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【艦これ】提督「安価とコンマで学校生活」舞風「その7!」【安価・コンマ】

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765 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:13:27.02 ID:3kyeN23qO
なんだかんだガッサさんくまのんみたいにスパ子が勝利する未来が見える
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:13:32.35 ID:iJ5Io/RUo

>>1状態異常:猛毒くらってますやんか…
頑張って下さい!
楽しみに待ってます!
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:16:59.64 ID:9WWBh1F7o
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:17:18.85 ID:K0nK0oa0o
言うて1対3、今回で教師編健全枠連続ゴール記録も途切れるんじゃないか
おつおつ
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:18:17.27 ID:heaquRJ20

そろそろ取りたい
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:18:51.36 ID:/dYq4qEb0
おつつ
無理のない範囲でよろしくオナシャス 楽しみに待ってるですよb
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:22:31.12 ID:C8GrX7BgO
おつ

提督がノーマルなことを前提にしたり、ネタにしている動画の内容(たとえば対馬がレイプされているかのように演技して撮影されている、とか)も表記しようかぎりぎりまで迷いながら対馬の設定を組んだが、奴隷ヒロインもいるしどうなるか楽しみ。
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:22:59.39 ID:2nwf/RWQ0
エロ方面は対馬の媚薬を軸にすれば割とあっさり組めそうやね
ウォー様が一番エロい体なのにエロ関係無いジレンマよ
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:26:12.31 ID:T4YnS4q5O
>>764
単発回避した上でここまで参加者集まるのエグいと思ったが8周目見てたらそりゃそうだと納得した
あの設定でこんだけクオリティ高い話書いてくれるなら人も集まるわなと
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:33:08.44 ID:eDpw6ZDRO
毎回明らかに教師やっちゃいけないような人間が教師編で出てくるの草
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 01:47:26.72 ID:ey/hpnywO
今のところまともな主人公って1週目と4週目しかいなくね?
次の9週目も3週目といい勝負できそうなほどアレな奴っぽいし
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 02:29:00.56 ID:pdqlrwq70
>>775
7周目はまだまともじゃないかな?
育ての親が性処理メイドで恋人って事を除けば良い兄だよ?
5周目も妹が愛人って事を除けばまだまし?
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 07:37:21.20 ID:w/GVK+huO
5週目提督は妹を愛人にするだけだったけど
9週目提督は最初から姪とか妹とヨスガってるんだよな…
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/15(火) 07:50:25.63 ID:TEuJH5DLO
脅されて継続ではあるけど、嫌々である必然もなさそうだよねこの提督
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 17:36:10.28 ID:OOLiPpoU0
提督「毒☆電☆波」
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/16(水) 23:41:50.84 ID:3JYgBZcbO
弥生コミュの時「玄関で夜戦」的な内容の安価取る人出てきそうwwww
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 00:01:33.08 ID:V71C6eB00
提督「フフッ...セックス!」
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 08:13:07.16 ID:IF+7NTFGO
大井のリーチ時の回想は書いてくれるといいなぁ
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 09:56:29.04 ID:omPAZHprO
大和愛人ルートに限り多いも失恋しそうなイメージがある
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 12:16:49.94 ID:7q9bIDnQ0
大井っちや大和との情事を経た提督はこれからまおーさまとの夜戦に満足出来るのだろうか
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 12:23:02.15 ID:qOQlU0xuO
正妻暁、失恋oaゴールの一人デスマッチ・大和が愛人滑り込み、惜しくも結ばれなかった大井、アブルッツィも30後半まで上げて失恋無し
最終的に見ると8周目かなりいい塩梅に収まったのではないか
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 12:24:24.12 ID:8tzqwLFw0
失恋者無しで全イベント回収したのすごいと思ふ
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 12:43:41.81 ID:qOQlU0xuO
orだわ
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 12:44:59.35 ID:IF+7NTFGO
>>786
まだ大井の回想が途中で終わってるよ?
プロットが長すぎるから、大井と大和は30で描写する回想を30とリーチに分割したから、
大井が結婚後に托卵された経緯がまだ書かれていないよ?
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 12:47:27.34 ID:8tzqwLFw0
そっか大井もだったか。忘れてた
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 14:31:11.27 ID:kzLTKTehO
まあそこらへんはプロットで明かされるじゃろ
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/17(木) 15:44:14.10 ID:p9y7CIdMO
まおーさまは封印みたいのが解けて
中身は暁のままだけどナイスなグラマラスに……

って正に髪が紺色のビスマルクやんダメだこれ
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 00:37:32.49 ID:pYlRQaIw0
暁も大和も転生だから封印も覚醒もないんだよなぁ
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 20:04:03.09 ID:dr9l3Dvm0
弱体化してるけど一時的に全盛期の力を取り戻す


とかそういうの。君は嫌いかね?
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 20:09:57.65 ID:9J/gJFwKo
(正直好き、小ネタで狙うか)
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 20:25:57.25 ID:5XGKc9S4O
>>793
逆に病まとが全盛期の力取り戻して提督奪い去る絶望√も面白そう
たしか回想で時間遡行以外の魔法使えないって言ってたような
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 22:46:37.54 ID:pGk3E7x6O
>>774
元カノとか妻とか新妻とか自称妻とか宇宙人とか義娘とかストーカーとか恋人の妹とか変態鬼畜狂使にならない可能性もあった

い悪が神マンコもかもにな
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/18(金) 22:59:50.00 ID:G2CDkTWpO
>神マンコ
提督は神チンポで対抗しなきゃ(使命感)
798 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:13:17.04 ID:+L6TeUnX0
お待たせしてすみませんでした!エピローグ、投下します。
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 00:13:45.33 ID:LO8uDp+yO
きたああああああああああ
800 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:15:40.87 ID:+L6TeUnX0
――エピローグ

――大和家・リビング


提督「………」

暁「………」

大和「………」

大和(あれから提督さんと魔王は、私の家に泊まり込む日が増えて……2人の私物も、少しずつ増え始めた)

大和(魔王が提督さんと親しげにしている様子を見せられるのは、少し……いや、かなり嫉妬してしまうけど……)

暁(わがまま言っちゃダメ!私はもちろん、提督から受け入れて貰えただけでもありがたいと思いなさいよね!)

大和「……はい」シュン

大和(……こんな風に、私は提督さんと魔王に頭が上がらずにいる。実際、私はもう魔法が使えない以上……迂闊な行動は取れないもの)

大和「………」チラッ

提督「うぅ……」

大和(それはともかくとして、提督さんはほぼ毎日……私や魔王と会話していない時は、苦しそうな顔をしてるのよね……)

暁(……誰のせいで提督がこうなったと思ってるの?)ジトッ

大和(うっ……ごめんなさい……)

暁(はぁ……でも、確かに心配よね。大井さんとか言う人との、そーゆー関係が止められないことを悩んでるのかな……)

大和(多分……)

提督「………」

提督(……覚悟を決めろ、俺。先延ばしにしていても、無意味なんだ……むしろ、事態が悪化しかねない……)

提督(大井に、暁達のことを……そして、暁達にも……あのことを……)チラッ

暁「あ……」

大和「……提督、さん?」

提督「……暁、大和。2人に、話さないといけないことがある」

暁「話?もうどんなことでも驚かない自信があるわよ?」

大和「……話、ですか?」

提督「……あぁ」
801 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:17:45.15 ID:+L6TeUnX0
提督「これから大井に、暁との関係を伝えに行こうと思う。そして、これまで続いていた肉体関係を……今日で完全に断ち切る」

暁「……!」

大和「……!」

提督「ただ、流石に大和との関係は話せないけどな……いや、向こうも不倫してるから、ある意味お互い様ではあるんだが」

大和「不倫……?」

暁「どういうこと?不倫って、確か……浮気してるってことよね?」

提督「………」コクリ

大和「では、大井さんは……提督さんと破局した後……」

暁「破局したのはアンタのせいだけどね」ジトッ

大和「あぅ……」

提督「……大井は俺と別れた後、兄さんと結婚した。あ、兄さんと言うのは、俺の実の兄のことだ」

大和「……!?」

暁「……そう、なんだ」

大和「………」

大和(提督さんと、あの女が破局することは知っていたけど……まさか、彼女が提督さんのお兄さんと結婚していただなんて……)

暁「あれ?でも提督、確かその人とも……その、そーゆー関係が続いてるって言ってなかった?」

提督「……あぁ。大井が結婚した後も、俺達はそのまま肉体関係を続けてしまっていた」

暁「……!」

大和「なっ……!?」

提督「それだけじゃない。お互い、避妊もせずに肌を重ね続けたせいで……大井は妊娠してしまった」

提督「しかも、妊娠が発覚したのは大井が兄さんと結婚した後で……幸い、兄さんには俺と大井の関係はバレなかったが」

暁「え、えっと……その、妊娠した子は……」

大和「……どう、なったんですか?」

提督「………」
802 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:19:29.39 ID:+L6TeUnX0
提督「……無事、生まれたよ」

暁「よ、良かったぁ……」ホッ…

大和「………」ホッ…

提督「……戸籍上は、兄さんと大井の娘ということになったんだけどな」

暁「……え?」

大和「そ、それって……」

提督「……兄さんは、娘が自分と血が繋がっていないことに気付いていない」

提督「それにも関わらず、俺と大井は懲りずに何度も肌を重ねて……!」ギリッ…

暁「………」

大和「………」

提督「それだけじゃない……その間、大和との関係を続けて……それで、どんどん後戻り出来なくなって……」

提督「こんなことを続けていたら、いつか破滅する……頭ではそう分かっていても、体が求めてしまったんだ……」

提督「俺では無く兄さんと結婚した大井に、みっともなく嫉妬して……その辛さを、大和との行為で誤魔化して……!」

提督「もう、自分で自分が分からなくなって……既に人妻になった幼馴染と、そして俺の人生を歪ませた相手とも……!」

暁(……こうなったのも、アンタのせいよね)ジトッ

大和「うっ……」

提督「正直、暁がいなかったら……俺は、取り返しのつかないことになっていたかもしれない」

提督「ストレスや罪悪感で潰されるか、逆にヤケになって一層堕ちていくか……!」

暁「………」

大和「………」

提督「……でも、俺は暁に救われた」

暁「……!」

提督「暁が、こんなどうしようも無いほどに情けない俺のことを……受け入れてくれたんだ」

提督「それどころか、俺のことを好きとまで言ってくれた。あの時、俺は本当に……救われたと思ったんだ」

暁「提督……」

提督「……ごめん、暁。こんな、大事なことを……黙ったままでいて……」

提督「だけど、怖かったんだ……こんなことを話せば、暁に拒絶されるかもしれないって……」

提督「そう考えれば考えるほど、恐怖心で動けなくなって……」

暁「………」

大和「………」
803 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:24:26.65 ID:+L6TeUnX0
提督「……でも、俺は覚悟を決めた。例え暁に軽蔑されたとしても……このことを打ち明けるって」

暁「……!」

提督「俺のことを受け入れてくれた暁に、これ以上……不誠実な真似は出来ないと思ったから……!」グッ…!

暁「………」

提督「……最低だよな、俺。別れただけならまだしも、兄と結婚した相手と……肉体関係を、続けていただなんて……」

暁「……もうっ。相変わらず提督は何でも抱え込んじゃうんだから」ギュッ

提督「……!」

暁「前にも言ったじゃない。提督のことは、全部受け入れるって。どんなことがあっても、私は味方でいてあげるって」ナデナデ

暁「それに、提督がそんなことになっちゃったのは……そこにいる悪い魔法使いのせいでしょ?」ナデナデ

大和「………」

提督「でも……だけどっ……!」

暁「提督は悪くない……とは言えないかもしれないけど、少なくとも私はそんなことで嫌いになったりしないもん」ナデナデ

暁「むしろ、魔王のお婿さんなら……ちょっとくらい、悪い所がある方がそれっぽいかなって!」ニパッ

提督「……暁……ありがとう……こんな俺なんかを、受け入れてくれて……本当に……!」ギュッ

暁「んっ……どういたしまして」ナデナデ

大和「………」

大和(……私が負けた理由が分かった。あの女はともかく、魔王は……提督さんのことを、心から愛していて……)

大和(そんな相手に、欲望と憎悪に負けた私なんかが……敵うはず無かったんだわ。提督さんの気持ちを一切考えず……自分のことばかり、考えていたから……)

暁「全く、好きな人をここまで追い詰めておいて……アンタはざいあくかんとか感じないの?」ジトッ

大和「……ごめん、なさい」

暁「はぁ……」

提督「……俺、決めたんだ。今はまだ学生だが、いずれ就職したら……娘に養育費を支払おうと思ってる」

暁「……!」

大和「……!」

提督「少なくとも、子供には何の罪も無い。俺と大井、そして大和のいざこざに巻き込まれてしまった被害者だ」

提督「今更、兄さんや俺の両親に本当のことは話せないが……それでも、俺はあの子の父親なんだ」

提督「せめて、これくらいのことはしないと……親として、人間として……失格だと思ったから……」

暁「……提督」

大和「………」
804 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:28:37.99 ID:+L6TeUnX0
大和「……私も支払います」

提督「……!」

暁「………」

大和「提督さんと大井さんが、そんなことになってしまったのは……間違い無く、私が原因です」

大和「こんなことで、自分の罪が消えるとは思っていません……ですが、せめてもの償いとして……支払わせて下さい」

提督「……良い、のか?」

大和「はい。むしろ、提督さんがダメと言っても……無理矢理にでも払います」

暁「そう思うなら、最初からそんなことしなきゃ良いのに……」

大和「………」

提督「……ありがとう、大和。いや、本当ならお前に礼を言うのはおかしい気もするが……それでも言わせてくれ。娘の為に、ありがとう……」

大和「……いえ、今の私に出来る、精一杯のけじめですから」

暁「だったら私も協力する!提督が金欠にならないよう、たっくさん稼いじゃうんだから!」

提督「いや、暁に負担をかける訳には……」

暁「気にしなくて良いってば!恋人同士なんだし、喜びも苦しみも分かち合ってこそでしょ?」

暁「それに、大好きな人が困ってるなら……助けてあげたいもん。私、これまで提督に助けられっぱなしだったから」

提督「……本当に、暁には感謝し切れないよ。何とお礼を言えば良いか……!」

暁「えへへっ♪魔王様にド〜ンと任せなさい♪」ポンッ

大和「………」

大和(あぁ、やっぱり敵わないなぁ……魔王は、どこまでも提督さんの為に……それに比べて、私は……)
805 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:31:14.11 ID:+L6TeUnX0
――数十分後・8周目提督家前


提督「………」

暁「……大丈夫?」

提督「……あぁ。もう、覚悟は出来てる」

暁「………」ギュッ

提督「……!」

提督(暁が、俺の手を握って……)

暁「どんな結果になっても、私……いや、私と大和がついてるからね?」

提督「……ありがとう。よし……」ガチャッ

母「……お帰り。今日は……泊まらなかったんだね」

母(いつもなら、知り合いの人の家に泊まって……そのまま、朝帰りすることが多かったから……)

暁「………」

暁(なるほど。提督、大和のことは知り合いって説明してたのね……)

提督「……あぁ。今日は、母さん達に……紹介したい人がいたから」

母「紹介?あっ……」チラッ

暁「こんにちは!私、提督の彼女の暁って言います!」ペコッ

母「か、彼女……!?」

提督「……先に言っとくが、俺と同い年だ」

提督(いや、確か3000年前に大和と戦ってたんだっけか?いやでも、転生したらしいし……何にせよ、こんなことを話しても信じて貰えないだろうけどな)

母「………」

暁「……」

母「……そ、そうなの。提督に、彼女が……」チラッ

提督(……明らかに動揺してるな。まぁ、大井と破局した後だから……仕方ないか)

母「じゃあ、立ち話もなんだから……上がって行って?」

暁「はい、お邪魔します!」
806 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:34:00.57 ID:+L6TeUnX0
――リビング


父「……そうか。彼女が出来たのか……」

母「………」

兄「………」

大井「………」

娘「あう〜?」キョトン

暁「え、えっと……」

提督「………」

提督(……やっぱり、微妙な空気になったか。でも、こうなることは……当然だが、想定内だ)

提督(特に、大井が俺に対して……)チラッ

大井「………」

提督(複雑そうな、それでいて何かを言いたげな表情をすることも……予想はしていた)

兄「……暁さん」

暁「は、はい!」

兄「提督とは、どうして……付き合うことになったんですか?」

暁「それは、大学に入ってから……ずっと、勉強を教えて貰ったり……色々と、助けて貰ったからです」

暁「提督は、自分が何か悩んでいる時でも……私が困っている時、いつも手を差し伸べてくれました」

大井「……っ」ズキッ

暁「そんな日々を過ごしている内に……提督に惹かれちゃいました。私も、提督のことを助けてあげたいって思うようになったんです」

兄「……そんなことがあったんですね」

提督「………」

兄「暁さん。どうか、提督のことを……よろしくお願いします」ペコッ

兄(僕や父さん達、大井ちゃんでは……どうしても、提督とまともに会話出来なくて……)

兄(兄として、家族として……情けない話だけど、きっと……暁さんにしか、提督を支えてあげることは出来ないから)グッ…

暁「……!」

父「……俺達からも、よろしく頼む」ペコッ

母「………」ペコッ

娘「きゃっきゃ♪」

暁「あ……は、はい!任せて下さい!」ニコッ

大井「………」

提督「………」

提督(これで、父さん達や兄さんには……"必要最低限"の説明は出来た。後は……)チラッ

大井「………」

提督(……大井に、"本当に伝えたいこと"を話すだけだ)
807 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:37:09.19 ID:+L6TeUnX0
――10分後・8周目提督家前


提督「……それじゃ、俺は暁と一緒に家まで行くよ。恐らく、休みの間はずっと向こうにいると思う」

兄「……うん。暁さん、今日は来てくれてありがとうございます」

兄(家、か……暁さん、1人暮らしなんだね。ここ最近、提督が家に帰らない日が続いていた理由が分かったよ)

暁「い、いえ、そんな……」

提督「………」チラッ

大井「………」

提督(大井は廊下で俺達を眺めてるだけ、か……これだと、口頭で呼び出すのは難しいな……)

暁「………」チラッ

提督「………」コクッ

提督「……またな、兄さん」

兄「うん、また休み明け」ニコッ

暁「さようなら、お兄さん!」

スタスタ…

提督「………」

暁「……どうするの?」

提督「……しばらく待ってから、電話で呼び出す」

暁「……やっぱり、それしか無いわよね」

提督「すぐに呼び出したら、兄さん達に不自然に思われてしまうからな……あくまで、大井だけが外出する状況を自然に作り出さないと……」


――30分後・公園


大井「………」スタスタ…

大井(何よ、あいつ……私を裏切って、あの女との関係を続けて……挙句の果てには、別の彼女まで作るなんて……!)

大井(一体、何考えてるのよ……!あの暁とか言う子も、きっとあいつに騙されるのよ……!)

大井(しかも、さっき家を出たと思ったら……いきなり電話してきて『重要な話があるから公園に来て欲しい』だなんて……!)

大井「………」スタスタ…

大井(どうせ、ロクな話じゃないはず……わざわざ私だけ呼び出すなんて、何か裏があるに決まってるじゃない……!)

提督「……来てくれたんだな」

大井「……兄さん達に怪しまれないよう出て来るのが大変だったんだから。それで、話って何よ?」

大井「こっちは家事や子育てで忙しいのよ?どうせ聞くに堪えない内容だろうけど、さっさと話して……」

暁「………」

大和「………」ザッ…

大井「……ッ!?」ビクッ

大井(えっ……こ、こいつって……)
808 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:39:41.29 ID:+L6TeUnX0
大井「……何で」

提督「………」

大井「何で、こいつがここにいるのよ……!」

大和「………」

大井「どういうつもりよ……?アンタ、さっきそこにいる子を彼女って紹介したでしょうが……!」

暁「………」

大井「……貴女も黙ってないで、コイツに何か言ったらどうなの?」

暁「………」

大井「貴女は騙されてるのよ!コイツは、そこの女と……」

暁「……知ってるわ」

大井「えっ……」

暁「提督が、そこにいる人……大和と関係を持っていたことは、もう知ってる」

大井「なっ……!?」

暁「でも、提督は私が告白した時……正直に話してくれた。それで、大和との関係をやめることを約束してくれた」

暁(……嘘は言ってないわよね?今はともかく、あの時約束してくれたのは本当のことだもん)

大井「………」

提督「……大井を呼び出したのは、お前に謝らなければならないことがあるからだ」

大和「………」

大井「……今更何よ。言っとくけど、アンタが浮気したことはまだ怒って……」

大和「……ごめんなさいっ!」ペコッ

大井「……え?」

大和「提督さんは悪くないんです!私が、提督さんを強姦したから……!」

大井「……はぁッ!?ご、強姦!?何よそれ!?」

提督「……お前は信じてくれなかったけどな。俺は本当に……大和に襲われたんだ」

提督「今はまだしも、当時は浮気なんてしていない。むしろ、俺自身が大和に襲われて混乱していたくらいだからな……」

大和「提督さんが言っていることは全部本当です!悪いのは、全部私で……!」

大井「………」
809 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:43:43.12 ID:+L6TeUnX0
大井(う、嘘よ……じゃあ、何?提督は、本当にコイツと浮気してたんじゃなくて……)

大井(私は提督の言葉を、嘘と切り捨てたってこと……?だからあの時、提督は怒り出して……)

大井「……し、信じられる訳無いじゃない。そんな、作り話……どうせ、提督に言われて……都合の良い嘘を……」

提督「………」

大和「そうじゃなくて……!」

大井(違う。これは自分の過ちを認めたくないだけ。自分が提督を信じられなかったという辛い事実から、目を背けたいだけ……)

暁「……違うわ」

大井「っ!?」

暁「提督と大和の話は本当よ。だって、私も大和から……その話を聞いたから」

大井「………」

暁「そして、そのことがきっかけで……提督と大井さんの関係が、メチャクチャになってしまったことも」

大井「………」チラッ

提督「……あぁ。暁から告白された時、全て伝えたんだ。それだけじゃない。大和から、今のように謝罪された時も……」

大井「う、ぁ……」ヘナヘナ…

大井(聞きたくない事実が、思わず目を背けたくなるほどに辛い事実が……重く圧し掛かって……)

大井(だったら、私は……好きな人を信じてあげられなかった、酷い奴ってこと……?)

大井「……っ!」フルフル

大井(違う!違う違う違うッ!あの時、提督は凄く気持ち良さそうにしてた!まるで愛し合ってるかのように、恍惚な表情で……!)

大井「……だったら、どうしてアンタはあんな気持ち良さそうにしてたのよ!襲われたのなら、もっと嫌がるはずでしょう!?」

提督「………」

大和「……私が"偶然"、提督さんの弱点や気持ち良くなる所を沢山刺激してしまったからです」

大和(本当は、何度も時を遡って調べ尽くしたからだけど……そんな話、出来るはずが無い……)

大井「は、はぁっ!?何を言って……」

提督「……馬鹿みたいな話だが、本当なんだ。大和から何度も逃れようとしたが、襲い掛かる快楽にどうしても敵わなくて……」

大井「ふざけるのもいい加減にしなさいよ!嘘つくならもっとマシな……」

提督「………」

大和「………」

大井「……っ」ズキッ

大井(どうして、そんなに辛そうな顔してるのよ……どうして、動揺すらしないで……苦しそうな表情で、黙り込んでるのよ……!)
810 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:49:30.50 ID:+L6TeUnX0
大和「……貴女が結婚した後も、提督さんと肉体関係を続け……妊娠してしまった話も聞いています」

暁「……もちろん、私もね」

大井「……!?」

大井(そ、そんなことまで話して……)

提督「……それについては、本当にすまなかった。お互い避妊をしなかったのが原因だが、俺に非があるのは事実だ」

大和「元はと言えば、私のせいなので……慰謝料の代わりではありませんが、貴女と提督さんの間に生まれた娘さんの養育費を支払おうと考えています」

大井「……え?」

提督「もちろん、俺も支払うつもりだ。今はまだ学生だから厳しいが、大学を卒業して働き出したら……給料から養育費を出す」

大井「………」

提督「それだけじゃない。こうして暁と付き合う以上、今後はお前との肉体関係も……完全に止めることになる」

大井「……っ!」ズキッ

提督「こんなことを言うのは勝手だと分かってるが……お前だってこれ以上、不倫を続ける訳にもいかないだろ」

大井「………」

提督「これからは、お前が求めて来ても応じない。もちろん、俺から求めることも絶対にしない」

提督「大学を卒業したら、すぐにでも家を出る。お前との歪んだ関係を断ち切る為には、こうするしかないんだ……」

提督(……兄さんにも、顔向け出来ないことをしてしまったからな)

大井「……っ」

大井(本当なら、今すぐにでも……提督に、信じてあげられなかったことを謝罪したい。そして、よりを戻したい……)

大井(でも、私には兄さんと娘がいて……彼らを心から愛している。愛してしまっている……)

大井(それに、提督と不倫して……兄さんを裏切り続けていることは、事実で……何も言い返せなくて……)

大井(……どうして、今更そんなことを言うの?どうして……どうして、どうして……!)

大井「………」クルッ

大和「……!」

大井「……お前のせいで」

大和「………」

大井「お前のせいで、私は……っ!」バシッ!

大和「うっ……!」

提督「……!」

暁「………」
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 00:50:12.38 ID:pFv4BXEm0
大井っち可哀想…
812 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:51:46.72 ID:+L6TeUnX0
大井「お前のせいで!私と提督は破局して!こんな歪な関係になって……!」バシッ!

大和「……っ!」

大井「どうしてくれるのよ!?どう責任取ってくれるの!?お前がいなければ……お前さえいなければ……っ!」バシッ!

大和「………」

大井「このビッチが……!どうして……どうして、よりによって提督なのよ!狙うなら他の男を狙いなさいよッ!」バシッ!

大和「………」

大井「何で、提督なのよ……!こんな、こんなことって……黙ってないで何か言いなさいよぉッ!」バシッ!

大和「………」

大井「ぐすっ……うぅっ……!」バシッ!

大和「………」

提督「………」グッ…

提督(大和の目的を知ってしまっている以上……俺からは、何も言えない)

提督(大和のせいで、俺と大井の関係が歪んでしまったのは……紛れも無く、事実だから……)

大井「お前のせいで……えぐっ……お前のせいで、私達はぁっ……!」ポロポロ

大井(こんな真実、知らない方が良かった……!今更、知りたくなかった……!どうして、今になって……うぅっ……!)ポロポロ

大和「……っ」ズキッ…

暁「………」

暁(これも全部、アンタが招いたことなんだからね?ひどいことを言われても、叩かれても……黙って受け入れなさい)

暁(アンタはそれだけのことを、提督と大井さんにしちゃったんだから。それがけじめってものでしょ?)
813 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:54:12.11 ID:+L6TeUnX0
――10分後


大井「………」

暁「……落ち着いた?」

大井「……何とか、ね」

大和「………」

暁「あ〜あ、ほっぺたがパンパンに膨らんじゃって……でも、それだけ大井さんが怒ってたってことだからね?」

大和「………」

暁「痛いでしょ?辛いでしょ?でも、大井さんは……そんな痛みなんかより、よっぽど辛くて悲しい思いをしたの」

大井「………」

暁「だから、せめて……その痛みをずっと覚えておくこと。それが、アンタに出来る……せめてもの償いよ?」

大和「………」コクリ

提督「……大井」

大井「……大丈夫。もう、吹っ切れたから……」

提督「……そうか」

大井(嘘。本当は、まだ未練が残ってるけど……)チラッ

提督「………」

暁「………」

大井「……はぁ」

大井(2人の顔を見ていたら、決意が固いことくらい……嫌でも分かっちゃうから)

大井(それだけじゃない。私自身、こんな関係を続けていれば……いつか破滅してしまうことくらい、理解してたもの……)

大井「……提督」

提督「……!」

大井「アンタが言ったように、私も……今後は行為の話を持ち掛けないようにする」

提督「……!」

大井「もちろん、兄さんやお義父さん達にも……このことは話さない。約束する」

提督「……ありがとう」

大井「………」チラッ

暁「あ……」

大井「……強いのね、貴女。彼氏が私やあの女と肉体関係を持っていて……子供まで作っちゃったのに、それを受け入れたなんて」

暁「……好きな人だからこそ、ダメなところも受け入れてあげないといけないって思ったから」ニコッ

大井「……私の分まで、提督をよろしくね?」

暁「任せて!」ポンッ

大井「………」

大井(……提督が、この子を選んだ理由が分かった気がする。私なんかより、よっぽど……提督のことを、ひたむきに想って……)
814 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:55:47.52 ID:+L6TeUnX0
大井「………」クルッ…

提督「……!」

大井「……どうせ、アンタはこれから暁さんの家に行くんでしょ?これ以上話は無さそうだし、私は家に戻るわ」スタスタ…

提督「………」

大井「………」クルッ

提督「……え?」

大井「卒業後も、たまには顔を見せに来なさい。私はともかく、あの子は……アンタの娘なんだからね」

提督「……!あ、あぁ。分かった……大井さえ、良ければ……」

大井「………」クルッ スタスタ…

提督「……大井」

大和「………」

暁「……はぁ〜っ。これで何とか、いっけんらくちゃく……で良いのよね?」

提督「……多分、な」

大和「後は、大井さんを信じるしかありません……もし、提督さんのご家族にこのことがバレてしまったとしたら……」

暁「……その時は、大和の家で暮らすようにするしか無いわね」

提督「……ごめん」

暁「も〜、だから謝らなくて良いんだってば〜!」

大和「暁の言う通りです。むしろ、悪いのは私で……」

提督「いや、でも……」
















「……そういうことだったんですね」

提督「っ!?」クルッ

暁「ふぇっ!?」クルッ

大和「……!?」クルッ

アブルッツィ「……こんにちは、提督。それに暁と……"元"大魔導師、大和も」

提督「あ、アブルッツィ……!?」

暁「どうして、ここに……!?」

大和(ま、また現れるなんて……!)
815 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 00:58:12.18 ID:+L6TeUnX0
アブルッツィ「前に話しましたよね?提督に、少し聞きたいことがあったので……」

提督「前……確か、お前が大和の暴走を止めた時のことか……?」

アブルッツィ「はい。それで家を訪ねようとしていたら、偶然にも修羅場に遭遇してしまいました」

提督(しゅ、修羅場……まぁ、確かにそうとしか思えないか……いや、それより……!)

提督「……どうして俺の住所が分かったんだ?」

アブルッツィ「………」

アブルッツィ(本来なら、黙っておくべきなんだろうけど……あの時、私が行使する技術や魔法についてを話しちゃったし……)

アブルッツィ「……未来の技術なら、この時代の情報なんて簡単に調べられますから」

提督「み、未来……?」

暁「もしかして、あんな凄い武器を持ってたのって……」

アブルッツィ「……お察しの通り、私はタイムマシンで200年後の世界からやって来たタイムパトロールです」

大和「……タイム、パトロール」

アブルッツィ「それと同時に……提督の、遠い子孫でもあります」

提督「なっ……!?俺の子孫だって……!?それに、200年後から来たタイムパトロールって……待ってくれ!また理解が追い付かなくなってきた……!」

アブルッツィ「ふふっ……証拠もありますよ?こうすれば……」スッ…

パァッ…!

提督「うおっ!?」

暁「きゃっ!?て、手から光る画面が浮かび上がって来た!?」

大和「……!」

アブルッツィ「腕に組み込んでおいたナノマシン『時空変動測定機』の基本画面です」

提督「じ、時空変動……」

暁「そくてーき……?」
816 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:00:17.19 ID:+L6TeUnX0
アブルッツィ「簡単に言えば、誰かが過去に遡って歴史を変えてしまった時……」

アブルッツィ「元の歴史と比べて、どれほどの変化が出てしまったかを調べることが出来る技術なんです」

アブルッツィ「それだけじゃなく、歴史改変の犯人や、それに関係する人物を調査することも出来ます。ほら、ここに……」

提督「……!」

提督(確かに、俺の名前と顔写真が……それに、概要欄には『アブルッツィのX代前の先祖』と表示されていて……)

提督「……ん?ちょ、ちょっと待ってくれ!これって……!」

暁「どうしたの?」

大和「……?」

アブルッツィ「……気がつきましたか?」

提督「……どうして、大井と娘の写真まで……それに、2人にも『アブルッツィの先祖』という表示が……」

アブルッツィ「……私も初めて見た時、どういうことか分かりませんでした」

アブルッツィ「提督が暁と交際を始めたと聞いた後、偶然にも……大井さんと、提督のお兄さん……そして、娘さんについての情報を得たんですが……」

アブルッツィ「大井さんは、提督のお兄さんと結婚しているにも関わらず……娘さんは、提督と大井さんの子供という情報が表示されて……」チラッ

提督「………」

暁「………」

大和「………」

アブルッツィ「……今の話を聞いて、納得しました。まさか、そこの元大魔導師が過去を改変したせいで……そんなことになっていたなんて」

大和「……盗み聞きなんて、趣味の悪いことを」

アブルッツィ「好き勝手に歴史を弄り回した貴女に言われたくありません」

大和「くっ……」

アブルッツィ「ですが、皮肉にも……私は貴女に、お礼を言わなければいけないみたいです」

大和「……え?」

暁「ど、どういうこと……?」
817 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:01:55.29 ID:+L6TeUnX0
アブルッツィ「提督、1つ聞いても良いですか?」

提督「あ、あぁ……」

アブルッツィ「もし、大和に襲われていなかったとしたら……提督は、そのまま大井さんと交際していましたか?」

提督「……多分、いや、間違い無くそうだろうな。別れる理由が無い」

アブルッツィ「では、大学在学中に子供を作ることは……」

提督「あり得ない。せめて大学を卒業してから……ん?ちょっと待て。それって……」

大和「あ……」

アブルッツィ「……気がつきましたか?」

暁「え?え?」オロオロ

提督「……まさか、大和が俺を襲ったことで……俺が大井と歪んだ関係になって、大学生の間に妊娠させてしまったから……」

アブルッツィ「……はい。それがきっかけで、私の遠い先祖に当たる娘さんが生まれ……およそ180年後、私が生まれる未来に繋がったみたいです」

提督「………」

提督(……そうか。俺が娘を見て既視感を抱いたのは……アブルッツィに似ていたから、だったんだな……)

暁「あ、あ〜、そういうことね……えぇっ!?嘘でしょ!?」

アブルッツィ「もし、貴女が歴史を弄る前……言い換えれば、"本来の歴史"には……私はこの世に存在していなかったと思います」チラッ

大和「………」

アブルッツィ「過去改変者のせいで、私自身が生まれる未来に繋がっていただなんて……本当に、皮肉ですよね」

アブルッツィ「守ろうとしていた歴史が、実は既に改変された後だったなんて……」

提督「………」

大和「………」

暁「……何か、漫画とかアニメの話みたい」
818 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:04:24.39 ID:+L6TeUnX0
アブルッツィ「まぁ、それ以上に驚いたのは……ご先祖様達が、こんなにも性に乱れた生活をしていたことですけどね」

提督「……すまない」

アブルッツィ「あ、いえ、責めている訳では無いんです。そうなってしまったのは、そこにいる元魔導師が原因ですし……」

大和「………」

アブルッツィ「何より、提督がそのような日々を送っていたお陰で……私が生まれることになった以上、何も言えません」

提督「………」

大和(……私、自分で自分の首を絞めてたのね。道理で"見覚えが無かった"はずだわ)

暁「……あれ?でも、タイムパトロールってことは……歴史を守る為に来たのよね?」

アブルッツィ「はい」

暁「大和はもう魔法が使えなくなってるし……歴史はもう大丈夫なの?」

アブルッツィ「少なくとも、現時点では安定しています。元大魔導師の魔法を封じ込めたお陰で、余計な過去改変が起こらなくなったお陰ですね」

大和(さっきから『元』って強調するの、やめて欲しいんだけど……)

提督「じゃあ、もう役目を終えたってことか。その、何だ……未来へ帰るのか?」

アブルッツィ「最初はそうしようと思っていました。歴史が安定した以上、私が21世紀に滞在する理由が無くなりましたし……」

アブルッツィ「ただ、個人的な都合で、もう少しだけこの時代に残ろうと思います」ニコッ

暁「どうして?」

アブルッツィ「折角ご先祖様と仲良くなりましたし、どうせなら大学卒業後まで……今までのように、提督達と過ごそうかなと」

提督「いや、それって大丈夫なのか?」

アブルッツィ「う〜ん、まぁ……何とかなるかな?一応任務は達成しましたから、上司も大目に見てくれると思います」

アブルッツィ「それに、提督はこれまでいかがわしい生活を送っていたみたいですし……また歴史が歪んでしまわないよう、やっぱり後数年は見守らないといけません」クスッ

提督「……返す言葉も無い」

大和「うぅ……」

アブルッツィ(測定機を見る限り、私が生まれる歴史が消滅する危険や人類滅亡の危機は無くなったみたいだけど……)

アブルッツィ(……任務を終えて、そのままさようならは……少しだけ、寂しい気がしたから)
819 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:05:30.26 ID:+L6TeUnX0
アブルッツィ「それじゃ……」

提督「……帰るのか?」

アブルッツィ「はい。疑問も晴れましたし、私が必要以上に関わってしまうことで……提督の歴史を変えてしまう訳にはいきませんから」

大和「……そう思うなら、今すぐ未来へ帰れば良いのに」

アブルッツィ「貴女にだけは言われたくありません」

暁「じゃあ、また大学で一緒にご飯食べたりお喋り出来るのね!」

アブルッツィ「えぇ。提督のこと、また詳しく聞かせて下さいね?」

暁「うんっ!」

アブルッツィ「ふふっ……では皆さん、また大学で……」

提督「……あぁ、またな」

暁「バイバーイ!」

アブルッツィ「………」スタスタ…

大和「……行ってしまいましたね」

提督「まさか、俺の子孫だったとはな。でも、あんな不思議な技術を見せられたら……信じるしかないか」

暁「あの子もアブルッツィの……おばあちゃん?いや、おばあちゃんのおばあちゃんで……うぅっ、ややこしい……」

大和「X代前の先祖だから、この場合は……」

提督「………」

暁「……提督?」

大和「どうかしましたか?」

提督「いや……やっと、俺は……大和や大井との、歪んだ関係から……本当の意味で抜け出せたのかなって」

大和「あ……」

暁「大井さんはともかく、大和はおちるところまでおちた気がするけど」ジトッ

大和「………」
820 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:06:45.86 ID:+L6TeUnX0
提督「ま、まぁ、それは……何だ。とにかく、これで暁とは……何の柵も無く交際出来るようになったんだ」

暁(しがらみ?)キョトン

提督「近い内に、今度は俺が暁の家へ挨拶しに向かう」

暁「本当!?」パァッ

提督「あぁ。ただ、大和との関係は……流石に明るみには出来ない」

大和「………」

暁「う〜ん……こればっかりは仕方ないわよね」

提督「……ごめん」

大和「いえ、気にしてません。むしろ、提督さんに捨てられなかっただけでも本当に安心して……これ以上の贅沢は言えませんから」ニコッ…

提督「大和……」

暁(そうやって提督のことを思いやれるなら、何で最初からそうしなかったのよ……)

大和「……提督さん、暁」

提督「ん?」

暁「何?」

大和「今はまだ、私の家に泊まっている状況ですが……大学を卒業したら、正式に3人で過ごしませんか?」

提督「……!」

暁「……!」

大和「部屋は沢山ありますし、その他のことでも私がサポートします。何も不自由させません」

提督「……まさか妻妾同衾を勧められるとは思わなかった」

暁「さいしょーどーきん?」キョトン

大和「簡単に言えば、奥さんと不倫相手が一緒に暮らすことよ」

暁「……あ〜、確かに今の私達のことかも」

提督「………」

暁「………」

大和「………」
821 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:08:34.47 ID:+L6TeUnX0
提督「……ははっ」

暁「……あははっ!」

大和「……ふふっ」

提督「俺達、さっきから公園で何て会話してるんだろうな……」

暁「多分、他の人が聞いたらドン引きしちゃうんじゃない?」

大和「人気の少ない公園を選んで正解でしたね……」

提督「………」

暁「……どうしたの?」

提督「……俺がこうして、暁達といられる幸せは……大井の犠牲の上に成り立っている」

大和「……!」

提督「俺は、大井と決別してまで……暁や大和と共に過ごす選択をした。それについては、全く後悔していない」

提督「でも、だからと言って……俺が大井や兄さん、そして娘に対して犯した罪は……永遠に消えることは無い」

暁「提督……」

大和「………」

提督「……その罪を背負ってでも、罪悪感で胸が痛んだとしても……俺は、暁と共に人生を歩みたい」

暁「……!」

提督「それだけじゃない。大和のことも、絶対に見捨てない……約束したからな」

大和「提督、さん……」

提督「……こんな、最低な俺だが……一緒にいてくれるか?」

暁「もちろんよ!」ニパッ

大和「……はい。私はもう、貴方無しでは生きていけませんから」ニコッ

提督「……っ!」ダキッ

暁「ひゃっ!」

大和「んっ……」

提督「……ありがとう。本当に……ありがとう……!」ギュウッ

暁「……もうっ、甘えん坊さんなんだから〜……よしよし」ナデナデ

大和「……ふふっ///」ギュウッ
822 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:09:44.03 ID:+L6TeUnX0






























「これからは、暁と大和の為に生きていく……どうか、よろしく頼む……」


「こちらこそ!私も提督が住みやすい世の中にする為に、今まで以上に頑張ってかんりょーを目指すわ!悪魔達や両親とも、心の中で約束したもの!」


「……私も、今までの罪を消すことは出来ませんが……これからは、提督さんの為に……私の人生全てを捧げます……!」





























――暁・大和 GOODEND
823 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:13:14.20 ID:+L6TeUnX0
よ、ようやく8周目が本当の本当に終わりました……長く苦しい戦いでした(白目)。
ここからは各ヒロインのプロットを投下していきます。END解放及びエピローグについては後述します。


・大井(好感度30まで到達している為、リーチ時の展開及び回想パートを解説します)

そして兄と大井は晴れて交際することになる。大井は優しい兄と過ごすことで、傷付いた心を回復させていく。
やがて兄とセックスするほどまで親密な仲になるが……いざ行為に及ぶと、大井は全くと言って良いほど満足出来なかったのだ。
決して兄が下手という訳では無い。だが、提督との体の相性が最高だった為に、兄とのセックスではほとんど感じることさえ出来なかった。
しかし兄を傷付ける訳にはいかないので、大井は咄嗟に笑顔を作り『私も気持ち良かったです』と言う。だが、こんなことを続けていれば欲求不満になっていく。

受験も追い込みに差し掛かる冬のある日、提督が部屋で勉強していると大井が訪ねて来る。
提督は既に兄と交際している大井と顔を合わせるのは気まずかったが、彼女が『どうしても話したい』と言った為、部屋に招き入れることにする。
すると大井は火照った顔で、それでいて悔しさと悲しさを織り交ぜたような表情で、提督に『兄さんでは満足出来ない。提督じゃないと気持ち良くなれない』と告げる。
要するに『アンタと付き合う気は無いけど欲求不満だから私の性欲だけ発散させて欲しい』という要求であり、提督はこの言葉を聞いて怒りが込み上がって来る。
提督は『俺の話を信じず兄さんと付き合った癖に、今になって兄さんが下手だからヤらせてくれ……だと?ふざけてるのか、お前……?』と言い放つ。
同時に、提督は内心『俺がどれだけ悩んだと思ってるんだ……大和との関係を止められず、大井にも合わせる顔が無いと考えてたのに……お前は……!』と考え出す。

大井はそれでも提督に頭を下げてお願いする。しかし嫉妬と自己嫌悪によるストレスで怒りが頂点に達した提督は、あの日のように大井を乱暴に押し倒す。
しかし大井はあえて抵抗せず、提督にされるがままになる。提督は『どうして抵抗しないんだよ!どうして、だよ……畜生……!』と言いながらも、大井を怒りに任せて犯す。
大井も自分の行為に罪悪感を抱いており、兄を裏切ることに対して胸を痛めたが、彼が与えてくれる快楽には敵わなかった。
この時、提督と大井は避妊をしていなかった為に、大井は提督の子を身籠ってしまう。

そして提督はその日以来、ある時は大和と行為に及び、またある時は大井と行為に及ぶという歪んだ日々を過ごすことになってしまう。
こんな毎日を繰り返していたせいで、提督は時が経つにつれて大井への態度が辛辣になっていき、大井も兄への罪悪感や自己嫌悪により提督の言いなりになっていく。
提督が大学2年生になる頃には、もはや性奴隷と言っても過言では無いほどになってしまっていた。だが、それでも愛情だけは兄に向けており、大井も自己嫌悪に非常に苦しんでいた。
また、提督はただ大井にストレスや怒りをぶつけるだけでなく、それによる罪悪感も募らせていき、それを大和との快楽で誤魔化すという悪循環に陥ってしまう。

やがて大井の妊娠が発覚するが、幸い兄が『避妊具が破れていた』と誤解してくれた為に事なきを得る。
しかし大井は両親と話し合った結果、大井は大学受験を断念することになってしまう。
高校卒業と同時に兄と結婚する。表向きは実家から職場に通う兄を支える為、しかし実際は提督といつでも行為がしたい為、大井は提督達と同居することになる。

同じ年の夏、大井が娘を出産する。兄は心から喜んでくれたが、大井は素直に喜べなかった。何故なら娘は兄との子供では無く、提督との間に出来た子供だからである。
提督、大井、兄の3人の血液型が同じだった為、幸い兄にはバレることは無かった。
流石に臨月になると提督との行為も自重していたが、出産を終えて体力が回復した後は再び自分から彼に行為をせがむようになる。

リーチ到達で、兄と交際し始めた後、やはり兄では満足出来ず提督を求めてしまったり、托卵で提督との子供を兄との子供として育てる場面を描写。
提督への気持ちが再び燃え上がってしまい、かといって兄への想いが無くなってしまった訳でも無い為、激しく葛藤し心を締め付けられる。
だが、ここで提督を選べば兄を本当の意味で裏切ることになる。今まで何度も罪悪感で押し潰されそうになっていたが、兄を想う気持ちが大井を何とか繋ぎ止めていた。
そのはずだったのに、大井は提督のことを……体の関係だけでは無く、かつてのように恋人同士に戻りたいと考えるようになってしまった。
大井はどうして良いか分からなくなってしまい、誰にも相談出来ないまま静かに涙を流す。

※END開放時及びエピローグについては後述。


・アブルッツィ(好感度30まで到達している為、リーチ到達時の展開を解説します)

リーチ到達で、タイムパトロールの禁句『過去の人間と必要以上に親しくなり過ぎてしまうこと』を犯してしまったことを自覚する。
相手は自分の遠い先祖であり、血の繋がりこそほぼ問題無いものの、仮に自分が彼と交際してしまった場合、ほぼ間違い無く歴史が変わってしまうことになる。
自分の存在が消滅する心配は無かったとしても、自分が生まれ育った歴史が消えてしまう。すなわち、自分の任務失敗を意味する。
それでもアブルッツィはタイムパトロール隊員としてではなく、1人の女性として提督に恋してしまう。だが、過去改変者を拘束する任務だけは怠ってはならない。
提督へ想いを告げるかどうかで悩みつつも、最低でも過去改変者の特定・対処任務だけは私情を挟まず遂行し、自分はともかく他の人々の未来だけは死守しなければと考える。

※END開放時及びエピローグについては後述。
824 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:15:35.12 ID:+L6TeUnX0
※END開放時及びエピローグについて。

今回はヒロイン全員の設定がかなりカオスなことになってしまい、無理矢理全てを関連付けた為、プロットを組み立てるだけでも本当に大変でした。
そのような状況でEND開放〜エピローグをガチガチに固めてしまっていた場合、どのヒロインとどのヒロインが同時にENDを迎えるかでも一層カオスなことになってしまいます。

そこで今回は、あえてEND開放〜エピローグの内容を大まかにしか設定せず、8周目の進行具合次第で『このまま進めばこういう展開に……』等といった感じで、その都度考えていくことにしました。
こうしておけば、コンマの影響で偏った進行状況になってしまったとしても、あるいは『やっぱり別の展開にした方が上手くまとまるかも?』と考えた場合も、ヒロインの根幹の設定と照らし合わせて臨機応変に対応出来ると考えたからです。
例えば大和のEND開放パートでは、アブルッツィが大和の魔法を封じていますが、もし暁が単独でENDを迎えて大和が失恋した場合、この展開はエピローグで描く予定でした。

よって、以下の内容はあくまでも参考程度と考えていただければ幸いです。ややこしい説明で申し訳ございません。
基本的に大和以外のヒロインがENDを迎えた場合、大和が提督達の会話を聞いて時を遡ろうとし、その後はアブルッツィに阻止される展開は同じです。


・大井

END開放:1度は破局してしまうも、やはり提督への想いを捨て切れない。提督に怒られるのを覚悟で、よりを戻して欲しいと打ち明ける。
提督は一瞬『あの時は信じてくれなかった癖に』と怒るが、その後は大井への未練が怒りを上回り『俺だって大井とやり直したかった!』と告げる。
大井は提督と両想いの関係に戻れる嬉しさや、提督を信じてあげられなかったことや兄を裏切ることになってしまう罪悪感で涙を流し、提督を抱き締める。

エピローグ:提督と大井は兄に土下座しながら全てを打ち明ける。兄は娘が托卵だったことは流石に気づかなかったが、大井が影で提督と不倫していたことは薄々気付いていた。
涙を流しながら謝罪する提督と大井に対し、兄は2人を許すことにする。それどころか、大井に対して『今度は本当に好きな人を間違えちゃダメだよ?』と優しく微笑みながら言う。
その後、大井は近い内に兄と離婚し、提督と結婚することを誓う。兄は人知れず少しだけ泣くが、その後は提督達の仲を応援することを決意する。


・アブルッツィ

END開放:自分の生まれ育った歴史が無くなってしまうことを覚悟の上で、提督に自分の正体を全てを打ち明けつつ告白する。
無論、提督は『お前まで暁みたいなことを言い出すのか』と言うが、アブルッツィは未来人の証拠として時空変動測定機を見せる。
提督は『まさかアブルッツィが本当に未来人で、しかも子孫だったなんて』と困惑するが、アブルッツィに想いを告げられ、自分自身も彼女に惹かれていたことを自覚し、告白を受け入れる。
提督もアブルッツィも『血の繋がりや時間のずれは関係無い』と言い合い、2人は異なる時間で生まれた先祖と子孫でありながら結ばれることになる。

エピローグ:大和の魔法を封じた後、歴史が安定化したことに気付く。アブルッツィは任務が成功したことに喜び、提督もそれを祝福する。
しかしタイムパトロールは基本的に過去の人間と必要以上に交流して親しくなることは原則禁じられている。
赤の他人ならまだしも、提督は正真正銘自分の先祖である為、提督と結ばれるというなら十中八九タイムパトロールではいられなくなる。

それでもアブルッツィは、提督の傍にいたいと告げる。提督は心配するが、アブルッツィは『大好きな人が傍にいてくれるなら、きっと何とかなります』と笑顔で答える。
本来、提督と付き合うはずだった大井に対して罪悪感を抱くものの……それでもアブルッツィは過去の世界で提督と共に歩むことを選ぶ。


以上でプロット投下は終了です。オープニングはもうしばらくお待ち下さい。
補足ですが、大和の回想パート(時間遡行を繰り返して提督を強姦する前までの歴史)でアブルッツィが全く登場しなかったのは、エピローグで描写した通りアブルッツィが生まれていなかった為です。
その他、質問等があれば受け付けます。今回は私自身も8周目を進行している途中、プロットや設定で『あれ?これってどんなプロットを組んだっけ?』と混乱することがあったので、もしかすると説明不足な点があるかもしれません。
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 01:19:18.69 ID:pFv4BXEm0
エンディング乙でしたー
大井が本妻になってた時に大和が妾になった時や、
今回で2人目の妾になってたらエンディングはどうなってたんだろう?
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 01:20:35.02 ID:OYsJFbXxO

オープニングの進捗度は如何程に?
いつ頃できそうです?
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 01:25:56.05 ID:m5Zl14HE0
乙でした
もし大和が本妻だった場合エピローグでも邪悪なままだったんですか?
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 01:30:47.17 ID:5/SBFVVPo
いやお疲れ様です…!
これだけの一大プロットで結末は流れで即興(意訳)とかヤバくなぁい?改めて>>1恐ろしい
兄が聖人すぎて…幸せ掴んでほしい…
829 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 01:41:06.84 ID:+L6TeUnX0
>>825
実は私としても『書いてみないと(実際にそのような状況になってみないと)分からない』としか言えないんですよね……
今回のエピローグについても、8周目本編が終了した時点でどのような展開にするかを考え始めたほどなので……(白目)
中途半端な回答になってしまい申し訳ございません。

>>826
まだ手をつけていません(白目)。
エピローグの展開を考えたり、実際に書き進めると思った以上に時間を取られてしまいました。
これから9周目ヒロインのプロットを組み立てていく予定です。上手くいけば今週中にはオープニングを投下出来ると思います。

>>827
単独ENDの場合は更生しないままです。
何故かと言うと、『大和が提督と結ばれる=大和が過去に遡って大掛かりな歴史改変(大井や暁の殺害等)をしなくなる=歴史が安定してアブルッツィの任務達成=犯人を特定する必要が無くなる』ということになる為です。
大和が正妻の場合の複数ENDについては……こちらも>>825の方への回答と同様で、『書いてみないと(その状況になってみないと)分からない』としか言えません。申し訳ございません。
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 01:42:41.63 ID:pFv4BXEm0
今回ってすごい手間だったんだなぁ…
解答乙でしたー
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 03:28:13.26 ID:Hz4PQTvJO
おっ来てた来てた
大和正妻と他が正妻で展開が大まかに分岐する感じなのね
3周目みたいにアブルッツィや大井周りは好感度でエンディングが変動するかと思ったけどそうではないのな
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 03:47:13.69 ID:qu08T3OQO
更生しない邪悪な大和エンドも見てみたかった感ある
大和正妻で暁愛人だと大和がめちゃくちゃ暁をイビってそう
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 07:13:55.83 ID:XL6pEdr60

大和が正妻の場合提督が傀儡みたいになって
他のゴール到達した娘は立場しっかり教え込みつつ手込めにする感じか
元々過去の大魔道士となるとそういう格下となる存在には寛容そうだし

…ifで見たい
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 08:20:19.52 ID:Bp4Z1MXqO

艦これ学園ものは昔いろいろ読んだけどこのスレがぶっちぎりで面白いわ
プロット公開してくれるのも嬉しい。終わった後も楽しめる

ぶっちゃけ8週目キャラ募集の時は暁最強と思ったけどフタ開けたらバランス取れてるの凄いよな
暁は転生で弱体化してて大和も同じ感じでアブ姉は大和のリセマラ妨害できるっていう
暁と大和は全盛期の強さとしたら誰がこのスレ最強キャラか気になる
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 10:05:08.97 ID:vhXeWOvxO
第三者から見れば大和お母さんに提督お父さんに娘の暁ちゃんとたいへん微笑ましい構図である
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 10:08:08.61 ID:b+4aNFOao
実態としては大和が反抗期に黒歴史作りすぎた娘感ある
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 10:43:02.81 ID:S6IVkIM7O
それぞれ失恋した場合のプロットとかありますか?
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 17:21:14.77 ID:84MKNsPXO
乙です。元あったはずの世界を考えるとやはりどうしても後味は悪いなぁ
839 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/20(日) 17:55:10.42 ID:+L6TeUnX0
>>837
大和と大井以外の2人は特に決めていませんでした。
大和は>>824で述べた通りで、アブルッツィに魔法を封じられて絶望する展開になります。
大井は上記のエピローグのように提督から肉体関係を止めると告げられた後、提督の前では気丈に振舞うも陰で大泣きする展開になっていました。
実を言うと、3周目の伊168や今回の大和・大井のように事前に失恋時の展開を決めておくのが例外で、基本的に失恋パートは本編終了後に改めて考えるようにしています。

後、これは完全に余談ですが、初期段階では『暁or大和が結ばれた時、愛の力で全盛期の能力を取り戻す』、『暁がEND開放を迎えた状態で大和が失恋した場合、暁が覚醒して大和の力を封印する』、『大和は時間跳躍以外の魔法も使用可能で、時間停止等の魔法を悪用し続けている』等の案もありました。
しかし物語が破綻しかねないことと、『アブルッツィは魔法や魔術を封じる技術が使える』という設定が無駄になってしまうと考え、最終的に没にしました。
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 18:20:09.99 ID:tb/Cd7PMO
没ネタの暁覚醒からの大和封印はぶっちゃけ予想してたけど本編でのアブルッツィが大和封印展開になるのは予想出来なかったわ
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 19:38:26.35 ID:SaV9Ed67O
プロットはどこまで組めました?
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 20:08:57.87 ID:I6tkUCrkO
>>1が「今週中にできるかも」って言ってるのに
半日ですぐ同じ質問するのはどうなんだよ
まさか毎日まだかまだかと急かすつもりか?
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/20(日) 20:31:02.71 ID:P5mmVClv0
自分らに出来ることは首をキリンのように長くして待つことさ(ニョキニョキ)
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/20(日) 21:59:22.73 ID:G5k5FDRc0
undefined
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/09/22(火) 19:52:09.53 ID:gGhWzTkK0
既出娘のとこ見て高校生提督は一途で教師提督はクズ野郎で大学生提督は昼ドラな印象を得た
スパさんには是非ともロリハーレムの圧政に叛逆して『疵獣の咆吼』してほしい
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/22(火) 20:06:27.81 ID:Q5ePJKC7O
6週目提督はインキュバスが憑いてたせいだからまだマシじゃね?
インキュバスが暴走してない時は体張って霞助けたりもしてたし
847 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:41:11.73 ID:nGImjtoR0
お待たせしてすみませんでした!オープニング、投下します。
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 23:42:31.43 ID:4+oK3SNX0
やったー
849 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:43:03.70 ID:nGImjtoR0
――オープニング


ウォースパイト『……日本に帰っちゃうの?』

提督『うん……』

ウォースパイト『もっと沢山お話したいのに……折角、貴方と友達、いや、親友……ううん、それ以上に仲良くなれたのに……』

提督『………』

ウォースパイト『……私のこと、忘れないでね?』

提督『もちろんだよ!絶対、忘れない……忘れるもんか……!』

ウォースパイト『じゃあ、約束しよ?』

提督『約束……?』

ウォースパイト『私とテートクが、大きくなった後で再会した時……お互いのことを覚えてたら、今度こそ……ずっと一緒にいましょう!』

提督『……そ、それって、告白?』

ウォースパイト『ううん、プロポーズよ!』

提督『ぷ、プロッ……!?///』

ウォースパイト『あっ、照れてる』クスッ

提督『え、えっと……分かった。僕も、ウォースパイトのこと……覚えてるから。何年経っても、覚えてるから……!』

ウォースパイト『……テートク』

提督『……ウォースパイト』

ウォースパイト『………』

提督『………』


























ウォースパイト『……最低』ギロッ

提督『え……?』

ウォースパイト『再会したら、一緒にいようっていったのに……』

提督『うぉ、ウォースパイト……?』

ウォースパイト『恋人を作っていただけならまだしも……教え子と、あんなことを……!』

提督『っ!?い、いや、違うんだ!これは……』

ウォースパイト『それだけじゃない!妹や姪とも、そんな関係になるなんて……貴方、頭がおかしいの!?』

ウォースパイト『自分が一体何をしているのか……分かってるの!?』

提督『……待って、くれ。これは……』

ウォースパイト『本当に汚らわしい……貴方がそんな人だとは思わなかったわ。もう2度と、私の前に姿を現さないで……』スタスタ…

提督『うっ……あっ、あぁっ……僕は……僕、は……うぅっ……』
850 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:44:13.73 ID:nGImjtoR0
――早朝・自室


提督「うっ……あっ……」

ずちゅっずちゅっ……

提督「ウォ……イト……ぁ……」

ぱちゅっぱちゅっ……

提督「ぅ……ん、んん……今のは、夢……?」

「あんっ……///」

提督「……!」

弥生「はぁっ、はぁっ……///」

ぐちゅっぐちゅっ!ずぷっずぷっずぷっ!

提督「や、弥生……また、僕の部屋に……」

弥生「だって、我慢……出来なかったから……んんっ///」

ぬちゅっぬちゅっ!どちゅっどちゅっ!

提督「うっ……!///」

提督(寝起きは、ただでさえ勃ってることが多いのに……いきなりこんなことをされたら……!///)ゾクゾクッ

ビュルルルルルルッ!ビュクビュクッ!

弥生「んっ、はぁっ……♪兄さんの、熱い精子……お腹に、注がれてる……♪///」

提督「くっ……」

提督(これでもう、何度目だろうな……実の妹の膣内に、射精してしまったのは……)

提督(ダメだと分かっていても……兄妹でこんなこと、してはいけないと理解していても……)

弥生「ふふっ……♪///」サスサス

提督「……っ」

提督("あの日"、僕は弥生を本気で拒絶することが出来なかったんだ……僕自身も、弥生との行為に快感を抱いてしまって……)
851 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:45:44.45 ID:nGImjtoR0
「……うふふ」

提督「っ!?」ビクッ

対馬「………」ジー

提督「う……」

提督(つ、対馬……ドアの隙間から、覗いていたのか……?)

対馬「………」スタスタ…

提督「………」

提督(……あの子が何も考えていないはずがない。恐らく、"また"学校で……)

弥生「……兄さん?」

提督「……弥生。言わなくても分かってると思うけど……」

弥生「あ……大丈夫。ピル、飲むから……」

提督「……ごめん」ナデナデ

弥生「んっ……私、こそ……」

弥生(兄さんの手……やっぱり、大きくて……温かい……)

提督「……っ」ズキッ

提督(止めなきゃいけないのに……だけど、対馬には絶対に逆らえない……)

提督(あの子はいつでも、僕やあの子自身の人生を破滅させることが出来てしまうから……)

提督「………」スクッ…

弥生「あっ……」シュン

提督「ごめん。仕事だけは、どうしても……」

弥生「……ううん、分かってる。私、我慢……するから……」

提督「………」ナデナデ

弥生「……えへへ」

提督「……っ」ギリッ…
852 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:48:34.92 ID:nGImjtoR0
――20分後


提督「……ふぅ」

提督(シャワーを浴びた。身支度を整えた。朝食も取った……後は学校へ行くだけだ……)

対馬「……叔父さん」

提督「……!」

対馬「叔母さんとのエッチ……気持ち良かった?」

提督「………」

対馬「ふふ……」

提督「……今日は始業式だから、遅刻しちゃダメだよ」ナデナデ

対馬「んっ……はぁい……♪」

提督「………」クルッ

対馬「遅れるのは、式を終えた後だもんね……?」ボソッ

提督「……っ、じゃ、じゃあ、僕は先に行く」ガチャ

対馬「行ってらっしゃい……叔父さん、ううん、せ・ん・せ・い♪」ニコッ

提督「………」バタン…

提督(……切り替えろ、僕。これからしばらくは、教師としての役目を果たせるんだ……)スタスタ…

提督(一般人としての僕でいられる時間がやって来るんだ……その時だけは、僕は真っ当な教師として……)

提督「………」スタスタ…

提督(……何が真っ当な教師だ。そもそも、僕が教師を名乗る資格なんて……無いじゃないか……!)

提督(弥生だけでも、大変なことなのに……あろうことか、僕は……!)

「……俯いていたら、進むべき道が見えなくなってしまうわよ?」

提督「……!」チラッ

ウォースパイト「Good morning、提督」ニコッ

提督「……おはよう、ウォースパイト。いつから隣に……?」

ウォースパイト「数分前からかな。後ろから声をかけても気付かないんだもの」

提督「……ごめん」

提督(新学期早々、こんな調子じゃ……先が思いやられる……ウォースパイトの前では、普通の教師でいなきゃいけないのに……)
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 23:49:18.13 ID:BA2Kq9Ok0
昼ドラと森鴎外が混じってプロローグかrzカオス過ぎる
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/26(土) 23:50:28.63 ID:de/tRYiao
初っ端からきつい
855 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:50:43.66 ID:nGImjtoR0
ウォースパイト「大丈夫?何か、悩んでるみたいだけど……」

提督「……ちょっと、疲れがね。でも、僕は教師だから……皆の為に、頑張らないと」ニコ…

提督(自分で言っていて虫唾が走るけど、強引に笑顔を作る。ウォースパイトに、僕の……僕と対馬達の関係を悟られない為に……)

ウォースパイト「う〜ん、心がけは立派だと思うけど、無理は禁物よ?生徒の見本たる者、体調管理はしっかりしなきゃ」

提督「あはは……耳に痛いよ。でも、その通りだ……うん……」

ウォースパイト「まぁ、まだ授業すらしたことが無い私が偉そうに言うことじゃないかもしれないけど……ふふっ」

提督「………」

提督(……僕は彼女の気持ちを知っている。それだけでなく、彼女がここにいる目的も知っている)

提督(何故なら、他なる彼女が……教えてくれたから。伝えてくれたから……)

ウォースパイト「今日はまだ始業式だけど、明日からは本格的に授業が始まるのよね……」

提督「……うん。分からないことがあったら、何でも聞いてね?」

ウォースパイト「ふふっ、頼もしいわ♪」ニコッ

提督「………」

提督(眩しい……ウォースパイトの、穢れが全く無い笑顔は……僕には、眩し過ぎる……)

提督(僕はもう、君が知っている……"あの頃"の僕じゃない。あんな、純粋な僕じゃない……)

ウォースパイト「……♪」ギュッ

提督「……!」

ウォースパイト「"あの時"はこうして、手を繋いで歩くことも無かったでしょ?だから、これくらいは……ね?」

提督「……うん」

提督(温かい……ウォースパイトの、柔らかい手から……彼女の優しさと、凛々しさが伝わって来る……)

提督(だけど、それは……僕にとって、凄く後ろめたくて……辛い。僕は彼女のような、素晴らしい人間なんかじゃないんだ……)
856 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:52:40.56 ID:nGImjtoR0
――数十分後・9周目中学校


ウォースパイト「それじゃ、私は先に体育館へ行ってるわ」

提督「……うん。僕も、確認事項をもう1度チェックし終えたら……すぐに行く」

ウォースパイト「えぇ。先生なんだから、遅刻は厳禁よ?」スタスタ…

提督「あはは……もちろんだよ……」ニコ…

提督「………」

提督(ふぅ……ようやく落ち着けそうだ。ウォースパイトは、僕には眩し過ぎて……その上、僕が後ろめたさを感じて……)

ガラッ…

提督「……?」チラッ

「……あっ」

提督「……!」

朝風「………」

提督「……お、おはよう、朝風。その、今日も早いね……」

朝風「………」ジトッ

提督「……っ」ズキッ…

提督(思いっきり睨んでる……当然だ。僕"達"が朝風にしていることは、絶対に許されないことで……)

朝風「……朝っぱらから、私とヤろうって訳?」

提督「ち、違っ、そういう訳じゃ……」

朝風「ふん……」スタスタ…

提督「……ごめん」

朝風「心にも無い謝罪はいらないわよ。どうせ私のことなんて、都合の良い……」

グイッ!

朝風「んむっ!?」

対馬「うふふふ……先生の悪口を言うのは、このお口……?」

朝風「むぐーっ!?」

提督「つ、対馬!?もう学校に……いや、それより、朝風の口から手を……」

対馬「……ごめんなさい。この子が、あまりに反抗的だったから……」

朝風「はぁはぁ……」
857 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:54:23.35 ID:nGImjtoR0
朝風「あ、アンタね……!急に後ろから口を塞ぐなんて、どういう……」

対馬「……動画」

朝風「……っ」ビクッ

対馬「写真……」

朝風「………」

対馬「……不思議ね。ちょっとした単語を言うだけで、朝風ちゃんは……私達の言いなりになってくれるもの」クスッ

提督「……っ」ズキッ…

提督(朝風……)

対馬「ねぇ、朝風ちゃん。私達、式を終えた後で……する予定だから、いつも通り……お願いね?」

朝風「……分かったわよ」

朝風(どうせ、それだけじゃ済まないんでしょ……?)

対馬「その後は、私が交代するから……その後は、ね?」ニコッ

朝風「……っ」

朝風(ほら、やっぱり……どうせ、そんなことだろうと思ってたわよ……)

提督「……ごめん」

朝風「………」

対馬「あぁ、放課後が今から楽しみです……先生も、そう思いませんかぁ……?///」ウットリ

提督「………」

提督(ごめん、朝風……僕達の、いや、僕のせいで……僕が対馬に、逆らえない立場だったせいで……)

対馬「……♪」ニコニコ
858 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:56:36.98 ID:nGImjtoR0
――約2時間後・職員室


提督「………」ゴソゴソ

ウォースパイト「ねぇ、提督」

提督「……何、かな?」

ウォースパイト「今日はもう、教師陣も目立った仕事は無いでしょう?もし良ければ、途中まで一緒に……」

提督「……ごめん。明日の授業に向けて、カリキュラムを確認しなきゃいけないから」

ウォースパイト「あら、そうなの……」

提督「………」スタスタ…

ウォースパイト(う〜ん、仕事熱心なのは良いことだけど……ちょっと寂しいかも)

先輩A「……提督、相変わらず仕事人間だな」

ウォースパイト「え?」

先輩B「あ、ウォースパイトさんは知らないんだっけ。彼はね?いつも周りの数倍働いてて……」

先輩A「こういうのをワーカーホリックって言うんだっけか?休み明けとはいえ、あの調子だとまた働き詰めになりそうだな」

ウォースパイト「………」

ウォースパイト(提督……)


――数分後・"いつもの"空き教室前


提督「………」スタスタ…

提督(ここに来るのが、珍しくなくなって……そんな自分が、嫌になる……)

朝風「……来たわね」

提督「あっ……」

朝風「中で待ってるわよ。アンタの可愛い姪っ子さんが」ジトッ

提督「……っ」ズキッ

朝風「ふん……」

提督「……本当に」

朝風「だから心にも無い謝罪なんていらないって言ってるでしょうが」

朝風(こっちはやりたくもない見張り役と、後でアンタに……それだけで、逃げ出したくなるほど嫌なのに……)

提督「………」

提督(朝風……僕のせいで……)ガラッ…

対馬「……お待ちしてました、先生///」ニコッ…

提督「つ、対馬……」

対馬「朝の分は、叔母さんに譲ってあげたんだから……今度は私の番よ?叔・父・さ・ん♪///」

提督「……分かって、る」

提督(あぁ、僕はまた……妹だけでなく、姪とも……)
859 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:57:54.12 ID:nGImjtoR0
――数十分後


ずちゅっずちゅっずちゅっ!じゅぷじゅぷっ!

対馬「はぁぁっ……♪そう、これ……これが欲しかったのぉっ……♪///」

提督「っぐ……!///」

提督(弥生と言い、対馬と言い……体が小さいから、膣内の締め付けも凄くて……!///)

どちゅっどちゅっ!ぐちゅっぐちゅっ!

対馬「叔父さん……好きっ、好きぃっ……♪///」

提督「つ、対……馬……!///」

提督(やめてくれ……頼むから、僕とセックスして……そんなに、気持ち良さそうな顔をしないでくれ……!///)

対馬「もうっ、叔父さんしかいないのっ♪叔父さん、大しゅきぃっ♪んんぅっ!///」

ぐりゅっぐりゅっ!ずりゅずりゅずりゅっ!

提督「くあぁっ……!///」

提督(本当に、やめて……くれぇっ……!そんな顔で、奥まで押し付けられると……僕も……うぅっ!///)ゾクゾクッ

ブビュルルルルルルッ!ドプッドプッ!

対馬「はああぁぁぁぁっ♪叔父さんのが、膣内に……たっぷり注がれてぇ……っ♪///」

提督「くっ……うぅっ……」

提督(また、やってしまった……弱みを握られているとはいえ、姪の膣内で……気持ち良くなって……)

対馬「はぁはぁ……♪叔父さん、どうだったぁ……?///」

提督「……凄く、良かったよ」

提督(姪に対して、こんなことを言わなくちゃいけないなんて……でも、それが本心だからこそ……自分のことが、ますます嫌いになって……っ!)ギリッ…

対馬「うふふ……♪じゃあ、気は進まないけど……交代、しないとね……///」

提督「……っ」ズキッ…

提督(対馬が股間から精液を垂らしたまま、机にスマホを設置して……乱れた服を整えていく。そして、そのまま教室のドアへ近づいて……)

対馬「……はい、交代♪」ガラッ

朝風「………」

対馬「今度は私が見張っておくから、朝風ちゃんは……たっぷり、楽しんでねぇ?」

朝風「……誰が楽しむもんか」

対馬「口ではそんなこと言ってても、体は……ふふっ」ニヤッ

朝風「……っ」ギリッ…
860 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/26(土) 23:59:57.34 ID:nGImjtoR0
――更に数十分後


ばちゅっばちゅっ!どちゅっどちゅっ!

朝風「お゛っ、お゛ぉ゛っ!?んぎゅぅっ!?///」

提督「………」

じゅぷっじゅぷっじゅぷっ!ぐちゅぐちゅっ!

朝風「しょ、しょこらめぇっ!?あっ、おぐぅっ……!///」

提督「……っ!」

提督(何で、僕は気持ち良くなってるんだよ……何で、朝風が嫌がりながらも感じている声を聴いて……興奮してるんだよ……!)

ごりゅごりゅっ!ぐりぐりぐりっ!

朝風「や、やめひぇっ!?おぐよわっ!よわひのっ!グリグリきもちいいのぉっ!///」

提督(本当なら、こういうことをしている教師と生徒を止める立場なのに……!)

ずっちゅずっちゅずっちゅ!ぱんぱんぱんぱんっ!

朝風「ふやぁぁぁぁっ!い、いぎゅっ!いぎゅぅっ!///」

提督(朝風も、僕が何度も犯して……調教してしまったせいで、挿入れられただけで喘ぐ体に……うぅっ……!)

ビュルルルルルッ!ビュクッビュクッ!ドプッ!

朝風「ふわああああああああああああああああああっ!?///」ガクッガクッ

朝風(で、出てるのぉっ!先生のザーメンが流し込まれてるぅっ!///)

提督「はぁっ、はぁっ……」

朝風「はぁ〜っ♪はぁ〜っ♪///」ヘナヘナ…

提督「……あ、朝風?大丈夫?」

朝風「ふあぁ……あ、アンヒャにしんぴゃいしゃれる、すじあいは……///」

対馬「……やっぱり、先生のおちんちんに屈服されちゃったのね♪」ガラッ…

提督「対馬……」

朝風「うるひゃい……わらひは、くっぴゅくなんへ……///」

対馬「……ん、録画もバッチリ。これが何を意味するかは……もう、言わなくても分かるわよね……?」

朝風「………」

対馬「ただでさえ、学校は危険がいっぱいだから……こうやって、バレないようにね……うふふ♪」ウットリ

朝風「……っ」

提督「………」

提督(中学生とは思えないほどに、色気づいた表情で……対馬は朝風を、遠回しに脅して……)

提督(対馬をこんな子にしてしまったのは……決して、僕にも非が無いとは言い切れない……)
861 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/27(日) 00:01:56.73 ID:yLUAWEMM0
――10分後


朝風「………」ヨロヨロ…

対馬「……足が震えてるわよ?」

朝風「う、うるさい……」

提督「………」

対馬「では、先生……私と朝風ちゃんが先に帰りますから、先生は少し遅れたタイミングで帰宅して下さいね……?」

提督「……こんなことを言うのは、本当に最低だとは思うけど……後でピル、飲んでおいてね……?」

対馬「分かってます。ほら、朝風ちゃん……」

朝風「アンタなんかに支えて貰えなくても、1人で歩けるわよ……」フラフラ…

対馬「うふふ……」

対馬(本当は、腰が抜けるほどに感じちゃったのに……強がっちゃって……)スタスタ…

ガラッ… バタン…

提督「………」

提督(僕は結局、対馬や朝風より……自分の人生が大事なんだ。そうでないと、こんな状況になるはずが無い……)

提督(教師を辞めさせられるのが怖くて、捕まるのが怖くて……自分の痴態を、電子の海に晒されるのが怖くて……)

提督「……でも、それは対馬も同じなんだ」

提督("あの日"の僕の痴態を晒すということは、対馬自身の痴態を晒すことにも繋がって……)

提督(そんなことになれば、僕だけじゃなくて……対馬も、外を歩けなくなってしまう……)

提督「………」スクッ…

提督(いや、そんなのは言い訳だ……対馬の心配をすることで、自分を正当化しようとしてるだけだ……)スタスタ…

提督「………」ガラッ…

提督(きっと、"あれ"に映っているのが僕だけだったとしても……僕は、自分の人生を壊されるのが怖くなって……)バタン…

提督「……っ」スタスタ…
862 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/27(日) 00:02:53.03 ID:yLUAWEMM0
――9周目中学校・正門前


提督「………」トボトボ…

提督(学校から外に出れば、僕はまた……異常者に戻ってしまう。教師ではいられなくなってしまう)

提督(いや、姪や教え子とあんなことをしている時点で、とっくに教師として失格だけど……)

提督(それでも、学校にいる間は……教師として振舞うことで、自分が一般人だと思い込むことが出来たんだ……)

提督「はぁ……」トボトボ…

提督(だけど、学校から出てしまえば……教師と言う肩書きなんて、無意味になる。僕はまた、現実に引き戻されて……)

ウォースパイト「……ため息が出るほど、大変な作業だったみたいね」

提督「……!?」

ウォースパイト「ふふっ……お疲れ様、提督」ニコッ

提督「う、ウォースパイト……?先に帰ったはずじゃ……」

ウォースパイト「そうしようかと思ったけど……やっぱり、貴方と一緒に帰りたかったから」

提督「………」

ウォースパイト「……もしかして、迷惑だった?」

提督「……いや、そんなことは……ないよ。ありがとう、待っていてくれて……」ニコ…

提督(嘘だ。いや、決してウォースパイトのことを嫌っている訳じゃない……むしろ、嫌っていれば……まだ気が楽だったのに……)

ウォースパイト「……それじゃ、途中まで行きましょうか」ギュッ

提督「……!」

ウォースパイト「……♪」スタスタ…

提督「……っ」スタスタ…

提督(僕のことを、まだ慕ってくれている……君に、幻滅されるのが怖い。今朝、うなされた悪夢が現実になってしまうことを考えると……怖くて堪らない)

提督(でも、そんなことを知らない君は……"あの頃"と同じ笑顔で、同じ優しさで……僕に接してくれる。それが、返って……辛いんだ……)

ウォースパイト「………」チラッ

提督「………」

ウォースパイト(やっぱり、仕事のし過ぎで疲れてるのかしら……だったら私が元気づけてあげないと。その為に、こうして日本まで来たんだから……!)
863 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/27(日) 00:05:18.47 ID:yLUAWEMM0
――数十分後・9周目提督家(賃貸マンション)


提督「………」トボトボ…

提督(あの後、ウォースパイトとは軽く雑談しながら……家に帰って来た。僕が異常者になってしまう、この家に……)

提督「………」つ鍵 スッ…

提督(この家に戻れば、僕は……普通ではいられなくなる。一般人では、いられなく……)カチャリ…

提督「……ただいま」ガチャ…

シャーシャー…

対馬『〜♪』

提督(……対馬はシャワー中か。弥生は……きっと、自室だろうな)

提督「………」スタスタ…

提督(一先ず、鞄はここに置いて……)チラッ

提督「……姉さん」

提督(部屋にちょこんと置かれている、姉さんの遺影を見る度に……僕の胸が締め付けられる)

提督(姪、すなわち姉さんの子供と肉体関係になってしまったこと……それに、妹とも……)

提督「……っ」ジワッ…

提督(姉さん……こんな、どうしようもない弟で……ごめんなさい……)

提督(僕が、対馬の親代わりになるって……心の中で、姉さんに約束したのに……)

提督(その対馬や、弥生と……こんな、口に出して言えない関係になってしまって……)

提督「……ごめん、なさい」ウルウル…

提督(……遺影に謝罪したところで、言葉が返って来るはずが無い。でも、例え自己満足だとしても……こう言わずには、いられなかった)

提督(対馬がもう少し成長したような、それでいて儚い笑顔を浮かべている……そんな姉さんの遺影を見ていると、悲しさばかりが募っていって……)

弥生『ん……』

提督「……!」

弥生『あっ……兄さん……ふぁっ……』

提督「………」

提督(弥生……お前、また……)
864 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/27(日) 00:07:03.65 ID:yLUAWEMM0
――弥生の部屋


くちゅくちゅっ……ぬちっぬちっ……

弥生「だ、ダメ……やっぱり、これじゃ……んっ……///」

じゅぷじゅぷっ……ちゅくちゅくっ……

弥生「兄さんに、挿入れてもらわなきゃ……自分の手じゃ、余計、物足りなく……あぁっ……///」

弥生(大学は、来週からだし……それで、兄さんを待ってたら……また、ムラムラして……///)

ガチャ…

弥生「……!///」

提督「………」

弥生「に、兄さん……///」

提督「………」

弥生「……お願い。兄さんの……挿入れて……?///」

提督「………」

弥生「対馬とも、その……シた後だと、思うけど……私、我慢……出来なくて……///」

提督「………」

弥生「兄さんの……ちょうだい……?///」

提督「……弥生」スッ…

弥生「あっ……///」

提督(ダメだと分かっていても……断れない。対馬や朝風と違って、弥生には弱みなんて握られてないのに……)

弥生「……来て?///」

提督「くっ……!///」

弥生「ふぁっ……♪///」

提督(いや、弱みなんて関係無い。僕も弥生も、兄妹でありながら一線を越えた関係に……まるで麻薬のような、背徳感を抱いて……)

提督(まして、僕は昔からシスコン気味で……弥生も、ブラコンだったこともあって……そのせいで、一層病み付きになって……)

弥生「兄さんの……太くて、硬い……///」

提督「……うぅっ///」

提督(僕はもう、どうしようもない所まで落ちてしまったんだ……姪や妹、それに教え子と……体を重ね続けて……)

提督(こんなことが、両親やウォースパイトにバレてしまえば……僕達は全員、破滅して……人生が、終わって……)

提督「……ごめん……ごめんっ……!///」

弥生「あっ、に、兄さ……んくぅっ……///」

提督(姉さん、父さん、母さん………こんな、どうしようもない弟で、息子で……ごめん……!)

提督(そして、ウォースパイト……君が仲良くしてくれた、男の子は……もういないんだ……いたとしても、こんな……気持ち悪い奴なんだ……!)

提督(ごめんなさい……うぅっ、ごめんなさい……!)


――オープニング・END
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