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【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】

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202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/21(木) 21:31:15.92 ID:17WGecZO0
1
203 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/21(木) 22:18:26.87 ID:JG4oPmLUo

陽乃「それは、とりあえず置いておいて……」

『置いておける話しかや?』

陽乃「考えたってしょうがないのっ!」

陽乃が何といおうと、

球子はもう今更、あの発言は撤回しないだろう

陽乃が悪いことをしでかそうと、

それがなぜなのかを……しっかりと考えてくれてしまうだろうから。

陽乃「もう……最悪だわ」

そうぼやいた陽乃は、もうそれはいいから。と、首を振る

陽乃「あとは、貴女に神託を出して貰う必要があるわ」

『ふむ……よかろう』

陽乃「今すぐには、ダメよ?」

『あの小娘共の装束じゃろう?』

陽乃「ええ……あれが完成してからじゃないとダメ」
204 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/21(木) 22:54:07.45 ID:JG4oPmLUo

少なくとも、杏と球子はついてくることになるから

あの二人の分だけでも完成してくれなければ、大変な事になる

『主様が護ればよいではないか』

陽乃「貴女、それだと私が死ぬって話だったでしょ……」

死んでほしいならそう言いなさいよ。と

悪態をつく陽乃を見上げる影は揺らいで、

喉を鳴らすような笑い声が部屋に零れる

陽乃「それに守ってあげられる自信がない」

『自信をつければよい』

陽乃「無茶言わないで……死にたくないわ」

言葉通り死ぬ気でやればどうにかなる

けれど、そんなことをしてあげるつもりは毛頭ない

陽乃「二人、貴女から見て伸びしろは?」

『一人は知らぬが、もう一人は主様も分かっておろう』

陽乃「……やっぱり」

『うむ。今のあの楯では、いずれ砕けるぞ』
205 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/21(木) 22:55:09.67 ID:JG4oPmLUo
では途中ですが、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/21(木) 23:10:21.59 ID:xXa/LR6iO

仲間と打ち解けると陽乃さんの心が抉られてくとは…
このトラウマをどう克服すればいいものかなぁ
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/22(金) 00:09:30.65 ID:2s2s5i4yO

仲良く修行してるうちにはるのんも柔和にならないかな
208 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 19:24:57.92 ID:sLBlnzOMo

では少しだけ
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 19:28:48.83 ID:mVcox4qJO
かもーん
210 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 20:01:00.76 ID:sLBlnzOMo

陽乃「なら……どうにかする必要があるわね」

球子自身を強くして、

神々の恩恵をより強く受け止められるようにするか

楯を扱う戦闘における技術力を磨いてもらうか

そうしなければ、ただ装束が完成したところですぐに限界が来てしまう

『何じゃ主様。あの娘どもに手を貸すのかや?』

陽乃「諏訪に行くとき、足手纏いになられても困るってだけよ」

『くふふっ、そうかや』

陽乃「そうよ……そう」

諏訪にたどり着ける可能性を少しでも高めたい

諏訪から勇者達を連れて来られる可能性を少しでも高めたい

そして何より、生き残ることができる可能性を高めたい

球子と杏は貴重な戦力だ

『主様、死ぬぞ』

陽乃「死なないために、あの子達を使うのよ」

それがなければ協力なんてしないと陽乃は言うが

それがなかったとしても陽乃は手伝うだろうと九尾は目を細める

陽乃は、決して見限ることのできない愚か者だからだ
211 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 20:21:13.10 ID:sLBlnzOMo

『して、主様や』

陽乃「そうね……神託の内容でしょう?」

九尾による惑わしの力は、神託でさえ成り済ますことが可能だ

九尾が語っていたことのため、本当にそうなのかは分からないが、

それがないと陽乃は大社に無断で出ていかなければいけない

大社に義理を通さなくても良いとは思うが、

後々へと余計な禍根を退かさないためには

あくまでも、大社からの指示と言う大義名分があった方が良い

特に、郡千景との溝は……これ以上広げるのは得策ではない

陽乃「貴女ならどう出す?」

『諏訪に兆し有り……とでも告げればよかろう。ことの良悪は語る必要もあるまいて』

陽乃「どちらともとれる神託を出すと、迷って判断が遅くなるんじゃないかしら」

『明晰では勇者を残さぬ可能性もあるが……良いか?』

陽乃「それは危険ね……」

しかし、全員が最も確実ではある


1、九尾に任せる
2、諏訪の危機を明確に神託する
3、久遠陽乃を諏訪に行かせるように神託する

↓2
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 20:26:32.14 ID:mVcox4qJO
2
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 20:30:12.88 ID:byrQhzFz0
2
214 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 21:06:29.95 ID:sLBlnzOMo

陽乃「良いわ。九尾、明確にしましょう」

『良いのかや?』

陽乃「じゃないと、私は連れていかれないと思うし……」

曖昧な状態の場合、

調査をかねての派遣になることだろう

そんな大事な役目を陽乃に与えてくれるとは限らない

むしろ、ほぼ確実にここに残していかれるとみて良い

その一方で、明確に危険であると知らせれば、勇者達みんなを派遣してくれる可能性は高い

そうなれば、必然的に陽乃も連れ出されることになる

……はず。

どれもこれも希望的観測ばかりだ

陽乃「上手く行くかしら?」

『さて……妾にはいえぬことじゃ』

陽乃「そうなの?」

『うむ……諏訪が捨て駒であるのならば、大社は勇者を出さぬ可能性もある』
215 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 21:42:12.34 ID:sLBlnzOMo

陽乃「……本気?」

『じゃろうな』

大社が諏訪を捨て駒として考え、

救う気が無いのだとしたら

勇者の派遣は行わずに、勇者たちの力を温存しようとする

その可能性は確かにある

だが、神託はいずれにしても出しておくべきだ

その結果、

大社が【諏訪は必要な犠牲】とでもいうのであれば、

その時は、誰が何と言おうと壁をぶち壊してでも出ていけばいい

陽乃「それ、どうにかならないの?」

『することは可能じゃが……面倒なことになるぞ』

陽乃「たとえばどんなふうに?」

『あ奴らの元々の計画から強引に切り返すからのう……違和感はあるじゃろう』

その違和感から看破されてしまうと、

千景からの情報で陽乃の仕業であることも気づかれてしまうこともあり得るし

そうなると……面倒なことになってしまう
216 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 22:03:58.51 ID:sLBlnzOMo

『得策ではないだろう』

陽乃「……そう」

『その時は、行くがよい』

大社なんて気にせずに

自分がしたいことをするために、行動してしまえと。

九尾の言っていることは非常に危険なことだ

しかし、そうしなければならないのなら、するしかない

陽乃「貴女としては、その方が良いのかしら?」

『わざわざ死ねとは言わぬ』

陽乃「ならいいけれど」

陽乃の力でなら、諏訪まで突破は可能だ

それを成し遂げるための犠牲は払う必要があるが。

それを最小限に抑え込むためにも、勇者の助力が欲しい

そのための神託だ

陽乃「神託……頼むわよ」

『承ろう』

九尾はそういうと、影を揺らして陽乃の影を元に戻す

陽乃「……捨て駒。ね」

そんな決断をする大社なんて――。
217 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 22:15:48.87 ID:sLBlnzOMo

√ 2018年 8月6日目 夕:伊予島家

05〜14 若葉
27〜36 大社
52〜61 球子
81〜90 友奈

↓1のコンマ

※それ以外は通常 判定追加
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 22:25:38.15 ID:byrQhzFz0
219 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 22:30:20.40 ID:sLBlnzOMo

追加判定

一桁奇数 陽乃連れ戻し

↓1
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 22:31:51.62 ID:mVcox4qJO
そおい
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 22:48:26.94 ID:HjzWbx1kO
セーフ!
222 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 23:08:41.02 ID:sLBlnzOMo
√ 2018年 8月6日目 夕:伊予島家


杏たちの戦装束は、

陽乃から得られるデータが膨大とはいえ、

今日一日でデータ十分になってくれればいいがそう甘くはない

まだまだデータ収集する必要があると思っておく方が良いだろう

データ収集の必要がないとしても

あと数回……あるいは

せめて一度楯を砕くほどの力で殴っておくべきだ

球子の力は、楯にしては脆い

九尾が述べたならそれは事実だ

友達になどなりたくないと思うけれど

陽乃は死んでも良いとは思っていない

いいや……もう

彼女に死なれた場合、陽乃は傷つくことになる

陽乃「あぁもう……もうっ!」

横に振り抜いた拳は、壁に当たる寸前で止まる

陽乃「ここに……来なければ良かった」
223 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 23:49:51.94 ID:sLBlnzOMo

杏の両親は、優しい

杏も球子も、陽乃を放っておいてはくれない

最初は敵対していたはずなのに、友達になるとまで言われてしまった

それが悪いわけではないが

守れないことを恐れ、

失うことに怯えている今の陽乃には相性が悪かった

陽乃「土居さん……」

土居球子

他者を守る楯の力を授けられた戦いにおいて最も死に近い少女

よりによって、彼女に友人だと言われてしまった

言わせてしまった

あのうどん屋での失言があろうとなかろうと

この場に来てしまったことで、こうなっていた可能性はある

が……いずれにしても自分の言動の結果だ

突き放すように言葉を紡ごうが、無駄になった

陽乃「っ……何、してるのよ……私」


1、球子
2、杏
3、電話を借りる
4、イベント判定

↓1
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 23:50:29.20 ID:mVcox4qJO
2
225 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/23(土) 23:53:30.52 ID:sLBlnzOMo

では本日はここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼頃から
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 00:07:28.40 ID:P2uHr1ouO

かといって陽乃さん、孤独なままはむしろ苦手まであるから難しいよなぁ
あと時間経過する度に連れ戻される判定があるのも地味に怖い…
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 00:41:08.01 ID:YLcM+8jYO

もうこうなったら死なないように鍛えるしかねえよ!
228 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 14:38:06.70 ID:EnrKGhruo

では少しずつ
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 14:43:03.72 ID:lvuiuSmCO
よっしゃ
230 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 14:57:01.72 ID:EnrKGhruo

陽乃「伊予島さん?」

杏「久遠さん、どうかしたんですか?」

陽乃「土居さんは?」

杏「タマっち先輩なら、庭に出てますよ」

ほら。と、

差し向けられた先に目を向けてみると、球子がシャドーボクシングに興じているのが見える

勇者としての装束に切り替えているので、

力の制御についての鍛錬……のつもりだろうか。

陽乃「あの子……私の監視役だったはずでしょう?」

杏「久遠さんなら大丈夫だって思ってくれたんですよ」

杏は嬉しそうに笑っているけれど、

陽乃は苛立たし気に顔をしかめて、首を振る

陽乃「あの子、打撲してるのに」

杏「言ったんですけど……諏訪に行く途中で打撲したからって休めるのかって」

陽乃「無茶をするのは今じゃないでしょうに」

杏「……心配。してくれているんですか?」

陽乃「戦力が減ると困るのよ」

杏「ふふふっそうですねっ」
231 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 15:18:45.82 ID:EnrKGhruo

陽乃「なによ」

杏「いえ、別に」

陽乃「嘘や照れ隠しで言ってるわけじゃないわよ?」

杏「それは、はい……分かっています」

陽乃が本気でそう言っているのは分かっている

けれど、

それが本気であるからこそ、杏は嬉しかった

陽乃は、人を拒絶し……懐に入れまいとしている

多くの人々から疎まれ、畏れられている

なのに、その心の内にある優しさだけは変わらずそこにあると分かるからだ

だからこそ、杏は傍にいたいと思う。

陽乃がどれだけ拒絶しようと

その振り払う手の内側に居ようと思う

少なくとも自分だけは味方でありたいと思う

陽乃「それで、データは送ったの?」

杏「送るというか……戦闘データは随時送られているんです」

陽乃「大社から連絡は?」

杏「何が起こったのか。と言う確認がありました」
232 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 15:46:55.63 ID:EnrKGhruo

陽乃に襲撃の疑いがかけられたものの

データ収集に協力して貰っただけだと説明をして、どうにか事なきを得た

ただ、向こうは疑わしく思っていることだろうけれど。

それでも、陽乃を連れ戻すなんて言うことにはならなかったのは奇跡だろう

いや、球子から得られた情報量を見て……それは出来ないと断念したという方が現実味がある

杏「久遠さん、体は問題ありませんか?」

陽乃「土居さんに比べればあの程度かすり傷にも――」

杏「タマっち先輩の攻撃じゃありません……久遠さん自身の力の影響です」

陽乃「それなら何の問題もないわ」

あの一瞬とも言える模擬戦程度でどうにかなるほどではない

杏「久遠さんの力は異質です……あまりにも」

陽乃「だから?」

杏「……私達を、頼っては貰えませんか?」

陽乃「はぁ?」

杏「弱いですけど……力はないですけど……」

でも……だけど

杏は自分の弱さを認めて、言う

杏「それでも久遠さんの力になりたいです」


1、お断りするわ
2、弱い人に命を預けるなんて出来るわけないじゃない
3、頼られたいなら強くなったらいいじゃない
4、馬鹿なこと言わないで


↓2
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 15:50:30.84 ID:Vfxhzuz3O
3
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 15:54:54.90 ID:4AM1KpDmO
4
235 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 16:49:30.30 ID:EnrKGhruo

陽乃「馬鹿なこと言わないで」

杏「っ……」

陽乃「土居さんも貴女も……笑えない冗談だわ」

一人は友達だと言い出して一人は頼ってくれと言う

自分が弱いと分かっているのに

それでも友達だとか、頼ってとか

陽乃にとってはふざけているにもほどがある戯言だ

陽乃「私はね。友達なんて作るつもりはないし、ましてやこの命を赤の他人に委ねるなんて絶対にしたくない」

杏「私達が弱いからですか?」

陽乃「貴女達が強かろうと……他人なんかに任せたくない」

自分の命は、自分で守る

信用ならない他人なんかに委ねるなんて、死にたくないならやらないべきだ

陽乃「頼ることなんて何もないわ」

杏「久遠さん一人では守り切れないものだって――」

陽乃「私は私の命以外守る気はないわ……ううん、私とお母さんの命以外はどうだっていい」

杏「久遠さん一人で倒せない敵が現れたらどうするんですか?」

陽乃「その時は、潔く心中するわ。もちろん、その敵とだけど」
236 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 17:08:37.02 ID:EnrKGhruo

杏「久遠さん!」

陽乃「冗談で言ってるわけじゃない」

杏「だからこそです!」

陽乃「目ざわりなのよ。貴女達みたいなのが一緒に戦うなんて」

一般人のように一方的に嬲られることはないはずだ

しかし、かといって生き残れるとは限らない

死ぬことはあるのだ

殺されてしまう可能性はあるのだ

それこそ……あの日のように、目の前で。

陽乃「っ」

杏「久遠さん……」

陽乃「私に傷一つつけられないような力で、頼れだなんてふざけたこと言われたって」

悲鳴が聞こえた

自分に向かって延ばされる手が見えた

貪りつくされ、砕かれていく音を聞いた

腕や頭、足が千切れ落ちるのを見せられた

一つや二つではなく……何度も何度も……

陽乃「っ……足手纏いだって言ってるのよ!」
237 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 17:39:49.55 ID:EnrKGhruo

陽乃「どうして私に嫌がらせするのよ」

杏「嫌がらせなんて……」

陽乃「友達とか、一緒にいるとか迷惑なのよ」

杏「でもっ、一人でいたら久遠さんは」

陽乃「私が、何? 辛いって? 馬鹿じゃないの?」

独りでいるのにはもう慣れた

頑張って守り抜いた地区の人々に生贄として捧げられた挙句

家を焼かれ、神社を壊され

勇者として丸亀に来てからも、

陽乃が特異と言うだけで隔離しているような状態のまま三年間

その間に千景にまで目をつけられて

久しぶりの再会を果たした友人からは拒絶されて……

もう十分だ

もう嫌だ

独りで良い……独りが良い

陽乃「今は行き場所がないからここにきているだけで、あなた達と仲良くする気なんてないんだから――勘違いしないで」
238 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 17:54:24.02 ID:EnrKGhruo

√ 2018年 8月6日目 夜:伊予島家

05〜14 若葉
27〜36 大社
41〜50 杏母
52〜61 球子
81〜90 杏

↓1のコンマ

※それ以外は通常 判定追加
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 18:00:57.39 ID:ckgqHe3DO
はい
240 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 18:05:38.31 ID:EnrKGhruo

↓1コンマ判定

データ収集率

※70以上またはぞろ目で完
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 18:09:42.21 ID:L+n5bmVoO
242 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 18:27:44.88 ID:EnrKGhruo
√ 2018年 8月6日目 夜:伊予島家


陽乃に強く拒絶された杏は

しかし、両親の前では態度を変えたりはしなかった

変わらず陽乃に声をかけ、答え

極めて近い距離に居座った

陽乃「………」

拒絶したはずだ

友達は嫌だと

頼るのは嫌だと

なのに、杏は笑顔でそこにいる

陽乃「冗談……だとでも?」

杏は陽乃の発言を笑って受け流すこともあった

だが、今回ばかりは本気だと思うのが普通なのに

カーテンを閉め切った暗い寝室の中、

腰かけるベッドの薄い掛布団を握りしめる

甘んじてしまった結果、得られた利便性

けれどこうなるくらいなら

あの時点でいなくなるべきだったと……思う
243 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 18:46:27.47 ID:EnrKGhruo

陽乃「どうしろっていうのよ……」

殴ったら友達になって

拒絶したら余計に距離が近づいた

陽乃「……諏訪遠征」

あの二人は確実について来る

神託を出して

勇者達にはここに留まって貰った上で

単独で行くのも視野に入れるべきだろうか

あの二人は、陽乃の最も近くにいるつもりだ

それは戦いだろうと、そうでなかろうと

そんなことをされたら、陽乃は二人を守らなければならない

そうしなければ、逆に陽乃を守って死ぬ可能性があるからだ

厄介だ

目ざわりだ

足手纏いだ

陽乃「最悪……っ」

四国に残るか出るかを決めたあの日

そこで出ていっていればと……悔やんでしまう

1、球子
2、杏
3、九尾
4、伊予島両親
5、電話を借りる
6、イベント判定

↓2
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 18:48:18.31 ID:VhcmnwG90
4
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 18:49:08.51 ID:L+n5bmVoO
4
246 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 18:50:43.99 ID:EnrKGhruo

では少し中断いたします
再会は20時頃から
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 18:56:31.08 ID:L+n5bmVoO
一旦乙
陽乃さんの闇が深い…
248 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 20:12:42.68 ID:EnrKGhruo

ではもう少しだけ
249 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 20:46:03.40 ID:EnrKGhruo

陽乃「夜分遅くに申し訳ありません」

「いいえ。大丈夫よ」

「なにかな?」

杏の両親は、陽乃の呼びかけに答えて

夜にも拘らず、時間を作ってくれた

父親の方は声色こそ厳しく感じられるが、とても温厚な人だ

母親も、とても穏やかな人で

流石杏の両親と言ったところだろうか

「杏は何も言ってきていないから、家を出ると言う話でもないだろう?」

陽乃「そう……ですね」

「やっぱり、他人の家では息苦しいかしら?」

陽乃「そんなことは……」

「ふふっ、無理はしなくても良いのよ。そういう気持ちも理解はあるもの」

陽乃「………」
250 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 21:12:58.48 ID:EnrKGhruo

「……久遠さんのおうちと神社については、先日改めて拝見させて頂いたわ」

陽乃「見ても面白いものではなかったと思いますが」

「ええ、本当に。酷いものだったわ」

「あれが人の手によるものであるなら、神様がお怒りになられるのも無理はないと思ったよ」

陽乃「いえ……私がお役目を投げ出した結果です」

「けれど、そうしなければ貴女が亡くなっていたのでしょう?」

二人は憐みの目を向けてくる

仕方がないと、許そうとしてくる

陽乃の血縁者ではないけれど

大人として、子供である陽乃を守ってあげたいという優しさを感じるその声は、

陽乃にとっては、やはり……イヤなものだった。

この両親から口添えをして貰えば、杏と球子は陽乃について来ようとしなくなるだろうか

この両親を害する意思を見せれば、流石の二人も離れていってくれるだろうか

陽乃「っ……」



1、娘さんを説得してはいただけませんか?
2、手を出す
3、一芝居……ご協力いただいてもよろしいですか?
4、お二人がいなくなれば、娘さんは戦う理由を無くしてくれるでしょうか?
5、周辺の方々からは何も言われていませんか?


↓2
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 21:26:56.46 ID:L+n5bmVoO
5
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 21:28:46.23 ID:VhcmnwG90
5
253 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 21:36:03.31 ID:EnrKGhruo

↓1コンマ判定 一桁

偶数 なし
奇数 あり

※0〜9 (少〜多)
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 21:47:22.94 ID:VhcmnwG90
255 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 22:21:06.44 ID:EnrKGhruo

陽乃「失礼な話になってしまうのですが」

「なぁに?」

陽乃「周辺の方々からは何も言われていませんか?」

「何も言われてないかって……そうねぇ」

「私は何も言われていないが?」

「ええ。私も何も言われてない……わね」

陽乃「……そうですか」

嘘を見抜ける洞察力

それが自分にあるかどうか確証はないが、

陽乃は嘘をついてはいないだろうと判断する

周囲の人が陽乃の存在に気付いていないのか

気付いていても、見て見ぬふりをしているのか

出かけたのが今朝の一度だけと言うのを考えると、前者だろうか

「それが心配だったの?」

陽乃「私、家を焼かれるくらいには恨みを買っているので」

「あぁ……だが。大丈夫だよ。キミは気にしなくても良い」

陽乃「自分の娘が殺されてもそう言えますか?」

「キミがそうするわけではないだろう?」
256 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 22:35:20.57 ID:EnrKGhruo

陽乃「私を起因として杏さんが亡くならないとは限りません」

「そんな可能性を考える必要はないわ」

陽乃「いえ、考えていただかなければいけません」

「杏と……土居さんがキミを守ると付き従おうとしているからかな?」

「あなた……それは」

「悪いね。聞くつもりはなくても聞こえてしまうこともあってね」

陽乃「いえ……」

この家で話をしている以上、

会話が筒抜けになってしまうことも致し方ないし

陽乃はそれを悪いことだとも思っていない

大社に言うなら言ってくれてもかまわないとさえ思っている

言われたところで、

陽乃の評価は最底辺から大差ないからだ

陽乃「そういうことです」

「あの子は、危険だと分かっていてそうすると言っているんだろう?」

陽乃「まさか、止められないと?」

「そうだな……もう止めてはいるよ」

「あの子ね。それでも貴女の力になりたいって言って聞かないのよ」
257 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 22:39:08.25 ID:EnrKGhruo
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 22:56:03.76 ID:L+n5bmVoO

杏のご両親は前作までの春信さんと瞳さんみたいな立ち位置か
こんなに良くしてくれてるのにその後娘を死なせたら本当に会わせる顔がないな
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 00:40:45.48 ID:FtP20GHgO

駄目だなこれは陽乃さんが余計に苦しむ流れだ
260 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 21:02:22.49 ID:w8ZnKiRoo

では少しだけ
261 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 21:03:14.86 ID:w8ZnKiRoo

陽乃「……どうにかなりませんか?」

「ごめんなさい。手は尽くしたわ」

「三年間だ。三年間、私達はあの子に無理はしないようにと言い続けた」

陽乃「………」

それでも……と、杏はやめなかった

陽乃の傍にいたいのだと

力になりたいのだと

そう言って聞かず、ずっと言い続けた親の想いを振り払っていた

両親には止められなかったのだ

杏は、命の危険があるからこそ陽乃の助けになりたいと。

「キミは、キミを起因としてあの子が亡くなるかもしれないと言ったが、あの子はいつものその逆を言っていたよ」

陽乃「私が死ぬ? 伊予島さん達の為に?」

「ええ。貴女はそういう人だからって、あの子はずっと言っていたの」

陽乃「そんなわけ……」

「けれど、ここ数日見ていて確信したわ。貴女……間違いなく心根の優しい子だって」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 21:18:00.95 ID:tGS4X3CvO
来てたか
263 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 21:47:21.41 ID:w8ZnKiRoo

「久遠さん。貴女、他人を見捨てられる子には思えないわ」

どれだけ関係が悪かろうと

足手纏いで、目障りであろうと

見捨てられず、救いの手を差し伸べて

いずれそれらを庇って命を落とす

杏は、自分の力がその助けになるとは思えていないが

その終わりを一日でも先延ばしに出来たら。

それでいいと考えている

「守ってあげてとは言わないわ」

陽乃「その結果、救えなくても?」

「あの子は……あの子とはもうたくさんお話をしたから」

だから?

それでもう十分だと思えているような表情ではない

当たり前の話だ

杏はまだ中学生の少女で、先の長い人生がある

「お前……それはこの子が気負うからしないという約束だったはずだが」

「……ごめんなさい」
264 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 22:16:25.27 ID:w8ZnKiRoo

陽乃「っ……」

父親は母親を抱き寄せて、顔が見えないように自分の方へと押し付ける

けれど遅い

見えてしまった

今にも涙を零しそうな悲しげな顔が

辛さと苦しさを感じてしまった

陽乃「気負う……なんて」

「否定しなくていい。言われただろう? キミが心の根優しい娘だと分かっていると」

陽乃「私はっ!」

椅子を蹴飛ばすように立ち上がるとテーブルが揺れて、

注がれたままだったカップからお茶が迸ってテーブルクロスを汚す

陽乃「私は……」

「私の見る目はないかもしれないが、妻の見る目は確かだ」

陽乃「………」

「君は間違いなく、人のために生きてしまうのだろう」
265 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 23:03:04.40 ID:w8ZnKiRoo

「否定はしなくていい。否定しても、そうではないことは明白だからね」

陽乃「やめてください」

杏の父の声は温かく、

まるで、陽乃を本当の娘のように思っているようだ

布巾で零れたお茶を拭い、もう一度椅子に座りなおす

陽乃「私はそんな立派な子供ではありません」

「そうか……だが、ここ数日の君の様子を鑑みればそういう結論になると分かって貰えるだろうか?」

勇者様として、丁重に扱う必要がある

陽乃達が何もしなかろうと、

問題なく世話をして貰うことは可能だったのだ

にもかかわらず、

陽乃は家事を率先的に手伝って

この家の人々はともかく、民衆から酷く疎まれているのに、礼儀正しさを忘れていない

「先ほど、周囲からの反応を聞いたのも、君が原因で私達に何かないかと心配してのことだろう?」

陽乃「ご自由に解釈なさってください」

「そうか。ならそうしよう」

父親は困ったように笑う

相変わらず、素直ではない

「そして申し訳ないが、杏を君の傍から離してあげることは出来ない」

陽乃「そうですか……」

杏はどうしようもないし

両親にも認められてしまっている

脱走でもしないと……どうにもならなそうだ
266 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 23:04:25.89 ID:w8ZnKiRoo

√ 2018年 8月5日目


0 00 最悪
1〜3  良い
4〜6  普通
7〜9   悪い
ぞろ目 最良

↓1

※模擬戦による、大社影響
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:04:42.88 ID:oDZam8OGO
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:07:22.81 ID:tGS4X3CvO
ここでまさかのゾロ目
269 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 23:08:38.62 ID:w8ZnKiRoo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:09:50.12 ID:oDZam8OGO

装束完成&遠征許可かな?
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:26:41.97 ID:tGS4X3CvO

ご両親もすっかり貴重な理解者になってくれてるな
あとはこの良さげなゾロ目がどう転ぶか気になる…
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/26(火) 09:31:53.41 ID:XMXo4/lPO

やったじゃん
いい方向に話が転がってきて嬉しい
273 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 00:24:15.92 ID:5Tbua185o
すみませんが本日もお休みとさせていただきます。
明日は可能な限り、通常時間から


本日は1日のまとめのみ。


1日のまとめ

・ 乃木若葉 : 交流無()
・上里ひなた : 交流無()
・ 高嶋友奈 : 交流無()
・ 土居球子 : 交流有(模擬戦、勝利)
・ 伊予島杏 : 交流有(模擬戦、やらない、馬鹿なこと言わないで)
・  郡千景 : 交流無()
・   九尾 : 交流有(神託、明確)

√ 2018/08/05 まとめ

 乃木若葉との絆 62→62(普通)
上里ひなたとの絆 56→56(普通)
 高嶋友奈との絆 52→52(普通)
 土居球子との絆 46→49(普通)
 伊予島杏との絆 53→55(普通)
  郡千景との絆 21→21(険悪)
   九尾との絆 63→63(普通)

模擬戦:大社影響+α
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 06:08:26.98 ID:hYuKDg7cO

杏とタマの絆値がガンガン上がっていくな
275 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 21:07:11.00 ID:5Tbua185o

では少しだけ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 21:26:25.63 ID:vcQsOeigO
かもん
277 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 21:42:05.65 ID:5Tbua185o

√ 2018年 8月6日目 朝:伊予島家

05〜14 若葉
27〜36 大社
41〜50 九尾
52〜61 球子
81〜90 杏

↓1のコンマ

※それ以外は通常 判定追加
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 21:46:01.97 ID:vcQsOeigO
279 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 21:54:16.47 ID:5Tbua185o

↓コンマ判定

1,3,9 大社
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 21:57:38.96 ID:j6qDkfyq0
281 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 22:44:39.61 ID:5Tbua185o
√ 2018年 8月6日目 朝:伊予島家


陽乃「……どういうこと?」

杏「久遠さんの協力の結果ですね」

陽乃「それは分かってるのだけど」

球子「良かったじゃないか。見方が変わった? ってやつだろ?」

陽乃「そこまでじゃないと思うけど……というより、困るのよ」

球子との模擬戦から1日

杏と球子のもとには、その解析による連絡が来ていて、

久遠陽乃の協力に感謝を……と言う旨の記載もあった

今までの大社ならば、

間違いなくこんな反応ではなかった

陽乃「急に、感謝されても……」

杏「良かったと思います……だって、久遠さんは実際に私たちを助けてくれたんですから」

陽乃「助けたつもりはないわ」

球子「久遠さんがそうだろうと、それを受けた側はそう思わなかったんだろ」

タマは実際にそうだしな……と、

照れくさそうに笑う
282 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 23:05:16.72 ID:5Tbua185o

球子「あの模擬戦が、タマ達の力の解析を早くしてくれたんだ」

杏「いつ、戦う日が来るか分からない今、力の解析が進む協力は感謝されると思いますよ」

陽乃「勇者を殺そうとした挙句、看護師にトラウマ植え付けて病院から抜け出した重罪人でも?」

球子「それは……まぁ、どうなんだろうな」

杏「……それはありますが、それを踏まえた上でも……」

本当にそうだろうか。と、疑ってしまう

陽乃自身が殺したかったわけではないけれど、

九尾の介入によって友奈や千景たちを殺しかけたことは事実

一般人である看護師に対して、九尾が手を出したことでトラウマを植え付けてしまったし、

あまりにもな待遇に嫌気がさして、病院から抜け出したことも事実

そんな中で、陽乃と球子の模擬戦

心中は穏やかではなかったはずだ

なのに、感謝

裏があるのではと思ってしまうのも無理はないことだろう
283 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 23:25:48.17 ID:5Tbua185o

陽乃「でも、悪いけれどそれですり寄られても困るからね」

杏「すり寄るなんて……」

球子「久遠さんって、性格悪くはないけど悪いよな〜」

陽乃「ええ、悪いわよ」

杏の両親には、まるでそう思われていないけれど

それは無関係な一般人相手に厳しく当たる必要はないと思ってのことだ

もちろん、一宿一飯……どころではないが

その恩義と言うものもある

だが、勇者は違う

特に……死にたがり相手は。

球子「またまた〜タマだけに〜」

陽乃「はぁ……」

球子「そんなため息つかなくたっていいじゃないか」

杏「今のは私でもため息つくかも……」

球子「なっ……」

この騒がしさに、加わらないはずだった

はずだったのに……。


1、部屋に戻る
2、電話を借りる
3、で、どうするの? 今日も殴られたいの?
4、それで? 装束は完成したのかしら
5、イベント判定


↓2
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 23:29:45.52 ID:vcQsOeigO
4
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 23:31:31.57 ID:j6qDkfyq0
4
286 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 23:42:38.44 ID:5Tbua185o
では途中ですが本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 23:59:21.57 ID:vcQsOeigO

杏たちのためになるとはいえ大社の手のひら返し感が凄くていまいち信用がなぁ…
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/29(金) 00:35:32.31 ID:w2Pg1vPwO

装束かあ
ワクワクしてきたわあ
289 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/30(土) 22:08:35.70 ID:9sU1CK2Io

遅くなりましたが少しだけ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/30(土) 22:21:02.08 ID:9nc//YioO
おk
291 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/30(土) 23:51:45.11 ID:9sU1CK2Io

陽乃「それで、装束はかんせいしたのかしら?」

杏「いえ、まだ完成はしていないみたいです」

球子「昨日の今日で完成は難しいだろ」

陽乃「世界の命運がかかっているってときに、暢気なものね」

球子「だからなぁ……」

いちいちきついんだって……と。

苦笑いを浮かべる球子を見向きもせずに、陽乃は息を吐く

きついとは思えない

化け物だと、敵だと

常に腫れもの扱いしてきている相手には、むしろ優しいくらいだろう

装束が完成しなければ、

勇者を連れ出すなんて出来るわけがない

それが遅れれば遅れるほど

諏訪にたどり着くのが難しくなる可能性だってあるのだ

たった一日、されど一日だ
292 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 01:22:52.98 ID:uLsgft2zo

杏「大社の言葉に偽りがなければ、明日か明後日にはバージョンアップしたものを戴けるそうです」

陽乃「そう……」

偽りないとは思えないけれど、

少なくともバージョンアップしたものは勇者達に展開されるだろう

最悪完成品ではないかもしれない

でも、今のものよりも良くなるのならそれで十分……だろうか?

ジャージの上からウインドブレーカー着込んだだけだったら

それこそ、球子をタコ殴りにでもするしかない

陽乃「なら、バージョンアップが終わったら、再調整してあげるわ」

球子「殴るのか? 蹴るのか?」

陽乃「殴るわ」

球子「手は抜いてくれるんだよな……?」

陽乃「殺すつもりはないもの」

前回と同じだ

手を抜いて……力を抜いて殺さないようにする

装束がちゃんとしていれば、一回や二回問題なくなるはずだ





293 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 01:37:20.42 ID:uLsgft2zo

杏「装束が完成していたら……諏訪遠征、行きますか?」

陽乃「そうねぇ……」

装束が完成したら即日諏訪遠征に出るのは可能だが性急すぎる気がすると陽乃は眉を顰める

もちろん、神託によって今すぐにでもなんて内容を付け加えれば

大社とて、大急ぎで割り当ててくれることだろう

けれど、

装束が完成したからと言って完ぺきとは限らない

さっきも話したように

一度くらいは模擬戦をしておくのが良いかもしれない

陽乃「ただ、土居さんを殴っておきたいわ」

球子「怖い! 怖すぎる!」

陽乃「貴女が殴られたいって言ったんじゃない」

球子「言ったがそうじゃない!」

杏「でも、タマっち先輩が殴られてくれるお陰で装束の性能が試せるわけだし……」

球子「杏まで!」

そうじゃないだろ!

もっと言い方があるだろ。と、叫ぶように球子は言って

優しさがない。なんて……嘆いた
294 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 01:39:43.80 ID:uLsgft2zo
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 02:51:18.07 ID:5+ksSFQ0O

殴られ予定のタマで笑った
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 05:18:53.31 ID:rE+b18qsO

タマっち先輩サンドバッグ扱いで草
それでもずっとシリアス続きだったから少し明るい展開になりそうで良かった
297 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 17:49:22.68 ID:uLsgft2zo

遅くなりましたが少しだけ
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 18:00:59.10 ID:u3MOhdtuO
きてたか
299 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 18:31:02.22 ID:uLsgft2zo

陽乃「私が優しいわけないじゃない」

杏「久遠さん……」

球子「いいや、杏。久遠さんは意地が悪いぞ!」

心根は優しいが、それの表れ方が歪んでしまっている

殴るっていう話も

言い換えれば模擬戦の相手をしてくれるというだけのことだ

なのに、それを殴るだのタコ殴りにするだの

人によっては反発しそうな言い方と態度ばかり

陽乃「私、貴女のこと嫌いだし」

球子「……つまり好きってことか?」

陽乃「やめて」

球子「裏を返せば、そういうことだろ?」

杏「そう……かな?」

陽乃「悩まないで」

球子「でもまぁ……嫌いか。嫌いなのか」

陽乃「ええ」

球子「そっか。嫌いなのに模擬戦には付き合ってくれるんだな」

陽乃「違うわ。嫌いだから、殴るのよ」

杏「やっぱり、言い方ひとつで凄く印象変わるよね……」

球子の言葉に納得したのだろう

杏は困ったように、呟いた
300 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 18:47:35.22 ID:uLsgft2zo

√ 2018年 8月6日目 昼:伊予島家

05〜14 若葉
27〜36 大社
41〜50 九尾
52〜61 球子

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 18:58:41.43 ID:u3MOhdtuO
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