…

少年「……アベル様の上着の下から見える姉ちゃんの脚が余計に……///」

ロウル「〜〜〜〜ッ!?」カアアァァ!

少女「こ、こら! お姉ちゃんに変なこと言わないのっ!」ゴン!

少年「あてっ!?」


……


――
351 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/05(火) 00:08:09.31 ID:YRBFPA0Y0
えー、途中ですが今日はここまで
ロウルの服装コンマがかなり際どい値が出て冷や冷やした直後の遭遇一発目でもう指摘されるというね……
しばらくロウルは恥ずかしがりながらもアベルと一緒にお散歩することになりそうです
なおこれにより洋服店訪問はアベルからの誘いで確定となりましたが、見繕ってあげる服でいい案がある方はお願いします(土下座)

本日もありがとうございました!
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 00:23:46.00 ID:8h25OnJQ0
乙です!
服…、ボーイッシュな格好してみるとか….?
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 00:25:43.93 ID:7ICPXDIhO
これはむしろロウルの服を入手する大義名分ができたのかも
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 05:41:00.16 ID:CRsRPzyC0
おつです
ワンピースに麦わら帽子とかがあれば
ちゃんと尻尾と耳が出せるように加工してもらいたいです
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 07:00:18.82 ID:jXCdWQANO
おつおつ
個人的趣味になるけど巫女服のようなものとか?
ロウルのぺったんボディなら似合いそうな気するし
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 11:58:42.05 ID:Qcopy9W80
こういう子には似合わないからと着そうにないドレスやフリフリものも捨てがたい
357 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:54:29.50 ID:CEb9d6m80
こんばんはー
短いですが、次の判定部分まで進めればと思います
358 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:55:04.22 ID:CEb9d6m80
――




少年「ご、ごめんよ姉ちゃん……」

ロウル「い、いやいや。確かに子供にはちょっと刺激が強すぎたかもしれませんね///」

アベル「だから言っただろうロウル……」

少女「……」

アベル「ん、どうした?」







少女「う、上着を脱いだアベル様の上半身逞しいなぁって……///」ポッ…






アベル「」

少年「お、お前だって俺と似たようなもんじゃないか!?」

少女「わ、私は違うもん……!?」

ロウル(アベルさんの上着……)クンクン…

ロウル(な、なんてやっている場合ではありません。このままでは子供達の教育によろしくありません)

ロウル(とにかくこの場は、発端の私がなんとか鎮めないと……)

ロウル「あ、あのですね? 私もアベルさんがこんな格好なのも作戦の一環なのですよ?」

少年&少女「「え?」


359 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:55:35.59 ID:CEb9d6m80
ロウル「まあ、確かにご指摘の通り今日の私は服の面積が少ないです」

ロウル「そしてアベルさんも鎧を着ていないし、ご覧の通り軽装です」

ロウル「なんでだか、わかりますか?」

少年「な、なんでって……」チラ

少女「わ、わからないです」

ロウル「うんうん、それはそうですよね」

ロウル「実はこんな軽装なのは、アピールのためなんですよ」

少年「アピール?」

ロウル「ええ。確かに以前はこの場所も治安がよろしくなかったですけど……」

ロウル「最近は、かなり改善された筈です」チラ

アベル「……ああ。完璧、とまでは言えないが前と比べれば格段に治安は良くなった筈だ」

アベル「お前達のように、子供達まで立ちあがってくれたというのも大きいのだがな」

少年「へへ……///」

少女「ううん、アベル様にアドルラン様、それにカイン様がここを気にかけてくれるようになったからだよ?」

ロウル「みんながみんな、頑張った成果ですよ」

ロウル「ただ、どうしても嫌な連中やまだ不安で外をお散歩できないっていう人もいますからね」

ロウル「だから私とアベルさんが、すっごい軽装で動き回っているんです」

ロウル「こんな服で出歩いても大丈夫なくらい、治安は良くなったんですよっていう宣伝といえばいいんですかね?」

ロウル「万が一妙な輩がいても、私達なら楽に取り押さえられますますからね。それを釣れるかもしれないという思いもあります」


360 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:56:02.46 ID:CEb9d6m80
少年「へえぇ……そうだったのか!」

少女「私達のためにそこまで頑張ってくれてるんだ……!」ジーン…

ロウル「あはは、なにこの程度は当然ですよ。ねえアベルさん?」

アベル「あ、ああその通りだ。もう黒騎士としてここを見回ることもないだろう」

アベル「……次回はもう少し露出を抑えた軽装でくるよ」

ロウル「そ、そうですね」アセアセ

少年「俺達のための作戦だったってのに、本当にごめんよ……」

ロウル「いえいえ! 私も先に説明するべきでしたからね!」アセアセ

アベル(軽装の理由がさっきと違うのは、黙っておこう……)

アベル「だが本当に、治安はよくなったようだな」

アベル「以前ならこの格好で歩いていれば、俺も狙われていただろう」

少女「アベル様が見回ってくれるようになってから、威張る人もだいぶ減ったの!」

少年「それにあの日。アベル様達が皇帝陛下に宣戦布告した時、嫌な連中が顔出して来ただろ?」

ロウル「ああ、あのよくわからない人達ですね」

少年「あの時にあいつらまとめて縛り上げてさ、俺達でも頑張ればこの程度の相手なら勝てるんだって自信にもなったんだ」

少女「もっと強い人を相手に頑張っているアベル様達に、あんな人たちのことまでお願いするわけにはいかないって」

少女「みんなみんな、前よりももっと頑張れるようになったんだよ」

少年「今まで守ってもらってばかりだったからな。今度は俺達がここのみんなを守って見せるぜ!」

アベル「ははは、頼もしい限りだな」


361 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:56:30.12 ID:CEb9d6m80
ロウル「将来有望な兵士さんですね。おや……?」クンクン

アベル「ん、この匂いは……」

少年「あ、やべ! 今朝の炊出しもう始まってるのか!? 急がないと!」ダッ

少女「じゅ、順番を守らなきゃいけないから慌てなくても大丈夫だよ!? ああ、もう!」

少女「ごめんなさい。あの子、どうもまだ突っ走っちゃうから……」

ロウル「いやいや、子供は元気なのが一番ですよ」

アベル「その通りだ。そしてあまり長蛇の列に並ぶのも嫌だろう?」

アベル「また今度、あの子と一緒に話を聞かせてくれ」

少女「は、はい! それじゃあ、また……!」ペコリ


タタタ…


アベル「……あの子達も、本当に立派になったな」

ロウル「えぇ……」

ロウル「食糧の供給って、この辺りはどのくらい進んでいるんです?」

アベル「治安はともかく、やはり食糧の完全な安定供給となるとな……」

アベル「大量に用意しやすい煮込みものや乾物ばかり、味の面はどうしても二の次になってしまうのが現状だ」

ロウル「毎日何かを食べられるっていうだけでも、大きな進展でしょう? これからきっともっとよくなりますよ」

ロウル「ほら、あっちの方は自分で畑を耕しておられるみたいですし」

ロウル「ここの人達も、もうただ黙って奪われ続けるだけの人じゃないんですから」

アベル「そうだな……」

ロウル「……アベルさん?」

アベル「ん、どうした?」

ロウル「その、この格好については謝罪しますけど……///」

ロウル「ちょっとだけ、このままお散歩につきあってもらえますか?」


……

――
362 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:57:40.28 ID:CEb9d6m80
――

……


【貧民街・街道】


ロウル「……」テクテク

アベル「……」テクテク

アベル(……確かにあの子の言う通り、ロウルの脚が……)ムズ…

ロウル「あっ」

アベル「!」ピク!

ロウル「懐かしいですねぇ。ほらここ……」

アベル「ただの林……いや、違うここはそうか」

アベル「夜襲を受けて執拗に追われて、あの日逃げ込んだ場所か」

ロウル「ええ、あの時はまだ私も未熟でした……」

アベル「いや、それを言えば俺もだ」

アベル「暗黒街を抜け出し、まだましな貧民街まで辿りついたことで俺もどこかで油断していた」

ロウル「……いえ、やっぱりあの時は私が一番油断していました」

アベル「ロウル?」

ロウル「……」

ロウル「私、物心ついた時には一人で生きていました」

ロウル「両親がどんな人なのか、私はどうして人とは違う姿なのか、未だに知らないままです」

ロウル「それでも、この耳と尻尾は珍しいもので。捕まればお金にされるということだけは幼い身でもわかりました」

ロウル「誰にも頼れず一人でそういった連中から逃げ続け、何をするでもなくただ生き続けて……そしてついに、死にかけて」

ロウル「そんなあの日、あなたは見ず知らずの私を助けてくれた」

ロウル「傷が治ってから、人を信じるということができなかった私は、あなたに酷い言葉を口にしたものです」

アベル「……さてな。そんな酷いことを言われた記憶は無いな」

ロウル「もう……」

363 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:58:47.27 ID:CEb9d6m80
ロウル「エリスさんと一緒に三人で生き延びて、ちょっとずつだけど前に進んで……」

ロウル「……今だから言いますけど、本当に嬉しくて楽しくて、たまらなかったんです」

ロウル「だからつい……私も油断しきって、警戒を怠って……」

アベル「どんな人間も、常に気を張っていれば疲労する。ロウルは悪くないよ」

ロウル「これでも幼いながらに、耳と鼻の感覚には自信があったんですけどねぇ……」

ロウル「あの時の夜襲は、幸せを手に入れた私に苦境の時間を思い出させてくれましたよ」

ロウル「子供相手に容赦なく追剥してこようとする大人達」

ロウル「応戦しようとする私とエリスさんを嗜めて、ここまで逃げることを提案したアベルさん」

ロウル「結局、アベルさんの考えが正しくて、私達はこうして無事でいられるんですよね……」

アベル「別に、大した作戦でもない」

アベル「あの時は暗く、凶暴な生物も潜む林の中に逃げ込むのはかなりの危険を伴うものだった」

アベル「賊も子供三人とその危険、どちらを選ぶか。それを考えたんだ」

アベル「俺の最初の予測では、あそこで諦めてくれるはずだったんだがな」

ロウル「あいつら、まさかの林の中まで来ましたからね……」

アベル「あれは流石に驚いたな。とはいえあの時、奴らは広い範囲を捜索するために全員が散る愚策を取ってくれたからな」

アベル「息を潜め固まっていた俺達の元に誰かが辿りついても、一人だけなら楽に処理できたというわけだ」

ロウル「いやぁ、本当に危ないところでしたよねぇ……」

ロウル「そういえば、あの後……」


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 23:59:16.68 ID:DFnR6b1D0
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 23:59:31.39 ID:+hNLM6XDO
はい
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 23:59:44.83 ID:BwNQy+7c0
ゾロ目
367 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/07(木) 00:13:23.38 ID:mNEitybz0
特殊判定結果

1当時の夜襲切り抜け後

01〜33:三人揃って怯えていた
34〜66:三人とも怯えていたが、みんな堪えた
67〜99:怯えている二人をアベルがあやした

コンマ68

67〜99:怯えている二人をアベルがあやした


2現在のロウルの羞恥心

50>39

※基準値を下回った為……?

――


ロウル「あの後、私もエリスさんも怖くて震えていたのに」

ロウル「アベルさんだけは、ずっと冷静でしたよねぇ……」

ロウル「正直あれは今までの中でも、かなり危険な状態だった筈です。よく平気でしたね?」

アベル「いや、俺もあの時は恐怖を感じていたよ」

アベル「だからこそ、三人で生き延びられるように必死に頭を働かせた」

アベル「……」

アベル「俺にとっての恐怖は、お前達を奪われることだ」

ロウル「っ!?///」

アベル「だから、離すまいと……震えるお前達を両腕かき抱きながら、俺はずっとそう考えていた」

ロウル「……///」

アベル「ふふ、そうしているうちにお前達が安心したように眠ってくれたのは、本当に嬉しかったよ」

ロウル「あ、ぅ……///」

ロウル「だって、アベルさんの腕の中にいると、本当に安心できたんですもの……」

ロウル「……こ、子供の頃の話ですよ!?///」ワタワタ

ロウル「い、今はエリスさんはいませんけど、今もアベルさん同じことできますか!?///」

ロウル「でき――」


アベル「……これでいいか、ロウル?」ギュゥ…

ロウル「は、はわぁっ!?///」ドキドキ

368 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/07(木) 00:15:08.00 ID:mNEitybz0
途中までですが、今日はここまで
結構厳しめにしても、アベル女の子の前では隙を出しませんね……
服の指摘はされましたけど、現在羞恥心が下回ったのでロウルはこの後もちょっとだけ勇気を出し続けます。

本日もありがとうございました!
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 00:17:46.16 ID:LD2WEJlu0
370 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:06:08.89 ID:Y2Nayeko0
こんばんはー
立て続けに間が空いてしまい本当に申し訳ないです……
ようやく一段落ついてきたので、以前の更新頻度に戻せればと思います

それでも短いですが、少しだけ再開します
371 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:06:45.07 ID:Y2Nayeko0
ロウル(アベルさんに後ろからだだ抱きしめられ……っ///)

アベル「流石に、あの頃のように俺の中に収まることはないか」グッ…

ロウル(あぁっ、アベルさんの息が声が匂いが上からあぁぁ……!?)ドキドキ

アベル「立派になったな、ロウル」

ロウル「ふ、ふふん! 当然でしょう?」ドキドキ

ロウル(待って待って待って……///)

ロウル(そりゃあ、子供の頃はこうして抱きしめられて……)

ロウル(私は一人じゃないんだって、ぐっすり寝ても大丈夫だって、思えましたけども……///)

ロウル(お、大人になった今こんなことをされると……///)




ロウル(――な、なんだかお腹の奥が熱くなってくるような///)ドキドキドキ…




ロウル(というよりも)

ロウル(こんな服で出てきたもんだから……)

ロウルお腹「……」サスサス…

ロウル(ア、アベルさんの手で直に撫でられてるっ……///)

ロウル「……」ゴクリ…



追加特殊判定
↓1コンマ二桁

372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:07:48.25 ID:sa6zqQ2E0
373 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:22:29.19 ID:Y2Nayeko0
ロウルの発情度


50>25(いやいや、ここ外ですよ!? 不味いですって!)

※基準値を下回ったため、耐えきります

――



ロウル(き、気持ちいいですけど……///)

ロウル(こんなところでするのは、それこそ獣ですって!)

ロウル(私、耳と尻尾ありますけど人間ですもん! 節制というものは心得ています!)

ロウル(……ちょっと、勿体ないけど)

ロウル「こーら、アベルさん?」パシ

アベル「ん?」

ロウル「いたいけな女の子のお腹を直接撫でまわすなんて、変態と思われても仕方がありませんよ?」

アベル「!?」

ロウル「まぁ? 私の身体の魅力に抗えないという気持ちはわかりますけどねぇ?」ニヤニヤ

アベル「す、すまないっ!?」

ロウル「あはははは! いいですって。冗談ですよ、冗談」

ロウル「……昔、こうして撫でられて、くすぐったくて」

ロウル「でも嫌じゃなくて、悪態つきながらもアベルさんにじゃれていた、子供の頃の私」

ロウル「アベルさんも、思い出してくれたんでしょう?」

アベル「……ああ」

ロウル「私も、懐かしかったです」

ロウル「……でも、さっきもいいましたけどそれは子供の頃の話ですからね?」

ロウル「今のアベルさんと私がやったら、あらぬ誤解を受けるのはアベルさんですから気をつけてくださいよ?」

アベル「わ、わかった」

ロウル「……ちゃんと場所を弁えてなら、大歓迎ですので」ボソリ…

アベル「ん?」

ロウル「何でもありませんよー? さて、もう少しお付き合い願いますよ?」

ロウル「次はそうですね……」


……


――
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:26:23.00 ID:fwb35WEIO
ロウル、それ言うとティアの立場が(白目)
375 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:27:08.66 ID:Y2Nayeko0
――

……


【帝国貧民街・居住区付近】


ロウル「おうおう、ここも懐かしいですねぇ」

ロウル「暗黒街ばりに淀んでいた記憶がありますが」

ロウル「ふむ、帝都と比べるとまだまだといった具合ですけどこれは……」

アベル「ここも、当時と比べると変わってきたな」

ロウル「昔、ここでも苦労しましたよねぇ……」

ロウル「食べれそうな木の実や生き物が残っていないんですもん」

アベル「今思うと、他の区画に比べて住民の数が集まり過ぎていたのが原因だろうな」

アベル「少人数であれば、十分に食いつなげただろうに」

ロウル「まあ、少し食糧が多くて水源もあるなんてわかったら、他の場所からも群がる人が出て当然ですけどねぇ」

アベル「おかげで結局は食糧を巡っての殺し合い。殺されるのは決まって弱者ばかりだったな……」

ロウル「あの時、何人かは助けられたと思いますけど……今どうしているんでしょうね」

アベル「わからん。俺達が助けた後にやはり命を落としたか、どこかへ逃げたか……」

アベル「昔も今も、俺達に出来ることは目の前の人を一時的に救うことしかできないんだ」

ロウル「それでも、見殺しにするよりはいい選択だったと思いますよ?」

ロウル「この調子で全帝国民を救えるような凄い政策、期待してますよアベルさん?」ウリウリ

アベル「む、無茶を言う。そのつもりで動きはするが、時間はかかるぞ」

ロウル「わかってますって。私もずっと助けてあげますから、あの頃のように……」

ロウル「諦めずに、ゆっくりでも前に進んでいきましょう。ね?」

アベル「……そうだな。よろしく頼むぞ、ロウル」

ロウル「お任せあれ!」



376 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:29:45.88 ID:Y2Nayeko0
ロウル「大丈夫ですって。かなり凄惨だったこの場所がこれだけまともになっているんです」

ロウル「アベルさんが政が苦手でも、意外となんとかなりそうですよ?」

アベル「悪かったな……」

アベル「しかしまともになったとはいえ、何しろ元が元だ。まだまだ改善の余地はありそうだな」

ロウル「私としては、死体の臭いが無くなっただけでも凄い進歩だと思いますよ」

アベル「それは確かにな。ん、あれは……」





住民1「配給に頼りっぱなしじゃ、いざって時にまた苦労するからな」

住民2「やっぱり狩りは続けないとまずいよなぁ……」





ロウル「ほうほう、殊勝な心がけの人達ですね」

アベル「元々、そうして生き延びて来た者達だ。習慣づいているというのもあるだろうが……」

ロウル「この辺りの獲物って確か……」

アベル「あぁ……」



特殊判定
↓1コンマ二桁
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:32:10.38 ID:WeBWgARN0
378 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:43:15.30 ID:Y2Nayeko0
貧民街・配給以外での食糧事情

50>38(飲み込めればそれは全部貴重な食料!)

※基準値を下回ったため、狩猟食に変化なし

――


カラス「カァー! カァー!」バサバサ!



住民1「あ、くそ逃げるな!?」

住民2「貴重な肉が飛んで行っちまう!?」




アベル「……やはり、あれなのか」

ロウル「嫌でしたけど、死体につられてやってくるカラスが一番多く目にする獲物でしたからねぇ」

アベル「死臭が無くなっても、カラス達もすっかりここに住み馴れてしまったということか」

ロウル「そして住民もそれを狩って食べることに慣れてしまい、今も続いていると」

ロウル「……別に私は平気なんですけど、今後の他国との交流を考えると、こういった食生活も控えた方がいいんですかね?」

アベル「なかなか、難しい問題だな……」

アベル「俺も食べているうちに慣れたし、現状でアレが彼らの食糧になっていることも事実だ」

アベル「衛生面に気を遣うようにすれば、意外といけるんじゃないか?」

ロウル「ま、それは追々考えるとして……」



カラス「カァー!」ミクダシ


住民1「くそ、嫌な目しやがって!」



ロウル「ちょっとだけ、手伝ってあげますかっ!」ビシュ!



カラス「グゲ!?」ドスゥ!


ボト…


カラス「」



住民達「「!?」」

379 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:53:54.64 ID:Y2Nayeko0
アベル「おぉ、相変わらずすごい命中精度だな」

ロウル「昔はあいつに矢も当てられなくて、すすり泣いたものですよ……」

ロウル「でも、アベルさんのおかげですよ。私に狩猟術や生きる術を教えてくれたから、今の私があるんです」

アベル「元々は、母上の教えだがな。役に立てたなら、何よりだが」

ロウル「ふふん、そして今ではこうして投石だけで撃ち落とせるんですから、我ながらなかなかの上達具合です」

アベル「ふふ、初めて矢で撃ち落とした時は本当に大はしゃぎしていたな」

ロウル「そ、それは……アベルさんだって、嬉しくなりません? そういった時って」

アベル「ああわかるよ。俺もロウルの上達に驚くと同時に、笑うお前の姿が嬉しかったからな」

ロウル「……///」

アベル「……あのカラスがあの後まさか、あんなことになるとは思わなかったが」

ロウル「あー駄目駄目! エリスさんのあれはもう忘れましょう!」ワタワタ!




住民1「い、今のは一体……」

住民2「すげぇ、石を投げて仕留めたのか!?」

住民1「あれは、まさかアベル様!?」



住民達「「――そしてなんか際どい服の子がいるぞ!?///」」



ロウル「〜〜〜〜!?///」パタパタ!

アベル「ほらな? 子供達以外からも、そういう目で見られてしまうんだ……」

アベル「……」

アベル「なぁロウル。こうして貧民街も、昔よりもよくなったことはわかったんだ」

アベル「もし、お前が嫌じゃなければ……次は、俺が行きたい場所に行ってもいいか?」

ロウル「え?」


……


――

380 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:56:49.37 ID:Y2Nayeko0
――

……


【帝国・帝都】


ロウル「て、帝都まで……」

ロウル「アベルさん、一体どこに向かわれるつもりなんです?」

アベル「……俺も、人の事を言えた義理ではないが」

アベル「ロウル、流石にその服装は不味かったと思う」

ロウル「あうぅ……///」

アベル「……」

アベル「だが、だからと言っていつもの格好。目深にかぶれるフード付きのローブばかりというのも不味いだろう」

ロウル「え?」

アベル「確かに、今までの帝国の情勢であれば耳持ちの者は狙われていただろう」

アベル「それでなくとも、容姿のいい華奢な弓兵。徒党を組んで囲い攫う輩も現れたかもしれない」

アベル「だが、今は違う」

アベル「完璧ではないが治安もよくなり、ロウルもずっと強くなった」

アベル「そして、俺も傍にいる」

アベル「……お前も、もう自由に女の子らしくお洒落というものをしてもいいと思うんだ」

ロウル「ね、年中真っ黒なアベルさんに言われたっ!?」ガーン!

アベル「だから、俺も人の事は言えないといっただろうが!///」

アベル「もういい! とにかくだ、俺がロウルに普段とは違う服を着て貰いたいと思っただけだ!」

アベル「嫌なら、後で脱ぎ捨ててくれて構わない! だから……」



帝国服屋「……」エイギョウチュウ



アベル「あそこに入るぞロウルッ!」グイ!

ロウル「えぇっ!? ちょ、ま、待ってくださいよぉ!?///」


……


――
381 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:58:38.60 ID:Y2Nayeko0
――

……


【帝国服屋店内】



ロウル「い、いいですって別に!」ワタワタ

ロウル「私はほら、この耳と尻尾ですし!」パタパタ

ロウル「さっきもいいましたけど、動きやすい格好の方が色々と都合がですね!?」アセアセ

アベル「観念しろロウル。俺が言い出したら聞かない男なのは知っているだろう?」

ロウル「で、ですけどぉ……」

ロウル(お、お洒落そうな服が沢山……)

ロウル(私には、似合わないと思うんですけどねぇ……)

ロウル(でも……)チラ


アベル「……」フーム…


ロウル(アベルさんの目つき、凄く真剣です)

ロウル(本当に、私なんかのために服を選んでくれているんだ……)




アベル「……」ムムム…

アベル(さて、勢いで入ったはいいが。やはり悩ましいな)

アベル(洒落た格好など、まず俺自身が勉強する側だ)

アベル(そんな俺がロウルに似合った服を探せてやれるかは怪しい)

アベル(とはいえ、ロウルに違う格好をしてもらいたいというこの気持ちは本物だ)

アベル(……ここは、俺の直感に頼ろう。ロウルが着て、一番似合いそうなのは……



――

※アベル、どの服を選ぶ?

1:男の子っぽいが、活発なロウルには一番馴染むか? ボーイッシュな服
2:なんだか涼やかなイメージが心地よいな。 ワンピースと麦わら帽子
3:見慣れないが美しい衣装、王国からの輸入品だろうか? 巫女服
4:新たな道が開けるかもしれない。このいかにもな少女服! ふりふりした服
5:アーシャは何着か持っていたが、ロウルはないだろう。 大人なドレス
6:その他自由安価

↓1〜3多数決コンマ
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:59:27.86 ID:WeBWgARN0
4
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:00:42.95 ID:2LpwXKLDO
3
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:01:09.50 ID:jBpfaVI/0
2
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:01:44.87 ID:HA6bMdIbO
3
386 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 00:05:21.22 ID:CZlarFVC0
票数分散、コンマ95最大値のため

3:見慣れないが美しい衣装、王国からの輸入品だろうか? 巫女服

普段着?になるかはわかりませんけど、確実にいつもの服とは違う新鮮さがありますね
購入する服が決まったあたりで今日はここまで

本日もありがとうございました!
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 13:00:30.65 ID:4X/lvtVA0
乙です
巫女服着た姿のイメージが東方の某犬耳キャラでしっくりきたわ
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 18:31:33.60 ID:WdtNvaCFO
おつおつ
地味に>>374から三連偶数ゾロ出てるしロウルもこの後荒ぶるんじゃと期待してしまう
てか巫女服ってコスプレに近いしアドルラン兄様と遭遇したらめっちゃ褒めてくれそう
389 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:15:10.83 ID:CZlarFVC0
こんばんはー
それでは今日も少しづつ再開です
390 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:16:24.26 ID:CZlarFVC0
アベル、見慣れない美しい装束を発見

――


アベル「ん、これは……」


巫女服「……」テテーン


アベル(随分と、独特な服だな)

アベル(明るく、上下でくっきりとした色分け……)チラ…


ロウル「……」オロオロ…


アベル(ロウルは店の入り口まで戻ってしまったか)

アベル(俺が何を選ぶかまでは見えないだろうし、都合はいい)

アベル(清廉な雰囲気、そしてこの肌の露出の少なさ。これはいい具合の服をみつけたかもしれない)

アベル(肌着の上にこの白衣を着て、それから下の紅衣を履く……いや、結びつけるのかこれは?)

アベル(この衣服の感じ、以前の温泉宿にあったあれに少し似ているな)

アベル(そうなると、王国からの輸入品なのだろうか?)

アベル「……」

アベル「すまないが、少しいいだろうか?」


店員「はいっ!? なんでございましょうアベル様っ!?」ビクーン!


アベル「いや、そこまで警戒しなくても大丈夫だ」

店員(皇族の方があの服をじっくり観察されていれば、誰でも驚きます!)

店員「も、申し訳ありませんが、そちらは女性用となっておりまして……」ビクビク

アベル「いや、俺が着るわけではないぞ……?」



391 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:17:30.25 ID:CZlarFVC0
アベル「着るのは、俺が連れている少女なんだが」

店員「あ、ですよねー!」アセアセ

アベル「この服は、見たところ帝国のそれとはだいぶ違うな」

アベル「以前少しだけ似た服を着たことがあるのだが、これは王国産か?」

店員「は、はい! その通りでございます!」

店員「あの日以来、王国や聖国との交流も少しづつではありますが増えておりまして」

店員「中には長期滞在や移住する方もいらっしゃいます」

店員「そう言った方のご要望にお応えし、当店はこれからの時代にも適応しようと……」アセアセ

アベル「だからそこまで慌てずとも。別に抜き打ちの査定に来ているわけではない」

アベル「俺の格好を見ろ。こんな格好で公務をするわけがないだろう?」

店員「そ、それは確かにそうなのですが……」

店員「カイン様は、戦時も私服もスーツということが多く判断に困るという例がありまして……」

店員「ああっ!? 失言でした! お忘れくださいっ!?」ガバ!

アベル「ああ、わかっているよ」

アベル(カイン兄様も、俺とは違った理由で普段の服に悩まれているんだろうな……)

アベル「とにかく、今日の俺はただの客だ」

店員「か、かしこまりました」

アベル「では続けて聞きたいのだが……」



アベル「……この服、尻尾を出せるようにすることは可能か?」



店員「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 23:18:09.15 ID:2LpwXKLDO
はい
393 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:31:40.11 ID:CZlarFVC0
店員の獣人への嫌悪感

50>
15≧15

※基準値を下回った為、嫌悪感無し
※さらに第二基準と同値の為、むしろ大好き

――


店員「も、もしかして」

アベル「ん?」



店員「もしかしてアベル様も、獣人がお好きなんですかっ!?」クワッ!




アベル「ど、どうした急に!?」

店員「わかります、わかりますよ……!」グッ!

店員「以前、王国からとある貴族の方がお越しになられた時に初めて目にしたのですが……」

店員「その時に連れられていた猫の耳を生やした子のまぁ可愛いこと可愛いこと!」

店員「やはり尻尾の問題がありまして、その時は当店も用意が出来ておらず心苦しさのあまり身が割けそうでした!」

店員「ですが二人は責めることなく、手直しで時間がかかってもいいと仰ってくれたのです」

アベル「そ、そうか」

店員「あれ以来、私はそういったお客様が現れてもいいように、色々と考えました」

店員「何しろただの人間である私達には、尻尾の都合はまるでわかりません」

店員「適当に穴を開けただけでは、尻尾が上手く出せないかもしれない!」

店員「大きすぎたら、お尻が見えてしまうかもしれない!」

店員「こうした問題を解決するにはどうしたらいいかっ!」バン!

店員「そう、答えは簡単です。その道の人に手伝って貰うのが一番!」

店員「なので……」リーン!




猫娘「はーい! 呼んだ―?」ピョコ



店員「その彼女に仕事を補佐して貰うことにしたのです!」

アベル「」
394 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:41:42.84 ID:CZlarFVC0
店員「彼女のおかげで、当店はまだ少量ではありますが尻尾対策完備の服のご用意があります!」

猫娘「あ、呼ばれたからそうなんだろうけど、このお客さんって私達にも理解ある人なんだね」

猫娘「嬉しいなぁ。王国だと変な奴に捕まると大変なことになっちゃうし……」

店員「安心してくれ。この御方は今の帝国のトップの一人であるアベル様だ」

店員「そのようなお方が理解を示されたとなれば、帝国の未来は明るいぞ!」

猫娘「やったー! 主様と引っ越してきて正解だったね!」

アベル「」

店員「っと、失礼致しました。少々浮かれてしまい……///」

店員「こちらの服の穴開きは既に奥にご用意があります」

店員「お連れの方がいらっしゃれば、すぐにでもご試着できますよ」

アベル「そ、そうか」

アベル(正直、これは想定していなかったな……)

アベル(いや、ロウルが嫌な思いをしなくていいんだ。むしろありがたい)

アベル「わかった。少しだけ待っていてくれ」


ロウルー?

!?



ロウル「うぅ、耳も尻尾も全く隠さないで店内に来いだなんて、アベルさん何考えて……」




店員「狼もイイッ!」ブパ!

猫娘「仲間だ!」キラキラ!




ロウル「うえええぇぇぇぇぇ!?」



……


――
395 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:50:31.11 ID:CZlarFVC0
――

……


【試着室】


ロウル「ま、まさかこんな場所で同族の方と出会うなんて……」

猫娘「私とは耳も尻尾も違うけどね。かっこいいなー」

ロウル「あ、ありがとうございます///」テレ…

ロウル「しかしアベルさん、俺が服を選ぶって言ってましたけど……」

巫女服「……」

ロウル「ま、また妙なものを選ばれたものですねぇ」シゲシゲ

ロウル「あまり、激しく動くことには適していなさそうです」

ロウル「というより、この服の構造……んん?」

猫娘「あ、やっぱり着方わからないかな?」

猫娘「私は主様に何回か着させて貰ったことあるけど、着つけ手伝った方がいい?」

ロウル「うぅ、ここまで来て着ずに出るのも選んでくれたアベルさんに申し訳ないです」

ロウル「……申し訳ありませんが、よろしくお願いします」ペコリ

猫娘「はーい!」



……



シュルシュル…



猫娘「……ここでこうして、こう」シュ…

猫娘「そしてここで結ぶ」ギュッ!

ロウル「なるほどなるほど。仕組みさえ理解すれば、思ったよりも楽ですね」

ロウル「動きやすいかは、また別問題ですけど」

猫娘「あはは……」

396 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:06:37.13 ID:uxci9VyD0
ロウル「アベルさん、こういった変わった服が好きなんですかねぇ?」

ロウル「多分生まれて初めてですよ、こんな服着たのは」

ロウル「まったくアベルさんは……」

猫娘「……」

猫娘「すごく、大切なんだね。あの男の人のこと」

ロウル「うぇっ!?///」ワタワタ

猫娘「隠さなくてもいいよ。私も、助けてくれた主様のことが大好きだから」

ロウル「……あなたも、やはり?」

猫娘「うん。自分がどうしてこんな姿なのかもわからないまま、気がついたら売り物にされてた」

猫娘「その時に私を買ったのが主様。きっと酷いことされるんだって、怖かった……」

猫娘「散々暴れて酷いことも言ったけど……それでも主様は、怒らないで私をずっと可愛がってくれているの」

ロウル「……王国の、腐っていない貴族の方だったのですね」

猫娘「うん。本当に、私を買ってくれたのが主様でよかったよ」

猫娘「あなたも、あの人に買われたの?」

ロウル「……」

猫娘「あ、ごめんなさい。私……」

ロウル「いや、いいんですよ。自分と一緒の種族がこうして話すなんてなかなかないですからねぇ」

ロウル「私も、物心ついた時には周りから狙われていました」

ロウル「子供ながらに一人孤独に生きて逃げ続けて……とうとう捕まりそうになった時」

ロウル「そんな時にあの人は、自らを危険に冒してまで助けてくれたんです。その後も、今に至るまでずっとね」

猫娘「わぁ……///」パタパタ

ロウル「なかなか、素直に気持ちは伝えられません。伝えても、むしろあの人からはどうしたと不思議がられるかもしれません」

ロウル「まあ元々は最初から素直になっていなかった私のせいなんですけどね///」パタパタ

猫娘「じゃ、じゃあその格好であの人に伝えちゃおうよ!」

ロウル「えっ!?」

猫娘「あなたもだいぶ印象変わったと思うから、中身も変わったと思って正直に、さぁ!」グイグイ!

ロウル「ちょ、ちょっと待ってくださいよぉ!?」


……


――
397 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:12:07.79 ID:uxci9VyD0
――

……


アベル「……」ソワソワ

店員「ご安心くださいアベル様」

店員「あの子にあの服を選ばれたアベル様は、間違っておられません!」

店員「さぁ、もうすぐです。もうすぐですよぉ……」ハァハァ…

アベル「……」





ロウル「……」ヒョコッ



アベル「ロウル?」

ロウル「その、アベルさん?」

ロウル「私なんかに服を選んでくれたのはありがたいのですが……」

ロウル「これはあまり着慣れていない服といいますか……」

ロウル「多分、ヒバリさんとかが一番似合う服なんじゃないかなーって……」

アベル「……俺は、ロウルが着た姿を見たいな」

ロウル「あぅ……///」

ロウル「……あーもう! わかりましたよぉ!///」



バッ!




巫女ロウル「こ、これで満足ですかっ……!?///」





特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:12:47.66 ID:/qH4M0UD0
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:13:02.49 ID:rbAU2EiDO
はい
400 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:14:02.11 ID:uxci9VyD0
……皆さんやっぱりコンマ操れるんじゃないですかね?(白目吐血)
401 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:17:20.01 ID:uxci9VyD0
と、とりあえず判定を取ったあたりで今日はここまで
本当に結構大事な判定はほとんどが偶数ゾロの最良結果を持っていくのはなんでなんだろう?

本日もありがとうございました!
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:22:09.89 ID:mRbfMLDP0
乙です!
もう偶数ゾロが予定調和みたいになってるww
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