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【虚しく響く秋の鍵盤は】能力者スレ【恒久のプレリュードを】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福岡県) [sage saga]:2013/10/30(水) 21:44:10.05 ID:WKtRscxn0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。


無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。


【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/internet/14029/】 


【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
•この世界は「多様性のある世界」です。
•完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
•弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
•戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
•基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
•書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
•描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
•他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
•「コテハン」は禁止の方向で!
•基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
•スレチなネタは程々に。
•スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
•基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)

【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
•国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
•他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
•時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
•特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
•あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
•全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。

 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
•能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
•エロ描写について

 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。


前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1381000413/
wiki  【http://www53.atwiki.jp/nrks/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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コナン「パソコンで何見てんだ?」阿笠「女子中学生の画像じゃ」 @ 2025/04/04(金) 00:35:57.49 ID:6wyUiF1UO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743694557/

うぅ〜ん、このままじゃオイラ勝てない……。 @ 2025/04/03(木) 20:58:28.25 ID:z6/CMWAF0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1743681507/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/03(木) 20:23:11.70 ID:a4nbpwRWo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743679391/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/03(木) 20:22:39.33 ID:P8kh82wPo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743679359/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/03(木) 20:22:09.32 ID:qSNXbmUIo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743679328/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/03(木) 20:21:38.51 ID:DNOaXT4Zo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743679297/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/03(木) 20:20:00.61 ID:a4nbpwRWo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743679199/

■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/03(木) 20:19:26.49 ID:P8kh82wPo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743679166/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/10/30(水) 22:12:35.92 ID:P7iCfHqOo
/*乙ー*/
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/10/30(水) 22:50:48.75 ID:R2q2Dy0h0
>>1乙でゴザイマース
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage saga]:2013/10/31(木) 23:25:35.25 ID:H3OWhNUGo
【繁華街】

【すっかり夜も更けたこの時間帯。しかし、街灯の下を歩く人々の影は減る気配がない】
【ハロウィンという一年一度のお祭り騒ぎが、彼らの心の中に熱気と好奇心の火を灯し続けているのだ】
【大通りには魔女やら吸血鬼やらが練り歩き、派手な電飾で飾り立てた夜店が悪魔の誘いのように人々を呼び込んでいる】
【楽しげな喧噪で満ちる世界。だがその少し外側には、彼らとは別の理由でこの夜の魔力に惹かれてきたものだっていて】

…………♪

【にせものの化け物と彼らの纏う光に逐われ――――闇を纏って歩くほんものの化け物は、肩身も狭く路地裏を歩いていく】
【細い道を駆け抜ける、銀色の風。ざらつく妖気≠ノ塗られたそれは、枷から解放されたように自由に飛び回る】
【その風を辿っていけば、そこにはひとりの少年が、鼻歌交じりに歩いていることだろう】

【それは一見、黒いブレザーに赤いネクタイという学生服を着て、左手に学生鞄を持った男子高校生だった】
【前髪を上げた茶髪と適度に着崩された制服は、いかにも今時の高校生といった感じだ】
【ただ、平均身長よりやや下の背丈やどこか幼い顔つきのせいか、威圧的な空気は殆ど感じられない】
【時間を鑑みて推測すれば、それは羽目を外して遊んできた帰りの高校生といったところなのだが】
【そんなありふれた光景に煙る銀色の妖気≠ェ、ざわりと陽炎めいて彼の実像を揺らがせている】

【魔力を帯びる今宵の夜長。人か化け物か、その境界に立つ少年と、もしも出会う者があるとすれば】
【それが人か、化け物かはさておいて――――きっと、今夜の風に魅せられた者であるのだろうか】

/>>1乙です!
/新スレ移行につき再投下、一応まだ募集中です
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/10/31(木) 23:25:46.97 ID:OliTHNzK0
/乙、乙
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/10/31(木) 23:46:00.53 ID:q8WYG4T50
【電灯のみが照らし出す公園――――そのベンチ】
【普通の者が纏う其れとは異なって、紅白色はさぞ目立つ事だろうか。遠目でも分かる、その巫女の存在】
【大会をチラリと見た者ならば分かるであろうし、或いは直接交えた者も居るのかも知れない】
【天鬼ちゆり。櫻の国の巫女。現、自警団所属なんて肩書きも載っていた事だろう】


「死者と話せる――――ですか。降霊等ではそのまま身体を奪われる可能性もありますし、何より時間が制限されているとなれば好都合
万が一にも何か起きたとしても…………その一時間を耐えれば良いだけなのですから」

【何時も余り変化の見られない表情。今日は更に能面の如しであって、手にした札を眺めていた】
【――――大会の賞品である其れ。じっと見つめればやがては大腿の上へと置いて、短く息を吐くのだろう】
【傍らに置かれた弁当箱5つが場違いにも思える。とは余談であって】


「コレを使うか否かはあの子次第
まあ……使わないならば其れはそれで良し。後は流れでどうにかなる事でしょう」

【新たに懐から取り出すのは何か古めかしい文字が連ねられた紙】
【札と紙とを一つの便箋に纏めれば封をして、両手で保持はているのだけれど】
【さて――――時間も時間。遊ぶ子供は疎か散歩する者すらも居ない。ともなれば、必然的によく目立つであろうか】













【昼夜問わず常に賑やかな繁華街。数々の露天が出店され、中には当然怪しげな物を売っている店もあって】
【其れ等を取り締まるのは自警団の仕事。――――今宵も又、一人の自警団員が見回りをしていた】
【乱れなく着こなした軍服に、制帽と軍刀。たった其れだけで容易に性格が想像出来そうな少女は、眼帯で片目を覆っていて】
【…………露出している片方の目が、何処か楽しそうに輝いているのは気のせいでは無い筈だ】


「賑やかでありますねー……何処を見ても人集りであります
面白そうな店や美味しそうなお菓子屋さんも沢山――――っとと、先程から揉め事が絶えないでありますからね
自警団として、そしてSCARLETとして気を引き締めないといけないであります」

【腕章には自警団を示す其れ。そして其処に付けられているバッヂはSCARLET所属を示す其れ】
【自身が露店に気を取られている事を自覚したのか、一度両頬を叩いて気合いを入れたならば再び見回りに専念する】
【――――が、やはり気付かぬ内に露店へと視線が行ってしまうなんて事が繰り返されて】


「困ったであります…………仕事の最中じゃ無ければとても興味はあるのでありますが…………」

【沸いた興味を消すというのは中々に難しい事】
【――――さて、同じ自警団であろうと悪巧みをする者であろうと、或いは一般人だろうと。どの様な人種が訪れていても不思議では無い其処】
【なれば、軍服を纏った少女の姿は、葛藤する様もあって周りの人々から浮いた存在と映るだろうか】
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 23:54:36.46 ID:mk7CjKlio
>>1000

ふふふ……私はリリー。GIFTが一員のリリーですわ

【彼に名乗りを返しながらも、女は動いていた―――簡単には見えないところで、だが】

【それは女の少し前方、半歩と少し程のところの、足元の草の中】
【そこに細く鋭い宿木の枝が一本、生じていたのだ】

これだけ草花があると、便利ですのよ?
木を隠すなら森の中―――なんて言葉もあるくらいですもの

【そして彼が十分に接近した時、その枝は上方、彼の腕目掛けて矢の如く射出される】
【たかが枝―――などと侮ってはならない。もし刺さってしまえば、肉の中に短い枝を伸ばし】
【容易に取り除けなくすると同時、内部から更なる痛みを与える事となるのだから】
【ただし、それは刺さったら、の話。掠めるだけなら、只の矢と変わりはしない】

それとこの草原…………どこまでが“本物”なのでしょうね?

【迎撃の成否がどうであれ、女に動きは殆ど無い】
【ただ一つ挙げるとすれば、ハッキリとわかるような魔翌力を周囲に流し始めた事、だろうか】
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/01(金) 00:09:12.87 ID:RSMuYLolo
>>7

【――――――疾走が止められた、掠め取られた夜風はヒリヒリとした赤紅を纏って】
【無表情の鉄面皮の表情、楔を打ち込まれたなら縦にひび割れたかのように】
【口元を噛みしめる、鋭い痛みが腕元を焼きつくすかの如く】

【視線の端でその枝を確認した、なるほど、と口元で広がった言葉は雑音に紛れるぐらいの音量】
【けれども確かな音として届くだろう、透き通る声色は、彼の中性的な美しさの装飾品みたいに】


……ただの雑魚ではないようだ、そこいらの能力者とは目が違う
GIFT≠ニ言ったか、その名は耳にしている、イカれた狂信者の集団と認識していたが
認識を改めよう、第一級の脅威と――――――判断する


【右腕に突き刺さり根を張った枝、細い右腕に絡みついたそれは今もなお彼を攻め立てるのだろう】
【頬に浮かんだ僅かな汗の形がそう告げて、辿られないように一端瞼を閉じた】
【右腕を顔の高さに上げたなら、その傷口を見せつけるがごとく腕をすっと地面と平行に倒す】

【そして、何を思ったのか、左手をその傷口につき入れ、己の指先を右腕にめり込ませる】
【食いしばる口元、歪む眉、弾け飛ぶ汗の形が、その痛みを如実に伝え】
【燃えるような痛みのその中で、確かに存在する己を証明するかのように――――――】


木を隠したなら、森ごと焼き尽くせば良い
草原に偽物が潜むなら、辺り一帯を穢し尽くそう

貴様の全てを踏み潰し俺は生きる!!
奔れ――――――Liquid Tension Experiment=I!


【右腕から引き抜く左手、その手に握るのは、己の右腕に根を張った枝そのもの】
【赤々しい鮮血が辺りに舞い散る、むき出しの傷口は、夜風に触れる度に激痛をもたらすのだろう】
【それでも月光の下、彼の横顔は確かな闘志を宿して】

【引きぬいた枝を貴女へと投げつけるだろう、そして目の前で、突然爆発する】
【ダメージは少ないだろう、だが身体の中から無理に引きぬいた枝は大量の血液を纏っていて】
【爆発した瞬間、真っ赤な鮮血を、貴女へと振りまく――――――】

【そして、貴女へと爆発する刹那、踏み出した脚は貴女へと接近を始め】
【赤くただれる手で貴女の首を、下から上へと持ち上げるように握ろうとする】
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/01(金) 00:37:49.34 ID:1aFjavgGo
>>8

【女の口から、感嘆の吐息が漏れた】

【―――――この様な対処法など、想像していなかった】
【いや、想像はしていたが、こんな方法を実行する者がいるだなど、誰が思うだろうか】

機関のナンバーズとはいえ、これは驚きましたわ……
……ふふふふふふ…………宜しいですわ、私のお気に入りの技を見せて差し上げるだけの価値はありますわね

【己の攻撃を意外な形で対処されたというのに、女は尚も余裕の態度を崩さない】
【それどころか、“お気に入りの技”などと不穏な事まで呟いて】

ぐっ…………!ふ、ふふ……しかも能力者だなんて……機関に置いておくには、勿体無いですわね…………
どうです……?私と、共に……GIFTに来るというのは…………?

【――一通り、事は彼の目論見通りに進むだろう】
【しかし、首を掴まれながらも尚、女は彼にGIFTへ誘う言葉を投げ掛ける】

【余裕の表れ?いや、これは一つの“時間稼ぎ”】
【女が話している間、最初の茨が霧の様に消え、じわじわと彼の後ろを囲む様に赤い彼岸花が咲き始めているのだ】
【突然咲き乱れる彼岸花など、余りにも不自然。気付けたならば、何かの前兆とすぐにわかるだろう】
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/01(金) 00:42:19.06 ID:hnp4KqDNo
>>6
【かしゃり、かしゃり、と奇妙な音が公園に響き渡る】
【巫女服の女性とはまた違った形で、浮いた存在。そこに現れたのは、青年の姿をした人形だった】


【一目見ただけでは、普通の人間に見えるかもしれない。少し長めの茶髪に、細面の青年】
【白いシャツの上に羽織った青いジャケット、深緑のカーゴパンツに白いスニーカー】
【しかし、彼の四肢の関節は、服の上からでもわかる異様な形をしていた。球体関節。その身体は、人の者ではないのだ】
【よくよく見れば、その青い瞳の無機質さといい、肌の質感と言い、人間のそれとは違ったものを感じ取れるだろうか】


【生き人形、ギア・ボックス。彼女とは当たることはなかったが、この人形も大会出場者の一人だった】
【遠目から、すでに彼女の存在には気付いていたのだろう。真っ直ぐに彼女へ向かって歩を進めている】
【人形の表情にはありありと緊張の色が見て取れる。巫女たる彼女なら、そのうちに宿る人の魂にも、同じ色を見るかもしれない】

【接近することが出来たなら、一定の距離を保ったまま、彼女に話しかけるだろう】


……初めまして。自警団の天鬼ちゆりさん、ですよね?

僕は、おもちゃ屋のギア・ボックスといいます
不躾で本当に申し訳ないんですが……

どうしても、お話したくて。今、お時間大丈夫ですか?

【傍らに置かれた5つの弁当箱にも、両手に持った封をされた便せんにも、視線はくれず】
【真っ直ぐに、彼女の瞳を見ている。実際のところ、ほかに目を移す余裕がなかったためであるが】
【震える声で、しかし、はっきりとした発音で。生き人形は巫女の前に立った】


/まだいらっしゃいますか?
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/01(金) 00:50:31.38 ID:RSMuYLolo
>>9

【貴女の甘言を聞いても尚視線は微塵も揺るがない】
【妖艶な姿形に蕩けるような言葉の綾、並の人間であれば、容易に籠絡されるのだろう】
【それほどまでに美しく、また強き存在であったから】

【誤算があったとすれば、彼にはもう、並の心すら残っていないから】
【貴女の細い首筋を掴んだ右手、落ちた拳銃を右足で蹴り飛ばしたなら】
【吐き捨てるように言の葉を指で引きちぎる】


――――――ふざけるな――――――!!
貴様の言葉は、俺への愚弄だ!!俺の!!No.4≠ニいう名への侮辱だ!!
貴様は今、踏み躙った!!俺の最後の領地を、土足で踏み潰したんだ!!

貴様は……貴様には……!!地獄すら生ぬるい――――――ッ!!


【指先に力を篭める、その細い首筋を、叩き折ってしまいそうなほどに】
【無表情の仮面に罅が入る、噛み締めた口元が彼の激高を告げる】
【歪みゆく言葉の欠片が、音を刻み始めた、刹那】

【彼の指から力が抜けるのを感じるだろう、ふっと僅かに弛緩する瞬間】
【視線が揺れた、周囲へと向ける視界は、赤く染まる草原に向かう】
【彼岸花、その存在を視認した刹那に、彼の身体が乱れる】


……答えはNoだ、返り血で顔を洗って出直しな


【力を指先から抜いたなら、地面へと叩きつけるように貴女の身体を放棄するのだろう】
【そうして、貴女から一歩離れ、視界を後ろへと傾かせる】
【彼岸花の行方に注意しつつ、両足を肩幅に広げ、次の動きを待った】

【――――――否、正確には、右腕の限界、もあっただろう】
【冷静を装いつつも、頬に流れる汗の量が如実に伝える】
【右腕から零れ落ちる血液の量が、彼の右手にかかる力の弱さを伝える】
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/01(金) 01:06:19.65 ID:Iq276ekk0
>>10
【――――声を掛けられるよりも少し速く、漆黒の瞳が向けられる事だろうか】
【例えるならば、冷たい瞳。元より表情や感情豊かで無い事を差し置いたとしても……尚、冷めていて】
【果たして青年自体を見ているのか、或いはその器に宿った魂を見ているのか。敵意は無い――――けれど。ジッと向けられる視線は、心地よい其れとは言い難いであろう】


「……ええ。貴方の言う通り、自警団所属、天鬼ちゆりに間違いはありません――が」

【細められた瞳。腐っても巫女か、容姿を見るというよりか内部を、思考を見通すかのようで】
【一定の距離まで近づいたならばピクリと動くけれど、やがて立ち止まったならばそれ以上の行動は起こさない】
【――――危険な人物では無いと判断したのだろう。弁当一つを膝の上に乗せたならば、適当に割り箸を二つに割いて】
【モグモグとマイペースに食事を始めたならば、もう一度視線を送る事だろう。……心なしか、最初の冷たさも僅かに失せ】


「さて…………妖怪の知り合いは両手では数え切れない程に居ますが、玩具を扱う絡繰りの知り合いが居た覚えはありません
とは言え――――時間がない訳でもありませんが」

【――――巫女と当たる事は無かったが、青年も大会に出ていた。其れでもこの女性が特別反応をしなかったのは、他人に対して自ら関わりを持とうという意思が薄いからか】
【煮物を頬張り、米を咀嚼し。あっという間に空となったならば、一先ずは横に避けて】


「どうしても、と言うならば断る理由もありません
ギア、でしたか。何故、私と話したいと?」

【高圧的でも無いけれど、抑揚の薄い語りは何処か威圧感を感じても可笑しくは無い】
【然れど、身体ごと横に移動したならば「立ち話は疲れるでしょうからどうぞ」なんて言葉を掛けて】
【従うのも良し、警戒して座らないのも良し。兎にも角にも、女性は青年の話したいとの言葉には応じた様で】


/居りますよー!
/3時前後には寝なければいけませんが、宜しければ……!
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/01(金) 01:19:19.11 ID:6tHCp345o
>>11

【指から伝わる力が弱まるのを感じれば、女の足元に生じるのは無数の蔦】
【それらは叩き付けられる身体を受け止め、衝撃を吸収していく】

ふふふ…………随分とその立場に誇りを持っているのですわね
まあ、良いですわ。貴方程の方を無理矢理連れていくのは私一人では骨が折れそうですもの

【幾度か咳き込んでから、女はまた口を開き、立ち上がる】
【そして彼が仕掛けて来ないのを見れば、再び木が、女の身体を掬いあげつつ伸び、現れて】
【そして二人の間にもまた、同じように赤い彼岸花が咲き始める】

貴方も能力者のようですし、今回はその命、奪わないことにしましょう
……ですが、もし我々の“剪定”を邪魔する事があれば、相手が能力者でも命を奪るつもりですので
ですから……もう私の邪魔はしない方がよろしいですわよ?

【彼より少し高い位置から掛ける言葉は警告のもの】
【『GIFTの邪魔はするな』といった旨の事を告げれば、二本の蔓が生じて】
【落ちたままだった本を拾い上げたなら、彼岸花と彼の足元の草が全て消え失せる】
【しかしそれも刹那のこと、次の瞬間には彼岸花の咲いていた所から炎が燃え上がり】

それでは、さようなら―――――次は貴方も“こちら側”に居る事を願いますわ…………

【少しの間、炎が彼の視界を遮った後に消えれば、女を乗せた木は遥か遠く】
【今度は歩くのではなく、走るようにして去っていくのであった】

【それと余談ではあるが、彼の周囲とは別に草が全く無くなった部分があったようだが、関係の無い話である―――】




/こんなところでしょうか!お疲れ様でしたー!
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/01(金) 01:23:05.29 ID:RSMuYLolo
>>13

【舌打ち一つ、奏でそこねたならキズだらけの右腕を一瞥】
【無造作にポケットへと突っ込んで、そのままくるりと背を向ける】
【燕尾服の尾が瞬く刹那に、残る一葉だけが歪むノイズのようで】


――――――GIFTか……なるほど、厄介な組織だ
だが、能力者を増やすというのなら、見過ごすわけには、いかない


【ゆるりと足音が響く、夜の中へと消えていくように】
【No.4≠フ背中を、ゆっくりと染めていくのだろう】


/お疲れ様でしたー!
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/01(金) 01:33:44.42 ID:hnp4KqDNo
>>12
【黒い視線を受けて、人形のうちに宿るギアの魂が思わず竦む】
【いくら幾度となく戦場に身を置いたとはいえ、ギアは一介のおもちゃ屋である】
【対して眼前の巫女、天鬼ちゆり。自警団員にして、第一線で櫻の妖怪たちと接してきた天鬼の巫女】

【大会でも、如何なくその実力を発揮していた。そんな彼女に、その冷めきった目で】
【なおかつ、その内側まで見通すかのような瞳。畏怖。魂の震えが人形の瞳に浮かび上がる】

【だが、歩みは止めず、目もそらさず。立ち止まって放った言葉に、返される言葉と視線】
【少しばかりなりを潜めた冷たさ。どうにか、話を聞いてもらえそうだ】


……はい、お会いしたのは初めてですし、僕が貴女を一方的に知っているんです
御姿を見たのは、大会での試合を拝見したのが初めてですが、貴女のお名前はそれ以前に聞いていました

【自身も大会に出ていたことは、口には出さず。最初の反応から、それがあまり意味を成さないことは悟っていたのだろう】
【すごいスピードで消えていく弁当に、少しばかりあっけにとられたが、どうにか気を取り直す】


……ありがとうございます。失礼します

【人形であることを差し引いてもぎこちない動きで、彼女が空けてくれたスペースにゆっくりと腰を下ろす。かしゃり、と乾いた音がする】
【未だ抜けない緊張。根っこのところが臆病なギアは、どうしても彼女の調子に気圧されてしまう】
【しかし、それを押してでも、踏み込まねばならないことであった。約束したのだ。彼女と。果たさねばならない】


……はい。実は、貴女を探すように頼まれたんです。貴女の、妹さんから
お名前は、妹さんから聞きました。天鬼桔梗さん。貴女の、妹さんですよね?

【挨拶もそこそこに、ギアは切り出した。本屋で知り合った少女との約束。行方の知れない姉】
【見かけたら、きっと知らせる。そう言ったのだ。それがまさか、自警団員として大会に出場しているとは】
【トーナメント表を見た時は、心底驚いたものだ】


事情は、存じ上げません。でも、貴女を見つけたら知らせる、と妹さんと約束したんです
大会で貴女の名前を見かけて、一度話しておかないと、と思っていました。妹さんが探している、ということだけでもお伝えしたくて……

【天鬼家のことも、彼女ら姉妹の事情も、ギアは何も知らない。自分のやっていることは、不用意に他者の事情に首を突っ込むことである】
【対峙してみれば、なんと情けないことか、巫女の放つ威圧に萎縮し、声は震え、たどたどしい語調】
【しかし、ギアは約束したのだ。果たさねばならない。その一心だけで、彼は来た】

【無機質な青い瞳と、その奥で揺らぐ人の魂。双方とも逸らすことなくちゆりへと向け、ギアは彼女の肉親との約束を語った】
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/01(金) 01:40:31.69 ID:hnp4KqDNo
>>15
/すみません、訂正です
/……はい。実は、貴女を探すように頼まれたんです。貴女の、妹さんから

/この一文を削除、ということでお願い致します。見返したら、別に頼まれていたわけではありませんでした……


/見逃してました、3時前後、了解です。お時間の許す限り、お付き合い願えれば!!
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/01(金) 02:00:44.31 ID:Iq276ekk0
>>15
【隣に座る事に気を向けた事も無く、ただ自分勝手な雰囲気を作り出してまた新たな弁当を膝へと乗せて】
【――――それでもしっかりと、青年の語る言葉には耳が向けられて居るのだろう。その証左として、妹の名が出たならば食物を運んでいた手も止まる】
【軽い音を立てて箸を置いたならば、今度は顔ごと視線を向けるであろうか。微かな驚きを交えたような、そんな感情も込めて】


「――――随分と律儀なのですね。約束の為に声を震わせながらも話し掛けてくるなんて」

【最初から、青年の声色には気付いていた。其れでも尚話し掛けて来る事を疑問に思ったが故に、応じた事が大きな理由であるが――――】
【その意味を知ったならば、辛口とも思える言葉を放って。気を悪くした様子でも無い。言ってみれば、其れが女性の性格】
【ヒョイと煮物を摘んだならば頬張って、その合間に何を話すべきかと思案する事だろう】


「何故、貴方が妹の名を知っているのかは分かりませんが……少なくとも、害意を持って接していた訳では無い事ならば分かります
接点としてあの子の手助けをしてくれたのならば、代わりに感謝の言葉を述べましょう
――――桔梗が私の事を探している事は理解して居ます。理解して居るからこそ、帰る訳にはいかないのですよ」

【返した言葉は、その件については理解して居る。…………それなのに、帰らない】
【探している事を知っているならば帰り自ら姿を現すのが普通であろうが、女性はその真逆の事を行っている様で】
【質の悪い冗談で無い事は、直ぐに分かるであろう。二つ目の弁当を積み上げたならば小さく息を吐いて】


「あの子が何処まで話したかは分かりませんが、理由を知らない…………と為れば、其れはそれで幸いですが。……ただ、約束を果たそうとしてくれた事には感謝します
其れと、ギア。そう畏まる必要もありませんよ。何よりその様に話して居ては幾ら絡繰りといえ貴方も疲れるのでは無いですか?」

【逆に言えば、女性は青年を見習ってもう少し態度を改める必要があるのだが】
【兎も角として、言葉の端からは“理由”がある為に探されている事を分かっていても帰れないのだと読み取れて】
【――――約束を果たそうとしてくれた青年には、感謝の言葉。それから少し先。“伝える”との約束よりも踏み込むか否かは、青年次第であるけれど】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/01(金) 02:30:24.49 ID:hnp4KqDNo
>>17
【こちらを気にもせず、新しく弁当箱を乗せる。記憶に残る彼女の妹とは、ずいぶんと違う雰囲気に、内心面喰ってしまうが】
【自分の言葉がしっかりと届いていたことは、ギアにも伝わった】
【彼女の顔がこちらを向く、言葉が人形を射抜く】

す、すみません、どうにも臆病な性質で、その……申し訳ないです

【躊躇いなく放り投げられる言葉を、慌ただしく受け止める】
【彼女の歯に衣着せぬ物言いに、ギアは恐縮するばかり。彼女の言動が性格なら、この有様もまた、ギアの性格だ】
【再開される食事、手持無沙汰に感じつつも、おとなしく咀嚼が終わるのを待った】


いえ、その、本屋さんで出会いましてですね。妹さんが高いところの本を取ろうとしていて、落ちそうになって
そこに居合わせた縁で知り合ったといいますか……最終的には、逆に僕が助けられる形になったんですけども……

そ、そう言っていただけるとありがたいです。手助けだなんて、大層なことじゃないですが……

……え? ご存じ、だったんですか……?


【彼女が発した事実は、ギアにとっては予想外のことだ】
【肉親が自分を探しているのは知っていながら、帰らない。いや、『帰る訳にはいかない』】
【冗談の類でないことは、読み取れた。そこに、何か深い事情があるのだろう、とも】


……妹さんからは、事情までは伺っていません。ただ、貴女を探している、としか
僕が、自分でしたくてやったことですから。お気になさらず


そ、そうですか? すみません、気を遣わせてしまって
ちょっと、変に緊張しすぎてましたね……

【彼女の言葉を受けて、ギアは固まっていた姿勢を少し崩した。敬語口調は変わらないが、少し声音が柔らかくなっている】
【まずは、伝えられた。そのことで、一瞬気が抜けたらしい。しかし。ここから先。ギアの魂は、再び気を引き締める】


……先ほどは、事情は伺っていない、と言いましたが。お二人の『家』のことについては、少し聞きました
妖怪と深く関わってきた、と……
そうしたこともあって、きっと深い理由があるのだろうとは、お察しします

なぜ、会えないのか。その理由まで詮索するつもりはありません
ですが、妹さんは必死でした。彼女が、本屋で本棚から落ちかけてまで買おうとしていたのは、「探し人を見つけるコツ」という本でした

……もし、もう一度妹さんと会ったとしたら。貴女とこうして会ったことを、黙っていることは出来ません

【ギアは、結局臆病な男であるのだった。他者の、それも自分の知らない世界、妖怪たちの世界と関わってきた巫女たちの】
【のっぴきならない事情に、気軽に踏み込む勇気は出なかった】

【しかし。彼とて、正義の組織の一員である。その自分が、少女と約束した。それを破ることだけは、出来ない】
【身勝手を承知で、それだけは、はっきりと言い放った。彼女に、天鬼桔梗に、このことを黙っているつもりはない、と】
【ギアなりに、その魂で考えて出した落としどころであった】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/01(金) 03:05:26.84 ID:Iq276ekk0
>>18
「結果的にあの子が怪我をしなかったのならば、其れは十二分手助けと言える事です
――――けれど、まあ。ぎんぎん、ギアと……あの子も一風変わった知り合いを持ちましたね
私とて、故郷を気に掛けない事もありません。故、時折式神を使って様子を見たりしますが…………その際に、知りましたよ」

【櫻の国。巫女となれば、魔術とはまた異なった術を用いる事は青年にも分かるであろうか】
【――――一風変わった何て口が裂けても言えない性格の持ち主がその様な評価を下すのは滑稽とも思えるのだが】
【空となった二つの弁当箱を腕の長さほどの小さな白龍――件の式神に咥えさせたならば、そのままゴミ箱へと捨てさせて】


「ええ。そしてその妖怪の事に深く関わる為に、帰る訳にはいかないのです
しかし…………探し人を見つけるコツ、ですか。その様な物に頼った所で、見つける事が出来ないとあの子自身が一番知っている様なものですが……」

【仮にも妹。容易に場面が想像出来たのか、何処か呆れた様な態度も見せ】
【――――黙っている事は出来ないとの言葉には、その表情も失せた】


「貴方の意思に強制する事はありません。良かれと思った事ならば、其れは紛う事無き善なのですから尚の事
…………けれど。貴方が今宵の事を伝え、あの子が探し出したならば」

【代わりとして浮かぶのは、最初と同じ表情、双眸】
【何処までも冷え切った様な、冷たい冷たい視線。元より感情の薄かった言葉は、更に希薄となって】
【――――事務的、とでも表現するのだろうか。浮き世離れしていたその様も、今だけは身形を顰め】


「後は、あの子はもう出歩けなくなる事でしょう。例えヒトガタを用いたとしても、です
…………嘘も方便。先も言った様に、貴方の行動を制限する気もありませんし約束を取り付けるつもりもありません
其れより先は貴方の意思に全てお任せしますよ、ギア」

【理由は分からない――――が。言葉から汲み取れるのはこの巫女が帰れば桔梗と呼ばれる巫女が外を歩けなくなる…………簡潔に表せば表に姿を現せなくなるとの事】
【言葉の通り、強制はしないのであろう。脅すことも無ければ念を押す事も無い。一口に、青年の判断に任せるとだけ】
【少女の性格。姉が自分から見つからないようにしていると知れば、術等を用いて更に探す事だろう。ならば、見つかるのも時間の問題】
【――――青年の意思が読み取れたからこそ、尊重しての言葉。どの様に受け取るかは、青年次第であるけれど】

/っと、申し訳無いのですが持ち越しの方で大丈夫でしょうか……!
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/01(金) 03:07:33.02 ID:hnp4KqDNo
>>19
/了解です。では、明日以降に続き、という形でお願い致します
/いったん、お疲れ様でした!
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/01(金) 05:14:22.49 ID:hnp4KqDNo
>>19
……そう、ですね。彼女が怪我をするようなことにならなくて、よかったです
ハハ……自分が変わっている自覚はあります。妹さんと会った時は、まだ人間だったんですけどね

式神……妹さんも使っていました。離れた場所のことを、知ることも出来るんですか……

【感心したように、青年が息をつくような仕草をする。人間であった頃の名残、人形なので実際に息は出ない】
【彼女の物言いには、特に気にする様子もない。内心、この人も相当変わっている、という思いがわずかながらあったが】
【それも、白龍が弁当箱をゴミ箱へと運ぶ姿を見て、好奇心の前に雲散霧消する】


……彼女も、藁にもすがるような思いだったのかもしれません。守女さんも連れず、一人で本屋に来ていましたし

妖怪に関係すること、ですか……
(やっぱり、気安く入り込める問題じゃ――――!!!)


【直前の妹を想う表情から、一転。最初の時の怜悧さを、間近で受ける羽目になった】
【反射的に、ギアは立ち上がり、わずかながら後退った。かしゃり、と人形の身体が少し大きい音を立てる】

【初め、自分が彼女の前で声を震わせていたのは、決して緊張のせいばかりではない、と今更ながらに悟った】
【"違う"のだ――――。巫女として、天鬼として、数多くの戦いを経験してきたのであろうちゆりと】
【一民間人から、鉄火場に身を投じてそう長く経っていないギア】
【それを感じ取っていたからこそ、ギアは彼女の怜悧さ、そこから感じる威圧感に畏怖したのだ】


……出歩けなく、なる、って。どういう、ことです、か……?
貴女たち、は、いったい、何を……? 何が、起こって……?

【声はまたも震え、かたかた、と小刻みに音が鳴る。それを制御しようとして、言葉は途切れ途切れになる】
【自分の意思に任せる、というこちらの言葉を尊重してくれる彼女にも、ろくに返答できなかった】
【自分の、正義組織のメンバーとしての意志など、その冷めきった視線の前ではなんと脆いことだろう】

【脅されているわけでも、強制されているわけでもないのに】
【ギアは、自分がやろうとしていることに、自分自身で強烈な揺さぶりをかけることになった】


いったい、どういう、ことなんですか……?

【思わず、先ほどは押し留めた質問が漏れだしてしまう。彼女が、妹と会えない理由】
【帰れば、二度と出歩けなくなる、というその事情。いったい、巫女たちは何を背負っているというのか】

【彼女が、理由を口にするとも思えない。話す義理などないし、話したくないことかもしれない】
【にも関わらず、ギアの口からは、その言葉が漏れ出た。それほど、彼は必要以上に、気圧されていたのだ】
【あの日会った少女の探し人たる、眼前の巫女に。何より、彼女らが背負う"何か"に】


【そんな状態だったからだろうか。ギアは、いつの間にか公園に入り込んできていた気配に気が付かなかった】
【ちゆりが、ギアの言葉に返答するなら、その直後。ギアが何か言葉を発する前に】
【――――銃声】

かはっ――――!!?

【ギアの首が、爆ぜた。人形の破片が、公園の地面に散らばる】
【その身体が、まさに糸の切れた人形のように、崩れ落ちた】

【まだ、生きてはいる。頑強さは、人形の身体の利点の一つだ。しかし、そのうちに潜む魂が受ける被害は甚大】
【ギアは、倒れ伏したまま弱弱しく呻き、ちゆりへと視線を向ける】
【口がパクパクと動く。必死に何かを言おうとしているが、言葉が出て来ることはない】

【そうしている間にも、気配は近付いてくる。ギアを撃ち抜いた者の、歪んだ気配が。先ほどまで、一人と一体が腰かけていたベンチの近くへと】

/返しておきます
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/01(金) 22:02:16.19 ID:XDXDg+/P0
【とある街――通り】

【夜、もはや人気がないその場所に一人の男があるいている】
【半袖の服に黒のジャケットを着ている】
【下に少々長めのズボンを着用】
【ろくに髪を気にしていないのかぼさぼさである】
【特に隠す気もなく服にカノッサ機関の証である逆五芒星刻まれている】
【20代後半に見える】

 やっぱここにはいねえか
 たく、どこにいやがんだあ目標は

【そう言いながら、歩いていく】
【なにやら探しているようだが】

 しかしまあ、強いやつとかいねえかな
 ま、見つかれば儲けもんだが

【そんなことをつぶやき歩く】
【人気がない場所を一人で歩いていく、それは人気がないとはいえ非常に目立つだろう】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/01(金) 23:08:22.41 ID:MUESBWNH0
>>22
/まだいらっしゃいますか?
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/01(金) 23:09:05.21 ID:Iq276ekk0
>>21
「どういう事?……有り体に言ってしまえば一つの場所に束縛されるという事ですよ
太陽の光も差し込まなければ月の光で照らされる事も無い、蝋燭の灯火だけで時間も分からない。そんな場所に――です
血は繋がっていなくとも仮にも妹。…………仕方ない事とは言え、そう簡単に納得できるものでもありません」

【何時の日だったか、桔梗が青年と話した時の事。妖怪と深く関わっていると言って居たが――――ならば、の事にも妖怪が繋がっていると考えて間違いは無いであろう】
【僅かに離れた距離を詰める事は無く、又批難する事も無く】
【…………或いは、それが逆に青年にとって酷と為ろうか】

【明確な答えは放たれないけれど、事情を察するには恐らく其れだけで十分。何故帰らないのか、何故会わないのか】
【今一掴み難い性格であっても家族の事を考えて居るのは確かな事。故に、自ら身を隠す】
【言い切って仕舞えば後は己のペースに戻り、残りの弁当を食べていくのだけれど】


「――――詰まりは、そんな所です。それが私の戻らない理由
……これ以上の事はもう答える気はありませんし、貴方もコレで満足したのでは無いですか?」

【視線は自分の膝の上。即ち弁当の中身へと落とし戻され】
【それ以上の質問にも答える気は無いと言ってしまえばそのまま箸を進めていくが】
【何かを思い出したかのように箸を止めれば、言葉だけが其方に向けられるのだろう】


「所で、気になった事が一つ。桔梗会った時は“まだ”人間だったと言って居ましたが……それはどの様な意味でしょうか
そのまま捉えるならば、貴方は元は人間であって、何らかの理由で絡繰りの身体となったと捉える事が――――――」

【言葉は、最後まで紡がれない。何故ならば、乾いた音が辺りに響いたから】
【――――聞き慣れた音では無いけれど、長い間戦いに身を置いている為に理解するのはそう遅くない。そして、自分に傷が無いとなったならば…………矛先が向けられた人物も容易に想像出来る】
【視線を上げた時には丁度青年が崩れ落ちる頃で、青年自身も視線を外していなかったならば珍しく驚いた様子を見せた女性を見る事になるだろうか】

【…………何を伝えたいのかは、解せない。然れど、伝える意思がある程は生命力も残っている】
【逃げるか?否、青年一人を抱えて逃げた所で掴まるであろう】
【何しろ相手は恐らく銃器。遠距離から放つ事が出来るとなれば、尚更逃亡は不利】
【立ち上がり、傷付いたギアに貼り付けたのは札。攻撃用では無く、傷を癒やすための物】
【――――とは言っても、肉体では無く魂の其れ。応急処置に等しいためそう直ぐ回復する物でも無いが…………無いよりは、幾分か良いであろうか】


「…………困ったものですね。自警団が直ぐ側に居ると言うのに、考えも無しに発砲するとは
――――それで、何を目的に此処へ?」

【次に取り出すのは、新たな札。攻撃に転ずる為の物であり、大会でも用いた物】
【漆黒の双眸は未だ見えぬ気配の主へと向けられて居て、同時にその容姿を捉えんとしているが―――――】
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/01(金) 23:11:51.06 ID:XDXDg+/P0
>>23
/いますよ、途中で凍結するかもしれませんが
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/01(金) 23:13:34.20 ID:M2mOPXDGo
【路地裏】

【ボロボロのアスファルト、割れた窓。ポスターだらけの電信柱】
【そんな裏通り。今日はゴミ箱がひっくり返り、壁には弾痕。銃声が断続的に響く】

  ――――クソッ!ダメだッ!暗くて見えねえ!!…退散するぞッ!

【薄暗い路地裏。不気味な静けさは今日、この場所には存在しない】
【蔦が這っているヒビの入ったコンクリートのねずみ色の壁には2人の影が映る】

【1人はテンガロンハットの若い男。無精髭に茶の革ジャケットを着ている】
【自動拳銃を両手で構え、ぎりりと強く噛み締めた口とは対照的に目は泳ぐ】

【その銃口の先には背の高い、スーツ姿の男が居た。黒いスーツに黒いネクタイ。シャツだけは真っ白】
【男は片手でリボルバーを構え銃口を向けている。睨むその目は白球は赤く、瞳は黒い。不思議な様相をしている】

……1人になっちまったな……ろくな仲間じゃなかったようで…
『……うるっせえ!!いいから銃を降ろして俺に渡せッッ!!』

【スーツの男は黙って、銃をアスファルトに置き、ブーツのつま先で蹴って滑らせる】
【テンガロンハットの男はつい出来心か、その拳銃を拾おうと目線をずらし、拳銃から片手を放し】
【拳銃の照準が外れ、男が膝を曲げたその時】

【銃声が一発】

【テンガロンハットの男の拳銃は遥か後方へ】
【男は右腕をもう片方の手で押さえながら、その場に倒れこんだ】
【スーツの男は懐からもう一つリボルバーを取り出して撃ったのだった】

………銃がに怯えんじゃねえよ……人に怯えるんだ。…オーラィ?
というかさ……これぐらいのことは想定しとけって教科書には書いてないのか?

【スーツの男は拳銃を構えながら前へ歩き、蹴りだした自分の拳銃を拾い上げて】
【腕を抑えながら、うずくまっているテンガロンハットを跨いで歩き】
【吹っ飛ばした相手の拳銃はさらに遠くへと蹴り飛ばした】

……いつまで寝てんだよ。人が折角、死なないトコに当ててやったんだから
さっさと病院でも行けって……頭撃つぞ馬鹿野郎

【それで跳ね起きるように、呻き声と泣き声をおりまぜながら彼は走り去った】

【辺りには銃痕と血が散り。男の手には拳銃。見られれば言い逃れは出来ない】
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/01(金) 23:17:29.57 ID:MUESBWNH0
>>22

【とある街角、―――夜。】


【―――"人気が無い"と言う表現は適切だった。長く延々と続くかの様に見える、真っ直ぐに延びた此の通り。】
【其処にたった二人の人影だけが、存在していた。勿論、一人は逆五芒星の目立つ男である。】
【そして、もう一人の姿と言うのは―――色んな意味で、"時代錯誤な"人間であった。】


【フードの付いたローブを身に纏って。古ぼけた茶色で、且つ何の飾り気も無いのだから、随分と簡素な身形である。】
【艶やかな黒髪に、惹き込まれそうな程美しい碧眼。スラっと整った顔は、何故か"子供らしさ"を感じさせる色合いで。】
【180cm程はある高い身長に、随分と筋肉の付いた身体付き。見た目だけを総合したなら、とてもでは無いが16歳に見えない筈であって。】


【ブツブツと何か独り言を零しながら、碌に前も見ないまま歩を進める此の"少年"。】
【彼のの服装を考慮すると、其の道の知識が有るのなら、念仏を唱えているのだと思える様な行動だが―――今回は、純粋な呟きである。】
【其の証拠に、時折街灯に照らされる其の顔は、何処か憂いを帯びた表情をしていて。】

【直ぐ近くを対峙する形で歩いている男には、顔を俯いたまま歩いている故に気付いていない様だ。】
【然しながら此の少年の体格。其れは何処を取っても、"強い奴"に該当しそうな見た目であって―――?】


/それではおねがいします!
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/01(金) 23:19:55.43 ID:DQ6/Ei5qo
【風の国 とある市街地にて】

【一際賑わう時間帯に、人通りの多いその街道を通り過ぎていく大型のトラックがあった】
【それはある積み荷を運ぶために動いていた、貨物輸送車だった―――とはいえはた目には別段変わった様子は見えない】
【見た目はいたって普通のトラック、それに運転するドライバーたちもいつものように指定の場所に荷物を運ぶ仕事を全うしようとしている善良な市民の一人だ】

【だが、そんな善良な市民にこそ『理不尽』が降りかかるのがこの世界の日常だ、とでも言うように突然それは起こった】


ブァァァァァァァァァァァァ――――――――――――――――――――――――ッ!!!!


【突如、歩道より勢いよくそのトラックに激突してきた人影がいた】

【背丈は2mに満たないもののだいぶ大柄の体格、しかし人類としては珍しくもないサイズのその『人物』】
【大型トラックに比べ重量などたかが知れている、ぶつかっても大したことはないはずだ、というそんな思考を】
【その『人型』の何かは力づくでこじあけるように勢いをつけて側面に追突してきた!】


[うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!!]《なんだ!?何が起きたッ!!》


【ドゴォン!!と音を立てて大型トラックが民家の壁に激突し、その場で停止する】

【事もあろうかその大型トラックの重量と速度が『そいつ』の筋力に押し負けてスリップしたのだ】
【だがそこで終わらない、側面が大きくへこんだそのトラックのドアを力づくで引きはがしドライバーと助手席の胸倉を引っ掴んできた】


レアメタルはいただいていくぜェッ!!丁度今ブレンヒルトお嬢様が必要としているんでなぁッ!!
さっさと降りろッ!!てめーらのトラックごと頂いていくんだからよォ―――!

[や、やめてくれ……!言う事を聞く、命だけは助けてくれ!]


【ドライバーたちはすくみ上りながら――――"人ならざる"その襲撃者の姿を見ていた】

【その襲撃者は人の顔をしていなかった―――腕も足も自分と同じ二本ずつ、言葉も自分たちと同じ言葉を喋る】
【だがその顔は人の物ではない―――曲がった角に牛の顔面、全身を固く大きな筋肉に覆われ、体の局所に堅そうな装甲を纏っている】
【そして肩が隆起し、頭部から肩にかけて長い体毛で覆われる奇妙な体格―――まるで動物園とかにいるバイソンみたいだ】

【そんな襲撃者の腰に巻いているベルト、そのバックル部分には見る者は幾度も見る逆五芒星の紋章が刻印されているのが理解できる】
【まぎれもない、かの組織から放たれた『刺客』、その悪逆なる行為に挑む正義の徒はいるのだろうか?】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/01(金) 23:29:02.39 ID:XDXDg+/P0
>>27

 んお

【男は後ろから何者かが近ずいてくる気配を感じた】
【そして男は後ろを振り向いた】

 おいおい、なんだこんなところで
 ガキか

【男はそのように言い、少年を見た】

(ふーん、なかなかの体格じゃねえか、これなら大抵のやつらはねじ伏せられるな)

【男はそのように思いつつも戦う気にはならない】
【相手の実力もわからないしかならず戦いになるとも思えずに】

 はあ、まったくなんでガキがここにいんだよ

【そのように男は少々大きな声で言った】
【それは少年にも聞こえる音量で】
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/01(金) 23:43:44.36 ID:MUESBWNH0
>>29


―――……………


【数秒の沈黙が場を支配する。男が放った言葉が、ヤケに長い間宙にぶら下がっている事を不思議に思えば、】
【少年は辺りをキョロキョロと見回して。此の場に自分と、目の前の男しか居ない事を認めると、】
【漸く自分に話しかけられたのだ、と気づく。『あ、ああ……』と声を漏らすと、男の方向に身体を向けて。】


………済まない………少々、考え事を、して居ったのだ………
……私か。………理由も無く、彷徨っている、と云う返事は………答えに為って、居ない、か。
………悪いが、答えられそうに、無い様だ。望む返答では無いと思うが……今は、宿を探している。

……気が付けば、月さえ沈みかけている、そんな時間だ。私の様な人間が、歩いて居て良い時刻では、無いな……。
………そう云う意味で、気に掛けてくれたのなら、感謝しよう。そして………済まない。……急いで、床に付く事にしよう。


【何処か特徴的な少年の口調は、其の身形に随分と似合っていて。異国情緒漂う、と言えば良いだろうか―――。】
【此の少年は、彼の言葉を、"早く家に帰りなさい"と云う意味で解釈した様子である。だとすれば、男に感謝すると共に、】
【心配させてしまい申し訳ない、と謝る。そう言い放ったのなら、『では、失礼する……』と簡単な挨拶を済ませたなら、】
【少年の言葉通り、いそいそと歩き出し、やがて彼を通り過ぎようとする事だろう。勿論、逃げ出した訳では無い。】
【声で引き留めるのも、或いはローブの袖を掴むのも。彼を止める方法は、其れこそ数多く存在していて―――?】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/01(金) 23:43:53.92 ID:G2vwknRPo
>>24
(一つの場所に、束縛される……? 閉じ込められる、ってこと、か……?)
(恐らく、天鬼の家の……妖怪に関わることのため、なんだろうけど……)

【立ち尽くすギアの脳裏を、思考の渦が埋める。変わらぬ様子の彼女の姿が、余計に胸に棘を刺す】
【思わず取ってしまった距離が、そのまま自分と彼女らとの隔たりの象徴であるかのようで】
【ただ、言葉も出ずに表情を歪めるしか出来なかった】


(……帰らないのは……桔梗ちゃんを、そんな目に合わせないため……)
(でも、桔梗ちゃん本人は、その事情を知らないみたいだった……)

【いくら考えを巡らせてみたところで、部外者の自分にわかるはずもなく。ただ、彼女が身を隠さざるを得ない状態にあることだけを理解する】
【語り終えれば、元の通り。視線は弁当箱へ、向けられた言葉は自分がこれ以上入り込めない、と思わされるには十分だった】

【俯き気味だった顔を上げたのは、彼女の問いに反応して】
【自分の話に付き合ってくれたのだ、答えるべきだろう。そう思った次の瞬間に、首を貫く感触】
【視線の先で、ちゆりの驚きの色を垣間見た】

【貼りつけられた札が効力を発揮するのだろう、しかしすぐには動けない】
【それでも、このままで倒れ伏すよりはずいぶんとマシだった】


「……出歩けなくなるのは、お前の方が先だったな、ギア」

【悠然と札を構え、漆黒を自身へと向けるちゆりには反応せずに。射手は崩れ落ちた人形に語り掛けた】
【その姿が、街灯と月光に照らされて、露わになる。異形。そうと形容する他ないであろう、その姿】


【身長2メートルを超えているであろう、大男だった。薄汚れた灰色の作業着の上に、黒いラバー地のエプロンを着用している】
【黒いゴム長靴で地面を踏みしめ、距離を保って立ち止まった】

【角ばった顔つき、短めに切り揃えられた黒髪。ここまでなら、普通の人間と同じだ】
【大男の姿でまず目が行くであろう場所は、その黒髪の奥。額いっぱいを埋める形で、巨大な一つ目がそこにあった】
【本来の両目のあるべき位置には、黒い瞳の義眼がはめ込まれている。一つ目から濁った視線が、地面のギアに向けられていた】

【さらに、その耳は黒ずんで異様な形に歪んでおり、大型拳銃を握る右手の親指もまた同様に黒ずんで細長くなっている】
【左手には、刃先を地面に向ける形で、大きさ1m半以上にもなるバトルアックスを携えている】
【黒と金をベースカラーとしたバトルアックス、その柄の部分のカートリッジに組み込まれた大きなマギタイトが白い光を放つ】


「ようやく会えたな。睡眠のいらない人形の身体で、四六時中雑踏に紛れているものだから、手が出せずにいたが……」
「こんな形で尻尾を出してくれるとは。探されているのは自分も同じだということを、失念していたのか?」

【そこまで言って初めて、大男は一つ目の視線をちゆりに移した。たった今、存在に気が付いたかのように】


「これは失礼。だが、考えなしというわけでもない。この機会を得るまでに、ずいぶんと時間がかかったんだ」
「目的は、その人形の身柄だけだ。その人形さえ手に入れば、他に危害を加えるつもりはない」

「……無駄だとは思うが、一応聞いておこう。何もしないでいただけないかね? そうしてくれれば、その人形を持ってすぐにここから消える」

【言いながら、大男は構えていた大型拳銃をエプロンの内側にしまい込み、左手のバトルアックスを両手で持ち直す】
【そのまま、大男はちゆりの返答を待った。張りつめた空気が、公園を満たす】
【一つ目は、今やちゆりのみに向けられ。値踏みするかのような無遠慮な視線が、彼女の肢体の上を這いまわっていた】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/01(金) 23:59:26.94 ID:XDXDg+/P0
>>30

 考え事かガキがここにいていいわけでもねえけどな

【そう言って男は少年が帰ることに対してこのような態度だった】
【去るんならそれでいいそのようなことを考えた】

 しっかしまあ、ガキもよくこんな時間に歩けるようになったもんだよ
 俺みたいな人間がいるかも知れねえのによう

【男はそのように言う】
【今の声は少年の耳に入るか、もし入ったとしてもどのような反応を示すか】

【少年が男を通り過ぎようとすると一つの紋章を目にするであろう】
【そう、カノッサ機関に入っている証である逆五芒星である】
【もし目に入ったのならどのような反応をしめすだろうか】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 00:04:42.54 ID:D2kMN/wY0
>>26

まったく、腹立たしいったらありゃしないわ……
あんな旅館、二度と行くもんかですかーッ!

「あれは流石に運が悪かったァ、諦めろォ。ケケケ、まさか全員がグルだったとはなァ……」

むかつくもんはむかつくのよ……
財布ごと盗まれた所為で無一文よ――――――む・い・ち・も・ん!!
明日からどうしろって言うのよッ!?


【ジャケットの男が走り去った方角とは逆の路地から、近づいてくる声が二つ】
【入り組んだ路地裏とは言え、少女のものであろう喚き声は声は良く響く】
【年齢不詳なもう一方の声からは、呆れたような色が感じられた】
【声が接近するにつれて、次第に声の主たちの姿も明らかになる】


「とは言えよォ……部屋を施錠せずに荷物置きっ放しは流石に迂闊だったなァ、アイリスゥ?」

ぐッ……それはそうだけど……
ああもう、イライラするわねッ!
どこかにぶちのめしても問題ない悪党でも転がってないかしら……


【角を曲がって現れたのは、世にも奇妙なコンビであった】
【一人目は、少女。ゴスロリと巫女服を足して二で割ったような彼女の衣服は、何と言うべきか―――混沌としている】
【それ以上に不可思議なのは、彼女の瞳と長髪だ。油の浮いた水面のようなサイケデリックなその色は、見る者に強烈な違和感を与える】
【しかし最も印象深いのは、少女の横に浮翌遊するカンテラだろう―――世間一般的に、カンテラは浮きもしなければ"喋り"もしない】
【そう、そのカンテラは"喋って"いるのだ。さらには、カンテラの宿す灯までもが少女の髪や瞳と同じく毒々しい虹色であった】
【不自然ここに極まれり、といった所だろうか】

【この世のものとは思えないそのコンビは、スーツの男の存在に気付いたようだ】
【その片割れ―――奇妙な少女は、男と血痕……それに拳銃を見比べると、脇でふよふよ浮いているカンテラに声を掛けた】


居るじゃない、見るからに悪そうな奴が……
――――――エニグマ、これは襲っても良いんじゃないかしら!?

「ケケケ、どうだかなァ……それでお前の気が済むならよおォ、好きにしたら良いさァ」


【どことなく疲れたような声のカンテラ―――会話から察するに"エニグマ"という名前まであるらしい―――が言うや否や、アイリスと呼ばれた少女の毒々しい瞳に好戦的な色が宿る】
【彼女は懐から取り出したナイフを男に突きつけると、高らかに叫んだ】


そこの男!!
――――――今からアタシがお前をサンドバッグにするから、おとなしくやられなさいッ!


【迷惑千万なことを喚く彼女の立つ位置は、スーツの男から10mほど離れた地点だ】
【ここから状況がどう変化するかは、男の対応次第だろう。少女はともかく、カンテラの方は話が通じそうではある】

/まだいらっしゃいましたら、よろしくお願いしますー
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 00:13:38.89 ID:ZSErFVyC0
>>31
「――――意外ですね。銃を使ったのですから、もっと身が細い方かと思いましたが……
人間、ですか?」

【様々な異形と対峙してきた巫女。男性の姿を見ても、怖じ気づく事は無い】
【――――しかし、数多くの異形と対峙してきたからこそ分かる事。並の其れ等を遙かに凌であろう実力を秘めている事】
【だから油断を見せないし、出来る筈も無い。“冷たさ”の度合いが変わったならば、その全てが男性へと向けられて居た】

【人間か、との問いが出たのは不思議な事でも無いであろう。隻眼ですら無い。其れ所か、ある筈の無い場所に大きな瞳】
【飾りでも無い事は明白。化け物の類とも思えそうだが――――言葉は知的とも思える】
【其れが、逆に厄介なのであろう。本能のままに行動する者が相手ならばどうにでも出来るが、其処に知性も備わっているならば打つ手は一気に減るのだから】


「例えば…………警察を目の前にして犯罪を起こした後に見逃してくれと言ってもその方は見逃されるでしょうか?
答えは、当然否ですね
――――そして、話を聞いてみればギアは妹の数少ない知人。と、なれば尚見過ごすわけはいきません」

【答えが返されるのは速い。交渉決裂に至まで、数秒も掛からない事だろう】
【…………取り出した札を脅しの様に突きつけたならば、短な呼吸を一つ】
【所謂精神統一。術と体術とを用いるが故に、必要な事】
【何しろ――――此処ではルールが無い。殺されようとも文句が言えない場所。だからこそ、更なる集中力が必要となって】


「さて、では私からも言葉を返しましょう。それ以上何もしなければ―――――
最低限の怪我だけで済みます、と」

【不意打ちの如く放たれた札は二枚。一枚は青年に。もう一枚は男性に】
【――――傷を負った青年を逃がしてやれる時間は無い。更に、巻き込まれれば傷も増えるであろう。故に投げたのは、転移の札。……少なくとも、巻き込まれない範囲までは飛ばされよう】
【続いて、男性の大腿へと投げられた札だが。粘着質な“火”の属性を持った物。触れたならば表面のみ為らず筋層までも焼かんと燃えさかる事だろう】

【……とは言え、発現の条件としては札が対象の身体に触れる事。その前に札を避けるなり斬るなりすれば避けられる一手】
【確かに不意打ちではあるが……避ける手段は、そう難しいものでも無いであろう】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 00:19:30.85 ID:46Az9VWL0
>>32


【彼の逆五芒星のマーク。最早、目立たせていると言っても過言では無い程なのだから、至極当然、彼の目にも映る事だろう。】
【とすれば、彼の表情が怪訝な物へと変化する。どうやらカノッサの威光は、俗世間から離れて生活でもして居そうな此の少年にも、】
【及んでいる様だ。然し此の少年、怪訝な表情を直ぐに崩し、今迄の語調と変わらぬ響きを、男に与える事となる。】


……貴方は……所謂、……カノッサ、に加盟している……と云う事か。
………然し私は、其の様な物を見た所で……何も、感じる事は無い。
……貴方は、私に、気を掛けてくれたのだ。……其の事実は、変化し無いのだ。
………其れ故、私は貴方を、……そう捉えている。唯其れだけの事、だ。


【要するに、カノッサに加盟して居ようが居まいが、深夜に歩を進める自分を心配してくれたのだから、】
【貴方は良い人なのであって、其の事実は変わる事が無いのだ、と云う事が言いたいらしい。】

【初めの男の言葉は、自分を気に掛けてくれている事を暗示しているのだと、少年は解釈した。】
【勿論此の認識が、彼への評価を支えている。もし其れが180度回転、彼に対して敵対する可能性が在るとすれば―――、】
【其れは純粋に、少年に対して敵意を剥き出しにした、其の瞬間である。彼とは出会って間も無い、未だ定着している訳でも無ければ、】
【彼に対する判断がひっくり返る事自体は、其処まで珍しい事では無い筈であって。】


36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 00:33:43.12 ID:qSAZIBI40
>>35

 ふーん、へえー
 なるほどね、カノッサには興味がないと
 ま、それも個人の認識か 

【男は少年の言葉を聞ききそう言った】

 はあ、べっつにお前のことなんぞ気にかけてねえよ
 あれは俺の本音だ、ガキつーのはうっとおしいからな
 
【男はそのように言った、別段この少年が気になったわけでもない】
【ただいて、うっとおしそうだったから言っただけだ】

 しかしまあ、お前俺のこといい人とか勘違いしてねえか
 俺はそんなようなもんじゃねえよ

【男はそう言いつつ少年の否定する】
【すると男は一つの足音が近ずいてきたのにきずいた】

 やれやれ、なんだあおい
 夜間パトロールでもしている自警団か

【男はそう言いつつ少年から離れ、徐々に近づいてきた足音のほうへと向かう】
【その男が向かった足音が聞こえる方向は少年からも近かった】

 もし、自警団員だった場合は…[ピーーー]か

【そのような物騒なことも言った】
【それは少年の耳にも聞こえたのだろうか】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/02(土) 00:34:28.64 ID:wJyzgi16o
>>33

しかし…派手にやりやがって……こりゃあこの辺りだろうと
直ぐに自警団なり何なりが駆けつける……くそ、厄介だな

【アイリスがやって来る数分前。男は煙草に火をつけて一服していた】
【本来ならこの場から直ぐに離れるべきなのだろうが…何よりも重要なのが】
【この緊張で浮ついた精神のギアをハイからニュートラルに戻さなくてはなるまい】
【と、彼は思った。それと何よりも吸わなくてはなるまい。これは喫煙者にしかわからない話だ】

………っっと!!やっべ…誰か来た

【話し声が聴こえてきた。自警団かと思ったが駆け足ではない】
【それに少女ものとみられる高い声が聴こえる…とはいえよくない状況には変わりない】
【さっさと逃げよう、しかし時既に遅し。鉢合わせしてしまう】

…………。

【男は拳銃を持っていて見るからにクロ。場所はどう見てもクロ】
【そしてどうも少女の横には喋るカンテラが浮かんでいる。能力者かそれらに類するもの】
【そう見ていいだろう。撃つことは出来ないが…逃げることも出来ない。男はそう考えた】
【そしてどうも好戦的な様子である。上に訂正だ、生きて帰れることを祈ろう】

……あーっと…………………それ、使うなら……サンドバックの中身が出ちゃうんだけど

【間延びした、言葉と言葉の間にラグが発生しているような話し方で、若いしゃがれた声で話す】
【それとはナイフのことである。煙草をくわえて片手にはリボルバー。まだ構えては居ない】

よし、まあ……その……取り敢えず。……お互いここは収めよう。よーく、話せば分かるって……なっ?

【口調は角のない温和な感じがするがしゃがれた声と背の高さと周りの雰囲気が威圧感も生む】

よし……その前にまずその…サングラスをかけていい?俺、目が悪いから……明るのに弱いんだよ

【空いた片手を自らの胸ポケットに持っていく。そこには確かにサングラスがあるようだ】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 00:54:42.58 ID:46Az9VWL0
>>36


……済まないが、齟齬が、在る様だ。………訂正を、させて欲しい……
………興味が、無い訳では無い……カノッサは、悪の組織であると、十分に理解している……

……然し、其れが、貴方全てを、現している訳では無いとも、私は理解しているのだ……
………重要なのは、カノッサに所属している事では無く、……"貴方が"如何なる人物なのか、という事だ……


勿論カノッサは、悪の組織であり、自身とは敵対する集団である事を少年は理解している。】
【然し、カノッサに所属している事自体が、目の前の男の為人全てを表現している訳でもないのだと、少年は語る。】
【其れよりも、此の男自体が、"一体どんな人柄をしているのか"。其の事を追及する事に、此の少年は重きを置いて居る、という事。】


……直に言われると、……だな。……立場が逆なら、私も……そう感じる事だろう。
………済まない。……以後、気を付けよう。


【飽く迄此の少年は、男を良い様に解釈している。其の道理で見るなら、ぶっきらぼうに放たれた言葉も、"照れ"なのだと認識する事だろう。】
【だとすれば、恥らう目に遭わせてしまって済まない、と謝罪をする事だろう。―――そして、少し時が流れる。】

【―――足音が響き渡る。物音を立てる物が他に何も無ければ、2人の話し声が途絶えた其の瞬間、其れは耳に入って来る事だろう。】
【"殺す"。彼から放たれた言葉は冗談なのだと、彼は信じる。―――否、そう信じたかった。飽く迄、目の前の男は善人なのだと。】
【兎にも角にも、自警団員が2人の場に来る迄は―――、自警団と男、2人の間に何も起こらない事を、只々祈るしか無く―――。】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 00:56:55.39 ID:rmPRER8Qo
>>34
「普段は、銃を扱うことはないのだが、今回はどうしてもその人形を逃がしたくなかったのでね」
「ああ、よく間違われるが、私はれっきとした人間だよ」

「カニバディール、という者だ。しがない犯罪者をやっている。大会は拝見していたよ、天鬼ちゆり」

【大男もまた、彼女を前にして警戒を解くようなことはない】
【体格差は圧倒的。だが、彼女は猛者たちが集うあの大会でベスト4に名を連ねた実力者である】
【彼女の大会での激戦の数々を観戦し、その東洋の神秘とも言うべき妙技を目撃しているが故、なおのことだ】

【しかし、先のギアに向けられたものより、さらに鋭い冷たさを向けられ、それでもなお平然としている】
【この大男もまた、闇の住人である】

「ハハハ、それはそうだろうな。いや何、聞くだけ聞いてみただけの話だ」
「しかしギア、大会ベスト4の自警団員の妹と知り合いとは、お前も隅に置けないな」

【交渉があっさりと破れても、動揺の様子は見られない。予想はついていたことだ】
【ちゆりが自警団員であることは、大会を通じて把握しているし、先ほどまでの彼らの会話も、断片的ながら聞き耳を立てていた】
【であれば、この場での戦闘は避けられない。しかし、そのリスクを負ってでも、大男はギアの身柄を確保しようとしている】


(大会でも用いていた、札……あの手数と体術は、相当に厄介だ)
(さて、どうしたものか……)

「……ありがたいお言葉だが、そうもいかないのでね」

【突き付けられる札、精神統一の呼吸。大男もそれに応じ、バトルアックスを構える】
【大会とは違う、殺し合いの場。夜の公園に、戦の臭いが充満する】


「む――――!!!」

あっ……

【前触れなく、札が放たれる。大男・カニバディールが唸り、生き人形・ギアが呆けたように声を絞る】
【ギアの身体に触れた転移の札により、その身はこの場から消えた】
【ようやくたどり着いた獲物の消失に、カニバディールが歯噛みする。しかし、眼前に迫る札に、まずは対処を強いられる】

「――カァッ!!」

【奇声と共に、カニバディールが顎を上げて喉元を晒す。と、喉元の肉が、ボゴボゴッ、っと不快な音を立てて膨れ上がった。人ではありえない、肉体の動き】
【動きの鈍い自分ではかわしきれない、と踏んで、能力を発動させたのだ。喉の肉は急速に膨れ上がり、太腿の前へ到達する】

「ぐぬ――――!!!」

【直後、札が粘土細工のような肉塊と化した喉肉を襲う。粘性を持った“火”が、燃え上がった】
【カニバディールが喉に手を伸ばす。すると、膨れていた喉肉が、切り離されて地面に落ちた】
【動かぬ肉塊となった喉肉は、そのまま火に蹂躙され、焼き尽くされていく。しかし、本体はダメージを免れた】

【ちゆりの視線には、映るだろうか。肉塊が切り離されたことで、露わになった喉の奥。そこに刻まれている】
【逆五芒星のマークと、“No.29”という文字が。それは一瞬のこと、直後、喉の周りの肉が蠢くと、開いた喉を埋めて元の形に戻った】


「やってくれたな、せっかくたどり着いたというのに……やつをどこへ飛ばした?」

【一つ目が、ちゆりをにらみつける。同時にその巨体を捻って、バトルアックスを地面と水平に振りかぶる】
【空を切る音と共に、バトルアックスが振りぬかれた。と、カートリッジに取り付けられたマギタイトが光を放つ】

【バトルアックスから、光が放たれた。振りぬかれた軌道を辿って、水平に。ちゆりへと、一直線に向かっていく】
【カノッサ六罪王の一人が作り上げた武器。このバトルアックスは、カートリッジに組み込まれた属性物質の魔翌力を放出する力を持つ】

【ちゆりから見れば、自分の胸部のあたりに向かって、左右に伸びる光の波が迫りくるように見えるだろうか】
【光の魔翌力を秘めた光線。まともに食らえば、それが持つ熱により、その身に火傷を刻まれることになる】

【だが、軌道は単純。範囲は広いが、それも左右のみの話だ。上に飛ぶなり、屈むなり、術を行使するなり、対処法はいくらでもあるだろう】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 01:10:57.54 ID:D2kMN/wY0
>>37

は、はぁ……

「ケケケ、中身が出るってよおォ……クヒヒ……」


【ナイフを突きつけたまま、アイリスは男の一挙手一投足に注目していた】
【とは言え、緊張感に欠ける男の声と言葉に彼女は毒気を抜かれたような表情をする】
【エニグマの方に至っては、どうやら男の珍妙な物言いがツボったらしく、プルプル震えながら笑いをかみ殺したような声を漏らした】


――――――ッ!


【だが、男が意図せず発した威圧感はアイリスの消えかけていた闘争心に再び火を点けてしまったようだ】
【彼が自らの腕を胸ポケットに持っていくのを見るや否や、彼女は懐に手を入れて持っていたナイフを仕舞い、代わりに新たな獲物をを取り出した】
【おそらく、男が武器に手を伸ばしたとでも思ったのだろう。苛立ちと恐れは人を疑心暗鬼に陥らせる】
【アイリスの手に現れたのは、刃の潰れた投げナイフであった。一応手心を加えるつもりらしいが……どうやら鬱憤が溜まっているように見える彼女は、ストレスを発散するまで止まらないだろう】


これなら中身は出ないでしょう?
アタシは今イラついてんのよ、ストレス発散に付き合ってよねッ!

「残念だがお兄さン、こうなったらこいつは止まんねェ。ちっとばかし遊びに付き合ってくれェ、ケケケケケ!」


【高翌揚した様子のアイリスが叫び、声に諦観が混じるエニグマは笑い声を上げる】
【サングラスに向かって伸びる男の手を目掛け、アイリスの投擲したナイフが飛んでいった――――――】

41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 01:18:45.62 ID:qSAZIBI40
>>38

【男はふらりと自警団員2人の前に行く】
【そして自警団員が男にきずき、片方の自警団員が話しかけた】

「おい、君こんな夜遅くま…!」

【途中まで話しかけてきずいた、男の服にカノッサの証があることに】
【そしてもう一人もカノッサの証にきずいた】
【そして2人はそれぞれの武器を構えて】

「動くな!」

【そう言うが男は止まらない】
【そのため2人は止まらない男に攻撃を開始しようとして――】

 あいにく、今日の俺は紳士的だぜ
 すぐに終わらせてやるよ

【そう言って動き、自警団員の懐まで一気に飛び込み】
【手に剣を召還した、これが男の能力なのだろう】
【そしてその剣で片方の自警団員の胴体を切り裂いた】

「ぐごっ」

【そう言って片方の自警団員は倒れた】
【しかしもう片方の自警団員が男に銃を発砲する】

 銃かよ厄介な

【そう言いつつも男はもう一つの剣を召還し銃弾を防いだ】
【とはいえその剣には銃弾がめり込んで】

 使いもんなんねえな、ほらよっと

【思いっきりに投げ残った自警団員の腹に突き刺さる】
【そしてまた近づき、剣を再び腹に刺す】
【そしてその自警団員もうねり声を出して倒れた】

 まったく、やっぱり弱いな
 ま、今回はこれでいいか
 後はあのガキに投げるか。
 顔を見られたかな、まあいいあのガキが強いなら俺のことを覚えているのなら、いずれまた会って戦いだろうさ

【そう言って男はこの場所から立ち去るだろう、最後の言葉は笑みも作って】
【その路上の血が流れて、少年にも見るかもしれない】
【もし少年がそこにいったとするならば男はもういないだろう】

/ここで締めますね
/おつきあいありがとうございました
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 01:19:03.03 ID:ZSErFVyC0
>>39
「問われれば私が答えるとでも思うのですか?
――――――29を背負っている貴方ならば、もう分かっている事でしょう。聞くだけ無駄というものです」

【焼かれる肉を切り離すとの避け方を目の当たりにすれば、目を細くした事だろう】
【…………なる程。効率的に逃れる事が出来る方法。そして、札の効力も無くせる手段】
【然れど――――それで士気が低下する事は無い。否、寧ろその光景を見て頭の中では対処法を考えて居るのだろうか】
【明らかな体格差。懐に潜り込めればまだしも、直接の打撃は難しいであろう。ならば、やはりダメージを通すには術――――】

【そんな事を考えて居た最中。飛翔する光に対しては対処が遅れて】
【――――陰陽の“陰”を用いて消し去るも、無傷とはいかない。鎖骨のやや下、横筋一本。焦げるのでは無く焼けたとなれば…………ダメージも相応】
【火傷からじゅくりと漏れ出す血液は汚れて居て、傍から見ても痛みが伴っているのだと分かるけれど】


「――――直接の斬撃では無く、其処から派生して飛ばすとは厄介な得物です
……そして貴方の力で振られれば大抵の物が真っ二つになるでしょう…………が
後ろにも、目を付けておくべきでしたね」

【…………その言葉はブラフでは無い。そう、ゴミを捨てに行っていた白龍の存在】
【地を這わずに宙を漂う存在は、隠密行動には向いているだろうか。足音も立てず、存在を小さくして背後に忍び込めるのだから】
【後ろを向いたならば、その白龍が長い尻尾を大きく振りかぶり、頭部を殴打しようとする様を見る事になるか】
【しかし、不意を打てたならばそれなりのダメージとなったのかもしれないのに、態々その存在を教えた事。それは、注意を僅かでも自分から逸らすため】


「――――嗚呼、でも。例え後ろにあったとしても前後を見るのは中々至難の業…………ですか」

【大会でも見せた、五行で作り出した水の弾丸。相手の体内へと撃ち込むこそが、本当の目的】
【……ただの水とは異なった其れは毒。血液内に解かせたならば行動を止める事は出来ずとも血流に乗って“体内”から痛みを与える事が出来るか】
【――――もし、当たったとしても。血液に溶ける前に再び切り落としたならば事前に止める事も出来よう。或いは部位によっては、そうダメージも多くは無いか】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/02(土) 01:47:49.23 ID:wJyzgi16o
>>40

だってそうだろう?…サンドバッグから砂が出ちまえば、バッグでもなくてただの布だよ

【肩をすくめながら、苦笑いで。タバコのフィルターを軽く噛みつつ煙を吐き出す】
【少女のほうがどうもジョークが伝わらなかったのかな…というふうに男は感じたが】
【カンテラ…もとい、エニグマの方はその独特な笑い方を聞くとどうも嫌なイメージが湧いて仕方がなかった】

……いやっ!ちょっと!……わかったわかったって……わかったから落ち着いてくれよ

【取ろうとしたサングラスから手を放し、片手は開いて無抵抗を表しているようだが】
【片手にリボルバーを持った状態で何を言おうと…な話だ】

【無傷といえど、この周りの惨状を見れば一目瞭然だがそれなりの修羅場をくぐったばかり】
【体力の消耗も有り、余り連戦をしたくない。それに早くしないと自警団がくるやもしれん】

……ストレスならコーヒーやチョコレートなんかで発散してくれないかなあ!
俺をさすがにティータイムの甘いものの代わりなんて……………クソッ!!……っと!!

【さすがのこの男も緊迫した状況になると話し方も早巻きになるようで】
【投げナイフを構える相手に向かって、エニグマの笑い声をあてつけに恨みつつ説得するが】

【しゅっ、と飛んできたナイフ。それを撃ち落とすような芸当は出来ないが】
【反射的に飛び跳ねるように体を逸らして、右脚を軸にぐるっと四分の一程回転し】
【身を壁際に縮こまらせたことによってそれは、回避できた。そして反射的に】

【男は右手のリボルバーの撃鉄を起こす。銀色の金属で出来たそれは】
【薄っすらと、模様が彫り込まれている。アイリスには見えないだろうが彼が撃鉄を起こすと】
【その白い模様は、赤く、赤黒く染まっていった】

………………戦いは遊びじゃないんだ

【彼はそう言う。表情からも、そして銃口からも】
【彼は狙いを定めて、引き金を引いた。アイリスとエニグマの方向だが両者には絶対に当たらない場所だ】
【炸裂音と閃光、そして銃口。これらに恐怖して戦意が消失してくれればと思っての威嚇だ】

【乾いた音が狭い空間を一瞬だけ明るくして。弾丸は空気を切り裂いた】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 01:53:09.83 ID:rmPRER8Qo
>>42
「わずかでも可能性があれば、何でも試してみる主義なのでね……」

【喉奥の数字を見ても、一向に冷静さを失わないその姿、自警団にもこれほどの人材がいたとは、と認識を改めざるを得ない】
【肉の分離にも、限度はある。そう何度も使える手段ではない】

【脳裏を行き交う思考に、自信が放った攻撃の成果が割り込む】
【魔翌力の光を打ち消す、という陰陽道の力に驚かされるも、確かな傷を刻むことには成功した】
【しかし、常人なら泣き叫んでもおかしくない傷を受けて、なお凛とした佇まいは崩れることはなかった】


「ああ、実に重宝しているよ。人間を解体しても、切れ味が落ちない逸品だ」
(後ろ……この女の術は、櫻の陰陽道……式神か!!)

【彼女の服装や、大会での試合から、その力のルーツが櫻の術であることは知れていた】
【陰陽道への知識は明るくはないが、ある程度のことは知っている。本人が目の前にいて、後ろから攻撃を仕掛ける方法】
【果たして、推測を裏付ける気配。音もなく忍び寄る白龍】

【カニバディールが振り返った時には、もう尻尾が迫ってきていた】


「アドバイスに従わせてもらうとしようか!!」

【白龍へ向き直ったカニバディール、無防備な背中がちゆりに晒される】
【その首の後ろに、二つの小さな眼球が出現した。首の後ろに目が生えるというふざけた光景が展開される】
【肉体の増殖。カニバディールの異能が可能とする肉体変形の一つ】
【その目が、迫りくる水の弾丸を捉えるのと、バトルアックスが白龍の尻尾を止めるのとが同時だった】


「ぐっ――――!!!」

【とはいえ、彼女の言う通り。眼球が後ろにあっても、それを認識する脳は一つだ】
【白龍と弾丸、療法に対処するのは至難。生えた眼球が可能としたのは、肉膨張による弾丸に対するガードのタイミングを計ることのみ】
【首の後ろの肉が、生やした眼球を巻き込んで膨らむ。そこを、容赦なく水の弾丸が抉る】

【痛みは感じるが、防御には成功した。そう思った矢先】


「ぐっ!!? ぐ、が……毒、かっ……!!」

【前触れなく襲い来る痛み。身体の内側から、掻き毟られるような】
【血流に乗って、毒が異形の巨体を蹂躙していく。一時的に行動を封じられる。戦闘においては、致命的】


「……人面瘡っ!! あの女の腕を、食い千切れ!!!」

【痛みに動けぬカニバディールが叫ぶ。すると、その頬肉に出現する、目・鼻・口】
【みるみるうちに盛り上がって、そこから人間が出現した】
【いや、人間なのは形だけだ。筋肉がむき出しになったかのような、赤い身体。ギョロリとした巨大な眼球と、鋭い牙】
【カニバディールの身体から産まれたのは、そんな姿をした肉の人形だった】


『ギ、ガ、ガ、ガ、ガ、!!』

【肉人形・人面瘡が四つん這いで走り出した。動けぬ主に代わり、敵を食らうために】
【鋭い牙をむき出しにして、人面瘡はちゆりの右腕に噛みつこうとするだろう】
【しかし、そう知能は高くないことが見て取れるだろうか。動きは、主に増して単調だ。対処法は、いくらでもあるだろう】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 02:09:39.89 ID:46Az9VWL0
>>41


【彼が自警団員に攻撃する其の瞬間まで、少年は動く事が出来なかった。】
【―――未だ心の何処かで、彼を信じていた。あれ冗談なのだと、全身に何度も指令を下して。】


【ふと我に返ると、倒れ込んでいる二人の男性が目に留まる。あらゆる思考を停止させた所で、直ちに駆け寄って。傷の範囲を真っ先に確認した。】
【躊躇いも無くローブの袖を千切れば、其れで傷口を塞ぎ、強く縛る事で止血を施そうと試みる。】
【然し彼の手で生成された剣によって刻まれた傷は深かった。ドクドクと溢れ出す血液は、丸で生き物の様に蠢いて。】
【二人の自警団員の呼吸が荒くなる。出血多量により生命の危険性さえ在った。時間の経過と生存率は反比例するのだから、】
【少年は急いで二人を担ぎ込む事だろう。男性二人を両肩に載せ、少年は一気に其の一歩を踏み出す。】

【自警団員が揺れない様にと考慮された走法では在るが、或いは計100kgは優に超えているであろう其の重りを載せた状態であるが、】
【彼の両足は―――相当の速力を誇った。最早其の状況に慣れている、なんて印象を与える程の完成しきったフォームだった筈だ。】

【最寄りの病院まで駆け込んだのなら、二人に治療が施されて。その間、自警団員による事情聴取を受ける事になる。】
【話し方、其の身形、或いは何故此の時間に徘徊しているのか……怪しい点を挙げようと思えば其れこそ幾つも、では在るが。】
【少年の為人が認められたのならば、彼が犯人では無い事は最早自明の理であって。解放されはするが……其れは数時間にも及んだ。】

【結局、一睡もする事無く朝を迎える。然し昨晩の出来事は―――少年の脳内を掻き立て止まなかった。】
【彼の根本的な信条さえ理解出来ていないのだから、あの行動の動機すら見えないのだろう。】
【少年はあらゆる可能性を踏まえ―――悩み、悩み抜くのだ。最早睡魔など、発生する余地すら与えられない。】


【紺碧の空の下、群青色の思考は暫く浮遊し―――やがて、灰色のアスファルトに溶けて行く。】
【混ざり合った其の先は、どうやら彼にとっては、永遠に透かして見えない、"透明色"の様で―――。】



/お疲れ様でした〜久しぶりのキャラで言葉遣いがおかしくてごめんなさいです〜
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 02:27:22.66 ID:ZSErFVyC0
>>44
「…………なる程。自らの肉体を変化させる異能、ですか」

【果たしてどの程度まで其れが可能であるかは、分からない。男性もそう易々とは悟らせ無いであろうし、或いは察知されたとしても覆す程の実力を秘めていよう】
【―――だが、大会終了後。まだ完治したとは言い難い身体では、その特性を利用する他無かった。即ち、男性の肉体の変化】
【最初の札は、自らの肉体を切り離し逃れていた。ならば、切り離された部位は――――自らの肉で、塞いでいた】
【狙うのはその瞬間。そして、もう一度同じ事を起こさせなければならないのだが…………カニバディールという男。それもナンバーズ相手となれば、一筋縄ではいかないであろう】


「一つの布石。――――何れ分かるでしょう
しかし…………実に厄介な能力ですね。容易に死角を作り出すことも出来ない
29の値を与えられただけはありますが…………だからといって、私は退きませんよ」

【水を体内に撃ち込めたのは良い。問題はその先。これ程の体格であればそう簡単には倒れない……危険を感じて逃げないであろう】
【小さなダメージを与えていった所で、やがては消耗戦へと縺れ込んだならばこちらが不利。ならば、大きなダメージを与える必要があるが…………】
【考えるのは五行。水を用いる事が出来るとすれば、木か金。どちらがより大きなダメージを与えられるかとなれば――――――】


「――――――ッ!
ふ、ふふ…………これは又、貴方に良くには…………中々に、悪趣味な容姿…………していますね…………」

【火傷。動かせば、当然其処には痛みが生じる。ましてや体幹ともなればどの動作をしても皮膚が引っ張られて痛みが生じるであろう】
【其処で起きる僅かな隙が、致命的だった。右の腕に牙を立てられる事となる…………が。不思議と、その腕に牙を立て、血を啜る事が出来ても“千切る”事は出来ないであろう】
【大会準決勝。長尾銀狼に食われた腕の肉。其処から学んだ教訓。――――“土”を用いて、自らの肉体の変化】
【しかし緊急回避的な応用な為に痛みも傷も消せないし、滴る血を止める事は出来ない。腕を持って行かれなかっただけでも良いのかも知れないが】
【――――ちょっとやそっとでは変わらぬ表情には苦痛に歪む顔が浮かんでいて、傷の大きさを悟らせるであろう】


「…………やはり、慣れない物です………………こうも、牙を立てられるという事は…………
………………ですが、ギアを長い間…………放っておく訳にも、いきません……………“覚悟”していて下さい」

【だが――――脳内では、シュミレートが完了した。男性に対して、大きな一撃を与える為の】
【腕に食らいつかれたまま放ったのは、最初と同じ粘着性を持った火の札。対処は、同じ方法で十分であろう】
【そして、もしも同じ方法を用いたのならば…………空かさずに、“切り離された”部位が“埋まる直前”に其処を目掛けて“木”の札が投げられる事だろう】

【木が育つには水が必要。そして、水はもう撃ち込み終えていて――――もし、札を中に入れたままその部位を肉で埋めてしまったならば】
【体内では小さな木が育つ事だろう。肉体の内部からの破壊。“火”と違い、容易に取らせないために“根”を張らせる】
【そのままにすれば死に至らずとも、根が浸食する痛みが襲うであろうか。もし、浸食を止める為に引き抜いたとすれば…………根の絡まった己の肉体も、同時に引き千切る必要性も出てくるかもしれない】
【…………しかし、それは全てが上手く行ったらの話。火の札に対して又別な対処を使われれば大きなダメージは期待出来ないし、もしも木が浸食出来たとしても何らかの方法で対処される可能性だってあって】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 02:28:43.56 ID:D2kMN/wY0

>>43


【ナイフが回避される。銃口と目が合う。そして男の言葉が響く】
【―――"戦いは遊びじゃない"】
【それを耳にした彼女の顔には、年不相応に不気味な笑みが浮かんでいた】
【戦意を失わせるどころか、彼女はますます昂ぶってしまったようだ】


良いこと言うじゃない!
そうね、戦いは遊びじゃないわ。だから本気で臨まないと!


【男が引き金を引く刹那、少女とカンテラは横に体をずらす。なんの気負いも無く、まるで散歩しているかのような気軽さで】
【元々当たる筈の無かった銃弾だ。それを余裕をもって回避することに成功したアイリスは浮翌遊する相棒に一瞬だけ目を向けると、叫んだ】


ここからが本番よ!血沸き肉躍る、戦いという名のダンスのね!
私の力を見せてあげる!行くわよ、エニグマ!

複製異能――――――〈見えざる紅き拳〉!!

「ケケケケケ、やっちまいなァ!」


【彼女の声に呼応するかのように、後ろでユラユラしていたエニグマの灯す炎が変化を見せる】
【なんと―――その色が変化しているのだ。目に毒な虹色から、鮮烈な緋色へと】
【驚くべきことに、アイリスの瞳と髪の色も同様に緋色に染まっていった。なんとも非現実的な光景である】
【そして、男は気が付くだろうか―――好戦的な笑みを浮かべる彼女の両手を、うっすらと緋色のオーラが覆っていることに。そして、彼女と男の中間の虚空に二つの陽炎が揺らめいていることに】
【陽炎の大きさは、車のタイヤほどのようだ。目を凝らして見れば、それは宙に浮く二つの拳に見えないこともない】
【そう、そこには拳の形をした高温の力の塊が確かに存在するようだ】


殴り――――――飛ばすッ!


【彼女は右腕を振りかぶり、男に向かって振り下ろした。まるで眼前に男が居て、それに向かってパンチを放つような動作だ】
【アイリスの動きに従い、見えない拳の片割れが空を裂く。その速さは大したものではない】
【―――が、見えるのは陽炎だけ。あるいは熱も感じるだろうが、咄嗟には対処に困る類のものではあると予想される】
【とは言え、注意深い人物なら様々な要素からこの攻撃の前兆を感じ取ることはできるだろう。発せられる熱や、あるいは経験則から】
【アイリスは距離を詰めるべく、左の拳を固く握りながら接近を試みるだろう。迫りくる拳を回避できれば、彼女の出鼻を挫くことができるであろう】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 03:11:52.12 ID:wJyzgi16o
>>47

【違う。違うんだ。俺のやっていることは戦いなんかじゃない】
【殴りたいから殴るんだろう。こんな単純な事を彼女は純粋に望んでいるようだ】
【でも、俺に出来る事は戦いじゃない。………もっと単純なものだ―――】

………違うんだ、俺には出来ないんだよ

【男は銃を構え、銃口を向けたまま。硬直したように動かずに】
【ただ、悲しそうな目で、小さくつぶやいただけだった。銃口から煙が上がる】
【煙草はアスファルトに落ちて。火は消えていた】

【理由なんて無いんだ。理由がないから理屈は伝わらない】
【純粋に湧き出た感情をそう簡単に阻害できようか?】
【なら、答えてやれば良い。誰かが言う。お前にできる事をすればいいんだ―――】

………やっぱり、能力者か……能力者はみんなこうなの?…血の気が多い……

【何か思い出したように口を開き、得意の苦笑をしながらそう言った】

【拳をかたどった陽炎に男は気がついていた。なぜならばその赤い目】
【もし、彼がその目にサングラスをしていたのならば気が付かなかったかもしれない】
【ただ、その異能の目はくっきりと、夜は昼間の用で陽炎はくもりガラスぐらい良く見えていた】

【男は後ろに下がりつつ、それに射撃を試みる。何発も何発も撃ちこむはずだ】
【もしそれが透明化した何らかの物体であるならば攻撃が有効だと彼は思っているからだ】
【ただその時も迫り来るアイリスとエニグマに当たらないよう気が気でない】

【――殺しちまえよ。彼の頭のなかで誰かが言った。ふざけるんじゃない】
【――お前は拳銃で人を殺す。それしか出来ないじゃないか。また誰かが言う】

………だったら、自分を撃ちぬくって言ってるだろ

【誰にも聞こえないほど小さくつぶやいた。リボルバーを握る手は震えた】
【男は腕を降ろして迫り来る少女…彼女が来たら、目の前にその拳銃をヒョイッと”投げた”】
【先ほど、別の人物に使った手だが、これはソッチに気を取らせるダミー。ついでに弾倉は空だ】

【本来の目的はその身長差、つまりリーチの差を生かした攻撃を仕掛けるためだ】
【しゃがみ手を地面について膝を曲げ、低い姿勢からの足払いを仕掛ける】
【ただ、彼は武術は付け焼き刃の知識がいくつかあるのみで、筋力も体力もあるとはいえないため】
【有効打になるかどうかは相手次第である】

【尤も、回避されたのなら………歯を食いしばって受けるのみ】

49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 03:22:57.56 ID:rmPRER8Qo
>>46
「……そういうことだ。お前の術に比べれば、芸の無い能力だがね」

【口だけは減らない男である。言い返しながら、痛みに崩れかける巨体をどうにか立て直す】
【他者を食らい、踏みにじってきたカニバディールにとって、自分も同じようにされるのはある程度慣れてはいたが】
【さすがに、陰陽の力を秘めた毒で、体内を攻撃されるというのは初めての経験だった】


「……この毒水すら、布石かね……まったく、ライラのやつもそうだったが、術者という人種は組み合わせ次第で、いくらでも力を引き出して見せてくれる……」
「厄介、とはこっちのセリフだよ……さすがに大会ベスト4だ。とはいえ、私とて簡単に退くわけにはいかん」

【長期戦に持ち込むことが出来れば、戦況は己に傾く。しかし、それをやらせてくれる相手でもない】
【何より、目的はギア・ボックスだ。ちゆりとの戦いにあまり時間をかけてはいられない】
【一撃で、相手を殺害するか、無力化する。奇しくも、両者の思考は相手に一撃で多大なダメージを与える、という点で同じ道をたどった】


「ク、ハハ……ひどいことをいうね、私のかわいい人面瘡に向かって……」
(人面瘡の牙が、食い千切れないだと……? 大会と同じ傷を狙ったのが裏目に出たか。何をしたか知らんが、すでに対策済みとは……)

『ガ……ガギガっ!?』

【人面瘡が、困惑の声を上げる。もとより、最初の命令を遂行しようとすることしか出来ない肉人形は、土によって変化して腕を食い千切ろうと】
【無駄なあがきを続けるばかり。とはいえ、彼女に与えたダメージは小さくはないようだ】

「ハハ、牙を立てられることに、慣れる人間などそうはいまいな……」
「……こちらとしても、彼奴にこのまま逃げられるわけには、いかん……」

【毒水の痛みを押して、巨体を無理矢理動かす。一つ目でちゆりをにらみつけ、バトルアックスが振りかぶられる】
【その前に、見覚えのある札が投擲された。纏わりつく火。あれにやられるのは、まずい】


「チィッ……!!」

【舌打ちしつつ、カニバディールが同じ対処法を取る。作業服の袖を押し破って、ちゆりに向いていた左腕が膨れ上がり】
【粘性の火を受け流した。しかし、その直後。違和感に気が付いた頃には、もう遅い】


(……なぜ、かわされるとわかって同じ手を……布石……まさか……)
「ぬぐっ――味な真似を!!」

【左腕に空いた穴に、投げ込まれる札。取り除こうと手を伸ばすが、その前に木は水を吸った】
【直前に感づいたために、肉を埋めて体内に木を引き込むには至らなかったが、左腕を小さな木の根が貫いた】


「ぐ……があああああああああああああああ!!!!!」

【激痛。体内から侵食する痛み。方向性は同じでも、先ほどの毒水を超える苦痛】
【太い腕が、木の根に絡みつかれて鮮血を垂れ流す。肉と根が混ざり合い、異常な色合いをそこに出現させていた】


「――が、ぐ……ク、ク……植物を絡めた、肉……これは、新しい味に、なりそう、だっ――――!!!」

【言うが早いか、カニバディールの口が顎が外れるほどに大きく開いた。そのまま、木に浸食された自分の左腕にかぶりつく】
【繰り返し噛みついて、木ごと自分の左腕を咀嚼していく。噛み砕かれ、食い千切られ、鮮血が公園の地面を染めていく】
【やがて、"食事"が終わる。腕を貫いた木は、左腕以外にまで侵食の手を伸ばすことならず、左腕の肉ごと細かく噛み砕かれてカニバディールの胃袋に収まった】

【口元を鮮血と木くずと脂汗に染めたカニバディールの左腕は、肉をえぐり取られ、骨が見えるほどになっていた】
【流血は絶え間なく続き、力なく垂れ下がった腕に、もはや力は入らない。異能をもって補うことは出来ようが、少なくともこの戦闘では使用不能だ】

/続きます
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 03:25:23.30 ID:rmPRER8Qo
>>46
「……人面瘡。戻って左腕を、塞げ……」

【かすれ声の命令に応じて、人面瘡がちゆりの腕を解放し、素早く駆け戻る】
【退却が成功すれば、そのまま主の左腕と融合し、傷口を少しでも塞ぐだろう。完全に穴を埋めるには至らなかったが】

「……千載一遇のチャンスだったのだが、この傷では、な……ギア・ボックスに伝えていただきたい」
「"他人のことに関わっている余裕は、お前にはない。我々『スクラップズ』は、どこまででもお前を追い詰める"、と……」
「お前も、これで妹が閉じ込められる心配をせずに済むだろう……? では、今宵は失礼する」

【ちゆりに放つ伝言。同時に、後ろから走行音。走り来る、何か】
【それは、巨大なピンク色の電動ベビーカーだった。ところどころにフリルがあしらわれた、ふざけた代物】

【その中に乗っているのは、さらにふざけた姿。フリル付きの乳児服に身を包んだ、赤子ほどの大きさしかない老人がそこにいた】
【異様に大きな頭部、禿げ上がった頭からは、神の代わりに太いコードが何本も伸びて、老人とベビーカーを接続している】


「ご苦労、オールドベビー……すまないが、もう一走り頼むぞ……」

[ホッホッホッホッホッホ]

【返事の代わりに笑い声を浴びせる老人。彼が操るベビーカーの後ろに、カニバディールが巨体を預けると】
【ベビーカーの車輪が唸りを上げ、公園から走り去っていった。巨躯を乗せているのにも関わらず、かなりのスピード。追跡は、難しいだろう】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 03:48:23.48 ID:D2kMN/wY0
>>48


【男の消え入るような呟きを、アイリスの耳が拾うことは無かった。彼女が注目しているのは、男の持つ銃のみ】
【だが、彼の"目"の異常には気が付いた。とは言え、それを見ながらも注意は銃に注がれている】
【そして、引き金が引かれる。それも、何回も】
【彼女の腕に追従するように、男に向かって動いたエネルギーの塊は、放たれた複数の弾丸と―――衝突、そして呆気なく雲散霧消】
【この"見えざる拳"、どういうわけか耐久力は無いに等しい。そもそも銃弾の威力に耐えられるはずが無かったのだ】
【これで能力による攻撃手段はもう片方しか残されていない。それに、残る片方も撃たれれば消えてしまうだろう】
【このままでは分が悪いと判断したのか、男との距離を詰めながら彼女は傍らのエニグマに声を掛ける】


くッ―――仕方ない、能力解除!

「ケケケ、了解だァ。
―――"能力者が血の気が多い"には同意するぜェ?
まったくよォ、付き合わされるこっちの身にもなれってンだァ」


【エニグマがおどけつつ返事をすると同時に、宙を漂っていたもう一方の"見えざる拳"が消滅する。まるで最初から何も無かったかのように、発せられていた熱も一気に失われた】
【そして、緋色に染まっていた髪が、瞳が、炎が、元のどぎつい色に戻る。どうやら、能力を発動している間は色が変化するようだ】
【能力を解除したことで攻撃手段を失ったかに見えた彼女だが、そんなことは無い。覚えているだろうか、最初に彼女がナイフを投擲したことを】
【つまり、彼女は刃物もそこそこ扱える。相手の武器が銃ならば、接近して切り付ければ良いだろうとアイリスはヒートアップした頭で思考した】


さて、接近戦としゃれ込もうじゃないのッ!
覚悟しなさ――――――ッ!?


【だが、眼前に唐突に現れたのは放られた拳銃。なまじ注視していただけに、アイリスは男の策略にまんまと引っかかった】
【慌てて取り出したナイフでそれを弾くが、男の足にまで反応するには至らなかった】
【脚に走る痛み。回る視界。そして迫る地面。なんとか手を地面につき、前転しながらの受け身を行い、体を跳ね上げて体制を立て直そうと試みる】
【男からの追撃さえ無ければ、彼女は体制を整えナイフを構えることが予想される。逆に、追撃が行われた場合は―――彼女はそれをもろに受けてしまうだろう】

52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 03:55:29.92 ID:ZSErFVyC0
>>49>>50
【――――目的は果たした。しかし、問題も残る。腕に食らいつくこの人面瘡を如何にして引き剥がすべきか】
【……そう長い間考える間も無く、結論は自ずと訪れたのだが。僅かに薄れる痛み。消える訳では無いし、筋肉だって穴を開けられているが故に力が入らない】
【そんな状態で無理に追撃しようものならば…………確実に返り討ちとなるであろうとの考えから、その人面瘡に対しても何かを行う事も無く】
【あがきが、何よりも傷を深くしていた。ただ食らいつくだけならまだしも、傷口を広げ、更に深く抉っていたのだから】


「私の肉を食べられる所は見ましたが…………自分で自分の肉を食べる所を見るのは、初めてですね…………」

【捕まえる事が出来たならば、何よりも平和に貢献できるのだろう。No29。吐かせたならば、一体どれ程の情報を得られる事か】
【――――しかし、其れが叶うはずが無い。見た目だけならば男性の方が深手に見えるが、線の細い女性が受けた傷も戦闘続行を難しくするには十分】
【新手と見られる人物が表れたならば勝ち目は見込めない。…………退くならば、そのままにしていた方が結果としては自分にも良い筈で】


「ええ…………代わりに伝えておきましょう。ギアの容態が良くなったら、の話ですが」

【無事な左手で患部を押さえたならば、溢れ出る血液を少しでも留めようとして】
【伝言は受け取ったとでも言うのだろうか。伝えないよりは、伝えた方が良い。其れは青年に対しての警告にもなるのだから】
【――――何時又狙われるか分からないから、気を付けろ……と】
【公園から完全に去り、その後ろ姿も見えなくなった頃合いを見計らい、取り出したのは転移札】
【その場で振るったならば…………青年が移動していない限りは、元の場所へと表れるだろうか】


「――――――との事らしいですよ、ギア
29の数字と何の関わりがあるのかは分かりませんが…………そんな事より、今はその身体を直す事が先ですね
“ハク”。ギアを背中に乗せてあげて下さい」

【…………青年を転送していた場所は、近くの木。その上。だから、男性が残した伝言だって直に聞く事が出来ただろうか】
【恐らくは次に見た女性の姿は、右腕を血に濡らして身体は横線一本の焼け跡】
【何かを問う暇すら与えず、小さな龍に乗せたならばそのまま公園の外へと向かうことだろう】
【肉体で無いにしても、魂が宿っているとなればそう悠長にもしていられない。向かう先は病院だが――――又別な所を指示すれば、其れに従って指示された方向へと向かうであろう】
【さて、其処へと連れて行ったならば別れ際の言葉もそこそこに立ち去ろうとするのだが…………きっと、腕がどうのと止めた所で、女性はいなして立ち去るのだけれど】
【それでも、何か言葉を掛けるならば確かに聞くのだろう】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 04:16:51.07 ID:rmPRER8Qo
>>52
【口元から鮮血を散らす人面瘡が、ちゆりの腕を解放する瞬間、心なしか名残惜しそうにしたようにも見えた】
【準決勝にて、銀色の狼が漏らした感想は、的確だったのだろう。ちゆりの肉は、上質の味であったらしい】

【追撃の様子はない、と確信を得るまで、カニバディールはちゆりから視線を外さなかった】
【自身の伝言が、受け取られたのを確認すれば。カニバディールは、にたりと血まみれの顔で笑みを浴びせ】
【それを最後に、老人・オールドベビーの駆るベビーカーに身を預けた】


【転移がなされれば、ギアはその場に現れる。魂が受けた甚大なダメージ故、動けぬままに木の上にいた】
【呻きつつ、無機質な瞳を彼女へと向ければ。痛々しい傷跡の数々】

……すみ、ません……ゴホッ……話、を、聞いて、もらった、ばかりか……
命、まで、助け、て、いただい、て……

【ようやっと送り出した言葉は、途切れ途切れだった。人形の顔だというのに、蒼白にも見えるだろう】
【その耳に飛び込む、恐ろしい言伝。表情が歪むのは、痛みのせいばかりではないだろう】


……伝言、ありがとう、ござい、ます……
何から、何、まで、ご迷惑、おかけ、します……

【もはや、問いを発する余裕もない。常人であれば、致命傷と言える傷なのだ】
【一瞬、UTの事務所へ向かうことを思い浮かべるが、ここからでは距離があるし、まだ奴らがうろついているかもしれない】
【そのまま、病院へとおとなしく運ばれていくだろう】


【その道中。答えられなかった問いに、ギアは答えようとする】
【元は普通の人間だったこと、シレーナ島の闘いに参加し、カノッサ機関六罪王の一人であった、コーネリアスと戦ったこと】
【コーネリアスの攻撃で自身が死亡し、自分の能力が思いもよらぬ形で発動して、生き人形として蘇ったこと】

【自身が人間の肉体を失う羽目になった経緯。それを話すのは、途切れそうな自分の意識を、繋ぎ止めるためでもあった】
【ちゆりが聞くかどうかに関わらず、途切れながらも言葉を紡いでいく】


【やがて、病院につけば立ち去ろうとするちゆり。腕を気にはしても、変わらぬ冷静さでいなされて】

……ちゆ、り、さん、腕、が……あ、そう、ですか……
……本当、に、ありが、とう、ござい、まし、た……

【去りゆく背中にかけることが出来たのは、それだけだった】
【無機質な人形の瞳が、悲しげに彼女を見送る。そのまま、ギアは病院に担ぎ込まれた】

【人形の姿で痛みに呻く彼に、どう処置をすべきか。医師たちは大層困惑したというが、これはもはや、ちゆりには関わりのない話だろう】


/この辺りで締め、でよろしいでしょうか
/遅くまでのお付き合い、ありがとうございました!!
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 04:18:09.70 ID:wJyzgi16o
>>51

【男の中の声は既に息を潜めたのか、聞こえない】
【連続した射撃でビリビリとした耳の震え、手の震えも収まりつつあった】
【能力を解除したということは有効というわけか。物理攻撃が効かないなら】
【考えものだと思っていたが、こちらの方に運は向いていたのだろうか】

………っとッッ!!……こういう時に護身術ってのは必要なんだ…ッッ!

【男の足払いはうまく行ったようだ、慣れない格闘術だったが】
【不意打ちのような状況では十分に有効だと証明できて一安心だった】
【ただ、勢い余ってバランスを崩し、その場に、座り込むような形でとどまることとなった】
【相手が受け身を取り、跳ね起きて立ち上がる間に男は】
【懐からもう1つ。黒い金属のリボルバーを取り出して、片手で構える】
【こちらも、撃鉄を起こすと、赤い模様が不気味に浮かび上がった】

………っと…チェックメイト

【男は片手で銃を突き出して、キザな台詞を座り込んだまま気取らずに言う】
【跳ね起きて、立ち上がったばかりの少女に尻餅をつきながら男は銃口を向けていた】

……だから言っただろ?俺は戦いなんて無理なんだって…大体、銃は当たったら一発で危ないんだから
熱くなっちゃ駄目だよ……まあ……でも……最初からそうだったようだけど

【すっかりお小言モードに戻っている。つまりもう終わったと勘違いしているようで】
【銃を降ろして、フラフラとその場から立ち上がろうとしていた。蹴った自分も痛めたようだ】
【負けを認めずに一発ぐらい殴るなり蹴るなりしてもよさそうだ。すきだらけである】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 04:41:17.32 ID:ZSErFVyC0
>>53
【――――道中。無理に話す必要は無いとの言葉は掛けられなかった】
【青年が自分の問いに対して答えてくれているからという事もあるが、意識を保つ為という事も理解して居たから】
【病院に着いても、自分では上手く説明のしようが無い。魂を徐々に癒やすことは出来ても、身体の傷を直す術は分からない】
【…………青年は意識を持って貰ったままの方が、その後の処置もスムーズに進むと考えたか】


「ギア、特に気にする必要はありません。自警団としての行いであって、当然の事をしたまでです
――――これから先、貴方の身に何が起きるのかは分かりませんが
……必要な時は自警団を頼ってくれても良いのですよ。首を横に振る方は居ないでしょうから」

【医者にも呼び止められるが、それでも本人は治療を受けようとはせず】
【青年に対して一度お辞儀をすれば、そのまま立ち去る事だろう】



【――――病院から、そう遠くも無い場所】
【抉られた箇所には治癒の札を貼り付け、一人夜空を見上げていた】
【…………懐から式神を封じた札を取り出し、印を切れば白い鳩が表れて】
【持たせたのは、一枚の札と紙とを収めた封筒。やがては何処かへと飛び去っていくのだが――――さて、行く先は何処であったか】



/こちらこそ、お疲れ様でしたっ!
/お相手、有り難う御座いましたですよー!
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 04:58:58.81 ID:D2kMN/wY0
>>54

ぐッ……く……ッ!

「チェックメイト、だそうだァ。
諦めなァ、ケケケケケ」


【彼女が体制を立て直した時点で、男の銃は既に構えられていた】
【この状態からどうしようとも、引き金が引かれるよりも速く行動することは不可能だろう】
【結果、彼女は負けを認めざるを得ない。彼女の相棒も、降伏を勧めているようだ】
【幾分か冷静さを取り戻した彼女は、悔しさを露わにしながらも口を開いた】


…………………………参った……負けたわ…………

―――でも何だかムカつくッ!


【飛び出たのは、降参の言葉だった。しかし癪なのだろう、男の小言を聞き流しながら彼のすねに向かって刃の潰れた銀色の投げナイフを放り投げる。良く見れば、柄の部分には渦巻模様の装飾がなされていることに気が付くかもしれない】
【そしてエニグマに合図を送るため、彼女は呟いた】


複製異能――――――〈脱兎の心得〉ッ


【その声に反応するように彼女の瞳と髪が、気味の悪い虹色からだんだんとピンク色に染まり始めた。能力を起動したようだが、彼女から害意は感じられない】
【また、エニグマの灯の色もやはり同じようにその色を変化させていく。何度見ても奇妙な光景である】
【さらに、色の変化が収まるころには、アイリスの足からピンクの燐光が発せられているだろう。脚力を強化したのだろうか?】
【答えは、是。とは言え、この能力は脅威足り得ない。なぜなら、この状態の彼女は"相手から離れるようにしか移動できない"のだから。なんとも情けない能力である】



アタシはアイリス―――アイリス・E・レジストル。
またね、お兄さん。次は負けないから!
それに、その"眼"も"銃"も気になるしね―――あいるびーばっく、よ

「ケケケ、判ってるとは思うが、俺はエニグマだァ。
災難だったなァ、巻き込まれてよォ?
まァ、付き合ってくれたことに対する感謝はしておくぜェ」


【最後に彼女はそう言うと、男に声を投げかけている傍らの相棒を引っ掴んで跳躍した】
【路地の両側の壁を三角跳びの要領で蹴り、金のラインがところどころに走る黒衣をはためかせながら上へ上へと昇っていく】
【いともたやすく五階建ての建物の頂上まで辿り着いた彼女は、錆びた柵に掴まりながら男を見下ろして叫んだ】


そのナイフは預けておくわッ!
いつか取り戻しに行くから、覚悟しておきなさいよーッ!!


【地上五階とは言え、男の声も彼女に届く。そんな位置からしばしの間男を見つめたのち、まもなく彼女は一際大きく跳ねて姿を消すだろう】
【うるさいコンビが居なくなった路地裏は、元の静寂を取り戻す。ある夜の出来事であった】

/こんな遅くまで続けてしまい、ありがたいやら申し訳ないやら……
でも楽しかったです、お疲れ様でしたー!
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/02(土) 16:17:43.96 ID:cvFfh0yLo
【水の国 首都『フルーソ』】
【数日前まで開催地されていた武道会の熱気は、秋風の冷たさに入れ替わるように過ぎ去ってしまった】
【とはいえ、もともと観光で有名なこの都市、人通りは依然として多い】

【そんな都市の中央部 フルーソ駅前、観光の名所としても有名な"十時の立て札"のうちの一本の側に少女が立っている】
【日頃の疲労を癒すために、短い休暇を活用してこれから一時の旅行を楽しもうという、喜びに満ちた微笑み】
【もしくは既に一時の観光を終えてしまい、移動の疲れを浮かべながらもどこか満足そうな観光客】
【そのどちらでもない少女の姿は、行き交う人々の中では、少々浮いて見えることだろう】

【冬の臭いが漂いだした季節ーー先日、ついに少女も黒いコートを持ち出した】
【黒いロングコートを羽織っているが、身につけた衣服は黒い運動着と、高級そうなコートには不釣り合いなもの】
【顔の作りこそは東洋人であるものの、白い肌と切れ長の瞳は、神秘的な雰囲気をまとっていた】

【その少々は一定の場所から離れず、やや不安そうな表情で、何度も時計の針を気にしている】
【その姿をよく観察すれば、少女が何かを待っているのだとろうと推測できる】

【余談だが、約束の時間はずっとずっと後である】
【約束の相手が、余裕を持って約束よりも早めに来るか、それとも時間を合わせて定時に来るか、もしくは時間にルーズで遅れてやってくるような人なのか】
【もちろん、これから初めてその人物に出会う少女はそんなことは知らない】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/02(土) 16:18:16.64 ID:cvFfh0yLo
//すみません、待ち合わせのある投下です
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 16:45:29.65 ID:qSAZIBI40
【水の国――路地裏】

【人気もなく不気味な暗さがある場所】
【そこに一人の男がいる】

 やっぱ、人がいるんじゃあこんな格好でいけねえよなあ

【半袖の服に黒のジャケットを着ている】
【下に少々長めのズボンを着用】
【ろくに髪を気にしていないのかぼさぼさである】
【特に隠す気もなく服にカノッサ機関の証である逆五芒星刻まれている】
【20代後半に見える】
【そんな男が歩いている】

 はあ、まったく暇なもんだ
 任務も終わらせてもいるし、どこに行こうか

【そういい男は歩く、どこへとも目標が定まらず】
【そんな風に歩いている男、路地裏ではあるがしっかりと見渡していれば見つかり】
【もしくはばったりと人と遭遇するかもしれない】
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 17:02:05.33 ID:wJyzgi16o
>>56

……ふぅ、よかった…やっぱり俺は向いてないなあ
アレぐらいのバランス取れないと……この先やってけない

【腰のベルトに拳銃を挟んで、ため息を付きながら自分で投げた】
【拳銃を拾いに歩く。拾って傷なんかを確認し、その丈夫さに感心しつつ】
【自らの”非”丈夫さを嘆いた】

いや……でもしょうが無いよ…だって、こっち飛び道具だから
なんかごめんな……いや、謝るのもヘンだけど……………アテッ!!
……えっ、痛っ……何?なんだよ……終わったんじゃ……

【相手のイライラを感じ取って、なんとかこの場を収めようとフォローしているが】
【目をアイリスから外している間にスネにナイフを投げつけられ、ビクッとしながら痛がる】
【スネをさすりつつ、落ちたナイフを拾って、返そうとするが】

アイリス……アイリスね…。あっ、俺はヒライ……ん?この場合はコッチの名前でいいのかな…まあいいか
……いや、で…いやいや、次はもう勘弁してくれよ……ほら、えっと……エニグマも感謝の前に止めてくれないと…
あっ……!ちょっと…!ナイフは?!

【カンテラが喋ることも名乗ることも気にしないことからその辺は柔軟のようだ】
【びゅんと跳んで行くアイリスを見上げながら、投げつけられたナイフをかざす】

あーっと………どうすっかな……変な因縁つけられちまった…

【ナイフをじっくりと観察しつつ、どうしたものかと考えていたが】
【静寂は一瞬で、今度は複数人の走る足音が聴こえてきた…自警団のようだ】

……あークソッ!忘れてた……まあいいか……今はそれどころじゃない……ったく、忙しいな今日は

【流石に三連戦は困るし相手も悪い。男はナイフを取り敢えずポケットに入れて】
【胸ポケットの掛け損なったサングラスをかけて、足音と逆方向へと走りだした】

/すみません。こちらはもう限界でした…お疲れ様でした
/また機会があればよろしくお願いします!
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/02(土) 19:46:58.23 ID:dCnl0Z0Co
>>57

【彼女が天下一武道会をTVで見ていたのなら、きっと覚えがある格好の男が段々と此方へ近づいてくるのが見えるだろう】
【―――だがきっと見ていないとしても、彼女が待っている人物がこの男だということが直ぐに解る筈であった】
【櫻の国を彷彿とさせる袴、そして秋風に薄藍のインバネスを棚引かせる姿は少しは目立つだろうが、決して其れが理由ではない】

【―――ただ此方へと歩いているのに、明らかに周りと動きが違うのだ。特に武人の瞳から見ればその違いはより鮮明に、印象的に映るだろうか】
【武芸者の歩きは静か―――などとは良く言うものだが、明らかに彼の歩法は其れを通り越して「無音」だった。まるで幽霊と勘違いするかのような不気味な歩きで―――】
【きっと地面に濡れたティッシュを置いたとしても、破れない。そんな武人の濡羽色の瞳が軽く左右に振れれば、彼女の先でピタリとその瞳、そして足の動きが止まる】

……先に来ていたようだな、三雲明音選手―――いや、もう選手ではないか。……まだ実況の感覚が抜けていないのかも知れないな
―――君の事は、君の実力はもう知っている。優勝者とあれだけの試合をしたことは印象に深く残っているよ

……ああ、俺は瑛月―――中邑瑛月。 ……SCARLETのメンバーだが、今回は大会の実況もしていてだな―――

【黒の短髪を軽く掻き上げて時計を確認すれば丁度5分前、そして視線を再度彼女へと移せば、その名前を呼ぶ。……その姿を、彼は知っていた】
【男の右肩にはSCARLETの紋章、所謂緋色の鷹。左腰には同じ緋色の鞘に包まれた刀を佩いていた。続けられた言葉は、彼女の実力を認めるようなモノだった】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/02(土) 20:03:11.96 ID:/K9ArIFR0
                    【夜の国―――首都・ルルーメン=z

【この国では幾多の戦いがあった―――創世戦団との戦い………そしてカノッサ機関との戦い………多くの者が斃れ】
【そして多くの者が何かを失った………だがそれでも、なんとか人々は立ち上がり、絶望に抗い続けていたのだ………。】
【―――その結果、機関の拠点は全て撃破され―――残党も国土≠ゥら姿を消し………休息が訪れたかに思えたのだが………。】


【忘れてはならない―――夜明け前が最も暗く=c……そして、死≠ニはいつも唐突に訪れるものだという事を―――。】



【それは、夜空にかかる雲を突き破ってルルーメン直上へと姿を現した。】
【ミクタム研究所の爆破と共に姿を現した巨大飛行空母ネビリム=c……そのKき箱舟がルルーメンへと降臨したのだった。】

【直後、ネビリムからの1要塞規模の爆撃によって一瞬にして、人々が逃げ惑う隙もなくルルーメンは紅蓮に包まれた。】
【砕け散る建造物、燃え盛る火の粉、血と硝煙の臭いが立ち込める―――そして追撃となる機関の先兵、起動兵器が次々と投下されていく】
【もはやこの国の住民は幾度となく見た光景………戦場=c……否、地獄≠ェ再び顕現したのだった。】


『クッ!総員戦闘準備だッ!役割を分担しつつ敵の侵攻を食い止めるんだ!各国自警団への要請も忘れんじゃねーぞ!
 ここの指揮はこの俺、ディック・ホワイトが取る!全員死にモノ狂いで戦えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』


【だが、この国の自警団達が何もしてこなかったわけでは決してない、幾度の戦いを経て肉体精神共に強くなっているのだ】
【住民の避難、敵への対処―――隙のない指揮系統によって即座に戦闘準備を整え対応し、機関の侵攻を食い止めているのだ―――。】
【スカーレット隊員、ディックを先頭に敵の軍勢との戦闘が各地で開始された。】

//続きます
               
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/02(土) 20:08:46.14 ID:KpVPMpAro
>>61
「……三雲だ」
【明らかに観光客とは思えない足取りで近寄る男へと、短く言葉を返す】
【側で見れば両手に包帯を巻いていたり、頬にガーゼが貼り付けてあったり、少女には怪我の後が目立つ】
【特殊な技術を有しているらしい男へ向けられる視線は――主に、腰に差し込まれた刀に向けられている】
「中邑か、よろしく頼む」

「あ、あの試合を……見ていたのか?」
【選手の名前で呼ばれれば、決まりの悪そうな表情を見せる】
「大衆の前で見せられるような試合では……無かった。 今更、恥じてもどうしようもないことだがな」

「今、優勝――と、言ったな。 あいつが、優勝したのか? そうか……」
【小さく二、三度ほどうなずく仕草。 実に納得だという様子だ】
「それで、あの試合を見られていたなら……私の能力については、説明は不要だな」
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/02(土) 20:09:08.66 ID:/K9ArIFR0
               【―――同時刻。ルルーメン中央、連邦タワービル=z

【夜の国で行われる議会やサミットなどで利用される巨大なタワービル、その大きさはカンバラにあった貿易タワーをも凌ぐ】
【首都全体が見渡せる、戦場の全てを見る事の出来るこの連邦タワーの屋上のヘリポートに現れる一つの影が存在した―――。】
【ポケットに手を入れながら戦場をまるでショーか何かを見るかのように鼻歌を鳴らしながら屋上の縁に立っている。】
【その人物はポケットから両手を出してパンパンと拍手をすると満足げに呟いた。】

いやーいいですねえ、やっぱり宴の舞台はこう盛り上がらないと………歯ごたえがなければおもしろくないですからね。
これで―――今までやってきた全ての布石が正常に起動しますよ―――この地と、集った全ての人間に感謝と祝福を………。

―――そして、死にやがれ
さぁ、始めようかッぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!原初の11機/オリジナル・イレブン≠フ一つ………。
          次元接続素体始まりの巨人・アイン=\――起動しろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

【シャギーのかかった肩ほどまで伸びている金色の髪、眼は切れ長の糸目で縁のハーフフレームの眼鏡でそれを覆っているが】
【その奥には細長い瞳孔を持つ金色の蛇の瞳≠ェ潜んでいる、服装は細いダークグレーのスーツをきており高級そうな革靴を履いている】
【生気を感じない右腕にはまるで何かの回路のような赤黒い光の線が幾つも走っており時折それが脈動している】
【背は180m程でスラリと高く顔には柔和な笑みが浮かんでいるがどこか歪な雰囲気≠纏っている青年】
【―――この国における全ての災厄の元凶………六罪王の一柱魔縁の蛇王・レギン=z

【レギンは叫ぶように笑いながら両手を広げて頭上を見上げる―――それと呼応するようにレギンの正面の空間に亀裂が走り】
【そこから一本10mはありそうな巨大な白い腕が4本、空間を突き破って出現し、レギンと共鳴するように両手を広げる―――。】


さぁ、手前らも出番だ………1000人の亡者=c……!この日の為に調教してやったんだ、感謝しやがれぇ!
カンバラ………エルモ永久凍土………幻影城………ミクタム研究所―――そしてルルーメンッ!全ての門を共鳴させろぉぉぉぉ!

そして開け―――全てを死へと包む………冥府の扉≠ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


【―――連邦タワーの周囲には人だかりが出来ていた………だがただの人だかりではない………全員が死人のような血色をした異様な集団】
【全員が一様に赤胴色の鈍い光沢を放つ全身鎧を着こんでいる―――機関の研究部門『RAGNAROK LABORATORY』が開発した兵器、『バーサークヘリオス』 】
【約1000人にも及ぶ亡者達はそれによって限界まで精神を破壊され、デストルドー≠フ象徴と化していた………それらは以前の戦いで連れ去られた人々だ。】
【レギンの呼び声に応えるように………1000人の亡者≠ヘ一斉に空を見上げ、そして身に付けた鎧が暗く、発光し始める―――】
【すると、連邦タワーを中心にゆっくりと渦を巻いた叢雲が出来、さらにその中心部の空間が大きく歪み、孔≠ェ開いていく………】

//もう一回続きます




65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/02(土) 20:09:24.50 ID:/K9ArIFR0


【それは―――まさに闇≠サのものだった―――約1000人にも及ぶ人々の死への欲動/デストルドー≠まとめ上げて強引に開けられた】
【黄泉の孔………そして孔が出現と同時に、このルルーメンにいる全ての人々が感じるだろう………魂の痛み≠】
【感覚的には分かる………あの孔だ、あの孔が人々の生命力≠徐々に吸い上げているのだ―――まるで死人が手招きするように】

クック………ヒャハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!開いた!!開いたぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


この国は終わりだッ!俺を止められるなら止めてみやがれッッヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハァッ!

ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!このまま世界を飲み込んでやるよぉッ!

【―――孔≠ヘ広がり続ける、ルルーメン、夜の国、そして世界全土を冥府で包み込もうと。】
【そうなれば力の弱い、生命力の弱い者から魂を吸い上げられ、いつかは全ての生命が息絶え、絶滅する事となるだろう。】
【地獄、冥府………ただ力の強い者だけが生き残る闘争の時代へと、混沌の世界を創らんとレギンは狂喜し、笑う。】

【それを食い止めるには―――倒すしかない、この魔人を、怪物を………全てはたった四人の能力者にゆだねられた。】

//これよりイベントを開始したいと思います!
//投下は襲撃側から、VS主催はこのレスに返答おねがいします!
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/02(土) 20:12:09.29 ID:2bZJf6kwo
【ルルーメン沿岸部、貨物トンネル】
【その市街地側の入口前に、複数の影があった】

【一人は、紫紺の長髪に白衣を着て、イヤホンマイク型の通信機を耳につけた、体格のいい男】
【そしてその周りには、男よりも更に大柄な男が多数控えていて】

[―――レイジア、そちらの様子はどうですか?]

《えーっとねー、よくわかんないけどそっちの方に向かってるのがいるっぽいよー》

【通信機に入るのは若い女の声。どこかで見張りをしているようで】

[なるほど―――では、レイジアはそこで監視を続けてください]
[それから、クシーとプシーはここで対応・迎撃を]
[僕はα-1st達を連れて別の場所でもう少し死体の作成・回収を続けます。いいですか?]

《おっけー、了解だよー》

僕達は戦うだけ、でいいんだね
「私達はそれが仕事、だからね」

【やがて体格のいい男達が去れば、後に残るのは二つの小さな影】

【ゴスロリと呼ばれるような白の服と編み上げブーツ、首元には細い青のリボンを結び】
【ストレートの黒髪の隙間から、右耳に付けたイヤリングの逆五芒星が覗いて】
【夜の闇の中、鮮血のような鮮やかな紅い瞳を光らせる“白”の影】

【先の一人と同じ様な、然し黒の洋服に編み上げブーツ、首元には赤のリボンを結び】
【ストレートの白い髪、こちらは左耳にイヤリングを付けて、瞳は青天のような澄んだ水色】
【黒と濃いピンクの、閉じたフリルパラソルを手にした“黒”の影】

―――さあ、レギンさんとの約束だからね、しっかり頑張ろう、プシー
「うん、わかってるよ、クシー」

【あどけない子供の見た目ながら、その声は感情を感じさせない平坦なもの】
【言うなれば――――そう、“生きた兵器”であろうか】

【不意に上空の黒雲から“白”の右手へ雷が落ちれば、手の中には刃に雷撃を纏った、両刃の漆黒の大鎌】

【それから二人はトンネル内部へ、そして直に現れるであろう相手を今や遅しと待ち望む】
【獲物を狙う獣のように、その瞳を輝かせて――――――】



/クシー&プシー中身です!宜しくお願いします!
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 20:27:02.06 ID:qSAZIBI40
【ルルメーン――工業地帯】

【ルルメーン工業地帯、普段ならば夜でも騒がしいだろう】
【だが今は戦闘音など派手な音が聞こえる】
【そんな中二人組みの男が空を見上げていた】

 ほお、あの孔はなんだね、興味がわいた
『なんなのでしょうね』

【金髪を少々伸ばしている】
【白衣を羽織り、白衣の下にスーツを着ている】
【左腕にカノッサ機関の逆五芒星がある】
【右腕に通常のよりも一回り大きいブレスレットをつけている】
【男の名はソロモン、カノッサの研究員だ】
【そして肩には鳥型偵察ロボット『ホルス』がいる】
【隣にいるのは和風甲冑をしていて顔に面頬をつけている】
【名は花嵐、ソロモンが作ったアンドロイドだ】

 ふうむ、このホルスで見させてこようか
『冗談はやめておいてください、あそこまで行けんでしょう』
 しかし、レギン様のやることは派手だね、ま、何かここで退場しそう気もするが
『冗談でもそのそのような不吉なことをいうのはやめてください』
 しかしまあ、私が作ったロボットたちは役に立っているかな?

【そのようなことを言いながらもソロモンたちの周りでは戦闘音が響く】
【この二人組みはここで敵を待つのだろう】
【さてどのような敵が来るのだろうか】

/ソロモン&花嵐の中身です
/χさんよろしくお願いします
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 20:29:15.64 ID:QfEwKNrJo
【ルルーメン沿岸部コンテナ倉庫】
【かつては夜の国の運送物資を整然と並べていたであろうその広大な倉庫。そこはもはや原型を失っていた】
【轟々と燃え盛る業火に人々は焼かれ、そして残ってさえいれば復興の為の物資になっただろう物も破壊され略奪された】

「――これで、良いのか? これが俺のやりたかったこと、なのか?」

【自問する。ただ、その自問に対する自答は――出てこなかった】
【紅蓮の巻き上がる中、悠然と立つ男が1人。レザーのライダースに、カーゴパンツという動きやすい格好だ】
【顔立ちはそれほど悪くはないのだが、伸ばしっぱなしで適当に後ろで縛った黒髪と無精髭のせいで老けて見えがち】
【近辺で炎が弾け火の粉がぶつかろうとも――男の表情は、硬直したまま欠片も動かない】

(――――良いんだよ。認めろよ、お前はそうしたいんだって事を。
焼きつくすのが、お前だ。天野司――いや、プロミネンス・フレア)

「――違う。俺は――違う、違うんだ。
俺のしたいことは、俺の守りたいものは。きっと、ここで見つかるはず。
だから、その為に俺は――――戦わなきゃ、いけねーんだ」

【右手から火の粉が散り――それを握りつぶして塵と返す】
【黒い双眸はいつしか紅蓮に染まり。紅の虹彩に、業火の真紅を映し出していた】
【発せられる闘気には迷いが有り、しかしながらその迷い故か不安定に強大な存在感】
【ここを任せられているカノッサ機関の構成員の中で、この男は一つ頭が抜けていると言っても良いだろう】

【男は地面を蹴り跳躍。コンテナの山の上に陣取り、当たりの確認を始めるのだった】

/*天野司中身ですー。お相手様よろしくお願い致します!*/
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/02(土) 20:32:06.79 ID:KnMr4spb0
>>66

――――感じる……死の匂いを……迫る破滅を……!
……今まで、こんな事はそうそう無かった……待ってるんだよね……終焉が……!

【暗がりのトンネルに、カツ――――カツ――――と、小さな足音が残響する】
【その足音は徐々に奥へ奥へと歩を進めていき、同時に、ポツポツと断片的な文句を紡ぐ、幼い子供の様な声が囁く】

……何も考えはしない……ただ、許されるまで戦いたい……!
この鼓動が詰まるまで、私は……戦うんだ……!

【やがて、ほどなく足音と声の主は、先にトンネル内に陣取っていた2人の子供の前へと、姿を表す】

【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のどこか虚ろなオッドアイを持ち】
【白いワンピースの上から、明らかに身の丈に合っていないボロボロのコートを着込んだ、10歳くらいの少女】
【その身からは、尋常ならざる量の魔力が感じ取れるかもしれない】

【――――1つの都市の、更に言ってしまえば1つの国の危機に際して戦場に立つには、余りに場違いな雰囲気を漂わせる、浮浪者の様な少女】
【だが、そのオッドアイの瞳は、どこか尋常ならざる力を宿らせた輝きを湛えて、前方の2つの影を見据える】

――――機関の人間、だよね……?
それ以上は、何も必要ないよ……!
さあ……私と、殺し合え……! 『死』を、見つめさせてあげる……ッ!

【場にそぐわぬと言う事を言うならば、2人の子供も恐らくそうなのだろう。オッドアイの少女を含めれば、危急の時に対峙する3人の子供――――】
【だが、2人の影は武装し、戦いの時を今か今かと待ちわびていて。対するオッドアイの少女の方も、尋常ならざる『渇き』を、隠そうともせずに口に出す】
【――――邪悪な企みを阻止せんと現われた、正義の使者。そう形容するのは、無理があるかと思わせるほどの、歪な戦士がそこにいた】

――――『セイバー・フォース』!!

【そしてオッドアイの少女は力を解放する。今よりこの場を、修羅の死地と成す為に】
【全身から閃光を放ち、その光が引くや、少女の姿はそれまでとは違ったものとなっていた】

【黒い身体に幾筋かの光線のラインが入った、細く歪んだ人型】
【右手は肘から先が光の剣となり、左手は肥大・硬質化し、爪のついた盾の様な形になる】
【何らかの機械の様な頭部には、ラベンダー色の髪が、束ねられたように幾筋かに分かれ、風もなくはためいている】

【――――人ならざる異形の姿。1人の成人した人間程度の体格を湛えて、そこに『少女だったもの』が身構えていた】

…………来い……ッ!

【左腕の盾を構えて、右手の剣を血振りするようにブォンと軽く払いながら、異形は少しづつ2人との距離を詰め始める】
【そろそろと、間合いを測る様に――――合図も何もなく、戦いは静かに始まった】

/ラベンダァイスです。よろしくお願いしますー!
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/02(土) 20:38:58.78 ID:CrmxkDHho
>>65

【悲鳴、銃声、怒号…………ありとあらゆる破壊の音が、夜半の暗闇の中へ溶け込んでいた】
【夜の国、首都――――ルルーメン。六罪王レギンが引き連れてきた死≠ェ、街中を霧のように覆い尽くし】
【この国を常に覆う夜の闇よりもっと深く、もっと冷たい地獄のような闇の中から、漆黒色の腕がのたうつ】
【…………そんな中でも、いや、そんな中だからこそ。この国の闇を照らし続けてきた光£Bは、諦めることなく足掻いていた】
【迫るカノッサ期間に、夜の国所属の軍隊や自警団が真っ向からぶつかって、既に総力戦の体を成しつつある】
【そして、いまここで――――この場にある数え切れない戦場のうち、ひとつの決着が付いたのだった】

――――レラ、お前はそのまま街中駆け回って戦闘区画のデータをイスラに送れ。
アルフレドとミドナはその区画を制圧後、補給物資を守りつつ軍部の連中と合流。戦線を維持しろ。
マスラドは負傷兵を集めて一度後退、衛生班への引継ぎと護衛だ。一応整備班の連中にも気を配っとけよ。
ああ、こっちは問題ねぇ、今終わったとこだ。俺もそれからそっちへ――――――、

【銀色の双眸が爆炎に照らし出される。手に無線機を持ち、仲間に向けて指示を出す男の姿がそこにあった】
【筋肉質で背の高い体格に浅黒い肌、短い黒髪。少し睫毛の長いタレ気味の目に、鼻が高く彫りの深い顔立ち】
【見るからに異邦人≠ニいう言葉を連想させるような男だが、その服装もどこか普通ではなく】
【黒いタンクトップの上に真っ白なジャケットを羽織り、ぶかぶかのズボンをポーチや無線のついたベルトで腰穿きして】
【首からはドッグタグを下げ、右腕には巨大な円柱状の何かを携行している】

【否――――大きすぎてわかりづらいが、その円柱にはバレル≠ニ銃把≠ェ取り付けられている】
【黒色の特殊魔鋼をベースに要所を白い強化パーツで覆ったそれは、明らかに銃砲≠セった】

…………イスラ、指揮権を一時的にそっちへ譲渡する。
中央の方…………なんかやばそうな雰囲気だ。場所も近いし、俺はそっちの支援に回る。
心配すんな、たぶん俺ひとりじゃねぇだろ――――そんじゃあと、任せたぜ!

【周囲に破壊された兵器や気絶した兵士が倒れ込む中、たったひとりその場に立っていた男だが】
【無線の奥の相手にそれだけ言うと、勢いよく走り出す――――目指すはルルーメン中央、連邦タワーだ】

【距離が近かったこともあり、男がそこへ到着するのにそれほどの時間は要さなかった】
【タワー内部を時にエレベーターで、時に自分の足で駆け上がり、敵対勢力を素早く排除しながら、男はその場所へと登っていく】
【ふと――――窓の下から外を見れば、謎の人だかりがタワーを囲んでいることに気づいて】

…………っぐ!?
くそ、何がどうなってやがんだ…………!?

【そして体にのし掛かり始める、あらゆる理屈を蔑ろにした魂の痛み=B男は、患部もわからない痛みに顔を歪めて】
【ひとつ悪態を付くと、さらに速度を上げてタワーを駆け上がっていくだろう】
【その一歩一歩からにじむ生命力は、孔≠ノ吸われようが未だ衰えることはない。己が胸に正義≠掲げ、ひたすらに進撃する】

【そうして男は――――諸悪の根元≠フ元へと、近寄っていって】
【やがて開かれた孔≠フ直下――――――夜の国に渦巻く地獄の中心地へと、立つのだろう】


あんたが…………六罪王、レギンか。
俺は砂の国自警団員、SCARLET麾下特殊部隊『ヘイダル』隊長――――アサド・アル=アーデルだ。
俺がここにきた理由なんざ、今更問う必要はねぇな?

【そこにいた、罪≠フ象徴たる男へ。この男…………アサド・アル=アーデルが行ったのは、そんな名乗り口上だった】
【まるで小犯罪者相手のような、普段通りの対応。その正義≠ヘ、決して揺らがない】
【がちゃり、と。大口を空ける銃砲を魔縁の蛇王≠ヨと向ければ、鋭い犬歯を剥き出しにして――――笑う】


――――大人しく、お縄についてもらうぜ!!

【闇色をした月下の元――――砂漠の獅子の咆哮が、ここに響き渡った】


/みなさま、今日はよろしくお願いします!
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 20:39:27.50 ID:HedNckfM0
――――見ましたか?あの上空に穿たれた孔を!あれは、生命を吸い上げる物……フフフ
命の炎が小さいものから消えてゆく!まるで蝋燭のように、小さな者から順に!!
今、この瞬間、私は!一つの世界が壊れるのを見届けに着たのです!!

【―――ルルーメン・旧衛星施設。かつて、この国がまだ「地獄」でなかった頃、研究による科学発展の拠点となっていた場所】
【しかし度重なる襲撃の末、現在は機能停止するに至った……まさに、戦火により平和が失われたのを象徴するような場所であった】
【林立するパラボラアンテナはその機能を失い、最早此処で研究するものはおらず、変電設備が僅かながら稼動するのみとなっていた】 
【そう、本来ならば此処には人はいないはずなのだ。―――しかし、今宵に限っては多数の武装した人影があった……】

【その最後部、一際存在感を示す人物がいた。赤黒いロングコートと黒いスラックス黒いハットを被り、姿は闇夜に隠れるかのよう】
【全身暗い色でその長身は一つの影のように闇夜に溶け、例えるならば一つの影の塊か】
【しかし、その陰から炯炯として光る眼光は不気味なほどに鋭く……しかし、静かに天体観測所を見つめていた】
【手には灼熱に赤く光る一本の槍……近づけば近づくほど、槍から滲み出る瘴気を感じることだろう】


…ッさぁ、こちらも始めようじゃないですか、狂おしき破壊のの芸術を!!
壊せ!蹂躙せよ!!私に壊れ行く美を見せておくれよ、我が同胞よ!!
この私に破壊の饗宴を見せてくれ!!アァ、私はもう待てない!!
さあ!!さあ!!早く姿を見せておくれ!!命を懸けた芸術の始まりだ!!

【慟哭は夜空に響き渡り、男は影法師の中に薄ら笑いを浮かべる。それを合図に、武装集団は一斉に衛星施設の破壊に取り掛かるだろう】
【もはや遠慮は要るまい。今此処にある形あるものは全て破壊し尽くす、それだけが目標だ。完膚なきまでに、気の赴くままに!】

ハハハハハ!!そうだ、壊せ!!薙ぎ倒せ!!もっとだ、もっと見せておくれ!!

【恍惚したような高笑いを上げる男。その眼が捉えているものは、武装集団によって今まさに壊されている施設の姿だった】
【為すが儘に壊される建物の数々、此処には最早救いは無いのだろうか――――】

//ブラッグス中身です!よろしくお願いします!!
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/02(土) 20:45:24.29 ID:dCnl0Z0Co
>>63

【試合内容には納得出来ない―――という表情が見られる眼前の少女だが、実況をしていたこの男からは決して出来の悪い試合には見えなかった】
【それでも、本人から見れば反省点が山程あるのだろう。……その気持ちも十分に解る。何処までも「武」を追い求める彼も、自分の剣に満足した覚えは無い】

……その割りには大分観客は湧いていたが。―――いい試合だったと俺も思う……が、本人だけは納得してはいけないのだろう
納得してしまえばそれ迄、磨き上げた武の更なる進化を止めてしまうのだから―――

【確かに彼女の言う通り、能力について男も理解していた。―――と言うよりも、そもそも能力の有無は関係ない】
【カノッサ、GIFTなどの悪に対抗できる「力」が必須なのであって、SCARLETには無能力者も居る。―――丁度彼女と話しているこの男もそうである】
【……そして「力」だけではない。何よりも大事なのは「心」。―――悪を挫き、民に希望を与える人材。「護りたい」という正義の心―――其れが最も重要であり】
【―――幾ら強かろうと、お金目当てで戦う輩は必要ない。それがSCARLETの方針であり、世界の盾となる条件だった】

……君がSCARLETが求める戦力を超えていることは保証する。
つまりあとは「心」だけ……―――聞こう、何故君はSCARLETに入りたいのかを

【瞳の奥に爛然とした輝きが増し―――刃のような鋭い眼光と共に飛ばされる言葉。その瞳は彼女の真意を読み取らんとするようであり】
【この瞳には嘘が通用しないと悟らせるかのようでもある。―――飾った言葉では無く、本心からの思いをぶつけるべきなのだろう】
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 20:46:42.47 ID:/aUuf1+No
>>62>>64-65

【――世界が壊れる】
【ありきたりな言葉だが、今の状況を例えるならそう言ってしまっていいのかもしれなかった】

【まるで映画のクライマックスシーンに登場する、エキストラのひとりになった気分だ】
【黒く巨大な船、降り注ぐ紅蓮、混乱に次ぐ混乱、白い4つの腕、鎧を着た亡者達に、極めつけは天に空いた奈落の闇】
【全てが現実離れしていて、とても今自分の周りで起こっていることだとは理解できない】

【だが、魂を乱暴に握られているような感覚は紛れもなく本物】
【これが映画のワンシーンでなければ、もちろん自分はエキストラではない】
【――切り開かねばならない、この絶望を】


【連邦タワービル、その屋上を彼女は目指す。程なくして哄笑する魔人の前に、その人影は現れるだろう】
【パールブルーの長髪に同色の瞳、雪のように白くつばのないファーハットをかぶり】
【白いコートと黒いロングブーツを着用している、そんな――温厚そうな顔つきの少女だ】

【肩にかけていたショルダーバッグを地面へ捨てると、キッとその魔人を睨みつける】
【元々の顔立ちからしてあまり迫力はないが――普段の彼女からは想像もつかないほどに激昂していた】

【――何を思ったのか彼女は、始めから手にしていたスケッチブックに何かを書き記すと】
【手際良くそれを折りたたんでゆく。数秒後出来上がったのは紙飛行機だ】
【そしてそれを青年へと飛ばすだろう。紙飛行機は正確に、彼の胸元へと飛んでゆくはずだ】


『……笑いながら叫ぶ声が聞こえました。これをしているのはあなた、ですね?
 気狂いでなければ今すぐ中止してください。さもなければ――

 私は命に代えてでもあなたを止めます。』


【それを開くか開かないかは青年次第だろう。開けばそのようなことが綴られているはずだ】
【孔に近くなった所為か、胸の中ではざわつくような嫌な感覚が止まらない】
【このふざけた光景を創りだしているであろう本人が、まさかこれで止まるはずもないのだろうけど】
【――開戦の合図には、丁度いいのだろう】

/ブライト中身です!皆さんよろしくお願いしますね!
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 20:50:09.68 ID:RQDLVMa2o
>>67
【辺りを見渡せば、一面の闇。常夜を照らす街の灯は今や、その大半が流れ弾によって無常にも砕け散り、疎らだ】
【吹き飛ばされた防波堤の隙間から、砕けた白波がコンクリートに打ち付けては引いてを繰り返す】
【ルルーメン工業地帯のこの惨状は、先遣隊として展開された、機関の機械化歩兵小隊の仕業でもあった】

【事前の準備と有志の能力者達の援護の甲斐あってか、自警団は幸い、被害も少なくこれを下す事ができたが】
【続けざまに投入された、機関謹製、最新鋭の兵器を相手に、今は悪戦苦闘を強いられている】


【そんな中、俄かに轟音が一度鳴り響き──戦闘の騒音を掻き消したかと思えば】
【葬儀屋めいて夜よりもなお黒いスーツに身を包んだ長身の男が、右手に小銃を携え、もう片手にジッポーを弄びながら】
【呑気にも紙巻き煙草を銜えたまま、闇の中から、彼らの前へと歩み出た】

……今ので、16機。撤退の様子は無い。恐らくはここから先が正念場……っと、おや。

【戦場は水物だ。刻一刻と変化する。普通なら、一服つけている暇などない】
【傍目には彼の振る舞いは、凡そこの場に似つかわしくない太平楽にも見えるものだが、しかし】
【「暇は自分で作る物」とばかりにジッポーのホイールを擦る落ち着き払った所作は、何とも堂に入っている】
【どうやら、相当に場馴れしているらしい事が窺えた】
【幾度目かでようよう点いた火を、男は恐る恐る口許に運ぶ。やや湿気った煙草の先をじりじりと炙って、深呼吸】

ビンゴ、だね。どうやら君がこの一帯の指揮を任じられた機関員かな?
無駄だとは分かっているが、一応……黙って兵を退かせては貰えないだろうか。

『あれ』をこのままにしておけば、恐らく君達も只では済まないよ。悪い話ではないと思うけど。

【夜空に細長く紫煙を吐き出して口の端で笑い、彼らの身につけた五芒星の紋章を認めれば銃口をそちらに向けて──】
【俄かにその目を鋭く細め、問いを投げかける。何やら、今回の騒動について知っているような口ぶりだった】

//χ中身です。ソロモン&花嵐の方、本日はよろしくお願い致します
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/02(土) 20:50:43.12 ID:N5Q4oY4L0
>>62>>64-65


【突如として姿現わした白き腕。死の崇拝者の如く掌を突き上げ、蛇王に倣う異形の人々。一刻の猶予もないのだと、急く魂が鼓動を速めれば】
【天には地獄がその果てなき口を開き、計り知れぬ深淵の一端を覗かせて】

【―――“元凶なりし闇は其処にいる”。気配と呼ぶも悍ましい闇の威容を、強く感じ取るやその前進は疾走に変わった】

【腰までの伸びやかな黒髪が、濡れ羽烏と呼ぶに相応しい色合いで】
【銀の混ざる橡色の瞳をして、濃藍のトレンチコートを纏った―――少女、だろうか】
【移ろい行く刹那を留め、硝子の様な雰囲気を漂わせる。 】

【右腕に手の甲まで届く漆黒の鎧甲を纏い、閃く白銀の太刀を執るのは、そう形容の出来る人影だった。】
【駆け抜けるその空間に焔が踊る。剣を喚び出したその黄金火の煌めきに、走馬灯の様に幾つもの記憶を少女は見た。】

【セロ・ワンダーショット。ミーメ。六罪王レギン。幾度となく繰り広げられた大いなる戦い。】
【操り、哂うのは常にあの男だったのだろう。 】
【それこそが暴帝≠斃すべき“力”へと貶めた死の影であり、そして……――――――。】

(…………仇は、取るよ。 )
(あなたが修羅になってまで守ろうとした人達を、あの男に踏み躙らせたりなんてしない―――)

【ギリ、と噛みしめた音は街の破壊者と守り手の生み出す轟音に消えて】
【一挙に囲いと距離とを突き破り、飛翔する様に剣の担い手は屋上に到る。眦を決して、斃すべきものがそこにいるのだとその総てで謳って。】

セプティノス――――――――いいえ六罪王レギン、貴方の企てと破壊を止めに来たわ!

地獄を望むならあなたにあげる―――――――それを生きるべきは、戦士たちでもなく貴方だけだッ……!

【魔導要塞の夜を思い起こさせる嘗ての名。真に討つべき魔王の名。不退転の戦意諸共に、眼前の闇へと叩き付ける。】
【紡ぐのは闘争の破壊、力だけの世界の否定であった。そして】

【絶望の先に立たんとする修羅なる意志は、世界喰らう大蛇の喉元へと剣を向ける。】
【同じ痛みを重ねぬため。今度こそ“人”を奪わせぬため。何よりも――――――嘗て“誰か”の見た美しいもの総て、魔の意志より守りきるために。】

/八攫 柊となります。よろしくお願いします……!
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 20:56:42.22 ID:lzY2acQFo
>>69

へえ……僕達とあんまり変わらないね……
「うん……同じ年くらい、だね……」

だけど……僕達と殺し合うだなんて、無理だよ
「私達が受け取る“死”なんて無いの。ただ与えるだけ」

そして僕達が“死んだ”としても――――
「それは“死”じゃなくて――――」
『兵器としての、“終わり”だから』

【偶然か必然か、現れたのは二人と同じように年端の行かぬ少女。しかし対峙する様は感情を持たぬ兵器と、“餓え”を剥き出しにした戦士】
【双方が、その身に不釣り合いなものを秘めて。そして状況は、すぐに変わった】
【少女が、その姿を異形の戦士と化したのだ】

ふーん……近接タイプってところ、かなぁ―――!
「見た目から考えると――――ね!」

【瞬間、二つの影が前後に別れた。“白”は前方に、“黒”は後方に】
【そして“白”は異形とすれ違う様に走り込み、大鎌を薙ぎに振るう。前傾姿勢に、身長差。故に軌道は腰の辺りになるか】

【一方“黒”は後ろへと一気に飛び退ると同時、パラソルの先を異形の左手へ向け、魔力弾を発射】
【撃った弾は、性質としては通常の弾丸とほとんど同じ。空気や風の抵抗は受けないが、それだけである】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/02(土) 20:59:35.85 ID:oHWrblI8o
>>65

───なあ、まだ聞こえてるか?
俺はよ、最初はテメェを嫌いだった…いや、今でもまだ気に入らねぇよ

【嫌になるくらいに濃い、濃密で濃厚で膿が溜まったような不吉な死の臭いの中を、歩く】
【男は、そこにいない誰かに対して語りながら、空気に諭されたまま語りながら、そこへと向かう】

…だが、憧れてる───テメェは確かに、英雄だった
ガキじゃねぇが、俺も真似をしたくなっちまった

【彼が右手に持ち、肩に掛けるは白銀の大剣。切っ先から中心が二つに分つ切れ込みの入った、白き輝きを放つ長柄の大剣】
【男が歩く度に、紅い残光を散らしていく】

世界を救うなんてタマじゃねぇが、放っておくつもりもねぇ
もう少しだけ、手伝ってくれ

【そして遂に、辿り着く───倒すべき悪≠フ、気に入らない敵≠フ目前に】
【睨み付ける隻眼はレギンを捉えて離さない、その黄金に染まった瞳は、力を既に解放している証だ】

───行こうぜ、英雄…これで終わりにする

【黒いスーツ、撫でつけた黒髪、そして───『紅い剣を咥えた黒い狼』の紋章が刻まれた黒い眼帯を右目に掛ける】
【普段の腑抜けた表情はない、その顔には確かな覚悟と、決意のみ】
【───ラッシュ・ワンスドッグは、大剣を片手で振るって、目前のレギンに先を向けた】

…テメェの勝手にはさせねぇ、これが最後だ


───レギンッ!

【咆哮───同時に、白銀と紅の力が発現。混ざり合って、背に六つの翼となり具現する】
【空気が、震えた───】
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 21:06:40.76 ID:qSAZIBI40
>>74

 ふむう、私ここの指揮任されていたっけ
『……マスター、また忘れたのですか』

【そのかけられた言葉に対してソロモンは覚えてないという風な反応を示した】
【それに対しあきれる花嵐であった】

 しかしまあ場慣れしているねえ
 そういう仕事をしているのかい、まあどうでもいいが

【ソロモンはそのように男に言った】
【その問いは冷静であり落ち着いていた】

 ほうほう、その反応だとあの孔について知っているのかい
 それとも勘かい?
『……無駄だとわかっているのならそのような問いは意味をなさないと思うが』

【自分の主人があんまりにも問いまくっているため変わりに花嵐が言った】
【それに少々不満顔にしながらもあんまり気にしていない反応を示すソロモン】

 私より先に反応するかね
『マスターだと話が進まんでしょう』
 ええ、まあいいか
 と、言うわけだ戦闘だな

【そう言ってソロモンは肩にいるホルスを空中に飛ばさせ、花嵐が刀をすばやく抜き】

 じゃ、はじめよう

【ソロモンがそう言うと花嵐が一気に男に向かって加速する】
【目の前の男に近ずいて、切るつもりなのだろう】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 21:10:00.38 ID:D2kMN/wY0
>>71
【夜の国首都:ルルーメン―――旧市街:旧衛星施設】

【ルルーメン。そこは、夜の国の首都にして夜の国最大の夜都】
【平時は観光客で賑わっているこの都市だが、現在はカノッサ機関の手によって混沌の渦に叩き込まれていた】
【都市の上空を切り裂いて飛行する黒き箱舟。そこから撒き散らされる"暴力"の数々が美しい街並みを蹂躙していく】
【まさに、地獄絵図。そんなこの世の終わりのような光景の中、悠然と闊歩する影が二つ】


「ケケケ、始まったようだなァ?」

そうね―――感じるわ、気味の悪い波動をね……

さて、アタシ達も仕事に取り掛かるわよ。
気合い入れていくわよ―――何せ、この仕事を終えれば700万よ、700万!
善良なる市民を守るのも大切だけど、それよりも……先立つものが無いとねッ!

「何にせよ、やる気があるのは良いことだァ。
だがよォ、やりすぎるンじゃねえぜェ?
その700万が治療費で吹っ飛ばないよう気を付けるんだなァ、ケケケ」


【その影の正体は、少女と―――カンテラであった】
【そう、カンテラである。カンテラがふよふよ浮きながら言葉を発している時点で奇妙なのだが、そのカンテラの灯が毒々しい虹色であることが違和感に拍車をかけていた】
【その脇に佇む少女も異様な出で立ちをしている。歳は15程度に見える彼女だが、黒を基調として所々に金のラインが入った、巫女服とゴスロリを掛け合わせたような奇妙な衣装に身を包んでいる。とは言え、これはまだ良いとしよう。この世界は、珍妙なファッションの事例には事欠かないのだから】
【だが、油の浮いた水面のようなサイケデリックな色をした、彼女の瞳と長髪はいったいどういうことなのだろうか。カンテラの灯と同じく自然の摂理に反したようなその色は、見る者に強烈な違和感を与えるだろう】
【兎にも角にも、何とも悪目立ちするコンビであった】

【そんな彼女らが現在突入したのは、町の中心からは少し外れたところに位置する衛星施設である】
【かつてはルルーメンの衛星関係を一手に担っていた場所であるが、現在はわずかな変電設備が辛うじて稼働しているのみ。すっかり荒廃してしまっているようだ】
【だが今日に限っては、その荒廃をさらに加速させる者達がいるようだ。手当たり次第に施設を破壊する武装集団である】
【ありとあらゆる物を壊して回る彼らであったが―――その場に現れた少女とカンテラには気が付いただろうか?】
【救いはどうやら存在したようだ。武装集団がこの場における"悪"ならば、この少女たちはこの場においては"正義"なのだから】
【ある程度視界の確保できる広場のような場所に踏み入った少女は、足を止めて辺りを見回した。暴虐の限りを尽くす集団を視界に入れると、彼女は独り言のように呟く】


―――さて、彼らはカノッサ機関に与する人だと思う?
もしもそうなら、一人残らず張っ倒す必要があるわね。
とは言え、そうじゃなかったとしても―――疑わしきは、しばき倒す!

「ケケケケケ、こんな時にこんな所で怪しげな行動をしてる奴なんてどう見てもクロじゃねえかァ。
と、言うわけでェ―――おとなしくブッ飛ばしなァ!」


【異装の少女と摩訶不思議なカンテラ。一種異様な雰囲気を醸し出すこのコンビは、武装集団を敵とみなしたようだ】
【少女はカンテラをちらりと見ると、意を決したように彼らを見据えて口を開いた】


さあ、行くわよッ!
複製異能――――――〈焼け付く眼光〉!!


【彼女の発した言葉に呼応するように、劇的な変化が発生した】
【カンテラの宿す灯が、目に毒な虹色から鮮烈な紅色へと変化していったのだ。それに、少女の髪と瞳もそれと同様に紅く染まっていく】
【真っ赤に染まった両の瞳で周囲を見回すと、少女は大声で叫んだ】


どこの誰だか知らないけれど、そこの見るからに悪そうな野郎どもッ!
―――今からアタシがアナタ達を成敗するから、覚悟しなさいよねッ!


【そう言うや否や、彼女の両目から真紅の熱線が放たれるだろう。標的は、武装集団全員。辺りを薙ぎ払う起動を描くであろうそれに当たれば、ただでは済まないことが予想される】
【とは言え、少女が広場に侵入したことに気付いていた者ならば、随分と悠長な用意をしてから放たれたこの攻撃を対処することは容易いだろう。破壊に夢中になっている武装集団の面々が彼女に気が付くかどうかは微妙なところではあるが】

//アイリス・E・レジストル中身です!よろしくお願いしますー!!
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/02(土) 21:10:09.82 ID:KnMr4spb0
>>76

…………ッ!?
……そう、そうなんだ……そうだったよね……分かってる、分かってるから……
……壊してあげる……それこそが、私たちに全うできる命の在り方だから……私も、そのつもりだぁッ!

【2人の言葉に、一瞬声を詰まらせる様子の異形。だがすぐに、何かを1人で悟った様に顔を上げる】
【――――兵器として。その命題は、オッドアイの少女にも相通じるものがあった。何故なら、少女もまた、兵器として生を受けた存在なのだから】
【人としての生き方に完全に背を向けて。今はただ己の為の戦いに専心する。その為に、少女はこの場に居るのだ】
【その為に――――『UNITED TRIGGER』に自らの身を預けて、戦場に立っているのだ】

(……ッ、分担は前後……なら、恐らくは……!)

【ジリジリと間合いを詰めていた異形は、2人の動きをすぐさま目で捉える】
【戦士として、そして兵器として。戦場で生きる事に最適化してきたその思考と判断は、ほぼ瞬時に次の動きを計算していた】

(体格差が、有利に働いた……! なら、ここは跳躍……!)

【すれ違い様に振るわれる鎌の刃。それを異形は『跳び越えた』】
【――――この姿は、少女の持つ戦闘能力の1つの発現に過ぎない。その力は、右腕の剣と左腕の盾、そして――――足の跳躍力に集約されている】
【低い位置を狙った鎌を、もろともに跳び越えて――――異形はそのまま、後ろへと下がった“黒”を狙う】
【放たれた銃弾を、盾と化した左腕が受け止める。ガキィッと音を立てて、魔力弾は衝突の勢いのまま霧散する】
【その左腕は、相当の強度を誇っているらしい。そのまま異形は“黒”の子供を狙い、右腕の光の刃を振り下ろす】
【ただ、誤算があるとしたら――――魔力弾衝突の勢いによって、空中での体勢がやや崩れている事だろうか】
【振り下ろした刃は、あるいは狙いを外してしまう事になるかもしれない】

/すみません、開始早々ですが風呂に入ってきます
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/02(土) 21:10:34.89 ID:2nXEPIq1o
>>68

【――――――吹き抜ける澄んだ夜風、一陣の行方は貴方の頬へと】
【接吻のように柔らかな感触を与えたなら、その軌跡に吹き荒れる風】
【前方を遮る燃え盛る業火をかき分けるが如く、風が夜空に舞った】

【吹き荒ぶ火の粉の奥、宵月に伸びた影が柔らかなその輪郭を写した】


貴方のしたい事は分かりません、独り言の答えを与えることもできません
けれども、止める事はできます、貴方のなさってる事にきっぱりと否を突きつける事は

風を守る者の末裔として、悪しき焔を絶やさなければならないのです


【立ち尽くす影が、表情をつける、幼さのまだ残る淡いソプラノの音】
【熱視線に灼かれた風はチリチリと頬を焼く焔緋となって、早蕨すらも見えないぐらいに】
【コンテナの下、5mほど離れた地面に立ち尽くす瞳が、貴方を捉えた】

【鮮やかなピンク色の長い髪の毛、ツーサイドアップに結った先だけを黒色に染めて】
【大きく肩を露出した短い丈の白いノースリーブドレスと黒いロンググローブ】
【後裾は膝丈のスカートのように、柔らかな太ももを包んでいる】

【黒のニーソックスの先には機能的なトゥーシューズを履いた少女】
【スラリと伸びたボディラインと豊満な胸は、彼女の健康的な美しさを助長して】
【大きな翡翠色の瞳は、深い色をそこに歪ませていた】

【――――――見上げる翡翠の双眸が、貴方を捉えたなら】
【小さな口元に闘志を潜ませた】


/ごめんなさい!遅れました!お願いします!
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 21:21:39.79 ID:QfEwKNrJo
>>81
【存在を感じた。紅蓮をかき分け、かき乱し――駆け抜ける一陣の疾風。だがその疾風は、男の心の中には吹き込まない】
【固く、高く築き上げられた心の壁は、防壁は。易易と他者を受け入れることはない】
【瞳には暗い炎。柔らかな輪郭を瞳に映し込み、その輪郭すら灰燼に化そうとするのか。男はゆっくりと口を開く】
【一つ一つ――確かめるように、己の存在を――、確認するように】

「Ignition―――――― Meteor」

【呟いた言葉は、男にとっての始まりのゴング。男の右手の皮膚が引き裂かれていく】
【硬い岩に生まれた割れ目のように鋭角かつ不規則に走っていく裂傷――その奥から漏れだすのは、血のような色彩の火焔か】
【血液の代わりに火焔を代謝する右腕を少女の方へと翳し――紅玉の双眸をギラつかせ、開始のゴングは鳴り止まんと】

「ライトアーム――――フルカウル」

【その一言。それによって膨れ上がる右腕の力は拘束される】
【皮膚を突き破りながら顕現していくのは、銀色の外骨格。しかし、その外骨格は漏れだす炎の煤で薄汚れていった】
【右の肘から先、前腕部を白銀の装甲で覆った男は、眉根を歪めながら少女を見下ろす】

「――――俺は迷ってるよ。ただ、ここでなら俺は――俺で居ても良いかもしれない。
だったら俺は、ここに居るしか無いさ。じゃなきゃ、全部焼きつくしちまうんだから」

【無精髭に覆われた口から漏れる低い声。迷っていることを認める、存外に穏やかな返答】
【ゆっくりと膝が折られていき――足元のコンテナの山に右腕が触れる。手のひらから漏れだすのは、紅の閃光】
【直後。男の足元のコンテナが爆砕。無数の熱された鉄片が、驟雨となって少女を襲う。鋼の嵐は閃光と相まって目隠しとして十二分な効果を発揮する筈だ】

「悪しき焔なんざ――――望んで手に入れたわけじゃあ無ぇんだよォ!!」

【銀色を煤で汚しながら、男はそう声を残して閃光に身を落とし込んだ】
【走る先は他のコンテナの山達。次々とコンテナを吹き飛ばしていき、当たりにコンテナを障害物として設置していくことだろう】

/*いえいえー、よろしくお願い致しますねー*/
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/02(土) 21:25:51.35 ID:KpVPMpAro
>>72
「私はあの……長尾といったか? ――私は彼女に弄ばれていただけだ。
 ある程度まともな試合になっていたとしても、それは私に実力ではない」
【男の言葉を否定するその姿には、やはり『納得』が無い】
【触れたくない話題であるらしく、やや強引に別の話題にしようと口を開く】

「お前、生まれは櫻の国か? 推測であるから、間違っていたら悪い」
【独特の口調の癖、扱っている武器の種類――推測でも、全く的外れということは無いはずだ】 

「理由を短く説明するのは……難しい。本当は、自分でもよく分からないんだ」
【向けられる鋭い視線を受けながら、少女は静かに瞳を閉じる】
【瞳を閉じたまま――ゆっくりと、唇を動かしていく】
「力の無い人々のためだとか、正しい事のためだとか……そういう理由を連ねるのは簡単だし、それも理由の一つだ」
【腕を組んで、吐き出しかけた言葉を飲み込んで、一度はためらう――だが、鋭利な視線の前には、ついには真意を吐露することになってしまう】

「弱い人の味方でありたいと思うし、正義のために戦いたいと考えている。
 ――けれど、自分の心の奥底をのぞき込めは、きっとそれは名目なんだ。
 私が悪と戦うのは……復讐なんだ。 理不尽な悪に大切なものを奪われたことへの、復讐……正義とか、そういうのはオマケみたいなものなのだろう」
【薄く開いた視線は地面に向けられ、俯いている】
【浮かべるのは、不安と苦悩――言葉を吐き出しながら、本当に自分がふさわしいのかどうか、それが分からなくなる】
「だから……本当は自分のためなのだろうな。
 道を間違わないように、本当に正しい気持ちで戦えるように……そのためには、この選択が一番良いと思ったから」 
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/02(土) 21:31:20.30 ID:2nXEPIq1o
>>82

【月夜に浮かぶ貴方の声色、風に乗って流れこむ声は鳴き声のようでもあって】
【視線が歪む、出現した白銀の形を、そっと眺めるように】
【無精髭がさざめいたなら、その奥の言の葉が彼女へと流れこむ】


っ……!!なるほど、この辺りの焔はやはり、貴方の仕業――――――
なんて強力な……!最初から全力で、いかないといけませんね……っ

Amity Affliction=\―――――!!


【右手を目の前に翳す、開かれた掌は薄手の手袋に覆われた細やかな形で】
【左手でその手首を握ったなら、肩幅に両足を広げるのだろう】
【ニーソックスに包まれる華奢な輪郭は、嵐の中に立ち尽くすには無防備すぎて】

【けれども彼女の言葉と同時に、彼女の掌の先から翡翠色の暴風が吹き荒れる】
【夜を引き裂く轟音、ディストーションに染まりきったサウンドが夜風を乱暴にかき乱したなら】
【吹き荒ぶ風が、鉄片を彼女の周囲へと弾き飛ばすのだろう】


望もうと、望まないと、制御できない強大な力は、それだけで人々を傷つける嵐です
ですから私が治めます、平穏な凪へと貴方の力を鎮めます
荒療治、ですけどね――――――!!


【風で相手の攻撃に対する防御はできるだろう、けれども光まではそうはいかない】
【翡翠色の瞳が、頬の色に溶ける、閉じた瞼の裏側に焦りの色を写して】
【直ぐ様瞼を開くも、そこには既に走りだした貴方の姿が】

【視界の端で姿を追った、手をおろして自然体に戻ったなら、直ぐ様地面を蹴って】
【揺れ動くコンテナの隙間を縫いながら、少しずつ貴方へと接近しようとするだろう】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/02(土) 21:33:03.05 ID:/K9ArIFR0
>>70
【屋上は、他とは比べ物にならないほどの凄まじい空気の重さ≠ナ包まれているだろう】
【それもそのはず、もう既にここの周辺は冥府≠ヨと直結、融合しているといっても過言ではないのだから】
【そんな中でも平然と―――むしろ心地いいと言わんばかりに歪んだ笑みを浮かべた男が前方に立っている。】
【六罪王・レギン………その怪物は視線をアーデルへと移すと、パンパンと拍手をしながら出迎える。】

やぁどうも………アーデルさん、よくぞここまでいらしゃいましたね………褒めて差し上げますよ。
SCARLET―――随分と幅を利かせるようになりましたね、まぁ………貴方がたもいずれは………クククク

お縄ね………この状況、見えませんか?―――もう終わりなんだよ、この国はなぁッッッ!!

【手を広げて真下の惨劇を指さすようにして笑う、指の先を見れば………逃げ遅れた母子が寄り添い会いながら………倒れた。】
【そのわきへと視線を移せば、死の瘴気に当てられた自警団の一人が狂ったように笑いながら頭部へ銃口を突き付け―――引き金を引いた】
【レギンはその光景を狂喜しながら語り部のような口調で告げる。】


>>73
【そんな所に少女が放った紙飛行機が飛来する―――】
【レギンはそれを開けると、一度大きく顔を歪ませて笑うと、その紙飛行機を破り捨てようとするだろう】
【そして相手へと笑みを向けて、一度丁寧に頭を下げてからもう一度、笑う。】

フフ、ようこそいらっしゃいました………では宣言通り命≠かけて頂きましょうかッ!!
だが………それで私が止まる。という可能性は―――クク、ないでしょうがねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

【凶悪な笑みでブライトへも狂気を送る―――当然だが交渉は決裂だ、あとは示すしかない………力で。】
>>75
これはこれは………まさか貴女まで現れるとは、こんばんは八攫 柊。
フックク―――よくぞここまで………全く貴女は最後まで愉しませてくれる方ですねぇ………!

【笑いを堪えられないといった様子で身をよじりながらそう顔を歪めながら言い放つと自身の背後から何かを取り出す】
【それは腕だった―――血の滴る、黒い袖の腕………まるでどこかで見たことのあるようなその腕を、レギンは柊へと投げつける】
【見れば見るほどにそれは………彼女≠フ物のように………。】

貴女のお友達≠ヘここにくる途中でもう始末≠オちゃった………♪
最後は惨めなもんだったぜぇ………やっぱり騎士を気取っても女は女って所かねキヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッッ!

ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!

【それが本物≠ナあると告げるようにレギンは高らかに笑いながら腹を抱える―――真贋は分からない、分からないが】
【それが嘘であるという確証もどこにもなかった。】
>>77
ヒャッハーーーッ!着やがったなラッシュ・ワンスドッグッッ!!
手前にゃ話す言葉もねぇよ………話してるだけで………ックク、笑いが堪えらんねぇんだからなぁッ!

あの糞英雄≠フご加護は足りてんのかぁ?ッハッハ!骨董品の力でよぉぉぉぉぉ!!!

【レギンはそのまま笑いながら最後に現れた因縁の相手、ラッシュへと視線を流してから大きく笑い、手招きする】
【これだけの人数、そして力を持った者たちを相手にしながら未だ余裕といった表情でゲラゲラと笑っている。】
【そして、漆黒のオーラを一層色濃くすると、一度首を鳴らしてから一歩踏み出す。】

んじゃまぁ………始めるかッッ!!終焉の前の前菜と行こうぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

【パチン、と一度レギンが指を鳴らすと、巨大な白い10mの腕がレギンの背後の空間を突き破って出現する】
【それと同時にレギン自身も臨戦態勢に入り、周囲に4つの黒い蛇頭≠ェ出現し、レギンの周りを浮翌遊する―――。】
>>ALL
     まずは挨拶代わりだッッ!!これで死ぬんじゃねぇぞ雑魚どもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
        ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!

【レギンが四人に対して腕を振るうと、それに呼応するように四本の巨大な腕が一人に対して一つずつ放たれる。】
【ただでさえ10mもある腕の一撃だ、直撃すればただでは済まないだろう…さらにはここは屋上。】
【もし吹き飛ばされればそのまま一瞬で空中から投げ出される可能性もある―――注意が必要だ。】

       【レギンの背後では―――その腕の主≠ェ空間を破って現れようとしていた。】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 21:38:41.06 ID:RQDLVMa2o
>>78

……まあ、こんな御時世だ。
何でも屋なんてやくざな稼業の看板掲げてて、傭兵紛いの仕事(ビズ)が舞い込んでこない方が不思議ってものさ。

あの孔の事はよく知らない。俺の雇用主は魂がどうのって言ってたけど──
ただ、奴があの孔を再現なく拡げていったら、どういう事が起きて、どれだけの被害が出るかは判ってる。

【余裕があるのか並外れて好奇心旺盛なだけなのか、任務もそこそこにこちらを質問責めにする主(マスター)】
【対照的に──戦闘要員としては正常な事だが──冷静沈着ながらも今にも襲いかからんとばかり警戒心を剥き出しにする従者(スレイブ)】
【喜劇じみててんで凸凹な二人組の掛け合いに、問いには律儀に答えながらも些か拍子抜けしたような態度を見せる男だったが】

あの六罪王とは旧知の仲さ。奴がまだハーネットの姓を名乗っていた頃のね。
月まで吹っ飛ばしたり吹っ飛ばされたりするような間柄だったよ。
……曰く、『二重概念』の魔人。今風に言えば『蛇縁の魔王』。
生きとし生ける者全てを憎悪し嘲弄する、地獄が服着て歩いてるみたいなあの男が、
味方だけは生かしておく≠ネんて可愛い真似する訳がない。いずれは皆殺しさ。間違いなく。

────だから、

【相手が攻撃の意思を見せるや否や、迅速な対応を見せる。花嵐の踏み込みに合わせてこちらも前方へと踏み込み】
【事もあろうに右の前腕部を──楯にすると言うよりは半ば刀身の根本に叩き付ける勢いで、敵の刀にカチ合わせた】
【それとほぼ同時に銃口を花嵐に突き付ければ、至近距離で躊躇なくトリガーを引く】

退け。でなければ俺は躊躇わない!

【驚くべき事に、彼の右腕からは血液一滴とて流れ出ない。それもその筈、見れば彼の右腕は黒い装甲に覆われている】
【恐らくは機械義手か、或いは能力か。銃器を得物にするからといって、近距離に対応できない訳ではないらしい】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 21:41:51.44 ID:QfEwKNrJo
>>84
「来るってんなら――来やがれ嬢ちゃん。俺に、俺の本気を見させてくれ――。
なんだったら、本気の俺を倒してくれ。その程度≠セって思えたなら、俺は――――」

【赤熱するコンテナ、辺りを覆う蜃気楼。――それらは、暴風と相対する男の暴力性の結果】
【蜃気楼の向こう。獣のような縦長の虹彩をギラつかせて――相手を挑発するような言動を取り。暴風に火焔を叩き込み相殺していく】
【横から叩きつける暴風に対して、火焔の生み出す上昇気流でその風を上へと叩き上げる。焔が生み出すものは、焔だけではないのだ】

【危なげなく攻撃を回避しながら――火焔を、コンテナを縫いながらこちらへと接近していく少女】
【紅色の染まりつつ有る男の視界。そこにある生命は、焼きつくさなければならない。男の認めぬ本能≠ェ叫ぶ】
【同時に、化物ではない男の人間≠ェ叫ぶ。殺すな、と。せめぎ合う両面性。それらは男の中で膨れ上がり、行動へと帰結する】

「う、ォ――――ォォォオォォォオォォオォォオォオォッ!!」

【右腕を少女の方へと付きだして、目を細めながら少女の移動の軌道を確認。それに合わせて腕を微調整】
【手のひらに十字の裂け目が生まれ――血液が染み出すように、血色の火の粉が手のひらから散りだした】
【圧縮される火焔。そして、男の咆哮に答えるように――血色の炎弾が轟音を立てて少女を迎撃する】

「――――死んでくれるな……ッ! まだ、なんだからよォ――――!!」

【炎弾を射出する度に、表情が苦痛に染まり、顔が歪む。だが、それらを強固な理性でねじ伏せて】
【右腕を左腕で押さえつけながら――青年は、身体の随所に罅を作って、少女に相対している】
【この男の戦闘力はたしかに高い。だが、男を見れば分かる通り、文字通りの制御できない強大な力≠ネのだ】

【このまま火焔を燃やし続けていけば、きっと燃えるのは少女だけではなく――――】

【銀色の装甲は、いつしか手のひら部分を漆黒へと返上させていた】
【次第に装甲に奔る罅が増えていき、そして罅は拡張している。それにあわせて炎弾の威力は増していき、同時に男の苦痛も大きくなっているようだ】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 21:42:42.89 ID:CUBCUf8lo
>>80

「なら……壊してみればいいよ」
壊せるもんならね!

【彼女が何を思い、その言葉を口にしたのかを二人が知るはずもなく】

【しかし、彼女の“仲間”とは方向性こそ違うが、二人にも戻る場所はあるし、共に暮らす者もいる】
【―――そして彼らは、兵器としての自分達の働きに期待してくれている。それだけで十分。兵器には十分過ぎるのだ】

―――プシー、そっち行った!
「……わかってる!」

【魔力弾の反動で先端が上方へ回りかけていたパラソルを、“黒”は己の体を軸にして背中へと回転させる】
【するとその先端は足元、地面の方へ向く。そこから続けて、魔力弾が一つ放たれた】
【今度のものは、炸裂の性質を受けたもの。着弾すると同時にその場で炸裂し、周囲に衝撃とコンクリート片を撒き散らして】

「くぅっ―――――!」

【無論それは“黒”を襲い、その身体にぶつかっていく。しかしそれに対して一切の防御も取らず、寧ろその衝撃を利用し身を斜め前方へと飛ばして】
【光の刃が脚を掠めるが、コンクリート片による傷と深さは変わらない。結果的に回避は成ったと言えよう】

「それじゃあ、これならどう―――?」

【地面を転がりながらも身を起こし、素早くパラソルを構え更なる一発を発射】
【貫通性の強化を受けた魔力弾は、異形へと向かって放たれた。しかし、体を起こした直後で狙いは定まりきっていないのも事実だ】

大丈夫―――そうだね。ま、今のでやられるプシーじゃないか
「わかってるなら無駄口叩かない」

【すぐに“白”が駆け寄って、鎌を構えて“黒”の前に立つ】
【あくまで前衛と後衛―――その姿勢を崩すつもりはないようで】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 21:42:52.43 ID:HedNckfM0
>>79
【形あるものを全て破壊する、単純明快な目的。それ故に武装集団の行動もエスカレートする。力に任せて破壊し、粉砕し、蹂躙する。】
【この破壊の饗宴に、招待客は居ない筈なのだが……呼ばれざる客が到着したようだ。暗い施設に、紅蓮の熱線が閃く―――】
【エスカレートしていた武装集団は対応できるはずもない。果たして――――或る者は炎に身を包まれ、或る者は四肢を焼き切られた。】
【闇夜の施設に響き渡る断末魔の悲鳴。無残にも引き裂かれた肢体。一瞬のうちに破壊された兵の数々……襲撃者はかなりの力を持つようだ】


【瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図となった施設。そこに、件の男がコツコツと歩みを進め――――唐突に、高笑いを上げた】

ハーッハッハッハッハァ!!ああ、素晴らしい!!願ってもいない来客のお出ましのようだ!!
君もこの宴の参加者かい?いや、聞くまでもなく参加者だ!そうに違いない!!―――私の目の前で、「破壊」を見せてくれたのだから!!
さあ、君ももっと壊してくれたまえ!兵か!?余波を受け蹂躙される建物か!?なんでもいい、存分に破壊してくれたまえ!!

【熱線を受けた兵を一瞥するなり嬉しそうな表情を見せたのは、きっと気のせいでは無いだろう。むしろ、この場の兵が倒されるのも歓迎するような態度……】
【狂ったように笑い声をあげる男。最早正気など疾うに捨ててしまったかのような恍惚の表情を浮かべ、ただただ少女を見つめる】

ああ、もう我慢ならない!!私もだ!!私も壊したくて仕方がないのだ!!
フフフフフ……さあ、存分に壊しあおうじゃないか、ご来客のお嬢様よ!!

【やがて我慢の限界とばかりに顔を歪ませて笑い、黒い男は真っ直ぐ少女のほうへと走り出し、槍の届く間合いに入れば突きを放つだろう】
【手には灼熱の槍、真正面から突進して突くという単純な攻撃だが……突きを放った瞬間、槍の穂先から発生する「瘴気」を感じるかもや知れない】
【この瘴気は高熱のガスとなっている。最小限の動きで穂先だけを回避しようとすれば火傷を負う可能性もあるが―――】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 21:45:54.56 ID:rmPRER8Qo
【ルルーメン旧市街・旧兵器工場】

【かつて、人々の営みの中にあったであろうこの地は、やがてその営みを蹂躙する兵器の産まれる場所となり】
【今は、戦場そのものと化していた。常闇の国の夜空に穿たれる、"孔"が、この場所からも見える】

【そこから溢れ出す、"死"。この夜都は、今やまさに地獄の釜の底だ。その中にあってさらに、この兵器工場には血生臭い気配が漂う】
【地表に点在する、放置された実験用地雷。瘴気の如く漂う、有毒ガス】
【さらには、工場内部に打ち捨てられた兵器も見て取れる。ガスマスクをつけた機関兵らの走る足音が、そんな空間に響き渡っていた】


……思えば、レギン様の戦列に直接加わったのは、これが初めてだな。それが、このような大舞台になるとは……
あれが、始まりの巨人=c…まったく、私の予想など容易く飛び越えてくれる……

【そんな、死臭に満ちた地区、工場の正門前にその大男は現れた】
【身長2メートルを超えているであろう、大男だ。薄汚れた灰色の作業着の上に、黒いラバー地のエプロン、足には黒いゴム長靴】
【角ばった顔つきに、短めに切り揃えられた黒髪。その黒髪の奥、額いっぱいを埋める巨大な一つ目】

【本来の両目の位置には、黒い瞳の義眼。両耳はひどく歪んで黒ずみ、両手の親指も異様に細長く、黒い】
【およそ、人の範疇から逸脱したその姿は、今この時に限ってはむしろ場になじんでいると言えるだろうか】

【作業服には、すでに返り血が付着している。その姿を見ればわかるだろう。今、この国を蹂躙する、機関の一員であることが】


(左腕の傷は、まだ完治してはいないが……そうも言っていられない)
(タイタニック・ノアを賜った借りを、返さねばな)

【さらに、その大男は全長1メートル半以上にもなる、長大なバトルアックスを携えていた】
【黒と金をベースカラーとしたそれの柄に付けられたカートリッジには、常闇を切り裂く白いマギタイトが組み込まれている】

【空を切る音と共にバトルアックスを振るい、刃についていた鮮血を飛ばすと、大男が歩を踏み出す】
【新たな破壊の対象を探しに行くのだろう。今、この場に迫りくる正義の使徒には、まだ気付かぬまま】


/襲撃側、カニバディールです
/ねこやまの方、よろしくお願い致します!
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga]:2013/11/02(土) 21:53:14.67 ID:RQDLVMa2o
//>>86訂正
//蛇縁の魔王→魔縁の蛇王
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 21:57:36.42 ID:qSAZIBI40
>>86

 ふむ、知らないのか
 だが雇用主は知っているようだね

【ソロモンは残念そうにしかし雇用主のことを言うと興味ありげに言った】
【そしてレギンのことを言うと】

 ふむ、なるほど確かにあの人ならしそうな
 だがまあ、月まで吹っ飛ばしたり吹っ飛されたりって何それマンガ?

【ソロモンはそのように言った】
【だがその口調は面白そうだった】

【そして花嵐の攻撃と男の一連の対応を花嵐はくらった】
【そして至近距離からの銃弾を花嵐は受けた、その銃弾は肩に当たった】
【しかし、ひるみもせずにその腕を叩き切るように力をこめた】

『あまりこの刀を甘く見るなよ!』

 さて、私も行動するか

【そう言ってソロモンは何枚かの魔方陣が紙を取り出した】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/02(土) 21:57:53.31 ID:2nXEPIq1o
>>87

【気を抜いたら彼女すらも飲み込んでしまいそうな焔、それはきっと感情の焔が如く】
【貴方の抑えきれない怒りや憤りが炎の形を借りて具現かしたかのよう】
【――――――肌を焼く感触はきっと、生命の燃える煌めきみたいに】


……っ知りませんよ!貴方の本気だとか、そういうものなんて!
でも、でも、それは決して理由になんてならないんです!力を振るう理由にだなんて!
それでも、それでも――――――まだ戦いたいって言うのでしたら


【彼女の言葉と同時に翡翠色が零れ落ちる、涙が如く瞳から剥がれ落ちる】
【それは純白のドレスを伝って、やがて彼女の細い両足へと纏わりつく】
【薄い風の奔流、それはさながら意思のように彼女の足へと絡みついて】

【体勢を低くして地面を蹴ったなら、まるで背中に翼が生えたかのように飛翔】
【空中で一度くるりと前に回転したなら、彼女の長い後裾が羽ばたいた】
【白いドレスの断片が踊る様子、さながら胡蝶で舞う踊り子が如く】


――――――貴方が本気を出す前に、お望み通り吹き飛ばしてさしあげます!
羽ばたいて、Amity Affliction=I!


【蹴る°中で貴方の発射する炎弾を、まるで空中に浮かんだ足場の如く蹴りつけていく】
【空中を舞う彼女は、上から炎弾を蹴って、さらに跳躍、前へ前へと進んでいくのだろう】
【重力を感じさせないほどに疾く、前へと進むのだろう】

【けれども、炎弾は数を重ねるごとに威力が上がっていく、進む度にその威力に押されるかのよう】
【貴方の数m前で炎弾に躓いたかのように、姿勢をぐらりと傾かせて、そのまま地面へと落ちるだろう】
【片膝をついて、少し危険な形で着地、距離は縮めたものの無防備な体勢だ】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/02(土) 22:02:09.03 ID:oAnqPRBuo
【ルルーメン市街地・オフィス街にて】
【ビル街の大きな街道のど真ん中、いたるところに掲げられる数多の夜の国の国旗を見上げながら呟く者がいる】


……アタシも機関に入って長いがレギンと共同の作戦に参加するのはもしかしなくてもこれが初めてッスね
歴代の六罪王の中でアイツの噂は比較的多く耳にする機会があったのに……アイツだけは未だにキャラクターが掴めねえ
一介のエージェントから頂点の地位にのし上がったという点では共感が持てるが、あのレギンって男はこんなアグレッシブな男だったんスか

「元々そうした激情を秘めていたようには見受けられた、特にその凶暴性を顕にするようになったのは六罪王に着任してからだが」


【茶色の長い髪を左右でお団子状に丸め、もみあげを鎖骨の辺りまで伸ばした形の髪型】
【濁った鳶色の瞳にレンズがやや大きい丸型の眼鏡をかけ、首の所には赤に黒のチェック柄のストール、そして耳には通信用のインカムを付けている】
【前の開いたダッフルコートの下から、灰色の生地に赤、黒、黄とややカラフルで大き目なボタンのシャツが覗き込んでいる】
【黒いスカートに、白地に黒の菱形のマークが縦に並んだソックスに茶色のローファーの少女だ】

【彼女に付き従うように立っているのは、全長2mほどの大柄な体躯、弾けるような全身の筋肉を白と青の装甲で覆い】
【金色のたてがみを靡かせ、胸に"T"と刻印されたプレート、腰のベルト部分の場所にカノッサの逆五芒星のエンブレムを象った獅子の"怪人"だ】

【少女は耳に付けたインカムのマイク部分を人差し指でトン、トンと叩きながら街道の先を見据えながら呟く】


国を取り、滅ぼす作戦……ねえ
国を欲しがるアタシ的には内心おだやかではないんスけど、アイツに対しては今後どう接したモノかね

ひとまずは置いておくとするッス、稼ぎ時だからな―――まずは目の前の仕事を片付けるのが先ッス


【そう呟きながら少女は見据えた先から感じる―――二つ分の『敵』の気配を感じ取りながら】
【獅子の従者を従え堂々と正面から、正義の刺客たちを受けて立つ体制を取り始めた】

/大変遅れました!コマチです!
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/02(土) 22:02:09.71 ID:CrmxkDHho
>>73,75,77,83

【レギンの言葉――――空間を支配する重厚な闇、階下で広がり続ける地獄=\―――】
【そのどれをも、一つも余すことなくその五感で感じ取る。ふと、アサドは目を閉じて】
【――――知っている。自分は、この地獄≠フ味を、知っている】
【そうしてもう一度、目を開いたなら。そこにある銀色は、獲物に食らいつく獅子の眼光となっているだろうか】

…………そうだな、あんたのせいでこの国は滅茶苦茶だ。
だが…………地獄を地獄のまま終わらせねぇのが、終わったものを終わったまま終わらせねぇのが、俺の仕事なんでな。

なぁ、あんたの起こしたこの惨状の後始末は、俺達がやってやるからよ。
だから――――――てめぇは、安心して往生するんだな―――――――ッッ!!

【――――遠吠え、なんてものではない。闇の中を響き渡るその声は、心胆を震え上がらせる百獣の王≠フ咆哮に等しかった】
【その勢いのまま、右腕だけで構えた銃砲の照準は、一瞬にしてレギンの胸元を射抜いていく】
【もはや、両者に言葉は要らない。あとは、引き金を引くだけで、戦いの幕は切って落とされる】

【――――しかし。その引き金を引いたのは、レギンの方が先だった】

う、おぉ………………ッ!!?

【ごぅと空気を押し退けて迫り来る巨人の腕に対し、アサドは即座に銃砲を両手で抱えると】
【見るからに重たそうな銃砲をものともしない速度で、真横へと疾走していくだろう】
【しかしあまりに巨大な腕からは、完全に逃れ得ず――――がきり、と、銃砲の照準が地面に向けられ】
【直後、どごん、というくぐもった爆音。ゼロ距離で地面に放たれた砲弾≠ェ炸裂したのだ】
【アサドは、その反動を以てして真横へ吹っ飛び…………辛くも、巨人の腕を回避するだろう】


【そうして回避した後もしばらく砲撃の勢いは止まらず、そのままごろごろと無様に地面を転がっていって――――】
【その途中で、アサドは改めて周囲に現れた人影をその瞳に捉える】

(予想通り…………俺ひとりじゃなかったか)
(民間の能力者か? 何にせよ――――ここまで来るぐらいの連中だ、心強ぇな)

【素早く体制を立て直して横目で周囲を確認すると、そこには同じくレギンと対峙する姿が三つ】
【しばし思惟を巡らせれば、アサドは彼らも十分な戦力になると判断し、にぃ、と小さく笑う】
【ひとりでいるのと仲間がいるのとでは、戦力的にも精神的にも天地の差だ。部隊長であるこの男にとって、それは身近な真理のひとつ】

――――おい、あんたら! 俺は自警団のアサドってモンだ!
俺が後ろから支援する――――今更言うまでもねぇだろうが、無茶すんじゃねぇぞ!

【彼らへ向けて手早く最低限の名乗りを済ませると、アサドは戦場全体を見渡し、残る三人の動きを念頭に入れて立ち回りを考え出す】
【普段から司令官として動いている男だ――――即座に、自分の役割を後方支援と定めると】
【バックステップで距離を取り、腰を深く落として片膝を突くだろう。それは、明らかな砲撃体勢=z
【その照準は、レギンの足元へと向けられて】


挨拶代わりだ――――受け取りなッ!!

【直後、心臓を打ち据えるような爆音――――!!】
【アサドの誇る巨大な銃砲がその本領を発揮し、砲撃≠ニいう手段を以て牙を剥く】
【撃ち放たれた橙色の魔弾≠ヘ、レギンが対策を取らなかった場合、ちょうど彼の手前の地面へ着弾】
【着弾と同時に爆発を起こし、その足元を薙ぎ払って体勢を崩さんとするだろうか】

【ただこの攻撃、元々非殺傷用途での制圧弾であるが故に、例え直撃しても手足を千切り飛ばすような威力はなく】
【また弾速自体も、ギリギリ目で負える程度のものだ。適切な手段を取れば、回避も防御も難しくはないだろう】

96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/02(土) 22:03:43.61 ID:KnMr4spb0
>>88

言われなくたって!!
(……そう、壊せないのなら、私がここで死ぬだけ……壊れるだけ……その為にも、戦うんだ……!)

【――――2人の心中を、少女は知らない。だが、仮に垣間見る事が出来たのなら、そこに深く同調するだろう】
【所詮、人として生きてみようなど思ったところで、その先には何もなかったのだから。だからこそ、戦う事に己のアイデンティティを見出そうとしている】
【兵器としての本分を誇る事の出来る2人を、あるいは少女は羨ましがったのかもしれない】

……ッ!
(自爆……その勢いで回避するつもりなんだ……!)

【振るった刃が、頼りなくかする手ごたえを感じながら、異形は自分の横をすり抜ける“黒”の姿を見送っていく】
【まるで、先ほど“白”の振るった刃を、自分がすれ違いざまに跳び越える様に、敢えて前へと回避する、その姿を】

くっ、この状況で……――――っぐぅァッ……!

【着地して、自らの跳躍の勢いを殺す為に踏ん張る背後から、更に一撃が放たれる】
【振り返りざまに、再び左手の盾を構える異形だが、ふと気がついてその構えをやや斜めに傾けた】
【――――直角に、真っ向から受け止めるより、やや角度をつけた方が、衝突の勢いを分散できる】
【例えば、装甲兵器の装甲を作る時などの、防御の基本である。それを異形は、咄嗟に実行したのである】
【その身体は、ほとんど魔力の塊であると言っても過言ではない異形は、外部からの魔力の感応にもある程度の力を持っていた】
【それが、今度の一撃は先ほどよりも危険であると感知させ、咄嗟に受けの姿勢を形作らせたのである】

【――――とは言え、それで完全に魔力弾をシャットアウトできるほど、甘くはなかったようで】
【貫通こそされなかったものの、逸らして弾き飛ばす際に、左腕をやや深めに抉られてしまう。硬質の腕が、ガリガリと削れた跡を晒して】
【異形の口から少女の声音で、苦痛の呻き声が漏れた】

(……不味い。1対2で、しかもこういう形でポジションを作られると、『セイバー・フォース』じゃ辛いかな……!
じゃあ……この状況、敵対の相性、地形を活かすには……!)

【――――基本的に、現在の少女の扮している異形の姿である『セイバー・フォース』は、出来る事は『剣士』の発展形に過ぎない】
【それはつまり、状況に対応してそつなく戦える代わりに、状況を活かしてより特異な攻め手を使うと言う事が出来ないと言う事でもある】
【その中で、前衛と後衛のポジションを堅持し、互いの力量を活かし合う2人の敵と相手にするのは、やや荷が勝ち過ぎたと言わなければならない】
【――――少女はその判断を下し、更なる力を行使する事を決意する】

――――『ギガンテス・フォース』!!

【つまりは、別の力を行使するべく、新たな姿を得る事――――再び閃光を放って、その姿を変じさせた】

【3m程の人形の様な巨体】
【土偶とも、石像とも表現できそうな威圧感を備えている】
【寸胴で、巨大な腕を備えており、腕の先端には、半透明のラベンダー色の爪がついている】

【やや左腕の抉れに先ほどのダメージの名残を残して、異形は巨人へと姿を変えた】
【車両が通る事を想定して、やや高めになっているこのトンネルの天井ですら、ギリギリに感じさせるほどの巨体で、その場に仁王立ちして】

/ただ今戻りましたー
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/02(土) 22:03:45.58 ID:CrmxkDHho
/ぬああアンカミス…………83ではなく>>85宛でした
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 22:06:27.33 ID:/aUuf1+No
>>85

【予想通りの返答に、彼女は短くため息を吐くのだろう】
【破り捨てられた紙飛行機にも狂気じみた高笑いにも、これ以上の怒りは湧かない】
【前言は撤回しない。自分がここに立つ以上、これ以上彼の好きなようにはさせない】
【だから――災厄を打払う覚悟と少しばかりの勇気を、青い瞳に灯した】

【同時に、彼女は能力を発動させるだろう。首周りに青いリングのようなものが浮かび上がる】
【そして冷たい水に浸されるような感覚が周囲に満ちてゆく】
【魔翌力のようなものではないが、それで例えるならば聖の属性が近いだろう】

【最後に一度、彼女は戦場に似つかわしくない乾いた音を響かせるだろう】
【スケッチブックを捲る音だ。ペンを握り直したならば、もう一度言葉を紡いでゆく】


『可能性がなければ作るだけです。
 自制が利かないなら私が枷をしてあげましょう。ただし、少しの痛みくらい覚悟してくださいね。』


【くるりと裏返せば、そんな台詞が書かれているだろうか】
【青年が見ようが見まいが、しばらくすると彼女も動き出す】
【――というよりも動かなければならなかった。あれを避ける術が自分にはほとんどないからだ】

【ダメージ覚悟で彼女は賭けに出る。地面に伏せて意図的に攻撃をかすらせようとするだろう】
【少しでも上を通過するように、攻撃をいなせる角度で軌道上に青い刃を生成した】
【直後、パリンとあまりにもあっけない音を立てて刃が割れ、腕が全身を打つ】

――ッ

【衝撃で軽く飛ばされたが――それだけで済んだ】
【とはいえ、鍛えてもない身体にはかなりのダメージが蓄積されてしまった】

【ふらつきながらも立ちあがると、彼女は青年へ向けて手を翳すだろう】
【すると掌に青い光が収束し、やがて弾けると複数本の矢を形取った】
【青い矢は青年へと一直線に放たれるだろう。狙いはどこだっていいが、綺麗に急所を外している】
【加えて、あまり頑丈なものでもない。武器か何かで叩けば簡単に壊せてしまうだろう】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 22:07:41.71 ID:46Az9VWL0
>>90


【ルルーメン旧市街・旧兵器工場】


【其の工場の規模は、全盛期の繁栄振りを彷彿とさせる。かつての市街地に位置していたのだから、当然なのだろうか。】
【然し所々錆びて見える其の建物は、今や物々しい雰囲気を放出していた。健全な人間ならば、到底近寄ろうとさえしない、そんな場所で―――。】

【月光にボッと浮かび上がる一つの影。其れは、不穏が闊歩する此の一帯には、随分と不釣り合いな少年だった。】

【少し短めの艶やかな黒髪に、黒曜石の様に黒く、透き通った黒色の眼。どちらも月明かりを反射させ、時折煌めいて見せる。】
【無地のグレー色のフードが付いたパーカー。襟元から流れる白い紐は、少年が動く度にブラブラと揺れ動く。】
【下に履いているのは、裾が少し広がった焦げ茶色のバギーパンツ。注視すれば、其れが迷彩柄である事に気づけるだろうか。】
【白を基調として、所々に青色と赤色のストライプが入ったスニーカー。シンプルながらも、中々お洒落な靴。】
【耳には少しフレームの太い黒縁のメガネをかけ、背中には、黒色のショルダーバッグが斜めに背負われていた。】
【パーカーの袖から覗く腕に、目に見えて分かる程筋肉が付いている事を除外すれば、至って当り障りのない、普通の身形だ。】

【何やら物陰を一つ一つ、丁寧に覗き込んで居る。其の様子は、どうやら其の辺りを物色をしているらしく。】
【探しているのは―――避難に遅れた人が居ないか、或いは其の場を動けない人が居ないか、と云う事を確認する為。】
【人間は、逃げられる状況に在るにも関わらず、恐怖心により其の一歩を封じられ動けないという状態に陥り易い。】
【此の少年は其れを良く理解していた。だからこそ、街中では無く此の様な人気の無い場所を選び、警備を始めて居るのだった。】

【ふと目に入るのは2つの手榴弾。ピンが既に外されている故、爆発の危険性は一切無い。然し此の少年は其の2つを両手に取って、】
【背中のバッグの中に押し込んだ。此れがキッカケになったのか、人探しのついでに、少年は他に使える物は無いかと、辺りをキョロキョロ見回して見る。】
【兵器工場と云うだけ在って、物騒な物は星の数程在った。中でも彼でも知っている有名な拳銃一丁とサバイバルナイフを取った所で少年は外に出る。】

【―――遠くに、人影。2m程の身長、返り血の付いた作業服に、額を占拠する巨大な一つ目。】
【持ち歩くだけでも大変そうな斧を除けば、見覚えの有る身形だった。"NO.29―――カニバディール"。】

【少年は正にげっ、と言いたげな表情を作る。軽く見知っているとは言え、所属している組織から考えても、明らかに敵対関係に有る両者。】
【作業服に付いている返り血を見れば、もう既に"済んでいる"事を悟る。矢張り、少年は彼の方へ突っ込んで行くのだろう。】
【勝機は―――其処まで有る訳では、無かった。彼を動かしたのは、根本を支えている正義感と少しばかりの、―――とある欲望。】


/こちらねこやま中身です!
/本日はよろしくお願いします!
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 22:09:22.67 ID:QfEwKNrJo
>>93
「だったら止めてみせろつってんだよ!!
――風も炎も大切な物も何も全部、焼きつくしてやる! 俺自身もなァ!!」

【理性が次第に焼け焦げていく。そして、人の身に人ならざるを内包する男は――人ならざる暴力性を表へと引きずり出しつつ有った】
【望んだわけではない。だが、こういう存在になってしまった。そして、こういう己を受け入れられる場所は、恐らく正義ではない。そう思ったから】
【男はカノッサに居る。孤独の中立から、つながりを求めて悪へと堕ちて。そして、堕ちた先で苦しみ、こうして雄叫んでいた】

【少女の飛翔に合わせて、男の腕もまた対応して上へと射角を変更していく。火焔の苦痛は増す、しかし威力もまた同時に増していた】
【拮抗。少女が踏み越え、男が放つ。決死の攻防、そしてそれでも徐々に少女は距離を詰めていき――男もまた、膝を曲げていた】
【少女の着地。ぐらつき片膝をついた態勢、それに対して男の伸ばし踏み込む右足――送る左足には、紅のひび割れが】

「フルカウル――――――ッ!! バーストステップ!」

【脚部が瞬間、白銀の装甲によって包み込まれる。直後、男の足元が爆砕。送る左足から爆風が発現する】
【爆風が生み出すのは破壊だけではなく、その爆風の速度を男の全身を前進させる為の動力としての役割も】
【紅蓮の暴風を纏いながら男は接近していき――左膝を地面を滑るように前方へと突き出した】

「落ちろや!!」

【脚部は大腿から白銀の装甲に包まれており、大分その装甲は硬質といえる】
【その硬質な装甲が火の粉を纏いながら――少女の顔面を丁度高速で狙い撃とうとしていた】
【容赦なしの隙狙い。爆風を活かしての具足での膝蹴りは――回避を得意とするだろう少女に、届くだろうか】

【幸い男の挙動は高速では有るが、爆風を用いる以上直線的なものであり、咄嗟に気づけば転がるなりして回避をすることは十二分に可能だろう】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage]:2013/11/02(土) 22:21:05.94 ID:vB9hMSreo
>>94

【今から時は少し遡る――】

「暗いの怖ェーよォー、アウ、どうにかしてくれ!」 『はいはい』
『まったく……自分から来ておいて……』 「だってよォー、良い感じのバトルの気配がしたからよォー」

『…………しかし、この気配……私はこれ以上先に行けませんね』 「えェー、一緒に来てくれよォー」
『また"物"になっても良いのですか?』 「……ちぇーッ、わかったよ、一人で言ってくるぜヒャッハーッ!」

【――こうしてこの場に乗り込んできたのが】
【ガタイが非常に良く、筋肉モリモリな20代前後に見える男性で、2本のアホ毛を持つ深緑色の髪で、それは天へ向けて逆立っており】
【身長約175+髪15cm、青紫色の左目と、白目が漆黒の空洞に見えて瞳や虹彩は狂気を感じる赤色をした右目に】
【黒色に桃色の模様を持つ帽子付きウィンドブレーカー、その中に青のタンクトップ、紺色のジーパンの様なジャージ、黒基調の運動靴】
【……そんな、明らかな筋肉バカである】

「うゥ……駄目だ、なァーんかよくわかんねェーけど、空気が気持ち悪ィ」
「アウに暗いところで動けるようにしてもらったけど帰りてェ」

【――あの巨人の影響なのだろうか、あまり気分はよくなさそうだが】 【それでも、彼には目的がある】

「だけどよォー、そこのあんたたち強そうだなァー、さァー、バトルだバトルゥッ!」

【それは……国のためだとか、人のためだとか、そんな善き行いをするためではなく】
【"自分のため"――戦いたいという本能を満たすためだ】 【通り魔と何ら変わりない奴である、ただ不都合で敵なのには変わりない】

「ヒャッハーッ!!」

【なんとなく、同じような体つきに惹かれたのだろうか?】
【まず、彼が襲い掛かるのは"怪人"の方だ】 【軽やかで重量的かつ俊敏な、そんな感じで怪人に思いっきり駆けてくれば】

「まずはそっちから!」 「くらえェーッ!」 「ニィィーードォーーーゥ……アァームゥッ!」

【右腕に彼の髪の色と同じ"緑色の棘"を生やし、怪人の腹部目掛けて、駆ける勢いを乗せてのストレートを繰り出す】
【単純にパワーがあるだけではない、それに加えて"棘"もある――"打撃"と"刺突"を同時に行う、一撃だ】
【棘は、何かしらの攻撃をすれば、あるいはある程度の硬度があれば、簡単にへし折れてしまうだろう】

/ヘケメト(単騎)です、よろしくお願いいたします。
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/02(土) 22:21:38.86 ID:N5Q4oY4L0
>>85

【見開いた橡色が動揺を伝えた。絶望、慟哭、怨嗟にすら堕ちかねない激痛―――――そんなものが、手に取る様に伝うだろうか】
【微かに震える項垂れは否応がなく、けれどやがては其れも面を上げて】

……最後まで……何処までも、何度も彼女は勇敢に戦った筈だから。
此処で膝を折る訳には行かない――――――――
私が戦い続けることを斬華は望んだ。あなたの様な怪物から、生きるべき皆の日々を守り抜くためだ……ッ!!

“人”は生き抜ける。絶望は続かない。
今度こそ総てを終わらせるわレギン――――――貴方が笑い罵倒した、剣の誇りを教えてあげるッ……!

【あのディネム山脈の夜の後。恐らくは生存していながらも、再び出逢うことが出来なかったこと。……今度こそ、あの女(ひと)との可能性を失ったこと。】
【魂が軋むまで悔いても足りぬ痛みを、けれど柊は受け止め、踏みしめる。前へ、前へ、前へ、前へ、】

【明らかに激昂していながらも、絶対に必要な判断力は失わない―――――焔宿す透徹した意志は、一段と靱さを増した様で】
【それは他ならぬ仇を見据え、留まった。斃れた守り人たちの光を受け継ぐかの様に、穢されぬ輝きが闇を灼いていた。】



【“そして、それが彼女にさらなる速度を与える”。】

【―――――――キュン、と閃光の裂く様な音を伴う無謬の疾走。剣士の全身を揺るがす凄まじい衝撃/だが巨腕の余波だけを受ける様に、最低限度の回避を終える。】
【死角へと抉り込む様に滑らかに角度を変え、レギンから見て右に弧を描く。そして流れるように向き直ると、銃弾の如く直線が昇って―――、】

――――――――――……ハァアッ!!

【レギンから見て右斜め下、眼下の闇から柊が接近した。擦れ違い様に右脇腹から左肩口へ、懸り打ち。横一線の刃が闇を裂いて】
【成功しようとしまいと、初撃は其れで終いだろう。手近な蛇の頭を蹴り、宙を返る様に屋上への帰還を試みる】

【妥協のない速度と絶対の精密性、全身の生む剣圧が込められた一閃。鋼鉄の鎚が逸れぬ様に、慣性でさえも足場に足る。】
【……始まりから全霊を揮うことは、誰の目にも明らかだったのだろう】

【ならば幾度も柊の戦いを見届けたレギンなら、切断概念の太刀金翅鳥=Aその破壊力は身で識るより良く解るはずで】
【だが、その刃さえも蛇眼の男には届くのか。或いは中途で迎撃を受けることも、不発もまた確かにあるひとつの可能性であり――――、】


【だからこそ、其れはけして停まらない。傷も痛みも忘却して、力の続く限りは己が戦術に徹する。】

【攻撃であると同時―――――共に戦う彼らから注意を離し、刹那でも隙を生みだすことが狙いだった】
【魔王が牙城を切り崩すために、持てる総てを以て全霊を揮う――“孤剣”たる戦いを貫きながら、それは“人”としての戦いに終始していた。】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/02(土) 22:22:30.90 ID:2nXEPIq1o
>>100

【視界が大きく揺れる、呼吸する度に大きく上下する胸元】
【肺へと流れこむのは灼熱の風、それすらも喉元を焼く凶器へとなって】
【ただでさえ激しい運動をした後だ、体力が大きく削られたのは言うまでもない】


……止めますよ、止めてみせます――――――!!
灼かれる風の悲しみを、貴方へと、叩きつけて
そしてもう、何も灰にならないようにと!貴方を鎮めてみせます!

だから、力を貸して――――――!!


【肩幅に両足を開いて立ち上がる彼女、膝が前方に折れかけて体勢がぐらりと崩れる】
【けれども視線の先に在るのは高速の弾丸≠サう形容しても差し支えのない貴方】
【唇の端を噛み締めた、脳内を駆け巡るのは、走馬灯の如きメモリー】

【前方へと姿勢を倒して、彼女もまた、前へと踏み出す、その一歩の間にも貴方はぐんぐんと距離を縮める】
【呼吸を一つ吐いた、吹き抜ける風は燃え盛る夜の中、一滴零れた涙みたいに】
【どこまでも澄んだ、清涼な夜風の成れの果て】


――――――Manifest Destiny=I!


【貴方の膝が彼女の顔面を捉えるよりも前、彼女は顔の前に右の手を翳すだろう】
【瞼を一度閉じて、開いたなら、右の目にはもう翡翠色は欠片も無くて――――――】
【そこに彩られる銀色の瞳から一陣、涙が剥がれ落ちた】

【右手に纏うのは銀色の風、そして彼女はその手で、貴方の膝蹴りを受け止めるだろう】
【感触は鈍い、まるで鉄板か何かに足を強打したかのよう、貴方の爪先にもそれ相応の衝撃が奔るはずだ】
【そして同時に、彼女もまた衝撃に押されて数歩、後方へと吹っ飛ぶだろう、尻もちを付く形でなんとか受けきる】

【――――――オッドアイとなった両目がはっきりと貴方を捉えたなら】
【尻もちをついた形で、はぁはぁ、と荒い呼吸をしていた】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/02(土) 22:22:50.09 ID:dCnl0Z0Co
>>83

格好、名前、武器―――どこからどうみても櫻の国だろう? 今は水の国自警団に身を置いているが元々は櫻出身。櫻の国自警団にも所属していた
―――……それがどうかしたのか? この刀が若干気にでもなったか……もしそうなら、きっと刃に込められた退魔の力にでも反応したのか?

【見ての通りこの男、櫻出身である。瑛月はそのような質問を飛ばす彼女をやや怪訝に思い、懐疑的の視線を投げかける】
【そういえば先程彼女の視線が左腰の刀に向いていたことを思い出す。この刀、彼の家に代々伝わるモノであり―――】
【数々の陰陽師がこの刀に退魔の力を込めたらしい。その効果か、この刀に切られた者はやや魔翌力と能力が一時的に弱体化する】
【無能力者の彼に与えられた、唯一無二の牙。その刀、名前を「御代櫻」と言うが―――感じられる者には感じられる、神秘的な雰囲気を漂わせていた】

【其れが、落ち着きながらも鋭さを秘めた男の雰囲気と混ざり合って。男は黙って、彼女の答えを聞く。―――視線は彼女の瞳を捉えて動かなかった】
【彼女が言い切り、無言が流れる。―――静寂が5秒ほど続けば、ゆっくりと瑛月が口を開き、静かに言葉を紡ぎ始める】

……―――君は俺に似ている。少し前の俺―――SCARLETに入る前の俺に。
君にとっては興味も沸かない、一人の男の昔話だが……先程言ったように、俺は櫻の国自警団に属していた。理由は正義の為―――ではなかった。
―――我が流派、一刀正伝唯刃流……無能力者が、能力者に対抗するための剣術。其れを証明する為、そして祖父の無念を晴らす為だった。
悪から民を護りたいという感情よりも、とにかく「この剣で能力者を倒す」―――そのことばかり、考えていた。
俺に剣を教えてくれた祖父は―――何も訓練もしていない、ただ能力を振り回すだけの悪党に殺された。……この無念を、その屈辱を。晴らすために、剣を振るっていた。

―――これも復讐。……そうは言えないだろうか。

【過去の中邑瑛月は、正義よりも自身の剣の証明を、そして復讐を優先していた―――そのように取れる言葉が並べられて】
【……そして、彼女に問いかける。―――自分も、彼女と同じようなもの「だった」と。……ということは、今は違うということ】

君の選択は正しい。……激戦の連続が、悪との壮絶な戦いが君の心を正しいモノへと導いてくれるだろう。―――俺がそうだったように。
此処フルーソを絶望に陥れたカノッサ機関……俺は何度も彼等と戦い、必死に護り続けてきた。勿論目の前で失われる命も沢山見てきた。
―――苦しい経験だが、其れ等が自分の正義を堅牢にし、大きくさせる。……それだけは保証しよう、君が行く道を先に進んできた者として。

【未だ瞳は彼女から動かず。つまり彼女が顔を上げれば、瑛月の深い濡羽色の眼光が―――意志の強さを感じさせる輝いた其れが、彼女の瞳とかち合うだろう】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/02(土) 22:25:08.95 ID:N5Q4oY4L0
/あああ描写ミス…ッ!

>>102、攻撃描写、

×【 … 横一文字の … 】
○【 … 逆袈裟の … 】

です。
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/02(土) 22:28:28.82 ID:oHWrblI8o
>>85

【立っているラッシュの上に、黒い影がおっかぶる───月光を遮る巨大な腕が振りかぶられた】
【驚愕も動揺もしない、ただ腕を一瞥して】

【轟音。巨腕がラッシュを捉えた───いや、ラッシュが大剣の峰で巨腕を捉えたのだ】
【当然耐え来れる物ではない、押し切れる筈がない、ラッシュにもそれはよくわかっている】
【だから、ラッシュは一瞬だけ踏ん張って耐えた後に、両手で柄をしっかりと握り大剣を跳ね上げる】
【『受ける』のではなく、『逸らす』事で、拳を明後日の方向にやってやり過ごした】

【直ぐに体制を立て直したラッシュの背中の翼が、激しく燃え上がる】

笑ってられんのも今のうちだぜ…レギンッ!
テメェがバカにした英雄≠フ力でテメェは敗れるんだ!今ここでなぁ!!

【次の瞬間、ラッシュは加速した。地を駆け、巨腕の横を擦り抜けて真っ直ぐレギンに向けて接近する】
【巨腕の本体は驚異だが、しかしそれを操るレギンはそれ以上に驚異、先手必勝で抑え付ける手に出た───個人的な考えもあるが】

【接近出来れば、ラッシュは両手で持った大剣を右下から振り上げるようにレギンに斬りかかるだろう】
【スピードを乗せた、勢いのある攻撃だ】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 22:29:04.15 ID:D2kMN/wY0
>>89

【自らが放った攻撃により武装集団の大半がこの世を去ったことを確認した少女は、傍らのカンテラに声を掛ける】


―――エニグマ、能力解除。

「了解だァ、ケケケケケ」


【少女が口を開いたと同時に、紅く染まっていた彼女の瞳と髪が本来の色を取り戻す。と言っても、例のおぞましい虹色だが】
【時を同じくして、"エニグマ"と呼ばれたカンテラの灯も元の色に戻った。ここまでの流れから察するに、能力を発動している間は"瞳"と"髪"と"灯"の色が変化するのだろうか】
【油断なく前方を見据えた少女の不気味な瞳に、悠々と歩いてくる男の姿が収まる】


―――参加者ですか、って?

「そう見えるのも仕方ねェ。
守る筈の施設を自分で破壊したら意味無いだろうがよォ、ケケケケケ」

まあ、確かにアタシは"護る"ってガラじゃないわ……どちらかというと壊す方が得意だしね。
でも、結果的に被害が拡散しなければ良いのよ。そのためにも、あの男はここで食い止めるわ―――それに、アタシは力無き者を進んで[ピーーー]ほど性根が腐ってはいないのよねッ!
それに、壊し合いだなんて……なかなか素敵なこと言うじゃない。でも―――壊れるのはアナタだけよ、この狂人め!


【正気の沙汰とは思えないことを口走る彼にそう返すと、少女は能力を起動させた】


複製異能――――――〈鍛冶師の変幻籠手〉!!
返り討ちにしてあげるッ!


【彼女の叫びに応えるように、カンテラの宿す灯が鋼色に変化する。もちろん、少女の髪と瞳も】
【今度の変化は彼女の両腕にも及んだ。どこからともなく湧き出した流動する金属が、彼女の両手に覆いかぶさる】
【次の瞬間には、少女の両腕に物々しい籠手が装着されていた。どことなく怪物の鉤爪を思わせるそれは、月明かりを受けて鈍く輝く】
【そして突き出される男の槍。槍という武器の特性上、紙一重で回避して懐に潜り込めば優位に立てると考えた少女だったが―――】


熱ッ!?
このッ、やってくれたわね……!


【―――高温の瘴気という思わぬ障害の前に、その作戦を放棄せざるを得なかった。篭手で槍を大げさに受け流し、慌てて距離をとる少女】
【幸いにして籠手のおかげで火傷はせずに済んだが、その熱は彼女の顔を歪ませるには十分だったようだ】
【苛ついた目線で男を見据える少女は、両腕の籠手を油断なく構えている】
【―――彼我の距離は、5mほどだろうか】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 22:31:32.43 ID:kUOTXVZho
>>96

「逸らされた、か……」

だけど、無傷とはいかなかったみたいだね
それに、ちゃんと“中”にもダメージは通るみたいだ

【抉れる腕と少女の呻き声。明らかに少女よりも大きい、異形の体に対するダメージが少女にも伝わることを確かめて】
【魔力を以てその多くを構成していることは、魔力を扱う“黒”は感じ取っていたし、その事は“白”へと『伝わって』いた】
【だからこその、言葉にしての確認。『あれは着ぐるみやハリボテではないのだ』と】

っ―――――――――!
「また――――――――!?」

【再びの閃光、現れる巨人。なるほど、幾つかの変身を持ち合わせているよう】
【一瞬だけ、二人は顔を見合わせて、動き出す】

「…………できるかな?」
取り敢えずやってみよう、きっとできるよ

【言葉を交わして、“黒”はパラソルをトンネルの天井へ】
【そしてその先端には魔力の塊。これまでの魔力弾数発分は優にあろうかという大きさだ】
【しかし、未だ発射される様子はなく―――何事かの準備であろう】

【一方で“白”は再び走り出す。そして、鎌を振り、身を捻りながらの跳躍。言うなれば“回転斬り”】
【跳躍、そして回転の勢いを乗せ、雷撃を纏った刃を巨体の脚目掛けて走らせる―――――!】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 22:31:44.87 ID:RQDLVMa2o
>>92
【気のふれた狂科学者(マッドサイエンティスト)か、或いは自分だけは殺されないと盲信する底抜けの楽天家(オプティミスト)か】
【はたまた、それ以外か。ソロモンが如何なる人種であるにせよ──信じられない、と一瞬だけ驚きの表情を浮かべながらも】

物の例えさ。いけるクチだと思ってたんだけど──ジョークはお嫌いかな?

【男はあたかも旧知の友の如く、口許に笑みさえ作って馴れ馴れしげにソロモンに応じつつ、細めた両眼を剣呑にギラつかせ】
【こちらも右腕に体重を乗せ力を込め、花嵐と鍔競り合いをするような態勢に持ち込む。ひょろりとした体つきには不似合いな程の筋力だ】
【もし花嵐に常人よりも鋭い耳があったのなら、この最中】
【彼の身体から発せられる微かな音──機械の駆動音めいたそれ──を、聞き取れるかも知れない】

(怯みもしないか……衝撃は抜けた筈。真っ当な人間なら、防弾装備でも堪えるってのに)
(能力でなければ、アンドロイドか?もしくは俺と同じ……いや。あの大仰なスクロールを見るに、魔術人形かも)

────そうだね、些かそいつの切れ味を嘗めて掛かっていたかも知れない。いや、参った……。

【内心では相手の戦闘能力について推察を重ねつつ、へらへらと弱気な言葉を口にする男】
【力負けはしていないが、見れば彼の右腕に、徐々に刀がめり込みつつあり──いや、違う。何かがおかしい】
【刀から花嵐の手に伝わる感覚が、漠然とした異常を彼に教えてくれている。これは、「モノを斬った時の」感覚ではない】
【むしろ底無し沼のような、粘性の液体に飲み込まれるかのごとき感覚だ──!】

(なんて、ね)

【彼の言葉に欺かれ、馬鹿正直に力を込め続けたなら、おそらく次の瞬間には】
【再度固まった右腕の装甲によって、刀の刀身はしっかりと固定されてしまう筈だ】
【そうなればソロモンも──花嵐が刀を手放すか、もしくは花嵐を巻き込むかしない限りは──術を使いにくくなるだろうと踏んでの行動だった】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/02(土) 22:34:01.83 ID:rmPRER8Qo
>>99
【毒ガスの発生地帯と、地表の地雷群を避けつつ、進もうとした矢先。彼の姿を、一つ目が捉えた】
【つい最近、互いに見知ったばかりのその相手。この地獄に、自らの危険を顧みずに踏み込んだ勇気ある少年】
【皮肉にも、的確な状況分析によってこの場を軽微に選んだことで、彼は異形の大男と再会する羽目となってしまった】

【少年・ねこやまがその表情を歪めたのも、当然と言えるだろう】
【一方の大男・カニバディールは、彼の姿を認めた直後、それはそれは嬉しそうに破顔した】
【同時に、その一つ目が彼が手にしている拳銃とサバイバルナイフを目ざとく確認した】


……やあ、ねこやまじゃあないか。こんなところで会うとは実に奇遇だな
そうだ、あれからギア・ボックスに会うことが出来たんだよ。残念ながら取り逃がしてしまったがね

【まるで、旧友に語り掛けるかのような馴れ馴れしい語り口。それと裏腹に、高まりゆく殺気】
【こちらへと突っ込んでくる彼に対して、バトルアックスを握り直して迎え撃つ】


しかし、そうついていないばかりでもないな。こうして、戦場でお前に会えた
……お前の肉を、この舌で味わうことが出来る

【一つ目が細まり、殺気が凝縮する。バトルアックスが、大上段に振り上げられる】
【すると、カートリッジのマギタイトから魔力が放出され、バトルアックスの刃に白い光がまとわりついた】

【今、この地を滅ぼさんとする男、六罪王レギン。彼が手掛けた武器、神滅の轟腕/タイタニック・ノア=Bそれが、このバトルアックスの名称だ】
【カートリッジに組み込んだ属性物質の効果を刃全体に付加する力と、その物質の魔力を放出する力とを有している】


【振り上げられたバトルアックスは、実に単純な軌道でカニバディールの眼前に振り下ろされる】
【ねこやまがカニバディールの目の前に飛び込んだりしなければ、回避できるだろう】
【この攻撃の狙いは、その刃から放たれる光属性マギタイトの力、すなわち目くらましの閃光であった】

【刃が地面に叩き付けられれば、そこから強い光が発せられる。拳銃で武装したねこやまの出鼻を、まずはこれでくじくつもりだ】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 22:35:52.67 ID:QfEwKNrJo
>>103
【加速する視界。人のものでなくなりつつ体組織が、五感がその速度の中においても少女の姿を認識させていた】
【膝に伝わる衝撃。衝撃によって装甲がたわみ――広がったヒビ割れから間欠泉の様に火が吹き出し男に苦痛を与える】

「届ききって――――無いっ!」

【右足の装甲の一部を自壊させながら後ろに吹き飛び――地面をこすりながら逆噴射をして強制的に停止】
【脚部装甲の一部が失われたことで、漏れだした業火が男の装甲を焼け焦げさせ、気高い銀から汚れた黒へと落し込んでいく】
【オッドアイの双眸に対して男が返す視線は――狂気に、戦意に、殺意に囚われた獣の紅蓮が二つ】

【苦しむように己の頭を右腕で押さえつけ、身体をくの字に折りうめき声を漏らす男】
【己の放つ高熱で額を燃し、ぶすぶすと肉の焼け焦げる生々しい臭いが辺りには立ち込めていく】

「っは……ッ、ぐ……ぅぅゥゥ゛…………ッ゛!」

【憔悴した顔をむりやり上げて少女を睨みつければ――そこに有るのは、人の形すら失いつつ有る顔】
【首筋から次第にひび割れが侵犯してきており、皮膚を引き裂きながら男の人間としての姿を男の力が奪っていく】
【その感覚を、その現実を男は認識できているようで。一瞬表情を歪めたまま――男は己の心臓へと、右腕を伸ばしていく】


『フル…………カウル…………ッ! マスクドオール!!』


【指先が胸元を貫通した。心臓へと伸びていく異形の五指。鋭い爪が心臓を引き裂けば――漏れだすのはこれまでの比ではない業火の群れ】
【皮膚を侵犯していた真紅の罅は急速に男の全身へと駆け抜けていき――そして、それを抑えこむように白銀の装甲が全身の皮膚を突き破って身体を拘束した】
【業火の放射が止み――そこに立っていたのは、銀と黒の斑の騎士。顔の部分はバラバラの牙が生え、口からは火の粉が漏れだす。それを隠すようにフェイスガードが顔を覆った】
【右腕の十字のひび割れから火焔が吹き出していき――歪に十字の形を変えていく。先ほどまでは正方向だった十字が、逆方向へ】

『俺が俺であるうちに。決着をつけようか――お嬢ちゃん』

【完全な異形と化した男は、その上でこれまでで一番落ち着いた声で――少女に話しかける】
【装甲に埋まる右手の五指を引き抜き――ベッタリと張り付いた煤と分泌液と火の粉を振るって散らす】
【腰を落として両拳を握り構えた態勢。2m近い男の体格と相まって、その構えは威圧感に満ちていただろうか】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sagesaga]:2013/11/02(土) 22:37:46.80 ID:WNsf1XzOo
>>94>>101


「  F  2  S  1  ! ! !    F l a r e   B e a m  ! ! !」


【"棘の彼"が獅子の怪人へと腕を振り上げ、攻撃しようとしたその瞬間】
【そんな威勢の良い声が聞こえるが早いか、彼の奥から丁度彼を避けるように直進してくる太いビーム。……もといそれは、火炎の渦】
【ビームは獅子を従える彼女の横を掠めるように、そのまま猛進していくだろう】

【そして奥から走ってくるその男は、もしかすれば彼女の記憶の片隅に残っているかもしれない姿だった】


「誰だ!? 誰が戦っていやがる!」


【まず目に付くのは、魔女を連想させるような大きなつばが付いた紫色の帽子だろうか。それとも、同色で縁に金色の刺繍が施されたその人物が羽織るローブか】
【その男の身長ほどもあろうかという大きな木の杖を持ったその姿は、正にお伽噺の魔法使いのようで】

【どうやら棘の彼のその叫び声を聞いたらしい男。3人の近くまで来ればその顔は面白い位によく変わる】

【一つ。女の子が襲われている事によってその棘の彼へと向けられる怒りの表情】
【二つ。その女の子が以前見たことのある顔だったことによる驚きの表情】
【そして三つ―――その前に見たことのある彼女が、カノッサ機関員で有ることを思い出した事による、二回目の怒りの表情】


「……其処の棘男!! 危ねーぞ!! ソイツは……ソイツらは――――――強ぇ!!!」


【だが、口から出た言葉はまさに攻撃しようとする棘の彼への警告の言葉】
【彼が攻撃しようとする獅子の怪人―――見たことはない。だが、"彼女"に付いているという事はどういうことか。その怪人が、どういう存在か】
【数ヶ月前、その男―――ライラ=フェルンストレームは勘違いで思い知ったのだ】

/ライラです! よろしくお願い致します!
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/02(土) 22:46:21.02 ID:KnMr4spb0
>>108

(……この、横に狭い『トンネル』と言う空間……そして、向こう2人の立ち回り方……間違いなく、この姿なら押せる……!)

【ゆらり――――と、両腕を下ろして悠然と構えながら、少女は状況を分析する】
【見た目通りのパワー特化――――パワーと質量、そして分厚い装甲で全身を覆い、その代わりに機動力を犠牲にしているその姿は、先ほどの剣士の姿と対照的と言えるだろう】
【――――だが、この戦場はその『機動力』と言うネックを、ある程度無視してしまえる場所である】
【通路を半分以上塞いでしまう様な巨体と相まって、この空間はこの姿で戦うにかなり適していると言えるだろう】

(……向こうの『シューター』は、なんかやってきそう……でも、そう言う攻撃も、予想の内には入ってる……!)

【角度をつけて見下ろす格好になりながら、少女は“黒”のパラソルに収束する光を見やる】
【魔力を、ある程度自由に制御できる事は、先ほどの攻撃から分かっていた。その破壊力がどれほどかは分からないが】
【如何に強固な装甲を以ってしても、過信は禁物――――そう言えるほどの砲撃の下準備を、整えているのだろう】
【――――それに対して、少女も無策でいる訳ではないが、今はそれよりも優先しなければならない事態が、すぐ目の前まで迫ってきていた】

(……やっぱり、そう来たよね!!)
っっっっぅああああぁぁぁッッ、っガ、ぁ……ぁぁぁぁああああッッ!!

【電撃を伴いながら斬撃を仕掛けてくる“白”。更に狙いは足――――確かに、胴体部に比べれば装甲は薄い部分で】
【しかし、少女が選んだのは防御ではなく、迎撃だった。カウンターを合わせる様にして、右の腕を“白”目掛けて放ったのである】
【“白”の斬撃は、人間で言えば太ももの部分をザクリと撃ち込み、その刃を食いこませる】
【そのダメージを無視して、少女は“白”を捉える為に、ごつい爪のついた、質量の大きなその腕を叩きつける】
【――――痛みが消せるわけではない。それでも、打たれ強さに長けたその身体の特性を活かして、強引に反撃に振り抜いたのである】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 22:47:02.49 ID:qSAZIBI40
>>109

『っ……!』

【花嵐はその駆動音を聞いた、そして飲み込まれる感覚も感じた】
【しかし、力をこめてしまったそれを少々後悔しかけたとき】

 んー、どうした花嵐その刀自爆装置付いてるから離してもいいぞお

【と、ソロモンはその花嵐の異常にきずいていないのかそれともきずいたのかわからないが】
【そのような言葉を言った】
【それはもちろん嘘だ、それを相手がきずくかどうか】

 んじゃあ、がんばって避けろよ
 ――花嵐

【そんなことを言ってソロモンは紙に魔翌力を送り地面に当てる】
【すると地面にの鉄が棒みたいにまっすぐになり男に向かって行く】
【それは花嵐もも巻き込むかもしれないというのに】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/02(土) 22:47:11.18 ID:2nXEPIq1o
>>111

【細い両足が絡みつきそうな一瞬を見せて、なんとか立ち上がるだろう】
【右の手は衝撃を殺しきれなかったようで、左手でぎゅっと抑えたまま】
【蒼き瞳が貴方を捉えて、その姿に、僅かな焦りを見せるかのように】


……本当に、前哨戦とでも言うつもりですか……っ……


【零れた言葉、それはある種の驚嘆にも近い言葉なのだろうか】
【前方の貴方はこれで漸く全力といった様子、一方の彼女は既に満身創痍であって】
【呼吸の度に華奢な身体が揺れる、白いドレスに包まれた細い身は、今にも砕けそうに】

【瞳の色が落ちていく、元の翡翠色へと戻ったなら、そこに歪む色合いの欠片】
【風が凪へと昇華していく、彼女の周囲の風に、確かな意思が宿って】
【両手をおろして自然体に立ち尽くしたなら、前髪がすぅと頬に溶けた】


――――――ナルセ=エヴァネセンス、それが私の名前です
誇り高き風守≠フ名に於いて、貴方を……鎮めます――――――!!

Manifest Destiny=\―――――!!


【右の手を右目の前に翳す、そしてそのまま外側へと引き抜くように右手を振りぬく】
【右目の瞳が橙色に染まったなら、涙のように再び橙が零れ落ちていく】
【振りぬいた右手は顔の直ぐ側で開いたままにしていて、その掌へと橙色が吸い込まれる】

【そして目の前の地面に右手を振り下ろす、地面へとつけたなら、かくんと腰を落として】
【同時に発生するのは地響き、轟々と吠えるかのような地鳴りが周囲に響き渡って】
【貴方の目の前の地面から吹き上がる暴風、触れたならその部分を鋭く切り裂かんとする風の刃】

【その一撃は刀剣の一閃に似た、鋼鉄すらも切り裂いてしまいそうなぐらいの鋭利な風】
【貴方の目の前から吹き上がったなら、そのまま荒れ狂うように貴方へと襲いかかるだろう】
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 22:51:06.44 ID:46Az9VWL0
>>110


………こんばんはやな、えーっと、………カニバディールさん、やったっけ。
この前も、思っとったけど。ほんま、身体デカいなあ。俺も、コレくらいあったら、かっちょええんやけど。
ああ、そう言えばな、ギアさん、俺の、仲間やったわ。まあ、知っとっても言わへんやろうし、何も変わらんのやけど。

あー……、あのな、その服、血、付いとるで。あんまり、信じたくないんやけど、やっぱりそれ、人の、なんやろ。
………うん、あれや、"現行犯逮捕"ってやつや。大人しゅう捕まってくれるんやったら、俺も楽なんやけど、そんなわけ、無いもんな。

俺なんか食うても、たぶん不味いで。最近な、ちゃんと、トレーニング、しとるからな。
ほら、筋肉、シッカリ付いてきとって、脂身とか、全然やし……何処食うても、かったいんちゃうかな。

そんな事より、ええ斧、持っとるやん。俺が旨いかどうか言うより、そっちの方が、興味あるわ。
俺もあんなん、振り回して見た……いや、あの刃の大きさやったら、持つだけで、精一杯、やろか。
うーん、ちょっと、試して見たいっちゅうのもあるし、…………せやな。早う、伸びてもらおかな。


【話しながら両腕を空へと伸ばし、其の侭身体を右左へと倒した。其の場で軽くジャンプを3,4回し、仕上げと言わんばかりに首をゆっくりと】
【一周、二周させた所で、少年は大男の方へ向き直る。既に"準備は万端"だ。其の証拠に、耳が良ければ彼がジャンプした際に金属音が聞こえた筈だ。】

【何処か余裕の読み取れる少年の言葉。体格差も何もかもが、相手に歩が在ると思われる。否、実際にそうなのだ。】
【ハッタリ、そう解釈するのが現状で最も適切だろう。此の大男はどう理解するのだろうか―――?】

【斧の刃は、滴る血と共に月光を反射させ、酷く煌めいた。其の様子を見ながら少年はどうしたものか、と相手の動向を窺っていた。】
【魔力が放出され、刃の縁から白い光が浮かび上がったのなら、『おー……』と声を漏らした事だろう。】

【初手は―――大男に傾いた。永遠の夜の中、閃光を文字通り目の当たりに少年は、一定時間視界が真っ白になる事だろう。】
【勿論、此の状態は極めてマズい。出会い頭の衝突にしては、既に其の大枠を優に超えた危機に、少年は瀕していた。】
【然し目が見えなくとも―――"耳"が有る。大男の僅かな振る舞いにも察知出来る様、少年は聴覚に、全神経を注いでいる。】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/02(土) 22:54:37.01 ID:KpVPMpAro
>>104

「具問であったか? 悪い、だがいまいち……桜の国にはしっかりとしたイメージが無い」

【自分の無知を鋭く指摘されたような気持ちで、少女は瞳を伏せる】
「『退魔の力』か――それならば合点がいく。
 私の能力の源として、この身体には炎の魔物が宿っているのだが……お前の側にいると、やけに騒がしく疼いて、奇妙に思っていた。
 こいつも一応、魔の存在……どうやら、その力の事を警戒しているらしいな」
【僅かに浮かんだ額の汗を、手の平でぬぐう。 間を宿す少女自信も、刀の前では気が落ち着かない様子である】

「私も生まれは桜の国らしい。 ……物心つく前には国を出たので、記憶は全くない。
 ……いいや、こんなものは余計な話だな。 忘れて欲しい」
【不覚吐息を漏らす。 まだ言葉がありそうな様子であったが、男の怪訝そうな表情に口を閉じてしまった】

「似ているか――そんなことはないだろう?」
【顔を上げて、鋭利すぎる男の視線を見つめ返す】
【真っ直ぐに見つめ返す視線は、鋭すぎる男の目の奥に、何かを見出そうとするかのようだった】
「私はまだ……なんの復讐も出来てない。 憎いとは思っていても、目の前にすると、指先が動かなくなってしまうんだ。
 中途半端で……私は、私に自身が無いよ。 だから、お前のその瞳の色も理解しがたいものだし、恐ろしモノだとも思う」
【少女にとって、男に視線は――口にもした通り、怖い存在である】
【鋭い視線正面から見つめ返しているが、それも簡単な事ではない様子だ】

「それは……私は、歓迎されているのか?」
【男の視線の中に、今までと違う色を見つけた少女は、自信を取り戻したように男の事を見つけ返す】
【そうして戸惑った口調で、男の真意を聞き出そうとしている】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/02(土) 22:57:17.57 ID:/K9ArIFR0
>>95

ヒャハハハハハハハハハハハハハッッ!そんな豆鉄砲で花火でも打ち上げるのかぁ!?
こんなもん―――避けるまでも………ねぇよッッ!スカーレットの兵隊さんよぉぉぉぉぉぉッ!!

【レギンは放たれた砲弾が地面に着弾する瞬間―――なんとあえてそれを踏みつけて起爆させたのだった】
【当然、巨大な爆風はレギンを下から攻撃するが………煙が晴れた後………未だレギンはその場に悠々と君臨していた】
【両足は若干焦げ付いて火傷を負っているものの、アーデルの狙いであった体勢を崩す事は叶わなかった。】
【レギンの全身に纏う漆黒のオーラ―――あれが防護壁にもなっているのかもしれない。】

おらよ………おかえしだッッ!!
精鋭部隊とやらの実力、とくと見せて貰おうじゃねぇかッ!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ――!!

【レギンがそういいながら指を鳴らすと、周囲に浮翌遊していた漆黒の蛇頭の一つがアーデルの方へと急速で放たれるッ!】
【そして蛇頭は口を大きく開くと、そこから漆黒の魔翌力弾をアーデルへと放つッ!速度はかなり早いが直線である。】
【もし受けてしまえばダメージと共に全身を蛇の毒が蝕むような激痛と痺れが襲い掛かるだろうッ!】

>>98

―――ッ!?手前………まさか………ククッ面白い、そろそろ俺はそれを………ヒヒヒヒヒヒヒヒッ!
てめぇこそ手足もがれても泣き叫ぶんじゃねーぞッッ!!そのスケッチする指を最後に一本一本折ってやるからよぉッ!

【ブライトに方を見て、一度苦痛に歪んだような表情をするが、直ぐに持ち直して喉の奥を鳴らして笑う】
【一瞬焦ったように見えたのはブライトの言葉に対してか………それとも別の何かに反応したのだろうか………?】
【レギンは狂気に笑いながら放たれた矢と相対する。】

おせぇッッ!!こんなんじゃ痒くて泣きたくなっちまうぜ〜〜〜ヒャハハハハハハッ!

               んじゃまぁ………地面の味でも感じてやがれ…。

【迫りくる弓矢を腕で弾いたり、折ったりしながら一歩一歩ブライトへと接近していくが、肩や腕へと弾き切れなかった矢が突き刺さる】
【レギンはそれを鬱陶しそうに引き抜いてから笑いながら指でへし折り、一向に留まる気配がない。】
【先ほどのアーデルの攻撃もそうだが、このレギンという男は相当にタフらしい………。】
【そして一定の距離が詰まるとレギンは跳躍し、そのままブライトの頭部へと稲妻の如く早い右足の踵落としをそのまま地面へと叩きつけるように放つだろう】

>>102

―――ハッ!威勢がいいねぇ!!流石は歴戦の剣士様だッッ!くっそつまんねーぜ手前はよぉッ!
もうちょっと取り乱してくれると思ったんだがなぁ………まぁそんなフェイク≠カゃあ仕方ねーか………。
………ッチ、そいつはちょっとばかし面倒、だからなぁ………。

                   『リアクティブ・ヘッド』

【一瞬にして自身まで肉薄した柊の速度に一度舌打ちし、その異能の持つ力を警戒したのか手元に蛇頭を一つ呼び寄せる】
【フェイクという言葉………つまりは柊の動揺を狙ったただの模造品だったようだ………何れにしろ柊は変わらない、が】
【そして蛇頭が盾のように六角形に形状を変質させ、柊の斬撃を阻む盾となる………が】
【柊の斬撃の力はそれを上回っていた、一刀両断される蛇頭、そしてその奥にあるレギンの左肩も同時に切り裂かれた。】
【だが完全に狙った通りの一撃ではなく、まだ浅い=B】

ってぇな畜生ッッ!!この剣鬼がッッ―――!!

                    『黒獣大蛇=xッッッ!!

【レギンは怒りに満ちた表情で柊を睨み付けると右腕を振るう………すると右腕は赤黒い獣と蛇が混ざった異形の大蛇へと変貌する】
【それは柊の懐へと放たれ、腹部に噛みついてそのままうねり、地面にたたきつけようとするだろう。】

//続きます
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 22:57:49.35 ID:HedNckfM0
>>107

フハハハハハ!!言ってくれるじゃないか!!ならば、私を壊してくれたまえ、お嬢さんよ!!
さあ、遠慮は要らない!!私を蹂躙し、破壊してくれたまえよ!!

【少女の威勢の良いセリフに、男は嬉しそうな返事をする。まるで常軌を逸しているセリフの数々、それに気圧されない少女の存在が嬉しい。】

【カンテラが鈍く鋼色に輝く。すると、流体となった金属と思しき物が彼女の手に纏わり付き、形を成す―――】
【およそ少女とは不釣り合いな物々しい見た目の籠手。恐らく其れを使って攻撃する算段なのだろうが……】

ハハハハハ!!甘いよお嬢さん!!確かに私は壊して欲しいと言ったさ!―――しかし何の対策もなしに只為されるが儘に壊されるのは、大嫌いなのさ!
お互い全力で!知恵を絞り切って!尽きるまで力を使って!―――そして、壊したいのだよ!!

【なおも高笑いする男。槍は長いが故に懐に入られると弱いのだが、彼はそう簡単に懐に飛び込ませるつもりはないらしい】
【少女が飛び込んで来た瞬間、灼熱の瘴気が襲った。高熱に、少女の表情は思わず歪む……】

【飛び込んで来た瞬間に見えた少女の歪んだ表情が、なおも彼の感情を高翌揚させる。破壊衝動が全身を駆け巡る―――】
【苛ついた少女の表情とは正反対に、男の表情は愉快そのもの。それも、嫌味な愉快さではなく、心底楽しそうな……】

さあ、どうしたのかね!?もう一度!もう一度果敢に懐へと飛び込んで御覧よ!!
―――そっちが来ないなら、私が行こうではないか!!

【5mの距離を一気に詰めるように、再度突撃をする男。彼女から約1mのところで急に停止すると、今度は身を翻し―――】


さあ、避けてみたまえ!!


【グッと振りかぶった瞬間、槍の穂先が薙刀状になり―――】
【――そして、少女の足を狙い槍を薙ぐ。勿論直撃すればただでは済まないし、半端な回避だと瘴気の餌食となるだろう】
【しかし、回避さえすればおそらく反動で隙ができる。さあ、どうする―――】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/02(土) 22:57:55.37 ID:/K9ArIFR0
>>106

【そして続けざまに迫るラッシュの攻撃に、身を翻すようにして回避しようとするが、間に合わず右の脇腹をかする】
【だがレギンは止まらず、後方にバックステップしながら距離を取り、体勢を立て直す。】
【凶悪な悪意を孕んだ蛇の瞳が、ラッシュを睨み付けてる………これは黄金の魔眼の力が―――ッ!】
【もし迂闊に眼を合わせてしまえば一瞬体に電撃が走るような感覚と共に身動きが取れなくなるだろう。】

おまえもキャンキャンうざってぇなラッシュ君よぉッッ!!そうやって弱い癖にピーコラかっこつけやがってよッ!
所詮は飼い主≠竍糞英雄≠フ尻馬に乗ってるだけだだろうがッ!ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!

【挑発するようにそう叫びながら、懐からルナトリウムを削って造られた投擲用のナイフを2つ取り出し、ラッシュの両肩へと投擲する】
【このナイフはレギンの悪意が存分に込められており、迂闊に喰らえば精神を悪意で支配されてしまう可能性もある、】

>>ALL

さぁて………お披露目の時間だ、かつて世界を支配した神の一族が残した星戦兵器=c……。
原初の11機/オリジナル・イレブン≠フ一体、始まりの巨人・アイン≠フ力をなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

【レギンの咆哮と共に空間を突き破り、中から腕の主である白い巨人≠ェ姿を現す。】
【四本の腕が繋がる白い50mもの巨体、そして頭部には天使のような光の輪と六つの紅い眼光が光っている、まさに神≠フような姿】
【その胸部には………核≠フように赤い球体が埋まっており、その内部には白髪の少年≠ェ埋まっているのが見えるだろう。】

【ラッシュは一度、異界≠フ内部でこの少年を見たことがあるだろう………そして柊は知っているはずだ。】
【アベル=バチカル=ハインライン=c……かつてミーメに封印されていた白き獣=c……夜の国大聖堂で戦った怪物≠セ】

【それがコアとして、今ではただ死の象徴を動かす動力として取り込まれているのだ………そして】
【巨人はルルーメン全体を震わすほどの咆哮=c……否絶叫≠出現と共に放つだろう、まるで生まれたての赤子のように】

【その絶叫は大気を震わせ、耳を塞がなければ鼓膜を破らん勢いで一同に迫る、下手をすれば軽い脳震盪に似た症状を引き起こすかもしれない】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 22:59:46.79 ID:RQDLVMa2o
>>114
//すみません、差し支えなければ少々質問よろしいでしょうか
//真っ直ぐな鉄の棒とありますが、これってどんな感じでこちらに向かってくるのでしょう
//地面の魔法陣から一本の鉄の柱が生えて、斜め下からこちらを突き上げるように(花嵐ごと)打撃しようとする、
//みたいな解釈で大丈夫でしょうか?

//あと、できればでよろしいので被弾時の描写のところ、
//当たった、とだけありますが、それによるダメージの程度などをもう少し詳しく教えて頂ければ
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 23:04:49.80 ID:qSAZIBI40
>>121
/おおっと、詳しく描写していなくてすみません
/そうでね、魔方陣から生えるのではなく地面の塗装されて地面の鉄を鉄の柱にして突っ込んでいるということです
/被弾のダメージはそこまで深くはないかと
/かさねがさね詳しく描写せず混乱ささせてすいません
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 23:06:20.92 ID:QfEwKNrJo
>>115
【男は確かに此処からが全力。だが、男の技は文字通りに身を削って放たれるもの。否、戦闘が継続している限り男は己の身体を磨り潰し続ける必要が有る】
【ここからが本気、ここからが本領という事ならば。間違いなく男に後はない。全身から噴き出そうとする炎が封じ込められ、己の肉を焼きつくす】
【自分の力で自分を失いながら。しかして、それを相手に語ることは決して無く。異形は悪として、正義の敵として――今宵に立っている】

『――天乃、司。元世捨て人、今はカノッサ機関。
何もねーよ、大層な肩書なんざありゃしない。ただ俺は――何もないのが、嫌になっただけだ』

【相手の名乗りに合わせて――男は己の名乗りを返す。大層な肩書など何一つ無い、ナンバーズですら無い】
【何もないのが嫌だった。その欲しいものは、地位でも名誉でも金でも無い。何がほしいのかも、良く分かっていない】
【だが、その何かを見つけたいと。手に入れたいと。あの時に、そう思った。だからそれだけは譲れない】
【たとえ――――悪と呼ばれようとも。罪を、背負おうとも。だ】

【眼前を染め上げる空間の歪み。男の獣の本能が叫びを上げる――死が来るぞ、と】
【右腕を振りかぶる。既に煤にまみれて漆黒へと染まりきった、醜い腕を。穢れきった腕を】
【そして、拳を強く強く握りしめ、そして握りしめ――異形の肉体が業火によって駆動し――右腕は[隕石/Meteor]と化す】

『ダッシャァ!!』

【風の圧。それに対するのは、単なる右腕。だが、その右腕に収まっている力だけは莫大】
【風が装甲を引き裂いた。引き裂いた装甲の傷跡からは、業火が吹き出して――男の目の前に爆風を生み出した】
【地面を抉り――土砂を舞い上げ、そして男の肉体を焼きつくし、風の残響は男の装甲の随所に裂傷を作り上げる】
【皮膚と同化している装甲が切り裂かれるということは、肉体を引き裂かれることと同義。要するに今の男は、全身を引き裂かれたということ】

『ア゛――――――ァッ!! これで終いにしてやる…………ッ! ハーフカウル!!』

【鎧に横一文字に傷が引かれ――、そこからどろどろと赤黒い鮮血を吹上げ、その血液を炎で焼け焦げさせて】
【ふらつく足で地面を踏みしめて――男は、その裂け目に己の両手の五指を付き込み――上下に引き裂いた】
【装甲の奥に眠っていたのは――煌々と輝く真紅の球体。無数の血管のような管が巻き付いている辺り、これが男の心臓部なのだろう】
【何故わざわざこのような部分を見せたのか。当たれば間違いなく戦闘不能になる部位。だがしかし――これが男の力の源でも有る】
【ならば、ここを露出するという事は、混じりっけ無しの全力の全力を放つことができるということ。制限が加わっている中で、ではあるが】

『――――落ちろ…………ッ!! ウォォォォオォォォァァァァァァァァアァアァァッァァァア――――――ッ!!』

【コアが鼓動し。紅蓮の波濤が前方へと解き放たれた。そして、反動で男の装甲は同時に自壊――、自己の肉体すらも部分的に灰燼に帰していく】
【防ぐことは不可能ではない。少なくとも少女の風を全力で用いれば、ダメージは0ではないかもしれないが、意識を失うことはないだろう】
【そして、もしも先ほどの風の斬撃をそれいじょうの出力で放ったならば、拮抗はするだろうが、この波濤を引き裂くことも不可能ではないかもしれない】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/02(土) 23:15:28.37 ID:PjZ3LBnFo
【夜の国・首都ルルーメン――戦火が燃え盛るまさにその時】
【戦端としてはやや遅い。そして場所もまた、激戦区からは程遠い――】

   【――――今宵の舞台は、ルルーメン郊外の野外劇場】


フフ――我らが六罪王の大先輩、レギンは今日も絶好調の様子だね
あそこまでの力=c…その手の方面に疎い僕でも肌にひしひしと感じるよ
彼もまた一流の芸術家だ、と。僕の本能もそれを―――おや?

……おやおや、こんな時間にこんな場所で、奇遇だね?
劇を見に来たならもう遅い。予定通りの劇は終わってしまったし、僕の寸劇もさっき終わったんだ
だがどうだい、君さえ良ければ……僕の夜劇に、ご招待してもいい、が―――……、…。

……失礼、僕はダグラス・マックスウッド。かのレギンの同輩で、新顔の六罪王であり、芸術家さ。

【中世劇が行われるはず――だった此処。今、そこには衣装を纏った死体があるだけで】
【観客の一人も居なければ、役者の一人も居ない。唯一居るのは、仮面の男】
【金髪、若年、長身でワイシャツの上にマントを羽織ったラフな姿。表情だけが見えていない】

【けれども、ご丁寧に自身で名乗るのは禁断の語句。劇場に足を踏み入れた者に向けるのは、不穏な敵意】
【見たところ武器は無し。味方も無し。ただ死体の傷は何れも深い切り傷であって】

【――遅れた戦火が、此処にも燃ゆる。ふと出現するのは、吊り糸も見えぬ木の人形が三体ばかり】
【男は観客席に腰掛けていた。人形は舞台の上に居た―――それが、当初の状況だった。】

/予約的な何かです!
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 23:19:25.05 ID:gaAJ2gFHo
>>113

ぐっ―――がああぁぁぁ!!
「クシーっ!」

【刃は届いた。確かに届いた。しかし、その代償は大きかった】
【カウンターの一撃はほぼ直撃。しかし、インパクトのその瞬間、“白”は巨大な腕を蹴った】
【攻撃にしては余りに弱いその蹴りは、体の飛ばされる方向を変える。しかしその先には壁―――思い切り衝突して】
【ならば何故か?――――簡単なこと、そのままの軌道では“黒”まで巻き込む事になったからだ】

【口から血を吐き出し、ふらつきながらも立ち上がる“白”】
【そしてちょうどその頃、パラソルの先から、魔力の塊が撃ち出された。その行く先にあるのは―――天井】
【塊はそのまま衝突し、天井を破壊していく。しかし、瓦礫が落ちてくる事はないだろう。何故なら――――】

……ああ、いい空、だね
「うん、いい夜、だね」

【通過した部分とその周囲、直径1m程がすっぽりと地上まで、“跡形もなく消えて”いたのだから】
【外の空気が、一気に流れ込む。地上の“死”の気配を乗せて】

さあ――――それ、返してもらうよ

それとプシー、あれの準備ね
「言われなくても始めてる」

【巨体の脚に刺さったままだった鎌が雷に姿を戻し、“白”の手の中へと“落ちる”】
【その移動は一瞬の事で、雷として与えるダメージはほぼ無いと言ってもいいだろう】
【そしてその雷は、“白”の手の中で球状に、ぐるりぐるりと走り回って】

【同時に“黒”は、再度魔力を集中させていく。しかし、一つ先ほどと違うのはその行程】
【パラソルの8本の骨の上に次々に魔力弾を形成、そして先端部で結合を繰り返し、大きくしていく】
【単純の魔力の塊ではなく、“魔力弾の塊”。一体何をするつもりなのか――――】

【その狙いが何であれ、二人共に攻撃を行おうとしていない今は、彼女にとっては好機と言えるだろう】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 23:19:59.25 ID:rmPRER8Qo
>>116
そうだ、覚えていてくれて嬉しいぞ
ハハ、この図体も便利なことばかりではないぞ。小回りが利かなくて困るよ

……ほう。ギアのやつめ、根なし草はやめたのか


ああ、これかね。いや、お見苦しいところをお見せした
お察しの通りだが、この地区はそもそもあまり人がいなくてね。大した人数ではない
今となっては、もうみんな死んだか避難してしまったようだ
現行犯であることに、変わりはないだろうがね。無論、無抵抗に屈するのは御免こうむる

いやいや、私は固い肉も好む。あの歯応えと喉越しは、慣れるとなかなか乙なものだぞ……

おお、お目が高いな。これは、今まさにこの国を死で満たそうとしている男、六罪王・レギン特性の逸品だ
試すつもりならやめておけ、正義の志を有する人間が持つには、あまりに穢れ過ぎているぞ

(ずいぶんと余裕ぶってくれるが……さて、どこまで見せてくれるか)

【カニバディールもまた、言葉を途切れさせることはない。戦闘準備を整える彼を、油断なく観察する】
【歪んだ耳が捉える金属音、ここでいくつか武器を調達したか、と推測】

【ハッタリとも思える彼の余裕、カニバディールはそれをただのハッタリとは断じず】
【戦場で見えた以上、相手もまた戦士。油断は、死に直結するだろう】


【バトルアックスが、光を解放する。漏れ出るねこやまの声、目くらましが通ったことを悟る】
【砥ぎ済まれた彼の聴覚には、聞こえるだろう。ゴム長靴が、踏み出す音】


(好機――押し潰す!!)

【その機を逃すまいと、カニバディールは拙速を選択した。すなわち、バトルアックスを両手に持ち直した状態で、大きく踏み出し】
【正面から、その巨躯で体当たりを仕掛けようとしたのだ。手早く勝負を決めようとしたが故の行動】

【しかしながら、その動きはねこやまの全神経を注いだ"耳"には、たやすく捉えられるだろう】
【バトルアックスを向けるでもなく、ただ単純に身体ごと相手に突進しているだけなのだから】
【これに対処できれば、今度はカニバディールが隙を晒す番だ】
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/02(土) 23:22:23.25 ID:2nXEPIq1o
>>123

【――――――それはまるで、全てを飲み込む濁流にも似た炎塵】
【意識すらも焼き尽くさんとする奔流は、耐えることすらも許されない躯に似て】
【だからこそ、その言葉に対する答えを探したかった】


……バカ言わないでください、貴方には立派な力があるでしょう
何者にも負けない、強大な力が、十分すぎる力が
――――――っ……その力をどうして、正しい事に使わないのです

その力をどうして!他者を傷つけることに使うのですか!!
負けません……!!負けたらきっと、貴方はその力の使い方を、間違ったままだから!

Manifest ――――――Destiny=I!


【右手を外側へと振りぬいた、地面から吹き上がる大量の風=z
【それは一つの嵐のよう、貴方の放った紅蓮に負けない勢いの嵐】
【そしてそれは橙の色合いを強く、その身に宿していた】

【乱雑なタッチの絵筆が夜のキャンパスの上で踊り狂う】
【それでも一つの形を描き切ったならば、貴方の紅蓮を少しずつ弱めていくのだろう】
【紛うことなき貴方の全力≠サれは暴風ですら、生ぬるいほど、でも】


Manifest Destiny=\―――――風守の修験者が創り出すのは減衰≠フ風
いくら強大な力であろうと!荒れ狂う暴風の前では膝を付かなければならない!
そして届いて……!!私の、正しさを、示すためにも――――――!!

Amity Affliction=I!


【左手を前方にかざした、黒い手袋に包まれた指先が、強き意思を具現化させる】
【左目に残った翡翠が真っ直ぐに向いた、今にも崩れ落ちそうな両足で必死に地面を噛んで】
【減衰しても尚、その身をこちらへと向ける紅蓮を、塗り替えるがごとく】

【掌から放たれる嵐¥カを中心に巻き上がるのは局地的なサイズの竜巻が如く】
【威力を弱めた紅蓮を絡めとり熱風へと昇華されながら、目の前の貴方へと食いつかんとするだろう】
【――――――ぐらり、と彼女の身が揺れたなら、風の軌道も変化する、必然狙いもズレて、致命傷とはいかないだろう】

【減衰し、風でかき消そうとしても尚、紅蓮はその姿を残し、彼女へと直撃するだろう】
【それより疾く彼女の嵐が貴方に届くかは、コンマ数秒の違いしかない――――――】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/02(土) 23:30:12.54 ID:CrmxkDHho
>>118,120

あぁ!? なんてタフな野郎だ…………!!

【確かに、攻撃そのものを目的とした砲撃ではなかった。なかったのだが――――】
【あの至近距離で爆風を受けて、傷を負わないどころか体勢一つ崩さないとは。銀の双眸が、驚きに塗り込められる】
【舌打ちを一つ放つと、アサドはすぐに動き出す。機動力のない砲撃手≠ノ、攻撃を見てから避ける暇などない】
【アサドは左手で持ったサイドグリップを引き抜くと、すぐさま緋色の鷹≠フ紋章が据え付けられた腰のポーチへ手を差し入れ】
【そこから取り出した、根底にF≠ニいう文字の刻まれた新しいグリップを再装填――――これらの動作を瞬時に終えると同時】
【予想通り――――襲い来た蛇頭から放たれる、漆黒の弾丸――――!】

…………ちっ、ここは遮蔽物が無さ過ぎる! ったく不親切な作りだなオイ!!

【その口から漏れた、ひとつの事実。高速の弾丸にアサドの回避は間に合わず、また隠れる場所もなかった】
【ならば、と。全力で左手を引けば、ガシャン、という機械音と共に、コッキング動作が完了され】
【バレルの根本から蒸気が噴出される。それを確認するより先に、アサドは引き金を引いた】

ぬ――――おぉぉッ!!

【側面モニターには、《F-wall》という文字が踊っているだろうか――――】
【発射された水色の魔弾は短い放物線を描いて飛ぶと、アサドと蛇頭の中間地点に着弾し】
【――――刹那、地面に浸透した魔力が光を発し、そこに氷の壁≠ェ生成されるだろう】
【高さと横幅が2m、厚さは30cm程もある、分厚いバリケード――――その内側に転がり込み、攻撃を凌ぐ】
【氷の壁は弾丸の着弾地点を中心に、ひび割れだらけの無惨な姿となるが…………見事、アサドを守り切る】

【そして――――その裏側で、がしゃんと言う音が二度響く。一度目はグリップの換装音、そして二度目はコッキング音】
【その音を置き去りにして、アサドは氷壁から転がり出ると、銃口を蛇頭へと定め――――】

こいつぁ――――どうかな!!

【そちらからは見えないだろうが…………側面モニターには《A-spiral》の文字が踊っていた】
【爆音と共に発射された弾丸は、橙色。炎≠フ属性を持った魔弾だ】
【最初に使ったものより、今回のものは少し大きい。そして何より、空気を引き裂くが如き轟音を引き連れていた】
【その音の正体は回転=\―――橙の光を灯した炎の弾丸が、強烈な回転と弾速を武器に蛇頭へと迫っていって】
【――――いや、否だ。アサドの照準は――――蛇頭ごと、レギンを貫いている!!】

【この弾丸は先程と違って着弾時に爆発したりせず、強い攻撃で破壊されない限りは高速で直進していく】
【猛烈な回転を拠所とする、物理的な防御を刺し砕く貫通力≠得たこの弾丸――――】
【蛇頭の耐久力が並であれば即座に打ち砕き、そのまま奥にいるレギンへ向けて飛翔していくだろうか】
【もちろん、防御ごとダメージを与える事を目的に作られたこの弾丸…………威力は先程よりも遙かに上だ】


>>98,102,106

【その攻撃の後、アサドはもう一度換装とコッキングを行うと、連続で引き金を引くだろう。水色の弾丸が、次々に宙を舞って】
【今さっきアサドが作成したのと同じ寸法の氷の壁≠ェ、フィールド上のあちこちに合計六つほど生成されるだろう】

――――盾代わりだ! やばくなったら使え!!

【叫ぶ声は、レギンではなく周囲の三人へ向けて一方的に放たれたものだ】
【アサドの手で設置された氷の壁=\―――あくまで氷であるため、二、三回強い攻撃を受ければ破壊されてしまうが】
【回避動作を行うための、一時的な時間稼ぎぐらいにはなるだろう。もちろん盾としてだけではなく、足場としても使用可能だ】
【しかしこれらは地面から直接生えているため、地盤そのものを抉られれば簡単に倒れてしまう欠点もある】
【遮蔽物の無さを懸念して作り上げられた氷の壁=c………使うか使わないかは、自由である】


くそ――――なんだ、ありゃあ――――ッ!!?

【そして、敵と味方に向けたこれらの行動を終えた頃――――空は砕かれ、現れるのは神にも見紛う巨人≠フ姿】
【その迫力に気を取られてしまったのが仇となって、直後放たれた絶叫を、アサドの耳はまともに受け止めてしまうだろう】
【普段から至近距離で砲撃の爆音を聞いているおかげで、脳震盪までは至らなかったが】
【苦々しく歪んだ表情に呼応するように、アサドの足は一時、確実に止まってしまって――――】

/氷の壁は確定描写で扱ってもらって構いません
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/02(土) 23:33:00.32 ID:oAnqPRBuo
>>101>>112

【奥の方向から勢いよく飛び出してくる者がいる、体格はこちらの獅子よりも下――しかし鍛え抜かれた肉に身を包んでいる】
【少女よりも先に飛び出して行くのも筋肉と装甲に身を包んだ獅子の怪人、彼にとっては好都合な流れと言えなくもない】
【表情の読み取り辛い獅子の貌をピクリともうごかさず、ニードルアームに向けて真っ直ぐ手を伸ばしてくるだろう】


『……襲撃者か、それもコマチを狙う敵ではないな
貴様からは正義の刺客共特有の張り詰めた気迫を感じない、もっとギラギラした己が欲望に身を任せて
戦場に飛び込んで来た戦闘狂、愚か者の類か』


【加工されて男性か女性かすら判別しがたい声色でぽつりと語りながらその両腕の甲でニードルアームを受け止めようとする】
【その両腕は分厚い装甲で出来た指出しの籠手で覆われている、鋭い爪の生えた五指と極めて固い籠手、近距離の攻防に特化した形だ】

【キィン!と、鋭い音が響く―――ある程度の硬度のある物と衝突するだけでへし折れてしまうのならば棘などあっさり砕け散るだろう】
【だがそれ以上にへケメトの拳に伝わってくる―――その獅子の怪人を殴った感触、それが極めて異様な重さと威圧感を覚える奇妙な感触であることが】
【そして顔を見るだけでは分かり辛いが――獅子の怪人はいたって平気そうだ、勢いある攻撃を受けてもまるで体制が崩れない……センターフライ受け止めるように軽々と止めてしまったのだ】

【同時にその両者を避け、少女を掠める様に放たれる火炎のレーザー】
【ダウナー気味だった少女の目が大きく見開かれ、す、と体を横に逸らして回避した】
【獅子の怪人も棘の男の腕を弾いて距離を取り―――そして二人がそのもう一人の襲撃者の顔を見る】


……あん?おまえ、たしか……
いつだったか紳士服のチンピラ共の一件で見たツラだ、そうだ間違いないッス
オーギ共の話じゃ名前はたしかライラ=フェルンストレーム……ウチの連中によくケンカを売ってるんだっけか

『こちらは明確にオレたちの敵と見ても構わないのか、コマチ』

ばぁーか、両方とも叩き潰しちまって問題のない敵だ、どっちにしたって不利益しか生まない疫病神には変わらないッスからねえ
アタシは儲けにならない物は等しく大嫌いだ、潰すに限る―――よし、そいつらと少し遊んでやれよレオ、お前こそがカノッサ随一の兵である事を
思う存分証明してやりな……クレムリンの機能は使わないでいい、その代りこういった物の扱いにバッチリ慣れてもらおうじゃないッスか



――――Million Dollar Quartet=I!



【お団子髪の少女が懐から取り出すのは、彼女の掌に収まる程度の六角形の小箱だ】
【黄金色で蓋には四葉のクローバーが刻印されている―――どことなく荘厳で神聖な雰囲気を漂わせている】
【蓋を開けた少女はその手を箱の奥深くまで押し込む、深く、深く、腕の関節の辺りまで押し込んでいる】

【こんな小箱にどう考えても入らないであろう、いったいこの箱の中身はどうなっている―――?】

【やがてその箱の中から勢いよく引き抜くと少女がその手に、鉈とか青竜刀を思わせる長柄の武器を握っていることが分かる】
【長さは1,8mほど、これまた質量保存の法則に大きく外れた代物、そしてその武器の柄には奇妙な文字が刻印されており、小箱同様、荘厳な圧力を纏っている】
【彼らの装備、まさかこれは―――!】


”聖遺物”―――Boulevard of Broken Dreams
一対多での戦闘にはこういった代物が便利だろ、―――さあ、軽く捻ってくるッス

『了解した、可能な限りの仕事はしてこよう』


【ひょい、とその長柄の”聖遺物”を少女が獅子の怪人の手元に放る】
【レオと呼ばれた怪人はその刃先を二人に向けじ、と鋭い目を向けている、どこを狙うか狙いを定めているのか】

【ダンッ!と音を立てて突撃を始めたのは二呼吸程の間が空いた後だ】
【巨体に似合わぬ敏捷性、それに目を取られてはいけない―――レオは棘の男と魔法使いの間を通り過ぎる軌道で真っ直ぐ突っ切る最中に】
【通り過ぎ様に棘男の左脇、魔法使いの右脇腹を切り裂いてくる―――!】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 23:33:39.76 ID:QfEwKNrJo
>>127
『焼きつくすだけだ! 俺が生み出せるものは灰燼以外には存在しねェ!
触れれば壊す、抱きしめれば灰になる! 我慢効かねぇ、心が動きゃ牙を剥く!
――知らねぇんだよ……! 間違ってるつった奴は皆死んだ! それでも止めたきゃ――死なずに超えろォ!!』

【力の使い方を男は知らない。だからこそ、男は力を振るわぬためだけの人生を送ってきた。ずっとだ】
【そして、あの時己の中にあった欲望――本当に己のものかは分からない――を発露させられた。目の当たりにした、己の醜さを】
【あの時から。歯車は狂いっぱなしだ。己が化物である事を、必要以上に意識してしまっていた】
【何かをつかもうとしたのが間違いだったのか? 男は自問自答する。しかし、答えは帰ってこない。欲しい答えは、何処にあるのか】

『オオオオオオオオオオオオオオァッ!!』

【雄叫びを上げて己の心臓から放射する熱線のちからを増していく。その度に意識が、肉体が焼け焦げていく】
【拮抗すればするほど、男は自滅し続けていく。男を倒す手段は単純だ。男が自滅するまで防ぎ続ければ良いだけの事】
【減衰の風。そして、減衰すらを焼きつくす暴虐の業火。それに対し、少女は真っ向からぶつかり合う事を選択した】
【――選択して、くれた】

『カ――――ァ…………!?』

【肉体が軋み。足がふらつく。熱線の放射に淀みが生まれ――力にムラが、強弱が生まれる】
【その間隙こそを、風は見逃さなかった。隙間をくぐり抜け――男の僅かな装甲を打ち砕き、十数m吹き飛ばす】
【コンテナの山に煤、もはや炭と化した人体は吸い込まれていき――轟音を立ててコンテナの山に潜り込み――爆発】

【降り注ぐコンテナの群れ。その奥には――血だらけで地面に崩れ落ちる、世捨て人の姿があるのだった】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/02(土) 23:34:28.65 ID:dCnl0Z0Co
>>117

……―――いや、似ているな。何というか、完成途中の刀のような正義……未だ形をはっきりとさせていない、堅牢ではない正義が、かつての自分に。
其れが現在君の心に宿る正義の意志だと思う……―――だがしかし、確かに形は刃へと近づいている。
完全な刃になるには、戦い悪に触れ、そして人々を護り世界を護る―――その体験が刃を打つ金槌となり、そして君の確固たる正義を形成していく筈だ。

……君は強い。―――もし君が自身を弱いと思うなら……特に精神的な部分でそう思うのなら。
―――その弱さはきっと、悪との戦いの中で消え失せる。

【改めて彼女の瞳を凝視し確かめる。―――先程の鋭いモノとは違った、優しさを含んだ瞳。研がれた瞳の刃を鞘が覆ったような、そんな感覚】
【彼女の戸惑いが確固たる正義の意志に変わった時、その瞳には何色の焔が灯されているのか。それが楽しみでならない】
【―――彼女はまだ発展途上に思える。それはつまりこれから更に強くなるという証拠。……その時はきっと、堅牢で大きな「盾」になり人々を護るのだろう】

―――……三雲明音。―――俺は君を歓迎する……ただし、一つ条件がある。
君を受け入れるかどうかは俺が決められる。……SCARLETメンバーは自由にスカウトができるからな

……三雲、俺は礼儀に五月蝿い。―――先程言ったが、君は昔の俺に似ている。
つまり今君が悩んでいることは、君が歩んでいる道は俺が先に通った道であり―――要するに君は後輩だ。……解るな?

【―――受け入れる、といったが彼は右の人差し指を1本ピンと立てて「ただし」と言った。そして柔かくどこか悪戯っぽい微笑みを見せたのなら―――】
【……解るな? と。 ―――つまり、敬語を使えと言う事だった】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/02(土) 23:39:18.46 ID:KnMr4spb0
>>125

……捨て身は、通常成しえない力を生み出す……!
それを、甘く見たでしょ……ッ!

【巨像と化した少女には、表情がない。まるきり石像の様なその姿で、表情を形成できるはずがない】
【だがその言葉には、強い闘志と敵意が込められていた。足に負った深手の切り傷の痛みさえも、押し込めてしまわんばかりの】
【肉体のアドバンテージを活かせるからこそ、防御を意識の外に放り出して、攻撃に転じる事が出来る】
【そして、そこから生まれるチャンスは、強力な力によってもぎ取られるのだ】
【正にそうして、少女は“白”に痛烈な一撃を喰らわせる事が出来た】

……天井を、撃ち抜いた……!?

【自分の頭上にまでその範囲が及んだ訳ではないが、トンネルの天井部分が丸く消え去った事に、少女は訝しげな声を上げる】
【――――地上にまで届く穴を空けて、一体何をしようと言うのか】

(……ともあれ、せっかく片方に痛打を浴びせたんだ……ここで攻めを滞らせる訳には……!)

【退いて構え直す2人を見据えながら、少女はこの状況をチャンスと捉える】
【無論、こちらの被害も決して小さくはないのだ。下手をすれば、まともに動けなくなっていてもおかしくはないほどの痛撃を、自分も浴びているのだから】
【だが、条件が同じなら、引いた方が踏みこまれる――――そしてそれは、数の上で劣勢に立たされている自分にとっては、避けたい事態の1つである】
【――――多少無茶をしてでも、攻めを維持する事。それがこの戦闘を制する、重要な鍵であると少女は読みとった】

(……念の為の保険は残しておくけど……!)
――――喰らえぇぇぇッッ!!

【今の少女は、ただでさえ重厚が過ぎて動きづらい身体である上に、足を損傷している。その状態で、距離の離れた2人を攻撃する事など、不可能に近い】
【通常なら、それが大勢の見方だろう。それは実際、間違っている訳ではない】
【だが――――そうした見方をもろとも吹き飛ばす様な、そんな力をこの形態は秘めていた】

【ぐっと右腕を引いて構えると、その腕を思いきり突き出し――――そのまま、肘から先が身体から離れて、2人目掛けて撃ち出される】
【『ロケットパンチ』――――自ら動きようがない形態の弱点を補う、遠方への攻撃手段】
【しかも、その質量はやはり重大で、腕の先端には爪がついている。その腕で、もろとも2人を叩きのめしてしまおうと――――】

【そして、その場に残った少女は、更に左腕をぐい――――と引いて構えた】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 23:39:34.30 ID:46Az9VWL0
>>116


もっと、ええ肉、食えばええのに。せっかく、ええ身体しとるのに、もったいないで。
……何でよりにもよって、俺なんやろ。あ、そういう愛情表現なら、お断りやで、悪いけど。

あ、それ、そうなんや。やっぱり、凄い人が作ったもんは、其れなりに凄く見えるもんやな。
まあ、そんな人が作ったやつなら、触りたくも無いけどな。うん。


【眼鏡を取って眼をゴシゴシと擦って、無理にでも視界を開かそうと試みる。然し其れも無駄と分かれば、治せるのは時間だけであって。】
【取ったついでに眼鏡をカバンの中に押し込むと、腰を少々低く据えて、其の場に佇む。】
【足を少しも持ち上げる事無く、或いは足の指先の方向さえも変える事無くじっと立っているのは、】
【其れは目が眩む前の視界を、現在の状況に其の侭当てはめる為。少しでも動けば、相対的な位置関係しか読み取れなくなる。】

【彼の足音のリズム、斧の刃の風を切る音。其の方向と距離を理解すれば、空間的な把握は比較的容易だった。】
【特に足音に関しては、其れに気を使って居ないのなら、最早、誰にでも其の位置関係が分かる、其れ程の大きな物が、辺りに低く響いた。】

【丸で其れは見えているかの様に、少年は突進を避ける事だろう。其れも掠りそうな程ギリギリの、其の瀬戸際を大男は断ち切った。】
【そして、其の侭大男が"居るであろう"方向に片腕で銃口を構え、トリガーに人差し指を掛ける。其の高さは、一つ目を狙っている様だ。】


あーもう、いきなり、何すんねん。興味引くだけ引いといて、ズルいんちゃう? ほんま、世界がまっしろーやわ。
何も見えへん。俺、このまま切られてまうんやろかー。あ、今のは、突進やったんやろうけど。


【と棒読み。最早アイマスクを付けた状態で戦っているのと同じであるにも関わらず、少年は一貫して、其の余裕振りを大男に見せつける。】
【さて、大男は猛突進を繰り出し避けられたのだから、其の分二人の間には有る一定の距離が発生した筈だ。】
【丸で其の間合いを紡ぐかの様に、一つの銃口が大男を突き刺す。然し、其処から火が吹き出される事は未だ無い。】

【少しばかりの沈黙が、場を支配する。―――大男が何か、次の行動を取る頃には、少年の視界も徐々に晴れ始めるだろうか。】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 23:39:46.35 ID:RQDLVMa2o
>>122
//鉄の柱とダメージの件、了解いたしました
//それでは、続けさせていただきますね

>>114
(自爆装置──いや、刀の容積じゃさほどの爆薬は仕込めない筈だ。仮にフェイクであっても、この腕を完全に破壊しうるだけの威力はない)
(カノッサなら或いはとも思うが、この距離で高威力の爆薬なんて使えば、自分だって巻き添えになる。ましてやここは工業地帯)

(八割方、嘘だ。──仮に真実でも、脅威にはならない。彼が自殺志願者なら別だが)

【「自爆装置がある」──ソロモンの告げた言葉に内心では動揺しつつも、男は怯む素振りさえ見せない】
【どころかソロモンの嘘を、完全にとは言えないまでも看破しさえした。しかし】
【その大胆なハッタリは、僅かながら彼を迷わせ、反応を鈍らせる事に成功した。この隙を突いて行動できるか否かは花嵐次第だ】

────おっかない事だね、技術者のロマンってやつかい! 「こんな事もあろうかと」って感じ?

【花嵐の武器を固定する事には成功したが、それはどうやらソロモンに対する牽制にはなり得ない──であれば、と】
【男は右腕に更に力を込めて刀を押し返さんとしつつ、小銃を後方に投げ捨て、向かい合った花嵐の首を左手で掴まんとする】
【驚くべきパワーと、確かな戦闘経験。しかし花嵐が一瞬の隙を見逃さなければ、回避にせよカウンターにせよ、対処は比較的容易な攻撃だ】
【更に言うならば、彼は回避を捨てている。ここで花嵐が鉄柱の攻撃範囲から離脱すれば、彼だけが】
【そうでなければ花嵐の身体越しに、彼は鉄柱の一撃を胴体へと受けるだろう】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/02(土) 23:40:54.74 ID:46Az9VWL0
/げ、安価ミスりました!
/>>133>>126宛と言う事でお願いします!
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/02(土) 23:42:08.54 ID:n8fRceK60
>>118>>120

……また私は踊らされた事になるけれど、それで何か言うこともないわね。
貴方の下衆な趣味の犠牲が、一人でも少なかった事を歓びましょうか―――

【種明かしを受けた柊は一瞬また目を見開いて、直後悠然と笑う。沸々と湧き上がる怒りを抑えて、敵に到る為の疾走を続けた】   

(………なら猶更の事死ねない、か。……この戦いを、越えて行く)

【―――――つまりは、斬華は生きているのだ。あの奈落への落下を越え、今も恐らくはあの軍勢と戦って―――――、】
【不思議と戦いの所作にも馴染む思考に、駆け抜ける剣士は未来を想う】

【……もしもまた、心から語らうことが叶うなら。この剣と絆とで切り拓く明日に、やり遂げた笑みでもう一度会いたい―――――。】

【跳躍した/振り抜いた/斬り裂いた、けれど狙う手応えとはまた違っていた。迅速に次の動きに移り、精妙なる動きで宙を舞って】

―――――――……ッ!?

【警戒していた残りの蛇頭、その範疇外から襲い来る新たな顎門。太刀を前方に構えて咬傷を避ける―――――も、振り回される勢いまでは殺せない】
【足で受け身を取ったが叩き付けられ、跳ねた身体が空中で反転――――体勢を整える。切れた息は、途切れざる歩みの内に整えていた】

【だが、巨大な異変が意識に割り込む。顕現する白亜の巨躯―――――悍ましくも荘厳なる異形の牢獄―――――見覚えのある白い輪郭に言い様のない思いを覚えるも、口には出さずに己には徹して】

(アベル……いえ、もう言葉すら彼にはないのかもしれない。けれど、それでも―――――、)

【自らの速度ならば大半の攻撃への対応は取れるし、金翅鳥≠フ破壊力も装甲の突破にはある程度有効、】
【躱しきれるかは別として、初めの一撃を誘う、或いは其れより迅速に打倒するには最適だろうと】

【右腕――――下側、巨神の四本腕のひとつを肘先から斬り落としにかかる。無論、阻まれねばの話になるが】
【疾駆する柊は(必要ならば跳躍を交えて)アインに接近、関節部を狙った斬り上げを試みる。威力は、巨体を狙って籠める力を思えば言うまでもないのだろう】
【だがその所作まで辿り着ければ、これまでにない隙が剣士には生じる――――如何に警戒すれど狡猾なる傍らの邪悪が、果たしてその好機を見逃すのか、】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/02(土) 23:43:04.85 ID:2nXEPIq1o
>>130

【吹き抜ける嵐、そしてその後には風一つ無い凪が夜を覆い尽くすから】
【撃ち抜いた彼女の直線上、彼女だけが奏でられる唯一無二の風が届くかなんてわからないけど】
【それでも、意味があるって信じたかった――――――から】

【紅蓮に飲み込まれる人影、倒れこむ華奢な少女は、微かに微笑んだように見えた】


……っ……大丈夫……です、よね……っ……
いくつになっても……焼かれるのは、ごめん、です……っ


【膝をつく彼女、それでも何とか意識を持ちこたえる事ができたのは、運によるものが大きかったのだろう】
【散乱されるコンテナ、軋む両足で立ち上がったなら、ゆっくりとその合間を縫い歩く】
【細身の身体は僅かに揺れる度に、長い髪の毛の断片を彩らせて】

【貴方の直ぐ側へとたどり着いたなら、直ぐ側にぺたんと座り込むのだろう】
【お尻をついて、両手を膝の外側に置いた姿は、ただの一人の少女で】
【翡翠色の大きな瞳が、大丈夫かな、と貴方を見つめるだろう】

【そして可能なら、貴方の身体の右側に座り込んだまま、手を翳す】
【癒やし≠フ風、翡翠色の瞳のまま、零れ落ちる翡翠色の風が、彼女の手を伝って貴方へと流れこむだろう】
【全快は無理でも、意識を取り戻すくらいはできるかもしれない】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/02(土) 23:43:24.90 ID:/aUuf1+No
>>118>>120

【先程からテンションが振り切れているような彼が一瞬でも動揺することは意外だった】
【死ぬ直前の恐怖にも動じなさそうな彼を、一体何が揺さぶったというのだろうか】
【――すぐに言葉を掛けられない彼女には確かめようがない】

【それよりもその脅威を無力化することが先だろう】
【矢は確かにヒットしているが――ダメージが全く入っていないかのようだ】
【まるで粘土の壁に矢を突き立てているよう。だがひとつの生命体であるからには、いつか倒れるはずで】

【矢を撃ち終えた彼女はレギンの出方を注意深く観察するだろう】
【跳躍を確認したならば、空いた右手に光を集中させる】


(跳ぶのは誤りです……。これなら私にだって捉えられる!)


【身体能力は一般人にすら劣る彼女だが――少しばかり戦闘センスは身についてきていた】
【おそらく一番失速するであろう最上空から、落下軌道を予測。それにレギンが引っかかるように腕を振るった】
【指先が描くのは青い線――斬撃の糸だ。足を切断するような威力はないが巻き付き、軌道を逸らすくらいはできるだろうか】
【これなら踵落としが見えなくても避けられる】

【うまくいったならレギンの攻撃は、彼女の肩を掠めて落ちるだろう】
【そしてその後に柊が肉薄する、という形になるのだろうか】

【ブライトは痛む全身を庇いながら、後方へ――アサドの方へと下がる】
【近距離戦はできず距離を取るためと、彼と共に前線で戦う二人を援護するためか】


【 これで少しは体勢を立て直せる――そう考えた刹那だった 】


【彼女の顔が驚愕の色に染まる。およそヒトが戦うべきでない化け物がそこにいた】
【直後に轟く絶叫――大気を壊さんばかりのそれに、思わず耳を塞ぐ】
【だが、軽く脳が揺れたのか視界がぼやけた。いや、それはいいとしても――身体の震えが止まらない】

【強烈な恐怖に体が竦み上がり、動くことさえままならなくなったのだ】
【代わりに首のリングがその光を増してゆくだろう。まるで悪しきものを払いのけるように、強く、強く】
【それと共に無意識下では恐怖に対する自己を守ろうとする思いが急速に強まっていって――】
【もしかすると力が増大しているのだろうか。とすれば次の一撃は、思いがけぬ強烈なものとなるだろう】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 23:45:54.63 ID:D2kMN/wY0
>>119

「ケケケケケ、良いこと言うねェ!
アイリスゥ、少しは頭を捻れだそうだァ!」

―――言われなくても!
まだまだ勝負はこれからよッ


【愉快そうに笑う男に対して、一人と一個が喚きたてる。戦いの最中だというのに、"アイリス"と呼ばれた少女の顔に緊張は見られない】
【むしろ、彼女の憎々しげな表情は深い笑みへと変わる―――そこからは、どことなく男と似た雰囲気が感じられた。多かれ少なかれ、彼女にも戦闘を楽しむ心が存在するのかもしれない】
【そして、男が再び向かってくる。しかし、"今度はただ突っ込んでくるわけではなさそうだ"と少女は感じた】
【果たして、それは正しかった。急停止した男が振るったのは、薙刀のような形状になった獲物。だが、不測の事態にも少女は冷静に対処した。すなわち、前方へ跳躍したのだ】
【なぜ、驚きもせずに男の攻撃を回避できたのか。その答えは―――】


"知恵を絞り切る"っていうのは、こういうことを言いたいのかしらッ!?


【―――彼女も似たようなことをしようとしていたからである】
【どろり。と――――――】
【危なげなく着地した彼女の右腕のガントレットが、蠢く】
【アメーバめいた挙動で、右腕を覆っていた籠手だったものは振り切られた薙刀へ向かって行ったのだ】
【薙刀の穂先に覆いかぶさるように流動する金属。相手の獲物を地面に固定してしまおうという算段か】
【同時に、残る左腕が突き出される。こちらの籠手は変形していないが、その分鋭そうに見える―――向かう先は、男の腹部】
【少女が採った戦略とは、男の武器を封じつつの攻撃であった。上手く決まれば一方的にダメージを与えられるが、失敗すれば大きな隙を晒すこととなるだろう】


"さあ、避けてみたまえ"ってね!
今度はこっちのターンよッ!


【ハイリスクハイリターンなこの策略。果たしてどっちの有利に転ぶだろうか―――】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/02(土) 23:51:42.40 ID:QfEwKNrJo
>>137
【風の衝撃は、風だったからだろうか。男が長年築き上げてきた防壁の隙間を縫って貫いた】
【倒れる男は、全身の皮膚のそこかしこが引き裂け、炭化していたものの、辛うじて死んではいなかった】
【癒しの風。それを受けることでも傷は塞がる様子を中々見せず、男の傷の深さが窺い知れる】

【また戦闘の余波は大きく、このまま倉庫の中に居続けるのは、あまりオススメできないことだろう】
【少女の背後で崩れゆくコンテナの山。それが崩れる瞬間に――男の右手――炭化したそれが突き出される】
【頬をかすめる形で打ち出された炎弾は、男の右腕の輪郭を崩しながらも、逆方向にコンテナを崩していく】

「――――ふ……ぅぅぅ…………ッ」

【朦朧とした目つきで手を付きだしたまま、上半身だけを起こして居る男】
【己の力の行き先を。呆然と見定めていて――、苦笑を零す】
【立ち上がろうとすると、足どころか全身がガクガク震えてまともに動かせない】

「……まあ、なんだ。礼は言っておくさ。
――別に、悪い事したくてカノッサに入ったわけじゃねー。……こんな良い年してっけどよ。
居場所が欲しかっただけだ。――ま、ここ、じゃあ無かったかもしれねーけどな」

【震える身体を無理矢理に駆動させながら、ゆっくりと立ち上がろうと試行して】
【目線を合わせづらいのか、俯いたままで、男は淡々と言葉を吐き出して、どこかへと歩き去っていこうとするだろう】
【といっても、立ち上がれない為格好つけ用もないのだが】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/02(土) 23:53:16.16 ID:oHWrblI8o
>>120

チィッ!

【手応えが浅い、これだけ味方がいれば一撃くらいは───と思っていたが、浅かった】
【素早く体制を直しながら、レギンの動きを読む為に視線を合わせた、それがいけなかった】

───ッ!?

【蛇に睨まれた蛙。体が固まり言う事を効かない、見えているのに、考えているのに動かない】
【体さえ動けば投擲されたナイフもかわせた、のに───】

ぐぅッ!!この…野郎…!

【綺麗に吸い込まれたようにラッシュの両肩に突き立った刃は、赤い鮮血を撒き散らしながら肉を裂く】
【流れ込んでくる憎悪を、しかし直ぐにナイフを抜く事で抑えられる程度に納めた】

【だが───反撃の暇は無い】

……オイオイ、冗談だろ?

【白き巨人、見上げていなければまるで全容の見えない、見上げようとも全部を視界に収められ無い巨大な体躯】
【生き物なのか?機械なのか?まるでこの世の物とも思えない何か】
【その胸に収まる人間には見覚えがある───】

【刹那、空気を胎動させる巨大な咆哮が放たれて、眼を見開き固まったまま、ビリビリと身体中の血液が震えるのをラッシュは感じた】
【鼓膜が震えに震えて、脳を揺らす。視界がブレて、モスキート音だけが聴覚を突くようになる】

【まずい】

………!

【『まともに受けてしまった』───】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/02(土) 23:57:19.72 ID:wJyzgi16o
【街中】

【夜の街の交差点、ビルに取り付けられた】
【大型のビジョンには今、起きている事象が映っている】
【見上げたまま釘付けの人々。それは歩行者のみならずドライバーも一緒で】
【渋滞を作りながら夜の国の出来事に人々はその数だけ感想を浮かべる】

【クラクションが鳴り響く道路のその路肩に歩道に少し乗り上げる形で停まっている】
【青い古臭い型のスポーツカー。白いラインの入ったボンネットは開けられており】
【シューシューと煙を上げていて誰にでもわかる故障のサインを送り続けていた】

【その横にレンチを握ったまま、同じように煙をくゆらせ、大型ビジョンを見上げている一人の男が居た】
【高そうな生地の黒いジャケットに安そうなTシャツを着て安そうなジーンズを履いた背の高い男だ】
【聖母マリアを模したシルバーアクセサリを首からぶら下げて、火のついた煙草を口にくわえている】
【それと、不審に思う点として夜だというのにサングラスを掛けているというのがある】

…………カノッサの野郎……許さん…

【静かに呟くその怒り。正義に満ちた静かな怒りだろうか】

……俺のクルマ……壊しやがって…

【単純にイライラしている時に八つ当たりの対象を見つけただけだったようだ】
【暫くすると、諦めたように彼の現実である壊れたクルマの元へ戻っていく】

……今の時間じゃ……部品屋も開いてないし……ハァ…

【ため息混じりに、修理をしているからかつい足元のツールボックスを蹴飛ばして】
【歩道にそれら工具が散乱する。こんなところで修理しているから。通行人は迷惑そうに見ている】

………クソッ!カノッサ許さん……

【男は工具を拾い集めつつ。怒りを吐いた。アスファルトは冷たく怒りを反射する】


/予約有りです
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/02(土) 23:57:56.82 ID:qSAZIBI40
>>134

『……ぬ!』

【花嵐は相手が隙を見せたことにきずいた】
【その隙を花嵐は見逃さなかった】

(すこしマスターを呪おうかと一瞬悩んだが隙を出させたことには感謝せねば)

【そう思いと花嵐は固定された刀身を――折った】
【そしてそのまま迫り来る鉄柱からも回避した】

 おや、折ったかね
『ええ、自分のミスで』
 ならそれを学習しすればいいさ

【そう、後方からソロモンが話しかけ】
【花嵐は応じた】
【なんやかんやで信頼関係はあるようだ】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage]:2013/11/03(日) 00:01:36.64 ID:8msTV/8to
>>112,129

「ヒャッハー、危なくねェー戦いなんて……つまんねェーだろォーがァーッ!」

【ビームには多少驚いたようで、新たな敵かと"期待"したがそれは外れ】
【その後にライラの声が聞こえようと、振り向くことはしない――ただ、共闘の流れになったとしても否は唱えないだろう】
【放つ声はやたらと大きく、それはもう……鼓膜にダメージがありそうなレベルである】
【……見た目も中身も、明らかな近距離戦闘型のアホのようだ、うまく"扱え"れば便利そうだが】

「……おォー、中々かてェーぜ、ヘケケケ、やっぱり俺の眼に狂いはねェ」

【硬いものを殴れば、当然拳に響く。ましてや、相手が後退をあまりしなければ尚更だ】
【役目を終えた棘は抜けて、へし折れたそれらと一緒に地面に落ちる】

「ヘケケッ、愚かだとか馬鹿だとかそォーいう言葉はとうの昔になれたぜェー」
「俺は、戦えればそれで良い――正義だとか悪だとか、そォーんな面倒なの考えんのは嫌ェーだ」

【数歩ほどの後退をし、右拳を数回左手で撫でれば】
【――武器を持ってこちらに向かってくる相手がいる、どうするか?】

「――おォーっと!」 「ヘケケケ、リーチで攻めるつもりか」
「突撃してくんのはイノシシで慣れた!」 「多少長くとも、こうして……こうだ!」

【とりあえずは、切り裂く方向の反対側へサイドステップ】
【直撃は免れるものの、やはりリーチの長さと相手との距離が響いたか、数センチ程の切り傷を左の脇腹に負う】

【――しかし、傷を負おうと、相手が何を持っていようと、こいつはただの戦闘馬鹿であり、そんなのは関係ない】
【そもそも、それがどんなに凄いものだとしても、彼にとってはただの武器の一つでしかなかった】

「このくれェーはただの傷!」 「ヘケヒャハーッ!」

【レオに向けて再び駆ける彼、化け物よりもよっぽど化け物している、だとか、脚の長いゴリラだとか】
【散々なアダ名を持つが、それだけに彼の身体能力は高いのだろう】

【"棘がダメなら"――】 【低空跳躍から繰り出すは、タックル。レオの脚に向けた攻撃だ】
【低空にしては滞空時間や距離が長く、勢いもかなりあるだろうが、イノシシの如くその軌道は真っ直ぐであり】
【位置にしても、背後からとはいえやたらうるさい。声も、足音も。】
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/03(日) 00:02:17.30 ID:crDcgGA7o
>>140

【貴方の意識が戻ったならば、ほっと一息つくのだろう、張り詰めていた緊張の糸が弛む】
【映るであろう視界の先、貴方を見つめる彼女の表情は、戦闘中とは違った幼い色合いで】
【目の前の少女が、ただの一つの少女であるということを静かに伝えていた】


……私も、貴方のしたことが絶対に悪い事だなんて言いません
だから、裁くこともできません、私ができるのは、貴方を止めることだけです
貴方がまた、居場所を求めて、破壊をするのなら、私は止めてみせます

それが私、風守の人間に与えられた使命なんですから


【――――――立ち上がる少女の背中、貴方が目線を合わせづらいのを察してか、くるりと背中を向けて】
【白いドレスに包まれる柔らかな身体の輪郭、そこはどこか大人びた姿形で】
【ちらりと傾く視線の色合いはきっと、確かな自信をそこに宿していて】

【そうして柔らかく溶ける、微笑みに似た色合い、またいつか、とかける言葉は自然な彩り】
【歩み出す足取りはふらふらと危なっかしいけど、それでも、確かな歩みであった】


/この辺りでしょうか!お疲れ様でしたー
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 00:06:35.67 ID:yKdaTpBJo
>>133
生憎、私は美食家というわけではないのでね。好き嫌いはしない主義だ
それは心配するな。私にもそういう趣味はない。敵対する相手には、たいてい同じようなことを言っているんだ

まったく、あの方は実に派手好きだ。あの惨状を見ても、それはわかるだろうがね
ハハ、好奇心旺盛に見えるお前も、さすがにこれには食指が動かないか


【眼鏡がカバンに押し込まれ、腰を落とすその姿、早々に視力の回復を時間に任せた判断力、やはり侮れない】
【さらには、自身の位置を把握するためにその場に佇む、というその胆力】
【常人であれば、見えぬ視界に混乱し、位置を見失うところだっただろう】


――――!!!
(避けられた…さすがにそう簡単にはいかないな)

【派手に音を立てすぎた、やはり迂闊な行動であった、と言わざるを得ないだろう】
【研ぎ澄まされた聴覚は視覚にも負けない能力を発揮し、突進はギリギリのところでかわされる】
【勢いそのままに数歩、途中で踏み止まり、振り向く。狙い違わず、ねこやまの銃口は一つ目に向けられていた】


ハハ、いや確かに、少々小狡い手だったな。これは失礼した
だが、見事な動きじゃあないか、まるで見えているかのようだったぞ……心にもないことを並べ立ててくれる

【あえての棒読みで余裕綽々に構えるねこやまに、カニバディールもまた変わらない態度で相対する】
【二人の間に空いた距離、向けられた銃口、張りつめる空気】

【光の効果は、長くは続かない。カニバディールが行動を起こす時には、その目は再び視界を取り戻すはずだ】
【ねこやまが最初に見るのは、おそらくカニバディールの喉肉が膨れ上がり、膨張した肉が切り離され、一個の肉塊として地面に落ちるところだろうか】


さて、せっかくこのような舞台で対することになったんだ
一つ、舞台装置を起動させてみようと思うのだが、どうだね?

【返答を聞かず、カニバディールが太い右足で足元に落ちた肉塊を蹴り飛ばそうとする】
【それが成功しても、向かう先はねこやまではない。自分から当たりに行かない限り、それが命中することはない】

【だが、その肉塊の向かう先には。放置された地雷が一つ】
【蹴り飛ばされた肉塊がその上に落ちれば、地雷は破裂し、その破片をまき散らすことだろう】
【自分自身すら巻き込みかねない行動。破片に当たれば、致命傷とまではいかずとも、その肉体を削られることは避けられない】


【依然、カニバディールの巨体は、ねこやまの銃口の射程範囲内だ。引き金を引けば、弾丸は彼へと飛ぶはず】
【地雷へ飛ぶ肉塊と、銃口の先の敵。ねこやまの次の行動は、如何に――?】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/03(日) 00:06:52.75 ID:v9ST09C9o
>>145
「――――」

【去っていく少女を無言で見送って――男は、四肢から火の粉を散らしながらゆっくりと立ち上がった】
【ごきりと全身の骨を鳴らし。もはや人のものではない己の肉体をふと、眺めてみて】
【ま、なるようになるしかない。そう己の中で一旦結論付けることにした】

「やっぱカノッサ合わねーなあ。――こりゃもう、旅出るしかねーだろ、それしかねーな」

【誰に言うとでもなく、そうひとりごちて。男はふらつきながらも倉庫を後にしていく】
【その後、夜闇に響いたのはエンジンの轟音。駆動音を引き連れて、男は夜の国を後にしていくのだった】

/*お疲れ様でしたー!*/
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sagesaga]:2013/11/03(日) 00:17:50.72 ID:uYqODimTo
>>129>>144

「ッ……!! うるせ……」

【まず最初にライラが驚かされたのは、棘の彼が放った声の大きさだ】
【耳の中でキンキンと唸るその声は、彼が見た目に違わない筋肉バカであることをライラに直感させる】

【そして弾かれたのであろう、その彼の拳。拳法や武術の知識などてんで無い男から見ても、アレは重さの乗った良い拳だった筈】
【それ以上に気になるのは、あの獅子の怪人がまるでダメージなど負っていないかのような表情だという事だ】
【先ほどのライラの予想は当っていた。具体的に誰なのかは、まだライラの知る所ではないのだけれども】
【強い。分かったのはそれだけだった】

【……いちいち全てに驚いても居られない。ライラが視線を向けたのは、獅子の怪人の後ろ】

「よお、何時かのお嬢さん……いや、コマチ……って名前か?
 テメーのお陰でこちとら立派にカノッサ機関ハンターしてんだ、今日こそ礼を言わせてもらうぜ! ありがとよ!!」

【彼女にも、そして獅子の怪人にも気圧されない。威勢だけかどうかは、男の挑戦的な笑みを見ればわかるのではないだろうか】

【あの日のことを思い出す男……ライラ。自分は彼女に出会ったからこそ、正義の徒として様々な悪と戦っている】
【そして、様々な同じ正義の者達と出会った……この時ライラは冗談ではなく、彼女に礼を言った】


「……ッ! その剣……!!」


【彼女が手に持った小箱。その質量保存の法則を無視した作りも驚くに値する程だ】
【だが、開いた箱から漏れ出る"圧力"……それが、今のライラの表情を形作っていた。現れた長柄の武具に、ライラは思わず身構える】
【明らかに普通の武器ではない。彼女の言葉を借りるならば、"聖遺物"か。それが、先ほどその力を見せつけた獅子の怪人へと渡るとすれば―――】


「おい棘男! そのライオンは"強ぇ"!! 
 お前は正義とか悪とか別に考えなくても良いが……!! 今夜は2対1でライオン狩りと行こうぜ!!」


【本当に何も考えていない。ただ、戦えれば良い。そんな思想の持ち主である彼に少し恐怖を感じるが、その強さは本物らしい】
【そして、その彼の目の前には分かりやすく強い奴が居るではないか。好都合。ライラは計算高いわけではないが、この時には流石に感じた】
【『彼を信じてあのライオンをぶっ潰す』……心情こそ違えど、目的は一緒。共闘しない理由など無いだろう】


「クッ…… F  2 ! !  F r a m e   B a l l ! !」


【聖遺物を持った怪人の動きは、まさに速いの一言―――だがライラも、伊達にカノッサに立ち向かってきたわけではなかった】
【右脇腹を深々と切り抜かれる前に左へと跳躍、更に詠唱し、出現するのは直径1mほどの大きな火球だ】
【それは高々と跳ね上がり、怪人へと駆ける彼を援護するように怪人へと急降下。避けなければ、そのまま火炙りだろう】
【だが、動きはそれほど複雑ではなく、避けやすいものだろう。ライラにとっても、これは相手の力量を明確に把握するための物に過ぎなかった】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/03(日) 00:18:55.52 ID:CqcvMnF9o
>>131
「そうだ……私には正義が見つけられない。
 ハッキリと言えば……正義が欲しいとも考えない。 もっと、具体的なもののために戦いたいと思う」
【男の指摘に頷いて、言葉を続ける】
「それに……もっと言ってしまえば、正義なんてものは信頼していない。
 もちろん、悪は許さないけれど……かといって、自分が正義の前にある自信なんて、ない」
【弱さもいつか消える――そう語る男には、首を傾げて見せる。 よく分からないと、無言の内に語っていた】

「……条件?」
【初こそ、どんな条件でも受け入れるといった様子の少女も、当たり前の礼儀をはらえと促されれば、表情を露骨に曇らせた】
「……むう」
【運動着という礼儀の欠片の無い格好に、普段は愛嬌の欠片も無い鋭い目つき――そういう点から、彼女だいていの性質というものは推測できるだろう】
【真っ直ぐに立てられた人差し指は、恨めし気に睨みつけられる】
「……よろしく、お願いします」
【表面的には素直を装うものの、表情には納得をしていな様子がに浮かんでいる】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 00:19:22.67 ID:NYuRHm1N0
>>142
【渋滞であっても、その異様な様では近づく者も少ないであろうか】
【――――辺りに人が居ないならば、カツカツと足音を立てて近寄る存在は良く目立つ事であろう】
【軍服を纏い、制帽を被った姿は容易に性格を想像出来て。腕に見えるのは自警団の腕章であり、其処に着けられたバッヂはSCARLET所属である事を示す物】
【……隻眼の瞳は呆れた様な感情を浮かべ、そのまま男性へと歩みを進める事だろう】


「色々通報があったから来てみれば…………何だか悲惨な事になっているでありますね
車の事はよく分からないでありますが、だからといって物に当たるのは良くないと思うでありますよ?」

【声が聞き取れる範囲まで近づけば、そんな言葉を投げかける事だろう】
【通報があった、とは嘘では無かろう。自警団たる者、小さな火種であっても見逃す事は出来ないのだから】
【しかし――――実際に来てみれば車を修理しているだけの事。多少騒がしくもあるが、だからといって害を及ぼす其れでも無い】
【同じ様にして足元へ転がってきた工具を拾えば、男性へと差し出して】


「――――それで。私の耳が確かであればカノッサとの単語が聞こえたのでありますが
少し、話を聞かせて貰っても良いでありますか?
勿論、その車の事も含めてであります」

【有無を言わさぬ口調とはこの事か。言葉こそ――良いか、と許可を求めているけれど、その口調は拒否はさせないと言わんばかりのもの】
【取り出した手帳をパラパラと捲れば、未だ何も書かれていないページを開いて】
【…………状況を語るも語らないも、男性次第。だけれど、少女は自警団所属と考えれば……少なくとも、損にはならない筈か】
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 00:24:04.90 ID:au64fNKLo
>>132

腕を飛ばした…………!?
「切り落としたクシーが驚く事?それより、早くやるよ!」

そうだね…………捨て身はいつもより力が出る、確かにそうだ
「そしてそれを躊躇いなく出来るのは――私達の強み、だね」

【飛んで来る、巨大な拳。しかし二人は回避も、防御も行わない】
【行うのは――――】

いくよっ!プシー!
「“StardustBullet”!」

【まず、“白”が手の中の雷の球を、開いた穴から覗く空へと投げ上げた】
【そして一瞬遅れて、“黒”が魔力弾の塊を空へ発射。雷の球を貫いて】
【そのまま一つになり、空の彼方へ消えていく――――――】

うぐぅっ――――!!
「あぁっ――――――!」

【それから、またしても直撃。二人分の声が挙がり、小さな体が吹き飛ばされる】
【大ダメージは確実。ならばこれで勝敗は決したか……?いや、その瞬間、空から何かが降り注ぐ】

「ふ、ふふふ……“StardustBullet”は時間差があるからね…………」
だけど……さっき鎌と一緒に回収した魔力を合わせてあるから……

『 避 け ら れ る ? 』

【撃ち上げた魔力弾の塊が無数の魔力弾となり、流星のように、雨のように、降り注ぐ―――――!】
【しかも、ただバラバラに降り注ぐだけではない!鎌が削り取った魔力を合わせたことにより、僅かながらも追尾性が与えられ】
【全てではないものの一部は彼女に向けて方向が修正され、そちらへ向かい】
【貫通や炸裂などの性質こそ無いものの、装甲の厚い部分や薄い部分に関係なくぶち当たるだろうが――――】

[クシー、プシー?今、そちらから光が見えましたが大丈夫ですか?]

「けっこう……きつい、かも……」

[君達がやられてしまっては困ります、無理はせずに、機を見て帰還してください]
[その後は…………レイジアと合流すればいいでしょう]

くっ……わかった、引くよ。

【この攻撃で彼女がどうなろうと、突然に通信が入り、二人に帰還命令が出される】
【そして二人は攻撃が止んだ頃にはきっと、結果を見届ける事無くその姿を消しているだろう――――】


【ただ、この兵器と兵器の戦い。勝ったのは彼女の方であったと、そう言っていいだろう】



/少々強引ですがここらで〆ということで……!
/お疲れ様でしたー!
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/03(日) 00:25:08.91 ID:LIGPDZcc0
>>128

【アサドが放った弾丸は見事に蛇頭を貫いて破壊し、さらにその奥にいるレギンの左肩をも貫き肉の焦げる音が響く】
【ここまでの長距離攻撃を予見していなかった、そしてアサドの持つ砲台の汎用性を軽視していたのかレギンは苦痛に顔を歪めて体勢を崩す】
【今回は隙をついた事もありクリーンヒットと言えるだろう―――が、突如としてレギンの顔は激昂に歪む。】

―――ッがぁ!?………いってぇな………ああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!?
そのポン筒で随分と色々な手品が出来るみてぇだが………やってくれやがるなァッッ!!

クッハハハハハハハハハッ!面白れぇッッ―――そうでなくちゃぼろ雑巾にする価値がねぇからなぁぁぁぁぁぁッ!

【レギンは怒りと愉悦が混じったような凄まじい形相をしながらアサドへと向けて左腕を突き出す………それと同時に】
【白い巨人も同様にアサドへと標準を合わせるように左腕を向ける―――そして次の瞬間。】

てめぇの苦痛に歪んだ顔も見せてくれよ………ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ―――!!

【ズガァァァァァッッ!という凄まじい轟音と共に巨人の左手の平から漆黒の電撃がアサドの元へと放たれるッッ!】
【凄まじい勢いを持った漆黒の電撃は、アサドを吹き飛ばすのも狙って放たれている。】

>>136

まーまーそう怒るなって柊ちゃんよぉ………結局は同じことさ、お前を始末したらその後は………。
ただ順番が前後するってだけの話だろ………?だから安心しておっ[ピーーー]よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!

【柊の放った高速の斬撃によって、巨人の腕の一つは難なく破壊され、そのまま切断され空中に落下する―――。】
【その様子を眺めながらレギンは愉快そうに笑いながら柊の言葉へと返答し、そして右手で指をパチンと一度、鳴らす】
【刹那―――切り落とされた腕が変質し、ぐにゃりと変形し5mはあろうかという巨大な白い球体へと変化する】

―――『ソドム』。
そのまま次元の狭間の歪みを肉体に受けて吹っ飛ぶがいいぜ………ヒャハハハハハハハッ!

【ギンッッ!!っと球体の中心部に巨大な眼≠ェ一つ出現し、ぎょろぎょろと動いてから柊を視認し】
【そのまま空中で体当たりをしようと5mの異形の球体が迫ってくるだろうッ!そして柊の近くへと到達した瞬間】
【その白い球体はそのまま自身の内側から渦を巻くように変形し、空間を歪めるほどの黒い爆炎を放出するッ!】
【空中、さらに広範囲の爆撃という事でひじょうに対応しにくいが果たして柊はどう相対する………?】

//続きます
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/03(日) 00:25:27.38 ID:LIGPDZcc0
>>138

ッチィ!!ちょこまかと動き回りやがってこのクソアマがぁぁぁぁぁ………!
手前の力≠ヘちょっとばっか面倒だからな―――逃がしはしねぇよ―――きな………遊んでやる。

―――カッ!

【糸によって蹴りの速度を落とされ、さらに崩れた体勢によって先ほどの柊の斬撃を避けきれなかった】
【そして再び後退するブライトに対して舌打ちをしながら右手を向け、一度手招きをするような仕草をする】
【すると………ブライトの進行方向に黒い沼のようなものが出現し、そこから無数の黒い蛇が湧き出てくる―――】
【それらはブライトに絡み付こうと殺到し、そのまま身動きを取れなくさせようとするだろう】

喰らいやがれ………ヒャハハハハハハハハハハハハハハハッ!≪蛇王裂閃=窿bッ!!

【そしてレギンの右腕が再び巨大な異形の大蛇へと変貌し、ブライトへの拘束の成否に関わらず放たれる】
【異形の大蛇はその身体から2つの刃を出現させ、X字状にブライトを切り裂いてからそのままその身体に体当たりをしようとするだろう】

>>141

【蛇の魔眼による痺れは、しばらくすれば収まるだろう………だが絶叫による平衡感覚の破壊はそうはいかない】
【轟かすように鳴り響き続ける叫びは全てのモノを震わすだろう―――だがそんな中で笑う魔人が……いる。】

ヒャハハハハハハハハハハハッッ!!さっきまでの威勢はどうしたよラッシュ君よぉッッ!
そんなんじゃ全然たりねぇぞッ!あの世で英雄も泣いてるんじゃねーのかッ!?ヒャハハハハハハ!

まぁ………そのまま潰れろや………。

                      ≪魔撃圧潰/ヘルグラビトン=

【身動きの取れなくなったラッシュに対して愉快そうに笑い、叫びながら左手をラッシュの方向へと向けて、何かを握る動作をする】
【その瞬間ラッシュの周囲の空間が圧縮され、ラッシュごと全てを潰そうとするだろう………範囲はラッシュを中心に2mほどだ】
【もしまともに受ければ全身の骨が全て粉々になってしまうかもしれないほどの力だ。】

>>ALL

さてと………お前らもそれなりに愉しめたが………所詮はヒト≠セ―――駆逐される側の家畜って訳だ
つーわけだ、砕け散れ―――ヒャハハハハハハハハハハハハハハハッ!

                         ≪神槍・ザメク=

【レギンは攻撃を放ち終えると右手を掲げ、そして笑いながら宣言する………同時に白い巨人の身体が発光し、両手を…正確には三本の腕を合わせる】
【するとその中心に50mほどの巨大な赤い槍≠ェ出現し、白い巨人はそれを天の孔≠ノ向けて構え、放つ―――ッ!】

                 【ドゴォォォォォォォォォォォォオォォォッッ!!】
【凄まじい轟音が響き、それと同時に天の孔から無数の紅い閃光のエネルギーの槍が上空から滝のように降り注いでくるッッ!!】

【威力もさることながら、その物量は凄まじく、何かしらの防衛手段を取るか超威力の攻撃で吹き飛ばすしかないだろう。】
【レギン自身は、白い巨人の手に守られるようにして防壁を展開し、攻撃を躱している。】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 00:33:38.38 ID:jOPFRGhU0
>>139
【薙刀のようになった槍による、横薙ぎ。先ほどの突きと同じ挙動を予測していたなら、恐らく刃の餌食となっていただろうが……】


(!!)


【少女は冷静だった。男の薙ぎ払いに冷静に対処し、前方へ跳躍―――完璧に回避と相成った。あまりにも迅速な判断に、驚きを禁じ得ない】
【そうだ、そうでなくては!愉快そうな彼の表情は、より歓喜の色を成す。そう簡単に壊せるようでは、面白くない!】
【「もっと、もっと、この少女と遊びたい!」―――今やこの男の頭の中はそのことばかりである。眼前の少女の対応が、楽しくて仕方がない】

【―――しかし次の瞬間、その歓喜の表情が曇る。】

―――なっ!?

【次の攻撃のためにもう一度槍を構えようとしたが、槍が動かない。見れば、件の金属が我が槍に纏わりついているではないか――――】
【意のままに動かぬ槍のせいで生まれた一瞬の隙が命取りだった。少女の左腕、やはり金属の籠手で覆われた突きが男の腹部を襲う!】


ッハァ―――ッ!!


【真面に少女の突きを受け、肋骨の折れる感触・内臓がミックスされる感覚と共に男は後方へと吹き飛ばされ、建物の壁に激突する】
【槍は固定されたまま、彼だけが吹き飛ばされた。誰がどう見ても大ピンチなのだが―――それでも、男は嗤っていた】

―――フフフフフ……
……イイ!!最高だ!!そう、そうだよお嬢さん!!よくぞ私を壊してくれた!!
肉断ち、骨折れ、腸の潰れるこの感触!!あぁ素晴らしい!!


―――さあ、つぎは私がお嬢さんを壊す番だ!!

【恍惚の表情のまま、その視線は少女へと向けられる。口から血を吐き、それでも尚楽しげな表情は全く変わらない】
【ダメージはある。傷を負った肉体を見れば明らかだ。しかし、戦いが始まってから一度たりともその表情が曇ることはない……】



【そして、男は固定された槍へと視線を移す。右手を槍のほうへ差し出し、何か呪文のような文言を口にする―――】

――――屠殺者はその得物を以て狂人と成す……戻れアラドヴァル、お前にも壊させてあげよう!!さあ!!
今度は私たちの番だ!!

【男が呟いた次の瞬間穂先が変形し、槍が自ずから男の手元へと引き寄せられるように舞い戻った。これは、彼の術なのだろうか……】
【ともかく、獲物は手元に戻った。――――次は、こちらの番だ】

さあ、壊れておくれ!!君は壊れると、どの様な表情を見せるのかい!?

【狂気じみた笑顔と共に、槍を両手で持つ。すると、長槍は長さ半分の二本の短槍に変化し各々両手に収まった】
【両手に短槍を持ち、再び血反吐を出しながら少女のほうへ向かって行き、2m手前で―――右手の槍を投げた】
【至近距離での投擲。槍の攻撃は突き・薙ぎと想定していたならば、恐らくこの至近距離での投擲は予想外のものに違いない】
【しかも、投げ終えた次の瞬間さらに間合いを詰めて、咄嗟に回避するであろう少女の動きを想定してもう片手の槍で突きを繰り出す】
【短槍であるが故に片手で扱え、間合いは短くとも攻撃は速い。が、これさえ避ければもう彼には攻撃する術はない】
【この二段構えの攻撃、少女には回避できるのだろうか―――】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/03(日) 00:40:38.69 ID:Zlf2Hjm80
>>151

…………ッ!

【撃ちだしたロケットパンチを、なんら対応する事なく叩きつけられる2人の敵。普通なら、戦闘不能前後にまで追い込んだ攻撃の成功を喜ぶところだが】
【むしろ、この時少女の中に芽生えた思いは『不味い』と言うものだった】

(最後の一撃……絶対に、何かを仕掛けてくる……!)

【回避よりも、防御よりも、優先されたのは攻撃。先ほどの自分の捨て身の構えそのものだ。再現された状況と言って良い。次に迫ってくるのは、彼らの捨て身の攻撃】
【空を見上げる――――光の閃きが、事態のおおよその予想を立てさせた】

――――うぅあああああぁぁぁぁぁぁッッ!!

【出来る事は、左腕で身体を庇う事だけ。もしもの時の備えとして、攻撃に転じさせなかった左腕だが】
【こうした攻撃を放たれた場合、ほとんど焼け石に水と言う程度の防御効果しか発揮しない】
【頑強な体表が少しづつ砕け、もろくなり、そこに更に次弾が命中する――――嵐が過ぎ去るまで、少女は顔を上げる事が出来なかった】

……ぐ、ぁ…………!?
…………逃げられた、かな…………

【全てが終わって顔を上げると、2人の姿は既にそこにはなくて。少女はただ、1人その場に残されていた】
【撃ちだした右腕を瞬間移動で胴体まで引き寄せると、変身を解除して、元の少女の姿に戻る】

【――――左腕は抉れ、右の太ももをざっくりと切り裂かれ、身体のあちこちに重篤な火傷を負っている】
【もっと言えば、身体を庇っていた左腕は、魔力弾に抉られた傷に上塗りするように焼かれており――――未だ自力で立っているのが不思議なくらいだろう】

…………今から追っても、どうしようもない、か…………

【これ以上の無茶は、無用な行為だった。無論、少女としては――――死をもはや恐れない少女としては、追撃に入っても良かったのだが】
【ただ無為に死んでいくだけの選択と言うのは、流石に我執を超えて愚かに感じる事でしかなく、その選択は取りやめる】
【他の戦局に干渉する事もなく、少女は戦場から離脱した。もう一度、その身を異形へと変じさせて】

【互いを兵器として認識しつつも、その奥底には踏み込む事なく。そしてこの戦乱の行く末を見届ける事もなく】
【ただ敵を退け、その事実を持ち帰る為に、少女はその場を後にした】

/時間的にも丁度良いと思います。乙でしたー!
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 00:41:05.90 ID:jOPFRGhU0
>>154
//下から3行目訂正です!
  もう片手の槍で「少女の懐めがけて」突きを繰り出す でお願いします!
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/03(日) 00:43:23.17 ID:mFUu3QnRo
>>149

兎に角無我夢中で戦ってみろ。そうすればきっと霧は晴れるさ……―――ああ、宜しく。まだ瞳は反抗的だが良しとしよう。
―――SCARLETは精鋭部隊、きっと勉強になることも多いぞ? 俺も日々メンバーに刺激を受けているのだ、きっと君にも良い刺激を与えるだろう。

三雲明音……君を我らSCARLETに歓迎する。

【伸ばした指を折りたたみ、インバネスの内ポケットから取り出したのは緋色の鷹。つまりSCARLETのメンバーという証拠になるモノ】
【其れを彼女へ渡さんと腕を伸ばし、手を開く。掌に乗ったその紋章を彼女が握りしめた時、始めて三雲明音はSCARLETの一員となる―――】

おっと、忘れかけていたが給与や保険などの話は自宅に送られる資料を見てくれ。解らない事があれば書いてある電話番号にでも電話すればいい。
―――三雲、何か他に質問はあるか? 無ければ此処で解散だ。 後に水の国自警団に呼ばれて色々と説明があるだろうが、殆どは自宅に届く資料に書かれている事だ。
……例えば、自警団専用の訓練所―――あれは決まった時間だけ市民にも開放してあるのだが、SCARLETはいつでも使える……等だな。

【彼女が其れを受け取ったのなら、今日の目的は終了。―――最後に彼女へ質問はないかと聞けば、解散の空気を醸し出して】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 00:43:35.93 ID:qrqVdoC6o
>>150

【工具を集めながら、声をかけられて頭をあげる男】

やれやれ……まあ……十分…不審者か

【工具箱にかき集めた道具をぽいぽい投げ入れて】
【煙草を指にはさみ、煙を吐き出して運転席の窓に付けられた】
【灰皿にそれを入れ、さあ話をしようとそちらに向き直る】

この街の自警団は制服?そりゃあ、練度が高くてイイね……
ああ……それともSCARLETの?……ああ、いや…そのへんの事情には疎くて

……物にあたるつもりはないんだけど、足元は見辛いからついぶつかっちゃって…
まあ、覆水はなんとやらって事で……言い訳はすることもないか

【差し出された工具を、ありがとうと言葉を返しながら受け取って】
【工具箱に投げ入れて、箱ごとクルマの後部座席に適当に仕舞った】
【依然、ボンネットは開かれたまま煙を上げている】

車はラジエータかどっかが焼けたみたいでね……えーっと簡単にいえば……
こう言う古い車は走ってないとエンジンが冷えない構造になってるんだ。
で……古いから色々と弱ってる中、渋滞にハマっちまうと…俺より先に車が頭に来ちゃうんだよ
オーバーヒートだったらほっとけばいいんだけど…どうも焼けたパーツを交換しなくちゃならなくて…
んで、悲しみにくれてたのが今の状況…オーケィ?
……ウィークエンドは要交通整理って書いておいてよ。市民の声だって

【しゃがれた若い男の声。身長と見た目も相まって冷たい印象があるが】
【話し方は至って温和で軽いジョークなんかも挟めるウィットはあるようだ】

で……カノッサの知り合いは1人も居ない。嘘だって言われても仕方ないけど…
まあ、だから…渋滞の原因ってぐらいしか思い入れはないね。……まあ、だから今は嫌いかな

【聞かれたことは素直に話す。口ごもる感じは全くなく、全くのシロかよっぽどの悪人という感じか】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 00:43:47.26 ID:W5c6BSgv0
>>146


あー、だんだん見えてきた、見えてきたわ。五分くらい、見えへんかったんかな、俺、ようやったわ。
まあでも、言われてみたらやな、目、瞑ったまま戦ったこと、案外あるしな。………せやな、その辺、突いても、無駄やと思うで。
じゃあどの辺、つけばええんやろ。………あれ、俺、結構、隙無いんちゃう? 最強やん最強。

……舞台か、大歓迎やな。俺に、センスは無いけどな、遠くから眺めるのは、其れなりに好きやで。


【勘が鋭ければ、そろそろ理解出来るだろうか。此の少年は余裕を振り撒き続ける理由、ハッタリをかまし続ける理由―――。】

【お世辞にも健全だとは言えない目の前の大男。然し其の口調だけは、少年よりも常識の有る物であって。】
【話し方は、人間の為人を表現すると言っても過言では無い。取り繕っているだけなのかも知れないが、大男には"落ち着き"が感じられた。】
【では、其の"落ち着き"を失えば、どうなるのか?―――少年の狙いは、其処に在った。小さく細かな苛立ちを、彼の中に湧き起こさせる。】
【一言で言い換えるなら、此等は全て"挑発"だった。激昂を誘発させる為の、常套手段。其れも、"タダ"で出来る。使わない理由は何処にも無く。】

【外側から中心へと、視界が漸く晴れて来る。網膜が焦点を定めようとしていた、丁度其の頃。彼の目に飛び込んだのは、】
【何とも言い難い肉片だった。自分の身体の一部を切り捨て、何をするのかと不審に思わざるを得なかった。】
【彼の右足が振り被ったのなら、少年は身構える。然し彼の身体の軸が、自分の方向に向いていないのだと悟ると、】
【純粋に其れを自分に当てる為の物では無いと理解する。大男が肉塊を蹴り抜く其の瞬間、】
【少年は拳銃で撃ち抜くという選択肢を発想する。然し其れは難易度が高過ぎると判断、大男に銃口を向けたまま、】
【彼を中心に円を描くかの様、ジリジリと方向を転換した。―――背後で何かが起こるのは、余りにも危険だと言う懸念だった。】

【此の少年は、大男の反対側から入って来た。其処に一つの地雷が有る事は、当然知らない。対応が遅れたのは、其の為だった。】
【地雷の爆破範囲。通常の物と認めたならば、少年は身を持って把握していた。自分の位置は、―――勿論、圏内。】
【辺りを見回した所で、破片を防ぐ物が見つから無ければ、被害を最小限に食い止める事を考える。】
【彼に向けていた腕を降ろし、成る可く体勢が低くなる様取った。破片の飛来の仕方さえ、頭に入っていると言う事なのだろうか。】

【然し運悪くも、一欠片が彼の左肩を捉え降り注いだ。下手に動くのは危険だと考えた少年は、其の侭被弾を許す。】
【左肩から滲み出す鮮血が、無地だった筈のパーカーを彩る。痛みは其処まで無かったが、濡れている感触から出血を悟る。】


あー……自分の肉、もぎ取って、まさか地雷、起爆させるとは思わんかったわ。っちゅうか、まだあの地雷、生きとったんやな。
おかげで、このザマやで。………あ、そや、俺も、プレゼント、あんねん。


【と言って立ち上がりながら取り出したのは、大男に出会う前に仕入れた手榴弾。先端を覆う様にして持っている故、】
【ピンが抜けている事には……恐らく、気づけない筈だ。其れをチラチラと見せ付けた所で、ポイっと投げる。】
【投げたのは、大男の背後。当然爆破しない其れは、気を惹きつける為の、矢張り"ハッタリ"の道具として利用された。】

【其の思惑に乗っかってしまったのなら、少年は大男の方へと大きく一歩を踏み込み―――、】
【上段回し蹴り―――所謂、ハイキックを繰り出す事だろう。少年の身長を優に超えた其れは、】
【大男の身体で言うなら、丁度首の辺りを捉えていた。足の金属化が施されている状態での其の蹴りは、】
【言うまでも無く、尋常では無い威力を誇る事になるだろう。】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 00:55:33.14 ID:NOMH68fNo
>>143

ぁ、かは────っ!?

【結果として、見事に隙を突かれた形となった。伸ばした左腕は空を掻き、右腕には半ばからへし折れた刀身だけが残る】
【突き上げる鉄柱の一撃を胴体に──それも人体の急所である鳩尾に、カウンターで──貰った男は】
【横隔膜を強かに打ち据えられ、肺の空気を根こそぎ吐き出して、力無くたたらを踏む】

(……マズい、今、一瞬トんだ……いいの貰っちゃったな、畜生)
(おまけに……多分今、少し『奪われた』かも。次意識を失えば、今度こそ命をあの孔に持って行かれ……っ!?)

【どうにか倒れずに踏みとどまって態勢を立て直し、明滅する視界に二人を捉えはしたものの】
【抵抗力を失った一瞬の失神状態の間に、空に開いた孔──六罪王レギンの開いた冥府の門に、少なからず生命力を奪われた事もあり】
【男の受けたダメージは、ソロモンと花嵐が考える以上に重篤なものとなった。『故に』】

(「──システムリブート。エミュレートα アドミニストレータ権限によって全リミッターをカットします」)
(「──炉心臨界、エネルギーライン接続完了、コンディションオールグリーン、血中潜在ナノマシン、稼働率78%」)
(「──FCSオンライン、ターゲット2、マルチロック……クリア。シフト──Sys/ω:Overlord」)

(「全敵、撃滅します。許可を、カイ」)

背に腹は変えられないね……許可する。食事の時間だ、『Tyrant』ッ!

【次の瞬間、男は唐突に雄叫びを発すると、今までにない勢いで二人へと猛突進を掛けた。火事場の何とやらというやつか】
【踏み締めた鋼鉄の床が、常識外れの膂力にひしゃげて千切れ、地肌のコンクリートを晒す】
【幾らソロモンの術の影響で舗装が薄くなっているとは言え、明らかに人間の領域を逸脱した力──刀をあっさりへし折る花嵐にも、勝るとも劣りはすまい】

────おォ、らァアッ!

【右腕は見る間にその輪郭を質量保存則を無視して膨れ上がらせ、シャツとスーツの袖を一緒くたに突き破り】
【鋭角な黒一色の分厚い装甲と悪魔めいて禍々しい同色の鉤爪を備えた、規格外の巨腕へと姿を変える】
【男はそれを、単純に持ち上げて、二人へと力の限り振り下ろした──単純なテレフォンパンチ。回避は容易だが、しかし】
【人間を捨てた彼の一撃には、常人どころか、自身と同じ兵器をも破壊しうるだけの威力がある──!】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 00:57:36.44 ID:NOMH68fNo
>>143>>160
//お待たせして失礼しました、ほんとに一瞬トんでました……。
//もう大丈夫ですのでご心配なさらず。待たせた分だけきっちり巻いてゆきますね
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/03(日) 01:00:07.16 ID:S9dzxd9co
>>144>>148

【その男、ライラの顔を見てコマチはぽん、と自分の手のひらを叩きながらあの時の事を色々と思い出していた】


おーおー、そういやいつだったかどっかのマヌケのおかげでうまく追っ手を撒けた事があったッスねえ
あの時はどうもありがとうよ、"卵"の取引を潰して回ってたデカい図体の連中を追ってたら感づかれてな
命拾いしたッスよ、感謝のあまり涙も止まらないッスねえ全く

―――アタシ、そういう顔してるだろ?ッス


【にたぁ、と張り付いたような笑みを浮かべながらコマチと呼ばれた少女が笑いかける】
【嘲り笑いとも受け取り辛い感情のこもってない笑み、見た目は小柄な少女に過ぎないのになんだこの奇妙な”違和感”は?】

【共闘の流れを感じ取ったレオは特に気にする事もなく、通り過ぎ終わったなら改めて二人に向き直る】
【拳と杖、二人の敵の戦意を肌で感じながらも獅子の怪人はまるで同じる様子もない】


『……コマチの窮地を助けて貰った事には感謝を言う、しかし我々の作戦に仇名すと言うならば容赦は出来ない
レギンとはこれといって面識はない物の、味方である以上微力ながら力を貸す事も必要となってくるだろう


クレムリン大隊『パステルフェザー』番外個体、"六罪王"音無 小町護衛筆頭、レオクレムリン―――推して参る』


【先に近付いてくるのは棘の男、見かけによらず俊敏なのは彼も同じらしい、それも下段の位置から足めがけて真っ直ぐ飛び込んでくる】
【向き直った事で互いの位置は把握できる、威力はなかなかの物だが来ると分かった以上問題なく対処できる】
【ぐ、と腰を下ろし下半身の安定性を高め、右膝を前に出して対応を試みる】


【ドゴォッ!と大きな音を立てての衝突―――その勢いでレオは真っ直ぐ後ろに1m半引きずられる】
【地面に真っ白なブレーキ痕を深く残した激突、だがあろうことかその獅子の巨体を引きずるところまでは出来た物の】
【ただ真っ直ぐ打つだけのタックルでは、転ばせることもできないのか―――予想以上に凄まじい腎力を秘めているらしい!】

【だが間髪入れずにライラが呪文を詠唱、炎の球をこちらめがけてぶつけようとしてくるのが見える】
【一度足元の"棘の男"を見据えた後、レオはぐ、と手元の"聖遺物"に力をこめ】



――――掻き毟れ、Boulevard of Broken Dreams



【まずレオはその聖遺物の魔翌力の込められた刃を、"棘の男"の体の正中線にそり、やや斜め下から上へと切り上げる軌道で勢いよく振るう!】
【"棘の男"が受けるか回避するか、その結果を見届けることなく、レオが振るった刃の軌道が―――その場の空間を切り裂いてしまった事が分かるだろう】

【そして、切り裂かれた光の切り傷から次に2mほどの大きな光の刃が勢いよく射出―――迫りくる火の球を真っ二つに切り裂く!】
【火の破片はレオを掠めて通り過ぎて終わり、そのまま光の刃が真っ直ぐライラの胴体まで切り裂いて来ようと迫る―――!】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 01:08:12.16 ID:NYuRHm1N0
>>158
「これは私服であります。自警団の制服は…………私も良く分からないでありますよ
――――ぶつかっただけでこうも派手に散らばらない筈でありますよ。別に罪では無いのですから、隠す必要は無いであります」

【白のページに落としていた一つだけの瞳を挙げたならば、男性へと移して】
【礼を言われれば、やはり悪い気はしないのであろう。ニコリと微笑みを返したならば、しっかりと手渡し】
【批難の感情が視線に交じっていないことから考えれば、恐らく特に咎めるつもりも無いのであろう】
【…………不幸な事故。だから、相手に悪気は無かった。その様に捉えている筈だ】


「らじぃ…………らじぃえーたぁーでありますか?」

【折角簡単に説明してくれたのに、その半分も理解出来ていないのだろう】
【機械に疎い訳では無い。だが――――車となると、専門外】
【…………だから、説明を追う毎に頭上の疑問符は増えていって。最終的には、その車と同じ様に頭から煙を上らせる事だろう】
【冗談に対して返す余裕も無くなるという事は、余程の生真面目であろうか。やっと思考が戻って来たのは、少ししてからで】


「…………なる程であります。まあ、取り敢えず報告には特に問題は無かったと書いておくでありますよ
それにしても……カノッサも中々にとばっちりで――――」

【その言葉を嘘では無いと判断したのか、笑いながらそんな事を言って】
【――――言葉が途切れるその寸前、“ぐう”なんて腹の虫の鳴く其れが聞こえる事だろうか】
【途端に顔を赤らめた所から考えるに、音の発生はこの少女で間違い無いと思われるけれど――――】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 01:08:12.85 ID:s7nszOqzo
>>153

【距離を取ることには成功した。後は持てる全ての力をもって成すべきことをするだけ】
【だが、恐怖が身体を縛り付ける――それほどまでに白き獣≠ニレギンは圧倒的な存在だった】


(震えてる場合じゃない……っ。今何もしなければ、皆、皆――
 そうさせないために私はいるんだから……だから――!!)


【首のリングが一際強く輝き、彼女の手にも同じように青い光が宿る】
【光は泡のように弾けると――身の丈ほどもある弓として形を成すだろう】

【スケッチブックを持った手で狙いをつけ、もう一方で弦を引き絞る】
【恐怖を打ち破る希望が、平穏を蘇らせる意志の強さが――破邪の矢となって力を増してゆく】


(――!?)


【しかしそれを放つことはできなかった。後ろから迫っていた蛇に拘束されてしまったのだ】
【不意を突かれ、ただでさえ苦手な蛇の大群に怖気を感じながらも、彼女は狙いだけでもつけようともがくのだろう】
【だけど身体を覆う蛇の数は増えるばかりで――必死に払いのけようとするも全く意味はなく】

【――そこに容赦なく刃が叩きこまれた】
【派手に血飛沫を上げ、かくん、と膝が折れる。さらに追い打ちをかけるように胸元へと体当たりを受けた】
【彼女は後ろへと、黒い蛇達の上へと倒れ込むだろう】
【裂傷もさることながら肺の空気が出てしまい猛烈な息苦しさと吐き気に顔を歪ませた】

【それでも――彼女は立ち上がろうとする。小突けば倒れそうなその姿はさぞ滑稽に見えるだろう】
【けれど、どれだけ惨めな姿になろうがこれ以上の惨劇を許すわけにはいかなかった】
【歯を食いしばり、ブライトは光る空を見遣る。そして先程撃てなかった弓矢をもう一度具現化させて――】


       ( お願い、貫いて―――――――――!!! )


【放たれた矢はもはや矢の形をしておらず、流星の如く天空へと駆ける】
【頭上に迫る紅い槍を全て叩き落としながら、孔≠貫かん勢いで――!】
【そして神槍の脅威を打払ったならば見えるかもしれない。同じ弓矢を構えるブライトの姿が】

【だが息も絶え絶えといった様子だ。狙いが覚束ないのかすぐに撃とうとする気配はなくて】
【その少しばかりの間が、隙となるだろうか】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/03(日) 01:09:43.24 ID:CqcvMnF9o
>>157
「わかった……分かり、ました」
【馴れない口調に首を傾げながらも。辛うじて敬語を整える】
「いつか、貴方の実力も……楽しみにしています」
【言葉の内容こそ挑発的だか、言葉には誠意が込められている様子で】
【一人の武人として、仲邑に興味を示している。その気持ちは、純粋な物であった】

「質問……は、一つだけ。 SCARLETは、みんなお前――貴方のような、人ばかりなのでしょうか?」
【みんなお前のような変わり者なのか。という問いかけ】
【正義の組織に加わったモノの、永遠と上下間の厳しい束縛を受けるというのは、馴れるまでは楽な事ではない】
「聞きたいことは、それだけです」
【与えられた鷹を、大切そうに握りしめる】
【一瞬――ごく短い時間、相手の姿を尊敬のまなざしで見つめる】

「一日も早く、しっかりと働けるように……まずは、頑張ります」
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/03(日) 01:10:18.01 ID:DBXJ6bzbo
>>152

ペラペラペラペラ、ぶっ飛んだテンションで喚きやがって…………ッ!

【片膝をつくアサドの耳に、レギンの叫びは届いてはいない】
【先程の咆哮で、平衡感覚とまでは行かないまでも聴覚を一時的にやられてしまっているのだ】
【ただそれでも、レギンの異常な様相は目で見るだけで瞭然。それに気圧されないよう、アサドも敢えて大声を張り上げるが】

おいおいおいおいおい――――んだよそりゃあッ!?

【レギンの手、だけならここまで焦りはしない。向けられた白い巨人の手が、アサドの心に激しく警鐘を打ち鳴らし】
【即座に、すぐ後ろにある氷壁の裏側へと隠れるが…………先程の漆黒の弾丸を受け、それは既にボロボロの状態だ】
【撃ち放たれる漆黒の雷撃は、一瞬氷壁に阻まれるも、すぐさまそれを打ち砕き――――強烈な爆音が、氷片と共に周囲へまき散らされた】
【立ちこめる煙の中に、物音はない。巨人に狙われた男は、消し飛んでしまったのか――――?】


【――――白煙の中、水色の光が一瞬煌めくのが見えるだろうか】
【そして、それを見てから回避したのでは、この砲撃≠避けるのは難しいだろう】

――――お返しだ、クソッタレ!!

【爆音と共に射出された弾丸が煙を纏めて消し散らせば、砲撃手≠フ無事を伝えるだろうか】
【そして、この弾丸――――引き金を引き、爆発音が響き、着弾する。そのプロセスが、極端に短い】
【つまり速い=I 空間に水色の線を引いて亜音速で飛翔するのは、細長い矢印型をした氷の弾丸!!】

【鋭く尖った先端にこの弾速が合わされば、それだけで強い貫通力≠発揮するのは当然で】
【何より、目視は難しいだろうが…………この氷の弾丸、表面が水色の魔力でコーティングされている】
【これは摩擦を減らして弾速を上げると同時、魔力障壁などにぶつかると干渉を起こす効果を持っていて】
【つまるところこの弾丸、魔力や気などを使った物理法則外≠フ防御に対して特に強い貫通力を発揮する性質を持つ――――】
【それは言うまでもなく、レギンの纏う漆黒のオーラを刺し貫く為の一発ッ!!】

【狙いはレギンの右太股。直撃すれば、その部位を串刺しにしてしまうだろうか】
【そうなった場合、鏃が付いているせいで引き抜くのは難しいが、氷で出来た矢をへし折るのなら難しくはない】


>>153

【――――その攻撃の成否を確認する暇は、どうやら残されていないらしかった】
【巨人が神頼みでもするみたいに手を合わせ、生物であれば見るだけで危険と直感できる紅く巨大な槍が現れれば】
【孔≠ヨと放り込まれたそれ――――轟と打ち広がって、仰ぎ見た空が紅色の雨に覆い尽くされていく!】

ふ、ざけんじゃねえぞッ…………!!?
――――おい! 防げねえ奴は俺のそばに寄れッッ!!

【吼える必死の大音声は、自力で防げる手だてがないのならという仮定の下、仲間全体へ発せられる】
【弾種変更用のカートリッジ≠ニしての機能が仕込まれたグリップを、アサドは再び換装し】
【取り付けたグリップを引き、コッキング。バレル根本のスリットから蒸気が噴出すると同時、弾種が再び切り替わる】
【根底の記号は《B》。アサドの魔弾砲≠ヘ、打ち上げ花火の筒のように天を衝いて構えられ――――】

《ブレイズ・ストライク》――――――ッッ!!!

【側面部に浮かび上がる《B-strike》の文字と呼吸を合わせるように咆哮を上げ、アサドは全力で引き金を引いた】
【銃口の中に、多量の橙色の光が集約していき――――直後、紅色く染まり始めた空気を粉々に噛み砕く、強烈な爆撃音=I!】
【人の目で捉えられる速度を大きく超過した速度で飛翔したそれは、空中で降り注ぐ槍のひとつと衝突し】
【まさしく砲撃≠ニ呼ぶのに相応しい、大火力広範囲の爆撃が解き放たれる――――!!】

【頭上を埋め尽くす大爆発は、その火力で以て槍を消し飛ばし、その爆風で以て軌道をアサドの周辺から反らしてくれるだろうか】
【もちろん、全てを避けきることは不可能だ。撃ち漏れた槍は直撃しないまでも周囲の地面を粉々に打ち砕き】
【その飛沫を、アサドは全身に浴びる。先の漆黒の雷撃だって、完全回避できたわけではないのに】
【先程の攻撃で受けた傷がどこなのか、もう判別がつかない程――――数え切れない打ち身や傷が、アサドの体に刻まれるだろう】

【また、この無差別な槍の攻撃により、展開された氷壁も三つほど破壊されてしまうが――――まだ健在なものもある】
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 01:17:02.12 ID:AU5D9IFk0
>>160

【その攻撃を花嵐は見る】

『……!』
(そのような奥の手があるかっ!)

【花嵐はそのように思い回避しようとする】
【しかしソロモンも巻き込むつもりだならば】

『ちぃぃ!』

【花嵐はすばやく動きソロモンのところへといく】
【ソロモンを少々油断していたソロモンを突き飛ばしに行った】

 のあっとぉぉ!
『うおおおお!』

【突き飛ばし、ソロモンを助けることはできた】
【しかし――】

(回避などまにあわんか)

【ソロモンを助けたしかし本人は間に合わず】
【派手に壊れる音とともに花嵐の半身が壊れた】
【そして、地面に落ちる】

 つぉっと、無事ではないな
 だがそろそろ潮時か

【そう言うとソロモンは何かのボタンを取り出した】

 動けるか花嵐
『……なん……とか…』

【ノイズが混じりつつも応答する花嵐】
【そして花嵐は立ち上がり】

 うむ、では退却するぞ

【ソロモンはボタンを押したするとこことは遠くしかし工業地帯から連続した爆発音が聞こえた】

 ふむ、やはりダメージも与えておかなければな
 退却させてもらおうか

【そして大量の紙を取り出しその紙を地面に当てる】
【すると、男と二人組みの前に壁ができる】
【コンクリートや鋼鉄の壁だろう】

【そして二人は退却する】

/ここまででしょうか
/お付き合いありがとうございました
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 01:20:22.24 ID:yKdaTpBJo
>>159
ふむ、閃光の効果はやはりあまり長くはない、か。参考になったよ
ほほう、言うだけあってなかなかに経験を積んでいるのだな。若いうちに経験を積むのはいいことだ

ハハ、最強とは大きく出たな。いやいや、それほどの実力者を相手取れるとは、悪党冥利に尽きるよ
……挑発のつもりなら、あまり期待しないほうがいい

【カニバディールの語調は、変わりなかったが。最後の言葉だけは、わずかに鋭さを増す】
【この大男にも、感情はある。だが、それによって痛い目を見てきた経験もまた、持ち合わせている】
【余裕を崩さないねこやまの様子に、微塵も苛立ちがないと言えば嘘になるが、目に見えて感情を剥き出しにすることはなかった】


ああ、私も観覧するのは嫌いではない。だが、たまには舞台に上がってみるのも悪くはないだろう?
何せ、対価は自分の命だ。積極的に挑まねば損をするぞ

【落ち着きが崩れないままなのは、向けられた銃が火を噴くことがなかったためでもあった】
【肉塊による地雷の起爆は、ねこやまの警戒を促すという形で、銃撃を防ぐという思わぬ効果も発揮したらしい】

【爆音。破片が、全方位に向けて飛ぶ。カニバディールもまた、ねこやまよりは遠いがその射程圏内にいる】
【飛び来る破片が右腕を掠めるも、残りはあるいは肉体の膨張で防御し、あるいは身体を動かして避けた】
【自分が、地雷の起爆を狙ってやったからこそ、出来る芸当だった。すなわち、不意を突いたはずのねこやまが、見事に被害を抑えたのには、驚きを隠せず】


……驚いたな。ずいぶん器用に避けるじゃあないか。地雷に専門知識でもあるのかね?
ほほう、プレゼントか。嬉しいね。こういう状況でなければ、ぜひお受けしたかったのだが

【言葉が途切れ、一つ目が細まる。その目に映る、手榴弾。警戒が、巨躯から湧き上がる】
【ねこやまによって巧妙に隠されたために、それがダミーであることには気が付かない】
【それが投擲され、自身の背後へと飛んだ時。カニバディールは、ねこやまの術中にあった】


ぐ――――!!!
(…………!? 起爆、しない……しまった!!!)

【カニバディールは、思わず背後に意識を飛ばし、その場から飛びのいて手榴弾から距離を取ろうとした】
【それがブラフであったと勘付いた時にはすでに遅し。ねこやまが、接近していた】


ぐが――――!!!

【ねこやまの異能を乗せた、金属の蹴りは見事カニバディールの首を捉えた】
【反射的に肉膨張を発動したため、骨が折れるほどには至らなかったが。その巨体は大きく揺らいだ】
【カニバディールの太い足が、地面を蹴る。蹴りの加えてくる力の流れに逆らわないことで、少しでもダメージを軽減しようという、反射的行動】

【それが、裏目に出た。地面を蹴っての跳躍、それでもなお失われぬ蹴りの威力。それらが合わさった結果、巨躯はわずかの間宙を舞い】
【その先にあった、工場の扉の一つに激突した。老朽化した扉は衝撃に耐えられず、崩壊する】
【カニバディールが、どうにか立ち上がった直後だった。破れた扉から、何かが噴き出して来る】


ぬ、ぐ……。贈り物のセンスは、かなりのものじゃあないかね……

【呻きつつ、ねこやまに向き直るカニバディール。蹴りによるダメージは、かなりのもの。そのふらつく巨体に】
【背後から、扉の中にあったものが襲い掛かった――この兵器工場に地雷と共に残されていた、もう一つの兵器。有毒ガス】


な……!? ガハッ!! ゲ、ホ……
(おのれ……先日に続いてまた毒か……!!)

【建物内に充満していた有毒ガスが、扉の前にいたカニバディールに、その向こうにいるであろうねこやまに、瘴気の如く襲い掛かる】
【ねこやまにとっても、危険な状態だろう。だが、同時に好機でもある】

【挑発によって、ねこやまが狙っていたことが、今起きていた。カニバディールは、予想外の事態に落ち着きを欠いていた】
【バトルアックスを振り回し、ガスを払いながらどうにかガスから逃れようとしている。この瞬間、意識はねこやまから外れている】
【有毒ガスに臆さないのであれば、ねこやまの前に最大のチャンスがぶら下がるはずだ】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/03(日) 01:31:29.93 ID:Kn9S8RUh0
>>152-153

……無意味な仮定ね。けれどあなたにも其れは同じ事――――

なら、意地でもぶつけ合ってみましょうか?…………私は、貴方との其れに敗けるつもりはない!

【斬りおとした腕がかたちを失い―――――――睥睨する単眼が柊を捉える、】

【音の暴力をやり過ごしながらも、歪む様に意識を苛む五感。初撃に受けた傷もあり、柊は鈍くも重い痛みを抱えていた】
【其れが一気に襲い来る苦しみを味わう事になる。受け流す様に敢えて吹き飛ぶ体術も、気休め程度の太刀の守りも意味を為さず、】

【柊の全身を爆炎が、そして波のように打ち寄せる衝撃が叩きのめした。身体中の軋みを聴いたが、着地に備えるために意識から無理に消した。】
【そしての着地/震えかける膝、】

…………ぁ、くぅっ……、はぁっ、……くっ―――――

【――――びしゃり、通過した軌道上に鮮血が降り注ぐ。足でブレーキを掛けて止まるが、傷はひとつとて流血を停められず】
【頽れかける体に鞭打って、柊は……4名全員へと降り注ぐ紅き“力”の雨を見るのだろう】

【エネルギーは膨大/この世の終わりの様に錯覚する力/全員がこの危機に晒されている/最早決断に猶予はない、】
【今一度の疾駆。吹き飛ばされた道程を逆走し、これまで以上の力を足に込めて】

(………使わせて貰うわよ。返すことは出来ないけれど……!)

【先程アサドが残した氷の壁、柊は盾でなく足場としてその一つを利用した。】
【故より近接戦闘以外に手段が無いゆえに、守勢に回ればその機動力、突破力は無為の極みを見るに過ぎず】
【ならば求めるべきは斬り進む道―――――勝利への最短の経路を疾走し、その刃を巨悪へと届かせる事だったのだろう】

【刃を揮う/到れたその到達点で天仰ぎ銀の光が閃く、】

―――――――――はぁあああああァッ―――――――――!!

【円状にアインのコアを囲う斬撃の渦、神槍≠迎え撃つための上向きに薙ぎ払う無数の連撃。刹那に重なる剣の嵐が、攻防分離の二重構造を創り出す。】

【巨神を切り刻み、動力源となったアベルを取り出す。目的は其れで、手段は連撃。だが、数と密度、そして速度が常軌を逸していた】
【以前の彼女にすら有り得なかった超越的加速、その指先の織り成す絶殺の剣技、】

【―――――――時戒の宝玉=B嘗てアイオーンと呼ばれた超存在の時繰る力、柊はその一端を全身の時間加速に用いたのだ。】

【幾度かの試用によりその危険性を、とりわけ暴走のリスクを柊は骨髄に到るまで刻みつけていた】
【その彼女が今や戒めを解き、初となる新たな能力を発動している――――――。】

【その決断に到らしめたのは、予断を許さぬ“今宵”の必然性だったのだろう】

【かの大いなる邪悪を討ち果たす機会は、今宵を置いて他になく。敗北すれば失われるものの大きさも、比類なき緊迫を以て柊に迫っていた】
【……笑いあい日々を共に過ごす友も、こんな風に戦える仲間も。……幾つもの命に託された明日も。】
【 何一つとして失えぬから、この身は一夜の不壊なる錬鉄と為す。仲間も、己も。この世界も殺させはしない――――――。】

【だがその意志が如何に強靭であろうと、肉体的には一人の少女に過ぎない。 】

【膨れ上がり荒れ狂う、“時”という力の嵐――――其れすらも意志力で抑え込む荒業は、単なる苦痛に留まらぬ影響を技術体系に与えた】

――――……か、は……ぁッ……!

【操剣技術そのものはまるで衰えを見せず、だが“意”が、攻撃の予兆が溢れ出すのだ。絶対的な差が其処にはあり、レギンの先読みや迅速な対応はひどく容易なのだろう】
【絶対域の速度を以て、この空に横たわる闇すら斬り裂く刃――――――千古の闇を越え現われた巨神に、果たしてその至鋭の閃嵐は届くのか】
【……孤りでは、求める結果に届かないのかもしれない。そんな可能性を思うことすら、過負荷に血を吹き溢す体で封じ込める。】

【 降り注ぐ死の閃光を打ち払う。巨人のコアを抉り出し、敵であった命ひとつと、アインの機能停止という“段階”を自分たちに齎す。】
【甘い、と魔王は笑うのだろう。その決意も、幾つもの光に守られた誓いも。】

【だが道は貫く事しか識らぬから、少女は命総てを救おうとする―――――それこそが眼前の死に突き付ける勝利なのだと、だからこそ征くのだと刃の確信に載せた。】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage]:2013/11/03(日) 01:33:18.47 ID:8msTV/8to
>>148,162

「ヘケッ、俺のことかァ?」 「強いのは良いことだ! ……別に一緒に戦うのは構わねェーが!」
「これは俺の獲物だ、だからトドメは俺によこせよォーッ!」

【共闘に対しては、好意的で……次の発言も、トドメが誰に刺されようとすっきりして帰ってしまうので】
【この言葉は、ただのクセみたいなものだと思ったほうが良いだろう】


「――ヘケッ、熊辺りなら後ろから脚ドーンってやればすっ転ぶんだがなァー」

【タックルの後に取るのは、勿論着地。受け身を取り、摩擦によるダメージを減らす】
【その目線の先に見えるのは切っ先だ、己を真っ二つに寸断せんとすそれ】
【――幾ら彼とはいえども、そんな事されれば堪ったものではない】
【が、今は体勢が非常に悪い、まだ立て直しきれていない、……どうかわすか?】 【……それは】

「うゥおりゃアーーッ!!」 「気ィィイイイーー合だァァアアーーーァッ!!」 「気合のォ〜……防御ォッ!」

【……気合である。もう冬が近づくというのに、暑苦しいったらありゃしない】
【しかし、この"気合"……ただの精神論とはワケが違うようだ、彼の身体からにじみ出る"何か"を感じるだろう】
【どちらかと言えば"気"と呼ばれるものに近いだろうか、どうやらそれで身体に何かを付加しているようで】
【"気合で"無理矢理体勢を変え、更に右腕を振るう刃を受けるべくそれに合わせる――勿論、無視できないほどの大きな斬り傷を作るが】
【むしろ、本来ならば、それが真っ二つになってもおかしくないような状況である、それを斬り傷程度で収めてしまうのも"気合"の力なのだろう】

【傷から見える骨に怖じけることはない、流れる血はむしろ闘争心を煽る――この男は、そういうモノだ】

「ヘケケケ、俺はハイテクなモノは苦手だがよォ〜……そォーいう不思議系は問題ねェ」
「だが、その鎧かったくて困るぜェ、"グリーンニードル"じゃあ歯が立たねェからよォ〜」

「緑じゃ駄目ならどうする?」 「ヘケケケ!」 「――"赤"だ!」


「――レェェエエーーーッドニィィーードォォウ……レェェーーーエエーーッグゥッ!」

【彼は立ち上がると、右脚に彼の眼の様に"赤い棘"を生やし――レオに向けて、半回転の回し蹴り!】
【身長差的に、太ももの高さを通る軌道となるだろうか】

【――先程の緑色の棘に比べると、かなり"硬く"鋭い"】 【それは、"並みの"金属やコンクリート程度なら貫くくらいである】
【攻撃に対する防御力も上がっており、破壊には強力な攻撃を要する】
【ただ、緑色の棘よりも"生やすのに時間がかかっている"――故に、棘を生やしてから攻撃するまでのラグも大きい】
【また、明らかに棘の持つ魔翌力が違うのだ、なんとなく危険な事は伝わるかもしれない】

【成功失敗問わず、彼は少しの間息を整えるだろう――どうやら、"赤い棘"は"緑の棘"よりも身体にかかる負荷や消耗する魔翌力が大きいようである】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 01:33:41.66 ID:qrqVdoC6o
>>163

さあ、どっかは揃えて着てるんじゃないかな…まあでも
好きなもんでいいと思うんだけどね……まあ、いいや……
…いや、でも……事実なんだからしょうが無い……うーん、よわったな

【俺あんま怒んないからねえ…と苦笑いをしつつぼやく】

エンジンを冷やすやつね…冷やすやつだから熱くなるんだ、エンジンの代わりにね
まあ……知らなくてもアクセル踏めば走るんだからいいけどね……つまりは…えーと
……壊れたけど夜だから修理に出せない。そういうことだ

【熱を持った少女の頭とは逆に車の方は冷えたみたいで】
【漏れでていた煙は既に無くなって。男はそれに気がつくと、ボンネットを閉める】

しかたないよ。何かをすると何かしらの反発を受けるもんだよ……
……カノッサもそれぐらいは織り込み済みだろうさ

【遠くから街を移した映像や、専門家のコメントが映るビジョン】
【まさか車の故障までカノッサのせいにされてるとは誰もしらないだろう…】

あーっと……何か食べに行く?…そのかわり、クルマ……朝まで置いておいていいかな?
ほら、動かすに動かせないんだけど……ロックかけられちゃ困るからさ
……何食べたい?…俺よく分かんないから好きなのでいいけど

【わかりづらいがコレは賄賂ないし接待に含まれるのだろうか。黒に近いグレーだ】
【規律に厳しいなら気づいて断るものだが、動かせないから仕方ないと言い訳もできるし】
【そもそもルールは食べれない。食欲とルールを天秤に載せれば………】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 01:36:56.46 ID:VAUXqrqeo
>>153

───ぐっ……!

【左手で頭を抑え、ラッシュは蹲る───敵の前ではあってはならぬ醜態だが、しかし到底素面ではいられなかった】
【体の痺れがなくなろうとすでに意味は無い、揺らぐ脳は体を素直に動かしてはくれず】

【しかし、悠長に回復を待ってくれはしないのだ、レギンが構えを取ると同時にラッシュは歯噛みした】
【周囲の空間が歪み、空気が圧縮される。まずいと直感が叫ぶのと同時にラッシュは飛び退く】
【しかし僅かに遅れた───右足首が空き缶の様に潰れ、肉と骨と血が飛び出る】

ぐぁぁぁぁッッ!!

【足が潰された、痛みなんて描写するまでもない、悲痛な叫びと共に無様に地面に片膝を突く】
【大剣を右手に、杖代わりにして、それでも立とうとするのは根性故に】
【しかし、現実は非情だ】

【天を貫く赤い槍───全てを穿つ破壊の雨───崩れていく音───】

【対抗手段は、無い───】

……チッ───ッ!

【俯き、悪態をつく。めちゃくちゃだ、こんな体でどうしろというのだ、あんなもの───】
【わかってる、言われなくとも…弱音なんて、自分以外誰も吐いてはいない】
【思えばいつもそうだった、自分ばっかり、いつもいつも文句や弱音に包まれて、誰かの助けに頼っていた】
【今もそうだ、レギンの言う事は強ち間違ってはいない】

…情けねぇ……よなぁ…!

【そうだ、俺は何の為にここに来た?絶望する為か?】
【何故、体を無視してまで宝玉の力をフルに使っている?無駄死にする為か?】
【───違う!】

【ラッシュは立った、立ち上がった。潰れた右足を、それでも地について立ち上がる、覚悟はとうに決めたはずだ】
【戦況を見て、利用して、勝ち筋を見ろ───何をどう使う?】
【あの破壊の雨は、ただ破壊するだけじゃない、ラッシュにとっては力を生み出す養分にすらなる】

目が覚めたぜ……あんなんじゃあミーメに笑われちまう…!
…こんな小雨くらいで俺は…ッ!!

【立ち止まってはいけない───】
【降り注ぐ破壊の雨、その中をラッシュは───駆け抜けていた】
【肉を削ぎ、骨を貫き、皮膚を切り裂く、しかしラッシュは止まらない、それどころか力を増していき、降り注ぐ槍よりも紅いオーラが体から沸き立っている】
【まるで燃えるように、紅い力はラッシュを包み、白銀の力が補佐する様に迸る】

【ラッシュは跳んだ、到底人には不可能なくらいに高く、高く高く降り注ぐ槍を大剣で弾きながら、巨人の頭を飛びこさんとするばかりに跳んでいく】
【体に刻まれる痛みは、傷はそのまま力に変換される、変換した荒ぶる力を、宝玉が白銀に包み調停し纏め上げる】
【宝玉も能力も、どちらも体にかかる負担は非情に大きい、しかしラッシュは既にそれを完全に無視していた。決死の覚悟と共に、一つの決意の為に】

【妨害が無ければ、巨人の頭程の高さでラッシュの上昇は止まる───そしてラッシュは、体を仰け反らんとする勢いで、大剣を上段に構えていた】
【背中の翼が、白銀と紅のオーラによる翼が巨大化して、ラッシュ自身よりも遥かに大きく空に開かれる。振り上げた大剣の刃が紅い力によって遥かに巨大に延長されて】
【そしてラッシュは巨人に向けて落下しながら大剣を振り下ろす、竹を真っ二つに割る様に、正中線を狂い無く狙って】





【───そしてもし、もしもだが】
【ラッシュの兜割が巨人に下されて、ラッシュが地面に着地出来たなら】
【ガラスの割れるような音がして、大剣が砕け散るだろう】
【大剣は、そのまま銀帝の宝玉≠フ具現、即ち砕け散るという事は───】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 01:39:22.77 ID:EJCs/V2g0
>>154

【少女の策は功を成し、男に甚大なダメージを与えることに成功した】
【相手のはらわたを突き破る感触に僅かに顔をしかめながらも、彼女は確かな手ごたえを感じたようだ】
【しかし、相手を上手く翻弄できたことからくる彼女の得意げな表情は、次の瞬間凍り付く】


ヒッ……

「相手さんも中々に我慢強いようだなァ、ケケケ」


【血を吐くような怪我を負いながらも、先ほどまでと比べてもなんら遜色のない恍惚とした表情で男が少女を見据えたからだ。それに、地面に縫い留めていたはずの槍はいつの間にか男の手に戻って行ってしまったようだ】
【それどころか、彼の獲物は手の中で変形し、二本の槍へと姿を変える。アラドヴァルという名前らしい二本の槍を携えて、男が突撃を開始した】


何で倒れないのよ、もう!
しつこい男は嫌いだわ、おとなしく――――――ッ!?


【突然停止し、槍を投擲する男。まさか相手がこうも簡単に自分の獲物を手放すとは思っていなかった少女は、反応が遅れた】
【とは言え、横に飛ぶことで辛うじて槍を回避することに成功したようだ。しかし―――】
【―――穂先の瘴気に身を炙られることを恐れた彼女は、必要以上に槍から距離を取ろうと、無理な姿勢で跳躍してしまったのだ】
【体制を崩してしまった彼女に、迫る二撃目から逃れる術は残されていなかった】
【神がかり的と言っても過言ではない咄嗟の判断で左の籠手を楯の形に変形させ、槍が直接体に突き刺さることは何とか防ぐことに成功したものの―――】


――――――――――――――――――!!!!!!


【―――強烈な衝撃をもろに受ける羽目となってしまった。声にならない悲鳴を上げ、苦痛に顔を歪ませる】
【吹き飛ばされた彼女は、ほとんど無意識に受け身をとり、男から遠く離れた位置で体制を立て直すが……今にもその場に崩れ落ちそうに見える。かなりのダメージを負ってしまったようだ】
【しかし、彼女の瞳から光は失われていない。カンテラに指示を出し能力を解除した彼女は、すぐさま新たな能力を発現させた】


やってくれるじゃない、今のはキたわ……アタシのカワイイあばら骨ちゃんの大半がイッたみたいね……
でも、アナタも相当な手負い。その傷で複数人の相手ができるかしらねッ!?
複製異能――――――〈マジカルファンガス〉!!

「さてさてェ、こいつらにはどう対処するンだいィ?ケケケケケ」


【正視に絶えない虹色に戻ったばかりの髪や瞳、それに灯が、今度はオリーブ色に変化した】
【同時に、カンテラから二つの塊が吐き出される。少女と男の間に着弾したそれは、グズグズと音を立てながら盛り上がっていく】
【数秒の後に完成したのは、何とも奇怪な二つの人型。オリーブ色のその体は、表面がざわざわと蠢いている】
【大きさは成人男性ほど。のっぺらぼうの顔からは、意思らしい意思は読み取れない】


―――行けッ、粘菌ども!


【痛そうに腹部を抱える少女が腕を振りかざすと、二つの人型は正面から男へと向かっていく。速度は、遅い】
【男のもとに辿り着いたなら、彼らは殴るなりタックルするなりの攻撃的行動を試みるだろう。対処に困るほどのものではないかもしれない】
【また、男と十分な距離を保っている少女は、間もなく懐から投げナイフを取り出し、構えることになると予想される。男に距離を詰められそうになったらそれを投擲する算段だ】
【複雑な状況とは言え、人形たちを突破し、飛んでくる少女のナイフも回避することに成功したならば、彼女に抵抗する手段は残されていない。お互いに重傷であるこの状況、どう転ぶのだろうか―――】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/03(日) 01:39:57.98 ID:Kn9S8RUh0
/意味自体は変わらないのですが、文に打ち損ねてた部分が少しだけ…orz

>>169

【だが道は貫く事しか識らぬから、少女は命総てを救おうとする―――――それこそが眼前の死に突き付ける勝利なのだと、だからこそ征くのだと刃の確信に載せた。】



【だが道は貫く事しか識らぬから、少女は目に映る命総てを救おうとする―――――それこそが眼前の死に突き付ける勝利なのだと、だからこそ征くのだと刃はその総てを確信に載せた。】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/03(日) 01:40:02.90 ID:mFUu3QnRo
>>165

……―――フフ、相当敬語に慣れてないようだな。俺の実力―――はそのうち共闘する時が来るだろうから、その時にでも。
と言っても、別に凄い身体能力があるとか、魔法が使えるとかじゃあない。……才無き男が必死に藻掻いて身につけた「武」があるだけでつまらないものさ

【小さく微笑みを零しながら、たどたどしい敬語を話す彼女に言葉を飛ばす。瑛月の実力を彼女は楽しみだ、というがそんなに面白いものでもない、と彼は言う】
【―――派手さはない。凄まじい剣速も剛力も無く、韋駄天のような脚力も有るわけではない。スピードもパワーも、彼女に劣るだろう】
【……其れでも、彼には「武」がある。最初に彼女に見せた、あの不気味で恐ろしく静かな歩き。そして見せた鋭い眼光、表情、老獪な雰囲気。其れ等が彼の「武」である】

―――いや……俺のようなまともなヤツは少ないな。
例えば―――大会にも出場していた、マーシャル・T・ロウ……君は知らないかもしれないが―――
彼は入場時に曲を流す阿呆のお調子者だ。それでも3位に食いこむ程の実力を持っているのだがな……

【―――彼を変人と言っては、SCARLETにはついていけないかも知れない。自分でも言っているが、比較的彼は常識人のポジション】
【……彼女の言っている意味と彼が受け取った意味とでは違うが、兎に角SCARLETは実力者を取り揃えた個性派集団である】
【ガンマンも、剣士も、忍者もアンドロイドもいる。だがこれだけは言えるのだが―――皆心の何処かに「民を護りたい」という正義を抱えている】

―――ああ、頑張れよ三雲……!!

【短い激励を飛ばせば、彼は背中を向けて彼女から離れていくだろう―――その動きもまた、最初と同じ幽霊のような静か過ぎるモノであった】

/遅くなって申し訳ないです!
/ありがとうございました、SCARLETをよろしくお願いします!
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 01:40:28.77 ID:EJCs/V2g0
>>154
//遅くなって申し訳ないです……ッ!
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 01:50:33.90 ID:jOPFRGhU0
>>173>>176
//いえいえ、大丈夫ですよ!
//……大丈夫なんですが、こちらの意識が大丈夫じゃなさそうで……明日(もう今日だった……)の昼頃からなら空いていますが、そちらはいつごろなら大丈夫でしょう?
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 01:51:31.77 ID:W5c6BSgv0
>>168


地雷はな、ふかーいふかーい、思い出が、あるんや。
まあ、俺、小さい割には、色々、経験しとる、言う事やな。


【『挑発なら期待するな、』と直に指摘された時には、苦笑いを作った事だろう。】
【心理戦に関しては、相手の方が一枚も二枚も上手だったという事。だとすれば、もう此れ以上余裕を取り繕う事はない。】


……せやろ。俺自身も、惚れ惚れする程、ええセンスしとると思っとるわ。
案外、狡い技、使ってくる、思ったやろ。……ちゃうねん、戦場では、誰でも、やったもん勝ちやで。


【巧妙なトリックも含めた、ねこやま会心の蹴り。膨張した何かに触れた感覚さえ在ったが、】
【彼の呻く其の声からは、其のダメージの大きさを推し量る事が出来た。瞬時に製作した作戦は理想的な結果を生み出した様だ。】

【扉が開かれる。有毒ガスは、扉が開かれた事によって発生した風に靡いて瞬く間に広がり、辺りの空気を冒して行った。】
【―――懐かしい。少し侵食を受けた空気を吸い込んだ其の瞬間、少年の脳裏に焼き付いた感情。何処かで、嗅いだ事の有る匂いだった。】
【数秒経って、其れが毒ガスであった事に気づく。彼が咽ているのは、蹴りによる物では無いと悟れば、】
【其の発信源は、矢張り其の扉の奥に有るのだろうと理解する。彼の慌てふためく様子は、とてもではないが少年が居る事を考慮された物では無かった。 

【今こそが最大のチャンスだった。NO.29を仕留める、又と無い機会。】

【突っ込んだのなら―――息を止めている、一分程。彼へ攻撃する猶予が発生する。】
【其の侭逃げたのなら―――恐らく、勝てないだろう。生きる道は、撤退しか無い。】

【少年は、前者を選んだ。否、選んだというより―――二つを天秤に載せる事すらしなかったのだ。】
【考える迄も無く、スーッと大きく息を吸い込むと、少年は追い打ちを掛けに行く。】
【バトルアックスを振り回している事が厄介だったが、其のタイミングを読み切り、彼の懐へ迫る。】

【大男が毒ガスを吸うまいと体勢を低くしているのなら、一つ目のある丁度額の辺りを、】
【立った其の侭の体勢であるなら、先程蹴り抜いた部分と寸分違わず同じ場所に、蹴りを見せる事だろう。 】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 01:52:53.71 ID:NYuRHm1N0
>>171
「――――確かに、そうかもしれないでありますね」

【今は多くの仲間が、渦中へと向かっている筈。自分も出来るならば其処へ向かいたかったが……】
【逆に他の場所の警備も疎かにしてしまえば、其処を狙われてしまうかもしれないから何て考えの下、残った次第】
【――――とは言え、此処ではあまり関係の無い話。頭を振れば、余計な考えを飛ばして】


「動けないならば仕方ないので、大丈夫でありますよ。私の方から伝えておくであります
そんな事よりも…………」

【動かせないならば、どうしようも無い。だから見逃すといった旨を含む言葉】
【其れよりも…………問題はその先。食べに行くかとの言葉】
【今はまだ勤務中である。それなのに人から奢って貰うという事は――――】
【然れど、こんな事をしている間にも一度思い出した空腹が収まる訳も無く。寧ろ経てば経つほどに空腹感は強くなって】
【…………二度目の腹鳴り。とうとう堪えられなくなったか、こくりと小さく頷いて】


「えっと……それじゃあ、ハンバーガー…………食べたいであります」

【控えめに発した言葉は、其れ。直ぐ近場に店が在るという事が理由の一つ】
【もう一つは――――直ぐに食べ終えられるという利点。仮にも職務中。ばれてしまえば問題にはならずとも上層部に咎められるであろうから】
【さて、提案を呑むか否かは男性次第。良しと言ったならば、場所は件の店へと移るのだろうけれど】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sagesaga]:2013/11/03(日) 01:53:33.74 ID:uYqODimTo
>>162
「ケッ、飛んだクソアマとクソライオンだ。……ま、あの時のお陰で今この場所に俺が立ててるんだ。
 その礼を受け取らなくちゃ、話にならねーってな」


【その減らず口は変わらないものの、その内心でライラは冷や汗を禁じ得ない】
【前回のファーストコンタクトの際は気付くことのなかった違和感。その違和感は、相手が悪の組織だからだろうか。それとも、外見が只の少女だからだろうか】

【或いは―――その両方共でもあり、更に彼女がカノッサの幹部、『六罪王』だからか】

【いずれにせよ、この少女は"普通じゃない"。どうやら戦闘が得意ではないようだが、用心に越したことはない】
【ご立派な"戦闘役"も居るようだしな……なんて、視線はその戦闘役、獅子の怪人レオへと移った】


「トドメでも何でもくれてやるからとりあえず一緒に戦ってくれ棘男!! 俺はライラ、宜しくな!

 お前には関係ねーだろーが、ソイツらは世界の敵! お前が叩き潰すに値する奴らだと――――――!」


(ご立派な戦闘役にご立派な武器……!! こりゃ相当、苦戦しそうか?)


【挨拶も手短なものだ。今は遂げ男と呼ぶライラだが、名前を言えば以後しっかりと名前で呼ぶ事だろう】
【その彼も相当な力量を誇っている。だが彼を持ってしても、あの獅子の怪人はあまりダメージを負ってないように見えて】
【六罪王の護衛筆頭を名乗るだけのことは有る―――そう考えた矢先、注視していた火球が『断ち切られる』】
【思わず棘の彼の士気を高めようとした言葉が途切れるほど。それ程にその刃は圧倒的な力を見せつけていた】
【空間切断……いや、その副産物らしき光の刃で。どうやら自分と棘の彼は、とんでもない奴を敵に回していたらしいと】

【そう考えた時には、もう光の刃はすぐそこまで到達していた】


「……グ……うッ!!!   ……  S  2  ! !   W i n d   C u t t e r ! ! ! 」 


【数ヶ月機関と戦っただけあってそこそこ知識は有るはずなのだが、未だ完全とはいえない戦闘技術】
【避け方にも其れが現れる。今度は右へと飛び、光の刃をスカそうとするライラだが……如何せん身体能力は常人の域を超えることはない】
【皮膚を切り裂かれ、赤い血が染み出すのは左腕。重要器官への斬撃は免れたが、それでもダメージに変わりはない】

【だが、ライラもすぐさま反撃に転じる。詠唱によって呼びだしたのは薄緑色をした三日月状の物体】
【直径50cmほどの薄い其れが二枚、ライラの周りを飛び回り―――杖をレオへと向けると同時、勢い良く同時に飛び出した】
【棘の彼の後ろに隠れるようにして着実にレオへと接近する其れは、ある程度近づいた所で後ろから左右に分かれて飛び出し】
【棘男の攻撃に合わせ、二方向からの同時攻撃を実行する。棘の彼の攻撃も合わせれば、三方向か】

【この物体―――当たれば切り傷が刻まれる程に鋭い。しかし、同時に脆くもあった】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sagesaga]:2013/11/03(日) 01:54:12.22 ID:uYqODimTo
>>180
/安価ミス……>>162>>170です
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/03(日) 02:02:41.07 ID:LIGPDZcc0
>>164

ヒャハハハハハハハハハハハッッ!!どうした、どうしたよッッ!もうお仕舞かぁッ!?
これじゃあ結局手前は何もしないで逃げ回ってるだけだったなぁクソアマッ!!

―――?おい、手前何を………!?―――ッ待て!!

【もはや血だるまになったブライトを見て笑いながら挑発を口にするが、ブライトが放つ流星の矢≠視界に収めると】
【冷や汗を流しながら絶叫してブライトを止めようとするが―――間に合わない。】
【蒼い流星が、赤い流星を打ち破り―――冥府の孔≠貫いたッ!】

キッサマァァァァァァ………―――!

【冥と聖=c……二つの力がぶつかった事により一時的に孔≠フ力は激減し、赤い槍の雨も止んだのだった】
【レギンは憎悪に満ちた表情でブライトを睨み付ける―――だが】

>>166

―――ガァァァァァァァァァァッッ!?

【ブライトへと攻撃を仕掛けようとした矢先、飛来したアサドの氷の弾丸が障壁を破り、レギンの太腿を貫き、鮮血が舞う】
【レギンは激痛に顔を歪めながら、なんとかバランスを整え、氷の弾丸をへし折って投げ捨てながらアサドを睨み付ける―――。】
【もはやその黄金の瞳に余裕はない、あるのは圧倒的なまでの憎悪………そして狂気だけである】

糞ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!
手前ら………俺に踏みつぶされるだけの虫けらの癖にじたばたと暴れやがってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

[ピーーー]………消えろ………消えろ………ああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!

【怒りに任せてひたすらに敵意と狂気を辺りへとまき散らし、全身のオーラをさらに沸き立たせていく………だが】

>>169

【それもつかの間―――宝玉の力を以て一度にして那由多の剣戟を放つ柊によって巨人のコアが破壊され、アベルが取り出される】
【白き巨人はガクンとブレーカーが落ちたように機能を停止すると、そのまま浮翌遊状態でゼンマイが切れたように固まった】
【取り出されたアベルは―――もはや限界までエネルギーを取り出され、ほぼ屍と化していた。】
【ピクピクと震える唇を動かして………ただ一度、獣にとって始めての破壊∴ネ外の感情を………ただ一言。】
                   【『あ り が と う』】【そう言った。】

八攫ァァァァァァァァァァァァアアあああああああああああああああああああああああああああッッ!
何してくれてんだ………手前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!俺の………俺が育てたパーツを………!

                      ぶっ殺ろす―――ッッ!

【柊によって機能を停止させられた巨人へと視線移し、もはや髪をぐしゃぐしゃにしながら狂ったように暴れる】
【そして柊へと怒りの籠った一撃を見舞おうと振りかぶるが………。】

>>172

【だがそのレギンを飛び越えるようにしてラッシュが飛翔し―――剣を構える】
【その剣は天を穿つほどに強く、そして鋭く見えた………そして、レギンが止める間もなく振り下ろされる。】
【ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!核を失いその身体そのものまで破壊された巨人は完全に機能停止したようだ】

あ………あ………馬鹿な………このおれの―――この俺の計画が………このままでは…。

『どうやら………もう答えは決まったようだな………ならば私の力ももはや必要はないだろう
 今を生きるお前たちで………道を切り開け―――さらばだ、お前は今を生きろ………ラッシュ。』

      『本当に必要なのは力ではない………お前ならもう分かっているだろう。』

【唖然と空を見つめるレギン………そしてラッシュの後方からはどこかで聞いた声が聞こえてくる】
【どこかで聞いた声は―――穏やかにそう告げると、本当の別れを告げてどこかへと消えていくのだった】
【宝玉の崩壊………即ちそれは。】
//続きます
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/03(日) 02:02:58.38 ID:LIGPDZcc0
>>ALL

手前ら………糞が…糞が糞が糞が糞が糞がぁぁぁぁぁぁぁぁ!
この俺様に楯突きやがってッ!家畜の風情でッッ―――!!がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

クックフフハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!
ギャッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!

             ハーハー………良いだろう………この国ごと………ぶっ壊してやんよ

【ダメージによって膝を付き、憎悪に満ちた瞳で一同を睨み付けていたが………一転】
【狂ったように絶叫を開始して、そのまま両手を広げて天に空いた孔≠仰ぎ見みて、一言、笑みを浮かべながら呟く】
【次の瞬間、レギンは右腕を大蛇に変形させ―――もはや動かなくなった巨人へと放ち、コアの部分へと食い込ませる】
【それにより再び巨人を起動させた………即ち元六罪王リリア≠フ力を利用して始まりの巨人≠その身の一部としたのだ】
【機能を停止していた巨人は再びその六つの眼に光を灯し、まるで狂ったように絶叫しめちゃくちゃに動き始める。】
【その瞬間、ドンッ!という大きな音、そして振動が襲う………そして。】

【遠くを見渡せば、地面が、海が、山が、夜の国≠フ国土全体に赤い亀裂≠ェ走り、それらがすべてルルーメンへと集約されている】
【まるで血脈のようなソレは一度ドクン≠ニ振動すると………今度は小刻みな揺れを伴って、徐々に崖のように開いていこうとするだろう】

ギャハハハハハハハハハッ!ヒャーハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!
これで…!これでこの国を終わらせてやるッッ!このまま全てを飲み込む災厄を生み出し、この国ごと貴様らを葬ってやるよぉぉぉ!

貴様らは良くやった………流石の俺も褒めてやるが………結局は無意味なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
全てを、冥府に変えてやる………ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!

                 邪魔はさせねぇッ! ≪暴神毒蛇冥烙=窿bッ!!

【レギンは、白き巨人、アインの力を暴走させ、この国全体を冥府の孔≠ニして飲み込もうとしているのだ、もはや何も残らない】
【巨人は眩い光を放ちながら震え、大地は赤い閃光を放ちながら震えている―――もはやすべてが破壊されようとしているのだ―――。】

【そしてレギンも―――自身の全ての力を用いて、屋上全体に巨大な魔方陣を展開し、そこから無数の漆黒の刃を出現させ一同を貫こうとする】
【さらに、全身から沸き立つオーラを40mはあるだろうとてつもない、もはや龍に近い漆黒の大蛇を顕現し、そのまま屋上へと頭部を叩きつける】
【上、下………もはや逃げ場など………この国のどこにもない………止めるすべは一つだけ、レギンと、その背後の巨人≠斃すしかない】

     【全霊を………全てをかけた全霊を叩きつけるしかない―――でなければ、この国は、終わる=B】

//次のレスで〆たいと思います。
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 02:06:33.26 ID:EJCs/V2g0
>>177
//こんな時間までもつれこませてしまい、申し訳ないです……
今日(日曜日)の昼頃なら大丈夫かと思われますが、夕方の方が確実かもしれないです。
とりあえずは18:00からということにしたいのですが、どうでしょうか?
昼にロールする時間が取れそうな場合は、舞台裏の方でお知らせいたします!
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 02:11:49.45 ID:jOPFRGhU0
>>184
//はい!とりあえず18時の件、了解しました!
//では、また夕方にお願いします!此方も昼の14時・15時頃にはいると思いますが、万が一いなくても18時には来ますので!
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 02:15:28.64 ID:qrqVdoC6o
>>179

そう、仕方ないんだ……よし…ありがとう、それだと助かるよ…

【車をおいて置けるなら有り難い。これでロックされることもレッカーされることも無い】
【男はクルマの運転席のドアを開け、鍵をとったり、煙草をポケットに入れて】

……ハンバーガーね…………いいよ勿論、俺も変にこった料理より
ハンバーガーは好きだよ…食べやすいしね……ほら、行こう

【気が変わらないようにというわけか、男は先に歩き始めた】

【会話の時少し間があった。それはハンバーガーが嫌だってわけでもなく】
【奢るのを渋るわけでも無く、クルマが動かせないなら何処かに泊まるわけで…】

(……だったらビール飲みたいけど…ファストフードってなかったよな…)

【なんて些細な事だったが男はそこらの大人たちよりも残念に思ったのだった】
【そして、シーンはファストフード店に移って】

好きに頼んでいいよ。…まあ、大したもんじゃないけどさ

【店内のレジまで着て店員を目の前に大したものじゃないなんて言うほど】
【デリカシーにかける男は飄々とコーラだけ注文して…】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 02:23:18.94 ID:NOMH68fNo
>>167
【巨腕は花嵐の半身を抉り取り、叩き潰し、この通路の一区画ごと打ち砕いて、元の形状さえ判然としないスクラップに変えた】
【しかし、ソロモンは未だ健在。花嵐にも、完全に止めを刺せたという訳ではない──】
【男は内心舌打ちして、再び腕を二人へと向け持ち上げた。すると、前腕部の装甲が二つに割れて】

(──仕損じたか。けれど一人は死に体、今主砲を撃てば確実に……いや、駄目だ)
(ここから今の出力で水平射撃すれば、工場全域をまとめて焼き払う事になる……糞ッたれが!)

【まるで獣の唸るような駆動音と共に、その内部から砲塔を競り出させ──しかし、彼は撃たなかった】
【いや、撃たないのではない。撃てないのだ。その、一つの間違いが大惨事に繋がりかねない程の過剰火力ゆえに】
【男の持つ真の奥の手=A処刑剣の異名を冠する大口径の光学兵器は、市街地での使用に厳重な制限を掛けられていた】

────しまった! 爆弾!?

【そしてまたしても、その一瞬の躊躇いが致命的なミスとなる。ボタンを奪取しようと腕を伸ばすも、僅かに遅い】
【ボタンは押され、工業地帯のそこかしこに、遠雷のような爆破音が響き渡る──さながら、彼を嘲笑うかのように】
【奥歯を砕けんばかりに噛み締め、男は爆ぜるように地を蹴る。生成された壁を遮二無二殴り付け、撃ち破り】
【木っ端微塵に打ち砕いて二人に追い縋らんとするも、もはや全てが遅すぎた】

【『畜生』────吐き捨てる彼の背と言わず腹と言わず、四方八方から照射されるレーザー光】
【あの忌々しい機関員の置き土産か、機関謹製の自立兵器が大挙して彼の身体に照準を据えている】
【紛れもない敗北であった。男は一敗地に塗れ、あまつさえ力を発揮する間もなく命をも奪われんとしていた──】

//一先ず、お疲れさまでした
//お相手ありがとうございました、亀で申し訳ない
//戦闘ロールについて、二言三言ばかり書いて避難所に置いときますので、お暇な時に読んで下さい
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/03(日) 02:27:54.44 ID:S9dzxd9co
>>170

(あっちの棘男は近接戦闘特化、前衛でメインを張ってくるから肉体強化か……最初に使ってきたあの棘にまつわる能力を警戒したい所ッスねえ
で、あっちのマヌケ魔法使いは後衛、ブレンの術式に比べていかにも魔術師らしいオーソドックスなスタイルで来るみたいッスね
……さて、アタシはどうしたものか)


【少々離れた所で、コマチは己の従者と二人の敵対者の力を見比べる】
【力を抑えさせたとは言え、たった二人を相手にレオが敗北するとは思えないが、それでも冷静に彼らの力をこうして自分が測る必要があるだろう】
【この時点で棘の男は深手を負っている、容易くしとめることが出来ればそれで良し、しかしそこまで楽観視はできない】

【だが続いて放たれる赤の棘―――色こそ変わった物の、『わかる』―――先ほどの棘とは質が違う】
【これをまともに食らってしまっては深手を負う―――無視できない!】
【レオがとっさに左腕の籠手を付き出し、回し蹴りに合わせて防御を試みる!】

【キィン!と音を立て、その場に火花が散る―――互いの威力は均衡し、動きが硬直した】
【どうもレオの装甲は"並み"の金属やコンクリートに比べれば強度は高かったらしく一撃で貫く事はかなわない】
【しかしその装甲を真正面から砕き得る望みはある、十二分のチャージを込めて放てばほぼダメージを与えられない彼の肉体にも届き得る】
【その証拠が赤の棘の回し蹴りの一撃で左の籠手に入った罅である―――後1、2撃叩き込めば罅が広がり、その隙間から攻撃を通す事も可能か―――?】

【また、棘の一撃はもう一つ―――その一撃を持って一瞬、彼の動きを硬直させたことも大きい】
【その後ろより放たれた二発のウインドカッター、レオがその対応にやや遅れを取ってしまう結果につながったのだ】
【レオは右手に持った長柄の"聖遺物"を振るう事で自分から見て右から迫るカッターに叩き込み―――クッキーを砕くよりも容易く防いだ】

【だが左はそうはいかない、左の籠手はすでに棘の男の攻撃を防ぐのに使ってしまった、もう防ぐ術はない!】
【回避を試みるも動きの硬直で反応が遅れて左の脇腹、装甲の薄い部分を切り裂きダメージを与える事に成功した!】

【距離を取り、武器を左手に持ち替え、右手で左の脇腹を抑えながらレオは呟く】


『なるほど……お前たち、見立て以上にやるな
これまでも多くの戦場を潜り抜けて来たのであろうことはなんとなく見て取れたが
思った以上によく動く、十二分にカノッサ機関にとっては脅威となる戦力だろう


―――しかしその程度で終わりならば、オレを[ピーーー]事は万に一つも叶わないと断言しよう!』


【―――途端に、空気の感じが変わったように感じ取れるかもしれない】


【自分の周りを纏う大気が極めて重くなったかのような奇妙な感覚、殺気か、あるいは敵意か、その濃度が先ほどよりも濃くなったような】
【腹の奥から勇気を振り絞っていても喉の奥に悪い感覚が詰まってしまうかのような感覚、レオはまだ何もしていない、にもかかわらずこの「圧」はいったいなんだ?】
【考える暇もなくレオは動いていた、その場で"聖遺物"を振るう事で空間を切断、その中から3発の巨大な刃が発射される―――!】

【縦の刃はやや離れた所にいる棘の男とライラの胸部めがけそれぞれ一枚ずつ飛んできて切り裂こうとしてくるだろう】
【だが最後の一枚、一番後ろの刃の横の刃には発射したレオが―――その巨体からは考えられないほどの軽やかさで跳躍し】
【横の刃の腹に軽やかに飛び乗った―――!?そしてそのまま二人に接近してくる!】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/03(日) 02:29:21.47 ID:S9dzxd9co
/>>188
/>>170>>180宛てです、失礼
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 02:35:28.61 ID:NYuRHm1N0
>>186
【そんな男性の気持ちを知る由も無く、少女は嬉々とした様子で注文をする事だろう】
【遠慮もあってか、頼んだ商品はそう高い訳でも無い。寧ろ、店内では一番安いメニューであろう】
【もし其れで良いのかと問われたならば、これが好きだから何て言葉で返して】

【席に座り、いざ食べようとした時の事。…………ポケットで鳴るのは、紛れも無い着信音】
【考えられる事は自警団の仕事で――――そして、今起きている事について】
【…………携帯を取り出したならば耳を当て、一言二言向こうの人物と言葉を交わし】
【座ってから数分も経っていないというのに立ち上がれば、男性へと身体を向ける事だろう】


「応援の要請が入ったであります。折角奢ってくれたというのに、申し訳無いであります…………」

【件の事。被害が甚大にでもなり始めたのか、招集を掛けられたと告げて】
【――――頼んだハンバーガーを片手に背を向けて、目的の場所へ駆け出そうとするけれど】
【……あ、の言葉と共に立ち止まったならば一度振り向いて】


「車、きちんと伝えておくので安心してて欲しいのであります」

【その後に、「壊されていないかの方が心配でありますが」何て冗談にも思えない言葉を吐いて】
【――――それを最後に、少女はもう一度駆け出した】
【自警団として、SCARLETとして。何より、己の信念を貫く為に――――】

/っと、この辺りでしょうか!
/お相手、有り難う御座いましたですよー!
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 02:40:00.17 ID:yKdaTpBJo
>>178
その年で、地雷に深い思い出とは、戦場育ちか何かなのかね?
まったく、この世界では見た目が当てにならないことを痛感させられるな……

【余裕の仮面が取り払われれば、そこから垣間見えるねこやまの内側】
【最初にハッタリと断じなかったことだけは、正しい判断だったらしい。彼もまた、戦いの世界に身を置く存在だ】


クク……狡い、とは言わないさ。お前の言う通りだ。戦場に、狡いも汚いもない

【首の痛みをごまかす意味も兼ねての言葉だったが、本心でもあった】
【元より、汚泥の中を這いずるが如き人生を歩んできたこの大男にとって、ねこやまの即席の作戦はむしろ賞賛されてしかるべきものだった】

【とはいえ、素直にそれを口に出す余裕はなく。直後、空間を満たしていく毒ガス】
【少年にとっては、追憶の匂い。大男にとっては、死を呼ぶ臭い】
【ある意味、カニバディールの最大の武器であった冷静さは失われ、そこを容赦なく、ねこやまが突く】


う、お……!!!

【ようやく、意識が追いついた時には、すでに遅し。呼吸を止めて、忍び寄る彼の姿は、獲物を刈り取る狩猟者のように見えた】
【カニバディールは、蹴りの瞬間、わずかに屈んではいるが、立ったままの状態であった】
【すなわち、ねこやまの蹴りはその首へと到達する。鋼の一撃が、カニバディールの首を捉え。その骨がへし折れる音が――】


――――!!!!!!

【その一瞬。カニバディールは、"人間ではなくなった"】
【今まででも、十分にその姿は異形。だが、少なくとも四肢と頭と胴体を持った、人に近い姿をしていた】
【だが、これはもはや、生物と呼んでいいものなのか、それすらわからぬ有様だった】


【ボゴボゴボゴ――排水溝から泥が噴き出しているかのような、不快な音が、大音量で連続する】
【ねこやまの足には、確かに首の骨を折った感覚があったはずだ】
【しかし、そのまま足をすぐに戻さなければ。内側から破裂したかのような勢いで膨張していく肉に、押し返されるだろう】

【そう、今までの膨張・変形とは規模が違う。カニバディールの上半身は、作業服を瞬時にボロ切れに変え、ラバー地エプロンをどこかへ吹き飛ばした】
【そこに現れたのは、作業服のズボンとゴム長靴を履いた下半身から、夜空に向かって生えた肉塊】
【巨大な肉の塊――幼い子供が、適当にこねくり回した粘土細工のような、歪な肉塊。無理に形容するなら肉の塔、とでも言うべきか】

【肉の塔の表面から、何かが生えてきた。大きな眼球が一つ。牙の生えた大きな口が一つ。太い腕のような形をした肉塊が二本】
【腕の形をした肉塊が、下方に向かって伸びた。一本は、ねこやまの身体へ。そのまま、彼を思い切り突き飛ばそうとするだろう】
【もう一本は、地面に落ちていたバトルアックスを拾い上げる。突き飛ばしの成否に関わらず、肉の塔はそのまま伸びていき、工場の屋根へと到達するだろう】

【肉の塔が工場の屋根にしっかりとしがみつく、と同時に、肉が急速に縮んでいく。それに引っ張られる形で、下半身が工場の屋根へ持ち上げられていく】
【下半身が一回転し、工場の屋根へ降り立つ。同時に、そこから生えた肉塊が完全に収縮を完了させる】
【上半身裸となった、カニバディールがそこに立っていた。変わらぬ一つ目。変わらぬ巨体。しかし、その身から立ち上る瘴気は、禍々しさを増していた】

/続きます
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 02:40:19.07 ID:yKdaTpBJo
>>178
……グ、ク……本当に、死ぬ寸前、だった……首の骨は折れたままだぞ……ひどいことをしてくれる……
だが……礼を、言うぞ……死の淵に、立ったおかげで……私の力は、一歩先へ進んだ……

さらに人間から、遠ざかった、とも言うな……ふ、ふ……

【ねこやまの一撃は、確かにカニバディールの命に届いていた。だが、それがために、その肉体はさらなる大規模な変形・膨張を可能としたのだ】
【醜悪な笑いを浮かべて、地面のねこやまを見下ろす。その表情が、苦痛に歪んだ】

グ……とはいえ……深手であることに、変わりは、ない……
ここは退かせてもらうぞ、ねこやま……また、会おう……


【異形は、さらなる進化と、多大なダメージとをその身に抱えて。工場の屋根を移動し、ねこやまの視界から消えるだろう】

【果たして、不穏な空気と有毒のガスを、その場に残しつつも。少年・ねこやまは見事、カノッサの使徒を退けた】
【彼がこの戦いで稼いだ時間で、おそらくはこの地区の避難も完了しているだろう。彼は、異形から勝利をもぎ取ったのだ】

【ルルーメン旧市街・旧兵器工場での戦い】
【No.29 カニバディール――退却】
【勝者――ねこやま】

/少々強引とは思いますが、この辺りで締めでお願いしたく……
/遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました!!
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/03(日) 02:49:26.15 ID:DBXJ6bzbo
>>182,183

…………はぁ、はぁ、クソ…………。
こっちは凌ぐので精一杯だってのに、よくやるぜあいつら…………。

【紅い雨が止む。巨人の動きが止まる――――その直中で、銃砲を杖代わりにやっと立っている男が一人】
【その様相は――――満身創痍、と言ってもいいだろう】
【白いジャケットは煤汚れと血で汚れきって、浅黒い素肌にもところどころ紫色や赤色が滲む】
【大きな傷は無いため、動けるには動けるが…………蓄積した小さな傷が、蛇のように全身に絡みついたまま】

【ただ…………見事巨悪の振るう力を防ぎ止めてみせた、周囲の仲間たちに。益体もない言葉を紡ぐその顔は、どこか晴れやかだ】
【自警団員として、SCARLETとして、ただこの国を守るためにここ立つ男には、レギンと何ら因縁があるわけではない】
【それでも――――この瞬間。確実に何か≠ェ救われ、何か≠ェ終わったのだと、アサドはそう直感していた】

【そう、直感したからこそ――――】


――――そろそろ終わりにしようぜ、レギンさんよ。
災厄だの冥府だの――――てめぇのクソつまらん事情に、この国の奴らを巻き込むのはやめてもらおうか。

【体は軋み、空は撓む。耳をつんざく狂笑が空間を支配し、魔縁の蛇王≠フ一部となった巨人は再び動き出す】
【何千回と繰り返した動作で、右腕が走る。《G》の文字が刻まれたグリップが、小さな機械音とともに接続される】
【罪人の首へ冷たく振り下ろされるギロチンのように、コッキング音がひとつ響き渡れば】
【黒色の特殊魔鋼をベースに要所を白い強化パーツで覆った魔弾砲≠フ銃口が、肉食獣の吐息のように淡い蒸気を吹き出すだろう】

俺は言ったぜ、大人しく往生しろって。
だからよぉ――――てめぇみたいな往生際の悪い奴には、きつい拳骨が必要だなぁッ!!

【引き金が引かれる。橙色を湛える炎の魔力針が、バレルの周囲に浮かび上がり始める。側面部に、《G-cannon》という光が宿る】
【本来、長いチャージ時間が必要なその魔弾――――だがいまこの瞬間ばかりは、無理と無茶と気合を積み上げて】
【体内の全魔力を叩き込み、強引にチャージ時間を短縮する。強大な負荷を受け、アサドの口から血が吐き出される】
【それだけでは、ない。レギンの作り出す無数の刃が、最小限の回避しか取れないアサドの体を次々引き裂いていって】
【どくどくと脈打つ紅色、天を覆い尽くす巨大な蛇頭。その全てが、終焉≠告げていた】

【だが、それでも――――照準は。獅子と見紛う銀の双眸は。この国を守るという正義≠セけは、固くその場に佇んでいる】
【魔力針が、時を刻んでいく。一本二本と数を増やして、やがて現れた一二本全てが、熱い炎の色を輝かせ】
【そして砲身に集うは、巨大な光。あらゆる闇を照らし出す、高潔な篝火の光――――!】


――――――――――――――《ゴスペル・キャノン》ッッッ!!!!


【レギンを、蛇を、巨人を、渦巻く黒い思惑を、その全てを射程圏内にして、それは放たれた】
【魔力針の中心に展開されたフィールドへと叩き込まれた炎の魔弾は――――最大限、その威力を増幅されて、起爆】
【アサドの想いと極限の炎熱を乗せたレーザー状の極大砲撃が―――――天地を切り裂いて撃ち放たれる―――――!!】

【六罪王も漆黒の蛇龍も暴走する六つ眼も、それは纏めて吹き飛ばすだけの範囲と威力を誇っていて】
【その激烈な反動に耐え、空間ごと突き上げる爆音にかき消されながら、いま、アサド・アル=アーデルという獅子が咆哮を上げていた】
【男の正義≠フ行方は――――周囲の者達の想いの行方は――――この夜の国の行方は――――】

【各々が解き放つ全身全霊の果てに、果たして如何様な結末を迎えるのか――――――?】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 02:54:47.14 ID:W5c6BSgv0
>>192-193

//お疲れ様でした!とても楽しかったです!
//締めの文は、明日改めて、という事でお願いしたく思います……!
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/03(日) 03:04:40.02 ID:8msTV/8to
>>180,188

「俺はヘケメト、よろしくなァー」
「世界の敵だろォーとなんだろォーとどうでも良いが!」 「バトルの相手は強いほうが良いからなァ」

【……結局は強者と戦いたいだけの様だが、だからこそ戦闘知識は"身体"で覚えている】
【頭はともかく、身体は丈夫。それこそ、いざという時の盾にしても大丈夫なくらいには――】

「ヘケケケ、――"レッドニードル"でもぶっ壊せねェか」
「――"問題ねェー"、"あれが駄目ならこれ"、"これが駄目ならそれ"で動けば良いからなァーッ!!」

【赤い棘で"完全な装甲の破壊"が得られなくとも、彼の表情が曇ることはない、むしろ"楽しんでいる"】
【脚のその棘たちの色が黒に、黄色に、緑に、――白に、脱色していく、魔力が抜けてゆく】
【維持が大変なのだろう、もう一度使う前にそれは地面に落ちて、"白い棘"は落下の衝撃でいとも容易く砕け散る】

「……ふゥ〜、……だが、あんまり連打はしてられねェな、これは」
「ヘケケケ、――さァー、"終わり"を決めるのは俺だ!」 「かかってこォーいッ!!」

【――彼が持っているものは勇気なんて強いものではない、"無謀な闘争心"だ】
【どんなに恐ろしいモノだろうと、それからこっ酷く"痛い目に合わなければ"、問題はない】
【それが彼のタフネスさであり、……ただのアホな裏付けでもあるのだろう】

【その刃をかわすべく取る行動は、サイドステップ――だったのだが】
【それをする前に、彼は一瞬怯んだ――"圧"に屈したからではない、右腕の斬り傷が攻撃の反動で一瞬疼いたからだ】
【結果、回避が遅れて、その左肩から左脚に大きな傷跡をつけることとなる】
【頭部へは、……"眼"への攻撃を"恐れて"か、――サイドステップの姿勢そのものが斜めだった、故に当たらなかった】

「――ヘケケケ、中々良い一撃だぜェ」

【攻撃を受けたことにより着地に失敗し、地面を軽く滑った後に、左脚を庇いながら起き上がれば】

「気ィィーー合……だァァアアーーーーーアアーーーッ!!!」

【一瞬、彼の身体から"気合"が吹き出したかと思えば、同時に多量の血が噴き出して】
【……そして、その後は出血量が元の半分位まで減っていた】
【傷自体を治したわけではなく、ただ、"気合"で失血による気絶までの時間を伸ばしただけに過ぎない】

「……近距離は俺の本領だぜェーッ!」

【そう叫ぶと同時に、彼の身体から再び"気合"が放出される!】 【着ている服を吹っ飛ばす勢いで!】
【――先程と違って、これは"攻撃"を目的としていて――いわゆる、全方位衝撃波である】
【範囲は彼の周囲数m程であり、接近するレオに合わせた形となる】
【その暑苦しい気合は、鎧の隙間を容易く通り染み渡る程であり、身体に浅めな傷を幾つも生むだろう】

【その攻撃の性質上、接近の速度や方向を変えられれば当たらないだろうし】
【……その上、"味方殺し"である。ライラがヘケメトの近くに居た場合、巻き込まれない様にする必要があるだろう】

【成功失敗問わず、彼の全身にもまた無数の浅めな傷が残り、更に】
【――まさか、これはブラフとか前段階とか景気付けとか、そういうものなのだろうか?】
【明らかに、気合が残っている、むしろ高まっている――魔力もだ!】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 03:08:44.56 ID:s7nszOqzo
>>182-183

【どうやらレギンの消耗はかなりのものらしい】
【だが圧倒的な力を持とうが、これだけの攻撃を受けたのだ。勝利の兆しが見え始める】

(……まだ……こんな力が……っ)

【いよいよもって崩壊へのカウントダウンが聞こえてくるようだった】
【辺りの光景が一変する様を見る余裕すらなかったが、地震とその光は感じられる】
【ブライトは構えた弓の先を見据えようとする。守らなければ――その想いが、新たに矢を形取る】

(あ、――)

【しかし、そこが限界だった。彼女の足が地面から浮きあがる】
【その原因は誰が見てもはっきりとわかっただろう――彼女の身体を刃が貫いていたのだ】
【明らかに致命傷だ。急速に身体が冷たくなっていくのを感じれば、あっけないなと、変に冷静な感想を浮かべて】
【ここで死んでしまうのだろうか、ふとそう思う。それでもいい。だけどそれは――】


【  ――今自分に課せられた使命を果たしてからだ  】


【ド、ン――と、大砲の音が一瞬で空気を伝うように、はっきりした変化が訪れた】
【それは彼女から片鱗すら覗かせていなかった魔翌力=\―それも、並大抵の強さではなく】
【まるで出来たばかりの水源のように、清らかな聖の属性を帯びた魔翌力が溢れ出す】
【首の青い光のリングが虚空に溶けて、拡散した魔翌力がぼんやりと三日月の輪郭を作ってゆく】

【魔翌力はいくつもの小さな刃となって、彼女の背へ集まってゆくだろう】
【そして淡く蒼い光を放つそれは最終的に――大きな翼へと形を成して】


ああああああああああああああッ!!


【声を出せない≠ヘずの彼女が、大きく叫んだ。まさに命を燃やし尽くさんがばかりに――!】
【刃翼は守るように彼女の身体を包みこみ、残りの刃を防ぎきろうとする】
【逸らしきれなかった攻撃が身体を切り刻んでゆくが……もう関係無いようなものだ】

【それは大蛇がタワー屋上へ叩きつけられる直前のことだったろうか】
【ブライトは指先に魔翌力を集中させ、腹部に伸びる刃を砕くだろう。スケッチブックはとっくにどこかへ消えていた】
【あひる座りのように地面に足をつけて、自分を包む翼の中心を掴んだ】
【弦を引き絞るようにレギンに狙いを定め、そして――最後の矢を放つだろう】

【――それは能力と魔翌力が融合した凄まじいまでの一撃となる】
【直線上のありとあらゆるものを突き貫いてゆく力の塊。命中しようがしまいが、彼女はその後横へと倒れるはずだ】
【狙いもつけたが、もはやあって無いような物で――もし外れても後ろの巨人にくらい、当たるだろうか】

【あとは――成るように成るのだろう】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 03:14:41.20 ID:qrqVdoC6o
>>190

【それでいいの?と男は勿論問いて】
【良いと言われれば、そう…と追求することもなく席について】

【電話がなって、電話している間は大人しく、コーラでもすすっていて】
【なんとなくその表情と返事からどんな内容かはだいたい想像はついて】

いや……いいんだよ。ハンバーガーは持って帰れるからね…それならいいんだ

【コーラをすすりながら、慌ただしい相手と対照的にゆったりと席に座りつつ】
【手を手を振って送り出す】

ああ……ありがとう。……そっちも、精一杯、世界を救ってきなよ

【何か勘違いしているのか…男は頬にシワを寄せて笑って送り出す】
【まあ、どんなに小さいことであれ何かすれば極微小であっても世界を救うことになる】
【そんなもんだよ世界なんて。…そういう話はせず、男は黙ってその後姿を見た】

ま……元々、壊れてるから……コレ以上壊されようとね……

【居なくなった後、暫くたってからぼんやりと最後のジョークに返事をして】

…………さて、ビールでも飲みに行くか

【男は立ち上がって、店を出る】

……SCARLETにハンバーガーを奢るとはね

【男はカノッサでは無いがシロでも無かった。彼は複雑な事情があれど賞金首であり】
【そんな自分がSCARLETとテーブルを囲むことをあるんだと思うと面白い…そう感じた】
【さて、冷える夜だ…未だ放送中のビジョンを見上げてから、夜の街に溶けていった…】

/という感じで〆に致します!お疲れ様でした
/遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!またよろしくお願いします
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sagesaga]:2013/11/03(日) 03:27:49.21 ID:uYqODimTo
>>188 >>195

「OKへケメト。俺も強いほうが好きだぜ? ……そうでなくっちゃ、潰しがいがねーからな!」

(……どーやら、あのライオンも無敵ってわけじゃ無さそうだな。
 だが、まだ何か有りそうだ。それに……あのクソアマも何仕出かすかわかんねーしな……)

【こちらからも分かる、棘の彼の赤いトゲを使ったその一撃はやはり、緑の棘と比べて格段にパワーが上がっていて】
【拳でも、タックルでも成し得なかった鎧の破壊を実現させようとしている―――そして、自らの放った風の刃は、確かな一発を入れることに成功した】
【まだ油断はできない。しかし、着実にダメージを与えられているのもまた、やはり事実だろう】

【そして意外にも、ライラの頭は冷静に作動していた。ヘケメトとの簡単の意思疎通を図ると同時に、レオの後ろの小町へと意識を向けることが出来る程度には】

「…………ッ…………!!

 ……機関ハンターを舐めてもらっちゃ困るぜライオン。ぶっ倒されても、文句言うんじゃねーぞ……ッ!?」

【この状況でまだ不敵な笑みを浮かべられるのは、ライラの元々の強い精神力が悪との戦いで鍛えられたお陰だろう】
【勿論、その雰囲気の変容ぶりを感じ取れない程鈍感ではない。相手へとプレッシャーをかける、精神的な揺さぶりがメインだろうか】

【そんなライラを持ってしても、レオの次の行動には驚かざるをえない。その巨大な刃も、そして発射したそれに自分が飛び移るという行為も】
【思わず身体が硬直したのか、それとも先ほどの傷が後を引いているのか、完全に自分へと襲いかかる刃を避けることは叶わず】
【前よりも大きな傷を胴体に作ってしまう―――だが、其処で諦めないのはライラも、ヘケメトも同じなようで】


「うおッ……あぶねーな!! ……だけど、ソッチから近づいてくれるのは俺にも好都合!!

 W  1   F r e e z i n g !! ……んでもって……  I c e   S p l i n t e r ! ! !」


【ヘケメトの全方位に向けた気合の衝撃波を直感で判断して何とか避けたライラは、胴の傷を気にしながらもまた新しい魔法を詠唱する】
【出来たのは一つのソフトボールほども有る氷の塊。そしてそれをひょいと上に投げ……いつの間にかライラは、まるで野球のように杖を振りかぶっていた】
【小気味の良い破砕音とともに、杖へと当たって砕け散る氷塊。そしてそれは無数の鋭い破片となって、接近してくるレオへと襲いかかる!!】
【中々の速度であろうその氷の欠片は、相対的に更に速度を増す。装甲の隙間も縫えそうであるし、顔にも、目にもそれは容赦なく飛来する】

【刃の力が有れば簡単に突破できるほどの脆さであるのには変わりない。問題は其れが、広い攻撃範囲を持っていることだが】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 03:32:18.73 ID:VAUXqrqeo
>>182>>183

───生きろ…か……

悪いな、善処はするが約束は出来ねぇ

【「ありがとう」───心からの感謝を呟いて、英雄の解放を感じ取る】
【背中の翼は消え失せて、ラッシュから白銀の力は無くなっていた】
【もう、誰も頼らない。仲間を信じて、己を『信じる』】

【ラッシュは、レギンに眼を向けた】
【その隻眼に黄金はなく、黒い眼が鋭く真っ直ぐ、レギンを貫く】

俺は英雄じゃねぇ、英雄の力も使わねぇ───俺は俺のまま、気に入らねぇテメェをぶっ潰す
全てを掛けて、使い切ってでもテメェを倒す、それだけだ

【体力の減少は著しく、ダメージも非情に大きい、普通なら瀕死である所をラッシュは根性で───いや、それ以上の何かで、保っている】
【やりたい事をやる、自分のまま、自由な自分の為に自分は動く】
【今この瞬間、ラッシュ・ワンスドッグは自由となった───】



【───場面はルルーメンから切り替わる、魔海の何処かにある研究所の、暗い部屋】
【その少女は一人、それをしげしげと眺めていた、手に持った、長方形の紙に書かれたその文字を眺め、机に置いて】

【《馬鹿め》と小さく呟いて、彼女が指を鳴らすと、『辞表』と書かれた紙は一瞬にして塵と化した】



【───舞台はルルーメンに戻る】
【狂ったように笑うレギンが悪足掻きに出た、悪足掻きにしては行き過ぎにも程がある】
【やらせはしない、当然だ、それにまだやりたい事が残っている】
【あの憎たらしい顔面に一撃いれてやらない事には、終われない】

…レギン……これで終わりだ……ッ!

【夥しいまでに迸る紅い力、宝玉の枷が外れた今、ラッシュの中でそれは暴れ回る】
【猛獣の様に暴れ、体を喰らい尽くさんとする力を、しかしラッシュはそのまま、力に己を喰らわせる】
【力に己をくれてやり、代償として行使する───それが、ラッシュの見出した力の使い方】
【言い換えれば、自分自身をエネルギーに変換して、自らをエネルギーが喰らうダメージすらを新たなるエネルギーとして生み出し、変質させる】
【たった一つの場所へ、強く握ったままの右の拳に、その力を全て、全身全霊を集めていく】

【レギンが放った魔法陣から飛び出す無数の刃がラッシュを切り刻む───赤い血肉が飛び散っていくが、その端から紅い力へと変質し、ラッシュの右拳に集まっていく】
【痛みは最早無い、ただの一瞬、これからの一瞬にまで持ってくれれば、それでいい】

【刃がラッシュの眼帯を切り落とす、風に飛ばされた眼帯と、露わになった右眼】
【人の眼とは思えない、縦に開いた瞳孔と、黒い眼球、紅い瞳、眼周囲に脈打つ赤黒い筋】
【結晶化した哲学者の卵の欠片が根付いたまま、ずっとずっとラッシュを蝕んでいた、獣の力としていつかラッシュを喰らおうと息巻いていた、その証】
【今はもう、ラッシュ自身によって実質の支配下にあるその力は、禍々しいまでの変質の力を発揮する】

【命を燃やして、力を生み出せ、この力は反逆の力ではない】
【傷付けられ、虐げられ、それでも希望を失わない者にのみ授けられる一振りの剣】
【逆境の荒波に向かう者ならば、だれしもが持つ権利のある、勇気≠フ力ッ!】

/続きます
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 03:32:27.84 ID:VAUXqrqeo

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

【巨大な龍が天から降ってくる、同時にラッシュは駆け出した、足場が崩される前に全て終わらせる】
【夜の国の暗い空に、男の雄叫びが響き渡る、夜明けの訪れないこの国に、夜明けを齎すために男は吼える】
【既にその体は辛うじて人の形を保つ程度だが、しかしラッシュは止まらない】

【───「我が名を叫べ、その名は」】



フルン……ティングッ!!

【レギンの顔面へと打ち出した右拳は、何の事もないただの拳、ただ近付いて、殴るだけの単純な動き】
【その拳は、レギンに当たった瞬間に溜めた全ての力を爆発させる】
【その威力は、今までの何よりも強い】

【纏衣の時よりも、カニバディールの時よりも、ヒルコの時よりも、今まで攻撃を放った誰の時よりも遥かに多大なエネルギーを、拳一つに集中させたのだ】
【その拳は、始まりにして終わりの拳】
【全身全霊の、その先を込めた、一撃】
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/03(日) 03:44:02.70 ID:Kn9S8RUh0
>>182-183

【斬り刻む刃がやがて果たし、輝ける矢が流星の如き閃きで彼女らを守ったのだと悟って】
【傷ついたアベルをコアから取り出し、聞こえた言葉に双眸が応えて――――、】
【白い躰を取り落とさず柊は降下を始める。或いは取り零さぬ様に大切に抱えながら。】

【ふわりと、頽れる翼の様に屋上に降り立った柊―――アベルをそっと屋上に下ろす。レギンを映して揺れぬ瞳は、恐れも、痛みも感じさせずに】

……あなたが、育てたアベルなんかじゃない。
貴方はいつも通りに力ばかりを見て、彼の“力”を利用しただけ―――――
人を家畜としか見られないあなたに、奪える世界なんて何処にもない……ッ。

絶望を打ち倒すのは人の焔。“人”として自分たちの日々を生きた、譲れない明日を願う意志だ……ッ!!

【途切れ途切れの呼吸を保つのは、意地であり魂であり意志だった。】

【―――――――“この男に、ひとの生きる明日は譲れない”。】
【ひとりひとり異なる人々が、生きる限り紡がれゆく物語。総てが無二だと想うから、守ろうとする“人”は何処までも強くいられるのだ。】

【……きっと重なる、そんな想い。嘗て宿したかもしれぬ英雄の声が、この直前に聞こえた気がした。】
【錯覚かも知れない。けれどそれで構わない。】

(…………あと、ほんの僅かでもいい。この男を止めるための最後の力を、絞り出すだけの時間を残して……!)

【迫る“終わり”から世を守らんとする想いに変えて、最後の一閃に赴く覚悟――――】

【時は意識のみを加速させ、肉体は柊の再びの無茶な要求に応える。……あの闇に、抗うための業の発動に。】
【生むのは主観時間と絶対時の差/導き出される其れは最高の一撃、】

……焔翅、剣葬―――――――――――

【“金翅鳥”が秘めし火の力の解放、断熱圧縮による空前の灼熱化、】
【願い得る最大の剣圧と速度を以て、遂に完成する乾坤一擲熾翼の秘剣―――――――!】

 ―――――――――――――迦楼羅―――――――――ッッ!!

【輝きは生命の焔。刹那の全霊を燃やす灼熱の窮極が、太陽の如き黄金の螺旋を描き星空へと翔ける。】
【蛇龍と黒き刃の紡ぐ滅びを、絶望の闇を打ち払う光。それは幾つもの仲間の全霊の一撃と共に、この夜の総てを照らす様で―――――。】
【紅き死の王と白き巨人を、越えて到るのだとその熱は求めた。問答無用のハッピーエンドを、願うその焔が灯を灯した。】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/03(日) 04:07:22.56 ID:S9dzxd9co
>>195

【注意を向けたならコマチの動向が見えるか】
【彼女はどこからともなく取り出した双眼鏡らしきものを使い、何か明後日の方向を向いている】
【神妙そうな様子で、ほう、とかへえ、とか呟いているのは見えていた】


【ライラと棘男―――へケメトと名乗ったか、その敵対者との戦いも佳境に移る】
【左の籠手の罅は大分大きい、次に左からの攻撃を受ければ防ぎきれないかもしれない】
【加えて切り替えも早い、自分の技に過不足ない自信を持っていながら過信もしない、愚かな性格と思いはしたが戦士としては優秀だ】

【さらにへケメトに加えてこのライラが後衛から連携を取ってくるのもなかなかに厄介である】
【現状は炎と風の呪文を見せているだけ、ここまでの威力は並み程度だがこれしきの攻撃が切り札とは到底思えないが―――?】


『――――――――……ッ!!』


【へケメトの体より発せられる『気合』、留まっていては振り落とされる、足場としていた光の刃から飛び降りるレオ】
【しかし全方位の衝撃波はもうすぐそこまで迫っている―――ガード体制を取るが】

【気合の圧力に遂にみし、と音を立てて先ほどの一撃の亀裂が広がり始める、思いのほか大きな隙間、ここめがけて打てば大ダメージを期待できるかもしれない】
【その上に腹部に軽い傷を負わせ、レオの体制をやや崩す事に遂に成功する!】
【思いのほかにダメージを受け、レオから心なしか苦そうな心境を感じ取れるかもしれない】

【そして追い打ちのように放たれて来るのは氷のショットガン―――予想以上に範囲が広い】
【即座にBoulevard of Broken Dreams≠横薙ぎに振るい、大部分を切断された空間に阻まれ威力を削ぐことができた】
【だが全てを振り払うことが出来るわけではない、残った破片が両頬、眉間に着弾、両の籠手を自分の顔の前に出して後の攻撃は防ぐものの】
【へケメトに幾度も左の籠手を砕かれたことが大きく効いている―――左手にもダメージが通り始めた!押している!】

【―――そう、思ったところで】


ふん、クレムリンの機能を使うなは言い過ぎたッスかね、そこまで侮っていい相手じゃなかったか
すまなかったなレオ、遊びは終わりで構わないッス


【そう言葉を挟んで来たのは、レオを従えていたコマチ―――それが再びこちらに意識を向けていた】
【再びこちらに歩み寄ってくる彼女―――音無 小町は両手の指で銃を象り、人差し指をへケメトとライラに向けている】
【同時、へケメトの左わき腹辺りに、そしてライラの額に突如、じわ、と何か『熱』を感じ始めるだろう】


【――――そう、本当に突然、その場所に『熱』が発生したのだ】
【サウナの中の空間の様な異様に熱された空気、どことなく火薬の様な匂いも漂ってくる気がする、極めて不自然な『熱』の発生】


【なんだこれは、二人の勘が訴えてくるかもしれない―――この位置を離れなければ!】



―――――BANG!!


【第六巻の訴えがこの熱の危険を感じ取ったならばすぐにその位置から離れた方がいいかもしれない】
【だが、もし間に合わなかったなら――――突如、その地点に『爆発』が発生する―――!】

【突然、何の前触れもなく―――だが少女の合図であまりにも突然、彼らが熱を感じた地点の空間が爆発を起こすだろう!】
【爆発の射程は直径1m、大きく飛びのけば大ダメージは防げるか―――?】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/03(日) 04:07:55.88 ID:S9dzxd9co
/>>195>>198でした
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/03(日) 04:10:14.63 ID:LIGPDZcc0
>>193

クック………ヒャハハハハハハハハハハハッッ!往生ぅ?この国のやつらぁ?
そんなもん知ったこっちゃねーんだよッッ!俺はこの瞬間、全てを支配する冥府の王として君臨しているッッ!

全ての生物の生き死にを支配する権利が………俺にはあるんだよぉぉぉぉぉぉ!ヒャハハハハハハハハハハハッ!!

グガッ………ゴボ………―――あん………だと?

【狂ったように、否、狂い、笑いながらアサドへと返答するがその笑いの途中で巨大な蛇龍ごとレギンの左半身がレーザーによって吹き飛ぶ】
【まさかアサドがこれほどの一撃、威力を残していると理解していなかったのか、口から血を吐きながら驚愕に眼をひん剥いて震える。】
【さらにレーザーはレギンの後方の巨人までも一部砕いて、そしてその先の空に線を描いてから消えた。】

>>196

ゴハ………ッ!―――なんで…なんでだ、なんで手前らは倒れねぇんだよぉぉぉぉぉぉぉ!
なんだって立ち上がってきやがるッ!さっさとぶっ倒れてそのまま死んじまえよぉぉぉぉぉぉぉ!!

あああああああああ糞が、糞が糞がァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!

【そしてレギンに動揺する隙すら与えんとばかりに腹部にブライトの放った矢が突き刺さり、レギンの口から鮮血がさらに出る】
【腹部を貫通した矢はそのまま巨人のコア部分へも突き刺さり、レギンの力の供給も遮断され………地面から出る刃はそのままガラスが割れるように消滅するだろう】

>>201

ふざけんな………なぜ………貴様らは一体なんだってんだ………俺は二重の概念を支配する魔人だぞ…?
それが、ただの人間≠ヌもに、………やられるはずが―――!

ガァァァァァァァァァァッッ―――!?

【幾度となく立ち上がる柊、そして仲間たちについにレギンは恐怖したのか、一歩後方へと後ずさる………だが逃げ道などない】
【黄金の螺旋がその身をさらに焦がし、抉り取り………その後方に君臨する始まりの巨人≠完全に破壊し貫き進むッッ!】
【その瞬間、力の行き場を失った白い巨人は、自身を取り込むように、巨大な時空の歪み………即ち孔≠ニなってレギンの後方に出現した】

>>199>>200

や………やめろ………この俺は―――こんなところで………ラ…!
ラッシュ…ワンスドッグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥッッ!!

グゴバッッ!?

【狼狽したレギンはほぼ半分が無くなった肉体でさらに後ずさるが、ラッシュは既に、前方で拳を引き抜いていた】
【レギンは最後に再び蛇≠ニしての瞳でラッシュを睨み付け、右半身全体を巨大な蛇へと変化させ、ラッシュを向かえうつが】
【ラッシュの拳はその蛇の頭部を貫いて―――そしてレギンの顔面に叩きつけられ―――レギンを吹き飛ばしたッ!】

【吹き飛ばされたレギンが向かうのは………そう、自身の肉体の一部へと取り込んだ巨人が作った孔≠ナある】

//続きます
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !nasu_res]:2013/11/03(日) 04:11:27.66 ID:LIGPDZcc0
>>ALL

【時空の狭間へと取り込まれたレギンは、必死にもがきながらなんとかその孔から脱出しようとするが】
【自ら肉体の一部へと同化させていたため………もはや逃れるすべなどなく、ただ惨めに蠢いているだけである】
【レギンは憎悪の籠った顔で一同を見ると―――歯を喰いしばりながら黄金の瞳で睨み付ける。】
【―――しかし、何故かその顔には笑みが浮かんでおり………まさに狂ったような表情で一同を見ているのであった。】


ヒ、ヒャハハハハハハ………手前ら、これで終わったなんざ思うなよ………俺は元より死の権化≠セ………
この冥府からも必ず戻ってきて―――貴様らを一人残らず食い尽くしてやるよ………クク、せいぜい震えて眠りやがれ………。

ヒ………ハハハ…ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハアハハハアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!

ヒャーーーーーーーーーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!


【最後まで往生際の悪く、だがこの男らしい絶叫と共に、レギンは冥府の孔≠ヨと吸い込まれ………そして孔は完全に閉じた。】

【残るのは嘘のような完全な静寂………夜の国全土を覆った赤い裂け目も無くなり、揺れも完全に収まった………終わったのだ】
【下にいた1000人の亡者たちもスカーレットの部隊を中心に拘束され………現在は隔離施設で治療が行われているようであった―――。】

【カノッサ機関はというと―――本来の計画も頓挫し、司令塔であったレギンを失い完全に撤退を開始し、黒き箱舟≠ノ逃げ帰るように敗走を始めた】

【本当に………終わったのだ、この国を襲っていた災厄≠ヘ全て―――。】
【またどこかで戦いが起きるかもしれない、またレギンが復活するかもしれない………だが、今は、今だけは………つかの間の安息が訪れようとしていた】



【遠くから自警団の救護班が駆けつける物音が聞こえる………そして空を見え上げれば―――これはどういった奇跡≠ゥは分からないが】
【朝≠フ来ないこの国において、まるでスポットライトのように、連邦タワーの屋上を天から一つの光が差し込んで、照らしていた………―――】

                  【ここに一つの戦いが終わりを告げた―――。】

//これにてイベントの〆とさせていただきます
//そして夜の国でのストーリーも完結です!参加者の皆様、本当に長い間ありがとうございました!
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/03(日) 04:31:42.93 ID:8msTV/8to
>>198,202

「ヘケケケ、やっぱり"服"って邪魔だぜェ、動きづれェからなァー」
「……あ、そォーいやこれって味方だけ当たんねェーとかそんなの無かったなァ」
「まァー、大丈夫だったみてェーだから、大丈夫だろォー!」 「なァー、ライラ!」

【"うっかり"で味方にも当たりかねない攻撃を繰り出しても、反省はせず】
【……反省の代わり(?)に、――魔力と気合を、少しずつ溜めてゆく】
【それに伴い、暑苦しさもどんどん上がっていき――故に、すぐに気が付くことが出来なかった】

【――己の脇から感じる"熱"に!】

「……!」 「まずいぜェーッ!」

【――轟くは、爆発音】 【それは重い身体を吹っ飛ばすには十分過ぎる位だった】
【そう、……"吹っ飛ばす"位に、だ】

「いや……これなら……この吹っ飛び具合なら……!」

【――偶然か否か、彼が吹っ飛んでいった方向は"レオ"の方向だった】
【この好機を逃すわけにはいかない、狙うは怪我の功名――!】

【その全身に生える棘は、……"緑色"】
【これでは、先程の二の舞いになる――鎧でいとも容易く防がれる、そうなってしまうはずだ】


「気ィィ合の……棘撃ィッ!」 「守貫!」 「そして、タァァーーッコォォウーーッ!!」

【だが、ヘケメトもそこまでバカではない――何故気合をためていたのか?】
【それは、棘に気合を乗せるためだったのだ、そしてこの気合が持つ性質は――"守貫"】
【"守りを貫く"の名に相応しく――物質の丈夫さが何のその、その上限を"人の生身程度"として扱う、非常に危険な性質だ】
【つまり、豆腐の硬さには豆腐の硬さで、金属の硬さには人の生身の硬さで、棘が刺さろうとするし、めりこもうとする――】

「赤い棘で駄目なら……気合だァァアアーーーーァッ!!」

【まともに受けたく無い攻撃だが、――棘自体の強度は通常と同じ。攻撃で簡単にへし折れてしまう程度であり】
【"吹っ飛ばされた"ため、意外性はあるにせよ軌道はわかりやすい】

【生身に強い熱を受ければ、勿論大火傷。その身体は明らかに焼け爛れている】
【全身に激痛が走っているだろうこの状態にもかからわず意識がある上に、"魔力はまだ使い切っていない"――】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/03(日) 04:47:34.05 ID:DBXJ6bzbo
>>204,205

【あらゆる闇に牙を突き立てる極炎の光が、少しずつ止んでいく】
【空を引き裂いた真っ赤な爪牙が完全に溶け消え、同時に共に戦う者達の全霊が燃え上がれば】
【レギンの最後の狂笑が、耳朶を打つ。銀の双眸は、闇に蠢くその体が冥府へ消えゆくのを見届ける】
【がはっ、という苦しげな声と共に、血が地面に飛び散った。それでもアサドは、レギンを睨みつけて声を張り上げる】

…………何度、言わせやがる。往生際が…………悪ぃんだよ。
てめぇが死の権化≠チつうなら、確かに縄でふん縛るのは無理だろうが…………安心しろ。
それなら、例え何度出てこようが…………てめぇが諦めるまで何度でも、死の世界≠ワで送ってやっからよ…………!

【歯を剥き出した獰猛な笑みから放たれたのは、弱々しいながらも確かに心胆を寒からしめる、獅子の咆哮――――】
【それが宙にかき消えると…………見事巨悪を打ち祓ったその男と、彼の相棒の魔弾砲≠ノ、天の祝福のような光が降り注いだ】

【その光の中で…………アサド・アル=アーデルは考える】
【この力も、所詮小さなもの。この世に渦巻くあらゆる漆黒を噛み千切るほどのものではない】
【この国を閉ざす夜≠ヘ、決して明けない。この国に、きっと夜明けはないのだろう】
【けれど、暗く寒い夜の後には、必ず朝が来るのだと――――光に満ちる空を仰いで、アサドは言い切るのだった】
【世界から見れば塵芥に等しい、小さな力。それでもこの瞬間、確かに守り切れたものがあったのだから――――】

…………イスラ、俺だ。
あぁ、終わった。街の復興やら何やら、これからやる事は山積みだが…………一応、ケリはついたぜ。
そんで悪いんだが…………迎えに来てくれ。死にそうだし、他に死にそうな奴らもいる。
いや、だから今んとこ無事だって…………泣くなよ、ったく。しゃあねぇな…………。

【まるで獣が日光浴でもするみたいに、降り注ぐ光の暖かさをしばし感じて】
【腰のベルトから無線機を取り出し、泣きわめく部隊員の一人へ必要事項を伝えた後…………】
【ルルーメンの街を見下ろす。一度地獄に染まった世界は、例えそれを作った悪魔達が逃げ帰っても、きっとまだ地獄のまま】
【けれど、これ以上の地獄になることだけは決してない。これから立て直していける余地はある…………いや、無くても掴んでみせる】
【希望は、潰えない。ここに――――この国の人々の心に、正義≠フ炎が灯っているのなら】

【冥府の孔≠ノ奪われていた己の領分を取り戻し、どこか満足げに空を穿つ大きな月の下――――】
【ひとりの巨悪と戦い抜いた血塗れの獅子の顔貌には、小さな笑みが浮かんでいるのだった】


よぉ、あんたら…………本当に助かったぜ。この国の未来も、お陰でどうにか繋がった。
自警団を代表して、ってほど偉い人間でもないが、とにかく礼を言わせてくれ。
多分、後日報酬も出るだろうが…………まぁ、今はどうでもいいか。

じきに俺の部下も来る――――必要なら手を貸させてもらうぜ。
だからまぁ…………お互い、ゆっくり休むとしようや…………。

【気張っていた体を解すように、その大きな体に目一杯息を取り込んで、大きく深呼吸】
【それが終わると、アサドはくるりと振り返り、残された三人へとそんな言葉を投げかける】
【言葉通り、暫くすれば救援物資を持った自警団員がここに駆けつけることだろう。望むのなら、治療等の支援を行ってくれる筈だ】
【それだけ言い終わった後――――その長躯は真後ろへ、豪快にぶっ倒れる。激戦を共にした魔弾砲≠焉Aがしゃんと呆気なく地面に転がり】
【――――ぐぅ、という、今宵の締めとしてはあまりにも情けない音が響き渡る】

…………あぁー、この際パンの一切れだろうが白米一粒だろうがもう何でもいい。
早く帰って、ジャワードのメシが喰いてぇ――――――。

【どうやら空気の読めない腹の虫が、いますぐに報酬を欲しがっているらしかった】
【残念ながら、自分の血が混じった水筒に死ぬほどまずい携帯食では、とうてい機嫌は直りそうにない】
【アサドは結局、到着した仲間に囲まれるまで…………果てしなく無意味な愚痴を、空に瞬く星々の迷惑も考えずひたすら垂れ流し続けるのだった】

【夜の国を覆った巨大な悪意と、それを阻まんとした正義の顛末を、その心の内に】
【漆黒の夜を駆けた砂漠の獅子≠フ銀色の双眸が、仲間たちの確かな温もりの中で、いま、すっと閉じられる――――】


/主催者様、ブライトの方、柊ちゃんの方、ラッシュの方、お疲れさまでしたっ!!
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 05:00:33.50 ID:s7nszOqzo
>>204-205

【終わったのだろうか……目は開いているものの、本当にどこか遠くを見ているようだった】
【腹部を貫いていた刃が消滅し圧迫感から解放されたものの、逆に傷口から血が噴き出す結果となって】

【だけど、もう地鳴りはなく哄笑も聞こえてこない】
【あるのは妙な静けさと安息だけ。それが、何故かどうしようもなく心地よいものに感じる】
【そして彼女の世界は急速に閉じてゆくのだろう――奇跡としか言いようのない光の中で】



【次に彼女が見ることになるのは病院の天井だったろうか】
【……どうにか生きていたようだった。動けるようになるには時間がかかりそうだけど、それでいい】

【最後の方の記憶はほとんどなく、自分が何をしていたのかもさえ覚えていなかった】
【刃に貫かれてからはとにかく無我夢中で――故に声≠出したことは気付いていない】
【だから彼女は病院で目を覚ました直後、生きている実感がないように自分の手や身体を確かめるのだろう】


【……声はどうやらまた出せなくなっているようで】
【でもそれが彼女にとっては当たり前で、今まで通りの日常へと戻ってゆくのだろう】


【 ――彼女たちが勝ち得た日常へと 】


/主催の方、それから参加者の皆さん、お疲れ様でした!!
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 05:09:12.89 ID:VAUXqrqeo
>>204>>205

【───成し遂げた】
【あのクソ忌々しい蛇に、遂に、顔面に一撃をくれてやったのだ】
【代償は、余りに大きいが、満足だ】

…ああ、いつでも戻ってくりゃいいさ、そん時ゃ───

きっと、今みたいに、誰かがまたテメェをぶっ潰す

【冥府に堕ちていくレギンの、負け惜しみに近い最後の言葉に、ラッシュは静かに答えた】
【他人任せだが、きっと世界はそういう物だ、何処かで悪い物があれば、きっと正す物も出てくる】
【だから、いつか未来でレギンが復活したのなら、それは未来の英雄に任せよう。俺は英雄じゃないから】

【空に眩しい光を感じて、ラッシュは顔を上げて空を仰いだ。思わず眼を閉じてしまいそうな程の光】
【夜の国に訪れた夜明け───世界が、勝利を祝福しているのかもしれない】

【ラッシュの肉体は、既に人成らざる物に変質していた】
【黒いような紅いような、人のシルエットだけの形、そこから漏れ出すエネルギーが、常に虚空に散っている】
【自らの肉体をエネルギーに変質させた代償───それは止まる事の無い肉体の崩壊と、消失】
【今はある自我が消え、ただのマナとして世界に散らばるのも時間の問題だ】

【折角自由を手に入れたのに、皮肉な物だとラッシュは笑った】
【笑って、清々しい空気を肌身に感じて、また笑った】

───…あばよ、皆

【───その日から、ラッシュ・ワンスドッグという男は姿を消した】
【死んだのか、生きているのかはわからない、ただ隊員が駆け付けた頃には既にその姿は無くて、消えた瞬間はその場にいた誰にも見る事が出来なかった】
【メディアからは元よりいなかったとして見なされ、『ルルーメンを救った人間は三人』として伝えられるだろう】
【ラッシュ・ワンスドッグ───彼がこの場にいて、戦っていた事を知るのは共に戦ったアサド、ブライト、八攫だけ】
【《例外》はいるが───世界に彼の名前が語られる事は無かった】

【彼は自由を手に入れた空の下、今はどうしているのだろうか───】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 13:58:08.05 ID:W5c6BSgv0
>>191-192


……まあそんな所や……こんなかわいい見た目しといて、案外いろいろ、経験しとるんやで。


【骨が折れる独特の感覚を足が伝えたなら、命を賭けた甲斐が在ったと、そう思う事だろう。】
【然し未だ抵抗を感じる。少年が強引に蹴り抜こうと試みるが、勿論、少年は其の膨張の速度に押し返される事となる。】
【体勢を崩しかけた。左足で小刻みに踵を浮かせて身体の軸を整えれば、大男の方へ向き直る。】
【其処には最早生命体と呼べるのかさえ疑わしい、複雑怪奇な姿―――此れが、彼の能力なのだろうか。】


―――――…………ッ………!!!!


【急いで拳銃を構えバックステップ。然し何処が急所なのか、全く分からない。寧ろ、丸で銃弾をも飲み込んで成長しそうな、そんな姿をしていて。】
【どうする事も出来ず其の場に立ち竦むしか無かった。―――ふと気がつけば、タイムリミットはとうの昔に過ぎている。】
【気管支が、肺が、此れ以上持続出来ない事を、ねこやまの体全身に知らせて行く。"生命は"呼吸を絶対的に必要としているのだ。】
【目の前の惨状に出来る事は何も無かった。となれば、少年は再び体勢を低く―――否、今回は地面にべったりと身体をくっつけ、】
【すっかり慣れたフォームの匍匐前進で移動しつつ、呼吸を取った。其の方向は勿論、汚染の無い工場の外―――。】

【懐かしいと感じた此のガス。関して、傭兵時代に教わった事がある。"空気よりも軽いガスだとして有名だ"と―――。】
【一見すると、少年の行動は異様に思えた事だろう。然し此れには、ちゃんとした根拠があった。】
【空気よりも軽い気体は、当然上昇する。即ち、成る可く下層の空気を吸込めば、有毒ガスの濃度の低い物が得られる、という事。】
【地雷に細心の注意を払いながら、或いは彼の外へ、外へ目指す。其の間に強烈な皮肉を感じては、虚しさを覚えて。】

【―――ホッと安堵の息を漏らしたのなら、ケホケホと咳払いを2,3度取って。……思い出したかの様に主張を始めるのが、左肩である。】
【アドレナリンの分泌が切れた今になって、漸く其の痛みを感じだす。其れは其の部分を抑えなくては歩けない程、であって―――。】
【噴出す血は、留まる事を知らない。傷を塞ぐ事が必要だと悟れば、立ち上がってナイフを取り出し、着ているパーカーの袖口を切った。】
【伸縮性の有る生地、縛るにはヤケに最適だった。持ち前の器用さを活かし、自身の左肩を括ったのなら、止血が成功する―――。】

【然し矢張り、血が止まっただけ。痛みは依然、少年の身体を蝕み続ける。足を引きずる様に歩き出した。】
【彼の命を救ったとも言うべき手榴弾。何かを少年に訴えているかの様に見えたなら、震える右足を軸にそっと拾い上げて。】
【再びバッグに押し込めば、少年は其の場を立ち去るのだろう。―――結局、仕留める事が出来なかったのであろう、其の悔しさに歯を軋ませながら。】


/お疲れ様でしたー!最後の最後で力尽きてしまい、申し訳ないです……!
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 14:45:02.70 ID:VES2EuyQ0
>>173
【槍を二つに分ける事により可能となった二段攻撃。間合いは短くとも、繰り出される攻撃はむしろ複雑かつ高速なものになる】
【投げた方の槍を回避されるのは想定内。むしろ、回避によって出来る隙に一撃を入れるのが本命な訳で―――】
【――――結果、会心の一撃が少女の身を抉るように撃ち込まれる。何とも言えない感触が右手を伝い、全身に走る――――!】

――――いい!いいよ!!この感触、まさに天にも昇るような……!あぁ、私は幸せだ……この至福の感覚を味わう事が出来るのだから!!
形ある物が折れ、砕け、潰れ、壊される!!その瞬間こそが、この世で最も美しいとは思わないかね!!

【少女に一撃を加えたことにより、男のテンションは最高潮になる。その顔はもはや戦う者の顔ではない。美しい絵画に見とれるような、そんな表情となっていた……】
【お互いにその身体を壊し、壊され、極限の状態にまで達している今の状況こそ、彼の追い求めている物なのかもしれない――】

【少女は一撃を受けて尚も立ち上がる。それに呼応するように、男もニヤリと笑う。そうだ、まだ終わらない!終わっては面白くない!】

さあ、もっとだ!!もっと私を魅せてくれよお嬢さん!!次はどうする!?次はどうなる!?

【短槍を構えたながら、煽るように声を上げる。もっと少女の攻撃を見たい、もっと壊したい、もっと壊されたい!次はどんな攻撃が来るのか、楽しみで仕方ない!】
【次はどのようにして自分を壊しにかかるというのか。次は自分の攻撃にどう対処するのか。――――さあ、見せてくれ!と期待の表情を浮かべると―――】



――――!!



【来た来た来た!今度は奇妙な緑色の人型が、こちらに向かってくる!しかし、あの人型の正体は何だ?――男の頭に浮かんだ疑問は、少女の声が払ってくれた】

粘菌―――フフフ………いいね、これも壊しちゃっていいのかな!?

【この人型の正体は粘菌らしい。ならば―――ニヤリと笑うと、男はおもむろに槍を人型に差し出す。すると―――】


―――仇為す霧よ、かの人型を包み込め!!


【槍の穂先が蒸発するように消滅し、代わりに発生したのは先ほどの瘴気とは比べ物にならないほど高熱熱・大容量の霧。その霧は二つの人型を包むように取り囲む――】
【菌ならば、熱には弱いはずだという考えだ。鉛が蒸気となるほどの高熱、それに耐えうる程の強さを持っているなら話は別だが……】





さあ、次は君だ!君なら私に最高の美を魅せてくれるはずだ!!壊すか!壊されるか!!―――いざ、至高の瞬間へ!!


【高熱による人型の蒸し焼きに成功したならば、男は少女に向かって三度突撃するだろう。手には何も持たぬ。灼熱の槍も、今は遠くで霧となり人型を蒸し焼きにしている】
【もはや自分の目的など忘れた。この少女がここに来て、自分と敵対する理由も知らない。ただ、己を突き動かすのは破壊衝動のみ―――】
【少女が懐からナイフを取り出し構えているのも見えた。だが、構うものか!これから予測される痛み、飛んできたナイフにより肉が断たれる感覚……それすら甘美な快感に思えて仕方がない!!】


―――――ガアッ……グゥゥゥゥゥゥ……
ッハハハハハハァ!!ハーッハッハッハッハ!!いいぞ、最高だ!!私の体はもう持たぬだろう!!!
さあ、私からのプレゼントだ、快く受け取ってくれたまえ!!


【飛んでくるナイフを避けるような気力はもう男に残されていなかった。刃は、男の胸に深く突き立ち、悲鳴を上げさせる―――】
【しかし、男はその歩みを止めることはない。それどころか悲鳴はすぐに高笑いへと変わる。】
【ナイフは男の胸に刺さったまま。肉体は既に限界を超えている。常人なら呼吸もおぼつかないような状況で、それでも駆ける。少女へと、一目散に駆けて――――その拳で、少女の体に一撃打ち据えようとするだろう】
【何の工夫もない、ただ殴りかかるだけの単純な攻撃。健康な状態なら回避もたやすいだろうし、当たったとしてもせいぜい骨が一本ひび割れるぐらいだ】
【だが、重傷を負った彼女にこの一撃がどう影響するのか、それは分からない。ただ一つ言えるのは、これが男の最後の攻撃だという事。】
【少女に避ける気力があるのかどうかは分からない。だが、避けるか否かに関わらず、最後の一撃を繰り出した瞬間、彼の意識は事切れるだろう……】
【男の拳を避ける、または一撃を浴びてなお意識を保ったままならば、彼の幸せそうなまま事切れた顔が見れるだろう。それは、戦って果てた者の表情ではない―――】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2013/11/03(日) 14:52:00.88 ID:uYqODimTo
>>202 >>206
【コマチの見ている方向に何が有るかはわからないが、このルルーメン全体を包む雰囲気が少しずつ変わっていくのにライラは気づいていた】
【其れは正義の敗北か、悪の撤退か。どちらにしろ自分は、果たされた役割を遂行するしか手段は無い】
【こちらが片付けば、味方の援護にも加わる勢いのライラ。しかし、果たしてそんな事がコマチとレオ相手にできるのかどうかは分からなかった】


「……考えも無しに攻撃繰り出すどっかの馬鹿にはムカつくが!! こっちは大丈夫だぜッ!!」


【だからこそ、ヘケメトが頼もしい。何時どんな状況でもその威勢の良い声を上げ続けるその姿に、いつの間にかライラは励まされていた】
【愚痴を垂れつつも、味方に掛けるのは彼に負けない大声。瞳に映る正義の炎はまだ消えていない】


「ッ…………!!!  う―――……ぐ……ッ!!」


【直後、額に出現した熱源をほんの数秒疑問に思わなければダメージを軽減できただろうが、其れは叶わない】
【コマチの術か……なんて考えるよりも早く、熱源から遠ざかろうと足が動く。頭を守ろうと腕が動く。―――起爆】

【凄まじい爆風と衝撃で、思いとは裏腹に足が浮く。ヘケメトをも吹っ飛ばす衝撃に、常人の域を出ないライラが耐えられるはずもなく】
【さらに両腕や防ぎきれなかった顔の端、露出した皮膚は全て爆熱によって大きく爛れる。そんな大火傷の中、ライラは何かを確信したかのように、"笑った"】

(テメーが手を出してくるのを……ずっと待ってたぜ、コマチ!!)



「  S  4  …………  J u d g m e n t   B l a d e ! ! !」



【コマチが手を出してこないのは、このレオという怪人に絶対の自信を持っているから。そしてコマチが手を出したということは――――――】

【吹き飛ばされる途中、レオに向けて伸ばされた杖。先端から漏れ出る緑の光が素早くその形を変えていく】
【形成されるのは先ほどの物とは比べ物にならない、全長1m程もあろうかというギロチン上の刃。しかも、其れが4つも】
【ヘケメトが"守貫"を発動し、レオへとタックルを繰り出す動きに合わせて、左右から二枚ずつレオに向けて射出された】
【大きく弧を描き、狙うは胴体。切れ味も格段に鋭いその刃に当たれば深い切り傷を負い、もしかすれば"聖遺物"を握るその腕も―――】



【全ては、この時のために。弱った敵に最大の一撃を食らわせるために。そして、悪の使徒を"断罪"するために】
【その俊敏さによってレオがギロチンを避けきる可能性も、"聖遺物"で無力化される可能性も少なくない。だけど、まだライラの意思は揺らいでいなかった】

/遅くなって誠に申し訳ございません!
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/03(日) 17:49:18.61 ID:E2B9MaYM0
>>204-205

【砕かれ、貫かれ、灼き尽くされ―――――果ては殴り飛ばされるレギンの悪意の言葉に、正面から橡色の瞳は向かい合って】

……そう語りたいのなら語れば良いわ。
いつだって迎え撃てるしまた立ち上がる―――――

ここにいる誰だって、永遠に貴方に屈しはしない。
勝ったのは……人であり、その想いであって私達。

その光が、貴方の計画を打ち砕いた―――――

【邪悪を打ち払う“人”の戦い。願いが、生み出した結末だとこの決着を想う】
【尽きかけた生命を燃やす様に灯して、櫻の剣は佇み続けた。血塗れの体。だが、闇に行く先を委ねる心算はなかったのだろう】
【紡ぐ言葉は滅びを拒絶した。人たる意志を、そのための最高の輝きと謳って】


【断末魔の様な狂える哄笑――――自らの生み出した奈落の門に墜ちるレギンの幕引きを見届ければ、 】
【その残響までもが消えて漸く、終わりの終わりをその胸に感じた。ふわり、祝福する様に雲の切れ間から陽が差しこんだ】

(終わった、んだ……セロとの初戦からの戦いも全部。本当に決着に……到れたんだ――――)

【瞬きそうになる柊はかぶりを振って、如何なる滴をも零さない。皆で掴んだ勝利の光景には、似つかわしくない朝露だったから。】
【そして共に死の夜を打ち砕いた仲間とともに、救護班の到着を待つのだろう。全身から力の抜けた穏やかな表情は、年相応の少女の其れで】


【最後の瞬間。四人が、四人でいられる時間。】
【訪れる転調の気配に目を遣る間もなく、ふと吹き抜ける風を感じた】
【向けられた言葉が何故だか分かった。聞こえて、いたのだろう。少しだけ奇妙な絆に感じる惜別を、言葉にする事はなく】  

【数えきれぬ戦火を仲間たちと越えこの夜に到る、長きに渡るあの戦いを想い。】
【或いは肩を並べ、或いは刃を交わした人々を想う様に、静かに柊は目を瞑った】

【それでも明日はやって来る――――野の草が柔らかに戦ぎ起き上がる様に、守るべき日々は続いてく。  】
【……いつか、この国の人々も癒えるのだろう。闇の機関により撒かれた悪夢を越えて、其々の日常へと、守られた明日へとまた歩んで――――。】

【けれどその戦いを生き抜いた柊は、それを、けして忘れないと想った。     】
【写真の様に肩を並べて輝かしく駆け抜けた“四人”を、こころに描きつけてずっと刻んで―――。】


/最後の最後で ×仮眠 〇睡眠…orz 
/お疲れ様でしたー!!お付き合い頂けた皆様方、遅くまで本当にありがとうございましたっ!
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 20:02:37.69 ID:AU5D9IFk0
【水の国――路地裏】

【人気もなく不気味な暗さがある場所】
【そこに一人の男がいる】

 やっぱ、人がいるんじゃあこんな格好でいけねえよなあ

【半袖の服に黒のジャケットを着ている】
【下に少々長めのズボンを着用】
【ろくに髪を気にしていないのかぼさぼさである】
【特に隠す気もなく服にカノッサ機関の証である逆五芒星刻まれている】
【20代後半に見える】
【そんな男が歩いている】

 はあ、まったく暇なもんだ
 任務も終わらせてもいるし、どこに行こうか
 しっかし、六罪王のレギンが死亡か、すこし機関内部でちょっとした混乱がおきそうだな

【そういい男は歩く、どこへとも目標が定まらず】
【そんな風に歩いている男、路地裏ではあるがしっかりと見渡していれば見つかり】
【もしくはばったりと人と遭遇するかもしれない】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/03(日) 20:36:18.58 ID:Asm6I4Hco
【夏が過ぎ、晩秋となったある日の公園。】
【時刻が時刻である。日中は黄色い声が響いていたそこも、今では静寂が支配するのみ。】
【時折響くのは夜の喧騒のみ。どこか遠くで人の話し声が聞こえ、またどこか遠くではパトカーのサイレンのようなものが断続的に聞こえていた。】
【公園は大きくもなく、小さくもなかった。遊具らしい遊具はない。あったが、昔破損して撤去されたのだ。】
【大通りに面していても、あまり目立っていないのは彼女にとっては好都合である。今は自分しかいない。】

「………」

【外見年齢はおそらく二十歳を少し過ぎたあたりであろう。しかし、小柄な身体つきで見た目より若干若く見えるかもしれない。】
【まるで雨を思わせるくすんだ深い藍色の羽織を、袖を通さずに着込んでいた。】
【羽織の下は激しい動きでも阻害しない、緩やかな和装のような格好である。燃えるような赤色の帯が目立っていた。】

【虚空のポッカリと浮かぶ満月のような琥珀色の瞳は、今はうっすらと開かれているのみ。】
【腰を落としつつタイミングを図るかのように小刻みにつま先を動かした後、踵に体重を乗せた。】

「……っ!」

【前傾姿勢。屈み込むような態勢からその刹那、カッという乾いた音とともに一瞬の殺気が迸る。】
【右腰より煌めいた剣閃は次の瞬間にはもう、鞘の中に収められていた。柔らかな動きに羽織の裾が踊り、後ろ手一つ結びにした長髪が揺れる。】

【通常のそれよりも大きく腰が落ち、下から回り込むような変則的な居合抜き。一瞬見えた刀身は銀ではなく黒く、】
【女が顔を上げて納刀すると、両断された枯葉が頭の上に落ちた。】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/03(日) 21:26:48.12 ID:dViFuzPH0
>>215

/まだいらっしゃいますか?
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/03(日) 21:33:24.89 ID:mFUu3QnRo
>>215

【漆黒に輝く刀身の軌跡を、そしてその柔らかな動きを濡羽色の瞳に刻みつけ、そして「武」を感じ取った男が一人。】
【何かしらの勘というか、ほんの少しの「武」の香りがしたのか―――其れに引き寄せられて足を進めたのなら。……男は微笑み、彼女を見る】

…………。

【ゆらり。―――そのような擬音が似合う歩みだった。武人の歩みは静かとは言うが、正中線も頭もブレないその接近は無音とも言えて、そして不気味だった】
【まるで幽霊と勘違いするかのような歩み。きっと彼が濡れたティッシュの上を歩んだとしても、決して破れることは無いのだろう】
【―――薄藍のインバネスが、袴が、黒髪が僅かに揺れる。左腰に緋色の鞘に包まれた刀を佩き、右肩には同じく緋色の鷹の紋章。―――SCARLETの、其れであった】

―――力ではない……純粋な「武」。 
……何処の流派なのか、教えてはくれないだろうか。―――櫻の国でそのような剣を振るう流派は、他に知らない。

【単純な筋力ではない速さ―――彼女の一閃を、そう分析する男。そして彼女に問うは流派】
【男は単純に単純に気になったのだ。……自分と似た剣を振るう彼女の「武」の根底を】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/03(日) 21:35:04.72 ID:mFUu3QnRo
>>216
/ああっ、リロードし忘れですすみません……!
/ひ、退きまする……
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 21:37:40.92 ID:AU5D9IFk0
/>>214はまだ募集中
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/03(日) 21:50:32.62 ID:Zlf2Hjm80
【――――世界は、絶えず時の流れと共に移り変わっていき、今を生きる人の数だけ、物語もまた時の流れと共に紡がれていく】
【今を生きる人の数だけ紡がれる、幾百億編の物語――――】



【――――夜の国 ルルーメン郊外】

……やってくれたのぉ……クズ共が張り切りおって……
……まさか、レギン殿が敗れる事になるとはのぉ……正直、信じられんわい……

【量は多いが短い白髪をバック気味に整え、皺が多い割に肌の色合いが良い、ダボダボの研究衣を着こんだ、細めの目をどこかぎらつかせている、年の頃は壮年程の男性が】
【未だ事件の後を引いて喧々諤々の状態にある首都の中心地を遠くに眺めながら、厳しい表情でタバコを吹かしている】
【すぐそばには、ここまでの移動で使用したのだと思しき乗用車が、エンジンを掛けたまま停車していた】

【研究衣の襟の部分には、≪No.6≫と言う刺繍が施されている】

……面白い、面白いんじゃが……それ以上に忌々しい……!
レギン殿を屠るなど、安くはないぞ……流石に面白がってられん……!
……少し、思い知らせてやらなきゃいかんのぉ……!
「……」{……}<……>

【男性の背後には、その全身を黒いローブで包んだ3つの人影が、控える様にして息を潜めている】
【吸い殻を地面に投げ捨て、忌々しげに踏みつける男性の仕草も相まって、ピリピリした緊張感が、その一行を包んでいた】



【――――所変わって、風の国 繁華街】

――――この子が何をしたって言うんですか!?
……置き引きをしたって言ったって、あなたたちのやってる事は、ただのリンチじゃないですか!
人の事を、偉そうに咎められる立場じゃないですよ……!

【灰色のフード付きパーカーに、さっぱりした色合いのチェック柄の入ったスカートを履いた】
【額に、正三角形の形に、赤・青・緑の点が浮かび、それらを繋ぐ様にぼんやりと光の円環が浮かび上がっている】
【少し癖のあるオレンジ色のショートカットと、緑色の瞳が印象的な、身長140cm前後の少女が】
【背後にボロボロの子供を庇う様にして、4人のガラの悪い男たちの前に立ちはだかり、声を荒げている】
【庇われている子供は、息すら殺しながら左腕を抑えて痛みに耐えている。その腕には、幾つものタバコの火の跡が残っていた】

……この子のやった事を咎めたいって言うなら、警察に突き出せば済む話じゃないですか!
それを、子供1人に4人で……悪辣です、見過ごせません!
<(……珍しく首を突っ込んだわねぇ……どうする気?)>
「(まぁ……ヤバそうになっても、いくらでも切り抜ける手段くらいあるだろ……もう少し見ていようぜ?)」

【苛立ちと呆れとが同居した様な表情のまま、囲みを解かない4人に対して、少女はどこか表情を強張らせながらも、威勢よく声を荒げる】
【周囲の野次馬も、そのほとんどが半ば見世物としてその光景を取り囲んでいた】



【――――どの物語も、今と言う時の中に、確かに存在している物である】
【もし変化が訪れるとしたら――――それはどの物語なのだろうか】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/03(日) 21:52:25.45 ID:Asm6I4Hco
>>216
/いますよー!

>>217
/あっと、ごめんなさい。また次の機会によろしくお願いしますー!
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 22:06:25.03 ID:VAUXqrqeo
【水の国───大会会場だったスタジアム】
【今はもう、驚くほどに静かで閑散としている広い空間、少し前までは最大級の賑わいがあったからこそ、尚更に静寂が目立つ】
【たくさんの戦士達が己の指名を賭けて戦った舞台、そんな所に立つだなんて、おこがましいと思ったけれど】

……私は───

【冷たい風に髪が揺らいで、重苦しい金属が擦れ合う音と共に、空を見る】
【天上に輝く星々は等しく全てを見下ろしていて、届きそうでも届かない。手を伸ばしてみても、いくら伸ばしても意味がない】

私は、この場所に立っていた者達の様にはなれない…
…正しいと信じる事を成す為には、影に身を堕とす事は覚悟した筈だ
悔しくなんて、ない

【握った右手を眺めて、強く握り締めながら思い返す。最早表舞台には二度と立てないであろう自分の過去を】
【言葉とは裏腹に胸中にあるのは後悔と羨み、出来る事ならここで戦いたかったという微かな願い】

【その風貌を一言で表すなら、正に女騎士=Bドレス型の鎧に身を包み、青い髪が腰の辺りまで伸びている】
【腰には一振りの長剣、白い肌に輝く蒼眼がキリッとした顔付きで、その胸は平坦である】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 22:07:34.13 ID:AU5D9IFk0
/>>214を取り消します
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 22:17:53.68 ID:yKdaTpBJo
>>220
【夜都・ルルーメン。戦いから一夜明け、と言っても常闇の国であるが故、変わらぬ夜空のままであったが】
【滅びから逃れ、歓喜の中にあるであろうその都市の方角から、一台の車が一行の方へと走行してきた】

【一見すると、ただの商業用バンに思えるが、彼らなら人目を避けるかのような走り方をしている、ということがわかるだろうか】
【さらには、バンの運転席に座っている人影。彼らの位置から見えるだろうか。当然ながら、座っている人影は一つ。しかし、頭が二つあるように思える】

【バンの運転手が、先に止まっている一行の乗用車と、その傍らの人影に気が付いたらしい】
【速度を落として停車する。運転席のドアと、後ろ側のドアが同時に開き、異様な人影が地面に降り立った】


【運転席から降り立ったのは、一人分の身体に二つの頭と四本の腕を持った、異形の男たちだった】
【彼らは、一つの肉体に同居しているのだ】

【向かって右側の頭は、ほっそりした顔つきに落ちくぼんだ白い瞳。長い白髪を後ろで一つに束ねている】
【向かって左側の頭は、がっしりした顔つきに爛々と光る黒い瞳。短い黒髪をボサボサに乱している】
【四つの袖口がついたスーツからは、本来の腕の位置からは青白く細い腕が、脇の下あたりからは、浅黒く筋肉質な腕が伸びている】

【一つの身体を包むスーツは、中央から向かって右が白、左が黒に色分けされている】
【スーツの両胸にあるポケットには、白地の側が黒い糸で、黒地の側が白い糸で、それぞれ、No.50≠ニ刺繍されていた】


【後ろ側から降り立ったのは、身長2メートルを超えているであろう、大男だった】
【薄汚れた灰色の作業着の上に、黒いラバー地のエプロン、足には黒いゴム長靴】

【角ばった顔つき、短めに切り揃えられた黒髪。黒髪の奥。額いっぱいを埋める形で、巨大な一つ目。先の二人に劣らぬ異形】
【両耳は黒ずんで異様な形に歪んでおり、両手の親指も黒く染まって細長くなっている】
【大男の太い首には、医療用のネックカラーが巻かれていた】


【警戒心に満ちた視線を一行に送る三人の異形。その場の空気がますます張りつめるだろう】
【だが、異形どもが不機嫌にタバコを吹かす男性の姿を確認した時。警戒の表情は、驚きに代わる】


……不躾に失礼。あなたは……ウルバヌス博士、ですか?

【一つ目の大男が口を開いた。彼なら、この異形どもの顔を見たことがあるかもしれない】
【テーブルは違えど、かつての会合で同じ空間にいた者たち。大男の姿は、その頃とは変わってしまっているが】
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 22:19:49.14 ID:AU5D9IFk0
>>222

【閑散として静かなスタジアム、そんなところに一人の男が歩いてくる】
【茶色いコートに白く袖の長いワイシャツ、ベルトつきの裾の長いズボン】
【髪は少々長い】
【片腕には義腕をつけているが手の部分は黒の手袋をはめておりよく見ないと義椀だとわからないだろう】

(まあ、案外悪くないな、しかも整備があっしにもでもできるってところもいいな)

【そんなことを思い散歩でここに来た、どうやってきたかはわからない】
【そしてそんな閑散なスタジアムを見て、言った】

 しかしまあ、閑散としちまってる
 熱狂は過去のものってやつですかね

【そんなことを言いながら外周部を歩いていると】
【何かが目に付いた】
【それは一瞬見間違いかと思いつつ目をもみもう一度見た】
【だが見間違いではなかった】
【自分が今見ているのは騎士の格好をした女だ】

 おい、お前さんここで何やってんですか

【そう言って男は女騎士に対して話しかけた】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/03(日) 22:29:37.48 ID:dViFuzPH0
>>215          >>218
/よろしくです!     /お気になさらずに

【枯れ葉が女の頭に乗った直後、二つの足音が近づいてくる】
【もし足音がするほうに視線を向ければ、後ろを見ながら息を荒げて必死に逃げている少年が目に入るだろう】
【そして少年より後ろには、短く赤い髪で青いフレームのサングラスをかけ、小さなポーチが多く付いたタクティカルベスト
 にカーゴパンツを着た長身の男が少年を追いかけていた】

【その様は、少年が男から逃げていると想像させるには容易な光景だった】

「ねぇ!そこの人!!助けて!!」

【少年は女の傍まで近づき、女を男から隔たせるように回り込んで助けを助けを乞う】

いい加減にしろ……これ以上手間をかけさせるな

【追ってきた男は女に一切視線を向けず、少年を見ながら冷たくそう言った】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/03(日) 22:33:56.28 ID:Zlf2Hjm80
>>224

……時間を掛け過ぎたかもしれんな……そろそろ、わしらも動く時なのかもしれん……!
機関の存在が、安く見られてはしょうがない……精々撃ち込んでやろうじゃあないか……その脳天に、楔を……!

【吸い殻を踏みつけにしながら、最後の煙をふぅっと吐き出し、男性は瞳を怒らせて首都の中心地をもう一度睨みつける】
【その瞳には、様々な色が宿っていた。一目には、そこに渦巻いているものを見分ける事など到底不可能と言えるほどに】

「……!?」
……ん、なんじゃ一体……!

【だが、そんな一行のそばに走り寄ってくる1台のバン。ローブの3人はそれに対して向き直り、男性は顔だけをそちらへと向ける】
【――――自分たちの姿を認めて足を止めると言うのは、容易ならぬ事だった。いささか、一行に緊張が走る】

っ、ほぉ…………なんじゃ、お前さんら……?
「……ッ」{……}<……!>

【降りてきた人物の姿を見やると、わずかに男性の眉がピクリと触れる】
【――――尋常ならざる姿。間違いなく真っ当な立場にいるものではない佇まいである事が読み取れる】
【それ以前に。場合によってはグロテスクとも取れるその姿を、ただ興味深げに男性は受け取っていた】
【控えた3人は、それぞれに息を飲んで更に緊張を詰める様子ではあったのだが】

…………ほぉ、わしの名前を…………
……如何にも。わしが≪No.6≫……グラトン=ブルーガー=ウルバヌスじゃよ
と言う事は……まぁ、そっちの≪No.50≫を見れば分かる事じゃが……お前さんら、わしらの仲間と言う事じゃな?

【名前を言い当てられ、男性――――グラトンは、ここでようやく真っすぐに降りてきた2人(3人)と向かい合う】
【異形の男たちの服にある≪No.50≫の刺繍を見れば、仲間である事は一目瞭然だが、半ば社交辞令的に相手の立場を問う】
【――――流石に、あの会合でテーブルを異にした相手の事までは、グラトンも覚えてはいなかったらしい】

……あそこから撤退する道すがら、と言う所かの……?
……本当に、レギン殿は命を落としたのか……?

【となると、ここを通りがかった理由もなんとなく察せられるもので。グラトンは眉を潜めながら問いかける】
【六罪王レギン――――彼の死の情報は、真実なのかと】
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 22:38:56.64 ID:VAUXqrqeo
>>225

…む?

【いつまでも物思いに更けている訳にはいかない、何かを考えていても変わる物はないから】
【そろそろ帰ろうかなと、歩き出そうとした瞬間、不意にした声に振り返る】
【キョトンとしたような、鋭いような眼が、男を見る】

…警備の者…か?すまない、ただ少し空気を感じていただけだ
長居するつもりはない、失礼した

…ただ、この場所に一度立ってみたかった、それだけだ。何かするつもりはない

【聞かれた問いに素直に答え、ぺこりと頭を下げる。綺麗に腰を折ったお辞儀だ】
【流れた髪を掻き上げながら頭を上げると、すぐにその場を立ち去ろうとする。それは自分がこの場にいてはいけないと自覚しているから】
【とはいえ律儀そうな態度でも、引き止められれば止まるだろう。その背中には、呟きにはまだ何か、胸中のモヤモヤを表すような雰囲気を持っている】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 22:52:07.83 ID:yKdaTpBJo
>>227
【彼ら、機関の精鋭にして古強者たる一行ですら、自分たちの姿は眉をひそめるものであったらしい】
【内心でわずかに苦笑しつつ、表に出すことはない。相手が名乗りを上げれば、三人そろって居住まいを正す】


No.29、カニバディールと申します
会合の折りには違うテーブルであったとはいえ、ご挨拶も出来ずにいたご無礼をお詫びしたいと思っておりました
直にお会いでき、光栄の至りです

「No.50、デュアル兄弟。兄のオーギュストと申す者です。以後お見知りおきを」
『同じく、弟のギュスターヴってもんです』

【三者三様に挨拶の言葉を投げ、胸に手を当てて礼を行った】
【相手は、上位ナンバーにして古くからカノッサにその名を轟かせた古強者。礼を尽くして過ぎるということはあるまい】


はい……レギン様の敗北に伴い、恥ずかしながら逃げ帰って参りました……
……撤退の途中、遠目ではありますが、確認いたしました

レギン様が敵の総攻撃を受け、御自らが作り出された孔≠ノ吸い込まれる瞬間を
最後の瞬間、まだ生存はされていたようですが……

恐らく、こちらの世界への生還の見込みは、薄いかと……


【異形どもが揃って顔を伏せ、大男・カニバディールが代表してその問いに答える】
【カニバディール自身、あの中で戦いに参加していたため、目にしたのは遠目からの最後の瞬間のみ】

【しかし、それは六罪王・レギンの敗北、そして"消失"の決定的な瞬間であった】
【グラトンの問いに答える語調は淀みないが、その声音は屈辱と怒り、暗い感情に満ちていた】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 22:52:56.12 ID:AU5D9IFk0
>>226

【ぺこりと頭を下げて通り過ぎようとする女騎士に少々興味をいだいた】
【しかも相手は自分を警備の人間と間違えている】
【ならちょっと問い詰めてみるのも悪くない、そう思い行動する】
【怪しまれたらそのときはそのときだ】

 うんにゃ、ちょっと待て

【男はそう言って引きとめようとめようとする】

 ちょっと聞かせてくれ
 なに、ここで何をしていたかとかどうやってはいったとか、そういう簡単なもんだよ

【そう男は問い詰めた】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 22:55:46.91 ID:AU5D9IFk0
>>230
/安価ミスです
/本来の安価は>>228です
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/03(日) 23:02:01.40 ID:uZ8/yZoko
>>226

「う、うん…?」

【刀を鞘に完全に納めた瞬間の事である。】
【女は振り返った。するとそこには足音の主達。遠方のざわめきに紛れて、騒がしい音は確かにこちらへと近づいてきた。】
【やがて、その姿が見える。女は目を細めた。というのもなにやら穏やかではないようだからだ。】

【追うもの。】
【女はまずそちらを見た。男性である。赤髪短髪で、背が高い。サングラスの奥の瞳は少年を見ていた。】
【そして件の少年は―――おそらく追われるもの。彼に目を向けた時、しかし彼女は二人のちょうど中央にいた。】

「おっと…。待て、ちょっと待った。ストップ。」

【女は自分の後ろと前方。交互に視線を送りながら言った。男がこちらへ動こうとすれば手を出してそれを制する。】

「なんだい。どういうわけだ。ただの喧嘩ならボクを巻き込むな…
 …と言いたいところだがどうもそうじゃなさそうだな。」

【まず少年にそう声をかけ、続いて前方の男を見ながら残る言葉を紡ぐ。】
【私人間のたわいもない喧嘩…もしそうなら、自分は介入するつもりは無い。大方理由は些細な事であろう。どちらの味方をするつもりも無かった。】
【ところが、】
【どうにも、そんな単純な事ではなさそうである。長身の男の冷たい物言いがそれを示唆していた。】

【確固たる志を…それは時に「正義」と呼ばれる、心に持っている人間ならば、】
【おそらく今の女の状況に立たされると、少年の味方をするだろう。息を上げて逃げる子供。それを追いかける大人。】
【実に常識的な判断を行う筈だ。ところが女は穏やかでこそあれ、少なくとも一間の義に従って動くつもりはないらしい。】
【かといってその逆もまた違う。少年を男に突き出すこともせず、一応は片手で少年を背中に隠し、庇っていた。】
【頭の枯れ葉を払うタイミングを失った女剣士は、琥珀色の目で問いかけた。】

/こちらこそよろしくお願いします!
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/03(日) 23:09:48.68 ID:NYuRHm1N0
【とある大きな病院。小さな怪我から大きな怪我、果ては大病にも対処してくれると有名で】
【日々昼夜問わずに沢山の患者で賑わっている事だろう】
【――――寒空の下、月光の差し込む中庭。何処か幻想的にも映る其処には、車椅子が一つ】


「…………最近は寒くなってきたのです。雪が降らないにしても、風邪を引くだけの寒さはあるのです
………………雪、ですか」

【座るのは、一人の少女。汚れを知らない様な真っ白な髪に、特徴的な角が額から生えていて】
【入院服を纏っている所を見れば、この病院の患者である事が分かるであろう】
【普段は五月蠅いとの評判を持つ少女であるが、今宵ばかりは夜空を見上げるだけで喧しさは無く】
【――――その場面だけを切り取れば、其れなりの絵面ともなりそうだけれど】


「……考えて居ても仕方ないのです。そんな事よりも、喉が渇いたのです」

【――――詩人めいた言葉が出される訳でも無く。小さく頭を振ったならば思考を外へと追い出して、何の変哲も無い言葉】
【辺りを見回すが、自販機は院内にしか無くて…………小さな溜息を吐けば、背もたれにその小さな背中を預ける事だろう】
【月の光も明るい晩。白の少女が一人だけ居るとなれば、よく目立つであろうか】






【商売の活発なその街ではこの時間にも関わらず、多くの人々が行き来していて】
【――――屈強な男や如何にもといった風の女。昼の顔とは打って変わり、どことなくアウトローな雰囲気】
【……そして、その場だからこそ、少女の存在は浮いていた】


「へぇ…………違法薬に禍々しい武具…………噂に違わず中々面白い物を売っているのね……」

【ローブを纏い、スッポリとフードを被っては居るけれどその背丈や体つきは誤魔化せず】
【キョロキョロと物珍しげに辺りを見ているのだから尚余計に目立つ】
【――――中々に高価そうな弓を肩に掛け、二振りの短剣を腰に提げては居るが】
【……そんな姿をして居ても、やはりこの場では浮いている】


「――――喧嘩、かしら。やけに五月蠅…………っと?!
ちょっと!!危ないでしょ?!」

【突如始まった乱闘騒ぎ。品に関する押し問答が原因である事は明白だが――――少なくとも、巻き込まれ掛けた少女には関係のない話】
【フードが外れたならば青色の髪が露わとなって、同時に朱の双眸も見える事だろうか】
【殴り飛ばされた巨体に押しつぶされそうになれば咄嗟に避けはするけれど】
【――――暴力の波は広がり、彼方こちらで諍いが起き、やがては大乱闘へと発展することか】
【……罵声、呻き、流血。様々な物が行き交う中に、少女が一人。――――良くも悪くも、よく目立つ】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 23:11:39.75 ID:VAUXqrqeo
>>230

【胸を張り、しっかりとした姿で歩く騎士を、しかし引き止める声が】
【律儀にも立ち止まり、振り返って、首を傾げた】

───何だ?

【もしかして疑われているのだろうか───そんな考えが脳裏に浮かぶ】
【実際に何もしていないのだが、言った通りに信じて貰えないというのなら、きっとそうなのだろう】
【…だが、力技を使うべき時ではない】

…本当に、私は何もしていないよ、正門が開いていたからそこから入って、少し舞台を見てみただけだ
大会に参加したかったのだが諸事情で不可能だったのでな、いけないのなら謝ろう、すまなかった

【ああ、これでは尚更悪い事をした犯人が言い逃れをしているようではないか。こんな所で不器用さが出た自分が嫌になる】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/03(日) 23:11:45.51 ID:Zlf2Hjm80
>>229

ほほぉ……あの会合におったとはの……すまんが、さっぱり気付かなんじゃ
あの時は……まぁ、色々あってピリピリしとったからのぉ。会の中身以上に意識を向ける余裕がなかったもんでの?

【既に9ヶ月近くも前の事になる会合の事を言及され、ほ――――と意外そうに口元を緩めるグラトン】
【グラトンが言う様に、あの時はコーネリアスとの意見交換。そして直前に部下が抱えていたトラブルの事もあり、あまり精神的に余裕がなかったのだ】
【――――まだ、六罪王を含めた体勢が完全に確立していなかった事も、そこには作用していたのだろう】
【それこそレギンの帰還が叶うまで、六罪王そのものに懐疑的な見方をしていたと言う、グラトン固有の事情もそこには含まれていて】

…………そうか…………うむ、良く分かった……
――――策は、確かに成功しておったんじゃな、レギン殿……わしの力添えも、無駄とはならなかった様じゃ……

【大男――――カニバディールの答えに、グラトンは瞑目しながら深く頷く】
【以前、グラトンはレギンに、夜の国で展開される作戦行動の一部を、明かされていた事がある】
【そしてその為に――――デストルドー≠フ増幅の為に、グラトン自身が『バーサークヘリオス』の製作・量産をして、手を貸していた事もある】
【全ては、確かに結実していた。レギンの策は、決して上滑りする事なく、成功していたのだ】

……じゃが、これからを見据えるに当たって……もはやレギン殿の復帰は絶望的……か……
――――ほんに、やってくれるわい……機関にたてつく、クズ共の分際で……!

【それでも、その完遂は能力者たちに阻止され、そしてレギンは彼方へと消え去った】
【例え命を繋いでいたとしても、こうした形ではもはや、この世界では居ないも同然の人間として考えなければならない】
【――――信頼できる上司が葬られた事に、グラトンも静かに怒りを発していた】

――――カニバディール、オーギュスト、ギュスターヴ……
分かっておるとは思うが……決して、このままでは済まさんよ、わしは……!
『最終勝利』は、必ずわしら機関がもぎ取るものなんじゃ……その為に、わしは今動いておる……!

【3人を前にして、グラトンはいつもの狂乱をまるで思わせない、ハッキリとした面持ちで語りかける】
【機関の――――重鎮とまではいかないにしろ、裏から常に尽力してきた古参の風格を、そこに漂わせながら】

……六罪王など、わしにとっては力不足と言うべきものじゃが……レギン殿がこの夜の国を脅かしたように、わしは雷の国を攻略する心算でおる……!
見ておるが良い……機関を、このまま再び停滞させる事など、絶対にあり得んと言う事をのぉ……!

【――――レギンが『前時代』、グラトンが『地下潜伏』と表現していた、活動の縮小期。その中にあってなお、グラトンは諦めなかった】
【その執念は、決して機関が減速する事を是としない。レギンの実質的な死にも、グラトンは威勢を殺がれる事を認めずに】
【――――自らが占拠し、そうして更なる作戦行動を狙っている雷の国の事を取り上げて、ハッキリと言い切る】
【機関がこのまま負け、守勢に転じる事など絶対にあり得ない――――と】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 23:26:05.67 ID:AU5D9IFk0
>>234

 ふーん、お前さん、何もしていないんだな

【女騎士の答えに対して、あたかも疑問を持っているように答える】
【犯人の言い逃れのような答えに対して疑問をもった――風に言う】

 そう言ってもねえ、そうそう信頼できねえんですよ
 なんか身分証明書とかは?

【そして男は女騎士に対してさらに質問する】
【真面目を装いながら】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/03(日) 23:40:13.38 ID:VAUXqrqeo
>>236

そう疑うな、本当だ
私とて、戦士達が死力を尽くした場を汚すような事はしない

【少ししつこく思ったのか、ムッとしたような表情と声色に成り、両手を腰に当てて返答する】

…へっ?身分証明───

【───が、その一言が出ると、一気に雰囲気が変わった】
【眼をまるくして、丸くした眼を泳がせて、冷や汗を浮かべて焦り出す】

えぇと…身分証明は、その…

【身分証明なんて、出来るわけがない───元々投獄されていた受刑者であったのだから、正式にではなく、脱獄したのだから】
【まともに身分を証明は出来ない、出来たとしてもする訳にはいかないのだから。不可能な条件を切り抜ける方法を必死に考えながら、ごまかしていた】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/03(日) 23:43:31.29 ID:yKdaTpBJo
>>235
無理もございません。あの場では、他に意識を向けるべき情報が多くありました
我らとて、皆様の顔と名を確認していたに過ぎません

【自分たちに気付かれていなかったことには、特に気にする様子もなく】
【奇しくも、カニバディールが今抱えているナンバーの前任者だった男と、かつてグラトンの元にいた女性】
【その間に起きた確執、さらには古参であるが故の、現在の機関上層部への疑念】

【さすがに、異形どもがそこまでの事情を知ることはないが、それを除いてもあの場に飛び交った情報量は多かった】
【新参であった自分たちが、増して違うテーブルについていた自分たちが、記憶に残らなかったのも当然だろう】


はっ……最後の瞬間まで、レギン様の計画は歩みを止めることはありませんでした
ウルバヌス博士も助力されていたとは、存じませんでしたが……

夜の国は、確かにレギン様の手で、死の手前にまで追い込まれていたのです

【自身の言葉に頷くグラトンの姿に、沈痛な面持ちでカニバディールが応える】
【魔縁の蛇王"、レギン。彼の壮大なる計画は、長きに渡ってこの夜の国を、ひいては世界を脅かし続け】
【あの時、確かにその全てが一つの結果に――すなわち、『勝利』に結びつくはずだった。本当に、その寸前であったのだ】


「まったく……我らも腸が煮えくり返る思いです」
『クソ忌々しい正義気取り共が……!!』

…………

【オーギュストが眉を顰めてグラトンの怒りに同意を示し、ギュスターヴが歯をむき出しにして吐き捨てる】
【カニバディールは沈黙を持ってグラトンの怒りの前に立っていたが、その巨躯からはグラトンのそれに勝るとも劣らない怒りが立ち上っている】
【カニバディールにとってもレギンは協力者であった。互いに食らい合わんとする危険な間柄でもあったが、その実力には畏敬の念を持っていた存在だったのだ】


『当然ですぜ!! 俺らだって、このまま手をこまねいているつもりなんざ、毛頭ねえですよ!!』

「確かに、ここ数か月のうちに立て続けに六罪王が落とされ、ナンバーズも複数名が姿を消し」
「機関にとっては、芳しくない状況が続いてはおります」

しかし、機関にはまだ多くの戦力が、あらゆる兵器が、どんな脅威も現実にして見せる技術がありましょう
……何より、古くから機関で活躍し、今なお勝利への意志を失わない、ウルバヌス博士。貴方様が、おられる

【代わる代わる、異形たちが言葉を放つ。彼らもまた、折れてなどいない】
【カノッサに反旗を翻す者たちへの、報復の執念に満ち満ちている。執念深さにかけては、この異形どもは並々ならぬものを持っていた】
【また、同時に眼前に佇む老人が放つ風格への、畏敬もまた見え隠れしていた】
【ナンバーを掲げるとはいえ、異形どもは機関においては新参と言える。グラトンの姿は、その風格は、確かに異形どもにも伝わっていた】


雷の国……『セードムシティ』における華々しい戦果は、聞き及んでおります
今や機関の重要な拠点の一つ……我らからすれば、それだけでも感服するほどですが、ウルバヌス博士がその程度で留まる方であろうはずもありませんな

【確かな成果を上げて声高に次なる攻勢を主張するグラトンの姿は、その年齢を感じさせない生気に満ちて見えた】
【この男なら、やってのける。出会ったばかりのはずの異形どもにさえ、そう思わせるほどの】
【カニバディールが、デュアル兄弟が、再びその身を折り曲げ、彼の前で礼の姿勢を取る】


「我ら、機関においては未だ若輩ではありますが……」
『博士が事を起こす、ってんなら、俺らも黙ってられませんぜ!!』

……重ねての不躾な願いとは承知の上ですが……もし、お許し願えるなら、この微力を振るいたく存じます
我々に協力出来ることがあれば、何なりと

【異形どもは、機関に忠誠を誓っているわけではない。彼らには彼らの目的がある】
【しかし、自分たちが所属する組織を、世界に名だたる邪悪の象徴を、このまま舐められることには我慢ならなかったらしい】
【自分たちから、グラトンへの協力の許しを願って見せる。その身に、確かな戦意と、グラトンへの敬意と期待とを宿して】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/03(日) 23:48:12.44 ID:zvPsUH+Co
>>233
【――月影が照らす中庭の中空の、その一点に微かな異変が現れ始めた】
【突如もわもわと湧き出し零れるのは、いかにも怪しげな“ピンク色の靄”だ】
【それはいつしか雲のように広がって、そこから何か塊をひとつ生み落した】

――――っと! とうちゃーく……って、あら?

【背高のシルエットが、間の抜けた声を出しながら、純白の髪の少女の前に着地する】

【青紫の長髪の毛先だけをリボンで纏めた、黄色の瞳を持つ長身の女】
【丈の短い華美なドレスが、メリハリのある魅惑的な身体を包み込み】
【片手には、柄が螺旋状に捻れている巨大なハルバードを携えている】
【大きく露出した胸元で、細い鎖を通して首に提げられた青い鍵が揺れ】
【芳しい香水の匂いも相俟って、妖艶な雰囲気を醸し出していた――が】
【ドレスの裾からすらりと伸びるのは、ヒトでなく、ウマの両脚だった】

【そんな風貌の女は周囲を二、三度見渡すと、首を傾げて口を尖らせ、眉を顰めつつ】
【そうするのが当然とでも言うかのように、自然な動きでそこにいた少女へと近付けば】

ふふん、どーもこんばんは、ええーっと…………“ユキ”ちゃん?
ここって一体どこなのかー……おねーさんに教えてくれるかなぁ?

【相手の外見の印象から勝手に『ユキ』と名付けて、腰を屈めながら問いかけるだろう】
【――もう片手には「おしるこ」の缶が大事そうに握られている。どうやら未開封のようだ】

/まだいらっしゃいましたらお願いします!
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 23:53:52.66 ID:EJCs/V2g0
>>211

【少女が男から離れたところに居座ったことには理由がある。もちろん、"少なくないダメージを負った状態での接近戦を嫌った"というのはあるだろう】
【しかし、本人すら気が付いていないだろうが―――それ以上に、彼女は少なからず恐れを抱いていたのだ。戦うことに異常な執着を見せる男に】
【そのため、無意識のうちに彼女は"男に近づく"という選択肢を排除していた―――結果として彼女の採った手段は、能力で配下を生み出しての消極的攻勢】
【粘菌の集合体である二体の人型の能力はさほど高くないとは言え、今の男には彼らを一蹴できるほどの攻撃翌力は無いと予想される。つまり、悪くない選択ではあったはずだ】
【――はず、だったのだが―――】


なっ―――そんなことまで……!?


【――男の武器が想定外の挙動を見せた。生み出された超高温の霧に巻かれた彼らは、なす術も無く焼かれてしまう】
【彼の予想は的中したのだ。数秒も経たないうちに消滅する二つの人型】
【苦し紛れに投擲したナイフも、男の足を止めるまでには至らない。男と少女の間を阻む障害は、全て失われてしまった】


そ、そんな……ッ


【ついに、その時が来てしまった―――男が少女のもとに辿り着いたのだ。もう、少女に抵抗する術は残されていない】
【腕を振り上げる男。勢いの大半が失われたその拳でも、当たり所が悪ければ折れた骨が臓器に突き刺さり、致命傷となってしまうだろう】
【勝負が決したかと思われた、その時であった】


「お互いに詰めが甘かったようだなァ、ケケケケケ」


【―――後ろに浮いていたカンテラが自らの突起を少女の服に引っ掛け、ぐいっと後ろに引っ張ったのだ】
【そう―――抵抗する手段を失ったのは"少女"のみ。彼女の"相棒"は、未だ健在であった】
【すんでのところで空を切る男の拳。そのまま倒れこむ彼を、首筋を掴まれてぶら下げられている猫のような体制で呆然と眺める少女】
【たっぷり数分の間は呆けていた少女は、カンテラが彼女を離し背中を地面に打ち付けた段階になってようやく我に返る】
【立ち上がった彼女は一瞬カンテラの方を睨むも、助けて貰ったことを思い出したのか照れ隠しのようにそっぽを向いた】
【そして最後に心底幸せそうな表情で倒れる男をちらりと見ると、口を開く】


じゃあね、名も知らぬ襲撃者さん。
アナタとの"壊し合い"――――――しばらくは忘れられなさそうね

「ケケケ、そんなボロボロの格好で何気取ってンだァ?
周囲の施設も破壊したしよォ、どっちが悪者だか分かったもンじゃねェなァ―――」

うるさいッ、水を差さないでよね!
―――帰るわよ、エニグマ


【そんな会話を繰り広げながら、男に背を向けた彼女らは帰路に就こうと歩き始めるだろう】

//大変お待たせいたしましたー!
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/03(日) 23:58:17.57 ID:dViFuzPH0
>>232

なんだ?

【一歩、少年に近づくために上げた足は女の制止の呼びかけに止まる】
【男は、女がどういう理由で止めたのかはともかく自分のやることに邪魔をされたことで、初めて視線を向けた】

……お前には関係ない。首を突っ込むな

【が、あくまで目的である少年のほうを優先するようで、女に対する興味はその一言だけで終わった】
【まるで女からの興味を突き放すように、女への興味を捨てるように、自分のやることだけを考えているようだ】

「お願い、助けて……あいつに捕まったら何されるかわからない……」

【少年の方は震えた声で女の服を掴みながら、傍に寄り付く。男の方へ視線を向けるのも避け、顔は下を向いてた】

【結局、男と少年の間に何があったのかどちらの口からも語られなかった】
【追われていた少年と追っていた男から、助けを乞う少年とその少年に近づく男】
【状況を把握するには足りないものが多すぎるが、しかし】

どけ

【全てがはっきりすよりも先に、男が静止を無視して動きだした】
【その瞬間少年はビクッと体を震わせた】
【男の方はともかく、少年は男に恐怖を抱いていると考えさせるには十分ではないだろうか】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/03(日) 23:59:08.56 ID:AU5D9IFk0
>>237

(ああ、なるほどこの慌てよう、身分証明とかできないのか)

【男は女騎士の慌てぶりを見て、察した】
【何があったかはわからないが、何か人に言えないことでもしていたんだろう】
【まあ、この男もそのような存在だが】

 へえー、お前さん身分証明できないのか
 何やらかしてそんな存在になった

【そんな、女騎士にそのように聞いた】
【これを聞いたらどのような反応を示すだろう】

 あー、あとあっしは警備員じゃないから

【そのこともあっさりばらした】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/04(月) 00:06:11.98 ID:quNVXXqD0
>>239
【――――戦闘には、其れなりに長けていたのだろうか。不自然な霧を視界に収めたならば右手に宿るのは光の魔力】
【少女の種族の特性か、宿った光は確かな武器となるのだろう】
【……ギュッと握られた小さな拳。今まさに術が放たれんとしていたが――――――】


「…………お前は馬鹿なのですか」

【呆気にとられるとは正にこの事か。敵意を全く感じさせない相手】
【故に魔力も宙へと拡散して、こちらも敵意が無いと示すのだが…………その口調は、刺々しい】
【元よりこの少女。とても高圧的で騒がしいと院内では有名であるけれど、意図的に訪れた訳では無い女性には、きっと関係の無い話】
【それでも、やはりその口調に反感を覚える者も少なくないであろうか】


「ユキじゃ無いのですっ!私にはゴーリェ・スパシーチェリという名前があるのです!
誇り高きユニコーンの血を引く私はお前達とは異なった存在なのですから、もっと敬うべきなのですよ!」

【ユニコーンの話が本当であれば、額の角も納得出来ようか。そして、掌に収縮していた光の魔力も】
【――――何より、その態度。尊大な其れは、プライドの高いユニコーンを連想させる様でもあって】
【しかしながら、見た目はその通り。威厳も無ければただの騒がしい子供。ただ、滑稽に映るだけかもしれないけれど】


「ふん…………。此処は病院なのですよ。大怪我でも精神病であっても治療を受ける場所ですが、きっとお前の様に頭の中にチョウチョが飛んでそうな馬鹿は治せないのです
お門違いなのでさっさと此処から出て行けば良いのですよ
馬鹿の相手をしていたら私も移ってしまうのでもう出て行くのです」

【冷たく言い放てば、車椅子を漕いで中庭から去ろうとするが…………その動きが止まる】
【白銀の双眸が射貫くのは女性では無く、その手に握られたお汁粉の缶であった】
【恐らくは、女性の足には気付いていない。言い換えれば、気付かない程にお汁粉に心奪われているのか】
【寒空の中飲む其れは、果たしてどれ程美味しいのであろう。右に動かせば視線も右に。左に動かせば視線も左に。――――何ともまあ、分かり易いけれど】


/口の悪い輩ではありますが、もし良ければお願いします……!
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/04(月) 00:12:01.01 ID:D95hcRoI0
>>238

……そうじゃな。あの頃は、まだまだ全体として纏まってもおらんかったしのぉ……

【六罪王の下に――――正確に言えば、あの時はコーネリアスの下に機関にある程度の意志の共有を持たせる事も、会合の目的に含まれていた様に思う】
【つまり、そうした事が必要になる程、機関の内部の意志の疎通がなっていなかった】
【そうした中で、周囲の顔と名前を覚える努力をしていた事は、中々のものなのではないか――――グラトンは、そんな事を考えていた】

……わしが≪No.6≫とは言えな……『RAGNAROK LABORATORY』が……わしのグループが、一部門として独立した体制を結べたのも、レギン殿と、そうした縁があって助力を頂けたからなんじゃ……
レギン殿の計画の一助となれたおかげで、レギン殿の力添えを貰って、今のわしの地位はあるようなもんなんじゃよ

【『GNOSIS工房』と肩を並べる、機関内の研究部署である『RAGNAROK LABORATORY』――――グラトンは、そこの責任者でもある】
【だが、以前からのグラトンの周囲を整理して成立したものとはいえ、その地位はそもそもレギンの助力があってこそ成立した様なものだった】
【――――グラトン自身は、自分をレギンと最も繋がりの深い人間の1人だったと言う、自負を持っていたのだろう】
【だからこそ、尚更今回の顛末には怒りと落胆を禁じえないのかもしれない】

……せめて、その功績……行動を、無駄なものにしない事を、わしらが誓わなければならない様じゃな……
本当に、惜しい人を亡くしたものじゃ……

【――――グラトンにとって、あるいはカニバディールにとっても、いわんや機関にとってすれば。レギンと言う存在は非常に大きなものだった】
【そこには当然怒りもあるが、悲しみを発する人間がいても良いだろう】
【たぎらせる怒りの合間に、わずかに哀惜の言葉を交えて】

そう、そうんじゃよ……!
機関には力がある……他のどんな勢力にも、国家にも……真似の出来ない本物の『力』がのぉ……ッ!
そして、その力を規定し生み出すのは……わしじゃ、このわしじゃよ……!
……コーネリアスもレギン殿も死に、≪No.3≫……ベイゼも姿を消してしまった……確かに、状況は逆風じゃ……
じゃがな、それなら奴等は風を掴んでいると言えるのかの? ……わしらは今こうしてここにおる。その事に代わりはせんよ……!

【――――『力』。あらゆる禁忌を無視して、それを追求できる存在。正にグラトンが機関に命を託すのは、それが理由であった】
【正にレギンの行いは、人の道を完全に逸脱したもので、それ故に一国を揺るがすだけの事態を現出させて見せたのだ】
【2人の六罪王の死。そして懇意にしていたナンバーズの失踪。オーギュストの口にする通り、機関にとって、情勢は決して容易ではない】
【それでも――――グラトンはそれを苦に思う事はない。怒りに酔っているのもそうだが――――なお、その奥には確信された『力』が、眠っているのだ】
【――――機関そのものの力。それは人員の欠落程度で殺がれるものではないと】

うむ……『セードムシティ』もそうだが、わしにはやるべき事がある……レギン殿の様には華々しくはいかんじゃろうが……
上手くすれば、雷の国の半分以上を、わしらの力で喰ってしまう事も、出来るかもしれん……その為に、わしもやるべき事はやる……!

【雷の国に攻勢をかけるグラトンには、単なる攻略とは別の、明確な目的があった】
【現在は戦況が停滞しているものの、緒戦においては、奇襲と生物兵器の活用によって力強い勝利を上げた事も事実だった】
【レギン亡き今、その重責はますます双肩にのしかかる。その事をグラトンも承知しているのだろう】

……ありがたい。わしらはまだまだ寡勢……マンパワーに掛ける所が弱点の様なもんじゃったが……そう言ってくれるとありがたいと言うもんじゃ……!
……その時が来れば、連絡ツールで広く呼び掛けるじゃろう……その時、呼応してくれるなら、これ以上ありがたい事はありゃせんよ……!

【実際、グラトンの率いる軍勢は、『セードムシティ』においてわずか1000人前後。研究チームとしては優秀でも、実際に部隊運用するには非力な所があった】
【それを、ナンバーズにいるカニバディール達が力添えをしてくれると言うなら、グラトンとしても願ったり叶ったりである】
【そっと、自分の枯れ枝の様な右手で左の胸を押さえながら、グラトンは3人に深く頷く。より戦いを推し進めると言う、決意の表れなのだろう】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 00:19:19.37 ID:K5YJCxsxo
>>242

い、いやその!決して身分証明が出来ないとかそういうのではなくてだな!
いやちょっと財布…そう!財布を忘れたからたまたま持ってないだけでだな!

【一体今までの凛とした雰囲気は何処に行ったのだろうか、落ち着きは全くなくなって、慌ただしい身振りを加えながら説明する】
【この見た目で『財布を忘れたから』は多少無理があるのではないだろうか、バレバレな嘘である】

…って、何だ、警備の者ではないのか

【何やら安心しているが、何にも解決していないのは言うまでもない】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/04(月) 00:24:50.32 ID:JbDKiZbbo
>>241

「ところがどっこい。そうもいかない。あいにくと、怯えている少年を突き放すほど冷酷じゃないし、」

「かといって、キミと正面切って向き合うほどの大層な正義感も持ち合わせていないときているんでね。」

【なるほど理由は定かではないにせよ、やはりただ事ではないようだ。】
【女は笑みながら言う。左手で少年を隠しながら、右手がだらりと下がっていた。】

【さて…】
【少年を隠しているのはいいものの、これからどうしたものであろうか。女は思考した。】
【目の前のこの男…どうしても自分の背後の少年を捕まえたいらしい。任務を遂行する機械のような印象を受ける。】

「ままま待った待った! せっかちだなキミは…」

【男を見たまま女は言った。相手が近づいたらそれと同等だけ遠ざかる。】
【そのまま目だけ男を見据えたまま、小声で背後に声をかけた。】

「おい、」

「どういうわけだい一体。人を巻き込むならその理由を説明したまえよ。
 助けようにも助けられんし、説得しようにも説得できん。状況がさっぱり分からん。」

【予想できなくもない。】
【握られた袖から伝わってくる震え、びくりと震える肩。】
【しかし、それらはあくまでも「大雑把」なものだ。詳細は当然分かる筈もない。】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/04(月) 00:36:05.46 ID:qafDeufE0
>>245

【男は女騎士が慌てふためきまた一気に安心した様を見て】
【少々笑いそうになった、だがこらえた】

 そ、そうですかい
 やっぱなにかやってたんですかい
 まあ、そこまで深いりするつもりはねえから

【男はそのように言った】
【この言葉はうそではない】

 しっかしまあ、本物の警備員じゃなくてよかったですね
 本物だったら拘束はされていたんじゃあねえですかい

【男はそのように言う】
【まあ、男も人のことを言えないが】

 いやあ、お前さんも大変なもんだねえ
 ばれたら大変なんだから

【そう言って男は腕にある時計を見てそろそろいくかあとつぶやいた】

 んじゃあ、お嬢さんばれないように気おつけろよ

【そう言って男はこのスタジアムから去っていくだろう】

/ここで閉めさせてもらいますね
/お疲れ様でした
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/04(月) 00:43:46.49 ID:DL159x4p0
>>240
【ナイフによる傷など、今更大した物でもない。更なる攻撃が飛んでくることもない。もう、少女に攻撃する手立てなど皆無!】
【互いの間を邪魔する物は最早消え去った。そう、もうこの男を止めるものなど無い!満面の笑みで、少女に殴り掛かる!】
【不意打ちや騙し討ちなんて無粋な手は使わない、ただ正面から向かって行って、この手で少女を壊してやりたい―――】
【――――が】


……フッフッフ……これはまた………―――無粋、だねェ………
私からのプレゼント、快く受け取るものだと思っていたのだが……
まあ、今宵の宴は存分に楽しめたから良しとするか―――


【彼の拳のプレゼントは、寸での所で拒否されてしまったようだ―――少女の体を捉えることのなかった拳は空を切り、反動に任せて男は倒れこむ】
【きっと彼はもう起き上がらない。起き上がる気力も、体力も、もう彼には残されてはいなかったのだから……】
【破壊的な狂気との戦闘は、これにて終幕を迎えることとなった。残されたのは、互いに限界の肉体と、破壊された設備の数々……】

【勝敗を分けたのは、もう「一つ」の敵の存在だった。彼女が能力を発動させるたびに妖しく光っていた、カンテラ―――それが、相棒の少女を救ったのだ】
【もうこの衛星施設は大丈夫だろう。……もっとも、少女との戦闘の余波を受けて、ただでさえ少女が来る以前もボロボロだった建物が、さらに破壊されているのだが】
【まあ、戦闘のため不可抗力だと言い張れば大丈夫だろう。……たぶん。ともあれ、この戦闘は少女の勝ちという結果で幕引きとなったのだ―――】



【少女が帰ってから暫くして、男は再び目を開ける。全身に負った傷はあまりにも深くて、暫く動けそうにない……】

フフフフフ……あぁ、楽しかった!!願わくば、この手でもう一度、彼女を壊してやりたかったものだが……まあ、贅沢は言うまい。
ここまで私を壊してくれたのだから……フフッ……―――ん?

【先刻までの戦闘を思い出して再び思いに耽っているところで、彼の体に突き立っている、あるものに気付く】
【それは最後の一撃の寸前、彼女が投げたナイフだった。―――なるほど、こいつはいいプレゼントじゃないか】

……貰い受けておこうか
ククッ、このナイフは今宵の手土産だ……またかの少女に会える時を待とう 

【男は身体に突き刺さったナイフを引き抜くと、大事そうに懐にしたためるのだった。以後、彼はこのナイフを至福の一時の思い出として保管しているらしい―――】


//では、ここら辺で〆させて頂きます!こんな変人に付き合って頂きありがとうございました!
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage sage]:2013/11/04(月) 00:44:16.23 ID:vMV7s2jRo
>>243

【光の魔翌力を視界に入れるなり女はきゅ、と身を縮めるだろう。何やら良くないものでも感じ取ったようだ】
【次いで投げ掛けられる刺々しい言葉には――ふ、と困ったように笑ってみせて、肩の力を抜いていく】
【反感を覚えるどころか、寧ろ安心感を抱いたらしい。尊大であれ、会話をしてくれそうな相手だから、と】

【そうして名前に加え、種族のことを聞かされると、女は「へぇ!」と言ってパッと笑顔を咲かせた】
【興味深そうな視線で少女を眺め、最終的にはその特徴的な“角”に、好奇に輝く目を留める】

ふうん、ユキちゃん……じゃなくてゴーリェちゃんって、ユニコーンなんだぁ……! 初めて見たかもぉ
うんうん、お話に聞いてた通りねぇ……一角獣って、とっても綺麗で、いっつも自信に溢れてるって!
それで、私たちとはまるで正反対ねーって……まぁ単に聞いたお話なだけなんだけど、ネ?

……でもでも、敬うのはまだだぁめ。 だっておねーさんキミのこと、なぁんにも知らないんだもん

【敬え、と少女の高圧的な態度もどこ吹く風――と、至極楽しそうに振る舞いながら受け流す】
【ユニコーンについては、……どうやら何処か皮肉めいた風の噂を聞いたことがあるらしい】
【それでもまだ自分のことは明かさぬまま、どう反応するのか少女の様子をじっと窺っていた】

【彼女の誠実さの欠片もない軽薄な態度は、相手の気高き精神を逆撫でしかねないだろうか】
【それでも飽くまで冷淡にあしらわれたのならば、しゅんと分かりやすく落ち込み、眉尻を下げる】

むむ……病院の中身くらい、魔海生まれ魔海育ちのおねーさんだって知ってるもん……
……って、ああっ! 待ってよぅ、まだ全然お話できてないのにーもぉ、いけずなんだからぁ!

――……、……うん?

【去りゆくその姿に向けてわざとらしく両頬を膨らませ、不満を訴えながらおしるこの缶を上下に振ると】
【少女の視線がそれに釣られて動いていることに気付いた。……にんまりと不敵な笑みが浮かぶ】
【笑むのも束の間、とーんと軽く地を蹴れば高く宙を舞い、再び少女の前に華麗に着地してみせて】

これ……欲しい?

【相手と向き直りつつ、視線の高さを合わせて缶を掲げ、意地の悪そうに問い掛ける……】
【そうしている間にひゅう、と吹いた夜風がピンク色の靄を浚って、そこにまた月影を現した】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/04(月) 00:49:32.49 ID:CzWgak/Yo
>>244
ええ、あの会合自体、情報の交換のみならず、機関の持つべき繋がりをより活かす、という目的えを持っていたはずです

【カニバディールの脳裏に蘇るは、コーネリアスの大演説。彼もまた、失うにはあまりに惜しい人物であった】
【あの時、会合に並んでいた面々も、幾人かが機関からいなくなっている】
【己の脳裏に刻み付けた、あの恐るべき実力者たち。惜しむ気持ちは抑えがたかった】


……私のナンバーは、レギン様からのご推挙をいただいて得たものです。昼の国で我々が起こした爆破に使用したのも
レギン様が取り仕切っておられた『GNOSIS工房』の作品……さらには、今や私の主武装でもある武器を造っていただいたこともあります

ウルバヌス博士と同じく、今の私もレギン様のお力あってのものです

【グラトンの口から語られる、『RAGNAROK LABORATORY』設立の経緯】
【そこにも、かの蛇王の力は大きく影響していた。カニバディールもまた、自身の地位や戦果の裏に、レギンの存在があったことを明かす】
【グラトンには及ばずとも、カニバディールもレギンとの繋がりは浅い物ではなかったのだ】
【増して、自分も参加していた戦場で、レギンは斃れた。湧き上がる暗い感情を、抑えきれずにいたのは、カニバディールも同様だ】


はっ……我々もレギン様の残されたものを後に繋げるよう、全力を尽くす所存です
……最大の敬意と、感謝を。"魔縁の蛇王"に

「『"魔縁の蛇王"に』」

【ここにはいないその男に向けて、三体の異形は敬礼を捧げた】
【グラトンと同じく、わずながら哀悼の意を滲ませて】


『カノッサの技術者様方にゃ、毎度驚かされてばっかでしたが……』
「貴方は、その最たる存在でしょうな、ウルバヌス博士」

……No.3、ベケンプフェン様の失踪は、レギン様を失ったことにも劣らぬ痛手と言えましょう
あの方とは、共闘の栄誉を受けたこともあったのですが……残念に思います

しかし、おっしゃる通り。まだ、機関は死んではいません。我々が、生きてここにいる

【異形どももまた、カノッサの持つ『力』に引き寄せられて、機関員となった】
【そこに、朽ちることのない強大なものを見たからこそ、ここに身を寄せたのだ】
【かつていくつもの組織が跋扈し、滅び去ってきた。その中で、カノッサの逆五芒星だけは、今に至るまで生き延びてきたのだ】


「雷の国の半分以上……それが可能となれば、今にも勝る『力』が機関のものとなることも、夢ではないですな」
『……まったく、うちの組織はどこを向いても規格外ばかりで参りますぜ……』

【確かな目的のもとに行動するグラトン、それを裏打ちする実力】
【デュアル兄弟は、感嘆の声を漏らすばかりだ。泥の街で長年、邪悪の中で生きてきた彼らにとっても】
【グラトンの目に宿るものを、推し量ることなど出来はしなかった。その双肩にかかる、大いなる重責もまた然り】


……ありがたき幸せ。我々盗賊団『スクラップズ』、有事の際にはウルバヌス博士の元へ馳せ参じることを
首領であるこのカニバディールの名のもとにお約束いたします……!!

【協力の申し出は受け入れられる。互いに足りないところを補い合う、それこそコーネリアスも口にしていた「組織の強み」だ】
【異形の盗賊どもは、邪悪でありながら強固でもある決意を示すグラトンに最敬礼を捧げ、協力を誓った】


……時に、そちらの御三方は、博士の護衛の方々、でしょうか……?
会合では、お姿を見ませんでしたが……

【ふと、カニバディールの一つ目がグラトンの後ろに控える三人に向いた】
【会合でグラトンが連れていたのは、一人。彼らの姿を見るのは初めてだった】
【あるいは、以前廃ビルで出会った二人の子供たちのように、研究者たるグラトンの手で生み出された兵器の類か】
【普段の、無遠慮な視線は投げることはないが、抑えがたい興味関心が、一つ目のうちに滲んでいた】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 00:52:57.87 ID:K5YJCxsxo
>>247

う、か、感謝する…
余りおいそれと人に語る訳にもいかないのでな…

【見抜かれた…当然か、しかし深入りされないのは好都合だ、余り人にはバラせないような過去だから】

【しかし、何というべきか…気にされないのはよかったが、心臓に悪いというかなんというか】
【まあこの場は何事もなくてよかった、まだ剣を抜くべき時ではない】

【去って行った男のいく先を眺め、小さな溜息をついてから、騎士は歩き出す】
【前を見つめる視線は、鋭く闇を裂いていた】

/お疲れ様でした
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/04(月) 00:58:28.92 ID:J8lizeHM0
>>246

はぁ……ッチ


【再度遮られたことで男はイラつきを覚えたのかため息のあとに舌打ちする】
【そして、何か思案するように考え始める】

【その合間に少年は男には聞こえないよう小さな声で言った】


「何もしてない……何もしてないのにあいつは、急に襲ってきて……僕にも何がなんだか……」


【ようやっと、俯いた少年の口から語られたのは男が少年を襲ったというもの】
【そして少年がそう語って終えた時】


いいから、どけ。邪魔するだけなら


【男は親指を立て、人差し指と中指を伸ばして銃の形を作る】
【すると二つの指の先から徐々に光が集まる。集まった光は小石よりやや大きなものになり、宝石――ルビーへと変わった】


怪我するぞ

「! 気をつけて!そいつさっきもそうやって僕に撃ってきたんだ!」


【男が宝石を作り上げたと同時に少年は慌てて警告する】
【男の方は殺気こそ発していないものの、躊躇いを感じさせなかった】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/04(月) 01:04:07.93 ID:quNVXXqD0
>>249
「だ、か、ら!私はユキなんて名前では無いのです!
ふふん。当然なのです。普通ならばお前達が一生掛かっても見る事が難しいのです。今の内に私の姿を焼き付けておくと良いのですよ」

【好奇を含んだ眼差しを、尊敬の眼差しと勘違いしたのだろう。……さて、頭の中に蝶蝶が飛んでいそうなのは果たしてどちらであったか】
【それに、一生掛かっても見る事が難しいと豪語するが、時折ユニコーンの角が商店にも出回っている事を考えれば……さて】
【薄い胸を張ったならば得意げに語るのだが、その様も中々に哀れ。本人は精一杯威張っているつもりなのかもしれないが…………其処には威厳なんて物が共存している筈も無く】
【…………まあ、自分が満足するまで散々威張り散らしたならば其れまで。キィキィと響く車輪の音】


「五月蠅いのです。お前は自分をおねーさん何て言っているですが、年上であっても種族としては私より下なのです!
それにそんな風にほっぺたを膨らませたらますます子供にしか見えないのです!
お前と話してたら魔海の馬鹿な病気が移ってしまうのです!いいからその口を――――――」

【マシンガンの様に放たれる憎まれ口。ギャンギャンと吠えれば、キッと睨み付けるのだが】
【――――跳躍され、目の前に着地をされたならば思わず少しだけ身を縮めて】
【……問い掛けに対しては、分かり易い程に表情が反応していた事だろう】
【其れでも慌てて不機嫌を取り繕えば、その手を伸ばして】


「別に欲しくは無いのです…………
あ…………で、でも!お前が飲めないから私に飲んで欲しいと言うなら、飲んでやってもいいのですよ!
本当はあまり飲みたくない気分ですが、人助けをしてやっても良いのです!」

【プイとそっぽを向くも、本当にそのまま飲まれてしまったら大変だからと】
【必死に思いついた考えが、飲めないならば代わりに飲んでやるとの事。しかし……常識的に考えれば、飲めない其れを大切そうに抱えているなんて可笑しな話】
【其れでも目前に。手を伸ばせば直ぐに取れそうな位置にあるとなれば、冷静に言い訳を考える事も出来ないのだろう】
【そわそわと忙しない動作。チラチラと送る視線は、全く以て誤魔化せては居らず「早く飲みたい」と告げている様でもあって】
【――――渡すも渡さないも、勿論女性次第。尊大な態度が気にくわなければ意地悪で目の前で飲んだって良いし、又別な方法でからかってみたって良いのだろう】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/04(月) 01:18:17.70 ID:D95hcRoI0
>>250

……それが成されたかどうかは、ちと微妙かもしれぬがな……まぁ、それはわしが迂闊だっただけかの?

【グラトンとしても、実際にはコーネリアスに完全に心服した訳ではなく、意見の食い違いを見せた事もあった】
【また、あの会合も当時の主要な人物が顔を出した事になるが、完全ではない】
【グラトンがそれどころではなかった事を差し引いても、あの会合が内部の融和という目的を達したかどうかは、疑問符に付される事になるだろう】

……思えば、一番下々と繋がりのあった六罪王かもしれんのぉ……お前さんらも、そうじゃったとはな……

【上下関係の繋がりを言えば、正にレギンの残したものは少なくなったのだ。その事を、グラトンはカニバディールの口から語られる言葉に再確認する】
【ナンバーズは六罪王の為に力を尽くし、六罪王はナンバーズの力を活かし、そして引き立てる】
【そんな理想的な上下関係を、レギンは正に実践していた――――それを思えば、尚更その死は悼まれる】

……なぁに、わしなどまだまだじゃよ……旧≪No.2≫……地下潜伏前に姿を消してしまった、狂気の天才、カリナトゥス女史に比べればな……
わしの様に老いさらばえた存在ですらなく、同時にわしの様な時を重ねてきた訳でもない……
それでも……今の機関の力の基礎を、ほぼ1人で作り上げた様なもんじゃ……『哲学者の卵』を初めとしてな……
彼女の前には、わしなどただの爺に過ぎんよ……

【デュアル兄弟の賛美の言葉も、グラトンは謙遜して見せる。普段の狂気の姿から考えれば、本当に『らしくない』振る舞いだが】
【こればかりは、更に上と認めざるを得ない存在を、知っている事が原因だった】
【――――野に逃れてしまったものの、機関の悪意の力をまとめて作り上げた≪No.2≫――――カリナトゥス】
【その存在を思えば、グラトンは自己の領域がまだそこまで到達していない事を痛感させられるものだった】

……バトルマニアが故の、宿命だったのかもしれんがのぉ……まぁそれでも、わしらが生きてるのはほんにその通りじゃ
……機関の色で、世界を塗り潰す為に……その手始めじゃよ……わしの人生、最後の大勝負と言うようなもんじゃ……!

【――――誰も知らない事実ではあるが、元々グラトンは雷の国生まれの人間である】
【その雷の国を侵略する事は、グラトンにとり機関の更なる勇躍の為の、1つの『賭け』の様なものだった】
【既に齢96のグラトンの生涯からすれば、それは正に『最後の大勝負』である。その勝負の舞台に、己の生まれ故郷を選んだのは――――やはり常人とは違う感覚である】

うむ……お前さんらも、何か必要になった物とか、困った事があれば、わしに話を通してもらうと良い……
そうした面でのバックアップは、正にわしらの本分じゃ……任せてもらおう……!

【――――機械的な武器と、生物的な改造や調整、新生物。そしてサイボーグ化。それらはグラトンの専門分野と言えるものだった】
【その繋がりが、力になるのなら。そして機関の仲間が望むのなら、グラトンの技術と知識、そしてそれらが実を結んだ力は、もたらされるのだろう】

ん……護衛と言えばそうじゃが、これはわし直属の部下じゃ……まぁ、作品と言えばそうじゃな……
……『ネバーランド』……いずれ、お前さんらと共に戦う事もあるじゃろうて……!

【カニバディールの興味が向いた先の、3人の人影について、グラトンは答える】
【見れば、あの会合の時の人影よりも、3人は小さい。ともすれば思春期程度の子供、その内1人はそれ以上に幼い体躯である】
【だが、グラトンはそれを『作品』と表現した。となれば当然、ただの人間であるはずもなく、何かの力を内に秘めた存在なのだろう】

――――まぁ、積もる話もありそうじゃが……そろそろわしらは失礼させてもらうぞい?
……『セードムシティ』も、あまり空けっ放しには出来んのでな……では、今後とも頼むぞ、3人共……!

【ふと時計に視線を落とし、そして首都中心地へと再び視線を飛ばすグラトン。様子見に来たこの場も、そろそろ安全とは言い難い状況になりそうだった】
【そしてグラトンは、現在の本拠地を外していると言う事情がある。そろそろ戻らないときついのだろう】
【――――脱出してきたカニバディール達にも、それとなく撤退を進めて、4人は乗用車へと引き上げる】
【――――魔王が墜ちても機関は止まらない。そこに『狂気の頭脳』が存在する限り――――】

/ちと強引ですがこれで……乙でしたー!
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/04(月) 01:20:48.99 ID:CzWgak/Yo
>>254
/お疲れ様でした!! 勝手ながら、締めのレスは後で改めてさせていただきたく
/遅くまでありがとうございました!!
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/04(月) 01:26:34.73 ID:JbDKiZbbo
>>252

「え、えぇ……?」


【女は眉をひそめた。前髪が耳にかかり、片目の半分が遮られた。】
【男が少年を襲った―――――いや、そこはいい。襲われたから逃げていたのだろう。】
【問題は――――その理由が当人にも定かではないという事である。】
【例えば、少年が何らかの重大な人物であった場合…考えられるパターンは無数にある。】
【何らかの組織の公に出来ない情報を有している、はたまた男にとって不利益な情報を持っている。】
【それか、少年が単身で貴重な存在…例えば能力者であるとか。考えられるあらゆることを女は考えたが、】
【当然正解は出るわけも無い。ちらりと少年に視線をやるが、その琥珀色の瞳に写るのは、特に此れと言って特徴のない男の子であるだけだ。】

【となると、】

【―――――――あの男か、問題は。】

【女は視線を移した。少年から男性へ。彼が何かを考え込んでいるときに、気付けるだろうか。】
【それまで少年を守るように背後に向けられていた左手が降りた。隠れていた彼の左半身が露になる。】


「まあ、そう殺気立つなよ。能力かい? 奇麗な宝石じゃないか。」


【裾についた落ち葉と、頭のそれを払った。この段階でようやく、両断された落ち葉がかさりと地面に落ちる。】
【それは一陣の風に吹かれて、螺旋を描きながら男の足下に落ちた。】


「言っただろう。大層な正義感も持ち合わせていない≠ニ。」


【「正義感」という部分を女は強調した。表情無く相手を見ているが、その口に出した三文字を嫌悪するような様子も、】
【極一瞬のみ見て取れた。言葉を紡ぎながら、居住まいを正して両手を組む。秋の風が髪を揺らし、それで片目が開いた。】


「ボクはどっちの味方でもない。あー…キミには悪いがね。まあ、恨みっこ無しだ。」


【右手で今度は少年の頭を撫でながら言う。ぽんぽんと軽く叩き、それから手をおいたままなおも言葉を続けた。】
【少年は暖かい感覚を感じるだろう。それは通常のそれよりももっと力強く、胎動している。しかし、反面とても静かな物。】
【うららかな春の午後。静かに、しかし確実にぐんぐん成長する若木の大木に頬をつけたときのような、なんとも形容しがたい生の活力が垣間見える。】


「ただ、」

「鍛錬中にいきなり割って入り、挙げ句の果てに有無を言わさずに自分の要求を通せと言う。」

「――――――理由≠フ一つくらい聞いても、罰は当たらんと思うんだがね。」


【男を見る女の双眸には、何も感じさせない。感情が無いのではなく、それを高いレベルで隠している。】
【決して無味乾燥というわけでもなく、そこにある様々な感覚…それは「喜」「怒」「哀」「楽」のどれなのか分からないが、読み取らせないもの物であった。】
【ただ…】
【――――ただ、深い琥珀の色…。月色を讃えて、女は視線を送っていた。】

【言葉は全て本当である。それは今までの彼女の振る舞いからも容易に推測できる事は言うまでもない。】
【男がそうであるように、女にも殺気は存在していなかった。攻撃、反撃の意思を感じさせる事も無い。】

【ただ、】
【唯一――――――深い琥珀。】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/04(月) 01:35:16.71 ID:fvWU/wlqo
>>206>>212


【死力を振り絞り放たれた二人の攻撃、真ん中からはへケメトのタックル、左右からはライラのギロチン】
【その二つの力を見定めてレオが取った行動、それはへケメトへ向けての前進だ】
【聖遺物は左手、何も持たぬ右の籠手を振るい、その手甲を使いこちらへ叩きつけてくる部位目がけ殴りつけて来た!】

【ドゴォ!と、凄まじい衝突音の後ライラの鋭いギロチンが左肩と腹部、二枚同時に着弾!―――肉を切り裂くような音がその場に飛び散った】
【レオの体の各所からもじわり、と赤い血の色が流れ始めているのがよくわかった――――が】


『――――どうした、これしきの攻撃では物足りないぞ、……いいや違うな
お前たち一人一人は優秀な火力をその身に秘めていた、足りないのは単純にマンパワーのようだな』

そーいう事ッスね、お前たちは最初の段階から間違えてたんスよ
本当にレオを屠りたいんだったら、連絡でも取って火力に自信のある奴をあともう二人くらいは連れて来るべきだったッスね


【―――馬鹿な、という気持ちが湧いてくるかもしれない】

【二人の攻撃はうまく当たっていたが、へケメトの棘をへし折られた対処だけで後はタックルもギロチンもまともに食らっていたはずだった】
【ここまでも決して弱い攻撃は放ってない、なのに、――――それなのにレオからは未だ消耗の様子が見えない】
【一人一人の攻撃は極めて優秀だったにも関わらず、その二人の攻撃を与えても軽症で済んでしまっている、その様子がレオの未だ崩れぬ体制から理解できるだろうか】

【コマチはこの状況をまるで『分かり切った事』の様に眉一つ動かさずへケメトとライラを冷たい視線で射抜いてくる】
【そんな彼女の背後、彼女の両腕の甲にロボットハンドのような無機質な腕を重ねる形で引っ付いている『何かのヴィジョン』がうっすらと見える】
【二人の位置からではよく見え辛いがあの力はもしや……】


『ところで、どう言う心境の変化だコマチ……なぜマインド能力での介入を?』

速やかに退く、という合図ッスよ、向こうでレギンが殺られた
この戦いを続ける意義がたった今完全に失せちまったみたいッスねぇ、残念ながら骨折り損のくたびれ儲けッス

『把握した、しかし目前の奴らはどうする、歯が立たないにしても逃がしてくれそうもないが』



―――おう、最後にその健闘を称え『咆哮』の使用を許可するッス、カノッサナンバーズ≪No,1≫の力は伊達じゃないって所見せつけてやりな



【その命令に応える様に―――突如、へケメトとライラの耳にキィィィン、と言う奇妙な高い音が響いてくる】
【ジェット機が離陸時に発するような音に近い、音源は前方、たった今戦ったレオからだった】
【乾いた空気を振るわせるような感覚と威圧感、そして果てしないほどのエネルギーが今、獅子の怪人の"口"に集中している―――!】



―――……ヴォオオオオオオ―――――――――――――――――――――――――――ッ!!!



【至近距離のへケメトが動くのを待たずに、レオは真正面に勢いよくその本命の一撃を発射した】

【それは文字通り"獅子の咆哮"―――声と言う振動をモノを破壊するレベルのエネルギーを込め前方めがけて噴射する『機能』だ】
【特大の破壊振動波は、余波だけで戦っていた街道のアスファルトを抉り、左右の建物のガラスを全て粉砕し】
【さらに二人が伏せようが防御を取ろうが、彼らの背後にあった9階建ての建物のどてっ腹に特大の風穴を開けていくほどの破壊をもたらすだろう―――!】

【―――そしてその圧倒的な破壊を発し終えたころには、二人は気が付くだろう】
【獅子の咆哮を放った怪人も、お団子髪の少女も、いつの間にかその場から姿をくらましてしまっている事に】

/大変遅れました、戦闘はここで〆ます!
/私の方は次のレスで退却の動作をいくらか書いて終了となると思います
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/04(月) 01:40:48.97 ID:vMV7s2jRo
>>253

あらあらウフフ、そんなこと言っちゃってー……本当におめめに焼き付けちゃうよ?
ほぅら、おねーさんのおめめが珍しいユニコーンちゃんの愛しい姿をじぃーっと……

【満月のように黄色い瞳をこれでもかと見開いて、胸を張る得意げな少女の姿を見詰める】
【それはもう本当に穴が開いてしまいそうなほどに、眉間の辺りを集中的に見詰め続ける】
【――なるほどこの女も相当に捻くれているか、或いは結構な意地っ張りのようだった】

……あーっひっどーい、あんまり酷いこと言うようだとぉ……お仕置きしちゃうかもね!
だって、おねーさんだってね、一応は“誇り高き種族”の一部かもしれないんだからぁ……!

ほらっ、それに「馬鹿」っていう字には“馬”が入ってるんだから! あんまり馬鹿馬鹿言っちゃだーめ!

【少女の伸ばされたその手に対して、こちらは渡すまいとしているのか缶を僅かに引っ込めながら】
【“同族”に関係するかもしれないことを暗に示しつつ、減らず口を減らそうと、眉根を寄せて睥睨を返す】
【そうして付け加えるのは見当違いな注意だ。諭すのが口の悪さでない辺り、恐らく彼女は“ズレている”】
【――尚、子供扱いされたことに対しては特に反論をすることもない……少しだけ、図星を突かれたようだ】

【……さて、気を取り直し。少女の必死な様子を目の当たりにしながら、女はまたにんまりと嫌みに笑う】

ふぅーん……そっかぁ? そこまで言うなら、どうしようかなぁ……?
人助けをしてくれるんならー……・助けられてあげても、いいかもねぇ
ふふん、だって他人の好意は素直に受け取らなきゃ、……でしょ?

【目前で獲物をちらつかせる女。手元のそれを譲るのを、前向きに検討し始めることを告げて――】
【それから不意打ちと言わんばかりに、仄かな温かみを持つ缶を「えい!」と少女の頬に押し付けようとする】
【奪われるかもしれないし、思わぬ反撃があるかもしれない。しかし結果がどうあれ、汁粉は手渡されるだろう】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/04(月) 01:57:35.33 ID:GWlbu2M60

>>248

【暴虐の限りを尽くしたカノッサ機関により、現在進行形で惨劇の爪痕が刻み込まれつつある夜都―――ルルーメン。未だあちこちで火の手が上がっているようだ】
【その内部の、人っ子一人居ないとある裏道をふら付きながら歩いている少女が、気怠そうに口を開いた】


うー……
痛い。お腹の辺りがとても痛いわ

「ケケケ、そりゃそうだァ―――あばら骨が半分はイッてるンだからよォ!
それによォ、腕も腫れてるじゃねえかァ?」

腕のことは言わないで頂戴!
―――もう、せっかく意識の外に追いやってたのに……ああ、ほら、思い出したら急に痛くなってきた……


【傍らの浮翌遊するカンテラと呑気に会話している彼女であったが、ふと気が付いたように懐をまさぐると―――眉間にしわを寄せ、重々しく呟いた】


――――――しまった……
アタシのナイフ、あの男に刺さったままじゃない!

「どうしたンだァ、急によォ?
良くあることじゃねェかァ、ケケケケケ」

いや、そうなんだけど――――――
あの男が持ってるって考えると、なんだか寒気が……ううっ

「まあ確かに―――中々にエキセントリックな野郎ではあったなァ、ケケケ
とは言えよォ……人のことは言えないぜェ、アイリスゥ……
お前も割と戦いを楽しんでたンじゃねェかァ?」

うるさいッ
――――――とにかく、次に会ったら返してもらわないとね……!

「元気だなァ、ケケケケケ」


【どうやら図らずとも男に"プレゼント"をしてしまったことに気が付いたらしい。今頃男は、渦巻模様の装飾がなされたナイフを胸から引き抜いていることだろう】
【そして、衛星施設がある方角をちらりと見やると―――少女は身震いした】


【――――――騒乱の真っ只中にある街の中でもひっそりと静まり返っている一角で、よたよたと歩を進める奇妙なコンビを月明かりが照らす】
【月光を受けて不気味な虹色に輝くのは、風変わりな黒い衣装に身を包んだ少女の長髪と瞳。同様に奇怪な色の灯を宿すカンテラは、何が可笑しいのかケタケタ笑う】
【様々な思惑が飛び交うこの街で―――今、一つの戦いが幕を下ろしたのだった】

【―――余談だが、少女の得た報酬金は、やはり大半が治療費で吹っ飛んでしまったらしい。実に哀れである】

//お疲れ様でしたー!!
//色々と至らない点が有ったかと思いますが、とても楽しめました!
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/04(月) 02:01:13.31 ID:quNVXXqD0
>>258
「一応とは何なのです。お前は自分の生まれも分からないのですか
じゃあ、馬鹿が駄目ならアホなのです!お前が本当に誇り高き種族の血が少しでも入っているなら、言ってみるといいのです!
…………後、そんなに見るななのです!!」

【――――伸ばした手は当然届かない。プルプルと震える指先は僅かに遠のいた距離を埋めようとしている様だけれど、たったその動作だけで追いつく筈も無い】
【その間にも減らず口は叩かれ続けて、その悪口が駄目ならばまた別な悪口を用いたりなんて、何処までも子供】
【問うたのは、種族……延いては、女性について。“誇り高き種族の一部”との言葉に引っかかりを覚えたのか】
【ピクリと動いた眉は、興味を抱いた証左。しかし……焼き付けておけと言っておきながら、いざそうされれば顔を紅くして見るななんて言うのだから困った話】


「そ、そうなのです。この私が手を差し伸べているのだから――――――わひゃっ?!」

【女性の温情を、愚かにもこの少女は自分の話術が長けている故に上手く事が運んだと勘違いして】
【だから、偉そうに語る。差し伸べられた手は握るべきであると】
【当然、注意だって疎かになっているのだから…………その最中に缶を押し当てられれば、さぞ間抜けな声が響いた事であろう】
【それはもう、目を白黒させる様な驚き様であったけれど、思いっきり睨み付ければその缶を奪い取ってしまって】


「何をするのです!わ、笑うなですよ!
…………もう。アホのアホでアホなのです!私が真面目に話しているのに何故お前はそんな事をするのです!
――あ、あげないのですよ!もう少し離れるのです!」

【――――然れど、目当てのお汁粉を手中に収める事が出来てさぞ嬉しかったのだろう】
【言葉は怒っているけれど、とても嬉しそうな笑みを浮かべながら今度はそのお汁粉を少女が大切そうに握っているなんてギャップ】
【取り替えされまいとぎゅっと握れば、プルタブを開けていざ飲まんとすれば女性の存在を警戒するのだろう】
【このお汁粉はあげないぞと警告すれば、まるで犬の様にガルルと吠えて】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/04(月) 02:19:45.18 ID:J8lizeHM0
>>256

はぁ…………理由……?


【女の眼差しがそれまで冷たくしていた男に何かを感じさせたのか、或いはその、”理由”さえ説明すればいいかと考えたのか】
【ため息をついきながら構えていた手を下ろして、女の方を見る】


お前がさっきから庇っているそいつは、俺の”命”を盗んだ。俺はそれを取り返そうとしてるだけだ


【面倒くさそうに、男は言った】


これでいいか?ならどけ、”大した正義感”とやらが無くても、盗人庇うような理由も、別に無いだろ


【ここにきて男が語ったのは、今までの少年と男の立場をまるで違うものに変えるものだった】
【追う者と追われる者は、追う被害者と逃げる盗人に。助けを乞う者と迫ってくるものは、外見と嘘で第三者を利用しようとする
 卑怯者と面倒な状況に持ち込まれた被害者に…………】
【二人の意見は完全に食い違っていた】
【男には先の少年の『いきなり襲ってきた』という言葉は聞こえていない】
【ただ一人、両方の意見を聞いたのは第三者である女だけ。現状の打破は、どちらを信じるか決めることの出来る彼女の手に委ねられた】

【言い終わるとまた男は構え、二本指の銃口を女の方へと向ける。これでもまだ、邪魔をするのかと問いかけているようでもあった】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/04(月) 02:30:28.45 ID:JbDKiZbbo
>>261
すみません…
眠気が限界なので凍結か、キンクリで〆かをお願いします…
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/04(月) 02:33:41.56 ID:J8lizeHM0
>>262
//OKです。とりあえず凍結の方で大丈夫でしょうか?
/こんな時間まですみません。ありがとうございました
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2013/11/04(月) 02:35:58.19 ID:JbDKiZbbo
>>263
はい、了解しましたー!
では凍結でお願いします。こちらこそ夜分遅くまで申し訳ありません&ありがとうございます!
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/04(月) 03:04:28.51 ID:vMV7s2jRo
>>260

【もう少し離れろ、と吠えるように命じられて、されど離れる訳もない。そんな聞かん気の強さには、じゃじゃ馬という言葉がピッタリなほど】
【強い好奇心の表れか、身を乗り出すように近付きつつ。見るなと言われたから、その双眸は少女の顔から、額に生える角の先へと移る】

【汁粉を飲むこと自体に大した邪魔は無いし、奪い返すようなこともしない。ただし、接近を許せば互いの距離が近付きすぎることになる】
【もしそうなればふわりと風に乗って、女の纏う香水の匂いが微かに鼻に届くことだろう。甘くて儚くて、切なくも感じる、幻惑のような香りだ】
【顔を見たならその表情には「やっと聞いてくれた」と期待の色が浮かび、先とは打って変わって笑顔が何処か艶めかしく見えるだろうか】

……むむ、自分の出自くらい知ってるもん。あくまで可能性を言ってみただけだもん
だってだって、ゴーリェちゃんがいじらしいから意地悪したくなっちゃうんだもん……!

【子供染みた言い訳みたいな理由を悪びれもせずに言い放つと、空いた手で、人外であることを顕著に表す自らの脚を指し示した】
【言葉にせずとも、どうか見てくれ、と言っていることは理解出来るだろう。同時に、これは何の脚かと問い掛けてもいるようだ】
【そうして最終的には、少女の額へと人差し指が向けられる。“ユニコーン”たる最大の特徴である、その「角」へ――】

ほらほら見て見て。おねーさんのこの脚でしょ、それからキミはユニコーンでしょ?
もー分かるんじゃないかな? まぁ――『純潔』を司る種族の血なら、知らなくたって“分かる”ハズだし。

【いっそう強くなる“幻惑”の気配は、ひょっとすると本能が感じ取れるかもしれない「危険信号」を、僅かにだが孕んでいた】
【女自身に敵意は無い。害意も無ければ殺意も見えない。けれども、相対せざるを得ない存在であることには、違いない】
【再びふっと微笑の花びらを散らし、終始友好的な姿勢を貫いたまま、問い掛けに答えるべくその正体を明かす】


ああ……そういえばごめんねぇ、自己紹介が遅れちゃった。おねーさんの名前は霊香、“霊香・アステリスク”

そう、キミとは正反対の――『不純』を司る気高き二角獣“バイコーン”のひとり、だよ。……よろしくねぇ?

【――不完全なヒトの形をしたバイコーンは、間延びした音色で明瞭に自身の名を紡ぎながら、】
【伸ばした人差し指で、穢すことも厭わない極めて無遠慮な指使いでユニコーンの角に触れようとした】
【その行動は、単なる興味本位に過ぎない。繊細な造形を身を以て体感したい、ただそれだけのことだった】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/04(月) 03:42:28.37 ID:quNVXXqD0
>>265
【純潔――――こんな性格であっても、確かに其れの血を引いている】
【害を為そうとしている訳で無いことは、明白。然れど…………その視線を辿って足を見たならば。そして種族を聞いたならば】
【己に流れるその血が、確かに反応を示していた。純潔に対する不純。まるで磁石の様なれば、互いに反発でもするか】
【――――本能の警鐘を抑えるのは理性。…………しかし、鋭く風を切る音が聞こえたかと思えば、上空から――屋上から――飛来してくるのは、ローブを纏った小柄な人物】
【背に生やしたのは純白の大きな翼であって、握るのはS字に曲がった曲刀。奇しくも、この人物も少女と同じ様な聖を得ていて】


「…………お前は出てくる必要がないのです。このアホ……アステリスクは、別に悪くも無さそうなのです」

【だけれど……対極の存在だから悪だとは、決めつけられない。車椅子に座る自分と、二つの足で歩ける女性】
【――――殺めるならば、幾らでもチャンスがあった筈。それを行わなかったならば…………信頼は出来ずとも、信用は出来る】
【故に武器を構えた人物を手で制したならば、後は女性の好きな様にさせる事だろう】
【その手が角に触れたならば、感じるであろう“聖”に“光”。とは言え、傷付ける様な其れでは無い。ただ、触れたならば一層強く感じ取れるだけの事】


「アステリスク。お前によろしくされたくは無いのですよ。…………ふん。バイコーンを名乗る癖に随分間の抜けたやつなのです」

【……そして相手も似たような其れだと分かれば、対抗心が表れたのか。フンと鼻で笑えば小馬鹿にした様子のままお汁粉をすするのだけれど】
【間抜けなんて、今までの事を思い出せば口が裂けても言えそうに無いこの少女。其れを堂々と言い放てる性格はある意味では美点か】
【長い間触っていたならばペチリと手を叩いて払い退けるのだけれど】


「そろそろ時間なので私は戻るのですよ
気が向いたら、お前とまた話してやっても良いのです。ああ、それと…………私は“チェリ”で良いのです
ゴーリェ・スパシーチェリだから、チェリなのです」

【最後まで素直では無く、そのまま院内へ帰ろうとしていたが】
【――――立ち止まれば、最後にもう一度だけ其方を向いて。「コレ、美味しかったのですよ」の一言】
【素直で無い……“誇り高い”故に感謝の言葉を口に出来ないから。恐らくは、其れがお礼の代わりだったのだろう】
【幻惑に当てられた為か、或いは又別な理由でもあったか分からないが、少女の顔は僅かに紅潮していて――――】
【フンとそっぽを向けば、キィキィと音を立てて居なくなる事だろう。気が向けば何て言っていたが…………きっと、もう一度会えば素直で無いながらも楽しそうに話す事か】

【余談、だけれど。ローブを纏ったその人物。チェリが居なくなった後も暫くその場に立ち続け、女性の方をじっと見ていて】
【――――顔を覆っていたフードを外したならば、露わとなったのはチェリと同じ歳の少女。その表情に、感情は無かったけれど】


『アステリスク…………妙な動きをしたら、私は貴女を斬る。と、言ってみる
それでは、良い夜を。と、別れの挨拶をしてみる』

【抑揚の少ない語りに、特徴的な口調。真っ白な其れは、ペガサスの血を引く証左】
【ジッと白銀の双眸が視線を注いでいたけれど、それもやがて外れたならば、やがてその少女も居なくなって――――】
【女性がポケットを漁れば、小さなお菓子が数個入っているか。無論、犯人は角を生やした方の少女。近づいたその時にでも仕込んだか。お汁粉に対して、せめてものお礼のつもりだったそうな】

/っと、そろそろ眠気も危うくなってきましたので、申し訳ないですがこの辺りで失礼します……!
/お相手、有り難う御座いましたですよ!お休みなさいませ―!
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/04(月) 04:25:14.21 ID:vMV7s2jRo
>>266

【不意にその場へ降りてきた武器を携える人影に、一瞬だけたじろぎはしたものの――】
【少女の制止によって安全が確かなものだと分かれば、角を撫でてみて感じ取れる聖なる力】
【己に無い物を持ちうる事実を実感し、暫く指を行ったり来たり――やがてペチリと手を払い除けられた】
【そうして訪れるのは一時の別れ。車椅子で去り行く少女を見送りながら、女は努めて明るく挨拶を投げ掛ける】

はいはーい、チェリちゃんねぇ! またお話しましょーね、ぐんなーいっ

【おやすみなさーい、と少し近所迷惑にもなりそうなテンションで手を振れば、居残ったローブの人物へと向き直った】
【純白の翼に、角の少女と似た聖なる気配。務めを全うする故の冷酷な言葉に苦笑を返しながら、簡単に推測をしてみる】

そんなキミはお馬さんの仲間でー、どうやらチェリちゃんの守護者……ってトコかな?
斬るのも斬られるのも全然構わないけどぉ……彼女に悲しい思いさせちゃ、だめだからねー?
おねーさん今度はキミともお話してみたいなぁ……なんて! はーいそれじゃ、いい夢をーっ

【――そんなことを言って律儀に翼の少女のことも見送った後、ふとポケットの中に潜り込んでいた菓子に気付く】
【それらを手のひらの上に乗せながら、先ほど言われた「随分間の抜けたやつ」、というチェリの言葉が思い出された】
【なるほどこれは一本取られたと笑みがこぼれ、菓子を月明かりに翳したなら。その姿が“ピンク色の靄”に包まれ始め、】

【やがて、中庭から全ての気配が消え失せるだろう。また、靄は風に吹き飛ばされてしまう――ハズだったが】
【完全に女の姿が消えた後、それは無数のピンク色の“蝶”と化して、月の浮かぶ夜空を彩り羽ばたいていった】
【もしかしたら、病院やその周辺の幾らかの者は何処かで、その奇妙な光景を目撃することが出来たかもしれない】

【…………恐らくは、「脳内花畑」と言われたことに対する、ちょっとした報復の意味が込められていたのかも。】


/夜遅くまで本当にありがとうございました!!お疲れ様でしたー!
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 09:12:55.51 ID:bF/vyjGDO
>>212,257

【――攻撃が当たろうが当たらまいが、もとより受動的に飛んでいたのだ】
【命中後の落下に受け身は取らない、ただ、棘によってそのアスファルトが粘土のように削れるが】
【――その後の"咆哮"をかわす術は、"彼には"無かった】

【では、どうするか?】 【――なるようにしか、ならない】

【凄まじい轟音と共に砂煙が立ち込める、位置的に"直撃"――か】
【その煙の端から見えるのは、赤い液体。――やったか!?】

『……まったく、後先考えずに攻撃するのはやめてください、もう少しであなたはあなたが大好きなミンチ肉になっていましたよ』
「うるせェー、間一髪で"ディルムカプテスプ"撃った……っぽいだろォー、……が」

【……というのはフラグであり、"彼ら"は問題なく生きていた】
【そう、"孔"がある間は入れなかった彼のパートナーが、駆けつけていて】
【咆哮に合わせて防壁――"プロテクト・シールド"を彼の背後から貼っていたのだ】

【その防壁は、攻撃の衝撃を受け止める盾。――但し、あまり強力過ぎれば壊れてしまうが】
【壊れるまでのその僅かなタイムラグの間に、彼は残っていた魔翌力を元に――技を放つ!】
【"ディルムカプテスプ"――あらゆるエネルギーを砕く技である】 【無論、衝撃もエネルギーの一種。故に、問題ない】
【辺りに散らばる欠片はエネルギーの欠片。元は衝撃波だったのだが、今は何かしらのエネルギーを与えればそれになる状態だ】

【ここまでしても、その衝撃は彼の肉を抉り、特に最初に斬撃を受けていた腕は遠くに吹っ飛んでいた程。】

「ヘケケケ、――どォーした、……ライオンさんよォ〜」
「……戦いはまだ終わってねェーって言うのに、……逃げたのかァー?」
「現実のライオンみてェーに……"臆病"な真似しやがって、……俺は……中途半端な戦いが嫌ェーなんだよォー」
「どっちかの意識がぶっ飛ぶまで、……負けを認めるまでが戦いって奴だろォーがァー!」 「……負けは悔しィーが、はっきりしたそっちの方が納得するぜェー」

「ヘケケ、――アウ、……次の相手探そォーぜェー」
『……少しくらい休みましょうよ、"ディルムカプテスプ"の負担もかなり有りますし、第一あなた怪我だらけじゃあないですか、腕拾ってきますよ』
「うるせェー、……、……お、俺が、大丈夫って言えば、……大丈夫なんだよォーッ!」

【……慣れたように腕を拾いに行く彼女も異常だが、それよりもその状態でまだ戦おうとする彼も異常である】
【半ば引きずられるようにしてこの街から出ようとする彼と、引きずる彼女】

「おーい、ライラー、……怪我の治療を、……アウに頼むなら今の内だぞー、このままだと……俺は雑巾の様に……どこかに連れてかれる」
「そこいらの……医者なんて目じゃねェーぜ、……良い感じに治してくれるから、よォー……!」

【そういえば。人は痛みが強すぎると逆にそれが無くなるというが……――。】
【……ともかく、ライラが望むか、意識がなくてもなんとなく回復してほしそうな感じをかもしだしていれば】
【彼女はその身体に杖を当て、数十秒〜数分程魔翌力を流し込み――そうすることで傷が徐々に治る感覚と事実が得られる】
【……その後、彼らはどこかへ――また、彼の欲を満たすべくどこかへ行くのだろう、そのうち血が足りなすぎて意識が朦朧としつつ騒ぐ彼の欲のために。】

/一旦おつでしたー、この後いろいろ続けたい場合は続けます!
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/04(月) 11:39:15.14 ID:qafDeufE0
【水の国――路地裏】

【人気もなく不気味な暗さがある場所】
【そこに一人の男がいる】

やっぱ、人がいるんじゃあこんな格好でいけねえよなあ

【半袖の服に黒のジャケットを着ている】
【下に少々長めのズボンを着用】
【ろくに髪を気にしていないのかぼさぼさである】
【特に隠す気もなく服にカノッサ機関の証である逆五芒星刻まれている】
【20代後半に見える】
【そんな男が歩いている】

はあ、まったく暇なもんだ
 任務も終わらせてもいるし、どこに行こうか
 しっかし、六罪王のレギンが死亡か、機関内部でちょっとした混乱がおきそうだな

【そういい男は歩く、どこへとも目標が定まらず】
【そんな風に歩いている男、路地裏ではあるがしっかりと見渡していれば見つかり】
【もしくはばったりと人と遭遇するかもしれない】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2013/11/04(月) 11:52:58.51 ID:pq7OuskNo
>>257>>268

「……ッ!! さっすが、やるじゃねーか六罪王の護衛さんよ……!!」

【コマチが六罪王だと聞いた時のように、顔では強気に笑んでみせるも内心は冷や汗が滴り落ちる】
【「Judgment Blade」は、過去に一人の機関員を撤退に追い込んだことも有るライラの得意魔法。それが、"効いていない"?】
【フィジカルも、メンタルも圧倒的。コマチが今まで手を出さなかった理由が、ハッキリと見えた】


「ナンバーズ……んで持って『No.1』か……成る程、道理で――――――。


 
 う、お―――――――――――――――!!!!」



【甲高い音と、その発生源であろうレオの口に集まる圧倒的な――こればかりは流石にライラにも分かる――エネルギー】
【ヘケメトに声をかける余裕もない。本能的にライラは、射線から全力で飛び退いた。直後放たれる『咆哮』は、直撃しなくともライラの身体を悠々と吹き飛ばす】
【ライラの出した声は、ライラ自身にも聞こえなかった。其処に有ったのは、ただ純粋な破壊。ライラの身体が止まったのは、ビル壁に激突してからだった】
【コンクリートに高速でぶつかり、身体の至る所が悲鳴をあげる。……しかし『咆哮』の直撃したビルを見れば、これが幸運だとすぐに分かった】


「――――――無事か、ヘケメトー……。
 ……連れか? ……良かったら治して欲しーぜ……大火傷と全身の打撲に骨折だからよ……」


【まず確認したかったのは、共に戦った彼の無事だった。壁にしなだれかかるような恰好でヘケメトと誰かもう一人が話しているのを視認する】
【腕も吹っ飛んでいるにもかかわらず元気(?)な彼を見てまずは一安心。後もう一人は……女性?】
【直後投げかけられた提案に、ライラは言わずもがな希望して治療して貰うだろう。このままでは動くことすらままならない】
【そして治療を終えた後、ヘケメトと女性――アウ、と言うらしいが――を見送り、とりあえずは平和となったこの地で一時的な休息を取り始める】


「No.1と、マインド能力の六罪王か……。――――――……はぁ」


【情報を得られた。しかし、今回は明らかな力負け。……紛うこと無き強敵に、ライラは溜め息を禁じ得ないのであった】


/乙でした!
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/04(月) 15:23:47.73 ID:X/1Rzx+r0
【風の国、郊外―――小高い丘。】

【戦ぐ風は、一面の芝生をより若い色へと傾け、和みつつ有る空気に緊張感を張り巡らせる。】
【随分と秋めいた気候だった。―――夏より少々着込めば、其れこそ過ごし易い、そんな月夜の出来事。】

【小高い丘の天辺に聳え立つのは、高くて大きなモミの木。地元では少々有名の様子。】
【―――太陽が未だ出ている頃は、其れを中心に、黄色い声を上げながら子供達が遊んでいた筈だ。】
【真っ白な花で編み上げられた、2つの花冠が其の証拠。丸で添い寝をするかの様に、木の麓にそっと置かれて居て。】

【小高い丘と言うだけあって。頂上に立ったのなら、辺りが一望できる程は在った。】
【高ければ高い程、風は強く吹き付ける物。―――今、少女の傑作が、盗み出され様としていた。】
【然し其れは、思わぬ展開に依って阻止される事になる。―――加えられたのは、一人の少年の、少々傷の目立つ手。】

【何かがプリントされた白いシャツに、暗色の長袖のカーディガンを羽織って。】
【下はブラウンのカーゴパンツ、肩からストライプの入ったのショルダーバッグが斜めに掛けられていた。】
【夜色に映える紫の髪色は、月明かりに照らされる度に光沢を放って、】
【凛とした黒目は、ありふれた色で有りながらも、何処か印象的な風合いが感じられるだろうか。】
【全体的に幼い顔立ち―――年齢で言うなら、16歳、否、もっと若く見えるのかも知れ無い。】

【少年は近くの長い草を引き千切り、花冠を手にとって。其れを浮かんだ根っこにしっかりと括り付けた。】
【少し其処から離れ、暫く其の"丈夫さ"を確かめたのなら、『コレでよし、』とニンマリ。笑顔を見せた事だろう。】

【―――"一仕事"終えると、少年は其の側にスッと座る。ショルダーバッグも肩から降ろしたなら、中身をガサゴソと漁って、】
【取り出されたのは、横笛。キョロキョロと辺りを見回し、何かを確認した後、そっと唇を添えて……】

【遮る物は、何も無かった、溶けるように澄んだ、爽やかな音色が辺りに響き渡り、やがて溶けて行く。】
【中々の腕前―――小振りのレストランや其処らで演奏されて居ても、何ら遜色の無い程だった。】
【月夜の下で開かれる、小さな小さな演奏会。其の観客は、果たして―――?】


/どなたでも〜
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 15:47:33.83 ID:swzpeoiGo
【湿気と悪臭漂う路地裏】
【ここで、あるひとつの出来事が巻き起こって居た】

「ひっ……やめろっ!やめてくれェェーー!」
「たすけ……ゲブッ!」ドガァン

【鳴り響く轟音と爆音、虚しく響きわたる人々の悲鳴。それだけでも何が起こっているかは容易に想像できるだろう】
【悲鳴を塗りつぶすかのように巻き起こる爆音は、ただ冷酷に、残忍なイメージをかきたてる】

「この鳥畜生が!こんな……こんなッ!」ドグォオン

【そして。最後の悲鳴が路地裏における虚しき反響を繰り返した】
【その刹那。路地裏には高らかな咆哮が響き渡る】

キョキョォォーーーーーーン!!!

【この惨事を起こした者の正体……それは、人間でもなく、怪物でもなく……「鳥」】
【種類はハヤブサであろう。特異なヘルメットを被り、スカーフを首に巻いている】
【そして……ヘルメットにはかの「カノッサ機関」の紋章、スカーフには「No.8」の文字が刻まれ、こいつが何者であるかを示して居た】
【そいつはただ、建物の塀に止まり、この残虐で地にまみれた路地裏の中、ターゲットの死亡を確認する】
【彼はまた、冷徹にただ任務を遂行する。その眼は今日も、獲物の照準にピタリとあっていた】


273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 15:48:57.01 ID:swzpeoiGo
>>272
/oh……「地にまみれた」じゃなくて「血にまみれた」でした……
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 16:17:03.93 ID:K5YJCxsxo
>>272

【甲高い雄叫びが響く、誰もが震え上がるような空気の振動をしかし物ともせずに、歩く影】
【向かい風が吹くと、まるで巨大な翼のように広がるそれは、真紅のマフラー】

…………

【後ろにツンツンした紅髪、隈の深く目付きの悪い三白眼、口元を隠す長い紅いマフラーを双翼が如くたなびかせる】
【ライダースと指貫手袋を着用し、バックルが特徴的なベルトを巻いて、赤い模様の黒いブーツを履いた青年だ】

【青年は、血塗れになった地面を踏み、跳ね返った血飛沫を靴に飛び散らせながら立ち止まると、辺りを無言のままに探し出した】
【しかしその視線が上に向く事は無い、鳥には気付いていないのだろうか】
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 16:36:23.44 ID:swzpeoiGo
>>274
……………

【静かに歩いて来た男の姿を、見定めるかのように見下ろしている】
【血塗れの地面に動じない男が、どのような人物なのだろうか、とただ見下す】
【やがて、彼をこれ以上観察しても情報は得られないと踏んだのか。】
【塀から飛び立ち、上空から再び。凍りつくような咆哮を放った】

キョォォオオオオオーーーーーーンッ

【その大きく広げた翼と鋭い鍵爪。凍りつくような眼差しは大鷲を彷彿とさせる】
【そして、なおも眼の照準は男へと向けられて、敵か味方か否かを判断せんとしていた】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 16:51:57.73 ID:K5YJCxsxo
>>275

……!

【再び、雄叫び───その鳴き声によって青年は漸く相手の居場所を見付けた】
【驚愕の様子は無く、しかし素早く向けた眼は、まるで人ではなく、獣が獲物を睨むが如く】
【そして青年は、鳥の身に纏うスカーフに描かれたその文字列を認めると───】

【次の瞬間青年は消えた。いや、目にも留まらぬ早さで動き出したのだ】
【早い、何て物ではない、空中を飛ぶ鳥に向かってミサイルの様に高く高くジャンプした───右手の拳を振りかぶりながら】

───悪・即・惨…!

【鳥に向かって飛び上がった青年は、鳥と同じ高度で上昇は止まり、そのまま握った右拳を上から鳥に叩きつけようとするだろう】
【だが、ただ飛び上がっただけで、彼には鳥の様に宙を舞う力は無い、躱すのは容易だ】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 17:00:03.27 ID:swzpeoiGo
>>276
【突然飛び上がってきた人間に一瞬気を取られるも、すぐに「こいつは能力者だ」と判断した】
【そのパンチを見切り、後ろへと退がる。そして、さらに上空へと上昇した。】
【さて。彼よりも10mは高い場所に到達したこの鳥……この鳥の様子を見ていたなら、次にこの鳥は驚くべき動作を見せる】

…………
ニヤリ

【嘴の端を吊り上げて、なんと「笑った」のだ。普通は鳥が笑ったりはしない。しかし、この鳥は顔に残酷な笑みを浮かべて男を見下ろしていた】
【そして、鳥が口を開ける。口の中で何かが光っている……何かが発射されると見て良いだろう。】
【次の瞬間。鳥の口から、鋼の野球ボールぐらいの大きさの弾が三発、放たれる】
【普通なら空中でかわす手段はないはずだが、この男は果たしてどうか……?】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 17:22:22.41 ID:K5YJCxsxo
>>277

【まるでそれは、重たい槌を振り下ろしたかのよう。拳が鳴らすような音とはまるで違う、空気を切る音】
【空気を切る、ということはすなわち空振りである、青年は舌打ちをして、しかし視線は鳥を追う】

【鳥の嘴が釣り上がる、鳥類には到底あり得ない表情を見て、青年は無表情のまま落下を始めた】
【しかし、これ程高く跳べば着地には時間がかかる、その無防備な瞬間をみすみす見逃してはくれない】
【空中制動が不可能な体に襲い来る三つの鋼弾、青年はそれを認めると素早く体を捻る】

【紅いマフラーが螺旋を描きながら体の周囲を包む、美しい回転運動の軌跡を描きながら、一撃目、二撃目をすり抜けて】
【残る最後の鋼弾、振り返る瞳はいつの間にか紅く染まり闇に残光を引きながらそれを、ハヤブサを睨み付け───】
【回転の勢いを乗せた右脚で最後の鋼弾を蹴り付けると、ハヤブサへと蹴り返そうとする】
【成功すれば、青年は地面に片手片膝をつきながら着地するだろう】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 17:35:23.20 ID:swzpeoiGo
>>278
【一撃目、二撃目の鋼弾がすり抜け、畜生、と言った感じの表情をする】
【しかし、三撃目の鋼弾を蹴り返されそうになった時、鳥の口元は再びニヤリと吊り上った】

【彼の脚が鋼の弾に触れようとした時。「ピピッ」という感じの音が鳴る】
【ワンテンポ遅れて、その鋼弾はドグォオンという音を立て爆裂した!】
【先程、路地裏で立て続けに鳴っていた轟音はこれであろう。もし音が鳴った時点で脚を引っ込めていたなら良い判断だが、まともに食らったならば少なからずダメージはあるだろう】

キョオーーーーン!!

【そして彼が着地をしたならばだめ押しにもう一発、この爆発する鋼弾を放ったのだった】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 18:06:56.28 ID:K5YJCxsxo
>>279

───!?

【飛んで来た鋼弾をサッカーよろしく蹴り返そうとした、その刹那に異変に気付く】
【無表情だった両目が見開かれたが、もう遅い───】

【空中で起きた爆発により、地面に叩きつけられた青年は、しかしなんとか体制を立て直す…が】
【ハヤブサを睨んだ瞬間、その視界に大きく映る丸い影───全てが、スローモーションに見えた】

【爆音、まともに受けたであろう青年を隠して、舞い上がる硝煙が立ち上る】
【…人の身であの爆発を間近に受けたのだから、血肉としてバラバラになっていても不思議ではない】

…………

【ならば───彼は何なのだ?】
【硝煙の中から、腕を交差し立った体制で、煤を身体中に纏いながらハヤブサを睨み付けるこの青年は、果たして人間なのか?】

…鳥風情が……ッ!

【身体強化系の能力と言えば頷けるかもしれない、しかし、青年には何も変化はなく、能力を使ったような形跡はない】
【すると、青年は地面をいきなり殴り出した、割れたコンクリートから手頃な大きさのを手に取ると、それを振り被って投げ付ける】
【ただハヤブサを狙ったのではない、路地裏という場所を利用し、壁に次々に跳ね返らせて動きを読ませ無いように投げた】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 18:19:31.97 ID:swzpeoiGo
>>280
………?

【おかしい。確かにあの爆発はさほど大きなものではなかった。だがしかし、まともに二発くらったとあれば十分なダメージとなっているはず】
【しかし目の前の人間は、なお立ち上がってくる……何故だ?】
【能力か?いや、そのような感じはない……ならこの身体能力は一体?】
【だが、今はそんなことを考えている暇はない。目の前の敵をただ見据え、仕留める……ただそれだけだ】

【すると……相手がコンクリートの破片を投げてきたので、避けようと身をかわす】
【だが。なんと、コンクリートの破片は壁を反射し、次々と反射し、動きが読めなすくなっていた】
【それに気づいたが、どこから破片が飛んでくるか、などという計算は鳥には少し難解だったようで】
【コンクリートの破片は鳥の腹をかすり、血が噴出した】

……………………!

【しかし。ダメージをくらって怯んでもなお、獲物から照準は離さない。】
【すると何を思ったか……彼とは全く見当違いの方向に鋼弾を発射した】
【何をする気か?と思うかもしれない。だが、いずれ気づくだろう】
【彼の投げたコンクリートの破片と同じ軌跡を描いて、鋼弾が反射していることに………】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 18:20:23.61 ID:swzpeoiGo
>>281
/「読めなすく」ではなく、「読めなく」でした……度々すみません
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 18:46:47.71 ID:K5YJCxsxo
>>281

【猿真似…いや、鸚鵡返しというべきか。ハヤブサの応酬に、青年は静かに対応した】
【自分のした行動ならば対応方法はよくわかっている───結局の所、これは動きを読み辛くするだけで、到達すべきは相手なのだ】
【ならば、それが自分に到達する瞬間、最後の跳ね返りを見切れば躱すのはたやすい】

【紅い二つの残光が、素早い身のこなしで鋼弾をかわしたのを証明する。そのまま青年は走り出す】
【…ハヤブサに人間並の頭が、精神があったなら、この青年は一体どう見えるだろうか】
【重力を完全に無視して、壁を駆け上がりながら、三角飛びで切り返しながら上昇していく、この様を】

…悪は死ね…ッ!

【正に鬼気迫る雰囲気、狂気的なまでに執拗な悪への憎悪───青年を動かすのは、詰まる所それだ】
【体を動かすのは悪を憎む心、立ち上がらせるのは強靭な精神】
【そしてその異能───

無し=z

【単なる無能、単なる人間、それをここまで昇華するのは、精神力ッ!】
【三角飛びを繰り返す度に加速するスピードは、最後の一飛びによる力で壁にヒビを入れながら、ハヤブサの右翼側へと物凄い早さで接近、再び右拳を振り下ろしハヤブサを叩き落とそうとする】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/04(月) 19:03:37.46 ID:swzpeoiGo
>>283
【かわされたのを確認して、次の攻撃へと移ろうと構える】
【すると、そこには……壁を蹴り、三角の軌跡を描いて飛びかかる人間の姿】
【しかしこの鳥は……すでに「学習」していた】

【動きの軌跡を読み、蹴る方向を確認。やはり狙いは自分だとするならば……】
【すでに「学習」したこいつに二度同じ手は通用しない。右翼へのパンチをことごとく避けてみせた】
【そして!彼が今鳥に向けているのは背中!狙いをつけるには絶好の死角!】

ニヤリ

【手加減なしに、五連続の鋼弾が、彼の後ろからフルパワーで放たれようとしたその時だった】

ピピッ
ピーーッ

【ハヤブサの脚につけられたライトが光り、音を発した】
【彼はチッ!というような顔をしたと思えば、彼に向けてニヤリとした冷笑を浮かべて、空……「カノッサ機関」の本拠地があるであろう方角へと、真っ直ぐに飛び去って行った】

/そろそろ飯なので切りあげます
/乙でした!
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/04(月) 19:22:51.15 ID:K5YJCxsxo
>>284

【拳がかわされた───やはり、鳥と人間では空中戦に無理がある】
【だが、かわされる事はこちらとて想定済み、拳を振り下ろした勢いのまま回転し、かかと落としを───】

【しかしそれもかわされる、いや、その瞬間に鳴った機会音を青年は聞いていた】
【離脱していくハヤブサを睨みながら着地する、すぐに追い掛けたいが、入り組んだ路地裏では空にいるハヤブサを追いかけるのは難しく、すぐに見失ってしまった】

……チッ!

【背後から聞こえてくる音、騒ぎを聞き付けた自警団かSCARLETか、どちらでもいいが長居はできない】
【忌々しげに舌打ちをすると、青年は素早く姿を消した】

/お疲れ様でした
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/04(月) 20:25:21.17 ID:qafDeufE0
【水の国――路地裏】

【人気もなく不気味な暗さがある場所】
【そこに一人の男がいる】

やっぱ、人がいるんじゃあこんな格好でいけねえよなあ

【半袖の服に黒のジャケットを着ている】
【下に少々長めのズボンを着用】
【ろくに髪を気にしていないのかぼさぼさである】
【特に隠す気もなく服にカノッサ機関の証である逆五芒星刻まれている】
【20代後半に見える】
【そんな男が歩いている】

はあ、まったく暇なもんだ
 任務も終わらせてもいるし、どこに行こうか
 しっかし、六罪王のレギンが死亡か、機関内部でちょっとした混乱がおきそうだな

【そういい男は歩く、どこへとも目標が定まらず】
【そんな風に歩いている男、路地裏ではあるがしっかりと見渡していれば見つかり】
【もしくはばったりと人と遭遇するかもしれない】
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/04(月) 20:41:07.96 ID:JbDKiZbbo
>>261

「命を? また要領を得ない答えだな。」


【顎に手を当てながら女はまた考えることとなった。当然ながらそれで納得できるはずもない。】
【後ろの少年は、「何もしていない」という。対して目の前の男は自分の命を盗ったという。】
【どちらが正しく、どちらが嘘をついているのか、女に確かめる術はない。なにより彼女が見た限りでは、】
【どちらも本当のことを言っているようにそう思えたのだ。】


「ふーむ……これはどうしたものだろうかね。一人はいきなり襲われたと言い、もう一人は命なんて大切なものを盗まれたという。」


【琥珀色の瞳でなおも相手を見つめながら、それからその視線は宝石が弾丸となっている銃口に向いた。】
【彼女が考えあぐねているのは、男の「命」が云々という点である。】
【他の物ならどうであれ少年の味方でもしたかもしれないが、抽象的なその一語が極めて現状を厄介に塗り上げている。】


「ええい、考えるのも面倒だ。キミ達2人に任せる。」


【そして、女は道を開けた。】
【それまで隠されていた少年が露わになるだろう。】


「ただそうだな。乗りかかった船だ。どうなるのか見届けさせてもらうことにするよ。」


【しかし、その場を立ち去るということもなく、】
【ちょうど二人の隣でまた腕を組んだ。】

\お待たせしましたー!
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/04(月) 21:19:49.48 ID:aOIUFX0Jo
>>268>>270

【そして、某拠点にて】
【夜の国の外れの方で待機を命じられた一人の少女が遠くの方を目を凝らしてみながらしばらく動かなかったが】


「――――あ、戻って来たし!」


【それは、肩のあたりまで伸びた長い金髪の髪の上に、"44"と書かれた缶バッチと、コマチと同じ逆五芒星の缶バッチの着いた丸い布の帽子】
【ぱっちりと開いた目からはエメラルドのような翠色の瞳が覗き込み、まるで西洋人形を思わせるような顔立ち】
【首元に赤いリボンを結んだ紺のブレザーに、赤と黒の縞模様のスカートに黒色で厚手のタイツで足を包んだ少女だ】

【少女―――ブレンヒルトは遠くから猛スピードで向ってくる車両に目を止めていた】
【車は拠点の直前で勢いよくブレーキ痕を地面に残しながらストップし、その運転席からお団子髪の少女が戻ってくるのを見る】


「おかえりコマチ!それはそうと無論とんでもないことになったし!」

知ってる、レギンが殺られた一連のシーンを直接目撃したんでな
奴自身は何度でも蘇る『不死身の男』、としての噂がよく聞こえるが、それにしたってポンポン使える物じゃないッス
それ相応の長期的なスパンをおかないといけないッスから、まあ……どっちみち当分レギンは再起不能だろ


【続いて、助手席から赤い髪にスーツ姿の人物が降り、ゆっくりと拠点に戻っていくのをブレンヒルトが横目で追うと】
【目の前のお団子髪の少女から、非常に近寄りがたい怒気を感じて、いたたまれない表情を隠そうともできないまま】
【ひとまず、当たり障りのない言葉で場を濁す事にしたらしい】


「……まいったね、まーた六罪王の一角が落とされちゃったし……
無論、他の所でも結構な損害が出ただろうし、つくづく災難続きの一日だったし」

まったくッスよ、初の共同作戦でやられちゃあたまったもんじゃあないッス
抜けた穴をまた誰かで埋めなきゃいけないだろうし、なんというか、この仕事が嫌になりそうッスよ

―――アタシ、今そういう顔しているだろ?


【にたぁ、と厭らしい笑みをブレンヒルトに向けながら彼女も撤退の用意を始める】
【かくして夜の国の作戦は幕を下ろす、次なる作戦の準備に向け各々がまた動き出さなくてはならないのだから】

【←To Be Continued...】

/では、最後の〆が大分遅れましたが、お二方、絡みありがとうございました!
/そして、当日は大幅に出遅れてしまい、誠に申し訳ありませんでした……
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/04(月) 21:56:03.22 ID:qafDeufE0
/>>286はまだ募集中
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/04(月) 22:14:58.21 ID:q2BnlYdEo
【ここはとある外れの地域――】
【どの国に属するわけでもない、はぐれ街がぽつんと存在するこの土地】
【ついこないだまでは近くに不気味で巨大な建物が建ったと、村の人が騒いでいたのに】
【今は殆ど騒がれておらず、そればかりか内乱――というよりかは小競り合いが多くなってきた】
【その影響かはわからないが、最近、この街が各種分野で小さく名前を上げてきているようだ】

【――その街が見える小高い丘で、怪しげな機械の脇でこれまた怪しげなテレビ(しかも現代風で薄型)を見ている者がいる】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「――言うならば"ディルムレーディスプ"、か」
「死ィ体を回収した後の加ァ工が面倒だァが、まァ、カオスには悪くねえェ――っつっても、もォう無ァくなったか?」
『はい、殆どは自警団等に回収された模様です』 「っちィ」

「ヒャハハ、……もォし生き死にを管理されてたら殺してでも奪い取らねェと行けなかったなァァアア」
「強い混沌が一つ減ったのは残念だァが、……――とォころでだ、"メディアット"」 『はい、何で御座いましょう?』

「なァぜ!」 「こォーんな"混沌の宴の報せ"を俺様に送らなかったァッ!」
『お伝えしましたよ、三度ほど――"あの街"の事に夢中でいらっしゃったようですが』
「あァのなァー……俺様に伝わってなァかったら……伝わってねェーんだ!」 『いやぁ、相変わらずの横暴なご様子で、……ワタクシとっても安心です』

【……テレビと向き合って喧嘩をしていたと思えば、そのディスプレイをぶん殴ろうとし】
【テレビもテレビで、いきなりコウモリの翼を生やして回避していて】
【……遠目で見ても、色々と突っ込みどころ満載な状態であるが、誰かツッコミなどに来るのだろうか、それとも――】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/04(月) 22:57:49.73 ID:J8lizeHM0
>>287 

「え?ちょっと!?」

最初からそうしてくれ

【二人を隔てるものが無くなったことで少年は慌てて女を引きとめようとするが、男が近づいてきたため動けなくなる】
【男は腕を下ろして少年へと歩み寄る】

返してもらおうか

「っ…………」

【男と少年の間はそう離れていない。今少年が走って逃げようとするには少々無理がある】
【とうとう女が立ちふさがっていた時より半分ほど距離が縮まった時】

「返せば……いいんだろ!!」

【少年は一変した】
【それまで、男に怯えていたとは思えないほど声を荒げながら、ズボンのポケットに手を入れて】
【男の方、男の頭より上をめがけて”宝石”を投げつけた。男はそれを難なく掴み取るが】

おい、乱暴に扱うな

「”そんだけ”持ってるなら一個くらいくれたっていいだろ!ケチ!!」

【少年は男を睨みつけながら、せめてもの仕返しに砂を掴んで投げつけた。防ぐまもなく、男は顔に砂を浴びる】

「バーーーーカ!!」

【そして男が砂を払っている間に、少年はあっという間に逃げ去って行った】

……親の顔が見てみたいな

【呆れ半分、嘆き半分のセリフだが、やはり男は冷たい口調だった】


/大変お待たせしました……
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/04(月) 22:58:16.98 ID:quNVXXqD0
【商売の活発なその街ではこの時間にも関わらず、多くの人々が行き来していて】
【――――屈強な男や如何にもといった風の女。昼の顔とは打って変わり、どことなくアウトローな雰囲気】
【……そして、その場だからこそ、少女の存在は浮いていた】


「へぇ…………違法薬に禍々しい武具…………噂に違わず中々面白い物を売っているのね……」

【ローブを纏い、スッポリとフードを被っては居るけれどその背丈や体つきは誤魔化せず】
【キョロキョロと物珍しげに辺りを見ているのだから尚余計に目立つ】
【――――中々に高価そうな弓を肩に掛け、二振りの短剣を腰に提げては居るが】
【……そんな姿をして居ても、やはりこの場では浮いている】


「――――喧嘩、かしら。やけに五月蠅…………っと?!
ちょっと!!危ないでしょ?!」

【突如始まった乱闘騒ぎ。品に関する押し問答が原因である事は明白だが――――少なくとも、巻き込まれ掛けた少女には関係のない話】
【フードが外れたならば青色の髪が露わとなって、同時に朱の双眸も見える事だろうか】
【殴り飛ばされた巨体に押しつぶされそうになれば咄嗟に避けはするけれど】
【――――暴力の波は広がり、彼方こちらで諍いが起き、やがては大乱闘へと発展することか】
【……罵声、呻き、流血。様々な物が行き交う中に、少女が一人。――――良くも悪くも、よく目立つ】







【櫻の国。とある山の奥地――――妖怪達が住む村がある何て噂されるその場所】
【花が散っていても尚見事な櫻の木の下で胡座を?くのは山伏の服を纏った少女…………否、少年であろうか】
【背に生えた漆黒の翼をゆったりと広げ、手には酒の入った一升瓶。謂わば、烏天狗が其処にいる訳だけれど】


「冬、かぁ…………うーん…………冬、かぁ
冬ねぇ…………」

【頬杖を突きながら、ただ冬、冬と呟くその姿】
【――――時折思い出したかの様に酒を呷るけれど、一口喉の奥に流したならば再び冬と呟くだけ】
【……一応は、この村の長。ならば当然重大な何かに悩んでいるのだろう――――と、妖怪達は思って居たが】


「このままじゃ美人な人達の湯浴みを覗き見出来なくなっちゃうなぁ…………
いや、冬には露天という事は分かるけれど…………でも態々こんな山奥に、それに妖怪が居るなんて人間達に噂されちゃってるとなれば更に人が…………
ん?ああ、良い所に来たね。こっちこっち!!」

【――――悩んでいたのは、冬が訪れ雪が積もれば人間達の湯浴みが覗き見できなくなるという何とも不埒な其れ】
【見守っていた妖怪達も呆れたのか、それぞれが溜息を吐きながら解散して…………少女とも少年とも見える天狗が、其処に残された】
【そんな妖怪達の気持ちを知る由も無く、この絶望的な状況を打開すべく思案していたが】
【…………もし、この場に誰かが訪れたならば。ふと気付いた様子でそちらを見遣って、やがてはチョイチョイと手招きをする事だろうか】
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/04(月) 23:00:07.37 ID:EQKj0jXto
【酒場】

【ダウンタウンの大通りを外れ、路地を行き、裏通りをまわってその路地裏にある】
【曲がったまま掛けられたネオンの看板。店の名前がチカチカと不規則に点滅する】
【中も手狭で、オシャレとも小奇麗ともいい雰囲気ともお世辞には言えない簡素なもので】
【カウンターにテーブル、ダーツに数年前の雑誌と大したものも無く、24時間営業が唯一の取り柄だ】
【小柄な七三分けの店主はテレビに夢中。客は1人も居ない…そこで、ドアベルが鳴る】

………今日は客なしか?

【入ってきてそうそうに男は皮肉を言う。黒いサングラスの下の顔はニヤけ面で】
【背の高い男は細身の黒いスーツを着こみ、黒いシャツに白いネクタイだ】
【男はポケットを漁って、小銭と紙幣をカウンタに置くとカウンターの内側に入る】
【椅子に腰掛けて、TVを見る店主は視線をはずさぬまま、手を伸ばして金をレジに入れる】

今はドラマの時間だろ………ああ、勝手に飯食うから

【小瓶のビールを棚から取って、口を開けて、一口飲んで、カウンタに置くと】
【厨房に入っていき、鍋に火をかけ棚からパスタを取り、オイルサーディンの口を開ける】

……やれやれ…”訳あり”の奴らも来なくなったんじゃココもお仕舞いなんじゃないの?
……あっそう、昼はジーさんの溜まり場か…そりゃあよかった

【どうでも良さそうに男は話しながら換気扇の紐を引いて、スパゲティを茹でながら煙草を吸い始める】
【ここは穴場中の穴場、界隈では”訳あり”の奴でも信頼出来る数少ない場所…と言われているらしいが】
【未だに五芒星や刺青どころか暇そうな近所の人ぐらいしか見たことがなかった】

【そんなわけで。今、店内に入ってくるならば誰もいない店内と、テレビに夢中の店主と】
【フライパンを返すサングラスの男という複雑な場末を見ることになる】
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/04(月) 23:15:24.27 ID:JNfCiCDwo
>>293

【店内がそんな様子とも知らずにドアを開けて入ってくる一人の人物】
【その人物を歓迎するかのようにドアベルが軽快な音を響かせる】
【ベルの音に少し驚いたのか、その人物は一瞬だけ身を竦ませる動作を見せた】

ま…まだ。開いていますか?

【ドアベルを響かせた人物は一人の少女】
【ローブのような服を地面擦れ擦れで宙に舞わせ、頭には質素なカチューシャを付けて】
【見た目からして気が弱いと言うのが察せれる少女は、店内を見回してそんな事を口にする】

そのおいしそうな臭いがしたから…その…

【店内をザッと見回しても、客っぽい人物はまったく居ない】
【居るのはテレビを見ている男と、厨房に立っている男二人だけだ】
【どう考えても自分しかお客は居ないと、状況的に判断した】
【そうとなれば自分はきっと招かれざる客、そう考えたのか大分申し訳無さそうにしている】


今日は閉店ですよね。
す…すみません。こんな間の悪いときに立ち寄ってしまって…

【ここがそんな穴場とは露知らず、偶然立ち寄った少女は少し残念そうな表情で入り口付近に立っていた】

/もしかしたら凍結挟むかもです
/それでもよろしければ…
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/04(月) 23:36:09.15 ID:JbDKiZbbo
>>291

「さぁて、どうなることかね。こっちに飛び火するようなら多少手は打つことにするかな。」


【横目で見ながら女はこっそりと、腰の刀に…本挿しではなく小太刀の方だ。相手に悟られないように左手で柄に手を触れた。】
【さてさて、ことの成り行きを見守る女。男と少年の距離が見る見る縮まる。怯えていた少年の様子は百八十度変わると、女は一瞬虚を疲れたような表情になるが、】
【やがて合点が言ったというように頷き、そっと左手を刀から外した。なるほどそういうことか。】

【直後、少年が握ったのは砂。男の方に飛んだ一部がこちらへも飛来する。】
【女は首を傾げて器用に避けると、去る少年の背中に手を振った。】



「まったくだな。おうい! 車にお気をつけよ。」


【冷たい口調の男とは裏腹に、女は笑いながら少年を見送る。】


「お疲れさん。その様子なら命≠ヘ戻ったようだね。」

「おっと、そういえば自己紹介がまだだったな。ボクは如月。如月 氷雨だ。もちろんのこと、キミの味方でも敵でもないぜ?」


【女は…如月というらしい。男に向き直ると、首のあたりをかきながら遅い自己紹介をした。】
【腰の大小が互いにぶつかり、小さな音を立てる。】


/お気になさらず!
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/04(月) 23:39:50.96 ID:EQKj0jXto
>>294

【ドアが開くとテレビに釘付けだった店主はほんの一瞬目をやって】
【ぶっきらぼうに『いらっしゃい』というだけで何も動きはしない』
【サングラスの男はスパゲティを皿に盛りつけ、厨房の奥から戻ってくると】

ああ、やってるよ……誰も居ないけどね……いや、俺は客だから
今は…1人かな?…ココのオヤジが挨拶してるから何事かと思えば…
…なるほど、若い嬢ちゃんだから愛想よくしたんだ

【そう話しながら皿に盛りつけたスパゲティとビールを持って、テーブルまで移動して】
【椅子の背もたれに上着をかけると、扱ったのかシャツの袖をまくる】

ああ…食べる?……だったら作るけど…大したもんは作れないかな
同じのでいい?オイルサーディンのやつ。……オヤジも飲み物ぐらい出しなよ

【男は店内を歩き回り、また厨房の奥へと戻っていった】
【店主も渋々といった感じで、立ち上がって。なにか頼むなら今だ】

元々、閉店してるような店だからね……まあ、それが続いてる理由みたいだけど…
…よく見つけたね。こんなトコ……近所なの?

【サングラスの男は麺をゆでている間、そうやって話しかける】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/04(月) 23:42:33.85 ID:EQKj0jXto
>>296
/扱ったのかシャツは暑かったのか…です。
/大したことじゃないですが気になってしまったので一応
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/05(火) 00:01:35.54 ID:/pModQC+o
>>254
……ウルバヌス博士お一人に、責任を期することは出来ますまい

【元より、カノッサ機関の面々は曲者揃いだ。ああして会合を実現させたということ自体、コーネリアスの手腕を賞賛すべきなのだろう】
【古参であるグラトンの立場からすれば、機関の実情を憂いて疑念を抱くのも当然ともいえる】


はい……組織としての繋がりに対する点で言えば、レギン様とコーネリアス様の功績は大きいものでしょう。お二方を失ったことは、痛恨の極みです

【グラトンの言葉に、組織の幹部としての彼らがいかに貴重な存在だったか、今更のように思い起こされる】

カリナトゥス様……ですか。我々は、過去の資料にあった情報しか存じ上げませんが……
ウルバヌス博士がそこまでおっしゃられるだけのお方であったことは、わかります

「その情報だけでも、功績の大きさと……恐ろしさは察するに余りありましたからな」
『失ったもんを数えんのは俺らの趣味じゃねえんですけど、でかい損害ですよねえ……』

(……正直なところ、直接会いたいとは思えない人物ではあるがな)

【カリナトゥス。カニバディールは、いつか鈴の音の少女の口から、その言葉を聞いた覚えがあった。また、機関内部の資料の中からも】
【人道に対するありとあらゆる罪に問われたその女性。眼前の狂気の頭脳、グラトンですら認めざるを得ない存在】

【しかし、言葉とは裏腹に、カニバディールは彼女に会う機会を得られなかったことを、必ずしも不幸とは捉えてはいなかった】
【資料にあった彼女の所業、そこから垣間見える人物像。異形の盗賊どもの目から見ても、"異常"と形容せざるを得ないもの】
【そんな人物と直接会うことなく、その功績の恩恵のみを享受できる。むしろ幸運なことかもしれない】
【利己主義者たるカニバディールの思考は、そういった思いを巡らせていた】


最後の大勝負……大きな賭け、ということですな
その場にこうして立ち会えることを、光栄に思います、ウルバヌス博士

【当然ながら、異形どもはグラトンの抱える事情も、また外見よりも遥かに高翌齢であるグラトンの実年齢も知らない】
【だが、自分の生涯を賭けてそれを成し遂げようとしていること、それだけは、ひしひしと伝わってくる。自然、それを前にしては表情も引き締まろうというものだ】


ありがたき幸せ。ウルバヌス博士のご助力が得られるならば、これほど心強いことはありません
その折には、是非とも頼らせていただきたく

【グラトンへ助力を請うことへの許しには、本心からの感謝を述べる】
【古参であり、有能な科学者でもある彼の力を借りることが出来るということは、異形の盗賊どもにとっては身に余るほど有益なことであった】


作品……なるほど。戦線を共にすることがあれば、よろしくお願い致します、『ネバーランド』の皆様

【グラトンの紹介を受けて、背後の三人に一礼。同時に、グラトンの『作品』という言葉に思考が向く】
【やはり、廃ビルであった二人と似通った存在らしい。人間を、兵器に。カノッサの科学者に、世の道義など通用しない】
【増して、会合で目にした一人よりも、遥かに小さいその体躯。子供のほうが染め上げやすい、というのは科学者たちの共通認識なのかもしれない。などと思いつつ】


はっ!! お時間を頂き、感謝の極み
「こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します」
『俺らも、とっとと引き上げるとしますぜ』

【グラトンの視線を追い、その事情を察し、撤退を進める彼の意を汲んで、口々に異形どもが別れの言葉を告げる】
【未だ止まることを知らぬ狂気の頭脳。その一行を見送った後、異形どももバンへと引き上げる】

「……今回の一件で、数少ない収穫であったな」
『まったくだぜ。たまには一目も避けてみるもんだなあ』
「……それは、いつもしていることだがな」

我々も、あまり間を空けず動きたいところだ。スカーベッジらを集めて、次の計画を練るとしよう
『その前に、その首とっとと治せよ、カニバ』

【言葉を交錯させながら、バンがその場から走り去っていく。悪意、未だ死なず。脅威は、まだ去ってはいない――】

/締めの返信が大変遅くなり、申し訳ありません……改めて、ありがとうございました!!
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 00:02:52.25 ID:WafmdFy7o
>>296

【いらっしゃいと声をかけられて、どうやら歓迎はされているらしいと思ったらしい】
【だけどどこか入りにくいその雰囲気、一歩一歩が必然的に重くなる】
【だからと言って折角気付いてくれたのだ、今更帰るわけになんて絶対に出来ない】

あ…愛想良くして貰うだなんて恐縮です…
私に愛想よくなんてしても何にも良い事なんて有りませんよ?

【自分に対して店主が愛想よくしたなんて聞いて、身振り手振りを交えて謙遜する】
【照れ隠しと言うよりかは本当に否定しているような。とにかく本当にそんな事無いと言いたげだ】


あ…私は食べれる物なら何でも大丈夫です…
余り物…とか。飲み物とかも水で全然いいですよ?
そんなに気を使わないで下さい。その本当に大丈夫ですよ?

【飲食店に来店しているのに気を使わないでくれと懇願するなんて場違いだろう】
【そんなの分かってはいるが、自分の為に人を動かすのが申し訳ないという思いのほうが強いらしく】
【申し訳なさを抱きながら物凄い控えめな注文を口にしていた】


え…ああ。たまたま目に入ったんで、それにいい臭いもしましたし…
お恥ずかしながらお腹がなってしまって…

【恥ずかしそうにお腹を押さえると同時に小さくお腹が鳴る】

【凄く恥ずかしそうに少女は厨房の男を見つめていたのだった】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/05(火) 00:19:47.21 ID:Y9NyUDqso
>>299

いいんだよ。…飲み屋もカフェも資本主義だからね…
コストのかからないサービスはやっとかないと…こんなトコ潰れっちまうよ

【男はそれだけ言うと、また厨房に引っ込んで、煙草をくわえながらフライパンを返す】
【手馴れているようで、ジュウジュウと景気よく美味しそうな匂いがしてくる】
【一方店主は水でいいという言葉をそのまま受け取って、グラスとペットボトルの水を出すが】

……オレンジジュースぐらい出せよ。…それだからジジイと不審者しか来ないんだよ

【男が厨房からそう言うと、店主は冷蔵庫からオレンジジュースの瓶を出す】
【これでいいか雰囲気が言っていて、またテレビの前の椅子に戻っていった】

……あんなんだけど、見方によっちゃ口が堅くて信頼出来るってことさ…
…まあ、多分テレビドラマぐらいにしか興味ないだけなんだろうけど

【スパゲティがのった皿を片手に厨房から戻ってきて】
【それを適当な席に飲み物とともに置くと、ここに座りなと合図する】

この店主に任せるとぬるい油のフィッシュアンドチップスしか出てこないからね。…本場の味ってやつだよ
……へえ、そう…こんなとこに来るのは近所のやつか訳ありか…って言われてるんだ
まあ、大抵の奴は何かしらの訳の1つも有るから…それはどうなんだろうって思ってるけど

【男はそんなことを呟きながら、灰皿に煙草を押し付けて。自らも席について】
【もそもそとビール片手にスパゲティを食べ始めた。タバスコはアホみたいにかける】
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 00:31:49.93 ID:WafmdFy7o
>>300

そうですよね。ごめんなさいこういうのってあんまり慣れてなくて
誰かに何かしてもらうって言うの…ちょっとその申し訳ないなぁって

【もじもじとした様子で息を小さく吐き出す少女】
【厨房から時折鼻腔に直撃する良い臭いは胃袋を直接握り締めた】
【そしてその度にお腹が鳴りそうになるのを何とか堪える】

そ…そんな。大丈夫ですよ?

【男の言葉を否定するのも、店主を非難するのも申し訳ない】
【だから少女は何を言うでもなくへナッとした笑みを店主に向けた】

でもお店が続いてるって言うのはやっぱり店主さんの信頼が厚いんですよ
きっとそうです。

【男が席にスパゲティを置くのを見て少女もそこに座った】
【スパゲティとオレンジジュースを目の前に置いて、少しだけうれしそうに笑みを浮かべた】

訳…訳なんて無いと思いますよ?
今はすっごく幸せで楽しいですし…そんな隠したい事なんて…

【自分は訳ありじゃないだろうと言いながら、目の前のスパゲティに舌鼓を打つ】
【「いただきます」と小さく呟いてから、ゆっくりとスパゲティを口に運んだ】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/05(火) 00:38:54.34 ID:0M62tBUl0
>>295

そうだな。……1時間分だけ、な


【男は最後は聞こえないようボソリと言いながら宝石をベストのポーチにしまう】


そうか……俺はカラッド・エルジュだ。別に覚えなくてもいい。それじゃあな


【女――如月の自己紹介に対して、男――カラッドの自己紹介はまるでコミュニケーションをとろうとする気が無いようだった】
【それどころか、それ以上会話をしようとせず背を向けてその場を離れようとする】


……?


【だが、振り返ったときに何かを踏んだ音がした。足元を見てみると真っ二つに切られた落ち葉が靴の下から覗いていた】
【偶然だったが、その落ち葉を見て如月のある言葉を思い出させた】


……おい


【振り返ってポーチからクレヨンほどの大きさと太さの宝石、ルビーを投げた。受け取る相手のことなど考えていない
 無造作なものだったが……】


やるよ……”鍛錬”とやらを邪魔した礼だ。能力で作ったから、傷つければそこから光がしばらく漏れる。ペンライト位にはなるだろ
いらないなら斬って捨てるか、質屋にでも売ればいい


【冷たい口調ではあったが、それまで目的を果たすために必要最低限の物ではなく、出会ってから初めてカラッドの方  から投げかけた言葉だった】


じゃあな。今度会ったときは余計な邪魔をするなよ


【だが、返事も聞かずすぐさま背を向けてその場を去った】


//少々勝手ですが、ここで〆ておきます。ありがとうございました
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/05(火) 00:42:42.71 ID:0M62tBUl0
>>302
訂正
×【冷たい口調ではあったが、それまで目的を果たすために必要最低限の物ではなく、出会ってから初めてカラッドの方  から投げかけた言葉だった】

○【冷たい口調ではあったが、それまでの目的を果たすためだけの必要最低限の物ではなく、出会ってから初めてカラッドの方
  から投げかけられた言葉だった】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2013/11/05(火) 00:51:00.63 ID:P1pxZoFwo
>>302
おつかれさまでした!
返信は後ほど行っておきます!
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/05(火) 00:52:56.62 ID:Y9NyUDqso
>>301

そうかい……今度はもっと体の良い店に行くといい
そしたらケタ違いのサービスが受けられるらしいし……
…こんな店…俺なんか勝手に飯食ってるぐらいだから好きにすりゃあいいよ

【ビールを飲み、勝手に冷蔵庫を開けるその姿はまさにその通りといった感じで】
【スパゲティを食べながら、店主の方をちらっとだけ見てそう言った】

どーだかね……噂じゃカノッサ機関……?だっけ…詳しくないからわかんないや…
まあ…そんなのも出入りしてるとか麻薬の売買をやってるとか聴くけど…
……一切、なんにも喋りゃしないんだ。…それに黙ってウイスキーとか薄めてるし…そろそろ、黙ってやるか

【店主に確実に聞かれているだろうが、一切反応はなく】
【男の方も慣れた感じで好きに言いたい放題だ】

……腹が減ってなきゃ、スパゲティを食べようなんて思わないだろうよ
…訳なんて、そんなもんだよ。…そんなんでいいじゃないか
幸せで楽しけりゃオールオッケー。そんなもんだよ…

【ビールを飲みながら、スパゲティを食べる男はどう見ても訳ありそうで】
【まあ普通の人がこんなところでサングラスをかけたままパスタなんて茹でないだろう】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 01:02:35.64 ID:WafmdFy7o
>>305

いえいえ、そんなお高いお店になんて行けませんよ
あんな律儀に対応されてしまうだけで何か申し訳なくなります
それにそんなお金も有りませんから

【人に敬語を使われるだけで申し訳なくなるのに、そんな良いお店に良くなんて卒倒ものである】
【それにそんな場所に行くお金も大抵は寄付や募金のせいでとこかに飛んでいる】

カノッサ…それは確かに物騒です
この場所から犯罪が飛び立っているかもしれない、なんて考えるとちょっと怖いですね
…そんな状況下で店主さんは自分を持ってるなんてやっぱり凄いですね

【カノッサ機関と言う言葉に一瞬だけ表情を曇らせるが、それも一瞬の事】
【後はそんな危険なのに自分を貫ける店主が凄いと、店主を褒めちぎっていた】

確かに…お腹へってなかったらスパゲティは食べないですね
だけど私はパスタとかは好きだから率先的に食べちゃいます

【自分はスパゲティが好きだと言うのは言葉からも食べる速さからも推測できる】
【スパゲティが半分くらいになるところで、少女はいったんフォークを持った腕を休めた】

307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/05(火) 01:27:03.27 ID:Y9NyUDqso
>>306

そのかわり、どんなに高いお金を払っても…勝手に
厨房でスパゲティ茹でたら怒られるから、俺は好きじゃないな…
そんな金もないし…

【男はパッパと食べ終えて、煙草に火をつける】
【店のBGMのように店主の見ているテレビの音が薄っすらと聞こえる】

でも…こんなとこじゃないとビールの1つも飲めないんじゃ…それはカノッサだろうと
誰だろうと……なんだろ、かわいそう…な、気もする
世界を敵に回してもココだけはスパゲティを食える。…まあそう考えればいいコトかな
褒めてやったんだからそろそろメニューも新しいのを覚えろって…

【カノッサをかわいそうと同情できる男はやはり単なる一般人とは違って】
【世界を敵に回す予定でもあるのか…それとも感受性が豊かなのか…】

そうさ、そうやって悩みをつくったり解消したりするのが人生なんだから…
……俺も、ビールがあったら…飲む。いつでも

【椅子の背もたれに体を預けながらぼんやりと煙草を吸っていた。ビールも時折、交代で】

幾つか知らないけど…帰らなくていいの?……まあ、この質問もどうなんだろう
最近は若い奴も色々と…それこそ自警団なりなんなりに入ってるから…こう言う、常識も通じないから…

308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 01:36:15.19 ID:WafmdFy7o
>>307

サービスがきちんとしていればしているほどルールは厳しくなるんですよ
私は今までそうやって教育されてましたから。

【静かな店内に響く二人の声と、テレビの微かな音】
【それは一種のBGMとなって哀愁を漂わせている】


でも…悪い事をしてるからそれはきっと仕方ないんです。
それにあの人たちもきっとそう言う覚悟の上で行っている事でしょうし

世界を敵に回す事なんて滅多に無いと思いますけど…
もしそうなっても安心ですね、私は…その、この場所を知る事ができましたから

【世界を敵に回してもここがあるから大丈夫と、男に対してニッコリと笑みを向ける】
【少女自身世界を敵に回すような事するつもりはまだ無いのだが】

なんか…そう言うの考えたこと無かったです…
私は毎日毎日一杯一杯で生きていますから。難しいのはあんまり…

【休めている手でオレンジジュースを口へと運ぶ】

帰る?…んー。まだ大丈夫だと思います。
それに帰りが遅くても心配はされませんから

/すいません!眠気が
/良かったら凍結お願いします!無理でしたら〆でも構いませんので
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/05(火) 16:28:09.77 ID:Y9NyUDqso
>>308

そういうもんか……まあ、そうなんだろうけど…
……俺はそういうの苦手だから

【髪を掻きながら、けだるい感じでそう言っていた】
【ダルそう…というよりか今のこの空気に身を任せているという感じで】

……どっちが悪いかなんて、そいつの感性だと思うから…なんとも言えないんじゃない?
今の俺らに都合が悪いってだけで…案外、向こうが正しいのかもしれない
…まあ、あいつらは自分で悪だ何だっていってるから違うのかもしれないけどさ…

【空いた皿を持って、厨房へと入る男。シンクに置いて、皿ぐらい洗えと店主に一言】
【まくっていた袖を降ろし、椅子にかけていた上着を着て。残りのビールを飲み干す】

この辺りは品も良く無い奴も多いから……まあ、いいならいいんだけどさ
ああ、そうだ……ここ朝までやってるから。好きにすればいい

…だろ?オヤジ。……寝てる時も掃除してる時も開けっぱなんだよ。ここは

【吸っていた煙草を灰皿でもみ消すと、壁の時計をちらっとだけ見て】

それじゃ、俺は……

【一言だけ。後は何も言わず軽く挨拶だけをして男はドアをくぐっていった】
【この店内は今は動かぬ店主と1人の客とオリーブオイルの匂いが残る…】

/遅くなってすみません。ちょっと何時来れるかわからない状態なので
/長くなってしまわぬよう勝手ながら〆にさせてもらいました
/お付き合いいただきありがとうございました!
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/05(火) 18:17:17.31 ID:UrIX8wrQo

【路地裏】
【黒い髪、白いワイシャツ、その裾をこれまた黒いチノパンに入れている。】
【腰には新聞紙に包まれた長い棒と、口には煙燻る煙管。】
【手には提灯のように、紙で作られた小さな灯籠が吊るされていて。】

【狭くなった空は雲に覆われ、ざぁざぁと水滴が落ちてくる。】
【灯籠が濡れないように、誰の物かもわからない建物の屋根の下に逃れて。】
【のんびりと、一服するのだった。】


平和だねぇ。


【ため息と一緒に煙を吐く。美味しそうにうっとりとした表情で。】
【屋根の外に出た煙も、その言葉も、雨にかきけされてしまった。】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 18:55:20.89 ID:T0+kqrtmo
>>302

「カラッドだな。とんでもない、忘れるもんか。流浪の醍醐味は人との交流にあるんだからね。」


【相手の言葉にかぶりを振りながら、如月は笑って言った。】
【男がこれ以上話す気がないのならこちらも無理に引き止めることはしない。欲を言えば、】
【宝石のことなど聞きたいことはいくつかある。しかし、相手もそれを望んでいないのだろう。】
【ならば、如月はそれ以上詮索することはなかった。男が背を向けると同時に、こちらも踵を返す。】

【男が歩き去ってゆく出口の反対方向へと足を進めている時だ。】
【呼び止められて、幾分意外そうに顔を向ける。】


「…ッと。」


【わけもわからず手を上げて「それ」を掴む。】
【開いてみるとそこには、手のひらに収まるサイズの美しい宝石があった。】
【鉱物の種類や名前にはあまり明るくない如月だが、それでも綺麗なものだ。月の光を浴びて赤黒く輝いている。】

【呼び止めようとしたが、もう男の背中は遠い。見つめていると、やがて角を曲がり見えなくなってしまった。】


 ――――――――――――――また会おうぜ。


【如月のその呟きは、一陣の夜風に流されて消えた―――――――。】


/乙でしたー!
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/05(火) 21:22:53.40 ID:9UJMXWkTo
【水の国 静かな通り】
【大通りから一つか、もしくは二つ奥にいったところにある通り】
【豪勢で人気のある通りから外れたところにあるその通りは、人通りが少なく寂しいが、全く活気が無いわけでもなく】
【大通りに比べて、観光施設に乏しいが、チラホラと珍しい店が見える――悪くいえば中途半端な、良くいえば落ち着いた通りであった】

【黒い運動着には、緋色の鷹のワッペン――SCARLETの所属を証明するもの――が、取り付けられていた】
【いまだ、新品の輝きを放っているワッペンと同じように、その少女もまた幼い】
【少女は太った黒猫を抱いて、通りを歩いている】
【不機嫌そうな黒猫と同じく、少女の表情は不機嫌そうなもの】
【ふらりふらりとした遅い足取りは、どこか目的があるようにも見えない】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/05(火) 21:44:20.26 ID:1Jr6FDSYo
>>312
「――はァ、どーすっかねー?」

【そんな男のぼやきが、静かな通りに響いていた】
【黒い長髪を適当に後ろに流して縛り、無精髭にまみれた浮浪者染みた外見の男だ】
【服装もまた、着古された革ジャンとワークパンツに安全靴とこれまたあふれだす底辺の香りを醸し出しつつ】
【手元にぶら下げているカノッサ機関のロゴ入りの手袋を、月明かりに透かして眺めすがめつしているのだった】

「なにはともあれ――腹減ったな……」

【カノッサ機関のロゴ付き手袋を持った浮浪者の男の腹の音が轟音となって響き渡る】
【男の座っているのは道の端、壁に背を凭れさせて、疲れた様子で佇んでいる】
【SCARLETの所属である少女がもし新米であったとしても、いまの男ならば簡単に倒せる――と思ってもおかしくはないだろう】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/05(火) 21:44:44.07 ID:y7j1n1W1o
>>312

【足音が響いた、少女の幽鬼の如く揺れる足取りとは違うハッキリとした足音】
【通りを進む貴女の後方であろうか、高い音が響いたかと思うとその残響をかき消すように重なる音律】
【音量のつまみを指先で押し上げるかのよう、段々と上がる音色が耳元で弾ける】


驚いた、SCARLETだったっけ?最近良く名前を聞く組織の、シンボルが見えたから
どんないかついオジサンかと思ったら、こんなちっこい女の子なんだ


【響く声色、貴女の後方から流れた吐息は、甘ったるい猫撫で声の片鱗を秘めて】
【ソプラノは清涼な幼さを示すも、その中に女らしい艶やかな彩りを溶かしこんで】
【後ろに振り向いたならそこにはもう姿はなく、カツカツと響くブーツの音だけが刻まれるのだろう】

【貴女の右側、声を向けたなら直ぐに貴女の側面へと歩みだして、貴女の前へと踊り出る】
【くるり、と踵を返し向き直ったなら、長い髪の毛の語尾が揺れて、鼻一杯に芳しい彼女の香りが広がるだろう】
【それはどんな香水よりも気高く、それでいてどんなスイーツよりも甘い香りだから】

【ゴールデンブロンドの華やかな長い髪を蒼の細いリボンでツインテールにして】
【美しいスカイブルーの瞳をした、やや膨らみかけた胸のスリムな少女】
【ピアニストのように細い指先は綺麗に切り揃えられた爪先の淡い桃色を強調する】

【細いボディラインにぺったりと張り付くのは袖口まである黒のカットソー】
【紅いチェックのミニスカートと、黒のストッキングを身に纏って】
【夜烏色の編上げブーツで足元を包んでいる】

【長い睫毛が喋る度に彼女の前髪を擽って、ふわりとした前髪の柔らかさを証明して】
【涼し気な表情をしながらバカにするような言葉を一つ、貴方にかぶせてみせた】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/05(火) 21:45:33.85 ID:y7j1n1W1o
/ぐむむ!被ってしまったので>>314は退きます!スレ汚しごめんなさい!
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/05(火) 21:54:08.82 ID:9UJMXWkTo
>>313
//すみません、ちょっと避難所の方を確認してもらえるでしょうか?
//ちょっとした、事情があるもので……お手数をおかけしてすみません
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/05(火) 21:54:54.12 ID:1Jr6FDSYo
>>316
/*返答しておきましたよーう*/
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/05(火) 21:57:07.08 ID:9UJMXWkTo
>>317
//了解です、それでは今からお返事を……
//しばらくお待ちください
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/05(火) 22:08:33.61 ID:9UJMXWkTo
>>313
【静かな通りに鳴り響く人の生理的な音に、少女は反射的に首を曲げた】
【よくある浮浪物のぼやき、普通であればそれだけを確認すると正面に向き直るのだが――偶然の幸か、不幸かある紋章が少女の目にも止まった】

【両腕に抱いていた黒猫をその場で逃がし、道端に座る男の方へとつま先を向ける】
【猫を逃すことに続いて、周囲を見渡し周辺にいる人物をアイコンタクトで離れさせる】
【それから、少女の存在を誇示するように、大きな足音を響かせながら男の方へと歩み寄る。 よほどのことがなければ、足音を聞きのがすことは無いだろう】

「カノッサの機関員が……こんなところで何をしているんだ?」

【櫻の国の人々のような、所謂東洋系の顔立ちな少女】
【切れ長の細く、鋭い視線が疲れた様子の男へと向けられる】
【問答無用で敵意は向けるものの――不意打ちなどといった、卑怯な手段はとらない】
【SCARLETのワッペンは、一目で見える場所に取り付けられており、見逃すことは無いだろう】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/05(火) 22:14:50.84 ID:UivzmW7Go
【ここはとある外れの地域――】
【どの国に属するわけでもない、はぐれ街がぽつんと存在するこの土地】
【ついこないだまでは近くに不気味で巨大な建物が建ったと、村の人が騒いでいたのに】
【今は殆ど騒がれておらず、そればかりか内乱――というよりかは小競り合いが多くなってきた】
【その影響かはわからないが、最近、この街が各種分野で小さく名前を上げてきているようだ】

【――その街が見える小高い丘で、怪しげな機械の脇でこれまた怪しげなテレビ(しかも現代風で薄型)を見ている者がいる】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「――言うならば"ディルムレーディスプ"、か」
「死ィ体を回収した後の加ァ工が面倒だァが、まァ、カオスには悪くねえェ――っつっても、もォう無ァくなったか?」
『はい、殆どは自警団等に回収された模様です』 「っちィ」

「ヒャハハ、……もォし生き死にを管理されてたら殺してでも奪い取らねェと行けなかったなァァアア」
「強い混沌が一つ減ったのは残念だァが、……――とォころでだ、"メディアット"」 『はい、何で御座いましょう?』

「なァぜ!」 「こォーんな"混沌の宴の報せ"を俺様に送らなかったァッ!」
『お伝えしましたよ、三度ほど――"あの街"の事に夢中でいらっしゃったようですが』
「あァのなァー……俺様に伝わってなァかったら……伝わってねェーんだ!」 『いやぁ、相変わらずの横暴なご様子で、……ワタクシとっても安心です』

【……テレビと向き合って喧嘩をしていたと思えば、そのディスプレイをぶん殴ろうとし】
【テレビもテレビで、いきなりコウモリの翼を生やして回避していて】
【……遠目で見ても、色々と突っ込みどころ満載な状態であるが、誰かツッコミなどに来るのだろうか、それとも――】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 22:16:10.87 ID:OWH8ZfZeo
【夜の国の、とある町】

【機関によるルルーメンへの大規模な攻勢から数日、その影響は各所に及んでいた】
【そして影響を受けた者が、ここにもまた一人―――――】

つ、疲れた……ようやく休みだし、明日はゆっくり寝よう…………
……ったく、毎度のことだけど、機関のやつらも面倒な事しやがるぜ……

【黒の軍服に黒の制帽、首の後ろで結んだ少し長めの金髪】
【目の下に隈を作った、疲れ切ったような若い男が、自販機の前に立っていた】
【胸元には身分を示すバッヂ――どうやらこの辺りの自警団員のようで】

しかし―――よくもまあ、あんな派手なことしようと思うよなぁ……
悪人になったとしても俺ならぜってーしないな、面倒だし

【炭酸飲料を一つ購入すれば、男は歩き始める】
【ブツブツと漏れる独り言―――にしては少し大きい声の中に、プルタブを起こす音が混じって】
【中身を一口呷った後、やはり何事か言いながら歩いていくのだろう】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 22:16:55.10 ID:WafmdFy7o
>>309

私はそう言う風にレールを敷かれていたほうが楽かもしれません
変に失敗するのも怖いですし…
それに…自分で行動しても良い事なんて有りませんから

【自分は決められた行動だけのほうが楽だと、気だるそうな男に言う】
【その様子はどこか儚げと哀愁が漂っていた】

何があっても無差別にそう言うことをするのは良くないですよ
それに理由も無く人を[ピーーー]なんて言語道断だと…思います

【理由が無い殺人は悪だときっぱりと言い放った少女】
【勿論理由がある殺人も良くはないのだが、彼女はどう思っているのだろう】

そうなんですか。ここって長期で営業しているんですね
一人で頑張るなんて店主さんは尊敬してしまいますね

【朝まで空いていると聞いて、再度店主に感激の視線を送った】

あ。美味しいパスタありがとうございました
またよければ何処かでお会いいたしましょうね

【出て行く男に一礼して見送った後、少女は再度席についてオレンジジュースを飲んでいた】

/お疲れ様でした!
/こちらも凍結挟んですみません!
/楽しかったです!また是非よろしくお願いします!
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/05(火) 22:17:02.98 ID:1Jr6FDSYo
>>319
【己の目の前に少女が立ち止まり、声を掛けられたことで男は目線を手袋から少女に移す】
【近づいてみれば、うずくまっていたわかりづらかった男の体格が良く分かることだろう】
【大きめな衣服に隠されてこそ居るが、ずんぐりとしたプロレスラー系体型は、見るからなパワータイプにも見えるだろうか】
【そんな露骨な武闘派な外見の男は、きょとんとした表情をしつつ、苦笑をこぼしてゆっくりと立ち上がる】
【なぜ自警団を目の前にして、敵意すら向けられているというのに、悠然と笑っていられるのかは、男の態度からは中々わからないことだろう】

「何をしてるかって聞かれたら――なんていえばいいんかねー」

【ぼりぼりと寝癖だらけの髪を掻きつつ、生あくびを漏らして紋章入りの手袋をパンツのポケットに適当に仕舞い込み】
【顎のひげを右手で弄りながら、首をぐりぐりと回して骨を鳴らす男の態度は、戦意の欠片すらも感じられない】
【たっぷり一秒。言葉を漏らしてから停止して、首をかしげながら何を言ったものか悩んでから】

「――ちょっとこれからどうするか迷ってたって感じかね。
いやさ、カノッサ向いてねぇなーって思ってたんだけどよ、だからって今更自警団入りますーなんて言うのもなんか違うしさ。
だからこの紋章付き手袋、捨てるかどうするかーって思って今眺めてたわけ」

【足元のズタ袋を拾い上げて、手を突っ込めば出てきたのは三級品以下の半端じゃない安酒の瓶が一本】
【まだ未開封のそれの瓶の首を親指でへし折りつつ、瓶のまま中のアルコールをラッパ飲み】
【室の悪いアルコール特有の鼻を突く臭いが当たりに漂うが、本人は気にしていないようで】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/05(火) 22:17:49.54 ID:fSYL3cg60
【人の行き来が少ない、街の中。この時間ともなれば悪人達も活発になるが故に、自警団も見回りしている事だろう】
【今宵、二人組も真面目に取り組んでいる筈――――だったのだが】


「だから、離すであります!速く見回りに行くでありますよ!」

『良いじゃ無いですかぁ〜。寒いんですよぅ』

【軍服を着た少女が、ローブを纏った少女に纏わり付かれている。もとい抱き付かれて動けない状況】
【怒っても叱り付けても離れない事に対して遂に業を煮やしたのか、乱暴に振り払って】
【――――振り払われた方の少女は唇を尖らせ、「ちぇっ」何て言葉を吐くけれど】


「大体にしてでありますね!一緒に行動しろと言われたから仕方なく組んでいるでありますが、あなたは色々な方に抱き付きすぎなのであります!
何でありますか!一々弁解する私の身にもなって欲しいであります!」

『だって、あの女の子は柔らかそうだったしー……あの子は可愛かったしー……あ、後あの人は暖かそうだったから仕方ないんですよぅ』

「理由になってないであります!もう知らないでありますよ!私一人で行ってくるであります!」

【悪びれた様子も無く語る少女に対して怒り心頭といった様子か、フンと言えばそのまま軍服の少女は一人で見回りへと移って】
【――――さて、取り残されたローブの少女であるが。着けているのは自警団のバッヂであろう】
【不真面目さ……と言うよりか、自由奔放過ぎるその性格が軍服の少女とは合わなかったのか】


『むぅ……困りましたねー…………
遊び相手が居なくなってしまいましたよぅ』

【――――同僚を遊び相手としか考えて居なければ、怒られるのも無理は無い】
【フードの下から覗く、二つの明るい緑眼。それは新しい得物を求めている様でもあって】








【廃墟――――人が足を踏み入れる事の少ない其処だけれど、今宵は悲鳴が響き渡った】
【声色が一つだけで無いならば、複数の者達が傷付けられたのか。最後に断末魔が響いたかと思えばそれっきりで】
【――――――例え敏感で無くても、その付近には瘴気が漂っている事を感じ取れるだろうか】
【さて、瘴気が漂うとなれば……魔族が居るのか、或いは魔道具や其れに等しい物が在るのか】


「――――5人で襲ってきたのはいいけれど、虚しいお話ね。私を殺すと意気込んできたのに、貴方達が最後に見ているコレは何かしら?
……ふふ。折角生きながらえさせてあげているのだから、声くらいは出せる筈なのだけれど」

【廃墟の中。紅いドレスを纏った一人の少女が、身体を赤く染めながらも立っていて】
【…………近くに転がっているのは男女の骸。全て首が無くなっており、ならば無くなった其れは何処に在るのかと問われれば】
【直ぐ近く。埃の積もった棚の上に陳列されていた。どれも絶望的な表情を浮かべて居るが、時折瞬きをしたり口を動かしたりする事から、奇妙な事にもまだ生きているらしく】


「自分の身体をこうやって見れるなんて、初めてでしょう?
――――――さっき、あれだけ散々喋っていたのだからもう言い残した事は無いわよね
それじゃあ…………“お休みなさい”」

【パチリ、と鳴らした指。応じるかの様に棚が炎上したかと思えば、並べられた其れ等も直ぐに焼け爛れ始め】
【…………悲鳴こそ無い。感覚を無くされていた事が、せめてもの救いか】
【やがては髑髏5つが其処に並べられている事となるのだけれど――――】

【新たにこの場に踏み込んだ存在に気付いたならば、クスリと笑いを漏らして】
【「今晩は。良い夜ね――――」そんな巫山戯た言葉と共に、小首を傾げるけれど】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 22:24:33.26 ID:X+kqA1Qio
【肌寒い季節が訪れ、温かい飲み物がおいしくなってきた季節】
【喫茶『フルメタルジャケット』はひっそりと今日も営業をしていた】

【白黒のロングスカートの服装に身を包んだ従業員たちがいそいそと動く中、その人物はカウンター席にいた】
【片方は今カウンター席に座っている人物に暖かいホットココアをカップに注ぎながら話をしている】


ええ、つい先の一件、夜の国襲撃事件において、レギンが討たれたとの事デスヨー
本当に死亡したのか?はまだ確認がとれておりませんが……結構な致命傷を負わされていたので再起不能は間違いないとの事デスヨー


【その少女は純金の三日月の髪飾りで長くつややかな黒髪をポニーテールにして整えていた】
【耳をアンテナヘッドホンのような機械で覆い隠した、銀色のカフスボタンが袖に付いた黒を基調とした丈がくるぶし部分まであるロングドレス】
【その上にフリルだらけの常に汚れ一つない真っ白なポケット付きエプロンを着用して、メタリックカラーの小さなブーツを履いた…俗に言う侍女服の少女】

【彼女はカウンターに座るその人物ににっこりと笑いかけながら、最近の近況報告を行っているらしい】


今、我々正義側の人間たちは皆、極めて優勢でございますデスヨー
……ただまあ、もっとがんばるべきのワタシは最近ボディを破損させる事が多く、貴方様には大変ご迷惑をかけておりますが……


『別にいいさ、ジャンクちゃんが淑女らしからぬ猪突猛進で脳筋思考、その高性能CPUは飾りかと突っ込みたくなる
基本物理で物事を解決しようとする性格はよっくご存じだ、何年組んでると思っているのだね?

君らしくしていればいいさ、ちょっと体を壊したら私にまかせればいいのだからね』


【受け答えしている―――妙に大きな背中である白衣にシルクハットをかぶった黒髪の後ろ姿の人物は】
【歯に衣着せぬ皮肉を並べながら、いつもがんばっている侍女の少女を労わっているようだ】

【奇妙な客―――いや、客と言うよりは従業員の身内がたまたま寄ったようなそのどこか暖かい語らい】
【カウンター席の隣はあいている、会話に混ざる事は問題なく出来そうだ―――】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 22:38:07.57 ID:k+zy5083o
手が空いてない時に限って魅力的な投下が続く法則……
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 22:38:58.81 ID:k+zy5083o
>>326
//ごめんなさい!雑談スレに投下しようとして誤爆しました
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/05(火) 22:44:30.48 ID:y7j1n1W1o
>>325

【心地よい鈴の音の響く音、一歩踏み込んだなら外界との気温差に思わず吐息を一つ】
【白波が小さな口元から流れ落ちたなら、掌で包んで、そのままゆっくりとカウンター席へと向かう】
【視界の端に映るであろう断片、美しい艶やかな長い髪の毛がそれを修飾したなら】


……暖房ききすぎね、少し暑いぐらいよ、まあこれぐらいが良いんだけど
貴女が従業員かしら――――――私にも、ココア、お砂糖たっぷりでお願い


【声が漏れた、白衣の男性の耳元に流れこむであろう音律は、凛とした高音の調べ】
【それでいて残響は心地よく、少女らしい淡やかな声の欠片をそこに残していて】
【普通に生活していてはまず聞けない、それほどまでに均整のとれた声であろうか】

【その声の主が傾ける言の葉の意味合いは、少しだけ刺々しい輪郭を残していて】


それと、常連客を大事にするのは良いけど、そういう風に話してるの、感じよくないわ
他の店員が忙しくしてるんだから、お喋りに精を出すのは違うんじゃない?


【ゴールデンブロンドの華やかな長い髪を蒼の細いリボンでツインテールにして】
【美しいスカイブルーの瞳をした、やや膨らみかけた胸のスリムな少女】
【ピアニストのように細い指先は綺麗に切り揃えられた爪先の淡い桃色を強調する】

【白鍵のように澄んだ肩を露出するような、水色を基調としたゴシック調のキャミソールに】
【かぼちゃパンツに近い白いドロワーズをスカート代わりに纏って】
【白いレースのニーソックスと合わせる形で青いサンダルを履いている】

【カウンターに頬杖をついて、イスに深くお尻を乗せたなら、長い両足を太ももの高さで組んだ】
【頬杖をついた左手に体重をかけるように、前のめりになったなら、彼女の細やかな身体が強調されて】
【――――――そこに浮かぶ表情は、あんまり機嫌よさそうではなかった】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/05(火) 22:54:12.25 ID:Ho4cYOd10
>>320

―――オイオイ、こんな辺境まで寄越されたと思ったら………、
随分と面白そうな奴がいるなァオイ………ジェスタ―の目的はこいつかァ?

【―――ザ、っとその丘の上に姿を現す人物が一人。】
【軽い調子でそんな事を云いながら、臆することなく二人?の元へと歩み寄ってくる気配を感じるだろう―――。】
【その人物は二人の目前まで来るとヒラリと右手を挙げて、気軽な様子で挨拶を交わしてくる。】

よぉ大将、調子はどうだい………?随分と辺鄙なところで漫才やってんだなァ。
今、混沌≠ェどうとかって聞こえたが………その辺り詳しく聞かせてくれねぇか―――?

こっちはルルーメン≠ナの計画の事をある程度なら話してやってもいいぜ………。

【月光に照らされ、その来訪者の姿が露わになる―――。】
【ウェーブのかかった透き通るような銀色の長髪を結って一本にして垂らし、黒い太めのストライプが入った紫のスーツに黒いドレスシャツを着こんで】
【腰にはバックルがシルバーのベルトを二本交差させるようにして装着しており、朱い瞳と犬歯が目立つ、首元に五つの蝙蝠≠フ刺青がある、17歳程の少年だ】
【その少年は変わらずの軽い調子でそう二体へと問いかける、どうやら………そちらの方面の話を知っているようだが………】
【果たして悪魔はどう対応する―――?】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/05(火) 22:54:32.12 ID:9UJMXWkTo
>>323
【体格差がある相手にも、少女は微塵も恐れた様子を見せない】
【勝気な様子の表情は、自信が強いとも、無謀だとも見て取れる】

「妙な動きはするな……大人しくしていろ」
【吐き出すように言い放つ少女の言葉は、この相手に警告をしても、どうせ無駄だろうという諦めが含まれている】
【静かに、固く拳を握る少女は、男の方へと真っ直ぐに闘志を向ける】
【何時でも、攻撃を繰り出す覚悟――妙な動きをするなという言葉に、偽りはない】

【戦意をむき出しにしたまま、男の様子を見守る】
【そうして、妙なことを言い出す男の――特に『手袋を捨てる』という一言に深い皺を作った】
【相手の言っていることの意味が分からないという様子で、少女の方が言葉に詰まり、数秒の間があってやっと言葉を紡ぎ始める】

「……私を虚仮にするな」

【少女のとった判断は、男の言葉が『嘘』であると突き放すこと】
【しかし――突き放す少女の言葉には、見逃しようのない大きな淀みがある】
【よほど鈍い人間でない限り、少女の内心の動揺をうかがうことができる】

「お前らの、そういう手口にはのらん」
【短く首を振って、少女は男に再び向き直る】
【横一文字に結んだ口元――表れた動揺を、深く飲み腹の中に隠しこんだ込んだ様子である】

//遅くなりました、すみません
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/05(火) 23:05:02.31 ID:1Jr6FDSYo
>>330
「妙つっても立ち上がっただけだぜ。確かにちょいとガタイが良いのは認めっけどさ。
ビビん無くても良いぜ? 喧嘩するほどのやる気もあんましねーんだ、好きじゃあないしな」

【酒瓶を口元に運び、アルコールを流しこみつつ、半眼で怠そうにそう返答】
【確かに敵意も闘志も感じられず、どころか腑抜けきった雰囲気は、不意打ちさえすれば一撃で倒せそうな程】
【これを騙しととるか、本気ととるかで今後の展開が変わってくるだろうが、少女は既に警戒している模様】
【面倒そうな表情を浮かべつつ、酒瓶の中身を半ばまで減らし――ため息をついて】

「虚仮にするつってもな? 俺はお嬢ちゃんの事良く知らないわけだ。
それどころかカノッサに入ってもまもねーから、あんたら自警団ともそんなに確執もねーしさ」

【何を隠そう。この男、確かにカノッサ機関の所属では有る。ただし、新米であるという事と下っ端であるという事がくっつくが】
【自警団に入ってくる情報などにも、特段浮浪者然としたカノッサの男の悪事などは表沙汰にはなっていない】
【まあ、表沙汰になっていないという事は逆に裏で暗躍していると勘ぐられてもしかたがないとは言えるが、それはどうしようもない】
【酒瓶に残った分を飲み干して、ゆっくりとしゃがみこむと酒瓶を足元に置き、ゆっくりと両手を上げる。交戦の意志が無いことをようやく示すようで】

「ああ、そうだ。ミクタム研究所でカノッサと喧嘩した事案あったろ? あの時の名簿ありゃわかるけどよ。
あの時は金もらってだけど自警団側についてカノッサの敵もやってたし、だから別に警戒いらねーって。
あ、俺天乃司ね。今はまだカノッサだけど――そうだな、また旅人にでも戻ろうかとか思ってっけど」

【あろうことか、そもそもカノッサの敵をやっていたこともあるなどという妄言をこの男は口にし始めた】
【しかし、もし携帯端末などでミクタム研究所の事件を調べれば、自警団側の協力者に天乃司の名が見えることだろう】
【この男が正義か悪なのか。それを少女は判断することはできるだろうか】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 23:16:52.50 ID:X+kqA1Qio
>>328

【カウンター席に近付いてくる不機嫌そうな少女を見て、あわ、と目を見開きながらやや慌てふためく侍女の少女】
【一方のカウンター席の客はちょっと勿体付けたような様子で目線を後ろに向けて少女を見ると、恭しそうに己の胸を抱きながら少女を迎えた】


……あわ、も、申し訳ございませんデスヨー!ココアですね、すぐにご用意いたしますデスヨー!

『おっと、私からも無礼を謝ろう、彼女を許してやってくれたまえ
彼女とて決して雑談に花を咲かせてお仕事をサボっていた訳ではないのだ……とはいえ、君の様な可憐なお嬢さんを
ないがしろにしていい理由には決してならない、侘び代わりに今宵は私の奢り、という事でいかがかね?』


【どこか伊達男気取りのその人物―――その大きな背中からも察することが出来るほど、確かに大柄な男性】

【まっさらな白衣の下には白地に青色で微細なストライプ柄が縫われた小洒落たブラウスを着ており】
【下には黒の――微細な皺すらほとんど目立たないスラックスを履いている、紳士服の上着を白衣に変えたような服装だ】
【だからこそ、彼が胸に締めている『髑髏柄のネクタイ』が異様に目立つ】

【頭の上には白と黒のチェック柄のシルクハットをかぶっており、帽子からは黒の短髪がはみ出ている】
【目深にかぶっているからか、顔の上半分が近くにいてもよく見えない―――しかし常に浮かべている口元の悪戯っぽい笑みといい】
【いい年した大人の割に、無邪気な悪戯心と『爽やか』な雰囲気を漂わせるその男性は、暖かくその少女を近くの席に迎え入れた】

【―――突然、初対面の少女の飲み物代を『奢る』、などと名乗り出た奇妙な男性はそのまま続ける】


『―――心配はいらない、レディにご馳走したくらいで悼む懐ではないのでね
ご来店は初めてかな?まずはゆっくりしていってほしい……ジャンクちゃんは人をもてなすのは得意なんだ
彼女のココアは絶品だ、きっと満足していただけるだろう』

……ホント、何年経ってもそのスタイルは変わりませんね、呼吸同然にやられては不思議と慣れてしまったデスヨー
お客様、お待たせいたしました、ホットココアでございますデスヨー


【男性の挙動に苦笑を顔に浮かべながら、侍女の少女は小洒落たマグカップを少女の前に差し出した】
【目前に漂う白い湯気、口元が緩みそうになる甘い香り……一口、口に含んだだけで疲れがどこかへ吹き飛んでいきそうなホットココアだ】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/05(火) 23:17:21.10 ID:4Hxeyv0xo
【水の国――街中】


【天下一武道会会場のすぐ近く、公園沿いの歩道のベンチに彼女は座っていた】
【デニム生地のホットパンツ、薄い緑のシャツを着て、足には運動靴という服装に】
【嘘か真か、背中に伸びる黒いしっぽと、アーモンド形の大きな黒い瞳】
【そして目を引くくらいにくっきりとした銀色の短髪の間からは、黒い猫耳がちょこんと生えている】
【そんな――精悍な顔立ちの少女だ】


……。


【伏せられた目、垂れた耳としっぽ、心なしか丸くなった背中――】
【活発そうな見た目に反して今の彼女は少し不機嫌なようで、ムスッと表情をこわばらせている】

【大会を観戦していた者はもしかすると彼女の風貌を記憶に残しているかもしれない】
【三回戦まで進み、スピードとパワーを駆使して善戦した銀色の猫のことを】
【けれどベスト4にすら残らなかった身、ちらりと彼女を見る人はいても、それだけで】

【たいして彼女も気にしていないのだろう。それどころではないようにも見えるが】
【とにかく、闘志を燃やしていたあの時とは違い、しょんぼりと佇んでいた】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/05(火) 23:25:30.69 ID:UivzmW7Go
>>329

「横ォー暴なんてそォーんな事わァかりきってんだろォーがッ」 『いえ、最近調整に熱が入り過ぎていらっしゃったものでして……』
「ヒャハハハ!」 『おや、このような場所にどなたかいらっしゃったようですよ』 「あァ?」
「……こォんなとこ来ゥる奴は大体"早咲き"の連中くゥれェーだろ、適当に通ォしとけ」 『いえ、どうやら違うようです』

【――何者かの気配を感じ取れば、飛んでいたテレビが変形し――まるで蝙蝠と執事を合わせたかのような姿となり地面に降り立つ】
【但し、その両目はまるでカメラのレンズの様になっていて――不気味である】
【喧嘩(?)をしていたせいか、反応が若干遅れ気味のようだったが――特に問題はなく】

「……ほォう、"人間"が迷いこんできたか、否、違ェな……意ィ図的に来たのか」 「俺様は今、こォいつと喧嘩をしていたところでなァ」
「ヒャハッ、そォれとは関係なァく調子は良い――"順調"で"絶好調"だ、そォのせいで混沌の宴に出ェそびれてしまったがなァァアアッ」

「ふゥむ、ルルーメン……は、確かあァの街だァったはず、――良ォいだろう」
「"Chaos"はひィっそりやるより、堂々とやァった方が俺様の気ィ分が高まるからなァーッ」

【そう言うと、悪魔は地面に胡座をかいて座り――相手がそのまま立っていようが座っていようが、勝手に語り始めるだろう】

「――あァの"はぐれ街"……"ヤーツァタウン"……って名ァ前だったよォーな気ィがすゥるけどよ、まァー忘れた、どォーでも良い」
「とにかく、俺様はッ!」 「そォの街ごと……"新たな人類へのステップ"を踏ゥませているのだよ」
「そォのために地ィ道に地ィ道に種蒔きと水遣り、調ォ整を重ね……少しずつだが、各種分野へこォの街の知ィ名度も上ァがってきた――」

「……おォっと、俺様から"タダ"で情ォ報を得ェられるとはテメェーも思っちゃアいィねェーだろォ」
「ルルーメン……だったかァ?」 「そォこでの計画について……話してくれるって言ィうなら、話して貰おうじゃアねェーか」

【自身の計画について夢中で話していたこの者、ふと我に返れば求めるは"対価"――】
【"但し、混沌と関係無かったら無効"と言い添えて、相手の話を待とうとするだろう】
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/05(火) 23:27:38.42 ID:y7j1n1W1o
>>332

【組んだ足を組み替えたなら、頬杖をついたまま前に向けていた視線を右へと向き直した】
【スカイブルーの双眸が捉える貴方の輪郭、首が痛くなるわ、と冗談交じりに言うくらいに高くて】
【曝け出した二の腕に溶ける金髪の欠片を少し鬱陶しそうにかきあげた】


……別に良いわ、そういうせこい狙いで言ったって思われたくないし
どうされたって何言われたって、少なくとも不愉快に思った気持ちが消えないわけじゃないの

むしろそう軽くおごる≠セなんて言われてなびくって思われたのかしら
だとしたら心外、そんな軽い女だなんて思われて――――――


【清涼な言の葉の形、掌に広がるのは、造花のように僅かな乱れもない音の色合い】
【けれどもその中身は、指先を傷つけて血だまりを作るような、鋭い刺の色】
【細い眉を潜めたなら、大きな瞳が歪んで、そこに浮かぶ貴方の虚像を曇らせて】

【やまない嵐のような断続的な言葉を口にしながら、差し出されたマグカップを右の指先で絡めとる】
【取っ手に巻き取られる指先は、白い陶器よりも透き通った白百合のごとく】
【――――――ココアを口元に溶かしたなら、彼女の毒舌が止まる】


っ……なにこれ、おいし……っ――――――


【思わずこぼれ出た声、舌に蕩ける甘さは、とろとろに自分を溶かしてしまいそうなぐらいで】
【芯まで冷え切った身体の底から染み渡る熱さは、蒸気に包まれたお風呂の中みたいに】
【彼女の頬が文字通り緩んだ、それを悟られないように両手を口元に寄せて】

【あれだけ文句言ってたのに、美味しそうに飲む姿を見られないように、って口元に両手を寄せたまま】
【両手でカップを握り直して、ちびちびと少しずつ飲んでいくのだろう】
【――――――ダメだって言葉が漏れそうなぐらい、一滴一滴舌で転がす度にほっぺたが溶けて】

【いつのまにか、否、直ぐにマグカップ一杯分飲み干してしまうのだろう】
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/05(火) 23:37:05.23 ID:9UJMXWkTo
>>331
「面倒ごとが嫌ならば、その手袋を脱いで二度と身に着けるな。
 ……お前のような、どちら側かよく分からない奴が一番やっかいなんだ」
【飄々とした態度の男に、少女はイラつきも覗かせる】
「人が話をしている時に、酒を飲むやつがいるものか……」
【機関員、非機関員。 悪人、善人は置いておいても、少女は男の態度が気になる様子】
【真面目な口調で話しているというのに、目の前でアルコールを摂取されてしまえば、少女が不愉快に感じるのも当然のことだろう】

「今は確執が無くとも、それからお前自身に確執が無くとも……そもそも、カノッサという組織そのものが悪なんだ。
 それに加担しているということは、それ自体が許されることではない、そうではないか?」

「その研究所の事件が合った事は知っている……私にはは直接の関係はない。 が、名簿を調べることも簡単だ」
【少女は以前として懐疑的な視線を向けているが、初期の様な強い戦意は見られなくなっている】
【嘘をするにしても、このように調べたらすぐに分かるような嘘ではなく、誰だってもう少し、まともな嘘を作るはずだ――】

「それでも、機関はSCARLETの敵だ。 ……このまま見過ごすわけにも、いかない」
【言い切ると、悩ましげな様子を強める。 瞳を細めて、男の仕草の一つ一つを、深く観察する】
「いかないが……やはり、悪人のようには見えない。 もしもこれが演技だとすれば、かなりの役者だ」
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/05(火) 23:39:51.89 ID:/pModQC+o
>>333
【道行く人々の営みの音に混じって響くその奇妙な足音。普通の人間なら気にも留めないだろうが、彼女なら聞き取れるかもしれない】
【かしゃり、かしゃrり、と乾いた音。足音の主もまた、時折ちらと人々に視線を向けられることがある】
【それが、大会出場者に対する視線なのか、はたまた人ならざるその姿に対する視線なのかは、わからないが】

【足音の主は、少し長めの茶髪に丸い目と青い瞳をした青年――いや、青年の姿をした人形だった】
【白いシャツの上に青いジャケット、深緑のカーゴパンツに黒いスニーカー】

【中肉中背のその姿、一見すればただの人間。しかし、人とは異なる肌の質感、瞳の無機質さ、何より衣服の下からも存在を誇示する四肢の球体関節】
【それらが、この青年が人ならざるものだと言うことを、如実に物語っていた】

【心なしか顔を伏せ気味に歩く青年人形の首には、白い包帯が幾重にも巻かれていた】


【人形が、ベンチのそばまでたどり着いた時、無機質な瞳にベンチに座り込む彼女の姿が映り込む】
【印象深い銀の短髪、黒い瞳、何よりもその猫耳。記憶に残っている存在だった】
【それも、あの時とは打って変わって意気消沈したかのような姿。人形は、思わず声を漏らした】


……シルバーキャット、さん?
あの、僕です、ギア・ボックスです。覚えて、いらっしゃいますか……?

【そのまま、彼女へと声をかけた。あの時とは真逆の彼女の姿、不機嫌さを全身で表しているかのような】
【最も、あの時とは違うのは人形も同じ。試合で受けた破壊の跡は見当たらないが、それとはまた別の傷がその身には刻まれている】

【なぜ、自分もそんな状態にありながら、彼女に声をかけてしまったのか。その生き人形・ギア自身よくわかっていなかった】
【ギアが今うちに感じている、明るいとは言い難い感情が、彼女の様子に共鳴したのか。ただ、見知った相手に話しかけたかっただけか】
【考えるより、身体が、いやその人形の身体のうちに宿る魂が先に動いた。それに従うがまま、生き人形の青年は、銀色の猫の前に立った】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/05(火) 23:49:33.70 ID:Ho4cYOd10
>>334

残念ながら人間≠ナはねーよ………アンタと同じ魔の眷属≠セ―――。
そいつは残念、アンタのような怪物≠ェいればいる程にこっちの計画の侵攻率は上がったんだがな

まぁ終わった事をどういっても始まらねェ………俺はカノッサ機関ナンバーズNO.5ジェイ・ヴラド・ヴァルコラキ≠セ
元はあの蛇≠フ傘下の一人だったが―――今のところは=c……特に誰かの下についてないフリーだ、よろしくな。

【少年は悪魔の言葉に肩を竦めながらそう呟き、口元から犬歯を覗かせ―――膨大な魔翌力を放出する】
【確かに魔翌力の性質、量からして明らかに人のそれとは異なるモノを感じるだろう………】
【少年はその後に自身の所属と名前を明かす………どうやらこの少年はあの混沌≠生み出した元凶の一員だったようだ】

へぇ………ヤーツァタウン≠ヒ………どうやら大それた事を考えてるみたいだが………。
ちょっとばかし辺境過ぎないか?ここ。もっと主要国の首都とかでドカーンとやるタイプに見えるんだけど、アンタ。

あぁ分かってるよ、もう終了した計画だ………別に減るモノじゃねーし。
アイツが開けたのは黄泉の窯=\――すなわち冥界≠ニ定義されるものの一端だ。
鍵に使ったのは人の負の感情=c……死への欲動/デストルドー≠セな、それを原初の11機/オリジナル・イレブン
………そう呼ばれる次元接続に特化した古代兵器に集め、それを元に次元の亀裂を造りだしたって感じだ。

まぁ死への欲動/デストルドー≠ネんてそうそう持っている人間はいないからな
そのためにまずは各地の次元の切れ目≠一つずつ解放していき、同時に各地で人々の負の感情を引き起こすための戦乱を起こす。
ついでに人攫いなんかもしてより強力な負の感情を生み出す人柱も作ったってわけさ。

それが死夜計画=c……そして結果は知っての通りの大災厄ってワケさ、まだなんか質問あるか?

【悪魔が示した新たな災厄が芽生えようとしている街へと一度視線を向けて、一度間を置いてから質問をする】
【そして相手が提示してきた要求に対して二つ返事で了承し、簡単な概要で夜の国で行われていた計画について説明する。】
【やはりこの少年があの災厄の一員と言うことは間違いないようであるが………悪魔の求めるモノには至っているだろうか?】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/05(火) 23:53:14.95 ID:X+kqA1Qio
>>335

【白衣の男性は、とん、とん、と帽子のつばを人差し指で叩きながら、口元の笑みを崩さないまま少女の棘を受け止める】
【彼女の刺々しい態度すら、辛辣な言葉すらも己の心を躍らせるのだと暗に表すように】
【返ってくるのはやや気障ったらしい軽口、おそらくはワザとやっているのだろうが―――それでも構わないと言った様子で】


『―――とんでもない、これは私の悪い癖さ
可愛らしい女の子に出くわすと、ついつい甘えて欲しい余りにちょっかいを出してしまう
いい年した大人だと自覚しているが、こればっかりは未だに治らない悪癖なんだ』

ええ、何一つ偽りのない真実デスヨー……抑え役は大変ですけれども


【目を逸らしながらぽつり、と呟く侍女の少女の小言など聞く耳持たないと言うように白衣の男は黙して語らない】
【その目前で不機嫌な顔つきの少女の緩みを見ると、男性は侍女の少女に目線をやる】
【侍女の少女―――ジャンクちゃんはおいしそうにココアを飲み干す少女の様子に暖かい笑顔を浮かべながら】


気に入っていただけたようで何よりなのデスヨー、おかわりは自由にしていただいて構いません
面と向かって『奢り』、と言った以上はこの方のポケットマネーからしっかり要求させていただきますからデスヨー

『ああ、ドンと来いと言う所さ……11月にもなってすっかり冷えるようになっただろう
しっかり温まっておきなさい、君の様な可憐なお嬢さんが体を壊してはいけない、そうなったら私のほうが体調を崩してしまうよ』


【さっきのお返し、という様子で皮肉を告げる侍女の言葉を流すように白衣の男性は物ともしない態度を貫く】
【そんな角突き合わせている様子の二人組なのだが、不思議と態度は暖かい】

【丁度マグカップ一杯分の暖かさが詰まったなごやかな空間、それが今、客人の少女を迎えていた】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/05(火) 23:53:24.04 ID:1Jr6FDSYo
>>336
「まあ――なんだ。ずっと、善にも悪にも依らないように生きてきてっからさ。
掴みどころないのはもう本気で勘弁してくんね?」

【へらり、と特有の感情のあまり読めない薄い笑いを浮かべつつ、軽く頭を下げて軽い謝罪】
【あまりにその薄っぺらい振る舞いが板についている当たり、この男の生き様が欠片ほどには伺えるだろうか】
【自分の本心を他人に明かさず、誰の味方でも敵でもなく、友人や恋人を作ること無く、かといって険悪な人を増やすこと無く】
【只管にニュートラル。衝突を避けようとするそんなある意味臆病な生き様こそが、この男の基本の生き方だ】

「……あ、悪ぃ。喉乾いててな、つっても荷物に酒しか無かったから飲んでたんだが。
別にこれくらいじゃ酔わないからしっかり嬢ちゃんの話も聞いてるよ。安心しな」

【旅人か浮浪者だというのに、飲み物が酒しか無いというのは、なんともダメ人間の香りが漂うわけであって】
【そんなダメだからこそ、きっとダメな判断でカノッサなどに身をやつしてしまったのだろうと思われてもおかしくはない】
【ただ少なくとも素面であることは間違いないようで、へらへらしつつも、目だけは先程からずっと笑っていなかった】
【といっても、その瞳に宿っている感情は、敵意や悪意などではなくて、単純に迷いなどからくる、感情の揺れだろう】

「……あー、なるほど。いや、なんだ。組織ってもんにホント慣れてなくてよ。
集団とか組織って考え方自体すっぽり抜けてた。俺個人が良いなら良いじゃん、って思っててな。
――ただ、なんだ。俺にも理由はちょいとあった。
ずっと善悪どっちもふらふらしててずっと独りでなぁ。いや、独りになろうとしてたからつーのも有るんだが。
なんて言えばいいんかねー……、あの元六罪王の奴の口車に載せられたのかよ、つい二つ返事でOKしちまってな。
もしかしたら、探してるもんが見つかるかもしれねー、って思ったんだが……、そんなんでもなかったみてーでな」

【言い訳、というよりはもう頭のなかのまとまっていない考えを思うままに垂れ流していくような語り口】
【取り敢えず、別に悪いことをしようと思ってカノッサに所属しようとした訳では無いようで】
【ただ単純に、この男はどうしようもなく中庸で、普通に居ようとし続けるがゆえに歪で異常になってしまっているだけ】
【基本的には善良なタイプの人間であるため、まっとうな道に上手く戻れれば、戻ることも不可能ではないのかもしれない、が】

「……んじゃあ、どうすりゃお嬢ちゃんは納得してくれるんだい?
まあ、そうだな。手袋すてりゃカノッサじゃなくなるなんて事ぁ言えねーけどよ。
抜けると狙われるみたいな話も聞いてるからちょいとビビり入っててなー。のらりくらり躱しつつ、勝手に旅にでも出ちまうかなって思ってんだけど――」

【路地裏を指差せば、そこの奥には適当なボロ布が被せられた旅道具を積み込んだ大型バイクが】
【右手には鍵が有るようで、どうやらカノッサに所属したまま、カノッサから離れるつもりであるようだ】
【そのどっちつかずの煮え切らない態度。文字通りに灰色の振る舞いは、少女にはどう映るだろうか】

/*明日速いので、1時前には寝るかと思います!*/
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/06(水) 00:02:49.48 ID:ndzNJ7kGo
>>339

【マグカップをとんと置いたなら、カウンターの奥のほう、ジャンクちゃんのいる方向へ掌で押した】
【おかわり、と紡いだ声はとてもか細くて、掻き消えそうでも、確かな響きがそこにはあって】
【視線を向けたなら、じぃと別の方向に逸らした彼女の横顔が映るだろう】


……ごめんなさい、少し、カリカリしすぎたわ……最近ね、物騒なこと、ばっかりだから
新聞もテレビも、テロや事件のニュースばっかりで、この前もまた、何かあったんでしょ?

だからね、ちょっと……怖いの、かな、そんなこと考えてたりしたら……ね


【しどろもどろな言葉だろう、落ち着いたなら、さっきまでの悪言が自分に返ってくるみたいで】
【左手で顔を抑えたなら、むぅ、と小さくほっぺたをふくらませる様子が伺えて】
【きっとその小さな白い手の下には、恥ずかしそうな表情が一杯に詰まっていて】

【――――――暖かかった、ひだまりの下みたいに、優しさがどうしようもなくて】
【ああ、もう、心のなかぐしゃぐしゃにかき鳴らされる音は、その意味合いも分かってるけど】
【キチンとした言葉にならないのはきっと、悩みすぎている面もあるのだろうか】


うんと、さ……なんでこっちの世界の男の人って、こういう芝居がかった台詞が多いの?
ちょっと前に会ったリロードもそうだったし、アンタ……ぁ、名前、まだ聞いてなかったね――――――

アンタもさ、気取った言葉ばっかり使って……今どきドラマでも聞かないのにね


【組み直す両足、ニーソックスに包まれた柔らかい脚筋は、スラリと伸びたスタイルの良さを強調して】
【キャミソールの裾から零れ落ちたドロワーズの先端、そして余った太ももは雪のように白くて】
【可憐という表現がピッタリの少女は、大柄な貴方からしてみれば、硝子細工のように繊細に見えるだろうか】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/06(水) 00:03:04.55 ID:QzHJouf+o
>>340
//すみません、先にこちらの限界時間になってしまいました
//明日以降に凍結とお願いして、よろしいですか?
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/06(水) 00:04:30.11 ID:SMwf3BZio
>>342
/*うぃうぃ、問題ないですよー。私も丁度眠かったので、では夕方から再開いたしましょう*/
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/06(水) 00:08:20.79 ID:QzHJouf+o
>>343
//了解です、ありがとうございます
//ただ、明日は帰宅が遅くなる予定に加えて、明後日の朝が非常に早いので、ほとんど返せないかと思います
//気長にお付き合いしていただければ、幸いです
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 00:14:27.94 ID:lOkkMAiBo
>>337

【自分の家のソファで寛ぐみたいに両手をベンチにつけ、背もたれに体重を預け夜空を仰ぐ】
【すべきこともなくて退屈な時間だ。でも不思議と体を動かしたりしたくはなくて】


暇だにゃ……んにゃ?


【そう呟いたところで面白いことなんて起こらないとは思ったけれど――】
【存外、そうでもないらしい。不意をつかれ小さく声を上げると、声がした方へと目を向けるのだろう】
【そこには、見れば印象に残るであろう人形の形をした人物が立っていて】


もちろん覚えてるにゃ。2戦目で戦ったギアさんだね
なんか結構ボロボロに見えるにゃ。あたいそんなに殴ったっけかにゃ?


【じぃ、と包帯が巻かれているところを見て彼女――銀猫はそう言うだろう】
【放った数発のパンチ。どこを狙ったか覚えてはいなかったが、人形の身体だと完治するのも遅いのだろうか】
【しっぽをゆっくりと動かしながら、そんなことを考えつつ――やがて視線はギアの顔を捉えて】


にゃ、なんだかギアさんも元気無いように見えるにゃ


【雰囲気に合わない真面目な顔をして、問いかけるだろう】
【も≠ニ言ったあたり、自分も元気がないことを自覚しているのかもしれない】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/06(水) 00:19:46.50 ID:3mC4+un7o
>>338

「……ちィ、こォの世ェ界の空ゥ気は俺様に合ァわねェからよ、鼻の調ォ子が悪ィんだ」
「ヒャハハ、俺様の名は"邪禍"、カノッサ機関に協ォ力"しィてやってる"立場だ――ふゥむ、良ォい魔力だ」

【本来ならば相手の種族くらい"におい"でわかる、そう言いたいらしいが――まあ、ただの言い訳である】

「ヒャハハ、……あァのはぐれ街を乗ォっ取っちまえば俺様の"拠点"が増ゥえる――既に別荘は建ァてちまったがよ」
「更にだ!」 「人間共をこォの手で弄ってるわけだからな、当ォ然俺様の駒が増ゥえる、強ォ化出来る」
「――"混沌の種"は、多ォければ多ォォいほど良ォいって奴だ、……まァ、言ィうならば下準備だ」

「――――……ほォう、なァかなか面白いじゃあねェーか、数日前の様子は"メディアット"が撮ォってきたがよ」
「次元の亀裂を使ってあァの天使の糞共を亜ァ空間にバァラ撒いてやりてェくれェ面白ェ」
「ヒャハハハ、――負の感情は俺様の大好物だ、もォーちょい生ゥませときゃ良ォかったぜ、更に"ダァビング"もしィてだな……」


「……まァーよいだろう、俺様は基ィ本的に"対価"がありゃア、良ォしとすゥるスゥタイルだからなァァアア」
「……あァ、やァはり惜ォしいな、あァの街に気ィを取ォられすぎたか、……どォちらにせよ魂の支ィ配権は渡さんが」

【ふぅ、と一息つき――執事が持って来た怪しげな飲み物を一気に飲み干し、一服。そして続ける言葉は】

「…………ふゥむ、まァだなァにか言ィいたそォーな"におい"がする」
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 00:30:06.47 ID:5g39r7gCo
>>345
【夜空を見上げるその姿は、まさに雑踏の中で孤高を貫く猫のようにも見えた】
【退屈そうにする姿も、不思議と様になって見える。そんな思考を魂のうちに巡らせつつ、ギアは彼女に微笑を向けた】

覚えていてもらえてよかった。あの時は、いい試合をありがとうございました
ハハ……試合での傷は、もう大丈夫なんですけどね。その後、ちょっと個人的なトラブルがあって……

【大きな黒い瞳からの視線が注がれる、首元の包帯を右手でなぞりつつ、曖昧な答えを返す】
【人形の身体に残った傷は修復できても、魂の傷はそう簡単にはいかない。試合での傷とは、怪我の程度以上に意味が違った傷だった】
【揺れ動く尻尾に思わず目を奪われかけ、危ういところで彼女の目へと視線を戻す】


はい……この間、ちょっと一度にいろんなことがありまして。この傷も、その関係なんです
……そういうシルバーキャットさんも、何だか試合の時とはずいぶん違うように見えますけど……

【真面目な顔つきの彼女を前に、自然ギアの表情も引き締まる】
【彼女もまた、芳しくない事情を抱えているのか。それを察して、少し顔を俯かせる】

【やがて、関節を軋ませながら顔を上げ、再び視線は彼女の瞳へ】


……横、座っても構いませんか? 不躾で申し訳ないんですが
今は、誰かと話していたい気分なんです

【少し掠れた声で、そう問いかける。許しが得られれば、彼女の隣へ少し距離を空けて腰を下ろすだろう】
【無機質な瞳の奥に、その魂が宿す悲哀と恐怖が入り混じったような色合いが揺れていた】
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/06(水) 00:36:34.72 ID:PhWsFm1To
>>341

【少女のおかわりの言葉を彼女は柔らかい笑みで受け止めると、手元のティーポットを傾け、新しいココアを注ぎ始める】
【漂う湯気越しに凛とした少女の胸の内からわずかに零れる弱さを感じ取った男性は、す、と彼女の艶やかな金髪に手を伸ばすと】
【丁寧な力加減で、慰める様にその頭を撫ではじめるだろう】


『無理もない事さ、少しは女の子に優しい社会を目指すことが出来ないのだろうかと私だって呆れる
しかし心配はご無用だ、先ほどジャンクちゃんと話していた内容はだね、諸悪の根源となっていたカノッサ機関のトップの一人がまた一人
正義の者たちの活躍によって倒されたのだ、という話なんだ』

どうかご心配なさらないでくださいませ、今戦っている方々は皆、勇猛果敢で確かな強さに溢れる方々ばかりデスヨー
それに、ワタシたちも微力ながら戦う所存でございます、どうかご安心していただきたいのデスヨー、お客様


【そんな少女に投げかけて来るのは、諸悪の根源、その一角を正義の士たちがまた一つ落としてみせたと言う朗報】
【これを聞くことで少女の心に安寧が訪れるのならばそれが一番だ、という祈りも込めて伝えられるその事実】
【物騒で安心が一握りほどしかないこの世界にも、まだ希望はあるのだと、少女の心に訴えかけてくる】

【―――そんな中、途中で少女が零した名前に、二人が明確な反応を示す】


……まあ、リロードとはもしかするとリロード・ザ・マジシャンさんの事ではございませんデスヨー?
ずいぶんと懐かしいのデスヨー、いつぞやの双子ナンバーズが彼の事を憎々しげに口にしていましたし、今でも元気にしているのデスヨー?

『リロード君か、彼の姿を最後に見たのは金の国の一件が起きた時だったかな、もう2年以上会ってないが無事ならば何よりだ
金の国……あの国の事もずいぶん懐かしい、新しく王座についたあの可愛らしい王様も元気でやっていればいいのだが』


【そして、最後に自分の名前を問われる番になり、彼は勿体付けた様子で先ほどの疑問と同時に答えてあげる事にした】
【パチン、と彼女の鼻先で指を軽やかに鳴らすと、彼は言葉を紡ぐ】


『覚えて起きたまえ、男と言うのはどいつもこいつも君の様な可愛らしい女の子の前ではついつい一つでも多く
格好つけようとしてしまう大馬鹿野郎共の集まりなのだ……リロード君のその時の心境も私には痛いほどによくわかる

そして……ハハ、すまないね、実は今ちょうど本当の名前を教えるのを勿体ぶって後回しにする遊びに熱中している所なのだよ
こうあっさりと私の名前を簡単に教えてしまうのも面白くもない、少しだけもったいぶらせてくれたまえ

―――今は"WILD"と名乗っている、ひとまずはそう呼んでくれ……本当の名前はまた二人っきりの時にでも』


【そしてこちらがジャンクちゃんだ、と自身の相棒を誇らしげに紹介すると、侍女はこくり、と礼儀正しくお辞儀をしてくる】
【"WILD"―――なんとも勿体付けた字だと思うかもしれない、伊達男気取りのこの男はいたく気に入ってこれを名乗っているのだろうか】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/06(水) 00:39:06.57 ID:VXGFgxGd0
>>346

この世界っつーと………アンタは根っからの魔界¥o身ってワケか
確かに魔界≠ニ繋がって瘴気で溢れている魔海≠ネらまだしも人間界はアンタにとっては毒かもな
俺は魔族≠ニして力がそこまでない分、適応力≠ノは長けてるからまぁ別になんともないがな。

【相手の言葉に同意するように頷きながら一度鼻を擦って見せる―――魔界≠フ瘴気が人間にとっての毒ならば】
【人間界の空気が魔族の毒となる可能性も………大いに考えられると言っていいだろう、とはいえこの少年は適応しているらしいが】

全く………たった一人でここまでやるたぁ大したタマだな………。
確かに下準備は大切だな―――だがいくらアンタが優れていようと単体≠カゃあキツイんじゃねーか?

―――アンタはあの蛇≠ノ似ている部分があるな………だからこそ、だろうが
もし面を合わせてたらそれこそアンタとレギンの間で戦争でも起こってそうな気もしないでもないがな。

【肩を竦め、不敵に笑いながらそんなような恐ろしい冗談を口にする。】
【そして相手の最後の言葉に右手の人差し指をピンと張って口元に笑みを浮かべながら一度大きく頷く。】

―――ご明察。
知っての通りあの男、レギン≠ヘ孔≠ノ取り込まれた………仮に戻って来れるにしても随分と時間がかかるだろう
だからよ、アンタ、協力者≠カゃなくて本当のカノッサ機関の一員≠ノならねーか?
機関も人員が減る一方でかなり戦力が低下しててさらに立て続けの敗戦でかなり劣勢状態でな。

アンタの目的も、一人でやるよか効率が良くなると思うが………どうだ?
ナンバーズは勿論、今ならあの蛇≠ェいた席≠煦黷ツ空いてるわけだが―――アンタ程の実力者なら相応だと思うがね。

【そう、この少年の目的は今まで幾度か対面したであろう勧誘≠セ………。】
【人材の減少と言う理由も現在の情勢を見れば理解できる。さて、悪魔≠ヘこの誘いにどう返答するのだろうか?】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/06(水) 00:40:18.34 ID:ndzNJ7kGo
>>348
/ごめんなさい、そろそろ時間なので落ちなければなりません
/明日は空いてるのですが、もちこしか置きレスへの移行はできるでしょうか?
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/06(水) 00:42:00.95 ID:PhWsFm1To
>>350
/もちろん置きレスで大丈夫ですよ!
/また明日、ロールを続行できれば私としても幸いです
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/06(水) 00:42:23.49 ID:PhWsFm1To
/持越しでも置きレスでも大丈夫、だった
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/06(水) 00:46:10.73 ID:ndzNJ7kGo
>>351
/では明日!よろしくお願いします
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/06(水) 01:07:45.64 ID:3mC4+un7o
>>349

「そォーいう事よ、"混沌としたエネルギー"がこォの世ェ界には足りねェ――"殻"が必要なくれェにな」
「……モノが溶ォけねェくれェに飽和した水溶液がねェと、俺様は殻無しじゃあ"散ィれちまう"脆さだからなァァアア」

【――この悪魔にとって、この世界の空気はやはり"毒"の様だ、だから"人の姿をしている"のだろう】
【ただ、"身体を侵す"――というよりは、"蒸発"してしまう――といった類のようである】

『確かに、テンションの高さにはワタクシ親近感を覚えました』 「……いィや、そォれは関係ねェーだろォーが」
「……ぶゥつかり合っての戦争も望んだところだぜェ、まァー俺様が勝ァつがなァッ!」

【冗談に対して返す言葉は、……自身に満ち溢れたモノ。誰が相手だろうと自分が勝つと疑わない傲慢さの現れだった】

「ヒャハハ、……俺様には部ゥ下が大ォ勢居るからな、雑兵は幾らでもこォき使える」
『ですが、日課の散歩程度の事でも呼び出し拒否が出来ますので……』 「たァだの無断欠勤だろォーが、俺様は望んじゃアいねェんだよ!」

「……ほォう、つゥまり"俺様をカノッサ機関にスカウトしたい"、そォーいう事か」
「ヒャァーーアッハッハッハァーッ!」 「……良ォいだろう、良ォい返事を与えてやる」

【期待させるような言葉を放ちつつ、少しの間溜めて――それを、ぶち壊す】

「――あいにく、俺様は"人の下"に付く気ィはさァらさらねェもォんでな」
「まァ、――カノッサ機関の親玉が例え人外だったとしても、同ォ族だったとしても、そォの"下"に付く気はねェがな」
「あァ――こォこまで言えばわかるな、俺様をスカウトしたけりゃア"トップの座"をよォこせってことよ!」

【――誰かの下に付くことは、彼の持つ絶対的な自信と傲慢な性格が許さないのだ】
【そして悪魔は、譲歩――というにはあまりにも大きすぎる要求をぶつけてきたのだった】
【勿論、カノッサ機関トップをその座から引きずり下ろす訳にはいかないが、――。】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 01:11:39.42 ID:lOkkMAiBo
>>347

……確かにあたいが殴った跡じゃないもんね
それに――なんて言うかこう、もっと大事なところが傷ついてるような気がするにゃ

【……彼女には包帯しか見えないはずだが、まるで傷を見せてもらった後のような感想だ】
【後に続く言葉も、ギアの状態を言い表す言葉を見つけられなかったのかはわからないが】
【どこかわかったような口ぶりで――】


……にゃ、あたいは負けちゃったのが悔しいだけにゃ
これで最後にしようと思ってたし、やっぱり優勝したかったんだにゃ……


【けれどギアが歯切れを悪そうにしていることを察してか、間髪入れずに次の話題へと移る】
【ずるずると引きずるのは自分らしくなかったけれど、それだけ力不足を痛感させられたのだろう】
【おそらくギアが抱える事情に比べたら取るに足らないことなのだろうけど――】
【負けた事実は彼女にとって大きなショックだったようだ】

【隣に座ってもいいかと問われると、彼女は小さく笑って横へとずれるだろう】
【彼女もとっても話し相手ができたことは嬉しいことだった。誰かと話していれば気分も紛れるから】


あ、そうだにゃ。ギアさんに会ったらおもちゃ見せてもらおうと思ってたんだにゃ
闘いに使うおもちゃばっかり持ってるのかにゃ? とにかく見せてほしいにゃ!


【――勝負が決した後、そんな約束めいたやりとりを、ギアも思い出すかもしれない】
【返事を聞いてもないのに、彼女は急にわくわくした表情をしてギアを見つめることだろうか】

/ごめんなさい…お風呂入ってきますね
/辛ければ凍結等お願いします…
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/06(水) 01:23:05.59 ID:VXGFgxGd0
>>354

やれやれ………俺の種族≠謔閭fリケートな身体してんのな、アンタ。
その厳つい肉体でまだ殻≠被ってるなんて末恐ろしいこって………カカッ!

【冗談ぽく肩を竦めながら苦笑しながら相手の殻≠まじまじと眺め、もう一度肩を竦める】
【これでセーブ≠ウれてるなら本来の力はどれだけのモノだろうか、と推測しようとしたが………そんなモノは考えるだけ無駄だ】

―――まぁ、愉快な仲間たちがたくさんいるようで結構だよ。

………ハァ、だろうと思ったよ、アンタの様子を見たときからな。
てかジェスターも分かってただろ絶対―――まぁそれなりの収穫はあったけどな―――。

まぁ、なんだ………一応カノッサの罪神≠フ方にはそう報告してみるわ………もしかするともしかするかもしれないし
それと―――勧誘とは別≠ニして俺ら≠ヘアンタに協力したい、アンタの目的は俺らの目的とも合致するモノがあるからな

でだ、今は室長のレギンがいなくなってちょっとごたついているがカノッサには研究部門のGNOSIS工房≠チてのがある
そこは兵器開発とか手広くやってるんだが………アンタの計画で何か必要なモノはないか?

兵器、兵士、武装………ある程度ならそろえる自身があるが―――何かないか?
別に恩を売ろうっては考えてないからその辺りは心配しなくていいぜ、ただ利害の一致ってやつだよ。

【相手の返答に一度肩を落とすが、ある程度は予想していたのかそこまで落ち込んだ様子は見えなかった】
【そして直ぐに切り替え、邪禍の計画に対しての協力の姿勢を見せる………確かにカノッサの目的も混沌=c利害は一致しているだろう。】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 01:33:13.53 ID:5g39r7gCo
>>355
……シルバーキャットさんは、鋭いですね
人形の身体は、後から修復は出来るんです。でも、中身の僕自身は……

【彼女の言葉には、思わずビクリとさせられた。勘の鋭さも猫並みだ、などと思いつつ】
【そのアーモンド形の瞳に、傷の内側まで見透かされているかのよう。しかし、不思議と不快には感じなかった】


これで、最後に……そう、だったんですか
第一回にも第二回にも出場されていましたもんね。シルバーキャットさんの試合、どれもすごい迫力でしたよ

その悔しさは、そう簡単に拭えるものではないでしょうね……

【話題を移してくれる彼女の気遣いに感謝しつつ、やはりこの思いを誰かにぶちまけたいという気持ちもあって】
【しかし、相手もまたつらい思いのうちに沈んでいる。彼女にとっては、大会での敗北がどれほど重大であったことか】
【過去の試合の観戦で、何より自分自身で相対して、目にしてきた彼女と、眼前の彼女との差を見れば、それは察せられた】

【彼女が横へずれれば、頭を下げて礼を述べ、そこに腰を下ろす】
【見知った誰かと話しているだけでも、これだけ違うものなんだ、と文字通り魂で痛感する】


そうでした、最後にそう言いましたよね
武器に使うおもちゃばかり、ってわけじゃないんですよ。たとえば、こんなものとか……

【そういってギアは、あの試合の試合の時のように右手を己の身体へ、右のわき腹へとめり込ませた】
【引き出された手に握られているのは、卵だった。いや、卵型のおもちゃだ。本物でないことは、その質感からわかるだろう】
【卵の中央には、今にも中から新たな命が生まれようとしているかのようなヒビが存在し、卵の回りを一周している】

【ギアの指が、そのヒビを開く。すると、中からひよこの人形が顔を出した】
【同時に、その小さい身体を揺すりながら、かわいらしい声で鳴く。卵を開くと、中の人形がこうして作動する仕組みらしい】


こんな感じで、商品として扱うおもちゃを作るのが本業です
他にもいくつかありますけど、もし気に入ったのがあれば、お近づきの印しにいかがですか?
大会の間はかなり売れてくれたので、今は割と余裕があるんですよ

【にこりと微笑んで見せるギアの瞳の奥、幾分暗い色が和らいでいる】
【わくわくした様子の彼女、自分のおもちゃが彼女の気を少しでも紛らわせられれば、これほど嬉しいことはない】

【魂に染み付いた陰りは未だ残ってはいるが。それでもこの瞬間だけは――】

/了解です。今日は、こちらはもう少し遅くまででも大丈夫です
/こちらも、さっとお風呂に入ってこようと思います
/ご都合によっては凍結か置きレス、という形にしていただければ
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/06(水) 01:57:43.26 ID:3mC4+un7o
>>356

「ヒャハッ、見ィた目は俺様の好みに過ぎねェ――まァ、人間の枠内なァらの話だァがな」
「――そォーだなァー、今ォ日は特別にテメェーに俺様の真の姿を見ィせてやるッ!」
「なァーんて事は"此ォ処"じゃあ出ェ来ねェーが、とォにかく俺様は超強ェからな、ヒャハハハハッ!!」

【冗談だろうと何だろうと、自分にとってプラスの事柄は全てこの悪魔の餌のようなもの】
【……どんどん調子に乗り、どんどん扱いやすくなる。中々単純である】

「残念だァったな――ヒャハハッ、運良く親玉の椅ィ子が空ァいたら連絡してきな」
「まァー、"Chaos"の味方には今まで通り協力"してやって"やるからよ、安心しなァァアア」

「――兵器か、俺様は基ィ本的に自作派だァが…………」
「…………そォーだなァー、今俺様は"エネルギー不足"って奴だ、あァ勿論俺様の計ェ画用のだ、人間共は関係ねェ」
「"虹の魔力"――まァ、エネルギーだな、そォれを"複製"し"加工"、んでレナールの黒霧やら哲学者の卵やらをぶち込んだ壷でばァらまいてんだが」
「ヒャハハ、"エネルギーの複製"をやァれる奴は俺様と少数!」 「……増やせる量ォーが足んねェんだよ、他のにも色々使ってるからよ」

「そォーいう事だ――"特定魔力またはエネルギーの複製"――バックグラウンドでの稼ァ働になるだろォーがな」
「"魂"が複製できるレベルじゃあなくて構わねェし、複製に必要なモノくれェは都合つけるが、……まァー……こォんなとォころだろォ」
「……まッ、駄目ならテェーキトーに重火器系でもくれやァ、そういう系はあって困らねェからなァ、盗ォるのが面倒だしよ」

「……俺様もタダで要求する気はねェ、適当に見ィ合う望みを言えば"俺様の気ィ分次ィ第"で叶えてやろう」

【気分次第――という言葉を強調する辺りは不安を覚えるが、はたして】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/06(水) 02:05:11.93 ID:iUWd6frL0
【路地裏――――暴力は勿論の事、殺人沙汰だって珍しく無い其処】
【果たして数日の内に見つかった死体を数えたならば、どれ程の数なるのか。そんな事、誰にも分からない事だけれど】
【――――今宵も又、騒ぎが生じて。聞こえるのは数人の男達の罵声であろうか】
【続いて、何かを振りかぶる音に、バキリと痛々しい音。数分の時間も要する事無く、罵声は呻きへと変化して】


「……大会が終わったからといって自警団の監視が緩くなったと思っていたら大間違いでありますよ
悪人は一日だって休まないのでありますから、自警団も休む暇が無いのであります」

【男達を下したのは、一人の少女。一切の乱れが見られない軍服に、制帽は容易に性格を捉えさせるであろうか】
【藍色の髪に、隻眼。やはり実力があるとは言え、こうも体格差のある者達を相手にするのは辛いのか、珍しく息もあがっていて】
【腰に提げている軍刀は飾りでは無かろう。然れど一滴の血も滴っていない所を見れば、全て徒手で片付けたのか】


「――――――ふぅ…………。とは言っても、皆伸びてしまって聞こえていないでありますね
流石にそんな物を振り回されたら余り手加減出来ないでありますよ…………
…………兎に角、一件落着でありますね」

【少女も無傷では済まなかったのか、右頬を赤く腫らして居るけれど】
【――――当の本人は、大して気にした様子も無い】

【さて…………先程の戦闘、存外音も大きく響いていた事だろう。其れに加えて、威嚇の大声と呻きと】
【自ら路地裏を彷徨う者ならば、自然と惹き付けられる音に間違いは無い】
【その場を訪れれば、数人の者達が地面に伏す中、自警団の腕章をした少女が一人その場に立っている所を目撃するはずで】
【――――この少女が下した事は明白。其れより先、どの様な反応を示すのか。其れは訪れた者次第であるけれど】
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 02:29:41.59 ID:lOkkMAiBo
>>357

【――猫は千里眼を持つと言われている。それは遠くを見れる能力だけに限ったことではない】
【例えば霊的なものが見えたり、地震を察知したり……そんなことが可能らしい】
【彼女がどれだけ猫の能力を身につけているのか不明だが――ひょっとすると、そういうことなのかもしれず】
【「猫の眼は鋭いんだにゃ」なんて、笑って返すことだろう】

【そして大会に関して彼女はこれ以上何か言おうとはしなかった】
【ただ俯いて、同調するようなギアの言葉に心底悔しそうな表情をして――】
【暗い気持ちになりかけたところで深呼吸を一度したなら、また元の顔をギアへと向けるのだろう】


【さて、ギアが身体に手を突っ込む様を、彼女は身を乗り出す勢いで見つめることだろう】
【取り出された卵を見て軽く首を傾げ、ひよこが出てきたなら「おぉ」と感嘆の声を上げてみせた】


へぇー、ギアさんはおもちゃ屋さんなんだね
こういうの作れる人ってすごいにゃ。あたいが作ろうとしたら途中でぶっ壊す自信があるもん


【譲ってくれると聞けば短く礼を言って、迷わず受け取ることだろう】
【それからどんな造りになっているのか確かめるように、開けたり閉じたりを繰り返した】
【おもちゃを眺める彼女はまるで子供のようで――先程まで沈んでいたとは思えない表情にみえるだろうか】

【彼女は真っ直ぐな性格をしている。獲物を狩ることはできるけれど、手先は器用ではない】
【もしプラモデルみたいなものを作ろうものなら――原型とはかけ離れた物体を創りだすタイプだ】
【だから、こういうものを作れるギアを率直に尊敬しているのだろう】

/すみません。遅くなりました…
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/06(水) 02:31:20.43 ID:VXGFgxGd0
>>358

ハッ!まぁいつか拝ませて頂きたいもんだな、純粋な悪魔≠フ力ってやつをよ
カカッ、強いやつは好きだぜ………場合によってはアンタと戦場でやりあうのもアリかもしんねーな

【などと物騒な事を口にしながらゴキゴキと手の指を鳴らしながら不敵に笑う―――。】
【やはりこの少年も自身の力に絶対の自信を持っており、それをぶつける相手を探すために日々戦っているのだろう】

あぁ………期待させてもらうぜ。

成程な…エネルギー複製端末≠ニ………ついでだ、オマケでつけといてやるよ、重火器≠セな
ほう、こいつはありがたいな………ならなんなりと言わせてもらうとしようか………そうだな―――。

カノッサ機関のナンバーズのNO.6グラトン=ブルーガー=ウルバヌス
そしてNO.29のカニバディール=c……この二名の人物が進める計画に協力してもらいたい。

俺自身面識はないんだが、こいつらもレギンと同じく計画を進めてる………きっとアンタもよろこぶ混沌≠ェ見れるだろうよ
まぁためしにコンタクトでも取ってみてくれ、こちらの要求はそんな所かな。

【ジェイは相手の要求を持っていた小型端末へと打ち込むと、それをどこかへと送信する………恐らくは例の工房か。】
【そして追加の要求では二名のナンバーズの計画への協力要請、これは邪禍にとっても得るモノのある要求だろう。】
【ジェイはそれだけ言うと踵を返し、ヒラヒラと手を振りながら歩いていく。】

んじゃ、用はすんだから帰らせてもらうぜ?なんだかんだ例の一件からゴタゴタしててな。
要求の品はすぐにでも用意して届けさせるから安心してくれ、それとこっちの要求も頼んだぜ?悪魔≠ウんよ。

じゃあな、またなんかあったら俺か誰かがコンタクトに来るぜ。

【それだけ言うとジェイは再び闇の中へと姿を消していった―――そして数日後に要求の品が手配されるだろう。】

【ECMアンプリファイア:接続された魔翌力・エネルギーを複製する細長いの1m程の箱型の装置、地面に設置したり身体に装着することも出来る】
【M.W.Sオートキャノン:4つの大型銃口を束ねた2m程の紅い大型兵装。弾幕の牽制力は高く威力も優れるが取り回しが難しく、射撃の際の反動も大きい】

【この二つを使って悪魔≠ヘ何を成すのか―――それは悪魔≠フみぞ知る。】

//それではこの辺りでお疲れ様でした!
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 02:51:02.67 ID:5g39r7gCo
>>360
【思えば、神秘的なものの象徴として、場合によっては神の現身として。猫という存在はそういった扱いをされることもある】
【そうされるだけの、何かを秘めているのだろう。彼女の笑顔とこぼれる言葉には、「かないませんね」と微笑を返して】

【大会のことには、ギアもそれ以上触れはしない。彼女の悔しさは、彼女のものだ】
【俯く彼女が、深呼吸と共にこちらへ向き直るまで、ただ待った】


【シルバーキャットの様子は、普段接する子供たちの純粋さをどこか思い出させるもので】
【自分のおもちゃに感心した様子を見せてくれた時の嬉しさは、とても大きなものだった】

ハハ、手先が器用なのが、数少ない取り柄なんです
そう言っていただけると嬉しいですよ。自分のしてることを、すごいと言ってもらえる。おもちゃ屋冥利に尽きます

【少しずつ取り戻してきた本来の自然な笑顔を向けて、卵のおもちゃを彼女へと手渡す】
【好奇心に満ちた彼女の表情を見て、心底嬉しそうに破顔する。その表情ばかりは、人間だった頃と変わらない】

【同時に、ギアもまたシルバーキャットのひたむきさに己にはないものを見出し、敬意を抱いていた】
【彼女なら、自分のように迷い続けるようなことはないのだろうか。真っ向からぶつかっていくのだろうか】
【そんな思いに駆られ、思わず口を開いてしまう】


……突然こんなことを言われても、困るとは思うんですけど
自分の友人が必死に探している人に、会ったとして。その人を自分に友人に会わせてあげたい
でも、もし合わせてしまったら。その友人は、もう二度と外を歩けなくなってしまう

自分では、どうしていいかわからない。そんなことになったら、シルバーキャットさんなら、どうします?
……僕は、結局のところ部外者で。彼女らの事情なんて知らなくて
でも……ずっともやもやが取れないんです

【最初は、たとえ話にするつもりだった。それすら、上手くいっていなかったが。当然ながら、あっという間にボロが出た】
【ギアが抱えている、暗い感情の根源。その一つが、人形の口から漏れ出ていく】

【友人が、苦しい状況にある。それをどうにかしたいと思う。でも、自分が手を出せば事態は悪化する】
【そんな状況があったとして。シルバーキャットなら、彼女ならどんな行動をとるのだろう】
【ギアの、根源的な弱さが、こんな唐突な質問へと、至らせていた】

/いえいえ、お気になさらず!!
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/06(水) 02:56:52.06 ID:3mC4+un7o
>>361

「ヒャハハハ、おッ、喧嘩かァ?」
「喧嘩だろォーと殺ァり合いだろォーといィィつだって受ゥけてやるぜェェエエ、結果は見え過ぎる程だがなッ!」

【矛盾ならぬ、矛と矛との競り合いの結果がどうなるかは、まだ誰にも分からないが】
【挑発は乗るものだと言わんばかりに――、妖しげで邪悪な笑みを浮かべる悪魔であった】

「ヒャハハハ、おォまけ付きとは気ィがきくじゃあねェーか! ――んじゃあ、頼んだぞ」

「――さァて、俺様への要求は……」
「ほォう、……No6の野郎と、No29の野郎にコンタクトをとり計画に協力しろ、か」
「良ォいだろう、――俺様は"Chaos"の為ならば幾らでも"気ィ分次第で"協力してやる」

「まァー、勿論のこと!」 「……テメェーが"詐ァ欺"を働けば取引は不成立だがなァァアア」

「……まッ、この辺に送ってくれりゃア受け取っとくぜ」
「なァんならヤーツァ町役場宛でも問題はねェ……重ゥ役共は既に乗ォっ取ったからなァァアア」

【座ったまま指差す先は、悪魔が狙う街の方。――気まぐれな悪魔の場所が掴めない場合はこちらに送っても大丈夫なようだ】

「――ヒャハハ、モノを頼んで置ォきながら対価も払わねェー程、俺はアァホじゃあねェ」
「なァんかあったら――……俺様は基ィ本的にこォの辺か魔海を拠ォ点にしている、追跡出来ねェーならそォの辺をあァたるんだな」

【……実際に信用できるかはともかく、悪魔はそう印を押し】
【そして、闇へと消える相手の姿を見届けた後、再び執事をTVにし続きを見て、そして作業に戻るだろう】

【後日届く要求の品を受け取った悪魔、まずやることは動作確認だった――かね要求通りだと確認すれば、"良い"と呟き作業を促進させる】
【また、その間に、別の街等に足を踏み入れて二人のナンバーズを探している――】
【――……らしい、が、冷静に考えればアテがNo10くらいであり少し困っている様子だったと、執事のメディアットは語る。】

【……うっかり試し撃ちで街の一角が打撃を受けたらしいが、それはまた別のお話】

/お疲れ様でしたー
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/06(水) 03:02:33.26 ID:tJtpDZ04o
>>359
【切った張ったのいさかいは、この場所では日常茶飯事。何が起こっているのかなんて、物音を聞けば誰でも判る】
【偶然近くを通りかかったのが、好んで路地裏を徘徊するような酔狂者であるならば、尚の事】

(この音……八割方やられた奴らの自業自得だろうが、もし放っておいて殺されでもしたら寝覚めが悪いな)
(──それじゃあ、下手人の面でも拝みに行くか。ただの被害者なら事もなし、そうでなければ)

【大方酔った破落戸(ごろつき)が物量の利に目を眩ませて、相手も見ずに喧嘩を吹っ掛けたと言ったところか、と】
【大体の見当を付ければ、彼女──青みがかった黒髪の女は、足音を殺して風下より現場へと急行】
【ひょいと邪魔なブロック塀を乗り越えて、自警団の少女の眼前に飛び降りる】

【和装に、刀。上から黒い鳶コートを羽織った、櫻国人のステロタイプめいた格好】
【性別にしては上背のある方で、中性的な面立ちも加味すれば、男と見紛わない事もない】
【切れ長の目は眼光鋭く、佇まいは幽鬼のように捉え所が無い。そちらへと歩み寄れば、ふわり、淡い血の匂いが鼻をくすぐる】
【どこからどう見ても、堅気ではない】

ご機嫌よう。こんな夜更けまで見回りご苦労な事だな。こういう手合いの相手は殊の外疲れるだろう。

……こんなんでも一応無辜の市民だ。いきおいここに放っとく訳にはいかないから、表通りに運ぶ分だけ無用な手間を食う。

【だがしかし、女は特に敵対的なリアクションを起こすわけでもなく。ちらと周囲を目を遣って状況を把握すると】
【ただ辺りに倒れ伏した酔漢どもに辛辣な嫌味を吐き捨てて、何を思ったのかため息を溢し】
【あまつさえ、「何なら代わりに運んでやろうか。お前には重いだろう」とまで宣った】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 03:24:40.66 ID:lOkkMAiBo
>>362

【「謙虚だにゃあ」と彼女はからかうように言うのだろう】
【大会の時もそうだったが、やはりこう接していても人形とは思えない】
【自分の身体を自分で作ったのではないかと思えてくるほどだ】

【――そんな彼の心もまた、人間らしいものなのだろう。ギアの苦悩は手を取るように伝わってきた】
【どれほど焦っていて、どれほどに友人の力になりたいかも】

【銀猫は受け取ったおもちゃを弄りながら――難しい顔をして考えるのだろう】


……あたいなら会わしてあげるにゃ。だってそれでギアさんの友達は満足するんでしょ?
にゃにも死ぬわけじゃあないんだし……もし歩けなくなったら、また歩けるようにしてあげればいいにゃ

まあ、あたいなら、だけどにゃ


【やがて導き出した――いや、ひとつしか考えつかなかった答えを彼女は口に出す】
【言うなれば当たって砕けろ、ということなのだろう。彼女らしく前向きだが短絡的な答えだった】
【だがそれは同時に取り返しがつかなくなった時を考えない、無責任なものでもあって――】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/06(水) 03:25:10.73 ID:iUWd6frL0
>>364
【一息吐いて、気も緩んでいた所。新たな人影が視界に留まったならば、そんな気配だって消え去ることだろう】
【――――血の香りはお世辞にも良いとは言えない。故、直ぐに気付くのであろうか】
【緩く拳を握り、半歩ばかり脚の位置を移動させれば一つの構え。所謂、軍人格闘の其れであるけれど】
【…………女性から吐かれた予想外の言葉に、隻眼の瞳を丸くした事だろう】


「てっきり、この人達の敵討ちか何かだと思ったでありますよ
…………いえ、コレが私達の仕事であります。確かに、疲れるでありますが…………でも、みんなの為になっていると考えれば、大した事でも無いでありますよ」

【確かに血の臭い。自警団よりの存在とは考えがたいが――――然れど、カノッサの者とも考え辛い】
【自分の考えが外れた事に対しての安堵か、ほっと小さな吐息をすれば同じく転がる男達へと視線を送って】
【――――自警団に引き取る様に連絡は終えた。しかし、此処に来るまではもう少し時間を要する事であろう】
【女性の語る通り、コレでも市民。ましてや、少女一人に伸される者達をこのまま放置していれば血祭りに仕立て上げられる事は簡単に予想できる】
【……どうしたものか、何て考えて居た矢先の事。女性の吐いた言葉に対してはキョトンとした様子を見せ、やがて微笑みで返す事だろう】


「確かに、私には思いでありますね……今の状態でもヘトヘトなのに、この人数を運んだらそれだけで動けなくなってしまうであります
…………でも、心配は無用でありますよ。先程、自警団の方達に連絡を取ってこの人達を連れて行って貰うように頼んだであります
ただ……此処に来るまでもう少し時間が掛かるでありますから、良かったらお話でもしないでありますか?
……その、何も話さない人達と居るのも中々に怖いのであります」

【だからといって、女性一人に運ばせるのも気が退ける。女性の申し出をやんわりと断ったならば、代わりに他の自警団が駆けつけるまで自分と話してくれないか何て提案】
【――――暇だから、と言うのも勿論だけれど。恐らくは、最後の言葉が本音】
【自分が打ち倒した者達と言え、何も話さない者達数人と路地裏に居るのは中々に恐怖心を煽るのか。頼み込む――というよりか、縋る様な口調とその仕草】
【無論、拒否することも女性の自由。ただ、去ろうとしたならばコートの裾を摘んで申し訳なさそうに引き留めるのだけれど】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 03:46:51.05 ID:5g39r7gCo
>>365
【「褒め言葉として受け取っておきますね」、とからかうようなシルバーキャットに、柔らかい声音で言う】
【身体は人形でも、中身は人間。シルバーキャットの直感はまたも的中していた】


【自分の投げかけた言葉に、真剣に眉根を寄せて考えてくれている。それだけでも、本当にありがたかった】
【やがて、表に出てくる言葉。彼女らしい、単純だが前向きな言葉】
【ギアはシルバーキャットの黒い瞳をじっと見つめ。そのまま、口を開く】

……ありがとうございます。真剣に答えていただけて
そうですね、歩けないなら……歩けるように、してあげればいい
自分にできることを、探せばいい

さすがに、事情もよく知らないまますぐに会わせるのは避けようと思いますけど
友人のために、何かできることがあるか、それを探すことならまだ出来るかもしれません

一方的にお話ししてしまって、すみませんでした
でも、おかげで少し気が楽になりましたよ。本当にありがとうございます、シルバーキャットさん

【確かに、無責任とも取れるかもしれない。実際、ギアには彼女のように突き進む勇気は出そうになかった】
【でも、前向きに捉えて、出来ることを探す。それなら、自分にも可能なのではないだろうか】

【ギアの瞳の陰りは、少し薄まっていた。まだ、抱えることは多くあるが】
【少なくとも、そのうちの一つを、彼女が軽くしてくれたのだ。彼女に向けるギアの表情は】
【俯いてこの道を歩いていた時に比べれば、かなり穏やかになっていた】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/06(水) 04:17:31.27 ID:tJtpDZ04o
>>366
(スタンダードな左自然体。重心も安定してる。何らかの格闘術を修めている、と見る。あの成りから鑑みるにCQCか?)

【反射的に身構える少女に対し、ほんの束の間だけ、獲物を検める獣めいて底冷えのする視線を投げ掛けるも】
【相手の返事を聞くなり苦笑して、さも心外そうなため息混じりに肩を竦める】

何が悲しくて、私がこんな奴らの仇を討ってやらなきゃならない。身の丈も弁えない自殺志願者どもなんぞに興味は無いさ。

……成程。そういやだが、確かさっきの物音はきっちり人数分だけ鳴ったな。どいつも一発。良い腕してる。
けど、もう少し痛め付けてやった方が良い薬になったんじゃないか。女子供に寄って集って、挙げ句こんな物まで持ち出すような奴らだ。
まさかお前から挑発した訳でもあるまいし……躾は確りした方が、「皆のため」とやらにもなるだろう。仕返しが嫌だってんなら別だが。

【酔漢どもの手元に転がった鉄パイプやら角材やらの凶器をあちらに蹴飛ばしこちらに蹴飛ばし、横たわる彼らから遠ざけて】
【思案顔の少女を余所に、舌端鋭く言いたい放題、彼らに毒を吐きまくる。よくもまあ、ここまで悪し様に言えるものだ】
【微笑みを向けられれば擽ったそうに目を細め、少女の言葉に耳を傾け────】

まあ、力仕事だしな。男手があればそれに越した事は無いだろう。
後はお前が暫くの間、こいつらのお守りをしていれば良いだけって事か。
万事解決だな。それじゃあ私はこれでお暇────あー……。

……怖い? 「これ」がか。大袈裟な奴だな……ああもう、判った。判ったよ。

【状況は既に解決していると見るや、冷淡にも即座に180゚回頭してその場を後にしようとするが】
【裾を引かれて立ち止まり、振り向いて少女の縋るような目と視線が合えば、なんともいえない顰めっ面を浮かべて唸り声を上げ】
【がりがりと乱暴に頭を掻いて、「で、私は何を話せば良いんだ。レパートリーはそう多くないぞ」と】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 04:22:54.95 ID:lOkkMAiBo
>>367

【たったこれだけの助言で何か変わるなんてことはないだろう】
【けれどギアの表情が和らいだのを見て、彼女はホッと胸を撫で下ろす】


んにゃ、気にしてないにゃ。ていうか何にも力になれてないしにゃ
……無事に会わしてあげられるといいにゃ


【そう言って、ばつの悪そうな顔を向けるのだろう。自分があまり賢くないことはわかっている】
【正直、もっといい答えを導き出す人を見つける方が早いくらいだ】
【それでも、ギアの力になれたらいいなと――彼女はそう思った。そして彼の願いが叶えばな、と】

【ギアの問いには答えたのだが――妙に彼女の顔は晴れなかった】
【まるで頭の片隅で何かが引っかかっているような、躊躇っているような、そんな様子で】
【やがて「でも、」と小さく呟くと、真っ直ぐにギアを見据えて思い切ったように口を開くだろう】


でも、その二人が会えたとして、またすぐに離れないといけないのなら――会わせて欲しくないにゃ
そんなことになったら辛いだけだにゃ。何にも残らないもん


【それは彼女にとっての願望なのかもしれない】
【一度会えるだけで満足とするならば願いは果たされたことになるけれど、彼女はそう考えてはいないのだ】
【一瞬の夢では――無いと同じだ。その想いを伝える彼女の声は、どこか震えていて】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/06(水) 04:40:14.04 ID:iUWd6frL0
>>368
「だ、駄目でありますよ。私は拘束するのが仕事でありますし、私刑を目的としている訳では無いであります
それに……長引かせたら、負けちゃいそうでありますから…………」

【慌てて首を振ったならば、その考えは良くないとでも言うのだろう】
【女性の言う事も一理――――否。其れこそ、正しく矯正と呼べる事。然れど、少女は其れは駄目であると述べて】
【規則は規則。相手が従わない様ならばやむを得ず戦闘となるが、出来る限り最小限の手数で倒し、拘束した後は上に任せるべきだ――――何て、堅苦しい判断。まあ、その姿通りか】
【少女の頬、赤くなっている所を見れば得物で殴られた訳で無いにしてもダメージを受けた事に変わりは無く。だから、長引かせたら負けそうだったと弱きの言葉も吐かれるのか】


「ご、ごめんなさいであります…………
でも、やっぱり怖い物は怖いのであります……まだ暗いから、幽霊も出そうでありますし……」

【申し訳なさそうにする――――が。パッと表情が明るくなるのにそう時間は掛からない】
【暴漢達を倒しておきながら幽霊が怖いと語るのはどうも可笑しな気もするのだけれど】
【しかし……何を話すのか。話せば良いのか。問われたならば自身の頬に手を添え、考え込んで】


「お名前、聞かせて欲しいであります
ちゆ姉が言っていたであります。えっとー……袖が何とかで触れたら何とかで知り合いになると教えて貰ったでありますよ」

【櫻の国のことわざ。見事に言えたならば其れなりに様になっていたのかも知れないが、この有様ではただ滑稽】
【それでも、「こんな難しい言葉を知ってる。凄いでしょう」オーラを漂わせながら胸を張っているのだから尚滑稽】
【――――話題としては、無難であろう。互いに踏み込みすぎず、それでいて最低限の事は知れる】


「っと…………名乗るときは最初に訊ねた人から、でありましたね
私はオラークル・スティンガーであります。皆からは「クル」や「ステン」と呼ばれているでありますよ
自警団の一人であって、SCARLETの一人でもあるでります
んっと…………動物とかが好きであります!あ、後は辛い物も好きでありますよ!」

【――――次いで、少女が自分の名を告げる。まるで小学生がクラスで述べる自己紹介の様だけれど……要らない情報も交じったとはいえ、少女の名は然りと告げられ】
【未だ裾を摘んだままであった事に気付いたならば照れ隠しに笑って、小首を傾げる事だろう。それはまるで、女性に対して促している様でもあって】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 04:45:05.10 ID:5g39r7gCo
>>369
【変わる、というのは容易なことではない。しかし、千里の道も一歩から、ともいう】
【いつまでも、もやもやを抱えたままでいるよりは、吐き出してよかった、と。そう思った】


……そんなことありませんよ。こうして話を聞いてもらえるだけで、本当に助かります
こうした機会を得ることさえ出来ない人だって、いるでしょうから

【そんな表情を見せるシルバーキャットに、本心からの言葉を伝える】
【ギアとて、それなりに長く旅をしてきた。嫌なものも、ある程度は見てきたのだ】
【誰も助けてくれない、それはこの世界の基本というべき概念である。そんな世界で、自分と話をしてくれる相手がいる】
【この事実だけで、どれほど救われることか】


【ふと、思考に割って入る呟き。見れば、自分を射抜く彼女の視線】
【彼女にしては珍しく、何かが引っかかっているような調子。そこから向けられるもの】

……シルバーキャット、さん……?

……ええ。そんな風には、僕もしたくないです。すぐに、離れ離れになってしまう、なんてことには
なるべく、迂闊なことはしないようにしますよ

(何も残らない、なんて……信じたくないけど。シルバーキャットさんには、そんな経験が…あるのだろうか……)

【一時の夢を、無意味と断ずる彼女。またも、知らない一面が顔を出す】
【声を震わせてすらいる。彼女自身にまつわる何かが、そこにあったのではないか】

【ギアは、右手で握りこぶしを作って、自らの顔の前にかざす】
【幾度感じたことか、この無力感。人間すらやめたこの腕、これに何が出来るのか】
【何度も何度も、感じ続けてきた感情。自分に、何が出来るのか、その問いかけへの答えはまだ出ない】

……そんなことには、僕もさせたくないです。させません

【大口をたたくのは、自分に言い聞かせるためでもあったが。震える彼女へと、まっすぐに向けられた言葉でもあった】

372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 05:12:14.13 ID:lOkkMAiBo
>>371
/すみません…意識が飛びかけてます
/後数レスで終わりそうな予感がしますが、凍結させてください…
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 05:14:37.94 ID:5g39r7gCo
>>372
/了解です、こちらも正直だいぶ危なかったのでありがたいです……
/では、明日以降に続きということでお願い致します
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 05:21:19.20 ID:lOkkMAiBo
>>373
/了解です。おそらく夕方頃には来れるので、舞台裏でお呼びしますね
/長引かせてしまって申し訳ないです…では一旦おやすみなさいです
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/06(水) 09:49:56.45 ID:QzHJouf+o
>>340
「善にも、悪にも依らない。 そんな男がカノッサ機関に……。
 それは、機関にも様々な人がいて、一人一人を見れば善人がいる。 お前が言いたいのは、そういう話か?」

【謝罪の言葉を向けられた少女は、機嫌を持ち直すどころか、さらに眉間の皺を深くする】
【飄々とした短い謝罪は少女の心には届かず、むしろ印象を悪くしてしまったらしい】

「酔う、酔わないという問題ではないだろう手……」
【例え新米であっても、まだ幼くとも彼女はSCARLETの隊員】
【正義の前に立つ彼女がそのつもりになれば、認められた権限で、浮浪者を一人、自警団に引き渡すのことは簡単だ】

「そもそもお前、今の状況が分かっているか?」

【今現在おこなわれている会話は、路上で交わされる雑談などではなく、一定の権限をもった人物が行う職務質問である――少なくとも、少女はそう考えている】
【善の組織と対治して言葉を交わしている最中、酒などを飲む人物がいるものだろうか。 少女の怒りの矛先は、そこにあるようであった】

「二つ返事って……まさか泥酔して話を聞いていたのではないか?
 カノッサがどういう組織化は知っていれば、真っ当な人であれば断るのではないか」
【僅かに首を傾げ、なにか奇妙な物でもみるような視線を男に向ける】
【SCARLETという組織に所属していることや、彼女の言葉からもその正義感は伺えるだろう】
【その立場から見れば、二つ返事でカノッサ機関に入ってしまうなど、到底信じられないことであった】

「納得? ……納得、か」
【長いため息を漏らして、首を左右に振る】
【一息を突いて少女の様子は落ち着き、低い声で言葉を続ける】
「納得するのは難しいだろう。 ……けれど、嬉しくは無いが、お前の態度を見ていれば、嘘はついていないように思う」
【行いそのものは信じたくないものであるが、男には法螺吹きの様子が見られないと、少女は評価を下したらしい】
【もっとも、少女自信その評価には満足できないらしく、時折唸りながら首を捻っている】

「……組織を本気で抜けたいというならば、それを補助するのは私の――私達も、その手助けをする立場にあるだろう。
 無理にとは言わないが……どこかで死ぬくらいなら、早めに助けを求めてくれよ」
【ポケットから、SCARLETの連絡先が記され紙を取り出して、男に手渡そうとする】
【断れれば諦め、無理に渡そうとはしない】
「のらりくらりも悪くないだろう。 けれど、カノッサに一度でも敵対したことが判明すればどうなるんだ?」
【飄々とした男への彼女個人的な苦手意識や、嫌疑かんなどは取り払われ、一人のSCARLETの人間としての疑問】
【乱暴な口調の中に、一人の悩める男を気遣うような様子が見つけられるかもしれない】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/06(水) 18:00:02.95 ID:tJtpDZ04o
>>370
【弱気な言葉を受けて、少女の赤く腫れた頬の事に思い至ると何も言わずに話題を流す】
【わざわざ自分が怪我をしてまで相手を矯正する義務もない、無理なら無理で好きにすれば良い、と、女は言外に述べていた】

……幽霊、ね。まあ、夜の国であんな事が起きた後だ。あながち杞憂でもないかもな。
瓦解したとは言え一国丸ごと巻き込んだ大がかりな儀式魔術。乱れに乱れた周辺諸国の霊的環境は、一朝一夕でどうにかなるものじゃない。
一時的にしろ地獄の釜の蓋が開いちまった訳だから、中から何も出てこなかったとは言い切れないし。

忙しくなりそうで参るよ。拝み屋やら退魔師やらの真似事なんぞ、柄でもないのに──。

【さて。話せと言われてまず連想するのは、つい先日夜の国で起こった事件のこと】
【欠伸を噛み殺しつつ呑気に言うが、果たしてこれは真剣(?)に幽霊を怖がっている少女の前で口にすべき話題なのだろうか】

【「死人だの幽霊だのを殺したからって、咎める法はない訳だし──そういう意味では、気楽でもあるけど」】
【──などと嘯く女は、どうにも人の感情の機微に疎いようだった。悪意は無いようだが、その分性質が悪いとも言える】

袖振り合うも多生の縁、だな。
往来で他人と袖を振り合うような些細な出会いであっても、それは前世からの深い因縁によるものである。
人と人との縁というものは単なる偶然によるものではないから、大事にすべきだ。という意味だ。

朔夜。Justice″\成員。現在は当該組織と縁深い水の国の冒険者ギルドblue bird≠ノ身を置いている。
好きなものは鍛練と、実用を兼ねた刀剣蒐集。何処かの戦場ででも出くわしたらその時は宜しくな、オラークル。

【黙って相手の顔を立てておけばよいものを、お節介にも聞き齧りの諺をわざわざ訂正して】
【そこに噛み砕いた説明を付け足すと、続けてこちらも淡々と名乗り返す。姓を伏せた事に他意はない】
【相手が裾を離すと、体を振り返らせて折り目正しく一礼。ややあって、そちらへと右手を差し出す】

【他者を寄せ付ける隙のまるでない立ち居振舞いに、やや直截に過ぎる、ともすれば舌禍を招きかねないほどに鋭い物言い】
【加えて嗜好や言動の端々に見え隠れする、戦闘に対する求道者めいたストイックさ】
【何れも、侍──と言うよりかは寧ろ、鋭利な刃そのものを思わせた】
//昨晩は寝落ち申し訳ない……時間の都合がつきましたので、一応返レスしておきます。
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 19:19:47.88 ID:lOkkMAiBo
>>371

【銀猫がこんな表情をするのは、確かに珍しいのかもしれない】
【難しいことはあまり考えず、楽観的に物事を捉え、直感を頼りに突き進む、そんなタイプだから】


ま、そんなことそうそうないと思うけどにゃ。その二人の仲が悪いってわけじゃないならね
できればずっとずっと、一緒にいさせてあげられるのが一番だにゃ
そしたら外に出れなくなるのもあんまり気にならないしね


【何かの理由で離ればなれになったなら、またくっつけてあげればいい】
【ペナルティを負うのならば、その穴を埋めてやればいいだけの話】

【――ただそれは二人が同意して再会した場合の話だ。去ろうとする者をいくら追っても追いつけるはずがない】
【故に彼女はほとんど互いが探し合っている≠烽フと決めつけて話をしているようだった】
【この仮定が崩れているようならば――ギアは彼女の言葉にかなりの差異を感じることだろう】

【作った拳をかざすその姿は、まるで誓いを立てているように見えた】
【闘いにおけるそれとは全く違う。様々な思いはあれど、強い意志が籠っているのははっきりとわかる】


にゃは、そうこなくっちゃね


【伏せられた耳がその言葉を聞いてぴくりと動く。口を衝いて出たのは彼女らしい軽口】
【よくない未来を見つめた時とは違い、確かな声色で言うのだろう】

【状況を変えるのは当事者である彼らだけだ。言うべき言葉も見つからない】
【ただ――次にギアと再会できたならば、彼の晴れた表情を見れればいいなと思った】

/お返ししておきます…!
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/06(水) 20:03:51.58 ID:SMwf3BZio
>>375
「組織としちゃ悪って言われてもしゃーねーだろうけどな。
個人でずっと生きてたからよ、ぶっちゃけ善悪なんて見ている場所次第で幾らでも変わるわけでさ。
――なんつーか、善悪語るのに、意味は無いと思っちまうんだよ。俺みたいな奴はさ。
ただ、当然目の前でガキが殴られてたり、強盗がカバン盗んで走ってりゃムカつくぜ?
だけどよ、そう思ってガキをたすけたり強盗ぶっ飛ばして、それが本当に正しいのかなんて、誰にも証明できねーんだよ。
だからさ、俺は善人になりたくないし、悪人にもなりたくない訳。ガキを助けるのも強盗ぶっ飛ばすのもバイク盗むのも全部。
――――他人から見た良いことも悪いことも、全部俺の自分勝手で済ませちまいたいのさ」

【男は、男独特の善悪に対する価値観を言葉として語っていく。多くの人から見れば、子供を助ければ正義だろう、強盗を倒せば正義だろう】
【だが――、その子供が実は能力者で、無邪気な殺意で人々を殺戮していたとしたら?】
【その強盗が財布を盗んだのが、人質に取られた幼子の身代金を確保するための苦肉の策だったとしたら?】
【その時。助けた子供を殺そうとした相手からは憎まれるだろう。強盗はその者の顔を一生忘れないことだろう】
【だから天乃は善を語らない、悪を語らない。良いことをしたのではない、悪いことをしたのではない。やりたいこと≠しただけだ】
【ある意味で誠実ではある。だが、その有り様は――何処にも依らず、何処にも近づかない故に、果てしなく孤独な生き様でも有った】

「……えーっと、可愛いお嬢ちゃんと人生について熱いトークの展開中って奴?
あ、飲みたいならまだ酒あるからやるけど?」

【少女が苛ついているのは分かるが、だからといって軽口を叩かずに居る事など、したくない=z
【だから男は、いつも通りに軽口を叩き、へらりと本性の分からない笑みを浮かべて、二本目の酒瓶を揺らしてみせる】
【ちゃぷり。透明なアルコールが瓶の中で揺れて、夜の闇に映える光を乱反射させていた】

「いんや。普通に肉食ってパン食っててな。なんつーか……洗脳……?
いや、ちげーな。隠れてた欲望みてーなの無理やり引きずり出されてな、つい入るって言っちまったんだよなァ。
ま……なんだ。欲望つっても、悪いことしたいとかそういうんじゃなくて――ああ、なんだもう……この年で言うのも恥ずかしい望みだがな」

【顎ひげの部分を掻きながら――男は首を傾げつつ、珍しくバツの悪い表情を浮かべる】
【当時の事はどうやらあまり思い出したくないようであり、黒色の双眸には時折真紅の光がちらついていた】

「……ダチってもんを作ってみたくてな。大切なもんできたらきっとぶっ壊して焼きつくしちまうから。
ずっとそういう大切っての作らねーようにしてきたんだが――、やっぱり羨ましいっつーか寂しかったんかね。
愛想は良いんだけどよ、心から誰かのためにとか、何か譲れないとか何にも無いまま23歳でな。
…………その時そいつにな、素直になれって言われて――素直にさせられて、そのまま勢いで、って感じ。
今思い返すと俺らしくないさ。さっさとケツ捲ってあの時逃げてりゃお嬢ちゃんとも職務質問じゃなくて良い店で飯でも食えてたかもしんねーのになァ」

【仲間が欲しくて、カノッサ機関に所属したというのが、この男の語る理由であった】
【軽口を忘れることは無いが、語り口に嘘偽りは無さそうに感じられるはず。そして、大いに後悔しているだろうことも】
【眉間に皺を寄せながら、親指を瓶の首にあてがい力を込めれば瓶の首がまた吹き飛び。男は安酒をまた情緒無く流し込んだ】

「……死ぬ、か。死にたくないとは言わねーが、死ぬなら後悔したくねーってのが持論でよ。
まあ、なんだ。多分今の俺だとろくな死に方しねーだろうから、有り難く頂戴しとく。
…………取り敢えず喧嘩の心得はあるけどなー、戦闘兵連中に今時点で割りと狙われてる訳だ。……ほれ」

【案外素直に男は少女から連絡先の書かれた紙を受け取り、サンキュと存外素直に礼を言う】
【苦笑を浮かべつつ、男はコートの前を開き、己の胸元を少女に見せれば、そこには生々しい傷跡が見えるだろう】
【いくつかの弾痕。傷は殆どふさがりかけだが――傷口からは、熱気と赤い光が漏れている。到底人間とは思えないか】
【――また、いつしか少女と男の周囲には人は消えており、しかしながら幾つかの殺気が静寂の空間に差し込まれて存在を赦されていた】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/06(水) 20:18:00.25 ID:TF6L9RaBo
>>348

【――――――髪先へと伸ばされた手を彼女の手がはたき落とすだろう】
【響くのはきっと、乱雑に白鍵を叩いたかのような鋭い音、髪の毛の細指から覗く彼女の表情】
【それはどこか怯えるような、畏怖と恐怖を抱いた表情で】

【細い眉がくぐもった表情を浮かべたなら、小さな顔たちに僅かな乱れが見えて】
【水面に灰色の暗澹とした色合いが浮かんでいるのを、自分でも察してか】
【ごめんなさい、と返す言葉はどこか弱々しい音律でもあって】


……女性の髪に無遠慮に触るのは罪よ、知ってるでしょ
気持ちだけありがたく受け取っておくわ、気持ちだけ、ね


【付け足す言葉は取り繕うだけに聞こえるかもしれない、手櫛で髪を整えるみたいに】
【太ももで一つに交錯する両脚、ニーソックスに溶ける白面に、微かな憂いを乗せて】
【貴方との間に距離を置くように、右手で頬杖をついたなら、ばつが悪そうにそっと視線を逸らす】

【揺れる声色、ソプラノの刻む少し遠慮したような言葉は、大人びたシロップに漬け込んだみたい】
【糖衣のように耳元に流れ込んだなら、当り障りのない甘さが広がるのだけれども】
【後に残るのは清涼すぎて感じ取れないぐらい、スーッとした言葉だから】


そう、期待しないで待っとくわ、悔しいけど頼らないと生きてけないから
自分の力で生きてけないって、ほんと辛――――――ぇっ?

知ってるの?ひょっとして、うん、そう、マジシャンだなんて仰々しい名前をしたその人
そっか、道理で似て――――――


【そっぽを向いたまま、背中で貴方の言葉を受けていた、キャミソールから覗く肩口は華奢で】
【なぞったならばそのまま掴んでしまえそうなぐらい、無防備で弱々しい背中だろう】
【でもそれでも紡ぐのは、自分の力で生きてきたいな、なんて願望で】

【そんな彼女が振り向くだろう、ゴールデンブロンドがふわり、甘い香りをこぼしたら】
【大きな瞳をぱちくりと動かして、身を乗り出すように貴方に近づこうとしたなら】
【鼻先で鳴らされた指の音が、効果的に染み入った】


……あっそ、はいはいWILD≠ヒ、ふーん、変な名前
まったくそういう風に一々カッコつけなきゃいい男には見えるのにね、アンタもリロードも

私はカノン、カノン=ストラトヴァリウス=初音、よろしくね――――――


【ジャンクちゃん、と彼女は手をジャンクちゃんの方に向けるだろう、細い左手がカウンターの方へと伸ばされる】
【シルクのような肌触りの指先は汚れ一つ無い丁寧にメンテナンスのされた指先で】
【柔肌のほそやかなラインは彫像すらも羨むほどに】

【そして残った指であっかんべーを貴方の方へと向けるのだろう、どうやら伊達男然とした言葉回しは不評のよう】
【それでも、言葉の途中、紡いだ音律は小さくても、彼女の聞き取りやすい声は正直で】
【彼女は隠したつもりだけでも、しっかりと聞こえているだろう】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/06(水) 21:08:54.40 ID:QFcrb9cOo
>>379

【はたき落された手を一度目で追うと、くすり、と苦笑しながら"WILD"は人差し指で己の頬をかく】
【気の強さと甘えん坊な気質が同室にいる、扱いの難しい年頃の少女】
【『だからこそいい』、というのは彼の弁、女性を口説くのが呼吸と同義である男ならではの価値観かもしれない】


『……失敬、出過ぎた事をしてしまったかな
まあいいさ、その私の気持ちだけでも受け取っていただけるのが楽しみだったのだ、何も問題はないね

リロード君か……見知った間柄だ、ただ戦場で肩を並べる事は結構あった気がするが……思い返せば
落ち着いた場所でじっくりと話をしたことはあまりなかったような気がするな』

ワタシの方もそうなのデスヨー、剛太郎さんが話をしたことがあるそうですけれども、
出会い頭に変質者呼ばわりはやり過ぎたから謝っておかないととか言っていたのは覚えているのデスヨー


【過去の戦いで何度か見知った間柄の人物、今の時代でも少なくともナンバーズに目を付けられている以上は】
【今もどこかで元気にやっており、そして今なお戦いに明け暮れる日々を送っているのかもしれない】
【この少女が会った時にはどうしていたのだろうか、少しだけ懐かしさを感じざるを得なかった】

【手を差し伸べられたジャンクちゃんは素直に悦びの表情を浮かべ、す、と手を差出し、その手を握る】
【異様に固い手の甲、しかしそれとは裏腹に掌は異様に柔らかい、こうして誰かと握手をする時不自由でないようにそう出来ているのだろうか】
【屈託ない、眩い笑みを浮かべる侍女は甘ったるい少女の声で】


はい、よろしくおねがい致しますデスヨー、カノンさん!……ふふ、素敵な名前のお嬢様デスヨー

『おやおや、意地悪だなあカノン君……
素敵な響きの名前だと言うのは大いにわかるがね、しかし……『初音』、か
ファミリーネームだけ櫻の国の響きなのが珍しいね』


【一方、肩をすくませて素直に貰える好評を取り逃す"WILD"は、懲りない事にあまり堪えてはいないようだ】
【また今の名乗りで少し気になった点も素直に指摘を行う、ファミリーネームの響きだけが違う不和、ちょっとした疑問が浮かんだようだ】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/06(水) 21:22:26.50 ID:TF6L9RaBo
>>380

【気の強さを形容するには、その仕草はどこか反射的な行為で】
【どちらかと言えば、気丈に振る舞うと形容すべき行動であったのだろう】
【細い喉がとくんと濡れる、飲み込んだ言葉の意味を、誰が知るのか】


そういう対応を強がりって言うんだけどね、ふつー
受け取り方は自由よ、アンタの思う通りに気持ちを受け取られただなんて思わない方が良いかもね
思い込んじゃったら、女の子は幻滅するだけだし

……剛太郎ね、人の名前覚えるの得意じゃないから、人名だされても分からないわ
でも、まあ、そうね、出会い頭に変質者って呼ばれても仕方のない人とは思う


【ジト目、WILDに向けるその視線は長い睫毛の形を滴らせて】
【返す言葉は相変わらずも厳しい言葉、照れ隠しと思うには少し刺が強いか】
【ため息を口の中で溶かしたなら、吐息の断片が白いモヤを作る】

【そんなどこか無愛想な彼女がクスリと微笑みを零すのだろう、口元に右の手を置いて】
【白百合が揺れて、姿を見せる一瞬の明るさは、夜の闇の中に光る星が如く】
【煌めきを一瞬だけみせて、そうして消えていくのだろう】


櫻の国≠セなんて言われても分からないわ、此方の出身じゃないし――――――
そうね、正しく言ったら、此方の世界の出身じゃないから


【少しだけ名残惜しそうにジャンクちゃんから手を離して、左手の肘をカウンターに預けてくるりと姿勢を向き直す】
【組んだ両足は伸びた残影を揺らめかしながら、肉感的な身体の架け橋にして】
【右手には空っぽになったマグカップを握って、手持ち無沙汰に揺らした】


初音≠ヘ母方の名前よ、日本人の血を半分だけ持った母親のね
生まれは日本だけど、血は半分も流れてないわ、名前はその名残

――――――まあこんな事アンタ達に言っても、わからないだろうけどね


【告白するのは、彼女にとってはある種重大な事実】
【視線を少し外して、足元を見つめる様子は、寂しがり屋な少女の形】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/06(水) 21:38:14.20 ID:iUWd6frL0
>>376
「夜の国での事は理解して居るでありますが…………や、やっぱり出るのでありますか?」

【直接関与した訳で無いにしろ、応援で駆けつけたのだから何となくの事は察せる】
【そんな事は冗談だ。と笑い飛ばせれば良いのだが―――――察する事が出来るからこそ、女性の言葉が嘘や冗談の類では無いと理解して】
【一度、身震い。幽霊よりも生きている者の方が怖いなんて昔から言われるけれど、少女に限ってみればその逆のよう】
【其処で本当は嘘だと言って貰えたならば、どれ程の救いになるか――――小さな小さな期待を込めての確認をするけれど】


「し、知っていたでありますよ。ただ、聞き慣れない言葉で少し忘れていただけであります」

【己の放った其れを正確な言葉で訂正されたならば、カッと羞恥に顔を赤く染めることだろう】
【所々の性格は十七歳という年齢相応。言うなれば、負けず嫌い】
【まあ、今更慌てて訂正した所で墓穴を掘るだけ。そんな考え無しの所も又歳相応か】


「朔夜殿、でありますね。こちらこそ、その時は宜しくお願いするであります!」

【――――然れど、背をピンと伸ばして敬礼で答える姿は中々に様になっていた事か】
【後に差し出された右手を見れば自身の右手を用いて握手を交わし、何かを言いかけたその時に――――聞こえるのは、数人の足音と話し声】
【最初こそ若干構えたものの、どうやら聞き覚えの無い事でも無い様で。女性へと向き直ったならば、一つだけの瞳で見上げるのだろう】


「仲間達が到着したようでありますね。これで、無事に一つの仕事を終えられたであります」

【暴漢達の身柄を引き取って貰うために呼んだ仲間の到着】
【その事を告げれば制帽を被り直し、少しばかり意地悪な感情が見え隠れする笑みを向ける事か】


「失礼ながら、本当は最初朔夜殿の事を冷たそうな人だと思っていたでありますよ
でも、話してみて思い違いだという事が分かったであります
朔夜殿なら、大丈夫だと思うでありますが…………もし。もし何かあれば、SCARLETや自警団を頼って欲しいでありますよ」

【女性の言葉を受けても尚優しい人と称するのは、恐らく裾を引っ張ったときに立ち止まってくれた事を示しているのか】
【人によっては構わず進んだり、振り払っても可笑しくは無い事。それでも女性は立ち止まって、話してくれたから少女からしてみれば優しい人】
【元より、戦いの場に身を置いていた。故、女性の抜き身の刃の如き鋭さも解している。解していながらもそんな言葉を発するのは、ある意味では信用の証か】


「では、私はこれより職務に戻るであります。この様な人達がまだ沢山居るのでありますから
今度会ったら、次は今日のお礼の代わりとして朔夜殿に何か奢らせて欲しいであります!」

【一方的な約束を取り付けてしまえばクスリと笑みを零して】
【――――最後に一礼を返したならば、その場から走り去って。歩数にすれば約20歩。もう一度振り返ったならば、その場から手を振って今度こそ路地裏の闇の中へと消える事だろう】

/いえいえ、時間も時間でしたしお気になさらずっ!
/もうちょっと絡みたかったですが、今日は出掛ける事になってしまった為勝手ながら〆の方で返させて頂きたく……!
/お相手、有り難う御座いましたですよ!又機会がありましたら是非お願いいたしますー!
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 21:44:12.53 ID:5g39r7gCo
>>377
……仲が悪い、っていうことはないと思います
きっと、一緒にいたい、はずなんです……

……肝心なことを言ってませんでしたね。探し人のほうが……その人のほうが、会おうとしていないんです
会えば、僕の友人は暗いところから出られなくなるから……
そう僕に告げるあの人は、とても冷たくて……怖かったです


……でも。だからといって、何もしないでいれば、きっと後悔します

【シルバーキャットの言葉に、ギアは一番重要なところをはっきり口にしていなかったことを、今更のように思い出した】
【同時に、その人形の身体が再び小刻みに震え出す。想起される、あの冷たい瞳。自分などでは、とうてい推し量れないものがそこにあった】

【しかし、握り拳に込めた力を必死に強めて、その震えを少しずつ抑えていく】
【顔を上げ、シルバーキャットに再び向かい合う】


……ええ。出来ることを、します。後悔は、したくないですから

【彼女の、はっきりとした声音に、同じく確かな声でそう返した】
【震えは、収まってはいなかった。しかし、先ほどよりは小さいものになっていた】

【ここから先は、自分でやるべきことだ。でも、こうして話を聞いてもらえたことは、間違いなくギアにとっては救いだった】
【友人のこと以外にも、個人的に抱えている事情もあった。そんな状況で、シルバーキャットに会えたことは、救いだった】


……シルバーキャットさんは、これからどうなさるんです?

【ふと、そんな言葉が漏れ出た。今日これから、というつもりではなく、今後、という意味のつもりで】
【大会への出場を最後とするなら、これからの彼女はどこへいくのだろう】
【自分の話ばかりしてしまったこともあって、彼女自身のことへその意識が向いた】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/06(水) 21:58:51.61 ID:QFcrb9cOo
>>381

『ハハ、手厳しいな……
ご指摘を感謝するよ、今後の参考にさせていただこう、私とてまだまだ未熟者だ
―――まあ、実は結構君に叱られるのを楽しみにしている、というのもあるのは黙っておこう』

思いっきり口に出してますデスヨー……すいません、この人いつもこうデスヨー


【割と素直で結構のん気な気質なのかもしれない、大人の寛容さとも取れなくはないが】
【手元のマグカップが空になったのを確認すると、改めてジャンクちゃんに次のホットココアを注いでもらう】
【二杯目を口にすると、一層寒気が吹き飛ぶような感覚が体で感じられる】


出会い頭に変質者呼ばわり……いや、それを言いはじめたら"WILD"の今の御恰好もそうとうアレな気が
しないでもないからどっこいどっこいだとは思うのデスヨー

『おいおい、私のセンスを信用できないのか?少なくとも指を指されて変質者などとは一度も呼ばれたことはない
まあ陰でひそひそと言われている可能性を否定はできないが……しかし櫻の国をご存じない、だって?本当かいカノン君?』


【そこでようやく、彼女に”奇妙”という印象を二人は抱きはじめていた、『櫻の国を知らない』、など……ずいぶんと懐かしい反応を返されたのだから】

【続いて、告げられた真実は二人の反応を大きく変えていた、そこまで普通の態度で聞いていた"WILD"が、日本、というワードを聞いた瞬間にピタリ、と動きを止めた】
【煌めくゴールデンブロンドの髪からは連想も出来なかった真実、ずっと平静でいたジャンクちゃんも目を見開き、上品に両手で口を押えている】
【理由はこの世界の出身ではない事が半分、もう一つはその真の出身地がよりにもよって―――】


まあ、アナタ『日本』の出身だったのデスヨー?……日本、ずいぶん久しぶりにその名前を聞きました
ええ、ワタシたちはただの一度もその土地に足を踏み入れたことはございません、しかし昔からよく存じておりましたデスヨー

『あの土地の出身である人物と何人か面識があるからね、すぐに思い出せるだけでも三人もいる
今話をした剛太郎君も、しばらく会っていないノビタ君とドラ君などがそうだったし、私は数年ほど各地を旅していてね
まあ本職が冒険家、トレジャーハンターなのもあって、その土地の出身の人間とは何度もあった事がある

少しだけ驚いたよ、君の口から日本という土地の話を聞くことになるとは
あそこの出身の人間は皆、私みたいな黒い色の髪がほとんどだったからね……という事は君も世界の穴を通り抜けてしまった
『迷い子』の一人なのか……』


【日本、思えば自分たちはこの未だ見知らぬ土地との因果を何度も感じたことがあった】
【果てしない大冒険の最中にも、拠点で腰を落ち着け一つの財団を築き上げる最中にもその国の名前を聞いていた気がする】

【改めてその名前を聞いたとき、"WILD"はぐ、と左手で右の拳をぐ、と力いっぱい掴んでいる、彼は今何を思うのだろうか】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/06(水) 22:14:50.92 ID:QzHJouf+o
>>378
「私は学に乏しいから、善悪について語れだなんて言われても、口下手な説明しか出来ない。
 そういう訳だから……適当な言葉しか出ないが、とりあえず俺はお前の考え方に共感できる」
【2、3度ほど、少女は頷いてみせる。 短く唸り声をあげた後、ゆっくりと言葉を選びながら言葉を続ける】
「SCARLETは正義の機関だ……その機関員であるからには、大きな声では言えないが……私は、自分が正義のために戦っていると……いつもは考えていない。
 お前が言った通り……ほら、目の前で苦しんでいる人が居ると、心がムカつくんだろう?
 だから、ムカついて嫌だから助けるんだ。 ……正しいことをしたと、誰かに評価をしてもらうとか……そんな事を考えるより前に、私が嫌だと思うから、その原因を取り除く。
 ……そんなものだよ、私は。 味方を変えれば、これも自分勝手を押し通すわがままだろう」

「そんな感じだ……とは言っても、このような説明では伝わらないだろうが」
【額に指をあてて、ばつの悪そうな表情をする】
【ともかく、少女は男の考え方には賛同ということらしい】

「そう茶化すな、折角まともな雰囲気になってきたというのに」
【批難を気にすることなく酒を飲み続ける男に、不機嫌そうな表情を浮かべる】
【――ものの、男の本質を理解し始めたのか、声を荒げるようなことはしない】
「私は勤務中だぞ、妙な誘いをするんじゃない」
【飲みたいか? という問いかけには、声を荒げた】
【断る理由は勤務中であるから。 酒を飲みたくないとは、一言も言わない】

「心の隙間に付け入られた――いいや、巧みに付け入ってきたのか?」
【男の言葉を聞いているうちに、表情を曇らせていく】
「そういう事情で、それで今は抜けたいというのなら……お前だけを責めるわけにはいかないか」

「……ダチ」
【軽口を交えながらも、真剣に語る男の話を静かに聞いている】
【正体不明の赤い光のことは、訝しげに眉を吊り上げる】

「それじゃあここに、SCARLETに来たらどうなんだ?」
【静かに男の言葉を聞いていた少女は、男の語りが途絶えてしばらくたつと、ゆっくりと口を開く】
「……私はつい先日加入したばかりで、上手くは説明を出来ないけれど、どうせ、機関から狙われている身なんだろう?
 それなら、裏切り者として戦うのも、正義の味方として戦うのも、同じことだろう」
【突拍子もない意見を語る少女の言葉は力強く、それもかなり本気で言っている様子だ】
「逃げるよりは、胸を張って戦った方が良い……そうは思わないか?
 うまい飯を食べに行くのなら、遅いってことはないはずだ」

「傷――治療はしなくとも、大丈夫なのか?」
【空間を漂う怪しい気配に、瞳を細くする】
【どこかから向けられる殺意に抵抗するかのような鋭い視線は、獣のうな色を秘めている】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/06(水) 22:15:26.95 ID:TF6L9RaBo
>>384

【少しだけ心の中でむっとした、表情には微塵にも出さないが】
【興味なさげに新しく注がれたココアを両手で抱えて、口元を湿らせる】
【ふんわりと甘い触感に、冷たい頬の色合いが薄く、それでいて紅くなっていく】

【刺のある言葉を、余裕を持って受け止める、それは彼女にとっては、あんまり嬉しいことじゃなくて】
【凄くやきもきした気持ちを、胸の奥に積み重ねていって、掌の中で燻り燃える焔みたいに】
【だからって思う、悔しいな――――――そんな気持ちの彩りを】


うん、ジャンクちゃんだっけ、の言葉に同意するわ、正直近寄りたくないセンスかもね
でもその、ネクタイの柄だけは認めたげる……ん、変なとこに食いつくのね

ええ、櫻の国だなんてそんなアンタの服みたいにセンスの無い名前知らないわ


【肩を竦めたなら、白鷺が如くきめ細かな肩口がほのかな形を揺らして】
【宵月のように静かな頬の触れる温もりにも似た感触を改めて形作る】
【ソプラノが怪訝そうに形を乱したなら、そこに残るのは疑問符の乗った色】

【両手で握ったココアのカップを膝の上に置いた、組んだままの膝は静かなままで】
【スカイブルーの双眸と、ゴールデンブロンドの綺羅びやかな香り】
【その姿は日本というイメージからはかけ離れているが】


……っホント!?私以外にも、そんな風な人が居て……!!
って、その表現やめてよ!なんか、擽ったぃ……

あ、ああ、うんと……私の住んでる世界にもさ、日本以外の国があるの
私は一応日本で生まれたけど、親は別の国の生まれだから、見た目はそうね、日本っぽくはないかも

でも、良いことなんて無いわ、人には見合った姿と見合った場所があるのだから
髪の色、肌の色、瞳の色、それで区別されるだなんて、冗談じゃない


【貴方の表現に僅かな動揺を見せるだろう、冷たい表情の下、慌てた様子はただの一枚の少女】
【白い頬に赤みが混じったなら、あぁうう、だなんて言葉にならない声を漏らして】
【少し恥ずかしげに左手を左目にあてて、もう、なんて言葉を付け加えたなら】

【紡ぐ言葉は、ちょっとした説明だろう、口語的な言葉ではあるが】
【最後に語るのは彼女の持論、吐き捨てるように紡いだ言葉の後は、鋭いスカイブルーが描かれて】

【透き通るように白い素肌は、ジャンクちゃんなら見覚えのあるかもしれない、雪国出身の少女を思わせるかもしれない】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 22:26:18.51 ID:lOkkMAiBo
>>383

【想像していなかった事実がギアの口から告げられる】
【単純に考えれば、外に出られる状態のままでいさせたいから会わない、となるだろう】
【もちろん銀猫もそれを考えた――けれど、ギアは優しさを感じなかったようだ】

【もしかしなくてもかなりこじれた問題であることは確かだ】
【体勢が辛くなってきたのか、彼女は膝を折って三角座りのようになると】
【おもちゃのてっぺんを顎に当てて低く唸るだろう】


……誰だって後悔したくないもんね


【ほとんど何も言わなかったということは彼女も判断がつかないのかもしれない】
【だってそんな状態で会ってしまったなら、即座に別れる可能性は十分にある】
【彼女の思考が及ばないということも大きい――が、それと同じくらいにもうひとつ】


なんかわからないことがいっぱいあるような気がするにゃ
もし今度その二人に会ったら全部訊けばいいんじゃないかにゃ?


【結局最後はこんな答えになってしまった】
【言われなくても、ギアなら次に実行しそうなことだ】
【でも彼女なりの、精いっぱいのアドバイスだったのだろう】


【――と、予期せぬ問いがキアから投げかけられる】
【これに関しては考えるまでもないことで――いや、きっと考えた方がいいのだろうけど】


そうだにゃ……いつも通りふらふらするにゃ。今は野良猫だからね
それからもっと修行して、もっともっと強くなるにゃ!


【まるで本当にその辺の野良猫のような計画性の無さだ。違うとすれば強さを求めている点か】
【しかし小さく拳を固める彼女は、それを見据えて燃えていて――当分は修行に明け暮れるのだろうか】
【その先のことは……考えているのか、いないのか】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 22:56:04.73 ID:5g39r7gCo
>>387
【探し人の――彼女の、妹を想う気持ちに偽りはない、とそう感じた】
【しかしそれ以上に――相手は、妖怪との戦いを生き延びてきた巫女】
【自分とは、住んできた世界が違いすぎた。しかし――ギアとて、正義組織の一員であり】
【あの巫女の少女の友人でもある。それもまた、確かだった】

【体勢を変えて唸りをあげる彼女、ギアも話し疲れたのか少し体勢を崩す】


……そうですよね。やらなくて後悔することになれば、きっとつらいでしょうから

【ギアも同じく、言葉少なになってしまう】
【どれほど深い事情があるかはわからない。自分が干渉することで、さらなる事態の悪化を招くことになるかもしれない】
【それに、自分自身の問題もある。ここでは口にしなかったが――ギア自身、探されているのだ。その身を狙われる、という形で】

【また暗い方向に行きかけた思考を、彼女の言葉が引き戻した】


――そう、ですよね
考えていてもわからないんだから、聞くしかない
すぐには、教えてもらえないでしょうけど……

そんなことにも気付いていませんでした……やっぱり、一人で悩んでるばかりでは出てこないこともありますね
本当にありがとうございます、シルバーキャットさん

【彼女のアドバイスに、一瞬意表を突かれたような顔をした】
【そして、彼女にまた感謝を告げた。あの時、友人の探し人たる巫女に「話すつもりはない」と言われて】
【その直後、首を撃ち抜かれて。それから、ずっと自分の中だけで葛藤していた】
【わからないなら、聞けばいい。そんなことにも気が付かないほどに】

【答えてもらえない可能性の方が高い。ことは、もしかしたら彼女らの家の重大な事情にも関わっているかもしれない】
【それでも、このままもやもやを抱え込むよりは、ずっとマシに思えた】

【今宵、シルバーキャットに出会えた幸運に、何より話を聞いてくれたシルバーキャット自身に】
【ギアは、心から感謝した。人形の瞳の奥、その魂が少しずつ生気を取り戻していた】


武者修行の旅、ってことですね
今のシルバーキャットさん、いい目をしてますよ

僕も、おもちゃ売りをしながら旅してますから、またこれからも会うことがあるかもしれませんね
その時までに、また新しいおもちゃを考えておかないと!

お互い、頑張りましょう!!

【無計画ではあるかもしれないが、同時に力強い思いにも満ちた彼女の瞳に】
【ギアもまた、自身に喝を入れ直す。己の本業も、おろそかにはしたくはなかった】

【ギア自身、あまり計画性があるとは言えないが――最初の時に比べて、だいぶ元気が出た様子だった】
【隣同士で共に拳を固め、明日へ進む思いをそこに乗せる】
【お互い、それぞれの戦いしか出来はしないだろうが。それでも同じ空の下で、彼女も自分も前に進もうとしていく】
【その事実だけで、ギアにとっては十分だった】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/06(水) 23:01:53.21 ID:QFcrb9cOo
>>386

【カノンの評価に対する二人の反応はそれぞれ違った、ジャンクちゃんはえ!?という顔でカノンの方に驚きの顔を向けている】
【よりによってあのネクタイが有りとは、と言いたげな顔をしている一方で当の"WILD"はふふん、とだいぶ上機嫌そうにしている】
【もしかしなくとも、このネクタイが彼にとって一番のお気に入りの柄なのだろう】


『このネクタイに目を付けるとはお目が高い!……これ私が20の頃に数量限定で生産された代物なんだ
いや、今でも思い出せる……当時の私の心を釘づけにしてなんとしてでも手に入れてやるといろいろと手を打った物さ
今でも使っている最高のお気に入りさ!』

もう、"WILD"、カノンさんが困ってしまいますからあまり無邪気に振る舞わないでくださいませ、デスヨー


【大人らしからぬ無邪気な一面、たしなめるのは目前の侍女の少女だ】
【背丈は見た目"WILD"の半分ちょい程度の極めて小柄な少女にしか見えないのに、しっかり者のお姉さんという印象がある】
【日本の話に移ると、彼らは一つ一つの話を聞き、ふむ、ふむ、と相槌をしばらく返しているが】


……本当の話でございます、これまでノビタさん達を代表に何人もの彼の国からの来訪者に出会ってきたことか
貴女のお話にも聞き覚えがございます、日本以外にもいろんな国があるというお話でしたデスヨー
以前ウォーケン神父の遺言を届けてくれた方は『中国』、ノビタさんがお会いしたオーベールさんは『フランス』

それに、そう……ソニアさんも以前ワタシに『ロシア』という国からやってきたお話をしてくださいましたデスヨー
雪に包まれた極寒の国のお話でした、……皆、残してきた故郷の事をずっと忘れずにいるのかもしれない、あの時もそう思ったモノデスヨー……

『―――――――――――――――――――――――……』


【ジャンクちゃんがその世界の事を思い出していた時、"WILD"は無言で顔を伏せていた】
【過去を思い出す、にしてはややジャンクちゃんに比べ違和感のある無言、彼の世界になにか思う事でもあったのだろうか】

【しかし、最後に見せた棘のある言葉に関しては、彼も改めてその目線をカノンに向けながら】


『……少しだけその気持ち、わかる気がするな、私もこの通り生まれついての黒髪でね……櫻の国の出身でもないから
名前も漢字表記ではなく、物珍しいモノを見るような目に晒されたような覚えはあるからな

気分悪いよな、周りと見た目が違う事を区別されるのは……そんな事はどうだっていい
何であろうとカノン君は『私の心をときめかせる美しい女性』に他ならない、無粋な区別は不適切だとも』


【彼にとっても思う所のある過去があったのやもしれない一方で、最終的に帰結するのは】
【美しい女性を愛でる、という事柄、この軸をブレさせるつもりはもう一切ないらしい】

【年頃の少女をからかっている様子はまるでない、言葉の全てに熱の入った真剣味すら感じさせるこの姿勢】
【目の前の女の子と仲良くなりたい、その事に全身全霊を注ぐのが彼の在り方なのだろう】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/06(水) 23:08:48.37 ID:MXmGM/kRo
【街中・大通り】

―――少数精鋭とは言ったものの、少なすぎる……
大会出場者も直接スカウト出来たのはごく小数だったのが痛いな……

【左手に資料入りのクリアファイルを持ち、それに濡羽色の瞳を落として男は溜息を吐く。袴に薄藍のインバネスの、和を感じさせる黒髪の男だった】
【スタスタと街中を歩く彼の表情は憂いを帯びていたのだが、その理由には彼のコートの右肩の「其れ」が関係していた】
【―――緋色の鷹の紋章、即ち「SCARLET」の一員だという証。自警団・軍・警察から選抜された面子で構成されたその組織は、国家の枠を超えて防衛に向かう】

【選抜となれば、自然と人数が絞られてくるのだが……彼の悩みは、「其れにしてもSCARLETメンバーが足りなさすぎる」というものだった】

スカウトを手広くするべき……だが焦るあまりSCARLET全体のレベルを下げては元も子もない。
ネット募集もしているらしいが、その場合は面接と試験があるから……えー、ネット募集は殆どが落選。好待遇に釣られた連中と思われる―――か
……正直、あの待遇でも割に合うかは怪しいぞ―――なんせ、命を懸けているのだからな

【空いた右手を顎を置き、うーんと小さく唸る。確かにSCARLETは心強い味方にはなると思われる。SCARLETの活躍がGIFTを止めたのも事実だ】
【―――しかし組織の規模がまだ小さすぎる。より大規模な事件の防衛を仮定すれば、今のままだと効果は期待できない。―――男はそう危惧する】
【資料の小さな文字を読みこめばネット募集についての詳細が書かれており、男は気になった箇所を目で追いながら唱えた。「殆どが落選」と】

【多くが高給に釣られたのだろうが、男はそんな連中に甘さを感じていた。今突然救援が来れば直ぐに駆けつけ,左腰に佩いた刀を抜かねばならない】
【相手がカノッサだろうと、GIFTだろうと。間に合うと国が判断すれば電話が鳴る。その厳しさを解っていないのだろうと、彼は思う】

まぁ、俺がこの目で判断するしかないか……必ず眠っている筈だ、正義の志を持った強者―――

【資料にびっしりと並んだ文字、その中の一文に瞳が鋭く細まった。「SCARLETメンバーは自由にスカウト可能、正義の志を持つ強者を見付けるべし」】
【―――だが、その資料に視線を集中させる余り、歩いていることに全く意識が向いておらず】

【……つまるところの、前方不注意。―――目の前に誰か飛び出していても、衝突を避けることは出来ないことは間違いなかった】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/06(水) 23:13:16.26 ID:SMwf3BZio
>>385
「いんや――、なんとなくだけど分かるさ。
お嬢ちゃんは――、そうしたい≠ゥらそうしている≠だろ?
だったらそれでいいんだ。……自分に嘘つかないで生きてられるってのは、一番後悔しにくいからさ」

【へらへらとした笑みではなく――、何処と無く少年染みた、何か嬉しそうな笑み】
【理解。それを得られたことが、なにかとても嬉しかったのか。酒瓶の中身を一口分減らして、口を瓶から離す】

「んじゃ、勤務終わりなら良いって事でおっけー?」

【にっ、とニヒル気取りの笑顔を浮かべてみせるが、如何せん無精髭にボサボサロングだ】
【せめて髭を剃って髪を整えれば多少はまともになるだろうが、どうしようもない】
【ただ、少なくとも最初に比べて少女との距離は縮まった事はわかったのか、男も少し本質を隠そうとする振る舞いは消えつつ有った】

「基本的にそこらじゅうほっつき歩くし、力の制御は苦手だし、軽口叩くし、ずっと酒飲んでるし、見た目ホームレスだし、元カノッサだし、実は今のバイク盗んだバイクなんだけどよ。
…………それでも、まー……なんだ。真ん中で居る俺の心情的にはアレだな、世間一般の悪党のカノッサに居たなら――バランスを取るのも、悪くは無い。
ただ、SCARLETの掲げる正義と俺のしたいこと≠ヘ違うかもしれねー。……それでもいいなら――考える、ぞ?」

【最初に並べ立てたのは、どう考えても自分の中で自警団に向いていないであろう部分。実際カノッサに入る前にも幾つかの軽犯罪は犯していた】
【バイクについては盗んできたバイク屋にこの前残りの分の金は置いてきた為、一応の精算は成されているが、一応言っておきたかった】
【その上で、それでも良いと言ってくれるのならば。――ダチを見つけられる、かもしれない。そんな希望を、抱きたくなった】

「あー……なんて言えばいいかな。問題ない」

【傷を心配する少女に対して、男は苦笑。胸元の傷をすこしなぞりつつ――革ジャンの前を閉めた】
【そして、一歩前へと歩き――右拳を握りしめ、路地の奥に視線を向ける】
【膨れ上がる殺気、そして路地裏からあふれだす10人程度の機関兵達。ナイフや拳銃などそれぞればらばらの装備で、男と少女を屠りに掛かってきた】

「――心はまだしも、身体は人じゃあないからな」

【対峙する男が、少女の一歩前へと出て――握りしめた拳を、一人目の機関兵に向けて振りぬいた】
【振り向く拳から硝子のひび割れるような不快な音が響き、男の右腕が紅蓮の炎に包まれた】
【ボディアーマーと拳がぶつかる。しかしながら、発生した音響は拳が砕ける音ではなく――金属質な轟音で】

「取り敢えず細かい話は飯でも食いながらしよう。まずは片付けねぇと、おちおち嬢ちゃんを口説けもしねー。
そういや、俺ぁ名乗ったけど、嬢ちゃんの名前は教えてもらってないな。……なんて言うんだ?」

【軽口を叩きながら機関兵達と向かい合い――、拳銃の射線にあえて入ることで少女を射線から外す男】
【男の右腕、肘から先の部分はいつしか白銀の外骨格に覆われており、表面の罅のようなラインからは紅の光が漏れだしていた】
【軽く後ろを振り向き笑む男の瞳は、血の様に朱く、炎の様に光り輝いていた。――人では、無い】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/06(水) 23:20:08.56 ID:TF6L9RaBo
>>389

【まあ着けてるのがアンタじゃ魅力半減だけどね、とサラリと言葉を返して流すのだろう】
【それでも、役割がきちんと分かれているWILDとジャンクちゃんの様子は、どこか微笑ましくて】
【どこか羨ましいほどに、仲が良いように見えた、から――――――】

【少しだけ妬ましいって、思うことはきっと、無理の無い事なのだろう】
【心の波間に浮かんだ一粒の波紋、それをかき消そうと手をいれる度に大きく波が揺れて】
【器の中からこぼれ落ちないようにってその心配だけをしていた】


……なるほどね、中国フランス、それに……ロシア、と意外と国際色豊かね
どれだけ親密なのかしら、こっちの世界と、あっちの世界って――――――

あら、どうしたのかしら、普段は頼んでもないのにペラペラと喋るアンタが黙って……


【脚を組んだまま、ぐっと前のめりに姿勢を崩した、肘を太ももの上に乗せて、手を組んで支えのようにしたら】
【ちょこんと小さな顎をそこに乗せて、顔を伏せるWILDに対して、視線を向けさせる】
【可憐なその身体が縮こまったなら、少動物のような柔らかさをそこに表して】

【不思議そうにその表情を眺めていたなら、返ってくる言葉は存外に真面目な言葉】
【少し返答に戸惑ったのが二人の目にうつるだろう、手を離して、イスの背もたれに身を預ける】
【両手がぶらんとイスの側にたれたなら、スカイブルーの瞼が雫のように乱れて】


珍しく気があったわね、アンタの気持ちと大体一緒よ、私のもね
ああでも……でもね、そういう言葉は、もっと選んだ方が良いと思うわ

――――――勘違いしちゃうじゃない、私みたいな高飛車な女の子じゃなくて
もっと、そこのジャンクちゃんみたいな、優しい子だったら

気をつけて、アンタの言葉と態度はそういう風に、取られちゃう、から
それだけ情熱的ってことなんだろうけどね


【席を立つ、彼女の動作、言葉の残響を爪先で踏みしめる様子は、凛とした色合いをそこに潜めて】
【くるりと背中を向けたなら、コートを取り出して、羽織るのだろう、寒空の下に行くように、と】
【ツインテールの長い髪の尾っぽが揺れたなら、そこに彼女の言の葉の意味合いを秘めて】

【ごちそうさま、と残した言葉、桃色の吐息から零れる微塵の揺れもない完璧なメロディは】
【少しだけ上ずったソプラノだから、だからきっと、彼女だって貴方の言葉に揺らされた証だから】
【――――――また来るわ、って恥ずかしそうに付け足した表情を悟られてほしくなかった】

【去りゆく足音が寒空の下、消えていく姿がいつまでも残っていた】


/この辺りでしょうか!お疲れ様でしたー
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 23:39:26.60 ID:lOkkMAiBo
>>388

【礼を言われれば彼女は「いいってことにゃ」と得意そうに返すのだろう】
【……実際大したことなんてしてないのだけど。そうやって軽口を言えるくらいには、彼女も明るさを取り戻していた】
【銀猫にとってもギアと再会できたことは幸運だったようだ】


にゃは、燃えてきたにゃ! 誰よりも強くなってみせるにゃ!

そうだにゃ、その時はまたおもちゃを見せてもらうにゃ
ギアさんもあたいと模擬戦やってほしいにゃ。また闘いたいにゃ!


【果たして何のために強くなるのか――不明だが、ようやく闘志が彼女の眼に戻った】
【次に会ったらまたおもちゃを見せてほしいなんて、確定事項のように決めて】
【そして、また闘いたいと言った。大会で一度闘ったくらいじゃ満足しないのだろう】
【何よりおもちゃを駆使した闘いは彼女にとって新鮮で――もっと見てみたいという気持ちがあった】

【最後に彼女はギアに合わせて大きく鳴くと、ベンチから跳ぶように降りて】


じゃああたいはそろそろ行くにゃ。またどっかで会おうにゃ!


【それだけを言い残すと、その場を後にするだろう】
【銀色の髪を揺らして――風に乗るように走り去っていくはずだ】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/06(水) 23:39:37.16 ID:36pU2mAZo
>>390

【夜の街を早足で歩き回っている一人の少女】
【歩くたびに黒い髪の毛を上下させて、それにあわせて服のフリルもやんわりと揺れる】
【表情がまったく無い顔にかけられた眼鏡が鋭く月明かりを反射していた】

【時折歩みを止めて辺りを観察して、また歩き始める】
【そんな不思議な行動を繰り返しながら彼女は大通りへゆっくりと歩みを進めていた】

…意外と人は少ない
だけどその分雑踏が密集していて昼より気持ちが悪い

【昼も夜も街は煩いのだが、どうやら彼女にとってそれは違うものに聞こえているらしい】
【様々な場所から雑踏が聞こえてくる昼と、雑踏が様々な場所に密集する夜】
【どちらもどちらで変わりの無いように思えるが、違うといわれればそうも思えるかもしれない】


次は…大通り。
ネオンの光が目に眩しいですね…

【虫を誘う街灯の光の様に大通りの方からは様々な光が漏れ出ている】
【そんな光を浴びて不快そうに目を細めながら彼女は大通りへと足を進める】

【勿論男が居るなんてまったく気付いていない】
【否。もし気付いていたとしても相手が避けてくれる物だと思っている】
【なので彼女は何の疑いもなしに大通りへと足を踏み出した】

/二時くらいに凍結挟むかもしれませんが!良ければ!
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 23:54:29.80 ID:5g39r7gCo
>>393
【得意げな彼女を見れば、自然と顔も綻んだ】
【自分と話したことで、彼女も明るくなれたなら、これほど嬉しいことはない】

はい、ぜひ新しいおもちゃを見てください!
模擬戦も、喜んでお受けしますよ。今度は負けませんよ!!


【強くなる。彼女にもまた、その強さをもって成し遂げたいことがあるのだろうか】
【しかし、彼女ならきっとさらに強くなるだろう。ギアにはそう思えた】

【彼女の申し出みは、双方の快く同意する。ギアとしてもおもちゃを見てくれる相手は貴重であったし】
【大会での負けに、悔しさを感じてもいたのだ。また、一戦交えてみたい。ギアも同じ思いだった】

【猫の動きでベンチから飛び降りる彼女に一拍遅れて、ギアもベンチから立ち上がる】


はい、僕もそろそろ宿に帰ります
またお会いしましょう、シルバーキャットさん!!

【まさに風の速さで駆け抜けるシルバーキャットに、別れの言葉を投げて】
【その背中が見えなくなるまで、見送った】

【少し、夜空を見上げて伸びをすると。ギアも歩き出す。来るべき、明日へ向けて】


【――去りゆくギアの背中に送られる、視線】
【ベンチから離れた場所から、その背中をにやついた表情で見送る、くすんだ鉛色の瞳に舌をピアスで埋めた男】
【その存在には、気付くことなく。ギアは夜の街へと消えていった】


/ここで締め、でよろしいでしょうか
/二日に渡るお付き合い、本当にありがとうございました!! 
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/06(水) 23:55:53.24 ID:lOkkMAiBo
>>395
/お疲れ様でしたー!
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/07(木) 00:03:02.71 ID:mbgoHkqco
>>394

【突然、無機質に並べられた文字へと向かう意識が妨げられる。……身体に奔った衝撃によって。―――とは言っても軽いものでは有るが】
【その衝撃により、左手で軽く握っていたクリアファイルは零れ落ち、僅かに地面を滑って停止した】
【緋色の鷹、即ちSCARLETの紋章と「SCARLETメンバースカウト要項」と大きく書かれている資料の表面を上にして】

―――っと……!!

【鋭く細まった濡羽色の瞳は衝撃と同時に丸く見開いて、驚きの感情を示す。瞳は地面へと落ちたファイルへと向かい、直ぐに拾おうと腕が伸びかけたが、動きが途中で止まり】
【―――視線に入った少女の方へと移り。申し訳なさそうに口が開いた。……資料よりも大事なのは自分と衝突した彼女の様子だと、直ぐに気が付いたようで】

あー……その、済まない。―――完全に此方の不注意だった。
少し思い悩むことがあるからか、このような事に……。―――け、怪我は無いだろうか……?

【もし彼女が尻餅をついていたならば、落ちたクリアファイルへと伸ばされた手は彼女の方へと方向を変えるだろう】
【それでも尚、ファイルを直ぐにでも拾いたい彼の様子は見れば解る程だった。―――このファイルの内容は基本秘密事項だから、という理由が彼を焦らせるのだが】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 00:07:28.53 ID:1H7TgGL9o
>>392

【やはり、自分たちの聞き覚えのある国を彼女も存じている、その世界には複数の名前の国が存在する】
【一国の規模は自分のいる世界の国々以上の規模があるのだろうか、詳しい事は自分もよくは知らないが……】
【能力者の存在がほとんどいない世界、未だその場所に足を踏み入れたことはないが、どんな場所なのだろう】


……"WILD"?どうなさいました?急に言葉を詰まらせてしまうなんてらしくありませんデスヨー?

『……ん?ああ……気にしないでくれたまえ
かれこれ7〜8年くらい前からこの現象が活性化するようになったんだったな、以来向こうの世界の文化も一部
こちらに流れたり、同じ文化がある事を確認したりといろいろ分かった事があるんだよな』


【たとえばこの国の共通言語が向こうでは日本語と呼ばれていたり、など】
【元よりむこうとこちらの世界には共通点がある、その事を彼は思い出しでもしていた―――という訳でもなさそうだが】
【前のめりに覗き込めば、目深にかぶった帽子に隠れた彼の顔がかすかにみえる、凛とした逞しさを感じさせるするどい眼差し―――それが少しだけ覗き込んでいた】

【最後の言葉まで聞いてもあまり悪い気などしない、席を立った彼女を見送った後、彼も立ち上がりながら】
【懐より、何年か前に流行したホラー映画のホッケーマスクを顔にはめながら彼も、その背をジャンクちゃんに向け】
【レジにて、巻き毛に眼鏡の侍女に財布からココア代を取り出して支払いはじめる】


ありがとうございましたカノンさん!またお越しくださいませデスヨー!

『情熱的という評価、素直に感謝する
しかしまあ私だって、こういう言い回しは女性の前で格好つけるときだけしかやらないのだよ、カノン君、また会おう

私も失礼するよジャンクちゃん、また詳しいことが分かったらいろいろ話してあげよう―――諸君!勤労ご苦労である』


【ありがとうございます!"WILD"様!という侍女たちの言葉を背に受けながら彼も去っていく】
【店の外は皆、すっかり寝静まっており、街灯だけが白く道を照らしているのが分かる、そんな中"WILD"は空を見上げた】
【雲一つない満天の星空、ノスタルジックな気持ちが胸に湧いてくる、そんな中彼が懐から改めて取り出す物、それは】

【―――ややふるぼけた、革製の黒いソフト帽だった】


『……ついに、なんだな……ノビタ君――――君は今どこで何をしている?『答え』を目の前に何を思う?』


【ぽつり、とそれだけを星空に呟くと、彼は改めて黒のソフト帽を懐に仕舞うと】
【己のかぶっている方の帽子を深くかぶり直し、夜道へと消えて行った】

【←To Be Continued...】

/お疲れ様でした!
/二日にわたる絡み、お疲れ様です
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 00:11:35.59 ID:caHNov/Io
>>397

――――?!

【大通りへ出た途端、自分の身体に走る謎の衝撃】
【何が起きたかも把握できずに少女は地面へと落ちていく】

【数秒後に自分は誰かとぶつかって転んだんだと漸く理解した】

…いえ。私も前方を見ていなかったので
貴方だけに非があると言う訳ではないと思います

【差し出された手を掴む事無く、少女はゆっくりと立ち上がって服を叩いた】

こちら…落としましたよ?

【SCARLETの紋章が書かれたファイル、中身が見えないよう少女は慎重にそれを拾う】
【そしてそのファイルにあまり視線を向けないようにして、男の方へと渡そうとするだろう】


400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/07(木) 00:30:45.05 ID:mbgoHkqco
>>399

ああ、なら良かったよ……偶に凄い剣幕で詰め寄ってくる人もいるから……
「どう責任とってくれんのじゃ、おう?」などと言われて困り果てた覚えもあったな……

【少しだけ胸を撫で下ろすような表情を浮かべれば、問題は次へ。―――つまり、資料】
【直ぐに視線をファイルへと戻し伸ばした手をその方向へと戻すが、彼女にスッと機密文書が拾われてしまう】
【一瞬男の体が止まるが、彼女がすんなりと渡してくれるとなれば直ぐにファイルを受け取って胸に抱えた】

―――あ、ああ。……ありがとう。
……中身は―――やはり見えてしまったか?
その、正直に言って欲しい。……別に見られたからどうということはないが、一応確認しておきたいのだ

【……見られたからといって刀を抜いて口封じなどする筈も無いのだが、一応その事実だけは確かめたかった】
【―――このまま見られたのか見ていないのかを有耶無耶にして去るほど気分が悪いものは無かったから】
【見られてなければ其れでよし、見られていたなら己の不注意を強く戒めるのだろう。……だが内心、恐らく見られているだろうとは思っており】
【―――でかでかと書かれた紋章に、新聞の見出しのような大きな文字で書かれた「SCARLETメンバースカウト要項」。いくら見えないように拾おうと、それくらいは見えそうなモノで】
【細かな内容までは難しいだろうが、この2つは確実に見られたのだろう―――と思いたくないが、そうとしか今の男には考えられなかった】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 00:41:03.07 ID:caHNov/Io
>>400

私はそんなにガラ悪くありませんので…
と言うよりそんな風に詰め寄られてもどうにかしそうですね

【こんな少女が男に詰め寄っても何も恐れる要素は無い、寧ろ滑稽だ】
【それに自分にも非があると考えているので男にキツく何かを言う必要も無い】
【正直言うとお尻がまだ少し痛いが、少女はそれを億尾にも出さなかった】

ええ…少しだけですがパラパラッと確認できました
覗き見つもりはなかったのですが…見られて拙い物なら申し訳ないです

【見ないでおこうと努力はしたのだが、やはり数箇所は目に入ってしまった】
【その数箇所で何かが分かったという事はまったく無いのだが、聞かれた分には正直に答えるしかない】

もっと深く言いますと。そのファイルがSCARLETと言う組織の機密ファイルだと察せれました

【相手はきっと自分がこのファイルをどこまで見てどこまで理解したのか、それも気になるかもしれない】
【なのでワザと彼女は自分が理解しえた事をわざわざ口に出すのであった】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/07(木) 01:07:55.84 ID:mbgoHkqco
>>401

……いや、逃げるよ。それが波風を立てずに済む一番良い方法だからな。
他の方法だと人が集まったりしてより面倒な事態になりかねないかも知れん……

【そのような文句を言ってくるガラの悪い連中の8割は威勢だけなこともあり、実力行使で黙らせることは簡単だ】
【しかしそのような方法を取るわけにはいかない。SCARLET―――つまり市民を護る盾の役割を担う組織に属している身故に】
【―――男が落ち着いた表情を取り戻しつつあったのも束の間、彼女の正直な一言で表情が強張った】

……ま、まぁその程度なら問題ない。
どうせ右肩のマークでSCARLETだと言う事は解るのだから……ふぅ、安心したよ。
―――別に見られて困る内容では無いし、特に君のような子供には恐らく知ったとしても有用な情報では無いだろうが……
それでも一応機密ファイルではあるからな……部外者には知られないようにしなければならないのだ

【ファイルを大事そうに抱えれば男は深い息を吐く。―――そう、別に知られても問題ないだろう】
【そもそも彼女の外見から考えられる年齢の少女はSCARLETの存在すら知らないことも多いし、そして別にその組織が人材不足で困っていると言っても「ふーん」で終わる筈だ】
【―――彼女ががマスコミとか情報屋ならばSCARLETの印象が悪くなる恐れがあるのだが、そんな筈もなく。……今更ながら、心配は要らなかったという考えに落ち着いた】
【彼女が知ったことはコレが「SCARLET」のファイルと言うだけ。―――つまり人材不足で困っている、などというやや恥ずかしい情報は漏れてはいない。そう男は結論付けた】

一つ聞いてだろうか……君の年代だとSCARLETという言葉は知らないんじゃあないのか?
右肩にある緋色の鷹―――この紋章も、きっと知らないだろう?

【SCARLET。……恐らく高校生が受ける政治経済のテストで、時事問題として出るレベル。ニュースでは度々出るワードだが、それ程若者は興味を示す訳もない】
【要するに高度な能力犯罪に対応するために各国の軍と警察が協力し創設した精鋭部隊であり、国家の枠を超えてカノッサなどの敵から市民を護るのだが―――】
【―――彼女は知っているだろうか。単純に自分達の知名度も、少しは気になるこの男であった】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 01:22:14.29 ID:caHNov/Io
>>402

意外…
私も逃げますけどね。それでも来るようだったら撃っちゃいます

…勿論当てませんけど

【そんな奴らに絡まれたら少女も男と同じように逃げる】
【もしそれでも駄目だったら撃つと彼女は意図も容易くそう口にする】
【勿論それを命中させるつもりは無いと、言葉の後に付け足したのだが】

機密って言われれば少し気になるのが人間の性…
私はそこまで気になりませんけど。
と言うよりこれ以上機密事項ばっかり頭に入れてたらオーバーヒートしそうです

【機密と言う言葉を聞いて興味有り気けにファイルに目を移したが、それは一瞬の事】
【と言うよりSCARLETの人間を見るのが初めてなので、どちらかと言うとファイルより男の方に興味がある】
【もちろんそれを悟られないように、少女は男とファイルに向ける視線を交互に切り替えてはいるが】

私の年代の子達は知らないでしょうね。
でも私は知っています…と言うより嫌になるほど知れるんです

うろ覚えですがその紋章は入団時に配布される物…だと聞いた覚えがあります

【様々な人間や物のことを読み取っている少女には、『知らない』という現象があまり無かった】
【今の男の問いもうろ覚えではあったが誰かから読み取った覚えがあるので何と無しに答える事ができた】
【記憶が定かではない為間違いと言う可能性は存分にあるのだが】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/07(木) 01:45:09.33 ID:mbgoHkqco
>>403

……俺は君のような子が銃を持っていることに意外なのだが。
―――近頃物騒とは言え、子供に銃を持たせる世の中になっているのは俺達から言わせると悲しいな……
我々水の国自警団が信用されていないとも取れるから……だ

【SCARLETと言う組織は軍・自警団・警察から選抜されたもの+スカウト組で構成されるのだが、今の発言で彼が自警団所属だと言う事が明らかになる】
【―――悲しくはあるが、それも仕方がないと彼自身もそう認識していた。……度重なるカノッサのテロに、今まで対抗できていなかったのも事実】
【信用が失われた水の国自警団を立て直す為に大会が行われ、SCARLETが誕生した―――という理由も有る。それでも尚、失ったものを完全に取り戻せるとまではいかない】

【彼は彼女を一般家庭の子供であり、親が勝手に彼女に銃を持たせたと思い込んでいた。……まぁ普通はそう考えて当たり前だろうが、勿論そうとは限らない】
【―――彼女の次の発言が、彼にその事を気付かせた。……つまり、普通の少女では無い―――と予感させる何かが発言に見えたのだった】

……なんだ、君の脳内はそんなに極秘情報で一杯なのか?
―――俺が思う普通の少女とは、少し異なる境遇……ということだろうか。ああ、勿論探る気はない……それも機密なら、言わなくでもいいさ
……探られることを嫌がる身である今の自分が、君を探るなんて訳にはいかないからな

【反射的に言葉が出たが、直ぐに「探る気はない」などと言葉を付け加える。気になるは気になる。それは仕方ないだろう】
【偶々ぶつかった少女が銃を常備していて、脳内が機密事項だらけ。……明らかに普通の少女ではないが、今の立場では言及する気にもなれない】

……? ……まぁ、確かにその通りだが。
―――この紋章がSCARLETである証拠、故に入団時に初めて配られるモノだ。

【「嫌になるほど知れる」―――というワードに首を傾げながらも、彼女のうろ覚えの情報には首を縦に振って答えた】
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 01:57:22.09 ID:caHNov/Io
>>404

普通の子供はまだ武装なんてしてませんよ
私はちょっと普通じゃないんです。だから銃を持っているだけ
別に貴方様方が気負う問題じゃないですよ…

【確かに少女は銃を所持しているが、誰もが誰も持っているわけではない】
【世間一般的にはまだ子供達が持っているのはスマートフォンやガラケーなどでが大半である】
【最近は結構物騒であるものの、少女が見る限り銃が往来で流通するほどまでに治安は悪化していない筈】

【それにそんなことが許されているなら、それこそ自警団の信用問題だと思う】

別に私は何にも感情を抱いていないし属していないから探られるのは嫌いじゃないです
と言うよりそんな話せるほどに深い人間じゃないですから…
結構こう見えて薄っぺらい物の寄せ集めで出来ているんですよ?

【探りたいならどうぞお好きにしてくださいと言わんばかりの台詞を口にする】
【もちろん男が何か聞いてくれば少女は隠す事無く何でも答えるつもりだ】
【男がそれを信じるかどうかは別としてだが】

能力者なんです。私
人や物の情報を読み取れる。だから知ってるんです

【首を傾げる男を見て、サラッと自分が能力者であることを伝える】
【しかもあろう事か自分の能力の事を簡単にだが話していた】

406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/07(木) 02:11:13.17 ID:mbgoHkqco
>>405

……―――随分と大人びているな、君は。
それでも聞くわけにはいかないさ。……君の問題ではなく、俺の問題だ。いくら相手が良いと言っても、自分がされて嫌なことを相手にするのは余り好ましくない
―――別にせざるを得ない状況下でもないからな

【「私は何にも感情を抱いていない」などという言葉に少したじろいだ。……コレが噂の中二病というやつか?などと思ったが、そんな失礼なことを口に出す訳にもいかず】
【―――彼女はつまり今の自分とは真逆だった。探られることに嫌悪感を感じない、ということだろうか。……だからと言って、男は聞こうとはしない】
【……つもりだったのだが、彼女が呟いたあるワードが彼の意識を惹きつける。―――「能力者」】

―――……あー、スマン。 少々格好が悪くなるが、やはり撤回させてもらう……
「能力者」とならば話は別だ。……しかも、もし本当にそうならば。君の能力が「情報を読み取る」ものならば―――君という人間が、物凄く重要になってくるかも知れない……

【刹那の撤回。軽く頭を掻いてバツが悪そうになりながらも、結局彼女について言及しなければいけない状況になった為に仕方の無いことだった】
【その能力、にわかには信じ難いことだが此処で彼女が嘘をつくとは思えない。―――それよりも、直ぐに頭に浮かんだのは】
【……もしそうなら、この資料の内容も。SCARLETがメンバー集めに苦戦しているという情報も、読み取られているのではないか……という疑念】
【―――その疑念が篭った濡羽色の視線が、じろりと彼女の瞳に向けられた】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 02:18:47.68 ID:caHNov/Io
>>406

大人びているわけじゃないですよ。心が渇いて冷め切ってるんだと思います
だから何だって話でもないんですけどね

【自分自身で冷め切っているなんて言葉を口にして少し恥ずかしくなるが、出した言葉は口には戻せない】
【下手に弁解するとみっともないので、いつも通り無表情を貫き通す事に決めた】
【もちろん心の中では相手が一刻も早く忘れてくれるのを願うばかりだが】

重要?ああ…そうでしたね。それ機密ファイルでしたね
でも大丈夫。私は何も見ていませんから

…信じられないなら拘束でもして尋問にかけますか?

【自分の能力の内容を明かしたのは少々やりすぎだったなと、今になって気づいた彼女】

【べつにやましい事はしていないので、少女は両手を上げて無抵抗をアピール】
【もちろん相手が自分に何らかのアクションを起こしても抵抗はしないはずだ】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 02:20:40.74 ID:caHNov/Io
>>406
/すみません、凍結よろしいでしょうか?駄目でしたら〆でも構いませんので…
/明日は殆ど家に居ますのでいつでも返信できます
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/07(木) 02:24:24.50 ID:mbgoHkqco
>>408
/凍結了解です。自分も明日はほとんど家にいますのでいつでも返信可能です!
/返信はしておきますので明日でよければよろしくお願いします!
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 02:26:35.43 ID:caHNov/Io
>>409
/わかりました!
/10〜12時までには返信いたします!
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/07(木) 02:45:30.00 ID:mbgoHkqco
>>407

……能力者というだけで周りとは違う生活を歩まされる人も少なくはない。だから心が渇いていても全く不思議ではないさ。
―――とは言いながらも、俺には珍しい力も何もなくてだな……正真正銘、唯の無能力者だよ。
この刀だけで能力者と戦わなければならないが、能力が無くても何とかなるものさ……

【能力というものは人の評価を一変させる。……彼女が能力者だと知った瞬間、少しだが眼の色が変わったこの男と同じように】
【―――それ程能力というものは大きな存在だということでもある。……武器を持った無能力者、武器を持たない能力者。どちらが脅威かと聞かれれば答えは決まっている】
【自警団員が能力者に虐殺される事態も珍しくないのだから、能力者という時点である程度の戦力があるとみなされても仕方がない事】
【―――とはいっても、彼女の能力は戦闘向けではないのだが。そうだとしても、気味悪く思われるなどの過去があったとしても不思議ではない。……実際どうなのかは謎ではあるが】

俺がそんなことをする人間に見えているのなら、それが一番悲しいよ……―――勿論しないに決まっている。そんな趣味はないし命令されても御免だ。
確かに信じ難いが、嘘を付くとも思えない……というより、気になるのは「見ていなくても読み取れる」ということは無いのかなのだが……?

【……流石に悪事の一つもしていない彼女を拘束するなんて出来ない。―――が、正直な話彼女の能力と正体によってはあり得る話である】
【例えば彼女がカノッサなどの悪の組織にいるだとか、狙われているだとか。……そうならば、拘束もしくは保護は十分に選択の余地がある】
【―――そして能力。人や物の情報を読み取れる―――というが、読み取る条件などによればその能力の脅威の大きさは変わってくる】

【彼女を自警団側に、兎に角正義側の人間にしてしまえば―――カノッサやGIFT相手にかなり有利になれるのではないか。彼の脳内に浮かぶ、そのビジョン】
【例えば兵からアジトの居場所を抜き出す―――そんなことがもし、もし可能であれば……! 彼女の能力が悪の殲滅への鍵となることも確かだろう】
【……彼は無意識に唾を飲み込んだ。もし本当にそうであれば、拘束しかねないと思ってしまったからだ。……そうなれば、また撤回しなければならなくなってしまう】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 10:39:21.70 ID:caHNov/Io
>>411

能力が無いのに能力者と渡り合える?
そんな人が存在しているなんて…驚きました。
刀一本で能力者と対等に渡り合うなんて相当な実力者なんでしょう

【相手が無能力者だと知って少しだけ声色を驚きの色に変える】
【勿論一般人と能力者が交戦する事があるのは知っているが、大抵は鉄砲玉のように一度きりで終わってしまう人が多い】
【だけど相手はそう言う風の無能力者じゃない、何となくだけどそう言う風に感じられた】

そう…だったら。自分も変に警戒しなくてすむから助かります…
基本的に見ていなくても読み取れますよ?勿論能力行使中の話に限られますが

【そう言うや否や、見た方が早いと言いたげに頭上に能力による円盤を出現させた】
【少女の足元には円盤に刻まれた模様と同じ形の魔法陣が小さいながらに展開されている】

この園内に入ればある程度の事は理解できます…
心を完全に読み取る…なんて芸当は不可能ですけど

【男が聞きたいであろう事への答えを出して、少女は円盤を手元に下ろした】
【足元の魔法陣が無くなったのを見る限り、能力は解除されたのだろう】

/遅れてゴメンなさいっ!
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/07(木) 16:32:41.98 ID:mbgoHkqco
>>412

元々は自警団に入った理由は無能力者でも能力者を倒せることを証明する為……だったからな。
まぁ、今は自分の事などどうでもいい……問題は君だ

【―――出現した円盤は彼女が異能を持つ証明。頭上と足元の其れへと男の視線が2,3回上下する】
【「成程」と小さく呟き、顎に手を当てて考えこむ仕草。……つまり、ある程度の接近がなければ読み取れないということ】
【「この圏内に入れば―――」と彼女の説明と同時に、男はスッと2,3歩後ずさりした。……もしかしたら拘束しなければ、という考えは読み取られたくないに決まっている】

……―――君は尋問にかける側の人間としてかなり優秀だと思うのだが。
君の能力があれば、拘束したカノッサの兵からアジトの場所を読み取ることも可能……
まぁカノッサ側も全ての兵に重要情報を渡しているとは思えないが―――ナンバーズをもし捉えたとしたら、きっと不可能ではない……と見ていいかな。

【冷静な表情と振る舞いで尋ねるが、身体が震えそうな状態を必死に押し留めていた。……彼女の存在が、現状を覆す鍵になるかも知れない】
【―――そして反対のことも言える。……つまり彼女がもしカノッサやGIFTに取られたのなら―――此方の手が全て読まれる、ということもあるから】
【カノッサ等の悪と、UTやSCARLETの正義。正義と悪の「戦争」にとって、彼女の存在があればそれだけで情報戦で相手の上を行ける】

……完全には出来ないと言っても、今イメージしていることくらいは読み取れるのだろう?
―――そうならば、強力過ぎる。……カノッサのアジトはどこだと聞けば、アジトを読み取れる。
……アジトさえ分かれば、勝利は近い―――かつてコーネリアスを葬った時も、アジトの位置が割れたからだったように……!

【―――そうならば、彼女は絶対に必要だ。……自警団やSCARLETじゃなくてもいい、兎に角彼女を正義側の人間にしたい―――】
【軍・警察・UT……別に属していなくても、尋問の時にだけ呼べるようにしてくれれば文句なしだと彼は思う。それが無理だとしても、彼女という「情報兵器」を敵に渡すことは許されない】
【―――この世界の運命を担う能力を背負ってしまった彼女には、多少の同情もあった。仕方がないが、彼女を「彼女自身」ではなく「能力」でしか見ないのだろう―――と】

/すみません、こんな時間になりましたが……
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 17:08:52.84 ID:caHNov/Io
>>413

問題は私――――?
何となく言いたい事は分かるような気がします

【自分の能力はもしかすると必要とされているのかもしれない】
【それか男は自分の能力に何らかの興味を抱いている】
【人付き合いが苦手な少女であったが、何となく脳内にそんな考えが浮かんだ】

能力の事を過信しすぎだと…
私の能力はあくまでも分析し解析する能力です
貴方が思っているような読心能力には近くて遠い存在だと

【人の頭の中を読もうとなんて考えた事がないので、自分の能力がどこまで通じるかは分からない】
【使うとしても弱点を調べたり、周りに何人居るかを把握したり】
【今まで物騒な経験が無い為に、まったくもって自分の能力の本来の力を使うような事はなかった】

ええ…それ位でしたら。多少は

だとしても貴方が想定しているような物が流れ込んでくるわけではありません
あくまで断片的な…例えるならば数百とあるパズルのピースを数個見つけるようなものだと思います

【対人に能力を行使しても、相手の完全な考えが流れ込んできた事は一度も無い】
【強く思っている事や心に強く残っている物が時折読めた事もあるが、それも完全では無かった】

/いえいえ。気になさらないで下さい!
/18時位〜21時過ぎまで少し席を外すかもしれません
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/07(木) 17:40:15.77 ID:mbgoHkqco
>>414

……そう、なのか。分析解析となると、戦闘中ならば相手の能力を読み取ったり、弱点や行動パターンを……と言った感じだろうか?
―――そうならば俺が思っていたものとは全く異なるのだな……済まない、勘違いをしていたようだ

【少しだけがっかりしたような、安心したような―――そんな説明できない感情が心内に流れていた】
【改めて抱いた感想は、案外戦闘向けの能力なのかもしれないな―――というモノ。直接戦闘をするのではなく、戦闘補助ではあるが】
【それでも彼女への興味が尽きたという訳ではない。其れは其れで、かなり強力。―――能力者殺しの、能力者になるかも知れないという、期待が胸を膨らませる】

……相手が無能力者ならば、武器を持っていれば其れを使って戦うだろうと解る。つまりある程度の予測が可能、そして対応ができる。
能力者の怖い部分は、どんな能力か全く予想がつかない所……炎を吐くか、雷を操るか。魔物を召喚するか―――予想など、一切できない。

……実際、死んだ自警団員の多くは所謂「初見殺し」だ。―――その初見殺しを防ぎ、「何をやってくるか解らない」という恐怖を防げる……それが君の力ではないのか?
―――また勘違いならば、済まないが。

【自分は無能力者故に、能力者の怖さ強さは嫌という程に体感してきた。―――彼女がいれば、その怖さが消える。……つまり、彼女を欲しがっている自分がいた】
【「欲しい」という言葉にせずとも、きっと伝わるだろう。……彼女がいれば失われる命が減るかも知れない―――そのような希望の光を、瞳の奥に灯して】

……兎に角、君は物凄く貴重な存在だ。―――だが、其れも少しだけ気の毒に思える。
その能力故に、普通の子とは違う人生を歩む事になった……のかも知れないから
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 17:46:32.20 ID:FsdX2LlMo

【公園、ベンチ】

【黒い髪、白いワイシャツ、その裾をこれまた黒いチノパンに入れている。】
【腰には新聞紙に包まれた長い棒と、口には煙燻る煙管。】
【紙で作られた小さな灯籠が、彼の隣におかれていて。】

【青年はベンチに座り、新聞紙を広げ――挟まれていたチラシに目をつけた。】


夜の国が人員募集――機関員撃破及び六罪王が一人アンバーブラッドを拘束されたし――
正義を持つものよ集え――!!


………………手付け金300万成功報酬700万計1000万の報酬だと……?!


【――思わず口から煙管が落ちた。詰まっていた灰が、新聞紙を焦がす。】
【そんなことにすら気づかずに、彼はチラシの報酬の部分をじっと見つめていた。】
【『命をかけるとこんな儲かるのか』と、灯籠売りの低所得貧乏人はその目に輝きを灯す。】

【――びゅぅと風が吹けばそれに煽られ、灰に焦げ行く新聞紙がごうっと火を起こし、今まさに広がろうとしていた。】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 17:50:55.71 ID:caHNov/Io
>>415

ええ…其方の考え方の方が上手く説明に当てはまっています
別に貴方が謝る必要は無いと思いますよ。こちらも説明不足でしたし…
それに貴方が言っている事も出来ないと言う訳ではないので、間違いではないかもしれません

【正直今男が言ったとおり。弱点などを読み取る方が得意なのだが、男が勘違いしていた事も出来なくはない】
【男にフォローを入れる意味合いも込めて、最後に少し曖昧にできない事はないと口にした】

その分野に至れば私の専売特許だと…
幻などには滅法強いと自負していますので

能力の全容が分かる。と言うわけでは有りませんがその考えは間違ってはいないと思います
隠された物を見えやすくするのが私の能力…なのかもしれませんね

【男との会話で何となく自分の能力の事が。自分の力の使い道が分かった気がする】
【元々そう言う風に使おうとしていなかっただけと言うのもあるのだが】
【だけど、その力を必要とされるのならば彼女はどうするのだろうか?】

私は今まで普通の人達みたいに幸せを手につかめるなんて思ってませんよ
それに…見えないものが見えるのは案外苦痛ですから

【自分が気の毒なのはとうの昔に気付いていた】
【だからこそ必死で感情を隠して、今の自分へと至るのだ】

/すみませんちょっと席を外します
/出来るだけ早く戻ってきますので!
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/07(木) 18:16:23.93 ID:mbgoHkqco
>>417

申し訳ないが俺自身も、どうやら君に普通の暮らしをさせたくないようだ。
その能力は、多くの命を護ることができる。―――自警団員の犠牲を、少しでも減らすことができる。
―――故に君がもし人を護るためにその能力を使えるならば、俺達SCARLETに君は必要だ。……最早君には隠す必要が無いな

【抱えていたファイルの表面、SCARLETのスカウトについてかかれた内容を彼女へと見せる。……つまり、彼女をスカウトしたいということだった】
【―――前提として彼が放った言葉は「人を護るためにその能力を使えるならば」。SCARLETがどういう組織かは、彼女は知っているだろう】
【その厳しさも。命を落とす恐れがあることも。……SCARLETに身を置きながら、普通の生活は歩めないということも】

……―――勿論、拒んでも良い。君自身の幸せを考えるなら、寧ろ拒むべきかも知れない……
が、俺は君をスカウトしなければならない。……一人でも犠牲を減らせる方法があるのなら、其れを目指さない訳にはいかない

……後、聞かせてくれないか? 今の君は、どのような生活を送っているのかを。……その能力が君にどんな運命を歩ませているのかを。

【見開いた濡羽色の瞳は深い色をしており、その奥には強い意志の煌きが感じられる。彼女を幸せから遠ざける行為になりかねないことは解っている】
【―――其れでも、彼には彼女を誘わない理由などなかった。一人でも多くの人命を救えるのなら、と】

/了解ですが大丈夫ですよー!
/レポートと同時進行なので、焦らなくても心配しないで下さい!
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 18:58:18.31 ID:o1AzKjDio
【路地裏】

【そこには二人の陰があった。一方は血に倒れ伏した、機関員の戦闘員で】
【もう一人は若い女性――外套付きの将校服を着込み、その手には刀】
【白一色の服装にはかのUTのマークも見えることから、状況は理解に難くない】

【―――だが、戦勝には似付かわしくない異様な静けさと冷ややかさが周囲には満ちていた】
【まるで音が何かに食われてしまったかのような不気味さの中、女性は刀の血糊を指先で拭い】

……………………、……………―――――っ。

【もしもこの時、誰かが路地裏の角を曲がるなりして現場に至ったなら】
【そこで見るのは、朱色の髪をした彼女が、同色に染まった指先の汚れを眺め】
【茫洋としつつも何かに魅入られたかのように立ち尽くす、そんな姿だ】

【空気が重い。肌をピリピリと打つような、妖気にも似た何かが立ち込めて】
【僅かに息を吹き返した機関員が小さく呻く。煌めく刃は、再度瀕死の敵≠ノ振りかざされ―――】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 19:22:29.45 ID:nKqHObxq0
>>419

オイオイ、その辺にしとけよお嬢さん………まるで通り魔≠ンてぇだぜ?
その服についたマークの為にも―――もう止めておくのが良いと思うがな………。

【ふと―――路地裏の入り口付近からそんな声が響いてくる】
【どこか軽薄そうな声色だが………諭すように女性へと語りかけてくる、そのマーク≠ニはUT≠フマークの事だろう】
【声の主へと視線を移せば―――月光に照らされてやはり軽薄そうな人物が立っていた。】

………なんだか得体の知れない気配だが、同業者≠ンたいなもんだからな…悪いが止めさせて貰った。
まぁなんだ―――ディナーでも奢るからその刀、下したらどうだ?

【少し量の多めのウェーブのかかった銀髪で頭にバカンス用のサングラスをかけ、紫の澄んだ瞳をしており】
【紫のシャツの上に七分丈の白いジャケットを羽織り銀色のネクタイをだらしなく結んで下は白のハーフパンツに白のデッキシューズ】
【といったいかにも軽薄そうな格好をした長身の青年、ジャケットの胸には緋色の鷹≠フワッペンが張り付けられている】

【軽薄そうな青年は両手でどうどうと制するような仕草をしながらゆっくりとだが女性へと近づいて行く】
【そしてその胸のワッペンは………近頃創設された自警団の上位組織の―――。】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 19:37:11.38 ID:o1AzKjDio
>>420

【凍りついた空間を割るように響いた声に、機関員の頭上数センチで刀が止まる】
【助かった機関員はといえば――死を覚悟していたのだろう。ガクリと気を失って】

……誰?私は襲われた側として、厳正に対処したまでよ
それを通り魔呼ばわりされちゃ堪らない……待って、鷹=c…?

【刀の汚れを払い、鞘に収める。女性が振り返るのはそれからだ】
【指先の血液は、それを隠すように腕ごと外套の内側へ収め】
【向ける視線はこれまた朱色――いや、朱色だったが、すぐに空色へと変化した】
【現実的な現象ではない。見間違いか、あるいは何か――――】

……『緋色の鷹』に『同業者』……そう、貴方SCARLET≠ヒ?
名前は聞いてたけど、実際にメンバーと会うのは初めてだわ
こんな所に何か御用?見回りだとしたら殊勝だけど……。

【兎に角にも、彼女は刀の柄からも手を離し、至って冷静に言葉を返した】
【周囲に張り詰めた妖気のような冷ややかさも身を潜め、じとじととしたいつもの路地裏】
【全身白一色かつロングのツインテールを朱色に染めた彼女は、さぞ際立つことだろう】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 19:53:01.15 ID:nKqHObxq0
>>421

【刃が止まったのを確認して、ふぅと一息つきながら肩を竦めて表情を弛める。】
【一度気絶した機関員の方へも視線を向けるが、直ぐに女性へと視線を戻して見つめる。】

理屈は分かるが………まるで鬼≠ンたいだったぜ?
アンタたちは対テロ組織などに対する顔≠ナもあるんだ………それにどこに眼≠ェあるかもわからない
それなりにうまく立ち回った方が後になって厄介な事にならなくて済むと思うぜ。

【「俺みたいに!」とニカッと笑いながら右手の親指で自分を差す、この男もかなり模範的≠ニはいえない格好だが…。】
【少女の瞳の変化に、一度ピクリと眼が反応するが………直ぐにまた飄々とした笑顔に戻ってワッペンをトントンと叩く―――】
【瞳の変化に対する反応は一瞬空気が弾ける程の威圧を感じたが―――今は収まっている。】

おう!俺はSCARLET≠フメンバーディック・ホワイト≠セ!よろしくなUT≠フお嬢さん!
あぁ、そうだ………ナンパ―――じゃなくて見回りだよ見回り!最近色々と物騒だからな、特に路地裏なんかは

アンタも見回りでこんな所≠歩いてたのか…?

【協力関係にもある自警組織の一員である手前表面上は親しみを込めて接しているが………】
【どこか探る≠謔、な感覚も感じる―――先ほどまで路地裏を支配していた妖気≠ノ対して警戒しているのだろうか】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 20:08:06.46 ID:o1AzKjDio
>>422

鬼≠チて……ッ…!……・気のせい、じゃないかしら?
確かに言うこともわかるけど、別に悪いことをしたつもりは無いもの
見られて困る相手なんて特には……ところで、それってジョーク?

【鬼≠ニいうその単語――僅か一瞬だけ語気が乱れたのは怒りからではない】
【ただ少し、頭痛が走ったような様子だった。その後は、直ぐに普通の対応に戻り】

【彼が明るく笑って言うセリフには、冷ややかに、それも首を傾げて応えた】
【空気が冷えていた、張り詰めていた。そんなことは存在しないかとでも言うような態度は】
【何かを隠している――というよりも内包している、そんな具合で】

……路地裏でナンパって、相当趣味が悪いと思うわよ?
もっと公園とか、街中とか……見回りだ、っていうならいいんだけどね

私?私はそうよ。自警団に入る前、UTが発足する前から見回りが趣味だもの
こんな格好してるのだって、言ってしまえば示威行為=c…
『私が居る間はここで悪い事するな』って、ね。中々、効果はないんだけど。

……申し遅れたわね。私はUT所属のアンジェル・ベルジュロン≠
ナンパならお断りだけど、お茶くらいなら奢ってくれてもいいわ

【女性――少女から大人になりたてという年頃の彼女は、ふぅと一つ息を吐く】
【どうやら、探りあいは不得手の様子。ホワイトの態度に気付く様子は無かった】
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 20:08:38.95 ID:x2Zvo+PD0
【路地裏】

【人気もなく不気味な暗さがある場所】
【そこに一人の男がいる】

 やっぱ、人がいるんじゃあこんな格好でいけねえよなあ

【半袖の服に黒のジャケットを着ている】
【下に少々長めのズボンを着用】
【ろくに髪を気にしていないのかぼさぼさである】
【特に隠す気もなく服にカノッサ機関の証である逆五芒星刻まれている】
【20代後半に見える】
【そんな男が歩いている】

 はあ、まったく暇なもんだ
 任務も終わらせてもいるし、どこに行こうか
 しっかし、六罪王のレギンが実質的に行動不能か
 だがそれと同時にまた六罪王が派手ことをやったもんだ
 それに参加すれば強敵とも戦えるかね

【そういい男は歩く、どこへとも目標が定まらず】
【そんな風に歩いている男、だれかと遭遇するかもしれない】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 20:19:38.43 ID:FsdX2LlMo
>>416
/まだ募集しておりますので一応……
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 20:24:34.50 ID:nKqHObxq0
>>423

は?い、いやあくまで比喩だが………なんだぁ本当に鬼≠ゥ何かなのか?
まぁそうだな―――今自警団員をここまで派遣してる………じきに到着するだろう。

その機関員は自警団で身元を預かる、異論はあるかー?
ついでに言うと割と本気で言っていたがアンタの反応を見たらジョークにしたくなった………。

【相手が鬼≠ニいう単語に喰いついた事に少し面を食らったような顔をして一度仰け反り…怪訝な顔で見つめる。】
【そして手元の端末で何処かへと………恐らく最寄りの自警団の詰所へと連絡を送ってから女性に対して確認を取る】
【相手の冷ややかな反応については苦虫を潰したように顔を顰める。】

ちげーよ!大通りでナンパしようとしてたらここの様子がチラッと見えたんだよ!ってしまった…。
そうなのか………そいつは変な事を聞いて悪かったな。

アンジェル・ベルジュロン≠ゥ―――良く聞く名前だな、こいつは失礼………取りあえず通りにでも出るか。

【そう言いながら機関の男を手錠などで軽く拘束し、アンジェルを大通りへとエスコートしようとするだろう】
【そして横目でアンジェルを見ながら口を開く―――。】

よぉ………最近そっちの調子はどうだ?民営だから色々と大変じゃねーか?

【出てきたのは何の事はない世間話―――返答するも流すも自由だろう。】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/07(木) 20:32:59.55 ID:yh5HuUdzo
>>424

【すれ違う風の傾き、吹き抜ける清涼な風が貴方の頬をなぞるだろう】
【路地裏の奥、そこから漂った夜風は、澄んだ淡い色合いの風で】
【視線を傾けたなら、宵月に照らされる柔らかい輪郭が形を創り出す】


――――――その逆五芒星には見覚えがあります
貴方も、天野司と同じ機関≠フエージェント

そう認識しても、宜しいですね


【声の主が姿を表す、溶けた風の顕現にも似た爽やかな言の葉】
【けれどもそこに舞うのは、また明らかな敵対の意味合いであろうか】
【淡々と紡ぐ言葉はきっと、隠すこと無い機関の印に向けた意図】

【鮮やかなピンク色の長い髪の毛、結った横髪の先だけを黒色に染めて】
【大きく肩を露出した短い丈の白いノースリーブドレスと黒いロンググローブ】
【後裾は膝丈のスカートのように、柔らかな太ももを包んでいる】

【黒のニーソックスの先には機能的なトゥーシューズを履いた少女】
【スラリと伸びたボディラインと豊満な胸は、彼女の健康的な美しさを助長して】
【大きな翡翠色の瞳は、深い色をそこに歪ませていた】


貴方に恨みはありません、でも、貴方の属する組織には数え切れないほどの罪があります
風守≠フ名にかけて、邪気なる風、鎮めさせていただきます

Amity Affliction=\―――――!!


【彼女の言葉が響くとともに突風が吹き荒れるだろう、彼女の背中から貴方を吹き抜ける軌道】
【地面の砂利を巻き上げる風は、ダメージはないものの、目眩ましには十分すぎるほどに】
【吹き抜けた風が怠惰な残照を見せるのなら、そこに宿る意味合いを知ることができるだろうか】

【彼女は突風を追い風に左足で地面を蹴って加速、貴方との距離を埋めようとしながら、右足で蹴りを放つ】
【貴方の左腕を狙った一閃、少女らしく軽い一撃であるが、風に乗った速度は想像以上に疾い=z
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 20:44:37.00 ID:o1AzKjDio
>>426

そんな訳ないじゃない、私はれっきとした……人間≠諱H
……ふん。別にUTは機関員を一々収容してるほどの余裕もないし
自警団でもSCARLETでも好きにすればいいんじゃないかしら

というか、やっぱりナンパじゃない!SCARLETも千差万別ね
別にそれが悪いとは言わないけど、少しは人の目を気にしたらどう?

【――いまいち、反応は悪い。僅かに口ごもったのが特に悪印象だ】
【けれども直ぐに持ち直すのは、彼女なりに根は明るいという証左なのか】
【一先ず機関員については彼に任せ、ちょっとした意趣返しまでしてやって】

ん……そうね。いつまでも此処にいても。何かあるわけでもないし
UTなら最近は少しずつメンバーも増えて、安定してきてるところね
機関やGIFTの存在はあるけど、全面衝突も今のところは無いし……

……まあ、ちょっとした懸念材料、みたいな奴は居るんだけど。
そういうSCARLETはどうなの?私、あまりあなた達の事を知らなくて

【彼がエスコートすれば、それにしたがって大通りへと向かい】
【道中、世話話にはキチンと応える。此処に来てアンジェルの性格が見えてくるだろう】
【性根は良いのだ。何か――冥いところがあったけれども、対応は至って正常だった】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(青森県) [sage]:2013/11/07(木) 20:52:53.80 ID:/PdBz/Hyo
>>391
「けれどお前は、酷く後悔をしているように見える。
 どうしてだ……? 一番後悔しにくい生き方をしているのでは、ないのか?」
【嘘を付かず、自分の好きなように生きているのであろう男が、何よりも公開をしている様子】
【男が話したことは――口を出たところから、矛盾をしている】

「……軽口に付き合ったつもりだったのだが、本気だったのか?」
【「むう……」と、歯切れの悪い態度】
「もちろん、フリーの時間ならば構わないだろうが……私なんかと一緒に飯をくって、何が楽しいというんだ?」
【鼻から溜息を吐き出し首を傾げる姿には、『妙な奴だな』と感じているらしい少女の内心が見て取れるだろう】

「酒とバイクとカノッサは問題だろうが……あとは、まあ大丈夫だろうし、今は問題でも、後々なおしていけるだろう」
【男を肯定するように、力強く頷く仕草を見せる】
「私は下っ端だ、組織の出入りを管理する権限までは無い。……SCARLETに入るには、面接のようなものが、ある。
 けれど、私の目に狂いが無ければ……お前は大丈夫だと思う。 もちろん、普通より難しい立場にあることは否定できないが……それでも、だ。」
【力強く男を励ました後――言葉の調子を下げて、さらに言葉を紡ぐ】
「お前のしたいことは……必ずしも尊重できるとは、約束できない。
 SCARLETの組員である以上は、ここの正義でバイクを盗み出したり、嫌になったからと言って好き勝手に抜けられては困るからな。」

「その代わりに……迷ったこととか、認めたくない正義とかがあれば、それは誰かの相談することが出来る。
 一人で抱え込んで、なんとかしようとしても限界があるだろう。
 そんな時に、上手くいかないことも多いだろうけれど、誰も気付つけないように自分のしたいこと≠ノ近づけたり、自分の考えが間違っていたことに気付けたり……
 それか、もしくは今以上にしたいことになれる。 なんて、道徳の教科書みたいなことは言いたくないが……それが、組織の良いとこだと、私は感じている。」
【伝えたいことを言い切ると、慣れない長い言葉に疲れた様子を見せて、ひとりそっぽを向く】


「敵ならば、力を貸すぞ。
 ……嫌だとは言わせないし、そもそもお前の意見は関係ない。 
 私は……SCARLETなんだ。 悪とは戦う責任がある」
【男の返事は聞かずに、右の腕に拳を握る】
【固く握れ締められた拳からは、紅い炎が吹き出し、つめたい秋風に揺られていく】
「三雲だ、三雲 明音――今は、名前なんて聞いている場合じゃないだろう」
【目の前に立って赤い光を放つ男――背中に向けられる少女の視線は、ともに戦うものとして、信頼の色を含んだものであった】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 20:56:59.80 ID:2zm1y0o7o
【日が暮れるのが早くなるにつれ、冷え込むのも早くなってきて】
【自然、公園から人がいなくなるのも早くなっていくもの】
【しかし今、人のほとんどいなくなった公園のベンチで本を読む女が一人】

…………失敗に終わったとはいえ機関は大きな動きを見せた……私達ももう少し動くべきですわね…………!

【ふう、と顔を上げて息を一つ。緋色の瞳は夜空に浮かぶ月を見据えて】
【黒いゴシックドレスとサイハイブーツの間、僅かに覗く素肌を隠すように置かれた革表紙の本】
【その上でギュッと握り締めた、純白の手袋に包まれた指先。僅かに震えるのは力が込められているからか】

ですが、機関に比べてまだ戦力が不足しているのも事実
“剪定”を行う前にそちらを優先すべき、でしょうか……

【頭の両横、二つにまとめた長い黒髪がゆらゆらと風に揺れる】
【女の胸元、小さな銀の十字架が月明かりに煌めいて―――――】
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 20:59:05.14 ID:nKqHObxq0
>>428

そうか………まぁ女性を疑うのはナンセンスだからな、これ以上は詮索しないよ
―――了解、それじゃあこっちで勝手にやらせてもらうぜ。

い、いやいやちょっとマテ………俺のナンパは情報収集の為でもあってだな………。
ほら、映画の凄腕エージェントも女たらしみたいな奴が多いだろッ!!そんな感じだよ!うん。

【アンジェルが何かを隠したがっているようにも思えたが、本人がそう言っている以上は無駄と判断したのか】
【一度肩を竦めて苦笑した後、自警団の詰所へとこの場所の位置座標を送信した。】

【アンジェルにナンパの事を突っ込まれると慌てながら手で制すようにしてなんとも見苦しい言い訳を放つ】
【―――とはいえこの男が映画のエージェントのように女性を垂らしこめているかはまた別の話である………。】

そうかい、そいつは良かった………断片的な情報は入るがやはり実際に所属している人間に聞かなくちゃなァ。
こっちか?こっちはそうだな―――アンタら以上に人手不足な感じだな、まぁ各国の自警団を使う事は出来るんだが…。

SCARLET自体としての大きな活動は当分先じゃないか?まだ方針もイマイチ定まってないし
今は自警団の延長線上で指揮とかがメインかな。

―――お、ここなんかいいんじゃないか?

【アンジェルの問いに対して軽い調子でそう返しながらポリポリとこめかみを掻いて顔を顰める。】
【やはり戦力的にも認知度的にもまだまだこれからといった所なのだろうか―――。】

【そして二人が進む先に少し洒落たオープンカフェが見えると、そこを指さしてアンジェルへと問いかける】
【もしアンジェルが了承すればそのカフェのオープン席に腰を降ろすだろう。】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 21:04:57.58 ID:x2Zvo+PD0
>>427

 は、いきなりあらわれて攻撃ですかァあ
 ――おもしれえぇぇぇじゃああねえかあ!!

【男はそう言った、面白そうに笑みを浮かべ】
【そして、少女が放った一撃それを男は回避する】

 なかなか早えええ、一撃じゃあああねえか!
 じゃあ、こいつはよけれるよなああ!

【男はそう言うと武器を両手に召還した】
【その召還した武器はナイフである】
【そして、その両手のナイフを投げる少女に向かって】
【そして、男はそのまま後方に向かって跳躍し距離をとるだろう】
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 21:11:54.12 ID:o1AzKjDio
>>431

そうして頂戴。……別に、隠すところがあるってわけじゃないんだからね?
貴方の隠し事のほうがよっぽど見苦しい、って……ふーん?
……映画の凄腕エージェントは、街中の女性には声をかけないと思うけど

【クスリと笑って茶化してみせれば、後はアンジェルがすることは何もない】
【座標の送信を待って共に大通りへと向かい、道中で互いの状況を確認し合い】

ええ、やっぱり実際に話さないと分からない所も多いしね
てっきりSCARLETって少数精鋭で独立してるのかと思ってたし
こうして現状を確かめるのって、やっぱり重要なことね

……へえ、結構素敵なところじゃない?
こういう所にはほとんど来ないんだけど……見直したわ、ちょっとだけね。

【世間話もそこそこに、カフェへ案内されれば女性らしいところを少しは見せ】
【店の雰囲気とは180度合わない将校服姿のまま、席に腰を下ろした】
【――後は、注文だろうか。とすれば、アンジェルが頼むのは砂糖入りの紅茶となるだろう】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/07(木) 21:15:40.41 ID:yh5HuUdzo
>>432

【空を切る蹴り、感触は軽く、風をなぞる触感だけを感じて】
【地面へと下ろしたなら、貴方の投擲したナイフが直ぐ側にまで迫っているだろう】
【その様子を見ても尚、静かな表情に僅かな波紋すらも浮かべず】


……愚問ですね、避けるまでもありません
邪な刃を風が許すとでもお思いで?


【響き渡る炸裂音、そのナイフに何の仕組みもなければ、彼女の目の前の地面に叩きつけられるだろう】
【上から下に吹きすさんだ一陣の風、彼女の長い髪がふわりとその尾を浮かして】
【ピンク色の残照を光の下に翳しながら、立ち尽くすのだろう】

【直ぐ様、左手を貴方へと向け、その大きな翡翠色の双眸を向ける】
【長い睫毛がさらさらと表面をなぞったなら、涼し気な目元に静かな闘志を浮かべて】
【紡ぐソプラノの夜風に溶ける声色を、辿ることができるように、と】


紹介が遅れました、私はナルセ、ナルセ=エヴァネセンス
誇り高き風守の末裔――――――そして

悪しき風を鎮める巫女とでも認識していただきましょうか
Amity Affliction=I


【左手に集まる翡翠色の風、一拍置いて、破裂するように暴風が貴方へとはなたれるだろう】
【鋭利な刃の如き尖さを持つ風だ、直撃すれば決して軽いキズでは済まない】
【更に中々に範囲が大きい、両側を壁に囲まれた路地裏では中々に強力か】

【けれどもその分反動が大きいのだろう、右手で左手を支えてもなお、数歩後ずさりするほど】
【翡翠色の瞳が曇った、髪の毛がふわりとその頬をなでたなら、短い裾から零れ落ちる太もも】
【細やかな両足が肩幅に開かれて、必死に地面を踏みしめていた】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/07(木) 21:17:31.63 ID:BAi5sa4jo
>>429
「――おお、奇遇。俺も炎系な訳でよ、まあ――調度良くレアにこんがり焼いて片付けちまおうじゃねえか」

【後ろで助力を声に出し、炎を拳から吹き出させる少女を見て、どことなく嬉しそうに目を細めた】
【男の拳に浮かぶ白銀の装甲は、徐々に漏れだす赤い光によって黒く染まりつつ有り――、それが不吉な印象を与えるだろうか】
【瞳に過る紅の光は、炎と血の双方を思わせる真紅。だが――、今の男にとって、その血も炎も疎ましいものではなかった】
【距離を取って構え直す機関兵達。そして、男もまた――熱く空気を焦がす吐息を吐き出しながら、前傾となる独特の構えを取る】

「Ignition―――――― Meteor」

【男の脚部が直後に紅蓮と化し、そして爆音と同時に男の姿が消失した】
【現れたのは機関兵が背にしていたビルの壁面。そこに向けて曲げた左足を全力で振りぬいていく】
【左足がビルの壁面に触れる瞬間に爆風が起き、火焔を纏う瓦礫の群れが機関兵の背後から襲いかかっていく】
【そして、その壁への蹴りの反動を活かすことで十二分な加速を作り出し――そのまま空中で旋回】

「っしゃァおらァ――――!! 防火装備みてーだが――衝撃は殺せねぇだろうが!!」

【3人の機関兵の首筋に向かって、全力での空中回し蹴り。左足が機関兵を襲っていく】
【そして、機関兵の首筋に白銀の装甲の纏わり付く左足が叩き込まれる瞬間、ヒビ割れのようなラインが拡張し、そこから業火が発生する】
【ケリの衝撃と火焔の勢い。その双方の相乗効果によってケリの威力は強化され――機関兵達は通りの向こうまで蹴り飛ばされていく】

「残り5人! あと1人くらい潰しとくから残り頼むわ!!」

【地面に着地した瞬間、拳銃を持つ機関兵の自動拳銃による連射、乱射、連打。無数の鉛球が音速近い速度で男を襲う】
【直後、反射的に右腕を跳ねあげて腕部のラインを拡張。拡張したラインから吹き出す火焔で鉛球を吹き飛ばす】
【しかしながら2発は防ぎそこねたのか、男の脇腹と右耳を貫く。が――そこで男は止まらない】

「てめェ痛いんだよ――!」

【火焔を後塵に敷き、爆風を用いての直線的加速からの、火焔を纏う右拳による直線的ストレート】
【単純極まりないが、それだけに強力。そして――迷いがなかった】
【白銀の装甲を煤によって漆黒に染め上げた男は、蜃気楼の混ざる吐息を吐き出しながら――、案じるように少女の方向に視線を向けるのだった】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 21:35:47.54 ID:nKqHObxq0
>>433

へいへい………って俺も別に隠し事なんざねーよ!見苦しいってなんだ!
―――ぐ、確かに………。

【アンジェルが年相応の女性らしい仕草や態度になった事に安堵したのかディックも本来の調子で返す】
【確かに彼はどちらかといえばコメディ物に出てくる冴えない刑事といった雰囲気を纏っている―――。】
【とはいえスカーレットに身を置く彼はそれなりには凄腕≠ネのだろうが。】

まぁ独立して動ければいいんだが、今のところは自警団と連動して動いてる感じかな。
こちらとしてはアンタらUT≠ニも連携したいところだ、リーダー殿にもよろしく頼むぜ?なんでもかなりの美女らしいが…。

よかったら俺の連絡先を―――な、なーんて。

だろ?一応その辺りは心得があるからな………まぁさっき言った通り俺の驕りだ、なんでも頼め。

【組織としての協力をダシに明らかに下心丸出しの表情でそんな事を言いながらディックも席に腰を降ろす。】
【こちらはアンジェルと対照的にカフェにも溶け込める格好だ………というよりむしろ自警団と言うよりはここにいる方がそれっぽい。】
【ディックはカフェラテを注文し、ほどなくして二人が座るテーブルに注文した物が届く。】

他に何か交換しておきたい情報とかはあるか?
こちらとしては………そうだな、機関についてアンジェルが持っている情報があれば貰いたい。

いやーこの間も大変だったぜ………実はルルーメン≠フ事件の時に俺も現場にいてな、現地の指揮を一部取ってたんだが
あんな事は二度と御免だぜ―――ガチで死ぬかと思った。

【そんな事を言いながら肩を竦めて苦笑して、運ばれてきたカフェラテのカップをとって口へと運ぶ。】
【随分と軽薄な物言いだが、とんでもない修羅場を潜り抜けてきたようだ―――。】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 21:36:37.69 ID:x2Zvo+PD0
>>434

(おいおい、なんだありゃあ)

【男は女――ナルセ=エヴァネセンスの防ぎに疑問を持った】
【そして戦いの高翌揚感も得ていた】

 ヒャハハハ!
 おもしれえ、おもしれええぞお、おんなあッッッ!

【男は笑みさらにさらに深くした】
【そして、ナルセの暴風が迫る】
【男はそれに対し新たに剣を両手に召還し防ぐ】
【だが男が召還する武器は案外脆く、その暴風を防ぎきれずに折れる】
【そして、そのまま暴風が男に当たる】
【剣で防がれているためにダメージは軽いものではないものの重症でもない】
【そして飛ばされるが何とか着地する】

 ぐ、げふ
 ヒャハハハ、おもしれええ

【男はその笑みのままナイフをまた召還し投げつける、今度のナイフは防がれ時に小規模の爆発を起こせる】
【その爆発は重症をおあわせられるものではない、しかしダメージは与えられるはずだ】
【さらに、それに続くように剣を片手に召還し一気に突貫してその剣でナルセの胴体を切りつけてくるだろう】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 21:37:51.58 ID:FsdX2LlMo
>>416
/最後にもう一度募集age・・・・
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/07(木) 21:48:48.99 ID:yh5HuUdzo
>>437

【放ち終える風、夜風に交じる血の香りに貴方のダメージを感じ取る】
【肩幅に開いた両足が揺れた、スカートが触れる度にドレスの感触が肌を蝕む】
【反動の大きさが、彼女のナイフに対する反応の遅れに繋がったのだろう】


先ほどで学習したでしょう、貴方のナイフは私には届か――――――っ!!


【再び地面へと叩き落とそうとする風、けれども風がナイフに触れた刹那、ナイフが爆発するだろう】
【舞い上がる爆炎、思わず両腕で顔を守り、その衝撃を最小限に抑える】
【黒いロンググローブに包まれた細やかな腕が、ふわりと揺れて】

【爆煙は数秒後に消え、翡翠色の瞳を大きく開き、状況を確認するだろう】
【だが、そこには既に彼女への接近を終えた貴方が居て――――――】
【間に合わない、そう思う瞬間に、彼女の瞳はもう、煌めきを変えた】


――――――Manifest Destiny=I!


【翡翠色の右目が歪を変えた、白銀の色合いがその大きな網膜に染みこんで】
【右目から滴り落ちる白銀の涙、小さな頬を伝って、細い首筋を包んで、右腕へと絡みつく】
【そして彼女は斬りつける貴方の剣を、右腕を腹部へと置くことで防御するのだろう】

【肉が切れたとは思えない、金属音が響き渡ったなら】
【彼女の両足が地面を踏みしめる音が更に重なるのだろう】


風守の守護者の誇る、鉄壁の風、貴方の剣に安々と破られるわけには、いかないんです
覚悟して下さい、女の子のテリトリーに土足で踏み入ったこと!後悔させるんですから!


【左足が地面を蹴る、そしてそのまま、切りつけてきた貴方の顎を蹴り上げようとするのだろう】
【黒いニーソックスにつつまれた左足が夜空に一閃の閃光を刻んだなら、白いスカートが羽ばたく】
【凛とした言葉に違わない意思を、そこに感じるだろうか】

【――――――だが、爆破によるダメージを受けていないわけではない】
【右足にかかる負担も大きく、左足の蹴りは、高く鋭く蹴り上げられるだろうが、速度は僅かに遅い】
【反応速度にも寄るが、回避しカウンターを刻むことも不可能ではない】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 21:53:05.77 ID:o1AzKjDio
>>436

UTと連携……そうね、こちらとしてもSCARLETや自警団と
協力を密に出来るのは願ったり叶ったりだし、伝えておくわね。

……セリーナはまあ、顔もいいし性格もスタイルもいいし胸も大きいけど。けど、よ?
ちょっとガサツでお酒が好きで硝煙の匂いが香水代わりって感じよ?
ふふっ……ま、美人で好い人なのは間違いないわ。連絡先、伝えといてあげる。

【どことなく嫉妬と羨望が混じった言葉――というのは置いておき】
【アンジェルの語調から察するに、UTのリーダーはえらく好人物らしい】
【更には連絡先も伝えておくというが――代わりに奢りとなれば、取引のようなものか】

【やがて注文した品が届くと、ソーサーを片手に紅茶を取り、一口ばかり頂いて】

機関の情報、ね……つい先日、新しい六罪王が現れたのは知ってる?
夜の国で何かしようとしてる、エインセルって人。

……私、この間彼女と戦ったのよ。負けちゃったけど、手傷は負わせられた。
他の六罪王、例えばレギンとかと比べて、彼女は戦闘は苦手なんだと思う
その代わり広範囲に及ぶ術式とか、何か特殊な技能に長けている、って感じね

ちなみに容姿は全身真っ白な服で……私とは違って透明な感じの白よ
それと、車椅子を使ってるわ。妙な幾何学模様を広げていたけど、能力の詳細は不明ってところ。

……ルルーメンの事件の時って、レギンの?
結局どうなったのかは分かるかしら。私、アイツとはちょっと因縁があって―――。

【――ややあって、口を噤んだ。あまり喜ばしくない因縁なのだろうことが察せられる】
【そして新たな六罪王の情報――実際に交戦して尚健在。戦闘に関しては信頼が置けることも分かるだろう】
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 22:07:28.50 ID:x2Zvo+PD0
>>439

【男の顎にけりが直撃した】
【一気に突貫した反動か、その蹴りを回避はできなかった】

 ぐが!

【鈍い音とともに男は吹っ飛ばされた】
【しかし男は蹴りを食らう前の刹那の思考】
【その判断は剣を手放すことだった、その剣すらも爆発するが先ほどのナイフの爆発威力である】
【そして、その剣は狙いも定めていないのでそれるかもしれない】

【そしてそのまま地面に落ちる気絶はしていないらしくすぐに立ち上がり剣を召還する】
【だが、顎に蹴りを食らったためかふらふらと隙がありまくる】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 22:12:15.87 ID:nKqHObxq0
>>440

う………そうなのか―――まぁ美人なら多少のアレは眼を瞑ろう…うん。
え?あ、ああそれじゃあよろしく伝えておいてくれ………頼むぜアンジェル。

【アンジェルの言葉が自分の想像していたモノと違ったのか少し眉を顰めるが直ぐに言い聞かせるように頷く】
【そしててっきり断られると思った提案を許可され、少し面を食らうが即座にジャケットの内側から二枚ほどの名刺を取り出して】
【「ついでだ、やるよ」と言いながらアンジェルへも連絡先を手渡す。】

六罪王<Gインセルか………噂には聞いたことはあるが、また夜の国≠ゥ………こいつは参るぜ
俺はあそこが本来の担当地域ではないからそんなに張り付いてられないし―――まぁ誰かしらカバーしてくれるか。

特殊な術式=\――単純な戦闘力も厄介だが、そういった搦め手を用いる奴も面倒だな………。

ん?そうだったのか、あの化物≠ニ因縁とは君も相当な修羅場をくぐってるみたいだなァ、
まぁ俺も実際に相対したわけではないが、自身が作ったあの黄泉の孔≠ニやらに叩きこまれたらしいぜ

んで制御をうしなった孔≠ヘ閉じた………まぁ簡単に言えば次元の狭間に幽閉されたって感じじゃないか?
俺はその手の魔術とか旧遺物≠ニかはさっぱりだからな―――もし気になるなら専門家の分析結果もあるから
自警団のデータベースでも探ってくれ、まぁあの感じだと斃した≠ニみていいんじゃないか?機関の連中も大慌てで撤退したし。

【眉を顰めながらイマイチ理解できなかったと言った表情でかいつまんだ情報をアンジェルへと伝える―――。】
【確かにあの魔人≠ニいえどただでは済まないだろうが………斃したかどうかは不明である。】

【そしてまた新たな罪の王≠ェ彼の地に現れたのも事実、依然として余談は許さない状況だろう。】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 22:17:00.80 ID:GoECFEdmo

【―――ゴウ、という。強い風が吹いた。】

【舞台は風の国、中央の都市部からは少し離れた廃工場での出来事。】
【幾つもの銃声が鳴り響き、暗闇がマズルファイヤとフラッシュ・ボムの応酬により照らし出される。】
【あたかもひた隠しにしてきた"暗部"に、一筋の光が差したかのように―――激しく、強く。風は吹く。】


【―――遡る事ほんの数刻、前の話だ。】
【工場内は静かだった。黒塗りのトラックが二台ほど、エンジン音を響かせている意外には目だった音もせず】
【ただ、集まった怪しげな男達は揃いも揃ってそわそわとしており、手にした異質な存在―――小口径の銃器を】
【寒さのためか、それとも緊張のためか定かではないが少し、震わせていて―――と、遂に一人が口を開いた。】

『冗談じゃねえ。なんだってこんな場所で"取引き"をしなくちゃならねえんだ。俺たちはガキじゃねえんだぞ。』

「間抜けが見つかったな、ガキじゃあねえが知恵は足らねぇみたいじゃねえか。いいか、良く聞けよ。」

「どこもかしこも最近は治安がよくなっちまってしょうがねえ、路地裏で人でも殺せば偽善者どもが直ぐに群がってきやがる。」

『ハッ―――要は都市部じゃもうクスリも売れねえってか。馬鹿馬鹿しい、ビビってるようにしか見えないがな?』

「」
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 22:17:16.18 ID:caHNov/Io
>>418

そう…別にいいですよ。私でよければ
人の命云々、私には貴方の誘いを断る理由がありません

【男の誘いを案外あっさりと快諾して、首を縦に振った少女】
【人の為になれる。そしてなにより自分も人間らしくなれるかもしれないと思った】
【遥か昔に捨て去った一抹の願望が男の誘いによって少しだけ目を覚ましたのだ】

私自身の幸せなんてもう要らないんです。
いいえ…手に入れちゃいけないんだと思います

誰かが私を必要としてくれるなら…私はその為に働きます
それが例え使い捨てでも―――

【物凄く機械的なものに聞こえてしまうかもしれないが、その奥には少女の想いが込められている】
【たとえ少ない時間だとしても誰かが必要として、誰かの傍に居れる】
【それが彼女にとっての幸せの形なのだろう】

生まれてから孤児だったので…ずっと外で暮らしてます
誰かを信用しても良い事が無かったので。ずっと一人です

もう慣れてしまいましたけどね

【少しだけ、ほんの少しだけ哀しそうな表情を浮かべて彼女はそういった】

/遅れてゴメンなさいっ!
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 22:18:19.14 ID:GoECFEdmo
/OH,>>443はMISSデース!見なかったコトにしてくださーイ!
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/07(木) 22:19:11.01 ID:yh5HuUdzo
>>441

【硬化する白銀の風、貴方の剣を防いだのはその風の作用である】
【けれどもそれはあくまで、物理的攻撃への耐性でしかなくて、放棄される剣の爆発=z
【そのダメージは決して、彼女にとって無視出来るものではなかった】


っ……!!くっ――――――中々、やりますね……っ!!


【右手に直撃する爆発、その刹那の判断はまさしく最適解とでも言うべき判断】
【それは貴方の類まれなるバトルセンスの賜物であろうか、脚を肩幅に開いて、前のめりに体勢を崩す】
【だらんと垂れた右腕、長いグローブからところどころ見える素肌が痛々しくて】

【露出された肩が荒い呼吸と共に上下する、蹴りを放ち終えた左足がぐらりと揺れた】
【歪んだ細い眉、細い喉が必死に震えて、零す声は、夜風をひらりと揺らして】
【雨粒のように澄んだ素肌に僅かな焦りが見えるのを、貴方なら感じ取れるだろう】


流石は機関の尖兵、と言っておきましょう、口ぶりに負けない、手練であると伺えます
……それでも、私は退くわけにはいかないんです

私の存在の意義を、誰にも譲らないためにも、そしてそれを、裏切らないためにも
悪しき風に、力による暴風に負けるわけには、いかない

――――――Manifest Destiny


【ボロボロの右腕が揺れた、彼女の小さな表情に、被さるその残影】
【横髪だけは黒く、風に吹かれてその艶やかな色合いを映すのだろう】
【華奢なボディラインは夜風に書き消えそうでも、必死に踏みしめていて】

【右目に触れたなら、白銀の瞳が、また新たな色を宿していく】
【右手を下ろすとそこには、吸い込まれそうなぐらいに淡い、空色の瞳があるのだろう】
【そして涙のように頬を伝う空色の風、左手へと風がまとわりついて】

【強く地面を蹴って駆け出す、貴方に対し、その距離を埋めよう、と】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 22:20:03.82 ID:GoECFEdmo
【―――ゴウ、という。強い風が吹いた。】

【舞台は風の国、中央の都市部からは少し離れた廃工場での出来事。】
【幾つもの銃声が鳴り響き、暗闇がマズルファイヤとフラッシュ・ボムの応酬により照らし出される。】
【あたかもひた隠しにしてきた"暗部"に、一筋の光が差したかのように―――激しく、強く。風は吹く。】


【―――遡る事ほんの数刻、前の話だ。】
【工場内は静かだった。黒塗りのトラックが二台ほど、エンジン音を響かせている意外には目だった音もせず】
【ただ、集まった怪しげな男達は揃いも揃ってそわそわとしており、手にした異質な存在―――小口径の銃器を】
【寒さのためか、それとも緊張のためか定かではないが少し、震わせていて―――と、遂に一人が口を開いた。】

『冗談じゃねえ。なんだってこんな場所で"取引き"をしなくちゃならねえんだ。俺たちはガキじゃねえんだぞ。』

「間抜けが見つかったな、ガキじゃあねえが知恵は足らねぇみたいじゃねえか。いいか、良く聞けよ。」

「どこもかしこも最近は治安がよくなっちまってしょうがねえ、路地裏で人でも殺せば偽善者どもが直ぐに群がってきやがる。」

『ハッ―――要は都市部じゃもうクスリも売れねえってか。馬鹿馬鹿しい、ビビってるようにしか見えないがな?』

「そうさ、ビビってんだよ。長生きしたきゃてめーんところももう少し質素な生き方しな。無頼がはびこる様な世の中じゃなくなったのさ。」

『』
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 22:20:52.18 ID:GoECFEdmo
/…スペースキーを押したのに何故か投稿されてしまうのデス。死にたいのです。>>447も間違いです、すみません。
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 22:31:05.17 ID:o1AzKjDio
>>442

あら、結構好みが激しいタイプ?セリーナ、女性としては魅力的だと思うわよ
お酒と大雑把なところと、あとオヤジっぽいところを覗けば十分に、ね
……ん、私にも?ふふっ、意外と上手いこと渡してくるのね。貰っておいてあげる

【連絡先の載った名刺を二枚受け取れば、想像と違う枚数に目を瞬かせ】
【それから小さく笑うと、それをしまった。印象は大分良くなったらしい】

【そして話はややシリアスな方面へ。六罪王二人の話題、というのは実に重く厄介だ】
【特に後者、レギンが斃されたというのは吉報だが――新たな六罪王など、懸念材料にしかなりえない】
【紅茶で身体は温まるが、頭脳は冷静に状況を判断し】

……エインセルは多分、人を虐[ピーーー]るとかっていうよりも
何かしらの大掛かりなギミックを使ってくるんじゃないかと思ってるの
それこそ、そのレギンが作ったような桁外れの何かを、ね

でも、そっか……斃れたのね、アイツ。ざまあみろって直接言えないのが残念だわ
散々ひどい目に合わされたから一度キツくお返ししてやりたかったんだけど……
……まだ完全に倒したって確証もないみたいだし、あとで調べておかないとね。

ふぅ……世の中はもうそろそろクリスマスムードなのに、暗い話ばっかりね
……、……ねえディック、貴方ってクリスマスの予定とかもう埋まってるの?

【――嗚呼、この笑みは微笑ではない。単なる意地悪の浮かべるそれだ】
【紅茶は早くもカップの底が見えかけている。話も暗く、下手に考えこむこともない】
【だからこそ明るくなれそうな――ただし相手を出汁にした――話題を提供した、というところか】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/07(木) 22:38:49.35 ID:3l4a5I5/0
【森の中にひっそりと存在する教会。ボロボロとなった外装は果たして其処に住まう者が存在するのかと疑わせる程であったが、今宵は中から会話が聞こえて】
【女性二人であろうか。其れと、時折獣の吠える様な其れが聞こえるけれど決して威嚇等でも無く】
【――――扉が開いたならば、姿を現したのは修道服に身を包んだ女性。歳を記すならば、恐らく18辺りであろう】


「はいはーい。じゃあ又今度ね!
ああ、そうそう。お金が無いのは分かるけどさぁ……グロリアもちゃんとご飯は食べなよ?
ボク達神に仕える人達が先に神様の所に行っちゃったら――――そんな拗ねない拗ねない
じゃっ、元気でね」

【金色の髪が眩しく月の光を反射させていて。その表情は人懐っこそうな緩い笑み】
【謙遜深い修道女は考え難いけれど…………纏う其れは、紛れも無く信者と証明するための物】
【扉の向こうの存在へと手を振ったならば静かに閉め、小さな溜息を吐く事だろう】


「問題なし。っと…………いやぁ、何となく分かっては居るんだけどやっぱり緊張するよねぇ
ま、元気そうでよかったし、ボクもそろそろ遅い晩ご飯でも食べに行こうかな――――およ?」

【独り言から読み取れる性格は実に明るくて。フードを被ってこの場から離れようとするが――――】
【近くを通りかかる存在に気付いたのか、ふと立ち止まって】
【向こうから近づいて来るならば立ち止まったまま。動かないようであれば、女性から近づくのだけれど――――】







【昼夜問わず常に賑やかな繁華街。数々の露天が出店され、中には当然怪しげな物を売っている店もあって】
【其れ等を取り締まるのは自警団の仕事。――――今宵も又、一人の自警団員が見回りをしていた】
【乱れなく着こなした軍服に、制帽と軍刀。たった其れだけで容易に性格が想像出来そうな少女は、眼帯で片目を覆っていて】
【…………露出している片方の目が、何処か楽しそうに輝いているのは気のせいでは無い筈だ】


「賑やかでありますねー……何処を見ても人集りであります
面白そうな店や美味しそうなお菓子屋さんも沢山――――っとと、先程から揉め事が絶えないでありますからね
自警団として、そしてSCARLETとして気を引き締めないといけないであります」

【腕章には自警団を示す其れ。そして其処に付けられているバッヂはSCARLET所属を示す其れ】
【自身が露店に気を取られている事を自覚したのか、一度両頬を叩いて気合いを入れたならば再び見回りに専念する】
【――――が、やはり気付かぬ内に露店へと視線が行ってしまうなんて事が繰り返されて】


「困ったであります…………仕事の最中じゃ無ければとても興味はあるのでありますが…………」

【沸いた興味を消すというのは中々に難しい事】
【――――さて、同じ自警団であろうと悪巧みをする者であろうと、或いは一般人だろうと。どの様な人種が訪れていても不思議では無い其処】
【なれば、軍服を纏った少女の姿は、葛藤する様もあって周りの人々から浮いた存在と映るだろうか】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/07(木) 22:40:13.22 ID:GoECFEdmo
【―――ゴウ、という。強い風が吹いた。】

【舞台は風の国、中央の都市部からは少し離れた廃工場での出来事。】
【幾つもの銃声が鳴り響き、暗闇がマズルファイヤとフラッシュ・ボムの応酬により照らし出される。】
【あたかもひた隠しにしてきた"暗部"に、一筋の光が差したかのように―――激しく、強く。風は吹く。】


【―――遡る事ほんの数刻、前の話だ。】
【工場内は静かだった。黒塗りのトラックが二台ほど、エンジン音を響かせている意外には目だった音もせず】
【ただ、集まった怪しげな男達は揃いも揃ってそわそわとしており、手にした異質な存在―――小口径の銃器を】
【寒さのためか、それとも緊張のためか定かではないが少し、震わせていて―――と、遂に一人が口を開いた。】

『冗談じゃねえ。なんだってこんな場所で"取引き"をしなくちゃならねえんだ。俺たちはガキじゃねえんだぞ。』

「間抜けが見つかったな、ガキじゃあねえが知恵は足らねぇみたいじゃねえか。いいか、良く聞けよ。」

「どこもかしこも最近は治安がよくなっちまってしょうがねえ、路地裏で人でも殺せば偽善者どもが直ぐに群がってきやがる。」

『ハッ―――要は都市部じゃもうクスリも売れねえってか。馬鹿馬鹿しい、ビビってるようにしか見えないがな?』

「そうさ、ビビってんだよ。長生きしたきゃてめーんところももう少し質素な生き方しな。無頼がはびこる様な世の中じゃなくなったのさ。」

『…言ってろ雑魚が。…まァいいぜ、とっとと品出せ。ここなら安全なんだろ―――オイ!こっち持って来い!』

【派手な装飾のついた革のジャケットを身に着けた、髭面の男が怒鳴るようにして捲くし立てると】
【部下と思われる彼の手下が、頑丈そうなケースに入った何か…恐らくは"大金"であろう物を用意】
【逆に髭面の男と話していたもう一人の"男"―――売人と思わしき人間は同様に手下へと合図して】
【"商品"たる麻薬の入った袋をどさり、と冷たい地面に放り投げる。聊か扱いが悪いようにも見えるが】

【―――事件はその時、起きた。】


【唐突に響く一発の銃声。火花が散り、ケースへと被弾したそれは跳弾、続いてクスリの袋をも撃ち抜いて】
【直後、車のライトすらも超高速の連射により即刻"破壊"され、辺り一面が暗黒に包まれると、同時―――】
【男達が構えた銃を片端から弾き飛ばす銃撃、銃撃、銃撃―――輝くガンファイヤが制圧の情景を映し出す】
【怒声と罵声が入り混じり、数人が工場の闇へと―――"射撃主"のいるであろう方向へと的外れに射撃を繰り返すが】
【彼等の手にした9mmサブ・マシンガン―――イスラエル製のそれでは"襲撃者"を射抜く事は叶わない。】

【―――逃げ出そうとした最期の一人―――髭面の男は腰を抜かして、『ひっ…!』という情けない声をあげ】
【工場内をじたばたと走り、出口へとたどり着こうとした、が―――遅かった。】

こんばんわ、おにーさん。大丈夫、撃つのは脚だけだから―――病院に行けば、なんとかなるさ。

【呆れたような、余裕の声が響いた。刹那、響く銃声と悲鳴。男の脚部は正確に、弾丸に抉られる。】

制圧、かんりょーうっ! ま、今夜はこれで"ラスト"かな。にしてもこんな郊外に来てまで取引とは、ね。
少しは大人しくしてれば、見つからなかったものを。残念だけど、お縄についてもらうよ。

【―――月光が差し込む中、照らし出されたシルエット。陽気な声の持ち主は女性だった。】
【襲撃者たる正義の士は、西部劇のガンマンにも似た古風な格好をしていて―――つまりは】
【UNITED TRIGGERの設立者にして現役の賞金稼ぎ、セリーナ・ザ・"キッド"であった。】

【制圧の手際を見れば、一流である事は明白だ。しかし、彼女も激務が続いて疲労していたのだろう。】
【倒した手下の一人が気絶したフリをしながら、腰元のハンドガンに手を伸ばし―――彼女を狙っているコトに、気付いていなかった。】
【このまま誰も介入する事がなければ―――或いは、もありえるか。】

/予約ですっ!遅くなってすいません。
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 22:45:09.01 ID:x2Zvo+PD0
>>446

【なんとか男はふらふらから回復した】
【そしてそのまま思考する】

(たく、これ以上付き合ってたら消耗するなあ、相手の蹴りも強いか
 なら、今回は――退却か)

【男はそのように思考を固めた、しかし相手の技にも興味がある】
【ならば試してみよう】
【そう思い男は剣を投げた、今度は爆発などはしない】
【これで防がれたのならそれもよしだとも思う】
【そして男はナルセに見えないようにジャケットに隠しながらあるものを取り出す】
【それはスタングレネード、もし剣を防いでも近づいてくるのならこれを思いっきりナルセにあたらないようにぶん投げて撤退するだろう】
【見えたら見えたでぶん投げるが、そして撤退するが】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 22:45:47.36 ID:nKqHObxq0
>>449

まぁ実際に会ってみないとなんとも言えねーよ…とはいえ
アンジェルがそこまで褒めるとは大した人なんだろうが、色々とな
ハハン、このナンパ百戦錬磨の俺の魅力がやっと分かってきたかねアンジェル君。

【名刺を受取ったアンジェルに対してドヤ顔で胸を張りながらそう言うと、キザッぽく笑う。】
【ここで何も言わなければなんとかなりそうなのだが、ここでいらぬ事をぺらぺらと話すからこの男はダメなのだ。】
【自称ナンパ百戦錬磨の男は気を良くしたのか鼻歌を歌いながらカフェラテを一気に飲み干す。】

つまりその出端………つまり大規模な術式を発動させる前に阻止すれば被害は収まるってわけか
レギンの時はこっちもだいぶ後手に回って………多数の被害者が出たからな、今度こそは上手くやりたいもんだ

ハハッ―――まぁ復興の様子確認とエインセルの動きも含めて一度ルルーメン≠ノ行ってみてもいいかもな
その時のあの孔≠ェあった場所にでも塩を投げつけとけば良いだろ。

―――ん?あぁクリスマス≠ゥ………どうだろうな、これでも意外と忙しくてな
たぶん仕事じゃないか?―――オイオイなんだよアンジェルちゃんが一緒に過ごしてくれるのかな?

【アンジェルの言葉に対して以外にもディックの反応は薄かった、この男ならクリスマスという単語には喰いつきそうな気もするが】
【と、一瞬アンニュイな雰囲気が流れるが、アンジェルの意地の悪い笑みに反抗するようにディックもニタニタと笑いながらアンジェルを見つめる】
【椅子の背もたれに背を預けながらからかうように眉を上げる。】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/07(木) 22:53:34.54 ID:yh5HuUdzo
>>452

【――――――投げられる剣、大丈夫だ、これならば問題ない】
【地面を蹴って加速する痩躯、長い髪の残照が、微かな憂いを浴びたなら】
【体勢を思い切り低くし、下をくぐるようにして剣を回避、そうして再び体勢を上げ】

【その刹那、閃光が弾けた、視界を覆い尽くす巨大な爆発】
【きゃふん、と声が漏れる、ソプラノの揺れた音は微塵にも溶けぬ残り香みたいに】
【尻もちをつく彼女、いたた、と漏れた声の後には晴れた視界があって】


わっ……ぁ――――――逃げられ、ちゃいました……っ
もう!卑怯ですよ!スタングレネードだなんて!まったく!


【わーきゃーわーきゃー路地裏に一人取り残されて、小鳥のように囀ったなら】
【壁に反芻されてその残響だけを奏でる、少女の姿がそこにあるのだろう】
【ぺたんととんび座りをした少女の形は、風を纏って疾走する少女とはまた違って】

【細やかな表情に浮かべる悔しげな色合いが、どこまでも広がっていた】


/この辺りでしょうか!お疲れ様でしたー
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 22:59:54.16 ID:sMKlDsC/o
>>450

――――我慢する必要などなかろ

【不意に背後から、声が飛ぶ】
【繁華街の中とはいえ、あまりにも近い位置からその声は発せられていた】

【いったいいつ近付いたのか。まるで『突然そこに現れた』かのように、その女は立っていて】

やはり人の子というのはわからんの。脆い身でありながら何故にそう我慢するのやら、余には到底理解できんのう?

【長い金髪を簪で適当に纏め、絢爛な着物は胸を強調するように胸元を大きく開いて】
【少女を見るのは切れ長の金の瞳。首元には赤く紅い水晶の首飾りが光って】

【尊大、かつ古風な言葉遣いに加え、身に纏うは何処か人とは違った空気】
【その接近と併せて考えても、この女、只者ではなさそうで】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 23:00:04.59 ID:x2Zvo+PD0
>>454

 たあく、何発かいいもんもらっちまったよ

【男はそのように言いながら歩いていく】
【ただいま退却中だ】

 しっかしまあ、あの女強かったなあ
 ……こんどあったら退却なしのガチの殺し合いでもしてみてえもんだ

【男はそう言いながら歩く】
【自分の体に気おつかいながら】

/お疲れ様でした
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 23:01:54.01 ID:o1AzKjDio
>>453

ええ、誇れる我らがリーダーってところね。
セリーナじゃなかったら、そもそもUTが存続してるかも怪しいし……
……百戦錬磨にしては、歴戦の強者っぽくないのが惜しいところよねー

【最後の一言はほんの小声で。どっちにしても、冗談なのには変わりなく】
【ただ、茶化しながらも説明したセリーナに対する気持ちは本物らしく】
【最初とは打って変わってどこか純真な、少女のような一面を覗かせ】

そうだと思う。だから、今回布告されたところでは絶対に止めないといけないの。
出鼻をくじけば、そう何度も起き上がってくるほどの余力は無いように見えたしね

……ルルーメンに、かぁ。でも、それも良いかもしれないわ
一つ、アイツと決別するためにも……あらあら、百戦錬磨のナンパ男さんは仕事が恋人?
夢がない男はモテないわよ、って―――別に、ダメじゃないけど……

……わ、私そろそろ戻るわね!あんまりのんびりしてる暇もないし、うん…!
それじゃあ、その……またねっ、ディック――!

【――意外や意外、彼の反撃に対しての反応は、ほんのりと頬を染めること】
【案外、その手の話には耐性がないのだろうか。照れ隠しのように立ち上がり】
【何か呼び止めるでもしなければ―――逃げるように、そしてちょっとだけ早足で、その場を立ち去ろうとするだろう】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/07(木) 23:02:51.15 ID:mbgoHkqco
>>444

む……―――その、やけにあっさりと決まったが本当に良いのか?
命の危険も有ることは解っているだろう……其れでも?

【悩む様子もなくすんなりと了承を得られたが、余りにも簡単に進み過ぎる物事に何だか不安がせり上がってきて】
【―――本当に後悔はないだろうか、という確認を取り彼女の様子を伺う。……自暴自棄にはなっていないな、という確認だ】
【其れにしても彼女には人間に有る筈の欲がない。誰もが「幸せになりたい」という感情を持っているものだと思っていたが、彼女は違った】
【―――自分の人生をこの若さにして諦めているような、そんな印象を感じる。その原因は間違いなく、強力な能力にあるのだろうが】

幸せを手に入れる権利は誰にでもある―――……ただ、他人の幸せを食い物にした幸せは許されない。
……これが俺の持論だが、勿論これが正しいとは限らない。……犯罪者でなくとも、何処かの大富豪や会社の社長は不幸の上に幸せを築いているかも知れないからな
―――話が反れたが、兎に角人は幸せを追求するべきだ。だから君が幸せになってはいけない訳がない……

……自分の意志を行動で示せることや、人の命を護ることができること。必要とされること。SCARLETとして戦う中で幸せを感じるとすれば、今思いつくのはこのくらいだ。
―――間違いなく君の能力は必要とされている。命を護ることができる素晴らしい能力だ。だから君もそういうことに幸せを見出してくれるのなら……嬉しい限りさ
決して使い捨てになどしない。君は悪を打倒する鍵になり得る貴重な存在……意地でも死なせはしない、君の存在が勝利に繋がるのだから

【「幸せ」についてなど今まで考えたことが無かったが、兎に角今思った事を彼女へとぶつける。絶対に正しいと言えることは、「幸せになる権利が彼女に無い訳が無い」と言う事だった】
【―――SCARLETに入ることが、彼女の幸せになるかは解らない。……しかし入るとなれば入ったなりに、幸せになって欲しかった】

……SCARLETは実質自警団でもあり軍でもあり警察でもあるようなものだ。宿舎も用意するし、君の能力なら尋問や事件の捜査にも間違いなく貢献できるだろう。
君と同じくらいの子も居るし、きっと仲良くなれる。……色んな国にも行くから、沢山の人とも関われる。……―――だから君も緋色の鷹を掲げてくれ。

……そんな悲しい人生を送るくらいなら、此方に来て欲しいのだ

【悲哀に塗れた人生を送るには余りにも早すぎる。彼女にとって少しでも幸せな選択は、SCARLETに入ることだ―――彼女が浮かべた表情は、男にそう感じさせた】
【コートの中から取り出すは、緋色の鷹のワッペン。彼女へと差し出したコレを受け取るならば、SCARLETに入ったということになるが……】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/07(木) 23:11:52.41 ID:nKqHObxq0
>>457

成程な、それなら口説く目的じゃなくとも一度会ってみるべきだなー
って普通に聞こえてるよ普通にッ!全く………やはりまだおこちゃまには俺の良さが…………ぶつぶつ

【アンジェルの心からの尊敬を含んだ瞳を見て、にっこりと笑いながら一度頷く】
【そして割と地獄耳だったらしくアンジェルの言葉を拾って腕を組んで拗ねたようにぶつぶつと何かを呟いている。】
【―――やはりこの男、残念だ。】

OK、それなら夜の国の自警団にも細心の注意と心構えをもって戦いに臨むように言っとくぜ。
俺も作戦スケジュールが合えば参加する、もし戦場で会った時は頼りにしてるからよろしく頼むぜェ。

残念ながらこう見えても根が真面目でね………仕事をほっぽりだして遊べないんだよね〜HAHAHA!
ってオイ!―――行っちまった………やっぱり良くわからない娘だな………。

(しかしあの気配は………もしかすれば………―――。)

【立ち去っていくアンジェルの背中へ声をかけるが既にその場を離れた後でその声は残念ながら届かない。】
【こめかみを掻きながらもう一度椅子に座ると、少し何かを考える仕草をしてからその場を立ち去って行った―――。】

//ではこの辺りでお疲れ様でした!
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/07(木) 23:13:31.93 ID:o1AzKjDio
>>459
/はいっ!ではお疲れ様でした&ありがとうございましたー!
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 23:16:16.21 ID:caHNov/Io
>>458

ええ…男に二言が無いように女にも二言はありませんよ
それに死ぬ事はまったく怖くありませんから

【世の中には死ぬ事よりもっともっと怖い事がある】
【その恐怖を経験した少女にとって死ぬ事はまったく持って怖くない】
【寧ろ死んだらもっと楽になれるのか、なんて危ない考えを抱いていた時期もあった】
【無論。それを乗り越えたからこその『今』なのだが】

そんな風に言ってくれる人は初めてです。
意地でも死なせない…だなんて、本当にそんな良い言葉言う人が居たんですね
私は少しだけ人間を軽視しすぎていたのかもしれません

【自分をここまで言って必要としてくれている人間が目の前に存在する】
【今まで人間や友情と言った物を諦観していた彼女にとっては驚くべき現象だった】
【そして何よりも嬉しい事でもあった】

いろんな国…色んな人…何でしょう。こんな風に変な気持ちになるのは初めてです
どう言ったら良いんでしょうか…

【彼女が今抱いている感情はきっと「希望」や「期待」と言った類の物】
【生まれてこの方そんなものとは無縁だった彼女には上手く言葉に出来なかったが】

…役に立ちます。絶対に――――

【緋色の鷹のワッペン、彼女はそれを大事そうに受け取った】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/07(木) 23:17:26.97 ID:3l4a5I5/0
>>455
【思案顔。チラリチラリと視界の隅で捉えたり、歩く素振りをしながら商品を眺めてみたり】
【――――自警団と言う立場に加え、生まれた世界が世界なだけあって女性の存在に気付く事にそう時間は掛からない】
【ましてやこの人混みの中で浮いた気配が在るならば、察知する事はそう難しく無いであろう】


「駄目、であります。脆い脆くないに関わらず我慢も必要でありますよ」

【警戒の色は無い。人混み故に起きる揉め事は確かに存在する。然れど、自ら自警団に話し掛ける者は“其れ”である可能性が低いから】
【…………ただ、違和感には気付いたのだろうか。小首を傾げて隻眼の瞳が女性を見遣るも、その正体は掴めず】
【其れ故に、知らず知らずの内に懐疑の感情が面に表れていて】


「ましてや私は自警団とSCARLETに所属する身であります
自分の興味を優先している間に何処かで問題が起きたら、上に怒られてしまうでありますよ」

【生真面目な性格とでも言うべきか。何よりも規則を優先するようなその性格】
【…………其れでも、やはり沸いた興味に完全に抗うことが難しく、凛々しく語っている間にもチラリと視線は商品に向けられたりするのだから様にならない】
【軍刀に、その歩み方。常人とは少し異なった歩みは武を身に付けた者だと知るには十分な材料で在るが…………何しろ、姿が姿である。頼りがいがあるのかと問われれば、否】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/07(木) 23:44:49.75 ID:uLc4Sxspo
>>462

【コココ、と喉を鳴らすような笑い声が、女から漏れる】
【何処からか取り出した鉄扇で口元を押さえる様も、何処か昔めいた振る舞いで】
【この、繁華街という場所にはまるで馴染んでいない】

――――全く、人の子というのはつくづく理解できん
どうせ儚く短い命だというのに、やれ我慢だの、やれ殺し合いだのと……

【暫くはただ、細めた目で少女を眺めていたのだが、やがてその表情に気付いたか】
【少しばかり眉を上げ、『余の顔に何か付いておるか?』なんて、口にするのだろう】

おお、固い固い……
それでお主は楽しいのかえ?それでお主の命を十分に満喫できるのかえ?

―――ま、人の子が一人どうなろうと余の知った事ではないが……虚勢を張るならもう少ししっかりした方が良いの。
さっきからチラチラと、余が気付かんと思うたか?

【まるでそそのかすような口振りであったかと思えば、急に興味無さそうな事を言ったりして】
【その様子はまるで―――まるでそう、人を化かす狐か何かのようで】
【それでいて視線の動きや少女の様子にも一々気が付くのか、先程から見ている商品を鉄扇で指してみたり】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/07(木) 23:45:59.91 ID:mbgoHkqco
>>461

【良い言葉、と言われて少しだけ照れくさそうに俯きながらも彼は言葉を続ける】
【―――死ぬのは怖くない。……それは生への執着心が無いということだろうが、其れは幸せを知らないから―――だと彼は考える】

まぁ、ただの格好付けた言葉だよ―――其れでも、男に二言はない。……民を護り、君も護る。
死ぬのは怖くないというが、俺は怖いよ……怖いと解っていて立ち向かうのが、本当の勇気だと思う。
全く怖くないのは、勇気とは違う。……もし、もし君が此処で幸せへの手がかりを掴んだのなら―――死の恐怖が、見えてくるかもしれない。
もし怖くなったとしても、俺達が護って―――ああ、やはりやめよう。コレ以上格好つけた言葉を言うべきではないな……

【ワッペンが手から離れ彼女へと渡る光景を見れば、男に少しだけ満足そうな笑みを浮かべる】
【―――これでSCARLETの盾がまた強固になり、そして仲間が増えた。更にコレが彼女の幸せになるのなら、最早言う事はない】
【ああ、と男は思い出したような表情を浮かべれば、直ぐに言葉を飛ばして―――】

―――瑛月。……中邑 瑛月だ。櫻の国出身水の国自警団所属、現在はSCARLETにも属している。
武器は腰の刀だけの無能力者、流派は一刀正伝唯刃流―――無能力者が能力者に対向するための剣術だ。
―――仲間になったのなら、まずは名前から……だろう。これから宜しく頼む―――それで、君の名前は?

【自己紹介を告げて、腕を伸ばす。―――彼女が尻餅をついた際に伸ばした腕。最初は無視されたその手。つまり2度目のチャレンジが、握手を求める形となって現れる】
【「よろしく」という言葉と共に、柔らかな瞳が彼女へと向く。濡羽色の双眸は力強さを秘めながらも、優しさも少しばかりか内包されていた】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/07(木) 23:54:18.89 ID:pPgOTBVBo
>>451

【――――…ザリッ…ザリッ…ザリッ……砂利を踏む小さい音がやって来る】
【真っ暗な工場の外を暗闇からは抜け出すこともなく、姿は闇に溶けている】
【それはまるで、自らが夜の世界の住人だと言っているように…】

【ハンドガンに手を伸ばした男は、自らが無傷であることと拳銃が直ぐに取り出せる位置にあること】
【そして相手が単身単騎で乗り込んでくるような”甘ちゃん”であることに心のなかでニタリと笑った】
【実際は震えるのをこらえ、唇をきつく噛みながら冷や汗をダラダラと流しながら逃げ出す方法を思案している】

【ここから出るには殺るしかねえ。シャツの裾の下から小型の拳銃…36口径リボルバーを取り出した】
【ダブルアクションだから撃鉄を起こす必要はない。音でバレることはねえ…特性上、引き金は重い】

【うつ伏せに倒れた状態から顔を軽く起こして目をギラつかせ、右腕を伸ばし拳銃を構える】
【恨みの言葉も別れの言葉も思い浮かべはしない。そんな余裕は無い。早く逃げてしまいたい…それだけで】
【重い、引き金を引くために人差し指に力を―――――】

『ヒッ…あっ………アアアアアアアアアッッッ!!』

【男は叫んだ。”それ”理解した時に。拳銃は床に転げて…いや、手首ごとそれは転がっていた】
【叫びは真夜中に甲高く響いて、男はその切断面を押さえながらのた打ち回る】
【ダラダラと流れ落ちる血は月明かりに照らされてコンクリートを赤く染めている】

【真横で点々と銀色の刃から…切断した凶器たる刀を構えた”影”が静かに佇んでいた】
【それは胸ポケットから白いハンカチーフを片手で取り出して、その刃を拭う】
【狂ったように叫び、のたうつ男を気にもかけず。ハンカチーフを投げ捨てると】
【腰の鞘に手を添えて、その凶器を静かに音も立てずにゆっくりと収めた】

―――――お久しぶりです…セリーナさん。

【静かな若い女性の声で、薄いピンクのルージュを塗った唇がそう言う】

【外では幾つもの車やバイクが乗り付ける音がけたたましく響く。エンジンの音、男たちの野太い声】
【直ぐに入ってきた彼らは高級そうなスーツを一様に身につけていて。ライフルや刀などで武装している】

……そのへんの奴らは適当にさっさと連れてって下さい。ああ、ヤクとかはまだ手を付けないように

【静かな声の女性はそう、男たちに指示をする。彼らは気合の入った返事が揃って返事をする】

先を越されたようですね。…バイクですか?それとも…見た目通り乗馬で?

【長い黒髪を後ろで鼈甲の髪留めでまとめ、ポニーテイルのようにした女性】
【切れ長の目で薄化粧のスラリと背の長い彼女は黒のスーツのパンツスタイルで】
【腰に2つ。赤い鞘に収められた刀を差していた】
【襟の金色のバッジが彼女の、彼女らの身分を示す……D.R.U.G.S.下部組織『富嶽会』だと】

彼らを刑務所に入れる前に、裁判にかけないといけませんから…公なのと、私たちのを…

【ニコリと静かな品を保った女性はそう笑いかける】
【後ろでは命乞いをする男たちの声がする…】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/08(金) 00:02:35.97 ID:zKCvE92vo
>>464

良いです。もっと格好付けてくれても良いです
なんだかその方が希望が湧いてくるような気がしますから…
本当にこんな不思議な気持ちは初めてです

【相手は少し照れくさそうだが、少女は言葉を聞くたびに嬉しくなった】
【男の言葉が雫となって自分の心を潤わせるようなそんな感覚が全身を襲う】


私…?

私の名前はマリフィネスです…
出身地は分かりません。今さっき話したとおりの孤児なので

【いつも通りの偽名を口にして、少女はハっと何かに気付いた】
【まるで何か過ちを犯してしまったかのようにも見える】

本当の名前は…黒江万理。
隠された物を見やすくするための能力者…
きっとこれからは誰かの役に立つ為の人間です

【隠す事はない、そう思ったのか少女は自分の名を口にした】
【そしてその後の自己紹介。それは自分自身の決意が強く秘められた物で―――】


よろしくお願いします

【出されたその手を最初とは違い強く握り締める】
【自分の決意が伝わるように、そしてこれから先の期待を強く込めて】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/08(金) 00:10:39.33 ID:SSoMMnvY0
>>463
【その言葉に対しては眉を顰め、次いで「むぅ」何て言葉が発せられる事だろう】
【己は人間。ならば、その他の生命の時の流れは知り得ない。達観した者の様な言葉も、年頃の少女からすれば反抗心を煽る物】
【――――故、表情が曇る。口から漏れ、紡がれる言葉は賛同する其れでは無く】


「楽しい――――と満足は異なるであります。私は、人々を守る為にこの身体と能力を使うのでありますよ
貴女の理解出来ない殺し合いは、私にも理解出来ない事であります。だけど、カノッサやGIFTが存在している事も事実であります
…………その組織に。人々に虐げられ、殺される方々が居るならば私は其れを守りたいのであります
それが出来るならば――――十分、短い命を“満喫”しているでありますよ」

【その言葉は本心。力が有り、人々を守れるのならば其れに用いる。享楽の為で無く、己の利益でも無く。人のため】
【ある意味では最も人間らしい感情であって、同時に最も人間から離れた感情でもあって】
【――――人を守る為に自ら戦地へ行く者なんて、そう多くも無いであろう。堅物…………其れは確か。然れど、その言葉は頑固とは又異なった何か】
【有り体に言ってしまえば、献身的。であろうか。藍色の瞳。一つだけが露出して居る其れが、細められた――――のだが】


「う、五月蠅いでありますね……大体にして何なのでありますか!
短いだの儚いだの、失礼であります!年の差からすれば貴女の方が先に亡くなるのであります!」

【――――台無しにするには十分な程の子供っぽい反論。拗ねたのか、ツンとそっぽを向きながら吐き捨てるのだが】
【言外には「貴女も同じ人間であろう」なんて意味が含まれて居るのだが…………】
【確かに女性からは不思議な気配を感じ取れる。若かし、其れが人外の気であるとは露知らずの発言】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/08(金) 00:20:09.06 ID:eGJqu4ago
>>466

本当の……名前……。
フフッ―――つまり、信頼してくれたと勘違いしても良いのか?

【握り返されたその手を見つめて溢れるは微笑み。心に刻むは、その名前を大事にしようという想い】
【―――確かに伝わった。その想い、その決意。これからは此方が答えよう。彼女の冷えた心を幸せで満たせるように―――】

ああ、よろしく……万理。折角本当の名前を教えてくれたのだ、そう呼んでみようと思う……
―――嫌なら言ってくれれば変えるぞ?

【その様な言葉を零したところで、ふと今の時間に気付く。―――そろそろ自警団本部に戻らなければならない】
【軽く後ろを振り向き、そして視線が彼女へと落ちる。彼はもうこの場を離れるが、どうするか―――と尋ねる視線】

……俺は自警団に戻るがどうする? ―――来てみるか?
勿論どちらでも構わない。……後で色々SCARLETの説明などで本部から呼び出しが有るだろうから。

【―――彼女が首を縦に振ろうと横に振ろうと、男は本部へと戻る。大きな収穫があったことを伝えることが、少しばかり楽しみだ】
【「黒江万理」という、新たな仲間―――そして、悪を打倒する重要な鍵。今日、SCARLETは大きな一歩を踏み出した―――】

/ここで〆とさせて貰います!
/遅レスすみませんでしたが、面白かったです。SCARLETに入ってくれて感謝です、ありがとうございました!
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/08(金) 00:24:58.78 ID:5OKE8pAMo
>>465

【月明かりだけが、ゆらゆらと工場の内部を照らし出していた。倒れた7,8人の男達、呻き声と罵声】
【"クソッタレ! よくも、よくも邪魔しやがったな!"】 【"許さねえ、赦さねぇぞこのアマァァァ……!"】
【銃を握る事すらままならず、されど意識も飛ぶ事はなく。彼等は悔しそうに毒づくばかり―――が】

【―――しかし、中には賢い者もいた。静かに自身の爪を隠し、研ぎ澄まされたそれで反撃を狙う】
【仮にその一撃が決まれば、如何に大会優勝者の強豪と言えど一溜まりも無い。彼女は人間だ。】
【所詮、銃さえ握っていなければ能力者はおろかマフィアにも劣ろう存在―――手痛い攻撃に晒される、刹那】

【響く悲鳴。銃声はそこに重ならず。代わりに、"チン"―――という、刀が鞘に納まるあの美しい音色が耳に飛び込んだ。】
【瞬間、素早く振り返り様に相棒の魔銃―――"弾"末魔を引き抜き、腰溜めに構えるセリーナ。しかし、直ぐに銃を下ろし】

                   ―――――――……………ッ!!
       
           はぁ…―――やられた、まさか……こんな"隙"を突かれるとはね。

  ガンマン失格だよ、撃ち漏れは勿論、銃を構える殺気はおろか、"貴女"の存在すら気付けなかった。

         ―――久しぶりだね、舞衣ちゃん。そして……ありがとう、命を救ってくれて。

【そう言って、彼女―――セリーナ・ザ・"キッド"は、困ったような笑みを浮かべるだろう。】
【テンガロンハットを取り去り、クセのついた美しいショート・ブロンドをくしゃくしゃ、と掻いて】
【相棒たる魔銃を華麗にガン・スピンさせてベルトへと戻し、"しくっちゃったなあ"と、ぼやいた。】
【格好はいつもと変わらず、くすんだ白のシャツと土気色のよれたベストを纏い、足元には革のブーツ】
【長い脚部を古びたダメージ・ジーンズで覆って―――ただその表情だけは、少し疲労も見えるか。】
【其処だけは、依然と変わったところと言えるだろう。セリーナは現れた男達に一礼して、舞衣の元へ。】

ごめんね、舞衣ちゃん。なんだか、す〜っごく、カッコ悪いトコをみせちゃって……、
ちょっと気を抜いてたのかも、アタシとしたことが…一歩間違えたら、死んでるところだったよ。
今夜はね、情報が洩れないようにって一人で潜入しに来たんだ、だから警察には事後報告。
…もっとも、どうやらその必要はなさそうだけど。流石にその裁判、処刑したりはしないよね?
それから、バイクだと結構な割合で"バレる"んだよね、だからアタシはこういう時は馬一拓!
速度じゃ負けるけど、実はアタシの馬にはちょっとした秘密があってね、ふふ。

―――けど、本当にお世話になるよ、事後処理まで任せちゃって。
そっちもそっちで、とっても忙しそうだね?舞衣ちゃん。お仕事きつくないかい?ちゃんと休まないと、ダメだからね。

【性格や言動にも、変化は見られない。とすれば先程のソレは矢張り、疲労が生んだ油断と気の緩み、か。】
【彼女は酒飲みの自由人ではあるが、同時に自分に対して非常にストイックな面も持っている。それが今回は】
【どういうわけか裏目に出てしまった、というのが事実だろう。根を詰めすぎている―――のかも、しれない。】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/08(金) 00:36:21.48 ID:zKCvE92vo
>>468

そう言う解釈にとって頂いても結構ですよ
考え方は人それぞれ…ですから

【男が微笑むのに対して、少女は照れ隠しなのか冷たい言葉を口にした】

別に…人の多い所意外ではその名前で呼んでいただいて結構です
それに好きなように呼べ。と言ったのは私ですから

【本名を呼ばれて少しむず痒い気持ちになるが、そこはグッと堪える事にした】
【これは彼女にとって信頼の表しでもあり、何より希望なのだから】

わたしは…まだブラブラしておきます
…いえ。パトロールと言ったほうが正しいでしょうか?
SCARLETの隊員として…ね

【男が立ち去ると同時に少女もパトロールと銘打った散歩に出かけた】
【後ろを向いた彼女の顔に笑みが浮かんだのは―――誰も見ていないのだろう】

/お疲れ様でした!
/こちらも遅レスすみません!それに拙い文章で…
/また機会があればよろしくお願いします!
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/08(金) 00:39:32.88 ID:MRtDI1KJo
>>467

【少女が眉を顰めたことも、こちらの言葉に賛同しないであろうことも、想定の内】
【こういった話は今まで幾度となく繰り返して来たのだから。それなのに敢えて持ち掛ける辺り、意地の悪さが窺えるのだが】

おうおう、随分と真面目な事よのう……
他人の為に、とはまた…………ますますわからんものだの
己の命を、他人の為に使って、自分が満足する。可笑しな話よ

―――ま、それくらいしておれば退屈せんのかもしれんな

【結局は『理解できない』と、やはりそうなって。】
【自分の為に生きる。自分の楽しみの為に動く。実際には少し違う所もあるのだが、女のスタイルはそんなもの】
【生物としての基本的な欲求に従い、人の持つ規則や秩序に当てはまらない、そんな生き方】
【故に、根本的に少女とは理解しあえないような、そんな性格なのかもしれず】

【それでも一瞬、少し真面目な顔をして――――いたのだけれど、少女の言葉に小さく吹き出して】

余がお主より先に死ぬとはまた、可笑しな事を言うものだの…………

――――なら、これでも同じ事が言えるのかえ?

【一頻り笑い終えた頃にそう言えば、くるりと一回転】
【一瞬女を霧が包んだかと思えば、そこにいるのは少女よりも小さな―――所謂幼女】
【服装なんかはそのままに、女を幼くしたような、そんな女の子】
【―――(描写云々の中身の問題で)すぐにまた元に戻るのだが】

勘違いしておるようだから言っておくがの、余は人の子ではないぞ?
余は狐。遥か永き時を生きる狐の妖ぞ
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/08(金) 00:55:45.07 ID:SSoMMnvY0
>>471
「―――――――私が解していれば、其れで良いのであります
人に染まるつもりも、人を染めるつもりも無いでありますから」

【少女を少女たらしめる意思。綺麗事や戯れ言では無く、心の底から思っている事】
【生い立ちから、今に至るまで。様々な事を経て、確立した物。…………まあ、けれど今は関係の無い話】
【理解されなくても良い。己だけが理解して居れば、其れで良い】
【…………元より人間が相手であったとしても、理解者は少ない。自らの身を危険に晒してまで人を助ける。そんな人は、そう多くないのだから】


【女性の変化には目を丸くして、同時にポカンとする事だろう】
【幻影の類かと考えたが、そうでも無いらしく。ならば何か。その身の歳を変える事が出来る異能か――――】
【そう深く考える前に、女性自身の口から答えは紡がれるのだけれど】


「わ、笑わないで欲しいでありますよ…………
でも、きつね……でありますか?えっとー…………
あ!分かったであります!ちゆ姉が言うヨーカイでありますね?!」

【アヤカシ……異国の。異世界の少女からすれば聞き慣れない言葉】
【なのに何故、その言葉から“妖怪”の言葉を導き出せたのかと言えば…………どうやら、“ちゆ姉”の存在が裏にはある様で】
【得意げにとでも表すべきか、先程まで目を丸くしていた様子とは一転していて】
【肝っ玉を潰さなかったのは、褒めれる点…………であろうか?】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/08(金) 01:07:31.25 ID:ohF27ogOo
>>469

【チンピラやギャングなんか目じゃない。心まで鍛えられたスーツの男たち】
【彼らにかかれば赤子のお守りをする如く、ズルズルと引きずられて行った】
【抵抗したものは数発のストレートがおまけされた後、同じように外へと引きずられて】
【黒塗りスモークのバンに押し込まれて、拳銃を突きつけられながら何処かへとドライブに旅立つ】

………今夜は、月の灯に見とれてしまいそうですね…。そういうことにしたら如何です?
…勿論、油断は大敵ですよ?セリーナさん?

【後ろ手で手を組みながら、床に伸びる月明かりを見て静かにそう言った】
【その先には真っ赤な血だまりがあるのだが…それには背を向けて】

私は秘書ですから…。自己主張するのは苦手な方ですので。

……いえ、こちらこそ。もっと早くについていればお手を煩わせずに済んだのですが

【首を傾げながら笑いかける姿は、まだ何処か少女のような柔らかさも持ち合わせていた】
【疲れたような顔のセリーナとは違い、霧崎はまだ白い肌に赤みがかかっていて元気そうだ】
【もしかしたら、化粧でクマやらを隠しているのかもしれないがUTのシゴトと比べたら圧倒的に気楽である】

ええ…こちらの不手際も有りますので…。こちらも…彼らを泳がせていたんです。
…薬物のシェアは私ども…D.R.U.G.S.の方ですね。…こちらが管轄していますから。
ああいうふうに勝手な輩が勝手な事をされると、こちらのメンツにも関わるので。最近は多くて…
元締めとか…仕入先とか調べて行かないと…その辺は”公的”な方とも話は通しているんですよ。
……まあ、特にうちは自警団みたいなもんですから。

【カノッサ機関とはそこが違うと最後につけくわえる。マフィアは”破壊”の組織とは違う】
【現状の社会あってこその存在である。それ故に寧ろそこらの自警団よりも保守的な団体だ】
【社会と契約して、静かに悪を運営する。必要悪とはよく言ったものだ】

馬ですか。流石、名実ともにカウボーイ…カウガールなんですね。
いつも車移動だと、馬には憧れます。…人数分用意するなら牧場ごと買わないとなりませんね。
…お気遣いありがとうございます。…ただ、人のご心配をなさる前にご自分のお体の方を大事にしていただかないと…
少し…失礼ですが顔に出ていますよ?……お酒が足りませんか?

【そう言って笑っていると横から屈強な男が歩み寄ってきて一礼し、手を前に組みながら】

『ご歓談中に失礼します。クルマは出しました。…あの、ヤクと金は?』

ああ…そうですね。…セリーナさん。今日の報酬は?…よかったら、彼らのお金はそちらのもので
…それでウチで余計なモノは引取りますので…どうでしょうか?
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/08(金) 01:22:21.70 ID:DtlPC/zKo
>>472

【少女の言葉に対し、女が浮かべた表情は―――笑み、であった】
【鉄扇で口元を覆っていた為わかりにくかったけれども、確かに笑っていた】

ま、頑固や意固地にならぬ限り、己をしっかり持つのは良い事ぞ
芯の強い小娘は嫌いではないし、の

【永き時を生きてきたが故の、達観した考え方】
【それを理解できる者は同じ種の中にもそうそういないし、他者の考えに影響される柄でもない】
【少女が口にした、『染まりも染めもしない』との言葉は、女にとっても共感できるもの……なのかもしれない】


【一方で、少女の驚いたような表情を見た女は、愉快そうにまた、喉を鳴らす】
【己の術で人を騙し、驚かせる。それはやはり、狐の本質的なものとも言えて】

ほう……えらくすんなりと受け入れるのだのう……
ああ、なるほどの。その何とかいう小童が櫻の出で、お主の知り合いという訳か

―――しかし、このような光景、もうちっと驚いてもよいところであろうよ

【ただ、思っていたより早く物事を飲み込まれたのが些か気に入らなかった様で】
【ほんの少しばかり、不機嫌そうになったりするのだが】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/08(金) 01:43:09.05 ID:SSoMMnvY0
>>474
「ふふん。自警団として一つ一つに驚いていたらあっという間にカノッサにやられてしまうでありますからね
これも日々の賜物でありますよ」

【対して、少女。女性が不機嫌になったというのに、その様を見て何処か嬉しそうにしている事だろうか】
【――――“負けず嫌い”の性格。確かに順調に成長している証でもあるが、臍曲がりとも思えて】
【“合わない”相性。故に、意地悪心でも沸いたか】
【年齢にすれば遙か上の相手。恐れる事も無く言う様は…………何と無く、無礼とも映るか】


「それに、他の事もちゃんと勉強しているでありますよ
ヨーカイは――――――」

【釈迦に説法。妖怪に対して妖怪を語るなんて、余りにも滑稽。さて、何を語るのかも思えば…………比較的近くで響く罵声】
【続いて悲鳴が響いたり物が割れる音がしたならば、揉め事が生じたのだと理解するのにそう時間は必要無いであろう】
【口を噤み、その表情は“少女”から“自警団”へと移ろい】


「――――むぅ。もう少しであったのでありますが
…………兎にも角にも、お仕事に行ってくるでありますよ」

【状況からすれば、一刻を争うようでも無い。悠長に言葉を交わし、“オーラクル・スティンガー”と自分の名を告げたならば背を向けて】
【女性が何か語るならば立ち止まり、何も語らないならばそのまま駆け出す事であろう。小さな背も、直ぐに人混みの中へと紛れ】
【――――事態の沈静化には、数分と掛からなかった。…………まあ、一瞬だけ男の罵声が大きく鳴り、続いて断末魔が響いた事から武力を以て制した事が分かるであろう。案外、短気な性格か】

/時間も良い感じですのでこの辺りで……!
/お相手、有り難う御座いましたですよー!お休みなさいませ!
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/08(金) 01:58:55.85 ID:jVV93X+lo
>>475

【少女が嬉しそうな様子であっても、わざわざそこに怒ったりすることはなくて】
【多少の事では動じない―――これもまた、年の功か。それとも、自称“寛大”な性格故か】

【少女が語り始めようとした時には、『言うてみせい』などと意地の悪い笑みを浮かべていたが】
【何やら剣呑な音がどこからか聴こえれば、ちろりとそちらへ目をやって】

―――お主の出番のようだの
ま、精々“満喫”してくるが良かろ

――――余の名は瑚蝶。真名ではないがこれで十分に伝わろうよ

【それだけ言えば、『さっさと行ってこい』と言わんばかりに顎で音のした方を指す】
【そうして彼女が立ち去った直後、女の姿は忽然と消えていたそうな】



/お疲れ様でした!
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/08(金) 16:27:40.72 ID:SL7KFXBg0
>>473

【手際で言えば、暗闇から銃撃で全員をのしたセリーナのそれにも引けを取らない、統率のとれた彼等の素早い動き。】
【彼等が本格的に動く事が出来たのならば、彼女のような"失態"は無かっただろう。そう思わせるのには十分である。】
【改めて、セリーナは溜息をつく。自らの迂闊さを呪い、間一髪の所で救われた事に感謝し、自嘲気味に笑みを零して】

―――……オーライ、それじゃ、そういう事にさせてもらおうかな。
確かに今夜は綺麗な月だね、こんな抗争には持って来いの、白銀の夜だもん。
 アタシも、あの月の光に"当てられてしまった"―――……そんなところ、かな。
 
 ……ふふっ。それじゃあ、今日の事は内密に。でっかい借りができちゃったなあ、舞衣ちゃんには。

【くるり、と回転させたテンガロン・ハットを被って。セリーナは工場の外へと出た、二人は月夜の中でも対照的だ。】
【今にも千切れそうな程年季の入ったガン・ベルトに、古風なリボルバーを携えたガンマン。そしてそれとは相対的に】
【月光に煌めく銀の刃を腰元に帯刀し、漆黒のパンツスーツで全身を包んだ都会派の匂いすら漂わせる、少女の秘書。】
【まだ若さの残る少女とは反対に、セリーナは表情こそ豊かであどけないものだが、もう歴とした大人の女性であって】
【―――今宵はその表情から、あどけなさも消えていたのだから。美しい月灯りに照らされる彼女の表情は、険しい。】

 なるほどね、舞衣ちゃん達も忙しい訳だ、そう言う事なら此処の情報が漏れてたのも納得がいったよ。
 ホント、最初は新手かと思っちゃってビックリした。蓋を開けてみたら……命の恩人だったワケだけど、ね。
 でもそういう事なら、舞衣ちゃん達の『富獄会』はホントに自警団みたいだ、寧ろ彼等より強力だったりして。
 "品物"の方の扱いは、完璧に任せちゃって大丈夫そうかな、公的機関とも繋がりがあるなら―――っていうより
 むしろ御役所の人よりもよっぽど、そういう"ブツ"の扱いには長けてそうだもんね、みんな……あははは。
 
【こういう組織のメンバーと関わり合いを持ち、公に出来ぬとは言え協力関係にあるという事実は、有り難い物だ。】
【特にUTのような小規模の組織で、セリーナの様な人間からすれば、裏社会に精通する"仲間"は貴重と言っていい】
【その実力と舞衣の力強い言葉に信頼を寄せて、セリーナは富獄会に薬の後処理を一任するつもりだった。】

 ―――そう、かな?でも確かに、馬は乗ってるだけでシェイプアップの効果もあるし―――って、これは舞衣ちゃんには
 余計な情報だったね、ふふふ。アタシは黒塗りのセダンって憧れるけどなあ、ジャパニーズ・ヤクザ!って感じでさ。
 高級車は高級車で、アタシらみたいのからしたら憧れだよ〜?奈何せんそこまでの余裕はUTにはまだない、からさ。

 ただ―――……うん。ごめん。……疲れてるのは、アタシの方かもしれないね。

【おとなしく、其処に関しては認めるだろう。本音を言えば、強がりの一つでも言っておきたい所だったのだが】
【あんな醜態を晒した以上、反論等出来よう筈もなく。もう一度、恥ずかしそうに頬を掻いてみせて。】
【足りていないのはお酒か、それとも休息か。表面に出る事は無くとも、小さな傷害事件は後を絶たない。】
【UTがUTである以上、メンバーひとりひとりにはそういった負担が多く掛っている訳で―――彼女もまた、同じだった。】

 なかなかさ、平和にならないなあ、って。この間の事件……夜の国の騒動も、今必死に復旧作業してるけれど。
 あんなにめちゃめちゃにされた上に、死んだ人だって多い……なんだか、自分の無力さを呪いたくなって、ね。

 あ―――……そっか、お金は……そうだね。それじゃ、こっちで"預かる"事にしておくよ。
 こんな失態をしでかしておいて、こんな大金を貰うのも少し腰が引けるけど―――ふふ、アタシも図々しいので有名だからさ!
 けれど、この借りはどうにかして返したい所だね。だから―――そうだ、こういうのはどうかな。

 ……舞衣ちゃん、この後お時間はあるかな?

【特に、深い意味はない。手に入れた大金、ようやっと空いた時間、助けてもらった大きな借り。それらを総合して】
【まあ、半ば言い訳的でもあるのだが―――セリーナは、舞衣を食事へと誘うだろう。】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/08(金) 17:28:26.68 ID:NrvXlpgEo
【夜、公園】
【今宵は満月、時はそれーーーーー人気の少ない街の公園では今、惨事が巻き起こっていた】

「ひぃい…………やめろッ!やめてくれ!」
「「頼む……やめっ……グァッ!」」

【深き闇に包まれた大空に虚しく響き渡る男達の叫び声。それに重なるように、爆裂音が響く】
【その爆発音はあたかも「容赦は全く無い」といった感じに、非情に、残酷な余韻を残し響き渡る】

「うぁあ……やめろ……」
「痛い……苦しい……助けて……」

【攻撃者から逃げる男達は苦痛に悶え、情けない叫びを上げながら、身体を欠損してもなお逃げようと地を舐めながら這いずる】
【そんな瀕死の男達を、冷たく残虐性十分な眼で見下ろす一つの影ーーーー】
【その正体。それは一羽の「鳥」。】
【首にスカーフを巻き、頭にヘルメットのような装飾品をつけている。】
【頭の装飾品にはかの機関の逆五芒星。スカーフに記されているのは「No.8」の文字】
【それらは、かの鳥がいかなる者かを示すのには十分すぎた】

キョキョォォオーーーーン

【彼は天空に向けて雄叫びを一つ上げたかと思えば、瀕死で這いずる男達に無情な鉄槌を下す】
【やがて最後の爆裂音と共に男達の叫び声は失せ、チリン、チリンと虚しく転がったのは、鳥の紋章の盾が刻まれた紅いバッジ】
【そして辺りには、血と脳漿、腕の一部や身体の残骸が散らかる惨状と化していた】
【鳥は嘴の一角を吊り上げニヤリと嗤い、死んだことを確認すべく上空に登った】

【短い間だったが。今の悲鳴や爆裂音を聞いた者がいるのならば、駆け付けてくる者がいるかもしれないーーーーーーー】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/08(金) 18:04:34.67 ID:TEMAU6mI0
>>478

 は、鳥がおお暴れですかい

【その公園に一人の男が来た】
【爆音を聞いてきたのだろう】
【茶色いコートに白く袖の長いワイシャツ、ベルトつきの裾の長いズボン】
【髪は少々長い】
【片腕には義腕をつけているが手の部分は黒の手袋をはめておりよく見ないと義椀だとわからないだろう】

 しっかし、世の中不思議なもんで
 鳥がカノッサのNO,8なんてな

【男はそのように言って人形を召還する】
【召還した人形は〔トリガー〕だ】

 さて、あっしにきずいたら
 攻撃してきそうだな

【そう言って、男は〔トリガー〕に迎撃体制をとらせた 
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/08(金) 18:13:39.34 ID:NrvXlpgEo
>>479
/少々飯落ちします
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/08(金) 18:15:14.95 ID:TEMAU6mI0
>>480
/了解しました
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/08(金) 18:28:31.38 ID:T5pWRpLPo
【路地裏】

【――さもそれが当然であるかのように、そこには数名の男たちが倒れていた】
【死んではいない。呻き声、助けてくれという慟哭は周囲に響き渡っている】
【あるいはそれは大通りにも聞こえるかもしれなかったが――奇怪な点が幾つか在る】

【一つは、男たちの倒れ方≠セ。切り伏せられたのでも、顔に青あざが在るのでもない】
【『関節が捻れていた』のである――両膝と両腕が、ぐるりと反対を向いていた】

……困りました。この街に来て早3日、情報の欠片も見つからない。
やはり別の……水の国なのでしょうか。移動を考えねばなりませんね

…………、……列車の運賃だけ、頂きますよ――。

【もう一つ――最も強い違和感が、その下手人。よく通った、透明な声の持ち主で】
【格好はタイトな戦闘服の上に、サイズの大きな薄汚れた白衣という、際立ってセンスの悪いもの】
【髪はスカイブルー。表情は乏しく、全体的に色合いは淡いのが特徴的】

【そんな人物はふと、倒れこんだ彼らに近づいて懐を弄り、財布をするりと抜き出すと】
【丁寧に札の枚数から小銭まで、決まった額を抜き取り、残ったものは興味なさげにポイと捨てる】

【―――その間も、彼らの叫び声は響き続けていた。一人などは声も枯れんばかりの様子】
【けれども若く、男にも女にも見える白衣の人物は、それを黙らせることをしなかった】
【まるで誰かが来るのを待っているかのように=\――財布から零れた硬貨が一枚、路地を暗がりに転がっていく】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/08(金) 20:08:27.31 ID:0Eg3muYi0
【――――世界は、絶えず時の流れと共に移り変わっていき、今を生きる人の数だけ、物語もまた時の流れと共に紡がれていく】
【今を生きる人の数だけ紡がれる、幾百億編の物語――――】



【――――風の国 路地裏】

……死角と言うだけで、その先に何があるのかが予想されていたら、意味がない……
そんな事、自明の理だと思っていたんだけどねぇ……

【華奢ながらも筋肉の浮き出た色白な上半身を晒す様に、ワイシャツだけをボタンも留めずに羽織り】
【下半身はジーンズとスニーカーで固め、腰回りに大量のチェーン装飾を巻き付けた】
【くすんだ水色の髪を前髪ばかり長くした、身長170cm前後の青年が】
【悪態をつきながら、とぼとぼと立ち去っていく3人の男たちの背中に、侮蔑の視線を向けながら仁王立ちしている】
【立ち去る男たちは、みなどこかしらに深い切り傷を負わせられていて】
【そして仁王立ちする青年の背後には、ひどく着衣の乱れた女性が1人、震えながら座り込んでいた】

……命と貞操が惜しかったら、こんな界隈に近付くなんて、しない事だよ……
……僕みたいな、暇で気まぐれな人間が、いつも居合わせるとは限らないんだからね……?

【首だけで背後を振り返り、肩越しに女性を見やりながら、青年はどこか冷めた言葉で、女性に諌めとも慰めとも取れる言葉を残す】
【そうして、そのまま振り返る事もなく、青年はその場を立ち去ろうと足を路地裏の外へと向けた】



【――――所変わって、水の国 レストラン】

……六罪王、ついに逝く……ですか
……栄枯盛衰は世の習い。機関もそろそろ新たなものに取って代わられる時が近付いているのかもしれませんね……

【こげ茶色の無地のスーツとスラックスを着込み、首元にはダークグリーンのネクタイを締めている】
【さっぱりした短めの暗い茶髪に、切れ長の目元にすっと引き締まった鼻梁が映える】
【全体的に細身の印象がありながら、どこか所作に重々しさの目立つ、身長170cm前後の青年が】
【1人で座席に陣取りながら、新聞を広げてくつろいでいる】
【新聞は、先の夜の国での戦いについて、戦闘に関わらない第三者の立場から分かる範囲の事が、記事として乗せられていた】
【テーブルの上には、既に食事を済ませた後と思しき、空になった皿がいくつか残されており、1杯のコーヒーがほのかに湯気を立てている】

……まぁ、世の習いがいつでも正しいとも限らないのですがね……
その則を破る存在が、現われる事にも不思議はない……機関の面々は、何を思ってこれからを活動していくのでしょうかね……?

【どこかせせら笑う様な表情で新聞を読み進めながら、テーブルの上のコーヒーに手を伸ばし、1口啜る】
【人目をまるで意に介さないひどく泰然としたその態度は、周囲から浮いた存在として目立っていた】



【――――どの物語も、今と言う時の中に、確かに存在している物である】
【もし変化が訪れるとしたら――――それはどの物語なのだろうか】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/08(金) 20:21:18.39 ID:e79LtvW90
>>482
/まだいらっしゃいますか?
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/08(金) 20:23:58.31 ID:T5pWRpLPo
>>484
/居りまするよっ!さあカモン!
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/08(金) 20:34:08.38 ID:e79LtvW90
>>482 /書いてから聞いたかいがありました。よかった


(…………)

【一人、その惨状と呼ぶべき光景を偶然にも目撃している男がいる】

【短く赤い髪で青いフレームのサングラスをかけ、小さなポーチが多く付いたタクティカルベストとカーゴパンツを着こなす長身の男で】
【まるで一度も陽に焼けたことがないような白い肌が髪とサングラスを映えさせている】

【見ているだけで同じ痛みが襲ってきそうなほどひどい怪我をしている男達と、その場に立つ人物をたった今、目にしたのだ】

(参ったな……)

【近道のつもりで通れるかと入ってみたのが運の尽きだったか、叶うならば数秒ほど前に戻って別の道を行きたいと後悔している】
【やがて】

(……関わるべきじゃないな、ああいうのは)

【男は道を戻ることにした。危険としか思えない人物に自ら近づく理由もないし、男達を傷つけたその人物に許さないという
 感情が湧き上がるほどの正義感も持ち合わせていないからだ】

【後ろを向いて道を戻る。それでこの場に関わることは無いだろうし、その内今見た光景も忘れることが出来る】
【はずだった】


                       【キーーーーン】


【いたずら好きの神様が仕組んだとしか思えないほど異様に転がってきた硬貨を、蹴り飛ばさない限りは】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/08(金) 20:45:44.14 ID:T5pWRpLPo
>>486

――――――どなたです?

【硬貨が空を舞う高い音。白衣の人物の反応は異様なほどに速かった】
【振り向きざまに蹴り飛ばされた硬貨を掴みとり、藤色の瞳を向けたなら】
【相手を視認するやいなや接近―――裾をはためかせて駆けてゆく】

……改めてお尋ねします、貴方はどなたでしょう。
名前年齢性別の次に所属を添えてお答え下さい、でなければ……

無論、場合によりますが―――お分かりですね?

【――全力で逃げなければ直ぐに目と鼻の先まで詰め寄られる、それ程に速い彼もしくは彼女は】
【男性に近寄ると、慇懃無礼な程度で明確な問いかけを行った】
【右の拳には先の硬貨を挟み、それを彼に突きつける――まさしく、脅しという言葉が相応しい状況だ】

/よろしくお願いしますですー!
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/08(金) 21:19:16.57 ID:e79LtvW90
>>487

【蹴り飛ばした硬貨が宙を舞う中、男は自分の失態に眉間にシワを寄せて目を瞑る】

はぁ……

【ため息一つ、それからどうしようか考えようとして。出来なかった】
【硬貨を掴んでからの次の動作への移行の速さは男に選択肢を考えさせる時間を与えなかった】

なっ!

【あっという間に距離を詰められた】

はぁ……

名前?カラッド・エルジュ。覚えなくていい
年齢は諸事情あって数えてない。まぁ、肉体的には二十代なのは確かだ。性別は見ての通り男
所属は……罪の無い一般市民か善良な一般市民で頼む。……それがだめなら不審者で構わない

【質問に冷たく、淡々と答える】
【内心、少々の焦りも無いわけではないが、今は相手に主導権を完全に握れらるほうがまずい】
【男は普段どおり、冷たい態度を保って答えた】

/すいません。ちょいと風呂です
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/08(金) 21:21:44.58 ID:0Eg3muYi0
/>>483取り消しでー
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/08(金) 21:33:55.96 ID:T5pWRpLPo
>>488

……カラッド・エルジュ氏、ですか。了解しました
一般市民、つまり機関並びにその他組織とは関係がないと判断致します

【睨むとも射[ピーーー]とも違う強い視線を向けたまま、相手の答えに耳を傾け】
【それを復唱すれば、やがてゆっくりと硬貨を握った拳を下げて】
【僅かに後ろへ下がったなら、硬貨は投げ捨て、その手は敬礼へと変わり】

失礼したしました。私はブランデン・ケミッシュと申します
少し人探しをしておりまして、些か組織的な方々なので先のお尋ねをした次第であります。
私もまた所属は無し、恐らくは10代後半であると思われます

所で……カノッサ機関か、UNITED TRIGGER……あるいは自警団。
そういった集団に属する方との面識は無いでしょうか?

【いくらか頓珍漢な返答をしながら、軍隊でいう休憩の姿勢を取る】
【白衣は似合っていなかったが、下は戦闘服だ。何かいわく有りの人物らしい、が―――】

/了解です〜
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/08(金) 21:55:29.39 ID:ohF27ogOo
>>477

そうして下さい……そういう日もありますから。
いえ…借りだなんてそんな…。

【月に見とれてなんて随分と詩的なセンスだなと自分で少し恥ずかしくなりながらも】
【言いたいことが伝わってくれたことに安心し、セリーナに対して慎ましく謙遜して】
【廃工場の中、取引が行われていたであろう場所に歩み寄ってっ行った】

ええ…。そちらも何処からリークがあったかはわかりかねますが…。
まさかセリーナさんが独自に突入していたなんて…驚きです。てっきり、公的な機関が
パフォーマンスがてらちょうどいい輩を見繕ったのかと…いえ…失礼でしたね。
……私たちの殆どは特殊な能力も武器も持たないような人ばかりですから…やっていくには
自警団以上のやる気ぐらいは持っておかなくてはなりませんから。

……ウチとしては余り気分は良くないんですけどね。薬物関連は…でも、クスリを売り歩く
他の組織と比べたら…薬物を取り締まるほうが幾分か気分がいいんです。
…お金の数え方も知らないようなのばかりですからウチは…。

ええ、ですから無くさないように。しっかり預かってくださいね?

【置いてあるケースの金具を開いて、なかの札束をめくって本物だと確認すると】
【ケースの口を閉じて、それを持ち上げてセリーナの方へと差し出した】
【それから、周りに居るスーツの男たちに指示をして】

…では、後のことは適当に。今日はお疲れ様でした。

【霧崎がそう言うと一斉に男たちは挨拶と礼をして、迅速に片付けていく】
【それが終わると、セリーナにも一礼して足早に去っていった】

……平和ってのは何なのでしょうね。それはもしかしたら完全な球体の様に
人々の心のなかにだけあって、実際には存在しないものなのかもしれません。
だからといって、それを追い求める、セリーナさんを何か言うわけではありませんが…
…ただ、難しいものである以上……どうか、ご自愛ください。

ええ、時間なら。セリーナさんのお陰で、たっぷりと
……車を回しましょうか?それとも…やはり乗馬で?

【少し…いや、セリーナが少し元気が無いように見えるということはかなりということだろう】
【それを案じてか霧崎は今はそれに余り触れないように話をそらす方向に今は持っていくことにした】
【このあと、食事にでも行くならアルコールが十分愚痴を引き出してくれるはずだから、今は…】

【一台、工場の外にはその高級なスモークガラスのセダンが停まっている】

492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/08(金) 22:13:01.25 ID:SSoMMnvY0
【繁華街――――常に賑やかな其処では、昼夜問わず数多くの揉め事も生じている事だろう】
【今宵も、又一つ。喧しい少年の声が上げられたならば、必然的に注目を集める事になろうか】


「――――なせ!離せって言ってんだよ!
さっきから何にも盗んでねェって言ってんだろ!」

【歳にすれば十二程。自警団の腕章を身に付けた男性に腕を掴まれている事から、窃盗か何かを疑われているのか】
【実際に少年が其れをしたのか、不明ではあるけれど。少なくとも只の根拠無き因縁異なる様で】
【――――何処か焦る様にも見えるその仕草が、余計怪しませてしまっているのだろう】
【……スッポリとローブも被って顔を覆うにしても、その仕草や声だけは隠しきれず】


「なっ…………!!盗ってねェってば!!何で連れて行かれなきゃいけねェんだよ!!」

【少年からすれば、雲行きは怪しい。実際に盗っていなければ別に連れて行かれようが、身の潔白を証明をするのは簡単な筈】
【それが出来ないとなれば…………恐らく、黒】
【そんな事はさて置き、この状況に介入しようとする者は果たして居るのだろうか】







【商売の活発なその街ではこの時間にも関わらず、多くの人々が行き来していて】
【――――屈強な男や如何にもといった風の女。昼の顔とは打って変わり、どことなくアウトローな雰囲気】
【……そして、その場だからこそ、少女の存在は浮いていた】


「へぇ…………違法薬に禍々しい武具…………噂に違わず中々面白い物を売っているのね……」

【ローブを纏い、スッポリとフードを被っては居るけれどその背丈や体つきは誤魔化せず】
【キョロキョロと物珍しげに辺りを見ているのだから尚余計に目立つ】
【――――中々に高価そうな弓を肩に掛け、二振りの短剣を腰に提げては居るが】
【……そんな姿をして居ても、やはりこの場では浮いている】


「――――喧嘩、かしら。やけに五月蠅…………っと?!
ちょっと!!危ないでしょ?!」

【突如始まった乱闘騒ぎ。品に関する押し問答が原因である事は明白だが――――少なくとも、巻き込まれ掛けた少女には関係のない話】
【フードが外れたならば青色の髪が露わとなって、同時に朱の双眸も見える事だろうか】
【殴り飛ばされた巨体に押しつぶされそうになれば咄嗟に避けはするけれど】
【――――暴力の波は広がり、彼方こちらで諍いが起き、やがては大乱闘へと発展することか】
【……罵声、呻き、流血。様々な物が行き交う中に、少女が一人。――――良くも悪くも、よく目立つ】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/08(金) 22:32:05.39 ID:QbYxu516o
>>492

【少年の腕を掴む男の腕に、そっと柔らかな風が溶けたのなら】
【耳へと流れこむのはきっと、夜風よりも涼しくて爽やかな声色】
【柔らかな光を一杯に降り注ぐ宵月にも似た、そんな彩りで――――――】


ねぇお兄さん、私の弟に何か用かしら?そんなに怒ったような顔しちゃって
それとも何か粗相でも?いずれにしたって、そう顔を真っ赤にしてムキになるような相手じゃないでしょ

ここは人目もあるしね、お兄さんだってお仕事の途中じゃないのかしら
こんな子どもの相手しない方が、いいんじゃない


【声が輪郭を得たなら、それはきっと、ゾクリと背筋をなぞる艶やかな指先のごとく】
【耳の裏に染みこみそうなぐらい、脳内に絡みついて侵食しそうなほどに甘ったるい猫撫で声】
【揺れる声色の主が月光の下に照らされたなら、それに劣らない美貌の持ち主ではあるのだろう】

【ゴールデンブロンドの華やかな長い髪を蒼の細いリボンでツインテールにして】
【美しいスカイブルーの瞳をした、やや膨らみかけた胸のスリムな少女】
【ピアニストのように細い指先は綺麗に切り揃えられた爪先の淡い桃色を強調する】

【袖口まである細いボディラインにぺったりと張り付く黒のカットソー】
【紅いチェックのミニスカートと、黒のサイハイソックスを身に纏って】
【夜烏色の編上げブーツで足元を包んでいる】

【羽織ったフード付きのハーフコートは白を基調とした大人びたデザインで】
【肩からかけたポシェットは相反するようにゴシックパンクな品物】

【男の腕を握ったなら、そのまま腕を伝って、少年の腕を掴む手を外側から包むように握ろうとする】
【可能なら更にぐいっと近づいて、つま先立ちをして、視線が交錯する距離まで接近するだろう】
【見逃してあげて、と紡ぐ声は、女性らしい艶やかな色気に満ちた、桃色の言の葉で】

【――――――それを強調するように、小さな顔たちに、心地良い微笑みを浮かべた】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/08(金) 22:52:52.62 ID:SSoMMnvY0
>>493
【反応するのは、二人の姿。小さな人物と、大きな人物】
【――――送るのは“仕事の邪魔をするな”の意をたっぷりに込めた視線であった…………が。その視線に射止められたならば言葉も失せて】
【大の大人がしどろもどろになるなんて、そう見られない光景。然れど、相手が其の少女であれば仕方ない事。悲しい男の性とでも言うべきか】

【余談、ではあるが。どんな強面にだって論破すると仲間内では評判の男であったが…………少女の言葉には、一つも返せず、手を握られたならば僅かな紅潮】
【「姉ならばしっかりと弟を躾けるように」の旨を伝えれば逃げる様にしてその場から去る事だろう】
【さて、残された少年。追い払ってくれた礼でも述べるのかと思えば――――――】


「別に手助けなんて欲しく無かったからな。俺一人であんな奴何とか出来た
…………あ、後!俺はお前の弟になった覚えはねェ!」

【声変わりを迎えていない声で、小憎たらしい言葉。どう考えたって、少女の手助けが無かったならば連れて行かれてたであろうに】
【礼を述べる所か、邪魔をするな何て言い放てば、フードからチラリと見えた幼い顔は不満げに頬を膨らませていて】
【少女の放ってくれた方便。其れを助けて貰った本人が嘘だと理解出来ずに人差し指をビシリと突きつけて言うのだから、実に滑稽だけれど】
【――――少女へと向き直るその子供。背丈は、もしかしたら少女よりも小さいか、或いは同等か】


「一匹狼にそんな生ぬるい物は要らないんだよ!
俺は一人で生きて、一人で全部出来る!だから、さっきのだってお前が居なくても何とかなった!」

【よくもまあ小さな一匹が此処まで生きてこられたものだ。その話が真であれば、だが】
【兎も角として、自分の実力を理解して居ないからこそ吐かれる言葉。全て、自分だけでどうにか出来る――――だなんて】
【若かしながら、ついさっき連れて行かれそうになった事も事実。其処を突くか、或いは又別な話に切り替えるか】
【――――それは、少女が少年の言葉を聞いてどの様に思ったか次第、であるけれど】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/08(金) 23:03:12.53 ID:QbYxu516o
>>494

【作り笑顔のペルソナ、浮かべるその微笑は微塵も崩れること無く】
【去っていく男を片手を振りながら見送るのだろう、その背中が視界から消えるまでずっと】
【見えなくなったならすぐに、やれやれと言いたげにため息が一つ弾けるのだろう】

【そうしてくるりと、貴方へと振り向きかえって】


安心しなさい、私だってアンタみたいにきゃんきゃん煩い子犬の姉になった覚えなんてないから
そもそも私妹派だしね、汚い男兄弟なんかよりお淑やかな妹の方がよっぽど――――――


【振り向いた少女は、そこには愛想のあの字も無くて】
【呆れたと言いたげにその整った頬に冷たい色合いを浮かべたまま】
【少女と呼ぶには少し高い身長で、貴方を見下ろしているのだろう】

【細身の体格はコートに包まれていても尚、その華奢な彩りを感じ取れて】
【可憐な指先を口元によせて、はぁと息を吐いたなら、既に白く染まる頃】
【そろそろ寒くなってくる時期なのかしら、と口元で零したなら、貴方の言葉に耳を傾けた】

【――――――ふぅん、口元で溶けるその言の葉の切れ端を辿られないようにって】


あら奇遇ね、私もそう思うわ、尤も一匹狼だなんて時代遅れな言い方はしないけど
自分ひとりで生きて自分ひとりで何でもできる、私もそう思ってるの

でも、今のを見る限り、アンタの一匹狼とやらもたかが知れるわね
あんな恥をかいちゃって、私がアンタだったら恥ずかしくってどんな顔したらいいのやら


【口元に手を当てたなら、もう一方の手で肘を支えて、微笑みを揺らす】
【小悪魔のように相手の感情をなぞる指先、煽るような口ぶりは可愛らしい顔からは想像できないぐらい】
【メロディは猫撫で声のままだけど、その内容は先程までとは全然違って】

【短いコートの丈とスカートの丈、零れ落ちる細い両足が地面を叩いた】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/08(金) 23:11:08.21 ID:5OKE8pAMo
>>491

ううん、借りは借りだよ! もし舞衣ちゃんが拒否したって、アタシはこの借りを絶対返すんだからねっ。
それに、なんだかんだで"支援"はしてもらってるし、日頃の感謝も込めて、ね?

【以前の酒場での"会合"以後、彼ら富獄会とこのUTとは資金援助等でひっそりと繋がっている。】
【勿論、公には出来ない情報の一つだが、セリーナは裏をよく知る彼等の様な仲間を持った事を】
【大変有益な協力体制だと感じえているし、同時に常に感謝もしていた。その心の現われ、という事だろう。】

―――こっちのリークに関しては、まあ……なんていうんだろう、"脚で稼いだ情報"ってトコロかな!
アタシも伊達に彼方此方パトロールで回っちゃいないってワケさ、売人の一人を"炙った"らペラペラ喋ってくれたよ。
パフォーマンス、そういう考え方も出来るけどね。実際のところ、麻薬流通を地道に止めてるところなんて、

カッコイイアピールからは程遠いものだからさ。それに、公の人間は公の行事で忙しい。アタシや舞衣ちゃん達の仕事が
より一層増えてる理由は、ここいらにあるのかもしれないね。けど、頼もしい限りだよ。
影ながらこうやって麻薬の取締りをしてるグループがあってこそ、街の平和も保たれるってもんさ。

―――……ま、それでも気分が乗らないのはよく分かるよ。ホント……"コレ"に手を出したら、もう終わりだと思うもん。

【セリーナ・ザ・"キッド"という女もまた、過去の経歴上からアウトローな世界には慣れ親しんできた物であったのだが】
【それでも矢張り、いやむしろそれ故なのか、どうも"ドラッグ"という存在自体に良い印象も思い出もないようで―――】
【肩をすくめて、先程の銃撃で零れた粉をブーツで踏みにじり、忌々しそうに呟く。"これに頼っちゃいけないよね"、と。】

平和が何かは、きっと誰にも分からないし、『コレだ!』っていう答えも多分、存在し得ないんだろうね。
けどそれでも、人間は平和を追い求めて、平和が何かを考えながら、悩みながら前へ進まないといけないんだと思う。
だからそう、平和って言うのは―――"指標"、なんじゃないかな。って言っても、どんな指標で何を指しているのかも
まだまだ分かっちゃいない状況、なんだけどね。……おかげで、ウチらみたいのは大忙し、ってワケだね。ふふふ。

―――仕事があって、お金が手に入って、護りたい人がいて。アタシの望んだ生き方だし、ぼやいてもしょうがないね。

それならよかった! じゃあ一緒に遅めのディナー・タイムと洒落込もうよ。アタシ、お腹ぺっこぺこでさ〜。
何か食べたい物はある?実はこの辺りに、気になってるお店があるんだけど―――と、そうだね。それじゃあ折角だし。

【言い終わるか、終わらないか。車の方へと視線を移して、にぃ、と子供の悪戯っぽく笑うセリーナ。】
【そういえば高級車に乗るのも久しい。要人警護等の依頼があれど、任務中に彼女が搭乗するのは高級車というよりは】
【もはや装甲車とでも呼んだ方が良さそうな物が多かったからだ。外観から伝わる威圧感、舞衣の雰囲気には非常に、合っている。】
【楽しみだと言わんばかりに車のほうへと駆け寄り、はて、そういえば運転はどうするか―――ちら、と舞衣の方を見やって。】
【何も言わなければ、幾月かぶりにハンドルを握ることになるのだが、こんな高そうな車を運転する事が許されるのだろうか。】



497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/08(金) 23:21:33.61 ID:e79LtvW90
>>490

(……?)

【若干はっきりしない返答にも何も言わず、あっさり引き下がったことに疑問を感じるが
 少なくともどうやら命の危機は無くなったようだ】

カノッサ機関か、UNITED TRIGGER?

……聞いたことはあるが関わったことは無いな。組織なんて俺にはわずらわしい物だしな。自警団なんてなおさらだ

【そこまで答えて、ふと、疑問を口にしてみる】


お前、何が目的なんだ?
人探ししてるといったが、カノッサとUNITED TRIGGER……自警団なんて真反対の組織だろ?


【サングラスを指先で軽く持ち上げながら、聞いてみた】


//少々遅れました。ただいまです。
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/08(金) 23:23:23.21 ID:SSoMMnvY0
>>495
「こ……!子犬じゃねェ!!俺は一匹“狼”だ!
ぐ…………うぅ…………五月蠅い五月蠅い!!」

【喧しい位の吠え様。反論するだけの知識も話術も無いから、ただ「五月蠅い」としか言えず】
【見上げた体であっても、重力に従ってフードが垂れたならば口元しか見えず】
【褐色の肌に、悔しそうに一の字に結んだ唇。何か言い返そうと時折開きかけるのだが、漏れるのは悔しさを示す呻きばかり】
【――――それも、次の言葉にはカッと顔が紅く染まるのだけれど】

「しょ、しょうが無いだろ…………俺だって掴まるなんて思ってなかったんだから…………
それに、恥なんかじゃ無い!ただ…………久しぶりの飯だし、腹が減って普段はしない様なヘマをしただけで…………もう一回言うけど、恥なんかじゃないからな!」

【その笑みを見れば、更に羞恥心が煽られて。否――――勿論羞恥心もあるけれど、それ以上に少女の微笑みを直視出来ない程に恥じらいでも持ったか】
【先の自警団がそうであったように、この子供も恐らくは其れと同じ意味合いで顔を紅潮させた】
【――――怒りで染めるよりは、ずっと良いのかもしれないけれど】
【そんな言葉を発した後に懐から取り出したのは一つの林檎。少女に見せたその時、丁度腹の虫が鳴いて】
【久しぶりの食事がコレ一つで足りる筈も無いのだけれど…………“一匹狼”には仕方のない話】

【小さな両手が林檎を包んだならば、丁度中心に“見えざる”一太刀が入って】
【見事半分に割れれば「ん」の声と共に片方を差し出すのだろう】
【――――子供なりの礼。目を合わせるのだって気恥ずかしいし、口では礼も出来ない。だから、久々に得た食べ物を半分分けるというせめてものお礼】
【身形をみれば、少女が生活に困っていない事は良く分かる。林檎など、そう珍しくも無いであろう】
【突っぱねてしまったって、其れは一つの答えでもあるけれど――――?】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/08(金) 23:25:24.47 ID:dD/JK2d5o
【ある国のある町のある入り組んだ路地の先】
【ある種の人間は嗅ぎなれた臭い、硝煙と赤錆の臭い、そして裏路地独特の饐えた匂いが満ちた路地の突き当たり】

【その路地の所々に点々と赤い雨が降った後が見受けられる】
【赤い雨は一直線に進み、路地の突き当たりまで続いていた】

【突き当たりに一人の男らしき人物が居る】
【路地の壁にもたれかかり座り込んでいる、どうやら眠っているようだ】
【服はよく見かけるような既製品でほの暗い黄色のシャツにベージュ色のズボン、若干汚れたスニーカー、どこにでもいそうな男である】
【ほの暗い黄色の左肩の辺り、そこだけ赤い雨に打たれたのか深紅色といっても差し支えの無いほど深い、深い赤色に染まっていた】
【よくよく見れば、そのシャツの左肩の部分はまるで何かに刺されたように穴が開いていた】
【しかしその穴を覗き見ても別に肉色の蠢く穴があるわけでもなく、綺麗なきめの細かい皮膚しかなかった】

ああ、おはようございます、私は誰でしたか?

【唐突に首を跳ね上げて誰にいうわけでもなく虚空に問いかける】
【そして軽い身のこなしでさっと立ち上がり、服についた埃を払う】
【立ってみて初めて分かったが男の身長は平均的な男性の身長より少し低い、極度に低いわけではないがそれでもやはり低いという印象を受けるだろう】
【短い髪も、瞳も、灰色で、容姿は若干いいといった感じだろうか?そんな男の首には白く長い何かがついたネックレスがかかっている】
【そして男は"無意識下"、そして"本能"が命じるままにそのネックレスの装飾を握り締める】

そうでした、わた…、僕は……うん、思い出したよ

【独り言をぶつぶつと呟いていた男は地面に落ちていた石を一つ拾い上げる】

うーん、でもここがどこかは思い出せないなぁ、それになんで服に穴が開いているんだろう?

【そう一人呟きながら男は路地から出るために歩き始めた】
【切れかけの外灯に照らされキラリと光ったネックレス……USBメモリーを首から提げながら】
【と、路地から出たそのとき、急に声を、怒声を浴びせられる】

「いたぞ!」
え?

【その声を発したのは一人のごく普通の青年だ、その手に血に濡れたナイフを持っている以外は】
【いや、ここでは常識なのかもしれない、だが、男にはそんなことは分からなかった】
【そして真っ赤なナイフを持つ青年が迫ったとき、男はようやく身の危険を感じたのか逃げ出した】

(な、なんで!?一体何をしたんだ!?)

【心の中に問いかけても返事は無い】
【男が首から提げているUSBメモリーが狙われているとも知らずに】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/08(金) 23:33:04.83 ID:QbYxu516o
>>498

【言葉が一葉、口の中で膨らんで、ぽしゃんと萎んだ、正確に言うなら、飲み込んだ】
【かけようとした言葉じゃなくって、次に浮かんだ言葉を喉元から零したなら】
【白い喉元がとくんと弾ける一瞬が、貴方に伝われば良いと思った】


――――――そうね、恥なんかじゃない、誰だってミスもするし、失敗もする
そういうことにしといたげる、それでいいんでしょ?狼気取りの子犬さんは

じゃあこれも正当な報酬として、受け取っておくわ


【膝を曲げた、視線の高さを貴方と合わせたなら、差し出されたリンゴをその手で受け取るのだろう】
【貴方が目を合わせていないから、きっと、気づかれないのだろうけど】
【思わず頬が緩んでしまう、そんな表情を、少女は浮かべていたのだろう】

【リンゴを受け取ったなら、掌でころころと転がして】
【もう片方の手でポシェットを探って、中からハンカチを取り出すのだろう】
【フリルのついたハンカチはきっと、少女らしいゴシックな趣味】

【そのハンカチを地面にしいたなら、よいしょと腰掛ける】


久しぶりのご飯なんだから、立ったまま食べちゃ味気ないんじゃない
強制はしないけどね、私は行儀良いから、こうして座るだけだし

でさ、さっきのアレ≠チて……能力ってやつ、なのかしら
ほら、こうね、リンゴをえいって切った……やつ


【むぅ、上手く説明でいないじゃない、って少しふくれっ面を見せて、貴方に対して拗ねた目を一つ】
【じとーっと歪むスカイブルーの瞳は、勝ち気な言葉を使っていても、まだ少女であるということを示して】
【彼女の言うアレ、とはリンゴを切った、先ほどの力のことであろうか】

【ハンカチの上に腰掛けたなら、細谷かな両足を組んで、片手をその膝の上に置く】
【スタイルの良さを強調するような姿勢はきっと、その動き一つ一つにムダが無くて】
【きっと常日頃からこんな感じなのだろう、と伺わせるだろうあ】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/08(金) 23:36:41.61 ID:T5pWRpLPo
>>497

……そう、ですか。でしたら残念ですが、私からはもう…、――?

【組織には関わりなし、という答えを聞くと、薄い表情を残念そうに滲ませて】
【敬礼した手を下ろしてから、白衣の襟を正し】
【恐らくはそのまま立ち去ろうとしたのだろう。踵を返した所で、逆に尋ねられ】

目的は人探しに他なりません、カラッド氏。
私が探しているのは三人……情報によれば両者は別の組織に居るそうであります

一人はカノッサ機関に、もう一人は……詳細はしれませんが、治安維持組織に。
最後の一人は全く情報がありませんが、いずれかの組織ならば手がかりも在るはず
そう思い立ってお尋ねしたのです。そちらの皆様にも、ですが――

―――失礼、そろそろ行かねば最終の列車の時刻に遅れると思われます
ですので、私はこれで……また会った時に、何か手がかりが増えていると良いのですが――。

【と、簡潔に答えれば、今度こそ踵を返して男たちを尻目に大通りへ】
【白衣姿は目立ったが、やがて人混みに飲まれ――残ったのは、荒らされた財布と男たちだけであった】

/おかえりなさいませー!……っと、すみません
/明日の朝結構早いので、申し訳ないのですがこの辺りで失礼します
/お付き合い、ありがとうございましたー!
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/08(金) 23:55:06.15 ID:e79LtvW90
>>501

そうか。……まぁ、頑張れ

【結局、特に情報は増えなかった】
【それで興味も尽きたのか、去っていく姿を見送ることも無く、後ろを振り返って】

…………

【ひどい有様で倒れている男達を目にする】

……救急車くらいは呼んでやる

【とりあえず、その場を離れて電話を貸してくれる場所に向かった】
【電話をかけた後は、ブランデン・ケミッシュの言っていた”組織”のことを考えながら、どこへとも無く、歩き出した】


/乙でしたー。こちらこそありがとうございます
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/08(金) 23:55:18.73 ID:SSoMMnvY0
>>500
「だから、俺は子犬なんかじゃ無くて…………!
そうしてあげる。じゃなくてそうなんだ!ふん、女にはどーせ狼の格好良さなんて分かんないんだ」

【視界の隅、少女の背が自分と同じ高さまで下げられたなら――――やっぱり、不満そうで】
【女性相手に背丈を合わせられるなんて、子供の些細な自尊心が傷付けられたのだろう。だが同時に、其れが少女の優しさであるとも理解して居た】
【だから、八つ当たり気味な言葉。まあ、しかし…………少女ならば、何と無く察する事も出来るであろう。背丈を合わせられた途端、分かり易い程に不機嫌になったのだから】
【立ったまま、齧り付こうとするのだが――――少女の言葉に、その動作も止まり】
【此処でそのまま喰らえば、また何か言われるだろうか。そうすれば、自分では反論できないし言われ放題となってしまう】
【――――どうでも良い様な葛藤。しかし、子供にとってはプライドの掛かった問題。結果としては、不自然な位に距離を空けて座るのだが…………直接地ベタに座るのだから、行儀の悪さは変わらない】


「ふん…………俺だって行儀が良いからちゃんと座って食べるぞ
――――“アレ”?  コレの事か?」

【異能は、殆ど手足と同じ様な物。特に意識しない故に、指摘された意味を気付くのは少し時間が掛かる】
【――――やがて理解したならば、見せるのは掌。何の変哲も無い、褐色の肌。…………その見せていた掌で自分の食べていた林檎を握れば、指の隙間の分だけ閃光が生じて】
【動体視力が良ければ、一瞬ばかり“糸”が見えただろうか。常人と同じならば、又しても見えない太刀が入っただけ】


「…………知らない。気付いた頃から使えてたからな
お前は何にも持って――――…………可笑しな顔」

【自分の能力の由来も分からない。気付けば使えていて、便利だからそのまま使い続けているだけ】
【…………そう言えば、少女にも何か能力があるのだろうか。林檎を咀嚼しつつ、問おうとすれば――――代わりに漏れるのは「ぷっ」なんて笑い】
【凛としていた少女がそんな表情をしていた事なんて、想像していなかったのだろう。膨れっ面に対しての感想は「可笑しな顔」】
【嫌味でも無く、復讐でも無く…………ただ、純粋に笑っただけ。フードから露出している口元が緩んでいる事からも、根に持って仕返しする為の其れでは無いと分かるであろう】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/09(土) 00:05:23.99 ID:xWC6RhIto
>>496

では、楽しみに待っていますね。セリーナさん、ヤクザに借りるんですから利息は勿論…
…ふふっ、早めに返したほうがいいと思いますよ。お金じゃ返せないかもしれません。

【そう言って、冗談ですよと笑っているが、その切れ長な目は笑っていないような】
【その眉尻は刀の切っ先のようにキラリと光ったかのような…そんな風にも受け取れる】

そうなんですか…。いえ、セリーナさんのような方はもっと大きな脅威に向かって
戦っているようなそんな方と思っていたので…偏見でしたね。…ただ、こういった件に関しては
今後は我々に……ただ、もし。今回の相手がD.R.U.G.S.の人員だったなら…私は形なりとも
刀を抜かなくてはなりませんので…。それを避ける意味でも…今後はお任せ下さい。

…D.R.U.G.S.がこうやって介入しているのは麻薬の流通を一元化するため。実際、ブラックマーケットの
シェアは世界で何かしら事変が起こるごとに拡大しています。…それはお忘れなく。…私も立場が有りますので一応。
ただ…最近は我々の組織以外、動きが少ないので…今後はどうなるかわかりませんけれど。マフィア自体衰退の一途ですからね。

【髪を冷たい夜風になびかせながら言う彼女の目は今度は鋭く尖っている】
【睨んだというより元々の顔立ちなのだが…刀を抜くといった手前そう取られても仕方がない】

ええ、本当に…。お酒と薬物は全く別物ですから。…前者は自然によって作られた必要なもの。
後者は人の手で生まれた不必要なもの。…騙された人には同情しますけど。

【富嶽会自体は非常に保守的な団体である。D.R.U.G.S.に身をおいているが】
【彼らの勢力圏で”ヤクをさばく”のは特例で禁止されている。そのためにこのようなシゴトが回ってくるのだが】

……そうですね。平和を思ってそれぞれに行動し続ける…セリーナさんはその第一線でご活躍なさってるわけですから。素晴らしいです。
…しかし、人の欲望というものはいつまでも尽きないものです。…それは平和に対しても。

【平和を追い求めていくうちに、きっと武力を持つものは邪険に扱われる日が来るだろう】
【平和の護る盾だった武力が、逆に不安を生むと護るべき市民たちに後ろから刺される日が】
【そうなれば必要悪だった我々も消え、自警団も消え、UTも……】
【人を疑うという本能が満足し得ない間はそうやって幾つもの色々なものが平和に消されていくんだろうか】
【マフィアという立場から平和の追求というものには完全には同意できないでいた霧崎であった】

……夕食ですか?構いませんよ。何処へでもお付き合いいたします。
いえ、お気遣いなく。セリーナさんのお好きなものをどうぞ……運転なさいますか?
どうぞ、キーは刺さったままですので…ご心配なく、エアバックも防弾ガラスもちゃんとついてますから。

【セリーナの好奇心の満ちた表情から何がしたいかは簡単に察する事ができた】
【刀を鳴らしながら冷静に歩く霧崎より、先にセリーナが行ってしまっているならどうぞと、笑みで合図して】
【後からやってきては慎ましく助手席に乗り込んでシートベルトをすることだろう】
【マフィアらしく内装も派手ではない豪華さで、ドアも防弾のためか厚めに作られていて重い】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/09(土) 00:09:08.16 ID:HK5r31zAo
>>503

【分からないわ、と声を返しながら、座る貴方の姿を良く眺めてみた】
【褐色の肌にローブ、その姿は恵まれた生活を送っているわけではない、という証明で】
【少し言い過ぎたかな、なんて自問自答、その答えは見つからない、けど】


はいはいよく出来ました、行儀が良いって思われたいならそのチンピラみたいな口を何とかしたら
……これは、糸……かしら、ふぅん、これが能力……ね
リロードのものとはまた全然違うわね、むしろ何だか、身近な力っぽいし


【ぶつぶつ、と貴方の糸を興味深く眺めたなら、元の体勢に戻って考えこむ】
【口ぶりこそ凛とした言の葉を散らすものの、そこに浮かぶのは決して刺ばっかりじゃなくて】
【口元で転がす意味にならない言葉の中に、確かな形もあって】

【だからこそ、貴方の言葉に反応した、ばっとそっちへと向くだろう】
【ゴールデンブロンドの先端が大きく揺れたなら、白い頬の小さな輪郭をなぞって】
【生の表情が姿をあらわす、柔肌に浮かんだ赤い色は貴方と同じ恥ずかしげな色合い】


もう!見るなぁ!だって、全然分からないんだから、こう表現するしかないでしょっ!
だいたいね、私能力なんて殆ど見ないんだから――――――ぁあ、もう……

まったく、そんな顔されたら、怒れないじゃないの……


【言葉が風をなぞる、凛とした声色が消えたなら、そこに残るのはソプラノの彩り】
【自警団の男へと向けたり貴方をからかったりしたのに使う猫なで声とはまた違った声】
【耳元で震える清涼な音と、それでいてふんわりと甘い聞き心地】

【――――――少女のチャームポイント、とでも言いたげな声はきっと、聞いてて悪い気持ちはしないはずだろうか】
【返す言葉を失って、無邪気に笑う、貴方のそんな姿を見てたら】
【怒る気もうしなって、ふてくされたようにちょこんと座って膝を抱え込む、三角座り】

【かじるリンゴの味わいはどこか酸味がきいて、酸っぱい味】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/09(土) 00:28:06.46 ID:D/yFHo4O0
>>505
「ん…………?リロードっていう奴も、何か能力を持ってるのか?
ふーん…………別にコレだけじゃ無いんだな…………俺もあんまり人と話さないから、分からないけど」

【見られている間は、何処かソワソワとしていて落ち着きが無い】
【自分から視線を外すことは幾らでも出来るが、相手から視線を反らせる方法はそう多くも無いから】
【――――チンピラみたい。との言葉を聞き逃した訳では無い。ただ、其れに反するように少女は行儀が良すぎるな…………何て事を一人思って】
【だったら、逆に“チンピラみたい”…………延いては少し活発な事でもしてやろう、そんな企みを持つけれど】


「さっきお前は散々俺の“糸”を見ただろ?だから、次は俺が見る番」

【――――知らず知らずの内に少女に反撃、出来ていただろうか】
【見るなと言われれば見たくなる性格の持ち主。フードの下に隠れた双眸は、きっと少女に注がれている筈】
【膝を抱え込んだ頃、立ち上がれば近づいて。今度は子供が目線の高さを合わせるように膝を折ったならば、手を差し伸べることだろう】


「いいよ。俺は怒られたり叱られたりするの嫌いだし
…………さっきさ、お前は俺の事をチンピラみたい――――って言ったけど。だったらお前は行儀が良すぎる何処かの嬢様にしか見えない
窮屈じゃ無いか?…………特別、秘密の場所に連れてってやるよ。俺を子犬呼ばわりするお前に勇気があれば、だけどな」

【ニッと笑う口元は、先程とは異なった意味合い】
【行儀が良すぎる。だから、窮屈そうに見える。…………なら、少し“自由”でも満喫させてやろう】
【そんな意味合いで伸ばした手。“勇気”があればなんて脅し文句も入れるが――――もし、掴んだならば】
【その手を“糸”で優しく包んだならば、小さな背で背負う事だろう。無論、強制は無い】
【用事があるから。時間が無いから。――――そんな言葉の前では、その“勇気”が無いとでも誤解したのはクスリと笑い、手を引っ込めるけれど】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/09(土) 00:37:58.03 ID:HK5r31zAo
>>506

【見上げる視線、初めての角度から見つめる貴方は、また違った姿を見せて】
【先ほどまでどこか子供っぽかった姿が、何故か今は大人びたようにも見えるから】
【それが不思議なのと同時に、どこか胸をドキドキさせる、一瞬でもあった】


……そういうのはね、もう少し大人の男性が言うべき言葉よ
それに私が行儀良いだなんて、まぁそりゃぁアンタに比べたら、良いんだろうけど
秘密の場所だなんて、化石よりも時代遅れな言葉に、乗るだなんて思わないで


【掻き上げるゴールデンブロンドの細い髪筋、柔らかなその彩りが揺れたなら】
【髪の毛の筋から零れ落ちる可憐な首筋が、柔和なそのラインを華奢な色に染め上げて】
【一流の絵画のように、透き通るような素肌を僅かに滴らせる】

【立ち上がる少女の横顔、スカイブルーの大きな瞳が貴方を見つめたなら】
【長い睫毛がその輪郭を強める、童顔ではあるが、しっかりとした意思の感じさせる瞳】
【伸ばした手、カットソーの袖口をぎゅっと握りしめながら零す涙にも似た指先】

【そしてそれは貴方を受け入れるようにゆっくりと開いていくのだろう】


――――――でもね、勇気があれば、だなんて言われたら、乗っちゃうの
エスコートしてね、私を満足させられるなら、それでも良いけど

こう見えても意外と食いしん坊だから、リンゴなんかじゃ足りないわ


【貴方の手を彼女の指先が絡めとる、まるで絹糸に包まれているかのように柔らかい指の感触】
【ほのかな体温とその肌のきめ細やかさは、シルクすらも裸足で逃げ出して】
【貴方の操る糸にも似た感触を与えたなら、貴方に背負われるのだろう】

【ねぇ大丈夫、って声も入れたくなるぐらい、そこには不自然な光景があるのだろうが】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/09(土) 01:03:54.86 ID:D/yFHo4O0
>>507
「俺だってもう十分大人だ。一人で何でも出来るんだからな
――――ふん。化石みたいな言葉で誘われて、着いた途端に喜んだら笑ってやるからな
……お前は女だからな。弱いから当然エスコートってやつをしてやる」

【男性。とは言い難い程に華奢な身体。其れでも少女一人を軽々と背負っているのだから、人とは又異なった種族なのか――――それとも、能力の使い方なのか】
【ともあれ、少女が落ちないようにとしっかり背負えば、駆け出す事だろう。実に早い。人と比べても…………其れは当然の事】
【獣と比べたって、十分に早い。相手は少女。差し引いても、人一人を背負って居るとは思わせないほどの加速であり、速度】
【――――あっというまに街を抜け出せば、更に奥地へ。目指すは森であり…………次に言葉が発せられるのは、跳躍の数秒前】


「少し揺れるから、落ちないように気を付けろよ。…………あ、後。舌、噛むなよ。耳元で喚かれても五月蠅いから」

【遅すぎた忠告か否かは少女次第。然れど、例え手を離そうが何をしようが“糸”があるから落下なんて事は先ず有り得ない。可能性を挙げるならば…………そう、舌だけ】
【さて、一度の跳躍で子供からすれば遙か頭上の枝に両足を着けるのだけれど――――その際に、フードが外れて】
【露わとなったのは、褐色の肌に白い髪。そして、尖った特徴的な耳。謂わば、ダークエルフの其れであろうか】
【年齢の事もあり、男と女とどっち付かずの顔立ち。――――種族の事もあってか、女。として見られる事も多いのは余談だけれど】
【人混みで無い事もあってか、当の本人は素顔が露わとなった事を気にした様子も無く、次の枝を見つけては跳躍の繰り返し】
【――――やがて着いたのは、一本の巨木の頂き。平らに切り取られた其処は、優に人が二十人寝そべる事が出来る程の広さで…………何よりも、東西南北全てに於いて眺めが良い】
【先まで居た場所は勿論の事。その一つ奥の街、二つ奥の街までの明かりならば容易に見える事だろうか】


「…………で、どうだ?
化石よりも時代遅れな言葉で言われた場所に着いた感想は」

【その中心まで歩めば、やっと少女を降ろす事だろう。幼い顔に浮かべる表情は、得意げであって】
【――――まあ、其れだって直ぐに屈託の無い笑みに変わる。何よりもこの場所を好いている、との証左にもなろうか】
【「ほら、彼処」の声と共に指し示すのは、自分たちがついさっきまで居た場所。月光が白髪を照らせば、“エルフ”もやっとそれなりには様になるか】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/09(土) 01:13:40.40 ID:HK5r31zAo
>>508

【貴方の言葉を聞いて、彼女はぷぷっと小さく笑うのだろう、この子は何を言ってるのだろう、とでも言いたげに】
【ゴールデンブロンドの髪をそっと指先でなぞって、くるくると回して見せたりする】
【パッチリと開いたスカイブルーの瞳を潤わせたなら、紡ぐ言葉の後味にして】


まあ好きに言えば良いんじゃない、でも舌を噛むだなんてそんな事ありえ――――――ふぇ!?
な、なにこれ!!ちょっ!!ちょっと!!ひゃぁ!!わっ!!ま、待って……!!
ァッ!!たかっ!はやっ!ひゃっ!!


【視界が暗転する、上下左右に揺らされるかの如く、背負われたままで加速していく世界】
【まるで万華鏡の中に閉じ込められたみたい、パノラマの如く揺れる視界の中で、ずっと】
【コマ送りの世界が彩りを変えていく、情けない声を漏らしながら、見つめるその周囲】

【ようやく目的の場所へと着いたなら、降ろされてぺたんと座り込むのだろう】
【少女らしい鳶座り、折り曲げられた両足は、ニーソックスに包まれた柔らかく細い輪郭で】
【乱れた髪を、そのままにぼーっと周囲を眺めていて、瞼をぱちくり】


……ふぇ……ぁ……っ……凄い――――――……

っ……アンタ、人じゃない、の……?その、耳……
わ、えっと、どうしよ、頭、こんがらがっちゃった……


【両手を細い内股の中に落としたなら、短いスカートの丈をその手で抑えて】
【チェックの布地の上、踊る白雪のような両手は、長い袖口をくしゃっと掴んで】
【大きな瞳をまん丸くしたなら、少動物のようにしゅん、とその場に座り込んでいて】

【漏れた言葉は、凛とした言の葉からは程遠く、柔らかな旋律で】
【さっきまでとはまた違う、トーン、綿菓子のようにふわふわと耳元で溶ける優しい言葉】
【見せるその横顔は少し夢見心地とでも言いたげに】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/09(土) 01:31:05.29 ID:D/yFHo4O0
>>509
「――――さっきからずっとギャンギャン喚いてたけど、どっちが煩い子犬なんだか…………」

【人間で言う健康的な肌の色――――とはまた異なった色合い。余りにも、綺麗に褐色に染められているのだ】
【日焼けの様に所々にムラが生じている訳でも無く、肌色の所がただ褐色になっただけ。…………其れを差し置いても、耳は特徴的すぎるのだが】
【ペタンと座り混んでしまった少女を尻目に縁へと歩み寄れば、下に手を伸ばして。次に挙げた頃には、二つの奇妙な果実を手中に収めている事だろう】
【其れを握ったまま少女に近づけば、横で胡座を搔き】


「ほら、コレ。食いしん坊なんだろ?本当に困ったときにしか食べれないんだから、感謝しろよ
――――人。だけど、人間じゃ無い。エルフの一種だよ。あの中じゃ目立つし、お前みたく一々聞いてくる奴が居たから隠してた」

【珍しい…………のか定かでは無いが、何故少女の頭がこんがらがってしまったのかこの子供には分からないのだろう】
【だから、疑問の表情。大体は皆「ダークエルフか」程度で納得するのだから、尚の事】
【少女の手の甲に果実を一つぶつけて落としたならば、素知らぬ顔で食べ始めるのだろう】


「…………何一人でぶつぶつ言ってるんだよ。大体、エルフだの何だのって沢山見て来ただろ?
ダークエルフは…………まあ、分からないけどさ。別に人間以外に悪魔だって居るんだし、そんな珍しい事でも無いと思うけど?」

【その果実。実に良い香りがして。大きさに関わらず一つ食べただけで、十分に腹を満たせる物】
【――――自分の分を平らげてしまえば、少女に視線を送って】
【他の種族がどうのこうのと挙げれば、小首を傾げるけれど――――】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/09(土) 01:44:42.83 ID:HK5r31zAo
>>510

【その認識の差であろう、貴方にとっての常識が彼女にとっての常識ではないから】
【視界に映る貴方の褐色は、僅かな欠けもない彫像が如く】
【整った顔立ちは少女のように美しい、そんな姿であって――――――】


ストップ!ストップ!……あーえっとね、どこから説明したらいいのか……うん
エルフに、悪魔に、一体どうなってんのよ……ホント


【貴方にとってはきっと、意味不明な独り言に聞こえるのだろう、事実そうではあろうから】
【けれども彼女にとっては確かな認識の違いで、新たに知った耐え難い事実であるから】
【前髪がそっと頬を揺らす、その感触が、どこか寂しげにも感じて】

【座り込んだまま、視線を落とした、自分のいる世界が、想像以上に恐ろしい所だと思って】
【けれども、いつまでも、落ち込んではいられないから――――――気取られないように、したかった】
【顔を上げたなら、手元に落ちた果実をその手に握った】


……ごめん、そうね、エルフが居たって、おかしくないのね――――――
さっきまでのこと謝るわ、アンタの秘密の場所は凄いとこだと思うわ

だからね、元の場所に返してくれない?そろそろ寝ないと、お肌に悪いの
エルフと違って人間はちゃんとケアしなきゃ、どんどん汚くなってくんだから


【立ち上がるその横顔、仮面を貼り付けたかのように、薄い笑みを浮かべて】
【声のトーンは元の凛とした冷静な少女の形に戻って】
【貴方にそう願ったのなら、続く言葉の架け橋になれば良いと思った】

【そしてそのまま、貴方に願って、元の場所に連れて行ってもらうのだろう】
【名前を尋ねられたなら、カノンと自分の名前を伝えて】


/ごめんなさい!そろそろ時間なので強引に切らせてもらいますね!
/夜遅くまでお疲れ様でした!
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/09(土) 01:59:05.38 ID:D/yFHo4O0
>>511
「…………よく分かんないけど、変な奴」

【殺して殺されなんて平気で起きる場所。感覚が麻痺――――している訳でも無い】
【少女が何故混乱しているのか、その理由を察する事は出来ずに】
【…………何か、事情がある事は分かる。だが、其れより先は分からない。果たして、自分が踏み入って良いのかも分からないから】


「人間って面倒だな…………まあ、いいよ。風邪をひかれても困るし
嗚呼、其れと俺の名前は――――」

【――――言いかけた言葉を止めて。もう一度少女を背負えば、今度は下り道】
【……然れど、先程に比べれば随分とゆっくりになった物。少なくとも、帰路は悲鳴をあげる心配も要らなかったことだろう】
【元の場所の一歩手前で少女を降ろせば、「また彼処に行くのはばつが悪いから」なんて言葉を呟いた後、手を振ってその場から去って】

/了解です!こちらこそ、お疲れ様でありましたっ!
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/09(土) 12:57:05.06 ID:O1bZNI9Vo
>>504

お……お金じゃ、返せない、かぁ……あはは、舞衣ちゃん、目が冗談じゃなさそうな感じだけど。
勿論、遅くならない内にしっかりと、ね。何か困った事があれば言ってちょうだいな、直ぐ駆けつけるからさ。

【はて、これはつまり"何か一つくらいは言う事を聞く"―――という意味であろうか。少なくとも彼等のお願いを無下にはしない筈。】
【例えば仕事の依頼も一度くらいならタダで受け入れるだろうし、その外にも舞衣が個人的に望む事があるならば―――或いは。】

ん、勿論カノッサやGIFTの連中ともしょっちゅうやりあってるけどね、最近は夜の国の騒動以来暴れていないみたいだからさ。
今の内に小粒な事件を叩いて置かないと、また忙しくなる気もするし……そうそう、メンバーから新しい六罪王が就任したって
いや〜な報告も受けてるもんだからさ。でも、舞衣ちゃん達がそう言ってくれるなら……だね、こういうのはそっちにお任せしたいや。

―――……舞衣ちゃんと、ね。なるべく避けたい所だけど……。そうなった場合は、お互い全力を尽くすしかないだろうね。

【"ぶつかれば"、の話ではあるが。UTと富獄会とはそもそも、マフィアと正義の士の関係であり、本来であれば敵対するのが常。】
【今でこそ協力体制は敷いているものの、いつかはD.R.U.G.Sとの全面抗争に繋がりかねない部分は重々、承知している。しかし。】
【そうなればそうなった時、互いに互いの成すべき事をするだけ―――セリーナも割り切る事は出来ていた。もっとも、実際には】
【突きつけられた刀を前にして、きっと悲しい表情を見せる事になるのであろうが―――それは、その時にならねば分からぬことだ。】

けど、最近はD.R.U.G.Sも―――舞衣ちゃんのところも、動きは静かみたいだからね。なるべく一任したいし
こういうのは専門家に任せるのが一番、波風立たずに済むんだろうとは思うけど……あんまりにもあんまりだった時は
ウチの会社も介入させてもらうよ、丁度―――……あの"人身売買事件"の時みたいに、大きなコトに繋がりそうな時は、ね。

平和に対する欲望、っていうのが捻じ曲がると……まあ、戦争とか一部の連中の危険な思想に繋がるのは確かだね。
けど、そういうのを放り投げる事も考えるのを止める事も人間には出来ない。だから―――……結局さ。
アタシやアタシの仲間が、"引き金"を引かなくて良いようになる日は、もしかしたら……なかなか、来ないのかもしれないね。

【能天気に見えて、彼女は矢張り正義の組織を設立するだけの気概と意思を持った人間、こういった話にも非常に敏感だ。】
【それ故自身の戦いがそう簡単には終わらない事、むしろ銃を捨てる日等来ないのではないかという考えすらも持っていて】
【ふぅ、と息を吐き出す。季節はもうじき冬だ、吐き出した息は空中で白く染まって、どこか遠くへと消え去っていってしまった】

ふふっ、それじゃあ、難しい話は後にして……アタシの行きたい所に行かせて貰おうかなっ!
けどこんなおっきなセダン、普段なかなか運転できないからね〜……あ、お嬢様!どうぞどうぞっ!

【執事、というか護衛役のつもりなのだろうか。舞衣は秘書であり、いわば重役。セリーナは舞衣が乗り込む前にドアを開けて】
【ささ、どうぞお乗りくださいませ、舞衣様―――などと仰々しくのたまうだろう。舞衣が乗り込んだならば、静かにドアを閉めて】
【自分も運転席へと乗り込んで、その豪華な内装と見る物が見れば分かる防弾構造、シックな佇まいに"お〜!"と感歎した。】

すっごいなぁ〜これ、一台いくらくらいするの? 結構なお値段しそうだよねえ、アタシもそんなに車は詳しくないけれど……。
っと、キーはここで……あ、エンジン掛かった! うわあ、静かだな〜……、、ごめんね、驚いてばっかりで。えへへ。
それじゃ、ちょいと夜のドライブと行きましょうか!

【やがてゆっくりと発進したセダンは、郊外から街のほうへと向かって夜の闇を走る。一人のガンマンと、一人のマフィアを乗せて。】
【車内での会話も盛り上がってきた頃、やがて車は港の前で停車する。古びた看板には"PIRATES"とだけ書かれていて】
【彼女達の前には、大きな帆船が泊まっている―――これは、?】

ここはね、アタシがずっと来たいな〜って思ってた、フランス料理のお店なんだ。
って、言ってもそんなに高級な場所じゃ、ないんだけどね。どっちかって言うと地方とか田舎料理を扱ってるお店らしいんだけど
なんでも鹵獲した『海賊船』を改装してお店を作ったんだとか! 雰囲気あるでしょう?

/すいません…!!
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/09(土) 14:48:37.58 ID:xWC6RhIto
>>513

カノッサはやはり強大ですね。D.R.U.G.S.が攻勢に打って出たのはやはり、時期尚早…というより
相手を間違ったというべきでしょう。…もっとも、個人的に繋がっているところもあるでしょうね。
私たちのように…。ああ、すみません。向こうと一緒にするのは失礼ですね。けど、現状だと
我々が彼らに飲まれてしまう可能性も否定出来ない事です。所詮、マフィアですから。

【所詮、マフィア。D.R.U.G.S.なんて団体をつくって頭数を揃えようと、結局は目先の利益ばかり】
【今は攻めたほうが利益になる人間が多いからいくつかの大掛かりな攻勢が行われただけで】
【一部の人間が会合で優位であったとしても会合なんて殆ど機能しなくなってしまうだろう】
【そうでなければ秘密裏に敵対しているはずのUTと接触するなどの大技は行われないはずである】

【幹部である富嶽会の会長の秘書として、そして戦闘員としてそれら全ての現場を見ている彼女は】
【全くもって馬鹿馬鹿しい”金”以外何もないと冷笑していた】

実際、私も幾つか攻勢が行われた時は参加していました。私たちはどうも腕っ節の担当のようで…
それに立場の弱い穏健派だとどうにもこうにも危険な場所ばかり当たってしまって…ですから、こういう形でお会いする前に
先に一戦交えて…という初対面もあったかと思います。”人身売買”の件も会場の警護に当っていましたし…
…あの時は派手でしたね、セリーナさん。いつもあの感じなんですか?

なんであれ…打ち倒さなくてはならない相手がいるうちは目の前のそれを考えていれば
なんとかなるものです。……頭脳労働のメンバーは居らっしゃるんですか?でしたら細かいものは
任せてしまえばいいんですよ。戦いに余計なものを持ち込んで…平和の前にやられてしまっては勿体無いでしょう?

【そんなふうに話しながらセダンの元まで歩いて行けば、セリーナに仰々しくドアを開けてもらって】

普段はそういうのは断るんですけどね。今日は、ご厚意に甘えさせていただきましょう。

【そう言って、乗り込む前に、腰の刀を外して(乗るときにひっかかるのだろう)助手席に座った】

えっと…そうですね。元々が高い上にオプションが色々ついてますから…いえ、やめておきましょう
こういうのは単なる見栄っ張りですから。あんまり言うのも恥ずかしいことですので…。

【安定したステアリングはさすがは高級車といだけはある。加速が少しもたつくのは防弾車だからか】
【何処に行くかわからないが気も身も任せつつ、刀を胸に抱いたまま歓談していると到着する】

今も海賊船があったことに驚きです。すっかりモーターボートになっているのかと思っていましたので。
…セリーナさんもこういったお店。お好きなんですね。もっと派手なところかと思っていました。
ふふっ…でも…なんか…安心しました。

【霧崎の浮かべる一歩引いた謙虚な微笑は何処かのお嬢様のような感じを持ち合わせるが】
【お嬢様というより”お嬢”である上に、1つ目線を下げれば腰に2つも刀を差している】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/09(土) 18:52:22.80 ID:CsJZa89Eo
【路地裏】

「……ふゥむ、思い出した――"カニバディール"の顔だァけはな、"リリア"に酷い目に合ァわされてたよォーな気ィがする」
「まァー、思い出した所で"繋がり"も"場所情報"も何も無ァいとォころにピンポイントにテェレパシーは飛ォばせねェーだろ、多分」
「なァら、どォーするかァ?」 「――ヒャハハハ、"良ォい匂い"の所にいきゃア良ォいだけだ!」

【路地裏でぶつぶつ何やら言っている影――】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「あァい変ァわらずだァァアア、"素ォ材"が簡単に手ェに入るといィうところはなァァーッ」
「さァーて、……こォいつらはどう調ォ理しィてやろォォオオーーか、左は"住ゥ民"にしィちまうかァ?」

【その者の右手には、既に息絶えてから数日は経っているであろう"人だったモノ"】
【そして、左手には、……血塗れで意識を失っている"男性"――まだ息はあるようである】
【……状況からして、前者はともかく後者の犯人は火を見るより明らかだが、はたして】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/09(土) 20:55:47.22 ID:G+o/AkJdo
【その人物が件の情報を掴んだのは、全くの偶然であった。】
【流浪の途中で風の噂として聞いただけである。得てして人から人へと実しやかに流れる言葉というものは、】
【大方話に尾ひれが付き、事実確認も無いまま一人歩きして大きくなる事が多い。当初は彼女もそう思っていた。】
【ところが、である。】



 ――――――――噂と一括りに出来ない、「ナニカ」がある



【彼女が聞いた事は大胆ながらも単純な物だった。】
【「アヴァロニアへの、機関の襲撃」。】
【自分の故郷で、自分が知らない何か立ちこめ、そして起きようとしている。】
【情報が断片的すぎるため、真とも偽ともすることができない。いや、いつもの彼女ならば笑って一蹴するであろう。】
【しかし、今回ばかりは違った。嘘酔狂とできない、女の中の第六感が警報を鳴らしているのだ。「もしも――」という思考が頭の片隅から離れない。】
【そして、理由は無いにせよ自分のそんな感覚が「正しい」こともまた、彼女は既知であった。】

【―――――本格的に鍛錬を再開した理由は、概ね以上のようなものである。】


「……っ98 ……っ! 99っ!」


【彼女が最後に真剣を抜いたのは、もう一年ほど前となっていた。】
【一カ所に比較的長く定住しないため、どうしても数々の動乱に参加しにくい。しかも、ここ最近彼女の身の回りの治安が安定していたことも、】
【刀を鞘の中に停めさせてしまう要因である。一人の剣士は久方ぶりに、半分封印しかけていた自分の剣技を本格的に磨き直していた。】

【その剣客とは、齢二十を少しすぎたと見えるだろうか。小柄なため見た目よりも若く見えるかもしれないが、一人の若い女性である。】
【ほとんど黒と言える頭髪には、僅かばかりだが青色が混ざっていて、邪魔にならないよう後ろで縛る。】
【雨を思わせる暗い藍色の羽織を袖を通さずに着付け、彼女の挙動に合わせて時折裾が揺れていた。】
【羽織の下は動きを阻害しない緩やかな和装のような格好である。暗い色彩の中で、燃えるように赤い帯が目立つ。】
【月のような琥珀色の双眸は、今は険しく揺れていた。】


「……100! あー…ちょっとサボるとすぐこれだ。自分の身体ながら嫌になる。」


【樫でできた木刀を下ろすと、女は深いため息をついて額の汗を拭った。それまで響いていた風切り音が止み、虫の音が耳に入る。】
【側のベンチには大小がおかれていた。黒塗りの鞘に納められた太刀と、銀色の鞘に納められた脇差し。二振りともよく手入れされていることがわかる。】

【一陣の風が吹き、藍の羽織を大きくはためかせた―――――――。】


517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/09(土) 21:16:02.13 ID:oE8ZA6AP0
【風の国 公園】

……『UNITED TRIGGER』って、これだけの人がいたんだ……これは、流石に知らなかった……
これなら、アレだけ戦えるのも分かる……今まで、気付かなかったなんて……

【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のどこか虚ろなオッドアイを持ち】
【白いワンピースの上から、明らかに身の丈に合っていないボロボロのコートを着込んだ、10歳くらいの少女が】
【身体のあちこちに包帯を巻きつけ、更に左腕をギプスで固定して釣りながら、ベンチに座り込んで右手に持ったなんらかの機械を操作している】
【額や鎖骨の辺りにも、包帯が厳重に巻きつけられており、その頬にも大きな絆創膏が貼り付けられていた】
【そして膝の上にはどこか場違いな様子で、どこかの菓子店で購入したと思しき、ビスケットの包みがちょこんと置かれていた】

【その身からは、尋常ならざる量の魔力が感じ取れるかもしれない】

……でも、それですぐに状況が良くなる訳じゃ……ない……
新しい『六罪王』に……なんか読みづらいけど、≪No.29≫……相手も、戦力は充実してる……
……そうだよね。じゃなきゃ、こんなに戦いが大きくなったりは、しない……

【少女の掌には少し大きい程度のその端末には、『杖』のマークが施されている】
【その画面がぼんやりと照らしだす少女の表情は、かすかな気だるさを感じさせるものの、不思議と感情の色が薄い、無表情を思わせるものだった】
【軽くため息を吐くと、少女はその端末を膝に置いて、ビスケットの袋から1枚取り出して頬張る】
【時の流れを感じていない様に、何事かを考えこんでいる様な静かな面持ちで、ベンチに収まり続けながら、少女は1人時間を過ごしていた】
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2013/11/09(土) 21:22:13.07 ID:quLwAGLRo
>>516

「ひ……ぃぃぃぃぃ!!」

【静かに風を切る音だけであった空間が、情けない男の声に支配される】
【息も絶え絶えに、やっとこ絞り出されたかのような悲鳴と共に覚束ない足音が慌ただしく、女性へと近付いてきた】

「だっ誰か……誰か助けてくれ!殺されるぅぅ!!」

【暗闇から這い出て来たその男は、傷だらけのスーツに真新しい血を滲ませて、自身も血に塗れていた】
【目立つ傷はないが、しかし確かに傷を負っていて、たまに後ろを振り向きながら何かから逃げているようだ】
【男は藁をも掴む思いで、目の前の女性を見つけると、叫びながら駆け寄って行く】

「あ…あ…!た、助けてくれ!頼む!」
「皆殺されちまったんだ!俺を追い掛けてくる!」

【どう見ても正気ではないが、これを狂人の戯言とみるかどうかは、女性の自由だ】
【女性に縋り付く男の後ろには、まだ夜の闇しかない───】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/09(土) 21:23:33.61 ID:VfMw5jl1o
>>516

【羽織がはためく音が風に紛れて耳に届くだろうが、彼女から少し離れた所で同じような音が風に紛れる】
【彼女がその音に反応すれば、薄藍のインバネスコートが大きく風に靡く光景が見えるだろうか。―――そのコートを纏う、黒髪の男の姿も】
【―――彼は彼女の姿をはっきりとした濡羽色の双眸で凝視すれば、やや口角を上げた。……その立ち振舞だけで、恐らく武人だと解るだろうか】

―――……サボって其れなら、相当の剣じゃないか。

【2,3回だけだが目に入った彼女の剣筋に、練りこまれた「武」を感じる。―――その「武」に惹かれたのか、男は呟くように漏らせば彼女へと接近するだろう】
【―――その接近も、何とも奇妙で。……唯歩いているだけに過ぎないが、一切正中線も頭も肩もブレないその動きは、まるで幽霊の散歩】
【左腰に佩いた茜色の鞘に包まれた刀も、一切「カチャカチャ」などと音を立てる様子はない。……そして解るだろうか、彼の右肩】
【―――其処に貼り付けられたワッペンの、緋色の鷹を。……SCARLETの紋章であるが、その事を彼女は知っているだろうか】

―――……君の流派を知りたいのだが、教えてはくれないだろうか?
久しぶりに純粋な「武」を感じさせる剣筋だったから、少しばかりか気になったのだ……

【黒髪がそよ風に棚引き、インバネスも、そして履いている袴も風の軌道に沿って姿を変える】
【―――男の瞳は深く、纏う雰囲気は20代中盤程の見た目とは裏腹に老獪なモノを感じさせていた】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/09(土) 21:26:51.60 ID:VfMw5jl1o
/>>519ですが退きます、またもや更新忘れという……
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/09(土) 21:40:49.65 ID:G+o/AkJdo
>>518


「っとと、」


【さてどうしたものか、もう一度素振りでもしようかと思っていたところ、女は怯えたような声を聞いた。】
【思わず手に持っていた木刀を落としそうになる。あわてて振り返ると、そこには此方へと走ってくる男性の姿が会った。】
【足下を見ると、少量ながらも点々とした血痕。後ろを振り向きつつ駆けるその様は、心無しか顔色も蒼白に思えた。】


「え、え! …? なんだって…!」

「……ふむ、どうも最近助けを求められることが多いが…」


【女は素早くベンチに立てかけていた本差しに手を伸ばすと、カチンと音を立てて鯉口を切った。脇差しはベンチに残したままだ。】
【僅かに覗くルナトリウムの漆黒は、月光を照り返して夜の空間によく生える。】
【大通りの端に面したこの広場は、路地裏も含め大小八つの入り口/出口が存在している。】
【その全てに気を配りつつ、女は男に問いかけた。】


「おうい、相手は何人か、武器の有無、能力持ちかどうか。とにかくどういうわけか説明してくれたまえ。」


>>519
/あばば…またもや申し訳ございません…またの機会によろしくお願いします!
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/09(土) 21:41:49.80 ID:Rznzrcfro
【バラバラに、無造作に小さな紙の灯籠が置かれた光の空間。】

【黒い髪、白いワイシャツ、その裾をこれまた黒いチノパンに入れている。】
【両手には四尺もの巨大な杖、口には煙燻る煙管。】

【――ぐさりと、先が細くなったその杖を地面に刺しておけば口から煙管を取り、】
【ぷかぷか浮かぶ煙に構うことなく、投げるように灰を飛ばす。】

【勢いよく飛ばされた灰は拡散し――形を変え――薄い板を模す。】
【風の抵抗ですぐに失速、地に落ちてしまえば――。】


まずッた。 氷柱状にしたかったんだけどなぁ。
拡散する前に変化を促さないと変なふうになっちまう。


【――的とも思える板が、彼の対面する先に設置されていて。】
【見方としては、訓練をしていると考えるのが通常だろう。】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/09(土) 21:47:56.26 ID:VfMw5jl1o
【公園】

―――ヒィ、フゥ、ハァ……〜〜〜〜ッ、しんどぉ〜〜〜っ……!!
このメニューマジキチ過ぎねぇか……!? やっとこさ治った足に10kgのアンクル付きで10kmってよぉ……またぶっ壊す気だろあの野郎……!!

【ゾンビのようにふらつきながらベンチまで足を進め、崩れ落ちるように腰を掛けると男は疲弊した声を漏らす】
【ジャージ姿は早朝や深夜によく見るランナーの姿と同じだが、何故か彼はそのスポーティスタイルに青のソフト帽を合わせている。明らかなミスマッチだった】
【首に掛けたタオルで汗にまみれた顔をワシャワシャと拭けば、再度大きな溜息を吐いて前のめりになる。ジャージの右胸には緋色の鷹のワッペンが付いていた】

……奇跡的に治ったからと言って、機動力が戻ってきた訳じゃねぇ。直ぐにでも足の筋肉取り戻して、付いちまった変な癖矯正して―――
SCARLETのメンバーとして相応しい活躍を残さねぇと……!! とは言ってもよォ、ちょっとコレはまだ速いんじゃねーかとは思うんだけどねぇ……

【大会が終わってまだ最近であれば、この男の事を覚えている人間も少しは居るだろう。いつもとは姿は違うが、トレードマークの帽子だけで彼と判断するには十分だ】
【―――第3回水の国天下一武道会3位、マーシャル・T・ロウ。大会唯一のSCARLET所属であり、地味ながらも正確な銃撃と練りこまれた戦略で好成績を収めた人物】

……あー、でもイチから戦術練り直しだな……動けるようになればもっと安全に立ち回れるし―――
―――コイツの、「幽幻の宝玉」の力ももっと有効に使える筈だ……!

【全身にへばりつく汗が引くのを待ちながら、ロウはジャージのポケットに締まっていたアクセサリーを取り出す】
【銀の籠に砂色の光る玉を閉じ込めたデザインであり、中の玉は月光に照らされて鈍く煌く。不思議な輝きを放つ玉であるが―――宝玉と言えば、納得できるだろう】
【……外気に晒した瞬間、怪しげな魔翌力を空中にバラ撒くその玉。男は何度もその強大な力に助けられてきたが。其の玉は同時に危険を呼び寄せることもあった】
【―――宝玉の魔翌力は強大、故に欲する人間も多い。……力を欲する人間には2種類が居る。その力を用いて護る人間と、壊す人間の2種類が―――】


――――――――――――


【街中・大通り】

ひゃっほーいッッ! アイリーンちゃんは自由だぁ〜〜〜〜ッッ!! ようやくアイリーンちゃんのプライベートが保証されたのだよっ! 
―――もう、服もドゥンドゥン買えるし、ヒトカラ行けるし、もしかしたらアレだよ、「ねぇ彼女可愛いね、お茶しない?」……なんて、キャーッ!! 

【人の目を気にせず喜びのジャンプ&ガッツポーズを繰り出したのは、黄色のパーカーに茶色のプリーツスカートの、オレンジの外はねセミロングの眼鏡の女の子だった】
【何というか、「はしゃいでいる」の一言で全てを語ることが可能だった。小躍りする彼女の首元、GIFTの金十字のネックレスが揺れる】
【嬉しさで爆発しそうな程の満開な笑顔は、後に不満気たっぷりな顔へと変化した。……別に機嫌を損ねたわけではない。不満が此処ぞとばかりに漏れたからである】

大体さ、幾らアイリーンちゃんがGIFTですっごーい大事にされてるからってさ……乙女のプライベートの邪魔はどうかと思うよっ!
ちょっとかっこいいなーって人にナンパされてもユーリがすぐに追い返しちゃうしさ、折角の最後の10代なのに青春1つ無く終わるのは嫌だよぉ……
ちゃんと能力者のスカウトの仕事はしてるんだし問題ないじゃんかぁッ! 校長先生は全く乙女のハートを理解してないんだからぁっ、もうッ!

【大声で機密情報が漏れていく。だが、そんな様子を気にもしないのが彼女である。―――その発言に周りの人がざわつき、彼女を避け出した】
【もし本当に彼女がGIFTなら―――周りの人々は直ぐ様彼女を危険人物だとみなすだろう。そうは見えないが―――今の時代見た目が判断材料にはならない】
【その原因の1つが「能力」だろう。少女でも鋼の肉体を持つ男を虐殺できる。そう、能力があれば】
【アイリーンちゃんと自分を呼ぶ少し「イタイ」女性は頬をぷぅ、と膨らませながらも周りを見れば―――エメラルドの双眸を見開いて、驚愕した】

……え、なんでアイリーンちゃんの周り空いてるの? ……ヒドくない?

【キョロキョロと周りを見回せば更に人が離れ出す。彼女は首を捻り不思議そうな顔を浮かべる。……自分に原因があるとは1mmも思ってなかった様で】

/どちらかお好きな方で……
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/09(土) 21:53:44.89 ID:oE8ZA6AP0
/>>517取り消しでー
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/09(土) 21:59:25.10 ID:XskhKwMx0
>>523

 あーあ、まったく今日は売れませんね
 まあ、前の商売で売れたのでよかったですけど

【街中の大通り、そのようなことをいいながら歩く一人の男】
【黒い中折れ帽に黒いスーツに黒いネクタイ、黒いコート】
【黒髪でショートカットである】
【20代後半に見える】

 しかし、まあ、売れる売れるで感激しますよ
 GIFTが大人しくしているのを不気味に思って武器を買う、カノッサの派手な騒動で武器を買う
 いやはや、ありがたいもので

【そのように言いながら歩いていると、少女のはしゃいでいる声が聞こえた】
【そして男はその方向を向き少女を見る】

(いやあ、元気なものですね、ですけどアレでは人は離れますよ
 いろいろとねえ言動が)

【男はそのように思いつつ少女を見る】
【かわいそうなものを見る目であることを追記しておこう】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2013/11/09(土) 22:05:01.45 ID:3YZzDWT4o
>>521

「お…俺はただ…俺達はただ言われた取引をしてただけなんだ!」
「頼む!助けてくれたら檻にでも何にでも入る!だから…!」

【女性の質問すら耳に入ら無い程に混乱しているようだ、その言葉は助けを求めるというより神に懺悔しているようでもある】
【焦点の定まらない目は度々落ち着き無く振り向きながら、男は舌を絡ませながら語った】

「あ、あいつはいきなり出て来たんだ!何も音もしなかった!」
「武器も、能力もわからねぇ…ただ、素手なのに…俺達は銃もあったのに当たりもしねぇ…!」

【───足音】
【女性でも男のでもない、男が来た場所からやってくる、ゆっくりとした足音】
【男はそれに気付かない、ただ息を切らせながら話を続ける】

「あんなの人間じゃねえよ!あいつに皆殺された!残ったのは俺だけだ!追ってくるんだ!」
「頼む!頼むから助け───」

【パン。乾いた音がして、男の後頭部から血の煙が上がった】
【ビクリと震え、硬直した男は、ドロリとした血を後頭部に空いた孔から流しながら、倒れる】

【月明かりに照らされる、真紅のマフラーが風に揺られて双翼のように広がった】
【その手に持つのは硝煙を口から吐き出す拳銃、紅く輝く眼が闇に残光を引き続ける】

───忘れ物だ

【後ろにツンツンした紅髪、隈の深く目付きの悪い三白眼、口元を隠す長い紅いマフラーを双翼が如くたなびかせる】
【ライダースと指貫手袋を着用し、バックルが特徴的なベルトを巻いて、赤い模様の黒いブーツを履いた青年が、ゆらりゆらゆら歩いて来て】
【バキン、持っていた拳銃を素手でへし折って、ポイすてる】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/09(土) 22:20:00.98 ID:VfMw5jl1o
>>525

【GIFTの名前に怯える瞳や、単純に彼女とは関わらないでおこうという冷たい瞳。主にこの2種類の瞳が彼女を囲んでいたのだが―――】
【―――ひとつだけ、上記の2種類とは異なった瞳。……可哀想なものを見る、見下したような瞳が彼女へと飛ばされて】
【自分へと向く多くの瞳の中で彼女は黒尽くめの男が飛ばす瞳にだけ反応し、首をその方向に回してボソリと声を飛ばした】

……ねぇねぇ、アイリーンちゃんはそんなに悪いことしたのかな?
―――なんかみーんな変な目で見てくるんだけど……コレって何なのかな、セクハラの一種とか?
……しーかーも、貴方が一番変な目で見てるんだよね! ほら、黒尽くめの格好いかにも「ヘンシツシャ」って感じじゃん!

―――で、アイリーンちゃんを見て何を思ってたんですか! ほら! 正直に言ってみなさい!

【男の星座はきっと朝の占いで12位だったのだろう。頭のネジがチョットばかりか2桁程抜けている子に絡まれてしまったのは、間違いなく不運だ】
【セクハラ扱いをされているが周りの目は勿論彼をセクハラだとは思っていない。きっと「嗚呼、可哀想に」と同情の瞳をすれ違いざまに彼に送り込むのだろう】

……其れにしても貴方、フコーチューのサイワイって奴だよ? もしユーリがいたらきっと殺されてたと思うし!
あ、ユーリってのはボディーガードで、いっつも口煩く言ってくる過保護な子なんだよ! しかもちょっとでしゃばるだけで叩くし……

【彼女にはボディーガードがどうやらいるらしい。となれば、やはりボディーガードを付けられるだけの「価値」がこのかしまし娘に有るのだろうが、とてもそうには見えないだろう】
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/09(土) 22:20:45.12 ID:D/yFHo4O0

【小鳥の囀りも、虫の鳴く音も消えた森の中】
【――――漂うのは、複数の妖気。どれもが弱々しいのだけれど、その中で一つだけ確かに存在する謂わば異質】


「あほう共が…………我も天狗では無い。力量差を考えろとは言わぬが…………少なくとも、己が退くべき時を定めておけ
全く…………矢鱈命を奪うのは好かないのじゃ。今宵は逃す故、再度同じ事はせぬ様にの」

【下級妖怪達を伏せたのは一人の少女。姿こそ人間の子供であるけれど、放つ気配は確かに妖怪特有の其れ】
【銀色の髪は月の光を鋭く反射させ、森だというのに纏った地味な着物には汚れが無い】
【――――抜かれた刃は業物と知るには十分な耀きを放っていて、それでいて鮮血は刀身に付着する事無く下げられた切っ先から滴っている】
【妖怪達の身体は斬られてはいるけれど、どれも致命傷には至らない。然れど、そのどれもが確実に筋を断つ寸前まで斬り付けていて】


「…………ふむ。行ったかや。あやつ等であれば明日明後日には傷も癒えていよう
しかし…………我が楽しみにしていたあっぷるぱいを食えなくするとは癪に障る輩達であったが……
………………まあ、良かろ。確かに実に不快ではあるが、殺す事では無い
そんな事よりも、代わりの飯を見つけねば―――――」

【ぐぅ――――間抜けな音が、その場に一つ。足元に落ち、土だらけとなったアップルパイを見る瞳は、何処か哀れにも思えるか】
【じっと見る表情は何処か悲しげであって、深い溜め息を吐いたならば近くの切り株へと腰を落とす】
【…………さて、この場に人が訪れたって何ら珍しくは無いであろう】
【妖気も漂い、更には“ぐぅ”の音。――――もし、誰かが訪れたならばふと視線をそちらへ向けるのだけれど】










【参拝客も居なくなってしまった、廃れた神社】
【だけれど、今宵ばかりは不思議と二つの気配があって】
【一人は、その身なりから考えるに巫女であろうか。もう一人は――――さて、確かに存在はしているのだけれど、まるで存在感が薄い少年】
【巫女とは言え、纏うのは妖気。狐の耳と尾が生えている所を見ると、妖狐の部類で在ろう】


「――――ええ。きっとお母さんもお父さんも待っていますから
大丈夫ですよ。何にも、怖い事なんてありませんから……もう、行ってあげましょう?」

『――――。――――?』


【何か言葉を発してはいるのだろうけれど、其れが明確な言葉になる事は無く】
【だけれど、巫女には聞こえているのだろう。少年が口を動かす度に頷いて、微笑んで】
【その手を優しく握ったならば、澄んだ声で祝詞が紡がれ始めるのだろう】
【――――やがて、少年が白い薄らいで消えたかと思えば、天へと上っていって】


「…………長い間、よく一人で頑張りましたね。きっと、お母さんも褒めてくれますよね……
……えっと……私も、そろそろお姉ちゃんを探しに……ひゃっ?!」

【其れが完全に消えてしまうまで、優しげな微笑みで見送り】
【――――気配が自分の物だけになったならば、ポツリと漏らした呟き】
【自分の姉を探すために、その場を後にしようと踵を返したならば――――不運にも、石畳の歪みに躓いて、ビタン!なんて音】
【……先程の様子から一転。果たして、その一連の流れを見ていた者が居るならば、どの様に見えるだろうか】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/09(土) 22:27:10.33 ID:o2aM39EXo
【夜の国】

【機関による襲撃の後、次から次へとやるべき事は現れて】
【そうなれば必然、自警団の仕事は増えていくもの】
【すると街中では何が起こるかというと―――犯罪の増加、である】

ふう…………面倒な事しやがって……
唯でさえ忙しいんだから余計な仕事増やすな、っつーの

【そして今もまた、若い男が自警団員に捕まっていた】
【近くの店の店主と話をしている辺り、窃盗でもしでかしたのであろう】

【少しして、応援に来た者達に男の身柄を引き渡せば、その自警団員は近くの石段に腰掛けて】

やっと落ち着いて来たと思えばまーた機関から予告、だもんな……

これだけ襲撃襲撃って……あいつらもよく飽きないもんだな……
そこだけは感心するぜ、うん

【黒の軍服に制帽、ヘアゴムで纏めた長めの金髪。胸元には何処かの自警団のバッヂをつけて】
【年は20代程度であろうかという、そんな男がポツリと一人、夜の中】
【空を見上げながら、どこか的外れな独り言を呟いていた】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/09(土) 22:39:10.88 ID:oE8ZA6AP0
>>528

……とにかく、今は出来る事から始めないと、どうしようもありませんわね……
……彼らにも、助力を頼むべきでしょうか……?

【白を基調とした修道服でほぼその全身を覆い隠し、ケープの付いた帽子の中に、明るい空色の髪が覗く】
【手には、頭部に幾つかの小さな鈴と、銀でメッキされたと思しき翼の装飾が施されている細長い杖を携えている】
【豊満と表現されるだろう胸部が目立つ、身長160cm前後の女性が】
【なにやら物憂げな表情と共に、ポツポツと独り言を零しながら歩いている】
【修道服の腰には、アウトドア用と思しきポーチを巻きつけ、わずかに弾んでいる息は、相応の長い距離を歩いている事を思わせるだろう】

ん……いけませんね、少し気を散らし過ぎました……
ここは一体……――――ッ!?

【ふと足を止めると、女性はキョロキョロと周囲を見回して、現在位置を確認する】
【心ここに非ずと言った様子で歩き続けてきたため、神社へと足を踏み入れたのは思いもよらない事だったのだろう】
【その直後に、何かが叩きつけられる様な音を耳にして、女性の表情が一気に強張る】

……………………何でしょうか、一体…………

【シャン、と手にした杖の鈴を鳴らして、女性は音のした場所へと向かう。そして倒れている人影を認めたらしく、尚更顔を顰めた】
【すっかり寂れ切った神社に、たまたま迷い込んだ自分以外に人気があった事に、女性は警戒心を抱いていたのだ】

……もし。そこの方……私の声が聞こえますか?

【ともあれ、まずは状況を確認しなければならない。女性は暗がりの中、遠巻きに倒れている人影に声を掛ける】
【相変わらず周りを警戒するように、キョロキョロと周囲を見回しながら】
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/09(土) 22:43:50.46 ID:XskhKwMx0
>>527

【少女がこちらを向き話しかけてきた】
【別段迷惑でもないし、暇だったからちょうどいい話し相手を見つけれたそう言う風な思考だった】

 それはまあ、貴方がGIFTだのと口にするからでは
 私が一番貴方を変な目で見ていたですか、気のせいですよ、第一私はそう言う趣味とかありませんし
 黒尽くめの格好はまあ、色々あるんです

【男はそのように言う】
【今の発言、というより最後のほうは少女に理解できたのだろうか】
【理解されたらされたでどのような反応を見せてくるのだろうか】
【服の話をされると少々言葉を濁す】

 おや、ボディーガードですか
 それなら貴方はGIFTの中では重要な位置についているのでしょうねえ
 まあ、一般から見れば信じられませんが

【男はそのように言った】
【彼女がGIFT所属でもあまり関係がないように】
【もしくは本気で少女がGIFTに所属しているのを信じていないのかもしれない】
【最後の台詞はちょっと馬鹿にした口調で】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/09(土) 22:45:21.57 ID:O1bZNI9Vo
>>514

う〜ん、それはどうかなあ。だって遅かれ早かれ、衝突する事は分かりきっていたワケだし、
ある意味でカノッサを攻めるなら今かもしれないよ。リリア、コーネリアス、レギンと続いて六罪王が堕ちたんだもん。
正義側もスカーレットにUT、それに対抗組織で言えばGIFTだって彼等の敵足りえるでしょう?攻勢をかけるなら今かも、なんてね。
それに、アタシはD.R.U.G.Sは―――勿論、一枚岩ではない事は分かっているけれど。それでも、組織としての結束力で
カノッサに劣っているなんてコトは決して無いと思うなあ。だって―――なんだかんだ言っても、貴方達は"ファミリー"なんだから。ね?

【確かにカノッサという巨大組織を名指しで敵対するには聊か、戦力不足であることは否めない。しかし、それはUTやSCARLETとて同じ事。】
【むしろ足並みを揃えて攻撃できることが出来ない分、組織は幾つか分散している方が脅威と言えよう。カノッサもD.R.U.G.Sを恐れている筈。】
【それに加えて、彼等はそう、"家族"だ。形式上だけでも、繋がりの濃さで言えばそう、劣るという事もない様に思えるのは、セリーナの甘さか。】

穏健派が立場が弱い、っていうのは、どこも同じだねえ。過激な連中ほど声が大きくて、暴力的に数が増えていってしまう。
病気みたいなモンなのさ、アタシは舞衣ちゃんたちが間違ってるとは思わないし、腕っ節担当になってしまってる現状は
少し悲しいと感じてしまうなあ。だって―――……やっぱり、戦いたくはないもん。平穏を望む人間同士で戦争なんて、馬鹿馬鹿しいよ。

―――……ま、まあね! 派手さがアタシの取り得だから……って、そ、そんなに可笑しかったかな? あの時の襲撃……
えっと、勘違いされるとアレだから弁明しておくけど、べ、別にいつもいつもああいうやり方ってワケじゃないよ!?
ほら、丁度今夜みたいにダークでスタイリッシュなハードボイルド溢れる襲撃だって―――……失敗したけど。

【説得力はゼロだ。なんにしろ、彼女が派手に闘うのにはきちんとした理由がある。それはUTが"象徴"、つまりはシンボルであるからだ。】
【この組織は小さく、セリーナはただの人間である。彼女が己の信ずる世界を示すために必要なのは何よりも先ずインパクト、演出だ。】
【世間に対し自分の存在と正義の証をアピールし、機関やGIFT、そして凶悪犯にプレッシャーを与える為の行為―――という、言い訳。】

頭脳労働、かあ……ふふっ、そういうワケじゃあないけど、最近新しい仲間がたっくさん増えてね!
とっても賢くて、素敵な紳士さんが協力してくれることになったんだ。まあ、まだ正式なメンバーってコトではないんだけど、ね。
そっちはどうだい? 頭脳労働、得意な人は―――……おっと、舞衣ちゃん自身がそうだったね、ふふふ。

【さて―――そうこうする内に、到着したセダンから二人は降りて。小さくライトアップされた不気味な雰囲気の海賊船へと、向かう。】
【店内、というか船内へと入るには―――なんと、梯子を使って行かなくてはならないと言う。なるほど、こういう茶目気のある店か。】
【よっこらせ、と言葉を漏らしながらセリーナが先導して船へと上っていき、甲板に出れば―――蝋燭の乗ったテーブルが並んでおり】
【店員と思わしき存在がメニューを持って席へと案内し、丁度空いているようなので、今回は特別に"船首"の席で食事を楽しむことに。】

まあねえ、確かに最近鹵獲されたにしては時代考証を間違ってるかのような帆船でびっくりしちゃうよね〜、でも本物なんだってさ!
なんでも大英帝国の時代が大好きなマニアが集まって海賊を名乗って暴れまわってたのをとっつかまえたんだとか。
そういう愉快な連中がいる一方、路地裏で殺人が減らないのがこの世界の不思議なところ、だよね。

んー、確かに普段は派手なお店とか、酒場みたいなところでばっかりご飯食べてるんだけど、今日はホラ。
舞衣ちゃんが一緒なワケだしちょっと大人でお洒落なお店で、って―――あっはははは! これじゃあまるで、デートみたいだね。
さあ、お嬢様。席へとお座りくださいな、そして今宵は私のサービス故、値段を気にせずお好きなものをご注文くださいませ。
―――なーんてね、っふふふ! あ、でも奢りは本当だから、好きなの食べて良いよ!

【確かに店の雰囲気は古風で面白いものだが、メニューに書かれているものはそこまで高級な様子ではない。】
【少し背伸びをすれば一般人でも悠々と入れるレベルの物である、遠慮はいらないだろう。】
【セリーナは先ず、お決まりのワインを注文して―――。】


533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/09(土) 22:48:06.74 ID:G+o/AkJdo
>>526

「取引ィ…? よく分からんな。なにか悪いことでもやったのかい。」


【ズッ…―――と刀を胸まで引き寄せながら女は云った。元々男からのまともな答えは期待していなかったようで。】
【ただ、なんとなく「普通」の事態でなさそうなのはよく分かる。男に何かに懺悔するような印象を持ったのは、きっと気のせいではないのだろう。】
【しどろもどろのその問いかけを右耳から左耳に受け流しながら、彼女の鼓膜はもう一つの音を―――】
【ともすれば風と声に覆い隠されてしまいそうな足音をめざとく捉えていた。目の前の男はおそらく気がついていない。背を向けたまま此方に早口でまくしたてている。】


 ――――来るな


【女は片手で…弄りながら脇差しを手に取った。手慣れた様子で左腰に帯刀する。】
【その直後だ。ダァン!! という音と共に、再び静寂が訪れたのは……。】

【女は――――】

【この女性剣士は「反応」出来なかったわけではない。自分の正面にいた男性。そして到来するもう一人の人物の存在感を知覚していた彼女は、】
【「とある理由」から見切りの能力は高いのだ。ゆえに、男を助け出すことも出来た筈だが…】
【どういうわけか、それは行わなかった。人間の死とはいやに緩慢に燃える物で。男が地面に倒れるまでの間が、女にはいやに長く感じられる。】
【男性の倒れる音が響いた後、初めて残る二人は対峙したことになる。】
【女の琥珀に映ったのは…おそらく自分とそこまで年は離れていない。「青年」と形容できそうな人物であった。マフラーのはためきに一瞬目がいく。】
【手には凶器。紅の瞳、同色の髪とベルト………】

 
「やあ。」


【片手を上げて、彼女は云った。物怖じしないのは少ないながらも修羅場を潜っているからであろう。ひらひらと左手が舞う。】
【青年が拳銃を折り放ると、その残骸が足下に落ちる少し前に彼女は聞いた。】


「――――ずいぶんと簡単に[ピーーー]んだな。」


【世間話でもするかのような口調だった。】
【一抹の正義を宿した人間なら重い咎めるような口調となる。僅かでもその心の中に悪意を宿した人間なら、軽い口調となる。】
【そのどちらでもない。糾弾するような気持ちも感じられず、悪意も微塵も持ち合わせていないかのように見える。】
【同時に女は考えた。いや、それは久方ぶりの思考…――――「如月 氷雨という剣士の」相手への観察眼である。】


 ―――――能力者か。


【最初に彼女の脳裏によぎったのは、相手の異能のことについてである。】
【隣に横たわる男性の言葉によると、能力自体は分からないが持っていそうな気配はある。】
【「能力者」ならば厄介だ。対する女は「無能力者」である。その身に、その刃に一切の異能は宿らない。】
【彼女の立ち振る舞いからも推察できるだろう。能力を隠していたり発動したりしていないのではなく、如月は先天的後天的に関わらず「元々持っていない」。】
【だが、】
【だが――――「無能力者」であっても「無能」ではないらしく、】
【黒刀の刃が、月光を小さく反射していた。】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/09(土) 23:00:27.60 ID:rc0ch3+qo
>>529

【ズリ……ズリ……】
【何かを引き摺るような音が夜の街に不気味に響く】
【音の発生源は自警団の男性の近く、道路を通り段々と寄ってくる事を察せられるだろうか】

【その音の方向に視線を向けることがあったならば】
【正体を視界に収めることができるだろう】

【"それ"は、黒い外套に身を包んだ身の丈195cm程の男】
【筋肉質な分厚い身体をしており、腰にはトマホークを携え手には縄を握りしめている】
【生気を感じない目と口を覆う布が不気味さを演出しており】
【肩口から生えた漫画のフキダシにも似た形状の薄いボードが更に怪しさを増していた】


「ククク……今日の"のるま"達成なのだ!」
「愚民めが、私の偉大なる計画の糧となれることを感謝するがいい!」


【男は声を発することはない】
【肩から生えたボードに淡く光る文字のようなものが浮かび】
【音の代わりに言葉を表現していた】

【男の持つ縄の先を見たならば】
【引き摺るような音と台詞も意味もある程度察せられるだろうか】


『んー!!んんーー!!』


【縄の先には中年に差し掛かった頃であろう男性の姿】
【顔だけを出した状態で大きな袋に詰められており】
【口には猿轡、身体は袋の上から縄でぐるぐる巻きにされて道を引っ張られていた】

【容姿の異様さと相まって恐ろしい犯罪臭を放っている】
【そんな男がズリ……ズリ……と音を立てて、自警団の男性の前を通り過ぎていこうとしていた】

/まだいらっしゃいますかー?
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/09(土) 23:01:41.41 ID:D/yFHo4O0
>>530
【階段から踏み外した訳でも無い事が幸いか、血だまりが出来る事も無く】
【然れど、石畳。強かに打ち付ければやはり痛い。重力従うように、ダラリと垂れた狐の尾がどことなく哀愁を漂わせていて】
【――――ピクリ、と動かした特徴的な耳はその声を聞いた証左ともなろう。しかし、直ぐに返事が返って来る様子も無い】
【うっすらと涙を浮かべたまま辺りを見回して――――女性を視界に留めたならば、やっとの事で立ち上がるのだろう】

【出血も無く、内出血も見られない。まあ…………ただ、転んで痛い思いをしただけ】
【警戒を露わとしている女性と同じ様に、少女もまた警戒を露わとするのだろう。…………敵が居ないか。と言うよりも、人が苦手だからとの理由からだけれど】
【――――警戒を向ける先は女性一人。それも、攻撃される事を心配する其れとは又異なった物。少なからず、少女が何者かに襲われた訳では無いと知る事は出来るか】


「えっと…………はい…………聞こえます…………
でも…………その…………あなた、は…………?」

【月光の下に表れた妖狐は、自信のない口調で返答して】
【不安げに、自信無さ気に曲げられた眉。性格を察するには十分な其れ】
【必要以上に近寄る事も無ければまるで小動物の如く警戒して、それでいて威嚇するでも無く今にも尻尾を巻いて逃げそうなのだから可笑しな話】
【少なくとも、「貴女は」と訊ねる事が出来ない立場である事は明白。何しろ、こんな朽ちた場所に少女一人で居たのだから】
【――――女性が“霊感”や其れに似た何かを得ているならば、また話は別になるのかもしれないが】

【兎も角、少女が震える言葉で述べたのはそれだけ。返すも返さないも、逆に問うのも女性の自由であるけれど】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/09(土) 23:04:49.67 ID:VfMw5jl1o
>>531

……あー、そういうことかー。最近ちょっと大人しいからいっかーって思ってたけどそういう訳にはいかないよねー。
―――なんだっけ、今は新しい入学者探しに時間割いてるから大人しいんだっけ……

【次から次へと彼女の口から漏れていく情報。彼女にボディーガードが付いている理由は護身だけではなく、きっとこの軽すぎる口を塞ぐ為なのだろう】
【―――確かにGIFTのニュースは日々少なくなっており、市民は既に過去の惨劇を忘れかけていると言っても過言ではない】
【……男が言っていたように「それが不気味」と逆に警戒する人間も少なくはないのだが、どうやらGIFTはただ活動を休んでいたわけではないらしい】
【「入学者探し」―――と確かに彼女は言った。最初の方に「校長先生」というワードも出てきたことから、何かしらの教育機関の存在を匂わせるか】

―――無能力者がどんだけ鍛えて見た目が強そうでも、能力者の女の子に簡単に殺されちゃう時代なんだよねー今は……
……といっても、アイリーンちゃんはか弱い女の子だよ? ……つまり何が言いたいかっていうと!
もう見た目で判断する時代は終わったんだよってこと! 能力者か、無能力者かどうかすぐ分かればいいんだけど、そうはいかないじゃん!

―――特別な力を神様から頂いたこのアイリーンちゃんイ・ガ・イは!

【「一般から見れば信じられない」―――その一言にアイリーンはチッチッチと人差し指を立てて振る動作をすれば、したり顔で言葉を並べる】
【……そして最後に、要するに自分は能力者であるという発言を添えて。しかも話の内容から察するに、どうやら彼女は能力者を見つけられるらしい】
【ふふんと鼻を鳴らして、所謂ドヤ顔を浮かべて視線を送る。―――その視線に込められたメッセージは「貴方が能力者かどうかもチカラを使えば解る」と言ったモノだろう】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2013/11/09(土) 23:07:36.41 ID:mWfeA/i1o
>>533

───悪は殺す…

【がしゃん。無理矢理に折り分かたれた拳銃が地面に落ちて音を立ててから、青年は女性の言葉に答えた】
【答えた、といえる返答とは思えないが───殺害の事実を悪びれもせずに答えるその短い言葉に、彼の人となりがこれでもかと込められている】

…だったら、どうする?

【続く質問には、真実を隠した返答。ピタリと立ち止まり、鋭い目を女性に向けて答える。距離にして3m弱】
【青年は素手で、武器らしい武器も身につけてい無いが、しかしその両手は皮膚すら赤く染まっている───ドロドロと固まりかけた、血だ】

貴様も奴の仲間か───?
悪は根絶やしにしなくてはならない、その末端の一端までも…!

【問い返す言葉は、重々しく女性に投げ掛けられた、風も無いのにマフラーが持ち上がる】
【これは能力による物では無い、漫画的に言う演出>氛氛汾ツ年の覇気が殺意へと変わり行く事の証】
【『奴』とは、今さっき彼が手に掛けた男の事。男が恐れていた相手もこの青年に違いない】
【返答によっては、彼はきっと───】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/09(土) 23:17:00.80 ID:oE8ZA6AP0
>>535

(……暗闇で、気付きませんでしたが……この耳と、尾……純粋な人間と言う訳では……)

【周囲に視線と注意を向けながらも、倒れている巫女の姿に目をやる女性】
【そこでようやく、その身体に備わっている、狐の耳と尾の存在に気付いたのだろう。微かに驚いた様子で口を開いて】
【しかし、それをそれ以上表に出す事もなく、ただじっと少女の反応を待っていた】

……どうやら、大丈夫な様ですね……

【立ち上がり、言葉少なに返事を返す少女に、ゆっくりと頷いて見せる女性】
【――――どうやら『人気の少ない場所で人が倒れている』と言う状況に、誰かに襲われたのでは、と警戒していたらしい】
【単純に転んだ、その瞬間を見ていなかった事から生まれた過剰な反応とも言うべきものだったのだが――――それは、この場合特に関係無いだろう】

……私ですか?
……私はローディア=ページェント……『GIFT』に籍を置く者ですわ

【どこか物怖じした様子の少女に名を問われ、ワンテンポ置きながら答える女性――――ローディア】
【外見から言えば、シスターと言った趣の恰好をしており、神社と言うこの場では非常に違和感を感じさせる佇まいをしているのだが】
【そんな事よりも――――問題となるその名乗りの故に、ローディアは答えにワンテンポの間を置いたのだろう】

【――――能力者と、それに従う者のみを神聖視し、他の存在には生きる価値すらを認めないと言う、強烈なイデオロギーを貫く武装組織】
【ありていに言えば、世の秩序を乱す『悪人』の立場にいる人間だった】
【外部の脅威を想定したさっきの立ち振る舞いも、そうした出自が原因なのだろう】

……この様な人気のない場所で、一体何を?
あ、いえ、その前に……どうやら激しくぶつけた様ですが、その身体は大丈夫ですか?

【だが、ローディアはそうした逡巡も脇へと退ける様にして、少女の体調を問う】
【音を聞いた限りではあるが、結構激しい転倒ぶりだった事が感じられたのだ。それをハッキリさせておきたかったのだろう】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/09(土) 23:18:59.89 ID:6v1Onz2co
>>534

【大きく伸びを一つ、『そろそろ戻らないとなー』なんて言いつつも腰は重い】
【―――しかしまあ、動かなければならない理由を見つけてしまったもので】

…………言った尻からこれだからなぁ―――面倒くせぇ

【―――――自警団らしからぬ言葉が漏れたがご愛敬】

【スっ、と立ち上がれば、胸の内ポケットに手を突っ込みながら、彼の方へと歩み寄る】
【肩からボード、腰にはトマホーク、更には袋詰めした人間】
【仮に遊びでやっているとしたって、こんな光景を見ては声を掛けない訳にはいくまい】

ヘイヘイ、見るからに怪しいそこのあんた!“ソレ”、何やってんのか教えてもらっていいか?
―――ああ、これ、見えるよな?自警団だよ自警団。OK?

【胸元のバッヂをアピールしながら、一応確認】
【どう見たって犯罪っぽくとも、いきなり襲いかかるのも何だか寝覚めが悪そうだから。】

【やがて内ポケットから手を抜き出せば、そこにはトランプの箱】
【こんな状況でトランプを出すなど、一体何を考えているのやら―――】


/いません(すっとぼけ)
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/09(土) 23:30:55.51 ID:G+o/AkJdo
>>537
/あばば…すみませんちょっと急用が入ったのでここで分かれたということでお願いします
/申し訳ありませぬ…
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/09(土) 23:31:16.71 ID:XskhKwMx0
>>536

 GIFTの教育機関ですか
 ええ、至極ありそうですね

【洗脳ですねと男はつぶやいた、できるだけきこないように】
【男にとってGIFTも商売ができそうな存在だ、それだけと決める】

 ええたしかに能力しだいですが時には例外が出るんですよ
 能力者を倒せる無能力者とか

【そう、男は見てきた、能力者が無能力者に倒されるところを】
【結局能力者もも人間と変わらない、男は語っているようだった】

 おやおや、貴方も能力者ですか
 なるほどそのような能力があればあなたも重要人物扱いされるわけだ
 まあ、だからこそ護衛もつくのでしょう

【男はそう言った、どこか面白そうに】

 そうですね、しかし護衛の方はどうしたので?
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [saga]:2013/11/09(土) 23:32:55.31 ID:quLwAGLRo
>>540
/ウェ、ダシャッス、オツャッシャー(はい、大丈夫です、お疲れ様でした)
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/09(土) 23:35:45.93 ID:rc0ch3+qo
>>539

「む――自警団だと?」

【自警団の男性の言葉を耳にすると、男はその場で歩を止める】
【ガラス玉のように無機質で生物感のない両眼でその姿と、バッヂを確認し】
【思案するように数瞬、動きを止めた後……】


「なんと丁度よい!わざわざ出向く手間が省けた!」
「ククク……わかっておったことだが、私は運命の神に愛されているようなのだ!」


【表情を一切変化させないまま】
【ボード上に淡く光る文字でそう表示させた】
【文字だけ見ると妙にテンションが高くのに対し、容姿は寡黙で不気味という】
【ギャップの激しい男である】


「何をやっておるのかと聞かれてもな、見たままではないか」
「むむ……こうも暗いとよくわからぬのかの?ほれ、これなのだこれ」


【自身を客観的に見た印象に気づいていないのか】
【首を傾げ疑問を訴える仕草を見せた後、外套の中から一枚の紙を取り出し】
【縄を持つ反対の手で器用に広げると、自警団の男性に見えるように差し出した】

【その紙は指名手配犯について記したものであった】
【紙に大きく記されている写真と、縄で縛られた男を見たならば】
【その顔が一致することに気づくことも難しくないだろう】

【賞金稼ぎか、それに類似するものだろう】
【見た目と犯人の輸送手段が酷く誤解を生むであろうモノであることを除けば】
【よくいる"一般人"の類の人物なのであろうか】

【紙が偽造したもので、縛られた男が誘拐されている可能性もあるが……】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/09(土) 23:36:36.52 ID:D/yFHo4O0
>>538
【“GIFT”の言葉を聞けば、普通ならば多くの者達が構えたり、逃げ出したりするのだろう】
【しかし少女はその色合いを見せない。尤も――――住まう場所故に。そして、己が普段身を置いている場所故に“知らない”と表す方が適切か】
【信念は兎も角として、自分たちの所属する組織が“一般の”人々からどの様な感情を向けられて居るのか。其れを理解して居るならば、また珍しい反応とも言えよう】
【時折膝を気にする素振りを見せる事から、無事という訳でも無いけれど…………何よりも、肝の小さい少女は目前の女性にどの様に対応するか考えるだけでいっぱい一杯で】


「ぺーじぇんと……さん…………ですか…………?」

【辿々しさの残る発音。櫻の国以外の文化に触れる事はそう多くないのか、口内で幾度か反芻してみるけれどやはり上手くは言えず】
【自分の名を返すべき――――なのだろうけれど。口下手な少女はそんな事が思い浮かぶことも無く、ただ言われた言葉を飲み込むのみ】
【「あ、の…………」何て言葉は何か言いかけた事を表しているのだけれど、やはりそれ以上は自分の感情表現が出来なくて】


「心配して頂いたなら……その…………すみません…………
でも…………“迷子”の子が居たから…………助けてあげたくて…………それで…………」

【何をしていたのか。問われれば、口下手ながらに返すのだろう。簡潔に言えば「迷子の子供を保護して助けてあげていた」】
【――――だが、可笑しな話。この時間に迷子となる子供も勿論であるが、ならばその子供は何処に行ったのか】
【出入り口は一つだけ。擦れ違う事も無かったから、自然に考えればこの神社がその子供の家であるが…………現状は、見ての通り】
【既に住まう者は居ないし、訪れる者だって居ない。それなのに、その言葉は明らかな違和感を感じさせるであろうか】


「あ…………身体は…………大丈夫、です…………
ちょっとだけ…………膝が痛いですけど…………でも、気にする程では…………
そ、それより…………ぺーじぇんと、さんは…………何で、此処に…………?」

【身体の具合、問われれば問題無いと返答して】
【後に怖ず怖ずと返したのは、女性が何故此処に訪れたのか】
【“人気の無い場所”で…………との言葉が示す通り、此処には二人しか居ない。だから、疑問に感じて】
【――――同じ様な問いを返すのだけれど】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/09(土) 23:52:12.63 ID:iy1e3M4lo
【水の国・とある駅のプラットフォーム】

【この時間に止まるのは長距離の旅客列車。静かにその扉が開き、人が降りる】
【タイミングとしてはその時間の全く最後――出口正面の扉である】

【髪はスカイブルー。戦闘服、という格好も異様だが、更にその上に薄汚れた白衣を纏い】
【こつ、と駅に降りて、そのまま出口へと向かっていく。――が、問題なのは彼女自身ではなく】

……UNITED TRIGGERか、自警団。この国ならば情報もあるでしょう
路地裏に行けば機関にも通じると聞いていますが……先ずは寝起出来る場所を確保せねば――

【――足跡≠ェ、血で汚れていた。それがただひとつにして最大の問題点だった】
【列車の出口から駅の出口へ、点々と規則正しい軍靴の跡が真っ赤に残っているのである】
【加えて言えば言葉も怪しい。衣服も、こうなってくると『奇特な人物』では済まされない】

【その足跡は、早くも出口手前まで迫っていた。構内には、他の客は見当たらず】
【故に叫び声こそ怒らなかったが―――閉まりかけの扉からは、低い呻き声が漏れていた】

/まず確実に凍結になってしまうかと思いますが、よろしければ……!
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/09(土) 23:55:23.04 ID:oE8ZA6AP0
>>544

えぇ……口馴染みのない言葉の様ですわね……
(……、私たちの事を、知らない……?)

【覚束ない発音で自分の名前をリフレインする少女に、軽く頷きながらローディアは『気にするな』と言うニュアンスを滲ませて】
【その一方で――――『GIFT』と言う名乗りに、ポジティブ・ネガティブ関係無く、反応そのものが皆無と言う事態に、胸中では戸惑いが湧いていた】
【立場を明確にしておくための名乗りだったのだが、この無反応ではどうしようもない】
【知られていないのなら、説明のしようもないかと、とりあえずその事もまた、脇へと退けておく事にした】

……そもそも、私以外誰も居ないかと思ってたのですが……倒れる音が聞こえたもので、びっくりしましたわ……
……その迷子は、今どこに?

【心配と言うのも、自分の身に対してというのが半分程度を占めていたのだが】
【それでも、わざわざ声をかけた辺り、確かに少女に対する心配も持ち合わせてはいたのだろう】
【その一方で、やはり姿の見えない『迷子』の存在が、わずかに気になった様で、それを問いかけてみる】

そう……それなら、心配する事もないですわね……膝も、特に擦り剥いたりした様子でも無い様ですし……
歩くのに支障がなければ、それほど問題もないでしょう……

【まじまじと少女の姿を見つめながらも、ローディアはとりあえず頷く】
【特に出血はなく、骨を痛めている様子もない。それなら、自分から何かを処置する必要もないだろうと】
【転び方が派手だっただけに、気になっていたのだろう】

私ですか?
まぁ……趣味の様なものですわ。オリエンテーリングの真似事をするのが好きなので……
まぁ、取り留めなく散歩をしていたようなものですわ……そうしたら、少し考えごとにはまってしまった様で、ここに出て来てしまったみたいで……

【問われて、散歩をしていたと答えるローディア。実際には、散歩と言うよりも少しスポーツ的な、オリエンテーリングに近い事をしていたのだが】
【どうも少女はそうした洋語に慣れていないようなので、散歩と表現するに止めておいた】
【腰の、修道服にはあまりそぐわないポーチも、その為の装備の1つなのだろう】
【――――つまりは、特段の目的もなく、フラフラと迷い込んだも同然の状態と言えた】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/09(土) 23:58:20.06 ID:VfMw5jl1o
>>541

……んっふっふ〜、流石に其れに関してはノーコメントだよ〜?
キョーイクキカン、あるかも知れないし無いかも知れない……真実は教えてはあ〜げないってね!

【意味深な笑みを見せてそのような事を言いのけてはいるが、その反応からはどう見ても教育機関が存在しているにしか見えないのだろう】
【男の呟きは彼女の耳に届くことはなかったが、確かにその通りである。―――洗脳なのだ。……GIFTの特徴、能力者至上主義は洗脳によって作られるのである】
【―――彼女はまだ軽い部類だが、其れでも洗脳は受けている。……無能力者を見下し、能力者を優良種とする考えが脳の奥にまで根を張っているのだ】

……ふ〜ん、アイリーンちゃんは良くわからないなぁ。全部見たわけじゃないけど、大会だって3回とも優勝者は能力者っしょ?
例外があったとしても、ホントに超極稀だと思うしー、例えそんな人がいても殆どのGIFTメンバーには勝てないよ?
こっちだって唯才能だけに頼ってるだけじゃなくて、厳しいトレーニングを乗り越えてるんだから……って言ってもアイリーンちゃんはあんまり受けてないケド

【―――男の発言を全く信じきっていないような、小馬鹿にした表情と口調。GIFTからしたらあり得ない発想なのだろう、能力者が無能力者何ぞに負けるという事が】
【少なくとも彼女は見たことがない。無能力者に負かされる能力者を、彼女は知らない。瞼を閉じれば見えてくる光景は、無能力者の集団を蹴散らす我ら能力者の姿だった】

……ま、そーゆーことだよ! でもおにーさんは変わってるね……冷静に考えたら、フツーGIFTって聞いたら関わりたくないっしょ? 逃げないの?
―――アイリーンちゃんは優しいし武闘派じゃないから無問題だけど、もし他のGIFTメンバーだったらもっと凶暴だし面倒だよ? アイリーンちゃんはGIFTの良心ってわけ!

……んー? あ、ユーリのこと? ……今頃泣きながら探してるんじゃないかなー? ま、たまには羽根を伸ばしたいからね〜

【大きく頷けば、ふと思いついたような顔を浮かべて彼をエメラルドの瞳でじっつと見つめる。眼鏡をすちゃりとかけ直して「変わっている」T彼を分析するが―――】
【……勿論、彼女もまた変わっていて。―――恐らくかなりの変わり者であるが故に、ボディーガードも苦労していると思われた】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/09(土) 23:59:41.60 ID:V4QpErJGo
>>543

【近付いて彼の姿を見れば、受けるのはまるで人形か何かを見ているような印象】
【それは彼が一言も音としての言葉を発していないことも大きいだろうか】

【ただ、その事に関しては訝る事はない。何せ魂を持った人形が大会に出ているような時代なのだから】

いや……丁度いいとか言われても…………って何だ?紙?
ちょっと待ってくれよ……ライトは確かここに…………

【街頭があるとはいえ、やはり薄暗い中では物は見にくいもの】
【少しの間、空いた手でまたポケットを漁っていたかと思えば、ペンライトを取り出して】
【彼の持つ紙と縛られた男、双方を交互に照らしながら口を開く】

うーん……確かに同じ顔だな……
一応確認してみるから、その紙、貸してくれるか?

【トランプをポケットにしまえば、次は何やら通信端末と思しき物をを取り出す男】
【そういえば肩からボードってどこかで見たな―――などと内心ではそんなことを考えたりもして】

【そして彼から紙を受け取ったなら、暫くの間何処かと話をしてから、また返すのだろう】

OK、“そっち”の方の担当者が来てくれるそうだ
だからそれまで待って―――あ、急ぐようなら、連絡先教えてくれれば引渡しとかやっとくけどどうする?

【どうやら、確認は取れた様子。しかし、少し時間がかかるようで】
【待つか預けるかは彼次第、といったところだろうか】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 00:14:24.24 ID:XcwJybEFo

───へくちっ

【冷たい風が寂しく吹いて、小さなくしゃみが破裂する】
【「あー」と気の抜けた声と共に、空を見上げる小さな影】
【路地裏の奥まった袋小路に広がる風景は、無機質な色に染まっている】

…うーん、そろそろこの格好は寒いでござるね〜
つっても、おいそれと服装を変えるのはキャラ性の危機

【蜘蛛の巣が這い回る黒いパーカーを黄色いノースリーブシャツの上に着て、黄色色チェック柄のミニスカートと黒いスパッツ】
【黒いセミロングの髪の上に被る、白いニット帽に黒いゴーグルを被せた様は髑髏を被ったようにも見えて、オーバーニーソックスと黄色・黒の縞模様スニーカーがいかにも活発だと主張する少女だ】
【また、パーカーは腋の部分が空いた風通しのいい作りで、袖先は指貫手袋と一体化したような閉じた作りとなっている】

つーかわっちは何でこんな所にいるんだっけ、まあなんでもいいか

【ぼんやりと呟いた少女は、壁の間の空中に浮く様に座っていた───そのように見えた】
【まるで蜘蛛の巣のように自転車のチェーンが張り巡らされた空間の中で、張られた一本のチェーンに腰掛けて、無機質な世界を少女はただ傍観していた】

/予約
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 00:17:01.13 ID:U2c1gkQX0
>>546
「えっと…………先程…………その…………お母さんの所に、帰りました…………
ずっと探していたみたいなので…………ちょっとでも、手伝えたらと…………」

【偽りの無い言葉。所謂浮遊霊を成仏させた事を告げているのだが――――どうも、曖昧な言葉】
【話す事が苦手であって、其れ故に人と会話をする事を避けていたのだから事を整理して話す事が難しいのであろう】
【少女からすれば、出来る限り分かり易くしたつもり…………だけれど。神道や其れに通ずる何らかの知識が無ければ少し難しいか】
【尤も――――教会の其れに置き換えれば、又別であるけれど】


「おりえん…………お散歩、ですか…………?」

【聞き慣れない言葉。ただ、散歩と置き換えて貰えば、何と無くその意味を察する事は出来たのか】
【何の考え事をしていたのか問うのは、きっと無礼だから】
【それよりも、女性の言う“GIFT”を問おうとしたその時――――】

【夜空から飛来するのは一匹の小さな狐。式神と呼ばれる存在】
【咥えていた手紙を少女へと渡せば、後は一枚の紙切れへと変化する事だろう】
【――――問おうとして形を成した言葉を飲み込んで】


「すみません…………本家に呼ばれたので…………そろそろ、戻らなきゃ…………
あ、あの…………暗いですから…………転ばないように、気をつけて下さい…………ね…………?」

【代わりに、その手紙に書かれていた事を端的に話すのだろう】
【――――最後の最後、女性に躓いて転ばないようにと言う本人がつい先程転んだばかりなのだから滑稽だが】
【……一枚の札を懐から取り出して。真っ白な鹿の式神を召喚したならば、その背に乗ることだろう】
【横を通り過ぎる際、さよならの意を込めたお辞儀を一つ。不思議と蹄の音を響かせないまま、やがて少女も闇夜の中へと失せるか――――】


/ちょっと早くて申し訳無いのですが、友人の方から呼びかけ掛かったのでこの辺りで……!
/お相手、有り難う御座いましたですよー!
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/10(日) 00:18:58.82 ID:8A0t+C05o
>>548

「ほう、中々に仕事が早いではないか!褒めてつかわすのだ!」
「実のところこの辺りは土地勘もないのでな」
「どこに連れて行けばいいものかと困っておったのだ」

【抵抗することなく紙を渡し、そして受け取ると】
【素早い対応に上から目線な賞賛を送った】
【どうにもこの男、基本的に尊大な性格をしているようである】


「いや、特に急ぐことはないのだ!」
「幸いにして、私にはまだまだ時間もあるのでな」

「今後のことも考えたならばその方が都合も良い」
「しばらくはこの場で待たせてもらうとしようかの」


【男はそう返事を表示させると、トン……と軽く足で地面を叩く】
【すると、縛られた男の周囲の"地面"が砂のような粒子状に変化し、隆起】
【檻のような形状となって手配犯の男を内部に閉じ込める】

【何らかの異能の類であろうか】
【縄をつけて引き回す必要がなくなったため、拘束手段を変えたようだ】
【男は縄から手を離すと、近くの街灯にゆっくりと背を預けた】


「それに一度な、お主たちのような身分の者とも話をしてみたいと思っておったのだ!」
「最近気づいたのだが、私はどうにも浮世離れしておるようでな」
「私の野望を成就させるためにも、様々なことを知る必要があるのだ」

「ちょうど良い機会なのだ、色々と聞いてもよいかの?」
「忙しいのならば無理に付き合えとは言わんが」


【自警団の男性の方へと視線を向けながら】
【男はそんな事をボードに表示させて、様子を伺った】

【初対面の怪しい賞金稼ぎ】
【先程から表示させている野望とやらといい、胡散臭い印象を与えるような風情であるが】
【特に攻撃をしたりと危害を加える様子もない】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 00:26:46.84 ID:vphLufNl0
>>545


【水の国 とあるプラットフォーム】


夜の旅はなーええよなーあー車内販売とか、あるしなー、せやせや、駅弁でも買おかなー………――――


【人気が無いプラットフォームなら、其の分静寂で満ちているのだろう。とある少年が放った腑抜けている独り言は、丸で宙に染み込む様に響き渡って。】
【真っ白で簡素なベンチに腰掛け、足を左右にブラブラと動かす此の少年。目線は列車よりもずっと上の方、どうやら空を写している様だった。】

【少し短めの艶やかな黒髪に、黒曜石の様に黒く、透き通った黒色の眼。】
【無地のグレー色のフードが付いたパーカー。襟元から流れる白い紐は、少年が足を動かす度にブラブラと揺れ動いて。】
【下に履いているのは、裾が少し広がった焦げ茶色のバギーパンツ。注視すれば、其れが迷彩柄である事に気づけるだろうか。】
【白を基調として、所々に青色と赤色のストライプが入ったスニーカー。シンプルながらも、中々お洒落な靴であって。】
【少しフレームの太い黒縁のメガネ耳にをかけ、背中には、黒色のショルダーバッグが斜めに背負われていた。】
【パーカーの袖から覗く腕に、目に見えて分かる程筋肉が付いている事を除外すれば、至って当り障りのない、普通の身形である筈だ。】

【……列車が来るまで、時間が有る。とりあえず自動販売機で飲み物を買おうと思ったのなら、動かしていた足を勢いに、飛び上がる様に立ち上がって。】
【少しの間、すたすたと歩くのだろう。―――プラットフォームの、1つの"異様"に気づいたのは、其の瞬間だった。】


………あー旅、中止、やろか………


【至極当然、靴底で形取られた真っ赤な鮮血を見ての反応だった。一つ一つ辿って行けば、其処には"犯人"が居て。】
【此の場所に戦闘服というのは矢張り、違和感を覚える。然し其れが"犯人"の服装ともなれば、ああ成る程、と合点が行く訳で―――。】


ちょっとちょっと、そこのねーちゃん、すとっぷやで、すとっぷー。


【すかさず少年は、呼び止めるのだろう。依然脱力した声は、此の緊迫した状況を中和するかの様働いただろうか。】
【少年の彼女の距離は、10m程。勿論少年が放った声は、彼女に聞こえる程度の、相応の大きさだった。】
【逃げるのも―――敢えて対応するのも、彼女の自由だろう。其の選択は、果たして―――?】


/よろしくお願いします!
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/10(日) 00:27:41.12 ID:KJmGrLew0
>>547

 そうですかでは秘密のままで

【男は少女の言う教育機関のことについてはあっさりと引いた】
【じっさいにはこの男はある程度GIFTのことに関しては知っているわけで】

 確かに優勝者は能力者でしたが
 ですが結局それは結果です、その過程を大会の過程を見れば少しは変わるかもしれませんね
 無能力者にも強い集団はいますよただ貴方たちの前に現れていないだけかもしれませんね
 もちろん能力者が努力をしていることは知っていますよ

【男はあくまでそのように言う、能力者でも負けるときは負ける】
【そのように語っている】

 別段GIFTだけではありませんから、私の商売はあなた方みたいな存在と商売していますから
 怖くなどはあまり、ですがまあ貴方のような構成員に接触できたのはよかったのでしょうね
 
【怖くはない、そのように言った】
【男は商売をしている、さまざまな組織と取引をしている】
【なら別段このGIFTも所詮その一つでしかない】

 クス……貴方の護衛の方もずいぶんと苦労かけているようで

【男は面白そうに言った】
【笑みを作り笑ったのかもしれない、その笑みは穏やかなものだ】

 ではそろそろ、ここらったへんで失礼しましょう
 ああそうそう、これを受け取るのも受け取らないのも自由ですよ

【男はそう言って少女に一つの紙を少女に渡すだろう】
【その紙には武器商人ネームレスと電話番号が書かれているだろう】
【もし、受け取った場合は】

 もし御用があればおよびください
 まあ、あなた方にも優秀な兵器がありますので呼ばれることはないと思いますが

【そう言って男は去るであろう】

/ここで〆ますね
/お疲れ様でした 
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 00:29:16.26 ID:gPxwbUc3o
>>549
はっ、はっ……

【その路地裏の中に入ってくる一人の男】
【軽く息を切らしており、入ってくると同時に身を低くしそっと表の様子を伺っている】

……まけたかな

【それにしてもなんで追われていたんだろう、そう小さく呟きつつ壁面を背もたれに座り込む】
【男は男にしては背が若干低かった、誤差ではなく、視認してはっきりわかるほどには】
【灰色の髪は砂埃のせいで軽く絡まっており、同じく灰色の目は呼吸を整えるためほっそりと細められている】
【何よりの特徴はその身にまとう薄暗い色の黄色のシャツ、その左肩部分にある深紅色と縦についた穴、刺されたのだと、もしかしたらわかるかもしれない】

それにしても一日中追いかけてくるなんて……

【おかげで食事をとる暇もなかった、そういいながら】

これでいいかな

【小さな石ころを拾い】

あむっ

【それを口の中に放り込んだ】
【それに幸福そうに眼を細める男は、少女には気付いていないようだ】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 00:29:55.89 ID:n4kXWM3Zo
>>532

同じ衝突するのなら遅いほうが良いかと思いましたので…できるだけ衝突は避けたいところですし
大体、本来ならば…お互いの理念が衝突することは殆ど無いわけですから…現状、共存は可能かと…すみません。
こちら側としては、一番の脅威は幾多の自警団。そして他のマフィアやギャング。…生存圏は限られていますから。
つまりは…決して、D.R.U.G.S.はファミリーではない。そういうわけです。…少なくとも、私たちは。

【数は多い団体であるため一度の動員は可能だろう。しかし、全員が出し抜こうと模索している組織だ】
【共通の理念を持つ正規の団体や、団結することで全員に利益があるカノッサなどとは違い、あまりにも脆い】
【そしてファミリーという内輪の団結の強さこそ逆にその他に対する懐疑心を生む原因にもなっていた】

そうですね…過激な方がわかりやすいですから。それに派手な方が目立ちますし。
…若い方々が多いですからね、ウチは一番お年寄りですから。重い腰を上げるのが億劫なんですよ。
それに、人を堕落させるように指示するほうが悲しいことです。だったら、仁義を尽くして死ぬほうがよほど。

【話し合いで物事を解決できれば良い。麻薬を売り歩くのは良く無い。それは正義の組織よりももっと】
【穏健な真っ当な考えだ。ただ、仁義のために死ねとこれが彼らには刻まれている。戦って死ぬことは当たり前なのだ】
【死ぬことを前提に生きている彼らはやはり自警団とは一線を画する存在なんだろうか】

いえ…でも、馬に乗って爆破するのは今まで見たことがなかったもので…。
大概、他のマフィアの突入なんてものは遠くで撃ちあいか、大人数で乱戦かだったもので…
専門が違うとやり方も変わるということなんでしょうね。勉強になります。

【偶に彼女もいわゆるカチコミなんてものに参加するがそういった場合は派手なんて無く】
【軽く撃ちあって、後はトップ同士が話し合い話し合い。ちょいどいいところで手打ち。そういうもので】
【派手な戦闘で全てのケリがつく。そういう方がわかりやすくて良いのかもしれないと彼女は思った】

それはそれは…ではこれからはこういうことは他の方にお任せなさっては?…経験を積ませるという形でも。
こう言っては不謹慎ですが、セリーナさんに何かあっては組織の存在に関わる自体になるわけですから。
……その素敵な紳士さんとデートでもなさってればいいんじゃないですか?ウチにも2人ほど頂きたいですね。
私たちは殆ど会長のワンマン経営ですからね…と言っても大体の指標ですけど。今はサイドビジネスは委託してますから。
あっそうだ、セリーナさんも何か投機でもなさって資金を……やめておきましょう。何かあっても私は責任を負いかねますので…。

【流石にマフィアということも有り、何かしらの資金繰りはやっているようでお金稼ぎは銀行の次に得意なんだろう】
【しかし、そのサイドビジネスとやらが合法なことなのかは…一切、触れることはない】

【クルマを降りて、腰に刀を差した霧崎はセリーナの後をついていく。ハシゴを1段登る度に刀が船体にぶつかって邪魔そうだ】
【しかし、両者ともそこらの女性とは鍛え方が違う。秘書とカウガールがスイスイはしごを登る姿は遠くから見るとどんなものだろう】
【そのまま、席に案内されるがまま移動して、テーブルにつくと】

海賊ごっこで強盗まで再現するほうが不思議じゃありません?
…すみません、お気遣いありがとうございます。私もあまりこういうお店は来ないので。…意外ですか?
ええ、そうですね。私もセリーナさんのような方を独り占めできるなんて、嬉しく思います。
………えーと、あら?ポトフってこの国の料理なんですね…。えと、じゃあこちらとこちらを…

【そういって店員に適当に注文していき。暫くすればセリーナの分とともにやって来るだろう】
【気になることといえば、赤ワインがボトルごと注文していることで。…詳しいなら、それはいわゆるハイクラスのものだということ】

美味しいものは美味しいワインがあると最高ですね。ほら、私コレが好きなんですよ。…ご馳走様です。セリーナさん。

【そう言って笑う姿は…また切れ長の目がキラリと光ったことだろう。…前とは違う理由で】

556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/10(日) 00:33:37.66 ID:gB78yLzk0
>>550

……そうですか。その子が無事にたどり着いたのなら、良かったですわ……

【言葉足らずな少女の説明に、ローディアは何ともリアクションに困った様子で、その言葉だけを捻りだした】
【根本的に、人と言葉を交わすのが苦手なタイプなのかもしれないと、この時点でおぼろげに気が付いてきたのだろう】

えぇ……自然の中を歩くのが好きなので……今日は少し、足を延ばしてみる事にしました
それで、ちょっと道に迷ってしまったと言う所ですわね

【少女が言葉少なな分、自分の方が――――と思ったのか、好きで歩いているのだと説明するローディア】
【人気を避けて歩き続けるうちにここまでたどり着いたのも、そうした理由があったのだろう】
【もっとも、ローディアの考えごとの事があってか、先ほどまでの表情はあまり晴れてはいなかったのだが】

……!?
(……使い魔?)

【そこに飛来する式神。ローディアにはあまり縁の無い存在である故に、その正確な姿を捉える事は出来なかったが】
【それほど誤差もなく、それが霊的な存在であると言う事はなんとなく察したようで】

そうですか……それでは、そちらも道中気をつけてくださいね?

【鹿の式神が更に姿を表しても、それが二度目ならそれほどのリアクションは見せず】
【ローディアはただ、少女との別れの挨拶を済ませて、その背を見送る】
【ふと迷い込んだ場所での、不思議な邂逅になったと、微かに安らいだ表情を浮かべながら、その背が見えなくなるまで見送って】

――――ハッ!

【――――右手に持っていた杖を振るい、シャンと音を響かせる。その瞬間、ローディアの足元から唐突に炎の帯が立ち上り、その場で翻る】
【何かが燃焼した訳でもなく、それ以上何かが起きる訳でもなく。一瞬の光と熱とを放って、その炎はかき消える】

……死んだ者、滅び去った者に、差異などありませんわ……ただ、弔うだけです……
さて……そろそろ行きましょう。南はあちらですわね……おそらく道路に出れば……――――

【――――見ていた訳ではない。感じた訳ではない。ただなんとなく、察したのだろう】
【その場で消えていった霊の存在を、確信が持てないままにローディアはその炎を手向けとして放った】
【そうして、彼女もその場を後にする。星の明かりだけが、そのいきさつを見下ろしていた】

/了解です。乙でしたー!
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/10(日) 00:38:14.66 ID:ORuaDBBvo
>>552

【掛けられた声に足が止まる。そして振り向きざま、靴裏の血がキュッ≠ニ音を立て】

……私に何か御用でしょうか。失礼ですが、あまり時間がありません
人を探しておりまして、UTか自警団、あるいは機関に接触せねばならないので。

【中性的。振り向いて正面から向き合うと、遠いながらもそう見えるだろう】
【声で判断は難しい。格好柄、身体の線はあまりくっきりとは出ておらず】
【口調での判断は尚更だ。ロボットか軍人のような無機質さが漂っている】

【――終点故か、列車はレールからは動かない。開け放たれた扉もそのままで】
【暗がりから、助けを求めるように手が伸びて落ちる――指はあらぬ方向を向いていた】
【一部は爪まで剥がれた酷い姿。下手人は無論、白衣の裾を赤に染めた彼もしくは彼女に違いなく】

貴方は……そういった集団のメンバーの方でしょうか?
でしたら、人探しを手伝っていただきたいのです。三名ばかり……姉妹を探しています
もし組織に関わりがないのであれば、いずれかの拠点を――――

【まるでそんなものはどうでもいいとばかりに、白衣の人物は話しを続ける】
【壊れている≠ニいうのか――藤色の瞳はぼんやりと少年を捉え、両手は白衣のポケットに突きこまれていた】

/よろしくなのですよー!
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 00:46:25.46 ID:Mvc5GlYoo
>>551

へいへい、お褒めいただきありがとーございまーす、と

へえ……都合がいい、ねえ…………って何だ、あんたも能力者か
体格もいいしてっきり力尽くで捕まえてきたのかと思ったぜ……

【上からの褒め言葉に返すのは棒読みの返事】
【―――初対面の相手にこれだけ馴れ馴れしく話し掛けている辺り、男も彼の態度は気にしてはいないだろう】
【というか、気にする資格もないというべきか】

俺達みたいなって……自警団員と?そりゃまた物好きだねえ……
ああ……確かに浮世離れしてるってのはわかるわ、うん。野望とか言ってる辺り特に

―――いいぜ、どっちみち俺はここで待ってなきゃいけないからな
問題あるような事じゃなけりゃ答えるぜ、って言っても俺みたいなヒラじゃ大した事知らねーけど、な

【指名手配の男が逃げ出せなさそうだと判断すれば、近くにあった植え込みの縁に腰掛けて】
【ペンライトもまたポケットに。それから、促すように彼に視線を向けて言葉を待った】

【どうやらあまり警戒はしていない様子。やはり指名手配犯を捕まえて来たというのが大きいのだろう】
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/10(日) 00:50:10.67 ID:JfKKhFAAo
>>553

【反射的に出されたものを受け取った彼女は、貰った名刺に書いてある言葉を辿るようにして呟いた】

ねー、むれ、す……名前がないのが名前って変なのー。……でも武器商人さんなら、もしかしたらウチと関わるかもしれないね!
GIFTだって収入は武器作ったり売ったりだからさ! 一応上の人に渡しておくから、もし取引とかするんだったらアイリーンちゃんの名前を出してみてよね?

【スタスタと去りゆく真っ黒な背中に感じるは、冷たい印象。どこか浮かべた笑みも、何となくだが作られたモノのような気がして】
【自分との会話も、思い返せばドライな―――というか、機械のような感覚があった。ほんの僅かの交流だったが、何処までもビジネスライクな人だと思う】
【黙って小さくなっていく背中を見ていると、今度は自分の背中側から声が響いてきた。よく聞いたことのある声で、その正体も直ぐに解った】

「優花サマ……!! 優花サマいたんですネ、よかっタ……!! 本当に終わっタかと思いましタ……アア……よかっタ……!!」

……あの、よかったならなんでユーリはチョークスリーパーをかけて……ゲホッ……ちょ……!!

【どうやら護衛が彼女に追いついたようで。直ぐに逃げようとしたが簡単に捕えられてしまう。……苦しそうに藻掻きながら彼女は後悔していた】
【ああ、あの黒尽くめの男と話していなければもっと自由を楽しめたのに―――と】

/お疲れ様でしたー!
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 00:52:59.67 ID:XcwJybEFo
>>554

うわきもっ、なんだあいつ石食ったぞ石

【男が石を口に入れたのを眺めながら、率直に一般的過ぎる感想を独りごちた】
【それまで何も反応しなかったのは、別に罠とかそんなんじゃなく、ただ単に気になったからである】
【慌てた様子の男がいきなり走って来たとあれば、何か面白い事でもあるかと思っていたが、別に追っ手がくる訳でもないと分かると、つまらなかったが】
【何やら石を食い出したとみればにわかに興味が湧いてきた、鎖が擦れ合う音を立てると少女は前のめりになり、そのまま真っ直ぐ頭から落下する】

【冷たい空気を風として感じながら落下して、落ちてくる少女の姿に男は気付くだろうか】
【普通ならそのままアタマから地面に落下する筈が、ビタリと逆さまのまま落下はとまる。宙ぶらりんになった少女は、いつの間にか足にチェーンを巻いていて、上のチェーンにその一端を引っ掛けていた】

おいすー

【驚きの登場をかました少女は、しかし挨拶は軽々しく響かせる】

働かずに食う石は美味いか?

【第二声は、なんのこっちゃと言うような台詞】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/10(日) 01:08:37.04 ID:8A0t+C05o
>>558

「その通り、御主達のような"正義の徒"の意見を聞いてみたかったのだ!」
「心配せずとも、御主が危惧するような機密だのなんだのには元より興味はないのでな」

「なに、迎えが来るまでの時間潰しとでも思ってくれればいいのだ」

【胸の前で太い腕を組み、首を数度縦に振るような動作をしながら】
【男からの返事に対してそう応えた】


「私が聞きたいのはそうだの……私の今後に関わる事なのだ」
「一人ではどうも行き詰まっておってな」


【数拍置いて飛び出した言葉はそんな文字】
【初対面の相手に対しては聞くには重いと思えるようなものであるが】
【男自身は特に気にした様子もなく文字を変化させた】


「私には"富と名声"が必要となのだ」
「端的に判りやすく言えばそうだの――"英雄"になりたいといえば近いかの?」
「その為にこうして犯罪者を捕える活動をしてみたが」
「どうにも遠回りが過ぎる気がしてならん」


【ストレートで、尚且つ恐ろしく俗物的な願望である】
【賞金稼ぎの願いとしては一般的とも言えるものではあろうが】


「御主達のように民衆から慕われる存在になるにはどうすればよいのだ?」
「一朝一夕でどうにかなることだとは思っておらんが」
「方針が定まらんことにはどうにも進み難いものなのでな」

「日夜民衆のために、身を粉にして働いておる御主のような身分からの意見が欲しいのだ」


【常人からしたならば馬鹿げていると一蹴されかねない質問である】
【しかしながら、率直に願望を表しているがゆえに虚偽の気配は感じづらい】
【男なりに真剣に悩んでいる事柄であるようだった】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 01:11:08.57 ID:gPxwbUc3o
>>560
……
【男は口に石を含んだはずだ、なのに一切頬が膨らんでいなかったことに、少女は気付くだろうか】

って、うわぁああああ!?

【突如上から落ちてきた逆さまの少女に男はある種情けない悲鳴を上げる】
【男はこれまでこういうものとあったことは無かった――少なくとも男の記憶の中では】

は、働かずに食う石は、そもそも味がありません!
あれ!?なんで逆さま?どういうこと!?

【驚いているのか若干大きめの声で返事をする、眼は軽く見開かれている】
【若干動揺してあちこちを見渡すその首にはネックレスがかかっており、どうやら白色のUSBメモリーのようだ】

……というより、あの、あなたは誰ですか?

【ようやく平静さを取り戻してきたのか穏やかな声でそう質問を投げかける】
【また無意識なのか軽く首が傾いている】

【顔は中の上辺りといったところだ、童顔でもあり、どこか幼さが残る】
【その右手では地面の砂をすこしいじっている】

そしてなにより、あの、逆さまだと話しにくくありませんか?

【頭に血が昇るだとかそういったことは考えず、ただ会話しにくいからといった発言】
【どうやらなぜ浮いているのかは考えないようにしたようだ】
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 01:20:27.02 ID:vphLufNl0
>>557


【彼女が振り向いたのなら、血痕を踏まない様細心の注意を払いつつ、走り寄った。】
【中性的な声、藤色の瞳、―――少年は目の前の人物に関して、今得られる情報を、確実に、全て暗記して行き―――。】


えっと……色々、突っ込みどころ、あるんやけど……

まあ、まずは、その血……足元、ベッタリ着いとるけど、だれの奴なん、っちゅう……ことかな。

……ああ、せや、その事情によっては、俺。何か出来る事、あるやろうし……うん、せやから、ちょっとだけ、付き合ってな。


【少年は話しながらバッグからW-Phoneを取り出す。丸で警察手帳の様に其れを見せ付けたなら、再びしまう事だろう。】
【先ずは自分の身分、つまり"UNITED TRIGGER"の一員である事、或いは、自分は人探しのキーに成り得る人間である事を証明する。】
【そして此の流血騒ぎでは無く、人探しをするに当たっての経緯。其の内容によっては、協力出来ると少年は申し出るのだった。】
【然し其れより先に、此の場を落ち着かせる事を優先するとも述べた。―――治安を守る人間である、当然の判断だろう。】

【―――此処は駅の構内。当然、車掌を始めとする駅員があちらこちらに居るのだろう。】
【人手不足を感じたのか、少年は近くに居た一人に、手を上げて"こっちに来い"の意味を成すジェスチャーを取る。】
【何事かと思い、彼も此方へ来るのだろう。彼も矢張り、走ってくる其の間に、彼女の"異様"を察して。】

【―――2対1になった。少年にとって比較的有利な状況になったのは、作為的か、否か。】


/PCが突然シャットダウンしてしまいまして……遅れました、大変申し訳無いです……。
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 01:30:18.26 ID:VQMC1tpuo
>>561

【話を始めた彼に対し、男はふんふんと相槌を打ちながら言葉を追っていく】
【―――が、それも途中まで。あるタイミングから、口をポカンと開けて彼を見つめていた】

あ、いや―――うん、“富と名声”、それはストレートでいいと思う、うん。
しかし英雄ってまたあんた、大きく出たな…………

いやまあな、目的が何であれそうやって力を貸してくれるのは有難いんだけどな?
何て言うか――――そんな風に『英雄になりたい!』って気持ちがあって動いてるようじゃ、ダメなんじゃないかな…………?

【『英雄になりたい』とはまた、想像の遥か斜め上を行くド直球もあったものだ】
【―――と、男の視線はいつの間にか、呆れたような半目になっていた】

俺達がそんなに慕われてるのかは知らねーし、英雄がどんなもんかわかんねーけどさ―――――
たぶん、英雄ってのは金とか名誉の為に動くようなやつじゃあ、ないと思うんだ、うん。

あくまで俺のイメージだけどな?もっとこう……人々の為に、って感じじゃ……ないのかねえ?

【そんな呆れた目をしながらも、真面目に考えて答えてはいるようで】
【言葉と言葉の間、思案する隙間がところどころで見受けられるだろう】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/10(日) 01:33:25.17 ID:ORuaDBBvo
>>563

足元……あぁ、失礼しました。構内を汚してしまいましたね
この血液は先ほどこちらに終着した列車の内部に居る男性のものであります。
執拗に声をかけ、私としても暇ではありませんでしたので引き剥がした≠フです、が……?

【なにかおかしな事をしたかな――と、でも言うように、白衣の人物は言葉を続けた】
【首はわずかに傾げ、表情は乏しい。いっそロボットであれば嬉しくもあったが】

……おぉ!貴方がまさにUTのメンバーその人でありましたか!
これは助かりました、大いに真相に近付いている気がします!
お姉さま方を探す為とあらば、如何に時間を裂いて頂いても構いません!

……加えて失礼いたしました、私の名前はブランデン・ケミッシュ。
探しているのは三名……申しました通り、私の姉であります、UTのメンバー殿。

【UTの身分証明を目にすれば、遠くからでもそれを完全に視認したのだろう】
【すぐさま敬礼の姿勢を取り、藤色の瞳は接近する駅員に向けられたが】
【まるで疑う、警戒するという様子は無く、少年の指示に従う態度が異様なほどに見て取れた】

/そういう事情でしたら仕方ないですよ、どうぞお気になさらず!
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 01:42:36.16 ID:XcwJybEFo
>>562

おーいい反応、やっぱこうでなくちゃ
最近はクール気取った無反応ばっかりで困ってたわー

【逆さまになったまま、勢いを付けて左右にブラブラ、振り子のように揺れながらニヤニヤ笑う】

どう言う事も何もねーよ、上が見えねーのかオマイは?馬鹿なの?てゆーか馬鹿なの?

【ニヤニヤと笑いながら上(男から見て)を指差して、子供みたいな馬鹿にする言葉を吐く】
【上方には、壁の間に蜘蛛の巣のように張り巡らされたチェーンと、そこから一本垂れ下がるチェーン、それが少女の足に繋がっているのが見え───】

【いきなりだが、少女はスカートを履いている、逆さまにぶら下がっていれば当然捲れるし、上から垂れ下がるチェーンを少女へと追えば必然的に目にはいるだろう】
【まあ、スパッツを履いてはいるが、それはそれでハレンチな物だ】

いやーん

【なんて、恥ずかしげもなく棒読みで言うと、足首に近い所でチェーンがぷつりと切れる】
【勿論少女は支えがなくなり落下するが、するりと宙返りして難なく着地した】

あ、わっちが誰かって?んー…言うなれば神、かな
なんとわっちはこの世界を支配する神なのだー

【戯けたように、馬鹿にした様に、冗談を言う様に、適当に】
【まるで答えにならない分かりやすい嘘を返して、両手を広げたポーズ。自分でも馬鹿らしいと思ったのかすぐに両手を下ろして「ふぅ」と息を吐いた】

妖怪石食べよ、お主は何に追われておったのじゃ?
怖い人の家の縁石でも食べちゃった?

【そして、脈絡なくいきなりキャラを変えて聞き返す、変なアダ名なんかも付けちゃったりして】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/10(日) 01:46:38.38 ID:8A0t+C05o
>>564

「――そう、それだ!今御主の言ったそれがどうにも理解出来ぬのだ」
「金銭や名誉のためではなく"人々のために"という気持ちがの」

【男は、自警団の男性の言葉を全て耳に入れた後】
【そんな言葉をボードに映し出した】


「私の目的のためには、それを理解する必要があるのだが」
「親兄弟でも愛する伴侶でもない、顔も知らぬ大勢の民衆の為に戦う」
「世で言う"正義"の者たちの気持ちが私には判らぬのだ」

「少なくとも今の私は"他人"の為に命を賭してゆくことは出来ん」
「縁者のためならば無論、力は惜しまんがのう……」


【腕を組んだまま、「むー……」とボードに文字を写し】
【首を傾げて唸りでもあげそうな仕草を見せる】
【"正義の陣営"の者に本当に訪ねたかったのはコレなのだろう】
【否定するわけでもなくただ、理解が出来ない】


「こればかりは一人でいくら悩もうともわからなかった」

「――御主は、何のために戦っておるのだ?」
「無理強いはせんが、支障がないならば御主の"正義"を聞かせて欲しい」
「私は、それが知りたいのだ」

【男は首の位置を正すと視線をまっすぐに男性へと向けた】
【今後進むべき道のため、一字一句と聞き逃さぬようにと】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 01:51:59.88 ID:gPxwbUc3o

>>566
無反応……え、なんで?

【むしろ無反応であることが異常なのだろう、彼にとっては、だが】

上?

【そういって目を上に上げる一瞬めくれたスカートも見えたがいったいそれがなんなのか"分からなかった"ため一切の無反応である、ただの衣服としか把握していない】
【また、上に張り巡らさせた妙にきらきら輝く線、それがなんなのか、彼の"記憶"にはなかった】

って、頭から落ちっ!……ない?

【一瞬鬼気迫った表情をしたが、次の瞬間には若干あっけに撮られたような、ぽかーんとした表情を浮かべる】
【そしてそれのどこかが琴線に触れたのか軽く笑いをこぼす】
カミ?カミ……セカイ、世界、えっと、支配、カミ?
カミ……支配者?
(えっと、様をつけたほうがいいのかな、このカミって言う人には)

【疑問符を浮かべているが、最終的に"カミ"という名前の世界の支配者だという結論に至ったようだ】
【なんだか大仰なポーズといえ、イカニモである】

え、ヨウカイ?あ、ああ、えっと……なんだかよく分かりません、はい
石だって、好き好んで食べているわけじゃないですし

【突如変わった口調に若干動揺しつつも返す、その声は本当にわからないといった様子で裏が一切無い】
【薄暗い黄色の服の左肩の深紅色を見れば危害を加えられたというのはわかるだろう、だが男は一切それに頓着している様子は無い】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 02:00:25.55 ID:vphLufNl0
>>565


【駅員も覗き込む様に、少年のW-Phoneを見た。『こんな子が、なー……』と言いたげに感心した表情を作る。】
【然し彼女の靴底に血痕がこびり付いている其の理由を、少年の同じく聞いていた。彼は透かさず無線で本部に連絡して。】
【構内全体に、機能を一時的に停止させる旨の放送が流れたのなら、事態は随分と大きくなって行く事だろう。】


ああ、めんどいおっさんがおって、黙らへんかったからシメてやった言う事やな、大体わかったわ。
ちょっとやり過ぎやけど……まあ、仕方ないわな。……うん。

あーあのな、シメるのはええんやけどな、次は、もうちょっと、緩めにやった方がええで、
見ての通り、結構、デカい事になっとるしな、黙らせるだけやったら、……うん。ちょっと、捻ったるだけで、大人しゅうなるから。


【表向きでは、彼女に同調する話し方だった。取り敢えず先ずは、上辺だけでも友好的な関係を、という事なのだろう。】
【然し執拗なナンパを受けて"引き剥がす"行為は、当然つり合わない話であるとも思っている。……さて、どうしたものか、と少年。】

【基本的な倫理観が無いのなら、其れをどう説いた所で仕方がない。何を言われようと、同じ事をされたら、同じ事をするのだろう。】
【説教とも言えないゆるい説教を、彼女に説いたのはそういう事。どちらかと言えば、合理的な観点から解決法を彼女に提示するのだった。】

【然し彼女の話し方や仕草は全て、"悪気が無い"様に見える―――少し悩みはしたが、少年の心は彼女の協力へと、徐々に傾き始めて。】


そ、そんな、改まらんでもええで。俺、ずっと、こんな感じやから。

ケミッシュさんやな、えっと、俺は、ねこやま言うねん。まあ、よろしゅう。

多分、警察来るまで、ちょっと、時間有るやろうし、なんか聞きたいことあったら、ええで。
答えられるかどうかは、保証せえへんけど、な。
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 02:12:19.43 ID:2mzsMTk0o
>>567

“俺の正義”、か―――――――

【己の正義を問われ、男はしばらくの間俯き、黙考する事となる】
【『自分は何の為に戦っているのか』という、己の根幹に関わるような事】
【それは一体何なのか、そしてどのように言葉にすれば良いのか。それを考えていた】
【―――不意に、男が顔を上げる。それは言葉を紡ぐ合図となって】

―――俺はな、弱いやつが誰かの犠牲になる、ってのが納得できねえんだ。
力の強いやつらがそれを振りかざして他人を抑圧して。そんなのが気に食わねえ。

どうしてそういう考えを持つようになったんだ、って訊かれると困るんだけどな。
何せ、自警団に入るまでの記憶が無いもんだから、さ……

【そこまで言って、男は自嘲気味に笑う】
【『可笑しいだろ?』なんて、そう付け足して】

――――でも、きっとさ、本当に“正義”から動いてるようなやつの中には同じ様なやつもけっこういるんじゃねーか?
機関やGIFTみたいな連中が、力で人々を虐げる。そういうのが許せないってやつがさ。

【それが、彼の役に立つかどうかはわからない】
【けれど、それが男の“正義”であり、己を己たらしめる、唯一つ確かなものであって】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/10(日) 02:19:15.84 ID:ORuaDBBvo
>>569

ご理解いただけたようで幸いであります。また、私はやり過ぎとは思いません
人は尽く自らをその手によって守るべきである、と教わっておりますから。
加えて言えば、かの殿方はご自分で私に近寄ったものであり――…………?

……そういえば、何やら騒がしいですね。何かあったのでしょうか
UTのメンバー殿、この界隈は何らかの戦線の一端なのですか?

【何かあったのでしょうか、と大真面目に言ってしまう辺り、少年の推測と行動は的確だ】
【言ってしまえば異常者、あるいは常識知らず。どちらかと言えば後者だろうか】
【それにしても度が過ぎていたが――少年が名乗り、言葉をかけると敬礼を解き】

警察……治安維持部隊ですか。流石に都市部は対応が疾いのですね
よろしくお願い申し上げます、ねこやま殿。……では、質問を。

……UNITED TRIGGERは、機関とも並び称される組織と聞き及んでおります。
性情は善。恐らくは能力者についての情報収集もしていると推察致します
貴方様はUNITED TRIGGERのメンバー……以下の三名は、UTの情報網に居りますでしょうか

―――ひとり、アーライン・アオスガング

―――ひとり、アンジェル・ベルジュロン

―――ひとり、ベイゼ・べケンプフェン
                           ―――――。

【『如何でしょうか』――軍隊でいう休憩の姿勢のまま、白衣の人物は問いかけた】
【一人目は何処にも情報はないだろう。だが、二人目――そして三人目は、答えが在るはずだ】
【不穏過ぎる。けれども、教えるかどうかの権利はねこやまにある。それこそ、嘘を吐くのもまた一手だ、が――?】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 02:29:12.72 ID:XcwJybEFo
>>568

…………

【少女は、常に(≡ω≡)←こんな顔だが、今ばかりは少しだけ眉を顰めていた】
【不可解なのは男の反応だ、なんと言うか歯車がかみ合っていないというか、『何も理解を得られていない』というか】

じゃーなんで石食ってんだよ妖怪石食べ、つーかお前さあ

【雰囲気が、また変わった───今までみたいに巫山戯たシフトチェンジではなく、多少は真面目そうな物に】
【細く開いた眼から輝く眼光が、初めてしっかりと男を眺める、今ようやく】

自分の名前は?まさか覚えてないとか?
あと、これ≠フ名称はなーんだ?商品名じゃなくてな?

【す、とポケットから取り出して指差したこれ=A小さな小さなそれは所謂キャラメルの小箱である】
【…ジンギスカン味なのは、どうでもいい情報だが】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/10(日) 02:35:51.84 ID:8A0t+C05o
>>570

「ふぅむ……なるほど。民衆個々への親愛ではなく」
「強者の横暴に対する対抗か……それならば理解出来る気がするのだ」
「悪政暴君を打ち破り、国を平定する事も英雄譚ではありふれているしの」
「納得できる動機なのだ。実に"人間らしい"」


【男の"正義"を耳に入れると、男はそんなことをボードに表示する】
【恐らく文字からして全てを理解出来たわけではないだろう】
【しかし何かしかの参考になったのか、うむうむと首を小さく何度か縦に振る】


「私とて、今の話を笑い飛ばすのが空気を読めてないことくらい分かるぞ?」
「今後の参考になったのだ、感謝するぞ!」

「……っと、少し待つがよいのだ!」


【ボードに感謝の念を表示させると】
【男は組んでいた腕を崩し、己の外套の前をおもむろに開き始める】
【そのシーンだけを切り取れば、露出狂の変態にでも見えそうな絵面であるが】
【そういった意図ではないことはすぐに判明することになる】

【外套の下から覗くは、鍛え上げられた筋肉の鎧】
【その表面がポコリ、ポコリと動いたかと思うと】
【大量の粒子――砂であろうか――と共に肉が破れ、中から何かが飛び出した】

【それは、先ほどの大男と違い華奢で小さな人物であった】
【身長の頃140に届くかといった程度であろうか】
【純白のローブに身を包み、鼻先までを隠すようにすっぽりとフードを被っている】
【肩からは漫画のフキダシのようなボードが生えており、腰には大きな袋のようなものを下げている】

【人形めいた大男と、外見に似合わぬ口調】
【その理由をこれで察することは難しくなないだろう】


「流石に"剛力17号"に乗ったまま名乗るのでは無礼だろうからな」
「私の名はシーナ、天才魔術師シーナ・ゲルギルなのだ!」

「今夜は世話になった、友好の証として御主の名も聞かせるがよい!」


【男――であったもの、シーナは男性に名を尋ねた】
【尋ねる……と表記するには、少々上から目線が過ぎる言い回しではあるが】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 02:38:53.58 ID:gPxwbUc3o
>>572
……?

【その眉をしかめた様子に軽く首をかしげる】
【理解ができないのだ、なぜ眉をしかめているのかが】

えっと、近くにあったから?

【変わった雰囲気に疑問を抱きつつも何故、という疑問には答える】
【別に何でもいいといわんばかりの返答】

名前……僕の名前は、ウク、うん、あってる、ウク、です

【そう名前を告げる、ただ歯切れが悪く、何かを自分の中に確認している様子が感じられる】
【そして取り出された箱にスッと眼を細める】

えっと、きゃ、キャラ…

【眼を細めてその小さな箱に書いてある文字を読もうとするが夜の暗さと箱の小ささのせいでまともに読みとる事が出来ない】
【ジンギスカン味であることも、彼にはわからない】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 02:42:37.51 ID:Oc5JNThLo
>>555

―――……そもそも、懐疑心とおっきな図体で、自然と内部から崩壊する可能性すらあった、と。
確かに、そういう意味じゃD.R.U.G.Sっていう組織の寿命を少しだけ早めてしまったのかもしれないね。
けれど、共存が可能かどうかは……D.R.U.G.Sの理念云々より、向こうさんの理念が捻じ曲がってるせいで、難しいと思うなあ。
だって、"世界に混沌を"―――だなんて、火のないトコロに火を放って何もかも焼き尽くそうとするのと同じだもん。

誰も彼もが、奴らにとっては"ターゲット"たり得る。今、こうして貴方達が立ち向かっている事は、恥ずべき事ではないと思うよ。

【家族でありながら、ファミリーではない、と諭されれば、セリーナにはそれ以上の反論は出来まい。結局、彼女は部外者だ。】
【しかしそれでも尚、D.R.U.G.Sが現状カノッサに対し宣戦を布告した事について、否定する事はしないだろう。むしろ彼女には】
【衝突するのを避けられるようには思えなかった分、こうなるなら今のほうが良かった、とすら思えた。もっとも、それも部外者の意見だ。】

まあ、悪目立ちしてしまう現状はあまり良いとは言えないよね。そういう人間に影響されて、悪に走る人だって多い。
―――……けど、その"仁義"っていう部分に関しては……ごめんね、アタシはやっぱり納得がいかないや。
多分、これはそれこそ貴女達みたいに"武侠"に生きる人間にしか、わからないのかもしれないね。生きてこそ、ってのがアタシの意見だ。

【そう、死ぬ事を前提にして戦う運命。それは大きく、既存の正義と存在を違えている一つの部分であった。】
【セリーナのような人間は、死なない為にも銃を撃たねばならない。死んだら、救えるものも救えないという考えだ。】
【対して、彼等は命を懸けねば救えるものも救えないという意思の元戦う。これは大きな差であり、そして埋まらない溝でもあるのだろう。】
【セリーナは少しだけ、悲しそうな表情をしていて。甲板の上では、バイオリン奏者による少し切ないメロディが、静かに奏でられていた。】

うーん……そうだなあ、アタシも賞金稼ぎの時代は距離を取って撃ち合いっていうのが多かったように思うけれど
ソレってやっぱり戦力が互いに拮抗してる時こそ持久戦に持ち込んで勝率をあげられる分、泥沼になる場合も多いじゃない。
アタシ達は戦力で劣る分、勢いで攻めないと襲撃に成功できない可能性もあったし、かといって負けが許される勝負でもなかった。
―――と、なると派手に攻めざるを得ないってワケ! まあ、アレに関しては色んな人に派手だ派手だって怒られたけどね……えへへ。

さて、ね?確かに素敵な紳士さんだけど、デートは―――……今度誘ってみようかな、御礼の気持ちも込めて。
けど結構女好きの人みたいでさあ、扱いに慣れてるって言うかなんていうか……アタシみたいのには、興味がないかもね。
でもま、忠告は痛み入るよ。これからはちょっと、自分の動きにも注意しないといけないよね。確かに、アタシが倒れたら大変だ。
副リーダー、やっぱり用意するべきかなあ。今だったら誰がいいか、考えておかないと。それはさておき、サブビジネス、ね。
―――……合法かどうかはあえて聞かないでおくけれど、あんまり"火遊び"しちゃ、ダメだよ?舞衣ちゃん。ふふふっ。

【マフィアにマフィアの、資金繰りの方法があるという事か。深くは追求しないセリーナもまた、ある意味で"ずるい"のやもしれない。】
【そういうところ、互いに互いの組織の本質を理解できているのだろう、この二人は滅多な事では衝突する様にも思えなかった。】

―――意外だねえ、結構お洒落なお店にはよく来るものだとばっかり。ほら、舞衣ちゃんってすっごく、大人っぽいじゃない?
それになんたってマフィアさんでしょう! 会議とは言わなくても、皆でこういうところに来てお喋りしてそうな印象もあるし、ね。
けど、独り占め、ね。ふふっ、アタシは結構高くつくんだよ? 今夜はホントにサービス、なんだからね〜。
さて、それじゃあアタシはこのステーキと、それからこっちの―――

【一通り、注文を終えれば、店員が20〜30分後には、食事を運んでくるだろう。目の前に並んだそれらは非常に豪華で】
【一時ではあるが何時もの嫌なことを忘れられそうな、そんな雰囲気すらあった。】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 02:59:07.29 ID:XcwJybEFo
>>574

あ、そーいうアレなん?近くにあれば食うとか赤子かよ
食うならこっちにしなさいこっちに

【やはり、何かおかしいのを少女は確信する。具体的に『どうおかしい』のはまだ言葉に表せないが】
【キャラメルを一つ手に取り出すと、男に向けて放り投げる、箱をポケットにしまうともう文字は読めなくなった】
【手にとって近くで見ればいくら暗くてもそれがキャラメルだとわかるだろう、『分かるなら』の話だが】

お前さあ、もしかして記憶喪失とか、そんなん?
なんつーか話が噛み合わないっつーかさ、なんつーの?

───何かヘン

【一々疑問を確かめる為に、キャラメルを出してみたりしたが、ああやっぱり面倒だった、変に頭のいいふりはやめよう】
【はっきりと聞いた、実際目の前のこいつが記憶喪失だろうとマジキチだろうと至極どうでもいいが、とりあえず聞いてみた】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 02:59:17.55 ID:vphLufNl0
>>571


【一貫した彼女の言葉を聞いたのなら、『ま、せやろな、』と、心の中で反芻させる。"矢張り"だった。】


……確かに、強い女性や言うのを、見抜けへんかったおっさんも、悪いっちゃ悪いわな。
まあでも、そ、男言う生き物は、かるーい気持ちでな、こう……やってまうねん。
そこらへんはな、その……分からんやろーけど、……うん、大目に、見てやってほしいんや。

え……ああ、俺も、よう分からんけど……別に抗争あっとる訳、ちゃうと思うで、ここ、人は、少ないけど、な。


【最早、シラを切るのだった。戦闘服を着て、ある程度常識の有りそうな話し方の彼女が、まさか此処までとは思わなかったのだろう。】
【この時、少年は少々呆れた表情をして見せたが―――其れも、彼女ならと、ある意味で絶大な信頼を寄せていたからこそ取れる行動だった。】

【対応の早い其の警察に、自身が過剰防衛の疑いにより逮捕される事になるのは……どうやら、分かって居ないらしい。】
【少年の口からは何も発せられない。今の状況を事細かに説明した所で、其れは意味を成さないと察してしまったのだろう。】

【質問に関しては其の藤色の眼を見て、シッカリと聞いていた。】
【―――然し、一つの違和感が、少年の頭の中にポン、と浮かび上がる。―――彼女は確かに、"姉"を探していると言った。】
【それにしては、当然有るべき苗字の繋がりが、一切無い。懐疑的になるべき事態に、徐ろに曇った表情を少年は見せて―――。】
【本当に人探しをしているのだろうという事は、其の必死さからも何となく分かる。然しこびり付いた微かな不信感は、中々拭いきれず、】


3人の名前は、ちゃんと、覚えたからな。今、ピーンてきた情報、言う事も、出来るんやけど……

……すまん、順番が、逆になったんやけどな。……その、今な、プライバシー言うもんが、あるんよ。
個人的な、情報を、こう、ダダ漏れする訳にも、いかへんやん。

せやから、その人と、兄弟ですよーっちゅう、証拠がいるんよ。

あ、俺だけが、そういうの、こだわっとる訳ちゃうで、
どこ行ってもそうやし……でけへんのやったら、たぶん、ただ変な人ー思われるだけやと思うわ。


【其の違和感を払拭すべく、かつ極めて自然な流れで、彼女の身分を証明する為には―――?】
【少々の沈黙の間、少年は、思考をフル回転させて居た。】

【思いついた時には『あっ!』と思わず口にしてしまったが、其の侭少年は切り出して。】
【少年の回路によって導き出された答えは、またしても"条件付き"で教えるという選択肢だった。】
【つまりは、今日騒がれている"プライバシー"を盾に、其の3人と目の前の彼女が、】
【本当に血縁関係にあるかどうかを証明するよう求めるという事。―――其れが出来さえすれば、ピンときた情報を、少年は与えるはずだ。】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 03:02:21.30 ID:DTyzfEtfo
>>573

おう、役に立てたんなら良かった――――って、何やってんだ……?
お、俺はそういう趣味はない――――――っておいおいおい、何だよ!何がどうなって―――……え?

【『参考になった』と聞けば、例えその言葉が社交辞令的なものであろうと男は笑って答えて】
【しかし、いきなり外套を開き始めると慌てて立ち上がり、何事か弁解しようと口を開く】

【だが、そうする間にも変化は進んでいて、最終的には呆気に取られたような間抜けな顔】
【いやまさか、あんなちっさいのが出てくるとは――というのは後に男が語った感想で】

お、おう…………それが本当の姿ってわけか……
シーナ、だな。俺はディハート・グリムジャック、さっきも言った通り自警団員だ。


っと、どうやら“そいつ”のお迎えが来たみたいだな、ちょっと待っててくれ――――

【一先ず名乗って、天才を自称する所に触れるべきか考えている内に、数台の車が到着】
【それを見れば男はそちらへ、降りて来た者といくらか話をしてから戻ってきて】

じゃあ後はあの人達の担当だから、細かい事はあっちに頼むわ。
協力助かったぜ!これからも“英雄”目指して頑張れよ、じゃあな!

【ニッ、と笑って別れの言葉を告げたなら、諸々の事を後続の彼らに任せて男はどこかへ去っていく】
【その姿はすぐに、夜の闇へと消えていって―――――――】



/こんなところでしょーか!
/お疲れ様でした!
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 03:08:25.36 ID:gPxwbUc3o
>>576
えっと、エネルギー変換さえ出来ればそれで充分なので……
って、おっとと……これ

【そういう少女の確信に近い何か、それが男のナニカだろう】
【キャラメルをしげしげと見つめた後、『食うなら』といわれたことを思い出しそれを口の中に入れる、包装紙ごと】
【彼からすれば白いなんだか黄色っぽい部分もあるような感じのするキューブでしかなかった】

キオクソウシツ?記憶、喪失?記憶喪失…うーん、記憶を失っている?そういうわけではないですが

【記憶を失っていることすら記憶に無い、普通記憶を失えば記憶に出来た穴に気付き、混乱する】
【しかし、彼は記憶というものそのものが消え去っているため穴が出来るわけも無いのだ、よって、気付けない、記憶がかけていることに】

……な、なんか変、ですか?

【男からすれば彼女の方も充分変なのだが、それを言わないのは呆気に取られているからか、最低限のマナーをわきまえているからか】

え、あー、うー

【記憶喪失ではないかという糾弾、変という発言、それらに半ば混乱した彼は無意識、本能の内に首に下げたUSBメモリーを握り締める】
【だが、それで何も改善するわけではない、そう、ないのだ】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/10(日) 03:15:56.33 ID:8A0t+C05o
>>578

「で、でぃはーとぐりむじゃっく……」
「むぅ……長い名前はどうにも覚えにくいが、何とか頭に止めておくのだ」


【本人の思考がそのまま文字に反映されているのか】
【辿たどしい調子でディハートの名を反芻する】
【シーナは天才を自称する割に、所々で残念なスペックであった】


「うむ、私は必ずこの野望を実らせてみせるのだ!」
「ククク……御主も己の正義を存分に貫くがよいぞ!」

「では、さらばなのだ!」


【"迎え"が到着し、人が集まると同時にシーナは砂の檻を解き】
【最後に別れの言葉を映し出すと、再び男――ゴーレムの中へと潜り込み】
【"男"は外套の着崩れを正すと、夜の街を去っていった】

【英雄を目指す魔術師は、今宵の正義の徒との語らいで何を得たのか】
【きっとすぐに答えが出るものではない】

【しかし昨日よりも一歩前へと進めた実感を感じながら】
【シーナは家路へついて行くのだった】

/深夜までお疲れ様でしたー!
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/10(日) 03:21:39.68 ID:ORuaDBBvo
>>577

多めに、ですが……、…………善処いたします。状況によりけりですので。
しかし、ねこやま殿も存じ上げない治安維持部隊の出動とは妙ですね…?
些か気に掛かります。目的の阻害にならねばよいのですが。

……そういえば先ほど『強い女性』とおっしゃいましたが、私の事でしょうか?
でしたら訂正させて頂きます。私は純粋な女性ではありませんので。

【またしても正解――ねこやまの、この白衣の怪人物に対する対応は良い】
【いっそ無知とも言える相手の隙に付け入るのは上策に違いなく】
【途中、ちょっとした――いや、更なる違和感も混じり始めるが、まあそれはそれ】

【次ぐ質問への回答に、ケミッシュは窮した。初めて俯いたのである】
【如何にも『困りました』という態度。スラリとした手を頬に当て、ふと顔を上げれば】

……物的な情報の持ち出しは、規則8条3項により禁じられておりました。
ですから、明確な証拠は提示しかねます、規則≠ナすから。

その上で尚と仰るのならば、私から口頭でご説明いたしましょう
これならば『証拠を提示したという証拠』は残りません。罰則もないはずです

――アーライン・アオスガングはAA≠ナす、ねこやま殿。
同様にアンジェル・ベルジュロンはAB≠ナ、ベイゼ・べケンプフェンはBB
私はBC=\――必ずしも年齢、血縁、容姿は共通いたしません

研究所≠ナ探す限りではABのお姉さまはBBのお姉さまよりもいくらか若いと聞いております
無論数年程度の差があり、また兵器≠ニしての完成度にも違いがあります
設計方針は逐次変更されるものですから……これ以上は、機密に触れますが――

―――……まだ、口頭での論説証明は必要でしょうか?

【次の少年の反応は『当惑』だろうか。出るわ出るわ、形の良い唇は不協和音の如き】
【いっそ陰謀論の断片にも思える単語群を絶妙に継ぎ接ぎして説明≠キる】

 【 全ての登場人物は兵器で、名前は型番で、自分がアルファベット順で最後だから末妹で =z
 【 だから姉妹であると表現するのは当然で、ここまで言えば理解を得るのも容易いだろう =z
 
【ケミッシュの理論は、そういうものだ。一般人の常識からすれば論外≠ェ相応しい】
【――けれども、そうそうすぐには警察は来ないだろう。時間を稼ぐ必要があった】
【少なからず、白衣の人物はねこやまに好意を持っている。まだ、その軌道を変える事は可能だった】


/すみません、そろそろ眠気が……凍結お願い致します
/明日は午後6時くらいには居りますので、適宜始められたらな、と。
/それではすみませんがお先に失礼致しますっ、一旦お疲れ様でしたー!
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 03:24:28.88 ID:vphLufNl0
>>581

/午後6時、了解です!
/私は明日フリーなので、いつでも大丈夫ですよ!なんて暇人!
/という訳で、一旦お疲れ様でした〜!
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 03:32:27.24 ID:XcwJybEFo
>>579

石食ったりエネルギー変換とか言ったりする奴の何処が変じゃないんだっつーの
もうそういうのいいから、出し惜しみとかいいから、分からないなら分からないなりに分かってる事お姉さんに話してみ?な?

【『記憶喪失』なんて言ったが、記憶喪失以上の何かであるなんて少女にも一目瞭然であった、だって目の前の男はきっとキャラメルというものをキャラメルだと認識していないから】
【哲学的な話でそんな話があった気がする、自分の認識しているそれと他人の認識しているそれは違うものだと、そういうのとは似て非なるような気がするが】

【まったく子供のように言葉につまる男を見て、少女は目敏くそれを見逃さなかった、男の持つUSBだ】
【恐らくは話を進展させるにはそれが必要なのだろう、しかしこの場にUSBを読み込む媒体は無い】

…やべーなー、私の管轄外パターンだこれ

【静かに呟く、珍しく少女は焦っていた】
【憎まれ口を叩き軽口を叩く彼女が得意とする相手は悪口が通じるような相手、それを馬鹿にするのが持ち技の彼女は、悪口すら通じない相手には至極弱い】
【普通にいい奴なら男の相談に乗り不信感を取り除く手助けもするだろうが、彼女はどうしても乗り気になれなかった】
【何というか、『キャラじゃない』気がするから】

とりあえずそれ、大事そうに持ってるけど何よ?

【それでも、義理というか流れ上というか、そんな考えでUSBについて口を出す】
【『これもわかんないとか言ったら無言で蹴っ飛ばしてやろうか』とか考えつつ】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 03:40:38.63 ID:gPxwbUc3o
>>583
え、えっと、普通、うーん、普通……

【普通がなんなのかという非常に抽象的な疑問を抱き一瞬唸るが再び語りかけられた言葉の内容に並列的に思考を動かすことに決めた】

分からないコト…なにが分からないか分からない?なんだか言葉的に変……

【キャラメルは一瞬で消え去っていたのか口の中で転がす様子も無い、包装紙を吐き出す様子も無い】
【男はある種高度な知能を持っていた、しかしインプットされた情報がなければ答えも導き出せないのだ】
【電卓で+ばっかり連打しても答えが一切出ないように】

管轄、外?

【何の管轄外なのだろうかと思う男、一応言葉の意味は判っているようだ】
【知識が無いから悪口と認識できないだけか、はたまた悪口を言われても悠々と許せる器なのか】

え、えっと、これは……ゆーえすびーめもりー、ユーエスビー、USBメモリー、です、はい

【白いUSBメモリーは僅かな光を反射してきらりと輝く、別に高そうなものでもない、頑丈そうではあるが】
【表面には何も刻印されていないそれを、男は何故持っているか、知らない、が、重要なものだとは、分かっている】
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 03:58:13.14 ID:n4kXWM3Zo
>>575

そういうことです。世の中の引き締めがキツくなってからは元々、衰退の一途だったわけです。
世の中がある意味で健全化していっては居ますからね。我々のように時勢に合わせて、合法化していく
ものもある中、D.R.U.G.S.は攻めに転じた。一体何に固執しているのか…私にはわかりかねます。
世界を混沌にされては麻薬が売れなくなるというわけでも無いでしょうに…
ですから、我々の発言力が上がれば…マフィアだけでなく世の中にも悪くはない話だと思いませんか?
元々、富嶽会自体は参加に乗り気ではなかったのですよ。圧力に屈した…そういう事もありまして…。

ええ…実際に、結果として一部の街ではカノッサから守る形にはなっていますしね…。

【要はD.R.U.G.S.を乗っ取るために手を貸せと遠回しに言っているようなもので】
【もしかすればこのために彼女はUTに接触してきたのだろうか。それに急進派にカノッサと内通者が居るとすれば】
【穏健派の対策としてバックにUTを用意しておいても損はない。そう考えていたのだろう】
【となればもし、D.R.U.G.S.内で内部対策が起きれば…それはカノッサとUTの代理戦争となることだろう】
【そうなると単なるマフィアの小競り合いでは話はすまなくなる。幸いなことに現在はその火種は見当たらない】

では、こう言い換えましょう。家族や友人を助けるために、自分の信じた道を行く。…その終着点が死である…と。
死んで平和に一歩近づくのなら、構わない…と。…でも、伝わらなくても仕方ありませんね。哲学の違いですから…。
死ぬことに意味がある。それに…そう思っていないと先立った人たちや、自分らを鼓舞できないの知れません。

【生きるために銃を撃つ彼女と、死ぬために剣を振るう彼女。その溝は埋まることはない。】
【それでもどちらも誰かのためであるならそれでいいのではないか、卑小な自分にはそうするしか…と】
【彼女はグラスに注がれたワインに口をつけながら、少し遠い目をしつつ思った。特に口にだすことはない】
【理解はここでは得られることは無いだろう。…それに今は彼女を悲しませるような事をしたくはなかったから】

そうなんですか。…いえいえ、その作戦のお手際はその後の成果として十分現れているでしょう。
その勇気とご英断には尊敬します。……これ、D.R.U.G.S.に聴かれたら怒られちゃいますね。

【そう言ってはにかむ姿は先ほどの悲しげな話を振り払うかのようで、表情の薄い彼女にしては】
【少しオーバー気味に(それでも普通と比べれば乏しいが)笑ってみせた】

あら、セリーナさんにもそんなお相手が居たんですね。けど、そのお相手も勿体無い方ですね。
セリーナさんほどのお人に興味も持てないなんて…見る目がないんじゃ?一度お会いしてみたいですね。
…ええ、組織というものはトップのカリスマがあってこそ、団結して動けるものですから。優秀な人材がどれほど居ても
この人に付いていこう、そう思える人が居てこそ力を発揮できるというもの。まだまだこれからなんですから…。
専門ごとに分けると、人間、責任が持てるものです。それに副リーダーなんか居るとセリーナさんも安心できるでしょう?
新しい見解を得るためにも我々も相談役なんて役割がありますから、如何です?マフィア流も。

……あら、違法なら政治家さんに頼んで変えてもらわないと…フフッ冗談です。

【まあ、黒に近いグレーというわけか。マフィアがやるぐらだから大変儲かるのだろう定かではないが】

まあ、その…私はやはり仕事もありますから遠出はできませんし。…会合や会議となるとやはり
警護の問題でそういうホテルだとか…ホールだとか。…ですから町の食堂か、洋上パーティか…
ちょっと差が激しすぎて…お洒落なところとかは余り…。それに男ばかりですから。……角刈りの。
事務所で料理するときも会長の薄味の和食か…後の人たちはご飯と納豆があれば年中それで良い方ばかりで…

…今日は、ありがとうございます。では、元を取れるだけ楽しませていただきますね。
セリーナさんも、今日は愚痴なんか言ってしまっていいんですよ?ご馳走させて頂いてますし。
今は誰にも聴かれずに済むのですから。…私と、月以外は。…なんて。

【そう言って、目の前の何らの野菜を煮込んだあれこれや、オリーブオイルとにんにくをあれこれしたものを】
【鴨肉にかけてなにこれしたもの等々を頂きつつ、ワインも飲めば会話に花咲き、酔いも廻るだろう】



586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 04:02:49.57 ID:XcwJybEFo
>>584

いや違う、そういう事を聞いてるんじゃない
え?わざと?もしかして馬鹿にされてる?本気だすよ?本気で煽り返すよ?

【確かに、『それは何なのか』と聞いたが、何も物としての正式名称を答えろと言った訳じゃない】
【まるで古い機械に問答しているようだ、なんだかイライラして来た】

別にお前の事を知りたいとかさー、そーゆー訳じゃないんだよ、全然違う
何つーの?もやもやを取り払いたいだけ?みたいな?分かる?なんかこう気になる訳
だからそのUSB貸してみ、黙って貸せよ、さもなきゃケツにそれぶち込むぞマジで

【表情も声色も変わらない、ただ発言が少し荒っぽいというか、皮肉だった物が段々と雑な暴言に変わって来た、イラついているのだろうか】
【少女は右手を差し出しながら男へ一歩近付く、そのUSBに何らかの鍵があると睨んだからだ】
【今手元にUSBを読み込む媒体は無いが、アテはある。便利なアテが】
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 04:08:20.16 ID:gPxwbUc3o
>>586


【本人は至極真面目、それも大真面目に答えたのだ】
【これが何か、という記憶はある、でも内容までは知りえないのだ、いや、知ってはいる、だがそれは彼の記憶として彼になじんでいる】
【だから内容と認識できない】

え、えっと……あ、う

【この目の前の少女にUSBを貸していいものか、よく分からないが自身の体の一部をもがれるような恐れを感じる】
【だがこれ以上この少女を怒らせればまた追いかけられるのだろうか、記憶が昨夜から今までの分、そして名前程度しかない彼にはそれで充分だった】

……
【無言でネックレスをはずし、そのUSBを震える手で一歩こちらへと近づいた少女に差し出す】
【無論、若干涙目である】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 04:19:55.57 ID:XcwJybEFo
>>587

さて、と

【半ば無理矢理に奪い取ったUSBをしげしげと眺めると、右手をゴーグルにかけて目に下ろす】
【黒いレンズが両目を覆って、ゴーグルが起動するとレンズに浮かび上がる赤い八つの光の点、まるで蜘蛛の目のようにも見える】

おーい大将、どうせ経緯は知ってんべ?
さっさと読み取る機械ちゃちゃっと送ってくれない?…え?ついてんの?マジかー

【そして、少女はいきなり男ではない誰かと会話を始めた、どうやら通信しているようだ】
【何やら適当に二言三言言葉を交わすと、ゴーグルのレンズ右側こめかみ部分にある蓋を開くと、USBスロットが顔を出した】
【少女が知らないようで、読み取る媒体はあったようだ、少女はためらい無く件のUSBをスロットに差し込むだろう】
【少女の視点からは、ゴーグルのレンズに様々な情報がSFじみて浮かんでいる、USBが読み込めたならその中の情報も浮かぶ筈だが】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 04:25:41.90 ID:gPxwbUc3o
>>588
……?

【突如ここにはいない誰かと会話を始めた少女に首をかしげる】
【本人は酷く焦燥している、自身の大切な何かを、替え難い何かを誰かに、見ず知らずの人物に預けているのだから】
【そしてゴーグルのこめかみ部分のスロットに差し入れるとき、非常に苦い顔をする】
【右手の先が小さく痙攣する】

【一方、USBの情報は読み取れるだろう、全て暗号化されているが】
【しかし所詮は電子情報の暗号化されたもの、一定のパターンで暗号化されているため解読さえしようとすれば出来なくも無いだろう】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 04:39:17.99 ID:XcwJybEFo
>>589

うわ

【と、短い声を漏らした。ゴーグルに映し出されたのは訳のわからない何かで、まるで意味がわからない】
【いくら読み取れたとはいえ、そんな情報を解読する技能の無い少女は、ただ頭の痛くなるような電子情報に辟易した】

【そして少女は───考える事をやめた】

【ブチっとUSBをスロットから抜くと、男に差し返す】

もう全体的に意味わからんお前

【総評:意味不明】
【いくらなんでもあんまりではなかろうか】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 04:40:42.88 ID:Oc5JNThLo
>>585

あっはははは……まあね、確かに本当に世界が混沌になったら、それこそ誰も彼もが麻薬を欲しがるか
それとも全く売れなくなるかのどっちかだろうね。でも、賭けにしてはちょっと失敗したときの損失が大きすぎるかな。
それに、マフィアにはマフィアの吟じってものがある筈。譲れない部分もあるんじゃないかな、カノッサみたいな組織に対しては特に、ね。
それが合理的に考えれば舞衣ちゃんの言うとおり、馬鹿馬鹿しいものなのは確かだと思う。でも、しょうがないんじゃないかな。

―――これは、アタシに"銃"を教えてくれた人の言葉だけど。"戦いは理屈の上で成り立っても、喧嘩は理屈じゃあない"ってね。
それに、こっちも色々と助けてもらっている訳だから。お互いにギブ・アンド・テイクが成り立たなきゃ契約とは呼べない、でしょう?
もし本当に、貴女達がD.R.U.G.Sの中で孤立したり、穏健派が急進派とぶつかる事があった場合、アタシは味方する気だよ。
また色々と世間からは非難されるんだろうけど、ね。責任を取って批判されるのがアタシの仕事だ。それに、借りもあるからさ。

【つまりは、"ケンカ"と"戦"ではそもそも、成り立ちが違うという事。D.R.U.G.Sとカノッサのそれはむしろ喧嘩にも近しいのではないか。】
【拳ではなく弾丸と爆薬が飛び交う大人の喧嘩だ。少々規模も大きすぎるし、死人が出るのは頂けないが、避けて通れる物でもない。】
【最も、彼等の発言権に関してはセリーナも同意する。富獄会のような存在の言葉がもっと世に広まる必要性は、重々承知の上だ。】
【であれば、彼女らの味方であることは明白だ。もし、時が来た場合、セリーナは静かに穏健派に寄添う事だろう。もし、の話ではあるが】
【そんな日が来ない事を祈りつつ―――来ない筈が無い、とも心のどこかでは思っていて。】

―――……先立っていった人たち、か。そういう風に言われちゃうと、なんだか納得せざるを得ないようにも聞こえるけど……。
アタシもね? こういう事務所を立ち上げて、銃を握っている以上、残念だけど……長生きできるとは、確かに思ってないんだ。
だから、恋人だって作れないし、結婚する気もさらさらない。只、分かってはいるんだけど……それでも、アタシはどこかで、心の奥底で、
きっと、死にたくないって思ってる部分も、あるのかなって。だって……人間って、そういうものでしょう。

舞衣ちゃんも……死んでも構わない、って思うのかな?

【疑問、というよりは、納得した上での、むしろ嘆願に近い。死にたくない、と言って欲しいという、切ない思いがこめられた言葉。】
【しかし、期待通りの言葉が返ってくることは無いと、セリーナも薄々は理解していた。彼女は、富獄会とはそういう場所ではない、と。】
【ワインに口をつける。ほろ苦い味が口の中に広がり、芳醇な香りに包まれる中、彼女達二人の会話は、悲しく進んでいく。】

あっはははっ、見る眼はむしろある方じゃないかなあ、だってアタシなんて―――……買い被りすぎだよ、舞衣ちゃん。
ほら、ガサツだし可愛げも無いし、おまけに火薬の匂いが染み付いちゃってるからね。物好きしか寄って来ないよ、ホントに。
会っても良いけど、多分舞衣ちゃんはモテそうだし熱烈なラブ・コールを受ける可能性大! だねえ。
っていうか、気になったんだけど―――舞衣ちゃんこそ、どうなの! そういうのとか、ないの? ほら、組織内に素敵な男性、沢山いそうじゃない?

うーん、副リーダー、ねえ。そう言われると、確かにウチにも用意した方が良いように思えてくるよね〜。
誰か志願してくれたら一番楽チンなんだけど、まあこればっかりは責任も重大だからね! よく考えておく事にしようかな。
ん、そうだそれじゃあせっかくだし舞衣ちゃんを秘書兼副リーダーとして……あっははは、冗談冗談。

【UTと富獄会、マフィアと正義組織。この二つの組織の頭がこうしてテーブルを囲んで恋の話に舌鼓を打っているのは、なんとも奇妙だ。】
【こうして食事をする二人は、普通の年頃の女性にも見えて。こんな事にさえなっていなければ、互いに普通の友達として出会えたのだろうか。】

ふーん、そっかあ。意外とシビアなんだねえ、マフィアっていっつも高いものばっかり食べてるものだとばかり思ってたよ。
ちょいとゴッドファーザーの見過ぎかね、ふふふ。でもよかったあ、喜んでもらえたならこっちも嬉しい。

―――ふふ。舞衣ちゃんも意外とロマンチスト、だね。やっぱりモテるでしょう、その……角刈りの男性達から。あっははは!
じゃ、お言葉に甘えて愚痴も聞いてもらっちゃおうかな。

592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 04:45:37.34 ID:gPxwbUc3o
>>590
意味分からない、ですか

【USBを受け取った瞬間それを再びネックレスに通し首にかける】
【そしてそっとそれを撫でる】

……あ、そういえば名前、聞いていませんでした

【暫定的にカミだと認識しているが、どうにも違う気がして問いかける】
【先ほどまで、USBを渡していたときとは比べ物にならないほど落ち着いている】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 05:08:30.74 ID:XcwJybEFo
>>592

石食うじゃん?キャラメルそのまま食うじゃん?何か言動が辿々しいじゃん?
んじゃあ記憶喪失かっつーと違うし、大事そうなUSB見ても訳わからんし、え?じゃあなんなの?っつーとやっぱわからん
もうね、私ポルナレフ、いや名前がポルナレフじゃなくてもうポルナレフ状態、頭が追いつかないわもう

【『意味がわからない』理由を淡々と並べたて、もうお手上げのポーズ、こういうのは他の奴が謎を解明してくれる筈だ】
【いや、謎の解明なんてどうでもいいが、そもそも謎なんて本当にあるのかわからないが】

名前?あー名前か、そういや言ってなかったな
荒邦黒炉(あらくに くろろ)な、そーいう名前、クロ≠チて読んでいーよ

【名前を名乗ったのも早々に、飽きたような口ぶりで「んじゃ、帰る(けーる)わ」と続けると、クロの両足の靴が変化する】
【スニーカーだったものが、黄色と黒のストライプ模様なローラースケートになって、それを滑らせ走って行った】
【…垂直の壁を登って】

/お疲れ様でした
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2013/11/10(日) 05:18:56.22 ID:gPxwbUc3o
>>593
……あ、あのー……

【と軽く声をかけようとしたがその雰囲気に飲まれ声をかけることは出来ない】
【謎もなにも、なにもないというべきなのだろう、能力者が多数いることと同じく】

アラクニ、クロロ……クロ……?

【そう呟いている間に少女は壁を垂直に登っていってしまった】
【それに気付いていない彼が一瞬で消えた少女――少なくとも彼はそう思っている――をまた不思議に思い、USBメモリーを"握り締めた"】

//お疲れ様でした
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 05:34:43.28 ID:n4kXWM3Zo
>>591

混沌の世界に麻薬が蔓延れば…逆に阿片窟みたいにみんなおとなしくなるんじゃないですかね。
尤も、そうなれば滅亡は早まるだけですけどね。…何にせよカノッサはまあ今は置いておいて…
このシンジケートが利益ばかり追い求めているうちは、まだ安心というわけなんでしょうね。

…ありがとうございます。D.R.U.G.S.を増長させれば我々が危うくなる。かといって
D.R.U.G.S.を縮小させれば、我々含め全員が共倒れしてしまう。…現状はそういうことです。
いずれ…何かあるときは多少の助力をお願いするかもしれません…どういう形かはわかりませんが。
ですから…。我々も、何かあれば直ぐに駆けつけるつもりです。…セリーナさんが止めても、命を懸けて。

【富嶽会は穏健派である。しかしそれは麻薬の密売と武力による市場の拡大を反対しているからで】
【結局はヤクザ者。しかも、武闘派で知られたグループである。好機があれば、全てを巻き込んだとしても】
【そのシンジケートのトップを取るための過激な行動に出ることもあり得る。セリーナはそれも許容するのだろうか】
【そしてそのトップに付いた時、誰が何をするかはわからない。今より良くなるか悪くなるかも…】
【結局そうなってしまった時はセリーナを騙す形になるんだろう、彼女は黙っていた】

はい…そうですね。
ああ、でも。家族を持ったほうが良いと会長はおっしゃいますけどね。…主には男性にですが。

【セリーナの話をただ静かに真摯な目で見つめながら聞いていた。そして問われる。死ぬのは厭わぬかと】
【霧崎はできるだけ優しく、表情も優しく笑いかけながら答える】

精一杯、生きようとしているから…その終わりに価値があるのでは?
意味があるのは、死に方ではなく、生き方。そうは思いませんか?

【死は急に訪れる。死が身近に居るのなら、表裏一体。生も直ぐ近くに居る】
【なら、死を重んじる彼らは生も重んじていると言っても過言ではないはずだ】
【死を覚悟しているものは皆、せめて悔いがないように生きているはずだと霧崎は考える】
【セリーナが期待した答えとは違うだろうが…少しでも理解が得られると良い…そう感じた】

おや、いいじゃないですか。男は度胸。女は愛嬌なんて言うものですから
セリーナさんのような笑顔の綺麗な方は十分魅力的ですよ?沢山の方に慕われている御人なんですから…。
私は…いえ…ほら、大抵成金か野暮な…大分、歳上の方ばかりなので…。それに
ウチの角刈りの方々と…会長に認められるような方って一体…どんな方なんでしょうね?

【恋愛話と死の覚悟の話がまさかこの2人の若い女性のテーブルで同じように行われているとは】
【全く誰も想定できないだろう。そしてそれがUTの代表とヤクザの秘書だなどとはもっと…】

見栄っ張りが多いですから。会合は全て最高級のものが揃えられますが…やはり見えないところは節約しないと。
…あんな高級車、自警団の真似事だけじゃ買えませんもの。ゴッドファーザーより仁義なきをご覧になっては?

【やはり、マフィアもの映画には反応が速いのは職業柄というわけか】

…今どきマフィアなんてやってるんですから変な人ばかりですよ?良ければご紹介しますけど…
筋トレマニアとかヤクザ映画マニアとか…暇さえあれば銃の分解してる人とか…一時期レコードコレクターも居たり…
……まあ、いいでしょう。彼らには勿体無いですから。
どうぞ、愚痴でもなんでも。聞き役は刀を振るより得意ですから。
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 11:13:33.25 ID:Oc5JNThLo
>>595

元々ね、アタシはマフィアに対してはそんなに嫌な感想ばかり持ってるってワケじゃあないんだ。
この間の人身売買とか、ホテル占拠して大量殺人行ったりとか、ああいうのを見過ごす事は流石に出来ないよ?
それでも、元来貴女達は自警団と同じような成り立ちをもった組織でしょう。今でこそ、色々と違えてしまっているけど―――……
もし元の姿に戻る事が出来るなら、って思うんだ。利益よりも、もっと大切な物を追い求めていた時代の貴女達の姿に、ね。

だから、協力はするつもりだけど……なるべく、そんな日が来ない事を祈ってるよ。偽善といわれようと、アタシは其れが一番だと思うから。
何事も起きず、D.R.U.G.Sも沈静化して、その上でカノッサという組織を叩きのめす。一番穏便なのは、そうすることだと思う。
勿論、そんなに上手くいく事ばかりじゃないのも分かってはいるんだけど。お互い、苦労するね? 舞衣ちゃん。

【―――仮に、その内部狂騒が暴虐による終焉を迎えるならば。セリーナはどちらの味方も出来ぬ、その時点で離れる事だろう。】
【あくまで、急進派による穏健派への攻撃が加速度的に増した時、手助けをしたいというだけの物。どちらも酷い戦いを行うようなら】
【間に入って停戦を求めるように働きかけるのが彼女らの仕事だ。若しくは―――……全滅するまで撃ち続ける、か。】
【そうはなりたくなかったし、舞衣だってきっとそうだろう、というのがセリーナの考えだ。甘いと思うだろう、しかしそれが本心だった。】

……そっか、舞衣ちゃんも、ね。

けど、そんな覚悟の元家族を持とうなんて、アタシにはやっぱり難しくて理解できないや。だって―――……失うかも、しれないよ?

……わかるよ、生き方が一番重要なのは。でも舞衣ちゃんが言ってる其れは、生を全うしない人生を前提にした"価値感"だ。

寿命を全うするまで生き抜く事だって本当は望める筈。アタシには……アタシには、出来ないかもしれないけれど。

そんな悲しい哲学で生きている人を目の前にすると……すっごく、悲しいって思っちゃうんだ。

……なんだか、ごめんね。迷惑な話をしてしまってさ。

【理解が出来ないわけではない。むしろ、痛いほどよく分かってしまうのだ。だからこそ、セリーナにはそれが耐えられぬ。】
【舞衣の言う事も、現在のこの世界を取り巻く環境も、そしてその上で生きていく事を望む覚悟も、全てセリーナには分かる。】
【けれど、それを容認してしまう事は、自分自身の戦いが無に帰す事を意味していて。彼女のような人間には、生きて欲しかった。】

笑顔が綺麗、かあ。そう言ってくれるのは舞衣ちゃんくらいなものだと思うけれど、ね。
でも、確かにアタシの周りには素敵な男性が沢山いるのは間違いないね、そこは本当に嬉しいし、感謝しているよ。
アタシみたいな人間の元に集まってくれたってだけでも、それそれは嬉しい事だからさ。
けどほら、素敵過ぎてアタシには到底勿体無い、ていうかもっと幸せになれそうな人と結ばれて欲しいって思うし……
あらら? 舞衣ちゃん、会長さんたちには認められてないの? 可笑しな話だよそれは、だって舞衣ちゃんはこんなに仕事も出来て
それでいて御しとやかで、なんていうかこう―――……撫子、って感じなのにね。それはその人達に見る目が無いよ!
アタシが男だったら、きっと放っておかないけどなあ、舞衣ちゃんのコト。ふふっ、なんてね。

仁義無き、も好きなんだけどね〜! アタシはやっぱり、ジャパニーズヤクザよりマフィアに憧れてたからなあ。
けど、独自の世界観で生きてる人って言うのは、やっぱり輝いて見えるよね。そういう意味だと、きっと富獄会の男性は
外見はともかくとして、皆カッコよく見えそうなものだけどねえ。けど高級車に関しては同意、確かに正義を掲げるだけじゃあ
ああいうものをそろえるのは中々難しいね、其れはアタシも重々承知さ……はぁ、車欲しいなあ。

えっ、その銃の分解ばかりしてる人、かっこいいじゃない! アタシきっと気が合いそう―――って、それだけで判断するのは野暮か。
ん……? それにしても、レコード、コレクター……ねえ、それって因みに、どんな男の人だったの?
あー、でもでも! 舞衣ちゃんだって過去に恋人はいたわけでしょう。そういうのも聞きたいな〜、なんちゃって。
え、ああ、アタシの過去の話は―――その、ね。またの機会にでも……逃げられない、か。

【―――ゆっくりと、夜は過ぎていく。二人の女性の身の上話と、ワインをすり減らしながら。】

597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/10(日) 15:14:46.61 ID:4fjlbOajo
【路地裏】

「……ふゥむ、思い出した――"カニバディール"の顔だァけはな、"リリア"に酷い目に合ァわされてたよォーな気ィがする」
「まァー、思い出した所で"繋がり"も"場所情報"も何も無ァいとォころにピンポイントにテェレパシーは飛ォばせねェーだろ、多分」
「なァら、どォーするかァ?」 「――ヒャハハハ、"良ォい匂い"の所にいきゃア良ォいだけだ!」

【路地裏でぶつぶつ何やら言っている影――】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「こォこはあァい変ァわらずだァァアア、"素ォ材"が簡単に手ェに入るといィうところはなァァーッ」
「さァーて、……こォいつらはどう調ォ理しィてやろォォオオーーか、左は"住ゥ民"にしィちまうかァ?」

【その者の右手には、既に息絶えてから数日は経っているであろう"人だったモノ"】
【そして、左手には、……血塗れで意識を失っている"男性"――まだ息はあるようである】
【……状況からして、前者はともかく後者の犯人は火を見るより明らかだが、はたして】
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 15:16:50.31 ID:n4kXWM3Zo
>>596
……一部の組織はそうかもしれません。古くは…の話です。
今は利益のみを目的とした新興のギャングやシンジケートもあります。時代は変わっていますから
元は盟友だった組織も、代替わりしてからは利益追求に溺れた団体もあるんです。
…だから、セリーナさんが望むような事は……難しいやもしれません。

だから…私も何事も無いまま、沈静化していくことを望みますが…。
そうですね。お互い………。

【セリーナの言うとおり元は守るための組織だった。法が守ってくれないものを法を超えて】
【今は違う。自警団の配備も進み、敵が増えても正義も増える。それまでのマフィアは必要ない】
【確かに、何事もないまま平和になればいいのかもしれない、ただ我々には面子がある】
【今の、D.R.U.G.S.に良いようにされている我々の名誉を挽回させ無くてはならない。平和が来る前に】
【だから、誰かの血が流れない限り…終わることはないんだろう。霧崎はそう思っている。】
【プライドなんてくだらないものだときっと彼女は言うんだろう。しかし、最も重いものだと信じている】

私は人に剣を向けるような生き方をしているんです。例え相手がどんなに絶対の悪だとしても
それをこちらの利益で殺めてしまうような事をするんですから、天寿をまっとうする方が失礼だと思うんです。
お互い、未練のない覚悟を決めている同士だと思ったほうが…やりやすいんです。人と人だからこそ…。

いいんです。こちらも、こんな話をしてしまって…。ワインが酸っぱくなってしまいますね。

【正義と悪が戦う世界と、悪と悪が戦う世界。いや、霧崎からすれば人と人でしか無いと思うんだろう】
【だからこそ、死する時の自分だけでなく殺める相手の気持ちまで配慮した心構え…それが流儀というものなのだ】
【死にたがっている相手をそうしてやるほうが罪悪感も少ないだろう。どんな相手だとしても罪の意識は認識されるのだろうから】
【霧崎は話し終わると、切り替えるように肩をすくめながら笑いかけて、ワインに口をつけた】

素敵な男性が居るなんていいじゃないですか。少しは、自分のために生きてもいいのでは?
セリーナさんがそんなに謙虚だと不思議な感じですよ?…男性も爆発させちゃえばいいのに。
私は…ええ…まあ。…その…過保護なんですよ。彼処じゃあ娘か妹みたいなものですから…。
死線を潜って来た方々ばかりだと、やはり私はまだまたで…。

そうですね。でもどちらの映画も今じゃ少し時代遅れな感じですよ。…本物からすれば。
今はもっとこう……サラリーマンと警察官と軍人が合わさったような、総合職ですから。
弁護士や医師免許もってるようなちゃんとした方々ばかりですよ?他なんか特に。
……テレビにでも出て、パトロンでも捕まえればいかがです?あと、コマーシャルにでも出れば
正義の組織御用達なんてお互いに利益が出るのではないでしょうか。

え……でも…そうですね。角刈りではないですね…七三分けの小柄な方ですね。それでもよろしければ…
……と…あの人は少ししか居ませんでしたから…そうですね…ノッポで常にギアがローで…なのに素っ頓狂な事しか言わない
…お知り合いですか?…まあ、そんなわけないですよね。あんなクビになった人…失礼しました。

私は…ですから。どんな人も身の上を知れば青ざめちゃいますから。そうでない人も、会長の目や
事務所の方々の恫喝に耐えれるかどうか…今のところは居ませんでした。

【霧崎にしては少々砕けた言い方というか辛辣ないい口である。そんなに身内はろくなのが居ないのだろうか】
【どんな肝の座った男だろうと代紋とドスと刺青。そして立ちはだかる兄貴分を納得させるぐらいなら逃げていくんだろう】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 15:39:41.49 ID:vphLufNl0
>>581


せやねんせやねん、……皆、ケミッシュさんみたいに、強いわけちゃう………え゙………?
……ああ、そういう事かいな、……了解やで、それも、ちゃんと覚えとくわ。


【其の治安維持部隊は事態の収拾と彼女の逮捕へと動くのだろう。】

【……罪の重さに関しては、ある程度の正当防衛は認められる。然し彼女にとって最もなのは、時間を奪われる事。】
【―――とすれば、十分目的の阻害に成り得た。其の事に少年は引き攣った笑いを見せたが、彼女は"察せた"だろうか。】
【最早、一切として状況を読めていない程の人物に、現行の法を適用させるべきかと言う懸念はある、―――然しまあ、それもそれ。】

【少年は"そういう事"と理解した様に見せたが、其れは恐らく、会話を円滑にする為の―――謂わば、ハッタリである。】
【彼女の素性については、此れから。少しずつ少しずつ、空白を埋めていけば良いと考えていて。勿論其れに、大きな意味が有る訳ではない。】

【彼女の説明が続くに連れ、少年の曇った表情は―――勿論、当惑へと変わる。彼女の言っている事が、全く、見えない。】
【初めは血液型の話かと思った。然し其れも即座に否定されたなら、……………、どうやら"兵器"という言葉が、全てを現している様だ。】
【目の前の彼女も、そして先日アップデートされた"メンバー表"に載っていた2人も、全員兵器……人造人間なのだろう、と少年は理解する。】
【其の解釈の整合性は、"研究所"、"設計方針"というキーワードが拍車を掛ける事となった。否、周辺知識が乏しい故の、安易な発想かも知れない。】

【ねこやまはケミッシュに対し、不審というより純粋な疑問を抱いている。自分を遥か凌駕する程の、常識の無さを見られたのは、其の最たる物だった。】
【然し其れを全て包み込む様な、善が織り成すオーラも同時に感じていた。"悪い人では無さそう"……彼女に対して子供らしい、純粋な見方を取っていて。】


……ああ、えっとな、それは、もうええで、おおきに、な。

……その代わりに、……おねーちゃん達、探しとる理由とか、聞かせて、もらえるかいな。


【少年は額を右手で擦りながら、矢張り困惑した表情を見せる。信頼に値する人柄であるのに、彼女の其れ以外が、全く追い付いていない。】
【此れ以上の論説証明では無く、其の姉妹を探す理由を求めたのは―――彼女が"作り話"をしている訳では無いと、そう確信する為。】

【確信する為、というのは、言い換えるなら、少年は今、一般的に論外とも思える彼女の理論に、或る一定の信頼を寄せているという事。】
【つまり、もし彼女の話が全て嘘だとして―――、彼女にこんな話が作り上げられるだろうか、と背理法的に考えているのだ。】
【彼女の常識の無さも相俟って、其の可能性は極めて低い筈だ。……否、然し其の確固たる証拠が有る訳ではない、といった具合で。】
【信じたい人物、協力したい人物であるのに、どうも信じ切る事が出来ない。其の板挟みの中に、少年は立たされていた。】

【少年は今、彼女の話が全ての懐疑を払拭してくれる事を願いながら。俯いた彼女の眼をじーっ、と見ている。】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 18:24:43.97 ID:XcwJybEFo

【───雪が、降ってきた】

【降り落ちる白い雫が、やがて世界を白く静寂に包むだろう、冷たく柔らかい雪が全てを隠す】
【全てを隠し忘却する事がいい事とは一概には言えないが、しかし正しい時もある】
【世界の何処にも味方なんていないから、その事実をどうか隠してほしい】

………………

【空を見上げると、狭く鉛色の空に白い斑点が落ちていた。紅い紅い液体に雪が落ちて溶け消える】
【足元を濡らす液体を気にも止めず、掌の紅を壁に擦り付けて拭うと、ザラザラとしたコンクリートの欠片が掌を擦る】

【別に恨みなんて無かった、ただ憎かったから、悪が憎くてしょうがなかったから、『だからやった』んだ】
【空を見上げていた青年は、足元の死体を一瞥すると、歩き出す】

……雪…か

【後ろにツンツンした紅髪、隈の深く目付きの悪い三白眼、口元を隠す長い紅いマフラーを双翼が如くたなびかせる】
【ライダースと指貫手袋を着用し、バックルが特徴的なベルトを巻いて、赤い模様の黒いブーツを履いた青年は】

【靴底に糸を引く粘つく血糊を踏み付けながら、路地裏に気味悪い足音を響かせながら】
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/10(日) 18:53:19.04 ID:RDqZZA1+o
>>599

【ケミッシュの眉が、ほんの僅かに動いた。気付くかどうかはねこやま次第だし】
【それ以降、何を口にするでもなく戻ったそれにどんな意図があったかは分からない】
【ただ―――逮捕するなら、早い方がいい。その強迫観念にも似たものが周囲に拡がり】

……探している目的は、我々の存在理由を再確認して頂くためであります。
それは2つの忠誠=\―1つは、私が父と仰ぐドクターへの忠誠です。

【少年の推測は、半ば正解で半ばハズレだ。当たらずも遠からずと言うのが丁度良い】
【ただ、それを告げてくれる人物は居なかったし、真実はケミッシュからは測りがたく】

ところが当のドクターは、私が長期睡眠に入っている間に亡くなった様子。
研究所≠烽ミどく荒れておりました。ですから、私は思うのです
『亡くなったドクターの遺志を継ぐ事』こそが、今に於いては忠誠になるのだろう、と。

それすなわち、ドクターの悲願であった薬物の開発であり、我々はそれを成すべきであると考えます。
一粒の錠剤で能力を=\――ドクターの口癖で、そして目標でありました。

【此処に至って、僅かに人造人間とも離れた言葉が転び出る】
【薬剤による能力者の作成、そして個人を兵器として運用する――と言ったところだろうか】
【それなら、新薬の実験台になった人物=ケミッシュの云う姉妹、と理解もできるが】

【―――さて、忠誠は2つあると言った。1つは今述べた通り、歪んだ悲願の成就である】
【ならば、もうひとつは?それを彼女が答えるより早く、遠巻きに警察か、自警団か――その手のメンバーが見え始め】
【少年に見えるように、何かしらの合図を送るだろう。ただ、ケミッシュは全く気付かず、不思議そうに視線を合わせたままで居た】

/お待たせしましたっ!本日もよろしくお願いしますです〜
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/10(日) 19:26:56.57 ID:8M+HIlmGo
>>600
/まだいます?
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2013/11/10(日) 19:28:04.39 ID:Lo5BhSLdo
>>600
/まだいますか?
/昨晩はこちらの都合でまともにロールできなくてすみません、改めて絡ませてもらってよろしいでしょうか?
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2013/11/10(日) 19:28:43.62 ID:Lo5BhSLdo
あ、リロード忘れすみません・・・>>603は取り消しで・・・
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 19:32:20.55 ID:XcwJybEFo
>>602
/いますよー

>>603
/お心遣いありがとうございます、また機会があればお願いします
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 19:44:38.44 ID:Lo5BhSLdo
【女が本格的な稽古を再開して、はや一週間が経過していた。】
【元々争いごとは避けていた傾向にあるということはない。本人は好戦的な性格であったのだが、環境が悪かった。】
【それでも、元来軽く鍛錬は行なっていたのだろう。生命線となる剣術は生きているものの、】
【納めた流派の細部――――――――――――後一線のところが、どうにも抜け落ちているらしい。】


「……どうしたものかね。」


【安物の木刀で素振りをしながら、女は考えていた。年齢にすると大方成人を少し過ぎたくらいであろうか。】
【とはいえ、小柄なため実年齢よりももう少し若く見えてしまうかもしれない。】
【多くの剣士と異なり、体格にも恵まれているとは言えなかった。決して筋肉質であるとは言えず、力もあまり強そうではない。】
【しかし、それでも常人とは違っている―――――――しなるような動きを得意とする体躯、というような印象を与えるだろうか。】

【ほとんど黒と言える長髪にはところどころ大海のような青色が混ざり、邪魔にならないよう後ろで一つ結びにしている。】
【「雨」を思わせる深い深い藍色の、少々くすんだ色合いの羽織を袖を通さずに着込んでいた。】
【その下は褐色の、動きを阻害しない和装のような緩やかな格好だ。暗色の中で燃えるような赤色の帯が唯一、目立ってその存在主張している。】


「……一度夜の国に戻るか、あるいはこのまま…。
 しかし、向こうは機関、こちらは流浪の身。富も名声も知名度もない一介の剣士ときている…」

「仮に夜の国へ戻るとしても、一体どちらに加担したものだろう……。
 その場合、戦いの前に刀の強化も…まあ、ボクが持ってる龍の鱗を使うんだろうが…やるべきだろうかね…。」


【木刀を振る大きな音が、沈みかける斜陽の中に木霊している。】
【女の仕草の中には、どこにも「能力」による依存を見出すことができなかった。勘の鋭いものなら分かるかもしれない。】
【木刀の上下運動、細かな足捌き、ゆとりのある両腰。どこをどうとっても、異能の気配を感じ取ることができなかった。】
【高いレベルで「隠している」のではない。先天的/後天的に関わらず、体内体外どこにも「元々持ち合わせていない」ようである。】


「…善か悪か。」


【しかし、】


「――――――――――――活人か殺人か。」


【「無能力者」であっても「無能」ではないようで。】
【側のベンチには、まるで主を前にして鎮座する番犬のごとく、よく手入れされた大小が立てかけられていた。】

【月のような深い琥珀色の双眸をゆっくりと細めると、それから女はまた木刀を振り始める。】
【今はまだ誰もいない公園。大上段に掲げられた切っ先が高速で上下し、風を切る音が響く―――――――。】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/10(日) 19:46:42.57 ID:KJmGrLew0
【とある街――カフェ】

【和やかな音楽が流され】
【人々の話し声などが聞こえる】
【そこに一人の男が席に座る】
【黒のショートヘア】
【服装はパーカにジーンズを穿いている】

 やれやれ、最近寒くなってきたな
 暖かい格好をしなくてはな

【そのように言いながら、携帯端末を取り出し使用する】
【その携帯端末にはさまざまな情報がのっている】

 ふむ、依頼の情報は集まってきてはいるが
 ま、後一押しかな

【何かを調査している、この言葉を聞けばあっさりわかる】
【そして注文したコーヒーが運ばれてくる】
【男は一旦携帯端末をテーブルに置きコーヒーを飲む】

 うん、やっぱり苦い位がちょうどいいな

【男はそのように言った】
【コーヒーはこのくらいが好きなのだろう】

【この男の隣は今空いてる】
【もし店内に人が来るのならすぐに隣が開いていることに気がつく】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 19:53:39.55 ID:8M+HIlmGo
>>605
/スミマセンリアルで呼び出し食らったので>>602なしで
/ごめんなさい。絡みたかったぜ………………
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 19:57:18.13 ID:XcwJybEFo
>>608
/了解しました


/>>600はまだ募集中です
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 20:11:46.80 ID:HMTwUrRw0
>>601


えっと……ケミッシュさんが尊敬しとるドクターの遺志を、ねーちゃん達に再認識してもらう為、……っちゅう事やな?

その、薬で能力、言うのは……まだ、信じられへんけど、……うん、ケミッシュさんの事は、信じるで。
……せやな、ちょっと長い話になりそうやし、座ろか。普通のベンチしか、無いけど。

あ、俺、コーヒー、買ってくるから。適当に、そこら辺、座っといて。


【先程とは異なり、彼女の話す内容自体は理解できた。然し自信が無かったのか、確認がてら声に出し反芻させて。】

【―――こんな常識からぶっ飛んだ話、誰が信じようか?】

【然し作り話なら、もっとマトモな嘘を付く筈だ。―――つまり、火を見るよりも明らかな嘘は、返って真実に見えるという事。】
【少年は彼女を信じてみようと心に決めるのだった。少年はその決断のまま、近くのベンチへと、彼女を誘導する事だろう。】
【取り巻きが彼女の死角になったタイミングで、少年は近くの警察に"一時的に此方で預かる"旨の内容をヒソヒソと伝えた。】

【……近くに集まってきたかと思えば、彼らは何事も無く散って行く。其の姿を彼女が見れば―――何を思うのだろうか。】

【自動販売機で暖かいカフェオレを2つ購入する。『いやー、どれ買うか迷ってんー、』と遅れた理由も適当にしながら、】
【少年は彼女の元へ戻って行った。彼女がベンチに座っていたのなら、ポイッと缶コーヒーを軽く投げながら、其の隣に腰掛けるだろう。】
【飽くまで、自分が逮捕される事を、最後の最後まで悟らせない様にと、一貫した行動を取るのだった。】
【勿論、バレるタイミングは多々存在する。―――寧ろ、気づかれるのは時間の問題で有るかも知れない。】


えっとな、アーライン、アオスガングさんやったっけ。その人は、心当たり、ないんやけどな……

アンジェル、ベルジュロンさんと、ベイゼ、べケンプフェンさんは……
性情は善、言うとったやろ、その通りでな、"UNITED TRIGGER"のメンバーさんやで。

……ああ、うん。話したこと無いし、ふたりの話、そんな聞いたことも無いからな、詳しいことはよう、知らんけどな……
会うだけやったら、多分、簡単やと思うわ。……うん、事務所、行けば、ええんやからな……風の国に、あるんやけど。



/気づくの遅れました!申し訳ない……!
/こちらこそよろしくお願いします!
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/10(日) 20:12:30.62 ID:JfKKhFAAo
>>606

【公園を駆ける、一陣の風。―――その風に紛れて、バサバサとはためく音が公園の木々に染み入るのだろう】
【彼女がその音に反応して視線を送れば、薄藍のインバネスコートが大きく風に靡く光景が見えるだろうか。―――そのコートを纏う、黒髪の男の姿も】
【―――彼は彼女の姿をはっきりとした濡羽色の双眸で凝視すれば、やや口角を上げた。……その立ち振舞だけで、恐らく武人だと解るだろうか】

―――……よく練りこまれている「武」だ

【2,3回だけだが目に入った彼女の剣筋に、練りこまれた「武」を感じる。―――その「武」に惹かれたのか、男は呟くように漏らせば彼女へと接近するだろう】
【―――その接近も、何とも奇妙で。……唯歩いているだけに過ぎないが、一切正中線も頭も肩もブレないその動きは、まるで幽霊の散歩】
【左腰に佩いた茜色の鞘に包まれた刀も、一切「カチャカチャ」などと音を立てる様子はない。……そして解るだろうか、彼の右肩】
【―――其処に貼り付けられたワッペンの、緋色の鷹を。……SCARLETの紋章であるが、その事を彼女は知っているだろうか】

―――……君の流派を知りたいのだが、教えてはくれないだろうか?
久しぶりに純粋な「武」を感じさせる剣筋だったから、少しばかりか気になったのだ……

【黒髪がそよ風に棚引き、インバネスも、そして履いている袴も風の軌道に沿って姿を変える】
【―――男の瞳は深く、纏う雰囲気は20代中盤程の見た目とは裏腹に老獪なモノを感じさせていた】

/昨日の文をちょっくら変えただけですが……!
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/10(日) 20:45:48.45 ID:RDqZZA1+o
>>610

【――揺蕩っていた時が、その弦を一挙に引き絞ったように空気が止まった】
【それは、ケミッシュだけにおける話。けれど、ねこやまにも察せられるであろう】

【藤色の瞳が見開かれ、無表情だったはずの顔付きは別の意志を含み】
【そんな状態のままで茫洋と少年、そして警察の面々のやりとりを眺めつつ】
【丈の長い白衣の裾で隠れた手元は、ギュッと痛い程に握りしめ】

……ねこやま殿。話であれば歩きながらもでも可能かと思われます
加えて具申させて頂くならば、さして長い話ということも無いと考えます。

真実≠ネのですね?お二人のお姉さま方が、UTに居るというのは。
でしたら私としてはこうして入られません。寝ずに歩いてでも行かねばならない。
それこそが私の指名、私の存在理由でありますから。

……お気遣いには感謝いたします、ただやはり……行かねば。

【彼女はベンチには座らなかった。足元を赤に汚しながら、そわそわと子供のようにまごついて】
【放り投げられたカフェオレは受け取ったが――小さくベキっ≠ニ金属音】
【受け取った手の内で、スチール缶が僅かにひしゃげていたのだった】

【――半ば圧潰した缶のプルタブから、暖かな飲料が伝っていく】
【しかし、ケミッシュはそれを気にも留めない。視線は既に出口へ向いていた】
【ねこやまへの恩義と、狂おしいほどに自らを駆り立てる指名――その2つに、心をかき乱されているようだった】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 20:50:54.03 ID:a5oXXUqfo
【日の暮れた空を黒い雲が覆い隠せば、月も星も、その光を地上に届ける事はできなくて】
【平時から薄暗い路地裏は、より一層暗く、陰鬱な空気を漂わせていた】


【そんな路地を必死の様子で走る、16、7歳くらいの少女の姿】
【抑えた腕には斬撃を受けた傷。やがて少し開けた場所に辿り着いて】
【後ろを振り返り、誰もいない事を確認すればホッと一息―――その瞬間】


【少女の腹部を、“何か”が撃ち抜いた】

【力なく崩れ落ちる少女。すぐにその前に現れるのは一つの影】

ナイスショット――――今回は上手くできた、かな?

【路地裏に響いたのは、子供特有の高めの、それでいて平坦な声であった】

【ゴスロリと呼ばれるような、白の洋服。首元には細く青いリボンを結び、脚も真っ白な編み上げブーツに包んで】
【ストレートの長い髪は黒曜のよう、紅い瞳は鮮血のように鮮やかに】
【右耳には逆五芒星を刻んだイヤリング、そして手の中には漆黒の、両刃の大鎌】

【ここに至る道には、少女の腕から滴った、赤い血の描く軌跡】
【それを見た者がやって来るかもしれないし、ここを通りがかる者もいないとも限らないが―――】

【少女の腕が、助けを求めるように微かに動いた。どうやら未だ息はあるようで】
【さて、少女に差し伸べられるのは救いか、それとも―――――】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 20:56:06.76 ID:AK74BI/jo

【黒い髪、白いワイシャツ、その裾をまた黒いチノパンに入れている。】
【口には煙燻る煙管。腰には、新聞紙に包まれた四尺程度の棒。】
【背中でがらがらと鳴らしながら、引かれているのは紙の灯籠が山積みになった台車。】
【その商品のサンプルを彼の前で吊るしていても(そしてその光の暖かさを辺りに散らしても)】
【必竟このご時世にそんなものに手を出す好き者などいるはずもなく。】
【台車の、中身のつまった、重たげながらがらという音は、それでも虚しく聞こえてくるだけなのだ。】


【ぐぅ、と台車の音と空腹の音が混ざると、ぷはぁ、と煙を大量に吐き出す。】
【不機嫌とも言い難い表情をしているわけだが、それでもプラスのイメージが湧く目付きではない。】
【「なんで一日中歩き回って売上零なんだよくんにゃろ」とでも言いたげな。】


くっそう。
世の中はやっぱり金だナ。


【――無造作にポイ捨てされた空き缶を無意味に蹴り飛ばした。】
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 20:57:30.71 ID:Lo5BhSLdo
>>611


「……?」


【女はなんともおかしな感覚に陥った。「とある理由」から自分以外の第三者の存在を見切ることは得意である。】
【だからであろう。相手がこちらを見ていることはぼんやりと分かった。問題はその後である。】
【歩行にそこに伴うはずの足音がない。いや、足音だけではない。彼女は振り返った。腰の得物を見るが、相手のそれも音を立てる様子はない。】
【ところが、確実に件の人物はこちらに近づいてきている。】

【よく見ると…女は相手を観察した。自分と同い年かわずかに年上くらいであろう。若い男性である。】
【自分のそれとは対局にある、薄藍のインバネスコート、黒髪。だが、女が注目したのは彼の格好ではない。】
【それは、女という個人が、それまでとは違う、如月 氷雨という剣士としての――――――観察眼とでも言うべきものである。】


 ――――――――――――剣士か


【それも、おそらく自分と似たようなタイプの。】
【刀を下げていることが手掛かりになったのではない。正中線をずらさない、その歩法にである。】


「………ふーむ…。」


【質問を投げかけられても、しかし如月は答えなかった。それより気になることがあるようで。木刀が足元に落ちるのも構わず、】
【男の右肩の紋章を見た。流浪人である如月は組織に疎い。】
【男の所属するそこについても、せいぜい名前を知っている程度である。】
【それから琥珀は男の顔を見た。すると、眉を顰め何かを考える仕草になる。顎に手を当てた。】


「……どこかで見たような顔だ。いや、何処かで聞いたような声と言うべきかね……。えー、ちょっと待てよ。
 ……ストップ。話しかけないで。あー、頭まで出かかってるんだがね……うーむ…。」


【そのまま、秒針が一回転したくらいの間があった。】
【如月はぽんと柏手を打つ。頭の上にビックリマークでも着きそうな表情で、男を指差す。】


「思い出した!!」

「中邑……。中邑 瑛月!!!! 君あれだろ、大会の解説かなにかしてなかったかい?
 いや、確か解説だったはず。ボクの記憶が正しければ……。」


【それから、あれよあれよと如月は今度は紙とペンを取り出した。】


「ちょうどいい。いやー、そろそろ旅金が底を着きそうだったんでね。こりゃ神の助けか。
 えー、そう。もしもよかったらサインをくれると助かる。いや悪く思わないでくれたまえ。貰えるものは貰わないと流浪ってのはできないものでね。」


【「結構売れるんだよ。君みたいな有名人のサインは」。】
【という言葉で締めくくると、それからようやく男の質問を思い出したのだろう。】
【木刀を拾いながら言った。】


「えーと、それはそうとなんだったか……。
 そうそう、流派か。雨月一刀流だ。まあ、田舎剣法だな。」


/すみませぬ遅れました…よろしくお願いします!
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/10(日) 21:05:26.88 ID:REFOpOgmo
>>613
【夜、路地裏】
【今夜は満月、時はそれーーーー薄暗い路地裏にて起こっていたゴタゴタ】
【そんなやり取りを、上空から見下ろす一つの影があった】

………………

【その正体。それは一羽の「鳥」……】
【首にスカーフを巻き、頭にヘルメットのような装飾品をつけている。】
【頭の装飾品にはかの機関の逆五芒星。スカーフに記されているのは「No.8」の文字】
【それらは、かの鳥がいかなる者かを示すのには十分だった】

【その鳥は彼女らの様子を一瞥し、状況を把握して、近くのビルの一角へと着地した】
【ビルの上から彼は、そのやり取りを見下ろすだけであったが、もし彼女の実力が良ければ、見つけることは容易であろう】

【同業者である彼女のなすことをそこに善悪があろうとも、その鳥は上からそっと見下ろしていた】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 21:06:20.80 ID:XcwJybEFo
>>613

【べちゃ───】
【生々しい水温が、粘ついた音を響かせる】
【気味悪い程によく通ったその音は、断続的にゆっくりと、ひっそりと近づいて来た】
【少女の目前の曲がり角を曲がって、足音の主がぬうと姿を表す───不気味な足音と違って、その姿は以外にも平均的な体躯をしていた】

…………

【後ろにツンツンした紅髪、隈の深く目付きの悪い三白眼、口元を隠す長い紅いマフラーを双翼が如くたなびかせる】
【ライダースと指貫手袋を着用し、バックルが特徴的なベルトを巻いて、赤い模様の黒いブーツを履いた青年】

【青年は、少女とそれを追っていた者の姿を横目で一瞥し、立ち止まって体を向けて、よく眺めた】
【無言のまま向ける視線は、少女にも追手にも同じ、冷たく鋭い物で】
【しかし、その眼がある物───逆五芒星≠捉えると、様子が一瞬にして変わった】

【次の瞬間には、青年の姿はその場から消えていて、紅い二つの残光が尾を引いていた】
【少女が何か言おうと、助けを求めようと、既に彼には眼中に無く、しかし利害は一致していた=z
【故に、青年はその場から目にも留まらぬ早さで追手へと駆けだし、凄まじい瞬発力をもって追手の胸へと少女を飛び越した飛び蹴りを放った】
【───黒かった眼は、いつの間にか紅く染まっている】



───悪・即・惨…ッ!

618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 21:12:17.41 ID:HMTwUrRw0
>>612


結構、急いどるんやなー……事務所、行くんなら、
ココから、風の国行きの列車、多分あるやろ、うん。……あ、別の方法で、行くんかな。

……っちゅうか、そのまま、風の国、行った所で、事務所。どこあるか、知らんやろ。

―――………せやな、俺も、これから帰るし、………あのな、付いてっても、ええやろか?


【異様な金属音を耳にしたなら、其の鳴った方へと視線を移す。】
【硬く握り締められたその缶を見れば、嘘偽り無く、相当な思い入れが有るのだと解釈して。】
【そこまで思っているなら、と。先ずは姉との再開をさせてあげるのが妥当だと、少年は考えた。】
【然し勿論、彼女の罪も忘れた訳ではない。このまま、じゃあ頑張ってね、と別れるわけにも行かず―――。】

【少年が取った行動は、一緒に"UNITED TRIGGER"の事務所へ行く事だった。】
【此れは―――当然、"連行"でもある。然し彼女はそもそもこれから自分が逮捕される事も理解していなければ、】
【恐らく事務所に至るまでの道順を知らないのだろう。とすれば乗って来るのではないかと少年は判断した。】
【その2人の姉と適当に話をして落ち着いた後で、自警団等へ引き渡す……簡単ではあるが、少年は理想的な計画を立てて。】

【取り敢えず、旅路に付いて行って良いかという、上辺だけは純粋に見える提案を、彼女に投げかけるのだった。】

619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 21:15:19.56 ID:XcwJybEFo
>>613>>616
/出来れば複数したいなーとかなんとか思っちゃってますが無理なようなら引きますので無視してくださいな
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 21:17:05.14 ID:AK74BI/jo
>>614
/取り消します
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/10(日) 21:22:36.62 ID:REFOpOgmo
>>619
/やりたいのですが、もうちょいで落ちるかもしれないのでそれでもいいならー
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 21:32:01.78 ID:XcwJybEFo
>>621
/本当ですか!お願いします!何でもしますから!
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage]:2013/11/10(日) 21:34:24.81 ID:RDqZZA1+o
>>618

はい。出来る限り早く、私はドクターに代わってその悲願を達したい。
その一念で動いておりますから……付き添い、ということですか?

でしたら構いません。是非とも案内を願いたいのであります
列車は……最終ですが在るようです。直ぐに乗りましょう、ねこやま殿。
此処はいつ何時事案が浮かぶか分からない土地のようですし、それが望ましいかと―――。

【――話が済んだのなら、ケミッシュは直ぐに時刻表へ目を走らせ】
【ちょうど別のホームに止まっている風の国行きを見付ければ、少年に急かすように乗ろうと告げる】

【後は、そのホームへ向かって、列車に乗り込んで――警察の手回しがあったのか】
【人気の無いコンパートメントに、二人して乗り込むことになるのだろう】
【警察からは注意と、彼女に甚振られた男性の救助が完了した事を告げる一報が在るはずだ】

………ぁ、すみませんねこやま殿。1つ、思い出したことがありました。
それともう一つ。UTは、カノッサ機関に敵対しているのですよね?

【そんな中で、尚もその手にひしゃげて中身の無いスチール缶を握ったまま】
【ケミッシュはふと気にかかる言葉を口にした。報告と、そして質問だ】
【まだ座っていない。席に向かう途中、ねこやまの後ろを付いていく、その最中だった】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 21:43:26.40 ID:hAFFx817o
>>616>>617

【少女の前にいた、“白”の影。まずその視線が向いたのは、青年の方】
【如何に青年の体格が平均的であろうと、子供と比べればやはり大きく見えるもので】

…………何?僕達が持って帰るんだから、あげないよ。

【感情の見えない目を向けながら告げる言葉は、何処かズレた内容】
【しかし、『僕達』という言葉、そこに一つの違和を感じることができるだろうか】

【考えてみれば、少女の傷と眼前の“白”の武器は一致しないものであって】
【この者が腹部へ攻撃した、とは考えにくい。とは言え無関係であるはずもないが】

で、何の用?早く済ませて帰りたいんだけど―――――っ!

【飛び蹴りへの対応は、最低限の動きで済ませる】
【いくらか後方へ飛び退り、手にした鎌を横一文字に振り払い、迎撃を計るというもので】

―――そっちも、あげないからね?
何もしないんだったら帰った方がいいよ。

【迎撃がどうなろうと、その平坦な口調は変わりなく】
【視線は青年へ向けたまま。しかし放つ言葉はどこか別の所に】
【ビルの上から見下ろす彼なら気付くだろうか。その言葉は自分に向けられたものだ、と】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/10(日) 21:49:14.61 ID:JfKKhFAAo
>>615

【今まで多くの剣客を見てきたが、彼女のようなタイプを見るのは初めてだった。……自分の身内以外では、だが】
【―――大会でも名を馳せた八攫柊や花城火憐は優れた身体能力から韋駄天の如く速度で一閃を放っていたが、彼女は、そして自分はその2人とは異なっている】
【速い動きというよりは、柔らかな動き。名前を挙げた二人が神速の剣ならば、彼女は、そして自分は流水の剣とでも言うべきだろうか】
【その「流水」を他人の武に感じるという経験が今回初めてだったということであり、故に彼女への興味も自然に溢れてくるのであって―――】

……―――如何にも。 俺は……む、どうかしたのか……?

【小さく微笑みながら短く返事をし、言葉を続けようとしたが―――何かを深く考えこむような彼女の仕草に此方も怪訝に思い、口の動きを止める】
【「どこかで見たような顔だ」と言われれば、今度は此方も顎に手を当てて彼女の顔を改めて凝視する】
【何処かで会ったか―――否、この剣を忘れる筈がない。との結論を出し言葉にしようとした瞬間、其れよりワンテンポ先に「思い出した」という声が耳に届いた】

【男はやや驚いて身体を震わせれば濡羽色の瞳を丸くして、此方へと指をさす彼女をぽかんと見つめる。―――やはり「自分は」彼女の顔に覚えがなかったようだ】

……あ、ああ。確かに俺は毎回そういう仕事をさせられている。
別に拒む理由はないが、果たして俺のサインなど金になるものだろうか……?

【サインを求められる事自体は恥ずかしくも有るが嬉しくもある―――筈なのだが、金にすることを堂々と公言された上でのサインというのは複雑な気分ではある】
【度々思い知らされるのは、いかに大会が広く知れ渡っているのかということであった。今回は参加してもいないのに、自分の名前を知っている人も少しは増えているらしく】

―――……やはり聞いたことのない流派か。 これは俺の持論だが、本当に実践的な剣術ほど広く知られていないモノだ……
広く知れ渡った武術はいつの間にか「武」が抜け落ち、どちらかと言えば「競技」に近くなっていく。君も「一刀正伝唯刃流」なんて聞いたことがないだろう?

―――不思議なもので、時が経つほどに武が改良されて進化していくとは限らない。……田舎剣法とは言うが、素晴らしく「武術的」な剣だと思う。
時代が移り変わりゆく中で抜け落ちた「生き抜く為の武」が、君の剣には見えた。俺の剣と同じく、絶滅危惧種の剣と言うべきかな、ハハ……

【雨月一刀流―――初めて聞く名前だったが、きっとそうだろうと瑛月は予想していた。……自分の知る流派でこのような動きをできるモノは、「自分の流派」しか知らなかったから】
【現代に広まる武術とは真逆のような動きをする彼女を、そしてその流派を高く評価する男だが、その雨月一刀流が自分の流派と似ていたのであれば当然の事】
【―――男は渇いた笑いを浮かべれば、また言葉を続ける。細まった瞳が見開き、鋭い煌きを中に宿して―――】

その磨かれた「武」を、「牙」を……―――君は何の為に使う?
君は木刀を振っていたが、それは何の為だ? 護身の為か? 戦いが好きだからか? ―――それとも、何かを護る為か。

【落ち着きながらも力の篭った声が、公園の静寂に響き渡る】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/10(日) 21:54:51.66 ID:REFOpOgmo
>>624>>617
【路地裏に響く、もう一つの足音】
【鳥はそちらへ眼を向ける。さすればそこには、普通の、平均的な体格をした青年がいて】
【何者だ?カノッサの紋章を付けていないということは、敵の可能性を孕む……だが、一般人かもしれない】
【この鳥は、彼が出てきた時点では、ただ観察を続けるだけだった】
【しかし……青年が彼女へと蹴りを放った時ーーーーーー鳥は青年を"敵"と判断した】

キョォオーーーンッ

【上空に飛び上がり、咆哮する。】
【夜空に鳴き声が響き渡り、この鳥は、少女の上空5mあたりに降下した】
【鋭い眼光が彼をギラリと睨みつけ、攻撃を伺っている】

【その時、発せられた少女の言葉………】
【この鳥は人間の言葉が理解できているのだろうか……「あげないからね?」という言葉に対して、鋭い眼でギラリと、だが敵意はない眼で見下ろした】
【その眼は、まるで「自分の獲物ならば自分でやるのがルールだ」とでも語っているようにも見えた】
【そして、視線は再び青年へ。どのような攻撃を食らわせてくるのだろうか?】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 22:03:03.84 ID:HMTwUrRw0
>>623


おおう……ほな、急ごか……


【警察との対応に関しては、彼女と話す其れをは比べ物にならない程、極めて丁寧に対応していた。】
【切符を2枚、手渡されたのなら、『ほんま、助かりますわ……、』と、少年は深々とお辞儀をして。】
【警察側からすれば、犯人の連行は目の前の子供に頼む事になり、手間は省けたのだ。】
【気分が良いのか、激励の言葉を少年に掛けると共に、比較的軽やかな足取りで立ち去るのだろう。】


せやな、UTとカノッサは……ついこの前、夜の国で、カノッサの襲撃、あったの、知っとるかいな。
そん時も俺、そこ行って、戦ってきたしな……。敵対関係か言われたら、………まあ、その通りやわ。


【話しかけられたのなら、少年は歩きを止めないまま、ケミッシュの方へと少しだけ顔を後ろにやって。】
【質問の内容を聴き取ったなら、『ああ……』と声を漏らし、向き直る。】
【周りに客が居ないのなら、気遣う必要は無かった。其れなりに大きな声で、少年は彼女の問いに答えることだろう。】

【切符に書かれた番号と一致する個室を見つけたなら、少年は立ち止まって。扉を開き、内へと歩を進める事だろう。】
【手配された部屋は、犯人護送用とは思えない程、豪華な2人部屋だった。『おおー……』と少年は感嘆の溜息をつき、】
【飛び乗るようにして椅子に座る。『ほんまフカフカやん!』と少々はしゃぎつつ、彼女が座るのを待っていた。】


―――あ、せや、思い出した事って、なんかな。


【あ、と気づいた様に少年は切り出す。廊下を歩いている間に、そう言えば話していたな、と。】
【―――少年が言葉を紡ぎ終え、静寂が場を支配した其の瞬間。間も無く発車する旨の車内放送が流れた。】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 22:06:49.43 ID:XcwJybEFo
>>624>>626

【迎撃に向けられた刃を足裏で蹴り付ける───そのまま、降り抜かれる勢いを利用して後ろに離れた】
【着地したのは、狙ったか狙っていないのか、倒れた少女の近く】

…カノッサ機関……貴様らは生きる権利すらない…ッ!
正義の下に滅しろ…ッ!

【ギッと睨み付けるその眼差しは、白い子供に向けられているが、しかし───彼は確かに感じ取っていた】
【一度近くに感じた事のあるこの雰囲気、グッと目線を上に上げて、上空の鳥を睨み付ける】

…今度は逃がさん…纏めて地獄へ送ってやる…!!

【青年のマフラーが両翼めいて持ち上がり、はためく───これは断言するが、決して能力による物ではない】
【それ程の覇気が青年を包んでいるのだ、ともすれば白い子供や鳥以上に見境ない悪のような、一歩間違えばとても危険な殺意】

【刹那、青年は白い子供へと再び接近し、右腕を振りかぶってつき降ろすようなパンチを繰り出す。威力も早さも一般人とは思えないものだ】
【だが、何かしら能力を使用した様子は見えない、愚直なまでにただの拳である】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/10(日) 22:21:00.15 ID:jup6RQDNO
/すいません、明日は早いのでもう落ちます……すいません
/短い間でしたが、ありがとうございました
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/11/10(日) 22:21:40.94 ID:REFOpOgmo
>>629
/ID変わってました
/改めて乙です
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/10(日) 22:31:07.92 ID:RDqZZA1+o
>>627

いえ、生憎と研究所は外の世界とは隔絶されていましたので。
ですが、理解いたしました。近々に大きな衝突があった
そしてそういったことが時折有るらしい……故に、敵対関係だ、と。

……あぁ、はい。実は、先ほど申し上げた2つの忠誠についてでして―――

【あるいは、警察の事は駅員だとでも思ったのか。咎める言葉は、一切無く】
【車内に乗り込んで、少年が歳相応にはしゃぐ様子をただ眺め】

【そのうちに、口を突いて出てきたのは先に言っていた忠誠についてであった】
【1つは父というドクターに対するもの。で、今はもうひとつの対象についてなのだろう】
【左手を白衣の中、戦闘服の腰元へ伸ばし、何やらゴソゴソと取り出そうとしつつ】
【右手にいまだ持っていたスチール缶を、ねこやまの方へと放って、渡そうとする。そして――】

――はい。実は我々が育ったAPO研究所≠ネのですが
最大かつ唯一のスポンサーがカノッサ機関でして、兵器の納入先も同様だったのです。
もっとも、実際には納入には至っていませんでした。未完成でしたから

無論、私も未完成です。感情面、知識面、総括すれば人格面に多大な欠陥が有るようです。
……それで、機関に納入する予定だったということで、件の忠誠の話が思い出されました。
我々が……現在では私一人のようですが……忠誠を誓う最後の一方は、つまり―――

―――――――― つまり、貴方は私にとって殺すべき相手のようです

【何かを探していた左手。そこにこぶりな黒いハンマーを握って、手を前に出すやそのまま振るい】
【ケミッシュは彼の頭部を狙って、的確かつ迅速にその頭蓋を砕こうとするだろう】

【スチール缶を渡そうとしたのは、気を引くため。手を埋めるため。反撃出来ないようにするため】
【こんなことをするのは、機関に納入する兵器として、機関に続ざずとも、機関に忠誠を誓っているため】
【此処でそれを思い出したのは――言わずもがな。邪魔がない、出口がない、目撃者も居ないから――】

【――――ハンマーは、寸前で止まるようなことはない。無慈悲かつ正確に、死を求めて振るわれていた】
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 22:35:03.44 ID:xFTtluryo
>>626>>628

【青年が一旦離れれば、降下してきた影を一瞥して】
【攻撃する気配がないのを見れば、また視線は青年へ】

【そして、振り下ろされる拳を、両手で持った鎌の柄を以て“受け止めた”】

お兄さんの言う“正義”って?それは本当に正義なの?
……そもそも正義って何なのかな?

【早さの乗った拳を押し留めるのは、子供とは思えぬ異常なまでの力】
【しかし状況は次第に青年の側へと傾いていき、突き抜けるかと見えた】

【その時のことであった】

―――なんてね、時間稼ぎ

【青年が通ってきた方向から、一発の魔力弾が発射され、青年の胸部へと向かう】
【性質としては凡そ一般的な弾丸と同じ。一つ違うとすれば空気抵抗を受けないくらい】
【軌道としては、やや下側からとなるであろうか】

「ごめん、遅くなっちゃった」

【放ったのは、新たに現れた“黒”の子供】
【服装は殆どが“白”と同じだが、服の色は黒、リボンは赤。髪は白く、イヤリングは左耳に】
【瞳は青天の様な澄んだ水色で、手には黒と濃いピンクのフリルパラソル】

【話し方はやはり、平坦な、無感情なもので】
【―――位置取りとしてはちょうど、青年を前後から挟む形となるか】
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 22:35:41.32 ID:U2c1gkQX0
【森の中にひっそりと存在する教会。ボロボロとなった外装は果たして其処に住まう者が存在するのかと疑わせる程であったが、今宵は中から会話が聞こえて】
【女性二人であろうか。其れと、時折獣の吠える様な其れが聞こえるけれど決して威嚇等でも無く】
【――――扉が開いたならば、姿を現したのは修道服に身を包んだ女性。歳を記すならば、恐らく18辺りであろう】


「はいはーい。じゃあ又今度ね!
ああ、そうそう。お金が無いのは分かるけどさぁ……グロリアもちゃんとご飯は食べなよ?
ボク達神に仕える人達が先に神様の所に行っちゃったら――――そんな拗ねない拗ねない
じゃっ、元気でね」

【金色の髪が眩しく月の光を反射させていて。その表情は人懐っこそうな緩い笑み】
【謙遜深い修道女は考え難いけれど…………纏う其れは、紛れも無く信者と証明するための物】
【扉の向こうの存在へと手を振ったならば静かに閉め、小さな溜息を吐く事だろう】


「問題なし。っと…………いやぁ、何となく分かっては居るんだけどやっぱり緊張するよねぇ
ま、元気そうでよかったし、ボクもそろそろ遅い晩ご飯でも食べに行こうかな――――およ?」

【独り言から読み取れる性格は実に明るくて。フードを被ってこの場から離れようとするが――――】
【近くを通りかかる存在に気付いたのか、ふと立ち止まって】
【向こうから近づいて来るならば立ち止まったまま。動かないようであれば、女性から近づくのだけれど――――】








【廃墟――――人が足を踏み入れる事の少ない其処だけれど、今宵は悲鳴が響き渡った】
【声色が一つだけで無いならば、複数の者達が傷付けられたのか。最後に断末魔が響いたかと思えばそれっきりで】
【――――――例え敏感で無くても、その付近には瘴気が漂っている事を感じ取れるだろうか】
【さて、瘴気が漂うとなれば……魔族が居るのか、或いは魔道具や其れに等しい物が在るのか】


「――――5人で襲ってきたのはいいけれど、虚しいお話ね。私を殺すと意気込んできたのに、貴方達が最後に見ているコレは何かしら?
……ふふ。折角生きながらえさせてあげているのだから、声くらいは出せる筈なのだけれど」

【廃墟の中。紅いドレスを纏った一人の少女が、身体を赤く染めながらも立っていて】
【…………近くに転がっているのは男女の骸。全て首が無くなっており、ならば無くなった其れは何処に在るのかと問われれば】
【直ぐ近く。埃の積もった棚の上に陳列されていた。どれも絶望的な表情を浮かべて居るが、時折瞬きをしたり口を動かしたりする事から、奇妙な事にもまだ生きているらしく】


「自分の身体をこうやって見れるなんて、初めてでしょう?
――――――さっき、あれだけ散々喋っていたのだからもう言い残した事は無いわよね
それじゃあ…………“お休みなさい”」

【パチリ、と鳴らした指。応じるかの様に棚が炎上したかと思えば、並べられた其れ等も直ぐに焼け爛れ始め】
【…………悲鳴こそ無い。感覚を無くされていた事が、せめてもの救いか】
【やがては髑髏5つが其処に並べられている事となるのだけれど――――】

【新たにこの場に踏み込んだ存在に気付いたならば、クスリと笑いを漏らして】
【「今晩は。良い夜ね――――」そんな巫山戯た言葉と共に、小首を傾げるけれど】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/10(日) 22:37:24.89 ID:Lo5BhSLdo
>>625

「そう思うだろう。ところがどっこい、なるのさ。まあ、金の変え方にもコツがあるんだがね。」

【飄々と言ってのけると、如月は(相手が応じたのなら)サインを受け取る。】
【羽織の内側に大事そうにしまうと、待っていた木の葉が足下に落ちた。】

「……唯刃流…ふむ、確かに聞いたことない。」

【聞いたことは無い。彼女は剣客である。職業上とでも云うべきか、他の剣士と斬り合ったことは多い。無論、死合/模擬戦どちらにしても、】
【そうなると必然的に他派と接する機会は多くなる。しかしそんな如月でも、男の納める流派の名前は初耳だった。】
【となると――――先ほど垣間みたあの「動き」も、その流派による物と見て間違いなさそうである。】
【そこまで考えから、男の言葉に返答した。】

「その通りだ。ボクは…ああ、自己紹介がまだだったね。如月という。如月 氷雨だ。」

「キミなら、見て分かるだろう。ボクは無能力者だ。
 能力を持たない人間がこの世界で生きようと思うなら、刀の一本や二本扱えないとやっていけない。
 それに、ボクの流派は普通のそれとは少し違う。たった一つのことをこれでもかというくらい追求しているからね。まあ、癖が強いのさ。」

【だからこそ、男の言葉を借りるなら「絶滅危惧種」。ある技術≠フみを追求した雨月流は、その汎用性の低さと、】
【使い手が「無能力者」という呪いにも似た宿命から、彼女以外の使用者はほとんどいない。如月は男がその名を知らないのも、別段反応することはなかった。】

「武術的ねえ。褒め言葉として受け取っておくことにするよ。しかし、云ったろう? 癖が強いんだぜ。
 それに、ボクも剣士の端くれとして云わせてもらうと…キミの方こそ、」

「キミの方こそ―――――相当なもんだ。」

【落ち葉を拾い上げると、如月は男を指差した。その指の先には相手の刀と技術――――先の挙動を包含した生き抜くための剣術がある。】

「なかなか興味深い問いだな。」

【それから如月は男の鋭い視線を受け流すように虚空の月へと目をやり、返答した。彼の問いをはぐらかしているようでもあり、】
【それでいて彼女のその短い言葉は「本心」であるように思えた。一見矛盾しているような背反の言葉に、しかし如月は言い直す気配もない。】
【如月は持っていた木の葉を落とした。螺旋を描きながらひらひらとそれは落ちる。落下するまでの短い間、琥珀色の瞳の主は考えた。男の言葉を反芻する。】
【護身のためか。戦いが好きだからか。なんかを護るためか。】

「……―――――逆に聞きたい。」

「…いや、待て。今はやめておこう。キミの質問に対する答えが先だ。」

【側のベンチに立てかけていた二刀を取る。カチカチと小さな音が響いた。】
【護身ならば――――そのための剣は何度も振るったことがある。流浪は危険が伴うもの。前述の通り能力を持たない如月に取って、】
【生命を守るためには刃を取るしか無い。しかし、ではそれが「本質か」といわれると首を縦に振ることが出来なかった。】
【闘争を好むからか―――――斬り合いは嫌いではない。元は好戦的な性格をしているらしい。だが、】
【最後―――――「誰かを護る」…………。】

「……近く、夜の国で一波乱ある。」

【一見唐突にも見えるが、如月は話した。彼の話は概ね以下のような物である。夜の国の遺跡の、機関の襲撃。そしてその防衛、迎撃。】
【要点は短いながらも的確な物だった。男の組織にも通達が云っていれば、もっと話は速い筈だ。】

「素振りしていたのは、まあそういうわけさ。首を突っ込もうかと思ってね。しかし、」

「――――これがボク自身の「刃」の話になると、少々異なる。」

【そこで如月は男を見た。琥珀は深かった。何の感情も読み取ることは出来ない。しかし、それは感情を消しているということは決して無く、】
【逆だった。あまりにも多くの気合いが渦巻きすぎていた。それは刻に悦楽であったり、刻に憤怒であったり、また時には海よりも深い悲哀でもあった。】

「そうだな…ところで、キミは人を斬ったことがあるかい? いや、それだけの実力者だ。きっとあるんだろう。」

「今までキミは自分の牙で…唯刃流で何人くらい斬ったんだ。」
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 22:53:17.16 ID:XcwJybEFo
>>632

【拳を鎌で受け止めたとして、果たしてこんな衝撃があるだろうか】
【自分の拳自体が負けてしまいそうな威力の殴打、それを難なく繰り出して、受けられて】
【問い掛けに揺らぐような素振りもなく、拳を一旦引いて連続攻撃を繰り出そうとした、いくら受けられたとはいえこの距離は得意距離だ…が】

…ッ!

【破裂音が刹那に響く、その瞬間には青年は振り向きながら右足を蹴り上げていた】
【蹴り飛ばしたのは襲い掛かって来た弾丸、ただの瞬発力と反射のみで、弾丸を蹴って破裂させた】
【ぼたぼたと粘つく赤黒い血が靴底から落ちて行く、これは青年の血ではない】

【構えを直した青年は、立ち方を変える───右手側に白を、左手側に黒を置くような、横向きの立ち位置】
【最初から彼に少女を守る意志は無い、『結果的にそうなる』だけで、彼を動かす意志は、『正義』はただ一つ】

…悪は滅する……ッ!

…貴様ら悪が正義を知った風に口にするな…虫酸が走るわッ!
貴様らに正当性を語る権利は無い、己が罪を抱き、罰の海に沈み行けィッ!

俺が…正義だッ!

【ただ一つ、信じる正義は己のみ、そこに誰しも介入する事許したんがし───】
【深く暗い怒りと憎しみが彼を動かす、歪んだ正義として、暴力的な衝動を持って、力を生み出す】
【悪を潰す───純粋な憎しみの塊が、動き出した】

【狙ったのは白の子供、再び接近し、接近出来れば右足のハイキックが頭を狙う】
【しかし、そのハイキックが防御や回避出来たとしても油断はならない、彼は直ぐに蹴り出した足を引き戻し軸足を入れ替え、今度は逆方向からの左足の蹴りを放つだろう】
【二撃目の蹴りは、防御や回避の隙を狙いホーミングした攻撃、鋭く狙われる部位は白い子供の状態に左右される】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 23:08:26.59 ID:HMTwUrRw0
>>631


【彼女の左手がポケットを漁っている事には気づいたが、特に気に留める事はなかった。】
【カノッサがスポンサーであるという言葉に関しては、其れなりに怪訝な表情を見せたものの、】
【だからと言って、警戒心を持った訳では無い。飽くまで彼女は彼女なのだと、―――或いは、そう信じたかったのだろう。】


ああ、なるほどな……ケミッシュさんは、もしかしたら、カノッサに行くんかも知れんかった、って事やな……
良かったやん、……いや、未完成なのがええって事ちゃうで、ただ、カノッサに、行かへんで、っていう意味やで。

まあ、これから、ねーちゃん達と色々、話せるやろしな、……ああ、せや、ゴミ、あずか………――――――!!


【―――彼女のハンマーは空を切った。】
【然し矢張り、其の予想だにしなかった衝撃的な出来事に、何とか避けられたという位だった。少年はバランスを崩し、床に倒れこんだ。】
【不利な体勢とは言え、至近距離からの攻撃に回避出来たその異常な迄の反応速度は、殆ど無意識、反射的な物であろう。】
【受け身を取った形で床に転がった少年は無言で。驚いたと言うより―――哀しいといった表情で彼女を見ていた。】
【尤も、感情が没落した彼女は、其の顔を見た所で、全くと言って良い程、何も感じ無いのだろうが―――。】


………―――俺、近接戦なら、負けへん自信、有るで。


【"UNITED TRIGGER"のメンバーである二人を、カノッサへと取り戻す。そう言う意味で、姉達に"自身を再認識させる"。】
【悲しい程、辻褄が合った。だとすれば目の前の彼女は、―――カノッサ側、つまり"敵"なのだと。】
【先程まで純粋無垢に振舞っていた少年は、時折鼻を啜りながら、或いは両目を潤ませながら………宣戦布告。】

【少年は隙を見せる事も、或いは身体を動かす事も、一切として見せなかった。】
【先ずは相手の出方を伺っているという所だろう。床に座っている状態でジッと、藤色の眼を見つめていた。】



/すみません!お風呂に入ってきますので、次の返信少々遅れるかもしれません!
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/10(日) 23:13:25.89 ID:HMTwUrRw0
>>631
/すみません!コピペミスです!
【プラットフォームで軽快な音楽が鳴り響くと、列車の全てのドアはぷしゅーと腑抜けた音を立てて閉まった。】
【窓の景色が、ゆっくり、ゆっくりと変化を見せ始める。―――二人に逃げ場は、もう、無い。】
/最後にこの2文の付け足しお願いします!あんまり関係ないかもしれませんが!
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/10(日) 23:18:00.08 ID:JfKKhFAAo
>>634

……ならば台詞を返そう如月。君からも見て解るんじゃあないか? ……俺も無能力者だということは。
―――というか、俺の流派は無能力者の為の剣術だ。無能力者が能力者に対抗するための剣術、其れが「一刀正伝唯刃流」
唯一つの刀だけで能力者に立ち向かう。それ故に付いた名前……という訳だ

【聞かなくとも彼女が多くの戦いを乗り越えてきたことは解る。最初に見た一振りで、その理解には十分だった】
【―――そして能力なしで乗り越えて来たのならば、やはり自分と同じ唯一の「牙」である剣技は相当に練りこまれたモノなのだろう、と瑛月は思う】
【……そうならば、胸に秘める思いも同じなのだろうか。―――能力者へのコンプレックス、とも言える感情が、彼女にもあったのだろうか、なんて思考に陥って】

……ほう、癖が強い―――か。……どんな癖かは勿論解らないが、別に癖がある事自体は悪くはないんじゃあないか?
癖なんて要は個性であり特徴だろう?―――変にスタンダードな剣術よりも、俺はよっぽど相手にはしたくないが。

フフ……いやいや、相当なもんと言うが俺は腰の刀にすら手を掛けてないぞ?

【悪戯な笑いを小さく浮かべながら謙遜をしてみるが、彼女のような武人なら彼の見せた「歩き」だけで気付いたのだろう。彼女と同じ「武」の香りとでも言うモノに】
【そして自分の問いに対し、彼女が唐突に零した言葉。其れを黙って聞けば、4.5秒の沈黙の後に口を開いた。自らの左手で、右肩の緋色の鷹のワッペンを触りながら】

―――SCARLET。……高度な能力犯罪に対応するために、軍と警察・自警団が協力し創設した精鋭部隊さ。
世界の何処かで悪が攻めてくるならば、其処に飛んで行って防衛する。何というか、「正義の傭兵部隊」みたいなモノなのだが……俺は其処に属している。
―――そして君が言う波乱にも、勿論「俺達」は首を突っ込むつもりだ。

逆に訊きたいと言ったな……俺の牙は、「悪から人を護る」為に在る。

【―――深い琥珀を、澄んだ濡羽色の瞳で逸らさずに捉える。―――自分とは違う瞳だと感じる。多くの共通点を見出していたが、此れは全く異なっていると】
【……そしてまたしても唐突に飛ばされた言葉に、男は瞳を揺らすこと無く答えた】

―――数え切れない程。先日の戦いでも沢山の血を浴びたよ。……あの時は機関兵を切り倒し市民の逃げ道を空けた。其れでも大量殺人をしたことは確かだが……な
……同じSCARLETには、1人しか殺したことがない男もいるのだが。
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/10(日) 23:23:20.91 ID:YEqgjA+Eo
>>635

―――ま、悪だとか正義だとか、そんなのどうだっていいんだけどね。
「私達はただ戦うだけ。それが兵器の存在意義だから」

【『あげない』とは言ったが、この二人にとって少女が特別必要、という訳ではない】
【ただ、獲物として選ばれたのが彼女であっただけであり、そこに必然性など皆無】
【故に今、二人の戦う理由は―――――――】

「だから、正当性なんて興味無いよ」
お兄さんが正義かどうかも興味無いね

『邪魔するから殺す、ただそれだけ』

【さて、彼が動いた瞬間、二人はほぼ同時に動き出していた】

【まず“白”は、蹴りを回避する為に体を前に倒し、そのまま接近を開始】
【しかし直後に放たれる二撃目の蹴り――こちらは接近しているが故、回避は不可能】
【それならばと、両腕を交叉させ、正面からの防御を選択】
【衝撃を完全に殺すことはできないまでも、何とか踏みとどまって】
【ただし、ダメージが無い、ということは勿論なく、小さく呻く様な声が聞こえるだろう】

【一方の“黒”は、彼と“白”とを結ぶ直線上から横へとズレて、彼の斜め後ろ側からの攻撃】
【放つは、着弾したところで炸裂する、炸裂の魔力弾】
【それを蹴りを放った後の隙を狙い、彼の足元をへと射出するのである】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/10(日) 23:34:31.18 ID:RDqZZA1+o
>>636

【――ガタン、と列車が走り始める。少し離れた場所で、扉の閉じる音がした】
【警察が万が一をとって鍵をかけたのだろうか。或いは、発車時はそうするのが普通なのか】

【どちらであるかはわからない。けれどもその上にもう一度、ガチャンと音が重なった】
【ケミッシュが開いた右手を背後に回し、豪華なコンパートメントの出入口を閉めたのだ】
【大きな窓の外、光景が徐々に動き出す。列車は郊外へと向かい始めていた】

……二人きりですね、ねこやま殿。誰にも邪魔はされませんよ
自警団も、他のUTのメンバーも、きっとお姉様たちも気付いてすら居ないでしょう

或いは、私という存在すらも知らないかもしれません。
ABのお姉さまも、BBのお姉さまも、UTに居るとなれば忠誠も忘れているかもしれません。
ですので、私はお二人を取り戻しに行きます。行かねばならないのです。

お父様への忠誠……機関への忠誠……いずれも尽くさねばならない。
そのためには、貴方がたは邪魔=\――?

……そうですか。それは素晴らしいですね、私も接近戦は得意です。
ですから手比べをしても良いのですが―――すみません、急ぎますので。

【攻撃を回避されたのを物ともせず、床に座ったままの彼へと向けて再度ハンマーを構え直し】
【その柄を、わざわざ両手で持って頭上に掲げる。―――嫌な予感は、感じ取れるか?】

【直後、ハンマーは振り下ろされる。その瞬間、武器そのもののサイズが巨大化し】
【人を打ち据えるその箇所は、マンホールの蓋ほどにも大きくなって、ねこやまへ迫り】
【その肉体ごと叩き潰そうと、狭い室内の天井を削って落ちて≠ュる――】

【――それは虚仮威しではない。仮にねこやまが避けたなら、床は5cmも一挙に凹む】
【隙こそ多い一撃だが、強烈過ぎる。何より場所が悪いかった――もしかすると、だが】
【最初からこれを狙っていたのではないか――人探しは嘘ではないとしても、UTを始末する機会を――?】

/了解なのです!どうぞごゆっくり〜
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/10(日) 23:40:51.65 ID:XcwJybEFo
>>639

【白い子供を蹴り飛ばすが、浅い事は重々承知、だが今重要なのはそれではない】
【距離を離された───それが彼にとってはよくない事だ、相手が近距離と遠距離で分かれている以上、役割は分担されているだろう】
【だから、クロスレンジによる戦闘で誤射のリスクを増やし遠距離の援護を防ぐのが一つの策でもあった故に、白い子供が離れてしまえば───】

……ッ!

【足元を炸裂した魔力弾が、コンクリートを抉り衝撃と欠片が襲い掛かる】
【軸足に多大なダメージ、体制を崩しそうになり、ふらついて───】

───舐めるな…ッ!

【ギン、と紅い眼が光る───この程度で膝を着くのなら、正義を語れはしない】
【無理矢理両足を踏ん張り転倒を免れた彼は、そのままダメージを無視して白い子供に接近、右拳を叩きつけるようなフックを放つ】
【黒い子供には反撃所か、一瞥すらもくれないで、迷うことなく白い子供を狙った、それは単に戦いやすい相手から狙うつもりだからか───?】

【───いや、今はまだわかりにくいが、理由はそんな物ではない】
【狙われている白い子供にはわかるかもしれない、もっと狂気的な、なにか】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/11(月) 00:05:09.66 ID:FSNiVwCdo
>>638


「刀捌きだけが剣術じゃない。例えキミが帯刀していなくとも、歩き方さえ見れば実力は分かるさ。ボクはそういうことが得意なんでね。
 …無能力者のための剣術…か。なるほど、「唯」「刃」あるのみ…。」


【計らずとも、自分の流派と男のそれは酷似していた。おそらく殆どいないであろう似たタイプの二人が、こうして話している。】
【その事実に今更ながら如月は驚いた。世界は広い。自分と同じような人間がいるものだ。無能力者と能力者が出会うことは会っても、無能力者と無能力者が出会うことは殆どない。】
【仮に会ったとしても、その矜持を聞くことはもっと少なかった。大抵の場合、それを語るのは自分の方だったからである。】


「そうさ。相手にしたくないといったね、流石大きな大会の解説をしてるだけある。
 なかなか鋭いな。ボクと斬り合った剣士はだいたい似たような感情を抱くよ。二度と戦いたくないそうだ。」

「ふむ…SCARLETか。名前くらいは聞いたことあるぜ? そうか、君たちは自警団だったのか。
 となると……? ああ。やはりか。そいつは結構。向こうで探してみるとするか。」


 ―――――――敵として、かもしれないが。


【その言葉は如月の胸中にのみ響く。相手は組織的に間違いなく「防衛」側で参加するのだろう。自分は一概にそうは云えないのである。それは、如月に取って強みでもあり弱みでもあった。】
【身軽であるが、剣に「重み」がない。誰かを護る…男のように悪を斬る…理由があれば、例えそれがどうであれ人は強くなる。】


「……そうか。数えきれないほどか。」


【男には語らなかったが――――如月にはその「理由」がない。最初に紡がれた言葉、投げかけられた問いに彼女は答えなかったのではない。答えられなかったのだ。】
【如月は俯いた。そこには自分の右手がある。あらゆる物を断つ自分の利き腕は、月光に照らされて青白く光っていた。】


「ちょうどいい。こんだボクが質問する番だ。ただその前に剣士としての勘を取り戻しておきたい。いろいろあって、ボクの剣は今錆びかけてる。
 お互い、穏やかに話すのはここいらでいいだろう。相手がキミならこれ以上無いくらいいい。」


【本差しと脇差しを腰に差しながら、如月は云った。再び男を見た彼女の双眸は、心無しかギラリと光ったような気がし。】


「中邑 瑛月。一手、試合を申し込む。ただ試合と言っても、普通の戦いじゃない。真剣を使え。」


【真剣を――――当然、此方もまた。】
【冗談で云っているのではなかった。如月は左手を愛刀に乗せながら、中邑の返答を待つ。】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/11(月) 00:10:29.19 ID:wXpcxOcko
>>641

…………変な人、だね。お兄さん

「?……何言ってるの、クシー」
……ううん、何でもない

【何とも言い様のない、違和感】
【これまで相手にしてきた人間達とは明らかに違う、何か】
【しかし、今はそこを気にしている場合ではない。ここは“戦場”なのだから】

プシー!準備して!
「うん、わかってるよ!」

【右フックに対して“白”は、ぐるりと体を左回りに回し】
【その勢いを刃に乗せ、拳が直撃することなどお構いなしに横薙ぎの斬撃を放つ】
【刃は雷撃を纏って、もし斬撃を受けたならばそこから電撃が流れ込むこととなろう】

【ただ、斬撃が当たろうと当たるまいと、“白”は拳を受けて倒れ込むこととなるだろう】
【それでもその手に握った大鎌は、放すことなく】

【―――その一方で“黒”は、『準備』を進めていた】
【フリルパラソルのその先端、幾つもの魔力弾が集まり、塊となっていく――】
【これは恐らく、大きな攻撃の前段階。今ここで目を向け、攻撃を仕掛ければ止められるかもしれないが――――】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 00:13:40.19 ID:6zCRBmnW0
>>640


【少年はハンマーが振り下ろされる直前まで、其れを腕で食い止める素振りを見せていた。】
【然し巨大化するのを見るや否や―――少年はゴロン、と背中に床を付けて。両足で其の相殺を試みるのだった。】
【部屋中に響くのは、金属と"もう一つの金属"がぶつかり合う―――乾いた音。】

【勿論、ハンマーと接しているのは少年の両足である。】
【其の原因として考えられるのは、2つだろう。靴に秘密があるか、或いは其れが少年の能力か。】
【今回は、後者が正しい。解釈によって戦況は随分と変わった物になるが、彼女の判断は―――果たして。】

【腕ではなく足なら押し上げられる。巨大なハンマーを持って居るのだから、其の際によろめく等の隙が出来る筈だと、】
【少年は即座に発想、そしてわざわざ体勢を変えて見せたが―――巨大化したハンマーには、少年が見積もった以上の質量があった。】
【彼女の腕力も相俟って、力比べには勝てないと判断する。瞬時に体全身を左へとロールさせ、ハンマーを回避するのだった。】
【少年は其の勢いのままスッと立ち上がるのだろう。ハンマーの衝撃で床が凹んでいる様を見たなら、ギョッとした顔をして。】


やっぱな……奇襲は、アカンわ。だってな、準備運動……ちゃんと、でけへんやん。


【小刻みにジャンプしながら、両手をブラブラと動かして。彼の言う通り、此れは準備運動なのだろう。】
【勿論、純粋に身体を解す為でもあった。然し其れよりも―――"余裕そう"に自分を見せ付ける。此れが最大の目的であって。】

【大型の武器を扱う際に、最も注意を払うべきポイントは―――矢張り、其の"隙"に有る筈だ。】
【少年は其の弱点を身を以て理解していた。だからこそ、自分から攻撃する事は決して無い。】
【狙っているのは、―――"完璧な隙"。その為なら、どんな手段も厭わない、そんな態度が少年からは垣間見えた。】


/お待たせしました!
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/11(月) 00:26:11.03 ID:KN2cqmOco
>>643

【殴打の音と、肉を斬る音、二つの音が重なって暴力的なシンフォニーを醸し出す】
【結果的に、攻撃はどちらとも成功した、手痛い痛み分けだが、見た目では青年にダメージが大きく見える。『見た目では』】

…悪は…ッ!殺す……ッ!殺さなくてはならない…ッ!
俺はその為に…ッ!正義の…ッ!為に…ッ!

【流石に、これ程大きな傷は無視できないのだろう。腹から大量の血を流しながら、息が上がっている】
【それに加えて電流が青年の体の自由を奪う、体が上手く動かないのも、言葉が切れ切れな理由だろう】

【しかし───狂気的な正義への確執は、悪と認めた相手を潰すまで休まる事は一切無い】
【黒い子供へは振り向かない、振り向く必要は無い】
【一歩二歩、倒れた白い子供に近付けば、右手で白い子供の髪を掴みあげようとする】

【掴んだのに抵抗しようとするならば、そのまま地面に一度二度何度も大人しくなるまで顔面を叩きつけようとするだろう】
【あくまでも片方、片割れを、猟奇的な様子で執拗に狙うのは、単なる正義と彼はまた違うのだと証明していて】
【もし白い子供が青年に捕まったなら、黒い子供は気付くだろうか───この状況はまずい物だ、と】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/11(月) 00:35:27.24 ID:LAcuVfmbo
>>644

【凄まじい質量が室内を移動する感覚。そして、あろうことがそれが地を打つよりも早く】
【なにより、足によって止められたという事実は――少なからずケミッシュを驚かせた】
【表情を大きく崩すようなことは無かったけれども、藤色の目はしっかと少年を睨めつけて】

……能力ですか。ドクターがこの場に居たなら、さぞお喜びになったでしょう
私もお姉さま方も元は無能力者……ドクターもまたそうでした。

この世の摂理は力、そしてそれを個人で揺るがすのが能力者であり
故に能力者こそこの世の摂理そのものであり、世界を揺るがす存在である……
研究にのめり込むのも、今ならば理解できます。その足、随分とお固いようですね、ねこやま殿。

【ハンマーを足で押し返されれば、自分で閉めた扉に背をぶつける程度まで後退するが】
【そのフラつきはまだ完全な隙とは言い切れない。何より、能力が分かっていない】

【怪力――それは確かだ。スチール缶は普通、潰れない。そして、ハンマーも数十kgは有るはずで】
【けれどもそんな物が、果たして肉体を薬物漬けにして得た能力という対価、とも思えない】
【――何にせよ、重大な警戒が必要だった。ケミッシュはハンマーを両手で持った。前兆だ】


【ハンマーが巨大化する。重い頭部は最初から地面につけて、両手で柄を持っていた】
【言うなればモップを持つのと変わらない体勢で――行うのは、正面からの突進だ】
【ハンマー頭部の鉄塊を盾に、そして武器にもして、近接術そのものを封じ込めようというのである】
【まして戦場は狭い室内。近付いたなり下方からハンマーを振り上げたなら、そこが窓際――その、予定だ】

【隙はといえば、やはり振り上げの時だろう。或いは天井に気をつければ鉄塊の上も行けたが―――?】

/おかえりなさいませー!
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/11(月) 00:38:14.10 ID:X3puxtZto
>>642

……―――本当ならばSCARLETにスカウトしたくなる程の実力をしているのだ、が……
君が剣を振るう理由が、瞳から見えてこない。―――感情を隠すのが上手いだけかも知れないが、俺にはその刃の根底が朧だ
ウチの連中は違いはあれど、馬鹿みたいな正義感の塊みたいな連中の集まりなのだ……故に今の君には合わないだろうな

【凝視した彼女の琥珀。―――瞳はその人物の心を映す、と言うのは彼の持論だが、其れに従えば彼女の心は複雑なモノが混ざり合っているのである】
【彼女に近づいた理由の一つとして「SCARLETのスカウト」もあったのだが、実力は十分でも―――と言う訳だった】
【ふと思うのは、もしかして彼女が彼に「逆に訊きたい」と言ったのは彼女自身が剣を振るう理由を求めているからでは無いのか―――という浅い推測】
【あくまで推測、しかも唯の思いつきのようなモノ故に其れが口に出ることは無かったが】

………そうだ。数えきれない程だ。―――いちいち数えていたら、頭がおかしくなってしまうよ
偶に考えてしまう事もあるが、その時は必死に言い聞かせている。「正義の為」だと誤魔化しを、ね。
―――あの時奴を斬らなかったら、奴はもっと多くの犠牲者を出していたのだろう。俺は奴を[ピーーー]ことで他の人々の命を救ったのだ、正義を遂行した結果が此れだと。

―――……理由も無いままに人を斬るなんて、俺には出来ない。そんなことをしてしまえばその時こそ本当におかしくなってしまいそうだから。

【自嘲的な笑みを一瞬浮かべて語られた言葉だった。哀しみの感情が確かに内包されたその表情からは、出来るならば斬りたくないという事を直ぐに解らせるだろうか】
【―――少し溜めてから零した言葉は、少し踏み込んだつもりで放った。……彼女がもし本当に斬る理由を持っていないなら、此れは痛烈な批判になるかもしれないが】

……何故? ……何故真剣を使う。―――試合を受けるかどうかは後にして、まず答えてもらおうか。 
―――真剣を使うのなら、それは殺し合い。……如月、何故君は殺し合いを所望する?

【ギラリと光った彼女の双眸、其れを男は受け流すように視線を逸らす。此方は腕を組んで、刀には一切手を触れていない状態だった】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/11(月) 00:48:57.77 ID:hOvzE/aXo
>>645

【90°回転した視界、近づいてくる影。そしてその奥に見える、自分の半身とも言うべき存在】
【髪を掴み、持ち上げられても、その表情は余裕を感じさせる程に無感情で】

……ねえ、今この状況を誰かが見たらどう思うんだろうね?
「小さな子供に暴力を振るう悪い男だ、って、思われるだろうね……」

こんなちっさなイヤリング、遠くからは見えないだろうからね…………

【揺さぶりを掛けるような言葉。しかしこれも、初めに投げ掛けた問いと同じようなもの】
【二人にしたって『そんな話はどうだっていい』のだ。ならばやはり、攻撃を狙っているもので】
【一度、“白”が叩き付けられる。そして二度目へ――――と振り上げたなら】

「《CometBullet》!」

【彼の後ろ、“黒”の構えたパラソルの先から、無数の魔力弾が発射されるだろう】
【それらは発射の直後こそ四方へバラバラに行こうとするが、直ぐに彼の背中へと軌道が修正される】

【その秘密は、彼の右手の中―――そう、“白”の存在、乃ちその魔力】
【追尾の性質を付与された弾丸は、対象として指定した魔力を狙ってその軌道を変えるのだ】
【そして与えた性質はもう一つ―――貫通。例え“白”を盾にしようとも、確実に届ける為に】

【それは“兵器”であるが故に可能な戦術。自らの痛みを厭わない、捨て身の戦法】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 01:02:41.52 ID:6zCRBmnW0
>>646


あちゃー、バレてもうたかー、まあ、ええか。分かった所で、何がどうなるわけでも、無いしな。

そんなんより、そのハンマー、結構凄いやん。ちょっとそれ、欲しいかも。


【少年は視界から回避出来るその場を、……――さらに巨大化したハンマーと、天井との、その僅かな隙間があった。】
【其の空間に滑り込む様にして相手の攻撃をすり抜ける事は、彼女が動き出す前から思い付く。其れ故、ベラベラと話す余裕があった。】
【彼女の攻撃の問題点として、少年は―――余りの破壊力故、自分を殺したかどうかが、ハッキリとしない事だと考えた。】
【両足の金属化をスッと解き、軽々と跳躍する。ハンマーの上に乗っている状態故、身の危険は今の所無いのだが―――。】


―――………しまっ………!


【少年は息を殺し、其れは如何にも切羽詰まった声で。】
【ハンマーと壁が激突する其の直前のタイミング、"回避出来なかった事を思わせる台詞"を吐いてみるのだった。】

【勿論、嘘だとバレる可能性も、十分にある。………例えば、声のする其の方向だ。】
【聞こえて来るべきは当然、彼女と同じ高さ、或いは少し下から、であろう。】
【然し少年は今、ハンマーと、天井のその間、即ち彼女よりも高い位置居るのだ。声も勿論、其処から聞こえてくる。】

【僅かな差異であるが、其処に気づいたなら。まだ少年を殺してないという結論に至るのは、容易な筈であって―――。】

650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/11(月) 01:04:26.32 ID:JqwAHqoGo
>>598

……そうだね。もし、アタシが望むような事になるのであれば、もう既にそうなっていても可笑しくは無いわけだから。
でも、このままD.R.U.G.Sが突っ走り続けたら、それこそ本当に、誰にも止められなくなってしまうよ。
加速度的に暴走していく、この世界の行方を、もう誰にも。そうならないよう、どうにかしていかないと、ね。

そろそろ、動くべきだって思うんだ。貴女の組織も、そしてアタシの組織も。暴走しない未来へ向けて、今のうちから。

【果たして、現在の彼女らに何が出来るというのか。まずはそこから考える事が重要なのかもしれない。】
【少なくとも、激突を考えるなら足並みを揃えなくては意味が無い。単独でカノッサに挑むのは不可能だ。】
【本当の意味で"自治"の意思を取り戻せないのであれば、D.R.U.G.Sにトドメを刺すのは―――自分達かも、しれないのだ。】
【しかし―――矢張り、そうなる事は無いのだろう。セリーナは違っても、舞衣は戦いを、どこかで望んでいるのだから。】

……そっかなあ。でお、それならアタシだって、人に銃を向ける生き方をしているよ。極悪人を相手にしても、殺しは殺しでしかない。
アタシの武器は、不殺には向かないし、アタシ自身そういう思想を掲げるつもりはない。けれど、殺しを正当化するつもりだって、ない。
それでも―――それでも、人並みの幸せが欲しいな、って……心の奥底では思っちゃうんだ。ねえ、これって……酷い事、なのかな。

そうだね、ここのワインはちょっとだけ―――ちょっとだけ、酸っぱいみたいだ。

【運ばれてきた料理に、ようやっと手をつけて。口へと運んだ肉塊の芳醇な味が、ゆっくりと広がっていく。】
【ほろ苦い、それでいて芯のある深い味わいだ。此処のワインとは、よく合う味付けになっているようで。】
【一口、また一口と、言葉に詰まったセリーナはステーキを頬張る。食事をしている間だけは、平和でいられる気がしたから。】

自分の為に生きる事、か。どうだろう? もしかしたらアタシは、現状でもう自分の為に生きているのかもしれないよ。
時折思うんだ、こうして戦っている事だって、本当に自分が望んだ結果の一つなんじゃないか、って。
だって、そうじゃなかったら此処まで戦い続ける事なんてきっと出来なかったんだもの。
けど、そう考えると益々、自分がなんだか戦闘狂みたいに思えてきて―――……素敵な殿方なんて、夢のまた夢、なんてね。

……ふふっ。火薬は確かに好きだけど、男の人まで爆発させちゃったら、色んな意味でそれこそアタシの身が持たないよ。
けど、舞衣ちゃんで"まだまだ"だなんて、それじゃあアタシは小娘もいいところだねえ〜。大変な環境でお仕事してるんだ、舞衣ちゃんは。
ただ―――……"娘"、ってなんだかとっても良いね。アタシは、本当のパパを知らないから。少しだけ、羨ましいかな、なーんてさ。
可愛がって貰ってるんでしょう? 過保護っていうのも、隣の芝は蒼いわけで、アタシにはなんだか魅力的な話だなあ……
こんなこと、絶対UTのみんなの前じゃ言えないけどね、あっははははは!

お医者さんの免許!? あっ、そうかそれ知ってるかも、所謂"インテリヤクザ"ってヤツだよね、それ!
すっごいなあ、殆ど専門職のプロが集まってる本格的な団体じゃん! そりゃあ、色んな考えの人が出てくるわけだ……。
なるほどねえ、確かにそうなってくると、仁義一本で筋を通すのも難しいだろうから、想像してる以上に複雑なんだね、今のマフィアは。
勿論、そんなに簡単にコマーシャル出来るほど余裕があれば、とっくにやってるんだけど―――……まあ、そのうち、ね。

ふうむ、ノッポでギアが常にロー、……どっかで、見た様な気がしないでもない。まあ、それはそれ、これはこれだ!
ただ―――ごめん、アタシ実は小柄な人よりおっきい男性の方が好みなんだ〜、選り好み出きる程アタシも出来た女じゃないんだけど、さ。
そういう舞衣ちゃんこそ、どうなの?ほら、好きなタイプとかさ。いるならいるで、聞いておきたいな。

―――って、おっと。もうこんな時間になっちゃったね。お腹も膨れたし、そろそろお暇しなきゃだ。
支払いは任せてね、今夜はアタシの奢りだから! 舞衣ちゃんは―――車で送っていこうか?

【―――皿を見てみれば、会話が盛り上がっていた為に気付かなかったが、いつの間にかステーキはなくなっていた。】
【もう夜も更けて大分良い頃合である。月がゆっくりと雲に隠れ、静かな夜は閉塞を迎えようとしていた。】

/大変お待たせいたしました…orz
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/11(月) 01:15:27.10 ID:FSNiVwCdo
>>647
「……スカウト? ボクをSCARLETにかい。それは光栄だ。受ける受けないは別にしてね。」

【一瞬垣間見えた感情は喜だった。言葉とともにそれは本心であることを裏付けている。とはいえ、一瞬のこと。再び琥珀は深い月色に戻った。】
【相手の言葉は的を得ていた。彼女の双眸は深く歪である。その歪みは、心の奥底に何も宿していない歪みだった。あるべきところに、確固たるあるべき物が無いのだ。】
【ゆえに、中邑のそれとは違っていた。彼の推測の根源は、おそらくここにあることであろう。そして、今まで彼女と対峙した多くの人物が抱いた違和感の大部分の要因でもあった。】

「成る程ね……。君は――――」

【彼女が呟いた言葉は、風に流されて消えた。笑みとそこに映った真意を、如月は容易く推測することが出来た。「正義」という言葉を陳腐に語るつもりは彼女には無い。】
【そもそも道徳的な常識も時には捨てることもあり、冷徹な一面を垣間見せることもある。活殺の二律背反を彷徨う女であったが、ふと―――正義とは目の前の男のようなことを言うのかもしれないと思った。】

【――――――――――――――理由が無い。】

「嗚呼、合わないだろうな。正義感の塊か。嫌いじゃないさ。まあ、好きでもないがね。しかし…
 しかし、そう言う連中は強いぜ、中邑。いうまでもなくキミなら分かるだろうな。
 実力差があろうと能力の強弱があろうと、吹っ飛ばすような、そして折れない「真の強さ」みたいなものがあるんだろ。」

【それに対して、目の前の剣客に対して、自分には何があるだろうか。】
【いや――――――】
【「無い」のではない。「ある」のだ。如月の根底のそれは確実に「存在」している。琥珀という色が単調色で表現できないように、しかし、その複雑な色合いの中にも、】
【探せば必ずある。無色透明灰色でない限り、「彩り」というものは存在しており…】

【それはすなわち―――――】




【「理由も無いままに人を斬るなんて、俺には出来ない。そんなことをしてしまえばその時こそ本当におかしくなってしまいそうだから。」】





「…――――ボクは理由≠探している。」


「剣を取る理由が欲しい。人を斬る理由、人を護る理由、この手に刃を持つ、決して鈍らない、そして折れない刃が――――――。」




【君には、理由(それ)≠ェあるんだろう中邑。】
【ならば……】



 ならば――――――――――――――――



「―――――――――身を以て、それを感じたいのさ。」




【雨月一刀流は錆びていた。あるべき刀は鞘の中に納められ、その術理を知る物は彼女一人しかいない。永劫のときの中で、能力に埋もれ淘汰されている。消えかけた剣術であった。】
【先代の師、その門徒、そして開祖…雨月流の剣士は誰もがしかし、例え時代に掻き消されようとも、得物を折られようとも、はたまたどんなに強大な力を前にしようとも、】
【刀とは異なるその矜持――――根底に凛と屹立した鋭く煌めく「刃」は、曇り無く輝いていた。】

【最後の――――――】

【最後まで――――――――。】

【唯一つ。否、唯一人。現存する最後の使い手を除き――――――――――――――――。】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/11(月) 01:15:39.84 ID:KN2cqmOco
>>648

───貴様ら悪は、その存在すらが赦されない害悪ッ!
ただ世界の秩序を貪り、この世を乱すだけの悪性腫瘍ッ!
生かす道理等微塵足りとも有り得んッ!ここで死ねィッ!

【───例えば、子供達が言うように、状況を知らない人間がどう勘違いしようと】
【例え、一部始終を見ていた少女が、しかしやり過ぎだと咎めたとしても、きっと彼には関係なく、行為を糾弾したならそれが悪】
【悪のなんたるかを知りもせずに正義を罵ったのなら、それは悪として彼に睨まれるに違いない】
【血液のように紅い眼と、死を運ぶ翼のように見えるマフラーは、まるで悪魔か死神のように、彼の正義を物語る】

【そしてその眼は振り向いた───初めて向けられたその紅い眼は、無数の光弾の中にあって尚目立つ眼光は、黒い子供にはどう見えただろうか】
【───『正義を志す眼』に、見えただろうか】

…ッ!

【刹那、青年は白い子供を盾とする、しかし狙い通りに光弾は白い子供を貫通して───】
【ボッ───とという音と共に、一つに集中した光弾が青年の腹をも貫通、巨大な風穴を開けた】





───だカら

どウシた…?

【一般的に、人の腹に大きな風穴が空いて普通に立っていられるなんて事はあり得ない。その上戦闘を続けるとなれば尚更に、だが───】

【次の瞬間、青年は白い子供を黒い子供へと投げ付ける、大した威力は無いにしても足止めと視界を覆うくらいは出来るはず】
【投げ付けた白い子供の陰に紛れる様に青年は黒い子供へと接近していた、握った右拳を捻りながら、引き込みながら】


───消滅(ケ)し飛べ

【打ち出した拳は、強烈な捻りを加えながら白と黒両方を纏めて穿たんとする、真っ直ぐな拳】
【能力でもなんでもない、ただの無能力者の拳に憎悪と憤怒が乗っただけ、それだけなのに】
【紅い血液が螺旋に舞い散る拳は、まるで竜巻をそのまま纏ったような威力が込められている】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/11(月) 01:25:00.70 ID:LAcuVfmbo
>>649

これは特別製です。ドクターの遺した唯一の私への贈り物……
サイズと重量は可変自在ですが、生憎と私の手で無いと動きません。

……それともう一つ。面白い性能が、この鈍器にはありまして―――

【ハンマーを構えて突進し、その頭部に彼が乗り、振り上げるや声≠ェする】
【ケミッシュが感じたのは違和感だった。あの余裕綽々だった少年が】
【まさか――この程度で潰れて死ぬとも、全く持って思えないというのが実のところ】

【だから彼女は手を抜かなかった。振り上げたハンマーは天井を穿ち、列車外部のアンテナを破壊する】
【途端に列車内の明かりがまばらに落ちる。外の街灯が時たま眩しい程に室内を照らし】

【それでもなお、止まることはない。天井へ叩きつけたハンマーを、今度は横に振るい、叩きつけ】
【壁を隣室までぶち抜けば、そのまま寝台とも椅子ともなる設備をぶち壊し】
【最後に到達するのはまた床だった。先とは違う場所とは言え、これまた床は大きく凹む】

【仮にここまでした一撃を彼が素直に受けていたなら、今頃ミンチになって終わりだろう】
【――だが、まだだった。兵器として仕込まれたというだけあって、ケミッシュはひどくしつこかった】
【発生するのは雷=\―溜まった衝撃が、ハンマー頭部から一挙に放たれるのである】
【範囲は頭部の周囲僅かに20cm。そうでもないと、使用者も感電するからだ】

【室内が、その放電で青白く染められてゆく。雷鎚は、尚も巨大化したままで】
【流石に膂力を一時で使い過ぎたか、ケミッシュも小さく息を吐いている】
【明確なチャンス≠セった。もしもねこやまが上手いこと回避できていたなら――或いは―――!】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) [sage]:2013/11/11(月) 01:49:19.46 ID:X3puxtZto
>>651

……―――折れない真の強さ、か。
俺の中にその強さが在るかは解らない。でももしあるのなら、きっと其れは俺が磨いてきた「武」と同じく―――
……能力者と無能力者の間にある強大過ぎるスペックの壁というモノを、埋めてくれた筈だ

【……自分に彼女が言う強さが在るだろうか。他人の心の強さは見えても、自分の心の強さというものは見えにくい】
【―――SCARLETのメンバーの一人には、決して折れない心を持つ男もいる。先程言った「1人しか殺したことがない男」だ】
【その男の場合は折れても直ぐに再生する、という表現が正しいが。……自分はその男のように、不屈の精神を抱いているだろうか】

【―――そんな思考に耽る彼の耳に、はっきりと彼女の言葉が残る。「理由を探している―――」という、言葉が】

―――本当ならば、こういう例外≠ヘ大会だけにしているのだが。
……先に言っておくが、感じられるかは解らないぞ? ―――俺が君と戦うとしても、その刃は第一の理由からは外れている。

第二は、俺が第一の、「悪から人を護る」理由の前に抱いていた剣を振るう理由。……―――単純に、誰よりも優れた「武」でありたいという想いさ

【左手が鞘に触れる。瞳が彼女の方へ向く。―――瞳の濡羽色が一層深くなり、最深部に爛爛とした煌きが生まれる。強い理由と信念を持った瞳だった】
【……静かではあるが鋭い雰囲気を放ち、ほんの少しだけ沈身して身構えた。―――言わずとも解るだろう。……来るなら来い、そう彼女に語りかけているということが】

【理由なしに剣を握らせたくは無かった。―――もし彼女が自身の流派の弟子であれば、怒鳴りつけて刀を奪うだろう】
【……本来であれば、刀を持つ以前の問題だと彼は思う。―――理由なしに人を殺めることの出来る道具を持つことは、許し難い】
【刃をかち合わせることで彼女が理由を見つけるキッカケになるのであれば―――仕方がなかった】
【……彼女のような素晴らしい剣客でも、振るわれる刃に理由がなければ直ぐにでも滅びる。そんな予感がしたからか、男は身構えて小さく頷いた】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/11(月) 01:53:33.86 ID:AULCt7AVo
>>652

【――――いくつもの風を切る音の中、革靴の足音が一つ、小さく響いた】
【どこを見たってその主は見当たらないし、見る余裕もなかっただろう】

【ほんの刹那の間、目と目が合う。自分が言うのも何だが、“変わった”目】
【よく見掛けるような“正義の味方”なんかとは違う、狂気をも感じるような
そんな眼】

「クシー……!」
くっ……僕は、大丈夫だから…………!

【投げ飛ばされた己が半身を受け止めれば、視界に映るはすぐそこに迫った青年の姿】
【魔力弾の準備もなければ、している暇もない】
【―――きつく、両眼を瞑る。それは、祈りなどでは決してなくて。“もう一つの力”を発動する為のもの】

【眼に、魔力が集中する。さあ、準備はできた。ならば行く他ない――――】



【ガキン―――と、硬い音が響いた】


遅いと思えば……全く、何をしているんですか
済ませたらすぐに回収して戻るように、と散々言ったでしょう

【青年と二人の間、闇の中から現れた白衣の男が立っていた】
【紫紺の髪に、貼り付けたような笑み。しかしその左眼の深淵は、はっきりと開かれていて】
【彼の右の拳を受け止めるのは、黒い霧のような何かを纏った男の左腕】
【霧によるものか異常なまでに硬質化したそれは、それでも尚、流血していてその威力を思わせる】

「おじさん……!」

もうそれはいいでしょう、早く帰って治療しますよ
貴方もその傷で無理はしない方がいいでしょう?今夜はお互いに……これで終わりとしましょう

【『それ』とはきっと、少女の事。易々とその回収を断念し、撤退するとの指示を出し】
【青年の方へは牽制として幾本かのメスを投げ付けて。】
【不意に男の右腕から闇が湧き出せば、三人を包み込み、やがてその姿は見えなくなるだろう】

【少女もまだ、意識を失ってしまっているが辛うじて息はある】
【彼女をどうするかは――――青年次第といったところだろうか】



/ここらで〆ということで!
/お疲れ様でした!
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 02:06:36.98 ID:6zCRBmnW0
>>653


【ハンマーごとゆらっと動けば、"マズい"と本能的に察する。然し其処に気づいたからと言って、逃げ場が有る訳では無く―――。】
【どうする事も出来ないまま。少年は能力を発動させ丸くなり、ただひたすら、急所を守るしか無かった。】


―――…………。


【為すがまま、だった。列車が見る見る内に破壊されて行く。無駄とも言える彼女の徹底振りからは、本当に"兵器らしさ"が感じられた。】

【少年はと言うと―――列車の屋上に居た。飛び乗ったと言うよりは、振り落とされたと言う表現が適切だろうか。】
【当然、無事では済まなかった。アンテナを破壊した際の衝撃は、其の侭受けていて。】
【口の右側から何か生暖かい物を感じた。パーカーの袖でそっと拭ってみると、無愛想な灰色が鮮血に染まって。】

【全身の痛みと凄まじい風圧に耐えながら、彼女の下へと、少年は匍匐前進の動きで進んでいく。】
【幸い、ハンマーの動きは読み易かった。床に打ち付けたのなら、此れが最後だろうと少年は飛び降りる。】

【―――然し、タイミングは、極めて悪かった。】
【少年が屋上から部屋へと降りたのは、ハンマー頭部から高圧の電気が放出される、其の直前だった。】

【列車内の明かりが一部消えていた為に、ハンマーが光りだす其の瞬間は、何とか見て取れた。】
【異変を感じた少年は反射的に避けた故、直撃は逃れられた物の―――全身が痺れる感覚は、十分に合った。】
【一瞬狼狽え、膝から崩れはしたが。此の勢いの侭、仕留めるしか無いと少年は判断する。】

【少年は歯を食い縛りながら立ち上がり、一定のリズムを刻みながら身体を揺らす彼女へと大きく一歩を踏み出し―――】
【体の軸はブレる事無く回転した。軽い跳躍と共に右足が捉えていたのは、―――丁度、彼女の腹部。】
【当然、右足の金属化は施されていた。回転によって得た速度も相俟って、其の破壊力は尋常ではない筈だ。】

【頸部や頭部も狙えたにも関わらず、敢えて腹を狙ったのは―――少年なりの、慈悲であった。】
【彼女は、自分の意思で悪に染まった訳ではない。此の事実が、ずっと。少年の頭から、こびり着いて離れない。】

【つまり、彼女と違い、少年は飽くまで、殺すつもりはない。気絶等の、戦闘不能状態を生み出す事が、其の蹴りの目的だった。】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2013/11/11(月) 02:18:42.47 ID:KN2cqmOco
>>655

──────………ッ!

【一瞬の戸惑い、何が起きたかわからなかったが、わかってくるにつれてそれは別の感情へとシフトする】
【止められた───自慢の拳とは言えないが、確実に力を込めた拳、それなのに】

…終わり…だと…ッ!?

【この戦いに『終わり』なんてない、終わるとするなら、どちらかの死がその終わり、勝手に決められていい物じゃない】
【歯をギリリと噛み締め、新手を睨みつければ、ボタボタと落ちる血液も更に多くなり───】

【結局、ただ逃げるならまだしも消えて行く人間の足取りは追えない、悔しそうな表情を作り虚空を睨む】
【倒れた少女はどうするだろうか───そもそも、全く気にも留めていなかったしどうでも良かった、辺りを見回して今漸く気付いたというだけだ】

【───『悪を滅する』、それだけが彼の正義、『人助け』が正義ではない】
【まず間違いなく見捨てるだろう、死なば死ね、生かば生きろ───彼は悪以外の他人の生死を左右しない】
【だが───今回は出血が多過ぎたようだ】

………───

【治療が必要だ、最寄りの闇医者にまで間に合うか】
【───ああ、糞、体が重い───】

【ついでに診せる人一人を背負うのは、骨が折れる───】

/お疲れ様でした
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/11(月) 02:32:12.25 ID:FSNiVwCdo
>>654

「あるさ―――。」

【如月は断言した。それ以上言葉は不要で、彼女は思っていた。相手の言葉や、何よりその行動。人を斬った経験。】
【明確な信念を宿した人間にしかできない、そして云えない多くのことを中邑は成し得ている。】

「分かってる。ボクは善人でもなければ悪人でもないからな。ただ、人を殺める理由を欲するなら、刃が無い刀で打ち合ったんじゃ駄目だ。
 さあて、それじゃあ始めようか。一つ云っておくが、容赦なく急所を狙って、殺そうとするがいい。もちろん、ボクもそうする。
 お互い、[ピーーー]ばそれまでだ。棺桶の中で自分の剣捌きを恨むことだ。」

【男の左手が鞘に触れた瞬間、こちらも一手遅れてゆっくりとその手が鯉口を切らんと動いていた。】
【おおよそ、何年ぶりであろうか。如月にとってはそれは、もうずっと前のことのようにも思えるし、まだ昨日のことのようにも思えた。】
【雨月一刀流の剣が、白日の下に晒される―――――。如月が刀を抜くことは、すなわち自己を探すことと同義であった。稽古では決して垣間見えぬ緊張、肌に食い込むような相手の鋭い威圧。】
【忘却の彼方に飛びかけていた、流浪の本質。練り上げられる気とともに、自分の中にぽっかりと空いた穴がその存在を主張していた。】

【如月は愛刀をゆっくりと引き抜いた。銘を「雨降らし」という刃渡り二尺八寸強の刃は、普通の刀の刀身とは違っていた。銀色の玉鋼ではなく、漆黒の異系金属。】
【彼女の故郷である夜の国では、鉱山資源として「ルナトリウム」という金属が採掘される。月光のみを反射するこの金属は、その性質から黒に染まることが知られていた。】
【それだけではない。ルナトリウムの神髄は、発せられる計量の放射能にある。】

「大仕事の前に悪いな。中邑。ただ、そうだな。ボクも剣士として武を追求したいという思いはある。
 なにより、君と斬り合ってみたいと思わなくもない。」

【黒刀がそろそろと競り上がった。下段から青眼に、あまり使っていないとはいえ、手入れは怠っていないのだろう。】
【寝刃を合わせることこそしていない物の、その刃は研ぎ澄まされていた。月光を反射して黒の中に一筋…乱れ刃の波紋のみが冷たく輝いている。】
【そこで――――刀に視線を向けていると、相手は奇妙な感覚に襲われるかもしれない。まるで自分が「弱者」になったかのような、自信と心意気を崩落させるような気持ちである。】
【ルナトリウムが発する放射能は、対手の精神を揺さぶる効果がある。これは鉱石に純度により、粗悪な物なら殆ど効果はない。ところが、】
【如月の刀に塗布されているほどの超高純度のそれならば…鞘から引き抜いただけで周囲に影響を及ぼす。】
【もちろん、これは影響される側の精神力に大きく依存している。過去に如月が対峙した人物の中には、全く物ともしない対戦相手も数多くいた。どのような影響が出るかは、単に相手次第と言えるだろう。】

「「唯刃流は無能力者が能力者に対抗するための剣術」と言ったな。」

【刀は止まらなかった。まだ如月の構えは完成していない。中段を超えて、さらに剣先は上がってゆく。】
【上段…切っ先が天を睨んだ。偶然であろう、その延長上には満月。】
【月と睨み合ってから、さらに一瞬静止して如月は刀を動かした。大上段から八双。同時に、左足が僅かに動くのが分かるだろうか。】
【「おかしい」と思えば可笑しいかもしれない。剣術において「構え」とは隙を消すための術である。ところが、】
【如月の今の身体には、至る所に…大小合計二十四の隙が存在している。一刀のもと切り捨てられそうなほどであった。】

「…――――――雨月流は弱者が強者に対抗するための剣術だ。」

【八双の剣がさらに動く。刀身が首の裏に回りやがて―――――――】
【……やがて如月は刀を「担いだ」。】



「さあ来い一刀正伝唯刃流。   雨   が   降   る   ぞ   。」


659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/11(月) 02:42:03.75 ID:X3puxtZto
/>>658
/如月の方、こちら瑛月中身ですが舞台裏に書いた通り持ち越しにして次のレスは置きレスにしてもよろしいでしょうか?
/そしてそろそろ寝ないと本格的にヤバいので今日は此処までにしてもらえないでしょうか?
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/11(月) 02:51:21.59 ID:FSNiVwCdo
>>659
/一応こちらにも…はい、了解です。一旦乙でしたー!
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 03:05:28.80 ID:6zCRBmnW0
>>653
/申し訳ない!明日も有りますので、今日はこの辺で…と言う事でお願いします!
/明日も6時ごろからなら合いてますので〜、それでは失礼します!
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/11(月) 17:46:30.79 ID:48QKBLHyo
>>656

【少年の蹴りが、白衣の隙間、戦闘服を抜いてケミッシュの腹部を確かに捉えた】
【その衝撃は凄まじく、大柄とは言えないその身体は背後に大きく飛ばされることとなり】
【鍵のかかった扉をぶち壊し、通路の壁にぶち当たってようやく止まる】

【――幸いだったのは、ハンマーの柄を咄嗟にずらしたこと】
【それによって、鳩尾などの極端にマズイ場所≠ヨの一撃は逸らすことが出来たのだ】

っ……やります、ね……。流石は機関と敵対する組織のメンバー……

ですが確信いたしましたよねこやま殿…、……
貴方一人でもこれほどならば、兵器として、かつUTのメンバーとしてのお二人が……
……お姉さま方が帰ってくれば、確実にドクターの悲願は成就出来る……!

【が、やはりダメージは甚大で。衝撃で割れた窓のガラスが周囲に飛び散り】
【這いつくばった手をそれらで切りながらも、彼女はゆらりと立ち上がる】
【手元のハンマーは小型化してある。唇の端を切ったか、腹部のダメージからか、血も見えて】

【――窓の外は、既に郊外も通りぬけ、未開拓の草原と木立が広がっていた】
【呼吸は荒い。けれども、戦闘不可能でも、降伏する意志も見せてはおらず―――】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 18:45:39.64 ID:6zCRBmnW0
>>662


【彼女の腹部を捉えたのなら、其の侭少年の右足は一回転する。】
【其の際左足の軸がブレて―――少年は、バランスを崩した。】

【恐らく吹き飛んだ彼女と同じタイミングだろう、ズドン、と音を立てながら少年は床に倒れ込む。】
【巨大化したハンマーの衝撃に加え、直撃は避けられたとはいえ、電流も浴びたのだ。】
【少年の身体は今、"満身創痍"の言葉が相応しい程に、傷ついた状態であって―――。】

【立ち上がろうと床に立てた右腕は、微かに震えていた。】
【其れでも少年は歯を軋ませながら、右足、左足と身体を起こし始める。】
【其れはきっと、彼女の、未だ闘志を燃やし続ける其の意思が、少年の眼に映った故、であろう。】

【全身の痛みに耐えながら、少年は立ち上がる。覚束ない其の佇まいは、丸で産まれたての仔鹿の様だった。】
【身体が、全身が、大量の酸素を求める。伴って、呼吸は彼女と同じ位、荒くなって。】
【とてもでは無いが、戦える状態ではない。"何故渾身の蹴りを、彼女に入れられたのか"、そんな疑問さえ沸き起こる程だった。】


………言うたやろ………俺、案外、強い………って……
……ケミッシュさんも、相当……やった、けど………俺、運まで、……味方に、つけとるんよ………


【"まさかこんな事になるとは"―――と、今の状況を俯瞰しては引き攣った軽い笑いを見せて。】
【ポケットから"W-Phone"を取り出すと、先ず壊れて居ないかを確認する。電源が付けば、ホッとした表情を見せた。】
【不慣れな手つきで操作し、其れを自分の右頬にピッタリと付ける。息も絶え絶えながら話している内容は―――、】
【"応援要請"。場所が場所故、相応の時間はかかるが、かなりの数の警察が、やがて此方に押し寄せて来る事だろう。】
【彼女に聞こえない様、話した訳では無い。若し其れに注意を払っていたのなら、要旨位は聞き取れる筈だ。】


……悪い、………俺、死んでも、死なへんでも……もう、チェックメイト、や……
………ずるい、やろか……まあ、戦場は、……やったもん勝ち、やろ………?

―――……まだ、やるなら……"来るまで"、……相手、するで………?


【少年は再び、彼女に向き直って。】
【右手を前に付き出し、掌を空へと向けて―――指を、クイックイッと曲げて見せた。】
【勿論、"かかって来い"の意味を表すジェスチャーである。】

【会話でさえままならない状態。況してや戦闘など、不可能に等しいであろう。】
【にも関わらず、少年は此の様な挑発をしたのだ。其の行動の意味する所は、果たして―――?】

664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 18:56:59.53 ID:6zCRBmnW0
>>662
/申し訳ない!早速ですが、ご飯食べてきます……
/次の返信、少し遅れるかと思います……!
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/11(月) 19:22:31.33 ID:48QKBLHyo
>>663

【腹部の鈍痛が全身をめぐり、感覚を徐々に支配し始める】
【視界は僅かに霞み、手足の感覚は薄れ、気分は言うまでもなく最悪で】

【ただ――それでもケミッシュが『ギブアップ』することは有り得なかった】
【警察が、自警団が、或いは他のUTメンバーが駆けつけるだろうことも理解できている】
【けれども。それでも引かないのは、彼女なりに策が、そして思想があるからで】

……チェックメイト、ですか。確かに、今状態で囲まれては困ります
一人ひとりであればともかくとして、余裕が無いのもまた事実……。

ですが……ひとつだけお伝えしておきます、ねこやま殿。
私は機関とドクターに忠誠を誓った身。それは全く変わることもありません
私はお姉さま方の目を覚まし、共に機関に身を寄せ、共に忠を尽くすのです。

それを邪魔するのであれば……いえ、もとよりUTは機関と敵対関係でしたね
……私はなんでも致します。例えそれが無数の犠牲を払うとしても―――

【『―――私には関係ありませんから』と口にするや、ハンマーは先ほどと同等のサイズに肥大化した】
【ハンマーを振るう。通路の壁が破壊される。ハンマーを振るう。凹んだ床に穴が空く】

【更にもう一度、同じ場所にハンマーを振るったなら――二人の間で、激しい音が轟いて】
【列車のレールが破壊されたのだ。真っ赤な花火が散る最中、ハンマーが更に巨大化した】
【それがトリガーだった――線路は完全に砕け散り、後続の列車は車輪が地面を直に噛み】
【車両1つが揺らめけば、伝播は早い。緑の中をかける列車は、ゆっくりとその身を斜めらせ―――】

そちらのリーダー殿にも、他のメンバー方にも、そしてお姉さま方にもお伝え下さい。
私はドクターの遺作にして完成品……常在戦場≠フ兵器≠ナあります。
全てを達するその時まで、決して止まることはないと―――さようなら、ねこやま殿。

【―――列車が横転するよりも早く、ケミッシュは先ほど砕いた背後の壁から身を躍らせた】
【外は漆黒の闇と藪が広がっている。直後、列車そのものもまた、慣性と重力には逆らえず】
【高速で全身したまま、横転することになるだろう――逃げる間は、僅かにしか無いはずだったが】
【幸いにして、ねこやまには逃げ道が幾つかあった。通路の壁、床、天井――そこら中に、脱出口は開いていた。】

/晩ご飯了解です!大詰めですし、どうぞ気にせずごゆっくりー!
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 20:35:36.58 ID:6zCRBmnW0
>>665


【何を思ったのか―――少年は、彼女を追いかける様に同じ穴へと身体を必死に動かした。】
【勿論、彼女に比べ間隔が在る。其れでも彼の身体能力なら、悠々と到達出来る距離―――の筈だった。】

【かかる重力の方向が90度変化したのかと錯覚する程、歪み無く、かつ急速に。列車は激しい音を轟かせながら横転した。】
【木が、金属が、あらゆる物が破壊される、其の音が。何も無い、只の草原に響き渡っては次第に溶けて行く―――】

【……時間が経てば、打って変わって。辺りは静寂が支配する事になるのだろう。】
【列車が横転してから、数分後。つい先程まで長閑な景色を写していた窓が、音を立てて独りでにパリン、と割れた。】
【―――否、"独りで"では無い。其処からにょき、と姿を表したのは矢張り、少年の腕だった。】

【右腕、左腕が外気に触れたのなら、後は早かった。ヤケに重たい自分自身を、必死に持ち上げて―――。】
【倒れた列車の、其の上に。今となっては唯一の光源である月を背にして―――立ち上がった。】


……は、……おれ、はな……!
………たち、……わる‥…い……ども……なん、よ……!
……せ……せや、から………しぬ、まで、……ぜった、い……!
………じご、く……でも……い……か、けて……くる、で……!
……お、まえ……みた、い……や……つ、は……と、……とくに……や……!


【時折声をかすれさせながら。彼女に届けるという其の一心で、少年は叫んだ。】

【共に適当な瓦礫を拾い上げ少年はポトンと其れを落とす。同時に、左足を振り子の原理で動かし、】
【―――インパクト。空中へと放たれた其れは、速度こそ無いものの、歪な形状故の不規則な曲線を描いて。】
【彼女の頭を的確に捉え、降り注ぐのだろう。―――恐らく、此れが、最後の攻撃だった。】

【当たるかどうかは、放った少年でさえ分からない。】
【自信は、無かった。其れでも今の状況で出来る事の内、最も良い行動を取ったつもりだ。】

【奇妙な運命の歯車が今、廻り始めた―――。】


/お待たせしましたー!
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/11(月) 21:11:07.24 ID:48QKBLHyo
>>666

【数百m先で、爆発が起きていた。小規模なそれは、確実に事故が由来だろう】
【護送のためで、それが深夜の列車であっても、人が居ないわけではない】

【――小さなうめき声が、そこかしこから聞こえていた】
【そしてそれは、瓦礫が降り注いだ先からも同じ。ただし、聞き知った声である】
【鈍い音、草原をかき分ける音。杖代わりに巨大化したハンマーが、白く煌めき】

ぐ、っ……!目が…私の、目を……っ!!
…ぁ、か……は、早く…処置をしなければ……、……――。

【もたれかかるように姿を見せたケミッシュは、ひどく汚れていた】
【白衣は泥で汚れ、髪は汗で乱れて、何より全てに朱が加えられている】

【目が、額が切れていた。まず間違いなくねこやまの最後の一撃で負った傷だろう】
【左手でハンマーに抱きつくようにしながら、右手は右目に当てられていて】
【そこから零れる多量の血液が、白衣のみならず肌も何もを汚していた】

『情報を聞きつけて来てみれば、また随分な惨状だ
 事情は知らないが、君等が原因だろう?だって、それらしいこと叫んでたからね
 取り敢えず許してやったらどうだい、君。彼女、顔を怪我しているようだしさ。』

『―――あぁ、ごめん。自己紹介が遅れたね、僕はダグラス・マックスウッド。
 さっきから近くで月を描いてたんだ、芸術家でさ。あとは、最近六罪王≠ノ就任して―――うん?』

【声が、別の声が加わった。ケミッシュも予想だにしなかったという表情で、そちらを向く】
【草原の中に立っているのは細身かつ長身の男。金髪で、シャツの上にマントを羽織っており】
【腰には何かと重そうな袋を下げ―――奇怪極まるのは、顔を隠す仮面であって】

【一言で言い表すなら胡散臭い男≠セ。何より最後の言葉が、あまりに軽かった】
【けれど、ならばなぜ顔を隠すのか。何故わざわざ六罪王という重い名を持ちだしたのか】

【―――ねこやまが彼の登場をどう捉えるかは自由。少なくとも、武装は見えない】
【だけれどもケミッシュの視線は違った。名を聞くや、そちらへ逃げようと這いずって――自然、ねこやまから離れようとした。】

/おかえりなさーい!
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 21:46:48.47 ID:6zCRBmnW0
>>667


【遠くで呻き声が聞こえたのなら、瓦礫が彼女に激突したのだと判断する。】
【此れで暫く逃げられる筈はない―――。一定の猶予が産まれたのなら、少年は其の場にへたり込む。】
【腕の力だけで前へと進み、ゆっくりと、列車から降りた。彼女の方へと片足を引き摺りながら歩いていく。】

【男の声が聞こえたのは、其の頃だった。―――近くに居る其の気配すら、感じられなかった。感じる余裕がなかったとも言える。】
【其の異様な佇まいから、或いは余りの疲弊具合から。少年は六罪王と名乗った事自体も、何となくハッタリではない様に見えて。】

【だとすれば極めて警戒すべき相手であった。彼の方へ腰を据え、構え直そうと試みるが―――最早、それすらままならない。】
【ただ、歯と歯を軋ませ、睨みつける事しか出来なかった。彼女が男の方へ這いずる様子を見れば、ただ敗北感を味わう事になり―――】


……えっと……これは……その………

………ゆ……ゆるす、……ちゃいます、……ただ、つれて、かえる、……だけ、なん……ですわ……


【成る可く肉体の疲労感を表に出さない様に、と少年は試みたが、かなりの無理があった。】
【途切れ途切れになった話し方に、随分と荒い呼吸。立っている姿さえ、ぎこちなく見えるのだ。】
【余裕のある彼なら、少年の苦しんでいる様子だけでなく、其れを隠そうとしている事実さえ、読み取れる事だろう。】

【連れて帰る、の言葉通り、少年はケミッシュの右腕を引っ張り、強引にでもその場から引き離そうとするだろう。】
【然し持てる力は既に使い果たしている。拒否するのなら、腕を振り回す程度の、簡単な抵抗だけで十分だ。】

【そう言えば、ねこやまが呼んだ応援。―――そろそろ、来る頃、だろうか。】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/11(月) 22:21:10.88 ID:/WRsx8A30
【路地裏】

【走る音が聞こえている】
【その走っている男は息を切らせながらだ】
【しかし、静かなだが銃声の音が聞こえた】
【その発射された銃弾は走っていた男の胴体を撃ち抜いた】
【さらに発射される銃声音、そして何発かが男の胴体を貫き、男は倒れた】
【どくどくと血が流れる】

【そしてそこに一つの歩いてくる影がある、男のようだ】
【迷彩服を着用し、ゴーグルをつけている】

 少々手間取らされたか
 まあ、いい任務は完了した

【そう言いながら男は倒れた男を調べた】
【そして、死亡していることがわかると立ち上がる】

【もし、ここに人が来て男を見たのならどう思うか】
【そして隣の死体を見て、どのような反応を示すのだろう】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 22:47:07.02 ID:PfDAhCNz0
【暗い、森の中――――不自然にも辺り一面には物が焦げる臭いと共に大きな魔力が漂っていて】
【原因を突き止めるべく辺りを探れば、やがて十体ほど獣の骸積まれた場所へと辿り着くことだろう】
【どれも黒い煙を上げており、原因がこれであると推測するのは難しい事では無い。然れど、そのどれもが燃やされたとなれば、異常】


「…………誰?あなたも、五月蠅い人?」

【その骸の上から投げられた、幼い声。見れば、丈に合わないブカブカな学生服を纏った少女が居る事だろう】
【真っ赤な髪に、それと同じ双眸の色。漂う魔力の発生源は、紛れも無くこの少女】
【裸足に血肉がこびり付いた身体と、まるで食後の獣を連想させるかのような姿】
【赤い目を丸くして、興味深そうに上からじっと見下ろすけれど――――未だ、その瞳に敵意は無く】


「……五月蠅いなら、嫌い」

【天真爛漫と言うべきか、次には不機嫌な様子へと変わって。投げた言葉は、騒がしい人物か訊ねるもの】
【其れより先を紡ぐ言葉は無く、小首を傾げて問い掛けに対する応えを待つのみ】
【少なからず、この少女が事を起こしたことは明白】
【素直に言葉を返すもよし、無視して何らかの行動を起こすも良し――――全ては、この現場を見た者次第であって】








【人通りも無くなった街の中、コツリコツリと靴を鳴らしながら歩く姿が一つ】
【――――乱れなく着こなした軍服に、制帽。片目は眼帯で覆った少女が一人、歩いていて】
【腕に通された腕章は自警団の其れ。時折立ち止まっては、辺りを見回すけれど】


「…………異常なし、でありますね
ふひぃ〜……昨日は散々連れ回されて寝不足だから疲れたでありますよ……
っとと、ちゆ姉に聞かれたら不味いでありますね」

【眠たそうな眼をゴシゴシと擦り、再び歩き始めた】
【時折街灯に照らされる藍色の髪は、その光を鋭く反射させていて】
【……溜息を一つ吐けば、適当なベンチへと腰を下ろすことだろう】


「取り敢えず、今日の勤めは終了でありますね
…………帰ったら蜂蜜を入れた牛乳でも飲んで寝るでありますか」

【堅い表情には似合わない、大きな欠伸】
【続いて大きく背伸びをしたならば、もう一度辺りを見回して】
【立ち上がろうとしたその刹那――――脚が縺れて“ゴチン”なんて音が響き渡るだろうか】
【この街を訪れた者は、唯一の人影…………それも地面と熱烈キスをしている者の姿を見る筈で】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/11(月) 22:54:47.76 ID:qoXF75Jmo
>>650

止めることは無いですよ。…暴走だろうと何だろうと止められません。止まってしまったらまた走りだすのに何年かかるか…。
だから、走る向きを変えるんです。線路のスイッチを切り替えれば…。ただ、誰がそのレバーを引くのかはわからないですけど。

―――同じ未来に辿り着けるといいですね。お互い。

【いつものようにすまして微笑んで。D.R.U.G.S.をまとめる、カノッサを倒す。ここはお互いに相違は無いだろう】
【しかし、そこから先の目指す未来は今はお互いに近づいていっていても漸近してそこから先は、何処からか先は】
【永久に平行線になってしまうんだろうと、彼女は…いや、お互いそれには気がついているずだ。それは立場だけじゃない】
【哲学の違いで、それを感じるからこそ平和は難しいと感じるんだろう。……けれど、今は忘れてしまいたい。不確定な未来なんてものは】

…結果論…というか相対的な陳腐な話ですけど、セリーナさんはそうすることで沢山の人を救っているじゃありませんか。
悪人を目の前にしてまごついていては救えるものも救えなくなってしまいますよ?……現実は非情です。だけれど正直です。
貴女の行為を評価するのは第三者なんです。貴女のやっていることが背くことなら、何故皆様に慕われているんですしょうか。
……誰だって幸せになるために生まれてくるんですよ?幸せのために何をなすべきかはわかっているはずです。今までも…これからも。
引き金を引くことで貴女が望む平和が来るなら、幾らでも迷わず撃つべきです。私が言うことじゃないですけど…。
志さえ忘れなければ…戦いに飲まれて自分の道を見失わなければ…生き方なら自信を持ってください。
貴女が居なくては…貴女が何もなさなかったら、闇に迷う人だって出てくるんですから……。…すみません少し言い過ぎました。

【アルコールのせいか、少し何か琴線に触れたのか。頬を少し紅潮させながらはっきりと言った】
【そしてまた、今度は気恥ずかしさからか俯き加減に頬を赤らめつつ、目の前の料理を食べることに逃げた】
【正義を全うして欲しい、カノッサを倒して欲しい、世界を平和にして欲しいそんな願いは霧崎には無い】
【ただ目の前の優しい人の歩みが止まってしまうのが何処か腹立たしくて、悲しかった。だから任侠の血が言わせた】
【迷わず行けよ行けば分かるさ。ホントはこれだけで十分な気もするけどそれだとすこし野暮だから。】

なら、戦闘についてきてくれる方ならいいんじゃないですか?ほら……弾薬を運ぶのが仕事の方ならピッタリ。

あら?ではいつでもウチにいらっしゃってくれれば会長も喜びますよ?息子ばかりだってボヤいてますから。
多少のやかましさと口の悪さはすぐに慣れますから…クルマもありますよ?高級車がずらっと。
……最近は、コンプライアンス……合法的な活動もかなり多いですから。そういう方も雇って行かないと。
マフィアが合法っていうのも変な話ですけど…。

見たなら見なかったことにするほうが懸命です。…それは忘れることにして
そうなんですか?えーと…大きすぎるのも考えものでしょうから……探しておきますね。…前科のない方を。
私ですか?そうですね………ある程度年上で……それと…強いに越したことはないですね。強いに。

【そうしていれば食事も済んで話も一段落。手持ち無沙汰になる前に引き上げるとしよう】
【互いに忙しい身だ、普通の会社員であればもう一件というところかもしれないが】

はい、そうですね。私もそろそろ…。セリーナさん。今日はありがとうございました。ご馳走様です。
…いえ、帰りは私が。…セリーナさん。一応、あれは私のところのものなので…お貸しできませんよ?
それにUTの代表を事務所の前に置き去りもできませんから…。お構いなく。

672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/11(月) 23:01:56.41 ID:u9kEkRS1o
>>670
【大きな魔力。それを引き裂くような、凛とした存在感は殺気も戦意も放つこと無く、悪意なき様のままに獣道を切り開く】
【歩みに淀みはなく、近づく気配を隠す様子は欠片も存在しない。まるで、己の存在を隠す必要がないと声高に叫ぶように】
【煙の奥。煙を引き裂きながら、その影は月光の元に肢体を晒し――、少女の視線と言葉を受け止めた】

「――ああ。五月蝿いか五月蝿くないかを問われたならば五月蝿いとしか答えようがないだろう。
初めましてお嬢さん。――どうにも血と炎の臭いを嗅ぎつけてしまってな、つい興味の赴くままに此処に来たんだ」

【――赤い。否、赤よりも尚真紅い女だった。少女と同じ色彩の頭髪と双眸。どちらも血か火焔のどちらか、またはどちらもを彷彿とさせる】
【ほっそりとしながらも無駄を持たない160cm47kgの肢体。上半身を覆うのは白いサラシと、その上に貼り付けられた無数の呪符】
【下半身を隠すのは、膝の動きを感じさせない黒い袴。そして、その袴にも同じように幾つもの呪符が貼られており、異様な存在感を放っていた】
【だが――それらの存在感をかき消すだけの部位が、印象が、この月夜に現れた酔狂者には備わっていた】

「ただ一言。君の問いかけに否と答えられる点は――そうだな、私が人間ではないということ位かな?」

【頭頂から伸びるは、一対の捩れ狂う黄金の角。天に向かい誇り高く屹立するそれは、どう見ても人のそれではない】
【そして、女の背から両腕。露出された皮膚の部分にまとわりつき、時折ゆらゆらと煌めく紅の紋様――炎の群れ】
【それだけではない――、この熱のはびこる世界の中においても尚淀まぬ、陽気に妖気を吹き散らす双眸が、彼女が化外であると如実に物語る】

「――で、だ。私が五月蝿い人外だとして、どうするんだい?」

【こてん、と案外可愛らしく首を傾げてみて。人ならざる赤い女は、如何にも気さくそうに笑いかけた】
【敵意も殺意も悪意も無く、角や紋様を抜きにしてみれば、単なる和風の露出狂女――それも季節外れの――にしか見えないかもしれない】
【少なくとも、少女に対して、何らかの害を及ぼす積りは今のところ無いことだけはまず間違いないといえるだろう】

/*先ず間違いなく明日以降に持ち越しになるかもなんですが、それでもよろしければ!*/
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/11(月) 23:20:45.38 ID:48QKBLHyo
>>668

『へえ、連れて帰る。にしてはちょっとばかり大事なんじゃあないかな
 歪んだ愛って言えば聞こえはいいけど、目が潰れちゃただ猟奇的なだけだ
 ……あぁ、もしかして信じてないね。分かるよその気持ち、僕って威厳がなくてさあ――。』

【腑抜けた態度、気の抜ける話し方、一般人めいた衣服振る舞い】
【どれをとってもらしくなかった。六罪王、つまり悪の親玉的人間には思えない人物なのだ】

【――ところが、少年が伸ばした腕を、仮面の男が指を鳴らした途端に】
【全く別の何者か≠ェ掴み、ケミッシュへの追い縋りを止めたとしたらどうだろうか】

【現れたのはピエロのように人を茶化すような、それでいてゴツゴツとした仮面を付け】
【縦にも横にも大きな身体を、巨大なマントでひた隠しにした相手だった】
【背は2m以上。相手の腕を掴んだなら、『チッチッチ』と指を横に降ってから解放する】

【が、その時には既にケミッシュはダグラスの下に居て――つまりは手遅れ】
【遠くから多数の明かりが近付いていた。例の、彼が呼んだ応援に違いない】

『……そろそろ、お別れの時間みたいだ。君も虚勢張ってないで寝たらどうだい?
 僕、争い事は得意じゃないし、好きでもなくてさ。』

『そうだ、申し遅れたね。今の≠ヘ……グルクスス・シャリエールだ
 僕の制作協力をしてくれている。ちょっと神出鬼没な、いい奴だよ――。』

『――――じゃあ、下手な争いはしたくないし、僕はこの辺りで消えるとするよ
 ダグラス・マックスウッド、新たな六罪王――信じたくなければそれでもいいさ
 だが、今度夜の国でエインセルが花火を上げる時……そこで結局、信じざるを得なくなるだけ。

 ……それじゃあね、少年。芸術家ダグラスの出番、のんびりと待っていてくれたまえ―――。』

【ケミッシュを抱きかかえながら、仮面の優男は呑気にそう告げる。すると】
【先の巨大なマントの男――グルクスス・シャリエールが、気付けば彼らの背後に居て】
【バサリ、マントを翻して二人を包むと、次の瞬間には二人は消えて】
【当のグルクススもまた、歯茎まで見せて気狂いじみた笑みを零してから、一飛びして闇に消えて】

【―――あとに残るのは、何もない。情報だけなら、イヤというほど手に入ったが】
【車両の周囲から、犠牲者達の苦しみの声が響いていた。木枯らしが、それをヒュウ、と掻き消した。】

/すみません遅くなりました…っ!
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/11(月) 23:33:51.33 ID:PfDAhCNz0
>>672
【積んだ骸の頂に立つ赤い幼子。月を背にして双眸を蘭々と輝かせる様は何処か幻想的にも思えるか】
【――――見た目こそ、人間の子供。然れど纏う気配が。漂わせる魔力が、人外であると告げていて】
【不機嫌一色に染められた色合いは、恐らく女性がこの場を訪れるずっと前からそうだったのだろう】
【精霊。人間の事情だって、動物の事情だって関係無く生きる気ままな存在。時には助け、時には害を為す存在】


「…………五月蠅いなら……五月蠅いなら、壊す
みんなみんな五月蠅いから…………邪魔だから、壊すだけ」

【“轟”の音が響いたかと思えば、一気に辺りの空間が熱せられる事だろうか】
【握った拳から漏れる朱の光は台座としている骸達を焦がすには十分な火力。少女にとっての五月蠅い――――謂わば、邪魔な存在。思うように動かない存在】
【さて、目障りな存在。新たに現れた邪魔者を消し炭にしてしまおう。向けられた掌。やがて焔は一本の矢の形を成す】
【――――が、放たれる事は無かった。代わりに紅い双眸が丸くなって…………トン、と軽い音を一つ立てたならば骸の山から飛び降りるのだろう】
【着地地点は、女性の目の前。実質器官を踏みつけたのか、汚い水音が響いて、少女の脚を汚すけれど気にした様子も見せず】


「――――人間じゃ、無いの?
じゃあ、わたしと同じせーれー?」

【殺意の対象から、興味の対象。女性はどう見たって、少なくとも今は人間から離れた生物…………そんな事、一目でも分かろうに】
【少女は、女性自身の口から漏らされた“人間では無い”との言葉で、やっとの事気付いた様。見た目通りの姿。人は疎か、知識を持つ者と交わる事が極端に少ないが故に、少女も知識を得ていない】
【女性が此処へ訪れた理由も少女の耳に入っていたのかは分からないけれど――――今は、二つの眼はその角に注がれて居て】
【人間か否かの問い。もう一度、紡いだならば】
【――――人間は嫌いだから何て小さな呟きも漏れるのだけれど、さて其れが女性の耳に届いたのか否かは分からない】
【兎にも角にも、一瞬ばかり沸いた強い殺意は今は姿を顰めていた。…………無論、女性の答え次第ではそのまま血みどろの争いへ発展することだって、十二分にあるのだけれど】

/了解なのです。宜しくお願いしますですよー
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/11(月) 23:48:57.44 ID:u9kEkRS1o
>>674
「いやはは、それは困った! 挑まれると買うのが私でな。
――できれば喧嘩を売るのは後にしてくれると良い。たまには会話も楽しみたいのでな」

【五月蝿いなら壊す。そんな物騒な言葉を投げかけられたとて、女の態度は一環として崩れない】
【よく響く――しかしながら、さほど騒音じみては居ない笑い声を響かせ、爛々と輝く炎の双眸を笑みの形に細めてみせた】
【妖気はあれど邪気は無い。それは、ある意味でこの女が純粋である事の証左であり、妖怪であるのに純粋である狂気を持つ証拠でもあった】
【ただ少なくとも。この女は目の前の少女が獣を何匹屠ろうとも、炎の矢を生み出そうとも、臓物を踏みつぶそうとも】
【――それらの総てを、些事で片付ける程度の度量だけは、間違いなく持ち合わせているようでは有る】

「――いや、鬼さ。それも私の場合は元人間だよ。
君と同じ――という事は、君は精霊という種族である事は間違いないんだな。
……――おお、精霊初めて見たな。まあなんだ、火っぽい同士よろしく頼むぞ?」

【にこにこと笑いながらも、朗らかに少女との会話を楽しもうとする鬼女】
【人間が嫌いとの呟きが聞こえたが、だからといって元人間である事を隠すなどという事を、女がする事は無い】
【なぜなら――、そうしたくないから。それ以上でも以下でもない、単純に後ろ暗くないから何も包み隠さないだけのこと】

【少なくとも、少女が殺意や敵意を抱こうとも、それを行動として表さない限りは女が動くことはない】
【どころか、ほれほれさわってみるかと言わんばかりに己の頭から伸びる二本の角を少女に向けてみせるだろう】
【もし少女が触れてみれば、自然にはあり得ない鍛えぬかれた鋼の硬質さと、太陽の如き清浄な熱気を感じる筈だ】

「それにしても、大分派手にやったものだな。
――そういえば近くに沢が有った。血を落としたいなら案内するぞ?」

【死体の山に目線をやり、怒るでも恐怖するでもなく、単純に感心して見せて】
【返り血や臓物で少女が汚れているのを見て、女は苦笑しながら少女の頬などの返り血を手で拭おうとする】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/12(火) 00:14:22.84 ID:IgQHmUz/0
>>675
【自分の手の届く高さにまで下げられた二本の角。触っても良いの?と訊ねるかの様にじっと紅い瞳は向けられるのだけれど】
【――――否定する事が無いければ、掌でペタペタと触れる事だろう。一度触れれば微かに血が着き、二度触れれば血で汚れる】
【自分のでは無いから構わないし、自分のであったとしてもきっと反応は変わらないのだろう。幼い掌が掴み、撫でる度に汚れていくだろうが…………】


「…………知らない。わたし、せーれーの事はよく分からない
人間はわたしの事を見るとせーれーせーれー言って五月蠅いから…………だから、嫌い」

【己の種族の事は分からない。まあ、何とも可笑しな話だが…………少女に冗談を言える程の学があるとも思えない】
【純粋な“炎”の魔力を宿すが故に闇商人に襲われたり、“精霊”であるが故に強制的に契約を結ぼうとする者が居たり】
【――――自身の種族の意味を知らなければ、“嫌い”になっても仕方ない理由か】
【獣達の様に殺され、誰に埋葬される事も無く寂しげに朽ちてゆくだけ。自業自得と言えばそれまでだけれど】
【一頻り角の感触を愉しんだならば、満足そうにしてやっと手を離すであろう。尤も、その熱気を好んでいたが故に長く触れていたのかもしれないが】


「鬼…………?いっさは、半分がよーかいだって言ってた
鬼も、半分よーか――――」

【妖怪?そんな事を聞こうかと思えば、女性の手が頬の血を拭って。言いたい事も途切れれば、代わりに「わぷっ」何て間抜けな声を発する事だろう】
【顔の血を拭って貰っている間、されるがまま。先程までは今にも殺さんばかりの殺意がその場を包んでいたというのに今は警戒が皆無なのだから、実にハッキリとしない性格】
【よく言えば天真爛漫。悪く言えばただの気紛れ。――――視線は死体へと向けられて居たけれど、やがては自分の築いた山に興味も失せて】


「…………五月蠅かったから。静かにしてっていったのに五月蠅かったから、壊しただけ
――うん。冷たいのは嫌、だけど…………手、臭いのも嫌だからそこに行く」

【恐らく、獣達も“本能”が察したのだろう。好ましくない存在である――――と。だから、威嚇をした】
【その結果が自分たちの死なのだから、何とも悲しい話だが…………もう、少女には関係の無い話】
【――――女性の服を握れば「どっち?」とぶっきらぼうに訊ねて、もし道を示したならばそのままズンズンと進んでいくのだろう】
【引かれてみれば分かるかも知れないが…………存外、この少女は力が強い様で】
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/12(火) 00:17:53.03 ID:V6WkRXdco
>>676
/*もうしわけございません……! そろそろ活動限界なので、明日以降に持ち越しで良いでしょうか!
明日というか今日ですが、今日の夕方頃には返信できるかと思います!!*/
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/12(火) 00:22:37.46 ID:IgQHmUz/0
>>677
/了解ですよー
/恐らく午後10時半頃からお返し出来るかと思うので、その辺りを目安と考えて頂ければ……!
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/12(火) 00:31:27.23 ID:V6WkRXdco
>>678
/*うぃうぃ、了解でございますー。では、一旦オヤスミナサイですー*/
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/12(火) 00:49:29.56 ID:73LV4RFZ0
>>673


………その、………お、おれ……いそ、いどるか……ら………―――――!


【彼の声に耳を傾ける事無く、少年はケミッシュの腕を掴もうとする……が、其れは大男の手によって阻まれた。】
【握力も相応の物があるのだろう、少年は手を振り解く事さえ出来ず、彼の軽い挑発には、ただ睨みつけるだけで。】
【ケミッシュとねこやまの距離。其れはダグラスの手によって、取り戻せない程に引き離されてしまった。】

【―――客観的に状況を考えれば、其れは仕方が無いと言えるだろう。然し少年は、其れを認められずに居て。】

【ケミッシュを担ぎグルクススと共に去るダグラスは、少年に背後を見せたにも関わらず。一矢報いる事さえ出来なかった。】
【夜の闇へと姿を消したのなら、少年は再び、其の場に膝から崩れ落ちる。……其の勢いは、地面に全身を打ち付けるまで続いて。】
【衝撃は当然、少年の全身を痛めつけた。―――既に、其の強度は失神の領域を遙か超越している。】

【草むらの中、今出来る事は、と考えた結果。少年はうずくまり、ひたすら呼吸を整える事に専念した。】


【―――復旧不可であろう列車に、幾多に上る犠牲者だけが、此処に残った。】


【深呼吸の間、少年の脳裏に、過酷な現実が過る。全身が、増して痛む様に感じられた。】

【全て、自分の"弱さ"が生み出した物。―――そう思うと、ただひたすら、自分が情けなくて。】
【整えていた筈の呼吸が再び荒くなる。両目を真っ赤に、鼻の啜る音も交わったなら、先程の其れとは異質の息遣いだった。】

【頬を伝わる一筋を拭って。今度は犠牲者の為に、少年は再び立ち上がろうと試みる。】
【然し少年の身体は、動く事を、立ち上がる事を、一切として認めない。】
【"犠牲者と同じ扱いで救出されるのを、其処で大人しく待っていろ"と、少年はそう言われている様な気がして―――。】

【草原の上、少年は大の字に寝転がる。芝を靡かせながら辺りに吹き渡る風は涼しくて、皮肉にも心地良い。】
【―――少年は右腕で地面をドンッ、と強く叩きつけた。同時に再びこみ上げて来る物は、もう抑える事が出来ず。】

【其の音に異変を感じた警官達が、少年の方向へとライトを照らし始めた。】
【やがて、彼は救出される事だろう。―――尤も、飽くまで其れは、"物理的な物"に限った話であるが。】

【頭を横に動かすと、辺り一帯が、ヤケに大きな月によって明々と照らされている光景が目に映った。】
【金属と油と血と、そして擦られた草の青臭い匂いの混じった異様な臭気に、低く響く呻き声。】
【今此処で知覚される物全てを、少年は忘れる事はない。―――師を越えた、"強き存在"で在る為に。】


/気づくのが遅れて申し訳ない……!これで〆という事でお願いします!
/色々と引っ張って頂き、本当に、大助かりでした!ありがとうございます!
/ぜひまた、ご一緒させて下さい!というわけで、お疲れ様でした!
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/12(火) 17:11:03.52 ID:Cvuabptj0
【路地裏】

【走る音が聞こえている】
【その走っている男は息を切らせながらだ】
【しかし、静かなだが銃声の音が聞こえた】
【その発射された銃弾は走っていた男の胴体を撃ち抜いた】
【さらに発射される銃声音、そして何発かが男の胴体を貫き、男は倒れた】
【どくどくと血が流れる】

【そしてそこに一つの歩いてくる影がある、男のようだ】
【迷彩服を着用し、ゴーグルをつけている】

 少々手間取らされたか
 まあ、いい任務は完了した

【そう言いながら男は倒れた男を調べた】
【そして、死亡していることがわかると立ち上がる】

【一人の男の死体とあきらかに普通ではない格好の男】
【そしてこの場所に人がくるのならば、確実に男は見つかるだろう】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/12(火) 17:47:22.02 ID:PvhKkEo30
>>671

……力の向きを変える、か。その通りかも。
失敗を恐れずに、正しい方向へと導く事が出来る人間がいるなら、レバーを引いてみるのがベスト、なんだろうね。
けど、結局結末を―――……線路の方向を決めるのは"誰か一人"じゃあなくて、走っている全員、一人一人なんだと思う。
"誰か"じゃなくて、D.R.U.G.Sっていう組織の全員がそのレバーを握っている事実を、もう一度思い出さないと……
今度こそ、列車は線路を外れる。その時はもう、方向転換は愚か、止まる事も出来なくなってしまう。

こんな事、考えるだけ無駄なのは分かってる。けど……アタシは、貴女達の崩壊は望んでない。そこだけは、忘れないで。

【存続を望む、その気持ちは変わらない。正しい方向で、という注釈つきではあるが、それは心からの本音に変わりはない。】
【しかし、運命と言う物の力は強く、正面から抗う事は決して容易くない。セリーナにはそれも、痛いほどよく分かっていて】
【だからこそ、舞衣と自身にやがて訪れてしまう結末を知っていて尚、ここまで仲良くしようとする。それが、彼女だった。】
【言葉は止まる。これ以上はもう、語る事すら出来ず。否、語りたくは無かったのだ。セリーナだって、そんな未来の事など】

うん……うん。そうなんだよね。アタシだって、アタシのやってる事が"間違い"だなんて思った事は、流石にない。
けれど、頭でそう理解していても、心はどこかで自分のやってる事を"疑いたがってる"、そんな気もしちゃってさ。
本当なら、撃たなくて話し合いで済むような世界が一番なんだけど……それこそ舞衣ちゃんの言うとおり、悪人を前にして
そんな悠長な事を言っていたら、大切な物は何も護れない。かと言ってアタシはアタシを自分で肯定する事が、怖い。

だから―――……舞衣ちゃんがそう言ってくれるのは、ホントに嬉しいっていうか、少しだけ安心するよ。
自分は今何をしているのか、本当の自分を知るには誰かの意見がとっても、重要だから。
……ありがとうね、舞衣ちゃん。貴女にそう言ってもらえたんだから、アタシも頑張らなきゃ。

【それは決して、セリーナだけに留まる話ではない。UTという組織の在り方は勿論、この世界を取り巻く環境そのものだって、そう】
【常に正しいかどうか、しっかりと"見張られて"然るべきなのだ。本当ならば、もっと大勢が声をあげて戦うべきだと彼女は考える。】
【自分の道を見失わない事、しかしそれはともすれば傲慢へと繋がる危険を持っている。だからこそこうして誰かと語らいたいのだ。】
【今、こうして目の前で自分を肯定してくれる存在がいる事は、この上ない幸運なのだろう、それはセリーナにもよく分かっていて。】
【だからセリーナは、舞衣に"ありがとう"、と述べる。少しだけ恥じらう舞衣に対して、口元を僅かに緩ませて。こんな時間が―――】

【嗚呼―――こんな時間が、ずっと続く事があれば。そう、思わずにはいられないのだった。】


舞衣ちゃん、そいつはちょいと、厳しい話じゃあないかい……いくらなんだって"恋人"を補給兵扱いは出来ないよ!
いや、そりゃあまあね? アタシだって結構ドライなタイプだけど、流石に『弾薬足らないよ! なにやってんの!』とかさ……
被弾されたら困るし、恋人はなるべく仕事の場所には着いてきて欲しくないなあ。代わりに書類仕事得意な人とか、大歓迎だけど、ね。

ふふっ、それじゃ今度富獄会にも御邪魔させてもらおうかな! なんだか素敵な場所みたいだしね、話を聞く限りはさ。
もしよければバイトって事でお手伝いしに行くよ? 勿論、アタシの時給はとーっても高いけど、ね!
ウチとしてはむしろ、そんな合法的な仕事が増えてくれた方が安心なんだけど、まあそうもいかないか。

……前科ない人、いるの……?あ、いや、別に悪いって言ってるんじゃなくてね!? 悪いっちゃ悪いんだけどなんていうか―――……
……ごめん、やっぱり無理はしなくて大丈夫だよ。アタシはアタシでホラ、素敵な人を探す事にするからさ。
強い人かぁ。知り合いは皆頑丈な人ばっかりだけど、よかったら紹介するよ! 5発撃たれて軽傷で済んだ筋肉達磨みたいな人とか、どう?
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/12(火) 17:47:41.07 ID:PvhKkEo30
>>671



【……残念だがなるべく、お互いにお互いの"知り合い"を紹介し合うのは、避けた方が良い気がする。そんな会話の応酬だった。】
【さて、本来ならば酒場を梯子、と行けた所だが。生憎パトロールの続きがある、セリーナものんびりとはしていられないし】
【きっとそれは舞衣だって同じ筈。二人は席を立ち、セリーナはレジへと向い、会計を済ませると再び舞衣の元へと戻ってきて】

いえいえ、こちらこそ。命を救ってもらった挙句、愚痴まで聞いてもらっちゃったからね。
軽い女子会、って思ってもらえれば幸い。まあ、アタシはもう"女子"って年齢じゃないけどさ、あっはははは!
それじゃ、さっきの場所まで送ってもらえれば馬で帰るから、そこまでお願いしようかな!
舞衣ちゃんの運転なら安心だね、ってそういえばアタシ達ワイン―――……しーっ、今夜の事は、内緒で。

【飲酒運転、そういえば忘れていたがそうだった。まあ、こんな夜でこんな僻地の事、警察や自警団もいないだろう。】
【セリーナは正義の士らしからぬ悪戯ぽい笑顔を見せながら、黙って車に乗り込むだろう。遅めの晩餐はこれにて幕を下ろす。】
【しかし、楽しい時間は直ぐに過ぎる。きっと、二人は互いが今どこに立っているのか、再び実感する日が来るのだろう。】
【それでも良かった、今日という平和な日を楽しむことくらい―――誰かが許さなくても、きっと。】

/大変長くなり申し訳ありません、これにて〆とさせていただきますっ。
本当に本当にご迷惑おかけしました。
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/12(火) 19:06:38.97 ID:4h4pTqp8o
【路地裏】

「……ふゥむ、思い出した――"カニバディール"の顔だァけはな、"リリア"に酷い目に合ァわされてたよォーな気ィがする」
「まァー、思い出した所で"繋がり"も"場所情報"も何も無ァいとォころにピンポイントにテェレパシーは飛ォばせねェーだろ、多分」
「なァら、どォーするかァ?」 「――ヒャハハハ、"良ォい匂い"の所にいきゃア良ォいだけだ!」

【路地裏でぶつぶつ何やら言っている影――】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「こォこはあァい変ァわらずだァァアア、"素ォ材"が簡単に手ェに入るといィうところはなァァーッ」
「さァーて、……こォいつらはどう調ォ理しィてやろォォオオーーか、左は"住ゥ民"にしィちまうかァ?」

【その者の右手には、既に息絶えてから数日は経っているであろう"人だったモノ"】
【そして、左手には、……血塗れで意識を失っている"男性"――まだ息はあるようである】
【……状況からして、前者はともかく後者の犯人は火を見るより明らかだが、――】

「……ほォう、"雪"か」

【気づけば、灰色の空から降り行く白く冷たい綿ぼこり――この者の口元が歪む】
【――次の瞬間!】 【それぞれに人を持っていた手の両方から凄まじい量の"生命と変化の、混沌の魔力"が吹き出したではないか!】
【魔力は二人の人物を包み込み、蝕み、雪をも喰らい、――――!】

【それと同時に、両腕はまるで悪魔のように真っ黒になっていて――それへ同時に紫の毛や赤い模様や爪が腕に現れるも、魔力で隠れて見えず】
【その両手をよく見れば、魔法陣がそれぞれに1つずつ纏われていて】

【……魔力が止む頃に来るか、そうでないか、どちらにせよ安全ではないだろうことだけは間違いない】
【なお、止んだ頃に来た場合、両腕の変化を見ることはおそらくないだろう――その時には既に人の腕に戻っているからだ】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/12(火) 19:23:17.15 ID:DmZNCekHo
>>680

へえ……それじゃあ、本当に彼女一人であの大事故を引き起こしたわけだ。
それも素性を調べたら、何年も前に廃墟と化した研究所の出だって言うじゃないか
カノッサ機関……こんな隠し玉が、組織自体も忘れた場所から出てくるとはね
流石に長く悪の中枢をやっているだけある……目も無事らしいし、まぁ、良かったよ。

『……どうやら、アレは水の国あたりで揉め事を起こして護送される途中だったようだな
 あまりに無垢で、ねこやまという少年に抵抗もなく付いて行った……駅員の証言だ。』

つまりは常識知らずの戦闘兵器、か……力のないウチには素敵な逸材じゃないか
調整には時間がかかるだろうし、エインセルの花火には間に合いそうもないのが残念だよ。
そうだろフレデリック?彼女に美的センスがあったなら、もっと良い≠だけど―――。

【―――ケミッシュは、六罪王ダグラス・マックスウッドの所有する屋敷に居た】
【意識はとうに失っていて、右目には包帯が巻かれ、寝かされていた】

【同室、机を囲むのは二人の男。一人は仮面を取ったダグラスと、もう一人はローブ姿】
【白いマントをも纏った姿に、知的かと柔剛な顔付きは、如何にも強かそうな様子が見える】
【名前はフレデリックというのだろう。六罪王の彼と対等な様子で言葉を交わしていて】

『UNITED TRIGGERか……情報は数多いが、あの男は機関の資料に載っていたか?』

さあて、僕暗記は苦手だからさ。でも凄いよね、あの状況で追いすがらないでしょ、普通。
彼女との戦闘のダメージもあり、事故った列車に乗っていたのもあり
その上、仮にも六罪王だと告げた僕に一歩も引かなかったんだ。で、少年と来てる

『末恐ろしいと?……だが、確かに百聞は一見に如かずとも言う。
 UTのメンバーがどの程度のものか、実際に目で見て見なければなぬやもしれんな
 ……どうだダグラス。一美術家とその護衛として、本拠地を訪ねてみるというのは?』

【クスリという笑いが窓から漏れる。ふと吹き込んだ冬の風に、フレデリックが気が付いて】
【そのままパタン、と、小さな悪巧みの巣は唯一の出入り口を塞いでしまった】



【一方――時は流れて数日後の病院内。ねこやま少年に見舞いが来ていた】
【アンジェル・ベルジュロン、現UTメンバーと、ベイゼ・べケンプフェン、元機関No.3である】
【勿論、ただの見舞いであるはずがなかった。話は自然と、ケミッシュの事に向かっていって】

【―――将校服姿で一見気丈なアンジェルは、件が具体化すると、部屋を出た】
【混乱していたのだ。つまり知らなかった――自身の過去も存在も、何もかもが初耳だった】

『……まぁ、俺は知ってたんだけどな。元より機関に忠誠を、って名目でNo.3だったんだ
 今でこそマトモに闘えない、つまり兵器じゃなくなったからUTに身を寄せちゃいるが……』

『ねこやま、って言ったな。血は繋がってないにしろ、うちのが悪ィことしたな。
 謝るよ。俺以外、あそこの出身で兵器として成り立ってる野郎が居るとは思わなかったんだ
 ……多分、しつこいぜ。それに強い……新しい六罪王ってのも気にはなるが……。』

『――はぁ。面倒ばっかりじゃねぇか、せっかく楽して暮らせると思ったんだがな
 また何かあったら連絡しろよ。アイツでも俺でも、手助けくらいはしてやるから
 それと今は身体を治すことに専念しとけ……変に腐ってても、答えなんて出ねぇぜ。俺の経験上はな―――。』

【黒い毛皮のコートを来た赤髪の女性、ベイゼ・べケンプフェンは少年にそう告げた】
【見れば、目鼻立ちはケミッシュに似ている。ただ、目は黄土色で、力強く】
【全体的に色彩の薄かった彼女に比べると、幾分か人間らしさが強く見えて】

【――やがて、そのベイゼも見舞いのフルーツだのを置いて、部屋から出て行く】
【最後の一言は意味深長に。しかしそれ意外に意味を含まぬ言葉を置いて――やがて、扉は静かに閉じた。】

/遅くなりましたが、こんなかんじで!
/三日間のお付き合い、本当にありがとうございましたー!
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/12(火) 21:27:41.94 ID:6Oj4Fdqco
>>682 >>683
/綺麗に〆て頂いたのに蛇足になるといけないので私は前のレスを〆にさせていただきます。
/何日間もお付き合いいただいてありがとうございました!迷惑なだなんてとんでもない
/コレほど濃密なロールが出来たことを嬉しく思います!またよろしくお願いします!それでは
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/12(火) 22:05:34.89 ID:Cvuabptj0
/>>681はまだ募集中
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/13(水) 01:43:15.17 ID:ap4MNrz70
>>685


【―――例の事件から一晩明けて。夢から解き放たれハッと眼を開くと、……映ったのは、やたら清潔感のある真白な天井だった。】
【胸元まで掛かったシーツを思わず手繰り寄せると、ねこやまは今、病院の中に居るのだという事を察して。】
【右肘を立てて起き上がろうと試みたが、身体のありとあらゆる部分が痛む。腕の筋肉も、衰弱しきっている様に思えた。】
【……となれば矢張り"アレ"は、悪夢なんて甘い物では無く、歴とした"現実"なのだと―――。そう認識せざるを得なかった。】
【吐き捨てる様何か小さく呟くと、少年はシーツを肩まで寄せ、体勢を横向きに変えて。其の瞼を、ゆっくりと閉じた。】

【少年が再び目覚める事になったのは、2回のノック音。『失礼しま〜す、』なんて慣れた口調で、熟年の看護師が入って来た時だった。】
【『あら、気が付いたの〜?よかったよかった〜。』と、少年に声を掛けながら、彼女は純白の名に相応しいカーテンをサーッと開いた。】
【早朝故の大量の日光が、ヤケに大きな窓を通過して、少年のベッドに差し込んで来る。―――少々、明るすぎた。】

【看護師が担当医を呼びに行く。数分後、回診という形で医者が症状の説明に来るのだろう。少年が起き上がろうとすると、一斉に止められて。】
【『背骨の一部が〜』だとか『〜までは安静に〜』だとか、……今の少年にとっては、割りとどうでもいい事をペチャクチャと話された。】
【一応、一人間として、応対はちゃんとしたつもりだった。すると彼は満足した様に、複数の看護師を引き連れ少年の部屋を後にして。】

【扉がパタン、と音を立てて閉まる。静寂が取り戻されると、少年はふー、と長い息を吐いた。……少しだけ、部屋の気温が下がった様に感じた。】

【遠くから、配膳車のタイヤが響いてくる。間も無く、ドアが再び、2回。『失礼しま〜す、』の例の声と共に、スッと開かれた。】
【もう1人の新人らしい看護師が駆け寄り、ベッド脇のボタンを操作する。ゆっくりと、少年の上半身が起こされ―――座る体勢になった。】
【『寒くなってきたわね〜』なんて下らない世間話を聞かされながら。一般的な和の朝食が並んだトレイが、目の前に置かれた。】
【少年は陰りを含んだ笑いで返すと、若い方の看護師は心境を悟ったのか、軽い会釈をして。其の侭、イソイソと、出て行った。】

【普段なら此の2倍も、3倍もの量を食べるというのに―――今だけは、見るのも嫌だった。同時に身体も又、求めて居ない様に思えた。】
【其れでも少年は、湯気の立つ味噌汁椀に両手を添えて。唇を湿らせる程度、僅かに口に含んでみるが―――結局、"再確認"する事となり。】

【半時間後トレイを回収しに来る看護師は、『あら、食べないと元気になれないわよ〜』と、流石に心配そうな顔付きで此方を見てきた。】
【少年も謝罪で返そうと口を開いたが、声帯を震わす事が出来なくて。―――只の、口パクになってしまった。】

【"W-Phone"を弄る気にも、大好きな読書をする気にもなれなかった。寝る気にもなれなければ、精気の無い眼を開き、ただ呼吸しているだけ。】
【丸で空虚な時間が、此の部屋で流れ続けた。―――其れが断たれたのは、数時間後の事、ドアがスッと開かれれば、無意識の内にそちらを見て。】


/続きます!
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/13(水) 01:43:45.51 ID:ap4MNrz70
>>685


【少年の目に映ったのは、ケミッシュ―――では無く、彼女に似た人物と、将校服に身に纏った女性。何方も、見に覚えは無かったが、】
【ぼんやりとした意識の中、何となく分かった。アンジェル・ベルジュロンと、ベイゼ・べケンプフェン。きっと、此の二人なのだと。】

【見舞いの挨拶も適当に、本題へと話は進むのだろう。顔色を変えて部屋を飛びだしたアンジェルを―――少年は然と見ていたが。】


………れ、が………―――

………おれが、………アイツに、そう、させたのが、……悪い……って、……そう、思っとります……
……おれが、弱い、ばっかりに、……ほかの……ええひとまで、……まきこんで、もうて………

………ダグラス、言う人、も……俺、めのまえに、……しといて……なんも、……でけへんで………
……ほん、まに、……俺が、……俺が、……よわ………っ………―――――


【頭では浮かんでいるのに、其れが上手く声にならず。何度も何度も苦しそうに咳払いをしながら、少年は何とか言葉を紡いで行った。】
【少年が零すのは、極めて自己否定的な内容。―――昨日の事件は、彼女ではなく、自分が引き起こした物なのだとまで少年は言う。】

【然しベイゼの言葉は、今の少年の全てを見透かして居る様だった。―――否、恐らく実際に、そうなのだろう。】
【思わず少年は続く言葉を詰まらせた。唇を噛み顔も俯いてしまえば、ベイゼとアンジェルは立ち去っていくのだろう。】

【状況が状況だが―――二人との"出会い"は、此の様に終わった。………扉が、ゆっくりと静かに閉じられた。】

【然し、彼女らが見舞いに、と置いて行ったフルーツ。暖かい色の木で編み込まれたバスケットの中に入った其れは、】
【鉄黒色のパレットの中心に、少しだけ。ポトン、と対照色を落とした様な、そんな風にも見えた気がした。】


/ずっと無反応だった……というのも、アレなので!
/これで本当に〆ということでお願いします!
/ありがとうございました〜!
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/13(水) 19:07:11.44 ID:gxJhqBIjo
【路地裏】

「……ふゥむ、思い出した――"カニバディール"の顔だァけはな、"リリア"に酷い目に合ァわされてたよォーな気ィがする」
「まァー、思い出した所で"繋がり"も"場所情報"も何も無ァいとォころにピンポイントにテェレパシーは飛ォばせねェーだろ、多分」
「なァら、どォーするかァ?」 「――ヒャハハハ、"良ォい匂い"の所にいきゃア良ォいだけだ!」

【路地裏でぶつぶつ何やら言っている影――】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「こォこはあァい変ァわらずだァァアア、"素ォ材"が簡単に手ェに入るといィうところはなァァーッ」
「さァーて、……こォいつらはどう調ォ理しィてやろォォオオーーか、左は"住ゥ民"にしィちまうかァ?」

【その者の右手には、既に息絶えてから数日は経っているであろう"人だったモノ"】
【そして、左手には、……血塗れで意識を失っている"男性"――まだ息はあるようである】
【……状況からして、前者はともかく後者の犯人は火を見るより明らかだが、――】

「……ほォう、"雪"か」

【気づけば、灰色の空から降り行く白く冷たい綿ぼこり――この者の口元が歪む】
【――次の瞬間!】 【それぞれに人を持っていた手の両方から凄まじい量の"生命と変化の、混沌の魔力"が吹き出したではないか!】
【魔力は二人の人物を包み込み、蝕み、雪をも喰らい、――――!】

【それと同時に、両腕はまるで悪魔のように真っ黒になっていて――それへ同時に紫の毛や赤い模様や爪が腕に現れるも、魔力で隠れて見えず】
【その両手をよく見れば、魔法陣がそれぞれに1つずつ纏われていて】

【……魔力が止む頃に来るか、そうでないか、どちらにせよ安全ではないだろうことだけは間違いない】
【なお、止んだ頃に来た場合、両腕の変化を見ることはおそらくないだろう――その時には既に人の腕に戻っているからだ】

/あまり長い時間はいれないと思います
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/13(水) 21:15:57.07 ID:Upffh+nr0
【路地裏】

【走る音が聞こえている】
【その走っている男は息を切らせながらだ】
【しかし、静かなだが銃声の音が聞こえた】
【その発射された銃弾は走っていた男の胴体を撃ち抜いた】
【さらに発射される銃声音、そして何発かが男の胴体を貫き、男は倒れた】
【どくどくと血が流れる】

【そしてそこに一つの歩いてくる影がある、男のようだ】
【迷彩服を着用し、ゴーグルをつけている】

少々手間取らされたか
 まあ、いい任務は完了した

【そう言いながら男は倒れた男を調べた】
【そして、死亡していることがわかると立ち上がる】

【一人の男の死体とあきらかに普通ではない格好の男】
【そしてこの場所に人がくるのならば、確実に男は見つかるだろう】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/13(水) 22:10:18.21 ID:Upffh+nr0
/>>691はまだ募集中です
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/13(水) 22:32:54.56 ID:sifPJU6t0
【シン……と静まりかえった山の中腹。大して労する事も無く辿り着ける場所にも関わらず、余り訪れる者は居なくて】
【その主たる理由が、妖怪が現れるから。神隠し、不作――――様々な出来事の原因とされてる故、当然と言えば当然か】
【岩々に囲まれた其処。白い煙が上がるのは、其処に秘湯が存在する事を告げていて】


「――――そろそろ、寒くなってきました…………もう少ししたら、雪も見れるのでしょうか…………」

【一つの岩に腰を掛け、脚を浸からせているのは一人の少女。狐の尾と耳。そして妖気が漂っている事から、人よっては“妖狐”であると容易に判別出来るけれど】
【細い足を動かす度に水面に広がる波紋。天然の湯を一人きりで使っているのだから、贅沢な話】
【――――時折思い出したかの様に辺りを見回すけれど、誰も居ないと知ればほっと安堵の溜息を吐いて】


「…………寒いのは、あまり…………好きじゃありませけんど…………
でも、雪が見れるなら…………悪くも無い、のでしょうか…………」

【しかし、見ていたのは周りだけ。自分の背中に注意を払うことを怠っていて】
【故に――――発見されずに近寄る事はそう難しい事でも無い。否、元々驚かすつもりは無かったとしても、その湯を目指すならば、妖気の元を辿るならば自然と背後から迫る形となる道筋】
【さて……脅かしてみるも、普通に話し掛けてみるもその者次第ではあるけれど――――】









【廃墟――――人が足を踏み入れる事の少ない其処だけれど、今宵は悲鳴が響き渡った】
【声色が一つだけで無いならば、複数の者達が傷付けられたのか。最後に断末魔が響いたかと思えばそれっきりで】
【――――――例え敏感で無くても、その付近には瘴気が漂っている事を感じ取れるだろうか】
【さて、瘴気が漂うとなれば……魔族が居るのか、或いは魔道具や其れに等しい物が在るのか】


「――――5人で襲ってきたのはいいけれど、虚しいお話ね。私を殺すと意気込んできたのに、貴方達が最後に見ているコレは何かしら?
……ふふ。折角生きながらえさせてあげているのだから、声くらいは出せる筈なのだけれど」

【廃墟の中。紅いドレスを纏った一人の少女が、身体を赤く染めながらも立っていて】
【…………近くに転がっているのは男女の骸。全て首が無くなっており、ならば無くなった其れは何処に在るのかと問われれば】
【直ぐ近く。埃の積もった棚の上に陳列されていた。どれも絶望的な表情を浮かべて居るが、時折瞬きをしたり口を動かしたりする事から、奇妙な事にもまだ生きているらしく】


「自分の身体をこうやって見れるなんて、初めてでしょう?
――――――さっき、あれだけ散々喋っていたのだからもう言い残した事は無いわよね
それじゃあ…………“お休みなさい”」

【パチリ、と鳴らした指。応じるかの様に棚が炎上したかと思えば、並べられた其れ等も直ぐに焼け爛れ始め】
【…………悲鳴こそ無い。感覚を無くされていた事が、せめてもの救いか】
【やがては髑髏5つが其処に並べられている事となるのだけれど――――】

【新たにこの場に踏み込んだ存在に気付いたならば、クスリと笑いを漏らして】
【「今晩は。良い夜ね――――」そんな巫山戯た言葉と共に、小首を傾げるけれど】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/13(水) 22:41:17.95 ID:XLGqgGjxo

【夜――――街外れの細道】

【平時であっても誰も近づかないような、時代と人に忘れ去られたおんぼろの道中に、淡い人影がひとつ浮かんでいる】
【静寂の上を歩くその小さな背中は、亡者にしては美し過ぎ、亡霊にしては存在感を放ち過ぎていた】

…………ふぅ…………。

【高い音色が、どこか沈鬱げな音色を奏でる。止まった足を置き去りにして、思わず解き放たれた白い息は道を先行していって】
【人影がふと空を仰げば、月はまるでその視線に恥じ入るみたいに、ちょうど雲に隠れてしまう】
【髪がはらりと流れ、白いうなじが晒されて。そこから上へと視線をやれば、わずかに残念そうな表情が浮かんでいる】
【そんな優雅な立ち振る舞いの正体を、どんな物の怪かと真正面から見据えたのなら――――】
【何のことはない。そこにあるのは、ただ散歩に出て来ただけのうら若い少女の姿だった】

……………………。

【それは、背丈は平均的だが、白い肌とうっすら紅に染まった頬、短く切り揃えられた眉に枝垂れるように長い睫毛が特徴的な少女だ】
【暗い朱色の布地に百合の花の刺繍が入った着物の上に、白いマフラーと黒い綿入り半纏という格好】
【漆で染めたように艶めく黒髪は、日に焼けてほんの少し赤紫色を差していて】
【やや長めの前髪、顎までで揃えられたもみ上げ、胸までの長さの後ろ髪と、そのすべてが一直線に揃えられた髪型をしている】
【夜に溶けるように靡く長髪と、少ない装飾ながらも嫋やかな紅の装いが、いかにも優美で雅やかな風情を醸し出しているだろうか】

【からころ、からころ…………と、歩くたびに下駄の音色が鳴り響く。それに引き連れられるように、いっそ奇妙なほど清涼な空気が彼女の周りを侍っている】
【風もない夜天の宙空を、少女の放つどこか神聖≠ネ雰囲気が、音もなく呑み込んでいくようで】
【雲隠れした月みたいに、睫毛の下に隠れる漆黒の瞳の中には、いったい何を伏しているのか――――】

【…………からころ、からころ、と。下駄の音色が、静寂の上に鳴り響く】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/13(水) 22:42:22.04 ID:ap4MNrz70
>>691
/まだ大丈夫ですか?
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/13(水) 22:43:28.28 ID:Upffh+nr0
>>
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/13(水) 22:44:04.99 ID:Upffh+nr0
>>695
/大丈夫ですよ
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/13(水) 22:58:20.60 ID:ap4MNrz70
>>691


【路地裏】

【―――ヤケに静かだった。】
【朧げな月だけが、辺りを照らして。ひゅう、と吹いた木枯らしは換気扇から漏れた生温い空気を、一掃して行った。】
【同時に、落ち葉が舞い上がる。其の統一感の有る動きは、何者かが操っている様にも見えた。】
【其の中心、一人の影がスッと浮かび上がる。黒き存在は、辺りに轟く1発の銃声に、チッ、と舌打ちをするだけで―――。】

【月明かりに照らされたのなら、其の正体も徐々に明らかになるだろうか。】

【黒みがかった赤のオーバーコートは、彼の膝まで。髑髏の様な模様のバックルの付いたベルトに、ブラックパンツ。】
【真っ黒のブーツに、両手に填められた黒いグローブ、右手の薬指に光るのは―――どうやら、無愛想な銀の指輪。】
【其の道に長けているなら、其処に"防御魔法"が込められている事が分かるだろうか。】

【最も特徴的なのは彼の銀髪だろう。眼が惹き込まれそうな程紅い色をしているのも、其れなり、だろうか。】
【身長にして167cm程度。鼻筋の通った凛々しい顔は、年齢にしては大人びて居るが―――其処に佇んでいるのは、16歳の少年だった。】

【―――然し、中々不機嫌な様子だった。ただ『うるせぇ、』と吐き捨てたなり、銃声の鳴る方を向いて。】
【視界に入るのは―――2つの影。1つは倒れているのだから、立っているもう1人が、其の轟音の元なのだと即座に判断した。】

【カツ、カツ―――と足音を響かせる。彼の耳には、徐々に大きくなって、聞こえるのだろう。】
【気になって背後を振り向いたのなら、其の瞬間。彼の方向に向かって、中規模の爆発が発生する―――!】

【状況から、幸いにして瓦礫などが彼を苦しめる事はない。然し避けなかったのなら。"熱を帯びた爆風"が、彼を直撃する事になるだろう。】
【具体的な風速で表現するとすれば、約30m/s。―――立っているのが、困難な程の、猛烈な爆風だと言える。】


……うっせーんだよ、………――――


【銃声と変わらない音量の爆音の中、少年は彼に右手の掌を付き出した状態で、ひっそりと呟いた。】
【俯いた彼の顔を覗き込んだのなら。右の口角が、ニヤッと引き攣っているのに、気付く事も出来るが―――?】


/それではお願いしますー!
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/13(水) 23:28:19.52 ID:Upffh+nr0
>>698

 むっ

【男はすぐさまに爆発に反応し爆風から身を守る行動に移る】
【まず、爆風が来た方向とは違う方向に飛び距離を開ける】
【そして十分に距離をとりそのまま伏せるそしてその爆風が無事に通り過ぎるのを見計らい立つ】

 ……銃声が響いてしまったか
 だが、それでもいいか

【男はそう言うと拳銃をしまい新たな武器を取り出す】
【MA56という個人防衛火器だ】
【そしてそのまま少年に対して発射する】
【けたましい銃弾発射音により、銃弾が連続して発射される】
【だが狙いは安定しているとはいいがたく、どちらかといえばばら撒いているようだった】

(さて、今の爆発はどうやったか、気になるところではあるな
 自分と似たような能力かはたまた魔法か)

【男はそのように考える、敵がどのような能力かを】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/13(水) 23:46:36.81 ID:X7/2+lylo
【酒場】

【ひゅう、と冷たい風が吹く。秋風も木枯らしも一気に跳び越えてもう冬の香りがする】
【肌をジリジリと痛めつけるこの冬の寒さは一気に木々の葉を散らし、変わりに雪で化粧をした】
【そんな街路樹を見ることもなく、夜露に濡れたアスファルトに張り付いた落ち葉を見て嫌な顔をして】
【人々は冬の訪れをニュースで知る。季節の変わり目なんて見えないんだから普段は気になんかしないわけで】

【酒場はいつものように賑やかだ。実際は休日より3割減だがある程度超えれば一緒だ】
【寒いから特別に飲む。大概の人間は毎日似たような理由をつけて飲んでいるから本当に特別なのは稀だ】
【同じように、毎日理由をつけてビールを煽る男が通りを行き交う人たちが見える窓際のテーブル席に居た】

……アイツ、寒いのにオープンカーに乗ってら…

【信号待ちの赤いオープンカーと目があって、缶ビールを掲げてニヤつきながら挨拶した】

【毛先がウェーブがかった黒髪の男はとんがったような鼻で、黒いサングラスをしている】
【黒い細身のスーツ、白いシャツ、黒いネクタイ。その上にカーキのミリタリーコートを羽織っている】
【テーブルにはビールの空き缶と、吸い殻の入った灰皿があって後は新聞が一部あって】
【”マフィア団体の縮小化と新興テロ組織の増加…”なる記事が見やすいように折りたたまれている】

……世の中ってのは忙しいもんだね…偶にはビールでも飲まなきゃダメだって…

【舗装路を真っ直ぐに忙しく行き交う人々は毎日そんなに行き先が決まっているんだろうか】
【そんなことをガラス越しに見つつ思いながら、椅子に深く腰掛けてダルそうにつぶやいた】

……最近、暇だな…良さげなビジネス考えないと…

【腕だけテーブルに伸ばして、煙草を手に取ると背もたれに寄りかかりながら煙を吐いた】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/13(水) 23:46:51.55 ID:ap4MNrz70
>>699


………あーマジ、俺の目の前で、人、ヤッてんじゃねーよ……クソが……ッ……!


【漸く、少年が初めに放った爆発の勢いが、鎮まり始めたという頃。少年は吐き捨てる様、男を圧した。】
【歯を食い縛り、頬をピクピクと動かす其の様子は―――どうやら、"キレている"らしい。】
【然し彼の身形に、"UNITED TRIGGER"や"SCARLET"と言った、正義組織を表す目印は、存在しない。】
【とすれば、飽くまで"私的な"衝動。其の理由の一部は、今少年の言葉によって明らかになった、が。】


……あー俺、そーいうの、効かねーからさ、……分かんだろ?………


【彼が銃口を構え、数発の発砲音を効いたのなら、少年は右手を付き出した其の体勢の侭。再び、能力を発動させた。】
【とは言え、先程の威力はない。此の目的は、飽くまで自身に被弾させない事。銃弾の進む、其の方向を変えるだけで、十分なのだ。】
【速度をも失った2,3此の弾丸が、目の前にパラパラと降った。其の位置に一貫性のない事から、少年は彼が適当に撃ったのだと悟って。】

【少年は今、銃弾を"効かない"と表現したが、至極当然、其れは少年が飽くまで、弾丸に対応出来た際に限られる。】
【何らかの理由で能力が発動出来ない状況を生み出すか、或いは反応さえ出来ない銃弾を撃ち出すか、等。】
【飽くまで銃に固執するとしても、其れでも尚、少年に対する戦法は多々存在する事だろう。後は彼が、其れを発想出来るか、どうか。】

【さて、今、少年の両手を注視したのなら、仄かな赤色に光っている事が見て取れる。もし、其処に気づく事が出来たのなら、】
【此の少年は、何か爆弾等の兵器を使った訳では無く―――"能力"を使ったのだと、そう連想するのは、余程の事が無い限り容易な筈だ。】
【加えて、魔法に関する知識が有るのなら。少年は極めて珍しい、"爆発魔法"を使っているのだと言う事も、思い付けるだろう。】


……どーすんだよ、……此の侭だとお前、……俺に、勝ち目、ねーぞ?………
………あー……近接戦も、大歓迎だぜ。……久し振りに、殴り合い、してーしよォ………!


【ヘラヘラと笑って見せる。銃を使っているだけなら、勝てないのだと―――誰でも分かる、安易な挑発だった。】
【然しこう言い放った所で、少年の動く様子は見られない。相手の出方を伺っているという所、か。】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 00:01:38.62 ID:ZvJ6dhVV0
>>701

 ふむ、厄介なものだ

【男は別段驚いてはいない】
【このような相手はいた、いままで戦っていたところでも】

 とはいえ、勝算がないとも言い切れまいよ

【男はそのように言いつつ、素早くPDWの弾倉を取替える】
【とはいえ、このままでは撤退しにくいのも確かだ】
【すると、男は迷彩服に隠し持っていたものを取り出す】
【それは男が撃ち殺した男が持っていた財布だった】

 さて、これはどうかな

【すると男はその財布を少年に向かって投げる、少年に近ずいたときにその財布は――爆発するだろう】
【そして爆発した際は男は少年の胴体に向けてPDWを一気に発射するであろう】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(空) [sage]:2013/11/14(木) 00:11:59.50 ID:ywtSik3ro
>>693

【抜き足差し足忍び足――今宵その気配は温泉の方に在った】
【音を立てず、気配を殺し、そろりと近づくは少女の背後より。湯気に紛れての事である】
【僅かに見える影は長い線。見る人が見れば、二メートル近い"尻尾"だとわかるだろう】

ッ……―――――桔梗やァーい!

【そして、その影はおもむろに大声を出すや、そのまま少女に突っ込んでいく】
【というよりは、抱き締めに行くような形。ただ勢いがありすぎた】
【もし少女が接近に気付かず、件のハグも避けられなったならば―――?】

/まだいらっしゃいまーすかっ!
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 00:37:25.56 ID:7A5XZFQf0
>>702


―――――………!


【先程述べた銀の指輪の"防御魔法"―――此れは、爆発からのダメージを軽減する様働く物だ。】
【此の少年の能力は既に、理解した事だろう。両手から、熱を帯びた爆風を伴う爆発を生み出せるという物。】
【勿論、自分が放った衝撃は、自身も受ける事になる。―――銀の指輪は、此れを軽減する為に、填められていたのだ。】
【然し運悪く、彼の放った財布型爆弾にも―――効果は、発動した様だ。少年は直撃を免れなかったが、頬に切り傷と、火傷を負った位で。】

【思わず身体がヨロケたが、直ぐに体の軸を元に戻して。彼の方へ身体を向けた時には―――既に、銃口が向けられていた。】
【―――流石に間に合わない。彼は銃弾を"無効化"するのではなく、単純に"避ける"事を判断、近くの物陰へとローリング。】
【然し其の際に一つの弾丸が少年左腕を掠って。丁度素肌が見えていた部分に傷を追ったのは―――不運、だった。】


………あーくそが……ッ……!


【彼の発砲が止むまで、その場に隠れる事だろう。左腕の銃槍からは、掠ったとは言え鮮血が漏れ出てきて。】
【ニ段構えの攻撃―――彼も、相応に戦ってきた男なのだという事を悟れば、ヘラヘラとした顔も、もう見せる事はなく。】
【スクっと立ち上がり―――大きく一歩を踏み出した。真っ向から、少年は彼の下へと尋常では無い速さで疾走する。】

【彼に近づいたのなら先ず浴びせるのは、速度の乗った右ボディ。其後、勢いの侭彼の背後ろへと周り―――】
【再び放たれるのは、今度は左手からの爆発。其れは先程よりも、一回り大きな物である筈だ。】

【少年は勿論、飽くまで"魔法使い"であって、武闘家の部類ではない。其の動きは一般人を遙か超越しては居るが、】
【其の道に生きる者には、到底敵わない、其の程度の実力である。―――然し魔法の方は当然、"本物"であって。】
【つまり、右ボディは言わば"フェイント"である。其れによって彼にそちらへと気を逸らさせ、本命を放つ。此れが、少年の戦法だった。】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 00:38:27.33 ID:ZvJ6dhVV0
>>701
/すいません、眠いので凍結させてもらってよろしいでしょうか?
/明日は六時くらいに返せるはずです
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 00:41:09.74 ID:6pvWjrBe0
>>703
「また、狛犬達と一緒に…………雪だるま、作りましょうか…………」

【吐く息は白くて、其れでも表情が何処か緩んでいれば楽しそうにも見えるか】
【冬は何だかんだで、子供にとっては楽しい季節。この少女も、時折背伸びをしたりするけれど未だ子供である事に変わりはなく】

【――――思いに耽るのは良い。だが、それ故に辺りに払っていた注意は疎かになるというもの】
【何より、足音も気配も薄かったならば、元より鈍いこの少女が気付く事は難しくて】
【己の名を大きな声で呼ぶ其れに気付けば、尻尾の毛逆立てた後に一瞬ばかり遅くビクリと背筋を伸ばすのだろう】
【何事か、と思って振り返ってみれば――――目前にまで迫る、見慣れた姿】
【姉であれば、或いは何らかの行動を起こしたのかも知れないけれど…………この少女、機転も体術も無い故に】


「ぎ、ぎんぎん……あ、あの…………!!」

【いとも簡単に、女性の腕の中に収まるであろう小柄な身体。然れど、その力全てを受け止める事が出来なくて】
【――――胸の中、「わ、わ……?!」何て間抜けな声を発しながらもパタパタと尻尾を振ったりと何とか必死にバランスを保つ事だろう】
【弱々しい力ながらもぎゅっと耐えて…………功を奏したか、二人一緒に湯船の中へドポンと落ちる結果は免れた】
【腕の中から見上げる顔は、困った様に――――では無く、少しだけ怒った様に、子供っぽく両の頬を膨らませて見上げていた】


「ビックリ、しました…………意地悪は嫌い、です…………
でも…………ぎんぎんに会えて…………その…………嬉しいです…………」

【何時も困った表情を覗かせている少女がまた別な感情を露わにするのは珍しい事か】
【む、と頬を膨らませたままジットリとした視線を向けていたけれど――――やがては、クスリと小さく笑うのだろう】
【世辞では無く、本心からの言葉。ハタハタと動く特徴的な耳に、犬の様にゆらゆらと揺れる尻尾はその証左でもあって】
【小さな声は相変わらず。しかし、抱きしめられても慌てたりしない程には、狼の妖へと親しみを覚えていて】
【ギュッと些細な力で抱きしめて甘えてみたならば、「お元気でしたか?」なんて言葉と共にもう一度小さく微笑むのだろう】


/オレ イル セナカ タッテル
/宜しくお願いいたしますですよっ!
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 00:45:06.63 ID:7A5XZFQf0
>>705
/はーい、それでは一旦お疲れ様でした!
/私も18時頃ならおりますので、待機しておきますね〜!
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/14(木) 00:58:55.04 ID:ZzvH3u4Oo
>>706

【少女を――見知った彼女を腕の中に抱きとめれば、ニヤリと笑い】
【当人が湯の中に落ちまいと耐えるのも知らず『いっそ落ちても面白いのに』と呟いてから】
【ようやっと無理強いに近い姿勢を解いて、彼女を囲うように座り込む】

【見たぶんでは、以前と何ら変わりない。薄手の格好に羽衣、手足の鉄輪】
【それから腰には瓢箪が1つ括ってあったが、その程度の差異があるに過ぎず】

―――わは、ははは。良いではないか桔梗、たまに意地悪せぬとのう
儂もちくと子供なところが有るから、うずうずとして堪らぬのじゃよ
お主はどうにも、こうした時の反応が愛らしくてだのう――ほれ、笑えわらえ

【少女が両の頬を膨らませたなら、ひんやり冷たい両手をその頬に当てようとして】
【ふくらませるのではなく笑えと、急かすような、茶化すような声をかけ】

ふぅ……うむ、久しいのう桔梗。山間を歩いていたら知った妖気があったのでな
薄ら寒い中を来た甲斐が有るというものよ。……して、お主は元気だったかや?
最近は暑いのか寒いのかもようわからんから、風邪を引いている者も……

……っと。そうそう、忘れぬうちに言うておこうか
この間のう、水の国でお主の姉に会うたぞ。いや、馬鹿に強かったのう、あの巫女は。
ただ少しばかり愛想がないのと、それから―――

【――その先、紡ぐ言葉が見つからなかった。どう言い表すべきか悩んだのだ】
【妹に会えと言ったらやんわりと拒否された、だとか、それは流石に桔梗を傷付けるように思え】

【それに、自分は天鬼の家の問題というのを知らない。だから、下手に口出しも出来る立場ではなく】
【結局は困ったように彼女のほほ笑みに応えてから、腕の中に居る彼女を優しく掻き抱き】
【寒さから守るように、長い尻尾をくるりと身体に回して――銀色の毛並みが、ふわりと温度を持っていた】

/YATTA!よろしくお願いしますねー!
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 01:24:50.82 ID:6pvWjrBe0
>>708
「や、です…………私だって、怒るときは怒ります…………
其れに…………ひぁ…………?!」

【どうも迫力を感じられない怒り様。…………怒っている、よりも、拗ねていると表した方が正しいのか】
【言葉を紡ぎつつプイとそっぽを向いてしまえば精一杯そんな様子を見せてみるが――――】
【膨らんだ頬に当てられた手に驚いて、そう時間が経つ間も無く、二度目の驚き】


「私は…………守女達が、色々としてくれますから…………
風邪も、あんまり…………――――?
ぎんぎんが、お姉ちゃんに、ですか…………?」

【――――水の国。以前、話した人物からの情報では姉も其処の大会に出ていたとの話を聞いて】
【そして、その大会終了後、暫くして届いた姉からの手紙。その中に入っていた物が、何と無く思い出された】
【妖の体温を感じつつも、見上げた表情には疑問の色合い。何故、“それから”で止まったのかが分からなくて】
【チャポン、と戯れに脚を動かして鳴らす水の音。少しの間だけ訪れた静寂】
【――――銀狼が語りを止めるとなれば、其れなりの理由が有る事は分かっているつもりであった。だから、無理に促すことも無く。代わりとして人差し指を立てて銀狼の口に当てれば、無理に語らずとも良いと促すのだろう】
【……纏まった思考は、また別な話題の転換へと捻られて】


「ふふ…………お姉ちゃんも、ああ見えて…………よく、笑うんですよ…………?
それと、ぎんぎん…………私も、忘れる前に聞きたくて…………その…………“元気になりましたか”…………?
…………最後に会ったとき…………何だか…………ぎんぎん、元気が無さそうだったので…………えっと…………」

【最後に会ったのは、雷様を名乗る雷獣を討伐したあの時。その後の銀狼は、何だか元気が無い様にも思えたから――――】
【だからこそ、少女は引っかかりを覚えた。元気になったか。最初と同じ言葉に思えて、その実中身は全く別な意味合い】
【…………ずっと、引っ掛かっていた事。話し掛けても上の空だったとか、其処までは覚えていないけれど】
【腕と尻尾とに包まれた小さな妖狐は、心配そうな色合いと訊ねても良いのかという不安とを瞳に浮かべ、問うた】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/14(木) 01:45:38.69 ID:ZzvH3u4Oo
>>709

【少女が改めて驚いたのは頬に手を当てられたことに対してだろうか】
【それとも、その手の冷たさにか。どちらにしても、銀狼はにやりと笑っていた】
【思った通りの反応が返ってきたのが楽しいのだろう、が――どちらが子供か分かったものではなく】

そうかそうか、なれば今後も病気なぞせんように気をつけるのだぞ?
お主が臥せっていても、それを知らぬで居るのは心苦しいからのう

あぁ、姉……天鬼ちゆり、だの。しばらく前まで、水の国で大会があっての
儂もそれに出ておったのじゃが、途中で見事に闘うことになってしもうた
ゆえ、お主が探している事を伝えておいたのじゃが……、…ふふっ、優しい奴め。

【姉のこと、そして伝えきれなかったこと――口を噤んだ段になってみれば】
【なんとも童心らしい心遣いが嬉しくもあり、どこかいじらしいようにも思え】

【あっさりと小さな悩みは氷解してしまい、その手で彼女の頭を撫でる】
【まるで自分の気持ちをも紛らわすような優しい手は――ふと、ぎこちなく止まり】
【それというのも、桔梗の質問故。やがて、両手はまた少女を抱くようにして】

あぁ、うむ……まあ、の。思えば最後にあったのは夏の終わりだったか
櫻の国で雷神退治をしたのだった。……いや、あの時に、嫌なことを思い出したのよ

あの雷神を名乗った娘、最後に縁者を失う気持ちが分かるか、なんて言うておってな。
……桔梗や、儂は妖狼だが、お主は他に同じような類のあやかしを知っておるかや?
狐でも狸でもない、獣人でもなく、純然たる狼の妖怪というのを、他に……?

【話は少し、遠回しに。些か暗い話題でこそあったが――少女にならばと、思ったのだろう】
【元来、銀狼は楽天家だ。その分、何かを抱え込むと人には言い辛い性格で】
【それで、辛いことを忘れようとしても、中々上手くは行かない物。ふと零れ始めるのは、そんな気持ちの一端だった】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 02:08:56.83 ID:6pvWjrBe0
>>710
「……――――何となく、分かっています…………ぎんぎんの言いたい事も…………お姉ちゃんの、事も…………
でも…………ぎんぎんも、出ていたのですか…………?
むぅ…………言ってくれれば…………守女に頼んで、応援に行けたのですが…………」

【姉の話。喜ばしい事ならば、続けて話してくれる筈。そして“伝えた”となれば、そこで口を噤んだとなれば逆に喜ばしくない事だから、言い難い】
【何故、その結果になったのかも、僅かに理解出来る。姉が何故訪れないのかも、完全では無いが理解して居るつもりであって】
【姉が、ちゆりが本家に戻らないのは自分の為。しかし――――……その先は、考えない。否、考えないように努める。だから、少女なりに冗談を言ってみるのだろう】
【出る事を言ってくれれば、応援に行けたのにだなんて、真実か嘘かを判別し辛いそんな冗談を】
【頭を撫でられれば嬉しそうに目が細られて、ピコピコと動く耳が感情を露わとしているのだけれど】


「…………いえ――――私も、巫女として…………色々な妖怪さんと、会いましたけど…………」

【天鬼の巫女。妖怪を殺める為で無く、妖怪と人間との間を繕うために動き回る。だから、様々な妖と出会う機会が多いけれど銀狼の様な妖怪と会った事は無い】
【似たような妖怪ならば幾つもいるけれど――――同じとなれば、話は別】
【――――関わってきた妖怪の事は、全て覚えている。高位であろうと低位であろうと関係無く、だ】
【その記憶を思い出しても、当てはまるのは一人だけ。即ち銀狼だけ】


「私が知っているのは…………ぎんぎん、だけです…………
他にも、似たような妖怪さんに…………会いましたけど…………でも…………」

【ギュッと伝わる体温。――――覗き込むのは、小さな双眸】
【果たして思い出された嫌な事はどの様な其れかは分からない。…………けれど、銀狼が落ち込んで居たとなれば、やはり少女としても落ち着かなかったのだろう】
【質問に返すのは、知らないとの意。小さな手は、女性の衣を握っていて】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/14(木) 02:32:06.39 ID:ZzvH3u4Oo
>>711

ふふっ……桔梗は賢い娘だの。気立ても良いし、いい花嫁になりそうちや
……んー、まあ、大会は出とった。というか、一応優勝してだのう
手強い相手ばかりであったから、本当にぎりぎりのところで、だったが。

【最初は冗談めかして、最後はなにか夢想するような口ぶりで、彼女は語る】
【終わってみれば早いもの。思い出すのはすべて、強烈な相手の面々だったが】

【――まだ、桔梗は少女だ。そういう思いが銀狼にはあり、彼女に見れる試合は無い】
【そう断ぜられる程度にはハードな日々であったから、応援に来なかったのは幸いでもあり】
【勿論、同時に寂しくもあった。そんな思いを胸に抱くことで、下手な気遣いは追い出してしまって】

【それから少女の答えを聞けば、銀狼は『そうだろう』と1つ、頷いてから】

狼はのう、狐狸や猫のように、妖怪になりやすいタチの生き物ではないのよ。
儂も妖怪でこそあるが格は恐ろしく低い。偶然、歳を重ねて成ったようなものでな

……まあ、そうなる上で、やはり『なれなかった者』とは別れがある。
妖怪はなまじ長生きだから、狼の寿命など取るに足らぬ。親も、兄妹も、そして子も
悉く儂よりも先に逝ってしまうのが、それはもうほとんどという世界での。

特別、自分が腹を痛めた仔らに先立たれるのは辛かった。……それだけじゃよ
あの雷神娘に言われて、ふとそれを思い出しての。それでまあ、そんなわけじゃ。

【―――狼は、本来群れを好む生き物だ。銀狼だって、話しによればそうだったのだろう】
【ではどうして今は違うのか。もしかすると、桔梗になら察することが出来るかもしれない】

【老いが遅い自分と共に暮らす同族が、幾度と無く余命尽きてそれを看取る辛さ】
【そして、ついぞ狼として、獣としての暮らしを捨てて、別れの辛さを捨てた一人旅に出】
【今ここに至って少女を特に可愛がるのも、もしかすると、自分の子と重なるところがあるのではないか――】

【――なんて、そこまで思い至るかは分からないし、真実もいまだ語られてはいないけれど】
【銀狼は微笑を浮かべていた。憂愁と諦観が透けて見えた、どこか悲しいほほえみだった】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 03:01:36.64 ID:6pvWjrBe0
>>712
【褒められれば赤面するし、やはり年頃の少女らしく否定だってする】
【――――優勝との言葉には目を丸くするのだが…………きっと、とても大きな事として捉えている筈】
【新聞もテレビも無い場所では、情報だって人伝に仕入れる物。だから、皆が当たり前に知っている様な事だって少女からすればとても驚く様な情報で】
【…………その先。銀狼の話を聞く表情は、至って真剣。自ら願って語って貰ったのだから、当然の事】
【しかし…………徐々に曇る表情。少女の場合、死別とは又異なるのかもしれないけれど――――その事を理解する事が出来るから、何処か悲しげな色合い】


「それだけ…………なんかじゃ、無い…………です…………!
だって、だって…………ぎんぎん…………」

【上手く、言葉には出来ない。たった十数年しか生きていない自分では、自らの子の死を見送る――――なんて、予想出来ない事】
【ただ…………父も母も知らぬから。血縁が居ないとの寂しさを理解出来るから、言葉に出来ないもの悲しさを感じていて】
【どうしても、“それだけ”の言葉に納得出来ない。確かにその表情に笑みは見える。見える――――が。何時もと異なっている笑みであると察するのは容易いこと】
【――――姉から送られた手紙。その中に収まっていた物。一枚は札。一枚は人の名が記された紙】


「ぎんぎん…………その…………もう一度だけ…………
ぎんぎんの、子達と…………一人だけ、ですけど…………で、でも…………
会えるなら…………少しの間、お話出来たりするなら…………どう、思いますか…………?」

【冗談では無い。からかっている訳でも無い。下から見上げる瞳は、ジッと力強くて】
【――――真実の話であれば、残酷なのかも知れない。もし子供が複数人居たならば、残酷な話かもしれない】
【それは、承知の上で問いかける。もし、その内の一人とでも話せたならば、どの様に思うかと】

【…………取り出したのは、件の手紙。封を開けて中から引き出すのは、一枚の札。もしかしたら、銀狼も見覚えがあるか。大会の出場者、天鬼ちゆりが望んで手に入れた札】
【効果は…………死者と一時間だけ話せるといった物であったか。銀狼と大会で対峙した時、「妹の為に」と語っていた筈】
【母の居ない桔梗。望むのならば、母と話をさせようとの考えで手に入れた物】
【銀狼ならば、分かるであろう。相応の覚悟をして、少女は話しているのだと。会いたいと願うならば、迷わず手渡すのであろうと】
【少女も、母に会いたくない訳では無い。ただ、相応の理由がある。そして何より――――自分より遙かに辛い思いをしている者が居るならば。それが親しい者ならば、手助けしたいとの想いであって】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/14(木) 03:30:42.18 ID:ZzvH3u4Oo
>>713

……それだけ、なのだよ桔梗。所詮は自然の摂理に他ならぬ

最初、妖怪になった時、儂は本当に嬉しいと勝手に誰かへ感謝しておった
ただの獣の身では出来ぬことが、如何に多いかと思い知らされた
知識を得て、見聞を広げ、人と対等に話し、一族郎党に楽もさせられた

それでな、桔梗。やはり生き物はいずれ死ぬのだと、途中で儂も理解した
当然の事だが……中々、それを純然と受け入れるのは難しいものよな。

やがて回数を重ねるうちに、厭になった。だけれども、自死は道が違うと思うた
だから儂は群れを離れたのよ。親兄弟が消え仔が去んで、でも儂は生きている
なれば妖怪として"いきる"事こそ、そうなった儂の運命なのだと思って、な……ぁ―――?

【空虚であった。普通の何倍も生きるものが背負う、当然の宿命についての話だった】
【この世界であれば尚更珍しいことでもない。銀狼はそう自分に言い聞かせてきたのである】

【――ただ。ただそれを、この可愛らしい狐の少女に言われると】
【どこか胸が痛むように感じられて、軽快な口取りが僅かに震えてしまうのも事実】
【視線は自然と、彼女の持つ封筒に向けられる。耳は彼女の言葉を聞き逃さじと欹てられる】

【そして取り出されたのは一枚の札。大会で勝ち、敢えて選ぶ候補からは最初に外した逸品だった】
【死者に会いして何になる、一人に会いしてなんになる――その考えが、根底にあったからだ】

…いや……いや。それは、お前がっ…お前の姉が勝ち取ったものであろう……!
見も知らぬ……それも単なる狼≠ノ使うのは、勿体無い……そう、であろう……?

確かに……それは、その……、……会えるものならば、会いたいよ。
儂とてかつては親。仔がどうしているか、死して尚気にかかるのは当然……。
……だが、好くない…!儂は……わたしはただ、いつもの様にしていればよい、だけだから……!

【動揺、していた。力強さを増していく少女の瞳と違い、銀狼の双眸は大いに揺れ】
【二人をゆるりと取り巻くその尻尾もまた、どこか所在無さげにふらついていて】
【最後に、自分が我慢すればよいだけだからと告げた時――その顔は、向ける所も無いように、どこでもない暗闇に向いていた】

/すみません、良い所なのですが凍結お願いできますでしょうか…!
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 03:33:41.33 ID:6pvWjrBe0
>>714
/こちらも危うくなり始める時間帯でありましたので、助かりましたであります……!
/凍結、了解しましたですよ!夜の10時以降お時間、日にちの都合の良い時にお呼び頂ければ何時でもバビュンと登場できますですっ!
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/14(木) 03:38:38.12 ID:ZzvH3u4Oo
>>715
/むむ、でしたらそのように。恐らく明日(今日)、早速お呼びしちゃうと思います
/それでは今日のところはここで!お疲れ様でしたー!
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 18:27:48.20 ID:ZvJ6dhVV0
>>704

ふむ、回避したか

【男は冷静に自分の攻撃の結果を見た】
【発砲はしたものの物陰に隠れられた、あまりダメージは期待できないと思い】
【そしてマガジン内の弾丸を全弾発砲しつくし再びリロードを素早くする】
【そして、少年が素早く立ち上がり、一気に近ずいてくるのを見た】

 ちっ、くるか

【男は少年の疾走を目でみて、そのまま警戒する】
【そして案の定、少年は右ボディをくらわせようとしてきた】
【それに対し男は素早く左にステップし回避をする、そのまま少年が後ろへと回るのを体でおい】
【少年が左手から爆発した】

 ぐっ…!

【男はその爆発を受けた、正確に受けたのは爆風である】
【そのまま吹き飛ばされたものの落ちる直前に受身をしていため、軽いダメージですんだ】
【そしてそのまま素早く立ち上がり、武器を変えた、それは自動式拳銃K666通常の拳銃よりも一回り大きかった】

 厄介なものだなその能力、いや魔法か
 どちらでもいいがな

【そのように言い、男は拳銃を少年に向ける】
【いやその前に素早い動作をした】
【拳銃に特殊な弾丸を入れたのだ、入れた場所は通常のマガジンを入れる場所ではない】
【そして、男はその弾丸を発射する、その弾丸は特殊なもので魔法や魔術を弱める効果があるもので】
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 19:11:44.87 ID:7A5XZFQf0
>>717


【少年のフェイントは成功した様だ。爆発を直撃した彼は、吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。】
【然し受け身により一定のダメージを軽減出来たらしく、痛みを堪える様な仕草は一切として見せなかった。】
【―――非常事態にも落ち着いて対処できるという印象が、少年の脳裏に浮かんだという事は、最早言うまでも無い。】

【彼は直ぐ様使用している銃を取り替え、さらに態々リロードまでして見せた。】
【此処まで慣れている彼が、予め弾丸を籠めていない筈が無かった。とすれば、"何かを仕込んだ"と少年は判断。】
【警戒して見せるが―――逆に言えば、其れ以上の事は出来なかったという事。其の侭彼は此方に銃口を構えてきた。】

【男と少年には、吹っ飛ばされた分、一定の距離が存在した。】
【少年は其の場で跳躍―――13m程飛んだのは、彼の身体能力では無く、能力を使用した為。】
【彼の丁度真上に来る様に掌をの動きを調整して居たが、彼は浮遊している其の間に彼は発砲した。】

【少年は同じ様、無効化を目指し、弾丸に向かって爆風を噴出するが、】
【其れは勿論、魔法の効果を軽減する物だと知らなかった故の行動。少年は敢え無く被弾、右肩を貫いた。】


―――――………す……ッ……!


【痛みを唇を噛む事で何とか耐える。少年は此の侭、彼を戦闘不能にさせる為の、最後の行動に出る。】

【体勢を180度変えた、つまり頭の方向は、空ではなく地面を指している事になる。】
【重力により速度を帯びた少年の身体は、彼の頭上へと落下していく。】
【そして彼の頭と、少年の伸ばした両手の掌が、丁度1m程まで縮まったかという頃、】
【―――少年は自身の能力を、其れも"両手で"発動させるのだった。】

【爆風が左右に流れた今までとは違い、今回の爆発は、彼から見て上から下への物である。】
【直撃すれば、彼が受けてきた爆風の衝撃のみならず、其の熱も―――つまりは、手榴弾が頭上で爆発した様な、そんな所だろう。】

【然し回避方法だって幾らでも在る。上空から少年が落下してくる其の間。僅かではあるが、タイムラグが在った筈だ。】

719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 19:55:58.24 ID:ZvJ6dhVV0
>>718

 ちっ、仕留め切れなかったか
 
【男は少年の肩に銃弾が当たったことを確認した】
【だが、これで満足はしていなかった】

 次でしとめる

【そのように言った、静かにだが冷徹な声であった】
【そして、男は少年の行動を見た】
【少年が男の頭上に向かって落ちてくる】
【男はすぐに回避行動へと移った、素早くバックステップをする】
【そして、両方の手で爆発が生じた】
【男は素早く回避行動をしていたため直撃をすることはなかった、だが爆風は受けた】
【耐え切れず後方へと吹っ飛び、受身を取るがダメージを受けた、打撲だ】

 ぬっ……!

【だが、そのようなダメージを受けたにもかからわず男は立つ】
【ダメージを感じさせないように、だがダメージは受けている】

 なかなか、持ったと言っておこう
 だが、ここまでだったな

【男はそう言い、少年に拳銃を向け、発砲しようとした、しかし】
【足音が聞こえてきた、走っている音が】

 派手にやっていれば、ばれるか
 しかたあるまい

【そう言って男は走り去っていく、少年を気にもせずに】

/ここで〆ますね
/お疲れ様でした
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 20:26:33.12 ID:7A5XZFQf0
>>719

【少年は彼に向かった爆風により再び上空へと浮きあがり、体勢を整えた所でゆっくりと左足から着地する事だろう。】
【右肩から吹き出してくる鮮血は、未だ留まる事を知らず。黒みがかったオーバーコートは、明るい色に染まった。】
【思わず、右膝が崩れる。―――何方も直撃ではないとは言え、2回も被弾を重ねれば、当然だろうか。】

【一方彼はと言うと―――少年が落下している其の間に、距離を取っていたらしく。】
【直撃を避けられた彼は、吹っ飛んだとは言え打撲程度のダメージで済んだ様だ。】
【チッ、と舌打ちを鳴らしながら、少年は右肩に左手を翳した。赤色では無く黄色に光る其れは、どうやら治癒魔法。】

【彼が再び銃口を向けたのなら、思わず警戒し腰を据えて見せる。】
【魔法が軽減される弾丸を使っているのなら、少年にとってかなり分の悪い戦いだった。】
【然し少年が取れる、あらゆる回避方法の内、最も適切な物を―――と、少年が思考を重ねていた、其の時。】

【遠くから、此方に迫ってくる足音が聞こえる。彼が其れに恐れる様に逃げたなら、右足をもう一度立て、追いかける事を試みた。】
【然し其れは、叶わなかった。"走れない"というより、今の身体の状況を考えると、"追い付けそうにない"。―――冷静な判断であった。】

【―――彼の姿が闇夜に紛れ溶け込んだ時、異なる方向から自警団が姿を表す事だろう。】
【右肩と左腕から血を流す少年。全身を射抜かれ既に息絶えた男。状況が徐々に明らかになれば、彼は無線で応援を呼んで。】

【自警団からは、悪と戦った"正義の少年"として一旦保護される。】
【事情聴取を受けている間に、其の受け答えの雑さから"何となく違う"、と一部の警備関係の人間にはバレはした物の、】
【此の事件を面白がったテレビ局は、簡単な取材の後。ローカルなニュース番組で、矢張り其の形で放映した様だ―――。】


/お疲れ様でしたー!
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/14(木) 21:17:21.56 ID:/zCkP08Ho
【繁華街に降り注ぐ月明かりが姿を変える、宵空と呼ぶには暗すぎる時間帯】
【人波が僅かに凪を見せて、その音量を下げたなら、騒々しい音は姿を潜めて】
【少し余裕を見せる世界の片隅、取り残されたように町中を歩く少女が一つ】

【周囲の雑踏と比べたならきっと、異質なように思えるだろう、それは彼女の人並み離れた容姿も一因なのだが】
【何よりその歩む姿の浮世離れした様子が、箱庭の中で育てられた深窓の令嬢が如く】
【警戒心の薄い様子が、この世界の人には思えないぐらいに映るのだろうか】


……しかしまあ噂ほどでは無いわね、ニュースや新聞じゃ毎日毎日喧しいけど
私の周囲は今のとこ平和だし、日本に比べたらよっぽど――――――


【ゴールデンブロンドの華やかな長い髪を蒼の細いリボンでツインテールにして】
【美しいスカイブルーの瞳をした、やや膨らみかけた胸のスリムな少女】
【ふわふわの手袋に包んだ両の手を揺らしながら静かに歩みを進めて】

【羽織ったフード付きのハーフコートは白を基調とした大人びたデザインで】
【ハーフコートから漏れた両脚は黒のタイツに包まれて、夜烏色の編上げブーツを履いていた】
【肩からかけたポシェットは相反するようにゴシックパンクな品物】

【そんなポシェットが小さな音を響かせた、彼女の視線が零れたならそこにポシェットは無くて】
【前に戻したなら肩紐の千切れたポシェットを小脇に抱えて走る人影が前に居て】
【――――――ひったくりだと気づくのに、少しだけ時間があった】


っ……待ちなさいよ!!ひったくりだなんて良い度胸ね!!


【そう言ってかけ出すが、服装が服装で、走るには適してない姿】
【どんどんとポシェットを抱えたひったくりとの距離が空いていくだろう】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/14(木) 21:19:34.97 ID:OsmIGrNvo
【廃ビル】

【入り組んだ路地裏を抜けた先、都市の変化に取り残された一帯に佇む小さなビル】
【色褪せた外壁、割れたガラス窓、じっとりとした路地裏の空気も相まって、重苦しい雰囲気を醸し出している】

【かろうじて原形をとどめている入り口を潜れば、それなりの広さを持つロビー】
【ところどころにヒビが入った床のタイル、変色した壁と天井、それらがこの空間全体を圧迫している】

【原形を保っているのは、奥にある受付と、打ち捨てられた複数の椅子とテーブル】
【それ以外は、ゴミや何かの残骸が散乱しているばかりだ】



【そんな朽ちかけた場所に、異様な人影が二つ。破れてはいるがまだ面影を残すソファに身を預け、古びたテーブルを挟んで向かい合っている】

【一人は、身長2メートルを超えているであろう、大男だった。薄汚れた灰色の作業着の上に、黒いラバー地のエプロン。足には黒いゴム長靴】
【角ばった顔つきに、短めに切り揃えられた黒髪のその大男の額には、巨大な一つ目が埋まっていた。本来の両目の位置には、黒い瞳の義眼】
【両耳は黒ずんで異様な形に歪んでおり、両手の親指も黒く染まって細長くなっている】
【異形。そう形容するに十分な姿の大男の首には、医療用のネックカラーが巻かれていた】


【その向かいに腰かけている人影。身体は一つ。しかし、そこにいるのは二人だった。ソファにもたれる上半身に、二つの頭と四本の腕】
【向かって右側の頭は、ほっそりした顔つき。落ちくぼんだ目に、白く濁った瞳。長い白髪を後ろで一つに束ねている】
【向かって左側の頭は、がっしりした顔つき。吊り上がった目に、爛々と光る黒い瞳。短い黒髪をボサボサに乱している】
【四つの袖口がついたスーツからは、本来の腕の位置からは青白く細い腕が、脇の下あたりからは浅黒く筋肉質な腕が伸びている】

【一つの身体を包むスーツは、中央から向かって右が白、左が黒に色分けされている】
【スーツの両胸にあるポケットには、白地の側が黒い糸で、黒地の側が白い糸で、それぞれNo.50≠ニ刺繍されていた】



【大男の方は、テーブルの上に置かれた砥石で、大きな肉切り包丁を研いでいた】
【二つ頭の双子の方は、白い頭が左腕で、黒い頭が右腕で、それぞれ一枚のコインを弄んでいた】
【包丁を研ぐ音と、コインをいじる音。それがしばし続き、やがてそこに携帯端末の着信音が割り込んだ】

【大男と双子が動きを止め、それぞれが自分たちの携帯端末の通話ボタンを押す。双子の方は白い頭が電話を取っていた】
【しばし言葉を交わし、通信が切られる。異形どもの視線が交錯する】


……研究者たちに依頼していた件の結果が出た。正確な位置を捉えて植え付けられれば、成功のは見込みは大いにある、とのことだ

「……こちらは、潜入させていた者たちからの報告だ。目的の物の所在を確認したらしい」
『……必要なもんは出揃ったわけだ。となると"植物"を使う、って方向で決定か』

そういうことになるな。調査の必要はまだあるが、なるべく早く実行したいところだ。密輸トンネルの隠し通路が発見される前にな
まずは、今情報が入った研究施設から当たるとしよう。目的の物がいつまでも同じ場所にあるとも限らん


【不穏な会話を交わしながら、異形どもがそれぞれ包丁・砥石とコインをしまい込む】
【この場に踏み込むものがあれば、お互いがその存在に気付くことだろう】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 21:47:11.48 ID:ZvJ6dhVV0
>>722

 やれやれ、とんだ場所に人がいるものだな
『………』

【重くるしい灰ビル、そんな場所に二人組みの男が入ってきた】
【一人は金髪を少々伸ばしている】
【白衣を羽織り、白衣の下にスーツを着ている】
【左腕にカノッサ機関の逆五芒星がある】
【右腕に通常のよりも一回り大きいブレスレットをつけている】
【そしてもう一人は和風甲冑を身にまとい顔に面頬をつけている】

 ふむ、なるほど
 何かのお話中でしたかな。

【白衣の男は平然と驚いた様子もなく、男達にに話しかける】
【その顔に笑みを浮かべながら】
【その笑みは穏やかである、親しみやすいように笑みを作ったのだろう】
【そしてとなりの甲冑の男は無口にしかし少々警戒しているようだ】

【さて、このような場所に男二人】
【異形の男たちはこの二人組みをどう思うだろうか】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/14(木) 21:55:28.68 ID:OsmIGrNvo
>>723
【かけられた言葉に、三人の異形の五つの瞳が向けられる】
【警戒と敵意を宿した瞳が、白衣の男性の左腕へと向けられる】

……ご同僚、ですか。密談には、適した場所ですのでね
お初にお目にかかる。No.29、カニバディールと申します

「No.50、デュアル兄弟。私は兄のオーギュスト、こちらは弟のギュスターヴと申す者です」
『そちらさんこそ、こんな辺鄙なとこに何の御用で?』


【同じ組織に属するとみて、一時は警戒を解いたものの、言葉には訝しむ調子が残っている】
【特に、未だ警戒を残す甲冑の男に対して、三人の視線は集中する】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/14(木) 22:08:42.84 ID:xeJ+B8U3o
>>721

【多少人混みがあろうと、疾走する者があれば自然とそちらへ目が行きがちで】
【普段から人を追い掛けたりしている者なら、尚更のこと】

ったく……めんどくせーから余計な仕事増やすな、っつーの……

【溜息混じりに呟くのは、道の脇で壁に凭れて立っていた一人の男であった】

【黒の軍服に黒の制帽。どちらも幾らか着崩して】
【長めの金髪はヘアゴムを使い、首の後ろで一纏めに。もみあげの辺りの二房は長く垂らしたまま】
【そこはかとなくチャラい雰囲気を持つ、20代位の男――なのだが】
【胸元で光るのは、どこかの自警団のバッジ―――つまりこの男、自警団員】


【少女の前方、無情にもポシェットと共に夜へ消えようとするひったくりの、その顔の前】
【男の懐から飛び出した一枚の紙は、そこでピタリと静止して】

【見れば、それはクラブのスートが描かれたトランプ】
【もしもそのまま突っ込んだなら、カードはまるで壁のように、衝突の衝撃を与えることだろう】

―――とはいっても、人死にが無いだけまだマシ、か?
…………いや、どっちにしろ面倒だから変わりねーか

【またも溜息を吐きながら、ひったくりの方へと近付いていく姿はやはり、“らしくない”】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 22:11:52.09 ID:ZvJ6dhVV0

 おや、ご同僚ですか、しかもナンバーズと
 これはこれは失敬、私の名前はソロモンです、以後お見知りおきを
 それと隣にいるのは護衛の花嵐です
『………』

【男はそう話た、そして花嵐は相手が同僚だとわかると警戒を解いた】
【味方なのだ警戒していてはお話も進まないと判断したのだろう】

 私がここに来た理由ですか
 まあ、少し考え事の気分転換をね

【男はそう答えた、考え事ようは新しいロボットの設計のことだ】
【なかなか、思いつかないときは散歩に限る】

 そして、密談ですか
 たしかにここは密談とかに適した場所ですね

【男はそのように言った】
【そしてなにやら興味深そうに】

 密談の内容も気になるところですね

【言った】
 
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 22:12:36.62 ID:ZvJ6dhVV0
/>>726>>724あてです
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/14(木) 22:19:53.57 ID:OsmIGrNvo
>>726
【甲冑の男が警戒を解くと、異形どもも幾分気配を和らげる】

お気になさらず。機関内部でも互いに面識のないことは多いですからな

『ふうん、気分転換に向く場所とも思えませんがね』
「口を慎め、ギュスターヴ」

【彼が研究者であることも、考え事の内容も知らず、軽薄なギュスターヴが率直に感想を口にし、オーギュストに諌められる】
【カニバディールは、一つ目で甲冑の男に観察するような視線を密かに送っている】


……大したことではありませんよ。次に起こす行動について、です
具体的には、襲撃計画ですよ

そちらも、考え事というのは、何らかの計画か任務についてですか?

【詳しい内容は語らず、手短に答える】
【続けて、逆に疑問をぶつける】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 22:24:43.28 ID:6pvWjrBe0
>>714
「――――でも、今は…………私の物です…………
私の物だから…………だから、私が決めます…………」

【姉であれば、諭すのかもしれない。死者は死者。未練を抱くだけ子が不幸であると】
【だが――――その妹は逆。会えない事こそが、もっと長く居たい筈なのに、無情にも時の流れがそうさせなかった事が可哀想だと】
【声だって何時もの調子。然れど、其処に宿る意思は異なる。流されそうで、自分という個を確立できない少女とは異なる】
【自分の意思を貫く事なんて、そう多くは無い。ありのまま伝える事なんて、本当に少ない】


「…………“単なる狼”なんかじゃ…………ありません…………
ぎんぎんの子供で…………ぎんぎんは、私の…………お友達、ですから…………私が知ってる、お友達ですから…………だから、その言葉は…………違います…………
…………自分の子供に…………そんな言葉、嫌――です…………」

【人間と妖怪の狭間。妖狐でありながら巫女を務め、両者どちらにも属せない存在】
【――――気軽に話せる友人も、心を許せる友もそう多くは無い。甘えられる存在何てものは居なかったから】
【恩返し。何時の日か木から落ちた時に助けて貰った事。普段“この様に”接して貰っている事。色々な意味を含めての事】
【少女は母を知らない。捨てられたのか、産んで死んだのか、討伐でもされたのか。知るのが怖い。もし、札に名を記して何の効果も得られなかったならば――――?聞きたくない事を、実の母から告げられてしまったならば】
【――――義理の母は居て、確かに愛情は注いで貰っても人間と妖怪。大きな隔たりがある事は確か】


「ぎんぎん…………何時もの様に、出来ていません…………
何時ものぎんぎんは…………もっと、笑ってくれます…………さっきみたいに、じゃなくて…………本当に、楽しそうに笑ってくれます…………
だから…………今のぎんぎんは、何時もの様に出来ていません…………」

【銀狼の温もりで温められた掌。自分の膨らました頬に触れられた時と同じ様に、仄かな暖かみを持つ小さな其れが妖の頬へと添えられるだろうか】
【――――とは言え、自分の瞳を見させる為の行動。笑えと促している訳でも無い】
【この先の事を、しっかり伝えたいから。親からでは無く、“親の居ない子”からの気持ちを伝えたかったから】
【諭すわけでも無い、一介の少女の言葉に過ぎない物――――だけれど】


「…………私も、ずっと寂しい思いをしてきました…………お母さんに会ったことも…………話した事も、無くて…………寂しかったです…………
でも…………ぎんぎんと、お話しして…………少しだけ、“お母さん”が分かった様な気がして…………
…………お母さんとずっと居た子が離ればなれになるのは…………もっと寂しいと思いますから…………
ねえ、ぎんぎん…………私、思うんです。ぎんぎんが我慢したって、その子達が可哀想なだけです。だってその我慢は、ぎんぎんが勝手に決めつけた事なんですから
私は、貴女に会って、沢山甘えさせて貰って…………そして、知らなかった母さんを感じさせてもらって。…………だから、次は私が恩返しする番です
私はぎんぎんの本当の子にはなれませんが、でもぎんぎんは本当のお母さんになれます。…………勿体ない、何て思うはずもありません。だって、大切なお友達ですから。ちょっとでも、お母さんと思わせてくれた大事な貴女なのですから
ぎんぎん…………私ばっかり貰って、ずるいです。だから、次は私がぎんぎんにあげる番です」

【強がりでも無い。如何に感謝していたのか。“どんな風に”思っていたのか】
【――――浮かべるのは笑みであって、それ以外の何でも無かった】
【銀狼よりも幾分か短な尻尾。身体が冷めぬようにと、触れるけれど】
【……頬に添えていた手。離せば妖の手を優しく掴んで、握らせるのは一枚の札。何の名も記されていない、白い札】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 22:42:43.02 ID:ZvJ6dhVV0
>>728

【男は少しの微笑を浮かべる】
【そしてカニバディールの質問に答えた】

 まあ、そうですね
 あれです、アンドロイドですよ
 新しいアンドロイドの設計をね、少し詰まってしまって
 ついでに言えば花嵐もアンドロイドですけど

【そう言ってソロモンはカニバディールの方へとむく】
【花嵐は無言のままだ】
【そのとき、灰ビルに一羽の鳥が窓から進入した】
【そして、ソロモンの肩に止まった】

 おや、戻ってきたか
 今日は早かったかな

【ソロモンはそのように肩に止まった鳥に話しかけた】

 ああ、この鳥ですか
 この鳥はですね、ロボットですよ
 
【ソロモンはそのように侵入してきた鳥について答えた】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/14(木) 22:50:50.21 ID:OsmIGrNvo
>>730
アンドロイド……なるほど、貴方は科学者というわけですか

「そちらの御仁も……人間にしか見えませんな。見事なものです」
『あ……なんだぁ?』

【代わる代わる発言する異形ども、相手が科学者だと悟り、その技術力に驚いて見せる】
【と、突如侵入してきた鳥。疑問を発する前に、答えがもたらされる】


ロボットの鳥……。貴方の作品ですか。どこかに偵察にでも行かせていたのですか?

『(どうも、機械の動物ってのは、あの機械メイドを思い出して嫌なんだよなあ……)』

【嫌な思い出を刺激されて、わずかに表情を歪めるデュアル兄弟に代わり】
【カニバディールがソロモンの言葉へ、さらなる疑問をぶつける。同僚の動きは、気になるところらしい】
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 23:00:20.51 ID:7A5XZFQf0
【街中】


【寒空の下、一人の少年が、街の中で最も大きな病院から程近い大通りを歩いていた。】

【少し短い黒髪に、透き通った黒い目。黒縁の眼鏡をかけて、ワインレッドのマフラーを巻いて。】
【6つの木製のトグルが目立つネイビー色のダッフルコート、インナーには白と黒のボーダー柄のシャツ。】
【落ち着いたベージュ色のチノパンに、白を基調として所々に青色と赤色のストライプが入ったスニーカー。】
【カジュアルでは在るが、全体的に落ち着いた服装の筈だ。又、166cm程の身長と顔付きから、16歳位だろうと推測出来る。】

【ポケットに両手を入れ込んで。前も見ずに何かぶつぶつと呟きながら歩く其の姿からは、負のオーラが感じられる事だろう。】
【それに、どこかぎこちない歩き方。位置関係から、病院帰りなのだろうという事は想像に難くない。】

【前を見ていないのだから、例えば、通りすがる誰かと打つかる事もあれば、】
【或いは只ならぬ負のオーラを察し、何か声を掛けてくれる人も居るのかも知れない。】

【街中には、其れこそ様々な人が居る物だ。今晩出会う事になるのは、……果たしてどんな人、なのだろうか?】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/14(木) 23:01:13.81 ID:7RIGRdxxo
>>729

いやしかし、それは……、…っ……。
……桔梗、おまえは……、…――――

【――言葉も無い。嗚咽に胸が詰まる様な、それによく似た感覚だった】
【毅然とした少女に対して、普段の自分に対して、なんと情けないことか】
【頬に手を伸ばされれば驚いたように銀の毛並みをザワつかせ、ゆっくりと瞳は少女のそれと向き合って】

【やがて聞こえる一言々々が、まるで心の隙間をすべて埋め尽くすかのような思いがした】
【そも、桔梗がこれほど多弁だったことがあるだろうか。それすらも先ず驚きで】
【第二に心の中をすべて見透かされているかのようで、恥じ入るような気持ちも綯い交ぜになり】

【気付いた時には、長尾銀狼という性情には全く不釣り合いな、一滴の涙が零れ落ち】
【それを拭うような余裕も無いままに、手元に握られるのは貴重極まりない一枚の札】

……何時までも可愛らしいままの娘であるかと思えば、全く…。
子供というのは、どうしてこう、親≠驚かせるような事ばかり思いつくのだ?
卑怯だぞ、桔梗――よくもこんなに、嬉しい事を……、…。

……、……なあ桔梗。私が呼ぶのは、言ってしまえば私の「長男」なのだ
一番早くに生まれて、一番早くに逝ってしまった子――もしよければ

【「兄妹と思って一緒に会ってやってはくれないか」―――目元を拭って、札を取れば】
【人差し指を僅かに牙で噛み切って、小さく溢れる血のしずくで、札に名前を綴っていく】
【終われば、一度立ち上がって、今日からは離れ。そして、元の狼の姿へ】

【妖狼というのは、立派なものだった。座っていても人の背丈と同じ程の高さがあって】
【人の姿では目立つ尻尾も、こうなると丁度良く、暗がりでは白銀の毛並みが光って見えた】

【――やがてザリっ、と土を掻く音がして、山間の闇から一頭の狼が姿を見せる】
【銀狼と同じく銀の毛並みで、尻尾が長い。妖狼ではないから、身体は小さかったが】
【その白鉄色は、雪や貴金属にも負けない色。短命だからこその美しさのようなものを兼ね備え】

【そして何より、気高かった。銀狼もまた駆け寄るでもなく、狼の姿のまま彼を見やって】
【彼もまた駆け寄らず、銀狼をじいっと見てから、桔梗に向いて。気のせいか、少し頭を下げたような――そんな動きをしてみせた】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 23:03:45.23 ID:ZvJ6dhVV0
>>731

 偵察というよりはまあ
 自由飛行とでも、記録などもできますしね

【男はそのように答えた】
【別段、偵察させるようなことはしていない】
【そしてその記録の中には興味深いものがあるかもしれないし】
【そして、男は少々考え】

 そうですね、お望みであれば何体かお譲りしましょうか
 整備などは簡単にしてありますしね

【整備は簡単、それは本当のことだ】
【承諾されればきっちりと、マニュアルなどもつけていくだろう】
【マニュアルを書くことにになるのは花嵐ではあるが】

 そういえば、夜の国では新たな六罪王が動くようですね
 あなたがたもそれに参加なされるので?

【男はそのように聞いた】
【少々興味があるそれだけだ】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/14(木) 23:14:38.96 ID:OsmIGrNvo
>>734
記録……映像や音声の記録、ということですか?

【ソロモンの説明を受けて、興味深そうに一つ目が鳥を覗き込む】
【彼から提案がなされれば、再び視線はソロモンへ】

ありがたい申し出です。是非とも、お願いしたい
きっと、有用な場面は多いでしょう

【提案を承諾。技術に疎い異形どもには、こうした提供は渡りに船だ】
【花嵐のマニュアルを、読み込んでからの運用となるだろうが】


……ええ、我らも加わる予定です
新たな六罪王の御力を拝見したいと思いましてね

それに、浮上した遺跡にも興味があります

【返す言葉は、肯定。淡々とした声音だ。それとは裏腹に、異形どもの瞳は期待と戦意にぎらついている】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/14(木) 23:18:51.99 ID:/zCkP08Ho
>>725
/ごめんなさい!投下しておいて別の作業してました……
/お返事したいのですが時間も遅いので置きレスに移動した方がいいかなと思うのですがどうでしょう?
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/14(木) 23:22:03.39 ID:UV/hBFJFo
>>736
/いえいえお気になさらず!
/自分はそれで全然構いませんですヨー
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/14(木) 23:22:47.74 ID:/zCkP08Ho
>>737
/ごめんなさい、有難うございます
/では向こうで返事を描いてきますね!
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/14(木) 23:36:57.49 ID:6pvWjrBe0
>>733
「――――私だって、何時までも子供じゃありません。…………ぎんぎんが、子供は子供のままじゃ無いって一番知っている筈ですよ
親が、子供の喜ぶ姿を見たいならば、子供だって親の喜ぶ姿を見たいんです
…………折角会うのに、涙の一つでも零してたら台無しですよ、ぎんぎん」

【喜んでくれるならば、其れで良い。自分よりも遙かに長く生きた存在。ならば、当然辛い思いだって沢山してきたのだろう】
【――――だったら、少し位安らぎがあったって罰は当たらないはず。ちょっとだけ、時の流れに逆らったって咎められないはず】
【それだけの事をしてきたのだろうから。自分に出来る事は、そう多くは無い。自分が出来る事は、少ない】


「…………良いのですか?折角、会うのですから…………いえ、ぎんぎんがそう言うなら…………是非」

【最初は、この場から離れようとしていた。会えると言っても、其れは一緒に長い時を過ごせる訳では無い。制限時間が設けられた物だから】
【…………ならば、その時間を精一杯に使って欲しかった。水入らずで、本当の親子で過ごして欲しかった。けれど――――】
【何と無く、断る事こそが失礼な気がしたから。だから、こくりと小さく頷くのだろう】
【会わせて貰えるならば、是非に――――と】


【――――銀狼の子。長男の姿を見れば、目を丸くすることだろう】
【銀狼の本来の姿を見れば、分かっていた事。気高き狼と、その中でも特に美しい姿と。…………分かっていた。分かっていた……筈なのに、やはり実際に見たならばその美しさ故に驚いて】
【小さな頷きは、会釈を返す為の仕草なのか。それとも、「私の事は気にするな」の意味合いなのか】
【邪魔は、したくなかった。だが――――言わなければいけない事も、確かにある】


「ふふ――――ぎんぎんに似て、とっても綺麗なのですね。…………貴方のお母さんは、今でもとっても優しい方ですよ?
ぎんぎん…………そう、長い時間は一緒に居られません。だから…………だから、悔いも何も無いようにして下さいね
…………二人の時間が良ければ…………遠慮無く言って下されば、少し外していますから」

【設けられた時間は一時間ほどか】
【目を細くすれば銀狼の子へと語り――――視線を移せば、少し言い辛そうにして】
【何はともあれ…………時間は、無情にも過ぎゆく筈で】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/14(木) 23:38:16.25 ID:ZvJ6dhVV0
>>735

【カニバディールの疑問それにソロモンは答える】

 ええ、そのとおりですよ
 映像、音の記録ということです

【そして、カニバディールの承諾に笑みを浮かべ】

 ええそれでは後日、しっかりと送らせてもらいましょう
 ぜひとも活用してやってください

【ソロモンはそう言った、花嵐は無言でしかし自分も苦労することになるのかと思っていた】
【そして夜の国のことの参戦を聞き】

 おやそうですか
 私も遺跡には興味がありますがいろいろあっていけませんからね
 後武運をお祈りしますよ

 ではそろそろ、帰りましょう私は
 それでは。
 あと、この鳥に関しては後日送らせてもらいます

【そう言ってソロモンはこの灰ビルを去るだろう】
【花嵐もそれに続く】

【そして後日、ソロモン謹製の鳥型偵察ロボットを送られてくるだろう】
【きっちりと丁寧に書かれたマニュアルも同封されている】

/ここで〆ますねお疲れ様でした
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/14(木) 23:56:27.71 ID:7RIGRdxxo
>>739

【――少女の反応に、狼は満足したらしい。僅かに、笑ったような気がするはず】
【やがて彼は銀狼に振り向いて、銀狼もまたそれを正面から受け止めて】

【互いに言葉は無かったが思うところは一緒なのだろう。銀狼は軽やかに岩を降り】
【そして桔梗に振り返ったなら、耳も尻尾もピンと立てて向き直り】

……桔梗。狼は、群れを離れてしまえば孤独だけが友の生き物だ
犬猫のように人からは好かれず、狐狸のように森で生きるには性情が違いすぎるから。
妖怪となり、人の姿となっても同じ事……感謝を表す言葉が、見つからない

お前は儂を救うてくれた。小さな妄執に託つする、哀れな一匹狼を。
……少しだけ。一時間だったか、そこで待っていてくれると嬉しい―――

【『少しだけ山を巡ってくるから』――それだけ言うと、一刻も惜しいとばかりに身を翻し】
【銀狼は、その仔と共に山間の闇へと姿を躍らせて消えていった】
【やはり狼だ。人ならば語り合うのだろうが、獣ともなれば絆を確かめるのはまた違う形になるのだろう】

【山を、森を駆け巡り、獲物でも捉え、疲れればその身を親が温め】
【そんな事があるのだろうというのは、簡単に想像できること。第一、今夜は月光がある】
【それを受けて、時折山の暗がりに銀色の煌めきが見えるのは、これまた言うまでも無い現実】
【上も下もなく動き回る姿は目を楽しませ、しかしそれも時半ばとなれば消えてしまって】



【―――小さな足音、人の姿であろうそれが聞こえるのは、ちょうど一時間と少しの後】
【桔梗は、どうしているだろうか。まだそこに居れば良いが、なんて、銀狼は思っているのだった】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/14(木) 23:59:29.89 ID:OsmIGrNvo
>>740
ありがとうございます。我らにとっても、有用なものとなりましょう

【巨体を折り曲げ、ソロモンへ一礼】
【脳裏ではすでに、鳥の活用法が考えられていることだろう】


『そりゃ残念だ。ま、その分頑張ってきますよ』
「機会があれば、いずれまた」

【去りゆく二人の背中に言葉を投げ、彼らを見送った】


……さて、我々も引き上げるとしよう。思わぬ収穫もあったことだ

「まずは、明日の戦線に備えねばな」
『おうよ、腕が鳴るぜ!!』

【異形どもが連れ立って、去っていく。廃ビルには静寂が戻る】

【やがて、届いた偵察ロボットとマニュアル。これもまた、自分たちに利益をもたらすものとなるだろう】
【来るべき戦いの時を前に、おぞましき異形どもはその邪悪を漲らせていく――】

/お疲れ様でした!!

【】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/15(金) 00:20:48.94 ID:7cZq0y3m0
>>741

「言った筈ですよ。ぎんぎん――――私は、貴女から沢山貰ったのです
…………だから、次は私がぎんぎんに返す番、ですから――――」

【いってらっしゃい…………そんな、小さな言葉。止める事は無い。自ら望んだ事なのだから】
【ただ。少しだけ。僅かだけ。羨む自分が居て…………そっと胸の奥にその感情を隠してしまえば、走り去る二匹の獣を見送るのだろう】
【――――今は何をしているのだろう。何処に居るのだろう。浮かぶのはそんな考え】
【寒風吹く山中。だが、湯もある故に身が凍える事は無かった。今駆け巡っているであろう二匹を想像すれば、長い時間でも無かった】

【…………今までこうもハッキリと感情を伝えた事なんて、無かったから】
【脱力感とでも言うべきだろうか、自分の感情を隠さずに伝える事は意外と疲労する事】


「ぎんぎん…………救って貰ったのは、私の方です
…………ずっと、寂しかった、ですから…………やっぱり、救って貰ったのは私の方、です」

【その呟きは、風に乗ったって届くことは無いだろう】
【狭間に位置する自分に屈託無く接してくれる存在は少なかったから――――寂しかった】
【本当の母も居ない、友人も少ない。…………救って貰ったのは、こちらの方だなんて小さな小さな独白】


【やがて時が経ち。銀狼がその場に帰ってきた頃、少女は未だその位置に居たことだろう】
【――――足湯の温かさでうつらうつらとしていたのか、何度か船を漕いでいたけれど】
【足音に気付けば、耳がピンと立って。多くは語らない。何をしていたのか、其れは二匹だけが共有すれば良いこと】
【だから、問う言葉は決めていた。「楽しかったですか?」の一言と、決めていた】
【湯から足を上げて――――叶うならば、走り寄って。今宵の出会いとは、真逆。今度は少女が妖目掛けて、一直線に飛び込む様で】
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/15(金) 00:38:11.84 ID:9LhmXLgv0
>>732
/〆させて頂きます!失礼しました!
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/15(金) 00:40:23.50 ID:e81mUbHno
>>743

【思いがけず、桔梗が走り寄って呼び込むように来たのなら、銀狼はそれを抱きとめて】
【山中を駆け巡ったからか、裸足は土で所々汚れていたが、傷もなく】
【本当の娘を大事にする様にぎゅう、と抱きしめたなら、ゆっくりと彼女を地に下ろし】

お主が呉れたこの機会―――楽しくないワケがあるかッ!
共に山々を力の限り駆け巡る喜びが、どれほどのものか……!

鹿を二匹も獲ったッ!前の棲家に似た穴蔵も見つけたッ!
沢を共に飛び越えて、お月様に向かって遠吠えまでくれてやったッ!
……久方ぶりだった。純朴で、本当に良い奴だった、あやつは。

【云ってしまえば冒険譚。自然を縦横無尽に駆ける気高き獣の僅かな余暇】
【人が思うのとは違う面白みが、如何ばかりであったかは銀狼の破顔を見て推して知るべし】
【そのまま片膝を付いて対等な目線を合わせれば、片手でその頬を撫でてやり】

ありがとう、の……桔梗や、これはあの不出来な仔からの贈り物よ
途中、急に止まるので何かと思ったら、こんなものを拾ってきてな

【何の役に立つか分からぬが――そう言って取り出すのは、翡翠の首飾り】
【旧い時のものだろうか。勾玉を象った、幾つもの翠が尚も輝く逸品だ】
【珍しく、大人向けの大きさではない。少女である桔梗には調度良い大きさだ】

【そして、魔力やらに余り長けてはいない銀狼は何も言わなかったが、もうひとつ】
【この首飾り、何か大きな力を内包していた。それが何かといわれると、分からないが】
【単純に魔力を貯める受け皿のような特性もあって、神聖さもある。由緒正しい品と思われて】
【もし桔梗がそれを受け取って、抵抗もなく居るのなら、銀狼はそれを早速と首元に付けてやるだろう】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/15(金) 01:14:48.35 ID:7cZq0y3m0
>>745
【――――気を遣って言っている訳で無い事は、妖の表情、口調、仕草から。全てから分かった】
【だから…………純粋に嬉しかったのだろう。愉しんで貰うために、渡したのだから、それが求めていた反応】
【然程、離れていた訳でも無い。しかし、その体温をもう一度味わいたかったから。か細い力で、抱きしめ返して】


「なら…………本当に、本当に…………良かった、です
あの子も…………ぎんぎんと一緒で…………きっと、とっても楽しかった筈ですから…………」

【足の底が地面に着く。然れど、離れる事は無くて】
【些細な嫉妬。喜んでいる自分と、何処か嫉妬してしまう自分とと。まだ、大人になりきれていない証】
【――――でも、その子が楽しかったならば、やはり喜びの方が断然大きいのだろう。何となく、気持ちが似ている気がしたから。その子が楽しいならば…………自分も楽しい】
【頬を撫でられたならば嬉しそうに目を細くするけれど、物を取り出す仕草を見れば、ゆっくりと小首を傾げ】


「――――貰っても…………良い、のですか…………?
ふふ…………じゃあ…………ぎんぎんの子からの、贈り物なら…………喜んで頂きます…………」

【魔力と神聖さと。両方を感じ取ったからこそ問うたのだが――――無理に突き返したりはしない】
【あの子からの贈り物となれば、尚の事。掌に乗せて、眩しそうに眺めて。…………そして、子供の様に銀狼に着けて貰って】
【その服装の事もあってか、少女の少なかった巫女らしさが何処か高まったようにも見えるか】
【「――――似合いますか?」そんな言葉を紡いだ、矢先の事】


【飛来するのは鳩の形をした式神で、その足には手紙が収められた筒を持って居て】
【――――中身を取り出して見れば、何処か困った様な。それで、残念な様な表情を見せ】


「そろそろ…………戻らなければ、いけない様です…………
…………ぎんぎん…………その…………えっと…………」

【先を紡げない。言いたい事が沢山在るから、上手く言葉に出来ない】
【再会を願う言葉。感謝の言葉――――その他、沢山の言葉が浮かんで。だから、上手く言えない】
【――――別れの時は、直ぐ其処で。結局言葉に出来なければ、代わりとしてぎゅっと握るのだけれど】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/15(金) 01:37:19.37 ID:e81mUbHno
>>746

お主が楽しかったはずだと、そう思ってくれるアヤツからの贈り物だ
受け取ってくれなければ、きっと向こうで悲しもうというもの。
どこの物か分からぬのは気にかかるが……悪いものでは、ないようだし――

【どれ、と首飾りを少女に着けてやれば、これがまた、巫女服によく似合う】
【元より翡翠は櫻の物が最も良い。そして、銀狼も彼もまた櫻の生まれ】

【ともすれば、そこらで拾ったというよりも、何処かで用意したような】
【そういう不思議な感じを持った首飾りは、月光を受けて透き通るように煌めいて】
【似合うかという問いかけには言わずもがな、そうだとも、と答えて――伝書鳩】

【正確には式神だが――なんとなしに、その文の内容は予想がつく】
【以前にもあったことだ。今更驚きも、妙な疑念を持つようなこともなく】

今日は、良い時間を過ごせた。お主のおかげに他ならぬよ、桔梗
くどいとは自分でも思うが……感謝しておる。儂も、あやつも、それはもう、とても…。
とは言え、互いに同じことを言い合っても詰まらぬ。好い加減、ここらで礼は終わりにしようか

……何か言いたげだが、言わずとも全て分かっておるから安心せい
これでも100年を生きた古狼。若い狐の気持ちくらい、掌の上だからのう。

また会える――その時は、また好きなだけ話して、好きなように甘えれば良い
儂も待っておる。お主のことを、それこそ本当の娘のように思って、の。
……ふ、ッ。こうして言うと、年甲斐にもなく小っ恥ずかしいちや―――さらばじゃ、桔梗。

【言いたいことなら、他にもたくさんあった。感謝の言葉なら、数えきれないほど浮かんだし】
【今日の想いを書に認めでもしたら凄まじいことになるに違いなのは、自分でも分かっている】

【だから、言葉は短く。言うだけ言うと口を噤んで、小さな彼女の手を自分も握り】
【その温度を確かめるように、額を当てて。瞳を閉じれば、感じるのはただ2つの接点だけ】
【けれども他には何も要らなかった―――彼女がこの場から失せるまで、銀狼はずっと、そうしているだろう】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/15(金) 02:14:37.20 ID:7cZq0y3m0
>>747
「――――とっても…………清らかな、感じがします…………
…………それに、あの子が…………選んでくれた物なら…………悪い物では…………有りません」

【語ったわけでは無いし、一緒駆けたわけでもない。其れでも断言できるのが、銀狼の子だから】
【判断材料は、たったそれだけ。然れど、十分すぎる一つ。親が親ならば子も子。どうして、悪い妖が生まれようか】
【きっと、今宵付けて貰った物は少女にとって何よりの宝物と化すのだろう。今日の出来事を思い出すのにも、明日を生きる勇気を貰うのにも】

【――――まだ、纏まらない思考。何を言うべきか。自分は何を伝えたいのか】
【沢山、言いたい事はある。未だ、言えなかった事もある。…………人との会話術に長けていないからこそ、味の有る物へと昇華するのかも知れないけれど】
【文を渡した鳩は再び夜空へと舞い、主の元へと戻って行く。結局は、其処は少女の居るべき場所】


「――――……っ……はい」

【同じ様に、多くは返さない。きっとその一言に、考えて居た事を全て含めたのだから】
【たった二文字。其処に含まれる意味は、果たしてどれ程の物となろうか】
【…………やがて、ゆっくりと離れる手。きっと、次に瞼を開いた時には見覚えの有る鹿の式神が其処に立っている筈で】
【代わりに、今宵貰った首飾りを握るのだろう。妖の子を思うように】
【式神の背に乗る、その前の事。ふと動きが止まって――――】


「では…………“お母さん”…………風邪、引かないで下さいね…………」

【今夜の最後。子供が親に甘えるのと同じ事。金色の毛並みと銀の毛並みと。狐と狼と。全く以て異なる存在】
【其れでも、からかい半分本音半分で母と呼んだならば。未だ膝を折って、自分と同じ丈ならば。小さいながらも、仄かな暖かみを持つ抱擁】

【――――数秒だけの事。しかし、其れで十分であった】
【名残惜しげな離れれば、式神の背に乗って。もう一度「さようなら」を紡いだならば、微笑を浮かべてその場からゆっくりと去る事だろう】
【ゆらり、ゆらり。揺れる尾は、月光を眩しく跳ね返して。――――何と無く、少女の心情を表す其れでもあったか】


/この辺りでしょうか……!
/二日間、お相手有り難う御座いましたですよー!
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/15(金) 02:36:01.59 ID:e81mUbHno
>>748

【少女が式神に跨ってその場を去れば、月光の反射が見えなくなるまで】
【銀狼は其処に居続ける。その去り際、平然とあんなこと≠言われたと】
【頭のなかで何とか言葉を反復させて――やがて気付けば、だあれも居らず】

【ひとり、先の岩に飛び乗って、月と、山と、立ち上る湯気にあてられて】
【腰元の瓢箪を取り出したなら、小気味よくその栓を抜き】

……まったく、儂がこっ恥ずかしいというのをあっさりと言いおって。
本当に、子が育つのは早い……嬉しくもあり、猫可愛がりしていたのが
どこか手元から抜け出して行ってしまうような寂しさも……いや、無いか。

もうしばらく、風邪なんて引かぬよ桔梗。
随分な元気を貰ってしまったし、余力が余って仕方が無いというもの――

―――今夜は良い日、これは飲まずには居られぬよなあ―、―――。

【気を良くしたか、中の極上酒を一口。酒も語る友も居なかったが、我は狼】
【孤独こそが友であるぞ、なんて声に出せば、また一口。尻尾がゆらりと愉快に揺れて】
【やがて少女がしていたように足を湯につけ、月を眺め。次の再開を描いているうち、夜は深々と更けていった。】

/こちらこそっ、お疲れ様でした&ありがとうございましたー!
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 17:05:01.97 ID:mnrX0rNM0
【とある街――公園】

【普段であれば子供たちの遊ぶ声などが聞こえている公園】
【だが、今日は聞こえないなぜなら天候が雨だからだ】
【その雨が降っているため人はここにこようとは思わない】
【だがその雨の中傘を差し歩いている人物がいる】

【茶色いコートに白く袖の長いワイシャツ、ベルトつきの裾の長いズボン】
【髪は少々長い】
【片腕には義腕をつけているが手の部分は黒の手袋をはめておりよく見ないと義椀だとわからないだろう】

 はあ、今日も雨ですか
 こう雨が続くと憂鬱な気分になっちまいやすね

【そう言いっているのに男の歩きはどこか調子がよそうだ】
【そして男は自動販売機を見つけると自動販売機に近ずきお金をいれ飲み物を買う】
【選んだ飲み物はホットコーヒーだ、CMでよく宣伝されていたやつでもある】

 さてっと、どっかに座るところはっと

【男はそう言い辺りを見回しちょうど座るにいいところを見つけた】
【そこは四角な作りで屋根がついており木の柵もついていた、きちんと入れるところもある】

【そして男はその四角なつくりの場所へ行き傘を閉めて座る、そして買ったホットコーヒーをあけて飲む】
【全部飲み干したのならタバコとライターを取り出し、一服しているだろう】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 17:34:15.76 ID:mnrX0rNM0
/>>750を取り消します
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/15(金) 18:56:57.29 ID:aCZtwZwbo
【路地裏】

「……ヒャハハ、こォの雪のおォかげで"イエティ"が何体か作れたぞォォオオ」

【路地裏でぶつぶつ何やら言っている影――】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「さァーて、……次の素ォ材はァァアア……テェメェーーだァァアアーーーーッ!!」

【その者の隣に居るのは、高さ1m程で頭部・翼先に鎧を、また翼先の鎧に刃を持つ鳥で、脚はがっちりしている】
【そして、その目の前に居る男性にあるのは無数の斬り傷――鳥の刃に付いているのは赤い液体――――】
【……何がこの場で起こっているのか、それは言わなくても十二分伝わる程だった】

ひィッ、や、やめ、ころさ……殺すな……! 考えなおしてくれ! 見逃して……見逃してくれ!

「安心しろ……今の生活なァんて目ェじゃねェ素ゥん晴らしいそォれをやァるからなァァアア」

【鳥は、その者の合図で両翼を振り上げて――――!】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/15(金) 20:35:33.51 ID:dbn1DkBKo
【水没都市アヴェロニア――、水の中に永久にたゆたうはずだった、古代の遺跡だ】
【夜の国の観光名所として、時折テレビなどにも映しだされた水面の下の巨大都市の姿は、数百年以上の間空気に触れずにそのまま存在していた】
【H2Oの拘束から、大理石と水晶に彩られた水の城塞都市は既に解き放たれており、湖畔は既に城下へと変貌していた】
【都市部を囲む二つの堀、二つの大橋、白大理石と黒大理石の二つの門。それらは、都市を守るためか、都市から何かを出さぬ為なのか】
【重く湿った空気はアヴェロニア周囲に漂っており、今宵その重い空気は鉄火の衝撃によって吹き散らされ、現代の風が吹き込まれる事となる】

『諸君――――』

【響いたのは、少女らしいアルトボイス。落ち着いた声音は、凡そ物騒とは縁遠いものだ】
【拡声器などを通していない、肉声=B普通ならば都市に響き渡ることなどありえない声量が、なぜか響く】
【感情を映さない無機質な声色は、水面に波紋を作るように、静かに、そして清冽に広がっていく】

『――――善人諸君、悪人諸君、中庸諸君。私は、カノッサ機関六罪王――エインセル・アンバライト=Eゼラズニイだ。
私から君達に言う事は、さほど多くはない。なぜならこの戦いは、私の思想を語るためではなく、私の目的を達成する為の物だからだ。
故に、言おう。――――君達の欲する事を成せ。それが善でも悪でも、貫く事を恐れるな』

【女は、思想家ではない、宗教家ではない、革命家ではない、政治家ではない――だから、声高に語らない】
【故に、女は唯求める。己がこの戦いに目的を見出しているように、他のものもこの場に目的を見出すことを】
【己のために戦えと、女は叫ばない。女の為ではなく、自分の為、己の目的の為にここに立ち道を貫け。そう女は語り、音響は停止した】

【――これより始まるのは、善悪の意志のぶつかり合い。この遺跡での戦いにどのような意義を見出すか】
【その答えは、ほかならぬ君達の中にある。そして、女は目的を強制しない、命令を下さない】
【君達自身の意志でここに立ち――衝突し、貫かなければならないのである】

【遺跡が鳴動した。その衝撃が、始まりの合図だった】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/15(金) 20:36:56.81 ID:dbn1DkBKo
【響くのは、静かな声。しかしながら、どこまでも響き渡るような不思議な波動を感じさせる音響】
【音響の主が発する音を聞く対象は、この空間には11人存在していたようだ】

「さて。ダラ、私は今から宝玉の奪取へと動く。
君達の仕事は、私を殺させないこと。そして、二番目には君達が死なないことだ。
――それが分かったならば、その目的を達成するために私は力を貸そう」

【遺跡最深部、神波の間。50平方m程度の広間の最奥の祭壇には手のひら大の蒼い宝玉が浮かんでいた】
【その祭壇の眼の前には、1つの白と、1つの黒の強い存在感。そして、その周囲を囲むように10の兵士たちが立っていた】
【白は少女だ。腰ほどまでに有る長い白髪と、白衣とブラウスロングスカートでひ弱な体躯を覆い隠している】
【瞳の色は琥珀。異様に強い意志を感じさせながら、その意志の根源を感じさせない無機質さは、ヴェールなのか】
【座するのは近未来的意匠の車椅子であり、周囲の空間には揺らめく何か≠フ存在感が揺蕩っている。しかし、それはそこに或るだけでまだなんでもない=z

【その少女の脇に立つのは、黒い女だ。年の頃は20代中頃か】
【ダークカラーのパンツスーツ、銀色の瞳の右側は黒皮の眼帯によって覆い隠されており、異様な存在感を放っている】
【こちらは少女とは対照的に長身かつ豊満な体躯。だがしかし、無駄な肉はほとんど存在せず、実利を持つ肉で身体は構成されていた】
【武器は持たない。ただ、立ち姿には隙はなく、その銀の瞳には忠誠という強い感情のみが宿っていた】

「――――Connect=v

【部屋が鼓動を刻む。少女は祭壇へと車椅子の車輪を輪転させ、前へと加速し宝玉を仰ぎ見る】
【少女の座する点を中心として、広間中に急速に電子回路のような紋様が走り抜けて行き、静謐な神殿を少女の規律で塗り替えていく】
【そして、その回路模様が浮かぶのは、無機物だけではない。人にも――だ】
【兵士たちの装甲、そして――ダラと呼ばれた黒服の女の皮膚にも、回路の模様が浮かび上がる】
【言葉を発さず、無言で配置につく兵士と女。その配置の精緻さは、何らかの合図がなければ成り立たないはずのものだろう】
【だが、彼らはアイコンタクトも言葉もサインも必要とせず、それを成し遂げた。兵士の個々の実力は高くはない】
【しかしながら、彼らと女が、群体としての力を発揮したのならば――並の能力者などより遥かに厄介極まりない存在と貸す事だろう】

「――来るなら来い、侵入者。エインセル様が目的を達するまでの10分間。
貴様らを通さぬ程度の働きは、十二分に果たしてみせよう。同じ意志と、同じ心を持つ者として――この600秒、此処より先には何人足りとも通しはせん」

【右足がブレ、大理石の床を引き裂きラインを刻む。祭壇から3m程の部分のライン、そこより先には決して通さない】
【後方の兵士6人は銃を構え、前衛の兵士はナイフを構える。そして、中心には女が1人、無手で佇む】
【奥には白の六罪王が1人佇む。――宝玉を守る結界には、美しくも禍々しい輝きを放つ回路の模様が浮かび上がっていた――】

「……任せる、任せた」

【一言、少女は言葉を残して――後の空間に残るのは沈黙のみ】
【宝玉の放出する魔力の胎動が、不気味に広間を揺らしている。その振動もまた、壁や床の回路模様に飲み込まれて消えていく】
【――神波の間へと辿り着く者は、そんな異様な気配に満ちた空間に招きこまれることとなるだろう】
【空間に満ちる気配を一言で形容するのならば、何かの胎内=Bそう、なにか巨大な生物の肚の内に飲まれたかのような違和感】
【そして、四方八方から感じる、視線、気配。今現在、この神波の間にはエインセル≠ェ満ちている――。一歩踏み込めば、この場の総ては君達の敵なのだ】

/*ではイベント開始でございます……!*/
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/15(金) 20:55:29.03 ID:cZsaJgx/o
【夜の国――水没都市アヴェロニア=z
【遺跡中心部・神殿の塔を登って直ぐ  ――渦潮の階段=\―  】



     ――― L a d i e s a n d G e n t l e m e n ! ! !

 ようこそッ!紳士淑女老若男女の皆々様方、ようこそアヴェロニアへ!
 今宵はアンバーブラッド=\―エインセル・アンバライト=Eゼラズニイが主催する宴によくぞいらっしゃいました!
 

【――それは、宛ら劇場だった。遺跡の神殿、その奥に向かう者、悉くが通る場所】
【それが渦潮の階段だ。広大な幅のある螺旋階段は、水晶・大理石で出来ていて】
【故に目が痛いほど怪しい光を持ち、同時に僅かな湿り気が足元を掬わんと狙っている】

【が、それだけではなかった。ここに足を踏み入れたなら、どうにもおかしいと思うハズ】
【それもそう。螺旋階段の外側が、壁でも外でもなければ――観劇場になっていて】
【云ってしまえば円形劇場になっていて。それも、観客を模した無数の人形が其処に居て】
【冗談かと思わせるような司会≠フ声が、高らかに其処から響いていたからだ】


  さて、さて!今宵ご列席の皆様方は、果たしてかのエインセル嬢に会うに相応しいのか!否か!
  判定は楽なもの――戦いましょう!闘士はすでに広場の上部、下部に分かれて待機が完了しております!
  

  階段下部ッ!待ち受けるはシャリエール兄弟が弟、グルクスス・シャリエール!
  その巨体の秘密は!マントの奥は!マスクの裏は!秘密多き、そしてユーモアに溢れた性格をご覧あれ!

  さあ、階段上部はもうお分かりでしょう――フレデリック・シャリエールッ!
  険峻な瞳と手にした槍は、それだけで強者≠思わせる我が最愛の協力者であります!

  ――そうそう、この度は舞台に改造を施しました!古き良き昇降装置でございます!
  彼らの背後にある昇降装置に乗り込むだけで、人夫の心配もなくこの舞台≠行き来できるのであります!
  闘士諸君も是非ご利用あれ――無論、そんな余裕があればの話。好きにしなよ、君たち――。


【螺旋階段には、時折踊り場というか広場というか、兎に角広い足場があった】
【で、案内の通り。下部には2mを超す巨体を真っ黒なマントで隠し、ピエロのようなメンを被った者が居て】
【上部は上部で、ローブにマント姿の聖職者を思わせる――しかし顔つきの険しい、如何にも武芸者という男が槍を片手に立っていた】


  ―――申し遅れました聴衆並びに闘士の皆様。私は今宵この場を治める監督=\―。
  かのアンバーブラッド≠ニは同僚であり同輩であり同期である――新顔の六罪王が一人で御座います。
  どうぞ、皆々様――君たち。僕という人間の芸術作品≠、たっぷりと楽しんでいってくれ給え。それじゃあ、開始のゴングは君たちに任せるよ―――。


【最後。観客席から高らかに、酔ったような勢いで声を発していた男は、そう言葉を最後にして席についた】
【金の髪に、顔を隠す仮面があった。服装はシャツにスラックスと、それから重厚なジャケットを羽織っていて】

【―――言葉が真実なら、これはキケンな舞台だった。お遊びでもなんでもない、危険な生命のやりとりだった】
【直接の相手は六罪王ではないかもしれないけれども、ツン、と鼻を突くどこかカビた様な臭いと同様に】
【重苦しい、濃密な死の気配が此処にはあった。―――誰かが嘲笑うような、動くはずのない観客席の人形から、小さな声が回廊に満ちる】

【この場に居合わせた二人は、何としてでも敵を排除せねばならない。それも、一人が一人を倒す、実に明朗なやりかたで】
【それぞれの者には、司会の計らいか――仕掛けられた相手の元へ転送する、魔術式のようなものが足元に展開し―――】


               【いざ、開戦。その火蓋を落とすのは、二人の勇士であった】


/ヒライさん、マリフィネスさんの方、本日はよろしくお願いします!
/振り分けなのですが、ヒライさん→ VSグルクスス(階段下部)
/マリフィネスさん→ VSフレデリック(階段上部)という形でお願い致します
/また階段の昇り降り、装置の使用などで2VS1の状況にも出来ますので、状況しだいでお任せいたします!
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 20:56:57.76 ID:mnrX0rNM0
【水没都市アヴェロニア――遺跡第二関門黒大理石の門=z

【六罪王の演説が遺跡内に聞こえる】
【もろんこの場所にも聞こえている、ここを守る男にも】
【半袖の服に黒のジャケットを着ている】
【下に少々長めのズボンを着用】
【ろくに髪を気にしていないのかぼさぼさである】
【特に隠す気もなく服にカノッサ機関の証である逆五芒星刻まれている】
【20代後半に見える】

 ……貫けねえ
 六罪王が考えることはわかんねえな
 まあ、強敵と戦えそうな戦いの場を提供してくれたことには感謝するがな

【男は静かにだが好戦的な声音で言った】
【このような派手なしかも六罪王もいる場所、自然と強者が集まるのは自然なことで】
【男はそのような強者をもとめて参加した】

 さてさて、どんな強者が来るんだ
 早く戦ってみてえなあ、おい

【獰猛な笑みすらもこぼれて、黒大理石製の橋の上で男は待つ】
【強者がここに来るのを】

【その強者を待つ男の名前はリシャード・グライアットという】

/リシャードの中身です
/八攫柊さん、よろしくお願いします
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 21:12:13.98 ID:c4LJI4WM0
――――遺跡は、この世で最も美しい……
……此処にも嘗ては人がいて、文明があり、ひとつの生活基盤として「活きていた」時代があったのです
それが、今はどうです?道は朽ち、壁は砕け、自然の力の為すが侭に風化してゆくのみ……
人の手によって作られたものが自然によって無に返されつつあるこの光景、これこそいかなる高名な芸術家も作り出せぬ至極の美!

【―――遺跡内部・十戒の道=z
【かつての市街地の面影を残すその大通りは広く大理石で整備されており、在りし日の交通量が伺える遺跡中最大規模の道であった】
【しかし、いつしか此処から人が消えて、幾年もの年月を重ね、更には水底に沈み……水流に為されるがまま風化していったのだ】 
【……そう、本来ならば此処にはもう「街」はなかったはずなのだ。―――しかし街は、現にこうして数百年の時を経て再び出現した】

【再び顕現したこの大通りは、数百年に渡る流水の悪戯のせいで至る所が陥没し、風化し、欠損している。】
【その最後部、一際存在感を示す人物がいた―――赤黒いロングコートと黒いスラックス黒いハットを被り、姿は闇夜に隠れるかのよう】
【しかし、その陰から炯炯として光る眼光は不気味なほどに鋭く、されど静かに己の前に続く大通りを見つめていた】
【手には灼熱に赤く光る一本の槍……近づけば近づくほど、槍から滲み出る瘴気を感じることだろう】

―――しかし!!私はある一報をこの程六罪王に就かれた方から聞きました……
この至高の美に攻め入り!!無粋にもその足で蹂躙し! !あまつさえ安い正義を振りかざす凡愚の輩がいる、と!!
許されざる来客は誰だ!!この至高の美を汚す輩は何処にいる!!――――私が、このダン・ブラッグスが壊してくれよう!!

【慟哭は遺跡に響き渡り、男は影法師の中に怒りの表情を湛え、彼方此方を修羅の如く睨みつける。許されざる客を見出さんとその双眸で見回している】
【正義の名の下に、大義を掲げ、我を倒さんとする人物を仁王立ちで待ち続けている。】

聞け、無粋なる客よ!そこに居るのだろう!!ここを通りたくば、私を倒せ!!
私の為すべき事!欲する事とは!!――――貴様を此処で壊すことだ!!

【彼方より聞こえる、件の首謀者による声明。――――欲するがままに戦え、と。この男の欲する所は紛れもなく侵入者の排除、その一点のみだ】
【男は猛り狂う猛獣のように雄叫びをあげる。恐らく遺跡中の何処に居たとしても、その声は聞こえたであろう―――それは、これから此処に来るであろう人物も例外ではない】
【倒すか、壊されるか――――あとは、もう一人の勇敢なる登場人物を待つのみだ】


//ねこやまさんの方、本日はよろしくお願いします!
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/15(金) 21:13:42.58 ID:ubJM337ho
>>753-754

【夜の国――――水没都市アヴェロニア】
【少し前、六罪王の一人の手によってあらゆる生命の息吹を刈り取られかけたこの国】
【能力者達の活躍によって諸悪の根元は打ち砕かれ、未曾有の危機には終止符が打たれた】
【…………その矢先に、これかと。その騒動の直中で戦い抜いていたこの男は、思わずにはいられなかった】
【この地で何か≠行おうと企む、新たなる六罪王の出現。男この国を守るため、再び巨悪を討たんと出動する――――】

…………ちっ、応答なしか…………。
こういう塔に縁でもあんのかね、俺は…………。

【そして、現在。男は前回と同じく高い塔を登り、最上部へと至ろうとしていた】
【連れてきた部下たちと手分けして遺跡内を調査しているうち、殆ど偶然その場所へと出たのだが――――】
【無線機が急に繋がらなくなったことに気付くと、男は舌打ちしてそれをしまい、すぐ引き返そうとする】
【部隊長であり司令官でもある男が、無闇に部下と離れるのは悪手。それを承知での行動だったのだが】
【――――眼前の空間に満ちる懐かしさ≠ヘ、返した踵をもう一度返すには十分すぎた】

あぁ…………認めるよ。正直、予感はあったぜ。そこ≠ノお前さんがいるんじゃないかってな。
――――よぉ、嬢ちゃん。久しぶりだな。

【十人の兵士に黒衣の女、そしてその奥に座する白の少女。その姿に向かって、男は気さくに話しかける】
【話しかけながら――――背中のケースから、黒と白に彩られた長い円筒状のものを取り出すだろう】
【突如、機械的な音と共にそこから白煙が吹き上がる。見れば、その円柱の下の方が折れ曲がっていて】
【次いで、今度は円柱の上の方の部分が蒸気を噴出し、同じ様な駆動音を立てて先端の白い部分が伸びる】
【その奇妙な円柱を、男が小脇に抱えるようにしてそちらに向けたなら――――その正体も、はっきりとわかるだろうか】
【最初に折れたのは銃把=B次に伸びたのは砲身=Bそして今、向けられているのは銃口=\―――】
【黒色の特殊魔鋼をベースに要所を白い強化パーツで覆ったそれは、巨大な銃砲≠セった】

…………さて。せっかくの再開だ、色々と話もあるんだが…………。
10分っつたか、そこのお嬢ちゃん。やれやれ、予想外に時間がねぇな。
しゃあねぇ、悪いが前置きはなしでいかせてもらうぜ――――。

――――エインセル・アンバライト=Eゼラズニイ!
お前の身柄を拘束するッ!!

【銃口を向けたまま、男は状況を確認し、にやりと歯をむき出しにして笑った後】
【空間を裂くような大音声――――そして、裂かれた空間を粉々に打ち砕く爆音が、連続で放たれ――――】
【引かれた引き金、発射された橙色の魔弾≠ェ、黒衣の女を無視してその奥の少女を直接狙う!!】
【この魔弾は何かに着弾すると爆発を起こし、周辺に熱と衝撃をまき散らすだろう】
【ただし、特に不意を打ったでもない真正面からの一撃だ。白を守る黒、それに周囲の兵士たちも、反応できない程の攻撃ではない】

【――――そしてマズルフラッシュが、獅子と見紛う眼光を放つ銀の双眸を照らし出すだろうか】
【筋肉質で背の高い体格に褐色肌、ボサボサで短い黒髪。少し睫毛の長いタレ気味の目に、鼻が高く彫りの深い顔立ち】
【黒いタンクトップの上に真っ白なジャケットを羽織り、ぶかぶかのズボンをポーチや無線のついたベルトで腰穿きした背格好】

【かつて出会った、白の少女――――六罪王エインセルを目前に。アサド・アル=アーデルの闘争が、ここに開始される】

/主催者様、セリーナの方、よろしくお願いします!
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/15(金) 21:14:42.75 ID:z8QPgCDIo
【遺跡中心層門扉波殺の門=z
【神殿へと通じる正面の入口には透き通るような輝きを放つ大きな水晶の門が鎮座している】
【その手前、神殿へと通じる橋をじっと見つめながら門番の様に立ちふさがる少女がそこにいた】


―――あーあ、見張りって退屈だし……今日もなんか面倒な役回り押し付けられて参っちゃうし
レオはレオでコマチの傍で地味な発掘作業してるみたいだしさー、無論前回のダメージ治り切ってないから私が前線に立つのは
わかるけどさー、……正直言って挑発されたからって、正面からと攻めてくる保障って結構少ないと思うし


【肩のあたりまで伸びた長い金髪の髪の上に、"44"と書かれた缶バッチと、コマチと同じ逆五芒星の缶バッチの着いた丸い布の帽子】
【ぱっちりと開いた目からはエメラルドのような翠色の瞳が覗き込み、まるで西洋人形を思わせるような顔立ち】
【首元に赤いリボンを結んだ紺のブレザーに、赤と黒の縞模様のスカートに黒色で厚手のタイツで足を包んだ少女だ】

【彼女の両手は手の甲にルビーのような赤い宝石をくっつけたグローブを嵌められており、その左手で複数の宝石を飾り付けた銀の弓を持っている】
【腰には何かを多めに詰めて置いたらしいポーチを下げており、いつでも右手で中身を取り出せる状態にしてあるようだ】

【そしてそんな少女の両横には妙にガラの悪いミリタリージャケットの二人組の男がいる】
【どちらも年頃は二十代半ばほど、片方は金髪にバンダナ、顔面に切り傷を複数付けた乱暴そうな風体の男】
【もう片方は目を伏せた坊主頭の男でこちらは少女の横で胡坐をかいて、―――寝ているように見える】


「任せてくだせぇお嬢様!決して連中をこの場から一歩も前には出させねえからよォ!
――おらウィーズル!いつまで寝てんだ!野郎共がいつ現れるかも分からねえのによ!」

[――――――――――……・]

あ!見て見て!他のメンツはもう戦闘態勢を取り始めているみたいだし!あちこちでいろいろ騒がしくなってきた!
これはもしかしなくてもこっちに近付いてくる『獲物』がいるかもしれないし……!


【突如、聞こえてくる新たな六罪王たちの声、それにはしゃぎはじめる中央の少女】
【はた目からは真剣な戦場においてふさわしくない風貌のこの少女、彼女が相対者を待ち受ける刺客なのか……?】

/コマチ中身、今回の敵は主にブレンです!
/レグルスとディハートの人、よろしくおねがいします!
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 21:19:53.30 ID:eLpvh+wA0
【水没都市アヴェロニア、白大理石の門】

【暗黒の広がる堀に渡された白い大理石の橋、白の中に一つの黒い人影】
【二本の角の装飾が施された兜に、重厚な鎧、それらは全て漆黒で染まっている】
【腰に飾り気の無い刀を差しているが、それすらも黒く、冷気さえ感じてしまいそうだ】

……今宵、全霊を尽くしこの門を守りましょう

【体格や声から見て男であろう、だが若い声ではない】
【老人の声だ、兜の中からの声で誰の声なのかはっきりと認識は出来ないが】
【鎧の男の後ろには大理石の門、男はその前にただ立っている】
【正面から誰かがやって来ても未だ男は刀を抜かない、遠距離攻撃で先手を取る事も出来るだろう】

…………貴方の正義、見せて頂きましょう……
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/15(金) 21:25:10.90 ID:WwQKpnM6o
>>755

【大理石で出来た螺旋階段を見上げながら目を丸くしている一人の少女】
【怪しい光と湿り気が放つ独特の臭いに包まれながら、思考をめぐらせる少女】
【ここを上りきれば後は楽。そんな淡い幻想をこの場所に付くまでは抱いていた】

…どういうこと。これって…

【ここに入った瞬間に気付いたのは、ここが『異質』だという事】
【自分を取り囲む有象無象の群集たち、そして響く男の声】
【それらが全てこの場所を異常な空間へと変貌させていた】

でも…やるしかない。
ううん、私もSCARLET…必要とされている…

だったら――――

【迷いや不安はまだ払拭できてはいないし、正直不安に押しつぶされそうだ】
【だけど、自分も戦うしか道は残されてはいない】
【それに二人いるであろう敵を一人に任しきるなんてこともできない】



【だから少女は魔法陣へと足を踏み入れた―――】


…フレデリック・シャリエール!貴方をSCARLETの名の下に拘束させていただきます

【冷めた眼光を目の前の強者に向けながら、愛用の銃を構える】
【そして頭上には回転する円盤と、足元に広がりを見せる謎の魔法陣】

大人しく…拘束されなさい。そうすれば危害は加えません

【動けば撃つぞと言わんばかりに銃を構えて、警戒心に満ちた言葉を言い放った】


/よろしくお願いします!



762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 21:34:02.68 ID:eLpvh+wA0
>>760
/最後の入力漏れがっ
/こちら黒兜です、ソニアのお方よろしくお願いします!
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/15(金) 21:36:34.29 ID:qgBMbOszo
>>760

【轟音が爆ぜた、夜空のキャンパスに一陣の筆先が踊る】
【虚空を切り裂く一葉の弾丸が空を駆け抜けたなら、音を突き破る振動が世界を包み込む】
【それはさながら彗星のように高速で世界を置き去りにするのだろう】

【音速すらも駆け抜ける彼女の鋼鉄の銃弾】
【狙いは貴方の刀を持つ手、その手を撃ち貫き、刀の持つ意味をえぐり取ろうとする一撃】
【正真正銘一撃必殺を狙った銃弾は、狙撃手の謳う狙撃≠フ妙技】

【風が歪んだ、上空から斜め下へと放たれた銃弾】
【手向けたブーケを名残惜しそうに眺める花嫁が如く】
【羽ばたく翼がその重力をかき消していた】


――――――正義なんて、ないの……悪いことするの、止めることは正義じゃないの
当然のこと、だって……ソニア、教えられたから、皆に、教えられたの
だからね、応えられないよ、期待には――――――だから



【仄かに金色の混じったプラチナブロンドの長い髪、大きなマリンブルーの瞳】
【透き通るような素肌に女性としてはやや小柄で華奢な体躯、それでいて膨らんだ大きな胸】
【ゴシック調の紅いミニシルクハットと同じくゴシック調の白いブラウス、首元には紅のリボンタイ】
【紅いチェックのミニスカートの上から黒いコルセットで細いウェストを締め上げ】
【編み上げブーツに黒いニーソックスの雪のように儚い印象の少女】

【銀の十字架のロザリオを首につけて、その先端は膨らんだ胸元に乗って】
【背中に輝くのは硝子細工の大きな翼上空からゆったりと彼女の身体をおろして】
【ほんの少し地面からふわふわと浮く位置で彼女の身体を浮かせているのだろう】

【両手で握るのは彼女の身長ほどもあろうかという巨大な狙撃銃】
【左手で銃身を支え、右の手を引き金にかけて、銃底を右脇に抱えて】
【銃口から吹き上がる白煙がその色合いを強めたなら、煙の先に映る貴方の姿を歪める】


UNITED TRIGGER¥椛ョ、狙撃手ソニア=エカチェリーナ=ドラグノフ
Стойте на коленях вниз и открывают путь.
(跪いて道を開けな――――――)


【左手を銃身から離したなら狙撃銃自体をその細やかな身に貼り付ける】
【銃口が斜め上へと向いたなら、さながら騎兵が持つ巨大な槍が如く】
【左手に握るのは彼女の小さな掌からはみ出してしまうほどの銃弾】

【彼女がその銃弾を背中の翼に放ったなら、翼へと溶けるように銃弾が消えるだろう】
【響くのは金属質の機構が組み合わさる音、装填された銃弾が弾ける時を待つ印】
【これが彼女なりのリロード、というわけなのだろう】

【互いの距離は10mほどはあろうか、狙撃手たる彼女、相対するのは恐らく剣士】
【状況は彼女が有利、けれどもそれを覆せないほどの腕前ならばきっと】
【――――――彼女の最初の弾丸で露と消えるのだろう】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 21:37:51.53 ID:uipEmXmB0
【夜の国―――水没都市アヴェロニア=E遺跡浅層大広間荒波の間=z

【遥か昔に水底へと沈んだ広大な遺跡都市、ここはその中でも地下浅層に存在する広大なフロアである。】
【大理石で作られた大きな柱が数本、天井を支え………水没していた時の名残りか床には浅く水がはっているのが分かる】
【そんなフロアの中心部で、砕けた大理石の壁の破片の一つに胡坐をかいて座りながらカタカタと小型の端末を操作している人物が一人。】
【その人物はこのような超常現象が支配するこの異界の中でも鼻歌交じりで端末を操作している。】

ふんふんふーん♪………にゃはは、流石はアンバーブラッド=Aしっかりと面白そうな舞台≠作ってくれたね。
レギン君≠ェやられちゃったのは意外だけど、また新たな王≠フ活躍に期待するとしようかにゃー。

まぁ尤も、レギン君≠フ方も彼のプラン通りって可能性もあるからね………そう考えると孔≠ノ堕ちたのも頷ける。
さてさて………まぁ今回はアンバーブラッドのゲームを愉しませてもらうとしようかな、勝手に抜け出してW/ダブル≠ノは怒られそうだけど

アイツもいろいろやってるみたいだしいいよね〜〜〜♪にゃははははははははは!

【そんな独り言を言いながら端末を操作している人物。】
【灰色のシニヨンヘアーの髪に紫の薔薇の髪飾りを差し、同じく紫の瞳をして口元から犬歯を覗かせており灰色のシャツを着て】
【全身を、背に金十字≠フエンブレム、右胸に髑髏のエンブレムの入った白いロングコートで包み込んでいる華奢な体系をした少女である】

【年端もいかない風貌ながらこの異界においても存在感を放ち、愉快そうに高笑いをしながらコートから棒付きアメを取り出し、口に入れる】

さぁて―――依頼された分は愉しませて*痰、としようかな♪

【モノトーンの少女はそう呟くとフロアの入り口の方へと視線を送ってから不敵に笑い、バキンッ!っとそのまま棒付きアメを噛み砕く。】
【さて、少女の前に現れるのは―――どんな存在≠ゥ】

//ベアトリックスです!朔夜の方、ギアボックスの方よろしくお願いします!
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/15(金) 21:42:11.47 ID:5S63weVRo
>>755

―――――君達の欲する事を成せ。それが善でも悪でも、貫く事を恐れるな

……そうもいかないのが…人間のイヤーなとこだな

【響き渡る声にため息混じりに愚痴をこぼす。ヒライはすでに飽々していた】
【それはここまで長い道のりをえっちらおっちら歩いて来たのにも関わらず味方も敵も見当たらなかったからと】
【それと此処に来た理由が半ば強制的なもので今の肩書は”自警団代理”であったからだ】

【透明とそれに近い白が埋め尽くす中、男は毛先がウェーブがかった黒髪で】
【とんがったような鼻、そして目には黒いレンズのサングラスをしていた】
【服装は黒のスーツ。黒いシャツにネクタイだけが白で、景色と同化している】
【そして黒い色の小さめのバックパックを背広の上から背負っているのだった】

【そこらの自警団員より1つ2つ頭分背が高い彼だが、体重は彼らと同じか少ないほどで】
【そんなナガヒョロイ体を寒そうに縮こまらせて、ポケットに手を入れながら回廊へ歩いて行ったのだった――――――】


―――――六罪王っつったら……幹部か…直ぐ替わるもんなんだな。

【水晶の透明とそれに近づく白い大理石が時間を止めたように辺りを埋め尽くしていた】
【適当なところへと感じるままにユックリと歩いて行きながら、高らかな声を聞いていた】
【濡れた大理石の床が滑る。ラバーソールの黒いブーツでも偶にキュッキュッと歩くと鳴っていた】
【声が残響する。時間は止まっちゃいない、忙しいぐらいだ。セッションでもテンポは決まっているもんだ】

ゴングは俺が決めていいんだろ?……だったら、もうちょっとだけ待っててくれ

【彼にはよくわからない世界の目の前で立ち止まって、いつものように酒と煙草に焼けた声で言う】
【内ポケットから、煙草を取り出す。今日はラッキーストライクだ。いつもと違って当てなきゃならないから】
【くわえつつ、火力の強いオイルライターでそれに火をつける。道中の愚痴が吹っ切れる気分だ。思考がクリアになる】

……敵は3人以上かな…そして、味方は2人……。1人じゃなくってよかったよ。少し寂しいからさ…

【煙草で自分のチューニングを済ませながら、与えられた状況を整理する】
【舞台なら障害物が無いんだろうか…。接近戦になると不利だな…。まあ、どうであれ後で味方に挨拶でも行こう】
【折角用意してもらっちゃ使わなきゃ悪い気もするから…六罪王相手でもそう思う】

…客が居て、ハコがあるなら俺も悪い気がしないね。ギターでも持ってくればよかった

【下らないジョークを煙草と一緒に吐き捨てて。スラックスのベルトに挟んだリボルバー拳銃を右手に取る】
【なるようにしかならないってもんさ。そう考えていれば不安は…無いとは言い切れないが】
【展開していく魔法陣のような魔法のような何かに巻き込まれながら、親指で拳銃の撃鉄を起こした】
【白い金属の銃身には美しい模様が薄っすらと彫られている。撃鉄を起こすとそれは赤黒く色づいた】


――――Hey!踊ろうぜBaby!!


【ついて直ぐに、拳銃を一発撃ち鳴らした。誰にも当たることはないだろうが正面に撃った】
【これはこの場に居る。全てへのラブコールだ】

/ヒライ中身です。ダグラスの方、マリフィネスの方
/本日はよろしくお願いします!
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/15(金) 21:46:05.40 ID:Q2JalyIXo
>>759

【―――その男は、走っていた】


【黒の軍服に黒の制帽を、きっちりと着込んで】
【長めの金髪はヘアゴムを使い、首の後ろで一纏めに。もみあげの辺りの二房は長く垂らしたまま】
【周囲に50数枚ものカード――乃ちトランプ――を漂わせる、20代位の男】
【胸元で光るのは、どこかの自警団のバッジ―――つまりこの男、自警団員】

【全力の疾走。しかし呼吸は乱れなくて】
【周りに浮かぶトランプ達は、陣形を守ろうとするかのように男を追い掛けていく】

【やがて、堀と橋の向こうに人影を見付ければ、そちらへと向かい、速度を上げて】
【そして橋の中程で急停止したなら、何を血迷ったか決め顔を作り、言い放つ】

――――夜の国自警団、ディハート・グリムジャック!
この国を守る人間として、てめえらの好きにさせるつもりはねえ!

大人しく投降する気は――――いや、いいか。どうせ投降する筈ないし。

【己の立場と意思を明確にしたところで、一気にテンションが低下】
【長いため息を一つ。そうして彼らに向ける瞳には、強い意思が宿る】

そこのお嬢さんに、強面の兄さん達――


―――――――さあ、道を譲ってもらおうか


【言葉と同時、三枚のカードが彼らへ向けて放たれる!】
【それはいずれも赤のスートを持ったもので、真っ直ぐ各人の顔を狙って】

【たかがトランプごとき―――などと侮ってはいけない。そこには能力が働いているのだから】
【トランプ自体が紙とは思えない硬度となっているばかりか、その速度も加わって】
【それはさながら、刃物の如き鋭さで襲いかかるのだ!】


/ディハート中身です!
/お二人とも今日はよろしくお願いします!
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/15(金) 21:46:38.29 ID:z1SUim0q0
>>757


【市街地大通―――"十戒の道"】


【水没した都市、アヴェロニア―――其の名を知る者は、一部の優秀な考古学者ぐらいかと言われている。】
【然し全くと表現しても良い程有名でない此の場に、何故多くの人間が集まったのか―――今回の物語は、そんな所から始まるのだろう。】

【遺跡の入り口から少しだけ奥へと進んだ所。旧市街のメインストリートは、かつての隆盛を顕すかの様に一面の大理石で覆われていた。】
【其処にカツ、カツ―――と穏やかなリズムが刻まれる。と同時に、一つの影が浮かび上がって。―――どちらかと言えば、其れは小さな物。】

【少し短い黒髪に、透き通った黒い目。耳には黒縁の眼鏡をかけて、首筋をワインレッドのマフラーで埋めて。】
【6つの木製のトグルが目立つネイビー色のダッフルコート、インナーには白と黒のボーダー柄のシャツ。】
【落ち着いたベージュ色のチノパンに、白を基調として所々に青色と赤色のストライプが入ったスニーカー。】
【カジュアルでは在るが、全体的に落ち着いた服装の筈だ。又、166cm程の身長と顔付きから、16歳位だろうと推測出来るか。】

【少年はポケットに両手を入れ込んで。身体もブルブルと縮こまってしまえば、如何にも寒そうな素振りをしながら。】
【ゆっくり、ゆっくりと遺跡を歩く。キョロキョロと周りを見回しながら歩く姿は、パトロールというよりも―――。】

【溜息の出る程、美しい住居趾だった。所々崩れかけては居るものの、長い間水に沈んでいた故に、損傷はそう多くなく。】
【当時の人々の生活が其の侭残った此の場を歩けば―――丸で数百年前にタイムスリップしたかの様な、そんな感覚に陥る事だろう。】
【少なくとも此の少年はそうだった。周囲に警戒しなくては、と思いながらも、其の魅力には矢張り敗北を喫して―――。】

【突如、パラパラ……と石柱の一部が崩れ落ちる。聞こえて来るのは、今回の首謀者、"エインセル・アンバライト・ゼラズニイ"による演説だった。】
【彼女の声は全域に響き渡ったのだと言う。驚いた少年は思わず音の鳴る方へ身体を構えるが、彼女とは距離が有ると分かれば直ぐに解いて。】
【では、何故鮮明に聞こえたのか?―――否、今はそんな事、どうでも良い。宣戦布告を聞いたのだ、とすれば少年は周囲への警戒に集中を固めるのみ。】

【―――やがて、彼女に呼応するかの様、男の怒鳴り声が聞こえて来るのだろう。……来たか、と言いたげな表情をすれば、】
【黒縁の眼鏡を取って、ポケットの中に突っ込んだ。そして声の聞こえる方へと、少年はゆっくり歩き出す。】


―――至高の美、言うとる割りには、お前、なーんも、分ってないやん。
ここ、かなーり、繊細なトコ、やで。それも、叫んだぐらいで、壊れてまう様な……

……それにな、俺を、此処で、殺す、言うとるけどな。当然俺も、抵抗するで。
遺跡、壊さへんまま、俺、倒せる思ったら、大間違いやで、俺と同じぐらい、アホやな、お前。

……それに、…………まあええわ、さっさと、初めよか。


【少年は背伸びをしながら―――随分と、馬鹿にした表情で彼に向かって声を放った。ジャンプを数回重ね、準備運動も整った所で、】
【"かかって来い"の意味を成すジェスチャーを施すのだろう。―――死闘が繰り広げられるであろう幕が、今。切って落とされようとしていた。】


/こちらこそよろしくお願いします!
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/15(金) 21:47:45.55 ID:TfIzReMn0
>>756

(…………今更言われるまでもない。“道”は、終わりまで駆け抜けてこそのものだもの――――)

【腰までの伸びやかな黒髪が、濡れ羽烏と呼ぶに相応しい色合いで】
【銀の混ざる橡色の瞳をして、濃藍のトレンチコートを纏った―――少女、だろうか】
【移ろい行く刹那を留め、硝子の様な雰囲気を漂わせる。】

【白銀の太刀をその手に構え疾駆する、濃藍色を永劫の闇に舞わす影。右腕の前腕部には漆黒の鎧甲を手の甲まで嵌め、漆黒の帳を破るのは、そんな形容の出来る人影だった】

【新たな六罪王――――目的は未だ不明だが、挑発じみて呼び寄せた声明に導かれる様にこの遺跡に進攻するひとり、】
【嘗て戦いしコーネリアス、レギンらと同じ位階にあるものの齎すであろう悍ましき混沌―――その脅威を識るなればこその志願であった】
【禍根は小さきうちに断てばよい。寧ろそうせねばならないのだと、急く想いは足を早めて】

【やがて黒大理石の大橋の上、奇妙なジャケットの男を視界に収めた。浮かぶ可能性の何れをも想定/完全に認識した、】

この場所で、局面で機関の紋章……“その陣営” と見て間違いはないわよね?
飾りであるのなら退きなさい―――――私は、倒すべきものの可能性を見過ごすほど甘くはない……ッ!

【最後の確認/確信/決断、殺意でなく踏破と絶対阻止の意志を以て固化する戦意、】
【これ以上の言葉は不要、兵法は神速を以て尊ぶ。鋩をやや前方に向けて構えた少女は、音さえも靴底の力に加え橋上の男目掛けて踏み込んで】

【常人ならば目にも映らぬであろう魔の加速。だが対峙するもまた機関の精鋭――――刹那で交錯を終えるには、その知覚は鋭敏に過ぎたのだろう】
【されど妨害を受けねば接近を続ける。間合いに入れば少女から見て右斜め上、その先程の構えから肘を引き、抉り込む様に構えを整えつつ一閃、】
【捻りの所作で増す剣圧と鋭利さを以て、男を左脇腹から逆袈裟懸けに、右肩口までを斜め上へと切り裂かんとする】

【必殺を期した一撃であり牽制――――カノッサ陣営が一たる男の撃破と小手調べを兼ねた、男の戦力により意味を変える初撃の刃。】
【最大の威力には遠くとも、直撃であれば致命的だろうか。何れ対応が間に合えば後退は有効――――振り切る刃の描く弧は、男の求めるであろう精鋭の閃きを湛えて】

/八攫 柊となります。よろしくお願いしますー!
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/15(金) 21:53:13.56 ID:ITz2jMpz0
>>759>>766

あー……ったく、大口の仕事って言うと、どうしても機関が関わってきやがるのか?
危ない橋って言うか、割に合わないって言うか……ま、もうどうしようもないんだろうな……
喧嘩するには相手が悪すぎるが……この際文句は言ってられねぇってな……!

【のそのそと、大股での足音が徐々に橋へと近づいて行く。どこか気だるげな独白を伴いながら】
【さほど間をおかずに、それらの音の主はその場に姿を見せ、立ち止まった】

【前面を開いたままで青いコートを羽織り、魔術師である事を如実に表す青のハットを被った】
【手には指輪と、グリップの部分に赤い石をあしらわれている、金属製の棍を握り締めている】
【がっしりとした体格の、深い眼窩が鋭い視線を放っている、身長180cm前後の居丈夫】

【今回の騒動に際して、夜の国に雇われた戦士の1人。機関を攻撃する任を負った者である】

――――さて。人騒がせな馬鹿連中よぉ……今ここでぶちのめされるか、尻尾まいて帰るか、好きな方を選びやがれ……!
こちとら7000000がかかってる大仕事なんだ、さっさと負けてくれよな!?

【橋の前に陣取る一団と相対する居丈夫は、わずかに背を丸めて前傾姿勢を取ると、手に持っている棍を両腕でがっしりと構える】
【――――魔術師と一言で表せる外見ながら、堂々たる体躯と重厚な武器。容易ならぬ存在らしい雰囲気を、居丈夫は湛えていた】

(……真ん中のガキがこの一団のボスか……?
ただのガキがこんな場所に出張ってくる訳がねぇ……間違いなく、なんかの異能持ちだ……!)

【大見得を切りながら。居丈夫は胸中で敵の概要を図っていた】
【――――女子供と敵対した事は、決して初めてではない。きゃいきゃいはしゃいでいる少女を目の当たりにしても、居丈夫は表情を崩さない】
【何らかの形で、戦場に生き残る事が出来るからこそ、ここにいるのである――――油断大敵。その事は経験則から知っている】

……こいつは挨拶代わりだ、とっときやがれ!
――――バル(火)・フェン(飛翔)・ビン(レベル2)……『ファイヤーボール』!!

【まずは、敵の出方を見てみなければ始まらない。その為の呼び水を、火の形を借りて居丈夫は撃ちだす】
【魔術の詠唱と共に放たれるは、炎の球。実に分かりやすい、火球による射撃を見舞う】
【狙いは、胡坐をかいている『従者』と思しき男――――まだ牽制程度の一撃だが、その熱の塊は真っ向から喰らうのは危険でもあった】

(……ッ、暑ッ苦しいのが来やがった……しかも自警団だと?
……今は何も言わず、力だけ借りるのが得策か……)

【同じく戦場へと駆けつけてきた男――――ディハートには、一瞥をくれただけで特にリアクションは返さない】
【この状況では味方である事は間違いないだろうが、脛に傷を持つ者として『自警団』と言う事にひっかかりを覚えたのかもしれない】
【ただ、友軍として頭の中に計算する居丈夫。先の立ち回りがどうなるか、慎重に見極めなければならないだろうと思いながら】

【残存魔力 15/17】

/レグルス中身です。よろしくお願いしますー!
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/15(金) 21:59:27.54 ID:FvdYnNayo
>>753-754

【―――風は静かに、されど逞しく、誰にも負けぬよう吹き荒ぶ―――。】

【荒れ果てた荒涼の大地、戦火の残り香に誘われて、今宵再び死の舞踏が開かれた。】
【鼓動―――否、胎動、と呼ぶべきか。"夜"の名を冠した国家に浮かんだ、太古の足跡。】
【永遠の眠りに付く筈だった過去からの亡霊が、今世の精魂を求めて彷徨い嘆くかの様に】
【アヴェロニアは、揺れる。宝玉を秘匿し、その力を誇示せんとばかりに猛り、怒る―――。】


さって、と。忙しい場所だねえ、夜の国って言うのはさ。神秘的な響きの場所だけど、集まるのはカップルじゃなくて兵士ばっかりだ。
一難去ってまた一難、とはこの事じゃないかい。まったく―――止めても停めても、次から次へと。

蟲の様に沸いて出て来るねえ、カノッサ―――ッ!!


【轟音―――宝玉の神波が、遺跡を揺らす。しかしそれと対を成すように、いやむしろそれを圧するように】
【罪の王を名乗る少女の持ちえる"力"は強大であり―――戦場は神秘の力のぶつかり合いを以って、大きく荒れる。】
【配下の兵士達と、その中央に並び立った黒の女。まるで磨き上げられた鍵盤のような光景に、今、光が差し込んだ。】
【轟く声は銃声と共に。弾かれた遺跡の内壁を破壊し、現れた影から放たれるのは、妖しく晃る紫色の"魔弾"―――!】


こんばんわ、新任さん。報告は受けてるよ、ウチ<UT>の部下が……世話になったそうじゃないかい。
知ってるだろう?アンジェル・ベルジュロン―――UNITED TRIGGERメンバーの一人だ。
仲間がやられて、リーダーが黙ってるわけにはいかない。それに、宝玉も絶対に渡さない。

―――六罪王"エインセル"、折角だから"アタシとも"一曲、踊ってもらおうじゃない。

UTのリーダーにして賞金稼ぎ、アタシの名前はセリーナ・ザ・"キッド"―――只のガンマンさ。
                                                          よろしくね?

【放たれた紫の魔弾、腰元に構えられた彼女の"相棒"たる魔銃―――"弾"末魔からは、半刻遅れて煙が上がった。】
【弾丸が鋭い魔光を放ちながら、前衛たる兵士達の脚部めがけ、獰猛に牙をむいた。閃光が直線を描き、飛来する。】
【その数は二つ、並んだ兵士の内二人を目掛けまずは機動力をそぎ落とす為、精確無慈悲に駆け巡る―――!!】


>>758

【さて、現れた女ガンマンを、男は見た事があるだろうか。仮に本物を見るのが初めてであっても、存在は知っているかもしれない。】
【SCARLET―――緋色を名乗る新たな正義組織に並ぶ、新興勢力の一つであるUTを率いる若い女のガン・スリンガー。】
【クセのある金髪をショート・ヘアにまとめ、その上には特徴的な古びたテンガロン・ハット。白いシャツと土気色のベストは】
【いかにも古風な"西部劇"のイメージを髣髴とさせるのに容易い。長い脚をダメージ・ジーンズに包み込み】
【その先端にはウェスタン・ブーツを身に着けて、カツ、カツ―――と足音を立てながら、遺跡内へと進みこむシルエット。】

【セリーナ・ザ・"キッド"、本人そのものだ。つまりは、援軍に等しいという事。彼女はハッとを指で押し上げ】
【神秘的な輝きをともすブルーとも翡翠ともとれる美しい瞳をウィンクさせ、アサドへと合図する。】

ハロー、素敵なお兄さんっ! アタシはセリーナ、セリーナ・ザ・"キッド"だ、よろしくねっ!
そちらはあの"娘"とお知り合い、って感じなのかな? 顔見知りなら結構、彼女の弱点とか把握してないかいっ!

アタシも本格的に六罪王の能力者とやりあう機会ってのは久しぶりで―――っと、もしかしてガンナー、かな?
ソイツは良かった、実はアタシもガンマンやらせてもらっててね。いきなり会ったばかりで背中を預けるもクソもないだろうけど―――

期待してるよ、中々イカした"鉄砲"みたいだからね、おにーさんっ! なんて呼べばいい?アタシの事はセリーナって呼んでよ、ふふっ!

【ガンナー、つまりは砲撃手。遠距離攻撃を得意としているのはどうやらお互い共通点といって良いだろう。】
【相性は悪くない筈だが、代わりにセリーナは近接戦が滅法弱いという大きな弱点を持っている。男はどうか。】
【まだ分からない事だらけであったが、互いに目の前の少女に対して因縁と、譲れぬものが在るのは同じ。】
【共闘、というのが望ましい筈だ。】

771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/15(金) 21:59:48.69 ID:cZsaJgx/o
>>761

悪い癖だ、アレは……新たな六罪王の名前は、ダグラス・マックスウッド。
芸術家であり悪の極みを目指す男。そして、私の友人なのだよ
些か、劇となると紅葉しすぎるきらいがあってな。まあ、それが良くもある。

……SCARLETの女。一度明確に断っておくが、私は拘束される気はない
私の弟も同様―――そして意志は変わらん。勧告は一度で良い、理解したな?

【強面の、目が鉛か鉄のように重く据わった男だった。それがフレデリックという男であった】
【それでいて神聖な、神殿騎士のような衣服は似合っていて、3mの長槍が輝くと】
【穂先を相手に向けてまっすぐに構え直し、戦闘の姿勢は出来ているとばかりに相手を見据え】

撃ちたければ撃て、女。その程度で我が槍は勿論、この身に傷一つ負わせられるか試してみろ
……ふン、怯えているのか?まだ戦は始まっていない――撃て、女ァ!!

【大きく一喝すると、槍を構えた姿勢、体勢はそのままにジリジリと距離を詰め始める】
【一見して荒削りな岩のような肉体と雰囲気を纏った彼は、銃に対する策など無いように見えたが】
【或いは、いやまさか――槍で?そこまでの自信があるようにみえるのも恐ろしく――火蓋は、静かに落とされて】

>>765

―――良ィい台詞だネ!素敵だネ!感動的だネ!
それでそんなカッコイイ事言っちゃう君はダレ?人?物?
自警団かナ、SCARLETかナ、それとももしかしたらUTのオニイサンかナ?

アッハハハハハハハ――!愉快だネ!楽しいネ!最高だネ!
なんならマジでギター弾いちゃウ?高待遇で音楽家募集中なんだヨ、アッハハハ―……っ!!

【耳をつんざくような笑い方だった。単なる高笑いとは違う、耳に泥を塗るような】
【生理的嫌悪感を先行させる、名状しがたい卑下た笑い方とでも言えばいいのだろうか】

【現れた敵――ヒライの独白に答えるように、そうやって笑って返せば、マントの中から手を出した】
【両腕にはチェーンソー。刃は二枚で、全長1mはあろうかというチェーン部分は血で汚れ】
【過稼働気味なのだろう、激しく音を立てるそれは、火花すら散らして獲物を求める、規格外の武装であって】

―――ダグラス、ダグラス!コイツ分かってるよォ!やっぱ最高だネ!そうだねさすがグルクススっ!
こっちもミュージックスタートだ!ダグラス、ダグラス!!魂を揺さぶる音が良いネ!

――――――そうだロ、君。早くコナイと、そのへんで捕まえた女の子の解体ショー始めちゃうヨ。

【グルクススが声を上げれば、あろうことか広場の四隅に巨大なスピーカーが現れて】
【英語の歌詞が聞こえるか否かというような大音量が、身体を揺すぶるように流れだす】

【自然と耳は痛くない。心臓の高なりに合わせて音波が発せられているようだった】
【そして同じく耳――を打つのは、気が違ったようなグルクススの、厭に落ち着いた声】
【チェーンソーの血は、古くはない。或いは本当に――そう思わせる、冷たい凄みが其処にはあった】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/15(金) 22:15:34.54 ID:dbn1DkBKo
>>758,770
【アサド・アル=アーデル、そしてセリーナが扉を開き、最上階にたどり着けば――そこには小さな巨悪≠ェ佇んでいた】
【白で彩られた無機質な少女こそが、この戦いを引き起こし、更に2人の六罪王も巻き込んだ六罪王アンバーブラッド≠セ】
【落ち着いた様子で少女は口を開き、薄い胸板に一杯の空気を吸い込んで、細い小さな声を吐き出した】

「――ああ久しぶりだ。だから言っただろう? 君とはきっとまた出会う、と。
そして、回答させてもらおう。君に、君達に拘束される訳にはいかない。
そも、ここで拘束される程度では、この一歩よりも先の道に辿り着ける筈はない、そうだろう? ダラ」

【アサド・アル=アーデルの視線の先にある白は、背を向けたまま朗々と言葉を垂れ流していく少女】
【敵意を欠片も向けることのない、淡々とした口調はあの日、おでんを共に食した時から何も変わっていない】
【ただ変わっていたのは、お互いの立ち位置。今宵そちらは善で、此方は悪である。それだけが、絶対の線引】
【少女を守るように陣取る黒服の女は、こくりと無言で肯定の意志を示す。主の意志を尊重し、己は決して目立たず影に徹する、従者の有り様だ】

「――そしてセリーナ・ザ・"キッド"。UTリーダーとしてその勇名は聞かせてもらっているよ。
……此処でなければ是非君と茶でも飲みながら言葉を交わしてみたい所だが、そうも行かないようだな。
私は宝玉を手に入れなければならない、そして君に倒されるわけにも行かない。故に――任せる、ダラ」

【セリーナのその名乗りに対して、背を向けたままに少女は淡々とそこに佇む。放たれた紫色の魔弾】
【空を引き裂き駆け抜ける弾丸は、しかし――届くことはない。それはなぜか?】
【空間に唐突に現れた、電子回路模様のパターン。――それが空間を支配し、支配率の壁≠生み出していた】
【そこから先に進む権限を認めないというルール≠ノよる壁は、物理的でも魔術的でもない概念的防壁=z
【それを越えるというのならば、――悪の敷いたルールを力で打ち破るルール違反≠持ってして乗り越える他にない】
【散る魔力光は空間を紫色に染め上げ――兵士と側近を動かす鐘となる】
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/15(金) 22:15:59.87 ID:dbn1DkBKo
>>758,770
「六罪王アンバーブラッド&寢ッ――ダラ・ベネディクト。
主より任せられた600秒、我らが全身全霊を持って守り抜かせてもらうぞ……!
――――Pattern Amber=c………ッ!」

【――アサドが構えを取ると同時に、女もまた腰を落とし、兵士立ちは引き金に指をかけ、ナイフを強く握りしめた】
【相手の持つ武器の異様な威容には既に女は危険性を感じており、勘から危険の予感を感じていた】
【男が銃口を向け、にやりと笑うのと共に、黒服の女――ダラ・ベネディクトも名乗りを上げる】
【相手が構え終わると同時に、ダラも己の力を開放し、左目を覆い隠す黒皮の眼帯を引きちぎり――琥珀色の光を放つ左目を顕とした】

「――――その行動は、認めない……ッ! 権限一部行使――!」

【ダラの右腕にびっしりと浮かぶのは、黄緑色の光を放つ電子回路の如き模様。そして――少女の周囲の床面が隆起し魔弾を防ぐ防壁と化す】
【宝玉の力によって強化されているのかもともとそういう作りなのか、六罪王の支配下にあるからか。床面の防壁はそう簡単に壊れることはない】
【ダラ・ベネディクトは600秒守ると主に誓った。ならばそうするだけのこと、そうできない従者など、従者ではないのだから】
【ダラの四肢に浮かび上がる電子回路模様が一際強い輝きを放ち、地面から響くは轟音。そしてダラの姿がブレて前方向へと移動する】

「行動開始……! まずはその砲を――外させてもらうぞ」

【後衛の兵士6人が、牽制として銃弾を断続的に撃ち放つ。アサドの両脇へと銃弾は放たれる為、脇への移動は妨害されることとなる】
【そして、銃弾によって線引されたレッドカーペットを疾駆するのは、漆黒の旋風。四肢から光を漏らし、駆ける忠実な番犬が一匹だ】
【相手の連射を琥珀の瞳で認識し――有ろうことか、銃弾の隙間を縫うようにして駆け抜けていく。表情は無心、恐怖などは欠片も見えない】
【――踏み込む足。大地にパターンが広がっていき、女は最大効率で地面から反作用を受け取り肉体を射出する】

「我々を接続するのは血脈という名の回路……! 絆を持つのは貴様らだけではないと知れ!」

【雄叫び駆ける女が放つのは、地面を振りきっての胴回し回転蹴り。アサドの頭上から異様な練度と速度の蹴りが砲塔に向けて降り注いでいく】
【その蹴りを防ぐのは不可能ではないが、横方向には銃弾。ならば後ろに引くか、迎撃か、被弾覚悟で横に動くか――程度だろう】
【もし砲塔に命中したのならば、破壊は敵わずとも手元から弾かれたり、手にダメージを受ける程度の衝撃は確実に受ける筈である】

「「「「No――1」2」3」4」/「「「「――――行動開始」」」」

【個性を感じさせぬ4人の前衛。一般兵にしては異様に揃った動作は兄弟や親子であろうともここまでの連携は取れないだろう事を思わせる】
【身体能力は人並みだ。だが、散開しそれぞれがそれぞれの隙をカバーするフェイントを掛けながらのセリーナへの接近】
【そして、その接近をサポートする6人の後衛の支援射撃。特別なことは何一つしていない、連携を取って前進し、支援をしているだけだ】
【ただ、その連携にラグが存在せず、それぞれの連携が最高のタイミングで放たれるが故に、11人は1つの群体と化して行動を可能とする】
【前方から踏み込み胸元にナイフを付きこむ男が1人、その背を駆け上がりながら頭上から飛び蹴りを叩き込む女が1人】
【右脇腹を狙おうと散開し、地面を強く蹴った女が1人、足払いを放ち相手の行動を阻害しようと目論む男が1人。それぞれが寸分の違いなく放たれる】
【どれもが、百戦錬磨のセリーナからすれば特別でも何でもないだろう攻撃だ、食らったとしても一つ一つのダメージは、それ以上でも以下でもない】
【だが――それら総てが総て同士を補うこの現状――その普通は、普通ではなく異常としてこの場に顕現していた】
【回避は不可能ではない。そも、ガンマンの戦う場は臨戦ではない故――最善策は、後ろへの逃走だろうか】

/*二分割となります*/
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/15(金) 22:16:16.54 ID:WwQKpnM6o
>>771

そう…。だったら私は貴方を力ずくで拘束させていただきます…
無駄な怪我をしたくなければ無闇な抵抗はなされない事です

…下手したら。死にますよ?

【わかっていた事だが相手はおずおずと拘束されるつもりは無いらしい】
【だとしたら選択肢はただ一つ。それは相手を力ずくでねじ伏せるというだけだ】
【正直自分は戦闘向きではないことは痛いほどに承知している、それに勝算が低い事も】
【だけど逃げ出すわけには行かない、精一杯の虚勢を張って少女は引き金に手を掛けた】

近距離と遠距離…間合いさえ開いていればこっちは有利。
だとしたら――――

【見たところ相手が所持している武器は長槍一本】
【能力の射程が相手に及んでいたらもっと詳しく解析できるのだが、今はまだ自身の周りだけで精一杯】
【もちろん相手が魔法陣の範囲内に入ってくれば話は別だが、間合いを詰められるのは自分にとっても分が悪い】

―――――――『パンッ』

【シャンパンの栓を開けたかのような音を響かせて発砲された一発の弾】
【ここでは連射した方が良かったのかもしれないが、少女はそれをする事は無かった】

【なぜなら銃撃で相手に傷を負わせる事が目的ではないから――――】


【この滑りやすい床の上で相手は何らかの手段を使って自分の銃撃を迎撃する】
【そのとき相手が何らかの形で体勢を崩す事、それを目的としての攻撃であった】



775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 22:16:35.75 ID:mnrX0rNM0
>>768

【疾駆する少女がここにきて足を止めて、こちらにそう問うてきた】
【リシャードは少女の問いに少々不愉快な表情を作りこう答えた】

 は、わかってんなら聞くなよ
 こいつは飾りでもねえし、退く気もねえ
 さあ、楽しい楽しい殺し合いをはじめようじゃああねえかあああ!!

【リシャードはそう叫ぶように言う、少女をしっかりとぎらついた目で見据えて】
【そしてリシャードは少女の一連の動きを見る】

【橋上にいるリシャードめがけての加速、リシャードでも目にうつすのが困難で】
【だが、それでも目で捕らえることができた、あくまで捕らえることだが】
【そのため近ずいてくる前に妨害をすることはないが何があってもいいように回避の体制はとった】
【はたして、それが功をそうしたのか、少女の一撃を回避することができた】
【まず、上半身を大きくそらし、一閃を回避する】
【そして、そのまま手を地に両方着けて、一気にバク転し後方に移動する】
【何回かのバク転をはさみ、後方へ移動したのなら、ナイフを両手に召還し少女へと投げつける】
【その顔には強者を見つけたと言う笑みを浮かべて】
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 22:24:16.27 ID:eLpvh+wA0
>>763

【利き手へと向かう弾丸、普通ならばその貫通力の高さから篭手など貫けた筈】
【だが男の手に青白い炎が集まったかと思うと、弾は篭手に弾かれ、そのまま床にめり込んだ】
【これが彼の能力なのだろう 次いで彼女、ソニアが発した言葉に返答する】

UNITED TRIGGER…… 先程 皆と言っていたが そのトップ、セリーナは確かに"正義"を掲げて戦っていた
当たり前だと言うのは其れを否定する事にもつながるのではないか……?
その銃を私に向け、撃つことは当たり前の行為だとでも?そうであるならば何も教わらなかったと同じ
……それを当然と思うなら、お前も私と同じ 黒く染められているに等しい……!

【刀を腰から抜き横一文字に振るった、黒い刃は先程と同じ青白い炎を纏い】
【薙払うと炎がソニアに向け飛ぶ、一直線に彼女に飛ぶ斬撃は弾丸のような速度で】
【だが攻撃自体は単純だ、見極めるのも難しく無いだろうか】

【しかし気になるのは彼の言動、何故かセリーナを知っているかの様で……?】

/遅いですよね……すみません
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/15(金) 22:31:44.34 ID:5S63weVRo
>>771

あ?あー……なんだろ、誰だろ。自警団代理かな…今はだけど
アンタラと似たようなもんさ…チンザノ・”ロッソ”。手配書にはそう書いてある
ディナーにもならないようなチンケな強盗だ。…まあ、俺が誰だなんて俺も知らないし誰もしらないんだろうけど

【ゲスな笑い声を高らかに上げて辺りに振り撒いている相手とは違って】
【元気よく登場した割に静かに、生真面目に相手の質問にひょうひょうと答えていく男】
【この不思議な空間でこの対照的な両者が居ることは必然かそれとも……】

あー……悪いな。俺はイスが有るとこじゃやる気がしないね。踊れねえじゃねえか
それに煙草とビールがダメなところも…後はフィーリングにガチっと来なくちゃね

【拳銃を指先でクルクルとキザな保安官のように回しながらそう答える】
【ガチッと銃を握りしめて、真っ直ぐに相手に向かって右腕を伸ばす】
【白銀に赤い模様の拳銃には文字が彫られている。sabrina heaven】
【おい、天国は何処だ、それが天国かといつも彼に問うが。彼は答えない】

【もう一つ、ベルトから左手で拳銃を取り出す。黒い金属で同じように彫刻が】
【撃鉄を起こすと掘っている文字が赤く染まる。sabrina no heaven】
【天国は此処じゃない。何処にもないんだよ。そう問うが、無視して】

【笑い声とチェインソウと音楽がこの狂ったってしまた死と興奮が飽和した空気を揺さぶる】
【チェインソウが2つ、拳銃が2つ、馬鹿が2人。わかりやすいのは良い】

何がニセモンかホンモノか。俺には分からないが…まあいいさ
テメーはニセモンだよ…ソレは俺が保証してやる

【真っ赤な血にサングラスの下の目は吸い寄せられそうになるが男はそらす】

―――Rock 'n' Rollに殉教しやがれ

【最初にカッコつけたように、男は意識せずともそう言うと】
【右手の拳銃を5連発。正面の相手に向かって撃ち鳴らした】
【弾切れになれば次は左手だ。アホみたいに撃ち尽くす】
【距離は有る。接近される前に撃ち尽くしてやる。そのつもりらしい】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 22:40:17.20 ID:c4LJI4WM0
>>767
【―――来た。仇敵は、今や己の眼前に現れた。大理石の床面に足音が響き、其処に人が来たことを告げる……】
【……少年、だろうか。随分と小柄な男だ……それに、この場に些かそぐわないような何ともラフな格好をしている。彼が、己の敵なのだろうか……?】
【あるいは、この遺跡の美しさに惹かれて迷い込んだだけか……敵の余りにも想像とは違う姿に、あるいは彼は敵ではないのではと逡巡する】
【―――しかしその憂いは全くの無用であったことが、次の瞬間の彼の言葉で分かった――――】

――――ほう、貴方にもこの遺跡の美しさが分かる、か……むぅ、怒りに任せて声による遺跡の損壊にまでは頭が回らなかった……そこは謝罪ましょう

貴方の言う通り、仇敵を倒さんとすれば多かれ少なかれこの美しい遺跡を損壊してしまうでしょう……ああ、なんと嘆かわしいことか!
わざわざ此処に来たというのならば、貴方にも「目的」があるはずだ……悪を斃すのが貴方の目的か?それとも別の何かか―――何もないとは言わせませんよ。
私の目的は、貴方も聞いていたでしょう―――貴方を倒し、排除することです!分かりやすくて良いでしょう!!

【彼の挑発に答えるかのように、男も声を上げる。……叫ぶだけでも崩れるような脆い遺跡だ……多少壊されてしまうのは承知の上。】
【遺跡を全く壊さず敵のみを排除するなど到底不可能であろうし、攻撃如何によっては自分自身が遺跡を壊すことにもなりかねない】
【ゆえに、彼は決めていた。可及的速やかに、この眼前の敵を排除する、と。速ければ速いほど、被害も少なくて済むはず―――】

私とてこの美しい遺跡を壊してしまうのは心苦しい事この上ない!故に――――迅速に叩き潰すのみ!!いざ!!

【彼のジェスチャーに呼応するように、男は人声上げるや否や手に持つ槍を構えて――――構えた瞬間一気に間合いを詰める】
【最初の一撃は、挨拶代わりの突き。単純な攻撃故に高速で十二分の威力を誇る槍の攻撃の基本だ――――】
【その単純な動きを予測するのはそう難しくないだろう。しかし、その攻撃速度までは予測できただろうか―――】
【さらに、この槍を間一髪で避けようとするならば、思わぬ一撃が待っていよう。―――それは、「熱」。】
【槍の穂先からは赤く熱く光っており、蒸気が滲み出ている。寸での所で躱そうとすれば、槍の傷は負わずともこの蒸気が襲いかかるだろう】
【どちらにしろ、単純な突きと甘く見れば痛い目を見るのは間違いないが、果たして―――】

//遅れて申し訳ないです……!ちょっと母者から電話がかかったものでして……!
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/15(金) 22:41:27.94 ID:qgBMbOszo
>>776

【それは統制された幾何学模様が如く夜空の中輝く大理石の色合いは】
【定規で切り裂かれた黒夜を塗り潰すようにその彩りを眩かせるのだろう】
【だからこそ絵筆を無くした画家が指先で塗りたくったような、黒騎士の姿は】

【艶めかしい淫らな黒に染まっているように見えた】

【少女の翼が羽ばたく、その一対の硝子細工で夜にシンフォニーを奏でる度に】
【彼女の柔和な素肌を包む衣服を剥ぐかのように、羽根が落ちていくのだろう】
【足元に落ちた羽根は大理石の上、プリズムのようにキラキラと乱反射して】

【細やかな両足がバタつく、空中に浮いた状態ではバランスが取りづらいのだろう】
【けれども、その動作も最小、直ぐに彼女は両の手でその巨大な狙撃銃を抱え込む】
【少女に不釣合いな巨大な弩<\レを彼女は全身でコントロールしてみせた】

【膝で曲げた両足は肩幅に開いて編み上げブーツの傾きをそこに映してみせる】


Пламя(炎)……それがおじさんの、能力……なの
っ……護るだけじゃ、ないの……!!


【炎が夜に駆け巡った、青白い炎はさながら瞼の裏で弾ける幾つもの閃光の如く】
【羽ばたく彼女を撃ち落とさんとする炎、視界の端で捉えるのがやっとの速度で】
【翼に力を込めた、大きくその翼を下方向へと沈めたなら、刹那大きく羽ばたきを漏らす】

【前方向への跳躍、一度の羽ばたきで数mほど上へと飛び上がる彼女】
【プラチナブロンドの欠片が肌に張り付いたなら、絹糸が如く柔らかな毛先を纏う】
【華奢な体躯に張り付くブラウスの姫袖が、ひらりひらりと揺れて】

【前方へと大きく飛ぶことで回避したなら、両足を膝で折り曲げて、太ももの間に銃口を下ろす】
【銃身を両足で挟み込むような形で固定したなら、左手を開いて銃身の上に置いた】
【右手は未だ引き金に指をかけた状態で、彼女はその小さな口を開く】


……!!おじさんの、言うとおり、なの……ソニアはね、人を撃つこと、当然だって思ってたの
でもね、ソニアは……誰かを撃つ事で、護れるモノもあるって、信じてるの

狙撃手≠ヘね、光に当たっちゃいけないの、影になって、尽くさなきゃ、いけないの
セリーナが正義≠掲げて、戦うのなら、ソニアは……どんな手を使っても、それを応援するの

……それを赦してくれるって、セリーナは、赦してくれるって……信じてる、から、知ってる……から!!

Не делайте вид чтобы знать все――――――!!
(知ったような口を聞かないで――――――!!)


【放つ銃弾、歪みが虚空を突き破り、貴方の右足を貫かんと吼えるだろう】
【狙いはまさに正確無比、銃口から直線を引いたかのように僅かな乱れもなく放たれる】
【最短距離を突き進む銃弾は、きっとその速度以上に疾く感じられるだろうか】

【けれども、貴方の言葉、セリーナを知ってるその様相に、彼女自身に迷いが生まれる】
【卓越した技術を持ちながらも、精神は幼い少女のままの彼女、揺らめく心は翼の硝子細工みたい】
【翼に映るプラチナブロンドの下の横顔が、今にも泣き出しそうに、見えて】

【銃弾を放つまでにタイムラグがあった、最善手を取れば回避も可能であろう】
【空中で放つ銃弾はその衝撃を直に受ける、放ち終えた彼女はくるりと後ろに一回翻る形で反動を軽減する】
【けれども空中で再び体勢を整えるまで、明確な隙が生まれるだろう】

【左手に掴んだ次の銃弾、装填する一瞬の確実な隙=z


/お気になさらず!イベントですので満足行くまで時間をかけてくださいな!
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2013/11/15(金) 22:47:32.57 ID:fuevzT1vo
>>764
【フロアの入り口。黒洞々たる闇の中に目を凝らした、その刹那】
【水面に移る月明かりを反射して、何者かによって投擲された匕首が、宙に光の糸を引いて少女へと飛来した】

(……水場。かなりの経年が認められる。こういった遺跡にありがちな魔術的保護の賜物か、苔や藻が繁殖している様子はない)
(決して好ましい足場とは言えないが──しかし、これならば戦えないという程ではない)

【数は三。頸部と顔面を狙ったものが一つずつ。僅かに遅れて下腹部を狙うものが一つ】
【恐らくは後者が本命だろう。先の二投に注意を引き付け、相手にガードを上げさせた所で】
【時間差で飛来する三投目をもって、仕留める心算だ。明確な殺意を感じさせる手管だった】

さて。かの蛇王≠フ縁故とあらば、当然この程度で満足する道理もないだろうが。

────敢えて問おう、そこの。愉しめそうか?=@私とは、さ。

【この投擲の成否に関わらず、『彼女』は暫くすれば、ふらりと戦場に歩み出る】
【紬を着流した上から、身体のシルエットを隠す黒い外套を羽織った、長身、白皙の女。紛れもない、少女の敵だ】
【それにしてもこの女、そこらに散歩にでも来たかのような歩調といい、躊躇なく急所を狙う容赦の無さといい】
【それに何より、双眸の内に灯した、剣呑な蒼い光といい。どれを取っても、いわゆる正義の味方には程遠い】

【『貫く事を恐れるな』──この遺跡を浮上させた六罪王の言葉だが、彼女は何を貫くためにこの場に赴いたのだろうか】
【答えはない。問いを寄越したきり一言も語らず、女は左逆手に肉厚の小太刀を引き抜いて、ただ嫣然と微笑むのみ】
【蒼く輝く瞳のみが、雄弁に『それ』を物語っていた】

//失礼、遅れましたが朔夜です。ギア君の方、ベアトリックスさんの方、本日はよろしくお願いいたします
//それと、ギア君の方に折り入ってお願いがあるのですが……この一巡が終わったら、レスの順番を代わっていただけないでしょうか
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/15(金) 22:48:26.32 ID:cZsaJgx/o
>>774

―――はて。一体何処からそんな自信が湧いてくるのか甚だ疑問だが、女。
その源が遠距離と近距離という武器の差か、正義と悪という
実に分かりやすく愚かな概念から来る優越感だとすれば、それは圧倒的な誤りだ――ッ

【キンッ=\―短く高い金属音がなると、フレデリックの背後二箇所で埃が舞った】
【弾丸が両断されたのだ。僅かな動きで、自らに飛来した鉛球を、男は切ったのだった】
【無論、体勢は崩れない。慢心や焦りなどは何処にも見えないのが恐ろしかった】

さあて、私の番か?……貴様には、どのような刑が似あいだろうな
串刺しか、凌遅か、それとも―――あぁこれがいい、電気≠ェ――。

【そして次――そう言わんばかりに、またジリリと歩みを進めるそのうちに】
【豪槍の穂先、其処に明かりが灯り、直後にバチッ!と小さな雷が地を打った】
【雷撃だ。この男が持つ剛長槍、どうも雷の属性を兼ね備えているらしく】

【ヒュ、ッ!≠ニ音がした。フレデリックが槍を短く前に突き出す音である】
【まだ届く距離ではない、が――少女に向かって、一筋の雷が放たれた】

【それは物体を貫く力を持ち、触れれば当然、感電する。息がつまり、足が動かなくなるだろう】
【とは言え当たればの話。雷といっても、音速で駆け抜けるようなものではなく】
【しっかり目で捉えれば避けられるし、金属が近くにあればそちらに引き寄せられる――そういう一撃だった】

>>777

―――ン?君ダイジョウブ?僕ダイジョウブ、俺もダイジョウブ!……ダイジョウブ?
マアいいや。フィーリングは大事だよネ!グルもそう思うヨ、ダグラスもきっとそう思うヨ!
来られないなら仕方なイ!手に入らないなら消しちまおウ!トワに俺のモノにしちまおウ!

オヤオヤ銃かい?不都合でシミッタレでクソクラエで味も何もない拳銃カイ?
仕方ないナ、仕方ないネ!遠距離で不利なグルカワイソ―――オ゛、ヲ゛、ヲ゛、ッ゛――ッ!!!

【取り出したチェーンソーでお手玉すれば、これまた上手いこと手も切らず】
【火花は宛ら演出の1つのようで、錆びついた鎖は彼の道化ヅラを照らしだす】

【――ところが、そのフザケタ表情はそのままに、弾丸が振りまかれると動きもなく】
【一発がマントに打ち込まれるや、5発とも食らって、もう一方の5発も避けられず】
【醜い蛙が踏み潰されるような声をあげて、さも当然の様にグルクススは倒れ伏したのだった】


――――――アッハハハハハハハ!!そんなんで死ぬワケ有る?無ァーーーーいッ!
なんたって僕は俺はグルクスス!栄えあるシャリエール兄弟の弟だからネ!死なない、ネェ!

【が、叫びながら宙に飛び上がったグルクスス。両手のチェーンソーは、獲物を求めて更に唸り】
【人ならざる跳躍から繰り出されるのは、上方よりの人体五等分を目指した叩きおろし】
【避けねば、先ず死ぬ。さらに言えば、避けたところで、質量に押しつぶされた床の破片がヒライを襲うことになるだろう】

【ところがその後もまた道化。着地と同時に、床の滑りで足を取られて『ぎゃフん!』とすっ転び】
【相手にうつ伏せの姿を晒すという、実に締りのない――だからこそ狂気を覚える、そんな始末】

【また近づけばわかるが、どうもマントは布ではない。重さからしてゴム≠ナあろうか】
【全身を覆い隠すゴムの膜――弾丸が通らなかったのは、恐らくこのせいに違いない】
【周囲には床の破片に紛れて潰れた鉛球が転がっていた。攻めるなら――他所、か】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/15(金) 22:54:17.35 ID:ubJM337ho
>>772 >>773

まぁ、わかりきった答えだが…………素直に残念だぜ、エインセル。
俺は――――ッ!!

【白の少女の返答に、アサドは一度その背を睨むと、思うところあり気に眉根を潜めて】
【その心に少しでも届けばと、また言葉を紡ごうとするのだが。戦場は、そんな暢気な行動を許さない】
【動き出す黒衣の女性を視界に認めれば、即座にそちらへ意識を向ける。それと全く同時に、銃砲のサイドグリップを引き抜いて】
【何千回と繰り返された動きを、左腕が再現する。腰のポーチから新たなグリップを取り出して、即座に換装――――その動作を、前を見たまま行えば】
【向けられた兵士の銃口の角度を経験則から読み取り、自分を狙ったものではないと察知】
【ならば、と。そう考えるアサドの思考よりも速く、黄緑色の光を漲らせる女性、ダウが迫り来る――――】

ぐ…………おっ!?

【エインセルの力なのだろうか。攻撃自体は読めても、その速度は予測の範疇を越えていた】
【真後ろに後退する回避動作、それは寸刻遅れ、長い銃身が蹴撃に巻き込まれて地面に叩きつけられる】
【小脇に抱えた銃把が相対的に跳ね上がり、脇へ走った強い衝撃がその顔を苦痛で彩った】
【だが…………それだけの衝撃を受けたにも関わらず、銃身には一切曲がった様子がない。相当頑丈な素材で出来ているようだ】

クソッタレ――――邪魔だッ!!

【その後、アサドは更に一歩引くと――――同時に左手でサイドグリップを引き、がしゃりという重たい音が響き渡る】
【それは明らかに、攻撃の前兆。だがこの至近距離では、どう考えても目の前のダウは狙えない】
【銀の眼光は、その更に後ろを射抜いている。ダウが無理なら、真のターゲットは後ろにいる兵士たちでしかあり得ない――――!】
【寸時、引き金が引かれる。爆音と同時に弾丸が射出され、側面部にあるモニターに《I-embrace》という文字が浮かぶだろうか】

【発射された弾丸は、直接的な威力はないものの、付随する特殊効果と弾速に優れる】
【狙いは、六体の兵士達のうち一体の銃身=B着弾した場合、その特殊効果――――氷結≠ェ発動し、銃身を氷に閉ざして発射不能にしてしまうだろう】
【しかもその氷結=A範囲が中々に広い。兵士たちの距離が近い場合、狙った兵士の隣にいる兵士にまで効果が及ぶかもしれない】


>>770

(しかし、10分か…………あいつらの合流には、あんま期待しない方が良さそうだな)

【腰に仕舞ってある通じない無線と部下たちの事を思い返し、アサドは考えを巡らせる】
【動かない――いや、そう見えるだけで、本当は既に動いている≠フかもしれないが――エインセルを置いても、敵の数は十一】
【部下の支援が無くては、流石に危険な人数だ。この窮地をどう切り抜けたものかと、銃把を握る手に知らず力を込めた、その時】

――――ヒュウ、ナイスタイミングだぜ姉ちゃん!
しかも、セリーナ・ザ・"キッド"――――あのUTのリーダーと来たか、こいつぁ頼もしいな!
俺はSCARLETのアサド・アル=アーデルだ、アサドでいいぜ!

さて…………悪ぃが俺もあの嬢ちゃんとは一度飯食っただけでな、能力の詳細までは何とも言えん!
ただ見ての通り体が弱くて、直接的な戦闘能力はそれほど無さそうだ…………今も何かにご執心で、動く様子がねぇ。
むしろ、今厄介なのは――――このダウって姉ちゃんと後ろの兵士達だろうな。
どうやらお互いガンナーみてぇだし、何するにせよ数を減らさないことにゃ押し負けるぜ…………!

【大してうまくもない口笛で、アサドは新たに現れた正義=\―――セリーナを歓迎すると】
【目の前のダウとの戦闘で手一杯なのだろう、少し矢継ぎ早にそんな事を言うだろうか】
【前衛のいないこの場にガンナーが二人。相手は前衛を含めて十一人…………不利といって相違ないだろう】
【どうにか前衛を潰すのも重要だが、それ以前に数を減らしていかなければ、人海戦術で押し負けるかもしれない】
【ダウとの戦いの片手間に、残る兵士たちを相手取るのは厳しい…………そちらはセリーナに任せるしかないだろうか】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/15(金) 22:55:38.35 ID:Yzz+gKmIo
>>764
【水没都市アヴェロニア 遺跡浅層大広間荒波の間≠フ少し上に存在する空間。三人の男たちが、対峙していた】
【片方は、一つの身体に二つの頭と四本の腕を持った、異形の男たちだった】
【片方は、四肢の関節が球体に盛り上がった青年だった】

【互いに睨みあいながら、じりじりと距離を詰めていく。やがて、二つ頭の男たちが先に動いた】
【二本の足で地面を蹴り、四本の腕で青年に掴みかかろうとし、それをかわそうとした青年が転倒した。その先には、小さな穴があった】

うわっ――――!!!

『チイィッ!!! 逃した!!』
「……やむを得ん。奴の方は捨て置くとしよう」

【穴の先に何があるかわからない以上、深追いは危険、と判断したのだろう】
【異形の双子ナンバーズはその場を立ち去り、遺跡の探索と敵対者の排除へと戻っていった】


【荒波の間≠フ壁に空いていた小さな穴から、何かが落ちてきた。派手に水音を響かせて、地面に叩き付けられる】
【痛みに顔をしかめながら身を起こしたのは、一体の人形だった。少し長めの茶髪に細面、白いシャツの上に青いジャケット、深緑のカーゴパンツに白いスニーカー】
【見た目は人間とほぼ変わらないが、その肌の質感、無機質な青い瞳は、人のそれとは違う。何より、衣服の下からでも見て取れる、四肢の球体関節】

【『UNITED TRIGGER』所属、生き人形ギア・ボックスは、何とも無様な形でこの場に――新たな脅威の前に立った】


い、いてて……ここは――――!!!
……また機関員、か!?

【頭を振り、どうにか立ち上がりながら視線を上げれば、人形の瞳に、その奥の人の魂に映る、少女の姿】
【戦場かつ六罪王の超常の力の支配下たるこの場で、余裕すら感じる佇まい。大理石に腰かける彼女に、警戒心をあらわにする】

【棒付き飴を噛み砕くその姿、そこから感じる存在感。浮かび上がる不敵な笑み】
【生き人形はそれを敵だと判断し、戦闘態勢をとる】


【ギアが右手を、胸に突っ込んだ。まるで胸にめり込んでいるかのように、右手が体に入り込んだのだ。ギアの有する、身体をゲートに物体を出し入れする能力】
【すぐに引き出される。その手には、ちゃちな拳銃型のおもちゃが握られていた】
【銃口についているのは、ボクシンググローブ。この場では、冗談にすら思われるかもしれない】

【しかし、それをモノトーンの少女へと向ける生き人形の瞳は真剣そのものだ】


"愉しむ"、か……ジェスターと似たようなタイプかな……
『UNITED TRIGGER』所属、ギア・ボックス。遊び過ぎて、足元を掬われないように気をつけろ――!!

【その言葉が終わるか終らないか、くらいのタイミングで拳銃の引き金が引かれた。先端のボクシンググローブが飛び出す】
【『パンチング・ガン』。ギア・ボックスが自作したおもちゃ型武器の一つ。ワイヤーで繋がれたグローブが、一直線に飛んでいく】
【見た目はおもちゃだが、命中すれば成人男性の殴打に匹敵する衝撃を受けるだろう。しかし、速度はさほどでもない。距離を考えれば、対処は十分に可能だろう】


>>780
(!!? 匕首……あいつを狙った、ってことはひとまずは敵ではない、のかな)
(なんだか、怖そうな人だけど……)

【次いで現れる少女に、視線が向く。その纏う気配の鋭さ、思わず身を竦ませる】
【しかし、その行動からして、少なくともこの場では敵対者ではなさそうだ】

【かける言葉はなく、ギアは能力を発動。空いていた左手を先ほどと同じようにわき腹から身体の中に突っ込み、中から引き出したものを彼女にかざした】
【"W-Phone"。正義組織の一員である証。それで、敵対者でないことを示そうとしたのだ】

【すぐに、再びそれをわき腹の中へとしまい込み、無機質な瞳を眼前の彼女へ。彼女と違い余裕などなく、しかし確かな戦意を秘めていた】


/ベアトリックスさんの方、朔夜さんの方、改めてよろしくお願い致します!!
/レス順、了解いたしました!!
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/15(金) 23:02:46.12 ID:fLEsvV2Uo
>>766>>769


[――――――――――――……!]

うふふ、無論本当にやって来ちゃったし……片方は魔術師?
やっぱ戦いに魔術師を借り出してくる連中はいっぱいいるみたいだし


【傍らの坊主頭の男が目を覚ます中、少女が目をキラキラさせながら二人の『敵』を見据える】
【その姿だけ見ると本当にあどけないただの女子供にしか見えないが、頭の44番が飾りでないのならば油断は禁物だ】

【目の前に魔術師が最初に放ってくるファイヤーボールと三枚のトランプを動じることなく見据える坊主頭の男】
【その前に立ちはだかるのは傷顔の男だ、獰猛な笑みを浮かべたその男の顔に―――奇妙な文様が現れ始めている】
【ぞぞぞ、と異様な音を発しながらその男の顔が、腕が、足が、体全体が文字通り変質していく―――】

【現れたのは極めて発達した筋肉と全身に黒い羽毛を纏わせた鳥を模した"怪人"へと変貌した男だ】
【模しているのはカラスか、その手には高質化した羽毛を纏わせた団扇を手にしている】
【そして、少女たちをかばうため前に出た怪人―――クロウクレムリン目がけ最初に飛び交う三枚のカードが―――突然音もなく切り裂かれる!】


「ハハハハハァ!どーこ狙ってんだァ!?火の玉の兄ちゃんよぉ!テメェの獲物は―――そっちにいるぜェ!」


【ダンッ!という音と共に魔術師とディハートと名乗った男の後ろに現れたのは―――先ほどの坊主頭の男だ】
【あの場から跳躍して来たのか―――その男の体も変質していく、模するのはイタチ、小柄な体躯に獣の体毛を纏った"怪人"】
【ウィーズルクレムリンが見据えるのは魔術師の男、殺意を持ってその男を見据えている】


「そしてトランプの兄ちゃん!テメェの相手は俺だぜェ!―――遺跡の外まで撥ね飛ばしてやらァ!」

クロウ!ウィーズル!そいつら逃がさないで!―――ブレンちゃんの『月天弓』をくらえ!!


【ポーチから少女が取り出した"卵"に魔力を充填、その中から孵化してくる矢を二人の間めがけ発射する】
【敵の間に達した時、突然眩い光が噴き出す!―――最初に行うのは目くらましか】
【そして両者、ディムートにはクロウの団扇の刃で、魔術師にはウィーズルの苦無で喉元めがけ、一気に接近し切り裂いてくる!】

/遅れて失礼!
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/15(金) 23:05:45.25 ID:fLEsvV2Uo
>>784
/しまった、レグルスの火の玉を防御する描写が抜けました!
/坊主頭の男が着地する音の描写の前に
/【カードが切り裂かれるのにワンテンポ遅れ、団扇から放たれる猛烈な疾風を持ってその炎がかき消える】を追加で!
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/15(金) 23:13:46.98 ID:WwQKpnM6o
>>781

―――なっ?!
こんな事が…起こっていいはず

【自分は少々慢心が過ぎていたのかもしれない】
【相手は体制を崩すか、それとも運良く被弾してくれるか】
【槍の僅かな動きは銃弾ならず、少女のそんな甘い考えをも切り捨てた】


……―――

【今から更に発砲を重ねても、結果は目に見えている】
【それに相手の能力が良く分からない今、無闇な発砲は命取りになるかもしれない】
【だけど何か行動を起こし続けていないと絶対に相手のペースに持ち込まれてしまう】
【更にそれに重ねて自分の能力範囲もまだ相手に及んでくれていない。精々半径4m代の範囲にしか及んでいないのだ】

【そんな悪条件に加え、相手の雷撃が自分に目標を定めてじわじわと迫ってくる】
【これがもし音速だったりしたら自分は哀れ感電してしまう】
【相手の攻撃を一撃でも食らえば自分は一気に劣勢になってしまう為に、雷撃の速度が遅いのはせめてもの救いだった】


…こういう時は。こうするのが鉄則です…

【少女は懐からメスを取り出して雷撃目掛けて投擲した】
【無論、雷撃を金属製のメスに引き寄せる為の行動である】

『パンッ』『パンッ』


【そしてメスを投げ終わった後は、無駄な抵抗と知りつつも二発の八方を繰り出した】
【何も考えずに繰り出した苦し紛れの二撃。当たることなんて毛ほども期待していない】

【あくまで時間稼ぎの為に行っている悪あがき、そして自分が有利になるための布石でもあった】







787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/15(金) 23:15:31.37 ID:z1SUim0q0
>>778


わざわざ、ここ来た理由……せやなあ、"自分が信じとることを、しにきたから"、やろな。
まあ、このあと、金が入るんやけど……、そういうのは、二の次、三の次や。
意外と、いっぱい、貰えるんやで。合計で、1000万、やったかな、ファイトマネー、1000万。

……金、儲けるためなら、楽な仕事やで、お前、倒すだけで、ええんやから。


【彼が槍を"突き"の体勢で持ち替えたのなら、彼の戦法を想像する事は安易だった。】
【其の際の指の動き方といった細かな物から、此方へ疾走の歳に於ける身体の重心の推移まで。】
【少年は微塵も見逃さぬようジックリと彼を観察し、そして"紙一重"で其の槍をヒラリ、と躱した。】

【当然、槍の先端から放出される熱を受ける事になる。直前赤く光る其の姿を認めていた故、致命傷になる事は無かったが―――?】


……っ……つい………けど、………か、かっこええ………―――!
……なんやの、それ! 俺、そういうの、振り回してみたいわー……


【―――興味を持つべき対象がまるで違った。彼の持つ槍を見たなり、"格好良い"と一言、独り言にしては大きな声で呟いた。】
【息の漏れる其の言い方から、其れがお世辞では無いという事は自明だった。とすれば純粋な、少年らしい槍に対する感想。】
【―――それ程余裕が有る、つまり熱には強い、とも取れるだろう。然し此の行動をどう理解するかは、彼次第だ。】

【勿論、少年はただぺちゃくちゃと喋っていた訳ではない。槍を突いた体勢の彼から、一つ、二つとバックステップを重ねて、】
【助走の距離を取ったかと思えば、一気に踏み込み―――サマーソルト。少年の身長よりも高く蹴りだされた其れは、】
【丁度彼の顎を捉えていたが、飽くまでコレは挨拶程度。つまり、自分の攻撃が当たる事を前提に、放たれた物では無いという事。】

【少年が彼にダメージを与える事よりも優先した物、其れは、槍を持った状態で彼は、自分の蹴りを"どう避けるか"。此れを確実に理解する事にあった。】
【だとすれば、続く攻撃はせず、地面に着地した瞬間、少年は其の侭、再び距離を取る事だろう。】


/こちらこそ反応遅れて申し訳ございません!
/母者なら仕方がないです!お気にせずどんまいですよ!
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/15(金) 23:21:12.30 ID:5S63weVRo
>>781

大丈夫なわけねーだろうよ…アンタも俺も…ぶっ飛んでるぜ。どっから見ても

【全弾撃ち尽くした、両手のリボルバー拳銃からは硝煙が上る】
【そのバレルの長さと口径から強烈な銃弾と反動が起こるのだろう】
【男の手は震えていた。振動で耳と手が麻痺してどっか遠くにおいてきたような感覚】
【だが、それだけじゃない。手の震えは…恐怖か?恐怖なら何処から来て何に向かうのか?】
【遠く距離置いたこの状況ではソレ以外は冷静そのものの彼はバレることはない…はずだ】

ああ?やれるならやってみなよ。…骨になってもハートは残るからよ。

【道化と向かい合いながら、男はまた器用にリボルバーをクルクル回してキザを装って】
【煙草を吸うことが出来ないこの状況で、冷静さを保つための癖みたいなものだろう】
【お互い動くこともなく、その場ですべての事象が行われる】

……結構マジで終わったかと思ったよ。…まあ、ここで死んじゃなんだから

【舌打ち1つ、皮肉を言いながら、親指で撃鉄を起こす】
【リボルバーのシリンダが勝手にガチンと回って。それが装弾の合図だ】
【彼の拳銃は一味違う。…弾薬も火薬も、彼の血と引き換えだ】
【文字通り、命を削った魂の弾丸。面倒な装填は無いが、その度に血を抜かれるような感覚が彼を襲った】

……ッッ!!チッ…!ふざけんなよッ……!

【跳躍を見て、男は駆け出す。横に慌てて飛び込むように。大理石の床でキュキュっと靴底が鳴る】
【滑る床で男はバランスを崩しながら何歩か走り切ると、男は倒れるように足元を滑らせて】
【奇しくも同じようにすっ転んで身を転がしながら、敵が居る方に何とか向き、その倒れた勢いを持って立ち上がると】

ああっ……!クソッ…!

【飛来する破片に銃口を向けて、引き金を引いた。必要に撃ち砕く】
【ガチンと撃鉄が置きないと撃ち尽くしたサイン。男が撃鉄を起こすが、消費が激しい】
【このままだと真っ二つにされる前に貧血で倒れそうだ。バッグのあれを使いたくはない…】

……っくそ……あっぶね……!

【破片の破片を浴びながら男は切らせた息を整える。黒いスーツに白い粉が振りかかる】
【やるなら頭か?どうやら胴は利かないらしい…機械仕掛けかマジックか?】
【もしくは上か…ちょうどいいかお仲間に挨拶しにいくのも…これじゃあ体力差からジリ貧だ】
【男は拳銃の銃口を上に向けながら、目で道化師と昇降機の位置を確認する】

何でもいい…!ジャスドゥイット!

【余計なことは考えるな。男はまた駆け出した。昇降機に向かって】
【ピエロが迫ってくるなら男はその両手の拳銃を撃って、牽制することだろう】

幕間の休憩タイムだ……!しばらく寝てろよ

【どうせそうは言っても聞かないとは分かっているが、何か言いたくなるのは悪い癖だ】
【そして、たどり着いたなら上に向かってボタンなりレバーなりを動かすことだろう】


789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 23:23:41.02 ID:uipEmXmB0
>>780

にゃっはは―――どうやらお客人がきたみたいだねっと………!
いきなり攻撃なんて随分と乱暴な人なんだにゃあ………でもこれじゃあ全然…ッ!?

【少女はまず投擲された頸部への匕首を身体を回転させながら起き上り回避しそのまま立ち上がり―――。】
【続けざまに接近するもう一つ―――頭部への匕首を首を横に捻ることによって回避し、そのままにたりと笑いながらそう言うが】
【直後に時間差を用いて接近する三つ目―――少女はそれを下腹部に直撃―――ッ!?】

………にゃはは、これは中々の大物が来たのかな?今の挨拶=c……相当慣れた感じだったね。
そうだにゃー………今のところはまぁ、及第点って所かな?

歓迎するよ―――鬼≠ウん。

【………してはいなかった、少女は紙一重の所で右手の人差し指と中指で挟むようにして三つ目を止めていた=z
【だが油断して反応が遅れたのか、わずかに切っ先は下腹部に刺さっており、タラリと一滴だけ血が滴り落ちる―――。】

【先ほどまでは無邪気に笑っていた少女だが、敵≠フ力の程を感じたのか―――より歪な笑み≠浮かべて相手を歓迎する。】

>>783

【パンッ!という音と共に発射されたパンチング・ガンを少女の左手の平が受け止める―――掌にはじわりと痣が浮かぶ】
【だがそれだけだ―――本来ならば吹き飛ばされていそうな華奢な腕とは思えないほどの威圧感を掌から放ち、深淵を孕んだ瞳を向ける】
【口元には三日月のような暗い笑み、これだけで少女の狂気を感じるようだ。】

痛いにゃあ………全く女の子が話している時は横槍をいれないでよ、そんなマナーも分からない?
でも―――へぇUT≠ゥぁ………こっちも愉しめそうだね。

それにその身体=\――にゃははは………。

【ギアボックスの方をじっとりとした嫌な視線で見つめながらそのような事を低いトーンで返答する―――。】
【先ほどの攻撃を受け止めたといい、この身の毛もよだつような雰囲気と言い………当然だがただの少女ではないようだ。】

>>ALL

【少女はそのまま二人を視線に収めたままゆっくりと床へと飛び降りる―――ぴちゃん、と一度波紋が広がる………。】
【ゴォッッッッ!その瞬間、少女から凄まじいまでの死気≠ニ言うような厭な気配が放たれ、水面を、空気を一度揺らす。】
【まるで少女の背後に巨大な髑髏が見えるような幻覚さえ覚える恐ろしい気配………それを放ちながら少女は笑う。】

さて………と。
僕はGIFT<<塔oーの一人、≪白の女帝<wル・ベアトリックス≫………よろしくね♪

それじゃあ始めようか………死の行進/デスパレードをね―――、まずは小手調べだ…おいで≪死の軍勢/ヘルタロイ=

【少女が名乗るのと同時に少女の前方に白い瘴気のようなものが出現し、そこから何かが現れる………それは】
【骸骨だ、白いコートを軍服のように着込んだ骸骨が二体、出現しそれぞれ二人の前方へと進んでいき、そして―――。】
【コートの中から拳銃を取り出し、それを二人に向けて発砲した―――ッ!狙いはそれぞれの腹部だ。】
【射撃の精度は並であり―――回避は可能だろう、骸骨を召喚したベアトリックスはニタニタと笑いながら手元の端末を起動する。】

//お願いします!
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/15(金) 23:23:58.29 ID:CXVWZyZM0
>>775

……つくづく、私はこういう人と縁があるのね。……それで何を想うこともない――――

【戦闘狂――――志がある訳でなく、この世にひとの変化を想うこともない。唯一つの欲求を満たすため、ひたすらに爭いを求める無垢の暴虐、】
【……だが、だからこそ時として最も破壊的な魔物と化すのだ。疾走/接敵/捉えた/斬撃―――――不発、】
【軽妙にして高速の体術、少女の刃を逃れた其れは本能とすら呼べる戦闘者の本質なのだろう。数多の闘争を経しもののみの有し得る、ヒトの砥ぎ上げし見切りの業――――。】

【認識すると同時に警戒と戦意が、鋼の芯の様に前進の意志を紡いだ。……薄く、自嘲する様に口元に微笑が浮かぶ。】

そうね―――――――この夜の意味を続けましょう?
誰が阻むとしてもこの先にゆく――――――――死んだり死なせたりには興が乗らない、単に其れだけの話でしかない……。

……もう、語る意味もないでしょうけれど。
強いれるのならば強いればいい―――――貫くべき“答え”が、今の私には存在してる。

【けれど一瞬黄金の焔が伝った様に、白銀の刃は表層に煌めきを湛えた。ひとつの兆候/ひとつの確信、】

【この男もまた彼女らの脅威―――――ならば退く理由も意味も、出逢わぬ可能性を想う所以すらも存在しない。】
【ならば戦い抜く他にないのだろう――――――それこそが、己が意志だと刻み直して】

【覚悟は高みに到らせて。鞘無くみな断つ白き剣が、真に本質たる“力”(かたち)を顕わしていた】

【切断概念の刃―――――至鋭なる無謬、櫻の歳月の鍛えし耀きの薄刃。突破力の極致たる一振りの太刀だが、男の得物に依っては防護も可能であって】
【その技巧さえも越えて届かせんと、冷徹の刃は血も凍る鋭さで唸りをあげる。再びの疾走――――退避してゆく男に猶予を与えずに追い縋らんと試み―――間合いに捉えられたなら】

【刃を床面と平行に倒して男の両脚の間―――左脚側に衝き込み、そのまま引き戻す様にして自分の体ごと太刀を廻す。時計廻りに擦る右足が、斬撃に十全の圧を加えて】

【膝から横薙ぎに食い込む様に、それは男の左脚を狙うだろうか。機動力を奪うこと、あらゆる体術の起点となるその支えを失わせること―――目的はその様な所なのだろう、二段構えの急襲だった】
【完全に入れば断たれずとも、左脚はほぼ完全に封じられる。だが刺突のタイミングから剣技の完成に到るまで、男による介入の猶予はあり――――】
【今一度退避するのならばその間だろう。単純に逃れることは至難でも、例えば得物――― 一瞬でも斬撃に耐える必要はあるが―――で太刀を滞らせ、そして逃れることならば或いは可能であって】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/15(金) 23:31:20.42 ID:CXVWZyZM0
/っと、補足を…orz

>>790
【 …―――目的はその様な所なのだろう、二段構えの急襲だった】

【 …―――目的はその様な所なのだろう、刺突と斬撃、二段構えの急襲だった】

…です。
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/15(金) 23:32:36.58 ID:EzAGjUtTo
>>769>>784

そっちの―――ああ、何だ、魔法使いっぽい感じのあんた!
こっちのが頭数が少ないからよ、ここは一つ、仲良く力合わせて―――とはさせてくれねえみたいだな、流石に

【その場にいたもう一人、恐らく自分と同じ側についているのであろう彼へ、言葉を掛けるものの】
【敵はそれぞれに一人ずつ、尚も後方に一人を置いて対応してくる様子で】
【そうなれば、少なくとも今は、自分に向かってくる相手に集中する他ない】

ったく……元気のいいやつだな、この鳥公が!
……って、矢?どこ狙って―――――!

【少女が放った矢は、当たる軌道ではないと判断して】
【一応用心はしつつも、襲い来る怪人に対応しようとした、その瞬間――――】
【不意に生じた、眩い閃光。急ぎ目を閉じるものの、間には合わない】
【咄嗟の判断で、身を後ろへ飛ばすも―――喉に浅く傷を刻まれる】

くそッ!間に合わなかったか!
―――で、あんた!じわじわ攻めるか一気にいくか、どうする?

――――――勿論、俺は後者だ!

【飛び退った際、トランプの多くは男と共に後ろへ移動したのだが……】
【その一部、左右に4枚ずつの計8枚。どれもがやはり、赤のカード】

さあ、刻むぜカラス野郎ッ!

【男のいた場所に残ったカードと、喉元を狙って突っ込んで来た相手】
【目で見ずとも、だいたいの位置はわかるもので―――】

【怪人の左右両側から刃が襲い掛かるッ!】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/15(金) 23:37:00.19 ID:cZsaJgx/o
>>788

【ヒライが攻撃を避け、破片を多少食らったにしても、昇降機へ向かったのは正解だ】
【グルクススはすっ転んだダメージか、それともふざけているのか分からないが】
【銃撃の牽制も会ってか直ぐに追いかけてくるようなことはなく】

【昇降機はヒライがその上に立てば、自動的に音もなく浮かび上がり――】

>>786>>788

もう手が尽きたか?女……貴様をSCARLETの基準とするなら残念だ
能力を見せず……見せられないのかも知れんが――既に駒は進みつつ有る
いつチェックメイトを指されるかという状態、恥をひとつでも感じないのか?

……ふッ、機転だけは効くようだ。良い対処をするじゃあないか
だがあまりにも攻撃が一辺倒、単調単純……無駄というのが分からんか、あァ――!?

【雷撃はメスに吸い寄せられるように道を変え、僅かに金属製の手術具を溶かし、消え】
【その横を抜けるようにして接近を図っていくフレデリック――何か、表情が固まったが――?】

むっ……!グルクススのやつ、しくじったか……?
昇降機への道を抜かれるとは、相変わらず奴も手ぬるい
大方遊んでいたら洒落にならない事になっただとか、そういうことだろうが……

……我が弟ながらに手間をかけるやつ。最も、二対一で困ることもない―――。

【続いて飛来する二発の弾丸の内、片方は当然のように槍の先で切り落とし】
【もう一発はそもそも狙いが甘かったためか、避けるまでもなく彼からは其れて観客席に飛んで行く】
【ところがそれも見えない壁で止められて――奥の席、仮面の内で六罪王がにやりと笑い】

【そしてある程度の距離まで来たのなら、背後にヒライが到着したのを感じつつ
【フレデリック・シャリエールは一歩大きく踏み出して地面を掴み、豪槍を少女に向かって繰り出した】

【狙うは相手の手元、目障りな拳銃を弾き、可能であれば物を持てないように傷付けること】
【精度も速さも完璧だった。恐ろしく冷静で、そして雷撃を秘めた刃が迫っていく――の、だが】
【僅かに、その動きはズレのようなものがあった。見抜けたならば、其れは隙となるだろう】
【隙といえばヒライからはフレデリックの背中が見えるハズ。それもまた狙い目ではあるが――】

【――どうしてまた、動きが鈍ったのか?考えられる要素は、1つしか無い】
【先ほど顔をしかめた時≠ニいうのがヒントだ、が―――気付けるか。そして、目の前の脅威に対処できるか――!】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 23:42:16.67 ID:eLpvh+wA0
>>779

【次なる弾丸、狙いは右足 だが避けようとも防御しようともせず】
【そのまま足を貫く弾、鎧に空いた穴からは赤い血が溢れていく】
【だが決して膝をつくことはなかった、尚も二本の足で立っている】

……私は、お前を殺したくはない、出来るならば再起不能までで止めたい
その腕の筋を切れば、あるいはその手を切断できたなら銃は握れなくなる、影で生きるのは闇に生まれた者だけで良い
……お前まで光を拒む事はない……

【大きく地面を踏み、足に炎を纏ったと思えば一気に彼女へと迫る】
【狙うのはやはりその手、だがその刃は何故か先程よりも遅い、宙で彼を蹴りつけて距離を離すことも、至近距離でその銃を撃つことも出来る】
【面を被っている為に近くでも顔は分からないが、撃つなら撃てと彼女を威圧している様にも見えて】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/15(金) 23:43:16.43 ID:FvdYnNayo
>>772-773

【目の前に君臨する少女を始めてみたその時、感じた第一の印象は、"白"だった。目に刺さるような強烈な、純白。】
【巨悪であるのは確かなのだろう、しかしそうとは思えない程に、小柄な少女は歳相応のある種可憐さすら持合せており】
【視界に飛び込む白色のカリスマは、悪であるのに正反対の彩りを見せる、さながら雪の世界に迷い込んだかのような感覚だった】
【セリーナの瞳に宿る炎が、静かに揺らぐ。綺麗な少女だ、しかし可憐さはあれど優しさや慈しみの感じられる雰囲気は感じられない】
【一面に広がった冷たい氷の世界を思わせる、尖り過ぎた彼女の"白"は、"黒"よりよほど、世界を埋め尽くすのに圧倒的であった―――。】


勇名、とまで言ってもらえるとはね。敵さんだけれど感謝はしておくよ。ありがとう、"エインセル"。
長い名前だし、"アンバー"ちゃんって呼び名はどうかな? アタシのことはキッドでもセリーナでもおねーちゃんでも何とでも呼んでくれたまえ!

さて、冗談はその辺にしておこうか。お茶会も嫌いじゃないけど、アタシはどっちかっていうとアルコール派なんだ、アンバー。
今夜もアンタを仕留めて美味しく乾杯、って行きたい所なんだけど―――どうやら、そう簡単にはいかせてくれなさそうだねッ!!

【流石に六罪王を名乗るだけの事はある、というのを改めてセリーナは認識した。"魔弾"が目の前でいとも容易く掻き消される、その光景。】
【チャチな魔術や小手先の技術とは思えない、何らかの"能力"―――電子回路によく似たその術式が奔る度、遺跡内に変化が訪れるのだ。】
【果たして其れが何で在るのか、魔術に疎いセリーナには計り知れぬ。しかし、大本を辿れば少女に行き着くことだけは、なんとか把握していて。】

(―――厄介、ってのはあの防御を固めた姿勢そのものだね。それに加えて部下が10人、もう一人強そうなのが一匹。)
(二人で相手取るにはちょいとばっかりキツイ人数比だ、長引けば長引く程こっちの手数は減って、不利になっていく……ならッ!!)


>>782

【恐ろしいまでに連携の取れた、各々の兵士達の動き。後方に配置された射撃隊、前方の近接担当、そして猛将―――ダラ。】
【牽制射撃とダラの肉薄がアサドを追い詰めるのを視界の隅で確認し、援護に回ろうとするも、直後に起動した前衛達は、一斉に躍り出て】
【駆け寄ろうとしたセリーナの足が止まる、四人一斉に接近戦を挑まれては此方が不利だ、アサドのカバーに回る前に、彼女が狩られてしまう。】

(クッ―――! なるほどね、数で圧されてる分こっちは動きが制限される、カバーをするなら遠距離から精確に、ってコトか……!)
(彼を援護したいのは山々だけど、こっちはこっちで数を減らさないと……ッ、けど―――……!)

オーライ、それじゃアサド君ッ! 此処は一つ強力と行こうかッ!! とはいえ、相手に対して分かってる情報は少ない上に
人数比で言えば圧倒的に不利なわけで―――申し訳ないけどカバーはキツイッ! そっちの黒いお嬢さん、任せたよッ!!

                       だから―――アタシはこっちを、任されたッ!!

【アサドに対してかけた言葉。それは、直接彼に対してのカバーをするのは何分難しい、という意味の言葉。しかし続く彼女の"行動"は】
【肉薄する>>773の四人の兵士に対し、なんと後方へ逃げることすらなく、正面からの仁王立ち。ザッ、と脚を引き、両手を腰元に装備した】

    【年代モノのガン・ベルトへと音も無く、忍ばせて―――……そこからの彼女の行動は、全てが音速を"超越"する―――!!】

/つづきます!
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/15(金) 23:43:31.18 ID:FvdYnNayo
>>772-773

【目の前に君臨する少女を始めてみたその時、感じた第一の印象は、"白"だった。目に刺さるような強烈な、純白。】
【巨悪であるのは確かなのだろう、しかしそうとは思えない程に、小柄な少女は歳相応のある種可憐さすら持合せており】
【視界に飛び込む白色のカリスマは、悪であるのに正反対の彩りを見せる、さながら雪の世界に迷い込んだかのような感覚だった】
【セリーナの瞳に宿る炎が、静かに揺らぐ。綺麗な少女だ、しかし可憐さはあれど優しさや慈しみの感じられる雰囲気は感じられない】
【一面に広がった冷たい氷の世界を思わせる、尖り過ぎた彼女の"白"は、"黒"よりよほど、世界を埋め尽くすのに圧倒的であった―――。】


勇名、とまで言ってもらえるとはね。敵さんだけれど感謝はしておくよ。ありがとう、"エインセル"。
長い名前だし、"アンバー"ちゃんって呼び名はどうかな? アタシのことはキッドでもセリーナでもおねーちゃんでも何とでも呼んでくれたまえ!

さて、冗談はその辺にしておこうか。お茶会も嫌いじゃないけど、アタシはどっちかっていうとアルコール派なんだ、アンバー。
今夜もアンタを仕留めて美味しく乾杯、って行きたい所なんだけど―――どうやら、そう簡単にはいかせてくれなさそうだねッ!!

【流石に六罪王を名乗るだけの事はある、というのを改めてセリーナは認識した。"魔弾"が目の前でいとも容易く掻き消される、その光景。】
【チャチな魔術や小手先の技術とは思えない、何らかの"能力"―――電子回路によく似たその術式が奔る度、遺跡内に変化が訪れるのだ。】
【果たして其れが何で在るのか、魔術に疎いセリーナには計り知れぬ。しかし、大本を辿れば少女に行き着くことだけは、なんとか把握していて。】

(―――厄介、ってのはあの防御を固めた姿勢そのものだね。それに加えて部下が10人、もう一人強そうなのが一匹。)
(二人で相手取るにはちょいとばっかりキツイ人数比だ、長引けば長引く程こっちの手数は減って、不利になっていく……ならッ!!)


>>782

【恐ろしいまでに連携の取れた、各々の兵士達の動き。後方に配置された射撃隊、前方の近接担当、そして猛将―――ダラ。】
【牽制射撃とダラの肉薄がアサドを追い詰めるのを視界の隅で確認し、援護に回ろうとするも、直後に起動した前衛達は、一斉に躍り出て】
【駆け寄ろうとしたセリーナの足が止まる、四人一斉に接近戦を挑まれては此方が不利だ、アサドのカバーに回る前に、彼女が狩られてしまう。】

(クッ―――! なるほどね、数で圧されてる分こっちは動きが制限される、カバーをするなら遠距離から精確に、ってコトか……!)
(彼を援護したいのは山々だけど、こっちはこっちで数を減らさないと……ッ、けど―――……!)

オーライ、それじゃアサド君ッ! 此処は一つ強力と行こうかッ!! とはいえ、相手に対して分かってる情報は少ない上に
人数比で言えば圧倒的に不利なわけで―――申し訳ないけどカバーはキツイッ! そっちの黒いお嬢さん、任せたよッ!!

                       だから―――アタシはこっちを、任されたッ!!

【アサドに対してかけた言葉。それは、直接彼に対してのカバーをするのは何分難しい、という意味の言葉。しかし続く彼女の"行動"は】
【肉薄する>>773の四人の兵士に対し、なんと後方へ逃げることすらなく、正面からの仁王立ち。ザッ、と脚を引き、両手を腰元に装備した】

    【年代モノのガン・ベルトへと音も無く、忍ばせて―――……そこからの彼女の行動は、全てが音速を"超越"する―――!!】

/つづきます!
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/15(金) 23:43:32.68 ID:Yzz+gKmIo
>>789
【『パンチング・ガン』が、ワイヤーに引かれて戻り、銃口に収まる】
【手応えはあった、しかし手に伝わる威圧感と向けられる瞳の深淵は、それを忘れさせるほどのものだった】
【狂気の孕んだ笑みを前に、震えそうになる人形の身体を叱咤する】

悪いけど、そういうことには疎いほうだからね。それに、戦場でマナーもないだろうに

僕の身体がどうかしたか……? まがい物の身体だ、見苦しいのは確かだろうけど
(なんなんだ、こいつは……この嫌な気配……)

【人形の身体越しに魂が感じるその気配、ありもしないはずの身の毛がよだつようにすら感じる】
【と、少女が飛び降り、水音と波紋が空間を満たす。直後、迫りくる死の気配。さらに、処女の名乗り】


――――!!!!!
(なんだ、これっ……!!! 同じだ……僕が、人間として死んだ時の感覚と――!!)

GIFT<<塔oー……!! 来てたのはカノッサだけじゃ、なかったのか……


【明かされる名と所属、カノッサとは違えども、逆五芒星と並び称されるほどの脅威たる組織】
【能力者至上主義を掲げる集団。ギアの表情に恐怖と戦意が混じり合う】
【意識をどうにか眼前に固定すると、人形の瞳に飛び込んでくるのは、少女・ベアトリックスの放つ尖兵】


くっ――――!!!

【先ほどの意趣返しとばかりに向けられる拳銃。咄嗟に横に飛び退くも、放たれた弾丸がわき腹を掠める。散らばる、人形の破片】
【奥のベアトリックスは、またも端末を操作し始める。どこまでも崩れない余裕】


(どうする……まずは、この骸骨から……)
――――『ノックアウトハンマー』!!

【右手が再びわき腹へ。『パンチング・ガン』がそれに伴って体内に消え、代わりに引き出されたのは蛇腹型の打撃部を持つ、いわゆるピコピコハンマーだ】
【右手に握ったそれを、骸骨に走り寄りながら振りかぶり、骸骨から見て右横から首筋に叩き付けようとする】

【この武器も見た目に反し、命中すれば木槌の打撃程度の威力を発揮する。さらに、同時に大きな音を発して相手をけん制する効果もある】
【相手が骸骨では、音の攻撃は大した意味を成さないかもしれないが。今は、とにかく骸骨を仕留めるのが先決、と心得て】
【ギアは、全力を持って『ノックアウトハンマー』を振り抜こうとする】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/15(金) 23:43:45.54 ID:FvdYnNayo



【ナンバー・1から4と呼称される兵士計四人のそれぞれの接近・そして打撃、斬撃が放たれるその、肉薄の寸前、刹那の世界において】
【まず、原初に放たれる轟音は、既に彼女が引き抜いていたもう一つの愛銃"Colt S.A.A"による牽制射撃への"迎撃"開始の合図だった。】
【左腰に装備したガン・ベルトより引き抜いたSAAは、銃身が抜き放たれると同時にトリガー、ハンマーと流れるような動作で発砲までをこなし】
【まさに超・神速の抜き撃ちと呼べる圧倒的な速度の生み出す居合いにも等しい射撃は、驚異的な正確性まで備えて此方へ向かう弾丸を一蹴】
【放ったニ発の弾丸"だけ"で自分へと飛来する弾丸をなんと―――"叩き落として"、後方射撃によるダメージを極限まで、そぎ落とす―――!!】
【更にはその隙間を縫って近寄った兵士の一人目、前方からのナイフによる切込みを行使する兵士に対しそのまま、銃身を可動、稼働―――!!】
【牽制射撃を叩き落とした姿勢のまま、一歩も動かず正確に照準を合わせ、肉薄のタイミングに片手でファニング、三発目を容赦なくブチ込むだろう】
【ナイフを目掛けて放たれる弾丸、しかし45.口径の弾道はナイフに命中すれば跳弾し、胴体へと向かうよう緻密に計算され尽くしており―――!!】
【頭上のとび蹴りに対し、今度は右手に握った"弾"末魔が唸る。魔弾を空中目掛けノー・モーションで射撃、すると展開されるのは"召還陣"―――!!】
【彼女の武器の持つ特殊能力、"武装の召還"がなされる前兆だ、召還陣は飛び蹴りを弾くような耐性で展開され、そのまま彼女の身体をすり抜ける!!】

                      ―――騎士怪醒<"ティターン・アーマー">―――

【足元まで透過されたそれが消えると――セリーナはセリーナで、なくなっていた。】
【召還された武装は"魔導鎧"――魔翌力を人造的に生み出す魔道エンジンを背に積んだ、悪魔製の"自動装着アーマー"】
【太古の巨人族、強固な皮膚を持つ「タイタン」をモチーフとして精製された強固な外骨格に全身を包まれたセリーナは】
【見た目には、まさに"人造の悪魔"――機械と、悪魔とを融合させたかのような不気味なシルエットと化す。】
【しかし"ソレ"は紛れもなく、ただの人間であり能力者ではないセリーナを"戦士"の次元へと昇格させる為の"武器"で】
【関節部分に、魔翌力が流れていく音が木霊する――魔道エンジンの駆動音が全身を駆け巡る。】
【装着された事で使用者のパワー・防御力を大きく上昇させるその鎧――外見こそ生物的なフォルムを持っているものの】
【魔翌力によって駆動するこの鎧はまさに、特殊な動力を有するとはいえ一種のパワード・スーツと呼べるだろう。】
【――尚、彼女が頭部に被っているテンガロン・ハットの影響で装着後の鎧にもその「形状」がきちんと反映されている辺りが】
【いかにも単純な"メカニック"――機構を有するものでなく、悪魔の技術で造られた"魔導機械"である事を伺わせた。】

【当然、頑強な鎧は脚払いをそのまま受け止める、もちろん、それによる直接的なダメージこそ無いが、代わりに】
【彼女の姿勢は大きく崩れ、脇腹目掛け駆け寄る女兵士のナイフは避け切れず、更には後方射撃がここで、彼女を襲い】
【斬撃による激痛、そして銃撃によるダメージで後方へと下がったセリーナ、アーマーが衝撃に火花を散らし、呻き声が響いた。】

クッ―――う、ううっ……ッ!! やって、くれ、るじゃない……ッ!!

【しかし、そこで止まる彼女ではない。"弾"末魔を腰元へと戻し、SAAを腰溜め撃ちの姿勢でピタリ、と構える。】
【左手はグリップとトリガーを握り締め、右手が驚異的な速度でスライド、ハンマーを親指と人差し指、そして中指で連続ファニング・ファニング・ファニング―――!】
【放たれた残弾三発が一斉に、後方射撃を試みる六人の内三人めがけ放たれたッ!しかし、今度は直線的な射撃ではない。】
【なんと遺跡内部の"床"を狙った下方からの跳弾を用いた必殺の連撃である―――! 彼女は、こうしてまず兵士を一手に退きつけた。】

【全ては、直接的にアサドを支援することが出来ないため。ならば、配下の兵士の相手は全て、このキッドが引き受けるまで。】
【アーマーの内部、チラとアサドへ向けた視線。その表情を伺うことは出来ないが、任せろと仕草で訴えた。】
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/15(金) 23:48:40.21 ID:ITz2jMpz0
>>784>>792

……てめぇが生き残る事だけ考えてろよ! そして敵を削っちまえば万々歳だ……!

【状況的に数の不利がある以上、即席のコンビネーションでどうにかする事は難しい】
【なら、確固撃破が一番無難な選択と言えそうだ。数の不利があるとはいえ、分断され殲滅されるだけの、圧倒的な差がある訳ではない】
【人数差を、力量差で覆す――――それもそれで無理難題に近い事なのだが、居丈夫はそれをやってみろと、ディハートに怒号を返した】

…………ッ!
そうかい、単なる腰巾着じゃなさそうだなぁ……ッ!

【異形の姿へと身を変じ、放たれた攻撃を訳もなくいなして見せる姿に、居丈夫は一瞬面食らうものの、ニヤリと戦笑を覗かせる】
【要所の守りとして、なんら不足の無い力を持っている一団である事は、どうやら間違いないらしい】
【どの道、敵はその力を行使しただろうが、その一端を垣間見えただけでも、結果オーライと言ったところだろうか】

……チッ、スピード野郎か……!
……良いぜ、遊んでやるよ……来いよ、猫じゃらしがいるか!?

【背後に回った男――――ウィーズルの姿を追って、その場で振り返った居丈夫は、軽く顔を顰める】
【人数の不利がある上に、こうした相手が敵に回ると、色々と厄介な事になる】
【状況は、どうも思わしくないと言う事を理解しながらも、それでも居丈夫はそんな不安を飲み込む様に、挑発と誘いの意図を含ませて、棍を軽くゆらゆらと振ってみせる】

……ッ!
(指示の声ってのは迂闊だぜ!? 自分の存在アピールしてどうするよ!)

【ウィーズルと対峙しながら、耳に少女の声が響いてくる。それを聞きながら居丈夫は軽く苦笑する】
【意識の外から一撃を入れてくるのであれば、それはそれ以上なく厄介な事になるのだが】
【こうして意志疎通の声が響いていては、虚を突かれる事はまず心配しなくても良い。備えさえしていれば、一度で致命的な事態に陥る事はない】
【その自信を抱くだけの覚えを、居丈夫は己の腕に感じていた――――今まで、そうして生きてきたのだから】

――――っ、ぐ……!

【少女が何か仕掛けてくる。それは居丈夫も分かっていたが、放たれた矢が閃光を放ってくると言うのは流石に予想の中にはなかったのだろう】
【目を潰されない様に、咄嗟に目を瞑る居丈夫。そのままでは、喉元を狙う刃に対して完全な無防備となりそうなものだが――――】

……見る必要なんかねぇ……――――オー(土)・ジン(固着)・ゼル(自身)・ビン(レベル2)……『ゴーレムウェア』!!

【閃光と、一閃のタイムラグ。そこをついて居丈夫は再び魔術を行使する為のスペルを組み上げる】
【その瞬間、喉元に届いた刃が――――ガキリと固い音を立てる。どう考えても人の生身を切り裂いた音ではない】

――――見なくても向こうから仕掛けてくれる、間抜けが居るじゃねぇか!!
……オー(土)・フェン(飛翔)・イム(怒り)・ビン(レベル2)……『ロックキャノン』!!

【――――魔術の行使の結果、居丈夫の全身は岩で覆われていた。その体躯も相まって、その様はさながらゴーレムの様なもので】
【その岩の鎧によって、苦無の刃は受け止められていた。如何にスピードを乗せても、岩を苦無で破るのは難しいだろう】
【更に居丈夫は、刃を防いで用を成した岩を、更に唱えた魔術によって身体からパージし新たに1つの礫に形成し直し、間髪いれずに発射する】
【大まかな方向は、攻撃を受けた時に分かっている。後はその方向に岩の砲弾を叩きこんでやれば良かったのだ】

…………時間もあまり無ぇ。俺も速効勝負させてもらうぜ……!

【多少ちらつく目をぱちぱちさせながら、居丈夫は改めて棍を構え直す】

【残存魔力 11/17】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/15(金) 23:54:30.76 ID:mnrX0rNM0
>>790

【リシャードは少女の言葉を聴き、こうい言う】

 は、語るなら、戦闘の中でだろうなあ
 まあ、俺は戦士の誇り高さとは無縁だがなあ!

【リシャードはそのように言う】
【戦士の誇りなんぞどうでもいい、この戦いを一瞬の刹那を堪能し[ピーーー]】
【そのためだけに戦っているようなものだ】

【少女が再び疾走しリシャードとの間合いに迫ってくる】
【それに対しリシャードはナイフを召還し少女の顔面めがけて投げる】
【そのナイフは避けたとしても少女の後方で小規模な爆発するであろう】

【しかし、それにも負けずに完全に少女の間合いに入り、二段構えの急襲をするのなら】
【リシャードは槍を召還し地面に突き刺すであろう】
【そして、槍を突き刺した後はその槍に力を入れて上に飛び、槍から手を離すであろう】
【だがこの槍は脆いが少なくとも斬撃の一回なら耐えられる、その後はへし折れるであろうが】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/16(土) 00:00:10.00 ID:+hBv/I0jo
>>794

【翼が羽ばたきを崩す、至近距離にまで接近されたなら軋む音を響かせて】
【着実なダメージを与えた、それでも尚貴方の動きは依然止まらず】
【唇の端を噛みしめる、プラチナブロンドの横髪から覗かせる横顔】

【白雪が如く澄んだ頬に浮かぶ表情はきっと、困惑に似た色】
【語りかける貴方の言葉、気を許してしまいそうなほどに優しく、落ち着いた言葉】
【だからこそ、だからこそ――――――その甘言に、惑わされないように、と願って】

【響き渡る金属音、咄嗟に左手で狙撃銃の銃身を掴んで持ち上げた】
【ちょうど下から上へと叩き上げるように、貴方の刃を銃身で受け止めるのだろう】
【火花が散りそうなほど、肉薄するほどの近く、彼女と貴方の剣閃が煌めく】


……おじさんは、知らないの……ソニアもね、太陽の下、生きてて良い子じゃ、ないの
いっぱいね、生命奪ったの、いっぱいね、他人傷つけちゃったの
だから、羨ましいの、セリーナやユウトやベイゼや……他のUNITED TRIGGER≠フ皆が


【翼が大きく広がる、その小さな身を銃身にくっつけ、鍔迫り合いに顔を近づける】
【大きなマリンブルーの双眸、眺める視界のその中に映る貴方の姿】
【黒に染まったその姿に、どうしてもただの悪人と片付ける事ができない心を感じた】

【両足が空中に投げ出される、膝で折り曲げて、編み上げブーツが虚空をなでた】
【翼を羽ばたかせて得る揚力によって、貴方と漸く鍔迫り合いができる程度だろう】
【力を入れられたなら、暴発してしまう、そう思った、から】


分かるでしょ、おじさん……ソニアが銃を、撃てなくなったら、きっとこのまま、皆に置いてかれるの
光を見上げてね、生きること――――――それはとっても、寂しくて、苦しくて……それで

……だからソニアは、銃をもつの、引き金に指をかけて、撃ち続けるの――――――!!


【下から上へと叩き上げる形で鍔迫り合いをしていた狙撃銃の銃身を、彼女は退いた=z
【正確には落ちた、翼を大きく上から下へと羽ばたかせる形で1mほど高度を急降下させる】
【もし貴方が力を入れていれば、急に前からかかっていた力が消えたことで体勢を崩すかもしれない】

【直接の力のぶつかり合いでは敵わない、だからこそ彼女は搦め手を選ぶ】
【高度を下げたなら狙撃銃を軸に移動、硝子細工の翼が煌めきをそこに広げて】
【貴方を下から上へと打ち上げる形、狙撃銃の銃口を天井へと向ける】

【――――――視線を下に向ければ彼女のマリンブルーの双眸が映る、距離】
【下方向へと移動したなら内股に曲げた両太ももで銃底を挟み込んで】
【左手で銃身を支えたまま、右手で引き金を引く】

【至近距離からの銃弾、回避が難しい分狙いも大雑把であろう、直撃しても恐らく腹部を掠める程度か】
【けれども威力は大きい、かすめただけでも周囲の肉を抉り取るぐらいには】
【しかし、それに見合わぬ反動がある、重力に引かれる下方向での狙撃は彼女の体勢を大幅に崩させる】

【もし銃弾に怯まなければ、確実に次の攻撃を受ける――――――】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/16(土) 00:04:33.34 ID:o67RxGTZo
>>782>>796,798
「今は言葉を交わす時ではない。」

【セリーナに相対する兵士も、後ろで銃を放つ兵士たちも、皆身体能力などは普通そのものである】
【その中で、1人だけ異彩を放つ身体能力、個人の戦闘力を誇る女がダラ・ベネディクト。側近の名は、伊達ではない】
【エインセルと同じ様な紋様を身体に持つ以上、何らかの共通点か関係が彼らには有ると見て良いだろうか】

「――銃も貴様も中々に頑丈の様だな……!」

【モデル体型の長身に、無駄のない筋肉を積み込み、異様な何か≠フ支援を受けた蹴りは、確かに相手へと届いていく】
【足に伝わる鉄とぶつかる衝撃――、脚部の神経が相手に蹴りが届いたことを確かな証拠として情報を脳髄へと伝播していった】
【蹴りの衝撃のまま後ろへと宙返りし、膝のクッションを巧みに使うことで地面へと危なげなく着地】
【琥珀色の瞳に宿る光が俄に強くなり、女は咄嗟に何かを察したのか顔色を変化させる】

「厄介だな、弾種の入れ替えとは」

【アサドの放った氷の銃弾は――確かに兵士の銃を使用不能とした。しかし、着弾地点はアサドの予想とは違った】
【――アサドが氷の魔弾を放つと同時に、兵士はその魔弾に向けて銃を全力で放り投げたのだ】
【その結果として、多くの兵士を巻き込むはずだった氷結の衝撃は1人の兵士を巻き込むだけで済み、後衛6人の内4人はいまだ健在となった】

「成る程」「確かに」「厄介だが」「我々は」

「より厄介な」「相手を」「知っている」「故に」

「「「「その程度の鉄くず――恐れて貯まるか」」」」

【4人は薄く琥珀色の光を漏らす計4組の双眸で、セリーナの放った人ならざる行い、もはや人間に出来るとは決して思わない行動に称賛を】
【防弾服の上からとは言えど、胸骨を粉砕されかねないセリーナの弾丸を受けたナイフを付きこむ男は、数m吹き飛び地面へと転がった】
【だが、もうすでに転がった男は完全な足場とかしていた為に、空中に舞い上がった女はダラのそれと酷似した軌道、練度で蹴りを放つ。違うのは身体能力程度のものだ】
【空間を引き裂き生まれ落ちた武装、異様な存在感を放つ魔道鎧。だからといって彼らの歩みが止まるわけではない、むしろ――加速してしかるべきだ】
【蹴りは迷いなく頭蓋を揺さんと叩きこまれに行く。――だが、足が命中する直前に、空中で女は撃ち落される。】

「残るは4の私と」「3の俺だけ、か――」
「「ならば――――」」

【ギリギリに4重の攻撃の内、一つのみを通すことができた歳若い二人の兵士は、己の分身たちと言える1,2,3の打倒を理解】
【そして、後方に存在している4人の内3人に対して放たれる弾丸の気配を察すると、彼らは咄嗟に地面を蹴った。躊躇いなく】
【全力で後ろに飛び退ると同時に――まるでどの方向に跳弾するかを予測していたかのように弾丸の軌道に割り込み、肉盾として三発の弾丸をその身に受けてみせたのだ】
【口から鮮血を吹き出しながら意識を失い、その場で崩れ落ちるように地面に倒れる女と男。だが、その顔にあったのは、満足気な表情のみで】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 00:04:53.29 ID:YkgVCIwlo
>>793

SCARLETの基準?…私をそうだと思っているならそれは大きな間違い…
あそこに一つの基準なんて物はきっと存在しない。
信念を持っている人たち其々がSCARLETの大きな基準…

だから私は自分の想う事の為に戦ってみせますっ…

【メスは一部分をプラスチックの様に溶かされ地面に吸い込まれていった】
【それほどの威力がある電撃を自分が食らっていたら、そう思うだけで身が震える】
【そんな恐怖を感じつつも、少女は男の表情の変化を見逃さなかった】

…分からないっ。どうして…・?!
これさえわかってしまえば…これさえ分かれば光が見えるはずなのに…

どうして…肝心な時に…

【普段能力に頼りきっているしわ寄せが来たらしく、少女の思考は完全に詰まりきっている】
【相手の表情の変化、その理由が何なのか分かれば自分は優勢に立てる】
【それゆえに何としてでも変化の原因を探りたかった】


…もしかすると――――!

【相手が自分に距離を詰めている間もずっと考えていた】
【考えに考えて、自身をかけて搾り出した一世一代の答えを半ば賭けに近い形で繰り出した】


これで――――――どうですかっ!

【雷撃を秘めた槍を繰り出す男の手元目掛けて、少女は『メス』を投擲した】
【先ほど『メス』が避雷針の様に雷を吸い寄せた原理を利用して、男の雷撃をそのまま男に返そうと考えたのだろう】

【もしこれが失敗でも、昇降機から上がってくるもう一人の為に隙を作れるはずだ】
【それにもうすぐで自身の能力範囲が相手のいる範囲までに及ぼうとしてくれている】
【自分の読みが当たっていても外れていても、どちらせよ場はきっと好転してくれるだろう】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/16(土) 00:04:58.83 ID:o67RxGTZo
>>782>>796,798
【この一合を見たダラの表情は険しく、そして尊敬と称賛の感情に満ちあふれていながら、憎々しげ極まりない表情で、二人を睨みつけていて】

「――なるほど貴様らは強い。それは認めよう。だが、我々の目的はエインセル様を守ること。
断じて貴様らを倒すことでも屠る事でもない以上――、勝たずとも負けなければ良い。
……あと400秒くらいか。守りぬいてみせよう、貴様らの総てを前に、我らの総てで」

【ダラ達に命ぜられた事は、単純明快。負けないこと=B勝つこと≠ナはない】
【要するに、彼らの任務は時間稼ぎ。そも、ダラ以外は異能を持たない以上、10人一組での連携がなければ渡り合うことすら叶わない】
【だからこそ、時間稼ぎなのだ。600秒の間、エインセルを傷つけさせない、エインセルの妨害をさせない】
【その為に戦うのであって、決して此処にやってきた侵入者を屠るための戦いではない――その違いは、彼らの行動に大きな違いを生むこととなる】

「――成る程。どうやら――私の頭脳のリソースを、僅かにそちらに裂かねばならない様だ。
興味深い。一から十まで捌いてその中身を検証し確認してみたい所だが――ダラ。――――Amberiteの使用を許可しよう」

「了解……ッオォォオォァッ!!」

【女が右足をゆるりと上げ、全力で大地に右足を叩きつけることで震脚を放つ】
【大地に亀裂と同時に回路模様が浮かび、爆ぜるように瓦礫が空中へと巻き上げられる】
【後のダラの行動は単純明快。巻き上げた瓦礫に蹴りを叩き込み――即興の砲弾としてアサドとセリーナに向かって撃ち放つのだ】
【射撃を得意とする者相手に、無手の者が遠距離戦を挑むこの無謀さ。だが、意味がなければダラはこのような事はしない。その程度の事は、この一合でなんとなく理解できる筈だ】
【瓦礫を受ければダメージになる。避けるならば避ける間は時間稼ぎができ、撃ち落とすならば相手に無駄弾を撃たせて時間稼ぎが出来る】
【要するに、倒すのは第一要件ではなく――倒されないための行動が、瓦礫の連打乱打という行動の目的であるだろう】

【そして――蹴りで瓦礫の弾幕を作り出している間に、ダラの周囲にはNULL≠ニしか形容できない存在が凝り固まりつつ有った】
【四肢にそのNULL≠ヘ集中していき、異様とも言える気配を辺りに振りまき、蹴りの弾幕の威力を次第に上昇させていく】
【――これで分かるだろう。真の万人は10人の連携を持つ兵士ではなく、最初からダラ1人であったという事が】


【祭壇の結界には、びっしりと回路模様が浮かんでいた】
【あまりにも不気味過ぎるその気配を前に、蒼白な顔の少女は佇み――只々琥珀色の瞳に青く波紋を産む宝玉を映し込んでいた】
【時折結界の形が歪み、不気味に結界の中へと徐々に回路模様が食い込み、支配を奪い取っていこうとする】

「――――中々精緻、ロジカルな守りが有るようだな。
美しいシステムではあるが、悪いがそのシステム、私が権限を奪わせてもらおう。
――悪いように使いはしない。少なくとも、この都市を沈めたような事には――決して」

【この数百、はたまた数千年の間人間を、侵入者を拒絶し続けて来た宝玉を、都市を、少女は迷いなく手中に収めようとしている】
【しかもそれは、個人の単なる欲望などでは決して無い。――何か大きな目的への布石としての、宝玉の獲得】
【宝玉を手に入れたその先を、少女は見据えて立っていた。――故に、勝たなくても良い、負けなければ良い】

【広間が揺れる。赤子が世界に産声を上げるように、不気味に――そして、生物的に、有機的に――鼓動を――響かせる】
【結界に食い込む回路模様が、宝玉の表面に触れるまでは――あと、僅か……!】
/*アサドさん申し訳ないです……!ダウじゃなくてダラです!*/
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 00:09:48.71 ID:tCo1W85E0
>>787
1000万かぁ……フフフフフ……羨ましいねぇ……それだけあればいろいろ買えるでしょう
……しかし、給料というものはそれに見合った仕事の対価なのですよ。楽と思えば痛い目を見るでしょう!
私に1000万の値踏みをして下さったどなたかには感謝しますが――――1000万を得るのがどれだけ困難か教えて差し上げましょう!!
ちなみに、自慢じゃないが此方は遺跡の宝に手をつけて良いと言われてる!フフフ……羨ましいでしょう!美しく風化した彫像を一つ貰って行くつもりです!

【刺突は「寸での所で」躱された。回避されるのは予測済みで本命は熱による攻撃だが、上手い具合に彼が避けてくれたお陰で上手くいった】
【――――しかし、見事なものだ。動きに全く隙がない……熱によるダメージ狙いで刺突の回避は織り込み済みとは言え、こうも美しく避けられるとは。】
【一筋縄ではいかぬ相手だ……紛れもなく彼は強い。きっと苦戦を強いられるだろう―――なればこそ、彼の未だ現れていない「本性」にとっては尚良いのだが】
【此方だって簡単に倒せると舐められては困る。1000万を得るには多大なる苦労と痛みを伴うということを、この少年に教えてやらねば―――】

【――――瞬間、彼の足が顔を目掛けて襲いかかる。間合いを詰められては長物は役に立たぬ上に邪魔な代物と化す】
【おそらく彼もその事を見込んでの蹴りだろう―――しかし、自分だってそう甘くはない。槍を持っていても、回避は十分に熟せる】
【上方向の蹴りなのだから左右に攻撃が及ぶ心配はない。次の攻撃との兼ね合いも含めて左に回避すれば問題ない。】
【―――はずだった。当然彼はその蹴りを回避しようと一歩、利き手の反対・左側に逸れようとした。が、次の瞬間―――】

かっこいいとはまた、随分な感想だ……悪い気分ではないのですが
貴方の蹴りも中々に格好良いではないか―――な……ッ!?


【―――左に一歩足を踏み込んだ瞬間、足場が崩れた。そう、ここは遺跡……形を保っているとは言え幾年もの間皆底に沈んで、朽ちているのだ】
【ガラガラと大きな音を立てて、其処に出来たのは人一人が入るほどの穴。恐らくこれ以外にも同様な脆い足場が幾つもあると見たほうが良いか】
【男は寸での所で崩れる前に後ろに退き、穴に落ちる憂き目を見ることはなかったが……冷や汗をかいた】


……これはまた、スリリングな罠だ……危うくゲームオーバーになるところでした
貴方も気をつけた方がいいですよ……っと!

【こうなれば、迂闊に強く踏み込むことは出来ない。何処に脆い足場があるか分かったもんじゃない……ならば】
【男は槍を持ち直すと、少年が着地したお陰で崩れないことが分かっている、ちょうど少年の目の前の場所へと駆けた】
【そして、今度は突きではなく薙ぎ払いを繰り出すただし、穂先から出る蒸気の量が先程より多く、薙いだ瞬間ブワッと周囲に蒸気が立ち込めるだろう】
【足場が悪いなら、利用せぬ手はない……薙がを回避しても、地面が覚束無い上に視界が悪いとなると、少年も迂闊に行動はできまい】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 00:13:16.05 ID:tCo1W85E0
>>805
//「薙がを」って何ですねん……「薙ぎを」です、スミマセン
//句読点も抜けたりしてもうグダグダですが、何卒お許しを……!
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 00:14:48.23 ID:XcqmJWXio
>>793 >>803

……何だってんだよアレは…反則だろ……撃って無傷じゃ……クソッ!

【昇降機の上で、男はスーツの汚れを拳銃を握ったまま手の甲で叩いて】
【髪の毛を払って、なんとか違和感を消して冷静を取り戻そうとしていた】
【汚れたサングラスはレンズの汚れを誤認してしまわないように外すことにする】

【すると、彼の白眼が赤く、黒い瞳という”ロッソ”の代名詞となった奇妙な目が顕となった】
【ギラリと赤い目は見えすぎる。それ故に注意を払わなくてはならない。特に強い光には】

【たどり着いたのなら、階段の踊り場であったステージに足をおろして】
【拳銃を両手に構えたまま、辺りを見回す。二人いる。どちらが敵か味方か】

【先ほどの六罪王の大仰な話には上の階は槍の強者とあった。ならば彼奴だろう】
【まあ、どう見ても可憐な少女と強そうな男ならどちらか分かるものだが】

へえ……兄貴はおとなしそうで中々クールなヤツでいいな…

【感心したようにつぶやきながら、右手の白銀の拳銃を背を向ける敵に向ける】

【左手の拳銃より威力が抑えめなソレは誤射を防ぐためで選んだ】
【三者がほぼ直線にある以上、相手が回避したり貫通してしまっては危険だ】
【まずは今の彼女のピンチらしき状況を打破することが先ずは第一条件だろう】

ハロウ、Baby!!背中から失礼するぜ……!!

【男はしゃがれた声で叫んだ、牽制だ。気づいて彼の攻撃が中止されることを狙った…わけではない】
【彼のついつい、無意識にカッコを付ける癖が今回はこういった働きを生んだだけである】
【そして、間髪入れずに拳銃を撃ち鳴らす。3発が連続して放たれる。ターゲットは奴だが部位は特に決めていない】
【ただ、仲間を巻き込むかもしれないということをドコかで意識してかどこか狙いは甘い…!】

よお!……元気か?俺は……まあまあだけど

【余裕があったらば、拳銃を構えたまま遠くの仲間に向かってそれだけ声をかけた】
【銃声もあり、戦いに集中していのならば彼のそれほど大きくもない声は届かないかもしれない】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 00:15:22.52 ID:geiNXqopo
>>785

その端末──ジンジャー博士の。成程な。

【こちらへとかざされた端末を一瞥して、小さく何事か呟けば、ギアへと軽く頷いてみせる】
【同じ端末を提示するような事は無いが、少なくとも彼が端末を取り出した意味は、正常に理解したらしい】
【右に半身を切り、同じく対手に向き合うと、逆手に持った小太刀を下段に構える】
【切っ先を後方に向け、刀身を地面と水平に保った、刃渡りの見切りにくい構えだ】
【それも、中々堂に入っている──態度相応に、実戦慣れしている事が伺えた】

言動からして、奴は六罪王──魔縁の蛇王≠フ縁者である可能性が高い。
どうも気になる事を言っていた。可能ならば生かして捕らえるぞ。尋問して、洗いざらい吐かせる。

【淡々と語る女の周囲の景色が、幽かに陽炎めいて歪んだ。能力を行使しているのか】
【まるで女とその周囲だけが世界から切り離されたかのように、彼女の気配が薄らいでゆく──】

>>789>>796

……朔夜だ。新興宗教の勧誘なら悪いが他を当たってもらうぞ、《GIFT》の飼い犬。

【辛辣にそう吐き捨てた直後、女は左前方に半ば倒れ込むようにして踏み込むと】
【重心を投げ出し、姿勢を水面すれすれにまで低くして拳銃の射線上から逃れ様、骸骨を間合いに捉え】
【小太刀を強く握り込んだ拳で以て、顎の骨を目掛けアッパーカットを放った】

【拳に付随する陽炎めいた空間の歪みは、能力発動の予兆。伸び上がり天を衝く拳が纏うのは、衝撃波──いや】
【拳を保護する一種の『斥力場』だ。なるほど、これならば硬い骨を殴ったとて手を痛める事もあるまい】
【『斥力場』によって威力を底上げされた拳は、盛大に水飛沫を巻き上げながら骸骨へと迫る】

(──一瞬でいい。奴の視界から逃れ、気配を『殺して』死角を取る)

【加えてこの一手には、もう一つの意味がある。水飛沫で己の姿を隠し、少女の死角を突く為の布石としての意味が】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 00:20:17.77 ID:vIIEyPWIo
>>792

【打ち損じたのを感じ取るクロウクレムリン、その異形の目が苦々しい気分を包み隠さずその屈辱を感じさせてくる】


「チッ!運のいいやろうだぜ、だが次は容赦なく俺の風で―――ムッ!?」


【視線の先には回避の行動と共に放たれた8枚のトランプ、回避と共に迎撃の用意が出来ていたのか】
【即座に手元の団扇を構え、円の動きを描きそのトランプを弾こうとするも、防げたのは左の三枚と右の二枚】
【残りはそれぞれ胸、左肩、右腰をザックリ切り裂き、バチン!と火花が散る!】


「ぐああッ!!―――クソッ!やるじゃねえかトランプの兄ちゃん!
お返しだ、『クロウラケット』!―――風斬り御免ッ!!」


【背中より羽を生やし、前方に飛翔、そのまま背後へと飛んでいくディムートへと突っ込んでいく!】
【そして手元の団扇の羽の刃に風を纏わせる―――鴉の"怪人"としての機能を使用して風のエネルギーを操れるようだ】
【出来上がるのは使い捨ての風のサーベル、接近と同時にディムートが着地しきるより前に胴体を右斜め袈裟に切り裂いてくるだろう!】


>>799

[―――魔術師、レグルス=バーナルド……その命貰い受ける]


【なんとこの鼬の"怪人"、魔術師―――レグルスの事を知っている】
【過去に機関員と戦闘したデータが彼らの手元にも来ていたのかもしれない、その名を呼んでくるウィーズルクレムリンは】
【その一言だけを発した後、後は始末するのみ、と一切の発言をしなくなってしまう】

【閃光が来ると分かっている以上、光からのみ視界を苦無で遮り一気に距離を詰めてのど元を狙うが】
【響いてくるのは固い手応え、肉を切る感触ではなく何か石を叩いたような感触を感じ取る】
【続いてその岩の鎧をそのままウィーズルクレムリンを狙う砲弾に変化させ発射!】

【ドゴォ!と、いい音を立てて鼬の"怪人"の胸部を勢いよく岩の打撃が打ち抜いた―――!】


[―――……ムウッ!]


【―――口から血が漏れ出している、そこそこに効いたらしい】

【苦無では切り裂けない、そう判断したと同時にウィーズルクレムリンは両手の苦無をその場に捨てる】
【続いて彼は懐より新たな苦無を両手に持つ、見た目はほんの少々色が変わった苦無にしか見えないが、その鏃に白い紐が付いている】
【鼬の"怪人"はそのまま血が漏れ出て口で紐を咥え、歯で引き抜くとレグルスの両肩目がけ投擲する!】

【そして刺さろうが避けようが、その苦無はレグルスの近くまで飛んでくるとそのまま爆発するだろう!】



【一方、ブレンヒルトはヒュン!と風を切る様な音と共に弓で次の矢を上空めがけ発射すると】
【そのまま後ろに駆け足でさがり、水晶の門にチョークで何か書き始めている―――何かの準備か?】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 00:24:13.25 ID:geiNXqopo
>>808
//失礼しました、>>808前半は>>785ではなく>>783にです
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/16(土) 00:32:07.26 ID:cMmRSjUM0
>>800

【再度投擲されるナイフの洗礼――――けれど既に其れは見慣れた、常軌を逸した剣士(かれら)の速度域には遅い。】
【一顧だにせず打ち払い、受け流す様に後方に退ける。恐らくは其れすらも織り込み済みで、男は戦術を構築したのだろう、】

…………ッ!―――――

【小規模爆発で背は灼かるれど、その足を停めるほどの手傷には程遠い。僅かに息を呑む少女は前進を続け、目的の距離へと瞬間に到り――― 一閃、】
【導かれた答えはまたしても不発。一瞬にも満たぬ均衡を破る刃は、今一度虚しく空を切って】

(……やはり……ね。けれど、この状態で外すほど墜ちてもいない……ッ!)

【動きの軽快さは確認済み。さしたる驚きもなくこの瞬間を迎え、少女は戦闘を続行する】
【上空に跳んだ男を見遣れば、容易く落下地点は割り出せた。躊躇いなく導き出すその元へと駆けて】


【待ち構えた――――終わりを計る様に太刀を構えた、そして剣は秒瞬もなく訪れるであろう“その時”を見据える。】

【……“切断”の概念を得た刀身だと述べた。破壊力に特化した異能であり、現代の技術を遥か越えた威力を刃は有する】
【並みの重合金装甲程度ならば、薄紙同然に断割する=\―――】
【並みの得物で防げる破壊力でなく、逃れる足場のない空中では退避すらも望めない。限りなく詰みに近い状況で、陥った男を見過ごす術もなく――――、】

【もしもただ男が降下するならば、胴を垂直に斬り上げる凄絶極まりない斬撃をその身に受けるのだろう。威力は折り紙つき、精密さも尋常のものでなく、】
【ならば至近距離で行える一手を――――或いは終焉を避けるための全霊の対応を、状況は男に求めるのだろう】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/16(土) 00:32:38.06 ID:0Cthd4GUo
>>803>>807

ほう……中々どうして、味なことを言う奴ではないか、貴様。
確かにその志は良し……だが、実力が伴わねば言葉も説得力が欠けようというもの
……戸惑っているな?無理もない、今その息の根を……ッ!?

【些かの傲慢。それがこのフレデリック最大の強みであり、特徴だった】
【相手を少しずつ抑圧し、状況を僅かずつでも掌握し、全てを支配していく】

【それを補佐するのが槍の腕。そして、得体のしれないほどの身体能力である】
【弾丸を切り裂くというのは、特に拳銃使い相手なら精神的ダメージは大きいし】
【実際、それも今の状況に一役買っているハズ。攻撃の手も、多少の不審では止まらない】

【――それが今ひとつよろしくなかった。メスでの反撃が、彼の頬をサクリと斬り】

う、グゥ……!!まさか気付いたのかっ、ただアレだけの変化を、一瞬で…!!
女ァ、貴様……む、ッ……!これ、は……ッッ!!!

【フレデリックの顔が、薄緑色に透けた≠フだった。まるでそう――スライムのように】
【脳髄も骨も見える。グロテスクだったが、ようやく彼の安定した動きの説明が付く】

【言ってしまえば、彼の能力は肉体そのもの。肉体を流動体として扱えるのだろう】
【故に、湿った足元のメスに残った僅かな電流がその顔の神経に作用して動きも止めたのだし】
【ここに至ってヒライが放った弾丸の一発もまた、脹脛を捉えることに成功したのである】

【――もしも電気との相関性に気付けなければ、フレデリックは無敵の存在だったろう】
【軟体ならば弾丸は聞かず、メスも無駄だ。ところが情勢は今、一転し―――】

【ただそれでも、彼は槍を振り抜こうとする。少女の手元を手痛く傷付けようとし】
【成否に関わらず、僅かに揺らめきながらも飛び退いて、ヒライ・マリフィネス両者の間に立つ】
【額からは汗が流れていた。『中々やる』というつぶやきと共に、床に赤い液体が滴った】



【―――ところが。一転優勢に至った両者に、足元から妙な音が聞こえるだろう】
【ビシッ!≠ニいうヒビの音。即座に飛び退けば問題はないのだが、もし退かねば】


  アッハハハハハハハ――!!!奇怪だネ!愉快だネ!最高だネ!
  フレデリック・オニイサマもそう思う?思わない?思うでショ!アッハハハハ!!

  ふン……遅いぞグルクスス。よりによって昇降機を奪われる役者が何処に居る
  お陰で足をヤラれた……見縊っていたようだ。存外に、其処の女も、男も、出来ている。
  ……担当を変えるか。このフレデリックが、貴様を出しぬいた男を退治てくれる―――ッ!!


【足場ごと吹っ飛ぶ≠フみ――下層階から、真っ黒な巨体が床をぶちぬいてきたのである】
【手にはチェーンソーと、丸い丸薬。如何にも『爆弾です』というアイテムをお手玉していて】
【やがて爆弾を捨て去れば、両手に巨大なチェーンソーを持って、錆びた鎖で火花を散らし】

【一方のフレデリックは、ヒライに向き直って槍を構え、僅かに突きを繰り出して雷を飛ばす】
【早くは無いが貫通性の有るこの一撃は、金属製の物があれば誘導させることも可能である】

     【―――さあ、第二幕だ。そんな声が観客席から聞こえたような気がした】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 00:35:05.50 ID:2UfNWvuu0
>>797

にゃはは、確かに。
でも漫画とかだと悪役はちゃんとヒーローのお涙ちょうだいシーンや変身を待ってるよ?

見苦しい=Hにゃはは、違うよ………君のそれは寧ろ美しい≠ニ言ってもいいんじゃないかにゃー。
血肉≠ニいう煩わしい器≠ゥら解放され無機の器≠ヨと昇華される―――それは一つの進化の形だよギアボックス君。

是非、僕に研究させておくれよ―――培養器の中で永久≠ノ遊んであげるからさ。

【ケタケタと笑いながらギアボックスへと返答しながら端末を操作し何かの転送術式を自身の周囲に展開していく―――。】
【人の持つものとは思えない深淵の闇を孕んだ瞳は―――まるで完成された芸術品を眺めるかのような眼でギアボックスを見つめる。】
【その奥底にある狂気≠ェ―――じっとりと絡み付く。】

まぁGIFT≠ニしてではないけどね………今回の一件の王≠ノはちょっとした縁があってね
元はと言えばここ≠紹介したのも僕なのだけれど―――まぁそんな事は今はどうだっていいかにゃー。

【横目で見ながら返答をしている間にギアボックスは新たな武装を手に取り、それを骸骨に向けて放っている】
【ゴキンッ!っとやはり大した自律性はないのか骸骨は攻撃に反応できずそのまま首を折られ、再び白い瘴気となって消えた】
【ベアトリックスへと視線を移せば耳を両手で押さえて音≠フ攻撃を凌ぎながら口笛を鳴らして賞賛する。】

にゃははッ!やるねぇ―――流石、UT≠フ肩書は伊達じゃあないようだね。

じゃあこれはどうかな―――≪SPP-Z・スタングレネード=

【ギアボックスへと賞賛の言葉を送りながら展開した転移術式から碧い光を放つ幾何学模様の球体を取り出して―――】
【それをギアボックスの近くの柱へと雑に投げつける、柱にぶつかった瞬間、球体は碧く発光し………そのまま破裂するだろう】
【放たれるのは碧の強い閃光と音、特に閃光は一時的に視界を奪うだけでなく意識を混濁させる効果も持っている】
【だが放たれてから破裂までは若干の時間がある、対処は可能だろう。】

>>808

【骸骨の懐まで一瞬で肉薄するそのスピード、滑らかさを前に単純動作しか出来ない骸骨が反応出来る訳もなく】
【そのまま顎を撃ちぬかれ、頭がい骨を砕け散らせながら骸骨は白い瘴気に飲まれてその場から消滅する。】
【ギアボックスの方へと視線を逸らしていたが今度は朔夜の方へと視線を向け、犬歯を覗かせながら、笑う】
【だがその瞳の奥では―――朔夜≠ノ対する分析が行われている。】

にゃはは―――別に勧誘目的ではないけどね、あくまで僕自身の観測≠フ為さ
ついでに言うと僕は………猫派≠セよッッ!

        ≪ドレッド・スカル=竅\――転送ッッ!!≪ドラゴン・ウェーブ=窿bッ!!

【朔夜が水しぶきで姿をくらますのと同時にベアトリックスはさらなる武装を転送する………】
【今度は―――ガトリングだ、ベアトリックスの身の丈を優に超える、2m程の巨大な白いカラーリングのガトリングを転送し軽々と構える】
【そして水しぶきの上がる方へと、弾が蛇行するように銃身を振りながら弾幕を張る―――あくまで当てずっぽうの攻撃だ】

>>ALL

まだまだ行くにゃー………!≪死の軍勢/ヘルタロイ=E焔= ッッ!!

【そして再び白い瘴気と共に二体の白いコートを纏った骸骨が召喚される―――だが今度は蒼い焔で全身を包み込んでいる】
【ギアボックスの方へと出現した骸骨は口を大きく開けると、中からバレーボールほどの蒼い炎弾をギアボックスへと発射するッ!】
【朔夜の方へと出現した骸骨は、一度大きく体を震わせると自身を中心とした円状に波のように広がる蒼い炎の壁を放つッ!】

【この無尽蔵ともいえる召喚術―――やはり術者≠ナあるベアトリックスを斃すほか攻略法はないのだろうか。】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/16(土) 00:43:06.85 ID:k4+VAflGo
>>795,798,802,804

ちっ、どうやらこの兵士連中も相当やれるらしいな――――。
了解だセリーナ、こいつはこっちで抑える! 兵士の方も、後衛だけならどうにかカバーできるかもしれん!
――――前衛四人はキツイだろうが、UTリーダーの実力って奴を見せてくれよ!!

【アサドはダウの方にかかりきりの状態だ。それだけ、ダウの実力が高いという証左でもあるが】
【だが、視界の端でセリーナを囲う前衛兵士達の洗練された動きを見るに、アサドは舌打ちをひとつ】
【予想より、周囲の兵士達のレベルが高い――――その事実が、アサドの頭の中に高速で組み込まれていく】
【強烈な体術で迫ってくるダウ、そして六人の銃使い、視界外のセリーナと前衛の兵士たち…………より正確な戦況図が組み上げられれば】
【アサドの銃口の照準は、その頭の中でいま狙わなければいけない相手≠ヨと定まって】


あくまで時間稼ぎってか…………こっちがあんたを褒めたいぐらいだぜ、クソ!

【――――その思考に、ダラの言葉が冷や水を浴びせかけるのだろう】
【このダラという女性、元の戦闘力も高いが――――引き際というものを弁えているのが、何より厄介だ】
【冷静沈着に戦況を見通し、第一目標を決して見誤らない。敵にはしたくないタイプの相手だが…………敵になってしまっているものは、仕方がなくて】
【足止めという至上目的の元に撃ち放たれる瓦礫の応酬に、アサドは苦い表情のまま対応するだろう】
【避けられるものは避け、避けきれないものは銃砲の腹で受けてガードする。この銃砲はやはり、盾としての使用も含めて設計されているらしい】
【だが――――受ける瓦礫の強さが次第に強くなっていくことを、腕からの衝撃が感じ取れば】

(ありゃあ、エインセルの方の力か…………!?)

【この世の物質では測れない何か≠ダラの体から感じ取り、根拠もない直感でそう判断すると】
【もう時間もない。ここは多少のリスクを背負ってでも、一気に決めるしかない。そう覚悟を決めて】
【グリップ換装とコッキング――――巨大な銃砲には似合わぬクイックリロードの果てに、銃砲のガードを、解く】

ぐ…………ッ! まだだ…………!!

【無防備にも瓦礫の雨に晒されたアサドは、照準をダラに向けて、構わず引き金を引くだろう】
【砲身に橙色の光が集合し――――しかし、まだ発射はされない。最小限の動作だけで回避は続けるも、完全に避けきることはできず】
【NULL≠ナ強化された瓦礫を掠めた肩口に、血が滲む。ぎり、と歯軋りを立てて痛みに耐えれば】
【――――グリップの根底部は《B》の記号、側面モニターに《B-strike》の文字】
【長いチャージ時間と引き替えに高い威力を実現する一撃が、巨大な爆音と共に飛翔する!】

ぶっ飛びやがれえぇぇぇーーーーーーーーッッッッ!!!

【発射された弾丸は人の目で捉え切れぬ速度で飛翔し、ダラの足元を狙って飛翔――――そのまま着弾したならば】
【起爆――――爆音、爆熱、衝撃!まさしく砲撃≠フ名に相応しい大威力広範囲の爆撃が、ダラごと後衛の兵士全員を巻きこまんと爆裂する――――!!】
【ダラごと、とは言うが、実際の主目的は兵士達の方だ。今後の展開と、セリーナへの支援も考えた攻撃だった】
【建造物でも破壊できるような大規模な一撃だ、直撃した場合、ただで済まないのはまず間違いない】

【…………だが、その代償となる巨大な反動により、アサドの体はしゃがんだ体勢のまま真後ろへ滑っていくだろう】
【肩の傷が、その衝撃で痛みを発する。反動と激痛が相俟って、アサドの足は一時完全に停止してしまって――――】

/名前間違いの件、本当にすみません…………orz
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/16(土) 00:55:39.10 ID:dmjseXLUo
>>799>>809

ハッ……言われなくても死ぬ気なんざさらさらねえっての!

【彼が言うように、ここはやはり眼前の敵に集中すべきであって】

【放った迎撃の一部が、確かに相手の体に傷を刻み付ける】
【しかし、だからといって安心している暇はない。すぐに相手は仕掛けてきているのだから】

そ俺だって伊達に自警団やってる訳じゃねーんだよ!
んな簡単に殺られて堪るかっつーの!

【未だ霞む視界に映るのは、着地するよりも早く、懐へ飛び込んでくる黒いその姿】
【そのまま斬撃を仕掛けてくるが――――着地しなくとも 防 御 は 可 能】

【位置とタイミングさえ解れば、腕を畳んで待ち構えて】
【直接腕で受け止める?―――まさかそんなはずもなく】
【刃が触れるであろう位置には3列、3段重ねで合わせて9枚、今度は黒のカードが並び―――】

【響くは、重層の破砕音。粉々に砕けて舞い落ちるはトランプだったもの】
【そう、今度は防御の為に、トランプを使ったのだ】
【それでも尚、風の刃は鋭く腕に食い込んで、紅い血がドクドクと流れ出す】

くっ…………!た、大した威力じゃねえか……!
だけどな……こんなに近付いたのは――――失敗かもしれないぜ?

【着地すると同時、痛みに顔を顰めながらも放つ一撃は、たったの1枚】
【しかしそれは、どのスートにも属さないカード―――“Joker”】
【描く軌道は胸元への直線的なもの。故に、躱すまでもなく防ぐ――という考えが湧くかもしれないが―――】

喰らいな―――《赤ノ道化師》ッ!

【もし触れたならば瞬間、そのカードは爆発を引き起こすのだッ!】
【“切り札”たるカードに相応しいその威力は、無論この距離だ、男自身をも巻き込むもの】
【けれどこちらは『そうなるとわかりきっている』のだから―――対応は十分に可能だ】

【――――目の前の敵に集中している為か、どうやら少女の動きにまでは気が回っていない様子】


/揚げ足取る訳じゃないですがディ『ハ』ートですので一応……
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 00:55:48.47 ID:oFs5IAjg0
>>801

…………ッ……
命を奪う、それを当然の様にやってきた、まるで軍人だな
羨ましく思うのもお前次第、だが其れは変わるものだ、私は光を見上げて過ごすのではなく 闇に流され生きる道を選んだ
私は機関の為ならば 私自身をも殺せる、だが今のお前には仲間の為に仲間を裏切る事は出来ない

【鍔迫り合い、そこからのソニアの狙撃銃が黒兜に向けられる】
【彼女が離れたことにより体勢を崩す、そこに彼女の弾丸が放たれ鎧を砕き、その下の腹を抉る】

…………ぐっ……!ハァッ……!

【だが其れでも尚、止まらずに動く】
【鎧からは血がどくどくと溢れだすが、それを堪え】
【ソニアに青白い炎を纏った刃を振るう、狙うのは右肩 その攻撃は単純、だが速度も速くなおかつ正確に狙いを定め、斬りつけようとする】
【少女の肩に傷を負わせる事によって射撃時の正確さを削るのが目的だろう】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 00:56:10.46 ID:lNHmK7k50
>>805

金なんか、どうでもええねん……いや、どうでもええ事はないんやけど、うん。
俺にとっては、楽な仕事やで。………"身体の苦痛だけ、なら"、いくらでも、耐えてやるわ。


【少年のサマーソルトは、思わぬ結果を招いた。彼が回避の為に左足を踏み込んだ瞬間、どうやら足場が崩れたらしい。】
【とすれば少年も思わず、其処を離れ元の場所へとバックステップで戻る事になる。勿論其の瞬間、彼の足の動きを然と見ていた。】
【"後ろ"へ下がる其の動きは特徴的だった。自分なら、或いは多くの人が、予想外の状況に、既に様子が見えている"前"に進むのではないか、と。】
【ただの深読みなのかも知れない。然し取り敢えずと言った形で、少年は頭の隅に此の情報をそっと仕舞いこんだ。】

【―――生命を賭けた戦闘に於いて、相手の動きの"癖"を読み取るという、一見無駄に思える、然し一貫した少年の行動。】
【此れは"長い間"死闘を経験した少年にとって、最早、拠り所とも表現すべき習慣であって。】

【―――いざという時、つまり無意識的な、本能的な動きを見せる時に、つい出てしまうのが自身の"癖"である。】
【そして其のいざという時と云うのは、其れこそ戦況を大逆転させる事も可能な瞬間であって。】
【だからこそ、相手の其れを理解する事は、思わぬ効果を発揮するのだという少年の持論―――、】
【確かに今この場まで少年は生きているのだから、多少の信憑性は有る様にも思える、が、果たして―――?】


おー………こわ。
……せ、せやねん、そう、おれ、それ、狙っとったんよ、あー、惜しかったわ、はは、ははは………


【どうやら記憶すべき事が、一つ増えた様だ。とすれば少年は、右、左、後ろ、と順に地面を追っていき位置関係を把握、】
【彼が既に踏んだ場所、そして自分が走った場所に脳内で色を付けて。幸いにして彼は突進しかしてない為に、造作も無い行動だった。】
【―――ただ、力が強ければ勝てる様な、そんな戦闘では無い様だ。地の利を制すれば、勝利に近づく事が出来ると少年は確信して。】

【薙払いに関しては、足の位置を其の侭に回避できる、3mのバク宙を使う事だろう。完成されたフォーム、美的感覚に優れているなら美しささえ感じられるだろうか。】
【勿論少年は、彼の槍の熱を帯びた先端も考慮に入れていた。軌道をよく読み当たらない様に、と気をつけては居たのだが。】
【其の放射量が先程よりも多いとなれば話は別だ。足を大きく回転させた時に生じた風は、生じた水蒸気をも靡かせて―――。】
【少年の両腕に、ジュッと嫌な音を立てながら、やがて液体へと姿を変える事だろう。】
【先程と異なり声すら上げなかったのは―――其れ程、余裕が無かったという事。唇を噛み締め、何とか高温に耐える。】

【薙払い、槍を振り払った後は隙が出来るだろうか。少年は其のタイミングを見計らって―――今度は蹴り、だけでは無く殴りを組み合わせたコンボ仕掛ける。】
【まず彼の懐へ入り、右ボディ。其の際に彼が隙のある避け方をしたのなら、追い打ちと言わんばかりに蹴りで"近くの手"を狙う事だろう。】
【少年は其の際、ここぞと言わんばかりに今まで発動していなかった自身の能力を使った。―――手足の、金属化である。】
【どちらも、特に蹴りに関しては、師範級の足の動きに硬化が加わるのだから、まともに当たれば痛いどころの騒ぎでは無い筈だ。】



818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 00:59:01.48 ID:YkgVCIwlo
>>807>>>>812

【苦し紛れに放った自分の一撃、自分の無駄な足掻きにも近い思考】
【それはなんと的中したらしく、男は苦しそうな声と共に一瞬だけ変色して見せた】
【グロテスクな変容に一瞬だけ身を怯ませたが、ソレを表情に出す事はなかった】
【いまは少しの感情の変化を悟られるだけで、負けに繋がってしまう可能性がある】
【だからこそ表情の変化にはより一層注意を払わなければならない】

わかった…貴方の弱点。貴方の能力の大まかな部分が…
今なら貴方に勝つ事ができます!

【能力が無くとも自分の力だけで相手を窮地に追いやる事ができた】
【その確かな事実は少女に大きな自身と闘志の炎を沸きあがらせる】

【頭上の円盤も順調に回転して少女の足元に広がる魔法陣の幅を広げていく】

協力者さんっ…この男に物理的攻撃はあまり通用しません
今分かっている限りでは電気です!電気を当てて下さい
そうすれば動き…いいえ。ダメージを効率的に通す事ができますっ

【相手が自身の魔法陣内に入ってこなかったから、相手の事を的確に分析する事は出来なかった】
【だけど能力を使わずしても分かったことも多々ある】
【それを同じフロアにいる協力者に向かって、比較的大きな声で伝えるのであった】


【自身の魔法陣の下部。正確に言うと下のフロアから轟音のような不思議な音が聞こえる】
【魔法陣内の範囲であった為、何が来るかそれは大まかに把握は出来た――――】
【何が来ているか、飛び退きつつそれを口にしようとしたが、それは闖入者のせいで無残に掻き消され】

…また…とんでもないのが……
でも良いです…私の準備はもう―――――――万全です

【気がつけば少女の足元に広がる魔法陣は結構な大きさになっている】
【大体の大きさは半径10m位。それと言って特殊な魔翌力を放っているわけでも特殊な攻撃を仕掛けるでもない】
【少女の頭の上の円盤と同様にグルグル回転するだけで、一見すると何ら害は無い】

――――複数戦こそ私の専売特許…
どこからでも…いえ。どんな部分も読み取って差し上げます


『パンッ』

【挨拶代わりといわんばかりに、黒い巨体目掛けて一発発砲する】
【当たっても当たらなくてもどっちでも良い、今が優勢な事に変わりないのだから】


819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/16(土) 01:04:43.89 ID:FaC59lyYo
>>808
(ジンジャー? "WILD"さんじゃなかったっけ……? 別名、なのかな?)
(いや、今はそれどころじゃない。意味が伝わったなら、それでいい)

【彼女の呟きが耳に入り、疑問が生じるもそれは彼女の頷きを見てすぐに打ち消す】
【彼女の構えは、長く戦場に身を置いてきた者の風格が感じられ、心中頼もしさを覚える】


魔縁の蛇王=c…あの、レギンの
なら、有用な情報を持っているかもしれませんね……善処します

【言葉の最後に、少し自信なさげな気配を漂わせつつも、視線を向けずに声だけを女性へ、朔夜へと向ける】
【横から伝わる気配が歪む。魂が、肌が粟立つような感覚を覚える。強者の気配】
【相も変わらず、自分はこういう場所に飛び込むには不足だ、と思わされるばかりだ】


>>813
そりゃ、悪役はそういう余裕があるだろうからね。それに残念ながら、僕はヒーローには程遠い
悪役の都合に合わせられるほどの器はないんだ

……褒められてる、ととっていいのかな。正直なところ、あまりうれしくない褒められ方だけど……
僕自身は、あまり気に入ってないんだけどね。食事も睡眠も出来ないんだから

――――このうえ、永久に培養器に閉じ込められるなんて、ごめんだ

【無機質な青の瞳が、粘つく狂気を放つ闇色の瞳を真正面から睨み返す。向こう見ずな度胸だけは、ついてきたらしい、と密かに苦笑しつつ】
【同時に、意識はベアトリックスが操る端末にも向けられる。ただいじっていたわけではなかった、彼女の周囲に展開されていく術式】


今回の王=c…レギンだけじゃなくて、この事件の首謀者とも関わっているのか
遺跡を紹介したのも……朔夜さんの言う通り、生け捕る価値は十分にあるわけだ

【振り抜いた『ノックアウトハンマー』の成果を横目で確認しつつ、ともすれば震えかねない声を、必死に抑えて絞り出す】
【召喚された骸骨は、自我を持っているわけではなかったようだ。確かな手応えとは裏腹に、音の方は距離と、この広い空間と、ベアトリックスの対処で防がれたことを悟る】


そりゃどうも。そっちこそ、GIFT≠ノ相応しい力と狂気の持ち主らしいね
(スタングレネード……まずいっ!!)

『サプライズ・キューブ』!!

【素っ気ない返事を返しつつ、相手の出方を伺うギア。と、ベアトリックスが言葉と共に放ったのは、幾何学模様をあしらった球体】
【名前からして、その効果は明白。この場で認識を奪われるのは、大きな不利に繋がる】

【柱に碧い球体が衝突し、脅威を秘めた光が放たれるまでの間に、ギアは動いた。右手が再び身体に突き込まれ、続いて現れたのはプレゼント包装を施された箱だった】
【それを、前方の空間へと投擲する。『サプライズ・キューブ』。その名を冠するこのおもちゃ武器は、投擲されたわずか後、空中で破裂し】
【7つの小さな鉄球を前方へと飛ばす。当たれば、身体にめり込むほどの威力はある】

【持ち主であるギアの念をこめられ、正確に作動。鉄球は狙い違わず。ベアトリックスの端末とそれを握る腕へと飛来するだろう】
【しかし、速度は見切れないほどではない。対処はいくらでも可能のはずだ】


うあ――――!!!
あ、あ……あぐっ!!!

【『サプライズ・キューブ』を解き放った直後、ベアトリックスの攻撃が襲い掛かる】
【最初の悲鳴は、柱に命中した≪SPP-Z・スタングレネード=竄フ光を受けて、ギアの目がくらみ、意識が混濁したことによるものだった】
【後の苦鳴は、続いて召喚された焔に包まれた骸骨の放った蒼い炎弾が、ギアに直撃したことによるものだった】

【後方へと吹き飛ばされ、地面を覆う水の中へと倒れ込むギア】
【飛びかけた意識をどうにか引き戻そうと身体をばたつかせているが、すぐに反撃は出来ないだろう】

820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 01:05:51.28 ID:o3khg/6c0
>>811

【リシャードは落ちる、少女の急襲をかわしたが少女は次なる手をうってきた】
【落ちる場所に先回りされ待ち構えられた、それに男は動揺はしなかった】
【この少女ならばいや何回も戦いを経験していればこのくらいわけない】

(さあ、てどうする、このまま落ちても胴体切られて死ぬな、あの刀もただの刀じゃなさそうだしな
 仕方ねえ、やるかよ!)

【リシャードは素早く思考をまとめ、武器を召還する】
【そしてその武器を自分の近距離で爆破させた】

 ぐが……!

【いくら小規模とはいえ爆発は爆発、リシャードは火傷を負う、さらに爆風をもろに受け少女が待ち構えていた場所とは違う場所に落ちた】
【派手に地面にぶつかる音が聞こえたが、リシャードは立ち上がる近距離の爆発をうけ腕や足に火傷を負っい骨が何本か折れたにもかからわず、立つ】

 くはは、ははははは、ギャハハハハハ!!

【そして男は狂ったように笑う笑う】
【強敵だ自分を追い詰める強敵だ、そのように歓喜しながら】

【そして今度は槍を召還し少女の足に向けて投げる、その投擲はリシャードの力を振り絞り投げており早い】
【さらに、防いだとしてもその槍はやはり爆発する】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/16(土) 01:06:15.47 ID:dKWOleKQ0
>>809>>815

…………ッ!?
てめぇ……ッ、どうしてそれを……!?

【居丈夫――――レグルスは、名乗りを上げていない。名前を伝えていない以上、相手の口からその名前が出てくるのは、本来あり得ないはずの事態】
【どこかで、自分の情報が収集されていた。その可能性はある。だが、どこから自分の名前が伝わったのか】

(……どうでも良い……いずれにしろ、後顧の憂いはなるべく断ちたいところだぜ……!)

【しかし、考えてみると過去に何度か、機関の人間と対峙した事があり、その際に名前を名乗った事が、何度かある】
【そこから情報が伝わったのだろうと、それ以上の追求は避けた】
【繋がりが分かれば、それはそれで重要な情報になるのだろうが――――今はそれどころではない】

……っし……さあ、次は……!?

【自らが放った『ロックキャノン』がウィーズルを捉えた事は、多少ちらつく目でも確認できた】
【ここから更なる攻め手で押し切ってしまうのも選択肢の1つだが、その前に反撃が来るらしい事が見てとれる】

――――そうすりゃ対応し切れねぇとでも思ったか!!

【投擲――――岩の鎧を自ら解いてしまった今なら、確かに苦無は通るだろう。だが、レグルスはその眼を怒らせる】
【腕に力を込めると、棍を思いきりその場で振り抜き、放たれた苦無を迎撃し、弾き飛ばして見せた】
【身のこなしにも、自信はある。レグルスは、ただの魔術師ではないのだ――――だがこの場合、その自信が仇となったと言う事を、思い知る事になる】

ッ!? ぐあああああッッ……!

【弾き飛ばした苦無が、爆発を起こす。両肩を抉られながら爆発すると言う最悪の事態こそ避けたものの】
【近距離からの爆発を浴びてしまった事には変わりはない。上半身の衣服が引き裂かれ、焼き裂かれた皮膚からは血が吹き出る】
【――――魔術師とは思えない見事な筋肉が、血みどろになって真っ赤に晒されていた】

…………バルレル(雷)・ジャン(放射)・イム(怒り)・ザン(レベル3)……『スパークブラスト』……ッ!

【それでも、立ち止まる事は死を意味する。レグルスはウィーズルへと向けて、更に攻勢をかけた】
【しかし、真っ向から爆発を浴びてしまい、ウィーズルの位置を捉えきる事が出来ない状態に置かれている。今のレグルスには、正確な一撃を放つ事が不可能だった】
【ならば――――その周辺を薙ぎ払ってしまえばいい。向けられた左腕から、前方へと向けて電撃が滅茶苦茶に放射される】
【如何にスピードを誇るウィーズルとはいえ、電撃を避け切れる道理はないだろうと踏んでの、ベターと思われる一手だった】

(く、そ……! ……あのガキ、今度は何を……!?)

【思ったよりも受けたダメージが大きく、コンディションが悪くなっていく。そんな中でレグルスは、少女の第二波が来ない事を訝しんでいた】
【実際には、上空へと撃ち出されたのであるが、それを確認する余裕がなかったのである】
【更に、次に備えての一手と思われる行動に入っていた事も、レグルスには確認する余裕はなかった】

【残存魔力 8/17】
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/16(土) 01:08:31.61 ID:+hBv/I0jo
>>816

【正しき言葉の刃、言い返す形すらも、飲み込まれてしまうぐらいには】
【白い喉が可憐な彩りに染まる、震える形を見られたくはないんだけど】
【揺さぶられる心の波間、起こる漣に欠片すらも残らないぐらいに】

【近づく刃、鮮血に染まっていく黒衣に僅かな恐れを抱きながらも】
【再び狙撃銃による迎撃を試みる、けれども想像の何倍も貴方の刃は疾く】
【危ない――――――そう感じた刹那に、灼けるような痛みが肩に奔った】


っ……!!くぅ……ぁ――――――ッ!!
んぅ……っ……ぁっ……


【それはさながら新雪に咲く一輪の花弁が如く、拭きあげる鮮血が彼女の白百合のようなブラウスを濡らす】
【開かれたマリンブルーの瞳、まんまると丸いその中には暗転していく視界が映って】
【色を失っていく世界の奥、黒単色の貴方の色だけがただ強く焼き付いて】

【右肩が深く切り開かれた、溢れ出る鮮血は、小柄な彼女を容易に紅く染めてしまいそうなほどに】
【風に触れるだけで鮮やかに痛みが駆け巡る、まるで火かき棒を傷口に漬け込まれたかのように】
【身長ほどもある巨大な狙撃銃、それを彼女の華奢な体躯で操る】

【そのためには一挙手一投足、どれもを最大限に使わなければならない、から】
【堕ちた花は、射止められた標本の花のよう、永久にその儚い死を歌い続けるが如く】
【地面に落ちる彼女、大理石に背中を強打し思い切り息を吐いた】


かはっ……ぁっ……!!
仲間の……っ……ため、なの……っソニア、戦う……の……


【呼吸ができない、強く身体を打ち付け爪先まで酷く痛みが奔る】
【このままずっと泥のように眠りたい、そう訴える身体を必死に動かしても】
【ころん、とうつ伏せになって、直ぐ側に落ちてきた狙撃銃を手に握るだけであった】

【出血量も多い、まもなく気も失うのだろう】
【息も絶え絶えの少女は、重くなる瞼をマリンブルーの色合いに染めながら】
【冷たい汗に絡みつくプラチナブロンドの片鱗を肌で感じて】

【身体の節々が傷んでいた、関節のそれぞれに楔を打ち付けられたが如く】
【右肩の傷口は深く、熱を持って、冷たい彼女を溶かしてしまいそうなほど】
【――――――静かにただ、そこに倒れた】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/16(土) 01:24:07.54 ID:G2p1jlM7o
>>802>>804>>814

【後衛にまで手を伸ばした、つもりだったのだが―――結果として、後衛を裁く前に前衛陣を打ち倒すことには成功。】
【しかし突き刺さったナイフと後方支援の弾丸が、アーマーをも貫きセリーナの肉体にダメージを着実に、積み重ねて】
【しかし前衛の四人を倒したところで、最も強力な"兵"たる彼女―――"ダラ"は、その存在を不気味に主張していた。】

ハァ―――はっ……ッ、悪いねえおにーさん、後衛の方を狙いたかったんだけれど……ッ!
どうにも、先回りされちゃったみたいだ、アタシの銃裁きもまだまだってコトかね、……痛ぅッ……!

【六発を既に撃ち切り、弾薬が切れた相棒たるS.A.Aを二回、三回と華麗にガン・プレイしてベルトへと戻す。その余裕ある動作すらも】
【相手に対し"まだ戦えるぞ"と強気な姿勢をアピールするためのモノであった。実際彼女はこうしている間にも出血でダメージを負って】
【集中力を求められる故に、更には体力も消耗している。この連撃は少なくとも、彼女の限界を行く程の強烈なガンファイヤだったのだ。】
【手元に残った"弾"末魔を右手で構え、静かにハンマーを起こす。シリンダーが回転し、次弾が装填された。狙うは今度こそ、後衛―――】

【―――否。とはならなかった。遺跡に走った激震、それはエインセルがダラに対し何かしらの"補助"を施したことを意味していて】
【瞬間、彼女の全身を駆け巡るような幾化学模様の回路呪詛、其れと同時にダラの動きは今までにも増して加速、加速、加速!!】
【恐ろしいまでの怪力、全力で穿たれた遺跡の床は破砕し、その破片が宙に舞えば、こんどは破壊が嵐となって降り注ぐ―――!】

やっば―――アサドのおにーさんッ!! だめだ、下がっ―――ッ!!

【しかしそんな言葉は間に合う筈も無い、何故ならば彼と同様、彼女自身もその嵐の渦中にあったからだ。つまりは、被弾。】
【彼方此方に破片をばら撒かれ、その上弾丸は数少ない。迎撃に使えるほどの弾薬はなく、使いきれば長い長いリロードの時間が待つのだ。】
【この激戦の中悠長に弾丸の再装填を行えるとは思えない、となれば残る"弾"末魔四発を有効活用するのが最善策であり―――そして。】

くっ、うう―――ッ―――!! うあ、つっ……!! あはぁ……ッ!!

【回避はせず。襲い来る破片をアーマーで受け、防ぎ、忍ぶ。想像を絶する衝撃がティターンアーマーの装甲を穿ち、更に言えば】
【殺しきれない威力が内部のセリーナを激しく打ちつけ、もがき、苦しむ―――腹部にクリティカルヒットしたそれが、呼吸を困難にする。】
【脚を穿たれ膝を突き、肩を射抜かれ仰け反る。しかし、しかしだ。そこまでされてなお、セリーナ・ザ・"キッド"は立ち塞がるだろう。】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 01:24:24.18 ID:XcqmJWXio
>>812 >>818

【放った弾丸が足を捉えた。男はそれを確認してニヤリと笑った】

あのピエロよりは…少しはマシのようだな…増々好きになるぜコノヤロウ

【両手の拳銃を胸の前で銃口を上に向けてファイティングポーズのように構えている】
【どうやらコッチに来たのは正解だったようだ。どちらか一方でも片付ければ状況は良くなる】
【下に居るあのピエロが追っかけてくる前に何とか蹴りを付けたいところだ…】

……嬢ちゃん、ヤツの特徴を手短に言ってくれ…弱点があるならそれもな

…直ぐにケリ、付けてやるよ………下の弟の相手もあるしな…

【カッコつけたように…実際、奇襲は成功したわけだからカッコはついているのだが】
【兎に角、男は両手の拳銃を相手に向けて相手の動きを見ている】

【仲間の声が聞える。奴の特徴やら弱点はわかった。やるだけやるしかない】

オーライ!自信はないけどやるだけやってみるさ

さあて……手品もタネがバレちゃ、そこらの子供も驚かないってもんさ…

【男がカッコつけながら、ニヤリと笑っていると――――!】


……………なっッッ!!……ああ!……クソッ!!

【ビシッ!という亀裂音を聞き足元に目をやって慌てて後ろへと飛び退いた】
【足元が滑る中急な動きはするものではない。先ほどと同じように滑って尻餅をつくようにコケる】
【そして、立ち上がりながら。あたりを見回し、仲間に向かって声をかける】

オイッ!このピエロ……銃が効かねえんだっ!!あの胴体に撃ちこんで見たんだけどなっ!
なんか……サンダルの底みてーな固いゴム見てえな感じだ!んで、超アクロバティックでエキセントリック!

【手短に、要所だけ伝えたつもりだったが伝わるだろうか。余計なものも混じっているが彼は気づかない】

……クソッ!まあ仕方ないな……今はやるしかないッ!

【男は考える。彼奴の電撃を誘導させるものを持っていたか…?】
【拳銃を投げ捨てるのにはまだ早そうだ、時計も持っちゃいない。サングラスはガラスだ】
【こういう考え事の時は煙草でも吸いたいもんだ………そんな暇はない………】

…………オーライッ!…………あるじゃねえか

【彼の右横数メートル先に拳銃を軽く投げ捨てる。右手のだ】
【そしてジャケットのポケットに腕を突っ込む、ガスは強めが好みで良かった】
【男は金属製のオイルライターを握りしめてそれを彼奴に向かってほうり投げた】
【誘導と言ってもこの程度じゃ奴まで届かないかも、こちらも金属が有るわけだから電撃が分岐するかもしれない】
【男は拳銃を投げた方に向かって横っ飛びしながら、左手の拳銃を何発か撃った。命中何か殆ど気にしていない】

……ガッッ!!……クソッ!!痛ってえ……クソ…

【この行動自体思いつきみたいなもんだ。だから、回避も疎かになる】
【男は体を冷たい大理石に打ちつけながらもんどり打って倒れる。頭が揺れる、衝撃と貧血だ】
【白銀の拳銃は彼の近くにはあるがつかみ損なっている。明らかに彼の隙だ】
【電撃が来れば受けることになるし。接近すればそれを許すことになってしまう】
【だが今はうつ伏せに倒れながら、腕を伸ばして拳銃を探しつつ相手の様子を見ようと頭を動かしている】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/16(土) 01:24:49.77 ID:G2p1jlM7o
>>802>>804>>814

【膝立ちのまま、腰溜めに構えた"弾"末魔を嵐の中でも必死に構え、なんとか撃ち放てば―――二度目の召還、展開される召還陣】


                         ―――番犬吠々<ケルベロス・マグナム>―――

                          ―――竜王咆哮<ドラグーン・キャノン>―――


【展開された召還陣、その数なんと―――二つ。つまり、放った弾丸も二発だ。】

【障壁として働いたそれらは寸刻後、新たな武装を空間内にイン・ストールする―――!】
【最初に召還陣から取り出されたそれは――銃、のような"何か"――否、そうとしか形容できない程の巨大な、銃器。】
【拳銃と思わしき形状、しかしそれでもグリップは驚くほど大きく、なおかつ中心のシリンダーは通常のリボルバー拳銃とは】
【比較にならないほどに巨大で、そして独特の存在感を放ち―――なにより、このバケモノじみた拳銃の最大の特徴は】
【銃身――シリンダーから敵へめがけ真っ直ぐに伸びたそれが三つ、"三連装"に連なっている事だ。】
【水平ニ連装のショットガンの上部に、もう一本の銃身を継ぎ足したかのような"歪"過ぎるフォルム――】
【銃身にはレリーフとして、地獄の番犬を司って精製された事を伺わせるケルベロスが描かれている――まさに、三つ首の"砲身"】

【そして次なるウェポンはセリーナのアーマーの胸部を、食い破るような形で姿を現した巨大な―――砲塔<キャノン>!】
【ドラゴンの頭部を模して作られた超遠距離型高火力武装、その名もドラグーン・キャノン。】
【胸部に装備されたそれはドラゴンの生首が丁度、胸元から生えるような形状で召還されており、この状況下で黙々と、チャージを開始―――!】
【ゆっくりと開いていくドラゴンの口部、その内側に供えられた巨大な火砲が轟音と共に紅く染まっていく―――!】
【チャージの時間は1レス、つまりはこの猛攻を凌いだ後、彼女が何故固定砲台などと言う呼び名を持つのかその意味を理解するときが来るだろう。】

【勿論、其れよりも前に襲い来るものがある。それはまず、猛撃を繰り出す"ダラ"めがけて放たれる、ケルベロス・マグナムによる強烈な一撃だ】
【三つ並んだバレル、ハンマーが起こされればそれらはダイナミックな回転を見せ、内部に隠した強力な爆裂弾を装填、発射準備して】
【セリーナは右手にケルベロス、左手でドラグーンキャノンを抑え、ダラめがけ先ずはマグナムによる射撃を行う―――ただし。】

【それはもう射撃と呼べるものではない、まさにケルベロスの名が示すとおりその破壊力は地獄の番犬そのものだ。】
【放たれた弾丸は20mmスマート・グレネードにも匹敵しうるような巨大な魔界製・爆裂弾丸であり、着弾時に強烈な爆発を生み出す。更に】
【ケルベロスに存在する三つの弾丸はそれぞれが各々属性効果を付与されており―――今現在放たれたそれは、冷気を纏う氷結の弾丸ッ!!】
【先程のアサドの攻撃にも重ねて、再びの冷気によるダメージ―――少しでも、彼女の動きを鈍らせ、エインセルへ攻撃を届かせるのが目的だ。】
【その間も、ドラグーンの砲撃準備は整っていく―――!!】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/16(土) 01:25:14.37 ID:G2p1jlM7o
>>802>>804>>814

【膝立ちのまま、腰溜めに構えた"弾"末魔を嵐の中でも必死に構え、なんとか撃ち放てば―――二度目の召還、展開される召還陣】


                         ―――番犬吠々<ケルベロス・マグナム>―――

                          ―――竜王咆哮<ドラグーン・キャノン>―――


【展開された召還陣、その数なんと―――二つ。つまり、放った弾丸も二発だ。】

【障壁として働いたそれらは寸刻後、新たな武装を空間内にイン・ストールする―――!】
【最初に召還陣から取り出されたそれは――銃、のような"何か"――否、そうとしか形容できない程の巨大な、銃器。】
【拳銃と思わしき形状、しかしそれでもグリップは驚くほど大きく、なおかつ中心のシリンダーは通常のリボルバー拳銃とは】
【比較にならないほどに巨大で、そして独特の存在感を放ち―――なにより、このバケモノじみた拳銃の最大の特徴は】
【銃身――シリンダーから敵へめがけ真っ直ぐに伸びたそれが三つ、"三連装"に連なっている事だ。】
【水平ニ連装のショットガンの上部に、もう一本の銃身を継ぎ足したかのような"歪"過ぎるフォルム――】
【銃身にはレリーフとして、地獄の番犬を司って精製された事を伺わせるケルベロスが描かれている――まさに、三つ首の"砲身"】

【そして次なるウェポンはセリーナのアーマーの胸部を、食い破るような形で姿を現した巨大な―――砲塔<キャノン>!】
【ドラゴンの頭部を模して作られた超遠距離型高火力武装、その名もドラグーン・キャノン。】
【胸部に装備されたそれはドラゴンの生首が丁度、胸元から生えるような形状で召還されており、この状況下で黙々と、チャージを開始―――!】
【ゆっくりと開いていくドラゴンの口部、その内側に供えられた巨大な火砲が轟音と共に紅く染まっていく―――!】
【チャージの時間は1レス、つまりはこの猛攻を凌いだ後、彼女が何故固定砲台などと言う呼び名を持つのかその意味を理解するときが来るだろう。】

【勿論、其れよりも前に襲い来るものがある。それはまず、猛撃を繰り出す"ダラ"めがけて放たれる、ケルベロス・マグナムによる強烈な一撃だ】
【三つ並んだバレル、ハンマーが起こされればそれらはダイナミックな回転を見せ、内部に隠した強力な爆裂弾を装填、発射準備して】
【セリーナは右手にケルベロス、左手でドラグーンキャノンを抑え、ダラめがけ先ずはマグナムによる射撃を行う―――ただし。】

【それはもう射撃と呼べるものではない、まさにケルベロスの名が示すとおりその破壊力は地獄の番犬そのものだ。】
【放たれた弾丸は20mmスマート・グレネードにも匹敵しうるような巨大な魔界製・爆裂弾丸であり、着弾時に強烈な爆発を生み出す。更に】
【ケルベロスに存在する三つの弾丸はそれぞれが各々属性効果を付与されており―――今現在放たれたそれは、冷気を纏う氷結の弾丸ッ!!】
【先程のアサドの攻撃にも重ねて、再びの冷気によるダメージ―――少しでも、彼女の動きを鈍らせ、エインセルへ攻撃を届かせるのが目的だ。】
【その間も、ドラグーンの砲撃準備は整っていく―――!!】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/16(土) 01:25:52.79 ID:G2p1jlM7o
/OH! 勢い余ってなんだか二度連続攻撃してしまったのですがMISSです!すみませーん!
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/16(土) 01:44:30.79 ID:0Cthd4GUo
>>818

くっ……確かに貴様に我が弱点を暴かれたのも又事実、だが……
侮るなよ女……!電撃が弱点など、自分自身が最もよく分かっている事実…!!
しかし敢えて雷撃の槍を……カテドラル≠使っているのは、己を戒めるためだ

……貴様に理解しろとは言わん。そのまま勝手に増長して、死ぬがいい
不出来だが、我が弟は強い……鉛球の1つや2つ、効かぬ程度には。

【少女を睨むフレデリックだが――もう遅い。彼女は、相応の自信をつけてしまった】
【神殿騎士の戦略は失敗だ。もう、彼女を萎縮させることは叶わないだろう】

【だがそれはそれ、叶わぬならば物理的に押しつぶせばいいとばかりに、後は弟へすべてを託した】
【言葉の通り、牽制の発泡は無意味らしい。全身を包む分厚いゴムのマントは銃撃を防ぎ】
【潰れた弾丸を器用にチェーンソーで払い落とすと、グルクススは気が触れた笑みを彼女に向け】

やア、コンニチハお嬢さン!お元気?そうでもない?僕も俺もチョー元気!
それでなあに?マホウジン?でっかい火球でも作るのかナ?それとも電気かナ?

―――アッハハハハハ!!何でも良いよネ!だって無駄なんだしサ!
キミみたいな娘は僕の芸術品にピッタリだヨ!捉えたら皮全部引き剥がして―――

【まっすぐに、突進。巨体と防御力に任せて突っ込めば、相手を何等分かにするように】
【凶悪な四枚の、錆びついたチェーンソーの刃を振り回して襲いかかろうとするだろう】

【また、このグルクスス・シャリエール――解析しても、マントの内側は分からない】
【まるでモヤが掛かったようにデータが無いのだ。或いは、六罪王のせいかもしれないが】
【―――『助けてくれ』という、見当違いな一言だけは、読み取れるだろう】

>>824

弟が粗相をしたようだな……?許せよ、アレは昔から少しばかり気が触れている
だが、ダグラスという稀代の芸術家に引きあわせてみればどうだ、存外に才がある。
だから奴は今でも此処でこうして私と同じ舞台に立っている……そういうわけだ

……そして、それを知ったところで、男。お前がグルクススの相手をする必要はない
今ここで、私が貴様の息の根を止めるからだ……行くぞ―――!

【フレデリックは片足を撃ちぬかれているにもかかわらず、僅かに額に汗するのみで】
【あくまでも彫りの深い、そして力強さを感じる表情を変えることもなく、向かっていって】

【――まず、雷撃が拳銃の一丁と、それからオイルライターの方に誘導された】
【そして物が悪かった。オイルに火花が散りでもしたか、俄に周囲へ炎が散って】
【ヌメる足場が、一部とはいえ急速に乾いてゆく。無論、フレデリックがそれを見逃すはずもなく】
【乾いた場所を見つけるや、片足を庇いながらソコを経由し、軽快なジャンプで接近を図る】

【走ったり歩いたりが困難である分、少ない動きで迫ろうという考えなのだろう、が】
【一応この合間にも隙がある。――で、接近を測ったなら、中距離から槍を繰り出すのである】

【狙うのはこれまた、少女の時と同じく手元。銃使いにとって最も重要な手を潰そうというのだ】
【今度は雷撃も無いから動きも遅れない、ブレもしない。正確無比な一撃がヒライの手を狙い――】

【――そして、気付くか。乾いた地面を踏んだその折、彼は残ったオイルの一部も踏んでいて】
【その軌跡が燃えるオイルライターから、点々と続いていた。きっと彼の麻の靴にはオイルが染み込んでいるに違いなく】
【湿った地面とはいえ、撃てば火花も散るはずで―――さて、どうなるか―――!】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/16(土) 01:49:22.22 ID:o67RxGTZo
>>814>>823>>825
【卓越した身体能力。そして、相手の練度や適性を見出した上で――、それに対応した目的達成の手段を模索し、実行する】
【言葉にしてみれば簡単な事ではあるが、これを実行できる人間は、世の中にそう多くはない。単純極まりないが、それが何よりも難しいのだ】
【女は大理石の床を蹴り飛ばし、そして場所を移動してまた震脚で床面を巻き上げて弾丸を補充し、瓦礫の弾幕を放ち続けている】
【そう遠くない内にこの攻撃にも限界はあるだろうが、なにも延々とこれを続けるというわけではない、後数百秒を守りきれば、十二分なのだ】

「――――気がついたか。流石に敏い……エインセル様が気をつけろと言うだけは有ったか。
セリーナ! 貴様も素晴らしい! 上に立つ者たる実力を見せてもらった! だが私の主はエインセル様だ!
ならば、故に……ッ! 掛かって来い……! 守るのが私の職務。任された以上は――任された仕事を全うするのが私の使命故に……!」

【アサドの放つ《B-strike》。それの正体を、なぜだかダラは理解していた。この空間でなければ、それは予測できなかったろう】
【だが、この空間だからこそ、その一撃が高威力の一撃必殺の弾丸であることを看破できた】
【そして、満身創痍ながらも気丈に嵐に立ち向かい、アーマーによって軽減されるとはいえど、怒涛の衝撃がセリーナを襲う】
【それでもそこに立ち――そこに挑む有り様を、気高く美しいとダラは思った。恐らく主もそう思うだろうと思考する】
【アサドがチャージを始める、セリーナが構えをとる。それと同時に――、ダラは最後の一息で密度の高い弾幕を生み出すと、地面に根を張る様に両足を付け、低い重心で構えを取った】

【アサドの放つ力の波動は、異様に大きくそして絶対的。そして同じく、二発の力――許容を越えるだけの爆発的戦力を発現させるセリーナ】
【人間一人を屠るのには十二分な性能を発揮するだろう、セリーナの三首の砲身と巨大なカノン砲。そのどれもが必殺といえる力の連打】
【――それに対して、ダラはブレることはない。任せられたのは守ること、故に――守る以外を実行しないと、その双眸は語っていて】

「――――私の脳髄のスペックでは、一度の設定が限度だな。
……だが、一度限りであれば……ッ! Amberite=\―――NULL値に鋼鉄を代入、形状は防壁……!」

【アサドの放つ全力の一撃――それは、狙い通りに着弾し部屋中を爆風で埋め尽くさんと炸裂する】
【爆熱の衝撃――。それはともすれば、エインセルすら巻き込みかねないほどの大威力。決め技としては十二分と言える性能】
【轟々と響き渡る衝撃音、そして閃光と黒煙で空間は満たされていたが――、奥から黒の存在感が発露した】

「…………っは……ァ……ッ!! あと……ッ30秒……!
守り切る……ッ! この身の総てを用いて、任せられた責は果たさねばならない……!」

【――空中に浮かぶ、琥珀色の多重層積の物理結界。十数枚の鋼鉄の強度を誇る防壁は、無残にも吹き飛ばされていた】
【何もないに他の要素を代入する事で、そこになかったものをあるものとしてこの世に発現させるその異常】
【エインセルが本来用いる力の一端を扱ったダラの肉体は――脳髄は、酷いダメージを負っていた】
【双眸は充血し、口元からは血をこぼし――それでも、それだからこそ、堂々たる立ち姿でダラはセリーナとアサドの前に立ちはだかり、仁王立ちをした】

【だが】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/16(土) 01:49:49.23 ID:o67RxGTZo
>>814>>823>>825>>826
【――ダラの目の前には、1人の少女が立っていた=z
【倒れ伏す兵士たちは部屋のそこら中に転がっていたはずが、いつの間にかダラを残して総て姿を消している】
【車椅子に乗らなければ生活できないはずの肉体は、不安定な立ち姿ながらも背筋を伸ばして二つの暴虐の前に身をらしていた】

【前段階として放たれた冷気の弾丸。それを防いだのは――回路模様のパターン≠セった】
【冷気が少女の蒼白な肌に霜を下ろすが、論理結界はそこから先に弾丸自体を通すことは無く、少女を屠る事を実現させず】
【一歩歩みを進め、少女はいつも通りの無表情で後ろの従者に首を向け――わずかに口元に笑みを浮かべた】

「――ご苦労。…………良く、守ってくれた。感謝する、ダラ、皆」

【――少女の手の中には、静謐な印象を与える、水色の宝玉が握られていた。表面には常にさざ波が生まれているそれは、水を操る宝玉だろうか】
【神波の宝玉=B一部の文献では、この都市を波で飲み込み滅ぼした災厄の原因であり、この都市を外的から守っていた力ともされる】
【その蒼の宝玉には、同じように回路模様のパターンが見て取れる。それを見れば分かるだろう、今の宝玉は少女の力の元に強制的に隷属させられている事が】
【ふらりと幽鬼のような動作で一歩を進め、射線の延長線上に立ちはだかる、白い少女。吹けば飛ぶようなその貧弱な体躯からは、しかし強い異質さが発せられている】

「――神波の宝玉とは――正しくは水を操る宝玉では、無い。……文字通りに波動≠操る宝玉だ。
伝播し、広まり、共振する。――――そう、私の力の干渉範囲も速度も、爆発的に増大する。
……今までの私の力は接触面でしか発言できなかったんだが……、無線接続も悪くはないな」

【――宝玉を懐に仕舞い込み、少女は悠然の体でセリーナとアサドを睨めつける。感情のない琥珀の瞳は、此度の目的を達成しようとも揺らぐことは無い】

「……部下が頑張ったんだ。ここからは、私が出張らせてもらう。
…………掛かって来い、…………私は弱いが、私は強い≠シ……!」

【遺跡が鳴動する。――塔の広間が変貌していき、天井や壁が崩れていき、夜空が晒されていく】
【都市で最も高い塔から都市を見れば分かるだろう――都市区画の隅から隅まで、まるで波が広がっていくようにびっしりと回路模様が浮かんでいることが】
【その回路模様が、塔に向けて収束していき――丁度二人の耐性が整う頃には、少女の元に総ての力が戻っていくことだろう】

「――――Going for the One/終末観測」

【茫洋とした瞳。――しかし、その瞳は余人には見えない世界を認識している】
【少女がゆるりと前に伸ばした右手のひら。その手のひらの中に――   ≠ェ生まれつつ有った】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 01:50:49.00 ID:oFs5IAjg0
>>822

【彼女の赤が黒に上塗りされる、風によって赤は線となり黒い鎧に装飾のように付いた】
【彼女が大理石の上に倒れているのを見れば、近づいて刀を空に向けて上げ】
【それを降り下ろせば彼女の魂の火を消すことも出来た、だが何時まで経ってもそれは起こらなかった】
【刀を腰へと戻す、何故、彼女は機関の敵なのに】

…………言った筈だ、私はお前を殺したくはないと
……確かに、お前は強かった 戦うというのなら止めはしない、邪魔になるならば何度でも斬るだけだ
…………これからも、"仲間"と"自分"を大事にしたまえ

【そう言い終えると漆黒の鎧は、門を後にする】
【黒の消えた白いキャンパスに残った色は一つだけ】

/ではここらへんでしょうか
/お疲れさまでした!
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 01:52:23.25 ID:vIIEyPWIo
>>815


「ッ!!トランプの盾か!」


【砕け散る音、しかし肉を切った感触が薄い、ダメージはそこそこと言ったところか】
【クロウクレムリンは苦い顔でディハートを睨み、追撃を試みる―――が】
【至近距離まで追い詰めた所で発射された『JOKER』のカードが己の胴体へと放たれる―――!】


「―――ぐ、おおおおおおおおォォォォォ―――!?」


【ドゴォン!と轟音を立てて空中で爆発、そのまま橋の表面に音を立てて墜落する―――】
【よろよろした様子で立ち上がりながら、右手の団扇でディハートに狙いを定め睨みつける】
【一方、左手は己の胸部―――に出来た光のひび割れを抑えている、今の赤の道化師の一撃で出来たのか】

【この"怪人"を仕留める有効な手段としてはおそらくこの胴体に出来たひび割れ目がけ大技を叩き込む事なのかもしれない】
【対処法としては奴の両手、特に右手の風の団扇を封じてがら空きのボディに大技を放つのが最も有効と見ていいのだろうが】


「おおっと、ブレンヒルトお嬢様の前で易々と倒れるわけにはいかねえなあ……!
自警団風情に渡していいほど安いお方ではねえんでなァ!『クロウラケット』!ウインドカッターッ!!」


【二回往復させて斬撃の軌道を描くように団扇を振るうと、そこから風の刃がディハート目がけ発射される!】
【軌道はややカーブを描いてディハートの胴体を切り裂く動き、大きな刃ゆえ当たると厳しい、だが対して複雑な軌道でもない】
【この攻撃をかい潜り団扇を封じることが出来るだろうか?】


>>821

[――――手ごたえあり、いや……仕留めきれてはいない]


【爆発は命中した、火薬の量は多めに調整したとっておき―――この機能、早くも披露する羽目になったが効果は抜群】
【しかしレグルスには未だ息がある、己の受けた傷は決して浅くはない、レグルスからも胸部に空いた小さなひび割れが見えるかもしれない】
【ウィーズルクレムリンを仕留めるのは、なんとか動きを封じてその一点へ大技を叩き込む必要があるだろう】

【ダンッ!と大きな跳躍を行い近付いたと同時に、レグルスが渾身の電撃を放ってくる!】
【鼬の"怪人"とて光より早く動ける訳ではない、装甲も厚くない自分の身ではこの電撃は極めて避け辛い物だった】
【当たり前のようにその我武者羅のスパークブラストが勢いよく命中する―――!】


[――――っ!……おおッ!!]


【小さな怒号を上げて電撃に悶えながらレグルスに習い捨て身で放たれる、一本の苦無】
【直線的な軌道で、今度は何の変哲もない苦無だが―――この苦無、着弾したら悶絶必死の電撃を放つ投擲式スタンガンなのだ】
【当たってもややビリッとくる痛みだが、ほんの数刻ほどまともに体が動かなくなってしまう――目に目を、電撃には電撃をという事か?】

【そして大したダメージでなくとも動きさえ止まればウィーズルクレムリンは構わなかった、なぜなら】


>>ALL

――――herrlich!!


【チョークで文字をかきながらブレンヒルトが後ろの戦闘を行う者たちに視線を向けながらそう叫ぶ】
【するとその詠唱により起動した上空の矢が彼らの頭上で光り輝く―――】

【そしてそのまま雨の様に空から無数の光の光弾が橋の上で戦っている者たちめがけ降り注ぐだろう!】
【クロウとウィーズルには当たらない、味方には当たらないように仕掛けがしてあるのかディハートとレグルスにダメージを与えるための多重攻撃のようだ】
【威力は低い、防ごうと思えば容易く防げるが数が多い、すさまじい動体視力で見切るか、面の防御を行わなければ対処は厳しいだろう!】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/16(土) 01:55:42.97 ID:+hBv/I0jo
>>831

【墨染色の夜の跡、立ち去る姿の消えた瞼の裏の表情】
【見ていられなかった、自分の情けない敗北の姿を】
【そしてかけられた情けの意味を、心の奥で感じ取って】

【それは狙撃手≠ニしてUNITED TRIGGER≠ニして、その両方で喫した敗北】
【痛む傷口、けれどもそれ以上に、その小さな心がとっても傷んで】
【頬を伝う涙の色合いを、誰にも見られたく、なかった】


負け……たの、負けちゃったの……ソニア――――――……
……負けたらね、ダメなの……ソニアみたいね、ソニアみたいな子は……


【小さな手のひらが目元に溶けた、真ん丸のマリンブルーの目が、溶けて無くなりそうだったから】
【こぼれ落ちないようにって、その手で硝子細工の瞳が砕けないように覆い隠して】
【翼が落ちて羽根になったなら、どこまでもその褪せた輝きを見せないようにと】

【思い続ける一片を、いつまでも抱きしめ続けていた――――――】


/お疲れ様でしたー!
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/16(土) 01:57:21.16 ID:geiNXqopo
>>813>>819

(厭な目付きだ。こちらを探っている──まあ、レギンに私の能力を前以て知らされていた訳ではないだけましか)

【──飛沫の上がる寸前、ベアトリックスが何らかの行動を起こそうとした事を確認。咄嗟に跳躍し、再度能力を発動する】
【空間を歪めるそれは、炎を、銃弾を、そして己の気配をも──ひいてはあらゆる物を無に帰す方向性を秘めた負の力場=z
【尚も薄らいでゆく気配、透明化する存在感。朔夜は呼吸を止め、可能な限り音を抑えて】

────ッ!

【力場を突き破って掠める弾幕に身体のあちこちの肉を削ぎ落とされながらも、辛うじて急所だけは庇いつつ】
【ベアトリックスに気取られる事なく死角を──少女の『真上』を取らんと、先程発動したものと同じ『斥力場』を両足裏から放出】
【これを一時的な足場代わりとして、宙を蹴り、高度を上げてゆく】
【ガトリングの掃射が立てる水煙のため、幸いにも視界は悪いままだ。朔夜には、今ならば取れるという確信があった】
【仮令(たとい)蒼い炎が傷口を舐めようとも、この好機を逃すわけにはいかない──!】

(生きているならば尋問は可能だ。手足を一本や二本落としてしまおうが、問題はない)
(一撃で確実に無力化する──そのつもりで仕掛ける)

(────全力でッ!)

【苦悶の声を噛み殺し、更に能力を行使。負の力場によって衣服の延焼を食い止め、遂に彼女は目標地点に到達】
【小太刀の切っ先を真下に向け、落下の勢いを加算した凄絶な刺突をベアトリックスの右肩に浴びせんとする】

【無論、気付く方法がない訳ではない。もしも水面に落ちる影に目を向けられでもすれば、今の朔夜はむしろいい的だ】
【だが、もしも僅かでもベアトリックスが油断し──ギアに気を取られてこれを見逃せば、不意打ちによって思わぬ痛手を負う事となるだろう】
//遅れて申し訳ない……!
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 01:59:26.47 ID:tCo1W85E0
>>817
【地面にポッカリ空いた大きな穴。彼は咄嗟に後ろに回避したが、それに理由があるのかどうかは果たして……?】
【足場が脆く、崩れやすいという一つの条件。これは共に近距離の攻撃を主とする者同士、中々にキツイ物ではないだろうか】
【動かねば攻撃ができぬのに、迂闊に動けない。一つの判断ミスが命取りになる。―――俄かに男の中で緊張感が増す】
【しかし、恐らくそれは彼にの立場から見ても同じはず……恐らく、この足場を把握せずおいて勝利はないのだろう。】
【だからこそ繰り出した、横薙ぎ。蒸気を伴う其れは、単なる攻撃だけではなく視界をも遮る目的であったのだが――】


……!!
ちょっ……!そりゃ貴方いくらなんでも反則ですよ……どんな身体能力してるんですか
いくら何でも高すぎですよ……ハハハ


【……3mのバク宙。しかもその勢いで蒸気が晴らされた―――余りにも人並み外れた動きに、男に乾いた笑いが起こった】
【一体どんな体をしているのだろうか……彼の身体能力は、其れだけで特殊な物と言えるだろう。……警戒しなくては】
【しかし、びっくりする様な方法で回避された横薙ぎも、あながち無意味ではなかったようだ。彼の表情が、少し歪んだ】
【熱が効いたか……こればかりは身体能力でどうこうできるものではない】

【―――しかし、笑っている場合ではなかった。薙ぎを回避されたということは、此方にも隙が生じる……そこを彼が見逃すはずがない】
【されど、男とて槍使い。薙ぎを躱されれば隙が生じるのも、相手が往々にしてその隙を狙ってくるのも重々承知だ】
【故に懐に入り込まれての攻撃は幾分か織り込み済み、何とか躱したのだが―――その後の蹴りが予想外に速く、そして強かった】


……グッ――――カハァ!!!


【―――躱しきれない。】
【神がかり的とも言える反応で何とかまともに貰うのは回避できたが、掠っただけでも右手が持って行かれそうな衝撃と共に強烈な痛みが襲った】
【恐らく手首に罅が入っただろう……あまりに強烈な衝撃だったのが幸いして手の感覚が無くなり、何とか動かせるが……無理はできない。】

【しかし、今彼の手足は金属化している。重さも相当なものだろう―――脆い地面、その重量は仇となるやもしれない】
【ならば、それを反撃の転機とさせて貰うのも一手だ。こちらも手負い、力任せの攻撃はできぬ―――では、力を他の物でカバーするしかない】

【彼と戦って一つ気づいたことがある。……彼は、並外れた観察眼で予測して行動を起こしているようだ。】
【予想外の攻撃。これが、彼に勝つ糸口となると男は確信した。先程、熱が予想外に強くて躱しきれなかったように―――】

【痛む手を庇いながら男は反撃に転じる。「金属となった手足」「予想外の攻撃」、この二つを総合して、彼の繰り出した攻撃は――――】


―――――……ッここだァ!!


【唐突に、槍を彼の足元目掛けて投げた―――彼が確認したであろう「安全な足場」も、桁外れに重くなった今では安全とは限らない】
【其処に槍を投げれば、足場が崩れるかもしれない。男はその可能性に掛けたのだ……】
【崩れようが崩れまいが、槍は地面に突き刺さった瞬間に柄も含めて全体が灼熱に包まれる。そこから出る蒸気は、今までの蒸気とはまるで違う―――】
【―――槍の穂先自身が気化した、猛毒の蒸気となった鉛だ。】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/16(土) 02:00:54.58 ID:y1fcjdNP0
>>820

【疾走―――――そしての急転たる爆風、事態は斬撃より僅かばかり迅く物語の流れを変えて】
【男が刃圏を逃れるために生み出した爆発は、少女にも一定の影響を及ぼした】
【幾本も骨が圧し折れるほどの衝撃波。その身を撲ち据え、虚空に消えて。直撃を受けた彼に比べれば遥かに軽いが、無視できるほど軽くも無くて】

……はぁっ……、―――――――――。

【狂気――――響き渡る哄笑から与り知る事実はそれだけだ。歓喜もまた確かにあるのだろうが、到底理解の及ぶものでなく】

――――――……ッ!!

【黒の大理石を滴る鮮血で染め上げながら、三度少女はこの戦いに酔う男を追う】
【柳のように、氷の冷たさを得た流水のように。放たれる槍の穂先は見切り、払うが、遥さの導く爆発の規模からは逃れ得ずに】
【……それさえも目覚めの鐘に変えた。ばらばらになりそうな振動と激烈な熱の伝搬を、最小限の被害に抑えつつ足を進めるのだろう】

……―――――――――――――!

【やはりの足元狙いの一閃――――男から見て右から左に、男の、右の足首を狙う軌道で低空を引き裂いて】
【敢えて刀を返さずに、追撃の方向を初段に重ねる。柄を運ぼうとする刀身の勢いを捉えて上体を廻し、左足を軸に瞬時一周転、胸の高い位置を狙って横ざまに斬りかかった】

【人間の視覚は左右の動きには強くとも、上下動への対応に於いては些か劣る。それは恐らくはこの男も例外でなく、これまでの業以上には成立を見込める筈―――。】
【標的たる部位の高低差を以て、其れを利用することを試みたのだ。技術による攪乱と純粋な速度、回転に載せて構えを組み替える“仕込み”の妙――】

【傷を負いながらも躊躇わない黒曜の瞳は、ひどく慣れた戦場の判断を思わせるだろうか。当然であるがゆえに躊躇いがなく、文字通り身を削る事をもなにかの/誰かの/その目的のためと割りきる様な――、】
【人はそれを意志と呼ぶのだろう、それゆえに足を停めないのだろう。けれどそれは志を持たざる狂戦士たる存在たちにも、どこか通じる一節はあって】

【純粋なる力の相似形。闘争に於ける“最善”を求め続けた櫻の少女は、修羅なる刃(ありかた)のみを以て眼前の脅威と通じていた】
【――――終わりが近い。傷はともにけして浅くなく。夜明けを待たずして迎える結末は、この期に及んでさえも未知だったのだろう】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 02:07:53.97 ID:YkgVCIwlo
>>824>>828

己の慢心が己自身を滅ぼす事になる…
戦闘中に自分を戒めながら戦うなんて…到底理解が出来ません

【相手の言葉に率直な感想をストレートで投げ込んで、小さく溜息をついた】
【先ほどの焦りようはどこへ行ってしまったのやら。少女は完全に自身を取り戻していた】

ええ…もうそれくらい読み取っています…
いいえ。見受けるからにして強者…それくらいは一般人でも理解できます

【男にそう言い放つと共に、少女は巨体へと向き直った】
【相手がどんなに強くても倒せない事はない、それは今さっき理解できた】
【そんな余裕が生まれたおかげで不思議と焦る事はなかった】

スタイリッシュでアクロバティックなピエロ…
想像が付きませんね、ええ…まったく想像できないです

【眼鏡をクイっと上に上げて、一時的に体勢を落ち着かせる】
【相手がどんな動きをしてきても見逃さないように、どう来ても対応できるように。気持ちをリセットしたのだ】


グルクスス――――助けがほしいなら助けてあげます
どんな手を使ってでも…



【魔法陣内にいるにも拘らず、相手のことを少ししか読みきれない】
【しかもそれに加えて協力者であるはずの男が結構なピンチに陥っている】
【『助けてあげる』と読み取れた内容をそのまま口に出して見る】
【銃撃が効かないとなれば心理攻撃に移るしかない、そう思ったときには口から言葉が飛び出していた】


『パンッ』

【チェーンソーを構えて突撃してくる巨体の攻撃を横に退いて何とか避ける事ができた】
【だけどここの床は滑りやすい、それを忘れていたのか一瞬だけバランスを崩してしまった】
【それに加えて巨体に新たに発砲した際の反動で余計によろけてしまった】

【一瞬のミスが招いたのは少女にって致命的な展開になってしまうのだろうか―――――】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 02:23:05.08 ID:o3khg/6c0
>>836

【リシャードは少女の足元狙いの一閃を確実に捕らえた】
【その低空の一撃をリシャードは素早くジャンプし避ける】
【しかし、胸の高い位置を狙った一撃はリシャードにダメージを与える】
【だが少々体を反らしていたためか深くは切りつけられなかったものの、決して浅くはない一撃をもらった】

 ぐごはっ…!
 ハハハハハハ

【そのように血を吐き、だが笑った】
【その笑いは狂気にに満ち溢れた笑いだ】

【そして、リシャードはナイフを再び召還し、足を狙い投擲する、このナイフは爆発はしない】
【少女とリシャードの距離は近い、これをかわしきれるのかはわからない】

【そして投擲すれば男はそのまま、後方へと跳躍する】
【後方に跳躍し着地したのならふたたび血を吐く】
【そしてリシャードの思考は徐々に正気にもどっていく】

 これ以上は無理か
 久しぶりに強敵に会えたのにな
 だが、まあいい、次ぎふたたび相対したときの楽しみが残った
 ハハハハハハ

【そう言ってリシャードは隠しもっていたスタングレネードを投げつける】
【破裂すれば強烈な閃光と爆音が襲う、そしてそれが止んだあとにリシャードは撤退しているであろう】

/ここらへんで〆ますね
/お疲れ様でした
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/16(土) 02:24:06.56 ID:lcoKtSVho
>>821>>832

グゥっ…………流石に自分の技とはいえ……きっついぜ……!

【先に着地していたが故、何とか踏み止まる事ができたが、爆圧を間近で受ければ全身への負担は大きい】
【和らげたとはいえ斬撃を受け、更に……となればダメージは決して軽くない】

へへっ……そういう根性は……嫌いじゃねえけど――――俺の知った事じゃねえなあーーーー!!

【爆発により生じたであろう皹。勿論見逃す筈もない】
【そこを狙おうと考えるも――やはり団扇が邪魔だし、何よりこの攻撃をどうするか―――】

ちっ―――こうなりゃヤケっぱちだぜェ!!

【『避けてる場合じゃねえ!』と判断。ならどうするか?決まっている。突っ込むだけだ】
【とはいってもやはり、無防備に、とはいかない。ここでもまた、黒のカードの出番である】

【単純な軌道で来るのなら、ぶつけてやればいい】
【さっきの斬撃へも、そういった部分では同じ対応をしたのだ】
【繰り出すのは8枚のカード。それらを己の体に当たる部分を狙い、順次激突させて】
【次々に破砕音が鳴る。しかしそれで完全に打ち消せる訳はなくて】

痛えな畜生が――――――――ッ!

これでも喰らっておネンネしやがれ!《複製・赤ノ道化師》
――――って、またこういう攻撃されるのかよ、俺!

【決して浅くはない傷が、腹部に刻まれる】
【けれど、ピンポイントで和らげていたからか致命傷とまでは届いていなくて】

【反撃とばかりに、赤のカードを両腕に3枚ずつ、更に1枚を喉元へと飛ばして―――】
【まだもう一枚。一瞬遅れて、皹へと放たれたそれは、白紙の“スペアカード”】
【しかし直前でそこには道化師のイラストが現れ―――先のJokerと同じ効果を得るのだ】

悪い!そっちまで手が回んねえから自分で何とかしてくれ!

【と、こんな事をしている間に上空からは無数の矢】
【思い出すのは以前、水の国でGIFTのテロを鎮圧した時のこと】
【味方である彼――どうやらレグルスというらしい――にも一応声を掛け、残る9枚の黒のカードを頭上に展開】
【威力が低い分、それぞれが何発かを防ぐが――やはり防ぎきれない】
【腕や脚に突き刺さり、ここまでのダメージもあってか膝を付いてしまうだろう】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/16(土) 02:28:04.41 ID:k4+VAflGo
>>825 >>823 >>830 >>829

おいおい、またド派手なのを持ち出してきたな。
――――守りは任せろ、と言いたいところだが…………。

【セリーナの纏う鎧から迫り出す巨大な砲塔=\―――その外観と輝き出す紅蓮光に、自信の砲撃と似たものを感じ取ると】
【それがチャージ時間を要する物だと判断し、アサドは痛む肩を抑えて立ち上がり、セリーナを庇うように立とうとする、のだが…………】
【倒したはずの兵士は消え、ダラと――――そして立ち上がったエインセルに、アサドは目を奪われることとなった】
【悠然と歩くエインセルの姿から、確かに六罪王≠ニしての風格を感じ取れば、アサドは気圧されたかのように銃口を下げて】

…………よう、立ち上がれたのか、エインセル。そいつぁ良かったな。
しかし…………いい部下を持っていやがるな、お前も。

【――――時間切れ、という文字が、アサドの頭の中に躍った】
【同じく部下を持つ身として、心の底からの賞賛が送られる。敵味方は関係ない、ただ戦い抜いた者へ純粋に送られる、それは単純な尊敬で】
【だが…………少女の手に回路に溺れた宝玉≠フ姿を見咎めた以上、もはや容赦などしていられない】

【いや――――自らの力で立ち上がり、この戦場へと上がってきた少女へ、容赦などという無粋な真似はできない】
【エインセルが何を成そうとするのか、それはわからない。回路に覆われる空間の中で、アサドは思う】
【――――彼女を、止めなければならない。それが正義≠ニいう題目を背負った、自分の役割であるのだと】

そうして、立っているからには…………全力で行かせてもらうぜ、エインセルッ!!

【じゃきり、と構えた銃口から、アサドはエインセルへの明確な敵意を突きつけ――――】
【――――否、それだけではない。照準の成された銃口の中に、水色の光が充填されている!】
【アサドはエインセルが立ち上がったとほぼ同時に、その危険性を察知して引き金を引いていたのだ】
【チャージ中の光を見せないために、わざわざエインセルの迫力に呑まれて銃口を下げたように見せかけて――――】
【着実な勝利のみに固執した、小狡い作戦――――それも含めて、アサドの全力と言うことなのだろう】
【モニターに躍るのは、《B-splash》の文字。全てを凍てつかせる、氷結の魔弾――――!】


おおおおおおぉぉおおおおぉおおおおッッッ――――!!!

【叫びと同時に放たれた亜音速の弾丸は、先程ダウに使った《B-strike》と同じくその足元を狙い、着弾すれば即刻起爆するだろう】
【しかし、それは攻撃を目的としたものではなく――――後に続くセリーナの一撃を、より完璧にするための補助】
【《B-strike》と同じく広範囲爆撃≠フ性質を持つ氷の魔弾は、爆裂と同時に範囲を膨張――――】
【刹那のうちに、エインセルを中心とした広範囲を纏めて氷の中に閉ざしてしまうだろう!】

【それは、最初に兵士の銃を氷結させた《I-embrace》の巨大版と考えるのが単純か】
【だが、まともに食らえば全身を氷に閉ざし切ってしまうほどの広範囲となったこの砲撃は、もうそれとは比べ物にならない脅威だ】
【直撃すれば言わずもがな、何らかの防壁を張って防御したとしても、その周囲を氷の檻で覆って閉鎖できるだろうか】
【強大な力を得たと目されるエインセルに防御されてしまう事を、はなから念頭に入れた一撃だった】
【回避方法は単純、着弾地点から素早く退避することだ。全身を呑まれなければ、体の一部が氷に拘束されても脱出の手立てはあるか――――】


――――セリーナ!! ぶっ放せッッ!!

【そしてアサドは、重厚な鎧と砲塔≠纏ったセリーナへと、激励の声と共に残る一撃を託す】
【既にアサドはセリーナの射線から退避済みだ――――後はその一撃が、エインセルへ届くか否か!】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/16(土) 02:35:00.56 ID:dKWOleKQ0
>>832>>839

……ぐ……っ
(や、べぇ…………深手を、負いすぎた……っ)

【爆発による衝撃によって、レグルスの頭部は強く揺さぶられていた。そのダメージが、脳に響いていたのだ】
【故に――――次に飛来する致命の一撃を回避する事が、レグルスには出来なかった】

う――――ぐぁ、がぁぁッ……

【脳へとダメージが入っていると言う事は、感覚が鈍っていると言う事でもあり、運動に支障をきたしていると言う事でもある】
【飛来する苦無に有効な対処を打つ事が出来ず、身体が思いきりスタンする】
【攻勢の維持すらも難しくなって、ふらりとよろめきかけたそこへ――――上空からの光弾の嵐が降り注いだ】

うぉっ――――――――
(不味い、っ……最悪だ――――)
っああああぁぁぁぁぁ……――――!!

【防御するまでもなく、何発も身体を打ち据える光弾。元々ダメージが上半身に集中していた事も災いして、その身体を削られていく】
【そして――――悪い時には悪い事が重なるもので。彼らが陣取っていたのは『橋の上』だった】
【バランスを維持できなった上に、光弾に打ち据えられたレグルスは、滑落して、堀の闇へと墜ちていく】
【10秒――――30秒――――1分――――二度と、レグルスが上がってくる事は無かった】



【――――数刻後 アヴェロニアから離れた荒野にて】

「――――――――嘘だろう……?」
……………………――――――――

【荒れ地に倒れ伏したレグルスの姿を、そこで見つけた者がいた】
【肩や背中、上半身の筋肉が無残に抉られ、砕かれて。頭蓋骨にも重篤なダメージ――――脳挫傷の形跡が見られる】
【目を覆うほどのダメージが重なって――――そして、動かない】

「……レグルス…………レグルス、レグルスッ!!」
……………………――――――――

【同じデザインのコートとハットに身を包んだ青年は、半狂乱になってレグルスの名前を呼び続け、身体を起こそうとする】
【強く握りしめられていたのだろう――――側に転がっている棍には、血の手形がはっきりと残っていて】
【暗闇が、もろとも全てを飲み込んでしまわんと言う様に、気色が色を失っていく】

「……なんだ……………………なんなんだこれはッッ!!」

【青年の痛哭の叫びが闇の中に響く。それを耳にしたものは、誰もいなかった】

/すみません……もう限界で、最後まで起きていられる自信がありません
/なので、一足早くここで引こうと思います。申し訳ありませんが、乙でしたー!
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 02:37:17.49 ID:2UfNWvuu0
>>819
にゃはは、謙遜しないでよそのUT≠ニいう肩書きは市民にとっては十分ヒーローさ
逆に考えれば食事も睡眠も必要ない不老の存在≠ネんだよ、君は………それは生物の一つの進化の形なのさ〜
だから、君の意志は関係なしに………持って帰る=B

まぁ王≠ニのかかわりは僕自身の趣味と研究の為だからね〜にゃはは。

【そんな軽口をギアボックスへと返答している間に、放たれたサプライズキューブがベアトリックスの元へと飛来する】
【ベアトリックスは身の丈を優に超えるガトリングの銃身を盾のように構えて対応するが、カバーしきれなかった3つが激突する】
【三つは、右肩、左わき腹、右太ももに直撃し、特に右肩はゴキンッ!という嫌な音が響き渡る、恐らく脱臼か?】
【ベアトリックスは激痛に顔を歪め、額に脂汗を浮かべながらも、尚、笑う。】

ッつ〜〜〜ッ!!やるじゃないか、次から次に変幻自在のおもちゃ箱だにゃ〜

ますます興味が湧いたよ………君はじっくり痛めつけて運ぶことにするにゃ〜
だからまずはあっちのお姉さんを先に終わらせて………

【これだけのダメージを受けても白い狂気≠ヘ止まらない―――。】
【ニタニタと笑うとギアボックスにそう宣言し、朔夜の方へと視線を―――】

>>834
さぁ〜てとこちらのお姉さんはどうなったかにゃ〜?
流石に弾幕と炎の壁の二段構えなら姿を消そうと―――にゃッ!?

【そう、ベアトリックスは朔夜の異能を把握していない、それが仇となった】
【相手は陰に隠れつつ神速で接近するタイプと考え、ただ弾幕を張るだけで対応が足りうると誤算していたのだ―――。】
【当然、ギアボックスの方を向いていたベアトリックスが陰に気づける訳もなく、そのまま刺突をその右肩に受ける事になるッ!】
【だがギアボックスの攻撃で脱臼したのが良い方向に働いたのか、刃が突き刺さり、血が噴き出すものの、外れた骨に挟まれて刃は止まり】
【右腕が切断される事はなかった………とはいえかなりの深手と言える。】

ぐッッ―――がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?
にゃ………にゃんで………!?まさかこれほどの力を持っているなんて計算外………にゃ!

〜〜〜〜〜〜ッ!いいよ、なら僕の持つ全ての死≠開放して―――君たちを………!!!!

【叫び声を上げて、刃から逃れるようにしながら後方に飛びい退いてそのまま床に膝をついて大きくうめき声を上げる】
【肩から流れる大量の血液が床に浸水している水に浸透していく―――その中でベアトリックスは怒りに身を震わせながら立ち上がる】
【そして、さらなる死気≠その身から解放しようと………】

>>ALL
【PPPPPPPPPPPPPP、突如として電子音が鳴り響く、これはベアトリックスの携帯端末からだ―――。】
【激昂し暴走状態に入りかけていたベアトリックスはその音で一度冷静さを取戻し、イラついた表情で携帯端末を取り出して応答する】

『W/ダブル』?にゃに?今これからって所なんだけど―――
撤退?にゃにをふざけた事ぬかしてんの、このままおとなしく食い下がれって………!

―――ぐ、確かに鉄の計画≠ヘ近いけど………、分かった、分かったてば!もうしつこいにゃ!!

【通信に出ると、『W/ダブル』と呼ばれた人物と口論を始めるが、鉄の計画≠ニいう単語が出てから次第におとなしくなる】
【そして肩を落としながら文句を言いつつ端末を切ると、もう一度二人を睨み付ける。】

―――今回は退くにゃー。
でも次は必ず、君たちに全ての死≠プレゼントしてあげるよ………そしてギア君はお持ち帰りさ。
それと………蛇≠ノついて知りたいようだからヒントはあげよう。
彼はね、長年黄泉≠ノ封印されていた器≠サルベージしたがっていたからねぇ………そして門≠ヘ一つじゃない。

まぁ―――あくまで僕の推測だけどね、精々考えるがいいさ………生き残れればね

【それだけ言うとパチンと一回指を鳴らす―――すると二人の近くにいる炎を纏った骸骨がカタカタと震えだし、そして】
【BONッ!っと大きな音と爆炎をまき散らしながら破裂する………威力はそれ程ではないがかなりの量の蒼い焔と煙だ―――。】

【そして、煙と炎に乗じてベアトリックスは意味深なキーワードを残し―――逃走した。】
【鉄の計画=c……黄泉の器=c……門=c……新たな戦いを予感させ、今宵の戦端は幕を閉じたのだった。】

//少し強引ですがこの辺りで………お疲れ様でした!
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 02:41:19.95 ID:XcqmJWXio
>>828 >>837

ますます気に入ったよ、アンタはイかしてる…後のことはわからないけど
イカれてるなら…多分それは俺も一緒だから…

…俺はロッソだ。俺が決めたわけじゃないけど…気に入ってる
どうであれ、名前ぐらいは聞いてもらいたいもんだよ、グッドガイ

【男は茶化したように言ってみるが、浮かべた笑みは強ばっていて】
【拳銃を撃ちまくった代償が体に重くのしかかっている、頭が痛い。体もだ】
【それに比べて相手がアレほどのダメージを食らいつつ戦い続けている事に辟易とした】
【それと、戦っているという恐怖…撃た無くてはならないという何かが彼を心を苦しめる】
【見えすぎるんだ。この目は。…だが今は黙って歯を食いしばるしか無い】

【男はグラグラする頭を右手で押さえながら立ち上がる】
【そして背負っていたカバンを降ろして白銀の拳銃が転がってる方に投げる。コレを使わなくちゃならないかもしれない】
【中身は保冷の袋に入った輸血パックだった。彼の特性に血を浴びれば失った血を幾分か回復できる】
【というものがあった、だがそれを使うと正気じゃ居られない。だから最後に使ったのはだいぶ昔のことだ】

【相手が跳ぶとそれを狙うかごとく後を付いて行くように射撃を行うが当たらない】
【相手の軽快なステップに今の弱り切った状況では踊らされるばかりだ】
【撃鉄を起こす、具合が悪い。……すると、彼の目が反射する”ソレ”を見つけた】
【たまたまいい位置にいたからか、目が光に敏感なのが良かったのかガスの残りを見つけることが出来た】
【アレを燃やせばイケるかもしれない。男は狙いを定める…しかし】

……何やってんだよッ!!

【体勢を崩している仲間が目に入った。危ない。目が良すきるのは大概だ。彼は舌打ちする】
【葛藤は無かった。拳銃をマリフィネスに迫った弟の方へと向ける】
【どうせ効かないなら全部、ぶち撒けちまえ。我武者羅に引き金を引く】

【彼の左手の拳銃は爆発したようなコレまで聞き覚えのないほどの大音量で撃ち鳴らした】
【特殊能力として六発分の力を一発にすることができる。熱を持ち回転しながら】
【彼は耳鳴りで何も聞こえなくなっているほどだ。弟を狙ったが…咄嗟の判断で間に割って入るぐらいしかできないだろう】

……ああッッ!!クソッ!クソッ!クソッ!!

【ビリビリとしびれる左腕が自然と拳銃をその場に落とした】
【何も聞こえない…が敵が迫るのは見えた。何も聞こえない…】
【男はすでに一手遅れて、先ほど投げた白銀の拳銃の方へ踏み出す】
【またさっきと一緒だ、こればっかりだと過る。倒れこむように引っ掴んで】
【立ち上がりながら銃口を向けていく…何も聞こえない、時間がゆっくりに感じる】

アアアアアアアアアアッッ!!!

【声にならない声がただの叫びがノドを通り抜ける】
【拳銃を握りしめて、撃った。オイルの海へ。彼はそうしたつもりだ】
【彼の白銀の銃が天国を求めている。彼の意志が、命が燃え上がって飛んだ】

【だが、ソレより先に彼の銃を持つ右腕を槍が貫くかもしれない】
【何度も言うが、余計な行動のせいで彼は一歩、遅れているのだ】
【男の耳鳴りがやんでいく………夢か現実か…血の匂いがする】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 02:50:15.33 ID:lNHmK7k50

>>835


そんなん、俺が、天才やからに、決まっとるやん。
まあ、日頃から、鍛えとるのも、あるけどな、………あ、コツは、あるで。教えたらんけど。


【確かに彼と少年には、身体能力という点に関しては、かなりの差が有る様にも感じられる。】
【然し現時点においては、其れが優れているからと言って勝利に直結するという訳ではないのだ、つまり―――。】

【少年が蹴り抜き、何気なく右足を地面に踏み付けた瞬間―――先程の彼と同じ様、少年は足場を失った。】
【金属化を施していた故、彼の其れよりも大きな穴が開いた。其れこそポン、と突き飛ばせば、其の侭落ちてしまいそうな程。】
【異なる点に右足を置けば、再び崩れ落ちる、そんな事が何度か起きて、少年の周りは正に穴だらけとなった。】

【火照る身体から、急に滲み出して来る汗。木枯らしが吹き付ければ、異常に寒く感じて。】
【兎に角足場が落ち着いた此の少年は、前を、前を見る。彼の動きの前兆は、槍を投げる瞬間だった。】
【勿論、予想外であった。何本も持ち合わせているナイフなら兎も角、彼の生命線とも言うべき槍―――其れを、投げるとは。】

【思考回路が一気に加熱し、次の行動を練る。―――然し、彼の攻撃が一足早かった。】
【穴だらけになった中、丁度地面に突き刺さった槍は、崩れる事は無かった。然し其の分、異なる効力を発揮して。】
【気化した鉛、だった。水蒸気とは一切として性質の異なる其れは、少年も瞬時に知覚される事となり、】


………あ、これ……鉛、やろ………あ………あ……あか………


【スッと息を吸い込んだ瞬間、少年は咽た。経験が有るのか、即座に其れを鉛と言い当て、】
【其の毒性を認知しているかの如く、少年は口を固く閉じた。―――暫くは、呼吸をしないという意思表示なのだろう。】
【普通の鉛が気化しただけなのなら、吸い込まなければいいという事。最も、有機物へと化しているのなら話は別だが。】

【―――状況が状況だった。少年は手足の金属化を断念、徐々に普通の身体へと戻し、彼の場所とは反対の足場、へと飛び移った。】
【バク転でさえ3mの高さを生み出せるのだから、その辺りは余裕綽々と言った調子だったのだろう、然し―――、】

【少々吸い込んでしまった鉛と、既に息が切れかけていた中で1分以上の呼吸を止めていた事は、少年の肺に、全身に、甚大な影響を与えていた。】
【彼は今、攻撃手段を失ったはずだ、と。少年は飽くまで彼を見た状態のまま、膝を屈めた。幾度と無く、咳払いを続け―――、】
【軽い頭痛もすれば、早くも鉛の影響が出て来たのだろうと判断。然し体内に取り込まれたのなら吐き出せるはずもなく、】
【少年は其の侭、彼と対峙する事を決意するのだった。身体的なダメージに差はあれど、まだ、其の眼から闘志の炎は消えていない。】

【―――少年は"同じ行動"に出た。随分と大振りの大理石の断片を両手で取って、其れを適当な位置に設置して。】
【助走を付け、一気に蹴り抜く―――其の形状故に不規則な曲線を描きながら進む其れは、彼の足に当たるかという所。】
【避ける事は簡単だ。足をスッと上げれば良い。然し"本当に避けて良いのか"―――、と言う事。果たして、彼の行方は如何に―――?】

【蹴り抜き終わった後。少年は身体をふらつかせ、再び膝を地面に付けた。胸に手を当てながら再び咳き込む姿を見せたのなら、】
【"余程"だったのだろうという印象は全くとして飛躍した物ではない。】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 02:59:12.57 ID:tCo1W85E0
>>844
//すみませぬ……!ちょっと眠気が限界で、これ以上続けると恐らく寝落ちしてしまいます……!
//明日に延期という形を取らせて頂いて構わないでしょうか……!こちらは明日一日中空いていますので、宜しければそちらの都合の良い時間を教えてください!
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 03:01:58.25 ID:lNHmK7k50
>>845
/私も明日は暇人ですよー!今から寝て朝から再開、はさすがにアレなので、
/昼からボチボチー、という形はいかがでしょうか?
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/16(土) 03:04:47.17 ID:0Cthd4GUo
>>837

【全力で狂気/凶器を振り回すも、これがまた外れてしまう】
【これにグルクススは地団駄を踏むが、発砲音が意識を再度少女に引き寄せ】
【ニタリと笑ったままに、またも突っ込んでいく。それも――】

  YYYEEEEEEEEEEEEAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH―――!!!!

【助けてくれという、何処かから漏れた言葉への返事も、反応はなく】
【よろけて隙を晒す少女に向かって、グルクススはチェーンソーを振り下ろし――】

>>843

【ズガァン!≠ニいう、もはや人体が発するとは思えない音が周囲に響いた】
【ロッソ――ヒライが放った渾身の一撃が、グルクススの背を捉えた音である】
【流石に、というよりも、6発分がまとまってくると、如何に分厚かろうが――】

……高々ゴムでは防ぎきれない、というわけか。
貴様ら総じて、『出来て』いる……腕を捨ててというのも、良い。

元よりチームを組んでいたわけでもなければ、組織も同一ではない
それでいてこれというのは、中々……舞台栄えのする連中だ。
ダグラスもさぞ喜ぶだろう。……ただ、我が弟は痛手を負ったようだが、…な、っ!?

【チェーンソーの刃は、少女の目の前で止まっていた。戦いの1つが、動きを止め】
【そしてもうひとつもまた終りが近い。槍の穂先は―――彼の腕を貫くだろう、が】

【同時に彼の銃も、屈強な意志もまた、可燃性のオイルを焚きつける事ができていた】
【火炎が尾を描くように麻の靴へ燃え移る。更にローブを、マントをも燃え移る炎は】
【凍りついた化物の様なフレデリックを、表面だけであっても焼き焦がしていって―――】

>>ALL

―――ここらへんで、終わりにしようか。

【こつ、コツ――靴音が、階段から踊り場へと動いていく。見れば件の仮面の男――】
【つまり、六罪王だという彼が居て。どうやら観客席から降りてきたらしい】
【若い。身体は細く、シャリエール兄弟と見比べると戦闘など出来ないようにしか思えず】

【彼が其処に降りたことによって、戦闘のすべてが一時的に停止していた】
【グルクススは――少女の直前までチェーンソーの火花を散らしていたが】
【まるで糸が切れた人形のように動きを止めて、やがて無言≠ナ僅かに退けば】
【チェーンソーをマントの内側にしまい込み、ダグラス・マックスウッドの侍従の如く傍立って】

【燃え盛る炎の中にあるフレデリックは、いつの間にそうしたのか、服を引きちぎって脱ぎ捨てれば】
【ほぼ半裸の、下帯だけの格好ではあったが――手酷いやけど、ということは避けられた様子】
【こちらもまた槍を片手にダグラスのもとへ向かえば、これにて大勢は決したこととなり】

……申し遅れたね。僕の名はダグラス・マックスウッド、芸術家であり――
エインセルと同期の六罪王に当たる人間さ。今宵はどうも、僕の劇にお付き合い頂きどうもありがとう

ただ惜しかったのは舞台だ……もう少し劇らしければ、きっと観客も喜んだハズ
今度は上手くやるとして、だ。今日のところは……我々は失礼するよ
フレデリックも手負い、グルクススも不調と来てる。負けだよ、明確に。僕らのね

でも、僕らはそんな事どうでもいいんだ。勝った負けたに拘るほど暇じゃあない
今宵、この都市で闘えたことに意味がある――理解は、しなくても良いさ

……エインセルの方も、もう決着じゃないかな。なら長居の必要もない
それじゃあまた、お二人さん――次に会うときは、もっと上手いことやってみせるからさ―――。

【彼がそう言うと、三者を魔法陣が包み込んで、やがて光の粒子に包まれ姿を消し】
【同時に周囲に広がっていた観客席も、昇降機も、階下の大音量も全てが消え】
【戦場は静まり返って、非戦地に変わる。―――フレデリックの衣だけが、今ようやく灰になる所だった。】

/時間も遅いですし、こちらはこの辺りで〆とさせて頂こうかと思います!
/お二人とも、お付き合いありがとうございました!お疲れ様でしたー!
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 03:06:59.58 ID:tCo1W85E0
>>846
//はい、了解ですー!ではお昼(ちょっと遅くなって4時になるかもですが……)に返しておきます!
//では盛り上がってきた所で申し訳ありませんが、一旦お疲れ様でした……!
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 03:08:38.77 ID:lNHmK7k50
>>848
/はーい、了解です!では一旦お疲れ様でした〜!
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/16(土) 03:11:15.66 ID:FaC59lyYo
>>842
く……うあ……いつぅ……

【どうにか、混濁状態から立ち上がる。身体の前面が炎弾によって焼け焦げ、それによる魂への激痛が皮肉にもギアを覚醒させた】
【幸い、足元を満たす水がわずかながらその傷を冷やしてくれた。霞む視界をベアトリックスへ向ける】


……それについては、お前の言う通りだな。UT≠掲げる以上、その覚悟は持つべきだ
客観的に見れば、そうかもしれないな。でも、自分がそうなってみれば、そんなの不幸でしかなかったよ
……そう簡単に、行くと思うな

趣味と研究で、あんな連中と関わるなんてね……どうかしてるよ

【魂を蝕む苦痛に耐える意味も兼ねて、彼女の軽口へと返答しながら『サプライズ・キューブ』の戦果を確認する】
【巨大なガトリングによる防御をすり抜け、三つの鉄球が彼女を襲う。小さいダメージではないようだ】

おもちゃ箱、か。今度は嬉しい褒め言葉だね
どうせなら、もう少しまともな女の子に興味を持ってもらいたかったな……

(あの傷で、まだ笑うなんて……こっちは、意識を保つのにも苦労してるっていうのに……うぐ……)

【意地で大口を叩いては見せるものの、立て続けに受けた攻撃のダメージは、こちらもまた大きい】
【朔夜に視線を移すベアトリックスへ、攻撃を加えようとするが、人形の身体が、自身の魂が、痛みを訴えてやまない】
【が、自分が加勢しようなどと、おこがましいことだったと気付かされる】


なっ……いつの間に……

【ギアもまた、ベアトリックスと同じく驚嘆を禁じ得なかった。能力を行使したのだろう、ということはわかったが】
【それ以外は、朔夜が突然ベアトリックスの頭上に現れ、上空からの一撃を加えたようにしか見えなかったのだ】
【自身の攻撃が、逆に仇になったことは、それに見とれて幸か不幸か気付かないままだった】


血が――――!? まだ、何かするつもりか……!!
(まずい……この深手じゃ、こっちもこれ以上は……)

【しかし、ベアトリックスの執念とも言うべき狂気は未だ折れていなかった】
【曲がれ出る彼女の鮮血が、床の水を侵食してゆく。さらに、身体を、魂を、震え上がらせる死気=z
【あのレギンにも似たそれを感じ取り、戦慄の渦へと叩き込まれる――と、それを打ち破るコール音】


(『W/ダブル』……鉄の計画=c…? 何のことだ……?)

【飛び込んでくる耳慣れない単語。少しずつ収まりゆくベアトリックスの怒りに、情けなくも内心で安堵を感じてしまいながら】
【その通話内容が孕む不穏な空気を感じ取る。いったい、ベアトリックスは、その背後の『W/ダブル』という人物は】
【何をしでかそうとしているのか――? それを今知る術は、なかった】


ぐ、う――――
まだ言うかっ……!! それでなくても、カニバディールにも追われているのに……

でも、貴重な情報には感謝しとくよ……後で、ヒントを与えたことを後悔させてやるっ……!!!

【痛みをごまかすため、大きな声で、大きな口を叩いて見せる。この有様では、虚勢であることは丸わかりではあったが】
【ベアトリックスが放つ単語を、一つ一つ脳裏に刻み付けていく。敵は、カノッサに留まらない。新たな火種が、ここにその片鱗を覗かせたのだ】


――――!!!?
くぅっ……!!!

【ベアトリックスの合図に従って、はじけ飛ぶ骸骨。蒼い焔、煙、爆炎。咄嗟に飛び退き、それらを両手で防ぎながら】
【またも、水の中に倒れ伏す。今日だけで、南海この水のお世話になったことだろう】
【場違いなことを想いながらギアが身を起こすと。恐るべき少女は、すでに消えていた】

/続きます
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/16(土) 03:12:17.70 ID:FaC59lyYo
>>834
逃げられましたね……すみません、ふがいないところをお見せ、して……
でも、おかげで命拾いしました
いて……とにかく、ここから脱出しないと……

【傷をかばいつつ、攻撃を終えたであろう朔夜に声をかける】
【最後に彼女が一撃を決めてくれなければ、あのまま連れ去られていたかもしれない】
【言葉に感謝の色も滲ませつつ、ギアは脱出を提案する。お互い、この深手では、これ以上この場に留まるのは危険と判断した故だ】


……得た情報は、UT≠ノ伝えます。まだまだ、休むわけにはいかなさそうですね……
まだ名乗ってもいなかったですよね。改めて、僕はギア・ボックスといいます
『UNITED TRIGGER』所属のおもちゃ屋で、生き人形です

【共闘した相手、朔夜に自身の名を改めて告げる。その後は痛む魂に鞭打って、この場を後にするだろう】


「(……なかなか愉快な戦いが見られたな)」
「(チャンスではあるが……この場で仕掛けるのは、愚策だろう)」

【そんなギアを、大広間の物陰から見ている者。身長2メートルを超えているであろう、巨躯の人影があった】
【しかし、それはすぐに気配を途絶えさせる。後には、波紋ひとつ残さず】
【不穏な気配を漂わせたまま、この場での戦いはひとまずの終息を見た】

/遅くまでありがとうございました!! お疲れ様でした!!
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 03:28:39.04 ID:YkgVCIwlo
>>843

うそ…逆効果…
マズイですね…コレって本当に…

【自分の判断ミスにより自分は物凄い窮地に陥っている】
【今先ほどまで優勢であったとしても…それはもう何処かへ言ってしまった】
【これがもし一人だったら最悪の事態を招いていただろう】



―――――――?

【突然煩かったはずの巨体の動きが完全に沈黙した】
【まるで電池でも切れたかのような、安心できない急な動きは少女を動揺させた】
【無論攻撃するのも考えたがカウンターでもされれば分が悪い】

え?…――――――-?

【相手は自分がいるにも拘らずに武器をしまいこんでしまった】
【その動きが表すのはただ一つ、戦う木なんてまったく無いという事で―――】
【そしてその突然の戦意喪失は少女にとって大きな謎でも合った】

舞台?そんなものじゃないです
貴方は一体何を考えて…理解不能です

【仲間を物の様に扱う仕草と、あくまで舞台と言い張るその神経】
【少女にはまったく持って理解できない、逆に怒りさえ浮かんでくるほどだ】

次は捕まえて見せます。タグラス・マックスウッド――――!
どんな手をつかってで――――

【どんな手を使ってでも。そう言おうとした時に目の前が光に包まれた】

【残ったのは燃え残った衣装の灰と。二人の勇士だけ。】
【そのほかは本当に綺麗さっぱりなくなってしまっていた―――――】

/お疲れ様でした!
/拙い描写。遅レスまことに申し訳ない!
/機械があればまたよろしくお願いします。
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/16(土) 03:40:15.57 ID:sOXtePCQ0
>>838

【二度の剣閃はひとつのみが標的を捉えた。本命の刃。けれど齎される貴重な成果は、望み通りの一閃とまでは言えずに】
【なればこそ予期せぬ反撃が起こった。不意に放たれた刃の描く軌跡を映しながら、橡色が見開いて】
【振り抜く斬閃/轟音さえも置き去りにして、】

【脚を―――――彼女にとっての生命線を狙うナイフを、両断する斬り返しの刃が斜めに断ち切り射線を絶った】
【―――――元々が平然と弾雨を刻み墜とす様な精密性、そして其れに足る速度を載せた剣戟なのだ。この距離でも、持ち前のその技巧は健在であったのだろう】
【だが、恐らくは男の本来の狙いであろう時を稼ぐと言う目的は叶って】

…………ッ―――――……、……終わった、か……。

【投擲されるスタングレネード―――発動は阻止出来ず―――追撃に備えて五感―――その内で生きているもののみを持ち得る限りの警戒に充てたが、轟音と震動の影響が去れば、既に男が撤退を選び取ったことを識り】

(……未だ、躰は動くわね……それ、なら……ッ――――――……)

【ふと戦いの痕の虚脱感が痛覚を元の鋭敏さに戻し、血を流す腹部を左手が押さえた。確実に絶ちきったナイフの小片、その突き立つ痛みがじくじくと感覚を苛んでいた。】

【そう幾度も経験したい夜ではない。忘れることも只人ならば望み得る。だが、今宵の結末を後悔するつもりは今の彼女にはなく――――】
【手傷を負ったままこの闇の先へと歩む少女は、果たして如何ほどの力を残すのだろうか。未だ戦う余力はある。けれど、軽傷の其れとは比べるべくもないのだろう】
【……ひとつ、確かに言える事は。今宵彼女と戦った男が、機関として十分な役割を果たしたということ。】
【抑止力と切り拓く力との邂逅は、確かな影響を残して今宵に刻まれていた】

/お疲れ様でしたっ
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 03:43:43.05 ID:vIIEyPWIo
>>839

【クロウクレムリンもディハートももはや満身創痍、勝負が長引く事はない】
【たった数分の戦い、短くも長いその時間の中での戦いはもうじき幕を下ろす事となる】


「―――!?野郎、突っ込んでくるだと―――!?」


【上からはブレンヒルトの援護射撃、そして身動きのとり辛いこの場所にてあえて突っ込んで来るか】
【黒のカードによる面の防御、最も有効な手段をもって対処しているとはいえ、苦し紛れの猛攻を必死に特攻してくる】
【互いの間合いが5mを切った所でクロウクレムリンが改めて団扇を振りかぶるが―――!】

【ガキン!と音を立ててクロウの団扇を一枚のカードが弾き、持ち直そうとする前に二枚のカードが突き刺さる!】
【もう片方の手で拾おうとした矢先に追い打ちの様に三枚のカードが動きを封じ、ようやく動きを封じた、そして】


「―――――もう一枚の……『JOKER』!くそ、うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉァァァァ――――――ッ!!!」


【最後に放たれたその止めの切り札がクロウの胸へと突き刺さり、至近距離で爆破―――!】
【衝撃でクロウクレムリンの体が橋から勢いよく撥ね飛ばされ―――しかしもう片方の戦いで落ちたレグルスとは違い闇へと落ちる事すらなく】

【断末魔と共に――――ドッゴォォォォン!!!と空中で勢いよく爆破し、クロウクレムリンは散った―――】


>>841

【特大の電撃が彼の体を襲い、もはや体の右半分がいう事を聞かない】
【そんな中で彼の投擲スタンガンの苦無がレグルスに命中、そしてブレンヒルトが放った光弾の雨に撥ね飛ばされ】
【レグルスの体が橋へと落ちていく―――ウィーズルクレムリンは浮翌遊の魔術を警戒ししばらく見ていたが、とうとう浮き上がってくることはなかった】

【仕留めた、その事を確認した次に彼が目にしたのはディハート>>839の一撃によりたった今散ったクロウクレムリンの姿だ】


[……貴様……クロウを……]


【怨嗟の込もった声を喉の奥からひねり出そうとしながらディハートを睨み続ける】
【しかし、彼はレグルスの度重なる攻撃を受け、まだとどめこそ刺されてはいないがほぼ死に体、いつでも仕留められそうな重傷だ】

【そして門の前、あらかたの作業を終えたブレンヒルトがクロウの戦死を確認すると、ぎり、と歯をくいしばりながら】


―――やって、くれるし……!ウチの荒くれ者をよくもやってくれた訳!
けど無論私がまだここにいるし……!そこを動くんじゃあないし!動いたら打ち抜いてやる!


【すぐに弓に矢を重ね、弦を引いてディハートを狙いながら睨みつけてくるブレンヒルト】
【なかなかにおかんむりのようだ、その矢の先はディハートに真っ直ぐ向けられている】

【まだ放つ様子はないが、攻撃を取ろうとした瞬間に発射しそうな様子である】
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 03:45:05.65 ID:XcqmJWXio
>>847 >>852

【たまたま放ったあの弾丸か彼奴(弟)にクリーンヒットしたのは幸運だった】
【彼はその弾丸の行く末を見ることが出来ていなかったが結果として良かった】

うっ……クッ…!……クソッ!…クソッ!!

【男はただ、正面の敵の顔を、溶けずに燃えていく冷たい表情を睨むことすら出来ず】
【拳銃を落とし右腕から血を流して、何処か遠くに向かって呻くしか無かった】
【赤い目は視界を赤く染めながら、おぼろげな相手の顔を見ようとしていた…】

うるせえ…馬鹿野郎…!……うるせぇんだよ…コノヤロウ……クソッタレ…!

【膝から崩れ落ちて、その場で仰向けに倒れながら出血する右腕を左手で押さえた】
【余裕がその口調から漂うダグラスの声に対して内容は何も入ってこない】
【ただただ、気に入らない。腹が立って、妄言のようにつぶやくしか出来なかった】

ああ…どうなってんだよ…畜生………何やってんだよ…俺は…

【意味深でそれこそ劇中の台詞のようなダグラスの言葉は理解する気も放棄して】

うっせえ…用が済んだなら帰れ……!テメーが帰らないから…俺が帰れないんだろうが…

【ダグラスらに言った一言はこれだけだ。元々大した思い入れもない。今は苛立ちでいっぱいだ】
【色々あってとある自警団にとっ捕まった彼は前金を受け取ったにも関わらず行きたくない】
【自警団員の代わりとして来ていた。無罪放免の取引だった。700万…手に入るんだろうか】
【移り変わる周りの状況に気づくこともなく余計なことばかり考えていた】

【全てが片付いて、煙草でも吸おうか…そう思ってポケットに手をやる】
【握った箱は真っ赤に染まったラッキーストライク。最後、当たってよかった】

【両手を見て、なんじゃこりゃ、とにわかに思う。優作は腹だったけど】
【そしてライターが燃えてしまったことを思い出した…畜生】

……おい…嬢ちゃん…。……ちょっと…何とかしてくれないかな
カバンに色々入ってるから……俺死にたくねえんだよ…割りと…

【マリフィネスに向かってそう問いかける。死ぬことは無いだろうがオーバーに言って】
【輸血パックをせしめるとき治療用と言ってよかった。色々と道具もおまけでもらっていたのを思い出した】

……後、ライターか…マッチ持ってない?

【巻紙に赤い血が付いた、火のついていない煙草をくわえながら、そう聞いた】
【体がダルい。腕も痛い。…カバンに火があったか考えて全て今は忘れてしまうことにした】

/ダグラスの方、マリフィネスの方 遅くまでお付き合いありがとうございます
/動きのあるロールとても楽しかったです。本当にお疲れ様でした!
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/16(土) 04:23:13.16 ID:dmjseXLUo
>>841>>854

ああ……やった、か…………?
へっ……ざまぁ見やがれ……って、おいおい、まじかよ…………

【ボロボロになりはしたが、自分に向かって来ていた敵は倒した―――】
【が、レグルスは堀に落ちたまま戻ってこないし、残る二人はまだやる気と来た】

【やらねば、殺られる――――その状況はまだ変わってなどいなくって】

ったく……体力も、カードももう残ってねえっつーの……もう一箱用意すりゃ良かったな…………
ああくそっ、痛え……なあ……………………

【何とかして状況を打開せねばと、そんな意思だけでもう一度立ち上がろうとするが】
【出血量も多く、体に力が入りきらず膝から崩れ落ちて。】

【―――視界がボヤけ、意識に靄がかかっていく】
【このまま気を失うのだと自分でもわかって、けれどどうにもできなくて】
【すぐに意識は闇の中へと消えていった―――――】




            【の、だが】





【突然、男の、ディハートの傍に魔法陣が一つ、現れて】
【その光の中から、少し掠れた、低い声が響き渡る】

君達―――――ここらでやめにしては貰えないかね?
何、彼に死なれると我々は少し困るのでね…………
そこの彼だって、まだ生きているんだ、ここで続けるより手当てをしてやる方が良くはないかね?

【魔法陣が放つ光のせいで、そこに立っているはずの声の主の姿は見えない】
【けれど、その声の質からすれば恐らく、壮年の男といったところで】
【どことなく余裕を感じさせるような、そんな物言い】

―――もし、君達がまだ戦いを望む、というのなら私が全力で相手をしよう
ただ、そうなると―――君達は二人とも生きて帰れるかどうか……
とにかく、やめておき給え。私とてまだ派手に動きたくはない


―――それと、私は別に自警団の人間ではない、という事は言っておかねばな
言うならそう―――自警団とも、君達とも相容れない存在、だろうか
当然、GIFTとも、な

【戦闘をやめろ、と言いながらも挑発するような事を言い放ち】
【どこまでも、余裕を見せ付けるようにして】

【一頻り喋り終えてパチン――とフィンガースナップの音が響けば、ディハートの身体の下にも同じ魔法陣】
【数秒して光が納まれば、そこには誰もいない】
【血溜まりとトランプの破片だけが、残っている。それだけであった――――】



/無理矢理ですがこれで失礼します!
/お疲れ様でした!
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 04:41:31.33 ID:vIIEyPWIo
>>856

【放とうとした直前、彼の体を覆うように光がさす】
【出現したのは一つの魔法陣、文様の効果はどうやら転移である事が何となく見て取れる】


……消えちゃった、し……いや、そんな事より……じいや!


【呆然としているブレンヒルトの傍に、彼女に呼びかけに答えるかの如く突如音もなく一人の老紳士が現れる】
【静かに目を伏せている清廉な雰囲気を持つ、燕尾服の老紳士、ただしその胸に45番のプレートを付けた男性がいる】
【そのブレンヒルトの執事は今、いつもの柔和な笑みを浮かべずに眉に皺をよせ】


「……クロウがやられるとは大した戦士でした、お嬢様に怪我がなくて本当にようございました……
ここは引くとして、私どもはどう動きましょう」

ウィーズルは勝てたけどボロボロなの、無論動けそうにないからアイツを搬送してほしいし
コマチには私から伝えさせてもらう訳……

「……畏まりました、お嬢様」


【苦い顔を浮かべながら、主従は傷ついた怪人を連れてその場から姿を消す】
【この後彼女たちの一味は無事その場から脱出できた模様であるが……今回の探索の結果はどうなったのか】
【それはまた後日に語られることになるだろう……】

【←To Be Continued...】

/大変遅くなりました、ややおざなりになりますがここで終了とさせていただきます
/本日は日頃の私に比べ一層速度が遅くなってしまいもうしわけありません、ではおやすみなさいです
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/16(土) 05:50:12.58 ID:geiNXqopo
>>842
【炯々と輝く瞳が闇夜に蒼い残光を引く。渾身の一撃が、吸い込まれるように対手の右肩を捉える】
【柄を通して左手に会心の手応えを感じつつ、着地。朔夜は口の端を吊り上げて、酷薄な笑みを浮かべた】

────誰を、先に終わらせるって?

【それは、純然たる捕食者の笑み】
【才に驕らず研鑽に研鑽を重ね、常に敵の屍を踏み締めて戦場に立ち続けてきた、生まれついての戦士のそれだ】
【端的に言えば彼女は、人でなしを殺す人でなしだ。理不尽を殺す、より『外れた』理不尽だ。仮に『正義』の鎖に繋がれていても】
【その本質は、決して変わる事はないだろう。ベアトリックスの前に現れたのは──つまるところ、そういう存在だった】


案ずるな、殺しはしないさ。お前には訊きたい事が山とある……じっくり痛めつけて、運んでやるよ=B


【ベアトリックスがギアへと向けた宣言をそっくりそのまま鸚鵡返しにして、くすり、また嗤う朔夜】
【飛び退く相手を値踏みするように睥睨し、開けてはならぬパンドラの匣が如き死の気配≠ノ対し、望むところだと言わんばかりに】
【血塗れの小太刀を手放せば、腰のもう一振り、尋常ならざる妖気漂う刀の鯉口を切ろうと──】

鉄の計画=c…器=c…門は一つじゃない=H
……何の話だ。まさか、全てが────レギンが討たれる事も含めて、お前たちの計画通りだったとでも?
障子戸か何かじゃあないんだ。異世界への、それも常世への門なんて、そうほいほいと開けられる訳がない。
だからこそ奴がこちらの世界に戻るまで、少なく見積もっても半世紀は掛かると踏んでいたが。

《GIFT》……いや、違う。お前達は一体────ッ、しまっ!?

【したものの、着信の電子音に出鼻を挫かれる】
【話を聞く限りでは、ダブルと呼ばれた人物はこちらの状況を逐一把握している可能性が高く、迂闊には手を出せそうにない】
【相手に深手を負わせたとは言えこちらも手負いだ。薮を突いて蛇を出す真似は避けたい。もしも二対二になれば、戦況は決して芳しくはない】
【よって現時点では追撃を諦める事とし、怪訝そうに眉を顰めて更に問い質そうとした、次の瞬間】

【骸骨の自爆によって吹き飛ばされ、咄嗟に受け身こそ取ったものの、彼女は強かに地面に叩き付けられてしまい】
【当然逃走を阻止する事もままならず、結果、まんまと敵に煙に巻かれてしまう事となった】

>>850>>851
……いや。こちらこそ助かったよ。一対一ではああ上手くは行かなかった。感謝する。
能力で誤魔化せているうちは良いが、仮に持久戦にもつれ込めば、まずこの水で足が殺されていただろう。武術家にとっては致命的だ。

それに、私の力だが──そもそも、ただ使っただけではあそこまでの効果は望めない。意識を他に逸らす必要があった。
あの時のお前の援護が無ければ、私は空中で蜂の巣にされていただろうから、お互い様だ。

【あの一撃が当たらなければ危なかったのは、自分とて同じ事】
【そして実際当たったのは、ギアのサプライズ・キューブがあればこそだと、鷹揚に朔夜は言う】
【その後脱出を促されると首肯して、手早く小太刀や匕首を回収したのち】

識槻 朔夜。『WILD』の客分で、水の国の冒険者ギルド『bluebird』の登録冒険者。

『Justice』の末席を汚す、人でなし≠セ。

【ギアの名乗りに応じてこちらも名乗り返せば、自分も後に続く】

────? 気のせい、か。

【帰り際、何かの気配を感じて振り返るも、其処にはもう誰もおらず】
【何故だか釈然としないものを感じながらも、朔夜はそのまま帰路に就いたのだった】

//お二方ともお疲れさまでした、お相手いただきありがとうございました。度重なる亀レス、相済みません
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 13:04:43.60 ID:996VRIwj0
>>844
【―――手の感覚が戻ってきてしまった。右手首が無理に槍を投げたせいで悲鳴を上げている。痛みが右手を、頭を、支配している……】
【最早触れられただけで意識が飛びそうなほどの激痛に耐えかね、男はじっとりと脂汗をかいている。―――もはや、利き手は使えぬか】

【槍を投げたのには理由があった。先ほどの蹴りで、その右手はもはや長時間使えぬことは男自身薄々感づいていたのだ……】
【長槍は両手で扱うべきもの。片手落ちの状態で扱えるような代物ではない……それどころか長い分行動に支障をきたす、正に「無用の長物」と化してしまう】
【利き手が万全ではない彼にとって、最早この槍は生命線ではなかったのだ。ならば、いっそのこと投げてしまえば「予想外の攻撃」に繋がる………】
【――――そして。少し男の思惑とは違う形になったが、槍は十二分な働きを示してくれた――――】


……ッハハハハハ!よく気づきました!そう、こいつは鉛!――――吸い込めば、最悪呼吸困難になる代物だ
足場は穴だらけ、呼吸もままならない状態……貴方はどうします?


【少年もこの蒸気の正体にいち早く感づいたようだ。―――――蒸気鉛。頭痛・嘔吐・呼吸困難を引き起こす、猛毒だ。】
【その場に居続ければ、生命さえ危機に瀕する代物。故に、即座に呼吸を止めその場から退くという判断は適切なものだった】
【……簡単に「呼吸を止めてその場から退く」と言うが、それは本来なら極めて困難なはずだった。】
【少年の周囲の足場は穴だらけ。迂闊に動けば崩落に巻き込まれることは必至な上に、大きく動こうにも呼吸を止めているならば体への負担は相当の物だろう】
【そう、この状況ならば並の身体能力の人物ならここでチェックメイトになるはずだったのだ。――――しかし、少年は違った。】


―――ハッハッハ……勘弁……して下さいよ……あの状況で、まだそこまで動けますか………
こっちはこれで終わらせるつもりだったんですが………貴方は怖い


【男は驚き、そして呆れた。決着を付けるはずだった攻撃は、それでもまだ少年の動きを止めるには至らなかったようだ……】
【それどころか呼吸を止めて穴だらけの足場を飛び越えるという、恐らく体にとっては無茶極まりない行動を少年はやってのけた】
【その身体能力には恐怖さえ感じる。毒を吸い、呼吸は出来ず、足場も覚束無い状況でまだ動けるというのだから―――】
【しかし少年のその行動に対する代価も、相応の物だったらしい。幾度となく咳込み、胸を押さえ、膝を付いている。】

【少年の表情や苦しむ姿を見る限り、もうそう長くは戦えまい。最早少年にはこの道の先を行く体力も残っていまい。】
【男の目的は一つ、侵入者を止めることだった。少年が動くのもままならない状況に陥ったのならば、もう戦う理由はない。】

//続きます!
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 13:05:49.53 ID:996VRIwj0
【――――しかしそれが「間違い」であることに気づいたのは、彼の眼を見た時だった。何ということだ、彼は未だ闘気を失ってなどいない―――!】
【男は寒気に似た感覚を覚えた。これだけ消耗しても這い上がり立ち上がる少年に、化け物じみた恐怖さえ感じた。】
【「化け物」は大きな大理石の塊を、目一杯の力で蹴りつけた。瞬間、三つの本能が男の頭の中を駆け巡った。「怖い」「避けねば」「危険を排除せねば」―――】
【其れを避けて良いのか考える間もなく、恐怖心から働く本能が彼を突き動かしてしまった。飛んできた大理石を「後ろに退いて」回避したのだ】
【彼が後ろに退くのには訳があった。彼は本来槍使い、その武器の性質ゆえに危険が伴うのはいつも敵が槍で攻撃できない「懐」に入られた時だ】
【だから、反射的に間合いを取るために後ろに退く癖が付いていたのだ。その癖が、今まさにここで出てしまった―――後ろの足場が安全である保証は無いにも関わらず、だ】
【結果――――運は最後の最後で彼を見放したらしい。蹴りつけられた大理石は、脆い足場を突き崩すには十分だった】
【後ろに一歩踏み出した瞬間、土煙を上げて崩落する足場。突然の出来事に男は反応するのが一歩遅れた―――】


なっ――――うわあああああああああ!!


【為す術もなく崩落に巻き込まれる男。大理石は礫と化して男を襲う。――――しかし、崩落は男の周囲の足場だけに留まらなかった】
【少年との戦闘でただでさえ脆い足場が穴だらけ、罅だらけになっていたのだ。そこに、大きな衝撃が加わった―――】
【連鎖するように崩落が崩落を呼び、やがて少年の周囲の足場をも巻き込み、大理石で出来た大通りは大規模な地盤沈下を引き起こしたのだ】
【もはや前も見れぬ程の土煙、もはや声すら届かぬ程の轟音。果たして、消耗しきった少年に逃げる術はあるのだろうか―――】

【―――やがて土煙が晴れ、少年が無事逃げ果せれば……大きく陥没した道の上で、倒れ伏した男の姿が見られるだろう】


//遅くなり、申し訳ありません!
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 14:11:29.39 ID:lNHmK7k50
>>859-860


――――……………ッ………!


【崩落―――彼の足場を中心に同心円状に広がる其れは、今少年の両手を支えている其の地面までをも侵して。正に、一瞬の出来事だった。】
【辺り一帯に轟音が鳴り響く。取っている体勢という意味でも、身体的なダメージという意味でも、彼に比べ少年は相当に不利だった。】
【再び少年を襲う汚染された空気の中。何とか立ち上がり、一歩を踏み出して見せた物の、矢張り対応は遅れて。少年は其の侭、奈落の底へと落ちて行く事だろう。】

【地盤沈下も、永遠に続く事はない。やがて何事も無かったかの様に、辺りには只、静寂が流れ、土煙もやがて、落ち着きを取り戻すのだろう。】
【少なくとも彼の視界に、少年の姿が認められなければ、或いは、少年が居たであろう場所にポッカリと大穴が空いているのを見たなら、】
【彼は勝利を確信するだろうか。―――此の状況を考えれば、どう控えめに見たとしても、少年は死んだのだと理解する事が当然だろう。】

【―――然し。彼の表現した"化け物"は例え其れが地獄であっても、這い上がって来る………つまり、】
【少年が奈落の底の、其の"底"に激突する、其の瞬間の音を、果たして彼は聞いたのだろうか、と言う事。】
【『轟音にかき消されたのだ、』と納得すれば其れまでだ。ただ其れは事実とは異なる、誤った認識であって、―――。】

【即ち、此の少年。"落ち"はしたが、"墜ち"ては居ない、と言う事。不審に思った彼が大穴を覗き込んだのなら、】
【其処には、10m程奥、左足のつま先が断崖に突き刺さり、ブラブラと揺れている少年の姿が有る事だろう。――― 一滴は、艶やかな黒髪から零れ落ちた。】
【丁度逆さとなった体勢から、腹筋を使い、身体をよっ、と起こし、其の侭拳で石壁を殴れば、手頃な持ち手が創造されて。】
【比較的安全で楽な体勢になったのなら、少年は其の侭登り始める事だろう。―――何処から、そんな力が湧いてくるのだろうか。】

【少年が死んだのだと理解したとしても、何か鈍器の様な物で石を割るような、そんな音が大穴の中から聞こえたのなら、不審に思うはずだ。】
【勿論、倒れ伏している其の症状によっては、確認する程動けないのかも知れない、が。―――彼自身と神のみぞ知る、と言う所だろう。】

【数分程経っただろうか。大穴からニョキッと顔を出すのは、傷だらけの手。崖の縁に両手が掛かったのなら、後は早かった。】
【呼吸もある程度落ち着いた少年は、服に付いた砂を払って。―――然し其の時に生じた砂煙を浴びたのなら、再び咳き込んで。】
【矢張り余裕が無かったのか、其れ共一時の危険を脱し、安心したのか。兎に角、少年は咳の其の勢いを止められず、】
【やがて膝を付き、腕を付き、そして最終的には彼と同じ様、地面に突っ伏してしまう。―――然し其の際、少年の右手は、ガサゴソとポケットを漁っていた。】


/反応遅れました!申し訳ないです!
/本日もよろしくお願いしますー!

862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/16(土) 14:12:03.75 ID:G2p1jlM7o
>>829>>830>>840

【―――火砲はただ、撃鉄を起こされるその時を待っていた。】


【竜王の口内は限界にまで引き上げられ、顎に備えられたギアはカキリ、カキリ、と悲鳴を上げて】
【この戦争の頂点、即ち終着点が近い事を如実に物語っているようだ。ケルベロスの一撃が届かずとも】
【もはやセリーナには関係が無い。アサドの放った最期の一撃が冷凍弾であったのが、ここで活きて来るからだ。】


【―――終焉。活動の限界を向かえたダラに代わり、遂にその身を戦火の中へと解き放った少女、エインセルに対し】
【ティターン・アーマーのHUD内部、セリーナは息を呑みながら、砲塔を動かし視認―――一容赦なくターゲット・ロック。】
【ロック・サイトが少女の全身に重なり、ディスプレイ上に表記される"LOCK ON"の文字が、急激に点滅を開始する―――!】


        (エネルギーの急速な増大……ははっ、冗談じゃないよこれ……! 時間稼ぎ、ってのはこういうことかい……!)
     (もうとてもじゃないが女の子のそれには思えない、あそこにいるのは正真正銘、リリアやレギンと同じ、六罪の王……!)

                ……ようやっと、お出ましってワケだね。六罪王さん、待ちくたびれちまったよ……!
            それに言った筈だ、"アンバー"? アタシは最初から、"アンタ"に勝負しに来たんだ、ってね。
                    
                      アンジェル・ベルジュロンの恨み、ここで晴らさせてもらうッ!!

【―――衝撃。遺跡を超越し、この国の大地が文字通り"震撼"する状況―――もはや、一刻を争う自体だ。】
【宝玉は奪われた、彼女の支配下に在る。このまま返すことは、セリーナやアサドの"敗北"を意味するのだ。】
【いや、其れよりもっと恐ろしい。この勝負に負けるだけなら良い、だが彼女が、つまり機関がこの宝玉を手に入れたとなれば―――】
【何が起こるのかは想像に容易い。なんとしても、食い止めねばならなかった。そして連なったアサドの攻撃に合わせる様、チャージが完了する―――!】

                     ―――言われなくともッ!! ここで決めなきゃ女が廃るってモンさねッ!!

              ターゲット・"エインセル"、ロックオン―――チャージ完了、バレル内加圧準備―――レディッ!!

                         DRAGOON CANNON―――SHOOT! (ブッ放せッ!!)

【号砲。轟音。暴発。その"砲撃"をどう形容すればよいか、セリーナ自身にも分からぬほどの、一斉射撃、制圧攻撃、全面砲撃……!】
【まず第一の攻撃は、ハンマーが叩き起こされてリボルバーが回転、次弾を装填されたケルベロス・マグナムによる第二の"爆裂弾"!】
【命中する事があればその瞬間、炸裂した弾丸は周囲に対し"爆炎"を撒き散らす事だろう、つまりは強烈な"炎"の属性を持つ弾丸だッ!】
【そしてさらに、左手にはガン・ベルトから引き抜いた"弾"末魔を構え、発射―――撃ち放たれた弾丸がバレルを通過する際、紫の魔弾と化し】
【ケルベロスの攻撃を補助する形で、これもまた一直線にエインセルへと向かう。そして、最期の一撃―――もはや爆発と呼ぶべき"息吹"が、始まった】
【まさに怒り狂う竜王の"咆哮"、ドラゴンの口部から放たれる業火は、圧縮された巨大な火柱であって、レーザーにも見紛う程の閃光を共にし、放たれるッ!】
【アサドの冷気の攻撃に対し、ケルベロスの炸裂する炎、そしてドラグーンキャノンの火炎砲撃をブチ当てる事で起こるだろう強烈な"蒸気爆発"を狙って】
【"弾"末魔、ケルベロス・マグナム、そしてドラグーン・キャノンの三つの銃撃、否"砲撃"が重なり、まさに獄炎の弾幕と化して今、襲い掛かる―――!!】

/すみません、遅れました…orz
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 15:07:23.96 ID:996VRIwj0

>>861
【度重なる衝撃に耐えかねた床面は最後の最後、少年の蹴飛ばした大理石が引き金となって大崩落を引き起こした】
【床は余りにも脆く、呆気なく崩れ去った。もはや立派な道は見る影もなく、辺り一面瓦礫の海と化した】
【少年を巻き込み、男を巻き込み、一瞬にして全てが瓦礫になり――――やがて静寂が訪れたのは、随分経ってからの事だった】


――――ッ……ウゥ………


【かなり経っただろうか……地面に伏した男は、這うようにして動き出した。共に崩落に巻き込まれた槍が、上手い具合にすぐそこに転がっている。――――取りに行かねば。】
【何とか槍を杖代わりにして立ち上がり歩き出そうとするが、体は言うことを聞かない。幸いにして瓦礫が直撃して致命傷を負うことはなかったが、それでもこの衝撃に巻き込まれて万全な筈はなく、体の至る所に激痛が走る】
【最早戦うことは出来ないだろう。それどころか、歩くのも精一杯の状況だ。こんな状態で攻撃されようものなら、回避など到底不可能だ】
【しかし、しかしだ。それでもこの状況を見る限り、少年も崩落に巻き込まれたのは確実だ。先程の間での攻撃のダメージに加えてこの崩落だ。もはや、動けるはずがあるまい―――】
【今度こそ、間違いなく少年は行動不能に陥ったはずだ。確信というよりもむしろ「そうであってくれ」と願うように、眼前の大穴の淵を覗き込む】






【――――――――――「私は、悪夢でも見ているのだろうか」】






【男は目を疑った。―――信じられないが、少年は崖を登っていた。健康な者が崖を登るのならまだ話はわかる。しかし、少年は崩落寸前に膝を付くほど消耗していた筈……】
【唖然呆然として登ってくる少年を見つめる。少年はゆっくり、しかし確実に断崖を登り……やがて、地上へと姿を現した】

【しかし、それが精一杯か。少年は登りきったが最後、倒れこんでしまった。もう今度こそ、今度こそ起き上がることはない、いや、起き上がってくれるな――――】
【少年が倒れ伏したのを確認すると男はふらつく体を必死の思いで律し、この戦場から去ろうとするだろう】
【道の先へと進めないという目的はもう十分に果たせたはずだ。もう今度こそ戦う意味は無いし、何より戦闘を継続することも出来ない】
【戦えずとも僅かながら残る体力は此方に分がある。再び少年が立ち上がり追いかけてくるような事がなければ、男はこの遺跡を後にするだろうが――――果たして】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 15:32:41.52 ID:lNHmK7k50
>>863


【ガサゴソと取り出したのは、一丁の拳銃。M9―――"ベレッタM92FS"。最も有名なハンドガンの内の、一つであろう。】
【少年は其れを徐ろに取り出すと、倒れた体勢のまま。慣れた手付きでセイフティを外しながら―――。】


………何やその顔……っだ……ただ、体が、キツイだけ、なんやったら、……いくらでも、耐えてやる、言うたやろ、俺……

……槍、投げんのは、……予想外、やった……さすがに、それは、読めへんかった、けど……、
………俺も、反則、……させて、もらうわ………ああもちろん、実弾、……ホンモノやで、――――――……ほら、……な。


【表情は既に活力を失っていた。最早立ち上がる体力さえ無い。―――然し其れでも尚、少年は闘志を燃やし、勝利を求め続ける。】
【何度も咳払いを重ねながらも、何とか言葉を紡ぎ。飽く迄負けるつもりはないと、少年は意思表示。】
【―――少年の勝利とは、自分の信じる事とは、一体何なのだろうか? 其の事に関しては、一切として言及する事は無く。】

【一発の銃声は、丸で宙を真っ二つに斬った様な、そんな轟き方だった。火薬の爆破に、思わず腕がブレたが、直ぐ様持ち直して。】
【ハンドガン程度の衝撃に左右される程、軟い身体はしていない。然し身体に力が入らないとなれば、話は別だった。】
【―――硬いトリガーを引くのに、精一杯の様な、そんな風にも見えた事だろう。"身体的な疲弊具合に関しては"、其の認識で正しい。】

【先程の発砲は飽く迄、自分が今持っているハンドガンが、本物である事を証明する為。然し、少年は其の侭、彼の頭へと銃口を構え―――。】


………俺は、……逃さ、ん……お前が、……変わらん……なら、………ったい……に、……―――!!


【真っ黒な瞳孔は赫灼しているかの様だった。少年は異常に重い腕を必死に上げ、プルプルと震わせながらも、必死に、必死に彼を捉える。】
【全身に力を込める為に噛み締めた唇からは、―――鮮血が、少年の顔を辿った。少年は其れでも、依然として腕を降ろそうとしない。】
【少年の闘志が燃え尽きるのは、気を失った其の瞬間しか有り得ないのだろうと、―――どうやら、そう解釈する方が良いらしい。】

【只の降伏では、此の少年は満足しない。―――そんな意志が、今の台詞には垣間見えただろうか。】


865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 16:28:41.85 ID:996VRIwj0
>>864
【倒れ伏した少年は、それでも尚手を動かしポケットをまさぐり―――やがて取り出したのは、一丁の拳銃】
【もはや起き上がることすら出来ず、言葉を紡ぐもままならぬ。そんな状態の少年が今こうして拳銃を構えているのだ】
【少年はまだ戦える、まだ矛を収めはしないと言わんばかりに一発打ち放つ。構える腕は弱々しく、息も絶え絶えであるにも関わらず―――】
【―――どうやら無尽蔵だったのは体力ではなく気力だったようだ。燗と燃ゆる瞳に、男は「何か」を感じだ】
【先程まで驚きと恐怖の色を覗かせていた男の顔は今しがた感心したような表情に変わり、笑みを浮かべていた】


……っハハハ……敵ながら………天晴れな男です………
倒れ伏して尚………私を逃すまいとする………その心意気……ッ!………見事と言う他あるまい……!ハハハハハ……!!


【男は高笑いと共に手を叩く。銃口を向ける少年は、きっとなにか強い信念があるのだろう―――男は、俄かに興味が湧いた】
【何が彼をそうさせるのか。何が彼を突き動かすのか。彼の心意気とは何処から生まれたものか―――】
【畏怖の念は興味へと変わった。彼という人物を知りたくなった。――――悪党として戦いを繰り広げた男は今、純粋な人間と「変わり」、少年の姿に心を動かされた。】


……もはや私は動けまい!………貴方がその引き金を引けば………私は避けることは出来ぬでしょう………!
――――問おう!どうして貴方はそこまで動ける!?何が貴方を衝き動かす!?……私は、知りたい!!
貴方ももう動けぬ筈です!それどころか、とっくに力尽きていても可笑しくない!………なのに!なのにだ!なぜその気力は絶えない!?

答えて下さい!―――さもなくば、何も言わず今すぐその引き金を引きなさい。案ずるなかれ、きっと私は避けられまい……
貴方の信じるものを知り得ないのならば、私は悪党のまま死のう―――
―――しかし、もし私の願いが叶うならば………消えぬ闘志の拠り所を教えて欲しい。
その後は射[ピーーー]るなりするがいい。「其れ」を知りさえすれば、十分だ。


【歩くのが精一杯な男に、もはや弾丸を避ける体力は残されていない。彼が引き金を引けば、少年が誤りさえしなければ正確に男を打ち抜くことだろう】
【純粋な人間として少年の信念を知るか、あるいは純粋な悪党としてこの場で打ち抜かれるか―――男の運命は少年の手に委ねられた。】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 17:20:51.27 ID:lNHmK7k50
>>865


【何故、自分が其処まで闘志を燃やし続けられるのか―――?】
【傍から見れば異常な程、"勝利"に執着する、其の理由。確かに知的好奇心を揺さぶる疑問点であろう。】
【然しそんな質問、少年にとっては愚問でしか無い。思考を介さず、少年は噛み締めていた唇を解いて。】


………っ……ん……なん、俺が、……今、やっとる、………こと……
……正し、い………確信、でき、とる……からに、………決まっ、とる……やん……

………お前も、………そう、やろ……?
……自分が、……俺、……止め、る……こと、……正しい、……思っとる、……から……、
………ここ、ま……で……戦え、たん……ちゃうん……か………?


【少年は、自分の信じる正義が、間違いなく正しいのだと、信じているからこそ取れる行動なのだと言う。反して、至って普通の回答だった。】
【根本を支えている価値観が、お互い丸で違うのだ。此の回答で納得出来るかどうかは、彼が一度飲み込んで見なければ分からない。】
【"十分だ"と彼が言い放ったのなら、"望んでいるのは、そんな下らない事ではない"と言いたげに、少年は悲しい顔を見せる事だろう。】


………殺す気……なんか、全く……ない、ねん……俺は、……そんなん、……ちゃう……―――

―――……あの……な、……思っ……とる、こと、……変えん、でも……ええ、………
……ただ、……その、逆、五芒、星……今すぐ、と、………―――


【一定のリズムを刻みながら揺れ動いていた少年の身体は、―――遂に尽き果て。】
【瞬間、全身に閃光が走ったかと思えば、もう丸で動かない。蓄積した疲弊が一気に放出されたかの如く、少年は其の侭腕を降ろして。】
【すっかり縮こまってしまった少年の全身からは、一切として精気という物が感じられないだろう。実際に、そうだった。】

【精神は未だ、闘志は未だ、其の炎を絶やしていない……が、身体は其れに追い付く事が出来ず。只、"痛み"に耐える声だけを、少年は漏らした。】

【最後まで彼に言い渡す事は出来なかったが、少年の望みは読み取れた事だろうか。】
【然し向けていた拳銃は既に、丸まった少年の身体の中に有る。其れに、少年はもう動けそうにない。】
【となれば、立場は逆転、―――否、厳密に言えば違う。】
【少年の運命も、そして"彼自身の運命も"。―――今、全ては、彼の手の中。紛れも無く其処に、存在していて。】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 18:31:56.25 ID:D+VVN3cg0
>>866
【男にとっては理解し得ぬ、精神の強さ。肉体は疾うに限界を超えても尚、尽きることのない心の灯。】
【その根本には一体何があるのか。……その答えは、余りにも単純なものだった】
【それは、即ち己が信念に対する絶対的な自信。自分こそ正しいと確信できる正義。それを心に持つということだった―――】


………自分の信ずる道を、正しいと確信できるから………か…………ははは…………ハハハハハ!!
分からない!全くもって分からない!!……故に知りたい!!信念とは、何ぞや!!
私はただ……壊すのが好き戦っていたのです………形あるものが崩れ去る、その瞬間。張り詰めた調和が壊れるその美しい瞬間を見たくて、戦っていた………
最初にも言ったでしょう………この遺跡を美しいと思ったのは……嘗て形を成していたものが風化する姿を、この上なく美しいと思ったから……
私が戦う理由はただ一つ……「相手を壊し、私も壊されたかったから」です。信じるものなど無かった!ただ美を見出すために戦っていた!私の戦いに正しさなぞ存在しなかった!!


【男に、正義など存在しなかった。彼の戦いは、何時も彼自身のためであった。彼自身が美しい瞬間を享受するために、戦っていた―――】
【自分が壊されるのも、敵を壊すのも、全ては自分のため。そこに正しさや信念は、存在しなかった】
【彼の価値観はただ一つ、「物が壊れる美しい瞬間を見たい」だけ。たったの、それだけだったのだ――――】




【だが、今。この男が持ち得なかったものを確固として持つ少年が目の前にいる。この少年と戦って、男は確かに「何か」を心の中に感じた。】
【少年が言うには、それは「信念に対する自信」らしい。―――しかし、男にはその信念が無かった。そして今、信念を持つ少年がたまらなく羨ましい―――】
【強い心の拠り所を持ち、どれだけ傷を負っても向かってくる少年に心を動かされた。―――自分も信念を持てば、ああなれるのだろうか】
【戦いの中で初めに恐怖を、次に感動を覚えたその「信念」は、自分も持つことの出来るものなのか。自らの為だけに戦っていた自分にも、見いだせるものなのか】

【繰り返しになるが、欲のまま戦っていた彼には信念がない。何が正しいのか分からない。】
【……無いなら、探せばいい。分からないなら、考えればいい。今はまだ見つからない信念とやら、先ず手始めにそれを探すことにしよう】
【何が正しいのか、何を信じるべきか。その答えが分かった日には、この少年のようになっているのかもしれない―――】


【少年は遂に、力尽きた。精神が幾ら痛みを凌駕しても最早体は限界を超え、少年は遂に動かなくなってしまった。】
【その力尽きる寸前に虫の鳴くような声で発した言葉は、しかしはっきりと男の耳に届いていた】

【男は自らの痛む体を庇いつつ少年を背負い、やがてこの遺跡を後にした】





【――――少年が次に目覚めるのは、とある病院の中だろう】
【少年が発した最後の言葉に対する答えだろうか、そこには一枚の書置きがあった】



             【――――――「何が正しいか、何を信ずるべきかを見極める旅に出る。」と。】


//長いこと掛かって本当に申し訳ありませんでした!以上で締めとさせて頂きます!
//本当に長い間お付き合い頂き有難うございました!
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 18:42:50.74 ID:o3khg/6c0
【とある街――公園】

【普段であれば子供たちの遊ぶ声などが聞こえている公園】
【だが、今日は聞こえないなぜなら天候が雨だからだ】
【その雨が降っているため人はここにこようとは思わない】
【だがその雨の中傘を差し歩いている人物がいる】

【茶色いコートに白く袖の長いワイシャツ、ベルトつきの裾の長いズボン】
【髪は少々長い】
【片腕には義腕をつけているが手の部分は黒の手袋をはめておりよく見ないと義椀だとわからないだろう】

はあ、今日も雨ですか
 こう雨が続くと憂鬱な気分になっちまいやすね

【そう言いっているのに男の歩きはどこか調子がよそうだ】
【そして男は自動販売機を見つけると自動販売機に近ずきお金をいれ飲み物を買う】
【選んだ飲み物はホットコーヒーだ、CMでよく宣伝されていたやつでもある】

さてっと、どっかに座るところはっと

【男はそう言い辺りを見回しちょうど座るにいいところを見つけた】
【そこは四角な作りで屋根がついており木の柵もついていた、きちんと入れるところもある】

【そして男はその四角なつくりの場所へ行き傘を閉めて座る、そして買ったホットコーヒーをあけて飲む】
【全部飲み干したのならタバコとライターを取り出し、一服しているだろう】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/16(土) 20:03:31.61 ID:u8ZTT6EFo
【路地裏――天候:雪】

「……ヒャハハ、こォの雪のおォかげで"イエティ"が何体か作れたぞォォオオ」

【路地裏でぶつぶつ何やら言っている影――】
【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「さァーて、……次の素ォ材はァァアア……テェメェーーだァァアアーーーーッ!!」

【その者の隣に居るのは、高さ1m程で頭部・翼先に鎧を、また翼先の鎧に刃を持つ鳥で、脚はがっちりしている】
【そして、その目の前に居る男性にあるのは無数の斬り傷――鳥の刃に付いているのは赤い液体――――】
【……何がこの場で起こっているのか、それは何も言わなくても十二分に伝わる程だった】

ひィッ、や、やめ、ころさ……殺すな……! 考えなおしてくれ! み、見逃して……見逃してくれ! 頼むッ!!

「安心しろ……今の生活なァんて目ェじゃねェ素ゥん晴らしいそォれをやァるからなァァアア」

【――鳴らされるその者の指】 【鳥は、その者の合図で両翼を振り上げて――――!】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/16(土) 21:58:37.54 ID:o67RxGTZo
>>840>>862
「――部下がいなければ、私は六罪王をやれていない。私の力は、私以外から貰っているのだから。
君達としては漸く本番といった所だろうが、私にとってはもうここからは蛇足にすぎないんだがね。
……――来るんだろう、アサド・アル=アーデル、セリーナ・ザ・"キッド"。ならば来い、そうする事を望むならば」

【端的な言葉。言葉を無駄に飾らないエインセルの双眸は、アサドの動作に混ざる騙しを既に見抜いていた】
【己を見据え、力を貯めこんでいく】

【懐の宝玉は波動を身体に伝え、その存在をエインセルに強く主張している。エインセルの異能と、その波動は極めて相性が良い】
【――右手に生まれたのは、NULL値≠フ世界=B何も定義されていないゼロですらない世界≠セ】
【何もないという事すら存在しない世界という、パラドックスに満ちた空間は、情報処理の世界では良く出てくる概念では有る】
【ゼロは、ゼロがあるという事になる為、根本的な無ではない。本当の無を作り出す事で、エインセルは完全に自己の設定だけで構成された世界を作る術を身につけた】
【それが、エインセルが使うことの出来る唯一の魔術。Going for the Oneだ】

「――必殺は、一つで十分だ。何度も放つようなものではあるまい」

【アサドの放った圧倒的な氷の砲撃と――少女が作り上げた世界が、少女を包み込むのは同時だった】
【異世界≠ニの境界≠ェ壁となる。アサドの放った氷は、世界を隔てる壁に氷を生み出し、壁を軋ませる】
【エインセルが作ったエインセルのためだけのエインセルの世界と、外の世界を決定的に違うものにしている壁――それを、少女は必死に固定する】
【衝撃で世界の壁が軋む。――これを乗り越えなければ、セリーナの砲撃に耐えられるはずは無いから】

「…………Blood LineCircuit=v

【少女は、アサドの攻撃を全力で受け止め――結界の防壁によってその冷気の侵掠もまた防ぎきることを可能とした】
【少女の纏う結界は崩れていき、そしてその直後に迫る、異様な破壊を目の当たりにした】
【"弾"末魔、ケルベロス・マグナム、ドラグーン・キャノン。どれもがエインセルの貧弱な体躯を打ち砕くには十二分なものだ】
【だが、それを前に少女は――びっしりと回路模様の浮かぶ右手を前へとかざし、僅かに目を細めた】

「――――――――ッ」

【音叉を弾いたような、高く澄んだ音がどこからか響き渡る。そして、その音響は――不思議と空間に染み渡った】
【直後、だ。セリーナの放った砲撃弾幕に、回路模様≠ェ浮かび始めたのは。辺りの空間に回路模様が浮かんだのは】
【額に脂汗を浮かばせ――少女は砲撃を停滞≠ウせた。熱量を抑えこみ、加速を弱め、冷気を散らして無効化する】
【十秒の停滞、それは次第に軋みを上げて――砲撃の軌道が逸れて少女の脇腹を抉った事で終末となった】
【脇腹から散るのは――琥珀色の液体=Bアンバーブラッドの名を表すかのような、人類種にはあり得ないだろう血液の色彩】
【その血液からは、属性は異なるものの――神波の宝玉≠ニ同質の力が、放出されていたようで】

「……また会うだろう。止めたければ、知りたければ。
…………君達が求めば、私は会話の席に立とう。やはり戦いは――性に合わない」

【脇腹の傷を撫で、いつの間にか車椅子に座していた少女。そして、傍らには黒服の少女】
【琥珀色の双眸は、まじまじと二人の正義を観察し、口元でぶつぶつと何事かを呟き――指を鳴らす】
【直後――塔は鳴動した。大理石の間に隙間が生まれ、床や壁が崩れ、党が崩壊を始めていた】

「――――覚えたぞ、セリーナ・ザ・"キッド"。まあ会おう。
そしてアサド・アル=アーデル。…………悪でしか為せない正義の為に、私はまた君達から見た過ちを犯すだろう。
――――止めるというのならば、止めてみせろ。……止められるのならば、な」

【崩壊する光景の向こう。回路のパターンに囲まれた白い少女は、ノイズの海に飲まれて――消えていくのだった】
【――宝玉は失われ、水面へと引きずりあげられた都市は、打ち捨てられた。……だが、ここで終わりではない】
【少女の目的も、少女の真意も語られなかったが――ここから先の物語で、それらは語られていくのだろう】
【寄せては返すさざ波の音が、戦の終わった古き都市に――響いていた】

/*というわけで今回イベント終了でございます……! 皆様お疲れ様でしたー!*/
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/16(土) 22:15:48.24 ID:lNHmK7k50
>>867


【今迄幾度と無く悪と拳を交えてきた。戦いとしての勝敗はあれど、少年にとって其れらは―――全て、"敗北"だった。】
【死闘を繰り広げた末の辛勝も、或いはケタ違いの強さで敵を圧倒した事も。其れ等を本当の勝利だと、認めようとはしない。】

【―――相手に変貌を齎さなければ、例え銃口を相手の頭に突き付けたとしても、其れは正義としての勝利と言える筈はない、という事。】
【其の為に生命を落としかけた事は、幾度と無くある。其れでも尚止めようとしないのは、其れはきっと、確固たる"根拠"があるからであって。】
【兎に角此の少年は、自分の信じる道を進む為なら代償は厭わない。敢然とした少年の信念は今、具現化して実際に見えそうな程、顕となった。】


―――――……………!……………!


【反論もあれば、同調もある。彼に伝えたい事は、溢れる程あった。少年は纏まらないまま口を開き、何とか自分の意思を伝えようと試みる。】
【然し、辺りに小さく響いたのは、ただの掠れた風が身体を吹き抜ける音。声帯を上手く震わせ、声を放つ事さえままならないといった疲弊具合。】
【未だ成長しきって居らず、あどけなさを残した身体を此処まで酷使したのだから、其れは当たり前の事であろう。】
【……只管、呻き声を漏らす事だけしか出来ない。正にボロボロの身体、少年の頬を辿った一筋の雫は、汗か、其れ共―――。】

【意識だけは、未だ有った。自分の身体が浮く瞬間を感じたなら、少年の脳は抵抗すべく全身に指令を出す……が、当然身体が動く事は無く。】
【少年は最期を覚悟するのだろう。―――"其れでも、良い人生だった"、と。後悔も無ければ、意識を失う事を認め、そっと眼を瞑る。】


【―――単純な形の小片と小片は、時を経て互いに繋ぎ目を作り、やがて一つの結合体として、揺り籠の中にそっと置かれる。此の少年も又、同じだった。】

【其の眼が再び開かれる事になると、誰が想像しただろうか。いっそアレは夢だったのかと、少年は身体を起こそうと腹筋に力を入れる。】
【―――全身が丸太になったかの様だった。腕も脚も、丸で動こうとしないのだ。起き上がる所か、力込める事さえ叶わない。】
【然し其の痛みは、彼の脳内をかき回して。夢では無く現実なのだと気づけば、やがてぼんやりとした中、ゆっくりと全てを思い出すのだろう。】
【美しい遺跡を鑑賞している間に、彼と対峙。死闘の末、動けなくなった自分は、彼から持ち上げられて………―――?】

【意識を手放した後の出来事は、想像の域を超えない。"仲間が"自分を助けてくれたのか、否、"彼が"自分を助けてくれたのか。】
【至極当然、どちらであっても同じ結果である。然し少年は、勿論。―――後者である事を強く、強く願って。】
【そして再び、瞼を閉じた。月が丁度、最も高い地点に位置して居るのだから、真相を知るには、未だ早すぎた。】


【―――そしてたった今、不透明な道に光が差し込んだ。"化け物"という名の、あどけない一人の少年が織り成す、純粋無垢な笑顔が、其処に紡がれて。】


/お疲れ様でしたー!楽しかったです!
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/16(土) 22:27:09.93 ID:dKWOleKQ0
【――――世界は、絶えず時の流れと共に移り変わっていき、今を生きる人の数だけ、物語もまた時の流れと共に紡がれていく】
【今を生きる人の数だけ紡がれる、幾百億編の物語――――】



【――――夜の国 郊外】

……ッ、……ぅ……ぁ…………ッ!

【黒いコートをしっかりと着込み、魔術師である事を如実に表す黒のハットを被った】
【手には、頭部に青い石が嵌めこまれて先端を鋭く尖らされている、細い金属製の杖を握り締めている】
【漆黒のボブカットと、幼さを残しながらも憂いを帯びた様な瞳をした、身長160cm前後の中性的な青年が】
【パラパラと降りしきる雨の中、岩を背中に膝を抱えて、うずくまる様にして座り込んでいる】
【雨足は強くはないが、それでも無視するのは無理なくらいの勢いで降ってきており、何より季節柄、非常に冷たい】
【しかし、青年は身体を震えさせながらも、一切雨を避けようとする様子を見せる事無く、ただその場に座り込んでいた】

……ぅ、っく……っ、ぁ……ッッ

【普段なら、中性的に整った端正と言えるだろうその顔は、何かに怯える様な――――絶望を感じさせるような表情を見せている】
【震えているのが、必ずしも寒さのせいばかりとも感じられないくらいに、その表情は言い知れぬ暗さを湛えていた】



【――――所変わって、風の国 広場】

…………夜の国で、新しく騒動…………アヴェロニア…………
……あの国が、また……機関の標的になったんだ……

【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のどこか虚ろなオッドアイを持ち】
【白いワンピースの上から、明らかに身の丈に合っていないボロボロのコートを着込んだ、10歳くらいの少女が】
【街頭テレビの前で立ち止まり、伝えられるニュースの内容に耳を傾けている】
【そのニュースは、昨日の夜の国一連の騒動について、速報性を重視した為か、肝心要の部分が分からないなりに、かいつまんで伝えていた】

【その身からは、尋常ならざる量の魔力が感じ取れるかもしれない】

……私も、そろそろ動ける……いつまでも、こんな事をしてる場合じゃない…………
次こそは、戦場で…………――――戦わなきゃ…………

【テレビを見上げながら、少女の表情に陰が差す。何かを自分に言い聞かせている様な、静かに力の籠った様子で俯いて】

…………とりあえず、一度事務所に戻った方がいいのかな……?

【ボロボロのコートの裾を風にはためかせながら、少女は歩み始める】
【その姿は、幼い姿には不釣り合いな程に逞しさを感じさせて。その一方で、どこか危うさの様なものも孕んでいる、不思議なものだった】



【――――どの物語も、今と言う時の中に、確かに存在している物である】
【もし変化が訪れるとしたら――――それはどの物語なのだろうか】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/16(土) 22:48:06.16 ID:o3khg/6c0
【公園】

【子供たちが遊具や遊びをしたりしている公園】
【だが今は子供たちが寝ている夜であり誰もいない】
【いや、一人だけいた】
【その男はベンチによこたわりあろうことか寝ていたのだ】

【おきていればだるそうな雰囲気の男性とわかる】
【服装は長袖の灰色Tシャツに灰色パーカーのを着て、下には長ズボンを着用している】
【髪は黒でショートカット、瞳は濃褐色で目つきはだるそうでサングラスをかけている】
【そしてパーカーの袖口にはGIFTのシンボルの金十字架がある】

【そんな男が寝ているのだ、いびきをかきながら】
【このような場所でしかものんびりと】

【だが、男が寝返りをうつと――ベンチから落ちた】

 へぶ!

【落ちて地面にぶつかったときにそのような声を出す】
【もし、人が来たのならこのように地面とキスしている男を見るであろう】
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/16(土) 22:48:45.13 ID:hlfGNIzko
【夜の国、外れにあるとある山】


【麓の小さな町を抜ければ見えてくる、人の手の殆ど入っていない自然の山】
【落葉が進み、足を踏み出す度に足元ではカサカサと乾いた音がして】
【そこへ入る小さな道のその途中、櫻の国で見られるような祠が両脇にあり】
【そこを一歩踏み越えたならきっと、そこら中から大小様々の妖の気を感じられるだろう】

【その中でも一つ、一際強い気を辿って行けば、やがて見えるは古く小さな社】
【そしてその前に佇む一人の女の姿と、漂う青白い炎】


【極めて長い金髪に、黄金に光る切れ長の瞳】
【身にまとう絢爛な着物は、胸を強調するように胸元を大きく開いてあって】

【正座を崩した姿勢を更に崩したような、殆ど横になったような姿勢で、右腕は脇息の上】
【猪口の酒を少しばかり喉に流せば、ぼんやりと一つ、溜め息を吐いた】

……………………退屈で仕方がない

【と、ここまでではまだ、只の人間か、とも思えるかもしれない】
【しかし、明らかに“人間ではない”点が幾つか】

【まずは頭、白みがかった金色の毛に覆われた獣の耳】
【次に腰、金色に煌めく、長い九つの尾】
【そして、山全体を包もうかという強い妖気の、その源となっていて】

【言うなれば――――――九尾の妖狐、であろうか】
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga sage]:2013/11/16(土) 22:59:42.39 ID:dKWOleKQ0
/>>872取り消しでー
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/16(土) 23:17:48.66 ID:k4+VAflGo
>>862 >>870

【氷結の砲弾はその威力を減衰させられ、代わりに白を覆う透徹の檻となり――――】
【そしてその檻ごと、続く破壊の銃撃がすべてを打ち砕き、エインセルの抱える悪≠終わらせる】
【…………その筈、であったのに。齎された破壊は少女によって制御され、最小限に押さえ込まれてしまう】
【アサドは、しかし驚くことはなかった。内心では理解していたのだ…………『この程度で終わるわけがない』と】
【即座に銃砲を構え直す。一発で駄目なら二発、二発で駄目なら三発。そうして弾丸を積み重ねることでしか、砲術師は足掻けない】
【幸い、少女の力を持ってしてもセリーナの砲火を完全に食い止めることは出来なかったようだ】
【ならば今度は、自分自身の全力をぶつけるまで。即座にグリップを換装、広域砲撃《B》のから、殲滅砲撃の《G》へ――――】

――――ぐおっ…………!?

【それを、天が阻んだかのように…………地面が、唐突に揺れる。塔の崩壊、足場の崩壊…………戦場の崩壊】
【崩落に巻き込まれないよう地面に掴まることしか出来ないアサドに、響き渡るエインセルの白ずんだ声を聞き流すことは不可能で】
【正義を以て成す正義≠ニ、悪でしか成せない正義=Bその間には、果たして隔たりなど存在するのだろうか】
【…………少なくとも、ひとつだけ言えることがある。消えゆくエインセルへ、アサドはそれを叫んだ】

お前は強かった、強くはないが強かった=Bだから今回は、俺の負けらしい…………。
――――だが、止めるさ。俺とお前の道が交わる度、何度でも何度でも喰らいついて、命を張ってでも止めてやる。
お前が悪≠ナあることを止めないように、正義≠チてのもきっと、そういう事なんだろうぜ…………多分な。

そんじゃまあ――――――またな、嬢ちゃん=I 首洗って待ってろよッ!!

【殆ど負け惜しみに近い言葉と、そして再開を願う言葉を、猛獣のような笑みに乗せて】
【琥珀の血液を流す白の少女が、ノイズに飲まれて消えていくその瞬間まで、アサドは銀の双眸でそれを貫き続けていた――――】

【やがて、エインセルの姿が完全に消えた後。塔が崩壊したなら、とアサドは思いつき、無線機を取り出すと】
【やや電波は悪いが、予想通り部下たちとの通信が回復したことを確かめれば、彼らに退避と支援の指示を送るだろう】
【そこで一度、名残惜しそうに振り返った後――――ぱん、と。頬を勢いよく叩いて気持ちを切り替える】

何はともあれ、ここはとっとと退散した方が良さげだな…………。
セリーナ、立てるか? 今部下に安全なルートを計算させた、潰れねえうちに脱出するぞ!

【それが終わると、アサドはセリーナへ声を掛け、やや焦った調子で退避を促すだろうか】
【今回は予め部下に塔内部の調査をさせていたお陰で、比較的安全なルートを使って脱出できる目処が立っているらしい】
【セリーナが断らなければの話だが…………アサドは部下のナビゲートに従ってセリーナを誘導し、共に塔を脱出しようとするだろう】
【もし一緒に塔を降りたのであれば、出口でアサドの部下達に迎えられ、望むなら治療などの支援も受けられるはずだ】


…………ったく、最後の最後で派手にぶっ壊していきやがって。
後始末するこっちの身にもなれってんだ…………。

【そして――――その過程が、どんなものであったにせよ】
【アサドは塔を出たところで、崩れゆくそれを一度振り返ると、そんな益体もない愚痴を小さく呟くのだろう】
【それはまるで、気の知れない友人にでも贈るような、そんな穏やかな調子にも思えて――――しかし】

【…………互いに正義≠ニ悪≠背負い、絶対に譲れぬ道をぶつけ合う、そんな激闘の果て】
【呟く言葉の暖かみとは裏腹の、燃えるように獰猛な笑みを幕引きの合図として、アサド・アル=アーデルの闘争は終了する】
【…………ここで、終わりではない。根拠のない、だが確かに胸に残る予感を、心の内に刻んだままに――――】

/主催者様、セリーナの方、二日間お疲れさまでしたー!!
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/16(土) 23:41:15.24 ID:XcqmJWXio
【酒場】

【ひゅう、と冷たい風が吹く。秋風も木枯らしも一気に跳び越えてもう冬の香りがする】
【肌をジリジリと痛めつけるこの冬の寒さは一気に木々の葉を散らし、後は雪がおりるのを待つだけ】

【酒場はいつものように賑やかだ。昨夜、カノッサ機関が新たな六罪王と共に新境地に至ったというのに】
【自分の身に直接関係なければそれがどんなに大きいことだろうと人間は案外ドライなものだ】
【それより大事なのは愚痴とギャンブルと今夜のアルコール】

【寒いから特別に飲む。大概の人間は毎日似たような理由をつけて飲んでいるから本当に特別なのは稀だ】
【同じように、毎日理由をつけてビールを煽る男が通りを行き交う人たちが見える窓際のテーブル席に居た】

……アイツ、寒いのにオープンカーに乗ってら…

【信号待ちの知らないオープンカーと目があって、缶ビールを掲げてニヤつきながら挨拶した】

【毛先がウェーブがかった黒髪の男はとんがったような鼻で、縁にヒビの入った黒いサングラスをしている】
【ジーンズにTシャツ、テーラードジャケット。その上にカーキのモッズコートを羽織っている】
【テーブルにはビールの空き缶と、吸い殻の入った灰皿があって後は新聞が一部あって】
【そこには”遺跡にて機関に対して勇敢に…云々…”なる記事が大きく書かれていた】

……入院なんかしてられるかってんだ…他とはわけが違うんだからよ
普段は俺に手錠をかけたい奴がどれだけ居ると思ってんだよ…捕まっちゃかなわん

【彼もそこに居て、名誉の負傷なるものを拝領したが治療もそこそこに薬と金だけ頂いて】
【性に合わないとゴタゴタのなかさっさと帰ってきて、今はこうして暇をしている】
【そんなことをガラス越しに見つつ思いながら、椅子に深く腰掛けてダルそうにつぶやいた】

……右腕が暫く使えないのは…厄介だけどさ…しょーがないし、大人しくしてるか…

【腕だけテーブルに伸ばして、吸いかけの煙草を手に取ると背もたれに寄りかかりながら煙を吐いた】
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 00:02:07.66 ID:3Md1vU9ho
>>874

【外界から閉ざされた神聖な一角、その敷地でふいに物音がする】
【それはさながら―――何か重い荷物をずる、ずる、と引きずる様な物音だ】
【それに加え人の会話する声も聞こえる、若い青年の声とある程度年を取った壮年の男の声だ】


うう〜、最近冷えるようになったなあ、もう一気に冬が到来しちまったような感じだ
それにしてもムクはこういう霊山って感じの所好きだよな、おまえの工房もそういう土地に作ってるんだっけ

『うむ、なかなかに良い足腰の鍛錬になるわい、剛の字も一度来て見い
お前の様な武道家が山籠もりをするにはうってつけの土地だと思うからのう、何よりこうした土地にいると勘が冴えるわい』


【柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の短髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素な短袖シャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のスニーカーの青年】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、首には赤いマフラーを巻いている】

【その青年は全長2mほどの上から見ると細長い六角形のような形をした重厚な箱―――人一人が入れそうな高級感の溢れる箱を引いていた】
【形はさながら棺、と言う他ないその上に居座るトイプードルが上を向きながらその青年と応答し合っている】

【若い青年と喋る犬の奇妙な組み合わせのよそ者は意気揚々とその祠へと足を運んでくるが】
【しばらく歩いた後、正面でため息を突きながら酒を飲んでいる妖狐の姿を目にする】


――――……あ、あらー、なんかおじゃましちゃったかな〜?
なんか、いい所で邪魔をしちゃったかな?えっと、ごめんなさい

「別に一人酒くらいよくあることじゃあ、ちょっと足を踏み出したくらいでイチイチ頭をさげるんじゃあ……ん?」


【青年の方はバツが悪そうに頭をかいており、子犬の方は奇妙そうに鼻をひくひくと動かしている】
【突然現れた来客は、ひとまず害意は感じないが――――――?】

/まだいらっしゃいますかー?
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 00:15:00.66 ID:RV7D902Qo
>>878
/居るには居ますが自分ディハートの中身で御座いまして
/連日という形になりますがそれでも宜しいのでしたら……
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 00:15:05.59 ID:7efEWydb0
>>877

「だぁーっはっはっはっはっは!」

【賑やかな酒場においてはごく普通の、されど一際大きな笑い声がカウンター席のほうから聞こえる】
【声の主は大柄で、下あごのほとんどが真っ黒になるくらいのボサボサな髭を生やした男。それなりの量を飲んでいるようで、その顔はほんのり赤かった】

「おいお前ら聞いてくれよ〜!この女、今なんていったと思う!?酒場(ここ)に入ってきてよぉ!マスターにむかって
 ”レモンティーかミルクティーはあるか”だってよおおお!!」

【大男は手に持ったジョッキをカウンターにドンと置きながらばしばしと手をテーブルを叩いてさっきより一層大きな声で笑い転げた】

「おいお前らぁ!どうやらこのお嬢ちゃんにはアルコールって文字が辞書に載ってねぇらしぃ!そこで!優しい
 俺様は今からこのお嬢ちゃんにアルコールの味を教えてぇんだ!!どう思う!?」

【ばん、と今度は隣にいた女の背中をその大きな手で叩いた】

【雪のような白髪のツインテールで暗い紫の瞳を持つ女だった】
【白のチューブトップに白のライダースジャケットを羽織り、白のホットパンツにヒールの高い白のロングブーツを履いている】
【その風貌から瞳の色が際立っているが、常に何かを見つめているはずのその瞳は他者と同じ物を見ていながら、全く違う物を
 見ているようで、彼女からは”人間らしさ”というものが希薄に感じるだろう】

…………

「ほらよぉ!お嬢ちゃん!グイっと飲んでみな!それで大人の仲間入りだ!!」

【女は突き出されたジョッキに入った酒をじっと見ていた】

//まだ飲んd……いらっしゃいますか?
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 00:17:25.42 ID:3Md1vU9ho
>>879
/ああっと、そうでしたか
/私としては一向に構いません、そちらの都合がよろしければ問題なくいけます
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 00:29:53.08 ID:j9YqL65Vo
>>880
/居りますよ!ちょっと今から書きますので
/ごゆるりとお待ち下さい
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 00:43:38.26 ID:yE8BChqro
>>878

【ぐい、と一気に呷って、徳利から次の一杯を―――と思った矢先、近付いて来る気配に手が止まる】
【やがてその姿が見えれば、首を傾げるように向け、値踏みするような視線を投げて】

――――ん?ああ、そういえば表を開けていたのだったかの
……まあよいわ、大騒ぎして暴れまわったりせんのであれば、好きにするがよい。

【――――尊大。そうとしか言いようのない態度】
【一通り青年を上から下まで眺めたら、次に目が止まるのは棺と喋る犬】
【『ほぉう』だなんて呟けば、いくらか目を細めるようにして】

これはまた、変わった人の子が現れたものだのう……
棺桶引き摺って、堂々と犬と喋っておるとは……お主、“そういう”やつかの?

【どうやら青年の姿は狂人か何かのように見えたらしく】
【その目は次第に、“細める”というより“半目”になっていく】
【微妙に暈してはいるものの、かなり直球な言葉。二人の機嫌を損ねても、可笑しくはなくて……】



/では宜しくお願いします!
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 00:50:12.50 ID:j9YqL65Vo
>>880

【店内の遠くから何やら声が。まあ、珍しくもない。ここはそういうところだ】
【適当にビールと一緒に流し込んで無視…といつもならそうするところだが…】

【前の日からツイてない日が続いて居て、右腕まで怪我してると来た】
【彼のストレスは普段より桁違いに大きくて、彼は煙草を灰皿に力強く押し付けると】
【モッズコートを羽織ったまま、よっこらせと。何気ない感じで立ち上がる】

【ラバーソールの黒いブーツが床をギシギシと踏む。笑っている大男は気が付かない】
【彼は男の背後にそっと立って、サングラスの彼も大男よりも少し大きい、ただ横幅はかなり細くて】
【赤ら顔の大男と違ってビールを飲んでいるにもかかわらず顔色は悪い】

よぉ、嬢ちゃん。……飲まないなら俺にくれよ。…そのビール

【ヤンキーがカツアゲのために絡むかのごとく大男の肩に右手を回して】
【先ずは女のほうに笑いかけながら酒やけした声で話しかけた】

んでよ…オッサン。……アールグレイだろうがダージリンだろうが…
店にあるんだったら…飲んだって構わないんじゃないの?……なあ、マスター

【しゃがれた声は大男に向けてユックリと話す。店主にも話しかけるがその時はニヤリと笑いかけて】
【しかしまあ、大男も黙っちゃ居ないだろう、口を開けば間髪入れずに】

うるせえな、ロイヤルミルクティの入れ方でも覚えてこいよバカ野郎

【そう、脅せば左手にはリボルバー拳銃を握りしめていて、それを男の顎の下に銃口を押し当てた】
【影になっていてこの3人と店主ぐらいにしか何が起こったかはわからないだろう】

【大男は何もかも投げ出して、店の外へと飛び出していけば】
【サングラスの男は拳銃を仕舞って、ポケットから紙幣を一枚カウンタに投げ出す】

……巻き込んじゃって悪い……まあ、この娘に好きなもんでも飲ましてやってよ
因みに…あるの?紅茶…ああ、有るんだ…へえ……そう…

【それだけ言うと、女性には目もくれずに元の窓際の席へと戻っていった】
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 00:59:55.82 ID:hCOR8zVoo
>>870>>876

【目の前で一体、何が"行われ"て、何が"起きて"いるのか、其れをセリーナが知る由はない。否、理解出来よう筈もないのだ。】
【少女でありながら絶対的な能力と、知恵と、そして覚悟を持ちそれらを一身に受けてコントロールする、言わば彼女の強さとは】
【単なる力自慢の腕っ節や能力者の持つ"特殊能力"とは違う、もっと強烈で強大な悪の―――そう、"カリスマ"、存在感であろう。】
【息を呑む。ただただ強力な能力者、というだけでは成し得ないカノッサ機関"六罪王"の座を、この年齢で授与するというその精神性。】
【つまるところ―――矢張り普通ではないのだ。強さにも色々あり、彼女の場合は、リリアやコーネリアス、レギンとはまた違う方向性の】
【そしてそれらに負けず劣らず強靭な"強さ"を持っているのであって。セリーナは確信する。また熾烈な戦いが始まってしまったという事実を。】


……ヘイ、これは何かの冗談、だよね……?

まさかアレだけの攻撃を喰らって―――・・・・・・ッ!!

(信じ、られない・・・・・・ッ! 全身全霊の一斉砲火が、そんな―――コトって!)

 ―――無効化、した……!? あの量の攻撃を一瞬で、何をどうやったらそんな事が……ッ!!

【アサドの攻撃。まずは最初に無効化される、いや防がれたと言ったほうが正しいだろうか。エインセルの翳した手と、その先に灯した"世界"は】
【SCARLETが誇る火力自慢の冷気も、UTを率いるガン・スリンガーの最大攻撃すらも、全て否定しきって―――直後、巨大な回路が駆け巡った】
【撃ち終えたドラグーンを脱ぎ捨て、最後の一発となった"ケルベロス"、そして"弾"末魔を構えて、深く息を吸い込んだ。さあ、弾切れはまだだ。】
【彼女を此処でなんとしても、止めなくては。アーマー内に魔翌力が注がれ、関節部が起動、ボロボロの状態でもまだ、身体を動かし銃を構え、て―――】

【―――そこで、全ては終わった。】

【始まった塔の崩壊、揺れる足場、遺跡の壁面がごろごろと崩れ落ち、銃を構えるどころではなくなってしまう。】
【セリーナは苦虫を噛み潰したように、アーマーの内部で"クソッ…!"と吐き捨てる。このままでは二人とも、圧死だ。】
【追撃を放つまでもない、避難を急がなくては。そう考えたその直後、回路が再び胎動し、少女の姿はもう消えていた。】


―――……逃げたッ? くっ、何処へ―――……っと、深追いなんてしてる場合じゃ、どうやらなさそうだ……ッ!

 アサドのおにーさんッ! 大丈夫、まだなんとか―――……オーライ、立てるよ。自分の足でなんとか、逃げられそうだ。そっちは?大丈夫そうだね。
 それにしたって、一体何が―――……なんだか、さっぱりだよ。アタシみたいのには、ちょいと難しいことが起きてたみたいだ。
 けど残念ながら、議論してる暇はない、か。それじゃ、避難ルートは任せたよ? けど申し訳ないね、最後の一発を"届かせられなく"て……
 アタシが不甲斐ないばっかりに、取り逃しちゃったみたいだ……。やっぱり前衛さん達に手間取りすぎた、かねえ。


【"弾"末魔もガン・ベルトへと戻せば、セリーナの足元に浮かぶ召還陣。頭上まで陣が透過すれば、装着していたアーマーも、ケルベロスも】
【全て元の"異空間"へと転送されていて。彼方此方怪我をして慢心相違の、悔しそうな表情のセリーナが姿を現した。ハットを被りなおして】
【なんとか歩き出そうとするが、脚部に受けた攻撃のダメージ故か、何度も"フラ"ついて。退避の中途、アサドへとなんどか寄りかかりそうになるだろう。】
【其れほどまでの疲弊、攻撃だけでも体力を使うというのに、相手の少女へ致命傷を負わすことも、宝玉を護りきることも出来ず。セリーナは悔しそうに、言った。】

 ……後始末、ね。塔を直して、避難し遅れて怪我をした民間人の手当てをして。でもそれで、後始末は終わりじゃあないんだよね。
 この顛末に決着をつけるためには……必ず、もう一度彼女と戦わなくちゃいけないんだ。だから―――……今度も頼むよ?おにーさん。

【意思の持つ強さ。エインセルを支える強さの根源が、どこにあり、其れが何の目的を持っているのか。セリーナにはまだ、分からない。】
【他の六罪王とは一味、二味違った強さを持つ新気鋭の少女、エインセル・アンバライト=Eゼラズニイ。彼女の望む世界とは何か。】
【何の為に戦いを続けるのか、宝玉を使いなにを齎すのか―――世界は再び戦火に満ちていく。謎と、恐怖を残し、刻々と―――。】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 01:13:16.28 ID:cvEVAU9M0
【鉄の国―――M.N.U国境要塞付近】

【―――間も無く、"GIFT"が本格始動に乗り出すのだという。】
【鉄の国が総力を掛け作り上げた砦の、其の中。"長距離弾頭ミサイル"が狙いかと見られているが、真相は定かではない。】
【『これは、我が国の象徴とも言うべき物であって、陥落するはずが……』と。鉄の国のトップに立つ人間の一部は、何処か安心している様だ。】
【月明かりに照らされ、少しだけ顕となった要塞は、確かに其の慢心をも納得できる容貌をしていた。"荘厳"の文字に相応しい雰囲気を放っていて。】

【―――月の光に浮かび上がるのは、其れだけではない。たった一人の、少年の影が、ぼうっと姿を表して。】

【紺に限りなく近い紫の髪に、透き通った黒眼。口元が隠れる様巻かれている真っ赤なロングマフラーは、少年の太腿辺りまで伸びていて。】
【全身を所謂、忍者装束に身を包み、背中には忍刀を背負っていて。外からは見えないが、腰には様々な装備が据えてある。】
【160cmと小柄な身体。全体的に幼い顔付きは、とてもではないが、16歳には見えない。そんな、忍者の少年である。】

【吹き付ける風に、赤いロングマフラーがぱたぱたと靡く。―――少々、装束では寒い様で、身体をブルっと震わせて見た。】
【辺りに広がるのは、只の草原。遠くに、軍事国家らしい工業地帯の煙突から噴出す煙が、チラホラと見える、そんな場所である。】

【GIFTの宣戦布告を受けているのだ。こんな所、当然人は居ない、―――筈だった。】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 01:13:25.00 ID:7efEWydb0
>>884
【揉め事には慣れているのだろうか、マスターの接客は大男が去ってからでも変わりなく】

『オリジナルブレンドティーです。少々熱くなっておりますので、お気をつけください』

あぁ。礼を言う

【女はティーカップを受け取るとキョロキョロと辺りを見回して、見つけた】
【空いた片手に椅子を掴んで女は窓際へと歩いていく。そこは先ほど出会ったサングラスの男がいる席だった】

失礼

【がたりと、男に向かい合うように椅子を置いて了承も何も無く座り込む】
【よく見れば、女の首にはカノッサ機関員の証、白の逆五芒星のネックレスがあり
 頬には白く”No.139”の刺青があるのが分かるだろう】

お前に興味が沸いた。今日は一緒に飲もう

【暗い紫の瞳を持つ純白の女は、カップを持ち上げ、乾杯でもしようじゃないかと誘っていた】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 01:14:27.32 ID:3Md1vU9ho
>>883

【酒を飲んでいたその女性はひとまず自分に対して怒っているわけではなさそうだ】
【そう判断した青年は、ややほっとした様子を見せるとその妖狐に少しづつ近付いてくる】

【尊大な態度は特に気にしていないらしく、おっとりとした雰囲気のその青年は警戒せずに近付いてくる】


そう?ありがとう、怒られちゃうかと思った
迷惑をかけるつもりはないから心配しないで、俺たちは単に休日を利用して森林浴に来ただけだよ
こうした山って、昼間に来る時とはまた違った良さがあるからさ……そんなわけで、お邪魔するねお姉さん

「そういう訳じゃあ、気にせんでくれ妖狐よ
こうした環境に触れさせるのはこいつにとってもよい刺激になるでのう、時折こうして歩かせちょるだけじゃあ」

妖狐かあ……初めて見た、前にゼンが言っていたけど本当に尻尾が九本生えているんだね


【かわいらしい容姿とは裏腹にやや齢を得た壮年の男の声でしゃべる犬、はた目からは確かにちぐはぐに見える】
【そんな犬を連れて棺桶引きずっているなど、はた目から見れば結構怪しい、その事は彼自身もなんとなく理解できていたのだろう】
【しばらく妖狐の事を興味深そうに見ていた青年は、ちょっと困ったように笑いながら、妖狐の正面に静かに腰掛けながら】


"そういう"奴ってのはつまり……えーっと、ひとまず怪しい者じゃあないよ、俺はただの人間!
名前は剛田 剛太郎、こっちのムクは魔術師だけどね

「じゃがお前が変わり者である事には変わらんじゃろう、まあワシも犬で喋るクセがあるのは
我ながら人の事言えんが……ああ、ワシもしがない魔術師じゃあ、九尾の妖狐よ
こいつに引かせている棺桶も実際はワシが作った魔術礼装、死人を運んでいるわけではないんじゃあ」

よろしくね、……慌ただしくしちゃったのはとりあえず謝るよ


【剛太郎と名乗るその青年は、妖狐が自分を怪しい者か何かと疑っているのかもしれないと思ったらしく】
【ひとまず自分はただの人間だと名乗る事にしたらしい、言葉を投げかけられても特に機嫌を損ねた様子はなさそうだ】

【後ろの九本の尻尾に興味を向けてこそいるが、妖狐に対しては極めて友好的な態度を取ってくる】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 01:30:15.04 ID:j9YqL65Vo
>>887

【先に席に戻っていたサングラスの男はテーブルの上の赤マルを手にとって】
【一本くわえると、安っぽいライターで火をつけて煙を大きく吐き出した】

【目の前に先ほどの女性が来ても、黙って煙草を吸い、灰を指先で叩いて落とした】
【小瓶の首にカットしたライムが入ったオレンジ色のビールが店内の灯りをテーブルの上で揺らす】

……カノッサ?……へえ…カノッサは飲み屋で紅茶か…変わってるね
…まあ…でもこの辺りは…夜も開けてる喫茶店ってなかったから………仕方ないか

【男はしゃがれた声と冷たい雰囲気を持ち合わせているが、先ほどの行動とは裏腹に】
【柔らかな口調でところどころ間を置きながらゆったりと話す】

……ミステリアスな女性はモテるって聴くけど……男にもそれが通じるとは思わなかった
…まあ、俺も……カノッサには割りと興味が有るよ…昨日からね

【そう言って、瓶ビールを手に取ると】

何に乾杯する?…出会いにってのも陳腐だろ………ハッピーバースディ……これにしよう
どっかの誰かの1人ぐらい誕生日だろ……きっと………まあ、じゃあ…乾杯

【そう言って軽く、瓶を差し出すと、大きくあおった】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 01:30:48.27 ID:5lRLeCnqo
>>886

――物見遊山ですか。それとも、偵察かなにか……失礼。

【声をかけたのはメイドだった。ロングスカートの、本業の者が身につけるそれが衣装】
【足元は使い古しの編み上げブーツだったが、他に特筆する所も無い外見】

【少女ではないが、そうも思える低身長の彼女は、何処からとも無く現れたのである】
【手には古ぼけたトランクケース。紺色の髪は、風に靡く事もなく涼やかで】
【無表情に近い顔つきのまま、ふと思い至ったかのように頭を下げると】

こんな夜にこんな場所で、そんな物を下げた少年≠ニいうのは、些か――
いえ、はっきり申し上げれば不審でしたので、お声掛けした次第です。
少々唐突に過ぎたと自省しております……申し遅れましたね

私この度、周囲の警戒任務に就いているエリザベス・カーライルと申します
本来はメイドですが、何かと世は不況。副業の様なものでして
……それで、一体何をなさっているのでしょうか。危険ですよ、少なからず、一般人にとっては。

【淡々と、実に事務的な言葉を続けざまに少年へと振りかけた】
【背は――150cmほど。彼よりも小さな成人が声をかけるというのは些か、奇妙な光景だった】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 01:46:57.38 ID:cvEVAU9M0
>>890


……え。ああ、えっと、その……おれ、あやしい者とか、そんなのじゃ……

―――……い、いや、これは、あやしい、かな……ど、どうしよ……う……


【ビクッと、少しだけ飛び上がって。目の前の彼女の姿が映ったのなら、何となくホッとした表情を見せて。】
【然し其れも、一瞬の出来事。彼女はGIFTのメンバー、つまり自分と敵対する関係に当たる人物の可能性がある故に、】
【忍者装束を着ていながら"怪しい者ではない"なんて言い出すのだ。―――流石に、其の明らかな矛盾には、直ぐ気付く事になったが。】
【とすれば少年は、続く言葉を失うのだろう。幸いにして、彼女から質問が投げかけられた故、沈黙は極僅かな間しか流れずに済んだのだが。】


あ、おれは、ねこまる、……見ての通り、忍者、やってるよ。だから、その、いっぱんじん……じゃ、ないかな……

そ、そう……だね、ていさつが、一番、近い、かな……えっと、その……明日の、ために、ね……


【彼女の話す、警戒任務。此れが仮に嘘であったとしても、此の場で一戦交えるなんて事にならぬ様、少年は言葉を選びながら、一つ一つ、丁寧に並べて。】
【緊張が解け切れない彼は、聞かれた質問を答えるのが精一杯だった。『えっと……』と相槌を打ってみるが、其れでは何の効果も無く。】
【静寂が場を支配したのなら、取り敢えず、ははは……と作り笑いを見せてみるのだ。―――少年が言葉を紡いだのは、それから1分程経ってからの事。】


………え、えっと……メイドさん、なのに……けいびの、お仕事……大変、ですね……
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 01:47:58.40 ID:p9gFfYkso
>>888

【青年の態度に安堵が見えれば、女はコココ、と喉を鳴らすように笑って】
【彼が近付くのに対し、ゆっくりと身を起こしていく】

何、ちょうど余も退屈しておったところでな。
それに心配せずとも余は寛大だからの、入って来た程度では腹を立てたりはせん

ま、一口に山と言うても、この山は些か特殊でな
余以外にも色々と住んでおるからの、ここまでで他の妖を見かけんかったかえ?

――――小僧、残念だがの、妖狐だからといって皆、九尾というわけではないぞ?
ここに住んでおる狐の中では余くらいのものだしの。大抵は力に比例するものよ

【ちぐはぐ、と言うのならばこの女もそうであろう】
【『妖狐』という要素に紛れてはいるが、外見としては凡そ20代程度のものであって】
【それでいて話し方はひどく古めかしいものなのだから】

剛太郎に、ムク、だの。暫くの間は覚えておこう。
余の名は瑚蝶、この山の主ぞ。別に取って食ったりはせんから安心せい

ココココ……余が変わっているだなど、さんざ言われておるわ
人の子らとこちらでは基準が異なるのだから、自然の事ではあるが、の

しかし犬が魔術師で、か様な物を作ったと?これはまた可笑しな事を言うのう?

【先の言葉通り怒ってはいない様で、謝るとの言葉は笑って聞き流して】
【こちらも、言葉の割に警戒はしていない様子。山の主を名乗るだけあって、力に自信があるのだろうか】

【どうやらこちらの興味はムクの方に向いたようで――尻尾がゆらりと、揺れ動いた】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 01:53:55.03 ID:7efEWydb0
>>889

私はアルコールは嫌いなんだ。それより茶だ、紅茶緑茶玄米茶、私が飲むのは水とミルク以外は茶だ

【乾杯も済ませれば、一口飲もうとカップを口に近づけるが、紅茶はまだ熱い。女は飲まずにテーブルに下ろす】

……カノッサを知っているのか

【ネックレスをつまんで持ち上げ、軽く弄びながら女は笑う】

カノッサとしってなお飲むか。面白い、お前は所謂正義の味方ではないのか?てっきり争いになるものだとばかり思っていたのだがな……

それとも、お前も悪人という奴か?

【片肘をついて、頬杖をつくと覗き込むように男を見る】

894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 02:02:28.90 ID:5lRLeCnqo
>>891

怪しいですね。貴方様は見るからに櫻の忍び≠ノ他ならない外見ですし
ともすれば偵察や暗殺が主な職業であり、ここが何処かを鑑みれば
貴方様はGIFTもしくは鉄の国のどちらかに関係のある人物だと推測いたします。

……如何でしょうか、私の推論、当たらずとも遠からずの自信があるのですが。

【実際、当たりだったわけだが――まあそれはともかくとして】

【メイドは多弁、というより、必要な事項を羅列するような話し方】
【それに対して少年はやや奥手というか、人付き合いが苦手と見えて】
【これが組み合わせとしては中々どうして悪くない。主を補佐するのがメイドだから、であり】

【――ただ、やがて沈黙が1分ばかりも続けば、エリザベスの無表情さは心苦しいものだろう】
【じぃっと相手を見て、言葉を待つ。言葉がなければ補佐のしようもないからだ】
【それはもしかすると少年を追い詰めることになるかもしれないが、知ったふうな態度は取らず】

大変、とは思いません。以前は私、借金を負っていた時期がありまして
その頃などは実際に前線に赴いて賞金稼ぎのような事もしておりましたから。

……それで、ねこまる様。貴方様は一体、どちらの勢力にご所属で?
仮にGIFT側であれば、排除こそしませんが……報告義務、というものがありまして。
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 02:16:19.32 ID:3Md1vU9ho
>>892

【夜の山での奇妙な邂逅、しかし出会った相手はなかなかに友好的であった】
【瑚蝶だね、よろしく!などとすっかり打ち解けた様子で嬉しそうにしている剛太郎は、ここまでに他の妖を見なかったと言われてみて】
【きょとんとした顔をしながらも、目線はムクの方に向けながら】


……ああ、そういえば道中ムクが、『こちらをもの珍しそうに見ている』とか言ってたよ
何の事かなと思ったけど、多分あの時だ……見かけてないけど近づかれてはいたかもしれない

でも確かに狐は一度も見かけなかったな、瑚蝶を見たのが一番最初だ
へえ、九本あるから一本の妖狐が九匹揃ったくらいの力があるのかな

「九本となれば相当の霊力を体の中に溜めておるじゃろうのう、過去の言い伝えに出てくるくらいの
名のある妖狐は皆九尾じゃった、何十年も……・少なくともワシでさえ小僧に見えるくらいには長く生きておる者ならば
それだけの時間、力を研ぎ澄ませ、高める者もおる」


【そう告げると子犬はひょい、と棺桶から飛び降りると、小さな足を忙しなく動かして瑚蝶に近付く】
【その犬自身はそれほど力を感じない、だが―――この犬はどこか遠くの者と何かしらの力で繋がっている事がわかるかもしれない】
【その繋がりからこの犬は人の言葉を喋るようになっている、何かしらのしくみがあるようだ】


「今言ったようにワシも実際は人の類じゃあ、このワシの可愛いプーラに声を伝わらせて人と話しちょる
まあ、九尾を生やすくらいの妖狐と並ぶと……お前さんの目から見れば、実際はこの剛の字と大して変わらぬ小僧にしか見えんかもしれんが」

妖狐の瑚蝶でさえ友好的に面と向かって話をしてくれるのに、ムクときたら気難しい奴だから
基本人に会いたがらないんだよ、いっつも犬を通じて話をしてばっかりで実物とはあんまり会った事がないんだ
……あ、言っておくけど小僧と言っても俺は一応23、成人してるからな!酒だって飲める齢なんだ


【気が付いたらこの場にいる者たち皆、自分の事を小僧と呼んでいる事に気になったらしい剛太郎は】
【ちょっと慌てた様子でそう付け加える―――言われてみれば結構に背が高いが顔立ちや言動は年若く、青臭い】

【そんな事をいちいち口にするあたり、小僧と呼ばれても仕方がないのかもしれない……そんな青年だった】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 02:21:04.92 ID:cvEVAU9M0
>>894


……す、すごい……っじゃなくて、えっと、その、おれも……そう、ふきょう……なんだ……

……おれの、ところ、篠丸流って、言うんだけど……昔は、お仕事、いっぱい、きてたのに……
………でも最近は、まったく、で……ほとんど、おれのせいだと、思うんだけど……

……みんなには、お金のこと、心配とか、して、ほしくないし……そうだね、言ってみれば、アルバイトに、近いかな……


【少年の話す言葉から、彼がどんな地位に付いているのか、其の大まかなの想像は容易いだろう。】
【尤も、其れを信じるかどうかは彼女次第だ。言葉を詰まらせながら、ゆっくりと声にしていく様子から受ける印象は、】
【単純に"嘘臭さ"か、彼が置かれている状況の"深刻さ"か、其れ共その他か。勿論此の少年は、二番目のつもりで言ったつもりだった。】


……忍者、だから、本当は中立で、……どちらにも、かたん、しちゃいけない、んだけど………
………どうしても、その、……能力、持った子じゃないと、ダメっていうのが……なっとく、できなくて……
……その、じけいだんの、方だよ……エリザベスさんとは、同じグループ、みたいだね……

………あ、あの今だから、ここにいる理由、言えるんだけど……
……おれの手で、人の命が、助かるなら……それは、すごく良いことだって、思ってるんだ………


【彼女がGIFT側なら報告を……と言い放ったのなら、少年はホッと胸を撫で下ろし、安堵の溜息を漏らす事だろう。】
【もう、変に取り繕う必要がない。少年はもう一つの理由を彼女に伝えると、照れくさそうに笑ってみせた。】
【―――然し再び襲うのは、静寂。話題を自分から作る事が出来ない少年は、】
【『お願いします!』と言いたげに、彼女の顔、特に目を、じっと、じっと見つめている様だ。】

897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 02:25:37.42 ID:j9YqL65Vo
>>893

そう……俺は好きだよ…アルコール。…あー…でも、コーヒーは飲む…目が覚めるから…

【椅子に深々と腰掛けて、ビールの瓶を置くとダルそうに髪を掻いて】

そこらのやつよりはね……友達が居るわけじゃないけどさ…そうじゃなくても
毎日此処に載ってるんだから…知らない奴は相当、仙人みたいな生活でもしているんだろうよ

【テーブルの上の新聞をトントンと指先で叩いて、太字の見出しをなぞる】

カノッサだろうと何だろうと、ビールと煙草を邪魔しないでくれるんなら誰だって構わないさ…
…正義の味方?…そういう知り合いは居るけどね。昨日のゴタゴタじゃあ俺もそうだったらしいんだけど
別に…好きでそうなったわけじゃない。…成り行きさ。…成り行きでアンタらのボスに腕を噛まれちまったよ
…争ったって徒労だよ。ビールが不味くなるだけ…

【冗談めかしく、右腕をさすりながらニカッと笑うと、また静かに吸いかけの煙草を手にとって吸い込む】

…あんたらよりはちっぽけでしょーもない事ばかりしてるけどね。…いいモノじゃないから…
ま、単なる銀行強盗だよ。イデオロギーも何にもない、単なる金儲けさ…
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 02:40:46.04 ID:5lRLeCnqo
>>896

……なるほど。わかりやすい説明をありがとうございます、ねこまる様
そういうことでしたら……特にGIFTと関係が無いのであれば良いのです。
お陰様で私の仕事も減り、貴方様の仕事もきっと順調に行くはず――

しかしお金、ですか。でしたらオススメするのはギルド関係の仕事でしょう。
冒険者のそれに近くなりますが、人並み以上の力があるのなら、或いは……。

【暗に仄めかすのはこのメイド、エリザベスも人並み以上、ということなのだが――】
【そんな事を自ら言うハズもなかったし、互いが敵ではないと分かった今では詮なきこと】

【相手が忍者、そして中立かつどちらかと言えばこちら側と理解してか】
【エリザベスの周囲の空気が、心なしか軟くなって。それでもまだ、表情は緩まないのだが】

お優しいのですね、ねこまる様は。最も、人はその考えを独り善がりで甘えていると言うかもしれませんが
……私は、そういった自己犠牲的な考え方は嫌いではありませんよ。

……………………………、…………………………………………………――――。

【―――沈黙。人によっては好ましく、人によっては死を感じるかもしれない単なる間=z
【エリザベスは前者だったのだが――必死に救いを求める少年は、後者だったのだろう】
【視線はしっかりと合っていた。合っていた、合っていた――動かない】

【ただそれでも、相手は年下の少年。あまりに可哀想にでも思ったのだろう】
【はぁ、と溜息を吐けば、背の小さなメイドは、ふとトランクケースから書類を取り出して】

……お金の事ばかりで些か下品ですが、私の仕事のお手伝いなど如何です?
本業はメイドと言いましたが……今は専属です。ストム・エア≠ニいう老貴人に仕えていまして

要するに、彼の使い走りという仕事をご紹介しようという話なのですが……
……別に飲み物を買ってこいとか、呼んで直ぐに出てこいとか、そういう話ではありません
行く先々、戦地で見聞きしたものを書に認めて、指定の場所に送っていただきたいのです

彼、趣味が記録の蒐集でして―――私がこのような場所にいるのもその為です。
ただ、一人では限界があるかと思っていた所。もしよろしければどうです、月にそう……100万では?
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 02:53:12.32 ID:7efEWydb0
>>897
そうか。腕を……ねぇ……災難だったな。この私が謝罪しよう

【頭を下げるわけでもなければ、別に悲しそうな声色をするわけでもなく、女はそう言う】
【ついでにカップを触ってみるが、紅茶はまだ熱いらしい。すぐに手を引っ込める】

とはいえ、一度とてカノッサに敵対したというのであれば、お前は私の敵だということだ。敵は排除しなくてはなるまい
私も敵を目の前にしておきながら何もしなかったなどと同じ機関の者に知れたら何をさせるか……

【体を持ち上げ、背もたれに預けながら女は頬の刺青をなぞる】
【だが、すぐににこりとまた笑い】

まぁ、先ほど私を助けたのもお前だ。ここは人間で言うところの”恩返し”をするべきだろう?今回は見逃そう

【カップを持ち上げ、柔らかく息を吹きかけて紅茶を冷まし始める】
【女にとっては、機関員としてのやるべきことより、興味の沸いた男と話しながら紅茶を飲む方が優先順位は上のようだった】

金儲けか、いいじゃないか。私のように日がな一日喫茶店をふらふらするか死体を捜すよりは充実しているんじゃあないか?

【合間に、慰めるように微笑みながら女はまた紅茶に息を吹きかける】

まぁ、かといって私が充実していないというわけではないがね
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 02:56:29.63 ID:MUknH6Hdo
>>895

【危害を加えるような動きをしていないとはいえこちらは妖怪】
【しかも狐となれば化かすものだというのに、余りにも有効的過ぎる態度なものだから】
【見ていて思わず、笑みが溢れてしまって】

――――そうか、あちらに居ったのはまだ若い者ばかりであったようだの。
あまり力が弱いと見えない者も多いようだから、の

いや、比例とは言うたがの、そこまで単純に計算できるものではない
そも、個体による差も大きいものだしな

しかしまあ、これだけ生きておるのだから、余の力が強いのは確かだの
余が本気を出せば、国一つ吹き飛ばす事も容易いのだからのう……

【国を一つ、軽く吹き飛ばせる―――嘘か真か、どちらにせよ大層な事を言うもので】
【狐の化かしと受け取るか、それだけの妖怪であると受け取るかは二人次第】
【本人はただ―――――ただ酒を飲んでいるばかりで】

そう、お主の言う通り。人の子などどれも、余から見れば同じく小童よ
言葉を覚えたばかりの幼子も、皺くちゃの年寄りも。然して変わりは無いものぞ

―――そうは言うがな、小僧。犬の姿であるから幾らか“面白い”のよ。
それにの、人の姿で会ってから犬に会うよりも、犬で会ってから人の姿に会う方が此方は楽しかろ?

【本人は口にしていないが、この狐、千年以上生きている】
【故に、人である以上は皆、自分からすれば小僧であると、そういう訳で】

【ただ、酒を飲める年齢であると言われれば】

ほう……ならお主も飲むかえ?
――――シロ、も少し持って来。

【幾度か手を打って、誰かを呼んで】
【少しして現れるのは、白い着流しに紫の帯、白い髪に狐耳の少女にも見える人物】
【手に数本の徳利を持って来た彼女には、6本の白い尾があって】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 03:01:21.82 ID:cvEVAU9M0
>>898


ギ、ギルドのは、その……ちょっと、ほんぎょうと、ズレちゃうかな、って……
いろいろ、みんなには、教えないといけないし、それに……


【照れ笑いになった顔も、沈黙が異様に続けば、段々と曇りを見せて行き。】

【自分から話しかける事が出来ない割に、沈黙に対しては一人前に敏感な、そんな性格。】
【"自分の変えたい所を挙げよ"と問われたのなら、真っ先に其れを答える筈だ。】
【コンプレックス……とまでは言わないが、確実に其の性格は、少年の悩みの種の一つであって。】

【視線をぶつけ合う二人。彼女が先に折れてくれたのなら、少年は表情をパッと明るくさせ、】
【さらに其の内容を聞いたのなら、少年は喜ぶ事だろう。同時に二つの難問が解けるなんて、思っても見なかった。】


―――………あ、あの!

おれ、じょうほうしゅうしゅうとか、そういうのが、仕事で……えっと、その、
とくい、なんです! だから、えっと、……ぜひ、やらせて、下さい!

あの、えっと、飲み物、とかも、大丈夫です! すぐに、買って、来ます!


【今、彼女は少年に、"其の意思があるのなら"と尋ねているのに、少年は必死のアピール。】
【然し其れも少々、的外れ。情報収集が苦手な忍者が、一体何処に居るというのだろうか―――?】

【ただ、やる気があるという意思だけは彼女に伝わる事だろう。】
【何時になく嬉しそうに、少年は笑った顔を見せていた。】
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 03:17:44.68 ID:5lRLeCnqo
>>901

―――では早速契約を結ぼうではないか、ねこまる君。
 この私、ストム・エアと……至極まっとうな仕事の話をしようではないか。

相も変わらず人が悪いですねストム卿。居たなら居たと言えば良いものを

【声と共に、姿が1つ増えた。暗がりから現れたそれは、褐色肌の老いた貴人】
【白い燕尾服にも見える衣服と、そして腰元には誰にでも分かる力を持った魔剣≠下げ】
【整った髭を撫で、プラチナブロンドの髪が夜の薄明かりに映えていて】

仕事の内容は、先に彼女が述べた通り。私は記録の蒐集がライフワークでね
 機関やその他の組織が衝突する時……それはまさに、その記録が生まれる時に他ならない。

 君はその戦闘や出来事を、遠巻きにでも目で見て耳で聞き肌で感じて
 それを何かしらの形で私に伝えてくれれば良い。別に、彼らが何を求めているだとか……
 そういう俗な情報は要らない。ただ、現地に赴く人員というのは足りていないのだよ

 それと安心して欲しいのは、私について……私はなんといっても、『中立』だ。
 実は六罪王の一人だったとか、自警団に顔が利くだとか、そういうこともない
 単なる年寄りの酔狂と思ってくれればそれで良い。……時たま、飲み物を用意くらいはしてもらってもいいかも知れんがね。

【彼はエリザベスから書類を取り、胸元のポケットから取り出したペンも添えて少年に差し出した】
【要は、契約だ。名前を書けばそれで良い――難しい話ではなかった】

【契約内容も載っているが、おかしな点は何もなく。ストム自身もまた悪人には思えない】
【堂々とした佇まいは寧ろ安心感すら与えるかもしれない、というほどであって】
【――やがて彼がサインするのなら、握手を求めるだろう。逆であれば――分からないが。】
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 03:19:21.14 ID:j9YqL65Vo
>>899

いいよ…別に。そっちも、こっちも仕事だからさ…そういうもんだよ

【紅茶に未だ口を付けない彼女と対照的に男はハイペースでビールを飲み続ける】

あー…もう、そういうのはやめてくれよ…ほんとに…。もう俺だって勘弁だよ…もっとさ
もっと倒すべき相手が居るって……俺なんかいつでも始末できるんだから

【敵対だとか排除だとかもうそういうのは懲り懲りと言った様子で】
【ため息混じりに、左手をヒラヒラさせながら男はそれを受け流して】

まあ…ね。でも…まあ、俺も腹立っただけだから…気にしないで
…あー…でも……それで長生き出来たんなら偶にはいいこともするもんだな…
それにしたって…人間でいうところの…なんて不思議な言い回しをするね…ああ、いや
別に…人間じゃなきゃ何だってわけじゃないけど…つい…ね

【今更の話だが人間以外の種族だって少数ながらも存在しているわけで】
【不用意な一言で偏見の有るヤツだと思われたくなかったので男はすこし申し訳なさそうで】

俺だって大体はぶらぶらして酒のんで映画見て……死体を探さない分、俺のほうが働いてないかな
悪いことってのは準備が長くてね…俺は暇な日ばっかりだよ…小銭でも探すかな

【曇ったガラスを手の甲でガシガシ拭って、外を見れば】
【人もクルマも少なくて。男は今、何時なんだろう…と何気なくつぶやいた】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 03:32:17.24 ID:3Md1vU9ho
>>900

【思えば自分の故郷にも八百万、力の強い物から弱い物までいろいろな神がやどるという話が残っていた】
【あまりに力が弱いと、人はその姿を見る事さえできないという話を聞いた覚えがある】


そうだねー、俺も決して感知する技能に長けている訳じゃあないから……全身の感覚を研ぎ澄まして
超本気で見ようとすればなんとかそこにいるんだってのはわかるようにはなったけどね

「そこまで振り絞ってようやく見えるようではまだまだ半人前から抜け出せんのう、道は長いわい」


【その一方、長い時を生きる大妖の力を振るえば国をも吹き飛ばすと豪語するその力の話を聞き】
【えー、と思いのほか大きな話になり少々飲み込み切れてない剛太郎と、真剣な顔でその言葉が真実と飲み込むムク】
【やはりこちらの犬のほうがある程度実力があり、それだけその力を理解することが出来るのだろう】


……うーん、あんまりうまく想像できないなあ、国も吹っ飛ばせるフルパワーを振るえるなんて

「フン、そんなに気にするな剛の字、こういう人から外れ自然に生きる妖はおいそれとそんな力は振るわんよ
なにせ犬を通して喋る事の方を面白がるくらいじゃからのう……長い時を生き大きな力を秘めるのはそれだけ大きな器の精神を
保ち生きておるという事、いちいち力を振るいたがる浅ましい人どもとは違うんじゃあ」


【さながら、自然そのものに敬意を払うように、こちらが良い感情で接すれば向こうも傷つけはしないと諭すムク】
【これまで何度もそういった物に触れ、その力を感じ取り続けて来たのかもしれない、さながら教え子を気遣うようなその口ぶり】
【犬を使って喋る事に興味を持たれている事には、少し照れくさそうに反応しているが……彼もまた、瑚蝶をそういう理由で恐れないらしい】

【瑚蝶がそうしてシロと呼ぶ白い六尾の妖狐を呼びながら、剛太郎にも酒を振る舞ってくれるらしい事に気が付くと】


あれ?いいのいただいちゃっても……へへ、じゃあありがたくいただいちゃおうかな
思えば俺、ずいぶん久しぶりに酒を飲む気がするなあ……ムクも飲む?

「プーラの体に飲ます気か?いらんいらん、ワシはワシで勝手に飲むからお前だけいただいておけ」


【やれやれ、という様子でムクが数歩小さな足で後ろに下がるのを見た後、剛太郎は頭をかきながら礼を言ってきた】
【向こうから現れたシロと呼ばれた妖狐には、屈託ない笑みでこんばんは、と気さくに挨拶を返してきている】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 03:44:45.71 ID:cvEVAU9M0
>>902

【突如、耳慣れぬ声が聞こえたのなら、再び身体をビクッと飛び上がらせる事だろう。】
【……格好良いおじいさん。子供らしい、単純な第一印象が、此の少年の頭を巡った。】
【そして其の存在を見る前に知覚されるのは魔剣。其の存在感は凄まじくて―――。】

【"ストム・エア"、彼がそう名乗ったのなら、少年は全てに納得が行き。】
【然しだとすれば、少年は防寒の役割も果たしていた、真っ赤な長いマフラーを取り去って。】
【丁寧にお辞儀を見せる事だろう。これから自分の主となる存在なのだから、其れは当たり前であって。】


あ、あの……えっと、ねこまるです、その、お仕事、がんばります、ので………!


【温度変化から、思わずクシャミをする。矢張り、少し冷えていた。】
【然し其れでも、マフラーを付けたまま会話する事は、無礼に当たると少年は判断して。】


それはもう、何でも、させて、いただきます!
おっしゃるところはどこへでも、です! だいじょうぶです!


【何が大丈夫なのかは分からないが、少年はやたら達筆な文字で、自身の名前を記入する事だろう。】
【然し契約内容。上から下へ、一瞬流しただけでは有るが、少年は確実に読み、暗記までして居た。】
【全て暗唱出来さえすれば、初めて忍者だと呼べる瞬間だっただろうか。】

【彼が握手を求めたのなら、両手で。……と思ったのだが、自分の手を、もう一度、見つめ直して。】


あ、あの……俺の手、……傷だらけ、なん、です……すみません……


【確かに、少年の手は、古傷から最近出来た様な浅い傷まで。十数本の切り傷刺し傷があった。】
【其んな手で握手を交わす事は―――果たして、どうなのかと。少年は躊躇った表情で、彼の顔を見ていた。】



906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 03:55:38.47 ID:7efEWydb0
>>903

そうはいうがな、私にしてみれば私以外は全て倒すべき敵なんだよ。無論カノッサの者でもだ
しかし、カノッサは私が欲しい者を多く作ってくれる。利用できるうちは利用しつくせってね

【まだ紅茶は冷めないようだ。女は息を吹きかけるのをやめない】

あぁ、人間ではない。人の形こそしているが、これは便宜上この姿をベースにしているだけだ。私は所謂人間の敵だよ
お前は何も気遣う必要は無い

【そして、何気ないつぶやきは女の耳にも聞こえたようで】

ふむ。……なるほど、この時間は人間で言うところの深夜の時間だ。人間は眠っているべきだな
どうだ、その酒を飲み終わったら宿か何かまで連れて行こうか?

【こんこん、と外から窓を叩く音が聞こえた】

まぁ――――

【外には、丁度男がぬぐったところから覗き込むように】

私は紅茶(これ)を飲みたいから――――

【雪のような白髪のツインテールで暗い紫の瞳を持ち、首には白の逆五芒星のネックレスがあり
 頬には白く”No.139”の刺青、白のチューブトップに白のライダースジャケットを羽織った
 白のホットパンツにヒールの高い白のロングブーツを履いている女が】

【紛れも無く、今男の目の前でやっと紅茶に口をつけ始めた女が】

――――――――――――――――『別の私』が連れて行くがな

【微笑みながら、暗い紫の瞳でガラス越しに男を見つめていた】

ハッピーバースデイはその『私』に言ってくれ。丁度今日生まれたのだ

【同じように、紅茶を飲む女も微笑んだ】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 04:07:11.40 ID:5lRLeCnqo
>>905

フ、ふッ――。そう畏まることもない、楽にし給え、少年。
 私は少々そこらの老人とは違うかもしれんが、結局の所ただの人だ
 エリザベスなど、それはもうひどく虚仮にしてくれることもあってね――

……偏見ですね。私が人を侮辱するような悪いメイドだとでも?

いや、イヤ……まったく。さてしかし、中々君は面白い才能の持ち主らしい
 私との契約は確かに主従を誓うものだが……あくまで副業で構わない、というのを伝えておこうか

【忍びともあれば本来の業務は数多く有るはず。なればと、ストムはそう伝え】
【マフラーを取った礼節と、名を記す文字の美麗さと、速読・暗記の才知を讃えた】
【悪い男ではなさそうだった。僅かに笑うところなどは、何処か優しげな感すらあって】

【契約成立――そうなれば書類をエリザベスに手渡して、ストムはその手を差し出した】
【が、どこか躊躇するような少年の様子を見れば、やや意外そうにしたが、改めて手を伸ばし】

なんの――私は淑女の、白魚のような綺麗な手も好きでこそあるが、君は忍者。戦士ではないか
 その手が美しくて何になる。傷だらけというのは、優秀で確かな仕事をする者の証だ
 傷だらけの手、大いに結構!私は君の様な男に出会えたことを光栄に思う――よろしく頼む、ねこまる君。

【ためらう少年の手を、ストムは自ら掴むようにして強引に握手へと持ち込んだ】
【表情は笑顔。控えめな笑みだったが、力強く。手もまた同じで、大きく温かな男である】
【――さて、そうなればもはや夜更け過ぎ。偵察も一段落しているのなら、共に此処にいる必要もなくなってくる、が―――。】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 04:10:45.12 ID:QATN4fwfo
>>904


ココココ…………結局は向き不向きがあるであろ?
別に妖が見えねば困る、ということもそうそうあるまいて


―――うむ、分かっておるではないか
余とてわざわざ力を見せびらかそうとは思わんし、人の子らの揉め事に介入しようとも思わん
それに、人の子を吹き飛ばしては結果的に余の退屈は増すであろうからな

【剛太郎のそういったものを見る技術に関しては、多少は仕方ないだろう、として】

【次いでその力を振るわない理由を語れば、それはあくまで“己の退屈”で】
【ムクが言うような“器の大きさ”よりも、幾分か恣意的というか】

【しかし、ムクの言葉に対する否定はなく、自分への敬意のようなものも】
【全てを纏めて『分かっている』として】

構わん、好きに飲めばよい―――――しかし、犬に飲ませるのは酷であろ

―――ああ、余の従者達はどうも、余以外には懐かぬものでな、噛み付かれるやもしれんぞ

【声を掛けられても、“シロ”は警戒心丸出しの、所謂ジト目で】
【適当な所に徳利を置けば、足早にまた、出て来た所へ戻って行って】
【瑚蝶の言う通り、まさに『懐か』なさそうな様子である】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 04:26:26.84 ID:3Md1vU9ho
>>908

……まあ、そう言ってくれるなら俺もそんなに気にしないんだけどね
でもそっか、流石に妖狐の親玉ともなるとすげーんだな、ちょっとカルチャーギャップに戸惑うけど

「お前の様な若造だとまあそういう事は多いな、じゃが、これはこれで良い経験となるじゃろう?」


【そもそも元いた場所では妖狐のような存在にはあまり出くわしたことがないのだから多少は戸惑う】
【しかしこうして顔を合わせて話をしてみれば、決して悪い存在ではないのだな、と感じた剛太郎は感じていた】
【そんな感じで、彼はしばらく笑みとともにこの場の居心地のよさを感じ取っていた】

【瑚蝶の忠告を聞くまでもなく、警戒の態度を向けるシロの姿に、彼はしばらく寂しそうな目でシロの方を見ていたが】
【残念そうにため息を突いたまま、その置かれた徳利を手に取って、己の口に近付けた】


ありがとう……じゃ、いただきます
―――っ、おお、これは……なかなか……


【一口、口に含んだ剛太郎は一目で美味に酔いしれ始めているのが分かる、そんな幸福そうな顔を浮かべている】
【なかなかいい酒の趣味しているんだなあ、なんて考えながら一口づつそのお酒を飲んでいる、どうやら痛く気に入ったようだ】

/結構遅くなってしまったので、続きは明日にしても大丈夫でしょうか?
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 04:31:16.91 ID:wvXIRasZo
>>909
/わかりました!
/ただ、明日はイベントがありますので次で〆として、明日お返しいただく、という形でお願いします!
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 04:33:09.73 ID:3Md1vU9ho
>>910
/かしこまりました、では次の分で〆という事で
/二度にわたり絡んでいただき感謝いたします!おやすみなさい
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 04:39:01.60 ID:cvEVAU9M0
>>907


【『そ、それでは……失礼して……』と、少年は再びマフラーを巻いた。然し其れでも首筋を埋める程で、】
【先程までの様に口元を覆って居ないのは、恐らく形式を崩しきれなかったから、なのだろう。】

【二人の仲の良さを伺わせる会話に、少年は其れに溶け込むかの様に見せたのは、作り笑いでは無く、至って純粋な笑顔。】
【出会って間もない彼ら。然し少年は、彼らと何時間も会話を続けたかの様な錯覚に陥っていたのは、】
【きっと。彼の大らかさと、彼女の優しさに触れたからなのだろう。】
【とすれば少年は、此の場で、そしてこうして二人に出会えた事に感謝して。】


………あっ………す、すみません……
……温かくて、大きな、手ですね。……こ、こちらこそ、よろしく、お願いします!


【少年の傷だらけの手は、其の身長に合った大きさで、然し見かけに反してゴツゴツとしていた。】
【彼の言う通り、仕事と、其の為の訓練の際に付いた傷である。手の皮が厚くなっているのも、勿論其れ故。】
【強引に手を引っ張られたのなら、少年は驚いた表情を見せるものの、直ぐに其れが好意なのだと分かり、】
【彼が笑顔を見せたのなら、少年も其れに呼応するかの様、笑ってみせる事だろう。】


そ、それでは、けいやく通りに……させて、いただきます!
えっと、これで、……わたし、は、失礼しますね!…………―――――


【別れを切り出したのは、少年からだった。契約内容を瞬間暗記した少年は、特に質問を重ねる事はなく、】
【其の侭、姿を闇にへと放り込むのだろう。】

【後日、ストムの元に届いた便箋は全部で3枚、矢張り、全てやたら達筆な文字で書かれていて。】
【2枚分は、何処から得たのかと思える程、先日の夜の国での出来事について、ビッシリと。】
【もう1枚、同じ内容であるが、此方は要所要所を比較的読みやすい様書かれていて。】
【最後に、"お手数ですが、どちらが良いか〜"、と追記が施されていた。】

【此の仕事振りを、どう主人が評価するかは、少年には分からない。然し、持てる実力は、確かに発揮したつもりだった。】
【さらに言えば、自分の仕事のクオリティには自信があった。人付き合いの苦手な少年が、自分をアピール出来たのはきっと、そう言う事。】


/だんだん頭が働かなくなってきてしまいまして……
/〆になってない文ですが、これにて〆とさせて下さい!
/お付き合いいただき、有難うございました!楽しかったです!

913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 04:49:10.38 ID:j9YqL65Vo
>>906

……かなしいね。…何か、そういうのって…敵ばかりってのはさ…
こうやって…ビールでも飲めれば俺はいいから……わかんないけど

【悲しそうに言うわけでもない。ぼんやりと窓の外を見ながら】
【他のことと同じような口調で言う】

そう?まあ……よくわかんないけど…そう……

【サングラス越しの目はそちらをジッと見ながら黙っている】
【何も言わなくても何がどう人間と違うんだと言っているようで】

そうだ……誰が起きてるんだかね…。人間じゃないヤツのほうが起きてるんだろうね…
……そりゃあいい。宿につくまでに凍えて死んじまうかもしれないから…

…別のって…分裂でもできるの?…羨ましいね、俺も魔法の1つでも…

【そう言いながら、冗談半分に下らない言葉でつなげつつ】
【窓の外を見ながら新しい煙草に火をつけようとすると】

……ん?……あー……。……悪い。カノッサと違ってどうもこう言うイレギュラーに弱い…
………えーっと……ハッピーバースディ…?いや、今はそういうのじゃなくて…
マジで増えれるんだ…いや、いいんだけど………

【火のついていない煙草をくわえたまま眉間にしわを寄せつつ色々と考え込み始めた】
【声を上げて飛び上がらないだけまだそこらの一般人よりは柔軟な思考を持っているらしいが…】

……日課の死体探しがヒント?…それとも喫茶店?
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 05:07:01.06 ID:5lRLeCnqo
>>912

あぁ、気を付けて帰り給えねこまる君。今後は文でやりとりしよう
 直接会ってという気があれば、その旨を文書に添えてくれれば良い。

【では――とストムが声を返せば、傍ではエリザベスが頭を下げ】
【やがてねこまるがその場を去ったなら、二人も現れた時同様に姿を消し】
【あとに残るのは冷たい要塞。あと半日もすれば、きっと戦火に包まれるのだろうが】


【そして後日。ストムは少年からの報告書を見比べて、素晴らしいと唸っていた】
【どちらも得難い好文だ。そして最終的に彼が出した返答は前者を≠ニいうもの】
【細かく丁寧なほうが記録としては良い。仕事の褒章か、気持ちばかりの金一封も添えての返事だった】

【―――それ以降は、戦場が生まれる度に其処へ彼が赴いて、同じことの繰り返し】
【送金が跡絶えることもない、実に奇特で奇妙な――しかし、良い契約が結ばれたのだった】

/こちらも中々限界だったので助かります…!
/深夜のお付き合いありがとうございました!お疲れ様でしたー!
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 05:14:37.22 ID:+clRcC+/o
>>909

【フッ、と短く息を吐いたら、薄く笑って剛太郎を見遣る】
【ただし、あくまで狐の笑み。そもそも、“微笑み”と呼べる様な笑みを浮かべることなどまずないのだが】

若い内は色々とやってみるがよかろ。
余とて、昔は色々したものよ……人里に出て下らん悪戯をしたりして、の
ま、人の子と余とでは時間の尺度か異なるから当てにはならんかもしれんがな

妖狐の親玉、のう……確かに、そういう表現が合うやもしれんの
しかし、経験としては貴重なものだぞ?普段は見知った者以外はこの山には立ち入れぬのだからの

【普段は立ち入れない――――初めに言っていた『表を開けていた』という言葉や】
【妖狐というその存在を考えるなら、結界でも張っているのであろうか】

【確かに、この瑚蝶は人に害を為すような存在ではない】
【けれど、同じ様に力を持つ妖怪であっても、“悪い存在”となるような者がいるのも事実】

余の飲むものと同じ酒ぞ、美味くて当然であろうよ
―――といっても、これを作っておるのもお主らと同じ、人の子だがの

【酒を気に入ったのであろう様子を見れば、幾らか満足げな顔をして】
【それから自分もぐい、と飲めば、不意に立ち上がる】

……そろそろ余が稽古してやるか、の
ああ、今もう一人、この山に居ってな。従者共に相手を任せておるのだが――そればかりでは文句を垂れおるのよ

もう暫くは表を開けておくから、満足したら帰るのだぞ?
長居しすぎると――――――化け物が出るやもしれんからの

【最後にそれだけ言えば、喉を鳴らす独特の笑い声を残して木々の間に消えていく】
【その言葉はただのからかいなのだろうが、何処か完全な嘘とは思えないような、そんな響きで――――】



/ではお先に失礼します!お疲れ様でした!
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 05:31:04.71 ID:7efEWydb0
>>913
悲しくないさ。お前達人間がいなければ私は生きてはいないからな……まぁ、いずれいなくなるか、『私』か、人間か、がな

【一度口につけてからは紅茶はあっという間に無くなり、カップ中には僅かな茶葉のみとなった】

ほう、もうすこし呆けた顔を期待していたが……ふむ、今度は直接肩を叩いてみるか

【がたりと、女は立ち上がりカップを置いたまま去ろうとして】

ヒントはそう、”死体探し””人類の敵””今日生まれた『私』”それが私という存在を理解するための方法だ
では、こっちの私は帰らせてもらおう。といっても、人間で言うところの”帰る家”など生まれたころより無いがな
ちなみに、そっちの『私』に答えを聞いても答えないぞ。自分で考えてくれ

そうだ、名前を聞こうか。せっかくともに飲んだ上に興味を沸かせてくれたのだ、覚えておきたい

【女の質問に、男がどう答えようとも、きっと女は微笑んで】

私の名はトラウ・ヴァレンタイン

お茶目でお茶好きの、人間の敵だ
もう一度会えれば、そのときは飲み合おう

【ひらりと手を振って、”紅茶を飲んでいたほうは”勘定を払って酒場から出て行った】
【外にいるほうは、相変わらずそこに佇んではいたが】


//こんな時間まですみません。勝手ながらここで〆ます。ありがとうございました
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 15:02:55.06 ID:TpKSYCAQo
【路地裏】
【昼間でも薄暗く治安の悪いそこは常に悪意に満ち溢れて】

――――――ずつづズ、つズづずずズ

【静かな路地裏に液体を啜る不快な音が響く】
【そこにいるのは2人の人間】
【一人は女性で、事切れて力なく地面に横たわっていた】

【もう一方の体格からして恐らく男性と考えられるその人は】
【女性に覆いかぶさるようにその場に座り込んで女性の首筋に頭を寄せていた】

―――づズずつ――ズずつつずづ

【不快な音は止むことなく響き続ける】

【男はフード付きの暗緑色の作業着を着込み両手に白手袋といった服装で】
【深くフードを被っているため男の顔も男が首筋に顔を近づけ何をしているのかも傍からはわからない】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 15:31:52.07 ID:j9YqL65Vo
>>916

そりゃあまた…先の長い話だ。……到底わからないね。俺には…

【ガラスを指先で叩いたり、手を振ったりしてガラスの向こうの方から】
【何かしら動きが有るかどうか試してみている。どうもまだ信用できていないらしい】

ナゾナゾは得意じゃないんだけどね……そうだな。暫くは…ビールでも飲んで考えてみよう
……家がないのは俺も一緒さ…。そっちより複雑な事情じゃないけどね…文字通り無いだけで
そう?……なら、喫茶店の方を聞くことにするよ…ナゾナゾでも難易度が低そうだから…

【忘れていた煙草に火をつけて、帰ろうとする彼女のほうを向いて】

お茶目なんて自分で言うんじゃないよ…まあいいけどね
俺は……銃を握ればロッソ。ビールを飲んでる時はヒライ…。ナゾナゾじゃないよ
そうなんだから仕方ない…俺もそれなりに敵さ…人類の

ああ……トラウ。…また会おう

【ニヤけるように笑って、手をヒラヒラさせて去っていく姿を追った】
【暫くして、佇む方に目をやれば】

入りなよ…マスターがびっくりするぜ?……聞こえないか
……柄じゃ無いけど…人類の敵でも口説いてみるかな…そこらの人類より可愛げもあるし…
無理かな…無理だろうなあ…

【しょうもない事を考えている自分に苦笑しながら、モッズコートに袖を通して】
【吸いかけの煙草を灰皿におしつけてから、外へとドアを開けた】

/遅ればせながらレスさせていだきます!ありがとうございました!
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/17(日) 16:59:28.18 ID:TsTEMHjT0
//先に新スレ建てときました→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1384675084/l50
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 18:11:19.88 ID:TpKSYCAQo
【路地裏】
【昼間でも薄暗く治安の悪いそこは常に悪意に満ち溢れて】

――――――ずつづズ、つズづずずズ

【静かな路地裏に液体を啜る不快な音が響く】
【そこにいるのは2人の人間】
【一人は女性で、事切れて力なく地面に横たわっていた】

【もう一方の体格からして恐らく男性と考えられるその人は】
【女性に覆いかぶさるようにその場に座り込んで女性の首筋に頭を寄せていた】

―――づズずつ――ズずつつずづ

【不快な音は止むことなく響き続ける】

【男はフード付きの暗緑色の作業着を着込み両手に白手袋といった服装で】
【深くフードを被っているため男の顔も男が首筋に顔を近づけ何をしているのかも傍からはわからない】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 18:59:02.95 ID:TsTEMHjT0
【鉄の国=\――M.N.U国境要塞=z

【―――鉄の国、この名前にまだ馴染みのない者も多いかもしれない】
【近年になって工業の活性化と軍事力強化、国全体を走る鉄道網の構築などでめまぐるしく発展を遂げてきた新興国だ】
【近隣の小国などと併合しいまでは水の国等の主要大国と同等のレベルまでその大きさ、規模を広げてきている。】
【ここはその発展を象徴するかのような、北端に位置する軍事拠点の一つだ―――。】

【巨大な鉄の城≠ニ形容できるような途轍もないスケールの要塞は、内部に無数の壁を有しており】
【特に長距離弾頭兵器アイアン・イーグル≠ヘ、国際サミットなどでも何度か議題に上がるほどに驚異的・危険な威力を誇っている】
【まさに鉄の国の発展、そして大陸の覇権を握ろうという野心が形となった要塞という訳である―――。】
【ここに攻め入ろうとするテロリストや国はいない………そういった考えが常識化されていた………しかし。】


【数日前の宣戦布告通り、奴ら≠ヘ現れた。】
【GIFT=\――無能力者の淘汰と能力者≠フ統治を目的とした巨大な思想家系テロ組織だ】
【地、空と無数の兵器で一国の軍隊程の規模をもって国境要塞へと現れたGIFT≠ヘそのまま要塞内部へと侵攻を開始した―――。】
【目的は不明。………恐らくはこの要塞内部に保管されているアイアン・イーグル≠奪い去るのが目的とされているが………】
【幾つも上がる煙と炎、そして銃撃の音、共に最新鋭の兵器を用いる勢力のぶつかり合いだけあってその戦いは壮絶の一言である】
【空、陸、屋内―――あらゆる鉄と血≠ナ埋め尽くされた鋼鉄の要塞に逃げ場などない、あるのは生か死だけである。】

【ウーウーウーとけたたましいサイレンが鳴り響き、要塞の各所に設置されたモニターにはwarning≠フ文字が幾つも映し出される】
【そして―――今回要請によって参加した能力者達へは、事前至急されたインカムから通信が入るだろう。】

『あーあー、聞こえるか?俺は鉄の国自警団所属、現SCARLET¢煦のディック・ホワイトだ、あんたらの指揮を預かるぜー
 事前説明した通りアンタらは自由に動き回って各所の援護や救援を頼む、既に敵も幾つか内部に潜入した模様だ。』

『ああそれと………もし女性がいたら作戦の後にお茶でも………っておわッ!すまん!切るぞ!』

【今回の指揮を預かっているというディック・ホワイトは簡潔に作戦を確認すると、同じSCARLET隊員がいるとも知らずに】
【悠長にナンパと、さらに間抜けな声を上げて通信を切った―――なんとも指揮を下げてくれる指揮官である。】
【だが既に作戦は開始された、遊撃的な役割を持った一騎当千の能力者達よ………戦場へ迎え。】


                【M.N.U国境要塞%熾煤\――屋上・弾道兵器格納庫前】

【そこは要塞内部においても監視塔の役割、そして有事の際の弾道兵器発射場にもなっている非常に重要な地点である】
【夜風が吹き抜ける屋上の下では、今なお軍とGIFTの激しい衝突が行われており一向に収まる気配もない。】
【そんな屋上の縁に立って、戦場を眺めている人物がいる。】

まさか私がこのような場所に立つとは………だが仕方がない、この世界を安定に導くには………。
強大な力が必要なんだ―――能力者≠フような絶対的な力が世界に平定をもたらす

そして彼ら≠ノ協力すれば―――アレ≠この目で見る事も出来る―――フフ、私もやはりエゴイスト≠セな

さて―――ベアトリックスさんが負傷で参加できないとあれば私がこの場を守りW/ダブル≠補助しないといけませんね
百戦錬磨の能力者達と付け焼刃の私がどこまで渡り合えるか分かりませんが―――サポート≠烽る事ですしうまくやってみせましょう

【透き通るような金髪に薄い碧の瞳、牛乳瓶の蓋のような丸眼鏡をかけて襟や袖先にファーをあしらい、肩布を垂らした高級そうな白銀の外套を着た青年】
【一見すると戦闘員には見えないが―――その背にはGIFT≠フ象徴である金十字≠ェ刺繍されており、彼がGIFTであるという証明になっている】

【そして青年が手にもつ古ぼけた、だが美しい装飾のなされた黒光りする書物からは―――不気味な魔翌力≠ェ滲み出ている。】
【発言から察するに―――弾道兵器を奪うための作業の時間稼ぎ役といった所か………。】

//それではイベントを開始します!襲撃側から投下してください!
//>>バトルTの方はこのレスに変身お願いします!
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 19:04:59.11 ID:yE8BChqro
【M.N.U国境要塞=A屋外演習場】

【本来ならば兵士達の鍛錬の場になっているであろうその場所は今、さながら森であった】

【幾本もの木々が枝を広げ、爽やかな風が緑の中を吹き抜ける】
【───なんてまともなものではなく、吹き抜ける風は血の臭いを纏って】
【広がる葉は至るところに赤い肉片を張り付け、赤く濁った色をして】

【そこでは無数の兵が、無惨な最期を遂げていた】

人間は考える葦である≠セなんて、葦に失礼だとは思わないのでしょうか
少なくとも彼ら、この方達は、何かを考えていたとは思えませんわね

【狂ったようなこの世界に、パタリと本を閉じる音。それは一人の女の手の中から】

【女は黒いゴシックドレスに黒のサイハイブーツ、ツーサイドアップの長い髪も真っ黒で】
【両手は肘から指先まで、純白の手袋に包み込み】
【緋色の瞳は伏し目がちに、首元の小さな銀の十字架に向いている】

【本を静かに足元に置けば、近づいてくる気配に顔を傾けて】

――――我々の、GIFTの邪魔をするのでしたら、容赦は致しません
さあ、命が惜しいのでしたら速やかに立ち去ってください

【告げるのは、警告の言葉。その身から魔力を滲ませて】
【つまりは敵意を向けて、相対するわけで】



/リリーです!宜しくお願いします!
/いきなりで申し訳ないのですが次遅れます
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 19:16:35.23 ID:hCOR8zVoo


【―――轟いたのは、鋼の咆哮。鋼鉄の慟哭。鉄鎖が引き千切られ、破壊の渦が巻き起こり、全ての溶解が始まった。】
【メタル・メルトダウン。強烈なレーザーが横薙ぎに照射され、強固な要塞の壁面が熔けて、脆くも崩れ落ちていく。】
【降り注いだ鉄の雨が大地を蹂躙し、逃げ惑う人々の悲鳴と、果敢にも立ち向かった兵士達の断末魔が轟音に消えた。】
【戦場、と呼ぶのが相応しいであろう。"鉄"の名を冠された勇猛な国土は今、能力者の侵攻により危機に陥っていた。】



無能力者の"ゴミ"共など相手にしていられんな。兵士は凡庸、自警団員も派遣されて来た割に手応えがない。
これでは折角の"試験運用"が台無しだ、場を改めるか?いや、勝手に基地に帰れば他のGIFTメンバーに睨まれる、か。
はて、どうしたものかな。どこかにテストに付き合えそうな連中は―――……まあいい。居ようと居まいと、知った事か。

最深部までは見ておくとしよう、地下にはそれなりの兵器郡が眠っていて然るべきだしな。
流石に鉄の国だ、兵士はカカシ揃いだが武器だけは一流と見た。戦車の運用思想など独自の価値観に基づいていて―――……


【破砕と暴虐の嵐が渦巻く中、GIFTの能力者による襲撃で彼方此方が破壊され尽くした"要塞"の内部を】
【一人の女性が"何も持たず"に進んでいく。完全なる素手の状態、しかし身に纏った白衣は砲撃や銃撃により】
【破け、薄汚れて、煙を浴びたのか微かに黒ずんでいて。しかしそんな状態でも平然と、"彼女"は歩みを止めず。】
【戦場には似合わないピンク色のロング・ヘアをふわりと、砲火の爆風に揺らしながら。悠然と、地下に舞い降りた。】

【女はその名を"サイファー"という、GIFTが誇る研究機関"Lab"に属する研究者であり能力者だった。】


ともかく、だ。要塞に秘匿された物ともなれば私の知識外の存在である可能性は大。
少しばかり見学と行こうか、どうせもう能力者もおるまいよ。いたらいたで、"テスト"に付き合ってもらうだけだが。

さて―――御開帳だ。


【ゴウ、という冷たい音が地下に鳴り響く。中央の連絡路につながるセキュリティロックが解除されたのだ。】
【ゲートがオープンすると、女性は美しい長髪を揺らしながら、その外見に似合わない煙草を吹かして進む。】
【連絡路に差し掛かった、その時だ。女性が"何か"を見つけ、思わず足を止めたのは。彼女は少しだけ思考し】
【やがてゆっくりと、煙を吐き出しながら―――目の前に見つけた"障害"に対し、呟く。恐ろしく、冷酷に。】


おや、おや、おや。まさか生き残りが居るとはね。君たちも―――"能力者"、かい?
見たところGIFTのメンバーじゃあなさそうだ、という事は"敵"って認識で間違いない。だろう?丁度良かったよ。

少し、私と遊んでいけ。我が名は"サイファー"、GIFTに属する研究者……いや、技術屋と言った方が正しいな。

 別に拒んでもいいが、その時は―――……ここにある戦車や装甲車、戦闘ヘリは全て頂いていく。阻止したいだろう?

さあ―――……来い。

【挑む意思を見せる。その言葉に偽りはなく、彼女の周囲に"異常"な銀の閃光が走り始める。一体、何をするつもりか。】
【まだその真意はわからず、しかして彼女を阻止せねば、被害はより甚大なものになるのは確かだ。さあ、能力者よ―――戦え。】

/ギアの方、そしてねこまるの方!今夜はよろしくお願いしまする!
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/17(日) 19:21:56.57 ID:USALfCMz0
【要塞外壁・資材保管室】

【要塞の外壁から飛び出るように踊場を通じて行く事の出来る資材保管庫】
【そこには、鉄くずや兵器の残骸が所狭しとあった、そうあった】
【だがいまはここも例外なく戦場と成り果てていた】
【GIFTと軍の撃ちあいやぶつかり合いなどで、鉄くずや残骸が吹き飛ばされていた】

 あーあ、よくまあ吹っ飛ぶ吹っ飛ぶ
 あー、おまえらはあっちな、あっちに援軍が必要だし

【そんな中だるそうに指示をだす人物がいた】

【だるそうな雰囲気の男性】
【服装は長袖の灰色Tシャツに灰色パーカーのを着て、下には長ズボンを着用している】
【髪は黒でショートカット、瞳は濃褐色で目つきはだるそうでサングラスをかけている】
【そしてパーカーの袖口にはGIFTのシンボルの金十字架がある】

【そのように指示をだしていた男の足元にはここを防衛していた軍人の死体がある】
【この男と指示されているGIFT構成員がやったのだろう】
【そうして指示をだし終わりその指示を受けてGIFT構成員たちは移動した】

 さてさて、これから敵はどんな風に動くんだ
 まあ、早く終わらせたいが

【そのように言いながらもこの場所からいどうしようとするが】

 はあ、まったく、また来たのか
 しかたねえ、こいよ

【そのように言いつつ男は戦闘体勢になり敵と相対することとなる】

/リヒト・マクダウェル 中身ですよろしくお願いします
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 19:23:41.86 ID:OGJo/EqBo
>>921

【そう遠くない場所から銃声が聞こえ、叫び声が、断末魔が響いてくる】
【若い女性――アンジェル・ベルジュロンは、それを聞いて尚、この場を動かずにいた】

【いや、正確には動けないのだ。此処は肝心要の格納庫を前にした、最後の防衛線】
【己が軽はずみな行動を取って、いわゆる悪≠ナも特異なGIFTに弾道兵器を奪われたら――】
【そう考えれば、動けないのも当然だった。真っ白な将校服と外套が、寒風に靡き】

――理解しかねるわ。如何に能力者が優れていても、それは絶対のことじゃない……
能力が有るから無い者を支配すべきだなんて、それこそ機関の混沌よりも質が悪い…!

(……とはいっても、私も似たような事を彼≠ノ言ったことが有るのも、また事実)
(中邑瑛月……以前に一度だけ会った時、正直、良い関係になれたとは思わなかったけど)
(そう、『けど』よ――私も、もう子供じゃない!「心・技・体」の言葉、忘れていないわ……!)

【朱色の髪をロングツインテールの形でまとめた彼女は、一本の刀を手にしていた】
【柄を地に立て、両手をその上に乗せた状態。黙した姿は宛ら歴戦の軍人である】

【然れどもその表情は新兵の如く溌剌としていて、空色の瞳はしっかと明確な一人の敵を眺めていた】
【やがてその視線が動けば、向けられる先は自分と同様この場に配備された剣士の男】
【以前、ちょっとした縁が合ったが――酷い別れ方をしたのだ。相手が覚えていてくれるかは、分からなかったが】

瑛月さん……分かっていると思うけど、相手はどうも魔術を使いそうよ
あの手元の本、明らかに怪しいし……格好も接近戦、って感じじゃない

……取り敢えず、私が突っ込んでみる。だから、貴方はその後タイミングを見計らって
相手の隙を見つけ次第、斬りこんでいく……そんな感じでどうかしら……?

【剣士がこの言葉を聞いてくれているかは分からなかったが、今宵のアンジェルの戦法はこんなところ】
【ふと片手を胸元のバッヂにやると、翠の光が奔って、それが止むと】
【女性の下肢を覆う、昆虫の外骨格のような鎧が在った。刀を鞘ごと右手で掴み膝を曲げれば、ギリリ、と張り詰めた音が戦場に染み渡り―――】

/皆様方、今夜はよろしくお願いしますねっ!
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/17(日) 19:28:51.55 ID:oE2tOPuyo
>>922

【――――――豪、と燃え盛る焔の雄叫びのような狂音が響き渡ったなら】
【森に一房の篝火が灯され、何もしなければ瞬く間に燃え広がっていくだろう】
【それはさながら、地獄の釜の底をぶちまけたかのように】

【中世のどんな吟遊詩人であっても書き表せない煉獄の有り様が如く】
【無残な最期を遂げた無数の兵を単なる消し炭へと昇華させながら咆哮を上げる】
【揺らめく焔を背に、陽炎のように歩く人影が燃え盛る炎を歩いてくるのだろうか】

【彼は見ていた=\―――――目の前で謳歌する木々の唄を、その指揮を取る少女の姿を】
【戮殺される無数の兵士達を、まるで映画のエキストラが掃き捨てられていく様相だと言いたげに】
【そしてその口角を、白塗りの頬の上に歪ませた】


ク……クク……ハハハハハハハ――――――ハーハハハハハ!!
何だ何だ、他人様の土地に土足で踏み込んだ挙句そこらかしらで街中炎上させて
どんな美麗な戯言ぶら下げってんのかと思えば頭ん中ラリったガキの譫言かよ

冗ーーーー談キツイぜ、CM無視って人間ヤメた奴ん方がまだマトモな論理並べられるぜ
そして何より、そんなガキが顔色一つ変えず他人ぶっ殺してんだぜ
どんな三流小説だよって言いたいぐらいリアリティねぇよな?



【雪のように真っ白なメイクを肌に塗りたくり、それでいて唇は血のように真っ赤】
【生き物が如く蠢く舌を覗かせたなら目元は漆黒と仄かに紅の交じるアイシャドウに染まっている】
【セミショートの黒髪を黒いハットで押さえつけたなら紅白黒の三色しか素肌には描かれていない】

【長身を黒のストライプのシャツに包んで更に濃い色のスーツとネクタイを身につける】
【レザーの黒手袋によって肌の露出を最小限にした不気味な雰囲気の男性】
【まるで戯曲でも見るように掌を顔に当てて、高らかに笑い声を響かせるだろう】

【黒一色の影が彼の周囲の炎のスクリーンに浮かぶ、高いその身の丈を大きく反らす様子】
【糸の切れた傀儡人形が如く、その姿は異様な雰囲気に満ち溢れて】
【死体の脂肪と木々の燃える異臭と燃え盛り熱を孕む空気の中、笑い続けるのだろう】


まぁ俺もR-18どころか大人でも厳禁な殺戮劇を最前列で見に来たワケじゃねぇしな
頭のネジぶっ飛んじまったガキにネジぶっ刺す仕事も悪くねぇよな

D.R.U.G.S.¥椛ョJOKER》he Dope Show
――――――その真っ赤な目ン玉にぶっといネジぶっ刺して脳天まで穿いてやるよ!!
Circus Maximus=I!!


【右の手を天空に翳す、左手はポケットにしまい込み、口角を釣り上げさせ笑う】
【木の上に居るであろう少女に向けられたその笑みはきっと】
【人に向けられたモノとは思えないほどに、狂気じみた歪みを見せて】

【黒い手袋に包まれた指を高らかに響き渡らせたなら、手の上に巨大な火の玉が出現するだろう】
【少女すらすっぽり収まってしまいそうなほど、巨大な火球――――――彼の能力で、あろう】
【煌々と燃える赤き炎は、火の粉を周囲にまき散らしながら】

【瞬間、火の玉が落ちる――――――少女へと向けて、放たれるだろう】
【速度は相応に疾いが、狙いは雑だ、直線的なのもあり回避は難しくない】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 19:32:11.28 ID:TsTEMHjT0
>>924

【タンッ―――!という軽快な音と共に青年の足元に弾丸が撃ち込まれるだろう】
【威嚇射撃か………それを放った人物はいつの間にか倉庫の入り口付近に立っており銃口を青年へと向けている】
【その人物がかけているストールがゆらゆらと夜風で揺れながらはためく―――。】

やぁこんばんは―――GIFT≠フ戦士………残念ながらまだ敵は続くよ。
それが嫌なら………尻尾を巻いて逃げてくれると非常に助かるよ、僕も忙しくってね

あぁ、紹介が遅れたね、僕はヨシュア・セイクリッド=c……ラインアーク財団≠フ特派員さ。

【現れたのは―――。】
【若干ウェーブの効いた肩ほどまで伸びる透き通るような碧の髪にグレーのスーツ、その下に黒のベストと白のドレスシャツを着て黒いネクタイを巻いている】
【下はグレーのスラックスに黒い革靴、肩からはシルクのストールが垂れており腰に巻かれた黒のベルトには、白いガンホルダーが二つ装着されている】
【そんな風貌をした、どこか神秘的な雰囲気を纏った、漆黒の瞳を持つ長身の青年だ】

【ヨシュアと名乗ったその青年は腰のホルスターからもう一つの銃を抜き去るとそれを相手に向け、二つの銃口を構える】

まぁ―――これだけの事をしたんだ、まずは無力化させて貰っても文句は―――ないねッ!

               『三点集中/トリニティ・トリガー=xッッ!

【そして相手の返答を待つ前に相手の右肩へ向けて右の銃で弾丸を三発放つ―――その弾丸は正確無比に右肩へと迫る】
【弾丸同士が連なるようにして貫通力をました三つのだんがんは青年へと迫るが、発射の動作は遅い、慎重に見極めれば回避できるだろう】

928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/17(日) 19:32:46.04 ID:35/0zhPzo
【M.N.U国境要塞――正面・ゲート前】
【生身で登ることが困難なほど巨大な外壁と、丈夫な鋼鉄の門がそこにあった】
【辺りは血生臭く、しかし死体どころか血も殆ど残されておらず―― 一体何が起きたのか?】
【それは、誰もいないこの状況では……】 【いや、――見た目は違えど、纏う力が違えど、本質的な"ナニカ"は変わらぬ邪悪な者がただ一人だけ――】
      ,
「……"GIFT"、俺様の求める混沌とは方ォ向性が違ェ気ィがする、選民思想は天使の糞共を思い出し頭に血ィが上るが」
「ヒャハハ、……混沌に楯突く糞共を俺様の駒にしィちまうのには良ォいタァイミングだ、"今回は"協ォ力してやろう」

【それは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「臭う、臭うぞォォオオ――正義だとか言う下らねェモン引っ提げた……」
「そォして、俺様の貴重なオォリジナルの"煙立つ鏡"をぶゥった斬ィった……糞野郎の臭いがなァァアア」

【その者の目の前には――二足歩行で2m程の爬虫類、いわゆるリザードマンがいた】 【筋肉質で、鱗に覆われた緑と斑模様をしている】
【裂けた口から覗く鋭牙、そしてその二つの眼は――虹色。比喩などではない。】
【まるで、無数の絵の具が混ざり合わず渦巻くかのようで、この世のモノとは思えぬ程奇妙だが同時に美しくもあった】

【そして、そのリザードマンが持つ物は――4つの大型銃口を束ねた2m程の紅い大型兵装だ、左肩で担ぐ形をとっている】
【見た目通り、取り回しは難しいと思われるものの――警戒が必要だろう】

【また、その者自身も幾つかの武装を所持していた】
【右手には、1m程の銃剣。左手には、――黒色と鏡色を主とした、ジャガー模様のリボルバーだ】

「――ふゥ〜……、幾ら気ェ配が一つとはいィえ、こォこいらでリベンジといかねばなァァアア」

【更にこの者も変身する――黒い外套を羽織っていて、頭部から二本の赤い角を生やした、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者にへと】
【身長は約2mの筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪、】
【首には紫色の毛のマフラーを巻いていて、黒い褌一丁の服装だ】
【また、鋭く赤い牙や同じく爪を持ち、いかにも悪魔だと思わせる黒い翼や同じく尻尾を持っている】
【その翼の先端には赤い爪があり翼膜は紫色、尻尾の先の方は紫色で先端には赤い棘があった】


    「……魂ごとぶっ殺した後、駒にしてくれるッ!」


            【悪魔は、吠えた。】


/邪禍です、柊の方よろしくお願いいたします。
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/17(日) 19:37:56.46 ID:nHirSowoo
>>921 >>925

【金十字に噛み付くは、緋色の鷹。―――SCARLETはそもそも、GIFTがキッカケとなって作られた部隊である】
【……そしてGIFTのスタートダッシュと言えるフルーソ侵攻を挫いたのは紛れも無く、彼らSCARLETだった】
【―――夜風に棚引く、SCARLETの紋章。屋上に遅れて現れた男が羽織る薄藍のインバネス・コート、その右肩に正義の証が貼り付けられて】
【彼の両眼が捉えるは、忌まわしき金十字の背中。―――この戦乱を生み出し、今まさに多くの命が失われている原因となった組織「GIFT」の紋章】

……クッ、既にGIFTが居たか……!―――其れにしてもそんな言葉が良く吐けたモノだな……
今まさに多くの命が失われているその中で、よくも……ッッ!!

【濡羽色の瞳には鋭い殺気が込められて、その奥底に灯るは爛爛とした正義の炎。―――右肩の鷹を見ずともSCARLETと解るような、そんな眼差しで睨みつけていた】
【……直ぐ様左腰の刀を抜き、構える。袴に隠された両足をやや開き沈身、黒髪が微風に揺れる。彼を包むは老獪ながらも鋭く、そして熱さを感じさせる雰囲気】
【寸毫微塵の隙をも見せぬ構えと、金十字を貫き通すような殺気。その鋭さに秘めるは、きっと彼らから見れば反吐が出る程の正義。そして男は、口を開く―――】

―――SCARLET所属、中邑瑛月……この右肩の鷹に誓い、鉄の国を護る「盾」の役目を果たし―――貴様等「GIFT」から罪なき民を護るために参上した
……そして能力に驕る貴様等に証明しよう。能力者を超える無能力者が、ここに居ると言う事を―――!!

【刀を構える姿は迫力こそあるが―――魔翌力や能力と言った力を一切感じさせなかった。其れもその筈、彼自身は語る通り、無能力者なのだから】
【無能力者はどう足掻いても能力者を超えることは出来ない。―――其れがGIFTの教えであり、摂理。しかしこの男は、其れを覆さんとしているのだ】

……アンジェル、だったな。―――昔の俺とは違うことは、もう解ってくれただろう。……今は一言だけ言わせて貰う。―――あの時は済まなかった。
作戦も了解した……君に遅れて俺も突っ込む。だが無理はするなよ……?

【彼女と出会った時の彼は、能力者へのコンプレックスに近いものが全面に表れていた。―――だが今は、その前に「正義」がある。度重なる悪との戦いで、その意志が芽生えていた】
【本人はあの時の自分を悔いている。本格的な謝罪は後だ、と一言だけ彼女に伝えると、目線は敵へと睨みつけられたまま頷き、彼女の作戦を受け入れた】

/皆様おねがいしますー!
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 19:47:42.23 ID:j9YqL65Vo
【M.N.U国境要塞=A要塞内部・作戦室】

【時刻通り、戦闘は開始された。配置された防衛側の”線”も】
【GIFTの持つ”個”の能力によって線は点となり、そして意味を失う】
【爆発と衝撃で揺れる要塞内部、パラパラとコンクリートの破片が散り、蛍光灯が消える】
【真っ赤な回転灯が非常事態を知らせ続けていて、通路にはまた別の赤が散る】

【作戦室も同じだ、真っ赤な回転灯が辺りと死体を照らす】
【モニターは割られ、書類が散乱して、国旗は銃痕と返り血で汚れていた】
【何もかも終わった後だった。入口のドアは爆発で周りごと吹き飛ばされている】

……部隊を3班に分け、各個に掃討とブロックの確保、資料を後方まで移送してくれ給え
…つつがなく、抜かりなく、可及的速やかに…以上

【GIFTの戦闘兵たちが散ると、1人、男が残される。指揮官のデスクに座っていた】
【整髪料をなでつけたオールバックの髪型に鷲鼻、細く鋭い眼光に】
【狡猾そうな薄ら笑いを浮かべている茶のトレンチコートの男が居た】
【黒い革の手袋をしていて、指を組んで、肘をテーブルにつけている】

しかし…このような『烏合の衆』にも侵入を許されるとは…この世界は…微温い
此の力が強すぎる余りに…もっと、強大な力を疎かにしている…

【重厚で高級な椅子の背もたれに寄りかかりながら、ダガーナイフを眺める】
【黒い柄の、銀色が美しいよく研がれた刃には『Meine Ehre heist Treue』と彫られている】

……血の繋がり、個の繋がり、民族としての…イデオロギー上の…此処は余りにも薄い
人は社会的動物であることが…獣との違いだと、かのアリストテレスは言った…我々はどうなんだろう
会話での対話での解決を望まず…こうして、争うばかりだ…それは悲しいことであり…愚かすぎる…

さて、我々はこれから如何様にすべきだと思うかね?……君の意見を訊きたい

【遣って来たであろう相手に向かって、笑いかけながそう問うと、彼は立ち上がって】
【ナイフで机に彫られた、模様を撫でる。彼が彫ったんだろうか。十字架のようだが先が曲がっていて】
【まるで”マンジ”を逆にしたような…不思議な模様だった】

/遅くなってすみません!アイケ・シュタウフェンベルクです
/鳴子一颯の方、本日はよろしくお願いします
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/17(日) 19:55:35.28 ID:USALfCMz0
>>927

【その威嚇射撃が足元に撃ち込まれても男は慌てず騒がない】
【その弾丸がきたあと、落ち着いて後方へとバックステップする】

 おいおい、ラインアーク財団もこのことに首突っ込んでんのかよ
 まったく、めんどくせえ

【男はぐちりながらも戦闘態勢を崩すことはない】
【そのだるそうな目をヨシュアの全身を見ていた】

【そして、銃からの弾丸三発が発射された】
【その弾丸にたいし発射の動作が遅かったこともあり素早く右にステップ移動し弾丸をかわす】

 ま、少しは骨のあるやつと戦えたと思っておこう

【そしてそのまま足に力をこめて一気にダッシュする】
【その途中指先をヨシュアに向ける、その指先は光が収束していく】
【そして光が収束され、そのまま発射した、レーザービームである】
【だが少なくとも回避できる速さではある】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 20:00:27.44 ID:WrjUB+E50
>>923

【要塞内部―――中央通路。】


【"出る杭は打たれる"と言う諺が在るが、どうやら其の通りの様で。今回舞台となるのは、近年、指数関数的な振興を見せる鉄の国。】
【M.N.U国境要塞は―――正に、壮観の一言だった。堂々と佇む其の振る舞いは、無敵であるかの様にも見える。】
【然し今こうして、其の堅牢な鉄の塊も、徐々に侵されつつあって。其の首謀者たる組織が、例の"GIFT"という事らしい。】

【地下の中央通路。恐らく、あらゆる部分と接続して言る、言わば大動脈と形容すべき存在なのだろう。】
【だからこそ、"GIFT"を退行させる為には、此処を死守する必要がある。単純な発想だが、そう考えた一つの影は今、】
【要請を受け出動した国軍・自警団に混じり、応戦を繰り広げていた。然し其の姿、―――ヤケに目立つ。】

【紺に限りなく近い紫の髪に、透き通った黒眼。口元が隠れる様巻かれている真っ赤なロングマフラーは、少年の太腿辺りまで伸びていて。】
【全身を所謂、忍者装束に身を包み、背中には忍刀を背負っていて。外からは見えないが、腰には様々な装備が据えてある。】
【160cmと小柄な身体。全体的に幼い顔付きは、とてもではないが、16歳には見えない様な、そんな"忍者の"少年である。】

【―――轟音と共にレーザーが放出される。此の異常事態に少年が真っ先に取った行動、其れは光線の発信源を突き止める事。】
【余裕綽々、自分とは異質の違和感を放つ女性の姿を認めれば、少年は其の方向に向かって疾速を決める。】


サイファー……"ゼロ"、"つまらない人物"、それとも、"暗号"かな……―――?
でもおれには、2ばんめの意味に見えるな。そんな強さをもちあわせておいて、こんな下らないこと、ばっかり………―――!

おれは、"ねこまる"。さいきょうの、忍者だ。―――おれは、お前なんかに、ぜったいに、まけ、ない。……かくご、しろよ!


【少年は背負っていた忍刀を、右手で抜き取ると、其れを両手でギュッと握りしめて。彼女を姿を捉えながら、腰を低く据え構えた。】
【歯を軋ませている様子は、今の此の状況に対し相応の憤りを感じているという事なのだろう。其れ故、彼女を睨む少年の目は、―――燃えていた。】


/ギアさん、サイファーさん、よろしくお願いします!

933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/17(日) 20:05:55.64 ID:5eCWZxA/o
>>921,925,929
【屋上、格納庫前】
【――風吹きすさぶそこに、1人の疾風が入り込んだ】
【髪の色は鋼鉄じみた灰色で、その双眸の色彩は左は黒色、右は蛍光グリーンと派手な傷跡いう異様なオッドアイ】
【背が低いながらも無駄なく鍛えられた肉体と立ち振舞は、彼の経験の程が伺える点であった】
【服装は、黒皮の安全靴に、カーキのワークパンツ、そしてミリタリージャケットという動きやすいもの】
【そんな、何処にでも居るようでなかなか居ない、小柄ながらも鋭い双眸を持つ青年が――――GIFTの敵として、立ちふさがった】

「――Justice所属……、いや。今は無所属か……!
――――ジャーナリスト、谷山基樹だ。選民意識とかそういうの古い≠だよ。
それに、テメェらの正義≠ヘ俺の正義≠ニは相いれねぇ。だからぶっ潰す……ぶっ倒すッ!!」

【武装は無い。無手の拳を強く握りしめて、蛍光グリーンの右目からは、ノイズ≠ェ漏れだしていた】
【左腕にも同じようにうっすらと周囲の風景を乱す、異様な力が発露しており、彼がまともな人間ではない事の証左として顕現していた】
【双眸を細めて、青年の持つ古ぼけた魔導書の魔力を見定めれば、その危険性を思索した上で、一番気をつける必要が有るだろうと結論づけた】

「――――異能なんか、能力者なんか……カスみてーなもんなんだよ。
テメェがいくら強かろうが、1億人が作る世論を覆せるはずがねぇ。
結局テメェが強さでできることなんざ、人を沢山殺したり、高々数千人ビビらせて支配する程度の事だろうよ……!」

【極めて直接的に、青年に対して啖呵を切る谷山。だが、その発言にすら意義がある】
【GIFTの者達は選民意識が強い筈、ならばそこを突けば多少なりとも冷静さは失われるだろうという姑息な策】
【だが、姑息である事を恥はしない。正々堂々と戦って目的を達成できないほうが、よっぽどの恥なのだから】

「うっす。俺は基本的に前衛も後衛もイケる口だ。攻撃と防御が得意じゃなくてね。
おふた方は知り合いの用だから――あんたらのコンビネーションの補助をメインにしていくよ。
――嫌がらせと裏工作だけは基本的に得意だからよ。よろしくさん」

【知り合いと思わしき、同じくGIFTの敵のアンジェルと瑛月。彼らの中に無理に混ざるくらいならば、青年はその補助に回ることを選択する】
【左手を握りしめて、一瞬こめかみに拳をこつんと当てて――軽く膝を曲げて重心を確認。息を整えて丹田を意識した】
【立ち姿は二人に比べると武術の色を感じさせぬだろうもの。だがしかし、隙の少なさなどから、修羅場だけは多く潜っている事は分かるかも知れない】

「さて。今晩の配信で、GIFT敗北の見出しが書ければいいけどな……!
―――――― Hello World =I!!」

【己の左腕をGIFTの青年へと向けて――己の異能の名前を高らかに宣言する。直後、青年の右からノイズが吹き上がり――皮膚というテクスチャが剥ぎ取られていく】
【袖から飛び出す手首から先。その部分は既に皮膚が失われており、如何にも無機質かつ不気味なワイヤーフレーム≠フ手と化して、そこに有った】
【手の向こうの光景を写す異形の右手を握りしめて――谷山は、二人に並び立ち――相手を睨みつけるのだった】
/*皆様今日はお願い致しますねー!*/
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga !nasu_res]:2013/11/17(日) 20:06:04.62 ID:5eCWZxA/o
>>921,925,929
【屋上、格納庫前】
【――風吹きすさぶそこに、1人の疾風が入り込んだ】
【髪の色は鋼鉄じみた灰色で、その双眸の色彩は左は黒色、右は蛍光グリーンと派手な傷跡いう異様なオッドアイ】
【背が低いながらも無駄なく鍛えられた肉体と立ち振舞は、彼の経験の程が伺える点であった】
【服装は、黒皮の安全靴に、カーキのワークパンツ、そしてミリタリージャケットという動きやすいもの】
【そんな、何処にでも居るようでなかなか居ない、小柄ながらも鋭い双眸を持つ青年が――――GIFTの敵として、立ちふさがった】

「――Justice所属……、いや。今は無所属か……!
――――ジャーナリスト、谷山基樹だ。選民意識とかそういうの古い≠だよ。
それに、テメェらの正義≠ヘ俺の正義≠ニは相いれねぇ。だからぶっ潰す……ぶっ倒すッ!!」

【武装は無い。無手の拳を強く握りしめて、蛍光グリーンの右目からは、ノイズ≠ェ漏れだしていた】
【左腕にも同じようにうっすらと周囲の風景を乱す、異様な力が発露しており、彼がまともな人間ではない事の証左として顕現していた】
【双眸を細めて、青年の持つ古ぼけた魔導書の魔力を見定めれば、その危険性を思索した上で、一番気をつける必要が有るだろうと結論づけた】

「――――異能なんか、能力者なんか……カスみてーなもんなんだよ。
テメェがいくら強かろうが、1億人が作る世論を覆せるはずがねぇ。
結局テメェが強さでできることなんざ、人を沢山殺したり、高々数千人ビビらせて支配する程度の事だろうよ……!」

【極めて直接的に、青年に対して啖呵を切る谷山。だが、その発言にすら意義がある】
【GIFTの者達は選民意識が強い筈、ならばそこを突けば多少なりとも冷静さは失われるだろうという姑息な策】
【だが、姑息である事を恥はしない。正々堂々と戦って目的を達成できないほうが、よっぽどの恥なのだから】

「うっす。俺は基本的に前衛も後衛もイケる口だ。攻撃と防御が得意じゃなくてね。
おふた方は知り合いの用だから――あんたらのコンビネーションの補助をメインにしていくよ。
――嫌がらせと裏工作だけは基本的に得意だからよ。よろしくさん」

【知り合いと思わしき、同じくGIFTの敵のアンジェルと瑛月。彼らの中に無理に混ざるくらいならば、青年はその補助に回ることを選択する】
【左手を握りしめて、一瞬こめかみに拳をこつんと当てて――軽く膝を曲げて重心を確認。息を整えて丹田を意識した】
【立ち姿は二人に比べると武術の色を感じさせぬだろうもの。だがしかし、隙の少なさなどから、修羅場だけは多く潜っている事は分かるかも知れない】

「さて。今晩の配信で、GIFT敗北の見出しが書ければいいけどな……!
―――――― Hello World =I!!」

【己の左腕をGIFTの青年へと向けて――己の異能の名前を高らかに宣言する。直後、青年の右からノイズが吹き上がり――皮膚というテクスチャが剥ぎ取られていく】
【袖から飛び出す手首から先。その部分は既に皮膚が失われており、如何にも無機質かつ不気味なワイヤーフレーム≠フ手と化して、そこに有った】
【手の向こうの光景を写す異形の右手を握りしめて――谷山は、二人に並び立ち――相手を睨みつけるのだった】
/*皆様今日はお願い致しますねー!*/
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/17(日) 20:06:34.48 ID:5eCWZxA/o
/*うっわ、二重投稿安堵色つきで申し訳ございませんでした!*/
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/17(日) 20:08:22.67 ID:inBQuMgCo
>>923
【鋼鉄に取り囲まれた戦場。鉄と血の臭いが入り混じり、悲鳴と怒号が飛び交い】
【この要塞そのものが鳴動しているかのような錯覚に捕らわれる。破壊と死の臭いがそのすべてを覆い尽くさんとする】

【要塞内部・中央通路。地下にいるはずのそこでも、そんな感覚を覚えさせられる】
【広大な通路においては、轟く死の大音声は殊更に大きく響き渡る】

【そんな広大な空間の中に、恐怖を噛み殺しながら立ち尽くす人形が一体】
【少し長めの茶髪に、丸い目と青い瞳の青年の姿をした人形だった】
【白いシャツの上に青いジャケットを羽織り、深緑のカーゴパンツと白いスニーカーという出で立ち】

【一見すると普通の人間だ。その細面には緊張に歪む表情すら存在した。しかし、その肌の質感、瞳の無機質さ】
【何より、衣服の下からでもわかる、四肢の球体関節。それらがカタカタと乾いた音と共に体を震わせるその青年が、人でないことを示している】


(…………!!! 来た――――!!!)

【だが、眼前のゲートが解き放たれ、そこから現れる敵の姿を認めれば、身体の震えも無理矢理に抑え込む】
【艶やかな長髪、この状況下で紫煙をくゆらせるその姿。白衣の女性が自分たちを認めて立ち止まった時。ギアも彼女を真正面から見据えた】


……ああ、ここの守りを任された能力者だよ。正直、GIFTと一緒にはされたくないけどね

『UNITED TRIGGER』所属、ギア・ボックスだ
しかし、戦場に自ら出張ってくるなんて、積極的な技術者だね……僕も物作りをやってるけど、こういう場所はあまり好きじゃない

……遠慮なくお言葉に甘えるよ、サイファー


【女性・サイファーの周囲に走る銀の閃光を認めると、ギアは先んじて攻撃を加えるべく動き出す】
【右手を胸に当てる。すると、手がその中にめり込んだ。引き出された手には、プレゼント包装を施された箱】


『サプライズ・キューブ』!!

【箱を眼前へ投擲。攻撃が加えられなければ、それは空中で破裂し、サイファーの足元へ向かって7つの小さな鉄球を打ち出すだろう】
【まともに受ければ、身体にめり込む威力。とはいえ、軌道は単純、狙いは正確だが、速度もさほどない】
【そんな初撃をもって、生き人形ギア・ボックスは戦いの火蓋を切った】


/遅くなり、申し訳ありません
/サイファー山の方、ねこまるの方、よろしくお願いします!!
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 20:16:11.31 ID:TsTEMHjT0
>>931

悪いけど僕たちはあらゆる争いの場に現れるからね、此処も例外じゃない。
戦闘狂タイプかな―――?済まないが僕はそういうのは苦手でね、直ぐに終わらせてもらうッ!

―――ッ!

【苦笑しながら肩を竦めて相手にそのような軽口で返答していた矢先、青年からレーザービームが放たれる】
【ヨシュアはそれに対して左に飛び退くようにして避けるが、わずかにレーザーが右肩にかすり、熱で服が解け、血がにじむ】
【一度苦痛に顔を歪めるが、直ぐに体勢を立て直して煙の立っている右肩を一度手で払うと再び銃を向ける。】

………痛ッ!光を操る能力者か?かなりの火力のようだが乱発は可能なのか………?

まぁ精度はそれ程でもないなッ!≪反鏡壁/リフレクター・ミラージュ=窿bッ!!

【青年が叫ぶと手元の銃が発光し、内部に搭載された魔翌力ジェネレーターが加速、それによって魔術が高速で発動される】
【発動するとGIFTの青年の周囲、両脇の空間が歪み、まるで鏡のように情景を反射するだろう】
【ヨシュアはそこ向けて弾丸を発射―――その空間の歪みに激突した弾丸はまるで鏡に反射する光のように跳ね返り、両サイドから青年を襲う!】
【変則的な軌道をする弾丸は先ほどよりかなり回避しづらくなっている】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2013/11/17(日) 20:16:16.13 ID:yy/5lLEho
>>930

【破壊と暴虐の渦の中に晒されて、数刻のうちに風化しきった廊下から、こつこつという小さな足音が聞こえてくるだろうか】
【時折響く水音は、それが作り出された血の池を踏んだ音。そしてその音色は、それが確かに人間であることを示して】
【――――風と肉が引き裂かれる、甲高い音。それは今しがた散っていった戦闘員たちが、扉を出た瞬間に何かしらの災厄に巻き込まれた証左となるだろうか】
【そうして、無惨に吹き飛んだドアから悠々と入ってくるのは、黒い外套を真っ赤な血に染めた小さな影――――】

…………はー、疲れた。
どうにか潜り込めたかな…………。

【人影は指揮官のデスクに居座る男の姿を見咎めると、ばさりと外套を翻して――――】
【怪しい身形の闖入者は、黒い地毛を染料で茶色に染めて前髪を上げた髪型の、どこにでもいるような今時の若者≠ヨと切り替わるのだった】
【流行りもののシャツの上に青系のカーディガンを合わせ、胸にはブランド品のドックタグ、下は深緑色のカーゴパンツを履いた服装の少年だ】
【派手っ気な外見は一見近寄りがたい印象を与えるが、彼の黒色の瞳には、人を威圧するような気配は一切感じられず】
【背丈も平均身長より少し低め程度で、顔つきもやや幼い。そして何より、その顔には人懐っこそうな笑顔が浮かんでいるだろうか】
【…………その立ち姿は、どこからどう見ても一般人にしか見えなくて。一国の命運を背負って戦う守護者としては、些か以上に場違いにも思えた】

【外見におよそ似合わない真っ黒な外套は、恐らく背格好を欺くためのものだろう。うまく自警団を騙くらかしてここまで潜り込んで来たらしい】
【それは確かに、単なる一般人にしては目を瞠る行動力だったが…………それ以上に、こうして明確な敵≠前にしてなお一切余裕を崩さないその態度が、異様だった】
【外見から感じる印象と、内面から感じる印象の落差は、少年の印象をいびつに歪めて――――何ともいえない不気味さのようなものを、感じさせるだろうか】

さて…………はじめまして。あなたはGIFT≠フ方ですよね?
その問いの答えは、ぼくの方が聞きたいくらいですよ。ぼくはここに、あなたたちを見極めるために来たんだから。
一応、自警団の味方ってことになっているので、多少手荒な手段で検めさせて貰いますけど…………そこは仕方ない≠ニ思って諦めて下さいね。

【にこり、と柔和に笑う表情は、GIFT≠見極めるなどという大言壮語を吐きながらも、一切変わることはなく】
【そして突如、ざらつくような違和感が作戦室内に満ちるだろうか。空気中に溶け込み始めた銀色は、櫻の国で妖気≠ニ呼ばれるモノだ】
【少年は懐からドスを取り出すと抜刀し、左手に鞘を、右手にドスを持って軽く構える。明らかな戦闘態勢に、覗き見るような小さな敵対意思が放たれて】

ああ、でもまあ…………さっきの問いに敢えてぼくの意見を言わせてもらえるなら、そうですね。
他人≠チていう境界が存在する限りは、人間の戦いは終わらないでしょう。けど多分、戦うことで伝わるものもあるんだと思います。

例えばそう――――今みたいに。

【どこまでも場違いで、どこまでも歪な少年は――――戦いを通じて語り合おうと、黒すぎるほど黒い双眸で伝えようとしていた】
【そして、間髪置かず。少年の両脇の二箇所に、周囲に蠢く銀色の風≠ェ集合していって――――それらが一気に連続射出される!】
【一撃目は横から男の首を掠めるような軌道で迫り、時間差で続く二撃目は縦に弧を描いて、男の頭部へ叩き付けられるだろうか】
【この銀色の風≠ノは、強力な切断属性が付与されている。触れれば切れる、風を刀剣とした斬撃の一閃というわけだ】
【男が何もしなければ、一撃目は頚動脈を引き裂き、それを避けても二撃目が額を縦に割ることとなるだろうが…………】
【威力と速度はあるものの、最初に銀色の風≠ェ集合するというわかりやすい前兆もある。対処はそう難しくはあるまい】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 20:34:51.71 ID:TsTEMHjT0
>>925

【現れた少女に、戦場から視線を移しさらに踵を返して正面から向き直り光の反射する眼鏡を整える】
【学者のような風貌の青年はアンジェルの言葉一つ一つに頷きながら全てを聞いて、それから鋭い視線を向ける】
【その瞳には何か確固たる決意≠フようなものが見て取れる】

では御嬢さん―――有る者≠ノよる支配より無い者≠フ支配の方がより質が悪いとは思わないかな?
愚鈍な政府に踊らされ、搾取されるだけの支配より、絶対的な力≠所持したモノが上に立つ方が人々の心の拠り所ににもなるだろう

………ああ分かっているさ、これは暴論で詭弁で欺瞞だ、だがもはや後戻りはしない。
私は絶対的な力の抑止力の下に争いのない世界を実現させるために此処≠ノいる―――まずはその第一歩だ!

【アンジェルの言葉へ、自虐ともとれる言葉で返答しながら鋭く睨み付け、拳を強く握る】
【何がこの青年を駆り立てているかは分からないが、ただ狂って世界を手にしようとしているわけではないようだが………】

>>929

【さらに現れた男の言葉にさらに視線を鋭くして睨み付け―――歯を喰いしばるように顔を歪める】
【ジワリとあまりに強い力で喰いしばられた歯茎から血が滲み出て、そのまま下へと滴り落ちる―――。】

貴様らの様な輩がいるから何も変わらない≠フだ………!
この世の様々な発展、進化にはいつでも血が流れてきた―――そう、この国の工業発展の裏でもな!

だが流れる血は………この地で起こる戦乱で最後にしよう………!
―――中邑瑛月、貴様らの血肉を以てこの世界に平定を齎す創世を行うとしようか………ッ!

【そう、静かに、だがその奥に眠る灼熱の意志を覗かせながらそう宣言し、瑛月を指さす―――。】
【それに呼応するように手元の魔導書の魔翌力も大きく揺らめいて肥大化する………こちらも臨戦態勢のようだ】

>>933

【そしてさらに現れた青年、谷山に対し視線を移し―――クッと一度舌打ちをしながら睨み付ける】
【どうやら手練れ三人を相手にすることに気後れしている部分があるようで、既に冷や汗が流れている。】
【やはり戦闘は慣れていないのか………?だが谷山の言葉を受けて男は一転、吠える。】

ふざけるなッッ!!!古びた選民思考≠セとッッ!?それ自体を、未だ世界全体で行っているではないかッ!
一部では亜人や能力者が虐げられている地域も存在する………それらを扇動しているのは人間の奥底にある別種への恐怖≠セッ!

人間はその恐怖に支配され、自分たちと違うものを迫害し差別する………!
そして無能でありながら上に立つ人間は、自身より実力があると知りながらその者達を虐げるのだ………!

―――思い知らせてやろう、私の研究を嘲笑った奴ら≠ノ………貴様ら≠ノ………!私の力をッッ!!

【GIFTの無能力者の迫害、それとまた別にこの世界では能力者やそれの準ずる者たちが虐げられている場所もあるだろう】
【この青年は、そういった事で何かのタガが外れてしまったのだろうか―――だが、虐げられたから虐げる≠サれでは何も変わらない】

>>ALL

【青年は息を整えると、全員へと視線を移し………そして左手で魔導書を構えて完全な臨戦態勢に入る。】
【やはり魔導書から流れ出るこの世のモノとは思えない不気味な魔翌力≠ヘ非常に危険だと感じるだろう―――。】

それでは始めるぞ………!私はGIFT・Lab研究員≠フ一人―――無貌神の従官=c……フリードリヒ・ザラスシュトラッ!

                   こいッ!!SC-ナフタリ<bッ!!

【フリードリヒの呼び声に応えるように、上空から三人に向けて小型ミサイルの爆撃が行われるだろうッ!】
【ミサイルだけあって爆撃の威力はあるが、ただ弾幕をばら撒いているだけだ、冷静に見極めれば回避は可能だろう】

【それと同時に―――上空から何か、動物のような………否、何か兵器≠ェ降下してくるのが見える。】
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 20:42:59.08 ID:W7XHMSL6o
>>926


【豪炎は夜空を緋く染め、木を、人を、燃やし広がっていく】
【しかしそれも、“ある一点”までの話】

【女の立つ木。炎がそこまで到達しようかという、その瞬間】
【炎を宿した木諸共、嘘のように消えてなくなってしまって】
【後には兵士達だった物の灰と一本の木、そして女だけが残された】

これはこれは、燃やす手間が省けました、感謝いたしますわ

―――世にのさばる下等種を粛清するのに、論理が必要でしょうか?
どうしても必要と言うのでしたら、少しくらいお話して差し上げてもよろしいですが……

【彼の姿や言葉に対しても、変わらぬ口調で言葉を返し】
【真っ直ぐに視線をそちらへ向けて。こちらもどこか“異様”と言えるか】

D.R.U.G.S.、ですか。今の行動―――我々の障害たり得ると判断しましたわ

どうやら能力者の様ですから――――あまり甚振らずに終わらせて差し上げましょう

【生じた火球を目にして、女はス、と木から飛び降りた】
【着地し、立ち上がるのとほぼ同時、そこにあった木が燃え上がり―――そしてやはり、消えた】

私、GIFTメンバー、S.リリーと申します。主な活動は神の意思に背く者の粛清と、障害の排除ですわ

早速ですが――――――――消えなさい、《宿木矢 ミスティルティン》

【刹那、リリーの周囲に溢れていた魔力が、空中で形を持ち始める】
【それは無数の、細く鋭い宿り木の枝。その全てが彼に向けて、正面から放たれて】

【それは、刺さってしまえば肉の内側に短い枝を伸ばし、内部から苛むという、言ってしまえば特殊な矢】
【ただし、刺さらなければ只の矢と殆ど変わりはなく―――更に言えばこの攻撃の目的はこちらではなくて】
【彼からみて左前方、それらの矢の中に紛れた一輪の深紅の彼岸花にある】

【もし、先のように炎を放って対処したならば、その炎は彼岸花にも引火】
【すると、彼岸花自体が、燃えるのではなく大きな炎に変化して、そのまま彼に襲い掛かるという仕掛け】

【しかし宿木の枝の中、鮮やかな彼岸花は目立つものであって】
【それを怪しんで、或いはただ単に回避を以て対処したのなら、完全な空振りとなるだろう】


/お待たせしました!
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 20:44:59.13 ID:j9YqL65Vo
>>938

私がGIFTか…広義的に言えばそれは間違いではない。しかし、彼らとは違い
何らの影響力を持ちあわせては居ない。兵を操る立場ではあるがね…それは単なる役職だ
普段は…デスクに向かって書類整理をして金策をするような立場さ

【肩をすくめながら、後ろで手を組んで、カツカツと靴音を鳴らしながら歩く】
【講釈を余裕そうな笑みとともに垂れ流す姿は軍人…それも将官の雰囲気を持ち合わせている】
【銃弾と血で染まった、鉄の国の国旗を眺めながら男は話していた】

見極める…ここで、戦いを行ったところでGIFTの力を見極められると言うのかね?
せいぜい、君の力を基準とした相対的な私の能力しか見極められないと思うのだがね…
手荒で結構。戦争とはそういうものだろう?我らも少し手荒な真似をさせてもらっていることだしね

【カツン。と靴音を鳴らして、少年の方へと向き直る。男の青い瞳は優しげに細めて笑いかける】
【彼には妖気はわからない。魔翌力やそれらに類するものを感じ取る力は有していない】
【ただ、戦闘の始まりはわかる。戦争の臭いは敏感にその全身で感じ取ることが出来た】

お互いに少しでも歩み寄ることは可能だとは思わないのかね?自己を捨てるのではなく、他者を受け入れないのではなく
自ら個人主義を掲げるのであれば…他者の個人を尊重せねばなるまい。それに、戦いを肯定することは
現在ありふれている哲学や常識…学校教育という場での思想に反しているとは?

【悠々と演説をかましているが、勿論相手は待ってくれない】
【銀色の風が堕ちた国旗を背に立っている男に向かい掛かってきた】

――――Sturmtiger!!

【後ろ手に持っていたナイフの切っ先を前に向けた】
【そして、彼は何かを唱える。すると突風が吹き上がった。風と風がぶつかり合って帳消しとなる】
【一撃目をそれで打ち消し、同じように切っ先をもう一方の銀色の風へと向けて】

―――翔べっ!Sturmtiger!!

【そうして、辺りの書類を舞い上がらせて、椅子や瓦礫、薬莢を吹き上がらせ】
【男はナイフを向けたまま。静かに、静かに笑いかける】

戦闘は戦争の一事象でしかない。単なる成り行きの事実だ…現実は事実だけ
後は書類に書かれるそれだけ以外は残らないのだ……悲しいことにね

【何も伝わらない、戦闘は戦闘だ。男は会話を受け入れない】
【ダガーが使う力は後5回。残されている】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 20:47:42.47 ID:hCOR8zVoo
>>932>>936

【ゴウ、という破壊の音。眩い銀の発光が彼女の周囲に展開し、バチバチと電流を流したかのように"スパーク"<閃光>した。】
【それと同時か、いやそれよりも少し後か。一瞬遅れた間の後、サイファーを中心とし半径2、3mの範囲に、銀光から"何か"が出現。】
【浮翌遊するそれら"オブジェクト"はまるで"UFO"の様であり―――パッと見た印象からは、然程危険には見えない筈。しかし侮るなかれ。】
【銀の光が導いたその"円盤物体"はそれぞれが独立した"兵器"であり―――備えた円形の刃を展開、チェーンソーの様な音を立て、出陣!】

                             ―――"ショート・サーキット"―――

                        第一段階、回転円盤形独立飛行惨殺兵器『SUPER 8』

                      ―――暴れろ、我が身を守り、全てを引き裂けッ!!―――

【現れたそれらの兵器、即ち"SUPER 8"はその名の通り、全部で合計『8つ』同時に召還されており、それぞれが独立し旋回。】
【挨拶代わりにギアが放ったプレゼントを各個体が認識、飛行。七つの鉄球めがけ一斉に飛来し、自前の刃を以ってそれを相殺。】
【しかしどうやら飛行性能自体の精密性、引いては搭載されたAIには限界があるのだろう、一部鉄球は円盤の迎撃網を抜けていき】
【サイファーへと殺到した二つの鉄球がそれぞれ両足を穿つ―――"う、ぐッ……"という、痛みに耐える呻き声が漏れるのを聞いたか。】

 ふ、フフ―――……ふふっ、なんとも、面白い組み合わせじゃあないか、なあ? UT生え抜きの技術屋さんに、まさか忍者とはね。
 忍びの者よ、もはや貴様達ニンジャ等という御伽噺にも近しいカビの生えた存在の時代はとうに終焉を迎えている、残念だがな。
 その証拠に私が貴様と、貴様の技術を我が科学技術で以って蹂躙し、打ち砕き、絶望に叩き込んでやろう。
 私のこの侵略が"くだらない"事だと思うのならば……その身をもって私を否定しろ、勝てるものならば、なッ!

                           ―――"ショート・サーキット"―――
                
                      第二段階、展開式電磁バリア『INDEPENDENCE DAY』

【再びの、銀光。フラッシュが焚かれたかの様に、サイファーの周囲が一瞬で輝き、爆ぜ、そしてまた新たな武装が"現れた"。】
【今度は彼女の周辺にではなく、彼女自身に装備される形で。方から指先までを覆う形で、左腕に装備されるそれはガントレット】
【そしてそのガントレットに連なるように展開されるのが、半径50cm前後の円形電磁バリア、つまりは"シールド"である。】
【青白い光を放ちながら、電磁バリアがウォン、という電流の不気味な音を響かせ、その猛威を振るう。先ずは足元に突き刺さった鉄球を】
【サイファーは自ら"抉り出し"、空中へとポン、と解き放って―――瞬間、バリアを"ぶつける"ッ! 結果、生まれる威力はまさに"弾丸"ッ!】
【バリアの"弾く力"を応用し、お返しとばかりに一発をギア、そしてもう一発をねこまる目掛けて弾き飛ばすだろう! しかし、それで終わらない。】
【彼女はさらに破壊された鉄片を蹴り上げ、宙にほうったそれらを片端から穿ち、穿ち、穿つ―――!】
【もはやバリアとは名ばかり、攻撃兵器と化したそれらによる遠距離攻撃を封切に、『SUPER 8』も起動、起動、起動―――ッ!!】
【八つのうち四つがそれぞれねこまる、そしてギアへと己の刃を以って襲い掛かるだろう、つまりは一斉攻撃だ。この女の力、底が知れない。】

【謎となるのは銀の光、あれの招待が何であるのか判明しない以上―――消耗戦を挑むのは、やや不利といえるかもしれない。】

 フフッ、ギアと言ったか。技術屋が積極的なのは何故だと思う? それはな、現場主義こそ至上とされるからだよ。
 戦場で戦うのはいつだって兵士、しかし兵士に科学技術は解せない。
 かといって技術を生み出す科学者は現場の事をまるで理解していない、こんな物は悪循環以下の無駄スパイラルだ。
 私は無駄が大嫌いでね、ロマンと無駄とは大違いだ、貴様も技術者ならばわかるだろう。

 ―――戯れだ。自らの技術がどこまで通用するのか試す事は……至高の喜びだと。分かるだろう?
 さあ踊れ技師、ニンジャ。私の実験のために踊れ、死の舞踏をな、はは、はははははははっ!
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/17(日) 20:52:17.35 ID:USALfCMz0
>>937

 かってに人を戦闘狂とか言うな

【男はそのようにダッシュしながらも少年にむかって言った】
【そして、そのまま少年に能力のことを言われるがそんなもん無視する】
【だが少年に言ったことは当たっている、男の能力は光を操る】
【ただ銃のように連射はできない、だが男もそれは百の承知だ連射などできなくても問題はない】

 たく、本当にめんどくせえもん使うな
 能力だか魔術だかしらねえけど、さっさと終わらしたいな

【そう言って男は変則的にくる弾丸を、前転をするようにジャンプしさらに体を捻り回避をする】
【だがかわしきれずにかする、だが痛みはそれほどでもないらしい】
【前転をして着地しそのいきおいのまま一気に立ち上がり、ダッシュをかける】
【その途中、右の手が光り何かを作る、それは剣だ】
【そしてそのまま剣の間合いに少年をとらえたのなら、右から左に胴体を斬りかかってくるであろう】
【だが、もし回避されたのならそれで男の隙になるであろう】
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 20:56:01.09 ID:OGJo/EqBo
>>929>>933

……分かってるわ。あの時は私も、その……子供じみてたし、ごめんなさい。
それと突撃は任せて……!これでも切った張ったは慣れっこなんだから!

(あと、もう一人……谷山、って名前なのね。でもこれで三人っ……!)
(慢心は行けないけど、人数が大いに越したことは無いのも事実だわ)
(全員、心強い。絶対に抜かせないわよ、GIFT―――!!)

―――私だけ名乗り遅れちゃったわね。UNITED TRIGGER所属――
名前はアンジェル・ベルジュロンよ!二人共、よろしく頼むわねッ―!

【ギリリ、とバネを引き絞るような音が下肢の鎧から響き、体勢は徐々に低まって】
【右手には刀を鞘ごと掴み、左手ではいつでも抜けるよう、柄を持ったなら】
【それが即ち攻撃の体勢。二人の強力な盟友を得たなら、止めるべき相手に視線を定め】

>>939

確かにそれは一理あるわ。有能なものが上に立つべき……分からないとは言わない。
でもね、それは単なる極論よ!今この時も、幸せに暮らしている人々は大勢居る!
能力の有無なんて関係なく、自分たちを統治する相手に不満があったとしても……

……それでも、彼らはあなた達のような行動に移らない。それでいいから≠諱B
貴方だって、自分の論がおかしいというのはわかっているのに、ッ……――!

【説得は無意味か――悟るやいなや、アンジェルは下肢の鎧を解き放った】
【同時に青年の、フリードリヒの爆撃が開始されたが、意に介すことはなく】
【弾丸のように一直線に、アンジェルは青年へ向かって飛んで行く】

【途中、爆撃の煙や煤が掠めはするが、直撃することはなく――唯一、外套に火は付いたが――】
【そのまま相手に近付く勢いで抜刀。すれ違いざまに、相手の胴を一閃しようとするだろう】
【そして成否に関わらず、彼の背後数mで着地する。そこまではほぼ、既定路線のようなものだが】

【逆に言えば、反撃されたとしても防御は出来ず、いわゆる置き≠ノも対処が出来ない】
【また上空から降下する何か≠フ真相はしれず―――言葉のとおりに、アンジェルは突撃したのである】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 21:02:00.58 ID:TsTEMHjT0
>>943

こいつは失礼………「強そうな奴と戦えるー」とか言ってるものだからさ
悪いね、高速化された魔術回路を使っても僕にはこの程度の姑息な魔術しか使えないものでね

―――ッ!自由自在という訳か………!

【再びそんな軽口で相手を挑発するように返答するが、相手が今度は光で剣を作った事に驚愕し身構える】
【そしてバックステップを用いて回避を試みるが、わずかに回避しきれず切っ先で腹部を斬られ、鮮血が舞う―――ッ!】
【なんとか致命傷は避けたのか、苦しそうに一度腹部を抑えながらも体勢を立て直す。】

やるね………!そして随分と汎用性の高そうな能力だ、僕も少し強化させて貰うよ

風よ―――わが身を保護する力となれ………≪風翼弾/フェザーバレッド=窿bッ!!

【そのように相手へと言葉を吐きながら右手の銃で自身の頭上に向けて発砲する―――すると頭上で弾丸が破裂】
【そこから風の魔翌力を持った粒子がヨシュアへと降り注ぎ、肉体を保護していく………何らかの強化魔術だろうか?】

【そしてヨシュアは間髪入れずに左手の銃で相手の右太ももめがけて発砲する………強化魔術のおかげか発砲動作スピードが上昇している】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/17(日) 21:03:46.71 ID:oE2tOPuyo
>>940

【白塗りの顔はその輪郭をくっきりと世界に顕現させる】
【一つ一つの表情をなぞったなら、吐き気を催しそうな程に悪意に染まっていて】
【その下の素顔が醜悪な狂気を撒き散らすのを、せめて制御しているのだろう】

【鮮血に染まった唇を口内で濡らした、透明色の液体が地面に落ちる】
【否、落ちる前に周囲の熱に吹かれて蒸発するだろう、ニィと再び口角を揺らす】
【熱に世界を染めても尚、その黒装束と白い顔に僅かな汗すらも見せず】

【足元に散ってきた灰をその靴で踏み躙るのだろう】
【彼に道徳は無く、良識は無く、ただひたすらに己の快楽を貪る】
【――――――鬼札とは得てして、そういうものなのだろうか】


プッ……ハハハハハ!!死体の心配をするようじゃ殺戮者には向いてないぜ
そういうのは精々数十数百殺して悦に入るアマチュアまでにしてくれよ
テメェの力フルで使えば一時間もかからねぇだろ?俺の見立てだけどよォ

つーわけで論理もお預けだよ、論を持って理にするには俺もお前もメーター振り切っちまってる
誰も聞かねぇぜ、テメェのご高説は、そんでもって通じない相手には一方的な粛清
良いねぇGIFT≠チてヤツは、身内でそういう行いを肯定して

群衆の素っ首切り落として聞く見持たせんだろ?


【親指を建てた右手でする、首を掻き切る動作、そして迷わず指を下に振り下ろす】
【貴方に負けず劣らず言葉を返すのだろう、淡々とした貴方に比べれば幾分か饒舌に喋る】
【紅すぎる唇が開く度に漏れる言葉はノイズのように醜い形をしていて】

【彼の動きは疾い、火球を回避されると同時に地面を強く蹴り飛ばす】
【黒衣が世界を覆う、ふわりと裾を高く舞わせたなら、そのまま体勢を低くし疾走】
【人の身とは思えぬ速度で、着地した貴方の元へと接近しようと試みる】

【――――――単純だと思うだろう、彼の行動は全て】
【目の前の相手の殺戮だけを望んだ行動でしか無いのだから】
【だがその彼の行く手を遮るように無数の矢が彼へと襲いかかる】


否定しねぇぜ?古今東西硬軟聖俗、組織ってヤツが考える事はそんなもんさ
素性も知らねぇ奴ら集めて何かしでかすのは単なる狂人って相場が決まってんだ
俺の愉しみはよ、そういう奴らに現実突き立てることなんだよ

自分が優れた≠ニ信じてる奴らに凡百≠チて事を叩きつけてやる
俺もお前も一緒だってな!行動で示してやることにしてんだ
腹ん中掻っ切ってテメェの腹ん中も凡人と変わらねぇって事を教えてやるよ

何なら中身全部掻きだして代わりに石でも詰めてやろうか
そしたら少しは、その石頭にピッタリな身体に成るんじゃねぇの?

――――――Circus Maxims=I!!


【右の手でハットを抑える、同時に急ブレーキをかけ疾走を止め、膝を大きく曲げた】
【跳躍、高く上に飛んで、その無数の矢を回避するのだろう】
【天井に届きそうなほど遠く飛び上がるその脚力は、異常と言うしか無い】

【天井に靴底をつけたならくるりと空中で翻り、天井に脚をつけ下を見下ろす体勢へとなる】
【そうして部屋全体を振動させるほど天井を強く蹴り貴方目掛けて落下してくるだろう】
【高速の落下、そのままいけば貴方へと直撃するだろう、彼の体ごと】

【捨て身と呼ぶには自殺行為に近い攻撃、回避するべきであろうか】

947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 21:07:30.69 ID:AwieyaFD0
>>928

【やがて闇の奥、血塗られた真紅の先に見えるだろう、記憶に鮮やかなかたちをした濃藍の影は。】
【繊細な造形をしながらもやはり“違う”――――幾つもの感情を隠しきる様に、その表情は戦士のそれで】

……相変わらずやり方が悪辣ね―――――
あの街の魔物を捉まえたのは、こんな夜にもっと多くを巻き込むため?

…………邪禍。レナールの犠牲を忘れたとは言わせないわ――――――
今度こそあなたを確実に倒す……!

【腰までの伸びやかな黒髪が、濡れ羽烏と呼ぶに相応しい色合いで】
【銀の混ざる橡色の瞳をして、濃藍のトレンチコートを纏った―――少女、だろうか】
【移ろい行く刹那を留め、硝子の様な雰囲気を漂わせる。】

【漆黒の鎧甲を右腕、前腕部にひたと纏い、この鋼鉄の城塞が盾として立ち塞がるのは、そんな形容の出来る人影だった】
【人影は白銀の太刀を虚空より掴み取る。舞う黄金の焔。銃火と月光に照らされ、鋩は冷たくも烈しく魔の首魁が首元へと向いて】

一歩もこの先のひとの地は踏ませない。
自分の躰で戦う意味を、その夢を斬り砕く剣で教えてあげる――――――――!

【宣戦した。疾駆する。殺意も魔の瘴気も受け止め斬り貫かんと風が躍る。】

【射線を躱す様に横ざまに駆け、嘗ての夜を思わせる速力から繰り出される熟練の体術。瞬時とすら言える刹那で距離を縮めれば、斬り込む様に軌道を変えた】
【風が吹く向きを歪める様なものだ。横合いから――――魔物から見て右から踏み込む一跳躍を阻めなければ、リザードマンに胴狙いの一刀が撃ち放たれるだろう】

【その切断力はあの夜のように―――――忘れ難き憎悪が記憶を繋ぐなら、十全の警戒を引き出す筈で】
【だからこそ新手たる爬虫人を狙ったのだろう。不確定要素/されど知性は邪禍には恐らく劣る――――】

【目に見える脅威がその“未知”の特徴である以上、大火器(それ)のみを封じれば危惧はない。緩慢な所作で追いつけるほどに、温い技能であろう筈はなく】
【仮に何らかの異能を有するとしても、この段階で曝け出させる―――】
【自らを囮に自らが務めを果たさんがための、虚実入り混じる急襲の一手。仕損じれば彼女自身に跳ね返り、攻勢を許すであろう初撃だった】

【従者がその速度には鈍いなら、主が守ろうと試みることも出来る。使い捨てて反撃に集中したとしても、剣士に妨げる術はなかったが―――、】

/すみません、大変遅くなりました…八攫 柊となります。よろしくお願いしますー!
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/17(日) 21:11:29.34 ID:nHirSowoo
>>933>>939

所詮即席のコンビ、コンビネーションと言っても阿吽の呼吸とは行かないさ。
―――出来る限りでいい。2人に生まれる隙を埋め、そして奴に隙を見出してくれ……!

(谷山……―――中々に男気溢れる人物だが、ロウ殿が昔その名を語っていたような―――……いや、今はいい)

【質の高い覇気を肌に感じれば、新たなる仲間の存在を瑛月は知る。3対1、しかも此方には自分、そして頼れるだろう仲間。―――幾らGIFTの精鋭でも、凌ぐのは困難】
【其れでも、相手には奇妙な雰囲気を放つ書物。此方に求められるのは、1+1+1を3以上にするコンビネーション。バラバラであればきっと合わさった力は3を下回ってしまうだろう】
【反対にお互いの弱点を埋め、お互いの攻撃を生かし流れるような戦闘が実現できるのならば、きっと3は無限大にまで広がる筈だ。其れを支えるのは、谷山の力になるのかも知れない】
【全員が持つ、正義の魂。―――お互いがお互いを鼓舞し合うかのように、相乗効果を生むのだろう。力強いエネルギーが肌に染み渡り、瑛月も心強さを感じていた】

フ……正義組織の共演というヤツか。 「UNITED TRIGGER」、 「SCARLET」、そして元らしいが 「Justice」……これ以上無い展開じゃないか。
悪を3つの正義が倒す―――まるで小説や漫画のワンシーンさ。……おいGIFTの。……3対1の状況で、貴様が勝てると思うのか?

―――断言しよう、貴様等の侵攻は発展でも何でもない……!! 負の感情を生み出し、命を無下にするだけの虐殺行為―――其れを許す訳が無かろう……ッッ!!

【憤怒の炎が沸き立つ感情が荒げた言葉に現れる。月夜に煌く刀身に更なる殺気が満ち、そして4人の間に流れる緊張が極みに達しようとした刹那、場は動き始める】
【瑛月は無能力者だが、その怪しさを振り撒く魔翌力は背筋を凍らせる程感じていた。そして其れが一気に強くなったかと思えば、上から鉄の国らしい兵器の雨が襲い掛かった―――】

―――……ッッ……!! ただの兵器が通じるかッッ……!!

【疾風の様な目にも留まらぬ動きではないが、其れは流水の様に柔らかく、そして奇妙な動きだった。地を強く蹴り出す通常の走りではない。まるで「滑っている」かのようで】
【きっと床に濡れたティッシュを置いても、破れないと思わせる程の動き。ばら撒いているだけの雨では、流水を撃ち抜くことは出来ない。コレが「能力」にも劣らぬ彼の「武」であった】
【そしてスルスルと滑るように雨を躱し、アンジェルの後を付くようにフリードリヒに接近する。アンジェルの姿で隠れるように身体を深く沈めれば、切っ先を下げ、そして―――】

【―――アンジェルとは逆の胴に、凄まじい切れ味の一閃を繰り出した。身体の側面に隠れた見えない刃が、下から伸び上がる軌道で放たれる】
【……こちらも決して速すぎると言う事は無い。……「単純な剣速は」、であるが。彼の流派、名を唯刃流と言うが―――それが追い求めるは「真の速さ」】

【―――「最短工程」。刀を振り切るまでの動作を10工程とすれば、彼は7工程で其れを済ませる。……其れが真の速さの正体の「その一つ」】
【歩きにも見える通り余分な動作を極限にまでカットしていた。地面を蹴ることすら、隙を生む。察知されやすい予備動作は、全て省いた。其れが真の速さに繋がっている】
【―――スポーツに例えると、こういうことだ。投手が振りかぶって投げる150kmと、全くのノーモーションから放たれた130km。どちらが速く感じるか? 答えは後者だ】
【省くモノは其れだけでは無かった。動きそのものもそもそも他の流派とは異なっているのだ。足が地面に付き、腰を捻り、腕を伸ばし―――というものではない】
【其れ等を順番ではなく、同時に行う。全身を一体化させ、一拍子で動く。更に「人の脳は一部分の動きには敏感に反応するが、全体の動きとなると反応が遅れる」という視覚効果】
【此れを「無影」と言うが、それが即ち真の速さのもう一つの正体。―――此れこそが、唯刃流。……此れこそが、肉体では実現できない速さを「武」で補うということ】

【雨を一瞬で見切りフリードリヒへの攻撃を選択した瑛月であったが、彼もまたアンジェルと同じく雨に紛れる「何か」を見抜けずにいた。寧ろある程度の防御は捨てていた】
【―――否、捨てたというより谷山に一任した、というのが正しいか。自分は兎に角相手を切り裂く―――そのことだけに、集中した】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/17(日) 21:12:33.23 ID:nHirSowoo
>>948
/安価ミスです >>933 >>939 >>944 ですすみません……
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/17(日) 21:16:50.92 ID:yy/5lLEho
>>941

あれ、そうなんですか? 何だかすごい風格があったから、てっきりGIFT≠フ凄い戦闘員か何かかと…………。
ま、いいや。見極めるなんて偉そうなことを言ったけど、所詮ぼくの審美眼なんてたかが知れていますしね。
…………だからいま、ぼくがあなたから受けている印象が、そのままぼくのGIFT≠フ印象になるんでしょう。

【兵を敷き戦場を征する、そんな将校の風格を纏う男の前にいてなお、少年は何も感じないかのようで】
【気圧されることも、逆に気圧すこともなく、ただありふれた笑みだけを貼り付けて立ち尽くす】
【少年の目は、男の一挙手一投足を捉えて離さないだろう。その奥から何かを、読み取ろうとしているように】

ぼくもそう思っていたんですけどね。ぼくの友達に、いわゆる武人≠チていう人種が居るんですよ。
戦場で矢面に立って戦う彼らからすると、戦いでしか伝わらないものっていうのがあるらしいじゃないですか。だからぼくも、それに頼ってみようと思います。
例えそれで得た印象が、実像と違っていたとしても――――それはそれで、仕方ない≠ゥなって。

【迫る銀の風は、しかし新たなる風に阻まれて霧散し。巻き上がる闘争の香りに、一筋縄で行かない相手だと悟れば】
【戦争を知る男の顔に、黒々として光を放つ眼光が突き刺さるだろうか。あらゆる感情が再現のない混沌に混じり合ったような、それはそんな色合いで】
【平坦な調子で饒舌に紡がれる言葉が空気に溶け込むと、呼応するように空気がざわつくのがわかるだろうか】
【妖気に侵食された風は再び銀に染色され――――その場から一歩も動かない少年の武器として、放たれる】

学校で教わることはいつも正しいですけど、現実に即しているかどうかは別でしょう?
戦いの否定っていうのは理想だと思うし、綺麗だと思うけど――――誰かが綺麗になった分、別の誰かが汚れを押し付けられる。
そこでその汚れを甘んじて受け入れて、ちゃんと譲歩できる綺麗な人間っていうのは、世間が言うほど多くはない。だから、戦争は終わらない。
まあこれも、十数年しか生きてない、若輩者の意見ですけど――――少なくともぼくの見てきた世界は、そうでしたね…………!

【そんな返答と同時――――少年の周囲に銀色の風≠ェ吹き荒れ、周囲の瓦礫を一斉に巻き上げるだろう】
【そしてそんな状態のまま、またも少年の両脇に風が集合し、同じような銀色の帯≠ェ二発、撃ち放たれる】
【狙いは男の左肩と右足。攻撃自体は先程と同じで、単調ともいえるのだが――――放たれた風は、その前に巻き上がった瓦礫をも同時に射出させて】
【――――飛翔する風の刃の後から続くように、細かい瓦礫の雨が弾幕じみて男の全身を襲うだろう!】
【とはいっても、瓦礫自体は小振りなものが多く、一、二発喰らった程度では大したダメージにもなるまい】

【その瓦礫の中には――――血染めになった鉄の国≠フ国旗までも、切り飛ばされて運ばれているのだが】
【この少年にとって、この国の命運などどうでもいいのかも知れなかった】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/17(日) 21:21:50.11 ID:5eCWZxA/o
>>939>>944>>948
「おうおう、吠えてろ吠えてろ……! 差別は人が人で有る限りなくなりゃしねぇよ。
だがなぁ、虐げられたから虐げる? 差別されたから差別する? 俺たちが可笑しいんじゃない、お前らが可笑しいんだ?
――っは、ちゃんちゃら可笑しいね。テメェら、がだよ」

【青年が、己の境遇が伺えるだろう事を口走り、敵対心にあふれた視線で谷山を睨みつける。だが――谷山は揺らがない】
【谷山の視点が彼らより特段広かったりするわけでもない。谷山も所詮唯の人間で、唯のジャーナリストにすぎないのだから】
【だがそれでも谷山は思う。頭に血が上って、何かに心酔している連中よりはずっとまともに世界が見えているぞ、と】
【谷山は正義ではあるが、善人でも悪人でもないと自分を位置づけている。それは、どちらの視点に寄りすぎても平等な報道が出来ないからだ】
【だからこそ、思想に染まりすぎている彼のような人間を見ると思うのだ。彼らの思っているよりも、世界は優しくて厳しいのだ、と】

「そのご大層で立派な力と、有能そうな頭がありゃ――ちったぁまともな手段で無能力者にも訴えられたんじゃないか?
奴らの役に立ってやりゃ良かったんだ、怖くないぞと言えば良かったんだ――。言ったか、テメェは、テメェらは?」

【青年を諭すように、谷山は淡々と語りかけていく。迫害する以外の手段で、彼らと上手く折り合いを付ける&法を】
【きっとそれでも目の前の青年は言うことを聞かないだろうとは思う。だが、青年のやり方以外にもやり方があるという事を、伝えたかった】
【それでも納得せず、青年が谷山の敵になるというならば――谷山は自身の正義にしたがって戦い、自身の善にも悪にもよらないひとりよがりの正義≠振りかざすのみだ】

「――こりゃまた厄介で。だが――舐めすぎだろ、てめェ」

【上空から聞こえる風鳴り音。そして、小型ミサイルの雨を青年は視認し――膝を曲げて右足を前へと出して、踏み込んだ】
【爆撃のルートをある程度予測しているようで、丁度青年が立っていた地点がいわゆる安置≠セ】
【身体能力は人間レベルでしかないが、それらの動作の視認からの決定速度――行動の開始≠ェ通常ではあり得ない速度で実行される】
【だからこそ、その爆撃に対して全力の回避をせずとも、ギリギリ爆風の煽りを受ける程度の回避で対処が可能であったようだ】

(――あの男の動き……合理的≠セ……! 記録しておくか……、パクれはしないだろうけど、性に合う動きだ)

【瑛月の動きを視界の端に映し込み、谷山は戦慄した。前動作の少なさと、あいだの動作の少なさ】
【それらによって起こる、最高効率での動作。その理念は、谷山にとって共感を得られる行動理念だ】
【ただ、谷山が行っているのは、動作それ自身ではなくて、動作を行う前段階での効率化。要するに、思考速度の加速だ】
【彼ら二人の動作から、上空から来たるものの対処と見極めを任せられたと判断。爆撃の隙間を縫った時点で青年は視線を上空へと向けていた】

「――――ズーム、かけるか。赤外線を重視で……! よっと!」

【右目を細め、ノイズの混ざるその瞳から、煌々と緑色の光を解き放ってみせる】
【左腕を上空へとかざし――手のひらの上にノイズの弾丸≠精製。気合を込めて上空へと打ちはなった】
【もしそのノイズの弾丸に上空の何かが触れたのならば――神経がそれに存在したのならば、肉体を切り刻まれる激痛≠ェ全身を駆け巡る事だろう】
【しかし、その痛みは現実のそれではない。痛みを感じる神経に直接痛みというデータ≠叩きつける事による、誤認の苦痛である】
【もしそれが生物ではなくて機会の類だった場合でも、回路に負荷を掛けてわずかにでも機械の性能に影響を与えることはできるかもしれない】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 21:25:34.01 ID:WrjUB+E50
>>936>>942

【其処に仲間が居る事を認識すれば、少年は幾らかホッとした表情を見せるのだろう。】
【『よろしくお願いします!』と彼に向かってアイコンタクト、次いで軽く会釈を施した。】
【悪を射止める様な少年の目線を見たのなら、きっと彼にも、共闘の仲間が居るのだと把握出来る事だろう。】

【口元はマフラーで隠れているが、口の動きはシルエットとして浮かび上がる。】
【少年の口は今、開いていた。―――彼の戦法の、其の魅力に驚嘆した、と表現すれば良いだろうか。】
【オモチャの放つ魔力には、抗し難い何かが有る物だ。特に、子どもにとっては、である。】
【然し其れでも、少年は首を2回振って。今はそれどころでは無いと、自分を律し戒めるたなら、再び彼女の方を向く事だろう。】


うるさいっ!………かがくぎじゅつも、悪くないけど……忍者はっ!!
おれたちは、カビじゃないっ!………お前に、かがくではしょうめいできないものを、見せてやるからなっ!


【彼女の動き、鉄球をバリアに向かって放った其の意図は読めなかった。其れ故、対応は遅れた。】
【然し此の少年、忍者である。速度を武器としている人間が、速度の有る物を避ける事が出来ない筈は無かった。】
【的確に軌道を読み、必要最小限の動きで回避し、少年は再び彼女に向き直る。】

【円盤の様な何かは、ギアが放った鉄球を殺した時に良く確認していた。此れも又、独特の動きも見極めた筈だったが、】
【4つ、此方に飛び込んできた其れは、些か数が多すぎた。ダメージを最低限に抑える行動を取りつつも、】
【右腕、左足に切り傷を負う。軽傷と言えば軽傷だが、其の痛みは少年に、唇を噛み締めさせる程で―――。】
【然し其れでも何とか応戦。流れる様な動きで立て続けに全て、忍刀を以って真っ二つに斬った。】


………くそっ………おれは、おれは、………―――!


【少年は其の侭、反撃に出る。―――少年の初撃は矢張り、彼女の"足"だった。】
【部位の集中攻撃である。様々な轟音の鳴り響く戦場に於いても、痛みに漏らす呻き声を、聞き逃さなかった故の行動。】
【眼にも止まらぬ速さで彼女の懐へと走り―――速度を其の侭に、一閃の如く刃を光らせ、彼女の左足を捉えた。】

【速いとは言え、飽くまで直線的な動き。予め想定していたのなら、回避は容易い事だろう。】

【其の攻撃の成否に関わらず、少年はやがて足の動きを止める事だろう。】
【右手を地面に添え、足をスライドさせる事で、全身に帯びている速度を緩めつつターン。彼女の方へ、再び向き直った。】
【少年の眼は矢張り、彼女の左足を捉える事だろう。其処に鮮血の一筋が有るかどうか。果たして其の結果は―――?】


953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/17(日) 21:39:45.55 ID:inBQuMgCo
>>952
【少年・ねこまるの表情に、ギアも同じように安堵の様子を見せる。横に、共に戦う相手がいることが、どれほど心強いか】
【『こちらこそ!!』と、力強くうなずきを返す。彼の口を開いた様子には、こんな状況にも関わらず、思わず得意気に思ってしまうが】
【すぐに自分を諌める。同時に、彼の名乗りを思い返す。"忍者"。初めて見るタイプの戦士】

【彼をうまくサポートできれば、眼前の恐るべき女性にも対抗しうるかもしれない】
【ギアの中の恐怖が、戦意に変貌を遂げていく】


>>942
【本来、人形の瞳に視神経など通ってはいない。ギアが周囲を見ることが出来るのは、いわばそのうちに宿る魂の錯覚に近い】
【だが、サイファーの発した閃光は、その魂を貫かれたと思うほどの強烈なものであった】
【思わず、人形の目を細めかけ、直後現れる"オブジェクト"。その周囲から生え、唸りをあげる刃】

【自分の武器の一つ、刃の生えた独楽を思わず想起するが、自分のそれとは違う。兵器という、確固たる理念のもとに生み出されたであろう代物】

(――――!!! 召喚系の能力、か……? いや、今は目の前のアレを何とかしないと!!)
生え抜き、とまで言ってもらえると恐縮だね……


【現れた円盤、『SUPER 8』。8つの回る凶器が、自身の放った攻撃を迎撃する。うち二つがサイファーを穿つが、それで油断など出来ようはずもない】
【限界があるとはいえ、それぞれに意志があるかのように動く殺戮兵器。鉄の国に降臨した円盤型の悪夢を前に、ギアは震えを戦意で必死に塗りつぶす】
【加えて、さらに現れる武装。サイファーの左腕に降臨する新たなる脅威】

(次から次へと……自分のお株を奪われてる気分になるよ……)
(あれは、防御用のシールド、か……? ――――!!? 鉄球が!?)
くっ……!! うああああああ!!!


【防御をガントレットに任せ、円盤で攻撃してくる気か。そんな想像は、あっさり打ち砕かれる】
【ひとりでに抉り出され、こちらへと叩き返される鉄球!! そこから飛びのいてかわそうとするが、初動が遅れ右足を鉄球が掠める】
【そこに殺到する、鉄片のマシンガン。人形の全身が削り取られ、残骸がそこかしこに散らばる。魂が悲鳴を上げてのたうち回る】

【その痛みから魂をかばう暇もなく、動き出す円盤群。四つの凶器が死を乗せて向かってくる――――!!】


ぐ、う……ぐあ!! ああ!! ク、ソおおおおおおおおおおおおおおお!!!

【広大な空間ゆえ、身を隠す場所もない。ダメージを受けたばかりの身体では、かわしきれない】
【四つの円盤が、ギアの手を、足を、胴を薙ぎ払っていく。人形に血は通わず、飛び散るのは破片と苦鳴】
【開幕の一撃を、数倍にして返された。ギアの身体が、鉄の地面に崩れ落ちる】


カハッ……
(いったい、なんだこの能力は……操っているのは、おそらくGIFTの兵器のはず……なら、サイファーの能力は……)

【あの銀の光以外に、未だ能力らしきものは見られない。彼女の力の正体は何だ?】
【それを探るには、とにかく動きを止めてはならない。魂に鞭を入れ、ギアは立ち上がる】


ぐ……現場至上主義、か……確かに、技術者としては賛同するよ。実際に子供たちと触れ合いもしないで、玩具は作れない
戦場で戦う兵士として、同時に技術者としてこの場に立つその姿勢は、素直に賞賛するよ

……でも、戯れでここに立っているつもりなら、思い上がりだ
どうせ一度死んだ身だからね。望み通り踊ってやる。お代は――――お前の命にしといてやるよ

【強い言葉を使うのは、己を奮い立たせるため。足は痛みとぶり返す恐怖に震え、サイファーからすれば滑稽にしか見えないだろう】

【だが、それでもギアは止まらない。右手を上げる。わき腹に突っ込む。引き出す。スーパーボールが数個握られていた】
【腕を振るって、それらを地面に叩き付ける。鉄の地面を跳ねまわりながら、ボールがサイファーに向かっていく】
【このスーパーボールは、命中すると粘着性のある液体と化し、相手にまとわりついて動きを制限する効果がある。あの銀の光の効果が分からない以上、とにかく術者を封じようと踏んだのだ】
【しかしながら、身体を振るうか何かに擦り付けるかすれば、たやすく取れてしまうだろう】

【ギア本人は、ダメージを受けた身体を引きずりつつ、少しでもサイファーに接近を試みている】
【動きは遅い。攻撃を加えるなら、いい的でしかないはずだ】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/17(日) 21:40:44.73 ID:USALfCMz0
>>945

【強化されたため発射された弾丸】
【男はそれを回避しようと試みたものの、間に合わず当たる】

 ちぃぃ!

【男はかわせなかったからか、それともいたかったのかそのようにうめく】
【だが、それだけでは男は倒れない、痛みを耐える】
【血が流れるがそのようなことを気にすることもなく再び男は少年に向かう】
【そして少年に光の剣をもっていない手の指を向ける、そして再び光が収束され、レーザービームを放つ】
【こんどは少年の銃を持つ手に向けて発射する】

 は、これだけで終わりじゃねえよ!

【そう言って身をひくくし、走りスライディング姿勢にこんどはなる】
【狙いは少年の足だ、少年の足にスライディングのままキックを食らわせるであろう】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 21:45:23.72 ID:wMNprQ8Ho
>>946


【攻撃を回避された事など気に留めてもいないかのように、彼の言葉を鼻で笑って】
【その意味するところは否定。何を勘違いしているのだ、と】

死体の心配?少し違いますわね……ただ、邪魔で目障りだっただけですわ。
“殺した”という事実があればそれで良いのです。何もそれを他人にひけらかす必要はありませんわ

聞かれなくて結構。理解する頭を持っていない方にまで我々の考えを理解させようとは思いませんもの
それに、我々能力者は支配する立場であり、無能力者は支配を受ける立場。
一方的であって何がいけないというのでしょうか?
我々に、絶対的な力に従えば、彼らが常々望んでいる争いのない生活を得られるというのに……やはり下等種は下等種ですわね

【瞬間、彼とリリーとの間、魔力が“面”に広がって】
【更にその上に、幾本もの線状に魔力が集まっていく】

【能力者と無能力者は絶対的に立場が違うと、そう言えば】
【自分たちの行動は極めて当然の道理であると、平然と言ってのける】
【その姿は、些か狂信的とも見えるだろう】

――――貴方の様な、神の意思に背き、花の美しさも解さないであろう方と同じなど有り得ませんわ
その様な下らない事に愉しみを見い出せるというのは―――ある意味幸せなのでしょうが

いいでしょう、ならば私も行動で示してみせますわ
私は貴方よりも、遥かに“優れた”能力者である、と――――――咲きなさい、《黒紫の焔尾》

【最初に起きた変化は、リリーの頭上に広がるように現れた、漆黒の彼岸花】
【自然では有り得ない色のその花は、すぐに黒い焔に姿を変えて】
【更にそこを通過して天井へ伸びる様に、地面から幾本もの蔦が現れて】
【当然、焔は蔦を伝わり、広がっていく】

【面に広がった焔はすぐに消える。けれど蔦は、空中の彼に向かって鞭のように撓り、打ち込まれるだろう】
【しかし、本人は防御も回避も行っていない。故にそのまま攻撃を敢行したならば、命中させることは容易い】

【ただ一つ、リリーの体は今、魔力を纏っている】
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 21:47:21.82 ID:TsTEMHjT0
>>944

ハハ………知っているさ、自分の言い分がどれだけ外れている≠ョらいはなッ!
だが、一度外れてしまった歯車は、強い炎に煽りを受けた小さな炎は、もう元には戻れないッ!

―――速いッ!!

【アンジェルの言葉に自嘲気味に笑い応え、それを受けても尚強い意志≠持った瞳で睨み付ける】
【しかしアンジェルが自らの弾幕を突破してくることは想定外だったらしく、面を喰らったようにのけ反りながら飛び退く】
【だが間に合わず、致命的なまで深くは斬られていないが浅く―――腹部を切り裂かれた】
【「がはッ!」と一度前のめりになりながら血を下へと垂らすが、直ぐに立て直しアンジェルの方へと振り返る】

糞ッ!!まさか突破するとは想定外だッッ!だがなッ―――!

             『波動銃・G-Ω』転送―――ッ!≪ソニック・ドロウ≫ッッ!!!

【振り返りながらその右手に白い機械式のハンドガンを転送し、それをアンジェルに向けて振り向きの速度で加速しながら引き金を引く】
【発射されるのは通常の弾丸、狙いは右肩だ………発射動作のスピードはかなりのものだが、その気になれば見切れない事もないだろう】

>>948

―――チィ!!こっちも抜けてくるかッッ!
無能力者でもこれほどの使い手がいるというのか―――ッ!?

【アンジェルへと銃撃を放った後にさらに飛び退く形で回避を試みるが、銃撃後の隙もあって直撃とは言わずとも中々に深く切り裂かれる】
【最適化された剣撃を受けフリードリヒは苦痛に顔を歪ませるが、それでも倒れる事はなく鮮血を流しながらも未だ健在だ】
【だがこれで初撃にしてかなりダメージを与える事に成功したと言えるだろう―――。】

いいだろう……!貴様の屍を踏み越えて成す革命≠ッ!あの世で見るがいいッッッ!

起動しろ―――≪禁書・ツァラトゥスラはかく語りき=窿bッ!『暗黒吸怨=x―――ッ!

【フリードリヒの呼び声と共についに魔導書が完全に起動し、この場に膨大な魔翌力があふれ出す―――ッ!】
【そして一言の詠唱によって、瑛月の周囲の空間が暗黒へと変貌していき、そのまま球体上になり瑛月を閉じ込めようとするだろう】
【発生から収束まではタイムラグが存在し回避は可能だが、暗黒が発生した瞬間にその周囲に人のエネルギーを奪う闇の瘴気≠ェ発生する】

>>951

―――勘違いをするな、これはあくまで私のエゴ≠ニ戦う理由だ………GIFT≠フ総意ではない
貴様らが各々別の正義の旗の元に集っているように、私たちGIFT≠煬ネが理由の下に集っているッッ!

………ッ!貴様に何が分かるというのだッ!
彼らの………正の方向≠ナはなく負の方向≠フ力しか持って生れなかった人々の気持ちがッ!

【谷山の言葉に意を唱えるように、傷口から血が流れ出ようとも構わずそう叫びながら怒りを露わにする―――。】
【やはり説得は無意味………谷山の言葉はフリードリヒには届かないようである。】
【そしてノイズの弾丸は上空の敵≠ノ激突し、キィィィンという音波のようなモノを響かせる、どうやら自律型の兵器のようだ】

クッ―――ナフタリの方を狙われたか………だがそこをつかせて貰うッ!

【フリードリヒは谷山に向けて右手の銃の銃口を向けると、そのまま引き金を引く………今度は普通の弾丸ではない。】
【闇属性の魔翌力弾だ―――それを三発の同時発射で両肩と胴を狙って放つ―――もし直撃すれば魂≠ヨもダメージが貫通する】

>>ALL

【谷山の攻撃を受けて、飛行していた兵器が回路に損傷を受けて落下してくる―――。】
【ドガンッ!っと砂埃を上げながら一同の中心部辺りへと落下したそれの全貌が露わになった―――】

【それはまるで鳥のような自律兵器だ、両サイドにはサーフボードのような装甲翼が畳まれており頭部も鋭い板のようだ】
【二本の脚部はしっかりと胴体を支え―――後方には有刺鉄線をまとめ上げたような尻尾も見える4m程の大型の機体だ】

        キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッ!!!

【鳥形起動兵器はまるで鳴き声のように電子音を響かせるとぐるりと首を回すように円を描いて頭部から紅いレーザーを発射する】
【熱線は地面に赤い円を描くと―――数秒後に爆発を発生させ、一同に床の破片と爆炎が襲い掛かるッッ!】
【操っているフリードリヒは攻撃を放つ瞬間に魔術で防護壁を展開し、攻撃を防いでいる―――。】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/17(日) 21:52:15.01 ID:35/0zhPzo
>>947

「――ヒャハハ、……魔物はよォり良い混沌を生むためだ、そォれ以上でもそォれ以下でもねェ」
「武ゥ装しただけの只の人間共はやァはり弱い――幾ら高い可ァ能性を持っていようと、肉体がそォれを活かしきれてねェ」
「だァからだ、俺様が作りなおしてやってるのさ、――可ァ能性に見ィ合った肉体にへとなァァアア!」
                           ,
「――そォーして生まれる素ゥん晴らしいChaos――テメェー如きに邪魔されるモノか」
「勿論、あァの時の事は忘れちゃアいねェー、――"煙立つ鏡"にさァれた仕ィ打ちをなァ……」

【悪魔の眼の奥から隠すこと無く発せられるのは、怒りの気――怨み、ともいうが】
【それは、鋭く邪悪な眼光と共に、相手を捉える――もっとも、これで怯むような相手とは悪魔も思ってはいない】
【――すっ、と構えられる両手の銃達、おそらくは支給するように言い寄った結果なのだろうが】
【左手の銃には、昔対面しただろうあの気配が――もしかすると、既に加工済みなのかもしれない】

「――相変わらずの速度と技術、とでも言ィっといてやろォーか」

【左手の銃から――黒い弾丸が放たれるッ!】 【その狙いは、"リザードマンの胴"】 【――トチ狂ったのか? 否、違う】
【弾丸はその手前で分散し、霧となる――これがただの霧ならば、まったくの無意味だが】
【そんなわけはない。】 【――その霧は、敵の攻撃を一度だけ"はね返す"、――そう、鏡のように】

【――それは、柊の放った一刀のみを、まるで弾性の強いモノを棒で殴った時のようにして防ぐのだ】
【そうして防げば、霧はまるで鏡が割れたかのような音とともに崩れ落ち――消える】

「だァが!」 「鱗も鎧も意味を成ァさねェーそォいつを、そォー易々と通すとでも思うなよォォオオーーッ!!」

【――やはり、常人の反応速度とは違う、】 【人ならざるものであり、この世にいてはならぬモノは。】
【一方のリザードマンは、悪魔が守らなければおそらくは胴――回避しても、腕の一本は持って行かれていただろう】
【明らかな重火器を持っているのだ、機動力は普段よりも落ちていると見て良い】

「ぶっ放せェッ!」 『グゥルルルルル……!』 「ミィンチにしィちまいなァーッ!!」

【リザードマンがバックステップを数回取りつつ、担いでいたそれを構えて――着地と同時に、"発射"ッ!】
【計4発の弾丸が、相手を襲う】 【狙いは結果的にはおそらく胴――だろう、特に何も考えずただ"命令通り"放ったようだ】
【重火器だけあって、威力や速度はバカに出来ない――が、狙いは非常にわかりやすく、全体的な動き自体も読みやすい】

「試し撃ちで威ィ力は実証済みだが、……狙いが甘ェぞ、せェめて連射だろォーそォこは!」
「まァー良い、――――さァー……次はテェメェー"自身の力を解放"しな、リザードマンよォ〜ッ!!」

【反動に耐えるべく、その場で踏ん張るリザードマン――連射ではない分、反動はまだ少ない方のようでそこまで大きな隙ではないが……】
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 21:55:29.18 ID:TsTEMHjT0
>>954

―――まずッ!回避がまにあわ………ッ!!!
―――ッ!がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――ッ!!!!

【銃撃した後の隙を突かれ、回避を行うことが出来ず右手の手の甲を熱線が抉り取り、骨がむき出しとなる】
【なんとか気合で銃を手放す事はなかったが、それでも引き金を引くとこは暫く難しいと言えるだろう―――。】
【そして続けざまに放たれるスライディングに対しては右に飛び退く事で回避するが、体を床に打ち付け一度激痛に顔を歪める】
【だがそれでも直ぐに体を翻しながら反転し、立ち上がる。】

………やってくれたな―――糞ッ!!

            おおおおおおおおおおおおッッ!!≪白牙脚=窿bッ!!

【そのまましなやかに相手へと接近すると右足で相手の頭部を蹴り上げようとするだろうッ!】
【かなり熟練された動きで放つ蹴りであり速度、威力共に高いが、接近した分それもヨシュアにとっての隙となる。】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 22:00:40.65 ID:j9YqL65Vo
>>950

彼処は緻密な思想教育で構成されている。出世するなら…コースが有るんだ
古代の帝国とおんなじだよ。揺るぎない信仰を持つものは指示せずとも望むものを選ぶ…
私は元は部外者だ。異世界で軍人であった。…というより銀行マンだった経歴を買われただけだ
…いやはや、難儀だよ

さて…だから、GIFTの総意と私とでは…大分印象が乖離してしまうだろう…すまないね

【ナイフは曇り1つもなくキラリと冷たく、赤い回転灯の光を反射する】
【微笑を崩さずに少年を恫喝することもなく、ナイフを向けたまま立ち尽くしていた】

なるほど…確かに、戦いに何か意味を信じている者も居る。…それも間違いじゃあないだろう
新たな機知に飛び込んで、試してみるということはとても良いことだ。大いに挑戦してごらん
……そうだ。現実が唯一の正解だ…。君の考えに私も同意しよう

【彼は余計な詮索はしない。少年の雰囲気や眼光から色々なことを彼は考える】
【しかし、それを戦闘に持ち込もうとはしない。戦争は状態だ、起こるべきことが正解なのだ】
【そこに存在しない事象を余計な考えを持ち込むべきではない…彼はそう考えている】

そうだ…私の見てきた世界も…いや、もっと汚れていただろう。理想を語る同じ口でそれを汚す
そのようなエゴイストたちが純粋な人々をくだらないもののために死なせていった。
けれど、私は…だからこそ……理想を追いたい。これも単なるエゴなんだろうけれどね。
……折角、生きているんだ。…夢を追うのも悪く無いだろう?

…君は学生かね?素晴らしく聡明なようだ…余計な口を挟むなら、数学はしっかりとやっておくといい

【男は余裕の講釈を続ける。銀色の風が辺りを包もうと。少年の達観した目が貫こうとも】
【彼は少年のような眼差しを何処か遠くへ、自らの夢へと向いているようだった】

【轟々と、風が迫る、瓦礫が彼に振りかかる。彼は小さくつぶやくのみだ】

……降り給え。Wolfsschanze

【幾つもの音が瓦礫がぶつかり合う音が鳴り響いて、風が何か硬いものを削る】
【瓦礫がバラバラと、男の目の前で落ちる。彼はナイフをかざしたまま動かない】
【風は彼を切り裂くこと無く、四散した。まるで透明な風に阻まれたかのように】
【よく見れば彼の持つナイフの刃が黒くくすんでいるようだ】

……いつまでもこうしていては何時までも終わらんだろう?
言ってしまえば…私のほうが不利だ…いやはや…なんとも

【男はそのくすんだナイフを手の内でくるりと回して、逆手で握った】

では、始めよう…!ここからはお喋りは抜きだ!速やかに行おうではないかッ!!

【そして、彼はそのナイフを右胸へと、自らの心臓へと深く突き刺した】
【苦痛に顔を歪めながら、膝をついてその場に崩れ落ちた…瞬間】
【体がごうごうと、赤黒い炎で燃え上がり始めた。テーブルと落ちた国旗のボロ布を焦がして】

【暫くして、人の形をした炎は立ち上がる。火は段々と落ち着いて】
【現れたのは黒い軍服を着た、黒い骨の骸骨であった】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/17(日) 22:08:27.22 ID:oE2tOPuyo
>>955

【――――――黒衣が舞った、蝕むような黒焔が彼の元へと迫っていく】
【天井を蹴って加速したとは言え、迎撃には十分な距離、貴方の予測した位置に彼は落ちてくる】
【そして彼を狙い、黒焔を纏った蔦が彼へと襲いかかるだろう】

【彼の長身を包む、そのスーツへと侵食を始める、その刹那――――――】
【視界から消える≠ナあろう彼の身体、何をしたのか、理解するのは難しいかもしれない】
【けれども、何が起こったのか認知するのは難しい作業ではないだろう】

【響く轟音、貴方の後方で響く跫音がその意味合いを伝え】
【振り返ったならば貴方の直ぐ後ろ、地面へと降り立つ悪意が姿を表して】
【いつもと変わらず鮮血を口元に滴らせたまま、三日月のように歪ませた】


ク……クク……ハハ……ハハハハハハ!!
言っただろ?否定はしねぇって
俺はどっちかっつーとそういうのに憤りを覚えるタイプじゃねぇから

だが支配支配言ってる割には、ヴィジョンが見えてこねぇな
支配した結果が争いのない世界≠セなんて聖人君子ですら信じねぇよ
それとも何だ?テメェはそんな実態のない奇跡の為にわざわざ傷ついてんのか?

ハーッハッハハハ!!!ハハハハハ!!
俺にとっちゃそっちの方が下らねぇよ、だったら下らない同士仲良く愉しもうぜ?
互いに愉しめる世界、そういうのがシアワセなんだろ?


【滴り落ちる血液の量が彼の素肌についた傷の意味合いを伝えるのだろう】
【決してワープしたのではない、証拠に貴方の蔦が彼の身体を数発焼いたのだから】
【スーツが破れ顕になる腕の傷――――――重い火傷の痕だと分かるだろう】

【落下中に加速≠オたのだと察しの良い貴方なら気づけるかもしれない】
【けれどもその方法は不明だろう、能力を使ったにしては、能力に一貫性が無い】
【そもそも木に焔をつけたのが彼の能力であるのだから――――――】

【血を流しても尚、彼の笑みは消えず、語る言葉は饒舌に】
【立ち上がり貴方の後方に立ったなら、右の手を差し出す】
【レザーの手袋に包まれた黒色が夜月のように滲み出した】


認めてやるよ、確かにテメェは俺より優れた能力者≠セろうな
でもな殺し≠ノかけては俺の方が上だよ

ムカツク奴の素っ首をナイフで切り裂いて喉笛がヒューヒュー鳴るの聞いたことあるか?
コンクリートの地面に転がった奴の頭蓋骨が砕け散るまで靴底で踏み鳴らした事は?
能力≠ノ頼った殺しをしてるようじゃテメェも三流だよ

――――――――――――まぁ俺も人の事、言えねぇんだけどな
Circus Maximus=\――――――――


【貴方の耳元で弾ける静かな爆音、彼の右手の指が鳴らされる音】
【刹那、貴方の足元から火柱が吹きあげ、貴方を包み込もうとするだろう】
【激しい勢いで燃え盛るであろう焔、短時間でも焼かれたなら致命傷を負いかねない一撃】

【言葉で直接攻撃を示唆しながらの能力による攻撃、卑怯という言葉がこの上なく似合うだろう】
【けれども、彼の右手に集中していたなら、足元からの攻撃にワンテンポ遅れるかもしれない】
【戦いに関しては頭を使っている、ということなのだろうか狡賢いという言葉が似合う】

【火力と即効性を重視したため範囲は狭い、最善の注意を払ったなら回避もできるだろうか】
【彼の表情が伝える、醜く歪んだ笑みの形――――――貴方の纏う魔翌力に、何の注意もしない】
【それこそが自分だと言いたげに、目元の黒を響かせた】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 22:15:06.79 ID:OGJo/EqBo
>>948>>951>>956

【確かな手応え。白い外套をバサリと払えば、其処に灯った火は消えて】
【刀に滲んだ血液は、まるでスポンジが水をそうするように、消えて≠オまった】
【そう、吸いとったのだ――怪しい光を持った妖刀は、露を滴らせて、更に血を求め】

【その折、銃弾が肩を穿った。着地直後、流石に即座の回避行動は取れなかったらしい】
【たがアンジェルはなんのこれしきと歯を食いしばり、相手へと振り向いて】

――――――っ、あああああアァァァァァッッ――!!!

【手にした妖刀を、あろうことか自らの銃創へと突き立てた。瞬間、空気が変わる】
【不思議と刀傷は血を滴らせない――すべての出血を吸っているのだ】

【アンジェルはそれに応じて、僅かに姿を変えた。髪の色は朱色から黒味を増して行き】
【瞳は空色から、やや濁った赤茶色へ。錆びたような色合いは、美しいとは程遠く】
【粗雑な荒々しさを醸し出しながら――それでも意志は在るようで、妖刀を手放し、バッヂを掴む】

【閃光の直後、其処に立っているのは少女とも似つかぬ人型の機人≠ナある】
【能力の応用――封印したものを、身に纏う形で開放するというのを、いいように使ったのだろう】

【右腕にワイヤー付きのフックが在るところを見ると、どうやら此処に在ったはずの運搬クレーンを使ったらしい】
【身長は2m程にもなる。全身を僅かに汚れた鉄で包み、目元だけはぎらりと光って覗いている】
【何時しか左手には刀――無言ながら、鬼気迫るプレッシャーを抱いて、彼女は青年ではなく―――】

二人共ッ!私はあの『鳥』を狙わせてもらうわ、わざわざ来たってことは、何かある!
術者の方は魔術を使って身を守っているし、それは私の専門外だからね――!

【そう味方たちへ叫ぶと、鳥型の兵器へ向かって、装甲に身を包んだアンジェルは突っ込んでいった】
【途中でレーザーが迫り、足下の地面が爆ぜ――それだけでなく、縦横無尽に爆発が広がって】

【当然、装甲とはいえクレーン程度の鉄の厚さでは効果が無い。所々鉄鋼は歪み、細かな破片が入り込み】
【彼女が駆ける道筋に、点々と血痕が散っていくが、当人はまさかそれで止まろうはずもない】

【ふと右手を振ってワイヤー付きフックを伸ばし、自身の二倍もある鳥型兵器を絡めようとして】
【もしそれが成功したのなら、そのまま一挙にワイヤーを巻き取り、接近しつつ妖刀で相手を切り裂こうとするだろう】
【相手は鉄以上に硬いはず。だけれども、それを切れてしまうのが血を吸った彼女の刀なのである】

【――が、最後の最後で鳥型兵器の放ったレーザーが装甲の左足を捉えてしまう】
【となれば爆発は不可避。フックが絡まれば良いが、そうでなければアンジェルの窮地は明白であった】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2013/11/17(日) 22:17:36.03 ID:USALfCMz0
>>958

【男はスライディングの不発した、しかし手をしばらく使い物にできなくしたのはいい】
【いきよいよく立ち上がった、しかし少年もすぐに立ち上がり次の攻撃を仕掛けてきた】
【少年がこちらにすばやく接近し蹴りを仕掛けてきた】
【そしてその蹴りは頭部に当たった】

 っ!

【だが男はそれを食らっても倒れなかった、いや倒れようとした体を足に力を入れて耐えた】
【脳がぐらぐらするがそんなものは気にしていられない】
【すぐさま男は少年に向かって指をVの字にし光らせる】
【それはレーザービームではない目をくらませるための技だ】
【そしてそのまま一気に少年を閃光が襲うであろう、その閃光を放った後男は少年から距離をとる】

【そして距離を開かせたのなら男は右足が膝を突く、撃たれた右太ももが血を流れさせる】

 たく、なかなか…やるじゃないか
 厄介だ、まったく

【そう悪態つきつつも再び立ち上がる】
【そして少年に向けてレーザービームを撃つ】
【だがそれは狙いをよく定めていないため、命中精度はよくはなく回避するのは容易だろう】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/17(日) 22:22:16.67 ID:nHirSowoo
>>951 >>956 >>961

(……あの動き。俺よりも断然判断が速かった―――まるで最初から、落ちる位置を知っていたのかと思う程……)
(―――予知能力、分析能力……? 解らないが、頼もしい補助役になりそうだ……!)

【自分より先に動き出す谷山の姿が、広がる視界の隅に一瞬だけ見えた。積んだ経験から判断速度には自信を持っていたが、其れを遥かに上回る速度】
【―――能力と思われる奇妙な手の力なのだろうかは解らないが、その刹那に谷山という男の「凄さ」を見出していた】
【アンジェルの俊敏な攻めに谷山の判断力、其れに自分の流水の斬撃が混じれば、1+1+1は3を超える―――そのような確信は取れたが、相手1人の力も3を超えているならば】
【魔導書から溢れる不穏な魔翌力が、その可能性を漂わせる。正義の意志を蝕んで来そうな邪悪な雰囲気が、3つの正義を喰らい尽くす事も―――あり得るのだ】

【刃に残るは肉を切り裂く感触。十分な手応えを感じていたのだが―――漂わせていた可能性が、邪悪が。彼の周りを、暗闇に染めて―――!!】

……―――なっ!? こ、これは……―――ッッ!?

【全身の毛穴を貫く邪悪に塗れた瘴気に身の毛がよだつ。周りが夜の闇とは違う、本物の暗闇に包まれつつ在るのだ。其れが段々と濃くなり、自分を閉じ込めようとしていることも】
【―――本能が此処から逃げろと語る。滑るような動きで脱出せんとするが、僅かな動揺が流水が流れ始めるのを遅らせて―――】
【抜け出したはいいが、確かに身体に闇の瘴気を浴びてしまっていた。そして急な脱力が全身の筋肉に襲いかかったかと思えば、いつの間にか勝手に右膝が地面に付いていた】

……うぉ……ッ……!? 今の……闇の力……なの―――かッッ!?

【浴びたが浅いモノなので数秒で脱力は薄まると思われるが、数秒でも身体が言う事を効かないとなると其れは大きな隙。しかも能力が無い彼にはフォローする手段も無い……!】
【困惑に脳内が満たされる中、甲高い電子音が鼓膜を震わせた。直ぐ様顔を向け危険を察するが、身体は動かない。そして起こる爆発―――今の自分では、躱す手段は―――】

―――っぐおぉぉッ、……〜〜〜〜ッッッ!!

【四肢に細かな破片が突き刺さり、インバネスコートが焼け焦げて炎を上げる。……凄まじい熱が、そして四肢に奔る痛みが彼の表情を苦痛に歪めた】
【よろよろと立ち上がりインバネスコートを脱ぎ捨て、下は黒い袴上は白の長着姿が露わになるのだが、その白が既に痛々しい朱に滲んでいた】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/17(日) 22:31:40.42 ID:yy/5lLEho
>>959

なんだ、GIFT≠チて言っても一枚岩じゃないみたいですね…………。
その点は、少しだけ安心しました。宗教じみた雰囲気って――――好きじゃないので。

【聞き慣れない単語を含む男の言葉に浮かべるのも、やはり笑顔で。だがそれは、今までのただ在る≠セけのものではなく、ある程度本心のものだった】
【組織の内情を類推しようとする、少年の言葉。まるで品定めでもするような調子のそれには、少年がここに来た意図が浮かんでいるだろうか】
【この少年は何故こんな危険な場所にまで来て、GIFT≠フ内情を知ろうとしているのか――――】

ええ、お察しの通り学生です。ここに来たのはまあ…………体験入学みたいなものかな?
実は最近、こちらに勧誘≠受けちゃったもので。どうしようか迷っていたんだけど…………。

…………どうやら、あなたからGIFT≠フ詳しい内情を知るのは難しそうだけど、収穫はあったみたいです。
あなたと話すのは――――とても、楽しい。

【――――将来の進路を決めるための、視察。学生にはありがちだが、しかし血塗れたこの場所に赴くには、あまりに軽すぎる動機だった】
【滔々と語られる男の理想に絆されたように、少年は一歩男へ近づく――――転がる死体を、物とも思わず踏みつけて】
【数学は得意じゃないんだけどなぁ、なんて呟く平凡な言葉も、その平凡さ故にひどく捻じ曲がって聞こえるだろうか】
【男の言葉が、まるで教師の声のように少年の中に響き渡れば、漆黒の瞳が僅かばかり白熱したように輝く――――】

ええ、そうですね。すみません、長々と。
――――そちらの準備も、整ったみたいですし。始めましょうか、戦争≠チてやつを。

【自ら心臓に突き立てた黒い刃と、直後に燃え上がり始める男の体に、泰然自若としていた少年も流石に瞠目するが】
【それが呆気のない幕引きではなく、むしろ幕が上がる合図なのだと気づけば…………少年の様相に、変化が現れるだろうか】
【燃え上がる炎を受けて、漆黒の表面が緑色に反射する。その円の中には、人に在らざる横長の瞳孔≠ェ男を見据えていて】
【小太刀を握る両手の爪も、不自然に尖って伸び始めている。少しづつ――――人間から、妖怪≠ヨと近づきつつあるのだ】

【…………少年は、燃え残ったように立つ黒い骸骨へと攻撃する様子はない】
【だが、決して戦意を失ったわけではないのは、銀色にさざめき始めた周囲の風が証明しているだろう】
【それは文字通り、嵐の前の静けさか――――妖気に手繰られた部屋の空気が、丸ごと横回転≠始める】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 22:37:38.07 ID:TsTEMHjT0
>>962

ッッ倒れないだと!?
しまッッ!目くらましか―――ッッ!前が………ッ!

【相手が蹴りによって倒れなかった事に驚愕し、たじろぐとそこに青年の放った閃光が迫り、モロに受けてしまう】
【一時的に視界を奪われ、身体をよろめかしたヨシュアの元へ青年の放つレーザービームが腹部に直撃し、そのまま壁に叩きつけられる】
【ヨシュアは鉄くずの山に埋もれながら、口から、腹部から帯びただしい出血をして、がくりとうなだれるが、ピクピクと銃口だけを未だ向ける】
【既に瀕死だが………まだその眼から戦意は失われては、いない。】

………厄介はこっちのセリフだよ全く………ガハッッ!

だが、まだだ………!喰らえ―――オーバーヒート………≪風撃疾走/エアリアル・ブラスト=竅c!

【ヨシュアが構える二つの銃口の前方に二つの魔方陣が現れ、そこを中心に一気に魔翌力が集約されていき、そして】
【ドゴォォォォォォォォッッ―――!という凄まじい轟音と共に魔方陣から風の魔翌力が青年に向けて一気に解き放たれるッ!】
【風の魔翌力は凄まじい威力を以て周囲の瓦礫を巻き上げながら青年へと迫っていくッ!】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/17(日) 22:37:42.63 ID:5eCWZxA/o
>>956>>961
「ああそうかよ。――――知るかボケ。
俺は不幸だから何してもいいんだって? それこそ大馬鹿だ、馬鹿野郎が。
誰もオレのことを理解してくれない、理解してくれるのは同じ境遇の仲間たちだけなんだって? あんまり笑わせんなよ。
――――生まれや育ちが酷かろうが、今のお前を選んだのは、テメェだろうがよ。それを誰かのせいにするその根性が――気に入らねぇよ
気の毒だぜ、お前のことがな。――ただ、エゴで戦うというのは同意してやる。俺がテメェの敵なのも俺のエゴだかんな」

【男がわかるまいと叫び、谷山は迷いなく知るかと返す。無責任なのではない、究極的には、誰も誰のことも理解できない事をしっているから】
【だから、この世の誰かが自分の事を理解してくれない、この世の何処かに自分を分かってくれる人が居る。そういった思想に青年は反吐を吐いた】
【谷山とて、光の中で生まれた人生ではない、光の中を歩んだ人生ではない。この異能の生まれだって、憎しみとともに芽吹いたものだ】
【だが――それらの事を総て背負った上で、谷山は今ここに居る。GIFTの敵でいる。――それが、きっとこちらとそちらの違いなのだろう】

「ああもう。俺に出来るのは逃げるのと嫌がらせぐらいだっつーのによォ!」

【視線をしたへとずらし、銃口の向きと己の座標を思考する。そして、引き金を引く前に射線から身体を退かそうと足を駆動させた】
【脇腹に魔弾を受けて、谷山の表情が歪む。己の中の本質≠打ち据えられる、嫌な激痛が身体を突き抜ける】
【足が止まりかけるが、左腕からほとばしるノイズが一瞬こめかみに触れて――跳ねるような異様な動きで青年は地面を転がって回避を成した】

「…………ッ…………舐めんじゃねェよ!!」

【ふらつきながらも地面から無理矢理に跳ね起きて、谷山は左手を己の額へと伸ばし、ノイズを己の頭部に叩き込んだ】
【――脳へと異能で干渉する事で、物理的苦痛を取り去ったのだ。それでも、神経で感じていない苦痛は潰しきれないが】
【だが、それをねじ伏せる、ねじ伏せられない筈が無い。この程度の苦痛ならば――味わったのは一度や二度ではないから。だから、退かない、退けない】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/17(日) 22:38:12.56 ID:5eCWZxA/o
>>956>>961>>963>>966
【軽く頭を振り、脂汗を散らしつつ――視線の先に落ちた鉄の巨鳥を視界に収めて】

「…………ヤバイなオイ」

【単純に、恐怖するでもなく現実逃避するでもなく。現実を真っ直ぐ目の当たりにした上で、冷静に判断する】
【――これは、ヤバイと。要するに、デカいものは強くて、強いものは何が有ろうと結局強いのだ】
【故に、でかくて頭部からレーザーを放つそれは、強い。そして谷山が取った手段は――前進だった】
【レーザーの発射前の駆動音、そして首の方向と可動域。それらから、レーザーの軌道をそれとなく逆算。首の可動と同時に――前へと駆け抜ける】
【レーザーの下をくぐり抜けるように、四肢をほぼ地面に接触させた、獣のような四足の疾駆。その動作でもなぎ払うようなレーザーは回避しきれない】
【右肩にレーザーがかすり、袖が焼け落ちて――肩から先の、人とは思えないワイヤーフレームの右腕が完全に発露し――陶器がひび割れるような音響が響き渡った】

「――俺が引き受けようかと思ったが――了解ッ!!
クレーンは……あと何機か有ったか……!? 取り敢えずオマケは受け取っとけ!!
………ッオオォォォォォォォォアァアァ――――――ッ!!」

【爆風を背に受けて――瓦礫の破片を一応ながらも防刃処理をしたジャケットの背に打ち込まれつつ、前へと加速する
【迷いなく鳥の翼の下を潜って谷山は加速し――翼の真下を通った時点で指先からノイズの針を3発発射しておく】
【ノイズの針に含まれていたのは、周囲の光景を歪ませるほどの膨大なゴミデータ≠フ集まりだ】
【鳥のシステムの強度がどれくらいにも寄るが、人間の脳≠ニいう最高レベルのコンピュータを活用したDOS攻撃、数瞬でもシステムをビジー状態に出来れば】
【火力や武力での支援が出来ない谷山なりの、少女に対する置き土産で――確実な勝利の為に積み込んだ、一つの布石だ】

【流れる視界を異能で補正しつつ、他のクレーンの位置と、運搬用のカートなどの機械類の場所を確認していき、頭に叩きこんでいく】
【視線の先には――魔術師が1人。左拳を振りかぶり――谷山は、駆ける。何時だって駆けてきたその速度を緩めること無く、前へ】
【奔る肉体が残す軌跡は、紅。背から吹き出る鮮血が――谷山の移動したルートをこれでもかと主張していた】

「――――アートマンHello World=B…………融合発動ッ!!」

【そして、駆ける谷山が――変貌する。一瞬全身をノイズが包み込み――、頭が痛くなるような金切り音が響き渡り】
【ノイズが晴れる頃には、髪の色は異様に輝く蛍光グリーンへと染まり、その右目もまたノイズを散らす無機質な光を湛えていて】
【人のものとは思えないワイヤーフレームの腕の虚ろな内部には――膨大なデータが詰め込まれることでその空虚を満たすこととなる】

「瑛月。俺が隙を作る――だから、止めは任せるぞ」

【剣士と並び立つ、異形の能力者。気配に敏いものならば理解できたかもしれない――この青年が半ばほどまで人間ではないことが】
【少なくとも、その右目と左腕は。生命のそれではなかったろう】【だが、そんな事は関係ない】
【今大切なのは、この力と仲間で、なんとか相手と渡り合う必要が有るということ。それだけだ】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/17(日) 22:38:35.78 ID:hCOR8zVoo
>>952>>953

【アイ・コンタクトを取って、互いに仲間であることを意識しあう二人を前に、悠然と立ちふさがるGIFTの技術者、サイファー。】
【確かな知識とそれを操る技量を持ちえていながら、内に秘めた性格は凶暴と呼ぶ他なく、まさに"冷酷非常"と言えるだろう】
【二人を前にし一歩も引くことなく、むしろこの状況を心待ちにしていたような、そんな表情すらも見せる程であって―――。】

 はっ、ははははッ!! いいぞニンジャ、幼きニンジャッ!! 科学で証明できないもの、だと? 哂わせてくれるッ!!
 世界は理の上で成り立った然るべき"仕組み"を以って構築されている、言わば箱庭だ。
 絶対の法則が存在し、人はそれに科学と名をつけたのだッ! 故に世界の全ては技術で成り立っていると同意ッ!

 技術が追いつきさえすれば、全ては証明可能な矮小な世界に生きているのだよ、貴様も貴様も貴様も貴様もなぁぁぁッ!!

【おおよそ、科学者とは思えぬ夢のない発言。全てが技術で成り立つのならば、そこに人の意思など介在しないと言うのだろうか。】
【殆ど呪詛にも等しい、そんな言葉を吐き捨てて。少年の言葉を嘲笑う姿は、科学の生んだ悪魔の化身と言っても差し支えない。】
【しかして、激戦の火蓋は斬って落とされた。鉄球、そしてSUPER8を回避するその様を、『ほう?』と面白げに見据えるサイファー。】
【だがその余裕な表情とは裏腹に、少年の身の裁き方―――もっと言えば反応速度と、トップスピードの素早さに感嘆していた。】

 (―――……バカな、斬り裂いただと……? SUPER8が四つも同時に、くっ……止むを得ん、先に叩くならばこの忍びだな。)

 (しかし逆に言えば、もう一人の男は放って置いても問題なかろう、なにせ"彼"は―――……)

 くっ、ふ。ふふ、ふふふ……あっははははッ! 冗談だろう? 君が玩具屋だと? あっははははは!
 何故玩具屋如きが戦場に躍り出たのか、聞きたいところだがお前には此処で死んでもらう、理由は天国で叫べ!私に聞こえるよう大声でな!

【―――嘲笑った。ギアが、子供のために玩具を売る存在であることを。この女は、非道にも、哂った。見下し、侮辱した。】
【もっとも、それで終わりではない。破壊された四つは別に、ギアのほうへと飛来した残りの円盤が、再びねこまるへと向かう、が―――速い。】
【創造だにしない速度、ギアを侮蔑の視線で眺める傍ら、一瞬反応が遅れたサイファーは、先ほどの鉄球に続き一太刀、脚部を切り裂かれた。】

 なっ―――くううっ!? バカな、なにをどうすればそんな"イカれた速度"で移動を……ええいっ! 小癪なッ!!
 切り裂けッ、SUPER8ッ!!そのニンジャを真っ二つにしろッ!!

【命令が遅れるが、改めて、こちらへと向き直ったねこまるに対し側方より二つずつ、左方と右方に分かれて円盤が飛来するだろう。】
【もちろん、攻撃はそれだけではない。サイファーはもう一度、鋭い眼光を滾らせて―――瞬間、またも"発光"。銀の光が差し込む。】
【周囲が閃光に包まれていく、その直後―――ここで、予想外の事が起きた。一瞬、動きが止まったのだ。正確に言えば、光も途切れる。】

                                【これは―――?】

 ―――クッ!? なんだ、この……粘液、は……ッ!! 邪魔だッ!! 私の体から、離れろッ!!

【そう、それはギアが放ったスーパーボールが着弾し、彼女の体にへばりついて、拘束の作用を成した故におきた現象。】
【銀の光は一瞬、途切れて。何かを再び"呼び出そう"としていた彼女のそれが、一旦、"崩れて"―――崩れる、とはどういうことか。】
【つまりだ、これは決して召還の能力などではないのだ。動きが鈍ったことで能力も鈍り、その瞬間を睨むようにして観察していたギアならば】
【気付く事があるかもしれない、瞬間的におきていた武装の"呼び出し"、これは出現しているのではなく―――"生成"されているのだ、と。】
【銀光は再び収束し、また新たな武装の形を成していく。これは―――"重火器"、か?】

                           ―――"ショート・サーキット"―――

                       第二段階、超高圧収束式光線銃『MEN IN BLACK』

【現れたそれは、巨大な銀色の重火器の形をしていて。瞬間、その銃口が赤く輝き―――発射。】
【放たれる強烈なレーザーは、ねこまるを正面から狙う!ギアには向かわない、これは、チャンスか。】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/17(日) 22:49:39.51 ID:0NLLVuI60
>>957
【再会は嵐の様に。交わされる言葉は銃火の様に――――それぞれの求める現実の違いが激突に変わる、】
【守るべきもの。破壊すべきもの。違いは、そんなもの。かの夜の結末を持ち越す様に、ついに意志は解き放たれて】


……平穏を生きる筈だった人たちが、可能性を活かせず……無駄にしていた……?

【悪魔の紡ぐ激情の言葉。嘲弄とも聞こえるその響きに、剣士は不意に沈黙に沈んで――――――抜き放つ様に齎される解放、】

……心も魂も捨てたかたちが、人の可能性だというのなら――――――
そんなものは夢想(ゆめ)ですらない、呪いとして此処で終わらせる……!!
勝負よ邪禍、この護り手(つるぎ)の担い手として……ッ―――――――!

【怒り――――――邪禍の憤りとはまた意を違える、ひととして血の噴き出す様に放たれる感情、】
【彼に仲間があるのかなど判らずに。守るべきものを踏み躙られたその無念を剣の業で包む様、研ぎ澄ます意志を以て刃を振るえば】
【手応えは異形/金属音さえもなく霧に跳ね返る“切断”の刀身、】


(――――――ッ!?)

【反射――――――――!? 記憶に残る魔の蛇の力、その顕現を刀の返る手応えに確信する。自らの腕にベクトルを封じ、勢いに予感した自傷を防いで】
【だがそれは、リザードマンの退避と再照準とには十分な猶予を生み出していた。放たれる弾丸が剣士を襲う、】

…………ふっ、……――――――――!

【砲弾を三発までは軽快な一歩で躱し――――― 唯一発を跳ね上げる様に斬り墜とし両断、銃弾の勢いそのものを相殺することで空中で停める】

【恐らくは次段たる反撃の布石であり、僅かな時のみに影響を残す筈の行動。自由落下に牽かれるまま弾体が降下すれば、秒瞬と待たずに地に到るのだろう】
【だがそのために生まれる/攻撃の停まる一瞬は彼らにならば十分な猶予――――双方の思惑が交錯する致命的な一瞬は、加速度的に足音をたてて】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 22:58:34.01 ID:j9YqL65Vo
>>964

ま、偶には祈るもの…悪くは無いと思うがね

【そう言って、狡猾な蛇のような目を細めて微笑を絶やさなかった彼は】
【今は見る影もなく、メラメラとその身を業火の中で燃やし尽くしていた】
【治まった火から彼は立ち上がる。黒い骸骨となって。テーブルの縁を掴むとそれを焦がした】

【ガチャリ、ガチャリと金属のような擦れさせるような音を鳴らしながら、彼は身じろぎをする】
【将官の黒い制帽。銀の髑髏の装飾が付いている。そして制服と、乗馬ズボンとブーツも黒に揃えられていて】
【左胸に沢山の略章やバッジが括りつけられていて、右胸にはナイフが突き刺さったままだ】
【まさに将校らしい、灰から生まれたにもかかわらず汚れのない制服。首元の黒い十字の勲章が鈍く光る】
【しかしその指先、手先、そして顔は骸骨そのもので、黒い金属の様に何も生命感が無かった】

未ダ……会話……ガ………ムズカ……難しくて…ナ……すマナイ……

【先ほどの男の声が調子はずれのラジオのようにどこからか聴こえる。骸骨から発しているようだが】
【その口も動いては居ない。一歩、前へガチャリと歩いて。中世の騎士のように礼をする】

……静か……ダナ……何故…カ…

【そう言って、彼は片膝を立てながら床に手をついてしゃがみこんだ】
【ジリジリと床に手形を焦がしてつける。ギリリと金属がこすれた音がなると】

――――Angriff!!!

【声がどこからか挙がる。呪文でも叫びでもない。彼に下された”命令”だ】
【さすれば、この黒衣の骸骨は地を蹴って部屋を真っ直ぐ直線に余計な事をすることもなく】
【人間外れのスピードで跳躍して、少年へと真っ直ぐに迫る】
【悪魔が人間を襲うかの如く、腕を振り上げて、右腕の拳を固めて全身で振りぬくつもりだ】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 23:04:00.43 ID:FRQ6/zKCo
>>960


【背後から足音が聞こえても、急いで振り返るような事はしない】
【ただゆっくりと、落ち着いた動きに変わりはなくて】

……所謂“正義の味方”のようなやり方をしたところで結局争いは消えませんわ
しかし圧倒的な、反乱を起こす気すら起きないほどの力を持った支配者がいれば、無益な争いなど起きないでしょう?

GIFTの目標である“楽園”の成就、その為なら多少のリスクも厭いませんわ……


……生憎、貴方と仲良くする気などありませんわ。
愉しみたければお一人でどうぞ。ただし彼岸で、ですが

【フィンガースナップの音に反応したように、リリーの肩に白い彼岸花が現れて】
【しかし、炎は足元から。火柱に飲まれてしまったかと思えば―――――】

くっ―――――!下らない真似を!

【後ろ側、距離を開けるようにその姿が飛び出した】
【その仕組みは簡単、背中に生じた蔓が地面に突き刺さり、それを引き寄せる事で身を飛ばしたのだ】
【けれど、無論無傷ではない。ゴシックドレスも焼け焦げて穴が開き】
【手袋が焼け落ちた左手を始めとして、至る所に火傷が見える】

“殺し”など私にとっては過程に過ぎませんわっ―――――!
目標を成し遂げること、それこそが全て!

“能力に頼ってきた”私の得た力、その身で味わいなさい――――
―――――《百禍繚乱・宵闇小径》!!

【不意に、辺り一面に濃密な魔力が広がる】
【それは地面を埋め尽くすほどの、黒い彼岸花となって。それが消えれば、生じるのは闇の魔力の濁流】
【それはまるで黒き龍のように、彼を飲み込もうと直上より襲い来るだろう】
【飲まれたとしても、外傷を与えはしない。しかし全身に鈍い痛みを与え、その身を苛む事となって】

【避ける事ができたなら、或いは耐えられたのなら、そこにあるのは大きなチャンス】
【この技を放つ為に大きく魔力を消耗したようで、また先の負傷が響いて、その隙は明らかで】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage sage]:2013/11/17(日) 23:09:35.79 ID:USALfCMz0
>>965

【少年の戦意のある眼】
【男は厄介だと思う、なぜならこのタイプは一回倒されてもまた立ち上がってくるから】
【ならば早めに叩き潰しておく必要があるそう思い、実行しようとすると】
【少年の銃の前方の魔方陣から風の魔翌力が解き放たれた】

 なぬ!
 ぐおぉぉぉぉっ!!

【男はそう叫び風の魔翌力に吹っ飛ばされる】
【そしてそのまま瓦礫にぶち当たり、さらにその風の魔翌力に巻き込まれた瓦礫が男がぶつかった瓦礫に降り注いだ】
【そのまま瓦礫に男は埋まったが】

 これで、終わると思ってんのか!

【そのように言って、レーザービームーを狙いをつけずに発射し】
【さらに光の剣で瓦礫を吹っ飛ばして、なんとか復帰する】
【体は腕や足などから切り傷がついてるがそんなものを気にしてはいない】

 たく、今度で決めてやるよヨシュア・セイクリッド
 ここで、終わらせてやる

【男はそう啖呵を切った、その目はもうだるそうな目から殺気に満ち溢れている目になっていた】
【そして、そのまま再びヨシュアに向かってダッシュする】
【とはいえ太ももからの激痛に耐えながらであり、その速度は先ほどのダッシュよりも遅い】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 23:10:08.16 ID:TsTEMHjT0
>>961

ッッ―――!?これは………これはまるで=c……ッ!
いや、本質的には違うはずだ―――だが近いものを感じる………ッ!

【アンジェルの変貌と血を吸った刀を見ながら一瞬驚愕したように眼を見開いてそのように口走るが】
【すぐに冷静さを取戻し、何かを分析するようにアンジェルの行動をじっと見つめていくだろう―――真意は不明だ。】

【そしてレーザーを放った後の鳥形兵器はアンジェルの放ったアンカーに絡め捕られ、そのまま引き寄せられる】
【そのまま刀によって切り裂かれ―――右側の装甲翼が破壊される、これで再び飛翔する事は出来なくなっただろう】

              ギィィィィィィィィィィィィィィッッッ―――!!

【だが鳥形兵器もただやられるだけではなく、アンジェルの両肩に向けて両脚部の鋭い爪を使って抉ろうと攻撃を放つッ!】
【その鋭さはかなりのもので、たとえ装甲を纏っていたとしても直撃すれば貫通してしまうだろう】

>>963

………ハァ…ハァ……どうした無能力者、君の力はその程度のモノか?
それでは―――私程度に勝てないようではこの先の―――あの魔人≠倒す事は出来んぞッ!!

【身体から血を流し、息を荒げながらも中邑へと挑発的な言葉を送る………魔人≠ニはこの男のさらに上の存在の事だろうか?】
【現段階ではそれは分からないが、互いにダメージが蓄積してきたこれからが本番という事になりそうだ。】
【フリードリヒは魔術防壁を解くと、再び銃口を中邑へと向け、そして】

抗って見せろ―――貴様の信念の刃はまだ折れてはいないのだろう?

            波動振動弾装填―――。≪フォビドゥン・ショット=窿bッ!

【そして中邑へと放たれるのはただの弾丸ではない―――通常の弾丸と異なりもともと座標を設定しそこへと向かう弾丸≠セ】
【指定された座標は中邑が立っている場所………そして放たれた弾丸がその地点に到達した瞬間―――弾ける。】

【弾けた弾丸は、波動振動弾=c……空間そのものへと波動振動を伝え、周囲の空間を歪みの磁場で震えさせるというモノだ】
【直撃すれば身体の内部まで響く波動振動を受けてしまう、直撃を回避できたとしても波動振動は周囲の空間へ伝わる、かなり大きく回避しなければならないだろう】

>>966

………ッ!知ったような口をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!
―――いいだろう、貴様のエゴを、私のエゴで踏み越えていかせてもらうぞ………!

【一度谷山の言葉に激昂したように言葉を荒げるが―――少し間をおいてから落ち着いたように息を整える】
【そしてその眼には谷山を倒すという意志≠ェ強く宿っており、今までにないほどの敵意で谷山に相対するだろう】

【―――ゴミデータはアンジェルにワイヤーで拘束された鳥形兵器に突き刺さり、それを受けた兵器はギィと呻くように電子音を鳴らす】
【先ほどからのデータの攻撃が効いているのか、動作速度はかなり低下しているように見える。】

フン、前に出てきて何かできると思ったか?
そのまま地獄の痛みをその身で受けろッ!!―――≪亡者の狂宴/ヘルハウンド=窿bッ!

【自身の前に出てきた谷山に向けて、左手の魔導書で詠唱し―――不気味な魔翌力を解き放つ。】
【現れるのは半径1m程の暗黒の沼、それが谷山の足元に出現し、その中から無数の亡者の姿が這い出してくるッッ!】
【亡者の集団はまるで久しぶりの食料を見つけたと言わんばかりに谷山の身体に噛みつこうとするだろう、だが出現しているのはあくまで暗黒の沼の中だ】
【そこから抜け出せば逃れられるが、果たして………。】

>>ALL

           ギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィァァァァァァァァァァッッ―――!

【アンジェルに攻撃を仕掛ける途中で、鳥形兵器はその翼から二つのアンカーを屋上へと発射する】
【そしてアンカーが突き刺さった瞬間、屋上全体に強力な電磁波が放たれる―――ッ!フリードリヒはそれと同時に屋上の縁へと飛び退く】
【電磁波を受ければ肉体を焼かれる激痛とスタン効果を喰らうが、フリードリヒ同様に何かオブジェクトの上などに飛び退けば回避は可能だ】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/17(日) 23:15:02.41 ID:WrjUB+E50
>>953>>968

【―――辺りに散らばる破片を見た所で、何の違和感も感じなかったのは勿論、彼を知っていたから。】
【"UNITED TRIGGER"に所属している人物、其れも加入したばかりのメンバーとなれば、記憶に新しい。】
【少年の"仕事"は諜報が大部分を占める。その辺りの情報は全て、嫌でも頭の中に入っているという事なのだろう。】

【ギアの悲鳴を聴き取ったのなら、少年は思わず其の方へと顔を向け、其の安否を確認するだろう。】
【鉄球が、刃が、彼の身体に刻み込まれる其の姿を認めたのなら、少年はマズい、と顔を顰める。】
【―――然し。ねこまるとギアの其の間には、彼女を挟む相応の距離があった。】
【今更無防備に向かった所で、其れこそ2人は格好の的、共倒れになるだけだと判断して。】

【今の少年には、何も出来ず。だとすれば此の先、自分がどう行動すべきかを、考えるしか無い。】
【―――自分には、天性の身軽さが有る。そして彼には、何が飛び出すか分からない其の意外性がある。】
【だとすれば―――。自分は相手を翻弄させつつ、彼を庇う動きが最も適切なのだと、少年は発想する。】


うるさいうるさいっ! しょうめいできない物はそんざいしないと、しょうめいはできないはずだっ!
ぎじゅつがいくら進歩しても、それはかわらないぞ! 


【少年が反論として用意したのは、子供らしい水掛け論である。】
【最早彼女は相手にさえしないだろうか。然し彼女の台詞、少年は何一つとして認めようとしなかった。】

【オーラの様に纏っていた彼女を包み込む閃光が、途切れる。然し彼女の背後しか見る事が出来ず。】
【何が起きたのかは、分からない、―――筈だった。彼女が大声でご丁寧に、現状の説明を施したお陰で、】
【少年は理解する。"粘液"というのは、恐らくギアが放った何かなのだろう。だとすれば、"今"。】
【―――今こそが、戦況を大きく変えるチャンスだった。少年は迷わず、其の一歩を踏み出して。】

【……閃光とも言うべき其の姿が止まったのは、―――彼女の反撃を、其の巨大な光線銃が目に入ったから。】
【そして少年が気が付いた時には、既に銃口は光を帯びており―――。一瞬の間も無く、レーザーは放射される。】
【大幅に反応が遅れた。彼女と距離を縮めていたと言うのもあり、少年は其のレーザーを避けきる事が出来ない。】

【瞬間、其の銃口の直径からレーザーの其れを想像する。】
【今、自分の体勢と照らし合わせ、最も被害を最小限に食い止めるには―――?】
【―――左肩、だった。身体の向きを変えた瞬間、光線は少年の左肩を貫き、少年は其の場に崩れ落ちる。】
【当然、小さな身体には穴が開き、其処から鮮血が溢れる様に吹き出してきて。】

【少年は右腕で、何とか身体を起こす。左腕はブランと既に其の精気を失っていたが、】
【其れでも少年の眼は燃えていて。両足を屈め、異常な高さ、5m程跳躍してみせたなら、】
【粘り気に苦労している彼女に、背後からクナイを二つ、彼女の身体中心目掛けて放つ事だろう。】

【そして其の後。跳躍により彼女に接近した少年は、先程の発想通り、気を引く為の近接戦を試みる。】
【先ずは落下する時に得られるエネルギーを最大に活かし、忍刀で彼女を真っ二つに斬るかの如く振りかざし―――。】

975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/17(日) 23:20:25.20 ID:TsTEMHjT0
>>972

―――まだ、立ち上がるのか………!?
………グッガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!

【相手へと攻撃が直撃し、完全に倒したと思った矢先放たれたレーザーで右胸を貫かれ、絶叫する】
【虚ろな瞳で相手を見つめ、まだ立ち上がる相手に驚愕の感情を向けるが………ヨシュアもまだあきらめてはいない】
【再び震える指で銃を構えると―――先ほどで大量消費した魔翌力を強引に、命を削る勢いで再び銃へと集めていく………ッ!】

吹き飛べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!

         全魔翌力解放・照射ッッ!!≪獅子王碧閃/ライオネル・クルセイド=窿bッ―――!

【銃の内部で限界まで螺旋を描くように循環、増幅した魔翌力は銃口から二体の碧い獅子を象って発射され、青年に迫る】
【全ての魔翌力を込められた一撃はまさに全霊、鉄くずや兵器の残骸を破壊しながら青年に向けて真正面から迫っていくッッ!】

         【威力は言うまでもない―――果たしてGIFTの戦士はこの一撃を超えられるか…?】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/17(日) 23:27:04.41 ID:oE2tOPuyo
>>971

【どんな状況になっても目の前の彼は僅かな表情も見せず】
【白塗りの仮面を、下卑た笑みの形に染めているだけなのだから】
【ようやく見せた貴方の傷跡に、更に強く口角を釣り上げる】

【貴方にダメージを与えた火が掻き消えるだろう、役目を終えて果てる】
【だが油断も大きい、一つ一つ嬲るように攻撃を与える彼】
【次の攻撃に移行する前に、周囲の濃い魔翌力の感触にようやく気づくのだろうか】


下らない?ヒャハハハ!!ジョークだよジョーク!!鼻で笑って済ますもんだろ?
お転婆な少女から見目麗しい淑女になるにはそういう作法は必須だぜ?
ほうらさっさと意味を見出さなきゃなぁ愉しい戦いだって言えるようにしなきゃ
テメェの嫌いな無益な戦いでしかないぜ?これはよ!!

ハーッハッハハッハ!!どうしたどうしたぁ?それで全力かよ!
この程度の彼岸花テメェの指みたいに踏み潰して――――――ッ!!


【判断が一歩遅れた、周囲に咲き誇る彼岸花にさしもの彼も気を取られた】
【その光景はさながら、天国と地獄の間、咲き誇る辺獄の花弁にもに似て】
【二つの果てが交錯する混沌の最も美しい世界に見えたから】

【笑みが消えた、上か――――――声が響き、彼が頭上を見上げたなら龍が彼を飲み込んだ】
【黒が彼を覆い尽くす、まるで筆で彼を塗り尽くしたかのように】
【人一人ぐらいならば余裕で、その龍は穢し尽くせるのだろう】

【きっと想像よりも深く酷く鈍い痛みが彼を襲っているのだろうか】
【生きながらにして生皮を剥がれるがごとく、ゆっくりと重力で押しつぶされるが如く】
【声すらも聞こえず、ただひたすらに、黒だけが彼を塗り潰していって――――――】





――――――――――――Circus Maximus


【刹那、黒が爆ぜるだろう、否、黒き龍に包み込まれた彼の手元から一陣の雷≠ェ奔った】
【その速度は非常に疾い、先ほどまでの焔の攻撃とは比べ物にならないほどに】
【それでいて高い貫通力を持つ、その雷撃が貴方の身体に向けて放たれるだろう】

【やがて、黒が溶け彼の姿が顕になるだろう――――――】
【表情に笑顔はない、かくんと膝を折り、脚を肩幅に広げて立つ彼の姿が】
【そこにはあるのだろう】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/17(日) 23:28:00.94 ID:35/0zhPzo
>>969

「――"平穏"とは、つまり道を進むことをしない"臆病者"の事だろォ?」
「文明が急ゥ速に発展した時、世ェ界には何が起ォきていた?」 「"戦う相手"があってこそだ、"混沌"があってこそだ、世ェ界が進むのは!」
「ヒャハハハ、そォれにな、――俺様は、"魂を捨てろ"とは言ってねェ、"魂に見合う肉体"を渡す――」

「――そォの身に叩きつけてやろうッ!」 「テメェーが相容れぬ混沌こそ素ゥん晴らしいものだと言う事をなァァアアーーッ!!」

【相手より放たれる感情、それはこの悪魔を突き刺してきて、だからこそより反発する】
【――求めるモノのベクトルはほぼ正反対の向き、どちらも譲る事は出来ず、相殺を許さず、だからこそ対立する】

「ちィ、防がれたか……!」 「弾幕が薄ィぞ、何やってんだッ!!!」

「リザードマン――否、"E・リザードマン"!」 「"進化の虹の魔力"をこォォれでもかと喰ゥらわせたんだ、計ェ画に遅れが出ェるくれェには……」
「――そォの結果を、確り出して貰わねェーとなァ、対価に見ィ合わねェェエーーんだぞ?」 『グゥッ』

『――ゥゥギャアアアーーーーオッ!!』

【その身に降りかかっていた反動を殺しきれば、一際大きく雄叫びを上げて――体中から虹の魔力が噴出される】
【――気づけば、その身体からは羽毛が生えていた、けれど鱗の防御力は残されていて】
【その体勢はまるで恐竜のように、鳥のように変化していて、がっちりとした脚の指と爪は太く鋭く――腕からは無数の羽根が生えていた】
【――爬虫類と鳥類は進化という線で繋がっている、恐竜はその間とも考えられなくもない――そういうことなのだろうか】

「ほォう……順当な進化順で来ゥるか……――まァー良い、殺れェッ!」

【さて、見た目が変わっただけならば"進化"の必要なんてまったくもって無い――】
【――明らかに、先程よりも安定している、そしてフットワークも鋭く、パワーも上がっている――僅かな挙動からもそれらが読み取れるだろう】

『グァルッ!!』

【それは"進化"と呼ぶにはあまりにも速すぎた、そして、次の行動をとるのも――"速い"】
【まず、リザードマン――今はそう呼ぶのが不適切かもしれないが、とにかくそれが右腕を振るうと】 【斑模様な羽根が幾つも飛び――相手を襲う!】
【威力、速度共に先程の弾丸に比べれば大したことはない、羽根一枚は"鱗一枚"と大体同じ強度である】

【――問題はその後。】
【体勢が低くなったことも影響し、地面に手をつけることが容易となっていた、――振るった勢いのまま素早く右腕を地面につけ、それと両足の力を使い、"跳躍"】
【勢い良く跳躍すれば、担いでいた武器を両腕で持って――相手の頭部めがけて振り下ろすッ!】
【動きに支障をきたす程の重火器となれば、その重さだって相当なもの。――頭部に直撃してしまえば、意識がどうなるかの保証どころではない】
【幸い――このリザードマン、"進化の力"を貰っている割にはそこまで知能は高くないようで、動き自体は真っ直ぐで、素直である】

【――悪魔は、上空に向けて左手の銃を撃った】
【そして、上空3m程の位置で炸裂する弾は、やはり黒い霧を生む――その半径はおおよそ25cmで、それ以下にもそれ以上にもならない】
【性質は、先程の霧とまったくの同一。――故に、敵の攻撃ならば一度だけはね返すが……この位置では、盾にはなり難いが……】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/17(日) 23:29:35.98 ID:yy/5lLEho
>>970

【生まれ出でた、不気味な骸骨の将校の姿――――その様相に、構えた小太刀にも力が入って】
【かすれたように不安定な口調の中に、確かにそこにいた男の残滓を感じ取ると、少年は口元の笑みを消すだろう】
【男の謝罪に対して、構いませんよ、という何とも暢気な返答をひとつ。そしてそれだけ言うと、完全に口を閉ざしてしまう】
【一瞬でも油断すれば、一撃で持って行かれかねない。自身もまた人外≠フ側へ半身を漬け込んだ今だからこその、直感――――】

――――ぐぅ………………うっ!!

【その予感があったからこそ、少年は尋常でない速度で迫る黒い塊を見逃すことはなかった】
【骸骨の駆動力もまた人外であることを察した少年は、振り上げられた右拳を真っ向から受け止めるのを諦め、男の右脇へと飛び込んで回避を図るが】
【攻撃速度が、予想よりも早い。身を屈めるのが僅かに遅れ、熱の鉄拳は少年の右肩を僅かに灼いていくだろうか】
【だが少年も、そこで怯む事はなく――――痛みに耐えてすぐさま振り返り、逆手に構えた小太刀で男の背中を袈裟に斬りつけようとするだろう】

【…………高熱を放つ男の体に近寄るのが悪手であることぐらい、少年も解っているはずで】
【ならば何故、銀色の風≠使わず直接攻撃に出たのかと言えば。その答えは、ばたばたと靡き始めた国旗の残骸を見ればわかるだろうか】
【妖気の銀色が霧のように部屋を覆い始め、不自然な横回転≠フ風の流れは、その回転速度を増しながらこの作戦室全域を覆い尽くそうとしていた】

【次あたりで、何か大きな攻撃を放つつもりだろうか――――】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2013/11/17(日) 23:30:45.73 ID:inBQuMgCo
>>974
【ギアは、知られているとは知らない。忍者という存在の奥深さを、全く知らなかった】
【しかし、彼が相当の実力者であることはわかる。彼がこちらに目を向け、表情をゆがめれば、大丈夫だと頷きを返す】
【彼の足を引っ張るわけにはいかない。ここは戦場だ。一瞬の判断が生死を分ける】

【彼の判断は正しい。自分のことは、自分で対処せねばならない。でなければ、共倒れだ】


>>968
【精密な兵器を開発する知性とそれを活かし切る技量、同時にその攻撃性・凶暴性】
【技術者と戦士、相反する二つの要素を兼ね備えたサイファーの表情】
【この世界そのものを見下し嘲笑う、それを可能とする力を持つ悪魔。ギアの魂は戦慄を禁じ得なかった】

(ねこまるさん、すごい……あれが忍者、か……)

【だが、同時に頼もしい共闘者の実力も目の当たりにする。その身のこなし、スピード】
【それに比べて、己のふがいなさに歯噛みする。そこへ追い打ちを食らわせる、サイファーの嘲笑】


…………。ああ、聞かせてあげるよ。君が地獄に落ちた後で、君に聞こえるよう地面に向かって大声で

【怒りはある。自分のやってきたことを、嘲笑われたのだ。しかし、それに刺激されて冷静さを失うなど愚の骨頂だ】
【彼女の言う通り、自分は本来ただのおもちゃ屋。戦場に立つような人種ではない】
【むしろ、彼女が見下してくれていたほうが、都合がいい。だが、湧き上がる怒りは捨てはしない】
【冷たく静かに、その怒りを自分の内側で研ぎ澄ましていく】


(円盤が、ねこまるさんを狙った……僕は眼中から外れたか。ここを突くことができれば――)

【自分へ投げられる侮蔑の視線が、ねこまるに切り払われる。ギア自身、一瞬で空間を駆け抜けるその速度に驚かされつつ】
【視線を、サイファーに固定しながら必死に動く。その隙をどうにか見極めるために。そして、その瞬間を目撃した】

(消えた!? 『スライムボール』に殺傷力はないのに……それに、あの武器の消え方……)
(召喚しているなら、ああはならないはず。あの武器自体が、生成されているのか!?)

【その考えを浮かべた直後、さらなる兵装が姿を現す。巨大な光線銃。放たれる光がねこまるに襲い掛かる】


(まずいっ……でも、この傷、この距離じゃかえって足手まといに……)

【先ほどのねこまると同じく、ギアは己の出来ることをする決断をした】
【ねこまるが空中に身を躍らせれば、ギアは地面を這う。サイファーの足を潰し、ねこまるの攻撃を活かす】


(『スピンブレード』!!)

【痛みに呻く様を演出しながら、ギアは両手をわき腹に。引き出されるのは、それぞれに二つずつの小さな独楽】
【円盤の意趣返しとばかりに、地面へと投擲する。回転する独楽はその周囲から薄く丸い刃を出現させる】

【不規則に蛇行しながらサイファーの足元へと向かっていく4つの独楽。ただの独楽であるが故、攻撃を受ければあっさり弾けれて止まるが】
【ねこまるの動きに気を取られ、ギアを脅威と判断していないであろうサイファーなら。気付かれずに足を切り裂くことが出来るかもしれない】
【地味ながらも、着実に。ギアはその戦法を貫く選択をした。その間も、サイファーへの接近は止めない。さらなる追撃を狙っているのか】
【しかし、まだ痛みは続いている。サイファーに気付かれれば、危ういだろう】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/17(日) 23:33:31.99 ID:OGJo/EqBo
>>963>>966>>973

【巨大な機械の怪鳥が、その脚爪が、ゾぶりとアンジェルの両肩を貫いた】
【それはいうなれば攻撃の代償だ。相手の翼を切り落とし、自らは腕の機能喪失も止むを得ず】

【幸いなのは、ほとんど同じタイミングで鳥型兵器が電磁波攻撃を展開したことか】
【両肩を深々と爪で抉られた状態ともなれば、途中で外れるにしろ彼女は兵器と共に屋上付近へ行くわけで】
【だから運良く、電磁波攻撃は避けられた。それでも傷は深刻――真っ赤な血が装甲を鮮やかに染めていく】

【―――そしてその一筋が左手の妖刀に届いた時。ぞわりと、アンジェルの長い髪が蠢いたかと思うと】
【まるで触手か何かのように意志を持って手元から刀を掻っ攫い、髪が刀の柄を握る≠ニいう状況へ移行した】

【こと此処に至って、彼女の雰囲気は一変していた。妖気とも邪気とも付かない、暗く冷たいオーラが周囲に満ちたのである】
【それでも尚、彼女が自我を保っていると断言できたのは――刀の動きを見れば、明らかだった】

【血を好む妖刀は、自在に動く髪に握られたまま、ぐにゃりとした軌道を以って振り上げられると】
【刹那、風切音。目と鼻の先に未だ居るはずの鳥型兵器を、今度こそ両断せんと胴を狙って振り下ろされるのである】
【切れ味は言うまでもない。リーチは寧ろより長く、狙いはまたより正確であって、機会も絶好――そのはずで】


【――最終的にそれが成功しても失敗しても、アンジェルは爪から外れるか、落とされるかして、転落は免れないだろう】
【タイミングは電磁波攻撃が止む直前。装甲も左足部分が吹き飛んで、ダメージは大きく】
【地に落ちるや咳き込む姿はもう真赤――両肩と、それから件の脚のところが特に酷いようだった、が】

【彼女は尚も屈しなかった。瞳の色は朱色に染まり、髪色はちょうど、どす黒い血液にも似ていたのだが】
【ゆらりと立ち上がったのなら、鳥型兵器の末を確かめ、そして――瞳を向ける先は、術者であった青年へ】
【たっぷりと血を吸った刀もまた、刃先を彼に向けるだろう。異様な、そして凄絶な姿だったが――まだ闘志は、折れていないと見えた】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/17(日) 23:43:28.64 ID:nHirSowoo
>>967 >>973 >>980

……ッッ、ッグゥ……〜〜〜ッッ……!! まだ、まだ折れてなどいないッッ……!! 
俺の「武」を……一刀正伝唯刃流をッッ……そして、俺の心に在る正義の刃を―――嘗めるなァァァッッ!!

【四肢に響く僅かな痺れと灼ける痛みが男の表情を強張らせ疲労を感じさせるが、瞳の刃は依然鋭さを保っている。勿論その奥に宿る正義の煌きも死んではいない】
【そして何よりその咆哮には、熱き魂が込められている。猛々しい色になりながら吼えるその姿が、一瞬鬼神の如く見えるだろう。身体が付いていかなくとも、魂が先導するのだ】
【極限まで魂が昂った時程、驚異的な集中力を見せるものだ。―――放たれた弾丸も、十分に見えていた。だが、大きく回避となると身体が追い付かず―――】

……―――っかはぁぁッ、何……だ、とォォッ……!!

【躱したは良いがその場で弾けた弾丸の波動振動を浴び、口から朱が零れる。外部からの痛みとは全く性質の異なった、重く後を引く痛みが内部から湧き上がった】
【―――だが、倒れない。身体が前のめりになった所を強く右脚を踏み出して踏ん張った。ダメージは決して小さくない。蓄積分を考えると満身創痍だ。でも、彼の刃は決して折れない】
【相手の両眼の間をはったと睨んだまま、その鋭い瞳を1秒たりとも逸らさない。まさに不屈の精神を体現した眼差しであった】
【―――アンカーを鳥型兵器が放ち、睨みの先のフリードリヒが急に屋上の縁に飛び退いた。先程の弾丸も彼の不意を打つモノ、きっとこのアンカーにも―――】
【との学習から、彼も咄嗟に同じ動きを取る。肉体が疲弊していても、あまり動きに影響が出難いのも唯刃流の特徴である。単純な腕力、脚力に頼らない動きだからこその利点で】
【―――故にこの満身創痍の身体でも、飛び退くことは可能であった。跳躍も足の筋力に頼るのではなく、骨盤を後方回旋することで持ち上げていた】

【電磁波が止めば、直ぐに飛び降りて元の位置に戻る。―――身体が所々でフラつきが見える。波動振動の後を引く重い痛みが、予想以上に彼の身体を苦しめていた】
【瑛月はやや枯れ気味の声で、谷山の声に答える。瞳は死んでいない。彼の命が尽きぬ限り、瞳の奥底の輝きも尽きない―――そう思わせるモノだった】

……っはぁ、―――ッハァッ…………ああ。―――っぐ、何とか隙を作ってくれ……ほんの僅かで構わない。
作ってくれたのなら、唯刃流の裏奥義で―――貫いてみせるさ……!! 君も……アンジェルも、必死に戦っている……ッッ
俺も君たちの覚悟に、答えなくてはならない……!! だから頼む―――俺がこの一撃を当てる為の隙を、時間を作ってくれ……!!

【ふらつく身体を確りと地面を足裏で掴むようにして立ち支えれば、右脚を下げて半身になり、身体を僅かに沈身させ、切っ先を敵へと倒した】
【右手1本で刀を持ち、左手は切っ先と同じ方向に伸ばされている。―――見て通りの、突きの構え。だが満身創痍にも関わらず、その凛とした立ち姿は静かに威圧感を与えた】
【いつもなら微動だにせず構えるのだが、傷ついた今の身体であればそうはいかない。肩は上下し、切っ先は僅かに振れている。其れでも尚、恐ろしい何かが構える姿に現れて―――】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage ]:2013/11/17(日) 23:47:40.46 ID:USALfCMz0
>>975

【ダッシュしている矢先に来た魔翌力の強大な一撃】
【男はそれに対しダッシュを急停止し、そのまま光の剣を強大な一撃の前に向ける】

 こういうのは柄じゃあねえのによ
 まあ、やるしかねえってか!

【そう言って男は光の剣にパワーを集中させていく】
【そしてパワーを集中された光の剣はそのまま強大な剣となる】

 それじゃあ、いくぞ一撃

【そして男は剣を思いっきり振りかぶり――そして強大な魔翌力の一撃に対して剣をぶつけた】
【それは閃光が激しくなる、どちらも退かない、男が少々勢いに負けて後ずさるも、さらに大きく足を踏み出し耐える】

【そして――強大な魔翌力の一撃は強大な剣に切られた】

【その強大な魔翌力の一撃は真っ二つとなり男の間をとおり壁にぶつかり派手な音ともに消える】
【そして男が作った強大な剣もそのまま光となって消えた】

 ……たく……よお……
 ……あんな……啖呵…言って……おいて……ここで……倒れるなんざ……
 しめし……つかねえな……

【そう言って男は膝から崩れて倒れてしまうであろう、気絶だ】
【だが、男が気絶したあとに後ろから二つの走ってくる音が聞こえるだろう】
【一つはGIFT戦闘員もう一つは鉄の国の軍や自警団であろうか、どちらが先につくかはわからない】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/17(日) 23:51:24.15 ID:5eCWZxA/o
>>973>>980>>981
【足元に生まれた沼。足元の感覚がおかしくなったと感じた瞬間に谷山は先ず後ろに跳んだ】
【そして後ろに跳んだ瞬間。谷山の視界には、足元が亡者の蠢く沼へと化した光景が写り込み――危険であることを理解する】
【沼の幅を確認し、己が地面を蹴った力と、力をかけた方向を高速の思考で確認した上で谷山が出来たことは、歯を食いしばる事と、覚悟を決めることだった】
【後ろへめいいっぱい伸ばした左足のかかとが沼の縁へと触れて、ギリギリで回避できるかと思ったが直後に鳥の放った電磁波が谷山のかかとに触れてしまう】

「しま……ッ。ッぐ……っが――ぁあ――――――ッ!! …………聞かねぇな……ッ!!」

【己の身体を突き抜ける激痛。沼の中に半身を引きずり込まれ、屋上全体を駆け巡る電磁波に肉を焼きつくされる】
【想像を絶する苦痛。だが、これが起きることは既に先ほどの時点で予測していた。だから――耐える、耐えなければならない】
【神経に電磁波を叩きこまれてスタンさせられる。確かにそれは厄介だ。だが――神経への干渉は、谷山の常套手段だ】

「――――……ッ、足りねぇなぁッ!! 百倍持ってこいやボケがぁ!!」

【焼け焦げる頬、逆立つ髪、歯を突き立てられて吹き出す鮮血。その中で谷山は相手を睨みつける】
【保管庫近くの資材運搬用カートに目をつけ、指先からノイズ弾を発射。そのノイズ弾はカートに触れて――カートを起動、暴走させる】
【もはやこれが最後の命と駆動し、電磁波の海の中を駆け抜ける運搬カート。そしてそのカートは、沼へと一直線に駆け抜け――異様な速度で飛び越える】
【その瞬間。谷山の異能が無ければありえない反射速度で谷山は右手を伸ばし――カートの尻、バンパーを握りしめ――そのまま沼から抜けだした】
【ズボンはボロボロで、もはや血に染まっていない部分は存在しない。だが、それでも谷山は――カートに引きずられながらも、カートを止め、カートの上に立つ事で電磁波を回避した】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(北海道) [sage saga]:2013/11/17(日) 23:51:49.72 ID:5eCWZxA/o
>>973>>980>>981>>983
「くっそ――こりゃダメ元……ッ!! 一発だけでも当たれ――――!」

【右手を屋上の縁へと立つフリードリヒにかざし――小さなノイズの弾丸を、狙いなど突けずに――乱射する】
【弾丸1つあたりの情報量は低いが、積み重なれば確実にシステム内には異常を残していき、パフォーマンスは低下する】
【機械であれば処理速度が低下し、人であれば動作や思考が次第に阻害されていくだろう。と言っても、数十発受ければの話では有るが】
【そして青年は、左手の側。ゆるく握りしめた手のひらの中で、圧縮に圧縮を重ねた微細な針のようなノイズ弾を作り出し、一発その弾幕に混ぜて静かに発射する】

【ノイズ弾の行き先は、青年ではない。――青年に一番近い部分に存在する――クレーンだった】

【青年の右手側に存在する巨大な運搬用クレーン。それが、戦闘の轟音に混ざって駆動する。クレーンの首が全力で――壊れるほどに駆動し――本体を粉砕しながら】
【台座から外れたクレーン。数トンにも達するだろうその威容が――自身を破壊する加速によって暴力的破壊となって襲いかかる】
【最初からダメ元でのノイズ弾℃ゥ体が嘘。当たれば確かに効果を発揮するが、それに求めた効果は当ることに寄る効果ではない。そちらを意識させるだけで、十分なのだ】

「…………Hack=B左腕をリバースエンジニアリング、コードに修正を加え再コンパイル。
資料から、最適なスタイルを検索、構築……! ――――ッ身体保護、解除……!」

【右腕から吹き上がるノイズが、左目から漏れだす蛍光の燐光が。にわかにその強さを増していく】
【右腕。ワイヤーフレームの異形の腕が粉砕し――そして、再度構築され直されていく。瞳に宿るのは、意志。相手を倒すという、強い意志だ】
【神経系を駆け巡る命令は脳髄へと到達し、人類ならばだれでも持ちうる自己の身体保護の為のリミッターを強制的に解除させる】
【これによって、今の谷山は自分の肉体のスペックを余すこと無く扱うことが出来る状態になる。といっても、この状態で全力で動けるのは1分も無いだろうが】

「――――任せろ。あと残ってるカートは4つ――大盤振る舞いしとくかね。
…………往くぞおらぁッ!! ――――仮想刀身″\成完了ッ!! ――――Hello World=I!!」

【背から生えるワイヤーフレームの腕。その腕が砕け散ることで、俄に背からノイズの翼が生えたようにも思える】
【ノイズの爆発によって辺りに飛散したノイズの波動が、カートに干渉し――それらが数百kgの弾丸と化して青年を襲う】
【そして、同時に谷山が駆ける。谷山の肉体も、腱が、筋肉がちぎれる音を響かせながら、限界を等に越えた速度で加速し、相手へと迫りゆく】
【その右手に握られているのは――存在しない刃=Bだが、そこには刃が存在している、データ上≠ナならば、だが】
【切られても青年にダメージはない。だが――切られた感覚だけは、青年に襲いかかる。そして、その刃は存在していないのだから――防げない=z
【避ける以外には、無い。あたった所で、切断の苦痛だけが与えられてダメージなど欠片もないが――それで十二分に過ぎる=z

【靴底を溶かし――脚部の骨格に罅を入れて――谷山は前へと加速し、踏み込んだ】

【全身を駆動し、全身の筋肉を引きちぎりながら――存在しない刃を、相手の胴へと全力で振りぬいていく】
【ノイズの切っ先が――辺りの空間を歪めながら迫る。背後に立つ二人の仲間へと、道を開くために――――ッ!!】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/11/17(日) 23:59:15.01 ID:j9YqL65Vo
>>978

【ぎゅん、と瓦礫もテーブルも飛び越えて、一気に迫った】
【繊細さのかけらもない、全身が1つの砲弾のように固い拳で吹き飛ばそうとする】
【足をついて、勢い1つで拳を振りぬけば殆ど感触はなく、熱気が少年をじわりと襲う】
【探せば、彼は後ろに回り込まれたようで、振り返る前に背中を切りつけられた】

【黒の軍衣は白いシャツと共にその切っ先の通りに裂ける。そこから現れるのはその顔と同じ黒い骨が見えるだけだ】
【薄っすらと傷を残すだけで、その骨は金属のように固いのか並みの小太刀では歯がたたないのが分かる】

【骸骨はぐん、と振り向きざまに右脚を伸ばして足をかけようとした】
【それはよけきれないというスピードというわけではない。気がつけば避けるのはたやすい】

【そして彼は、当たった当たっていない関わらず、振り向けば】
【足をしっかりと血につけて、正面に対してまた力強い右ストレートを放つ】

【周りの様子には気づいているのか居ないのか、それとも割り切っているのか策があるのか】
【どちらにせよ、周りの風や霧に対して何か対策を打とうとする様子もなく】
【回避されていても、キックやジャブやストレート、様々な格闘を正しいフォームで切れ良く繰り出していく】
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2013/11/17(日) 23:59:29.89 ID:nDVlJ0+To
>>976


【攻撃が決まったと見れば、口端に笑みが浮かぶ】
【自分の持つ攻撃の中でもかなりのものだ、ただでは済むまい、と。しかし】


【その瞬間、雷撃が腹部を撃ち抜いた】


【痛みに顔が歪む。そのまま膝を突きそうになるのを、無理矢理に堪えて】
【しかし、次の瞬間にはまた、口の端が持ち上がっているのだろう】

……ふふふ…………“それ”が貴方の能力の本質、という事ですのね……
これで納得がいきましたわ…………


いえ、貴方という障害となり得る存在、そして貴方の能力について情報を得られた時点で、今宵は十分に有益だったと言えますわ……
……第一、あれを受けた貴方が他の方を妨げに行けるとは思いませんし、私の役目は果たせましたわ……

【強がり?いや、そんなものではない。本気でそう言っているのだ】
【GIFTの理想を成し遂げる為なら多少のリスクも厭わない―――正にその言葉通りであって】

【外壁の上、二本の蔓が生じたら、その一端がリリーの両脇に巻き付いて】
【その体をグイと引き寄せれば、一気に外壁の上へ降り立って】

後はあちら、目的の物を奪取できるかどうかだけの問題でしょう…………

次にお会いする時は、決して逃しませんので……相応の覚悟はしてきて下さいませ。
それでは、失礼致しますわ―――――――


【外壁の向こう側へその身を投げたなら、そのまま現れることはないのだろう】
【今宵の全てを同胞に託し、彼女はただ、去っていくだけ】



/お疲れ様でした!
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2013/11/18(月) 00:02:23.93 ID:IcWPqYMko
>>974>>979

【ねこまるの判断は正しい。二人が同じ場所に固まれば固まるほど、この女に対する攻略法は減っていき】
【逆にこの女が同時多重の攻撃を放つ為の布石が揃ってしまうのだ、互いにコンビネーションを成す為にも】
【忍者と玩具屋はそれぞれがそれぞれの成すべきことを、慎重に正確に、ミスなくこなさなくてはならないのだ】
【少なくともそうしなければ、この全身が武装とも言える奇術師紛いの科学者に、強烈な一太刀を浴びせる事はできまい。】


 かっ……ははははっ、いやあ、嫌いじゃない。お前のような子供は、嫌いじゃないよ。ただ、子供は子供だ。
 戦場にいるべきではない、と叩き込んでやるのが大人の使命であって、私は君よりずっとずっと大人なんだ。
 だが私のお仕置きは尻を百叩きする位じゃあ終わらないぞ? どこまでもどこまでも、追い詰めて後悔させてやる!

【ギアに向けた表情と同じ。哀れみをこめた侮蔑の表情で、忍者を見下して。ただ、それと同時に彼の動向をも、分析するだろう。】
【素早い動き。まさに忍びそのものと言える行動の瞬発力、一切の迷いがないその瞳。嗚呼、これだ。こういう男を、待っていたのだ。】
【サイファーは確信した。この二人は丁度良い、と。苛め抜いて嬲るのにも、兵器の試験にも、まさにぴったりの人材ではないか、と。】

 (ははっ―――しかし所詮は忍者衣装、鉄板でも入れていればまた結果は違っただろうが。まあ、コンクリートを砕く"MIB"の威力だ。)
 (命中したのが惜しくも肩とはいえ直撃は直撃だ、とても動けはしないに決まって―――……はぁ!? ば、ばかなッ!? そん――――!? )

【予想外の出来事。ブラン、と垂れた左腕をそのままに、彼はまさかの跳躍、しかもその脚力ときたら驚くべきものであって―――。】
【思わず、驚愕の表情で見つめていたのが仇となった。好奇心が彼女の足を引っ張り、クナイこそ"シールド"で防いだものの】
【『INDEPENDENCE DAY』で顔面から腹部までを隠したせいで、彼女は視界を失う。これによって迫る攻撃は、二つほど。一つは】
【ねこまるの放った忍刀による、素早い一閃。これもなんとか、翳したシールドで防ぐことに成功、しかしその反発力で後方へと下がり】
【衝撃を消しきれず体勢が崩れる。呻き声とともに"この―――ッ!"という威嚇の声、しかしそれすらも直後、悲鳴へと変わった。】

【―――演者。玩具屋でありながら、攻撃にのた打ち回る様に見せかけ、着々と攻撃の準備を重ねる、ギアの放った一撃。】
【想いを乗せた独楽が、そう、独楽―――どんなに協力と言えど、独楽は独楽だ。サイファーはその独楽に、おもちゃの独楽に、】
【くるぶしを含む、足の根元を両足含めてバッサリと、断ち切られて―――『あ、ぐう……!?』という、叫びが通路に木霊した。】

【―――鮮血。脚部が引き裂かれ、サイファーの姿勢は大きく崩れる。今がチャンスと、そう呼べるだろう。】


 ―――きっ、さまらぁァッァァッ……!! 玩具屋め、玩具でこの私を愚弄するとは……ッ!!

【兵器郡は協力だ。生成の能力もまた、恐ろしい。しかし彼女は、科学者たる彼女はどうか。脆い。あくまで能力者であり】
【超人ではない彼女は攻めることに長けているが、攻め込まれると一気に体勢が崩れる典型的なタイプ。叩くなら、まさに今―――!】

【だが、警戒もして然るべきだ。彼女もまた、GIFTのメンバーであることは事実。ここで終わるほど、容易い相手ではない筈なのだから……。】
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/18(月) 00:07:43.64 ID:xF6FnnPS0
>>982

―――………終わったか。

………すまない、あとは頼んだよ、ゼロ=c……。

【攻撃を終え、相手が気絶した事を確認するとガクンとヨシュアはうなだれてそう一言呟いて―――そのまま眼を閉じる。】
【身体のあらゆる部位をレーザーで貫かれ、そして限界以上に魔翌力を引き出した肉体は………もはや生命力も奪い去った。】

【壮絶に―――だがどこか安らかにヨシュア・セイクリッド≠ヘ力尽き………死んだ。】

//ではバトルUはこれにて終了です!ありがとうございました!
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/18(月) 00:13:52.44 ID:LEk166Ke0
>>977

(…………、っ――――――――――――)

【橡色に宿るのは戦意。敵意であり、理想である想念が口にされず―――――戦況を加速させてゆく】

【手元で刀を返し、何事か試みた様子で銃弾の断片に刀身で触れた。邪禍らの視界からは、瞬時に消えた様にも見えるのだろう】
【そして柊に視えたのは放たれた幾つもの羽根の鏃―――――円を描く様に広範に切り裂けば、葉を散らす様にその脅威は消えて】

【その直後だ、リザードマンの巨躯が眼前に到来するのは。間髪入れず振り下ろされる銃身を反射的に防御―――構えた太刀で咄嗟に受けて】

(――――――――ッ!)

【凄まじい重圧が全身を襲った。骨の軋みと全身の激痛、圧し込まれる刀身の感覚が人外の膂力を理性より如実に理解させる。】
【だが適宣に持ち堪えながらの後退が、靴底を滑らす“逃がし”での脱出が、直撃すれば圧潰されるであろう破壊力の落胤を内傷に留めて】


【刃を弾き、抜け出せたならば僅かに踏み込んで自らの間合いへと移行/籠められた力は柄を通して今一度白刃を揮った】

【二閃の剣戟―――――――左脇腹から右肩口へと抜ける逆袈裟、遠心力を利用して斬り返せば、右胴から横一文字に抜ける二段目、】
【そしてその直後の空隙を襲うのが撃ち返しの銃弾だ。狙いは頸部、そして標的は――――――】
【邪禍=Bリザードマンへの指示に没頭していたのならば僥倖、鋭く断たれた断片が兇器と化して首魁を狙う】

【リザードマンへの二連の剣戟。完全な同期を以て邪禍を襲う死角からの銃弾。流れを掴み、動揺を誘うための研ぎ澄まされた戦技であった】

【それを可能にしたのは、先程彼女が“斬り停め”、先程の不可解な所作――――手元で返した太刀から、再びの加速を得た銃弾――――――】
【指先よりなお繊細に、健脚よりもなお強く。何より鋭く迅速く―――まさしく剣を己が身の最良の部位として操る業こそがその本領だったのだろう】
【だがなればこそ上空の霧に干渉を加える術はもはやなかった。知覚はしても関われない――――凡そ戦士の忌むべき事態へと、濃藍色は引き込まれて】
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage ]:2013/11/18(月) 00:19:27.02 ID:LStMyhpJ0
>>988

【ヨシュア・セイクリッドの死亡しかし気絶していた男には関係がなく】
【そして最初にここにたどり着いたのはGIFT戦闘員だった】
【そして戦闘員たちはこの惨状に驚きつつも気絶している男――リヒト・マクダウェルを見つけ手早く回収していった】

【そしてリヒトが次に目覚めるのはGIFTスポンサーの病院の病室であろう】
【なにやら不満足そうな顔をしていたのはさいそく余談になるが】

/はい、お疲れ様でした
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [saga]:2013/11/18(月) 00:19:39.83 ID:LEk166Ke0
/すみません、一文抜けてました…orz…繋がりが微妙なことに…

>>989
【それを可能にしたのは、先程彼女が“斬り停め”、先程の不可解な所作――――手元で返した太刀から、再びの加速を得た銃弾――――――】
【指先よりなお繊細に、健脚よりもなお強く。何より鋭く迅速く―――まさしく剣を己が身の最良の部位として操る業こそがその本領だったのだろう】
【だがなればこそ上空の霧に干渉を加える術はもはやなかった。知覚はしても関われない――――凡そ戦士の忌むべき事態へと、濃藍色は引き込まれて】



【それを可能にしたのは、先程彼女が“斬り停め”、先程の不可解な所作――――手元で返した太刀から、再びの加速を得た銃弾――――――】
【完全な計算。そして数瞬先までを見通し最善の一手を打つ剣の冴え、】
【指先よりなお繊細に、健脚よりもなお強く。何より鋭く迅速く―――まさしく剣を己が身の最良の部位として操る業こそがその本領だったのだろう】
【だがなればこそ上空の霧に干渉を加える術はもはやなかった。知覚はしても関われない――――凡そ戦士の忌むべき事態へと、濃藍色は引き込まれて】
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2013/11/18(月) 00:20:50.35 ID:RoZ9b2VFo
>>986

【消え去っていく貴方の姿、視界の端で確認したならポケットから出していた左手≠向ける】
【指を鳴らす状態で構えたなら、直ぐに左手を下ろしてポケットの中へと戻すのだろう】
【右手が髪を掻き上げる、白塗りのメイクが、ポロポロと剥がれて】


――――――時間切れかよ……たく


【後に残された室内、座り込んだなら舌打ち一つ】
【狂気めいた言葉が消えた残り香の世界の中で】
【紡いだ言の葉の残響を、自分の耳で確かめていたのだろう】


/お疲れ様でしたー!
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/18(月) 00:21:07.87 ID:xF6FnnPS0
>>980

ギッ!ギィィィ………―――

【アンジェルの渾身の一撃が身動きのとれない鳥型兵器に叩きこまれ、鳥型兵器はそのまま空中で一刀両断、爆砕する】
【パラパラと破片が落下する中で、未だ立ち上がるアンジェルへと、驚愕、そして多少の恐怖を含んだ瞳で青年は見つめる】
【ツゥーっと脂汗が一つ、零れ落ちる。】

まさか君のような少女がナフタリを両断するとは―――ックこれが異能の力か…!
素晴らしい………だが恐ろしい、その力こそ管理下に置かれるべきだ………―――!

―――ッ!≪火薬玉 ≫ッッ!!

【自身へと刃の先を向けるアンジェルにぶつぶつと何かを呟きながら一歩後ずさるが、その先は虚空である。】
【完全な焦りがフリードリヒの体内を駆け巡り、まさに鬼気迫る気配を放つアンジェルの前に屈服しそうになっている】
【なんとか気持ちを落ち着けると外套から布でできた手のひらサイズの球を取り出してアンジェルへと投げつける。】
【布の球はアンジェルへと到達する瞬間に火花を放ちながら破裂するだろう―――威力はない、花火のようなもので目くらましが狙いだろう】

>>981

チィ………!貴様もまだ立ち上がるのか………!何故だ、なぜそこまでして戦う!?
その剣は一体………、だが私もまだ負けるわけにはいかないのだ………!この戦いをなッ!

【波動振動を受けてなお―――斃れることなく立ち上がる瑛月へと視線を向けて再び驚愕の色に瞳を染める】
【この中で唯一の無能力者、だがこの中でも引けを取らない強靭な技―――そして精神。】
【その力にアンジェルに対してとは別の恐怖を覚えるが………ここで折れるわけにはいかないと再び戦闘態勢を取る】

奥義など撃たせるものかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ここで朽ち果て、GIFTの成す世界の礎となれッ!!中邑瑛月ッッ!!!

                   現れろッッ!≪堕天招来=窿bッ!!

【再び手の魔導書を起動し、今度は自身の前方に1m程の巨大な眼に黒い翼が生えたような魔獣を一体召喚し、それを瑛月と差し向ける】
【眼の魔獣は翼から小さな魔翌力弾を大量に発射しながら瑛月へと体当たりを放とうとするだろうッ!】

>>983>>984

電磁波の直撃を受けてまだ斃れない………!貴様らの肉体を動かすその原動力は…!
グ………!小賢………しぃぃぃぃぃぃぃッ!!このぉぉぉぉぉぉぉぉぉ波動振動弾<bッ!!

【やはり、他の二人と同様にこれだけの攻撃を受けてまだ立ち上がる谷山へと忌々しげに視線を向ける】
【そこへ迫るノイズの弾丸、フリードリヒは先ほど使用した波動振動弾≠自身の直ぐ正面の座標に狙いをつけて発射する】

【そして発生する空間振動によってノイズの弾丸を防ぐ壁とするが―――それを潜り抜けた2つのノイズの弾丸が突き刺さり頭を押さえながら苦悶の声を上げる。】

ぐぅ………!ハァ………ハァ………まだだ、まだ終わらないぞッ!

何をするかは知らんがここで斃れろッッ!!谷山ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!≪起動閃剣/ユニット・オオゲツ=窿b!

【見えない刃≠以て接近する谷山へ向けて、機械の大剣を空中に転送し右肩へ向けて放つ―――軌道は一直線に谷山へと向かう】
【その成否に関係なく、フリードリヒは見えない刃≠その身に受けて………激痛に顔を歪めながら膝をつく】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage !red_res]:2013/11/18(月) 00:35:54.82 ID:xF6FnnPS0
//次スレはこちら→→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1384675084/l50
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage saga]:2013/11/18(月) 00:39:07.06 ID:aXcMVZdA0
>>979>>987

【ギアがねこまるに抱いた印象とは裏腹に、少年は今、自分の実力不足を悔やんでいた。】
【そして、無闇に彼女へ突進した其の愚かさを自覚していた。……左肩の、痛みと共に。】
【もう此れ以上、彼女の好きにさせる訳には行かない。絶対に、絶対に―――。】

【クナイは飽くまで布石、少年の本命は忍刀にあったが―――其れも、シールドで防がれる。】
【彼女同様、少年は後方に働く反発力でバランスを崩した。刀は吹き飛ばされ、ドシャっと、右肩から崩れ落ちる。】
【左腕が使えないとなれば、単純なフラつきでも破綻させてしまうらしい。そんな経験一度も無ければ、対応に苦しんで。】
【どうやら少年の攻撃は全て妨げられた様だ。―――然し無駄だったかと言えば、そうでも無いらしく。】

【ギアによるコマの攻撃を、ねこまるの攻撃に対応していた彼女は、正に直撃という形で受け、バランスを崩した。】
【其の様子を倒れながらにして見ていた少年。立ち上がらない理由は無かった。今度こそ、―――!!】

【標的を切り替え迫り来る"SUPER 8"を、もう斬り刻む様な事はしない。今、少年は彼女に接近しているのだから。】
【―――使えるのだ。つまり、自分がもし躱す事さえ出来れば、其の円盤は何処に行くのか、と言う事。】

【ねこまるを襲う様、AIが仕組まれているとは言え、其れは彼女にとっても厄介な存在と成り得る筈だった。】
【それに、彼女の身体能力を示す様な動きは未だ取られていないが、今彼女は足を切断されたのだ、】
【自分が優っていると確信があった。忍刀を失った少年は、今。体術で彼女を翻弄すべくぎこちない走り方を見せ―――、】

【其の速度の侭、少年は手前で少々跳躍し、彼女の腹を目掛けて回し蹴りを放った。】
【此処で少年は自信の能力を発動させた。自分が与える全てのベクトルを自在に操る、という物。】
【今回は5倍に引き上げた。つまり、今少年が放った蹴りを喰らえば、其の見た目の5倍の衝撃が彼女を襲うという事。】
【160cmの、小柄な少年の蹴りである。無駄のない動きとはいえ、其の威力に限界が在った。】
【然し5倍となれば、どうだろうか。話は全く異なる方向へと、進むことになるだろう。】

【――― 一つの円盤が少年を襲う。然し少年は身体を屈める事で随分と余裕そうに回避した。】
【勿論、少年は円盤の軌道をも読んでいた。態々周囲を確認した後に取ったこの位置は、丁度。】
【少年が避け、其の侭其れが勢いを失わなかったのなら、次は彼女が襲われる様な、そんな場所であって―――。】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage saga]:2013/11/18(月) 00:39:24.95 ID:w+FWEz8Zo
>>985

(硬い…………! やっぱりこの程度じゃダメか!)

【小太刀は確かに、黒衣の骸骨の背中を抉っていった筈だが――――返ってくる金属質の手応えに、心の中で舌打ちをひとつ】
【少年は即座に小太刀を引っ込め、真後ろに跳ぶ。人外の筋力での攻撃を真正面から受けていては、明らかに分が悪い】
【…………そう、確かにこの少年は人外と化しつつあるが、特に格闘術の心得があるわけではないのだ】
【それ故に――――伸ばされた男の右足に、気づかず。転倒せしめられたことを、靴越しに感じる熱さから感じることとなって】

う――――ああぁぁぁあああッッ!!!?

【慢心せず、小太刀を構え直していたのだけが僥倖。返す右ストレートは小太刀越しに威力を軽減されるのだが】
【危惧していたとおり、それで防御しきれるほど甘くはなかった。強烈な衝撃を受け、少年の体は真後ろに転がっていって】
【――――容赦のないラッシュが、それに続くだろうか。辛うじて膝立ちの状態になり、小太刀を翻して直撃だけは避けていくが】
【打撃に宿る強烈な威力と、そこから滾る高熱が、少年の体を次第に削っていって…………】
【そして最後に、少年の体はもう一度大きく吹き飛ばされ、指揮官のデスクの上を通り過ぎて真後ろの壁に叩きつけられるだろう】

が、はっ…………!

っ…………廻、れ――――――――。

【このまま壁に押し付けられれば、少年に勝機はない。それを承知しているのか否か、少年は壁際にその身をもたれ掛けさせたまま動かず】
【――――代わりに、そんな小さな言葉が紡がれるのが聞こえるだろうか】
【ごう、と…………風が鳴り響く。骸骨の肌がもし金属質なら、弾けるような火花が散り始めるかも知れない】
【ギリギリのところで、少年の反撃の手立てが整ったのだ。ざわつく銀の風は、一気にその力を強めていって】
【最後に少年が、右の小太刀を力強く背後の壁に突き刺したのを合図に――――世界が、廻る】


――――――風切<bッ!!!!!


【嵐の前の静けさは終わり、古今東西数多の人間の命を奪ってきた天災≠ェ、絶対的な破壊を連れてやってくる】
【横回転≠フ風は今や部屋全域を纏めて覆い尽くし、その回転力は人間であっても薙ぎ払い吹き飛ばす嵐と化して――――】
【そうして出来上がったのは、この作戦室を真横に横切る軌道で猛回転する銀色の竜巻=I】
【長い溜め時間を経て作り上げられたその巨大な竜巻が、あらゆる物を削り刻む斬撃の暴虐を伴って男に襲いかかる――――!!】

【この竜巻の風力は、もし男が何にも掴まらずただ立っているだけなら、その体を容赦なく吹き飛ばして巻き込んでしまうだろう】
【そして既に示されたとおり、この銀色の風には強力な斬撃≠フ効果がある。それが人間を吹き飛ばすような猛回転に乗れば…………その威力は、言うまでもない】
【いくら男の防御力を持ってしても、風の回転に乗って数百数千と繰り返される斬撃の嵐をまともに受けるのは、流石に危険だろうか】
【そして、更に。この部屋には多数の器物が設置されていたのを覚えているだろうか。それらもまたこの竜巻に巻き込まれ、大きな礫となって男を襲うだろう】


…………はぁ、はぁ…………。

【だが、しかし――――銀色の風による斬撃は、少年自身にこそ効果はないものの、飛び散る瓦礫は別で】
【この攻撃も少し経てば止む。その時にはこの作戦室は破壊し尽くされ、もはや部屋の体を成していないだろうが――――】
【そこでふらりと立ち上がる少年の体には、瓦礫の余波を受けてあちこちに血が滲んでいるだろう】
【この攻撃、その強さと引き替えにリスクの高いものだったようだ。少年は疲弊した様子で、男がどうなったのかを確認しようとするだろう】
【男がこれに耐えきれれば、逆に大きな反撃のチャンスとなるかもしれない…………】
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/18(月) 00:43:57.79 ID:xDcrGarko
>>993

【青年のつぶやきが、期せずしてアンジェルの耳にも入った。管理=\――】
【その単語に、僅かばかり空気が疼く。次いで、妖鬼の如き彼女は右足を前へ】
【左足は歩くこともかなわない状況故に、その代理は刀を都度地に突き刺すというもので】

  ―――フ……ザケ……、…ル………ナ、ヨ………!

【カチン=\―カチン、ッ=\―――その音が、死の宣告のように、迫っていく】
【布の玉が迫れば足を止めて刀で縦に切り裂くが、火花が散るのは変わらず視界を塞がれ】

【――それがある意味ではスイッチだった。攻撃力がないと分かって、空気は赫怒へ態度を変える】
【煙い空気の中で、ただひたすらに朱色の瞳が青年を睨んで光っていた】
【そしてまた――カチンッ=cと。ズルズルと進んでいくアンジェルの姿が其処にはあって】

【その袖から滴る血液が、彼女の歩く道筋を示した血液が、悉く彼女に従って行く】
【異様な光景だった。形を持った血液は蛭か蚯蚓の様。やがて、ふわりとそれらは浮き上がり】

―――ふざけるな……!私は、わたしだっ……誰のものでもない!
私はアンジェル・ベルジュロンだッ!お前みたいな奴に、何が、っ―――!

【黄泉血契り=\――そんな金切り声のようなものが聞こえるや、振り上がった刀へと】
【周囲の血液が集合して、今度は吸い込まれずに、ただ刀身を長く強いモノに変えてゆく】
【やがて真赤な刀が宙に出来ると、アンジェルは正気のひとみで青年を――フリードリヒを見遣った】

【幸いであった。青年へ続くこの道は、今、彼が二人の味方に力を寄せた事で空いていた】
【これ以上の天佑が在るか―――僅かに一瞬だけ空気が凍りつくと、刀が一挙に振り下ろされる】
【『ずアっ!』という、風どころか血肉でも引き裂くような音を立てて迫るそれは】
【まるで亡者が黄泉へ導くかのごとく、受けるものには映るはず。――無論、余裕があれば回避はできる】

【言ってしまえば極端にリーチが長いだけの面≠ネのだから、横に動けるなら問題はなかった】
【――だが、避けられねばどうか。切れ味は既に、兵器で――余程固いはずのあの鳥で、実証済みであった】
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2013/11/18(月) 00:48:09.61 ID:xDcrGarko
/アンカーが抜けていました!正しくは
/>>981>>983-984>>993に宛てて、です
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2013/11/18(月) 00:51:57.60 ID:EhINQgzYo
>>984 >>993 >>997

(この一撃に全てを託す……もう後のことなど知らんッッ……!! この身体が朽ちようとも……俺は「世界の盾」となるッッッ……!!)
(四肢の痺れ? 全身に響く鈍痛? 焼け焦げる様な痛み? ―――知るかッッ、そんなモノで……)

―――俺の刃を折れると思うなぁぁぁあああああッッッ!!!!

【咆哮に秘められた灼熱の感情とは対極に、流水の動きは変幻自在。―――決死の覚悟が生み出した集中力は、まさに「時が止まる」と言う表現が似合っていた】
【躱す。躱す躱す躱す。弾丸も、体当たりも。躱しながらも瞳は、その切っ先は決してフリードリヒ本人からは離れない】
【満身創痍の身体だという事実が信じられないほどの動きだが全身の筋肉は悲鳴を上げていた。単純な筋力を使わないと言うが、其れならば何処を使うかというと「体幹部」である】
【……限界まで鍛え上げた体幹部も、鈍痛に苦しんでいたきっと疾走を止めればそのまま潰れるように倒れてしまう程】
【故にもう、止まれない。この刃が歪んだ悪を貫くまでは、止まる訳にはいかない。アンジェルが、谷山が、フリードリヒに隙を作らせてくれた。―――今なら、行ける】
【谷山の攻撃により、フリードリヒは膝をついた。アンジェルは面を振り下ろし、必然的に横への回避が強制される。ならばその回避先に―――裏奥義を放つだけだ……!!】


―――うぉおおおおおおおおおッッッッ!!! 唯刃流裏奥義ッッ……――――――――   裏   崩   山   =@  ッ   ッ  ッ   !   !  !  


【唯刃流でありながら、唯刃流ではない。……その技こそ、この裏崩山であった。一切床を蹴らない流水の疾走は無駄がない分、その速度を全て一撃に乗せることが出来る】
【この疾走は先程も見せた唯刃流の「武」。―――ならば「唯刃流ではない」とはどういうことだろうか? ―――それは疾走以降の動きを見れば解るだろう】
【……瑛月は接近しながら、大きく「身体を捻った」のだ。明らかに攻撃の「予備動作」であり、唯刃流が求める「真の速さ」に背く行動である】
【―――この部分が、唯刃流ではないと言われる所以。確かにこの動きは突きの工程を遅くするが―――威力は急増する。この技が求めるは「威力」】
【刃は軽く引けば切れる。つまり刀に力は不要というのが基礎の考えだが、どうしても決めたい場面にはやはり力と速さが求められる。……其れが今なのだ

【フリードリヒの肉を切り裂いた一閃を、こう例えた筈だ。「ノーモーションからの130km」と。ならばこの突きは―――】
【限界まで腰を捻ったトルネード投法からの、160―――否、170km……!!】
【―――そして、瑛月は大きく足を踏み出す。その踏み出しに「遅れて」身体が回転する。此処も唯刃流の教えとは逆を行く。本来隙は多いが、「うねり」の生み出す威力は凄まじい】
【溜めるに溜めたエネルギーが、背骨を含む全身27箇所の関節の回転により連結加速され、全ての力を右腕の刺突に一点集中させ、繰り出した―――!!】
【コレが唯刃流で最も「剣速」の速い一撃。……その速さ、遂に音速へと達する―――!! もし防護壁を出したとしても、其れを容易に貫ける程の威力は兼ね備えているだろう】
【だが、音速に達した代償は大きかった。自らが放った突きの反動と言える衝撃波が、彼自身の右腕を切り刻むのだから―――】
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage saga]:2013/11/18(月) 00:53:23.25 ID:SEU3sF9Zo
>>989

『グゥーッ! ……ゥルルルル』

【ただただ、重力と力任せに押しこむ、単純ながらも重いその攻撃――】
【うまく逃げられれば、それは地面を思いっきりぶっ叩く】 【凹む地面、ゆっくりとそれを持ち上げて――】
【――再び、律儀に担ごうとする】 【その動きは、普段ならばなんてことはない、だがここは戦場。】
【僅かな動きでさえ、それは隙になりかねない――そう、向けられる攻撃への対応が遅れるくらいには】

『グゥアァーーゥッ!!』

【まず一閃。反応自体は出来たが僅かながらの後退のみしか出来ず、その身体に大きな傷を生む】
【――その血は、赤ではない】 【それは、"眼"――先程噴き出した"魔力"――それらと同一な色のモノ】
【もう一閃、それは先程の後退の意思からか、初撃に比べれば浅い当たり。それでも、無視出来るようなものではなく】

「……担ぐのは後で良ォいッ!」 「糞、がァッ!」

【前回の時には見られなかった現象が一つだけある、それは――"フィードバックダメージ"】
【おおよそ、リザードマンが受けたダメージの1/3位だろうか、対応する部位に悪魔もダメージを負ったのである】
【それによって生まれた隙により、攻撃の連鎖は続く――不意をうたれた形でもあるか】
【フィードバックを受けた直後、己の首筋に痛みが走る――その原因は、すぐに理解できた】
【どうやらフィードバックは一方的なもののようで、リザードマンはそれによるダメージを負ってない】

「……ちィ、不ゥ意を付ゥかれたか……ッ!」

【……常人ならば、この一撃だけで致命傷になりかねないのだが、そこは悪魔……というべきか】
【"この程度でぶっ倒れねェ"――そう言わんばかりの、自慢気だが怒りを含む複雑な顔である】

「銃剣ッ!」 「未ィ加工だろォーと、十ゥ分に使えるッ!!」 「肉を刺ァし……抉るッ!!」

【左手で銃弾を受けた場所を押さえていたかと思えば、いきなりダッシュ】
【どこへ向けて駆けるか、それは勿論相手の方】 【右手に持った銃剣をやや前方に突き出して――】
【射程距離内に入れば、肉を貫くべく一気に突き出すッ!】 【狙いは、胸部】
【更に、もしどこかしらの部位に命中したのを確認すれば――その引き金を引く】
【ただ、発射されるのは銃弾ではなく熱を持った衝撃波のようなものであり、その振動で刃のダメージを増加させるという意味合いが強い】

【――ただ、本命はこれではない、動きがあまりにも読みやすすぎる】
【血を……否、魔力を垂らしながらもリザードマンは口部に魔力を溜めて――発射!】
【弾数は三発で、同時ではなく連続。――大きさは、大体バスケットボール程度だろうか、速度・勢いはそれを両手でおもいっきり投擲したくらい】

【初撃は地面。自ら当たりに行かなければ、地面を穿つだけである――攻撃の予兆とするには十分か】
【二撃目は――腹部。】 【ダメージの部類としては、打撃に近いが――まるで、岩を投げられたかのような衝撃位の威力を持つ】
【三撃目は――上空。】 【一件、当たらなそうに見えた。だが――それは、先ほどの霧にうまく命中し、霧は勿論音を立てて砕けるが――】
【キィン!】 【金属音の様なものを上げながら、反射したそれは軌道を変えて相手の胸部の高さ目掛けて飛来する】
【ダイレクトでない分、威力・速度は若干抑えられ、来るまでの時間にも余裕はあるが――軌道はやや変則的か】

『グ……ウウ……』

【成功失敗問わず、リザードマンは元の姿――本来のリザードマンの姿にへと戻る、ダメージはそのままに】
【魔力が抜けながら戻るその様子は、まるで穴の空いた風船のようだった】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

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 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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俺「あのネウロイは普段のと違うな。」宮藤「え?」マリー、姫「これにて完結!!」 @ 2013/11/18(月) 00:38:20.96 ID:QfiOVdRf0
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【安価】あなたは幻想入りしたようです【コンマ】 @ 2013/11/18(月) 00:37:58.00 ID:oCOHCBEc0
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実況パワフルプロ野球2013 @ 2013/11/18(月) 00:07:51.95 ID:Y5Necf19o
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亜美「はるるんはノーマルタイプで、千早お姉ちゃんは氷タイプでしょー?」 @ 2013/11/17(日) 23:37:05.72 ID:XM6kxoAP0
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不二咲「性欲がたまってきた……」舞園「2です♪」 @ 2013/11/17(日) 23:05:24.25 ID:RwwDw8WL0
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【安価】苗木「今日から2年生か・・・」【ダンロン1+2】 @ 2013/11/17(日) 23:00:34.12 ID:YktV5J810
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A「この前のアイドル大運動会見たか?」C「当然」 モバマスSS @ 2013/11/17(日) 22:32:08.49 ID:lRVwxDim0
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【ゆるゆり】京子「安価で話題ボックスやるよ!」 @ 2013/11/17(日) 22:25:46.41 ID:m0L4EX+oo
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