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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.2

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605 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/16(水) 00:18:22.15 ID:eIjS4tbD0
【再開はおそらく金曜日の同じくらいになると思います】
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:21:19.72 ID:MvNxH393o
乙です
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:26:02.20 ID:+GvTglPGo
おつ
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 00:57:52.40 ID:ihCC6Fu40
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/16(水) 01:36:45.39 ID:T1ap0ueJo

ランサーの槍ゲイボルグかぁ……そりゃ見てわかんない?って言うわな
610 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:26:35.59 ID:aY94mYmQ0
【22:35くらいから再開できれば】
611 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:35:29.20 ID:aY94mYmQ0
【再開】

アサシンの気配遮断は高いレベルです。獣の因子と亡霊の要素を持ち合わせているからでしょう。
しかし、それを以っても出るかどうか分からない情報をただ待つというのもそれはそれで。
時間があれば許される策かもしれませんが、正直なところ今は時間が惜しい。ならば、手がかりを得られる可能性が高い場所へ。

「アサシン、戦闘痕の調査をお願いします」
『ああ、さっき通ったところだが』
「……ええ、もう一度。何かあなたの直感でも構いませんので気付くことがあれば」
「了解した」

……さて、何かヒントの一つでもあればいいのですが。


直下、戦闘痕での調査

12:何も発見できず
345:遭遇
6789:何らかのヒントを
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:38:59.45 ID:gxGlwaC90
613 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:40:16.04 ID:aY94mYmQ0
5:流石にどっかの陣営が気付いた模様

直下、そこにいた陣営は

1:剣
2:騎
345:狂
678:弓
9:魔
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:43:36.04 ID:/UnQ5nUDo
ぬん
615 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 22:51:42.61 ID:aY94mYmQ0
4:バーサーカー

アサシンが風のように駆け、辿り着いたその場所は爆心地さながらに荒れています。
あちこちに巨大な穴が開き、まるで爆撃機の通過跡。これをランサーが? そう思ったのも束の間、むしろそこにあった巨大な影に目を奪われました。

【バーサーカーのステータスを公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???              【属性】:混沌・狂
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
   【筋】:B+     【耐】:A+       【敏】:A       【魔】:B       【幸運】:D      【宝】:B     
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                         ┌‐┐                             _ ─==ニ==─ ̄ ̄
            _rヘ┐            |i:i:i:|                     _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          /\ <\ 、          |i:i:i:|  /           _ ─==ニ==─ ̄ ̄
         /   〈\_)-]∧〈 ̄\.   |i:i:i:|/      _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          ',     ',(\|/∧\__/>--:|i:/_ ─==ニ==─ / ̄/
         ',┌─<)>./\_ ─==ニ==─ ̄ ̄       /i:i:i/
       _r─<〉 ̄)/ ̄] 【 //ニ==─////〔/ ̄∧      ./i:i:i/
   _ 「 ̄八__] |〈 〈 〈_〈_〈込「/∧ } .:./>へ// ̄〕./i:i|  √\/i:i:i/
  <( (_Y^~ ̄ |:「:У ┘〔_/]/ ̄:ハ/ ィノ /〔\/./i:i:i| √i:i:/i:i:i/
  └ ^:|_-=ニ[ |/       ./i:i/]〔 ̄``Y^[「>┘>( ̄ √i:i/i:i:i∧
      「| ̄.:. ̄\     /i:i//\「]〉ィ |_/\// ̄\i:/i:i:i//∧
     |:|.:/ ̄ )).: 〉   /|i:i:i:| /\.:.:.:.>-/ ̄ ̄ ̄\.:./\ /// ∧
     |:|.> r ´.:〈\  {i:|i:/\ 〉/ ̄ />/( ̄| ̄) \-=ニ ̄〉i:/∧
     |_ ─┴┐/ ̄ ̄\i:i:i:i:i/ ̄i:i:/\ ̄ (_|_)  ',V/^ /|i:i:i:i:i:|,
      乂_ ./.:./ ̄\ }rヘ─/ ̄\.\__ -=ニ ̄ V//:八i:i:i:i:i|,
      寸 :(_./ ̄ 〕/.ノ「「 ̄└┬─:|\/_ -=ニ[ ̄[\ V/〔ニ=-i:i:i:i|
       寸__/ / ./.:ノ込─r_ -= | ̄|.:.:.:.:.:.:.: | /∧. \v/]\i:i:iУ
        「 ̄./-/--[ ̄.:.:.:.:.:.:_ -=ニ].: |.:.:.:.:.:.////ノ.:.:.]|┘|i:i:i)i:/
        ', ',',.:.:.: ̄[ ̄ ̄ イ .:.: |--|-=≦\ ̄ ̄] ̄v/i|i:i:i:/
.         ', ',',:‐/ ̄\.:./ ̄ ∧__|/.:. ̄\\/   .\|i:i/
          \__〉_/|.:.:.:.:.:.:/\.:.: /__:|{.:.:.:.:.: /]ニ=- _   |/
\       ___∧. |.:.:.:.:./〉 ̄~"// ̄ ̄\八|.:.:.:.:(__)=- _
/|    _、‐''~ ̄\ (_∧|_://   /i:i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:./|.:/.:.:.:/ ̄| / ̄``〜、、
  |_、‐''~ ̄',   \   \// /i:i:i:i:{___、‐''~.:|.{``〜、、| {__/ ( ̄ ̄``〜、、
  |.:.:.:.:.:./ ̄\_ -=ニ ̄ ̄{ ̄i:i:i:i:i:i/〉─ _ -=八〕.:.:.:.:.:.:``〜、、〕: : : : :))--:``〜、、
/\:/ _、‐''~ ̄ -=ニ ̄ ̄八i:i:i:i:i:i:i: ̄[-=ニ ̄ / ̄ \:.:.:.:.:.:.:.:.\ ``〜、、(: : : : : : : : ``〜、、

AA:レッドフレーム(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
   レッドフレーム+ガーベラ・ストレート(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

一本の刀を腰に佩き、佇む巨大な鎧武者。そこにあることが異質であるのに、それ以上にその肩に乗る女の姿はさらに異質。
目を奪われるように揺れる金髪、穏やかな笑みの中にはまるで深い穴のごとく吸い込まれそうな危うさを。

この陣営は、一体……!?


直下、バーサーカー陣営気付いているかどうか【気配遮断】+2【???】−1

123:待ち構えてますよ
456:気付いてるよ
789:気付いてないよ
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 22:52:41.81 ID:AqxOK/Tto
617 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:03:54.03 ID:aY94mYmQ0
2:待たれてました

そしてその女の目が、アサシンに向けられたのが分かります。

『見られた、ぞ?』
「ええ、見られましたね」

つまりそれは気付いているということだ。そしてこんな場所でただ単に仁王立ちをしているわけではないでしょう。
その証拠に鎧武者は腰の刀をすらりと引き抜き、その反った刀身を月明かりに輝かせた。

「────────…………」
「ええ、バーサーカー、来たわね。多分アサシンだと思うけども。間違いないかしら?」
「いかにも、俺はアサシンだ」

咎めるまでもありません。この状況でバレていないと考える方がバカ。しかし、同時にこの圧倒的なステータスを前にすると。

『逃げません?』
『俺としては戦いたい』
『私としてはリソースを削りたくないのですが……』
『そうか……、そうか……? んむ……? 何か、その前提は、おかしい気が……』

先ほどのセイバーから逃げるだけでこっちは必死だったのです。そこでこのバーサーカー。連戦で勝てると思いか?
そんな風に私たちがやり取りしているうちに女の方が小首をかしげ、目を丸めます。

「来ないのかしら? それならこっちから行くしかないのだけど……」
「────────…………!」

声も発さず鎧武者がブンと一つ刀を振りました。それだけで風が撒きあがり、アサシンの全身が僅かに揺らされます。
……どう動くにしても、時間は無いということのようですね!


23:05から直下、対バーサーカー陣営対応

1:戦闘開始
2:逃走
3:交渉
4:自由安価
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:11:16.45 ID:4xtEv6Jco
1
619 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:26:18.84 ID:aY94mYmQ0
1:戦闘開始!

先ほどまでと違い策はありません。ここは三十六計逃げるに如かず、当然です。
……しかしその一方で、このタイミングを逃すとこの先ランサーに迫れる可能性は非常に少ない。

それはつまり、次の夜に決定づけられている戦闘で情報的な不利を負うことになります。
ただでさえアサシンは一度ランサーに敗北している身。そう簡単に勝てる相手ではありません。

もちろん、眼前の鎧武者、先ほどの言が確かならばバーサーカー、これも十分に強い。
悩みます、あまり頭がいい方ではありませんが、むしろ胸が締め付けられるような感触ですが。

『悩むか、マスター』
「しかし時間はありません」
『なら立ち向かうしかないのだろう』
「あなたは戦いたいだけでしょう?」
『知らなかったのか!?』

知っているから言っているんです!

『もちろん、戦いたい。だがそれ以上に』

アサシンの目がバーサーカーへ向けられます。……感情のない、眼光すらも見えないその顔が、何かを察したように上がりました。

『この戦いは逃げることができない戦いだという予感がする』

……逃げることができない戦い。

「勝算は」
『俺は苦手だ』
「……私も苦手です」
『それはよかった』
「最悪というんです。……許可しましょう、ここは逃げるべき場でないとしたあなたに乗ります」

私の指示を受け取り、アサシンが笑います。

「感謝する、マスター。今ここに、再度我が救世主の威光を知らしめることができる!」

獣の因子を徐々に解放させ、アサシンの姿が獣のそれへと変わっていきます。

「来るのね。……お願い、バーサーカー」
「…………!」

鎧武者の全身から使い魔越しにも分かる程の気迫が流れ込んできます。
矢のようなそれを浴びながらも、アサシンは笑い続け。今、一歩目を踏み出しました。


【戦闘開始】

直下、戦況

12:連戦は流石に
345:ステータスの暴力
67:叫びで停止
89:素早さで翻弄
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:27:27.38 ID:kffmdt8Go
621 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:39:35.36 ID:aY94mYmQ0
8:敏捷は同程度

バーサーカーの一撃は重い。それはあのステータスからも予想できることです。
故に、こちらに勝ちの目が転がるならば、それはアサシンの速度。並の人間を遥かに超える獣のそれ。

『アサシン、攻撃を一度も受けてはいけません』
『それは策か?』
『策です!』
『承知した』

言い切った方がアサシンにはよく効く。数日の付き合いで得た対アサシンコミュニケーションの一つです。
私の指示通り、バーサーカーの常識破りな速度の一閃を、寸前でかわしながらアサシンは進んでゆきます。
……いえ、ああいった命令を出しはしましたが、バーサーカーの速度も正直なところ目を疑います。

「────────ッ!!!」

振り下ろし、地面を砕いたはずの刀が、次の瞬間には脚を薙いでいる。
踏み込みの一歩があまりにも強く、まるで瞬間移動をしているかのよう。しかし、アサシンはそれに食らいついてゆきます。

「やるな! 異邦の剣士! 強敵であればこそ俺の存在は意味を増す!」
「……………………!」

アサシンの称賛を気に留める間もなく、一撃、二撃、三撃がほとんど同時に撃ち込まれます。
あわや三等分。ですがアサシンは飛び上がりつつそれを避け、刀の背に乗りバーサーカーの懐へ。

「我が救世主の威光を讃えん! ハレルヤ!」

そしてそのまま一瞬の隙を突き、弾丸のような蹴りを食らわせるのです。


直下、戦況

12:意見の齟齬
34:【???】
567:さらにもう一撃
89:さらに【我ら軍勢、餓獣の群なり】解放
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:47:33.47 ID:3ocntjkbO
623 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/18(金) 23:57:34.45 ID:aY94mYmQ0
7:さらにもう一撃

「───────ゥ」

バーサーカーの影がぐらりと揺れます。鎧の銅が僅かに陥没し、アサシンの蹴りの力を物語っています。
……このチャンスを逃すわけにはいきません!

『アサシン!』
「心得た!」

体勢を乱したバーサーカーへアサシンはさらに足払いをかけ、完全にその体を傾けました。そしてその兜を掴み。

「なるほど、重いな! しかしこれもまた一つ、あの方を売った金貨に比べればなんのことはなし!」

力任せに地面へ振り下ろしました。脳天から叩きつけられたバーサーカーからは鈍い音が。

「バーサーカー、大丈夫かしら?」
「…………ッ!!!」

通常の人間なら致命傷になってもおかしくないほどのダメージを受けながら、バーサーカーは立ち上がろうとします。
まさしく怪物、まさしく化け物、ゆらりと揺れるその姿はまるで幽鬼の様で。

────しかし、幽鬼であれば聖なるものの前には力を出せません。

立ち上がるより早く、バーサーカーの視線に映るのは、月光を背に負うた獣の姿。

「【我ら軍勢、餓獣の群なり】!!!」

再度の一撃が、バーサーカーの胴へ叩き込まれます!


直下、戦況

1:【???】
234:【???】
56:【???】
789:勝利!
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 00:04:29.67 ID:f7YWQe/O0
625 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/19(土) 00:06:02.98 ID:WXvpAckB0
7:勝利!

【ストレートに勝っちゃいましたね。というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく月曜の同じくらいに】
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 06:45:35.44 ID:RdNpAtQI0
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 10:03:43.08 ID:X322cb7zo
おつ
628 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:42:03.95 ID:pSKYrG0n0
【22:45から再開します】
629 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:45:35.17 ID:pSKYrG0n0
【再開】

アサシンの蹴撃、獣の因子を一撃に込めたその一撃が、バーサーカーの胴へ槍の如く突き刺さり。

「─────ッ!!!」
「貫くはこれ救世主の威光! 潰れるがいい、異邦の狂戦士よ!!!」

バーサーカーは手を広げ、掴もうとするように手を差し出すも、次の瞬間。

「ハレルヤ!!!」

アサシンの一撃が胴を砕き、その胸に巨大な穴を貫通させました。バーサーカーの霊基が崩壊していきます。……これは。

『……勝ちましたか? もしかして』
「うむ、奇跡の証明である!」

思わず両手をあげていました。圧倒的な勝利の快感、先ほどの逃走とは別の強者の愉悦。
相手を敗者へ貶め、叩きつけるが快感。……いえ、いえ、いえ、これに呑まれてはいけません。これは私の嫌悪すべきもの。
私は勝者でなくともいいのです、私はただ、生き残ることができれば、次に繋げることができれば。

……ともかく、今はバーサーカーを倒したという事実、だ、け。

「あら、バーサーカー、負けちゃったのね」

バーサーカーのマスターの呼びかけに、消滅したその霊基が闇に溶け。また、緩やかに凝集し。

                                   ,.ィ
                                  //
                                /./
                               / /
                        ,イ     / /
                       /.i   / ./
                       /.i  /  .人,, ェェュ 、__                     .l ̄ ヽ
                      /.i  ./ ./  >─>= 二≡= --ュ                l   /
                      /.i / /    ,,ェィア"   / ̄ r'' ̄_            .l   /  -≦ ̄
        =@',          /   /   ,,チ彡ヘ}    |  .{ ̄マ ̄マ           ,,ム ≦
.       j '            /  /     ,, _≦//\─/  ヽ  ヽ  i"      ,,  ≦                    ;;
.        k'             i ./ ,, -≦" <_ノ彡> .ト、  .ヽ  .}  }  ,  ≦             j   =@',
.        m '           {,/──‐ャ─'‐─ァ''"  ,,≦>|   .|  ノ" ./                a    .;;,. j '
     =@',           _,,;       .ノi ミ  {,      }ノ  / ノ-、  {                   c_....j,;絲m '
.        ;;,. j '       . '”.       マム{ ヽ .マ、____≧彡三ュ、/ ̄/            ∵ '”.     `_...  鑾a
.      j,;絲m '               `}  ヽ⊥}  ,, <三三三─ア  .l               ∵'”  ~“.... . 濾眦此   '.
          鑾a,───────二二二ム__/ ,,ア三三三三ア /   .|        ” ,      '     `_翊欟眦k'  _;'”
.          濾眦/   / ィェェェェ/ //   ,, チ三三三三三  {    .l                      _,,;..;.;溺軈欟畊ma
.     `_翊欟/   /  l;;;l   ./ ./ミ/    }三三三三三三三三三三}ェ.|           .;;m;;.    .∵'”  ~;  襖欟驂‰ ,
.     _,,;..;.;溺 /   ./  l;;;;}  /ノ三三三三三三三三ア ヽ三三三ア三.l..             “'a'  ’.       瀘軈駄a
.. ∵'”  ~;  /    /  l;;;;;,,チ三三三三三三三三三三ムチ三三ア三ア .{-─''"ヽ                        灑欟畊%”   ,
...       {    / ,, チ三三三三三三三チ≡マ三三三三/   /  ト、   ヽ        ,, ェ≦ア───灘軈欟駄....”,
.          .l   ,,イ三三三三三三三三三三{ / ̄}.}三三/   {    } ` ̄ ̄ ヽ    ,,ェ≦彡ア     ~.  繍蠶軈蠶畊 ‰
....   '_.;灘 \ィ三三三三三三三ア ̄__二二二 }.}三三 ヽ  l    }     `─≦彡      ,, -< ̄ ̄ム蠶軈蠶刪ma
..... ~.  繍蠶軈蠶マ          {          ノノ三三三   {二二≧、       {    ,, -<       ム軈蠶欟畊 .“%”
 `_翊軈蠶軈 ィェ   ィェェェェェェェェェェマヘ、___,,≦三三三三三≧ュ             〉─<       / ̄ ̄マ軈蠶欟刪a
.. ~“瀟軈蠶軈 マlム  マ三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三           {      ,, >イ`'c灘軈蠶欟刪‰ ∵'”
....'_.灘軈蠶軈蠶マlム  マ三三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 {   ,,> ''"   マ ~“瀟軈蠶軈刪メ@∵'”

「──────ゥ」
630 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:46:38.22 ID:pSKYrG0n0
バーサーカーがまた、姿を現しました。……蘇生宝具!?

「ええ、気付いていると思うけど。バーサーカーは影武者を身代わりにして蘇られるの」

 ◆『大八幡新皇』
  ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 6/6

   バーサーカーの鉄身伝説と七人の影武者の逸話が宝具になったもの。
   怨念が体を覆い鋼鉄の硬さを持つ鎧となっている。ただし???は例外である。
   その体はBランク以下の物理攻撃と魔術、Cランク以下の宝具を無効化する。
   またBランク以上の宝具も怨念で影武者を作りだし六回までなら無効化することが出来る。
   Aランク以上の宝具でなら一回に複数の影武者を消費させることが可能である。

「ふむ、つまり6回まで俺は伝道可能というわけか」
『ふざけたこと抜かしてはいけませんよ? アレは初手でこっちの手札が分からないからこそ成立したもの、この状況では』

あと実質6回は殆ど不可能に近い……!!!

しかし、私たちにバーサーカーのマスターはにこにこと微笑んでいるだけで、バーサーカーも攻撃を仕掛けては来ません。
何かの罠かとも思いましたが、相手の顔に悪意は感じられない。……何の考えがあって。

「あなたたちが強いのは分かったわ、少し、お話がしたいのだけれども」
「話、……あまり得意ではない」
「安心して、私もそんなに上手じゃないわ。もちろんバーサーカーもね」

それは見れば分かりますが……。アサシンが私の指示を待っています。……これ以上の戦闘は不可能、離脱か会話かということになりますが。


直下

1:逃走
2:コミュ
3:自由安価
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:47:40.11 ID:YK3cl86e0
1
632 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 22:56:02.60 ID:pSKYrG0n0
1:逃走

……正直この相手を信じるというのは危険でしょう。
今はまだバーサーカーの蘇生も完全には終了していない。ランサーの情報は惜しいですが、今は安全を確保するべきです。

『逃げましょう、アサシン』
「む。……どうしてもか?」
「あら、逃げるの? 美味しいお茶菓子も用意しているけど」
「とのことだが」

それは誘拐の常套句ですよ? 情緒が小学生ですよね?

『どうしても逃げます』
「そうか。……すまない、折角の厚意を」
「いえいえ、仕方がないわ。試すような真似をしたこっちが悪いのだもの」
「では」

アサシンがその場を離脱します。後を追ってくる気配は……、ない。
ホッと胸を撫でおろします。ランサーの情報が全く手に入らなかったのは残念でしたが、あのバーサーカーの存在を気付けただけでも上等でしょう。

……しかし、剣騎同盟にあのバーサーカー、かなり囲い込まれているような印象がありますね。
私たちもどこかの陣営と組む必要があるかもしれませんね。……そういえば。


直下、バーサーカーのマスターに心当たりは?

12345678:ないよ
9:あるよ
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:58:22.10 ID:YK3cl86e0
へい
634 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:03:16.78 ID:pSKYrG0n0
0:特殊判定

                   ___
                    // ___\``〜、、
                      / /二二二二-_ \ \
                  / /二  ̄ ̄ ヽ-|
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               |||\|  l|_l/ | l| | |  | |
               |||、从  |ハ /|/| | |  | |
               |||ミ==\|ー==彳| | |  | |
               ||:.        | | | ∧ \
                  \ \ ー ′ .イ / / /   |
                  \ヽ>‐r< ≦イイ}/.!   |  |
                 | |´ /,| _/  人 |  |  |
                 |__-</ニニ\__/:::::≧=-  _|
                    /  |::::二r「「「 ̄\::::::::/    ≧=- __
                   〉  /:::-/ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ::|          ≧=- _
               /  /:::::-|=赤牛=.{    }\ /} ̄ ̄ ̄\       \
              /  {::::::ニハ_____乂__ノ   `'|       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                 /    八:::ニ{..{-└―――`ー―_|__________}
            /丶 ./  }::ニ{..{ニ_::::::::::::::::::::::::::|      \
           / /⌒\ rく {..{ ̄\::::::::::::::::::::|         |
          / /「   \)|   ̄ ̄ | ::::::::::::::::::|    || |
            / ´ |、__つ\)\__/::::::::::::::::::::|    || |
         {___/       |::::::` ̄´:::::::::::::::::::::::::|    || |

直下

123:別陣営からの襲撃
456:なんか別のデカい奴見つけた
789:明確に思い至る
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:06:57.36 ID:TdHA2AqFo
636 : ◆v.By3fESrTsY :2021/06/21(月) 23:17:12.55 ID:pSKYrG0n0
6:デカいの見つけた

記憶を辿ろうとする私にアサシンの声が割り込んできます。

「マスター」
『何ですか? まさかバーサーカーが追ってきましたか?』
「いや、そうではないが。何かあるぞ」

何かある? 使い魔と視線を共有しますが何もありません。
校舎の奥に広がってる造成林の一部にしか見えませんが。

『何も見えませんが』
「……そうか」
『いえ、納得しないでください。何が見えているんですか?』
「見えているというよりも、偽装されてはいるようだが……」

ふむ、アサシンの野生の勘、という奴でしょうか。案外これは軽視できません。
少なくともここに何かがあるわけですが……、少なくともそれは偽装されてるわけです。
何かその偽装を解除する方法があればいいのですが……。

……いえ? よく考えてみれば、ここはすなわち偽装するほどのものがおかれている場所。それならば、もしかしなくても。

『アサシン? 周囲に何らかの気配がしたりしません?』


直下【拠点】-1

123:感じるよ
456:感じないよ
789:感じないし分かる方法思いついたよ
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:18:44.22 ID:1EZcOIBs0
638 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:21:26.57 ID:pSKYrG0n0
1:いるよ

「いるな。近づいてきている気がする」
『気配遮断!!!』
「そうか!」

咄嗟に気配遮断させ、その場から退避させましたが……、果たして。


直下、果たして

123:またしても追われる身に
456:観測だけされちゃう
789:なんとか逃れる
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:23:22.37 ID:KQKzNFySo
そい
640 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:27:34.74 ID:pSKYrG0n0
7:何とか逃れる

……しばらく付近を動かしましたが、とりあえず撒けたようです。
とりあえず、あの場所に何らかの陣営の拠点が存在することは確認できました。

昼の間に探ってみてもいいかもしれませんね。しかし、ランサー陣営の情報は手に入らず、ですか。仕方がありませんね。

【夜行動2ターン目を終了します……】


直下、他陣営行動

12:剣
34:魔
56:騎
789:弓
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:27:54.63 ID:YK3cl86e0
ほい
642 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/21(月) 23:46:21.88 ID:pSKYrG0n0
3:コンマに愛されたキャスター

暗闇の中、ひんひんという押し殺したような泣き声が聞こえる。

「ひぃ〜ん、やっぱりダメだったんですぅ〜〜〜、私なんかが聖杯戦争に参加したからぁ〜〜〜」
「ゴシュジン、シャアネエッテ」
「そうだそうだ、マスターが悪い」
「テメエ、マジデホントニ……」

僕はただ事実を言っただけだぜ、と嘯くキャスター。
その手からは新たな宝石がザラザラと零れ、傍らに人の形を模したそれがゆらりと立っている。

「だがな、合成獣。正直なところ、僕が単騎で勝ち残れる可能性はかなり低くなっただろ?」
「ソレハソウ」
「幸いなのはランサーやバーサーカーを直接僕が"視た"こと、あとはこの拠点がまだどの陣営にもバレてないってくらいだが」

傍に立つ巨大な翠石をうっとりと眺めながら、地面に丸まった馨を足先でつつく。

「そうなるとやっぱりどっかの陣営と組む必要があるんじゃあないか? 泣いてばかりいないでさあ」
「で、でも、私みたいなものと組んでくれる人なんて」
「そうだなあ、僕でも君みたいな獣臭いのといっしょにはいたくない。一応これでもステイツのモダンボーイなんでね」
「ぷええぇ……」

いけしゃあしゃあと正面から暴言を吐くキャスターに、うさぎが跳び蹴りを食らわせる。

「痛いじゃあないか! 暴力は野蛮だぜ!」
「オマエ、ホントニ」
「事実を突きつけてるだけだ。そして人間ってのはその事実と向き合って立ち向かうしかないのさ。神様の奇跡なんて当てにしてられるかよ」
「オマエモソウナノカ?」
「もちろん。僕は奇跡なんて大嫌いでね。限りなく低い可能性を引いた自覚はあるが、それを奇跡と呼ばれるなんて反吐が出る」

実際に唾を吐きながら、キャスターは静かに馨を支え起こす。

「僕なんかを呼んでおいて、願いもないなんてほざいて、このまま消滅なんてのはごめんだ。マスター、とにかく動け」
「うっ、うっ、うっ、でもぉ」
「デモもストもなしだ。とりあえずこれまでに知った陣営で接触しても騙せそうなバカを探そう、合成獣、リストを寄越せ」
「ワタシタチ、ホトンドノジンエイトテキタイシテンダケドナ?」


直下、キャスター陣営接触対象

1234:弓
56789:暗
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:47:26.67 ID:KQKzNFySo
きてくれ
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:54:45.68 ID:TlCHuaDPO
かつてねこを推しまくった>>1ならここから同盟締結まで持っていってくれるはず
645 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/22(火) 00:05:08.23 ID:bsaBQ6e+0
7:アサシン陣営へ接触

うさぎから渡された情報をペラペラと確認し、次の瞬間地面に叩きつけた。

「本当に僕ら、大体の陣営と喧嘩してるじゃあないか!!!」
「でもそれ、キャスターが妥協したら解決したところもあるんじゃ……」
「妥協なんてするくらいなら舌を噛んで死ぬね、僕はここに作るために来てるんだから」

しれっと自分への批判を受け流し、キャスターは腕を組む。

「さて、どうしたもんかなあ。使い魔の観測する限りセイバーやライダーはどうも組む気はなさそうだ」
「ランサーとバーサーカーは敵対しちゃったし……」
「残るのはアサシンとアーチャー。どっちもあまり情報は無いが……」

うん、と頷きキャスターは指を鳴らす。

「なら、おそらく最初に僕の使い魔を見た彼女に会いに行こう。あの反応、おそらくマスターだろうしな」
「エ、ソンナンデイイノカヨ」
「もちろん、使い魔を解してだ。マスター、流石に彼女の名前くらいは知っているな? ラテン系の美人だったし、あの美貌なら有名だろ」
「え、えっと……、し、しら」
「よし知ってる! 知ってるな! 明日死に物狂いで探せよ! 僕はここで使い魔作ってるから」

馨の返事を待つことなく、それだけを一方的に宣言し、キャスターはくるりと背を向けた。
ぴえええぇ、という嘆きの声が低い天井にこだましていた。


【明日以降、キャスター陣営が接触してきます】


【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく水曜日の同じくらいに】
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 00:05:43.56 ID:9fRWcIO1o
おつ
647 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/06/22(火) 02:56:21.42 ID:3nCoybOM0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
648 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:38:59.11 ID:lnitI6IU0
【22:45くらいから再開します】
649 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:46:24.39 ID:lnitI6IU0
【再開】

【四日目・昼】

中々激動の夜でした。
といってもこちらには悪い札ばかり回ってきているわけで、このままではブタで負け。
今夜はランサーとの戦闘もありますし、この日中の自由時間は行動をしっかり考えないと。

少なくとも昨日分かっているのは、以下の通り。

・土塊七瀬はおそらくマスターである
・ランサーのマスターは包帯を巻いた生徒である
・バーサーカーのマスターは金髪の生徒である
・隠匿された何らかの建造物が存在する

先二つは比較的容易に接触ができると考えます。
後二つは、……金髪の学生は私含めそれなりにいますし、隠匿された謎の建造物も迂闊な接触は危険でしょう。
さて、どう動くべきでしょうか。



直下、何をしますか? 【四日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン)
2:情報収集
3:土塊七瀬に接触
4:ランサーのマスター捜索
5:バーサーカーのマスター捜索
6:隠された建造物の調査
7:生徒会へ向かう
8:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
9:自由安価
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:47:44.73 ID:E5QKMuyMo
3
651 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:52:38.31 ID:lnitI6IU0
3:土塊七瀬に接触

七瀬さんに接触してみましょうか。彼女があの場にいるということはマスターである可能性は高い。
今のところマスターが分かっていないのは、セイバー、アーチャー、ライダー、キャスター。
もしセイバーかライダーなら日中の不戦を持ち出せばいいのですし、それ以外の陣営なら上手く協力を取り付けることができるかもしれません。

「アサシン、念のため同行をお願いしますね」
『最初からその気だったぞ』

それなら結構。彼女は美化委員ですし、放課後の委員会活動を考えれば自ずといる場所は絞られるはずです。
見つけ次第その話をぶち込んで今度こそ口を割らせて見せましょう。


直下、発見したか

123:発見できず
456789:発見
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:52:58.10 ID:itGrH6uuo
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:56:19.84 ID:PY01Ua3lo
ふっふっふ…
654 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 22:57:36.71 ID:lnitI6IU0
【何か今回特殊が出る確率高い気がしますね?】

0:特殊判定

                    / ̄` ̄ ̄\
                    / ./-=ニニニ-_ \
                      /  / ̄ |   |  ヽ
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                  | | lィぅxハ /ぅ=x |   |
                     八 、〈 Vツ   Vツ 〉 /|
                   ∧ ヽ>  '   ∠/./ .|
                   | _ -ニ-_:. `__´ ィ ム'
                _ -ニニ◎ニニ_'   ノ }、_|  \
            _ -ニニニ◎>ォ◎ニ_>く_/|:::::ト _   \
        _ -ニニニニニ◎/  ´'うニニ-_:} /::::::|  ∨   |
       -ニニニニニ(::::)/\__/ニニニ>V:::::::::|    V |
        -ニニニ>''"   ノニニニニ-/::|:::::|::::::::::|     ∨|
        / >''"     <ニニニ-:::::/:::::|:::::|::::::::::|    ∨!
     /ー ´    <ニニニ‐ {:::::::::八:::::|:::::|::::::::∧      V
     \_ < -ニニ- / /  V:::::::::::\|ヽ:|::::::/ `、    ∨
                / /   }:::::::::::::::::::::::::::::::|   \_   _}
                  / /   /:::::::::::::::::::::::::::::::::.  /⌒ ´/ヽ
              | |  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/     / |
              | | ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/     /   \
              | l 〔二二二二二二二二/   /  |    |
              | ノ//|////|////ハ'//,/\_/   |    |
             /////'////|//// ̄   ノ/ハ   /   |
           //////'/////|/c(_/ / / //|///|\/     /
             ///////'//////|///ゝ'ゝ'ゝイ/ |///|/ハ   /

直下

123:出会えないうえに日没と同時にランサーが来る
456:いたのはいたがなんか妙な気配がする
789:キャスター陣営とダブル接触
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 22:58:00.25 ID:3uYVeuiFo
うほ
656 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:21:31.82 ID:lnitI6IU0
5:いたのはいたんだけど

いくつかの候補を辿り、ようやく発見しました。
備品倉庫になっている空き教室、掃除道具もいくつか収められていますから彼女がいるにはふさわしく、加えていい隠れ場所です。

扉に手をかけようとした瞬間、ゾワリと背中に悪寒が走りました。隠し持った頭骨もカタカタと音を立てています。
よく考えれば、この戦争のさなか、休戦の日中と言えど周囲にサーヴァントを置かないという選択肢はない。
つまり、この悪寒はおそらく七瀬さんのサーヴァントのもの。咄嗟にアサシンへ念話を飛ばします。

『アサシン、周囲に気配は感じますか?』
『おそらく殺気ではないぞ』
『? なら、なんだというのです?』
『うーん……』

わりとすっぱり話すアサシンが悩んでいます。ですが今は日中ですし、アサシンが殺気でないというのならそうなのでしょう。
大方侵入者を警戒しているだけと見ました。ならばこのチャンスを逃すのはもったいない。扉を開きます。

「七瀬さん! リュコ・コンティノアールです! 先日の件」
「……あー、最悪のタイミングで来たね」
「は?」

私の顔を見ると同時に七瀬さんが眉を顰めます。いえ、これは拒絶というより……、同情?
直後、背中に先ほどの悪寒が、さっきより明確に質量すら感じさせて……。いえ、違います、背後に、何かが。

                   ,  ―- 、, --
                , <         `ヽ、
              /   , <::::::::::::::`:ヽ   ヘ
                 /   /:::::::::, ====::::::::\ ヘ
             ,'   ./::> ´       `ヽ:::ヘ ハ
             i    レ´           i  ヽ.} i }                  「ドッチャクソタイプですわ!!! 貴女!!!」
                .|  ヘ. {  、 ト、 ト、{ ト, i ,イ  } , }  } |
             | .λヘヘハ从ササ- ヾリレ'ナフサリ ノ !
               丿  .トヾゞ,ィ伝心、   ィ伝心 彡'  |
           {ゝ-くノ  .ノ .ハ  乂;;タ       乂;;タ. ∧  乂_ノ!
         ゝ≠ 〉-イ  .}       ,     / ヘ`´ メ<
         / / `7   ハ              ∧ ヘ¨ \. ヽ、
        {/ ,イ / {  ∧ ゝ、   ゝ ̄ ア  .ノ .ト、 ハ  ヽヘハ
        У レ{ { トゝ、ヽ ナ __i> 、     イ  ノノ)}∧ }リ ツ
          `ゝトヘ、ト(ヽトゝ| ̄廴rt≧.≦rhつ从ノ }ノ )ノ
                   rヒx__,=.L___L=.L イ
         ___    , <ヽ`ー{  {  } Yノ}- 、  __
     ⊂ニ孑  ,´><        |  λ j  |    > カ-ュsz___
     ヽ{ }乙カつi        イ    ノ  ト、  __ is‐‐t-カT⌒ゞ
       {  { ' |乙カ个z、   / {        | ハ乙  { } | ノ |   ノ
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 23:22:44.37 ID:3uYVeuiFo
ええ…
658 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:28:25.64 ID:lnitI6IU0
突然現れた女性が私を抱きしめてきます。攻撃かと思いましたがこれは違います。なんというか、絞めるというよりは、抱き着かれているような……。
いや、うなじのあたりをめちゃくちゃ深く嗅がれて、いや、な、舐めてませんかコレ!? あ、手が変な場所に……!?

「顔は百点! 所作も百点! 加えてその気丈そうな中にどこか臆病さも備えた可愛らしさは五億点! もう私が手に入れるために生まれたような女性ですわね!!!」
「え、な、何ですかコレ!? あ、ダメ、そんなとこを触ろうと、メッチャ力強い!?」
「う、うへへ、私これでもローマ一の将ですので並の女性で外せるとは思わないことですわね。それにしてもその物言いもまた王妃を彷彿とさせて」
「ちょっと待ってください!? 完璧に現代の倫理規範に照らし合わせてダメな人では!? いえ、人の性的嗜好は人それぞれですが! 私はあくまでもヘテロで」
「安心してください、私はレズビアン寄りのバイセクシャルですわ!」

何処に安心する要素がありますかそれ!? そもそも、性的嗜好以前に同意のない行為は、うわ、息遣いが本気です!

「ローマでは略奪愛など常識なので!!! いえ、むしろいっぺん私のものになってから寝取られていただくのが最高なのですけれど! ぐへへ!」
「倒錯しすぎじゃありませんか!? 本当に引きはがせないのですけど!? 七瀬さん!? 助けてください!」

私のもう恥も外聞もない悲鳴に、そこまで頭を抱えていた七瀬さんがやにわに立ち上がり。

「やっぱアンタ王妃もそういう目で見てたんじゃないの、アーチャー」
「だってあんな魅力的な女性がいるのがいけないんですわ! でも皇帝の后なのであれは疑似的な寝取りとも解釈できますわね!」
「問答無用!」

抱き着いてきた女性、アーチャーの頭に拳骨を食らわせたのでした。



【アーチャーのステータスを公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:アーチャー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:???             【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━┻━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋】:C       【耐】:C        【敏】:C       【魔】:D       【運】:E         【宝】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

     、                        __   x‐=‐ 、
= 、   |∧                      /     `´        \
\  \.|ニハ                     /    . ─── 、\   ヽ
  \_ヽ二|                / / /: : : : : : : : : : : : : : ',    ヽ
      ̄∨ヽ             / //: : > ´ ̄ ̄ ` <: |     ハ
       ∨//〇 .             |: : :/             |     |
          ∨─、/ > .       |   |/   W  | /l/ ∠∨|     / |
         ',   ` <///>    |   |、 ヽ\{ 、\ lV 才´  _  |   / 八
          ',      ` <///>|  ∧ ヽ{ __` ヽ{   rf爪_)ヽ|/ソ   \_ ノ
           ',           ` <∨  ミ 〃んハ      辷 ソ  |  |  |   \イ
            ',              ゝ三   辷ソ  |          l  ゝ─イ   `ヽ
             ',            .人  |∧       l          |∧ ヽ/    `ヽ\
              ',        .ゝ二 // ∧         __    /  \ ヽ   |  |/
               ',           / ゝ‐イ   、      ̄      イ    } /  | | ∧/
                ',       / /   .|     > .       / |    リ | /从|
                 ',        |  | |  .|/ | |  |  |≧  イ=、f ̄|、|/从//
                  ',.       \{∨ヽ/\/ヽ从/f ̄fヽ-| |  | ./
.                ',      マヽ |\|\∧∧∧ .〉イ7─/⌒|二二l__
              ',       \\ |  | | | |/ /  /  .|       ,ィ丶__r=r─r 、
               ',   |> 、\ヽ> ´ ̄/  .| ./   /_r─、_ /   |    ___/
               ',   ',    ̄ .|:.:.:.:.:.:/   |/   / |   ./ . -‐=ニ三三三ヘ
                ',   >───|:.:.:.:/   /   ./|_.-=ニ三三三三三三三三|
                 ', /.三三三 .|:.:./           / |三三三三三三三三ニ=‐"|
                  \/ ̄ `ヽ.|:/ _  r─‐、/  .|三三三/l ̄`ヽ>"     .|
              r=/     /0ゝ'.:.:.:/>'.∧三|__/〇三/. : .|   |        \ !
              |/     /. : 7´ゝ∨.:.:.:.:.:.:.:.∧/   /`ー'. : . : .:|  .|        \
                /       /. : /   .∧.:.:.:.:.:.:.:.:.∧  ./. : . : . : . : ∧ .|          |
              /    /   /. : /   ./::∧.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ |. : . : . : . : . : .\|         |

AA:ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア (テイルズ・オブ・ジ・アビス)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【クラススキル】

 ◆対魔力:E
 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

 ◆単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。


【以下、詳細不明……】
659 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:37:15.25 ID:lnitI6IU0
拳骨の一撃でようやく落ち着いたアーチャー。そのまま問答無用に七瀬さんに正座させられ、大人しく従っています。
しかし、未だに私にねっとりした視線を送ってきます。……これは冗談抜きで危ないのかもしれません。

「アーチャーが迷惑かけたわね」
「ええ、まったく」

こればかりは一切の遠慮がいらないのが喜ばしいことですね。

「昨日、最初にアンタが来た時から騒ぎ出してね……。流石にまずいと思ったからその場は逃げたんだけど」
「ああ、昨日のはそういう……」
「でもまあ、正面から来られるとは思わなかったから油断してた。本当にゴメン」
「ええ、私も警告されてたのに従わなかったのが悪いのでお相子ということで」
「落ち込んだ顔も可愛い! 私の前で寝取られてほしい! 私は縛られておきますので!」

もう一発の拳固が飛び、七瀬さんが話を仕切り直します。

「プライベートだけだから、戦争になればマシなんだけどね……。で、わざわざ私に話しかけてきたってことは」
「ええ、知っていると思いますが私も聖杯戦争の参加者です」
「……でしょうね。で、何の用? といっても、思いつくのは情報の交換か、それとも何らかの協力体制を組みたいかってとこでしょうけど」

ええ、そうですね。とりあえず、現在の状況的に敵に回すべきではないでしょうし……。


23:40から直下、土塊とのコミュ内容

1:情報交換(出せる情報を併記)
2:同盟の申し込み
3:自由安価
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 23:45:10.32 ID:PY01Ua3lo
1
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 23:47:26.67 ID:4O5opyUxO
2
662 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/23(水) 23:54:03.55 ID:lnitI6IU0
1:情報交換

ただ、味方と認識するのも……。

「うぅ……、正座、私の文化にはないものですのに……、マスターのいけず……、こんな好みの女性を前に……、うぅ……」
「喜んでるのは分かってるから少し黙ってて」
「うぅ……、放置プレイ……、これはこれでまた、キツさが徐々に快感に……」
「生きてるだけで幸せそうですね……」

このドロッとした粘性の視線を受け続けるというのは厳しいものが……。

「とりあえず情報を交換しておきたいのですが、色々と相談したいこともありますし」
「分かった、私たちもまだ今んとこ全陣営の情報が分かってるわけじゃないし」
「感謝します。ではこちらから出せる情報ですが……」


23:55から直下、どの情報を出すか。複数選択可能

1:剣騎同盟
2:宝石を軸にした謎の使い魔
3:バーサーカーの情報
4:ランサーの情報
5:ライダーの情報
6:セイバーの情報
7:アサシンの情報
8:隠匿された何か
9:自由安価
10:上記全部
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/23(水) 23:58:43.50 ID:4O5opyUxO
12356
664 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 00:01:18.64 ID:Vy5pslDc0
>>663

【というわけでちょっと早いですが今夜はここまで。お疲れさまでした】

【次回は明日の同じくらいにやりますね、多分。もしかしたらアーチャーとかランサーとかの真名当てするかもしれません】
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 16:39:40.33 ID:qykGnOQco
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 18:12:25.37 ID:1i0EkuTgo

ランサーとアーチャーの真名当てなー
ランサーはケルト出身でゲッシュ結べる立場、あとはゲイボルグ使い(こっちはメタ情報だけど)
アーチャーはローマ系で女癖が悪い(TS鯖っぽい?)
667 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 22:32:42.18 ID:Vy5pslDc0
【22:45ごろから再開しますね】
668 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 22:47:23.62 ID:Vy5pslDc0
【再開】

とりあえず、アサシンを除くサーヴァントの情報は出しておきましょう。
ほとんどステータス程度しか分かっていませんし、こちらの不利になることはないはずです。

「ふうん、セイバーとライダー、バーサーカーの情報ねえ」
「あとは特筆すべきこととして、セイバーとライダーは同盟状態にあります」

これは相手の譲歩を引き出すために必要な情報でしょう。

「加えて、どうやら宝石を主体とした使い魔が行動しているらしいという情報を確認しています」
「なるほど、そっちの出せる情報はそれだけってことね」
「……ええ、何かお気に召すものはありましたか?」


直下、アーチャー陣営反応【多数開帳】+1

123:大体は知ってたわ
456:剣騎同盟に反応
789:情報提供に感謝
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 22:50:29.38 ID:xnFapwxUO
670 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 22:59:14.21 ID:Vy5pslDc0
9:普通に感謝

ぶすっと私を睨みつけ、七瀬さんは頷きました。

「正直助かった、これだけの情報は私たちだけじゃムリ」
「……それなら良かったです」

ほっとしました。ここで知っているとでも言われたらこっちは情報を開示しただけの間抜けになります。

「もちろん、これだけの話をしてもらったからには返させてもらう」
「案外しっかりしているんですね」
「タダより高いものはないから。一応こっちも出せる情報は出すけど、何か知りたいことはある?」
「そうですね……」

この状況なら多少吹っ掛けても大丈夫でしょう。ただ、問題は相手がその情報を持っているか、ですね。


23:00から直下、聞いておきたい情報

1:ランサーに関して
2:謎の使い魔に関して
3:自由安価
671 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 22:59:58.93 ID:Vy5pslDc0
【追記:確実に聞いておきたい情報なので、コンマ次第では追加情報も発生します】
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:03:53.78 ID:SRAHpK53o
1
673 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 23:06:38.26 ID:Vy5pslDc0
1:ランサーに関して

これだけは聞いておきたい、という情報はやはり一つ。
……わざわざ聞くというのは何かしらの情報を与えることになりかねませんが。

「ランサーについての情報を持っていませんか?」
「ランサー? そうね……」


直下、ランサーに関しての情報【情報開示】+1

123:そんなに持ってないな
456:スキルくらいは掴んでいる
789:宝具名までしっかりと
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:07:47.04 ID:NnEtmTGYo
へい
675 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 23:21:09.27 ID:Vy5pslDc0
5:スキルくらいはつかんでる

七瀬さんが正座したアーチャーに目をやります。……そっちに振るんですか?

「そうですわね、昨夜の戦闘、私も直前に気付いたので正確には分かりかねますが……」
「正確じゃなくてもいいわよ」
「では私の憶測も挟みますが、ご了承を。まず、ランサーの攻撃は基本的に影を用いていました」

……公私を分ける、という七瀬さんの言葉は嘘ではなかったようですね。
先ほどまでの変質的な態度はどこへやら、アーチャーは冷静な戦士の顔になってつらつらと説明してくれます。

「あの影はおそらく、霊装の一種かと考えます。宝具までは把握できませんでしたが、攻撃痕に残る魔力を見る限り強い呪術を纏わせていたのでしょう」

 ◆『死棘の影(???)』
  ???を模した「影」。分裂も可能。
  武器としても使える、呪術によって自動で報復を為す魔術礼装。

「なるほど、呪術を乗せた影の槍、ということですね?」
「ええ、加えてアレは私の知る大系にある術ではありませんでしたわ。魔術師ではないので精査はしかねますが、もう少し原始的な……」
「私はドルイド系の呪術じゃないかと思ってる。その中でも特に報復、つまりは相手の攻撃に反応した感応的な呪術だと」

ドルイド系、ということはケルト人に関連しているということでしょうか。となるとランサーの出自は……。
676 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 23:33:50.85 ID:Vy5pslDc0
「ケルト神話に関連するサーヴァントでしょうか?」
「私も同じ結論に達しています。それに加え、私が見た限り、ランサーの攻撃……、戦闘の癖とでも呼ぶべきものですが、相手に対応して変化していると感じましたわ」
「柔軟に戦闘パターンを変えられると?」

私の言葉にアーチャーは少し悩んでから首を振ります。

「それ以上のものかと。おそらくランサーは、相手の持つスキル等を見透かしていると考えます」
「……! こっちの出す手が分かるということでしょうか」
「いえ、そういった未来視、予知の類ではなく、相手のスキルを見たうえで、汎用的なスキルを選び、即興的に自分のものにしているのでしょう」

……! それは、見切りの可能なスキルに対し、それを無効化するスキルを得られる、ということ。
おそらく以前の戦いにおいても、アサシンの持つ獣の因子に対応したスキルを得て戦っていたのでしょう。
つまりは相手のスキルに対応して、相性のいいスキルを選べるということではないですか!


 ◆魔除けの智慧:A+
  ???と渡り合うための知恵。
  相手の能力を見抜き、英雄独自のものを除く多くのスキルをB〜Aランクの習熟度で使い分ける能力。


「もっとも、それを即座に選び取れる戦闘センス、経験、勘が必要なわけですし、そのスキルこそがランサーの強力さを物語るわけでもありますわね」

現状、ランサーの脅威としては、攻撃に対する自動防衛に加え、相手側が必ず有利なスキル構成で挑んでくるということにあるわけですか。
……ならば、それに対応するには。かなり選択肢は限られますし、その選択肢も厳しいものになってくる。要するに。

「応報の呪いを突破し、スキルや宝具に頼らない純粋なフィジカルが求められる、ということでしょうね」
「ええ、それが1つ。もう1つは個人のスキルではなく戦場や戦闘法を変えることで有利な状況に追い込むことですが」
「それだけの戦闘センスを持つ相手ならどんな状況でも対応しかねないでしょうね」

七瀬さんの言う通り。特にアサシンにそんな芸当ができるとは思いません。……そうなれば、今夜の戦闘は。

『俺が純粋に殴り勝てばいいということだな』

……そういうことに、なってしまうのですね?
ため息が出ます。まったくもって、勝てる可能性が低い綱渡りばかりを続けているような気がしてなりません。

「あとはせめて宝具さえ分かればいいのですが」
「それに関しては申し訳ありませんわ。確認は取れていませんの。せめて真名でも分かれば参考になるかもしれませんが」

ランサーの真名……。おそらくはケルト神話に関係するサーヴァントであり、呪術を始めとして戦闘センスに秀でている女性の英霊。いったい、なんでしょうか……?


↓3まで、ランサーの真名判定。 23:38まで
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:36:24.53 ID:LIEAWU0eo
モリガン
678 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 23:38:53.48 ID:Vy5pslDc0
【ここまで】
679 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 23:43:30.72 ID:Vy5pslDc0
【正解者なし】

……ううむ、あまり他の魔術体系には詳しくないんですよね。
私の魔術体系は唯一無二なので、要するに魔術全般に詳しくないということになるわけですが。

「……じゅるり」
「変態的な事を考えているのは分かったから正座に戻りなさい」
「ひ、酷いですわ! 事実ですけれども!」

七瀬さんの言葉に粛々と正座に戻るアーチャー。
とりあえず確認したかったランサーの情報は得られました。これだけでも十分なのでしょうけど……。


直下、コミュ継続するか

12:これにて打ち止め
34:宝石の使い魔に関して
56:剣騎同盟に関して
789:どっちもの話
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:44:45.21 ID:h4sh7l3No
頼んだ
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:44:49.25 ID:Gx4TYW7wO
ぬん
682 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/24(木) 23:56:06.10 ID:Vy5pslDc0
1:これにて!

……とりあえず、これ以上この場にいては本気で貞操の危機を感じるのでここで退散しましょう。

「ありがとうございました、それではまた、夜に」
「……ん、夜に」

アーチャーに背を見せない様にしつつ部屋を出ます。扉を閉めようとした私に七瀬さんが声をかけてきました。

「コンティノアール、基本的に私は昼間ここか、生徒会室にいるから」
「……え?」
「鈍いですわね、そういうところも魅力、あばたもえくぼ、マスターはつまり、何か話すことがあればいつでも訪ねろと言って」
「アーチャー」
「はいはい、お口チャックしますわ。私も歓迎しますので、いつでもお出でください、……ええ、それはもうくんずほぐれつぬっちょぬっちょに」

扉を即座に閉めました。教室のガラス越しに手をひらひらと振ってくれる七瀬さん。なんとなく私も手を振り返し、廊下を進みます。

『よかったな、マスター』
「何がよかったというんですか?」
『む? よくないのか?』
「……ホントに話が?み合いませんよね」

……七瀬さんは聖杯戦争における敵であり、いつかは戦う存在。……でも、なんだか少しだけ、嬉しくなってしまいました。


【アーチャー陣営との関係が良好になりました】

【昼行動時、アーチャー陣営と確実にコミュニケーションを取れるようになりました】

【昼行動を終了します……】



直下、他陣営行動

12:剣
34:騎
56:狂
7:槍
89:魔
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:59:29.39 ID:2fn8oS6Mo
684 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/25(金) 00:02:22.16 ID:u/FFUnxp0
9:魔

【というわけで今夜はここまで。お疲れさまでした】

【次回、キャスター陣営との接触。おそらく日曜日の同じくらいになるかと思います】
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 01:34:28.37 ID:wXzvzXH5o

ようやく有効的な陣営ができた
686 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/27(日) 22:40:51.68 ID:kFikIgt60
【22:45くらいから再開しますね】
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 22:41:46.14 ID:M69nPkvLo
yes
688 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/27(日) 22:45:23.84 ID:kFikIgt60
【再開】

七瀬さんの元を去り、そろそろ自室で今夜の準備を始めようかと考えていた時。

『マスター、誰かが追ってきている』

飛んできたのはアサシンからの警告。まったくもって、今日はそういう日の様です。

『同じクラスの方々や先生ではなくて?』
『いや、違う』
『ふむ、ならばおそらく敵ですね。私には声をかけてくれる友人などいませんし』
『そうか、ならば振り向いてやれ』
『は?』

何故追手に振り向く必要が? 一瞬思考の隙間に落ちた私へ、背後からぽてぽてと近づく音が聞こえ。

「や、やーっ!」

私の袖をむんずと掴む兎耳の女学生。それなりの力なので若干の強化をかけて抵抗します。
私を引きずれないことに気が付いたのか、女学生は全身を小動物のように振るわせて。

「すいません……、すいません……、私なんかがぁ……」

突然泣き始めたのでした。……とりあえず、人に見られて変な噂が立つ前に人気のない場所へ移動しましょうか。


直下、兎耳娘を知っているか。5以上で知っている
689 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/27(日) 23:00:19.12 ID:kFikIgt60
【15分経過なので自動進行】
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 23:02:21.52 ID:xbZLDgdAo
おっと見逃してた
691 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/27(日) 23:17:10.18 ID:kFikIgt60
2:知らない

校舎裏にとりあえず引っ張っていき、べそべそ泣く兎耳の女学生をなだめています。

「何で泣いているんですか、まずそこが分からなければどうしようもないんですよ」
「ぷぇ、ぷぇ、……それはぁ、あなたを攫って来いって言われてたのに失敗しちゃったからぁ」
「……何故、私を攫おうと?」

物騒な言葉ですが、こんな人間を刺客に選ぶ相手が本気であった可能性は低いでしょう。
なら、その理由を尋ねるべきではないか、そう判断した私の背後で。

「ヌッ!」
「チッ!」

アサシンが突如出現した影の一撃を斥けました。影は器用に飛び跳ねると赤い目で私たちをじっと見つめます。
大まかに人の形を模したそれのことは私もよく知っています。この学園において魔術の実験動物として世代を重ねた人工生命体。


【加工生体】
魔術的な実験や、儀式の生け贄にするために作られた人工生命。
人であることを維持できる範囲でかなり広範に手を加えられている。
無茶な扱いをしても壊れず、少ない食料でも長期間生存でき、広域な魔術に適性を示す。


学生は便宜的に"うさぎ"と呼んでいるその異形。これを飼いならしているということは。

「"いきもの係"なんですね、貴女は」
「はいぃ……、毛野原馨と申しますぅ……」

"いきもの係"、この合成生物を世話するために任命される係であり、一般的には完璧な汚れ仕事。
要するに、嫌われ者、鼻つまみ者、もしくは、"価値のない役立たず"に押し付けられる仕事です。
私のそんな考えを察したのか、毛野原はうゆうゆと愚図り出し、逆にうさぎは赤い目を閉じため息を吐きました。

「アノキシュウニキヅクッテコトハ、ヤッパアンタマスターカヨ」
「……! 驚きましたね」
「ウサギガコンナニシャベルコトニ、カ? マアナ、ソコノゴジュシンガアンマリニモアンマリナモンデ、ナ」
「む、マスター、これはアレか? 三ツ口の女の例えか?」

違うのですけれど、話がややこしくなるので無視します。どうやら敵意はないようで、アサシンも構えを解きました。

「……それで? "いきもの係"とそのペットが何の御用ですか?」
「ワカッテンダロ?」
「おそらくは。しかし、そちらの口から聞いておきたい」
「キャスターに協力してくださぁぃ」

……キャスター。やはり、彼女たちもマスター。しかし、協力とは?

「ハァ……、マァ、ツイテコイヨ。キャスターガマッテル」

呆れたように私たちに背を向け、うさぎは進んでゆきます。罠かとは思いましたがアサシンに目をやると軽く首を振ります。
……私にしがみついて泣いている毛野原をこのまま放っておくのも厄介ですしね。
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 23:22:27.58 ID:oUKPrLYU0
>>1「ケモじゃないと○けない」
693 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/27(日) 23:29:42.89 ID:kFikIgt60
うさぎに先行されて進んだのは、学内にぽっかりと空いた穴。
隠れるように空けられたそれは、どうやら学園中に張り巡らされているようで。

「……うさぎ、これはあなたが?」
「イイヤ、ゴシュジンダ」
「貴女が?」
「はいぃ……、私、アナウサギの因子があるので……、癖で……」


◆無秩序なトンネル
 時間を余しているときに手持ち部沙汰な彼女は、たびたび学園内の土のところどころに穴を掘り道を作っている。
 いくらかは他の学生たちにも知られて抜け道や近道として使われている。
 彼女もある程度は場所や経路を憶えているが、目的を以って作ったわけではないし崩れることもあるのですべてを把握はできていない。


……そういえば、小耳に挟んだことがありますね。学園内には謎の抜け道がいくつかある、とか。
それがこの兎耳の少女によるもの、というわけですか。なるほど。

「ソラ、ツイタゾ」

うさぎの先導でトンネルを抜けた場所は、獣特有の独特の匂いが充満していて。
そしてその匂いに似つかわしくないほど、緑色の煌きで溢れんばかりに輝いていました。この輝き、どこかで覚えがあります。

「飼育小屋ですね、そこを魔術で拡充しているというわけですか。……この光は」
「エメラルドだよ、レディ」

私の疑問に答えたのは、緑色に輝くその中心で脚を組んで座る男。アサシンが警戒したのかスッと構えを取ります。

「……キャスター、ですね?」
「ようこそ! この僕のギャラリーへ! この輝き、購入する気はあるかい?」


【キャスターのステータスを公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:キャスター
┣━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:???          【属性】:混沌・善
┣━━━━━━━┳━━━━┻━━┳━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:E      【耐久】:C     【敏捷】:E      【魔力】:C+      【幸運】:B     【宝具】:B
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 代理AA:花京院典明(ジョジョの奇妙な冒険/3部)
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694 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/27(日) 23:48:05.30 ID:kFikIgt60
……ステータスとしては魔術師のクラス相応。おそらくアサシンの敵ではありません。
となれば警戒すべきは宝具、あるいはスキル。このエメラルド、私の記憶する限りでは。

「あなたが生徒会室にいた使い魔の主だったのですね?」
「うん、そうだとも」
「否定しないのですか?」
「もちろん、アレは僕の作品だからな。作ったものを匿名で見せるなんてのはナンセンスだ」

堂々と言い切るキャスター。これは下手をすれば相手のペースに呑まれてしまいますね。とっとと確信に移りましょう。

「それで? わざわざ私たちをここへ呼んだ理由は?」
「ああ、単刀直入に言おう。同盟を組まないか?」
「……ほう?」

同盟、協力関係に付こうということでしょうか。
渡りに船ですがこのキャスター、こんな場面です、何を隠しているか分かったモノではありません。

「何故私たちと同盟を結ぼうと?」
「正直な話をしていいか? 誰でもいいんだよ、別に」
「俺が言うセリフではないが、それはいいのか?」

まったく。悪びれもせずにキャスターは手をふらふらと振り。

「僕は卑怯なことが嫌いでね。バーサーカーとは決裂したし、ランサーとは馬が合わない。セイバーとライダーの話は知っている」
「消去法で私たちに?」
「そういうことだ、一応僕の作品を見てくれたわけでもあるし、とっかかりとしては十分」
「同盟するメリットはあるのですか?」

あちら側から申し出るということはおそらく切羽詰まった状況。ただ守られるための同盟ならば受ける必要はありません。

「メリットか、それならある。マスター、アレを持ってこい」
「はいぃ!」

完璧に主従逆転した関係を垣間見せられつつ、毛野原は両手いっぱいにそれを持って来ました。
緑色に輝く大粒のそれは、こちらから見ればまごうことなき魔力の塊でもあります。

「これは……! エメラルド……!」
「そう、使い魔の核によし、エメラルドの持つ心身の強化や肉体の癒しで戦闘にも役立つと保証するぜ」
「……これを私たちに供給すると? しかし、それではそちらの資産が目減りするのでは?」
「そこは安心してくれよ。このエメラルドはさっきも言った通り」

キャスターの袖からじゃらりと新しいエメラルドがこぼれ落ちます。

「僕が作ったもんだから」


【キャスターのスキルを公開します……】

  ◆大量生産:C
  道具作成スキルの亜種。宝石を核とする使い魔を無限に近い形で量産できる。
  その分どこかの土地・どこかの魔術が犠牲になっているはずだが、当人はまったく意に介さない。


  ◆精霊の加護:EX
  精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
  高位の鉱石には精霊が宿り、それ単体で数々の魔術を記録した刻印の如く振舞うというが
  フェイカーの技術は、純粋な科学によって精霊種を生み出すというありえない領域にまで至っている。
695 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/28(月) 00:01:07.34 ID:f7NC7R150
……!? 宝石を、それも魔術に使用できるほどの高純度のモノを大量生産できる、と!?

「まあ、これがバーサーカーと揉める原因になったわけだがね。さて、どうだろう? 十分なメリットだと考えるが?」
「……確かに、これの供給を得ることができるなら悪い話ではありません」
「そうだろう?」

しかし、そう安易に組んでいいものですか? アサシンに視線を向けます。

『どう考えていますか?』
『ううむ……、伝道は難しそうだな』
『いえ、そういうことではなく』
『む、違うぞマスター。本当に俺が伝道を試みようとしていると思ったのか?』

ええ、思っていましたが……。

『そうではなく、少なくともこの男は既に救われている。救われているモノには救世主は必要ない、というわけだ』
『……えー、よく分かりませんが、何かしらの芯があり、容易に動かせる相手ではない、と?』
『そうだ』
『それは善悪問わず?』
『基準による』

なるほど、こっちが協力しようがしまいが、別に気にはしないだろう、ということでしょう。
割り切っていると考えればいいですが、それは容易に敵に回りかねない陣営。この宝石作製技術が敵に動くと……。
かなり厄介でしょう。それでいくなら、一旦ここは協力するのも一つ? ランサーとの戦いやセイバーとライダーの同盟もありますし。

「悩んでいる、といったところだな。まあ、気持ちは分かる。こんな胡散臭い奴の話僕なら聞かない」
「ジカクアルンナラ、モットマジメニヤレヨ」
「やかましいぞ合成生物。……なので、もう一つここは僕の真摯さを証明してみせよう」

そう言うとキャスターはゆっくりと息を吸い。まるで役者のように胸を張り。

「僕のクラスはキャスターじゃあない。僕のクラスは」


 フェイカー
「贋作者だ」


696 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/28(月) 00:02:22.13 ID:f7NC7R150

┏━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:フェイカー
┣━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:???          【属性】:混沌・善
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  【筋力】:E      【耐久】:C     【敏捷】:E      【魔力】:C+      【幸運】:B     【宝具】:B
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        _r=ミ、r―.、___
                          ノ⌒ヽ:リj : //}_:_:_;ノ三ミ
                        /⌒ソ:ァ〈:/ : /: :/ :=ミ_:_:_:\_,
                    ー=ァ_:_;ノ:/-/ーlf⌒厂jハ: : : : \:_:_:_≧
                        /:/ :}: :( j廴j{_{__j{ }'⌒:ー=ミ、:_;ノ
                       (:〈 :ノ: ;ハ ` r‐茫ぅ` }: :ァ‐┐rト┬'
                        ソ: ://_       └く) }│}:ミ{
                     {:ハ( |ヽ-'        /(_}}/: :{: ;ノ
                      乂:{ l 辷___一   /  i {⌒ヽ:}_
                        /} {      ノ/    |\:l }(_)
                        (_)人ー―一 イ     |: : \_
                       ___}__/ ̄ ̄}l厂 ̄ ̄\/(_)
                        |   {匚 ̄||l| {匚 ]  {
        / ̄ ̄\ー< ̄∨ ̄\⌒i   ` ̄ ̄|l|  ̄´  |_
.        /      \l } │  } } l|\     l|      /  \___
       /        } | |  |  | l l|   \____|l|____/         \\__
      /´       }  |  |   | l l|      (__)             } | \
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     乂_   _,ノ     ノ  }    リ                         /     ハ
      }  ̄ ̄ ̄     {   { i   /__   __                  /     / j}_
.       _ノ__/   \/  j |   /    \(__)______          /     / 厂}
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  /       _,ノ  {  ___/  '⌒} \\ }\ _         r‐く ̄ ̄\  / ̄ ̄ ̄_∧
. /     / ̄/  / | ̄       入 \ ‐〉 \_}(__) =ー------='   〉    ヽ / / /  ̄ ̄ ̄\
.j__ ィ{  /  { |  ___/〔_{__ノ_/\  \   ̄ ̄ ¨¨¨¨フ   ′      {_l{/     // ̄ ̄ ̄\
          /} |/ | | | │ | |   |\_/______/  /         ⌒ヽ_/ ̄ ̄ ̄ ̄ \\
         /   \_,ノ l l  ,レ宍く  | |       /   イ          /       __/  \
         /     __,ノ│ {   }   | |  __/   / 人   ____/      __}      /
    _ <    / ̄|   |│ 人__ _人  | |  _  `ー一'^´/ ∧ / //}     / ̄       __>’
 _ <    __ノ   /  / |│ _廴}_l__」 | (__)   /  /  ,ノ ∨ ̄ ̄ │        (__)_>
.        /     |   | | l匚{    匚}、│      /'´ ̄   / ⌒}   |    (__) >
    _/     │  | | | \__,ノ\人| ___/      /  \  ,ノ|  ___/
  ̄            |     { レ‐{_(___)‐┬ヘノ __(_     / /   { /\|_/
             }     |,人_ノ ̄ ̄} ̄ ̄  _    {_   / / / / 〉\
            |    〈_(\__f⌒j    (__)   {_ (__/ / / /   \

 代理AA:花京院典明(ジョジョの奇妙な冒険/3部)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

  【クラススキル】

  ◆偽装現界:-
  クラスを偽って現界出来る。フェイカーのクラス名は、基本となる7クラスの何れかとして表示され、
  また現界したクラスのクラススキルをEランクで取得する。


【というわけで今夜はここまで、ほとんど安価できませんでしたが、次回はフェイカー陣営との同盟を組むかどうかでしょうかね】

【おそらく火曜日の同じくらいから再開します。お疲れさまでした】
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 00:09:02.32 ID:pQcE8vFOo
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 00:12:49.79 ID:m4plOfG4o

宝石を偽造する詐欺師か、あるいは合成宝石関係か?
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 02:47:11.03 ID:7QsBKzdPo
おつ
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 20:51:20.20 ID:jOtJLKPfo

エクストラクラスかぁ
宝石関係で贋作者っていうと偽造系に見えるけど精霊の加護のランクかなり高いんだよな
本物よりも綺麗とかそういう逸話のあるタイプだろうか
701 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/06/29(火) 13:44:56.87 ID:SHcP8z9kO
【早めのご連絡。今夜は遅くなりそうなので明日に延期しますね】
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 17:39:53.03 ID:yAGBWsgM0
了解ー
703 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/30(水) 22:33:08.77 ID:HlwB49580
【22:45くらいから再開しますね】
704 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/06/30(水) 22:45:10.52 ID:HlwB49580
【再開】

贋作者? 既存の七クラスに当てはまらないエクストラクラスというわけですか。
キャスター改めフェイカーはフンと鼻を鳴らし、踵で地面を鳴らします。

「もっとも、僕自身はこの名前は嫌いだがね。僕は自分のことを贋作者だと思ったことは一度たりとない」
「ヤッテルコトハマギレモナクパチモンヅクリダガナ」
「そこの合成獣、やかましい」

フェイカー、確かにその素性を示してくれたことは胸襟を開いてくれた、ということでしょう。
しかし、その一方で信用できるかどうかというのはまた別の話です。霊装の補充はもちろん、純粋に味方が増えるのは有難いことではありますが。

「さて、どうする? もちろん、こっちも立場の弱い側だというのは理解している」
「そう言い切るのですね。ならこちらが無茶な要求をしても応えることができると?」
「できないことはできないが、できる限りの譲歩はしよう。それが商売というものだしね」

……成程、それを呑ませたうえでこちらも断りづらくしようという作戦でしょうか。
しかし、情報が欲しいというのもまた事実。……さて、どうしたものでしょうか。


22:55から↓2まで、フェイカー陣営への要求、質問などあれば。ない場合はそのまま進行
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