【安価・コンマ】淫獣シミュレーター

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492 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 18:36:23.90 ID:VGv9cYLI0
 人のいない空き地に移動すると、葉月はピンクの時計を取り出した。

「スパークルチャージ、エクスタシー!」

 変身してから、リーフはきょろきょろと辺りを見回した。

「ほ、本当に変身してる間は、あたしだって分からないの…?」

「うん。普通の人には、スタースパークルの力が眩しすぎて、誰が誰だか認識できないんだ」

「でも、お姉ちゃんは分かってたけど」

「それは、うん…弥生が例外と言うか…」



安価下コンマ
01〜20 何も起こらない
21〜50 蘭も来て特訓
51〜70 誰かが見ている
71〜98 強化フォームに挑戦
ゾロ目 敵襲
00、99 敵襲+???
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 18:37:41.50 ID:aEIBExByO
えい
494 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 18:53:41.45 ID:VGv9cYLI0
「…おっ」

「あっ、蘭!」

 そこへ、蘭もやって来た。部活帰りに直接来たのか、制服ではなく体操服姿で、鞄を肩に提げて小さなシマウマを胸に抱いている。

「何か賑やかだと思ったら、秘密の特訓かよ。水くせえな」

「葉月は、ここが頑張り時だからね」

「ま、そうだな」

 そう言うと蘭は、ピンクの時計を取り出した。

「よっしゃ、いっちょオレも付き合ってやるぜ! …スパークルチャージ、エクスタシー!」

 フラッシュとリーフが向かい合う。

「手加減は無しよ」

「たりめーだ。行くぜ!」

 拳を打ち合わせるフラッシュ。リーフも、銃剣付きマスケットを構えた。



安価下コンマ
3の倍数でリーフ優勢
それ以外でフラッシュ優勢
ゾロ目で強化解放
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 18:55:44.44 ID:kw6fkh7H0
えい
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 18:59:14.86 ID:EfnKqvt9O
わーお
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 19:09:38.72 ID:7g72x6Bxo
コンマ神プロット有能
498 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 19:44:21.81 ID:VGv9cYLI0
「…くっ」

「おらおらぁっ! そんなもんかっ!」

 素早い連撃に、リーフは押されている。フラッシュは、両の拳で素早い打撃を次々に叩き込む。
 リーフは、何とか距離を取ろうとするが、それ以上のスピードでフラッシュが距離を詰めてくる。

「…こうなったら」

 正拳突きを銃床で受けると、リーフはおもむろに右手を高く掲げた。

「!」

「スタースパークル…力を貸して!!」

 胸の時計から七色の光が放たれ、右手首に巻き付く。

「っ、く…!」

 青い光が全身を駆け抜け、ドレスの形状が変化していく。スカートの前が開き、腰に青いコルセットが出現し、頭に金色のティアラを戴く。

「や、やった…?」

「星竜の姫君…スパークルリーフ・ノーブル!!」

 リーフが高らかに叫んだ。そして、装飾の増したマスケットを構えた。



安価下コンマ
01〜30 限界
31〜60 互角
61〜80 優勢
91〜98 観測
ゾロ目 敵襲
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 19:50:04.77 ID:qKGIYyNVO
せりゃ
500 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 19:51:17.40 ID:VGv9cYLI0


「あらあら。皆さんお揃いで」


501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 20:01:58.86 ID:7g72x6Bxo
すご
502 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 20:02:13.48 ID:VGv9cYLI0
「!?」

「その声は…」

 ひらり、2人の前に降り立ったのは、ダイア・リーア。

「丁度いい。実戦よ」

 銃を構える。フラッシュも、左手を突き出し七色の腕輪を纏った。

「そんなに怖がらないの」

 小瓶を取り出すと…何と、空き地の隅にいたゼプラめがけて投げつけた。

「!? あああっ」

「ゼプラ!!」

 イーンジャを浴びたゼプラが、悶え苦しむ。その身体が、人型に変わり…

「…っく、わ、私、は…ああっ!」

「ゼプラ、しっかりしろ! ゼプシスになんて、なるんじゃない…」

「ダイア・リーア…!!」

 怒りに燃えるリーフが、ダイアに襲いかかった。
 銃剣による刺突を躱すと、ダイアは嗤った。

「頑張るじゃない。そろそろ遊んでる暇も無さそうね」

「あんたは、ここで倒す!」

「…残念。んっ」

 ダイアは小さくいきむと…スカートの中から、新たなイーンジャを放った。

「っ、このっ」

 リーフを足止めしている間に、ダイアが向かったのは…

「! せいりゅうっ!!」

「葉月、蘭っ!」

 飛び上がろうとするせいりゅうの首を掴み、捕らえる。

「この子は頂いていくわ。…さよなら」

「せいりゅう! せいりゅうっっっ!」

 突っ込んでくるリーフ。銃剣が届くより先に、ダイアはせいりゅうと一緒に姿を消した。
503 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 20:09:58.68 ID:VGv9cYLI0
「ゼプラ…歯ぁ食いしばれよ…!」

 フラッシュが、グローブをガントレットに変形させる。スパークを放つガントレットを、パーに開くと、フラッシュは…

「フラッシュ・インパクト!!」

「あばばばばばっっっっ!!!??」

 ゼプシスになりかけるゼプラに、渾身のビンタを放った。
 黒焦げになって倒れるゼプラ。変身を解除すると、蘭はリーフに声をかけた。

「…リーフ」

「せいりゅう…ああぁ…」

 変身が解ける。半分ほどが青く光った時計が、地面に落ちた。
 その場に座り込むと…葉月は、せいりゅうの名を呼び、声を上げて泣き出した。
504 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 20:25:15.20 ID:VGv9cYLI0




「…っ、うぅ」

 目を開けると、そこは汚い小部屋であった。壁や天井はカビだらけだし、埃の舞う空気は非常に臭い。
 その場を動こうとして、彼は自分が台の上に鎖で縛られていることに気付いた。

「おはよう。よく眠れたかしら」

「!」

 そこへ、一人の女が歩いてきた。茶色のゴスロリを来て、薄暗い室内でも日傘を差している。

「ダイア・リーア…」

 せいりゅうは、手足をばたつかせた。

「離せ、ここから、出せ…」

「心配しないで。すぐに、お出かけできるわ」

「? …!」

 いきなり、ダイアが台の上に乗ってきた。

「あなたもなれるんでしょう? 人間の姿に」

「それが」

「なりなさい」

 傘を閉じ、先端を目の前に突きつけ、ダイアが命じる。

「早く。…あの小娘に、二度と会えなくなるわよ」

「…」

 せいりゅうは、渋々人間の姿に変わった。

「…きみも、元はぼくたちの同じ、魔法の国の住民のはずだ。どうしてこんなことを」
505 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 20:38:56.17 ID:VGv9cYLI0
「…ジャインキング様の、御心のままに」

「どうして! ジャインキングは、ぼくの…きみの故郷を滅ぼした!」

「ジャインキング様には、従うの。それが使命。…あなたも、そう」

 そう言うとダイアは、おもむろにせいりゅうの着ている服を引き裂いた。

「!?」

 剥き出しの股間の上に跨ると、自らの秘部をずり、ずりと擦り付けた。

「はぁっ…せいりゅう王子と、交尾…♥」

「や、やめろ…やめっ」

「はあぁんっ♥♥」

 ぐいと腰を動かすと、ペニスが生暖かい、柔らかいものに包まれた。
 ダイアが、激しく腰を振る。

「あんっ、あんっ♥ 良いわっ♥ あぁんっ♥」

「やめろっ…どっ、どうして…ジャインキングに、忠誠を」

「はぁんっ♥ …だからっ、あの御方が、絶対だからっ♥ あなたもっ♥ 会えば、分かる…」

「そんなはずは…ぅああっ!」

「はぁっ、んっ…♥ せいりゅう王子の、子種…♥」

 ダイアは台の上に立つと、そのまま彼の顔を跨いだ。

「つまみ食いしちゃった。とても良かったわ。…じゃあ、もうしばらくおやすみなさい」

「な、何をする…やめっ」

「んっ♥」

「うあっ、がっ、ぶっ、ばばばっ、あ゛っ…」

 せいりゅうは、気を失った。
506 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/03(水) 20:40:39.67 ID:VGv9cYLI0
一旦区切る

次の安価は、ある程度人がいるときにやりたい
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 20:44:19.82 ID:7g72x6Bxo
たんおつ
葉月の脳破壊しにきやがったな…
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 22:00:10.53 ID:JQ1IW0jFo
509 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 19:34:42.07 ID:5ca8jIIb0
『Bawdy Beast Simulator』

20時過ぎを目処に始めようと思います

このスレは、魔法少女に力を与えるマスコットキャラ、通称『淫獣』になって目的を達成するものです。
つまり、淫獣とは安価に参加している皆さんのことです。

普段は皆さんで安価の取り合いをしておりますが…



今日は、>>1 vs 皆さんで安価を取り合っていただきます
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 19:41:46.98 ID:jksb91eXo
お?
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 19:45:40.14 ID:+0f49I3o0
あたらしい
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 19:48:29.08 ID:CACGCECQO
高コンマを狙わないと(使命感)
そういえば追加戦士は変身時17歳相当に成長する設定だから、その姿の安価もありかな?
513 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:22:20.45 ID:5ca8jIIb0
 気が付いたとき…せいりゅうは、街にいた。

「っ…」

 身体が動かない。彼の両方の翼を、片手に束ねて掴むのはダイア・リーア。
 やがて彼女の前に、2人の少女が現れた。

「ら、ん…はづき…」

「せいりゅう…今、助けるからね!」

「お前はここで、成敗してやる!!」

 ピンクの時計を取り出し、胸に当てる。
 でも…葉月の時計は、まだ4分の1ほどが光っていた。

「フフフ…残念だけど、相手するのは私じゃないわ」

 そう言うとダイアは、せいりゅうを地面に放り捨てた。そして変身した2人に背を向けると、おもむろにスカートをたくし上げ、せいりゅうの上にしゃがみ込んだ。

「!?」

 ダイアは、下着を穿いていなかった。剥き出しの肛門がひくひくと動き…

「…はぁんっ♥」

 次の瞬間、夥しい量の虹色の液体が、ダイアの肛門から噴き出した。

「!? っ、あ゛っ、あああっ…」

「せいりゅう!」

 リーフが駆け寄る。しかし、押し寄せる虹色の波に、近づくことが出来ない。
 汚染物質が、せいりゅうの身体を苛む。身体の穴という穴からなだれ込み…せいりゅうの、意識を…魂を…

「あ…」

 薄れゆく意識の中で、彼は悟った。ダイアは、最初から待っていた。彼が、故郷から持ち出したスタースパークルを全て手放し、完全に無防備になるのを。
 そして今、彼は他の同胞たちがされたように、身体を…



『…イイィィィィ』



「せいりゅう! せいりゅうっ!!」

「許さねえっ! このっ…」
514 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:30:37.01 ID:5ca8jIIb0
 ___どさり。

 藍色の毛の、小さな狼が、その場に崩れ落ちた。
 それを、少年は蹴り飛ばした。

『…』

「…うそ…うそでしょ…」

「おい…せいりゅう!」

 ゆらり。2人の戦士に、向き直る。
 髪は緑。鱗のような柄のシャツを着て、泥まみれのオーバーオールを穿いている。軋む口元から、虹色のヘドロが滴り落ちた。

『…ぼくは、ヴォーミット』

「せいりゅう! 目を覚まして!」

 駆け寄るリーフに…爪先蹴りを、突き刺した。

「がっ…!?」

『スタースパークルを、寄越せ…はあっ!』

 かっと口を開け、虹色の液体を吐きかける。

「っ、リーフ!」

 呆然と立ち尽くすリーフに、フラッシュが体当りした。倒れるそのすぐ横を、イーンジャが通り過ぎる。
 せいりゅう…ヴォーミットは両手を掲げた。

『スタースパークルを…寄越せっ!!』



安価下 どうする?
515 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:31:05.47 ID:5ca8jIIb0
まずはフラッシュだ。爪で切り裂いてやる
516 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:35:51.27 ID:5ca8jIIb0
『まずは、フラッシュだ!』

 両手の爪が鋭く伸びる。地面を蹴り、飛びかかった。

『でやっ!』

「くっ…」

 銀のグローブで受け止めるフラッシュ。ヴォーミットは構わず、爪を振り回す。
 素早く手を動かし、防御するフラッシュ。その左手首に、七色のブレスレットが出現した。

「…やあっ!」

『ふんっ』

 回し蹴りが空を裂く。ブーツが、スパイクシューズに変わっていく。

「星竜の勇者、スパークルフラッシュ・ブレイブ! …せいりゅう、お前がくれた力だ」

『ぼくに、寄越せぇっ!』



安価下 どうする?
517 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:36:23.67 ID:5ca8jIIb0
構うものか。飛び上がり、空中からブレス攻撃だ
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 20:37:51.17 ID:vw7r4ZAs0
なるほど、ぐずぐずしてると1が全部取ってしまうわけか
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 20:41:12.78 ID:jksb91eXo
(すまん1分未満は厳しいいい)
520 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:47:11.99 ID:5ca8jIIb0
「っ!?」

 突然、ヴォーミットの背中に巨大な翼が生えた。緑と茶色の翼をはためかせて飛び上がると、ヴォーミットはフラッシュめがけて虹色のヘドロを吐きかけた。

「くっそっ!」

 側転やジャンプで躱すフラッシュ。しかし、ヘドロは意思を持っているかのように、執拗に彼女を追いかける。

「この…っ!?」

 ところが、追跡するヘドロは、突如飛来した青い光弾によって砕かれた。
 光弾の元には、リーフが片膝を突いてマスケットを構えていた。

「…せいりゅう」

『リーフ…』

「リーフ! 援護頼むぜ!」

 フラッシュは、拳を打ち合わせた。



安価下 どうする?
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 20:47:31.35 ID:CACGCECQO
「目を覚まして!」
ショックから立ち直ったリーフによる狙撃
522 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:47:57.88 ID:5ca8jIIb0
リーフの目の前に降り立つ。きみはぼくを撃てるかな?
523 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:54:59.24 ID:5ca8jIIb0
「せいりゅう…目を覚まして!!」

『!?』

 意外にも、リーフは引き金を引いた。空中で躱すと、次々に弾丸が飛んできた。

『きみは…ぼくを、撃てるんだ』

「撃ちたくない! でも、そうしないとあなたを助けられない!」

 銃弾を躱し、翼を広げて滑空。そのまま爪を振りかざし、リーフの喉元を…

『…っ!?』

 ところが、その動きが止まった。振り返ると、足に鎖が巻き付いている。

「…はあっ」

 グローブを変形させた鎖を握るのは、フラッシュ。
 そしてリーフが、マスケットの銃口を、鼻先に向けた。

「っ…せいりゅう…」

 頬を涙が伝う。時計は半分手前まで光り、ドレスはレオタードが見えるまでに短くなり、乳房ははみ出しそう。それでも、リーフは立っていた。



安価下 どうする?
524 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 20:55:25.95 ID:5ca8jIIb0
涙を浮かべて許しを請う。ちょろいもんだ
525 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 21:01:51.32 ID:5ca8jIIb0
 …ヴォーミットの目に、涙が浮かんだ。

『…ごめんよ、リーフ』

「せいりゅう…」

『だから…撃たないで』

「…ええ」

 リーフが、頷いた。

「!? リーフ、何を」

「あたしは、撃たないよ…だから」

 時計から、七色の光が迸り、右手に巻き付いた。
 全身を青い光が駆け抜け、衣装が変化していく。

「星竜の姫君…スパークルリーフ・ノーブル…」

 しかし、変身と同時にドレスは崩壊していく。百合の花弁が散るように、スカートのピースが一枚ずつ、剥がれ落ちていく。

「リーフ! 止めを…そうしたら、せいりゅうも戻るんだ!」

「…」

 リーフは…マスケットを、空に向けた。

「…あたしは、あたしが嫌いだった。どんなに頑張っても、お姉ちゃんに勝てない…そのくせ、勝手に大きくなる身体も、嫌いだった。でも…あなたに会って、変わった。あなたが、あたしを頼ってくれた…あたし…少しは、自分を好きになれたよ。だから」

 引き金を、引く。
526 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 21:16:48.12 ID:5ca8jIIb0



「リーフ・ピューリファイア」



 次の瞬間、空から無数の白い花びらが降り注いだ。

『こ、これは…っっっ!?』

 ヴォーミットの身体が、固まった。その身体がゆらぎ、虹色の蒸気が立ち上る。それすらも、花びらが白く掻き消していく。
 やがてリーフとヴォーミットの周囲に、純白の花畑が出現した。

『や、やめろ…か、からだ、がっ…』

「せいりゅう…」

 花畑の真ん中に、ヴォーミットを仰向けに倒すと、リーフはその上に馬乗りになった。既にドレスは崩れ落ちて、藍色のコルセットも剥がれて、白いレオタードしか残っていない。
 リーフは、ヴォーミットの穿くオーバーオールのファスナーを開け、彼の男性器を取り出した。そうしてじっとりと濡れたレオタードの股布をずらすと、亀頭を自らの入り口にあてがった。

「んっ…♥」

『やめろっ…あっ、ああっ!』

 一つに繋がると、リーフは腰を振り始めた。

「んっ、せいりゅうっ♥ せいりゅう♥」

『やめろっ! ぼくは、ぼっ、ぼく…あ…』

 白い花が彼に纏わりつく。叫ぶ彼の口から、虹色の泡が漏れ出す。

「…せいりゅうっ…好きっっ♥♥♥」

『ああああああっっっ!!!』
527 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 21:27:04.45 ID:5ca8jIIb0
 ヴォーミットの口から、虹色の液体が大量に噴き出す。
 同時に、リーフの膣内に精液が放たれる。

「はぁっ…せいりゅう…」

「…っ」

 ヴォーミットの…せいりゅうの髪が、青色に戻っていく。そうして、ゆっくりと目を開けた。

「…は、づき…?」

「! せいりゅう…」

 リーフが、彼を抱きしめた。その身体に、ドレスが戻っていく。胸の時計から、光が消えていく。

「ぼくは…一体」

「せいりゅう…おかえり」
528 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 21:28:19.26 ID:5ca8jIIb0



「おっと、そうは問屋が卸しませんぞ」


529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 21:31:28.85 ID:jksb91eXo
3人目か!
530 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 21:46:30.07 ID:5ca8jIIb0
「!?」

 白い花が消えていく。立ち上がったリーフに、駆け寄ってきたフラッシュ。
 2人の目の前には、一人の太った中年の男が立っていた。その顔を見るや、せいりゅうが叫んだ。

「ニューモン伯爵! どうしてここに」

「いえいえ、今の私はニューモン伯爵ではない。ジャインキング様の右腕、ニューモニアにございます」

 そう言うとニューモニアは、ぱつんぱつんのタキシードから小瓶を取り出した。その数、5本。

「何をする気だ!」

「おっと。今更ばらまくわけではありませんぞ。これは…」

 栓を抜く。と、今しがたせいりゅうが吐き出した虹色の濁流が、瓶の中へ吸い込まれていった。
 瓶を懐に仕舞うと、彼は足元で気絶している小さな狼を拾い上げた。

「ふむ。敗れはしましたが、彼女の才は失うには惜しい」

「やめろ!」

 一歩踏み出すフラッシュ。ニューモニアは、狼を突き出すと、小瓶を彼女に近づけた。

「どれ、もう一暴れ…」



「動くな!!」



「…はい?」

 突然響いた声に目を向ける。
 いつの間にか、盾と銃で武装した警官隊が、ニューモニアとフラッシュたちを取り囲んでいた。
 警官たちの間から、一人の老人が姿を現した。

「警視庁特殊現象対策課、課長の鷹栖だ。武器を捨て、投降しろ!」

「…」

 ニューモニアは、白けた顔で彼らを見ると…突然、上を向いてふっと息を吹いた。

「!?」

「第一班、用意!」

 ところが、虹色の霧がニューモニアを包むと、太った身体が蒸発するように消えていった。
531 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 22:00:06.55 ID:5ca8jIIb0
 変身を解除する、フラッシュとリーフ。
 警官隊も、後ろに控える装甲車に引き上げていく。
 しかし、鷹栖と名乗った老人だけが、2人のもとへ歩み寄ってきた。

「…ど、どうも」

「君たちが、最近この辺りを賑わせている『魔法少女』かね」

「多分…そう」

「いずれ君たちには、色々と協力してもらうことになるだろう。…そこの、青いトカゲもどきにも」

「ちょ、ちょっと待って!」

 せいりゅうが慌てて口を開いた。

「しばらくこの世界にいたから、ぼくでも分かるよ。君たち、警察だよね。どうしてぼくたちのこと…」

「我々は、君たちの思うよりずっと前から備えていた。…では」

 それだけ言うと、鷹栖は装甲車に向かって歩いて行ってしまった。



「せいりゅう…っ♥」

「ぐぇ…」

 蘭の部屋にて。葉月は、先程からせいりゅうをぎゅっと抱きしめて離さない。

「しばらく見ないと思ったら、お前らそんな風になってたのかよ」

「まあまあ」

 面白く無さそうな蘭に、ゼプラが歩いてきて膝の上に座った。

「2人の愛が、王子を救ったのだ。大目に見てあげよう」

「…」

 それでもむくれている蘭。ゼプラは人間の姿になると、今度は彼女を膝の上に座らせた。

「…どうだろう、先程の戦闘の影響は、大丈夫かな?」

「…ったく」

 蘭は、ゼプラにしなだれかかった。

「あいつらが帰ってからだぞ」

 ところが、向こうも向こうで、人の姿になったせいりゅうと葉月がイチャイチャし始めていた。

「…」

「せいりゅう…っ!?」

 葉月と目が合う。蘭は、冗談めかして言った。

「…このまま4人で、おっ始めるか」

「!!」

 葉月の顔が、真っ赤になる。ところが

「…うん♥」

 その顔で、葉月は小さく頷いたのであった。



安価下1〜5 どうする?
532 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/04(木) 22:00:40.39 ID:5ca8jIIb0
今日はこの辺で。

安価下
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:16:01.66 ID:vw7r4ZAs0
互いのパートナーと交換してセックスしちゃう
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:18:26.53 ID:CACGCECQO
おつ。
ゼプラとせいりゅうの膝の上に座らされた蘭と葉月はお互いの痴態がよく見えるような状態で愛撫を加えられる。

今回>>1の安価だけでも展開に影響はなかったのだろうか?
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:26:08.96 ID:jksb91eXo
おつー
どちらがパートナーにより気持ちよくなってもらえるか、蘭と葉月の勝負
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 22:27:01.14 ID:rYcHCZ6Po
闇堕ち逆レイプごっこ
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/06/04(木) 23:02:31.67 ID:s4JHDxFC0
ゼプラが人間形態になれたように、イーンジャに取り憑かれていた時の力を使えないか試す。
538 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/05(金) 20:54:04.57 ID:4hBh8ImD0
『Bawdy Beast Simulator』





「ホッホッホッ、ここも随分と寂しくなりましたなぁ」



『…』ゴゴゴゴゴ…



「…失礼。しかし、そう悪いことばかりでもありませんぞ」



『…申せ』



「あちらの人間が、何やら面白いものを作っている様子。上手くすれば、スタースパークルよりも容易に手に入るやも」



『…我らの狙いは、常に一つ』



「スタースパークル。もちろんですとも。しかし、目的のための足掛かりにはなりましょうぞ。…ご心配なく。このニューモニアにお任せを」



539 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/05(金) 21:21:39.15 ID:4hBh8ImD0


「んっ♥ そ、そんなっ、こんなっ」

「やめろぉっ、見るなぁっ♥」

 向かい合う蘭と葉月。それぞれ、ゼプラとせいりゅうの膝の上で、おっぱいやお股をさらけ出して、それぞれのパートナーに弄られる様をお互いに見せつけられていた。
 腹筋を指でなぞられて、蘭はぷるりと震えた。葉月は乳首をくすぐられて、甘い声を漏らした。

「んっ、ぅ…♥」

「あ、あぁっ…♥」

 せいりゅうが、葉月のスカートの中に手を伸ばした。

「やっ、そこ、待って、あっ…あっっっ♥♥」

「なっ、なんて声出して…ふあぁっ♥♥」

 蘭も、つるつるの割れ目に指を突っ込まれて、嬌声を上げた。
 お互いの痴態が、お互いを更に燃え上がらせていく。

「はっ、はぁっ、ゼプラ、あっ♥」

「せいりゅうっ♥ イくっ♥ あぁっ♥」

 そこで2人は、男の膝から降りた。

「じゃあ、今度はオレたちから」

「どっちが気持ちよくしてあげられるか、勝負よ」

 騎乗位になって、蕩けたおまんこに、硬く膨れたペニスを挿入した。

「はぁっ♥」

「んっ♥」

 すかさずゼプラは蘭の腰を掴み、上下に揺さぶった。

「んぁっ♥  待てっ、そんなっ、激しっ♥」

 一方の葉月は、味わうように腰を前後に動かしながら、せいりゅうの両手を掴んで自分の乳房に運んだ。

「せいりゅう…おっぱい、触って…♥」
540 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/05(金) 21:40:34.25 ID:4hBh8ImD0
 先に、葉月が音を上げた。

「あっ、あっ♥ …ああぁっ♥♥」

「バーカ、先に気持ち良く…ひんっ♥」

「蘭の膣内は、いつでも最高だ…っ!」

「ばっ、言うなっ、言うなっ……んああぁっ♥♥♥」

 ぐったりと倒れ込みながら、葉月が呟いた。

「…もう。あたしたちが気持ち良くなっても」

「大丈夫。ぼくも気持ち良かったよ」

「…もうっ♥」

「…」

 すぐ2人だけの世界に浸る葉月たちを、蘭はじっと見ていたが、彼女はふと立ち上がると、葉月の肩をぐいと掴んで引っ張った。

「きゃっ! 何するの」

「…交換しようぜ」

「はあっ!? あんた、何てこと言うの!?」

「せいりゅうは、最初にオレを戦士にしたんだ。付き合いは、オレのほうが長いんだぜ」

「だからって…」

「頼むよ、これっきりにするから。…何か、気が済まないんだ」

「…」

 葉月は、じっと蘭を睨んだ。が、やがて観念したように、せいりゅうの上から降りた。
 蘭が、せいりゅうの腰に跨った。

「…思えば、何回か一緒に風呂入ったよな」

「えっ!?」

 素っ頓狂な声を上げる葉月を尻目に、せいりゅうに詰め寄る。

「そんな姿になれるなんて、知らなかったから…お前、ずっとオレのこと、え、エロい目で見てたんだろ」

「そ、そんなことないよ」

「ウソつけ。…ふぅっ♥」

 蘭はせいりゅうのペニスを掴むと、一息に膣にねじ込んだ。
 そのまま、腰を振り始める。

「ほ、ホントだよ。ぼく、人間じゃないし…」

「ゼプラはオレで興奮してたぜ」

「それは、人間の姿の時期が長かったから…ああっ!」

「の割には、硬くなって…びくびくして…」

「そ、それは、割と最近…葉月が」
541 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/05(金) 21:50:40.70 ID:4hBh8ImD0
 交わる2人を、葉月は泣きそうな目で見ていた。

「あ、ああ…」

「…葉月」

 そこへ、ゼプラが後ろから肩を叩いた。彼は葉月を、自分の膝の上に座らせた。

「やっ」

「残された者同士…どうかな」

「ヤりたければ何でも良いんでしょ…っ!?」

 振り向いた葉月が、絶句した。その目線は、彼の肉棒に注がれている。

「…お、大きすぎない? せいりゅうの2倍くらいある…」

「蘭は、これで悦んでくれる。君も」

「…」

 葉月は、恐る恐る反り返ったペニスの上に跨ると…腰を落とした。

「あっ…ああああああっっっ♥♥♥♥」

「っ、締まるっ…」

 葉月を仰向けに寝かせると、叩きつけるように腰を振る。

「やらっ♥ おっきぃ♥ くるひっ♥ あっ♥」



「ほらっ、出せっ♥ せいりゅうっ、出せっ…♥♥」

「うあぁっ…」

「やらあぁぁぁっっっ♥♥♥」

「出るっ、あっ、絞られるっ…あぁっ…」
542 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/05(金) 22:08:34.53 ID:4hBh8ImD0
 ゆらり。葉月が立ち上がった。

「…病んだ。闇落ちしたわ」

「へっ? 葉月、何言って…」

「オレも…暗黒の戦士、ダークフラッシュだぜ」

「蘭まで!? …わっ」

 葉月はせいりゅうを押し倒すと、上に跨った。

「んっ♥ …全部、搾り取ってあげる」

「おら、ゼプラっ♥ 死ぬまで精子出せっ♥」

 人払いの魔法をかけた部屋に、2つのぶつかり合う音が響く。

「あっ♥ あっ♥ せいりゅうっ♥」

「はぁっ♥ やっぱ、ゼプラのっ♥ ゼプラのチンコが、きもちぃっ♥」

 既に2回ずつ射精して、萎えかけのペニスを、情け容赦無く膣で絞り上げる。

「ら、蘭っ、もう、勘弁してくれっ…」

「やーだっ♥ ほら、出せっ♥ 出せっ♥」

「せいりゅうっ…あたしを見てよ…あたしだけを…」

 剥き出しのおっぱいをせいりゅうの顔に押し付け、腰を振る。

「出して…あたしを、妊娠させてっ♥」

「くぅっ…」

「ああっ!」

「はっ、出たぁ…♥」

 2人の男は、ぐったりと床に崩れた。
543 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/05(金) 22:24:55.24 ID:4hBh8ImD0


「そう言えば」

 落ち着いてから、ふと葉月が言った。

「せいりゅうは、もう大丈夫なの? その…さっきみたいな力は、もう使えないの?」

「あれはぼくの力じゃなくて、寄生したイーンジャの力だよ。だから、今のぼくにはあんなことは出来ない」

「でもよ、イーンジャを吐き出しても、ゼプラは人間の姿になれるぜ?」

「これは、元々備わっていた力だ。最も、イーンジャに侵されるまで実際に使ったことは無かったのだが」

「ふーん…」

「…あ、そうだ」

 葉月が、ぽんと手を叩いた。

「じゃあ、イーンジャの代わりになる力をあげたら、あんな風に戦えるようになるのかしら」

「イーンジャの代わりって、何を」

 そこで葉月は、ピンクの時計を取り出した。

「スタースパークル…」

 せいりゅうは、少し考えてから、小さく頷いた。

「できる、かも知れない。でも、相性の問題はぼくたちにもあるんだ。少なくとも、葉月や蘭みたいには上手くできないと思う」

「できることなら、私も共に戦いたいのだが」

 ゼプラは腕組みして、溜め息を吐いた。
544 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/05(金) 22:25:46.34 ID:4hBh8ImD0
今日はこの辺で。
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 22:30:11.00 ID:nEI7JsFAo
おつおつ
ヱロシーンはもちろんのことストーリーも面白い、すき!
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 06:13:22.92 ID:DhwgTSqU0
乙。
547 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 10:56:33.84 ID:EXcSrmST0
『Bawdy Beast Simulator』
これまでのあらすじ!

一時はどうなることかと思ったぜ!
攫われたせいりゅうを探すオレたちの前に現れた、ダイア・リーア。何と、せいりゅうにイーンジャを取り込ませて、ジャインキングの手下にしちまった。
でも、修行のおかげで力を使いこなしたリーフが、せいりゅうを取り戻した!

その後は、まあ…もう良いだろ? なあ!?
548 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 10:58:20.97 ID:EXcSrmST0
「じゃあ、あたしたちはもう帰るわね」

 部屋を出ていく葉月。蘭は、せいりゅうを見た。

「…お前も、行かなくて良いのか?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@葉月についていく

A蘭の家に残る

Bその他要記述
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 11:06:03.05 ID:7crasumR0
1
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 11:14:48.03 ID:J09gsaWu0
1
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 11:20:14.23 ID:AI1bPeeLo
1
552 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 11:32:38.96 ID:EXcSrmST0
「うん、ぼくも行くよ」

「蘭のお母さんにバレないように、ほら」

 ぬいぐるみのフリをしたせいりゅうを胸に抱くと、葉月は家を出た。
 帰り道、葉月がぼそっと呟いた。

「蘭…ぬいぐるみ、好きなのかな」

「うん。あんまり大っぴらにはしたくないみたいだけど」

「…」

 複雑そうな顔で黙り込む葉月。せいりゅうを抱く腕に、力がこもる。

「…ほんとは、あたしも」



安価下コンマ
01〜30 何も起こらない
31〜50 老人
51〜70 少女
71〜98 老人と少女
ゾロ目 ↑+敵襲
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 11:33:16.16 ID:dNQnlw1oo
んあ
554 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 11:42:09.02 ID:EXcSrmST0
「…葉月も、本当はああいうのが好きなの?」

 葉月は、小さく頷いた。

「でも…あたしらしくないから」

「そうかな?」

「あたし…蘭が羨ましいわ」

「…」



 家に着いた。葉月はこれから食事して、お風呂に入って、寝るのだろう。さて、どうしよう。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 11:54:46.65 ID:jhluVWkaO
先ほどの警察部隊について調べてみる
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 12:09:13.60 ID:AI1bPeeLo
>>555
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 12:28:07.12 ID:J09gsaWu0
>>555
558 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:01:29.97 ID:EXcSrmST0
「警視庁…と、とくしゅげんしょう、たいさくか…だっけ?」

 舌を噛みそうな名前だ。あのお爺さんが、今後自分たちに関わってくるのであれば、調べておいたほうがいいだろう。
 紙切れに『調べ物をしてきます』と書き置いて机に載せると、せいりゅうは窓から外へ出た。



安価下コンマ
01〜50 成果無し
51〜70 警視庁舎で何か噂している
71〜80 警視庁舎から出てくる鷹栖を見つけた
81〜90 警視庁舎から出てくる鷹栖と少女を見つけた
91〜98 警視庁舎から何か運び出している
ゾロ目 ↑+敵襲
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:05:13.80 ID:vXGMtEtwO
んぽぽ
560 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:13:07.89 ID:EXcSrmST0
「…ここが警視庁」

 随分と迷ったが、どうにか辿り着けた。どうやって中に忍び込もうか考えていると、一台の車が建物の前に停まった。と思うや、一人の老人が建物の中から出てきた。

「! あの人」

 間違いない。あの時会った、鷹栖だ。彼は黒塗りの車に乗り込んでいる。このまま、どこかへ行くのだろう。



安価下 どうする?
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:19:04.50 ID:ADgpvidmO
うまいこと車にしのびこむ
562 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:26:25.75 ID:EXcSrmST0
「…いまだ!」

 瞬時に飛び立ち、車の中に忍び込んだ。間一髪でドアが閉まると、車が走り出した。
 走る車内で、鷹栖は重々しい顔で、何度も溜め息を吐いている。

「悩み事ですか」

 運転手の質問に、溜め息で返す。

「…ああ。人には言えないことだが」

「そうですか」

 それ以上、運転手は追求しなかった。



 辿り着いたのは、一軒の大きな住宅であった。
 車を降り、ドアを開けると、玄関には一人の老婆と、黒髪の少女が立っていた。

「おかえりなさい、あなた」

「おかえりなさい、お父さん」

「ああ、ただいま」

 老人が初めて笑顔を見せた。
 一方のせいりゅうは、明らかに蘭たちより年下の少女が、この老人をお父さんと呼んだことに驚いていた。てっきり、祖父だと思っていたが…

「ご飯はできていますよ。さあ」

「ああ」

 靴を脱いで家に上がる。せいりゅうは…



安価下 どうする?
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:42:34.90 ID:22tWn8o+o
スニーキング続行
564 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:50:24.36 ID:EXcSrmST0
 一瞬の隙を突いて、家の中に忍び込んだ。

「…」

 見ると、4人で食卓を囲んでいる。先程の老夫婦に少女、それから中年の女が、少し離れたところで食事していた。
 会話の内容は、少女の学校のことや、最近の仕事ぶりなど、当たり障りの無い話題のようだ。それから、中年の女は少女の母親ではなく、この家の家政婦のようだ。

「ごちそうさまでした」

「!」

 家政婦が、食卓を片付け始める。老人は新聞を広げ、その向かいにお婆さんが座って、少女が部屋から出てくる…



安価下コンマ
01〜30 やり過ごす
31〜60 少女に見つかる
61〜80 老人に見つかる
81〜98 少女がお風呂に入るようだ
ゾロ目 …えっ、一緒に入るの?
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:51:24.01 ID:o2Nwwbvio
せー
566 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:54:43.93 ID:EXcSrmST0
「…危なかった」

 少女は2階に上がっていく。家政婦がコーヒーを淹れて、夫婦がそれを飲んでいる。

「…本当に、その、特殊現象何とかってあるのかな…?」

 だんだん、疑問に思えてきた。親子の年の差は疑問だが、それを差し引けば蘭や葉月と変わらない、一般的な家庭に見える。ここで、自分たちの戦いに関わるほどの秘密が得られるとは思えないが…



安価下 どうする?
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:57:10.05 ID:dNQnlw1oo
少女をストーカーしよ
568 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:59:05.36 ID:EXcSrmST0
いったんくぎる
569 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 17:20:49.04 ID:EXcSrmST0
 少女は、2階にある自室に入っていった。ドアの隙間から覗くと、机に座って勉強をしているようだ。
 家の中で、この部屋だけ壁紙が鮮やかだ。置いてある家具もファンシーだし、棚の上には人形まで置いてある。一方で、その中に数点だけ、古そうな家具も混ざっている。どちらかと言うと、そちらが元々使っていたものなのだろう。この部屋だけ、後から作り変えたのかも知れない。
 部屋の中には、特に変わったものは見当たらないが…



安価下 どうする?
@見張り継続 コンマ70以上で見つかる

A中に入る

Bその他要記述
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 17:26:13.82 ID:b1ZBh72Ro
2
571 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 17:40:28.98 ID:EXcSrmST0
 ___がちゃり。

「お父さん? …!?」

 ドアを開け入ってきた、小さな青い竜を見て、少女が固まった。

「…やあ」

「え…しゃ、しゃべった…?」

「ストップ! おうちの人は呼ばないで良いよ。君に、危害を加えるわけじゃないから」

 せいりゅうは、机の上に飛び乗った。

「ぼくはせいりゅう。きみは?」

「あ、朱音…鷹栖、朱音」

「朱音。…下にいるのは、きみのお父さんなのかい?」

 朱音は頷いた。

「警察の人なんだ?」

「うん。前の役職は、最近、辞めちゃったけど…今は」

 そこまで言って、はっとなった。

「…せいりゅうは…その、魔法少女と何か関係があるの?」

「! 2人を知ってるのかい? …あの2人に変身する力を与えたのは、ぼくだ」

 次の瞬間、朱音は立ち上がった。

「お父さんが、あなたを探してる。来て」
572 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 19:38:28.10 ID:EXcSrmST0


「まさか、君から来てくれるとは」

 書斎の机の上に座ったせいりゅうを、鷹栖はじっと見た。

「もう少し段取りを踏んで、こちらから会いに行く予定だったのだが」

「その、警視庁とくしゅ現ジョーなんとかかんとかってのは」

「特殊現象対策課。未知の現象やエネルギーの関与する犯罪行為に対抗するため、秘密裏に設立された組織だ。私が課長に就任する以前から、この課ではこことは別の世界にある、強大なエネルギー源の存在を感知し、観測してきた」

「! まさか、スタースパークル」

「君たちはそう呼んでいるのか。何しろ遠い場所からの観測だから、漠然と存在を認識している程度だったのだが、この前から現れた化け物、そしてそれと戦う戦士。更に、それに先立って、長年観測してきたエネルギーが、ふっと消失した」

「…」

 鷹栖は身を乗り出した。

「我々は市民の安全を担う者として、あれに対抗しなければならん」

「まさか、朱音を魔法少女にしろとか言わないよね」

「私は反対だった!!」

 突然、鷹栖が声を張り上げた。それから、気まずそうに頭を下げると、低い声で続けた。

「…あの娘を、危険に晒したくはなかったのだが、やむを得ない事情があってな…本人も割と乗り気だったし、私が課長に就任することを条件に、引き受けた」

「悪いけど、無理だよ。スタースパークル…変身するエネルギーの源は、もうあの2人に全部あげたんだ。ぼくは何も持ってない」

「必要無い。こちらで用意した」

「…はっ?」

 せいりゅうは、耳を疑った。

「その、『スタースパーク』とやら…観測して培ってきた情報、そして朝の、市街地での戦闘を元に、強化スーツを作成した」

「スタースパークルを、複製したっていうの!?」

 鷹栖は、頷いた。

「だから、君には…我々のシステムの監修をお願いしたい」
573 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 20:12:17.19 ID:EXcSrmST0


「行ってきます。…せいりゅう、昨日は遅かったのね」

「ごめんね」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@葉月についていく

A警視庁に行ってみる

Bその他要記述
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:16:03.29 ID:AI1bPeeLo
2
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:18:08.27 ID:22tWn8o+o
1
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:30:16.46 ID:gzzZXzNFO
3朱音に会いに行く
577 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 20:34:44.88 ID:EXcSrmST0
今日はこの辺で

朱音周辺は、肉体関係を除けば概ね前スレ通りです
こっちの鷹栖さんはロリに手は出してません
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:49:52.23 ID:gzzZXzNFO
乙。
選択肢の後にどんな安価がくるか分からんし、連取りしたくないから選択安価を取るのをためらうなあ
前スレどおりということは、部屋にカメラがあったりスマホ細工済みとかかな
579 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 21:11:28.76 ID:EXcSrmST0
あ、その手の行為もしてないです
でも絵里とは和解済みです
580 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 21:17:01.98 ID:EXcSrmST0
もう次のシミュレーターの話するんですけど

・触手

・ハーレム

・モンスターハウス

が出てきてて、それとは別(ということに>>1がした)のがエロ版SCPみたいなやつ


何かアイデアとか無いですか?
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 21:53:22.17 ID:Dya3PIm9O
勇者主人公で王道のファンタジーRPGモノのシュミレーターは…触手シュミレーターと被ってるかな(勇者とメインヒロイン3人くらい)
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 21:56:16.05 ID:dNQnlw1oo
SCPと似てるLobotomyCorporationみたく一部屋一化け物を入れてお世話するみたいなのとか
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 21:56:53.92 ID:AI1bPeeLo
スライムから始まって女の子を気持ちよくさせた分経験値を経て進化していく快楽モンスターはどうだろうか
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:04:14.05 ID:C5aDQCcfO
このスレとは逆に悪の女幹部をやるのはどうだろう
585 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 22:07:25.76 ID:EXcSrmST0
SCP系で安価スレ作ろうとすると、まあLobotomy型が安定だろうとは思うんですけど、あれはプレイヤー側が収容対象の仕様がわからないまま手探りで進めるのが醍醐味なので、アイデアをプレイヤーから募る安価スレとは致命的に合わないんですよね
全部>>1が考えるとか、Gmailとかで募集するのもめんどくさいし

触手シミュレーターとか進化が絡んだときに、どこまで厳密にシステムを構築するかがエタるか否かの分かれ目になると思います
正直、前スレ最初のコンマで上級国民引けたのは>>1的には非常にありがたかった。あれ、上級国民か逆に超低コンマで無敵の人引かない限りコンマ判定マシマシの激ムズゲーで最初のエロシーンに入る前にエタってた可能性が高い
586 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 22:11:00.30 ID:EXcSrmST0
悪の女幹部シミュレーター、良いですね

個人的にはインピオが書きたいので、スクールギャングシミュレーターとかどうでしょうか
校内の不良を束ねて、他校に攻め入ったり、女子生徒に売春させたり
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:14:30.43 ID:26ak2yHNO
前はおねショタシミュレータを提案したけど、冒険者シミュレータとか?
主人公は駆け出し冒険者パーティのリーダーになって上のランクを目指す。
しかしパーティのメンバーはなんの因果かいずれも美少女揃い。
当然彼女らを狙う同業者やモンスターが後を絶たず、果たして無事冒険者として大成できるだろうか?
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:16:54.79 ID:o8JwLKoIO
寄生生物シミュレータとかどう?
多人数が関わると仲間集めとかに凝りそうでエロが少なくなりそうでちょっと心配なのよね
女の子や男の子に寄生獣みたいに寄生してどう繁殖するかみたいな
589 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 22:33:37.08 ID:EXcSrmST0
前スレと違ってストーリーの終着点が決まっているので、足りなくなったら次スレ立てるので心配なく

ど忘れしてたけど、邪教シミュレーターというのも考えてます。新興宗教の教祖になって、信者を増やして富や女を貪る

冒険者系の安価スレは、少し前に考えてました。ゴブスレばりに人命が軽い設定で、ダンジョンに潜るより前準備の金策の方が大変みたいな
正規ルートは、女のメンバーの身体を売ったり、美人局して巻き上げるとかいうマッポーな方向性でした

寄生生物は…できることが限られそう
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:44:08.48 ID:22tWn8o+o
前スレで出てたハーレムやっぱり見てみたいです(小声)
591 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 09:18:40.24 ID:KBK6zLQm0






「くっ…早く、ここから出しなさい!」

「それはなりません」

「私は、こんなところにいる場合じゃない…早く、王子に伝えないと」

「気を逸してはなりませぬ。今は、耐え忍ぶ時」

「…っ」

「でなければ、ジャインキングの目を盗んで、ここまで連れてきた意味がない。……そうでしょう、『ダイアルン』」







『Bawdy Beast Simulator』
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