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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その15
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 13:40:03.56 ID:T7F5l5QvO
- 薬に頼らず勝率2割の戦いに勝つってアベル流石やな…とりあえず使わなかった薬はカインお兄ちゃんに回しておこう
>>829
アドルラン兄様って大抵の判定で基準値上回って安定してる+体力は兄弟の中でもずば抜けてるっぽいしね
ヒバリさんは夜レベル低め+ルーシェは程よくエロい夜レベルだから平気だったのもあるかもしれないけど
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 14:37:06.59 ID:JEYBsNyJO
- お義父さんからの薬はアレだ
アベルvs6人で一斉に2人目を作るときにとっておこう
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/07(月) 14:44:31.71 ID:k+gEGRimO
- アドルラン兄様は多分あれだよ、二人が渾身のコスしてきたとかで夜レベルにブーストかかったんだよ
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/14(月) 23:34:51.77 ID:DH5eYr9l0
- 一応保守
相当難産みたいだが楽しみにしてます
- 834 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:22:27.06 ID:/6KcqEhQ0
- こんばんはー……
本当に続けて報告もせずに空けてしまい申し訳ありません……(土下座)
私事でかなり時間を作るのが難しい状況でして、重ね重ね申し訳ないとしか言えませんです……
まだ見てくださっている方が残っているか怪しいですが、ティア&シアのパートだけ投下しておきます
- 835 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:23:13.07 ID:/6KcqEhQ0
- ――
「……」
コトリと小さな音を立てて、薬瓶が棚にしまわれる。
義父からの救援とも言える代物だったが……
こうして夜を迎えるまで、アベルは使う気がおきなかったのだ。
かつての兄のように、薬に手を出さざるを得ない者もいることだろう。
しかし自分は非常に恵まれた身体に、それなりの技術を持っているという自負がある。
だがそれ以上に、使う気がおきなかったのは自分を慕ってくれる少女達の存在。
6人も手を出し、それぞれの幸せを誓った身だ。
そのうちの一人さえ薬に頼らなければ満足させてやれないのでは、今後が話にもならない。
「さて……」
普段は気弱な態度だが、夜は中々に積極的な彼女のこと。
恐らくは今夜か明日には来るだろうと当たりをつけて、こちらの準備は万端。
以前もかなり消耗したとはいえ、一応は満足させてやることはできた筈。
抜かりはない。今度は油断も慢心もしない。
じいと見つめる時計の針が、宵の刻を示す。
今日はこないか?
そうは思うが、気を抜いて眠ることもできない。
完全な寝込みを襲われては、流石にひとたまりもないだろう。
来ないなら来ないで、それは問題ない。
寝ずの番は慣れたものであるし、こうして気を張り待ち構えるというのも久しい。
平和な時に少し弛んでしまった節もあり、かつての感覚を錆びつかせないのに丁度いい。
流石に、かつての野生の獣や賊と同等の警戒をしているなど、当のティアには絶対に言えないのだが。
静かな時を刻む音だけが響く自室でそんなことを考えていた頃……
「っ!」
こんこんと、実に控えめに扉が叩かれた。
「……開いているぞ」
「し、失礼します……!」
やはり来たかとアベルが入室を促せば、遅れて少し震えた声が返ってきた。
準備を整え、予想通りの展開だ。
「わ、私も失礼しますね〜……?」
「なっ……!?」
ただ一つだけ誤算があった。
部屋にやってきたのはティア一人ではない。
もう一人の聖職者、シアも一緒だったのだ。
普段であれば穏やかな気分になれる彼女の間延びした声も、今ばかりは少し聞きたくなかった。
- 836 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:23:44.56 ID:/6KcqEhQ0
- 深夜に男の部屋を訪ねる聖職者……
既にこの時点で問題が発生しそうだが、気にするべきは彼女達の格好だろう。
ティアは上品な絹製だが薄く丈の短いネグリジェ。ほとんど身体を隠せていない。
そしてシアはほぼ下着……いや、下着と呼ぶのもおこがましい何か。
あえて言うなら、紐だろうか。大切な箇所をギリギリで覆い隠しているといいたいところだが、
豊満な彼女の胸は収まり切らず、ちらちらと淡い色の輪が見え隠れしてしまっている。
そして追撃として、揃って桃色の枕を大事そうに抱えている。
言い逃れなどできない。彼女達が何を願ってここを訪れたかを察せない人間はいないだろう。
「っ……」
覚悟を決めていた筈のアベルは思わず言葉を失い、たらりと汗が伝った気もした。
普段は控えめな二人が、あまりにも扇情的な格好でこうして目の前にいるのだ。
経験豊かとはいえ、それでも目を奪われたというのは揺るぎ無い事実。
そうしているうちに二人の聖職者はゆっくりと部屋に入ると、やがて寝台に腰を下ろした。
「シア、ティア……」
確認するように、二人の名前を口にする。
何故ここに、などとは言えない。
格好もだが、軽く息を吸うだけで仄かな湿り気と石鹸の香りがわかる。
準備を念入りにしていたのはあちら側もだ。
「アベル様……」
可愛らしく、ティアがこてんと肩にもたれかかる。
するとすぐに倣うようにシアも反対側の肩にもたれかかった。
ふわりと広がる柔らかな匂いに温もり。
アベルも欲望が首をもたげてくるのを自覚するが、まだ動くことはしない。
「……二人でそんな格好で来るとは、驚いたな」
ただ一言、正直な言葉だけは口にする。
淡々と、焦りの感情などまるで見せずに。
「そ、その……折角買った水着でしたし、喜んで貰えるかな〜って……」
顔を真っ赤にしながらもシアが返す。
恥ずかしげに身を捩れば、それだけで色々とはみ出てしまっている。
やはり下着ではなかったか。しかし時期外れの水着となるとまさか以前のあの時に……?
色々な感情が混ぜこぜとなるが、確かに淫猥なシアの姿に惹かれている自覚がアベルにはあった。
「私……以前、アベル様を満足させられないまま意識を無くしちゃって……」
「一人じゃ、不安だったんです。だから、私に一番近いシアさんと一緒ならって……!」
首の向きを変えれば、やはり紅くなったティアが応える。
一番近いというのは、体型的な意味合いだろうか。
同じ聖国出身者の穏健派でもあり、頼り易かったのもあるのだろう。
しかしわかってはいたが『一緒』という言葉に内心アベルは震える。
前回、ティアの体力を奪いきったのは運も味方していた筈だ。
ティア一人で消耗するというのに、ここにシア――意外と性には積極的な彼女も加わるとは。
(だが……逆に言えばまだ二人程度、ではあるか)
今更、後に退くわけにもいかない。
彼女達も覚悟を決めてここに来ているのだし、これ以上待たせるのも無粋だろう。
予定外ではあるが、この程度はまだ苦境の内に入らない。
アベルも覚悟を決めて、ゆっくりとその身体を動かし始める。
- 837 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:24:21.85 ID:/6KcqEhQ0
-
「あ……」
少女達の声が重なった。
アベルが両腕を広げ、二人をまとめて抱きしめたのだ。
それぞれが片腕だけのため、熱い抱擁とはならないが……
それでも彼女達は嬉しそうに身体を委ね擦りつける。
両手に花という言葉があるが、まさに今がそれだろう。
柔らかな極上の肢体、人肌のぬくもり、髪から香る甘い匂い。
このまま絡み合い、溺れてしまいたいと誰もが思うだろう。
「んっ!?」
「やぁぁっ!?」
「おや、これはこれは……」
しかし、アベルの行動は速かった。
二人を抱き寄せた余韻もそこそこに、そのまま無遠慮に彼女達の下腹部に同時に手を伸ばしたのだ。
ティアの下着の中に手を入れ指を蠢かし、シアの方はまだ触れてやらずに紐をぐいと引っ張ってやる。
それだけで、可愛らしい喘ぎ声がアベルの両耳を楽しませる。
互いが密着しているからこそ、その声も実によく聞こえる。
「まだ触れる前から、こうも準備ができているとはな。どれだけ期待していたんだ二人とも?」
それは、悶える二人にも同じこと。
低く呟かれたアベルの言葉が耳に染みわたり、頭の中を掻き回す。
はしたないとは思いつつも、今宵に期待していなかったと言えば嘘になる。
そうでなければ、こんな格好で部屋を訪ねるわけもない。
「くぁ……んぅ! そ、そんなことはぁ……!」
「アベルさんが、触れるからぁ……!」
それでも、聖職者の意地なのか。
すぐにそれを認めようとはしない。
そんな真似をすればどうなるか、わかっている筈なのに。
いや……わかっているからこそ、二人はそれを期待していた。
「認めてしまえ。二人とも、俺にこうされたかったんだろう?」
「ん゛ぅ!?」
冷たい風で、どこか愉しげにアベルは言葉と共に責めを強める。
蜜を零すティアの秘裂をなぞっていた指をいきなり差し込んだかと思えば、爪の先で皮をめくり、
昂ぶった様子の豆を少し強めに擦ってやることも忘れない。
「あぅ、あっ……! だめぇ、そんなにくいこませないでぇ〜……!?」
「そんな紐を用意していたのはシアだろう? 流石の俺も少し意識が飛んだぞ?」
対してシアの方はまだ触れてやらず、より激しく紐を食いこませるばかり。
水着としての機能は元々皆無だが、アベルの手で好き放題にされたそれは、本当にただの蜜を含んだ紐だ。
引っ張れば引っ張る程、新たな蜜を供給する。
シアの抗議を気にすることも無く、紐はまだまだ弄り回された。
- 838 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:24:51.99 ID:/6KcqEhQ0
-
(これは、想像以上の濡れ方だな……)
両手で愛しい二人を嬲りながら、内心でアベルも二人の乱れぷりに驚く。
二人同時と言うこの状況も少し特殊ではあるが、アベルとしてはやっていることは実は変わらない。
ティアは最初から激しい責めを望む節があり、また後々のことを考えれば先手を打って余力を削ぎたい思いもあった。
シアはああして焦らした方が、口ではいぢわると文句を言ってくるが実は悦んでいるということを知っている。
左右の責めを微妙に変え、それぞれが満足できるように責めているつもりではあるのだが……
それを考えても、今日の二人はどこかが違う。
今でこそ乱れる二人ではあるが、本来は控えめだ。
彼女達が勝負をしかけてきたのも、何か理由があってのことだろう。
(……愚問だったか)
そしてすぐに答えは見つかった。
エリスを徹底的に堪能し、孕ませて。
いずれ子供が産まれるというのに、欲望はおさまらなくて。
アーシャまで孕まさんと、後のことを考えずに獣のように交わった。
全員を愛する覚悟は勿論あるが、それでもやはり彼女達側から見れば、扱いの差を感じてしまうのだろう。
アベルは個人的な感情から、正妻と妾の関係が好きではない。
愛するならば等しく、そこに差があってはならない。
エリスとアーシャを見た二人が、何を想ったのか?
そしておそらくは……いずれ、パトラとロウルも。
(……)
自分には勿体ない程の少女達が、子を為したいと思う程に慕ってくれる。
それは男冥利に尽きると同時に、強烈に支配欲も満たす。
そしてなんの因果なのか、この二人はティアの言うように近しいのだ。
純粋で心優しく、聖国の良い面を体現したかのような聖職者。
それでいて男を惑わす豊満な胸を備え、被虐趣味という似た者同士。
もちろん彼女達の身体や心に傷を残す真似はしたくない。
それでも二人の昂ぶる心と身体、その欲求を満たす為ならば仕方がないのだと。
僅かばかりの理論武装で、仮面を被る。
「やれやれ、お前達のせいでこんな有様だぞ?」
漸く手の動きを止めたアベルは、わざとらしく水音をたてながら手を上にあげる。
それだけで聖職者らしからぬ淫らな様を突きつけられているようで、二人の顔は紅くなる。
だが、責めは止むことは無い。
「見てみろ、指どころか掌まで濡れてふやけたかもしれんぞ?」
「あっ……」
言葉通り、アベルの両手は二人の甘露でしとどに濡れていた。
ぬめり指先を光らせるそれがなんなのかは、口に出さずともわかる。
それを見せつけるように、羞恥に染まった二人の眼前で揺れ動かす。
「…………」
「……ん……!」
言葉はない。
しかし、自らの乱れた証を突きつけられた二人はどちらからともなく、どこか蕩けた瞳でその指に舌を伸ばした。
- 839 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:25:33.90 ID:/6KcqEhQ0
- 「んちゅ……ちゅぅ……」
「ちゅぷ……ぺろ……」
アベルの指にたっぷりとついた愛液を、二人は綺麗に舐めとっていく。
決して美味い代物ではないが、しかし彼はそれを望んでいる。
それに舐めとりさえすれば、残るのは指だけだ。
かの従者はこれを舐めるのが好きだと言うが、それはこの二人も同じようだった。
およそ普通の人間であればしない行為だが、だからこそ相手にも悦んで貰える。
そして自分達も、何か満たされた気持ちになってくるのだ。
(薬湯で清めておきましたけど、今度はもっと用意しておいた方がいいですかね〜……?)
アベルの傷痕の残る指を丁寧に舐めあげながら、シアはもう『次』を考える。
回復魔法は便利ではあるが、使い手は少なく施せる治療も完全なものではない。
薬草や傷薬といったものが廃れないのもそれが理由である。
勿論重傷ならば即座にそれ相応の手当が必要とはなるが……
例えば指先を切った程度のものであれば、口に薬を含んでこうするだけでも効果があるだろう。
治療を名目に、いつでもこうして大好きな人の指を舐められる……
それはこの上なく幸せなことだろう。
「んぢゅ……んっ、むっ……!」
そうした夢想をしているうちに、ティアはより大胆に指への奉仕を行っていた。
舐めとるという行為は既に終えており、今や指全体に吸いつき掌や甲の方にまで舌を這わせている。
はしたないと言われても仕方がない行為ではあるが、彼女は止まれない。
(アベル様、の……ごつごつしてて、太くて……!)
「っぉ……!?」
喉奥まで咥えこんだのか、ぬろりとした感触にアベルの口からも声が漏れる。
遅れて彼は指への奉仕を命じたのは失敗だったかと後悔するが、もう遅い。
舐めとられた愛液に代わり、今度はティアの唾液で手全体がぬれそぼっていた。
「ん、んぅ……」
喉から指を戻したかと思えば、今度は爪先が舌でこそばゆく撫ぜられる。
彼女が指を何に見立てて奉仕しているかは、アベルとシアの目から見ても明らかだった。
普段のティアを知る者であれば、想像もつかないような淫靡に蕩けた顔つきで指を舐めしゃぶる……
彼女の特別な一面を見られるというのは嬉しいものがあるが、同時に身震いもしてしまう。
「あむっ……」
「ま、待てシア! お前まで……」
呆気にとられていたシアも負けていられないとばかりに指を咥えこもうとして、阻止される。
彼女は少し不満そうな表情を浮かべるが、制止は少し遅かった。
「アベル様……もっと、ご奉仕をさせてください」
蕩けきった聖女は、笑顔でそう言ってのける。
優位に責めていた筈が、次は自分が責められる番だとアベルは認識せざるをえない。
そして、今は以前とも状況が異なるのだ。
「わ、私だってご奉仕しちゃうんですからね〜……?」
少し張り合うように、もう一人の聖女も名乗りをあげた。
……
- 840 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:26:19.82 ID:/6KcqEhQ0
- ――
薄暗い部屋の中で、聖職者の身体を好きにする。
字にすれば帝国の暗将とやっていることは同じだが、実際の光景は大きく異なる。
鍛えられた青年の身体に清らかな白い肢体が絡み付き、それは彼女達が望んで行っていること。
受身なのは、男の方だ。
「ど、どうですかアベルさん? 前よりも、大きくなったと思うんですけど〜……」
「あ、ああ……」
恥ずかしいといった感情はかなり残っているのだろう。
ぎこちなく、紅くなりながらもシアは奉仕をやめるという選択肢を除外していた。
寝台に腰掛けたアベルの背中から抱きつくようにし、その豊かな胸をこれでもかと押しつける。
普段着ではわかりにくいが、確かにより魅惑的に成長した果実の感触にアベルは生返事しかできなかった。
仮に大きさが変わっておらずとも、こんな真似をされて意識しないわけがない。
ただ抱きつくだけでなく、時折自ら動いてこすりつけてくれば、その先端の感触もわかる。
当のシアもこの行為だけで胸に快楽を感じて甘い吐息を漏らし、それはそれでアベルの理性を崩してゆく。
「こっちも、しっかりご奉仕しますよ〜?」
そして背中にもたれるようにしながら、白い手は前へと回された。
既にそそり立っているアベル自身に指を絡め、ゆっくりと動かされる。
これだけでも十分過ぎる快楽だが、それだけではない。
「んふぅ、んっ、んぐ……っ!」
ティアはアベルの脚の間に跪くような格好で、指と同じように性器への奉仕を行っていた。
軽く咥えただけだが、時折見上げてくる表情とくぐもった吐息は劣情を煽る。
以前よりもさらに上手く的確に弱いところを責められれば、アベルの意思とは無関係に射精感も煽られる。
「テ、ティア……!」
「んふ、ひもひひいでふは?」
びくりと反応を示せば、彼女は咥えたまま嬉しそうに目を細めて奉仕の速度を上げた。
「こっちは、どうですか〜?」
「く、ぉ……シア、待て……!」
それに合わせるようにシアの胸はより強く押し付けられ、擦り上げる指の動きも速くなる。
二人がかりの奉仕の前に、アベルも声を抑えきれずにただ堪えるのみ。
気を抜けば、このまま全てを二人に委ねてしまいそうな快楽だ。
自分が受け身、二人にされるがままの状況になっているということは受け入れざるをえない。
だがこのままただ自分だけが快楽を甘受してしまうというのは、己の求める在り方に反する。
心のどこかに、やはり彼女達をいぢめてみたいという嗜虐的な欲求もあったのかもしれないが。
押し寄せる快楽に耐えつつも、アベルはゆっくりと手を動かす。
奉仕に夢中な二人は、それに気がつくこともない。
- 841 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:26:47.29 ID:/6KcqEhQ0
- 「ふっ……!? ん、やぁぁ!?」
突然の痺れるような感覚に、ティアの身体が跳ね上がる。
アベルの手はいつの間にかティアの胸元まで滑らされており、ぷくりと膨らんだ頂を摘み上げたのだ。
「あっ、駄目、です……! 今は、私がぁ……!」
か弱い抗議の声があがるが、たわわに揺れる胸を捏ねまわし尖りきった乳首を指の間で挟み転がせば、
身体を仰け反らせながらティアは堪らず口を離して嬌声をあげてしまう。
「あ……」
切なげな表情を浮かべた理由はどちらのものか。
奉仕を再開しようとするティアだが、その度に更に激しく胸を虐め抜くアベル。
悦びつつもいやいやと身体をくねらせ逃げようとする少女の小さな身体を、
脚を少し閉じることで逃げ場を無くしてやることも忘れない。
「……どうしたティア? 奉仕が止まっているぞ?」
そして追撃と言わんばかりに言葉責めもしてやる。
止まって欲しいのがアベルの正直な思いではあるのだが、彼女にはこれが有効なのもまた確かなこと。
事実目の前のティアは瞳に涙を浮かべつつもなんとか奉仕を再開しようとしている。
これはこれでいいものだが、まずは再び攻勢に入ろうとアベルも指先に力を込め始めた。
「ご、ごめんなさ、あっ、あっ!? やぁ、そんなに揉まないで……!」
「ふふ……」
どこまでも指が沈んでいくティアの胸は、アベルを飽きさせることはない。
ティアも胸を弄られることで明らかな快感を得て、見えない場所では既に蜜で床を汚している。
少し乱暴かと不安がよぎる程の力を込めても、返ってくるのは甘い声。
自分の股の間で、愛らしい少女が涙を浮かべ、涎と汗に愛液まで撒き散らす……
いけないことだと思う反面、満たされてしまう。
「……奉仕ができないなら先に達してしまうか、ティア?」
「んっ、ま、まっ―――っ!? んゅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ―――――ッ!?」
再度咥えこもうと意識がそちらに集中した瞬間を狙って、強めに乳首を弾いた瞬間にティアは達した。
誤って歯を立てないようにするためか、咄嗟に口を離して開かないようにしたのは彼女の本来の優しさだろう。
それでも抑えきれていない嬌声に、アベルは静かに満足そうな笑みを浮かべる。
「っ……!?」
「もぉ、いぢわるしすぎも駄目ですよアベルさん〜?」
「シア!?」
しかしそれを狙っていたのか、背後から少し責めるような口調でシアが囁いた。
彼女の双丘はアベルの背でぐにゅりと潰され、先程よりもさらに密着している。
そしてその細い指が、アベルの先端で先走りの汁を弄っていた。
ティアの口が無くなったことで、彼女の指は全体を責められるようになっていたのだ。
- 842 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:27:24.56 ID:/6KcqEhQ0
-
「アベルさんだってぇ、気持ちよくなってくれているんですよね〜……?」
ゆったりと囁かれる言葉に合わせるように、指の動きも非常にゆっくりとしたものだ。
しかし唾液と先走りでぬめるそこをゆっくりと扱かれ、敏感な先端も時折刺激されるというのは、
なかなかの快楽をもたらす。勢いはないが、着実に昂ぶらされると言えばいいのだろうか。
「っ……シア、今日は随分と……」
「……私だって、アベルさんに喜んでもらいたいもん。こっちのお勉強だって、少しはしたんですよ〜?」
言葉を遮り、シアは緩やかな奉仕を続けていく。
やはり拙さは残るものの、彼女の場合はその落ち着いた声も武器の一つとなっていた。
それに呑まれれば、なかなか本来の調子に戻ることはできなくなる。
「ティアさんほど、上手くはできないかもしれないけど……」
「ぐ、ぉぉ……!?」
緩やかに続く刺激。
しかしある種の緩急がついた奉仕に、アベルは敏感に反応を示す。
このままでは、程なくして射精させられるという予感があった。
股座で絶頂の余韻に浸ってはいるようだが、ティアもいずれは起きることだろう。
そして仕返しと言わんばかりに、今度は喉奥まで呑みこんでくるに違いない。
シアもそうだが、ティアの場合でも相手の得意とする状況に持ち込まれるのは不味い。
(俺も、まだまだ甘いみたいだな……)
少しばかり持っていた自信も、もう役には立たない。
二人がかりでこの有様では、いつか全員を同時に愛することは本当にできないだろう。
この緩く甘い奉仕も悪くはないが、この後を考えるとまだ余力を残しておきたい。
「……シア」
「はい? っあ!?」
だからこそ、迷いは無かった。
片手はティアに備え、もう一方の手を素早く背後のシアへと回してみせる。
「ん、んんぅ……!?」
背後を取り、胸が惜し潰れる程の密着状態……
先程はいきなり胸を弄られるティアの姿を見て少し震えたものだが、シアには余裕があった。
これだけくっついていれば、同じ手で奉仕を妨害されることはない。
逞しい背中に潰されているだけでも気持ちがいいのは隠せないが、すぐには達しない筈……そう考えていた。
事実アベルといえど、この状態で胸への愛撫を強行するということは難しい。シアの考えは間違ってはいない。
「や、あ、あぁぁ!? だ、だめぇぇぇ〜!?」
「何が駄目なんだ? シアも奉仕が止まっているということは……気持ちいいんだろう?」
意地悪いアベルの言葉に、シアの顔が染まり上がる。
アベルの片手は、シアの尻肉を揉みしだくと同時に指先が穴に埋まっていた。
- 843 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:27:54.90 ID:/6KcqEhQ0
- 「あっ、ふぁ……はぅぅ……」
胸とは違った心地よい柔らかさの尻が、ゆっくりと愛撫される。
深い挿入はないが、尻穴をつぷつぷと刺激されるだけでシアの身体は悶え跳ねた。
意識がそちらに集中してしまい、気がつけば手の動きも止まってしまう。
「……そう言えば、以前こんなことを言ったな」
「ん、ふっ……んぅぅ……?」
「カイン兄様をはぐらかす為だったが――後ろの穴に挿入したと」
「〜〜っ!?」
思い出し、そして顔は見えずともきっと小さく笑っているだろうアベルの顔を考え、シアがぴくりと反応する。
そして無意識のうちに肛門もきゅっと閉まったことをアベルは見逃さない。
「俺も経験が無いわけではない。シアが望むなら、嘘を真実にしてしまうことも吝かではないんだがな?」
くつくつと笑いながらも、尻を穿つ指を休めることはない。
入口周りと浅い部分だけだが、それでも男の指が抜き差しされ、時には折り曲げられる。
既に一般的な聖職者の道からは踏み外してしまった自覚があるシアも、この提案は素直には受けられない。
「だ、だめですぅ……このうえ、お尻までだなんてぇ……」
ふるふると首を振る代わりに、頬がアベルの背中に擦り付けられる。
背中越しに感じる精一杯の抗議に、アベルは薄く笑うと指を引き抜いた。
素質はありそうだと思うが、無理強いはしたくない。
「ん、んあぁん……♪」
「くく、そう言う割には、随分と艶っぽい声だが?」
「も、もぉ〜! こうなったのも全部、アベルさんの責任なんですからねぇ〜!?」
しかし言葉でいぢめることは忘れずに、同時にアベルはひっそりとシアの手を後ろに下げておく。
一度小休止を挟まなければ、昂ぶった自分の下半身はすぐに暴発することだろう。
このままシアを側面に戻し、胸を愛撫して主導権を取り戻せば――
「アベル様のいぢわる……」
「な、ティア!?」
そう考えた矢先、アベルの股座には少しだけ唇を尖らせたティアがいた。
予想していたよりも、随分と速い復活だ。
慌てて再びティアへの愛撫を再開しようとするが、今度は彼女の方が一手早かった。
「え、えぇいっ!」
「ぬおぉっ!?」
揉み潰されるよりも速く、ティアは身体ごと前へと踏み入る。
そしてアベルの腕を払いどけるや、着実に限界の迫っているアベルの肉棒をその豊満な果実で挟みこんでみせた。
- 844 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:30:09.75 ID:/6KcqEhQ0
-
極上の柔らかな感触が押しつけられ、それだけで達してしまいそうになるのをアベルは必死に耐える。
先程の仕返しのつもりなのか、ティアは己の胸を両手で押し潰し、より強く挟み込んで射精を狙う。
そして奉仕を続けながら、光の宿った青い瞳はアベルではなくその後ろのシアを見ていた。
「わ、私一人では駄目かもしれないので、シアさんも……!」
何を、とまでは口にしなかったがそれだけでシアも頷いてみせた。
まさかの事態にアベルが制止をかける前に想像もつかない機敏さでシアもアベルの正面に回り込む。
その顔は相変わらず恥ずかしそうであるが、どこか悪戯めいた笑顔でもあった。
「アベルさ〜ん? あんまりいぢわるばかりすると……私達だって、怒るんですよ〜?」
その口ぶりに怒りの感情は見えないが、彼女もティアに並ぶようにアベルの股の間に身をおさめる。
機能していないも同然の紐をずらせば、固く尖った乳首と共に豊満な胸が改めて大きく震えた。
「っ……」
思わずアベルも生唾を呑みこむ。
自分が知る少女達の中でも、最大級の大きさを誇る二人が惜しげも無く胸を曝け出しているのだ。
育てる、弄りやすいといった面から小ぶりな胸が好みのアベルではあるが、決して豊乳に魅力を感じないわけでもない。
目の前で揺れていれば当然弄り倒したくなるし、柔らかな感触もいつまでも楽しんでいられる。
「それじゃあ、私も失礼しますね〜?」
よいしょと、シアも自身の胸を持ち上げながらアベルににじり寄る。
これから何が起きるかなど、三人ともがわかっていた。
ティアはすすっとお互いが動きやすいように位置を変え、シアを迎え入れる。
シアもそれを受け、ちょうどティアと対面になるような位置に移動する。
これは不味いとアベルの脳も警鐘を鳴らすが、視界から飛び込んでくる光景に目を奪われ反応が鈍る。
経験豊富なアベルも、この光景は初めてのこと。
甲乙つけがたい特大の柔肉が眼前にあり、それは彼女達の呼吸だけでも上下して男を誘惑する。
そして。
「「んしょ……」」
「っぉ……!」
息の合った動きで、左右から挟み込むと同時に肉の布団でアベルのモノを擦り上げた。
特大の果実で包み込まれてなお埋まりきらず、時折先端を覗かせる姿に、二人の聖女は頬を染めつつも目を輝かせる。
ああ、なんて逞しいのだろう。
これがこの後、自分達の中に出たり入ったりするのだと思うと、身震いが止まらない。
この後も可愛がってもらう為……
そして、たまにはいぢわるの仕返しもしてみたいと、二人は容赦なくアベルを責めたてる。
(こんな駄肉でも、アベル様に悦んで頂けるなら……悪くないかも♪)
口で咥えていた時以上の反応に気を良くして、ティアは胸の動きをさらに速めていく。
嫌いでしかなかったこの大きな胸も、今ばかりは感謝の感情しか湧いてこなかった。
(……もっと甘いものを食べたら、もっと大きくなって悦んで貰えるのでしょうか〜?)
そしてそれは、シアも同じく。
二人は実にうっとりとした表情で共同奉仕を続けていく。
- 845 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:30:48.84 ID:/6KcqEhQ0
- 「くっ、はあぁ……!」
「アベル様、いかがですか……?」
「痛かったりしたら、言ってくださいね〜?」
上目遣いで極上の快楽を与えてくる二人の聖女。
しかしそれに文字通りに挟まれているアベルにとっては、堪ったものではなかった。
荒い息しか吐き出せず、二人の問いにも満足に答えてやることもできない。
責め手だった筈が、少しでも気を抜けば立場が入れ替わる。
いやただ入れ替わっただけではない。与えられる快楽に何も考えられなくなるなど、敗れているも同然だ。
「あ、アベル様今震えた? ここが良いのですか?」
「それとも、こっちですか〜?」
目敏く弱いところを見つけ出すと、ティアは嬉しげにそこを責めたてる。
圧倒的な包容力と柔らかさだけでなく、谷間から顔を覗かせる先端にも躊躇いなく口付けを落とす。
そして間髪入れずにシアの舌も伸ばされる。
時折四つの固い蕾もこすりつけられ、種類の違う波状攻撃はいとも容易くアベルの忍耐力を削り取った。
「あむっ」
「う、ぐ、おおおおおぉぉぉぉぉぉ……!?」
「ん、んむぅぅ!?」
幾度目かの刺激で、実にあっさりとアベルは谷間とティアの口の中で弾けた。
不甲斐ないという気持ちが湧くが、それさえもすぐさま新たな快楽で塗り潰される。
「んぐ、ん、んむ……!」
苦しげな表情は一瞬のこと。
吐き出された濃い精液を口内で受け止めたティアはすぐさま全てを吸い上げようという姿勢を見せる。
射精中の新たな刺激に、アベルの腰は震える。
それでもティアは止まらない。決して美味でもなければ飲みやすいものでもないそれを、最後の一滴まで求める。
「けほっ……! あ……!」
しかし、望んだことが必ずしも実現できるわけでもない。
精液を飲み下すのに手こずり、口の中の精液量が限界を迎えた時ついに口を離してしまう。
必然的に口から溢れ零れ落ちる白濁した粘液。
そして吸われていた勢いそのままに、まだ飛び散る残滓が彼女の顔を穢してみせた。
「あ、ああぁ……」
穢されながら、彼女は飲み切れなかった後悔と、染め上げられる被虐の悦びの狭間で震えていた。
その姿は実に淫らで、そそるものがあった。
節操がないという自覚はあったが……
アベル自身の意思とは無関係に吐き出したばかりのそこは早くも硬さを取り戻しつつあった。
これで次になんとか挽回するしかないかと、アベルは動き出そうとする。
- 846 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:32:21.65 ID:/6KcqEhQ0
- 「す、凄いです〜……それじゃあ、次は私の番ですね……?」
「んおぉっ!?」
しかし、呼吸を整えるよりもはやく今度はシアが先端を咥えこんだ。
相変わらず乳圧による快楽に加え、射精直後の先端を舌先でくすぐられて耐えられよう筈もない。
「ま、待てシア……! まだ……!」
「やぁですよぉ〜? わ、私だって、その……」
ごにょごにょと口籠ってしまうが、それを誤魔化すように再び吸い付く。
その姿と与えてくる刺激に、もはやアベルに体裁を保っている余裕は微塵も残ってはいない。
されるがままに震え、柔らかな胸の感触に溺れ、滑らかな舌先に悦ぶばかり。
「待ってくださいシアさん、私まだ、ちゃんとご奉仕できてないです……!」
そこに、染められた顔もそのままにティアも入り込んできた。
先程飲みきれなかったのが悔しいのか、より強く胸で圧迫して快楽を与えてくる。
「ティ、ティアさんはさっきやったじゃないですか〜!? 次は私ですよ〜!」
それに負けじとシアもぐいと胸をさらに寄せ上げ、アベルを刺激していく。
受けてティアもさらにさらに激しさを増して。
どこか張り合っているようにすら見える光景に、アベルの思考は放棄寸前までに追い込まれる。
これは天国か地獄か?
愛しい聖女達が、自分を求めて股座で可愛らしい勝負をしているのだ。
狙っているのが自分の精液などでなければ、なんと微笑ましく嬉しい光景だったことだろう。
耐えなければと思ってはいるのだが、射精直後の敏感な状態であること……
そして、挟みもたらされる快楽があまりにも大きすぎた。
「ん、んぐぅぅぅぅぅ〜〜〜っ!?」
再び呆気なく、今度はシアの口の中で果ててしまう。
涙目で口をもごもごとさせているシアが気がかりではあるが、それを羨ましげに見つめるティアの姿が映った。
言葉には出さないが、舌先をのぞかせているのは分け与えてくれという合図なのだろうか?
しかしシアは表情を歪めたまま首を横に振り、ゆっくりゆっくりと喉を鳴らしていく。
「んっ……! んん……! ん……んあぁ……」
「大丈夫かシア……?」
なんとか飲み干した様子だが、まだ苦しいのか問いには首を縦に振るだけにとどまった。
ティア程には精飲が向いているとは言いにくいようだ。
いや、ティアが天賦の才を持ってしまっていただけなのかもしれないと彼女の方を見れば、目が合った。
――次は、また私にお恵みを――
言葉は無くとも、彼女が次を望んでいること。
そして今度こそ飲んでしっかりとした奉仕をするのだという気概を感じ取れた。
彼女は思わぬところで行動力を見せるということは知っていたが……
流石にこれ以上は身が持たない――アベルは身の危険を感じていた。
- 847 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:32:49.58 ID:/6KcqEhQ0
- このまま推移すると、口淫だけでお互いが飲んだ飲まないで幾戦か勃発する。
果たして自分は耐えきれるのか、見栄を張らずに薬に手を出しておけばよかったか?
二度に渡る射精で思考の一部が掻き混ぜられている状況でも、アベルは必死に考えた。
(――いや、二人が本当に望んでいることを為すまでは、このまま倒れるわけにはいかん!)
溺れてしまいたい共同奉仕。
しかしそういうわけにはいかないと、アベルは己を奮い立たせる。
程なくしてティアがまた吸いついてくることだろう。
それでは泥沼だ。
一対一ならおそらくは勝てるだろうが、それでは意味が無い。
二人同時に相手にして満足させてやれてこそ、この夜に意味はある。
(――形振りを構っている暇はないな)
結論は、実に迅速に導き出された。
少し手荒かもしれないが、この二人ならそれを受け止めてくれそうだとも思えたのだ。
考えをまとめたアベルは、行動も素早かった。
「アベル様、次は――ふぁあああっ!?」
「ティアさ――んああぅっ!?」
二人の聖女が次の奉仕を始めるよりもはやく、両の手は愛液の源泉を無遠慮に蹂躙していた。
少し乱暴に突き入れられ、ばらばらに動かされる指はぐちゅぐちゅと今日一番の淫らな水音を部屋中に響き渡らせる。
「――随分と、好き放題にしてくれるじゃないか二人とも?」
寝台から降り、彼女達と目線を合わせ、低く冷たい声を出しつつも笑ってやる。
身震いする様も気にすることなく、蠢かせる指を止めることも無い。
濃紫の眼に魅入られ動けなくなった二人は蕩けた息とくぐもった嬌声しか出さなくなっていた。
これでもかと掻き回された秘所から溢れ出る水音は、昂ぶっていた二人の熱を現実へと引き戻す。
制止を振り切って大胆な真似をしてしまった恥ずかしさと相まって、己が淫乱な聖女だと咎められているようにすら思う。
今更はしたない声を抑えたところで、新たに溢れ出る蜜の前には何もかも無意味なのだが。
「さっきの言葉を返すなら、俺でも怒ることはあるし――容赦をしなくなる時だってあるんだぞ?」
「「んうっぅ!?」」
二人同時に、蜜穴からじゅぽりと指が引き抜かれる。
それだけで二人ともががくがくと震えて淫らに揺れた。
軽く達したのかくたりと力を失った身体は、必然的にアベルが受け止める格好となった。
「――覚悟はいいか?」
二人を両腕を広げて抱き止めながら、耳元で囁く。
それはこれまでに聞いた、どんなアベルの声よりも酷く冷たく――魅力的に聞こえた。
「「は、はい……♪」」
二人の聖女は、それを揃って悦びとして受け入れる。
- 848 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:33:29.65 ID:/6KcqEhQ0
- 怖い……その感情が無いと言えば嘘になる。
だが今は自分は一人では無い。二人いれば奉仕もしやすいし、耐えることもできる。
仮に組み伏せられたとしても、一方を相手にしている最中にもう一方は少しは休める。
だからこそ、これからもたらされるであろう快楽を、全力で受け止めようと聖女達は決心する。
両腕を広げての抱擁が、とても心地よい。
ここから、どういう扱いを受けるのか――
「「……え?」」
仲良く受け入れた二人は、仲良く困惑した声をあげた。
いつの間にか、自分達の両腕が後ろに回されている。
それだけならまだいいのだが、どうにも動かせない。
強めに動かそうとすれば、何かが食いこんでくる。
「こ、これは……」
「二人とも、男に抱きしめられたからといって――簡単に気を許すとそうなるぞ?」
シアはその正体に感づき口にしようとするが、そこに冷たいアベルの声が割って入ってくる。
彼は二人を抱きしめると同時に二人を後ろ手で縛っていたのだ。
「や……!? これ、荒縄ですか!?」
「いつの間に、いえ、そもそもどこから……!?」
「縄は二人の趣味嗜好に合わせて元から寝台の下に用意してあった。
その束縛は、暗黒街では割とよくある手だ。俺もされたことがあるし、仕返したこともある」
淡々と告げられる言葉に、二人の背筋が震えあがる。
何でもないと言った様子ではあるが、まるで気がつくことができなかった。
もし、本当に彼が悪しき心の持ち主だったらと思うと、震えずにはいられない。
「さて……本番といこうか」
その言葉で、聖女達はさらに震えがる。
未だに何が起きたのか理解しきれず、頭は混乱したまま。
激しい愛撫で身体の力は抜け、手は荒縄で封縛された。
困惑、恐怖……そして淫靡な期待を寄せる様な、混ぜこぜの感情のまま喉を鳴らすことしかできない。
「まずは、シア」
「ひゃあぁ!?」
そして間髪を入れずに、縛られたままのシアが抱き抱えられる。
これはこれで恥ずかしいけどいいかも、そう彼女が思った頃にはすぐに寝台の中央に仰向けで寝かされていた。
少しだけ頬を膨らませて細やかな抗議をしてみるが、次の瞬間にはティアも抱き抱えられている。
なんだただ寝台に移動させただけかと思えば……
「え?」
「きゃっ!?」
シアは、己の上が塞がれたのがわかった。
てっきり隣に寝かされでもするだろうと思ったティアが――『うつ伏せ』の格好でシアの上に被せられたのだ。
然程重くないとはいえ、腕を縛られティアが折り重なっていてはシアは思うように動けない。
逆にティアもうつ伏せで手を縛られていては思うように動けないし、何よりも背後にはアベルがいるのだ。
動けるわけがない。
- 849 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:35:16.34 ID:/6KcqEhQ0
- 「いい格好だぞ二人とも?」
折り重なる聖女の脚を掴み、互いに負担の少ない位置に導いてやるが、優しさはそこまで。
アベルはそのまま脚を割り開いて、聖女二人が互いの蜜を混じらせながら股を濡らしあう様をじっくりと観察し始めた。
「いや、いやあぁ……恥ずかしい……!」
「そんなにじっくり、みないでくださいぃぃ……!」
完全に予想だにしていなかった展開に、二人は涙を浮かべながら恥ずかしがる。
「「んっ!?」」
そして身悶えすれば、お互いの身体が擦り付けられあって互いの新たな刺激となる。
既にここまで昂ぶり続けてきた身体にとっては、この程度の刺激も大きなものだ。
それで悶えれば、同じことの繰り返し。傍から見れば、男を誘うように揺れ動いているように見えなくもない。
見えずとも、アベルの顔がどんどんと迫っていることが二人にはわかった。
吐息が触れるだけで、全身にぞくりと痺れるような感覚が訪れる。
「「ふあ、ああああぁぁぁぁあぁぁぁ!?」」
そして同時に舌で舐めあげられた瞬間、重なりあった身体は見事に捩りあった。
周りをなぞり焦らすようにしたかと思えば、躊躇いなく秘裂を割り開いて蜜が掬い上げられる。
かと思えば膨らんだ肉豆も嬲られ、軽く歯を立てられもする。
「「ああんっ!? だめ、だめですってばああぁぁぁぁ!?」」
悶える聖女達の声が重なった。
羞恥心はとっくに限界を迎え、しかしそれでも身体の奥底はずっと待ち焦がれている。
彼女達は、涙目で訴えかける。
「……そろそろいくぞ、二人とも」
そして今度は焦らされることもなく、望み通りに肉棒は二人の蕩けきった泉へとあてがわれた。
互いの身体を愛液でどろどろに濡らし絡み合う聖女の痴態に、アベルの余裕も無いに等しい。
だからこそ彼は、まとめて相手をする道を選んだ。
「「ん゛ん゛っ!?」」
ぐじゅりと、二人の重なり合った貝の狭間にアベルの凶悪な剣が刺し込まれる。
挿入されていないというのに、重なり擦れあっていた身体にさらに強く硬く擦ってくる存在が現れたとあっては、
感じる快楽もこれまでの比ではない。
脳を焼き切られてしまうのではないかと思う程の、焦熱の快楽。
「っぁ……! もう、もう我慢できません……! アベル様の逞しいおちんちん、私の膣内に挿れてくださぁい!」
そして、先に決壊したのはティアの方であった。
彼女は何もかもを投げ捨て、懇願する。
真下の憧れの人や神に聖王、あらゆる人から見放されても構わないという想いがあった。
――それでもこの人だけは、きっと自分を見てくれるのだから。
- 850 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:36:30.34 ID:/6KcqEhQ0
- 「っ、ならば、まずはお前からだティア!」
「んぐ、んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
そしてそれを受け、アベルも狭間から抜き取るや否や容赦なく深々とティアの身体を刺し貫いた。
今の彼女はうつ伏せの格好、縛られ後ろから容赦なく突かれるその様は家畜同然と言われても不思議ではない。
それでも、間近でその顔を見ていたシアは思わず羨望の感情を向けてしまっていた。
――ああ、なんて淫らでそして幸せに蕩けた顔なのだろう?
縛られた状態でも快楽から大きく仰け反り嬌声をあげるティア。
彼女が動けばシアの刺激となるが、これに腰を動かすアベルの動きが加わればそれもシアへと伝わっていく。
「だ、めぇ……! ティアさん、動かないでぇぇ……!」
言っても無駄だということはわかっていても、言いたくなる。
寵愛を受け、どろどろに蕩けた彼女の顔を見つめながら。
無遠慮に奥底までを突き上げられ、女の悦びを芯まで刻みこまれる衝撃のおこぼれを感じながら。
はやく私にもと切なくひくつかせても触れて貰えず、手を縛られていては自分で慰めることもできない。
「……アベルさん、いぢわるしないでぇ〜……!」
あまりにも酷すぎるお預けに、シアの声は半泣きとなっていた。
「ふっ!」
「はっ、へぇ……? は、はああぁぁぁぁぁぁぅぅぅぅん!?」
そしてそんな顔を見せられたアベルは、大きく腰を引いたかと思えば今度はシアを一息で貫いた。
待ち焦がれていたものを最奥まで一気に叩きつけられ、泣き顔はあっという間に堕ちたものへと変わっていく。
「あんっ……! ひどい、アベル様、まだぁ……!」
そうしているうちに、今度は途中で抜かれてしまったティアが切なげに催促をする。
シアが悶える刺激でやはり快楽は感じているようだが、身体の中が満たされなければ意味がない。
「……んちゅ、ん!」
「ひゃいっ!? やっ……ティアさん……!? そこ、あっ、舐めないでぇ!?」
より長く挿れてもらうにはどうしたらいいか。
それを考えた彼女が導き出した答えはどうやら先にシアが達することらしい。
突かれる悦びで震えるシアの首筋に舌を這わせ、予想外の快楽を与えて彼女の限界を誘う。
「……そう急くなティア。すぐに、挿れてやるっ!」
「あ、あああぁぁぁぁぁぁぁんっ!?」
予想外の光景を少し眺めていたいとも思ったアベルだが、より欲求が強そうなティアを再び貫いてやる。
程なくしてシアがまた切なそうな顔をすれば、また入れ替えて。
聖女の食べ比べは、幾度となく繰り返される……
……
――
- 851 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:38:46.08 ID:/6KcqEhQ0
- ……
「あっ、あっ、あああああ――――ッ♪」
幾度目かの交わいの中で、ティアの膣内にアベルの精液が吐き出される。
体格で勝る彼に覆い被さるようにされ、気がつけば下のシアから脚を絡められている。
どう足掻いても逃げ場の無い、上から子宮に叩きつけるように吐き出される男の欲望。
太く大きい彼の逸物は子宮の口もこじ開け、奥底を満たす様に射精を続けていた。
戦争の中で、聖国の治療師にはこうして凌辱された者も少なからず存在している。
「んああぁぁぁぁ♪ きてる、きてるのぉ♪ 今、私のなかにぜったいアベルしゃまのあかちゃんできちゃったああぁぁぁぁ♪」
しかしティアは心底嬉しそうに、それを受け止めて全身で喜びを表現していた。
体力は使い果たし、もう限界の筈なのに、嬌声と共に悶える彼女を、シアは羨ましそうに見つめる。
赤ちゃん。愛する人の子供。
最初はそれほど望んでいなかった筈だが、周りが幸せそうになっていくのを見ると……
つい自分もと思ってしまうのは、人間の性なのだろうか?
「あ、アベル、さん……私も、もっとください……♪」
「ああ、勿論だシア!」
「んう、んううぅぅぅぅぅぅぅ―――♪」
普段よりもより濃い、三人分のむせ返るような愛と欲望の臭い。
濃密過ぎるそれは、どれだけ理性的な人間であっても抗うことはできない。
二人ともやり過ぎた程に愛したのだ。それでもアベルは当初の目的を見失い、止まれないでいた。
それは縋りつくような聖女達も同じこと。
離れたくない。いつまでもこうしていたい。
退廃的な、聖職者が持つべきではない感情。
「ぐっ……出すぞ、シアの膣内にも……!」
「はい……! 出して、私も、アベルさんの赤ちゃ―――んんんんんぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪」
しかし、彼女達は敬愛する神の教えの一つを反芻していた。
――そこに愛があればいい。
ああ、ならば何も問題ない。
今このひと時は間違いなく愛で溢れているのだから。
きっと神もお許しになることだろう。
それなら――もっともっと、乱れてしまってもいいのだろうか?
「はぁ……はぁ……アベルひゃまぁ、もっとぉ……♪」
「わたしも、おねがいしますぅ〜……♪」
幸せに蕩けきる聖女達の顔を見れば、まだまだ皇子の欲望も燃え上がる。
「――今日は眠れないと思え」
「「〜〜〜〜ッ♪」」
重ね合わせた聖女達の左右から手を入れ、至高の柔らかさの中に埋める。
そしてその中から紅く染まった蕾を探り当て、四つをまとめて擦りあげてやる。
それだけで呂律も怪しくなっていた二人の身体は跳ね上がり、再び準備が整い始める。
神聖にして淫らな営みは、聖女が完全に力尽きるまで繰り返されたという……
……
――
- 852 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/23(水) 23:45:32.42 ID:/6KcqEhQ0
- 聖女パート投下終了です
状況的に10月半ばまで更新不安定になる可能性が高いですが、エンディングまでは必ず行くことは誓います
残り僅かですが、お付き合い頂ける方は最後までよろしくお願い致します
この後はやりとり→マックス判定→パトラパートの予定ですが、
(かなり)以前にお伝えした通り、パトラパートの展開等を一応募集しておきます
必ずその通りにできる保証が全くないのが申し訳ないですが(白目)
なお現時点での展開は『パトラ、疲れ気味のアベルにマッサージ』→『色々あってむらむら』→『アベルからお返しマッサージ』→『アベルスイッチ』
になっています
それではまた後日
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/23(水) 23:47:30.39 ID:3RFaaoPw0
- 久しぶりに乙です!
続きが読めて良かった良かった!
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 00:24:36.05 ID:QcB1jSus0
- 乙です
待った甲斐があった……素晴らしいです
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 02:36:18.85 ID:7meAGT63O
- 久しぶりすぎて忘れてた…
時間あったら読み直そうかな
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 07:11:55.90 ID:RcwwLxES0
- 調合師にあわせてみる
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 07:20:52.69 ID:RcwwLxES0
- 誤爆すまん
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 09:25:02.17 ID:isuR5ZXrO
- おつおつ これは時間かかっても仕方ない、素晴らしかった
パトラパートの案としては、この後のマックス判定でアベルやパトラにバレる&(パトラ偶数ゾロ目とかで荒ぶって『よくやり遂げましたマックス!』みたいにはっちゃけない限りは)婚前に孕ませたということでパトラによるマックス折檻を前提として
アベルをマッサージで癒す→『マックスにはああ言ったものの、内心キアラを羨ましく思っている自分がいる』と孕ませ要求→しっぽりとイチャラブ
でどうだろ?
アーシャ(ペットプレイ)・シスターズ(SM)と来てさらにロウル(クンカクンカ)が控えているわけだからここらで真っ当なイチャラブを挟みたい
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 13:16:34.03 ID:ugFTskzHO
- おつおつ!やっぱりシスターはエロい生きものだって改めてわかるな…
そしてシアティアの百合もありだと思い(ry
>>858
エリス「私純愛ラブじゃないんですか!?」
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 13:34:35.78 ID:6/VN5Y8a0
- 復活本当に待ってました
今回のパートもエロくて最高でした
パトラパートについては>>858でも書かれてるようにキアラ妊娠の報告を聞いて、羨ましさからの焼きもちとか先を越されてしまった焦りとかで積極的に妊娠しようと頑張るシーンで
(残りレス数も少なくなって書き込み控えようかとも悩んでいましたが、いっそ次スレを建てても歓迎します
余ったスペースは気が向いたときにアベルたちや子供世代の後日談等のオマケを投稿する場とか次回作のキャラ案や世界設定を投げたり議論する場として利用したりとか)
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 14:25:10.43 ID:E/HjYFTBO
- パトラは年上で真面目だけどどこか抜けてるって感じだし
仕事や執務も気を抜いちゃ駄目ですよとアベルの意識を整えてあげつつも
マッサージの中でやっぱ自分も遅れたくないって気持ちが
そもそも自身一度は没落した貴族なことのコンプレックスと合わさってぐるぐるして
貴族の仕事は世継ぎを残すことなのでアベルさん真剣に励みましょうという感じ?
二人とも酒いけるしその力借りたりあるいはこいつらに限って優勢劣勢判定取りながら……とか
- 862 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/24(木) 23:30:27.40 ID:yFmhGSiD0
- こんばんはー
短いですが、判定取得部分まで進めておきます
- 863 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/24(木) 23:30:54.23 ID:yFmhGSiD0
- ――――
―――
――
―
……
ティア「あ……あ……♪」ドロドロ…
シア「だ、大丈夫ですかティアさん〜?」ヨロヨロ…
アベル「シア以上にねだってきたからなぁ……」フラ…
アベル「流石に、俺も少し休みたい……」
シア「もう朝ですよ〜……?」
シア「本当に寝かしてくれないだなんて、いぢわるです〜……」
アベル「――だが、それを二人とも望んでいたんだろう?」クイ
シア「あ……///」カアァァ…
シア「は、恥ずかしいので黙秘です〜……///」
アベル「今更だと思うがなぁ……」
アベル「まずシアの場合、あの水着を称する紐はなんだ?」
シア「あ、あれはですね〜!?」アセアセ
アベル「……できるなら、俺の前以外ではあまり大胆な格好はしてくれるなよ?」
シア「は、はい! もちろんですよ〜!」
シア「とりあえず、あれはまたしばらく封印して……あれ?」カクン…
シア「た、立てない……」プルプル…
アベル「……すまない。やはり無理をさせすぎたか」
シア「気持ち良すぎて、夜の間は平気だったんですけど〜……///」
シア「私でこれだと、ティアさんもきっと辛いかも〜」
ティア「あ……/// アベルしゃまのあかちゃん……///」
シア「……これは、皆さんにも言い逃れできないですね〜……」
アベル「……だな」ハァ…
- 864 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/24(木) 23:32:21.38 ID:yFmhGSiD0
- アベル「しかし、求めてくれるのは男としては嬉しいが……」
アベル「昨夜は二人とも、随分と積極的だったな?」
シア「だ、だって〜……///」
シア「エリスさんにアーシャさん、あんなに幸せそうだったんですよ〜?」
ティア「あかちゃん、ほしぃぃ……///」ムニャ…
アベル「……///」
シア「それにルーシェさんとヒバリさんもしっかりとなさっていたようですし〜」
シア「その上キアラちゃんも妊娠してただなんて知ってしまったら――」
アベル「……なんだって?」
シア「あ」
アベル「今、とんでもないことを聞かされた気がするんだが……?」
シア「と、とにかくティアさんも私もアベルさんの赤ちゃんが――」
グチュリ!
シア「んあああぁぁぁ!?///」ビクン!
アベル「シア、正直に話さないと……」グチュグチュ…!
シア「あ、あっ♪ そん、な……また……///」
アベル「今後はシアだけ手のみで――」
シア「話しますからお慈悲を〜!?///」
……
――
- 865 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/24(木) 23:33:05.33 ID:yFmhGSiD0
- ――
……
【帝国・王城】
マックス「」ガタガタガタガタ!
キアラ「え、えっと……」オロオロ…
ギルバート「……」
フローレン「……」
ノワール「……」
アドルラン「その、だな……」
アベル「……」チラ…
パトラ「……」
ローズ「……」
マックス「」
おまけ特殊判定
↓1〜3コンマ二桁
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:34:43.63 ID:2BuqqUFX0
- あ
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:34:54.30 ID:vGo2uZaDO
- はい
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:35:02.95 ID:RcwwLxES0
- あ
- 869 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/09/24(木) 23:46:26.08 ID:yFmhGSiD0
-
キアラの妊娠に対する一部の人々の反応(前回のアドルラン補正あり)
ローズのみ保護者補正−30
1アベル
85>63(思うところはあるが、俺は人のことを言う資格が無い……)
※基準値を下回った為お咎め無し!
2ローズ
55>30(天使も大人になってしまったのネ……)
※基準値を下回った為お咎め無し!
3パトラ
95(マックス、一から叩きなおしますか……?)>85
※基準値を上回った為お咎め決定!
※しかしアドルラン+アベル+ローズの三連援護には勝てません
――
判定公表した辺りで今日はここまで
ローズ以外は大丈夫かと思えばまさかのローズクリアからのパトラ基準値超えってマックス……
主だった面々(+ギルバート)に容認された為、マックスはそこまで酷い目には遭いませんが、
これによりちょっとだけイベントも起きます
……しっかり描写いれとこうと思うとこのスレ内で収まるかすごく不安になってきました(白目)
最悪>>860さんのようなスレの使い方をしてしまう羽目になるかも……
本日もありがとうございました!
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:48:52.91 ID:RcwwLxES0
- 乙
マックス、ごめん………
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/24(木) 23:52:29.30 ID:vGo2uZaDO
- 乙です
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 00:05:16.68 ID:yTWRC334O
- 乙!
まさかのローズさんが一番寛容とは
>>870
いやむしろこの後のパトラさんの快楽堕ち考えたら引き合いに出せる最高のコンマだぞ
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 00:24:18.77 ID:W/5Scaz/0
- パトラは引っ込みつかなくなったところでフィーア辺りに
「パトラさんも兄さまの奥さんなんですから兄さまの子ども産むんですよね」とか
爆弾投げられて動作停止しそう
- 874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 08:44:50.94 ID:i3jLT6Lz0
- a
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 10:11:49.22 ID:VOIqRF9JO
- 三連援護を絡めると個人的には
『マックスのキアラ様への想いは誠実であることは認めましょう』
↓
『ですがそれを踏まえると、マックスには速やかにキアラ様に相応しい者に成長してもらう必要がありますね?』(折檻開始)
な感じがする
- 876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 13:21:49.97 ID:B3E8geWMO
- >>875
折檻はアベルとアドルランが
「こいつ咎めるなら先に俺らを」ってなっちゃうからね
パトラさんはスカーレット将軍の支援もあると良さそうかな
「シアさんとティアさんの二人がかりで無理なんで何かアイディアを」的な
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/25(金) 17:05:52.07 ID:ZXsjnfNJ0
- むしろ父親になるのだから、キアラを安心させる意味でも堂々としてればいいのにこんなに震えて情けないという意味で怒りそう
(それはギルバート・フローレン・ノワールの役割っぽいけど)
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 15:07:14.61 ID:kSZ1mAFTO
- そういやマックスはまだクラウス・スカーレット・マックス家への報告残ってるんだよね
- 879 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:50:13.03 ID:4HSXd1eQ0
- こんばんはー
更新が飛び飛びで申し訳ないですが、とりあえずパトラ導入少し前までの判定まで進めたいと思います
- 880 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:50:39.48 ID:4HSXd1eQ0
- ――
ローズ「…………」フゥ…
マックス「」ビックン!
ローズ「天使も、完全に大人になってしまったのネ……」
マックス「え?」
ローズ「そう怯えないの。あなた達の仲は、もう認めた筈ヨ?」
ローズ「確かに、あまりにも早すぎるって思いが全くないわけでもないのだけど……」
ローズ「……それを言うと、ここにいる若干名の方も問い詰める必要があるしネ」
ローズ「これが、どこぞの男の手によるものだったらもう、地の果てまで追いかけてぶちのめしてる」
ローズ「でも、あなた達はお互いを想って……つい昂ぶってしまった、そういうことなのよネ?」
キアラ「あ、あぅ……///」
マックス「その……///」
ローズ「……それなら、アタシがとやかく言う権利はないワ」
ローズ「でも、どうかこれだけは約束して頂戴?」
ローズ「――お互いと、そして子供は何があっても大切にすること。わかったわネ?」
マックス&キアラ「「は、はい!」」
ローズ「……いい返事ヨ」ニコリ
ローズ「それじゃあ、アタシは先に退散させてもらうわネ?」タタタ…
バタン…
<ウオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォン! オヴ、オヴゥゥゥゥォォォォ……!
<ローズサン!シッカリ!
<オケショウガイッシュンデクズレタ!?
一同((やっぱり無理はしていたんだな……))
マックス(ローズさん……その約束は、絶対に違えません!)グッ!
キアラ(今のうちから、赤ちゃんの為の勉強も始めないと……!)グッ!
- 881 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:51:10.60 ID:4HSXd1eQ0
- アベル「……やはり、ローズさんは大人だな」フゥ…
マックス「ア、アベル皇子……」ブル…
アベル「まあ、確かに俺も最初聞いた時には驚いたよ……」
アベル「ローズさんと同じくだが、相手次第では確実に俺も斬り捨てていたと思う」
アベル「だが、マックス。お前は俺達と一緒に苦難を乗り越えた仲間の一人だ」
アベル「確かに調子のいい面もあるが、根は真面目な男だということは俺もわかっているさ」
マックス「アベル皇子……」ジーン…!
アベル「大方、膣内に出す前に引き抜けば大丈夫とか短慮なことをしたんだろう? それは無意味だからな」
マックス「!?」ドキィ!
ノワール「ええ。とはいえ、それは多分キアラも知っていたのではないですか?」
キアラ「!?///」ドキィ!
マックス「えっ!?///」
アベル「はぁ……キアラも心のどこかで望んでいたということなら、俺ももう何も言えん」
アベル「……そもそも、俺にマックスを責めることは不可能なんだがな」
アドルラン「はははは! そうだな、私も責める気は毛頭ないが不可能な立場だなぁ」
マックス「え? え?」
アベル「……婚前、という問題は確かにあるんだがな」
アベル「…………エリスはキアラよりも年下と言えばわかるだろうマックス?」
マックス「あ、あぁー……」
ノワール「本当にこの子はもう……」
ノワール(……でも、孫が沢山見れそうなのはちょっと楽しみです)ソワ…
アドルラン「ルーシェもキアラとそう変わらない歳だからなぁ」
アドルラン(猫のように甘えてくるルーシェに我慢ができず私も理性を飛ばしたからな……)
アドルラン(二人の夜を聞く無粋な真似はできないが、きっとマックス君も似た状況だったのだろう)
アベル「そういうわけだマックス。斬り捨てることはしないが……」
アドルラン「男として、責任はとらないといけないからな?」
マックス「も、勿論です!」ビシ!
- 882 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:51:43.52 ID:4HSXd1eQ0
- マックス「……でも正直、殺されると思っていました」ブル…
アドルラン「ん?」
マックス「アベル皇子の言う通り、俺とキアラちゃんはまだ正式な式を挙げていない。それなのに……」
ギルバート「……恥ずることはない、マックスよ」ズン…!
マックス「!?」ドキィ!
ギルバート「我が実力主義の名の元に帝国を治めていたことは理解しておろう?」
マックス「は、はい」
ギルバート「……アベルとエリスの式には参列したが、それは強者たるアベル達の望みであったからだ」
ギルバート「我が敗れる以前は……挙式前からの子供なぞよくあること。そもそも挙式せぬことも多々あった」
マックス「……え?」
ギルバート「――欲しい女があれば、己が力で手に入れるのだっ!!!」クワッ!
マックス「結婚も実力主義!?」
フローレン「そうよぉ? 相当力の差を見せつけてやらないと大変なんだからぁ」
フローレン「貴族達は建て前や損得で動くからまだ温いけどぉ……」
フローレン「たとえば兵士達の結婚とかは特に荒れるわぁ。文字通りの略奪婚よぉ?」
フローレン「男から花嫁奪って勝ったと思ったら、その花嫁に殺されることも……」
マックス「」ガタガタ!
フローレン「ちなみに私とギルバートはしっかり式を挙げたし、とっても平穏なものだったわぁ。当たり前だけどねぇ?」
ギルバート「誰か一人ぐらいは乗り込んでくるかと期待したのだがな」
フローレン「まあ私にはギルバート以外の男なんて考えられないから、ぜぇったい略奪婚は無理でしょうけどねぇ……」
ギルバート「近年ではこの傾向も減ってきてな。不甲斐ない者が増えたものだと思ったが……」
ギルバート「――形こそ違うが、お前のキアラをなんとしてでも自分のものにしたいという強き意志は感じたぞ」
マックス「」
- 883 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:52:50.78 ID:4HSXd1eQ0
- ギルバート「キアラもあの魔力であれば、並大抵の男は捻り潰せるであろう」
フローレン「そもそも結界張って挿入できないようにしてやるって手もあるしねぇ……」
ギルバート「キアラがそれをしなかったということは、お前は強者として認められたのだマックスよ」
キアラ「お、お父様? マックスさんが弱い強いとかじゃなくて、私は……///」
ギルバート「絶対に手に入れたいモノの為に練磨する……それに相応しくなるまで己を鍛える」
ギルバート「これが出来る者は、紛れも無く強者よ。我の拳にも怯まなかった点も評価できるがな……」クク
マックス「あ、ありがとうございます……」
ギルバート「だが、婚前の子程度で狼狽えるな。己は帝国皇女を孕ませた強者なのだと誇るがいい!」
マックス「」
フローレン「そうよぉ? 上手くいけばアベルのとこより先に産まれるかもしれないし……」
フローレン「皇族で一番最初に子供作ったとかアベルの自慢を封じられそうねぇ。キアラもよくやったわぁ」
キアラ「お、お母様、私そんなつもりじゃ!?///」
ノワール「フローレン……」ハァ…
アベル「俺もそんな自慢はしませんよ……」
フローレン「なによぉ? それじゃああの人に認められたエリスを孕ませてやったぞって自慢かしらぁ?」
ノワール「フローレン。前にも言いましたけど、子供ができるというのはそういう問題ではなくですね……」
ノワール「それとマックス君? ギルバートの理論は極端だけれど、私も覚悟と誇りは持つべきだと思いますよ?」
ノワール「――自分が親になるのだという、次代の命を育んでいく覚悟と誇りをね」
マックス「覚悟と、誇り……」
ギルバート「……ふむ、見どころはあるがまだ青くもあるか」
ギルバート「ならば仕方がない。一つ教えてやろう」ガシ!
マックス「うぇっ!?」メキメキ…!
ギルバート「我も、妻がいる状態でノワールの痴態に歯止めが効かなくなり一夜にして孕ませた過去がある。気にすることはないのだ」
ギルバート「そう、ただの一夜のつもりがあやつの普段決して出さぬ声と揺れ動く――」
ノワール「ギルバートオオォォォォォォォォォォォ!!!///」ヒュオオオオォォォォォォォ!
ギルバート「ぐああああああぁぁぁぁぁぁ!?」パキパキ…!
フローレン「あなたぁぁぁぁぁ!? 色々な意味でおのれノワールウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」ギリギリギリ!
一同「「」」
……
――
- 884 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:53:24.83 ID:4HSXd1eQ0
- ――
……
アベル「……文字通り嵐が去って行きましたね」
アドルラン「う、うむ……///」
マックス「」
アドルラン「はは、私も色々と驚いたがしっかりしたまえマックス君」ユサユサ
マックス「――はっ!?」
アベル「もう嵐は収まったぞ。あまり聞きたくない内容だったのはわかるがな……」
アドルラン「とにかく、だ。私やアベルは勿論、父上も母上も君とキアラの子を否定はしていない」
アベル「年齢の問題は先に言ったが、婚前というのも確かに帝国では珍しくはなかったんだ」
アベル「……式後に、というのはあくまで俺個人の考えだからな」
アベル「俺も一歩間違えば、戦中にエリス達を孕ませていたかもしれんしな……」
アドルラン「うむ。結局のところは、当人達の考えが一番大切だ」
マックス「……」
キアラ「……」
アベル「さて、二人とも。改めて問う必要もないとは思うんだが」
アドルラン「一応、聞いておこうか」
アベル「母上も言っていたが――覚悟はあるな?」
マックス「……はい!」コクリ!
キアラ「私も……!」コクリ!
アドルラン「うむ! ならば良し! 呼びつけて悪かったな!」
アベル「……お前達なら、大丈夫だろう」
キアラ「アベル兄様……」
アドルラン「ははは! むしろ覚悟を決めなければいけないのは我々も同じことだからな!」
アベル「そういうことだ。しっかりと前を見て進め、二人とも」
マックス&キアラ「「はい!!!」」
アベル「……そういうことだ。いい加減、何か喋ったらどうだパトラ?」
パトラ「…………」
マックス「パトラ将軍……」
キアラ「パトラさん……」
- 885 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:54:02.04 ID:4HSXd1eQ0
- パトラ「…………」
パトラ「……」ハァ…
パトラ「キアラさんのご両親にご兄弟に保護者、そしてご本人が認められているなら……」
パトラ「私にも、何も言えるわけがないじゃないですか……」ヤレヤレ…
マックス「パトラ将軍――」
パトラ「でもっ! 王国騎士マックスに対して王国将パトラとしてもの申すっ!!!」クワッ!
一同「「!?」ビクッ!
パトラ「マックスあなたねぇ!? 仮に、仮にキアラ皇女の方からお誘いがあったのだとしても!」
パトラ「そこはぐっと堪えなさい!? 前から言っているけど、あなたは少し欲が表に出過ぎなの!」
マックス「すみませんでしたぁ!?」ドゲザァ!
パトラ「それも違うっ! 額を床に擦り付けても、もうあなたがキアラ皇女を妊娠させて父親になる事実は変わらないの!」
パトラ「あなた、この事の重大さをちゃんと理解できていますか!?」
マックス「はい! 絶対にキアラ皇女と産まれてくる子は幸せにしますっ!」ビシ!
パトラ「んん、それはいい返事なのだけれども!」
パトラ「ああ、もう! ギルバートさん達が少しずれているせいで別の問題に気がついていないのね!?」
アベル「べ、別の問題?」
パトラ「アベルさんまで……」ハァ…
パトラ「いいですか? 確かにキアラ皇女のご両親達には認められて、あなたも覚悟はある。それはいいでしょう」
パトラ「でも、それは少なからず私達と彼らに面識と理解があるからです。マックスの在り方を知っているからです」
アドルラン「うむ。マックス君ならキアラを任せても大丈夫だと思うが……」
パトラ「――王国の無名騎士が帝国皇女を婚前に妊娠させた。これ、王国側で流れたらとんでもないですよ?」
アベル「」
アドルラン「」
マックス「」
キアラ「」
- 886 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:55:01.15 ID:4HSXd1eQ0
- パトラ「……私も口に出して寒気がしてきました」ブル…
パトラ「実際は、もう誰もが認めてしまい問題ないことなのかもしれません」
パトラ「でもマックスを知らない人からすれば、さっき私が言った言葉通りなんです」
パトラ「あなたがもう王国で並ぶものがいない程の将にまで成長していても、それはまだ私達や騎士団の仲間しか知らないの」
パトラ「陛下にわざわざ、弁明させるつもりですか? この騎士はもう立派な将だから問題ないと」
マックス「そ、それは……」
パトラ「まあそもそも、どんな立派な騎士の肩書を持っていてもいきなり皇女を妊娠させるのが不味いでしょうけど……」
アベル「待てパトラ。それなら俺も……」
パトラ「残念ですけど、アベルさんとマックスでは事情は大きく異なります」フルフル
パトラ「アベルさんはそもそも皇子ですし、王国でもかつての四天の撃破等で英雄視されています」
パトラ「対してマックスは、どれだけ頑張っていても現時点ではまだよくてアベル皇子の部下の一人、そう認識されるでしょう」
パトラ「この子がどれだけ努力を重ね、死線を潜り抜けてきたかはまだ表に出ていない。当然、キアラさんとのなれ初めもです」
パトラ「もし、陛下以外……私やアベルさんがこれは問題ないことなのだと説明しても難しいでしょう」
パトラ「むしろ下手に弁明すれば、邪推されかねません。事実は違っても、無名騎士と皇女はあまりにも不釣り合いなのです」
マックス「……」
キアラ「……」
パトラ「何か帝国の弱みを握った、或いは逆に王国が取り込まれるかもしれない。帝国の罠なのか」
パトラ「婚前の皇女を妊娠させるなんて常識外れ過ぎる。国王や将の任命責任なのではないか……誰がどう言われるかもわからない」
パトラ「……そしてそれは、生まれてくる子にまでつきまとうかもしれない」
マックス「!!」
パトラ「腐敗貴族……いえ、あえてここでは人間というけれど。その醜さや陰湿さはあなたもよく知っているでしょうマックス?」
マックス「はい……」
キアラ「……」
パトラ「……」
パトラ「……私も、あなたとキアラさんの仲を裂きたいわけじゃないの」
パトラ「本当なら、素直におめでとうと言ってあげたいの……」
- 887 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:55:41.56 ID:4HSXd1eQ0
- パトラ「でも、それでも。お互いの立場を考えて、どうか一歩踏み止まって欲しかった」
パトラ「普段のあなたなら、きっとぎりぎり頑張れたとは思うのだけれど」
キアラ「マ、マックスさんは悪くないんです! 私が……!」
マックス「違う! 俺が……!」
パトラ「……」フゥ…
パトラ「さっきも言いましたけど、もう事実は変わらないんです」
パトラ「それなのにぐちぐちとごめんなさい。でも、改めてマックスにはちゃんと理解して欲しかったから」
パトラ「……さて!」パン!
一同「「!?」」
パトラ「お説教はここまでにしておきましょう。事実は変わらない以上、ここからどうするかが大事ですからね」
マックス「パ、パトラ将軍……?」
パトラ「さっき挙げた問題は、大半がマックスが無名扱いされる点と婚前妊娠という点にあるわ」
パトラ「つまりこれさえ解消すれば……今度こそ、あなた達を邪魔する者は誰もいなくなります!」
マックス「ど、どうやって!?」
パトラ「幸いにも、まだキアラさんの妊娠を知る者は少ないですからね」
パトラ「強引な手ではありますけど――今から筋を通してしまえばいいんですよ」
キアラ「?」
パトラ「――まずマックス、近いうちにあなたのご両親、陛下にも正直に報告すること!」
パトラ「――そしてキアラさんが大変かもしれないけど、生まれる前にすぐに挙式しなさい!」
マックス「」
キアラ「」
- 888 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:56:53.21 ID:4HSXd1eQ0
- パトラ「またそんな顔をしないの! アベル皇子とアドルラン皇子もよろしいですか?」
アドルラン「うむ、そうだね……確かに我々も認識が甘かったやもしれん」
アベル「あのドレスも圧迫感があるからな。お腹の子のことを考えると迅速に動かざるをえんな……」
アベル(……俺も用意を急ごう)
マックス「ま、待ってくださいパトラ将軍!? その、俺の実績とかの問題は――」
アドルラン「いや、そちらの問題は楽に片付くと思うぞ?」
アドルラン「なにしろ私達と共に父上と戦った勇敢な騎士だからな!」
アドルラン「それに、以前の暗将ルーシオの件もある。帝国から正式に君が皇女を守り抜いたことに対する謝状も贈るべきかな?」
アベル「だとすれば、ヘリング司教の一件も使えるでしょう。マックスがキアラを救ったのは間違いない事実だからな」
パトラ「騎士団の方にも、天使襲撃の際にあなたが頑張っていたことをそれとなく広めさせた方がいいかしら?」
マックス「ちょ、ちょ、ちょ!? いくらなんでも――」
パトラ「……安心なさいマックス。私は嘘の情報なんて絶対に流さないから」
アドルラン「君がキアラを守り抜いてくれたことに感謝している気持ちも、勿論本当さ」
アベル「あの日、お前は燃え盛る街で天使にも怯まず騎士として動いていた。それを否定することは誰であれ俺が許さん」
パトラ「――もっと堂々と胸を張りなさいマックス。あなたは、少し急いてしまっただけ」
パトラ「――皇女様と結ばれたって不思議ではない、立派な実績はもう持っているんだからね?」
マックス「お、俺……」
ピト…
マックス「え、キアラちゃん!?」
キアラ「……私がマックスさんのことが大好きだという気持ちにも、偽りはありません///」
キアラ「お腹の子のことも。だから……///」
マックス「あ……///」デレ…
アベル「……本当に、お前が俺の部隊の一員でよかったよ」
アベル「お前以外がそんな顔をしていたら、考えるより先にやっぱり叩き斬っていたかもしれん」グググ!
マックス「ひぇっ!?」
アドルラン「はははは! まあ落ち着けアベル!」ガシ!
パトラ「うーん……先程ギルバートさんと同意見になってしまうかもしれませんけど、もう少しこの子は自信を身につけるべきかも?」
パトラ「王国騎士はいつでも毅然とした態度で物事に取り組むのです。となると……」
パトラ「――皇女様との色に溺れてしまった心身を今一度鍛え直してあげる必要もありそうですね!」ジャキン!
アドルラン「鍛錬なら、私もご一緒させてもらおうかな!」
アベル「……俺も手を貸そう」
マックス「!?」
マックス(いや、でも……キアラちゃんに、俺の子に誇って貰えるような父親になるには……!)
マックス「――お願いします!!!」バッ!
……
――
- 889 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:57:43.69 ID:4HSXd1eQ0
- ――
【帝国・鍛錬場】
アドルラン「はっはっは! いい動きだぞマックス君!」ブオン!
マックス「重っ!? でもまだまだぁ!」ギャリィン!
キアラ「だ、大丈夫かなマックスさん」ハラハラ…
アベル「アドルラン兄様も鍛錬に熱が入ると周りが見えなくなるからな」
アベル「だがマックスも十分に強くなった。心配する必要はないだろう」
アベル「むしろキアラ、俺はお前の方が心配だぞ? 身体は大丈夫なのか?」
キアラ「はい、今のところはまだ実感もないんですけど……」
パトラ「無理は禁物ですよ。エリスさんと同じく、今の内からしっかりと身体を休めておかないと」
キアラ「そう、ですね。色々と準備も必要でしょうし」
アベル「俺もこの鍛錬が終われば手伝――」
パトラ「アベルさんはまず、シアさんとティアさんの方に戻ってあげてください」ハァ…
パトラ「あえて何も言いませんけれど、あの様子ではとてもお仕事は無理です」
アベル「……」ダラダラ…
パトラ「先程は公務で来られなかったカイン皇子に諸々の報告は私がしておきますから」
パトラ「あの様子だと、マックスの鍛え直しはまだまだアドルラン皇子がなさってくださいそうですしね」
アベル「すまないな、パトラ……」
パトラ「いえ」
キアラ「カイン兄様は、認めてくれるかな……」ドキドキ
パトラ「恐らくは大丈夫だと思いますよ。仮に否定されたとしても……」
キアラ「はい。私の口で、兄様を説得してみようと思います!」
パトラ(……)
……
――
- 890 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:58:29.50 ID:4HSXd1eQ0
- ――
……
【帝国・執務室】
カイン「ははーん、そういうことかい……」
カイン「しかしまさか君の口からこんな報告を受けるとは予想外だよ」
パトラ「それは、どういう意味です?」
カイン「君はどちらかと言うと外を警邏しているイメージが強いからねぇ」
カイン「てっきりアーシャかシア辺りが来るかと思ったけど……」
パトラ「生憎と、エリスさんをはじめアーシャさんとシアさん、それにティアさんも今はちょっと……」
パトラ「ロウルさんもお忙しい状態ですので、代理で私が」
カイン「ふぅん……」
パトラ「しかし、流石カイン皇子と言うべきでしょうか。凄く落ち着いていらっしゃいますね?」
カイン「ふん、僕を誰だと思っているんだい?」
カイン「昔の僕ならともかく、今の僕ならキアラの妊娠程度じゃあもう驚かないよ」
カイン「マックスの奴が欲望に正直だってのは、前の温泉で察してたし」
パトラ「そうですか……」
パトラ「――ところで、何故先程からエメリナさんは一言も発さずにカイン皇子の膝の上なのですか?」
エメリナ「!?」ドキィ!
カイン「べ、別にいいだろう彼女をどうしようが僕の自由だぞ!?」アセアセ
パトラ「……そうですね。失礼致しました。それでは、私はこれで」スタスタ…
カイン「……あ、危なかった。エメリナ、流石に執務室でしようとするのは不味かったと思うよ……」ドキドキ…
エメリナ「で、でも……/// 予定よりも早く終わって、二人きりの場所になったんだと思うと……///」
カイン「やれやれ……彼女がしっかりノックをする人間でよかったよ本当」ハァ…
カイン「しかしまさか、キアラがねぇ……」
エメリナ「驚きました……」
カイン「僕はいつ自分が下半身丸出しなのがばれるかと冷や冷やして、それどころじゃなかったけど……」
カイン「改めて考えると、なんかマックスに負けた感じがして悔しいかもしれないなぁ」
エメリナ「……///」クイクイ
カイン「ん?」
エメリナ「――わ、私はいつでも準備はできていますよ?///」クパァ…
カイン「エメリナ……///」
……
――
- 891 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/01(木) 23:59:42.84 ID:4HSXd1eQ0
- ――
……
パトラ「……」カツカツ…
パトラ(多分……ですが。あのお二人も恐らくは……)
パトラ(なんだか少し、いやらしい臭いもしましたし……///)
パトラ(皇族という地位、年齢を考えれば……世継ぎを積極的に作ることは当たり前なのかもしれない)
パトラ(それでも、まさかマックスがキアラさんを……)
パトラ(……あの子も私にとって義弟になるのよね)
パトラ(私もいつか、アベルさんと……)
パトラ(……)
パトラ(いけない、もっとしっかり自分を保たないと)
パトラ(マックスにはかなりきつく言っちゃったし、私もしっかりと踏み止まらないと!)グッ!
パトラ(シアさんははぐらかしていましたけど、ティアさんはうっとりと赤ちゃんの名前を考えていましたからね……)
パトラ(おそらくは、そういうことでしょうし、こちらも覚悟を決める必要はあるでしょう)
パトラ(そうなるとアベルさんの部隊で動けるのは私とロウルさんのみ……)
パトラ(仕事の穴埋めをしっかりとしなければならないという意味でも、私は自分をしっかりと律さないと)
パトラ「……」
パトラ「――……妊娠中はできませんし、その間アベルさんをずっと我慢させるのも……」ボソリ…
パトラ「――っ!?///」カアァァ!
パトラ「いけない、しっかりしなさいパトラ!?」パン!
パトラ「……」
パトラ(……エリスさん達は勿論、今朝のシアさん達も……幸せそうだったな……)
おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁
――
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/01(木) 23:59:52.12 ID:XyB/88v30
- あ
- 893 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/02(金) 00:07:08.02 ID:aQqSNdPn0
- ――
パトラさーん!(白目)
清廉な騎士パトラの屈強な理性
15>12
※基準値を下回った為、理性の敗北!
※アベルからのお誘いではなく、パトラの積極性に変化します
※この後マッサージ中に色々昂ぶってしまいそうです
判定を取った辺りで今日はここま……なんかこのスレ15パーセント確率をよくぶちぬかれている気がします(白目)
マックスにああは言ったけど、周りの様子とかで我慢しきれずに……な流れかな?
なお王国への報告はパトラパート後となります
本日もありがとうございました!
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 00:08:09.15 ID:aTsLbvCQ0
- 乙
コンマ君はある意味仕事する
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 00:21:50.37 ID:S62BCwAKO
- エリス:純愛……なんだけど初めてなのにお尻完全開発されました
アーシャ:露出ペットプレイ
シスターズ:説明不要
ロウル:クンカクンカ確定
パトラ:理性敗北(←NEW!!)
コンマさんから『純愛はさせるけど純粋な甘々イチャラブなどさせるものか』という鉄の意志が伝わってくる
- 896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 01:02:27.09 ID:ckLxKUUWO
- 確かに普通に考えると皇女を下っ端が孕ませるとか国際問題だよな……
しかし話が進む度におめでた産休組が増えていくのか
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 01:10:34.08 ID:p7OoEgDG0
- 乙です
めっちゃ時間かかっただけあって読みごたえも整合性も素晴らしかった
と思った矢先に良いこと言ってたパトラさんが欲望に負けるとか笑うわこんなん
- 898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 06:34:36.39 ID:y3Pm6+l60
- 乙
純粋な甘々イチャラブはマックス・キアラ担当だから…(震え声)
しかし>>745の描写を見た時は、この時に膣内射精してしまってキアラ妊娠したと思ったけど、>>881見ていると一応この時も外に出していたのか
- 899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 08:35:48.17 ID:dknS+HUDO
- 乙です
個人的に前回気になる所で終わったから更新楽しみにしてたけど良かった
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/02(金) 09:22:02.35 ID:GLx3EzLJ0
- 乙でした
パトラさんの理性敗北もインパクトあるが、いやお兄ちゃんなにやってんの?www
- 901 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/06(火) 00:10:09.54 ID:+BZV2HV60
- こんばんはー
パトラパート用意までまたお時間を頂きますが、
その直前までを投下しておきます
おまけ判定一つありです
- 902 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/06(火) 00:10:55.85 ID:+BZV2HV60
- ――
パトラ「……」
パトラ「…………」
パトラ「………………///」
パトラ「――っ!?///」カアァァ!
パトラ「い、いけないっ! 何を考えているの私は!?///」ブンブン!
パトラ「貴族は節度も守るもの! こんな体たらく、許されない……!」
パトラ「そう、落ち着くのよパトラ……」スーハー…
パトラ「マックスにあれだけ言ってしまった私が模範をしめさなくてどうするの!」パン!
パトラ「私は誇りある王国騎士にして貴族! いつ如何なる時もそれを忘れては駄目……!」
パトラ「そう、冷静に考えれば今は一番気を引き締めないといけない時……」
パトラ「帝国三皇子のご結婚、新しい帝国の夜明けを感じさせる祝祭……」
パトラ「だからこそ、狙われないとも限らない。それこそかつての実力主義派の転覆の危険性がある筈です」
パトラ「皇子達は勿論、エリスさん達が戦えない今は確実に防衛力が下がっている」
パトラ「可能性は低くとも、万が一にも備えてこそ。私だけはきっちりと自分を律し、皆さまをお守りしなくては!」グッ!
パトラ「――エリスさん達が復帰したら、大丈夫かな……///」ボソリ…
パトラ「――って、だから私は一体なにをぉぉぉっ!?///」ブンブン!
パトラ「煩悩退散! すぐに鍛錬してこの邪念を払わないと……!」
……
――
- 903 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/06(火) 00:11:22.82 ID:+BZV2HV60
- ――
……数日後……
ロウル「うーん、わかってはいましたけど……」
ロウル「エリスさんとアーシャさんだけでなく、シアさんとティアさんも安静にしておいた方がいいですねぇ」
ロウル「特にティアさんはまだ歩きにくそうですし」
アベル「……う、うむ」ダラダラ
パトラ「アーシャさんは大丈夫って言っていたけど、彼女もつい無理をしかねませんからね」
パトラ「もうしばらくは私とロウルさんで仕事をしておこうと思います」
ロウル「キアラ様も大変ですけど、あちらはフィーア様とローズさん達がついていますからねぇ」
ロウル「あとは肝心のマックスさんですけど……」チラ…
マックス「」チーン
ロウル「……相当に扱かれたみたいですね」
アベル「マックス自身も望んだことだったんだが……」
パトラ「流石に私とアベルさん、それにアドルラン皇子に連日鍛錬漬けにされた疲れが出てしまいましたね……」
ロウル「流石に今日はお休みした方がいいですって……要安静者一名追加っと」
アベル「そうだな。この後のこともあるし、マックスの気持ちは十分に伝わった」
アベル「あちらへの報告が満足に行えるよう、しっかり休んでもらおう」
パトラ「しかし、気がつけばアベルさんの部隊で自由に動ける人も残り僅かです」
パトラ「ここは私が――」
ロウル「――ああ、パトラさんも今日はゆっくりしていて大丈夫ですよ?」
パトラ「え?」
- 904 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/06(火) 00:11:56.96 ID:+BZV2HV60
- ロウル「斥候部隊の皆さんも動いていますし、今日は処理する書類も少ないですしねぇ」
ロウル「パトラさんも働き詰めでは疲れちゃうでしょう?」
パトラ「そ、それはロウルさんもでしょう? ロウルさんこそ今日はお休みに……」
ロウル「……」
ベーコンエッグ「……」テーン!
焼きたてパン「……」テーン!
新鮮野菜「……」テーン!
温かいスープ「……」テーン!
ロウル「……アーシャさん達と比べると簡素な朝食で申し訳ないと思いますけども」
ロウル「昼食や夕食の用意と、ああ後買い出しやお掃除もお願いすることになっちゃいますよ?」
パトラ「……お掃除だけしておきます」ショボン…
ロウル「あはは、まあそんなに落ち込まないでくださいよパトラさん」
ロウル「私だって程々に作れるんですから。いつか上達しますって!」
アベル「そうだな。失敗を恐れずに、何度も挑んでは改善していけばいい」
アベル「確かアーシャの話では、少々火力が強すぎるんだったか?」
パトラ「は、はい……」
パトラ「料理は火力と、スカーレット将軍のお話にあったのに……!」
ロウル「……あの人の話を全て正面から受け止めるのは危ないと思いますよ?」
パトラ「――でも、実際にスカーレット将軍のお料理は超火力なのに美味しいそうなんですよぉっ!?」
アベル「あ、あぁー……そういえば、あの人意外にもチョコレートは美味かったな……」
ロウル「ふざけている時と真面目な時がありますし、料理もそういうことなのでしょうか?」
アベル「謎だな……」
パトラ(うぅ、このままでは私だけ子供に手料理を振舞えない……こ、子供っ!?///)
パトラ「うあああああぁぁぁぁぁぁ!?///」
アベル「落ち着けパトラ!?」
ロウル「大丈夫、大丈夫ですって!?」
……
――
- 905 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/06(火) 00:12:31.19 ID:+BZV2HV60
- ――
……
パトラ「……はぁ。結局ロウルさんに任せてしまうことに」ガクリ…
アベル「何故か俺まで休むように言われてしまったぞ……」
パトラ「それはロウルさんが正しいですよ」
パトラ「アベルさんもマックスとの鍛錬でお疲れでしょうし」
パトラ「――ここ数日、随分と夜に頑張られたようですからね?///」マッカ!
アベル「ん゛んっ……!」ゴホンゴホン!
パトラ「疎い私ですらわかってしまう程なのですから、相当だと思いますよ?」
アベル「い、いや俺は……」
アベル「……否定は、できないな……」
パトラ「まったく。マックスとは立場が違うとはいえ、あなたも少しは節度を心がけてくださいよ?」
パトラ「あなたが体力自慢なのは知っていますけど、どれだけ強い人にも休息は必要です」
パトラ「それに、エリスさんの中に宿っている新しい命……父親になる覚悟だけでなく、立ち振る舞いも大切ですからね」
パトラ「子供には強く逞しく、そして頼れる親の姿をみせてあげたいじゃないですか?」
パトラ「立派な両親がいるということは、その子の大きな支えにもなるんですから」
アベル「そう、だな……」
パトラ「ええ、そうです!」フンス!
パトラ「だから今日はアベルさんもお休みです。ゆっくりと身体を休めることも仕事だと思って!」
パトラ「……あ」
アベル「どうしたパトラ?」
パトラ「私もお休みなら、折角だから……」
……
――
- 906 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/06(火) 00:13:05.78 ID:+BZV2HV60
- ――
【アベルの私室】
アベル「本当にいいのかパトラ?」ゴロン…
パトラ「ええ。ただ寝るだけよりも、マッサージを加えた方がいいんじゃないかなって」
パトラ「まあ、私も大した腕ではありませんし、最近やってなかったから鈍っているかもですけどね」
アベル「いや、以前のパトラのマッサージはなかなかよかったぞ?」
アベル「……迷惑でなければ、頼めるか?」
パトラ「お任せください。それでは、やっぱり一番負担が来ているであろう場所を」
グリッ!
アベル「おっ!?」
パトラ「駄目ですよー? まだ若いのに腰を痛め続けるお父さんだなんて」グッ…! グッ…!
アベル「っぉ……!」
パトラ「あ、そうそう。勉学に励まれるのも素晴らしいですけど、アベルさんは時々背中が丸くなっていますよ?」
パトラ「読み進めているうちにのめりこんでしまうというのは、気持ちがわかりますけど、ね!」グイ!
アベル「ぜ、善処する……!」
パトラ「思った通り、身体はだいぶお疲れのようで……」
アベル「め、面目ない……」
パトラ(……でも、この硬さは疲労のせいだけじゃない)
パトラ(……鍛え抜かれた男性の、アベルさんの身体……)ゴクリ…
パトラ(……)
おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁
- 907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 00:13:16.81 ID:HKctZUeK0
- あ
- 908 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/10/06(火) 00:18:55.98 ID:+BZV2HV60
- 理性敗北パトラ、羞恥心の方は?
81(わ、私なにをして……!? でも止まれない……///)
※色々せめぎ合っているようですが、理性は敗けています
※高い羞恥心の為、勢いで妙なことまではしないようです
――
判定を取った辺りで今日はここまで
更新不安定ですが、またしばらくお時間頂戴したいと思います
この値だと少し落ち着いた一夜の感じかな……?
本日もありがとうございました!
- 909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 00:20:09.62 ID:HKctZUeK0
- 乙乙
- 910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 00:30:52.93 ID:T/95T6bQ0
- 乙
パトラさんって夜の方は
やべープレイや性欲フェスティバルな他の嫁達を何とか撃退したアベルを
真っ当なプレイとお姉さん的な立場で癒してくれそうなポジションになってそう
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 14:04:57.42 ID:Y6qYKYmfO
- パトラさんは子供の教育厳しそうにみえて意外と甘いイメージあるなぁ。アーシャが順当にしっかりしてそう
まあ共通の父親であるアベルが一番甘そうだけど
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/27(火) 07:21:27.60 ID:UHuozDvXO
- 忙しいのか、シスターズ以上に難航してるっぽいな……ただそろそろインフルも来はじめるから少し心配
- 913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/31(土) 00:31:07.97 ID:R/FfoI4KO
- 信じて待ってます
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/09(月) 00:01:12.89 ID:WcNpyqoNO
- 今までのペースだと1ヶ月空くのはかなり心配になるな……
生存報告あると安心出来るんだが……
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 00:24:11.45 ID:fd3XPHL60
- いつまでも待ってる
- 916 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/08(火) 00:23:22.68 ID:Z8EWAb8r0
- 報告も無くこれほど長く音信不通にしてしまい、誠に申し訳ございません……
なんとか戻ってこれましたので、リハビリしつつ来週には再開できればと思います
ほとんど人も残られていないとは思いますが、もし残られている方は、今しばらくお付き合いお願い致します
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/08(火) 00:27:51.19 ID:J39afw2p0
- キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
生きていてよかった
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/08(火) 00:42:27.93 ID:4b9Ee38B0
- 待ってました!!
- 919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/08(火) 00:47:39.74 ID:HPv8cJz10
- 無事で良かった
二ヶ月がエターラインだから生存報告だけでもしにきてくれると嬉しいです
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/08(火) 11:25:01.23 ID:2Wz8C1vLO
- とんでもねぇ、待ってたんだ(歓喜)
- 921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/08(火) 14:19:15.43 ID:lDLIcqTu0
- 待っていたぜぇ、この時をよぉ!
でも無理はしないでね
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/08(火) 17:54:35.51 ID:F+NWaT/DO
- ずっと待ってました
無理しないで作者のペースで構いません
- 923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/08(火) 22:53:59.97 ID:v185XEVGO
- いやホンマご無事で何より
落ち着かれたらぜひ再開してくだされ
- 924 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/20(日) 23:54:49.03 ID:qNg44Dj90
- 申し訳ありません、諸事情でさらに立て込み投下遅れそうです……
今年のうちには投下できるかと思いますが、重ねて申し訳ありません
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/21(月) 06:50:24.25 ID:dtQV/aOdO
- 年末は忙しいししゃーない
気長に待ってるから無理はしないで
- 926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/21(月) 07:09:56.52 ID:PKsGXXkk0
- 生存報告乙です
無理なさらずに
- 927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/29(火) 18:08:04.43 ID:mvPZlT0lO
- 無理のない程度で頑張ってね。
- 928 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:46:06.71 ID:JWft5Wlx0
- こんばんはー
私事でとんでもなく間が空いてしまいましたが、パトラパートを投下していきたいと思います
- 929 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:47:03.23 ID:JWft5Wlx0
- 「……」
悟られぬように、女騎士は小さく喉を鳴らす。
既に突きつけられたことではあるが、自分は浅ましい女だと自嘲したくなった。
騎士として。貴族として。
口癖のようにそう言い続け、誇れる部下にもきついことを言ってしまったというのに。
自分も所詮、愛してしまった男の前では一人の女に過ぎないのかと痛感した。
「本当に、硬いですね」
「そ、そうか」
ぐいと指を押し込めば、みっしりと繊維の詰まった感触が返ってくる。
鍛え抜かれた男の肉体。
時に自分を抱きしめ、屈服させてしまう強い雄の身体。
服越しに触れているだけだというのに、身体の奥底が熱くなってしまうのは何故なのか。
「……これは、思ったよりも強敵かもしれませんね」
「――上を、脱いでいただいてもよろしいですか?」
気がつけば、パトラの口からはするりとその言葉が出ていた。
普通のマッサージであれば、服を着たままでもできはするのだが、
脱がなければ満足にできないマッサージというものも勿論存在する。
「こんなこともあろうかと、いい香油を用意しておいたんです」
なんでそんな物を用意していたのか。問い詰められても問題はない。
香油は身嗜みで使うこともあるし、湯に混ぜることもある。
木の実や花々、混ぜ込むものにより心を落ち着かせたり、身体を柔らかくしたりと効果も様々だ。
決して、いかがわしい目的の為に用意したわけではない。
「ほら、香りもいいでしょう? これでアベルさんの身体もしっかり解してさしあげますからね」
少しだけとろりとした香油を指に垂らしてみる。
微量でありながらも、それは非常に滑りが強いものであると誰でもわかるだろう。
服を着ていては、確かにこれは使えない。
「すまないな。少し、待ってくれ」
衣擦れの音の後、アベルの上半身が晒される。
傷痕の多い、戦士の身体だ。
「その……失礼、します」
断りをいれてから、アベルに跨る格好となる。
騎馬騎士団を率いるパトラからすれば、こういった格好になることは珍しいことではない。
しかし今跨っているのは馬では無く、幾度か肌を重ねた帝国の皇子だ。
「っ……」
完全に意識しないということは、できない。
それでも努めて冷静に、施術を続けていく。
- 930 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:48:00.63 ID:JWft5Wlx0
- 「やはり、お疲れのようで。どうですか?」
「んっ……気持ち、いいぞ」
香油を纏った指が、ぬるりと広い背中全体に這わされる。
日常ではなかなか経験することのできない、不思議な体験。
皇族ではあるが、所謂貴族の生活を過ごしてきたわけではないアベルは勿論のこと、
貴族ではあるが、騎士として実直に励んでいたパトラも手慣れているわけではない。
(香油を使うだけで、こんなにも変わるものなのね……)
仄かに香る花の匂いに混じり、男の臭いまでもが鼻腔を刺激する。
触れて撫でまわす指先は、男の逞しさをより一層感じてしまう。
これは不味いと、騎士の理性が訴えかける。
「さ、さあ。腕も解していきますね?」
「わかった」
逃げるように、背中から腕へ。
片腕ずつを持ち上げ、最初は優しく。
そして徐々に力を込めて扱いてやれば、こちらも疲労の様子が感じ取れた。
「まあ、腕まで? どれだけ身体を酷使なさっているのかしらねアベルさんは?」
「むう、少しの書類作業でがたつくほどやわでは、っ、ないつもりだったんだがな」
探りながら時折強めに押せば、押し殺してはいるが隠しきれていない声が漏れる。
存外にこの皇子の全身は疲労が溜まっているのは間違いないようだ。
でもそれは、本当に常日頃の激務からくるものだけなのか?
……考えるまでもない。
ここ連日の部隊の様子を見ていれば『夜』に何が行われているかは明らかだ。
昔ならばともかく、今は真っ当な知識を得てしまった。
深紅の令嬢の部屋に招かれた新兵が、翌朝には枯木のようになっていた意味も、今なら理解できてしまう。
(何を考えているの、パトラ)
邪念、それもとびきりのものが理性を侵食していく。
振り払おうと、今やるべきことに集中しようとすれば、それさえも裏目になってしまう。
神経を集中させた指先は、彼の腕の逞しさをより強く意識させる。
ああ、この腕で彼は剣を振るい、多くの少女達を抱きしめてきたのだ。
――自分も、そのなかの一人だ。
国王に忠誠を誓った身でありながら、あろうことか横恋慕をしてしまった。
抱いてはいけない想いだと自制していたというのに、この皇子は複数人に手を出していて。
歯止めが効かなくなり、自分も想いを打ち明けてしまい……そして、堕とされた。
初めてだったのに。つい最近まで、ろくに正しい性知識もなかったというのに。
自分の方が、年上だったというのに。
安易に色欲に負けてはならない。それは正しい騎士の姿ではない。
それでも、受け入れて貰えた。
どうしようもない程に嬉しかったことを、今でも鮮明に思い出せる。
- 931 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:48:39.58 ID:JWft5Wlx0
-
(私は……)
だからと言って、自分は騎士を辞めたわけでもない。
当然だ。自分は国王に槍を捧げたのだ。
清廉な先祖の誇り、正しい貴族としての務めも果たさねばならない。
(私は、皆とは違う……)
いくら皇子に抱かれた女の一人だとはいえ、彼女達と釣り合うこともない。
メイドの少女は幼少期から共に在り続け、彼をずっと支え続けてきた子だ。
敬い愛した人の為にはあらゆる努力を怠らず、そして人一倍に心が広い。
軍師の学友は様々なことに精通し、貴族としての教養も備えている。
彼の為にと、彼女が今も新たな知識を得続けていることを知っている。
狼耳の弓兵も幼少期から彼を支え続け、今では副官の地位にある。
軽口の裏には確かな信頼があり、彼女と話している彼は実に愉しそうだ。
いつも穏やかな聖女は、彼に初めて協力してくれた異国の者。
その場にいるだけで空気を和ませてしまいそうな彼女は、しかしその魔力で彼の命を救っている。
争い事が苦手なもう一人の聖女は、儚げな見た目とは裏腹に芯が強く、そして魅惑の肢体を持つ。
元は捕虜だったせいか少々従順過ぎる気配もあるが、ひたむきとも言えるだろう。
皆、自分が持っていないものを持っている。
愚直に槍を振るうだけの自分とは違う。
気の利いた軽口も叩けない。かと言って男性を誘惑するような甘言も持ち合わせていない。
(アベルさん……)
だからと言って諦めることもできない。
なんと欲深いのかと自分自身を罵りたいが、どう取り繕っても想いを抑えきれない。
こうしてその身体に触れているだけで、自分の奥底が熱を持つのがわかる。
施術すればするほど、指先にその逞しさを感じてしまう。
また強く抱きしめられたいと、女の部分が疼く。
「っ、はぁ……」
「パトラ?」
「すみません、大丈夫、です」
思わず漏れた艶めいた吐息を誤魔化す様に、指先に再度力を込めていく。
王国騎士として。貴族として。
欲に負けて流されるなどあってはならない。
今はただマッサージに集中しなくてはならないと、邪念を振り払う。
(本当に、逞しい身体……)
しかし払えど払えど、触れたそばから欲は渦巻くばかり。
元から崩れ気味であった騎士の理性は、自覚を持ったまま急速に崩れ去って行った。
- 932 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:49:19.32 ID:JWft5Wlx0
-
(落ち着け、落ち着くんだ)
パトラが悶々としている最中、その下に寝そべるアベルもまた理性を保とうとしていた。
相当に疲労が溜まっているらしい己の身体。
それを解してくれているパトラには感謝するが、どうしても彼女を意識せずにはいられない。
跨った彼女の熱を衣服越しに感じ、背に触れる指は直接その熱を伝えてくる。
「くっ……ぉ……」
柔らかく撫でられたかと思えば、少し力を込められて扱かれる。
心地良いと思っていたところに、腕を押されると堪らず声が漏れた。
痛みを感じるということは疲労の証明でもあり、本当に自分でも気がつかない内に疲れていたのだろう。
腕に続いて肩や首にも手が伸びてくる。
こちらもするりと撫でられたかと思えば、不意にぐいと押さえられる。
僅かな痛み。しかし指が離れればほぅと思わずため息が勝手に漏れてしまう。
首の付け根に鎖骨上部。ぐいぐいと指の圧を感じるが、それがまた心地良い。
「ん、ふっ……!」
こちらも相当に凝っているのか、パトラの指先に込められる力もなかなかに強い。
うつ伏せの状態で、鍛えられた騎士が皇子の首に対して自重を加えつつ圧迫してくる……
状況だけを見れば、慌てふためく者も出てくるかもしれない。
だが当の皇子はそれを気にしない。限りなく無防備な状態を晒してでも、彼女のことを信頼しているから。
「っ……」
だからこそ、アベルは理性を保とうとする。
その信頼する彼女からの善意の整体、自分の性欲で穢してしまってはあまりに失礼。
腕や背に触れる指の感触だけでも心をざわつかせるが、先程から上からくぐもった声まで降ってくる。
原因は自分の凝り固まった筋肉であり、彼女はそれを解そうとしてくれているだけ。
断じて誘ってなどいない。
わかっているのだが、耳をくすぐるその声はどうしても騎士の淫らな姿を連想してしまう。
そして首元を力を込めて押す影響なのだろう。
体重を加える為にパトラの身体は僅かに前のめりな格好となる。
そして指が離れると同時に彼女の身体も元の位置に戻る。
その度に、ゆっくりと引き締まった臀部が背中に触れてくる。
微かな触れ合いだというのに、それは確かに主張をしていて……
(抑えろ……!)
本当に節操がないとは思うが、ゆっくりと情欲が下腹部に溜まっていくのを感じる。
うつ伏せ故に気がつかれることもないが、気を抜けば勃起してしまうかもしれない。
全く持って情けないが、愛撫でもない行為に……パトラの身体の一部だけで欲情していることになる。
多くの少女達に手を出し、兄からは色事に秀でているとまで言われた自分がこの有様とは。
少なからず夜の技量に自信を持ち、愛する彼女達を満足させてやれるよう頑張ろうと常日頃から考えるアベルにとって……
初心な少年のような反応を示す今の自分は、ただただ恥ずかしくあった。
「っは……本当に、全身お疲れのようで……!」
「ぉ……そのよう、だな……!?」
パトラはそれを知らず、変わらず施術を続ける。
疲れている原因のほとんどが情事によるものだと知られたら、軽蔑されるだろうか?
いや彼女のことだ。もう察せられているかもしれない。
流石にそんな状態で、まさか今も欲を溜めこんで行っている最中などとまでは気がつくまいが。
- 933 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:50:12.67 ID:JWft5Wlx0
-
――ああ、しかし。
うつ伏せのまま、アベルは内心で言い逃れる言葉を模索する。
自分も大概だが、パトラも不用心が過ぎるのではないか?
転嫁。責任のなすりつけ。
恥ずべき行為だが、しかし実際どうなのだと気を紛らわせるように考えを巡らせる。
以前、パトラは言っていた。
自分のマッサージは部下にも好評であったと。
まさか部下にも、一人一人こうして親身に施術していたのだろうか?
いや、仮にしていなくとも鍛錬は共にしてきているだろう。
新米のマックスですら彼女との鍛錬を経験し、その胸部に視線を集中させているのだから。
彼女の振るう槍の威力は凄まじい。
薙ぎ払い、穿ち、時には投擲すら辞さない豪胆さが、それを後押ししている。
自分の知る女性の中では、文句なく最も『鍛えられた』人だとアベルは評価するだろう。
よく鍛錬を共にするエリスも強者ではあるが、彼女の場合は魔力の恩恵も大きい。
体質や環境と言った問題もあるだろうが、真正面からの腕力勝負ではパトラに勝つことはできない。
騎士として、パトラの身体は完成されている。
貴族の身でありながら、だ。
アーシャという例外もいるが、彼女も戦闘は主にその戦術眼に重きを置いている。
しなやかな身体と細剣で敵をいなし、敵を翻弄しつつ鋭い一撃をいれるスタイルだ。
パトラの場合、このしなやかさに加えて、どこか逞しさも備えているのだ。
こうして自分の身体を圧してくる指は細身ではあるが鍛錬の痕が滲み出ている。
腕は女性らしい細さを有しながら、しかし鍛え抜かれて余計な脂肪など一切存在しない。
そして跨られると改めて感じるが、ふとももから足首にかけては特にしなやかに鍛えられている。
おそらくは馬を駆る騎士故にここまで引き締まるのだろうが、それを差し引いても実に見事なものだ。
当然腹部も無駄なく、腰は見事なまでに括れている。
それでいて胸の二つの膨らみは大変に実っている。四肢の削いだ分が集結したのかと馬鹿な考えさえ過ぎる。
さらに言えば先程から感じる臀部の温もり。今まであまり気にしていなかったが、こちらもそそられる丸みだ。
(……)
真面目に彼女の騎士として鍛え抜かれた身体を評価しようとしてもどうしても雑念が入ってしまう。
だが実際問題、どれもが事実である以上どうしようもない。
非常に端的にまとめてしまえば、パトラは優秀な騎士であり、
そして、出るとこは出て括れるべきところは括れるという男を……
いや最早同性でさえ目で追ってしまうような、本当に完成された身体であると言わざるをえない。
さて、そんなパトラとの鍛錬を彼女の部下達は、果たして本当に煩悩なく打ち込めていたのか?
胸は見まいとしても、肢体が魅惑的ともなればどこか別の場所を見てしまうのではないか?
機能性を重視する彼女はスカートはあまり履かないと言っていたから、下着に惑わされることは少なそうだが……
むしろ鍛錬の汗で身体に張り付いた服の方がより扇情的なのではなかろうか。
あの激しい槍撃の前では煩悩ごと吹き飛ばされる可能性もある。
そもそもかつての王国の腐敗が色濃く残る最中で、あれだけ高潔な姿を見せる将軍がいればまず畏れ敬ってしまうか。
実力も人望も人格も備えているとあらば、おいそれと穢すような真似もできなくなるだろう。
事実マックスも胸への熱視線こそ送っているが、純粋に将として尊敬の念を抱いていた。
(俺は……)
そんな彼ら騎士団の長を。
間違いなく魅惑的に映ったであろう美しき高嶺の花を。
自分は、手折ったのだ。
自分にも過ぎた相手だとは思うが、欲してしまいそして受け入れられたのだ。
男として嬉しくないわけがない。
そして自分はやはり帝国の皇子なのだと実感させられるほどに――独占欲が強い。
気を紛らわせようと巡らした思考は、いつの間にか彼女への欲とその部下達への嫉妬になっていた。
- 934 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:51:12.29 ID:JWft5Wlx0
- ――
……
「っ、すまないパトラ。もう少し、肩の方も頼めるか?」
「は、はい。大丈夫ですよ」
ゆったりとした施術の時間。
しかしそれは、いつの間にかどこか色を含んだものへと変化していた。
「っ……は……」
「ふっ……んっ……」
時に浅く。時に深く。
吐き出される男女の息は、じわりじわりとその場の空気を変えていく。
どこにもやましいものはない。凝りを解そうとすれば思わず力は入るし、解される側も反応を示して当然だ。
しかし二人は、身体を重ねた仲だったのがいけなかった。
その逞しさを。
その痴態を。
お互いに記憶しているからこそ、頭の片隅で吐息がそれと結び付けられてしまう。
「はっ……はぁ……!」
パトラのなけなしの理性は限界寸前であった。
抑えようにもいつの間にか息は荒くなり、指先は施術と共に彼の逞しい身体を求めている。
この向きで触れたいのではない。
背に腕を回す様に――抱きしめるように触れたい。
――自分も触れられたい。
自分を律さねばと常々考えてきた。
部下にも説教をしてしまった。
帝国はめでたい状況であるが故に、気を引き締めなければならない。
騎士として、貴族として、皆の模範であらねばならない。
それでも。
この身体はもう、女の悦びを知ってしまっている。
はしたない、はしたない。
恥ずかしい、恥ずかしい。
感情がごちゃ混ぜになる中で、必死に踏み止まる。
せめて羞恥の感情だけでも保てているだけ上等なのでは?
いやそもそも劣情を抱いている時点で、救いようがないのでは?
自問自答をしても、何も変わらない。
自分はいつから、こんな駄目な女になったのだろう。
王国に、国王に槍を捧げたのではなかったか。
今からでも、この想いを断ち切るべきなのではないか。
――どうか、幸せな道を歩んでくれ
その仕えるべき王の言葉が、背を押してしまう。
自分の幸せを、王も望まれているのだ。
ならば、なんの問題があるのだろう?
- 935 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:52:44.55 ID:JWft5Wlx0
- 考える、考える。
色々な問題から、羞恥の感情は強い。
それでも、この疼いた身体はもう制御できそうもない。
真下から立ち昇る、濃密な男の香もそれを加速させる。
自分の幸せ……いつだったか夢想した、ありふれたものだが確かに幸福な生活。
両親が、祖先がそうしてくれたように、自分も子供に教えを説いて……
(アベルさんと、私の子供……)
きっと、とても賑やかなことになるのだろう。
沢山のきょうだいと共に色々なことを学び、育っていく。
父親は忙しくても、きっと我が子の面倒を投げ出さないだろう。
自分が生まれ育った国の転覆を幼い頃に思い立ち、そして長年をかけてついに実現した人なのだから。
(欲しい……エリスさん達だって、あんなに……!)
この人を慕う人は多い。それはわかる。
自分も彼に魅了され、今こうして頭がどうにかなってしまいそうなのだから。
自分は彼女達とは違う。それもわかっている。
だけどそれがなんだと言うのか。
(マックスも……私も、私だって……!)
崩れかけた理性に、欲望の波が止め処なく押し寄せる。
身体の奥底から、無尽蔵に溢れてくる。
ああ、これは気のせいなんかではない。
子宮が疼く。彼の子との幸せな生活を欲している。
止めろ、止めろ。
理性が訴える。
もし、もしも。
これが今よりも過去であれば、踏み止まれたのかもしれない。
しかし、身の回りでは次々に幸せな報せが続いている。
自分が望んでいるささやかな夢を、彼女達は既に手にしている。
いかに貴族と言えど、己の幸せを願うなというのは酷だ。
欲しい、欲しい。
純然な欲望。
それは理性の壁を突き破り、押し流すには十分過ぎた。
同じくして抑えきれなくなった愛蜜が服を濡らすが、もはやそれも些細なこと。
今からさらに恥ずかしい、はしたない真似をするのだから。
「――アベルさん、では次は前の方を」
ああ、ついに口走ってしまったという後悔の感情は当然にある。
下の身体がびくりと反応した以上、きっと相手も驚いていることだろう。
それでももう、止まることはできない。
騎士にあるまじき振る舞いをしながら、不退の誓いだけは貫く自分に、
パトラは小さく自虐的な笑みを浮かべた。
- 936 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:53:41.21 ID:JWft5Wlx0
- いくら相手が鍛えられた成人男性とはいえ、この体勢での不意討ち。
馬から降りる要領でさっと腰を浮かせつつ、パトラは焦がれる男の身体をひっくり返す。
「パトラッ!?」
突然の出来事にアベルも反応が遅れ、為す術も無く体位を変えられた。
まさか前までマッサージの対象とされるとは思っていない。
加えて嫉妬の混ざった女騎士の肢体への欲情から、既に自分の身体が反応を示していることもわかっていた。
そんな状況下でひっくり返されれば、どうなるか。
節操がないことの自覚はあるが、まさか施術中にこんな反応をするとは誰も思うまい。
ここ数日の夜の生活について多少の苦言で済まされたが、これはどうだ。
清廉な女騎士ならば、今度こそはしたないと彼女の部下と同じように説教を受けてしまうだろう。
むしろそれで済めば恩の字、彼女の善意に対して欲情したとなれば粛清されても文句は言えない。
「うっ!?」
しかし言葉より先に、身体にはとろりと香油が垂らされた。
腕に、胸に、腹に。先と同じ要領だ。
それがパトラの手で、引き伸ばされていく。
自分の身体がぬめり、その上をついと指が滑っていくのは実にこそばゆい。
しかし同時に、真面目な彼女が念入りな施術をしようとしているのだと思うと、申し訳なさが出てくる。
(俺は何を考えているんだ……)
ゆるりと動く彼女の手に、余計興奮を覚えてしまっただなんて言えるわけもない。
これ以上彼女に失望されない為にも、自分を律さなくてはならない。
アベルは滑らかな誘惑から逃げるように、思考を外へと飛ばす。
その時は、彼にしては珍しく自分のことだけで精一杯だった。
ただただ自分の失態、善意を踏み躙る欲情を鎮めることに集中していた。
だから、気がつけなかった。
自分の身体が、パトラの身体が、香油以外の何かで濡れていることに。
(本当に、私はどうしてしまったのかしら……)
指先に伝わる立派な胸板の感触が、心地よい。
こんな真似をしておきながら、自分がこの身体に劣情を抱いてしまったことは悟られたくない。
だから、自分の股が彼の腹に触れる前に、多めに香油を垂らした。
滑りも匂いも、これで少しは誤魔化せるだろうと画策して。
そう。自分の有様を偽った。
清く正しくあるべき自分が、正規の用途の香油を言い訳に使った。
(……違うわね。マッサージを提案したその時から、もう私は……)
惚れてしまった弱みと言えば、それまでではあるが。
それでもパトラは、せめてアベルの前では正しい姿で振舞っていたかった。
僅かとはいえ彼よりも長く生き……彼の生き方に、思うところもあるからこそ。
ぬちりと香油が小さな水音を立てる。
それだけだというのに、妙に淫らに聞こえてしまうのは何故なのか。
皇子も騎士も、己を律そうとばかり考える。
官能の誘惑に耐え、この人の前では抱いてくれているであろう人物像を崩すまいと抗う。
まさか最初の触れ合いだけで、どちらもが意識してしまっているなどとは思い至らない。
いっそ正直に打ち明ければ、楽になるというのに。
- 937 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:54:53.86 ID:JWft5Wlx0
-
「んぅ……!」
そして、先に限界が来たのはパトラの方であった。
同僚、城塞の仲間、そして部下……
幸せな報せにより体内で燻っていた火種は驚くほどに燃え盛ってしまった。
相も変わらず頭の冷静な部分は自分を御そうとするが、もうどうしようもない。
「パトラ……!?」
「ごめん、なさい、アベルさん……!」
何に対する謝罪だろう。
清廉な騎士に相応しくないことをしているからか。
彼の身体を癒すつもりがそれどころではなくなってしまったことか。
浅ましくも彼の腹部に股を擦り付けていることか。
「ん、んぁ……っぁ……!?」
もう、施術どころではなくなっていた。
アベルに跨ったまま、パトラはゆっくりと腰を前後に揺らす。
香油が染み込んでくるが、気にもならない。
(ここ、ちょうどアベルさんのものが当たって……♪)
香油と愛液とが潤滑油となって、服越しでも脈打つ熱を感じられる。
彼の身体を利用して自慰をしていると言われても、否定はできない。
はしたない女だと、幻滅されるだろう。
それでも……
「っ、すまないパトラ……ッ!」
「ん゛ぅっ!?」
構わない。
そう考えた矢先に、衝撃と共に下腹部に甘美な刺激が奔った。
予期せぬそれは快楽に忠実になりつつあったパトラを、軽く絶頂させる。
何が起きたのか。
深く息を吐きだしパトラが現状を把握しようとする頃には、再度身体に痺れが訪れる。
「アベル、さん……っ!?」
「ぐ……!」
漏れだす呻き声。
それ以上に押し付けられた硬いものが、何よりも雄弁に男の興奮を証明していた。
腰を掴み、怒張したそれを着衣状態のままで突きつける……
直接の挿入ではないが、双方に大きな刺激だ。
男と女は、互いに勘違いを続ける。
自分が『先に』欲に負けた浅ましい存在であると思いこむ。
実際はほぼ同時に負けていたのだとしても……
……
- 938 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:55:45.00 ID:JWft5Wlx0
-
「あ、あっ……!」
「パトラ……」
その絡み合いは、静かで穏やかな……それでいてひどく淫らなものであった。
遠慮がちに行われていた着衣越しの愛撫も、すぐに我慢ができなくなった。
これもどちらから脱ぎ捨てたのか、二人にはもうわからない。
ただただ肉欲に負けて、駄目だと思いつつもそれに抗うことができなかった。
「ん、んちゅ……ん……」
深く交わされる口づけも、そこまで貪るものではない。
どこか許しを請うような、それでいて思考を蕩かすには十分な甘さを持っていた。
負い目から少し引いてしまうのか、しかしだからこそ以前とはまた少し違う刺激となる。
(これ、好き、かも……)
激しく求められ、快楽に溺れてしまうのもいい。
だがこうして、罪悪感を抱えながらゆっくりするのも悪くないと、パトラは考える。
勿論申し訳ない気持ちはある。
あるのだが、こうしていつまでも甘く緩い快楽に浸け込まれるのも捨てがたかった。
「ごめんなさい、アベルさん……」
「謝るな、パトラ」
一方がすまなそうな表情を浮かべれば、相手も浮かべる。
根にある真面目さから来る反応なのだろう。
たとえどちらが先だったにしろ、こうして互いの身体を求めているのであれば謝罪など無意味なのだから。
「アベルさんの……っ、疲れを、癒そうと、したの、にっ……こんな、ぁああぁっ!」
「俺こそ、パトラの善意に対して、こんな……っぉ……!」
互いに謝罪はする。
しかし身体を動かすことは止めようとはしない。
男の身体も女の身体も、実に魅力的だった。
後ろめたさから遠慮をすれど、それは完全なものではない。
中途半端に求め続け、それが逆に快楽を増大させていく。
そしてそれは、どこか用意された逃げ道のようにも思えた。
自分は完全な快楽の虜にはなっていない。
獣のように求めていない。自分はまだ、理性ある人間なのだと。
ゆっくり、ゆっくりと。静かに沈んでいく快楽の泥濘。
そんな最中で、パトラはそこから這い出ようとももがいていた。
(だって、私は……)
いくつも逃げ道はあった。
しかし不退を誓う王国騎士の生き方をしてきたからこそ、彼女は一歩を前に踏み出す。
ただの謝罪だけでは、きっといつまでもこの調子だ。
このゆったりとした快楽もいいが、それを享受し続けるわけにもいかない。
- 939 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:56:59.97 ID:JWft5Wlx0
-
「っ、善意じゃ、ないですよ……! 私、心の中で……みんなを羨ましいって……っ!」
幻滅されてもいい。正直に打ち明けようと、全てを吐き出す。
それに合わせるように、アベルを呑みこんだまま腰が大きく動かされた。
角度が変わり新たな刺激となる。
堪らず零れる嬌声にのせて、本当の想いも出しきってしまおう。
パトラの腰の動きは、徐々にはやくなっていった。
「私も、アベルさんに触れたい……! 私も、アベルさんとの子供、できればいいなって……!」
「パトラ……」
「本当に、ごめんなさい……っ、私、……っ……!」
思わず涙が零れそうになる。
少し前までなら、きっとこんなことにならなかったのに。
いつの間にか自分は、腐敗貴族と同じように欲望に忠実になりすぎている。
真面目で清廉な騎士と評してくれる彼の期待を、こんな形で裏切ってしまうことになるとは。
「……」
「アベル、さん……?」
そんなパトラの頭が、優しく撫でられた。
それはそのまま頬にそえられ、指で滲んだ涙も拭い去る。
「……そこまでパトラに想われているというのは、男としては嬉しい限りなんだがな」
「で、でも、私は誇りある騎士で貴族で、それがこんな……!」
「騎士も貴族も、まずは一人の人間だ。その程度で恥じることはないと思うぞ?」
「っ」
冷酷な皇子の顔などではなく、薄い笑みを浮かべたアベルの顔を見た瞬間、
パトラは自分の頬の熱を再認識する。
添えられた手の熱とは違う、内側からやってくる熱。
嘘偽りの無い言葉なのだと、根拠もないのに信じさせてくれる。
「パトラはこれまで、自分を犠牲にしてきた。もっと、正直に生きていいんだ」
「ふふ……」
そしてかけられた言葉に、思わず笑いが漏れてしまった。
彼の本心からの言葉を笑ってしまうのは失礼だとは思う。
そう言ってくれるのは、救われた気もする。
それでも、この優しく逞しい皇子が。
自分のような一将にそんな言葉をくれたのかと思うと、苦笑せずにはいられなかった。
「パトラ?」
笑みの理由がわからないでいるようなアベルの頭を、
パトラはその胸に抱き寄せると同時に撫でていた。
- 940 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:57:41.14 ID:JWft5Wlx0
-
「お、おい!?」
「ありがとう、アベルさん。でも……」
「――それは、あなたにこそ相応しい言葉だと思いますよ?」
どういう意味だという返しは予測できた為、胸に埋めたまま封殺する。
胸の中で身じろがれると少しこそばゆいが、そこは耐えて頭を撫で続けた。
まるで子供をあやすように。
「アベルさんは、私よりも辛く険しい道を歩んできました」
「私達を率いて、ついに悲願を達成されてからも……まだまだ、歩みを止めることは無い」
「きっとこれからも頑張り続けるのでしょう。その最期の時まで……」
「だから、あなたこそもっと正直に生きて、幸せになっていいと思いますよ?」
慈しみすら感じさせる声音だった。
そして彼女の言わんとすることも理解できたが、それをそのまま受け取れるわけでもなく。
少し名残惜しいが、谷間から顔を上げたアベルは反論する。
「……俺はもう、十分に幸せだと思うが?」
これはアベルの本心だった。
確かに辛いことも少なくはなかったが……
あの戦争を、大切な人を誰一人欠くことなく生き延びることができた。
きょうだいとの仲は昔に戻り、母も帰ってきた。
王国と聖国とも繋がりが持てた。
どこかで少しでも何かが狂っていれば、こんなに幸福な結末は迎えられなかった筈だ。
「そう、ですね。では言い方を変えましょうか。――アベルさんは、もっと欲を出していいんですよ?」
「何?」
「あなたは、優しい人。だからいつも、誰かを優先して動いて……あまり、自分の欲を口に出さない」
「それは……」
「以前のデートの時、本当はお酒を飲みたかったと打ち明けてくれたりはしましたけどね?」
くすりと笑うパトラの表情は、朱に染まってこそいるがどこか包容力を感じさせた。
アベルにも思い当たる節は無いわけでもない。
大切な彼女達や家族。自分の願いが叶った今、支えてくれた彼女達の願いは極力叶えさせたかった。
自分がこれ以上ない幸せを感じてしまっているからというのも大きいのだろう。
それをパトラは、今この時になって口にしている。
お互いに生まれたままの姿になり、曝け出している。内面の問題も隠すなと……
恥ずかしいならば、遠慮してしまうならば、自分には正直に打ち明け――甘えてくれということか。
「ふっ……」
以前も、パトラの口から言われたことがある。
元々面倒見の良い彼女だが、あえて言うなら皇子の自分を甘えさせたいことこそ、彼女の欲なのか。
なるほど、ありがたい話ではあるが……アベルとて少なからず男としての意地がある。
望みは叶えたいが、こればかりは快諾はしかねる。
――正直に欲を出していいのならば、お言葉に甘えさせてもらおうではないか。
- 941 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:58:30.91 ID:JWft5Wlx0
-
「悪いが、パトラ。俺ほど欲深い人間も、そうはいないぞ?」
きっと今、自分は黒い笑みを浮かべているなとアベルは確信する。
確かに自分よりも他者を優先したことが無いとは言い切れない。
だが結局最後は、自分は欲望のままに彼女を抱くのだ。
欲深いから、諦めきれない。
欲深いから、少女の優しさに甘えてしまう。
欲深いから、手放したくないと独占し、嫉妬の感情さえ持ってしまう。
「パトラが俺を気遣ってくれるのはとても嬉しい。さっきのマッサージも、とてもいい」
「あ、ありがとうございます……」
「だから――今の俺の欲を言えば、そんなパトラを俺も労いたいというところかな?」
「ひゃっ!?」
アベルの口の端が吊り上るのを見ると同時、パトラは短い悲鳴をあげた。
先程まで使っていた香油を、秘裂と太腿に垂らされたのだ。
先に使っていた香油は互いの身体で揉まれ適温かつ少量が馴染んだ状態となっていたが……
ここにきて追加の、それもこんな場所に垂らされては察せざるをえない。
施術のためではない。最初から、快楽目的の……
「アベ、アベルさ……んぅっ!?」
香油をたっぷりと塗したアベルの両手が、パトラの引き締まった太腿にそえられる。
真似事のようであるが、労いたいという言葉の現れなのか。
指は筋肉の流れにあわせるように動き、そして優しく解すかのように蠢く。
それはそれで心地良いが、既に火のついていたパトラには少々物足りない。
「あ、あぅ……! アベル、さん……!」
「ほらみたことか。俺もだが、パトラもだいぶ疲れが溜まっているんじゃないのか?」
それは否定できない。だがそれ以上に、解れることよりも身体の奥底の疼きが気になってしまう。
もはや取り繕えているとは思えないが、それでも淫らな欲望に負けていることには恥ずかしさを覚える。
「んぅ……!」
太腿全体を一撫でにした両手の指先が、僅かに動く。
滑らかに動くそれは、少し強めに脚の付け根を圧しながら揉むように動いた。
これの刺激だけでもパトラはその身を震わせるが、直後に違った意味でもその身体を震わせることになる。
(やだ、これ、あそこ、ひろげられて……!?)
アベルの指が動くたびに、脚の付け根が揉まれていく。
それに合わせるように、濡れそぼった秘裂も左右に開かれるのだ。
身体の構造上当然のことではあるが、直接性器を愛撫される以上の恥ずかしさがそこにはあった。
香油のせいではない、ぬちりとした音もそれに続く。
強めに押されればより一層割り開かれ、焦がれる膣内まで曝け出しているのは想像に容易い。
香油に混じり滴る蜜も何もかもが、愛する人に見られてしまっている。
- 942 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 22:59:43.86 ID:JWft5Wlx0
- これが初めて、というわけではないというのに。
未だに慣れないというか、羞恥心が消え去ることはない。
自分も少しは深紅の令嬢に教えを乞うた方がいいのではないか?
彼女の持論では殿方を満足させるのも淑女の務めらしいが、清廉な騎士ではないのでは?
ああ、もうどちらが正しいのかわからない。
それでも今、確かに言えることもある。
「ん、んぅ……っ! も、もっと、アベルさんのしたいようにして大丈夫ですよ……?」
既に浮ついた思考で、それでも余裕なフリをしてみせる。
既に見てきた、彼の愛する少女達は完膚無きまでに腰砕けにされていた。
それが彼の本当の欲望なら、まだ満足していないのではないか。
自分はまだ大丈夫だから、もっと激しく扱っても問題ない。
「――いいえ、違いますね」
そう考え、パトラは首を静かに横に振った。
人に正直になるように言っておきながら、自分はいつまで逃げるのか。
貴族である前に、騎士である前に、一人の女として……
「もう、私が我慢できません。だから来てください、アベルさん……♪」
――愛する人の前では、正直でいたい。
真っ赤になりながらも、精一杯の勇気を振り絞り、パトラは自分の手を動かす。
香油と愛液に濡れたその指は、それだけでもいやらしい。
そんな指が、自らの秘所を割り開いて見せつけてくる。
直接曝け出されたそこは、ひくひくと男を今か今かと待ち受けているようだ。
「っ、パトラ……!」
「ん、んううぅぅぅぅぅぅぅ……♪」
もう少し、焦らす様に……そそられた脚の愛撫を続けたい気持ちもあった。
しかしあのパトラが、自ら股を開いて誘ってきた。
この事実が、アベルの欲を大きく煽った。
彼女の望み通りに、一息で真正面から貫いてやる。
「くっ……おっ……!?」
迎え入れるは濡れそぼった媚肉。
一突きする度に、もっと奥へと挿れたくなってしまう。
(俺が、欲を我慢している、か……)
誘われ、挿入し、より強い欲にとりつかれる。
自覚はなかったが、パトラの言葉は正しかったのか?
すぐに射精すことはすまいと食いしばりながら、アベルは口を開く。
- 943 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 23:01:06.31 ID:JWft5Wlx0
-
「っ、は……っ! パトラは、欲を、見せては……っ、くれないのか……!?」
「んっ……っ! わたしは、今日、最初からっ……、欲に、負けてしまっていますよぉ……!」
突かれる度に胸を揺らし乱れるパトラの姿は、およそ普段の姿からは想像つかないだろう。
アベルだけが見ることを許される、彼女の秘密。
顔を染めながら、快楽に負けている……敗北とも言える言葉を口にする様は実に愛おしい。
「アベルさんっ、わかります……? わたし、いまっ、一番奥、アベルさんに、何度も突かれてぇ……♪」
「ああ、わかるよ……っ!」
体内から痺れるような快感がパトラの全身を駆け巡る。
荒い息を吐き出すアベルも、パトラの最奥をこつこつと責めている感覚がよく伝わってくる。
子宮を一突きする度に、きゅうきゅうと絞めつけてくるのだ。
言葉をかわす最中に、気を抜けば思わず吐き出してしまうだろう。
「あなたとの、赤ちゃん欲しくて……こんなに、子宮降りちゃって……!」
「――ずっと、ずっと前から、私……妄想してたんです……!」
「っ!?」
深く甘い吐息と共に、パトラはその身体をアベルに預ける。
豊かな乳房が押し潰される感触と有様は実に魅惑的だが、今はそれよりもその表情に目を奪われる。
凛とした騎士の鑑である彼女が、自分のすぐ傍でこうまで蕩けている。
そして、本当に自分との子を求めてくれているのだとわかる程に、用意の整った子宮。
男として昂ぶらないわけがない。
「――私も、孕ませて」
そしてトドメの一撃と言わんばかりに、パトラはアベルの耳元で熱っぽく囁いた。
彼女らしからぬ程に、酷く甘く淫らな言葉。
「……っ! わかっ、た……っ!!!」
「あ、あ、きてる、きて……んぅぅぅ――――――ッ!?」
欲の極致とも言える言葉に、アベルは白旗の代わりに未だ濃さを失わない精液を吐き出す。
それでもなおも収縮を続けるパトラの膣壁は、一滴残らず搾り取ろうとしているようだ。
「あ……♪ アベルさん、まだ……」
ふるふると身体を震わせながらも、パトラはまだアベルを離さない。
誇りある姿を取り繕うことをやめた彼女は、どこまでも貪欲になっていた。
……
- 944 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 23:02:54.70 ID:JWft5Wlx0
- ――
「ん、ん……ふぁ……あ!」
「パトラ、大丈夫か……?」
二つの影は、まだ重なり続けていた。
抱きしめ合っていたかと思えば、パトラがアベルに跨り腰を振ることもある。
どちらかが絶頂を迎えれば、しばらく休んで……またゆるゆると動き始める。
激しさこそないが、部屋は確かに情欲の匂いで満たされていた。
「アベルさんこそ、大丈夫です、か……?」
「あ、ああ……」
「ごめんなさい。これじゃあ、あなたを余計に疲れさせてしまいますね……」
そうは言うが、ゆっくりとパトラの腰は動き続けていた。
「……明日の業務に、支障が出ない範囲で自重しますから、もう少しだけ……!」
ゆったりとした交わいは、捨てきれないパトラの真面目さからくるものであった。
アベルの精力と体力を考えれば、アーシャ達の二の舞になる可能性が高い。
騎士たる者、節度を守るべし……
欲望のままに子供を求めても、完全には理性を捨てきれていない。
やはり根っから真面目な騎士なのだと、思わずアベルは笑みを浮かべてしまう。
そんな彼女が、淫らな姿を晒してでも自分の子供をこうして求めてくれているというのも……
堪らないものがある。
「パトラ、そんなことは、気にしなくてもいいんだぞ?」
「いえっ、こんな痴態をお見せしてますけど……誇りはまだ少し、残ってます!」
「――アベルさんが、私を壊れるまで犯したいというのなら、受け入れますけどね?」
「……いや、そんなことはしない」
悪戯な笑みを浮かべるパトラに、アベルは降参する。
彼女は、自分に対しては騎士の姿を忘れて乱れてくれる。
自分もパトラの前では、どこまでも欲望をぶつけてしまうのもいいのかもしれない。
(……あまり、節操のない姿を見せたくない筈なのにな)
しかし、どうしてだろう。
パトラの前では、少しだけ節度ある皇子の姿を保ちたくなってしまうのは。
今更手遅れな気もするが、なかなかこの感情を捨てることはできない。
……隙を見せれば、本当に甘えてしまう恐れがあるからだろうか。
アベル自身、理由はわからない。
「明日からは、ちゃんと騎士に戻りますから……! 今は、赤ちゃん……!」
「……明日以降も今みたいに乱れてくれていいんだぞパトラ?」
「やめてください、恥ずかしい……!」
それでも、彼女は馬の代わりに男に跨り続ける。
清廉さと淫猥さを併せ持つ騎士の痴態。休みを挟みながらならなおのこと萎えようもない。
下から存分に彼女の表情を楽しみながら、アベルも彼女に応えるべく腰を深く突きだした。
しっとりとした夜は、まだまだ明けることはない……
……
――
- 945 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/12/30(水) 23:08:02.99 ID:JWft5Wlx0
- というわけで、パトラパートでした。
更新停滞、本当に申し訳ありませんでした……
次回よりまた少しづつ更新できていければいいなと思います。
(この後はロウルの前に、マックスの報告イベントが入ります)
今年は色々と大変な年でしたが、皆さんもどうかご自愛を
予定以上に長引いてしまいましたが、来年度もどうかよろしくお願いいたします
先にコンマ二桁↓1〜3で判定をとりつつ、一足早いですが締めの挨拶をさせていただきます。
皆さん、良いお年を!
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/30(水) 23:11:57.93 ID:CVMBD9A0O
- おつおつ
もう少しで終わりではあるけど、来年もよろしく!
- 947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/30(水) 23:22:20.15 ID:UFL+3VrA0
- 乙
待ってた
- 948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/30(水) 23:22:47.11 ID:yOJ/YZ1DO
- 良いお年を
- 949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/30(水) 23:54:11.32 ID:7tmoOzu50
- 久しぶりに乙です!
残り少ないですが良いお年を!
- 950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 00:01:15.97 ID:oqRhKcmQ0
- 帰還乙です
年末に力作最高でした
そして何か恒例と言えるゾロが見えるんですが
- 951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 11:05:42.62 ID:aNSOb1kBO
- おつおつ!
パトラさんもなんだかんだでかなりえちぃ思考だよね
そしてまた開幕ゾロで>>1白目になりそうだけど来年もよろしく!
- 952 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:01:18.50 ID:wR7S+Zic0
- あけましておめでとうございます
そして開幕からうわああぁぁぁ(白目吐血)
と、とりあえずいい気つけになったと考えましょう
判定結果公開を含むマックスハウス前まで投下していきます
- 953 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:02:12.33 ID:wR7S+Zic0
- 三連特殊判定結果
1理性が負けても節度はあるパトラ将軍
93>85
※基準値を上回ってしまった為、まさかの足腰立たず!
※マックスの挨拶まわりに同行できず、ロウルの負担も増大!
――
……
パン…! パン…!
パトラ「あっ、あっ……!///」
アベル「パトラ……!」
パトラ(気持ち、いい……///)
パトラ(アベルさんに抱きしめられて、突かれて……///)
パトラ(駄目、これ以上は明日に支障を……っ///)
パトラ(でも……///)
ギュゥゥ…!
パトラ「アベルさん、もっと……///」
パトラ「――私も、あなたとの子を……♪」
アベル「ああ……!」グッ……!
パトラ(騎士として、貴族として……)
パトラ(本来なら、止めておくべきなのに……)
パトラ(――今の、そしてこれからの幸せは、手放したくない……///)ギュ…
……
――
- 954 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:02:53.92 ID:wR7S+Zic0
- ――――
―――
――
―
パトラ「ぁ……♪」ドロドロ…
アベル「だ、大丈夫かパトラ!?」アセアセ
パトラ「は、はひ……///」
パトラ(やってしまった……///)
パトラ「んぅ……♪」トロォ…
パトラ「もう少し、お待ちを……♪」
パトラ「すぐに、支度を……」ググ…
ペタン
パトラ「あ、あれ?」アセアセ
アベル「無理をするなパトラ。すまない……」
パトラ「い、いえ! 私こそあんな……///」
パトラ「私もう、色々な意味で騎士失格です……///」
アベル「そんなことはない。とにかくしばらくは休んでくれ」ポン
パトラ「うぅ……申し訳ありません。これでは陛下へのご報告も……」
アベル「マックスの件なら、こちらでなんとかしておく」
アベル「とりあえず今はまず身体を拭くべきかな。すぐに戻る」タタタ…
パトラ「……///」
パトラ「……赤ちゃん、できたかしら?///」サスサス…
……
――
- 955 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:03:25.50 ID:wR7S+Zic0
- ――
……
【帝国・メイド長私室】
ロウル「――ので、もう早めにマックスさんとキアラ様のことを王国に伝えようかと」
ローズ「そうネ。今ならまだ、国民からも結婚初夜に妊娠させたと思われなくもないし……」ンギギ…
アイナ「ローズさん落ち着いて」アセアセ
スミレ「帝国と王国の今後にも関わりかねませんからね。ボクも急いだ方がいいと思います」
ロウル「ええ。折角王室直通転移陣もあるわけですしね」
ロウル「そういうことですので、今日はキアラ様は不在になるかと思います」
ロウル「出発の準備とか諸々は私がやっておきますので……」
ロウル「あ、でもあっちの仕事が先ですかねぇ……」ポツリ…
ローズ「……ロウルちゃん、随分と忙しそうネ?」
ロウル「あ、いえそんなことないですよ?」ブンブン!
アイナ「私達でよければ、お仕事手伝うけど……」
ロウル「いえいえ! 大丈夫ですって全然!」
スミレ「……そういえば、パトラさんはどうされたのですか?」
スミレ「マックスさんのことを気にかけていましたし、てっきり彼女も同行するかと……」
ロウル「あ、あー……その、ですね?」
ロウル「私は全然平気なんですけど、パトラさんの方が仕事疲れでちゃったみたいで!」アセアセ
ロウル「ですので私が代わりにこうして動いている次第ですよ」
ロウル「まあアベルさんの副官の私にかかれば、あの仕事もこの仕事もぱぱっと解決ですって!」
ロウル「それじゃあ、失礼致します!」スタタタ!
バタン!
ローズ「……」
- 956 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:04:10.02 ID:wR7S+Zic0
- アイナ「ロウルちゃん、忙しそうだね……」
スミレ「パトラさんがお休みといいますが、確か残る部隊の皆様も……?」
ローズ「……」
ローズ「こう立て続けにとなると、アベル様の手がすごく早いと見るべきネ」ハァ…
スミレ「!?///」
アイナ「え、え? それってつまり、そういうことなんですか!?」
ローズ「あの子達、みんなアベル様を慕っているワ」
ローズ「エリスちゃんが妊娠して、あれだけ幸せそうにしていたら……乙女としてクるものがあるでしょう?」
ローズ「一人増えたら私も私もって、どんどん勢いは増していくものヨ」
スミレ「ではパトラさんも……///」
ローズ「騎士も人間だもの。それに真面目な子ほど色々溜め込みやすいし……」
ローズ「誰にもそれを咎めることはできない。天使の件はアベル様とロウルちゃんに頑張ってもらうしかないワ」
ローズ(でもロウルちゃんも、溜め込み過ぎなければいいんだけど……)
スミレ「そういえば、私達はともかくローズさんはキアラ様に同行されないのですか?」
ローズ「ふふ、キアラちゃんもフィーアちゃんもアタシの天使だけれど……」
ローズ「残念ながら本当の親子じゃないの。あまりアタシがでしゃばるのもよくないワ」
ローズ「……あと挨拶している最中にお化粧崩れそうだしネ」ムグググ!
スミレ「な、なるほど」
アイナ「……」
アイナ「えっと、それじゃあローズさんは今日はお休みなのかな?」
ローズ「え? ええ、そうネ。今のところは急ぎの仕事はないけど――」
ギュゥ…
ローズ「っ!?」
アイナ「――ごめんなさい、ローズさん。でも、みんながって思うと、もう……///」スリ…
ローズ「アイナちゃん……」
スミレ「……っ」
アイナ「……」テマネキ
スミレ「!!」
ピト…
スミレ「ボクも、です……///」ギュ…
ローズ「スミレちゃんまで……」
ローズ「……」ギュ…
アイナ「///」ドキドキ…
スミレ「///」ドキドキ…
ローズ「……明日以降の仕事もすぐに片づけるわヨ」
ローズ「――三人ずっと部屋から出て来なくても、誰も文句を言えないくらいにネ」
アイナ&スミレ「「は、はい!///」」
……
――
- 957 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:04:44.02 ID:wR7S+Zic0
- ――
……
【帝国・アベルの城塞】
ロウル「ローズさん達へ報告はしておきましたよー」
ロウル「他の仕事も片しておくんで、アベルさんとマックスさんはキアラ様をお願いしますね?」
アベル「すまないロウル。色々と押しつける格好になってしまうが……」
ロウル「なーに言ってるんですかアベルさん。このくらいなんともないですよ!」
マックス「その、ごめん。元はと言えば俺がしっかりしていれば……」
キアラ「い、いえ! 私の方が……!」
ロウル「はいはい、これから挨拶なんですからもっと堂々と!」
アベル「キアラも無理はするなよ? いつも以上に身体は大切にするんだぞ」
キアラ「心得ています。でも、私もしっかりとご挨拶はしたいので」
マックス「キアラちゃん……」
アベル「俺も落ち着いたら、改めて挨拶に回らねばな……」
マックス「あれ? そういえばパトラ将軍は?」
ロウル「あー、パトラさんはちょっとお疲れ気味なので休ませてあげた方がいいかと」
ロウル「まあそもそもマックスさんのケジメの挨拶ですし、アベルさん同伴で十分でしょう?」
マックス「そ、そうだよな。よし、行くぞ……!」グッ!
キアラ「うん!」
アベル「俺もいなくても平気だとは思うが、一応な」
ロウル「もう用意は済ませてあるんで、転移陣の方からすぐに向かえますよ」
ロウル「まああんまり気張りしすぎないで、いつも通りで頑張ってくださいよー」フリフリ
ガチャ…パタン…
ロウル「……」
- 958 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:05:11.39 ID:wR7S+Zic0
- ロウル(今朝の様子からして、アベルさんとパトラさんは……)
ロウル(あれだけ元気だったパトラさんがああなるんです)
ロウル(きっとアベルさんに好き放題されちゃったんだ……)
ロウル(パトラさん綺麗で胸も大きいですし、当然ですよねぇ……)
ロウル(エリスさんもアーシャさんも、シアさんもティアさんも……)
ロウル(……アベルさんとの、子供)
ロウル「……」フルフル…
ロウル「何を考えているんですか、私は」
ロウル「私はアベルさんの副官で、あの人を支えるのが仕事なんです」
ロウル「皆さんが動けない今こそ、私が頑張る時です!」フンス!
ロウル「皆さんの分の仕事をして! 皆さんが元気あふれる様なお食事も作って!」
ロウル「それから、エリスさんやアーシャさん達の赤ちゃんのお世話もいつかは……」
ロウル「えっと、まずはどれから手をつけましょうかね……」
ロウル「――頑張ったら、アベルさんも撫でてくれるかな……」ポツリ…
ロウル「うん。私は、多くは望まない。それだけで、十分です」グッ…
ロウル「……」
ロウル「……よし! アベルさんのコートで気を引き締めてから、お仕事頑張りますかねぇ!」
……
――
- 959 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:05:40.90 ID:wR7S+Zic0
- ――
……
【王国・謁見の間】
クラウス「これはアベル皇子にキアラ皇女。ようこそ王国に」
クラウス「慌ただしく大したおもてなしもできずに申し訳ない」
クラウス「マックスもよく戻った。時間があれば、騎士団の方にも顔を出して欲しい」
スカーレット「事前に連絡をくだされば、ワタクシ達も相応の用意を致しましたのに」
アベル「いえ、お構いなく。私達の方こそ突然申し訳ありません」ペコリ
アベル「実は、早急にお伝えすべきことがありまして……」
クラウス「む!?」ガタ!
スカーレット「!」キッ!
アベル「ああ、いえ。戦争のような大事ではないのでご安心ください」
アベル「……いや、ある意味では大事なのですが」
クラウス「?」
アベル「……詳しくは、こちらの二人から」スッ…
キアラ「……」ドキドキ
マックス「……国王陛下。騎士マックスより、ご報告致します!」バッ!
マックス「――この度、帝国第一皇女キアラ様との結婚を誓いましたっ!!!」
クラウス「」
キアラ「もう、お腹の中にマックスさんの子もいるので、近いうちに……///」
クラウス「」
クラウス「」
クラウス「」
- 960 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:06:22.20 ID:wR7S+Zic0
- 特殊判定結果
2自国の期待の新人の爆弾発言。国王の精神力は?
15≧15(国王といえど人間です。 大 混 乱 )
※基準値と同値のため、クラウスパニック!
※代わりにスカーレット将軍が落ち着きます
――
クラウス「ま、待ってくれマックス……」ヨロ…
クラウス「今私はとてつもない報せを受けたとおも……」
クラウス「いや、キアラ皇女の方が重大だった気がする……」グルグル
クラウス「申し訳ないキアラ皇女。もう一度お願いできるだろうか……?」
キアラ「……///」カアアァ!
キアラ「その、もうマックスさんとの子供もいるので、正式に契りを――」
クラウス「スカーレット将軍! 私の首を惨く刎ねてくれっ!!!」
一同「「!?」」ギョッ!
スカーレット「な、なりませんわ陛下! お気を確かに!」ガッ!
クラウス「気は確かだ!」
クラウス「ああ、なんということだ……!」
クラウス「確かに報告はあった。優秀な新人がいると……!」
クラウス「若く才もあり、努力も欠かさない誇りある騎士がいると……!」
クラウス「少しばかり女性の胸部に興味を持ち過ぎていること以外は期待できると……!」
マックス(俺、先輩達からそんな報告されてたんだ……)
マックス「ってそうじゃなくて、クラウス様申し訳ありません!?」
クラウス「君の年頃なら、それも普通のことなのだろう!」
クラウス「生憎と私は未熟で忙殺されている故か、その気持ちを理解してやれないが……」
アベル(……クラウス王も適齢では? 王国の後継ぎも問題が……いや、今はそれどころではないか)
- 961 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:07:00.70 ID:wR7S+Zic0
- クラウス「しかしだからと言って、婚前にあろうことかキアラ皇女を襲うとは……!」
キアラ「あの……!」
クラウス「責任を取ろうとするのは見事な姿勢ではある!」
クラウス「だがしかし、王国騎士としては最良の対応とは言えない……!」
マックス「っ……」
クラウス「どうして、一歩踏み止まることができなかったのだマックス!」
キアラ「クラウス様っ!」
クラウス「!!」ピク!
キアラ「マックスさんは、悪くないんです。これは……私が望んだことだから!」
クラウス「!?」
マックス「キアラちゃ……」
キアラ「それに、襲われてもいません。マックスさんにはいつも優しくしていただいて……」
キアラ「この命を、救って頂いたこともあります」
キアラ「だからクラウス様。詫びるべきは、私なのです」
キアラ「王国が誇る騎士を、私が奪ってしまったのです……」
マックス「そ、そんなことない! あれは俺が……!」
クラウス「……と、とりあえず、同意の上ではあったという認識でいいかな?」
キアラ「はい!」
クラウス「そうか……少しは救われた気分だよ……」ホッ…
クラウス「とはいえ、やはり式の前に妊娠というのは……」ムムム…
- 962 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:07:34.73 ID:wR7S+Zic0
- スカーレット「……よいではありませんか、陛下」
一同「「?」」
クラウス「スカーレット将軍……」
スカーレット「……陛下。ワタクシも陛下に謝罪をしなくてはなりません」
スカーレット「ワタクシは今この報せを受けて――凄く、嬉しいのです」
スカーレット「この二人が仲睦まじく王国にお忍びで来ていたこと、知っておりましたもの」
スカーレット「あまり広めるべきではないと独断で判断致しました。申し訳ございません」ペコリ
クラウス「!!」
アベル「!!」
スカーレット「確かに、マックスの行為は万人が受け入れるものではないかもしれませんわ」
スカーレット「でも……」
スカーレット「この子は真っ直ぐで、ワタクシとの鍛錬にも臆さず魔法の才も開花させました」
スカーレット「以前の魔法剣の話を聞く限り、キアラの魔力の一部が無意識に譲渡されてもいます」
マックス「え!?」
キアラ「///」
スカーレット「キアラの膨大な魔力は普段は抑えてある。それでいてそうなったのは……」
スカーレット「――キアラが心から安堵し、気を緩め……そして長い間お互いの手を握り続けたからですわ」
キアラ&マックス「「〜〜〜っ!?///」」ボッ!
アベル「ほう……」
クラウス「そ、それほどまでに……」
スカーレット「ワタクシが会った時には、実に初々しい姿でした」
スカーレット「二人は、しっかりと愛を育んでいたと思われます」
- 963 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:08:25.54 ID:wR7S+Zic0
- スカーレット「……」
スカーレット「淑女たるもの、その身は清くあれ」
キアラ「え?」
スカーレット「いつか結ばれる殿方の為に大切に純潔を守り……そして初夜を迎える」
スカーレット「レディーとしての相応しい姿、とは言われていますわ」
スカーレット「婚前妊娠はこれに相応しくない。でも、それは伝統であると同時に古びた習慣でもあります」
スカーレット「夢半ば……姦計にはめられ、無数の男に凌辱されるよりはずっと良い筈です」
クラウス「……っ」
スカーレット「全身の穴を塞がれ、注がれたくもないものを注がれていく」
スカーレット「なまじ誇りがあれば、容易く楽になることもできない」
スカーレット「自分が殿方の精液が好物なのだと。これは自らが望んでいることなのだと思い込み自我を保つ」
スカーレット「ならば相手を搾り尽くして、その隙に全員の首を刎ねてやろうなどと……」
スカーレット「血染めの赤薔薇と化してしまうよりも、ずっといいのです……」
スカーレット「キアラ、あなたは子を宿そうと……無垢な白薔薇のまま」
キアラ「スカーレット将軍……」
スカーレット「マックス」
マックス「は、はい!」
スカーレット「この白薔薇、誰かに手折らせてはなりませんよ?」
マックス「勿論です!」ビシ!
スカーレット「うむ。いい返事でしてよ」
スカーレット「……陛下。お聞きになられた通りです」
クラウス「ああ……」
クラウス「……すまなかった。私もあまりのことに少々混乱してしまったが……」
クラウス「二人の気持ちが通じ合っているのであれば、私が口を挟める問題でもない」
クラウス「私自身、まだ落ち着けてはいないが……出来る限りのことはしよう」
クラウス「マックス。これから先も、困難が待ち受けることだろう」
クラウス「だが、そうして道を決めたのであれば……必ず貫き通すのだぞ?」
マックス「はっ!」
- 964 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:09:23.10 ID:wR7S+Zic0
- ……
クラウス「……では、すまないが私も色々とやることが出てきたからな」
クラウス「これで失礼させて貰うよ」スタスタ
スカーレット「流石の陛下も驚かれたようですわね」
スカーレット「しかし陛下のお立場と国際問題を考えればそれもやむなしです」
アベル「流石に自身の打ち首を言い出した時には驚いたが……」
アベル「部下を処刑するより、部下を育てられなかった自分に責を感じるのはクラウス王らしいな」
マックス「うぅ……」
スカーレット「若くして誠実で責任感の強い陛下だからこそ、我らも忠誠を誓えるのです」
スカーレット「さて、ワタクシも将としては手放しには褒められませんが……」
スカーレット「個人的には、拍手いたしますわ。お二人とも、本当におめでとう」パチパチ
マックス「あ、ありがとうございます!」
キアラ「あの、スカーレット将軍、先程のお話は……」
スカーレット「え? ああ、さっきのは例え話ですのよ?」
スカーレット「ワタクシは産まれた瞬間に母乳ではなく精液を欲したほどの――」
アベル「……スカーレット将軍、キアラの前ではできればお控えを」
キアラ「///」
スカーレット「あら、これは失礼」
スカーレット「何にせよ、そこまで深刻な騒動にはならないでしょう」
スカーレット「むしろ王国と帝国の友好の象徴となるくらい、燃え盛る愛を見せつけてくださる?」
アベル「そうだな。下手なことをするより、そうした方が邪推する輩も減るだろう」
マックス「が、頑張ります!」
スカーレット「騎士団……はもう少し後ですわね。まずは陛下が落ち着かれてから」
スカーレット「そういえば、ご両親には?」
キアラ「あ、私の父と母、それに大切な人達からもう祝福の言葉は頂いています」
マックス「俺の両親には、この後報告しに行こうかと……」
スカーレット「それがいいですわね」
スカーレット「……間違いなく、陛下以上に取り乱されそうですが」
アベル「俺も状況次第では援護に回るつもりです」
アベル「あとは――」
- 965 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:10:05.41 ID:wR7S+Zic0
- ――
特殊判定結果
3混乱必至なマックス家への挨拶。援護担当は誰?
コンマ11
1 1
奇数ゾロ目:ギルバート
※マックス家は平民の家です
※キャル(キアラ)の正体も知りません
※結婚+妊娠でも驚きでしょう。そこに皇帝もやってきます
――
ズズズズズ…!
スカーレット「っ!?」ゾク…!
アベル「こ、この気配はまさか……!?」
キアラ「ど、どうして……!?」
マックス「え? え? えぇっ!?」ガタガタ
ズドドドドドドド!
ギルバート「ほう、面白い。こうして王国と繋がっておったのか」ザッ!
一同「「」」
ギルバート「む……そこにおったか。丁度良い」
ギルバート「フィーアとロウルの言っていたキアラの報告とやらはまだ終わっていないようだな……」
ギルバート「我もこの若造の家には少々興味がある。しばし同行させてもらおう」
一同「「」」
マックス(……ど、どうしよう……)ガタガタ!
……
- 966 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/03(日) 23:13:36.30 ID:wR7S+Zic0
- 判定結果を公表したあたりで今日はここまで
……うん、三連全部で低めの確率のを全部射抜くってどうなっているんでしょうね(白目)
そして先に別の判定も↓1〜2コンマ二桁で取っておきます
どう足掻いてもこのスレ内で終わりきらない為、もう1スレ建ててしまいそうですが、そちらの案内は後日
本年度も更新が不安定になってしまうかもしれませんが、よろしくお願いします
本日もありがとうございました!
- 967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 23:14:03.80 ID:ksbsRuHl0
- 乙
- 968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 23:14:44.72 ID:yRvroxlDO
- はい
- 969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 23:14:48.30 ID:BAeoQf1UO
- >
- 970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/03(日) 23:16:19.54 ID:9jvo8bvS0
- 乙
マックスは最初モブの予定だったのにかなり昇進したんだっけ?
他にそういうキャラいたよね?2人ほど
- 971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 23:20:59.95 ID:4GL9RwWMO
- あけおめ、そしておつおつ
>>970
>>1が『あまり出番は無いです』って言ったキャラはコンマさんの悪戯で全員漏れなく出番めっちゃ増えてるからね
具体的に言うとマックス・アイナ・スミレ・ティアの四人
- 972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/03(日) 23:21:35.63 ID:HDJkaPA0O
- おつおつ
これはマックスパパン達下手すりゃ昇天してしまうのでは?
そしてここでまさかスカーレットさんの過去?が少し語られるとは…
- 973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/04(月) 00:31:52.70 ID:xGOuLWBk0
- 乙です
奇数ゾロだから良い結果で間違いないのだろうけど
付き人がよりによってパパンは表記見て正直吹き出したわ
- 974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 00:33:18.09 ID:0lfoRdO+0
- 乙です!
よりにもよってギルバートは1番あかんやつやんけ!
マックスの両親大丈夫か…?
- 975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 00:44:49.42 ID:VWUICWRD0
- パパンはノワールさんとの間に色々やらかした前科あるから
マックスの実力を認めている点も含めて挨拶自体は順調に進みそうではあるのよな
ただしマックスの両親がパパンのオーラに文字通り耐えられるかが問題よね
- 976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/08(金) 15:20:00.93 ID:wYtA7vuD0
- 下らないぞ〜イナイレSSを見ろっ
- 977 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:36:25.02 ID:9u18c1Ax0
- こんばんはー
だいぶ遅くなりましたが、投下できるぶんだけ投下していこうと思います
そしてまたコンマが……
- 978 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:37:20.12 ID:9u18c1Ax0
- ――
……
【王国・街道】
アベル「……」ドキドキ…
キアラ「……」ドキドキ…
ギルバート「……ふむ」ズン…ズン…
マックス「……」ドキドキ…
ギルバート「王国の守備は堅牢と聞いていたが、この程度ならば我一人で崩せるな」
マックス「!?」
アベル「……父上、現在まともな騎士達は各地に散っているのです」
アベル「やはり腐敗した貴族は、しぶといようですからね」
ギルバート「なるほど……」
ギルバート「……そういえば、マックスよ」
マックス「は、はい!?」ドキィ!
ギルバート「お前の家は、貴族の家系ではないのか?」
マックス「あ、はい……」
マックス「俺の家は、特別何かがあるわけではありませんよ」
マックス「王国では、ただの平凡な一般家庭に分類されると思います」
ギルバート「……何故、騎士を目指した?」
マックス「……俺はもっと子供の頃から、この王国が嫌だったんです」
マックス「貴族が偉そうにして、国王もろくでもなくて、本当に腐っていた」
マックス「いつか、俺が立派な騎士になって民達を守るんだって……」
マックス「子供心に、そう思ったんです」
キアラ「マックスさん……」
ギルバート「……そうか」
- 979 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:37:48.28 ID:9u18c1Ax0
- マックス「でも、結局王国を立て直してくれたのはクラウス様」
マックス「それにパトラ将軍やスカーレット将軍、本当の貴族達です」
マックス「現実はそう甘くはないけれど、それでも俺は……」
マックス「それでも俺は、この志を曲げるつもりはありません!」
マックス「そしてキアラちゃんのことだって、守れるような立派な男に……!」
キアラ「ふふ、もう何度も守ってくれたのに……///」
マックス「あ、いや……///も、もっと! もっとだよ!」
ギルバート「……誇るがいい」
マックス「え?」
ギルバート「このギルバートが認めよう。お前は、強者だマックス」
マックス「え!? いやいやでも、俺なんてまだまだで……」
ギルバート「確かに、今はまだアベル達には及ぶまい」
ギルバート「だが……」
ギルバート「……ならば言い方を変えよう」
ギルバート「お前は強者の素質を持っている。それを胸に、精進を続けるがいい」
マックス「は、はい!?」ビシ!
アベル(父上……)
キアラ(思った以上に、お父様もマックスさんを認めてくれているのでしょうか……)ヒソヒソ…
アベル(ああ。実際マックスは本当に強くなった。それに――)
マックスハウス「……」
マックス「あ」
マックス(やっべ!? 話してたらいつの間にか着いてた!?)ガーン!
ギルバート「ほう、あの家か」
キアラ「は、はい。以前一度だけお邪魔しましたが覚えています」
アベル「なんだ、挨拶は済ませていたのか?」
キアラ「いえその、ちょっと色々あって変装してと言いますか!?」ワタワタ
ギルバート「……そうか」
- 980 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:38:16.94 ID:9u18c1Ax0
- 特殊判定結果
1ギルバートの自重(>>967)
80>75
※基準値を上回ってしまった為、正面突破!
――
ギルバート「――ならば今回は、正々堂々と臨むべきだ」ゴゴゴゴゴ!
ギルバート「わかったなキアラ?」
キアラ「は、はいっ!?」ビクゥ!
ギルバート「魔力の封印を解くのだ。ありのままのお前を、こやつの両親に見せるのだ」
ギルバート「無論、我も隠さぬ……!」フシュゥゥゥゥ…!
アベル「」
マックス「」
キアラ「……っ」
キアラ(ど、どうしよう……)
キアラ(でも、ご挨拶はちゃんとしないと。今度はキャルじゃなくて、キアラとして)
キアラ(マックスさんにばかり真っ直ぐなことをさせちゃ駄目。私だって……!)
スッ…
キアラ「こ、これでよろしいでしょうか父上!」ゴオオオォォォォォ!
ギルバート「うむ……」
ギルバート「では、いくとしよう」
マックス「」
アベル「……」ポン…
玄関扉「……」ドキドキ…
ギルバート「……」スッ…
バキャア!
- 981 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:38:57.62 ID:9u18c1Ax0
- 【王国・マックスハウス内部】
マックス父「な、なんだ!?」
マックス母「扉が壊されたの!?」
マックス父「むぅ、魔物か!? 母さん下がっていろ!」
マックス父「来るならば来い! どんな相手だろうと母さんは私が守ってみせるぞ!」チャキン!
マックス母「あなた……///」ポッ…
バキャバキャ…
ズウゥゥゥゥゥン…
真体ギルバート「――む、加減を間違えたか?」←レベル4000オーバー
キアラ「だ、駄目ですよお父様!?」ワタワタ!
アベル「挨拶前に玄関を破壊するのは非常識かと!?」ワタワタ!
マックス父「」
マックス母「」
アベル「あ、固まっているお二人がマックスのご両親――」
ギルバート「……」チラ
マックス「」コクコク!
ギルバート「……」
ギルバート「……失礼した。我が名はギルバート。本日は急ではあるが挨拶に――」
マックス父「」
マックス母「」
ギルバート「……?」
アベル(……当然の反応だろうな)
キアラ(ごめんなさい……!)
マックス(父さん母さん、駄目な息子でほんっとごめん……!)
……
――
- 982 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:39:31.14 ID:9u18c1Ax0
- ――――
―――
――
―
……
マックス両親「「はうあっ!?」」ハッ!
マックス「あ、よかった! やっと気がついた!」
マックス父「マ、マックス!? よく帰ってきた……ではなくてだな!?」
マックス母「すぐに逃げるのよ! さっき、とんでもない怪物に――」
ギルバート「……」チョコン
マックス両親「「」」
キアラ(お父様! もっと覇気を抑えてください……!)ヒソヒソ!
アベル(身体も極力動かさず! 備品まで破壊するわけにはいきません!)ヒソヒソ!
ギルバート(ぬうぅ……)グググ…
マックス両親「「」」
マックス「……うん、驚かせちゃってごめん」
マックス「でも、どうしても伝えないといけないことがあるんだ」
マックス父「つ、伝えたいこと?」
マックス母「そ、それとあの恐ろしい人が関係あるの?」
マックス「ああ。実は――」
キアラ「待って、マックスさん」スッ
マックス「!!」
キアラ「まずは、私から」
マックス父「君は……」
- 983 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:40:15.95 ID:9u18c1Ax0
- マックス父「そうだ、格好や髪型は違うけどその雰囲気と声はまさか……?」
マックス母「もしかして、キャルちゃんなの?」
キアラ「はい。以前は大変お世話になりました」ペコリ
マックス父「いやいや、こちらこそ……」
マックス父「……」ゴクリ
マックス父「この魔力の感じは、もしかして君が……?」
キアラ「ご、ごめんなさい。これでも抑えるようにしているのですけど」
キアラ「……本当の私を知って頂く為に、あえて今の状態をお見せしています」
マックス母「キャルちゃん……」
キアラ「……」フルフル…
キアラ「申し訳ありません。キャルは、仮初の名と姿なのです……」
キアラ「――私は、帝国第一皇女キアラ」
キアラ「――この度、正式な挨拶の為に参りました」ペコリ
マックス両親「「!?」」ゴフゥ!
マックス父「て、帝国第一皇女って……キャルちゃんが!?」
マックス母「で、でも確かにそれならあの貴族のような振る舞いも納得が……」
マックス父「……」
マックス母「……」
マックス父(うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!? わ、私はなんという態度をとってしまったんだぁ!?)ガタガタ!
マックス母(ど、どうしましょう!? そうとは気がつかず、かなり砕けた対応をしたような!?)ガタガタ!
マックス父「マ、マックス……?」チラ…
マックス「……ごめん、黙ってて」
マックス「あの時は……まだ付き合っていなくてさ。俺のただの片思いだったんだ」
マックス「父さん達を安心させたくて、嘘をつこうとして、キアラちゃんが手助けしてくれて……」
アベル「……お前そんなことをしていたのか?」
マックス「あ、すみませんアベル皇子!? でも――」アセアセ
マックス両親「「アベル皇子!?」」ガタ!
マックス「あ」
- 984 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:41:23.78 ID:9u18c1Ax0
- マックス父「ど、どどどどど……」
マックス母「お、落ち着きましょうあなた!? 深呼吸よ!」スーハー!
マックス父「そ、そうだな母さん……!」スーハー!
マックス母「え、えっと……キャルちゃん、がキアラ様で? そちらの黒髪の方が?」オソルオソル…
アベル「大変失礼を……私は帝国第三皇子アベル。キアラの兄にあたります」
アベル「ご子息には私も大変お世話になっており……」フカブカ…
マックス父「あ、これはどうもご丁寧に……」フカブカ…
マックス父「しかしアベル皇子と言えば王国の英雄――」
アベル「それは買い被り過ぎです。クラウス王や王国騎士達……」
アベル「そして彼が奮戦していたのを、私達は少し後押ししたに過ぎませんよ」
マックス「アベル皇子……」
アベル「……さあ、マックス。あの日のように、勇気を持ってご両親に伝えるんだ」
マックス「っ、はい!」
マックス「――不肖、このマックス!」
マックス「――この度、帝国第一皇女キアラ様との……け、結婚の報告に参りましたっ!」
マックス両親「「!?」」ブホォォ!
- 985 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:42:00.98 ID:9u18c1Ax0
- マックス父「け、結婚!?」
マックス母「キャル……キアラ様と、あなたが!?」
マックス父「いや、その……確かに私達も、キャルちゃんとの結婚は大賛成だったんだが……」
マックス母「流石に状況が一変しているというか……」チラ…
アベル「……わ、私を危惧しなくても大丈夫です。既に二人の仲は、私も認めておりますので」アセアセ
アベル「勿論、父も」
マックス父「父……?」ギギギ…
マックス母「も、もしかして……」ギギギ…
ギルバート「む? もう一度名乗らねばならぬか」
ギルバート「我が名はギルバート。――そこのキアラとアベルの父親である」
マックス両親「「」」ウボァ!
マックス「だ、大丈夫か二人とも!?」ユサユサ!
キアラ「か、回復魔法を使った方が!?」オロオロ
マックス父「ごほ……だ、大丈夫だ……!」ヨロ…
マックス母「キアラ様との結婚が本当なら、当然のことだものね……!?」ブルブル…
マックス父「そう、最初に少しは覚悟できていた。だから耐えられるぞ……!」プルプル…
アベル「流石、マックスのご両親だ……」
アベル「――マックス。このままあちらのこともお伝えした方がいいと思うぞ?」
マックス「は、はい!」
マックス「――あともうキアラちゃんのお腹の中には俺達の子もいますっ!」
キアラ「……///」
マックス父「マックスお前いくつ爆弾を持ってきたんぼえぇぇぇぇぇ!?」ビチャア!
マックス母「あなたあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
キアラ「か、回復ーーー!?」パアアァァァ!
アベル(当然の反応だ……)
アベル(しかしこれは流石に、大丈夫だろうか?)
……
- 986 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:44:18.32 ID:9u18c1Ax0
- ――
特殊判定結果
2マックス両親の耐久力(>>968)
コンマ72
−15(結婚)−30(妊娠)−15(皇帝)−10(自重無)
=2
※かなり瀬戸際ですが耐えきりました!
――
……
マックス父「マ、マックス……」ヨロ…
マックス母「あなた、婚前の皇女様を……」ヨロ…
アベル(す、凄いな。なんとか耐えきったようだ……)
マックス「……うん、二人が言いたいことはよくわかるよ」
マックス「クラウス様やパトラ将軍、スカーレット将軍からも言われたからさ」
マックス父「当たり前だろう……」ハァ…
マックス母「確かに、あの子とマックスが結婚して孫もできればって……私も考えはしたけども!」
マックス父「そこまで真っ直ぐに突き進まずとも……」ガクリ…
マックス「……いいや、俺はこのまま進むぜ!」
マックス両親「「!?」」
マックス「このまま、絶対にキアラちゃんを幸せにできるような男になってみせるんだ!」
マックス父「マ、マックス……!」
マックス母「でも、そんな……キアラ様は……」チラ…
キアラ「様は無くても大丈夫ですよ。だ、だって……」
キアラ「――もうすぐ……お義父様とお義母様になられるのですから///」ポッ…
マックス両親「「んぅ!?///」」
マックス父「……///」テレテレ
マックス母「……///」テレテレ
ギルバート「……」
耐えきった為、追加特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 23:44:35.38 ID:Fv5A9mHTO
- よろろ
- 988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 23:44:53.54 ID:Mly2/ZFMO
- はい
- 989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/10(日) 23:45:39.15 ID:voqYrPXxO
- そおい!
- 990 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:51:02.64 ID:9u18c1Ax0
- 追加特殊判定結果
意識を保ち続けた為、援護者(ギルバート)との語らい
1マックス父の酒レベル(酔いやすさ)
38(少しだけ強め。マックスが酒を飲めないのは少し残念)
2マックス母の酒レベル(酔いやすさ)
54(大体平均的。飲めないことはないけど、マックスもいるから酒は避けがち)
――
追加判定をとったあたりで今日はここまで
と思ったのですが、残りが凄く微妙なことに……
少し早いですが、次スレの用意をしてこようと思います
少々お待ちください
- 991 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/10(日) 23:59:47.39 ID:9u18c1Ax0
- 次スレ(今度こそ最終スレ)になります
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610290527/
- 992 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/11(月) 00:00:53.75 ID:pWY/X3Hv0
- さて、残り数レスですが
- 993 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/11(月) 00:02:05.94 ID:pWY/X3Hv0
- 本来このスレで終わらせる(それももっと早く)予定だったので、1000ボーナスは考えていませんでした
- 994 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/11(月) 00:03:25.03 ID:pWY/X3Hv0
- ですが色々と予定外なこともあり、時間もかかってしまいました
それでもこのスレを見限らないで下さった方々がいたこと、本当に感謝の念しかありません
- 995 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/01/11(月) 00:05:36.92 ID:pWY/X3Hv0
- 誠に勝手ながら、Rパートはロウル以外の各ヒロインが一つの区切りという形で行ったため難しいですが……
もし、他になにか望まれるような小イベントがあれば、今度こそ最後の1000ボーナスとしたいと思います
(無論、無しも可能です)
それでは、このスレは埋めて頂けると助かります
- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/11(月) 00:05:39.90 ID:8+9s4IhP0
- 乙
ゆっくりでいいからやりましょう
もし1000ボーナスがあるのなら次回作に対しての要望を叶えられる奴を叶える感じで
- 997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 00:08:33.52 ID:CFY/yOvfO
- おつおつ
むしろ見たいイベントまだまだ色々あるのよ?
でもここは踏み台になるぜ!
- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 00:12:13.58 ID:P1RDm33HO
- >>1000ならこの世界感の別大陸新作が書かれる
- 999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 00:14:22.21 ID:8+9s4IhP0
- >>1000ならこの世界観の別大陸の新作が書かれる(ただし、ファンサービスでこったの大陸について触れる時が合ったりなかったり)
- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/11(月) 00:14:36.45 ID:s7by7Zeo0
- おつです!
ゆっくり進行でも楽しみに待ってますよ
ここは踏み台に、仮に>>1000なら>>998でお願いします!
- 1001 :1001 :Over 1000 Thread
- ____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
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