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【大体非安価】Body【やや安価】
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/07(土) 22:17:15.97 ID:MeZrFDnM0
おう
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/07(土) 22:20:18.42 ID:tanIePJ5O
黒
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2023/10/07(土) 22:33:56.57 ID:9xykvcgP0
おう色…黄色?
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/07(土) 22:38:24.93 ID:8vXc4Arc0
蓋を開けると、裏には一本のハサミが張り付いていた。それを剥がし手に取ると、中身に目をやった。
ケースの中身をぴったり占める、気体の充満した、真っ白なビニール包装。その上を横一列に横切る”キリトリセン”に沿って、ハサミで切り開くと、中から生暖かく湿った空気が漏れ出た。
そして、その『中身』…
「…」
まず目に着いたのは、鮮やかな黄色のロングヘアー。そして、巻きつけられた白いエプロンを押し上げる、巨大な乳房。あなたは思わず舌打ちした。
中に入っていたのは、後ろ手に両手首、両手足を拘束され、赤子のように背中を丸めた、一人の少女であった。
手足を拘束するバンドを、”キリトリセン”に沿って切り開いていく。手足が自由になると、少女はゆっくりと起き上がり、ケースの中で膝を抱えて座り込む姿勢になった。
それにしても、乳がでかい。初期包装の紙のエプロンが、まるでよだれかけのように押し上げられ、毛の一切ない下半身が丸見えだ。その、無毛の女性器の隙間から、うす黄色い管が伸びていて、ケースの内壁に貼り付けられたビニールバッグに繋がっている。バッグは、管と同じ薄黄色の液体でぱんぱんに張っている。管に着いた”ヤサシクヒク”に従い、ゆっくりと紳士的に引き抜く。
ぷるん。先端にシリコン製の弁の着いた管が、抜けた。
「あ…」
ここに来て、少女が初めて声を発した。ふるりと身動ぎすると、管の入っていたところからしょろしょろと同じ色の液体を漏らした。
見ると、首にも透明な管が入っている。こちらのバッグは空っぽだ。同じく引き抜くと、彼女はようやく自由になった。
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/07(土) 22:50:56.20 ID:8vXc4Arc0
___22世紀までに、体力と財力のある労働者は軒並み海外へ逃亡。年老いた政治家や有力者たちは、己の息絶える瞬間、見事にこの国の財を喰らい尽くした。
後に残ったのは、逃げ遅れたか、逃げる気力さえ持たぬ、死を待つばかりの貧者ばかり。一瞬にして三権は外資に掌握され、大企業の治める連邦国家の様相となった。
この国に、神はいない。神のいない国に、禁忌など無し。タレントやアスリート、能力の高い兵士のクローンを作成し、それが主要産業になるのに、時間はかからなかった。
___”Body”。クローンの発生過程で様々な処理を施し、人間の限界を超えた能力と汎用性を発揮する、生きた工業製品。
つまり、あなたがとある企業のダストシュートから盗み出した、目の前の少女のことである。
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/07(土) 22:56:49.66 ID:8vXc4Arc0
___
「で、最後にこの”基礎教育プログラム”を…」
ケースに同封されていたカセットを、自作の再生デバイスに挿入する。デバイスは、Bodyの後頭部にインプラントされたソケットに有線接続され、カセットの情報を彼女の大脳辺縁系に直接書き込んでいく。
書き込みが終わると、あなたは少女に声をかけた。
「…分かるか」
「はい」
「名前は」
「”HEBP””型式0074””製造番号02300498”。名称を上書きしますか?」
「ああ。そんな番号、覚えられるか」
安価下 Bodyの個体名
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/07(土) 22:58:48.54 ID:7W7Osn3UO
ヘップ
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/07(土) 23:24:35.68 ID:8vXc4Arc0
「型式以降は全部消去しろ。これからお前はHEBP(ヘップ)だ」
「___更新しました。これより、命令待機状態に移行します」
「…」
相変わらず、白い紙エプロンだけの裸で、Body…ヘップはあなたを見つめる。その瞳は黒。鮮やかな黄色い髪とちぐはぐだ。おまけに、乳房は異様に大きい。人並みをやや下回る尻と合わない。発育調整に失敗したのだろうか。それとも、特注品だったのだろうか。
しかし、そんなことはどうでもいい。あなたには、目的がある。
「お前に、複数の命令を与える。遂行順序は問わない。だが必ず成功させろ。それも、可能な限り目立たないようにだ」
「…」
「一つ。『戦闘特化教育プログラム』を入手しろ。一つ。他のBody、もしくはその残骸を集めてこい。一つ。この州を牛耳る企業…お前を捨てたPB社を、壊滅させろ」
「了解しました」
「武器弾薬、食糧はこの地下室に置いてあるから好きに使え。但しデバイスには触るな。改造や強化が必要なときは呼ぶ」
「了解しました」
「…」
実行の命令を待つヘップ。彼女が未だに、今にも破れそうな紙エプロンだけであることに気付いて、あなたは言った。
「…ケースの中に着替えがあったはずだ。それに着替えてから行け」
「了解しました」
ヘップは頷くと、蓋の裏から着替えの入った包みを取り出した。
安価下1〜3でコンマ最大
@スーツ
Aナース服
Bバニースーツ
Cその他 内容併記
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/07(土) 23:26:39.85 ID:MeZrFDnM0
3
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/07(土) 23:28:16.17 ID:3f09+dono
4
スリットが深いチャイナドレス
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/07(土) 23:30:21.43 ID:imtD+7XAO
ボディラインが浮かび上がるどころか乳首の形もはっきり浮き出るエナメルボディスーツ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/08(日) 15:04:28.73 ID:Qsf0JCBp0
___
産毛の一つもない下半身に、黒い網タイツを穿く。その上から、黒いPVC製のスーツに脚を通すと、するりと上まで引き上げた。あまりに鋭角なクロッチが、無毛の陰唇と尻の間にきつく食い込み、三角形のカップが巨大な乳房に頼りなく食い込んだ。乳輪も乳首も、4分の1しか隠れていない。黒い兎耳のついたカチューシャを頭に嵌めると、ヘップはあなたの方を見た。
「完了しました」
あなたは、ため息を吐いた。
【個体名】HEBP(ヘップ)
【状態】未改造
【バスト】超
【ヒップ】並
【装備】
『バニースーツ』PVC製バニースーツ。特に機能は付属していない
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『グレネード』ピンを抜くと数秒後に爆発し、火炎と鉄片を散布する小型爆弾
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発
B改造(未開放)
Cその他
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/08(日) 15:06:00.19 ID:jEwlVpxQO
2
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/08(日) 15:06:29.77 ID:gzJNFgYWO
装備開発
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/08(日) 15:07:19.13 ID:ebQQfF5Io
2
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/08(日) 15:24:10.21 ID:Qsf0JCBp0
◯装備開発
___あなたは、地下室の工作台を起動した。ここであなたは、入手したパーツを用いて新しい装備を作ることができる。
・所持品
『スクラップ』×3
・作成可能装備()
『スマートメイス』(スクラップ×2)
安価下
@装備作成(作るものを併記)
Aやめておく
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/08(日) 16:12:15.16 ID:jEwlVpxQO
1 スマートメイス
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/08(日) 21:10:00.40 ID:Qsf0JCBp0
___
「…できた」
『スマートメイス』折りたたみ式の小型警棒。スクラップ片で威力を強化している
【個体名】HEBP(ヘップ)
【状態】未改造
【バスト】超
【ヒップ】並
【装備】
『バニースーツ』PVC製バニースーツ。特に機能は付属していない
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『スマートメイス』折りたたみ式の小型警棒。スクラップ片で威力を強化している
『グレネード』ピンを抜くと数秒後に爆発し、火炎と鉄片を散布する小型爆弾
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発(素材不足)
B改造(未開放)
Cその他
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/08(日) 21:11:13.27 ID:ebQQfF5Io
1
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/08(日) 21:14:19.84 ID:htQcWD2a0
1
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/08(日) 21:22:38.35 ID:bU/2M/tbO
3
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/08(日) 21:52:12.91 ID:Qsf0JCBp0
___
「何から始める?」
「戦闘特化教育プログラムの入手を優先すべきと考えます」
「どこにあるか分かるな?」
「ジャンクヤードの非合法ショップが最も安全かと」
「だろうな。…現場までは俺が運ぶ。そこからは何とかしろ。完了したら、送迎ポイントに戻ってこの端末で連絡しろ」
あなたは、古めかしい携帯端末をヘップに渡した。彼女はそれを、バニースーツから零れ落ちた乳房の谷間に押し込んだ。
「…上に羽織っていけ」
ついでに、来ていた上着を渡すと、車に乗り込んだ。
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/08(日) 22:22:31.31 ID:Qsf0JCBpo
◯出撃
___
県境近くのジャンクヤード。不法投棄された汚染廃棄物の山が異臭を放っている。その隙間を縫って、数人の浮浪者や業者が行き来している。
その前で、あなたは車を停め、ヘップを下ろした。
「行け」「了解」
車が去っていく。ヘップは、インストールされた情報を元に、ゴミ山の隙間を歩く。彼女の扇情的なバニースーツと、上着越しにも主張する巨乳に、浮浪者たちが群がってきた。
「お姉ちゃん、こんなところで何してんだい?」「遊ぼうぜ〜」「誰だよ、デリ呼んだの…」
「…」
彼らを無視して、辿り着いたのは、一軒のプレハブ小屋。躊躇なくドアを開け、中に入ると、今にも切れそうな蛍光灯の光の向こうで、一人の老人が机に向かって何か作業していた。
「…もしもし」
「…」
ヘップの声に、老人は面倒臭そうに顔を上げる。シミの浮いた禿頭に、分厚い眼鏡を掛けている。歯の欠けた口をもぐもぐさせながら、彼は言った。
「Bodyが一人で、何の用や」
「戦闘特化教育プログラムを探しに来ました」
「銭は」
「ありません」
馬鹿正直に答えるヘップに、老人は吹き出した。
「ほな、あかんわ。儂も商売やさかいに」
そう言いながらも、老人はゆっくり立ち上がり、ヘップの元へと歩み寄った。そこで初めて上着の下の服装に気付き、ひゅっと口笛を吹いた。
「…えらいおっぱいやな。自分、野良やろ」
「…」
「戦闘特化プログラムなんて、何に使うねん。そのおっぱいぺろーんて見せたるだけで、男なんてイチコロやろ」
言いながら、指先でバニースーツの胸元をくいと引っ張り、殆ど見えていた乳首を完全に露出させる。指先でくるくると乳首を弄られながらも、ヘップは平然と答えた。
「所有者の命令です。譲渡の意思が無いのであれば、無力化して奪取します」
「そないな手合は、今週で4人目やな…んむ」
ヘップの意思と裏腹に、ぷっくり膨れ上がった乳首に、老人は乾いた唇で吸い付いた。
「…」
「ん、ちゅ…ん、ドンパチなんて、止めとけ止めとけ。べっぴんとおっぱいが勿体無い。大体、そないなおっぱい、戦闘には邪魔なだけやろ。ほれ」
「!」
不意にヘップの腹部に固く冷たいものが触れ、彼女は老人を突き飛ばした。
向こうの机ま吹っ飛ばされた老人の手には、大型のリボルバー拳銃が握られていた。
「見えんかったやろ。ずっと自分の『ハツモト』狙っとったんやで」
「…」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/09(月) 00:02:02.88 ID:Y6Yvtxw/o
ヘップがハンドガンを抜こうとすると、老人は言った。
「おっと、儂を殺したところで、どれが何のカセットか分からんなるだけやで」
「…では、金品に代わる物を支払います」
「阿呆、儂の老眼でも、自分がチャカとオモチャしか持っとらんのは分かっとるわ。どれも腐る程持ってる」
「では、性的接待を」
「そそるけど、儂ぁもう勃たんねん。ジャンクヤードで股おっぴろげて寝てりゃ、一晩で稼げるかもな」
「…」
ヘップは思考した。基礎教育プログラムには、基本的な性的接待の知識も含まれている。だが、このジャンクヤードで売春を行っては、主人の言う目立たないようにという条件に反する。
「…では、身体の一部を」
「ほう」
老人は驚いた顔をした。それから、ぺろりと舌舐めずりした。
「ほな…その、おっぱいをくれや。そないな巨乳、”Cadaver”の材料に売れるわ。売れんでも、持ってるだけで目に良い」
「了解しました。適切な設備があれば、すぐにでも」
「まあ、慌てなさんな。あんたがくたばってからでええ。代金は後払いってことで、ほれ」
老人はどこからともなく取り出したカセットを、ヘップに投げつけた。
それを受け取ると、ヘップは頭を下げた。
「…感謝します」
「ん。…おたくの主人によろしくな」
___
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/09(月) 00:35:50.92 ID:Y6Yvtxw/o
___
数時間後。あなたはジャンクヤードの非合法ショップを訪れた。
「よう、爺さん。あいつはどうだった?」
「あかん、話にならんわ。馬鹿なことは止めて、あの娘も儂に寄越せ」
「そうしたいのは山々だが、俺一人じゃあれを一体盗むのが精一杯だった。会社にはマークされてるだろうし、また忍び込むわけにもいかない。…で、どうやって入手した? 何を払った? それとも拳銃で脅したのか?」
「そんなんじゃ渡さんよ。…あのおっぱいを担保に、譲ってやった」
「担保って…」
あなたは鼻を鳴らした。
「すぐに持って行ってやれば良かったのに。その方が色々やりやすい」
「あかん、あかんよ。そりゃつまらん。もっと戦場で、あのごっついおっぱいがぶるんぶるんするのを見たい」
「…」
「…ま、あんちゃんの門出を祝して。こいつはサービスや」
『スパイン』×1
「い、良いのか? 社外品とは言え、高級品だぞ…」
「これは儂のわがままや。…廃棄品のBodyが、折角世の中を変えるかも知れんのや。あの世に銭持ってってもしゃあないし、採算度外視で、できることはやったる」
「爺さん…」
あなたは、思わず言葉を失った。
「…用が済んだなら帰れ帰れ。会社のパトロールが、どこうろついてるかも知らん。おお痛た…」
先程机に強打した腰をさすりながら、老人は店の奥へと引っ込んでいった。
___
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/09(月) 05:07:31.80 ID:C7UyJtmwo
おつー
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/09(月) 10:08:46.90 ID:Y6Yvtxw/o
___
「目的のプログラムは入手したな」
「はい、こちらに」
ヘップからカセットを受け取る。実際の所、これはテストであった。非合法ショップの店主とは知り合いであり、金を持たない彼女がどのように入手を試みるかを確かめるのと、あなたが入手した戦力の顔見せが目的であった。
結果は、まあ…
「しばらく待機しろ。俺は少し出かける」
「了解しました」
ヘップを地下室に下ろすと、あなたは再び車を出した。行き先と、そこでの顛末は、先述の通りである。
___
【個体名】HEBP(ヘップ)
【状態】未改造
【バスト】超
【ヒップ】並
【装備】
『バニースーツ』PVC製バニースーツ。特に機能は付属していない
『上着』ナイロン繊維製の黒いジャンパー。特に機能は付属していないが、ある程度の防刃性能はある
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『スマートメイス』折りたたみ式の小型警棒。スクラップ片で威力を強化している
『グレネード』ピンを抜くと数秒後に爆発し、火炎と鉄片を散布する小型爆弾
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発(素材不足)
B改造
Cその他
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/09(月) 10:17:39.18 ID:094WJeKz0
3
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/09(月) 10:23:58.04 ID:C7UyJtmwo
3
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/09(月) 10:49:18.07 ID:OCmmMB+VO
3
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/09(月) 15:39:26.30 ID:GjJgw1MEo
◯改造
___あなたは、地下室の手術台を起動した。ここであなたは、Bodyに改造を施すことができる。
所持品
『戦闘特化教育プログラム』戦闘行動に特化した教育プログラム。仮想トレーニングにより、思考だけでなく肉体も強化される
『スパイン』背中に不可逆的に装着される強化外骨格。耐衝撃性を高めるだけでなく、脊髄を体外に拡張しデバイスを容易に増設できるようになる
安価下 改造内容
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/09(月) 16:23:07.74 ID:3U8x7kzmO
戦闘特化教育プログラム、スパイン装備
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/09(月) 19:46:20.42 ID:GjJgw1MEo
___
「…」
手術台の上に、うつ伏せに横たわった裸のヘップ。シミ一つ無い、滑らかな背中に、無骨なチタンの脊椎が載せられ、次々とビスとピンで縫い付けられていく。ビスは椎骨に深く喰い込み、ピンは脊髄に根を伸ばし、体外へと神経系を拡張していく。一本一本に凄まじい痛みが伴うはずだが、痛覚遮断プログラムを流されているヘップは、顔色一つ変えない。
___
あなたはヘップに有線接続されたデバイスに、戦闘特化教育プログラムのカセットを挿入した。
「…っ!」
ヘップの大脳辺縁系に、あらゆる戦闘行動が書き込まれていく。
「っ…っ! っ…」
手術室の上で、ヘップの身体が震え始めた。このプログラムは記憶だけでなく、肉体にも戦闘行動を『経験』させる。
「っっっっ…」
100回を越える戦闘行動に相当する運動量で、ヘップの全身の筋肉が高速痙攣する。激しく全身を震わせ、涎と汗を撒き散らし、台から溢れるほど失禁した。
「っっっ! っっっ…っっっっ!!」
___
【個体名】HEBP(ヘップ)
【状態】軽サイボーグ
【教育】戦闘特化
【バスト】超
【ヒップ】並
【装備】
『バニースーツ』PVC製バニースーツ。特に機能は付属していない
『上着』ナイロン繊維製の黒いジャンパー。特に機能は付属していないが、ある程度の防刃性能はある
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『スマートメイス』折りたたみ式の小型警棒。スクラップ片で威力を強化している
『グレネード』ピンを抜くと数秒後に爆発し、火炎と鉄片を散布する小型爆弾
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発(素材不足)
B改造(素材不足)
Cその他
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/09(月) 20:09:39.27 ID:eh+5fGaAo
4
試運転で組手する
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/09(月) 21:32:36.37 ID:GjJgw1MEo
___
「どれ、教育の成果を見てやろう」
バニースーツを着直したヘップに、あなたは言った。
「模擬戦ですね。ガレージであれば十分な空間が確保できるでしょう」
「実戦はあんな広い場所じゃできない。こういう、ごちゃごちゃしたところで…いきなりこうっ!」
あなたは話しながら、突然ヘップに向けて拳を突き出した。
その拳をヘップは少し身体を傾けて躱し、その腕に自らの腕を絡ませ、軽く捻って肩を極めながらあなたの身体を向こうに返して膝裏を蹴って体勢を崩し、下がってきたその頭を小脇に抱えて脇の下で首を締め上げた。
「…ぎ、ギブ」
膝立ちのまま、上向きで無理やり頭を固定されたあなたは、胸に載った超重量の柔らかさを感じながら、ぼそっと呟いた。
ヘップが拘束を解く。
「模擬戦を終了しま」
「隙あり!」
低い姿勢のまま、彼女の膝裏にラリアットを叩き込む…前に、彼女が瞬時に膝を曲げ、膝裏で腕を挟み込んで固定する。それから、あなたが自由な手で何かする前に床を後転し、あなたの身体をうつ伏せにひっくり返すと、背中の上に跨った。
首筋にハンドガンを突きつけ、一言。
「無論、常在戦場です」
「さ、流石だ」
「どうも。…」
ヘップが拘束を解く。
そのまま立ち上がろうとする彼女の股下で、あなたはさっと仰向けになると、ほぼ全て丸出しの太腿に手を伸ば
「常在」
ヘップは再び腰を下ろし、殆ど剥き出しの大陰唇に食い込む、極細クロッチをあなたの鼻と口に押し付けた。
「…戦場です」
「ん〜! む〜!」
___
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/09(月) 21:33:33.56 ID:GjJgw1MEo
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発(素材不足)
B改造(素材不足)
Cその他
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/09(月) 21:50:39.80 ID:094WJeKz0
1
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/10(火) 21:42:42.78 ID:ldV3L5Ido
___
「提案します」
「何だ」
車に乗り込もうとしたあなたに、ヘップが声をかけた。
「現在の戦力で、PB社の壊滅は極めて困難です」
「だから、Bodyやその残骸を集めるんだ」
「資金が必要です。先日の交渉でも、資金があれば直ちに解決できました」
「…やっぱり、そう思うか」
あなたは溜め息を吐いた。
意外にもこの国には、未だに日本円が流通している。多国籍企業に完全に掌握されてはいるものの、裏を返せばそれだけの財力が国を支えているということであり、基軸通貨としての信用が残っているのだ。更に言うと、他の通貨が暴落、ないし暴騰しそうな際の逃げ道として残されているフシもある。
但し、あなたを含む日本人は、大抵の場合日本円を持っていない。専ら、その地を牛耳る企業や、互助団体が独自に発行する交換券で暮らしている。当然、他の券との互換性もなければ、売って円にすることも禁じられている。
もっとも、どう見ても違法行為に手を染めているあなたは、多少の円を持っている。だが、それも例のショップで弾薬を買ったり、Body用の栄養剤を買うので精一杯だ。
「だが、あまり纏まった金を持っていると怪しまれるぞ」
「法人を立てるのはいかがでしょう」
「法人…」
ヘップは淀みなく言う。
「機械部品を取り扱う商社という建前にすれば、装備と通貨を両方保持できます」
「…戦闘特化教育プログラムは、財布の心配までしてくれるのかよ?」
「いえ、これは基礎教育プログラムの範疇です」
「だが…無一文で会社は作れないぞ」
「はい。なので、ここからは戦闘特化教育プログラムの範疇ですが」
ヘップは前置きすると、言った。
「…既存の企業を襲撃、制圧し、私物化しましょう」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/11(水) 20:53:27.75 ID:ZipWOmIVo
___
あなたは、雑踏に並び立つビルの前に車を停めた。
「標的は」
「ここから見て、一番右側のビルの最上階」
「入居者は」
「電話番が一人はいるはずだ。景気が良ければ、護衛用のBodyくらいいるかもな」
「温存すべき対象はありますか」
「…取り敢えず、Body以外の人間の、首から上と指先は残しとけ」
「了解」
ヘップは車を降り、雨の降りしきる中をビルに向かって歩いた。
___
「…」
インターホンを押すと、錆びた鉄のドアが開き、スキンヘッドに刺青を入れた青白い肌の男が顔を出した。彼は、玄関先に立つ卑猥なバニーガールに絶句した。
「お届け物に参りました」
「…デリヘルなんて、頼んでねえぞ」
「そうですか」
「いや、待て、帰るな。部屋間違えたんだろ? まあ良いだろ、ほら…」
彼はヘップの腕を掴むと、強引に部屋の中へ引っ張った。特に抵抗せず事務所へ入るヘップに、彼は聞かれてもいないのに喋る。
「お客はいくら払うって? ああ後で良いよ。俺は倍出そう。大丈夫大丈夫、俺、社長だから。金ならいくらでもある」
「社長?」
「そう、社長」
自らを社長と名乗る、このスキンヘッドの男は、バニースーツのカップから殆ど溢れているヘップの乳房を見ながら、更に続ける。
「あ。ていうか、俺の女になっちゃえよ。金無いんだろ? 女の子って、デリやんないと食べてけないもんね。こんな凄いおっぱいしてんのに…」
「…」
事務所の中は雑然としていて、サーバーと思しき機械やコンピューター、複数のモニターが壁際に並び、中央にはコタツが設置されていた。その周りに散乱したゲーム機やビデオプレイヤーは、仕事用のそれより遥かに多い。およそ事務所らしからぬ景色だが、それでも物理アドレスを持たない企業が多い中で、これだけでもオフィスの機能を備えているのは意外だった。
しかし彼はそこを素通りし、奥の寝室へとヘップを引っ張っていく。
「…他に誰かいませんか」
「人目気にしてんの、かわいー! …大丈夫、俺一人だよ。だから遠慮なく…」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/11(水) 21:52:38.30 ID:ZipWOmIVo
ベッドに押し倒そうとしたその手を掴むと、ヘップは容赦なく下に引いた。
「あ゛っ!?」
突然関節を外され、男が叫びながら肩を押さえてうずくまる。ヘップは更に、肘関節と手関節を外しながら、その腕を男の首にぐるりと巻き付け、そのままうつ伏せに倒して締め上げた。
「確認します。あなたが『社長』ですね?」
「た、助けてくれ! 金なら払う! だから」
「他に、社員はいませんか」
「いない! 俺一人だ!」
「警備員は」
「! そ、そうだ、俺が死んだら…た、大変なことになるぞ」
「…」
契約者からの通信が途絶えると、警備員が確認に来るといった類のものだろうか。ヘップは、男の手を離した。
「!」
途端に、男は床を猛スピードで這い進み、ベッドの下へと潜り込んでしまった。
「…」
ベッドの下に武器があるのだろうか。グレネードをベッド下に投げれば話が早いが、それでは男の顔も指も粉々になってしまう。それでは生体認証が突破できなくなる。
ひとまず、ヘップがあなたに連絡を取ろうとした次の瞬間
ベッドが、天井まで吹き飛んだ。
「!」
はっと見ると、今までベッドがあった場所には、一人の幼い少女が立っていた。
「Body…?」
ところが、何か様子がおかしい。粗末なワンピースを着た彼女の肌は、色白と言うにはあまりに生気が無く、ぼんやり立つその姿も全体的に不安定だ。
”…”
カクカクと首が動き、虚ろな双眸がヘップを捉えた___
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/12(木) 19:50:48.59 ID:PndjClQto
___と思うや、その体がバタンと前に倒れた。直立したまま、手で顔を守ることもせず、まるで支えのない棒切れのように…
「…!」
ヘップは、迷わず少女に向けて銃を連射した。
白いワンピースや、ぼさぼさの茶色い髪に、次々に銃弾が撃ち込まれていく。その中で、突然ワンピースの背中が裂け、中から4本の金属製の脚が飛び出した。短い爪が板張りの床に喰い込むと、更に少女の背中から胴体と思しきメタルフレームが引き摺り出されてきた。
少女の身体が、抱き上げられるように、ゆっくりとフレームの上に持ち上げられていく。そうして空中で直立姿勢になった少女は、病的に白く細い両脚を、大きく広げ、高く持ち上げた。スカートがずり落ち、毛の無い萎びた女性器が露わになる。
その、両足の踵から、鋭い爪が伸びた。
”CHCHCHCHCHCH……”
虚ろな目がぎらりと光り、半開きの口から、耳障りな駆動音が零れる。
「”Cadaver”…っ!」
振り下ろされた爪を、ヘップは間一髪で躱した。床面を這うように移動しながら、金属脚の関節部を狙ってハンドガンを連射する。しかし、狭い室内をせわしなく動く上に、的があまりに小さい。
ヘップは、逃げながら通信端末を起動した。
___
”マスター”
「終わったか」
”いえ、交戦中です”
「用心棒か。Bodyか?」
”いいえ。Cadaverが1機”
「Cadaverだと!?」
あなたは思わず叫んだ。
はっと見ると、ビルから人々が逃げ出している。最上階に目を遣った瞬間、そこの窓ガラスが内側から弾け飛んだ。
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/12(木) 20:52:51.43 ID:PndjClQto
___
「っ! くっ!」
床を転がりながら、ハンドガンを連射するヘップ。リロードのため排出したマガジンを、鋭い爪が貫いた。
嵐のような攻撃に、有効打が与えられない。元来、彼女にインストールされたプログラムであれば、この程度の相手には、そう苦戦することは無いはずだった。しかし、あまりに巨大すぎる彼女の乳房が、回避行動を阻害し、姿勢維持を阻害し、視界さえ阻害するのだ。
乳房の下が死角とならないよう、床に這いつくばって回避と反撃を試みるが、今度は転がるのに乳房が邪魔になる…
”CHCHCH…”
「っ…!」
振り下ろされた爪が、右乳首の先端を掠めた。すかさず心臓目掛けて落ちてきたもう片方の爪を、銃を持っていない方の手で掴んで食い止めると、身体を捻ってどうにか刃の下から脱した。
掴んだ爪の根本…少女の足首に、銃弾を撃ち込む。
”CHCHSHSHSHHHH…!”
駆動音が高くなる。相変わらず少女の顔は動かないが、怒っているのだろうか。
撃たれた方の爪が、だらりと垂れ下がる。滅茶滅茶になった寝室を、4本の脚で這い回りながら、残った方の爪を振り回しヘップを狙う。
「…今!」
ヘップは、首を狙って振られた爪をかがんで躱すと、そのまま4本脚の下まで潜り込…もうとして、乳房が床に引っ掛かった。
「ぐぅ…っ!」
ヘップは苛立った声を上げながら銃を捨て、かろうじて辿り着いた前方の脚2本を掴み、無理やり関節と逆方向にへし折った。
”SHHHH…!?”
前屈みに崩れる少女。振り回す爪をスマートメイスで受け止めると、少女の足首を掴んで自らの肩に固定し、その膝に肘鉄を叩き込んで逆方向にぶち折った。
「らあっ!!」
”CHCHSHSHSSSS…”
駆動音が弱まっていく。ヘップは銃を拾って立ち上がると、だらりと両脚を垂れた少女の胴体に、何発も銃弾を撃ち込んだ。
”CH CH CH DWDWDWIIII…”
「動力はどこだ…」
”D…D…DWIIIIII…”
銃声に紛れて、駆動音が不穏な音程に変わっていく。弾切れとなり、銃撃が止んだ次の瞬間、突然少女の口が大きく開き、中から大口径の砲身が___
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/12(木) 21:45:31.33 ID:PndjClQto
「伏せろ!!」
「!」
ヘップが床に伏せた瞬間、寝室はあなたの放った電磁グレネードの光に包まれた。
___
「やれやれ、スパインに何か繋げる前で良かった」
「申し訳ありません。助けられました」
「だから言っただろ。戦闘は、こういうごちゃごちゃした部屋で、突然起こるんだ。…さて」
あなたは、床に転がったベッドの下で伸びている、スキンヘッドの男…だったものに目を遣った。この少女に収められた兵器がベッドを吹き飛ばした時点で絶命したのだろうが、暴れまわった脚や爪によって見るも無惨な有様だ。
「…生体認証が」
「いや、必要ない」
あなたはヘップを連れて寝室を出ると、事務所スペースのサーバーの上に、無造作に置かれたタブレットを拾って起動した。
画面に、見知らぬ男の顔が浮かび上がる。
「やっぱりな。…こいつがここの、最初の社長だ。そして」
その隣のPCを立ち上げる。モニターの上のカメラが起動すると、その前にタブレットをかざした。
ロックが解除される。
「…これで、生体認証は問題ない」
「何故、これを?」
「銃器や違法パーツを扱う店を調べていて、ここが引っ掛かった。だが、この法人について遡って調べてみると、最初は日用品を大量に買い占めて転売していたらしい。その時の社長が、こいつ」
タブレットを立てて見せる。
「だが、数年前に事業内容ががらりと変わった。恐らく、あっちで転がってるのが」
寝室を指差す。
「…このCadaverを使って社長や他の社員を殺すなり脅すなりして、乗っ取った」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/13(金) 21:05:19.45 ID:XL7lz7NKo
寝室に転がる、人体と鉄を継ぎ接ぎして造った、カマキリのような兵器。人としての倫理観、生命としての本能的な嫌悪感すら唾棄し、もはや冒涜と言う名の文化すら感じさせる、狂気の産物。
___”Cadaver(屍体)”。完全に機能停止したBodyの体を材料に、新たな動力と強力かつ大量の武装を組み込んだ、自律稼働兵器。その外観は、生命維持機能を機械に置換した重サイボーグよりも遥かに人間からかけ離れている。
「…ですが、ペーパーカンパニーの掌握のために、Cadaver一機は過剰では」
「その時はまだBodyだったのかもな。何しろ、一度暴れたらあの有様だ」
メタルフレームから抜き取ったバッテリーを、指の間でくるくる回す。電磁グレネードでダウンしている間に全身を検め、これを発見した。これでもう、あのCadaverは動かない。
「次は、いかがしましょう」
「取り敢えず、寝室を掃除しろ。Cadaverは、俺がジャンクヤードに捨ててくる」
「了解」
___
「…マンティス型Cadaverの、無改造モデルやな」
例の違法ショップで、作業台の上に広げられたCadaverの残骸を見て、老人は即答した。
「PB社が出しとる正規品は、フレーム内部とBody側の股間にバッテリーが分散されとるんやけど、こいつはサードパーティが出したデッドコピー品、バッタもんや。それでも元がシンプルなだけあってクオリティは十分。Bodyさえあればどのご家庭でも造れるよう、キット化して流通しとるし、丁寧に造れば素人でもそれなりに仕上がる」
「こいつの出来栄えは?」
「こいつを造ったんは誰や!!」
突然、老人が喚き出した。
「今すぐ連れてこい、その出来損ないの脳みそを、このリボルバーでぶち抜いて」
「おい、落ち着け! こいつの持ち主はもう死んだ!」
「大体、エンバーミングがなっとらん。体循環から切り離してから最低でも6時間以内にNOS灌流液に浸して、じっくり組織を固定せなあかんのに、こいつはホルマリンにぶち込んだだけやんけ! おかげでフレームもモーターもバッテリーもパァや。何よりBodyが浮かばれん」
涙まで浮かべて捲し立てる老人。あなたは流石にうんざりして、彼を止めた。
「分かった、分かった分かったよ。それで、こいつは何か役に立ちそうか?」
「ふー…ふーう…」
老人は深呼吸し、額を拭った。基本的に話の分かる人物なのだが、如何せんBodyに対して感情的になりすぎる。彼は、ぽつりと言った。
「…さっきも言うたけど、素体のBodyをホルマリン漬けしたせいで体腔に詰め込んだフレームやらレッグやらは全部表面が腐食して寿命が尽きかけとる。見てみ」
そう言うと老人は、少女の脚から飛び出た刃をペンチでつまんで引っ張り出した。黒ずんだ液体と共に、変色した金属アームが引き摺り出される。
「おまけに、ホルマリンの漬け方も下手糞やわ。分解も加圧もせんと、ただぶっ込んだだけやさかい、表面しか固定されとらん」
「酷い臭いだな」
あなたは、思わず顔をしかめた。
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/13(金) 21:54:12.84 ID:XL7lz7NKo
「な訳で、どこも使い物にならん。まあ、バネとか耐食性のある部品くらいなら、スクラップとして使えるかも知らん」
「十分だ」
「ほな、持ってけ。少しでも目方減らさんと、処分に銭取られてしゃあない。このBodyも、墓に埋めてやらんと…」
『スクラップ』×3
___
事務所に戻ってきた。あれだけ派手に騒いだ後だ。ここはすぐに引き払って、購入した武装などを保管する程度にしておいた方が良いだろう。
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発(素材不足)
B改造(素材不足)
Cその他
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/13(金) 22:13:53.71 ID:XL7lz7NKo
まちがえた
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発
B改造(素材不足)
Cその他
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/13(金) 23:07:45.72 ID:v/ScYFxTo
2
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/13(金) 23:08:19.10 ID:6EiDU6qi0
2
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 08:22:38.49 ID:sLVQXm/fo
◯装備開発
___あなたは、何故か事務所にもあった工作台を起動した。
・所持品
『スクラップ』×4
・作成可能装備(消費)
『スマートメイス』(スクラップ×2)
『スマートケイン』(スマートメイス×1、スクラップ×2)
・作成不可能装備(消費)
・『ウェポンラック』(スクラップ×6)
安価下
@装備作成(作るものを併記)
Aやめておく
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 11:58:39.49 ID:QDVRVmPs0
1 スマートケイン
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 13:11:26.02 ID:jnAeA4gmo
___
「…できた」
『スマートケイン』折りたたみ式の警棒。リーチが伸びている
【個体名】HEBP(ヘップ)
【状態】軽サイボーグ
【教育】戦闘特化
【バスト】超
【ヒップ】並
【装備】
『バニースーツ』PVC製バニースーツ。特に機能は付属していない
『上着』ナイロン繊維製の黒いジャンパー。特に機能は付属していないが、ある程度の防刃性能はある
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『スマートケイン』折りたたみ式の警棒。リーチが伸びている
『グレネード』ピンを抜くと数秒後に爆発し、火炎と鉄片を散布する小型爆弾
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発(素材不足)
B改造(素材不足)
Cその他
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 13:20:22.21 ID:GkcL0Plmo
1
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 14:37:30.79 ID:jnAeA4gmo
◯出撃
___
「おい、そろそろ地下室に戻るぞ」
「了解」
「サーバーを漁ったが、どうやら『在庫』が埠頭の倉庫にあるようだ。中身を確認して、できれば回収してから帰ろう」
「了解」
事務所を出て、ビルの陰に停めていた車に乗り込む。そのまま、埠頭に向けて走り出した。
「…」
「…」
公道を走る車内は、静寂に包まれている。この辺りはPB社の傘下をやや外れているため、道路の舗装が行き届いていない。ひび割れたアスファルトを踏む度、中古で買ったミニバンの足元が軋む。
ふと、あなたは口を開いた。
「…何故、俺がPB社を狙うか分かるか」
「いいえ」
「考えたことは」
「マスターの命令に対して、疑問を呈することはありません。確実な遂行のための提案はしますが」
「…」
それがBodyというものだろう。あなたは、再び黙り込んだ。
___
埠頭。目当ての倉庫に近付くと、数人の男たちが入り口の辺りにたむろしているのが見えた。みな、一様に髪を剃り上げて、刺青を入れている。
「先程の事務所で、社長を名乗った男と似た格好です」
ヘップが言った。
「同業者か。仲間の死を嗅ぎつけたか…?」
車を近付けると、一人の男が歩いてきて運転席の窓を叩いた。窓を少しだけ開けると、例によってスキンヘッドに刺青を入れたその男が言った。
「お前、ケンジを殺ったか?」
「ケンジって何だ」
「とぼけんなよ」
男が凄む。西日が差して眩しい時間帯だと言うのに、彼の瞳孔は異様に開いている。恐らく覚醒剤を使っているのだろう。
「事務所からアラートが飛んできたんだよ。それで俺たちもここに集まったんだ。解決したら解除して、ここに顔出す約束になってるのに、いつまで経っても来やしねえ」
男の言い分を聞きながら、あなたは静かに窓を全開にした。それから、半笑いで応えた。
「もうちょっと待ってみたらどうだ。まだベッドの下で、震えてるかも知れないだろ」
「ふざけやがって…!」
男が、ズボンに差していた銃を抜く前に、ヘップが助手席から手を伸ばして、男の鼻の下を撃ち抜いた。
「ぐ…」
脳幹をぶち抜かれ、男が昏倒する。
たちまち、その場にいた男たちが一斉にミニバンに殺到した。
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 18:48:42.57 ID:jnAeA4gmo
あなたはアクセルを踏み込み、正面から迫ってきた2人を躊躇なく撥ね飛ばした。そのままハンドルを切ってブレーキを踏み、辛うじて脇にそれた1人をドリフトで飛ばす。
車が停まり、嵐のように弾丸が撃ち込まれる。あなたは運転席の下に伏せ、ヘップはドアを薄く開け、静かに車を降りた。ドアを盾に、助手席側にいた2人を撃ち倒すと、そっと車の後方に回った。
「倉庫を開けろ! 『アレ』を出せ!」
あなたは密かにシフトをリバースに入れ、バックモニターにヘップが映ったことを確認すると、ドライブに戻してアクセルを踏んだ。
「あっ、待___」
運転席側で銃を構えていた2人が、慌てて走り出す車の方を向いた瞬間、ヘップの放った弾丸が寸分の狂いなく彼らの後頚部を撃ち抜いた。
あなたは引き返し、車を降りた。
「あーあ、こりゃ酷い」
「一人、倉庫の中へ逃走しました」
「追いかけるぞ」
開けっ放しの鉄扉をくぐり、倉庫の中へ進入する。手当たり次第に電気を点けられた倉庫の中には、ひっくり返った箱が散乱している。その一番奥で、逃げた男が白い箱を開けていた。
ヘップが発砲すると、男は箱の陰に隠れた。
「あれは…」
箱の中から、ゆらりと立ち上がった、裸の女。ヘップが銃口を向けると、彼女はさっと他の荷物の陰に隠れた。
「Bodyか…」
「基礎教育プログラムまではインストールされているようです」
「でなきゃ、銃を見ただけで回避行動は…っ!」
突然、ヘップがあなたの肩を掴んで一緒にしゃがみ込んだ。と同時に、2人の頭上を銃弾が通り過ぎた。
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 19:42:33.88 ID:jnAeA4gmo
見ると、荷物の陰から先程のBodyが、ライフルを構えている。
「しまった、ここの荷物は殆どが武器弾薬だった」
「恐らく標的はマスターです。私から離れないで」
そう言うとヘップはあなたを豊満すぎる胸に抱き、近くに山積みされたケースの裏に隠れた。
その内の一個を開けると、中にはショットガンが一丁。迷わず手に取ると、ヘップはおもむろに空のケースを背後に放り投げた。
「ぐえっ」
いつの間にか接近していた、生き残りの男が、顔面にケースの直撃を受けて呻く。その手のハンドガンが火を吹く前に、ヘップはショットガンの銃身ではたき落とし、更に男が声を発する前にその口に銃口を突っ込んだ。
「ぉご…」
「この男に用は」
「無い」
ヘップが引き金を引き、男の頭が、粉々に吹き飛ぶ。壁に飛び散った脳みそ目掛けて、2発目のライフル弾が飛んできた。
荷物の陰を低い姿勢で移動しながら、ヘップが言う。
「敵のBodyに、戦闘特化教育プログラムは入っていないようです。1対1であればすぐに倒せます」
「じゃあやれ。可能なら、傷を少なくして鹵獲しろ」
「了解」
3発目の銃弾が放たれた直後、ヘップは荷物の陰を飛び出した。
安価下コンマ
01〜05 殺害
06〜10 両脚
11〜20 片脚
21〜50 片腕
51〜00 無傷
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 19:46:32.44 ID:QDVRVmPs0
てい
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 20:21:00.39 ID:jnAeA4gmo
「!」
ライフルの再装填が間に合わないと悟ったか、Bodyは物陰を飛び出してヘップの向かっていった。
「はっ!」
顔に向かって突き出す拳を軽く避け、胴体に両腕を回して持ち上げる。カナディアン・バックブリーカーめいた体勢で担ぎ上げながら、ヘップが迫る。
「降伏しなさい。あなたのマスターは死亡しました。私のマスターに従えば、これ以上の攻撃はしません」
「くっ、うっ…!」
勝負あったか。そう、あなたが思った次の瞬間
「…!!」
突然、ヘップがBodyの腕を掴んで捻った。
直後、銃声が鳴り響いた。
「…」
「はあっ…」
物陰から出たあなたが見たのは、片腕から血を流して倒れるBodyと、ハンドガンの銃身を掴んでそれを見下ろすヘップであった。
「…不覚を取りました。ホルスターに差していたハンドガンを奪われていました。乳房が邪魔で見えず」
「腕の損傷は」
「肘正中動脈を損傷。あと肘関節は修復不可能でしょう」
「取り敢えず止血しろ。腕は、機械置換すれば何とかなるだろ」
「了解」
散乱する荷物の中から布切れを拾い上げると、上腕をきつく縛って止血する。
あなたは、倒れているBodyに歩み寄った。
「亡き主の仇に一矢報いようとする、その根性は買ってやる。個体名は」
「…」
目覚めたばかりのBodyらしからぬ、攻撃的な目で、彼女はあなたを睨んだ。
安価下 髪の色 コンマ バストの大きさ(大きいほど巨乳)
安価下2 瞳の色 コンマ ヒップの大きさ(大きいほど巨尻)
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 20:25:28.71 ID:UTSbTHeKo
銀色
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 20:35:31.11 ID:G6sw8XImO
蒼
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 20:45:24.35 ID:jnAeA4gmo
その胸は、ヘップと違ってぎりぎり常識的な巨乳で、反対に心配になるほど下半身は細い。
「…”HEBP””型式0074””製造番号02300529”」
「そんな番号、覚えられるか。今からお前は___」
安価下 Bodyの個体名
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 20:53:39.68 ID:mnu0Xf4KO
SARA
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/14(土) 21:54:33.90 ID:jnAeA4gmo
「ヘップ(HEBP)…は被るから、サラ(SARA)だ」
「…了解」
銀色の髪に、蒼い瞳のBody…サラは頷いた。
「今からここを出て、俺の拠点に向かう。お前の腕についてはそれからだ。…差し当たっては、服を着ろ。パッケージに入ってるはずだ」
「了解」
サラは、自分の入っていたケースの内側から、服の入った包みを取り出した。
安価下1〜3でコンマ最大
@スーツ
Aナース服
Bチャイナドレス
Cその他 内容併記
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 21:56:57.55 ID:GkcL0Plmo
3
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 22:03:38.00 ID:JrYh5fMM0
2
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/14(土) 22:23:27.06 ID:sM40BSqUo
1
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/17(火) 20:35:59.17 ID:OfDJsTmOo
…
あまりに細いその脚には、薄手の白ストッキングですら余る。反対に、淡桃がかったミニスカートワンピースは、胸の辺りが留まらずはち切れそうな谷間を晒している。最後に白いナースキャップを被ると、サラは言った。
「完了しました」
「…HEBP0074が、どういうシリーズなのかは分かった。さて、帰るか」
「ここの物品は、いかがしましょう」
「ああ、そうだった」
ヘップに指摘され、あなたは思い出した。
「車に詰めるだけ詰めて行こう。武器弾薬と…他に何かあるか?」
「一通り探してみましょう」
安価下コンマ
01〜50 特に何も無い
51〜60 スパイン
61〜80 Body用強化スーツ
81〜99 ↑両方
00
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/17(火) 20:38:20.77 ID:Y/MjDbpJo
う
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/17(火) 21:06:53.25 ID:OfDJsTmOo
___
「これは…」
サラが手に取ったのは、やけに薄い箱。開けると、中には黒いラバーめいた素材のボディスーツが入っていた。
「Body用の強化スーツだな」
色んな意味でアンバランスな2人に着用できるかは置いておいて、地下室に持ち帰ることにした。
『サバイバルナイフ』×2
『ハンドガン』×2
『アサルトライフル』×1
『ショットガン』×1
『スナイパーライフル』×1
『Body用強化スーツ』×1
【個体名】HEBP(ヘップ)
【状態】軽サイボーグ
【教育】戦闘特化
【バスト】超
【ヒップ】並
【装備】
『バニースーツ』PVC製バニースーツ。特に機能は付属していない
『上着』ナイロン繊維製の黒いジャンパー。特に機能は付属していないが、ある程度の防刃性能はある
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『スマートメイス』折りたたみ式の小型警棒。スクラップ片で威力を強化している
『グレネード』ピンを抜くと数秒後に爆発し、火炎と鉄片を散布する小型爆弾
【個体名】SARA(サラ)
【状態】未改造
【教育】基礎
【バスト】巨
【ヒップ】微
【装備】
『ナース服』イメージプレイ用のタイトなワンピース。特に機能は付属していない
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『サバイバルナイフ』厚みのある小型ナイフ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/17(火) 21:21:33.00 ID:OfDJsTmOo
___
夜のゴーストタウン。まだこの国に未来があって、地価の下落が一時的なものだと信じられていた頃に建てられた、投資目的のマンション群。結局買い手の付かず、錆びれるままとなったその地下ガレージに、銃痕だらけのミニバンを押し込んだ。
「やれやれ、板金屋に頼まないと…」
「ここが私たちの拠点です」
ヘップが先輩風を吹かせて、サラに説明する。
「…」
「ここで装備を整え、栄養剤を摂取します」
「改造する時は呼ぶから、それまでは好きにしてろ。特にお前は、その腕を何とかしないとな」
肘の上できつく縛られ、青白く変色した腕に目を遣る。すぐに義手を付けないにしても、この腕は早めに切り落とした方が良さそうだ。生憎、この世にBodyを診る医者はいない。
義手については、例によってジャンクヤードのあの店主に相談するのが良いだろう。
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発
B改造
Cその他
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/17(火) 21:28:48.53 ID:q+ugaIgyo
4
店主に義手の相談
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/18(水) 21:05:31.05 ID:vqEwO+W8o
___
翌日。あなたはサラを連れて、いつものジャンクヤードにやってきた。
違法ショップに向かうと、丁度廃品回収業者が店から出てくるところであった。
「…」
「…」
互いに一瞥すると、業者は何も言わずに去っていく。あなたも何も言うこと無く、店に入った。
「…よう」
「…む」
奥の机に向かっていた老人は、声をかけられて振り向いた。
「何や、また来たんか。…おっ、新入りか」
「昨日の戦利品だ」
サラを指す。老人は、およそ看護には不向きなピチピチのナース服と、そこから零れそうな胸の谷間を舐め回すように見て…それからだらりと垂れ下がった左腕に目を向けた。
「腕をやってんな」
「鹵獲の時に暴れてな。こいつを機械置換したい」
「予算は?」
「あの世に銭は、要らないんじゃなかったのかよ」
「阿呆、まだしばらくはこの世におるわ。…で、なんぼ出せる?」
あなたは、事務所で入手したタブレットを操作し、会社の所持する口座の残高を確認した。
「…今すぐに出せるのは…20万円ってところか…」
言いながらあなたは、眉を顰めた。あれだけの違法な物品に、Bodyまで扱っているというのに、やけに懐が寂しい。
老人も渋い顔をした。
「そら、買えるには買えるけど、ほんまに最低限のやつやなぁ…」
「何とかならないか」
すると老人は、青白くなったサラの左腕を指差して尋ねた。
「これ、止血して何時間経った?」
「昨日の夕方だから…」
「ほな、問題ない。…こいつをくれたら、上等なやつもいけるわ」
「肘関節をハンドガンでぶち抜いたんだ。もう治らないぞ」
「構へん、構へん。前腕、何なら手指が一番高く売れんねん」
そう言うと老人は、ボロボロの店内と不釣り合いな、真新しいカタログを机の上から拾ってあなたに渡した。
「…ほな、手術の時間込みで3時間以内に選び」
安価下1〜5でコンマ最大 どうする?
@『ハイ・クオリティ』特殊な機構は無いが、生身と遜色ない運動性能を持つ(両手武器可。左手武器可)
A『ヒドゥン・ブレイド』日常生活に支障ない程度の運動性能。前腕にブレードが仕込まれおり、展開して近接戦闘に使える(両手武器可。左手武器不可)
B『エナジー・ガン』日常生活に支障ない程度の運動性能。前腕にレーザー銃が仕込まれており、手首を外して撃つことができる(両手武器可。左手武器不可)
B『マルチ・ロール』前腕を義手、ドリル、ガトリング砲に付け替えることができる(両手武器不可。左手武器不可)
Cその他、性能を詳しく
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/18(水) 21:16:57.79 ID:lZzBhPT4O
1
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/18(水) 21:18:00.53 ID:I4E8d2tF0
1
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/18(水) 21:46:09.50 ID:vqEwO+W8o
3時間以内って書いたし24時で締め切る
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/18(水) 22:04:57.87 ID:IuLKGYQCo
2
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/19(木) 20:01:58.62 ID:bcx1stpHo
___
「この、”左手武器不可”というのは、何ができないんだ?」
「左利きは無理ちゅうことやな。右手撃ち銃のコッキングやらマガジン交換くらいならできるけど、左撃ちとか二挺拳銃は無理ってことや。握る力が強くないから、棍棒やナイフも厳しい」
「そうか…」
考えた末、あなたは『ヒドゥン・ブレイド』を選んだ。
「これにする」
「ん、ほなBodyを預かろか」
「行って来い」
「…了解」
サラを伴って、老人が店の奥に消えていく。
___
数時間後。戻ってきたサラの左腕は、肘関節の上から切断され、包帯が巻かれていた。
「上腕骨頭はギリギリ残してある。商品はどこに送ったらええ?」
「ここに」
あなたは、事務所の住所を紙切れに書いて差し出した。
「ん。ほな、できるだけ早く届けるわ」
「ああ、頼んだ」
『ヒドゥン・ブレイド』×1
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/19(木) 20:11:57.24 ID:bcx1stpHo
___
地下室に戻ってきた。
「…ヘップ?」
電気を点け、部屋を見回す。よく見ると、ヘップは部屋の隅に寄りかかって目を閉じていた。
「…」
「起こしますか」
「放っておけ」
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発
B改造
Cその他
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/19(木) 20:17:14.04 ID:+hZvQDI3o
4
サラのここに来るまでを聞いておく
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/19(木) 20:36:06.49 ID:2TZJGyVb0
1
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/19(木) 20:50:09.04 ID:dVevIDCFO
>>79
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/19(木) 21:05:44.77 ID:bcx1stpHo
「そうだ。サラ、お前にも任務を話しておかないとな」
「…」
じろりと、蒼い目であなたを見上げるサラ。ヘップと違って、サラはあまり返事を返さない。
「一つは解決したから、残り2つ。一つ、他のBody、もしくはその残骸を集めてこい。一つ、PB社を壊滅させろ」
「前者はある程度可能でしょうが、後者はほぼ不可能でしょう」
「ヘップは”了解しました”で済んだが?」
サラは、寝息を立てるヘップをちらりと一瞥すると、目を細めた。
「…PB社は、この地域の雇用、福祉、治安維持の全てを担っています。仮に壊滅させれば、この一帯は無法地帯となります」
「奴らが守るのは、奴らの傘下だけだ。現に、お前の飼い主とそのお仲間を何人殺そうが、パトカーの一台も来なかっただろ」
「それは…」
サラが言い掛けたその時、突然地下室に呼び鈴の音が響いた。
「…証拠を集めていただけかと」
「この部屋に呼び鈴は付けてねえぞ…」
”ぴーんぽーん いませんかー”
ノイズ混じりの間抜けな声に、ヘップが目を覚ました。
「敵襲ですか」
「多分な」
”あけてーあけてくださいよー。さもないと…”
「うるせえ! 今開けるから、黙ってろ!」
ハンドガンを手に、玄関に向かう。覗き穴の向こうには、茶色いハットを被り、ロングコートを着た男が一人。古めかしいインターホンを顔の横に掲げ、大袈裟に押して見せる。
”ぴーんぽーん”
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/19(木) 21:42:10.52 ID:bcx1stpHo
「ああもう、分かった分かった…」
薄くドアを開け、顔を出す。
「ああ、いたいた」
男は青白い顔に笑みを浮かべた。よく見ると、その顔には見覚えのある刺青が入っている。
「…生き残りかよ」
「全く、うちらケチな雑貨屋に過ぎないというのに、容赦なくズドンズドンと…」
「仲間の仇討ちか? だったら生憎だが、てめえも仲間のもとに行ってもらうぜ」
「とんでもない」
男は慇懃に手を振った。
「仲間というより、フランチャイズですよ。うちの親会社…”ゲート6”でライセンスを貰って、取り締まりの危険無く自由に商売してもらうっていう」
それから男は、にやりと嗤って声を潜めた。
「…ここだけの話、ゲート6の社長は、PB社の役人さんでね」
「はっ、要はPB社の孫請けかよ」
「…まあ、そういうことで」
自分の言葉が、思ったほどの威力を発揮しなかったのか、男は急にしどろもどろになって頷いた。
あなたは、男を地下室に入れた。
「まあ、ゆっくり話そうぜ。ヘップ、コーヒーでも淹れてくれ」
「了解」
「ほう、Bodyをお持ちですか。それも2体」
「まあな。で、俺もその仲間になれって?」
「お話が早くて助かる」
地下室の片隅に追いやられたソファに腰掛けると、男は微笑んだ。
「あれだけの人数を、たった2人で殲滅したそうですね。それは心強い。ゲート6に入れば、PB社の後ろ盾も付く。まさに無敵だ!」
「ちなみに、PB社はどこまで面倒見てくれるんだ?」
「それはもちろん、安定した商品の供給、販路の確保から、身の安全まで」
「そいつは魅力的だな。で、ロイヤリティは?」
すると、彼は愛想笑いを浮かべながら言った。
「もちろん、自由な商売を推進するのがうちらの信条ですけども…ええ、世の中物騒なもので」
「そうだな?」
「血の滲むような企業努力を重ねましたが…どうしても、売上の9割は頂かなくては、立ち行かないのです」
「ああ、心中お察しするぜ」
「ああ、良かった。それで」
「…で、てめえはゲート6の何なんだよ」
急にあなたは、低い声で凄んだ。隠し持っていたハンドガンを、男の顎下に突きつける。いつの間にかヘップとサラも、ハンドガンを男に向けていた。
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/19(木) 22:05:44.35 ID:bcx1stpHo
「あっ、あああ、あの…」
「まあ落ち着け。コーヒーでも飲めよ。毒なんて入ってねえからさ…ほら」
ヘップの持ってきたカップから一口含むと、男に差し出す。男は震える手でそれを受け取ると、恐る恐る飲んだ。
「…落ち着いたか?」
「…」
小さく頷く。
「…個人事業主がCadaverなんか持ってる時点で、そんなところだろうとは思ったよ。で、てめえの肩書は? ゲート6の役員か? ライセンス管理部門とかか?」
「わっ…私も、フランチャイズ店で」
「…あ?」
「たっ、ただ、私だけはゲート6から直接委託されて、ライセンスの付与やロイヤリティの徴収などを行っておりました」
「じゃ、てめえが孫請けで、俺が殺した奴らは曾孫請けってことか」
「…い」
男が、震える声で何か呟く。
「…あ、あなたなら、さ、3割でいい…から」
「じゃ6割てめえが中抜きしてたってことじゃねえか!」
あなたは男を蹴り、床に倒した。手にしたマグカップがひっくり返り、熱々のコーヒーが男に降り注ぐ。すかさずヘップが男のコートを引き剥がし、中身をあらためた。
「ハンドガン1挺、マガジン3本、フラッシュバングレネード1個」
入り口で鳴らしていたインターホンを拾い上げ、蓋をこじ開ける。中には液体で満たされたガラス瓶が2本と、小さなハンマーを含む機構が入っていた。
「ケミカルグレネードか。ったく…」
あなたは男を無理やり立たせると、玄関に引きずった。
「い、命だけは」
「取らねえよ。だが、次来る時はゲート6の偉い奴を連れてこい。…名前は」
「誰の」
「てめえのだよ」
「ジェンです!」
「ジェンだな。じゃあとっとと帰れ」
あなたはジェンを蹴り出すと、勢いよく扉を締めて鍵をかけた。
振り返ると、いつの間にか、サラがあなたの後ろに立っていた。
「…証拠集めが、何だって?」
「…」
気まずそうに目を逸らす、サラ。
「こんなもんだよ。PB社にとっちゃ、あいつらなんてトカゲの尻尾、その先っぽだ」
「…ゲート6の社員を呼んで、どうするつもりですか」
「決まってる。トカゲの尻尾を辿って、切り捨てられないところまで行ってやるのさ」
あなたは、ジェンから奪ったインターホン型ケミカルグレネードを、じっと見つめた。
___
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/20(金) 18:05:19.74 ID:OLjAx0r1o
___
ヘップが床を掃除している。残ったコーヒーを飲みながらそれを眺めていると、携帯電話が鳴った。
「早速アポイントか…?」
しかし、受話器から聞こえてきたのは無機質な女の声だった。
”お客様、荷物をお届けに参りました。ご在宅でしょうか?”
「! 随分早いな…」
配達用のBodyの声だ。力持ちで給料も福利厚生も要らず、何より荷物を盗まないので、今はどの会社でも専らBodyが配達を行っている。
「玄関先に置いておいてくれ。すぐに取りに行く」
”分かりました。ご利用ありがとうございました”
「義手が届きましたか」
「ああ。取りに行ってくる」
安価下コンマ ゾロ目で…
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/20(金) 18:11:54.76 ID:ucDfUH8i0
あ
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/20(金) 19:52:47.34 ID:OLjAx0r1o
___
「…お、あった」
先日ここで戦闘があったからか、玄関先に置かれたダンボール箱は誰にも持ち去られること無く残っていた。
拾い上げると、思ったよりは軽い。
「まあ、腕になる部分だからな」
あまり重いと、動かしにくいだろう。
『ヒドゥン・ブレイド』ミディアム・グレードの義手。手首に耐食セラミック製のブレードが仕込まれている
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発
B改造
Cその他
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/20(金) 19:58:32.15 ID:UW5ya5nwo
1
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/20(金) 20:00:20.35 ID:OLjAx0r1o
(改造で腕付けないとサラずっと隻腕だけどいいの?)
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/20(金) 20:16:40.68 ID:Zw7vcWJZO
3
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/20(金) 20:42:23.63 ID:OLjAx0r1o
◯改造
___あなたは、地下室の手術台を起動した。ここであなたは、Bodyに改造を施すことができる。
所持品
『戦闘特化教育プログラム』戦闘行動に特化した教育プログラム。仮想トレーニングにより、思考だけでなく肉体も強化される
『ヒドゥン・ブレイド』ミディアム・グレードの義手。手首に耐食セラミック製のブレードが仕込まれている
『Body用強化スーツ』耐熱・耐衝撃・絶縁・防刃・防弾性能を兼ね備えた、合成ラバースーツ
【個体名】HEBP(ヘップ)
【状態】軽サイボーグ
【教育】戦闘特化
【バスト】超
【ヒップ】並
【装備】
『バニースーツ』PVC製バニースーツ。特に機能は付属していない
『上着』ナイロン繊維製の黒いジャンパー。特に機能は付属していないが、ある程度の防刃性能はある
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『スマートメイス』折りたたみ式の小型警棒。スクラップ片で威力を強化している
『グレネード』ピンを抜くと数秒後に爆発し、火炎と鉄片を散布する小型爆弾
【個体名】SARA(サラ)
【状態】負傷(左腕)
【教育】基礎
【バスト】巨
【ヒップ】微
【装備】
『ナース服』イメージプレイ用のタイトなワンピース。特に機能は付属していない
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『サバイバルナイフ』厚みのある小型ナイフ
安価下 改造内容
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/20(金) 21:15:07.18 ID:ucDfUH8i0
SARAにヒドゥン・ブレイドを装備
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/20(金) 21:37:17.76 ID:OLjAx0r1o
___
「…」
手術台の上に、仰向けに横たわった裸のサラ。左腕に巻かれた包帯を解き、滅菌フィルムを剥がして骨を剥き出しにすると、ダンボールの中の滅菌パックを開封した。
後頚部に接続されたデバイスから、痛覚遮断プログラムを流すと、改造が始まった。
セラミックフレームの端に上腕骨頭を嵌め込むと、フレームに備え付けられた神経コードを腕の筋肉の間に深く差し込む。幹細胞フィルムで接合部を覆うと、耐食シリコーン製の被覆材をフレームに被せていった。これは人間の皮膚や爪を精巧に模しており、見た目だけでは義手と分かりにくい。
「…これで取り付けは完了。後は通電ケーブルが繋がるまで半日ってところだな」
___
【個体名】SARA(サラ)
【状態】軽サイボーグ
【教育】基礎
【バスト】巨
【ヒップ】微
【装備】
『ナース服』イメージプレイ用のタイトなワンピース。特に機能は付属していない
『ヒドゥン・ブレイド』ミディアム・グレードの義手。手首に耐食セラミック製のブレードが仕込まれている(両手武器可、左手武器不可)
『ハンドガン』一般的なセミオート銃
『サバイバルナイフ』厚みのある小型ナイフ
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発(素材不足)
B改造(素材不足)
Cその他
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/20(金) 21:37:48.80 ID:OLjAx0r1o
安価下1〜3でコンマ最大
@出撃
A装備開発
B改造
Cその他
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2023/10/20(金) 22:36:21.47 ID:UW5ya5nwo
1
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/21(土) 12:50:11.71 ID:M9qZU7Hwo
___
「どうだ、新しい腕には慣れたか」
翌朝。プロテインバーをコーヒーで流すと、あなたはサラに尋ねた。
「基礎的な動作は一通り」
言いながら、サラが左手を動かして見せる。
「自慢のブレードはどうだ」
「それが」
サラが、左手をかざしてから首を横に振った。
「基礎教育プログラムには対応していないようで」
「は? じゃ、折角のブレードが使えないってことかよ」
「展開はできますが」
そう言うと、前腕が2つに割れて、中から鋭いブレードが飛び出した。
「…これを用いた戦闘行動は、現状非対応です」
「何じゃそら…」
あなたは、溜め息を吐いた。
そこへ、ヘップがやってきた。
「戦闘特化教育プログラムを、サラにも導入しては」
「そうだな…?」
あなたは、ちらりとサラを見た。どうも、彼女はあのスキンヘッドに、Bodyらしからぬ感傷めいたものを抱いているフシがある。戦闘特化プログラムを学習した時、彼女が彼の仇であるあなたに、何をするか…
「…マスターは、私が守ります」
不意にヘップが、ソファの隣に座って、身を寄せてきた。
「…」
横に座っただけで、腕のあたりに暖かく柔らかい肉塊が押し当てられる。
実のところ、あなたは未だにヘップの容姿に慣れていない。一般的なBodyらしく細身の肢体に、Zカップはあろうかという規格外の乳房がぶら下がっていて、それを纏めてPVCのバニースーツに詰め込んでいるのだ。戦闘特化教育プログラムによって、下半身にもそれなりに厚みが出たが、それが却ってハイレグカットのバニースーツからはち切れんばかりに主張する。当然、乳房はまるで収まらず、ここ数日の戦闘でバニースーツのカップは完全にへたれ、丸出しの乳房の下で力なく垂れ下がるだけだ。
そして、基礎と戦闘特化プログラムしか入っていない彼女は、恥じらうことがない。一応、性格を変更したり、羞恥心を覚えさせるプログラムもあるらしいが…
「…人格に干渉するプログラムは、どこにあるか分かるか?」
おもむろに、あなたは2人に尋ねた。
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/21(土) 13:59:27.92 ID:M9qZU7Hwo
「やはり、ジャンクヤードの」
「金が無い」
ヘップの提案を遮る。確かに、あのショップの老人が、採算度外視であなたを支援してくれるのは事実であった。Bodyの片腕の相場と、義手の価格を調べた所、ほぼ原価で譲っていたことが判明したのだ。
だからこそ、彼から奪ったり、更に買い叩くような真似はしたくない。
「では…PB社の子会社で、Body用プログラムを開発している工場などはいかがでしょう」
「そうだな。だが、できれば正式な子会社よりも、更に末端で取りたい」
「トカゲの尻尾」
不意にサラが呟いた。
「…そういうことだ。刺青スキンヘッドを何人殺してもお咎めは無かったが、昨日来たインターホン野郎を殺せば、流石にPB社の制裁が来る可能性がある。同じように、子会社を襲えばすぐに反撃されるだろう。よって、そこから非公式に供給を受け…」
あなたは、例のタブレットに企業一覧を表示させた。その殆どが、税金逃れのためのペーパーカンパニーで、実態は他企業の勢力圏でPB社の製品を売りさばく転売屋であった。
「…非合法に流通させている奴を狙う」
「マスターがそこまで言われるということは、既に対象が決まっているのですね」
ヘップの言葉に、あなたはきょとんとした。
「…何でそう思う?」
「今までの経験からです」
どこか得意げに、巨大な胸を張る。丸出しの超巨乳がぶるんと揺れ、ぼってりと太い乳首まで揺れる。
…案外、プログラムなど無くても、Bodyは感情を持つ存在なのかも知れない。
___
98 :
以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします
[sage]:2023/10/22(日) 08:54:19.94 ID:LD5k+Pb80
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/23(月) 21:00:04.02 ID:ku9kQROjo
___
繁華街の端まで来ると、流石に道路も舗装されて、あなたのような闇の住民ではない、きちんとした身なりの人々が目に入る。あなたは、銃痕だらけのミニバンを橋桁の陰に突っ込んで隠すと、ある人物が橋を渡るのを待った。
助手席にはヘップ、後部座席にはサラが座っている。
「この後、ピンク色の紙袋を持った奴が、この橋を渡るはずだ」
「それが標的ですか」
「ああ」
「ピンク色の紙袋?」
サラが首を傾げる。あなたは後部座席を振り返った。
「正確には『リモコン』なるキャバレーの、土産袋だ。そこは、表向きはBodyに接待させるセクキャバだが、裏で中古の教育プログラムを、転売屋に流してる」
「PB社は感知してない?」
「当たり前だ。卸業者が横流ししてるならともかく、消費者として普通に買って使った奴が、使い古しをどう扱おうが知ったこっちゃない。…まあ、裏では『リモコン』から上納金を取って、コピーガードを剥がして売ってるんだがな」
「それなら、強奪してすぐに使えますね」
ヘップが頷く。丸出しのおっぱいも上下に揺れる。
…その格好に羞恥心を感じてもらいたいのが、今回の一番の目的だと知ったら、彼女はどんな反応をするだろうか…?
___
数時間後。車を降りて川岸から橋の上を窺っていると、一人の酔っ払いが橋を渡るのが見えた。その手には、鮮やかなピンク色の紙袋。
あなたは車に戻った。
「来たぞ」
「車で追いますか」
「いや、この車は目立つ」
「では私が尾行を」
ヘップの提案を、慌てて却下した。
「馬鹿、余計に目立つ。…俺が後を付ける。奴が拠点に着いたら連絡するから、車で追ってこい」
「お気をつけて」
あなたは車を降り、男の後ろをそっと付けて歩いた。
あの橋は、繁華街の裏手の、一番人気のない場所から出ている。真っ当な客ならまず通らないような場所で、そんな場所をキャバレーの土産袋を持って通るのは、どこかしら後ろ暗い所がある者に決まっていた。
さて、男は相当酔っ払っているのか、右へ左へとふらふら歩きながら、ゆっくり前へ進んでいく。このまま進むと、治安の悪い地域に出る。あなたが襲うまでもなく、追い剥ぎに遭うことになる。
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/23(月) 21:54:46.05 ID:ku9kQROjo
幸い、男はその手前で端末を取り出し、タクシーを呼んだ。
タクシーを待つ間、男は辺りを見回すと、茂みに向かって立ち小便をした。あなたは道路を挟んで向かい側に立つと、タクシーのライトが近付いてくるのを見た。
___
”PBトランス、安全、安心、スピーディ…”
タクシーが来た。男の前で停車しドアが開くと、あなたは車の反対側に立った。タクシーがもう一人の乗客を見つけ、反対側のドアも開くと、音もなく車内に滑り込んだ。
”ご乗車、ありがとうございます。会員アプリはお持ちですか”
「…!? な、何だてめえ」
「俺もタクシー呼ぼうとしたら、丁度いいところに来たもんでな」
”アプリはお持ちですか”
「アプリ持ってんのか? ポイント貯まるんだろ?」
「…」
男は憮然とした顔で、端末を後部座席のモニターに近付けた。
”いつもご利用ありがとうございます。登録済みの住所へご移動されますか?”
「…家まで」
”ご自宅までお送りします”
タクシーが走り出す。PB社の輸送部門が運営するタクシーは、AIによる完全自動操縦だ。運転席は空で、モニターに表示されるキャラクターとやり取りして目的地まで送ってもらう。
「おい、てめえはどこで降りるんだよ」
「手前で降りるよ」
モニターに表示された地図を見て、答える。これで拠点の場所は分かった。人気のない場所で降りて、ヘップたちと合流しよう。
「ったく…割り勘だぞ」
「分かってるよ」
あなたは財布から千円札を2枚抜き出すと、男に握らせた。それですっかり警戒が解けたのか、男は笑顔になって言った。
「ありがとよ。…なあ、『リモコン』には行ったか?」
「いや?」
「あそこは良いぞ。好みの女の子が、好みの格好で、好みの性格で相手してくれんだ。何でも言う事聞いてくれるし、何したって怒らねえ」
「Bodyか」
「そうさ。戦争よりも、よっぽど有効活用だ。人件費が要らないから酒も安い。生ビールが、一杯500円だぜ、500円!」
「へえ。本物のビールか?」
「馬っ鹿、流石に炭酸リキュールだよ。本物だったらゼロが1個増える」
男は上機嫌だ。
「だが、Bodyだからな。ドンペリ入れろとか、ねだってくることもねえ。コンプレ(注:”コンプレックス”と呼ばれる化学合成酒)1杯で、喜んでチンコしゃぶってくれるぜ」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2023/10/24(火) 22:13:48.67 ID:93ijzgYQo
「だが、Bodyにコンパニオンなんてできるのか? あいつら、揃いも揃って無表情だし、羞恥心のカケラも無い」
探り半分、愚痴半分に、あなたは尋ねてみる。
「ちゃーんと、それ用のソフトがあるんだよ。あの店は、PBから直接ソフトを買ってBodyに入れてるから、品質はお墨付きだ」
「もしかして、その袋か?」
「…」
男は、一瞬絶句すると、やがて言った。
「…な訳ないだろ。何で客が、店で使うソフトを持って帰ってんだよ」
「あんまり詳しいから、関係者なのかと思ってな」
「…」
男は、何かを考えるように紙袋の中を覗くと…不意に、小声で尋ねた。
「…Body、持ってんのか?」
「! 持ってたら、何だよ」
男は、紙袋の中から一枚のディスクを取り出すと、シートの下であなたの足元に落とした。
「これだけでも入れてみろよ。…捗るぜ」
にやにやしながら、あなたに囁く。
「良いのか?」
「タクシー代の礼だよ。気に入ってくれたなら、また連絡くれよ。相談に乗るぜ。…おっと、まだ拾うな。降りる時に、カメラに映らないよう、そっと拾って帰れよ」
___
「…停めてくれ。ここで降りる」
あなたが言うと、タクシーが停まってドアが開いた。足元に置かれたディスクをそっと拾うと、あなたはタクシーを降りた。
『発展思考プログラム』
「…」
遠ざかっていく車を眺めながら、あなたは考えた。ヘップに羞恥心を覚えさせるには、このプログラムを導入すれば良いのだろう。一番の目標は達成された。恐らく、彼の拠点には他にもプログラムがあるのだろうが、わざわざ追いかけて襲う必要があるだろうか?
安価下 どうする?
@帰る
A追いかける
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