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【安価コンマ】勇者パーティの魔法使い
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1 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:07:42.63 ID:E0ldyl3QO
生えちゃった魔法使いさんが主人公。勇者とその仲間達のお話。魔法使いさんはふた○り。ヒロインである勇者と仲間達は女の子。イチャラブハーレムもの。
コンマ判定、選択肢、キャラ募集あり。地の文多め
2 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:09:09.63 ID:E0ldyl3QO
ミレイユ「はあっ!」バッ
手をかざし、唱えた魔法を解き放つ。燃え盛る巨大な炎の球が魔物へ炸裂し、家屋ほどの高さの火柱を上げる。続けてもう片手を撃ち漏らした敵へ。すると彼女の上に浮いていた魔力の塊が弾け、雷となって撃ち出される。
2種の魔法を唱えた状態でキープ。それぞれを完璧な撃ち分け。正確なコントロール。威力の高さ。全てがこの世界の魔法使いとは別次元。
『永唱の魔法使い』、ミレイユ。彼女の卓越した実力に、見物していた野次馬らは歓声を上げる。
常人では一つでも難しいとされる詠唱した魔法の保持、コントロールを彼女は最大三つやってのける。魔法を放ちながら新たな魔法を唱え、ストック。途切れることなく魔法を操る魔法使い。それが彼女だ。
ミレイユ「……」
魔物の消滅を確認し魔法使い――ミレイユは息を小さく吐く。
肩、胸元を大きく露出させた、脚に深いスリットの入ったドレス。腰をコルセットで締め、豊かな身体のラインがくっきり浮き出たそれの上からローブを羽織り、頭の上には魔法使いらしい三角帽。そこからサラッとしたロングの暗い色の茶髪が流れている。
真剣な眼差しで残敵の確認を行い、数秒後ようやく顔を緩めた。帽子を直し、手を静かに何度かぱんぱんと合わせ見物していた冒険者らへ振り向く。
3 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:09:59.65 ID:E0ldyl3QO
ミレイユ「みんな大丈夫だった? 怪我はない?」
ほんわりとした笑顔を浮かべ、小首を傾げる彼女。戦闘時の張り詰めた鋭い雰囲気は無く。大人びた雰囲気の女性が見せる仕草に、冒険者らは慌てた様子で首を縦に振った。
冒険者1「は、はい! ありがとうございました!」
冒険者2「まさか勇者様の魔法使い様が助けにきてくれるなんて……!」
観光客「噂通りお美しい……」
やんややんや。勇者一行をよく知る同業者のみならず、馬車に乗り合わせていた一般人からも称賛の眼差しを向けられミレイユは苦笑い。
ミレイユ(ふぅ……間に合ってよかった)
街の近くで馬車が襲撃されたとの知らせを受け一人で現場に向かったミレイユだったが、どうやらその判断は間違っていなかったようだ。
幸い怪我人はいないが、冒険者と馬車の護衛以外はほぼ丸腰。襲っていた魔物もこの辺りではまず見かけない強さと数であった。
ミレイユ「……それじゃ、後の報告とかはお任せしていい?」
御者「は、はい、勿論。本当にありがとうございました、ミレイユさん」
ミレイユ「うん。お仕事頑張ってね」
手をヒラヒラと振り、報酬の話もせずミレイユは街方面へと歩き出す。
クライル王国。その首都、ヴァイスに通じる街道。草原に拓かれた道は人に、馬車に何度も踏まれ雑草の一つもない。王国の兵によって道の整備や警備もされており、魔物や無法者らが徘徊する外の世界でもそれなりに安全――な筈なのだが。よりにもよって首都近くで魔物による馬車の襲撃とは。
ミレイユ(悪い事の前兆じゃないといいけど)
なんだか嫌な予感がするミレイユであった。
4 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:10:43.22 ID:E0ldyl3QO
そしてその予感は的中した。
受付さん「ミレイユ。あなた宛に親御さんから手紙よ」
首都、ヴァイスのギルドの受付。トラブルの対処から戻ったミレイユが仲間の様子を聞こうと顔を出すと、開口一番受付さんが問題発言。
うげ、とミレイユが心の中で思う暇もなく彼女はポケットから大きめな封筒を出した。
王国のとある田舎。その領主、レイリンス家の蜜蝋。彼女宛で間違いないらしい。
ミレイユ「……なんで私がここにいると?」
受付さん「あなたがギルドのメンバーだから。他の街のギルド経由でリレー式に運ばれてくるのよ」
受付さん「今や一番信頼できる運送ルートと言っても過言じゃないわ」
ミレイユ「優秀な職員さんっ……」
受付さん「それに勇者様は注目の的だし、余計正確さと迅速さが」
ミレイユ「うぅ……」
魔物と戦っていた時の凛々しさはどこにやら。受付のカウンターに置かれた封筒を手にして呻く。ギルドの騒々しさにかき消えるほど小さなため息を吐くと、彼女は封筒を腰のポーチにしまった。
ミレイユ「ありがとうございました……」
受付さん「……そんな嫌なの?」
ミレイユ「うん……イヤ」
端的な言葉と共に迷いなく首肯。世界を救う勇者の仲間、世間では世界一の魔法使いで神秘的な美女だと言われている女性が実家からの手紙に絶望する姿は、なかなかインパクトがある。
5 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:11:39.46 ID:E0ldyl3QO
受付さん「なにはともあれ必ず読むこと。渡したって報告するんだから」
ミレイユ「うん、分かりました。ありがとうございます、遠くからわざわざ」
ぺこりと頭を下げ、また嘆息。見るからに憂鬱そうな態度に受付さんは苦笑する。
受付さん「ああそうだ。勇者さん達はまだ帰ってきてないわよ。簡単な依頼だったし、あなたは部屋で休んでいれば?」
ミレイユ「……そうですね。ついでに手紙も確認しようかな」
読みたくはないが、手紙を出すということは大なり小なり伝えたいことがあるということ。受付から離れ、大きなギルドの3階、併設の宿屋の自室を目指す。
冒険者達の喧騒も少し遠くなり、ぼんやり物思いに耽る。
ミレイユ(前に手紙が来た時は跡継ぎとしての自覚がどうとか。凄まじい枚数のどうでもいい近況に返事を書け、書かないと呪いがかかる。だとか、とにかく面倒だったけど……)
ミレイユ(今回は薄い)
ミレイユ(ちょっとはまともな手紙なのかな)
それなら大歓迎なのだが。
あれこれ考えている内に自室へ到着。ドアを開いて中へ。テーブルに椅子数個、大きめのベッド一個に本棚と簡易的な台所。家具に照明には魔法道具もちらほらと。
ヴァイスに滞在する際に王から無償で与えられたこの客室は高級なホテルのレベルを越えて、ちょっとした組織の拠点クラスには金がかかっている。
そんな部屋を人数分、ギルドの上に国が用意。それだけ勇者に期待しているのだろう。
ミレイユ(うーん……家もだけど、国からも圧があるよね)
ミレイユ含む勇者らが首都にやって来たのは数日前。ミレイユが彼らの仲間に加わったのは数ヶ月前。加入してまだ日も浅いが、勇者一行への人々からの期待は嫌というほど感じてきた。
改めて部屋を見回し、故郷でも見ないような贅沢な設備に萎縮する気持ちでベッドに腰掛ける。
6 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:12:38.43 ID:E0ldyl3QO
勇者。
魔王を倒し、世界に平和をもたらすとされる特別な人間。つまり今、世界は魔王の脅威に晒されている。
近年の魔物の活発化に加え、近頃は魔王らしき人物が国を興したとの噂も流れている。
ミレイユらが首都に来たのも、大きな目的はその噂の真偽を確かめるための調査。大きな街には情報も集まるだろうと考えての来訪であった。
ミレイユ(けど、今のところ情報なし……)
王やギルドの調査結果待ち。その間ギルドの依頼をこなすことになったのだが、それもいつまで続くかは分からない。
ミレイユ(私が仲間になる前も同じようにあちこちで情報収集しながら人助けしてたらしいけど……先は長そう)
勇者が神に選ばれてはや3年。古参の仲間達は慣れた様子だが、新参は不安を感じざるを得ない。
ふぅと息を吐き、ミレイユは手にしている封筒へ視線を移した。
ミレイユ「さて何が書かれてるのかな……」ビリリ
色々心配事はあるものの、ひとまず確認。風の刃を小さやナイフ状に作って開封する。
ミレイユ「……」フムフム
とりあえず、手紙は1枚。折り畳まれたそれを開いて目を通す。
ミレイユの母『――というわけで、母も父も子供たちも元気にしています。近況はここまでにして本題です』
大体要約するとこのような文章が冒頭の何行かに綴られている。前回の手紙は近況で何枚も書かれているのに、今回はかなりあっさり。つい身構えてしまう。
ミレイユの母『20の誕生日おめでとう、ミレイユ。あなたも立派な大人になったと思うと感慨深いです』
ミレイユの母『大人になったあなたへ、一つ伝えたいことがあります。レイリンス家の血筋、20
歳を迎えた女性に現れる呪いについて』
ミレイユ(……え?)
7 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:13:33.89 ID:E0ldyl3QO
ミレイユの母『お母さん達の遠い遠い祖先の一人が魔族なのは言ったかしら。それも魔王の血を引く、魔法に長けた悪魔の。魔王の元から去り、勇者の仲間になって人間と結ばれる――今でも物語に書かれるほど人気な偉人で、お母さんも大好き――あ、ごめんなさい。少し興奮してしまいました』
ミレイユの母『多分そのご先祖さんのお陰で私達は魔法が得意なのでしょう。でもちょっと困ることもあります。それが呪いです』
ミレイユ「……なんだか大きな話になってきた」
あまりに現実味のない話。遠い祖先という者が魔王の血を引く人物だとは。聞いたような聞いていないような。額に指を当てミレイユは唸る。
ミレイユ「はぁ。今は呪いを気にしよう……」チラ
ミレイユの母『単純に言うと、男の人のソレが生えてムラムラしちゃう呪いです』
ミレイユ「げふっ!?」
顔を上げた途端そんな一文が目に入り、彼女は噴き出した。
ミレイユの母『で、自慰以外で射精しないでいると死にます』
ミレイユ「死ぬの!?」
更に続く文章で絶叫。
立て続くショッキングな事実に目眩をおぼえるミレイユである。
ミレイユの母『なので私もたまにお父さんに抜いてもら……あ。正確にはあの人がお母さんなんですけどね。お父さんかっこいいから、普段は『あなた?』って私が甘えたいというか』
ミレイユ「……。そういえばお父さんもお母さんも女の人だったよね」
この場に誰かがいたら迷わずツッコんでいただろう。今まで疑問に思わなかったのかと。
8 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:14:39.64 ID:E0ldyl3QO
ミレイユの母『いきなりこんなことを言われて、ミレイユはさぞ困っていることでしょう』
ミレイユ「これ以上ないくらい困ってる……」
ミレイユの母『なのでお母さん、貴族の力をフル活用してあなたに女の子を用意しました。せめて命の危機は無いように』
ミレイユの母『あ。あくまで仕事なので、無理矢理とかではないです。合法です』
ミレイユの母『呪いに困った時はその子を頼っていいし、他にこの人だというパートナーを見つけてもいいでしょう。娘の無事を祈っています。勇者さんとのお仕事、頑張って』
お手紙終了。途中から砕けに砕けた口調になっていたが、内容は深刻そのもの。
ミレイユ「私に男の人のが生えて、出さなきゃ死ぬ。お母さんが女の子用意――って、どゆこと」
この世界が終わりますと言われたショックとそんな大差ない破茶滅茶な事実に、ミレイユは呆然と呟く。
ミレイユ「……と、とにかく事実確認。女の子っていうのがどこにいるのかは分からないけど――」
言っている途中で彼女は気づく。今まで動揺して気づかなかったが、部屋の中に微かな魔力の気配があった。この魔力の流れはおそらく隠密の魔法。即座に彼女が目を向けると、小さな笑い声が聞こえた。
???「……」
部屋の隅から現れたのは、見慣れない女性だった。
9 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:17:37.83 ID:E0ldyl3QO
〈さらっと大体の世界観とあらすじ、目的を語ったところで、キャラ募集の前に主人公の設定とキャラのテンプレを〉
【主人公】
・名前 ミレイユ・レイリンス
・年齢 20
・種族 人間
・職業 魔法使い
・容姿 身長は高め。暗い茶髪のロング、明るい茶色の瞳、服は全身黒づくめ。頭には大きな三角帽子。肩を出し、胸元が大きく開き、腰はコルセットで締め、脚部分には深めのスリットが入ったドレスの上からローブを羽織っている。スタイルが強調され、年齢より大人びた顔立ちも相まって、多くの人からの第一印象は神秘的なセクシーなお姉さん。胸は大きくF近く。太ってはいないが臀部も脚もムチッと気味。呪いによって生えたソレは普段は目立たないほど小さいが、完全に立つと男性の中でもかなりな大きさ。
・性格 素はのんびり屋でおっとしとしたポンコツ気味な女性。見た目に似合う頼れるお姉さん、パーティのママを目指そうとするも、非戦闘時はミスしがち。その反面、戦闘では冷静沈着に的確な判断で敵を追い詰める。呪いを受ける以前もかわいい女の子が好きで、相談に乗りつつ癒され、色々な妄想に耽っていた。
口調は『〜だね』、『〜なの?』等、穏やかめ。一人称は私(わたし)。仲間達や年下には名前にちゃん付け。年上などには敬語
・性癖 優しく、激しく、主導権を握られて搾られるプレイ。M寄り。全身敏感だが特に生えたばかりの男性器は弱点。自分が動くのならばペース配分は余裕にできるが、主導権を握られるとされるがままになりがち。
・その他設定 勇者のパーティで後衛担当をしているお姉さん。いいとこの貴族で、成人したある日一族の血によってとある呪いが目覚める。自制しようとするものの誘惑には簡単に流される。
色気のある大人のお姉さん的な見た目に反し、中身は性欲旺盛な男子学生であり性知識もそれなりにあるため、美少女揃いの仲間らと喋ると残念さが滲み出る。
身体能力は並の人間程度だが魔法の実力はかなりのもの。魔法の他には料理が得意。
10 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:18:54.83 ID:E0ldyl3QO
【テンプレ】
・名前
・年齢
・種族(人間や吸血鬼、半獣人やサキュバスなど。見た目は人型、耳や尻尾がついている程度の特徴で)
・職業(就いてる職。ゲーム的なジョブ、役割でも可)
・容姿(顔立ち、スタイル、服装について)
・性格(性格、喋り方や考え方、一人称)
・初期好感度(開始時の主人公への好感度。0から100までで書いてください。基本的に高いほど判定が緩くなります。選択肢によって上下します)
・性癖(そのキャラの好む癖。性的な弱点など。ここは任意で書いてもらえれば)
・その他設定(主人公への印象、関係や過去などキャラの色々な設定について)
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 12:27:18.85 ID:AGNLuZd9O
募集はまだですよね?
12 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 12:27:58.94 ID:E0ldyl3QO
【ルール】
・募集キャラの性別は女の子のみ。ふたなり、生やせる、男性からの性転換などの設定は無しで
・ヒロインがそういうことする相手は主人公とのみで、ハーレムです。NTRなどはありません。ヒロイン同士のイチャイチャは場合によってはあるかも
・キャラの年齢幅は10代から30代くらいまで。長命種は見た目の年齢がそこに収まっていれば実年齢は問いません
・主人公は仲間の中で入って数ヶ月の一番の新参。物語開始時の主人公への仲間達の印象、関係などは自由に。生える前の肉体関係もあり
・戦いでの強さは主人公と近いくらいで、最強無敵は避けていただけると
・王国のお姫様、どこかの偉い人など身分はおまかせ。ただし魔王の仲間だとかスパイはNGで。服装についても最低限大事なところが隠せていれば自由に。おおらかな世界です
・双子キャラも投稿OK。二人で一枠として採用します。ただし全枠で1キャラのみ
・グロ、リョナ、スカ◯ロ、妊娠、出産、度を越えた爆乳、陰毛などなどちょっと苦手だなぁと思った要素のキャラの採用は避けたり、ちょっと変えたりしたりするかもしれません。また、本編でも今挙げたような要素は書かないと思います
・その他投稿されたキャラに追加でちょいちょい足したり、その逆に減らしたりする可能性もあるのでご了承を。採用されなかったキャラも、どこかでサブキャラとして出すかもしれません
とりあえず母からの手紙で出た、パートナーとなるキャラを募集します。種族はサキュバス固定で、面識のあり無しはお任せ。故郷での知り合いや、主人公の実家で働いていたなどなど。
投稿された候補の中で私が採用キャラを決める形でいきたいと思います。期限は1時くらいまでで。もし5キャラを越えたらそこで一旦ストップでお願いします
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 12:30:47.63 ID:z4BGT9HSO
今から30分は流石にキツくないかな…
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 12:45:17.12 ID:zh0+82qp0
・名前 ステラ
・年齢 19
・種族 サキュバス
・職業 アサシン
・容姿 身長低め、細身で童顔、黒のショートヘア、チューブトップにマイクロミニスカ、長手袋とニーソ、フード付きコートで角や羽や尻尾をかくしている
・性格 クールで仕事熱心、口数少なめで一人称は「スゥ」
・初期好感度 40
・性癖 相手を縛って逆レイプ、フェラも得意
・その他設定 ターゲットを[
ピーーー
]前にヤッたり社会的に[
ピーーー
]ことも多い、胸が無いことをからかわれると落ち込んだり拗ねたりする
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 12:47:50.44 ID:z4BGT9HSO
・名前 ティア
・年齢 20
・種族 サキュバス
・職業 メイド
・容姿 白髪ショートの片メカクレで見える方は青、見えない方はピンクのオッドアイ。ミレイユより頭1.5個分ぐらい低いつるぺたガチロリ体型で肌も白い。
背中には黒の小さな翼、お尻には先端がハートの尻尾が生えている
服装はロングスカートのメイド服とメイドのヘッドドレスを着用している。
・性格 無口で感情の起伏が少ないが、実際は臆病でコミュ障気味なだけの良い子。一人称は『私』で基本的にはさん付けだがミレイユを初めとして親しくなった相手のことは呼び捨てになる。
口調は『……』が多くたまにどもる。
・初期好感度 100
・性癖 乳首やクリなどの突起が弱い。どちらかと言うとMだがミレイユのためならどちらにも回れる
・その他設定
ミレイユの実家でミレイユのお世話をしていたメイド。同い年だったので主従というよりは幼馴染の親友と言った間柄だった。
ミレイユは人間だと思っていたが実際はミレイユの母が過去に保護したサキュバスであり、ミレイユの呪いのためにメイドとして近くに置いていた。
なおミレイユのことは幼い頃から使命関係なく大好きであり、最初の笑い声も久々にミレイユに会えた喜びから。
なお今の姿はサキュバスとしての真の姿であり、ミレイユと接していた時は黒髪で翼や尻尾も無い
面識ありかつ本文の『見知らぬ女性』回収のためにこんな感じにしてみた
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 12:50:13.43 ID:eHmj07MLO
・名前 ルーシィ・エメラリア
・年齢 500才
・種族 サキュバス
・職業 賢者
・容姿 500歳だか外見は人間そのままで20前の少女に見える
髪はアメジストのロングストレート
平均的な身長
すらりとしたスタイルで、隠れ巨乳
・性格 朗らかで温和で気配り上手
基本優しく笑顔
知的好奇心が強い
・初期好感度 85
・性癖 愛する人とイチャイチャしながら結ばれるのが夢
500才のサキュバスなのに処女
胸が弱い
・その他設定 主人公の実家で主人公の教師役を務めていた
主人公の故郷で賢者として魔法や知識を教え、多くの人に慕われている
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 12:52:18.87 ID:AGNLuZd9O
・名前 フィリ
・年齢 26
・種族 サキュバス
・職業 黒魔術師(攻撃魔法や呪いに詳しい)
・容姿 銀髪セミロング 赤と青のオッドアイ 細目で優しそうな顔立ち おっぱいもガタイもタッパも色々デカい むっちり気味で抱き心地もいい 翼と尻尾
・性格 基本的に穏やかで優しい ただ博愛主義というわけでもなく大事なもの(主人公や仲間)とそれ以外は重要な局面では選別する
・初期好感度 95
・性癖 甘やかしプレイ 尻尾での搾精
・住んでいた場所を魔王軍の侵攻で焼かれ主人公の実家に拾われて救われた経歴がある
メイドとして世話係をしていた主人公のお姉ちゃん代わり
主人公が幸せになることが自身の幸せでもある
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga ]:2025/05/25(日) 12:54:17.81 ID:5xJiENueO
【テンプレ】
・名前 マーガレット・ティアナ
・年齢 19歳
・種族人間
・職業神官(処女を失っても神官魔法が使える宗派
むしろ妊娠などすると聖母になってランクアップ)
・容姿 金髪で足元まで伸ばしたストレートヘア
顔立ちは凛としているが優しげでいつもニコニコと笑っている
服装は白いシスター服のような服装に、白いヴェールをかぶっている
胸はかなり大きく雫形の陥没乳首
陰毛は金毛でモジャモジャ
パンティなどは紐に近い
・性格性格は慈悲深く、誰にでも役割があると思っている。
一人称はワタシ
喋り方は常に敬語
考え方は困っている人には誰もが手を差し向けるべき
・初期好感度 80
・性癖 処女だが、母になりたいと思っており、性行為は中出しを希望する
勃起していたら慰めてあげたいスタイル
・その他設定 とある孤児院の神官だった
ただ、孤児院が経営難のために報酬と引き換えに身を差し出したが、本能的に主人公の実家は悪い人ではないと理解しているし、事情も聞いて、それは仕方ない、と納得もあった
むしろ、早く慰めてあげたいと思っている
19 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 13:45:22.14 ID:FpUk63RHO
ちょいと遅れました。申し訳ないです
仲間の一人目は
>>15
のティアちゃんでいきたいと思います
次は勇者一人と、仲間を二人、計三人のキャラを募集します。こちらのキャラの条件は前のルールのみです。期限は2時間程度で、計8キャラほどでストップをかけたいと思います。一つの枠に集中した時はまたその時に
ついでに↓1のコンマで展開の判定を
01から40 手で
41から60 口で
61から80 股で
81から99、00 本番
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 13:48:25.63 ID:BCNBGWKuO
とう
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2025/05/25(日) 13:57:41.22 ID:WrQaE7B0O
・名前 ガネーシャ
・年齢 21
・種族 人間
・職業 姫騎士
・容姿 プラチナブロンドのウェーブロングで非常に可愛らしい顔立ち身長はミレイユより高くHカップの陥没乳首美巨乳で美しく引き締まった筋肉質ボディでパイパンでは無いが陰毛は程よく整えられている
露出が極端に少ない鎧ドレスを着ている
・性格 王子様口調で話す天真爛漫でお人好しで絵に描いたような活発ボクっ娘、羞恥心は薄いが公共の場では弁える事は出来る
・初期好感度 100
・性癖 性知識は豊富で性欲が物凄く旺盛で基本どんなプレイも好きだが、中でも乳首やアナルを使ったプレイを好み弱点もアナルと乳首、乳輪
エッチはスポーツ的な考えで責められるよりも責める方が好き
・その他設定 ミレイユが住んでいる王国の第一王女であるが、自身は統治に向いていないとして自ら王位継承を放棄して騎士の座についている
実は剣術や騎士の実力としては中の下程度ではあるが身体能力が抜きん出ている為素手での格闘戦の方が強かったりと勇者パーティとしては武道家の方が適性があったりする
尚魔法は全く使えない
喘ぎ声は重低音の汚ったないオホ声
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2025/05/25(日) 13:59:44.78 ID:PflI0jQZO
・名前 ウィン·ストレイド
・年齢 18
・種族 人間
・職業 勇者
・容姿 白のショートボブ。年齢の割に幼さの残る童顔で身長も低いがおっぱいだけはものすごく大きなロリ爆乳
服装はいかにもな勇者(例を挙げるとDQ3)ルックスだが、身長に対して大きすぎる胸のせいで胸部分ははち切れそうなほどにキッツキツで頻繁にばるんばるん揺れまくる
武器は白銀の片手剣と盾を使う
・性格 一人称は『ボク』で無邪気で天真爛漫なボーイッシュ。勇者として人々を助けることを目的としている善性の塊
しかしそのお人好し故か天然のフシがありとにかく騙されやすい
口調は『〜だね』『〜だよ』だが敬語もしっかりと使える。基本的にはさん付けで幼い子供等が相手の時はくん·ちゃん付け
・初期好感度 90(仲間として全力で信頼しているが愛情云々の好意ではまだない)
・性癖 無自覚だが天性のドマゾ気質持ち。またおっぱいがとにかく弱い
・その他設定 神託によって選ばれた勇者
その幼い見た目に反して実力は本物であり様々な剣技を使いこなす
魔法もある程度は使えるが全てをカバー出来るほどではなく個の力より仲間達との連携で真価を発揮する
生まれた時から勇者となる運めが決められていたためか勇者としての教育を受けていた
しかし如何せん内容が偏っていたために性知識が異常なほどに乏しく、未だにコウノトリを信じているレベルで自慰すら未経験
なのでパーティの面々もそっち方面では細心の注意をはらって接していた
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 14:01:45.28 ID:u+0Jsve/0
・名前 サレナ
・年齢 15
・種族 猫の獣人
・職業 シーフ(音を立てずに動いたり見えないほど早く動け身のこなしに優れている。罠に詳しかったり宝鑑定したりできる)
・容姿 白髪に黒メッシュのショートカット 小柄で肉付き薄めのロリ体型
・性格 見た目や年齢からは不相応に大人びている。現実的でシビア
・初期好感度 34
・性癖 匂い責め・イラマ
・その他設定
元々は親に捨てられてスラム街で育ち
年齢一桁のころから過酷な環境で冒険者として働いている
主人公のことはいいとこ育ちの甘ちゃん・世間知らずだとも思っている
匂いやマタタビのようなものに敏感でそういう類の性的な行為や耳・尻尾といった部分が猫の獣人としての弱点
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 14:05:34.54 ID:Yo8/X8beO
・名前 メルヴィ?ノーレッド
・年齢 18
・種族 人間
・職業 勇者
・容姿 幼気ながらも多くの人を惹き寄せる美少女
黒髪ポニーテール
スタイルはよく胸は大きめ
聖剣に動きやすい革鎧、紺色のマントをつけている
・性格 元気で頑張りやのお人好し
真っ直ぐで純真ないい子
基本人懐っこい、けど人をみる目は確かでしっかりしている一面もある
芯が強く、くじけても立ち直る精神的なパーティーの支柱
一人称は私、〜だよ、〜だね、などの喋り方
きちんとした場では敬語も話す
・初期好感度 90
・性癖 密着したりキスしながら愛し合うのが好き
また好きな相手を気持ちよくさせることに精神的充足を感じる
全身敏感だが特に膣の中が弱い
・その他設定 剣と魔法を扱いこなす勇者(どちらかというと剣が得意)
光属性魔法を使う
主人公とは幼い頃からの親友で、尊敬している
初期好感度は高いが、現時点ではあくまで友愛であり異性愛者
平民の出ではあるが、幼い頃から師匠である人物に剣と魔法を始め、様々な技術や知識を教え込まれてきた
旅に必要な技術はだいたい身につけており、料理はとても得意
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 14:06:28.01 ID:Yo8/X8beO
>>24
すみません、名前が?になっていますが中点です
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 14:08:14.08 ID:zh0+82qp0
・名前 ラーサ
・年齢 16
・種族 猫の獣人
・職業 踊り子(味方にバフしたり短剣で戦う)
・容姿 銀髪ツインテでスレンダーながら胸は大きめ、手足は隠しつつ身体を魅せる踊り子服にアラビアンマスク、耳に長めの尻尾もある
・性格 ツンデレ風味な真面目ちゃんで、少し男っぽい口調
・初期好感度 70
・性癖 普段は性的なことを避けるが発情期は毎夜のように男娼を呼んだり娼館で働く事もある
相手に思い切り甘えながらすることが多い
うなじが弱点で触られるだけで発情する
・その他設定 ある獣人の里長の娘でシャーマン的な役だったが魔王に滅ぼされ、勇者に助けられた
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 14:09:46.71 ID:ahE4FG78o
・名前 フィン
・年齢 15(この世界の成人ラインくらい)
・種族 半獣人/猫
・職業 剣士・回避盾
・容姿 金髪ふわふわロングに猫耳猫尻尾。ちょっとだけツンとした感じの童顔。やや背は低め。胸はこの数ヶ月でAからCに、お尻も同じくらい成長している。少し谷間が覗く青のチューブトップに青の手袋。下半身は青のミニスカート+スパッツが基本だが、気分次第でスパッツなし(下着ガード緩め)、スパッツのみ(上から尻尾を出してて色々際どい)の日がある。
・性格 天真爛漫、しっかりしてはいるが本質的には仔猫のような甘えたがり。
・初期好感度 75
・性癖 キス。お尻を撫でたり揉まれたりすること。攻めっ気自体は強くないが献身的で夢中になると止まらないタイプ。
・その他設定 剣の才能に長けており、利き手の左手とは別に右手の短剣で受け流す二刀流剣士として幼くしてパーティに加わった。
実家の習慣で親しい人には挨拶で口にキスをする。ミレイユにも出会って間もなくしていたが、魔が差したミレイユが舌を入れたことでキスの快楽に目覚め、「大人のキスだけをする」ちょっとした秘密の関係になってしまった。ちなみに舌はザラザラしてない。
性知識は最低限あるが、半獣人の貞操感性である程度の好意があれば性別含めて何も気にしない。なお今の好感度はあくまでドキドキする秘密の共有レベル。
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 14:10:27.91 ID:ahE4FG78o
猫獣人被るなあ……
29 :
◆eZ4UQPCC86
[saga]:2025/05/25(日) 16:42:18.36 ID:1bDlU8r9O
勇者枠は
>>24
仲間枠は
>>21
>>27
で採用させていただきます。
申し訳ないですが、
>>21
のオホ声の要素は書ける自信がないためその部分だけ編集させていただきます
本編少し書き溜めてますので、お待ちを
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 16:53:32.57 ID:ziNk53P+O
>>21
書いたものです了解です
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 17:03:08.48 ID:U4p5MSOAO
勇者:剣&光魔法の使い手
前衛1:脳筋姫騎士
前衛2:回避盾
後衛(主人公):魔法使い
ヒーラーいないけどメルヴィの光魔法がそこに含まれる感じかな
もしくはティアちゃんがメイド技能でどうにかしてくれるか
32 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 17:25:50.24 ID:1bDlU8r9O
部屋の角、魔力の気配しか感じられなかった場所に一人、格式の高そうなメイド服を身に着けた、白髪の幼い少女がいる。
人間ではないことは一目で分かった。見た目の年齢に似合わない雰囲気に、手紙に気を取られていたとはいえ魔法使いのミレイユが気付かないほど質の高い魔法。そして微妙に動いている黒い尻尾。
仲間でもギルドの職員でもない者が、自分の部屋に隠れていた。急な出来事にミレイユは思わず身構える。一方、現れた少女は落ち着いた様子で口を開いた。
見慣れない女性「ふふ……ひ、久しぶり、ミレイユ」
ミレイユ「……えっ?」
聞こえた声、前髪で隠れていない青の瞳でまっすぐ見つめる少女にミレイユはとある人物の面影が重なる。
ミレイユ「あ、あれっ? ――もしかしてティアちゃん?」
ティア。ミレイユの家で彼女を世話していたお付きのメイドである。動転して気づくのに遅くなったが、髪型も体型も顔も声も服装も――ほぼ特徴が一致している。何故分からなかったのかと言われるほどに。
ティア「……」コクリ
やはり同一人物らしい。心なしか無表情な彼女の頬が膨れているような気がする。
ミレイユ「えっと、とりあえず座って? その髪とか尻尾とかどうしたの?」
ティア「……これが本来の私。サキュバスの……姿」
ミレイユ「サキュバス? そうだったんだ。知らなかっ――」
テーブル近くの椅子を引き、そこに彼女を座らせる。そして自分は向かいに。そしてのんびり事情を出そうとして数秒後。あれ?と、首を傾げるミレイユ。
33 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 17:26:38.35 ID:1bDlU8r9O
ミレイユ(嫌な予感がする)
この手紙からの流れで、ティアの登場。そしてサキュバス。
ミレイユ「あのー……ちなみに、どうしてここに? 私忘れ物したかな?」
ティア「……」クビブンブン
ティア「ご、ご奉仕のため。……呪いの」
キラキラした目で答えるティア。尻尾がぱたぱたと動く。
ミレイユ「へ、へぇー……」
ミレイユ(あんのバカママ!!)
やはりそういう流れだった。心の中でテーブルをぶっ叩くミレイユ。ほぼ幼馴染な少女を自分の呪いのために性処理に使え、とは。
ミレイユ「……あのね、ティアちゃん? いくらうちのメイドでも嫌なものは嫌って言ってもいいんだよ?」
ティア「い、嫌じゃない……」
ミレイユ「……そうなの?」
自分が逆の立場ならお金を貰っても渋るかもしれないが。いや、相手が美少女ならばあるいは。なんて悶々と考えていると、ティアがぽつりと。
ティア「……じゃあミレイユは嫌? 私とするの」
ミレイユ「嫌じゃない」
首傾げつつ問いかけられる言葉に、彼女は何も考えず即答した。
34 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 17:27:43.79 ID:1bDlU8r9O
ティア「……」
ならいいじゃないって気持ちと、あれこれ言っていた割りに即答した彼女への呆れ。ジトッとした目を向けられ、ミレイユは我に帰る。
ミレイユ「……コホン。いい? 私はね?ティアちゃん」
ミレイユ「心の準備の時間が欲しいの」
それは切実な言葉であった。
ミレイユ「いきなり呪いだとか一族の秘密だとか聞かされて、ティアちゃんを私が死なないために使いなさいとか」
ミレイユ「正直かわいい子とできるのは嬉しいけど――」
ティア「……」グイグイ
ミレイユ「あ、あの? ティアちゃん?」
御託を並べる魔法使いの隣へ行き、ローブを引っ張る少女。戸惑っていると、ティアは痺れを切らしたのかミレイユの膝の上に乗った。
ティア「……ご、ごちゃごちゃ言ってるけど、まず、ミレイユの命」
ミレイユ「ごちゃごちゃ……」
すぐ間近で、真顔で言われ、地味にダメージを受ける。
ティア「……確認させて」サワッ
ミレイユ「ちょっ、ティアちゃん」
無造作に手を伸ばし、彼女の下半身に触れる。引き剥がすわけにもいかずあたふたしていると、ミレイユ自身にも覚えがない物にティアの手が当たった。
ミレイユ「えっ?」
ティア「……あった」
どこか嬉しそうな声で言うと、ティアは身体をミレイユへと寄せた。何度も嗅いだ懐かしい匂いが香り、整った愛らしい顔立ちがすぐ近くで微笑む。
ティア「……とりあえず、する?」
ミレイユはまたもやほぼノータイムで頷いた。
35 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 19:06:00.68 ID:/nPhuJh4O
それから帽子を取られ服を脱がされて、下着も脱がされると呪いで生えるというそれが露わとなった。ティアに触られるまではその存在にすら気づかなかったが、ちょうど陰核の位置あたりにちょこんとある。
ミレイユ「うう……本当にある」
ティア「……痛かったりしない?」
ミレイユ「しないけど……っ!?」
ティア「……?」キョトン
顔を上げたミレイユの視界に入ったのは、メイド服を脱いだティアの裸体。ヘッドドレスはそのままに、上は下着もなく下半身は黒のニーソックスにガーターベルト。
うっすらと膨らんだ胸に小さな綺麗な色の乳首。下もパンツを脱いでおり、綺麗な筋が見える。
可愛い幼馴染と思っていた少女の裸に、ミレイユは見惚れてしまっていた。
ミレイユ「えっ、えっと……尻尾本物なんだね」
ティア「……うん。本物。こっちも……」
背中を見せるティア。そこには小さな羽根が生えていた。陶器のような白い肌に黒の羽根、そして尻尾、小さめのお尻――と視線が下がり。
ティア「……お、おっきくなった」
ミレイユ「――へっ? あっ」
ティアに言われて、自分のそれが痛いほど膨張していることに気づく。あんなに小さかったものが、今は立派に股間に立っている。
自分が幼馴染の少女、それも幼い見た目の彼女に興奮している。それをまざまざと自覚させられ、複雑な気分になってしまう。
36 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 19:08:08.69 ID:/nPhuJh4O
ティア「んー……余裕は、ありそうだけど……」
ティア「……」チラッ
男性器を見ながらぶつぶつと小さな声で呟き、ミレイユの顔を見上げる彼女。
ティア「……」
ミレイユ「ティアちゃん?」
ティア「……つばつけとく」ボソ
ミレイユ「あの、ティアちゃん?」
キラッと怪しく光る瞳に、捕食される小動物のように冷や汗を流す。なにやらやる気満々なティアはテーブルに手を付くと、腰を突き出した。
ティア「……ミレイユ。来て」
ミレイユ「う、うん。分かったけど……」
ほんのり赤くなったティアに誘われ、ミレイユはふらっと彼女の近くへ。僅かに濡れた様子の割れ目。小さなお尻の間から別の穴もかすかに見える。
ミレイユ(うっ……)ゴクリ
ミレイユ(こ、これは挿れていいってこと……?)
ミレイユ(でもでも準備も無しに?)
ティア「……ん」
ミレイユ「はぅっ!?♡」
迷っているミレイユを見かねて、ティアがすっと股の間に男性器を挟み込む。すべすべな太ももとぷにぷにとした秘唇に触れ、初めての快感に意図せず声が漏れてしまう。
ミレイユ「な、にこれ……っ♡」
脚の体温に温かな湿り気のある液体。それに包まれているだけで、頭がぼんやりしてしまいそうな気持ちよさが伝わってくる。
何がなんだか分からなくなっている彼女の様子。ティアは満足そうに微笑すると、彼女の手を取って自分の腰に当てた。
37 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 19:09:37.63 ID:/nPhuJh4O
ティア「……そのまま動いて、擦ってみて」
ミレイユ「う、うん……っ。ふぅ、はぁっ♡」
何故、なんて疑問は浮かばず言われたまま腰を後ろへ。ぬち、と音がし柔らい身体に男性器が擦れ、電流が流れたようにミレイユの身体がびくびくと震える。
ミレイユ「あっ♡ ん……気持ちいい……♡」
思わず腰が引けて前かがみになるも、すぐに刺激を求めて腰を前に。戸惑いはなく、ただ快楽に支配されうっとりとした表情でミレイユはたどたどしく自然とピストンを始めた。
ティア「んっ♡ そ、そう……上手、ミレイユ……っ♡」
ミレイユの先走りに、ティアの愛液が混ざり滑りが増す。すると余裕のあったティアにも、喘ぎ声が混ざり反応も大きくなってきたが、ミレイユは気付かない。
ミレイユ「はぁっ、はぁっ……♡ ティアちゃん……っ、おちん○ん、気持ちいいっ♡」
ティア「んっ、うぅ♡ ぁ――激しっ♡」
ぐちゅぐちゅと音の大きさを増し、興奮を増したミレイユはティアを後ろからテーブルに押し付けるようにして乱暴に腰を動かす。
相手が我を忘れ道具のように扱われる彼女だが、その目は悦びに染まっていた。
ミレイユ「あっ♡ あぅっ♡ あ、何か来るっ――♡」
ティア「っ――♡ きて、きてっ、ミレイユ♡」
ティアの身体を抱き締め、スパートをかける。本能のまま彼女を求め、最後に大きく腰を突き出すと、
ミレイユ「んううぅっ!♡」
ティア「〜っ!♡」
ミレイユは絶頂に達し、精液を勢いよく吐き出した。ティアの脚の間、秘所のすぐ近くで。ひくひく震えるティアのそこへ、大量の白濁がかけられ脚を伝って床に溜まる。
38 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 19:11:49.04 ID:/nPhuJh4O
ミレイユ「はぅ……っ♡ な、なにこれぇ……♡」
絶頂の快感に加え、射精の何度も続く断続的な快楽。夢見心地で呟き、自然と腰はゆるく動き続ける。
ティア「……ふぅ。ミレイユ……す、すっきりした?」
ミレイユ「う、うん……♡ ごめんね、あんな乱暴に……」
ティア「大丈夫……私も、気持ち良かった……」
ミレイユ「なら、いっかぁ……♡」
頭がうまく回らず、ぽやっと答えるミレイユ。乱れた呼吸を整えようととりあえず身体を起こした彼女は、次の瞬間それまでの桃色な体験を一瞬で全て忘れて青ざめた。
「いやぁ、やっぱり楽勝だったね。ボクらにかかればこんなものさ」
「あんまり油断しないでね。最近は物騒なんだから」
「そうですよ。そうでなくてもガネーシャさんは前に出るし目立つんですから」
部屋のドア、その外から微かに聞こえる声。仲間達だ。受付にミレイユが戻っていることは聞いている筈だし、絶対部屋へやって来る。
ミレイユ「あ、あのっティアちゃん! 仲間が帰ってくるからせめて服を――」
ティア「……む、無理……」
ぐてー、と絶頂の余韻だろうか、テーブルに身体を乗せたままティアは動かない。慌てるミレイユをよそにどんどん仲間達の声は部屋へと近づいてきて……。
メルヴィ「ミレイユいるの? 帰ってるって聞いたけど、一人で行かせてごめ――」ガチャ
慌てて着替える物音が聞こえたせいか、ノック無しにドアを開き仲間の一人、勇者の少女が顔を出す。そして固まった。
ミレイユ「あ、あのー……今、ちょっと忙しくて」
ガネーシャ「ん? どうしたんだい? 固まって」
フィン「何か異常ですか?」
続いてどんどんと半開きのドアから部屋に入ってくる仲間二人。
パーティの仲間が、見知らぬ女性を仕事帰りにお持ち帰り。もしくはむふふなサービスをご利用。事情を知らない人にはそんな風に見えるであろう。
呪いのアレも、情事も即座に仲間にバレ、ミレイユは頭を抱えた。
39 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/25(日) 19:44:13.32 ID:Hi9bo+X5O
〈とりあえず今回は一旦ここまでですが、
早く書き溜められたらまた投稿するかもしれません〉
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 19:49:55.62 ID:Xaf7nuovO
乙です
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 20:20:04.36 ID:XG5EnXwqo
おつ
きたい
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/25(日) 21:36:45.80 ID:YRG/ptr+O
おつおつ
メインはティアとパーティメンバーになっていくんだろうけど、今後どんどんハーレムが増えていったりするのかな
楽しみ
43 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/26(月) 06:50:03.98 ID:47uJlZytO
それから少しして。
掃除と身体を綺麗にし、服を着るとミレイユ、ティア含む一同は勇者の部屋へ集まった。
ミレイユ「……というわけで、別に私が男だったりみんなが仕事中なのにナンパしたり、デリバリーしたわけじゃないです……」
かくかくしかじかと事情を説明。それからテーブルの上に手を付き、深く頭を下げる魔法使い。現場を目撃されたにも関わらず仲間達は特に怒る様子もない。それが余計にミレイユの罪悪感を刺激した。
メルヴィ「呪い……証拠もあるし、そうなんだろうけど」
みんなが座っている中心、テーブルに置かれた母からの手紙を一瞥し少女、メルヴィは腕を組む。
整った可愛らしい顔立ちに、黒髪のポニーテール。軽装気味な革鎧、下は赤色のミニスカートに白のニーソックス。豊かな胸の膨らみが鎧の下からでも分かり目を引く。
まさに美少女な容姿に、勇者の象徴とも言える背中の立派な聖剣。人を惹きつける不思議な雰囲気を持つ彼女は、王国でも有名な勇者である。
呪い。死。不吉な単語に不安そうな顔で、ミレイユの親友でもあるメルヴィは口を開く。
メルヴィ「大丈夫なの? 最悪死ぬなんて」
ミレイユ「う、うん。多分」
ティア「……わ、私が処理する……」
メルヴィとは面識があるものの、他二人は初対面。緊張しているのか口数が少なくなったティアは、一度こくりと頷く。
メルヴィ「まぁそうなんだろうけど……」
むぅ、とどこか不満そうに勇者は小さく唸る。そんな彼女の横、ワクワクした様子の女性が会話に入る。
ガネーシャ「ということは、そのティアちゃんも旅に加わるわけだね」
ミレイユ「いきなりごめんね、ガネーシャちゃん」
ガネーシャ「いやいや、戦えるなら問題はないさ」
少々大げさな動きに、プラチナブロンドの髪がサラサラと揺れる。肩や肘、胸、膝などにきらびやかな甲冑を付けたドレスを着ている彼女は、仲間の一人であるガネーシャ。
キラキラと天真爛漫な性格に似合う大きな目を輝かせ、彼女は寛大にアレソレを受け入れる。
実際、性に奔放な彼女からしたらあまり大きな問題ではないのだろう。ただし……。
44 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/26(月) 06:51:34.67 ID:47uJlZytO
ミレイユ(お、襲われそう……)
ガネーシャがこちらを涎が出かねない顔で見ていることがすごく気になった。勇者の仲間になった時から顔が美しいだの、スタイルが魅力的だの、半ば口説かれていたが、そこに呪いによるご立派な男性器とくれば……言わずもがな。
フィン「仲間が増えるんですねっ! 嬉しいです」
そんなガネーシャの横、猫耳が生えた少女がニコニコと明るい笑顔を浮かべる。
フィン。勇者の仲間の一人。猫と人間の半獣人で、剣の使い手である。パーティの中で最年少。剣も身体もその成長速度はめざましく、ミレイユが加入した数ヶ月前から比較すると、どちらも目覚ましい変化を遂げている。
膨らみの増したチューブトップに包まれた胸に、ミニスカートの上から分かる成長したお尻、脚。
フィンちゃんいい子だなぁ。今日はスパッツ履いてるかなぁ、パンツ履いてるかなぁなんて一瞬頭に浮かんだミレイユは頭をブンブンと横に振る。
ミレイユ「んんっ」セキバライ
ミレイユ「メルヴィちゃん……いい? ティアちゃんが参加しても」
ミレイユ「あと……私も。このままいてもいい?」
女性のみのパーティに下半身が男性の女性。加えて隠していたけれど、精神が九割方男性なミレイユ。その付き添い。人が人なら断固として拒否しただろう。だが、ミレイユは勇者の人柄をよく知っている。
だからこそ、この訊き方は罪悪感が沸くのだが。
腕を組んでいた勇者はそれを解き、困ったように笑う。
メルヴィ「当たり前でしょ? 体質なら仕方ないし、ミレイユは仲間だから」
メルヴィ「ティアちゃんも大歓迎。ミレイユもこのままで」
ミレイユ(ホッ……)
メルヴィ「でも無理矢理仲間に手を出したら、ミレイユでも容赦はしないからね?」
ギラッ。
お人好しなほど優しい勇者の圧に、一同はギョッとする。呆気にとられるミレイユらと、威圧感に怯えて壊れた玩具みたいに首を縦に振り続けるティア。ちょっとした修羅場であった。
45 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/26(月) 06:53:05.70 ID:47uJlZytO
メルヴィ「なら良しっ。それじゃ今日は解散しよっか」
パッと空気が変わる。
強者揃いの部屋で、こうもコロコロと空気を変えることができる勇者。その実力は戦わずして容易に窺い知ることができるだろう。
明るい笑顔で勇者が言うと、仲間らは席を立つ。
ミレイユ「ティア。あなたはとりあえず私の部屋に来て」
ティア「……」コクリン
ガネーシャ「ミレイユ。ちょっとこっちに」グイッ
ミレイユ「えっ?――ひぇっ」
帰ろうとした矢先にガネーシャに肩を組まれ、部屋の隅に連行される。
ミレイユ「ガネーシャちゃん? どうしたの?」
相変わらずキラキラした目の彼女は、ミレイユの問いに明るく答えた。
ガネーシャ「ティアちゃんとは、恋人とか婚約者の仲なのかい?」
ミレイユ「えっ? いや、幼馴染で手紙の通りお母様が雇った関係で……」
ガネーシャ「ならボクが間に入ってもいいわけだね?」
ミレイユ「んんん?」
ガネーシャ「常々興味はあったんだよ、女性の身体に。でもアレは無いだろう? そこが残念だったんだけど、ミレイユにはあんな立派なものがあって……」
ガネーシャ「是非、ボクと一戦交えて欲しい」
ミレイユ(……えっ? そんな気軽に……)
ガネーシャ「フフ、ボクの身体はよく知っているだろう? ティアちゃんにできないこともできるだろうし……気軽に頼んでくれたまえ」
そう言って、鎧の胸部分をクイッと引っ張る彼女。ミレイユよりも豊満な膨らみが見えミレイユは生唾を飲む。
46 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/26(月) 06:57:02.03 ID:47uJlZytO
ミレイユ「う、うん。ありがとう……」
ガネーシャ「プッ。アハハハッ! ムッツリがいつもより素直になったね、ミレイユ」
ガネーシャ「うんうん。そっちの方がボクは好みかな。じゃあね、魔法使いさん」
ぽんぽんと肩を叩いて上機嫌に去っていくガネーシャ。なんだかからかわれた気もするが……そこはあまり気にならないミレイユであった。彼女とのアレソレを妄想して興奮してしまったから。
フィン「ミレイユさん? 前屈みになってどうしました?」
ミレイユ「な、なんでもない。大丈夫だから」
ティア「……ほら帰る」グイグイ
ミレイユ「は、はい……ゴメンナサイ」
フィン「? おやすみなさい、二人とも」
ティアに押されながら勇者の部屋を出る。
時刻は夕方から夜。少しは自由に行動する時間があるだろう。どうしようか。
↓2 最初の自由時間、どうする? 数字で一つ選択
1 部屋でゆっくりする
2 外の空気を吸う
3 廊下を歩く
4 ギルドをうろつく
〈書き溜めた分投下しました。また書き溜めたら投稿、安価取って書き溜めて投稿、の平日は不定期な更新の繰り返しになるかと〉
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/26(月) 08:21:32.70 ID:8TanRWacO
4
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/26(月) 08:31:33.69 ID:b+zJkqVro
2
49 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/26(月) 19:26:49.61 ID:X410ODEKO
2 外の空気を吸う
〈ほぼランダムイベントな選択肢の結果、メルヴィとのイベント発生〉
ティアにギルドの部屋、施設をあれこれ紹介した後、彼女を自室に残してミレイユは一旦外の空気を吸うことにした。
気づけば夕方から夜に。魔法の照明が照らす階段を降り、ガヤガヤとこの時刻も賑やかなギルドのドアをくぐって外へ。
ミレイユ「はぁ……色々あったなぁ……」
首都は夜中も賑やかだ。ギルドのある大通りも勿論、朝や昼と変わらない人通りで賑わっている。時間を問わず開いている店、飲食店、夜に賑わいを見せる風俗店。多種多様な種族の人たち。
ごちゃごちゃな街の景色が、規則正しく並べられた街灯に照らされ、それが不思議と綺麗に見えた。
田舎から出てきたミレイユには、未だ新鮮に思えてしまう。
メルヴィ「あっ、ミレイユ」
ギルドのドアを出て建物の横、置かれているベンチに座っていると勇者がひょっこりと登場した。夜食だろうか、近所のパン屋の紙袋を抱え、なにやらニコニコしている。
ミレイユ「こんばんは。買い物してたの?」
メルヴィ「うん。今日の晩御飯。依頼から直接帰ってきたから、まだ食べてなかったんだ」
そう言って、彼女はミレイユの隣へ。
紙袋を膝の上に乗せ、小さく伸びをする。
50 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/26(月) 19:27:44.01 ID:X410ODEKO
メルヴィ「にしても良かったね、ミレイユ」
ミレイユ「え? なにが?」
ミレイユが首を傾げると、ニコニコ顔からニヤニヤ顔に。からかうように彼女は肘でちょんちょんとミレイユを小突く。
メルヴィ「ティアのこと。呪いは大変そうだけど、あんなことしてたんだし、イチャイチャラブラブなんでしょ?」ウリウリ
ミレイユ「う、うーん……どうなんだろう」
苦い顔で呟く。
ティアらしからぬ積極的さではあったが、あれはあくまで仕事。家で過ごしていた時には気がある素振りなんてなく、よくできた可愛いメイドさんであった。自分に好意があるかは正直まだよく分からない。あんまり顔に出さないし。
メルヴィ「えっ、そんな感じなの?」キョトン
ミレイユ「うん。さっきもいきなり脱がされて、来てって言われて……」
メルヴィ「かわいいティアちゃんに流されちゃったと」
ミレイユ「そうなんだよねぇー……あはは」
流されたとしか言いようがない。彼女の返答は期待外れだったようで、メルヴィはがくっと肩を落とした。
メルヴィ「なーんだ、親友に恋人ができと思ったのに」
ジトッと呆れ顔で紅い瞳が向けられる。
ミレイユ「恋人って。相手はティアだよ? 女の子同士で――」
メルヴィ「いいと思うけど。それにミレイユ前に言ってたでしょ、女の子が好きだって」
ミレイユ「ゔっ……」
苦い記憶を不意に掘り起こされ、ミレイユは呻く。
51 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/26(月) 19:29:05.20 ID:X410ODEKO
メルヴィが言っているのはもう何年も前のこと。5、6年ほど昔だろうか。その頃から絶世の美少女だったメルヴィ。彼女と仲が良かったミレイユだが、当時から恋愛対象は同性寄り。明るくみんなの中心にいたメルヴィに惹かれるのは道理のようなもので。
ある日さりげなく女の子が好きだとメルヴィに探りを入れたところ、普通に男の子が好きと言われて撃沈。失恋とも言えない段階で涙を飲むことになった。
ミレイユ「そっ、それは事実だけど関係ないから。急すぎるって話」
メルヴィ「あー、まぁそうだよね」
納得してくれたようで、メルヴィはコクコクと頷いた。横を向き、彼女に隠れてホッと胸を撫で下ろす。痛い失敗談を掘り下げられずに済んだ。
ミレイユ「そういえばメルヴィちゃんは一目でティアちゃんって分かった?」
メルヴィ「うん、分かったよ。あのメイドさんだってすぐに」
メルヴィ「えっ、もしかして分からなかったとか?」
ミレイユ「……。ちょっと話して気付いたかな」
自分がメルヴィのことを好きだった、今も気になってる、なんて言ったらどんな反応をするのだろうか。なんて考えが頭に浮かぶものの、訊いても迷惑をかけるだけ。
それからしばらく、ミレイユはメルヴィといつも通りの雑談をした。
ちょっとだけ彼女との仲が進展した……だろうか。
↓2 次はどうしようか。数字で一つ選択
1 部屋でゆっくりする
2 お風呂へ(コンマ9、0で誰か入浴中)
3 廊下を歩く
4 ギルドをうろつく
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/26(月) 19:49:50.30 ID:LUl0uZzao
1
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/26(月) 19:53:52.77 ID:8TanRWacO
4
54 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/27(火) 06:27:25.05 ID:ZziS7hX/O
4 ギルドをうろつく
〈フィンちゃんイベントです〉
メルヴィと別れて、ギルドの中へ。特にやることも見つからず掲示板の依頼を眺めていると、ミレイユへ近づく足音が。
フィン「ミレイユさんっ!」
ミレイユ「え?――んっ」
ふわっと香る石鹸、女の子の甘い香り。声と近づいてくる気配を感じ、自然と身体をそちらへ向けた直後、ミレイユへ少女が飛び込んでくる。
フィン「えへへ、さっきぶりですね」
唇と唇をちょこんと合わせ半獣人の少女、フィンが屈託のない笑顔を浮かべる。人前であるというのに恥じらう様子はない。彼女を受け止めたミレイユに身体を預け、ニコニコと笑っている。
口と口のキス。彼女の実家の習慣だとは聞いているが……やはり人前では少々照れ臭い。
ミレイユ「フィンちゃん。寝なくて大丈夫?」ナデナデ
フィン「はいっ。ご飯も食べましたし、大丈夫です」
言って、彼女はミレイユに甘えるようにぴたっと身体を寄せる。こちらを見上げ胸に頬を当てる彼女の頭をゆっくり撫でると、耳と尻尾が反応を示した。
55 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/27(火) 06:30:29.51 ID:ZziS7hX/O
フィン「ミレイユさんは甘やかし上手ですねぇ……」ハフ
ミレイユ(……可愛い)
フィン「――ふぅ、ありがとうございました」
ミレイユ「こちらこそありが――」
数十秒のナデナデタイムの後。フィンが自分から離れた際の一瞬、ミレイユの視線は無意識に胸へと。見下ろす形で上から見ると、二つの膨らみと服との間にある空間に指を突っ込みそうになってしまう。
肩に脇にお腹に脚に、改めて見ると彼女の服装は肌色が多い。
ミレイユ(って、いけないいけない!)
ミレイユ(こんな場所で勃ちそうに……自制しないと)
まじまじと観察してしまったミレイユは、首をブンブンと横に振る。帽子を被り直し、服を治す振りをして軽く股間を確認。反応していないことを確かめると、安堵の息をもらした。
フィン「依頼ですか?」
そんなミレイユの格闘には気づかず、のんびりとした口調で横に並び掲示板を見る少女。
ミレイユ「ううん。さっき、受付さんに調査の進捗を聞いて――そんな数時間で変わらないって怒られちゃった」テヘヘ
フィン「あー……」
冒険者らの話し声、足音、物音。喧騒を背後にのほほんと話す二人。ミレイユは隣の彼女に視線を向ける。
↓2 選択肢を一つ選択
1 「今から遊びに行かない?」とオトナな誘惑(コンマ0〜30で成功)
2 「部屋に行ってもいい?」(コンマ0〜75で成功)
3 「そろそろ寝ないと」(好感度微上昇)
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/27(火) 08:00:29.46 ID:ej3hgMIrO
2
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/27(火) 09:44:30.42 ID:lgTlIhIpO
2
58 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/27(火) 19:02:05.55 ID:ZO4XKRnjO
2 「部屋に行ってもいい?」(42で成功
ゆらゆら揺れる尻尾。自分より一回り小さな身体。先程意識したせいか、無性に触れたくなってしまう。
……いつもの挨拶くらいなら、大丈夫だろう。そう自分に言い聞かせ、ミレイユは少しの緊張と共に口を開く。
ミレイユ「ねぇ、フィンちゃん?」
フィン「はい。なんですか?」
クリッとした蒼の瞳がミレイユに向けられる。純粋な彼女をムラムラした気持ちの発散に使うのは忍びないが、もう何回もしていること。
下心をなるべく隠そうと笑顔を浮かべ、ミレイユは小首を傾げた。
ミレイユ「これから部屋に行ってもいい?」
フィン「えっ? ……あ、はい。大丈夫ですよ」
ミレイユの態度と言葉で察しがついたのだろう。ほんのりと赤くなり頷く彼女。そわそわと尻尾の動きが早まる。
フィン「今日はもう遅いですし、すぐ行きましょう」
ミレイユ「う、うん」
二人して緊張を態度に出しながら、足早に階段へ向かう。無言で一定の距離を空け、初々しいカップルみたいな雰囲気で二人はフィンの部屋の中へ。
ミレイユの自室と同じ家具が同じ位置に置かれた部屋。後から入ったミレイユがドアを閉めると、フィンはベッドへ腰掛けた。
フィン「ここにどうぞ、ミレイユさん」
ミレイユ「うん。お邪魔するね」
隣へ座る。肩が触れそうな位置に二人は並び、ミレイユは帽子を頭から取ると彼女の肩に手を置いた。
59 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/27(火) 19:03:14.95 ID:ZO4XKRnjO
フィン「ん……」
これから何をするのか分かっているのか、ミレイユが何も言わない内からフィンは目を閉じ、顔を近づけてくる。長い睫毛がよく見える距離。見とれそうなほど可愛い顔立ちを少々見つめ、ミレイユは唇を重ねた。
ミレイユ「……っ」
小さめな唇はこの世のものとは思えないほど柔らかい。ただ触れているだけでも幸福感に満たされていく。だが、それだけでは満足できない。二人はこの先を知っているのだから。
フィン「ミレイユさん……」
目を薄く開いたフィンが名前を囁く。僅かに距離を空け、彼女は口を開き舌先を出した。ミレイユはそれを合図に相手へ身体を寄せる。
ミレイユ「フィンちゃん……っ」
フィン「ぁ……♡ ん、ちゅ……れろ……♡」
空いている口に舌を入れ、差し出された彼女のものと絡める。なぞり、口内を犯すように擦り、唾液が混ざり合う。浅い口づけよりも直接的で、頭を蕩けさせるような気持ち良さ。
フィンとこの秘密の『挨拶』をするようになったきっかけは、彼女のいつもの挨拶の時、ついミレイユが舌を入れたこと。それ以来、ちょくちょく隠れて会ってはお互いの欲を満たしている。
このキスがフィンは好きなようで、始めてものの数秒で夢中になってしまうほどだ。
ミレイユ「ん……っ、ちゅ、ぁ……♡」
フィン「――っ♡」
ミレイユからぐいと彼女の頭を手で寄せ、呼吸する間もなく舌を嬲る。繋いだ口から吐息を漏らし、フィンの身体がぞくぞくと跳ねた。開かれた目は弛緩し、ミレイユが唇を離しても舌を出したままで恍惚とし、欲情的な顔を見せる。
60 :
◆OGHPkXeEeU
[sage]:2025/05/27(火) 19:06:21.00 ID:ZO4XKRnjO
〈訂正〉
欲情的な → 扇情的な
61 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/27(火) 19:07:23.23 ID:ZO4XKRnjO
フィン「っ、はぁっ……♡ 今日、激し……♡」
ミレイユ「ぷはっ……ちょっと長かったかな? ごめんね?」ナデナデ
フィン「はふ……だ、大丈夫です……」
ミレイユの胸に抱かれ、呼吸を整える彼女。とろけきったフィンの様子を微笑みつつ眺める。余裕ある態度と裏腹にミレイユは内心後悔していた。
ミレイユ(いつもより我慢がきかない……!)
大人なキスをちょっとだけ。そう思っていたのに、フィンがぐでんぐでんになるまで思い切りがっついてしまった。呪いのせいなのか、はたまた生来の女好きのせいかは分からないが、このままではまずい、とだけは言える。
ミレイユ「えっと……ありがとう、フィンちゃん。お陰ですっきりしたよ」
フィン「はい……私も、すごく満足しました」
ミレイユ(とにかく余計なことする前に退散しないと)ナデナデ
↓1 コンマ一桁が8か9、またはゾロ目で……
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/27(火) 19:11:32.61 ID:CmJxYnG2O
そーれ
63 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/27(火) 19:39:22.22 ID:ZO4XKRnjO
〈残念ハズレ!
というわけで、次はメインストーリーの方へ
メインと今回みたいなちょこちょこイベントを交互にやる形で進めていこうかと思います〉
64 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/28(水) 00:03:09.03 ID:S390/2CNO
ミレイユ(……よし、大丈夫かな)
フィンを撫でて時間稼ぎ。ギンギンに反応していた男性器を落ち着かせ、彼女を離す。最後に一撫でし、ミレイユは立ち上がった。
ミレイユ「さてと……今日は寝ようかな」
フィン「はい、じゃあまた。おやすみなさい」
また。そう言って笑って見送ってくれる。
暴走した自分に屈託のない笑顔と優しい言葉。罪悪感を抱いていたミレイユには、彼女にキラキラと後光さえ見えた。
ミレイユ「うん。おやすみ、フィンちゃん」ウフフ
ミレイユ(可愛い! 好き!)
色々ちょろい心の声を押し殺して、外面は優しいお姉さんを保つ。自制ができないクセにこういうのは上手な魔法使いさんであった。
65 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/28(水) 00:04:02.72 ID:S390/2CNO
翌朝。
メルヴィ「おはようみんな」
パーティの日常、朝の会議。
勇者の部屋に身支度を終えた皆が集まり、席につく。ティアを新たに加えた5人で迎える最初の日。朝日射し込む窓からの光を受け、勇者は真剣に言い放った。
メルヴィ「今日はなにする?」
そう、ノープランなのである。
昨日も今日も、その数日前も、ずっと。
ミレイユ(報告待ちって辛い……)
遠い目でしみじみ思う。
ガネーシャ「依頼でいいんじゃない? ボクらの力を腐らせていても勿体ないしね」
フィン「うんうん。困ってる人は多いですし、今日もまた依頼をこなしていくのがいいかなぁと」
メルヴィ「そうだよねぇ。魔物も活性化してるし、少しでも人助けしておきたいよね」
と、優しい一行は昨日と同じような話の展開を見せる。調査の間自由行動、遊ぼう、なんて首都に来てからたったの一言もなく。考えてみると、ミレイユが加わった数ヶ月前からも休みは少なかったような気がする。
旅立ちからずっとこの調子であちこち人助けしていたのだろうか。ちょっと心配になる。
66 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/28(水) 00:04:58.57 ID:S390/2CNO
ミレイユ「あ、いい?」
少し考えて、ミレイユは手を挙げた。
メルヴィ「うん。どうぞ、ミレイユ」
ミレイユ「ティアちゃんにこの街を案内するのはどう? ここ数日働きっぱなしだから」
ティア「……」キョロキョロ
自分の隣。すっかり無口モードになったティアの肩に手を置く。休みも兼ねて彼女と親交を深める。今のパーティにうってつけの案件だろう。
ガネーシャ「なるほどね。それもいいと思うよ」
メルヴィ「うーん……どうしようかなぁ」
フィン「確かに少し働き詰めでしたね」
あれやこれやと話し合い、出た結論は……
↓2 誰のメインストーリーを進める? 一つ選択
1 ティア
2 メルヴィ
3 ガネーシャ
4 フィン
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/28(水) 00:06:51.67 ID:3Vm9dCjNO
1
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/28(水) 00:07:31.00 ID:C79uSkipO
1
69 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/30(金) 06:52:33.12 ID:4txTZFBIO
〈1 ティア編進行〉
彼女に初めて会ったミレイユの抱いた印象は、『不思議な子』だった。
屋敷でメイドとして雇われた彼女は自分と同じ年齢なのにこの世界の常識を多く知らず、ちっとも喋ろうとしなかった。まるで別世界から来たような、ここで通じる言葉も知識もないような様子で、常に理由もなく怯えていたのを覚えている。
そんな彼女と子供時代を共に過ごし、親友のメルヴィも加わり、いつの間にか彼女は一人前のメイドとして成長していた。
故郷では黒い髪で、控えめで大人しく、ミレイユは可愛い妹のように思っていた。だから勇者に同行し、別れることになった時は寂しく思ったものだ。
結局その別れは数ヶ月の短い話だったのだが。
いつからか一緒にいるのが当たり前になった存在。彼女のことを、ミレイユは深く知っているようであまり知らなかった。
70 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/30(金) 06:54:33.17 ID:4txTZFBIO
ミレイユ「……ティアちゃん、人が多いけど大丈夫?」
ティア「……うん」
コクンと隣の少女、ちょっと派手めに首都デビューを果たしたサキュバスメイド、ティアが頷く。太陽の光が当たり、彼女の白い髪がキラキラ輝いているように見える。
ギルドを出て大通りをしばらく進んだ先、人通りが一際多いエリアに勇者パーティはいた。朝の会議の結果はミレイユの案が採用。パーティ全員で街案内ツアーへ出かけることに。一番最初の目的地は遠くからでも目立つ、王国のシンボル――お城である。
ティア「……でかい」
メルヴィ「ねー。これが大昔に建てられたんだから、スケールが違うよね」
ティア「……」コクコク
ティアを挟んで向こう側、メルヴィが城を見上げ笑顔ヲ見せる。
今日は許可を貰っていないため中へは入れない。門へと続く橋の前で立ち止まり、他の観光客に混じって見物をする。
堀に囲まれた巨大な建物。どうやって建てたかすら素人目には分からない、ただ圧倒的な建造物はどこから見ても絵画のように迫力がある。
ミレイユ(ティアちゃんも楽しそう……)チラ
メイドさんが慣れているメルヴィにとりあえず相手を頼むことにし、チラと後ろを振り向く。
ガネーシャ「……」フアァ
フィン「……」ソワソワ
少し三人から距離を開いた位置に残りの仲間達。興味なさそうに城を見るガネーシャと、何故だがさっきからそわそわしているフィンがいた。
71 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/30(金) 06:56:23.26 ID:4txTZFBIO
ミレイユ「フィンちゃんごめんね? ティアちゃん初対面の人に慣れるのに時間がかかるから……」
フィン「あ、いえ。気にしないでくださいっ」
フィン「でもほんとかわいいですね、ティアさん。仲良くなりたいなぁ」
そわそわの原因はコレ。パーティ内で一番年下の彼女は、妹成分に飢えていたらしい。――いや、愛玩動物のように思っているのかもしれない。撫でたいとか言ってたし。
自分より小柄で、庇護欲をかきたてるティアと仲良くなり、存分にコミュニケーションを取りたい――そんなところだろう。
フィン「えへへ、妹に憧れがあったんですよねぇ」
ガネーシャ「ふむ、妹キャラが妹にね」
ミレイユ「ティアちゃん私と同い年だけど」
フィン「そこはいいんです! 妹成分があれば!」
力説するフィン。どうしても彼女を妹として可愛がるつもりらしい。5歳上の成人女性を。
ミレイユ「あはは……まぁ、ちょっとずつ仲良くなろうね」
フィン「はいっ」
ガネーシャ「……」ボンヤリ
意気込むフィンの横でお城を見つめながらぼんやりしているガネーシャ。いつもは爛々と輝く大きく開かれた目が、半開きまでとはいかないが元気がない様子。
ミレイユ「……お城見飽きちゃった? 暇そうだけど」
ガネーシャ「えっ? うん、確かに見飽きはしてるけど――」
ガネーシャ「単純に暇だね。知っているだろう? ボクは肉体派だと。見ているだけだとどうもね……ふあぁ」
言って、また欠伸。確かにここには彼女の興味を引きそうなものはない。退屈なのも仕方ないのだろう。ぽけーっと城を見ていた彼女。ミレイユに返事をして数秒の後、ふと何かに気付いた表情をする。
72 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/30(金) 06:57:33.63 ID:4txTZFBIO
ガネーシャ「そうだ、ボクが妹になってあげよう」
フィン「何言ってんすか」スン
ミレイユ「ええ……」
突然のホラー発言に真顔になる二人。
ガネーシャ「ほらほらお姉ちゃん、撫でてくれてもいいんだよ?」
フィン「やめてください」
抱きついてくるガネーシャの頭を手で容赦なく押す。が、強靭な体幹を持つガネーシャはびくともせず腕の力と拮抗しそのまま静止。
嫌がった猫に手で押されるような構図に、ちょっと微笑ましくなってしまう。
ガネーシャ「釣れないなぁ。ボクとも仲良くしてくれてもいいのに」
ミレイユ「とも?」
ガネーシャ「フィンと君のことだよミレイユっ」グリンッ
気になった部分を復唱するミレイユに、手で抑えられたまま勢いよく顔を向けるガネーシャ。ちょっと怖い。
ガネーシャ「昨晩は廊下でまだかまだかと待っていたのに……フィンの部屋に二人で入って。何してたんだい?」
フィン「はっ!? 見てたんですか!?」
ガネーシャ「うん、見ただけだけど。聞き耳立てるのも野暮だと思ってね」
ニヤニヤとゆっくりフィンの方へ顔を戻し、ガネーシャはグググと身体に力を入れはじめる。力も体格も彼女が上。ちょっと本気を出すと、フィンの肘が曲がりジリジリガネーシャの身体が近づいていく。
ガネーシャ「何をしてたのか聞きたいなぁ、フィンちゃん? このかわいい妹ちゃんに恥ずかしそうに言ってごらん」
フィン「変態ですね」ヒキッ
ガネーシャ「うん、その顔ヨシ!」ニッコリ
ミレイユ(仲良しなことで……)
じゃれ合う二人を見送り、メルヴィ達の方へ近づく。
73 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/30(金) 06:58:31.72 ID:4txTZFBIO
ティア「……ミレイユ」
ミレイユ「どう? 初めてのお城は」
訊くと、両手を挙げて丸の形。とにかく大きい、らしい。はしゃぐ彼女を見ると嬉しくなってしまう。
メルヴィ「うんうん」
尊い、とでも言いそうな表情のメルヴィ。彼女もミレイユと同じ気持ちらしい。
娘の成長を喜ぶ親のような気分で――
ティア「……違う街も、初めてだから」
二人『――はいっ?』
――親のような気分でいた二人は、不意に聞こえた予想外な言葉に硬直した。
城が初めてならニコニコ後方保護者をやっていられたのだが、違う街が初めてとなると話が違う。
ミレイユ「えっ? あの、ティアちゃん? もしかしてノワルから出たことがないの?」
ノワル。ミレイユ、メルヴィ、ティアの故郷。
農業、湖や川による漁業、森林での狩猟――名所という名所もなく、自給自足という言葉が似合う辺境の地。やんごとなき人たちの避暑地に大人気。
……つまるところ、町並みに魔法や科学の影すらない正真正銘の田舎である。場所は王国辺境。
そこでは領主であるレイリンス家の3階建ての屋敷が一番大きな建物で……王国の城とはもう比較にならない。
ティア「……? うん」
二人『ッ!?』
ミレイユとメルヴィ、二人に衝撃が走る。
通りで城に大きな興味を示していたわけだ。ティアはノワルから出たことはなく、レイリンス家の屋敷以上にでかい建物を見たことがないのだ。
74 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/30(金) 06:59:13.78 ID:4txTZFBIO
ミレイユ「えっ、と……買い物で隣町に行ったりは?」
ティア「……駄目って言われた」
確定。彼女は田舎から出たことなくメイドとして働いていた。レイリンス家の意図の分からぬルールに汗を流す勇者と魔法使い。なんとなくそうなった、ではなく明確に禁止されているのだから余計困惑する。
ミレイユ「うーん……私、そんなの聞いたことがないけど……。メイドさん達普通に旅行してたような」
メルヴィ「ティアのこと心配したのかなぁ、お屋敷の人達」
ティア「……で、でも出られたから気にしてない」
今度問い詰めなくては。健気なメイドさんのために決意するミレイユであった。
メルヴィ「さてと……そろそろ他の場所に行く?」
ミレイユ「うん。あっちの二人も飽きちゃったみたいだし」
ティア「……楽しみ」
少しテンションの上がったティアを撫で、次の場所へ向かうことにする。賑やかに騒ぐ前衛二人に声をかけ、ミレイユらは城の前を後にした。
75 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/30(金) 07:00:07.99 ID:4txTZFBIO
フィン「そういえば、ティアさんってどんな戦い方なんですか?」
あれこれ案内して時刻はお昼すぎ。
適当な喫茶店に入り、休憩することにした一同。注文を終えるとフィンが早速質問をはじめる。
砂糖の甘い匂いにコーヒーやお茶の香り。落ち着いた店内の一角にタイプの違う美少女が5人。客も店員さんからもチラチラと見られているのを感じる。
メルヴィ「そういえば、私も知らないかも」
ミレイユ「一回、野生の動物相手に使ってるところを見たけど……確か」
↓2 ティアの戦闘スキル
1 攻撃闇魔法全振り
2 闇魔法プラス回復、補助
3 回復、補助全振り。牽制程度の闇魔法
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/30(金) 07:06:26.36 ID:MctZyXVoO
3
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/30(金) 07:47:58.98 ID:n/eP85CQO
3
78 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 05:22:07.48 ID:jybUoY9AO
〈回復、補助が得意な魔法使いタイプとなりました〉
ミレイユ「闇魔法と、回復が得意だったよね」
ティア「強化、隠密……ぼ、防御、弱体化……補助も、い、一応できる……」モジモジ
ガネーシャ「へぇ、すごいじゃないか。それに加えてサキュバスの身体能力と闇魔法の適性――ボクらの苦手分野を完璧にカバーしているね」
メルヴィ「そう言われればたしかに。ティアが入ってくれて助かったかも」
ミレイユ加入前は物理特化すぎるメンバーで、ミレイユが入っても攻撃特化すぎるパーティ。そこに後衛の能力に振り切ったティアの追加。いい塩梅でバランスがとれそうだ。
ミレイユ(精度もそこらの魔法使い顔負けだし……どうやって身につけたのかな)
褒められて嬉しそうにしている少女を見て、ふと思う。
通常、魔法は師を必要とする技術。本を読んでも習得できるにはできるが、感覚的な部分はどうしても自己流になってしまう。武器をただ振り回すだけではなく、その振るい方をそばで見て正してくれる存在が不可欠なのだ。――まぁ、何事もそうなのだけれど、発動過程が目に見えない魔法は特にその要素が大きい。
加えて回復、補助、その使い手は貴重だ。それらをミレイユレベルに唱えられるのならば、一生裕福な暮らしができるだろう。
ミレイユ(うーん……私のメイドさんやってた理由も分からない)
一度疑問に思うと不思議だらけな女性である。
ちょこんと座っている彼女と目が合う。自分が見つめられていることに気づき、ティアは首を傾げた。
79 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 05:23:29.82 ID:jybUoY9AO
ティア「……ミレイユ?」
ミレイユ「あ、ごめん。ぼんやりしてた」
白髪、青の瞳、見た目が変わっても小動物めいた仕草は変わらず、思わず撫でたくなってしまう。
ミレイユ「――そういえば、故郷にいた時はサキュバスの力は封じてたって言ってたけど」
ティア「うん……」コク
ミレイユ「それってどうして?」
故郷での姿、自分をお世話してくれていた彼女を思い浮かべ、ふと尋ねる。特に深い意味はなくミレイユは雑談くらいの気軽さで質問したのだが……
ティア「……」
沈黙。頬がほんのり赤い。
普通の人に換算すると、おそらく顔が真っ赤になっているレベルの反応。数秒間を空けて、ポツンと消え入りそうな声で答えた。
ティア「せい……よく、抑えられないから……」
フィンから帽子をはたかれた。
80 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 05:30:44.20 ID:jybUoY9AO
ミレイユ「ご、ごめんなさい! そうだよね、ちょっと考えれば分かることだったねっ」
ガネーシャ「白昼堂々、こんな場所で羞恥プレイなんて……」
メルヴィ「ミレイユ、デリカシー」
ミレイユ「ほんっとうにごめんなさい」
ティア「だ、大丈夫……」
仲間達から責められぺこぺこする彼女を宥める。それからティアは彼女に顔を近づけ、ポソッと。綺麗な声で囁く。
ティア「す、好きな人の近くにいるから……余計……我慢できないから……」
ミレイユ「――えっ?」ドキッ
フィンからはたかれた。帽子を。ポフッと猫パンチ。
ミレイユ「いやどうしてっ!?」
フィン「ごめんなさい。つい恥ずかしくなってしまって」
ガネーシャ「白昼堂々イチャつき……」
メルヴィ「ミレイユも愛を囁いて」モットチョウダイ
ミレイユ「全員聞いてるし」
ティア「恥ずかしい……」
愉快なパーティである。
81 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 18:28:42.46 ID:X5ofq9pRO
昼食後。案内を再開し、今度はお店巡りをするとあっという間に時刻は夕方。ガネーシャとフィンはギルドに一度買い物の荷物を置きに向かってくれ、残る三人で街を歩く。
街の入口近く、そこをちょっと外れた通り。店が少なく人通りがあまりないこの道は、首都の中でも少し寂しい場所だ。
ティア「……今日はありがとう」
ミレイユ「どういたしまして。どう? みんなと仲良くやれそう?」
ティア「……」コクリ
メルヴィ「良かった。みんないい人達だから」
のほほんとした雰囲気で横に並んで街を行く。場所は遠く離れているが、故郷での日々を思い出した。戦いとは無縁だったあの頃は他の友人や学校で平和に過ごしていたものだ。
ミレイユ「……?」
メルヴィ「……二人とも」
メルヴィが足を止める。ミレイユも何か気配を感じ取ったが、彼女はそれよりも詳しく察知したらしい。手で二人を制止すると剣に手をかけ道の先、建物の間を見る。待ち伏せが無駄になったからか、それともこのタイミングを見計らっていたのか。そこからローブを身に着けた四人程の怪しい人物が現れた。
全身を包み顔もかろうじて口が見える程度。姿を現しても何も言わず、ジッとこちらを見つめている。一般人ならば即座に逃げ出す、見るからな不審者である。
メルヴィ「なんの用? こんな街中で」
怪しい男「……」
メルヴィ「……。ちょっと? 用がないなら――」
謎の人物の一人、男が何かを言う。おそらく開始の合図。四人が一斉にローブの下で手を静かに動かす。遠い街の喧騒の中に、刃物の音が一瞬混ざった。
メルヴィ「――っ。やる気みたいだね」
ミレイユ「なんなのこの人達……」
ティア「……」
三人も戦闘の構えを取る。襲われる心当たりはまったくないが、ふりかかる火の粉は払わなければならない。荒っぽい世の中、人気のない場所でこういった手合いに絡まれることも少なくはなかった。
フードの一人が手を挙げる。夕日に白い刃が輝いた。次の瞬間、投擲。ミレイユへと飛来する。
82 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 18:31:04.06 ID:X5ofq9pRO
>>81
ミスです
最後の『ミレイユへと』を『ティアへと』に訂正
83 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 18:31:55.71 ID:X5ofq9pRO
メルヴィ「とっ! ミレイユっ」
即座に抜剣したメルヴィが、目にも止まらぬ早さで移動し弾く。そして前へ。走りつつ小声で詠唱を始めた。
ミレイユ「ティアちゃん。戦えそうならお願い」
横目で隣の彼女を見る。頷いたのを確認し、ミレイユもまた呪文を唱えた。
ミレイユ「風よ……」
簡単な魔法を一つ二つ。手始めに敵二人へそれぞれ一つずつ放ち、その間も魔法を唱える。
フードの人物「……!」
風の刃。初歩的な魔法があの速度で二つ同時に。そのコントロールをしながら詠唱。離れ技に反応したフードの一人がミレイユに視線を向けた。
メルヴィ「合わせて――光よ降り注げ!」
メルヴィの魔法が重なる。風の刃を避けようと動いたところへ広範囲の魔法。しかしそれも本当の狙いではない。光魔法により動きを止め、眩い光に視界を奪われた敵へ肉薄。
メルヴィ「よいしょっ!」
一番奥の敵目掛けて剣を振るう。剣の側面で身体を打ち抜かれ、一人が吹っ飛んだ。
フードの三人『!?』
後方から放たれた魔法に間髪いれずに連携し、あっさりと一人撃破。顔を隠した敵達だが困惑している雰囲気が感じ取れた。
メルヴィ「さてと……諦めてくれるなら、見逃してあげるけど」
ティア「……」
圧倒的に自分達より格上な相手。今はメルヴィとミレイユらに挟まれる形で、魔法使いはいつでも魔法を発動できる状態。メイドも見るからに普通の人間ではない。となればこの後、自分らがどうなるかは明らかだろう。
84 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 18:32:45.57 ID:X5ofq9pRO
ミレイユ「――ひょっとして私達が誰だか知らないで襲ってきたの?」
ミレイユの詠唱、メルヴィの攻撃、その時に見せた反応から分かる。三人のことを何も知らずに戦いを挑んできたのだと。
けれどそうなると尚更、この集団の目的が分からなくなる。
メルヴィ「全員倒して騎士に差し出してもいいんだよ? 大人しく――」
と言いかけた瞬間に、合図を出していた男が再び手を動かす。武器をしまい倒れた仲間を回収すると、彼らはすぐさま退散し姿を消した。
ミレイユ「……本当になんだったんだろう。今の人たち」
引き際は素人の動きではなかった。戦闘経験もそれなりにあるのだろう。が、それだけ。まともな攻撃はナイフを投げてきただけで、後は二人で完封できる程度の実力だった。
気配がなくなったことを確認し、魔法を解除。小さく息を吐いて、周囲を見回す。
メルヴィ「さぁ? 女の子が固まってたから、誘拐とか?」
ティア「……何事もなくて、よかった」
ミレイユ「うん。余計な怪我もさせなかったし……」
言いながら、ミレイユは地面に落ちていたナイフを拾い上げる。よく見る形の特に何の細工もない平凡な一本。まじまじとそれを眺め、ふと思い返す。
ミレイユ(目的……)
メルヴィが弾いた初撃。防ごうと移動した彼女が立った先はティアの前。合図をされた全員が武器を出し、そしてティアへ一人が真っ先に攻撃した。
ミレイユ(……もしかして、ティアちゃんを?)
道の隅にナイフを置いておき、考える。しかし、故郷を出たばかりのティアが狙われる理由がない。心配しすぎかと結論付け、ミレイユはティアに声をかけメルヴィへと近づく。
85 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 18:33:43.54 ID:X5ofq9pRO
ミレイユ「……っ?」
ティア「ミレイユ……?」
すると突然襲ってきた正体の分からない、目眩のようなもの。動悸も感じ、足を止める彼女の顔を隣のティアが覗き込んでくる。
じーっと見つめ、彼女は一言。
ティア「……あ。……ミ、ミレイユ、さっき強い魔法唱えた?」
ミレイユ「えっ? うん、それなりなの三つ……」
何か症状に心当たりがあるらしい。様子を見たティアに小声で質問され、素直に答える。
ティア「……昨晩、あれから出すの我慢した……?」
ミレイユ「へ!? ええっ――」
聞かれ、前の晩フィンとキスをした時のことを思い出す。ガチガチに勃ったものを誤魔化すべく悪戦苦闘した出来事を。
ミレイユ「ま、まぁ……あったよ」
ティア「……そう」
頷いて、ティアはメルヴィへ向いた。
ティア「……メルヴィ、私達、か、買い物に行ってくる」
メルヴィ「うん? いいけど、二人で?」
ティア「うん。……夜の、お買い物」モジ
メルヴィ「あっ、ふーん。いいねぇ、ミレイユ」
ミレイユ「あ、あはは……」
今回は何を話していたのか聞こえなかったようだ。ニヤニヤと笑顔を浮かべ、メルヴィは疑問もなく受け入れてくれた。
メルヴィ「ま、ミレイユがいるなら大丈夫だね。待ち合わせ場所には私が行っておくから、二人はのんびりしてきて」
メルヴィ「あ。今日はもう人通りの多い道選ぶように!」
言って、メルヴィはルンルンで歩いていく。友達二人が仲良しなのは嬉しいらしい。まったく意識されていないという点でミレイユとしては少し複雑ではあるが。
86 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/05/31(土) 18:34:59.46 ID:X5ofq9pRO
ミレイユ「――そ、それで。これ、どうしたのかな? 私」
言いながら、息が切れはじめたことに気づく。体が熱く、頭がぼんやりして――ミレイユはティアから目を離せない。
ティア「……呪いの効果。すごくムラムラする、って聞いた……」
ミレイユ「……ゔ。そういうこと」
言葉にされて初めて自分の状態を認識した。確かにどうしようもなくティアに触れたいし、昨日のことを思い返して唇や服の下のことしか頭にないし、今も必死に男性器が大きくならないよう意識しなければ街中で大変なことになっているだろう。
ミレイユ「って、こんな一日でひどくなるの?」
ティア「……さっき言った条件」
魔力の使用と、勃起した状態での我慢。
魔力はそれほど呪いに影響ないが、我慢がまずいらしい。次に時間の経過。大体1日か2日に発散しないと辛くなってくるようだ。
いつもの口調で何区切りかで細かに説明してくれるティア。だが、
ミレイユ(全然頭に入らない……!)
学生時代はどんな気分でも授業を真面目に聞いていたのに、僅かでも集中することができなかった。
ティア「……辛そう、ミレイユ」
ミレイユ「ごめん、ティア。……頼める?」
二人になった理由はそういうことだろう。恥ずかしいがそれどろじゃなかった。帽子を脱いで下半身に当て、隠しながらミレイユはお願いする。
ティア「――!」ピーン
お姉さんが恥じらいながらおねだり。尻尾をぴんとさせ、ティアは勢いよく頷いた。
ティア「任せて。……や、宿に行こう」
ミレイユ「……うん」
謎の襲撃者のことはもう頭からすっぽ抜け、性的な欲求しか詰め込まれていない。ミレイユの案内に従って、ティアが先導。二人はゆっくり適当な宿屋へ向かった。
↓2 二人の初めては……。数字一つ選択
1 二人でイチャイチャ
2 張り切ったティアがサキュバス的なリードで……
3 暴走気味なミレイユが何度も……
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/31(土) 18:40:48.64 ID:+2Suj7aQO
3
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/05/31(土) 18:46:31.35 ID:B8tbema4o
3
89 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/01(日) 17:09:30.86 ID:Q1vQD1xZO
〈3 ミレイユ優位〉
ミレイユが案内したのは宿屋が並ぶ通りの、とある一軒。彼女が経験豊富なガネーシャから一度聞いていたおすすめな宿だった。
なんでも、魔法の家具が多めで便利。汚れてもすぐ洗い流せる。サービス良し、価格ちょっと高めの――いわゆるそういうこと目的の変わった宿らしい。
宿の受付で手続きをし中へ。それからすぐにでもはじめたい気持ちを抑えて身体を洗い、
ミレイユ「ティアちゃん……っ」
ティア「ん……」
ティアがタオル1枚で戻ってきたところを、ミレイユが少し強引に手を引いて押し倒す。
大きなベッドが一つに、棚には色々な道具。窓がなく灯りは魔法の道具のみ。防音の魔法道具も使用されており――ここは本当にそういう目的の場所らしい。
ミレイユ「いいんだよね? 好きにして」
ティア「っ……う、うん」
タオルがなくなると、その下は生まれたままの姿。凹凸の緩やかな胸、スリムな腰回りに、丸みのある尻。彼女の上にいるミレイユと正反対と言っていい身体に、ミレイユは興奮を募らせる。
ミレイユ「ティアちゃん……」
ティア「んっ、ぅ……」
手を彼女の胸に当て、優しく撫でる。小さくても反応は大きく、喘いで開いた口を唇で塞ぐ。舌を強引に押し込み、絡めていくと彼女の小さな体がびくびくと跳ねる。
ティア「んむっ、じゅ……れろ……♡」
強気にリードする彼女に驚いたように目を開いていたティアだが、次第に受け入れ、彼女の首へと手を回す。開いていた目はとろんとし、すぐ夢中になって唾液が漏れるのも気にせずキスを受ける。
90 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/01(日) 17:11:03.23 ID:Q1vQD1xZO
ミレイユ「っ……かわいい。ティアちゃん、好き……」
ティア「ひゃっ♡ あぅ……っ」
唇を離し囁くと、欲望の赴くままに主張をはじめた胸の突起を舌で撫でる。ティアの口から甘い声が漏れ、小さな 突起が硬さと大きさを増す。
ミレイユ「ティアちゃん……ここが敏感なんだ」
ティア「あっ、ん……♡ ぅ、ぁ……」
乳首への甘噛みに大きな反応を見せる少女。ミレイユの首に回していた手をベッドのシーツに。余裕のなさそうな様子で愛撫を受け、腰を浮かせる。
ミレイユ「ここはどうかな……?」
ティア「ひ、ぁ……っ♡」
乳頭を指先で弄び、舌で転がしつつ空いている手を股の間、蜜の溢れる筋へ当てる。外側を最初から激しめに指で擦ると、グチグチと卑猥な音が鳴り身体が震えた。
ティア「みれ、いゆっ……♡ あんっ、はぁ……♡」
ミレイユ「……っ」
自分の愛撫で過剰かと思えるほど反応し、体をくねらせる少女。熱っぽい目で見つめられ、矯声が耳に入る度に自分の理性が働かなくなっていくのが分かる。
今すぐにでも一つになりたい。経験なんて無いのに、欲求がどんどんと強まっていく。焦れったい気持ちと共に。それを察してか、ティアが膝を動かして彼女のソレを軽く擦った。
ミレイユ「ふあっ♡ ティ、ティアちゃん?」
刺激され、手が止まるミレイユ。戸惑う彼女を前にティアが手を広げる。
ティア「つ、辛いでしょ……もう、来て……?」
微笑みながら、彼女からのお誘い。脚を控えめに開いて、濡れそぼった秘所をミレイユの硬直しきったモノの前に差し出す。
崩れる寸前の理性に、その光景はあまりに破壊力がありすぎた。
91 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/01(日) 17:11:42.86 ID:Q1vQD1xZO
ミレイユ「ティア――っ!」
ティア「……っ♡」
たまらずティアに覆い被さり、男性器をあてがう。誘惑に乗った彼女に嬉しそうに微笑むと、ティアは彼女の肩に手を回しくすぐるように撫でる。
ティア「挿れて……ミレイユのものに、して……♡」
彼女もまた待ちきれない想いだったのか、急かすように割れ目が震える。囁く声に頷いてミレイユは男性器を押し込み、ゆっくり中へ挿入した。
ティア「んっ!♡ 入って……くる……ぁ♡」
ミレイユ「はっ……ぅ♡」
ぴっちり閉じた柔肉の間をこじ開け、彼女の体温を感じながら奥へ。挿れている側のミレイユが思わず情けない声が漏れてしまうほど、彼女の中は気持ちいい。
ミレイユ「は、入った……かな……っ」
ティア「……♡」コクコク
聞いていたよりすんなりと入り、奥へ当たり止まる。ミレイユの大きな一物がほぼ入り、ティアの体から形が微妙に浮き出ている。掻き出た愛液に混じり血の赤が見えた。
本当に自分の物が彼女に入っている。彼女の初めてを奪った。なんとも言えない高揚感に襲われてしまう。
期待するようなティアの目。種族故か痛みはさほどないようで、抵抗する様子はない。腰が抜けてしまいそうな中の感触にグッと耐え、ミレイユは動き出す。
ミレイユ「いく、よ……っ」
ティア「んんっ♡ ぁ、おっき……あぅっ♡」
腰を引き、吸い付くように絡む無数のヒダを感じながら突き入れる。初めてだからか、それとも体格のせいか、強すぎる締め付けも加わって、暴力的な快感が走る。
このままではすぐ果ててしまう。そう思っても、彼女はまたすぐ動きを繰り返す。
92 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/01(日) 17:12:28.35 ID:Q1vQD1xZO
ミレイユ「ティアっ♡ あっ、すごい……っ♡ 気持ちっ、よすぎ……♡」
ティア「ん♡ うんっ、ミレイユのお◯んちんも……っ♡」
ズププ、グチュ、粘着質な音を立て混じり性器。すぐ近く、目の前で喘ぐ愛しい少女。何も考えられなくなり、ミレイユはただ腰を上下に、ティアを犯す。
ティア「んっ♡んっ♡はっ♡――ぁ、ミレイユ、ミレイユっ……♡」
抽送の度に体を揺さぶられ反射的に声が漏れる。ミレイユによって与えられる快楽も相当に強いようで、乱れ大きな声で熱に浮かされたように彼女の名を呼ぶ。
ティアが再度手を開くとミレイユは彼女を抱き締め、大きな胸が少女に押し付けられた。上から押さえつけられ、逃げ場のない状態でただ貪欲に求められる。
幸福感と肉体的な快感に、無表情な彼女は蕩けた顔でミレイユを受け入れる。次第に動きは激しさを増し、
ミレイユ「あぁっ♡ もう、出る――っ♡」
ティア「っ……きてっ♡ ミレイユの精子っ♡ いっぱい、ほし――いっ♡」
ミレイユ「ティアっ!♡ あぅっ♡ふああぁっ!♡」
ティア「う、ぁっ♡――んぅううっ!♡」
そして、ティアの一番奥で盛大に果てる。それまで感じていた快感が絶頂まで高まり、頭が真っ白になってしまう感覚と共に射精。搾り取るように締め付けてくる中に、押し付けるように腰を動かし、精を吐き出す。
ミレイユ「ぅ……っ♡ はぁ、はぁ……♡」
股の間で擦った時とは比較にならない絶頂の余韻。溢れるほどの白い液体を注ぎ、体が勝手に震える。ティアも同時にイケたようで、強張っていた体は弛緩し幸せそうな顔をしてミレイユの精を受け入れていた。
ティア「ミレイユ……♡」
ミレイユ「う……」ムラッ
雌の快楽に染まった瞳。未だ繋がったままの秘部の隙間から溢れる精液。名前を囁かれ、出したばかりだというのに男性器がすぐ元気を取り戻す。
気づくと彼女は体を起こし、ティアの腰を掴んでいた。
93 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/01(日) 17:13:59.10 ID:Q1vQD1xZO
ティア「……? ミレイユ――ぁっ!?♡」
絶頂の快感が抜けずにぼんやりしていたティアが、休みなく再開された出し入れに無理やり覚醒させられる。
ティア「んっ♡ やっ♡イッた――ばっかで♡ あぁっ!♡ チカチカ、す――ひっ、ぅ!♡」
ミレイユ「も、もう一回♡ もう一回だけだから……っ」
強すぎる刺激に焦点の定まらない目で喘ぐティア。淫らに乱れる彼女を、性処理の道具のように遠慮なく突き、快楽を貪る。
何度か突くと中が締まり、ティアが一際大きな反応を見せる。おそらく絶頂しているのだろうが、ミレイユは止まらずむしろイッた痙攣に自然とピストンが早まる。
ティア「あっ♡あっ♡はぁっ♡ ま、また――っ♡イッ――♡」
ミレイユ「ティアちゃんっ、ティアちゃん……!♡ ん、ふあぁっ!♡」
2度目の絶頂。イキッぱなしの彼女の中にグッと腰を押し付けて中へ注ぐ。勢いよく射精される精液に押し出され、ティアの中から音を立てて漏れ出す。
一回目の射精でもう一杯だったのもあり、ティアもミレイユの下半身も、ベッドも白い液体で濡れてしまっている。
94 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/01(日) 17:14:38.42 ID:Q1vQD1xZO
ミレイユ「はぁー……っ♡ はぁ♡ ティアちゃん……♡」
ティア「ふぁ……ん、ぷあっ……んぅ♡ 」
発情しきったミレイユは、絶頂の余韻も冷めない内に力の入らないティアを抱き上げ、唇を重ねる。度重なる快感にティアはもうされるがままに口を開き、意識も朦朧としているようだ。
ティア「はふ……♡」
そのままうつ伏せに寝かせられても、荒い呼吸のままうっとりとミレイユを、彼女のソレを期待するように見つめるのみ。
精液と愛液でドロドロになった秘部に先端を押し付け、ミレイユはうわ言のように呟く。
ミレイユ「もう一回……♡」
その後も本能のままにティアを襲い……
ミレイユ「……や、やりすぎた」
我に帰ったのは8回戦目か9回戦目かの後。びしょびしょになったベッドのシーツの上、精液にまみれたティアを前にミレイユは呟く。
ティア「ぇ、えへ……♡ ミレイユ、しゅき……♡」
目に光の無い彼女がぼんやりと呟く。散々使われたといいうのにその表情は幸せそうで……また反応しそうになる自分を押さえ、ミレイユは彼女を連れて浴室へ向かうことにした。
95 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/01(日) 17:15:49.52 ID:Q1vQD1xZO
ティア「……激しかった」ポッ
後始末の後、ベッドに座りティアは恥ずかしそうに呟く。頬に手を当てて、まんざらでもなさそうにニヤけつつ。
ミレイユ「ごめんね、ティアちゃん。自分でもなんであんなひどいことしたのか……」
ティア「き、気にしないで……別に、いつもでもいい……」
ミレイユ「それはそれでどうなの……?」
ティア「……いつも優しいミレイユが、オラオラきて……ふふ、ふふふ……」
どうやら本心で言っているらしい。
そういえばよく見ると彼女の肌の艶がする前より良いような気がする。精をエネルギーとするサキュバスの特性だろうか。思えばグロッキーな状態から回復するのも早かった。
ティア「……も、もう体は、大丈夫?」
ミレイユ「うん。我慢しすぎはよくないね……まさかかんな風になるなんて」
しみじみ呟く。今回は近くにティアがいてくれたから助かったが、運が悪ければ死ぬ前に手近な女性を襲って社会的に死ぬこともあり得る。
呪いの危険性。それを初めて認識できた。
ミレイユはティアを見つめ、モジモジと。
ミレイユ「だから……すぐ言うようにするね、ティアちゃんに」
ティア「……ん。い、いつでも使って……♡」
頷いて、上目遣いに見てくる。また勃ちそうなムラッとした気持ちを追い払おうと、ミレイユは立ち上がった。
ミレイユ「じゃ、帰ろう。もう夜になるし」
ティア「……」コクリ
好きな人。行為中の反応。
色々あって頭から抜けていたけれど、ミレイユは母からの仕事という義務以上に、自分への好意から死なないよう奉仕してくれている……のだろう。
ミレイユが望めば、色んなことを……。
ミレイユ(って、いけないいけない)
ミレイユ(発散したそばからこの思考回路……)
パンパンと頬を叩き服を身につけると、ミレイユはティアと共に宿屋を後にしギルドへと向かった。
〈ティア編その1 終わり
次は前のようなミニイベントを挟んでまたメインに行きます〉
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/06/01(日) 18:24:03.80 ID:4Z8Xbs50O
いいっすね
97 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/02(月) 06:51:22.25 ID:2WdJZ+PMO
ティアとのご休憩の後、適当な店でパンを買って夕食を簡単に済ませた二人はギルドへと帰った。
メルヴィ「あ、おかえりー」
ガネーシャ「やっと帰ってきたね」
フィン「お疲れ様です」
ギルド3階のエントランス。ソファに座った面々が出迎える。それぞれ読書にぐーたらのんびりに、その膝枕にと思い思いに自由時間を過ごしているようだ。
襲撃者がまた現れた、なんてこともなさそうだ。少し安心。
ミレイユ「ただいま。そっちは何事もなかった?」
フィン「はい。怪しい人の気配もなかったですね」
ガネーシャ「ま、実力はそれほどなかったらしいし、ギルドまで襲いにはこないだろうね」
フィンの太ももに頭を乗せながら、ガネーシャが言う。確かにあの実力ならば、ギルドにいる勇者一行を襲いに来たところで勝つことは無い上に、冒険者らから袋叩きに会うだろう。勇者とその仲間達は見た目も人柄も良く、慕われているし。
メルヴィ「しばらくは警戒ってことで。みんな気をつけてね」
頷く一同。
ティアは攻撃の手段も少ないし、気をかけてあげなくては。隣で静かにしている彼女を見つつ、ミレイユは考えた。
さて。今日はもう解散だろう。何をしようか。
↓2 一つ選択(またランダムでキャラと交流パートです。雑談したり、色々おねがいしたり、誘ったり、直前のキャラストが主な話題になる予定)
1 鍛錬する
2 うろつく
3 トランプで遊ぶ
4 買い物に行く
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/06/02(月) 07:16:22.99 ID:jDt8U4480
1
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2025/06/02(月) 09:18:22.60 ID:QNprmfNWO
4
100 :
◆OGHPkXeEeU
[saga]:2025/06/02(月) 19:07:26.08 ID:4o6YVH5CO
〈4 買い物に行く
ガネーシャイベです〉
端的に言うと、ミレイユは捕まった。
ガネーシャ「聞いたよ、ミレイユ。ティアと夜のお買い物をしたんだって?」
ミレイユがティアと別れ、部屋を出た直後。そんなことを言いながら現れた仲間、ガネーシャはがっしりとミレイユの肩に手を回してニコニコと屈託のない笑顔を浮かべた。ガシャ、と鎧が音を立て、無骨なその音に反して柔らかい、高級そうな香水の香りがふんわりと鼻に入ってくる。可愛らしい顔立ちがすぐ間近に。
少女っぽい顔に、明るいノリと表情。服装や口調は少々仰々しいが、彼女はミレイユの学校にもいた若い女性――ギャルと言ったか、を彷彿とさせる。
ガネーシャ「ボクとも行こうじゃないか、夜のお買い物っ☆」ウインク
ミレイユ「うん、いいけど――私そういうお店あまり知らないよ?」
ティアが言っていたのはその場を誤魔化すための方便で、実際は宿屋へ行っていた。だからそういう店がある場所を知らないし、そもそも存在しているのかすら分からない。
ボロが出ないよう控えめに言うと、ガネーシャが得意げな顔をする。
ガネーシャ「ふっふっふ、安心していいよ。ボクの行きつけに行こう」
相変わらずそっち方面で異様に頼りになる女性である。ほえー、と感心するミレイユだが、ふと疑問に思う。
ミレイユ(なんとなくそういうお店ってイメージはあるけど……実際何を売ってるところなんだろう……)
少々不安になるミレイユだが、おいしい思いができるかもしれないとガネーシャに同行することを決めた。
↓2 夜のお買い物、ガネーシャはどのコーナーへ?
(好感度100のため、選択肢によって……)
1 際どい下着
2 男性用の避妊のアイテム
3 怪しい薬
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