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アスカ「暇だから遊んでみる」

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326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/23(火) 23:26:56.51 ID:+iANpN0A0

リツコ「貴方がまいた種よ。受け入れなさい。
    サクラ少尉も悩みぬきながら何とか文字に起こしてるのよ」

端末「フォン」

ミサト「ごめんね、サクラちゃん
    アスカとシンジ君の中を取り持つ為には、少し厄介者でもマリという起爆剤は悪くない。
    そう思ってた私をぶん殴りたい。
    ああ、見たくない文字の羅列……」ヨミヨミ

リツコ「あの娘がそんな器用なことできるわけないじゃない。
    とはいえ、アスカのメンタルは悪くない方向に入ってるらしいわ」

ミサト「私なら、自分の男が他の女に良いようにされてたら腹立つし、
    ましてや他の女の尻おっかけようものならぶん殴ってやるけどね」ヨミヨミ

リツコ「それは貴方の意見……
    ま、勿論世の中の半分はそうでしょうけど、

    アスカたちは違う。
    多分、お互いが多少なりとも依存しあってるのよ。
    エヴァのパイロットと言う共通点によってね」

ミサト「……運命共同体」

リツコ「そう。
    アヤナミシリーズを初め、クローンの彼女たちは総じて
    『エヴァのパイロットたりうる人物』に関して良くも悪くも興味をそそられるようにプログラムされている。

    放っておけないのよ。そして、邪険にもできない。
    アスカは言葉の上ではシンジ君たちを罵ったりこそすれ、興味がない相手にはそれすらしないのだから
    黒いアヤナミのことだって今は悪しからず思っているはずだわ」

ミサト「悪しからずていうけどね……
    悪くないも何もちゅーしちゃってんじゃないの。

    報告書なのにただのエロ漫画のプロットでしょこりゃ」

リツコ「しかも、昨日の深夜も何かあったらしいわ。
    そっちの報告書は後ほどまとめるらしいけど、
    なんだかサクラちゃんまで当てられたみたいで……」クス

ミサト「……せーしゅんねー」

端末「パタン」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/23(火) 23:27:31.51 ID:+iANpN0A0

ミサト「……、でもまぁ、元気そうでよかった。
    これなら、少し込み入った作戦でも、話すだけはできそうね」

リツコ「次はどこの都市を解放するの?
    ドイツ? イギリス?」

ミサト「主要国は確かに押さえたい所ね。
    情報もあるかもしれない。

    でもフランスの時に少しリスクを負い過ぎたわ。
    今度は大規模な兵器の存在が無さそうな所を選びたい……
    となると」

リツコ「……勝手なイメージだけど、ドイツは却下ね」

ミサト「そうね。
    アハトアハトに生命の実が宿った兵器なんかに当たったらたまらないもの。
    イギリスもマリみたいなのを飼いならす腹黒さを考えると曲者ね」

リツコ「そう。じゃあ、あの二人の所縁の地は今のところ却下ってことで」

ミサト「……でも、待って……
    リスクを冒してでも、取りに行きたい場所はあるのよ」

リツコ「……どういう事?」

ミサト「イギリスの情報はほとんどマリが持っている。
    決定打になる情報や武装が無いような気がする。
   
    でも、ドイツは何かありそう」

リツコ「根拠は?」

ミサト「しょうもない勘よ。

    ネルフの前組織の名前は、ゲヒルン。ドイツ語で『脳』」

リツコ「……ドイツに、ネルフの創始者に近い者がいたかもしれない、と?」

ミサト「その尻尾さえつかめば……こっちにもアスカ以上の切り札ができるかもしれない」

リツコ「……そうね」

ミサト「後はそうね。
    ロシアとアメリカの支部。
    宇宙開発に強そうな国は特に押さえておきたいわね」

リツコ「奇しくも、大国ぞろいね」

ミサト「得てしてそんなもんでしょ」

リツコ「……どうする? 本当に、打診して見る?」

ミサト「……そうね。せめて行き先だけでも決めておかないと作戦も立てられない。
    パイロット二人にも聞いておきましょう」

リツコ「クルーにも意見を聞いてみる?
    詳しそうな人でもいいし、逆に何も知らないような人でも、何らかの意見が聞けるかも」

ミサト「……そうね」



二人選択可能

1 伊吹マヤ
2 青葉シゲル
3 日向マコト
4 鈴原サクラ
5 高雄コウジ
6 長良スミレ
7 北上ミドリ
8 多摩ヒデキ
9 その他

>>直下とその直下
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 23:32:08.51 ID:6lJ/By3yo
1
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 23:34:13.64 ID:c83U83CCO
7
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 00:28:02.77 ID:8xR6UdDt0


ヴンダー ドック

コツコツコツ

リツコ「マヤ。調子は?」

マヤ「あ、先輩……っ」パァッ

ミサト「おはよう、マヤ。これは……フランスの使徒もどきの残骸ね」

マヤ「あ、艦長も、おはようございます。
   はい、連中の機械部分は、部品だけ接収すれば十分流用可能な資材になります。
   弐号機の不足部分を補うだけの量は既に確保しました」

リツコ「……うん、その点は順調そうね」

マヤ「順調なものですか……やっぱり若い子達には今の全体的な遅れが見えてないみたいです。
   それでもケツをたたけば幼い連中は聞いてくれるんですが……
   問題は若い男連中ですね」

リツコ「始まった。マヤの男嫌い」

マヤ「……別に、嫌いと言うわけではありません。
   でも休憩時間は長いし、すぐへこたれるし」

リツコ「休憩時間が長いと言えば、そっちの物影の彼女も今は何をしてるのかしら?」

ミドリ「んげっ…… 気づいてたんスか?」

ミサト「……ミドリ、貴方達オペレーターは基本的にブリッジ周辺に居なさいって、何度も言っているはずよ」

ミドリ「すみませんでしたぁっ」

ミサト「一応、理由を聞いておくわ」

ミドリ「理由っつっても、この辺ならサボっててもバレないかなって……
    あ、でもちゃんとやる事はやってますし!
    オペレーター手引きはちゃんと勉強しましたし、決戦シミュレータもやって、
    シゲルさんも実技にOK出してくれました」

ミサト「だからと言って現場を徒にはなれるようなまねはやめなさい」

ミドリ「は、はーい……」

ミサト「……でも、実技チェックちゃんとOK出たのね。よく頑張ったわ。
    なら、今回は不問とします」

ミドリ「……いつもそんだけ優しかったら、怖くないのにな―」ボソ



331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 00:28:35.07 ID:8xR6UdDt0

ミサト「……ところで、二人に聞いておきたいんだけど、
    次の結界解放作戦に関してのことで意見が欲しいの」

ミドリ「え、つってーも、決定権は艦長ですよね。
    マヤさんならともかく、あーしらの意見なんて意味あります?」

リツコ「難しく考えなくても良いわ。
    ミドリちゃんは緑ちゃんなりの意見を言ってくれればそれでいい。
    テストでも何でもないから、自由に答えて頂戴。

    もちろん、マヤもね」

マヤ「はい。
   えっと、聞いてた話だと、主要国家、勿論ネルフの支部がある場所を優先……でしたよね」

ミドリ(シュヨーコッカ……アメリカとか?)

マヤ「……私は、槍を宇宙空間に放ったという話が気になります。
   やっぱりロシアかアメリカ……中でも、兵器には特別興味があるであろうロシアに行くのが先決かと……」

ミドリ(ひぇー!? ガチ意見だ!!?
    私そんな立派な事言えねー!!)

リツコ「そうね。もっともな意見、だけど、大事な意見だわ。ありがとう」

マヤ「すみません、普通の事しか……」

ミドリ「……そーいうのって、やっぱイッパンジョーシキって言うんですかね。
     すみません、私そう言うの、ちょっと弱いです」

ミサト「それはこっちも承知してるわ。
    それに、もう既に存在するかわからない国家だもの、貴方が興味なくてもしょうがない」

ミドリ「……宇宙に槍って、何の事ですか?」

リツコ「ネルフがそうしたのかゼーレがそうしたのか、
    インパクトのカギになりうる槍を、宇宙空間に放置しているのよ。

    彼らの目的である人類補完計画に、多くの槍は邪魔すぎたの。

    いつか来たるときまで、人の手の届かない宇宙に浮かべたのよ」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 00:29:15.57 ID:8xR6UdDt0

ミドリ「……へー、んじゃ、夜空に見えてる星のどれかが、その槍かもしれないんスね」

ミサト「漏れなく滅びの星でしょうけどね」

ミドリ「じゃ、そういうのってあれですよね、『テンモンガク』って言うの、修めてないと出来ないですよね」

リツコ「……そう、ね。
    下手な星に槍が到達したら、回収もできない」

ミサト「……うん」

ミドリ「適当な場所に、放置ってんじゃダメだろうし。
    『最初』から決めてあったんじゃないんですかね?」



リツコ「天文学……」

ミサト「……最初から決めてあった……?」



ミドリ「あれ、なんか、変なこと言いました?」



マヤ「ギリシャ、ですか?」



ミドリ「え?」

リツコ「ええ、天体の位置を座標に記したのはギリシャ人よ。
    『槍の位置』を特定するのに重要な情報があるかも」

ミサト「そうね。もしかしたら既に決められた位置があったのかもしれない。
    悪くない選択肢だわ」

ミドリ(なんかわかんないけど)

リツコ「それに決まったわけではないけど、お手柄よミドリちゃん」

ミドリ「お、お役に立てたなら、コーエーです!」(ラッキー☆)

マヤ(いいなぁ。私も先輩に褒められたい……)



マヤ「よしっ、では、作業再開します!」

マヤのやる気が上昇した。







行動結果

ヴンダーの様子 『最終決戦準備中 20%→30%』

L結界浄化作戦の選択肢に『ギリシャ』が追加されました。
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 00:31:32.15 ID:8xR6UdDt0
三日目 火曜日 午後


行動選択

1 シンジ  休暇
2 アヤナミ 仕事
3 アスカ  仕事
4 マリ   仕事
5 ヴンダーの様子 雰囲気変動
6 その他


>>直下
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 00:34:50.32 ID:8/cF1qZDO
5
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 01:09:21.31 ID:8xR6UdDt0

サクラ「報告書……出来たけど」

サクラ(なんか、昨日の深夜から今日の午前までの出来事、
    ほとんどアスカさんとマリさんの事しか描いてへんよーな……)

サクラ(はぁぁあっ↑↑
    でも、なんやろ、アスカさんが素直にマリさんに甘えてる所見てると、
    愛おしくてかなわん……年上やのに……っ)

サクラ(あ゙ そう言えば、今朝、シンジさんも黒ナミさんもおらんときに二人がハグしてたけど、
    あれはどっちからのハグやったんやろか!?
    あー、ちゃんと見とけばよかったぁぁぁぁ!)

リツコ「サクラ少尉」

サクラ「はひぃ!?
    ちゃんと見てます!」

リツコ「……どうかして?」

サクラ「いえ、何も」

リツコ「貴方も大変ね。物資に監視に医療班……
    役名だけでも三つも貴方に押し付けてしまって、申し訳ないわ」

サクラ「いえ、そんな。
    そもそも作戦行動中でもないときは我々医療班は暇が多いですし、
    物資の管理とかはちと大変ですけど、
    監視の方はアスカさんの報告書と照らし合わせて、動画確認して追記するだけですから……
    大変すぎるわけではないんですけど……」

リツコ「ケド?」

サクラ「仕事なのに、まるでイケない恋愛事情ドラマを見ているかのようで……
    なんか、その、落ち着きません」ソワソワ

リツコ「……そういう気持ちを抑える仕事だと思って頂戴。

    貴方はエヴァパイロットに対しての人当たりも良い。
    貴方自身が彼女たちに悪いイメージを持っていないことと、
    碇シンジへの労わりの心も持ってる。

    だからこそ、貴方に頼んだのよ」

サクラ「……はい。わかってます」

リツコ「……、まぁ、でも。
    わかるわ……報告書だけでも痴態が浮かぶもの。
    妙な気持ちになるのは、理解だけはしてあげる。ご愁傷様」

サクラ「あはは、はい……」

リツコ「……聞きたい事があったのだけど、お疲れじゃないときにするわ」

サクラ「え? 今でも大丈夫ですよ?」

リツコ「いいの。急ぎじゃないし、それにもう既に収穫のある答えは聞けたから」

サクラ「は、はぁ。さいですか……」

リツコ「そろそろ休憩時間よね。
    お邪魔したわ。またね」

サクラ「いえ、お気遣いありがとうございます」





サクラ「……さて」

336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 01:09:49.26 ID:8xR6UdDt0

1 食堂での出来事
  日向マコトと青葉シゲルと高雄コウジの会話 
  黒アヤナミのヴンダー内での印象上昇

2 休憩室での出来事
  長柄スミレとミサトの会話
  シンジのヴンダー内での印象上昇

3 ブリッジでの出来事
  多摩ヒデキと北上ミドリの会話
  アスカとマリのヴンダー内での印象上昇

4 ドックでの出来事
  マヤとリツコとサクラの会話
  ヴンダーの雰囲気が変化

5 その他

>>直下
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 01:24:36.14 ID:8Bp57+izo
2
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 01:42:13.14 ID:8xR6UdDt0

スミレ「艦長、第三村からアスカ達を返さないんですか?」

ミサト「ええ。彼女たちには第三村との橋渡しや、碇シンジの監視をしてもらってる。
    飛行ポッドも使えるようにしてあるし、現在の距離なら移動にかかる時間は誤差よ」

スミレ「……監視対象と、同じ家に住んでいると聞きました。
    何か、良くない事があったりはしないんですか?」

ミサト「………………だい、じょうぶよ。
    私は、アスカを信じ、たい」

スミレ「そこまで歯切れが悪いと聞く気も失せます……」フゥ……

ミサト「でも、良い事もあった。
    アスカが何とか碇シンジを立ち直らせた。
    そのお陰で今彼はL結界浄化作業に従事してる。例の、未浄化区域の切り込み隊長よ」

スミレ「……そんな、危険な仕事を……
    あ、そうか。彼もL結界に耐性があるんですものね」

ミサト「……監視報告書では、やりがい、みたいなものも見つけたらしいし、
    防衛の際の一つの任務も請け負ったみたい。

    彼は、第三村に必要になりつつある」

スミレ「……ミドリには聞かせられない話だ」

ミサト「そうね。
    あの子は、なにがあっても碇シンジを許せないでしょう」

スミレ「怨む相手が違う、と、言っても仕方のない事ですしね」

ミサト「……ええ」

スミレ「ミドリに彼の話はできませんが、私は覚えておきますよ。
    シンジが、ちゃんと働いてる事、ね」

ミサト「……ありがとう」







ヴンダー内での碇シンジの印象が上昇した。

339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 01:44:15.81 ID:8xR6UdDt0

三日目 火曜日 午後


行動選択

1 シンジ  休暇
2 アヤナミ 仕事
3 アスカ  仕事
4 マリ   仕事



ヴンダー編継続

5 食堂での出来事
  日向マコトと青葉シゲルと高雄コウジの会話 
  黒アヤナミのヴンダー内での印象上昇

6 ブリッジでの出来事
  多摩ヒデキと北上ミドリの会話
  アスカとマリのヴンダー内での印象上昇

7 ドックでの出来事
  マヤとリツコとサクラの会話
  ヴンダーの雰囲気が変化


8 その他



>>直下
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 01:45:08.21 ID:S2fvmoplo
5
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 02:06:59.97 ID:8xR6UdDt0

ヴンダー 食堂

コウジ「酒が飲みてぇ」

シゲル「飯持ってきて第一声がそれかよ
    いい加減酒の事は忘れなさいな」

マコト「あーぁ、マリに酒持たせたって話ですか?」

コウジ「そうだぁ。そん時に釘刺されただけでなく、一週間禁酒令が出たんだ」

シゲル「上の意思としては、『見た目未成年に酒持たせた罪』って事だろうけど、
    言ってもコウジさん居ないとブリッジまとまらないからそんくらいで済んでるんだぜ?
    禁酒くらい我慢しろよ」

コウジ「アレが楽しみで生きてるおいぼれの身にもなってみろよ」

マコト「数少ない娯楽だっていう事はわかりますけどね……
    まぁ、とりあえず今日を生きる飯がウマければ、いつか飲める酒もウマく感じますよ」

コウジ「ん、うむ?
    今日は、大根か……レーションでも人口肉でもないと、
    やっぱテンションあがるな」ルンッ

シゲル「そうそう、しかもこの大根は美女が収穫した大根だ。心して食え」

マコト「シゲル熟女趣味だっけ?
    それとも人妻専?」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 02:12:42.51 ID:8xR6UdDt0

シゲル「ふふふ、情報が古いな、マコトぉ……
    この大根はな、あの黒いアヤナミレイが汗水たらして収穫した、『イイ女の大根』……

    かもしれないんだぞ!」

コウジ「……うん、そうだな。騙されるところだった。
    何分の一かの確率でそうかも知れんが、大体は『お姉さん』方の収穫物だ」

シゲル「だが、俺はこの大根を、ありがたく食う!
    日々の糧に感謝する気持ちはいつでも持ってるが、更にありがたみを感じることで、
    充足した食生活を得られるのだ!!

    何分の一かを、信じて!!」

コウジ「おう、その気持ちは汲もう」



マコト「ん? 搬入なんてあったか?」

シゲル「フランスの件で物資が増えたから第三村の倉庫に一部物資を搬出したんだよ。
    その輸送の帰り道にお土産として持たされたんだと」

コウジ「御馳走様ぁ!
    酒の礼と思って、美味しく頂いたぜ。
    うん、少し清々しくなったな」

シゲル「俺達……チョロいな」

コウジ「ああ。男はチョロい位がいい」



マコト(言えない。
    フランスの物資輸送と、
    アヤナミが第三村入りしてから大根の収穫があった日は、
    どう考えても結びつかないなんて……

    僕には、言えない……

    でも、美女と言う存在が彼らの心を明るくすると言うのであれば)

マコト「……いただきます」

マコト(感謝、しておこう。アヤナミレイに……っ)




ヴンダー内での黒アヤナミの印象が良くなりました。



343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 02:13:47.80 ID:8xR6UdDt0


三日目 火曜日 夜

1 風呂イベント     (女子のみで……?
2 秘密の風呂イベント  (全員で……?
3 晩酌         (残り一回
4 シンジ 行動開始
5 アスカ 行動開始
6 マリ  行動開始
7 黒綾波 行動開始
8 一方ヴィレでは……

9 小イベント発生 『運動場での決戦』

10 小イベント発生 『アスカとマリ……が、気になる黒アヤナミとシンジ』

11 その他

>>直下
344 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/24(水) 03:21:29.78 ID:C8fuHvRc0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 03:53:15.07 ID:azgK2183o
Q
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 05:01:16.46 ID:RqYpePeD0
7
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 05:38:07.52 ID:8xR6UdDt0


『運動上での決戦』



解放されたばかりの市街地


シンジ「ここが、新しく解放された市街地……?」

加持二世「そうだ。
     アンタの初仕事の結果だ」

シンジ「……そっか。うん。こうして、少しずつでも世界が元通りになれば……」

加持二世「そうだな。もちろんいずれすべて元に戻したいと思っている。
     その為の大規模作戦だって、ヴィレにはあるんだろ?」

シンジ「うん」(多分)

加持二世「でもその『いずれ』を達成する前に、今を喜び合おう。
     この一歩は、デカいぞ……!」

シンジ「そうだね。なんか、早く次の仕事に取り掛かりたい気分だ……っ」

加持二世「おう、その意気だ!
     じゃあ早速だがヨシヤに頼みたい事がある」

シンジ「まかせてっ」

加持二世「あの運動場で、しばらく時間をつぶしていてくれ!」

シンジ「うん!」



シンジ「………………うん?」




加持二世「というのも、ここは解放されたばかり。
     浄化が完全に行きとどいているか、どこまでの範囲が完全に浄化しきっているかをテストしなくちゃならん」

シンジ「その、テストが今リョウジ達がやってること?」

加持二世「そうさ。
     俺達が機器を持ってL結界密度を検査して回ってる。
     おおよその範囲は特定できたが、
     ちょうどこの運動場が、『完全浄化済み区域』の端っこ、みたいなんだ」

シンジ「……そういうことか。
    つまり、数値としては安全なこの場所に、長時間いても大丈夫かどうかをテストするんだね」

加持二世「ご明察。そしてデータは多い方がいい。
     と言うわけで……だ」




アスカ「それで、私達も一緒に呼ばれたと?」

加持二世「これまたご明察。
     つまり、あんた達エヴァのパイロットと、
     そっちの、あれだ、えっと黒い子も特殊技師なんだろ? ヨシヤと同じ」

黒アヤナミ「……そうなの?」

シンジ「そうそう! そうなんだよ」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 05:38:55.38 ID:8xR6UdDt0

マリ「おー、思ったよりもおっきぃー!てっぺん見えないぞ!
   ワクワクするぞ!」ピョンピョン

タユンタユン

加持二世「思ったよりおっきぃー か
     うん、良い言葉だ」ジーッ

シンジ(あ、やっぱり気になるんだ)

加持二世「いいかヨシヤ、これは、仕事だからな。
     仕事だから、この運動場で時間をつぶすのは、仕事だからな!」

シンジ「は、はい」(三回言った)

加持二世「わかってるならいい。
     大変うらやましいが、あんた達にはここでこの装置をつけてバスケをしてもらう。

     心して取りかかる様に」

シンジ「え」

加持二世「何か問題あるか?
     いや、寧ろ文句があるなんて言わせないぞ。
     美女三人とバスケ、邪魔者はいない、そんな空間、羨ましすぎるぞ」

シンジ「……あ、えっとこれって、腕、につけるんだよね?」

加持二世「いや、これは首につける奴だ」

シンジ「……う、うん、やっぱ、そうだよね」プルプル



加持二世「……ヨシヤ?」




マリ「つまりっ このチョーカーでL結界が人体に及ぼす影響を数値化してるんだよ
   ATフィールドに影響が出てないかを数時間調べて、
   そのデータをもって、ここが安全かどうか判断する。
   それが今回の任務、ってこと」

アスカ「……中に入ったらつけるわよ。
    どうせ着替えるんだしね」

黒アヤナミ「……」

シンジ「……ん、うん。そうだね」

黒アヤナミ「碇君」

シンジ「ん、どうしたの?アヤナミ」

黒アヤナミ「……いきましょ」キュッ

シンジ「あ、うん」タッタッタ




加持二世「お、良い絵だねぇ。俺もイイ女と手ぇつないで歩きたいもんだ」

アスカ「……ふん」スタスタ

マリ「ま、とりあえず私達もいきましょうかねー、っと」スタスタ

加持二世「あ、ちゃんと水道も通ってるから、
     水分補給はしっかりなー!」




………………
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 05:39:58.61 ID:8xR6UdDt0

運動場 中
体育館



シンジ「……」ジッ

黒アヤナミ「碇君、大丈夫?」

シンジ「うん、ありがとう。もう、大丈夫だよ」

スッ



バシッ

計測用チョーカー「いたっ!」カラン……

シンジ「いたっ! な、何すんのさ、アスカ」

アスカ「あんたはつけなくていいから」

シンジ「だ、だめだよ、任務だし」

ヒョイ

マリ「あは、ざんねーん。わんこ君の首輪は、こんな無粋なモノじゃなくて、
   もっとかわいーの、見つくろってあげるから、
   だからこの無骨な流用品、お姉さんに頂戴ね?」ニコ

シンジ「……」キョトン

マリ「あとね。姫の言葉を通訳すると……
   『そんなもんつけたくないのはわかってるから安心しなさい』って意味だよ」

アスカ「………………」ジッ

シンジ「あ……」

黒アヤナミ「……震え、止まった?」キュ

シンジ「う、うん」

シンジ「ありがとう、みんな」




アスカ「お礼なんていい。
    そんなことより……今からすることよ」

350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 05:40:32.59 ID:8xR6UdDt0

黒アヤナミ「バスケットボール」

アスカ「……なんで午後仕事してたってーのに、これからスポーツに興じなくちゃいけないワケ?
    だっる」

マリ「いーぃじゃん!やろーよ!
   どうせ普段運動なんてしてないんだから!」ダムダムダムダム

アスカ「あんたは良いけどさ。
    問題は後の二人よ。
    あんた達スポーツできんの?」

黒アヤナミ「……スポーツ。やった事はないわ」テン テン……

アスカ「ほれ見たことか!
    最初から頓挫してんのよ」

シンジ「あの、僕には聞かないの?」

アスカ「あんたはどうせどんくさいからどーでもいい」

シンジ「心外だなぁ……」



マリ「へいわんこ君パース!!」シュ

シンジ「……僕だってバスケくらい、少しはできるよ?」ポス

ダム ダム ダム

アスカ(ドリブルも遅いし、あんな悠々とした動きじゃ、スポーツじゃなくてお遊戯ね。
    いっそこのままプレイして赤っ恥かかせてやろうかしら)

アスカ「そこまで言うならさぁ?
    罰ゲームありでバトルしましょうよ」

黒アヤナミ「罰ゲーム、釣り以来ね」

アスカ「そうよ。あんとき付かなかった決着もつけてやるって寸法よ」

マリ「ほっほう? 中々面白くなってきたね」

アスカ「ルールは2on2
    負けた方が勝った方の言う事を聞くっ!
    単純明快三点先取の勝負よ!」

黒アヤナミ「イキイキしてる」

マリ「ほんと勝負好きだね」ニコニコ

351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 05:41:11.58 ID:8xR6UdDt0

アスカ「おーい、貧乏くじー! チーム決めするわよー!」







アスカ(その時、私は見てしまった)







シンジ「あ、うん、今行くよ」

シュッ!



アスカ(バカシンジのシュートは、その華奢な体からは到底考えられない距離を飛んでいた。
    体育館の隅から、点対称の位置に存在するゴール目がけて、あいつはシュートしてた)

シンジ「……」タッタッタ

アスカ(ボールがゴールに接触するよりも先にバカシンジが走り出す。
    その動きが速いのではない。あくまで緩慢な動き。
    なのにあいつの動き始めの方が着弾より早い。それほど、ボールが空を飛ぶ時間が長かったのだ)

マリ「すっご……」

アスカ(コネメガネにはもう見えたらしい。
    かく言う私にも今見えた。まだ距離があるのに、既に確定した事実……それが見えた)

黒アヤナミ「……はいる」







パスッ








アスカ(バカシンジのシュートは吸いこまれるようにバスケットゴールを、最小限に揺らしてゴールした。
    あの距離を飛んできたボールがネットに着弾することで運動を終えたのだ)

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 05:42:01.63 ID:8xR6UdDt0

シンジ「動きはアスカに負けるかもだけど、
    シュートするのだけは上手いんだ」ニッ




アスカ「そう言えば、あんた……射撃訓練メチャクチャ上手かったわね……?」

アスカ(侮っていた……けど)

アスカ「……面白いじゃない。
    恥かかせるだけのつもりだったけど、ちょっと久々に、
    本気でぶっ潰してやりたくなったわ」メラ……





シンジ「ていうか、チーム決めするならアスカと組むこともあるんだから、そんなに敵意むき出しにしないでよ?」オドオド

マリ「この試合、荒れるな」キラーン

黒アヤナミ「……誰か、ルール教えて」







チーム決め


1 シンジ アスカ   VS マリ  黒アヤナミ
2 シンジ マリ    VS アスカ 黒アヤナミ
3 シンジ 黒アヤナミ VS マリ  アスカ
4 乱入者現る(トウジ ケンスケ)同時にシンジ負けフラグ成立
5 その他




>>直下
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 05:50:45.91 ID:8xR6UdDt0
寝ます。安価↓
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 06:08:10.59 ID:Q8J7j3OL0
2
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 10:57:13.97 ID:A7CfCckCO
勝ったな。
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:01:09.03 ID:8xR6UdDt0


アスカ「ピポットターンって言うのがあって、ゴール下ではコレでフェイントを、
    こう、こうよ」

黒アヤナミ「軸足を中心に……わかったわ」



マリ「……んふふ、あっちは練習中だね。
   ところでわんこ君は、シュートは完璧、ってことで良いかにゃ?」

シンジ「完璧ではないよ。
    打ちさえすれば入るってだけで」

マリ「それを完璧と呼んで差し支えないと思うけどにゃー……
   ってこたぁ、勝ち筋はなくもないね」

シンジ「作戦が?」

マリ「んふふ、何を隠そう。私もシュートが得意中の得意でね」キラン

シンジ「……なら、速攻で決めないとこの試合を制するのは難しいね」

マリ「……ふーん流石、わんこ君。分かってるねぇ」

シンジ「わかってるのは、アスカのポテンシャル。

    おそらく、アスカはこの試合において最もボールを持たせてはいけない存在……
    まず間違いなく、僕ではアスカの動きについていけない」

マリ「うん。そうだね。
   姫の瞬発力や、接近戦の巧妙さは軍人仕込み。
   わんこ君に到底さばけるものでもない。とすれば相手をするのは私、かもしれないけど」

シンジ「サシで、勝てそうかい?」

マリ「……いんや、こと勝負事で、姫と接近戦でほとんど勝てない」

シンジ「そうか……」

マリ「落胆する事でもないよ。
   『負けた事がある』ということが、いつか大きな財産になるものさ」

シンジ「そうだね。勝てないと分かっている相手ならやりようはいくらでもある」

マリ「わんこ君、お察しの通り、私達は作戦で勝つしかない。
   可哀そうだけど、黒い子にボールを動くよう仕向けて……」

シンジ「それは、早計だよ」

マリ「ん?」



357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:01:42.34 ID:8xR6UdDt0



アスカ「腰を落としてっ足を動かすの……そうそう!
    相手の目を見てれば相手の出方はわかるわ」

黒アヤナミ「……そう、こうね?」

アスカ「やるじゃん、アヤナミ。
    今、完全にダークホースはあんたよ。
    この僅かな練習、五分チョイの間に一番伸びる可能性があるのは……
    初心者のアンタよ。アヤナミ」

黒アヤナミ「ええ」フンス

アスカ「あっちはバカシンジのえげつないシュート力と、
    コネメガネもシュートに自信あり、ってところね。
    どっちかに一秒でも隙のあるボールを持たせたら、その時点で特典は奪われると思っていいわ」

黒アヤナミ「……徹底マーク」フンス

アスカ「ええその通り。ディフェンスに置いて私達はそれしか抵抗手段がない。
    打たせない。コレが私達の戦い方よ」

黒アヤナミ「オフェンスは?」

アスカ「小手先で詰め寄り、相手の反応しきれない速度で、決める」

黒アヤナミ「速効勝負、ってこと?」

アスカ「と、相手は思ってる事でしょうね」

黒アヤナミ「違うのね?」

アスカ「アンタがいる」

黒アヤナミ「……なるほど。
      時間をかければかけるほど、私がバスケの妙を覚えて行く。
      相手の動きを、目を、見る」

アスカ「そう言う事よ。あんたに一番必要なのは経験。
    相手の動きを見て、長期戦に持ち込む事こそがこっちの勝利のカギでもある……
    
    ま、こっちの動きにあちらが対応できなければそれまでだけど……」

黒アヤナミ「うん」










一方ヴンダーの食堂

サクラ「ミドリちゃん、見て見て、なんかおもろいことやってんで」

ミドリ「はぁ? んげっ、碇シンジもいるじゃん……!」

358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:02:27.89 ID:8xR6UdDt0

サクラ「まぁ、そこを含めての監視やからねぇ。でも、バスケやて。
    ドックの端っこでやったことあるけど、そう言えばウチが来てからは忙しくてやってへんかったなぁ。
    ウチみんながやってるの見るのメッチャ好きやってん」

ミドリ「あーしはやってるよー。
    スミレさんが結構うまいの。あの人見た目通りの人でさー、メッチャガツガツゴール下で活躍すんの」

サクラ「わかるー、メッチャそうっぽい!」

ミドリ「で、碇シンジの相手は?
    アスカと、アヤナミじゃん。
    ふーん」

サクラ「面白そーやろ?」




ミサト「食堂で何騒いでるのかと思ったら……」

サクラ「あひゃい! す、すみません艦長!!」

ミサト「……そんなに面白そうな事になってるの?」ウズ……

ミドリ「あ、きーてくださいよ艦長!
    アスカとマリ、監視任務中なのにバスケやってますよ、バスケ!」

サクラ「あの、えっと、一応あっちも任務ですので」

ミサト「報告書はちゃんと上がってる、だから別に咎めたりはしないけど。
    ふーん、あの四人でバスケねぇ」


シゲル「おいおい、なんだ、面白そうな話聞こえてきたぞ」

マコト「やめなよ、大人げない」

スミレ「ナニ? 試合見てんの? あたしにも見せなよ」

ヒデキ「ゥーッス……あ? なんだ、あの人だまり……」

マヤ「食堂にこんない人がいるなんて珍しいわね」




リツコ「あらあら、どうするの? 収集つかなくなっちゃった」

ミサト「……ふむ、そうね」

コウジ「艦長! あんな小さい画面じゃみんな見れねェ!
    でっけぇテレビ持ってきたぞ!」





ミサト「……見ちゃえば? みんなで」

リツコ「だそうよ、みんな、業務時間外だけどあんまり騒がないようにね」

359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:03:37.59 ID:8xR6UdDt0


シゲル「いえーい! スポーツ観戦だ! 生中継だ!」

ヒデキ「え、マジで? 俺初めて見るわ」

コウジ「ははは、こんな子供みたいな連中の姿見てると、まるで授業参観みたいだな!」

ミドリ「……うるさっ」

サクラ「変な盛り上がりが……」






マリ「……わんこ君、なんか、
   凄い変なプレッシャーを感じる……!?」

シンジ「気のせいだよ。プレイに集中、しよう」



アスカ「いーい!? まずはズブの素人が居るこっちが先攻よ!」

黒アヤナミ「……大丈夫、ルールは覚えた」ダムダム……



スミレ「ふふ、覚えたって言っても、まだドリブルも安定してないじゃないか」

マコト「まぁ、こと彼女に関してはボールの持つのだって初めてのことだろ?」

コウジ「わからんぞ? ビギナーズラックがある」

ヒデキ「バスケは運じゃねーっすよ」






アスカ「じゃ、試合開始!!」




360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:04:58.80 ID:8xR6UdDt0



黒アヤナミ「……」ダムダム……

黒アヤナミ(私へのマークは……予想では碇君。
      身体能力が高くはない彼を、素人の私にぶつけてくると言うアスカの読み)

シンジ「お手柔らかに頼むよ」

黒アヤナミ「……ええ、こちらこそ」ダムダム……

マリ(いいぞぉ、わんこ君)

シンジ(アヤナミのドリブルが高い、これなら……)スッ



リツコ「ドリブルをカットしに行った?」

ミドリ「素人にやることじゃねーよ! 鬼畜! 碇シンジ鬼畜!!」

スミレ「……いーゃ、違うね」



黒アヤナミ(釣れた……!!)

フッ

シンジ「っ!」スカッ




スミレ「見せてたんだよ、ドリブルを高く……
    餌を、これ見よがしに……
    アヤナミ、アスカ、こいつら……」

コウジ「動いたぞ。アヤナミが」




黒アヤナミ「っ」

シンジ「はやっ!」

シンジ(やっぱり駄目だ! 一瞬でも隙を作ると僕じゃ渡り合えない。
    でも……!)

アスカ「いいわ、アヤナミ! パスよ!」

アスカ「!」

マリ「ふふん、どうしたのかにゃ?」

黒アヤナミ「っ」(いつの間に)


アスカ(パスルートが、ない?)





マコト「……そうか、シンジ君、その為に!」

ヒデキ「どういうことスか?」
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:06:07.77 ID:8xR6UdDt0

マコト「シンジ君は餌に釣られたわけじゃない。
    つられに、行ったんだ。けれど手を出して次の一手に移る前に、
    既にアスカとアヤナミのパスルート上に身体を動かした。
    ドリブルのやりとりは、お互いデコイだったんだよ」




マリ「サシなら、まだ取れる!」

黒アヤナミ「っ」ダム……

アスカ「仕方ないわね。アヤナミ」

黒アヤナミ「ええ、わかってる」

スタッ!



マリ「!?」
  (フックシュート狙いか! まさか、黒い子にあの短時間でそこまでの知識を与えていたとは)





スミレ「! あいつ、ホントに素人か!?」

ミサト「フックシュート、よね?
    よくあんなの教わってできるわね」



シンジ(アヤナミの吸収力は半端じゃない。
    なんでも教えればソツなくできる。
    やっぱりこの勝負、一筋縄じゃ行かない……!)

マリ「わんこ君リバウンド!」




コウジ「いやぁ、はは、流石にはいらんだろ。
    素人があんな態勢からシュートして入れられるわけがない」

マヤ「入るわけがないからこそ、シンジ君はゴール下で待つしかない」

リツコ「ダメよ。待つだけじゃ」




シンジ「え」

シンジ(なんだ、この高いジャンプ……?)

アスカ「アヤナミ、アシストごくろーさん」

DUNK!!!


男連中とスミレ「「「「「「うぉおおおおお!!!!!?」」」」」」




『シンジ マリ 0-1 アスカ 黒アヤナミ』



362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:07:04.36 ID:8xR6UdDt0

黒アヤナミ「言われた通りにしたわ」ス

アスカ「完璧じゃないの」ス

パン




ミサト「身体能力にモノ言わせてダンクシュートか。アスカらしいわね」

サクラ「あんなん、人間の跳躍力とちゃいますよ……!」

ミドリ「エヴァパイロット同士の超人バスケってこと?
    はー、漫画かっつーの?」

マコト「いや、アスカは軍人仕込みの体術をもつエリート。
    あの跳躍力も、彼女の努力の賜物だ」




黒アヤナミ「……一点、先取ね」

シンジ「うん。してやられたよ」

黒アヤナミ「でも、碇君も気づいてた。
      私がわざとドリブル高くしてたの」

シンジ「あはは、まぐれだよ。
    じゃ、今度はこっちがオフェンスだね」

黒アヤナミ「ええ」

アスカ「あんたの相手は私よ」

シンジ「だと、思ったよ」

マリ「んふー、じゃ、私はアヤナミちゃんと、ってわけ」

黒アヤナミ「……お手柔らかに」

マリ「ふふ、それわんこ君の真似? かわいーね」

黒アヤナミ「……」テレリ



スタスタ……

マリ「……」

黒アヤナミ「……」



ダムダム……

シンジ「……」

アスカ「……」





サクラ「様子をうかがってるだけなのに、エライ緊張感やな」

363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:07:46.11 ID:8xR6UdDt0

スミレ「そらそうよ。相手はドイツのエリートのガードよ。
     何が言いたいかわかる?」

ミドリ「一瞬でも気をそらせば、取られる……ってやつですか」

スミレ「様子見なんかじゃない。
    すでに心理戦は始まってる」



シンジ「……っ」シュ




シゲル「おいおい、ダメもとでシュートか?」

マコト「相手の身体能力は知ってるはずだ、碇君……」



アスカ「あんたのシュートを警戒しないわけないでしょ」ス



スミレ「うまい」

ミドリ「え、なんも、動いてないっすケド?」

スミレ「シュートを打つ人にとっては、相手がこっちの動きについてきて動いてないのが一番厄介なんだ。
    フェイントに引っかからない、ということは、次の一手が出しにくい、と言う事」



シンジ「だと、思ったよ。

    だから、僕はシュートを敢えて、見せていたんだ」

アスカ「!?」

シュ……



サクラ「ノールックパスや!
    いや、でも、即席のチームであない高度なパスいいが通るワケ……っ」





*****

試合前

マリ「わんこ君。私に遠慮なんてしないで良いからね?」

シンジ「え、っと、どういう事?
    全力でやるつもりだけど……」

マリ「ん、なんていうかさ。
   『これ、マリさんできるかな』とか、
   『いきなりこんなことして大丈夫かな』とか、
   考えなくていいから」

シンジ「……う、うん」

マリ「こちとらあんたの癖は、母親んときからずっと見てきた。
   今のわんこ君を見るのも得意。

   ……こと、見る事に関しては、マリさん他の追随を許さんよ」

シンジ「うん、わかった」

*****

364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:08:21.45 ID:8xR6UdDt0

アスカ(このパスは、通る!
    全てのプレイヤーの虚を突いているけど、

    あいつだけは反応できる。
    既に、このパスが見えている!)

マリ「嬉しいよ、わんこ君。
   あの会話だけで、ここまで信用してくれるなんてっ!」

パシっ



コウジ「通ったぞ!」

シゲル「確かにシュートを諦めてノールックパスはある、けど、
    あって数日の相手とそれができるのか!?」

ミサト「……マリの眼力、ね。
    スナイパーに最も求められる能力は狙いを正確にすること以外にもう一つ、
    『見る能力』なのよ」




黒アヤナミ「……っ させない、シュートも、ドリブルも」




リツコ「密着しすぎね。アレじゃすぐファールになっちゃうんじゃない?」

マリ「……でも、アヤナミの距離感は凄いです。
   あんなに密着してるのに、全然触れていない」




マリ(相手を見て、動きを吸収している。
   やっぱり、長期になると一番やばいのはこの子だ!)

マリ「あは、それでこそ、やりがいがあるってもんだよ。
   いくよ!」

365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:09:24.28 ID:8xR6UdDt0




ヒデキ「……行くって、どこへさ」

コウジ「どう仕掛けるか見ものだな」

ヒデキ「いや、仕掛けるも何も……マリさん、ボール持ってないっすよ」

コウジ「……あれぇ!?」





黒アヤナミ「……」ポカン

黒アヤナミ「ボールが、ない」

マリ「ありゃ?どこいった?  なーんてね?」



アスカ「っ!」

シンジ「ナイスパスっ」パシッ




ミサト「決まったわね」

リツコ「即席コンビがこの速度でパスを返してくるなんて思わないもの。

    それに、方やノールック、方やビハインドバックパスでパス回し……
    カッコつけてやったら失敗する典型の、難しいパスの応酬」

サクラ「要チェックやで」

ヒデキ「サクラ、それ多分一番言っちゃいけない奴」



シンジ「っ!」シュ……

パスッ!!



シゲル「うっひょう! 綺麗なシュートだ!!」

マコト「ネットしか揺れてない。正確無比の狙いは健在か」





『シンジ マリ 1-1 アスカ 黒アヤナミ』








アスカ「アンタ、良くも私を出しぬいたわね」

シンジ「うん。出しぬいた。
    でも、そうでもしないとアスカに勝てないと思ったんだ」

アスカ「……」

シンジ「アスカは強いよ、凄い。
    でも、だからこそ僕、アスカに勝ちたい。
    だからやれる事は全部やる。全力で行くね」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:11:25.60 ID:8xR6UdDt0

アスカ「上等よ。かかってきなさい」ダムダムダム……



スミレ「流石アスカだ。あの低い姿勢でドリブルしつつも、全く体幹がぶれてない」



キュ……キュキュッ

ダムダム……!



シゲル「シューズが擦れる音だけでも違うっ
    やっぱりアスカは強いぞ」

ミドリ「やっちゃえアスカさん! 碇シンジぶっ飛ばせ!!」

ヒデキ「ぶっ飛ばしちゃダメでしょうに」



シンジ「っ 早い!」

アスカ「当然、よ」



キュ!



マコト「抜いた!!」

ミドリ「いやったぁぁぁ!!」

コウジ「いや、さっきの流れから行くと、まだだな。
    シンジ君たちにゃ阿吽の呼吸がある」



マリ「ダイジョーブ、二段構え、だよ!」

アスカ「っ、コネメガネ……っ」



ミサト「立ちふさがるわね。当然か」

リツコ「でもそれじゃあ、アヤナミがフリーになるんじゃなくて?」

コウジ「しかし、そこは阿吽の呼吸だよ。
    シンジ君ももう動いてる」



アスカ(パスルートは、ダメね)

シンジ「っ、間にあった」

黒アヤナミ「くっ……」



リツコ「マークのスイッチ。凄いわね、スポーツマンって」

マコト「一応、全員素人のはずですよ」

スミレ「ああ、特に碇シンジには、スポーツの意識が低い」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:13:14.32 ID:8xR6UdDt0

黒アヤナミ「っ」キュ

シンジ(パスは、させない)スッ

キュキュ……!

黒アヤナミ(逆に誘導して……抜くっ)スタッ

シンジ「っ!」



コウジ「ああ、アヤナミがフリーに!」

スミレ「神経の鋭敏さが違うと、簡単にフェイントで抜かれる。
    周りが超人故のハンディキャップは大きいぞ?」



アスカ「でかした、アヤナミ!」

シュッ

マリ「ああん! やっぱり接近戦無理!
   パス通しちゃった!」


パシッ

黒アヤナミ「っ」

シンジ(シュートの姿勢……! 間にあわない!)



黒アヤナミ「……左手は、添えるだけ」




ヒデキ「このセリフ教えたのきっとアスカさんだよな」

ミドリ「そーっぽいね。恥ずかしそーな顔してるもん」



シュ……

シンジ「この、コースは、手を下さなければ絶対に入る……っ!」








マリ「なら、手ぇ出すまでよ!」ググッ

ダッ!!









モブ「「「うぉぉぉおお!」」」

シゲル「なんだあのジャンプ力!? すっげぇ!」

リツコ「身体能力に関しては勿論マリも上の上。更にこの中じゃ身長もトップ。
    底から繰り出される跳躍の最高高度は、バスケットゴールを見下ろす事が出来るほど。
    シュートを空中でカットする事も容易いわ」



マリ「よし、届いたっ!」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:13:57.06 ID:8xR6UdDt0





























































アスカ「……いつから、空中戦はあんたの物になったの?」

マリ「……え」





アスカ「空中戦はね」パシッ



DUNK!!!!!!



アスカ「最初から、私のもんだっつーの」

『シンジ マリ 1-2 アスカ 黒アヤナミ』




369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:15:06.38 ID:8xR6UdDt0

ミドリ「うわぁああっ、すげっ、かっこいっ! アスカさぁぁぁん!」

リツコ「……ナニが起こったの?」

マヤ「アスカが、無理矢理、足の力だけでマリの跳躍を追い越して……
   先にアヤナミのシュートを受け取ったみたいです。

   そのまま身をひるがえして、マリを意に解さないかのように、お得意のダンクシュートを決めました」

ミサト「身体能力トップはアスカか……当然と言えば当然だけど、
    まさか、あのマリの跳躍を超えてくるなんてね」







マリ「はは、すっげー。姫、マジですっげー……」ハァ、ハァ

アスカ「ここまで私をてこずらせた事は評価に値するわ」フゥ フゥ

黒アヤナミ「……アスカが楽しそう」

シンジ「はぁ、はぁ……アヤナミは? 楽しくない?」

黒アヤナミ「……楽しい。こういうの、初めて」

シンジ「良かった。僕も、楽しいよ」ダムダム……

黒アヤナミ「……」



シンジ「いくよ……っ!」

黒アヤナミ「っ」



キュッキュ……
ダムダム……



黒アヤナミ「させない……!」

シンジ(シュートが、打てない。
    アヤナミのマークが外れなくなってきた!)

シュ

マリ「ん、ないすぱー」パシッ

アスカ「っ」キュキュ……っ!



キュッキュ、キュキュ
 ダムダム……

キュキュキュ……!


370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 15:15:56.62 ID:8xR6UdDt0

ミサト「マリは、よく見ているわね。
    絶対にパスが通る位置に行く。
    そしてアスカの位置も完全に把握して、ボールを取られないような動きが出来てる」

マヤ「ただ、決定打がありませんね」

ミドリ「ですねぇ。
    はたから見りゃ、碇シンジよりもアヤナミレイのが強いし、
    マリさんよりもアスカさんのが強いし……

    戦力差は明らかでしょ」

コウジ「こりゃ、盤面狂わせがないと逆転は難しいな。
    どうする、シンジ君……」





勝敗

以下3レスのコンマの合計が

0〜150ならアスカ 黒アヤナミ チーム勝利

151〜297ならシンジ マリ   チーム勝利

371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 15:19:31.06 ID:KCSB67F80
思いの外ガチなバスケバトル
いや、すげーよ
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 15:24:56.48 ID:A7CfCckCO
いやすご…
>>1
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 15:25:59.82 ID:VUhnttOtO
コンマ無理だろ
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:11:10.68 ID:8xR6UdDt0


アスカ(アヤナミの動きはもう、バスケに順応した。
    バカシンジを預けても良いくらいには……ね)

シンジ「はぁ、はぁ……」

アスカ(そもそももう疲れてる声が聞こえてる、これは、
    もう勝負は決まったようなものね)



ダムダム



マリ「わんこ君っ、パース」シュ










スミレ「っ」

サクラ「ほんの一瞬や。ただほんの一瞬を、マリさんはチェックしとった」



アスカ(大丈夫、バカシンジは今のアヤナミを振りきる事は出来ない)




リツコ「パスという一言で、アスカのムードを一瞬で変えてしまった……
    いえ、試合自体のムードをも……」




マリ「ねぇ姫。わんこ君が好きなのはわかるけどさ。
   シュートは私だって、得意なんだよ?」

アスカ(っ! ボール!? なんで、ここに!? 動いたと思ったのに!?)

マリ「ハンドリングで騙されちゃうなんて、もしかして、姫も疲れてんじゃない?」




スミレ「両手の人差し指で、パスしたボールの初動を抑えきった!?」

シゲル「ブラフ……! それも初動は完ぺきなパス速度だった!!」

ミドリ「アスカさんが疲れてたんじゃない逆だ!
    アスカさんなら、そのパスに反応する。マリさんは、それを逆に信じて……っ!!!」

375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:11:36.70 ID:8xR6UdDt0



黒アヤナミ(パスが来ない?)チラ

マリ「っ」シュ

アスカ「させるカァァァァあああ!!!!!」グッ



スミレ「その虚を突かれてもシュートを止めに行けるってのか……!」

サクラ「ちゃいます! これは……! この位置どりは……同じなんです」





マリ「……姫。姫はすごいよ。
   思ったより早く、こっちの動きに反応する。

   早くて、速くて、追いつけない」

アスカ「……っ、あ、んた」ギリギリ……


マリ「だから、逆に遅くしてみた」

シュ



サクラ「さっき、マリさんが受け取ったパスと同じ。
    シュートからのノールックパス」

ミサト(けど、身体能力は全然違う。
    碇君にマリのノールックについていけるスポーツ的な神経は……)



シンジ「っ!」ダッ

黒アヤナミ(しまった、パスは今!?)



シゲル「動けた!」

マコト「通るか?」

ヒデキ「っつっても、通ったとしてもこれじゃぁ……」



パシッ

シンジ「やった、取れた……っ」

黒アヤナミ「っでも、もう動かせない」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:12:10.08 ID:8xR6UdDt0



リツコ「パスをする、と言う嘘ではない嘘。
    それによって一瞬だけでもマークを外し、パスを通したまではよかった。
    けれど、アヤナミのリカバリーは完璧。マークも、勿論完璧」

マコト「しかも今シンジ君はゴールに背を向けた状態ですからね。
    ここから少しでも向き直ろうとすると、既に出来上がったアヤナミの餌食になる」

ミサト「詰み? いや、でも……」



シンジ「ごめん、マリさん。ここまでだった」

マリ「……あちゃー残念」






マリ「博打になっちゃうけど、いいよ。やっちゃおう」

黒アヤナミ「無理よ。いくらなんでも、碇君とは言え後ろ向きにシュートなんて」



シュッ




コウジ「いったぁぁぁぁ!!!」

ミドリ「あてずっぽうですって!、こんなん入るワケない!」



アスカ「入るワケない……からって、止めに行かない手はないでしょうが!!」ダッ



ミドリ「流石アスカさん! もうゴール下っ!」

リツコ「……ボールを待つなんて事、あの子がするわけない。
    入る可能性はゼロじゃないもの」

ミサト「得意の空中戦、ってわけね」

マヤ「いえ、でも、マリは……」




アスカ「っ……」ゾクッ



アスカ(どうして……?)

377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:12:40.28 ID:8xR6UdDt0

アスカ(どうして、いま私の身体は……

    影の中にいるの?)

マリ「空中戦は姫のが上手。
   十分わかってるよ、そんな事。
   だから空中戦の体が整えばきっと姫は先立ってくると思った。

   だから、今度はその先を行く」

アスカ「コネメガネ、アンタ、いつの間に上に…………!!」



サクラ「いつから飛んでたんや!? どうして、もう上に!?」

ミサト(でも、おしい。シンジ君のシュートを受け取って、ダンクに持ち込むには
    後コンマ一秒……いえ、0.15秒、早かった)



マリ「指先だけ、届けばいい。0.15秒でも、浮けば……っ」グググ

チッ




黒アヤナミ(触れたのは、指先か、爪の先か……分からないけれど、

      確かに外れつつあった碇君のシュートは、マリの手によって修正された)

黒アヤナミ(ああ、手の届かない世界で戦っている。
      あの高さに私は届かない)







パスッ

『シンジ マリ 2-2 アスカ 黒アヤナミ』

378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:13:12.84 ID:8xR6UdDt0

男連中とスミレ「「「「「はいったあぁあああ!!!!」」」」」

ザワザワ……

ミサト「今、飛んでなかった?」

リツコ「気合いで浮いたとでもいうの?それこそ、非科学的……でも、確かにボールに手が届いた。
    あのままでは、入らなかった」

ミドリ「碇シンジのヘマはもともと計算に入れてるってこと、ですか。
    あの人たち、なんなんですか? マリさんと碇シンジの関係って、一体……」

ミサト「……そうね。どういう関係かしら」

リツコ「……」




アスカ「っ、アヤナミ行くわよ」

シンジ「えっ!?」

アスカ「何ボヤついてんのよ!?
    私だって、あんたに負けたくないっ だからっ、本気で行く!」ダムダム

シンジ(アスカが、僕に本気で……っ)



シンジ(正直、足はガクガクだ。
    走るのも一苦労……だけど……でも!
    アスカが僕に、本気で向きあってくれてる……!)

アスカ「っ」シュ


黒アヤナミ「いくわ」パシィ

マリ「っと、ついていくよ。ちゃあんとね」

キュキュ……ダムダム……キュキュッ!



アスカ「っ……」

シンジ「はぁ、はぁ……っ」

キュキュ、キュッ

アスカ(バカシンジのマークが、外れない……?
    ホントはフラフラの癖に、でも、
    ! そうか、コイツ……シュートを敢えて見せたのは、こういう意味もあったのね)



ミサト「……そうよ、シンジ君。
    『見ること』それは、スポーツでも戦いでも、とっても重要な事よ」

スミレ「碇シンジだって、『見ること』は得意なんだ。
    マリやアヤナミが化け物レベルなだけで……だから、
    だから碇シンジも今少しだけ追いついたんだ」



キュキュ……キュ

アスカ「あんた……シュート以外はほとんど素人、だったのね」

シンジ「は、はは、そうだよ。
    だから、見ていたんだ。
    みんなの動き、アヤナミのマークの仕方も……勉強になったよ」

キュキュ……キュッ!

379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:13:41.21 ID:8xR6UdDt0

マリ「素人レベルだったはずのシンジ君とアヤナミのプレイスキルが補完されていく……」

シゲル「……おいおい、最初のプレイングが嘘みたいだぜ」



黒アヤナミ「……パス……」シュ

マリ「っわんこ君」

アスカ「ちぃっ!」

シンジ「やった! パスカット成功!」

黒アヤナミ「ごめん、アスカ」

アスカ「いーわよ。まだ全然、こっちが有利。
    バカシンジは疲れてる、もう、追いつけやしない」



コウジ「うむ、しかし大量の差は揺るがぬか。
    マリもアスカもパイロットとしての訓練を受けている。
    そして、アヤナミには農作業で鍛えた足腰がある」

マコト「ええ、シンジ君は次のワンプレーが限界でしょう」

ミドリ「……ワンプレーて、でも、シュートまでいけますかね、フラフラでしょ?」

ミサト「ワンプレーもたす必要はないわ」

リツコ「……ええ、お膳立ては済んだ。
    ちゃんと、どっちが勝つかわからない程度にはね」

ミドリ「どういうこと、すか?」



シンジ「はぁ、はぁ」ダムダム

マリ「わんこ君、いけるー?」

シンジ「うん、大丈夫。
    でも、少し、キツイかも」ダムダム

アスカ「……」ジ……

シンジ(……もう、騙し打ちは通用しない。
    アスカはちゃんと僕を、敵とみなしてくれている。

    ちょっと、嬉しいかも)

アスカ「……」

アスカ(分かってる。
    こいつがもうもたない事は……でも
    こいつに、もう、一発でもシュートを打たせてはいけない事もわかってる)







シンジ「じゃ、行くよ」ス



380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:14:23.10 ID:8xR6UdDt0

ヒデキ「……余りに愚直じゃないすか?
    もう保たないからロングシュート、なんて」

マコト「それができるのがシンジ君だ」

シゲル「っ、だが、勿論、それを止める事が出来るのも、アスカだ」



アスカ(そのまま打てるなんて思ってない筈、何か、何か裏があるはず)



マリ「……っ いけるか?」キュ…………

黒アヤナミ「……っ」キュ…………




シンジ「……っ」スゥッ

アスカ「ふっ!」




サクラ「打った!」

ミドリ「アスカさん! ふせいでー!」




シンジ「……アスカ、ありがとう」

アスカ「……」

シンジ「アスカが本気でぶつかってきてくれたから、
    最後のこの一手が打てた。
    
    アスカなら最後のこのシュートも止めてくれると思ってた
    手を、あげてくれると思ってた」

アスカ「バカシンジ。あんた……!」

シンジ「だからその手を、利用させてもらうよ」

シュルルル……




リツコ「シュートに、回転を?」

マヤ「しかもアスカがブロックした手を絶妙に掠って、回転速度が上がってる!」

スミレ「アスカという壁があるのを前提に、それを利用した変化球式ロングシュート……!
    相手を、信頼していたからこその奇策……!!!」

ミサト「いけぇぇぇ!!シンジ君!!」

リツコ(ミサト……)クス





アスカ「……バカシンジ……アンタ」


381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:15:48.77 ID:8xR6UdDt0

















アスカ「ば〜〜〜〜っかじゃねぇの!?」

シンジ「え?」



アスカ「アンタが、裏もかかずに来るわけない。
    それを、私が見過ごさないと思った?」



シンジ(ライトに照らされたアスカの手が、逆光で見えなかったけれど、

    今はっきりと見えた。
    アスカのブロックの手は……掌ではなかった。
    アスカのブロックは拳……いや、一本だけ指が突きたてられていた。

    悔しい、けど、そんな挑発まで徹底して僕に向かって来てくれた事は、ホントに嬉しかった)

アスカ「残念だったわね。あんたのシュート、止めてやったわよ」



ガイン!!



シゲル「リバウンド!」

スミレ「ダメだ、回転がかかっていただけにまともにゴール下では受け止められない」

コウジ「どっちが取る……!?」




パシィ

黒アヤナミ「……任せて」





ミサト「ここにきて、アヤナミ!?」

マコト「ダークホースが最後の一手を担ったぞ!」

サクラ「しかも、俊敏且つダイナミックな動きで捕球……まるで獣や!!」

ミドリ「ぞ、ゾクゾクしてきた」ブルブル





382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:16:22.35 ID:8xR6UdDt0




マリ「そのまま続けなよ。わんこ君が動ける前にさ」

黒アヤナミ「っ」

マリ(早く動いた方がいい。姫がこのワンプレーに参加する前に、動いてくれた方が……)

黒アヤナミ「いくわ」ダムッ

マリ「きたっ!」



キュキュ……キュキュキュ……!

マリ「は、っや!?」

キュキュ……! キュキュキュ……!

ダムダム……!

黒アヤナミ(マークが、はがれない。ここまでは想定済み……、けど)



アスカ「……はっ、あんた。さっきのプレーで、つぶれたんじゃなかったの?」

シンジ「意地、だよ……もう、こうなったらさ」ハァ、ハァ



黒アヤナミ「アスカのマークもはがれない。
      これは、想定外」

マリ「んふふ、二人きりだね。子猫ちゃん」

黒アヤナミ「……」ダムダム

マリ「最後の、一騎打ちといこうか……
   この試合でどこまでみんなの動きをモノに出来たか、お姉さんに見せてごらん」

黒アヤナミ「……ええ。お望みとあらば」ニコ

マリ「……」(可愛い)



383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:16:57.16 ID:8xR6UdDt0



キュキュッ



スミレ「先に動いたのはアヤナミか」

マコト「接近戦、アスカのオハコだ」



キュキュ……キュ……

ダムダムダダム

マリ「っと」



シゲル「ドリブルのフェイントまで入れてくる……
    こいつは、容易じゃないぞ」

ヒデキ「見ているだけじゃなかった。自分で、どうするべきか考えている」



黒アヤナミ「っ、ふっ」

スタッ



リツコ「フックシュートの時と同じ、横への跳躍っ」

マヤ「距離を離しに掛った? ……でも、距離を取ったところでアヤナミのシュート能力は流石に素人……」




マリ「……ふふん、この距離でも、シュートは止められるよん?」

黒アヤナミ「……ええ、ここからじゃ、無理」ダムダム

マリ「来るかい? あやなm」

ヒュッ……!




サクラ「会話の途中で動き始めおった! マリさんぽいことするなぁっ」

ミドリ「ぎゃーぁぁぁ! 緊張してきた!」




マリ「っとぉぉぉ!?」スタッ
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:17:30.40 ID:8xR6UdDt0

黒アヤナミ(うろたえた顔してるけどついてきてる。
      やっぱり、簡単にはいかない……)

マリ「逃がさないよ、子猫ちゃぁん」

黒アヤナミ「……ネコ」

黒アヤナミ(ネコ……居場所を求めて、どこへでも行ってしまう、ネコのように……)

ダッ キュキュキュ 

黒アヤナミ(居場所を見つけて、動いて……動いて……)

キュ……キュキュ……!


黒アヤナミ「見つけた」





シゲル「完璧な位置取りだ!
    あの角度なら、素人でも入れられる!」

マコト「問題はマリの制空力だ。どういなす、アヤナミ」





黒アヤナミ「……っ」ス

マリ「さ、せるかっ!」グッ




黒アヤナミ「……」スッシュッパ!

マリ「っ、お、ぉぉ!?」



コウジ「なんだあの動き?」

ヒデキ「ボールハンドリングっすよ。この土壇場で、小手先で惑わしてきてる。
    とんでもねぇ心臓の持ち主だ……っ」



マリ(惑わされるな、ボールハンドリングはどこからどう動くかわからないようにしているだけ、
   でも、コレの最中は、無防備に他ならない。

   次の一手を待つ時間は、ある)

黒アヤナミ「っ」シュ

マリ「そこ……じゃない!」



スミレ「フェイントが効かなかったか!」



黒アヤナミ(仕方ない、このまま、シュート!)

マリ「っ」グ!

黒アヤナミ(する、フリ)シュ

マリ「っ、まだ、飛ばないよーん?」


385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:18:03.03 ID:8xR6UdDt0

スミレ「二度もフェイント……相手が上手なのを知っていても、そこまでしかけられるか」

サクラ「……っ! あ」



黒アヤナミ「それを待ってた」

キュ

マリ「っ あ」



サクラ「マリさん、フェイント引っかからんように身体を伸ばすとき、自然とつま先立ちになる癖があるみたいなんです……
    黒ナミさん、そこまでちゃんと、見て……」


黒アヤナミ「っ」キュっ!

マリ(ピポットターン! 一番最初に教わってた、基礎技術……!!)

黒アヤナミ「はっ!」シュッ!!!!










ガン、パスッ!!










『シンジ マリ 2-3 アスカ 黒アヤナミ』

アスカ 黒アヤナミチーム勝利









ヴンダー食堂内一同「「「「「「「「「「「「「うぉぉおおおおおおおおおおお!!」」」」」」」」」」」」」」」

386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:19:24.19 ID:8xR6UdDt0

コウジ「あー、マリシンジ応援しとったのになぁぁ!!」

シゲル「やべー! やべーよ、メッチャ楽しかった」

ヒデキ「うっわー、こっちも手ぇふるえましたわー、おもしれー」ゾクゾク

ミドリ「ちょっとちょっと、アスカさんのスーパープレイもっかい見せて!!
    リプレイリプレイ!!」



マヤ「ちょ、ちょっとみなさん」

リツコ「少し騒ぎ過ぎじゃないかしら? ミサト、あんたからも何か言ってやんなさい」

ミサト「こらシンジく―ん! 最後へこたれてたでしょー! 最後まで頑張りなさいよー!!」

マコト「いやいや、艦長、シンジ君頑張りましたって!」







サクラ「……わー、ほんま、大騒ぎになってもーた……
    これ、報告書書くのウチなんやろか……」






387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 17:32:49.02 ID:8xR6UdDt0


シンジ「はぁ……はぁ……ぜぇ、はぁ」 ドテッ

アスカ「……ふぅ……はぁ」

マリ「あー! やられたー!」ハァ ハァ

黒アヤナミ「はっ……はっ……ふぅ……」



アスカ「バカシンジ、生きてる?」

シンジ「はぁ、はぁ、いき、てる……はぁ」

アスカ「はぁ、あんた、負けてぶっ倒れてんのに、なんでそんな楽しそーなのよ」

シンジ「いや、だって、はぁ、はぁ、楽しかった、よ。ほんとに……」



マリ「黒い子もやるね。あそこまで成長するとは思わなかった」

黒アヤナミ「ふぅ、はぁ……」クタッ

マリ「あはは、休憩しよっか!
   加持っちも水分取れって言ってたしね」



アスカ「休憩終わったら罰ゲーム決めるわよ。
    罰ゲーム」

シンジ「あ、そうだった」ムクッ

マリ「いやーん、何命令されちゃうんだろぉ〜?」

黒アヤナミ「……罰ゲーム、忘れてた」






罰ゲーム内容

1 直接的エロ系  (奉仕系
2 羞恥系     (コスプレ等
3 他愛ない物
4 いつかの為に取っておく
5 その他




また夜に書くので以下5レスの多数決で
レス数足りなかった場合や道立一位があった場合は適当に処理します。
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 18:21:15.69 ID:S2fvmoplo
4
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 19:21:31.57 ID:RqYpePeD0
3か4
割れたら4で
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 19:26:32.15 ID:7gu6rtTio
2
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 21:56:01.64 ID:8Bp57+izo
3
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:01:23.32 ID:Q8J7j3OL0
3
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:22:13.63 ID:AHRYHgfOO
4
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:30:38.19 ID:elHjLafd0
3
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 23:50:02.16 ID:8xR6UdDt0

アスカ「…………でも、疲れた……
    罰ゲーム、考えるのもだるい」

コテン

マリ「あっはは、ホントに長期戦にしてたら姫のスタミナ切れもあったのかにゃ?」

シンジ「いや、その前に、僕が、死ぬ……」

黒アヤナミ「ふぅ、じゃあ、罰ゲームは、無し?」

アスカ「無しなわけないでしょーが!
    こちとら罰ゲームの為に全力出しきってんだから……
    えっと、じゃあそうね。

    こうしましょう、今日はもう考えられないから、いつかこれを貸しとして返す事」

マリ「うっわ、一番ヤバい奴だ。
   いつかとんでもないことに使われそう……」

アスカ「覚えときなさいよね」

シンジ「うん ケホッ……ふぅ、落ち着いた」ムクッ

マリ「私はまだまだイケるよー!
   もうワンゲーム……」

アスカ「……無理、動けない」

マリ「あり? そう?」



アスカ「動けないから、シャワー室まで連れて行きなさい」

黒アヤナミ「……」ピク



アスカ「……運び方は任せるわ」

マリ「んふふ、あっそう? じゃあ」





アスカ「……」

マリ「んしょ」




シンジ(お姫様だっこだ)

黒アヤナミ(お姫様だっこ……)ポポポ

サクラ(んあぁぁぁあ、マリさんズルイぃぃぃ! そういうとこぉぉぉぉ!!)



396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 23:50:33.71 ID:8xR6UdDt0

マリ「んふふ、姫は素直だにゃー!
   シャワー室で洗いっこしようか?」

アスカ「今日はそういう気分じゃないし」

マリ「ありー? お誘いかと思っちゃった」




黒アヤナミ「碇君……」フンス

シンジ「っ、え、と、うん。
    ……て言っても、やったことないけど」

黒アヤナミ「……大丈夫?」

シンジ「えっと?
    ごめん、ちょっと膝立ててくれる」

黒アヤナミ「うん」

シンジ「……あ、いける」グッ

黒アヤナミ「っ!」ドキッ

シンジ「あはは、でも、ごめん、シャワー室までもたないかも」ガクガク

黒アヤナミ「……」

シンジ「……アヤナミ?」

黒アヤナミ「なんでも、ない」ポカポカ

シンジ「いけるとこまで、行くよ……」

黒アヤナミ「ええ」



シンジ「……いつか、ちゃんとできるようになるかな」

黒アヤナミ「……ん、期待、してる」








サクラ(アカン、男前度は完全にマリさん大勝利や……!)


397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/24(水) 23:51:14.28 ID:8xR6UdDt0

オマケ




シャワー室

マリ「因みにさー、元気だったら罰ゲーム何にしてたの?」シャアアァァァ

アスカ「………………そうね。バカシンジに女装させたり、あんたにバニーガール着せて一日家で奉仕させたり。
    とか?」シャアァァァ

マリ「バニーガール……? へぇ、姫そう言うの好みなんだ」シャァァァ

黒アヤナミ「バニーガール、ウサギ?」シャァァァ

アスカ「好みって言うか、辱め?
    ……だめね、アンタ喜んで着そうだもの」

マリ「あはは、確かに、メッチャ着るよ」

黒アヤナミ「……バニーガール……」モンモン

アスカ「ハイレグの際どい奴ね。
    んでなければメイド服か」

マリ「あ! いーねぇ、着てみたい!」

アスカ「だから、着てみたい、っていうくらいなら罰ゲームにならないっつの」

黒アヤナミ「……碇君は、どっちが好き?」



シンジ「……ごめん、ちょっと遠くて聞こえないんだけど……

    女装とか、バニーガールとかメイド服とか聞こえるので、
    ……不穏だから何も答えたくない」



アスカ「……そっか、あんたに着せれば辱めもできて一石二鳥か」

マリ「え、それはちょっと、可哀そうだよぉ、それにぃ……

   そんなん着せたら私絶対我慢できない自信あるし……」ゴクリ

黒アヤナミ「碇君のメイド姿……?」ポポ?

シンジ「やめてくれるぅ!?」






…………………………

三日目 火曜日 深夜パート


1 シンジ 熟睡
2 アスカ 
3 マリ
4 黒アヤナミ
5 その他

6 小イベント 『祭りがあるらしいぞ』
7 小イベント 『罰ゲームの行方』
8 小イベント 『ヴンダーの夜 スミレ編』

>>直下

398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 00:03:23.28 ID:uRbqNquE0
8
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 00:41:17.77 ID:EddH7TIi0

ヴンダー
ドックの隅

スミレ「バスケがしたい」

ダムダムダムダム……

マコト「……」

シゲル「……」

サクラ「……」

コウジ「……」

ヒデキ「……」



マコト「よし、じゃあ、僕はスミレさんと組むから」

シゲル「サクラちゃんは俺とだな。
    メンバー的に、ヒデキはスミレさんと組んだ方がいい」

サクラ「待って待って待ってください!
    おかしいですやん! 今何時やと思ってんですか!?

    日付変わりつつありますて!」

コウジ「俺はいいぜ。どうせ夜勤組だしな」

サクラ「ウチとヒデキとスミレさんはちゃいますよ!
    今寝んと明日キツイですて!
    言い出しっぺのすみれさんに至っては早番ですやん」

スミレ「うん、確かに、過度の疲労は明日のポテンシャルを低くする要因になる。
    でもな、運動しないと身体に毒だぞ?」

ヒデキ「流石ッス 明日早番の癖にどこからそんなゴリラめいた体力が産まれるんスか?」

スミレ「サクラ、お前を誘ったのには理由が三つある。
    一つ目は、万が一私がヒデキを殴りすぎても医療班がいたら安心だからだ」

ヒデキ「……」

スミレ「二つ目は、普通に運動不足を懸念している。
    これは全クルーにも言えることだがな」

コウジ「仕事前に軽く運動、ってのはおっちゃん的には良いと思うけどな」

サクラ「……まぁ、少しだけやったらいいですけど、
    ウチあんま動けませんよ? 眠いですし、監視ありますし」

スミレ「三つ目は……
    お前最近太ってるからダイエットにいいだろうと思って誘った」

サクラ「おしゃーい! バッチこーい!!!! 痩せたらぁァァァァあああ!!!!」

ダムダムダムダムダム!!!!!!




400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 00:43:03.88 ID:EddH7TIi0

ヒデキ「……真面目な話、いいんスか?
    コウジさんはともかく、マコトさんとシゲさんは別に太ってるわけでもないし、
    これから仕事でしょ?」

コウジ「ヒデキぃ」

マコト「……なんか思いつきで無茶ぶり振られるの嫌いじゃないんだよね」

シゲル「そうだな。誰かさんがすっかり落ち着いちまったから。
    無茶言うイイ女がいれば、ちょっと優しくしてあげたくなっちまうのさ」

ヒデキ「……お二人って、艦長のこと好きなんですか?」



マコト「ぜっ」

マコシゲ「「ぜんぜん?」???」



ヒデキ「……あ、はい」

コウジ「ヒデキぃ。マコトにそんだけ気を使えるなら俺にももう少しだけ気を使え、な?」

ヒデキ「……あ、はい」




スミレ「っし、んじゃやるよー」

シゲル「……はいはい、やるぞぉー」



ヒデキ「……てこたぁ、シゲさん。スミレさんの事。イイ女だと思ってるんスね」

コウジ「……ヒデキぃ。お前歯に衣着せろぉ?」










…………………………

三日目 火曜日 深夜パート


1 シンジ 熟睡
2 アスカ 
3 マリ
4 黒アヤナミ
5 その他

6 小イベント 『祭りがあるらしいぞ』
7 小イベント 『罰ゲームの行方』

>>直下
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 00:59:02.16 ID:qGEJQtby0
この機会のがしたらできないなら6
そうでないなら4
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:02:14.58 ID:9/TKG/fdO
アヤアスが始まるかと思えばハーレムが始まって挙げ句バスケが始まって俺は一体何を読んでるんだ……主の手腕が良い意味でおかしい
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 01:18:46.19 ID:EddH7TIi0


黒アヤナミ「お祭りの話、知ってる?」

アスカ「……祭りぃ?」

マリ「あー、第三村委員会でやる奴ね」

黒アヤナミ「……いつやるの?」

マリ「今週の土曜日だよ」

アスカ「へー……」ポチポチ

マリ「行きたい?」

黒アヤナミ「……行きたい」

アスカ「私パース。人ごみ苦手―」

マリ「私は……えっとねぇ」

黒アヤナミ「……」ジ

マリ「子猫ちゃんとナカヨクなりたいから行きたいなぁ」

黒アヤナミ「……子猫……」

マリ「ふふふ、まぁ、そう言うと思ってね、用意してあるんですわ。

   浴衣……!」

ゴソゴソ

アスカ「浴衣、ねぇ……?」チラ

マリ「ほい」

黒アヤナミ「……浴衣」パァッ

マリ「着せてあげよっか」

黒アヤナミ「どう着るの?」

マリ「まずは全部脱いでー……あ、浴衣は下着つけないから」

アスカ「……え」

マリ「……らしいよ?」

黒アヤナミ「………………」



1 それはおかしい、と指摘する (みんな下着着ない
2 疑問を抱きつつも指摘しないでおく (アスカだけ下着つけない
3 その他

>>直下
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 01:20:58.41 ID:EddH7TIi0
間違えた

1 指摘しない (みんな下着つけない
2 疑問を抱きつつも指摘しないでおく (アスカだけ下着つけない
3 それはおかしいと指摘する (みんな下着つける
4 その他

だった。

安価↓
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:38:36.84 ID:2FpWuGRCo
2
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 02:00:48.34 ID:EddH7TIi0

黒アヤナミ「そう……」シラ……

黒アヤナミ(あの顔は、嘘をついている顔。
      そろそろ分かってきた)

マリ(騙せないかー 残念)クスクス

アスカ(え? ホントに、下着つけないの?
     でもそれって、服に擦れたりとか……それに、少しでもはだけたら見え)



黒アヤナミ「……なんとなくわかった。着替えてくる」

マリ「ありゃ、着付けてあげようと思ったのにー」

黒アヤナミ「大丈夫。一人で着れる」

マリ「いやぁ、ほら、スキンシップ的な?」

黒アヤナミ「……着せたいの?」

マリ「……えへへ」

黒アヤナミ「……いい」(感情度不足

マリ「アチャー、振られちゃった。
   じゃ、私もあっちで着替えて見ようかにゃ。

   あ、姫も着替えておいでよ」

アスカ「……んー、まぁ、浴衣は興味あるかなー。
    着て見る」ノソ

マリ「あ、てか誰もいないから、ここで着替えても良いし」

アスカ「……」

マリ「じゃ、またあとでっ」




………………

アヤナミの部屋

黒アヤナミ「……着れた」

黒アヤナミ(黒地に、水色の模様……
      マリが用意してくれた浴衣)

黒アヤナミ「……」クル

クル……

黒アヤナミ(……鏡の前に移る自分に違和感を覚える。
      普段見ない服装の自分。
      すこし、心地いい)

黒アヤナミ「……ん」

黒アヤナミ(下着は、着てる)



黒アヤナミ(碇君は、どう思うかしら)

黒アヤナミ(……アスカ、来てくれるかな)

黒アヤナミ「……よし」


ガチャ

407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 02:01:16.60 ID:EddH7TIi0


リビング

マリ「おまたせー!」

黒アヤナミ「……黄色?」キョトン

マリ「あれ? 似合わない?」

黒アヤナミ「……」ジーッ

マリ「……」

黒アヤナミ「似合ってる。マリの元気そうなイメージ」

マリ「よかったー! 子猫ちゃんも似合ってるよ!」

黒アヤナミ「……ありがとう」テレリ



アスカ「ねぇー、悪いんだけど……
    着方やっぱわかんないから着せてー」ヨレ……



マリ「ありゃー、難しかったかにゃ?」

アスカ「キモノとオビ、って良くわかんないのよ。
    日本人は良くこんなの毎日着れるわね」

黒アヤナミ「昔の話」




1 黒アヤナミ「私が着せてあげる」 (黒アヤナミとアスカの感情度変化
2 マリ「仕方ないにゃー、着せてあげるよん」 (下着来てない事へのいじり
3 その他



>>直下
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 02:06:19.41 ID:rwDKqsJBo
2
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 02:29:33.06 ID:EddH7TIi0

マリ「仕方ないにゃー、着せてあげるよん」

アスカ「頼むわ」

黒アヤナミ「……」ジ

マリ「えっとさー、浴衣をまず肩にかけて……

   あん?」

アスカ「あんてなによ。
    てか、あんまりじろじろ見るなっ!」

マリ「……」

黒アヤナミ「……」




マリ「んー、なんでもない。着せるよー」

アスカ「何よ。もう……」ドキドキ

黒アヤナミ「あの」

マリ「あー! 大変だよねー。素肌擦れるのもそうだけど、ほら、トップの方が、さ?」

黒アヤナミ(何か企んでそう。従っておこう)「そうね」

アスカ「いや、しかもこれ、結構薄手でしょ?
    それこそ、濡れたりしようものなら透けるんじゃないの?
    ま、私のは赤だから透けにくそうだけど」

マリ「こんな状況だからね―。立派な浴衣は用意できないのよー」

黒アヤナミ「……これ、新品?」

マリ「そう、で、しかも少ない資源の再利用品なので、ちょっとガサついてるんだよねー
   だ、からぁ」


サワサワ


アスカ「んぁ、は……んっ」

マリ「こうして前の方が擦れると、大変だよねぇ?」

アスカ「ちょっと、あんた。アヤナミが見てる……っ!」

黒アヤナミ「……」ジーッ

マリ「……」ニヤリ

サワサワ

アスカ「や、やめなさ、コネメガネ……っ んんっ」

マリ「うん、子猫ちゃんも興味津々みたいだし、姫も良い声出すし、
   問題なし!」

アスカ「あるわぁ!!」ベチ

マリ「あいたっ!」

アスカ(……濡らしちゃうところだったじゃない……っ)



410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 02:30:25.22 ID:EddH7TIi0

黒アヤナミ「……ねぇ、アスカ」

アスカ「何?」

黒アヤナミ「……浴衣似合ってる」

アスカ「あ、あんがと。
     あんたもさ、良いじゃない。似合ってるわよ」

黒アヤナミ「ありがとう」

アスカ「はぁ。なんだかなぁ」

黒アヤナミ「どうしたの?」

アスカ「めんどくさいけど、やっぱり、浴衣着てみると、
    祭りとやらが楽しみになってくるわけよ。

    でも、やっぱり人込みはめんどくさいって気持ちもあって」

黒アヤナミ「アスカ」

キュッ

アスカ「……な、なによ」

黒アヤナミ「……行こう?」

アスカ「っ……そこまで言うなら、行くわよ」テレリ

黒アヤナミ「良かった」ニコ




マリ「おいおいお暑いねぇ?
   この様子だと花火はお二人さんで見ちゃうかい?」

アスカ「花火? へー、当然派手なヤツを打ち上げるのよね?」

マリ「そーだよぉー〜〜〜−〜〜?
   すっごく、派手でイキで、キマっちゃう奴をね、ドカーンと!」

黒アヤナミ(……マリが変に強調する時は……)

黒アヤナミ「……何か、あるの?」

マリ「んへぇ!? 何も、ないよ!」ギクッ

黒アヤナミ「おばさん達が、縁結びの花火って言ってた」

マリ「……うん、まぁ、そんなとこ」



1 実は花火には秘密がある事を暴露する
2 実は花火には秘密があるが、内密にしておく
3 実は花火には何も秘密はなくただ単に楽しみなだけ (黒アヤナミとマリの感情度変化
4 その他


>>直下
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 03:09:44.62 ID:EddH7TIi0
別作業に集中しながら寝るかもしれないので後は今日の昼か夜。

因みに↑の『秘密』は『えっちな気分になる花火』か『特定の人に惚れてしまう花火』を選択可能です。

安価↓
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 05:44:57.40 ID:iz6jbYkFO
3
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 12:29:38.31 ID:EddH7TIi0

マリ「子猫ちゃんは、そう言うの好きじゃない?」

黒アヤナミ「そう言うのって……縁結びとか、おまじないの様なこと?」

マリ「そうそう」

黒アヤナミ「おまじない……」


黒アヤナミ「好き」ポカポカ

マリ「でしょぉ。しかもそう言うの、みんなと見られるって嬉しいじゃん?
   ましてや、私としてはみんなの縁をより強固にしてもらった方が嬉しいし?」

黒アヤナミ「……」

黒アヤナミ(本当に、みんなと性的な関係になる事を望んでいるだけなの?
      縁結び……科学的に根拠のないおまじないを信じて、
      それを、本当に楽しみに思っているみたい)

マリ「……姫は本当は乗り気じゃないみたいだし、
      私が子猫ちゃんと二人だけで行っちゃうおうかな?」ニヤニヤ

アスカ「……ふーん? そういうこと言うんだ?」ツーン

黒アヤナミ「みんなで」

マリ「うん。そーだね。わんこ君も無理やり連れてこう」

アスカ「バカシンジも人混み好きじゃなさそうだし……


    なにより、今のあいつがちゃんと民衆に受け入れられるかしら」



マリ「んー、そうかぁ、それは憂慮すべき問題だね」

黒アヤナミ「……素性がばれると、私も……」

マリ「子猫ちゃんは大丈夫よ。
   広く世間に知れ渡ってない存在だからね。
   アヤナミレイの顔を知ってる人はそう多くない。
   逆に知ってる人はワケ知りだから、あんたを悪く言う人はいないよ」ポムポム

黒アヤナミ「そう」

マリ「でも、わんこ君は違う。
   知ってる人は知ってる顔。それを祭りで連れ歩くのはリスクかもね」ゲンナリ

アスカ「変装でもさせれば?
    安直な所、祭りのお面でもつけてりゃイイでしょ」

黒アヤナミ「お面……」クス

マリ「えー!でも顔が見れないのは残念だなぁ……!」

アスカ「その顔、が問題なんじゃない……っ」

黒アヤナミ「顔……」



1 黒アヤナミ「お面で我慢するしかない」         危険度 低
2 黒アヤナミ「人気のない所で合流する?」        危険度 檄低
3 黒アヤナミ「……女装、させればバレない?」      危険度 檄低
4 黒アヤナミ(第三村の人は、イイ人。
        碇君が普通に歩いてても、大丈夫……っ)  危険度 高
その他

※危険度判定について。
 祭り実行時に特定のタイミングで発生。シンジの身に危険な事が起こります。

 シンジが負傷した場合。感情度の急激な変化と、一時的にシンジがヴィレに保護されることになり、
 シンジ負傷モードへ移行します。

※第三村の雰囲気がある程度悪くなると、何かと危険度判定が起こりやすくなります。
 現在の第三村の雰囲気ではこのように、イベント時に危険度判定が起きる程度ですが、
 今後作戦の失敗や憂慮すべき出来事が発生した場合、雰囲気が悪くなっていき、
 日常生活にまでシンジに危険が及びます。

>>直下

414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 12:33:05.10 ID:9p6x1sXDO
3
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 13:07:53.04 ID:EddH7TIi0


黒アヤナミ(素性がばれない方法……変装?
      変装………………!)ピコーン


黒アヤナミ「……女装、させればバレない?」

アスカマリ「「あ」」



マリ「いーじゃん。女装……っ 浴衣は何とかする方法いくらでもあるし
   カツラはどこかで調達すればいいし、なにより素材がいい」

アスカ「髪に関してはベリショの女子でごまかせる説もあるけどね」

アスカ(罰ゲームでやらせるつもりだったけど、
    これで『罰ゲームとして』ではなく、『必要だから』やらせる面目がたったわね。
    面白くなってきたわ)ニヤニヤ

黒アヤナミ「女装の道具は……?」

マリ「それは明日以降、誰か余裕のある人が調達するってことで」

小イベント 『シンジの女装の準備』 フラグが解放されました。



マリ「出来れば私が調達したいけど、
   誰かができる時にやらないとねー、日数もそんなないし」

アスカ「まぁ、なんとでもなるでしょ。
    アヤナミだったらヒカリに聞けば余ってる浴衣とかの話も聞けるんじゃない?」

アヤナミ「聞いてみる」フンス

アスカ「ふふーん、名前も考えておきましょうかね。
    あいつ、ここで生きて行くうちに何個別な名前ができるのかしら」

マリ「あはは、そうだね。
   用意するのは、名前と、カツラと、浴衣……かな」

黒アヤナミ「小物は?」

アスカ「流石にそこまでこだわらないでしょ。
    女子っぽければいいのよ」



マリ「いや、私はイイ女に仕立て上げるね!
   小物までこだわるよ!」

アスカ(私は半分辱め目的なんだけどなー)ニヤニヤ

黒アヤナミ「……お揃い、とか。いいかも」ポカポカ




シンジ『ヘクシュ!』








………………
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 13:14:21.23 ID:EddH7TIi0
………………

三日目火曜日終了



第三村要点観察 『異常なし』

ヴンダーの様子 『最終決戦準備中 40%』

ヴィレの様子  『異常なし』

ネルフの様子  『最終決戦準備中 50%』



現在の主要キャラのステータス


**********

シンジ ステータス

服装 トウジのジャージ

所持品 主夫の魂(自然と主夫っぽい行動を取る様になりやすい
    全員分の運動服(洗濯済み
    

黒綾波への感情:友愛 淡恋 尊敬 欲情

アスカへの感情:友愛 淡恋 尊敬 従順:レベル1 欲情 

マリ への感情:謎  尊敬 従順:レベル1 欲情 性的不利

性癖  『百合好き』

アスカの性癖気付く

**********


アスカ ステータス

服装 パーカーのみ

   
所持品 麻酔銃
    コンドーム
    着替え(プラグスーツ
    ワンダースワン
    セガサターン
    奥の手(眼帯の中
    浴衣(赤

シンジへの感情:恋  ツン 下僕:レベル1 性的不利 欲情

黒綾波への感情:親愛 親友 欲情 性的不利 

マリ への感情:親愛 相棒 恋慕 依存 欲情

性癖  『露出癖』

**********
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 13:18:46.23 ID:EddH7TIi0
**********


マリ ステータス


服装 いつもの服


所持品 飛行ポッドの鍵
    着替え(プラグスーツ
    麻酔銃
    メガネ
    コンドーム
    睡眠薬
    秘密の入浴施設のカギ(使用済み
    浴衣(黄



シンジへの感情度:親愛 欲情 恋慕 性的有利

アスカへの感情度:親愛 相棒 恋慕 依存 欲情

黒綾波への感情度:可愛 欲情 友愛



**********

黒アヤナミ ステータス

服装 黒いプラグスーツ

所持品 コンドーム
    S-DAT
    農作業用装備(家に置いている
    浴衣(黒青


シンジへの感情度:親愛 依存 欲情

アスカへの感情度:親愛 親友 欲情 性的有利

マリ への感情度:謎  可愛 


スキル 『笑顔 レベル1』笑顔の頻度が上がる
    『性知識 レベル2』性行為への理解

性癖  『追い打ち好き』


**********


余談

サクラはマリが気になっているようだ。

シゲルはスミレが気になっているようだ。

スミレはバスケが気になっているようだ。

コウジはお腹が気になっているようだ。

418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 13:28:03.74 ID:EddH7TIi0

四日目 水曜日 朝

行動指定キャラ

1 シンジ 仕事
2 アスカ 休暇
3 マリ  休暇
4 黒綾波 仕事

5 小イベント『シンジの女装の準備 アスカ編』
6 小イベント『シンジの女装の準備 マリ編』
× 小イベント『シンジの女装の準備 黒アヤナミ編』 
     ↑休暇ではないので選択不可 午後には可能。

8 小イベント『シンジの女装の準備 暗躍編』?

9 小イベント『ヴィレ 警戒開始』

10 その他


※ シンジの女装準備は、選択しない場合祭りの日まで定期的に選択肢に出現します。
  尚、選択されないまま祭りの日が来ると強制的に『お面(危険度:低』で行動することになります。

※ ヴィレ警戒開始は、ネルフの準備段階が50%を超えたので発生します。
  アスカとマリの意思を解さず出撃命令を出したり、ヴンダー内の情景が描かれます。


>>直下
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 14:09:53.61 ID:b8NxWCgiO
8
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 14:40:19.57 ID:EddH7TIi0



朝 

シンジ「……お祭り。かぁ」モグモグ

アスカ「あんたもいくでしょ?
    ていうか、私が行くんだからあんたも来なさいよね」

シンジ「でも……どうだろう。僕ってそういうところに行っても良いのかな?」

マリ「まーぁ? その辺もちゃんと考えてあるから安心してよ!」

黒アヤナミ「……任せて」フンス

シンジ「あ、もしかして、変装していくとか?
    ちょっと後ろめたいけど、お祭りは気になるし、うん。わかったよ」

アスカ「そうそう、変装変装」ニヤニヤ……



黒アヤナミ「じゃあ、私、お仕事行ってくる」

アスカ「いってらー。
    さて、私も野暮用、バカシンジ、コーヒー淹れるならあとで持ってきて」

マリ「ついでに私もお願いしていい?」

シンジ「うん。了解」





数分後



ピンポーン……

シンジ「あ、はい」



配達員「どうも、配達員です」

シンジ「……え? と。はい」

配達員「ヴィレから速達です。
    真希波・マリ・イラストリアス宛てに……倉庫にて検品済みです」

シンジ「わかりました…… どうも」

ガチャ

421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 14:41:21.37 ID:EddH7TIi0

シンジ「……なんだろ」

マリ「え、ヴィレから?」

シンジ「うん。
    どうぞ」

マリ「ありがと……
   ………………荷物届く連絡はないから、すげー怪しいんだけど。
   でもヴィレも倉庫もちゃんとチェックしてあるなぁ」

シンジ「怪しいならあけない方が……」

マリ「OPEN!!!!!!」バリバリ

シンジ「うわっ、い、いいのかな」

マリ「状況が状況だからね。
   私や姫宛ての物は、ちゃんと全部チェックされることになってるの。
   万が一、ネルフからの贈り物ってこともあるでしょ?」

シンジ「う……」

マリ「もしくは、だれかが気を利かせて準備した何か、かもねぇ」

シンジ「不気味だなぁ」



マリ「ふむふむ、どれどれ……」




マリ「……」ドクン


シンジ「え?」



マリ「……うん。あのさ。
   結論から言うよ?」

シンジ「……うん」ゴクリ


422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 14:43:00.62 ID:EddH7TIi0

マリ「キミの変装道具だ。
   送り主は、教えないでおくけど……
   どうやらおまつりを エンジョイしてほしいってことらしい!」ニカッ

シンジ「だ、誰からなの? 教えないってどういう事さ?」

マリ「……うーん。気持ち悪いから聞かない方がいいけど、

   でも、品物は確かだし、信用はしていいよ。
   この道具、全て完璧……」

シンジ「気持ち悪いて何さ!!」

マリ「あー、大丈夫大丈夫、彼潔癖な所あるから、
   むしろ、私としてはこれ、チョー着てほしい」

シンジ「全然わけがわからないよ」




マリ(言えるわけがない……
   本当にネルフからの贈り物だったなんて。

   言えるわけがない、こんなメモが隠されていたなんて)



『キミが欲しがっている物は準備した。
 ディテールは私の好みに調整しておいたがね。
 だが、きっとキミは気に入ってくれると信じている。

            新愛ならイスカリオテのマリアへ』



マリ(茶髪のショートヘアのカツラ。
   白と青を基調にした、上質すぎる浴衣。
   そしてそれらに合うように完全にコーディネートされた小物。

   そして一番気持ち悪いのが、白衣まで同封されているという事実)


マリ(冬月先生、あんたなにしてんの……ホント)ゲンナリ




シンジ「え、なに、それ、浴衣?」

マリ「うん」

シンジ「……でも、柄が、女性もののような……」

マリ「うん」

シンジ「あ、カツラ……」

マリ「うん」

シンジ「……コレ、ホントに僕の?」

マリ「うん」

マリ(というより、ユイさんの……?)



シンジ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ?」





シンジは『女装用カツラ(茶』『浴衣(白』を手に入れた。

…………………………

423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 14:46:26.43 ID:EddH7TIi0

…………………………


四日目 水曜日 朝

行動指定キャラ

1 シンジ 仕事
2 アスカ 休暇
3 マリ  休暇
4 黒綾波 仕事

9 小イベント『ヴィレ 警戒開始+』

10 その他


>>直下

別作業があるのでまた夜に出没すると思います。
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 15:09:32.41 ID:9p6x1sXDO
4
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/03/25(木) 20:21:30.58 ID:EddH7TIi0

黒アヤナミ「……」モクモク

おばちゃんA「精が出るねぇ。
       心なしかスッキリした顔してる」

おばちゃんB「なんか良い事あったかい?」

黒アヤナミ「お祭り、みんなで行くことになりました」

おばちゃんC「いーぃわねぇっ 私も旦那と行こうかしら!」

おばちゃんD「どっちの元旦那よ?」

黒アヤナミ「クス……全員、女の子です」

おばちゃんA「あらあら?
       そうなのぉ。それは楽しそうね」

おばちゃんB「イイ男でも居れば良いのにね。
       ああ! イイ男っていえば」

おばちゃんC「研究所んとこのリョウジ君のことだろぅ?」

おばちゃんD「あの子はダメよ。遊んでそうよ。
       うちのソックリサンには合わないわ!」



おばちゃん「そういえばねぇ……」






1 おばさんA「インフィニティが接近してる区域があるんだってね」 小防衛イベントフラグ

2 おばさんB「しってるかい? 新居住区の、幽霊の話………………っ」 イベントフラグ

3 おばさんC「あっちの丘の方に良い紅茶の茶葉があるんだってね」 マリへのプレゼントイベントフラグ

4 おばさんD「野生化した牛が平野の方で暴れ回ってるって話、知ってる?」 アスカへのプレゼントイベントフラグ

5 その他


>>直下
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