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【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】

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253 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 21:36:03.31 ID:EnrKGhruo

↓1コンマ判定 一桁

偶数 なし
奇数 あり

※0〜9 (少〜多)
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 21:47:22.94 ID:VhcmnwG90
255 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 22:21:06.44 ID:EnrKGhruo

陽乃「失礼な話になってしまうのですが」

「なぁに?」

陽乃「周辺の方々からは何も言われていませんか?」

「何も言われてないかって……そうねぇ」

「私は何も言われていないが?」

「ええ。私も何も言われてない……わね」

陽乃「……そうですか」

嘘を見抜ける洞察力

それが自分にあるかどうか確証はないが、

陽乃は嘘をついてはいないだろうと判断する

周囲の人が陽乃の存在に気付いていないのか

気付いていても、見て見ぬふりをしているのか

出かけたのが今朝の一度だけと言うのを考えると、前者だろうか

「それが心配だったの?」

陽乃「私、家を焼かれるくらいには恨みを買っているので」

「あぁ……だが。大丈夫だよ。キミは気にしなくても良い」

陽乃「自分の娘が殺されてもそう言えますか?」

「キミがそうするわけではないだろう?」
256 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 22:35:20.57 ID:EnrKGhruo

陽乃「私を起因として杏さんが亡くならないとは限りません」

「そんな可能性を考える必要はないわ」

陽乃「いえ、考えていただかなければいけません」

「杏と……土居さんがキミを守ると付き従おうとしているからかな?」

「あなた……それは」

「悪いね。聞くつもりはなくても聞こえてしまうこともあってね」

陽乃「いえ……」

この家で話をしている以上、

会話が筒抜けになってしまうことも致し方ないし

陽乃はそれを悪いことだとも思っていない

大社に言うなら言ってくれてもかまわないとさえ思っている

言われたところで、

陽乃の評価は最底辺から大差ないからだ

陽乃「そういうことです」

「あの子は、危険だと分かっていてそうすると言っているんだろう?」

陽乃「まさか、止められないと?」

「そうだな……もう止めてはいるよ」

「あの子ね。それでも貴女の力になりたいって言って聞かないのよ」
257 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/24(日) 22:39:08.25 ID:EnrKGhruo
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 22:56:03.76 ID:L+n5bmVoO

杏のご両親は前作までの春信さんと瞳さんみたいな立ち位置か
こんなに良くしてくれてるのにその後娘を死なせたら本当に会わせる顔がないな
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 00:40:45.48 ID:FtP20GHgO

駄目だなこれは陽乃さんが余計に苦しむ流れだ
260 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 21:02:22.49 ID:w8ZnKiRoo

では少しだけ
261 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 21:03:14.86 ID:w8ZnKiRoo

陽乃「……どうにかなりませんか?」

「ごめんなさい。手は尽くしたわ」

「三年間だ。三年間、私達はあの子に無理はしないようにと言い続けた」

陽乃「………」

それでも……と、杏はやめなかった

陽乃の傍にいたいのだと

力になりたいのだと

そう言って聞かず、ずっと言い続けた親の想いを振り払っていた

両親には止められなかったのだ

杏は、命の危険があるからこそ陽乃の助けになりたいと。

「キミは、キミを起因としてあの子が亡くなるかもしれないと言ったが、あの子はいつものその逆を言っていたよ」

陽乃「私が死ぬ? 伊予島さん達の為に?」

「ええ。貴女はそういう人だからって、あの子はずっと言っていたの」

陽乃「そんなわけ……」

「けれど、ここ数日見ていて確信したわ。貴女……間違いなく心根の優しい子だって」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 21:18:00.95 ID:tGS4X3CvO
来てたか
263 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 21:47:21.41 ID:w8ZnKiRoo

「久遠さん。貴女、他人を見捨てられる子には思えないわ」

どれだけ関係が悪かろうと

足手纏いで、目障りであろうと

見捨てられず、救いの手を差し伸べて

いずれそれらを庇って命を落とす

杏は、自分の力がその助けになるとは思えていないが

その終わりを一日でも先延ばしに出来たら。

それでいいと考えている

「守ってあげてとは言わないわ」

陽乃「その結果、救えなくても?」

「あの子は……あの子とはもうたくさんお話をしたから」

だから?

それでもう十分だと思えているような表情ではない

当たり前の話だ

杏はまだ中学生の少女で、先の長い人生がある

「お前……それはこの子が気負うからしないという約束だったはずだが」

「……ごめんなさい」
264 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 22:16:25.27 ID:w8ZnKiRoo

陽乃「っ……」

父親は母親を抱き寄せて、顔が見えないように自分の方へと押し付ける

けれど遅い

見えてしまった

今にも涙を零しそうな悲しげな顔が

辛さと苦しさを感じてしまった

陽乃「気負う……なんて」

「否定しなくていい。言われただろう? キミが心の根優しい娘だと分かっていると」

陽乃「私はっ!」

椅子を蹴飛ばすように立ち上がるとテーブルが揺れて、

注がれたままだったカップからお茶が迸ってテーブルクロスを汚す

陽乃「私は……」

「私の見る目はないかもしれないが、妻の見る目は確かだ」

陽乃「………」

「君は間違いなく、人のために生きてしまうのだろう」
265 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 23:03:04.40 ID:w8ZnKiRoo

「否定はしなくていい。否定しても、そうではないことは明白だからね」

陽乃「やめてください」

杏の父の声は温かく、

まるで、陽乃を本当の娘のように思っているようだ

布巾で零れたお茶を拭い、もう一度椅子に座りなおす

陽乃「私はそんな立派な子供ではありません」

「そうか……だが、ここ数日の君の様子を鑑みればそういう結論になると分かって貰えるだろうか?」

勇者様として、丁重に扱う必要がある

陽乃達が何もしなかろうと、

問題なく世話をして貰うことは可能だったのだ

にもかかわらず、

陽乃は家事を率先的に手伝って

この家の人々はともかく、民衆から酷く疎まれているのに、礼儀正しさを忘れていない

「先ほど、周囲からの反応を聞いたのも、君が原因で私達に何かないかと心配してのことだろう?」

陽乃「ご自由に解釈なさってください」

「そうか。ならそうしよう」

父親は困ったように笑う

相変わらず、素直ではない

「そして申し訳ないが、杏を君の傍から離してあげることは出来ない」

陽乃「そうですか……」

杏はどうしようもないし

両親にも認められてしまっている

脱走でもしないと……どうにもならなそうだ
266 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 23:04:25.89 ID:w8ZnKiRoo

√ 2018年 8月5日目


0 00 最悪
1〜3  良い
4〜6  普通
7〜9   悪い
ぞろ目 最良

↓1

※模擬戦による、大社影響
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:04:42.88 ID:oDZam8OGO
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:07:22.81 ID:tGS4X3CvO
ここでまさかのゾロ目
269 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/25(月) 23:08:38.62 ID:w8ZnKiRoo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:09:50.12 ID:oDZam8OGO

装束完成&遠征許可かな?
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 23:26:41.97 ID:tGS4X3CvO

ご両親もすっかり貴重な理解者になってくれてるな
あとはこの良さげなゾロ目がどう転ぶか気になる…
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/26(火) 09:31:53.41 ID:XMXo4/lPO

やったじゃん
いい方向に話が転がってきて嬉しい
273 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 00:24:15.92 ID:5Tbua185o
すみませんが本日もお休みとさせていただきます。
明日は可能な限り、通常時間から


本日は1日のまとめのみ。


1日のまとめ

・ 乃木若葉 : 交流無()
・上里ひなた : 交流無()
・ 高嶋友奈 : 交流無()
・ 土居球子 : 交流有(模擬戦、勝利)
・ 伊予島杏 : 交流有(模擬戦、やらない、馬鹿なこと言わないで)
・  郡千景 : 交流無()
・   九尾 : 交流有(神託、明確)

√ 2018/08/05 まとめ

 乃木若葉との絆 62→62(普通)
上里ひなたとの絆 56→56(普通)
 高嶋友奈との絆 52→52(普通)
 土居球子との絆 46→49(普通)
 伊予島杏との絆 53→55(普通)
  郡千景との絆 21→21(険悪)
   九尾との絆 63→63(普通)

模擬戦:大社影響+α
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 06:08:26.98 ID:hYuKDg7cO

杏とタマの絆値がガンガン上がっていくな
275 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 21:07:11.00 ID:5Tbua185o

では少しだけ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 21:26:25.63 ID:vcQsOeigO
かもん
277 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 21:42:05.65 ID:5Tbua185o

√ 2018年 8月6日目 朝:伊予島家

05〜14 若葉
27〜36 大社
41〜50 九尾
52〜61 球子
81〜90 杏

↓1のコンマ

※それ以外は通常 判定追加
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 21:46:01.97 ID:vcQsOeigO
279 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 21:54:16.47 ID:5Tbua185o

↓コンマ判定

1,3,9 大社
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 21:57:38.96 ID:j6qDkfyq0
281 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 22:44:39.61 ID:5Tbua185o
√ 2018年 8月6日目 朝:伊予島家


陽乃「……どういうこと?」

杏「久遠さんの協力の結果ですね」

陽乃「それは分かってるのだけど」

球子「良かったじゃないか。見方が変わった? ってやつだろ?」

陽乃「そこまでじゃないと思うけど……というより、困るのよ」

球子との模擬戦から1日

杏と球子のもとには、その解析による連絡が来ていて、

久遠陽乃の協力に感謝を……と言う旨の記載もあった

今までの大社ならば、

間違いなくこんな反応ではなかった

陽乃「急に、感謝されても……」

杏「良かったと思います……だって、久遠さんは実際に私たちを助けてくれたんですから」

陽乃「助けたつもりはないわ」

球子「久遠さんがそうだろうと、それを受けた側はそう思わなかったんだろ」

タマは実際にそうだしな……と、

照れくさそうに笑う
282 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 23:05:16.72 ID:5Tbua185o

球子「あの模擬戦が、タマ達の力の解析を早くしてくれたんだ」

杏「いつ、戦う日が来るか分からない今、力の解析が進む協力は感謝されると思いますよ」

陽乃「勇者を殺そうとした挙句、看護師にトラウマ植え付けて病院から抜け出した重罪人でも?」

球子「それは……まぁ、どうなんだろうな」

杏「……それはありますが、それを踏まえた上でも……」

本当にそうだろうか。と、疑ってしまう

陽乃自身が殺したかったわけではないけれど、

九尾の介入によって友奈や千景たちを殺しかけたことは事実

一般人である看護師に対して、九尾が手を出したことでトラウマを植え付けてしまったし、

あまりにもな待遇に嫌気がさして、病院から抜け出したことも事実

そんな中で、陽乃と球子の模擬戦

心中は穏やかではなかったはずだ

なのに、感謝

裏があるのではと思ってしまうのも無理はないことだろう
283 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 23:25:48.17 ID:5Tbua185o

陽乃「でも、悪いけれどそれですり寄られても困るからね」

杏「すり寄るなんて……」

球子「久遠さんって、性格悪くはないけど悪いよな〜」

陽乃「ええ、悪いわよ」

杏の両親には、まるでそう思われていないけれど

それは無関係な一般人相手に厳しく当たる必要はないと思ってのことだ

もちろん、一宿一飯……どころではないが

その恩義と言うものもある

だが、勇者は違う

特に……死にたがり相手は。

球子「またまた〜タマだけに〜」

陽乃「はぁ……」

球子「そんなため息つかなくたっていいじゃないか」

杏「今のは私でもため息つくかも……」

球子「なっ……」

この騒がしさに、加わらないはずだった

はずだったのに……。


1、部屋に戻る
2、電話を借りる
3、で、どうするの? 今日も殴られたいの?
4、それで? 装束は完成したのかしら
5、イベント判定


↓2
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 23:29:45.52 ID:vcQsOeigO
4
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 23:31:31.57 ID:j6qDkfyq0
4
286 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/28(木) 23:42:38.44 ID:5Tbua185o
では途中ですが本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/28(木) 23:59:21.57 ID:vcQsOeigO

杏たちのためになるとはいえ大社の手のひら返し感が凄くていまいち信用がなぁ…
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/29(金) 00:35:32.31 ID:w2Pg1vPwO

装束かあ
ワクワクしてきたわあ
289 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/30(土) 22:08:35.70 ID:9sU1CK2Io

遅くなりましたが少しだけ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/30(土) 22:21:02.08 ID:9nc//YioO
おk
291 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/30(土) 23:51:45.11 ID:9sU1CK2Io

陽乃「それで、装束はかんせいしたのかしら?」

杏「いえ、まだ完成はしていないみたいです」

球子「昨日の今日で完成は難しいだろ」

陽乃「世界の命運がかかっているってときに、暢気なものね」

球子「だからなぁ……」

いちいちきついんだって……と。

苦笑いを浮かべる球子を見向きもせずに、陽乃は息を吐く

きついとは思えない

化け物だと、敵だと

常に腫れもの扱いしてきている相手には、むしろ優しいくらいだろう

装束が完成しなければ、

勇者を連れ出すなんて出来るわけがない

それが遅れれば遅れるほど

諏訪にたどり着くのが難しくなる可能性だってあるのだ

たった一日、されど一日だ
292 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 01:22:52.98 ID:uLsgft2zo

杏「大社の言葉に偽りがなければ、明日か明後日にはバージョンアップしたものを戴けるそうです」

陽乃「そう……」

偽りないとは思えないけれど、

少なくともバージョンアップしたものは勇者達に展開されるだろう

最悪完成品ではないかもしれない

でも、今のものよりも良くなるのならそれで十分……だろうか?

ジャージの上からウインドブレーカー着込んだだけだったら

それこそ、球子をタコ殴りにでもするしかない

陽乃「なら、バージョンアップが終わったら、再調整してあげるわ」

球子「殴るのか? 蹴るのか?」

陽乃「殴るわ」

球子「手は抜いてくれるんだよな……?」

陽乃「殺すつもりはないもの」

前回と同じだ

手を抜いて……力を抜いて殺さないようにする

装束がちゃんとしていれば、一回や二回問題なくなるはずだ





293 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 01:37:20.42 ID:uLsgft2zo

杏「装束が完成していたら……諏訪遠征、行きますか?」

陽乃「そうねぇ……」

装束が完成したら即日諏訪遠征に出るのは可能だが性急すぎる気がすると陽乃は眉を顰める

もちろん、神託によって今すぐにでもなんて内容を付け加えれば

大社とて、大急ぎで割り当ててくれることだろう

けれど、

装束が完成したからと言って完ぺきとは限らない

さっきも話したように

一度くらいは模擬戦をしておくのが良いかもしれない

陽乃「ただ、土居さんを殴っておきたいわ」

球子「怖い! 怖すぎる!」

陽乃「貴女が殴られたいって言ったんじゃない」

球子「言ったがそうじゃない!」

杏「でも、タマっち先輩が殴られてくれるお陰で装束の性能が試せるわけだし……」

球子「杏まで!」

そうじゃないだろ!

もっと言い方があるだろ。と、叫ぶように球子は言って

優しさがない。なんて……嘆いた
294 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 01:39:43.80 ID:uLsgft2zo
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 02:51:18.07 ID:5+ksSFQ0O

殴られ予定のタマで笑った
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 05:18:53.31 ID:rE+b18qsO

タマっち先輩サンドバッグ扱いで草
それでもずっとシリアス続きだったから少し明るい展開になりそうで良かった
297 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 17:49:22.68 ID:uLsgft2zo

遅くなりましたが少しだけ
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 18:00:59.10 ID:u3MOhdtuO
きてたか
299 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 18:31:02.22 ID:uLsgft2zo

陽乃「私が優しいわけないじゃない」

杏「久遠さん……」

球子「いいや、杏。久遠さんは意地が悪いぞ!」

心根は優しいが、それの表れ方が歪んでしまっている

殴るっていう話も

言い換えれば模擬戦の相手をしてくれるというだけのことだ

なのに、それを殴るだのタコ殴りにするだの

人によっては反発しそうな言い方と態度ばかり

陽乃「私、貴女のこと嫌いだし」

球子「……つまり好きってことか?」

陽乃「やめて」

球子「裏を返せば、そういうことだろ?」

杏「そう……かな?」

陽乃「悩まないで」

球子「でもまぁ……嫌いか。嫌いなのか」

陽乃「ええ」

球子「そっか。嫌いなのに模擬戦には付き合ってくれるんだな」

陽乃「違うわ。嫌いだから、殴るのよ」

杏「やっぱり、言い方ひとつで凄く印象変わるよね……」

球子の言葉に納得したのだろう

杏は困ったように、呟いた
300 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 18:47:35.22 ID:uLsgft2zo

√ 2018年 8月6日目 昼:伊予島家

05〜14 若葉
27〜36 大社
41〜50 九尾
52〜61 球子

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 18:58:41.43 ID:u3MOhdtuO
302 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 20:10:40.72 ID:uLsgft2zo
√ 2018年 8月6日目 昼:伊予島家


『くははっ主様、弄ばれておるぞ』

陽乃「冗談じゃないわ」

『じゃが、まんざらでも――』

陽乃「冗談じゃないって……言ったでしょう」

本当に、冗談ではない

あんな思い込みをされてしまったら

本当に何を言っても無駄になる

突き放すつもりで何かをしても

あの二人は、そうとは思ってくれないのだから

『ならば……消してしまえばよい』

陽乃「消すって」

『うむ。そのままじゃ』

陽乃「ダメよ。勇者が減るのは困る」

『それを言い訳にしておるのかや?』

陽乃「言い訳じゃない」

『ふむ……躾けてやればよい』

陽乃「……また、面倒なことになりそうだし」

『主様はほんとうに、愚物じゃのう』


1、装束完成すると思う?
2、なによ。愚物って
3、殺す以外に方法はないの?
4、他人事だと思って……
5、イベント判定

↓2
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 20:31:45.41 ID:1B6s6Mwa0
1
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 20:34:32.80 ID:u3MOhdtuO
5
305 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 21:12:11.59 ID:uLsgft2zo

01〜10 杏
11〜20 球子
21〜30 両親
31〜40 近所
41〜50 若葉
51〜60 友奈
61〜70 ひなた
71〜80 大社
81〜90 九尾(状況:悪)
91〜00 荷物


↓1のコンマ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 21:13:12.22 ID:u3MOhdtuO
307 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 22:46:14.68 ID:uLsgft2zo
√ 2018年 8月6日目 昼:伊予島家


「久遠さん、少し良いかな?」

部屋のドアが軽く叩かれて、外から声が飛んでくる

扉越しの声ではあるけれど

無遠慮な球子はそもそもノックをしないし

杏の声とは違う……親の声

陽乃「はい。どうぞ?」

返事をすると、

杏の両親が部屋へと入ってきて

陽乃「何か? もしかして、ご近所から――」

「いや。それは問題はないよ」

「あのね? 貴女さえよければ、明日のお昼に少しお手伝いを頼めないかと思って」

陽乃「お手伝いですか? それは全然……」

「快く引き受けてくれるのはありがたいのだが、少し問題があってな」

「実はね。地域で行ってるボランティアの活動なの」

陽乃「……なるほど」

3年前の襲撃による影響は少なくなってきてはいるものの

それでも、完全に癒えたわけではない

そのため、地域で協力して何かをしていくことで

少しでも前向きになれるようにしよう……という目的での活動が行われている

「だから、必然的に近所の人達と関わることになるの」
308 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 23:17:23.54 ID:uLsgft2zo

陽乃「ならどうして、私を?」

よほど人手が足りていないのなら、

杏や球子を連れていけばいい

それで手が足りなくても、陽乃を誘うのは無理がある

最悪の場合、ボランティア活動どころではなくなるからだ

陽乃「汚名を返上させたい……みたいなところですか?」

「端的に言ってしまえばそうなる」

「私たちから見て、久遠さんには何にも問題ないように見えるわ。だから……」

最初の内は厳しい目で見られてしまうことになると分かってはいるが

それは何をしようとそうなるのは必然だろう

だからせめて、

少なからず味方がいるうちにその一歩を踏み出しておくべきではないかと考えているようだ

陽乃が針のむしろに座らされる思いをするかもしれない

だから、簡単には言えないし

だからこそ、味方がいるべきだとも思っていると、母親は言う

陽乃「………」

「もちろん、強制ではないし断ったからと言って久遠さんがどうだなんて思うつもりもないわ」


1、……良いですよ。請け負わせて頂きます。
2、すみません。お断りします
3、考えさせてください
4、そこまでの価値が私にありますか?

↓2
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 23:20:15.51 ID:8F2YkdYPO
1
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 23:22:56.55 ID:1B6s6Mwa0
4
311 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/01/31(日) 23:37:15.62 ID:uLsgft2zo
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/31(日) 23:45:00.23 ID:XNyg5f+PO

ボランティア活動で信頼を得るか伊予島家ごと地獄を見るかの二択か…
ここは賭けに出るべきか悩みどころだな
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/01(月) 08:18:26.13 ID:tDC6948XO

杏の両親めっちゃ気にかけてくれてるな
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/01(月) 08:20:49.13 ID:ig5OzGAHO

陽乃さんは意図して「殴る」を使ってんだろうけど「模擬戦に付き合う」と「殴る(戦う)」で同じなんだけど全然違うな
千景だったら間違いなくキレる
315 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/01(月) 21:17:51.27 ID:zYto4Ydmo

では少しだけ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/01(月) 21:18:55.56 ID:n0DIlkxcO
よしきた
317 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/01(月) 21:31:45.43 ID:zYto4Ydmo

陽乃「……そこまでの価値が私にありますか?」

「価値?」

陽乃「伊予島さんの……極論、今後の全てを賭ける価値が私にはありますか?」

言葉通り極論ではあるが、

しかしそれ程のことを引き起こしかねないのが、陽乃なのだ

地域住民と協力してのボランティア活動

とても立派だと思うし、

煩わしいと思う人もいるかもしれないが、決して間違った行いではないだろう

そこに陽乃を連れ出して

そんな立派なことを率先して参加してくれる子なんて広報活動はプラスに働く可能性はある

けれど――

なぜあの子を。なんて、白い目を向けられるなんてこともある

例のあの子を匿ってるだなんて話になるかもしれない

協力者だなんて話になるかもしれない

その汚名は、二度と拭い去ることも返上することもできない

少なくとも、杏の両親には。

陽乃「何かがあった場合、私は一切の責任を負えません。この家が放火されようと、どちらかが後ろから刺されても」

「……君は、それを心配してくれているのか」

陽乃「違っ……」

首を振って、目を背ける

陽乃「私はただ……あとから難癖をつけられても困るから、予めそのリスクはあるんだと自覚して貰いたいだけで……」
318 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/01(月) 22:00:07.99 ID:zYto4Ydmo

陽乃「とにかく、そのリスクを背負うだけの価値が私にはあるのかを答えてください」

将来を諦めるだけの価値

今まで積み上げてきた過去を水の泡にするだけの価値

人は普通、そんなことを問われたら否と返す

相当仲が良くても、

答えを濁したりして誤魔化したり、考えさせてとでもいうだろう

「君はやはり、優しい子だな」

陽乃「やめてください」

「それらしい理屈を並べてはいるが、結局のところ迷惑をかけたくないと見える」

陽乃「そういうわけでは……」

「ふむ……やは――」

「もう。話が進まないからあなたは黙ってて」

夫をせき止めるように言い放った杏の母は、

面倒な人でごめんなさいね。と、

困ったように笑みを浮かべる

「それで、久遠さんのことだけど……はっきり言わせて貰うわね?」

陽乃「ええ、ぜひ」

「私達は、久遠さんにはそれだけの価値があると思っています」
319 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/01(月) 22:33:27.73 ID:zYto4Ydmo

陽乃「えっ……?」

「価値だけに着目するのなら、久遠さん。貴女は杏と同じように勇者をやっているでしょう?」

陽乃「利用価値があると?」

「そうね。勇者という世界の命運を左右するほどの価値があると思っているわ」

淡々と

まるで説明をするかのように話す杏の母

父は咎められたからか口を挟まずに腕を組んでいる

「だけど、それだけじゃないの」

そう言った母の視線はとても優しい

他人の子だとも思っていない

それはまるで……

「貴女は、あの子が連れてきたお友達ですもの」

陽乃「友達って……そんな、その程度で、そんなことで赤の他人の私に人生を賭けるんですか?」

「君たちがいなければすでになかった人生だ。と、言えばいいのだろうか?」

陽乃「それは……」

「どうしても理由が欲しいのなら、恩返しとでも思って欲しいの」
320 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/01(月) 22:55:15.23 ID:zYto4Ydmo

「貴女は、私達を救ってくれた」

陽乃「私一人じゃありませんし」

「そうかもしれない。でも、その数人の中にいるのは間違いないでしょ?」

陽乃「………」

だから、どうしても理由が欲しいのなら恩返し

陽乃には価値がある

人生を賭けてでもその身を守ってあげる価値が。

それがあろうとなかろうと

守ってあげるべき子なのだと、両親は言う

「君は子供なんだ。頼っていい。わがままを言っていい」

「他人だなんて、思わなくていいのよ? あの子が初めて連れてきた大切な子だもの」

陽乃「………」

それは無理だ

なんて理由をつけようと、

二人は杏の親であって、陽乃には関わりがないのだから。

限度と言うものがある

けれど……それでもいいと言っているのだ


1、ありがとうございます。でも、今回は遠慮させてください
2、分かりました……ただ、本当にどうなっても責任はとれません
3、すみません。やっぱり、考えさせてください


↓2
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/01(月) 22:55:59.23 ID:gL2e7//d0
2
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/01(月) 22:57:06.80 ID:pVE6atNiO
2
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/01(月) 22:57:18.90 ID:n0DIlkxcO
2
324 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/01(月) 23:19:47.75 ID:zYto4Ydmo

ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/01(月) 23:36:52.13 ID:n0DIlkxcO

世間の反応が怖いけどここまで言われたら断れないよな
陽乃さんにとっても何か良いきっかけになってほしい
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/02/02(火) 00:07:48.17 ID:TgXXBI4X0
デビルマン√を辿らないように
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/02(火) 00:54:20.69 ID:kgp3ui/pO

ちょっと怖いな
328 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/03(水) 20:30:38.72 ID:ay58p5UUo
では少しだけ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 20:44:13.09 ID:VuVivKanO
やったぜ
330 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/03(水) 20:54:01.57 ID:ay58p5UUo

陽乃「分かりました……ただ、本当にどうなっても責任はとれませんよ?」

伊予島家が迫害されるようになっても

家を焼かれても

誰かが生贄とされても

誰かが、悪魔に魅入られたとでも言われて殺されても

陽乃は何も出来ないと言う

陽乃「私は、それをどうにかできるほど特別なんかじゃありませんから」

特別だとしたら

家は焼かれなかった

父親を失わなかった

味方になってくれただろう親類を殺されずに済んだ

陽乃「私に出来るのは、そこから逃げることだけです」

「そんなことないわ。ありがとう、無理を言ってごめんなさいね」

陽乃「いえ……すみません」

この二人にそれを言うだけ無駄なのだ

二人が何もできないからではなく

二人は、陽乃の件に関わりがないから

だから、言う必要はない
331 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/03(水) 21:44:42.89 ID:ay58p5UUo

「明日のお昼、宜しくね」

「手持ちは特に必要ないが……動きやすい洋服はあるかい?」

陽乃「えぇっと……ない、ですね」

陽乃は着の身着のままで病院に監禁され

そのまま逃亡して、ここにいる

当然ながら、服など持っていない

「そうか……杏、では難しいか」

「あの子と久遠さんじゃ、少し足りないわ」

身長的に陽乃の方が高い

家の中で着る寝間着などであればどうにかなるけれど

外に着ていくとなると、やや不格好だ

「ふむ……なら、用意しようか?」

陽乃「用意って、あの、まさかですよね?」

「あぁ、気にしなくていいんだ。私たちからのお願いみたいなものだからね」

杏の父は、そのお礼とでも思ってくれればいい。と言うけれど

それはさすがに世話になりすぎだと陽乃は思う

そのお願いだって、結局は陽乃のためのもの。

こちらkらお礼をするならいざ知らず

一方的に与えられては困ってしまう


1、それはさすがに困りますっ
2、……ありがとうございます
3、私は娘ではないのに


↓2
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 21:51:28.05 ID:VuVivKanO
2
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 21:52:39.14 ID:iUGzw+J30
3
334 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/03(水) 22:39:45.20 ID:ay58p5UUo

陽乃「私は娘ではないんですよ?」

「それは分かっているとも」

「気を悪くしたらごめんなさいね? でも、放っておきたくないの」

陽乃「赤の他人、ですよ?」

「ええ」

陽乃「………」

今までも地域ぐるみのボランティア活動に精を出していたとは限らないが、

でもきっと、出していたのだろうと陽乃は眉を顰める

何か利益があるわけではない

だけど、放っておけないからと誰かを助け続けてきたように見える

少なくとも、今の両親はそういう人間だ

3年前の悲劇

あれによって、子を失った親は多い

それと同じように親を失った子供だって少なくはなかった

そう言った身寄りのない子供達を、二人は支援しているのだろうか。

「せめて、この家にいる間だけでも満足な生活を送って欲しいの」

送らせてあげたいの。と、母親は言う

裏はない

恐らく、純粋な善意だろう

陽乃「それは……」

それは、ありがたくない

陽乃「私は、今でも十分です。ほんとう、十分ですから」

「せめて、ジャージのようなものでも用意しよう」

陽乃「自分でどうにかできるので、問題はありません」

「そう……?」

陽乃「はい。ですので、お気持ちだけで十分です。ありがとうございます」

これ以上、恩で塗り固められるわけにはいかない

どうせ仇で返すことになるのだから。

傷つけることが分かっているのなら、以下にそれを最小限に抑えるか

考えるべきことはそれだけだ。
335 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/03(水) 23:23:38.60 ID:ay58p5UUo

√ 2018年 8月6日目 夕:伊予島家

05〜14 若葉
27〜36 大社
41〜50 九尾
52〜61 球子

↓1のコンマ

※それ以外は通常
※一桁奇数で訪問
※ぞろ目で付近の住民 奇数悪
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 23:24:41.00 ID:VuVivKanO
337 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/04(木) 00:05:29.46 ID:HqLtBC+Wo

ではここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 00:12:24.78 ID:ElZZMa8MO

陽乃さんが心を開くのはまだまだ時間かかりそうだな
そしてまた妙なタイミングでゾロ目か…偶数だから何事もなければいいけど
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 01:37:42.95 ID:aK89klWmO

偶数だからまあ大丈夫じゃない?
ちょうどボランティアしようとしてたところだしベストタイミングちゃベストタイミング
340 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/04(木) 21:56:19.66 ID:HqLtBC+Wo
では少しだけ
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 21:57:37.55 ID:kHOU0LieO
かもーん
342 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/04(木) 22:45:04.43 ID:HqLtBC+Wo
√ 2018年 8月6日目 夕:伊予島家



夕方、だんだんと日が傾きつつある伊予島家の庭に、陽乃は出てきていた

完全な外出は許されないが、庭に出る程度なら問題はない。

なにより、その庭ではバットを一生懸命に振るう球子がいる。

球子「明日の参加するんだな」

陽乃「貴女も誘われているの?」

球子「そりゃ、誘われるに決まってるだろ?」

球子は、

何言ってんだと言いたげに笑いながら、バットを振るう

杏の両親に頼んで用意して貰った金属バット

これから野球をやるわけではなく

楯を投げるからと、腕力をつけたいらしい。

陽乃「参加するの?」

球子「お……気になるか?」

陽乃「別に興味はないわ」

球子「じゃあ聞くなよな〜」

球子の返答は至って穏やかだ

それどころか、とてもフランクなものになってきている。

本当に、友人と思っているということだろうか

球子「もちろん、参加するぞ」

陽乃「……でしょうね」

球子「杏もな」

陽乃「監視対象だものね」

球子「監視かどうかは関係ないぞ。大社に聞かれちゃ、困るけどな」
343 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/04(木) 23:00:14.76 ID:HqLtBC+Wo

陽乃「問題だわ」

特に、陽乃に影響が大きいだろう。

場合によっては陽乃が惑わせただの操ってるだの

何か難癖をつけられて、責められて、面倒なことになる。

球子と杏は、大丈夫かもしれないが。

球子「……心配か?」

陽乃「心配? 何が?」

球子「自分が嫌われてるかもって」

陽乃「そんな分かり切ってること、今更不安になると思う?」

球子「そりゃそうか」

否定しない。

それがあたりまえだと、陽乃も鼻で笑う

球子「じゃぁ、なんで明日のこと聞いてきたんだ?」

陽乃「心の準備が必要だから」

球子「なんだ、かわいいところあるじゃんか」

陽乃「貴女に絡まれるのが嫌なの。不意に声かけられたら反射で顔を殴っちゃうだろうし」

球子「怖いなぁ」

陽乃「………」

口でそんなこと言いながら、

顔は普通に面白がって笑っている

陽乃がそんなことをしないと信頼しているからだろう。

そういう反応が、陽乃は嫌なのだ。

陽乃「土居さ――」

「あら、今日は一人じゃないのね」

球子「こんばんは!」

庭先が見えてしまう隣家からかけられる女性の声

球子はバットを振り止めて、元気良く挨拶を返す

初対面ではなさそうだ
344 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/04(木) 23:25:19.66 ID:HqLtBC+Wo

「そちらは……」

陽乃「………」

顔を伏せる

今の成長した陽乃の養子を知らない人は多いだろうけれど

分かる人は分かる

特別な髪の色、瞳の色

親は遺伝だと言った桜色の髪は、あからさまに久遠陽乃と言う少女だ

「えぇっと……もしかして、陽乃ちゃん。かしら?」

陽乃「………」

その呼び方が出てきた時点で

この隣人は陽乃のことを知っている

大方、3年前までに神社に参拝に来たことがあるとかだろう。

陽乃「……っ」

「やっぱり、そうよね? 陽乃ちゃんでしょう?」

球子「どうした?」

陽乃「人、違いです」

「そんなこと、無いはずよ……」

嘯いてみるものの、

隣人の女性は食い下がってくる



1、違います
2、だったらどうですか?
3、そっちに余計なことはしないので、放っておいてください
4、すみませんが、部屋に戻ります
5、明日のボランティア。私も参加します


↓2
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 23:27:12.06 ID:kHOU0LieO
2
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 23:31:21.63 ID:FUTbRUMQ0
2
347 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/04(木) 23:48:20.78 ID:HqLtBC+Wo
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/04(木) 23:57:09.45 ID:kHOU0LieO

どうやら陽乃さんを悪く思ってる人ではなさそうだけどヒヤヒヤするなぁ
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 01:14:49.95 ID:p9bD6cWaO

緊張感たっぷりだな
350 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/02/05(金) 03:03:58.74 ID:2vv8dtEa0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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351 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/06(土) 18:36:03.08 ID:E2SpQbCAo

では少しだけ
352 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/02/06(土) 19:00:53.11 ID:E2SpQbCAo

陽乃「だったらどうですか?」

「どうって……」

球子からの「お前……」というような視線を感じながら、

陽乃は隣人を見つめる

二回りほど歳を上回っているであろう女性

場合によっては子供がいるだろうし

もしかしたら3年前に、失ってしまっているかもしれない

そうでなくても、世論から見て陽乃を良くは思わないはずだ

逃げ出した生贄

厄災の権化

人ならざる者

そんな陽乃がここにいると彼女は知った

警察に通報する?

周りの人たちを集めて、匿う伊予島家を叱責する?

それとも、陽乃に石でも投げるのか

陽乃「私が、あの久遠陽乃だったとして。どうなるんですか?」

「陽乃ちゃん……」
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