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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十二輪目】

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 22:28:42.78 ID:nai54rAXO
立て乙
3 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/19(日) 22:40:50.28 ID:rrq2V0npo

天乃「そうね、友奈に会いに行こうかしら。子供、頼んで平気?」

風「任せてくれるのね」

天乃「え?」

風「んーん。ほら、千景達がいるから」

そっちに任せるのかと思った。と、

風は嬉しそうに、天乃へと目を向ける

届きそうで届かない位置にあった鈴が離れたせいか、

子供達の不満そうな抗議が可愛らしく風に投げかけられる

風「はいはーい。ほれほれ〜」

天乃「風は、子供好き?」

風「嫌いだったら、勇者部の活動で発狂してるわね」

天乃「それもそうね」

子供達に向いている風の横顔は、幸せを感じる

優しい、年上の顔

妹や、弟

まだ小さな子供に向けられる慈愛に満ちた表情は

子供が好きだと、語る

風「任せて貰えるなら、それほど嬉しいことはないわ」

天乃「……一応、風も親になるんだもの。任せられるわ」
4 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/19(日) 23:09:04.33 ID:rrq2V0npo

交際しているみんなが、星乃と月乃の親になる

だから、任せられるのは当然だ

特に、風なんかは小さい子を見るという点において非常に優れていると言ってもいい

千景たちの手を借りることなく

一人で見ていて貰っても安心できる

もちろん、一応は精霊にも手伝ってもらうつもりではあるが。

風「親かぁ……」

天乃「……私」

風「あぁ、良いのよ。もう過ぎたことだし」

天乃「風」

風「頑張って、親っぽくなっていきましょ」

風の手が、天乃の頭に触れる

まだ、中学生だ

あと数ヶ月で高校生になれるかもしれないけれど、

それでもまだ、結婚さえ許されない子供だ

風「みんなで、ね?」

天乃「……子供扱いしてるわね」

風「だってー、天乃はちっこいし」

天乃「もうっ」

風「大丈夫。子供はあたし達が見ておくから、友奈に会ってきて」

天乃に弾かれた手をもう一度天乃の頭に置いて風は微笑む

照れくさそうな顔、ちょっとだけ怒った顔、嬉しそうな顔、幸せそうな顔

夏凜が一番守りたいと言っていた笑顔

風「あたしはもう少し、可愛い顔を見てても良いけど?」

天乃「今すぐ行く」
5 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/19(日) 23:30:49.25 ID:rrq2V0npo

えーもう少しいてもいいのにぃ。と

名残惜しそうな風の声に背中を押されて、天乃は病室を出る

松葉杖を使って歩くのも慣れたもので

全盛期の速度は出せなくても、普通に歩くことは出来るようになってきている

天乃「あとは……筋力的な問題よね」

よく食て、良く寝る

そして、適度な運動

体力的に戻ってきたら、夏凜に付き合って貰って鍛錬

最初は負けるだろうが、最終的には打ち負かしたい

天乃「……はぁ」

松葉杖を半歩後ろにして、自分の左足だけで床に触れる

かかとをつけて、ゆっくりと踏み込んでいく

ふくらはぎに負荷がかかり、膝に上って……痛みが走る

天乃「っ」

まだだ

そのまま、右足を前に出して――先に左足が崩れて

松葉杖が滑って廊下に大きな音が響く

天乃「………」

この体では、友奈を連れて帰って大丈夫だなんて言えない

リハビリを頑張っているけれど、まだまだだ

若葉「無茶をするな」

天乃「あらやだ……みんなには内緒にしてね?」

若葉「精霊には伝わる。沙織には……口止めしておく」

どこからともなく現れ、手を差し伸べてくれた若葉に笑みを向けて、その手を取る。

甘えられるときは甘える

天乃「そろそろ行けると思ったのよ。ダメだったけど」

若葉「病院食で足りていないだけだ。退院したら、肉でも食べに行こう」

天乃「みんなで?」

若葉「二人でもいい。まぁ、私の場合は結局精霊の繋がりが残るが」
6 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/19(日) 23:38:08.96 ID:rrq2V0npo

では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば少し早い時間から


園子「ねぇわっしー」

東郷「どうしたの? そのっち」

園子「お嫁さん、だね」

東郷「……そうね」


東郷「でも、久遠先輩がお嫁さんよ。それは譲らないわ」

園子「ふーっ! 流石わっしー! 以心伝心だぜ〜!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/19(日) 23:49:58.49 ID:nai54rAXO

友奈ちゃんもそうだけど久遠さんも調子が戻るのは大分先になりそうか…
あと地味に目的がやりたいことに変化したな
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 00:25:11.18 ID:hLaWL3dlO

ゆゆゆ一挙終わったー
久遠さん今期(3周目の5周年)ももうすぐかぁ
>>1のモチベ次第だけど次はのわゆに先行して陽乃さん見たいな
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 12:26:25.40 ID:2oV5QCsJO
陽乃さん編かー
くあゆシリーズの西暦時代もなかなか見応えありそう
10 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/20(月) 23:27:43.30 ID:GHz4ndg5o

すみませんが本日はお休みとさせていただきます
その分、明日は少し早い時間から
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 23:32:49.52 ID:UN/QBDDVO
乙ですー
12 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/21(火) 20:49:40.52 ID:+4xqiPoto

では少しだけ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/21(火) 21:01:27.85 ID:OTfXPy8SO
かもーん
14 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/21(火) 21:18:19.97 ID:+4xqiPoto

天乃「そう? じゃぁ、二人きり」

若葉「だが東郷達には事前に説明しておいてくれ」

天乃「ええ、任せて」

あえて東郷を前面に出してきたのは、

東郷が一番、ちょっかいを出してくる可能性が高いからだろう

友奈が入院中だし、

その期間なら、友奈のことを任せると一言いえば天乃にばかり構うことはないはずだ

元々、天乃だけでなく友奈にも入れ込んでいるのだから

あまり心配をする必要はない

天乃「東郷だって常に暴走するわけじゃないから大丈夫よ」

若葉「……だと良いが」

天乃「なにか心配なの?」

若葉「ただでさえ貴重な時間を二人きりにして貰うんだ。その分が天乃に回ってくるんじゃないかと思ってな」
15 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/21(火) 21:39:35.24 ID:+4xqiPoto

若葉が心配しているのは、

若葉と二人きりで行動……デートした結果

天乃がみんなからもデートを要求されるのではないか。という部分

特に、東郷はやや強引に引っ張ろうとするのではないかと思っているのだ

東郷のちょっかい自体は気にしていない

というのも、自分がちょっかいを出せばみんなからちょっかいを出されるし

天乃の幸せを妨害する気はないはずである

若葉「一日で数時間ずつ一人一人とデートする体力をつけたほうが良いな」

天乃「えぇ……」

若葉「私と二人きりになるというのは、そうなる可能性を作るって言うことだ」

もっとも、若葉とではなくても同じことなのだが。

落胆したように肩を落として壁に寄り掛かる天乃を見つめる若葉は、

大変だな。と、心の中で呟いて天乃の肩に触れる

若葉「先に進もう。友奈に会うのだろう?」

天乃「そうね」
16 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/21(火) 22:31:23.94 ID:+4xqiPoto

病室の扉を叩くと、待つまでもなく友奈の快活な声が戻ってくる

友奈のベッドまでの細い通路を進み、

松葉杖を壁に立てかけて来客用の椅子に座る

足の固定はまだまだ取れないようで、

友奈は窮屈そうに大丈夫です。と笑う

友奈「退院、されるんですよね?」

天乃「ええ」

友奈「星乃ちゃんと月乃ちゃんと同じ部屋で安静にしてられたらなぁ……って、思ってたんですけど」

それができれば、日中の子供の面倒は友奈が見ることが出来る

おしめを変えたりすることは残念ながらできないが、

何かがあったら呼ぶようにして、日中ずっと見ている心配を無くすことが出来る

その役割は精霊の方が優秀だけれど、

出来れば、友奈はそうしたかった

天乃「お見舞いに来るときは、連れてきてあげる」

友奈「絶対ですよ?」

天乃「もちろんよ。あの子達だって友奈に会いたいと思うわ」
17 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/21(火) 22:51:45.60 ID:+4xqiPoto

今はまだ、幼過ぎて連れ出すことは難しいけれど、

天乃が万全になって、子供達がもう少し成長する時間さえあれば

連れてくることも出来るはずだ

天乃「友奈、子供好きだものね」

友奈「えへへっ可愛いですよねっ」

天乃「ええ、とっても」

可愛いと喜ぶ友奈の笑顔

それもまた愛らしいものだと天乃は微笑む。

幼稚園での出し物や地域のイベント

友奈達勇者部は子供たちと関わることが多く

特に、友奈は子供に好かれやすかった

きっと、星乃と月乃だって友奈のことを気にいるだろう

天乃「だから、友奈はちゃんと大人しくしててね?」

友奈「任せてください」

天乃「元気が有り余ってるからって、下手に体を動かさないように」

友奈「大丈夫です。ちゃんと分ってますから」
18 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/21(火) 23:06:32.66 ID:+4xqiPoto

友奈は枕元に置いてある本を手に取ると、

天乃に見えるように振る

サイズ的に文庫本のそれは、夏凜が用意したものだ

聞いた話、

東郷はせっかくならと勇者部の掲示板にもかかわるHTMLの教本を用意していたが

夏凜によって奪い取られたらしい

友奈「本があるので、なんとか」

天乃「退屈にならない?」

友奈「少しは……動けないもどかしさはあります」

天乃「やっぱり」

友奈「でも、この我慢は悪い我慢じゃないですし、良いかなーって」

本を読むのもそんなに早くない友奈は

むしろ、読むことに集中できて捗ってるくらいですと楽しそうに笑う

嘘はない、無理もない

本当に、夏凜の持ってきた本を楽しめているということだろう

夏凜のことだ、友奈の性格を加味して用意したに違いない


1、体の方は問題ない? その……えっちなほうで
2、それならよかったわ。夏凜もいい仕事してくれるわ
3、読み終わったら、貸してくれる?
4、東郷のHTMLの本も持ってきてあげましょうか?


↓2
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/21(火) 23:10:40.86 ID:VQSfP3c/O
4
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/21(火) 23:15:15.87 ID:VQSfP3c/O
2
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/21(火) 23:17:14.16 ID:g0nuwDU6O
1
22 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/21(火) 23:22:51.46 ID:+4xqiPoto

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


https://w.atwiki.jp/anka_yuyuyu/pages/120.html

樹編の方が終わりましたのでサービス頁の方に載せております。
通例通り、pdfとword(docx)の2パターンで内容は同じですが、少し長いので注意してください
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/21(火) 23:31:00.91 ID:KoVldP1rO

久々のwiki更新とついに樹ちゃん編キター!
今すぐ見に行きますぞ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/21(火) 23:44:18.66 ID:ZAQG+/aQO

いっつん編みようと思ったら24Pだから明日にする
いつも半分くらいなのにスゲーわ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/22(水) 08:08:04.58 ID:QOH+1o36O
この大ボリュームは五郎くんの回以来かな?
樹ちゃんのテクニシャンっぷりと久遠さんのますます増したエロさ(特におっぱいの描写)が大変素晴らしかったです
そのっち編も楽しみにお待ちしております
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/22(水) 09:59:19.82 ID:cIufEm9fO
道具もなく即脱がしじゃなくじわじわ…キスと愛撫と母乳が交わる描写の官能感がハイレベルなエロスだった
愛撫の入れ込み具合がガチ過ぎる…

前戯だけで短編小説仕上げるのはもはや趣味じゃなくプロだと思うんだが…無料公開で良いのか?
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/22(水) 12:17:15.76 ID:VDw/jraaO

読み応えあったわ
樹も久遠さんもかわいいなあ
28 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/22(水) 22:40:20.25 ID:41MRdxR0o

遅くなりましたが少しだけ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/22(水) 22:44:33.13 ID:hQoK3bEiO
おk
30 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/22(水) 23:00:28.76 ID:41MRdxR0o

天乃「それならよかったわ。夏凜もいい仕事してくれたわ」

友奈「夏凜ちゃん、いっぱい本読んでるみたいで……あれじゃないこれじゃないって」

天乃「ふふっ、そっか」

友奈「久遠先輩にも持って行ったら良いのにって言ったんですけど」

天乃「……あら」

あ……っ。と、友奈の察した呟きに微笑む

大方、夏凜は考えておくとでも言ってそのままだったのだ

ちゃんと選んでくれたのか

それとも、選ぶことすらしてくれなかったのか

これは夏凜を言詰める必要がありそうだと思う天乃を、友奈は困ったように見つめる

悪戯を企む笑みを浮かべていたからだ

友奈「夏凜ちゃん、久遠先輩のことになると恥ずかしいんだと思います」

天乃「恥ずかしい?」

友奈「好きだからこそ、うまくできない……みたいなっ?」

天乃の目が向けられた途端、

適当な場所へと目を逸らした友奈は、夏凜の文庫本で口元を隠すけれど

頬から伝播した熟したような赤色は耳を染めている
31 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/22(水) 23:15:07.70 ID:41MRdxR0o

天乃「まぁ……ねぇ」

夏凜からはもう、その心を聞いている

友奈にも相談することもあるかもしれないけれど、

自分よりもみんなの方が……その悩みは口にできなかったはずだ

天乃は一人、理解していると伏せって微笑む

友奈「……敵わない。ですよ」

天乃「えっ?」

友奈「えへへ」

友奈は夏凜から言われなくとも、引きがちに動いていたことは分かっていた

常にみんなの後ろに回るように動いて

みんなから得られるもので幸せそうにする天乃を眺めて

それで自分は十分なのだと

そうしている。なんてことくらい、解っている

友奈「みんな解ってると思います」

天乃「夏凜のこと?」

友奈「夏凜ちゃんにはかなわないってことをです」

本当なら、隣に居続けることが出来たのは夏凜なのだ

天乃の優しさと、夏凜の寛容さ

そして何より、夏凜が最も天乃の幸せを願っているからこそ、自分たちは関係を深められている

本来、一歩引いているべき自分たちが、それを理解しないなど無理な話なのだ
32 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/22(水) 23:37:35.30 ID:41MRdxR0o

それに……と、友奈は天乃を見る

天乃「なぁに?」

友奈「いえ……」

きょとんっとして不思議そうに見返してくる天乃は、きっと解ってない

自分が、誰の隣でこそ一番幸せそうなのか。

天乃はみんなと一緒に居られることを望んでいる

みんなと深いつながりを持つことが出来ていることを嬉しそうに、抱きしめてくれている

けれど、やっぱり――だから、敵わない。

だからこそ、今でもちょっぴり技術を学ぶ

その典型と言えば、樹ちゃんかな……と、友奈は苦笑する

樹は夏凜よりも、恋をしていたから当然だ

友奈「夏凜ちゃんは久遠先輩を大切に思ってますが、私達もちゃんと、すっごく大切に思ってますっ」

天乃「ええ、本当……ありがとう」

天乃はそう言うと、友奈の動かせない足を一瞥する

この足の怪我だって、天乃の我儘を聞いてくれたからこそだ

それは大切に思ってくれているからこそ、愛してくれているからこそのもの。

天乃「ちょっと、その気持ちに甘えすぎちゃった気もするけどね」
33 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/22(水) 23:59:05.84 ID:41MRdxR0o

友奈「むしろ久遠先輩は甘えすぎなかったので、東郷さんのぼた餅くらい甘くなっちゃってください」

天乃「それは……ん。どうかしらねぇ」

長い入院生活のせいで、

東郷のぼた餅はまだしっかりと味わうことが出来ていない

味覚がない時期のこともあって、

退院してからも、東郷が作ってくれるとは限らない

天乃「恋しいわね。ぼた餅」

友奈「はいっ」

天乃「退院したら頼んでみるわ。すぐには難しいかもしれないけど、絶対に」

時期も時期で

復学の準備や家のことなど……

積もり積もったこともあって、なかなかぼた餅に愛情込めている余裕はないかもしれないけれど、

きっと。と、天乃は友奈に微笑む

友奈「お見舞いにぼた餅って持ってきていいんでしょうか?」

天乃「持ってきて欲しいの?」

友奈「話してたら食べたくなってきちゃいました……」
34 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/23(木) 00:09:20.28 ID:ItovN6Rco

では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


オマケの園子編は余裕があれば書きますが、
樹編よりはだいぶボリュームが下がるかと思います。ご了承ください
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 00:20:08.82 ID:9auRwKYvO

みんなが久遠さんとえっちなことする中、夏凜ちゃんは絆が深まり過ぎて必要ないぐらい特別な関係になっているな

あとそのっち編ものんびり気長に待ちながら楽しみにしてます
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 00:38:00.20 ID:OoPMUsVBO

しばらく離れちゃうからしっかり話さないと
37 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/23(木) 22:27:16.97 ID:ItovN6Rco

では少しだけ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 22:28:35.10 ID:WRjtjAGBO
あいよ
39 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/23(木) 22:38:36.24 ID:ItovN6Rco

天乃「友奈は食事制限されてたりするわけじゃないんでしょう?」

友奈「はい……? されてないと思います」

天乃「なら、あまり沢山じゃなければ大丈夫だと思うわよ」

天乃の場合は、入院期間の大体が食事制限があった

というよりも、天乃自身が余り何かを食べるなんて余裕を持っておらず、

お見舞いのお菓子なんて物は皆無だったのだが

友奈のように、制限されていないというのであれば

それでも多少、量は少なめにしなければならないという制約はあるけれど

お見舞いに持ってきても問題はない

特に友奈自身が望んでいることだし、それが毒になる様なものではないなら大丈夫なはずだ

天乃「東郷には私から言っておくわ」

友奈「作り過ぎちゃいますか?」

天乃「ふふっ、良く分かってるじゃない」

友奈「東郷さん、すっごく張り切って作ってくれそうだなぁって」

東郷自身、みんなに振舞えなくて思うところはあるはずで

そこに友奈の要求とくれば結果は見えているようなものだ

友奈にも、それは分かるらしい
40 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/23(木) 23:07:45.95 ID:ItovN6Rco

友奈「……でも、久遠先輩のお料理も食べたいです」

天乃「退院しないと無理ね」

友奈「じゃぁ、頑張って治さなくちゃですね」

天乃「頑張らないで、治すのよ」

リハビリを頑張るならともかく、

骨折を治すのは頑張られても困ってしまう

根性で骨をくっつける。なんていうわけにもいかないのだから

天乃「私はこの病院の看護婦さんと連絡取れるってことを覚えておきなさい」

向こうからすると、連絡なんてまっぴらごめんな問題のある患者だったかもしれない

けれど、長い入院生活と大赦繋がりということもあって

連絡は非常に取りやすいようになっている

そうでなくても、精霊や東郷達のお見舞いがある

天乃「無茶したら、一昨年に音を上げたお饅頭をお見舞いに持っていくわよ」

友奈「一昨年……?」

天乃「あの凄く辛い奴。私、久しぶりに食べたいと思ってるのよ。だから、お・す・そ・わ・け」

友奈「あっ」

何のことを言っているのか天乃の悪戯な笑みで思い出した友奈は、

思わず息を飲んで首を振ると、自分の襟首を引っ張って手で仰ぐ

友奈「あれは……もう、ごめんなさい」
41 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/23(木) 23:32:12.72 ID:ItovN6Rco

一昨年、友奈がまだ一年生の頃の話だ

仲良くなろうと歩み寄ってくる可愛い後輩に対し、

天乃は私はこれが好きなの。と、その饅頭を食べさせたのだ

実際、元々から辛い物を好み、

その時にはすでに味覚の無かった天乃にとって、それは大好物と言っても過言ではなかった

とはいえ、甘い物に慣れていた友奈には大ダメージだったし

東郷の記憶が混濁するくらいにはあってはならないものだった

友奈「あれをぺろりと食べる久遠先輩は、すっごく大人に見えました」

天乃「ふふっ、コーヒーを飲めるから……みたいな話ね」

友奈「でも――」

友奈の声が途切れる

申し訳なさそうな視線を感じた天乃は、あえて、目を向けなかった

味覚の問題、あれは天乃が誤魔化していたのだから仕方がないことだ


1、がっかりさせちゃったかしら?
2、関係ないわ。元から好きなのよ。本当よ?
3、風にも味覚おかしいんじゃないのって怒られたわねぇ。そういえば
4、あら、今は大人っぽく見えないかしら?


↓2
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 23:33:55.03 ID:WRjtjAGBO
2
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/23(木) 23:37:12.20 ID:M/tv3FRl0
4
44 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/23(木) 23:54:03.25 ID:ItovN6Rco

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から



友奈「あ、あの……久遠先輩ってどんな食べ物が好きなんですか?」

天乃「そうねぇ……辛い物かしら。ふふっ、おすすめがあるのだけど、食べてにいく?」

友奈「はいっ! 行きたいですっ!」

東郷「待って、待って友奈ちゃん……なんだか行ってはいけない気がするわ……」


東郷「――なんてことがあって」

園子「天さんのそういうところ子供っぽいよね〜」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 00:07:11.97 ID:1ik26PhiO

やっと辛いものも満足に食べられるようになった久遠さん
あと激辛饅頭のくだりって懐かしの一作目にもあったのを思い出すなぁ…
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 02:40:59.92 ID:FajnywfZO

料理か
こんだけいればみんなで手料理ローテできるね!
47 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/24(金) 22:10:19.79 ID:6OFQ55Xoo

では少しだけ
48 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/24(金) 22:17:03.51 ID:6OFQ55Xoo

天乃「あら、今は大人っぽく見えないかしら?」

友奈「そんなことはっ、ない、ですけど……」

天乃「んー――もしかして、味覚がないから食べられたんじゃないかって思ってるの?」

友奈「そ、そんなことないですっ」

最初こそ視線が下がる嘘っぽい否定をした友奈だったけれど

笑み交じりの悪戯っぽい天乃の疑問には、声を張り上げる

本当にそんなことは思っていない

ただ、あの時に気付けたのではないか。

そう、思ってしまっただけで

友奈「違うんです。久遠先輩は辛いのが好きだって聞いてましたし……ただ、その時に気付けたのかもしれないって思って」

天乃「まだ知り合い程度だった貴女が気付けるわけないでしょう?」

友奈「っ……」

天乃「私だって、さすがに誰にでも分かりやすいわけないじゃない。少しは隠せる自信があるわ」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 22:18:34.33 ID:vBk1GXatO
よっしゃ
50 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/24(金) 22:24:19.84 ID:6OFQ55Xoo

実際、味覚が無いことは隠し通すことが出来ていたし

今だって、みんなに隠し事をする必要がないという前提があるからこそ、曝け出している

絶対に隠さなければならないこと―基本的にありえないが―がもしあったとしたら

天乃は全身全霊を持って隠し通して見せる

それを知ってしまうことが、みんなにとって最大限の不幸で

どうにもならないほどの宿命であるならば、一人で抱えるかもしれない

天乃「……でも、今は違うでしょう? 友奈」

友奈「久遠先輩……」

俯きがちな友奈の頬に手を添えて、上を向かせる

明るい笑みに差した影を払うように横髪を払う

天乃「夏凜だけじゃなく、友奈も、みんなも。私のことをよく知っているはずよ」

友奈「………」

天乃「それとも、そう思っているのは私だけで。友奈は私のことなんて知らないのかしら?」

友奈「知ってますっ」

天乃「だったら、そんな風に考える必要があるのかどうかだって、悩むまでもないことでしょ?」
51 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/24(金) 22:41:21.50 ID:6OFQ55Xoo

友奈「……ごめんなさい」

天乃「良いのよ。あれはあれで、みんなの中で結構重い話だったものね」

それこそ、勇者部が離散しかねないほどに影響のある話だった

もちろん神樹様の勇者という話や、犬吠埼夫妻のこと

そして、天乃の味覚を含めた戦いにおける後遺症と言うもの

色々なことが交錯していたあの時期のことは簡単に忘れられることではないし、

一つでも避けられたらどれだけ良かったのだろうかと、思ってしまうのも無理はない

天乃「私はせめて風には話しておくべきだったし、何なら……そもそも東郷や風の傍から離れるべきだった」

友奈「そしたら、久遠先輩は別の学校に通ってたんですよね?」

天乃「そうなるでしょうね。でも、大赦は目の届くところに置いておきたいだろうし……そう遠くなかったと思うわ」

ただ、天乃がしていたような積極的な戦闘への介入はさせて貰えなかっただろうし

それをしようものなら監禁されていたかもしれない……十中八九無駄だが。

天乃「もしもそうだったら、私……友奈たちとここまでの関係になってなかったと思うわ」

友奈「そう、ですよね」

天乃「ええ。世間体からしたら、あってはならないものだし」
52 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/24(金) 23:06:28.25 ID:6OFQ55Xoo

友奈達との関係だって

ここまで深いつながりにまで至ったのは穢れによる影響が大きい

それさえなければ、もう少し清いお付き合いが出来ていたのでは。とは思う

それに、友奈たちと居なければ夏凜と会うことはなかったわけだし

そうしたら、以前、学校で男の子にされたような強引さに負けてしまって

異性とのお付き合いをしていたかもしれない

友奈「久遠先輩は……今の関係を後悔してるんですか?」

天乃「してるかしてないかで言えばしてるわ」

友奈「えっ」

天乃「だって、ベッドの上で主導権握られっぱなしなのよ? 悔しいじゃない」

友奈「あっそういう……」

天乃「なに?」

ほっと胸を撫で下ろした友奈は、

天乃の怪訝な問いに、いえいえなんでも。と、苦笑する

天乃を蝕む穢れを払うべく、無茶も無理も年齢制限も承知でみんなで勉強しあったのだ

その努力で磨き上げた技術がそう簡単に奪われるわけがない

ただ、確かに天乃との距離があればここまでではなかった。と、友奈は思う

友奈「でも、私は今のこの関係が凄く幸せです」
53 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/24(金) 23:32:56.24 ID:6OFQ55Xoo

もしかしたら清く正しいお付き合いが出来ていたかもしれないし、

場合によっては異性と付き合っていたかもしれない。

だが、結局天乃は友奈たちの傍に来て関わって、深いつながりを持つようになった

明るく優しい先輩、運動神経だって決して悪くはないし頭もいい先輩

時に厳しかったりもするけれど、それは思ってくれているからこそだった

羨望の眼差しに映る背中は、とても凛々しく強くて

果てしなく遠い、頂に存在しているようにも思えた

けれど、それは死ぬことを厭わない

傷だらけになっても、足を奪われようとも、

立ち上がり前進し続ける不屈ではなく、捨て身の上に成り立っていた

その足を止めることが出来たこの関係を友奈は悔やまない

言ってしまえば、大人の世界に飛び込んだだけだ

聞けば高校生でだいぶ背伸びするようになるともいうし、危うさのある異性との早すぎる関わりではないだけマシだろう

友奈「色々大変な事もありますけど……なんて言えば良いのかな。その、ぽかぽかするので」

わたわたと手を振って、友奈は困ったように笑う

上手く言葉に出来ないけれど、でも、それが幸せということなのかもしれない


1、そう、良かったわ……破廉恥で嫌になるとか言われたら腹を切るしかなかった
2、ぽかぽかね。そうね、ぽかぽかするわね
3、ありがとね。見捨てないでくれて
4、でもその分、今みたいに不自由なのが嫌になっちゃわない?



↓2
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 23:42:11.68 ID:FajnywfZO
2
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/24(金) 23:45:28.88 ID:vBk1GXatO
3
56 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/24(金) 23:59:28.38 ID:6OFQ55Xoo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば早い時間から


園子「私だけ天さんにしてやられたんよ〜……」

東郷「大丈夫よそのっち、久遠先輩はコツさえ掴めば簡単にやり込めるわ」

風「天乃って人一倍敏感なのよね」

樹「ゆっくりじっくりがコツですよ。焦っちゃだめです」


夏凜「幸せ?」

友奈「あはは……でも、みんな楽しそうだから良いんじゃないかな」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 00:10:27.48 ID:qHU7mzVVO

友奈ちゃんも早くケガを治してイチャイチャに加われるといいなぁ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 07:59:39.53 ID:LqtWVPBZO
59 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/25(土) 21:13:52.12 ID:2DcDDX3Ko

では少しだけ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/25(土) 21:31:44.41 ID:csbyMd/KO
きてたか
61 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/25(土) 22:27:39.27 ID:2DcDDX3Ko

天乃「ありがとね、見捨てないでくれて」

友奈「見捨てるなんて」

天乃「普通なら付き合いきれたものじゃなかったと思うわ」

自分で言うのもあれかもしれないが、

正直に言って、無謀が過ぎていたと思うし

任せるようになってからも、我儘を言っていいと言われたとしても望みすぎだったように思ってしまう

普通なら、付き合いきれないと見限られてもおかしくはなかった

けれど、勇者部のみんなはそうせずに、助けてくれた

最後まで付き合ってくれた

天乃「死にたがり、だったし」

友奈「久遠先輩はみんなのことを想ってくれてのことだったじゃないですか」

天乃「でも、見放されてもおかしくはないでしょう?」

友奈「それは……」
62 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/25(土) 22:43:45.26 ID:2DcDDX3Ko

もし、執拗に戦闘参加を強行されていたら

もう付き合いきれないです。と、見捨てていただろうか

勝手にしてくださいとそっぽを向いていただろうか

友奈は考えてみてから、首を振る

友奈「やっぱりありえないですよ。見捨てるなんて出来ません」

天乃「……貴女達はね? そういう優しい子だもの」

友奈達が見捨てる可能性なんて考えていない天乃は

友奈の優しい反論に微笑みながら、ありがとう。と、答える

けれどやはり、一般的な考えからすれば

天乃のような考えと行動は否定されるものだろう

天乃「典型的な例が、大赦だわ」

友奈「大赦は……その、あまり一般的とは言えないような気が……」

天乃「ふふっ、そんなこと言うと監禁されて再教育されちゃうわよ」

友奈「ふぇっ!?」

天乃「冗談よ」
63 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/25(土) 23:04:40.08 ID:2DcDDX3Ko

以前はともかく、今の大赦にそんな余裕などない

それに、以前か今か関係なしに

友奈達に手を出そうというのなら天乃が相手になるし

そうなってくると、最も容赦のない九尾が出てくることになるわけで……

天乃はそこまで考えて、苦笑する

天乃「もしも何かされそうになったら、すぐに助けられるように用意はしておくわ」

友奈「若葉さん達ですか?」

天乃「九尾よ」

友奈「……大丈夫でしょうか?」

天乃「大丈夫よ」

穏便にお願い。と言っておけば、

渋々ながら穏便に済ませてくれる

それでも執拗以上に来るというのであれば、死ぬ覚悟はできているはずだ

もちろん、天乃は殺させるつもりはないが

天乃「とにかくそう言うことよ。友奈……ありがとう」

友奈「いえ……お役に立てて、嬉しいです」
64 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/25(土) 23:44:29.43 ID:2DcDDX3Ko

友奈「でも、多分ですけど……久遠先輩がいなければ私達の誰かが同じことしていたと思います」

天乃「私が別の学校だったらって話の続きかしら」

友奈「いえ、それ以前の話です」

久遠家の過去の話を調べて、

生き残り続ける難しさを知って

正直な話、久遠家がここまで残ることが出来たのは奇跡と言ってもいいだろう

ゆえに、何らかの弊害で途絶えていたら天乃はここに居なかった

そうなっていた場合、自分たちはどうなっていただろうかと……友奈は少しだけ考えた

特に、神婚のことだってそう

天乃がいたから、そのすべてが天乃に向かっただけで

そうでなければ誰かが抱えることになっていた問題だ

友奈「満開のことも、神婚のことも、久遠先輩がいなかったらもっと大惨事だったと思うので……」

天乃「私の穢れ以上に危険なことってあるのかしら?」

友奈「もしかしたら、東郷さんが神樹様を攻撃していたりするかもしれないですよ」

天乃「私に向いてる分、友奈のことを大事に思っていたらありえない話でもないわね」
65 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 00:03:41.79 ID:SC3cfZcCo

天乃の穢れと違い、神樹様に直接的な危害を加えることは出来ないだろう

であれば、出来るとしたら壁の破壊だ

満開の真実を知る時期が時期であれば、間違いなくそんな暴挙に出ていただろうし、

神婚の対象が友奈であっても同様だったかもしれない

友奈は話の内容にそぐわない笑顔を浮かべると

僅かに唇を結んで、天乃を見る

友奈「なので、その……こういうのは変かもしれないですけど、ありがとうございます」

天乃「互いに助け合って支え合って……だったのね」

友奈「はいっ」

元気よく笑顔を見せる友奈は、

しかし、体の動きは最小限に止めようとしているせいか、少しぎこちなく見える

普通なら見捨てられていた。という天乃の話が

友奈からすると、あまりいい話ではなかったというのもあるだろう

天乃「……早く良くなるように、安静にしてるのよ?」

友奈「任せてください」

天乃「いつも元気な貴女に任せるのは、ちょっと不安になるんだけど……」

友奈「そんなぁ……」

天乃「冗談よ。大丈夫、私よりは無茶をしないって信じてるわ」
66 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 00:04:27.49 ID:SC3cfZcCo

では途中ですがここまでとさせていただきます
明日はできればお昼ごろから
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 00:10:08.46 ID:w6jqv89CO

勇者部の運命を久遠さんが変えたように、それで破滅しそうになる久遠さんの運命を勇者部が変えた
お互いの成長がお互いを救ったんだよな…
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 01:18:56.01 ID:19198FeOO

友奈も早く治るといいなあ
69 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 19:17:09.88 ID:SC3cfZcCo

遅くなりましたが、少しずつ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 19:25:34.12 ID:BIFAQ3UaO
やったぜ
71 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 19:32:49.85 ID:SC3cfZcCo

友奈「久遠先輩以上の無茶なんて、そんなに出来ることじゃないですよ」

死ぬ覚悟を持ち、

死なずとも数ヶ月もの間血反吐を吐いてもがき苦しむような無茶

もはや無茶ではなく、無理というべき行為は、到底出来ることではない

生き地獄であるそれに比べれば、

神様に身を捧げる神婚という昇華はまだ救いがあると思えるほどだ

友奈「久遠先輩も、もうそういうことは絶対にしないでください」

天乃「残念……というか、私はもうできる体じゃないわ」

友奈「だからこそですっ」

出来る体かどうかなんて二の次で

みんなを護るためならば……というのが天乃なのだから

体が無理とか言うのはまるで信用できないのだ

天乃「大丈夫、大丈夫よ。お母さん、なんだもの」

天乃は思いに耽るように、静かに呟く

体が無理できないのもそうだが、

大切な仲間の力を受け止め、壮絶な思いをして産んだ二人の子供がいる

その子たちを置いて死ぬことの何が、良いことなのか

犬吠埼夫妻だって、死のうとして亡くなったわけじゃない

同列に語るべきことではないと理解しつつ、天乃は夫妻を想う

天乃「私の命も体も。もう自分だけで同行して良いものじゃないことは十分解っているつもりだから。安心して」
72 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 20:06:51.45 ID:SC3cfZcCo

友奈「すみません、解ってはいたんですけど……」

天乃「安心できないのも一理あるから気にしないで」

自分で言うのもあれだけれど、

あの友奈までもがちょっぴり疑いたくなってしまう気持ちは理解できる

それほどに、散々なことをやってきたのだ

天乃「中々会いに来てあげられなくてごめんね」

友奈「いえ、久遠先輩も大変そうですし」

天乃「……それも聞いてるの?」

友奈「そうですね、色々と……その、話に来てくれるので」

友奈の状況を考えて、さすがに直接的に及んだことを口にしてはいないだろう

しかし聡い友奈は、心から満足気な表情

弾んだ声色から、天乃かまって貰えた。ということくらいは察しが付く

友奈「みんなは気付いてるか分からないですけど、えっちの次の日とか、久遠先輩の名前を言うだけで赤くなったりしますよ」

天乃「へぇ……」


1、それは友奈もかしら?
2、あら、それは……確かめてみたくなるわね
3、焦らして悪いけれど、友奈は退院してからね?
4、みんな自分は違うって思っているんじゃないかしら


↓2
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 20:09:30.99 ID:BIFAQ3UaO
2
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 20:11:11.30 ID:GpEIxeup0
2
75 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 21:20:27.68 ID:SC3cfZcCo

天乃「あら、それは……確かめてみたくなるわね」

友奈「久遠先輩には難しいと思いますよ」

天乃「どうして?」

友奈「久遠先輩と直接話してるだけで……思い出しちゃうので」

友奈は照れくさそうに笑うと、

腰を支える枕をぎゅっと押しつぶす

することを考えていないという前提ならともかく

考えているときや、

した後、翌日などはさすがに羞恥心を感じずにはいられない

それも、押しの強い子に限って

やりすぎてしまった……と、ちょっとだけ罪悪感を覚えてしまうものなのだが

その分、久遠先輩は可愛かっただの、エッチだっただの考えてしまう

友奈「無理ではないと思いますけど……特別というより、いつも通りですね」

天乃「そう……」

友奈「見て、みたいですか?」

天乃「いつも見ているのなら、そういう顔でみんなと話しているのね。という感じなのだけど……」
76 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 21:40:43.19 ID:SC3cfZcCo

他のみんなとどういう風に話しているのかは、ちょっとだけ気になると、天乃は悩む

エッチのあとの様子そのまま……というわけではないだろうし

そこまで違いはないとは思うけれど、

やはり、天乃とみんなで話すときの様子は変わってくるはずだ

誇らしげだったり、楽しげだったり

天乃がその場に居たら耳を塞ぎ頭を抱えたくなるかもしれないが、興味はある

天乃「私の前とみんなの前ではやっぱり違うと思うのよ」

友奈「そう、ですね……」

恥ずかしさからくる表情と、恍惚とした表情

それはやっぱり、違う

天乃「私としたことを話すときの表情、なのよね?」

友奈「え……? はい?」

天乃「………」

友奈「そんなに真剣に悩まなくても……」
77 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 22:01:13.54 ID:SC3cfZcCo

思っていた以上に食いついて考え込む天乃は、

無意識なのか、自分の唇を指でぷにぷにと弄びながらささやかに唸る

友奈「………」

普段から、割と敵意以外に関して非常に無防備な天乃だが

今に関してはより、無防備で

友奈は引き倒したくなる情動を何とか飲み下す

それで天乃に嫌われることはないと確信している

だが、友奈自身の足が壊れてしまう

友奈「……むぅ」

考えに耽っている天乃の横顔は、とても凛々しく見える

エッチの時の可愛さとか、楽しそうな時の愛らしさとか

ふとした時の、綺麗さだとか

どれかに類するものではなく、邪魔をせず見ていたいと思うけれど

ちょっぴりもやもやしてしまう友奈は、人知れず頬を膨らませる

少し動くだけで、固定された足が動く

自分からはどうにもできないのが、もどかしかった
78 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 22:37:49.66 ID:SC3cfZcCo

天乃「ねぇ、それってもしかして私も――友奈?」

友奈「は、はいっ!」

天乃「あ……ごめんね。余計な事考えちゃって」

友奈「ぅ……」

天乃「確かに、そこまで考えることじゃないわよね」

友奈のことを放っておいて……というのはさすがに飲み込む

誰だって、自分をほっぽっていかれたら嫌だろう

そうした側が、茶化すように言うのは聊か狡い

けれど、だからと言って申し訳なさそうにされるのは嫌で、友奈の頬に手を添える

友奈「えっ、ぁっ」

天乃「ん?」

目を逸らし、顔を背けようとするから支える程度の力で自分へと目を向けさせて、微笑む

柔らかい頬はすべすべとしていて、良く手に馴染んでくれる

友奈「ふぇっ、ぁ、えっ?」

驚いているのは、内心を悟られたからではなく

触れたからだろう




1、頭を撫でる
2、キスをする
3、友奈も、嫉妬するのね
4、退院した後が、楽しみね


↓2
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 22:40:58.46 ID:GpEIxeup0
4
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 22:44:15.33 ID:BIFAQ3UaO
2
81 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/26(日) 22:59:13.66 ID:SC3cfZcCo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば少し早い時間から


もう少しだけ友奈との時間
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/26(日) 23:03:43.89 ID:BIFAQ3UaO

友奈ちゃんはしばらくこれからのイベントに不参加なのは寂しいけど今は治すことに専念させないとな
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 02:32:04.72 ID:afIa3gAlO

退院前に好きにしちゃっていいぞ
84 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 20:47:40.45 ID:uIUAitJLo

では少しだけ
85 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 21:03:05.83 ID:uIUAitJLo

天乃「友奈」

友奈「く――……」

ベッドに手をついて、身を乗り出した天乃の唇が友奈に唇に重なる

唇だけの、ささやかな接吻

天乃「っふ……」

ほんの数秒でしかない時間

けれど、友奈には果てしないもののように感じられて――空気を読んだかのように、パイプ椅子がカタンっと音を立てた

友奈「ぁっ……えっ? えっ?」

天乃「そんな驚くようなことじゃないでしょう?」

友奈「で、でも……だって……」

友奈は自分の唇に触れると、

困惑したように言葉にならない声を漏らす

今されたのはキスだ、間違いなく

するのもされるのもおかしいことではない

それでも友奈は戸惑って、呆然としてしまう

心の準備がなければ、友奈はただの少女だった
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 21:16:12.10 ID:fmFjLuV3O
きてたー
87 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 21:37:06.22 ID:uIUAitJLo

友奈「ど、どうして……」

天乃「どうしてと言われると困るのだけど……そうね。したかったから、かな?」

気恥ずかしさに頬を染める友奈の一方で、天乃は余裕ありげに微笑んで見せる

友奈とはあまり話すことも顔を合わせることも出来ていない

だから、キスをする

――なんて、単純ではない

普段なら出来ることも今は出来ないせいか、

ちょっとだけ話が反れてしまったことにむっとしてしまうほど、欲求不満になっている

みんなが幸せそうに笑っている……なら、友奈はそれをどう聞いているのか

きっと笑顔で聞いているだろうし、良かったね。と、本心で言うだろう

しかし、それで友奈が満たされるのかと言えば、そんなことはないと天乃は思う

少なくとも、自分が友奈の立場であればそれくらいはしても良いんじゃないかと求めたくなる

だから、天乃はキスをした

自分がその立場なら、したかったはずだから。と

友奈「き、キスなんてみんなとしてるじゃないですか」

天乃「そうだけど、みんなはみんなで友奈は友奈よ。唇の感触が違うわ」
88 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 22:02:39.27 ID:uIUAitJLo

はっきりと、照れくささもなく天乃は言った

友奈も解ってるでしょ? とでも問いかけるような自然体で、柔らかい笑みを浮かべる

友奈はそれに気づかずに、自分の手を見つめる

唇に触れていた、人差し指

まだそこに残っている柔らかさは、触れ慣れてしまった感触

友奈「唇の、感触……」

天乃「ええ」

無意識にも感じる呟きに天乃は短い言葉で答え、友奈を見守る

快活さを表すようにほんのりと焼けた頬の色はまだほんのりと朱色が混じり、

天乃よりも大きい……けれど、まだ小さな手がもう一度唇に触れる

今度は押し込むように、疑似的なキスを感じるように。

そうして、友奈ははっとして天乃を見る

友奈「わ、わから、無いですっ」

天乃「うん?」

友奈「解らないです……その、全然、解りませんっ」
89 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 22:33:25.49 ID:uIUAitJLo

心の準備が出来ていなかった友奈の精一杯

足に配慮しすぎた最小限の動きは、体を天乃へと向けることは出来ていないけれど

追い求めるような友奈の表情は、天乃の瞳にしっかりと映っている

友奈「久遠先輩ほど、経験がないので……」

自分が何を言っているのか分からなくなりそうなほど煩くて、

体を熱っぽくしてしまう心を抑えるように、胸に手を当てて……友奈は息を飲む

友奈「どういうのが、久遠先輩の唇かわかりません」

天乃「……そうなの?」

友奈「っ」

天乃の手が友奈の唇に触れる

爪は奇麗に切り添えられていて、ちょっぴり柔らかいだけの硬さを感じる指先

口の端を圧して開こうとしているような指は横に逸れて、頬を支える

さっきと同じように、キスをするお膳立て

天乃「友奈は初めてした時のこと、あんまり覚えていないの?」

友奈「それはっ、覚えて……ます、けど……」

友奈の頬は紅く、熱く

手を離せば簡単にそっぽを向いてしまいそうな雰囲気で

天乃は小さく笑みをこぼすと、ごめんなさい。と、囁く

友奈「え――」

そしてもう一度、準備が出来ていない友奈の唇を奪った
90 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 23:19:13.42 ID:uIUAitJLo

友奈「っはっ……」

今度は少しだけ長い時間重なっていた唇

キスの間の呼吸も忘れていた友奈は離れた途端に大きく息を吸い込む

悪戯好きの子供のように唇を撫でていく空気はどこかくすぐったくて……

唇の感触をより、強調させられてしまう

友奈「はふ……っ」

天乃「どう? 覚えてくれた?」

友奈「ぁっ、えっと」

天乃「別に忘れてくれてもいいのよ?」

友奈「そんなこと、出来ないです……」

天乃の手は友奈に触れたままで

まだ、吐息が重なりそうな距離

少しだけ体を動かせばキスが出来そうなその僅かな隙間も埋められない友奈は、目を伏せる

忘れられない、忘れられるわけがないし忘れたくない

たとえ、神樹様の力であっても奪わせない

天乃「そう……忘れてくれたらもう一回してあげたのに」

友奈「えっ!?」

天乃「冗談よ。忘れなくてもしてあげる」

体を交えることが出来ない分、唇を合わせて誤魔化す。

もどかしさは拭えないけれど、寂しくはないし嫌でもない

友奈「退院するまで、頑張って勉強しておきますね?」

天乃「ええ、友奈はまだ学生だものね。しっかり勉強しておきなさい」

友奈「……そうですね。みんなに負けていられないのでっ」

樹にも、東郷にも、風にも、園子にも

そして夏凜にも

後れを取らないように勉強すると、友奈は笑みを浮かべた
91 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 23:20:56.40 ID:uIUAitJLo

√ 2月20日目 夕(病院) ※日曜日

01〜10
11〜20 夏凜
21〜30
31〜40 沙織
41〜50 東郷
51〜60
61〜70  
71〜80 樹
81〜90
91〜00 風


↓1のコンマ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 23:25:58.85 ID:fmFjLuV3O
93 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/27(月) 23:37:46.06 ID:uIUAitJLo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から


ちょっとだけ風交流
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/27(月) 23:41:42.50 ID:fmFjLuV3O

風先輩がちょいちょい出番ある反面、最近さおりん見かけないな
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 06:06:38.08 ID:dizvg7ILO
96 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/28(火) 23:41:51.61 ID:a23qOWY9o

すみませんが、本日はお休みとさせてください
明日はできればお昼ごろから
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/28(火) 23:45:50.80 ID:Sj0r5lOjO
乙ですー
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 16:25:39.10 ID:AjmnCRxRO
今更サービスページのおまけ見たけど最高だった
ありがとうございます!
99 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/29(水) 18:55:19.03 ID:MCF7OIhto

遅くなりましたが、少しだけ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/04/29(水) 19:19:16.24 ID:6qu3VBSfO
あいあいさ
101 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/04/29(水) 19:23:29.06 ID:MCF7OIhto
√ 2月20日目 夕(病院) ※日曜日


天乃「あら……」

星乃「ぁぁぅ……?」

天乃「しーっ」

友奈の部屋から戻った天乃は、

自分のベッドの光景に思わず声を漏らして、目を開けた愛娘に微笑む

指を差し出してあげると、嬉しそうにつかんで握る

小さな手は、温かい

天乃「ごめんね?」

月乃「ぅぅぅ」

天乃「そう」

お昼に離れてからも風hずっと付き合ってくれていたのだろう

可愛らしい顔には、母親への不満を感じない

けれど……それは言葉がないだけかもしれない

あまり任せっきりにするのも考えものよね。と、頷く

天乃「あっちのママ、好き?」

星乃「ぁぁぃっ」

天乃「良かった」
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