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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.2

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805 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 01:26:25.50 ID:ocrzSWhY0
おつ
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 08:10:29.12 ID:b3ax1Tjbo

ことごとく大事故を起こしていくスタイルで草
あとこのフェイカーの図太さ好きだわ
807 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 22:43:24.67 ID:bsO/Uf3k0
【22:45くらいから再開します】
808 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 22:46:31.64 ID:bsO/Uf3k0
【再開】

鉱石の雨の先に、獣の牙が叩き込まれる。立ち上る砂煙を吹き飛ばし、その拳がライダーの霊核に叩き込まれる。
だが、その刹那。ライダーの脇に控えていた影が獣の咢を受け止める。

「むっ!?」

ヒトならば千々に千切れてもおかしくないほどの一撃、しかしそれを血反吐を吐き、腹に大穴を空けながら撫子は受け止め。

「……へッ、なるほど、この身体ってのも悪くはねえなあッ!!!」
「……リビングデッドか、ライダーのマスター」

 ◆動く屍
  非常にタフ。頭を強打しようが、腸がはみ出ようが平気で行動する。
  肉体の頑強さと、苦痛を意に介さぬ異常な精神性。

起死回生の一撃、その失敗を悟りアサシンは距離を取る。
支えを失った撫子はどちゃりと倒れ、流れ出る血を手で押さえた。清潔な布を差し出し、ライダーは静かに、そう、異様なほど静かにアサシンを見ている。

「縛っとけ、お前がどんな体だろうが血を失ってろくなことはねえよ」
「へッ、大丈夫だよオッサン。まだ足は動くし頭も回る、むしろ好調なくらいで」
「黙っとけっつってんだ」

ビシリと、怒気をすら孕んだ声、静かなその声に撫子は黙り込んだ。

「……まあ、俺の責任だわ。ただの獣狩りと同じに考えちゃあいかんわにゃあ。そうそう、これは戦争だのよ」
「おい、オッサン」
「ガキが傷つくなんぞ当たり前で、生きてるだけ儲けもん。……だがまあ、それはそれ、これはこれでなあ」

瞬間、ライダーの背後がゆらりと動いた。息もできぬほどの重圧が周囲一帯を埋めつくす。
アサシンだけではない、トンネルを背にしたリュコとフェイカー、背後で伺うセイバー陣営。その全てが感じていた。

「奪われたからにゃあ、奪わねばならんだろ。さあ、清廉に気高く、夜盗の如く浅ましく」

                            ____
                        /厂ノ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦、
                      /{:i:i:{:i:i:i厶イ ∨ \\:i:i:i\\ \
                      _{:i:i:\:i∨  \/ __\\寸マハ  \
                     ./:i:i:i:i:八~´  {../ / ____.\\寸メ、        }i:,  __
                      /{:i:i:i:‖  \  ./V // (:rュ) >:i:\ ハV___/:i:i}/:i:i:i:i:i:i\               ウバ   ウバ   ウバ
                   //{:i:i:iノ   / _:{__  ∨二二´  \:i:\} ∨:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\            「略奪え、蹂躙え、凌辱え」
                   .// 从i:i:i  //:i:i:i:::\__ー─--- \:i:\|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=-──-=ニ:i:ヽ
                  |i:|  V:i:iム./ /:i:i:i:i:i:i:i|: | //// ,,,,,vww,,ィ \:i:i≧彡:i:i:i:i:i:\    }ノ\:i乂__ノ        「それこそが我らの名、それこそが我らの業」
                  |i:| / ∨:i/:::l:i:i:i:i:i:i:i:il  | ///,w''/ ̄ヽ. |V \:i:i:i:i:i:i:i\ ̄ヽ    _ノ_ー=≦
                  |i乂   V\V:i:i:i:i:i:i/ / ,vw''/  X  | ∨ V≧彡:i:i:i:\ー--=彡:i:i:i:i:i:\         「土地の断片、誇りの一片、その全てを奪い去れ」
                      叭 ト V:i:i/ / v//  X  ヽ./ |.\:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i/ ̄`ヽ:i:i:i:i:寸
                       ∧V∧::::  | ,w{ヽ X  \/ / ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨     ノ:i:i:i:i:i:i:\
                  /{    /:i个s。_:::::::....:v<___\__/ / ヾ \}\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:
                    |:i乂__/:i:i:i:i:i:i:i:i(_(<wwーニ二二. /  \\∨:.. \ー=ニ三:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
                    ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ |  <{ {  {  l ∨∨∨/|:::::.V  ヽ  \\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
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    .i{     /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨⌒  乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/  .|::.  ∨///// ̄ 77777l ::::::::::}//  }// ∧ マ   ̄\⌒寸
   八\_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂_ 才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.   |::::..  V///ノ  .}//  | :::::::::|///. |//// }  マニ=ー- \___       「【万象奪い去る侵略の災(アルプ・トラウム・アラン)】」
 /    \:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂   |::::::::.. ∨八   |/  :/ .:::::::::|///. |///     マ
..i{       ̄/:i:i:i:i:i:i:i:i:/  {:i|  ̄ ̄}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\|:::::::::::.. ∨/\     :/ .:::::::::∧// {///
八\    /:i:i:i:/ ̄ /  乂 ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<⌒|:::::::::::::... ∨//ム   /    /∧///|///    /{
─:i:i:i:≧=彡:i:i:i:/   /     \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}. |::::::::::::::::::... ∨//{ /    //  V/..|///    /∧
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/          ):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ ∨::::::::::::::::::.. ∨/}/    //    }/ |///   ///}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/          /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}   ∨: : : : : : : :.∨乂   //     .|/////   .///:{

その声と共に、アサシンの周囲から轟炎と鬨の声が上がる。先ほどの兵とは比べ物にならない重武装。
かつてローマを襲った略奪者の悪夢が、この夜に再現された。
809 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 22:47:57.23 ID:bsO/Uf3k0

  ◆『万象奪い去る侵略の災(アルプ・トラウム・アラン)』 

. _..-シ'′ ,ノ./       .,ν         .<`ヽ、
../ . l゙   .,i''レ′      ,ノ/゙,,           .ヽ.: メ{
 /゛ ./        / ,i〃゙         .,. イ  } .: .:て
'"  ..i |        /  'リ′/      .(: . { / .:7⌒ヽ   `       \ 、 从
  〃./       /   ./ . /         .\.V .: .{        ”      ヽ V⌒`
 / し         〃/  ! ./             ` :..、ヽ    __     .ヽ、   } |   ,;
/゛           / /  ,iソ゛           从     ).  ../|: : :.:::|     .)`ー' ,ノ
          " /   i./           ⌒ヽ、  ( '  . l   | : : : :|      ( . .:.:r'    ”
      〃  /                    }て     |   |: : :. .:|  ; .  ヽ,.ソ  从
     ./.!  !                  r人 {    .|   |: : : :.:|  ,; .: ., /  ⌒ヽ`−ァ
  i  i.l",!  i′                   }. :. ノ  ,   |  |:|l==|   .../     }/
    .,ill |  l  /{             从,,ノ.:/   ,;  |  |:|》: ::::|    (   ...i'1.. .
   ./リ ,! ./  }/  . i'`'i        ⌒  、  . ,,  /|  |:|\ : |  .  ....   |;'|       ,、
.  i''i.!   .ll゙       |;`;|.           ‖  .:  .〕 .|  |:|  || | ./\   _.|;'|       /.:〉
  | |    .!. .;、  /l、      ..  i'1   ||/>  r┘.:|  |:|  ||::| |  ‖‐┘ .:|';|──へ./.:/_r‐
 ││./ l   ,, /゛│    ../〉 |;|_r//  /| ̄\:|  |:|   ̄ .:〃../>.::|;'|:::::::::::::::/.:/:::::::::::
.  l   l .!   .ネ !  |. .| r‐//┐_|:|::::::::;⊥、r/.::| .:::::::|/\/\   《// ..:::|;'|:::::[]::::/.:/]:::::::[]::
  !  l l.  :  ! .}  {.  !、::://:::::::::::::::::::r| .::| /.:::::<\/   〈:::.:... \ 》 ' .::::::::/|\_n::::::::::::::::::::
  ヽi .||    l、.l /.. .|;、\::::::::i'|::::::r┴冂、 .:::::|::\\ _____:::::.:..〉″へ:::::/ .| |: : : |:|::::::::l`!へ、
ー|.  |  ″.  . ‖ .l/.  ニニニニニl.r┴、_|_|_|:>:::::___|」__:l;_;_//..::. `〈  -.._、. .::::| |: : :
、  │.    ..、 .!|  ,:;;}┬┴┬┴┬┴┐::| .:::|_rェ┘__;!___;!__;|_;_;:::.:/ : :|  `'、`'-、. .| : :
..ヽ、i,,ト.    ..カ, | l   |┴┬┴┬┴┬┴┤ .:|_;!__;!__:l__;!__;|<___;_/\_;.  \ ヽ, .i..
.  ゙!//!    l l ! ヽ、  ⊥Λ二\.:|  .:|ー:|__;!__;!__;!__:l_  /{         }  ゙'、|し
   l レl    l !ゝ  .!    ∨_,,,;;;;/. ~゛`┴ -'⊥ .」_;!__;!__;!_   / !     l.!イ     {.
i   !、.l    ヽ   _.=@                  ~゛ ┴  ⊥. .,_...  /  │    ,}|′    }
ヽ   _、    ヽ.  `乂ヽ      ,,       `         ,i}   /    ,!    ./ ゛     イ
、.\   丶 .'ト,  ヽ     ヽ    .`    ,.        _ //  /   /    /       .{
. `-..}      l\ ヽ      `'-..,_           _,,〃 ._..-'"∠z-'"      { ィ  /         イ
=@    .}ヽ,  .ヽ, `'-,ヽ       ´゙¨¨¨¨¨´"゙゙´ ..┴'″           `゛/  /           / _..
. \     \\  \                                  {し¨´         ~゛


   ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大補足:455人

   ヴァンダル艦隊による多くの周辺諸国、ローマ帝国を苦しめた略奪と火攻めが合わさった宝具。

   騎馬兵団による一斉強襲、略奪開始の宣言。
   対象を包囲する形で出現し、徹底的な破壊と略奪を繰り返すことで敵の全てを踏み荒らす。
   民族の凶暴性、暴虐性を具現化したものとも言える。
    
   最大展開時にはヴァンダル艦隊も含めた全ての民族を出現させ、
   炎上による地形破壊を行いながら包囲した対象へと突き進み、接触した瞬間全軍団による『壊れた幻想』によって大規模な破壊を産み出す。

   事前に略奪したモノ・破壊した陣地が多ければ多いほどダメージが増減する効果を持つ。


直下、戦況

123456:撤退判定
789:アサシン獅子奮迅
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:49:09.31 ID:nUZi5gv9o
逃げろ逃げろ
811 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 22:52:25.12 ID:bsO/Uf3k0
1:撤退判定

【【エメラルド】を使用することで、以下の表に変更可能です】

123:令呪を使用して強制撤退
456:令呪使用の可能性がある撤退
789:アサシン獅子奮迅


【使用しない場合、5以上で令呪一画撤退になります】


23:00まで多数決、【エメラルド】使用するか。先に二票
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:53:05.93 ID:kMzyQpW9o
使う
813 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 23:00:47.35 ID:bsO/Uf3k0
【ここまで】
814 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 23:01:19.91 ID:bsO/Uf3k0
【使用する】

直下、再度判定

123:令呪を使用して強制撤退
456:令呪使用の可能性がある撤退
789:アサシン獅子奮迅
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 23:09:19.98 ID:7QQg7+Evo
816 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 23:23:16.17 ID:bsO/Uf3k0
8:アサシン獅子奮迅

土を巻上げ、騎兵が迫りくる。殺傷力こそ銃に劣れど突進力、破壊力は比ではない。
そして何よりも違うのは先ほどの感情なき兵と異なり、その目は血走り、略奪という暴虐に酔いしれているようにすら見える。
炎が取り巻き、狂奔に陥った騎兵に囲まれ、アサシンは煙を吸わないよう口元を覆う。

牽制するよう騎兵を睥睨し、構えを取る。

『アサシン! 撤退を!』
『時間は稼ぐ』

口にフェイカーのエメラルドを含み、一時的な加護へと変える。そして何のきっかけもなく、蹄が地面を抉る。
狂奔に対するは信仰、あるいはそれは同一である。十字軍の例を説くまでもなく。
一騎、アサシンの爪が脚を狙う。援護するように矢が飛びそれを撥ね退ける。圧倒的劣勢、だがしかしアサシンは跳ぶ。

『アサシン!』
『フェイカーは』

フェイカーの有する工房、それの奪取がライダーの強化に繋がる、アサシンの思考はそこまで回るが言葉には出ない。
脇腹を槍が掠め、刀が肩口をかすめる。血が滴る戦場、ライダーの静かな視線を感じる。

(……ライダー自身への攻撃はもう無理。マスターとフェイカーを逃がすことに集中すべき)

アサシンは考えることが苦手である。故に会話も苦手である。しかしその信仰は本物で、そしてその信仰は。

(汝の隣人を愛せ、汝の敵を愛せ、ならばこそ、このような憎悪はふさわしくない)

煙に巻かれ、火の粉を浴び、全身に傷を負いながら、その審判の場を跳び、戦う。
騎兵をいなし、時間を稼ぐ。できることはそれだけで、だがそれが自らの証明である。



直下、戦況。5以上で損害なく撤退、4以下で令呪一画使用で撤退
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 23:26:07.50 ID:dFg8/zZuo
よっと
818 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 23:29:23.76 ID:bsO/Uf3k0
0:特殊判定

                /ヽ  ./`ヽ
                 |.:|∧__i .`l∧__
       __.∧,,,     .l人.ノ \_.ノ .,.ィ’
.       Y/ .,,>   /∨ '  ` ●./く
       |i  (! 廴.r=<  .● , ・ー.:弋.ノ
        '什 `ー弋  弋`ヽ'´_,,イ∧
.      弋_ヾ_ ,,<二ノ ̄ \i`Y´戈ヘ
          `ー戈l   .\_r,  .∨   /.∧
             弋 _ l 戈>-∨ー'’`ー'
                ` .\_ノ

直下

123:セイバー横槍
456:そういや馬術部いましたね
789:ヴァンダル死すべし
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 23:30:30.62 ID:nUZi5gv9o
おおっと
820 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 23:41:14.05 ID:bsO/Uf3k0
2:セイバーの横槍

───そう、信仰だ。そして信仰、信条、思想は、ときに合理的な理由の前に膝をつく。
無論、その逆もあるが、ことこの場においては、それしかなかった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ヘ./      i.:.:.:..i.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ¨~     ´  ( / /\/.:.i  / /
     /::::::::\    |.:.:.:.八.:.:.:.\- 、.,,____゙,.=-         /  /.:.:.:i / ´
     /::::::::::::::::::\  |.:.:.:i  `ー- `ハ  \         ヽ  /.:.:./i/
    /::::::::::::::::::::::::::\|.:.:.i       i | \ \       丿  /.:/ i
    /::::::::::::::::::::::::::::/∧.:.| ヽ     i 丶  丶 ヽ    /   /_/                「『司録星、司るは軍』」
  /:::::::::::::::::::::::::::::// /|.:.|::::::\    i  \  丶_ ノ _ゝ   /  ヽ
 /ー 、、::::::::::::::::// /ヽ|.:.|- :::::::\     _ ヽ ノ(  ⌒\ |    |へ
/``-、-./ ⌒ヽ// / `ー| | 、 //:::::|\     ´ン  \   \|    ヽ  \
::::::/   ミ `ー 、 ゞー 、`` | |、//:::::/  ヽ __ ノ     i   |       i ヘ
::::/   ミ    ミ``ー 、``.i i//::::/             i   |       i  ヽヘ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ヴァンダリズム】により悪意を察したライダーが、咄嗟に背後を振り向く。

「セイバー、……まあ、そういう約束だわな」

そのため息とともに虚空から現れた砲門が、魔力弾をライダーの機兵諸共アサシンへ叩き込んだ。
一切の躊躇なく、僅かな望みすら断ち切らんと、執拗に。


直下、撤退判定。5以上で令呪一画消費、4以下で令呪二画消費
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 23:49:22.04 ID:Nf4dcSvhO
今日は運がないな
822 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/12(月) 23:50:29.94 ID:bsO/Uf3k0
4:令呪二画で撤退

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は6章後編が始まるので未定です。クリア次第連絡しますね】
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 00:28:01.67 ID:sNxVb+kUo
おつ
まぁ運が悪いのは毎回のこと
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 18:47:30.02 ID:faUyVWKw0
おつおつ 後が無くなってきた
825 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/07/25(日) 21:03:46.17 ID:bVLEqhGd0
【今日やるはずでしたが、まだ帰れてないのでお休み。明日やります】
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/25(日) 22:09:11.15 ID:KUsXKx640
今日帰れてないってなにごと
827 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:24:44.14 ID:JSJMIu/l0
【22:30ごろに再開しますね】
828 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:33:43.35 ID:JSJMIu/l0
【これまでのかんたんなあらすじ】

アサシン、レギオンを従えた貴女はフェイカー陣営と同盟を結ぶが、襲撃してきた剣騎同盟に敗北するのでした。

【再開】

頭骨がカタカタと歯を鳴らしました。この音は常に私へ不幸の訪れを告げます。

ライダーの遥かに背後、そこから現れたのは巨大な砲門。おそらくは西洋のバルカン砲ではなく、アジアの火砲に近い形状。
それは私たちが策を練る間もなく、アサシンに狙いを定めました。凝縮されるのはまるで銀河の煌きのよう。
原初の記憶。噴火する大山、降り注ぐ灰、凍えながら死んでいったヒトを僅かに外れた私の起源。
距離があろうと感じられる、圧倒的な暴力のそれ。悩んでいる暇はありません。

いつだってそうです、私は逃げる側、私たちは滅びる側。……まあ、そうなのです。

「令呪を以って命じます! 【アサシン、撤退を!】」

私たちの逃走を確実にするため、二画を消費します。デコイとしてとっておきの複製兵を出しておき、それを囮に……。
後先を考えている場合ではないですね、とりあえず、一旦はここを抜け出さないと。
……ライダーとセイバーの顔をもう一度視界の端に捉え。ああ、勝者とは何ともまあ、憎たらしく、堂々としているモノ、なのですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ふはっ、悪いなライダー。お前に任せると言ったが、ここはこうするのが最善だと判断した」
「あー、まあ、そうだろ。合理的ってのはそういうことだ。最小の一手で、最大の一撃をかます、道理だよ、お前のやったことは」

ギラギラと笑うセイバーに、やれやれと撫子を抱え、ライダーはすれ違う。

「悪いが俺のマスターが腹ぶち抜かれたからな、しばらくは手伝えんぞ」
「分かっているとも、次は私が受け持つさ」

それだけを答え、二人の君は互いに背を向け。夜の闇が深さを増す。



【昼の他陣営行動でしたが、一ターンと同程度として扱います】


直下、他陣営行動

123:狂
456:槍
789:弓
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 22:38:10.79 ID:T7pPhFUb0
830 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:41:00.38 ID:JSJMIu/l0
9:弓

直下、アーチャーこの状況把握しているかどうか。5以上で把握している
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 22:43:51.06 ID:X3pmEUrbo
832 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 22:54:02.90 ID:JSJMIu/l0
6:把握したうえでバーサーカー陣営と接触を図ってる

ドゴンと鳴り響くは砲撃の音。おおよそ現代の日常では聞くはずのないその音に、土塊とアーチャーは一瞬だけ目を向ける。

「かなりの火力と見えますわね。私の時代にアレくらいの兵器があればまた戦争も変わっていたのでしょうけど」
「死ぬ人間が増えるか減るかだけのことだと思うけど」
「ま、酷い話。それで? どうしますの、マスター」

口の端だけで笑うアーチャーの問いに、土塊はざらりと砂を落としながら首を振る。

「どうするもこうするも、おそらく戦闘は既に終わってる。そこに飛び込むにはアンタの火力じゃ厳しいでしょう」
「それはそうですわね。宝具を使えば別ですけども、私の本分は用兵ですので」
「だから今はバーサーカーとの接触を優先する。もっとも……」


直下、バーサーカーは

123:臨戦態勢
456:見つからず
789:横にいる
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 22:58:43.50 ID:J6xYjFZE0
ほい
834 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:01:50.35 ID:JSJMIu/l0
0:特殊判定

      /:: :: :: :: :: ::ヽ
      , :: :: /|:: :: ハ:: |
     从:: 〈´0`´0`::,
     、:: :: i  rュ l::|
      )=f´>--</
     ´:: f ̄ ̄|::〔
     |::./ | |リヽ   f^i
     |::'| __) __ヽr- .ノ
     | , / ̄  (ヽヽつ
      |:|、 ヽ_ー一/⌒
      |:|ノ | | | .(
    /::ヽ〕 | | | ノ
    ,:: ::|____|::|
    |:: ::、三三三:| ,
    人:: :: ,三三三|./
  /三 ̄三三三ン

直下

123:ランサーと戦闘中
456:謎の建造物へ
789:背後を取ってるよ、ライダー
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:12:44.13 ID:KZdxl07co
ぬん
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:18:51.68 ID:iA5LYSu0o
みんなバトルしてんな
837 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:30:00.64 ID:JSJMIu/l0
3:ランサーと戦闘中

眼前に立ち塞がる細身の女を前に、じりと二人は構えを取った。
針金のように強くそれでいてしなやかなシルエット。叡智の象徴か眼鏡をかけて女は笑う。

「初めまして〜、ランサーのお姉さんでーす!」
「まずは、彼女を倒す必要がありますわね」

行き会うたが最後、戦わずにその壁を乗り越えることは許されない。
そういう性分の相手であり、それを良しとする戦闘民族。アーチャーが弓を引き絞る。

「お、やる気満々じゃない。イイよイイよ? 殺し合うなら本気でやりたいもんね!」
「生憎、私血腥いことは嫌いなのですが、そうもいきませんわね」
「そうそう、悪いけどここはワンコ君でいう四枝の浅瀬、正々堂々一騎討といこっか!」

影がゾワリと蠢き、アーチャーの目も引き絞られる。
勇将と猛者、二騎の戦いがここにもまた口火を切った。


直下、戦況

12:【死棘の影】
345:ランサー、有利
67:アーチャー、有利
89:アーチャー、宝具限定解放
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:30:38.35 ID:gpNZNrcfO
839 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:47:11.69 ID:JSJMIu/l0
5:ランサー有利

分裂した影の槍が宙を浮き、放物線を描いてアーチャーに向かう。

「投槍、原始的ではありますがこれだけの数があれば一個の軍隊にも匹敵するでしょうか」

弓を引くまでもなく、一方的な回避を強いられるアーチャー。
自らの手に兵が握られていないことを苦々しく思いながら、まず一波を避けその隙に矢を番える。
しかし、その波が過ぎた先にランサーの姿は無く。一瞬の思考の空隙、上空からの影に気付き飛び退く。
先ほどまで立っていた場所を槍が砕く。

「うんうん、一発でやられるわけはないよね」
「……投げた槍の一本に乗るなんて芸当、軽業師か何かでして?」
「アハハ、悪くないかもね。でもまあ、これで距離は詰まった、でしょ?」

軽口を飛ばしあいながら互いに一瞬の隙を狙う。距離としては確かにアーチャーの不利。
だがその千里眼はこの状況においても起死回生の一矢を探っている。


直下、戦況

12:【???】
345:ランサー、有利
678:アーチャー、有利
9:アーチャー、宝具限定解放
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 23:48:39.25 ID:u6JlGhf1o
N
841 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/26(月) 23:58:08.04 ID:JSJMIu/l0
5:ランサー、有利

だが、その隙は訪れない。大雑把に槍を振り回しているように見えてその実、一つ一つの所作に隙がない。
振られる槍が一瞬にして軌道を変え、突きを叩き込まれかける。ぴたりと止まった動きから予想もしない大上段へと振り上げられる。

(……まったく、洒落になりませんわね。そもそもこのランサー、神代に近い英雄。私は武力で勝てるはずもなく)

冷や汗を流しながら槍の穂先を見定めるのが限界。
複合弓は背に負うて盾の代わりとし、手に投矢を握るも放つ瞬間が訪れない。

「そらそらそら! 守ってばっかじゃあ勝てないよ!?」
「ええ、百も承知ですわ。ならば攻め入る隙を与えていただいても? 清らかな乙女より少し隙のある方がそそられますわ」
「そういうわけにはいかないよね! この間それやって怒られたところなんで!」
「残念。貴女もそれなりにタイプなのですけど」

いなす、かわす、避ける、それしかできない自らの不足に苛立ちながら、アーチャーはただひたすらに一瞬を狙っている。


直下、戦況

123:アーチャー、敗北
4567:ランサー、有利
89:アーチャー、起死回生
842 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/27(火) 00:08:35.12 ID:rgso6wBE0
【十分経過したのでこのレスで】
843 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/07/27(火) 00:09:28.19 ID:rgso6wBE0
2:アーチャー、敗北

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はちょっと間が空きますが、土曜日の同じくらいに】
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 03:38:48.54 ID:XgA8e/J4o

ランサー強いなぁ
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 08:02:24.95 ID:p3JxbCCGo
おつ
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 08:04:26.46 ID:BQteBUjWo
847 : ◆v.By3fESrTsY :2021/07/31(土) 21:31:24.61 ID:CLkscQWw0
【ご連絡。ちょっと今日はできそうにないので、明日早めに20:00くらいからやりますね】

【水着ダ・ヴィンチちゃん小さい方かー】
848 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 19:52:18.80 ID:umTejr9W0
【20:00くらいから再開しますね】
849 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:01:21.71 ID:umTejr9W0
【再開】

(まったく、これほどまでに英雄というのは強いものなのでしょうか)

アーチャーは自嘲する。アーチャーとて弓矢の腕は同じ軍の中でも五本の指に入ると自認していた。
投げ矢はもちろん、複合弓でも兵士の首を狙えるほどの精度を保ち、ただの指揮官ではないと考えていた。
しかし、眼前に立つ女は強い。いや、それはヒトへの形容ではなくもはや大波を相手にしているような徒労感を覚える。

隙を狙うという話ではない、面と化した力が迫ってくるような錯覚。たった一本の槍と影、それだけなのにとうてい戦える予感がしない。
そして何よりアーチャーが辟易しているのは知ってか知らずか、ランサーの浮かべる笑み。戦場において突貫する兵士共が浮かべるそれとも異なる狂奔の笑み。

(美人ですのにねえ。もっとも、そういった野趣を楽しむのも一つですが)

頭の中に余裕を作り、淡々と繰り返される絶望的な防戦に対抗する。戦時であれ、余裕を失わずうっすらと笑っている。
アーチャーもまた一種、ランサーとは違う狂人ではある。だが、やはりその本質は指揮官であり。

「ッ!」

弓の弦を槍が跳ね上げ、影の槍が投げ矢を弾く。アーチャー個人の戦いとしてはここが既に限界。
汗を滴らせながら死合いの間を離れ、一瞬思考する。

(宝具を使えば少なくとも個人に対しては圧倒できます。ですが、これは剣騎同盟への手として残しておきたい。ならば結論は)

ため息を吐き、両手をあげ手の平を見せる。

「負けですわ、マスター、撤退を」
「……そ。じゃあ逃げるから」
「えー! こっからいいとこじゃん!」
「申し訳ありませんわ、ランサー。まだ色々やりたいことがありますので。続きを閨で行いたいのであれば大歓迎ですけど」


直下、アーチャー逃走判定。5以上で令呪一画、4以下で令呪二画使用し逃走
850 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:11:29.61 ID:umTejr9W0
【10分経過なのでこのレスで】
851 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:19:07.24 ID:umTejr9W0
1:令呪二画で逃走

【他陣営の描写を終了します……】


【五日目・夜(二ターン目)】

……私たちの間には沈黙が満ちていました。
それはそうです、セイバーとライダーの同盟に大敗したのですから。

体の痛みよりもやはりこう、メンタルがかなり削られてしまいました。
ええ、ええ、ええ、慣れていることではあります。怒りもありますが、何よりも。

「また、ですね」
「また?」

アサシンには話していませんでしたね。

「ええ、私は常にこちらがわです。負ける側、追われる側、そして最後には滅ぼされる側」
「……そうなのか」

……余計に暗くさせてしまいましたか。
とりあえず、どうにかこの状況を変えるように考えなくてはいけませんね。


直下、何をしますか? 【五日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー陣営/七瀬/ライダー陣営/セイバー陣営)
5:自由安価
852 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 20:30:00.08 ID:umTejr9W0
【人がいないようなので一旦ここまで、続きはいつもの時間くらいに】
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 20:43:14.91 ID:bHZp0Qw1o
おいがメシ食ってたばっかりに……
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 20:43:43.01 ID:JzwLKpSi0
たん乙
2
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 20:56:07.08 ID:18waBpMPo
お出かけしてた、申し訳ない…
856 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:14:26.54 ID:umTejr9W0
【間隔空いてたし、いつもと違う時間だったので仕方がない仕方がない】

【22:30くらいから再開。一応安価からもう一度】
857 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:31:19.60 ID:umTejr9W0
【再開】

直下、何をしますか? 【五日目・夜(二ターン目)】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:偵察 (アサシンに任せる)
3:偵察 (アサシンと一緒に)
4:偵察 (目標を同時指定 対象:ランサー陣営/七瀬/ライダー陣営/セイバー陣営)
5:自由安価
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:36:41.70 ID:bHZp0Qw1o
3かなあ
859 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:40:15.56 ID:umTejr9W0
3:アサシンと一緒に偵察

さて、できることをやるしかないのです。
フェイカーたちは新しい拠点を探すらしいですし、こちらもできる限り動くべきでしょう。

「アサシン、とりあえず一緒に行動をお願いします」
「……」
「アサシン?」
「ああ、そうだな。そうすることにした」

……いつものアレですかね。


直下、偵察結果

123:何もなし
456:どこかの陣営を発見
789:ランサーVSアーチャーを発見
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:42:44.41 ID:JzwLKpSi0
ほい
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:48:20.03 ID:l+CTZfNRO
うーむ
862 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 22:48:46.40 ID:umTejr9W0
1:何もなし

……しばらくアサシンと周囲を探ってみましたが。

「アレだけの戦闘が起こったあとですものね……」

どこにもサーヴァントの気配は無く、完全な徒労に終わってしまったのでした。

「仕方がありません、もう夜が明けますし、少しは休息を取っておきたい。帰りましょうか」
「ああ」
「どこか上の空ですが、負けたことを気にしていますか?」
「いや、そうではない」

話をそれ以上続けることもなく、私たちはなんだかどっと疲れたまま。
朝日の最初の一片が降りかかる中、ふらふらと帰路に就くのでした。

【夜行動を終了します……】


直下、他陣営行動

123:狂
45:剣騎
67:槍
89:弓
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 22:51:40.88 ID:bHZp0Qw1o
kobo
864 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:07:26.14 ID:umTejr9W0
8:アーチャー

「ふふっ、大変でしたわね、まさか逃走しようとした瞬間にこっちの心臓を寸分違わず狙ってくるとは」

胸に空いた孔を指しながら笑うアーチャーに、土塊が鋭く返す。

「それに一画、逃走に一画、後がないのは分かってる?」
「ええ、もちろん」

しばらくアーチャーを睨みつけ、ぷいと窓の外へ目を向ける。

「分かってるならいい。でもやっぱり行動を考えるべきだ」
「許されるなら暗殺の真似事くらいはできますわよ?」
「アサシンでもないアンタに許すはずがないでしょ。そもそも、ランサー相手に一撃も通らなかった口で言うことじゃない」
「ええ、そうですわね。例え狙撃をしてもあのランサー相手では分が悪い。殺すならマスターですけれども」

すっと目を細め、慇懃な笑みがアーチャーの口元から消える。土塊はガラス越しにその表情を見て手を振った。

「ダメ、殺すのは結果であって目的であるべきじゃない。血を流さないに越したことはない。甘いと笑う?」
「それはもう、処女の睦言の様でしてよ。……しかし、それを主が望むのであればそれはつまり私の望みでもあるということ」

アーチャーの手がゆっくりと土塊の肩に置かれる。
リュコに触れたそれとは違う、敬意と忠誠を込めた力強い肯定。

「ズルい女ですわね、マスター」
「アンタが真面目過ぎるだけでしょうに。……とにかく、このままだとセイバーとライダーに磨り潰されるだけ。策を練る」


直下、アーチャー陣営昼にどう動くか

123:バーサーカー陣営捜索
456:セイバー/ライダーの分断
789:アサシン陣営に合流
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:11:35.30 ID:g3hC9rgxo
ぬん
866 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:17:42.48 ID:umTejr9W0
0:特殊判定

___________________________________________
                        f    ム<´             \ヘ`ヽ
                   丿    {  i .λ            `}  ヘ
                、  ク  i  ト、トλf-∨λ i   , ,イ .ィ  i } ィ }
             r‐- ‐ヽミ¨/  ヽ、ヘ{了衍心x. ヽ!  /レ__!/从ノ ノ / リ
        _   /     `ヽ、  /介-ゝ 乂::ノ   } ノ ィ衍心メノ/.ノ{
       (_ >イ   ___    } ./,イ '    ̄      乂::ノ イイ .人
         `ヽx    {  >、 ! / λ,ィ                ̄  /! ゝ、 >、
          / `ヽ_λ__ノ ノ {  {  ∧       ,       /人  ヘヽ` ゝ
          /  ̄ /    `>x _≧rz!ヽ、  ー-  _,   ノ ´ ヽ  } ヘ
         /    / /    `ヽ \.jート-iヘ       ィ      )ノ  )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

直下

123:いっぺん剣騎に取り入ってみる
456:【千里眼】
789:贋「話は聞かせてもらった!」
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:20:03.60 ID:1LR+8dgho
868 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:23:33.08 ID:umTejr9W0
0:特殊判定

             /ニニ|
           ― |ニニ/――ァ
         /r====ヽニニニ/
        ´::/::/:: :: :: :: ヽ´
         |::,从乂ヽ乂:: :: ヽ
        从| ´○`´○` |:: |
        ヽ从   ー   ノ::ソ
         /::〕-人_人〔::.〈
        ,/ - ´ ̄ ̄`-ヽ
        /:i:i:iヘ Υrv:i:iヽ:: |
       .人:i:i:i,ニニVニン:i:i:人:
       /ニ≧―ニニ―≦ニニ|
        /ニ/:i:i:i:i|ニ|:i:i:i\ニニ
    r/:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニヽ:i:i:i:i:〕ニニ
   /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ニニニ|:i:i:i:i:iネン≧
   fニニニニz===´――´ニニニニ/
   `〜〜ニニニニニニrュ― r ̄
          |  .| |  |
          |  .| |  |

直下

123:暗殺をしないって話
456:???「話は聞かせてもらった!」
789:【千里眼】
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:24:43.93 ID:c3K4EAcM0
つまりどういうことだってばよ
870 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:30:36.68 ID:umTejr9W0
3:暗殺を選ぶ奴もいるということです

思考を巡らせているのだろう、心ここにあらずといった様子の土塊。
アーチャーは静かに近くから離れ、すっかり癖づいた目くばせを行い。

「────ッ!!!」

.      |  \三三三三三三三三三三三/                  _   --―==¬冖    ̄
    |  | ` =ニ三三三三三三三ニ= ´ _   --―==¬冖    ̄    _   --―==¬冖    ̄
     |  | |_ `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´   ̄   _   --―==¬冖    ̄
--―==¬冖  \_   --―==¬冖    ̄                          _   --―==¬
      | |    |                     _    --―==¬冖   ̄           _
       | |    |    _    --―==¬冖   ̄            _    --―==¬冖   ̄
_       | |    |             _    --―==¬冖   ̄           |
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ       _  -=ニ           /´ヽ               |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::>-‐   ´   |      Τ二ニr<    〈   }                |      _
:::::::::_::::::ァ T' ||  ||           |      |∨ |  ` ー- ニー ′              |  .Γ、
::::::::::::::/   |  ||  ||           |      | ∨  、                       |  |  \
_::::::::::{   |  ||  ||           |      |  \  \         __     --- ′ |  Γ ̄
::::`::‐::._   |  ||  |l          └―====¬¬冖冖    ̄ ̄        __     --- ′   |
::::::::::::::::::`::‐:..、|  ||__     ----――====¬¬冖冖    ̄ ̄                _ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::`::‐:..、            __     ----――====¬¬冖冖    ̄ ̄


そして、視た。遠距離から放たれる、それを。

「マスター! 頭を下げて!」


直下、奇襲判定

1:ファンブル
234:重傷
567:負傷
89:回避
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:31:07.61 ID:9jnu7+EJO
よほ
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:31:38.93 ID:3ToVGWqN0
873 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/01(日) 23:39:07.98 ID:umTejr9W0
1:ファンブル

しかし、その呼びかけは遅い。あまりにも遅い。
放たれた凶弾は止まることなく、ただ真っ直ぐに、土塊の頭蓋を。

         ,,..、._,ii、 -,,..-'';,i'   |;;;;;;;;;;;;;.;v―ーi;;,,v-ー'"          ,,-- 、
         ヽ./   `゙ヽ,;;;;__ゝ,, ..,,l゙;;;;;;;;;;./              _,,iiiニソ一'" : ii、
、             _,,ミ/゛  ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;゙‐'―― .... r;;;;ッr‐'''''"゛  .y、_
;ヽ、  .,ノ7       ヽ‐゛   ,r''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i‐'"         ヽ;.|
'''-、゙゙ア'"             {,゙二、,,-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐┘ : :lニ;;.         ゛
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._...   _.  ´ ,〉;;;;;;゙'ー、,  . _,._..ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7            `゙"
;;;l゙   .ヽ;; ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;.!  .l、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!                     _,,
.、!、   .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ^'''"   ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;>ー'゙゙゙゙゙ヽ             ゙‐' |.l
..l;;;;゙ゝy レ;;;;广'L;;_..コ    l;;;;ン'ッ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./  `''、_;;;;;;;;|        .,,,     . l、;゙¬.
. ゙'''''″ .ミ、;;;;゙''''l:゙'"  ` .、  `''" : l.;;;;;;;;;;l゙ ゙'<;,v、;;;;;;;;;;/'    .`''''"        !;;゙''┐    .゙'ー'"
    ,-シ、;;_ノ   . _, `    .tナ‐' ̄″ ‖ .`'―ー!llt;;. .'          !、;;;丿
;/  ,r./  l;/    '!┘            リ'i                       ´   ,,、   ,、
,! ./  ,i";;{_                  =!.!.l               ,i''';     .|;;;;゙゙''''''";;.l、
!     ゙L;;;;;゙>                    マ , 、,,,           `''".ィ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i¬―''>.l..、/゙    i'゙゙~゙゙゙'-|!!ゝ         i'''j  .!、,,;l,゙,,r‐ー、        `''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ
: };;;;;;;;;;;'\_ ゛   .〈;;i ゝ、;;;;;;;;;.ア   ,......、   ,iミ;;/  ,r'''";;;;;;;;;;;;;} ._.. ;;i       .};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
.l゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!    .,ン-. : '!''L,l゙    l.;;;;;;゙ゝ、,i''";;;;; ! !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l!´二..,,,_,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛
.;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l゙;l ,!;;;;/   .|'ヘ,    `''''''i_;;;;;;;;;i;;,゙  l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ゙'―'''''''^゙゙゙゙゙゙'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..!、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙!-゙;|,`''″  .,/;;;;;ゝ..r‐┐   i";;;;;;;;i┘  ゝ、;____,,/´        : ,ii;;,゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 .ィ";;;;;;;;;;;;;;;;;,,、;;;;;.! ---'''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; !   .〔;;;;;;;;;;;;ヽ :lニ二'゙'';;.    .,.. -ニ=''"゛ ./;/''''i;;;;;;;;;;;;;;;;
.ー'゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/    l;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,  ヽ!      "'"     ..   . l-x,;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v ..,,,,、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'―- -ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'---、                "  .'|゙゙''、
.l´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ン- /     ゝ-..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;¬';;ナ'             l7   l
;;;;;;.,,_.;;;;;;;;;;;;;/             |;;;;;;;;;;i¬ー-,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{´                    !

撃ち砕いた───。

「マスターッ!!!」


   ┌──────────────────────────────── ── ─
   └────────────────────────── ── ─
   ┌──────────────────── ── ─
   └──────────── ── ─
   ┌──────── ── ─
   └── ── ─


直下、主犯は?

123:剣騎
456:ライダー
789:セイバー
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 23:42:17.47 ID:g3hC9rgxo
ぬっ
875 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 00:00:00.75 ID:PtRGtiiV0
7:セイバー

夜闇の中で小柄な女、セイバーが頭蓋を打ち砕かれた土塊の姿を確認している。
崩れ落ちるシルエットに駆け寄るサーヴァントの姿を見届け、襲撃を受けないようにすぐさまその場を去る。

セイバーの表情に憐憫は無い。それは多くの民や将を屠った為政者としては当然の仕草だろう。
むしろ高揚していてもおかしくない。だが、セイバーの表情にはそのいずれもない。

「さて、マスターとライダーの目を掻い潜って一人殺したはいいが、これをどの陣営の仕業にするかが問題だな」

指を折り、ライダーの宝具で出したのであろう銃器を片手間に破壊する。

「マスターはこういう卑怯な手を望まんし、ライダーもあのていで実際は腑抜けだ。汚れ仕事は私がやるしかないのが難儀だな」

ブツブツと数式を解くようにセイバーは思考をまとめていく。
合理的、セイバーの愛するその観念の下、どうすれば敵を害せるか、どうすれば自分を利せるか、それを詰将棋のように考えていく。

「おそらく攻撃の瞬間をアーチャーには見られている。だがたった一騎ならライダーと私で対処可能だ」

そこに悪意の介在する余地はない、事実、セイバーに悪を成そうという気は一切ない。
セイバーの言う殺したくない、は全くの真実である。殺せば恨みを買うしその恨みによって破滅することなど史書を解くまでもない。
ただ、状況が整い、殺すことで利を得ることができると判断したから殺したのだ。殺す利が殺さない利を上回ったから殺したのだ。
例えば、もし一歩でもアーチャーの動きが違っていれば、セイバーが攻撃することは有り得なかった。それだけのことだ。

「ではとりあえず情報を錯綜させておくべきだな。……はぁ、頭痛がする、まったく、なんでもって私はこんな役回りなんだ」

心の底からセイバーは嘆息している。自分の運の悪さに、他人の行動の曖昧さに。

「戦況は既に傾いている、戦うまでもなく分かるだろうに」

余裕でも驕りでもなく、現在の状況をセイバーはそう判断する。ただ単に事実として。夜が暗いのは自明であるように。


【他陣営の行動描写を終了します……】


【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【次回はおそらく明日の22:30前後からやっていきます】
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 00:03:27.52 ID:I4nsWofco
おつ
877 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:21:09.72 ID:PtRGtiiV0
【22:30くらいから再開しますね】
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 22:22:42.89 ID:9K7V0UAbo
879 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:30:27.38 ID:PtRGtiiV0
【再開】

【六日目・昼】

早めに先生へ連絡を取り、今日は自主休講。
流石に体力を回復させないとまずいと判断したのもありますが、あの精神状況で授業に精を出せるはずもありません。

……しかし、あまり休んだ気がしないもの事実。とにかくセイバーとライダー、この二騎をどうにかしなくては。

そういえば、先夜戦ったときにアサシンがライダーのマスターに一撃を加えていましたが。

「アレはそう簡単に倒せるものではない」
「正中線に大穴が空いていましたが?」
「アレは多分俺と似て非なるものだからな」

禅問答のような会話でしたね。……顔はちらりと見ましたし。誰でしたっけ。


直下、5以上でライダーのマスターに思い至る
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 22:33:13.34 ID:DiMZ5QoI0
そい
881 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:35:34.82 ID:PtRGtiiV0
4:貴女はほんと学校内の他人に興味がない

しばらく考えましたが……、ダメですね、思い至りません。
こんなことならもっとちゃんと学校に打ち解ける努力もしておくべきだったでしょうか……。


直下、何をしますか? 【五日目・昼】

1:コミュ (対象:アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
2:情報収集
3:土塊七瀬に接触
4:セイバー/ランサー/ライダー/バーサーカーのマスター捜索
5:隠された建造物の調査
6:生徒会へ向かう
7:どこか特定の場所(自由記述)へ向かう
8:自由安価
882 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:48:44.53 ID:PtRGtiiV0
【十分以上経過したのでこのレスでコンマ。9は1、0は2として判断】
883 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 22:52:31.32 ID:PtRGtiiV0
3:土塊七瀬に接触

セイバーとライダーに対抗するにあたって、まず必要なのは戦力です。
加えて私が所在を知っていて、なおかつある程度有効に接してくれている人物となると。

「七瀬さんに会いに行きましょう」

アーチャーは正直不安ですが四の五の言っている場合ではありません。
彼女の協力を得て、対抗できる勢力になっておかねば。ではいざ行かん!


直下、アーチャー陣営

123:いない
456:痕跡
789:アーチャーのみ
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 22:59:35.69 ID:DiMZ5QoI0
さっ
885 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 23:10:39.07 ID:PtRGtiiV0
9:アーチャーのみ

アーチャーを警戒し、引き戸を恐る恐る開けた私の目に飛び込んできたのは。

「おや、貴女でしたか」
「うっ」

夕陽を浴びるアーチャーの姿。部屋を見回しますが七瀬さんの姿は見えません。
とりあえず間違いがないよう、アサシンにこっそり付いてもらい、話しかけてみます。

「こんにちはアーチャー、土塊さんは何処に?」

何気ない質問のつもりでしたが、アーチャーは表情に憂いを浮かべます。
? どうしたというのでしょうか。困惑する私にアーチャーが悲しげに微笑んで。

「マスターは昨夜頭を撃ち抜かれました」
「!?」

頭を撃ち抜かれた!? それはつまり、土塊さんは。

「死んでしまった、ということですか?」

アーチャーの悲し気な微笑みが言葉にするまでもなくそれを教えてくれます。

思わず膝から力が抜けました。アサシンに支えられなければそのまま倒れていたでしょう。
態度はキツイ人でしたが、あの日私に手を振ってくれた七瀬さんが。……ええ、ええ、ええ、これは仕方のないことです。
私たちは自ら戦争に飛び込んだのです。この花園の中で、時を過ごすことも選べたはずなのに。願いを叶えるため。
でも、心のどこかでそんなことはないと思っていたのです。誰かが死ぬことはないと、自分が死ぬことはない、と。

手段を択ばないと言っておきながら、自分でもそんなことをする気はなかったのだと。

「誰が、一体誰が!」

アーチャーに縋り付きます、まだ現界を保てているのは単独行動スキルの影響でしょう。
ならば、アーチャーも消える、時間はありません。今のうちに、聞けることを聞いて……。

聞いて……、私は、どうしたいのでしょうか? 私は、私が生き残るために戦っているのに……?


直下、アーチャーは犯人を見たか【千里眼】+2【急襲】−1

123:ハッキリとは
456:得物は
789:セイバーですわ
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 23:14:55.98 ID:DiMZ5QoI0
ほれ
887 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 23:27:02.52 ID:PtRGtiiV0
9:セイバーであることを確認済み

縋り付く私をゆっくりと離し、アーチャーは窓の外に目をやります。
よく見るとその窓は壊れ、片付け切れなかったのかガラスの欠片が床に飛び散っています。

「相手は小柄な女、おそらくはセイバーですわね。ただし、武器はライダーの有しているらしき銃火器でした」
「セイバー……!」

昨夜もセイバーの攻撃で私たちは痛い目を見たのです。どこまでもこの戦争を掻きまわして……!

「アーチャー、貴女はどうするのですか? なんなら」

私と契約して、そう言おうとした私をアーチャーは視線だけで留めました。

「私はこの戦争に臣下として呼ばれることを望んだのですわ。主がいないからとてそれは変わりませんの」
「アーチャー……、ですが、それでは」

私がなおも食い下がろうとするのを次はアサシンが留めました。

「マスター、その必要はない。そういうことだな? アーチャー」
「……ええ、ありがとうございます、アサシン。しかし、私もやられっぱなしというのは趣味ではありません。リュコ様」

アーチャーがどうしていいか分からない私の手を取りました。
以前の情欲に塗れた手つきとは全く違うその手。強い決意のような熱を感じます。

「セイバーとライダーの打倒に協力していただけませんか?」


アーチャーに協力するか、23:30から多数決、先に二票。23:40まで集まらなかった場合はランダム

1:協力する
2:協力しない
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 23:30:31.21 ID:I4nsWofco
1
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 23:30:41.33 ID:V8OcdUcQo
1
890 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/02(月) 23:59:05.74 ID:PtRGtiiV0
1:協力する

突然の申し出に、私はしばし躊躇います。確かに、アーチャー一騎、それも消滅間近の霊基では困難でしょう。
ですがかといって、私の陣営が協力して何となるでしょうか。昨日のような暴虐を思い出し僅かに震えます。
先夜や今朝の決意はその記憶によって容易に揺るがされます。

……ですが、ええ、ええ、ええ。頭骨が震えます。笑っているのですか?

アーチャーの目を見て答えます、真摯などとは程遠い私ですが。

「私は生き延びることが目的です。生き延び、家を再興させることが。そんないつ逃げ出すか分からない人間を頼れますか?」
「まず将としてお答えしますわ。現在私たちには共同の敵があります。それに対しての行動は離反、逃走などがありますけれども」

アーチャーもまた、私の目をしっかりと見て答えてくれます。

「これは国と国の戦いに非ず、限定された環境での殺し合い、離反したとてそれを抱え込む領土は無く、逃走したとて虱潰しに磨り潰されるが道理」
「目的は相手の消滅だからな」
「ええ、ですのでそもそも離反、逃走するメリットが薄いのですわ。一騎で相手取れるならこんな話はいたしませんし」

ええ、確かにそうでしょう。私も既に逃げる場所は失いました。ここから先は逃げることすらできないのです。

「と、ここまでは道理の話。ここからは本能、というよりも私の経験則」

アーチャーが私の目をまたしっかりと。……ちょっと視線がねっとりしてきてません?

「私がタイプだと思った相手は、何だかんだ言って戦うことを選ぶ人間だからです。その方法に違いこそあれど、ね」
「ああ、そうだと俺も思う」

……少し警戒しましたが、真面目に私を評価してくれているようです。
性的対象として見られているというのは少々不安ですが、私が最後には戦うことを選ぶ人間とは。
思わず笑ってしまいそうになります。逃げて、逃げて、逃げて、それで逃げきれず最後に消えたくないと悪あがきをしているだけだというのに。

それを、戦いと呼んでくれるのですか。あなたたちは。

「……ええ、ええ、ええ、分かりました、そこまで言われては。アーチャー」

アサシンと共に、アーチャーへ真っ直ぐに向き直ります。


「協力しましょう、あのムカつく強者気取りを叩き潰しましょう」

……ちょっと言い過ぎた感はありますね。……まあ、これも精神がついつい昂ってしまったということで。


【アーチャーとの協力体制が成立しました】


直下、で、アーチャーこれ以外に対抗手段とか考えてます?

123:後始末とかで忙しくって考えてないよ
456:当てはあるよ
789:話は付けてるよ
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/03(火) 00:01:11.08 ID:aOYQz3E70
はい
892 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/03(火) 00:07:21.32 ID:Jw0fli9c0
8:話は付けてます

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は未定、六章終わり次第ご連絡します。ホントに終わるんだろうなきのこ】
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/03(火) 00:17:34.45 ID:Ib9TFU9ro
おつ
894 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/10(火) 22:31:00.43 ID:+Vq+IXVR0
【戴冠式から帰りました。妖精はつみぶかい生き物でしたね】

【というわけで、明日の22:30くらいから再開します】
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 13:35:38.41 ID:bTlIgTs+O
待ってました
896 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 22:31:28.10 ID:S314EVWn0
【前回までの簡単なあらすじ】

                   ___
                    // ___\``〜、、
                      / /二二二二-_ \ \                     ネアンデルタール人の伝承保菌者であるリュコ・コンティノアールは
                  / /二  ̄ ̄ ヽ-|
                    / |||  l| l   | l| | |  |                     アサシンを召喚し女学園での聖杯戦争に参加する。
               |||\|  l|_l/ | l| | |  | |
               |||、从  |ハ /|/| | |  | |
               |||ミ==\|ー==彳| | |  | |
               ||:.        | | | ∧ \
                  \ \ ー ′ .イ / / /   |                 セイバーの宝具、バーサーカー、ランサーなど強力な敵を倒したのも束の間
                  \ヽ>‐r< ≦イイ}/.!   |  |
                 | |´ /,| _/  人 |  |  |                  同盟を結んだキャスター改めフェイカーの救出戦において大敗
                 |__-</ニニ\__/:::::≧=-  _|
                    /  |::::二r「「「 ̄\::::::::/    ≧=- __            セイバー&ライダー同盟に対抗する味方を得るためアーチャー陣営に向かうも
                   〉  /:::-/ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ::|          ≧=- _
               /  /:::::-|=赤牛=.{    }\ /} ̄ ̄ ̄\       \
              /  {::::::ニハ_____乂__ノ   `'|       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                 /    八:::ニ{..{-└―――`ー―_|__________}
            /丶 ./  }::ニ{..{ニ_::::::::::::::::::::::::::|      \               アーチャーのマスター、土塊七瀬はセイバーの狙撃を受けていた
           / /⌒\ rく {..{ ̄\::::::::::::::::::::|         |
          / /「   \)|   ̄ ̄ | ::::::::::::::::::|    || |               その弔いも含め、アーチャーは協力を快諾。そしてまだ手を打っているということだが……
            / ´ |、__つ\)\__/::::::::::::::::::::|    || |
         {___/       |::::::` ̄´:::::::::::::::::::::::::|    || |

【22:40くらいから再開しましょう】
897 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 22:40:58.11 ID:S314EVWn0
【再開】

アーチャーの協力を得られたのは喜ばしいことです。ですが、まだ戦力としては厳しいような気も。
フェイカーの宝具がどれほど学習しているか、という話でもあるのですが。

「心配そうな顔をしていますわね、大丈夫ですわ。既に一つ手は打っています」
「どのような手を?」

直下、手

123:ランサー
456:ライダー
789:バーサーカー
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 22:41:21.84 ID:/93PAQJbO
ぬん
899 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:00:05.93 ID:S314EVWn0
4:ライダー

アーチャーは不敵に笑う。……いや、笑うというよりも表情の形を保つために笑顔にしているというか。
笑っているのに笑っていないようで、そのくせ大声で笑い声をあげたいような、そんな顔。……要するに、薄気味の悪い顔!

「ドブカスヴァンダル人のライダーにこっそりと矢文を送りましたわ。脳味噌に塩を塗されたカルタゴの蟲でも分かるように」
「……アーチャーさん?」
「おっと、私としたことが汚い言葉遣いを。お許しあそばせ」

言葉遣い云々以前に、ものすごい私怨が混ざっていませんでしたか?

「矢文ではセイバーの行動について送っています。おそらく先夜の攻撃はセイバーの独断専行、ライダーとしても好ましくはないでしょう」
「仲違いをさせるわけか。悪い手ではないが好みではないな」
「そうですわね、ですが勝つには必要な手順です。こちらはただでさえ寡兵、ならば寡兵でも戦える策を練るが道理ですわ」

確かにそれはそうです。勝つためには手段を選ぶべきではありませんし、私としても異論はありません。

「ですが、ライダーとセイバーが仲違いしない場合は?」
「それも十分あるでしょう。しかし、私の直感として、あの二騎は相性が悪い。おそらくそれなりの効果を見せると思いますわ」

ふむ、優秀な将であるというアーチャーがそういうのであれば、そうなのかもしれませんね。

「では私の現界の都合もありますし、決戦は今夜になるでしょう。今のうちに策を練っておきたいですわね」
「ええ、それはそうですね。私の側の協力者も紹介しておきたいですし」

……そう言ってアーチャーを案内します。扉を閉めるとき、ふと昨日の七瀬さんを思い出します。
扉越しに振っていた手はもう動かない。もう、見ることもできないのです。悲しいとは思いません。
でも、それで終わりになるのは少しあんまりかもしれないと、ええ、ええ、ええ、そう、過っただけなのです。


直下、アーチャーの作戦の効き具合、9ほど強力、1ほどそこそこ 【アーチャーの見立て】+1
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 23:03:27.36 ID:MJ3bgkquo
901 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:15:44.27 ID:S314EVWn0
7:効いてる効いてるゥ

同刻。腹に大穴の開いた撫子の口元へ肉を運びながら、油まみれの手でライダーは送られたそれを読んでいた。

「ライダーのオッサン、何読んでんだよ?」
「アン? セイバーと仲間割れさせようって目論みの密書」
「マジかよ」
「マジもマジ、大マジよ。しっかし腹立つ文章だなコレ。絶対ローマの成金が書いてんな」

ゲラゲラと笑いながらライダーは手紙を原形の分からないくらいに破り捨てた。

「相手の目的分かってんのにどうすんだよ」
「どうするもこうするもねえわな、どのみちセイバーってのは倒さにゃならん相手だからにゃあ。まあ食え」

肉を撫子の口に放り込む。一目で高級だと分かるシーツに泥まみれの足を投げ出し、その顔に影がかかる。

「それがちょーっと早くなるってだけよ。セイバーの側も馬鹿真面目に最後まで組もうなんざ思ってねえだろうしなあ」
「うむうむ、……裏切るんならアタシにも言えよ! いっぺんあの虎道とはやり合って見たかったしよ」
「落ち着け落ち着け、とりあえず今は細工を仕込む時期だわ。お前は早く肉食って身体治せ。オマケに野菜も食え」
「野菜かー、サラダなら食えるけどなー、どっちかってーと血の方がいいらしいんだけど」

著しい身体変化で人間を超えた不死者はまた生肉を口に放り込む。その様子にライダーはニヤリと笑い。

「難儀な体質だな、お前も」

それだけ言って、頭をワシワシと掴むのだった。

【昼行動を終了します……】



直下、他陣営行動

123:剣
456:槍
789:狂
902 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:26:03.19 ID:S314EVWn0
【十分経過したのでこのレスのコンマで】
903 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:36:57.71 ID:S314EVWn0
9:バーサーカー

尼慈女学園の奥の奥。生徒はおろか教師や用務員でも知らないような学園の底。
生徒会室の裏口から、体育館の地下から、森の奥の転移地点から。偶然といくつかの奇跡を掴んで辿り着けるその場所に、叶星は眠っている。

「…………」

傍らには微動だにしない大鎧。眠る少女を守る護衛のように静かな唸り声だけをあげている。
叶星の瞼がピクリと動いた。ゆっくりと柔らかな山羊を思わせる睫が揺れ、大きな目が開かれる。
気配に気づいたのか、鎧を軋ませるバーサーカーを手だけで制し、叶星は目を擦る。

「よく寝たわ、守ってくれてありがとう、バーサーカー」
「…………」
「視たのか? って? ええ、視たわ。でもどうしようかしら、ライダーはともかくセイバーは純粋に競争に身を投じているだけ」
「…………ァ」
「そうね。確かにキャスター以上にライダーの破壊行動は困るわ。私にとってはもちろんだけど、この学園にとっても」

ゆっくりと伸びをしながら、軽やかな足取りでぐるぐると叶星は彷徨する。
その姿にバーサーカーは手を差し伸べ、その肩へと導いた。

「分かっているわ、私はあなたのお姫様じゃないけど。私の愚かさを愛してくれているのよね」
「────」
「うふふ、嬉しいわ。そんな風に囁かれるのももちろん、私を守ってくれるだなんて。ええ、そうね、貴方が守ってくれるのなら」


直下、バーサーカー陣営【ライダーに悪印象】+1【フェイカーに悪印象】−1

123:剣騎同盟に有利な動き
456:傍観
789:弓暗贋に有利な動き
904 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/11(水) 23:48:20.41 ID:S314EVWn0
【10分経過したのでこのレスのコンマで】



【とまあ、ド平日の夜ですし、人もいないので今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次は金曜日の同じくらいからかな、と思います。よしなに】
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/11(水) 23:51:37.62 ID:0dTX4VuMo
おつ
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 05:23:19.10 ID:Ybv084Pfo
おつ
すまん…
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 06:55:43.94 ID:Bxq54lBaO
金曜夜なら参加できそうだ
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 11:12:01.46 ID:lhvSu4vQo
おつ
909 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/13(金) 22:35:02.95 ID:jyaOT/Rp0
【ご連絡:PCの機動が異様に不安定なので少し遅くなりそうです。よしなに】
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 22:42:08.59 ID:rT3kc9lJo
了解
911 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:06:57.73 ID:jyaOT/Rp0
【ちょっとどころのアレではなかったですが、やれるだけやります】

【23:10くらいから再開】
912 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:13:10.75 ID:jyaOT/Rp0
1:剣騎に有利

一拍、呼吸を止める。ほんの数秒の空白が、彼女にかかれば久遠にも思える。

「みんな戦っているのだもの、私だって戦うべきよね」
「─────」
「それに、あの子たちだけが悪者だなんてかわいそうじゃない」

にこりと微笑み、叶星は胸の前で手を重ねる。

「私は、この学園の全ての子たちが幸せになることを願っているのだから」
「────────」
「ありがとう、それじゃあ、行きましょうか」

叶星を肩に、バーサーカーは動き出す。隆々としたその影が、新たな動乱を予期させる。


【他陣営の行動描写を終了します】
913 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:21:33.15 ID:jyaOT/Rp0
【五日目・夜(一ターン)】

アーチャーの都合もあり、今夜には攻撃を仕掛けねばなりません。
準備に全ての時間をかけるとして、大きく行動できそうなのは二回くらいでしょうか。

「あの、バーサーカーのマスターさん、アーチャーがなんか舐めるように見てくるんですけどぉ……」
「ごめんなさいな、かなり変わった容姿の方だと思いまして」
「おや、アーチャー。キミはこんな珍獣が好みかい?」
「タイプか否かで言えば選外ですわね。比較するならあなたの方が好みですわ、キャスター」
「ハハハ、そうだろうそうだろう、ところでこのエメラルドはどうだい? キミのような見る目のある婦人には悪くないと思うが」

アーチャーとフェイカー陣営も打ち解けているようで何よりです。

「コレハウチトケテンノカ?」
「これは泣いてもいいんでしょうかぁ……」


【二ターン後に剣騎同盟との交戦が確定しています】

直下、何をしますか? 【五日目・夜(一ターン目)】

1:情報整理(セイバー/アーチャー/ライダー/フェイカーの情報を整理します)
2:戦闘準備(罠を仕掛ける、策を練るなどを行います)
3:コミュ(アーチャー/アサシン/フェイカー/馨/うさぎ)
4:自由安価
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 23:28:54.61 ID:4K3ZKOVV0
1
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 23:29:13.25 ID:rT3kc9lJo
2
916 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:44:56.54 ID:jyaOT/Rp0
1:情報整理

現在集まっている陣営はアーチャー、アサシン、フェイカー。
敵対している陣営はセイバー、ライダー。それぞれの情報をより多く集めておきたいところではありますね。

「そうですわね、敵の手の内は見えてきましたし、そろそろ真名にも行きあたるころでしょう」

真名、サーヴァントの正体とも言えるそれ。それが分かれば確かに対抗もできるわけです。

「……ふむ、しかしアーチャー。話を聞いていると、キミはライダーの真名に心当たりがありそうだが」

そうですね、どうにもライダーを相手にするとかなり雰囲気が変わるのもありますし。

「それは俺も感じていた、もしかしなくても、知り合いなのではないか?」

アサシンがズバリ切り込みます。それをアーチャーは涼しい顔で受け。

「隠し立てする必要もありませんものね。ええ、知っています。といっても面識はなく、私の生まれたころには死んでいたはずですわ」
「……ならば、何故あんなにも、その、怒っていたのですか?」

恐る恐るの問いにアーチャーは表情を変えないまま。

「それはもちろん、私たちのローマを蹂躙した蛮族の王ですもの。もっとも、その国は私が皇帝の名の下に滅ぼしましたが」
「……成程、最盛期の王とその国を滅ぼした将というわけか。んー、なんとなくキミの真名に見当がついたな。そしてライダーの真名は」
「私がお答えしましょう。ライダーの名はガイセリック。ヴァンダル国の建国者です」


【ライダーの真名が判明しました】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:ガイセリック          【属性】:混沌・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
  【筋】:C      【耐】:E       【敏】:C        【魔】:E       【運】:EX      【宝】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                            ____
                        /厂ノ:i:i:i:i:i:i:i厶寸:i:i:i艾寸≦、
                      /{:i:i:{:i:i:i厶イ ∨ \\:i:i:i\\ \
                      _{:i:i:\:i∨  \/ __\\寸マハ  \
                     ./:i:i:i:i:八~´  {../ / ____.\\寸メ、        }i:,  __
                      /{:i:i:i:‖  \  ./V // (:rュ) >:i:\ ハV___/:i:i}/:i:i:i:i:i:i\
                   //{:i:i:iノ   / _:{__  ∨二二´  \:i:\} ∨:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\
                   .// 从i:i:i  //:i:i:i:::\__ー─--- \:i:\|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i=-──-=ニ:i:ヽ
                  |i:|  V:i:iム./ /:i:i:i:i:i:i:i|: | //// ,,,,,vww,,ィ \:i:i≧彡:i:i:i:i:i:\    }ノ\:i乂__ノ
                  |i:| / ∨:i/:::l:i:i:i:i:i:i:i:il  | ///,w''/ ̄ヽ. |V \:i:i:i:i:i:i:i\ ̄ヽ    _ノ_ー=≦
                  |i乂   V\V:i:i:i:i:i:i/ / ,vw''/  X  | ∨ V≧彡:i:i:i:\ー--=彡:i:i:i:i:i:\
                      叭 ト V:i:i/ / v//  X  ヽ./ |.\:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i:i/ ̄`ヽ:i:i:i:i:寸
                       ∧V∧::::  | ,w{ヽ X  \/ / ヾ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨     ノ:i:i:i:i:i:i:\
                  /{    /:i个s。_:::::::....:v<___\__/ / ヾ \}\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:
                    |:i乂__/:i:i:i:i:i:i:i:i(_(<wwーニ二二. /  \\∨:.. \ー=ニ三:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
                    ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ |  <{ {  {  l ∨∨∨/|:::::.V  ヽ  \\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
    /     ___      ∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/  |  V: :.` <{  {∨∨V/. |::::::::V/  V.  ハ マ<:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
    .i{     /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨⌒  乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/  .|::.  ∨///// ̄ 77777l ::::::::::}//  }// ∧ マ   ̄\⌒寸
   八\_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i乂_ 才:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{.   |::::..  V///ノ  .}//  | :::::::::|///. |//// }  マニ=ー- \___
 /    \:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂   |::::::::.. ∨八   |/  :/ .:::::::::|///. |///     マ
..i{       ̄/:i:i:i:i:i:i:i:i:/  {:i|  ̄ ̄}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\|:::::::::::.. ∨/\     :/ .:::::::::∧// {///
八\    /:i:i:i:/ ̄ /  乂 ー=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<⌒|:::::::::::::... ∨//ム   /    /∧///|///    /{
─:i:i:i:≧=彡:i:i:i:/   /     \:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}. |::::::::::::::::::... ∨//{ /    //  V/..|///    /∧
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/          ):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ ∨::::::::::::::::::.. ∨/}/    //    }/ |///   ///}
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/          /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}   ∨: : : : : : : :.∨乂   //     .|/////   .///:{

代理AA:織田信長(ドリフターズ)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
  【クラススキル】
  ◆対魔力:D
   一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。
   魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

  ◆騎乗:B 
  騎乗の才能。
  大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
917 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/13(金) 23:54:14.18 ID:jyaOT/Rp0
アーチャーの言葉にキャスターが頷きました。

「やっぱりそうか」
「よ、よく知ってましたね……」
「バカにするなよ。ガイセリックはともかくヴァンダルの悪名はヴァンダリズム、芸術への破壊行為の名でよく知られるからな、僕の敵だ」

なるほど、ヴァンダル国の王。スペインにもアンダルシアの名前で残っていましたね。
となるとやはり宝具はそれの再現ができるものでしょうが、あの銃火器は……。

「おそらく"破壊"の概念を束ねたものだろう。その名前が持つ暴力性には相応しい」
「同意見ですわ。……さて、ここまで言ってしまえば私の名前も分かるでしょうが、一旦おいてセイバーの方に移りましょう」

セイバー、傍から見れば小柄な女性でしたが……。

「セイバーに関してだが、俺としてはアーチャーの見立てを聞きたいところだ」
「確認できているのは幻獣種にも匹敵する宝具、そして空間を割って出された砲門でしたわね」
「ああ」
「そうですわね……」

直下、アーチャーのセイバー看破度合い。9ほどバッチリ、1ほど今ある情報程度 【千里眼】+1【面識薄い】−1
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 23:54:53.14 ID:rT3kc9lJo
はい
919 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 00:05:28.86 ID:Y0Ivpgi30
4:宝具の性質までは看破できず

しばらく顎に手を当て、ゆっくりとそれを振ります。

「申し訳ありませんわ、今回の一件があるまでそれほど注視していたわけではありませんので」
「……むう、そうか」
「しかし、少ない情報から推測できることとしては、おそらく何処かに何らかの魔力炉を隠しているのではないかと」

魔力炉? ……なるほど、宝具を連発するためになにかしら魔力を充填、もしくは貯蔵できる場所を持っている、と?

「ええ、というのもセイバーの宝具はどれもかなりの消費を必要とします。それらを使ったうえで私のマスターの暗殺に動く」
「ソリャタシカニムズカシイナ」
「私に狙撃される可能性も十分にありました。ならばそれを防げる公算がある、可能性が高いのは宝具、つまり宝具は連発できる」
「そう考えると何かしら外付けの貯蔵庫ってのは有り得そうだな。おい、マスター、犬みたいにトンネル掘ってるんだから心当たりはないか?」
「犬じゃなくて兎ですぅ〜〜〜!」

半泣きになりながらも、思い当たる節は無いようです。それはまあ、簡単に分かるように置いていることなんてないでしょうけど。
ふと、頭骨が震えたような気がしました。……私も、何かが引っ掛かっているような気が。

直下、思い出すか。5以上で思い出す
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:07:18.20 ID:kXM/7kR/o
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:07:36.98 ID:+ClSSKx+o
ハッ!
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:11:24.21 ID:dk1D1fMGO
おいおいとんでもないの見たかも知れねえな
923 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 00:11:44.65 ID:Y0Ivpgi30
0:特殊判定

|l|l|l  / /  ,イ  /  从:Y 八   \ ヽヽl|l||l|l|l|l|l|l|l|l|ll!
   / /  .イ/  ,イ / l }ノ }!.    ヽ }ノ l||l|l|l|l|||l|l|l
.  /≦―''" ∠ イノイ    |/ノ人 }',   l   l||ll  l|l|l|l
 /!   、、|__|___.ム斗 "从x. }l}  从  从   |l   l|l|
'、ハ ハ  /|/,ィzzzx/ / ,イ ハ マlリノ. ノ},イ    |   ll|
   'ハ.  ィア"⌒ヾ_l|l|l|l、 {リ l{¨''<          |!
. {.  ヘ 《 (@) }l|ll|l/\l|l|l|l|l:ヾ ヽ           U
  l  ',. マl|l>、_/l|l|/ ヽ  u. }:::: ::ハ         !
.  ヽ  \\ u ̄ ̄´    ′、_/::≦彳ハ
h、.  \  `'爻 -、,__/ ,イゝ- ノ、_ノ
==彳 `''<―`.     - .心、爻彳
_ .イ乂`'―=ニ≧ ̄/ニニ゙
V乂弋 { {==≫ `''尖l―‐、‐ 、
..乂   ∧.{====||  lOl|l===》 ヽ
`'''‐/  )h、==|| |l只ハ ̄/. ', ',
x<   /  `''<_┛┗ /   ', ',
  ヽ_ イ   __ ┓┏.    _l  l
         c ,―ヘ    / |!. l
   ',  ,斗‐v ヽ イ ',  / 0  }ヽ
   l ', |ヾ--^ヽ }.   ',O |―}! ,' }
.    | ', /   __ヘ! '´气 ', |  }l /  ',
.   |  }!   |   o/} }.└彳}!   ',
    | |i|.   }¨¨¨¨l.  | }  ,ィ|l|l   ',
     |i|{    ト、  |/ /イ=}}八l|l   V
|l|l   l|i|iハ、、、、,,__斗<={ {==‖ ヽl|l|l|l|l∨


直下

123:思い当たらんし、そういえばフェイカーの宝具は?
456:的外れだけど別の方向に
789:思い当たるし、さらになんか閃く
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:12:47.04 ID:+ClSSKx+o
閃け
925 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 00:14:12.43 ID:Y0Ivpgi30
4:的外れだけど別の話を思い出した




【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【開始が遅れて申し訳ない。それも兼ねて再開は明日の早い時間、多分20時くらいからにします】
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 00:15:10.51 ID:+ClSSKx+o
おつ
927 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 20:00:42.12 ID:Y0Ivpgi30
【20:10くらいから再開します。真名当てもするかもですね】
928 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 20:13:41.63 ID:Y0Ivpgi30
【再開】

隠された場所と言えばそういえば、こんな噂話がありましたね。

『100年に一度、薔薇園の薔薇が全て満開になったとき願い事を言うと叶う』
『誰にも見つからず真夜中の時計塔に辿り着けたものは切実な願いを叶えてもらえる』
『学院長室には秘密の部屋の入口があり、そこには万能の願望機が秘蔵されている』

こういった場所にはよくある噂話と思っていましたし、そもそも私が来るより前にあった噂ですが……。

「あ、あぁ……、その話、というか、多分学園にいくつか隠された場所があるのはホントだと思いますぅ……」

意外なところからの援護射撃、毛野原さんに理由を尋ねてみます。

「私はあちこちにトンネルを掘ってる関係で、学園の地下にはそれなりに詳しいんですが」
「もしかしてお前、学園の地盤崩壊させてるんじゃないか? 害獣だ害獣」
「チャチャイレンナ」
「そ、それで……、いくつかの場所でどうしても掘り進めないとこがあって。岩盤とかじゃなく魔術的な障壁で。多分教室とかでもなくて……」

隠された工房、この学園の性質からすれば有り得ないことではありません。
……その工房への入り口を知る人物がマスターなら、そういった場所に隠しておきたいものを置くこともできるでしょう。
場所を確認しておく必要はあるかもしれません。

「場所は分かりますか?」
「は、はい……、覚えてる限りで良ければ……」

毛野原さんの情報を全員で確認しました。……ただ、入る方法がないのですけれども。
そう考えていた私たち、しかし、それをなんでもないようにアーチャーが崩します。

「いえ、私の宝具を使えば侵入は可能ですわね」
「!?」


【アーチャーの宝具を公開します……】
929 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 20:18:53.31 ID:Y0Ivpgi30
◆『永遠の都の奪還(ロード・トゥ・ローマ)』

                                                               へ  ヘ  ヘ
                                                           /\  l  |_| :|  | |  /ヘ
                                                              |   ̄       ̄   ゙ー’  :|
                                                              | _。o==¬¬¬==o。。..._  :|
                                                              「                 `¨|
                                                 ,ヘ ,ヘ ヘ ,へ へ     |                |
                                           ヘ|」 Ll Ll Ll Ll |     :|                |/
                                           「             :|     :|                |ニ
                                           | '¨´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     :|                |ニ
                                      l^l^Ll^Ll^Ll^l|            ∧∧∧,゙|                |ニ
                                      レー‐――――|           | ll ll ll |                |ニ
                               l^Ll^Ll^L|         |           |ニニニニニ|                |ニ
                               l-――‐-|         |           |ニニニニニ|                |ニ
                          rt..rt.r|     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
              ⊥          rt_rt_rt_|   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
             rェl_lェュ      |    |   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
             ||_|_|_|l    rtrtrtl|    |   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
             lLLlrtrtrtュ.|   |    |   |     |         |           |ニニニニニ|                |ニ
  ,ィrt_rt_rt_rt.   r┴‐┤   |t|   |    |   |     |         |           |ニ r=ヘ.|   _       _        |ニ
 「 :|     |rtrt|    |   | |   |    |   |     | __,。o=―=L__  ___,。‐<´ ̄Уr===>イ_  ̄ \∠二>ー‐―┴
 | |     lニニ|    |__,.┴=―≠、__。以冖┴――'¨¨ ̄         _二=γ彡=‐<三三三三三三>彡ミメ
 | |_。o=―≠''゚´ ̄ ̄          /                 rーァ'´  ,.-≠〃三{ヽ,=ヾヽ`ー=‐''フ¨¨`<._.ノ
 ̄ ̄                                       _,ムイ  ∠三三三彡 _レ' ̄,ィ‐=ミ  /    /
                                              ̄¨¨¬冖'''¨    L>'¨  `ー‐''¨


 ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:100人

 ローマ市を奪還するゴート戦役において、ナポリの街を攻める際に使われなくなった水道橋をたどって
 市内へと兵を送り込み城内に潜入させ、内部から城門を開けて本隊を突入させることに成功した逸話が具現化した宝具。
 この宝具を使用することで拠点への侵入口を見つけ敵に発見されることなく潜入できる。


拠点への侵入宝具!? 私は工房等を持たない魔術師ですが、そっと横目でフェイカーを見ます。

「……これ、僕の工房に使われたらヤバかった奴じゃないかな?」
「そうかもしれませんわね。ですのでこれはあなた方を信用していると考えていただければ。ま、もう1つの宝具を使えば侵入するまでもないのですが」
「……さっきの言葉を取り消そう、レディ。僕の店に一切の侵入禁止で」
「禁止されたから侵入するのですけれども」

しかしこれでアーチャーの情報はかなりそろいましたね。
ヴァンダル族を滅ぼしたローマの将、ゴート戦役等にも参戦し皇帝には疎まれていた……。その性癖はともかくとして、その真名は……。


直下、真名看破。5以上で成功、4以下で真名当て 【情報十分】+2
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 20:20:42.57 ID:oZwc3cZVo
ぬん
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 20:21:06.78 ID:zq/LXD6wo
判定で行けたか(考えるの苦手なので良かった)
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 20:22:05.71 ID:ENGA5UifO
まぁ出てる情報的にベリサリウスかなぁとは思う…
933 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 20:32:57.90 ID:Y0Ivpgi30
7:成功

「アーチャー、あなたはユスティニアス帝の懐刀にして最大のローマに貢献した将、べリサリウスですね?」
「ええ、ここまで情報を出せば分かりますわね。いかにも、私はべリサリウス。猛将べリサリウスですわ」

【アーチャーの真名を公開します……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:アーチャー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:べリサリウス          【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━┻━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋】:C       【耐】:C        【敏】:C       【魔】:D       【運】:E         【宝】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                 /  /<:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::>、    ヘ.              |/////|
                    ハ  /:::::; - ´  ̄      ̄` ヽ、::::::ヘ     ヘ              |/////|
                  j  .レ ´.i .i i  j  i     i    `ヽ|     .ハ            |/////|
                    l   f i { .l l  |  ,イ i,ィ .,イ / /   }      |            .|/////|
                l  人 Wト、Nヽ、ト、{ ∨' }ノ }.ノレルイノ!      .|           |/////|
                  j ゞ、ヽ―-メ = _ ゝ、 ___' ==-=チ-レイ /   .|             |/////|
                    |   ゞ个 ィ=ェァc、ヽ   ィ , =ェァc 、.ノィク    λ   ,ィ.      |/////|
                  ノ    ヘ ` 込汐         込汐 /  {   i  ゝ- ク       |/////|
            ゝ=ィ   ノ .ト                   f  i ゝ=イ  弋´         .|/////|
            xく ゞこ´/  jハ.                   λ .ハヘ¨´ヘ   \        |/////|
            //   .7  / `ヘ     `           /人 ハ )  ヘ  ハ.ヘ      |/////|
           j.´{ ,イ  ,イ  f   ゝ、  ` ー ‐-    ./  ヽ }  ,  ヽト、ハ.}.  .__|/////|__
              | f { N{ゝ、.ト、f i   ヽ、        , イ |、_」._ノ},.イ ノ}.ハ リ.)∨ , <__.|/////|  ̄
 ∧ ._____    レ' ゝト、 ヽトヘハト.〉乙ニ_ト> .__ , ≦_っ乙ーナ/ ゞr,レ }ノ  , イ /   |/////トx_
ノ.:.:.У      `ヽ、_    ゝ、 ヘ}}.}=入y乙て厂て乙て> ´_} {/ーzノ乙! ―ァ´/./ー   |/////|
.:.:.:./   ー-==x __ \厂乙sx≧ノ/,// ̄フ´::::Ζ二ニィ≠ >イ  У:::::/フ /  i    リ |/////|
.:{:/   、__   ヽ`x _ヽi_/_∠ナ7::::/::::::/::::::::/   ノ,く~T´  | /::::::/ ./ ./   ノ    j__.|/////| 、__
.:/    `ヽミェ 、 `ゝつ  ./::::/::::/:::::ノ::::::::/  sz_, -イ .!  /:::::::::/   f  .f    ノ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/    ヽ、  ハ.!.:.:`t-イ て.x./:::::::/::::f:::/:::::::::/__て  |  | /::::::::::::;イ      ゝ t-イ
   、  `ヽノ|.:.:.:.:.ゝ、  /::::::::::::::::レ':::::::::::λ  ヘ  ! ィ::´::::::>イ ノ       Υゝ、 __       __
ゝ--<ミ=イ .ノ.:.:.:.:.:.:.:.:>/::::::::::::::::::::::::::::::ノ ヘ  , < ̄:::::::; イ   f    {    {  i    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

AA:ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア (テイルズ・オブ・ジ・アビス)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【クラススキル】
 ◆対魔力:E
 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

 ◆単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。


「やっぱりそうか、しかし女性だったとは驚きだな」
「私も後世で男だとされていたのは驚きでしたわ。……まあ、皇帝からは疎まれていたという自覚はありますので、話が歪むのも当然でしょうね」
「疎まれていた理由に心当たりは?」
「一切ありませんわ。多分ナルセスの青瓢箪あたりがあることないこと吹き込んだのでしょう」

……晴れやかな顔で言っていますが、おそらく私への態度からして。……いえ、この話はここまでにしておきましょう。

さて、これで大方の情報交換は終わりましたね?


直下、情報交換の継続

123:終わり
456:ついでだから他の陣営についても真名探ってみましょう
789:拠点とマスターに付いて
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 20:37:44.00 ID:kXM/7kR/o
935 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 20:39:34.52 ID:Y0Ivpgi30
00:特殊判定

                      , -―= ー 、
                  , <         > 、
                      /, --――-- 、 ハ    \
                   /./::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::ヽ|     ハ
               / ム ´      ` ヽ、|     ヘ
               f /           ,イ   リ       |
                    | {、   | .i .ノル∠リイィ/ノ  /  .人
                    ∨.ト、-ヾル'  ̄,ィェュ、ク厶イ  i ハ  匕
                 ヽミィョァ`    込!   ハ.ゝ、_jイ ゝ  `ヽ、
                 ト、ノ∧ゞ’,  :::::::::::::  ゝ  トイ  \  ト,}
              ト、{`フ,イ∧::丶        λ ゝ、  .ト从ノ
           マヽゝ Y イ {_ ヽ. ー-     /イ / ト,ィノノ
           \ ヘ ゞ.ト, jト'-、.ヽ _ , イ_ィチ不(イ´
             \,イて/ /¨>、<!ー=≠⌒レ!>乙てュ、
             {乙て〈 ´ /, へ/:::|:::j:::::::::|      ,ィチ乙て!
             ト、_ λ    ィ/:::::|:/:::::::λ乙て乙てム斗<{
               j.:.:.:.`>!    |::::::::|':::::::::::|ヘ{_ 厶<´.:.:.:.:.:.:.:ヘ
                ト、;r<_.:|    l :::::::! ::::::::::ト;ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ
              ,/<_  フ'ト、_/ :::::: l :::::::::::!:l::ヘ=y=.:、イ`ヽ <´「
            { / . ̄λ ト.〈:::::::::::|::::::::::::|:j::: ヘ} し'::::}  j  ヘ
             ∧/    { ∨  ハ.__」__」ノT~゙ |:::::::ハ /    ヘ
             { /!         |////∧::゚:::::::!  .|:::::::::∨  /  }

直下

123:襲撃です!
456:そういやアサシンさっきから喋ってなくないですか?
789:???「やっほー」
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 20:41:42.52 ID:+ClSSKx+o
ばかな!?
937 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 20:45:36.71 ID:Y0Ivpgi30
2:襲撃です!

一旦休憩も兼ね、お茶でも入れようかと立ったその瞬間。
何か嫌な予感、抱えていた頭骨が震える予感。同時に、アサシンが私を押し倒し、その頭上を何かがすり抜けていきました。

「何者だ」
「敵襲であることには間違いありませんわね」

即座に臨戦態勢を取ったのはアサシンとアーチャー。フェイカーと私たちはまとまってその二騎の背後に付けます。
攻撃の方向には何かの影。近づいてきたその影は。


直下、襲撃者

123:セイバーの宝具
456:バーサーカー
789:ランサー
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 20:51:02.36 ID:hCqLCHu+O
3人に勝てるわけないだろ!
939 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 21:08:02.22 ID:Y0Ivpgi30
6:バーサーカー

それは巨大な影。擦れ合う金属音。この影を私は知っている。

「バーサーカー!」

禍々しさすら感じる鎧武者は、堂々と私たちを睥睨し、何も語ることなく立っている。
その肩から鈴を転がすような笑い声。くすくすと笑うそれに邪気は無く、闘志すらないように感じさせます。

「あら、たくさんいたのね。アーチャー、アサシン、それにキャスター」

フェイカーが背後で固まったのが分かりました。感情のないバーサーカーの視線がフェイカーを捉えています。
自業自得なので同情の余地はありませんが……。しかしここで戦力を減らすのは避けたい。

「少々不躾な登場ではありませんこと? 招待状を出した覚えはないのですけれども」
「そうね、私もちょっと失礼かなとは思ったのだけど、セイバーとライダーばかり悪者になるのもかわいそうじゃない?」
「……あちらの味方というわけか?」
「私とバーサーカーは誰の味方でもない、というよりも全員の味方よ」
「ならこちらの味方になっていただけませんか? セイバーとライダーの脅威は知っているのでしょう?」

何の意図があっての襲撃かは分かりませんが、ここでバーサーカーとの交戦はマズい。
回数制限こそあれ、復活の宝具を持つバーサーカー相手にここで戦う余裕はまったくありません。

「うーん、そうね、確かにライダーはちょっと困るわ」
「なら」
「でも、依怙贔屓はいけないでしょう?」

……ダメですね、これはおそらく話し合いができない、別のものを軸にしているタイプの相手です。
アーチャーもそれに気づいたのか、目線で私たちにそれを知らせてきます。

「リュコ様、バーサーカーについての情報はご存じ?」
「交戦した際、宝具は確認しました。 >>638 装備からおそらくは日本の武将、後はアサシンが」
「む、どうと言われると困るが、なにかしらよくないものを感じた、おそらくは悪霊に近いものだと思うのだが……」

その情報を受け、アーチャーが考え込みます。バーサーカーの真名に何か光明がないかと考えているのでしょうが……。


直下、真名看破。5以上で成功、4以下で真名当て
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 21:10:20.22 ID:+ClSSKx+o
ふむ
941 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 21:11:46.82 ID:Y0Ivpgi30
2:真名当て

【情報】

・おそらくは日本の武将

・アサシン曰く悪霊の類

・宝具 >>638


↓3まで真名当て。 21:20まで
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 21:17:36.05 ID:mFKflWZxo
平将門
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 21:17:42.27 ID:VMW7pRz0O
平将門?
944 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 21:26:33.85 ID:Y0Ivpgi30
【正解】

アーチャーが軽く手を打ち、弓を引き絞ります。……狙っているのは、バーサーカーの頭部?

「あら、気付いたの?」
「ええ、日本の怨霊であり武士、加えて宝具に見られる"新皇"の文字。それが示すのは」
「……あぁ! 関東の大怨霊、平将門ですかぁ!?」

怯えた声で野々原さんが叫びました。平将門、名前くらいは聞いたことがありますが……!
アーチャーが頷きます。そしてにやりと口元を曲げました。

「ならばその伝承から一つ、明確な弱点があります。それは」
「──────!!!」

バーサーカーがすらりと抜いた刀をそのまま振り落とします。アーチャーは飛び上がり、狙い正確にその部位を。

「こめかみ、そこを貫かれ死んだはずですわ!」


【バーサーカーの真名を公開します……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:平将門              【属性】:混沌・狂
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
   【筋】:B+     【耐】:A+       【敏】:A       【魔】:B       【幸運】:D      【宝】:B     
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                         ┌‐┐                             _ ─==ニ==─ ̄ ̄
            _rヘ┐            |i:i:i:|                     _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          /\ <\ 、          |i:i:i:|  /           _ ─==ニ==─ ̄ ̄
         /   〈\_)-]∧〈 ̄\.   |i:i:i:|/      _ ─==ニ==─ ̄ ̄
          ',     ',(\|/∧\__/>--:|i:/_ ─==ニ==─ / ̄/
         ',┌─<)>./\_ ─==ニ==─ ̄ ̄       /i:i:i/
       _r─<〉 ̄)/ ̄] 【 //ニ==─////〔/ ̄∧      ./i:i:i/
   _ 「 ̄八__] |〈 〈 〈_〈_〈込「/∧ } .:./>へ// ̄〕./i:i|  √\/i:i:i/
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     |:|.:/ ̄ )).: 〉   /|i:i:i:| /\.:.:.:.>-/ ̄ ̄ ̄\.:./\ /// ∧
     |:|.> r ´.:〈\  {i:|i:/\ 〉/ ̄ />/( ̄| ̄) \-=ニ ̄〉i:/∧
     |_ ─┴┐/ ̄ ̄\i:i:i:i:i/ ̄i:i:/\ ̄ (_|_)  ',V/^ /|i:i:i:i:i:|,
      乂_ ./.:./ ̄\ }rヘ─/ ̄\.\__ -=ニ ̄ V//:八i:i:i:i:i|,
      寸 :(_./ ̄ 〕/.ノ「「 ̄└┬─:|\/_ -=ニ[ ̄[\ V/〔ニ=-i:i:i:i|
       寸__/ / ./.:ノ込─r_ -= | ̄|.:.:.:.:.:.:.: | /∧. \v/]\i:i:iУ
        「 ̄./-/--[ ̄.:.:.:.:.:.:_ -=ニ].: |.:.:.:.:.:.////ノ.:.:.]|┘|i:i:i)i:/
        ', ',',.:.:.: ̄[ ̄ ̄ イ .:.: |--|-=≦\ ̄ ̄] ̄v/i|i:i:i:/
.         ', ',',:‐/ ̄\.:./ ̄ ∧__|/.:. ̄\\/   .\|i:i/
          \__〉_/|.:.:.:.:.:.:/\.:.: /__:|{.:.:.:.:.: /]ニ=- _   |/
\       ___∧. |.:.:.:.:./〉 ̄~"// ̄ ̄\八|.:.:.:.:(__)=- _
/|    _、‐''~ ̄\ (_∧|_://   /i:i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:./|.:/.:.:.:/ ̄| / ̄``〜、、
  |_、‐''~ ̄',   \   \// /i:i:i:i:{___、‐''~.:|.{``〜、、| {__/ ( ̄ ̄``〜、、
  |.:.:.:.:.:./ ̄\_ -=ニ ̄ ̄{ ̄i:i:i:i:i:i/〉─ _ -=八〕.:.:.:.:.:.:``〜、、〕: : : : :))--:``〜、、
/\:/ _、‐''~ ̄ -=ニ ̄ ̄八i:i:i:i:i:i:i: ̄[-=ニ ̄ / ̄ \:.:.:.:.:.:.:.:.\ ``〜、、(: : : : : : : : ``〜、、

AA:レッドフレーム(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
   レッドフレーム+ガーベラ・ストレート(機動戦士カンダムSEED ASTRAY(MS・メカ))
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
945 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/14(土) 21:27:14.85 ID:Y0Ivpgi30
 ◆『大八幡新皇』
  ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人

                                   ,.ィ
                                  //
                                /./
                               / /
                        ,イ     / /
                       /.i   / ./
                       /.i  /  .人,, ェェュ 、__                     .l ̄ ヽ
                      /.i  ./ ./  >─>= 二≡= --ュ                l   /
                      /.i / /    ,,ェィア"   / ̄ r'' ̄_            .l   /  -≦ ̄
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.        ;;,. j '       . '”.       マム{ ヽ .マ、____≧彡三ュ、/ ̄/            ∵ '”.     `_...  鑾a
.      j,;絲m '               `}  ヽ⊥}  ,, <三三三─ア  .l               ∵'”  ~“.... . 濾眦此   '.
          鑾a,───────二二二ム__/ ,,ア三三三三ア /   .|        ” ,      '     `_翊欟眦k'  _;'”
.          濾眦/   / ィェェェェ/ //   ,, チ三三三三三  {    .l                      _,,;..;.;溺軈欟畊ma
.     `_翊欟/   /  l;;;l   ./ ./ミ/    }三三三三三三三三三三}ェ.|           .;;m;;.    .∵'”  ~;  襖欟驂‰ ,
.     _,,;..;.;溺 /   ./  l;;;;}  /ノ三三三三三三三三ア ヽ三三三ア三.l..             “'a'  ’.       瀘軈駄a
.. ∵'”  ~;  /    /  l;;;;;,,チ三三三三三三三三三三ムチ三三ア三ア .{-─''"ヽ                        灑欟畊%”   ,
...       {    / ,, チ三三三三三三三チ≡マ三三三三/   /  ト、   ヽ        ,, ェ≦ア───灘軈欟駄....”,
.          .l   ,,イ三三三三三三三三三三{ / ̄}.}三三/   {    } ` ̄ ̄ ヽ    ,,ェ≦彡ア     ~.  繍蠶軈蠶畊 ‰
....   '_.;灘 \ィ三三三三三三三ア ̄__二二二 }.}三三 ヽ  l    }     `─≦彡      ,, -< ̄ ̄ム蠶軈蠶刪ma
..... ~.  繍蠶軈蠶マ          {          ノノ三三三   {二二≧、       {    ,, -<       ム軈蠶欟畊 .“%”
 `_翊軈蠶軈 ィェ   ィェェェェェェェェェェマヘ、___,,≦三三三三三≧ュ             〉─<       / ̄ ̄マ軈蠶欟刪a
.. ~“瀟軈蠶軈 マlム  マ三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三           {      ,, >イ`'c灘軈蠶欟刪‰ ∵'”
....'_.灘軈蠶軈蠶マlム  マ三三三三三三マ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 {   ,,> ''"   マ ~“瀟軈蠶軈刪メ@∵'”

   バーサーカーの鉄身伝説と七人の影武者の逸話が宝具になったもの。
   怨念が体を覆い鋼鉄の硬さを持つ鎧となっている。ただしこめかみは例外である。
   その体はBランク以下の物理攻撃と魔術、Cランク以下の宝具を無効化する。
   またBランク以上の宝具も怨念で影武者を作りだし六回までなら無効化することが出来る。
   Aランク以上の宝具でなら一回に複数の影武者を消費させることが可能である。


【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はおそらく月曜日の22:30前後に】
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 21:32:06.38 ID:+ClSSKx+o
おつ
弱点狙えるなら勝てるな
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/14(土) 21:35:53.23 ID:oZwc3cZVo
おつ
948 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/08/16(月) 18:34:04.08 ID:u+wF6zbA0
【早めのご連絡。帰宅が遅くなりそうなので再開は明日に延期します】
949 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/17(火) 22:34:26.72 ID:cwWtPDqP0
【22:40分頃から再開します】
950 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/17(火) 22:41:06.85 ID:cwWtPDqP0
【再開】

古今東西、弱点のある英雄というものは多い。
ジークフリートの背中、アキレウスの踵、そしてそれと同様に坂東の大怨霊、平将門にも同様の伝説がある。

将門は身体が鉄でできており、それを通すことのできるものはない。ただし、一つだけ弱点がある。
その弱点を宿敵藤原秀郷は射ち貫き、あるいはそれを元に本物を見つけ出し、この新皇は果てたのだと。

そしてその弱点を秀郷に伝えたのは一人の女、愚かで惨めな女。
バーサーカーと化した大怨霊の中には、ただそれへの願いだけが残っている───。


直下、戦況

12:大八幡新皇
3456:拮抗
789:弱点を知るものこそ強し
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 22:46:55.77 ID:iFAobnGTo
はいよ
952 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/17(火) 22:50:52.75 ID:cwWtPDqP0
77:クリティカル!

                 ___  ____
              >'´      ヽ
                 /Vニニニニ{   ム
            / / 7    ム   ム
            / 7 } |  :7i  :}  | {
           7  1/ {   !ノ  1  :| ',
           | ヘ{ ┃、 {┃ }  } i l}
               V iソ   ,、    7;  77 7
                }V、   ┃__y/ム ムレ7
               ノ ^``ヽ┃¨´.イ  ム |
           {  ノi  }`y ´ ム イ  :{
          从 i{ソ__y'´{  { i``` -マ、
           y^ヾ´   l  ヾ ヽ   :ン

直下

123:「しょうがないですわね」
456:「しょうがないにゃあ」
789:「仕方がないかー」
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 22:55:17.97 ID:+ntOnVt80
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 22:58:17.15 ID:qvN3nzuaO
ありがたい展開
955 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/17(火) 23:16:40.29 ID:cwWtPDqP0
7:仕方がないかー

小さく、か弱く、光の中でしか咲けぬ花。ただそこに咲くだけの花。
何の意味もないのにそこに咲き、訪れる者の目に映る。

大きなくともいい、強くなくともいい、美しくなくともいい。
ただそこにいるだけで、それだけで救われることもあるのだ、だから。

「仕方がないかー、バーサーカー、止めよう」
「…………」

それが止めろと言えば止める、死ねと言えば死んでやる。
一つ願うのならば、お前はそんなに賢くなくともいいのだ。俺を守るために、前に立たずとも良いのだ───。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バーサーカーのマスターがその剣戟の軌跡に割り込み、直前でその刃が抑えられました。
アーチャーも私たちもその様子に一瞬動きを止め、様子を見ます。バーサーカーのマスターが両手をあげました。

「降参するから、よってたかってバーサーカーを倒そうとしないであげて」
「何をいまさら、かかってきたのはそっちでしょうに」
「いや、マスター、対話は大事だ。そちらがそれを求めているのならば応じた方がいい」
「バカかアサシン! 弱点が分かっているうえにこの人数、早くに敵は消滅させといたほうがいいと僕は思うがね!」

喧々諤々、私たちの間でも別れる中、バーサーカーのマスターが耳打ちし、バーサーカーがその刀を降ろしました。

「この刀もバーサーカーの宝具なの。これを下ろさせるだけでも戦う意思はないってことでどう?」
「どうも何も……」

そこまで言われてしまうと……。

「ふん、こんな常套手段に引っ掛かるなよ! こういうのは大体何か抱えてるんだ!」
「キャスターの言い分ももっともですけど……、こちらとしてはここでこれ以上の消耗は避けたいのも事実ですわ」
「分かってくれると嬉しいわ」

にこにこと何のてらいもなく笑うバーサーカーのマスター。
なんだか毒気が抜かれてしまいますが、アーチャーとフェイカーは表情を変えていませんでした。

「ですが、信用に値しないのも事実。何かまだ出せるものがおありでは?」
「うーん、出せるもの? バーサーカーは自害させないわよ? 死んでって言ったら本当に死んじゃいそうで怖いんだもの」
「条件はそれ、この場でバーサーカーを消滅させない。その対価としてその力を貸してほしいのです」
「……なるほど、セイバーとライダー相手に協力してほしいのね?」

うーん、と額に指を当てるバーサーカーのマスター。その様子をアーチャーは油断なく見つめ。


直下、返答

123:ダメだけど情報
456:仕方がないか
789:仕方がないし協力するなら情報
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 23:19:08.36 ID:lvOUXQ8ao
しょうがねぇなぁ(悟空)
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 23:24:37.74 ID:iFAobnGTo
いい感じにセイバーライダー包囲網できてきたな
958 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/17(火) 23:50:00.66 ID:cwWtPDqP0
6:仕方がないかー

むむむとバーサーカーのマスターは唸り。

「仕方がないかー、バーサーカーを助けられたようなもんだしね」

即決しました。え、いいんですか?
アーチャーとフェイカーも少し驚いたようで。

「……なんだいなんだい、案外あっけなく靡いたね。確かにここが適正価格だとは思うが、返答次第ではふっかけられたのに」
「そういうことやってたから嫌われたんじゃないですかぁ……? 人工エメラルドの製造法を独占したりぃ……」
「私としてもわざわざ交戦しに来た以上、もっと悩むかと思っていましたが……」

確かにそうです。……いえ、そうか、さっき言ってたことはそのままの意味なんですね。

「貴女は本当に全員の味方、なんですね?」
「ええ、そう。正確には学園すべての味方」

煙に巻くような言い方ですが、何となく分かります、この言葉には嘘がない。
というよりも、嘘を吐くという考えがそもそもない。
なんでしょうか、私が古いものの影響を受けているからか、どことなく波長が合う。
いや、波長が合うというよりも、もっと根源的な何か。私の起源にすら連なるような……。

「……私はリュコ・コンティノアール、貴女は?」
「そう言えば名乗ってなかったわね。私は千叶星。この学園の守り神……、みたいなものよ」

守り神? そこまで相手が名乗ったところでフェイカーが何かに気付いたように私の前に出、叶星さんの顔をまじまじと見つめました。
959 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/17(火) 23:51:12.31 ID:cwWtPDqP0
「どうしたのかしら?」
「……いや、以前に会った時から何かが引っかかると思ってたんだ。僕のスキルのことも言っていただろう。だがようやく気付いた」
「あら? 今まで気づいてなかったの? 私はてっきり気付いているものだと思って」
「僕は作ったモノしか見てないからな、久々に天然のものを見たんだ、少しくらい目も曇る。僕は悪くないね」
「いったい何に気付いたんですの、キャスター」

アーチャーの問いにフェイカーはため息を吐きます。そして半ば捨て置くようにその体へ手を伸ばします。
バーサーカーが一瞬唸りましたが叶星さんが手を挙げて制止しました。そしてフェイカーの手は

「コイツは人間じゃない。おそらくは形を得た」

その体をすり抜けて。

「精霊ってヤツだよ」


◆受肉精霊(不完全)

       /                      ´_
.        /  -‐……─-  _         ´,
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     /   ‰  、、    \    \ \    \__,,.‐_,,..二.,_``丶、
      |   {    `'ミx、、  \    \ \      __ア´     \  `丶、
      | :| |  \   \ `¨¨/ ‰      \ ー=彡ク’         \    丶、
     | | | l \  \\ ゚。 / x翁! \    ,  \_____/             \   \
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     |八  \ ハ  |\\__彡     И  |i,  \j                  \ \ \
     | |\   \ |_」_,/ッ彼__     ノ |  |i, :|ヽ,|              /       `. 、 \
     | | |\ \ ∧ |、 Y⌒|^\´ __|   i| |.:.:|             /        ‘, ‘.  :,
     | | 人 |\/ ∧_|\‘,ノ\__|´「 / |  :| |l::|         /(           ‘, :   ’
     / ,ノ\ )/ / /     `¨欠   V  :|  i | | l         /\\         i h, ∧
.    /   // / |      /.:.:∧   ゚。\ |八| | |j        /二 〈\\     __ | |_}h i∧
   /     / /  :|     ./.:.:/ :∧   `、 \ | l:/        /´.:.:.:| |.:.:.:\\/x-‐─ | |─| |/∧
.  /   //,゙  :|_/^/.:.:.:. / :∧    \  | /         ハ.:.:. ノ,ノ.:.:.:.:.:.:\ 〈.:.:.:.:.:.:.:.| |.:.: | |i:/∧
     ///⌒¨7´ |:  /.:.:.:.:.:.: /:.ハ     \| /       /| |.:.:.:.:.:.:_ノ゚.:.:.:.:.:.|_,| .:.:.:.:.:. | |.:.:.:| |}i,
/  ///   /   | /.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:|      :|′      /、| |/〉.:.:.:.:「゚.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. | |.:.:.:| |.:.i
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   人 / \_/ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ / ̄´.:.:.:.:. :.:. ``丶、 |   | | ハ /X⌒X.r┘Y´{り人
 / /   /\,|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ̄\.:.::◇┌‐┐.:.:.:.:.:::\|   | | | :|/{ロ} } }ヽ `ニ´ イ
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星の触覚たる古い精霊種の生き残り。
自然界とマナを共有できる精霊種であるため、魔力を自らの体内に蓄えるのではなく、外界から無尽蔵に汲み上げることが可能。
ただし、汲み上げた魔力リソースを学園の保護に使っているため、肉体を維持しきれず半霊体のような状態になっている。
真祖に連なる存在のため吸血行動も行えるが、望んで人の血を吸うことはしない。


【というわけでちょっと早いですがエディタの調子が悪いので今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は金曜日の同じくらいになるかなと】
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 23:56:41.22 ID:nrLIJmEmO
ナンダッテー!?
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 06:59:22.60 ID:Ig9MccKko
おつ
962 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/08/20(金) 22:21:26.41 ID:HvczoMpd0
【現在時点で所用が終わっていないため今夜はお休み。明日の20時付近にやります】
963 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/21(土) 19:59:18.78 ID:wjSID9G+0
【20:15くらいから再開しますね】
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 20:10:28.92 ID:bYaKg5g2O
待ってました
965 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/21(土) 20:15:15.12 ID:wjSID9G+0
【再開】

妖精……って。

「それほど、すごいこと、ですよね?」
「と、当然ですぅ! この星の触覚、魔術の根源に近い存在の一つ、それが、なんでぇ……」

既存の魔術大系からは距離を取っていたので実感はありませんが、やっぱりそうですよね。
前に立っているだけでヒシヒシと感じるのはもちろんですし、頭骨もどこか畏怖したような震えを見せています。
それと、毛野原さんさっきの将門の件といいわりと詳しいですよね?

「普通に授業を受けてれば私みたいなポンコツでもちゃんと知ってると思いますけど……」
「ゴシュジン、ソレダトコノネエチャンガ、バカダトイッテルヨウナモンダゾ」
「そうだそうだ、マスターは少し常識がないだけだ」
「貴方がそれを言いますか!?」
「うへへ、ちょっと世間ずれしてるとこも良いですわねぇ……」

やいやいと言い合う私たちですが、そもそもまだバーサーカーのマスター、いえ、星さんを味方にすると決まったわけでは。
と、そちらの方を見るとくすくすと笑っていて。なんだかその表情に毒気を抜かれてしまったのです。

【バーサーカー陣営の協力を得ました。】


直下、5以上で他陣営行動スキップ。4以下で他陣営の暗躍描写
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 20:16:25.75 ID:mQxEViyd0
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 20:16:54.15 ID:bYaKg5g2O
大人しくしてて
968 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/21(土) 20:23:25.97 ID:wjSID9G+0
5:他陣営行動スキップ

とりあえずバーサーカーに一時的な休戦の契約を結び、協力を確約させました。
実際のところ、バーサーカーのような単騎で攻撃力を持っている陣営は多いに越したことはありません。

「嬉しいわあ、普段はあまり生徒の子と話すことはないから、貴女のことも見ていたのよ、肇ちゃん」
「ふえっ」
「大変だったわねえ、とりあえずこの学園の中なら大丈夫だからその間に考えるといいわ」
「……は、はい」

……そういえば毛野原さんのことは何も知りませんでしたね。
この戦いが終わったら話し合ってもいいのかもしれません。


直下、何をしますか? 【五日目・夜(一ターン目)】

1:情報整理(セイバー/ライダー/フェイカーの情報を整理します)
2:戦闘準備(罠を仕掛ける、策を練るなどを行います)
3:コミュ(アーチャー/アサシン/フェイカー/馨/うさぎ/叶星/バーサーカー)
4:自由安価
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 20:25:35.02 ID:LVMXIH3Co
1
970 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/21(土) 20:37:38.24 ID:wjSID9G+0
1:情報整理

「さて、横槍が入りましたが、本題はこれから攻めるセイバー/ライダー陣営のことです」
「ライダーの情報は大体つかめたとして、あとはセイバーだが……、折角合流したんだ、そっちは何か知らないのか?」

フェイカーが水を向けたのは星さん。精霊という立場なら確かに何かを知っている可能性はありますよね。

「うーん、確かに私はこの学園のことなら知ってることも多いのだけど……」
「だけど?」
「教えるって約束はしてないしなあ、それにさっきも言ったけど私はあくまで」

全員の味方、でしたか。……ふーむ、厄介な話ですね。

「ですが今はこちらに与しているのですよ? 何かしら情報を出してもいいのでは?」
「うーん……」


直下、叶星譲歩判定

123:ダメー
456:ちょっとだけねー
789:じゃあ大事なこと一つね
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 20:42:25.62 ID:bYaKg5g2O
あい
972 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/21(土) 20:55:13.87 ID:wjSID9G+0
2:ダメー

「やっぱりダメー。協力は今回だけだから、これ以上は一方的になるでしょ?」
「……仕方がありませんわね、これ以上強要して共闘まで断られれば意味がありませんし」

ということは現在ある情報から整理する必要があるんですよね。

「俺たちが倒した宝具の名前は何かヒントになるか?」
「そうですね、確かセイバーの言っていたのは……【霹靂車】、でしたか」
「……? 霹靂車? それって」

野々原さんが何か気付いたようです。

「何か気付きましたか?」
「えぇと……、でもぉ……、お二人の会ったのは小柄な女性でしたよね? それじゃあちょっと違うかもって」
「何か思い当たることがあるのなら言っておいた方がいいですわよ。実際、私のような例もあるのですし」

アーチャーがそう言うということは、一般的には女性ではなく男性として扱われている人物、ということでしょうか?

直下、5以上で真名看破。4以下で真名判定 【???】+1
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 20:56:27.27 ID:Oi06n0Q1o
974 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/21(土) 21:10:20.42 ID:wjSID9G+0
7:真名看破

しばらく躊躇いながら、毛野原さんが出した名前は。

「えっと……、霹靂車ってのは歴史上では中国の三国時代に確認された投石機の名前、なんです……」
「三国時代というとあんまり詳しくありませんけど、そのまま三国志の時代ですよね?」
「はい、魏蜀呉に別れ覇権を争った戦争なんですが……、その中で霹靂車は魏の兵器です」

分からないなりに頷いておきます。

「話を進めましょう、その魏の英雄がセイバー、というわけですね?」
「はい、……そして、考えられるのはその霹靂車の考案者」

「曹操孟徳ですぅ……」



【セイバーの真名が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:セイバー
┣━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┓
  【真名】:曹操孟徳            【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━┻━━━━━━━┳━━┻━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:C      【耐久】:C       【敏捷】:C     【魔力】:B     【幸運】:A      【宝具】:B〜A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

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           ./  /           \   \
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          /  /                 V.  V
            /   l    ',   ',  ゝ---─ァ'  l V.  V
         l   .|  l  ヽ  ヽ. ヽ、¨¨¨´ハ ハ l V.  V
           ,l.    lヽ  \. \  \_二>.ハ. ハ.l   ',.  V
        / l l、  l \  \. \  \ ヽ l | |'   ヽ  V
       l  l  \ \ \. \__..X . \\ / /',     \. \         ./|
       |  |ヽ  .,ィ==x、. ヽ!. /,ィ==≠xヽヽ/.∧ヽ.    \. \     /|/./
       | ∧. \《{ v 。ハk、 ', ,イl 。 ハ .}》 ./  .∧.\    \ >─<  ./
       ∧  \__`゙.ゝ- ´ ,ヽ!  ゝ- ´ノ ./__   lヽ > 、______/
       .∧   >ヽ       , 、 -=彡 ,.<\¨ヽ/ /::\
         \  二ニ=> 、 マ_.ノ.,.イ../',. ヽ ` Y:::::::::::\
          У t-──/ ≧s-≦>' {.',. ', `   |:::::::::::::::ハ
          ./:::::::ヽ;::::::: |:::::∧ ,へ:::::::!. '     }ヽ:::::::::::::::V
    /\_-、 /:::::::::::∧:::::::|/ヽ:○-.A::::::\    / /:V:::::::::::::V
   ./ //>、'::::::::::::::::::〉;::::::::::::::::}/.{::::::::ヽ/!ヽ--イ /:::::V:::::::::::::V
   {   ´ '´//-- 、::::::/ ∧:::::::{三//三}::::::::::∧ヽ--'::::::::::::V:::::::::::::|
    \    ヽヽ:::::::/  .>、::::::::::}/.{::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::V::::::::: |
     lヽ_  /:::::::./  ∧:::\_::::二::::::::::::::-ァ'"\:::::::::::::::::へ:::::: |
     ∧ヾ/::::::/  /::::\:::\--─::::::::´::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::l

 AA:ターニャ・デグレチャフ(幼女戦記)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【クラススキル】
 ◆対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

 ◆単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

 ◆騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

以下、詳細不明……



【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回は月曜日の20時くらいからできればいいなって】
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 21:11:51.22 ID:/GQjI9Yso
大物だな
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/21(土) 22:39:24.19 ID:ri2L5AVlo
おつ
977 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/23(月) 20:13:35.99 ID:BgMzuw2A0
【20:20くらいから再開しますね】
978 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/23(月) 20:20:50.46 ID:BgMzuw2A0
【再開】

あまり知らないのですけれど……。

「曹操孟徳、それってやっぱりスゴい人なんですよね?」
「ふへっ」

毛野原さんが明らかに鼻で笑いました。即座にフェイカーが小突きます。

「ぴぇっ」
「人を馬鹿にする資格は無いと思うぜマスター。まあ、そちらさんの常識のなさもどうかとは思うが」
「……まあ、自覚はありますので。ところで曹操には剣に関係する逸話はあるんでしょうか?」
「多分倚天剣よねえ」

いてんけん?

「先祖代々伝わる宝剣だそうだけど、あまり物語や歴史の中では出なかったんじゃなかったかしら? あ、これはアドバイスというか常識の範疇だからノーカンね」
「ならばどういった性質を持つかは分からない、ということですわね?」
「そういうことになるか。あと分かっている宝具は砲門だが」
「砲門というよりもアレは権力や武力といった汎用的な攻撃に見えたな。そこから特定することはできないだろう」

真名が分かっただけでも儲けものですが、何かしら策は練りたいですよね……。
先ほどの魔力炉の話もありますし……。


直下、話の進展

123:進まず
456:魔力炉について
789:馬ですよね、【霹靂車】って
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 20:25:38.24 ID:M1qWt2kRO
ぬん
980 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/23(月) 20:35:24.40 ID:BgMzuw2A0
4:魔力炉について

「やはり先ほど話に出てきた魔力炉を探るべきでしょうね」
「同感ですわ。学校の奥に存在する空間、そこが最大の候補地ですけど」

アーチャーがそこまで言ったとき、星さんが首をかしげました。

「どうかしましたか?」
「その話ってアレかな? 『誰にも見つからず真夜中の時計塔に辿り着けたものは切実な願いを叶えてもらえる』とかそういうの?」
「ええ、そうですけど、学園内に広く伝わる噂話だそうで」

私の答えに星さんは頬へ手を当て。何故かバーサーカーがうるると唸り。

「それ、私のことねえ」
「は?」

えっと、つまり?

「……成程、僕は分かったぞ。精霊という特殊な状況のくせに学園中を歩き回ったな?」
「そうなのよ。それで知らない間に噂になっちゃってて」
「そりゃそうだ、まったく精霊って立場を考えろよな」
「いけしゃあしゃあと言ってますがその精霊を宿した使い魔を学園中に放った張本人ですわよね?」
「僕はその問題点を気付いて無視したからノーカンなんだな、これが」

平気な顔で言うフェイカーの脛をうさぎが蹴り上げて黙らせました。
しかし、そうなると話は元に戻ります。セイバーの魔力炉は一体どこに……。


直下、5以上で魔力炉の心当たり 【???】+1
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 20:38:55.77 ID:6SysW9tdo
982 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/23(月) 20:42:13.10 ID:BgMzuw2A0
77:クリティカル!

                     >-=ニニニニ=-<
                 , イ..>-x...y="~"マ....`ヽ
               イ イニニニ=-=ニニニ ',.........‘:,
             //............./..........................V..........',
               /.../.............../..............7-.}-、....V.........ハ
           /.../......}'⌒7{............../....ム..........V....}.....',
            /...7.......7...../从...{..7´i/ V...i....}.....!...从
          ′..|.....yif笊ミx ヽソ ,ィf斧芹ミノ....!....1.......}
          |......{/   {:...:}       {:...:i    ソ....ム、....1
          {......iヘ        i       7.......{ ハ.....!
             ‘:,....乂                  ク7....! ノ....ム
              ,........\    V:::ア      7.....{´......{
             ム..........}>s。..       ..。s个...1........‘,
     ,-y-、 ,_   ) 7.ノ.......__y^ー== --<......从....{.............',
     ム ', ', -< 7  7イ{. γ'´ <-=y^~^=-<`7⌒ヽ(7........l...Χ
     \   7``ヽ ノ....! y´i__ {:::::::ノ ___,ムム  `7..........{.......ヽ
       ``7   Y. . . } ``y=-`¨´``ン  ハ   /............',.......ハ

直下

123:場所を思い出すしなんか閃く(小)
456:場所を思い出すしなんか閃く(大)
789:場所を思い出して閃いてなんか来る
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 20:42:43.81 ID:M1qWt2kRO
ぬん!
984 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/23(月) 21:04:23.97 ID:BgMzuw2A0
1:思い出すしちょっと閃く

……何か隠された場所、ですよね? そういえば。

「アサシン、一つ思い出したんですが」
「ああ、俺も思い出した。不可視の巨大なものを」

以前アサシンに頼んだ偵察の際、隠された巨大な建物 >>636 を見つけましたよね?
位置を大まかに地図で確認し、学園に詳しい二人に示します。

「おそらくそこではありませんか? 野々原さん、もしくは星さん」
「えっと……、多分ここら辺はそんなものはなかったかなぁと、思いますけど」
「そうね、言っちゃうとこの戦争が始まってすぐこれはできてるわ」
「では殆ど確定と見ていいでしょう。ここがセイバーの魔力炉です。さすがリュコ様、惚れなおしましたわ」

別に惚れてくれなくてもいいのですけどね……。ということは少なくともここを攻撃すればセイバーは守らざるをえません。
剣騎同盟と別の場所で戦っていればライダーは分断できる、ということになります。

「そうですわね、幸い戦力は四陣営、二陣営ずつ別れるのが打倒でしょうか」
「分断すれば数の差で押せないことはないだろうけどね、僕は戦力に数えてほしくないが」

そうは問屋が卸しません。そうなるとして、どちらを担当するべきかと考えているとアサシンが袖を引きました。

「何ですか、アサシン」
「俺たちはセイバーがいいと思う」
「理由は?」
「マスターがいるからな」

……また結果だけを話す。

「ではこう聞きましょうか、何故私がいるからセイバーなのです?」
「? マスターは乗りこなす能力を持っているからだ」
「は? ……確かに大体の乗り物は乗りこなせますし、魔術を応用すれば乗れないものは」


【マンモスライダー】
上記の宝具の応用であるマンモス乗りの力。
もっとも、マンモスは現在絶滅しているため、近い質量の重機なら使用方法を知らずとも殆ど完璧に乗りこなせる。
これは仮定の話だが、存在すれば幻獣種をある程度乗りこなすことが可能と推測される。


「そうだろう。だからセイバーから宝具を奪える」
「は? ……ハァッ!?」

それはもしかしなくても……!

「セイバーの【霹靂車】にも乗れるだろう。俺が乗せてやれる」

宝具に乗る。できれば相手の手を一つ潰せる上に戦力は上がる。
そ、それは……、そうかも、しれません、理屈としては分かります。けど……!

「というわけで俺たちは対セイバーだ。残りはどうする?」
「私としてはリュコ様と戦いたいという私欲は置いておいて、セイバーはマスター襲撃の相手です。しかしその一方でライダーには因縁がありますし……」


直下、アーチャーの反応。

12345:対セイバー
67890:対ライダー
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 21:15:26.96 ID:hUOOtVrIo
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 21:15:42.64 ID:azyR9aTm0
987 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/23(月) 21:29:24.61 ID:BgMzuw2A0
6:ライダーの方へ

じっと考え込んだり何となく湿っぽい目で私を見つめたり、地図を確認しながらアーチャーは指を動かしました。

「ええ、私はライダーに向かいましょう」
「因縁を優先するのかい?」
「いえ、おそらくライダーの性質上広範の破壊に長けています。私の第二宝具ならそれへ対抗できるでしょう」
「確かにボクもアサシンもバーサーカーも単体戦の方が得意なのは事実だ。私情は抜きってわけかい」

何処か皮肉気なフェイカーの言葉をアーチャーは笑って受け流します。

「ええ、当然ですわ。それに、これでもリュコ様を信じていますので。惚れた弱みという奴ですわね、ぽっ」
「ドコマデホンシンカ、ワカンナクナルナ、コイツ」

確かに。ですがセクハラのときの手つきは明らかに本気なので夜道で二人きりにはなりたくないですね。

「じゃあ残ったのは私たちとキャスターね、私は別にどっちでもいいわ」
「バーサーカーは純粋な暴力性が長所ですものね。こちらに付いていただければ盾に近い形での運用になるかと」
「ボクはさっきも言ったが戦線に立つタイプじゃないからな」
「……だが、宝具の方はかなり様々なスキルを覚えているんじゃないか?」

アサシンの指摘に少しだけ目を細めるフェイカー。指を細かく動かしているところを見るに図星ですね。

「ほとんど全部の陣営と戦ってますもんね……」
「しっ、マスター、お口チャック!」
「タネが割れている以上黙ってても仕方ありませんよ」

口をひん曲げたフェイカーを放っておいて、どちらを引き連れたいか、という話になりましたが、さて。


21:30から多数決、どちらと対セイバー戦に向かうか。先に二票、21:40で〆切

1:バーサーカー
2:フェイカー
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 21:36:03.48 ID:hUOOtVrIo
1
989 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/08/23(月) 21:41:24.68 ID:BgMzuw2A0
【ここまで】

【そして今夜の更新もここまで、お疲れ様でした】

【次回は水曜日の22:30くらいに。新しいスレも立てなくちゃですね】
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/24(火) 01:30:08.13 ID:Ny5DZkMLo
おつ
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/08/24(火) 05:57:15.17 ID:dpa8yFvOo
おつ
992 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:14:55.50 ID:R4T4tHFb0
【次スレ: ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629813275/

【スレ埋め】

「 | |        | i⌒i | |                             ∧        ||
「 |_|        ||:::| | |                            | ̄|       | |
「 |         __|,,|:::::| | |_                          _|_|      | ̄|¨|
〕 |         |  |:::::| |__|_                          |:.:: :| \    _|_|_,|__
「 |       ┌┘__|:::::| ̄| ̄:.:|    冂 ̄|   ,|     _ -‐ '~| ̄ ̄|~"' ,|:.:: :|   |   |ニニ.:.:.:.:|ニ|
|‐|      | ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:l   | ̄| ̄ ̄|  「「i|   |     _[__|    |:.:: :|   |   |ニニ.:.:.:.:|ニ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
|{        | ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:l   |  |    レ''"~~"'_ |-‐''"~´,|   |´"''ー|:.:: :|   |__,,|ニニ.:.:.:.:|ニ┃                                              ┃
|_,| | ̄|___| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:| ̄||  |    |=======| |-‐ "´ |   |‐- _|:.:: :|   |: : : :|ニニ.:.:.:.:|ニ┃     ディストピア、反理想郷。この都市はそう成り果てた         ┃
|¨| |.:ニ.:ニ.:ニ.:.| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|_| ̄ ̄ ̄| ̄|⌒||⌒|| |-‐ "´ |   |‐- _|:.:: :|   |: : : :|ニニ.:.:.:.:|ニ┃                                              ┃
| :| |.:ニ.:ニ.:ニ.:.| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|_|___|_l-┬ー┐j|-‐ "´ |   |‐- _| |: :|   |: : : :|/ ̄‘, ̄╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
| :| |.:ニ.:ニ.:ニ.:.| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|二二二二二|-‐ |=::|ニ|-‐ "´ |   |‐- _l八 | ̄ ̄ ̄/__‘,___
|‐| |.:ニ.:ニ.:ニ.:.| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|二二二二二|-‐ |=::|ニ|-‐ "´ |   |‐-  冂]|: : : : : : | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄
|「|_|__: : :.:| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|二二二二二|-‐ |=::|ニ|-‐ "´ |   |‐-/ ̄', \: : : :.:|叩 叩 | 日日
ニ=-‐  ̄ \| ̄: : |:::::| ̄| ̄:.:|二二二二二|-‐ |=::|ニ|-‐ "´ |   |‐-|大大|大|: : : : |叩 叩 | 日日
\       \ : : |:::::| ̄| ̄:.:|二>''^` ̄ ̄二i|=::|ニ|-‐ "´ |   |‐-|凵凵|凵|__|ニ=-‐…¬冖 ¨
  \       \ |::::| ̄ ̄ ̄|二|≧s。,, -  ̄l|=::|ニ|-‐ "´ | __,,⊥ニ|二二|二|_,,,....、、-┬…¬冖¨
    \       \ | ̄ ̄ ̄|二|i:i:i:i:i:| : .    |--‐‐…¬冖  ̄ __  -‐|__|_|>、 : | :::::| |:::::/| ̄ ̄
 \  \      \-‐‐…¬'|i:i:i:i:i:| : : : : : :|=====ミ   `ヽ,,/ ̄ ̄\.:.:.:. \| ::::::::/__ノ__
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  \ \  \      \ :└:|i:i:i:i:i:|::::::::::::::::|::::::::_、‐''゛   _,/:::::::::::::: ┃                                              ┃
 \ >''\  \ _, ‐ニ¨  |_::: :|i:i:i:i:i:|:::::::_ - "~    _、‐ /:::::::::::::::::::: ┃     ヒトに闘争は認められぬ、ヒトに想像は認められぬ         ┃
‐ ''' ´     \_ ‐ニ¨   _ ‐ニ'|:: :|i:i:i:>'' ´     _、 -'¨| |:::::|二二二二二┃                                              ┃
     _ -ニ¨   _,  -T    .|>''´     _, - '¨| |:::::::::| |:::::|ппппп╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
  -ニ¨    _, -「    |     |    _, ィ「:::::::::::: |/ ̄ ̄ ̄|二二二二二二二二二|ニ=-‐ |:¨|丁丁丁





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         ,ィ'/´>‐ '/.i `ー ' ヾ、ノ    ヘ
        ゝ.ィ´   !ーヽ     `ヽ.   ヘ
       ,ィ'´ ̄ 、  {-= ヽ.   -‐ i     ヘ
     ,ィ'     `ヽ、i   `ヽ     i、_   ヽ.                  ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
    ,ィ'      、   ,'    |'ヽ   ヘ  _   \                ┃                 イノリ                .           ┃
    ∨      `ヽ,ィ'     i i.    ヘ,  __   ヽ.               ┃            ヒトに、自由は認められぬ                  ┃
.     i     ―冫'      i .i     ヽ'´     /               ┃                                    .          ┃
     !     '´  i         V      ヽ    /                ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
     i       !       i          !    ,'
     ∨              ,'             ,
     ∨            ,           ,
      ∨           ,           /
      |           !           ,'
.        l           /          /
      ∨          ,'          /
         i           !         i .|
       !         |         ヽ!
       /         ヽ.             ヽ
      ,'          ノ´ヽ         ヽ
993 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:15:26.24 ID:R4T4tHFb0
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 -=ニニニニニ=-          -=ニ二二ニニ=-
.  -=ニニニニニニ=-            -=ニ=-
   -=ニニニニニニ=-
     -=ニニニニニニニ=-     _ , 。 s ≦'ヽ、
       -=ニニニニニニニニ/'",=、 ,-、  c, 、 ヽニニニニニ
        -=ニニニニニニニ彡'´   ヽ. ヽョ=ュ.、 ヽ ヘニニニ                                              イマ
      ,。rf1 ` <ニニニニr'", <ヽ  ヽ. ヽニニ>.、_  へニニ              この都市は停滞している。遥か未来であるべきこの現在が停まることは
    /ニ//1- _ ヘ` <r'"´   _ , ヽ   ヽ ヽニニニ ̄ニニニ
   ,r/ニ//ニ1  ' j l |   , - ' _ vヘ  ヘ  j  ∧ニニニ>''"
.,。rニ/ニ//ニ/ヽ "ヽ l !   , -    } '  /  /  /ニ>''",rョ,                                                 イマ
ニニ/ニ//ニ/ニ∧  jl |  ' ,  ', /  /'  /   /''"  ∠ミミ}                 人理の停止をもたらしかねない。それが来るべきは未来ではない
.ニ/ニ//ニ/ニ/ll1lヽ   |   i  i {  /!  /l   .l   /r‐''"^゙'
ll/ニ//ニ/ニ/1ll1lヽ`'V|   ',  ''l /-l  /.l   l  /'       ,                この閉鎖系に、閉じたガラスの瓶に、我々は刺激を与えるために呼ばれたのだよ
/ニ//ニ/ニ/=1ll1ll, ヽ '|    ', ',`'゙  ヽ/ .l  .l        /
ニ//ニ/ニ/ニ=1ll1 lh ヽ|    , ',     ∨ /        ,  /ニ
ニ//ニ/ニ/ニ/,1ll1 llh.|    ,  ,     /`′    ,/' /ニニ
.//ニ/ニ/ニ//ll1lll1 lh!      ,      l      ,,/' ,イニニ
l/ニ/ニ/ニ//ニ∧lll1 /    , ,'      l     ,r/'' ∠ニニニ                       【最も新しき人理の肯定者】
>='ニ/ニ//ニ/ ∨r'"~゙ヽ.  , '      lミョェ=彡' /=|ニニニ
ニニ>=,//ニ/  У-`   ヽ  、  l ヽ. / `^´ , イニニ=|ニニニ                         【アーチャー:???】
ニニニニニ>//二'> ヘ    ヽ ,   ,イ=ヘ., イニ――''ニニニ
二二l'" ̄    `> 、  へ へ ヽ, イニニニニニニニニニニニ
二二|            ∧   へ へ ヽニニニニニニニニニニニ




                                      __
                   . . : .: ‐‐‐: .: . . .       .: .: .: .: ⌒ヽ
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        __/.: .:'.: .:/.: :′.: .: .: .: }.: .: .: .: .: .: .: .v乂//ア⌒.:<\ .: .: .: .: :.                【了解! じゃあとりあえず、魔女を倒しに行こうか!】
         ⌒7.: /.: .: :'.: .: .: .: ./.: .: 人.: .: .: .: .: .: .:.i.: .: .: .: .: .: .{   ',:i.: .: .:
         '.: イ.: .: .:.i.:、i.: .: :/.: :/⌒',.: .: .: .: .i.: }.: .: .: :}: .: .: ',  }八.: :'               ニア【うん、この特異点を解決しよう】
          }' {.: .: :/{ぇ{.: .:/}/¨ ─ -v.: .: .: .: }.:八.: .: .: .: .: .: .:\ ⌒)/
          八.: :' .: :八.:(   '^¨灯:(_}.: .: : /⌒Y.: .: '.: .: .: .: .: .: \
      ___/.: .:ヽ{.: 「⌒ ヽ    乂ツ .: :/ ,.: }/.: :/.: .: .: .: 、.: .: .: :\ __ ,
     ⌒7.: .: .: .: .: :圦      .:.:.:⌒¨¨´  __/.: :/.: .: .: .: .: .:\.: .:<_¨¨⌒
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      八.: .: ./{.: .:, /.: .: .: .:_ハ_ハ⌒ /.: .: .: .: .人.: .: .: .: .: .\.: .: .: .: .: \_
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994 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:15:55.34 ID:R4T4tHFb0

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                 _r=<⌒'/    〕iト .,
                √`ヽ、V '/        ヽ
                ム==ミ、:{/⌒ヽ  、 \  .∧                         ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
               f´-=ミ:、ヾ{if','///∧ .‘, .\ .∧                         ┃                                              ┃
               }  , -=ァ─<r'─:}∧ ∧\ .\.l                         ┃   思考を失った人々の中で、もがかざるをえない者が立つ       ┃
              〈/// u      .|| V:、 \ \ .|                         ┃                                              ┃
               .}./// -‐==ニ=サニ=ヾ\ .\ ヾ!                         ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
               fヽ/{ ____ ,ji Vt:、_彡ヘ .ヽ|
                    | ∧!_´¨-tッ‐ァ l  l∧-tッ=j = Vヾ!
                 v i.  `三彡:l  l/iミ三´  .l  }
               /v .! u    |  .|       l /、
              /  Y    f’ !:. .: ! }、    .レ' V \
              /  /   |  /イ≧=-=≦¨ヾヽ  .l   V  〕iト .,              わ、私は……、党の言葉は正しいのだと思う
       . 。s≦ //   .∧  (从ィvj人ivトv仆}  /   ∨     〕iト .,
   . 。s≦    / ./    l  ',  >===<  /ヽ    ∨                 だが、だが、私は、それでいいのかと問うている
      _彡.’  /    l   ≧x      /  .}     v
   ¨ ̄      /      .|      `ー--_<     |    ‘,                自らの思考の中で、それを許していいのかと問い続けている
          /     .|     .r=V/r、      |     .‘,
            /      |、    ∧ヾ=イ∧     /!      ‘,
         /         |∧   /  V.//  \  ./.il       ‘,
         ./        .| ∧ /   }/ム    ヽ' リ        .‘,







                         ,、、
                          ,ィ /=-=-
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           /         / =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-             .┃            聳え立つのは虚栄の楼閣                ┃
         /           /.=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-           ┃                                              ┃
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 二二ニニニニ===―.  ___/-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
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995 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:16:27.33 ID:R4T4tHFb0
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                         -=ニニニニニニニニニニニ=-
                ___     .: :: :: :: -=ニニニニニ二二二=-
                ´-=ニニニニ=-__:: :: :: :: :: :: :: :: :‐=ニ二二二=-                   この特異点の人々は、求めることを忘れてしまった
                   ̄‐=ニニニニ=-_:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : -
                     ̄ ‐=ニニニニニ=-__: :: :: :: :: :: :: 廴_                  願うことを、夢見ることを、愛することを忘れてしまった
                         ノ、 } ̄ ‐=ニ二ニニニニニニ=- '二ニ=-
                      {ト, }'  /¨ヾi!  ̄ ̄‐=ニニニニ二二二二=-              ───では、何故そうなったのか?
                     人}|     ’     ,ィ气 ̄‐=ニ二二二ニ=‐
     __--_             T|  i           ′  ’/7
--__-=ニ二二二ニ=-            l/  ト。            //
ニ=- -=ニ三三三ニ=-ニ=-         j.!/, YL        ,ィ /´
二ニ=- -=三三=-ニ=-二ニ=- _ __/\ /:, 寸Iト。.,,,...:rァ゙,/                        いや、───では、何故そうしようと、この特異点の主は願ったのか?
二二二=- -=三三_ニ=-二二二二|: :∧ \\ ゙'==-''゙, ィ゙
ニニニニニ=- -=三_ニ=-ニ二二二|.: :.∧-_ | >-=≦j、                           推論は出せるかね? マスター、ルーラー
ニニニニニニ=- -三_ニ=-ニニニ二|.: :. :./ ,─}r<\/、 〉、-_
ニニニニニニ二=- 三ニ=-二二二|.: :. :. :./ ,〈///,f77//∧ \- _
ニニニニニニニニニ二二=-ニニニ\: : : : : :〉\ツr‐∨//: : : :\=-___
ニニニニニニニニニニ二=-ニ二二=-\: : :/:∧  | o|` 个v: : : : 〉二二二二二=- _
ニニニニニニニ二二二二=-二二二ニ=-‐'´: : ∧ j .ノ   |: :\/ニニニニニニ=- =-
ニニニニニニニニ二二二=-二二∧: : : : : : : : ∧ (   」: : : :〕iト。,ニニニニニ=-ニ=-






          /⌒             ――
          //          /: : : : : : : : :  ̄~^''<⌒)''"~ ̄~"''
        /: : {         '^~ ̄: : : : : : : :\: : : : : : : :.\⌒\: : : : : : :\
         {: : : \    / : : : : :/: : : : : : : : : : \: : : :', : : \  ): : : : : : : :.\
       \___――: : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : :',. :. :..∨⌒ : : : : \: :\
           /: :/ : : : : : :|: : : : : : : : :| : : : : : : : : :∨: : : :.∨  ): : : : : : \: :\___ ノ
.           / : : / / : : / : |: : : : : : : : :|: : :|: : : : :|: : :∨: : : :|く: : : : : : : : :.∨⌒
          / : : /:..:|: : : |: : :|: : : : : : : : :|: : :| -――- : ∨:./: :|  ): : : : : : : : : :',
        | : : /:. :.:|: : : |: : :Λ: : : : : : : :/ :/  \:.|: : : : :∨: :├<: : : : : : : : : : : :',              【思いつくのは……】
        | : /| : : :|: : : |: :/⌒Λ : : : : : |:/xf笊天ミx,__ : :| : : |__ノ\: : : : : : : : : : :
        | || : : :|: : : |: :| |xf笊⌒: : : : :|   _)Jメ|  Y : : | : : |  ‘,: : : : : : : : : Λ|
          ‘,|| : : :|: : : |__jV _)J| \:. :.|  乂 ツ ノ: : : | : : |  ‘,: : : : : : : :/ }|
          ‘,|:.|八:Λ : 人八 Vヅ   \|   "" |: /|: : :| : : |:', ‘,: : : : :|{  ノ
          \: :.\|: : : : \_""   `       |/ :|: : :| : : |: :', }/}: : /| :
         /: : : : :|: :厂:Λ⌒                ノ:|: : :| : : |: : :',/ }: /:人                  【敵意を失わせて自分たちに逆らわせないため?】
     \_/ : : : : : : :ノ/|: : :八    / ̄ ̄冫   /:.|: /: : :.|.: : : :  }/
      \__,/: : : : :.| : |: : : .. / /⌒|   /: : : :.|:./: : : :.|: : : :|  /                   ニア【考えないようにして統率しやすくするため?】
         / : : : : : : :八 : |: : : :/  ∠ニL|_,/  |:...:. / : : : : : : : : |〉
         /⌒7 : /: : : : : :\: : :/     ┴┐ /´∨: :. :.l\: : : : : : :|Λ
          |: /:{.: .:{ : : :/\:/     /Lノニ|    \ :| \{\ : | : }
          |/ 人: :{\:{_/     厂ニニニ|  / ̄\\    )ノ: ノ
           /|  ̄ ̄ ̄  /     />こ<|/ \   ̄~^''〜<
         |  |      /   /   \__/     \        \
         |  \_,/  /{    /\二二二二二二二==-- _     / >
         |    /  / \  /ニニ\―/――===二二二二∨
.        /   /  /\   \二二二)/              ̄ |
       |   | ./\ \__________/:|
       |   | /   \____/| |
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996 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:16:55.73 ID:R4T4tHFb0

                          _..      ̄ ̄     、
                       ,.  ´     ,   _____   ` 、
                     /        /,ィ /, * /   > 、 \
                        ,       / / (__/-' * / * / ,ハ }
                    /      、_{_,. : : :  ̄ ̄ ̄: `: </ | |
                     '     ,ィ: :,: : :,: : : /:/: |: :|: |: :∧: !: :ヽイ,.ィ         「私はこの場所に求められておらず、検証可能性が低く、断定は不可能です」
                   :      `7: : /:,: :/:イ`}7ヽ:/}:/ |: |:} : : 、<
                      .'    /  {イ:/:/ィ 下「::r;ミ、 /'   }77ヽ: ∧ `         「それぞれの魔女はそれぞれの視点を持ち、私たちもそれぞれの意見があります」
                    ,    /   }イ:/: |   Vzり     イr;Y}:∧}
                     /    /     八|: : |          :, Vリ{j/  :.          「しかし、推論を出すのであれば、様々な要素から一つの理由を提供できます」
                      ,    , /  /、,:|: : |           |:、   ,
                    /   / '´  /:.ー/: : ,        ‐ _ 、  八:.   ,
               /   ー ´   , : : :/: : 人             イ:. \  }
                 {         / : : /: : /: :|  ::..      . ::´: : : :,  \
             /¨¨´   / , : : : /: : / ̄ ̄\ ≧ュ- ´: : : : : : : .   \
          _/   --  ´ /: :,: :/: : />  、  \__|\: : : : : ,: : : ::.   \                      【万人が作り上げた百科の叡智】
          /             /: /:_./: : /_     \___,∧_: : : : 、: : : :、    \
        /            イ: :,: :/ /: : /、_)`ヽ、 (_()\--/`ヽ} 、: : \: : : \     \                      【ルーラー:???】
    ,   ´    _,. : : :´: : : : :/:/  /: : /イ    `  、  `/\´ | \ : : : : : : : .、     ヽ
 ,  ´     /: : : : : :/: : / :,   /: : /  ヽ        `∨_,〈 〉、!   }ヽ: : : : : : :\     、
´         /: : : : : :イ: : :/ : :/   , : : /     ,  }       \ } ∧   ∨ ',: : : : : : \     :.
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   /二二二二ニニニ> '                            l    \ニニニニ/
. /二二ニニニニニ>'                                   l    ∨ニニニ|
'二二二ニニニニ/                    , -=ョョェュ。.、_       ∨    ∨二ニ|
二ニニニニニ/                   , イr‐、  ム-=‐''"´`        ∨    ∨二1
二二二ニニ/                     ∠  ゝ゚''"´             ∨    .∨l/
二二ニニニ/                      ,イミ∧イ                 ヘ     .∨
二ニニニニ|                     /ミア                      ヽ
二二ニニニl                    ムア                           ヽ
ニニニニニl                    ア'                l,           ヘ                     それは───?
ニニニニニl                  /                 lh          ,
ニニニニニl                                     llh             l
ニニニニニニ∨ミミh、                              llミh            l
ニニニニニニムア'"^`ヽ                            llミh          l
ニニニニニ=‐∧                                   ll三h        l
''""´ ̄ ̄   ∧                              llミミ}         l
          ∧                             /三ミ1        l
             ∧                           /三ミミj          .l
           ∧                          /三三ミl          l     /
             ∧                           /三三三l          l     /
                ∧                      /三三ミミj          l  /

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                                                           __ Z エニ4  ョ
                                       __ Z エニ4 Hモテ ホニフΤ「            ]]
                ]}(__  __ Z エニ4 Hモテ ホニフΤ「                               ]]
                     ]}寸(___]}                                               ]]
                、、..,,,__ ]} 寸(_]}                                               ]]
            ⌒)h、 、          こんなに面白いものがあるのか!? なあ、見てみろよ!    ]]
                )h、x仝x                                                ]]
                     ⌒心、                                              ]]
                       ⌒心 匚Г二卞冖宀==─平===ニ匸_                       ]]
                                                   匚Г二卞冖宀==─平===ニヨ






                                                 ョ 4ニエ Z __
                                                 [[           「Τフニホ テヨH 4ニエ Z __
                                                 [[                              「Τフニホ テヨH 4ニエ Z __   __,){[
                                                 [[                                               {[ ___,ア{[
                                                [[                                               {[_ア゛ {[ __,,,..
                                   .                [[        ああ、嘘みたい、なんで、私、泣いてるのかしら             ,xf〔⌒
                                                [[                                                x仝x'´
                                                [[                                               ,ィ(⌒
                                                [[                       _匸ニ===平─==宀冖卞二Г匚,ィ(⌒
                                               ヨニ===平─==宀冖卞二Г匚





                                                          _,,.、斗ャセI
                                                      _,,.、斗rヤ'"     ]]]}
                                            _,,.、斗rヤ'"              .]]]}
                                        _,,.、斗rヤ'"                       ]]]}
                              _,,.、斗rヤ'"                             ]]]}
                          _,,.、斗rヤ'"                                   ]]]}
              _,,.、斗rヤ'"                                           ]]]}
              ]}h、  ]]}                                                 ]]]}
      、、....,,,__]]}⌒)h]]}       俺は、私は、僕は、自分で考える、自分で判断する         ]]]}
      ⌒)h、     ⌒)寸                                             ]]]}
.         ⌒)h、                                                 ]]]}
.           ⌒)hxヘ)h、                                             ]]]}
               ⌒}h、,心[[ ̄∃ ア二Z左冖ホ¬ヮ=于─ttH卉 ===4ニニエZ∃]]匚___   .]]]}

998 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:19:37.35 ID:R4T4tHFb0
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          /  - ヽ       /   .,./             /       .\      .l        l
'-、         _/゛     ヽ、   . / : ''=ニ´              l゙   .__   .l,  。   `'-.__ ‐'  '!
。 `゙ ̄ ̄ ̄"        `゙゙゙゙´           。     ◯  !  ./   .`''、 ,!              !
           。             。             ヽ .|      . !/               '!
 。                                               。    _          `、             「ああ、ヒトよ、私を作る歓びよ」
        。      儿ィ′厂 ̄     `ー≒=====≦ 八 v─ッ  _ハ { ヽ. >仆ォ=彡' /) \r       ヽ
 ̄`'''-、        r‐彡'/  . ′         `><´    ゝ 二 ..イ}厂乂i 厶´//∠彡 ∠__廴__       \           「私はそれに応えます、私はそれに答えます」
     ヽ      f三  {{   {          ´   ` ーr‐厶彡一ゝ≠ソ |  / //     ゝ---<  }         ヽ、
     |      ゝ 一ヘ   、              /ラ' У   / / ノ  {  { {\     ====く /\    / ''''   `-、
     l          ヽ\  \   ´  ̄ >──‐ ミ/ 〈_/   ハ  { ィ’ 、 ∧ : ヽ. \  三三>’    )   ヽ,_,.   `゙゙''ー
   ./ .        ◯.`'―\__ >一''"´        // ィ !    | ゝ|/| ⌒\ \\\  ̄ ̄ /   /
――'" , ‐                  。     ォ'彡' | |  、  ∨.八 ゝ--- \ ヾ ヽ  ̄ ̄    /  _,,,
               。            ∠ィ   | |  \//i  \ ==- `>--≧==…=一´   /  }
                     。   -=ニ(  ,ハ   乂{   、{/.ノ /} ト   } \} ヽ}  ヾ\      `'ー''′             「あなた達が求めるのならば、やり直せる」
               , ‐'ー、     ____ )厶 --   ヾ:.、 У / 从 \リ  ノ  ノ     ソ
      ◯    ◯  'ヘ,ミ,  │  ,..::;´  . <       Z⌒\,′ }ノ  / 、_                             「それは恐ろしきことであり愛すべきこと」
 ____                //  /               }ハ.   \     .,i'"   `\
  。    `>===…… ─一 彡イ  /'"´           、| }     ヽ  l广' l      .!                          「矛盾の中にこそ中立を、規律を」
       > ´           ´   /               乂! /    `> ..ヽ、  ./     。   ◯          __
 .  > ´                  /                    \ 、       `> .´                  ,r'"   ゙"
ー ´                   /                          ヾ\         \   。   _..-….' -、.     /
    .`'-,          ◯                        ` ̄'''″            /       .\  .l           「さあ、『巻き戻しましょう』!」
      .ヽ                      。                          l゙   .__    .l  `'-.__ ‐'
        l .                               .,,-'''" ̄ ゙̄'''-、、."   ◯ . !  ./   .`''、 ,!
999 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:20:41.34 ID:R4T4tHFb0
 







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                              ┃|      A.D.1984              人理定礎値 E        |┃
                              ┃│                                          .│┃
                              ┃|               渦輪反理想郷   .      . ..        |┃
                              ┃│                                  .        │┃
                              ┃|            ■■■■■■■・■■                  |┃
                              ┗╋────────────────────────────╋┛
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1000 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/08/24(火) 23:22:38.83 ID:R4T4tHFb0
【こんな感じの特異点をやれればいいですねと思ってちびちび作っていた案です】

【特異点名を隠す意味すらないほど明らかな舞台ですが。そんな感じで続きは次スレで】
1001 :1001 :Over 1000 Thread
               /|\
              /::::::|:::::\
              |::::::::::| ::::::::|
              |::::::::::ヽ:::::::|
              |::::::::::::: \:|
              |::::::::○ ::::::|
              |:::::::::::::::::::::|
              |___ :::::::|
              |:::::::::::l:::::::::|
             ∧:::::::∧:::::∧
              ∧:::::V  V:::::∧
               ∧::::::V   V:::::∧
           ∧::::::V     V:::::∧
            ∧::::::V     V::::::∧
         ∧::::::V       V::::::∧
         ∧::::::V        V::::::∧
          ∧::::::V            V::::::∧
          |::::::::V            V::::::::|
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モンストスレ @ 2021/08/24(火) 21:31:00.89 ID:+Y1mH6SIo
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辻野あかり「7人が行く・EX3・出郷りんご」 @ 2021/08/24(火) 20:34:58.06 ID:lF0ws9bq0
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VIPドールスレ避難所〜その32〜 @ 2021/08/24(火) 20:24:38.44 ID:zpEM4LaVo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1629804278/

【ペルソナ3】俺「安価でタルタロスを攻略する」part4 @ 2021/08/24(火) 18:15:04.85 ID:WdzsaQmSO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1629796504/

Cook Doの社員さんいますか? @ 2021/08/24(火) 13:40:41.43 ID:sYogpKAnO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1629780041/

ネロ・クラウディウス「余は……少し席を外したい」岸波白野「うんこか?」 @ 2021/08/23(月) 23:17:06.02 ID:iPMA7ilzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1629728226/

ウタウタウ @ 2021/08/23(月) 01:22:34.75 ID:Uc90J3hWO
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みっちん6 幸せの背景は不幸 @ 2021/08/22(日) 22:55:54.45 ID:scPGYsDmO
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