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【FGOSS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ【18禁】

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896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/13(水) 23:28:16.20 ID:FBb6EFnr0
メリュジーヌ「ハァァァァーー!!」ガシィィン!!(足の爪による攻撃)

立花響「とりゃぁぁぁーー!!」ギギィィーー、ドゴォォン!!(我流・空鎚脚)

悪妖グビラ「Baaaaaa〜〜!?」ドゴォォーン!(上から攻撃される)


ガシュガシュ・・・(刺さっている選定の槍が揺れ動く)

メリュジーヌ「立花響!妖精にあの選定の槍は持てない・・キミがあの槍を抜いてくれ!!」ガシンガシンッ!(テュケイダイトで攻撃しながら)

立花響「わかりました!!」スタッ!(そのまま悪妖グビラの背に乗る)


タタタタァァーーー!!(悪妖グビラの背仲を駆ける)

立花響「ハァァァ〜〜!!」タタタァァーー!!(選定の槍に向かって走る)

悪妖グビラ「Baaaaaaーーー!!」ノシィィ〜・・(二本足で立ち上がるように身体をあげる)

立花響「〜〜っと、とととととぉぉ〜〜!?」ぐぐぐぅぅ〜〜・・(悪妖グビラの背が壁みたいにそり立っていく・・)

タタタァァ〜〜、ガシッ!(どうにか選定の槍を掴む立花響)


グワァァァ〜ン・・・(選定の槍が微かに光り出す)

立花響「!?。(なに・・このパーシヴァルさんの槍から感じる・・この違和感は・・)」選定の槍を掴んでいて・・

グググゥゥ〜、ガシュッ!(選定の槍が悪妖グビラの背中から抜ける)

立花響「!!!。うわぁぁぁ〜〜!?」ヒュゥゥ〜〜ン・・・(悪妖グビラの背から落ちる)


メリュジーヌ「立花響!!」ビュゥゥーン!(凄い速さで飛んでくる)

ガシッ!ビュゥゥーン!!(空中で立花響をキャッチする)

ゼンカイオージュラガオーン「「とりゃぁぁぁーー!」」バシィィン!!(悪妖グビラにタックルする)

悪妖グビラ「Baaaaaa〜〜!?」ドシィィィ〜ン・・(後ろに叩き飛ばされる)


立花響「!!。ありがとうメリュジーヌさん・・。」メリュジーヌにキャッチされながら・・

アルト「よし・・、選定の槍の回収は済んだみたいだな?」メリュジーヌ達の様子を見てて・・

スズカ「えぇ!響さんの手にしっかりと選定の槍を持っていますね。」ピピピッ!(サーチして確認する)

パーシヴァル「はい。わざわざ私の為にありがとうございます・・。」お礼を言う

アルト「いいって事よ・・。共に戦う仲間として当然だろ?」

パーシヴァル「あぁ!」


立花響やメリュジーヌの活躍もあり、悪妖精グビラの背中に刺さっていたパーシヴァルの『選定の槍』が抜け、立花響経由で回収された事にアルトとパーシヴァルは喜びを感じていた。
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/14(木) 00:00:36.34 ID:Wup99qUp0
なんか更新が遅くてごめんなさい・・。
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/14(木) 21:03:20.02 ID:Wup99qUp0
悪妖グビラ「〜〜〜!!Baaaaaaーーー!!」ジジジジィィーー!!(力の放出が見られる)


スズカ「・・!?。グビラの中の魔力増大!何かを仕掛けようとしているわぁ!?」ピピピッ!(悪妖グビラをサーチしてて・・)

ツーカイザー「アァ・・どうやらこのまま奴の最大の攻撃を俺達に喰らわせるつもりだな?気をつけた方がいいぞ!」みんなに掛け合う

ゼンカイザー「アァ・・。それでも俺達は、みんなと共にロンディニウムの住民達を守らなきゃならないからね!」ガシッ!(ギアトリンガーを構えながら)

ゼンカイオージュラガオーン「アァ(オゥ)!!」頷く


悪妖グビラ「!!!。Baaaaaaーーー!!」ジジジィィーー、ギュィィィーーン!!(魔力が悪妖グビラの身体とドリルに纏っていき・・)

ドスンドスンドスンッ、ギュィィィーー!!ギュォォォーーン!!(回転を加えた体当たりをしてくる)


アルト「来るぞ!みんな避けるんだ!!」みんなに掛け合う

セフィー達、ゼンカイザー達「!!?」タタタッ!(悪妖グビラの攻撃を避ける)

悪妖グビラ「ーーーーーー!!」ギュィィィーーン、ビュゥゥーン!!(避けられるも攻撃が続いている)


ズガガガキィィン、ギィィン!ドゴォォーン!!(悪妖グビラの攻撃がはじかれるも、正門左近くの城壁の上部が崩れる)


ロンディニウムの兵士達「うわぁぁぁ〜〜!?」崩れる城壁の一部から逃げている

付近にいたロンディニウムの住民達「ワァァ〜〜キャァァ〜〜!!」崩れる城壁の一部から逃げている


セフィー「!?。なんて威力だ・・あの回転力を加えた体当たりであの頑丈な城壁が一部壊されたぞ!?」崩れる城壁を見てて・・

セッちゃん「アワワワァ〜・・・あんなのを喰らったらヤバいっチュン!」悪妖グビラの攻撃にビビる

ボガード「ビビっている場合か!あのグビラという悪妖精の攻撃がまたロンディニウムの城壁に来れば、今度こそ城壁は崩れるかもしれないんだぞ!?」

立花響「!?。その前にあの悪妖精を倒さないと!!」

ゼンカイザー「アァ、でもあの回転する体当たりをどうやって・・・」


アルト「俺に考えがある。少し無茶なことはするけど・・今はこれしかないからな!」

アルト「響ちゃん、メリュジーヌ、ジュラン、ガオーン。キミ達の力が必要となる・・出来るか?」

ゼンカイオー(ガオーンサイド)「あぁ、もちろんさ!」

ゼンカイオー(ジュランサイド)「俺達に出来ることなら何でも言ってくれ!」

メリュジーヌ「アルト・・。アルトがそう言うのなら、私も信じるわ。」

立花響「はい。私もアルトさんのことを信じてますから!!」

アルト「あぁ!!」メリュジーヌ達の事を見ながら・・


アルトはアルトが指定した者達を集め、悪妖グビラの攻撃に対しての対抗策を実行しようと、その者達に対抗策の話をするのであった・・。
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/14(木) 22:24:04.69 ID:Wup99qUp0
ドシィィィ〜ン!(一旦、地面に着地する悪妖グビラ)


悪妖グビラ「Baaaaaaーーー!!」ジジジィィーー!!(再び魔力を溜め始める)

スズカ「またあの攻撃が来るわ!!」ピピピッ!(悪妖グビラの様子をサーチしながら)

アルト「来るか・・よし、作戦通りに事を進めるぞ!」

メリュジーヌ達3人「アァ(はい)!!」タタタッ!(作戦の位置に向かう)

アルトの号令と共に立花響とアルトは中央に、メリュジーヌとゼンカイオーは東西双方の方へ立ち位置に向かって行くメリュジーヌ達・・


悪妖グビラ「Baaaaaaーーー!!」ジジジィィー、ギュィィーン!!(再び魔力が悪妖グビラの身体とドリルに纏っていく)

ドスンドスンドスンッ、ギュィィィーー!!ギュォォォーーン!!(回転を加えた体当たりをしてくる)


アルト「ハァァァ!!」ギュィィン!!(バリア展開!)

立花響「ハァァッ!」ギギギィィ、ガスンッ!(地面にバンカーを突き刺す)


ガキィィィン!ズガガァァァーー!!(悪妖グビラの回転体当たりをバリアで防ぐアルト)

悪妖グビラ「Baaaaaaーーー!!」ズガガガァァーーー!!

アルト、立花響「クゥ・・クゥゥゥ〜〜!!」ギギギギィィ〜!!(必死で止めようとしている)

アルト「グゥゥ・・・今だ、ジュラン・ガオーン!!」ゼンカイオーに呼びかける

ゼンカイオー(ジュランサイド)「あぁ!行くぞガオーン!!」

ゼンカイオー(ガオーンサイド)「OK!トドメ全開で行くぞ!!」


音声『キカーイ!』『スーパーゼンカイタイム!』


ゼンカイオージュラガオーン「ゼンカイオー、ジュランソード円月クラッシュ!!」ギィィーン!!(剣で大きく円を描いていき・・)

ジャキィィーン!!ガシュンッ!!(ゼンカイオーの斬撃で悪妖グビラのドリル部分が斬り飛ばされる)

悪妖グビラ「!!?。GiYaaaaaaa〜〜〜!?」ドシィィーン!ガガガァァ〜〜〜!!(バランスが崩れ、地面に顔面から叩きつけられる)

アルト、立花響「!!!!」ギュゥゥン・・、タタタタァァーー!!(バリアを解除し、その場から離れる)


悪妖グビラ「GAaaaaaaaa、GAaaaa〜〜!!」モガモガモガ・・・(叩きつけられた反動で仰向けで埋もれている)

アルト「トドメを刺すんだ、メリュジーヌ!!」メリュジーヌに呼びかける

メリュジーヌ「えぇ。覚悟しなさい、悪妖精グビラ!!」キィィ〜ン!(魔力を集中させる)


メリュジーヌ「この名はアルビオン、境界を開く最後の竜。」ビュゥゥ〜〜ン!ギュンギュンギュンギュゥン!(魔方陣を最速でくぐって飛ぶ)

メリュジーヌ「ジョフロワからフロモンへ、黄昏の空に──産声のように!」ジジジジィィ〜〜!!(テュケイダイトを構え・・)

悪妖グビラ「!!!!?」逆さまの状態でその様子を見る

メリュジーヌ「時を示せ!『デュケイダイト』!」ビュゥゥーー!!(デュケイナイトを投擲する)


ビュゥゥ〜ン、ドゴォォ〜〜ン!!(デュケイナイトが悪妖グビラに直撃する)

悪妖グビラ「Baaaaaa〜〜〜〜〜!!?」ドゴォォ〜〜ン!!(メリュジーヌの宝具の直撃を受ける)

メリュジーヌの宝具によるデュケイナイトの直撃により、悪妖グビラは爆発と共に炎に包まれる
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/14(木) 23:45:40.69 ID:Wup99qUp0
オォォォォーーーー!!(ロンディニウムの側から歓声が上がる)


円卓軍の兵士「巨大悪妖精が倒されたぁぁー!『境界なき勇士団』とパーシヴァル様たちが力を合わせてあの巨大な妖精鯨を倒したぞー!」歓声をあげる

ロンディニウム在住の妖精達「やっつけた!やっつけた!アルト様とパーシヴァルたちがやっつけた!ブラックドックの大群と巨大な鯨の悪妖精をやっつけた!!」

ロンディニウム在住の妖精達「『円卓軍』と『境界なき勇士団』。力を合わせてやっつけた!」


アルトやメリュジーヌ、そしてパーシヴァルたちの活躍を見ていたロンディニウムの住民達は・・立ち上る炎を見て、悪妖精グビラが倒れされた事を知り、住民達は歓喜・歓声をあげながら喜んでいた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メリュジーヌ「・・・・フゥ・・。」スタッ、ギュゥゥン!(地に降り立ち、元の姿に戻る)

アルト「メリュジーヌ!」タタタッ!(メリュジーヌに駆け寄る)

スズカ「お母様〜!!」タタタッ!(メリュジーヌに駆け寄る)

パーシヴァル「メリュジーヌ!」タタタッ!(メリュジーヌに駆け寄る)

メリュジーヌ「アルト、スズカ、パーシヴァル!」駆け寄る3人に寄り添う


パーシヴァル「メリュジーヌ。まさかキミのような妖精にあんな姿や凄い力があったなんて、僕も初めて見た・・。」

メリュジーヌ「えぇ。この姿は3年前・・私の夫であるアルトを救う為に私自身を鍛え上げて身に付けた力だ。」

パーシヴァル「なんと・・私が円卓軍の団長としてロンディニウムを守りつつ、己に磨きをかけていたが・・あなたは私以上に磨きをかけていたとはな・・」

メリュジーヌ「当たり前だ。私は最強(ドラゴン)の妖精騎士と言われた妖精だからね・・キミが言わなくても私はキミのその先を行っている。」

メリュジーヌ「基礎構想も、魔力量も、時間も、全てがキミと大きく違う。私を超える事はキミには出来ないじゃないかと思うぐらいにね?」

パーシヴァル「は・・はぁ・・・。」ガッカリしている顔を見せる

メリュジーヌ「そ、そんな顔をしないでくれよぉ〜!それが私という妖精なんだからぁぁ〜〜!?」アタフタ!(ガッカリしているパーシヴァルを宥めようとしている)


パーシヴァル「・・・フフッ、フフフフ・・」笑みを見せる

メリュジーヌ「!。クフフフフ・・・」笑みを見せる

パーシヴァル「フフフフ、アハハハハハ!!」笑っている

メリュジーヌ「アハハハハハ!!」同じく笑う


スズカ「・・・お母様とパーシヴァルさんが笑っている・・。嬉しそうに笑っている・・」笑っている二人を見てて・・

アルト「あぁ・・。3年も掛かったが・・パーシヴァルとメリュジーヌ、ようやく二人に掛かっていた呪いが解けたと言っても過言はないみたいだな?」

スズカ「はい・・。あの嬉しそうなお母様の笑顔・・お父様と再会した以来と同じぐらいに輝いて見えますわ・・。」

アルト「あぁ・・。(これで俺たち『境界なき勇士団』と『円卓軍』との同盟締結に私情は挟まなくなったと言ってもいいな・・。)」笑っている二人を見てて・・


メリュジーヌとパーシヴァルの間にあった呪いであった“オーロラの愛”と“過去のトラウマ”をお互いに全て飲み込み、笑顔で嬉しそうに笑っている2人。

そんな2人の姿を近くで見ていたアルトとスズカは2人の姿を見て、2人の間にあった蟠りと呪いを解消できたことに安心感を感じていた。
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/15(金) 21:21:54.63 ID:AjAmYcMf0
立花響「・・・メリュジーヌさんとパーシヴァルさん。2人仲良く笑っている・・」笑い合う2人を見ていて・・

ゼンカイザー「あぁ!勝利全開!仲直り全開!オールオッケー!・・だね!」ガチャッ、キィィ〜ン・・(変身を解除する)

ゼンカイオージュラガオーン「アァ!!」ギィィン・・(変身を解除し、元に戻る)

立花響「はい!」ギィィン・・(変身を解除する)

ツーカイザー「・・・・・・。」ガチャッ、ギィィーン・・(変身を解除する)

悪妖精グビラとの戦いが終わり、介人達はそれぞれ元の姿に戻っていくのであった・・。


ツーカイザー→ゾックス「介人。お前、わざとセンタイギアを間違えて使っただろ?」介人に問いかける

ゼンカイザー→介人「えっ?いやいやあの時のミスは、俺がうっかりしてたわけであったねぇ・・」

ゾックス「いや、あれは介人・・お前が意識的にブラックドッグへの攻撃に失敗するようにギアを選んでいたとしか俺は見ていなかったからな?」

介人「・・・・・・・。」

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回想シーン(IF):ゾックスが考える本来のゼンカイザーの戦い方


ガチャッ、チャリン・・ガシャン!!(ギアトリンガーに13番のセンタイギアをセットするゼンカイザー)

クルクルクルクル、シャキンッ!(ギアトリンガーのハンドルを回す)

音声『13バーン!』


ゼンカイザー「ハァッ!!」バァァ〜ン!(13番のセンタイギアのオーラを放つ)


音声『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!』『ターボレンジャー!』

キィィン、シャキィィン!!(高速戦隊ターボレンジャーの5人の幻影が現れる)

キラァァン、ガタゴトゴトン、ピカァーン!!(幻影のターボレンジャーが歯車のオーラとなってゼンカイザー達にとりつく)


ゼンカイザー「ハァァッ!!」ブンブンブゥゥーーン!!(加速しながら攻撃する)

ブラックドッグの群れ「ーーーーー!?」ガシュガシュン!シュゥゥゥ・・(加速による攻撃が当たり、消滅する)


セッちゃん(ナレーション)「確実に加速して戦うのだったら、ターボレンジャーのギアを使えば良かったチュン。実はターボレンジャーには妖精に関するデータもあるんだチュン。」

セッちゃん(ナレーション)「妖精國ブリテンは、主に妖精の力が優先されているように力の偏りが起こっているから、妖精の力も備えてあるターボレンジャーの方が最適だったんでチュン。」

セッちゃん(ナレーション)「それなのに介人は機械系の戦隊であるカーレンジャーのギアを使って大失敗をしちゃったでチュンだから・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゾックス「それに最初のブラックドッグの戦いで俺が見た感じだと、いつもの介人の戦いにしては不自然な部分が多く見られた部分があり、俺はこう考えていたんだ・・。」

ゾックス「介人お前・・メリュジーヌとパーシヴァルの奴を戦場に立たせるためにわざと負けるような事をしただろ?」介人に問いかける

ゾックス「“メリュジーヌとパーシヴァルが前線に出て、共に戦わなきゃならない状況下の中で仲を取り戻していこう!”というのが、介人の作戦だったんだろ?」

介人「そ、そうかなぁ〜・・・・。それを俺がそう考えていたとゾックスは思っていたのかぁ〜・・」目をそらしながら・・

ジュラン「いや、俺もゾックスの考えている事が正しいと思うぜ?気づかなかったとはいえ・・いつ何時も介人の側にいる俺達は、介人の戦い方を間近で見ているからな・・。」

ガオーン「あぁ・・。センタイギアを持っててスーパー戦隊の事をよく知っている介人があんな事でミスをするのはおかしいなぁ〜と俺達も思っていたからね?」

介人「ジュラン、ガオーン・・・。」ジュランとガオーンの事を見ながら・・・
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/15(金) 23:17:11.06 ID:AjAmYcMf0
介人「・・・・ゴメンみんな・・。突然でもあり、俺もまた・・メリュジーヌとパーシヴァルのことがとても心配だったから、ブラックドッグが出たと聞いた時・・この状況を利用できるんじゃないかと思って・・・」謝る

介人「コーラルやフリントが言ってたように・・アルト達とパーシヴァルとの間の問題を解決して、一刻も早くマジーヌやブルーンを探すのを手伝って欲しかった気持ちもあったから・・。」

ジュラン「マジーヌとブルーンを探す・・・そうだったのか介人・・。」

介人「アテづっぽうなのはわかっている・・。ジュランたちにも早く説明しなきゃ行けないのに、あの時は突然の事だったからね?」反省の顔をしながら・・

立花響「介人さん・・・・」


セッちゃん「介人・・・そんなことを考えていたならもっと早く言って欲しかったチュン・・。」

ボガード「そうだ・・。昨日あったばかりの仲とはいえ・・俺達はもう共に戦う戦友と言ってもいいぐらいに親しい仲になっているからな。」

ゾックス「そうだな・・。最初のブラックドッグがメリュジーヌに瞬殺された事や悪妖精となったグビラの事は、介人が考えていたのとは想定外のことだからな?」

介人「・・まぁ、確かにそうだけどね・・。」図星をつかれる

ゾックス「まッ、介人が直感で考えた作戦など、俺は最初から当てにしてな・・・」



ゴォォォォ・・・・・(立ちのぼる炎が収まり、煙の中の存在が明らかになる)


ガシュガシュ・・ドバァァァ〜〜・・(血塗れで致命傷を受けたグビラが立っている)

傷と血塗れのフェアリー・グビラ「・・・・・・・」たたずんでいる


ボガード「!?。あいつ・・あの攻撃を受けて身体が吹っ飛んでなかったのか!?」佇むグビラを見て・・

介人達「!!?」驚愕している

パーシヴァル、ボガートと円卓軍の兵士達「!!?」ガシャッ!(武器を構え直す)

ゾックス「ツゥゥ・・まさかあの攻撃を受けて、まだやろうと言うのか!!」ガシャッ!(ギアダリンガーを構える)

アルト「いや待て!!奴にはもう十分だ・・・」佇むグビラの様子を見て・・

メリュジーヌ「えぇ・・、もう戦いは終わっているわぁ・・。」佇むグビラの様子を見て・・

ゾックス「何?・・・・・!?」ある光景に絶句する


ヨロロォォ・・・ドスゥゥゥン!!(横倒れになるグビラ)

メリュジーヌのトドメの『誰も知らぬ、無垢なる鼓動(ホロウハート・アルビオン)』を喰らい、満身創痍のグビラは血塗れと致命傷並の大怪我を負ってしまい・・

炎と煙が千切れたあとも佇んでいたが、満身創痍であるグビラはそのまま地面に横倒れとなり、息遣いも虫の息となりつつ・・今に死んでもおかしくない程の状態となっていた・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スズカ「!!!」タッタッタッ!(グビラの元へ駆け寄ろうとする)

メリュジーヌ「待つんだスズカ!!あの妖精を治療したところで彼は私たちの敵・・また奴がロンディニウムを襲う可能性もあるかもしれないのだぞ!」スズカを止める

スズカ「でも・・・あのまま死なせるのは私にはとても出来ません!!」メリュジーヌに抑えられながら・・

メリュジーヌ「スズカ!!」それでもスズカを止めようとする


アルト「・・・・ここは俺に任せてくれメリュジーヌ、スズカ。」タッタッタッタッ・・(グビラの元へ向かう)

メリュジーヌ「アルト・・。」

スズカ「お父様・・・」

パーシヴァル「・・・・・」タッタッタッタッ・・・(アルトについていく)



タッタッタッタッ・・・(グビラにゆっくりと近づくアルトとパーシヴァル)

満身創痍のグビラ「・・・・・・・・」シュゥ・・シュゥ・・

アルト「・・・・・・・・・」ピトッ・・(グビラの頭部分に手を触れる)
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/16(土) 00:19:05.98 ID:Z3dSVqv40
アルト「(フェアリー・グビラ・・。お前が『歪みの岬』から来たオリジナルの死体から生まれた妖精である事はわかる。キミもまた、何かの目的を持って生まれたことに変わりは無いと言ってもいい・・。)」

アルト「(だがお前は妖精國で多くの妖精國の妖精達に迷惑をかけ、悪妖精となったお前は多くのロンディニウムや俺の仲間達を傷つけてしまった・・。その罪はとても重い者と言ってもいい・・。)」

アルト「(しかしこのまま苦しませて死なせるのは俺も心が痛いと言ってもいい・・。せめて俺の力で安らかに眠っていってくれ・・。)」


アルト「・・・ヒール(安楽死&情報提示)」キィィン!(優しく力を注ぐ)

満身創痍のグビラ「・・・・・・」ポァァァ〜ン・・(ヒール(安楽死)の力が注がれる)

アルト「・・・・・・!!?」ドクンッ!(何かを察知する)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1年前・・・西の海岸の浜辺(何かのビジョン)


ガシュガシュガシュゥゥン!!ブシャァァァーーーン!!(誰かに一方的に攻撃されるグビラ)

怪獣のグビラ「バァァァァ〜〜〜アァァァァァァ〜〜〜!!」ガシュガシュガシュン!!(一方的に攻撃されている)

???「アハハハハ、アッハハハハハハ!!」ガシュンガシュンガシュン!!(ナイフで刺しまくっている)

???「フンッ!!」ビィィィン!(サイコキネシスを発動する

怪獣のグビラ「バッ、バァァァ〜〜!?」バスゥゥン!!(浜辺に叩きつけられる)

???「フフフフ・・・・」サラサラァァ〜〜・・・(砂を巻き上げていく)


ガシッ、アグゥゥ〜!(グビラの口を開かせる)

怪獣のグビラ「バァァァ〜〜・・・」口を開けさせられている

???「グビラ・・あなたは怪獣としてのあなたをわたしは気に入っているからね?あなたをこのまま生かしておきたいけど、モルガンの命令のこともあるからねぇ〜・・」キラァァン、サラサラァァ〜〜・・(手にある砂の色が水色となる)

???→妖精騎士アグラヴェイン「あなた・・妖精になってみる?」二ヤァァ〜!(怪しい笑い顔)

怪獣のグビラ「!!!?」ビクッ!!(恐怖で震え上がる)


バシュゥゥ〜ン、ゴォォォォ〜〜!!(水色の砂をグビラの口に入れ込む妖精騎士アグラヴェイン)

怪獣のグビラ「バッ、バァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜!!!」ゴブブゥゥゥ〜〜!!(水色の砂を飲まされる)

ゴボボォォ〜〜〜!!バシュゥゥゥン!!(水色の砂を無理矢理飲まされ、破裂するように体内が爆発する)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルト「ワァァッ!?・・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・」タラタラ・・(汗をかく)

パーシヴァル「ど、どうなされたのですかアルトさん!?」驚いている

アルト「あっ、あぁ・・・。グビラ・・まさかそんなことがあったなんて・・・・」グビラのことを見ながら・・

メリュジーヌ「どうしたアルト・・ヒールを使っている時に何かを見たのか?」心配そうに駆け寄る

アルト「あぁ・・このグビラの正体がわかった・・。グビラは・・・この妖精は人工的に発生させられたんだ・・。」


アルト「妖精國の地に自然単体で生まれたわけでもなくただ・・妖精騎士アグラヴェインによって、グビラは妖精にされたんだ・・。」

メリュジーヌ「!!!?」驚愕している

パーシヴァル「な、なんだって!?」驚愕している
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/16(土) 23:26:49.54 ID:Z3dSVqv40
ジロォォォ・・・(アルト達に目を向ける)


グビラ「・・・バァァァ・・・」何か言いたそうに訴えている

スズカ「!。グビラが何かを言おうとしている・・。」

アルト「!?。グビラ・・・お前は・・・」死にかけているグビラを見てて・・


妖精にされた怪獣(グビラ)「バァァ・・バァァァ・・・(この島の海、ずっと黄昏の色・・・。海の中もボクにとって・・住み心地が悪かった・・・)」

妖精にされた怪獣(グビラ)「バァァァァ・・・(帰りたかった・・・あの青い空に輝く・・あの青空が見える海に・・・。それが・・・ボクの“目的”だった・・・)」

妖精にされた怪獣(グビラ)「・・・・・・・・」ガクッ、シュゥゥゥ〜〜・・(身体が変化していく)



アルト「・・これは・・・。」変化していく妖精グビラの様子を見て・・

スズカ、セフィー、アドニス、介人達「!!?」変化していく妖精グビラの様子を見て・・

コーラル、ロンディニウムの住民達「・・・・・・」変化していく妖精グビラの様子を見て・・

メリュジーヌ「アルト、スズカ、セフィー、アドニス。キミ達は初めて見かけるのだがよく見てて欲しい・・これがこのブリテンにおける“命を終えた妖精”の結末・・」

ボガード「あぁ。死んだブリテンの妖精はな?壊れず、腐らず、変化して残り続け、このブリテンの地に帰っていく・・。」

メリュジーヌ「この妖精國ブリテンは、妖精達の遺体で積み上がった世界でもあるのだから・・。」

アルト「・・・・・・・・」黙って聞いている


アルトのヒール(安楽死&情報提示)に寄って判明した妖精鯨グビラの正体・・。

それは『歪みの岬』から現れた外来種であるグビラが、妖精騎士アグラヴェインによって人工的に妖精として発生させられた存在であり・・

その妖精鯨であるグビラは最後に自身の妖精としての目的である『青い空に照らされた海へ帰る』を明かして力尽き、リュジーヌとボガードの説明の元にその遺体は変化していき・


クルクルゥゥ〜〜・・ドサッ!(ゼンカイオーが斬り飛ばしたグビラの鼻ドリルが地面に落ちる)

ジュランたちが斬り飛ばしたグビラの鼻ドリルが墓標のように逆さピラミットの形で地面に刺さり・・

アルト達の前にはただ、グビラの遺体から変化した木製のようなグビラの骨が残っていたのであった・・。

http://blog-imgs-43.fc2.com/u/l/t/ultramanasina/20130205182114ddb.jpg

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妖精鯨・フェアリー・グビラ(人工的に妖精されたグビラ):一年前・・『歪みの岬』によって、ウルトラマンの世界から妖精國ブリテンに来てしまった外来種の怪獣。

その巨体と鼻のドリルを駆使し、無理矢理カーティス検問砦を脱出するも・・妖精騎士アグラヴェイン(■■■■■■)に見つかり、一方的に叩きのめされる。

そして妖精騎士アグラヴェインの力によって殺されてしまい、その肉体から牙の妖精・妖精鯨フェアリー・グビラとして人工的に生まれ変わってしまい・・

自身の妖精としての目的『青い空に照らされた海に帰る』の元、青い空と海を探すために妖精國ブリテンを彷徨っていた・・。


しかし空が永遠と続く黄昏の空である妖精國ブリテンにとって、グビラの目的達成には至らず、度々下級の妖精達から運んでくる食べ物を盗み取る生活を続けており・・

メリュジーヌとの戦いから逃亡した地下の所でブラックドッグの住処に出くわし、それらに噛まれて悪妖精となってしまい・・

その翌日に大量のブラックドッグの群れと共にロンディニウムを襲撃するも、アルト達に返り討ちに遭い、致命傷を負い・・

そしてアルト達が見守る中、最後に自身の無念と青い海に帰りたいという目的を話し、木製の遺骨に変化し、その後アルト達によって地面に埋葬された。
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/17(日) 23:07:21.81 ID:QF+QeJyQ0
第19節:互いの愛と深まる謎
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ブラックドッグ&グビラ襲撃後・・・ロンディニウム:作戦室(夜)


パーシヴァル「色々とありましたが、あの襲撃の時の被害が最小限に抑えられたことはとても良いと言っても宜しいと言ってもいいでしょう。」

パーシヴァル「今日のこの勝利によって、しばらくはブラックドッグによる被害がほぼ大幅に減ったと言っても宜しいでしょう。みなさん、ありがとうございます。」お礼を言う

アルト「いえ、こちらこそ・・。パーシヴァルやみんなの協力があってこそ、ロンディニウムを守れたといってもいいね。」

アドニス「うん!お父さん達と介人さん達、それにパーシヴァルさん達と力を合わせたから、ロンディニウムを守れたからね。」

立花響「はい!それにパーシヴァルさんとメリュジーヌさんの仲も元通りになりましたからね!」

メリュジーヌ「えぇ。少し強引なところはあったけど、私とパーシヴァルの寄りを直してくれたキミ達には感謝しているからね。」

パーシヴァル「はい。」

ゾックス「まぁ、メリュジーヌとパーシヴァルの間に抱えていた問題点が解決し、『境界なき勇士団』と『円卓軍』の関係も良好になってきたと言ってもいいが・・」

ゾックス「それと同時にまた新たな疑問が出来たと言ってもいい・・。俺達が倒したグビラの正体が、実は人工的に妖精にされた個体だったって事をなぁ?」

アルト達「!?」一斉に静かになる


ゾックス「元々『ウルトラマントピア』に生息しているはずの怪獣グビラが『歪みの岬』を通してこの妖精國ブリテンに迷い込んできたと言う事はよくわかるさ。前例として、3年前にも現れたギマイラもそうだったからな。」

ゾックス「ただ違う点としては、『歪みの岬』周辺には検問砦が建設され、その土地を妖精騎士アグラヴェインが掛け持ちで管理している事で、安易にそこから妖精國へ侵入することが出来なくなっているのが現状と言ってもいい。」

ゾックス「そんな包囲網をグビラは強引に押し破り、妖精國へ侵入した後・・・追いかけてきた妖精騎士アグラヴェインに惨殺され、ブリテンの地に生まれた妖精として転生させられた・・。」

ゾックス「そんな妖精騎士アグラヴェインがやったであろう残虐かつ卑劣な光景をアルトはヒールの力で見てしまったって事なんだな?」

アルト「あぁ・・。せめて痛みをなくし、眠らせてやろうと思った矢先に偶然にも見てしまった光景だったからなぁ・・。」

ゾックス「・・まさか妖精騎士アグラヴェインに“人工的に妖精化させる能力”があったとは思いもしなかったっと言いたいところだが、実際はそれだけじゃない・・。」


ゾックス「コーラルやスプリガンが言ってたという『異端の妖精達(イレギュラーズ)』が持つ異端の亜鈴のほとんどは、妖精騎士アグラヴェインから國家試験の際に手にしたという話。アレにも不可解な点があるのは確かと言ってもいい。」

ゾックス「そもそもあのイレギュラーズが手にしたという異端の亜鈴をなぜ、妖精騎士アグラヴェインから手にできたのか?なぜ、生まれた時から完成している筈の妖精に異端の亜鈴の力を後付けで得られたのか?」

ゾックス「その答えとなる事実があるとするならば・・アルト、同じ3つの力を得たアンタなら分かるはずだと思うのだが・・?」

アルト「俺になら分かる・・・確か妖精騎士アグラヴェインが持つ力は・・『夢の砂を操り、相手を眠らせる力』と『サイコキネシス』・・。それと・・・!?」何かに気づく

アルト「そう言えば・・・まだ妖精騎士アグラヴェインが持つ3つ目の力を、俺達はまだ見ても感じてもいない!?」

メリュジーヌ「!?。たしかにいま思えば・・妖精騎士アグラヴェインは夢の砂の力とサイコキネシスの力を使っているだけで、肝心の3つ目の力はまだ見せてもいなかったわ・・。」


ゾックス「そうだ・・。現状、現実世界から来た人間である妖精騎士アグラヴェインが授かったと言われる3つの力の内、わかっているのは『夢の砂』と『サイコキネシス』の2つであり、残りの1つはまだアルト達や俺達に対しても使われていない・・。」

ゾックス「俺の考察であるが、イレギュラーズの妖精達が異端の亜鈴を持ったのも・・グビラがブリテンの妖精にされたのも・・、彼女が持つ3つ目の力が関係しているんじゃないかと俺は思っている・・。」

ゾックス「俺が思うに、妖精騎士アグラヴェインの3つ目の力は・・“誰かの持つ力を奪い、その力を移植させる”力じゃないかと、俺は思っている。」

アルト達「!!?」驚愕している

立花響「力を奪って、それを移植させる能力って・・・」驚愕している
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/18(月) 10:29:13.36 ID:rNbuLozN0
アルト「“誰かの力を奪い、力を移植させる”事が妖精騎士アグラヴェインの3つ目の能力・・。その力はまる『僕のヒーローアカデミア』のオール・フォー・ワンと同じような力を、アグラヴェインは持っているって事だと思えるよな?」

ゾックス「あぁそうだ。アルトと言う通り、妖精騎士アグラヴェインが持つと言われる『力の強奪と付与』の力は、彼女にとっても切り札と言えるぐらいの能力と言ってもいい・・。」

ゾックス「現状、奪う先の力の方は彼女が掛け持ちで管理している『歪みの岬』から流れてきた外来種から適当に奪い、それをストックしていたと確信がつくし・・力の付与の方も、イレギュラーズの妖精達が手にした異端の亜鈴の力がそれを証明していると言ってもいい。」

セフィー「・・そうか!ブルーナや二代目妖精騎士達が國家試験で得たという異端の亜鈴は、元は妖精騎士アグラヴェインが他者から奪い・・それを試験という形で力を移植し、その力に適用した妖精をアグラヴェインは遠別していたと言う事だったんだな?」

アルト「そういうことだセフィー。キミもなかなか察しがつくじゃないか!」セフィーを褒める

セフィー「あぁ。家族の次男としてmジョルニがいない分・・残された兄妹をまとめ上げるのも、次男としての責任だと感じているからな。」

メリュジーヌ「セフィー・・キミの兄妹達を気遣う心は相変わらず素晴らしいと言っても良いわね!」セフィーを褒める

セフィー「あぁ・・。」褒められる


ボガード「妖精騎士アグラヴェインが持っていると言われる3つめの力と言える『力の強奪と付与』の力・・。ゾックスの言う通り、その力はおそらく彼女にとっても強力な切り札である事は間違いなさそうだな?」

ボガード「故にその力をいままで俺達に使ってこないのは、その力が奴の強力な切り札である事から・・切り札ゆえにその力を人前には出すのはマズいと判断していると言って間違いないと思われるなぁ?」

アルト「確かに・・『力の強奪と付与』という強力な力を妖精騎士アグラヴェイン持っている以上、それを隠す理由は他でもない・・。」

ワグ「隠す理由・・・・!?。その力さえあったら、妖精國にいる妖精達は妖精騎士アグラヴェインの事を『予言の子』だと勘違いする恐れがあるからか!」理解する

ロブ「あぁ、今の妖精國のほぼ間違いないな?また最悪の場合、妖精騎士アグラヴェインの事を『厄災』だと疑う可能性もあるしな・・。」

ゾックス「確かにあり得る話だ・・。強すぎる力は、力の無い者にとって崇められるか、危惧されるか・・。その選択は2つに1つに等しいのはどの世界にも共通することだ。」

ゾックス「妖精國ブリテン出身の妖精達にとっては、力を持つ者に対して・・どんな形であれ、多くの注目がそちらに向くのは確実と言ってもいい。」

アルト「うん。この妖精國にいる妖精の中で、女王モルガン以上の力を持っていると知られれば、今の女王モルガンはそれを黙っているはずがない・・。」

アルト「妖精騎士アグラヴェインはその事を想定し、彼女の3つめの力を表舞台には出さないようにしていると断定できる。」

アルト「彼女の野望でもある『自身の手で妖精國ブリテンを支配する事』の為にも、あえて目立つような行動を避けているといってもいい。」

ジュラン「成る程なぁ・・。“能ある鷹は爪を隠す”って事だな。」


メリュジーヌ「・・だとしても、そんな力を持つ妖精騎士アグラヴェインは今、バーゲストやジョルニ達と一緒に行動しているとなると・・」心配そうにする

アルト「いやそれはない。今のバーゲスト達は女王モルガンの謁見の来客であり、女王から護衛の任務を受けている妖精騎士アグラヴェインが暗殺や奇襲をする事はないに等しいと言ってもいい。」

アドニス「それにお母さんたちにはダ・ヴィンチさんやカイニスお姉ちゃん、村正さん達がついている。あの人達が近くにいれば、力を奪うような行動はしてこないと思うよ・・。」

アルト「あぁ・・。バーゲストやダ・ヴィンチちゃん達を信じよう、メリュジーヌ。」メリュジーヌに身を寄せる

メリュジーヌ「えぇそうね・・。」落ち着きながら・・



パーシヴァル「妖精騎士アグラヴェインの3つの力、それによる力の強奪と付与、彼女の部下と自身の目的・・。3年前から暗躍し、妖精騎士の地位を手にし、異端の亜鈴を持つ部下と共に自身の力も格段に力を付けてきている・・。」

パーシヴァル「この意味からして・・我々にとっても妖精國の中で女王モルガン以上かつ最大の驚異と呼べる策士であると理解します。」

アルト「あぁ・・。このような策士すぎる彼女・・俺と一緒に『現実世界』から来た人間だと思えないほどの知能を持っているなんて、3年前の俺には知るよしも無かったからな・・。」

ゾックス「『現実世界』から転移された事でその知能と才能が開花した可能性もあり得るやもしれないからなぁ?」

ゾックス「問題はその彼女自身は何を思って、俺たちのようなヒーローをこの妖精國へ引き寄せたのが俺にとっての疑問と言ってもいいな?」

ゾックス「力を奪うだけなら・・『歪みの岬』の扉を使わせ、そこに引きずりこんでから彼女の3つめの力で奪わっていっても良かったと言ってもいいのにな?」

ガオーン「そうだよ!力を奪わずに僕たちのようなヒーローを9人も妖精國へ引き寄せて、偽物の『予言の子』に仕立て上げたとしても・・結局はその僕たちと戦うハメになると言ってもいいのに・・。」

セフィー「あぁ・・。妖精騎士アグラヴェインにとっても、並行世界から来たヒーロー達は、いずれにしても彼女の敵になり得るかもしれない恐れがあるというのに、一体何故なんだ・・。」

アルト達「・・・・・・・・」考え込む
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/18(月) 23:37:00.64 ID:rNbuLozN0
立花響「・・・ひょっとして・・『歪みの岬』にあるドアって、実は向こうの世界から妖精國へ行く際はドアじゃないのですか?」

アルト「・・なんだって?」立花響に目を向ける

立花響「えぇ〜とつまり・・『歪みの岬』のドアはドアの表面になる絵柄の種類によって妖精國地は異なる並行世界へ行けるんですよね?」

アルト「あぁそうだが・・。それと何か関係があると?」

立花響「もしかしたらと思うけど、『歪みの岬』のドアって・・・妖精國から別の並行世界へ行くことができ、それを利用して妖精騎士アグラヴェインさんが私たちに『星の終わり』の夢を見せた・・。」

立花響「けど逆に言うと・・向こうの並行世界からこの妖精國へ行くのはどうやって行くのかは、私や翼さん達にも分からないのですよ・・。」

立花響「『歪みの岬』から向こうの世界へはその世界の絵柄がついたドアから入ったとしても、そこから妖精國へ行くのはドアの形なんかしていないんじゃ無いと思うんです・・。」

アルト「!?。向こうの世界から妖精國へ向かう入り口が、ドアとは限らないだって・・」驚いている


ジュラン「確かにそうだ!!介人とオレらキカイノイド4人とセッちゃんは、夢で『星の終わり』による『崩落』の事を知ったのは確かになのだが、そこへ行く為の通路やドアのことなんか夢でも教えちゃくれなかった・・。」

ジュラン「俺達はただ、突然と現れた次元の穴に吸い込まれてこの世界に飛ばされただけであって・・『歪みの岬』の事など、昨日のアルトの話しで知ったと言ってもいいからな?」

立花響「私も同じです。私がいる世界でも『星の終わり』による『崩落』の事を私や翼さん達『S.O.N.G.』のみんなに夢として伝わりました。」

立花響「でも実際にこっちの世界に来たのは、私の世界にある完全聖遺物『ギャラルホルン』のアラートにより、妖精國ブリテンの世界に繋がり、そこから私と翼さんと調ちゃんの3人がこの世界へと移動してきたんですよ。」

ハルキ「俺とゼットさんも妖精騎士アグラヴェインの力で同じような夢を見たんですが・・こっちの世界に来る際はベリアロクさんの力で宇宙から来たんですよ・・。」

ハルキ「そしてブリテン島を覆っている光の壁を俺達は強引にくぐってこの世界にたどり着いており、『歪みの岬』の事については俺もアルトさんに教えられるまで知りませんでした・・」

ゾックス「成る程・・ハルキとウルトラマンがこっちに来た方法については俺たちゴールドツイカー家も同じだ。島を覆っている光の壁をクロコダイオーの突撃で突き破って侵入して来たからな?」

介人「スッゲぇ〜〜!!ゾックスの船って、そんなことも出来るんだね!!」キラキラキラ!!(目が光る)

ゾックス「まぁな・・・。そのあとにクロコダイオーがこの妖精國の世界特有の洗礼でノリッジの海に不時着したんだがな・・。」

フリント「そうそう!突然エンジンが止まっちゃって、不時着するのも大変だったんだからね!」

スズカ「ハルキさん、ゾックスさん・・すごいむちゃくちゃな方法でブリテン異聞世界に来たんですね・・。」

ゾックス「あぁ!伊達に世界海賊を名乗ってはいないからな?俺達ゴールドツイカー家は。」自慢げに言う


アルト「ゾックス達、ハルキとゼット、シンフォギア装者にゼンカイジャー・・。彼らが『歪みの岬』から妖精國ブリテンに侵入せず、独自の方法でこの世界に来たとなれば、立花響の仮説は正しいのかもしれないなぁ?」

アルト「現に俺と俺の家族がもう一つのカルデアの世界に行った時は、妖精國側はカルデアのマークがついたドアからそっちに行ったのだが、帰る際は向こうの世界の召喚ルームの魔方陣から妖精國へ戻ったからな・・。」

メリュジーヌ「えぇ・・3年前にアルトが先に召喚ルームの魔方陣から妖精國へ戻り、私はバーゲストと生まれ育った我が子達と共に妖精國へ戻ったことは今も覚えているさ。」

アルト「そうだな?それに3年前・・俺とメリュジーヌ達3人の妻は『歪みの岬』で向こうの世界へ繋がるドアからゴルザのような怪獣などの外来種が出てくる瞬間を、この目で間近に見ているからな・・。」

アルト「『歪みの岬』から流れてきた外来種は、自身がいた世界とは違う世界に来た事に困惑し、そのまま『歪みの岬』の外で出てしまい・・」

アルト「妖精國ブリテンの地で好き放題暴れ回るとか、行商団に捕まってグロスターに売り飛ばされるとかの事態が3年前に多くあったと事例があるからな・・。」

ボガード「怪獣ギマイラ、絵描き師のアドレーヌと外からの妖精リボン、アルトがグロスターで出会ったという謎の存在、喪黒福蔵・・。」

メリュジーヌ「それと3年前にウェールズから連れ去り、グロスターに売り飛ばされたモルカーのシロモもまた・・『歪みの岬』から妖精國へ迷い込んできた外来種だからね。」ジィィ〜・・(ロブとワグを睨み付けながら・・)

ロブ、ワグ「(ギクッ!)うぅぅ・・」気まずそうに反省している


ロブとワグは、3年前にウェールズからモルカーのシロモを攫い・・グロスターに売り飛ばした事実が、ノリッジへ向かうの旅の途中で判明し・・

その事でアルトやメリュジーヌ達に絞られ、アルト達にはその事については頭が上がらない思いをしているのであった・・。
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/19(火) 08:34:24.43 ID:yVbklCpw0
スズカ「妖精國から向こうの世界へ行く際はドアのような目印がある一方で、向こうの世界から妖精國へ漂流してくる際は目印も存在せず、気づいたときは妖精國ブリテンに流れ着き、変える方法も分からないまま妖精國を彷徨うなんて一方的過ぎるわぁ!」

セフィー「普通に道を歩いていたら、いつの間に妖精國ブリテンへ来ていたいう事態。まるで神隠し・・もしくは異世界召喚と言ったところかな?」

アルト「確かにそう言ったほうが人聞きがいいと言えるなぁ?普段の生活をしていた別世界の人物が、ある日突然と妖精國へ流れ着いてきてしまい、その地に彷徨い、現地の妖精達にいびり倒されていく・・。」

アルト「妖精にされたグビラの他に・・この世界に外来種として来てしまったモノ達にとっても、こんなハタ迷惑な事は自身の不幸でしかないに等しいからな・・。」


アルト「(だとしても俺もまた・・『歪みの岬』を経由せず、忽然と光のオーラに包まれ、『現実世界』からこの妖精國ブリテンへ来た『光の氏族の降臨者』だ。)」

アルト「(俺には自分自身以外の『現実世界』の記憶が無い。俺が妖精國へ転移されたとしても、俺がいなくなった『現実世界』で迷惑が掛かる事なんか・・)」


ジジッ、ジィィ〜ジィィジィィ〜〜〜!!(突然、アルトの頭の中にホワイトノイズが掛かる)

アルト「!!?」頭が真っ白となる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回想シーン:■年前・・・・現実世界 ■■ とある場所


三澤亮太(アルト・オルラント)「■■■がいなくなったら困る事?それはこの会社にいっぱいあると思うよ!」

三澤亮太「営業や事務処理、経営管理と・・キミはこの会社の部署で一番優秀なエリートなのはみんな知っているよ。みんなが知ってるぐらいだしね?」

■■■■■■「ーーーーーーーーー。」何かを言っている

三澤亮太「えっ、会社ではなくこの社会に対してだって?■■■はこの社会とは関係なく、この世で一番優秀な女性だと俺は思っているさ・・。」

三澤亮太「俺なんかキミと違って、上司にただ怒られるだけの平凡なサラリーマンだからね・・。そんな俺がキミと付き合っているなんて、俺はとても幸せ者だと思うけどなぁ〜?」

■■■■■■「ーーーーーー・・・」クスクスクス・・(笑っている表情を見せている)

三澤亮太「・・・フフフフ・・。やっぱり、笑顔の■■■の方がとても似合っていると思うよ!」

■■■■■■「ーーーーーーー」ありがとうと言っている


ジジジィィ〜、ガァ〜ガァ〜ガァァァァ〜〜〜!!(再びホワイトノイズが覆っていく)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メリュジーヌ「アルト・・?ねぇ〜アルトってばぁぁ!」ユッサユッサユッサ!(アルトの身体を揺すっている)

アルト「・・・・ハッ!?メリュジーヌ、どうしたんだい?」我に返る

メリュジーヌ「どうしたのはこっちのセリフだよ・・。急にアルトがボケェ〜っと話を聞いていない表情をしていたからね?」ムゥゥ〜・・(しかめっ面)

アルト「あっ、あぁ〜ゴメンゴメン・・。ちょっと『歪みの岬』の事で考え事をしていたからな・・。」

メリュジーヌ「・・本当かなぁぁ〜?」ジィィ〜・・(疑っている)

アルト「本当だって!!」アタフタしている

ボガード「・・・・(ブラックドッグとの戦いに加え、妖精騎士アグラヴェインと『歪みの岬』の謎の事で疲れているのか・・アルト。)」心配そうに見ている

ボガード「(まあ・・目の前で妖精鯨が死んでいく瞬間に加え、妖精鯨の衝撃の事実も明らかにされたからなぁ・・。人間であるアルトでも、疲労は感じていると見えているからな・・。ここは俺がフォローしてあげないとな・・。)」


ボガード「よ〜し、もうこのような切羽詰まった話はここまでにして、続きはまた明日にした方が良さそうだな?」

パーシヴァル「えぇ・・、今日は色々な事がありすぎましたしね?続きはまた明日でも致しましょう。」

ジュラン「あぁ、確かにそうだな・・。ハァ〜、ブラックドッグやグビラとの戦いもあって、オレらはもうクタクタだぜぇ・・。」疲れた表情をしている

立花響「私もぉ〜・・・」疲れた表情をしている
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/19(火) 10:27:45.08 ID:yVbklCpw0
タッタッタッタッタッ・・・・(人間の兵士がやってくる)


給仕係の兵士「パーシヴァル様、アルト様。遅くはなりましたが、皆さま方のご夕食の支度が調いました。」

パーシヴァル「あぁ、すぐに向かう!皆さん、遅くはなりましたがそろそろここらで腹ごしらえを致しましょう。」

ゾックス「あぁ〜やっと出来たかぁ〜・・。オレら、腹が空いてて仕方が無かったからなぁ〜・・」グゥゥゥ〜・・(腹の音が鳴る)

立花響「はい、私もです・・。疲れたほかにお腹の方もぺこぺこでぇ〜・・」グゥゥゥ〜・・(腹の音が鳴る)

ハルキ「俺もですよぉ〜・・」グゥゥゥ〜・・(腹の音が鳴る)

アルト「そうだな・・。じゃあそろそろ、メシを食べに下に降りるとするか!」

立花響達「さんせーい!!」威勢よく言う


アルト達は妖精騎士アグラヴェインの力とその目的、歪みの岬の秘密を一通り話したあと・・ブラックドッグやグビラの襲撃の影響で遅れた夕食を食べに広場の方へ向かうのであった・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロンディニウム:食堂近くの広場


モグモグモグモグ・・・(テーブルにある料理を食べているアルト達)

ガオーン「おぉ〜!今日はとても旨そうなものが多いじゃないか!」モグモグモグ・・(パンを食べている)

給仕係の兵士「皆さま方のおかげでブラックドッグからこのロンディニウムを守ってくれたのですから、少し大盤振る舞いいたしました。」

ジュラン「おおそうか・・それはありがとうな!」モグモグモグ・・(魚を食べいてる)


スズカ「・・・・・・・」何かを見ている

セフィー「・・??。どうしたスズカ?」何かを見ているスズカの様子を見て

スズカ「えぇ、あの壁に描いてある絵の事なんだけど・・」ある場所にある壁の絵に注目している

パーシヴァル「絵・・・ああ、妖精暦に描かれた壁画ですね。私たちも詳しくは知らないのですが・・・」

アルト達「???」ある場所にある壁に注目する

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://fgonovum.com/wp-content/uploads/2021/06/E5AC626C-AA83-4EFE-ADE9-3B01C1C35D7A.jpeg


ロンディニウムの広場の近くにポツンと描かれた一つの壁画・・。

左右には6翅の妖精と思しき存在と、中央に大きく描かれた獣のような存在、下にはドラゴンと思しき存在が描かれていた・・。


スズカ「この絵・・・6つの妖精と巨大な何かが、どことなくお祭りをしているように見えるようみたいですけど・・」

メリュジーヌ「えぇ・・。でもこんな巨大な妖精・・ブリテンでいままで見たこともないわ・・。」

ボガード「巨大な妖精・・・というよりかは、なにか愛嬌があってとても頼りがいがあるといっても良いぐらいな奴に見えるのだがな?」

ロブ「愛嬌がある?こいつがかぁ〜?俺にはそう見えねぇと感じるのだがヨォ〜・・。」

コーラル「ロブさんとワグさんは外から漂流してきた妖精ですので、この壁画に描かれている何かに込めた愛を感じないのでしょうね?」

ロブ「ま、まぁそうだが・・・。しかしこの壁画は妖精暦の時に描かれたんだろ?この年代物の壁画・・どっかで見たような・・。」思い出そうとしている


ワグ「・・!。アァァーーそう言えば!!」何かを思い出す

ロブ「ワグ、何か思い出したか?」

ワグ「アァ、このような壁画・・・。ウェスバニーにも同じ妖精暦に描いた壁画があったんだった!!」

アルト達「・・・アァッ!?」一斉に思い出す


ロンディニウムに描かれている妖精暦の時代の壁画を見つつ、ワグが言った“ウェスバニーにも同じような壁画がある”と指摘し・・

アルト達『境界なき勇士団』の全員はウェスバニーで見つけた“『光と闇の氏族』と『純恋愛の宝石の秘密』を示した壁画”のことを思い出したのであった・・
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/19(火) 22:58:06.16 ID:yVbklCpw0
パーシヴァル「・・このような壁画をあのウェスバニーでも存在していると?」

アルト「そ、そうだとも・・。ノリッジへ向かう道中・・ウェスバニー鉱山から静脈回廊(オドベナ)を出た所で、偶然にも多くの宝石と金塊と一緒に見つけたんだよ・・。」

メリュジーヌ「えぇ・・。しかもその壁画はね・・、あの鏡の氏族の長であるエインセルが自身が予言した事の『アナザーページ』としてウェスバニーに封印したと、エインセルの直筆付きで残っていてねぇ・・。」

パーシヴァル「!?。あの鏡の氏族の長であるエインセルの予言にもう一つの予言があったというのですか!?」驚く

パーシヴァル「この壁画はもともとオークニーの妖精・・・・『雨の氏族』が所持していたモノであり、ロンディニウムが建設される時、滅びたオークニーの跡地から、『ロンディニウムの騎士』が運んできた、と口伝はありますが・・」

パーシヴァル「これと同じような妖精暦の壁画がもう一つあり・・しかもそれが『影の厄災』で滅びたウェスバニーの鉱山内にあって、その壁画にはエインセルも関わっていたなんて・・」

アルト「あぁそうだ。だが見つけた当初はノリッジのこともあり、壁画を調べるのを後回しにしていたのだが・・」

ボガード「『ノリッジの厄災』とか『女王モルガンの謁見』、『ロンディニウムでの事件』など・・色々あったものだから、壁画や鉱山を含めてウェスバニーの事をみんな忘れていたとはなぁ〜・・」気まずそうにしている

コーラル、アドニス達「・・・・・・」気まずそうにしている


ロブ「ウェスバニーについては、俺達がノリッジへ入るためにある程度の数のそこの鉱山にある宝石を採掘していたんだけど、それ以来・・俺達はあそこをずっと放置していたといっても無理はないと思うよな?」

アルト「いや、ウェスバニーの事はノリッジにいるぺぺロン伯爵にも言ってあるから、土地や鉱山の事については大丈夫の筈なんだけど・・」

ボガード「・・ノリッジにはまだ、あそこの宝石がとても大好きなダルダンの事もあるし・・あそこをあいつの好きにされたとなれば・・」心配そうにしている

アルト「あぁ・・アイツのことだ。宝石以外は何にも興味を示さないというのだから・・壁画のことなんかアイツが壊してしまう恐れもあると言ってもいいからな・・。」心配そうにしている

ロブ達「・・・・・・・」


ゾックス「・・アルト。あんたらはウェスバニーとかいう場所に手付かずにしている壁画のことが気になってしょうがないんだろ?」

ゾックス「なんならいっそ・・、オレらがその壁画を綺麗にくり貫いて、ロンディニウムの方へ輸送してやってもいいけどな?」

アドニス「!?。ホントにイイんですか、ゾックスさん。」ゾックスのことを見て・・

ゾックス「あぁ・・。アドニス、あんたにはクロコダイオーの修理の借りもあるし、アルトたちには短いながらも世話になっているからな?恩を返すのは当然だろ?」

アルト「あぁ・・スマナイなゾックス。俺達がウェスバニーの事をしばらく忘れていたばっかりに・・」

ゾックス「ふん・・、良いって事だ・・。」


ジュラン「オォ〜?海賊であるゾックスが珍しく他人に優しく接しているなんてなぁ?」ゾックスを見ていて・・

立花響「そうそう!人に優しくすることはとても良いことなのですから!!」

介人「あぁ!・・優しさ全開!人助けも全開ってね!」ゾックスを褒めている

ゾックス「うっ、うるさい!!」恥ずかしそうにそっぽを向く

フリント「フフフ・・(お兄ちゃんってば、顔を赤くしちゃってぇ〜・・)」嬉しそうに見ながら・・

アルト「アハハハハ・・・」タラタラァァ〜・・(冷や汗をかく)
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/20(水) 00:07:36.12 ID:Q/E5SONf0
キュィィーン、ピィーーパパパッ!(スズカがサーチで調べている)


スズカ「・・私がサーチして調べたところ、この壁画の文字はウェスバニーに描かれている古い妖精語と同じだわ。」ピピピッ!(サーチをしながら)

セフィー「成る程・・。ハベトロットによれば、このような古い妖精語を解読するのに何週間はかかると想定していると聞いていたが・・」

アルト「あぁ。解読できるとすれば・・ハベトロットか、ダ・ヴィンチちゃんでなら少しは解読できるんじゃないかと思うんだけどなぁ〜?」

メリュジーヌ「えぇ・・。でもあの2人はまだモルガンの謁見から戻っていない以上・・解読作業ははもう少し先になると言えるわね・・。」

パーシヴァル「・・・・そんな貴重なものだったのですか・・・。すみません、私にはそのような学がなくて。」

メリュジーヌ「いいさ。歴史の勉強は私もあまり教えていなかったからね?キミは悪くないさ。」

パーシヴァル「〜〜〜〜〜」顔が少し赤くなる


パーシヴァル「・・ですが、そんな貴重なモノと判明した以上・・今まで雨ざらしになってたこの壁画の保管作業をすぐに手配した方が良さそうですね?」

パーシヴァル「その他に歴史に詳しい者を募って、周囲も発掘してみましょう。他に何か、貴重な記録が出てくるかもしれないかもしれませんしね?」

アルト「だな。バーゲスト達が帰ってくる前にウェスバニーの壁画を持ってきて、それをロンディニウムの壁画と一緒に調べる。これはダ・ヴィンチにとってとても興味が湧く事になるかもしれないわな?」ロンディニウムの壁画を見ながら・・

ワグ「あぁ!!それにウェスバニーの壁画も見せたら、ダ・ヴィンチの姉御・・驚いて腰を抜かすんじゃないかもなぁ?」

ロブ「あぁ〜それはあり得るかもなぁ!!」


ゾックス「・・そうと決まれば、すぐにでもウェスバニーに向かった方が良さそうだな?」ガシャガシャガシャ・・(自分の分の料理を集めながら・・)

ボガード「そうだな・・。ダルダンよりも先にウェスバニーに向かい、あの壁画をロンディニウムへ持ち帰らなければな?」

ゾックス「あぁ・・だとしたら今すぐにでも言った方が良さそうだな?ボガード、アドニス、コーラル・・、俺をウェスバニーへ案内してくれ。」タッタッタッ・・(クロコダイオーの停泊している場所へ向かっていく)

アドニス「あっ、はい!」タタタタッ・・(ゾックスに付いていく)

コーラル「はい・・。」タッタッタッタッ・・(アドニスの側に向かう)

ボガード「あぁ。」タッタッタッタッ・・・(ゾックスの元へ向かう)


セッちゃん「ゾックス〜!壁画のくり貫き作業をするのなら、ボウケンジャーのセンタイギアがおすすめだチュン!」パタパタ〜!(ゾックスの前を飛びながら・・)

セッちゃん「轟轟戦隊ボウケンジャーはプレシャスという秘宝を冒険しながらそのプレシャスを探索・保護をしてきた戦隊だから、壁画の保管にはピッタリだチュン!」

ゾックス「あぁ!そのアドバイス、ちゃんと使わせてもらうさ!」チャリンッ!(ボウケンジャーのセンタイギアを見せながら)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロンディニウム近くの平原では・・

ズゴォォ〜〜、ビュゥゥーーン!(クロコダイオーがロンディニウムから発進する)


アルト「気をつけてなぁ、アドニス!」下から手を振る

メリュジーヌ「えぇ、いってらしゃい!」下から手を振る

アドニス「〜〜〜〜〜!!」クロコダイオーから手を振る


ゾックスの機転でウェスバニーの壁画の件は、ゾックス達がウェスバニーから壁画をくり貫き、それをロンディニウムへ持ち帰るというアイデアの実行のため・・

ダルダンよりも先にウェスバニーへ向かう為に、急遽ゾックス達はクロコダイオーに乗り、ウェスバニーにある壁画の輸送に向かう事になった。

そしてゾックス、アドニス、フリント達、コーラル、ボガードを乗せたクロコダイオーはウェスバニーに向かって、月夜が輝く妖精國ブリテンの空を飛んでいき、それを地上からアルト達が手を振って見送るのであった・・。
912 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/04/20(水) 02:30:15.47 ID:igbfVb5G0
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913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/22(金) 00:03:49.82 ID:nq2keRHr0
夜中のロンディニウム:城壁(ゾックス達がウェスバニーへ向かった数分後・・)


タッタッタッタッタッ・・・・(アルトがやってくる)

アルト「確かここだよな・・?」キョロキョロ・・(辺りを見渡す)

アルト「・・・・・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数分前・・ウェスバニーへ向かったゾックス達を見送った直後・・


アルト「俺とパーシヴァルの二人で話したいことがあるって?」

パーシヴァル「そうです・・。アルトさん、お休みになる前に時間が宜しければ、私と二人きりで話したいことがあるのですが・・」

パーシヴァル「別に、それ程おこがましい事ではありませんが、どうしてもアルトさんとは2人きりで話したいのです・・。」

アルト「あぁ・・別に良いよ?」OKを入れる

パーシヴァル「はい。では後ほど・・あそこの城壁の方で待ち合わせしましょう。」城壁の方に指を指す

アルト「あぁ・・。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして現在・・ロンディニウム:城壁


アルト「(・・とまあ、パーシヴァルと二人っきりで話す事についOKしちゃったけど・・。パーシヴァル・・いったい俺を呼び出して何を話そうと・・)」考えている


パーシヴァル「アルトさん!少し遅くなって申し訳ありません・・。ランドン達と少し会話が長くなってしまって・・」申し訳なさそうにしている

アルト「良いよ。パーシヴァルは円卓軍の団長だし、部下とのコミュニケーションもしっかりしないとな?」

パーシヴァル「はいそうですね?共に戦を共にする仲間ですからね。」


アルト「・・まぁそれで・・俺と二人きりで話したい事って何のことかな?」

パーシヴァル「はい・・。私はあなたに・・私を姉として慕っていた妖精であるメリュジーヌをとても愛する夫であるアルトさんに話しておきたい事があるのです・・。」

パーシヴァル「それと・・出来ればこの話は『予言の子』であるアルトリアさんと共に話したかったのですが・・・まず、あなたから先にお話しておこうかなぁと思いまして・・」

アルト「ホォォ・・?でその『予言の子』にも関わる話とはいったいなんだ?」質問する

パーシヴァル「えぇ・・。」


パーシヴァル「私とメリュジーヌは10年の間・・彼女が育ての親として、武術の師として育ててくれたのはメリュジーヌであると知ってますよね?」

パーシヴァル「彼女と出会うずいぶんの昔・・。16年前・・生まれたばかりの私を含め、数多くの人間の子供らをソールズベリーの養護施設に引き取ってくれた妖精がいます・・」

パーシヴァル「その妖精の名は『オーロラ』・・。3年前に風の氏族長から失脚し、ブルーナの権限で刑死した元・風の氏族長の妖精です。」

パーシヴァル「それに今も牙の氏族長として君臨している妖精『ウッドワス』。あの方は養育院にいる私の際を見いだし、幼少の頃の私にある目的の為に訓練を受けられました・・。」

パーシヴァル「ある目的・・・“『予言の子』を自らの手で作り出す”という当時のオーロラが発言した目的の為にね。」

アルト「!?。『予言の子』を作り出すって・・!?」その事実に驚く
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/23(土) 22:39:29.56 ID:pzpb28YO0
パーシヴァル「・・そうです。16年前にオーロラからの命を受け、私の含めた多くの人間の子どもがソールズベリーに引き取られました・・。」


パーシヴァル「16年前の当時・・エインセルの予言から、ブリテンでは様々な『予言の子』対策が取られていました。」

パーシヴァル「女王軍はその年に発生したばかりの妖精を捕らえ、ある森(むら)では該当する次代をかくまい、ある村では秘密裏に育てた。」

パーシヴァル「そしてソールズベリーの領主だったオーロラはこう考えたのでしょう。“どこに現れるのか分からないのなら、自分の手で用意すればいいのでは”と。」

アルト「成る程・・・それでそのオーロラはソールズベリーに人間の子どもを多く集め、戦士として育てたんだな?」

アルト「16年後、『予言の子』が何かの形で倒されてしまった場合に備え、その代わりに振る舞う代役を演じさせるために・・。

パーシヴァル「・・・そうですね。そういう考えも、当時のオーロラにはあったのかもしれませんね。」

アルト「・・・その事については、メリュジーヌも知っていたと?」

パーシヴァル「えぇおそらくは・・。オーロラは特にメリュジーヌの事を一番の信頼し、彼女もまたよくオーロラの側にいました。」

パーシヴァル「現にメリュジーヌは3年前・・アルトさんと出会う前はオーロラの事を一番に愛していると言っても宜しいぐらいに・・。」


パーシヴァル「話を戻しますが・・・私は引き取られた多くの人間の子どもの中で、もっとも素質があるとウッドワス公に見いだされ、『予言の子』の候補として訓練を受けられました。」

パーシヴァル「選ばれた人間が『予言の子』として名乗るには、『予言の子』として振る舞える“あるモノ”の力を扱える者を選りすぐるためだけに・・」

パーシヴァル「『予言の子』として振る舞うモノ。・・ソールズベリーには、妖精暦においてブリテンを救った救世主トネリコの武器・・・いま私が持っているこの『選定の槍』がそうなのです。」

パーシヴァル「槍にはトネリコによる封印が施されており、“罪なき者のみ扱える”というものでありまして、どんな妖精も『選定の槍』に触れる事が出来ません。無論、メリュジーヌでさえも・・」

アルト「・・!!。だからメリュジーヌは立花響に『選定の槍』を引き抜かせたんだな?自分が妖精ゆえに『選定の槍』に触れるさえも出来ないのだからな・・。」

パーシヴァル「その通りだと思います。メリュジーヌはそれをわかってた故に響さんに槍の回収を依頼したのでしょうね?」

アルト「あぁ・・(・・味なことをしてくれるじゃないかメリュジーヌ。)」考え込む


パーシヴァル「・・・そして私が養育院で育って10年目のある日、『選定の槍』の能力を引き出せる人間として選ばれました。」

パーシヴァル「・・というよりは『選定の槍』に選ばれた・・・のだと思います。能力を引き出せたあの日、私が槍に持っている時に、“この槍で、悪しき妖精どもを殺せ”と・・頭の中でそんな声が聞こえたぐらいですので・・。」

アルト「“悪しき妖精どもを殺せ”っかぁ・・。随分と物騒な声が聞こえたものだな?」

パーシヴァル「確かにそうですよね・・。私もその声を聞いた当初は、身体がぞっとするような感覚を感じたぐらいですし・・。」


パーシヴァル「そしてその日と同じく、『鏡の氏族』がブリテンから消え去った日でもあり、私の騎士としての始まりでもあります。」

パーシヴァル「私が『選定の槍』に選ばれた日、領主であったオーロラの願いを聞き入れ、メリュジーヌは湖水地方の方へ向かって行きました。」

パーシヴァル「『鏡の氏族』が消え、ソールズベリーに戻った直後の彼女の顔を見た私は、この日からなんとしてでも私の手で彼女を解放しようと、私のこの胸に誓いました・・。」

パーシヴァル「・・その後の事はスズカさんやセフィーさんの知っての通り、5年前のコマドリ大会で優勝し・・モルガンの誘いを断り・・オベロンに見いだされ・・今の『円卓軍』が出来たというわけです・・。」

アルト「・・・・・・・」黙ってその話を聞いている
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/24(日) 21:16:59.85 ID:wAo50Mrj0
アルト「1つ聞いて良いかパーシヴァル?『鏡の氏族』がメリュジーヌ・・・・いや、ろくでもなしのオーロラのワガママせいで『鏡の氏族』が消えたのが6年前なんだろ?」

アルト「なら何故・・当時10歳のキミがその一年後のコマドリ大会に参加が出来たんだ?俺は子供達の成長を見てはいないが、11歳の子がコマドリ大会に出るにはまだ・・・」

パーシヴァル「そう、そこなのですよ。私が持つこの『選定の槍』を使う者の意味という事を・・」

アルト「・・使う者の意味?」


パーシヴァル「『選定の槍』は、その真価を使うためにも、持ち主から魔力だけでなく持ち主の寿命までもこの槍の発動の為に使われます。」

アルト「!?」驚く

パーシヴァル「・・・実のところ、私は今年で16歳です。あなたにはこの姿の私を16歳の青年だと思もわれますか?」

アルト「いや・・キミの姿は20代・・、つまり大の大人の姿とも言えるのだが・・・まさか!」選定の槍を見ながら・・

パーシヴァル「そう・・・『選定の槍』に選ばれた時、槍の影響により、10歳ほど年を取ってしまい、今のこの姿に。肉体年齢は26歳、というところでしょうか。」

アルト「あっ、あぁ・・・。(コーラルが言ってた・・“パーシヴァルはオーロラに捨てられるようにソールズベリーを離れた”理由はこれか・・。)」


パーシヴァル「アルトさん・・。私はオーロラの一つの考えで作られた『予言の子』の代役・・・・いえ、『予言の子』を貶めるために育てられた人間です。」

パーシヴァル「この槍もまた、トネリコの呪いの影響なのか・・その性質は『妖精を救うもの』ではなく、『妖精を倒すもの』に変貌を遂げています。寿命を使うとのいう事も、これが関係していると思っています。」

アルト「・・・・・・。」黙っている

パーシヴァル「そんな私がメリュジーヌという自身が愛していた妖精を救うという自身の誓いの為に、その素性を隠しつつ『予言の子』を支持する旗を掲げました。」

パーシヴァル「『予言の子』の存在を利用してまで、自分の願いの為に『円卓軍』を作ったと言ってもいい・・。」

パーシヴァル「本来、使うべき武具を持ち、偽物の立場でブリテンの平和を語るのは・・他の10人の偽の『予言の子』と同じだと言ってもよいでしょう。私には、そんな資格がないというのに。」

パーシヴァル「そして私の願いと事を起こした行いにより、私が『選定の槍』に完全に選ばれなくなったと判断された時こそ、いずれ私はこの槍を再び持つ事は敵わぬ事でしょう・・。」

アルト「パーシヴァル・・・キミって人は・・。」パーシヴァルの顔を見ながら・・


パーシヴァル「・・自分の願いのために『円卓軍』を組織し、メリュジーヌを自身の手で救うという心の誓いを支えに、私は頑張っていました。」

パーシヴァル「しかしその願いもむなしく・・・3年前にあなたが私よりも先に、メリュジーヌと『結婚』すると言う形で、あなたはメリュジーヌを真の意味で救ってしまいました。」

パーシヴァル「・・・私はその事実を受け入れられず、メリュジーヌの気持ちもわかりもしないまま、私は貴方や彼女の幸せに嫉妬してしまいました。」

パーシヴァル「彼女があなたとあなたとの間に生まれたご子息方と共に過ごす幸せを理解せず、私は彼女の事を感情のままに否定し、彼女の心を傷つけてしまった・・。」

パーシヴァル「しかもその事で他の方々にも迷惑をかけてしまった事を思えば、皆さまには本当に申し訳ない事をしてしまったと私は深く心に浸透しました・・。」

アルト「・・・・・・・」黙っている
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/25(月) 00:02:20.57 ID:eSICFXLn0
パーシヴァル「・・・・アルトさん。あなたにはメリュジーヌの事を本当の意味で愛し・・その相思相愛を持って、お二人方は3年前にご結婚されたのですよね?」

アルト「あぁそうだ・・。メリュジーヌは3年前のシェフィールドで俺と出会ったばかりだったが、戦いの中やお付き合いの中で互いに好きになり・・そして俺と結ばれ・・俺と結婚し、セフィーとスズカを産んでくれた。」

アルト「俺とメリュジーヌの関係は、同じ妻であるヴァージェやバーゲストも了承しつつ、夫婦として・・家族として互いに頑張ってきたんだからな・・。」

パーシヴァル「そうですか・・。」理解する


パーシヴァル「・・・アルトさん、あなたはあなた自身の真なる愛を持って、あなたは私が思っていたのとは別の方法で、あの領主オーロラからメリュジーヌの事を救ってくれました。」

パーシヴァル「あなたには一度・・私の内に秘めていた嫉妬により、あなたの事を否定していましたが・・今の私には、メリュジーヌを救い、私と彼女の仲を共に取り持ってくれた事への感謝があります。」

パーシヴァル「故に私は・・『円卓軍の団長』として、メリュジーヌに育てられた人間として、彼女の義理の弟として、そして1人の男として・・私からあなたに一生のお願いをしたい・・。」

アルト「・・一生のお願いって・・」

パーシヴァル「はい・・。どうかこれからもメリュジーヌの事を愛し、彼女の事をもっと幸せにさせてください・・」

アルト「パーシヴァル・・・」



ビシッ!(直立姿勢になり・・)

パーシヴァル「アルトさん。どうか我がアイデアルメリュジーヌを・・・どうか頼みます・・。」ペコリッ・・(頭を深く下げる)

アルト「・・・・・・・。」頭を下げているパーシヴァルをじっと見て・・


アルト「・・・・わかっているさ。メリュジーヌは俺の大切な愛妻であり、俺はそのメリュジーヌの夫であり、セフィーやスズカの父親だからな。」

パーシヴァル「・・・・アルトさん・・・」頭を深く下げながら・・・

アルト「顔を上げてくれ、パーシヴァル。君の気持ちはよくわかった・・これ以上にないほどのキミの覚悟・・しかと受け取らせてもらうよ!」

アルト「だから・・どうか俺からもキミたち『円卓軍』に頼みがある・・。俺達と一緒に、女王軍と女王モルガン・・そして妖精騎士アグラヴェイン率いる『イレギュラーズ』を倒すために戦って欲しい・・。」

アルト「そして・・この妖精國のどこかにいる俺のもう1人の愛する妻であるヴァージェとカルデアの仲間であるマシュを見つけて欲しいんだ・・。」

パーシヴァル「・・ヴァージェ・・。先代の妖精騎士トリスタンであり、モルガンの最愛の娘だった吸血妖精ですよね・・?」

アルト「彼女は俺と出会い・・俺との間に出来た子どもを産んだことで、彼女の心に芽生えた母性と優しさが、残虐だった彼女の心を変えてくれたんだ・・。」

アルト「そんな俺と彼女の幸せを・・あのモルガンと妖精騎士アグラヴェインが奪い去っていったんだ・・。それはメリュジーヌも同じ事だ・・。」

アルト「ヴァージェは今も妖精國のどこかで身体が石にされたまま・・俺とジョルニとルージュの事で泣いているかもしれない・・。」

アルト「ヴァージェが俺たち家族の元へ帰ってこない限り・・・俺たち家族は本当の意味で幸せになれない・・。」

パーシヴァル「アルトさん・・・。」アルトの事を心配そうに見ている


アルト「・・・だから、俺とメリュジーヌ・・そして俺たち家族のために共に戦おう・・。『境界なき勇士団』と『円卓軍』、『シェフィールド』と『ロンディニウム』。お互いがいま持っている幸せのために・・。」

パーシヴァル「もちろんですよアルトさん!あなたの家族を救い、妖精達を救い、ブリテンを救う・・。その願いを叶える為に、我ら『円卓軍』はあなたと『予言の子』達の力となりましょう。」

パーシヴァル「私はあなた達の仲間として恥じない戦いをすると、ブリテンの大地とこの槍に誓いましょう。」

アルト「あぁ!これから宜しくな・・パーシヴァル!」シュッ・・(左腕の拳を出す)

パーシヴァル「・・・・はい!!」シュッ・・(右腕の拳を出す)

ガシッ!!(グータッチをするアルトとパーシヴァル)



アルトとパーシヴァル。彼らは夜空が照らすロンディニウムの城壁の上で、お互いの気持ちと想いを語り合い、2人はそれぞれの願いと使命を叶える事で意見が一致し・・

アルトとパーシヴァルは互いにグータッチをし、正式に『境界なき勇士団』と『円卓軍』は共闘戦線を結ぶのであった・・。
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/26(火) 21:21:57.29 ID:OK859QL50
パーシヴァル「アルトさん、今日あなたと話せて良かったです・・。ではもう遅いですので、もうこれにて・・」

アルト「あぁ!明日、みんなに今のことを情報共有できるようにしておくよ・・。じゃあ、おやすみなさい。」タッタッタッタッ・・(城壁から去る)

パーシヴァル「えぇ・・おやすみなさい、アルトさん・・。」


パーシヴァルと話し終えたアルトはひとまず寝るためにパーシヴァルがいる城壁から去るのであった・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



アルト「ハァ〜〜・・・どうにか、パーシヴァルとメリュジーヌの仲を直したし、ブラックドッグやグビラを倒したし・・」タッタッタッタッ・・(歩いている)

アルト「あとはバーゲスト達が戻り次第、ノリッジをダルダンから取り返す事が出来れば、ノリッジ周辺での一通りの事は済むってワケだな・・。」

アルト「(それにしても妖精騎士アグラヴェインに力を奪い、その力を他の者に渡す力もあったなんて・・・彼女は一体、この妖精國でなにをしようとしているんだろうか・・?)」

アルト「(それにあの時に見た・・あの光景は一体・・・・)」考え込んでいる


ガシッ!(アルトの腕が掴まれる)

アルト「!?。ノワァッ!!」ググゥゥー!!(引っ張られる)

ガシッ、ムギュゥゥ〜♡(メリュジーヌに抱きしめられる)


メリュジーヌ「フフフフ・・♡」ニッコリ♡

アルト「ちょっ、ちょっとメリュジーヌ!?いつの間に!?」驚く

メリュジーヌ「驚いたアルト?コレ、ルージュが前に作ってくれた透明化の魔術礼装なんだ。」

アルト「透明化の魔術礼装?」

メリュジーヌ「えぇ。いま私とアルトはこの魔術礼装のおかげで外から誰からも認識されていない・・。言わば『透明化』している空間にいるんだぁ〜。」

アルト「透明化だって!?それじゃあ・・俺とメリュジーヌはその魔術礼装のおかげで誰からも俺たちの姿を見ていないって事なのか?」

メリュジーヌ「えぇ!」ニコッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロンディニウム:誰もいない壁通り(アルトとメリュジーヌがいるところ以外)では・・。


シーン・・・・(誰もいない)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルト「スッゲェなぁ〜!ルージュがここまでの魔術を使えるとはなぁ〜・・、さすが俺とヴァージェの娘だな。」

メリュジーヌ「えぇ・・。ルージュの魔術には私もたくさん驚かされることがあったからねぇ・・。」

アルト「あぁ・・。それでメリュジーヌ・・、一体どうしてキミがこの礼装を使ってこんなことを?」

メリュジーヌ「そ、それはねぇ〜・・聞いたよ、パーシヴァルとアルトとの会話を・・。パーシヴァルと仲良くなったんだよね?」

メリュジーヌ「わたし、アルトとパーシヴァルが城壁の上に2人だけで話しかけているところを・・この礼装を使いつつ、城壁の下から聞いてたんだからね?」ドヤァァ〜・・

アルト「!?。聞いてたのか、俺とパーシヴァルの話を城壁の下で!?それにそこから聞いてたって・・キミの耳は地獄耳かぁ!?」驚愕している

メリュジーヌ「し、しかたがなかった・・・あのパーシヴァルがアルトと2人っきりで話があると言うから・・。少し気になってしまってねぇ・・。」カァァァ〜・・(赤面)


メリュジーヌ「和解したとはいえ・・私の夫のアルトと姉として付き添っていたパーシヴァルが男同士2人で話をする事がどうこもうも気になってしょうがなくて・・」

メリュジーヌ「万が一、私の事で関係がこじれるようなことがあったら困ると思っちゃって・・・」心配そうなっ顔を見せる

アルト「メリュジーヌ・・・。」心配しているメリュジーヌの顔を見て・・
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/26(火) 23:27:07.12 ID:OK859QL50
メリュジーヌ「でもよかった・・。2人の間に何事もなくて、『境界なき勇士団』と『円卓軍』が本当の意味で互いに協力し合う関係になれたなんてね?」

メリュジーヌ「・・・私は10年間、あの子の成長を見守り続けている内に、喜びと戸惑い、感謝と寂しさで、胸が温かくなっていき・・」

メリュジーヌ「あの子が・・パーシヴァルが汎人類史の人間のように暮らしていける未来を、何度も夢で思い描くくらいに思ってたと言ってもいいぐらいにね?」

メリュジーヌ「セフィー達の時とは違い・・・その時の私は、パーシヴァルにとってのいい師匠でも、姉でも、友人にもなれずじまいだった・・。」

メリュジーヌ「5年前のコマドリ大会にて・・パーシヴァルがモルガン陛下の誘いを断った他に、円卓軍なんてつまらないものを組織し、私は彼が不良となってしまったと思ってしまっていたが・・」

メリュジーヌ「それは全て・・私をオーロラやモルガン陛下から私を縛る呪縛を解こうと、パーシヴァルが必死で頑張っていた事の証明だったというんだね?」

アルト「あぁそうだ。彼は彼なりにメリュジーヌをあの2人から解放しようとその身で頑張ってきたと言ってもいいな。」

メリュジーヌ「えぇ・・。」

メリュジーヌ「まぁコレで・・私の方の心配事もめでたく解消されたってことね?パーシヴァルには改めて、私を救おうとした事でお礼を言わないとね?」

アルト「あぁ、そう思っているのなら明日、そのようにパーシヴァルに言ったらどうかな〜って、思っているのだが・・・」ジィィィ〜・・(メリュジーヌの事を睨む)

メリュジーヌ「・・・・・・・・」カァァァ・・(顔を赤くしながら・・)

アルト「・・・・メリュジーヌ・・。俺にその事を伝えるためだけにこのような透明化の礼装を使った訳じゃないだろう?」

メリュジーヌ「・・・・その通りだよ。」スルルゥゥ〜・・(自身のパンツを脱ぎ始める)


ヌチィィ〜・・、タラァァ〜・・(メリュジーヌのおまんこから愛液が垂れている)

メリュジーヌ「アルトぉぉ・・。わたし・・もう我慢できなくなっちゃってぇ〜・・・♡」タラァァ〜♡(愛液が垂れている)

アルト「オイオイ・・・ソールズベリーでたくさんセックスしたばっかりだろ・・」タラァァ・・(冷や汗をかいている)

メリュジーヌ「アレはオーロラを失って悲しい思いをしていたわたしの為のエッチだし・・あの時のわたしはあの悲しみを埋めるために無我夢中でアルトの事を求めていたしねぇ・・」

メリュジーヌ「今度は本当の意味で、夫であるアルトと愛し合いたいと私はそう思っているからなぁ・・?」

アルト「愛しあいたいって・・・ここロンディニウムだぞ?誰かに見つかったらとしたら・・」

メリュジーヌ「大丈夫。そのための透明化の魔術礼装なんだからね?どこから見ても、私たちの『性行為』は誰にも見られはしないのだから・・ね?」キュンキュン♡

アルト「・・ハァァ・・しょうがないなぁ〜・・。」カチャカチャ・・(ベルトを取り始める)

メリュジーヌ「ウフフフフ♡」シュルルゥゥ・・(スカートを上げる)


ノシッ、ペチッ・・(壁に手をつけるメリュジーヌ)

メリュジーヌ「ハァ・・♡ハァ・・♡ハァ・・♡きてぇぇ・・アルトォォ・・♡」クイクイ・・♡(腰を動かす)

アルト「フゥゥ・・本当に良いんだね?」ボロンッ、ニュルニュル・・

メリュジーヌ「えぇ♡マンコのほうはすでにヌレヌレで準備が出来ている・・。いつでも挿れていいよ♡」くぱぁぁ・・♡

アルト「あぁ・・。じゃあ行くよ、メリュジーヌ・・」ムクムクゥゥ〜・・ビキンッ!

メリュジーヌ「エェ♡」ニュチュゥゥ〜♡(愛液が垂れる)


チュブゥッ・・、ズップブブブブゥゥ〜〜♡♡


誰もいないはずロンディニウムの壁通りで透明化の魔術礼装で隠れていたメリュジーヌに待ち伏せされ、アルトはパーシヴァルとの会話の話をメリュジーヌにも話したその直後・・

欲求不満になりつつあったメリュジーヌを慰める為に、そのままアルトとメリュジーヌは壁バックで夫婦の営みを始めていくのであった・・。
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/26(火) 23:59:08.50 ID:OK859QL50
タッタッタッタッ・・・(誰かがやってくる)

ハルキ「・・・・ここで良いですよね?ヨシ・・・」キョロキョロ・・(辺りを見わたす)


カチャカチャ、ビィィィ!(チャックを開ける)

シャァァーー、ジョボボォォ〜〜・・(立ちションをするハルキ)


ハルキ「・・ふぅぅぅ〜〜・・ロンディニウムって、まだトイレの場所がここの外だって言うから本当に大変ですよ・・。」シャァァ〜〜・・

ハルキ「妖精さん達からここらで立ちションしていると聞いてはいましたが、本当に誰もここには来ていないのですねぇ・・。」

ハルキ「パーシヴァルさんにお願いして、ここら辺をロンディニウムの公衆トイレとして復興させた方が皆さまのためになると思いますね?」


ビィィィ、カチャカチャ・・(ズボンのチャックを閉めるハルキ)

ハルキ「ハァァ〜スッキリしたぁぁ・・。さてと、手を洗ってそろそろ・・」


アァァァ・・・ウゥゥゥ・・・・ァァァァァ〜〜・・(何かが聞こえてくる)

ハルキ「!!?なっ、なんですかこの声は!?」ビクビクビク・・(震え上がる)


ァァァ・・・ァァァァ〜〜〜・・・

ハルキ「この声・・・どこから聞こえてくるんですかぁ〜〜!?」タッタッタッ・・(声がしてくる方へ歩く)



ロンディニウム内部には公衆トイレという所があまりなく、ハルキは妖精達に教えられたと言われる壁通りで立ちションしている時に謎のうめき声を耳にしてしまい・・

ハルキはそのうめき声がどこから聞こえてくるのかを知るために、ハルキは恐る恐ると声がする方へと進んで行くのであった・・。
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/27(水) 10:18:00.15 ID:CVOTpCgS0
アルト達がいる壁通り(透明化の魔術礼装発動中)では・・


ズンッ♡ズンッ♡ズンッ♡ズンッ♡ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡

メリュジーヌ「アァァァ♡ハッ♡ハッ♡ハゥゥン♡ンンッ〜♡」ズプッ♡ズプッ♡ヌプッ♡ヌプッ♡ヌプッ♡

アルト「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ・・・」ズプッ♡ズプッ♡ズプッ♡ヌプッ♡ヌプッ♡

アルト「ンッ、ンンッ・・。メリュジーヌ・・気持ちいいか?」パン♡パン♡パン♡パン♡パン♡

メリュジーヌ「えぇ♡イイィィ♡アルトのオチンチン・・とってもイイィ〜♡アアンッ♡ァァァァ〜〜♡♡」パチュ♡パチュ♡パチュ♡パン♡パン♡パン♡

アルト「フゥ、フゥ、フゥ・・・・(もうメリュジーヌったら・・パーシヴァルやみんながいるこのロンディニウムの中でセックスするなんてなぁ・・)」パチュ♡パチュ♡パチュ♡パチュ♡パチュ♡

アルト「(本当はイケない状況がバレたら、絶対に色々と大変だと思うが・・それはそれで興奮するじゃないかぁ!!)」ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡

メリュジーヌ「アァァァ♡アルトォォォ〜〜♡ンゥゥゥ♡アン♡アン♡アン♡アン♡」パン♡パン♡パン♡パン♡

アルト「(まぁ透明化の魔術礼装があるから誰かが通ったところで俺たちの行為が見られるはずが・・・)」グプッ♡グプッ♡ズチュ♡ズチュ♡



ハルキ「あのぉぉ・・誰かいるんですかぁ〜?」遠くから叫んでいる

メリュジーヌ、アルト「!!!??」ビクゥゥゥン!!(顔が青ざめる)


タッタッタッタッ・・・(ハルキが近づいてくる)

アルト「〜〜〜〜!!」ジュブゥゥ〜〜♡

メリュジーヌ「ンンゥゥ〜〜〜♡」口を押さえる

ハルキ「・・・・・・・・」キョロキョロ・・(辺りを見わたす)

アルト「(ハルキか!なんでこんな所に・・・まさか・・姿が見えなくてもメリュジーヌの喘ぎ声がダダ漏れだったというのか?)」ズブズブズブ・・♡

メリュジーヌ「〜〜〜〜〜〜♡(フゥ〜♡フゥ〜♡フゥ〜〜♡)」ギュゥゥ♡ギュブギュブギュブ♡

アルト「〜〜〜〜〜〜!!(メ、メリュジーヌのマンコ・・こんな時に締め付けないでくれぇぇ〜〜・・・)」ズブズブズブ・・♡


アルトとメリュジーヌが行為をしている中で、怪しいうめき声がしてきた方へ来てみたハルキ。

透明化の魔術礼装発動でアルトとメリュジーヌの姿は見えず、壁1枚隔てた場所でハルキとアルト達2人は緊迫した状況に至っているのであった・・。


ハルキ「すいませ〜ん・・なにか声がしてきたモノですから、ちょっと近くへ来たのですが・・。」

アルト、メリュジーヌ「〜〜〜〜〜」ギュブギュブギュブ♡(静かにしている)

ハルキ「・・・この場所でうめき声がしてきた筈なのですが・・・。まさかこれって・・・パーシヴァルさんや妖精達が言ってた妖精亡主(ナイトコール)なのでしょうか・・」ビクビクビク・・(震えている)

アルト「!?(喘ぎ声を妖精亡主のうめき声と勘違いしているのか?・・・ならば、この状況を使わせてもらう・・。)」


キィィン!(アルト自身の首にヒール(声変わり)を使う)
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/28(木) 00:04:27.67 ID:B9YQim8w0
???『ウゥゥ・・・・ダレダネ・・・ソコニイルモノハ?』

ハルキ「!?。あぁ〜はい!!じ、自分は、ナツカワ・ハルキと申します!この度、このロンディニウムでパーシヴァルさんの元でお世話になっております!!」ビシッ!(姿勢を正す)

???『アァ・・ハルキトイウノカ・・。ワタシハ・・コノヘンノチカクノモリヲサマヨッテイルナイトコールナノダガ・・』

ハルキ「はあ・・・って!?うわぁぁ〜〜本当に妖精亡主がぁぁ!?」驚愕している

???『アァ・・オドロクヨネェ・・・ダレモイナイトコロデ、コエガキコエチャッタカラネェェ・・?』

ハルキ「えっ、エェェェ〜〜・・・」困惑している


???→アルト「(よし・・。ハルキにはこの場から立ち去るようにお願いしないとな・・・・)」

メリュジーヌ「〜〜〜〜〜〜♡(アルトォォォ〜〜♡)」ニュブゥゥ、ギュブギュブ♡

アルト「〜〜〜!?(ぬぅぅ・・メリュジーヌの膣内の締め付けがぁぁ〜〜・・)」ギュンギュンギュン♡


ハルキ「あのぉぉ・・なんか調子が悪そうに聞こえるのですが・・どこか苦しい所があるのでしょうかぁ?」

アルト(声変わり)「!?。イ、イヤァァ・・ベツニナニモ・・。ワタシハコノヘンヲタダヨウナガレモノノナイトコールダカラナァ・・」

アルト(声変わり)「ジブンハシンダノニ、『ジダイ』ガハッセイセズ二、コノヨウニアタリヲウロウロトサマヨッテイルダカラナァァ・・」

ハルキ「あぁそうですかぁぁ・・。パーシヴァルさんから聞いた話だと、妖精は死んだら希にモースか妖精亡主になると聞いてますが・・このような形でお会いできると思いませんでしたよぉ・・。」

アルト(声変わり)「ソウカ・・。ナガレモノノワタシガコノヘンニキタノハ、コノヘンニキョダイナ悪妖精(アンシリーコート)ガアラワレタトカンジテタガ・・モウアトノ祭ダッタミタイダナ?」

ハルキ「(巨大な悪妖精・・グビラの事かなぁ?)そ、そうですか・・。その巨大な悪妖精はもう、俺たちの手で倒してしまいましたからねぇ・・。」

アルト(声変わり)「ソウカ・・ナラモウ、ワタシガココニイルノモ・・・」


ギュブ♡ギュブ♡ズブ♡ズブ♡ズブッ♡

メリュジーヌ「(アァァ〜〜アルトォォ、アルトォォォ〜〜♡)」ヌプッ♡ヌプッ♡ヌプッ♡

アルト「〜〜〜〜!?(ヌッヌゥゥゥ〜〜♡メリュジーヌ・・勝手に腰を動かすなァ・・こっちももう限界なのにぃぃ・・)」

ハルキ「アッ、あのぉぉ・・本当に大丈夫なのですか?姿も見れないうえに何か辛そうな声をしているようで・・」恐る恐る近づこうとする

アルト(声変わり)「アァァ〜〜ナンデモナイ!!ホントウニナンデモナイシ、ワタシハモウジキ、ドコカヘイクカラナァ〜〜。」

ハルキ「そ、そうですか・・。」立ち止まる


アルト(声変わり)「ハルキヨ。モウソロソロココバサルガヨイ・・ソノホウガキミノカラダノタメダカラナ?」

ハルキ「アッハァ、はい・・・。なんか余計なご心配をかけてしまって申し訳ありません・・。」

ハルキ「えっえぇ〜とその・・・どうかお幸せに・・・。」ペコリッ・・(頭を下げる)

タッタッタッタッ・・・・(壁通りから恥ずかしがるように立ち去るハルキ)


ドビュ♡ビュルルゥゥ〜!!

アルト「ツゥゥゥ〜〜!!」ビュクン、ビュクン♡

メリュジーヌ「ンンンゥゥゥ〜〜〜♡♡♡」ビクビクッ♡ズキュン♡ズキュン♡
922 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/04/28(木) 02:44:50.69 ID:VSm1fmyH0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/29(金) 00:10:26.05 ID:slDSx19f0
ズリュリュゥゥ〜〜ジュポン♡


メリュジーヌ「ハァ・・ハァ・・ハァ・・♡」ドサッ、ゴポポォォ〜♡

アルト「メリュジーヌ〜〜・・勝手に腰を動かして俺のチンポを締め付けてくるなんてぇ〜!しかもハルキにバレバレだったのかもしれんのだぞ!?」ムカムカムカ・・(怒っている)

メリュジーヌ「ハァ・・ハァ・・♡ごめんアルト・・・。なんかこう・・誰かが近くにいて、バレないようにセックスしてて、声も上げれずに苦しいのに・・なんだかこれはこれで興奮しちゃって・・」ハァ・・ハァ・・ハァ・・♡

アルト「・・ハァ〜・・。メリュジーヌったら・・夫婦の営みに対しては変態が過ぎるというか・・。まぁ、俺もこうゆう場所でもとても感じていたから、俺も人の事は言えないのだけど・・。」

メリュジーヌ「アハハハハ・・・・」苦笑い

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハルキが去って数分後・・・・


ジュブ♡ジュブ♡ジュブ♡ジュブ♡ズプッ♡ズプッ♡ズプッ♡

メリュジーヌ「ンッ、ンンッ♡ンウゥゥゥ♡♡」チュッ♡チュウ♡ズチュ♡ズチュ♡ズチュ♡

アルト「チュウッ♡チュブチュブッ♡ンンゥゥ〜♡」チュッ♡チュウ♡ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡


アルト「(・・結局、俺もメリュジーヌももう一回エッチしちゃっているから・・俺もメリュジーヌもまた、変態が過ぎるなぁ〜・・)」ズチュ♡ズチュ♡ズチュ♡ズブッ♡ズブッ♡ズブッ♡

アルト「(キスをしているとは言え、こういう人が近くにいる外でのエッチはとうぶん避けるか、この透明化の魔術礼装を使ってヤるしかないねぇ・・。)」

アルト「(まぁ・・透明化の魔術礼装にしては、ルージュに頼んで防音効果も付与した方が良さそうだな・・。)」

アルト「(・・・バーゲスト‥。キャメロットへ向かっているキミは今、この状況を純恋愛の宝石を通してどう思っているんだろうなぁ〜‥。)」夜空のお月様を見ながら‥


メリュジーヌ「ンンンッ♡ンンッ♡アリュウトォォ♡ワタァシモウ‥♡」チュウ♡チュブ♡ギュチュ♡ギュチュ♡ギュチュ♡ギュチュ♡

アルト「ンンッ‥俺もそろそろ・・・ウゥゥッ!!」ギュチュ♡ギュチュ♡ギュッチュン♡

メリュジーヌ「ンンンッ♡アリュトォォ♡」ギュチュゥゥゥ♡♡♡


ドピュッ!バビュバビュバビュ、ビュルルゥゥ〜〜!!

メリュジーヌ「ンンンンゥゥゥ〜〜〜〜〜♡♡♡」ドビュ♡バビュ♡ビュルゥゥ♡

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルトのとっさの判断と声によるごまかしでどうにかハルキをアルト達がいる所から遠ざけ、ほぼ事なきをえた?と思われるアルトとメリュジーヌ

その後はメリュジーヌとアルトがお互いに満足するまで、互いに口と口、秘部と秘部を重ねていき、思いのまま性を放っていった‥。


そしてその翌日、あの誰もいない壁通りは正式に公衆トイレの建築場所として決定され‥

ハルキを通してその公衆トイレには、真夜中の夜に通りすがりの妖精亡主(ナイトコール)がたまに遊びにやってくるとか言う噂話が流行ったとか、流行らなかったとか‥
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/29(金) 23:26:12.83 ID:slDSx19f0
第20節:キャメロットへ向かう道にて‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バーゲストサイド:ノリッジから出発して数時間後、大穴東の公道にて‥


パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(アルトリア達が乗る馬車が進んで行く)

アルトリア「・・・安心しました。馬車の乗り心地はレッドラ・ビットと変わりませんね・・・・・・・。」

アルトリア「・・・・・・・ところで。藤丸さん、準備は出来てますか?」

【女王に謁見する時の事?】
【緊張はしているけど‥】←

アルトリア「“まあでも、慣れているから”なんて顔で、しれっと言った!私なんて、昨日は一睡も出来なくてひたすら杖振りトレーニングしてたのに・・・」カァァァ〜‥(赤面)

アルトリア「緊張2割・冷静8割とか、やだ、私の召使い大物過ぎるぅぅぅ・・・」赤面しながら‥

ダ・ヴィンチちゃん「いや、藤丸君もキミと同じぐらい緊張しているよ、アルトリア。ピンチの時ほど落ち着くべし、という経験が生きているだけさ。」

ダ・ヴィンチちゃん「マスターはサーヴァントに指示を送り、また戒める司令官だからね。前線には出られないかわりに、気持ちの整理をつける技術に長けているんだよ。」

アルトリア「へぇ〜そうなんですかぁ・・。」


ダ・ヴィンチちゃん「・・・ただ、私やトリスタン、マシュなどの殆どサーヴァントのマスターは藤丸君ただ1人なのだけど・・・他にカルデアにいるサーヴァントにはもう1人マスターもいるようでねぇ‥。」気まずそうに言う

ダ・ヴィンチちゃん「そのマスター候補は同じカルデアの職員なのだが、性格も顔もなにもかも不快であって、私やマシュも警戒するほど気持ち悪くてしょうもない男でね‥。

ダ・ヴィンチちゃん「藤丸君と違って、勉学とか、指導力とか、何もかもが不愉快極まりない位に無能なんだけど‥魔力供給だけはとてつもない位に優秀でねぇ‥。」

アルトリア「・・・魔力供給ですかぁ‥。藤丸君と違って何もかもが不快な男になんの才能があるというのですか?」ムカムカ‥(怒りつつある)

【・・・・・・・・・・】黙り込んでいる


ダ・ヴィンチちゃん「えぇ‥。その男のあそこ‥・つまり男の子に付いている『アレ』がもの凄くデカくてね‥。カルデアに召喚されている殆どの女性サーヴァントがその『アレ』に欲情して、彼の事をマスターと呼ぶぐらいに仲良くしていてねぇ‥。」

ダ・ヴィンチちゃん「あの男のせいでカルデアにいる殆どの女性サーヴァントはマスターの言う事を聞こうともしなくて、簡易召喚による戦闘も男性サーヴァントが主力戦力にしていると言ってもいいぐらいにね‥。」

アルトリア「お・・おおお、男に付いている『アレ』がデカいのですか!?その不快な男って言うのは‥。」カァァ〜〜!(顔を赤くしている)

ダ・ヴィンチちゃん「うん‥。その不快な男がいるせいで私や藤丸くんの他、カルデアの全員が不快な思いで過ごしててね。私たちがこの世界に来た時も、彼は私や私の仲間の許可も得ずに我が物顔で勝手に付いてきてしまったんだよ・・。」

ダ・ヴィンチちゃん「いま彼は、藤丸君のためにもストーム・ボーダー内で留守番を強制させているから私たちにとっては問題はないのだけどね?」

ダ・ヴィンチちゃん「まあ・・彼が勝手に動く原因があるとしても、藤丸君のあの小さくて・・・」

【ダ・ヴィンチちゃん!!】←
【もういい加減にして!!】←

ダ・ヴィンチちゃん「!?。ご、ごめんマスター‥。つい私の説明癖が暴発しちゃって‥‥本当にごめんなさい‥。」青ざめながら謝る

ダ・ヴィンチちゃん「分かっている‥。もうオーダー中にあの男の話はもう絶対にしないから‥本当にごめんなさい‥。」ガバッ!(土下座をする)

【・・・・・・‥】
【(あとでお仕置きするからな?)】←

ダ・ヴィンチちゃん「は・・はい。」忠誠を誓うように言う

アルトリア「・・・・・・・・・」不安そうにダ・ヴィンチちゃん達を見ながら‥


アルトリア「(藤丸君のあの表情・・・あなたはそれ相応にあの不快な男の方が嫌いなのですね‥。)」

アルトリア「(あんなに優しい彼が居るというのに‥他の女性の方々があの不快な男の虜となっていますからね‥。)」

アルトリア「(あなたのその気持ち・・・私もなんとなく分かる気がすると思いますよ‥)」


ダ・ヴィンチちゃんが口に漏らしてしまったある不快な男と『アレ』の話をされ、カルデアのマスターはダ・ヴィンチちゃんをもの凄い怒りで叱ったのである。

そんな様子をアルトリアはその場で見て、カルデアのマスターが心に思っている事に哀れみを感じていたのであった・・。
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/04/30(土) 23:26:49.60 ID:2FtIbAoz0
パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(ジョルニ達が乗る荷車が進んで行く)

同じ頃、ジョルニ達が乗る荷車の中では‥


ルージュ「お父ちゃんたち・・・無事にロンディニウムへ付いたのかなぁ〜?」外の様子を見ながら‥

セツノ「うん。セツノ‥お父さん達のこと、ちょっと心配‥。」

ハベトロット「どうだろうねぇ〜?ぺぺロン伯爵が言うに‥ロンディニウムはオックスフォードより若干遠いと言ってたからねぇ〜。早くても夜更けには着いているんじゃないかな?」

ハベトロット「キミ達が心配するのも無理はない‥。用事とはいえ、キミ達の父親であるアルトとしばらく離れて行動する事になったからね。」

ルージュ「うん‥。」

ハベトロット「大丈夫さ!家族思いのアルトはバーゲストとキミ達の事を信じて、カルデアのマスターを護衛とモルガン陛下の謁見への旅に送り出したからね?事が終わればすぐにまた会えるよ。」

ハベトロット「まあ、それでも寂しかったらボクの事を抱きしめるがいい‥。フカフカのハベニャンがキミ達の心を癒やしてあげるからね?」ニコッ!(笑顔を見せる)

セツノ「うん!ありがとうハベニャン!」ギュゥゥ〜!(ハベトロットを抱きしめる)

ルージュ「あぁ〜セツノばっかりズルい!!私にも抱かせてよぉぉ〜〜!!」

セツノ「イヤ。」ハベトロットを離さずに持つ

ルージュ「抱かせて!!」パンッ!(手を合せて媚びる)

セツノ「イヤ!!」フンッ!(ハベトロットを離さない)

ガイル「おいおいルージュ、セツノ!しょうもないことで喧嘩するんじゃないぞ?全く・・。」ルージュとセツノの事を見ながら‥


ジョルニ「・・・・・・。」荷車の外(前列の方角)をずっと見ている

ガイル「ジョル二‥、さっきから前の方をずっと眺めていて、何を見ているんだい?」問いかける

ジョルニ「あぁ‥、彼女の事を見ていてなぁ‥。」前の方を見ながら

ガイル「彼女・・・?」ジョルニが向いている方を見る


前列にいるバーゲスト「・・・・・・・・」

前列にいる妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・」


ガイル「・・ああ、俺たち家族の一番の敵である妖精騎士アグラヴェインの事だな‥。」納得する

ジョルニ「あぁ‥。僕たちが赤ん坊の頃・・、僕たちが生まれ育ったカルデアス島を襲撃し、バーゲスト母さん達を致命的に追い詰め、ボクとルージュの母さんを連れ去った・・・自身を妖精と語る異世界から来た人間‥。」

ジョルニ「父さんと同じ3つの力を持ち、イレギュラーズを牛耳ており、それ且つ知能も高い‥僕たち家族が倒すべき宿敵‥。」

ガイル「メリュジーヌ母さんを追い詰め、お父さんでも歯が立たなかったという強さを持ち、砂を使った夢と眠りを操る妖精の皮を被った人間‥。」

ガイル「俺たち‥あの妖精騎士アグラヴェインのヤツに勝てるのかな・・?」心配そうにしている

ジョルニ「わからない・・。でも‥僕たちは必ずしも、あの妖精騎士アグラヴェインである彼女と戦わなきゃならない時が来ると思う‥。」

ジョルニ「‥‥今は前に進んで行くしかない。僕たちはもっと強くなり、必ず彼女率いるイレギュラーズから‥母さんを取り戻す為に‥」

ガイル「ああ、そうだな・・。」頷く

ジョルニ「・・・。(それに彼女が牛耳るイレギュラーズの中には『アイツ』も含まれている‥。僕は『アイツ』を必ずしも・・・)」


バイィィ、バィィィィン!!(銅鑼の鳴る音)


ガイル「!?。何だ、いったい何が起こって・・・」驚く

セツノ「ジョルニお兄ちゃん、ガイルお兄ちゃん!あれを・・・」外の方を指さす

ジョルニ「!?。あれは・・・」外の様子を見て‥
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/01(日) 07:53:34.44 ID:ima/I9md0
ガウェインの兵士「周囲にモース煙を確認!3時、7時、11時の方角より接近中!」

ガウェインの兵士「雷光兵、礼装準備!衛士は方陣を組め!」戦闘配備に入る


ルージュ「ジョルニお兄ちゃん!」

ジョルニ「ああ!僕たちもバーゲストお母さんを助ける為に戦おう!」

セツノ「うん!ハベニャン、ここで待っててね?」ハベトロットを下に下ろす

ハベトロット「お、おう・・。まあボクがいたところで、モースは僕の事に注目せずに襲っても来ないからね・・。」

ハベトロット「一応言っておくけど‥セツノ、ジョルニ、ガイル、ルージュ。大型のモースはバーゲストやカイニ達達に任せて、キミ達は荷車にすり寄る小型のモースを各個撃破するんだ。その方がバーゲスト達は戦いやすくなるからね?」

セツノ「わかった。セツノ‥荷車に寄ってくるモースを中心に倒す。」シャキンッ!(爪を立てる)

ガイル「ああ!そうと決まれば、俺たちも行くぞ!」ガキィィン!(両腕が鉄の腕に変化する)

ジョルニ「ああ!!」


ヒュンッ、ドサッ!(荷車から降りるジョルニ達)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アルトリア達が乗る馬車


アルトリア「藤丸君!」カルデアのマスターの事を見ながら‥

【わかっている、手伝おう!】
【バーゲストやアグラヴェインにいいとこ、見せるんだろ?】←

アルトリア「!?。そう!ちょっと鼻を明かしてやるのです!」ニッコリ!


ヒュンッ、ドサッ!(馬車から降りるアルトリア達)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大穴東:平原


モースの大群「ォォォォ〜〜〜!!」

バーゲスト「クゥッ!モース‥やはり現れたか!」ジャキンッ!(妖精剣ガラティーンを構える)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・。」モースの大群を見て


ジョルニ「バーゲスト母さ〜ん!!」タタタタッ!!(近づいてくる)

アルトリア達「ーーーーーー!!」タタタタァーー!!(近づいてくる)

カイニス、トリスタン「ーーーーー」タタタタァーーー!(近づいてくる)

バーゲスト「ジョルニ‥それにアルトリア!?」驚く


ジョルニ「僕たちもあのモースから隊列を守ります!」

ガイル「おう!母さん、小型のモースは俺たちがなんとかする。指示をお願い!」

バーゲスト「お前たち・・・」ジョルニ達を見てて・・・
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/01(日) 09:37:42.59 ID:ima/I9md0
妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・。」ジョルニ達の事を見てて‥

千子村正「おい、あんたはどうするつもりだ?儂らと一緒にモースを退治するような気が見られないのだが‥?」

妖精騎士アグラヴェイン「ふん・・馬車から出てきたという事は、あなた達がこのまま守られる気はないと、私が判断したと言ってもいい・・。」

妖精騎士アグラヴェイン「良いわ。このモースの数から現状、多くの死傷者が出るのは確実だわ。ノリッジの『厄災』を祓ったというその力‥しかと見せてもらうわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「私は向こうの方陣を援護しつつ、兵の司令塔にあたるわ。あなた達はあなた達で好きにするといいわ・・。」ヒュンッ、スタスタスタァァー‥(列の中央へ向かっていく)


カイニス「なっ、なんだアイツ!?俺たちが手を貸そうと言っているのに、自分は高みの見物と言うのかオラァァ!!」キレ気味

アルトリア「ヒィィ!?なに逆ギレしているように怒っているのですかカイニスさん!?」ビクビクッ‥(カイニスに引いている)

トリスタン「気を静めてくださいカイニス、彼女にも彼女なりの戦い方があるのでしょう‥。それよりも今は、目の前のモースを対処するのが先決ですよ?」

千子村正「確かにそうだ‥それに彼女の言うように兵を援護しつつ彼らを指示をしていくのも“戦士としての戦い”である事はあんたもわかっているはずだろ?」

カイニス「ツゥ‥。そうだけどよぉ・・・」

【アグラヴェインのことは気にしないでいいから!】
【とにかく俺たちが頑張るしかないね!】←

バーゲスト「ああ。トリスタンはガイルとジョルニと共に西の方を、カイニスはセツノとルージュと共に東の方の迎撃に向かってくれ!」

バーゲスト「『予言の子』アルトリア、『異邦の魔術師』藤丸!私はお前たちと正面のモースを叩く!ついてこい、私の側から離れるなよ!」

ジョルニ達「ああ(おう)!!」頷く

【はい!】頷く


大穴東の公道を通り、モルガンが待つキャメロットへ向かう途中、公道付近にモースの大群が軍列をかこうように出現し‥

そのモースの大群を迎え撃つべく、荷車や馬車に乗っていたアルトリア達とジョルニ達は降りていき、バーゲスト達と共にモースの大軍の迎撃に向かうのであった‥。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
軍列の中央では・・・


南側のモース達「ォォォォ〜〜〜!!」近づいてくる

二代目妖精騎士ガウェイン「来やがったなクソモースども!!オマエらなんか俺の雷撃で感電死させてやるからよぉ〜!」ジャキン!(妖精剣ソードアルタイルを取り出す)

二代目妖精騎士ガウェイン「掛かって来やがれ!俺のたぎっていやがるこの怒りをおめぇらモースどもにぶつけてやるぜぇぇぇ!!」ダダダァァーー!!(前に出る)

南側のモース達「グオォォォォ〜〜!!」ツッコんでくる

ガウェインの兵士「ちょっとガウェイン様!!前に出すぎないでください!?我らに指示をぉぉ・・・」ただ見ているだけ‥


ヒュンヒュン、スタッ!(中央の荷車の上に立つ妖精騎士アグラヴェイン)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・状況はどうかしら?」

ガウェインの兵士「あぁアグラヴェイン様!ガウェイン様、先ほどの件で落ち着きがなく‥鬱憤晴らしの如く、モースの群れに今さっき突撃していったところです。我々の立場もお構いなしに‥」

ガウェインの兵士「今の我々にはあなた様が頼りです。アグラヴェイン様、どうかご指示を!」

妖精騎士アグラヴェイン「ツゥ‥(ガウェインめ‥余計な手間を!)。鉄の無い者は下がらせ、雷光兵による迎撃を続けなさい!」

妖精騎士アグラヴェイン「ガウェインのことは頬っておいてもモースを多数迎撃するから無視しなさい。今は自分達のやることに集中してなさい。」

ガウェインの兵士「はっ、はぁ・・。」軍列に戻る


妖精騎士アグラヴェイン「・・・・さて。どれ程の力を見せてくれるかしら‥バーゲスト、カイニス、そしてカルデアのマスター‥。」バーゲスト達の方を見ながら‥

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・(サーチ(ステータス開示)!)」キィィン、キュィィーン!(妖精騎士アグラヴェインの眼が緑に光る)

ピィィ〜〜パパパッ!(妖精騎士アグラヴェインの目がバーゲスト達のステータスを調べ始める)
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/01(日) 23:57:30.47 ID:ima/I9md0
バーゲスト「ハァァァァ!!」ガウゥゥゥン!!(魔犬の斬撃)

モースA「〜〜〜〜〜!?」ガシュン、シュゥゥゥ‥(消滅する)

バーゲスト「やぁぁぁ!!」ジュボォォ〜〜!!(縦に炎の斬撃を放つ)

モースB「〜〜〜〜〜〜」ボォォ〜、シュゥゥン‥(燃やされて消滅する)


妖精騎士アグラヴェイン「(先代・妖精騎士ガウェイン、真名:バーゲスト。クラスはセイバー、宝具名は『捕食する日輪の角(ブラックドッグ・ガラティーン)』。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(原作では妖精國の妖精達から『厄災の子』と呼ばれ、いずれにしても『獣の厄災』として君臨するはずだった彼女は、三澤亮太と出会ったことで『獣の厄災』化を克服し、3児の母親となる‥。)」ピピピッ!(サーチしている)

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ドワーフ姿の兵士「!!!」ガシンガシンガシンッ!(攻撃している)

モース2体「ォォォォ〜〜!!」襲いかかってくる

ドワーフ姿の兵士「うわぁぁぁ〜〜!?」襲われる


ジョルニ「ハァァァーー!!」ニョキニョキィィー!ガシュン!!(太い根っこで攻撃する)

モース2体「〜〜〜〜!?」ガシュガシュッ!!(根っこに刺される)

トリスタン「はぁぁッ!!」ヒュンヒュン!(矢を放つ)

モース2体「〜〜〜〜〜〜」ガシュガシュッ!シュゥゥ〜‥(矢に刺されて消滅する)


ガイル「あんた大丈夫か!?」タタタッ!(駆け寄る)

ドワーフ姿の兵士「あっ、あぁ〜〜助かったぁぁ・・すまねぇ〜・・」お礼を言う

ガイル「あぁ・・。鉄の武器を貸してくれ!後は俺がやる。」

ドワーフ姿の兵士「へ、へい!!」ヒュンッ、タタタァァ〜!(鉄のハルバードを渡し、後ろに下がる)

後から来るモース達「ォォォ〜〜‥」ガイルに向かって来る

ガイル「来やがれモース‥俺が相手になってやるよぉぉ!!」ブンブンブンッ、ガシィィン!!(鉄のハルバードを2本構える)


妖精騎士アグラヴェイン「(ガイル・オルラント。バーゲストの息子の1人、子ども達の中で3番目に産まれたアルト一家の3男。推定クラスはバーサーカー。能力、自身の身体を鉄へと変える『身体変化』。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(ジョルニ・オルラント。先代・妖精騎士トリスタンの息子、子供達の中で最初に産まれたアルト一家の長男。推定クラスはキャスター。能力、あらゆる植物を操る『植物成長操作』)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(円卓の騎士トリスタン。クラスはアーチャー、宝具名は痛哭の幻奏(フェイルノート)。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(原作では本来、妖精騎士ガウェインことバーゲストとの戦いでトリスタンが敗北・霊基破壊による消滅に至ったが‥。ここではそれがなく、現在もカルデアのサーヴァントとして行動している)」ピピピッ!(サーチしている)


妖精騎士アグラヴェインは自身の3つの力とは異なるスズカと同じようなサーチ能力でバーゲスト達を中央から観察し・・・

バーゲスト達のステータスと彼女たちが持つ力の内容をその目で覗いていたのであった‥。
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/02(月) 23:05:34.90 ID:6X6PQGEw0
ダ・ヴィンチちゃん「行くよぉぉ〜!ハァァッ!!」ガシンッ、ガシィィン!(杖で叩く)

モースE「〜〜〜〜〜!?」バシバシッ!(叩かれて怯む)

ダ・ヴィンチちゃん「次はコレだ!!」ボォォォ〜〜!!(手から火炎放射を繰り出す)

モースE「〜〜〜〜〜!?」ボォォォ〜!シュゥゥ〜〜・・(燃やされて消滅する)

ダ・ヴィンチちゃん「よし!次はあそこの・・」

中型モース「オォォォォ〜〜!!」グォォォ〜ン!(後ろから襲いかかる)


千子村正「オラァァ!!」ジャキジャキィィン!!(十文字斬り)

中型モース「ォォォォ〜〜〜・・・・」ジャキィィン!シュゥゥ〜‥(斬られて消滅する)

千子村正「よそ見してんじゃねえぞ!ダ・ヴィンチ、後ろを取られていたぞ。」

ダ・ヴィンチちゃん「ホント!?すまないね村正君。」お礼を言う

千子村正「礼は要らねえよ、鉄火の間や同盟の間もあるからな。」シャキン!(次の刀を取り出す)

【でもありがとう村正!】

千子村正「まあな・・。」クスッ‥(笑みを浮かべる)


妖精騎士アグラヴェイン「(異星の神の使徒、千子村正。クラスはアルターエゴ。宝具名はセイバークラスの村正と同じ『無元の剣製(つむかりむらまさ)』。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「原作でも同じく異星の神のアルターエゴとしてこの妖精國へ侵入し、私と二代目妖精騎士ランスロットとの戦いに敗れ、二代目妖精騎士トリスタンによってグロスターにオークションに出された事がある。」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(カルデアのサーヴァント、レオナルド・ダ・ヴィンチ(二代目)。クラスはライダー。宝具名は『境界を超えるもの(ビューティフル・ジャーニー)』。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(原作と同じくこの妖精國ブリテンで起こる『星の崩落』食い止める為にカルデアのマスターとマシュと共にこの世界へと来たサーヴァント。私と亮太君が干渉したこともあり、出会う人物が違う以外は特に変わりなし。)」ピピピッ!(サーチしている)


妖精騎士アグラヴェイン「(カルデアのマスター、藤丸立香。ご存じ彼はFGOの主人公のデフォルトネームと同じ名で本来の意味でこの世界の人理を救うものである。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(しかしゲームと違う点として、この世界の藤丸立香は男であり、マシュの恋人であるモノも‥彼は色男であるにもかかわらず、短小ペニスと早漏が彼の1番の悩みであり‥)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(それ故に他の女性サーヴァントにはモテず、事実上の新しいマスターに彼女たちを寝取られる日々を過ごしており、彼もまた『イキリ鯖太郎』とあだ名で呼ばれ続けている‥。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・」ジィィィ〜〜、ピピピッ!(カルデアのマスターの股間部分に注目する)


チマァァ・・(妖精騎士アグラヴェインの目にカルデアのマスター(藤丸立香:男)のおちんちんが見える)

妖精騎士アグラヴェイン「(・・・・フフッ。随分とひましい‥粗末で短小なチンコなこと。こんなのではNTRれるのも無理はないわ?)」冷笑

妖精騎士アグラヴェイン「(あんなふにゃちん・・あの3人の妖精を孕ませた亮太君の大きいオチンチンと比べるまでもないわね?)」冷笑

妖精騎士アグラヴェイン「(あの粗末チンコ‥妖精騎士モードレッドが見たら何というのかしら?)」クスクスクス‥(冷笑)


【!?】
【(急に寒気が・・・)】←

千子村正「どうした藤丸。マスターとしての動きが鈍っているぞ!」叱っている

【今、誰かに見られていたような・・】
【誰かに俺を事を馬鹿にされたような‥】←

千子村正「???。・・・んなもん関係あるか!そんなことを考える前に目の前の事の対応策を考えるんだな!」ムスッ!(カルデアのマスターに怒る)

【・・・・・・・】何も言えない


カルデアのマスター(藤丸立香)は、遠くからのサーチで妖精騎士アグラヴェインに自身の股間のことを馬鹿にされたことを知らず、彼はダ・ヴィンチちゃん達のサポートをただ続けるのであった‥。
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/03(火) 23:25:34.87 ID:aLbaG5uA0
ルージュ「ハァァァ!!」バィィィ〜ン、ガシュガシュン!!(糸で攻撃する)

モースG「〜〜〜〜!?」ガシュガシュ、シュゥゥ〜〜・・(消滅する)

セツノ「ルージュ‥糸で網を作ってこっちにモースをいっぱい寄せて!」呼びかける

ルージュ「わかった!!」ジュビィィィーーン!!(無数の糸を網状に広範囲に広げていき‥)

シュルシュルシュルルゥゥ〜〜‥(無数の糸が7,8体のモースの群れを覆い尽くしていく)


ルージュ「そぉぉれぇぇ!!」ギュィィン、ズズゥゥ〜!!(モースの群れを掬い上げる)

モースの群れ「ォォォォ〜〜!?」ギュゥゥゥ〜〜!!(掬い上げられる)

セツノ「よし‥えいっ!!」ジュボォォォ〜〜!!ビリビリィィ〜〜!!(炎と雷の攻撃を同時に当てる)


バリバリバリィィ〜〜!!ボォォォォ〜〜!!(炎と雷が網の中のモースを討ち滅ぼす)

網の中のモースの群れ「ォォォ〜〜〜!?」シュゥゥ〜〜・・(そのまま消滅する)

セツノ「よし・・一網打尽に倒せた。」キリッ!

ルージュ「わぁ〜凄い凄い!!モースの大群を一網打尽に倒せちゃった!」喜んでいる

カイニス「オォ〜〜スゲぇじゃねぇか!!あのモースの大群を一網打尽に捕まえて、セツノの攻撃で全部倒しちゃうなんてよぉ〜?」感心している


大型モース「ォォォォ〜〜!!」襲ってくる

カイニス「!。邪魔すんなコンヤロォォ!」ドバァァ〜バリバリバリィィ〜〜!!(水流と雷撃を含んだ渦を放つ)

大型モース「〜〜〜〜〜」バリバリィィ〜〜、シュゥゥ〜〜・・(消滅する)

カイニス「ふん、どんなもんだい!!」キリッ!


妖精騎士アグラヴェイン「(セツノ・オルラント。バーゲストの娘で、子供達の中で5番目に産まれたアルト一家の次女。推定クラスはアサシン。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(能力、炎・雷・氷の3つの属性を武器とする『トライアタック』。属性限定であるが使いようによっては脅威になる可能性があるので注意が必要。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(ルージュ・オルラント。ジョルニと同じく、先代・妖精騎士トリスタンことバーヴァン・シー‥もとい、『ヴァージェ』の娘であり、子供達の中で最後に産まれたアルト一家の末っ子。)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(推定クラスはキャスター。能力、『魔糸操作』とヴァージェの血筋から受け継いだ『魔術』。3年前、当時赤子であったルージュに私の足を攻撃された事から、彼女の才能と成長には十分な警戒が必要。そして・・・)」ピピピッ!(サーチしている)


妖精騎士アグラヴェイン「(・・・!?。ギリシャの神霊 カイニス。クラスはランサー。宝具名は『飛翔せよ、わが金色の大翼(ラピタイ・カイネウス)』。出身地‥『星間都市山脈オリュンポス』!?)」ピピピッ!(サーチしている)

妖精騎士アグラヴェイン「(まさか・・・カイニスは原作には何一つも登場していないのはわかるが、カルデアの面々が妖精國ブリテンに来た時点で既にギリシャ異聞帯は消滅しているはず‥。)」

妖精騎士アグラヴェイン「(確かに異聞帯のカイニスであるならば、汎人類史の英霊が活動できないこの妖精國でも活動できるのだが、異聞帯のカイニスがどうして・・・‥!?)」何かに気づく

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回想シーン:シェフィールド:城下町(妖精騎士アグラヴェインと仮面ライダーエターナルが戦ってる場所)


仮面ライダーエターナル(回想)「ダブル?。誰なんだそいつは・・・俺以外にも仮面ライダーがいるのか?」

仮面ライダーエターナル(回想)「全く・・T2ガイアメモリを手に入れようとヘリに乗ったのもつかの間、あの金色の穴に吸い込まれたと思ったら・・こんな場所に連れてこられるとはなぁ〜・・。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖精騎士アグラヴェイン「(考えられるとすれば‥カイニスもまた、『アブソリュート・タルタロス』によって妖精國へと連れてこられた『並行同位体』の可能性がある‥。)」

妖精騎士アグラヴェイン「(だとしても‥普通、タルタロスによって別の世界から連れてこられた並行同位体はタルタロスが自身に従わせるように何かを施しているのだけど‥彼女だけは違うと言うのかしら・・?)」考え込む


カイニス「・・・・・・・・・」中央で考え込む妖精騎士アグラヴェインの事を見てて‥

カイニス「(アイツ・・・あんな場所で軍を指示しつつ、オレらのことをずっと見やがって‥一体アイツ、何を考えていやがるんだ・・。)」ジロッ!(妖精騎士アグラヴェインを睨む)
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/04(水) 09:55:50.54 ID:IGByxxRs0
二代目妖精騎士ガウェイン「オラオラオラァァ〜〜!!」ジャキンジャキンジャキィィン!!(モースを斬っていく)

南側のモースの群れ「〜〜〜〜〜〜」ジャキィィン、シュゥゥゥ‥(消滅する)

二代目妖精騎士ガウェイン「喰らいやがれ!!」バリバリィィ〜〜!ガシュゥゥン!!(雷の斬撃を放つ)

大型のモース2体「〜〜〜〜〜」バリバリィィ〜、シュゥゥゥ・・・(消滅する)


千子村正「ハァッ、ツリャァァ!!」ジャキジャキン!(次々とモースを斬っていく)

モースの大群「〜〜〜〜」シュゥゥ〜〜・・(消滅していく)

二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・・。(あいつ・・・モルガン陛下が招く賓客とはいえ、調子に乗りやがってえぇ・・・。かくなる上は‥)」キィィィン、ビリビリビリィィ〜〜・・(腕部分が光り、電流が流れる)


ビリビリバリバリィィ〜〜!!ギュゥゥゥ〜〜!!(電流が宙を舞う)

千子村正「!。おぉ〜とぉぉ!?」ヒュンッ、ガシャガシャァァ〜〜!!(多くの刀が飛んでいく)

アルトリア「!?。村正の刀が宙に浮いたぁぁ〜!?」驚く

ガウェインの兵士達「オワァァ〜〜!?」ヒュンヒュンッ!(鉄の武器が飛んでいく)


ガシャガシャガシャァァ〜〜・・・(鉄の武器が空中で静止し、列を成す)

二代目妖精騎士ガウェイン「フンッ!やれぇぇ〜!!」ビリィィ〜!

バリリィィ〜〜!ビュンビュンビュゥゥン!!(多くの刀と鉄の武器が雷を含んで千子村正に襲いかかる)


千子村正「!!。おぉっとぉぉ!!」ヒュンヒュンヒュン!(華麗に攻撃をかわす)

ビュンビュン、ガシュガシュガシュン!!(多くの刀と鉄の武器が中型モース5体に突き刺さる)

中型モース5体「オォォ〜〜・・・」シュゥゥ〜〜・・(消滅する)

二代目妖精騎士ガウェイン「ンナッ‥なにぃぃ!?」驚愕する

千子村正「なにぃぃ〜・・じゃないだろ!!儂に向けて刀を飛ばしてくるとはどういう事なんだい?」怒っている

千子村正「それとも、それがあんたの妖精騎士としての戦い方ってモノなのか?いかにもバーゲストが言ってたように妖精騎士に似つかわしくない戦いぶりって所だな?」ニヤリッ‥

二代目妖精騎士ガウェイン「グゥゥゥ・・・ヌゥゥゥン!!少しは俺に気持ちよく戦わせろよぉぉ〜〜!!」バリバリバリィィ〜〜!!(雷撃を多く出す)


ゴロゴロォォォ〜〜ビカァァァ〜〜ン!!(雷撃が二代目妖精騎士ガウェインの後ろにいた大型モース2体に直撃する)

後ろにいた大型のモース2体「オォォォ〜〜!?」バリバリィィ〜、シュゥゥ〜〜・・(消滅する)

ジョルニ「!?。後ろにいた大型モースを一撃で・・・」

千子村正「!?。(成る程‥戦い方は卑怯だが、あいつの異端の亜鈴の方は充分に気をつけた方が良さそうだな‥。)」考える

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・」その様子を見ている


グワァァン、グワァァン、グワァァァ〜ン・・・(大型のモースがどんどん増えていく)

大型モース「オォォォ〜〜〜!!」どんどん攻めてくる


バーゲストが次々と周りのモース達を倒していく中で、次々と大型のモースが現れては女王軍の群列に集団で襲いかかってくるのであった・・。
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/04(水) 10:59:24.55 ID:IGByxxRs0
ガウェインの兵士「大型のモースが10体以上・・・いえ、まだまだ増えます!戦力差がありすぎます、我々の手には負えません!」ビクビクビク‥(震え上がる)

バーゲスト「ツゥゥッ‥だらしがないぞ!!それでも貴様らは3年前に私と共に戦ってきた女王軍の兵士か!!」叱っている

バーゲスト「ともかくモースは無理に倒さずともよい、囮を作り一カ所に誘導しろ!集まったところでこの私が焼き殺す!」

ガウェインの兵士「言われなくても、このモースは囮に食い付かないのですよ!何か、今までのモースとは違う目的を持っているようで・・」

バーゲスト「違う目的だと・・・!?(まさか・・・『予言の子』であるアルトリアを狙っているというの・・・?)」


大型モースC「〜〜〜〜〜」グォォォ〜ン‥(バーゲストの後ろに現れる)

千子村正「!!!」ヒュンッ、ジャキィィン!!(駆けつけてその大型モースを斬る)

大型モースC「〜〜〜〜〜〜・・・」シュゥゥ〜〜・・(消滅する)

バーゲスト「!?。村様殿・・・」

千子村正「礼は要らん‥共に戦う仲間だろ?」キリッ!


千子村正「それより、どうするんだこれ。女王軍の大将であったアンタなら、引き際を心得てるんじゃないのかい。」

バーゲスト「・・・・。(・・・‥確かに村正殿の言っている事は正しいようね‥‥。荷車を捨てて部隊を後退させるか、護衛対象でも先行させるか‥。)」

バーゲスト「(3年前以前の私なら、妖精騎士である故にこのようなモース相手に撤退は許されないと思いますが、今の私はアルトの子らを守る母であり、仲間を守る騎士だ。考えを改めなければ‥‥)」

バーゲスト「(しかし、一カ所に集まらないモースの動き・・・明らかに私のガラティーンを警戒しているとしか見えませんね‥。)」

バーゲスト「・・・・・・!!」タッタッタッタッ!!(妖精騎士アグラヴェインの元へ向かう)

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軍列の中央


タッタッタッ!(妖精騎士アグラヴェインの元へ来るバーゲスト)

妖精騎士アグラヴェイン「どうしたのかしら?バーゲスト。」

バーゲスト「アグラヴェイン!ここは殲滅を諦め、撤退させてくれないか!馬車と第一荷車だけを残せ、他は放棄させて兵を集合させた方が良いかと‥」

妖精騎士アグラヴェイン「それはならない。撤退したとしても、モースがそれで追跡を諦めるとは到底思えないわ。」

バーゲスト「!?。貴様‥‥自分だけは直接モースと戦わずに何を言い出すか!!貴様はそれでもモルガン陛下に仕える妖精騎士なのか!!」激怒している

妖精騎士アグラヴェイン「あなたもそうよ。3年前以前、貴方はその力を大いに振るい幾多のモースを諸戸もせず、一網打尽に焼き殺したと聞いていたが‥」

バーゲスト「ツゥゥ・・・だが今は状況は状況だ。今までの私の戦い方では手を打てぬ時があっても・・。」

妖精騎士アグラヴェイン「心配するな。手はうってある・・・少しややこしくはなるけどね‥。」

バーゲスト「ややこしくなるだと・・・一体それは・・・」


???「ウガァァァ〜〜〜〜!!」誰かのうなり声が上げる

バーゲスト「!?。なんだ今のは・・・」

ジョルニ「!?。この声はまさか・・・・」

ルージュ「!!。ジョルニお兄ちゃん、アレ!!」ある場所を指さす

ジョルニ「!!?」ルージュが指さした所を見て‥
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/04(水) 22:10:38.57 ID:IGByxxRs0
ダダダダダダァァァーー!!(平原を走ってくる二代目妖精騎士ランスロット)

???→二代目妖精騎士ランスロット「ウガァァァ〜〜〜!!」ダダダダァァーー!!(走ってくる)

ガウェインの兵士1「アレは・・・二代目妖精騎士ランスロットだとぉぉ!?」驚愕している

ガウェインの兵士2「なんであのとてつもなく凶暴で危険な妖精騎士がこんな・・・お前なんか助けに呼んでいない!!」ブルブルブル‥(震えている)


ジョルニ「二代目妖精騎士ランスロット‥。」

バーゲスト「なに!?・・・あやつが、我が子達がシェフィールドで戦ったというメリュジーヌの後釜と言われる二代目の妖精騎士ランスロットであり、鏡の氏族の最後の生き残りだというのか?」二代目妖精騎士ランスロットの様子を見てて‥

バーゲスト「(‥だとしても、あのような素振りはまるで悪妖精と化した牙の氏族と同じではないか!何故あのような凶暴な妖精を騎士になんか・・・)」

バーゲスト「(それにあの姿・・・どこかで見たような姿をしているようだが‥まさかな・・。)」考えている


二代目妖精騎士ガウェイン「マジかよ‥アグラヴェイン!あんた・・あのどうしようもない二代目妖精騎士ランスロットを助けに呼んだのか!?」驚愕している

妖精騎士アグラヴェイン「だから何だというの?あのようなモースの数‥ランスロットの敵ではないわ。」冷静にしている

二代目妖精騎士ガウェイン「グゥゥゥ〜・・・下がれ!!さっさと下がらんとランスロットのヤツに噛まれてしまうぞ!!」軍列の所へ戻りながら‥

ガウェインの兵士達「〜〜〜〜〜〜!!」ダダダダァァーー!!(荷車の所まで下がっていく)

ジョルニ達「ーーーーー。」サササッ‥(荷車の所まで下がっていく)


二代目妖精騎士ランスロット「ガルルゥゥゥ〜〜!!」うなり声を上げている

大型のモース達「グオォォォォ〜〜!!」襲いかかってくる

妖精騎士アグラヴェイン「・・・行きなさいランスロット!ヤツらに貴方の力を見せつけてやりなさい!!」サラァァ〜!(夢の砂で号令を出す)

二代目妖精騎士ランスロット「ガウゥゥッ!ガァァァァ〜〜!!」ギュィィィーーン!!(ドリル状の双方の槍が回転する)

ダダダダァァーー!!(大型のモース目掛けて突進する二代目妖精騎士ランスロット)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガシィィン!グサグサッ、ガシュガシュゥゥン!!(ドリル状の双方の槍でモースを突き破っていく)

二代目妖精騎士ランスロット「ウガァァァ〜〜〜!!」ガシュガシュン!!(槍でモースを突き破っていく)

大型のモースA「〜〜〜〜〜!!?」シュゥゥゥ・・・(消滅する)

二代目妖精騎士ランスロット「ガァァァァ〜〜!!」ギュウィィ〜ン、バシュゥゥ〜ン!!(槍から螺旋状の光弾が放たれる)

ガシュガシュガシュン!!(大型のモース4体同時に風穴を開ける)

大型のモース4体「〜〜〜〜〜〜」シュゥゥゥ・・・(消滅する)


大型のモース3体「オォォォォ〜〜!!」ボォォォ〜!!(呪怨の弾攻撃を繰り出す)

二代目妖精騎士ランスロット「ガウッ、ガウガウッ!!」ヒュンヒュンッ!(攻撃をかわしていく)

大型のモース3体「オォォォ〜〜‥」うなりを上げていく

二代目妖精騎士ランスロット「グルルルゥゥ・・・!!。」何かを見つける


ダダダダァァーー、ガシッ!グググゥゥ〜!!(壊れた最後尾の荷車を持ち上げる二代目妖精騎士ランスロット)

二代目妖精騎士ランスロット「グゥゥゥ〜〜!!ウガウッ!!」ヒュンッ!(持ち上げた荷車を大型モースめがけて投げる)


ドガシャガシャァァ〜〜ン!!(大型のモースに先ほど投げた荷車がぶつけられる)

大型のモース「オォォォ〜〜‥」荷車の重さに潰れる
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/04(水) 23:17:50.87 ID:IGByxxRs0
ダ・ヴィンチちゃん「・・なんて豪快で強引な戦い方をしているわね‥。」二代目妖精騎士ランスロットの戦いを見てて‥

トリスタン「えぇ・・。あの騎士とは到底思えないあの戦い方‥。これではまるで・・・」

【(第6特異点のランスロット‥)】
【(バーサーカークラスのランスロット‥)】←

カルデアのマスター:藤丸立香(男)が思うランスロット

https://img.gamewith.jp/article_tools/fatego/gacha/ascension_048_1.jpg


トリスタン「まさかバーサーカークラスのランスロットのような姿の奴を、この妖精國で拝むことになるとは‥」

ダ・ヴィンチちゃん「えぇ。しかもあの妖精・・・あの凶暴な強さの他に、自身の歯に噛みつかれた者たちをゾンビのような存在に変えてしまう異端の亜鈴を持っているからね・・」

ダ・ヴィンチちゃん「イレギュラーズの中では、妖精騎士アグラヴェインや妖精騎士モードロッドの次にヤバい奴とも言えるわね‥。」

バーゲスト「えぇ‥。(あのような凶悪で凶暴な二代目の妖精騎士にアドニス達はシェフィールドの裏門で戦いを繰り広げていたんだな‥。)」

バーゲスト「(だとしても‥噛みついた者を悪妖精や妖精亡主にさせて操る異端の亜鈴とはなぁ‥。あのような力をどうにか躱せるとしても、奴にはまだあのような光弾を放つ力もある‥。)」

バーゲスト「(あのような妖精騎士を一体どうやって倒す事が出来るのやら・・)」考えている


バーゲストは二代目妖精騎士ランスロットの戦いの様子を見つつ‥、もし二代目妖精騎士ランスロットと敵対する事があれば、どう対策をすればいいのかをバーゲストは心の内で考えを募らせていた‥。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

二代目妖精騎士ランスロット「ガァァ〜〜〜!!ウガァァ〜〜〜!!」ダダダダァァ〜〜!!バシバシバシィィン!!(螺旋状のエネルギーを纏った槍で叩く)

残りの大型のモース達「〜〜〜〜〜!!?」バシッ、ベシッ、ガシュン!(攻撃されていき・・)

二代目妖精騎士ランスロット「グガァァァ!!狂気に狂いる乙女狂狼(バーザーグ・イーラ・ルプス)!!」ギュォォォ〜〜ン!!ガゴォォン!!

ビカァァン!!ドガァァ〜〜ン!!(大爆発を起こす)

残りの大型のモース達「ーーーーーーーー」シュゥゥゥ・・・(全て消滅する)


二代目妖精騎士ランスロット「ゥゥゥ〜〜‥ハシュー‥ハシュゥゥーー・・・」息切れをしている

ガウェインの兵士達「〜〜〜〜〜!!」ガクガクガク‥(怯えている)

二代目妖精騎士ランスロット「ウゥゥゥ・・・ガウッ!?」軍列の方を見て‥


二代目妖精騎士ランスロット「ウガァァ〜〜!!」ギィィン、ガシィン!!(口が露出し、口と歯が光り出す)

二代目妖精騎士ガウェイン「なぁ・・・ま、まさか・・・」ブルブルブル‥(冷や汗をかきながら‥)

二代目妖精騎士ランスロット「グゥゥゥ〜〜!!ガァァァ〜〜〜!!」ダダダダァァーー!(軍列に襲いかかってくる)

ガウェインの兵士達「う、うわぁぁぁ〜〜〜!?」悲鳴を上げる


カイニス「やべぇ・・こっちに襲いかかってくるぞ!!」ガシィン!(武器を構える)

千子村正「あの妖精めぇ・・・敵と味方の区別が出来ないというのか!!」ジャキンッ!(刀を構える)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・下がってなさい。」ヒュンッ、スタッ!(中央の荷車から地上に降りる)

バーゲスト「なに!?貴様、一体なにを・・・・」


スタスタスタッ・・・・(軍列の前に出る妖精騎士アグラヴェイン)
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/05(木) 22:08:31.41 ID:D3AIEz160
妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・。」スタッ!(二代目妖精騎士ランスロットの目の前に立ちふさがり‥)

二代目妖精騎士ランスロット「ウガァァァ〜〜〜!!」ダダダダァァーー!(突撃してくる)

バーゲスト「!?。アグラヴェイン!!」叫ぶ

妖精騎士アグラヴェイン「・・・もう十分よ、二代目妖精騎士ランスロット。」サラサラァァ〜〜、バシュゥゥン!!(夢の砂を放つ)


ブシャン、バシャァァ〜ン!!(夢の砂が二代目妖精騎士ランスロット全体に被せる)

二代目妖精騎士ランスロット「ガァァァ・・・ッアァァァ・・・・」ヨロヨロォォ〜・・(ふらつき始めていく)

トロォォ〜ン・・・ドサッ!(その場に倒れ込む二代目妖精騎士ランスロット)


【これは・・あの凶暴な二代目妖精騎士ランスロットを・・・】
【砂だけで大人しくなった‥】←


護衛部隊の妖精達「ワァ〜〜ワァ〜〜ワァ〜〜!!」歓声をあげる

ガウェインの兵士「敵モース、全滅です!お見事です、アグラヴェイン様!我らの戦いを指揮し、突如現れた二代目妖精騎士ランスロットをこうも簡単に無力化させるとは!」

ガウェインの兵士「まさに3年前より彗星の如く発生した妖精國の“知恵と夢”の妖精!ブリテンで最も賢い妖精騎士!」

ガウェインの兵士「一時は二代目妖精騎士ランスロットに襲われかけてヒヤッとしましたが、アグラヴェイン様はあのランスロットを利用し、こうも容易く大型のモースを掃討する作戦でしたとは!我らも感激いたしました!!」

護衛部隊の妖精達「ワァ〜〜ワァ〜〜ワァ〜〜!!」歓声をあげる

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・‥」サラサラァァ・・ビィィン!(鞭を生成する)



シュルルルゥゥ〜、バシィィン!!(地面に鞭を叩きつける)

妖精騎士アグラヴェイン「黙りなさい!!この程度のモースの大群に私らのみを頼りにするとはなぁ?」怒りを見せる

ガウェインの兵士達「!?」ビクッ!

バーゲスト達「!!?」ビクッ!(驚く)


妖精騎士アグラヴェイン「あなた達・・・元はと言えば、先代の妖精騎士ガウェイン‥そこにいるバーゲストの元部下として、前モース掃討職第一近衛騎兵隊の兵士として編成された過去があるようだけど‥」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・あなた達はふがいなさ過ぎる。元・バーゲスト指揮下のモース掃討隊であるあなた達だけなら、大型のモースを1体・2体は仕留められると思ってはいたけど‥」

妖精騎士アグラヴェイン「よもやここまで妖精騎士の力に頼りすぎている・‥いや、“依存”しすぎているとは思っていなかったわぁ‥。」落胆している

ガウェインの兵士「そ・・それはそのぉぉ・・」オドオド‥

妖精騎士アグラヴェイン「二代目妖精騎士ランスロットが何故、我らの所へ突如現れた理由はただ一つ‥。あなた達の不甲斐ない戦いぶりが見てられなかったからなのよ。」

ガウェインの兵士達「!!?」驚愕する

妖精騎士アグラヴェイン「あなた達の不甲斐ない戦いを見ていて、私はその戦いぶりに嫌気がさし‥私はこの場所に二代目妖精騎士ランスロットを呼ぶことにしたのよ。」

二代目妖精騎士ガウェイン「なっ、なんだと!?」驚愕する


バーゲスト「!?。自分の部隊の兵でもないのに、不甲斐ないという理由で二代目妖精騎士ランスロットを呼んだというのか!?」驚愕している

妖精騎士アグラヴェイン「えぇそうよバーゲスト?この笛を使ってね‥。」チャリィィン‥(黒いホイッスル状の笛を取り出す)
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/05(木) 23:40:42.70 ID:D3AIEz160
回想シーン:数分前・・、中央の荷車の上にて‥


ガシンガシンッ、ガシュガシュゥゥン・・・(モースがガウェインの兵士達を喰っていく)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・頃合いね‥。」チャリィィン・・・(黒いホイッスル状の笛を取り出す)

妖精騎士アグラヴェイン「・・−−−−−−−−!!」ピィィィ〜〜!!(その笛を思いっきり吹く)


アルトリア「!?。な、なに・・笛の音‥?」その笛の音に驚く

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルトリア「(あの笛の音‥‥二代目妖精騎士ランスロットを呼び出すための笛だったんだぁ‥。)」


妖精騎士アグラヴェイン「この区域はオックスフォードへ行ける最短距離であるが、同時にここらは最近、モースが多く目撃されているとモルガン陛下から私に伝えられましてね‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「私はそれを見越してこのルートを選び、二代目妖精騎士ガウェインの部隊がどれ程モースに通用するかを試させてもらったわ。」

バーゲスト「なぁ!?(あやつ・・我らの戦力や二代目妖精騎士ガウェインとその部下の戦力状況を計るためにこのような策を・・・)」


妖精騎士アグラヴェイン「護衛初日でこの有様ではこの先が思いやられるわね?オックスフォードでの休憩は取りやめよ!」

妖精騎士アグラヴェイン「騎兵部隊は早馬でオックスフォードから鉄の護送車を持ってきなさい!二代目妖精騎士ランスロットをそれに乗せるわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「残り各自の者達はすぐに破壊された荷車を修理し、その後は今回の反省点をまとめて報告するがいいわ!」

ガウェインの兵士「は、ハッ!面目ありません、アグラヴェイン様!」反省する素振りを見せる

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・フン。」タッタッタッタッ・・・(前列の方へ戻る)


二代目妖精騎士ガウェイン「おい、アグラヴェイン!!アンタの部下でもないのに俺の部隊の兵士に言いがかりをつけるとはなぁ〜?」

妖精騎士アグラヴェイン「あなたが部下に命令せず、貴方の私情で一足先にモースの大群に突撃した貴方に変わって部隊を指揮していただけよ?貴方に文句を言われる筋合いは無いわ‥。」

二代目妖精騎士ガウェイン「グッ!?グゥゥゥ・・・・」なにも言えない

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・フンッ。」二代目妖精騎士ガウェインにそっぽを向く


【・・・・・・・】
【・・・あの・・・】←

妖精騎士アグラヴェイン「!。・・・そう言えば貴方達もいたわね。失念していた・・・協力感謝しておくわ。」

【い、いえ・・こちらこそ・・・。】

妖精騎士アグラヴェイン「『異邦の魔術師』、藤丸立香だったな?馬車の中の話し声や私の部下であるブルーナ達からあなた達カルデアの事は把握しているわ?」

【そ、そうですか‥。】

妖精騎士アグラヴェイン「そう。『異邦の魔術師』である貴方とはいずれ敵同士となる身故に、あなたと話す気などサラサラないわ‥。」

【!?】
【(話す気がないって・・・)】←

妖精騎士アグラヴェイン「まあいいわ‥。護衛を再開する。用が済んだらさっさと馬車に乗りなさい!あまり時間を潰したくはないからね?」

妖精騎士アグラヴェイン「それとあなた・・・ダ・ヴィンチにお仕置きをするなら股下よりも口でした方が良いわ?‥あなたの“ソレ”じゃ彼女は満足しないから‥。」パシンッ!(カルデアのマスターの股間部分をレイピアの鞘で叩く)

【!?】
【(・・・なんで俺の股間のことを・・・)】←


妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・」タッタッタッタッ・・・(バーゲストの事を見つつ、黙って無視する)

バーゲスト「・・・・・・・」妖精騎士アグラヴェインをじっと目を向けながら見ている


妖精騎士アグラヴェインは今回のモースとの戦いの結果を酷評し、護衛部隊を叱りつつ、護衛部隊に次の命令を下していき・・

カルデアのマスター(藤丸立香(男))には特に話もせず、彼の股間のことについて遠回しで酷評し、バーゲスト達にはなにも言わずに前列へと戻っていった。

そしてその後、バーゲスト達と妖精騎士アグラヴェインたち率いる護衛部隊は、進路をオックスフォードからキャメロットへ直接向かうように馬車と荷車を護衛しつつ目的地へと進んで行った‥。
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:08:21.26 ID:ihDcxAkHO
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/06(金) 23:59:23.38 ID:5sT3mSJe0
その夜・・・・大穴東の平原:護衛部隊野営地では・・・


パチパチパチパチ・・・(たき火が燃えている)

ルージュ「オックスフォードの宿で一泊が、妖精の誰かのせいで野営となった事に不満を持っているわたし・・・。こう言う時こそ、甘いデザートにかぎるわ!!」キリッ!

ルージュ「ムカつく気持ちを抑える為にも、ぺぺロン伯爵のくれたケーキを食べよう!!」フォークを取り出す

セツノ「お〜う!」便乗する

ルージュ「えぇ〜と‥あっ、わたしのはイチゴのタルトと書かれている!わたし、イチゴ大好きなのよ!」キラキラ〜☆(目を光らせる)

セツノ「わたし、フレンチクルーラーのドーナッツ。セツノ‥これ好き。」キラキラ〜☆

ガイル「ふ〜ん‥俺はシュークリームだな。ジョルニはどうなんだ?」

ジョルニ「僕はチーズケーキと書かれているな。アルトリアさんは?」アルトリアに質問をする

アルトリア「むっ。私の包みにはロールケーキと・・・うわ、丸太みたいで食べやすそう!さすが伯爵、気が利きます!汎人類史の方は、みんな気配り達人ですね!」ニコッ!

【そうかもしんない】
【そうでもないかもしんない】

千子村正「芋ようかん・・・だと・・・どんだけ凝っているんだあの怪人。こうなると茶が欲しいな・・・・。カイニス‥あんた海神なんだから、アンタの力でちょいと真水を出してくれないか?」

カイニス「ハア!?んなこと俺の力を使う程度の事か!自分で川の水でも汲みに行きやがれ!」怒る

千子村正「チィッ・・・つれねぇなぁ‥。ホント、オリュンポスの頃から変わってねえんだからな・・カイニス。」ため息をつきながら‥

カイニス「なんだとぉぉ〜?」キレ気味で言う

ハベトロット「あぁ〜まぁまぁ2人とも落ち着けって‥。それよりもこれ、シフォンケーキ?っていうのこれ?」もむもむもむ!(シフォンケーキを食べている)

ハベトロット「これ、めっさハッピーな味がする!お菓子にもいろんな種類ができたんだねぇ!」ニッコリ!

ダ・ヴィンチちゃん「うん、ケーキに関しては妖精國でも様々な種類が考案されているようだね。」


ダ・ヴィンチちゃん「南部にウッドワスのレストランチェーンがあり、北部にエディンバラのグルメデザートあり、西部にはマンチェスターのスイーツショップあり‥っと、ソールズベリーやノリッジで聞いてはいたけど。でもチーズケーキだけは人気がないんだよね。なんでだろ?」

ルージュ「なんでだろうねぇ〜?チーズケーキ、わたしも小さい頃によく食べていたわよ?まぁ、イチゴのタルトには負けるけどねぇ?」モグモグモグ‥(イチゴのタルトを食べている)

アルトリア「それは北のお偉いさんが、チーズケーキを嫌っているからですよ。デザートにチーズは邪道。チョコレートこそ王道・・・そんな信条を口にしています。」

アルトリア「もっとも、我々南部の妖精にはその『チョコレート』こそ、嗜好品すぎて馴染みがないんですけど・・。」

アルトリア「たっかいんですよね、あれ・・・・。下級妖精には手が出せない金額(モルポンド)です・・。」

ガイル「そうみたいだな‥。昔の人はよく‥“チョコレートを食べ過ぎると鼻血がでる”と言ってた時代があるって聞くしね?」

アルトリア「えっ!?チョコを食べ過ぎたら鼻血がドバァ〜っと出るのですか!?」ビクビク‥(驚いている)

ガイル「まぁ〜それは迷信だけどね・・?」

【迷信かよ!!】突っ込む

ルージュ達「アハハハハハwwwww」笑ってる
939 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/05/07(土) 02:42:56.50 ID:hdOI7oi00
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/07(土) 23:58:48.30 ID:3d32uy1y0
ダッダッダッ・・・・(ガウェインの兵士が近づいてきて‥)


ガウェインの兵士「お食事中失礼しますが‥アルトリア様、向こう側でアグラヴェイン様がお呼びであります。」

アルトリア「フェッ!?わたし、あのアグラヴェインから直々の呼び出しを喰らったんですけどぉ〜!?」オドオド‥

バーゲスト「『予言の子』であるアルトリアに呼び出しだと?一体何の要件でだ。」

ガウェインの兵士「いえ、わたしからその要件の中身はなにも聞かされていません。アグラヴェイン様は自軍の兵士とて、イレギュラーズや呼び出した者以外、とても広く距離をとっておられるお方ですので‥」

バーゲスト「距離を置いているだと?(あやつ‥自分自身が妖精でない事を部下に悟られないようにあえて距離を・・・)」


千子村正「まァどうであれ‥あのアグラヴェイン直々の呼び出しとなれば、儂も興味が湧くが・・呼び出しはアルトリアだけなのか?」

ガウェインの兵士「はい。アルトリア様に1つ言いたいことがあるとの事ですし、この剣はすぐに終わる要件だと聞いております。」

千子村正「あぁそうかい。あんたも妖精騎士アグラヴェインに何か言いたいことでもあるんじゃないのか、アルトリア?」アルトリアのことを見て

アルトリア「あっ‥ま、まぁ〜私もあの人に話す機会があればと思っていたんだけどね‥。」目をそらしながら‥

【無理して行かなくてもいいんじゃないか?】←
【嫌なら断ってもいいけど?】

アルトリア「い、いえ!わたしだって今はサポートばかりの立場ですが、アグラヴェインが直々に呼び出してくる以上、わたしもそれに答える義理はあります!」

アルトリア「えぇ行ってやりますとも!私だってやればできる妖精であると妖精騎士アグラヴェインに見せてやるのだからね!」自信を持って言う

【そう‥なら安心だね。】
【本当かなぁ〜?】←

アルトリア「ホ、本当ですからァ〜!!」カァァ〜‥(恥ずかしながら言う)


千子村正「そうか。アルトリアが行くというなら、儂はそれ以上のことは言わねえよ。儂らはアルトリアが戻るまではここで待っているからな?」

千子村正「だが、相手はあのイレギュラーズのリーダーかつ謎が多い妖精騎士だからなぁ?何かアルトリアに異変を感じれば、すぐに駆けつけてやるからよ。‥あんたがチョメチョメされるのなら別だがな?」ニヤリッ‥(怪しめに笑う)

アルトリア「!!?そ、そういう所だぞ村正ぁぁぁ〜〜!!」赤面で村正に怒鳴る

バーゲスト「・・・・・・・。」心配そうにアルトリアを見ている


バーゲスト「(・・・本当にアルトリアを行かせて大丈夫か?いくらモルガン陛下の謁見の件であの妖精騎士アグラヴェイン相手でも手が出せないとはいえ、奴が一体なにを企んでいるのか‥)」小声で言う

ダ・ヴィンチちゃん「(わからない‥。でも、他の妖精からも距離を置くアグラヴェインと1対1で話せるのなら、そのチャンスを生かす事が出来ると私は思うんだよね?)」小声で言う

ダ・ヴィンチちゃん「(もしうまく行けば‥妖精騎士アグラヴェインの真名‥彼女のギフト(着名)を引き剥がせる可能性があるかもしれないからね。今はアルトリアに任せよう‥。)」小声で言う

バーゲスト「(うむ・・。)」頷く


ノシィィ〜・・(立ち上がるアルトリア)

アルトリア「で、では・・・行ってまいります!」キリッ!

【気をつけてね?】

アルトリア「はい。」タッタッタッタッ・・・(妖精騎士アグラヴェインの元へ向かう)


ガウェインの兵士を通して、妖精騎士アグラヴェインの呼び出しを受けたアルトリア。

アルトリアはその呼び出しに応じ、彼女は護衛部隊の野営地から遠く離れた妖精騎士アグラヴェインのテントへ1人で向かうのであった‥。
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/09(月) 21:42:22.66 ID:CR+6Mm/80
護衛部隊の野営地から2メートル離れた場所:妖精騎士アグラヴェインのキャンプ地


タッタッタッタッ・・・(アルトリアが近づいてくる)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・‥」丸太に座っている

アルトリア「し、失礼しまーす・・・。アグラヴェイン、あなたに呼ばれてきたのですが・・・」おそるおそる近づいてくる

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・来たわね。まぁ、そこに座りなさい。」ズズッ‥(丸太の席をあける)

アルトリア「は、はい・・・。」スルゥゥ‥(おそるおそる座る)


アルトリア「あの〜‥わたしに何のようでしょうか?」妖精騎士アグラヴェインに質問をする

妖精騎士アグラヴェイン「えぇ・・『予言の子』であるあなたには聞きたいことが沢山あると思うが、さっそく言わせて貰うわ。正直に答えなさい。」キリッ‥(アルトリアを睨み付ける)

アルトリア「はい・・。」ブルブルブル・・・(緊張している)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・ノリッジの『厄災』の方はどうだったかしら?あれだけのモースには貴方も苦労はしたよね?」

アルトリア「えっ‥ハッ、ハァ〜ハイ‥。それはそれはノリッジに発生したモースがもうウジャウジャウジャウジャ沢山いましてねぇ‥。私の錬金術や魔術礼装だけでは追いつけないぐらいに苦戦しましたよぉ‥・。」

アルトリア「それに港に現れた超巨大な『厄災』の影と来たらもう一溜まりもなくてねぇ〜‥。私も“ソレ”を見たときはもう・・しばらく絶句して動けなくなるぐらいに・・・」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・。」黙っている

アルトリア「ですが!!そんなことで私はへこたれる自分ではないことは自分が知ってますよ!わたし、一生懸命にカルデアと『異邦の魔術師』の藤丸達と『境界なき勇士団』のアルト達を全力でサポートしつつ・・」

アルトリア「みんなで力を合わせていき、ノリッジの『厄災』を被害の最小限で祓い、それにモルガン陛下の『水鏡』なんかを犠牲も無しにしりぞけちゃったからねぇ〜。」自慢げに言う


妖精騎士アグラヴェイン「そう‥。それであなた・・私の部下である『宝石鎧のダルダン』にも会って話したと聞いているが、貴方は彼の事をどう思っているのかしら?」

アルトリア「えっ、ダルダンの事ですか?それはですねぇ〜・・。わたしはまだ、ダルダンの異端の亜鈴の力なんてまだ見てもいないし‥『宝石鎧』でしたっけ?あんな巨体の身体に異端の亜鈴の力があると思うと‥私も少しはビビりはしますよ‥。」

アルトリア「それにあなたたち『異端の妖精達(イレギュラーズ)』もまた、とてもじゃないほどではないのですが‥」

アルトリア「ソールズベリーの領主である『蒼毒のブルーナ』。グロスターで偶然出くわした『妖精騎士モードレッド』。その彼を止めようとした翅の氏族長の『二代目妖精騎士トリスタン』っと・・。」

アルトリア「あなたの部下には見た目もその強さには、とても私の口では伝えきれないというか‥。」

アルトリア「ですが、わたしはこれくらいで負けませんよ!あの口が生意気なダルダンやあなた達の部下なんて、私とアルトさんでみんな倒してやるのだから!!」強気に言う

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・そう。それなら頑張りなさい。」平然としていている

アルトリア「・・・・・・(ちょっ・・・私の強気発言を言っても平然としているなんて‥。まぁ・・このような私の言葉であの妖精國最強の知将が怯む筈がないからねぇ‥。)」顔を赤くしながら‥

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃、2メートル離れた野営地(カルデアのマスター陣営)では‥


【大丈夫かなぁ〜‥】心配している

千子村正「そりゃ心配するよな藤丸。何せあの『予言の子』と呼ばれてるアルトリアと最強の知将と言われる妖精騎士アグラヴェインが1対1で話しているからな?何が起こってもおかしくはないからな・・。」向こう側のアルトリアを様子を見ながら・・・

バーゲスト「・・・・・・・・」向こう側の妖精騎士アグラヴェインを見ながら・・・


2メートル先のキャンプにいるアルトリアと妖精騎士アグラヴェインの会話の様子をそれぞれの方法で確認しつつ、カルデアのマスターとバーゲスト、村正はその様子を静かに見守っているのであった‥。
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/09(月) 23:47:17.70 ID:CR+6Mm/80
話しは戻り、妖精騎士アグラヴェインのキャンプでは・・・


妖精騎士アグラヴェイン「・・・確かにあなたは『予言の子』としてノリッジでそこの『厄災』を祓った事は聞かせてもらったわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「ノリッジ現れた多くのモースを倒し‥ノリッジに現れた『厄災』を祓い・・モルガン陛下が放った『水鏡』をアドニスと『巨人の予言の子』と共に退け‥そしてその成果を持って、私の部下であるダルダンにつめよった・・。」

アルトリア「えぇ・・。」

妖精騎士アグラヴェイン「しかし・・あなたはあなた自身が『予言の子』である者として、一番重大なミスをあなたはやらかしたわ・・・。」

アルトリア「一番重大なミスって‥・?」首をかしげる

妖精騎士アグラヴェイン「えぇ・・・。アルトリア・キャスター・・・‥あなたは何故、あの時に『巡礼の鐘』を鳴らさなかったの?」ジロッ!(目が鋭くなる)

アルトリア「!?」ビクッ!(驚愕する)


妖精騎士アグラヴェイン「あなたは『予言の子』である事は間違いないわ。その『選定の杖』‥その16歳とも言える身体‥そしてその身から感じる他の妖精とは違う感覚‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「正に今は亡き鏡の氏族の長:エインセルの正しい予言の通り・・・あなたは女王軍が16年も探続けたこの妖精國を救うとされる『予言の子』‥6つの『巡礼の鐘』を鳴らし、この世界を救うとされる『予言の子』よ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「私が夢の砂でエインセルの予言を改竄し、『予言の子』の支持を著しく混乱させたとしても‥あなたは小さな光のように、その光を目指す蛾のように現れた‥。」

アルトリア「・・・・・・・」黙っている

妖精騎士アグラヴェイン「だが実際に見てみたら何というザマなの・・・。ダルダンを地位的に追い詰めておいて、『巡礼の鐘』を鳴らさず、あなたはモルガン陛下の謁見の誘いを優先し、それに応じた‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「ノリッジの『厄災』を祓い、貴方の事を支持し始めた妖精達と三澤亮太達『境界なき勇士団』と共に立ち向かえば‥女王陛下の謁見に行かずとも、あなたの『巡礼の旅』は成し遂げられる筈だわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「そんな大きなチャンスをあなたは棒に振り、あなたはどのような面でモルガン陛下の謁見に行こうとしている・・それは何故?」アルトリアに質問する

アルトリア「・・・・・・・‥」


アルトリア「・・・それはわたしが・・・わたし自身が『予言の子』として、ノリッジの妖精達からも真の意味で私のことを迎え入れた訳では無いという事もあり、私自身もまだ“自身が『予言の子』である事を受け入れていない”事もあるからです‥。」

アルトリア「鐘を鳴らすと言う事は、モルガン陛下と戦争を始めると言う事もありますが・・・『予言の子』である事を受け入れてないわたしには、まだその覚悟がありません。」

アルトリア「それに実際にノリッジを救い、『水鏡』を退けたのはアルトさんの息子のアドニスと『巨人の予言の子』と呼ばれたウルトラマンZさんであって、私はそれを見ていただけ‥。」

アルトリア「故にわたしは・・ノリッジの鐘を鳴らすにはまだ資格がないと思い、わたしはバゲ‥元・黒犬公のバーゲストの意見に賛同し、モルガン陛下の謁見の誘いを受けることになりまして・・・・」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・‥資格がないですって?」キリキリキリ・・・

アルトリア「・・・アグラヴェインさん?」

妖精騎士アグラヴェイン「そんなこと・・・・それは“力を持つ者の傲慢”に過ぎないわ!!」怒鳴る

アルトリア「!!?」ビクッ!


アルトリア「・・・傲慢なんてしていません!わたしには他の妖精とは違って魔力も少ないし、ある程度の錬金術をする程度しかなくて‥」

妖精騎士アグラヴェイン「いいえ!あなたには『予言の子』として、世界を救う妖精としての才能や力を秘めている筈なのよ?」

妖精騎士アグラヴェイン「その力を引き出すにも『巡礼の鐘』は必要である事はあなたもわかっているはずよね?『予言の子』として生まれた妖精であるならば、自分でもわかっているはずだよね!?」

アルトリア「・・・・そ、それは・・・そのぉぉ・・・」困惑している

妖精騎士アグラヴェイン「あなたはなにもわかっていないわ。『予言の子』であるあなたがこの妖精國に生まれて来たことで、この妖精國に多彩な影響を及ぼし、モルガン陛下に支配された妖精國を変える事が出来る可能性を、あなたはその内に秘めているっていう事を‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「‥あなたはそれをわかっていた上で‥あなたは故郷である『ティンタジェル』を見捨てたというの?」

アルトリア「!!?」ドクンッ!!
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/10(火) 23:14:32.92 ID:vfYurrnR0
半年前・・・・小さい村:ティタンジェル


ボォォォォ〜〜〜!!(炎がティンタジェルの村を覆い尽くしている)

悪妖精達「ワァァ〜〜ワァァ〜〜ワァァ〜〜ワァァ〜〜!!」殺し合っている


ティンタジェルの村に『予言の子』を騙る偽物がいると通報があり、私(妖精騎士)とわたしの部下である異端の妖精達(イレギュラーズ)はウッドワスの処刑部隊と共に村へ訪れた。その偽物の妖精が実は本物の『予言の子』である事を確かめる為でもあったのだ。

妖精は無邪気で血の気を好み、自分の都合の良い事を信じ、悪い行いであっても自分が悪いと思わずに行動する刹那主義的な在り方の妖精たち。

“正しいと思っている多数派の妖精の意見は間違いであり”、“一件間違っていると思われる少数派の意見こそが正しい”。

今回の通報で聞いた『予言の子』を騙る偽物の妖精の事を、私はそれが『予言の子』である事だと信じ、わたしは遙々とこのティンタジェルの村へ足を踏み入れたのだが‥


ウッドワス「なにが起きている!?通報を聞いて来てみれば、住民同士で殺しあいだと!?」怒っている

ウッドワス「村の長は誰だ!?『予言の子』はどこだ、連れてこい!」怒鳴る

ウッドワスの兵士「ウッドワス様、お下がりください!悪妖精化しています!これでは尋問は出来ません!どうか、賢明なご決断を!」

ウッドワス「グゥゥゥ〜〜〜!!」怒っている

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・。」


実際にティンタジェルに来てみれば、村は炎に包まれ、住民達は全員悪妖精化して殺しあいを始めているという・・なんという矛盾な事をしているとわたしは思いました。

これはどうであれ、『予言の子』はこの騒動を鎮圧しようとするか・騒ぎに乗じて村から逃げ出したかと、二択の選択がわたしの頭によぎりましたが・・

わたしは後者である“『予言の子』は騒ぎに乗じて逃げ出した”と考察し、わたしはイレギュラーズのメンバー達にある命令を下しました。


妖精騎士アグラヴェイン「ウッドワス公よ、ここはわたしにお任せください。私らが悪妖精達の駆除を行ない、あなた方は周囲の『予言の子』の捜索をお願いします。」

ウッドワス「なぁ!?わたしを差し置いて命令するなアグラヴェイン!!貴様の助けなど借りたくもなかったというのに!!」怒鳴る

妖精騎士アグラヴェイン「ですが、二手に分かれた方が『予言の子』を効率的に見つけ出す可能性がありますし‥わたしたちでなら、この村の悪妖精らをいち早く駆除できますよ?」

ウッドワス「っ・・・・ええい、この気狂いどもや異端の妖精どもめぇ!それならオマエらは勝手に悪妖精らの相手をしてろ!1人たりとも逃がすんじゃねぇぞ!」

妖精騎士アグラヴェイン「‥了解したわ。」タッタッタッ・・・(イレギュラーズの元へ向かう)


ウッドワスの兵士「ウッドワス様、いいのですか!?あのイレギュラーズに悪妖精たちの討伐を任せるなんて・・万が一、彼らが『予言の子』を見つけて我らの手柄を横取りでもされたのなら・・」

ウッドワス「喧しい!なんならアイツらが悪妖精どもの相手をしている間に、少しでも我らが『予言の子』と思しき妖精を生かして捕らえなければならないのだ!」

ウッドワス「これは競争だ!アグラヴェインとその異端どもと我ら牙の氏族との『予言の子』をかけた手柄の取り合いなのだ!」怒鳴る

ウッドワスの兵士「ハッ、ハァ・・・。」冷や汗をかく

ウッドワス「槍持ちと棒持ちは村の出入りを固めろ!鎮火は暴動が収めてからやるんだ!」

ウッドワス「ヤツらがイレギュラーズ共のガス抜きを行なっているよりも先に『予言の子』と思しき妖精を生かして捕らえるのだ!女王陛下のご命令を我らの手で成し遂げるのだ!!」

ウッドワスの兵士たち「オォォォ〜〜〜!!」雄叫びを上げる


妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・。」その様子を後ろをふりかえつつ見ている
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/11(水) 09:03:00.44 ID:c9YKfemb0
ボォォォォ〜〜!!ボォォォォ〜〜!!(ティンタジェルの村が燃える光景)



イレギュラーズの8人「・・・・・・・」燃えているティンタジェルの光景を見ている

妖精騎士モードレッド「あ〜あ〜あぁ〜〜‥‥とんでもなく、村が燃えているねぇ〜これは?」燃えるティンタジェルを見て

二代目妖精騎士ガウェイン「あぁ〜。この様子だと村の連中全員、悪妖精(アンシリー・コート)になっているんじゃあねぇのかぁ〜?」ギランッ!(妖精剣ソードアルタイルを光らせる)

ブルーナ「ふぅ〜ん・・・そう言っても過言はなさそうだねぇ〜?まるで143年前のウェスバニーの村みたいにね?」クスクスクス‥(ひっそりと笑う)

ダルダン「ツゥゥ〜‥‥(ブルーナめぇ‥、オイラが一番嫌な思い出を思い出させやがってえぇ〜!」キリキリキリ‥

妖精騎士モードレッド「アハハハハハハぁ〜〜!」勝手に笑っている

レオンゴン(影絵の姿)「ふん。ともあれ、ティンタジェルにまだ『予言の子』がいたらそいつ・・・俺が一番に犯してやっても良いのかなぁ〜?『予言の子』って16歳の少女なんだろ?」

レオンゴン(影絵の姿)「その少女をウッドワスの姿でやつらの目の前で犯してやるのは何かと最高なんじゃないかなぁ〜って思うんだよなぁ〜?」ベロベロベロォ〜‥(下をなめ回す)

二代目妖精騎士トリスタン「ふん。そんな行いをしたところで悪妖精化した連中はなにも興味はなさないと思われるわぁ〜‥。」呆れた顔を見せる

二代目妖精騎士トリスタン「‥っていうか、わたしはこんな炎が燃えたぎる所なんてわたしは嫌いなのに‥。あぁ〜さっさと終わらせてグロスターに帰りたいわぁ〜‥。」

二代目妖精騎士ランスロット「ガルルゥゥゥ〜〜〜〜・・・・」ギギギィィ〜‥(檻の中で待機している)

ウィンキー「・・・・・・・・」黙り込んでいる


タッタッタッタッ・・・(妖精騎士アグラヴェインがやってくる)

妖精騎士アグラヴェイン「ウッドワス公の許可は取ったわ。あなた達、さっそくあの悪妖精と化したティンタジェルの村民らを抹殺するわよ。」

妖精騎士モードレッド「オォッ、待ってました!!久しぶりにネオ・ニュー・ダーリントンの外で虐殺をする事が出来るわねぇ〜?」

妖精騎士アグラヴェイン「えぇ。特にあなたは女王陛下の許可が下りない限り、ネオ・ニュー・ダーリントン以外での殺翅は許されないと言ってもいいぐらいだからね。」

妖精騎士モードレッド「ああ・・。あの場所の領主の後釜になったのは良いが、モルガンの奴の許可が無い限り、領土以外での殺傷を禁止にされたのなればそれはそれでフラストネーションが貯まる一方だぜ!」不満そうに言う

妖精騎士アグラヴェイン「それはどうかしら?あなたはあなたで、あなたが作り出した『楽園』での生活を充実していると聞いてはいるけどねぇ?」

妖精騎士モードレッド「ヌヌ‥。まぁそれもあるけど、たまには外の空気を吸いながら殺したいなぁ〜と思っててねぇ〜‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「そう・・・。しかし『予言の子』と思しき妖精がいたとなれば、その妖精だけは殺さずにわたしの元へ連れてこい。女王陛下のご命令でもあるからね?」

妖精騎士モードレッド「はいはい・・『予言の子』は殺さずに持ってくるんだなぁ〜っと‥。(チッ、またお預けかよモルガンの奴‥。)」不満そうにしている


妖精騎士アグラヴェイン「良い?この村の連中の始末はあなた達にとっては『戦い』ではなく、ただの『実践演習』として敵を殺して行きなさい。」

妖精騎士アグラヴェイン「しかし万が一、『予言の子』を見つけた際は殺さずにわたしの元へ連れて報告しに来なさい。良いね?」

イレギュラーズの8人「・・・・・」頷く

妖精騎士アグラヴェイン「では・・・攻撃開始!!」バシャァァ〜〜ン!(白い砂を村に放つ)

イレギュラーズの8人「あいよ〜・・」ヒュンヒュンヒュンッ!(それぞれにちっていく)


異端の亜鈴の力を持つ異端の妖精達(イレギュラーズ)を率いる者として、部下の統制は絶対にやるべきことには変わりはない事であり‥

女王モルガンのご命令により、『予言の子』の捕獲のサポートとして招集した彼らには“ティンタジェルの村の悪妖精らの抹殺”をネタに、

少々フラストレーションが溜まりつつあった彼らのガス抜きの為だけに、わたしはイレギュラーズのメンバーと共に悪妖精化した村の者らを排除しつつ、『予言の子』であるあなた(アルトリア・キャスター)を探し始めたのよ・・。
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/11(水) 10:22:12.54 ID:c9YKfemb0
サラサラァァ〜〜‥バシュゥゥ〜ン!(白い砂が悪妖精たちに降りかかる)


悪妖精化してたティンタジェルの村人1「アハハハ・・!?。お、オレらはなにをしてたっけ?」我に返る

悪妖精化してたティンタジェルの村人2「俺たち‥冬越しの為の話し合いをしてたよなぁ?俺たち、まさか悪妖精になってたんじゃ・・・」困惑している


ビリビリビリィィ〜〜!(妖精剣ソードアルタイルに電流が走っていき‥)

ティンタジェルの村人たち「!!?」後ろを振り返る

二代目妖精騎士ガウェイン「その通りだよ!!」バリバリバリィィ〜〜!!(雷の斬撃を放つ)

ティンタジェルの村人2「!?。ギャァァァ〜〜〜!?」ガシュン、ビリビリィィ〜!!(痺れながら斬られる)

ティンタジェルの村人1・3「うぅ・・うわぁぁぁぁ〜〜!?」逃げ出す



二代目妖精騎士ガウェイン「逃がすか!!妖精剣、ソードアルタイル!」キィィン、ギャァァ〜ス!!(妖精剣ソードアルタイルの魚の部分が開く)

二代目妖精騎士ガウェイン「『磁雷斬りの日輪の銀河一刀』(アルタイル・ガラティーン)!!」バリバリィィ〜〜、ジャキィィン!!(横一文字に居合い斬りをする)

ジャキィン、ビリビリィィ〜〜!!(斬ったところに電流が走る)

ティンタジェルの村人1・3「ギャァァァ〜〜!?」ガシュンッ、ビリビリィィ〜〜!!(横一文字に斬られる)

二代目妖精騎士ガウェイン「ふん・・決まったぜぇ‥。」キリッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

二代目妖精騎士トリスタン「ハァァァッ!」キィィンッ、シュバババァァン!!(赤い矢状の攻撃が降りかかる)

ティンタジェルの村人たち「ギヤァァァ〜〜!?」バシュッ、ガシュッ、バシュン!(無残に攻撃があたる)

二代目妖精騎士トリスタン「アハハハハハ!!」シュバババァァン!!(笑いながら赤い矢状の攻撃を撃っていく)


ダルダン「フンッ!!フンッ!!」バゴォン、グシュン!(悪妖精と村人を踏みつぶしていく)

悪妖精化した村人たち「ーーーーーーー」潰されている

ウィンキー「グラビレーション。」キィィン、グォォォ〜〜ン!(重力を重くしていく)

悪妖精化した村人たち「ギャァァァ〜〜!?」潰れていく


レオンゴン「ぐへへへへ〜〜・・」ジュルリ‥(長い舌を出していく)

ティンタジェルの女妖精たち「あぁ・・ぁぁぁぁ・・・」ビクビクビク・・(怯えている)

レオンゴン「ヒヒヒィ〜‥シャァァァ〜〜!!」グジュグジュグジュゥゥ〜〜!!(姿を変えて、襲いかかる)

ビリビリビリリリィィ〜〜!!(ティン体ジェルの女妖精たちの服を破っていく変身したレオンゴン)

犯されていくティンタジェルの女妖精たち「いやぁぁぁぁ〜〜〜!!」レオンゴンにレイプされていく


二代目妖精騎士ランスロット「ガァァァ〜〜!!グガァァァ〜〜〜!!」ガシュンッ!バシュゥン!(両手で引き裂いていく)

悪妖精化した村人たち「ーーーーーーー」ガシュゥゥ〜〜!!(引き裂かれる)

巻き添えを喰らったウッドワスの兵士たち「うぎゃぁぁぁ〜〜〜!?」ガシュガシュン!!(引き裂かれていく)

それを見ていたウッドワスの兵士たち「うわぁぁぁ〜〜〜〜!?」逃げ出す

二代目妖精騎士ランスロット「ガウゥゥゥ〜〜!!」ダダダァァ〜!!(それらを追いかける)


妖精騎士モードレッド「オラオラオラオラァァ〜〜!!」ジャキッ!ジャキッ!シュパッ!ガシュッ!ゴシュッ!(クラレントで斬りまくる)

悪妖精化した村人たち「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ガシュガシュガシュゥゥン!!(斬られて血が飛び散っていく)


イレギュラーズのメンバーたちは、それぞれ自身らのやり方で悪妖精化したティンタジェルの村人たちや白い砂によって元に戻されたティンタジェルの村人たちを駆除するように殺していき‥

『予言の子』を探していた一部のウッドワスの兵士らはそのやり方の巻き添えを喰らうかのように襲われ、敵前逃亡の如く辺りを逃げ回っていた‥。
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/11(水) 23:50:20.00 ID:c9YKfemb0
悪妖精と化した村人たち「ワァァ〜〜ワァァ〜〜ワァァ〜〜〜!!」ブルーナに挟み撃ちで襲いかかる

ブルーナ「(虫けらごときの悪妖精めぇ!)蒼毒の息吹き(ポイズンブレス)!」バシュゥゥ〜〜!!(両手から青い毒の煙を放つ)

バシュゥゥ〜〜!!(青い毒の煙が悪妖精らを覆い尽くす)

悪妖精と化した村人たち「ギャホギャホギャホ!?ギャァァホギャホギャホギャホギャホォォ〜〜!!」毒に苦しみ、倒れていく

ブルーナ「フンッ!」ドヤァァ‥(ドヤ顔で倒れた者らを蔑んでいる)


ガシュガシュン!!(レイピアで悪妖精と化した村人らを始末する)

悪妖精と化した村人「ギャァァァァ!?」ガシュンッ、シュゥゥ・・・(消滅する)

妖精騎士アグラヴェイン「フゥ‥。・・・ンッ?」遠くの森の方を見ている

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・(サーチ(スコープ)。)」キィィンッ、ビィィ〜‥ビィィッ!(目をレンズのように遠くを見ていく)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ティンタジェルの外れ


エクター「ヘァァ・・ハァハァハァ・・・」タッタッタッタァァ〜〜!!(森へ走っていく)

アルトリア「ハァハァハァ・・・」タッタッタッタァァ〜〜!!(手を引かれながら森へ走っていく)


妖精騎士アグラヴェイン(遠くから)「・・・・・・‥チッ‥。」舌打ちをする


ティンタジェルのどこを探しても、『予言の子』であるあなたを見つける事など出来なかった。それもそのはず・・・

あなたは老人の要請と共にティンタジェルからソールズベリーに繋がる森の方へ脱出していた‥いや、ティンタジェルから逃げ出したのよ・・。

それもそのはず・・・魔力が著しく少ないに等しいあなたにとってはただ逃げることしか出来ず、あなたは私たちの追ってから逃げるように森の方へ消えていった‥。

あなたとの間に何があったかは知らないが、あなたを育ててくれたティンタジェルの村人たちを見捨て、彼らを囮にあなたは『巡礼の鐘』を鳴らすために旅立っていったのだ‥。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして現在・・・・


アルトリア「・・・・・・・」絶句している

妖精騎士アグラヴェイン「そしてあなたはティンタジェルの犠牲を糧に生き残り、あなたはあなたを導いてくれる『異邦の魔術師』を見つけ出し、ソールズベリーにいる私の部下であるブルーナの元へ姿を表した。そうでしょ?」

妖精騎士アグラヴェイン「あなたは『予言の子』としての使命のために、『巡礼の鐘』を鳴らすために‥あなたはティンタジェルの妖精達を見捨ててあの状況下からあなたは脱出した。」

アルトリア「・・・・・・そ、それは・・・。」ガタガタブルブル・・・(震えている)

妖精騎士アグラヴェイン「ノリッジでも『異邦の魔術師』たちや『境界なき勇士団』の面々、そして私が用意した偽の『予言の子』たちとも協力し、あなた達はノリッジの『厄災溜まり』を見事に討ち払った。」

妖精騎士アグラヴェイン「そしてダルダンと交渉する形で彼を追い込み、ようやく貴方は『巡礼の鐘』が手に届くところまでたどり着いた。」

妖精騎士アグラヴェイン「しかしそれを“自身に覚悟がない”とか“資格がない”とか言って、あなたは鐘を鳴らさなかった・・それどころか鐘を鳴らさないでおいで、貴方は貴方の宿敵であるモルガン陛下の謁見に行こうとしている。」

妖精騎士アグラヴェイン「貴方は貴方の生存のために犠牲となったティンタジェルの妖精達を無駄死にし、『異邦の魔術師』たちの努力も無駄にしたのよ!!」怒鳴っている


アルトリア「・・・‥違う‥。」キリキリキリ‥

妖精騎士アグラヴェイン「・・・違う?」

アルトリア「・・・貴方はなにもわかっていない!!あなたはティンタジェルにいた妖精達の事やアルト達や藤丸たちの事など、あなたはまるで何にもわかっていないのだから!!」怒っている

アルトリア「あなたみたいな“『現実世界』から来た『人間』”に・・わたしの事をわかってなるもんか!!」怒鳴る

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・(クゥゥゥ〜〜!!)」キリキリキリ〜!(拳を強く握っていき‥)

アルトリア「!!?」妖精騎士アグラヴェインの様子に驚愕する
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/12(木) 22:30:25.81 ID:5OvvJktF0
2メートル離れた野営地(カルデアのマスター陣営)


バーゲスト「!?」遠くのアルトリア達の事を見て‥

【どうしたの?】

千子村正「藤丸!アレを・・・」アルトリア達の方に指を指す

【???】アルトリア達の方へ遠見の望遠鏡を見ていく

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
望遠鏡に映る光景


妖精騎士アグラヴェイン「ーーーーーーーーーー!!」

アルトリア「〜〜〜〜〜〜!?」胸ぐらを掴まれる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【!?】
【(アグラヴェインがアルトリアを・・・)】←

千子村正「コレはマズい‥。アルトリアの奴がピンチだぞ!?」驚いている

バーゲスト「クゥゥ・・、“どのような事情があろうと互いに争う事を禁じる”・・・。そのような事を言った当の本人がそれを破るとはなぁ!」キリキリキリ‥(怒りを露わにする)

千子村正「おい藤丸!どうするつもりなんだ?」カルデアのマスターに問いかける

【妖精騎士アグラヴェインを止めよう!】
【アルトリアを助けよう!】←

千子村正「あぁ。これ以上2人を引き合わせるのは危険だからな!」立ち上がる

バーゲスト「えぇ!」立ち上がる


タッタッタッタァァーー!!(アグラヴェインのテントに急行するカルデアのマスターたち)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
妖精騎士アグラヴェインのキャンプでは・・・


妖精騎士アグラヴェイン「そう‥そこまであなたという妖精は、自分の事に対してこれほどまでも否定的な事をとり続けるつもりなのね・・・。」

アルトリア「あ、アグラヴェイン・・・・?」妖精騎士アグラヴェインの様子を見てて‥


ガシッ!(アルトリアの胸ぐらを掴む)

アルトリア「!!!?」胸ぐらを掴まされる

妖精騎士アグラヴェイン「あなたのそのネガティブ感情とその態度・・・わたしはあなたのそのところが大嫌いなのよ!!」怒鳴っている

アルトリア「ア‥アグラヴェイン‥」ガタガタガタ‥(困惑している)


妖精騎士アグラヴェイン「そんなにあなたは自分の目的を遂行するのが嫌なの?そんなにも貴方はあの『鐘』の音が嫌いだというの!?」

妖精騎士アグラヴェイン「私は貴方のような奴が大嫌いよ‥。貴方がどう思っていようともわたしは貴方という妖精の存在をこの手で殺したいと思っているのよ!!」ぐぐぐぅぅ〜!(胸ぐらを掴みながら動く)

アルトリア「〜〜〜〜〜〜〜」ズズズズズゥゥ〜〜‥(そのまま後ろへ引っ張られていく)


妖精騎士アグラヴェイン「鐘を鳴らず、『巡礼の旅』を否定し、『楽園の妖精』の使命をも嫌だというのならば!」サラサラァァ〜〜(砂を巻き上げていき‥)

妖精騎士アグラヴェイン「あなたに・・・『予言の子』を名乗る資格はない!!」ザラザラァァ〜〜!!(夢の砂がアルトリアの狙う)

アルトリア「ヒッ・・・ヒィィッ!?」恐怖で眼を瞑る


妖精騎士アグラヴェインはアルトリアに何を険悪を感じたのか‥彼女はアルトリアに対して、自身の怒りのままにアルトリアに手をかけ、夢の砂をアルトリアにぶつけようとしていた・・。
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/12(木) 23:59:15.91 ID:5OvvJktF0
タッタッタッタァァ〜〜!!(カルデアのマスターたちが駆けつける)


【もうやめるんだアグラヴェイン!!】止めに入る

妖精騎士アグラヴェイン「!?」バサッ‥(アルトリアの胸ぐらを離す)

アルトリア「ツゥゥ・・・藤丸!」ドサッ‥(地面に仰向けに倒れ込む)


ササァァ〜、ガバッ!(すぐさまにアルトリアに駆け寄る千子村正、ジョルニ、ルージュ、セツノ)

千子村正「おい大丈夫か、アルトリア!怪我はねえか?」

アルトリア「!?。いいい、言われなくても大丈夫よ!ちょっと胸ぐらを掴まれて転んだだけだよ・・。」顔を赤くしながら‥

千子村正「そうか・・なら良かったのだが・・。」心配そうにしている

ジョルニ「バーゲスト母さんが来てくれと聞いて駆けつけてきたけど、まさかこんなことになっていたなんて・・。」

ルージュ「わたしビックリしたわよ!アルトリアちゃんが妖精騎士アグラヴェインに襲われているってダ・ヴィンチちゃんに聞いたからねぇ?」

セツノ「アルトリアは私たちの仲間‥みんなを救う要(かなめ)。アルトリアが傷つくの‥セツノ、哀しい‥。」心配そうにしている

トリスタン「えぇ・・ですが駆けつけるのが間に合って良かったですね。こうして無事にいられている音がなによりの証拠ですよ。」

ジョルニ「あぁ。なによりも僕たちは・・アルトリアさんの事を心配してこのように駆けつけたのだからな?」

ルージュ、セツノ「えぇ(うん)!」頷く

アルトリア「・・・皆さん・・・」ウルウルウル‥(泣きそうになる)

千子村正「・・・・・・フン‥。」安堵を見せる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・」平然としている

バーゲスト「アグラヴェイン!コレは一体どういうつもりだ!?貴方はキャメロットに到着するまでは我らはどのような事情があろうと、我らと互いに争う事を禁じると言った‥。」

バーゲスト「しかしこうも貴方は自分が発言した制約を‥こうも自分の手で破るとはな!」怒りを露わにしている

妖精騎士アグラヴェイン「争ってなどいないわ?少し手を出してしまったが、アルトリアには私が思う正論をアルトリアに伝えただけよ‥。」

バーゲスト「なにぃぃ・・?」疑いの眼を見せる

妖精騎士アグラヴェイン「アルトリアは『予言の子』としてノリッジの『厄災』を祓い、私の部下であるダルダンを精神的に追い詰め、『巡礼の鐘』を鳴らす一歩手前まで行なった。」

妖精騎士アグラヴェイン「しかし彼女は鐘を鳴らそうとせず、彼女は罠としか見えないモルガン陛下の謁見を優先し、彼女は『予言の子』の使命である『巡礼の旅』を放棄した‥」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・私はそれが気に入らず、私はアルトリアに自分が今行なっている事に対しての皮肉を指摘し、その指摘する事に我を忘れてしまい‥このような事になってしまったのよ‥。」

バーゲスト「何だと・・・アルトリア、それは本当なのか?」アルトリアに問いかける

アルトリア「えっ‥えぇ‥‥アグラヴェインさんはそう言ってました‥。『巡礼の鐘』の事とか、私がその鐘を鳴らさなかった事とかどうかで揉めてしまってねぇ〜‥」気まずそうに答える

【(アルトリア‥)】
【・・・・・・・】
949 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/05/13(金) 03:48:01.71 ID:cyfAcyI00
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/13(金) 23:57:20.77 ID:iERTRhPr0
ダ・ヴィンチちゃん「アグラヴェイン・・・確かにキミがアルトリアに言っていた正論は間違ってはいないかもしれない。確かに『巡礼の鐘』を鳴らし、アルトリアの『巡礼の旅』を成し遂げるためにマスター達はノリッジへ来た。」

ダ・ヴィンチちゃん「アルト達と協力し、『厄災』を祓い、ダルダンとは戦わずに『巡礼の鐘』一歩手前まで訪れた。『巡礼の旅』を優先して行くならば、アルトリアに無理にでも『巡礼の鐘』を鳴らすにも私とマスター君は彼女に交渉していたさ。」

ダ・ヴィンチちゃん「でもそれをしなかったのは私やマスター君、それにアルト達がアルトリアの心情を優先したにも理由があるが、それがアルトリアの為だと思って決断したことだからね。」

ダ・ヴィンチちゃん「『巡礼の鐘』を鳴らすか鳴らさないかの問題ではない。アルトリアがモルガンと戦う上で、アルトリアが前に進むか進まないか‥‥」

ダ・ヴィンチちゃん「アルトリアが『予言の子』である以上‥彼女にはそれを選択する権利があってもいいと思い・・、昨日の時点で『巡礼の鐘』を鳴らすのを保留にしたのさ。」

ダ・ヴィンチちゃん「モルガンの謁見に応じたのも‥私とマスターがモルガンがどういう人物なのかを知るのと、バーゲストがモルガンに直接問いただしたい事があるのも理由の1つだが、その事はアルトリアも了承している。」

アルトリア「そ、そう!それにモルガン陛下に会って確かめたいことがあるのは私も同じ!『巡礼の旅』を始めるのはそのあとでも良いと、私の中でそう判断したのもありますからね!」強気に言う

アルトリア「モルガン陛下になにも言わずに鐘を鳴らして戦争を始めるのも・・私の『予言の子』としてのメンツが許さないと決めていますから!」

【良いぞ、よく言った!】
【良いこと言うじゃないかアルトリア!】←

アルトリア「そ、そうかなぁ〜〜?わたし、今のわたしの名言としてみんなの記憶に残っちゃったりして‥ハハハハ‥。」カァァ〜・・・(顔を赤くしながら)

バーゲスト「・・・・ハァ‥。」少しため息を漏らす


ダ・ヴィンチちゃん「故に妖精騎士アグラヴェイン‥・君の発言した正論は私たちにとっては、アルトリアに対しての侮辱と言っても変わりはないと言ってもいいぐらいだ。」

トリスタン「はい。正論は時として誰かの心を切り刻む刃として、暴言や誹謗中傷より深い心の傷を付ける事があります。いま起きているアルトリアがそのように・・。」

トリスタン「妖精騎士アグラヴェイン・・・あなたは我らやアルトリアの護衛任務に就いているにもかかわらず、あなたはあなたが思うアルトリアへの思想と正論という言葉の暴力でアルトリアを傷つけた‥」

トリスタン「それはアナタに護衛を命じた女王モルガンへの命令違反でもあり、あなたが我らに説いた制約にも違反する行為でもあります。」

ダ・ヴィンチちゃん「そう!キミは君自身が敷いた制約を破り、無抵抗なアルトリアに対して言葉やさっきの行動でそちらから攻撃を仕掛けてきた‥これでは理不尽だというのはキミもわかっていたはずだよね?」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・」眼を逸らしつつ、黙っている

【何とか言えよ!アグラヴェイン!】怒っている


妖精騎士アグラヴェイン「確かに・・・バーゲスト達『境界なき勇士団』と『異邦の魔術師』たちカルデアは、いずれ我らと敵対する者同士であるが、今回の事はあまりにもタイミングが悪すぎたわ‥。私のミスと言ってもいい‥」

妖精騎士アグラヴェイン「『予言の子』アルトリアへの言葉攻めや制約違反については謝るわ‥。アルトリア、さっきのことは本当に申し訳なかった・・。」クイッ‥(頭を下げる)

アルトリア「そ、それは・・・・」眼を逸らしながら‥

妖精騎士アグラヴェイン「それでもダメだというなら、私からのお詫びとして‥私が知っている事を1つ正直に教えてあげてもいいわ。教えると言っても、カルデアやバーゲスト達の目的は知っている・・」

妖精騎士アグラヴェイン「石になっているヴァージェと『イレギュラーズ』の誰かに攫われているマシュについての詳細についてよね?この2人の所在に関する事であれば、何であれ聞きたいと・・・」

【それと、妖精騎士アグラヴェインについても話してもらいたい。】

妖精騎士アグラヴェイン「!。・・・・・」冷静に考える


妖精騎士アグラヴェイン「・・・・そう。あなた達・・・私がアルトリアに対しての中傷行為を謝ってもらう為の許しを利用し、私を揺すりつつ、私の真名をあぶりだそうとしているのね?」

千子村正「そう言う事だな‥。あんたのその名は女王モルガンから授かったギフト(着名)である事はバーゲストやメリュジーヌ達から聞いているからなぁ。」

千子村正「アンタの真名さえ解明できれば、カルデアのマスターたちはそれを頼りにアンタへの対抗策を練ることが可能となるからなぁ〜・・」
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/14(土) 09:49:23.78 ID:S4IWyKNq0
千子村正「‥だが、アンタは儂やカルデアが出会ってきた妖精‥もしくはサーヴァントとは何か違う‥。アンタの正体についてはアルトの方から聞いている。」

千子村正「アンタは自身を妖精騎士のギフト(着名)の他に妖精の霊基を持ち、尚且つアルトと同じ3つの力を授けられた疑似サーヴァントのような『現実境の人間』である事をな?」

千子村正「ったく・・ワシらとは全く違う異世界からどういう理由で転移してきた且つ生きたまま疑似サーヴァントのような存在となった人間なんて‥儂はいままで見たことも聞いたこともねぇぞ?」

カイニス「ああ・・妖精騎士アグラヴェインの真名を聞き出すにも、依り代の人間の方の真名か妖精の霊基の方の真名のどちらかがアンタの本当の真名なのか‥この俺にも解らないぜ!」イラついている

ダ・ヴィンチちゃん「そうだね。真名が複数ある霊基の持ち主は‥アルターエゴのクラスを持つハイ・サーヴァントと同等と言ってもいいぐらいに真名から正体や対応策を見つけるのは難しいと言ってもいい‥。」

ダ・ヴィンチちゃん「それに彼女は異世界から来た影響でアルトさんと同じ3つの力を持ち、その力がサーヴァントの力なのかも不明と言っても過言はないと言ってもいい‥。」

【ではそれじゃあ・・】


妖精騎士アグラヴェイン「そう。わたしの真名を聞き出す諜報活動をしようとしても無駄だって事はあなた達の言う通りよ。」

妖精騎士アグラヴェイン「私はあなた達汎人類史の英霊:『アグラヴェイン』の着名(ギフト)をモルガンから授かり、■■■■■の妖精の霊基もあり、三澤亮太と同じ3つの力を保有する者よ。」

妖精騎士アグラヴェイン「あなた達が亮太達から私が『人間』である事も知っての通りなのもわかる・・ですが、それを知ってた所で私が優勢である事は変わりはないわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「私が人間である事を妖精國の妖精達にバラしたとしても‥『巡礼の鐘』も鳴らせない『予言の子』が言った所で、ダレモ信用してはくれないわよ?」

アルトリア「・・・・・・」哀しげな顔をしている


妖精騎士アグラヴェイン「だけど‥私の正論でアルトリアを傷つけたという事は私も謝りたいと言うことは本当の事よ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「アルトリアの言う通り‥『巡礼の鐘』を鳴らせば、モルガン陛下に戦争を仕掛ける事になるのは間違いないわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「アルトリアが戦争をしたくないことはわかる‥。私もまた、戦争には少しぐらい抵抗する余地はあると言ってもいいからね?」

妖精騎士アグラヴェイン「でもあなた達は何か勘違いをしているわ?戦争なんて‥もうとっくにこの妖精國全体で始まっていると言うのに‥」

アルトリア達「!?」驚愕している

バーゲスト達「!?」驚愕している


バーゲスト「‥とっくに始まっているって・・まさか、お主がシェフィールドに攻撃を仕掛けてきたときから‥」

妖精騎士アグラヴェイン「いいえ違う‥。三澤亮太が石の中から目覚めた時‥いや、3年前からでもなく、もっと昔から妖精國は戦火の内に入っているわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「その事については・・私が元いた世界やカルデアのマスター達がいる汎人類史にも同じ事が言えるわ‥。」

バーゲスト「!!?」驚愕している

【どういうことなんだ?】←
【(既に戦争が始まっているって・・・)】

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・・」タッタッタッタッ・・・(広い野原の所へ歩く)


ヒュゥゥゥ〜〜ン・・・(風が当たりに静かに吹き渡る)

星が輝き、風が静かに吹いていく夜空の下の平原・・・

妖精騎士アグラヴェインの言葉攻めからアルトリアを助けに駆けつけてきたバーゲスト達やカルデアのマスターたちはアルトリアと共に一カ所に集まっており‥

妖精騎士アグラヴェインは1人、夜空が見える平原で、とある話をバーゲスト達やカルデアのマスターたちに語るのであった・・。
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/14(土) 22:45:30.07 ID:S4IWyKNq0
妖精騎士アグラヴェイン「・・・藤丸立香。貴方はカルデアのマスターとして、人類最後のマスターとして、あなた達が護ろうとしているモノ、ってしているのはなに?」


妖精騎士アグラヴェイン「前の戦争から、半世紀。現実世界にいた頃の私は、戦争なんてものを経験せずに生き、日常的な『平和』に謳歌してきたわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「『平和』・・・あなた達が異星の神から取り返そうとしている汎人類史の『平和と日常』‥。」

カイニス、千子村正、トリスタン、ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・・・。」

【・・・・・・・・】黙っている

妖精騎士アグラヴェイン「だけど、この汎人類史の、妖精國の、平和とは、一体何なの?」アルトリア達に問いかける

バーゲスト、アルトリア、ハベトロット、ジョルニ達「・・・・・・・・。」


妖精騎士アグラヴェイン「私がいた世界と汎人類史に至っては、かつての総力戦とその敗北、米軍の占領政策、少し昔にまで続いた、抑止力による、冷戦と、その代理戦争。」

妖精騎士アグラヴェイン「そして汎人類史では西暦2017年まで、私がいた世界では今もなお続く、世界の大半で繰り返されている、内戦、民族衝突、武力抗争に政治家や権力者達による権力と出世をかけた権力争い。」

妖精騎士アグラヴェイン「妖精國に至っては北の妖精達と南の妖精達による『春と夏の戦争』、人間達による反旗による『秋の戦争』、モルガンがこの妖精國の女王となるきっかけとなった『冬の戦争』。」

妖精騎士アグラヴェイン「それにこの世界特有の怪物である『モース』やそれの大発生による『厄災』と『大厄災』。異聞帯の存亡をかけた戦い‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「そして無数の戦争によって、合成され、支えられてきた、血塗れの繁栄と格差社会‥それこそ『現実世界』と『汎人類史』、『妖精國ブリテン』の3つに共通する、あなた達が知っている『平和』の正体よ。」


妖精騎士アグラヴェイン「私がいた世界や汎人類史においては、戦争への恐怖に、基づく、なりふり構わぬ『平和』。妖精國に至っては女王モルガンによって統治された支配された『平和』。」

妖精騎士アグラヴェイン「正当な対価を、他所の国や領域での争いで支払い、その事から眼を逸らし続けている、『不正義の平和』。」

妖精騎士アグラヴェイン「そんな『平和』を・・・“戦争反対”とか“戦争をなくしたい”との発言や思想で提言し、それを正しい行いである事を崇拝し、称える者達のことを‥私は彼らの“エゴ”としか見えていないわ。」

ガイル「!?。平和を祈る人々を彼らのエゴとしか見ていないだと!?」キレ気味で言う

ジョルニ「貴方が『不正義の平和』と思っている『平和』でも、それを少しでも幸福で幸せで生きようとしている人達がその3つの世界には少しでもいるはずだ!」

ルージュ「そうよ!ジョルニ兄ちゃんの言う通りだよ!」


【確かにそうだ!】

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・。」

【あなたが『不正義の平和』と言われようとも‥】

【それを取り戻す事がカルデアのマスターとしての使命だから!】


トリスタン「確かに汎人類史にはあなたが言う『不正義の平和』と称する悪意の持った人間やそうでもない善意の持った人間もいます。」

トリスタン「マスターやアルトのご子息達が言うように、ミズ・アグラヴェイン郷が『不正義の平和』ときな臭く切り捨てる世界を、我らサーヴァントはマスターと共に守り、それを取り戻そうと必死でやっています。」

トリスタン「『不正義の平和』と言われようとも、『正義の戦争』よりは、余程マシとも言えると信じておりますので。」

【トリスタン・・・。】


バーゲスト「・・・・。(私も同感だトリスタン郷。私が騎士になったのもあなた方のような正義を貫き、弱者を守っていく『円卓の騎士』の勇志に憧れていたと言ってもいい。)」

バーゲスト「(しかし私が『円卓の騎士』の事を語ると他の妖精達から『気持ち悪い』と言われるからな‥。アルト達と合流した後に改めて彼らに伝えることしようか‥。)」ポッ‥(顔を赤く染めながら‥)

アルトリア「・・・・・・・。」バーゲストの事を見ながら‥
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/14(土) 23:59:24.51 ID:S4IWyKNq0
ダ・ヴィンチちゃん「私トリスタン郷の話しには同感しているとも!万能の天才と言われたレオナルド・ダ・ヴィンチの発明は人類を役に立つ為に開発をしてきただけであって、戦争の道具として作ったわけじゃないと、私はそう確信しているからね?」

ダ・ヴィンチちゃん「万能釜である聖杯を賭けた戦いなら別であるが、カルデアのサーヴァントは基本、無意味なことで戦争に関わる事はしない主義であり‥」

ダ・ヴィンチちゃん「召喚されるサーヴァントは皆、カルデアと共に人類史救済の協力者としてマスターの令呪の元に召喚されているからね?」

【ダ・ヴィンチちゃん‥。】感心している



妖精騎士アグラヴェイン「カルデアのサーヴァント・・・円卓の騎士、トリスタン郷。そしてレオナルド・ダ・ヴィンチ‥。あなたたちカルデアのサーヴァント達が、聖杯戦争以外の正義の戦争を嫌うのは、よーく分かるわ。」トリスタンやダ・ヴィンチちゃんの方に顔を向ける

妖精騎士アグラヴェイン「かつてそれを口にした者達に、ろくな奴がいないことはさほどいるし、その口車に乗って、酷い目に遭った、人間のリストで、歴史の図書館は満杯と言ってもいいわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「特にあなた達、カルデアのマスター達に至っては他に類も見ない・・・私がいた世界にはあり得ない特殊の事例があると言ってもいいわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「ベリル・ガットから聞いた話とは言え‥カルデアのマスターは“人理の焼却”による特異点を通し、あなた達カルデアは過去から戦争行為を経験してきたと言ってもいいわね?」

妖精騎士アグラヴェイン「そして汎人類史が白紙化された今でも‥カルデアは多くの異聞帯に干渉しつつ、汎人類史奪還の大義で5つの異聞帯と戦争し、それらを滅ぼしてきたのはわかるよね?藤丸立香。」

【・・・・・・・・】黙り込む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カルデアのマスター(藤丸立香(男))が頭にフラッシュバックした異聞帯の人々たち


ロシア異聞帯:永久凍土帝国アナスタシア→イヴァン雷帝、アナスタシア

北欧異聞帯:無間氷焔世紀ゲッテルデメルング→スカサハ=スカディ

中国異聞帯:人智統合真国シン→始皇帝、虞美人

インド異聞帯:創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ→アルジュナ〔オルタ〕

ギリシャ異聞帯:星間都市山脈オリュンポス→ゼウス、キリシュタリア


カルデアのマスターは妖精騎士アグラヴェインの“汎人類史奪還の大義で5つの異聞帯と戦争し、それらを滅ぼした”という一言を聞き‥

かつてカルデアのマスターたちと戦いを繰り広げた異聞帯の王の存在とその異聞帯の事にフラッシュバックとして頭の中で思い出していった・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【・・・・・・・】
【(だとしても‥俺たちが人理を救う事には変わらない)】←

妖精騎士アグラヴェイン「‥沈黙もまた、あなたの『正義の戦争』に対しての答えとみて間違いはないわね?」


妖精騎士アグラヴェイン「だけど、そんな特異点や異聞帯での戦争の経験があるカルデアやそのマスターだからこそ、私が言っている事の重大さを知っているはずよ?」

妖精騎士アグラヴェイン「『正義の戦争』と『不正義の平和』との差は、そう明瞭なものじゃない事をあなた達は人理修復を成し遂げた際に知ったはずよね?」

妖精騎士アグラヴェイン「それは妖精國でも同じ・・・バーゲストもまた、あなたの夫である三澤亮太の口から聞いて理解しているはずだよね?」

ダ・ヴィンチちゃん、バーゲスト「・・・・・・」黙っている
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/15(日) 21:41:57.66 ID:2PuqlUxG0
妖精騎士アグラヴェイン「私がいた世界・・・特に極東のある島国では、政府機関に寄生虫の如くにしがみつき、金と権力を好物とし、忖度や粘着で生きながらえようとしている政治家や資本家の皮を被った『汚い何か』が多く存在し‥」

妖精騎士アグラヴェイン「守るベキ存在である国民を意味のない増税や物価上昇で富を奪取し、不平等な法律と格差、圧政で蔑まし、懐古主義の如くに国の成長を妨げ、利権だけを自分らの独占としていく。」

妖精騎士アグラヴェイン「『汚い何か』の地位権力の維持のために大企業や金持ち、芸能人のような上級国民らを贔屓し、下級国民は蔑んでおきながら、選挙では綺麗事や嘘で国民を騙し・洗脳しつつ、国民への支持率を得ようとしていく。」

妖精騎士アグラヴェイン「そんな選挙もまた、不都合な事があればその結果を改竄しては『汚い何か』に属する者の圧勝として事を成り立たせる正義も平等も無い、存在すら無に値する総選挙‥。」

ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・‥」黙って聞いている

ダ・ヴィンチちゃん「(アグラヴェインが例えた極東の島国・・・おそらくそこが彼女が元いた世界の出身国と推定できるわ。その国の政治家たちは金や権力の為なら、自分の国を売国すら厭わない売国主義が多すぎるぐらいに存在していたんだろうね?)」

ダ・ヴィンチちゃん「(おそらく妖精騎士アグラヴェインはこの世界に来る前は、真っ当な仕事をしていて理不尽な思いをしてきた人だと推定できるわね?)」


妖精騎士アグラヴェイン「妖精國に至っては、この妖精國に住む妖精達はモルガン陛下の支配によって不自由な生活を余儀なくされていく一方で、モースや『厄災』が発生した際には、モルガンとその女王軍を頼りきっているように崇拝しており・・」

妖精騎士アグラヴェイン「妖精達自身の都合の良いことに関しては賞賛し、都合が悪いことに関しては批判と罵声を浴びせるなど、この國の『平和』というのは賛否両論の渦で溢れかえっているわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「アルトリア・・・ティンタジェルの妖精達と16年間も過ごしてきたあなたなら、私が言ったことを少しは理解できると思うわ?」

アルトリア「・・・・・・・・・。」

妖精騎士アグラヴェイン「わかるよね?私が元いた世界にいた頃から・・・『平和』というその2文字の言葉が、その世界にいる嘘と金と権力が大好きな『汚い何か』の為の正義となって以降‥」

妖精騎士アグラヴェイン「私は、私が信じる『平和』を信じることが出来ず、その事で夜も眠ることも出来ない時期が度々あったと言ってもいいわ‥。」


妖精騎士アグラヴェイン「戦争がひとたび終われば、そこから『平和』が生まれると言うけど‥。その意味には光と闇、表と裏と表裏一体の意味があると私は思っているわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「“戦争が『平和』を生む”ように・・・。“『平和』もまた、戦争を生む”わ。」

バーゲスト達、アルトリア達「・・・・・・・」言葉に出来ない表情をする

【(戦争が平和を生むなら‥)】←
【(平和も戦争を生むと言うのかぁ‥)】←



千子村正「確かに・・・アンタの言い分には儂にも一理共感する部分も一つや二つはあると思ってもいい‥。だが‥」

ダ・ヴィンチちゃん「待った!妖精騎士アグラヴェイン・・あなたは以前、“アルトリアが戦争をしたくないと言う気持ちを分かり、自身もまた戦争には少しぐらい抵抗する余地はある”とアルトリアの意見を少し理解したような感じは見られたと見てもいいが‥」

ダ・ヴィンチちゃん「でもそれ以前にあなたは、アルトリアが『巡礼の鐘』を鳴らし、女王モルガンとの戦争が始まることを‥あなたはそれを期待していたように私は思っていたさ‥。」

ダ・ヴィンチちゃん「あなたはモルガンと『予言の子』アルトリアとの戦争を、まるでそれを望んでいたかのように、あなたはアルトリアに批判と罵声を浴びせていたんじゃないのかしら?」指摘する

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・・」黙っている


妖精騎士アグラヴェイン「ダ・ヴィンチ・・・アナタがわたしがアルトリアに指摘した正論発言の真意の推測は正しいと言ってもいいわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「正直に言えば、わたしも少しはあなた達『予言の子』一派と、わたしとモルガン率いる女王軍やイレギュラーズとの戦争を少しは望んでいたと言ってもいいわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「戦争がひとたび起これば・・・私の方も、『蘇りの予言の子』と言われた三澤亮太もとい、アルト・オルラントとその仲間である『境界なき勇士団』を手段も選ばずに攻撃することが可能となるからね?」

バーゲスト「!?。アグラヴェイン、貴様と言うヤツは‥‥」キリキリキリ‥(怒りを抑えようとしている)

妖精騎士アグラヴェイン「けど、それとは別に・・・私にはある別の『目的』が存在すると言ってもいいわ。」

アルトリア「!。『目的』って・・・」興味を示す
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/15(日) 23:30:25.17 ID:2PuqlUxG0
妖精騎士アグラヴェイン「・・・単に戦争でないというだけの、消極的で空疎な平和は、いずれ実体としての戦争によって埋め合わされる‥。そう思ったことはないかしら?」

【それはどういう事なんだ?】


妖精騎士アグラヴェイン「言葉の通りよ。2つの国と国ので戦争が起きれば、その2カ国に何かしらの被害が起きるのは明白だが‥その戦争に関わりない隣国や加盟国、遠くの国々、そして戦地とかしていない地域住民には、自分達とは関係が無いのだと感じていると言っているのよ?」

妖精騎士アグラヴェイン「その2カ国の被害や影響、戦争による国家の成果だけはしっかりと受け取っていながら、無関係な隣国らや戦地でない地域の連中はその事を他人事のように振る舞い、自分達は自分達の『平和』を謳歌し続けてる‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「特に私がいた世界や汎人類史の現代社会では、2カ国の戦争の風景をテレビモニターの向こうに押し込め、ここが戦線の単なる後方に過ぎない事を忘れる。」

妖精騎士アグラヴェイン「いや・・・、正確には忘れたフリをし続けるというのが正しいかしら?。妖精國に至っては、戦争なんてものは一部の妖精達とってはただの遊びの道具として見ていないからね。」

バーゲスト、アルトリア「・・・・・・・」自身の目をそらす

妖精騎士アグラヴェイン「・・・とはいえ‥。そんな欺瞞を続けていれば、いずれは大きな罰が下されるのは明白だと、私の方はそう考えているからね?」

ジョルニ達、ダ・ヴィンチ達「???」首をかしげる

【罰?】


千子村正「大きな罰が下されるかぁ‥。その大きな罰というのは、この妖精國にとっては『厄災』だというのか?」

妖精騎士アグラヴェイン「そうかもしれないし・・そうでもないかもしれない・・。『厄災』については、私の方もまだ分からない部分が多くあるわ。」

千子村正「成る程‥。ならその『厄災』が仮に誰かがそのように仕掛けたモノだとしたならば、それはこの異聞帯にいる“神”だと言うのか?」

妖精騎士アグラヴェイン「いいえ・・この妖精國ブリテンに、“神”がいると言える伝承や証拠も存在しないわ。ソールズベリーにある大聖堂も、あくまでカタチだけで存在していると、私はブルーナから聞いている。」

妖精騎士アグラヴェイン「この世界・・・妖精國ブリテンには“世界の霊長の頂点に立つ妖精氏族”と、“その妖精に支配される人間”、例外として私や三澤亮太、そしてあなた達カルデアのような“外から来た外来種”の3種類しか存在しないわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「もっとも‥その3種類ですら、私にとっては全員ある『妖精』としか見ていないわ。」

【???】
【それはどういう意味で?】←

妖精騎士アグラヴェイン「この妖精國ブリテンは6氏族の妖精の他に、人間や悪妖精を含めて誰もがその“妖精”となり得る資格を持っているのよ。」

妖精騎士アグラヴェイン「いながらにして、その眼で見て、その手で触れることの出来ないあらゆる現実を知る・・・『目的』も『信念』もなく、何一つしない“妖精”よ。」

アルトリア「‥何一つしない“妖精”‥。それってつまり・・・」


妖精騎士アグラヴェイン「ある世界には‥“「神がやらなきゃ人がやる」”っという、このような欺瞞に満ちた平和に、神の代わりに人が裁定を下し、その神判を代行して下すということわざが存在するわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「このことわざをあえてこの妖精國ブリテンに例えるとしたなら・・・」



妖精騎士アグラヴェイン「“妖精がやらなきゃ予言の子がやる”。“でなければ、私が世界を裁く”‥。」


アルトリア「!!?」驚愕する

バーゲスト「世界を裁く・・・お主が?女王モルガンが2000年もずっと支配しているこの妖精國ブリテンを・・『予言の子』を差し置いてお前が裁定すると言うのか!!」怒りを露わにしながら

妖精騎士アグラヴェイン「それを真実と見るか見ないかは、いずれ分かる日が来るわ‥。あなた達がモルガン陛下の元へたどり着ければね?」ニコッ‥(笑みを浮かべる)
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/16(月) 00:09:05.11 ID:s0lCg3JR0
ビィィン、タッタッタッタッ・・・(自身のテントをサイコキネシスでもって移動する妖精騎士アグラヴェイン)


カイニス「おい、アンタどこへ行くつもりだ!!」移動する妖精騎士アグラヴェインを見てて‥

妖精騎士アグラヴェイン「別の所で寝るのよ。私の話はここまで・・・明日の出発は早いから、夜更かしはそれくらいにしておきなさい。」

妖精騎士アグラヴェイン「見張りについては兵士たちが交代交代で見張りにあたっているし、私もまた‥夢の中からあなた達を見張っているわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「もっとも・・・夢の妖精の力を持つ私に勝てる者は現状1人もいないからね?」ニヤリッ・・(笑みを浮かべる)

タッタッタッタッ・・・(テントを持って、二代目妖精騎士ランスロットがいる護送車の元へ移動していく)


【・・・・・・・・】

ハベトロット「なっ、なぁ〜これ・・・。妖精騎士アグラヴェインがボクたちに伝えた事って・・・」タラタラァ〜‥(冷や汗をかきながら)

セツノ「うん・・・。セツノ‥妖精騎士アグラヴェインの言ってる事、まるで意味が分からなかった・・・。」驚愕している

ルージュ「えっ、えぇ・・・ある意味、次元が違うというか・・・。」驚愕している

千子村正「あぁ。だが、これだけは言える・・・。どうやら妖精騎士アグラヴェインは、儂らよりも遙かに話が上手だったと言うわけだな‥。」

ダ・ヴィンチちゃん「えぇ・・・・。」

バーゲスト「・・・・・・・・・。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖精たちの歌声「ゆるされよ、ゆるされよ。いのりはおしまい、まぶたを閉じろ。」

妖精たちの歌声「楽しい時間はあんまりないさ。帳が落ちたぞ、明かりも落とせ。」

妖精たちの歌声「今日が終わるよ、さようなら。今日も終わるよ、いつまでも。」

妖精たちの歌声「ゆるされよ、ゆるされよ。ボクらのつみを、ゆるされよ。」

妖精たちの歌声「どうせすべてはあとのまつり。片付けだけはしっかりね!」


【・・・‥また・・・・】
【・・・・あの歌だ・・・・】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

護衛部隊の妖精達の一日の終わりの歌と共に、野営地にいる者たちのほとんどは眠りについた。

しかしバーゲスト達やカルデアのマスターたちが眠りに入る前に、とある疑問だけが心に染みついていった。


妖精騎士アグラヴェインの口から語られた『戦争と平和』。彼女がアルトリアに語ったアルトリア自身の批判と中傷

何故それらを語ったのか、なぜ今となって妖精騎士アグラヴェインの口から語られたのか?


それらを示す言葉の続きは、キャメロットへ向かう2日間の旅の中で・・

これ以上、妖精騎士アグラヴェインの口から何も語られる事など、何一つも話してくれなかったのであった‥。
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/16(月) 22:53:23.67 ID:s0lCg3JR0
第21節:キャメロット
ーーーーーーーーーーーーーーー

ノリッジ出立から2日経過‥

ーーーーーーーーーーーーーーー
妖精國中枢部:罪都キャメロット 一般住民居住街


アルトリア達「ーーーーーーーーー」キャメロットの町並みを見ている

ジョルニ達「ーーーーーーーー」キャメロットの町並みを見ている

バーゲスト「・・・・・・・(3年ぶりだな‥この場所も・・・。)」

【あれが妖精國のキャメロット・・・・】


アルトリア「さ、さすがの迫力ですね。大穴から側から見てはいたけど・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「オックスフォードから見えていたのは城の裏側だったんだね。壁みたいな城だなー、と思っていたけど、正面から見れば、まさしく王都と言った風潮だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「正門のまわりに都市部があって、城壁の中にはさらに都市部がある。あれは一般市民と上級市民を分けてのものかな?」興味を示す

バーゲスト「その通りだダ・ヴィンチ。このキャメロットには2種類の妖精が存在していてな。ここらの住宅街にはここらに住む『下級妖精』と城壁の内側に住む事を許された選りすぐりの『上級妖精』たちが住んでいる。」

バーゲスト「ここらの上級妖精は最低でも600年もいまだに存命していて、自身らの階級が高いだけでここらの下級の妖精たちを蔑み、彼らをあざ笑っているのがヤツらの日常と言ってもいいぐらいだからな‥。」

ルージュ「えぇ〜!?そんなの酷いに決まっているじゃない!!」プンスカ!(怒っている)

バーゲスト「無論だルージュ。今の私が思えば、あそこに住まうキャメロットの上級市民など‥私の守る対象から外れていると言うことだな。」

カイニス「ほぉ〜?さすが元・女王軍に仕え、このキャメロットに出入りしていた元・妖精騎士だな。かつて守っていたキャメロットに住み着く上級階級の妖精達をそんな風に思っていたとはなぁ〜?」興味を示している


千子村正「・・・・っとまぁ、城壁の周辺の町並みの差は、中に入れば分かるとして‥あの城の正面は大穴の方と見て間違いないと思うな?」

ガイル「な、なんだって?ならあの目の前にある正門、実は裏門だと言うのか?」

千子村正「ああいや、正門で間違いはねえよ。混乱させて悪かったなガイル。」

千子村正「城に入るにはあの門を抜けなきゃならなねえ。大穴から城に入るルートはなかった。」

ハベトロット「メリュジーヌみたいな空を飛べる妖精は別じゃない?彼女も含めて二代目妖精騎士トリスタンでもあっさりとそこから城の中へ入れそうと思うけどなあ?」眼を大穴の方へ向けながら

バーゲスト「いいえ。メリュジーヌは別として、城に隣接する大穴には魔力障壁が張り巡らせているわ。それに大穴側のキャメロットの壁には迎撃用の砲門がいくつか多く存在しているわ。」

千子村正「あぁ、バーゲストなら知っていたはずさ。普通、大砲は正面につけるもんだろ?だからあの城の正面は『大穴側』なンだよ。バーゲスト、アンタなら何か知ってるか?」問いかける

バーゲスト「・・いえ、モルガン陛下に仕えていた頃の私でも‥なぜキャメロットの大砲のほとんどが大穴側にあるのか?モルガン陛下に聞いてみても、「アナタに教えるつもりはない」と返答を返されるだけでありましてね‥。」

バーゲスト「理由はわかりませんが‥モルガン陛下はあの大穴の方を観る度に何かと険しい顔をお見せになられるところを、私は何度かお目に掛かったことがあるからな‥。」

ダ・ヴィンチちゃん、千子村正、カイニス「・・・・・・」その事をよく聞いている

【それって・・・】
【(モルガンが警戒しているのは正門の方じゃなくて‥)】


バーゲスト「・・・・・・・!」キリキリキリ‥(不機嫌そうにしている)

ジョルニ「!。どうしたんだバーゲスト母さん?」バーゲストの様子を見ながら

セツノ「お母さん、北の方を観て怒ってる‥一体なにに怒っているの?」バーゲストの様子を見ながら

バーゲスト「!。すまないなジョルニ、セツノ。私が何に憤っているかが知りたいんだろ?」ジョルニとセツノを見て

ジョルニ、セツノ「はい(うん)・・・」頷く
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/16(月) 23:53:47.61 ID:s0lCg3JR0
バーゲスト「私はあそこに見える軍勢に目が入っていたんだ。ブリテン北部にいる北のノクナレアの軍勢がな‥。」北の方に指を指す

アルトリア「ノクナレア?え、どこ? どこにもいないけど?」キョロキョロキョロ‥

バーゲスト「見えないのも無理はない‥。アルトリアのその背では、ここからノクナレアを見えまい。まあ、今は見れずとも、今の我らには関係のないものだからな?」

アルトリア「!!。バゲ子に言われなくてもめっちゃ関係あるんですけどぉ!」カァァ〜!(赤面)


アルトリア「村正、櫓かなんか作って!わたしと藤丸やジョルニ達みんなが登れるような!」

千子村正「オイオイ、そんなむちゃくちゃなぁ〜‥」困り顔

ダ・ヴィンチちゃん「おっと待った!そういう事なら、私の便利道具の出番じゃないかな?」

ダ・ヴィンチちゃん「はい、遠見の望遠鏡と双眼鏡。これならバーゲストの視力にも劣らないし、双眼鏡の方はアドニス君のお手製だからね?」望遠鏡と双眼鏡を手渡す

ジョルニ「ああ、ありがとうダ・ヴィンチちゃん!」双眼鏡を手渡される

ダ・ヴィンチちゃん「良いってものよ。それで北の平原を見てごらん。すっごいのがこっちを睨んでいるから。」

セツノ「すっごいもの?」興味を示す

【?】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
望遠鏡や双眼鏡の見える風景


アルトリア「うわー、遠くまで見える!ダ・ヴィンチちゃん、ありがと−!」感謝している

ダ・ヴィンチちゃん「横のダイヤルを回して。今は5キロ先にピントを合わせているけど、前に4目盛り程回して20キロ先に。ほら、見えるだろう?平原を埋め尽くす妖精達が。」

ダ・ヴィンチちゃん「あれが南部でさんざん耳にした、もう1人の女王・・・。いや、『魔王の氏族』である最低最悪の魔王、『オーマジオウ』の妃となった元・王の氏族長、ノクナレアが率いる北部妖精の軍勢だろう。」

アルトリア「軍勢ってあれが!?牙と土の妖精だけじゃなく・・・仮面を被った兵士がたくさん!なにあれ、巨人!?ゼットさんとは異なるけど、巨人もいる!」興奮している


バーゲスト「そうだ。3年以上前から、ノクナレアの掟(ルール)はどのようなモノであれ、臣下になった者に富と力を分け与えている。」

バーゲスト「グロスターの前翅の氏族長、ムリアンとは逆と言ってもいい。その効力は彼女がその場にいてこそ。故に‥」

ダ・ヴィンチちゃん「そっか。軍勢を率いるのなら、その中心にいなくてはならない。そう言いたいのだね?」

バーゲスト「そうだ・・・。藤丸よ、そこから見えるところの先を見るがいい。そこの砦のようなひときわ大きい馬車があるだろう?そこの上にいる者が目印だ。」

バーゲスト「そこに偉そうに仁王立ちをして、我らを見下ろしている妖精がいるだろ?その彼女こそが『ノクナレア』だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「そう。君も初めて見るだろうけど、君も間違いなく、あれが『北の元女王(ノクナレア)』だと断言できるよ。」

【?。どれどれ・・・・】

ガイル「・・・・・・」双眼鏡をじっと見ていく


ジィィィ〜〜・・・(望遠鏡と双眼鏡のレンズがノクナレアの姿を移していく‥)
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/17(火) 22:07:06.14 ID:m1K9z4fy0
望遠鏡や双眼鏡の見える風景(ノクナレアが仁王立ちで立っている姿)


【ーーーーーー。】

ルージュ「ガイル兄ちゃん、ノクナレアってどんな感じの妖精なの?」

ガイル「フムフム・・・、股下に白い下着・・・これは見物だな‥。」ジィィ〜‥(ノクナレアの股間部分に注目している)

ルージュ「〜〜〜〜〜〜!!」ブチッ!(ガイルの発言にキレる)


シュルルゥゥ〜、バシィィン!!(糸で出来たハリセンでガイルの頭を叩く)

ルージュ「どこ注目してんのよ!!ガイル兄ちゃんの変態!!」カァァァ〜〜!!(顔を赤くしている)

ガイル「〜〜!?イッテェ〜〜ナァ、おい!!」叩かれたところを抑えながら

アルトリアたち「〜〜〜〜・・・」タラァ〜‥(冷や汗をかいている)

バーゲスト「〜〜〜〜・・・」バシッ!(恥ずかしがるように片手を顔につける)

【アハハハハ・・・・】


【でも、あのどこかで見たことがある・・・・】
【ケルト的なボディスーツは‥・】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ノクナレア「・・・・・・・・・」仁王立ちで立っている


北の大地に北の軍勢と共に馬車の上に仁王立ちで佇む1人の妖精‥。

彼女こそ、アルト達がボガードの話から聞いた‥『魔王の氏族』:オ−マジオウの妻となり、王の氏族長の全権を渡し、自身は王の氏族長から引退したと言われる‥

『北の元女王』‥ノクナレアの姿がカルデアのマスターたちが持つ望遠鏡や双眼鏡のレンズに映っていたのだ‥。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【北米で戦った、コノートの女王、メイヴーーー!】
【(どう見てもメイヴちゃん!)】←

ルージュ「あ、ホントだ!服はちゃんと着ていて、なんか黒い服装を着込んでいるわ!」ジィィ〜‥(ノクナレアの服に注目している)

ダ・ヴィンチちゃん「ね? メイヴにそっくりだろう? ちょっと、いやかなり服の好みは違っているけど。」

ジョルニ「でも確かにメイヴにそっくりなのは確かと言って間違いないと思うが‥、彼女、誰かを睨んでいるみたいのようだが・・」

ダ・ヴィンチちゃん「えぇ‥まっすぐにアルトリアのことを睨んでいるわね・・っというかあれ、見下してる? いや怒っている? なんとも言えない敵意だな・・・」観察している

カイニス「20キロ先とはいえ、あんなにあからさまに手製を引き連れてくるなんて、良い度胸してるじゃないか?。女王モルガンへの、明確な敵対でもしているんじゃねーか?」

ハベトロット「そうかもしれないねぇ・・・・・って、あれ?」何かの違和感を見つける

バーゲスト「どうしたんだハベトロット?」


ハベトロット「・・・ねぇ、バーゲスト。あそこにいるノクナレアの額部分を注目してみて欲しいんだ?」

バーゲスト「????」ジィィィ〜〜・・・(バーゲストの目でノクナレアの額部分に注目する)


ハベトロットが見つけた北の地に馬車の上で仁王立ちで立っているノクナレアに対しての違和感・・・

それは以前‥、ハベトロットが3年前にエディンバラにいたノクナレアに花嫁衣装を送った当日の結婚式につけていた‥

7つの内‥ノクナレアが所持する、ピンクの『純恋愛の宝石』がはめ込まれた王冠を、ノクナレア自身は所持してはいないという違和感にハベトロットは気づいたのであった‥。
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/18(水) 22:03:17.73 ID:94wtn0hA0
バーゲスト「(なんと・・、ピンク色の純恋愛の宝石は、オーマジオウがノクナレアにプロポーズとして渡され、結婚と共に祝詞を唱えた後に純恋愛の宝石はハート型の宝石が填めてある王冠となったと聞いていたが、それを取り外しているとは・・・)」小声で言う

ハベトロット「(お手入れが大変なのか、夫であるオーマジオウに負担をかけたくないのか‥。今の彼女、王冠を置いてそこに立っているのかなぁ?)」小声で言う

バーゲスト「(そうかもしれないな?3年前のアルトと同じようにな・・・)」小声で言う

バーゲスト「(にしても純恋愛の宝石は取り外しが可能だったとはなぁ・・何かコツがあるのか?)」スルゥゥ‥(自身が持つ純恋愛の宝石を見て‥)


トリスタン「それにしても、この数・・。確かノクナレアは魔王の氏族であるオーマジオウに王の氏族長の全権を譲り、自身は氏族長を引退したと聞いては今したが‥」

バーゲスト「いや‥ボガードの話によると、3年前にノクナレアが氏族長から引退した後‥その3年後の始まりに北の軍勢を引き連れ、軍の司令塔として現役復帰を果たしたと言っていたわ。」

バーゲスト「王の氏族長でなくなったが、彼女の影響力や知名度は北の妖精の中では健在であり、むしろ増していると聞いているわ。」

トリスタン「そう・・。ですがノクナレアのあの表情に20キロの先の地でこのような軍勢を引き連れているとなると、今にも進行してくるような感じが・・・」


妖精騎士アグラヴェイン「・・・それには至らないわ。あそこはまだ、ギリギリでノクナレアの領地よ。」

妖精騎士アグラヴェイン「“大厄災に備えての軍事訓練”とノクナレアは言い張っているが、一週間以上前までは40キロ先の訓練だと聞いている。」

妖精騎士アグラヴェイン「シェフィールドが陥落したのを良いことに、彼女はこれ幸いと一気に南下してきたわ・・。」

千子村正「だがこれ・・2万・・・いや3万はいるか?ありゃもう威圧じゃねえ、戦争の準備だぞ。」

千子村正「兵站はどうなって・・・ああそうか。妖精はメシを食わなくてもいいんだっけか。」

妖精騎士アグラヴェイン「そうね。ノクナレア率いる北の妖精の軍勢の特徴はそれよ。」

妖精騎士アグラヴェイン「3年前の彼女は、『妖精による、妖精だけの絶対的な支配圏』という自身が掲げる女王の主張の元、北の軍勢に人間は雇用されていないわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「彼女は人間を嫌っている。モース相手の戦いでも、人間を雇用することはなく、独自の戦い方でモースを倒して言っているわ‥。」

バーゲスト「そうだ。それがこの妖精國にて、『北の女王』と呼称された王の氏族の長『ノクナレア』の実力と言っても良いわ‥。」


妖精騎士アグラヴェイン「だがノクナレアは3年前‥、彼女と王の氏族の領地である『エディンバラ』にて流行した流行病によって起こった大事件‥『エディンバラ地獄変』の影響で彼女は変わっってしまった‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「北の妖精たちに感染した流行病によって『不自然な肉の欲』が増幅され、北の妖精たちは互いに互いをむさぼり食うようにその身体を繋ぎ、そして性交をし続けていった‥。」

ダ・ヴィンチちゃんたち「〜〜〜〜〜〜‥。」気味の悪いように聞いている

妖精騎士アグラヴェイン「ノクナレアもまた例外はなく‥彼女自身は流行病に抵抗力があり、感染まではしなかったのだが、彼女の臣下らはそうではなかったのが事態を悪化させていき‥」

妖精騎士アグラヴェイン「ノクナレアの『北の女王』としての身体と威厳は、彼女に忠誠を誓ったはずの『王の氏族』の妖精達によって穢され‥、エディンバラの秩序は一度『崩壊』した‥。」

【・・・・・・・】
【(メイヴに相応しくないような最後みたいだ‥。)】←


妖精騎士アグラヴェイン「しかし突如現れた王の氏族の上位存在と語る『魔王の氏族』‥時の王者:オーマジオウが現れ、ノクナレアは自身の心の傷を埋めるかのようにオーマジオウに寄り添い、彼に王の氏族長の全権と譲り渡し、ノクナレアは彼と結婚した‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「そしてノクナレアは3年間のブランクを経て、北の妖精たちの軍隊の司令塔として再び表舞台に返り咲いたのだが‥」

妖精騎士アグラヴェイン「『エディンバラ地獄変』以降‥ノクナレアは人間だけでなく妖精まで嫌うようになり、彼女に仕えるはず王の氏族の妖精達にも偏見や差別、さらには暴力を振るうようになったと聞いているわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「その影響もあってなのか‥いちど北部へ向かった妖精達が身の危険を顧みずとも、この南部へ逃げ帰っていく者達が大勢といるわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「それでも北の妖精たちがノクナレアに仕える理由があるとすれば、それはノクナレアの夫であるオーマジオウが関係しているのだと、私は考えているわ‥。」


【仕えるはずの妖精にも暴力を振るうとは・・・】
【(こんなの俺が知っているメイヴなんかじゃない・・。)】←
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/19(木) 08:55:53.81 ID:AwpazsSh0
現在‥キャメロット:正門前近く


妖精騎士アグラヴェイン「・・・とはいえ、ノクナレアを含む北の妖精達の軍勢は、あの領地以上の進軍はしてこないわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「2年前の『オーマ戦役』にて、女王軍による大規模侵攻をオーマジオウ1人で圧倒し‥そしてブリテン北部をオーマジオウの絶対支配権であると宣言したのが記憶に新しい‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「しかしオーマジオウ自身‥あの戦争に勝って以来、彼らの方から侵攻してくる様子もなく、ノクナレア自身も南部に侵攻する気配が見られないわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「彼らが何を考えているのかは知らないけど‥彼らの軍勢はそう突然にこちらに侵攻してくる事は無いと言ってもいいわ?」

アルトリア「・・・・・・・。(ノクナレア‥。貴方は一体なにを考えて・・・)」ジィィィ‥(向こうの丘の方を見続けながら‥)


妖精騎士アグラヴェイン「あなた達、本当にキャメロット入りをするならば、もうそんな無駄話をしないで正門をくぐるわよ?」

バーゲスト「ああ・・。皆の者、これより我らはキャメロットの正門を通る。ここからはいっそう、気を引き締めることだな。」

ジョルニ達「はい。」頷く

ダ・ヴィンチちゃん、アルトリア達「ああ(おう)。」頷く

【わかった。】


2日間の旅を経て、妖精騎士アグラヴェインを率いた護衛部隊とアルトリア達はようやく目的地である妖精國の中枢‥罪都『キャメロット』の正門前へとたどり着いた‥。

途中、遠見の望遠鏡や双眼鏡で北部に軍勢を構えているノクナレア達の姿を見つつ、アルトリア達は護衛部隊と共に、キャメロット正門から内部へと足を踏み入れるのであった‥。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キャメロット:城下町


パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(アルトリアとジョルニ達が乗る馬車が進んで行く)

ジョルニ「これがキャメロットの城下町か・・・。シェフィールドより広く、ノリッジより豪勢で綺麗な街と聞いてはいたけど‥」街の様子を見わたす

ハベトロット「住んでるのも上級妖精ばっかりだ。街全体に覆うマナも他の街とは比べものにならない。ブリテンじゅうの妖精から集められた魔力・・・令呪による存在税ってヤツ?」

ハベトロット「それが王城の天守に収束している。聞いてはいたけど、こんなのケタ違いだ。そりゃあ外にいるノクナレアの軍勢なんて無視しても問題ない。敵じゃないぜ。そのモルガンを倒すとか、正気かって話。」

ハベトロット「・・・ボガードのヤツ、キャメロットに入ったことがなかったか・・あるいは入っててもそれでもかというのか・・。なんでボガードは反逆を考えていたんだろう‥。」

ハベトロット「まあ、3年前にヴァージェ達の偽の遺体を使った罠を仕掛けて攻め立てようとしてたから、キャメロットの対策をしていたんだろうなぁ〜‥失敗はしたけどね‥。」

ハベトロット「こんな守りの堅い王城に3年前のアルトが1人でカチコミに入ったとか‥どういう強さを秘めているんだよ、アルト・・。」困惑している顔を見せる

カイニス「ああ・・全くもって違いねえな?」同じ表情をしている


ヒュゥゥゥン、バサッ!(何かの紙が飛んでくる)

ガイル「んんっ?これは・・・」飛んできた紙を拾う

ルージュ「ガイル兄ちゃん、どうしたの?」紙を見ているガイルの姿を見て‥

ガイル「・・・‥ジョルニ、ルージュ、セツノ。これを見ろよ・・・」紙を渡す

ジョルニ「なんだ・・・!?これって!?」渡された紙を見て

セツノ「ジョルニお兄ちゃん‥あれ!」街の壁の方に指を指す

ジョルニ「!?」セツノが指さした所を見る


ガイルが拾ってきた紙には、恐ろしい顔つきのアルトの絵に【WANTED DEAD.OR.ALINE】と書かれた手配書らしい内容が書かれており、その手配書はキャメロットの壁の至る所に張り巡らせてあったのだった・・。
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/19(木) 10:54:46.96 ID:AwpazsSh0
千子村正「おいおいおい・・。前来た時は壁に張られている紙など見向きもせず侵入してたが・・、アルトの奴、自身の手配書が作られるほど、ここにいる上級妖精たちに嫌われているようじゃないか。」アルトの手配書を見ながら

トリスタン「はい。この紙質の年季からこの手配書は3年前、アルトさんが単独でキャメロットに侵攻した頃から張られていると思われますね‥。」同じくアルトの手配書を見ながら‥

千子村正「ああ・・。モルガンの謁見に“アルトは来るな!”とダルダンを通して忠告をするぐらいだからな・・。」


アルトリア「・・・あの。いま、正門をくぐるときに見えたのですが・・・門に何か、文字のようなモノが書かれていませんでしたか?」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。古英語でこう書かれていた‥“罪なき者のみ通るがいい”」

ダ・ヴィンチちゃん「でも、上から赤い塗料で塗りつぶされ、そこにアルトさんの手配書がびっしりと張り巡らせていたわね。まるで文章の内容を否定するように。」

ダ・ヴィンチちゃん「まあ、手配書の方はおそらく・・このキャメロットに住む上級妖精たちが、3年前にヴァージェさんを救うためにキャメロットに入ってきた事を恐れて張ったとしか思えないわね。」

【よほどアルトからの報復を恐れていたんだな‥。】
【(だとしてもこれは大げさすぎだ‥。)】←

アルトリア「・・・・・・・。」黙っている

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キャメロット:キャメロット城の目の前


キキィィ〜‥(アルトリア達が乗る馬車が止まる)

妖精騎士アグラヴェイン「馬車での移動はここまだよ。ここから先は王城となり、女王陛下への謁見が許されているのは『予言の子』と『異邦の魔術師』、そして『先代の妖精騎士ガウェイン』のバーゲストよ。」

妖精騎士アグラヴェイン「他の者らはここに残りなさい。係の者が来客の従者として対応するわ。」

カイニス「ふぅ〜ん。具体的にはなんだ?」

妖精騎士アグラヴェイン「すぐ目の前に王室御用達のホテルがあるわ。そこで寛いで待ってなさい。謁見の後、ここで合流できるように手配しておくが・・」

妖精騎士アグラヴェイン「ダ・ヴィンチ、あなたのような利発なサーヴァントの同行を許可してもいいわ。『異邦の魔術師』には助言者が必要とみているわ。」

ダ・ヴィンチちゃん「おや。どうあっても付いていく気だったけど、あっさり許可が出ちゃった。敵同士ではあるが、その気遣い‥・2日前のアルトリアへの暴言のお詫びとして観た方が良いかな?」

妖精騎士アグラヴェイン「そう思ってもいいし、そう思わなくてもいい‥。私への認識はあなた達に任せるわ‥。」

ダ・ヴィンチちゃん「・・・‥まあいい。トリスタン、村正、カイニス、ハベトロット。それにジョルニ、ルージュ、ガイル、セツノ。そういう訳だから、キミ達はここで待機だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「この2日間で女王軍の規律はよくわかった。女王は想像以上に“決まりに厳しい”性格だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「私と藤丸君、アルトリアとバーゲストだけでも危険はない。どんな謁見になろうと、キャメロットから出るまでは安全だよ。」


トリスタン「そうですか・・。そうであるのなら、私はそれを信じ、我らは待機とアルト殿のご子息の護衛に専念いたしましょう。」

ガイル「はぁ〜・・、俺も謁見行きたかったのに・・・」残念がる

ルージュ「私も・・・。」残念がる

ジョルニ「しかたがないさ。僕らは父さんと母さん達の子である他に、モルガンは僕たちの抹殺をイレギュラーズに依頼するほどだからね。」

セツノ「うん・・・ジョルニお兄ちゃんの言う通り‥。」残念がる

千子村正「ま、そうだろうな。そもそも儂は城に押し入った身だ。はじめから、謁見には立ち会えねえ。」

千子村正「だからまあ、しっかりな、アルトリア。カチンときても勢いで返すんじゃねえぞ? 藤丸もな?しっかり相棒の面倒を見てやれよ。」

カイニス「オレもだ。オレもまた3年前に現れた俺とそっくりの奴が城に押し入ってきたという理由のせいで、謁見には立ち会えねえが、それはそれだ。」

カイニス「せいぜいしくじるなよ藤丸?なんかあったら、アンタの令呪でオレらを呼んでもいいんだぜ?」

ハベトロット「ボクも異論はないよ。もともとモルガンに興味はないんだし。藤丸とマシュが再会するまでのお目付役やセツノ達のお守りのこともあるしね?」


アルトリア「・・・・・・」

【ーーーよし。】
【行こう、アルトリア】

アルトリア「ーーーー」頷く
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/20(金) 00:00:53.10 ID:f2kE+uNC0
妖精騎士アグラヴェイン「衛士。二代目妖精騎士ランスロットを乗せた護送車を専用の場所に置き、私が来るまで護送車の警護を頼むわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「私の夢の砂の効力でしばらくは眠っている状態であるが‥不慮による目覚めがあると想定し、警護には厳重体勢を取るように‥。くれぐれもランスロットを起こさぬような?」忠告をしておく

キャメロットの衛士「ハッ。兵士、くれぐれも起こさぬように護送するんだぞ。」兵士に命令する

二代目妖精騎士ランスロット「・・・・・・・・。」スゥ‥スゥ‥(護送車の中で拘束されながら眠っている)


妖精騎士アグラヴェイン「・・・行くわよ、『予言の子』アルトリア、『異邦の魔術師』藤丸立香、そしてバーゲスト。」

二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・ついてきやがれ‥。」

アルトリア、バーゲスト、ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・。」頷く


モルガンの謁見に行けない村正達を王室御用達のホテルの前に待機させ、アルトリアとバーゲスト、ダ・ヴィンチちゃんとカルデアのマスターは、モルガンの謁見に行くために妖精騎士アグラヴェインたちと行動し、王城の所へ向かっていたのであった‥。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
係りの兵士「では皆さま‥こちらのホテルへご同行を・・・。あなた方はモルガン陛下が招いた賓客とはいえ、ホテルの場所から一切出ないようにと命令されていますので‥」案内しようとする

千子村正「おっと、いずれ敵となるとはいえ・・キャメロットにいる係の仕事が早くて助かるなぁ・・。」

ガイル「あぁ・・・だがこれはこれで、せっかくキャメロットの中に入ったというのに、俺たちにキャメロット内部の観光さえもさせてくれないのかよ!」

セツノ「うん。セツノも同感・・・セツノ達、ずっと荷車の中で窮屈な思いをしてたのに‥観光場所がホテルだけ‥。セツノ‥とっても不満・・。」

カイニス「ああ。モルガンの誘いとは言え、ここまで長旅をさせておいて、彼方からのおもてなしも無しとなれば、不満が溜まる一方と言っても無理はないよなぁ?」

トリスタン「ですが我々は、ただモルガンの謁見に向かうアルトリア達の動向と護衛をしに来ただけであり、遊びに来たわけではありませんので、そこはあしからず理解していますよね?」

ジョルニ「わかっている‥。僕らのキャメロットでの行動をホテルのみとするのは、僕たちにキャメロットの地形を覚えさせない事もあるかもしれないと思うんだ‥。」

千子村正「確かに、今後キャメロットに攻め入るに至ってはここの地形の特徴さえ覚えておけば、こちらの有利になり得るかもしれない可能性があるからな。」

千子村正「あちら様がそのような対策の為に儂らにホテルでの休憩を強制させようとしているんだろうな?まるで軟禁状態に近いモノだな‥。」

ハベトロット「だな‥。それに見たところ‥今のキャメロットの住民達は全員、モルガンの謁見に行っているようだし、ボクの想像上だと‥キャメロットに住んでいる妖精達では絶対に結婚しても幸せになれないと思うんだよねぇ〜?」不機嫌そうに言う

ハベトロット「ここには僕たちが楽しめそうな場所もなさそうだし、ボクたちはボクたちでストレスが溜まる一方だぜ!なぁ、ルージュ・・・?」ルージュがいる所を見るが‥


・・・・・・・(ハベトロットが見た先にルージュがいない)


ハベトロットたち全員「!?」ルージュがいないことに気づく

ハベトロット「ル、ルージュ・・?ルージュゥゥ〜〜!?」辺りを見わたす

セツノ「ルージュが消えた‥。」

千子村正「ああ、これはこれでマズいよなぁ?すぐにルージュを探しに行くぞ!」

トリスタン「はい。次いでに出来れば、キャメロットの地形の特徴を覚えておけば、いずれ我らの優位に立てると思いますからね。」


係の兵士「なにをしている。早くホテルの方でお寛ぎの方をした方が宜しいかと・・。」

千子村正「悪いなぁ、連れの1人が迷子になっちまったんだ。賓客の従者として同行していいから、一緒に探してもらえないか?」

係の兵士「そうですか・・。確かにこのキャメロットには、そこに住む上級妖精とて、時期によって迷子となるケースが存在しますからね。すぐに捜索をしなければ・・」

千子村正「???」


ジョルニ「・・・・・・。」ある場所を見ている

カイニス「おい行くぞ、ジョルニ!」呼びかける

ジョルニ「あっ、あぁ〜すぐに行くよ・・・。」カイニスの方を見ながら‥

カイニス「・・・・・ふんっ。」タッタッタッタッ!(辺りを探し始める)

ジョルニ「・・・・・・。(まさかな・・。)」ある場所(キャメロット城)の方を見ている


謁見に行けない村正達がホテルへ入ろうとした矢先、ジョルニ達と一緒にいたはずのルージュが突然といなくなってしまい‥

村正達は急遽‥賓客の従者である兵士の動向のもと、いなくなってしまったルージュを探しつつ、キャメロットの町並みを捜索し、兵士達にバレないように、村正達はキャメロットの地形の特徴を模索し始めるのであった‥。

しかしジョルニにだけはただ、アルトリア達がモルガンの所へ向かったキャメロットの王城を誰かを心配するようにその城壁を見続けていた‥。
964 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/05/20(金) 02:44:47.35 ID:HNZtXROE0
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965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/20(金) 09:17:56.77 ID:f2kE+uNC0
キャメロット:玉座の間



ガチャッ、ギィィィ〜〜・・(玉座の間の扉が開かれる)


妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・」入ってくる

二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・・・・・」入ってくる

バーゲスト、ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・」入ってくる

【(1時間近く、階段を上らされたけどーーー)】
【(ここが、キャメロットの天守・・・・女王の玉座・・・!)】←

アルトリア「・・・・・・・」入ってくる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガシャガシャガシャ・・・(書記官2人が玉座の横に並び立つ)


書記官イットリー「平伏せよ。献上せよ。礼拝せよ。従属せよ。」

書記官イットリー「玉座に来られし者は息を止めよ。玉座に集いし30の大使、100の官司達は口を閉じよ。」

書記官イットリー「疆界を拡げる王。妖精國を築きし王。モルガン女王陛下の御前である。モルガン女王陛下の威光である。」

書記官イットリー「『予言の子』『異邦の魔術師』そして『先代・妖精騎士ガウェイン』は心得よ。これは女王陛下の恩寵である。これは女王陛下の恩赦である。」


タッタッタッ・・・(モルガンが玉座に現れる)

モルガン「ーーーご苦労。みな、呼びもしないというのに、よく集まった。大使、官司は一切の発言を禁じる。」

モルガン「この場で言葉を交える資格のある者は私と、そこな来客3名、現妖精騎士2人と先代の妖精騎士ガウェインもとい、妖精騎士バーゲスト、」

ベリル「このオレ、女王の夫であるベリル・ガットだけだ。すまないねぇ、上級妖精のお歴々。」


ザワザワザワザワ・・・・

ダ・ヴィンチちゃん「(ベリル・ガット・・・!やっぱりキャメロットにいた・・・!しかも夫! モルガンの夫だって・・・・!?)」驚いている

ベリル「よう、オリュンポス以来だな後輩!ん? なんだいその顔は。」カルデアのマスターの表情を見て‥

ベリル「おいおい、オレがモルガンのいい男ってコト、マシュや三澤亮太、それに妖精騎士アグラヴェインに聞いていなかったのかよ!」

【お前がここにいる、ということは・・・】
【女王モルガンは、まさか・・・】

ベリル「だよなあ?マスターであるならそう思うよなあ、藤丸立香?」

ベリル「ああ、白状するぜ。何を隠そう、オレがモルガンのマスター。妖精國を支配する女王のパートナー、って奴だ。」

モルガン「ーーーー。」黙っている

【いや、それはおかしい!】←
【(・・・女王の前だ、迂闊な発言はできない・・・・)】

ベリル「おかしかないさ、事実だって!いやあ、逆玉すぎてオレもまだ実感湧かないんだけどさぁ!」


モルガン「くだらない話はもうよせ、ベリル。バーゲスト、前に出よ。発言を許す。」

バーゲスト「ハッ。」タッタッタッ・・・(立ち上がり、前に出る)
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/20(金) 23:59:19.18 ID:f2kE+uNC0
バーゲスト「・・・お久しぶりでございます、女王陛下。妖精騎士ガウェイン改め、バーゲスト。遅かれながら、キャメロットへと帰還しました。」

モルガン「・・・そうか。この私を裏切った身でありながらもまた、その騎士としての礼儀は相変わらずだな?バーゲスト。」

モルガン「今更なんだと思うが、とりあえずお前の妖精騎士としての報告を聞こう。偽りなく真実だけを全て述べるがいい。」


バーゲスト「は。3年前、ソールズベリーでの“『予言の子』が潜伏しているとの通報”と、“相次ぐ献上品の盗難”の調査のために訪れた際、私は三澤亮太という人間の男が私の前に現れまして‥」

バーゲスト「当時、風の氏族長であったオーロラの話から、三澤亮太の罪状が明かされ‥妖精國の法律の元、彼を拘束・連行しようとし、三澤亮太と交戦。」

バーゲスト「三澤亮太の持つ『ヒール』の力により、私は幻術にかかったかのように乱心し、ソールズベリーからドラケイの河まで私は飛んだ痴態を犯してしまいました。」

バーゲスト「その後は先代の妖精騎士ランスロットもとい、メリュジーヌからモルガン陛下に謹慎と帰還命令を受けたと聞きましたが、それを聞き入らず、私の独断で三澤亮太殿を追いました。」

バーゲスト「そして大穴西近くの平原で三澤亮太‥いえ、のちに我が夫となる男であるアルト・オルラントを先代の妖精騎士トリスタンもとい、ヴァージェ共々発見し、アルトとはソールズベリーの件もあり、彼を含めてヴァージェと交戦。」

バーゲスト「彼との戦いに敗れ、私をモルガン陛下や私のあの忌まわしい『性』から解放してあげるという言葉を信じ、陛下から頂いた着名(ギフト)と共に自身の処女を喪失、バーゲストとして女王陛下に離反しました。」

モルガン「・・・成る程。それがバーゲストが我に離反した理由か。」


バーゲスト「その後はシェフィールドでメリュジーヌとの交戦し、彼女もまた離反の意に賛同し、ボガードの“遺体の偽装工作による告別式作戦”‥別名:『白雪姫作戦』を実行させました。」

バーゲスト「そしてシェフィールドにて、アルトこそが我が生涯においての唯一無二の夫であると悟り、私はヴァージェとメリュジーヌ共々‥アルト・オルラントを我ら3人の妖精騎士の夫として、彼と結婚を果たしました。」

バーゲスト「そして陛下や妖精騎士アグラヴェインの知っての通り‥私はアルトと共に旅をし、私を含む3人のお腹に新たな命を授け、別世界にて、その命と呼べる我が子らを出産・子育てを行なってました‥」

バーゲスト「しかしその最中に追っ手である妖精騎士アグラヴェインと妖精騎士モードレッドと交戦し、私はモードレッドと相打つように瀕死の重傷を負いましたが、妖精騎士アグラヴェインにヴァージェを奪われてしまいました‥。」

バーゲスト「どうにかあの大怪我から生き延びた私は、同じく生き延びたメリュジーヌと共に、アルトやヴァージェの分まで我が子達の子育てを行ない‥」

バーゲスト「そして3年の月日を経て、成長したアルトの子供達と共にこの妖精國ブリテンへと帰還し、我が夫であるアルトをコーンウォールにて発見、救助を致しました。」

モルガン「・・‥成る程‥。妖精騎士アグラヴェイン。3年前、バーゲストとメリュジーヌを仕留めたと嘘の報告をしたのは、自身が負った深手と関係しているのか?」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・はい。あの時はバーゲストの魔力喰いの影響もあり、致命的程の魔力の消耗や怪我もあり、バーゲストとメリュジーヌの生死を確認せず、裏切り者のバーヴァン・シー捕獲を専念し、キャメロットへの帰還を優先としてました。」

妖精騎士アグラヴェイン「しかしその結果‥バーヴァン・シーを餌とし、三澤亮太をおびき出す呼び水となったことは事実だと思いますよ?」

ベリル・ガット「あっ、あぁ〜確かにそうだよなぁ〜・・なぁ〜?」モルガンの顔を見て‥

モルガン「・・・・・・・・。」沈黙している


ザワザワザワザワザワ・・・‥

玉座に集まった妖精達1「(なんと!3年前にバーゲストとメリュジーヌを仕留めたというのは、妖精騎士アグラヴェインの嘘だったのか‥。)」ザワザワザワ・・

玉座に集まった妖精達2「(道理でバーゲストとメリュジーヌが生きていたという訳だな?)」ザワザワザワ・・

玉座に集まった妖精達3「(相打ちが失敗した上に三澤亮太を3年前に仕留めなかったというのはまずないと思うんだけどなぁ〜?)」ザワザワザワ・・


アルトリア「・・・・・・。」

【(凄い話内容だな、バーゲスト‥。)】
【(モルガンの威圧にも屈していないなんてねぇ?)】
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/21(土) 10:44:30.83 ID:Bz5nVA4L0
バーゲスト「そして私ら家族はソールズベリー、シェフィールドを渡り‥、シェフィールドでの戦いを気に、この二つの街でアルトの意に賛同した仲間と共に『境界なき勇士団』を結成。」

バーゲスト「ウェスバニーにてそこの鉱山に蔓延っていた妖精亡主を討ち払い、その後に訪れたノリッジにて、今この場にいる『予言の子』と『異邦の魔術師』の一向に遭遇。」

バーゲスト「同じくノリッジで『海賊の予言の子』と『巨人の予言の子』にも遭遇し、彼らと共に『厄災』を討伐し、そしてモルガンの謁見の誘いを受け、今に至っています。」


モルガン「‥成る程、バーゲストの話はわかった。・・・・アルトリア。許す。前に出よ。顔を上げよ。」

アルトリア「は、はい!」顔を上げ、立ち上がる

モルガン「・・・‥なるほど。こいつが真の『予言の子』か。確かに『予言の子』と名乗る偽物らとは違う、本物の妖精と言ってもいいな?」

モルガン「(・・・私が以前戦ったであろう『剣士の予言の子』とは違う、正真正銘の『楽園の妖精』という訳か‥。)」うつむいた表情を見せる

アルトリア「・・・???」モルガンの表情に違和感を感じとる


モルガン「そして、そちらが『異邦の魔術師』。汎人類史を取り戻そうと躍起になっている、カルデアのマスターか。」

【・・・・・・‥】
【・・・・はい。その通りです】←

モルガン「ノリッジでの働きを認める。余分な手間ではあるが、よくぞ厄災を退けた。褒美を取らす。」

モルガン「本来であれば我が妖精國の貨幣で報いるところだが・・おまえたちの魔力資源は魔素を量子に見立てた空間魔力占有値・・・QP(クォンタム・ピース)、だったか?」

モルガン「1億もあれば充分であろう。もっていくがいい・・・いや、聖晶石1億と言った方が良いか?」

ダ・ヴィンチちゃん「そんなに!?あ、いや、QPの造幣所でもあるの、ここ!?‥ってか、聖晶石もあるというの!?」

モルガン「あるものか。おまえたちの魔術体系を見て取り、錬成してやるだけだ。聖晶石の方は妖精騎士アグラヴェインの口から聞いただけであり、彼女からその石らをもらっていけ。」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・フッ。」笑みを浮かべる

【(彼女は一体、何者なんだ・・・。)】
【(ますます怪しくなってきた‥)】←

モルガン「私からの話は終わりだ。他に何もなければ、接見はここまでになる。アルトリア、藤丸立香、バーゲスト。この女王モルガンに問いはあるか?」

モルガン「心して口にするがよい。内容次第では、賓客としての扱いは取り下げる。」

アルトリア「・・・・・・・・!」した萎縮した表情を見せる

【(アルトリア、さすがに萎縮してるな・・)】
【(ここは、俺が先に言わないと・・・!)】←


バーゲスト「お待ちください陛下。どうか、バーゲストに進言をお許しいただけますか。」

モルガン「そちらが先かバーゲスト。首をかけてのものかとは敢えて言わぬ。よい。お主が生真面目な事なのは知っている。」

モルガン「お主の言いたいことはわかる。三澤亮太・・・今はアルト・オルラントと名乗る異界の男の妻であるバーヴァン・シーが何処にいるのかを知りたいのだな?」

バーゲスト「はい。私は『境界なき勇士団』のリーダーである我が夫であるアルト・オルラントの代理として、陛下の謁見の場に立ちました。」

バーゲスト「アルト・オルラントの望みは陛下の言う通り、彼の妻であるヴァージェの奪還であり、いまだに石にされているヴァージェの所在をモルガン陛下なら知っていると私はそう思っております。」

モルガン「確かにそうだ。3年前、彼女(バーヴァン・シー)と彼(アルト・オルラント)を石像へと変えたのは私だ。私とバーヴァン・シーの親の縁を切り、彼女らの石像を別々の場所へと、アグラヴェイン達を使って引き離した事も私の記憶に新しい‥」

バーゲスト「成る程そうですか。では、ヴァージェが石に封印された石像のありかを知っているのは・・・」

モルガン「無論‥ヴァージェの居所を知っているのは妖精騎士アグラヴェイン・・・そして今はこの場にいない妖精騎士モードレッドの2人のみだ。」


妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・」バーゲストを睨み付ける

バーゲスト「・・・・・・・」妖精騎士アグラヴェインに睨みを付ける
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/21(土) 23:59:45.83 ID:Bz5nVA4L0
妖精騎士アグラヴェイン「・・・そう。モルガン陛下の言った通り‥あなた達の友であり、アルトの最愛の妻であるバーヴァン・シーの石像は私と‥私が信頼するイレギュラーズのメンバーのみ、その所在を知っている。陛下に彼女の事を聞いたのはお株違いだったようね。」

妖精騎士アグラヴェイン「しかし私からバーヴァン・シーが何処にいるのかなど、そう簡単に教えるわけがない事はバーゲストもわかっているはずだろ?」

バーゲスト「えぇ。だがお前たち『異端の妖精達(イレギュラーズ)』らがヴァージェを捕らえている事がわかった事でも、我らの足しとなったと言えような。」

妖精騎士アグラヴェイン「ふん・・まあいい。どっちにしても、私が精鋭した異端の亜鈴を持つイレギュラーズの妖精達を倒さなければ、ヴァージェを救う事は叶わない‥。無論、カルデアのマシュとか言うヤツもね‥。」

【!?】
【アグラヴェイン、マシュを知っているのか!?】←

妖精騎士アグラヴェイン「えぇ。ただしマシュに関しては私も知らないわ‥。マシュという存在など、先日の夢を通してダルダンから聞いたばかりだからな。」

モルガン「ーーーアグラヴェイン。お主は私の許可なく何の話をしているのだ?マシュとは一体何者なのだ?」

妖精騎士アグラヴェイン「!。は、申し訳ありません‥少しおしゃべりが過ぎました‥。」反省する態度をとる


ダ・ヴィンチちゃん「それについては私も発言させてもらうわ。妖精騎士アグラヴェインがシェフィールドに襲撃した際、イレギュラーズの誰かによって連れ攫われた、私たちの仲間だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「盾の騎士ギャラハットの霊基を持つデミ・サーヴァント。妖精騎士に円卓の名を与えたあなたなら、ギャラハットの名も分かるはずだが。」

モルガン「ーーーーーなんだ?確かに妖精騎士の名に円卓の騎士の名を着名(ギフト)としてバーゲストらに付与したことがあるのは間違いない。妖精騎士の着名に異界の騎士の名をつけるかつけないのかは、私が決めることだからな‥。」

モルガン「しかしギャラハットの名など、私はそのマシュとか言う奴に着名した覚えなど無い‥。いやむしろ、ギャラハットとかいう名など‥始めて聞いたと言ってもいいぐらいだ。」

ダ・ヴィンチちゃん「!?」驚く

【(・・・それはもしかして・・・)】
【(モルガンもまた、マシュの事を知らなかったというのか?)】←

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・。(知らないのも無理はないわね・・。おそらくマシュを連れ去った者は・・・おそらく、『アブソリュート・タルタロス』しかいないと思うわ。)」

妖精騎士アグラヴェイン「(しかしこの状況は使えるわ‥。カルデアがマシュの安否を知らない以上、彼らの注目はマシュの事を知っているであろう、こちら側に向くはず‥。)」

妖精騎士アグラヴェイン「(彼らもまた‥私の計画の為に利用させてもらうわ‥。)」

アルトリア「・・・・・・・。」妖精騎士アグラヴェインの表情を見ながら‥


モルガン「‥オマエらからの話はこれで終わりか?ならばここらで接見を終了とする‥」

【・・・・・・・。】
【待ってください、まだこちらにはまだ話があります!】←

モルガン「‥あぁそうか。まだ『異邦の魔術師』方の意見を聞いていなかったな。よい。命知らずとは笑わぬ。」

モルガン「五つの異聞帯を超え、我が前に立った者よ。望みを語るがいい。」

【カルデアは白紙化地球を解決するのが目的だ。】

モルガン「ああ、ベリル・ガットから聞いている。外の状況も分かっている。」

【その前に、この異聞帯から異常が検出されているんだ】

モルガン「ほう。それはどのような?」


ダ・ヴィンチちゃん「『崩落』という未来観測結果だ。エインセルの予言と同じものと思ってくれればいい。」

ダ・ヴィンチちゃん「ブリテンから拡がる『崩落』が惑星全土に伝播し、地球は崩壊するとのことだ。その理由、理屈はまったくわからないけどね。」

ダ・ヴィンチちゃん「しかもその『崩落』を引き金に、汎人類史の他に存在する並行世界にも滅びが訪れるという話もまたあり・・」

ダ・ヴィンチちゃん「それの『崩落』を阻止せんと、アルトリア以外の『予言の子』と名乗る偽物が8人と、この妖精國に現れた原因でもあるのだ。」


ダ・ヴィンチちゃん「『蘇りの予言の子』のアルト・オルラントを除き‥、『巨人の予言の子』のウルトラマンZ、『海賊の予言の子』のゾックス・ゴールドツイカー。」

ダ・ヴィンチちゃん「まだ名前も正体も知らない『秘密の予言の子』、『絶唱の予言の子』、『AIの予言の子』、『召喚銃の予言の子』、『剣士の予言の子』と・・」

ダ・ヴィンチちゃん「この予言の子でも妖精でもない、彼ら別の並行世界から来た戦士(ヒーロー)たちは、このブリテンの『崩落』を止めるためにわざわざ世界の壁を乗り越えてやってきたと言ってもいい。」

ダ・ヴィンチちゃん「彼らが偽の予言の子として君臨してた理由としては、そこにいる妖精騎士アグラヴェインがご存じであると我らはそう確信しているのですが?何か心当たりでもあるかな?」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・。」黙っている
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/22(日) 10:10:36.75 ID:xUxxy+mr0
ザワザワザワザワ・・・・


玉座に集まった妖精達1「(ヘイコウセカイ?確かにこの世界にはいないはずの外来種の件は、前に『歪みの岬』の話で知っているのだが‥。)」

玉座に集まった妖精達2「(だがしかし、さっきから妖精騎士アグラヴェイン様にこのような疑いを押しつけるとは、かの者の働きを知らないのかあいつらは!)」

玉座に集まった妖精達3「(偽物の予言の子が外から来た者であるならばちょうど良い!彼らもまた、妖精騎士アグラヴェイン様が処理して頂ける!)」

玉座に集まった妖精達2「(妖精騎士アグラヴェイン様が『歪みの岬』周辺の領主になられて以来、外来種の横行は極端に減ったからなぁ?)」


モルガン「一ヶ月前・・・突然と國中の妖精達が、たった1人しかいない『予言の子』が10人も増えたことに違和感はあったのだが、まさか貴方の仕業と言うのか?」

妖精騎士アグラヴェイン「・・・いえ、別に何もありません。ただ私は、夜中に妖精國中の妖精達を夢を通して監視しているのですから。私が妖精達に洗脳を施す輩でも?」

モルガン「・・・そうだな。いくら夢の力を使う貴方でも、妖精國全体の妖精達を洗脳させるのは難しい‥。お主の中の魔力にも限界があるからな。」

モルガン「おそらくどこかの妖精による噂話とその偽の予言の子である外の者の行動が招いた結果だろう。まったく、これだから妖精というのは‥。」


【(‥これは絶対に嘘だ。)】
【(その噂話を広めたのは妖精騎士アグラヴェインただ1人‥。)】←

ダ・ヴィンチちゃん「(ああ、おそらく夢という不確定認識だからこそ、妖精騎士アグラヴェインの力で改竄し、妖精の特性を生かしていく事でこのような芸当を可能としたんだろうね?)」小声で言う

バーゲスト「(えぇ・・。それに我らは妖精騎士アグラヴェインが3年間、どういう行動をしていたのかを知らない‥。奴はこの3年の間にどれ程の力を蓄えてきたというのだ‥。)」小声で言う


モルガン「それで‥お前たちが言うその『崩落』というものに、お前たちカルデアと何が関係しているというのだ?」

ダ・ヴィンチちゃん「はい。我々カルデアはこの崩落現象を解明、解決する為、あなたの妖精國に上陸し、境界なき勇士団はその迷い込んだ戦士達を、出来れば元の並行世界に戻したいと思っている。」

ダ・ヴィンチちゃん「それに並行世界の戦士達はカルデアを含めて、この異聞帯に敵対する意思はないと思ってもいい。我々の目的はあくまで『世界の崩落』を止める事と、『並行世界の秩序を正す』事だ。」

モルガン「なるほど。その並行世界の彼らやお前たちは侵略をしに来たのではなく、互いの世界の救助に来たと言うのだな。用件はそれだけか?」

【・・・・『異星の神』に対抗できる、神造兵器を手に入れたい】

ダ・ヴィンチちゃん「そう。あなたがオリュンポスに向けて放った超抜級の大魔術、聖槍ロンゴミニアド。この魔術を可能とする礼装、あるいはその魔術理論を、あなたに提供してもらいたい。」


玉座に集まった妖精達1「(オリュンポス・・・イセイノカミ?何を言っているのだ、あのよそ者は・・?)」

玉座に集まった妖精達2「(いや、命知らずにも程がある!こともあろうに、女王陛下に“提供しろ”とは!)」


モルガン「ーーーフッ。確かに、おまえたちカルデアが望む武器を、私は知っている。ブリテンを救い、あの偽者の予言の子共を元の世界に帰す、という発言も虚言ではないと認めよう。」

モルガン「その上でカルデアの者達にいま1度言う。“おまえたち汎人類史は、この上なく滅びよ”っと。」

ダ・ヴィンチちゃん、バーゲスト「!」

【!】


モルガン「外の世界・・・白紙化した地球および、その世界からさらに並行する世界へと伝播する“崩落”とは、これより始める我が領土の拡大に他ならない。」

バーゲスト「・・では以前、わたくしらにくり返しに話された『地球・妖精郷化計画』というのは本当であったと?」

モルガン「『地球・妖精郷化計画』・・・。ああ、確かにそのような事を口に出していた時期があったものだな、バーゲスト。」

【(『地球・妖精郷化計画』‥)】
【(それじゃあやはり、モルガンは最初から・・・)】←

モルガン「気づいたようだな藤丸立香。そうだ、私のこの計画こそが私の大いなる目的であり、おまえたちの歴史を否定するのは、この私だと言うことを。」

モルガン「故に私はカルデアの敵である。であれば、神造兵器を渡す道理もない。」

モルガン「そしてヒーローだか何か知らんが、奴らの事など‥お前たちカルデアやアルト・オルラント、そしてそのアルトの子供らもまた、私の妖精國に蔓延る『害虫』に等しい。」

ダ・ヴィンチちゃん、バーゲスト「!!?」驚愕する

ベリル、妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・。」二カッ、(笑みを浮かべる)


【(俺たちやアルト、ゾックスさん達の事を‥)】
【(害虫だと言うのか‥)】←
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/23(月) 23:08:49.23 ID:jdJpgHJF0
ダ・ヴィンチちゃん「‥カルデアやアルトたち境界なき勇士団と並行世界の戦士達を、あなたは『害虫』と称すと言うことは‥これをあなたから我らに対しての宣戦布告、と取っていいのかな、女王モルガン。」

モルガン「そう言った。お前たちや偽の予言の子と名乗っている別の世界から来た戦士達を閉じ込め、それらの抹殺のために『最果ての塔』と『歪みの岬』の結界と警備の強化を指示したのは他でもない、この私だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「(・・・やはり、あの『召喚銃の予言の子』と名乗る青年の言葉は正しかったようね?)」

モルガン「‥その他、『害虫』と称す者らは未だに我が妖精國に蔓延っている。本来、そのような害虫どもは一匹の残らず葬り去りたいと私は思っているのだが、わざわざ私の力を使う程でもない‥。」


モルガン「この年の終わりーーー『大厄災』によってブリテンに棲む妖精は、その害虫共々、また滅びるであろう‥。」

モルガン「だが、妖精が何度死のうが懲りずに生まれるもの。ブリテン全土が炎に包まれようと、我が城が健在であれば、妖精國は何度でも蘇る。」

アルトリア「女王陛下は・・・ブリテンの民ではなく、ご自分の妖精國を守る、というのですか?」

モルガン「そういう事だ、アルトリア。忌まわしきエインセルの『予言の子』。私は妖精どもをお前たちと同じ『害虫』として救う気も無い。守るのは己が国のみ。」

モルガン「この玉座に貯蔵された魔力量であれば、『大厄災』など恐るるに足りぬ。」

モルガン「それと・・・どこかの風の氏族の妖精から流れた噂なのだが‥。バーゲスト、お前の夫のアルトは3年の年月を得て、その彼の目的が変わったと耳にしている。」


モルガン「3年前・・・彼は私の目の前で“妖精たちと人間たちを救い、この妖精國ブリテンを変える”と言っていたが‥、今の彼は“妖精たちを支配から解放し、そいつらを放置する”と、聞いているのだが・・」

バーゲスト「!。えぇそうです。“女王モルガンと女王軍を倒し、妖精國の支配から解放し、彼らに選択の余地を与える事”こそ、我ら『境界なき勇士団』のモットーであります。」

モルガン「そうか‥。3年前のあの日‥私の手で彼(アルト)とバーヴァン・シーを石化させ、その彼をコーンウォール付近で捨てた妖精が、のちに風の氏族長となるブルーナが担当したと聞いてはいたが‥」

バーゲスト「そう。ブルーナは以前、名なしの森にいたアルトを救いだし、アルトに独立権を発行し、ソールズベリーに住まわせた恩人でした・・。」

バーゲスト「しかしブルーナはアルトを裏切り、彼女は妖精騎士アグラヴェインを通して女王軍側に付き、今では猛毒を吐く異端の亜鈴を持つ風の氏族長として彼女はソールズベリーで好き放題に氏族長の権力を悪用としているのです。」

バーゲスト「そのブルーナからアルトは3年前‥、あの忌まわしき石化の呪いの中で、アルトはブルーナからこの妖精國の妖精たちの本質を聞いたのです。」

【???】
【(妖精達の本質って・・?)】←


玉座に集まった妖精達1「(我ら妖精の本質だって?いったいバーゲストは何をその異界の男から聞いたのだ?)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達2「(嫌だとしても、陛下は我らを『害虫』として見ていたというのか!なんと恐ろしい‥)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達3「(それもこれもまた、3年前に三澤亮太の奴が騒ぎを起こさなければ、こんなことにはならなかったはずなんだ!)」ザワザワザワ‥

モルガン「・・・・・・・・・」集まっている妖精達を見てて‥


モルガン「‥もうよい。バーゲスト‥お前があやつらの本質をここで話したところで、私はこの妖精國の妖精たち全てを把握しているのは分かっているだろ?」

バーゲスト「!。しかしモルガン陛下、私は・・・」

モルガン「それにお前の夫であるアルトの目的が変わったと言う事は‥この3年間の間の石化とブルーナの戯言によって、少しはアルト自身の頭を冷やし、この妖精國の妖精たちがいったい何なのかを少しは理解したと言えるな?」

モルガン「お前らにもわかるだろ・・バーゲスト、アルトリア、藤丸立香?この妖精國ブリテンに必要としているのは、この妖精國を統べる女王である私(モルガン)であり・・・」

モルガン「その妖精國を『大厄災』から退け、滅びる汎人類史に変わって、このするのもまた‥永遠の女王である私であるということを・・。」

【(永遠の女王・・・・)】
【(確かに妖精の寿命はとても長いと聞いているけど‥)】



???「永遠の女王に、永遠の妖精國ですかぁ・・・」

モルガン「・・・なに?」声のした所を見つめる

【!】

書記官イットリー「誰だ!!女王陛下の許可無く発言する輩はどこのどいつだ?」


カッカッカッカッカッ・・・・(靴の音が鳴り響く)

騒然としているキャメロットの玉座の間に突如‥軍人のような服に忍者のようなマスクと瓶底眼鏡を付けた、赤い髪で大きな胸を持つ女性が、玉座の間の柱から出てくるのであった‥。
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/24(火) 08:08:19.29 ID:arIiJ9kS0
???→謎の軍人服の女性「いえいえ真にスミマセン‥。今さっき申したモルガン陛下のお言葉に興味深く思いましたのでネ・・。」

【(この声って・・・・)】
【(ルージュ?)】←

ダ・ヴィンチちゃん「(確かに、あのマスクで声をひた隠して変装してるけど、体格や髪の色から‥まさにルージュ本人だ‥。)」

バーゲスト「!!!。(ルージュ、なぜお主がこんな所に!!)」気まずそうな顔をしながら


カッカッカッカッ・・・(モルガンの前に立つ謎の軍人服の女性)

モルガン「誰だ貴様は・・?このキャメロットにはいない者のようだが‥どこから入ってきたのだ?」ジィ〜‥(女性のことを睨む)

モルガン「そなたの発言を許そう。まずはお前がどこの氏族の妖精であり、どこの出身なのかをこの場で言うかいい。」

謎の軍人服の女性「はい。わたしはこの妖精國のはるか西部北部の村から来ました‥風の氏族、『シンクウジ・コレキヨ』と申しまス。」

謎の軍人服の女性→シンクウジ・コレキヨ「わたしはこれでもフリーの民俗学者でありまして‥妖精國各地を旅しては、その土地のあらゆる妖精と人間の文化や交流を観察するのが私の存在意義であり、私の『目的』なのですのデ。」

シンクウジ・コレキヨ「あ、これ‥・わたしの名刺であります。どうぞ、お見知りおきヨ。」シュッ。(葉っぱの名刺を見せる)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・」フッ!(葉っぱの名刺を受け取り、それを目に通す)


ベリル「なぁ‥その名刺、俺にも見せてくれよ?なぁ?」近くに寄ってくる

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・」ヒュッ、(葉っぱの名刺をベリルに渡す)

ベリル「っとぉ・・。なになに‥?。・・・・・・‥」ジィィ〜‥(名刺の文字を見ていく)

ベリル「・・・・・・・・・・」苦い顔で名刺を見ている

モルガン「どうしたベリル・・・その名刺には何と書かれている?」

ベリル「・・・・何だこれは・・・。確かに妖精語で書かれているようだけど・・、これ、何もかもがデタラメに書かれているんですけど!」

シンクウジ・コレキヨ「あぁ〜スミマセン‥。わたしは生まれたからどうにも‥妖精文字を書く事や読むことが大の苦手でしてネェ〜・・。」頭をかきながら


バーゲスト「〜〜〜〜〜。(当たり前だ。妖精國に来たルージュに妖精國の文字など書けるわけがなかろうに‥)」気まずそうな顔をしている

アルトリア「・・・・・(ルージュって‥意外と妖精語の文字を読み書きが下手なんですね?)」気まずそうな顔をする

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・。(シンクウジ・コレキヨ‥。確かニューダンガンロンパV3に出てくる超高校級の民俗学者の『真宮寺是清』と同じ名前を持っている妖精と言ったところね、これは・・。)」

妖精騎士アグラヴェイン「(しかし真宮寺是清は妖精ではないし、声の質や体格、髪の色から‥彼女は“真宮寺是清の姿に変装したルージュ”と見て間違いないわね?)」クスクスクス‥(密かに笑う)

妖精騎士アグラヴェイン「(しかし・・・何故このキャメロットの天守にルージュが忍び込んだのかしら?)」疑問に思う


ベリル「しかしよぉ〜‥。三澤亮太や村正に続き、このような妖精に玉座の間に来られてしまうとは‥。キャメロットの警備はザル見たいに思えるじゃないか?」

モルガン「確かに‥異界の男:三澤亮太と異星の神の使徒:村正の2人は、自身の力を持って強引に押し入ってはいるが、お前は違う‥。隠密行動で我が玉座に来るとは、どういう技を駆使したのか?」

シンクウジ・コレキヨ「別に何も・・・ただ少し女王兵の鎧を少し借りただけです。どうも女王軍に配属するあの馬のような鎧があまりにも同じ形でしたのデ・・。」

モルガン「ほぉ。何かしらの方法で女王兵の鎧を奪取し、それをここまで着込んで来たと言うのか?それは大層な事だな‥。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
同じ頃、キャメロット:更衣室トイレでは・・・


騎士メルディック(鎧剥ぎ状態)「ンン〜〜〜!!ンンン〜〜〜〜〜!!」糸でグルグル巻きにされている


誰もいないはずのキャメロットの更衣室にて、女王兵の鎧をコレキヨ(ルージュ)によって奪われ、彼女の糸にグルグル巻きにされてしまい、1人トイレの中で身動きが取れなく藻搔いている女王騎士メルディックの姿があったのであった・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・。(となれば鎧を取られた妖精は気の毒な目に遭っているわね?まぁ、モルガン陛下や私には関係ないけど‥)」独り言を言う
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/24(火) 10:01:21.74 ID:arIiJ9kS0
モルガン「まあいい。それで民俗学者コレキヨよ、そなたは何の目的を持って私の元へ来たのだ?私の謁見の誘いに呼ばれもせず、わざわざ忍び込んで来る以上、そうしてでも私に言いたいことがあるというのか?」

シンクウジ・コレキヨ「さようです女王陛下‥。あなたは今‥ブリテン全土が炎に包まれても、あなたとこのキャメロットさえあれば何度も蘇り、妖精もまた新たにこのブリテンの地に生まれてくると言うことを。」

シンクウジ・コレキヨ「ですが、わたしはその女王陛下のご意見に一つ、“異議あり!”と伝えるためにこの謁見に乱入してきたのですヨ。」

モルガン「ほぉ。それでその、お前が伝えるという異議というのは何だ?」

シンクウジ・コレキヨ「はい。」シュッ、シュルシュルシュルゥゥ〜‥(巻物を取り出し、それを開く)


シンクウジ・コレキヨ「モルガン陛下、わたしが独自に妖精國全体の文化的意識調査によりますト‥」巻物に書かれている文字を読んでいく

シンクウジ・コレキヨ「今現在‥モルガン陛下の統治による文化の発展の幸福は、ある領地で繁盛していたラーメン屋の背脂たっぷりラーメンを食したと時の幸福と比べますと‥風の氏族の翅1枚分にも満たないとの言う事がわかりました。」

シンクウジ・コレキヨ「更に残念なことに、女王陛下が『大厄災』から妖精國だけをお救いになれば‥せっかくの妖精國独自の文化や美しさが永遠と失われてしまうと言うことなのですヨ!」

シンクウジ・コレキヨ「わたしからしてみれば、妖精と人間が共に手を取り、彼らが紡ぎ出して発生する無限の可能性があると思い、それらの紡ぎ出す幸福を奪うのは、国を統治する女王としてあるまじき行為と、わたしは思っておりますのデ。」


玉座に集まった妖精達1「(おいおい‥あのコレキヨっていう妖精‥、なんか良いこといっているんじゃないのか?)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達2「(自身は無名のだと言うのに、我ら妖精の幸福を第一に考えていたとはなぁ〜?)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達3「(でもある領地で繁盛してたセアブラタップリラーメンっていうのはなんだ?食い物か?)」ザワザワザワ・・・

玉座に集まった妖精達2「(オーロラの翅1枚分の幸福を得られると言うからには、そのラーメンというのは美味しい食い物に違いないぞ!)」ザワザワザワ‥

【・・・・・・】
【(なんでラーメン?)】

アルトリア「(藤丸さん、ラーメンって何ですか?ノリッジやオックスフォードでも食べることが出来ない食べ物なのですか?)」小言でいう

バーゲスト「(アルトリア、後で私が説明するから少し黙ってろ!)」小言でいう

ダ・ヴィンチちゃん「(モルガンが統治する文化の発展の幸福感を、二郎系ラーメンを食べた時と比べるとは‥なんてトンチンカンな考えで例えているんだ‥ルージュちゃんは‥。)」呆れている


シンクウジ・コレキヨ「‥私はこの女王モルガンによって引き起こされる、未曾有の妖精國文化の危機に対し、わたしはあなたにご提案がありまス。」

モルガン「提案かぁ‥。それはどのようなものであるか?」

シンクウジ・コレキヨ「はい。わたしがいま提言する・・あなた様や妖精國の妖精、そしてこちら側にいます『異邦の魔術師』もといカルデアの一行ら全員が、争いなく幸福で全てが解決するというご提案‥。それは・・・」


シンクウジ・コレキヨ「石像と化した裏切り者のバーヴァン・シーを元に戻し、三澤亮太とそのご家族に謝罪の一言を一つ投げかけてくださいまセ。」

シンクウジ・コレキヨ「そしてご家族の許しを得て、モルガン陛下は真の王たる『予言の子』アルトリアに王位と玉座を献上、モルガン陛下は彼らと共に家族として暮らして行くのでス。」

モルガン「!?」

この場にいる者達「!?」驚愕している


シンクウジ・コレキヨ「さらにカルデアの者らと協力し、『大厄災』と『崩落』を食い止めた後に、カルデアや他の世界からの者達を元の世界にお返しして頂きたいのでス。」

シンクウジ・コレキヨ「あとそれと、妖精騎士アグラヴェイン殿にはイレギュラーズ共々この妖精國から追放して頂ければと思いまして・・・」

二代目妖精騎士ガウェイン「なんだと・・言わせてみれば勝手な事を言いやがって!!」ジャキィィン‥(妖精剣ソードアルタイルを出そうとする)

モルガン「ーーーー!」シュッ!(手を出すな!、と言うモルガン)


モルガン「・・・・・・」シュンシュンシュン‥(何かを書くように指を動かす)
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/24(火) 22:35:51.15 ID:arIiJ9kS0
ダ・ヴィンチちゃん「〜〜〜〜〜!?(ちょっとちょっと!?わたしでも神造兵器の提供がダメだったのに、なにあの天然すぎるモノ言いわぁ〜!?)」オドオド‥

バーゲスト「〜〜〜〜!?(ルージュ‥お主は昔からお茶目でムードメーカーな所はあったのだが、これはこれで場が悪すぎるぞ!!)」キリキリキリ〜‥

アルトリア「〜〜〜〜〜〜。(アワワワワ・・・どうしよう・・・。)」

【(言いたいこと丸出しだぁ‥)】
【(無謀が過ぎるぞ、ルージュ!)】焦っている


シンクウジ・コレキヨ「‥以上がわたしがモルガン陛下に提言するわたしからの提言であり、この提言した事の実行こそが、幸福の木の枝に例えた‥」

シンクウジ・コレキヨ「『妖精國、みんなでハッピーエンドで行こう条約』の報徳なのです!」キリッ!

玉座に集まった妖精達「お、オォォ〜・・・」パチパチパチパチィィ〜‥(驚愕しつつも、一部の妖精達が拍手をする)


モルガン「ふん・・、ハッピーエンドか。確かにそれはあり得る話なのだが‥」

モルガン「その上で断言する。そんな戯れ言にわたしは乗らん‥。」キィィィンッ!(指を光らせ‥)

シンクウジ・コレキヨ「!」

モルガン「その姿をさらせ・・・偽装破壊(アーマーズ・ブレイク)。」パチンッ!(指パッチンをする)

キィィン、ビリッ!!(シンクウジ・コレキヨ(ルージュ)の変装が下着の除いて破れ散る)


シンクウジ・コレキヨ→ルージュ「‥フェッ!?」下着姿となった自分自身を見て‥

バーゲスト、ダ・ヴィンチちゃん「!!?」変装が破れたルージュを見て‥

アルトリア「!!?(ヤバ‥)」変装が破れたルージュを見て‥

モルガン「!!!?」ルージュの姿を見て‥

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モルガンが重ね合わせた人物
https://img.gamewith.jp/article_tools/fatego/gacha/ascension_311_2.jpg


モルガン「ーーーーーー(バーヴァン・・・・シー‥)」


モルガンは、変装しているルージュ(シンクウジ・コレキヨ)の姿をあばくために使用した魔術である『偽装破壊(アーマーズ・ブレイク)』によって、ルージュの変装は破れ散るのであったが・・

それによって下着姿となったルージュの姿を見たモルガンは、下着姿のルージュを‥3年前に自身の手で石にした自身の娘だったバーヴァン・シー(ヴァージェ)の第2再臨と同じ姿と重ね合わせていたのであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベリル「おいモルガン?モルガンってばぁ!!」ポンポンポンッ‥(モルガンの肩をたたく)

モルガン「・・・ハッ!わ、わたしは何を考えて・・・・」我に返る


ルージュ「えっ、えぇ〜っと・・そのぉ〜・・・アハハハァァ〜・・・!!!」ピューン!(すぐにモルガンの前から離れる)

スタタタタタァァ〜〜!!(すぐさまにバーゲストの後ろに隠れるルージュ)

ルージュ「アハハハハ‥っとまぁ、お後が宜しいようで・・・」バーゲストの後ろに隠れながら‥


【何しに来たの‥ルージュ?】

バーゲスト「ルージュ!!ホテルで待機していろと言われただろ!!どうしてこの場についてきたのだ!!」大声でルージュに怒鳴る

ルージュ「・・・ごめんなさい‥。私・・・どうしても、私のお祖母ちゃんとなるはずだったモルガンの顔をこの目で見たかったから、つい・・・」

アルトリア「ルージュ・・・・」うかない顔を見せる
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/25(水) 23:15:15.89 ID:y54b1MSz0
モルガン「ルージュ・・・?・・・そうか‥、そこにいる赤髪の娘こそが、三澤亮太とバーヴァン・シーの間に産まれた娘だというのだな?」ルージュのことを見て‥

ベリル「なんだって!?‥‥あぁ〜確かに!その赤い髪やその瞳・・・どれもレディ・スピンネルと瓜二つと見て、間違いないみたいだな!」ニコッ!


玉座に集まった妖精達1「(あれが噂に聞く裏切り者のバーヴァン・シーと異界の男との間にもうけた正真正銘の彼らの娘だと言うのか?)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達2「(確か彼女はバーヴァン・シーの腹の中から生まれ、妖精と人間の両方の血を持つと聞いているのだが‥)」ザワザワザワ‥

玉座に集まった妖精達3「(しかし妖精と人間が交わって生まれた‥妖精でも人間でもない存在‥。なんと説明をしたらどうだというのか、バーゲスト!)」ザワザワザワ・・・


バーゲスト「申し訳ありません陛下!!ルージュが勝手に忍びこみ、せっかくの謁見を荒らすような事をしてしまうとは‥」

モルガン「結構‥謝ることなどないぞ、バーゲスト。いずれにしても、三澤亮太の子等とは直接会う機会なく、妖精騎士アグラヴェインとイレギュラーズによって葬り去られるからな。まさかこの玉座の前でその子等の1人を見ることが出来るとはな‥。」

バーゲスト「なに?」

モルガン「裏切り者の母と異界から来た父を持つ半妖半人の娘よ。お前が私からの謁見の誘いに選ばれずとも、そのような変装をしてまで私の前に立ち、私の前で何かを訴えかけようとして来たのだろ?」

ルージュ「えぇそうよ、モルガンのお祖母ちゃん‥。」タッタッタッ‥(胸を隠しつつ、前に出る)


ルージュ「お祖母ちゃん!あなたはどうして、お母ちゃんのことを石に変えちゃったの!?どうしてお父ちゃんとお母ちゃん、それに私たち子供達はなんで、お祖母ちゃんや妖精騎士アグラヴェインたちに命を狙われなきゃならないの?」

モルガン「フム‥そうか。お前は何故‥お前ら家族が命を狙われ、お前の母であるバーヴァン・シーを石にし、妖精騎士アグラヴェイン等に彼女を預けたと言う事を、お前は知りたいのだな?」

モルガン「その言葉‥しかとハッキリと答えよう。それはお前の父と母が‥妖精國女王であるこの私に逆らったからだ。」

ルージュ「!?」驚愕する


モルガン「3年前・・・お前の母である先代・妖精騎士トリスタンことバーヴァン・シーはな‥、私の最愛の娘であり、この妖精國を私の次に統治する後継者であった。」

モルガン「妖精騎士としてモースとの戦いの全てを教え、私の後継者として教育もし、残虐残忍で妖精達からも恐れつつも、彼女は不自由なく私の娘として君臨していた‥。」

モルガン「だか彼女はあの日・・・お前の父であるアルト・オルラントもとい、三澤亮太はグロスターの地でバーヴァン・シーと出会ってしまい、バーヴァン・シーは変わってしまった。」

モルガン「お前の父がやらかしたことは、我が最愛の娘であったバーヴァン・シーの心を奪った事だ。その父と身体を交わし、妖精の身であるにもかかわらず子を産み、そしてお前を守る為に私に牙を向けた‥。」

モルガン「挙げ句の果てにその行いは先代の妖精騎士ガウェインと妖精騎士ランスロットにも向けられ、同じようにその身を交わし、子を産み、私への忠誠から逃げ出したのだ。」

バーゲスト「・・・・・・・・」目を逸らす


モルガン「妖精國を変え、妖精と人間が仲良く幸せに暮らし、お前たちが家族と共に幸せな家庭を築くだと?そんなもの‥お前の父の浅はかな夢に過ぎぬ。お前の父だけが見る叶うこともない夢物語だ。」

ルージュ「それは違う!!お母ちゃんはお父ちゃんのことを心から愛していて、私やジョルニのことだって‥お母ちゃんが望んで産んでくれて、とても優しくしてくれたんだよ!」

モルガン「望んで産んだか‥。そうかやはり、あの時の彼女の言葉に嘘偽りはなかったか‥。バーヴァン・シーが自身の命や立場よりも自身の腹より出た赤子のお前の元へ帰りたい一心であったことはそういう事か‥。」

モルガン「わたしとて、バーヴァン・シーを残忍で残虐な妖精として教育したのも、私が彼女の事を思ってのことであり、私のバーヴァン・シーに対しての愛でもあったのだ。」

ルージュ「そんなの違う!!本当にお母様を愛していたのなら、お母様の気持ちを知らずにお父ちゃんとお母ちゃんを石にして引き離すなんて‥」

モルガン「違うのはそちらの方だ!お前の父が先に私からバーヴァン・シーを奪い、バーヴァン・シーは私に育ててくれた恩を踏みにじり、彼女を含めた先代の妖精騎士3人は、お前達のような妖精國の妖精と異界の人間の混じりあった者等をこの世に産んでしまった。」

モルガン「得体も知れない異界から来た父親の血とこの妖精國の妖精の母の血が混じり合って産まれた・・・妖精でも人間でもない、どっちつかずの半妖半人。そんな者らなど‥私にとっては外来種と同じでしかない!」

モルガン「故にルージュ・・・お前など私の孫ではない。であれば、外来種であるオマエらをイレギュラーズを使ってでも消し去るのは道理と言っても良いからな!」

ルージュ「ーーーーーー!?」ショックを受ける


【(酷すぎる・・・)】
【(自分の孫なのにそんな酷い事を言うなんて・・・)】←
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/26(木) 23:33:59.78 ID:jLCXgeDl0
モルガン「これでわかったかバーゲスト。これこそ私が、妖精騎士アグラヴェインたち『イレギュラーズ』を遣わせ、お前の夫の三澤亮太とその家族を殺せと命じたその理由と言うことが・・。」

バーゲスト「ツゥゥ・・・。やはり陛下は、そうまでしてでも我が夫と我が子らを‥あなたの妖精國から消し去ろうとしているのですね‥。」

モルガン「そう言うことだな。裏切りの妖精騎士バーゲスト、そして半妖半人のルージュよ。この事をしっかりとその心に刻み、おまえらの愛する三澤亮太、メリュジーヌ、そして他の半妖半人の兄妹たちにも伝えるがいい。」

モルガン「バーヴァン・シーを救いたければ、お前たちが持つ全ての力を持って、お前たちへの刺客である『イレギュラーズ』全員を倒すがいい。」

モルガン「さすれば、石化したバーヴァン・シーへの道は開かれる。お前たち『境界なき勇士団』と『異端の妖精達(イレギュラーズ)』との戦いは必然の事であることを‥」

バーゲスト、ルージュ「・・・・・・・・・」モルガンのことを見つめながら‥


モルガン「藤丸立香、そして驕りから生まれた嬰児よ。お前たちが言う汎人類史の世界を救いたいと願うのであれば、その力を持って、私を倒すがいい。」

モルガン「私と汎人類史はわかり合えない。神造兵器もまた、欲しければ力ずくでも奪うがいい。無論、マシュという者もな‥。」

ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・・」モルガンを見つめながら‥

【・・・‥話し合えたのに・・・戦うしかないとは・・・】


モルガン「アルトリア。おまえは他の妖精とも、そこの半妖半人の子とその親とも、そこの異邦人とも違う。お前は選ばれた者だ。」

モルガン「反逆者でもなく、侵略者でもなく、外来種でもない。選定の杖に選ばれた調停者だ。私の招待に応じた事で、お前は真実、正真正銘の『予言の子』である事を証明した。」

モルガン「ーーー楽園から遣わされた妖精よ。おまえであれば、私を糾す正当性がある。私と戦い、多くの血を流すとしても、おまえには何の罪も生じない。」

モルガン「ブリテンを救いたいのなら、私を倒し、玉座を奪え。あの愚かな予言を果たしてみせるがいい。おまえは誰よりも、それしかないと知っているはずだ。」

アルトリア「・・・・・・・。」黙り込む


モルガン「話はこれで全て終わりだ。互いの立場を理解しあえたようで、なによりだ。一部を除いてな。」

ベリル「だよなー!話し合いで仲良しこよし、血も流さずに解決なんて興ざめもいいところだ!バーヴァン・シーの娘が言う『妖精國、みんなでハッピーエンドで行こう条約』なんかも、とてもくだらなすぎて逆に笑っちまうぜぇ!!」ゲラゲラゲラ!!(あざ笑う)

バーゲスト「〜〜〜〜〜!」キリキリキリィィ〜〜‥

ベリル「さて。人間の善意とか理性とか、家族愛とか友好とか、都合のいいものを信じてやってきたご一行と3年前から因縁ありの裏切り者親子たち。」

ベリル「交渉は決裂したんだ。無事に帰れるとは思ってないよな?あぁ〜?」構えを取る

二代目妖精騎士ガウェイン「あぁそうだよなぁ〜?」ジャキィィン‥(妖精剣ソードアルタイルを構える)

ダ・ヴィンチちゃん「! あぁ、もちろん!バーゲスト、行けるよね?」

バーゲスト「あぁ!!藤丸、ルージュ、アルトリア、私の後ろに付け!こやつらなど、我が剣で押し通るぞ!」ジャキン!(妖精剣ガラティーンを構える)

ベリル「おぉやるか?なら2人でやっちまおうぜ、二代目ガウェイン!」

二代目妖精騎士ガウェイン「おうよ!!」キィィン、ビリビリィィ〜〜!(腕に電流が走る)

バーゲスト「クゥ・・・!!」ガキン!(構えを固める)


謁見が終わりを見せたと同時にベリルと二代目妖精騎士ガウェインの2人がバーゲスト達に襲いかかろうと戦う構えを取り、

それに対抗しようと戦う構えを取るバーゲストとダ・ヴィンチであったが・・
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/28(土) 00:24:18.01 ID:58vyBqwB0
モルガン「黙れ。」ガキンッ!(槍を床に突き叩く)


ズドォォォォーーーー!!(重圧攻撃)

ベリル「!?、!!!!、!?」ドサッ、ズゴゴォォーー!!(何事か叫んでいるベリル)

二代目妖精騎士ガウェイン「ヌゴォォォ!?」ドサッ、ズゴゴォォーー!!(重圧によって押し倒れる)

妖精騎士アグラヴェイン「!!??」ドサッ、ズゴゴォォーー!!(同じく重圧によって押し倒れる)


モルガン「1人は侵入してきたとはいえ、その者たちは私が招いた賓客だ。故にこやつらがキャメロットを出るまでは指先一つ、矜持ひとつ、傷つける事は許さぬ。」

妖精騎士アグラヴェイン「ウグゥゥ…では何故‥私もまたこのような事を・・・」ズゴゴォォーー!!(威圧に押しつぶされている)

モルガン「連帯責任って奴だ。私の眼前で私が招いた賓客を襲おうとした罰だ。」

ベリル「!!!! !!、!!!!…‥!」ズゴゴォォーー!!(そりゃないぜ! と叫んでいるベリル)

妖精騎士アグラヴェイン「〜〜〜〜〜。」ズゴゴォォーー!!(黙って威圧に抵抗する妖精騎士アグラヴェイン)

二代目妖精騎士ガウェイン「〜〜〜〜〜〜!!」ズゴゴォォーー!!(ギブギブゥゥ〜!! と叫んでいる二代目妖精騎士ガウェイン)

バーゲスト「…・モルガン陛下‥。」


モルガン「我が夫と二代目のガウェインの無礼、許すがよい藤丸、嬰児、バーゲスト。」

モルガン「本来なら、お前たちなど私がすぐにでも排除しようとしているが、今はその気が失せているからな。」

【気が失せているって…】

モルガン「それとティンタジェルの娘。おまえがアルトリアでいるうちは、我が敵とは認めぬ。巡礼の鐘を鳴らさぬうちはしばらく、諸侯らには境界なき勇士団以外のアルトリアに関わる者らへの攻撃を禁じよう。だが・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「…巡礼の鐘を鳴らして、『予言の子』として立ち上がったのなら‥」

モルガン「そうだ。カルデアともども私の敵として認め、兵を挙げる。イレギュラーズの妖精共々にもお前たちへの攻撃を拡大すると命じよう。」

モルガン「よく考える事だ。勝算のない戦いに身を投じるか否かを。」

アルトリア「・・・・・・・」


モルガン「今度こそこの話は終わりだ…私の気が変わらぬうちにさっさとここから立ち去るがいい。もっとも…」

モルガン「私の元へ忍び込んできたルージュを叱るんではないぞバーゲスト。・・むしろ彼女に感謝をしろ。彼女のおかげで今のお前たちは無事でいられるのだからな‥。」

バーゲスト「???」

ルージュ「・・・・・・・」黙り込んでいる



タッタッタッタッ・・・(玉座の間を去るアルトリア達)

モルガン「・・・・・・・」その彼女らを見守る

ルージュ「・・・・・・・」モルガンの方を振り返る

モルガン「・・・・・・・・」ただ睨んでいる

ルージュ「・・・・・・・」再び前を見る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こうして…モルガンの謁見によるアルトリアとカルデアのマスターたち、バーゲストとルージュ、モルガン達による話し合いは、モルガンからの一方的な交渉決裂で終わりを告げた。

モルガンはアルトリアたちに“自身らは互いに敵同士である”ことと、“バーヴァン・シー(ヴァージェ)を救いたいならイレギュラーズを全員倒せ!”とアルトリア達に宣戦布告のような罵声を浴びせていき‥

アルトリア達はそれを聞いていき、モルガンの忠告通りに話を終えたアルトリア達は玉座の間から立ち去った‥。


そしてわざわざ忍び込んででも、自身の祖母となりえるはずだったモルガンの罵声的な言葉と態度を目の辺りにし‥

その目にはルージュがモルガンに拒絶されたという失意と悲しみの気持ちに包まれていた‥。
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/28(土) 09:48:54.66 ID:58vyBqwB0
第22節:謁見が終わって…
ーーーーーーーーーーーーーーー
モルガンの謁見終了後、キャメロット:キャメロット城の目の前では・・


ハベトロット「お〜い、ルージュ〜〜!!どこに隠れているんだ〜?」呼びかけるように叫ぶ

ガイル「いたら返事をしろ〜、ルージュゥゥ〜〜!!」呼びかけるように叫ぶ



タッタッタッタッ!(村正達全員が集まる)

千子村正「つぅ・・・そっちにルージュはいなかった‥。こっちの方は見つかったか?」ハベトロットに問いかける

ハベトロット「ダメだぁ・・・どこを探してもルージュのルの字も見つからないんだわ‥。」

トリスタン「えぇ・・。彼女はいったい、どこへ姿をくらましたのでしょうか‥。」

カイニス「あぁ・・あの妖精の事だからなぁ‥ルージュの奴、ここに住んでいる上級妖精らに誘拐されたのかもしれんぞ?」

千子村正「確かに妖精の事だからなぁ…実際にチェンジリングがあってもおかしくはないが、それがホントだったら大ごとだぞ!」

ハベトロット「・・ヴァージェやマシュに続いて、ルージュまで攫われたとアルトに知られたら、ボク‥アルトに顔向けが出来ないんだわ‥。」哀しそうな顔をする

セツノ「ハベニャン…。」ハベトロットの側による

ガイル「クゥ‥クソッ!」バシッ!(拳を片方の手につけながら)

ジョルニ「・・・・・・・」黙っている


アルトリア達がモルガンの謁見に行っている間‥、村正たちは消えたルージュを見つけるために、極秘の地形調査も含めてキャメロットの城下町全体を探し回っていた‥。

しかしモルガンの謁見にルージュが忍び込んでいるとも知らない村正達は、ただキャメロットの城下町をただ探し回っていたに過ぎず、ただ時間だけが過ぎ去っていったのであった‥。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
同じ頃、キャメロット城を出たアルトリア達は…‥


【…無事、城の外まで案内されたけど‥・】
【マシュの手がかりは掴めなかった‥】←

アルトリア「…そうですね。話し合いは出来ませんでした。一方的に『わたしたちは敵同士』と宣言されて、逆らうなら容赦しないぞ、と念押しされたというか‥。」

アルトリア「それにヴァージェさんに至っては、彼女の身柄を持っているのは妖精騎士アグラヴェインとイレギュラーズであったこと。それにルージュちゃんに至っては・・・」ルージュの事を見ていて‥


ルージュ「うぅぅ・・うわぁぁぁぁ・・・・エグっ、ァァァ…」泣いている

バーゲスト「‥ルージュ…‥」ルージュの側にいる

ルージュ「エグっ…グスンッ…バーゲストお母ちゃぁぁん…ウワァァァァ〜〜〜!!」泣きべそをかいている

ダ・ヴィンチちゃん「あぁ‥よしよしよし‥‥とても辛かったんだよね?ほら・・」ハンカチを渡す

ルージュ「ウゥゥ…」フキフキフキ‥(ハンカチで涙を拭くルージュ)


バーゲスト「ルージュの祖母となるはずだったモルガンに自分の目の前で半妖半人と言い、なおかつ彼女を拒絶したからな。無理もない‥。」

アルトリア「‥‥せめてルージュを叱るなと忠告したのは気になりますが、彼女への仕打ちが、今は言葉での中傷行為だけで充分だったのが幸いです‥。」

アルトリア「もし彼女をあの場でモルガンに殺されるような事があれば‥その時こそアルトさんは今度こそ、キャメロットに襲撃を仕掛けてくると思うと‥。」

【アルトリア・・・】
【(確かに自分の娘を殺されれば、そう思えるよな‥。)】←
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/28(土) 23:52:19.60 ID:58vyBqwB0
ダ・ヴィンチちゃん「あぁ。成果があったのか、といわれると、微妙、言わざるをえないと言いたいが、ルージュがいたからこそわかった事もあると言ってもいい。」

ダ・ヴィンチちゃん「モルガンが汎人類史を敵視している事は分かったし、マシュが『イレギュラーズ』のメンバーの誰かが捕らえている事も改めて知れた。けど、それらは『未確認』だった事が『確認』できただけだった。」

ダ・ヴィンチちゃん「これらだけではモルガンと敵対した時、どうすれば勝てるのか、といった判断材料がまるで見えてこなかったと言ってもいい。」

【神造兵器についても話にならなかった】
【それとルージュと何か関係があると?】←

ダ・ヴィンチちゃん「それについては3年前のモルガンの事に関係しているといっても良いわね?そうだよね、バーゲスト?」

バーゲスト「あぁ。今から3年前の昔となるが‥3年前まで、モルガンには自身の後継者であり、自身の娘と呼べる妖精の存在がいた。」

バーゲスト「その娘こそがジョルニとルージュの母親であり、アルトが最初に愛しあったアルトの妻であるヴァージェ。その真名はバーヴァン・シーと呼ばれていたわ。」

バーゲスト「アルトから聞いた話によると‥、妖精騎士アグラヴェインに囚われ、キャメロットに戻された後に『公開尋問』の名の下、ヴァージェはあの玉座のまで上級妖精らに見られながら拷問されていたのだ。」

バーゲスト「攫われたヴァージェを救う為に、アルトはたった1人でキャメロットへと侵入し、モルガンと対決はしたが、あと一歩の所で妖精騎士アグラヴェインに阻まれ、モルガンの魔術によって石にされたとな。」

バーゲスト「その際に囚われていたヴァージェは自身の持つ全ての力を出し、玉座の間の妖精達を可能な限り殺し、ヴァージェはモルガンの前で自分がアルトと結婚したことの事実と、ジョルニとルージュ2人の母親となった事を明かしたのだ。」

バーゲスト「娘であった妖精に反逆され、人間と妖精との間に出来た子の存在を知ったモルガンはついに、アルトやヴァージェの前でモルガンとヴァージェとの絶縁を宣言し、2人に石化の呪いをかけ、2人を別々の場所に引き離した‥。」


ダ・ヴィンチちゃん「あぁ。それ以来、モルガンは豹変したかのように存在税の増税・キャメロットにいる上級妖精に対しての虐待を躊躇なくやるなど‥妖精國の妖精たちへの仕打ちが酷くなったと、マイクや他の妖精達から聞いているわ。」

ダ・ヴィンチちゃん「それにそのバーヴァン・シーの名前を言ったキャメロットの妖精はそれだけでモルガンに殺されいるとの話もあるからね。余程、ヴァージェさんの事を嫌っていると思ってはいたのだけど‥」

ダ・ヴィンチちゃん「あの謁見の時だけはヴァージェの真名を言い放しても、彼女は冷静に対応していたし、ルージュに至っては彼女に対して誹謗中傷や暴言といったパワハラじみた口撃しかしてこなかった・・。」

ダ・ヴィンチちゃん「このモルガンの怪しい素振りから、モルガンは未だに自身の娘であったバーヴァン・シーに未練があるんじゃないかと思っているだよね‥?」

【つまり、モルガンはヴァージェと絶縁したことを後悔していると?】

ダ・ヴィンチちゃん「それは今のところ、私でもわからない。だが何百年ぐらい側にいたヴァージェさんをモルガンがこう簡単に親の縁を切るのは容易ではないし、仮にもルージュのこともある。」

ダ・ヴィンチちゃん「忍び込んできたルージュを叱るなと言ったのも、モルガンがルージュとヴァージェさんの姿を重ね合わせに見えたと言ってもいいが・・とはいえ、モルガンの心境は本人の知るのみぞしるだといってもいいわ。」

ダ・ヴィンチちゃん「私たちが無事にヴァージェを救い出せれば、それぐらいにモルガンへの攻略法が見えてくるのかもしれないわね?」

【…問題は山積みみたいだな…】
【(とにかくモルガンを倒せれば、神造兵器が手に入るのかもしれないよな・・。)】

アルトリア「えぇ。ともかく無事に帰って来られて良かったです。あぁ見えていても、モルガン陛下はこれでも約束したことは守る方だと分かりましたしね。」

ダ・ヴィンチちゃん「そうだね。モルガン本人も、このキャメロットも、背筋が寒くなるほどの魔力量だったけど‥、女王として法は護る、という姿勢は徹底してた。ベリルの言い分けも無視してたし。ルージュに叱るなと言ったこともわからなくはないわね。」


ルージュ「・・・・・・・・」グスッ、グスン‥

ダ・ヴィンチちゃん、アルトリア「・・・・・・・」泣いているルージュの姿を見て‥

【(まだその事で泣き止みそうはないわね‥。)】

バーゲスト「(あぁ・・そう言えるわね、藤丸立香‥。)」


タッタッタッタッ・・・(そのまま合流地点まで歩いて行くアルトリア達)
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/29(日) 22:48:29.28 ID:cHhJ476h0
キャメロット:キャメロット城の目の前(村正達との合流地点)


タッタッタッタッ・・・(村正達の所へ歩いてくるアルトリア達)

ハベトロット「!?。(ヤバっ、アルトリアや藤丸達が帰って来ちゃった‥。どうしよう・・)」アタフタしている

ガイル「(ど、どうしようと言われてもなぁ〜‥・)」アタフタしている


【みんな、いったいどうしたんだ?】声をかける

千子村正「あっ、あぁ〜‥実はなぁ‥。あんたらと別れてからすぐ直後にトラブルが起きてしまってなぁ‥。」

トリスタン「すみませんマスター‥。私たちが目を離している間に、ミス・ルージュが行方不明となってしまいまして・・・」

ハベトロット「ホントにごめん!!みんなでルージュの事を探したんだけど‥どこを探しても一向にその姿はぁ…」



ルージュ「…わたしの事を探しているって‥?」ヒョコッ‥(バーゲストの後ろから出てくる)

村正達「ルージュゥゥ!!?」大声で驚く


カイニス「!!!。ルージュてぇめぇ〜、アンタ今までどこほっつき歩っていたんだ!!オレら全員、アンタを懸命に探していたんだぞ!!」怒っている

ルージュ「・・・・・・・」うつむいた表情を見せている

カイニス「なんだぁ?心配かけてごめんなさいって言おうとしてんのか〜コラァァ!!」ルージュに叱っている

アルトリア「ちょっ、ちょっと!?今はルージュの事を怒らないでくださいカイニスさん!!これには深いわけがありまして…」アタフタ‥(仲裁しようとしている)

【空気を読んでよカイニス!!】
【今、ルージュのことは頬っておいて欲しいんだ!】

カイニス「あん‥なんでだ?」イライライラ‥


ジョルニ「…ルージュ、まさか君1人であのモルガンに会ってきたというのか?」

ルージュ「!?。お兄ちゃん…私…」

ジョルニ「良いんだ。ルージュの魔力の痕跡を探ってて、モルガンがいる王城に続いていると調べが付いていたのだが‥。ルージュ‥君はモルガンに何をされたのか?」心配そうに言っている

ジョルニ「大丈夫・・・僕やセツノ達がいる。辛いことがあったのなら、無理に言わなくてもいいから‥。」ポンッ、ギュゥゥ‥(ルージュに寄り添う)

ルージュ「お兄ちゃん…ウゥゥゥ‥ウワァァァァァ〜〜〜ン!!」再び泣き出す


ハベトロット「アワワワワァ〜、一体どうしたんだいルージュ!?いったい君はモルガンに会って何をされたと言うのだい!?」アタフタ‥

ルージュ「ウェェェェ〜〜ン…お兄ちゃん‥おにいちゃぁぁん…モルガンに…モルガンに拒絶されたのぉぉ・・・」エグエグ・・(泣きべそをかきながら‥)

ガイル「拒絶されたぁ!?一体、あのモルガンに何を拒絶されたのだルージュ?」

ルージュ「ウゥゥゥ…モルガンがねぇ‥私たち兄弟と姉妹の事なんか‥“『半妖半人の外来種だ!』”って言って、わたしの事を拒絶してきたのぉぉ〜‥」

ジョルニ「!!?。なんてことを・・・・」驚愕している

セツノ「ルージュ…可哀想…。セツノ‥悲しい‥。」ギュゥゥ〜‥(ルージュを慰めるように抱きしめる)

ガイル、ジョルニ、ハベトロット「・・・・・・。」ギュゥゥ〜‥(同じく慰めるように抱きしめる)

ルージュ「ウゥゥゥ〜〜‥」ギュゥゥ〜‥(ジョルニ達に依存して泣いている)


千子村正「おい・・モルガンの謁見の時に一体なにがあったというのだ?」ダ・ヴィンチちゃん達に話しかける

ダ・ヴィンチちゃん「えぇ〜とそれは・・とてもじゃないほど話が長くなるけどねぇ〜‥」


アルトリア達はルージュ達を探していた村正たちと合流し、行方不明になっていたルージュがアルトリア達と一緒にいたことに驚きと叱りたい気持ちで村正たちの心は揺れていた。

しかしモルガンが自身とアルトの子供達に対する拒絶のことで泣き出すルージュのことを見て、早々にルージュを慰めようジョルニ達とハベトロットは彼女に寄り添い始め‥

他のメンバーはダ・ヴィンチちゃんやバーゲスト、アルトリアを通して、モルガンの謁見の際に起きた事を話し始めるのであった‥。
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/30(月) 21:25:26.83 ID:d/R/weKI0
キャメロット:一般住民居住街 大通り


カイニス「ったく‥。さすがに帰りの方は自己責任って所みたいだな‥。俺たちを徒歩で帰らせるなんてよぉ〜・・。」ムカムカしている

ダ・ヴィンチちゃん「帰りはハードになると想像はしていたけど、いざ直面すると辛いなぁ…。」困った表情をしている

ダ・ヴィンチちゃん「ルージュのこともあるし、せめて馬車を1台でもよこしてくれたら、一刻も早くここを離れてルージュの心を休ませ…おや?」



パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(妖精馬レッドラ・ビットが馬車を引いてやって来る)

オベロン「やあ、奇遇だね諸君!新しい馬車の試運転をしていたら、ぐうぜんキャメロットに着いてしまった!」

オベロン「でもまあ、これも運命のお導きだ!遠慮せずに乗り込んでくれたまえ!」ドヤァ〜!

【オベロン!】
【さては狙っていたな?】←

オベロン「うんうん。そろそろだと思ったのさ!謁見は無事すんだかな?詳しい話を聞きたいところだけど・・・」

バーゲスト「・・・・・・・。」ルージュたちの方を見ている


セツノ「…ルージュ。しばらくの間・・・・ハベニャンのこと、あげる・・。」手に持っているハベトロットをルージュに手渡す

セツノ「セツノ‥元気に笑うルージュのことが好き。悲しんでいるルージュを見ていると‥セツノも悲しい‥。」心配そうにしている

ハベトロット「そうそう!辛いことがあるなら、このハベトロットのモフモフが、君の悲しみを少しでも和らげてあげるからさ!」キリッ!

ルージュ「セツノ‥ハベトロットさん…ありがとう…」ウルウルウル‥グスン‥。(泣きそうにならながら‥)

ボフッ、ギュゥゥ〜〜!!(ハベトロットの身体に顔をつけるルージュ)


オベロン「・・まずはここから移動しようか。いつまでもここにいると女王軍に刺激しそうだし、なによりも‥ルージュが辛そうにしているからね?」

【オベロン…】

バーゲスト「妖精王オベロン殿。あなたのお気遣い、感謝するわ。」

オベロン「ハハハ、良いって事よ!これでも元々‥アルトにカルデアのマスターたちやバーゲスト達を迎えに行くと約束している身だからね。」


レッドラ・ビット「カルデアの皆さん、他の馬車になど気移りしていないようで何よりです。」

レッドラ・ビット「ノリッジで改良を加えたこの荷車、なんと9座席に加え寝台二つ付きにパワーアップ。皆さんに快適なブリテンの旅をお約束します。」

レッドラ・ビット「ラストスパートの追い上げに定評あり、アドニスの自動車に負けるわけがない妖精馬堂々の第一位のレッドラッドです。」

アルトリア「…荷車はともかく、あなたまでパワーアップしているのはなぜ?」レッドラ・ビットの姿を見てて‥

レッドラ・ビット「ノリッジでアルトさん方を送る前、ノリッジで『予言の子』らの従者である事を明かし、豪遊させていただきました。この鎧はあの『鋼鉄山』の妖精2人が“そういう事なら”と用意してくれましたブルルン。」

アルトリア「そっかぁ〜・・ユーミルさん達から買ったのですね?まぁ、お支払いはご自分でお願いしますね!」

レッドラ・ビット「〜〜〜〜〜!?」ガーン!!(驚愕する)


レッドラ・ビット「・・ところで、ルージュさん‥何故にあのように泣いているのですか?どこか転んで足を怪我したのでしたら、私がとっておきの妖精馬ジョークで笑わせてあげましょう!馬だけにwwww」

ジョルニ達、ハベトロット「・・・・・・・・」引いている

オベロン、ダ・ヴィンチちゃん達「・・・・・・・」引いている

バーゲスト、カイニス、トリスタン「・・・・・・」怒っている


レッドラ・ビット「???」意味がわかっていない

【レッドラ・ビット…‥】
【空気読めよ…】←
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/05/30(月) 23:58:40.20 ID:d/R/weKI0
数分後…北部平原


パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(カルデアのマスターたちを乗せた馬車が走っていく‥)


ルージュ「…スゥ‥スゥ‥スゥ‥」泣き疲れて眠っている

セツノ「・・・・・・」スリスリスリ・・(膝枕で寝ているルージュの頭をなでている)

ダ・ヴィンチちゃん「・・・ふぅ。どうにかルージュを大人しく出来たようだね?」

バーゲスト「えぇ・・。とてもあの時の事が辛かったんだな‥ルージュ。」眠っているルージュの姿を見て‥

ルージュ「…スゥ‥スゥ‥スゥ‥」眠っている


タイミングを計ったかのようにレッドラ・ビットと馬車を引き連れて迎えに来たオベロン。

その事もあり、アルトリア達とバーゲスト達はその馬車に乗って、ひとまずキャメロットから脱出するのであった。

そしてハベトロットとジョルニ達の慰みもあり、多くの涙を出したルージュは泣き疲れてセツノの膝枕で眠りについているのであった‥。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【…以上、モルガンとの謁見でした】報告する


オベロン「…けんもほろろ、だね。モルガンは完全にやる気のようだ。『予言の子』だけでなくカルデアやバーゲストも一緒なら、和平交渉の目もあるのでは、と期待したけど…」

オベロン「・・というより、モルガンのルージュに対してのあの態度が何だって言うんだ!!自分の娘だった妖精の子どもに外来種扱いとしてイレギュラーズに駆除させようとしてたなんて‥なんという奴なんだモルガンは!!」ピリピリピリ‥(怒っている)

千子村正「あぁ。半妖半人とか外来種とか‥自分の孫であるルージュに酷い罵声を浴びせるなんてな?あれが娘を持ってた妖精のやる事かよ…。」

千子村正「どの時代、どの国であっても、子どもというのは子を思う母親にとっての宝だ。まして出産の痛みを知らない妖精に愛を持って生まれてきた子に罵声を言う筋合いはねぇ。」

千子村正「気の毒と言ってもいいよな‥ルージュは自分の祖母にあたるモルガンにあんな酷い言葉を浴びせられたんだ。あそこまでなく通りはあってもおかしくはない。」

バーゲスト「もっともだ…3年前にヴァージェに拒絶されたとは言え、愛していたはずの娘の孫にあんな言葉を投げかけるとは‥本当に陛下は酷くお変わりになられてしまったというのか‥。」

アルトリア「…バゲ子‥。」心配そうに見ている


ダ・ヴィンチちゃん「ルージュがその事を聞いてまた泣き出しそうになると思うから、この事はもう止めにしておいて‥。問題はモルガンが謁見の時に言った事が気になるんだ。」

ダ・ヴィンチちゃん「モルガンは初めから『予言の子』アルトリアを…真の王に玉座を譲る気はなかったと言うところはわかっていたつもりだ。」

オベロン「あぁ。それどころか、モルガンにはブリテンを救う気さえない。“領地を拡大して外の世界を塗りつぶす”そうモルガンは言ったんだろう?」

オベロン「僕もそこまでは読んでいたけど、方法はわからなかった。でも女王との謁見を聞いてピンときた。モルガンは『大厄災』を利用する気なんだ。」

バーゲストたち「!?」


【・・・どういうことなんだ?】
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/01(水) 08:40:00.44 ID:w97o1kIT0
オベロン「つまり言うとねぇ・・ノリッジでの『水鏡』という魔術。あれは本来、『厄災』を祓う目的で使われた。そう『召喚銃の予言の子』は言っていた。」

オベロン「『水鏡』の事を知っていたのは『召喚銃の予言の子』の他に、ハベトロット…君も知っているんだろ?」

ハベトロット「ま、まぁねぇ・・。あの転移魔術はモルガンの十八番(おはこ)だ。なんか、すっごく規模が大きくなってたけど。」

オベロン「もしアルト達やウルトラマンZ、藤丸達があそこで活躍しなくても、最終的に『厄災』は消え去っていた。いや、モルガンのモノになっていた。」

オベロン「つまり・・・モルガンは『厄災』を所持しようと考えていた。その理由としては答えは一つ…モルガンは『厄災』を自らの魔力にできる。」

オベロン「その魔力でバーゲストたちに聞かされた『地球・妖精郷化計画』…藤丸達が住む世界である『汎人類史』どころか、ゾックス達が住む並行世界までも、ヤツの支配圏に塗り替える。」

オベロン「妖精たちの世界を滅ぼす呪いを利用して、人間たちの世界を滅ぼす。それがモルガンの目的であり、『地球・妖精郷化計画』の中身と言ってもいい。」

オベロン「そのためにもヤツは、来たるであろう『大厄災』を起こしたいと思うのが僕の考えだ。」

アルトリア「……『大厄災』を……祓わずに……武器として使う……?……祓えるのに。ノリッジの時みたいに、本当は祓えるのに…?」引いている


バーゲスト「…クゥ‥!あの心なき妖精國の女王モルガンはこれが・・これのみが目的だったのですね?全てはモルガンたった1人が理想とする妖精國を、全ての世界全体に拡張する為に・・我らは『生贄』にされていたのですね。」キリキリキリィィ〜‥(怒りを見せる)

バーゲスト「忠誠を誓う女王軍も、なおも増え続けるモースや悪妖精、ブラックドッグも、年に度々起こる『厄災』も、妖精國に住む全ての妖精達も……敵も味方も関係なく…」

バーゲスト「きっと……『獣の厄災』になるはずだった私や、『炎の厄災』になるはずだったメリュジーヌも・・・その為の戦力として、私と彼女を妖精騎士へと取り入れたのでしょう‥。」

アルトリア「‥バゲ子‥あなたは・・」心配そうな表情を見せる

ジョルニ「バーゲスト母さん…。」心配そうな表情を見せる

【(…生贄‥)】
【(モルガンはそのためだけに、俺たちを害虫として排除しようと‥)】←

千子村正「・・・・・・・・。」


千子村正「・・バーゲストの言ってる事が正しいのなら、キャメロットにいた上級妖精らはそれらを全く知らないと言ってもいいぐらいだな?」

千子村正「あいつらは3年前まで、“キャメロットにいる妖精だけが、真に価値のある妖精であるから自分らは助かる”と思っていた。」

千子村正「キャメロット内部に住む上級妖精が生き残れるから‥ヤツらは他の街を見下していたし、女王の与えた特権階級に染まりきってやがった。『予言の子』なんざ目の上の瘤だろうよ。」

千子村正「だが、アルトがモルガンの娘であったヴァージェと駆け落ちしたことで状況が一変した。モルガンは下級や上級も関係無しに妖精に一方的な仕打ちをするようになり、その行為は今現在でも起こっている‥。」

千子村正「とはいえ・・あの上級妖精らがモルガンの計画の真意を知らないというのなら、あの妖精たちにはモルガンの真意なんて知らない方が良いと思ってもいいよな?」

千子村正「モルガンが初めから自分の妖精國を守る為に上級妖精らも生贄としていたと知れば、あの妖精達はすぐさまにモースか悪妖精かに変貌して、すぐさまにモルガンに消されるハメとなるからな?」

千子村正「全く…“知らぬが仏”…いや、このブリテンじゃあ“知らぬが健全なる妖精”と言うべきかなぁ〜‥。」

ガイル「オォ!良いところを言うじゃないか村正!」

【仏を妖精とかけた所が旨いな?】
【村正に座布団1枚あげたい】←

千子村正「おいおい・・、笑点の大喜利のネタを言った覚えはないぞ‥。」タラァ〜‥(汗を垂らす)


千子村正「とはいえ、女王は“鐘を鳴らすまではアルト達以外のアルトリアに関わる者は敵ではない”なんて言っちゃあいるが、ベリルが女王の夫なんだろ?」

千子村正「いつイレギュラーズや女王軍らの追っ手がくるか分かったもんじゃねえ。オベロンが馬車を回してくれて助かったな。」

ダ・ヴィンチちゃん「ああ。ルージュやアルト達の為にも、今すぐにでもロンディニウムに向かって合流はしたいが、まずは追っ手のことも考え、今はキャメロットを離れる事が先決だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「目的がはっきりした事だけは確かなんだ。ブリテンを救うにも、我々を含む全ての世界を救うにも、マシュやアルトの妻であるヴァージェさんを救うにも…」

ダ・ヴィンチちゃん「元凶と言えるモルガンと、アルト達の宿敵である異端の妖精達(イレギュラーズ)を倒さなければならないからね。」

バーゲスト「・・・・・・・・」黙っている

ハベトロット「・・・・・・・」黙っている


パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(カルデアのマスターたちを乗せた馬車が走っていく‥)

バーゲストやカルデアのマスターたちは馬車の中でオベロンに謁見での話を伝えていき、彼らを乗せた馬車はブリテンの北部と南部の境界線へと進んで行くのであった・・。
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/01(水) 09:53:47.34 ID:w97o1kIT0
キャメロット:玉座の間(数時間後の妖精祓いされた玉座にて…)


モルガン「…まだ『大穴』に動きはない…。‥…ずいぶんと気を揉ませるものだ。」

モルガン「…に、しても。1000年ごとに起きる『大厄災』とは。妖精どもの頭は、どこまでもおめでたい。」

モルガン「最後まで利用させてもらうとも。汎人類史を、何もかも打ち消すため……打ち消すために…」

モルガン「・・・・・・・。」ある事を思い出す

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回想シーン:数時間前、モルガンの謁見にて・・・・


ルージュ(回想)「お祖母ちゃん!あなたはどうして、お母ちゃんのことを石に変えちゃったの!?どうしてお父ちゃんとお母ちゃん、それに私たち子供達はなんで、お祖母ちゃんや妖精騎士アグラヴェインたちに命を狙われなきゃならないの?」


モルガン(回想)「得体も知れない異界から来た父親の血とこの妖精國の妖精の母の血が混じり合って産まれた・・・妖精でも人間でもない、どっちつかずの半妖半人。そんな者らなど‥私にとっては外来種と同じでしかない!」

モルガン(回想)「故にルージュ・・・お前など私の孫ではない。であれば、外来種であるオマエらをイレギュラーズを使ってでも消し去るのは道理と言っても良いからな!」

ルージュ(回想)「ーーーーーー!?」ショックを受ける

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モルガン「・・・・・・・・・」ガタンッ・・(持っていた杖を側に立てかける)

モルガン「・・・ウウゥ‥ぅぅぅぅ・・・・」手を顔に当てている


モルガン「(ルージュかぁ‥。彼女は本当にあのバーヴァン・シーの娘である事は間違いなかった。彼女こそが、私の孫となるべき子であった‥。)」

モルガン「(あのルージュの眼と髪・・・明らかにバーヴァン・シーによく似ていた・・・。紛れもなく、彼女は‥あの人間の男とバーヴァン・シーが結ばれ、バーヴァン・シーの子宮より出でし半妖の娘‥。)」

モルガン「(彼女を含むあの男の性で結ばれ、バーゲストら3人の子宮から産まれし子供らがこの妖精國に現れた理由はわかっている‥。あの男とバーヴァン・シーを取り返しに来たんだろう‥。)」

モルガン「(バーヴァン・シーは今、妖精騎士モードレッドの所で今のなお、石の像として封印されている‥今もなおだ‥。)」

モルガン「(彼らはただバーヴァン・シーを救う為に、私が世に放ってしまったあの異端の妖精達と死闘を繰り広げる事になる。あの3人の子どもと妖精騎士アグラヴェインの軍勢との生死をかけた戦いが・・・)」

モルガン「(彼らが戦場に立つに至ったのは他でもない‥。全ては私が・・・私が私の妖精國を護りたいという身勝手な行いが、バーヴァン・シーとあの男の家族の幸せを奪ってしまったのだから‥。)」


モルガン「(ルージュ・・・。私があなたに“自身の孫ではない”と言ったことで、彼女と彼女の兄弟・姉妹たちはより一層‥私に恨みを持つに違いないわ‥。)」

モルガン「(でもそれで良いのです。あなた達は私に恨みを持つ資格がある‥、私と戦い、多くの血を流すとしても、あなた方には何も罪も生じないでしょう。)」

モルガン「(全ては私がこの・・・このあってはならない妖精の領域を、私の妖精國として匿った・・裏切りの楽園の妖精(アヴァロン・ル・フェ)が悪いのです‥。)」


モルガン「許されるな、許されるな、私の罪を許されるな・・・。許されるな、許されるな・・・。」

モルガン「来るがいいアルト・オルラント、そしてアルトの家族たちよ・‥。その幸せを取り戻すために、我らと戦い、その手に勝利を掴むがいい‥。」


モルガンは玉座のまで1人、3年前におかした後悔とルージュを傷つけた事への後悔に苛まれつつ、彼女は祈りをあげる・・。

アルトとアルトの子供達がモルガン率いる女王軍とイレギュラーズを倒し、囚われのバーヴァン・シー(ヴァージェ)を救い、この妖精國を彼らの手で滅ぼしてくれるという自身の願いをこめるように・・・


サラサラサラァァ〜〜‥(夢の砂がモルガンの横顔を監視している)

その光景を妖精騎士アグラヴェインが放った夢の砂がそれを通し、モルガンの真意を彼女の夢の方から盗み聞いていたのであった‥。
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/01(水) 23:57:55.99 ID:w97o1kIT0
キャメロット城:ある部屋の一室


妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・」目を開ける

二代目妖精騎士ガウェイン「どうだい?今、玉座にいるモルガン陛下の様子は?」

妖精騎士アグラヴェイン「えぇ・・。モルガン陛下は今も、3年前のあの日の事で涙を流していたわ‥。」

二代目妖精騎士ガウェイン「あぁそうかい。モルガンのヤツはいまだにあの裏切り者のバーヴァン・シーに未練タラタラじゃねぇか!」あざ笑っている

二代目妖精騎士ガウェイン「あの女王様、3年前に自分の娘を石にして捨てたというのに、何故にあの妖精にこだわるっていうんだ?あいつは女王を裏切って、あの異界の男のガキを孕んだんだぞ?」

二代目妖精騎士ガウェイン「それなのにモルガンは1度捨てた裏切り者に執着してるようにむせび泣きやがって‥、いったい妖精國とバーヴァン・シー‥どっちが一番大事だって言うんだよなぁwwww」あざ笑っている

妖精騎士アグラヴェイン「えぇ・・。彼女とは既に絶縁しているにも関わらず、ああして玉座の間で1人、彼女の事で涙を流している事から・・モルガンはバーヴァン・シーの事を捨てたことをよほど後悔しているのがわかるわね。」

妖精騎士アグラヴェイン「だとしても、3年前にあの場に居た妖精達に宣言したバーヴァン・シーの絶縁は取り消すこともできないし、過去には戻れないからね。」

二代目妖精騎士ガウェイン「だな。本当にあの女王様の考える事は全くもってわからないことだらけだなぁ〜?ハハハハハハ!!」ゲラゲラゲラゲラ!!(笑う)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・・・」ギュゥゥ〜‥ポンッ!(ワインのフタを取る)


妖精騎士アグラヴェイン「ホラ‥飲みなさいガウェイン。あなたの好きなぶどう酒よ。」ビィィン、ヒュンッ!(二代目妖精騎士ガウェインに手渡す)

二代目妖精騎士ガウェイン「おぉ!気が利くじゃないかアグラヴェイン。ちょうど喉が渇いていたところだぜ!」ガシッ!(ワインを受け取る)

妖精騎士アグラヴェイン「昼間に・・勤務中にワインなんかはシャレにならないけど、これも護衛任務完了の報酬よ。」

二代目妖精騎士ガウェイン「お、おおそうかい・・。じゃあ、ありがたく飲ませてもらう・・。」戸惑いながら‥


クィッ、ゴクゴクゴクゴク・・(ワインを飲んでいく二代目妖精騎士ガウェイン)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・・」タッタッタッタッ・・・(二代目妖精騎士ガウェインの後ろに付く)

二代目妖精騎士ガウェイン「????」ゴクゴクゴクッ‥(ワインを飲んでいる)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・!!」ビィィン!!(サイコキネシスをかける)


ググッ、グググゥゥ〜〜!!(ワインの中身と二代目妖精騎士ガウェインの身体が固定され、首を絞められる)

二代目妖精騎士ガウェイン「!?。〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」ゴボゴボゴボォォ〜!!(ワインの中に空気が漏れ出る)

妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・」

二代目妖精騎士ガウェイン「〜〜〜〜〜〜!!」ゴボゴボゴボ!!(一体なにをしてると言っている)


妖精騎士アグラヴェインは、自分が手渡したワインを飲んでいる二代目妖精騎士ガウェインにサイコキネシスをかけ・・

二代目妖精騎士ガウェインは何が起こっている事がわからず、二代目妖精騎士ガウェインはワインを飲みながら金縛りをかけられたかのように動けなくなり‥

サイコキネシスと飲んでいるワインによる首締めにより、二代目妖精騎士ガウェインはワインのミズで窒息仕掛ける状態に陥っていた‥。
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/02(木) 23:53:30.65 ID:LilZlNN20
妖精騎士アグラヴェイン「ガウェイン。あなた、さいきん調子に乗りすぎる所が多く見受けられるわ・・。」

妖精騎士アグラヴェイン「2週間前に起きたピンク色の『絶唱の予言の子』の捕獲ならヨシとしても、シェフィールドではバーゲストを追い詰めるも、正体不明の怪物に邪魔され、三澤亮太たちを取り逃がし‥」

妖精騎士アグラヴェイン「2日前には、謁見の賓客であるアルトリア達と口論となり、あわや私が止めなければあの場が戦場になり得る可能性もあり‥」

妖精騎士アグラヴェイン「護衛任務中に至っては村正に不意討ちを仕掛けていたのを、私はこの目でみさせてもらったわ。」

妖精騎士アグラヴェイン「そして謁見の場ではベリルと共に攻撃を仕掛け、モルガンに連帯責任を取らせるハメになったことを、あなたはどう責任を持つのかしら?」

二代目妖精騎士ガウェイン「〜〜〜〜〜ゴボゴボゴォォ〜〜!?」ワインの水分で溺れかけている

妖精騎士アグラヴェイン「・・・‥フンッ。」ヒュンッ、ビィィン!(指を動かし、サイコキネシスを動かす)


ビィィィン、バリィィィン!!バシャァァァン!(ワイン瓶が割れ、中身がこぼれる)

二代目妖精騎士ガウェイン「〜〜オボォォ〜〜!?ゲホゲホゲホゲホ・・・・」ハァハァハァ・・・(ワインを吐き出し、息を整える)


妖精騎士アグラヴェイン「ガウェイン、あなたはギフト(着名)の力で円卓の騎士ガウェインの力の一部を得ている他、國家試験で得た『雷電磁力』の異端の亜鈴を手にし、その力を見込んで私はあなたを二代目の妖精騎士ガウェインとして仕立ててあげたと言ってもいいわ?」

妖精騎士アグラヴェイン「にもかかわらず・・あなたはその自分自身の力を過信し、傲慢のままに力を振るい、勝つためなら卑怯な手を厭わない‥汎人類史のガウェインに似つかわしくもない貴方の自惚れ屋の性格・・」

妖精騎士アグラヴェイン「例えそのやり方で勝ったとしても、彼らは諦めずにあなたを倒そうと対策を練って再び挑んでくるわ。その時こそ、あなたは彼らに勝てなくなると言ってもいいわ。」

二代目妖精騎士ガウェイン「クゥゥ・・・」キリキリキリィィ〜・・・(悔しい思いを浮かべる)

妖精騎士アグラヴェイン「わかる・・・?あなたの事なんて、歴戦の戦いを知るバーゲストやメリュジーヌ‥それにカルデアの者達に比べれば、あなたは只の小物でしかないと言う事よ。」

妖精騎士アグラヴェイン「いくらあなたの異端の亜鈴の力が彼らにとっての脅威となろうとしても、彼らは貴方の事を恐れたりせず、あなたを確実に倒そうと何度も向かってこようとするわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「村正の時もそう‥あなたに不意討ちをされて驚いたの・・?違うよね? 驚くどころか、その攻撃をモースの大群の討伐に利用されたよねぇ?」

妖精騎士アグラヴェイン「つまりはねぇ、あなたは村正にとってはなんも脅威にもなっていないと言う事よ。『異星の神』の使徒、千子村正に舐められてるって事よ‥。」

二代目妖精騎士ガウェイン「グゥゥゥ・・・‥」キリキリキリィィ〜〜!!(握り拳を強く締める)

妖精騎士アグラヴェイン「そんな彼らに舐められている二代目妖精騎士ガウェインがいくら卑怯な戦い方を繰り返そうと・・あなたは先代の妖精騎士であるバーゲストには絶対に勝てないわ‥。」

妖精騎士アグラヴェイン「いやむしろ・・・あなたはバーゲストの血を引くあの半妖半人の兄妹たちにも勝てるわけがないわね?」

二代目妖精騎士ガウェイン「!!?」ビクッ!(驚愕する)


ジリジリジリィィ〜〜!!(妖精騎士アグラヴェインの手に電流が走っていき‥)

妖精騎士アグラヴェイン「そうなりたくなければ‥1度の戦いでその命を確実に仕留めなさい!!」バリバリィィ〜〜!!(電流を放つ)

二代目妖精騎士ガウェイン「ウグワァァァ〜〜〜!?」ビリビリビリィィ〜〜!!(アグラヴェインの雷撃に感電する)
 

バリバリィィ〜〜‥、シュゥゥゥ〜〜‥(雷撃攻撃を終え、二代目妖精騎士ガウェインに黒焦げのあとが残る)

二代目妖精騎士ガウェイン「グゥゥ・・・ハァ‥ハァ‥ハァ‥」シュゥゥ〜、ジジジ‥(ダメージを受けている)

妖精騎士アグラヴェイン「次に彼らと戦うとなれば確実に彼らの首を一つや二つは仕留めていきなさい?必ずよ・・・」タッタッタッ‥(二代目妖精騎士ガウェインに近づき)

二代目妖精騎士ガウェイン「あぁわかってる‥。わかっています、妖精騎士アグラヴェイン様・・・。」土下座をしながら‥

妖精騎士アグラヴェイン「そう‥あなたはそうしなければならない‥。あなたを妖精にし、尚且つあなたを妖精騎士としての力を与えたのはこの私と言ってもいいわ、■■■■?」顔を近づけながら・・

妖精騎士アグラヴェイン「“その傲慢な態度を改め、三澤亮太たちとカルデア、そして『予言の子』を確実に殺す努力をしろ。”・・・それが私からの、忠告の報酬よ‥?」

二代目妖精騎士ガウェイン(■■■■)「・・・・・・・・・」黙り込む
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/04(土) 07:39:58.34 ID:Zdo2SuYp0
タッタッタッタッ・・・(部屋のドアの方へ向かう妖精騎士アグラヴェイン)


妖精騎士アグラヴェイン「では私はマンチェスターへ戻るわ‥。あなたは私やモルガン陛下の次の命令が来るまで、あなたはこのまま兵舎で待機していなさい。」

妖精騎士アグラヴェイン「もっとも・・謁見の場であのような醜態をさらしたとなれば、しばらくはモルガンの口からあなたへの出撃命令をくださないってもいいわね?」フフッ・・(笑みを浮かべる)


ギィィ〜、バダンッ!(部屋を出る妖精騎士アグラヴェイン)

二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・・・・・・」黙っている


妖精騎士アグラヴェインは二代目妖精騎士ガウェインにシェフィールドや護衛任務中での彼の態度や傲慢さを指摘し・・

彼女はワインやサイコキネシス、それに二代目妖精騎士ガウェインが持つ雷の力とは異なる雷を使い、二代目妖精騎士ガウェインにお仕置きとも言える形で彼を一方的に蹂躙していき・・

彼に“次に戦う時はより確実に仕留める事”を彼に言いつけ、彼女はマンチェスターへと帰っていったのであった‥。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数分後・・・・キャメロット:兵舎の近くの城壁前


二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・・・・・・・」城壁の前に立つ


妖精騎士アグラヴェイン(回想)「次に彼らと戦うとなれば確実に彼らの首を一つや二つは仕留めていきなさい?必ずよ・・・」


二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・確実に仕留めるかぁ・・・。」ジャキィィン‥(妖精剣ソードアルタイルを取り出し‥)

二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・・・・・・・・・」何かを思い出していく

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回想シーン:二代目妖精騎士ガウェインに屈辱を与えた人物


シェフィールドでの闘いにて‥

バーゲスト(回想)「そのような腕前と意思で『ガウェイン』の名を語るとは、同じがウェインの名を着名した者としては片腹痛いものだな!」


護衛任務にて・・・

千子村正(回想)「それとも、それがあんたの妖精騎士としての戦い方ってモノなのか?いかにもバーゲストが言ってたように妖精騎士に似つかわしくない戦いぶりって所だな?」ニヤリッ‥

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

二代目妖精騎士ガウェイン「・・クゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜!!!」ガシッ、ギャァァ〜ス!!(妖精剣ソードアルタイルの魚の部分が開き、剣を構える)

キィィン、バリバリバリィィィーーーーー!!(両腕と妖精剣ソードアルタイルに雷が激しく巡っていき・・・)

二代目妖精騎士ガウェイン「ガァァァァーーーーーー!!」バリバリバリィィ〜〜!!(妖精剣ソードアルタイルを城壁に振るう)


ジャキン!ガシン、ガシガシガシガシガシィィン!!ビカァァァーーン、ゴロゴロゴロォォーーー!!(城壁に向かって雷撃と斬撃を行なう)


二代目妖精騎士ガウェインの怒りの稲光は城壁に八つ当たるように放たれていき、その稲光はキャメロットの内部や外部の遠くからも視聴でき‥

その稲光の凄まじさから、二代目妖精騎士ガウェインの相当な怒りを遠くにいる妖精達にも見えていた‥。
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/04(土) 23:41:19.52 ID:Zdo2SuYp0
キャメロット:城壁外部 一般住民居住街


土の氏族の住民「うわぁ〜・・二代目妖精騎士ガウェイン様、今日はとても機嫌が悪そうだな・・。」城壁近くの稲光を見てて‥

風の氏族の住民「二代目ガウェイン様は時折、機嫌が悪いとどこかにあたってはあのような落雷を振らせてくるからねぇ‥。」

土の氏族の住民「ほんと・・・雷鳴はうるさいし、当たったら死にそうで恐ろしいし‥。ああいうこと、いつになったら改善してくれるんだろうな・・?」稲光を見ていて‥

風の氏族の住民「ああ・・・。きっと我らを必ず救うとされる『予言の子』・・本物の『予言の子』がなんとかしてくれることを祈るしかないのかなぁ〜‥?」

土の氏族の住民「う〜ん・・・・」城壁近くの稲光を見てて‥

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
再び、キャメロット:城壁内部 兵舎の近くの城壁前


ジジジ、ジジジジィィ〜〜・・(雷撃のあとが妖精剣ソードアルタイルに残る)

シュウゥゥ〜〜・・・(切り刻まれた城壁の黒い跡が残っている)


二代目妖精騎士ガウェイン「ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥」息切れしている

二代目妖精騎士ガウェイン「ハァ‥ハァ‥・・・確実に仕留めるかぁ‥。キィィィ〜〜〜!!」キリキリキリィィ〜〜!!


二代目妖精騎士ガウェイン(■■■■■■ ■■■■)「バーゲスト‥村正・・・。テェメエらの顔・・・確かに覚えたぞ、クソヤロウガァァ!!」キリキリィィ〜〜!!(血がたぎっている)

二代目妖精騎士ガウェイン(■■■■■■ ■■■■)「アグラヴェイン‥貴方のお望み通り、『予言の子』も『境界なき勇士団』も、カルデアも、それにバーゲストやその夫の三澤亮太、そして半妖半人の子どもでさえも‥」

二代目妖精騎士ガウェイン(■■■■■■ ■■■■)「次会ったときは確実に・・その身を灰になるまで切り刻んでやるからなぁ〜〜!!」キィィン、ビリビリィィ〜〜!!(腕に電流が走る)



妖精騎士アグラヴェインのお仕置きを受け、二代目妖精騎士ガウェインは自身の中に溜まった怒りをキャメロットの城壁にめがけて切り刻み、その怒りを静めるために城壁に八つ当たりをしていた‥

そして自身の怒りによる稲光が止み、黒焦げに刻まれた城壁の前で二代目妖精騎士ガウェインは自分の腕に電流を纏わせ、彼は彼自身に誓った‥。

次にアルトリアやアルト達と戦うことになれば、確実に彼らを殺し、その身を灰となるまで切り刻むと言うことを‥
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/05(日) 09:07:06.97 ID:VV3YzS4R0
>>3
登場人物(異端の妖精達(敵サイド)
ーーーーーーーーーーーーーーーー

〔妖精騎士アグラヴェイン/ザントマン/■■■■■■〕
・原作に存在しないオリジナルキャラ
・クラスはキャスターなのだが・・シェフィールドではセイバー、護衛任務の際はルーラーと、状況によってクラスが変わっている
・クールで落ち着いた判断で行動するが、実はサイコパス。
・妖精騎士であるが、実は三澤亮太/アルト・オルラントと同じ異界から来た『人間』である。
・相手を眠らせ、睡眠と夢を操る『夢の砂(ザントマンの能力)』・『サイコキネシス』・『スチール(他人の力を奪い、それを自身の力とする能力)』と3つの力を持つ

〔女王暦2017年版〕
・バーゲストの領土であった弱肉強食の街『マンチェスター』、歪みの岬がある『カーティス』の2つの領土を掛け持ちで受け持つ領主となっている
・『歪みの岬』を通して、他の世界のモノから『スチール』の力で奪い・力のストックをし、力の一部を3年前の國家試験を通して受け渡し、異端の妖精達(イレギュラーズ)を結成させる
・異端の妖精達(イレギュラーズ)の妖精たちをまとめるリーダー格として君臨し、その裏で『自身の手で妖精國ブリテンを支配する』という計画を企んでいる。
・スチール(奪取)によって、3つの力とは異なる力を多く持つようになるが、妖精國の事情により、その力をあまり表に出すような事はしない。


〔妖精騎士モードレッド/■■=■■■■■〕
・原作に登場しないオリジナルの妖精騎士
・クラスはアサシン
・とても凶暴で残虐きわまりない性格で、相手に恐怖と絶望を与えてから殺すのが彼女の流儀。
・大好物は『人間の1歳未満の赤ちゃんと成人女性の内臓(出産途中)』であり、妖精鉤剣クラレントで女性の身体を引き裂いて食べる。
・自分自身を『影の氏族』と名乗り、彼女しか持ってない『恐怖の妖精眼』で相手のトラウマや恐怖・絶望を見通すことが出来る

〔女王暦2017年版〕
・妖精騎士アグラヴェイン率いる異端の妖精達(イレギュラーズ)のメンバーであり、メンバーのエースである。
・ヴァージェ(バーヴァン・シー)の領地であった『ニュー・ダーリントン』の領主となり、その街を『性の楽園:ネオ・ニュー・ダーリントン』として妖精騎士アグラヴェインと共に作り替えた
・普段はモルガンの招集や命令がない限り、領土の外には出られず、領土の中でのみ活動している。
・3年前に喰い損ねたアルトの子供たちであるジョルニたちに因縁を持ち、彼らを自身の手で殺すことを心に誓っている


〔ブルーナ/■■■■■■〕
・原作に登場しないオリジナルの風の氏族の妖精
・その姿は本来、カルデアのマスター達がコーンウォールの名なしの森で出会うはずの妖精の少女と瓜二つであるが、その性格はその妖精の少女とは真逆であり、自身の名もあとから自分で改名した名前である。
・名無しの森から助け、独立権を発行してくれた三澤亮太(アルト・オルラント)の恩人であった。
・元はオーロラの元で人間の監視・観察をする管理職をしていたが、三澤亮太の行動で辞めざる負えなくなった
・実はオーロラの事があることを境に憎んでおり、自分の妖精の目的でもある『他者より強い権力を持つ』きっかけでもある。
・目的の達成の為に妖精騎士アグラヴェインの誘いで彼女に忠誠を誓い、悪の道へ進んだ

〔女王暦2017年版〕
・妖精騎士アグラヴェイン率いる異端の妖精達(イレギュラーズ)のメンバーであり、その異名は『蒼毒のブルーナ』
・妖精騎士アグラヴェインによって失脚した元・風の氏族長オーロラに代わり、ソールズベリーの領主かつ風の氏族長として君臨する
・本来、それ程の力を持ってないブルーナであったが、3年前に開かれた國家試験に合格し、妖精騎士アグラヴェインから異端の亜鈴である『蒼色の猛毒を操る』力と『猛毒の耐性』の力を得る
・その力と風の氏族長の権力により、ソールズベリーを『風と自由』から『毒と縛り』の街へと変貌し、街の工場でサラマンダー所長と共に毒の生成と実験を繰り返し、ソールズベリーの住民たちを苦しめている


〔ダルダン〕
・原作に登場しないオリジナルの土の氏族の妖精
・姿は黄色い大型のオーガであり、宝石を喰らう事が自身の生きる『目的』である
・元はウェスバニー出身の妖精であったが、140年前に起きた『影の厄災』によってウェスバニーを追われた過去を持つ。
・3年前の國家試験に合格し、妖精騎士アグラヴェイン率いる異端の妖精達(イレギュラーズ)のメンバーとなり、その異名は『宝石鎧のダルダン』
・妖精騎士アグラヴェインの策略もあり、前・土の氏族長であるスプリガンに代わり、土の氏族長とノリッジの領主を任されるようになった。


〔レオンゴン〕
・原作に登場しないオリジナルの牙の氏族の妖精
・姿は普段、フードを被っている事もあり、現状のところ姿は不明である。
・3年前の國家試験に合格し、妖精騎士アグラヴェイン率いる異端の妖精達(イレギュラーズ)のメンバーとなり、その異名は『千姿変化のレオンゴン』
・また自身の姿を透明化する力もあり、過去にその力でオックスフォードにて食い逃げ・強盗などの軽犯罪をして生き延びていた。
・性格は妖精國にとっては類も見ない程の卑怯かつ変態であるため、他の牙の氏族からは同族嫌悪の扱いをされており、いずれ牙の氏族長となって見返すことを目的としている


〔ウィンキー〕
・原作ではご存じの妖精國ブリテン出身の妖精であり、ロブとワグと同じ妖精の行商団の1人だった妖精。
・3年前にロブとワグに内緒でマンチェスターへ向かい、國家試験に合格し、『引力と斥力、重力を操る』異端の亜鈴を得て、異端の妖精達(イレギュラーズ)のメンバーとなる
・シェフィールドでの襲撃のために何も知らないロブとワグと共にシェフィールドに潜入し、グズリーやスプリガンにブラックバレルのことを教え、シェフィールドの崩壊を先導させた
・裏門での戦いでロブとワグに正体を明かし、その手で始末しようとしたところをガイルたちに阻まれる。
・以後、ロブとワグはウィンキーを裏切り者として認識し、彼らの落とし前の標的として狙われるようになる。
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/05(日) 20:32:39.24 ID:VV3YzS4R0
>>3 >>988の続き

〔二代目妖精騎士ガウェイン/■■■■■■ ■■■■〕
・原作に存在しない妖精國の外から取り替え(チェンジリング)で来た妖精とは異なる存在
・妖精騎士アグラヴェイン率いる異端の妖精達(イレギュラーズ)のメンバーであり、その異名は『雷電磁力の二代目妖精騎士ガウェイン』
・3年前の國家試験に合格しており、妖精騎士アグラヴェインから『磁力と雷電』の異端の亜鈴を授かり、モルガンから円卓の騎士:ガウェインの着名(ギフト)を得る。
・妖精騎士であるが汎人類史のがウェインや先代の妖精騎士がウェインであったバーゲストとは違い、その戦い方は平気で卑怯な手を使い、騙し討ちや不意討ちを得意としている
・その性格や戦い方で多くの叛逆者やモースを一方的に虐殺し、機嫌が悪ければどこかを満足するまで切り刻んでいる。
・武器は妖精剣として改造した『ソードアルタイル』と取り替え(チェンジリング)の前から持つ『ディーソードベガ』、そして口から放たれる溶解性の泡で敵を怯ませ、身体の一部を溶かす事ができる


〔二代目妖精騎士トリスタン/■■■■〕
・原作に登場しないはずの翅の氏族の妖精であり、現グロスターの領主かつ翅の氏族長の妖精
・その姿はムリアンと同一人物並に似ており、赤い服と翅、顔につけている蝶型の仮面がムリアンと違う点である。
・妖精騎士アグラヴェイン率いる異端の妖精達(イレギュラーズ)のメンバーであり、その異名は『合成合体の二代目妖精騎士トリスタン』
・3年前の國家試験を受け、妖精騎士アグラヴェインから『何かを合成し、自身の力に加える』異端の亜鈴を授かり、モルガンから円卓の騎士:トリスタンの着名(ギフト)を得る。
・理由は不明であるが、炎を見ることでさえも嫌い、自身の領土であるグロスターには徹底的に防火と消火対策をしてある。
・彼女自身の領土からの外出が長引けば、口癖のようにグロスターへの帰還を悲願するのが彼女の日課としている


〔二代目妖精騎士ランスロット/■■■〕
・原作に登場しないはずの鏡の氏族の妖精であり、女王軍及び妖精國の中で一番危険な妖精。
・バーサーカーのランスロットの如く、獣のような凶暴且つ狂化しているため、普段はうなり声と叫び声をあげており、基本的に普通に喋ることができない。
・妖精騎士アグラヴェインが湖水地方の調査の際に鏡の氏族全体の時代且つ生き残りとして発見し、彼女の調教を元にモルガンから円卓の騎士:ランスロットの着名(ギフト)を得ている
・『噛みついた者を妖精亡主か悪妖精化させて操る』『身体強化』『螺旋状のエネルギーを操る』などの3つの異端の亜鈴の力を持ち、両腕に付いている大型の盾と2つの回転式の馬上槍(ランス)が武器である
・バーサーカーのランスロットと同じような黒い鎧と甲冑を纏っているが、その姿は何かと円卓の騎士:ガレスと同じ姿をしている


〔スプリガン/ナカムラ〕
・原作ではご存じ土の氏族長であり、かつてキャップレスと呼ばれた『ナカムラ』という汎人類史の日本人
・3年前の妖精國ブリテンではあまり活躍せず、アルト達の事を気にせず、妖精騎士アグラヴェインのことも気にしていなかった。
・1年半前に妖精騎士アグラヴェインからダルダンを次の土の氏族長の候補の推薦を断るも、事故で妖精騎士アグラヴェインがアルトと同じ別世界から来た人間だと気づいてしまい、妖精騎士アグラヴェインに昼夜問わずに脅迫される日々を過ごすことになる。

〔女王暦2017年版〕
・ダルダンや妖精騎士アグラヴェインにノリッジの土地の件で脅迫され、ぺぺロン伯爵とカイニスを通してシェフィールドへ逃亡する
・その一ヶ月後、カイニスから『歪みの岬』から別の世界へと亡命させるために連れて行くことを条件にアルト達に自身の知っていることを話す
・シェフィールド襲撃の際、ボガードの代わりにグズリーを通してブラックバレルを撃たせたことでボガードに殴られ、アルト達からも見放され、アルト達とは別のルートでシェフィールドを脱出するも、妖精騎士アグラヴェインに見つかり、永遠の悪夢を見せられる。
・その後、操られるままにダルダンを次の土の氏族長にすると遺言状を書き、ノリッジの金庫城の扉の上で首を吊って自殺する。


〔オーロラ〕
・原作ではご存じ風の氏族長。ソールズベリーの領主。
・『自分自身が愛される事』を目的として裏から暗躍をしていた。
・『鏡の氏族の皆殺し』を指示した張本人であり、妖精騎士ランスロットの恩人でも会った
・妖精騎士アグラヴェインによって『鏡の氏族の皆殺し』の事実が明るみになり、『予言の子発見の誤報』の濡れ衣を着せられ、キャメロットの牢屋に幽閉される。
・その後、妖精騎士アグラヴェインに妖精としての力を奪われ、ブルーナの元で『孕み袋の刑』によって処刑され、多くの子を出産したのちに命を落とす

〔女王暦2017年版〕
・故人
・彼女の遺体は何も変化せずバラバラ死体となってブルーナからコーラルに受け渡され、マイクの店の裏庭で静かに埋葬されている。
・オーロラの死後、妖精國ブリテン中にはいまだにオーロラを慕うオーロラ派が残っており、各地でオーロラの次代とその復権を信じて活動している。


〔モルガン〕
・原作通り、妖精國を支配する女王
・クラスはバーサーカー
・ベリル・ガットを夫として迎えている
・3年前にアルトがバーヴァン・シー(ヴァージェ)を妻にしたことで、アルトとヴァージェを石へと変え、バラバラの場所に引き裂くように捨てるように命令を下した。
・以後‥心の拠り所を失ったことで妖精國のみを救う事に渇望するようになり、存在税の増税や上級妖精たちに手をかけるなどと、より一層と妖精國ブリテンの妖精達への仕打ちをするようになる。
・しかしいまだにヴァージェやヴァージェの幸せを奪った事への後悔もあり、妖精祓いをした玉座で1人、彼女に対する後悔への涙を流している


〔ベリル・ガット〕
・原作ではご存じのブリテン異聞帯のクリプターでモルガンのマスター(夫)。
・基本は妖精騎士トリスタンを護衛に動いていたが、彼女が去ったことで、妖精騎士アグラヴェインが護衛についた
・基本、脇役の立ち位置で彼女たちと共にいる

〔女王暦2017年版〕
・原作通り、彼自身はほとんどニュー・ダーリントン(ネオ・ニュー・ダーリントン)を居城としており、護衛役に妖精騎士モードレッドが付いている
・原作と同じようにマシュのことを愛しており、彼女の行方を追っているが、マシュが妖精國ブリテンにはいないことを彼はまだ知らない。
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/05(日) 22:20:09.36 ID:VV3YzS4R0
このスレでの話はここまで。続きは次スレで

そろそろスレも1000埋まりそうなので、次スレを立てておきますね!
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/05(日) 22:37:51.38 ID:VV3YzS4R0
【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ 
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/

タイトル入力をミスしましたが、次スレ立てました。是非とも見てください!
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga]:2022/06/05(日) 22:40:10.49 ID:VV3YzS4R0
このSSにご感想があれば、是非とも教えてください。
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2022/06/06(月) 09:10:04.66 ID:wUnfoC1K0
次スレではいよいよ武蔵ちゃん来るかなぁ?
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2022/06/06(月) 11:56:35.24 ID:wUnfoC1K0
次スレが来ているのに盛り上がっていない・・。ちゃんと話を見ているのかなぁ〜・・?
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/06/30(木) 06:21:59.14 ID:Ce9HyQiD0
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