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【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
- 202 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/18(土) 00:33:11.85 ID:PrMcSf8zo
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば少し早い時間から
※戦闘に関しては、陽乃と歌野2人のため無傷で勝利しています
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 00:41:31.59 ID:7FlfGSRyO
- 乙
前回と違って迎撃のときはちゃんとうたのんと共闘してくれる陽乃さんにちょっと安心した
そしてみーちゃんのコンマ久々に出てきたな
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 00:48:43.94 ID:1Z0on9o+O
- 乙
みーちゃんのターン楽しみ
- 205 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/18(土) 22:29:46.24 ID:PrMcSf8zo
- 遅くなりましたが少しだけ
- 206 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/18(土) 22:49:54.53 ID:PrMcSf8zo
-
戦力差が圧倒的な戦闘を終えた陽乃と歌野は、すぐにバスへと戻って、
場所を変えることにした。
殲滅したため、すぐに攻め直してくるとは限らないが、
結界もなしに襲撃を受けた場所に留まり続ける気にはなれない。
陽乃「……」
次から次へと流れていく景色
最初よりも少しだけスピードを上げたのは、早急に離れるためだ。
隣には当たり前のように、水都がいる。
水都「久遠さん……何か気になることでもあるんですか?」
陽乃「……」
戦闘を終えてからというもの
ずっと窓の外を見ていたからだろう。
水都が心配そうに声をかけてくる。
陽乃「別に、ただバーテックスに知能があるのか、少し疑問に思えただけよ」
水都「バーテックスにですか?」
陽乃「だって、こっちに攻めてきたんだもの。貴女なら攻める?」
- 207 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/18(土) 22:55:25.87 ID:PrMcSf8zo
-
陽乃の嘲笑交じりの問いかけに、水都は首を横に振る
攻めてきたバーテックスは、
僅かでもバスに近づくことは出来ずにすべて叩き落され、
払い除けられ、殴り飛ばされて殲滅されるに至った。
たった2人に対しては過剰戦力とも言える軍勢ではあったが、
相手は、陽乃と歌野だ。
神の創造物に対する特効を持つ陽乃と、その恩恵を与っている歌野
それを相手にするには、力不足が過ぎた。
もちろん、だからと言って手を抜かなかったのだから
無傷で凌ぐのは容易かった。
水都「ただ群れていたところに陽乃さんが襲撃したことへの意趣返しだったとか……」
陽乃「バーテックスが私を恨んでるって? 面白い冗談ね」
陽乃は口元でさえ笑みを作らずに呟く。
陽乃「先に恨ませたのは……ううん。まぁ、それは分かったものじゃないわよね」
水都「陽乃さんは人類が先に人類に恨みを抱いたって考えているんですか?」
陽乃「さぁ? 始まりが恨みだとは限らないし」
- 208 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/18(土) 23:18:31.37 ID:PrMcSf8zo
-
>>207訂正 下から2行目
陽乃の嘲笑交じりの問いかけに、水都は首を横に振る
攻めてきたバーテックスは、
僅かでもバスに近づくことは出来ずにすべて叩き落され、
払い除けられ、殴り飛ばされて殲滅されるに至った。
たった2人に対しては過剰戦力とも言える軍勢ではあったが、
相手は、陽乃と歌野だ。
神の創造物に対する特効を持つ陽乃と、その恩恵を与っている歌野
それを相手にするには、力不足が過ぎた。
もちろん、だからと言って手を抜かなかったのだから
無傷で凌ぐのは容易かった。
水都「ただ群れていたところに陽乃さんが襲撃したことへの意趣返しだったとか……」
陽乃「バーテックスが私を恨んでるって? 面白い冗談ね」
陽乃は口元でさえ笑みを作らずに呟く。
陽乃「先に恨ませたのは……ううん。まぁ、それは分かったものじゃないわよね」
水都「陽乃さんはバーテックスが先に人類に恨みを抱いたって考えているんですか?」
陽乃「さぁ? 始まりが恨みだとは限らないし」
- 209 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/18(土) 23:41:54.60 ID:PrMcSf8zo
-
陽乃「なんにせよ、少し疑問は残るわ」
水都「戦力を確認に来たとか」
陽乃「ええ。可能性はあると思う」
陽乃がいることはすでに知られていただろうけれど、
それ以外にいないか、いるのか
そして、それらはどれほどの力を持っているのか。
その確認をしに来たと考えれば、
無謀な襲撃も頷ける
特に、人間のように死んだら終わりというわけではないバーテックスは、
あるかもわからない命を捨てやすい。
陽乃「だとしたら、次はより多く攻めてくるかもしれないわよ」
水都「攻めずに、進化体を出してくる可能性もありますね」
陽乃「全力で足止めしてくることもね」
考え得る可能性はいくつもある。
そのいずれにしても、四国へは極力急いだ方が良いだろう。
なにより、
バーテックスが現れ始めたとなると、いよいよ、杏達の生存率が低くなる
水都「そういえば、今回はうたのんと協力したんですね」
1、それが?
2、そこにいたから利用しただけよ
3、それが確実だったから
4、力を見ておきたかったのよ
↓2
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 23:43:22.83 ID:DEM439IE0
- 1
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 23:43:36.52 ID:1Z0on9o+O
- 4
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 23:43:37.29 ID:XFaSMch1O
- 3
- 213 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 00:12:43.84 ID:iFBw/A+xo
-
陽乃「力を見ておきたかったのよ」
水都「うたのんの戦い、見たことないんでしたっけ」
陽乃「私、病弱だから」
水都「……そうですね」
水都は少し悩んでから、小さく笑う。
諏訪にいる間、
陽乃は死ぬ一歩手前まで行ったことでさえあり、
ほとんどを療養に費やした。
その間も襲撃はあったが、
対応したのは歌野と杏達で陽乃は参戦していなかったため、
歌野の戦い方は聞いただけでしかなかったのだ。
陽乃「強いとは聞いていたけれど、3年間守ってきただけはあったわ」
やはり、
九尾などの補助を除いた単純な戦闘能力では歌野に分があるとみて間違いない。
もっとも、対バーテックス戦と対人戦では違いが大きく、
歌野の性格からして、その差を埋めるほどの躊躇いがあるかもしれないが。
陽乃「私の力を送っても何も問題なく戦えていたから、戦力としては十分すぎるほどね」
- 214 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 00:20:48.05 ID:iFBw/A+xo
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば少し早い時間から
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:29:15.07 ID:E3dmieu3O
- 乙
とりあえずうたのんと二人で戦えば安全に進めそうだな
力の供給がどれくらい負担になるかは気になるけど
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 08:02:28.17 ID:okzX9y7RO
- 乙
- 217 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 21:00:49.01 ID:iFBw/A+xo
- ではすこしだけ
- 218 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 21:08:08.74 ID:iFBw/A+xo
-
水都「うたのんに影響は?」
陽乃「今のところはなさそうね」
今回は特に、戦闘に置いて称することを前提とした供給を行っていたため、
供給されるそばから消費し続けることで、
歌野の体への影響は極最小限にとどめられたことだろう
陽乃「この様子なら、戦闘でしっかりと消費してくれれば問題はないと思うわ」
水都「そう……ですか。陽乃さんも本当に体は大丈夫なんですよね?」
陽乃「今回は大して力を使ってないから」
今回は本当に、歌野が頑張っていた。
昨日は陽乃が戦ったということもあったが、
陽乃が力を使うことで倒れることを危惧しての部分が大きいだろうか。
陽乃「使える勇者がいるって言うのは便利ね」
水都「そういうこと言うのは、そろそろなしにしませんか?」
- 219 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 21:50:36.06 ID:iFBw/A+xo
-
陽乃「そういうこと?」
水都「とぼけないでください」
文句があると顔を顰める水都を陽乃は一瞥する。
確かに言いたいことは分かっているが、
とぼけるような言葉が、その意味しか持たないわけでもないだろう。
聞かなかったことにしておく……とだって、取れるはずだ。
水都「もっとこう、優しい方した方が良いですよ」
陽乃「意外に役立つとか?」
水都「……」
陽乃「冗談よ」
意外だったのは事実だが、
そう言われるべきはむしろ自分の方ではないかとすら思う状態だった。
歌野は頼れる。
それは間違いない。
戦力面で頼れば、陽乃の生存率は飛躍的に高まるはずだ。
陽乃「白鳥さんは優秀よ。絶対に、向こうに連れ帰らないといけないわ」
- 220 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 22:21:02.41 ID:iFBw/A+xo
-
歌野なら、四国でもみんなからの信頼を得られるはずだ。
諏訪を3年間一人で守ったという実績もある。
それに対する信頼と期待は、もしかしたら若葉達以上のものになる可能性さえある。
それを考えれば、やはり、優しい言葉は不要だ。
陽乃「だからこそ、というのもあるわ」
水都「どういうことですか?」
歌野にとって陽乃と密接な関係があるというのは、
その功績を無に帰すほどの汚点にでさえなりかねない
四国に着いてからのことは、そろそろ決断すべきだろう。
歌野達が見逃してくれるとは思えないが、
だとしても逃げ出すか、
彼女達の愚かな覚悟に従ってあげるべきか。
陽乃「わざわざ傷を負う必要はないってことよ」
陽乃はそう言って、笑みを浮かべる。
歌野は、陽乃が独占していい人間ではない。
- 221 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 22:26:49.01 ID:iFBw/A+xo
-
√ 2018年 9月9日目 夕:移動@
↓1コンマ判定 一桁
1 戦闘痕
4 バーテックス 発見
9 バーテックス 襲撃
44 進化型
99 完成型
※それ以外のぞろ目は特殊
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 22:27:14.80 ID:jSyjBCAGO
- あ
- 223 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 22:48:38.38 ID:iFBw/A+xo
-
√ 2018年 9月9日目 夕:移動@
バーテックスが再度攻めてくることも警戒していたが、
幸いにも、それは杞憂だったようだ。
ひとまず、バーテックスの気配が途絶えたところで、休憩に入る。
無傷で問題なく処理で着たとはいえ、
バーテックスによる襲来を受けたため、
住民たちの中には、強い不安を抱いてしまった者もいる。
今回は大丈夫だったが、次も無事だとは限らない
それを考えるなというのは、
力のない一般人には無理な話だからだ。
「勇者様、凄く強かったんだけどな……」
陽乃「……見てたの?」
「出るなとは言われたけど、見るなとは言われなかったから」
へへっと笑う女子高生から目を逸らして、
陽乃は目を細める
- 224 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 23:08:21.68 ID:iFBw/A+xo
-
陽乃「おぞましいものを見ることになるとは思わなかったの?」
「まさか」
陽乃「偉く自信があるのね」
「だって、勇者様たちは負けないから」
あの時とは違って勇者が、戦っているだけだ
人々が逃げ惑っているわけではないし、
それが、襲われているわけでもなかった。
「勇者様が負けさえしなければ、私達はその悍ましい光景は見なくて済む。むしろ……」
女子高生は、口を閉ざす。
浮かべていた笑みは陰って、少し、ためらいを感じる表情を見せる。
「勇者様って、私達以上に……」
陽乃「なに?」
「……ううん。何でもない。清々したよ。ちょっとだけね」
1、周辺調査に向かう
2、言いたいことがあるなら言ったらどうなの?
3、歌野と合流
4、九尾と話す
5、水都と話す
↓2
- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:10:17.08 ID:W2oq15JWO
- 2
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:10:38.08 ID:DHurNXci0
- 2
- 227 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 23:29:59.05 ID:iFBw/A+xo
-
陽乃「言いたいことがあるなら、言ったらどうなの?」
「えっと……別に、勇者様を悪く思ってるとかそういう話じゃないよ」
陽乃は言葉こそ不機嫌さを感じさせるものの、
そこには何ら心が籠っているわけではなかった。
けれど、
まだそこまで親しいわけでもない彼女は少しばかり怯えた様子を見せた。
「ただ……これ、見て貰った方が早いかな」
彼女はそう言って、携帯端末を陽乃に向ける。
画面には陽乃の姿が写っていた。
戦闘中の陽乃の姿を、動画と動画から切り取っただろう画像が数枚保存されているようで、
丁度バーテックスを殴り飛ばしている瞬間は、まさかの壁紙になっている。
陽乃「なに? ストーカー宣言?」
「違う……これ。ここ。この勇者様」
彼女は数枚の中にある一枚、陽乃の表情が見えるものを表示させる。
「勇者様、凄い顔してる……まるで、映画で見た復讐に駆られた人みたいな顔」
- 228 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 23:40:38.31 ID:iFBw/A+xo
-
「だから、もしかしたら勇者様はここにいる誰よりもバーテックスを憎んでるんじゃないかって」
陽乃「……なるほど」
自分で見ることは出来ない瞬間
言われてみれば確かに、
彼女が凄い顔をしていると言うだけあるなと、陽乃は小さく笑う
復讐に駆られているとは、言い得て妙だ
陽乃「復讐なんて空しいから止めるべきとでも?」
「まさか……そんなことを言えるほど、私の人生は深くはないし長くもないし」
復讐したくなる気持ちは、僅かにでも理解がある。
けれど、それを止める理由にはなり得ない。
空しいと断じられる根拠がない。
これが空想であるなら、そんな主人公めいた言葉も言えるだろう。
何かよくわからない理論と勢いで押し切れるだろう。
けれど、これは現実で、意味不明な理論も勢いもない。
「……燃え尽きたりはしないでね」
陽乃「……」
「気が済んだからもう悔いはないとか……そういうのは、止めて欲しいなって」
- 229 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/19(日) 23:41:10.68 ID:iFBw/A+xo
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば少し早い時間から
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:53:20.08 ID:W2oq15JWO
- 乙
陽乃さんや女子高生の子の発言が何だか不穏な感じが…
あと復讐といえば初期の若葉を思い出すけど陽乃さんとはあらゆる意味で雰囲気が違うな
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 00:03:39.53 ID:z+WjWwAvO
- 乙
心配だな……
- 232 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 18:00:39.26 ID:K1N07dtao
- では少しずつ
- 233 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 18:09:07.51 ID:K1N07dtao
-
陽乃「私がそうするって?」
「するかもしれないし」
復讐に駆られて、それをやり遂げた人の話なんて、
身近にあるわけもなく、
空想の中でのものでしかない。
けれど、全てを失った虚無感というものは、彼女も経験がある。
それは酷く、形容しがたい感覚だった。
考えるという当たり前のことが出来ない、体を動かすという当たり前のことが出来ない。
自分が呼吸をしているかどうか、それさえも分からない。
それと同じかは分からないが、
似たようなことになるかもしれない。
「……あ、もしかして、私のために生きて。とか言ったら、勇者様頷いてくれたりする?」
陽乃「馬鹿なこと言わないで頂戴」
- 234 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 19:01:14.89 ID:K1N07dtao
-
親しくもない人にそんなことを言われたって、顔を顰めるくらいだ
間違っても頷いたりはしない。
そもそも、陽乃は死ぬ気がないのだ。
陽乃「貴女に言われなくたって、私は死なないわ」
だが、全てを成し遂げた後、
気力を失って燃え尽きないとは限らないし、
それだけの間力を使い続けて生きていけるとも限らない。
陽乃「勝手なこと言わないで」
陽乃は冷たく突き放す。
下手に付きまとわれても困る。
歌野も水都も
そして、この人も。
誰だって、近づくべき人間ではないのだから。
- 235 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 19:02:01.24 ID:K1N07dtao
- ↓1コンマ判定 一桁
7 ぞろ目 特殊
それ以外終了
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 19:03:41.69 ID:sR+bElqVO
- あ
- 237 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 19:16:56.22 ID:K1N07dtao
-
「ごめんね」
陽乃「……別に、謝って欲しいとも思ってないから」
陽乃は彼女からそっぽを向く。
彼女がそれを二度としないわけではないだろうから、
謝られたところで……と陽乃は思う。
杏達がそうだし、水都と歌野もそう。
女子高生は勇者や巫女ではなくただの人間だが、
その執拗なまでの行動は似たものがある。
きっと、まだ諦めない。
陽乃「変なことをしたり言ったりさえ、しなければね」
「……うん」
陽乃「……」
彼女は、自分の腕に付けているミサンガを、軽く撫でる。
それ以上は、何も言わなかった。
- 238 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 19:18:22.93 ID:K1N07dtao
-
√ 2018年 9月9日目 夕:移動A
↓1コンマ判定 一桁
8 戦闘痕
5 バーテックス 発見
3 バーテックス 襲撃
55 進化型
33 完成型
※それ以外のぞろ目は特殊
- 239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 19:21:06.94 ID:391Bwpxg0
- あ
- 240 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 20:24:33.49 ID:K1N07dtao
-
√ 2018年 9月9日目 夕:移動A
陽乃「体の方は問題なさそうね」
歌野「ええ。すこぶる調子がいいわ」
陽乃の力を受けて戦っていた歌野だったが、
それから時間が経っても、特別な問題は起きていないようだ。
それどころか、調子がいいと言う。
陽乃は歌野の体をじっくりと観察するように眺めて、目を細める。
陽乃「だいぶ、馴染んだのかしらね」
歌野「久遠さんの力?」
陽乃「戦闘中にずっと力を受け続けていたから、体中に循環したのかも」
歌野「何か、悪いことがある?」
陽乃「さぁ? 最終的には私みたいに死ぬこともあるんじゃないかしら」
- 241 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 21:15:12.00 ID:K1N07dtao
-
陽乃のようにイザナミの力に強く侵されているわけではないため、
死ぬようなことはきっと、無い。
しかし、歌野の体は陽乃の力……所謂、穢れに侵されている。
少なからず何らかの影響が出てくるはずだ。
つながりが強くなったことによる、思考の共有
それとはまた別に、何かがある。
しかし、今は分からない。
歌野「私、久遠さんよりも先に死ぬのかしら」
陽乃「私の力で死ぬのは、私が先よ」
歌野「……嫌な冗談は、止めて欲しいわ」
歌野の心配そうな表情に、陽乃は笑みを浮かべる。
バーテックスとの戦いや、病気などを除いて
単純に陽乃の力だけで考えるなら、
先に死ぬのは、陽乃だろう。
陽乃「冗談だと良いわね」
1、影響を一番強く受けるのは私だから
2、九尾に聞いてみる?
3、ねぇ。私って復讐に駆られているように見えた?
4、伊予島さん達の捜索に向かいましょ
↓2
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 21:18:24.35 ID:391Bwpxg0
- 4
- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 21:18:32.77 ID:Gc88K7UzO
- 4
- 244 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 21:58:54.54 ID:K1N07dtao
-
陽乃「伊予島さん達の捜索に向かいましょ」
歌野「でも、1人は残らないと」
陽乃「そうね……なら、貴女は近場で良いわ」
ある程度、使える場所がないかの確認は行っているが、
使える場所を見つけた段階でそこを休憩所として使うようにしている。
その為、周辺全てを調査しているわけではない。
陽乃「距離のある場所は私が調べに行ってあげるから、近くくらい調べられるでしょ?」
歌野「それくらいなら、やれるわ。というか、いつもやってるけど……」
陽乃「そう?」
歌野「ただ……全く」
陽乃「仕方がないわ。駄目で元々よ」
見つからないこと前提と言ってもいい状態だ。
運が良ければすでに四国に到着しているし、
運が悪ければ、死んでいる
- 245 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 23:01:38.22 ID:K1N07dtao
-
陽乃「ただ、何かしらの痕跡でも見つけたら教えて頂戴」
歌野「ええ。もちろん」
現在、
戦域から離れるためにスピードを上げたこともあって、
想定よりも距離を稼げているため、
愛知県と岐阜県の県境までもう少しと言った場所にまで来ている。
何か問題が起きなければ今日中に愛知県に入って、
明日には琵琶湖の辺りにまで行けそうだ。
これだけ進んでいれば、
そろそろ杏達の痕跡の1つでも見つかったっていいはずだ。
歌野「生存者がいたら?」
陽乃「本人が望むなら連れてきなさい」
歌野「……望まなかったら、置いていくの?」
陽乃「生き残る気のない人なんて、連れて行っても荷物にしかならないもの」
- 246 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/20(月) 23:09:22.07 ID:K1N07dtao
-
12〜21 痕跡A
34〜40 生存者
56〜65 痕跡B ※杏達以外
78〜87 痕跡A
89〜98 遺骨
↓1のコンマ
※ぞろ目特殊
※それ以外はなし
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 23:12:04.13 ID:Gc88K7UzO
- あ
- 248 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/21(火) 00:08:19.90 ID:Vtco2hmOo
-
陽乃「……」
住宅街のはずれにある図書館
一部崩壊してしまっているが、
残りはまだ崩れる心配はなさそうで
雨風を凌ぐくらいなら出来そうな状態だった。
球子は忌避するだろうけれど、
杏なら、ここには喜んで行くかもしれない。
先を急いでいるため、移動するときは諦めるだろう。
しかし、休憩場所に選んでもおかしくない。
陽乃「九尾、どう?」
九尾「ふむ……」
図書館を崩しかねないため、
大きな妖狐ではなく、大人の女性の姿をしている
彼女は、鋭い瞳をより細めながら、
真っ赤な瞳を光らせる。
九尾「僅かに人間の匂いが残っておるな。少し、見てみた方が良かろう」
- 249 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/21(火) 00:10:04.19 ID:Vtco2hmOo
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/21(火) 00:16:33.95 ID:8As4zz71O
- 乙
やっと何か手掛かりになりそうな痕跡がきたか
どうにか杏たちが無事だといいな
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/21(火) 01:24:04.42 ID:EJN6yddU0
- 乙
四国までの道のり半分くらいでようやく杏たちの手掛かりが
ワクワクしてきた
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/21(火) 01:34:23.77 ID:D2T/1zD1O
- 乙
- 253 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/21(火) 22:58:49.99 ID:Vtco2hmOo
- すみませんが本日はお休みとさせていただきます。
明日は可能であれば通常時間から
- 254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/21(火) 23:00:33.62 ID:Oejq97+EO
- 乙ですー
- 255 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 22:33:39.86 ID:XP1Xe9Rso
- では少しだけ
- 256 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 22:37:15.72 ID:XP1Xe9Rso
-
九尾に言われ、中を進んでいく
棚が崩れて、散らばっているほんの一冊を手に取った陽乃は、顔を顰める
陽乃「……まるで地獄ね」
九尾「そうかや?」
陽乃「伊予島さんが見たら気絶しそうだわ」
殆どの本が風化したようにボロボロになってしまっていて、
中には……というより、ほぼ全ての本には敬遠されるような小虫が蠢いていたりして。
読書が好きだと言っていた杏には刺激が強いのではないかと、考えてしまう。
思えば、彼女の部屋にはそう思わせるほどの本があったのだ。
九尾「……」
陽乃「どれも読めそうにはないわね」
九尾「そうじゃな」
利用者が使うテーブルの多くもダメになってしまっていて使い物にならなそうで
杏達に限らず、誰かが使ったような形跡はない。
- 257 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 22:52:31.29 ID:XP1Xe9Rso
-
九尾「主様、こっちじゃ」
九尾の導きに従って進むと、
関係者以外立ち入り禁止の扉を通って、貴重な蔵書などが保管されている部屋に通じている部屋に入る。
扉がしっかりと残っているからか、
部屋の中は余所に比べて、綺麗に整っている。
九尾「ここじゃな」
陽乃「……そう。みたいね」
つい最近、ひとの手が加わっただろう、不可解な小ぎれいさ。
出したら出しっぱなしの本などもなく、
しかし、一部の棚は開けられたことを示すように、手形が残っている。
陽乃「ねぇ、九尾なら指紋とか分かったりする?」
九尾「さすがに、そのような力は持ち合わせておらぬ」
指紋鑑定
過去の透視……なんて
そこまでする力はないと九尾は呆れたように言って、
その姿を、杏へと作り替える。
- 258 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 23:24:09.98 ID:XP1Xe9Rso
-
杏「こうして手を合わせてみれば分かりますよ」
陽乃「少し手が小さいと思う。これ、伊予島さんじゃなくて土居さんの方じゃない?」
杏「ならこっちで」
最初に合わせた手形と比べて、少し大きい手形
そこに、杏の姿を模した九尾が手をかざしてみると、
ぴたりと合う。
陽乃「土居さんの方もやってみて」
杏「……仕方がないなぁ」
面倒くさそうに言いながら、
九尾は一応、球子の姿を使って、もう一方の手にも合わせる。
それも、ぴったりだ。
陽乃「2人が来たのね」
球子「そうみたいだな」
陽乃「そう……」
少なくとも、ここまでは問題なくたどり着いた証
そして、杏達のたどった道を今のところは陽乃達も追えているという証明
陽乃「血のにおいはしない?」
球子「ああ。問題ない」
- 259 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 23:28:39.46 ID:XP1Xe9Rso
-
九尾は淡々と答える。
球子の姿を模しているため声色は球子なのだが、
抑揚のないそれはなんだか、球子のように聞こえない。
陽乃は杏が取ったであろう本を手に取る。
3年前の時点でだいぶ古ぼけていたであろう本
外国の言葉で書かれているので、
翻訳もされていない、貴重な一冊だろうか。
陽乃「何か……残していたりするかしら」
球子「そうだなぁ」
杏達は、陽乃達がこんなにも早く後を追ってくるとは考えていなかっただろうから、
陽乃達に対してのメッセージは何もないだろう。
しかし、いるかもしれない生存者に対して何らかのメッセージは残しているかもしれない。
球子「少しだけ見てみるか」
- 260 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 23:29:29.70 ID:XP1Xe9Rso
-
↓1コンマ判定 一桁
0,9 メッセージ
ぞろ目 特殊
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:33:07.42 ID:F08wvjHRO
- あ
- 262 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 23:55:01.21 ID:XP1Xe9Rso
-
集合時間までのわずかな時間を使って探してみたが、
杏達が残したと思われるメッセージは何も見つからなかった。
陽乃「そろそろ戻るわよ」
九尾「うむ」
見つからないなら見つからないでそれまでだ。
そもそも、駄目で元々だったのだから、
杏達と同じルートを通れていることが分かっただけでも、良いだろう。
陽乃「何日前にここを通ったのか分かればよかったんだけど……」
九尾「そこまでは測りかねるが、1日2日ではあるまい」
陽乃「ええ」
それは、分かっている。
だが、そうだったら……とは、少し思ってしまう
陽乃「まぁいいわ。早く戻りましょ」
送れたらうるさいし。と、
陽乃は嫌そうに呟いて、来た道を戻っていく
- 263 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/22(水) 23:55:53.02 ID:XP1Xe9Rso
-
√ 2018年 9月9日目 夜:移動@
↓1コンマ判定 一桁
0 戦闘痕
7 バーテックス 発見
9 バーテックス 襲撃
77 進化型
99 完成型
※それ以外のぞろ目は特殊
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:57:44.29 ID:yW8/PDy00
- あ
- 265 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 00:05:54.19 ID:exa1iwFio
- 規模判定
↓1コンマ
01〜00 ※低〜高
※完成型はなし
- 266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 00:07:14.15 ID:wzjRfWQLO
- あ
- 267 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 00:26:13.35 ID:exa1iwFio
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば少し早い時間から
- 268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 00:30:40.40 ID:wzjRfWQLO
- 乙
杏たちと同じ道を進めてるなら早く追いつきたいけど襲撃もだんだん増えてきたな…
幸い数自体は減ってきてるのが救いか
- 269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 06:53:00.56 ID:XTiU+IUYO
- 乙
なるべく手早く片付けたいな
- 270 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 21:20:35.34 ID:exa1iwFio
- では少しだけ
- 271 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 21:45:33.12 ID:exa1iwFio
-
陽乃『九尾……何か不穏なんだけど』
九尾『うむ。主様の想像している通りじゃ』
九尾の、普段と変わらない声
しかし、陽乃の感覚に引っかかる何かの気配はバーテックスのものだと九尾は言う。
九尾から見て気にするほどのものではないような
容易く対処できる程度の戦力なのかもしれないけれど、
その気の抜き方は、危険だ
陽乃『襲撃なら襲撃だって言って頂戴』
九尾『じゃが、この程度なら――』
陽乃『程度の問題じゃないのよ。大事なことだから』
陽乃は少し怒ったように言って、窓を開ける
「勇者様?」
陽乃「襲撃が来たから行くわ。大人しく待ってて」
外は、バスのライトしか明かりがなく真っ暗で、
しかし、遠くの方から、白い何かが向かってくるのが見える。
陽乃「バスを停めて!」
陽乃の指示に、眠っていた人々が目を覚ます。
寝ぼけ眼な彼らに、「騒がず、出てこないように」と言って真っ先に窓から飛び出す。
- 272 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 22:14:02.95 ID:exa1iwFio
-
陽乃「……確かに、少ないみたいだけど」
向かい来るバーテックスを遠くに眺めながら、
陽乃達のいる1号車の後ろ、2号車の中にいる歌野へと声をかける
声をかけると言っても、
勝手に伝わる本心を利用したものなので、声には出さない。
『私も行くわ!』
陽乃「……」
襲撃が来たことを伝えると、
歌野の心が大慌てで飛び込んでくる。
窓が開いて歌野が飛び出そうとしてくるが、
後から延びた手に引き戻されていく
九尾「主様一人でも十分だと思うが」
陽乃「そうね……」
目に見える範囲と、感覚に引っかかる気配で大体の数は分かる。
歌野は昨日も夜間警戒でしっかりと休息を取れていない上に、
昼間には戦闘もあったばかりだ。
1、陽乃単独
2、歌野と協力
↓2
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:20:41.70 ID:N453tZHbO
- 2
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:21:02.90 ID:KvOjoj2y0
- 1
- 275 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 22:46:56.22 ID:exa1iwFio
-
陽乃「九尾、行くわよ」
九尾『良いのか?』
陽乃「小言は後で聞くわ。白鳥さんを浪費するわけにはいかないの」
昨夜の警戒
今日の昼間の戦闘
その時に陽乃の力を流したこともあって、
しっかりと休ませないと、今後に響く可能性が高い。
規模が大きいなら、それでも運用を検討するが、
そうではなく小規模であれば陽乃一人の方が今後のことを考えれば、良い。
……はずだ。
陽乃「イザナミ様の力も借りられないから、貴女で行くわ」
九尾「うむ。そもそも過剰じゃろう」
歌野「久遠さん!」
バスから出てきた歌野に手を向けて、止まるようにジェスチャーする。
陽乃「私が対処するから貴女は控えてて」
歌野「でも!」
陽乃「無理する必要はないわ」
- 276 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 23:45:07.86 ID:exa1iwFio
-
歌野「本当に、大丈夫なの……?」
陽乃「駄目だと思ったら出てきたら良いじゃない」
陽乃は歌野へと目を向けることなく、
そう言い捨てて、九尾の力を借りて装束を身に纏う。
陽乃の体調のこともあって気がかりなのは分かるが、
敵は白餅の形をしたもののみで、
進化型や、その上位型のようなバーテックスは見られない。
これなら、力を強く使わなくても問題なく対処できそうだ
昼に襲撃を受けて、夜に襲撃を受けて。
1日で2回目というのが、不安ではあるけれど。
陽乃「……はぁ」
イザナミ様ではなく、九尾の力だ
きっと、問題はない。
- 277 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/23(木) 23:46:39.22 ID:exa1iwFio
- ↓1コンマ判定 一桁
01〜10 軽傷
45〜54 軽傷
78〜87 軽傷
それ以外は無傷
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 23:47:23.23 ID:N453tZHbO
- あ
- 279 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/24(金) 00:09:24.75 ID:pwOQ3vIRo
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 00:14:40.41 ID:LunWLeGJO
- 乙
ひとまずは怪我なくてよかったな
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 00:22:21.08 ID:T/ib/pKLO
- 乙
あとは陽乃さんの力がどの程度余裕あるかだな
諏訪からは大分離れてきて諏訪の神様の力がどうなるか分からないし
- 282 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/24(金) 23:44:04.40 ID:pwOQ3vIRo
- すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 23:52:28.11 ID:9A8lFumJO
- 乙です
お昼再開に期待
- 284 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 17:33:48.63 ID:/Xo5FZfHo
- 遅くなりましたが、少しずつ
- 285 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 17:37:13.83 ID:/Xo5FZfHo
-
バーテックスの軍勢は数も少なく、
敵に対して特効を持っている陽乃一人でも、何の問題もなく殲滅することが出来た。
幸い、怪我などもなかったため、
もう一人の勇者である歌野や巫女である水都に特別、注意を受けることはなかったのだが、
前回同様、
陽乃の隣には水都が同席することになった。
水都「今のところ、体に違和感はないんですよね?」
陽乃「ないって言ったでしょ」
水都「でも、1日で2戦した分、消耗も大きかったんじゃないですか?」
陽乃「この程度では何も問題はないわ」
陽乃はそう言って、水都から顔を背けるが、
その先には、例のごとく女子高生がいる。
「……無理してない?」
陽乃「貴女も同じことを何度も聞かないで頂戴」
- 286 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 18:14:15.22 ID:/Xo5FZfHo
-
無駄に質問をい繰り返されるといったものぐさな対応を見せる陽乃だが、
2人は不快そうな表情を見せずに、安堵を感じさせる。
女子高生の方は伝え聞いただけになるが、
陽乃は力を使った影響で暫く意識不明だったりなんだりと言った前科があるため、
どうしても、気がかりなのだろう。
陽乃があまり関わられたくないというのは2人も承知している。
だとしても、そこだけは確認しておきたいのだ。
水都「……陽乃さん、隠してそうだから」
「なんか、自分のことだからとか言って隠しそう」
陽乃「隠さないわよ」
隠せないというのが正しい。
水都と女子高生に隠しても
歌野にはその疲労も伝わってしまうだろうから、
隠したところで、歌野から伝わっていく。
そもそも、今までのような状態だと隠せるような症状には収まらない。
- 287 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 18:27:06.37 ID:/Xo5FZfHo
-
陽乃「何か問題がありそうならちゃんと話すから、あまり話しかけてこないで」
水都「……約束ですよ?」
「絶対ですよ?」
陽乃「貴女は関係ないでしょ……」
水都は巫女だが、
もう一人は何も関係のない一般人だ。
伝える道理はない。が、
どうせ、歌野か水都から伝わるし、
バスに乗る以上、否応なく不調は知られることになる。
水都「教えてくれるなら、それでいいです」
水都はまだ心配そうな顔をしながら、ひとまずとそう言う。
水都「夜間警戒はうたのんが引き継ぐので、陽乃さんは休んでくださいね」
陽乃「……別に問題はないんだけど」
水都「駄目です」
1、大人しく休む
2、休んだふりをして、やり過ごす
↓2
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 18:54:45.09 ID:uAPdw6vjO
- 1
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 18:56:11.53 ID:dOoC6Ne70
- 2
- 290 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 19:27:27.96 ID:/Xo5FZfHo
-
陽乃「分かってるわよ」
戦闘がなければ継続して陽乃が担当してもよかったが、
戦闘を行ったとなると、
さすがに、継続して夜間警戒は疲労がたまってしまう。
陽乃が元々危険性があるからというだけではなく
歌野の場合でも、この対応は変わらない
とはいえ、今回は陽乃が単独で対応したからというのもあるけれど。
水都「ちゃんと休んでくださいね」
陽乃「分かってるってば……」
かといって、すぐに休める体ではない。
普通の人間の時は早寝早起きが基本で、
勇者になってからもそれを継続してきてはいたが、
段々と、眠る必要が薄れたように、眠気を感じないことが多い。
- 291 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 19:41:47.68 ID:/Xo5FZfHo
-
陽乃は水都達に休むと言った手前、目を瞑る。
陽乃「……」
出来る限り、心の中は真っ白にする。
2号車にいる歌野には今の陽乃が眠っていないことも伝わっているのだろうけれど、
連絡する手段がなければ水都達には伝わらない。
水都「……」
「……」
2人からの穴が開くほどの視線が陽乃に向かう。
陽乃は顔を顰めたり、寝返りを打ったりとそれを避けようとするが、
少し視線を外したかと思えば、また、目を向けてくる。
そんな時間が暫く続いて、ふと、途切れる。
水都「……今日はもう、何もないと良いな」
「そうだねぇ……勇者様は強いけど、毎回戦ってたらきっと……いつか」
水都「そうならないために、2人で対応してるんです」
水都はそう言って、でも。と、呟く
水都「最悪の場合も、考えておく必要はあるかもしれません」
初日は襲撃こそなかったが、
ここにきて数時間の間はあったものの、襲撃があった。
ここからさらに頻度が増したり数が増えてきたりしたら、最悪の場合はあり得る。
- 292 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 19:43:12.81 ID:/Xo5FZfHo
-
↓1コンマ判定 一桁
0 水都
8 女子高生
ぞろ目特殊
※それ以外は終了
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 19:46:12.75 ID:uAPdw6vjO
- あ
- 294 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 20:21:45.13 ID:/Xo5FZfHo
-
√ 2018年 9月9日目 夜:移動A
↓1コンマ判定 一桁
1 戦闘痕
5 バーテックス 発見
7 バーテックス 襲撃
55 進化型
77 完成型
※それ以外のぞろ目は特殊
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 20:23:40.40 ID:sH21fYdlO
- あ
- 296 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 20:43:55.91 ID:/Xo5FZfHo
-
√ 2018年 9月9日目 夜:移動A
話声は聞こえず、
けれど、大小さまざまな寝息が聞こえてくる車内。
どこの座席かは分からないが、誰かが「うるさい」と、呟く
生理的なものか、癖か
陽乃はそこまで詳しくはないのだけれど、
いびきが聞こえるというのは、我慢できない人もいるのかもしれない。
陽乃の隣二人は静かに眠っているが、
やや陽乃の方に寄りかかるような形になっている。
眠っている―実際には眠っていなかったが―のをいいことに、
陽乃の手には、左右それぞれ2人の手が触れている。
陽乃「……」
眠ろうと思って、数時間
眠ることが出来ていない陽乃は、薄目を開けて……また閉じる
バスが急停車したりしていないので、
今のところ、何も問題なく進むことが出来ているようだ
- 297 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 21:26:15.70 ID:/Xo5FZfHo
-
歌野が夜間警戒で起きているからだろう。
その心の内側が聞こえてくる。
陽乃が水都達と仲良くしているのか、
ちゃんと休んでいるのか
体は本当に大丈夫なのか
杏達はどこにいるのか、無事なのか
歌野はそれをずっと気にしている。
陽乃「……」
確かに、杏達の居場所は気になる所だ。
現在のルート上に立ち寄った形跡があったため、
今のところあとを追えているようだが、
途中で変更されていたら途絶えてしまうし、
そもそも、どこで詰まったのかが気になる所だ。
1、九尾と会話
2、大人しく眠る
3、杏達について考える
4、四国に着いてからを考える
↓2
- 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 21:29:41.53 ID:dOoC6Ne70
- 3
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 21:29:50.10 ID:sH21fYdlO
- 3
- 300 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 21:52:42.29 ID:/Xo5FZfHo
-
陽乃の力で広範囲を一掃し、杏達の帰還
そして、四国への襲撃開始
それがあってなお、陽乃達が1日で2回の襲撃を受けたことを考えると、
杏達はそれ以上の頻度の戦闘を……おそらく、避けて通っているに違いない。
陽乃「……」
戦闘痕が今のところ見られないため、避けているかそもそも敵がいなかったかの二通りになるはずだが、
敵がいなければ約1週間かけてもたどり着かないはずがないので、
戦闘を避けてきたと考えるのが正しいはずだと陽乃は考える。
ある意味、
だからこそ、陽乃達が襲撃を受けたとも考えられる
杏達が戦闘を避け、
そうして残ったバーテックスの襲撃を今受けている……だとしたら。と、陽乃は眉を潜める。
今こうして戦いながら進んでいる道は、
もうすでに、杏達の通ったルートから逸れているのではないだろうか。
- 301 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/09/25(土) 22:38:30.77 ID:/Xo5FZfHo
-
とはいえ、そもそも徒歩と車ではルートがまるで変ってくる。
特に、杏達は勇者のためある程度のショートカットも可能としているので、
バスで移動している陽乃達とは、多少なりと道が変わってしまうのは仕方がないことだ。
杏達が、兵庫の方から四国に向かうか
それとも岡山の方から入るかでも変わってくる
杏達なら、おそらくどちらのルートからでも四国に入れるはず。
襲撃で橋が崩れていなければだが。
陽乃達が襲撃を受け、戦闘を回避せずに殲滅しているため、
周囲に杏達がいるなら音を聞きつけて近付いてくることもあるかもしれない。
その場合、
襲撃の規模は途方もないものになる。
杏達が、周囲に隠れていなければならないほどの軍勢
陽乃と歌野がいて
そのうえで杏達が加わるなら、それでも殲滅は可能だろうか?
進化型や完成型がいても?
陽乃はそれを考えて、難しいかもしれないと判断する
少なくとも、一般人含めて犠牲無しは無理だろう。
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