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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.2
- 563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:24:28.16 ID:a61c8+Cgo
- 連投NGなの見逃してたので下で(申し訳ない)
- 564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:27:23.66 ID:E0fhCuge0
- それ連投じゃなくて連取や
一応安価なら、リサイクル魔術
- 565 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:29:12.49 ID:WJIzv+/L0
- 『>>562 まあ、前回も取ってましたし本人の申請もありますから今回は除外で』
直下
147:チェンジリング
258:倫理/zero
369:リサイクル
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:30:08.57 ID:hju8nouCo
- ぬ
- 567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:30:10.25 ID:a61c8+Cgo
- ややこしくして申し訳ない
- 568 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/10(木) 23:32:09.87 ID:hju8nouCo
- 体が弱くて死にそうなところを取り替えられた子……か?
- 569 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:55:49.83 ID:WJIzv+/L0
- 【空の境界探し回って遅くなりました】
【名前】ナゼ・ナノカ
【属性】秩序・悪
【体】1:自ら拘束している
【知】9:天才ですから
【心】8:メンタルばっちり
【質】9:ロード級では
【家】1:一般!?
【運】9:豪運
__ { | { \ 、
八__,ノ.、 丶 八 丶 ヽ\ ヽ }
∨^∧\{::::\{\:::\ } }ヽ ト、 、 }/|
∨^∧:: ヽ:::::::\::\::\ノ ,ノ:::} !:::}ハ /::/
{ r仁 ∨^_,〉 ̄_,ノ<  ̄` <⌒' く/::/::::}/::/:}
丶`二ニ弌 ¨〈仁 二>、 \ ヽ ヽ::::/:::/:/
\  ̄`ア::〉,_∨//:::/〃:ヽ 丶 \, ∨::/:/
` ー=≠イ::/ ///厶イ:/i|ヘ::∧ ∨\Y〈、
'⌒7}/.//, / ̄i/ 工..Y:', / |/|:::::',! } ヽ
/,ノ|/// /_ ̄`/<巧 从::Y/|::ハ:::乂
-‐ ´//::l// ∧  ̄` <`丶 〉| イ{::人辷≧=ァ
//〃Y /r― 、 ∨i∨ | :lハ::lトミー=≠
. / /′ ∨ `こ ^ヽ |/// }::|八ー=彡
「`iト { ∧ イ / ノ介トミー
V∧ > 、 / 介ー==≦ -< >ァi´:ハ| |八
_,∠..._:V∧ ∧ /^|-―< 丶\//l/ l|/ | | \
, ´ `\l\ { ヽ. ノ `ヽ / l/{ { | l|
. ′ .\\| ̄ ̄\ .{ハ|八
| . . . : : : :><,__\ 乂
人 . : : : : : : :, < / |` <  ̄ ̄ ̄ 二ニ==- ミ
_,>-=ニ二..{ / :| ` ー<: : : :/ , 丶
{ \_____! ∨ // / ハ
` <⌒ 、 \::.{ ' / |
` ー\ \ . : : : }――< ,′
丶 \: : : : : : : : .: .: .:厶==ミ \ /
> 丶 丶: :_:_:_ : : . イ/ 丶 \/
≧…―-- 、 丶:::::::::::::::/ /ヘ. /
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代理AA:名瀬夭歌
- 570 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/10(木) 23:56:42.27 ID:WJIzv+/L0
- 【スキル】
【身体改悪】
悪魔の使役や呪術の行使に限らず、古今東西の霊的な素質を持つ人間は欠損や先天的な不倶を抱えていることが多い。
それを応用し、対価を払うことで呪術を行使する方法が、自らの体を拘束することにより前払いに近い形で利用されている。
あえて身体を傷つける、拘束することで魔術的な要素を付与し、ただでさえ高い自らの資質にバフをかけている。
正確には、自らの体が壊れる前に先に壊している、という形であり因果は逆である。
【努力家】
常に研鑽を惜しまぬ努力家。高い才能に加え惜しまない努力で何処までも高みに向かおうとしている。
それは人と少しずれた自分への防衛本能であり、自らに与えられた瑕の払拭でもある。
【チェンジリング】
かつて彼女は妖精に攫われた。妖精から気まぐれに与えられたものは人の身に余りある力。
先史の魔術師にも匹敵する能力を有するが、彼女の場合自らを拘束する、自傷することをトリガーにすることで抑え込んでいる。
【来歴】
一般的な家系に生まれ、育った少女。ただし、若年時に妖精に攫われ、その異常な資質を強化された過去を持つ。
自らの体が与えられた力の前に崩壊することを理解し、先に壊すことで、「先天的な不具者が魔術の素養を持つ」という類型に当てはめ防いでいる。
その特性故に一般的な社会には馴染めなかったが、持ち前のがむしゃらさと強いメンタルでなんとか持ちこたえ
尼慈女学院に入学し、戦争に参加することで自らの異常性を払拭しようと試みている。
来歴からか、迫害されたり不慮の不幸に遭遇した相手には強い仲間意識を持つ傾向にある。
【聖杯への願い】
自分から魔術の素養を失くしてしまいたい
- 571 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:04:44.59 ID:BXTROvmh0
- 「つまりランサー、お前勝手にアサシンと再戦の約束して見逃したってことか?」
夜の帳の中で包帯にまみれた女が一人。魔術師、ナゼが前に立つランサーへ言葉を飛ばす。
詰問にも近いその口調に対し、舌を出しながらランサーはぐるぐると槍を回す。
「だって楽しい戦いをしなきゃ、戦う意味はないでしょ?」
「お前のスタンスは理解しているが」
「それに、アサシンはなんというか、後ろで首輪引っ張ってる子がまだ使い方を分かってない、って感じだし?」
「マスターの方が? 臆病、……というよりは魔術師の典型で穴蔵に籠ってるタイプってことか?」
ナゼの疑問にランサーはうーん、と少し視線を飛ばし首を振った。
「確かにそういうとこはあるんだけどね、なんというか、視野狭窄? そういう感じ」
「ふーん、魔術師ってのは多かれ少なかれそういうとこはあるけどな。まあいい、覚えといてやる」
「それは感謝感激、ちょっとがんばって働いちゃおっかな!」
「ならさっさと今夜の結果を教えろ、どう動いた?」
直下、ランサーの情報
123:どこかの陣営を捕捉
456:特になし
789:剣騎同盟を察知
- 572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:10:19.50 ID:QUeiqkIYo
- す
- 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:10:30.44 ID:DPtFRhsQo
- 戦いたくない感じ
- 574 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:13:13.63 ID:BXTROvmh0
- 0:特殊判定
___
/------ 、`ヽ
..-':.´:. ̄:. ̄:.:\\:.:\
/:.:/:.:.:.rx…\:、:.:.:.:.ヾ>、ハ
ノ:.:/:.:.:.:./_ /__ヾト、:.:.:}__!:!
 ̄i:.:./:./_`__/伝じ`ネ:.:}ヽ:!
∨:.:{、.じリj¨ゝ弋ソ.ノ!:.:iノ:.l
∨:圦一" `  ̄ ./:.:.l:.:ィ\
}:人:ゝ. _‐ __ イ、:.:.:\ヾ:.:`ー―― 、
" ゞ=彡イ」K./  ̄´}、 \:.`====≦
f⌒fヽ__ ノ、 ! }:〈 、__//`ヽ.\:.:.:.:.:.:.:.>
{ .} _____ヽ〉-ヘ ゞミー‐゙---ミ、 \  ̄ ̄
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`ーォ―一ァニ´
/:::::::::/ 三}
_/::::::::::::人三シ
,仁三ヽ::::/  ̄
{ニ三三:シ
゙ ー一 "
直下
123:「頼まれた通り同盟組んできたよー」
456:「とりあえず仕掛けておいたけど?」
789:「知ってる癖に聞くの? 戦ったジャーン」
- 575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:13:33.58 ID:DPtFRhsQo
- そい
- 576 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:15:53.32 ID:BXTROvmh0
- 8:どっかと戦ったみたいです
直下、戦った陣営
123:弓
456:魔
789:狂
- 577 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:18:56.06 ID:zN3y7aCfo
- ま
- 578 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/11(金) 00:21:14.83 ID:BXTROvmh0
- 6:キャスターボッコボコ
【というわけで今夜はここまで。やっぱメイクは時間かかりますね】
【次回は槍VS魔から。再開は明日6章が出たらほぼ確実に火曜日以降。出なかったら日曜日の同じくらいに】
- 579 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:21:34.43 ID:QUeiqkIYo
- おつ
- 580 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/11(金) 00:23:16.10 ID:DPtFRhsQo
- 乙でした
- 581 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/06/12(土) 23:01:07.42 ID:ivAINJ3i0
- 【頑張ったら終わったので、月曜日の同じくらいに再開しますね】
- 582 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/06/14(月) 21:37:18.72 ID:XSidtusY0
- 【せっかくシナリオ早めに突破したのですが、今夜は帰りが日付変わりそうなのでお休みです。明日の同じくらいにやりますね。申し訳ない】
- 583 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 22:39:44.56 ID:3gZwVNfJ0
- 【22:45くらいから再開します】
- 584 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 22:45:37.87 ID:3gZwVNfJ0
- 【再開】
詰問を緩めないふうのナゼにランサーはころころと笑う。
「えー、知ってるくせに聞くのは良くないと思うなー、モテないゾ!」
「いやいや案外私みたいなのはウケるんだよ。で、そうじゃなく動いた過程は知ってる」
「うん、昨日の使い魔見てヤバそうだったから元締め辿ってみたんだけど……、正直びっくりしたよね」
目を細め、ランサーの口元から笑いがふっと消える。
「あのサーヴァント、とんでもない運と偶然を掴んでる。そしてこのまま置いておくのは少し危ないかも」
「お前がそこまで言うのか。……で、戦った結果がどうなったかを確認しておきたいんだが」
「それがねえ……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「と、いうわけで君たちがあの使い魔の元締めだよね?」
「キャスターぁ! 完璧に探られてますよぉ!」
「うーん、僕の宝石が美しいから惹きつけてしまうということかな、レディ」
キャスターの本拠地に乗り込み、獣がごとき笑みを浮かべるランサー。
その手に握られた霊装、使い魔の核たる宝石をかざす。
「まあそういうことだよね。この宝石、正直ヤバいものだと思ってるんだけど、どこで手に入れたの?」
「手に入れた? ああ、勘違いしてもらっちゃあ困るが、それは僕の作ったものだ」
堂々としたキャスターの言葉にランサーが一瞬固まった。
「……は? これを?」
「そうとも! フフン、やはり僕の仕事は完璧だったということかな。君のような英霊でも気付けないとは」
「いや、ちょっと待ちなよ、これだけのものを、アレだけの数?」
「ああ、本来ならもっと時間はかかるが、幸いこの姿になってから時間を短縮できた。そしてこれがその」
硬直したランサーの背後へ、翠玉の影が蠢く。
「最高傑作さ! 不意を突いて悪いね! 【深緑なるは叡智の織】!」
直下、槍魔戦戦況
12:逆にぶっ飛ばす
345:普通に撥ね退ける
67:ランサーダメージ
89:ダメージに加えラーニング!
- 585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 22:46:26.57 ID:b7/BWvEVo
- ぬ
- 586 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 22:58:13.95 ID:3gZwVNfJ0
- 7:ダメージ一発目
振るわれるのは緑の軌跡。激しくしなったその一撃がランサーの身体をぐらりと揺らす。
「ッ〜〜〜! 効いた〜〜〜ッ!!!」
突然の攻撃に砕けるような感触を覚えつつ、若干喜悦交じりの呻きをランサーがあげる。
自律する翠玉はそれに対しまだ始まったばかりだとでも言わんばかりのジェスチャーを見せ。そのマスターは。
「キャスターぁっ!? なんで、戦っても勝てないからって話じゃ」
「まあそうなんだが、昨日バーサーカーを見て、少し魅せ方を考えたんだ。ほら、宝石は美しくディスプレイしてこそだろ?」
「いや、そ、そ、そーいうことじゃあ、なくってぇ! そもそもぉ、なんでキャスターの宝具は」
「あれは自律式なんだよ。折角の最高傑作をしまい込むのはバカのやることだ。美しいものは見せびらかせなきゃいけない!」
キャスターの笑い声に悲鳴をあげ。その兎耳を抱えてへたり込む。
「もうだめだぁ……、やっぱり私なんかが参加してもダメだったんだぁ……」
「おいおい何だその言い草は。そもそもマスターは願いなんぞないんだろ? それは願いのある人間のセリフだぜ」
「そ、それはそうなんですけどぉ……」
「それに、だ。僕だって昨日今日と好き好んで連戦してるわけじゃあないんだぜ。ここは宝具に任せてとっとと逃げちまおう」
言いながらマスターの手を引くキャスター。引きずられるように歩き始めた馨の目がランサーとバッチリ交わる。
「おっと、逃げられるかなぁ? 一応鹿追とか猪退治とか、狩りは得意なんだよね!」
「狩りって言ってるぅ〜〜〜!!!」
「まあ、マスターは半分兎みたいなもんだろ。そら、魔獣がうまいことトンネルを作ってるんだからさっさと逃げるぞ」
直下、戦況
12:容赦なく宝具展開
34:ラーニング!
567:足止め
89:戦場脱出!
- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 22:59:47.12 ID:3ZjGMDP2o
- ぬん
- 588 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:21:57.93 ID:3gZwVNfJ0
- 2:宝具展開
逃げる馨の涙、あるいは擦り傷によって生まれた血の香り。
魔術の影響で兎の、カイウサギの性質を強く持つ馨のそれは、嗅いだものに歪な影響を与える。
すなわち、この獲物を捕えたい、捕らえて食ってしまいたい。
本来人ならば十分に制御できるその感情は、馨の血肉によって緩められる。
そしてこの状況においてなお悪いことは、相手は戦士であり、領主であり、狩人である、ということ。
「……なるほど〜、そっちのマスター、なかなか大変そうだね。うんうん」
目元は月の逆光によって隠されている。拘束しようとする翠玉を振りほどき、ランサーは投擲の体勢に。
握られているのは赤黒い捻じれた槍。その影は一つの光源から複数に割れ、その全てが獲物へ向けられる。
「……おっと、マズいな、あれは。よく分からないけど多分呪いとかそういうのだと思うんだが。マスター、意見は?」
「ちょ、ちょっと、ホントに、ホントに死んじゃう、死んじゃうぅ!」
「この状況でマスターに求めたのが間違いだったか。……いざとなったら令呪を使えよ、できる限りはやるけどさ」
ランサーが笑う。獣の血の香りに酔い、目を輝かせ。
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「だから、私が殺す、私が返す、突き殺せ、憑き返せ、【憑き報う(ゲイ)───」
振り絞られた槍が。無数の先端を以って一つの影に収束する。一にして無限、分裂する影、それら全てが応報の呪いによりカタチを成す。
与えられた傷を返す応報の槍。返すまでは逃さない執着の追跡者。
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「─── 死翔の槍 (ボルク)】!!!」
降り注ぐ死の槍が、時雨のようにキャスター陣営へ襲い掛かる───!
直下、戦況
123:粉砕! 玉砕! 令呪二画使用!
45678:何とか軽減するも令呪使用脱出
9:宝具最大解放でなんとか逃げのびる
- 589 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:23:33.42 ID:PF4BxMpko
- 生きれ
- 590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:35:16.42 ID:DOzQjfRv0
- キャスターがボコボコにされる回(予告回収)
- 591 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:38:52.91 ID:3gZwVNfJ0
- 2:令呪二画使用で逃走
降り注ぐ槍は地形すら変えるほど。しかしその先端は敵に刺さるまで消えることはない。
何度となく降り注ぎ、致命傷を与えるまでその応報が終わることはない。
「ダメだこれは! エメラルドの癒しが間に合わない! マスター! 癪だが令呪だ、令呪を使え!」
「言われなくともそうしますぅ〜〜〜っ!!!」
赤い魔力が走り、キャスター陣営の姿が消える。残ったのは高揚を未だ宿して荒い息を吐くランサーと、完全に陥没した学園の敷地のみ。
しばらく周囲を観察しながら、ランサーはゆっくりと息を吸い込み。槍を背負うと。
「やっちまったな☆」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「というわけなんだよね」
ランサーからの報告を受け、ナギは拳を振り上げ、その拳をどこへ降ろしたものかと悩み。
「……がぁー、まあ、やっちゃったものは仕方ないんだが」
最終的にぽんっと包帯にまみれた自分の脚へ着地させた。
「いよっ、太っ腹。でもホントにゴメンねえ、まさかあんなそそられるというか我を失うようなのがいるとは思ってなくって」
「得た情報はそんだけなんだよなあ。キャスターのマスターが兎耳の女、何人か心当たりはあるけど」
「一応キャスターがアレを作れるってのは収穫でしょ。で、それを踏まえてキャスターって名乗ってるあのサーヴァントなんだけどね」
ランサーの言葉に良からぬものを感じ取ったのか、ナゼの眉が動く。
「多分、違うクラスじゃないかな」
【キャスター陣営、令呪二画消費。残り0】
【他陣営の描写を終了します……】
【三日目・夜(二ターン目)】
アサシンが部屋に帰還したので労をねぎらうことにします。
「お疲れさまでした、アサシン」
「興奮している」
……まあ、興奮もするでしょう。私もまだ動悸が少し治まりません。
「そのまま続けようと思う」
「……興奮しているので、その興奮を残したまま次の行動に移りたい、ということですね?」
「そうだな」
悪くない提案です。ただ、流石にライダーやセイバーの下へ再度向かうのは危険でしょう。
明日のランサーの一件もありますし、連戦になる可能性もありますから、少し慎重になってもいいのかもしれません。
直下、何をしますか? 【三日目・夜(二ターン目)】
1:コミュ (対象:アサシン)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー/七瀬)
5:襲撃 (対象:ライダー)
6:自由安価
- 592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:42:37.68 ID:poCUxe4Ho
- 4ランサー
多分大丈夫だよね?
- 593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:43:15.68 ID:b7/BWvEVo
- 3
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:45:31.50 ID:PF4BxMpko
- キャスター達と接触できれば情報聴いたり、弱ってるところで組んだりできそうだがな
- 595 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:47:46.19 ID:3gZwVNfJ0
- 4:ランサーの偵察
やはり目下の問題はランサー。その情報を集めないことにはにっちもさっちもいきません。
「アサシン、ランサーに絞っての偵察は可能ですか?」
「やってみないと分からないが……」
確かにそうですが、先日戦ったときに霊基のパターンはある程度把握できています。
何も対象がない状態でやるよりはよほどマシな結果があるでしょう。ここはアサシンの動きにも期待しましょう。
「やってから考えるとしませんか?」
「確かにそれはそうだ。ランサーの捜索だな、了解した」
直下、ランサー発見判定【ランサー大暴れ】+1
123:見つからず
456:見つけた
789:さっきの戦闘から見てた
- 596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:49:22.15 ID:aOE5eWc7o
- うーむ
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/15(火) 23:49:32.68 ID:PF4BxMpko
- ちょっと足りん…
- 598 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/15(火) 23:59:14.13 ID:3gZwVNfJ0
- 6:見つけたぞ
しばらくしてからアサシンの報告が飛んできました。
『確認できた。おそらくどこかの陣営と戦闘を終えたらしくマスターと会話している』
「マスターと? そして戦闘を終えた?」
『ああ』
戦闘、ですか。その跡を探ってもいいですが、このまま監視させるのも一つですね。
その前に確認しておきたいことですが。
「マスターの容姿等は分かりますか?」
『怪我をしているな、包帯を巻いている』
なるほど……、先ほど言っていた戦闘に巻き込まれたのでしょうか。
『あと、自分をナイフで傷つけている』
「それはマスターじゃなくて生贄か何かでは?」
……いえ、黒魔術、ウィッチクラフト等なら有り得ますか、ね?
『包帯で拘束を始めた』
「アブノーマルなプレイでなくて!?」
『そうなのか?』
傷まみれで自傷行為しつつ拘束を始めると、その単語だけ聞けば大体誰でも同じ反応すると思いますよ!?
『苦行とかあるだろう、魔術師ならそういう可能性もあるのでは』
「ぬ」
……アサシンにまともなことを言われてしまいましたね。……しかし、包帯にまみれて自らを傷つける生徒?
直下、5以上でナゼを知っている。4以下で心当たりなし
- 599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:00:13.41 ID:gVM2CSsko
- むん
- 600 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/16(水) 00:09:21.53 ID:eIjS4tbD0
- 1:知らねえ
……知りません。私は曲がりなりにも知られてる方だという自覚はあるのですが。
それもこれも友人や知人というのを作ってこなかったからで、……正直なところこの学園に来るので精一杯でしたし。
……まあ、知らないのは仕方がありません。今はどう動くかです。
「……奇襲をかけることは」
『できるとは思う。だが』
「言いたいことは分かっています。再戦の契約を結んでいる以上、ここで戦闘を行った場合なんらかのペナルティがある可能性がある」
契約に規定はされていませんでしたが、"再戦"という約束である以上、これ以外の場で行うのは危険でしょう。
『直接姿を見せようか?』
「それは……、ああ、アリなのかもしれませんね」
一瞬バカげたことを、と思いましたが。先ほどの契約は相手側にも向けられる。となると、ここで姿を見せても戦闘にはならないでしょう。
むしろ、ランサーが戦った、という相手の情報を得られるかもしれません。
「あとはそのまま気配遮断で情報を漏らすのを待つか」
『あるいはランサーの戦った跡地くらいなら今から向かえるだろう』
それもアリですね。……さて、どうしましょうか。
00:12より多数決。先に二票。00:20までに集まらなかった場合は集まった分からランダム
1:奇襲をかける (ペナルティ可能性高)
2:姿を見せ直接コミュ
3:そのまま情報を抜く
4:戦闘跡地へ向かう
- 601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:15:21.85 ID:MvNxH393o
- 2
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:15:46.63 ID:7eCCM99/o
- 4
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:17:05.68 ID:ihCC6Fu40
- 4
- 604 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/16(水) 00:17:34.24 ID:eIjS4tbD0
- 4:戦闘跡地へ向かう
【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】
- 605 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/16(水) 00:18:22.15 ID:eIjS4tbD0
- 【再開はおそらく金曜日の同じくらいになると思います】
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:21:19.72 ID:MvNxH393o
- 乙です
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:26:02.20 ID:+GvTglPGo
- おつ
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:57:52.40 ID:ihCC6Fu40
- 乙
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 01:36:45.39 ID:T1ap0ueJo
- 乙
ランサーの槍ゲイボルグかぁ……そりゃ見てわかんない?って言うわな
- 610 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:26:35.59 ID:aY94mYmQ0
- 【22:35くらいから再開できれば】
- 611 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:35:29.20 ID:aY94mYmQ0
- 【再開】
アサシンの気配遮断は高いレベルです。獣の因子と亡霊の要素を持ち合わせているからでしょう。
しかし、それを以っても出るかどうか分からない情報をただ待つというのもそれはそれで。
時間があれば許される策かもしれませんが、正直なところ今は時間が惜しい。ならば、手がかりを得られる可能性が高い場所へ。
「アサシン、戦闘痕の調査をお願いします」
『ああ、さっき通ったところだが』
「……ええ、もう一度。何かあなたの直感でも構いませんので気付くことがあれば」
「了解した」
……さて、何かヒントの一つでもあればいいのですが。
直下、戦闘痕での調査
12:何も発見できず
345:遭遇
6789:何らかのヒントを
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:38:59.45 ID:gxGlwaC90
- ん
- 613 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:40:16.04 ID:aY94mYmQ0
- 5:流石にどっかの陣営が気付いた模様
直下、そこにいた陣営は
1:剣
2:騎
345:狂
678:弓
9:魔
- 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:43:36.04 ID:/UnQ5nUDo
- ぬん
- 615 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:51:42.61 ID:aY94mYmQ0
- 4:バーサーカー
アサシンが風のように駆け、辿り着いたその場所は爆心地さながらに荒れています。
あちこちに巨大な穴が開き、まるで爆撃機の通過跡。これをランサーが? そう思ったのも束の間、むしろそこにあった巨大な影に目を奪われました。
【バーサーカーのステータスを公開します……】
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
【真名】:??? 【属性】:混沌・狂
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
【筋】:B+ 【耐】:A+ 【敏】:A 【魔】:B 【幸運】:D 【宝】:B
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
┌‐┐ _ ─==ニ==─ ̄ ̄
_rヘ┐ |i:i:i:| _ ─==ニ==─ ̄ ̄
/\ <\ 、 |i:i:i:| / _ ─==ニ==─ ̄ ̄
/ 〈\_)-]∧〈 ̄\. |i:i:i:|/ _ ─==ニ==─ ̄ ̄
', ',(\|/∧\__/>--:|i:/_ ─==ニ==─ / ̄/
',┌─<)>./\_ ─==ニ==─ ̄ ̄ /i:i:i/
_r─<〉 ̄)/ ̄] 【 //ニ==─////〔/ ̄∧ ./i:i:i/
_ 「 ̄八__] |〈 〈 〈_〈_〈込「/∧ } .:./>へ// ̄〕./i:i| √\/i:i:i/
<( (_Y^~ ̄ |:「:У ┘〔_/]/ ̄:ハ/ ィノ /〔\/./i:i:i| √i:i:/i:i:i/
└ ^:|_-=ニ[ |/ ./i:i/]〔 ̄``Y^[「>┘>( ̄ √i:i/i:i:i∧
「| ̄.:. ̄\ /i:i//\「]〉ィ |_/\// ̄\i:/i:i:i//∧
|:|.:/ ̄ )).: 〉 /|i:i:i:| /\.:.:.:.>-/ ̄ ̄ ̄\.:./\ /// ∧
|:|.> r ´.:〈\ {i:|i:/\ 〉/ ̄ />/( ̄| ̄) \-=ニ ̄〉i:/∧
|_ ─┴┐/ ̄ ̄\i:i:i:i:i/ ̄i:i:/\ ̄ (_|_) ',V/^ /|i:i:i:i:i:|,
乂_ ./.:./ ̄\ }rヘ─/ ̄\.\__ -=ニ ̄ V//:八i:i:i:i:i|,
寸 :(_./ ̄ 〕/.ノ「「 ̄└┬─:|\/_ -=ニ[ ̄[\ V/〔ニ=-i:i:i:i|
寸__/ / ./.:ノ込─r_ -= | ̄|.:.:.:.:.:.:.: | /∧. \v/]\i:i:iУ
「 ̄./-/--[ ̄.:.:.:.:.:.:_ -=ニ].: |.:.:.:.:.:.////ノ.:.:.]|┘|i:i:i)i:/
', ',',.:.:.: ̄[ ̄ ̄ イ .:.: |--|-=≦\ ̄ ̄] ̄v/i|i:i:i:/
. ', ',',:‐/ ̄\.:./ ̄ ∧__|/.:. ̄\\/ .\|i:i/
\__〉_/|.:.:.:.:.:.:/\.:.: /__:|{.:.:.:.:.: /]ニ=- _ |/
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/| _、‐''~ ̄\ (_∧|_:// /i:i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:./|.:/.:.:.:/ ̄| / ̄``〜、、
|_、‐''~ ̄', \ \// /i:i:i:i:{___、‐''~.:|.{``〜、、| {__/ ( ̄ ̄``〜、、
|.:.:.:.:.:./ ̄\_ -=ニ ̄ ̄{ ̄i:i:i:i:i:i/〉─ _ -=八〕.:.:.:.:.:.:``〜、、〕: : : : :))--:``〜、、
/\:/ _、‐''~ ̄ -=ニ ̄ ̄八i:i:i:i:i:i:i: ̄[-=ニ ̄ / ̄ \:.:.:.:.:.:.:.:.\ ``〜、、(: : : : : : : : ``〜、、
AA:レッドフレーム(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
レッドフレーム+ガーベラ・ストレート(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
一本の刀を腰に佩き、佇む巨大な鎧武者。そこにあることが異質であるのに、それ以上にその肩に乗る女の姿はさらに異質。
目を奪われるように揺れる金髪、穏やかな笑みの中にはまるで深い穴のごとく吸い込まれそうな危うさを。
この陣営は、一体……!?
直下、バーサーカー陣営気付いているかどうか【気配遮断】+2【???】−1
123:待ち構えてますよ
456:気付いてるよ
789:気付いてないよ
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:52:41.81 ID:AqxOK/Tto
- 案
- 617 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:03:54.03 ID:aY94mYmQ0
- 2:待たれてました
そしてその女の目が、アサシンに向けられたのが分かります。
『見られた、ぞ?』
「ええ、見られましたね」
つまりそれは気付いているということだ。そしてこんな場所でただ単に仁王立ちをしているわけではないでしょう。
その証拠に鎧武者は腰の刀をすらりと引き抜き、その反った刀身を月明かりに輝かせた。
「────────…………」
「ええ、バーサーカー、来たわね。多分アサシンだと思うけども。間違いないかしら?」
「いかにも、俺はアサシンだ」
咎めるまでもありません。この状況でバレていないと考える方がバカ。しかし、同時にこの圧倒的なステータスを前にすると。
『逃げません?』
『俺としては戦いたい』
『私としてはリソースを削りたくないのですが……』
『そうか……、そうか……? んむ……? 何か、その前提は、おかしい気が……』
先ほどのセイバーから逃げるだけでこっちは必死だったのです。そこでこのバーサーカー。連戦で勝てると思いか?
そんな風に私たちがやり取りしているうちに女の方が小首をかしげ、目を丸めます。
「来ないのかしら? それならこっちから行くしかないのだけど……」
「────────…………!」
声も発さず鎧武者がブンと一つ刀を振りました。それだけで風が撒きあがり、アサシンの全身が僅かに揺らされます。
……どう動くにしても、時間は無いということのようですね!
23:05から直下、対バーサーカー陣営対応
1:戦闘開始
2:逃走
3:交渉
4:自由安価
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:11:16.45 ID:4xtEv6Jco
- 1
- 619 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:26:18.84 ID:aY94mYmQ0
- 1:戦闘開始!
先ほどまでと違い策はありません。ここは三十六計逃げるに如かず、当然です。
……しかしその一方で、このタイミングを逃すとこの先ランサーに迫れる可能性は非常に少ない。
それはつまり、次の夜に決定づけられている戦闘で情報的な不利を負うことになります。
ただでさえアサシンは一度ランサーに敗北している身。そう簡単に勝てる相手ではありません。
もちろん、眼前の鎧武者、先ほどの言が確かならばバーサーカー、これも十分に強い。
悩みます、あまり頭がいい方ではありませんが、むしろ胸が締め付けられるような感触ですが。
『悩むか、マスター』
「しかし時間はありません」
『なら立ち向かうしかないのだろう』
「あなたは戦いたいだけでしょう?」
『知らなかったのか!?』
知っているから言っているんです!
『もちろん、戦いたい。だがそれ以上に』
アサシンの目がバーサーカーへ向けられます。……感情のない、眼光すらも見えないその顔が、何かを察したように上がりました。
『この戦いは逃げることができない戦いだという予感がする』
……逃げることができない戦い。
「勝算は」
『俺は苦手だ』
「……私も苦手です」
『それはよかった』
「最悪というんです。……許可しましょう、ここは逃げるべき場でないとしたあなたに乗ります」
私の指示を受け取り、アサシンが笑います。
「感謝する、マスター。今ここに、再度我が救世主の威光を知らしめることができる!」
獣の因子を徐々に解放させ、アサシンの姿が獣のそれへと変わっていきます。
「来るのね。……お願い、バーサーカー」
「…………!」
鎧武者の全身から使い魔越しにも分かる程の気迫が流れ込んできます。
矢のようなそれを浴びながらも、アサシンは笑い続け。今、一歩目を踏み出しました。
【戦闘開始】
直下、戦況
12:連戦は流石に
345:ステータスの暴力
67:叫びで停止
89:素早さで翻弄
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:27:27.38 ID:kffmdt8Go
- か
- 621 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:39:35.36 ID:aY94mYmQ0
- 8:敏捷は同程度
バーサーカーの一撃は重い。それはあのステータスからも予想できることです。
故に、こちらに勝ちの目が転がるならば、それはアサシンの速度。並の人間を遥かに超える獣のそれ。
『アサシン、攻撃を一度も受けてはいけません』
『それは策か?』
『策です!』
『承知した』
言い切った方がアサシンにはよく効く。数日の付き合いで得た対アサシンコミュニケーションの一つです。
私の指示通り、バーサーカーの常識破りな速度の一閃を、寸前でかわしながらアサシンは進んでゆきます。
……いえ、ああいった命令を出しはしましたが、バーサーカーの速度も正直なところ目を疑います。
「────────ッ!!!」
振り下ろし、地面を砕いたはずの刀が、次の瞬間には脚を薙いでいる。
踏み込みの一歩があまりにも強く、まるで瞬間移動をしているかのよう。しかし、アサシンはそれに食らいついてゆきます。
「やるな! 異邦の剣士! 強敵であればこそ俺の存在は意味を増す!」
「……………………!」
アサシンの称賛を気に留める間もなく、一撃、二撃、三撃がほとんど同時に撃ち込まれます。
あわや三等分。ですがアサシンは飛び上がりつつそれを避け、刀の背に乗りバーサーカーの懐へ。
「我が救世主の威光を讃えん! ハレルヤ!」
そしてそのまま一瞬の隙を突き、弾丸のような蹴りを食らわせるのです。
直下、戦況
12:意見の齟齬
34:【???】
567:さらにもう一撃
89:さらに【我ら軍勢、餓獣の群なり】解放
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:47:33.47 ID:3ocntjkbO
- あ
- 623 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:57:34.45 ID:aY94mYmQ0
- 7:さらにもう一撃
「───────ゥ」
バーサーカーの影がぐらりと揺れます。鎧の銅が僅かに陥没し、アサシンの蹴りの力を物語っています。
……このチャンスを逃すわけにはいきません!
『アサシン!』
「心得た!」
体勢を乱したバーサーカーへアサシンはさらに足払いをかけ、完全にその体を傾けました。そしてその兜を掴み。
「なるほど、重いな! しかしこれもまた一つ、あの方を売った金貨に比べればなんのことはなし!」
力任せに地面へ振り下ろしました。脳天から叩きつけられたバーサーカーからは鈍い音が。
「バーサーカー、大丈夫かしら?」
「…………ッ!!!」
通常の人間なら致命傷になってもおかしくないほどのダメージを受けながら、バーサーカーは立ち上がろうとします。
まさしく怪物、まさしく化け物、ゆらりと揺れるその姿はまるで幽鬼の様で。
────しかし、幽鬼であれば聖なるものの前には力を出せません。
立ち上がるより早く、バーサーカーの視線に映るのは、月光を背に負うた獣の姿。
「【我ら軍勢、餓獣の群なり】!!!」
再度の一撃が、バーサーカーの胴へ叩き込まれます!
直下、戦況
1:【???】
234:【???】
56:【???】
789:勝利!
- 624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 00:04:29.67 ID:f7YWQe/O0
- あ
- 625 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/19(土) 00:06:02.98 ID:WXvpAckB0
- 7:勝利!
【ストレートに勝っちゃいましたね。というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】
【次回はおそらく月曜の同じくらいに】
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 06:45:35.44 ID:RdNpAtQI0
- 乙
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 10:03:43.08 ID:X322cb7zo
- おつ
- 628 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:42:03.95 ID:pSKYrG0n0
- 【22:45から再開します】
- 629 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:45:35.17 ID:pSKYrG0n0
- 【再開】
アサシンの蹴撃、獣の因子を一撃に込めたその一撃が、バーサーカーの胴へ槍の如く突き刺さり。
「─────ッ!!!」
「貫くはこれ救世主の威光! 潰れるがいい、異邦の狂戦士よ!!!」
バーサーカーは手を広げ、掴もうとするように手を差し出すも、次の瞬間。
「ハレルヤ!!!」
アサシンの一撃が胴を砕き、その胸に巨大な穴を貫通させました。バーサーカーの霊基が崩壊していきます。……これは。
『……勝ちましたか? もしかして』
「うむ、奇跡の証明である!」
思わず両手をあげていました。圧倒的な勝利の快感、先ほどの逃走とは別の強者の愉悦。
相手を敗者へ貶め、叩きつけるが快感。……いえ、いえ、いえ、これに呑まれてはいけません。これは私の嫌悪すべきもの。
私は勝者でなくともいいのです、私はただ、生き残ることができれば、次に繋げることができれば。
……ともかく、今はバーサーカーを倒したという事実、だ、け。
「あら、バーサーカー、負けちゃったのね」
バーサーカーのマスターの呼びかけに、消滅したその霊基が闇に溶け。また、緩やかに凝集し。
,.ィ
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/.i / .人,, ェェュ 、__ .l ̄ ヽ
/.i ./ ./ >─>= 二≡= --ュ l /
/.i / / ,,ェィア" / ̄ r'' ̄_ .l / -≦ ̄
=@', / / ,,チ彡ヘ} | .{ ̄マ ̄マ ,,ム ≦
. j ' / / ,, _≦//\─/ ヽ ヽ i" ,, ≦ ;;
. k' i ./ ,, -≦" <_ノ彡> .ト、 .ヽ .} } , ≦ j =@',
. m ' {,/──‐ャ─'‐─ァ''" ,,≦>| .| ノ" ./ a .;;,. j '
=@', _,,; .ノi ミ {, }ノ / ノ-、 { c_....j,;絲m '
. ;;,. j ' . '”. マム{ ヽ .マ、____≧彡三ュ、/ ̄/ ∵ '”. `_... 鑾a
. j,;絲m ' `} ヽ⊥} ,, <三三三─ア .l ∵'” ~“.... . 濾眦此 '.
鑾a,───────二二二ム__/ ,,ア三三三三ア / .| ” , ' `_翊欟眦k' _;'”
. 濾眦/ / ィェェェェ/ // ,, チ三三三三三 { .l _,,;..;.;溺軈欟畊ma
. `_翊欟/ / l;;;l ./ ./ミ/ }三三三三三三三三三三}ェ.| .;;m;;. .∵'” ~; 襖欟驂‰ ,
. _,,;..;.;溺 / ./ l;;;;} /ノ三三三三三三三三ア ヽ三三三ア三.l.. “'a' ’. 瀘軈駄a
.. ∵'” ~; / / l;;;;;,,チ三三三三三三三三三三ムチ三三ア三ア .{-─''"ヽ 灑欟畊%” ,
... { / ,, チ三三三三三三三チ≡マ三三三三/ / ト、 ヽ ,, ェ≦ア───灘軈欟駄....”,
. .l ,,イ三三三三三三三三三三{ / ̄}.}三三/ { } ` ̄ ̄ ヽ ,,ェ≦彡ア ~. 繍蠶軈蠶畊 ‰
.... '_.;灘 \ィ三三三三三三三ア ̄__二二二 }.}三三 ヽ l } `─≦彡 ,, -< ̄ ̄ム蠶軈蠶刪ma
..... ~. 繍蠶軈蠶マ { ノノ三三三 {二二≧、 { ,, -< ム軈蠶欟畊 .“%”
`_翊軈蠶軈 ィェ ィェェェェェェェェェェマヘ、___,,≦三三三三三≧ュ 〉─< / ̄ ̄マ軈蠶欟刪a
.. ~“瀟軈蠶軈 マlム マ三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三 { ,, >イ`'c灘軈蠶欟刪‰ ∵'”
....'_.灘軈蠶軈蠶マlム マ三三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 { ,,> ''" マ ~“瀟軈蠶軈刪メ@∵'”
「──────ゥ」
- 630 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:46:38.22 ID:pSKYrG0n0
- バーサーカーがまた、姿を現しました。……蘇生宝具!?
「ええ、気付いていると思うけど。バーサーカーは影武者を身代わりにして蘇られるの」
◆『大八幡新皇』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 6/6
バーサーカーの鉄身伝説と七人の影武者の逸話が宝具になったもの。
怨念が体を覆い鋼鉄の硬さを持つ鎧となっている。ただし???は例外である。
その体はBランク以下の物理攻撃と魔術、Cランク以下の宝具を無効化する。
またBランク以上の宝具も怨念で影武者を作りだし六回までなら無効化することが出来る。
Aランク以上の宝具でなら一回に複数の影武者を消費させることが可能である。
「ふむ、つまり6回まで俺は伝道可能というわけか」
『ふざけたこと抜かしてはいけませんよ? アレは初手でこっちの手札が分からないからこそ成立したもの、この状況では』
あと実質6回は殆ど不可能に近い……!!!
しかし、私たちにバーサーカーのマスターはにこにこと微笑んでいるだけで、バーサーカーも攻撃を仕掛けては来ません。
何かの罠かとも思いましたが、相手の顔に悪意は感じられない。……何の考えがあって。
「あなたたちが強いのは分かったわ、少し、お話がしたいのだけれども」
「話、……あまり得意ではない」
「安心して、私もそんなに上手じゃないわ。もちろんバーサーカーもね」
それは見れば分かりますが……。アサシンが私の指示を待っています。……これ以上の戦闘は不可能、離脱か会話かということになりますが。
直下
1:逃走
2:コミュ
3:自由安価
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:47:40.11 ID:YK3cl86e0
- 1
- 632 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:56:02.60 ID:pSKYrG0n0
- 1:逃走
……正直この相手を信じるというのは危険でしょう。
今はまだバーサーカーの蘇生も完全には終了していない。ランサーの情報は惜しいですが、今は安全を確保するべきです。
『逃げましょう、アサシン』
「む。……どうしてもか?」
「あら、逃げるの? 美味しいお茶菓子も用意しているけど」
「とのことだが」
それは誘拐の常套句ですよ? 情緒が小学生ですよね?
『どうしても逃げます』
「そうか。……すまない、折角の厚意を」
「いえいえ、仕方がないわ。試すような真似をしたこっちが悪いのだもの」
「では」
アサシンがその場を離脱します。後を追ってくる気配は……、ない。
ホッと胸を撫でおろします。ランサーの情報が全く手に入らなかったのは残念でしたが、あのバーサーカーの存在を気付けただけでも上等でしょう。
……しかし、剣騎同盟にあのバーサーカー、かなり囲い込まれているような印象がありますね。
私たちもどこかの陣営と組む必要があるかもしれませんね。……そういえば。
直下、バーサーカーのマスターに心当たりは?
12345678:ないよ
9:あるよ
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:58:22.10 ID:YK3cl86e0
- へい
- 634 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:03:16.78 ID:pSKYrG0n0
- 0:特殊判定
___
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/ /二二二二-_ \ \
/ /二  ̄ ̄ ヽ-|
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|||、从 |ハ /|/| | | | |
|||ミ==\|ー==彳| | | | |
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\ヽ>‐r< ≦イイ}/.! | |
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{___/ |::::::` ̄´:::::::::::::::::::::::::| || |
直下
123:別陣営からの襲撃
456:なんか別のデカい奴見つけた
789:明確に思い至る
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:06:57.36 ID:TdHA2AqFo
- あ
- 636 : ◆v.By3fESrTsY :2021/06/21(月) 23:17:12.55 ID:pSKYrG0n0
- 6:デカいの見つけた
記憶を辿ろうとする私にアサシンの声が割り込んできます。
「マスター」
『何ですか? まさかバーサーカーが追ってきましたか?』
「いや、そうではないが。何かあるぞ」
何かある? 使い魔と視線を共有しますが何もありません。
校舎の奥に広がってる造成林の一部にしか見えませんが。
『何も見えませんが』
「……そうか」
『いえ、納得しないでください。何が見えているんですか?』
「見えているというよりも、偽装されてはいるようだが……」
ふむ、アサシンの野生の勘、という奴でしょうか。案外これは軽視できません。
少なくともここに何かがあるわけですが……、少なくともそれは偽装されてるわけです。
何かその偽装を解除する方法があればいいのですが……。
……いえ? よく考えてみれば、ここはすなわち偽装するほどのものがおかれている場所。それならば、もしかしなくても。
『アサシン? 周囲に何らかの気配がしたりしません?』
直下【拠点】-1
123:感じるよ
456:感じないよ
789:感じないし分かる方法思いついたよ
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:18:44.22 ID:1EZcOIBs0
- あ
- 638 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:21:26.57 ID:pSKYrG0n0
- 1:いるよ
「いるな。近づいてきている気がする」
『気配遮断!!!』
「そうか!」
咄嗟に気配遮断させ、その場から退避させましたが……、果たして。
直下、果たして
123:またしても追われる身に
456:観測だけされちゃう
789:なんとか逃れる
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:23:22.37 ID:KQKzNFySo
- そい
- 640 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:27:34.74 ID:pSKYrG0n0
- 7:何とか逃れる
……しばらく付近を動かしましたが、とりあえず撒けたようです。
とりあえず、あの場所に何らかの陣営の拠点が存在することは確認できました。
昼の間に探ってみてもいいかもしれませんね。しかし、ランサー陣営の情報は手に入らず、ですか。仕方がありませんね。
【夜行動2ターン目を終了します……】
直下、他陣営行動
12:剣
34:魔
56:騎
789:弓
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:27:54.63 ID:YK3cl86e0
- ほい
- 642 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:46:21.88 ID:pSKYrG0n0
- 3:コンマに愛されたキャスター
暗闇の中、ひんひんという押し殺したような泣き声が聞こえる。
「ひぃ〜ん、やっぱりダメだったんですぅ〜〜〜、私なんかが聖杯戦争に参加したからぁ〜〜〜」
「ゴシュジン、シャアネエッテ」
「そうだそうだ、マスターが悪い」
「テメエ、マジデホントニ……」
僕はただ事実を言っただけだぜ、と嘯くキャスター。
その手からは新たな宝石がザラザラと零れ、傍らに人の形を模したそれがゆらりと立っている。
「だがな、合成獣。正直なところ、僕が単騎で勝ち残れる可能性はかなり低くなっただろ?」
「ソレハソウ」
「幸いなのはランサーやバーサーカーを直接僕が"視た"こと、あとはこの拠点がまだどの陣営にもバレてないってくらいだが」
傍に立つ巨大な翠石をうっとりと眺めながら、地面に丸まった馨を足先でつつく。
「そうなるとやっぱりどっかの陣営と組む必要があるんじゃあないか? 泣いてばかりいないでさあ」
「で、でも、私みたいなものと組んでくれる人なんて」
「そうだなあ、僕でも君みたいな獣臭いのといっしょにはいたくない。一応これでもステイツのモダンボーイなんでね」
「ぷええぇ……」
いけしゃあしゃあと正面から暴言を吐くキャスターに、うさぎが跳び蹴りを食らわせる。
「痛いじゃあないか! 暴力は野蛮だぜ!」
「オマエ、ホントニ」
「事実を突きつけてるだけだ。そして人間ってのはその事実と向き合って立ち向かうしかないのさ。神様の奇跡なんて当てにしてられるかよ」
「オマエモソウナノカ?」
「もちろん。僕は奇跡なんて大嫌いでね。限りなく低い可能性を引いた自覚はあるが、それを奇跡と呼ばれるなんて反吐が出る」
実際に唾を吐きながら、キャスターは静かに馨を支え起こす。
「僕なんかを呼んでおいて、願いもないなんてほざいて、このまま消滅なんてのはごめんだ。マスター、とにかく動け」
「うっ、うっ、うっ、でもぉ」
「デモもストもなしだ。とりあえずこれまでに知った陣営で接触しても騙せそうなバカを探そう、合成獣、リストを寄越せ」
「ワタシタチ、ホトンドノジンエイトテキタイシテンダケドナ?」
直下、キャスター陣営接触対象
1234:弓
56789:暗
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:47:26.67 ID:KQKzNFySo
- きてくれ
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:54:45.68 ID:TlCHuaDPO
- かつてねこを推しまくった>>1ならここから同盟締結まで持っていってくれるはず
- 645 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/22(火) 00:05:08.23 ID:bsaBQ6e+0
- 7:アサシン陣営へ接触
うさぎから渡された情報をペラペラと確認し、次の瞬間地面に叩きつけた。
「本当に僕ら、大体の陣営と喧嘩してるじゃあないか!!!」
「でもそれ、キャスターが妥協したら解決したところもあるんじゃ……」
「妥協なんてするくらいなら舌を噛んで死ぬね、僕はここに作るために来てるんだから」
しれっと自分への批判を受け流し、キャスターは腕を組む。
「さて、どうしたもんかなあ。使い魔の観測する限りセイバーやライダーはどうも組む気はなさそうだ」
「ランサーとバーサーカーは敵対しちゃったし……」
「残るのはアサシンとアーチャー。どっちもあまり情報は無いが……」
うん、と頷きキャスターは指を鳴らす。
「なら、おそらく最初に僕の使い魔を見た彼女に会いに行こう。あの反応、おそらくマスターだろうしな」
「エ、ソンナンデイイノカヨ」
「もちろん、使い魔を解してだ。マスター、流石に彼女の名前くらいは知っているな? ラテン系の美人だったし、あの美貌なら有名だろ」
「え、えっと……、し、しら」
「よし知ってる! 知ってるな! 明日死に物狂いで探せよ! 僕はここで使い魔作ってるから」
馨の返事を待つことなく、それだけを一方的に宣言し、キャスターはくるりと背を向けた。
ぴえええぇ、という嘆きの声が低い天井にこだましていた。
【明日以降、キャスター陣営が接触してきます】
【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】
【次回はおそらく水曜日の同じくらいに】
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 00:05:43.56 ID:9fRWcIO1o
- おつ
- 647 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/06/22(火) 02:56:21.42 ID:3nCoybOM0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 648 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:38:59.11 ID:lnitI6IU0
- 【22:45くらいから再開します】
- 649 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:46:24.39 ID:lnitI6IU0
- 【再開】
【四日目・昼】
中々激動の夜でした。
といってもこちらには悪い札ばかり回ってきているわけで、このままではブタで負け。
今夜はランサーとの戦闘もありますし、この日中の自由時間は行動をしっかり考えないと。
少なくとも昨日分かっているのは、以下の通り。
・土塊七瀬はおそらくマスターである
・ランサーのマスターは包帯を巻いた生徒である
・バーサーカーのマスターは金髪の生徒である
・隠匿された何らかの建造物が存在する
先二つは比較的容易に接触ができると考えます。
後二つは、……金髪の学生は私含めそれなりにいますし、隠匿された謎の建造物も迂闊な接触は危険でしょう。
さて、どう動くべきでしょうか。
直下、何をしますか? 【四日目・昼】
1:コミュ (対象:アサシン)
2:情報収集
3:土塊七瀬に接触
4:ランサーのマスター捜索
5:バーサーカーのマスター捜索
6:隠された建造物の調査
7:生徒会へ向かう
8:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
9:自由安価
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:47:44.73 ID:E5QKMuyMo
- 3
- 651 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:52:38.31 ID:lnitI6IU0
- 3:土塊七瀬に接触
七瀬さんに接触してみましょうか。彼女があの場にいるということはマスターである可能性は高い。
今のところマスターが分かっていないのは、セイバー、アーチャー、ライダー、キャスター。
もしセイバーかライダーなら日中の不戦を持ち出せばいいのですし、それ以外の陣営なら上手く協力を取り付けることができるかもしれません。
「アサシン、念のため同行をお願いしますね」
『最初からその気だったぞ』
それなら結構。彼女は美化委員ですし、放課後の委員会活動を考えれば自ずといる場所は絞られるはずです。
見つけ次第その話をぶち込んで今度こそ口を割らせて見せましょう。
直下、発見したか
123:発見できず
456789:発見
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:52:58.10 ID:itGrH6uuo
- あ
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:56:19.84 ID:PY01Ua3lo
- ふっふっふ…
- 654 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:57:36.71 ID:lnitI6IU0
- 【何か今回特殊が出る確率高い気がしますね?】
0:特殊判定
/ ̄` ̄ ̄\
/ ./-=ニニニ-_ \
/ / ̄ | | ヽ
| | |\ | | / | |
| | lィぅxハ /ぅ=x | |
八 、〈 Vツ Vツ 〉 /|
∧ ヽ> ' ∠/./ .|
| _ -ニ-_:. `__´ ィ ム'
_ -ニニ◎ニニ_' ノ }、_| \
_ -ニニニ◎>ォ◎ニ_>く_/|:::::ト _ \
_ -ニニニニニ◎/ ´'うニニ-_:} /::::::| ∨ |
-ニニニニニ(::::)/\__/ニニニ>V:::::::::| V |
-ニニニ>''" ノニニニニ-/::|:::::|::::::::::| ∨|
/ >''" <ニニニ-:::::/:::::|:::::|::::::::::| ∨!
/ー ´ <ニニニ‐ {:::::::::八:::::|:::::|::::::::∧ V
\_ < -ニニ- / / V:::::::::::\|ヽ:|::::::/ `、 ∨
/ / }:::::::::::::::::::::::::::::::| \_ _}
/ / /:::::::::::::::::::::::::::::::::. /⌒ ´/ヽ
| | /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/ / |
| | ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / \
| l 〔二二二二二二二二/ / | |
| ノ//|////|////ハ'//,/\_/ | |
/////'////|//// ̄ ノ/ハ / |
//////'/////|/c(_/ / / //|///|\/ /
///////'//////|///ゝ'ゝ'ゝイ/ |///|/ハ /
直下
123:出会えないうえに日没と同時にランサーが来る
456:いたのはいたがなんか妙な気配がする
789:キャスター陣営とダブル接触
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:58:00.25 ID:3uYVeuiFo
- うほ
- 656 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:21:31.82 ID:lnitI6IU0
- 5:いたのはいたんだけど
いくつかの候補を辿り、ようやく発見しました。
備品倉庫になっている空き教室、掃除道具もいくつか収められていますから彼女がいるにはふさわしく、加えていい隠れ場所です。
扉に手をかけようとした瞬間、ゾワリと背中に悪寒が走りました。隠し持った頭骨もカタカタと音を立てています。
よく考えれば、この戦争のさなか、休戦の日中と言えど周囲にサーヴァントを置かないという選択肢はない。
つまり、この悪寒はおそらく七瀬さんのサーヴァントのもの。咄嗟にアサシンへ念話を飛ばします。
『アサシン、周囲に気配は感じますか?』
『おそらく殺気ではないぞ』
『? なら、なんだというのです?』
『うーん……』
わりとすっぱり話すアサシンが悩んでいます。ですが今は日中ですし、アサシンが殺気でないというのならそうなのでしょう。
大方侵入者を警戒しているだけと見ました。ならばこのチャンスを逃すのはもったいない。扉を開きます。
「七瀬さん! リュコ・コンティノアールです! 先日の件」
「……あー、最悪のタイミングで来たね」
「は?」
私の顔を見ると同時に七瀬さんが眉を顰めます。いえ、これは拒絶というより……、同情?
直後、背中に先ほどの悪寒が、さっきより明確に質量すら感じさせて……。いえ、違います、背後に、何かが。
, ―- 、, --
, < `ヽ、
/ , <::::::::::::::`:ヽ ヘ
/ /:::::::::, ====::::::::\ ヘ
,' ./::> ´ `ヽ:::ヘ ハ
i レ´ i ヽ.} i } 「ドッチャクソタイプですわ!!! 貴女!!!」
.| ヘ. { 、 ト、 ト、{ ト, i ,イ } , } } |
| .λヘヘハ从ササ- ヾリレ'ナフサリ ノ !
丿 .トヾゞ,ィ伝心、 ィ伝心 彡' |
{ゝ-くノ .ノ .ハ 乂;;タ 乂;;タ. ∧ 乂_ノ!
ゝ≠ 〉-イ .} , / ヘ`´ メ<
/ / `7 ハ ∧ ヘ¨ \. ヽ、
{/ ,イ / { ∧ ゝ、 ゝ ̄ ア .ノ .ト、 ハ ヽヘハ
У レ{ { トゝ、ヽ ナ __i> 、 イ ノノ)}∧ }リ ツ
`ゝトヘ、ト(ヽトゝ| ̄廴rt≧.≦rhつ从ノ }ノ )ノ
rヒx__,=.L___L=.L イ
___ , <ヽ`ー{ { } Yノ}- 、 __
⊂ニ孑 ,´>< | λ j | > カ-ュsz___
ヽ{ }乙カつi イ ノ ト、 __ is‐‐t-カT⌒ゞ
{ { ' |乙カ个z、 / { | ハ乙 { } | ノ | ノ
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 23:22:44.37 ID:3uYVeuiFo
- ええ…
- 658 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:28:25.64 ID:lnitI6IU0
- 突然現れた女性が私を抱きしめてきます。攻撃かと思いましたがこれは違います。なんというか、絞めるというよりは、抱き着かれているような……。
いや、うなじのあたりをめちゃくちゃ深く嗅がれて、いや、な、舐めてませんかコレ!? あ、手が変な場所に……!?
「顔は百点! 所作も百点! 加えてその気丈そうな中にどこか臆病さも備えた可愛らしさは五億点! もう私が手に入れるために生まれたような女性ですわね!!!」
「え、な、何ですかコレ!? あ、ダメ、そんなとこを触ろうと、メッチャ力強い!?」
「う、うへへ、私これでもローマ一の将ですので並の女性で外せるとは思わないことですわね。それにしてもその物言いもまた王妃を彷彿とさせて」
「ちょっと待ってください!? 完璧に現代の倫理規範に照らし合わせてダメな人では!? いえ、人の性的嗜好は人それぞれですが! 私はあくまでもヘテロで」
「安心してください、私はレズビアン寄りのバイセクシャルですわ!」
何処に安心する要素がありますかそれ!? そもそも、性的嗜好以前に同意のない行為は、うわ、息遣いが本気です!
「ローマでは略奪愛など常識なので!!! いえ、むしろいっぺん私のものになってから寝取られていただくのが最高なのですけれど! ぐへへ!」
「倒錯しすぎじゃありませんか!? 本当に引きはがせないのですけど!? 七瀬さん!? 助けてください!」
私のもう恥も外聞もない悲鳴に、そこまで頭を抱えていた七瀬さんがやにわに立ち上がり。
「やっぱアンタ王妃もそういう目で見てたんじゃないの、アーチャー」
「だってあんな魅力的な女性がいるのがいけないんですわ! でも皇帝の后なのであれは疑似的な寝取りとも解釈できますわね!」
「問答無用!」
抱き着いてきた女性、アーチャーの頭に拳骨を食らわせたのでした。
【アーチャーのステータスを公開します……】
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
≪クラス≫:アーチャー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┓
【真名】:??? 【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━┻━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
【筋】:C 【耐】:C 【敏】:C 【魔】:D 【運】:E 【宝】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
、 __ x‐=‐ 、
= 、 |∧ / `´ \
\ \.|ニハ / . ─── 、\ ヽ
\_ヽ二| / / /: : : : : : : : : : : : : : ', ヽ
 ̄∨ヽ / //: : > ´ ̄ ̄ ` <: | ハ
∨//〇 . |: : :/ | |
∨─、/ > . | |/ W | /l/ ∠∨| / |
', ` <///> | |、 ヽ\{ 、\ lV 才´ _ | / 八
', ` <///>| ∧ ヽ{ __` ヽ{ rf爪_)ヽ|/ソ \_ ノ
', ` <∨ ミ 〃んハ 辷 ソ | | | \イ
', ゝ三 辷ソ | l ゝ─イ `ヽ
', .人 |∧ l |∧ ヽ/ `ヽ\
', .ゝ二 // ∧ __ / \ ヽ | |/
', / ゝ‐イ 、  ̄ イ } / | | ∧/
', / / .| > . / | リ | /从|
', | | | .|/ | | | |≧ イ=、f ̄|、|/从//
',. \{∨ヽ/\/ヽ从/f ̄fヽ-| | | ./
. ', マヽ |\|\∧∧∧ .〉イ7─/⌒|二二l__
', \\ | | | | |/ / / .| ,ィ丶__r=r─r 、
', |> 、\ヽ> ´ ̄/ .| ./ /_r─、_ / | ___/
', ',  ̄ .|:.:.:.:.:.:/ |/ / | ./ . -‐=ニ三三三ヘ
', >───|:.:.:.:/ / ./|_.-=ニ三三三三三三三三|
', /.三三三 .|:.:./ / |三三三三三三三三ニ=‐"|
\/ ̄ `ヽ.|:/ _ r─‐、/ .|三三三/l ̄`ヽ>" .|
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AA:ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア (テイルズ・オブ・ジ・アビス)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【クラススキル】
◆対魔力:E
魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
◆単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
【以下、詳細不明……】
- 659 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:37:15.25 ID:lnitI6IU0
- 拳骨の一撃でようやく落ち着いたアーチャー。そのまま問答無用に七瀬さんに正座させられ、大人しく従っています。
しかし、未だに私にねっとりした視線を送ってきます。……これは冗談抜きで危ないのかもしれません。
「アーチャーが迷惑かけたわね」
「ええ、まったく」
こればかりは一切の遠慮がいらないのが喜ばしいことですね。
「昨日、最初にアンタが来た時から騒ぎ出してね……。流石にまずいと思ったからその場は逃げたんだけど」
「ああ、昨日のはそういう……」
「でもまあ、正面から来られるとは思わなかったから油断してた。本当にゴメン」
「ええ、私も警告されてたのに従わなかったのが悪いのでお相子ということで」
「落ち込んだ顔も可愛い! 私の前で寝取られてほしい! 私は縛られておきますので!」
もう一発の拳固が飛び、七瀬さんが話を仕切り直します。
「プライベートだけだから、戦争になればマシなんだけどね……。で、わざわざ私に話しかけてきたってことは」
「ええ、知っていると思いますが私も聖杯戦争の参加者です」
「……でしょうね。で、何の用? といっても、思いつくのは情報の交換か、それとも何らかの協力体制を組みたいかってとこでしょうけど」
ええ、そうですね。とりあえず、現在の状況的に敵に回すべきではないでしょうし……。
23:40から直下、土塊とのコミュ内容
1:情報交換(出せる情報を併記)
2:同盟の申し込み
3:自由安価
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 23:45:10.32 ID:PY01Ua3lo
- 1
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 23:47:26.67 ID:4O5opyUxO
- 2
- 662 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:54:03.55 ID:lnitI6IU0
- 1:情報交換
ただ、味方と認識するのも……。
「うぅ……、正座、私の文化にはないものですのに……、マスターのいけず……、こんな好みの女性を前に……、うぅ……」
「喜んでるのは分かってるから少し黙ってて」
「うぅ……、放置プレイ……、これはこれでまた、キツさが徐々に快感に……」
「生きてるだけで幸せそうですね……」
このドロッとした粘性の視線を受け続けるというのは厳しいものが……。
「とりあえず情報を交換しておきたいのですが、色々と相談したいこともありますし」
「分かった、私たちもまだ今んとこ全陣営の情報が分かってるわけじゃないし」
「感謝します。ではこちらから出せる情報ですが……」
23:55から直下、どの情報を出すか。複数選択可能
1:剣騎同盟
2:宝石を軸にした謎の使い魔
3:バーサーカーの情報
4:ランサーの情報
5:ライダーの情報
6:セイバーの情報
7:アサシンの情報
8:隠匿された何か
9:自由安価
10:上記全部
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