ゲス勇者「ほぅほぅ」聖女「よろしくお願いします」

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163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2026/03/15(日) 22:31:40.17 ID:WHYBPziuO




 聖女「ーーーさま! 勇者様!!」ゴソゴソ

 勇者は体を揺さぶられる感覚で目を覚ます。

 二人の朝は早い、どちらかが起こすことは余程のことがない限り滅多にない。

 だから、何かあったのだ。

 勇者は昨日は何があったかを思い出して、目を閉じたままでいたかった。

 聖女は自分の腹が膨れていない、だから、起こしたのだろう。

 でも、打ち明けよう。

 そう、改めて決意し、目を開けてーーーーーーーーーー



ーーーー現実を疑った。



 聖女の腹は膨れていた。

 腹に寝具を入れているのかと考えたが、聖女は服を捲り上げて、臍があるぽっこりとした腹を見せた。

 聖女「えへへっ、勇者様の、赤ちゃん、です…」//

 聖女は恥ずかしそうに腹を撫でる。
 勇者も、現実がうけれ入れられず、聖女の腹を撫でた。


 腹水や脂肪でもなく、胎動を感じる妊婦の腹、一瞬、勇者の子ではないとも疑ったが、隷属の首輪から、腹の子は間違いなく勇者の子だと教えてくれた。


 聖女「えへへへへへ、男の子ですかね? たくさん動いて、元気な子です」//// サスサス

 聖女は愛おしそうに腹を撫でるが、勇者は現実が受け入れられない。

 そうして我に帰り、最初にしたことは、使用人を呼び出すベルを鳴らすことだった。

 慌ててやってきた使用人に勇者は顔面蒼白になって、叫んだ。


 勇者「医者を呼べ!!!! 腹の子を堕すんだ!!! 早く!!!!」


 使用人は慌てる勇者に落ち着くように宥めるが、聖女も我が耳を疑い、聞き間違いだと思った、思いたかったが、使用人に何度も、医者を呼べ、腹の子を堕ろさせろ、と叫ぶ勇者に、現実だと受け入れるしかなく、聖女は今までにないほど、目の前が真っ暗になった。




《明日に続く》

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